紗倉まな×峰なゆか:非モテに悩んだから『アラサーちゃん』が生まれた【前半】
紗倉:それは、何か別のことがやりたくなったとかで?
峰:私、すごく田舎出身で、農家とかも多いんですよ。親のあとを継ぐのが当たり前みたいな地域で、そんな華々しい職業になんて就けないでしょ、って思って。どうせ親の跡をついで、田舎で死ぬんだ・・・みたいな。
紗倉:私は千葉出身なんですけど、なんかその感覚はわかります。田舎特有のムラ文化というか、みんな同じような職業について、早く結婚して、みたいな。自分の仕事や夢が派手に見えてしまう感じはありますよね。
峰:そうそう。
紗倉:じゃあ、AV女優さん時代から書き始めたんですか?それともやめてから。
峰:AV女優をやめてからですね。現役の頃は、全然そういうのやってなくて。
紗倉:きっかけがあったんですか?そういうオファーとか。
峰:いや、やめてから私、しばらくライターをしていたんですよ。でも、ライターだけで食べていくのはすごく大変だなと思って。「文章と一緒にちょこっとイラストもできますよ」だと仕事も増えるかも、と思って、「ちょっと絵もかけるライター」として、営業用にブログで『アラサーちゃん』を書き始めたんです。
■◆「リアル」の発信でAV時代のファンは解散!?
紗倉:いまって、取材とかのお仕事も結構あると思うんですけど、描く仕事と割合はどれぐらいですか?
峰:描くほうが多いですかね。