来年の目標をあれこれ考えていたらゆめこが私の目標を決めてくれました。立派な餃子になるべく頑張りたいと思います。「頑張って立派な餃子になれたら食べてくれる?」と聞いたところ、「それはいやです」だって。
2022年12月30日「紅白に勝とうとかはまったくないです。一方で、最近のアーティストやK-POPを知らない方もいると思います。そんな方々の受け皿というか、チャンネルを合わせてもらえれば、ほぼ皆さんが知っている曲をお送りします」こう話すのは、北島三郎(86)、五木ひろし(74)、小林幸子(69)ら錚々たる歌手が出演し、大晦日に放送される『第55回 年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系)の星俊一プロデューサー。近年、若者向けの出場者が目立つようになり、演歌や歌謡曲は減る傾向にある歌番組『NHK紅白歌合戦』とは違い、誰もが知る名曲をたっぷり6時間放送することで、大晦日の“いつもの感じ”を味わいたい視聴者の注目を集める同番組にかける思いを聞いた。星さんは00年にテレ東に入社。そこから現在まで、長く番組に携わってきた。また、大御所演歌歌手らが集まる同番組は、局員総出で現場につくのが慣例なのだという。「舞台袖での出演者の呼び込みから、少しずつ仕事がステップアップしていきます。ただ、若い社員は演歌や歌謡曲にゆかりがないことが多く、まずは出演者の顔と名前を覚えるところから。資料や写真で事前に学習するのですが、やはり覚えきれず、『〇〇さんお願いします!』と大きな声を出したら隣にいた、というのはよく聞く話です」現在、「年忘れにっぽんの歌」は、観客を入れた事前収録と過去のVTRをあわせた構成で放送しているが、14年までは生放送だった。さらに、05年までは「日本レコード大賞」(TBS系)も大晦日に生放送していた。「『紅白』『レコ大』『年忘れ』と3番組が大晦日の生放送をしている頃は、出演者の方たちが持ち回りでリハーサルをしたり、『年忘れ』終わりで『紅白』に送り出すとか、『レコ大』から『年忘れ』に来るとか、移動がすごかったんです。若いスタッフが慌ただしい中で混乱して出演者の顔を見間違えてしまい、いるはずの歌手がいない、ということもありました」当時は、トラブルや渋滞など“不足の事態”に備えて、放送順を入れ替えることも想定。星さんは、テレビマンとして「あの緊張感が懐かしいです」と続ける。生放送から収録に変えたきっかけは、視聴率低迷にあった。14年には、生放送でできることをすべて詰め込んだが数字に変化がなく、収録と編集によって番組内容を濃くする方向へシフト。すると視聴率も上がっていったという。気になるのが、出演者や選曲の基準だ。「私が入社した00年頃は、『紅白は新曲をやるから、年忘れはそれ以外をやる』というなんとなくのルールがあったようです。でも時代が変わってきて、ヒット曲が毎年数多く出るわけでもなく、若者にはヒットしてもご年配の方は知らないということもあります。『年忘れ』では、幅広く皆さんが知っている曲をやる。昨年、一昨年と同じ曲を歌っていただくとしても、『この人はこの曲だよね』とか『大晦日はこの曲だよな』という曲を、極力選んでいます。出演者の方々も、1年の締めくくりとして思いを乗せて歌われている。『ふだんと違う大晦日には、視聴者の皆さんが聴きたい曲をお届けする』とご理解いただいています」星さんも、大晦日には「年忘れ」で年越しするのだろうか?「『年忘れ』の完パケを納品したら実家の福島に帰るんですが、テレ東は映りません。編集したものを先に東京で見て、実家では『紅白』を見るという謎の習慣になっています(笑)。親と一緒に番組を楽しむためにも、早くネット配信やリアルタイム配信ができるようになってほしいです」
2022年12月30日故・瀬戸内寂聴さんを、秘書として公私ともに支え続けてきた長尾玲子さん。寂聴さんのいとこの母とともに、中学時代から寂聴作品の資料集めなどをしてきた。自殺を心配されるほど悩んだ出家前、50代で発症したくも膜下出血、「青空説法」誕生秘話、お茶目さと対極にある孤独の影……。初めて語る、寂聴さんの知られざる素顔。「’73年の夏ごろ、はあちゃんは、何かに追い詰められていました。編集者や友人らとにぎやかに談笑していたかと思えば、突然、中座して自室に籠もったり。実は当時、近くのマンションで飛び降り自殺があったんです。中学生だった私は、勉強部屋の窓が、はあちゃんの仕事部屋のちょうど真下の位置にあったので、彼女が落ちてくるのが目に入ったらどうしようと、そんな不安を感じながら、日々を送っていました」語るのは、’21年11月9日、99歳で亡くなった小説家で僧侶の瀬戸内寂聴さんの元秘書だった長尾玲子さん(66)。長尾さんが寂聴さんを、親しみを込めて、本名「晴美」にちなんだ愛称である“はあちゃん”と呼ぶのは、彼女が寂聴さんの親戚でもあるからだ。母親の恭子さん(89)が、寂聴さんの11歳年下のいとこという間柄となる。今年11月に長尾さんが出版した『「出家」寂聴になった日』(百年舎)では、冒頭部分にこうある。〈私は、一九七〇年から二〇一〇年の年初まで、濃淡はあるが四十年間、晴美そして寂聴の文学創作に関わっていた。後半の十五年間は、秘書として〉もともと長尾さん自身が文学少女。4歳で初めて対面し、小学5年のころから谷崎潤一郎の名を口にするこのいとこの娘に、寂聴さんは「おませさんね」と言いながら目をかけた。やがて互いが同じマンションに暮らし始め、親密な交流が始まる。「私がこの本の原稿を母に読ませたとき、はあちゃんは徳島で言う、おへちゃの丸顔の笑みが持ち味だったのに、出家当時はいつも髪の毛が逆立っているように見えたと言うんです」すでに人気作家だった瀬戸内晴美が、突然の出家で瀬戸内寂聴となり、文壇と世間を驚かせたのは’73年11月、51歳のとき。長尾さん母子が自殺を案じていたのと同じ年の出来事だった。「瀬戸内の出家は、一般には、不倫相手たちとの関係を断つためなどとされています。しかし、そんな単純なものではありません。私はずっとそばにいて、本人にも何度か尋ねもしましたが、そのたびに違う答えが返ってきて気になっていました。私なりの真実にたどり着いたのは、つい最近のことです」この秋に一周忌を迎え、長尾さんの本など多くの出版物や、最後の不倫相手だった作家・井上光晴の長女である井上荒野原作の映画『あちらにいる鬼』の公開もあり、寂聴さんの生涯が注目されている。そんななか、出会ってから60年超、血縁にして秘書の長尾さんだからこそ知り得た「人間・瀬戸内寂聴」の素顔と秘話について語ってもらった。■“伝説のはあちゃん”は親戚の集まりでいつも話題にのぼっていた長尾さんが、やはり文学好きの両親のもとに徳島県で生まれたのは’56年のこと。寂聴さんとは34歳の年の差となるが、物心ついたとき、すでに気になる存在だった。「親戚が集まると、いつも話題になっていました。“あの晴美は”、と。まだ子供でしたから、自分が生まれる前の駆け落ち騒動の意味などわかりません。繰り返し大人たちが口にする名前の記憶が鮮烈で、私にとっては長い間、“伝説のはあちゃん”だったんです」はあちゃんこと寂聴さんが20歳で女学校の教師と結婚したものの、夫の教え子だった涼太と不倫して4歳の娘を置いて家を出たのが、’48年。この騒動直後、突然、彼女が親戚の恭子さんの家を訪ねたときのことも、長尾さんの著書に記されている。〈恭子の母が、「生きとって、よかった」と涙ぐんだ。「どこにおるんや」と恭子の父。「京都。女子大の友達んとこに居候しとるん」いつもの早口ではなく、下を向いてぼそっと言う。「日のあるうちに、よう徳島の町を歩けたなあ」〉親戚中の話題の人物だったというが、けっして明るい噂話ばかりではなかったことがうかがえる。その後、上京した長尾さん一家は、前述のとおり、’70年暮れから寂聴さんと同じ東京都文京区のビンテージマンション「本郷ハウス」で暮らすようになる。「もともとは父が事業に失敗し、私が4歳のときに徳島から逃げるように上京したわが家でした。このときは、はあちゃんとは挨拶だけでしたが、その後、父は出版関係の仕事で安定した生活を得て、本郷ハウスの7階に引っ越します。すると同じ日に、はあちゃんも11階で荷ほどきの最中だったんです。で、私に『あら、手伝いに来てくれたの』って(笑)。本当に偶然に同じ日に同じ場所への転居で、私も母もびっくりでした」もっと驚いたのは、伝説のはあちゃんの暮らしぶりだった。「こんな生活って世の中にあるんだ、と。デザイナーが選んだ北欧家具で統一された部屋にジャズが流れて。はあちゃんの普段着のオシャレも独特で、ジーパンに上はヴィトンにシャネルだったり。その後、中学2年で評伝小説の資料探しの手伝いを始めました」すでに『夏の終り』で女流文学賞を受け、続いて『かの子撩乱』など話題作をものにし、多くの連載も抱えていた時期だった。「はあちゃんの指示を受けて、私は神保町の老舗古書店さんを行ったり来たりでした。そのうち店主と顔なじみになって、『その資料なら、○○書店にあるはずだから、連絡しといてやるよ』ということも。学校の文芸部の活動より、よっぽどおもしろかったです」のちに自身もライター業などをする長尾さんには、寂聴さんから学ぶことも多かった。「これだけ膨大な資料を集め、集中して目を通していても、作品になるときにはほとんど捨てていくんだと。そのストイックさに、プロの作家の流儀を知らされました」■出家後、マスコミの目を逃れて長尾家に来た寂聴さんを見て、涙した母当時の新恋人で、寂聴さんの人生を大きく変えることになる作家・井上光晴との出会いは’66年、寂聴さんが44歳のとき。高松への講演旅行までさかのぼる。その後、最初の不倫相手である涼太も絡んでの三角関係となり、さらには、井上の妻も寂聴さんとの関係を知ることに。その複雑な人間関係から逃れるように精力的に書き続ける傍ら、草創期のワイドショーのご意見番までやるようになっていた。「とにかく小学生のような好奇心の持ち主で、新しいものは全部知りたい、やってみたいという人。人気アイドルのコンサートも、とにかく行ってみる(笑)。でも、文壇から、テレビに出ること自体が作家の価値を下げているとの批判もありました。書くジャンルも広範すぎると、4つも年下だった井上さんから、お説教もされていたそうです」文壇デビュー後に冠されていた「子宮作家」のレッテルを剝がせず、憤りを長尾さんにぶつけることもあった。「文芸評論家が、あたしのことを『女の業を書き続けてきた』なんて言うのは腹が立つ。あたしは女の業なんか書きません。人間を書いているのよ、人間を。でも、そう言われるということは、まだ書けてないんだなあ」そう言って、身を削るようにして執筆し、マスコミに登場し続ける寂聴さんを、長尾さん母子は陰で支え続けた。執筆や取材の経費などが、長尾家の持ち出しのこともあった。「中学2年の資料調べのころから、報酬はなくて『好きなだけシュークリームを買っていいから』とはたまに言われました(笑)。取材後など、出版社の方たちと食事になったりする。でも瀬戸内は払わないで、さっさと行っちゃうんです。カードを持たない母は『現金30万円持っていても足りなかったわよ』と言っていました」親戚でもある作家の創作活動を支えているという自負があったのだろうか。「それは違います。私たち母子も好奇心旺盛でしたから、瀬戸内と一緒にいることが、ただただ楽しかった。また、瀬戸内もケチというのとは違うんです。そういう面には頭がまわらない性分なんだと、付き合いの長い母も知っていましたから」やがて’73年の秋が訪れ、“はあちゃん”は、師僧の今東光(法名・春聴)大僧正に導かれて岩手県の中尊寺において天台宗で得度する。「出離者は寂なるか、梵音を聴く」という仏教の言葉から、法名は寂聴となった。その名には、森羅万象の音に寄り添い、出家者は寂かな心で聴く、との意味があるという。この出家は長尾さん母子にとって突然のものだった。血縁者として、ずっと思い詰めた様子だった寂聴さんの自殺まで心配していた2人は、出家の報にふれて、大きなショックを受けたそうだ。「特に母の恭子は、事前に知らされなかったことで落ち込んで、ぎっくり腰で寝込んだほどでした」恭子さんは、幼いころから身近にいた寂聴さんの出家を聞き、こう洩らしたそうだ。「あんなオシャレや美容に気をつかう人が、法衣しか着られない生活を選ぶなんて」出家から1週間後、剃髪姿となった寂聴さんが、長尾家をこっそり訪ねてきた。「あたしのとこはマスコミがいるかもしれないから、あんたんとこにおらせてもらいたいんだけど。やっぱり、頼れるのは親戚ね」その言葉を聞いて恭子さんの目には涙が溢れたという。【後編】元秘書・長尾玲子さんが初告白寂聴さん、たった一度の弱音「私、傲慢だったわね」に続く
2022年12月30日「火災が発生する要因は3つあります。まずは“火種”(コンロの火、たばこ、ライター、静電気など)。次に“可燃物”(布、紙、カーテン、絨毯など)。そして空気中にある“酸素”です。この3つがそろわないと火災は起きません。このことを把握したうえで、火災予防策を考えるといいと思います」こう語るのは、38年間消防活動に従事し、福島県内の消防署署長を経て、現在、火災予防アドバイザーとして活躍する芳賀利幸さん。消防庁が10月に公表した、2021年における火災状況のデータによると、建物火災(1万9千549件)の出火原因で、最も多かったのは、「コンロ」(2千617件)。次に「たばこ」(1千721件)、「電気機器」(1千413件)、「配線器具」(1千187件)という順番であった。さらに、住宅火災による死者(放火自殺者を除く)966人のうち、65歳以上の高齢者が716人。全体の74%以上を占めていた。冬は空気が乾燥し、暖房器具等を使う機会も多くなる。ストーブの消し忘れや誤った使い方などによる火災発生のリスクが増えるシーズンでもある。実家で暮らす老親が火災に遭わないために、前出・芳賀さんのアドバイスのもと作成したのが、以下の「年末年始の帰省の際にチェックしたい“火の元”リスト」だ。□ 過熱防止機能が付いたコンロを使用しているかコンロに加熱防止機能が付いていない場合は、コンロを使用する際、ほかのことをしないように親に警告を。建物火災の原因の1位はコンロからの出火。天ぷらなどで油が温まるまでの間にほかのことをしていて、火をつけているのを忘れてしまうケースが最も多い。□ 寝室のドア(出入口)の近くにストーブが置かれていないか親の寝室での就寝場所を確認する。ベッドを置いたりふとんを敷いている場所は、ドア近くの避難しやすいところがベスト。そしてドア付近にはストーブを置かないこと。ストーブ周辺で出火した場合、出口が炎でふさがれてしまい室内から逃げられなくなる。□ ストーブ(石油、電気)は安全装置付きを使用しているか2010年以前の石油ストーブや石油ファンヒーターを使っている場合、不完全燃焼防止装置、給油時消火装置などの安全装置が付いていない可能性がある。電気ストーブの場合も転倒時消火装置等の安全装置が付いているかをチェック。付いていなければ買い換えをする。□ カーペットやカーテン、ふとん、パジャマは防炎製品か高齢の親が暮らしている家の中にあるカーテンやカーペット、寝室のふとん、ふとんカバー、パジャマといった布類は、燃えにくい防炎製品にできるだけ換えたい。とくにストーブの下に敷いてあるカーペットは、1~2畳だけでも良いので、防炎製品に換えるように。□ こたつの中で洗濯物を乾かしていないかこたつの中にたくさんの洗濯物を重ねた状態で乾かすのは非常に危険。可燃性の衣類だと、長時間ヒーター部分に接触している場合、発火する可能性がある。朝、温かいズボンや服を着たいからと、就寝前に衣類をこたつの中に入れて寝るのもNG。□ コンセントのまわりにほこりがたまっていないかコンセントのまわりにほこりがたまっていると湿気によって電気が走り、ほこりに熱がたまって発火し、さらにまわりのほこりに着火する可能性がある。年末に実家を掃除する際、ソファ、テレビ台などの裏にあるコンセントまわりのほこりもしっかり清掃すること。□ 電化製品のコードが重い家具の下敷きになってないか電化製品や電源タップのコードなどを重い家具の裏側に通して、できるだけ目立たないようにしている家庭は多い。だが、家具を前後に動かしたりする際、コードが家具に踏まれたり、はさまったりしてしまうことも。放置しているとショートして出火する可能性がある。□ たこ足配線をしていないか。1つの電源タップにたくさんの電源コードなどを接続して、たこ足配線をしている家庭も多い。だが、電源タップの容量を超えるワット数(消費電力)の電気を使うと、電源タップが過熱して出火する危険がある。コンセントを2カ所以上に分けて電源タップを使う。□ 寝たばこはしていないか。ベッドやふとんの近くに灰皿があるのは、寝たばこをしている証し。絶対にやめさせよう。居間の灰皿も水が入れられるものに替えるか、灰皿の横に水が入った容器を置き、吸殻を水に浸けてから灰皿に入れるようにする。ガラス製の灰皿はNG。消し忘れによってほかの吸い殻に火が移り、熱でガラスが割れると、周辺の可燃物に燃え広がってしまう。□ 住宅用火災報知器を設置しているか2011年6月から一般住宅にも設置することが義務付けられている火災報知器だが、実家がそれ以前に建てられている場合、まだ設置していない家も多くある。寝室やキッチンだけでなく、2階に寝室がある場合は階段にも付けることが望ましい。持ち家であれば、火災報知器を自分で購入して設置することもできる。□ 消火器がリビングに常備してあるか消火器は小さなボヤ程度であれば鎮火できるが、天井まで炎が上がっている状態だと噴射しても完全には消えない。家族が生活上でいちばん使うリビングの目に付く場所に常備し、火災発生時に、自分たちが逃げる動線上の火を防ぐために使うことを意識しておく。火災は予防するに越したことはないが、万が一、発生した場合は、命を守るための行動をとる必要がある。「火災が起きたら、どういうふうに逃げるか。高齢の場合は、できるだけ外に避難しやすい部屋で就寝してもらうのがベストです。そして避難経路の動線をふだんから意識することも重要。さらに外に避難したら、どんなに大切なものを置き忘れたとしても、絶対に取りに戻らないことです」たとえふだんあまり会話をしない親とでも、年末年始は、一緒に火災予防の話題で盛り上がる機会にしてもらいたい。
2022年12月30日【前編】寂聴さん元秘書が語る出家前の“はあちゃん”の素顔と孤独より続く故・瀬戸内寂聴さんを、秘書として公私ともに支え続けてきた長尾玲子さん。寂聴さんのいとこの母とともに、中学時代から寂聴作品の資料集めなどをしてきた。自殺を心配されるほど悩んだ出家前、50代で発症したくも膜下出血、「青空説法」誕生秘話、お茶目さと対極にある孤独の影……。初めて語る、寂聴さんの知られざる素顔。京都市・嵯峨野に寂庵ができて、寂聴さんは東京と京都を行ったり来たりの生活へ。そして出家からおよそ1年が過ぎた’75年の年明け早々、寂庵から1本の電話が入る。「はあちゃんがくも膜下出血で入院したとの報を受けて、急ぎ、母と私が京都に駆けつけました」病院のベッドの上で、寂聴さんはまひした左手をさすりながら、怪しいろれつのまましゃべり始めた。「あたし、書けなくなるかもしれない」しかし、幸い発作は一度で済み、少しずつ日常を取り戻していった。「周囲には気づかれませんでしたが、ラ行の発音は年末まで戻りませんでしたね。売れっ子だっただけに、当時、病気は公表されませんでした」その2年後、大学3年生になっていた長尾さんに、当の寂聴さんから電話があった。「書庫の整理に、寂庵に来てちょうだい」こうして長尾さんは大学の休みなどを利用して寂庵に泊まり込みで通うようになり、卒業後に正式に秘書となった。「昼間は執筆作業を手伝い、疲れ切って夜中に寝てたら、いきなり起こされて『寝ちゃった?』とくる。だって自分が『あたしは徹夜で書くから先に寝てなさい』って言うから寝てたのに(笑)」それから、2人だけの深夜の宴会となった。話題は世間話に噂話。「お酒はなんでも余っているものでよくて、アテは寂庵の裏の3坪の畑からねぎなどを摘んできて、瀬戸内自ら料理もして。切り昆布と梅干し、かつお節をくしゃくしゃと混ぜただけの簡単なものでも、これが意外においしいんです」このころ、長尾さん自身の私生活でも変化があった。25歳で結婚し、翌年には長男も生まれた。「出産や子育てで忙しい間は、母が私の代わりに手伝いに行ったりもしていました」大病をしたあと、再び以前と同じように精力的に仕事をこなしていた寂聴さんだったが、長尾さんは、明らかな変化を感じ取っていた。「瀬戸内にとって、あのくも膜下出血という、書くことを奪われるかもしれないほどの体験をしたことは、自分の人生を深く振り返るきっかけになったと思うんです。全作品を読み返した私ですが、瀬戸内は、病気をする前、作品中に自然描写のほとんどない作家でした。それが、あの大病を境に、ものの見方も、文章も明らかに変わりました。早くも療養中のエッセイから水彩画のような自然の色や描写が出てくるんです」。■出会いから60年超ーーもっとも近くにいた“相棒”が心に刻み続けた奔放作家“心の声”「これは誰にも話したことがなかったんですが、先日、瀬戸内の出家について考えていて、思い出した会話があったんです」くも膜下出血での退院後、2人で寂庵を散歩していたときのことだという。寂聴さんが庭の緑を見ながら、ぽつりとつぶやいた。「私、傲慢だったわね」「どうして?」珍しく弱気な言葉を発する寂聴さんに、血縁の気安さもあって率直に尋ねた長尾さんだった。すると、こんな答えが返ってきた。「去年は咲いていた名も知らない花をすっかり忘れちゃっても、また1年たって同じ花が咲いている。それを当たり前だと思っていた私は、すごく傲慢だった」そもそも出家後、寂聴さんは、来し方を顧みるような言葉を幾度も発するようになっていた。「傲慢だったというのは男女関係のこともあったのでは。不倫関係に悩む女優さんなどにも、世間的にまっとうな回答をして、がっかりされることもたびたびでした。『あたしは、自立しているので不倫相手の家族には迷惑をかけてないと思っていたけど、違うのよ。存在そのものが迷惑なんだと気づいた』と」傲慢という言葉を思い出して、寂聴さんの心のうちに思いを馳せた長尾さん。そこで見えてきたのは、やはり寂聴さんの、書くことについての強い決意だった。病気の前の出家も、作家としての行く末を考えてのことではないかと、長尾さんは言う。作家として、書くことに馴れてしまった自分を許せなかった。「『ウケるように、売れるように書くテクニックはいくらでもあるが、それは使いたくない』と言っていました。そんな書き方も傲慢ということだと思うんです。当時はそこに、ハードワークや更年期もあり、さらに当時、4歳で徳島に置いてきた娘さんが結婚したのですが、何もできなかった。そうして作家としての新たな地平を開くことが、自分のすべてだと思うようになったのでしょう」出家や大病を経験し、まさしく生まれ変わった寂聴さんに、さらなる変化が起きていく。お経を唱えながら、お金や食べ物を受けて回る托鉢を体験したあとには、こんなことを語った。「『あたしは、あっち側の人間になっていたのでは』と言うんです。徳島の少女時代には、瀬戸内の実家の仏壇店は商店街にありましたから、巡礼の人たちに対して、店先に施しの接待袋を置いていました。でも、大店ほど接待をしないものだったと。成功した作家として過ごすうちに、駆け出しのころに食うや食わずの生活をしていた自分を忘れ、いつかあっち側、贅沢をしている大店側に安住してしまったのではないかと」やがて、作家業とともに、社会に対して奉仕する無償の活動が増えていく。寂庵や、岩手県の天台寺住職に就任したのを機に同寺で始まる、本誌連載でもおなじみだった「青空説法」を始めた。軽妙ながら奥深い語り口で、人生指南の達人としても多くのファンが生まれた。’91年、湾岸戦争後には医薬品などを持って、バグダッドに飛んだ。「生業の書くことはきちんと報酬を得る、講演は主催者の提示した報酬をいただく。しかし、僧侶としての活動と、自発的に行う社会活動は無償だと、自分の中で決めているようでした」青空説法などにも秘書として付き添い、マスコミ対応なども一人でしていた長尾さん。「日本中を飛び回って、1年間に説法と講演を108回も行った年がありました。瀬戸内が言うんです。自分のために出家したけど、出家してわかったのは、そうじゃないんだと。世のために働かなきゃいけないんだと。『こんなことなら、出家するんじゃなかった』とこぼしながらも、本当に身を削るように一生懸命にやっていましたね」■忘れられることを恐れた寂聴さんのことを、これからも書いていく寂聴さんと強い信頼関係を築きながら、長尾さんが’10年に秘書を辞めたのにはこんな理由があった。「直接のきっかけは、私が体調を崩したからです。瀬戸内の仕事をして3回、倒れていますが、特に最後は毛細血管が破裂して目と鼻と耳から血が噴き出したほど。このころは19kg痩せました。辞めたあとは私もシングルマザーになったりして、なかなか直接は会えませんでした」今も思い出すのは、長尾さんだけに見せていた、人間らしい姿だ。「瀬戸内は、いつも自分が世の中から忘れられることをいちばん恐れていました。『5年もしたら作家は忘れられる』が口癖だったほど。作家としてもですが、やはり一人の人間として、みんなに忘れられたくなかったのでは」晩年には、こんな言葉も漏らしていたという。「あたしの作品で残るのは、西行について書いた『白道』などの評伝と『源氏物語』、あとは『夏の終り』くらいだろうね」長尾さんは秘書を辞めたあと、昨年まで日本文藝家協会で著作権管理部長を務めた。「著作権の仕事で瀬戸内に連絡すると、以前の調子で『来ない?』って言われるんですが、私も忙しくて。やがてコロナ禍となり、久しぶりに電話で話したときには、『だあれも来ないの』なんて言いますから、やっぱり寂しいんだと思いましたね」昨年11月9日に訃報を聞き、その4日後に、身内だけの家族葬が執り行われ、長尾さん母子も最後のお別れができたという。「娘さんやお孫さん、母と私など30人弱の集まりでした。その直後からですね、母がはあちゃんのことを語りだしたのは。今、母がよく言っているのは、深夜早朝の長電話の相手がいなくなって寂しいということです」長尾さん自身、寂聴さんに教わったことを大切にしながら、書くことは続けていきたいと語る。「『夏の終り』『源氏物語』はもちろん、『いずこより』など私も大好きな瀬戸内の小説のこと、まだまだ語っていない2人のエピソードも、みなさんに知ってほしい。それが、はあちゃんを忘れないことにつながればうれしいですね」
2022年12月30日ロシアによるウクライナ侵攻、安倍晋三元首相の銃撃事件と国内外で大事件が相次いで起こった2022年。かつてない激動の年となったが、芸能界や皇室でも衝撃的な出来事が連発。本誌が目撃してきた2022年のスクープの中でも、特に反響が大きかったものを改めて紹介したい。21年10月に活動再開を発表して以降、先日も時計ブランドのイベントにグループで出演するなどTM NETWORKの一員として精力的に活動する小室哲哉。プライベートでは自身の不倫疑惑などによってKEIKOと昨年2月に離婚を経験することに。小室ファンの間では、globeの再始動を期待する声も多いが、本人の思いは裏腹で――。(以下、2022年6月22日WEB掲載記事)※年齢は掲載当時のママ「TM NETWORKの活動を再開させたことで、小室さんのもとにはさまざまなオファーが舞い込んでいます。新曲『How Crash?』は今春に放送されたNHK Eテレのトーク番組『令和ネット論』の主題歌として起用されていました。小室さんはいま、基本的にメディア出演にはかなり積極的です。テレビ局から歌番組出演のオファーもあり、前向きに検討しているのですが、globe活動再開のオファーだけは首を縦に振らないようなんです」(音楽関係者)昨年10月、小室哲哉(63)は活動再開の際、こうコメントしている。《僕は僕なりの創作をしたい。いろいろな過ちがあっても、まだやれると背中を押してくれる友がいる。待っていてくれるファンがいる。これからの自分に残された時間にできること全てで、音楽で少しでも光を灯せたら》globeといえば、誰もが知る95年にデビューした小室自ら出演する3人組音楽ユニット。小室の元妻であるKEIKO(49)がボーカル、マーク・パンサー(52)がラップを担当し、4thシングル『DEPARTURES』は200万枚以上の大ヒット。1stアルバム『globe』は総売上455万枚となり、小室哲哉の楽曲のなかで最大のセールスを記録しているが、18年1月、小室の“引退”により活動休止中だ。前出の音楽関係者は言う。「マーク・パンサーさんは『引退を発表した小室さんから耳元で“灯火は消すなよ”と言われた』と嬉しそうに話していました。マーク・パンサーさんと千秋さんが出演してglobeの曲を歌うYouTube動画には、くも膜下出血で療養していたKEIKOさんが『うれしい』とコメントを残していたことがファンの間でも話題になっていました。だいぶKEIKOさんの体調も復活していると聞いています。それだけに、globe再結成は、相当話題になると思うのですが…」だが、小室の知人はこう語る。「ある人が最近も小室さんに“『globe』も復活させないのですか?”と聞いたら『各方面からそういうお話をいただいているのですが、彼女とは昨年2月に離婚していますし、いまは直接関わりたくないんです。だからglobe復活だけはお断りしています』と頑なだったそうです」とはいえ、小室は2013年、元恋人の華原朋美(47)と『FNS歌謡祭』で15年ぶりに共演して視聴率18.8%を記録したこともある。KEIKOとも“奇跡の共演”があれば、令和の音楽史上最大の復活劇になりそうだが――。
2022年12月30日ロシアによるウクライナ侵攻、安倍晋三元首相の銃撃事件と国内外で大事件が相次いで起こった2022年。かつてない激動の年となったが、芸能界や皇室でも衝撃的な出来事が連発。本誌が目撃してきた2022年のスクープの中でも、特に反響が大きかったものを改めて紹介したい。12月1日にデビュー20周年を祝うライブを開催した手越祐也。NEWSのメンバーとしてマルチな活躍を見せていたが、コロナ禍初期の飲み歩き報道が目立つようになり、同年6月にジャニーズ事務所も退所。以降は、YouTubeや事業を立ち上げ、独立後も順調に見えていたが、そうではなかったようで――。(以下、2022年5月31日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ「1年前はYouTubeの登録者数が170万人を超えていましたが、いまでは149万人と約20万人以上減っています。再生回数も昔は100万再生を超える動画を連発していたのに、昨年9月以降は1つもありません」(芸能関係者)’20年6月にジャニーズ事務所を退所した手越祐也(34)。退所直後からYouTubeを始めるも現在は苦戦中だ。片や「僕が手掛ける事業第一弾」として、20年10月にオープンした脱毛サロンも“非常事態”に。「2月に『週刊文春』で同サロンの売上げ激減が報じられた際に、所属事務所は『手越は経営に関与しておらず、プロデューサー』と回答していましたが、実は5月末で全店閉店するそうです」(前出・芸能関係者)手越の写真が満載の公式HPにはお知らせとして、《事業譲渡に伴い、2022年5月末日を持って全店を閉店させて頂く運びとなりました》と、記載されていた。契約している利用者はこう話す。「元々、手越くんのファンで、カードももらえるということで契約しました。コロナ禍で休業している期間もあり40回コースのうちまだ36回ほど残っています。今後は、手越さんと関係ないサロンに通うことになるそうです。キラキラしている手越くんが好きなので、やっぱりアイドル活動だけに専念していたほうがいいのでは」サロンの顧客は以前からの彼のファンが多く、裏切る結果になってしまったようだ。本誌が所属事務所とサロンに閉店とファンの声をどう思うか聞いたところ、期日までに回答はなかった。YouTubeが不調で脱毛サロンにも失敗した手越は、とある道を模索しているという。「いま手越さんはテレビ出演を熱望しているそうです。局員や、芸能関係者に『テレビ出して!』とお願いしていると聞いています。独立してからテレビの力を再認識したみたいですよ。本人は音楽がやりたいらしく、音楽番組に出るのが理想だとか。しかし、これだけの期間テレビ界から離れていて、12月に発売した初のソロオリジナルアルバムの初週売り上げも1万1千枚程度といまひとつ。手越さんの起用に、キー局側は二の足を踏んでいる状況です。地方のテレビ局からの出演依頼はあるようですが、タイミングが合わず、数回しか出演できていません」(テレビ局関係者)今年1月に『FRIDAY』のインタビューで、《いつか俺のファンの子たちをもう一度、東京ドームに連れて行ってあげたいんです》と夢を語っていた手越。テレビ営業行脚が功を奏し、アーティストとして巻き返すことは果たしてできるのだろうか。
2022年12月30日近年、若者向けの出場者が目立つようになり、演歌や歌謡曲は減る傾向にある歌番組『NHK紅白歌合戦』。その同じ時間帯に放送される『第55回 年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系)は、誰もが知る演歌や歌謡曲をたっぷり6時間放送することで、大晦日の“いつもの感じ”を味わいたい視聴者の注目を集めている。そこで、同番組のプロデューサーである星俊一さんに、演歌への思いや思い出を聞いた。星さんは00年にテレ東に入社。同年に歌手デビューした氷川きよし(45)とは同世代で、仕事でもよく顔を合わせていたという。「01年に演歌番組のADについたときに氷川さんの高校に行ったり、いろんな地方ロケに行ったり、初めてディレクターになったのも氷川さんのロケで、仕事での縁があったんですよね。それで、『年忘れ』で再会して、毎年お会いするように。来年から歌手活動休養されるということで、寂しくてリハーサルは客席で聴きました」今年の『年忘れ』では「きよしのズンドコ節」とデビュー曲の「箱根八里の半次郎」をメドレーで披露する。「02年にテレ東の天王洲スタジオで初めて『きよしのスンドコ節』を見たのですが、腰の動きがキレキレですごい曲だなと衝撃を受けたんですよ。それこそ、この20年の間に数えきれないくらい歌われてきていると思うんですよね。今回披露された同曲は、歌声も振りの雰囲気も今の氷川さんにフィットしていて、また違う魅力を感じました」芸道60周年を迎えた“御大”北島三郎(86)も2年ぶりに登場する。「北島さんがそこにいらっしゃるだけで、演歌や歌謡界の方たちが一つになるんですよね。舞台袖にいらしても挨拶しに自然と皆さんが集まってしまうというか。ステージも北島さんが立つことでピシッと締まる。石川さゆりさんや坂本冬美さんたちとのスペシャルコーナーも見どころのひとつですが、実現してよかったです」星さんは、00年の入社当時は流行りのJ-POPなど“ふつうの音楽番組”がやりたかったというが、音楽番組を志望したところ“演歌番組”を担当することになった。「正直、演歌をほとんど知らなかったので、悩ましかったです。ただ、20年経ってくると、演歌が心に沁みちゃいます。皆さん歌がとてもうまいですし、長く歌い継がれている名曲は、曲そのものもいい。石川さゆりさんの『津軽海峡・冬景色』を聴けばやっぱり唸るというか。演歌や歌謡曲は日本の文化として、日本のひとつの音楽として確立していると思います」カラオケでも演歌を歌うようになったという星さんは、現在「3秒聴けば誰でもわかる名曲ベスト100」のほか、「テレ東音楽祭」(テレビ東京系)も担当している。「『テレ東音楽祭』は、新しい曲や、新しい世界観があって面白いです。演歌もJ-POPもどちらもよくて、楽しみ方が違うだけだと思います。とはいえ、大晦日はゆっくり演歌を聞きたい体質になりました。『年忘れ』で日本を代表する歌手の方々が心を込めて歌っている姿を見て、『日本にはいい曲が多いな』と、年の瀬を実感していただけたらうれしいです」
2022年12月30日「12月中旬から『あぶない刑事』の神戸ロケが始まる予定でした。ところがトラブルが多発してしまったのです。舘ひろしさんと柴田恭兵さんは18日に神戸入りする予定でしたが、東海道新幹線が停電で止まってしまい、舘さんが新幹線で移動することができなくなってしまったんです」(芸能関係者)本誌は11月29日・12月6日合併号の記事で、タカ&ユージこと舘ひろし(72)と柴田恭兵(71)が今秋、横浜でおこなわれた『あぶない刑事』最新作ロケに参加していたことを報じている。前作ではW主演を務める舘と柴田がすでに刑事を退職し、ニュージーランドで探偵事務所を開くところで終わっている。「今作は日本で発生した事件の解決を要請された2人がニュージーランドから呼び戻されるという設定です。『あぶない刑事』といえば横浜市が舞台ですから、ロケはまず横浜でスタートしました」(映画関係者)それならばなぜ、わざわざ神戸でロケをする必要があったのだろうか。「実は数年前に銃撃シーンなど、横浜での派手な撮影が問題になってしまったそうなんです。そのため、バイクに乗りながら銃を撃つ舘さんの“定番”アクションシーンの数々は神戸港エリアで撮影することになったのです」(前出・映画関係者)満を持して始まる予定だった神戸ロケ。ところが、18日、停電により東海道新幹線が4時間にわたってストップ。約11万人に影響が出た。その一人が、舘だったわけだ。「新幹線が動かなくなってしまったので、舘さんは急きょ飛行機と車での移動に変更して、なんとか神戸入りしたんです。そのためロケのスケジュールに変更はなかったのですが、そのあと大きな天候問題が発生してしまったのです」(前出・芸能関係者)18日は今季最強クラスの寒波が日本海側に到来した日でもあった。とはいえ、ロケ場所は神戸。なぜ影響が出たのか。「大寒波の影響で、日本海側の港に入港するはずだったコンテナ船が次々と神戸港に回ってきてしまったのです。そのため、結局、年末まで予定していたロケはすべて中止になってしまいました」(前出・芸能関係者)頑張って神戸入りした舘の努力はむくわれず、撮影スケジュールは大幅に変更になったという。年越しも撮影が続く70代のタカ&ユージ。最新作を期待する多くのファンのためにも、体には気をつけてほしいものだ。
2022年12月30日「ふるさと納税の返礼品には、ちょっと意外なものも結構あります。長崎県西海市の『無人島宿泊券』は大人2人で無人島貸し切りです。キャンプやアウトドアが好きな方にはたまらないでしょう。群馬県前橋市の『上毛電鉄運転体験ツアー』は本物の電車を運転できて、マニア垂涎の返礼品です」そう話すのはふるさと納税に詳しい節約アドバイザーの和田由貴さんだ。ふるさと納税の返礼品は、レアな趣味などにもふところが広いようだ。「多くのニーズがあるものとしては、人間ドックではないでしょうか。地域も病院も、検査項目も、あるいは、食事付きとか温泉付きとか、様々に選べます。特に中高年世代には、自分の体の総点検が必要でしょう」東京都八王子市の脳ドック+人間ドックが寄付額13万円。奈良県奈良市の人間ドックPETがん検診が20万円など、寄付額は比較的高くなるが、なにより自分のためになる返礼品かもしれない。2023年のふるさと納税予定を立てる際に、組み込んでみてはいかがだろうか。「ふるさと納税はネット申込みが中心なのでハードルが高いという方のために、最近は実店舗もできています」たとえば、東京都浅草の「ふるさと納税コンシェルジュ」や東京都新宿の「逢うふるさとチョイス」などだ。これらはふるさと納税サイトの実店舗で、ふるさと納税の方法や注目の返礼品を紹介してくれる。「旅行などに出かけた先で、例えばお土産を買うなら、現金払いやクレジットカード払いのほかに『ふるさと納税で払う』という選択肢を設けている店も増えています。店舗型ふるさと納税『ふるさとズ』といって、茨城県つくばみらい市や千葉県茂原市、京都府京丹波町などで実施。その場で寄付して、返礼品をそのまま持ち帰ることができるので好評ですよ」返礼品だけでなく、寄付の方法も進化を続けるふるさと納税。2023年も目が離せないことは確かなようだ。
2022年12月29日「ふるさと納税が始まって以来、この2022年ほど、トイレットペーパーや洗剤などの日用品を返礼品に指定する方が多かった年はないと思います」そう話すのは、ふるさと納税に詳しい節約アドバイザーの和田由貴さんだ。「物価の高騰が影響して、家計の負担を減らす返礼品を選ぶ傾向がありました。静岡県沼津市に1万円を寄付すると、トイレットペーパー18ロール入りが6パックも送られてきて、どこにしまおうかとうれしい悲鳴。千葉県市原市の返礼品にはライオン製品が多く、洗濯用洗剤なども大量に届きます。いつも使っているブランドのものだと安心ですよね」(和田さん、以下同)問題は保管スペースだろうか。「ものを増やしたくない方には、旅行券やお食事券などがおすすめです。東京都墨田区のスカイツリーの天望デッキでのペアランチチケットは寄付額5万円。きっと思い出に残るふるさと納税になりますよ」チケットの有効期間や、予約できない日があるのかなどの確認を忘れずに。「実は、家電製品もおすすめです。ふるさと納税の返礼品は寄付額の3割相当と決まっているので、高額家電だと寄付額がかさみますが、電気ポットやオーブントースター、炊飯器などだと手が出しやすいのでは」大阪府門真市のタイガーの炊飯器や、兵庫県加西市のアラジンのグラファイトトースターなどの人気が高いという。「ふるさと納税の返礼品は、日本で製造されているものはほとんどラインナップされているのではないかと思うくらい、何でもあります。欲しいものがあるときは、まず、ふるさと納税の返礼品から探してみるといいと思います」最近話題のマッサージガンや、一家に1台欲しい血圧計など、返礼品リストを見ていると時間を忘れそうだ。「返礼品は提供する自治体で作られているもの。まさしくメイド・イン・ジャパンのすぐれものばかりです」
2022年12月29日「2022年、家計は物価高に苦しめられました。そのため様々な変化が起きましたが、ふるさと納税にも大きな変化が。これまでは、カニ、ウナギ、ステーキ肉などの豪華返礼品が注目されましたが、2022年は普段使いできる豚小間肉や牛こま切れ肉のメガ盛りなどが大人気になったのです」そう話すのは、ふるさと納税に詳しい節約アドバイザーの和田由貴さんだ。ふるさと納税はもうご存知の方も多いだろう。居住地以外の自治体に寄付することで、寄付額は納税額から控除され、実質2000円で返礼品がもらえるお得な制度だ確かに、山と積まれたメガ盛り肉の写真は目を引く。あれだけあれば、あとは野菜を用意するだけで何種類ものおかずができるだろう。狙いはやはり、肉の「量」だろうか?「量に目が向きがちなのですが、注意点があります。というのも、返礼品は冷凍で届きます。大容量が1つのパックだとすべてを解凍しなければならないことに。いったん解凍した肉はそれほど日持ちしないので、使い切れない事態にも……。できれば200gごとなど、小分け冷凍されたものを選びましょう」(和田さん、以下同)また、ふるさと納税の返礼品は、いつ届くのかが事前に分かりづらいという困った点も。「届く周期が決まっている定期便を利用するとよいでしょう。定期便といえばまずはお米。人気の新潟県魚沼産のコシヒカリなども、毎月3kg、5kg、10kgなどから家族の人数に合わせて量を選べます。ほかにも、岩手県北上市の野菜ボックスなども私はよく使います。産直野菜は新鮮でおいしいし、普段手に取らない野菜をお試しするよいチャンスです」ただ、消費が追い付かないこともある。「もっとも安心なのは常温で長期保存できるものでしょう。私がよく利用するのはドリップバッグコーヒーです。様々な自治体が出していて、どれにしようか迷うのも楽しいですよ。個包装でかさばらないのもうれしいところです」ふるさと納税の年間寄付額は2019年度に多少落ち込んだものの、おおむね右肩上がりの増加を続けている。2021年度は前年度の1.2倍、8千億円以上の寄付金を集めた(2022年7月・総務省)。「制度のお得さがだんだん浸透してきたのでしょう。2023年以降も返礼品に力を入れる自治体がますます増えると思いますから、宝探し感覚でお得を楽しみましょう」
2022年12月29日《ひとつだけはっきりとお伝えします。私が不倫したという事実はありません。今後、私が法廷に立つことになっても、そう主張していきます》12月28日に自身のInstagramのストーリーで、不倫疑惑を完全否定したのは篠田麻里子(36)。今年8月に「NEWSポストセブン」が、夫で実業家のA氏が篠田の不倫を疑い子供を連れて家を出たことを報じ、12月23日に「文春オンライン」はA氏が篠田の不倫相手と疑う実業家のX氏を提訴したことを報じている。さらに、2歳の一人娘を巡ってA氏と監護指定の調停も進めているという。夫婦問題が報じられてから沈黙を貫いてきた篠田だが、冒頭の文章が投稿される前日にTwitter上に驚きの音声が“流出”していた。「ネットニュース系のインフルエンサーが独自に入手した、篠田さんとA氏の言い争う音声を公開したのです。音声の真偽は明らかにされていませんが、その中ではA氏の『見過ごすこともできたけど、さっき娘に会ってもう俺は耐えられない。仮にも、あなたは世界で一人の母親だよ、何やってんの?』という訴えに対して、篠田さんが『だって、寂しかったんだもん……』と返答。さらに泣きながら篠田さんがベランダから飛び降りることをほのめかす発言もありました」(芸能関係者)報道だけでなく、夫との生々しいやり取りまで晒されてしまうこととなった篠田。彼女のメンタルを心配する声が相次ぐなか、さらに幼い娘への影響も懸念されている。「篠田さんは出産後、ママタレとして活動してするなかでInstagramや、YouTubeなどに娘さんをたびたび顔出しで登場させ、仲睦まじい姿をみせていました。報道や音声は一度公開された以上、ネット上から完全になくなることはなかなかありません。娘さんはまだ2歳ですが、今後自分の母と父の間に何があったかわかるようになり、2人が言い争う音声を聞く可能性もあるでしょう」(スポーツ紙記者)篠田夫妻だけでなくSNS上でも篠田の愛娘を憂慮する声が相次いだ――。《篠田麻里子の娘さん大丈夫なんかな?大きくなってお母さんが泣きじゃくってる音声とか色々見て聞いて、しんどい思いしそうで心配、》《子供に罪はないから子供は幸せになってほしいな》
2022年12月29日大寒波に見舞われているアメリカでは、凍てついた道路での交通事故や車内への閉じ込めなどで、60人以上が命を落とす深刻な事態となっている。南部テキサス州も例外ではなく、在ヒューストン日本国総領事館も極端な低温に対する注意喚起を行うなど対応に追われている。そんな中、不幸な事故が起こった。クリスマスイブの当日、同州グランドプレーリーの集合住宅では寒さのために配管の破裂が多発していた。FOX4によると、アパートの管理業者として働くセザール・モンテロンゴさん(53)は午後6時頃に市内のアパートに立ち寄り、外壁に沿って設置されていたパイプをチェックしていたという。その姿を見たアパートの住人が泥棒と勘違いして窓から発砲。銃弾を受けたモンテロンゴさんは病院に運ばれたが、死亡が確認されたという。モンテロンゴさんには妻と5人の息子がおり、長男のセザール・モンテロンゴ・ジュニアさんが、FOX4の電話インタビューに応じた。「父は外で作業していました。決して押し入ろうとしていたわけではありません。16年間、この仕事をしているんです。誰かのものを盗る必要なんかありませんでした」ジュニアさんは疑いの目を向けられたことに憤慨しつつも、自慢の父についてこう語った。「父はまさに光でした。いつも謙虚で、何かを自慢したり、悪党がまとうような悪い雰囲気を漂わせることもありませんでした。常に敬意を持ち、常に最大限マナーを守り、そうすることを僕らに教えてくれました。だから僕ら兄弟を見た人たちが、父のことをポジティブに思い出してくれたら、と思います」クリスマスはモンテロンゴさんの29回目の結婚記念日になる予定だったという。モンテロンゴさんを撃った住人が罪に問われるかどうかは、大陪審の判断に委ねられる。
2022年12月29日お雑煮にお汁粉、いそべ餅など、お餅を使った食事がおいしい時季ですが、お正月はお餅による窒息事故が目立ちます。高齢になると噛む力や飲み込む力が弱くなるため、お餅による窒息には注意が必要です。また、飲み込む力の低下は、誤嚥性肺炎を引き起こす場合もあります。年末年始に発生するお餅の事故や誤嚥性肺炎を防ぐために、誰でも無理なくできる体操を、介護予防トレーナーで健康づくりトレーナーの久野秀隆先生に教えてもらいました。高齢の方はもちろん、先を見据えて若い世代の方もぜひ実践してみてください。■食前10回の「パタカラ体操」でごはんもおいしく、誤嚥性肺炎も防ぐこのパタカラ体操のコツは、パ・タ・カ・ラの4文字を発音しながら行うこと。食事の前にそれぞれ10回程度行います。・「パ」は唇を鍛える「パ」と唇をしっかり閉じて発音することで、唇の筋肉を鍛えることができます。口をしっかり閉じることができるようになり、口から食べ物がこぼれにくくなります。・「タ」は舌を鍛える舌を上あごにくっつけて発音する「タ」。食べ物を押しつぶしたり飲み込んだりするときの筋肉を鍛えることができます。・「カ」は喉を鍛えて飲み込む力をつける「カ」はのどの奥を意識して発音します。食べ物を飲み込むときに、食べ物が気管に入らないように気管の入り口が閉まります。「カ」の動きは、のどの奥を閉じるために働く筋肉を使うため、誤嚥を防ぐことにつながります。・「ラ」は巻き舌で食べ物をまとめる力を鍛える「ラ」は舌を丸めるように発声するのがポイント。舌を丸める動きは、口に入れた食べ物を飲み込むときに必要です。舌を丸める筋肉を鍛えることで、舌を使って食べ物をのどの奥までスムーズに移動させることができます。■舌や喉を鍛えることで滑舌が良くなり声も若々しく今回紹介した「パタカラ体操」は、誰でもどこでも手軽に行うことができます。お餅を食べる前こそぜひ、試してもらいたい体操です。「マスクをした状態で口の中で完結する体操なので、外出先でも実践できます。お餅を食べるときは、食べやすいように小さく切り、体操をしてからゆっくりとよく噛んでいただきましょう」これらの口腔機能を鍛える体操は、お餅の窒息予防や誤嚥性肺炎の予防だけではなく、「声帯」を鍛えることにもつながるといいます。「年齢を重ねると、声にも衰えが出るものです。口や舌、のどの筋肉を日頃から鍛えておくと、声を若々しく保つことにつながります。40代や50代の方にとっては、お餅の窒息や誤嚥性肺炎は親世代に起こることで、ご自身にとってはまだまだ先のことだと思いがちです。しかし、早めに口腔機能を鍛えはじめることは、将来の事故やトラブルの予防になるうえ、若々しい声を作ることにもなります。無理なく、口腔機能を鍛える体操を始めていきましょう」【お話を伺ったのは】久野秀隆さん介護予防トレーナー、健康づくりトレーナー。スポーツクラブでのパーソナルトレーナーから2012年に介護予防分野に転身。現在は72市区町村にて講演会や市民向けの体操指導、病院・介護事業所の研修や機能訓練などの指導を担当。各地域の課題を分析、仲間作りを中心とした教室運営を得意とし、地域財産(通いの場・行き場)を増やすことを意識している。
2022年12月29日ロシアによるウクライナ侵攻、安倍晋三元首相の銃撃事件と国内外で大事件が相次いで起こった2022年。かつてない激動の年となったが、芸能界や皇室でも衝撃的な出来事が連発。本誌が目撃してきた2022年のスクープの中でも、特に反響が大きかったものを改めて紹介したい。年末恒例の東京と大阪でのディナーショーツアーを見事、完走した松田聖子。昨年はディナーショー期間中に、娘・神田沙也加さんを喪うという想像を絶する出来事が。悲しみを抱えながらも、春先に活動再開を発表した聖子だが、一人の“旧友”が彼女を支えていた。聖子の元へ駆けつけていた意外な人物とはーー。(以下、2022年6月7日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ「4月ごろに、ある老舗の喫茶店に、聖子さんが同年代の女性といらしていたのをお見かけしたのです。2人はその店の個室で食事をしていたようでした。その女性と部屋から出てきた聖子さんは、少しだけほほ笑みを浮かべていました。あとからその女性について調べてみると、聖子さんの親友だった元アイドルの浜田朱里さん(59)で、とても驚きました」(その場に居合わせた聖子のファン)昨年12月18日、娘の神田沙也加さん(享年35)が急逝した松田聖子(60)。「6月からスタートする全国ツアーが間近に控えていることもあり、その準備に多忙な毎日を過ごしているそうです」(レコード会社関係者)そんななか、本誌は先週5月17日発売号で、聖子が沙也加さんの“形見”であるハンドミラーを使っていることを報じた。沙也加さんが愛用した品を手に、仕事に没頭する決意を固めているという聖子。だが、子に先立たれる“逆縁”の悲しみは深く――。「聖子さんは悲しみを埋めるかのように、『休みはいらない』と話しているほどでした。しかし、そんな聖子さんの“心の孤独”を慰めるべく駆け付けたのが、親友であった浜田さんだったのです」こう明かすのは、聖子を知る古参の芸能プロ関係者だ。「もともと聖子さんと浜田さんは、アイドルとして同じレコード会社から同期デビュー。学年こそ聖子さんが1つ上でしたが、同じ1962年生まれで、通っていた学校も一緒。アイドル時代における聖子さんの大親友でした。特にNHKの歌謡番組『レッツゴーヤング』では2人とも「サンデーズ」のメンバーとして活躍。また当時はアイドルがコントに参加することも多く『ドリフ大爆笑』(フジテレビ系)、『ヤンヤン歌うスタジオ』(テレビ東京系)でもよく共演していました。その浜田さんは、沙也加さんが亡くなったときに供花を贈るため、聖子さんに久しぶりに連絡を取ったそうです」(前出・芸能プロ関係者)冒頭の喫茶店でのシーンは久々の再会のときのものだったのか、くしくも沙也加さんの急逝が、旧友たちを引き合わせたのだった。浜田さんは聖子と同じ1980年にデビューし、その年に引退した山口百恵さんの後継を目指す“ポスト百恵”として活躍。百恵さんが主演を務めたドラマ・赤いシリーズ『赤い魂』(TBS系)の主役にも抜擢された。
2022年12月29日ロシアによるウクライナ侵攻、安倍晋三元首相の銃撃事件と国内外で大事件が相次いで起こった2022年。かつてない激動の年となったが、芸能界や皇室でも衝撃的な出来事が連発。本誌が目撃してきた2022年のスクープの中でも、特に反響が大きかったものを改めて紹介したい。ついに大名跡を襲名し、12月26日には2カ月続いた歌舞伎座での襲名披露興行の千秋楽を迎えた市川團十郎。’17年6月に小林麻央さんを亡くして以降、家族3人が奮起する姿を誰もが応援していた。しかし、團十郎襲名を前にして今年3月、義姉である小林麻耶(現・國光真耶)からの告発により、渦中の人に。そして、その代償はプライベートにも暗い影を落とすことになり――(以下、2022年4月19日号掲載記事)※年齢は掲載当時のママ《結婚してから約4年間海老蔵のせいで生き地獄でした。いくら甘すぎる私でも許すわけにはいきません。条件を提示し、許すかどうかとなるでしょう》3月30日、ブログで義弟・市川海老蔵(44)への憤りを綴った、小林麻耶(42)。「麻耶さんは、元夫で整体師の國光吟氏(38)と離婚したのは昨年4月だと明かしていました。海老蔵さんからは、“離婚したことは発表しないほうがいい”とアドバイスを受けたようです。ですが、海老蔵さんが同年10月に投稿したブログによって、麻耶さんは離婚が示唆されてしまったと認識しているそうです。そのため、海老蔵さんのファンから誹謗中傷を受けたと訴えていました。麻耶さんはそのことに加え、海老蔵さんに関する出来事を次々と告発。両親と絶縁して、3月28日には國光氏と再婚するとも発表しました」(芸能関係者)國光氏と麻耶はYouTubeで、《妹が標準治療にいくまでにある空白の時間があります。そこの治療を勧めていたのは海老蔵です》《(妹が)ものすごく苦しくて本当に大変なときに競馬新聞を病室で開き、競馬を見ながら楽しんでいましたよね》などと海老蔵批判を繰り返していたが、今はすべて削除している。「麻耶さんは以前から幾度となく求めてきた謝罪を海老蔵さんが申し出たことを報告しました。しかし、海老蔵さんとこのまますんなり和解できるとは到底思えません。いっぽうの海老蔵さんは現在まで麻耶さんとの騒動について一切、語っていません。今後も話すつもりはないそうです」(前出・芸能関係者)■調子が思わしくない実母・希実子さんの面倒は主に海老蔵の妹が――義姉との関係が冷えきるなか、海老蔵は実母との距離も離れたままだという。昨年6月、本誌は海老蔵と母・希実子さん(69)との“亀裂”を報じている。「昨春、海老蔵さんが生まれ育った実家が密かに松竹によって売却され、解体されました。 もともと、あの敷地面積300坪の実家は海老蔵さんの祖父・十一代目の團十郎さん(享年56)が’61年に建てたもの。その家を先代の團十郎さん(享年66)が守り続けました。希実子さんにとっても亡き夫との思い出がいっぱい詰まった家を失い、大きなショックを受けたようです。『なんとか買い戻してほしい』と海老蔵さんに訴えたのに、聞き入れてもらえなかったそうです」(歌舞伎関係者)海老蔵は現在、長女・麗禾ちゃん(10)、長男・勸玄くん(9)と暮らしているが、希実子さんは海老蔵の妹・市川翠扇(42)と暮らしているという。「少し前から希実子さんは足腰の調子があまりよくなく、翠扇さんが日ごろのお世話をしていると聞いています。海老蔵さんが希実子さんを積極的にサポートしているという話は聞こえてきません」(前出・歌舞伎関係者)そんなさなか、3月に海老蔵に女性たちとの密会報道が――。「“まん延防止等重点措置”のなか、都内で女性と密会する姿や、ホテルでお金を渡すなど4人の女性が登場する記事でした。人気インフルエンサーの20代女性には、SNSのメッセージ機能を使って海老蔵さんから声を掛けたとか。海老蔵さんは、こうした“SNSナンパ”を頻繁に繰り返しているそうです。昨秋に複数の女性との交際が報じられたこともあり、歌舞伎界の重鎮たちも大看板を汚す彼の言動には、さすがに呆れ果てていると聞いています」(別の歌舞伎関係者)昨秋の報道では、海老蔵は地方公演先の岡山で“A子さん”、そして鳥取で“B美さん”と密会。3泊4日の間に“二股交際”をしていたことが伝えられていた。■海老蔵は友人に「ゆくゆくは彼女と再婚したいんだ」と漏らし……海老蔵の知人は声を潜めて言う。「海老蔵さんが“SNSナンパ”をしているという記事には、本当に驚きました。今年のお正月に海老蔵さんに会ったときは『ゆくゆくは彼女と再婚したいんだ』と言っていたので、てっきり関西に住んでいる本命恋人との再婚を真面目に考えていると思っていたからです」コロナ禍によって延び延びになっている團十郎襲名を控えるなか、市川宗家一門を束ねる海老蔵としては再婚という選択肢を現実的に考えていたようだ。「しかし、海老蔵さんいわく『麗禾の壁が……』と、娘さんがまだ再婚を受け入れられないような口ぶりでしたので、もう少し時間がかかるのかなと感じていたんです。そこに“SNSナンパ”の報道が出たので心配になって、海老蔵さんの友人に連絡したところ、『実は(本命の)彼女と連絡がまったく取れないんだ……』と海老蔵さんがポツリと漏らしていたそうなんです」(前出の知人)この本命恋人こそ、なんと昨秋に報じられた30代女性“B美さん”だというのだ。「昨秋の二股交際の記事を見て、B美さんが愛想をつかしたようですね。“浮気”していたとわかって、かなり傷ついたのでしょう」(前出の知人)実はB美さんは、海老蔵の贔屓筋の紹介で出会った令嬢だという。「B美さんも結婚を前提として海老蔵さんと真剣交際していたようです。それなのに、まだ女遊びをやめない海老蔵さんに、堪忍袋の緒が切れたんじゃないですかね……。B美さんはすでに別れを決めているようです」義姉、実母、さらに結婚を意識していた本命の恋人までも、海老蔵から離れていく――。「いまの海老蔵さんは寂しいのか、生活がますます荒れているようで、正直心配です。来るべく一大イベント・團十郎襲名披露興行にあたっては、お母様・希実子さんの協力は不可欠です。離れ離れになった家族の結束がまさに必要な時期なのですが……」(前出・歌舞伎関係者)周囲の女性たちの相次ぐ離反にあっても、海老蔵はまだ頑なな振舞いを続けるのだろうか――。
2022年12月29日85歳を超えてもなお、元気で若々しくチャーミング。現在もドラマや舞台などにも精力的に出演し続ける伊東四朗さんの記憶力はすさまじい。百人一首、江戸時代の国の名前、世界の国名、アメリカ合衆国の州名、メジャーリーグのチーム名、Jリーグのチーム名、近代オリンピックの開催年と開催都市、歴代の天皇の名前など、記憶している事柄が膨大すぎるのだ。円周率に至っては、なんと1千桁もの数字を覚えているとか!「私は役者ですからね。セリフを覚えて演じることが商売なんですよ。いつも脳をグルグル動かし続けていないと、新しい仕事が入ってきたときにセリフを覚えられなくなる。だからこそ、自分で課題を見つけて、毎日ぶつぶつつぶやいて、常に何かを覚えるようにしているんです。本当の意味での“脳トレ”ですね」本来の目的は仕事のためとはいえ、自分に課したお題を覚えきったときには達成感があり楽しいし、暗記は昔から得意で好きなのだという。伊東さんの記憶力維持法は、時間も場所も選ばず、常にぶつぶつつぶやくこと。いつも朝のウオーキングや移動中、撮影の合間など、ふとした瞬間につぶやくことが習慣になっている。「私はところ構わずずっとぶつぶつつぶやくので、周りの人から見たら、本当に危ないジジイだと思いますよ(笑)。都道府県名をはじめ、江戸時代の国の名前、百人一首、メジャーリーグの球団名など、自分の興味のあることを見つけて、覚えるのも◎。歴史が好きな人なら、徳川家の将軍を初代の家康から15人覚えたり、旅行に興味のある人なら、地図を見ながら国内の川や山の名前を覚えたり、海外の国名や国旗を覚えたりしてもいいですよね。つぶやくだけでも、書いたり見たりして覚えてもOK。自分なりにやりやすい方法を見つけ出してください!」伊東さんに覚え方のコツを伺うと「覚えることに期限を設けない」ことと「義務化しないこと」だという。あとは、「やる気で乗り切るしかない。ひたすらやるだけ!」とのこと。何を覚えたらいいのかわからない人は、身近なところから始めよう。私たちが住んでいる日本の47都道府県名は最低限覚えておきたいところだ。「自分でルールを決めて覚えると、覚えやすくなりますよ。地球儀や地図を見ながら世界の国名を覚えたとき、私は海岸線沿いにぐるりと国名を覚えてから、内陸国を覚えていきました。ですから、47都道府県を覚えるときは、北海道からスタートして、海岸線沿いに時計回りか反時計回りにぐるりと覚えるといいかもしれません」円周率はなんと1千桁まで暗記している伊東さん。円周率の語呂合わせの覚え方で有名なのは、「産医師、異国に向こう産後薬なく産婦みやしろに虫さんざん闇に鳴くころにや弥生急な色草九九見ないと小屋に置く」だ。これで約50桁を言えることになる。「私は新聞のコラムでこの覚え方を知ったんです。ラジオのゲストに来ていただいた加山雄三さんも偶然同じ覚え方で円周率50桁を覚えていて、盛り上がったこともありますよ。私は50桁をすぐに覚えられたので、70桁まで語呂合わせを作ってみたんです。70桁がうまく作れたので、次は100桁まで、さらに200桁まで……と試行錯誤して無理をして作っていったら、なんと1千桁まで自作の語呂合わせができあがったんです」■「白米のありがたさはいまだに感じます」若さと元気の秘訣は、健康的な生活にもある。「年は取りましたが、私もずいぶん“長持ち”していますよ」と笑う伊東さん。まずは毎日の日課である朝のウオーキング。「これまで1日約8千歩、毎日歩くようにしていたのですが、さすがにつらくなってきました。今は1日5千歩程度にしています。夜明けとともに自宅を出発して、1時間弱歩きます。夏は4時半くらいから、冬は6時前からスタート。朝から活動すると、体も目覚めるし、頭もさえるし、ぶつぶつつぶやいて覚えたいことも覚えられるし、いいことずくめなんですよ」食事は1日2食。朝昼兼用で1食と、夜もしっかり食べるという。「大好きな納豆は毎朝食べますし、白米は毎食食べます。パンよりご飯派ですね。私は戦後の食糧難を経験しているだけに、白米のありがたさはいまだに感じますよね。食のこだわりなどは特になく、『体にいいから、この食材は絶対に食べる!』などとは決めたりしていません。家内が栄養バランスを考えて作ってくれるご飯を、好きなだけ食べるようにしています」そして仕事や会食などイレギュラーなことがない限り、なるべく20時ごろにはベッドに入るように。「途中で2回くらい目が覚めますが、6時間くらいはきちんと眠れていますよ」「80歳の壁」を突破した伊東さんだが、今、悩んでいることが。「そりゃあ年齢ですよ(笑)。でも仕方のないことですからね。仲のいい人たちがどんどん先に逝ってしまうので寂しくもありますが、私はもうちょっと頑張りたいです」毎日脳トレを欠かさない伊東さんに倣って、みんなで「100歳の壁」を超えましょう♪
2022年12月29日先日、「ものまね番組卒業」を発表したコロッケ(62)。その直後の様子は『女性自身』誌面で紹介しましたが、インタビューのボリュームはとても誌面ではお伝えしきれいほど。デビュー当時の本誌秘蔵写真を前に、「細っ!」「懐かしい〜」と盛り上がったインタビューの全文を改めてお届けします。ーー本当に卒業するんですか?『ものまねグランプリ』を卒業、ってことですね。若手に1枠っていうのも、理由の一つ。本当は僕も1回戦から戦うのがいいと思っていた。野球とかでは新人とベテランが戦うじゃないですか。でも、「1回戦から重鎮が出ると審査員が審査しづらい」という意見も正直ありました。僕はそんなこと関係ないって思ったんですけど。それと、やっぱりものまねをここまでやってきて、何か1つ区切りをつける時期が来ているかな。体は全然動くのですが、変な言い方をすれば、惜しまれているときに卒業したほうがいいと思った。くたびれて卒業だと、誰も話題にしてくれないし、辛いだけじゃないですか。それは嫌だなと思って。それに、自分の中で後輩を育てていきたいという気持ちもあるので、来年あたりから、エンターテインメントアカデミーみたいな学校も作りたいと思っています。全国的に新人を発掘し、モノマネだけではなく、お芝居やダンスとかいろいろと講師がついて学べるような。僕は特別講師で校長先生。ものまねかどうかは関係なく、高齢の方でも大丈夫。人に喜んでもらいたいという気持ちがあればすべてOK。来年の春ぐらいにスタートできたらと思っています。ーーもう、テレビでものまねが見られない?ゲストで番組に出たときにすることはあると思いますけど、あれだけ大きなものまね番組で見られるということは、もうないんです。笑って喜んでいただいているネタをすることは、来年の明治座や新歌舞伎、コンサートなどのライブでしか、ってなりますね。TikTokで一般の人のものまねをしたり、Vチューバ―コロッケというのも始めようと思っていて。配信用の番組も考えていて、若手育成ができて、ものまねできない人もピアノとかギターとかマジックとか、何か1つ特技を持っている人が出るような番組を配信できればなと動いています。今までやっているYouTubeとは違って、僕は司会で、番組としてVチューバーの子たちを育てていくような。本当は週1くらいでやりたいですけど、舞台の稽古とかがあってなかなか。逆にやることがいっぱいあるんですよ。ーーテレビでものまねをしないのはなぜ?テレビも場所の1つ、という考え方。今はSNSという場所があり、生のライブという場所もある。やっぱり五木ロボットを見るならライブがいい、とか自分のそういう感覚を大事にしていいのかなと。生の舞台じゃないと迫力が出ないですし、テレビだとカットされてしまうので、思いっきりできないじゃないですか。この間ライブをやったときも、いつもよりお客さんが盛り上がりました。「もう見られないかも」という気持ちで来ていただいているので。それに、自分がまだ元気なうちにそれをやらないと、後輩たちがこれから2年、3年経ったときに、路頭に迷うような気がして。ものまね芸人って、ちょっといい感じになってもそのあとがないんです、正直。でも、僕はその道を作りたくて。お芝居をやったり、コンサートをしたり、ディナーショーも。今、ものまね落語というものもやっているので、「テレビ以外にも道はいくつもあるよ」ということも見せたいな、っていう。ーーデビューから42年、苦労したことは?苦労したというか、僕は一生逃亡者であっていいと思っています。ご本人と会わない努力をする。後輩にも言っています。結局、人の上げ足を取ってものまねしているのだから、。それも、みなさんが大事にしている曲をことごとくぐちゃぐちゃに。最近は正統派が多いじゃないですか。正統派が悪いわけではないけど、お客さんが見に来てくれたとしても、1〜2回来たらもう来ない。僕はそれが一番怖いなと思っていて。だから、コロッケの動きは毎回動きが違います。コンサートでもライブでも、テレビでもそうです。ライブのやり方でも、自分なりに「こういうほうがいいんじゃないの?」という話を、みんなとしたいと思っています。今度、松浦航大くんと会うのですが、すごく悩んでいるんですよ。「歌も届けたいし、どうしていいかわからない」と。そういう相談にものっていきたい。ご本人に甘えてものまねをこれだけ長くやらせていただいているので、僕はもう感謝しかない。あと、自分としては、『ものまね王座決定戦』(フジテレビ系)をやめて、『ものまねグランプリ』(日本テレビ系)のほうへ行ったことが一番の転機だと思います。すごく細かいことですが、自分の好きなことができない、時間が短い。五木ロボットは『ものまね王座決定戦』に残っていたらできなかったんですよ。その分の時間が欲しいから、日テレに移って。かといって僕だけが特別な時間をとるわけにいかない。そういうことを含めていろいろあって、コロッケがエンターテインメントという方向に動き出したのがちょうど『ものまねバトル』『ものまねグランプリ』。ダンスを取り入れたりしたのも、ビデオものまねもそう。だから、あそこで大きく動いたのかなって。移っていなかったら、僕自身がグダグダになっていた気がします。みんなは「どうしたの?」ってことになったけれど、「自分でやりたいことあるんで」と。ちょっとわがままですけどね。一時、ものまね番組に出なかったんですよ。申し訳ない気持ちもあるし、お世話になったし、「じゃあ、ものまね番組はもう出ないでくれ」という話もあったし。「わかりました、じゃあ2年出ません」と言ったものの、長かったですね。2年というと、たぶんみなさんは「コロッケはいなくなった」となる。でも、また出るときにはネタをやらなきゃいけないから、その間にネタをバーっと作った。淡谷のり子先生が歌う『Beat it』(マイケル・ジャクソン)はかなり凝って作ったんだけど、凝り過ぎてよくわかってもらえなかった。でも、そうやって試行錯誤しつつ、『ものまね王座決定戦』でやったネタを日テレでもやるのであれば、全部形を変えると決めた。2年間いなかったこともあり、「終わった」とか散々言われましたからね。コロッケっていうものをちょっと見せつけないと。それが僕自身を後押ししてくれた部分でもあります。ーー空白の2年間は何をしていた?最終的には僕自身がどうするかという話なので、ある意味ちょっと一人ぼっちになったんですよ。だから、とにかく一人で籠るというか、家で映画を一日最低6本くらいずっと観ていた。他にも落語や能、歌舞伎とかいろいろ。すべてを観たうえで、今の僕のものまねには、みなさんは気づかないかもしれませんが、そういう和の動きを取り入れています。間、とか。そのときに勉強したことが、身になっている。応援していただいている人たちから「コロッケは今度何をやるんだろう」という期待感が、2年くらいの間はまだありました。手紙が事務所に来て、「どうするんですか」「もうやらないんですか」って。営業はやっていたので、声をかけられることも増え、これは普通に「じゃあ、やります」ではダメだな、『ものまね王座決定戦』と同じことをやっても受け入れてもらえないなと思うように。で、そこからエンタメ。「ものまねではエンタメできない」と考えだしたんですね。ちょうど、そのころから舞台とかをやらせてもらったりしました。ーーその間、支えになったのは?支えはファンの方。普通に街で声をかけてもらったりしました。印象に残っているのは、ある若い男の子が「おばあちゃんとの思い出がコロッケさんなんですよ」と言ってくれたこと。それを言われたら僕も「うえー」って思って、何々それ、と道端で話したんです。おばあちゃんはもう亡くなったそうなのですが、「小さい頃、コンサートに連れて行ってくれて」とか「テレビを見てるときもコロッケさんが出るときだけおばあちゃんが笑ってて」とか。そういう話を聞いたら、あれ、おれこのままじゃダメじゃんって思うじゃないですか。あと、事件になりかねないくらい喧嘩していた夫婦が、ちょうどテレビがに映った松山千春さんのものまね、ちょうど頭をパカパカやっているのを見たら、ちょっとクスッと笑ったらしいんです。その瞬間にお互いに笑って、ケンカするのをやめた。そういう話を聞くと、あれ、俺、役に立てているのかな、って。声をかけてもらったりすると、意外と街中で話し込んだりしていたので。多いんですよ、何か一生懸命喋ってくる人。でも、それうれしいです。そういう言葉に後押しされて、やるんだったら、新しいコロッケを見せないといけないかな、と。ーー“ものまねグランプリ卒業”の反響は?ありがたいことにTwitterでもあんなにね。バズってくれると思わなかったので、それだけまだ注目されているってことが大事。これから先、また新生コロッケを出していかなきゃいけない。五木さんがラストに来ていただいたのはありがたかったですね。以前、五木さんといろんな話をさせていただいていて。お客様に喜んでいただくために何をすればいいのか、ということをずっと考えてきた方なんですよ。例えば、できない楽器はないというほどさまざまな楽器が演奏できる。五木さんでさえ陰でたくさんの努力をされているのに自分はまだまだだと思いました。あの時は卒業だけど、泣かないようにしていたんです。でも、五木さんが花束を持って来てくださったので、涙があふれてしまいました。「僕は五木さんの背中をこれからもみさせていただきながら、頑張ります」とコメントしました。ご本人よりも先に僕のものまねから入る、という人もいますよね。野口五郎さんも、僕から入った人が実際のご本人を見たら、「野口五郎さん、ちゃんとしているじゃん」って。当たり前、そりゃそう。岩崎宏美さんだって、あんなに走って歌わない(笑)。僕の場合、3割似ていて7割別の生き物。美川さんも僕のモノマネから入った人が多いんですが、美川さんが僕と一緒にものまね番組に出てくださったおかげで、とても盛り上がりました。お互い仕事が増えて本当にありがたいことでした。衣装やアクセサリーもたくさんいただいていますけど、改まって「番組卒業します」と電話をするのも変じゃないですか。ジョイントコンサートで美川さんと会ったときに、「あら、いろいろ大変だけど頑張るのよ」と、そういう感じ。吉幾三さんは電話で「おまえ、モノマネやめるのか」と聞かれたので「いえいえ、ものまねじゃなくて番組を」と答えると「あ、そっかそっか」と安心されて。吉さんはものまね全部をやめると思ったらしくて。でも、視聴者の方々がコロッケロスみたいな感じになってくれたのはありがたかったです。それぐらいみなさんに「えー」と思っていただいていることがうれしい。これで全然話題にならなくて、誰も気にとめなかったら寂しいじゃないですか。ーー“これから”のコロッケは?新たなステージでは、五木ロボットのロボットの数を増やそうと思っていますし、美川さん、谷村さんも新しいロボットを作ろうと思っています。TikTokで普通の人のものまねをやっていますが、よくやってウケるのは眼鏡をズラす人。ちょっとずれている人って注意もできないし、上司だから言えないし、でも笑ってしまうし、どうしようってなる。そういう一般の人たちのネタもこれから増やしていこうと思っています。返事を2回する人とか、そういうものをできれば。新しいものまねだと、韓国の人たちの真似も今、結構、ウケるんですよ。BTSの『ダイナマイト』を「サムゲタン」って歌っています。「キムチ、カクテキ、入れるとおいしい~、はっはっはっはっ、サムゲタン、サムゲタン♪」って語呂合わせがちょうどいい。テレビでやっていませんが、“BTSの誰かだけど誰かじゃない”というネタも。喋り方とか、そういわれればそうだよね、っていう。韓国の人の喋り方、たぶん僕が一番うまいと思うんですよ。ジェジュンも実際に会うとうまく日本語を喋るのですが、まだ日本に慣れる前の喋り方で。アーティスト系は声が高め、俳優さんは低め。イビョンホンだと「イングルジュセヨ~、ケンチャナヨ~」って喋るんです。アーティスト系で「は、ぼくたちは~、ニッポンで~。タイスキです~」、これ系が一番ウケます。BTSをやったときは、イントロで僕が出てきただけで「誰だよ~」って。韓流ドラマの脇の脇で出ている太った人にしか見えない(笑)。この間もCRAVITYとかIVEとかと一緒にライブしたんですが、横で聞いてるだけで喋り方がかわいい。「コロッケさん⤴」ってどっか行っちゃうんですよね。一緒に写真撮ってくださいと言われたときは「たいちょうぶ」って(笑)。だから今、韓流スターの『日本の昔話』を披露すると、みなさんちゃんと聞いてくれる。武田鉄矢さんでやるより、ちゃんと聞くんです。武田さんが話しても「ああ」って終わるけれど、韓流スターが「あ、むかし~、むかし~。ありところに」って言っただけで、「どこどこどこ?」って。そういうネタも考えています。ーーファンの方にメッセージをコロッケって名前が書いてあったら、食べ物以外は全部僕。見かけたらぜひ、見に来てください。絶対200パーセント喜んでいただけるネタをやりますので。先日、40周年でやったコンサートではアンコールを60曲もやりました。約100人近くのものまね。アンコール曲は懐かしい方から最近の方まで。バーッと。ライブや生で見てもらったほうが楽しいし、テレビでやらないネタもたくさん。ものまねは体が動く限り、ロボットも含めて全部新しいネタを作っていきます。みなさんに喜んでいただけるなら。コロッケのお店も今年で40店舗、目標300!大きく言ってみました。コロッケという名前は嫌だったんです。夜、働いていたお店でコロッケと言われていて、「芸名ってありますか?」と聞かれたときに「一応、お店ではコロッケって呼ばれています」と言ったら、そのまんまになっちゃった。後付けですけど、みなさん1カ月に1回は食べる、必ず食卓にはある、そんなタレントになりたいなという思いも今はあります。一時、ちょっと前ですが若い子たちが僕の画像で遊んでいましたね。「コロッケ」と検索して画像を押すんですよ、それを一枚ずつあけていって僕が出たら負け。コロッケで検索すると大体食べ物のコロッケが出てくるけど、たまに僕が出てくるので。いろいろなこと考えますよね。これからもみなさんに喜んでいただけるような新しいネタを作って頑張ります!
2022年12月29日今年始めに暴露系YouTuberとして彗星の如く現れて数々の有名人の裏側を明かし、7月に行われた参院選では初当選も果たした“ガーシー”こと東谷義和議員(51)。忖度なしの暴露に夢中になる人々もいるなか、その信憑性が問われる出来事が。発端となったのは、ガーシー議員が12月28日に「ツイキャス」で行ったライブ配信。この前日、ガーシー議員のこれまで明かした裏話の内容が名誉毀損容疑にあたるとして複数の著名人からの告訴状を警視庁が受理し、同庁は同議員に任意の事情聴取を要請したことが報じられていた。現在はアラブ首長国連邦のドバイに滞在しているガーシー議員だが、ライブ配信の冒頭で事情聴取に触れて「日本にちゃんと帰ります。別に逃げる気もなんもないし、隠れもせえへんし。事情聴取に応じようと思ってますよ」と宣言。その後は告訴状を提出した複数の著名人やアンチへの怒りをあらわにしていた。そして、開始から約30分後、ガーシー議員は「今日ちょっと一個びっくりしたことがあって」と、12月27日に芸能界引退が発表されたSexy Zoneのマリウス葉(22)の話題に。後日自身が配信する動画の中でマリウスについて触れていることを明かした上で、「彼が今どこにいるかも知ってるし、ちょっとびっくりしたなあ」とコメント。そして、こう明かした。「彼が日本にいないから、今」「今スペインにいる、マリウスは」マリウスが海外に滞在していることを“暴露”したのだ。しかし、当のマリウスはというと……。マリウスの引退発表と同日、グループの公式Instagramアカウントを開設したSexy Zone。2つ目の投稿で、《5人旅スタート!この時間を大切に楽しみます!!》とメンバー全員で旅行することを発表し、旅の様子を次々と投稿。そして27日夜、28日昼にInstagram上でライブ配信も行っている。その中では、旅行を楽しむメンバーの様子が映されていた。なお、旅行先は長野県であることが明かされている。スペインにいるはずのマリウスがメンバーとともに長野県を旅行し、しかもインスタライブまで行っている。となると、スペインにいる可能性は限りなくゼロに近くなる。それ故、ネット上ではSexy Zoneのファンを中心にガーシー議員の“暴露”の信憑性を疑う声が噴出している。《ガーシー、マリウスの件で余計信ぴょう性薄れたね》《マリウス今日本にいるのにスペインにいるとか言ってるガーシー草wwwwwwwww》《ガーシーのマリウス スペインにいます。結局ガセってこと証明されてて草》
2022年12月29日「常識だと思いこんでいるスキンケア、とにかく触りすぎ!」と警鐘を鳴らすのは、メディアで話題の、美容外科・美容皮膚科医、上原恵理さん。「一体何が間違っているの?」と疑問に思ったあなた、その当たり前だと思っているスキンケアこそが間違っています!うかうか見過ごす訳にはいきません!早速、先生に詳しくお話を聞きました。「今、みんなが当たり前だと思っているスキンケアは触りすぎ!肌は触れば触るほどたるみます!とくに危険なのは、くるくるすること。洗顔やメーク落としの時に、目元や頬をくるくるする。老化の観点からいうとこれは肌にダメージを与えているだけ。続けていると老化が加速……。肌はベッドのスプリングと同じ。くるくるスキンケアは、毎日ベッドの上でジャンプしているようなもの。スプリングが早くへたるように、くるくる洗顔やマッサージは肌老化を加速させてしまいます。だから今すぐやることは、触らないこと!触らないケアこそが老化を遅らせる近道です」今まで当たり前のようにやっていたスキンケアが実は老化を加速していたなんて!一体どうすればいいの!?と絶望感を味わっているあなた、さぁ、今すぐスキンケアを見直そう!■危険度MAX!くるくる洗顔や顔マッサージ汚れをしっかり落としたいとの理由から、頬や小鼻、目元など、洗顔時にくるくるする人は多いですよね。また、血行をよくしてむくみを取りたいとか、凝った筋肉をほぐしたいとかで、日常的にマッサージしている人もいます。しかし、これらもたるみの原因になるんです。過剰な刺激を与えると、皮膚と骨をつないでいる靭帯が伸びてしまい、たるみの原因になってしまいます。上原先生推奨の洗顔方法は「おさえるだけ」。しっかり泡立てた洗顔料で顔全体を覆い、そっと30秒プレスするだけ。■老化の原因!?スチーマーやシートマスクを使った過剰保湿実は、角質層の水分保有量は決まっているので、一定量あれば十分です。化粧水も一定量以上は浸透しませんし、もったいないからと長時間シートパックをするのも、実は意味がありません。また、スチームを長時間あて続けるのもNG。角質層が傷み、バリア機能が壊れてしまいます。過剰な保湿は逆に肌にダメージを与えるので気をつけましょう。当たり前と思っていたスキンケアが、実は間違っていた!肌は触れば触るほど老化を早める!と、目からウロコの新常識に気が付いた今がはじめ時!今日からは、上原先生がすすめる「触らないスキンケア」をしましょう。肌老化を遅らせて、目指せ!若々しい美肌。(取材・文:沖野紫穂)
2022年12月29日《ここに至るまで私が発言を控えていたのは、家族のためを思ってのことでした。まだ幼い娘の将来や、夫との今後の関係などを踏まえると、不用意に発言をするべきではないと考えていました》12月28日、Instagramにこう綴ったのは篠田麻里子(36)。一部で報じられている不倫報道について釈明し、次のようにキッパリと否定した。《ひとつだけはっきりとお伝えします。私が不倫したという事実はありません。今後、私が法廷に立つことになっても、そう主張していきます》19年2月に3歳下の実業家・A氏と結婚し、「交際0日婚」として話題になった篠田。20年4月に第一子となる長女を出産し、昨年はベストマザー賞に輝くなどママタレとして支持されてきた。ところが、夫婦関係に亀裂が入っていることが囁かれはじめる。「NEWSポストセブン」は今年8月、篠田の不倫を疑ったA氏が子供を連れて家を出たと報じた。同メディアは翌9月にも夫妻が離婚調停に突入したこと、12月上旬には子供の監護指定の調停が進められているとも伝えた。さらに「文春オンライン」は12月23日、A氏が篠田の不倫相手と疑う実業家のX氏を提訴したと報じた。A氏も同メディアの取材に、「訴訟に関しては間違いないです」と認めている。加えて、篠田とX氏のLINEのやりとりや、密会したとされる日付を記録した月経周期管理アプリの画像も掲載された。『デイリー新潮』も26日に、6時間にわたって繰り広げられたという夫妻の“修羅場音声”の一部を公開。記事によると、篠田がベランダの手すりに手をかけ、「ジャンプしたら死ねるから、死んだら許してね!」と取り乱した様子もあったという。■SNSのコメント欄に誹謗中傷が寄せられる事態に……週刊誌による不倫報道が加熱するなか、篠田に追い討ちをかけるような出来事が。ネットニュース系インフルエンサーまでもが、独自入手したという“修羅場音声”の一部をTwitterに公開したのだ。27日夜に3本の音声データが投稿され、瞬く間に拡散されることに。そのうちの1本は444万回以上、他2本は100万回以上も再生されている(28日22時現在)。いっぽうで篠田のInstagramやTwitter、YouTubeのコメント欄には、批判の域を超えるような心無い声が殺到しているのだ。「篠田さんのSNSのコメント欄には、《なに被害者ぶってるんですか?》《あ、まだ生きてたんすか》など追い詰めるようなコメントも散見されます。『デイリー新潮』は音声をA氏の知人から入手したと伝えていますが、インフルエンサーは入手経路を明かしていません。とはいえ、篠田さんが号泣して自殺を仄めかすような発言もあり、生々しい音声をSNS上に投稿するのは“やりすぎ” との声も上がっています。ましてや、SNSなどに誹謗中傷コメントを書き込むのは控えるべきです」(芸能関係者)音声データが拡散され誹謗中傷が寄せられる篠田の状況に、心配の声が上がっている。《やり過ぎ。肯定はできない。篠田さんの逃げ道すら断つ晒し方は悲劇しか生まないと思う》《篠田麻里子の情報めっちゃ拡散&誹謗中傷されてるけど、これ大丈夫か?》《篠田麻里子のインスタにわざわざ行ってコメント欄に「最低」とか書き込むやつは何がしたいんだ…正義を背負って1人の人間に石を投げてる自覚はあるのだろうか…》《私だったらあんな音声が世間に流出したらそれこそ死にたいと思ってしまうので、篠田麻里子の精神が心配。不倫した女は誹謗中傷により命を絶っても自業自得…ってことはないじゃん》
2022年12月29日絵馬というと神社に奉納するイメージが強いですが、最近は持ち帰って自宅に飾る「飾り絵馬」が話題になっているのをご存知でしょうか?絵馬は願いごとを書いて神社に奉納するのが一般的ですが、実は持ち帰って家に飾っても、願いを届けることができるので、絵馬を持ち帰ってお守り替わりにしたい、神性な雰囲気を身近に感じていたいという方が増えているのがその理由だという。今回は日本唯一の神社界公認の絵馬師である永崎ひまるさんに、知っているようで意外に知らない、自宅に絵馬を飾るときに気を付けるべき点などを教えてもらいました。■家の近くの神社で参拝し絵馬を購入するのが基本絵馬を初めて購入するなら、自身の住むエリアにある神社に行きましょう。ただし、いきなり絵馬を購入するのではなく、まずは神社で参拝するのを忘れずに。郵便番号から地元の氏神を検索できる便利なサイトなどもあります。■絵馬の絵柄や形は迷わずに直観で選ぶのが正解神社によっては、絵柄や形など絵馬の種類が複数ある場合があります。色々あると迷ってしまいがちですが、直感を信じていちばん最初に目に止まったものを選びましょう。それがあなたにとって、いちばん幸福を運んでくれる絵馬です。■リビングや寝室などホッとできる場所に置くのが基本絵馬はリビングや寝室など、ご自身が安らげる場所に飾りましょう。家族・ペットなどの写真や、生命力がある草木、神社のお守りなどを一緒におくと、お互いのパワーが相互に働きかけてくれるので、開運力がさらにアップします。■飾るときの注意点とその絵馬のケア方法絵馬は1箇所に複数枚置いてもOK。ただし、複数置く場合は、絵馬同士が重ならないように気をつけること。また絵馬にほこりなどがたまらないように、こまめに柔らかい布やティッシュなどで乾拭きするのを忘れないようにします。せっかく購入した絵馬を神社だけでなく、自宅でも飾れると思うと、絵馬を購入する楽しみが増えますよね。ただし、たくさん増えてしまって、神社に返納したいと思ったときは、お賽銭も一緒に納めるのを忘れないように!購入した神社ではない場合は、他の神社の絵馬も返納可能かどうかを確認してください。【教えてくれたのは】永崎ひまるさん絵馬師。平成27年度に神道文化賞を受賞。伊勢神宮崇敬会、出雲大社、神田明神などに絵馬を奉納・展示。近著『1日1分見るだけで願いが叶う!ふくふく開運絵馬』(ダイヤモンド社)が大ヒットに。(取材:岩谷貴美/撮影協力:乃木神社)
2022年12月29日「コロナの濃厚接触や感染で、看護師などの職員が常時1割ほど欠勤する状況が続いていることに加え、高齢で介護が必要な患者さんの入院が多いので、かなりひっ迫している状況です」こう語るのは岩手県・盛岡赤十字病院院長の久保直彦さん。盛岡赤十字病院では、人員不足から手術や検査を制限する状況にまで至っているという。それと並行する形で、救急患者の受け入れ要請は増えている。「岩手県は病院が少ないので、ひとつの病院が受け入れを断ると、2時間ぐらいかけて別の病院に運ぶ必要が出てきます。なので、これまでは、どこの病院も必ず受けてくれるのが普通でした。救急隊が病院に電話をかけると、ほとんど1回の電話で受けてくれるというのが岩手県だったんです。それが今は、4回以上病院に電話した、もしくは30分以上その場にとどまった、という救急搬送困難事案が年400件以上発生しています」(前出・久保院長)消防庁のデータによると、岩手県では令和4年1月3日から、12月25日までで、救急車の到着後も搬送先が決まらない救急搬送困難事案が706件も発生しているのだ。このような窮状は全国で発生している。栃木県にある自治医科大学附属病院でも、盛岡赤十字病院のように職員の感染や濃厚接触が相次ぎ、100名近いスタッフが出勤停止に。救急医療の受け入れ態勢は厳しいものになっているという。同病院の救命救急センター副センター長の米川力医師が語る。「第8波では、比較的軽症の方が多く、コロナによる重症病床の使用率は幸い上がってきてはいません。けれども、軽症や中等症であっても、高齢の方ですとどうしても元々のご病気があって、その悪化によって、救急車を呼んだり、医療機関を受診したりする方がいらっしゃいます。そこにスタッフ不足も重なっているのでひっ迫してしまうのです」救急医療を行う病院は地域の中で「一次救急」「二次救急」「三次救急」に分かれており、三次救急にいくほど、傷病者の症状が重くなる。自治医科大学附属病院は、主に緊急度や重症度の高い患者を受けいれる三次救急の役割を請け負ってきた。「そこまで重症ではない患者さんは、通常、二次救急の医療機関で対応します。しかし、患者さんが増えすぎて二次救急では受け入れきれなくなっているわけです。そうすると、その患者さんは、三次救急の方に流れてきます。こうして三次救急を行う医療期関に重症ではない患者さんが集まってしまうと、本来受けなくてはいけない重症の患者さんが受けられなくなってしまう。現在はまさにそのような状況になっていて、周辺の医療圏でも同じことがおきています。そのため、県外からの受け入れ要請もきてしまっているんです」(前出・米川医師)このような医療ひっ迫は、これまでの波の状況とは異なっていると指摘するのは、国立病院機構近畿中央呼吸器センターでコロナ対応にあたる呼吸器内科医の倉原優さん。「第3波、第4波、第5波は、本当に目の前で患者さんが倒れていくような感覚、第6、7波では医療従事者がいなくなるぐらい院内感染が広がっていました。第8波の今は、ワクチン接種者も多くなってきたので、バタバタ人が倒れていくという感覚ではありません。ただその一方、第8波の今、入院してくる患者さんはほぼ寝たきりです。そのため2?3時間に1回はオムツ交換をし、褥瘡ができないように体を動かし、食事の介助をし、とものすごくマンパワーが必要です。また、介護施設では吸痰など医療行為が制限される場合も多く、退院のめどが立ちづらい。これらが、医療ひっ迫の原因となっています」高齢者で基礎疾患があり、すでに状態の悪い人がコロナに感染すると、あっという間に、医療が必要な状態まで悪化してしまうという。国立遺伝学研究所教授で世界的な分子生物学者の川上浩一さん(理学博士)はこう指摘する。「問題は、感染が広がりやすい高齢者施設で、感度の低い抗原検査が行われていることです。ウイルス量が十分増えていない感染初期や、療養解除の時期の場合、抗原検査では半分くらいすり抜けて、それが感染を広げていると考えられます。PCR検査も、いまは1時間程度で結果が出るものもあるので、リスクの高い高齢者施設や病院では、抗原検査より感度の高いPCR検査を実施して感染拡大を抑えるべきです」実際に、介護施設で発生したクラスターの件数は、第7波を越えて最大になっている。現在、新型コロナの感染症法上の分類を「2類相当」から、季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げる検討が行われている。引き下げにより医療ひっ迫が解消されるのではとの声もあるが――。「そう簡単な話ではありません。さすがに病院内では、他の患者にコロナを感染させたというのは防ぎたいので、院内ではゼロコロナ対策は続くでしょう。感染者や死者が社会である程度容認されるなら、話は別ですが……」(前出の倉原医師)前出・盛岡赤十字病院院長の久保直彦さんは、できるだけ感染を広げないような行動を、と訴える。「体調が思わしくないと感じたら、すぐ仕事や学校を休むなど、感染拡大の防止に努めていただけたらと思います」
2022年12月29日安価で購入でき、家計に優しい「もやし」。実は、このもやしには多くのパワーがある。タンパク質やビタミンC、B2、アスパラギン酸、GABAなどのアミノ酸、食物繊維、コラーゲン、カリウムやカルシウム、大豆イソフラボン、葉酸など、驚くほど栄養が豊富な野菜なのだ。特に、大豆もやしには強力な栄養と機能性がある(一般に販売されているのは緑豆もやし。大豆もやしは豆の部分が残っている)。栄養士で食生活アドバイザーの成田和子さんは、こう話す。「大豆もやしは緑豆もやしより圧倒的に栄養価が高く、まさにスーパーフードといえる野菜。緑豆もやしに比べ、含まれるタンパク質やカリウム、カルシウムは2倍以上になります」(以下・成田さん)特に注目したいのが、もやしに含まれるGABAという成分だ。「GABAを1日に12.3ml、毎日摂取すると、血圧を下げる効果があると報告されています。そして、大豆もやしには100gあたりGABAが10mlg前後含まれるといわれます。特に、大豆もやしの特徴として、大豆の状態ではほとんど含まれていないGABAが、発芽すると50倍に増加するのです。血圧が気になる人は、積極的に取りたい食材といえるでしょう」加えて、発芽後にはビタミンCが約5倍になり、ビタミンB²は3倍に増加するという。また、大豆イソフラボンは骨の成分を維持するほか、肌にうるおいを与えるため、乾燥肌に悩みがちな女性にはとてもうれしい成分だ。「また、もやしは、抗酸化作用も豊富です。細胞にダメージを与える活性酸素の発生を抑え、高血圧や動脈硬化にも効果があり、血管や皮膚の老化を防ぎます。また、カリウムが尿とともに過剰なナトリウムを体外に排出するため、血圧の安定にも役立つのです」この大豆もやしと、ぜひ組み合わせてほしいのがレモンだ。疲労回復効果に優れているという。「レモンに豊富に含まれるクエン酸には、体内でエネルギーを生み出すサイクルであるTCA回路を活性化する働きがあります。このサイクルがしっかり機能することで、疲労のもとになる乳酸が分解されます。さらに、もやしのアスパラギン酸がTCA回路のサイクルを手助けするのです。もやしやレモンをそれぞれ単体で取るよりもいっしょに取ったほうが、効果がより大きくなるというわけです」そこで、最強コンビのもやしとレモンをいっしょに効果的に取れる一品として紹介したいのが、「もやしレモン」だ。作り方は写真でもわかるようにとにかくカンタン。もやしを電子レンジで加熱し(600Wなら2分半、500Wなら3分)、そこに白だし大さじ2、レモン果汁大さじ2を加えて混ぜるだけ。5分で調理できる。白だしのうま味とレモンの酸味や爽やかさがバツグンにマッチして、これだけで箸が止まらなくなり、やみつきになってしまう人が多いのだ。「もやしレモンは冷蔵庫で保存しておけば、2~3日は持ちます。もやしは1袋に約200g入っていますから、1日に100g程度食べると効果的だと思います。常備菜にして毎日食べてほしいですね」■もやしの食物繊維が便秘の解消にも役立ち、ダイエットにも効果的このもやしレモン、そのまま食べてもおかずになるが、ほかの料理に使っても便利な一品だ。「チャーハンに入れてもいいですし、油揚げを袋状に開いて、もやしレモンを入れて焼いてもおいしい。サラダに加えたり、オムレツに入れるのもおすすめです。スープや味噌汁に入れ、具だくさん汁ものにするのもよいでしょう。焼き鳥と混ぜれば、見栄えのする簡単おつまみにもなります。チーズやハムとも相性がいいですね」白だしのおかげでレモンの酸味も抑えられるので、とても食べやすく、まさに万能常備菜といえそうだ。「もやしは栄養を保つという面でも、時短になるという面でも、ゆでるよりは、電子レンジでの調理がいいでしょう。電子レンジでの加熱ですと、GABA、大豆イソフラボン、葉酸などの数値も生の状態と比べて、あまり変わらずに調理できます」大豆もやしを加熱すると少し独特の香りがするが、それが気になるという場合は、加熱前にレモンを少量振りかけておくと軽減すると成田さん。「おいしく作るコツは加熱しすぎないことです。もやしのパリッと感が残る程度に仕上げると、シャキシャキして美味。かみ応えもあり、よくかむと満腹中枢が刺激されて食べすぎも予防できます。さらに、もやしの食物繊維が便秘の解消にも役立ちますから、ダイエットにも効果があります」年齢を重ねると、食事量が減り、どうしても栄養が不足しがち。健康にも美容にもいいこのもやしレモンは、女性の強いサポーターになる。毎日の食事に加えてみてはいかがだろう。【材料】大豆もやし1袋(約200g)レモン果汁大さじ2(1個分)白だし大さじ2【作り方】(1)レモン1個をスクイーザーで搾り、果汁を取る。(2)大豆もやしを洗い、耐熱容器に入れて電子レンジへ。600Wなら2分半、500Wなら3分加熱する。(3)粗熱が取れたら大豆もやしの水気を切り、ざく切りにする。器に入れてレモン果汁と白だしを加えて混ぜる。
2022年12月29日「ラジオ体操の最初の動作のように、真上に上げた腕を体の脇に自然に下ろした姿勢が、人間の理想的な姿勢。でも、実際にやってみるとキツくないですか?それはまさに背筋が衰えているサイン。実はこの背筋力の低下が、腰痛や肩こりなど、さまざまな不調の原因となるのです」こう話すのは東京慈恵会医科大学附属病院副院長兼リハビリテーション医学講座教授で『何歳からでも丸まった背中が2カ月で伸びる!』(すばる舎)の著書もある安保雅博先生だ。加齢とともに年間1〜2%ずつ低下していくという筋力。なかでも、ふだんの生活や運動であまり使わない背筋は衰えやすいといい、70代では20代の6割ほどの筋力になってしまうというのだ。「背筋は頭を後ろに持ち上げたり、背中を後ろに伸ばしてまっすぐにする役割を果たしています。人の頭の重さはボウリングの球ほど(約5キロ)。若いうちなら頭を支えながら、背中をまっすぐに保つことができます。しかし、筋肉が衰えると背中をまっすぐにする余力がなくなり、姿勢が悪くなってしまうのです。そうなると人の体は頭を持ち上げたり背中をまっすぐにしようと、無意識のうちに、背筋以外の筋肉を酷使してしまいます。その結果、周囲の筋肉に疲労がたまって、腰痛や肩こりを引き起こしてしまうのです」加齢のほかに、長時間スマホを前傾姿勢で使用することも腰痛の原因になるという。■背筋を鍛える運動は寝たままできる!では、この腰痛はどうすれば解消できるのだろうか?「よく、腰が痛い人が“腰痛ベルト”を巻いていますよね。これはベルトが腹筋や背筋のかわりに体を支え姿勢をよくすることで痛みが引くもの。つまり、とくに背筋を鍛えて、まっすぐな姿勢を保てるようになれば改善できるのです」そこで今回、ふだん使わない背筋をピンポイントで鍛えられる、簡単なストレッチと筋トレ方法を安保先生が教えてくれた。【準備体操】どこでもできる脇腹伸ばし左肘を真上に上げ、右手で左肘をつかむ。そのまま右手で軽く肘を引き寄せながら体を倒す。脇腹が伸びているのを感じたら5秒キープ。左右3回ずつ繰り返す【1】テレビを見ながら♪「子犬のポーズ」うつぶせ状態から、肘をついて上半身を起こし、1分ほど姿勢をキープ。一度うつぶせ状態に戻り、10回ほど繰り返す【2】背筋に効く!「寝たままお尻上げ」あおむけの状態で膝を曲げ、お尻を上げる。最初は少しでもお尻が浮けばOK。5秒キープを10回。上半身から太ももがまっすぐになるとベスト【3】横になったらチャンス!「寝返りゴロゴロ」右に寝返り、左に寝返りを繰り返しゴロゴロする。首から背筋、腹斜筋までまんべんなく使う運動。ばんざいをして行うと、より効果的!「背筋を鍛える運動は、寝たままできるものばかり。年末年始に家でゴロゴロしているとき、テレビを見ているとき、朝起きたときなどに“ながら”で取り入れて、習慣化してしまうのがおすすめです。週に3回以上実践し、最低2週間は続けてほしいところ。効果が実感できますよ。また、準備体操として、脇腹をしっかり伸ばし、凝り固まった筋肉をほぐしてから行うのもポイントです。意識して姿勢をまっすぐに保つことも実は筋トレになるので、最初に紹介した“理想的な姿勢”を保つことを意識して生活するとよいでしょう」寝正月に簡単な動きを取り入れて、新年は腰痛とおさらば!
2022年12月29日「元IZ*ONEという肩書きがあっても、こういった事態になってしまうんだなとシビアさを改めて痛感しましたね」ある音楽関係者がそう嘆息するのは、現在ソロで活動する韓国の女性アーティスト、クォン・ウンビ(27)について。ウンビは’18年から’21年まで活動していた日韓合同の12人組ガールズグループ「IZ*ONE」の元メンバー。グループではリーダーを務めていた存在だ。韓国のサバイバルオーディション番組から生まれたIZ*ONEは、韓国のみならず日本でも人気を博したが、当初より活動期間が決まっており、‘21年に惜しまれながらも活動を終了。その後、12人のメンバーはそれぞれソロや別のグループで活動を再開させている。大晦日の『第37回NHK紅白歌合戦』で、IZ*ONE出身メンバーが所属するK-POPガールズグループ「IVE」と「LE SSERAFIM」の2組が初出場することも話題だ。「LE SSERAFIMには元IZ*ONEの宮脇咲良(24)とキム・チェウォン(22)が参加しています。BTSと同じHYBEに所属するグループで、デビュー曲のミュージックビデオで公開から約19時間で再生回数1000万回を突破しました。また、同じくIZ*ONE出身のチャン・ウォニョン(18)とアン・ユジン(19)が所属するIVEは、全員がセンター級のビジュアルと実力で人気沸騰中。先日行われたK-POP授賞式『2022 MAMA AWARDS』で4つの大賞のうちの一つ『今年の歌賞』を受賞するなど、快進撃を見せています」ただ、そんな華やかな活躍を見せる元IZ*ONEメンバーばかりではないようで……。冒頭の音楽関係者が嘆くのは、秋に行われたウンビのファンミーティングについて。「ウンビさんは、10月に大阪で、11月に東京で、ソロになってから初めての日本ファンミーティングを開催することが決定していました。ところがチケットを売り出していたにも関わらず、10月の大阪公演を中止にする事態になったのです」詳しい理由を説明せずに中止を発表したため、SNS上では戸惑うファンの投稿も上がっていたという。中止の理由を、前出の音楽関係者が明かす。「特に大阪公演のチケットの売れ行きが予想外に伸びず、泣く泣く大阪公演を中止にして東京公演だけ絞り込んだ、というのが真相です。ウンビさん自身はファンミーティングを楽しみにしていて決行したいという意思があったようですが、席が3分の2にも満たない程度にしか売れてないとなると、空席も目立ちますし、興行としても成り立たないという判断だったようです。彼女はとってもいい子で、挨拶もスタッフ全員に丁寧にしてくれますし、簡単な会話に関しては『ちゃんと日本語でコミュニケーションを取りたい』と日本語を勉強されているのも感じられましたから、それだけに気の毒でしたね。今回のファンミーティングがうまくいけば、来年もやろうという話が出ていたのですが、その話も流れてしまったようです」ここ数年、世界を席捲するK-POP界だが、そのなかで人気を維持するのはやはり簡単なことではないようだ。
2022年12月29日大晦日の歌番組といえば『NHK紅白歌合戦』を思い浮かべる人が多いだろう。ところが近年は若者向けの出場者が目立つようになり、演歌や歌謡曲は減る傾向にある。大晦日の“いつもの感じ”を味わいたい視聴者が楽しみにしているのが、今年で55回目を迎える『年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系)である。「昨年の世帯視聴率でいうと、紅白は34.3%でこれまでの最低記録と話題に。一方の『年忘れにっぽんの歌』は8.3%。数字で見るとまだまだ差がありますが、こちらは一昨年から1%近く上がっているんです。視聴者が大晦日に求める“いつもの感じ”を届けようと、マンネリを恐れない番組作りを続けてきた結果、支持層が広がってきたのではないでしょうか」(テレビ誌ライター)出演者には、北島三郎(86)、八代亜紀(72)、五木ひろし(74)、細川たかし(72)、小林幸子(69)、新沼謙治(66)……と演歌界のスターがズラリと並び、今年、紅白に出演する演歌歌手はもれなく『年忘れにっぽんの歌』に出演する。番組のテーマも、「視聴者を裏切らない『絶対に外さない名曲』をお届けします」と例年まったくぶれていない。40代に入り、演歌の魅力に気づき始めたというテレビウォッチャーの森田オタ美氏さんは、「私は子供のころからずっと紅白を見てきました。ただ、休憩時間になりがちだった演歌のよさがやっとわかり始めたタイミング。日本酒を飲みながら、あの“しっぽり感”で年を越したい気持ちが芽生えています」と話す。年を重ねてこそわかる演歌の魅力もあるが、「“大晦日の当たり前”になっていた過去の経験によって、『大晦日には演歌を聞くもの』という気分が作り上げられたのかもしれない」と続ける。演歌や歌謡曲をゆっくり楽しむこと自体が特別な体験になりつつもある。前出のテレビ誌ライターはこう分析する。「現在の40代はかつては演歌を聞かない層でしたが、紅白を見る大晦日だけはなかば強制的に演歌を聞かされてきた世代でもあります。その積み重ねの結果、いつしか『演歌を聞かない大晦日は寂しい』と思うようになったのではないでしょうか。そして、日常的に演歌を聞いてきた50代以上に加え、こうした40代が紅白から『年忘れにっぽんの歌』に流れていることで、視聴率や注目度の上昇につながっているのかもしれません」ストリーミングやサブスクリプションなどの普及により、受け取る音楽の幅ができている昨今。世代を超えて“誰もが知る曲”が生まれにくくなる中で、大晦日の過ごし方にも変化が生まれつつあるようだ。
2022年12月29日ロシアによるウクライナ侵攻、安倍晋三元首相の銃撃事件と国内外で大事件が相次いで起こった2022年。かつてない激動の年となったが、芸能界や皇室でも衝撃的な出来事が連発。本誌が目撃してきた2022年のスクープの中でも、特に反響が大きかったものを改めて紹介したい。Z世代を中心に、SNSやメディアで発信する内容へ注目が集められる藤田ニコル。コスメブランドのプロデュースを手掛けるなど幅広く活動しており、12月17日には自身のラジオ番組で、この1年を「全く友達と遊ばなかった」と振り返る場面もあった。そんななか、満開の桜の中、かねて噂される恋人と見せた初めての2ショットでは意外な姿をーー。(以下、2022年4月7日WEB掲載記事)※年齢は掲載当時のママ肩をよせあって歩く男女。桜が満開のなか“お散歩デート”をしていたのは、モデルの藤田ニコル(24)と俳優の稲葉友(29)だ。一緒に桜を仰ぐその姿からは仲の良さが伝わってきた――。「2人の交際は’20年の12月、文春オンラインで交際をスクープされました。交際を始めた直後から半同棲状態だったそうで、お金に対する価値観のすり合わせに苦労していたそうです。デリバリーフードを頻繁に頼む藤田さんに、稲葉さんが注意したこともあったとか……。しかしいまではお互いに譲歩しあっていると聞いています」(芸能関係者)ニコルは現在、ファッション誌『ViVi』の専属モデルで、インスタのフォロワー数は約447万人。また自身のYouTubeのチャンネル登録者数も約76万人とインフルエンサーとして絶大な支持を得ている。一方の稲葉も’22年1月クールのドラマ『ハレ婚。』(ABCテレビ他)に出演。今年5月公開の映画『恋い焦れ歌え』では長編映画の初主演が決定している。交際報道後も人気の2人だが、最近では変化があったと前出・芸能関係者は明かす。「交際当初は、『バレないように』とニコルさんの家で会うことがほとんどだったそうですが、今では一緒に外出する機会も増えたみたいですよ」4月2日未明に放送されたテレビ番組『#ミレニアガール』(フジテレビ系)で、共演したみちょぱこと池田美優(23)に「みちょ、うらやましいよ。(交際を隠さず)言えるのは」と語っていたニコル。テレビでオープンに明かすようになる日も近いかも!?
2022年12月29日「子供のころからずっと『NHK紅白歌合戦』で見続けてきた演歌歌手たち。私にとって、かつては休憩タイムになりがちだった演歌の時間が心地よくなってきたのは、四十を過ぎてからでした。演歌歌手の圧倒的な歌唱力、表現力のすごさに目覚めた今、もっと演歌のことを知りたくなり、このたび、大晦日の名物特番の収録現場に行ってきました」こう話すのは、“視聴者を絶対に裏切らない名曲”がたっぷり聴ける特番『第55回 年忘れにっぽんの歌』(テレビ東京系)の収録を観覧した、テレビウォッチャーの森田オタ美さん(40代)。アイドルオタクを卒業し、次なるターゲットを模索中だという森田さんが気になった歌手は誰か――。「大人の色気」「セクシーさ」という視点から、初心者でも楽しめる演歌歌手の魅力を語ってもらいました。まず名前が挙がったのは、来年からの歌手活動休養を発表した氷川きよし(45)。「“Kiina”という愛称で活動する、今の彼のほうが断然好き。演歌界のスーパーアイドルの頃とは違った魅力を感じます。タキシードにハイヒールを合わせていて『すてき!』と思わず心の中で叫びました。美しいビジュアルや歌唱力はもちろんですが、“自分”を見つけながら表現していく姿は、セクシーそのものだと思います」(森田さん、以下同)美しい着物姿も演歌の魅力だが、大人ならではの色気を纏っていたのは……。「大月みやこさん(76)と藤あや子さん(61)です。大月さんは、歌声を聴いてまず『色気がすごい!』と思いました。“艶っぽい”という言葉が軽く感じるくらい。年齢を重ねた色気とも違う、凄みのようなものを感じました。猫を大切に飼っている方というイメージだった藤さんも、それは色っぽいステージでした。女性の柔らかさやしなやかさに加え、大人のエロさも感じたのは、今年“還暦ビキニ”を収めた写真集を出したからでしょうか」八代亜紀(72)の存在も忘れてはいけない。「ふわふわとつかみどころのないトークの感じと、ハスキーボイスでビシッと歌い上げる姿がまるで別人のように違いました。八代さんならではのきらびやかな衣装もすてき。インターネット上でメタバースライブをしたという話も。新しいことに挑戦されるのも輝く秘訣なのかもしれません」そして“セクシーの大穴”として大江裕(33)の名前が挙がった。「いつの間にか大人になっていてびっくり。歌声が私のツボで、歌唱力も抜群。自分でも驚きましたが、気づけばドキドキしてました。“さぶちゃんみ”も出てきているのではないかと思うのですが、どうでしょう?」“演歌は紅白で見るもの”だったという森田さんだが、「演歌歌手排除ともとられかねない人選が賛否を呼んでいる紅白を見るより、“年忘れ”で演歌をたっぷり聞いたほうが年末感を堪能できると思います。やはり、大晦日は演歌を聞くもの。今年も日本酒を飲みながら、あの“しっぽり感”で年を越したい気持ちが強くなりました」と続ける。「ただ今回、それはもう豪華な出演者たちを怒涛の数時間で見たので、情報処理が追いついていません(笑)。でも、オタク心は十分にくすぐられました。大晦日の放送を見て復習しながら、これからも演歌の魅力を探っていきたいと思います」演歌は歴史が深い分、“深い沼”が待っていることだろう。「第55回 年忘れにっぽんの歌」はテレビ東京系で12月31日(土)午後4時~午後10時まで。怒涛の6時間、日本の名曲が楽しめる。
2022年12月29日