『海街diary』で各新人賞を総なめ、『ちはやふる』の競技かるた部から今度は『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』で実在のチアダンス部員を演じる広瀬すず。先日は本場アメリカでの大規模ロケもニュースとなった。また、平均視聴率が初回から20%超えのNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で、高畑充希演じるヒロインの妹で三女・美子を好演する杉咲花。途中からの参加ながらすっかり溶け込み、末っ子らしい個性を輝かせている。彼女たちは、それぞれ「シーブリーズ」、「Cook Do」などのCM出演がブレイクのきっかけの1つになった。実は2016年も、今後の大活躍を予感させるブレイク候補女子たちが最新CMに続々登場。彼女たちのCMとこれからに迫った。まず、500万部突破の惣領冬美の伝説的コミックを映画化した『MARS~ただ君を愛してる~』で、主人公・零(藤ヶ谷太輔)と恋人同士ではあるものの、牧生(窪田正孝)に翻弄される過去に傷を持つキラ役で注目を集める、“まりえってぃー”こと飯豊まりえ。「ニコラ」「Seventeen」で専属モデルを務め、女優としては連続テレビ小説「まれ」などに出演してきた。DHCポアナのCM「近づく勇気」篇では、ソファーに座る彼氏にちょっとずつ近づいていき、ついに“鼻キス”する姿が印象的だった飯豊さん。5月からスタートした「AbemaTV」のCMでは、キュートなパッツン前髪で自然体の姿を披露、これまで飯豊さんのことを知らなかった層にも「あの子は誰?」と話題を呼んでいる。桐谷美玲、三浦翔平、山崎賢人、野村周平という超豪華共演の新“月9”「好きな人がいること」にも出演が決まっており、2016年下半期も躍進を見せてくれそうだ。新“月9”といえば、放送に先駆け、スピンオフドラマ「好きな人がいること ~サマサマキュンキュン大作戦~」がフジテレビオンデマンド(FOD)にて配信されるが、本作に出演するシンガーソングライター・井上苑子も今年期待の注目女子。11歳から大阪・心斎橋で路上ライブを始めたという井上さんは、2015年7月にメジャーデビュー。キュートなルックスと歌声、等身大のメッセージがツイキャスで人気を集め、現在は視聴者数200万人を突破。映画『私たちのハァハァ』にも出演を果たした。2ndシングル「ナツコイ」が聴ける「ACUVUE」とのコラボCMも注目を集めており、キャンペーンサイトではオリジナルPVやレコーディング風景を収めた動画も公開中。その「ACUVUE」のCMに出演しているのが、“美しすぎる15歳”と呼ばれる久保田紗友だ。「ONE OK ROCK」の楽曲が印象的なNTTドコモ「iPhone・iPad」シリーズに出演し、「家族」篇では涙ながらに上京する少女役で話題に、「感情のすべて/男女」篇では村上虹郎とキラキラな恋人同士を演じて胸キュンを呼んだ。二階堂ふみの後輩にあたり、ディーン・フジオカ主演のNHKドラマ「喧騒の街、静かな海」や原田知世×斎藤工の「運命に、似た恋」、阿部寛主演の映画『疾風ロンド』など話題作が控えている。「あの子は誰?」といえば、WEB限定ながら、本格的な辛口で知られるグリコ「ビーフカレー〈LEE〉」の25年ぶりの新CMにも、注目女子が登場。やけに目力鋭い女の子が汗だくになるものかまわずカレーを食べる姿に、目が離せなくなる人が続出中だ。彼女は、デビュー1年ほどで初主演舞台「ヨミガエラセ屋」を経験、映画『商店街戦争-SUCHICO-』では猟奇殺人犯(!)を演じた松本穂香。映画『青空エール』や『にがくてあまい』への出演が決まっている。現在16社のCMに出演する有村架純の“妹分”として、今後の活躍が期待されている1人だ。また、CM界で目下、躍進中といえるのが、『チア☆ダン』で広瀬さんの親友役を演じることが発表された中条あやみだろう。「Seventeen」専属モデルを務め、『劇場版 零~ゼロ~』で映画初主演。人気女優の“登竜門”と呼ばれる「ポカリスエット」のCMに起用され、セーラー服で派手にスッ転びながらも街中を疾走する姿は大きな注目を集めた。クール・ビューティかと思いきや、NTTドコモ「d ポイント」のCMでは一転、お笑いコンビ「ロッチ」が声をあてる黄色い鳥“ポインコ”とコミカルに共演。投げキッス、ウインクに歌、サンバ風ダンスなど、さまざまな表情を披露。さらに、柴咲コウを引き継いで「ハーゲンダッツ」の新アンバサダーにも抜擢され、商品サイトではWEB限定インタビューも公開されている。そんな中条さんは、美少年勢ぞろいの『ライチ☆光クラブ』でヒロインを務めていたが、7月2日公開の『セトウツミ』では池松壮亮&菅田将暉と三角関係(?)になるというから見逃せない。さらに、CMのハマリ役で一気に注目されたのが、“岡山の奇跡”と呼ばれる「白猫プロジェクト」の桜井日奈子だ。これまで、元サッカー日本代表の前園真聖や本田圭祐選手のモノマネ芸人じゅんいちダビッドソンがサッカー部員役として登場する「白猫高校シリーズ」、桜井さんの大学生活を描く「大学生」篇と新人タレントとして始動する「芸能界」篇が登場。彼女のマネージャー役を務める「おぎやはぎ」矢作兼とのコンビも絶妙で、最新「待つのが仕事」篇では早口言葉をまったく言えずにかみまくる桜井さんを、矢作さんが温かく(?)見守っている。「8×4 BODY FRESH」のCMでは特技のバスケットも披露している桜井さん。初舞台「それいゆ」を終えたいま、今後の動向に注目が集まっている。(text:cinemacafe.net)
2016年06月19日まもなく2016年も折り返し地点。思えば、今年の日本映画は、初めから“何か”が違っていた。「Hey! Say! JUMP」中島裕翔&菅田将暉で「NEWS」加藤シゲアキの小説を映画化した『ピンクとグレー』は、開始62分後にガラリと “世界が変わる仕掛け”が施され、原作を知る人にとっても度肝を抜く展開を行定勲監督が見せつけた。また、ゴールデンウィーク中、お馴染みの人気アニメやハリウッド大作がありながら、客足が落ちなかった1本といえば、「ZQN」(ゾキュン)とよばれるゾンビ化した人々が次々襲ってくる、日本映画としては異色のパニックホラー『アイアムアヒーロー』。大泉洋主演で花沢健吾のベストセラーコミックを映画化した同作は、ヘタレで情けない主人公がいつ“覚醒するのか”にもハラハラドキドキしながら、スカッとするラストが用意されており、エンターテイメント性も十分。『リング』『呪怨』など、いわゆるジャパニーズ(J)ホラーとは一線を画しながらも、海外の映画祭で絶賛を受けていた。そんな挑戦的で冒険的な、これまでにない刺激と衝撃を与える日本映画が、近ごろ急増中だ。まず、日本が世界に誇るJホラーでは、“本家”の二大対決が実現してしまった。何かとヒーロー同士が激突を見せる今年、『コワすぎ!シリーズ』などを手がけてきた白石晃士監督の『貞子vs伽耶子』(6月18日公開)では、『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子という、2大“最恐女子”までも世紀の対決を果たす。しかも、“呪いのビデオ”で貞子に狙われるのは山本美月で、“呪いの家”で伽耶子に狙われるのは玉城ティナという人気モデルでもある若手女優2人。しかも、そんな “最恐女子”を「引き合わせてしまえ」という霊媒師の経蔵役を演じるのが、いつでもクールな色気たっぷりの安藤政信とあれば、見逃せない。さらに今年は、『呪怨』の清水崇監督と清野菜名とのタッグで、水や風などを体感できる4DX限定の『雨女』(公開中)まで登場。劇場でしか出会えない恐怖を実現させている。そんなJホラーの醍醐味といえば、ごく普通の日常の中に忍びよる驚愕の恐怖。だが、“呪い”とまではいかなくても、穏やかな日常とすぐ隣合わせにある究極の狂気は、身を凍らせるには十分だ。「V6」森田剛の映画初主演作『ヒメアノ~ル』(公開中)は、「ヒミズ」「行け!稲中卓球部」の古谷実によるコミックが原作。これも映画らしい見せ方で、前半は「これがR15指定?」というほどに、濱田岳、ムロツヨシ、佐津川愛美によるほのぼのとした三角関係が繰り広げられていく(若干、ムロさん演じる先輩の“想い”に危険な香りがするが…)。しかし、ほのぼのカップル成立と同時に起動するのが、森田さん演じるサイコキラーの残忍すぎる狂気。華奢な体つきの森田さんが、全体重をかけるかのような殺人シーンには戦慄を覚えずにいられない。仮にもアイドルである彼が挑戦した、容赦のないバイオレンスと過激描写はかつてないほど。同様なことは、『ディストラクション・ベイビーズ』(公開中)にもいえる。柳楽優弥に菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、さらに池松壮亮、北村匠海ら、最旬ともいえる人気若手俳優が新進気鋭の真利子哲也監督のもとに集結。どんな青春映画に仕上がるのかと思いきや、柳楽さんが演じるのは路上で見知らぬ人にいきなり殴りかかり、ストリート・ファイトを繰り返す青年で、全編ほぼ無言。その暴力の衝動は止まることを知らず、ただ殴り、殴られ続ける。また、菅田さん演じる高校生は青年のギラギラとしたカリスマに惹きつけられ、「おもしれえ」と傍観者から暴力で支配する者へと転じてしまう。劇中には、小松さんが菅田さんに本気で殴られる(それ以上)シーンもあり、この衝撃はかなり後を引く。日常に迫りくる狂気に、後を引く“気味の悪さ”+豪華キャストといえば、『クリーピー 偽りの隣人』(6月18日公開)も忘れてはならない。前川裕のミステリー小説を原作に、黒沢清監督のもと西島秀俊と香川照之がまたも競演。それぞれ、『ニンゲン合格』『蟲たちの家』『LOFT ロフト』、『蛇の道』『トウキョウソナタ』「贖罪」に続き、4度目の黒沢作品ながら “初”タッグ。香川さん演じる“奇妙な隣人”は、初対面からどこかとらえどころのない現実感のなさを醸し出し、かなりヤバめ。この隣人と6年前の未解決一家失踪事件の関係に気づいた西島さん演じる犯罪心理学者は、竹内結子とせっかく夫婦になれたのに(?)、平穏な日常を浸蝕されてしまうのだ。さらに、『その夜の侍』で決して笑わない堺雅人の喪失と憎しみを描き、映画ファンを震撼させた劇団「THE SHAMPOO HAT」赤堀雅秋の監督2作目『葛城事件』は、『64-ロクヨン-』の三浦友和が暴力的で高圧的な父親を怪演。無差別殺傷事件を起こした死刑囚の家族が崩壊する様を、不穏な空気感たっぷりに描き出すこの問題作には、父親に反抗できない長男役に引っ張りだこの個性派・新井浩文と、無差別殺傷事件を引き起こす次男役に新鋭の若葉竜也、そして思考停止の母親役に南果歩と実力派がずらり。そんな家族を暴力で支配する父親・三浦さんが体現したパブリックイメージへの “裏切り”は、いつまでも心をざわつかせるに違いない。また、綾野剛と『凶悪』白石和彌監督がタッグを組んだ『日本で一番悪い奴ら』(6月25日公開)にも“裏切り”が満載。これまで、幾多の映画・ドラマで“正義のヒーロー”として描かれてきたはずの警察官が、やらせ逮捕におとり捜査、拳銃購入、覚せい剤密輸など、これでもかと悪に染まっていく姿を描き、もはや振り切れて逆にコメディかと見間違うほど。これが日本警察始まって以来最大の不祥事という実話であることも、観る者を驚愕させる。そのほか、門脇麦が“哲学的尾行”を行う『二重生活』(6月25日公開)も、絶妙な変化球で観る者を引き込ませ、困惑させる問題作。哲学の修士論文に悩む学生が、偶然出会った隣人(長谷川博巳)を尾行!尾行する者の視点と、そんな彼女の姿をとらえるカメラの視点が巧みに入り交じり、ドキュメンタリーを見ている感覚から一歩進んだ、他人の日常を覗き見する高揚感と罪悪感に心がざわついていく。変化球といえば、宮藤官九郎監督・脚本×「TOKIO」長瀬智也×神木隆之介による『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』(6月25日公開)にも注目。不慮の事故で地獄に堕ちてしまった高校生が、地獄専属ロックバンド・地獄図(ヘルズ)の赤鬼・キラーKの力を借りて、初キスのために“生き返り”に挑む。長瀬さんをはじめ鬼の面々は素顔が誰だか分からないほどのキャラ変だが、神木さんも負けじと“ウザキャラ”で弾けている。抱腹絶倒コメディにロック青春ミュージカルがかけ合わされた、かなり挑戦的な1作となっている。バイオレンスで過激、不気味で後味が悪い作品からぶっ飛んだコメディまで、予定調和に収まらない日本映画の挑戦を、あなたは受けとめられるだろうか?(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピンクとグレー 2016年1月9日より全国にて公開(C) 2016「ピンクとグレー」製作委員会
2016年06月18日長男5歳。小学校入学も控え、いよいよ本格的に「しつけ」を考える年齢になってきました。以前より口うるさく言う機会が増えてきたのですが、正直、心の中はモヤモヤでいっぱいです。子どもが言うことを聞いても嫌なムードが残り、何だかスッキリしない…。そもそも「しつけ」って、何だろう?子どもに偉そうに指示を下し、「あなたのためよ」とお決まりのセリフで押し付けるのが、本当のしつけなんだろうか?そもそも私って、子どもをしつけられるほど立派な人間だったっけ…そう、悩み始めたのです。 ほんとうに「子どものため」?悩みながら気付いたのが、まず自分が「しつけ」という言葉をうまく飲み込めていないということ。それは、子ども時代の記憶があるから。子どもの頃は、「しつけと称して偉そうにしたり、怒る大人」に嫌悪感を感じていたのです。同時に思い出されるのが、「あなたのため」と口うるさく言われた記憶。たしかに親になってみれば子どものためを思って言うのですが、子どもの頃を思い出すと、親の言う「あなたのため」が時々「押し付け」に感じるときもありました。そういうときに限って、よく考えると「親のため」も絡んでいるのです。たとえば「親の体裁のために勉強してほしい」というように。では、本来のしつけって何でしょうか?それは「子どもが自分で自分の身を守り、また他人と社会でうまくやっていくための習慣作りの基盤」となるものです。たとえば、子どもが健康で、安全に生きていくために。友達と遊んだり、ケンカをしても仲直りして、信頼関係を築いていくために。社会に出て周囲と協力して夢を叶え、恋人や家庭を作り、やがて我が子を育てていくために。そうやって子どもが自分らしい人生を歩める基盤を、いま形作ることがしつけなのです。子どもにどう育ってほしいのかじっくり考え、しつけの定義をしっかり定めておくと、「しつけと称して偉そうになる」ことは防げると気付きました。本来の自分とのギャップもう一つ引っかかるのが、「自分は子どもをしつけられるほど、きちんとしていたかな?」ということ。そこまでひどい人間だとも思いませんが、独身時代は夜更かしが好きでしたし、休日はパジャマのままダラダラ、テレビだって付けっぱなしでした。「本来の自分」だって、子どもに威張れるほど立派な人間ではないのです。だからさも偉そうに口うるさく言う「ママとしての自分」とのギャップを、気持ち悪く感じていたのでしょう。そして子どもはその違和感にも、必ず気付くものです。そのギャップをなくすためには、まず本来の自分がしっかり生活することです。早く寝てもらいたいなら、自分が早く寝る。勉強して欲しいなら、自分が勉強する、という風に。子どもは親の真似が大好きですし、親の背中を見て育ちますから、効果はあるでしょう。基本は自分がしっかり生活をし、子どもに声をかけるときはしつけの定義を思い出すこと。そうすることで「偉そうに」「口うるさく」「押し付けるように」ならず、自然としつけることができると思うのです。ライター:宮野 茉莉子
2016年06月17日映画を通じてその国の文化を知る、そこに生きる人たちの生活を知る、そして映画をきっかけに旅に出たいと思う――。今、トルコに想いを馳せているのは、映画『裸足の季節』を観たからです。トルコの都市イスタンブールから1000キロ離れた小さな村に住む5人姉妹のお話で、古い慣習と封建的な思想のある村で生きる彼女たちに(日本人の)私たちのような自由はなく、あることがきっかけで家から出ることを禁止され、花嫁修業の日々…。えっ、この時代に!?という驚きがありました。ですが、恋をしたい、街に出かけたい、お洒落をしたい、自由に生きたい、というのは彼女たちも同じで。閉じ込められたカゴから羽ばたこうとするその力強さ、また自分の運命を受け入れて生きようとする潔さからは、自由であることの本当の意味を考えさせられます。姉妹の会話のなかに登場する街イスタンブール。…と聞いて思い浮かべるのは、やはりモスクが立ち並ぶあの街並でしょうか。たとえば、『007 スカイフォール』のオープニングはイスタンブール。空から撮影したあの何とも言えない美しさは格別で。『裸足の季節』のなかで姉妹たちからイスタンブールの言葉が出るたびに、その景色が頭のなかに思い浮かんでいました。また、イスタンブールと言えば、2万枚以上の青いタイルと250を超えるステンドグラスの窓が飾られたスルタンアフメット・モスク(別名ブルーモスク)、メドゥーサの首の像が柱を支えていることで有名な地下宮殿、ビザンチン建築の最高傑作と言われるアヤソフィア博物館大聖堂(聖ソフィア大聖堂)…など、あちこちに歴史的建築がズラリ。タイムスリップしたような感覚になる街です。話を戻します。この映画を観る前はどこか雰囲気が『ヴァージンスーサイズ』と似ていると思っていましたが、似て非なるものでした。『裸足の季節』には少女たちの生きるエネルギーが流れていて、そこから発せられる美しさと力強さに魅了される。古いしきたりや社会のなかの女性の在り方を問うだけの映画ではなく、そういう世界でも青春はあることを描いている。彼女たちの青春、その輝きにハッとさせられる。女性の力強さと輝きを感じてほしい一作です。(text:Rie Shintani)
2016年06月15日ぶっちゃけうまくいってる? 困った? 助かった?実録! お義母さまとの同居・近居エピソード「スープの冷めない距離」とはよく言ったもので、同居・二世帯同居・敷地内別居・近居など、さまざまな形態でおかあさまと暮らしているヨメのみなさま、いつもおつかれさまです! 今回はそんなみなさまに「お義母さまとの同居・近居で困ったコト、助かったコト」を教えてもらいました。近い将来、そうなるかもしれないママたちも、そうではない人も必見のエピソードをたっぷり紹介します。イラスト:春吉86%近くてヨカッタ! お義母さまに感謝家族みんなでインフルエンザにかかった時、自分が動けなかったのですごく助かった(、p、p)私が大病を患って緊急入院し、2カ月病院から出られず。子ども3人と夫は、実家で食事をしてなんとか乗り切ってくれた。退院後も、お裾分けをくれたり食事に呼んでくれたりしたので、リハビリや療養に専念することができ、本当にありがたかった(あのしゃ)仕事中に子どもが体調が悪いと連絡があると、私の代わりに迎えに行ってくれるのでとても助かる(モコモコ)こ、こ、怖すぎる〜! 監視しないでっ夜、窓の外が気になったので窓のカーテンを開けたら、白い顔がボーっと浮かび上がり思わず悲鳴をあげてしまった! 義母がうちの様子を覗いていたことがわかった…(nana)自転車ですぐに来られる距離なので、監視されている感じ。「こないだ通ったけど、夕方は出掛けていたみたいね」など常々言われる(ここてぃ)義理の家族が隣に住んでいる。最初の頃はやたらと玄関チャイムを鳴らされたり、まだ赤ちゃんだった長女を勝手に連れて行かれたりした…。また、窓から覗かれることもよくあり、とても怖かった(つぼゆ)何は無くとも同居はツライよ…義母はいつも自分の部屋ではなくリビングでテレビを見ながら着替える。下着姿でウロウロしている時があり、見たくないし困る…(ぽとと)子どもが悪いことをすると、義母と夫が一緒になって叱るので、私が子どもの逃げ場になってあげないと…と思い子どもをかばうと、「そんな甘い態度ではだめだ」とWで説教をされる。トホホ…(よっしー)とにかく過保護で心配性な義母。娘が幼稚園の頃、冬は風邪を引くからと公園遊びを禁止された。母親の私の意見は全く聞き入れてもらえず、かなりストレスが溜まった(くいしんぼ)私の子育て方法にケチをつけてくる!(あひと)突然の訪問はヤ・メ・テ・ッ!!よく孫に会いに来るのはいいが、事前に知らせてほしい。突然だと慌ててしまうので…(みうみう)歩いて15分の距離に住んでいて、毎週一度は必ず会う。土日はアポなしで来るので困る。部屋がハチャメチャで家族全員パジャマでダラダラしている時でも突然来るので、土日は朝からいつ来るかとドキドキする(みーぶ)雨が降った時に洗濯物が干しっぱなしだと、頼んでもいないのに家に入って取り込んでくれる。それはそれでありがたいけど、勝手に入られるのは微妙な気がする…(あっちゃん)同居・近居も悪いことばかりじゃない食費をかなり負担してもらい助かっている。メニューを考えて買い物してきてくれることも多い(はるタン)野菜をたくさんお裾分けしてくれて家計が助かる。晩御飯のおかずを分けてくれたりする(ハセ)子どものお弁当作りとか家事を手伝ってくれるので本当に助かる(リンリンちゃん)雑草が生え放題の庭の草抜きをしてくれたり、垣根を切ってくれたりする。指定のごみ袋も同じなので、ゴミ袋に入れてあとは捨てるだけの状態にしてくれるので、とっても助かっている(hani)いくら近いからって頻繁に呼び出さないで!電車1本で行ける距離なので、「おいしいお肉いただいたのよー食べにきて!」とか「庭のお花がきれいに咲いているのよ〜」などしょっちゅう呼び出しがある(汗)(たか)「家に来て〇〇を入力してほしいんだけど」「プリンターを買っておいてくれない?」「ワインを注文してくれない?」などなど、やたらと使われる。私も仕事が忙しい時は断るけれど、年に数回子どもを預かってもらうこともあるので、無理して頼みを聞いたりもする(なお)ちょっとしたことで呼び出されることがツライ。体調が悪いと夫に電話してきて、結局私が様子を見に行くことになる。行ってみると意外と元気だったりして…(大ママ)気を遣わないはずの実母との同居でもトラブル多発!?実母と毎日のようにケンカになる。母は私(1人っ子)を育てた経験しかないが、孫は男の子2人兄弟。子育ての大変さに驚いている。子育ては口を出さないでほしい(MO2)留守番をしてほしい時に自分の用事をどんどん入れてしまっていたり、お願いした日を忘れてしまっていて出かけてしまう。母がいるものと思って子どもにカギを持たせていない日に母はそれを忘れて出かけてしまい、子どもたちが家に入れなかったことがある(こだぬき)うまくいく秘訣は“つかず離れず”近くに住んでいるが、お互いあまり干渉しないように心がけている(はずきさん)家が近くお互い行き来していることもあり、義母は我が家の合いカギをほしがる。夫にも言っているようだが、私は断固拒否! 合鍵が作れない特殊なカギなのでと説明しているがどう思っているのか…。カギは渡さない、それだけは譲れない!(そらてり)同居は無理だと判断し近居にした。週末は気軽に遊びに行ける距離なので、子どもと夫だけで行くことも。お互い干渉しすぎないし、自分の生活のペースが保てるので、仲良くできているのだと思う(ぴっころりん)
2016年06月15日世界各国で記録的ヒットをたたき出した異端児ヒーロー映画『デッドプール』が6月1日(水)、全国744スクリーンで封切られ、R15+指定作品にもかかわらず早くも興収10億円を突破する好スタートを切った。日本でも“デップー”旋風が巻き起こった理由は?映画は謎の人体実験を受け、驚異的な治癒能力と不死の肉体を手にした代償に、顔を含めて全身の皮膚がただれてしまった元傭兵のウェイドが、デッドプールに変身し、復讐を誓うというアクション大作。過激な暴力描写に加えて、刺激が強いセリフも多々あり、全米でもR指定を受けたが、『アバター』『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』を超えて20世紀FOX映画史上、最高のオープニング記録を樹立し、3週連続で首位を守った。熱い支持を集める最大の理由は、何より主人公であるデッドプールのキャラクター性にあり。一見、ヒーロー然としたルックスながら、その素顔は自己チューでお調子者、利己的で無責任というギャップがとても新鮮。近年は「真の正義とは?」とシリアスに問題提起するヒーロー映画が多いだけに、ここまで弾けた(フザけた)主人公が大暴れするのは痛快そのものだし、不謹慎狩りが横行する窮屈な時代の空気に風穴を開ける清々しさもある。公開前のプロモーションでも、そんな型破りヒーローのキャラクター性を全面に押し出し、映画ファンはもちろん、普段なら実写洋画を敬遠する層まで幅広く訴求。大々的な“マーベル”アピールはせず、アメコミ映画特有のハードルの高さを打ち消した点も奏功している。この“キャラ推し”戦略は、同じくR15+指定ながら、興収40億円超えの大ヒットを記録した『テッド』(12年公開)に通じるものがあり、日本人のギャップ萌え傾向も垣間見える。もちろん、SNSによる口コミも見逃せず、やはり力を発揮するのはパッと見で認知できるキャラである。『名探偵コナン 純黒の悪夢』『ズートピア』がともに興収60億円を突破する一方、洋邦問わず実写映画の数字が思うように伸びていない2016年の映画界。夏休みシーズンには、さらに強力なアニメ作品が数多く公開されるだけに、いまこそ『デッドプール』のヒット動向を分析することで、実写映画が浮上する糸口が見えてくるかもしれない。『デッドプール』は全国にて公開中。(text:Ryo Uchida)
2016年06月14日こんにちは、ママライターの木村華子です。北海道七飯(ななえ)町東大沼付近の林で、田野岡大和君(7歳)が行方不明になっていた事件は、2016年6月3日朝、陸上自衛隊駒ケ岳演習場内の小屋で雨宿りする大和君を隊員が発見する、という嬉しいニュースで幕を閉じました。大和君の無事が確認され、同じ世代のお子様を持つパパ・ママたちの中には、ホッと胸をなでおろした方も多いのではないでしょうか。私自身、もしも山中で一人きりになっているのがわが子だったら……と、遭難中の大和君が抱く心細さや恐怖を思い、他人事とは思えない1週間を過ごしました。大和君の行方が分からなくなった時点から、ちまたでは“置き去り”を虐待だとする意見 が飛び交っています。『山の中に子どもを置き去りにするのは、しつけではなく殺人同等!』『あきらかに虐待。または、ネグレクトの一つだと思う』などなど……。と同時に、ネット上では「自分も子ども時代、置き去りにされたことがある……」という声も少なくはない様子。大和君と同じく、ドライブ中に車から降ろされた経験談や、ソフトなものでは買い物中にスーパーで置き去りにされたなど、これらのエピソードを見ていると、確かにありがちなしつけ方法であるかのようにも思えます。「私もそうだった!」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?児童虐待が叫ばれるようになった現代だからこそ問題視されるしつけ方法ですが、一昔前までは決して珍しい行為ではなかったのかもしれません。そこで今回は、現在子育て中のママたちが幼少期に受けた“自分の子どもにはしたくないしつけ体験” を取材いたしました。●自分の子どもには絶対にしたくない“しつけ”の体験談●(1)おばあちゃんにお灸を据えられた『おばあちゃんちでイタズラすると、文字通り“お灸を据えられていた”。指のつけねにモグサを据えて、そこに火をつけるんだけど、子ども心にスゴい恐怖だった……。あんな教育法が、古き良き風習っぽくなっているのが理解できない!完全な体罰で、虐待だと思う』(30代・小2のママ)●(2)先生に全力でビンタされた『小学校に、怒ると全力でビンタしてくる先生がいた。でも、なぜか生徒には懐かれていた。怒るととても怖いけど、褒めるべきときにはしっかり認めてくれる先生だった。今では考えられない。たとえ良い先生だとしても、私なら一発でもわが子をビンタした時点で訴えそう。当時の先生はスゴいけど、全てを任せていた親もスゴい』(30代・3歳児のママ)●(3)父親に木刀を持って追いかけられた『わが家の父は、怒ると木刀を持って追っかけてきてた。実際に木刀で殴られた記憶はないから、多分追っかけていただけなんだけど、今考えれば、子どもをしつけるのに“脅す”って必要かな? と疑問に思う。下手な体罰よりも悪質な感じがする』(40代・小2のママ)●(4)母親に無視されたり悪口を言われたりした『体罰はまったくない家庭だったけど、悪いことをしたときの母親による精神的な攻撃がキツかった。「そんな子は私の娘じゃない!」と言って、ずーっと無視されたり、聞こえる場所で父親に私の悪口を言ったり……。それが虐待だったとわかるまで、結構な時間がかかった。自分が30代になった今、当時の母親がいかに幼稚だったか痛感している。ああはなるまい、と思う』(20代・6歳児のママ)●(5)置き去りや閉め出しが日常茶飯事だった『今回の事件と同じように置き去りにされたり、押入れに閉じ込められたり、玄関から閉め出されたり……というのは日常茶飯事だった。自分が親になって思うのは、正直わからんでもない……ということ。イラッとして、ベランダに子どもを出してしまいたくなることもある。でもそういうときって、しつけとかとは別の感情に支配されてるから、理解はできるけど正しいとは言えない 』(30代・5歳児のママ)●自身が受けたしつけを振り返り、子育てを見つめ直してみては?実際に子育てをしていると、虐待としつけの線引きに悩まされる瞬間は多々あります。そしてその答えはとても主観的で、個人差が生じやすいものでしょう。しかも、時代によって変化しやすいものでもあります。ある親子にとっては些細な教育方法の一つであったとしても、別の親子にそれが適応されるとは限りません。それぞれの親子に、それぞれの経験に、その答えがあるのだとすれば、「どこからが虐待なのか」を問い続けることに意味があるように感じます。ママたちが経験した「子どもにはしたくない!」エピソードは、それぞれの親子の答えが見え隠れするヒントのようにも感じられました。時には自身の幼少期を振り返って、当時どう感じたかを思い返し、現在の子育てを見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。●ライター/木村華子(ママライター)
2016年06月14日先日、イギリスからやってきた友人とご飯を食べていて、映画の話になりました。友人:最近、面白い映画を観た?私:ああ、そういえば、若き日のエリザベス女王を描いた『ロイヤル・ナイト英国王女の秘密の外出』を観たな。友人:イギリスではちょっと前に公開されたけど面白かったよね。そういえば、監督は私の友人なのよ。知ってた?私:ジュリアン・ジャロルド監督ね。そういえば、『キンキー・ブーツ』が公開されたときに、そう言ってたよね。友人:そうだ、連絡を取ってあげるから、映画のことを何でも聞いたら?私:ぜひぜひ!…というわけで、友人が私とジャロルド監督を繋いでくれたわけです。後に女王となるエリザベス王女と妹のマーガレット王女が、生まれて初めてお忍びで外出した一夜の出来事(実話です!)を描く『ロイヤル・ナイト英国王女の秘密の外出』。2人が初めて手にした“自由”が、どれほどの喜びと切なさに満ちていたかを、丁寧な心理描写で映し出した作品です。監督は忙しい合間を縫って、私が聞きたかった4つの質問に答えてくれました。――映画、とっても楽しく拝見しました。映画を作る過程での苦労話などはある?ジェロルド:よく、ロンドン塔には連行されなかったよ(笑)。女王がこの映画を見たら、にやりと皮肉っぽく微笑えんでくれたらいいなと思う。いずれにしろ、何かしらの反応が女王側からあるとしても、時間がかかるだろうね。とにかく、バッキンガム宮殿から映画撮影の許可をもらうのは難しかった。グリーン・パークの宮殿の門の外と遊歩道で撮影したかったから、宮殿からの許可は必須だったんだ。だから、脚本を提出しなければならなくて。許可を取るのに何年もかかったんだ。結局、許可してくれたけど。実は、ヨーロッパ戦勝記念日というまさにその日に、アーク灯のもとで、100名ほどのエキストラたちと宮殿の外で撮影した。皆、歌を歌い、歓声を上げたんだけれど、それはちょうどエリザベス女王のプライベートな居住施設の真下だったんだ。みんなで窓を見上げ続け、カーテンが動くのではないかと見守っていたんだ。彼女は僕たちを見たかって?さあ、どうだろうね(笑)。――この作品が実話に基づいているとはいえ、ストーリーだけ聞くと、名画『ローマの休日』を思い出しちゃう人もいるでしょうね。もちろん、私は2つの作品が全く違うタイプの作品だと知っているけれど、観ていない人は、ちょっとそんな印象を持つかも。それは心配していない?ジェロルド:そう言われることは決して嫌じゃない。この映画こそが実話に基づいていると知ってもらえることは、嬉しい。最終的に映像をまとめてみたら、それが『ローマの休日』にある意味で似ていると感じたんだ。実際のところ、僕もヨーロッパ戦勝記念日の夜、2人のプリンセスが群衆のただなかにお忍びで出かけて行って、宮殿の外でダンスし、英国国歌を歌ったという実話について耳にしたとき、それはありえないと思ったんだ。でもよくよくリサーチしてみると、それが事実であり、誰一人として彼女が王女だと気づかなかったと知った。フェイスブックもスマホもない時代。セレブリティ文化がまだ黎明期だった時代の話ならではだね。――映画で描かれる王女様の一夜の冒険は、初めてエリザベスが知った“本当の世界”に対する驚きと喜びに満ちている上、ちょっとした淡い恋のようなものまで描かれていてチャーミングでした。でも、ひとりの女性として自由を謳歌するのは、この一晩限りで、永遠にエリザベスには訪れないという事実に切なくなりました。ロイヤルファミリーはすべて欲しいものを手にしている人たちだと思っている人も多いかもしれないけれど…。ただ、この経験が、彼女にとって、民の生活や自由というものを直接知る貴重な機会となったからこそ、彼女を国民に愛される女王へと成長させていったのかもしれないわね。ジェロルド:全く同感だよ。第2次世界大戦下、ロンドンはひどく爆撃を受けていたし、バッキンガム宮殿も、実際に国王と王妃が住んでいたときに直撃されていたから、戦時中、2人の王女はウィンザー城に閉じ込められていたんだ。それに、王と王妃はとても保守的で、2人を洗練された社交界のみで生きるようにしつけていた。だから、あの一夜は姉妹にとって特別で唯一無二の体験となったんだ。エリザベスはまず民衆の喜び、楽観的な表情、幸福感を目撃することができた。この経験は、彼女の目を開かせ、自分の役割を自覚させることになったのだと思う。国王と王妃のいる宮殿と、群衆と一緒にいるエリザベスが門で隔てられているシーンは象徴的だ。映画の中では、そこで初めて自らが女王として担う役割と、それに伴う犠牲について本当の意味で気づくんだ。そしてもちろん、ジャックという男性との出会いとそれ端を発した冒険は、彼女の人間としての部分を浮かび上がらせ、宮殿に戻るということについて複雑な想いを抱かせるんだよ。――本作を撮り終えた今、エリザベス女王に対する想いで変わったことは?ジェロルド:実は、僕は君主制については、ずっと態度を決めかねていたんだ。階級構造や特権階級を守るものなのかとか、本当に我々の憲法で重要な役割があるのかとか考えていたから。とはいえ、ロイヤルファミリーはイギリスには大切な存在だし、外交的にも重要な存在なんだと認識できた。そして、彼女の90歳の誕生日(4月21日)を迎えた今では、もちろん多くの国民同様に、すっかりエリザベス時代の子どもたちだよ!(text:June Makiguchi)
2016年06月14日NMB48からの卒業を発表している渡辺美優紀が、昨年4月より出演している読売テレビの情報バラエティー番組『大阪ほんわかテレビ』(毎週金曜 19:00~19:56 ※関西ローカル)を6月17日放送分で卒業。NMB48の後輩・須藤凜々花が新レギュラーに加わることとなり、このほど、大阪市内の同局で渡辺と須藤が会見を行った。この日は、渡辺が共演者の笑福亭仁鶴、間寛平、たむらけんじらに後任の渡辺を紹介する引き継ぎのシーンを収録。須藤へのアドバイスを求められた渡辺は「寛平師匠の隣に座ると、結構“スキンシップ”がある」とトーク中にボディタッチされていたことを暴露し、寛平をタジタジに。たむらを「最後の最後に、えらい爆弾放り込んできよった!」と慌てさせて爆笑をさらうなど、トークを盛り上げていた。会見でこの爆弾発言について聞かれた渡辺は「寛平師匠のスキンシップはなぜか嫌な気がしない」と語り、「これって寛平師匠のパワーだと思うんですけど、何をされても許してしまう。私にとってアイドルみたいな存在でした」とニッコリ。「たくさん笑えて本当に楽しかったです」と収録を振り返った。また、レギュラーのバトンを渡す須藤を「MNB48のライブMCでとても印象に残る言葉を言ってくれる。後輩の中では一番といっていいぐらい、私をワクワクさせてくれる存在」と絶賛。「いつも通りの凜々花の力を出して、番組をほんわかさせてほしいと思います」とエールを送った。さらに、NMB48の卒業を控えた現在の心境を「こうしてひとつひとつの仕事を終えて、みなさんとお別れするのは寂しいですが、これから自分にどんなことができるのかな?という期待やワクワク感もすごくある」と語った渡辺。「やりたいことがいっぱいある。それを全部やってやろう!と思っています」と卒業後の活動に大きな意欲を見せていた。そんな渡辺の後を受け、「恐れ多い…」と恐縮する須藤だが、「みるきー先輩はフワフワしたやさしい雰囲気ですが、私は哲学と麻雀が趣味なので、一風変わった角度から攻めていきたい」と個性派トークに意気込み十分。すでに寛平とは“麻雀”の約束しているそうで、「次回の収録からは、手積みの麻雀を楽屋に持ち込んでアタックしたいと思います!」と張り切っていた。
2016年06月14日こすらないメイク落とし発売2016年8月4日、、炭酸泡を顔に乗せるだけでメイクが落とすことができる、こすらないメイク落とし「クレンジング泡パック」がスキンケアブランド「美肌しつけ」より発売される。発売元は、ノエビアグループの常盤薬品工業株式会社。摩擦ストレス」無し「クレンジング泡パック」は、常盤薬品が行った調査結果から、94パーセントの女性がメイクを落とす際のクレンジングによる負担である「摩擦ストレス」を感じていることがわかり、その「摩擦ストレス」を無くすために開発されたメイク落としだ。【商品特長】(1)3ステップで完了「摩擦レス」クレンジングステップ1:泡を顔にのせる。泡が、メイク・古い角質にしっかり吸着。ステップ2:泡をおさえてつぶし、そのまま20秒待つ。メイク・古い角質がじゅわっと浮きます。ステップ3:洗い流す。泡がオイル状に変化したら、洗い流して完了。(2)炭酸泡パックで、くすみオフ古い角質、毛穴汚れ、角栓をオフします。クレンジングのたびにクリアで美しい素肌へ。(3)贅沢な美容成分配合で、洗い上がりもうるおう・天然由来の贅沢オイル配合アルガンオイル、ホホバオイル、オリーブスクワラン・うるおう美容保湿成分配合ヒアルロン酸、ユズセラミドアロエエキス(プレスリリースより)また、1本4役を担い、メイク落とし、洗顔、毛穴・角栓クリアパック、うるおいマスクがW洗顔も不要となっている。販売チャネルは、全国のドラッグストア、量販店、常盤薬品化粧品ブランドオンラインショップ「SANA」など。「摩擦ストレス」を感じている皆さん、是非「クレンジング泡パック」をお試しあれ。なお、常盤薬品化粧品ブランドオンラインショップ「SANA」では、「ふっくらもち肌」へ導くスキンケア「なめらか本舗」や毛穴のデコボコをなめらかにするベースメイク「毛穴パテ職人」など豊富な化粧品ブランドが発売されている。要チェックだ。(画像はプレスリリースより)【参考】・プレスリリース メイク落とし「クレンジング泡パック」発売・常盤薬品化粧品ブランド公式HP
2016年06月14日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。もはや毎週だけど、気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第11回目。前回はドキドキ初香港紀行をお届けしました。今回は生まれて初めて書いてもらった似顔絵についてのお話。 ROBEの人気コンテンツはイラストコーデ。流行アイテムのコーデ紹介やランウェイトレンド、妄想シチュエーション着こなしなどをイラストで表現しています。写真の方がもちろん鮮明なのですが、ファッションイラストで表現することで「ここはどうなっているんだろう、こうだったら素敵だな」と、見る人が想像して楽しめる“余白”を残せるのがイラストの魅力だと思います。自分の顔を鏡や写真で見ることはあっても、他の表現で見ることはなかなかない。人に撮ってもらった写真や鏡の前ではこうじゃないああじゃないと悩んでしまうし、セルフィーの中ではいつだって現実の私と理想のワタシの間で漂っていられる。じゃあ他人のフィルターで見た私って、どんな感じなんだろう?イラストの記事を担当していたら、自分もイラスト化してもらいたくなってしまいました。イラストの私は清楚だった人気イラストレーター たなかみさき さんに似顔絵を描いてもらえるということで、自由が丘のKIAN ART GALLERYで開催中のアクセサリー展示販売会&イラスト展「AMAGOI DISCO」に行ってきました。Instagramで見かけて気になっていたたなかさんのイラストは、どこか懐かしさと儚さを感じさせる色使いと細い線が特徴。特に彼女が描く男女は胸キュン1000%の甘酸っぱさに潮風が吹いている感じ。初めて見かけた時、「パスワード探偵団」の挿絵を思い出してぐーっと懐かしさがこみ上げてきました。同世代ならわかるかな?人に自分の写真を撮ってもらうと、思いがけない表情をしていることがよくあります。自分が良いと思ってセレクトした写真と他人が良いと思った写真もだいたい異なっていたり。セルフィーの中の“いいね”な自分ではない。ましてやイラストなんて言ったら、他人のフィルター100%で私を描いてもらうわけだから、そこには正真正銘丸裸の私が現れます。そんな怖さも抱えながら、描いてもらった私がこちら。たまご型の輪郭、ニヤリとした口元、長い睫毛など、しっかりと特徴を描いていただきました。やっぱりここが特徴なんだなぁと改めて納得。自分で言うのは恥ずかしいけど。ただし実物より50,000倍清楚に見えるのでこの辺りがフィルター、つまり第一印象なのでしょうか。いや、多分違う、この清潔感はその日着ていたsacaiのシャツ通称LAWSONシャツのおかげ。たなかさん、素敵な似顔絵ありがとうございました!写真とイラストを並べてみた面と向かって似顔絵を描いてもらったことはこれが初めてですが、以前 T magazine でコレクション期間中に連載されている Damien Florébert Cuypers による SNAP SKETCH に登場したことがあります。2015年3月のパリコレでスナップをしていた瞬間。CHANELのショー会場、グランパレの前でした。このイラストを見つけた時には叫びました。まさかTmagazineに自分が載るなんて夢にも思っていなかった!これがどうやって描かれたのかはわかりません。名前も職業も書いてあるからきっと私が答えたんだろうけど、果たしてそんな瞬間あったのだろうか...?Paris – Champs Elysées Clemenceau. #PFW, #Fashion, #France, #FW15, #Moda, #Mode, #Model, #Paris, #Street, #nofilter #trendfortrend #Week, #Woman, #Women Photo © #WayneTippetts Now live on www.waynetippetts.comWayne Tippettsさん(@waynetippetts)が投稿した写真 - 2015 5月 5 11:24午前 PDTそして実際の写真がこちら。偶然同じタイミングでフォトジャーナリストの Wayne Tippetts さんに撮られていたようです。この日はとても寒く小雨が降っていたので、友人に借りたストールとハットにパリの古着屋で買ったコートという即席スナフキンコーデ。イラストと見比べると、ストールやコートのボリューム感、スニーカーのディテールまでしっかりと再現されています。イラストの方が可愛らしく描かれているのは、きっと私が子供のように見えたからでしょうか。心なしか心配そうな表情の理由は、自分自身でも今では思い出せません。でも、写真が映し出す疲れた表情が彼にとっては悲しそうに写ったのでしょう。 それもそのはずです。この写真を撮られた数分前に階段から落ちて尾てい骨を骨折しています。翌日にはトランジット含め20時間近いフライト。まさに生き地獄。 盛り盛りのセルフィーのように自分を良く見せる写真ばかりではなくて、たまには他人にまるっきり委ねて、私そのものを描いてもらうのも良いなーと、思ったのでした。えぇ、もちろん“アイコン”にします。Text : Azu Satoh
2016年06月14日気づけば梅雨入り。世の中的にはジトジト雨が続く季節かぁとちょっぴりテンションは下がるのでしょうけれど、お肌的に乾燥より湿気が嬉しい四十路にとっては、それほど嫌な季節ではないものです。まあ、かび臭い女にはなりたくないですが、男につぎ込むくらいなら自分のために!と去年フンパツして買った、除湿・加湿・空気清浄の三役をこなす我が家のクリアフォースZくんのおかげで、お部屋のなかは快適。約束を守ってくれない男なんかより(はっ、最近の鬱憤がつい…)ぜんぜん頼りになる頼もしいヤツです。そんな今宵もたわごとおつき合いくださいませ。一人暮らしが長くなると夕食も“外で”、“ひとりで”は当然多いです。ランチはひとりでも夕食はちょっと…と言っていたのは遥か遠い昔で(私にも可愛いこと言っていた時期、あったんです)、今は定食屋もイタリアンも寿司屋も天ぷらも牛丼屋さんも、だいたいひとりで平気になってしまいました。なので、年下女子が「私、勇気がなくてひとりで外食ができないんです」と悩んでいると、なんでも平気になってしまうと大変、できなくていいこと、できない方がいいこともあるのだよ、なんて言ってしまいます(発言後の自分がとても悲しい、寂しい…)。そんなときは“美味しい”映画を観よう!と、タイトルからして美味しそうな『二ツ星の料理人』を観てきました(本音は、色男ブラッドリー・クーパーのシェフ姿が見たかった)。クーパーの演じる二ツ星シェフのアダムが過去の失敗から立ち直ろうと、パリからロンドンへ場所を移し、三ツ星を目指す再起のドラマです。基本、ダメな男(でも才能はピカイチ)に弱いので、料理の腕は一流だけど性格に問題があるようなアダムタイプは、それだけで「私がなんとかしてあげたい!」と思ってしまうんですが、気分はヒロインですが、それ以上に――気づけば本当の厨房を覗いているかのようなリアルさに見とれてしまっていました。料理も美しかった!アダムと、彼が引き抜いた女性シェフでシングルマザーのエレーヌ(シエナ・ミラー)の会話のなかに、男と女の違い、独身と家族のいる者の違いを感じたセリフがありました。料理とは何だ?というアダムの問いに「誰かの愛情を維持するもの」と答えるエレーヌ、「(レストランは)栄養をとったり食うだけの場所じゃない、料理のオーガズムを感じる場所だ」と言うアダム。どちらのセリフもその通り。だからこそ、やっぱり食事は“誰かと一緒に食べる”ことが“美味しい”に繋がるのだと、自分の味気ない食生活をふり返り、かなり反省です。というわけで、近所で見つけたフレンチレストランには、ひとりではなく誰かを誘って美味しい時間を過ごしたいなぁと。素敵男子とのレストランディナーを妄想しつつ(でも、昨日の夕食はコンビニ弁当だった…)今宵はここまで。また次回。document.write(’’);(text:Elie Furuyama)
2016年06月13日少し前の作品だけれど、今観ても面白い。むしろ今こそ観るべきドラマたちをピックアップ!今回ご紹介する作品でも、“スターのあの頃”を見ることができます。4本目の作品として注目したいのは、2004年から2013年まで放送された英国ドラマ「恥はかき捨て」。米国ドラマ「シェイムレス 俺たちに恥はない」のオリジナル版としても知られるシリーズが、Netflixで配信中です。米国版の日本放送が始まってから早数年、満を持しての日本上陸となった「恥はかき捨て」ですが、物語の始まりは米国版とほぼ同じ。ただし、英国版の舞台はマンチェスターで、米国版の舞台はシカゴ。オリジナルのエッセンスを保ちつつ、米国ドラマとして上手に生まれ変わらせたのが「シェイムレス 俺たちに恥はない」だと言えます。主人公は、飲んだくれのダメ親父フランク、両親に変わって弟や妹たちの面倒を見る長女フィオナら、ギャラガー家の面々。個性豊かでたくまし過ぎる彼らが決して思い通りにはいかない日常の中で時にゆるっと、時に力強く生きる様が描かれていくのですが、そんな中に見覚えのある顔が。フィオナと恋に落ちる青年スティーヴ役で、ジェームズ・マカヴォイが出演しています。しかも、フィオナを演じているのは、残念ながら先頃離婚してしまったものの、約10年間にわたって連れ添ってきた元妻アンヌ=マリー・ダフ。このドラマこそが、2人の出会いの場でした。その事実にも納得させられるほど、劇中の2人は息もぴったり。スティーヴがフィオナに一目惚れし、距離を縮めていく展開が非常にキュートで、見ているこちらまでドキドキさせられてしまいます。さらに、英国版も米国版も赤裸々な描写とシニカルなユーモアが作品の持ち味となっていますが、スティーヴとフィオナのラブシーンもダイナミック。フィオナと喧嘩をしたスティーヴが全裸の自分にお花をあしらい、仲直りのプレゼント(!)として我が身を差し出そうとするシーンなどもあり、若きマカヴォイ、体を張っております。ちなみに、米国版でフィオナとスティーヴを演じているのは、エミー・ロッサムとジャスティン・チャットウィンの『DRAGONBALL EVOLUTION』コンビ。こちらも相性ばっちりで、米国版におけるフィオナとスティーヴの物語は、マカヴォイもアンヌ=マリーも2シーズンで番組を去った英国版より膨らみを持たせたものになっています。『X-MEN:アポカリプス』の日本公開も8月に控えるなど、今や映画界の人気スターとなったジェームズ・マカヴォイ。そんな彼の記念すべき出演ドラマが観られることになったように、最新作だけでなく、なかなか日本上陸が実現しなかったシリーズもどんどん観られるようになってほしい!より多くのドラマを観られる環境になった今だからこそ、期待は増すばかりです。(text:Hikaru Watanabe)
2016年06月11日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》、なんとか4回目に突入です。前回は旬なキーワード《Tacky=悪趣味》な小物たちを題にファッションは自由だ!と叫んでみました。今回は目にも優しいお花のお話。どうぞよろしくお願いします。 「春のトレンド大予想!今年は小花柄がなきゃ始まらない!」みたいなうたい文句、よく雑誌などで見かけます。春といえば花柄、秋といえばチェック。鶴といえば亀、みたいに、二つは切っても切れない関係なのです。今年はというと、例に漏れずどのお店も花柄は置いてあるよう。私はCOACHが発表していた70’sな小花柄のパッチワークが気になってMy Wardrobeを探してみたのですが、なんと花柄が見当たらない。よくわからない宇宙船柄や歪んだギンガムチェックなど、変な柄や摩訶不思議な形の服はたくさん持っているのに、定番モノがほぼ皆無。よくよく考えると花柄は着たいものの、似合わないからあまり買っていないんだった。誰にでも、苦手な柄、形ってありますよね。みんなが着ていて可愛いから無理して買ってみたものの、奇跡的にしっくりこない形や色とか。昭和記念公園で花柄を学ぶ攻略したいならば研究せよ、ということで苦手な花柄を克服すべく向かったのは、立川にある国営昭和記念公園。GWを目前に、ちょうどポピーやチューリップが満開です。白、黄色、オレンジのポピーが一面に揺れる花畑。丸っこい花柄ならガーリーになりすぎず着こなせるかも。でもドット柄も苦手だ...ネモフィラの青、ポピーのオレンジ、リナリアの紫の3色合戦。この配色をそのままもやっとした小花柄ワンピースとかにしたい。そうか、抽象的な花柄ならいけるかもしれない。でもそれってもはや花柄ではないのか...チューリップ畑も満開。赤白黄色に収まらない100種類以上ものチューリップが花の絨毯を作ってます。実物は綺麗だけど、布にチューリップがズラーッと並んだ小花柄は想像しただけでなかなかきつい。紫×新緑の色合いが大人ムードの参考になりそうな彼らの名前は「クイーン オブ ナイト」。高々と咲き誇るその深い紫を見れば納得のネーミングです。他にもムーンウォーカー、ピンクインプレッション、ホワイトハート、レッドリバイバルなど、チューリップは戦隊系もしくは技系の名前が多いようです。クッキーアンドクリームみたいなこちらの花は「ローダンセマム・アフリカンアイズ」という、これまたかっこいい名前。この配色ならポップになりすぎないから着たいかも。どうやら小花柄より大ぶりの方がしっくりきそう。今度は花一つ一つに注目。大ぶりの花を逆さから見るとディズニープリンセスにも対抗できそうなドレスの出来上がり。こちらは目一杯広げた手のひらほど大きいボタンでございます。視点をひっくり返すとウェディングドレスの集団が。このくらいボリューミーなスカートを着こなすにはトップスはどうしようか...お、花柄論から脱線している。花柄とは関係ないですが、花的精神論としてはやはりたんぽぽ推しです。何度踏まれても立ち上がるんだ!頑張れ!哀愁漂うダンデライオン。しっくり花柄は写実的公園を一周りして考察した結果、私の「しっくり花柄」はやはりコレだと確信。今日履いてました!2014年に購入した「AKIRA NAKA」のタイトスカート。柄はインクジェットプリントなので写真のように鮮明。うっすら重ねられたチェックも相まって、花柄にありがちな野暮ったさがないんです。次の秋冬もとんでもなく可愛い花柄を見つけてしまったので、買おうか検討中。どうやら私のしっくり花柄は「大ぶり・リアル」がキーワードらしい。そういえばこの企画で着た私物の花刺繍ガウンも大ぶりでした。帰りにお花を買って帰ろうと思い、表参道ヒルズのDILIGENCE PARLOURに寄ってみました。いろんなブランドさんの展示会などで見かけていて、ずっとお邪魔してみたかったのです。自分用にお花を買うのってドキドキ。公園で見たボタンが綺麗だったので大きなお花を買いたいなーと、芍薬を連れて帰ることに。大きく咲いて、花びらがボトっと落ちる姿も綺麗なんだとか。スカートと同じ、白い花も添えて。定番の柄や形を選ぶときって、選択肢がありすぎて無難なものを選びがち。でも、本当にそれ、しっくりきていますか?Trial & Errorを繰り返して、自分にとってベストなスタンダードを見つけましょう。Text. Azu Satoh
2016年06月10日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載のはずだった《水曜のケセラセラ》、GWも懲りずに続けます。前回はいくらファッション好きでも苦手な色形ってあるよね、という話で無理やり花畑に行きました。今回はファッション業界・デザイン業界を騒がしているあの問題を、幼少期の記憶と絡めて。どうぞよろしくお願いします。 私が小学生だったころ、ジュニアブランドブームが巻き起こりました。ブームを築きあげたのは「メゾピアノ」や「エンジェルブルー」「ポンポネット」など、ナルミヤインターナショナルが展開するブランドたち。他にも「ベティーズブルー」や「3年2組」「ラブラビ」など、たくさんのジュニアブランドが小中学生向けファッション誌とともに勢いをつけていた時代でした。同世代女子はきっと記憶にあるかと思います。(ちなみに一時期勢いを失っていたナルミヤさんですが、今再びECで力を取り戻しているそう。子供は成長が早いからすぐ着られなくなってしまう分購買サイクルが早いので、簡単に購入できるECが伸びているんだとか。あと、返品対応の良さ!)私はというと例に漏れずガーリーな世界観のメゾピアノにどハマりしていた「メゾラー」の一人。もちろん小学生の頃は自分のお小遣いだけでは服を買えず、全国模試でいい点数を取ってご褒美を狙ったり、コツコツお年玉を貯めたりして「憧れのメゾピアノ」を着ていました。 さて、幼少期において社会の闇に直面する瞬間は、突如としてやってくる。「メゾ派」の私がお気に入りのデニムミニスカをプリプリいわせながら、合わせる服を求めに近所のスーパーへ出かけた時のこと。「あれ...見たことあるぞ?」一体のトルソーが着ていたトップスを見た時、衝撃が走りました。「これ、メゾピアノの服と全く同じデザインでは...!!!」趣味といえば雑誌、カタログ(写真は自宅にあったメゾピアノ2003AWのもの。今見ても超可愛い。)、ブランドHPを眺めることだった私は、その「スーパーのトップス」がメゾピアノの新作に酷似していることを一瞬で見破りました。色も柄もシルエットも本当にそっくりそのまま。違うところといえば、ロゴとキャラクターの部分だけです。小学生ながら「これはいけないことだぞ!」と、とても悲しくやるせない気持ちに。自分が大好きなブランドの服、一生懸命頑張ってやっと手に入る服が、1/3の価格で売られてるんですから。デザインがほぼ同じと言えど、これはメゾの服ではない!なぜメゾぶってるんだこいつは!と、怒り心頭。 でも、その時私は思い出したのです。「そういえば、図画工作の授業で隣の子の絵、パクったわ」と。当時はここまでで考えが止まっていたけど、今思い返すと「スーパーのトップス」と「授業で描いた絵」で行われたパクリの違いはなんだろう?と考えさせる出来事でした。メゾのパクリはNGで、絵のパクリはOK?デザインを盗用したことで利益が発生する/しない?他人の目に触れる機会が多い/少ない?NGの境界線ってどこだろうか。街中では有名ブランドのデザインを真似し過ぎている「っぽい服」が平気で並んでいます。「流行」という言葉の力が強い業界なので、NGの境界線が曖昧なのは事実。実際、私が知っている限りでも、売れているデザイナーズブランドのディテールをそっくり真似して、自社のオリジナル商品として半値で売ったりするセレクトショップなどもあります。これって、「いま流行の形だから」では済まないよと思う。様々なブランドのデザイナーと話す機会もあって、生み出す苦労を知っている分、余計腹が立ちます。もし私がパクった絵で市のコンクールに入選していたら、パクられた本人はやりきれない気持ちだったでしょう。彼女にデザイン力はあっても、画力はなかったのだから。(その節はごめんなさい。)同様に、小さなブランドの場合デザイン力はあってもたくさん生産する経済力やビジネス力がないのだから、一度アイデアを取られてしまえば大きな企業に勝てるわけがないのです。この問題は買う方も考えなければいけません。もちろん「可愛いから買う!」でいいのだけど、じゃあそれはどんなイメージで作られたのかな?とか、オリジナルを見つけた時にそのブランドのことを調べるとか、「根っこ」のとこまで考えるべきだなと思う。ちょっと考えるだけでいいんです。それが作り手への敬意であるし、着ているもののルーツを知ることで、それに込められた表現が自分に返ってきやすくなると思うからです。(だいたい、野菜や果物の生産者の名前や生産地にはこだわるのに着てるものに対してはそれがどこ出身かなんて気にしないってのがおかしな話なんだ!と常々思っている。)(ベティーズブルーの雨の日限定ショッパー。当時は斜めがけのビニールバッグがショッパーとして定番でした。ショッパー収集癖があります。)では、よく聞くオマージュとパクリの違いって何なのか。一つは元の作品に対して敬意があるかないか、だと思います。ただ単に「こいつをパクったら売れそうだぞ!」とか、「ギリギリのラインでいい感じに仕上げよう」とか下心がある作品は、なんとなくその汚さが滲み出るんですよね。敬意を表したオマージュの素敵な例が、この前訪れた「旅するルイヴィトン展」で見つけたこちらの作品たち。3つとも、似ていますよね。真ん中の小さなトランクは2015-16秋冬、両端が1930年に作られたトランクです。どれもぱきっと対角線に走る太いラインが印象的。全ての作品が同じルイヴィトンという歴史あるメゾンの中で作られたものなので、そもそもパクリかそうじゃないかという議論ではないんですけど、ここでは違うクリエイターが一つのアイデアを元に作った作品、という意味でオマージュの例としてあげさせていただきます。元となるイメージを今の時代に合うように再解釈して作ったもの、それもオマージュと言える一つのポイントなのかな。それにしても最新作のモダンっぷりったら。このサイズですよサイズ。おにぎり入れたい。こんなことを考えたのも、先日5/1に放送された情熱大陸で話題になった弁護士・水野祐さんの対談(The FLAGより)を拝見したからです。スナイデルなど大人気ブランドを展開するマッシュホールディングス社長・近藤さんとのリアルな事件を絡めたトークは必見。明日から、パクリもんパトロールに出てきます。ではでは、また来週か再来週。Text. Azu Satoh
2016年06月10日GW中にやる気まで消化した模様。こんにちはROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》ついに第6回目です。前回は90年代生まれにとって懐かしい話題でちょっとしたエモさをお送りしました。今回は美味しいお話です。どうぞ宜しくお願いいたします。 クッキー、大好きなんです。お菓子は全面的に愛しているのですが、とりわけチョコレートとクッキーが大好き。チョコレートに関しては以前ROBEの企画でもチョコレートをカカオ豆から作ろう!ということで、15時間くらいかけて作ったほど。クッキーは素朴なものからリッチなサンド系までなんでもいけます。学生時代は高級洋菓子店でマカロンの使者として地域の皆様にカロリーと笑顔をお届けし、パリ留学時代はクレープアイドルとしてパリ4区でトンボを毎日くるくる回していました。とにかく糖分にまみれた人生。洋服の次(いや同じくらい?)大好きな甘いものたちへの愛が抑えきれず、暇すぎたGW中に唐突に閃き「東京可愛いクッキーの旅」へ。前から気になっていた3店舗を巡ってきたので美味しいをおすそ分けいたします。やきがしやSUSUCRE三軒茶屋にある「やきがしや SUSUCRE」はまるで森のクッキー屋さん。階段を降りると目の前に広がるクッキー畑に思わず顔がほころぶ。さくホロ食感の素朴な味はどこか懐かしさを伴って、口いっぱいに広がります。全ての焼き菓子が保存料不使用な上、種類によっては上新粉を使ったり砂糖不使用など、健康にも優しいクッキー。ハリネズミくんや鯉のぼり、アイスやバラまで、表情豊かなクッキーたちは50種類以上なのでギフト選びにも手こずる嬉しい多さ。SAC about cookies富ヶ谷の住宅街にぴょこんと現れるのは色とりどりのアイシングクッキーが豊富な「SAC about cookies」カリッと固めの生地はザクザクと頰張りたくなる食感。スイートな見た目とは裏腹に、アイシングの甘さは意外にもさっぱりしてるので何枚でもいける。食べるのがもったいない可愛さだけど、すぐ食べちゃうよね、目の前にあると。個人オーダーもできるみたいなので誕生日や記念日に頼んでみようかなと妄想が進みます。Maison romi-unie学芸大学「Maison romi-unie」はクッキーとジャムのお店。お家型のギフトボックスはバターの優しい香りが広がるバターガレット、太陽のように輝くレモンクッキーなど6枚入り。とろりと思わずにやけるような。ひまわりみたいな。サクサクの幸せがぎゅっと詰まっています。自宅用の包装紙も家型で可愛い。商品以外のこうした小さなデザインとかユーモアが心に残っていくんだな、と改めて思いました。人に見せたくなっちゃうしあげたくなっちゃう。 ふと思い立ったGWクッキーの旅。目黒駅から3店舗を回り渋谷駅まで歩くこと約15キロ。ちなみに撮影用にそれぞれギフトボックス入りを購入し、味見用に数枚ずつ購入したところ合計4,000円も使っていた。GWで学んだのは「幸せはお金で買えたけど、歩いてたどり着けば5割増し」ってこと。Text. Azu Satoh
2016年06月10日こんにちは、ROBE編集長のAzuです。気まぐれ連載《水曜のケセラセラ》第9回目になりました。前回は大人の恋の話について。見返すとこっぱずかしい。今回は仕事のパートナーたちをご紹介します。どうぞ宜しくお願いいたします。 ライター / 編集者をしています。時々、カメラマン。主に便利屋。ファッション周辺で動いていると、キラキラした先輩たちを見るたびに「私はこんな所にいていいのだろうか...私みたいなカスが...」と思うのです。そんな場面でも胸を張って頑張る/戦わねばならない自分のお尻を叩いてくれるのは、いつだってテンションを上げてくれる可愛い小物達。改めて見返すと、カバンの中はコーディネートなんて無視した自分ワールド全開になっていました。フロシキシキの名刺入れ働きマンの必須アイテム名刺入れはファーストインプレッションで勝負。PVC素材でできている「フロシキシキ」の名刺入れはその名の通り風呂敷のように包んで収納するのが特徴です。お値段も1000円以下とお安めなのにキャッチーで可愛いので、かれこれ2年ほど愛用。mameのPVCバッグと相性が良いのも選んだポイント!ファッション業界おかぶり率が割と高めのアイテムです。ANNA SUIのステンドグラスミラービューティーケアはANNA SUIのステンドグラスミラーで。今は普通に手に入るけど、高校生の時に必死の電話予約で手に入れた魔法の鏡です。女の子だもん、いつだって可愛くいたいでしょ!と言いたいのだけど、実はそれほど見ません。持っているだけで可愛くなれる気がするので、御守り的に携帯しています。「なれるかも」という気の持ちようは大切ですよね。取材ノートとフリクション取材ノートはライターにとって命の次に大事なもの。気になったことを速記しながら話を聞いたり、とにかくメモを取り続けます。(恐ろしく字が汚いのでたまに解読不能なのが悩み。)いつでも持ち歩けるよう、選ぶのは手のひらサイズ。最近変えたばかりのノートはキレイなミントグリーンの配色がお気に入りです。「I’ll put on PANTS today」という変なセリフも愛おしい。スカート派なんでけどね。ペンはもっぱらフリクション!消したいものは消す。 楽しい仕事をさらに楽しく乗り切るために、身の回りからラブいもので固めていく!精神安定剤のチョコレートも忘れずに。Text. Azu Satoh
2016年06月10日【ママからのご相談】最近戸建てを新築し、同時に夫の両親との同居が始まりました。6歳の娘と、もうすぐ1歳の息子がいます。同居前は気づかなかったのですが、夫の両親が男子ばかりを構いたがり、かわいがる傾向が強くて参ってしまいます。それだけならまだいいのですが、育児についてことごとく口を出してきて、しかもその内容が時代錯誤で……。「1歳過ぎたら、お尻を叩いてでもオムツをやめさせなさい」と言われたり、「母乳があまり出なかったから、この子は体が弱くなるかも」という嫌味まで言われて、はっきり言って同居を後悔しています。夫に訴えても「年寄りに、いちいち目くじら立てるなよ」のひと言で、まったく頼りにならないです。もうそろそろ精神的に限界で、義父母相手にキレてしまいそうな自分がいます。●A. “育児の世代間ギャップ”を感じているのはあなただけではありません!初めまして、ライターの月極姫です。2人のお子さんを育てるだけでも大仕事なのに、同居をきっかけにストレスが増えて大変な状況ですね。旦那様も頼ってみたとのことですが、今のところ義父母さんの味方のようでちょっとお気の毒です。気を取り直して、同じ悩みを持つ方々のデータを見てみましょう。●ママが育児の世代間ギャップを感じる相手は、“義母”が1位【アンケート(1):古い育児法を押しつけてくるのは誰ですか?】・1位:義母……35%(43人)・2位:実母……27%(33人)・3位:義父……9%(11人)・4位:近所の方……8%(10人)・5位:祖母……7%(8人)・6位:その他……5%(6人)・7位:実父……4%(5人)・8位:その他の親戚……3%(4人)・同率9位:お世話になった恩師……1%(1人)・同率9位:祖父……1%(1人)※有効回答者数:122人/集計期間:2016年5月13日〜2016年5月18日(パピマミ調べ)このアンケート結果では、育児の世代間ギャップを感じる相手は圧倒的に義母さんが多く、次に実母、義父さんと続いています。ご相談者様のように同居だと、そのストレスも煮詰まる一方かもしれませんね。●どうして押し付けるの? しつけ、出産に関する世代間ギャップにお悩み多数次に、どんなことに関して“育児の世代間ギャップ”を感じるのかを見てみましょう。【アンケート(2):父母・義父母・親戚の育児法に対して、世代間ギャップを感じたことはありますか?ある場合、特に感じたことはなんですか?】・1位:ある/しつけに関すること (厳しすぎる、甘すぎる、昔風のしつけを押し付けてくるなど)……32%(24人)・2位:ある/子どもの人数や性別、出産に関すること(男子を好む、一人っ子に対して否定的など)……17%(13人)・3位:ある/授乳に関すること(母乳にこだわる、授乳中に高カロリーな物を食べさせようとするなど)……16%(12人)・4位:ある/その他……12%(9人)・同率5位:ない……8%(6人)・同率5位:ある/食べ物、飲み物のことに関すること(アレルギーや好き嫌いに対する無理解、栄養バランスよりカロリーを重視するなど)……8%(6人)・同率5位:ある/遊びや勉強に関すること(早期教育に否定的、塾や習い事への無理解など)……8%(6人)※有効回答者数:76人/集計期間:2016年5月13日〜2016年5月18日(パピマミ調べ)しつけに関すること、子どもの人数や性別に関する干渉も多いようですね。最近のパパさん、ママさんには女の子を欲しがる傾向が強いようですが、古い世代では男子の誕生を極端に喜ぶケースも多い のです。●いっしょくたに「古い」と決めつけないで! じーじ&ばーばタイプ別対応法筆者は以前、介護療養型病棟に勤務していた時期があり、そこでたくさんの高齢者の方々とお会いしました。「高齢者は押しつけがましい」といっしょくたにまとめてしまうのもまた乱暴であり、当然ながらお年寄りにもさまざまなタイプの方がいらっしゃいます。90歳を過ぎても若々しく、柔軟で、若い職員たちにも人気があり、タブレットやスマホを華麗に操るオシャレなおばあちゃん。昔の苦労話を切々と語るのが日課の、ちょっと近寄りがたい雰囲気のおじいちゃん。現役時代大企業の社長さんだったせいか、いまだに誰に対しても命令口調のおじいちゃん。定年まで看護師として勤め上げ、介護を受けるようになった現在もできる限り体を動かそうとし、職員の手伝いをしたくてたまらない様子の活発なおばあちゃん。当然職員はすべてのお年寄りに対して平等に接しなければいけないのですが、タイプに合わせて“接し方”を変えなければうまく信頼関係が築けない ということも痛感しました。古い育児法を押し付けられそうになったとき「そんなの古いから」だけでは角が立ちますよね。人間ある程度年齢を重ねると、性格が激変することはまずありません。お相手の個性と人格を受け入れて、上手に接していくことで世代間ギャップによるストレスも軽減されることでしょう。タイプ別の対応法を少しご紹介します。●時代感覚高めのイマドキタイプ一緒にいて最もラクで、楽しいタイプかもしれませんね。こういう方は精神的に自立しているので、古い育児法を押し付けたりはしません が、不安になったときは喜んで相談に乗ってくれます。ぜひママの方からどんどん質問して、先輩の叡智を積極的に吸収しましょう。●頼られるのが大好きなハイスペックタイプ高い地位を築いた方には、揺るぎない自信とリーダーシップがあるものです。接し方としてはとにかく尊重し、立て、同時に媚びない こと。こうした積み重ねで信頼関係を築くと、逆にご相談者さまの“時代感覚”を受け入れてくれるようになります。「うちの嫁が言うなら、最近の育児はそうなのかもな」と思っていただけたら、しめたものです!●記憶と共に生きる生き証人タイプ苦労人タイプの方は、ある意味もっとも接し方が難しいかもしれません。『義父はすごく貧しい環境から這い上がった人で、尊敬はしているんですが、子どもにフルーツ缶のシロップを全部飲ませようとしたり、ラーメンの汁を残させないとか、とにかくもったいない精神が極端で困ってます…… 』(20代ママさん)『義母の生家が極端に男子を尊重する家だったらしく、今義母は私の息子ばかり溺愛するので、はっきり言って気持ち悪い です。自分が女子として生まれてツラい思いをされたなら、逆にどの孫にも平等に接して欲しいと思ってしまう』(40代ママさん)『義父母が、紙オムツを「不経済だ」と……無理やり布オムツにさせられました。布オムツにも良いところはたくさんあるのですが、正直面倒で疲れました』(30代ママさん)このような悩みも多く聞かれるタイプですが、真っ向から反発してもあまり良いことはありません。自分の親であれば意見しやすいかもしれませんが、義父母さんの場合は旦那様に上手にお願いし、間に立ってもらいましょう。また、日ごろからママさんが義父母さんの苦労話をよく聞き、受け入れることでお相手の態度もかなり軟化するはず です。育児に関して何か押し付けられた場合、子どものためにはっきり断るべきこともあるでしょう。しかし、“日ごろから信頼関係ができていて断る”のと、“日ごろの関係が険悪な状態で断る”のではまるで違ってきます。●まだまだ活躍したい張り切りタイプ家事、育児に関して「手伝うわよ!」と言ってくれる頼もしいタイプ。孫を外に連れだして遊ばせたり、預かってくれたりということにも積極的ですが、子どもに積極的に関わってくれるぶん衝突も多い 傾向があります。注意すべきは、衝突を面倒くさがるあまり、調子に乗ってお任せし過ぎないことです。気持ちは現役のおじいちゃん、おばあちゃんでも、無理をすると急に心身の調子を崩してしまう こともあり得ます。たとえば元気な義母さんが「ゲームばかりさせてないで外で遊ばせなさい。私が連れて行くから」とおっしゃったとします。たまに近くの公園ならお任せしてもいいでしょうが、頻繁な場合は疲れを考慮してママさんが自分で行く、または「私も外に出たいので一緒に行きます」とみんなで出かける。基本、子どもの安全を守る責任者は親です。父母や義父母さんにお任せする場合も、お気持ちとプライドを尊重しながら“任せて任せず”の精神で、遠くから見守ることをお忘れなく。毎回任せすぎるのは疲労の元、毎回お断りするのは関係悪化の元と心がけましょう。“孫疲れ”が社会問題にもなっている今、自分たちの都合でじーじ&ばーばを酷使しない配慮も必要です。●不変の真理もたくさん! 先輩の子育て論を上手に生かしていこう世代が異なると感覚や価値観も違い、どんな分野でも衝突が起こるのは当然かもしれません。しかし、世の中は先輩なくして成り立たないもの 。子どもの安全や権利を最優先にしながらも、やはりおじいちゃん、おばあちゃん世代とうまくやっていく方法を考えなければなりません。もちろん子どもの健康が脅かされるような極端なケース(アレルギーに対する無理解、危険な遊ばせ方など)では、ママが戦わなければいけない場面もあります。その場合は自分の意思を貫きましょう。そして、アフターフォローと寛容な態度をお忘れなく 。「相手に完璧を期待するから、腹が立つ」という面もあるかもしれませんね。「いろいろあるけど、最後にこの子を守れるのは私」と腹をくくれば、さまざまな価値観を受け入れる余裕も出てくるものです。【参考文献】・『年寄りの話はなぜ長いのか』高田明和・著●ライター/月極姫(フリーライター)
2016年06月09日少し前の作品だけれど、今観ても面白い、むしろ今こそ観るべきドラマたちをピックアップ。今回ご紹介する作品でも、“スターのあの頃”を見ることができます!3本目の作品として注目したいのは、1999年から2000年にかけて米NBCで放送された「フリークス学園」。日本でもかつて日本テレビの深夜枠で放送されたことがありますが、待望の配信がNetflixで始まりました。8月公開の『ゴーストバスターズ』も話題のポール・フェイグをはじめ、『40歳の童貞男』のジャド・アパトーら、錚々たる面々が製作、脚本、監督として名を連ねる「フリークス学園」ですが、スタッフが豪華ならキャストも今思えば非常に豪華。ジェームズ・フランコをはじめ、セス・ローゲン、ジェイソン・シーゲル、「ER 緊急救命室」のサムことリンダ・カーデリーニ、「BONES」のDr.スイーツことジョン・フランシス・デイリーらがメインキャストとして出演しています。何せ15年以上前の作品ですから、ジェームズ・フランコもセス・ローゲンも若い!のですが、当時ローティーンのジョン・フランシス・デイリーに至っては、とても可愛らしい少年といったところです。物語の舞台は、ミシガン州のウィリアム・マッキンリー高校。そこに通う生徒であり、スクールカーストの下位に位置する“イケていない子たち”が、キラキラや胸キュンとは縁遠い青春模様を織りなしていきます。原題の“Freaks and Geeks”は「変わり者たちとオタクたち」の意味で、まさに主人公たちを指す言葉。優等生だったにもかかわらず変わり者グループの仲間入りを果たしたリンジー(カーデリーニ)とそのサエない弟サム(デイリー)を中心に、チャーミングなダメ男ダニエル(フランコ)、優しいけれど思い込んだら一直線過ぎるニック(シーゲル)、賢くて辛辣な皮肉屋ケン(ローゲン)らが放課後の校庭でうだうだしたり、恋をしたり、学園生活や家庭の問題に悩んだり、無茶をして楽しんだり。キラキラや胸キュンとは一味違うと言ったものの、その姿はどこかキュートで共感大。ままならない彼らの青春に、引き込まれてしまいます。しかしながら、番組はシーズン1で終了。スタッフ陣やキャスト陣のその後の活躍ぶりを考えても、内容の秀逸さを考えても、リンジーやダニエルの毎日を全18話分しか観られないことは残念としか言いようがありません。そんな意見を持つ者は少なくなく、TIME誌の選ぶ“オールタイム・ベスト番組100”やTVガイド誌やエンターテイメント・ウィークリー誌の選ぶ“歴代の名作カルト番組”にも後にランクインしました。今やスター俳優になったジェームズ・フランコのイケメン高校生ぶりを目撃するもよし、プロデューサーや脚本家としても精力的に活動するセス・ローゲンのフレッシュな演技を堪能するもよし、そして何より、とてつもなく愛おしい青春ドラマの世界を味わい尽くすもよし。ぜひとも、今こそチェックしてみてください。(text:Hikaru Watanabe)
2016年06月08日音楽教育が、子供の情緒や感受性、社会性や知能の発達にとても良い影響を及ぼすことは、すでに広く知られている事実です。また、子供たちが音楽を集中して聞くことで、言語を聞き取る能力もアップし、語彙力や語学力がつきやすくなるとも言われており、昨今ますます幼児のための音楽教室の人気があがっているようです。「音楽教室に通わせたいけれど、経済的な事情や、時間的な問題で難しい」というご家庭は、ぜひ家庭で音楽教育をしてみてはいかがでしょうか。今回は、家庭でもできる音楽教育についてご紹介したいと思います。つけっぱなしのテレビを消して、良い音楽を聞かせよう音楽教育というと楽譜を読んだり、楽器を弾いたりすることを想像しますが、 幼児期の子供にはまだまだ難しいもの。さらに楽器を演奏するにも、手が小さすぎますよね。ですから、乳幼児期はよい音楽をたくさん聞かせて、「耳つくり」をしてあげることが最も重要な音楽教育なのです。普段、リビングで子供と過ごすときなど、テレビをつけっぱなしにしているママも多いかもしれませんが、これからはテレビの代わりに良い音楽を流してみませんか。では、どんな音楽が子供にとって「良い音楽」なのでしょうか。クラシック音楽やジャズ・ポピュラー・日本の伝統音楽・童謡など、音楽といってもさまざまなジャンルがあります。もちろん、どのジャンルにもすばらしい音楽は存在していますが、子供におすすめなのが、それぞれの国の歴史とともに、長く生き続けてきたような音楽です。いくら流行しているとしても、機械的な音楽では、子供の想像力や情緒を育てることは難しいのです。手始めに、ママやパパが小さいころから聞いていた日本の昔ながらの童謡や、モーツアルトのクラシックなどの歴史ある音楽を選んで、部屋でゆっくりするときや、食事中のBGMとして流してみませんか?日常生活や遊びの中に音楽に取り入れる音楽教室ではなく、家庭で音楽教育をするメリットは、遊びや生活の一部として自然に音楽に親しめる点ではないでしょうか。子供が遊んでいるときに音楽を流してあげていると、無意識に子供の心に音楽が刻まれていきます。他にも食事中、寝かしつけの際、朝起きるときなど、その状況に相応しい音楽を選んで、自然な形で生活に取り入れていきましょう。また、子供が元気のないとき、イライラしているときは、まずは静かな音楽を流し、気持ちを落ち着けてから、活発な音楽を流すようにすると、子供たちの気持ちが明るくなったり いらだちをやわらげたりする効果があるとも言われています。このように、子供の気分を変えたり、気を紛らわせたりする手段として音楽を使ってみても良いでしょう。家族で一緒に音楽を楽しもう!子供の情緒や知能の発達に役に立つからと、一方的に子供に音楽環境を与えるだけでは、家庭での音楽教育は物足りないものになってしまいます。大切なのは、ママやパパの心にも、音楽を楽しむ余裕を持ってもらうことなのです。親子一緒に、童謡を歌ったり、音楽を聞きながらリズムを取ったりして、「音楽は楽しいものだ!」と子供が思えるようにしてあげましょう。ママやパパがピアノなどの楽器が弾けるのであれば、童謡やクラシックを演奏して子供に聴かせてあげることができますが、楽器が苦手だったとしてもハーモニカや鈴など、かんたんに演奏できる楽器を用いて、家族で歌いながら合奏するのもおすすめです。また「とんとんとんとんひげじいさん」や「いとまきまき」など、子供たちが大好きな手遊び歌を一緒に歌ったり、音楽に合わせて飛んだり跳ねたりすることも、立派な音楽教育です。このように、家族で音楽に親しみ、楽しんでいるという環境こそが、子供の音楽的感受性を育ててくれるのです。いかがでしたか?音楽が子供の心や脳に良い影響を及ぼすからといって、一方的に楽器を与えたり、子供が嫌がる音楽を聞かせようとしたりするなど、やみくもに「音楽」を押しつけることはやめましょう。子供たちが音楽に親しみを感じ、楽しめるようになってこそ、音楽が子供に良い影響を与えてくれるのです。まずは、親子で音楽を楽しみながら、子供が音楽に興味が持てるような環境づくりから始めてみましょう!
2016年06月08日あんふぁんママの質問箱とにかくおしゃべりで作り話も多い息子が心配です人とコミュニケーションを取る上で、話す・聞く力は大切なもの。臨床心理士の伊志嶺美津子さんが答えます。illustrationKAWAZOE MutsumiQ1. 4歳の息子はおしゃべりで、寝るまでずっとしゃべり続けています。作り話が多いのも心配です。[埼玉県・りんれい]A .ママがお話をしたり全て子どもに聞いてみて大人は言葉に出さずに頭の中で考えることができますが、4歳くらいの子どもは、しゃべることによって考えます。とはいえ、こんなにもしゃべり続けるのは何か理由があるのかもしれませんね。例えば、何らかの不安感からママを独占したい場合、おしゃべりはママを自分に引きつけておけるツールになります。もしくは、単に話をするのが楽しくて口から言葉がどんどんあふれてきているのかもしれません。子どもの行動には必ず意味があります。ママも自分の子ども時代を思い出して、お子さんの気持ちを考えてみてください。作り話も度重なると心配になりますね。でも今はまだ、現実とそうではないものが混同する時期なので心配ないですよ。「そういうこともあるのかな」「不思議だね」と半分は認めつつ、「ママは見たことないな」「ママもそういう夢を見たよ」というように、「あれ?」と子どもが思うような言葉掛けをしてあげるといいと思います。それとなく現実は伝えても、全否定はよくありません。普段の生活の中で、ママが作った物語を話したり、童話を読んであげるのもいいと思います。同じ年頃の男の子が主人公のお話や、お子さんが好きそうな本を探してみましょう。時には面白そうな遊びに誘ったりして、外に連れ出すのもいいかもしれません。おしゃべりに対するエネルギーを他の方向に向けられるといいですね。
2016年06月08日いまや人間にとってなくてはならない存在となったペット。とはいえ、自宅で飼うことができなかったり、日中家をあけるために世話ができなかったりと、飼いたくても飼えないという人たちもいるはずです。そんななか最近人気を集めているサービスが“レンタル犬”。 数時間という短い時間から、家に連れ帰って数日間など、希望に合わせて犬をレンタルできる というものです。かわいい犬との触れ合いを手軽に楽しめるということから利用者が増えているようですが、決して良いことばかりではない様子。ここでは、レンタル犬を利用した人たちの声を紹介したいと思います。●レンタルして良かったと感じた人の声『夫婦で働いているので日中にお世話をすることができなくて……。犬につらい思いをさせるのは嫌だから、休みの日だけレンタルで楽しむようにしています。短い時間ですが本当に癒されますよ』(30代男性/塾講師)『本当に子どもたちが世話をできるのか、練習のつもりで2週間ほどレンタルしました。きちんと役割分担して最後まで面倒を見てくれたので、安心してワンちゃんをお迎えすることができましたよ。今でもきちんと世話してくれています』(40代女性/主婦)一人暮らしの人や共働き世帯などであれば、日中に面倒を見ることができないため犬を飼うことを諦めなければならないでしょう。そんなときでも、レンタル犬であれば都合のいい時間に思う存分かわいがることができます。また、レンタル犬を扱うお店のなかには、気に入った犬がいればそのまま購入することができる というところもあるようです。子どもたちとの相性に不安をかかえる場合であれば、事前のトレーニングの場として利用するのもいいのではないでしょうか。●レンタルに疑問を感じた人の声『子どもたちが気に入ってしまって、お別れさせるのが心苦しかったです。「今日だけだよ」と言ってレンタルしたのですが、泣きわめく子どもたちから引き離さなければいけないことを考えると安易に利用できないですね』(30代男性/不動産)『ペットをレンタルするって、ちょっと考えられません。最近飼い主の無責任な行動が問題になっていますが、レンタルなんてやると余計に無責任な感覚が生まれそうで怖いですね。世話やしつけなどの大変な部分は無視して、かわいいという良い面しか見ていない気がします』(20代女性/大学生)『一緒に遊んでいるときはすごく楽しかったです。でも後から考えてみると、毎日のように違う場所に連れて行かれて、違う人に連れ回されて、犬にとってはものすごいストレスなんじゃないかなと。レンタルする側が楽しければいいという考えには少し疑問を感じます』(30代女性/美容師)レンタルという手軽さが、生き物の尊さを失わせる可能性もあるでしょう。また、レンタルされる犬はきちんとしつけられているため、「ペットを飼うって簡単なことなんだ」と勘違いしてしまう人もいるようです。実際に犬を飼えば、トイレをはじめとしたしつけをする必要もあります。レンタル犬がかわいかったから犬を飼おう!と思って安易に考えていると、「思っていたのとは違った」 ということにもなりかねません。----------レンタルというサービスは、犬と触れ合うハードルを低くしてくれる反面、本当の意味で命の大切さを学ぶ機会になるのかは疑問が残るところです。飼い犬として迎え入れるにせよ、レンタル犬として交流するにせよ、相手が生き物であるということは深く心に刻んでおかなければならないでしょう。●文章/パピマミ編集部
2016年06月07日タレントのビートたけし(69)が、4日に放送されたTBS系ニュース番組『新・情報7daysニュースキャスター』(毎週土曜22:00~)で、"しつけ"という言葉について持論を展開した。番組では、しつけとして父親が北海道の林道に置き去りにして行方不明になっていた小学2年の男児が無事保護されたニュースを特集。それに関連して、「保育園の教育に見る"しつけ"って何だ?」と題して、あいさつや作法などを徹底する大阪・堺市内の保育園の教育を紹介しながら、しつけについてトークを展開した。たけしは、「"しつけ"って、犬とか猫を調教するような言葉。子供に"しつけ"っていうのはどうなんだろう」と疑問を投げかけ、「作法とか礼儀とか、そういう名前で区別したらいい」と提案。「しつけをしてるんだっていうと、犬のおしっこの場所を教えているような感じがする」と語った。また、「この子たちが大きくなったら、なぜこうしないといけないのかまでわかるといいよね。自分のやっていることのね」と、それぞれの作法にはどういう意味があるのかまで理解することが大切だとの考えを示した。
2016年06月06日トイレトレーニングをして日中はおむつが外れるようになっても、小さな子どもは「おねしょ」をしてしまうことがあります。成長とともになおるものですが、あまりにも長く続くと「小学校入学までになおるの?」と心配になるのではないでしょうか。昔は「親の育て方の問題」などといわれたものですが、これは誤っているのだとか。今回は、おねしょの原因について紹介します。■おねしょと夜尿症の違いまずは、おねしょと夜尿症の違いについて。どちらも寝ている間に尿をしてしまうことですが、年齢によって言い方が異なるようです。未就学児の場合は「おねしょ」、小学生以上は「夜尿症」というのだとか。おねしょをしなくなる年齢には個人差があり、年の近いきょうだいの場合は、上の子がおねしょをしていても、下の子はしないこともあります。「妹はおねしょを卒業したのに!」とママが感情的になると子どもがストレスを感じ、おねしょがなおらなくなることも。年齢にこだわりすぎず、その子に合わせたケアをしてあげましょう。ただし、「夜尿症」といわれる年齢になってもなおらないときには、原因をつきとめて改善へ導いてあげたほうが子どものためにもなります。■おねしょの原因が「ママ」にある場合もおねしょの原因は1つではなく、複数の要素から起きると考えられています。1.夜に抗利尿ホルモンの分泌が少ない尿は通常、昼に多く、夜は抗利尿ホルモンの分泌によって少なくなります。おねしょをしてしまう子は、このホルモンのリズムがまだ整っていないのかもしれません。2.膀胱の容量が小さく、尿をためることができない膀胱の成長の遅れがおねしょを引き起こすことも。年齢とともに成長しますが、おねしょを予防しようと昼間からこまめにトイレへ行くように促していると、膀胱が育たなくなることがあるようです。3.夜に水分や塩分を摂りすぎている寝る前にお茶などの利尿効果の高い飲みものをたくさん飲めば、おねしょをしやすくなるのは当然です。果物やゼリーなどの水分が多い食品にも要注意。また、塩分をとりすぎると体に水分を蓄積しやすくなるので、夕食の献立を見直しましょう。4.季節的な影響水分をたくさんとる夏や、汗をかきにくい冬にはおねしょをしやすくなります。また、体が冷えることでおねしょを誘発することもあるようです。5.ストレスの影響ストレスによって自律神経が乱れてしまうこともおねしょの原因に。いじめなどの悩みを抱えている可能性もあるので、心のケアもお忘れなく。6.膀胱や腎臓機能の異常尿に関する器官に問題がある場合も、おねしょをしやすくなります。小学校入学前になおらなければ、医師に相談してみましょう。食生活やトイレなどの習慣を見直すことで、改善できるケースは少なくないようです。とはいえ、きょうだいがいる場合は、おねしょをする子だけデザートにフルーツを与えないと不公平になります。その子に合わせた献立を考えてあげるといいかもしれませんね。■お泊り対策はどうすればいい?家族旅行のときには親がケアできますが、「お泊り保育」の場合は悩むところですよね。一時的に抑えるには、スプレー状の点鼻薬などもありますので、小児科医で相談してみましょう。ただし、子どもが薬を扱うには危険も伴います。家で練習することもできますが、保育士などにお任せするのが安心です。このとき、ほかの子はもちろん、ママたちにも聞かれないように相談したほうがいいでしょう。周囲の子がおねしょを卒業したと聞くと、焦ってしまうかもしれません。でも、手をかけて育児をできるのは今のうちだけ。「ママにお世話をさせてくれている」と思うだけでも、気が楽になりますよ。
2016年06月05日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(52)が、5日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~10:55)で、両親がしつけとして小学校2年生の男児を北海道・七飯町の林道に置き去りにし、その後無事に保護された一連の出来事についてコメントした。虐待としつけの線引きが難しいとする意見に対して「そんなに難しいとは思っていなくて」と反論した上で、「叱る方に信念があるかどうか」が重要と説く松本。「家族構成も違えば子どもの性格も違う。やり方はいろいろあるので人の家族をとやかく言うことではなくて、『私はこの信念で叱っています』があれば全然問題はない」と主張した。男児の父が世間体を気にして「山菜採り中に、はぐれた」と嘘の証言をしてしまったことから、「信念がなかったのかな」と察し、「どこかで後ろめたさがあったのでは」と推測。自身の6歳の娘には「ほとんど怒ったことがない」と言い、その理由を「(自分の)信念がないんですよ」。「勉強しなさい、習い事をしっかりしなさい、テーブルマナーがどうとか……どの口が言うんですか?」と問いかけた。そんな松本が信念を持って娘に教えていることは、「人に迷惑をかけない」と「ずるいことをしない」の2つ。「それ以外のことに関しては、自分のことを棚に上げて怒れない」と正直に打ち明け、「この2つのことを、(男児の)お父さんは守れてないよね」と指摘し、「そういう意味で、僕はこのお父さんをしつけることはできますよ。『コラッ!』と言えます」と断言して笑いを誘った。一方で、「この家族のこの先が心配」とも。「パワーバランスがどうなっちゃうんだろう。この子に対して、お父さんが今後怒れなくなるんじゃないか」と語っていた。
2016年06月05日昔はキラキラしていたはずなのに、時が経ち、気づくとまるで輝きを失っている。そんなものってありますよね。ドレス、バッグ、靴などなど。ファッションアイテムは、“流行”という時代のムードや人の気分によって、色褪せてしまうものの代表格。必ずしもそれそのものが古びたり、汚れたり、使えなくなったりしているわけではなくても。華々しさが強ければ強いほど、そういう運命にあるのでしょう。もっと大きな話をするならば、団地もそんな存在のひとつかもしれません。高度経済成長期に最新設備を伴って建設された団地は、近代集合住宅の象徴として庶民の憧れでした。ところが、現在はかつての華々しさや、誇らしげな様子はすっかり消え去り、漂うのは侘しさばかり。もちろん住宅の場合は、老朽化、住民の高齢化という問題もあるわけですが、それよりも何よりも、“団地”が持つイメージや言葉の響き自体が古びてしまって、とてつもないレトロ感、昭和感を醸し出していて、当初発していたイメージとは全く違うものになってしまっています(それはそれで、ひとつの魅力と感じる人もいるようですが)。映画『海よりもまだ深く』の舞台となった東京都清瀬市にある旭が丘団地もまさにそんな団地。是枝裕和監督が9歳から28歳まで実際に住んでいたところで、映画撮影のきっかけを、「自分の記憶の中にある団地の表情をちゃんと残しておきたかった」と話しています。思うに、この団地が象徴しているのは、子どもの頃、きらきらした未来への可能性を抱えていたのに、自分が思い描いていた輝かしい大人になれなかった者たち。監督曰く「なりたいものになれなかったのは団地も同じなんですよね」。もしかすると、監督は28歳でそこを出て、世界的に評価される映画監督として華々しい功績を手にしているけれど、団地に沁み込んだ自分の、そして人々の、さらには時代の記憶を敏感に感じ取れるからこそ、人々の感情に寄り添った素晴らしい表現が可能なのかもしれません。誰だって若き日には、本作の主人公である良多のように、希望に満ち溢れていたはず。良多は、一度文学賞を受賞してしまったがために作家であり続けることにしがみついています。そして、そのこだわりが自分も周囲も息苦しくしているのです。未来が想像していたものと違うからと言って、不幸なわけではないはずなのに。ならば、やるせない思いを抱き続ける人と、今手にできるものの中からちゃんと幸せを見つけられる人とでは、いったいどこが違うのでしょう。それは、自分の意志に反し、または不満を持ちながらもいつか輝きが戻ってくると信じながら団地に住み続けることと、そこに未来はないと感じたり、時代の空気を感じたりした時点で団地を出て、外からそこを見つめられることとの違いに、どこか似ているのかもしれません。主人公は、台風のせいで、今も母が暮らす実家の団地で別れた妻と子とともに一夜を過ごすことになりますが、この台風というモチーフがまた人生を語るうえでいいモチーフになっています。暴風雨はさまざまな被害をもたらしますが、そのパワーでいろいろなものを吹き飛ばし、洗い流します。ある場所からどうしても動けないときには、こんなパワーが背中を押してくれることになるのかも。そして、居座り続けていた何かを破壊することで、潔い諦めをもたらし、新たな一歩を踏み出す覚悟をきめさせてくれることもあるでしょう。「幸せって、何かを諦めなきゃ手に入らないのよ」母が良多に言うこのひとことが、とても印象深く心に残ります。これは、決して後ろ向きな発言ではありません。もしそれが「違う」と感じたなら、手放す勇気も持たなければ。人生は選択の連続。ありたい自分でいるために、最も大切なものを選びとることの大切さを教えてくれる映画です。(text:June Makiguchi)
2016年06月04日ハーイ、みなさん!ここアメリカでは、メモリアルデイ(戦没将兵追悼記念日)の週末を迎えました。ということは、公式に夏が来たという意味です!みなさんご存じのとおり、夏といえば映画が一番盛り上がる季節ですよね!楽しみに待っていた期待作がたくさん公開します!一番の話題作はやっぱり『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。今のところ映画の評判は上々なので、製作を務めたティム・バートンの新たなヒット作になりそうな気がします。この続編でも、前作に引き続きおかしなキャラクターが登場します。キャストは、ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーター、サシャ・バロン・コーエンなどです。ジョニーは、世界中を飛びまわって映画のプロモーション活動で大忙し!そんな中での、妻アンバー・ハードとの離婚のニュースはびっくりでしたね!ジョニーの愛するお母さんが他界した直後(3日後)に、こんなニュースが舞い込むなんて誰も想像しなかったはず。2人が結婚するまでの経緯はみなさんも知ってると思いますが、念のためおさらいすると、ジョニーは長い間連れ添ったパートナーのヴァネッサ・パラディと破局後に、撮影現場でアンバーと出会いました。もう離れられないって感じでラブラブでしたよね!でもアンバーの友達にとっては、2人の結婚は意外だったみたい。だってアンバーは、それまで女性と交際していたんですもの。だから2人の関係は、最初から普通の恋人同士とは言えなかったの。年齢も、アンバーがジョニーより22歳も下です。でもすごく幸せそうなカップルだったわ。お互いの映画のプレミアにも、仲良く2人で出席してたしね。でもそんな時に、あの“ワンコ密輸入”事件が起こりました。ジョニーが撮影で滞在していたオーストラリアに、正式な書類も提出せずに無断で、愛犬を入国させてしまったのです。そして2人は謝罪の映像を公開しました。そして、この離婚のニュース。さらには、2人の関係がハッピーではなかったという話がたくさん聞こえてきます。アンバーがジョニーをコントロールしていたとか、ジョニーの子供たちと彼のお母さんは、アンバーのジョニーへの接し方が嫌いだった、とかね。そしてアンバーは、たった1年半しか結婚していなかったのに、配偶者サポートを要求しています。もちろんジョニーは拒否してるけど、婚前契約を交わしてなかったというので、これはきっと泥沼離婚劇になるかも…。とにかく、ハリウッドのスター同士のロマンスが、また1つ終わってしまいました。でもきっとジョニーは、すぐに新しい恋をすると思うわ!ジョニーが次の恋人を見つける前に、皆さんは『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を見てね!(text:Lisle Wilkerson)
2016年06月03日映画『素敵なサプライズブリュッセルの奇妙な代理店』は、オランダ人作家ベルカンポの短編小説「De Surprise」に惚れ込んだオランダのマイク・ファン・ディム監督が、ベルギーの首都ブリュッセルを舞台に描くダークコメディ。とある理由から生きる意味を見出せずにいた主人公のヤーコブは、“あの世行き”旅行代理店エリュシオンで、解約不可・成功率100%の自殺代理プランのサプライズコースを申し込みますが、契約した矢先、同じプランを選んだという素敵な女性アンネと出会います。死を望んでいた男が死を選択したことで見えてくるモノ――それこそが監督が描きたかった題材。また、死にたがる主人公と相反するかのようにブリュッセルの美しい街並、オランダの美しい風景は生命力に満ち輝いている。そんな対比も見どころです。映画を観た後、ベルギーの旅を調べながらふと思ったのは「ベルギーと言えばチョコレート!」です(笑)。映画のなかでチョコレートは何か意味のあるものとして登場はしていませんが、執筆のお供にチョコレートが欠かせない身としては、ベルギーチョコレートを巡る旅もいいなぁと思ったわけです。日本で手に入るベルギーチョコレートの代表格は――ゴディバ、ノイハウス、ヴィタメール、ピエール・マルコリーニ、ピエール・ルドン、レオニダス…などなど。その多くがブリュッセルで創業しています。2014年にはブリュッセルにベルギー国内最大のチョコレート博物館「ベルギー・チョコレート・ビレッジ」もできましたし、これはもう訪れないと!もちろん『素敵なサプライズ~』のロケ地、ブリュッセルにある世界遺産グランプラス(大広場)や北ヨーロッパのヴェネチアと呼ばれる水の古都ブルージュは外せません。あ、ブルージュにも「チョコ・ストーリー」というチョコレート博物館がありました!いざ、ベルギーへ!(text:Rie Shintani)
2016年06月01日いよいよ夏本番、ビアガーデンシーズンが到来!都内の商業施設の屋上やテラスではビアガーデンが続々とスタート。開放的な空間でわいわいと盛り上がれるビアガーデンは、二人の距離を縮めたい時のデートにもぴったり。今月の映画は、「ごくせん」「デカワンコ」など数々の映像化ヒット作品の原作者として知られる森本梢子の原作漫画を実写映画化した『高台家の人々』。綾瀬はるか、斎藤工が恋人役で共演し、水原希子や間宮祥太朗、大地真央、市村正親と豪華実力派俳優たちがキャスティングされた話題作だ。口下手で不器用な女子・平野木絵(綾瀬さん)は、得意の“妄想”で何かと自分の世界に入り込みがち。ある日、木絵の勤めるオフィスに名門「高台家」のイケメンエリート・高台光正(斎藤さん)が転勤してくる。 決して交わるはずのない二人。しかし、不思議なことに光正は木絵に惹かれていく。それにはある理由が…。光正は人の心を読める“テレパス”だったのだ。妄想癖のある地味で冴えないOLと人の心が読める名家のイケメンエリートが繰り広げるコミカルなラブストーリーをカップルで楽しんでみて。デートにもぴったりの映画×ビアガーデンのおすすめスポットには、ラグジュアリーホテルのテラスでビアガーデンが楽しめるちょっとリッチな六本木コースと、ショッピングモール内の映画館とビアガーデンがセットで楽しめるカジュアルな二子玉川コース、アメリカンBBQのビアガーデンとフード&アパレルショップがマルシェ感覚で展開するトレンディな池袋コースの3つをピックアップした。1つ目の六本木コースは、「グランド ハイアット 東京」のステーキハウス「オーク ドア」で開催中の、ちょっとリッチなビアガーデンを楽しむプラン。カクテルをはじめ、ドラフトビール、ワイン、ソフトドリンクのフリーフローとともに、カリビアン風のハムとチーズを挟んだサンドイッチなど、キューバやカリビアンの人気フードを好きなだけ楽しめるビアガーデンは満足度高し。食べ放題・飲み放題込みで、料金は一人6,800円(レギュラープラン)~。映画館は、ホテルに隣接する六本木ヒルズのTOHOシネマズ六本木で。2つ目の二子玉川コースは、二子玉川ライズの中央広場で開催となる開放感あふれるビアテラス「FUTAKO TAMAGAWA RISE Premium BEER FARM」で、カジュアルにビアガーデンを楽しむプラン。「ザ・プレミアムモルツ」4種類の生ビールと個性あふれる“クラフトセレクト”シリーズを、スペイン王室御用達グルメストア「マヨルカ」のタパス5種盛り合わせや特製ホットドッグなど、グルメなバルメニューと楽しんで。映画は、同施設内の109シネマズ二子玉川へ。3つ目の池袋コースでは、4月末にルミネ池袋9Fにオープンした「THE ROOFTOP BBQ BEER GARDEN」に注目。5月27日(金)より、フードスタンドやアパレルショップが並ぶ8Fのコミュニティフロア「THE ROOFTOP FLEA」が新たに加わり、2フロアからなるマルシェ感覚のBBQビアガーデンがスタート。“FARM to GRILL”をコンセプトに、契約農家から仕入れる素材を使用し、スモーク料理やケイジャンチキン、ホットソースなど、アメリカのフードカルチャーを散りばめたBBQは、6月30日(木)までコース料金が割引に!フードメニュー8品のスタンダードコースが4,000円、デザート付き10品のプレミアムコースで4,500円(飲み放題も込み)とお得だ。また、コミュニティフロアでは「GOOD MEAL SHOP」の先行販売アイスクリームなど、話題店の限定スイーツなども登場するので併せてチェックを。映画は、サンシャイン60通り東急ハンズ手前にある池袋HUMAXシネマズで観られる。デートにもおすすめのビアガーデン。映画の感想を語り合いながら、飲んで食べて楽しい時間を過ごせば、二人の夏もヒートアップしそう!『高台家の人々』は6月4日(土)より全国にて公開。(text:Miwa Ogata)
2016年05月31日ケン・ローチ監督の『I, Daniel Blake』を最高賞パルムドールに選び、無事に幕を閉じた第69回カンヌ国際映画祭。”無事”というのが今年はとても重要だった。昨年のパリ、今年のブリュッセルと大きなテロが相次いだため、カンヌ周辺は厳重な警戒態勢で、コート・ダジュール空港は軍隊が巡回、豪華客船やクルーザーが浮かぶカンヌの海にもフランス海軍の巡視艇が停泊し、上映会場に入る際にはバッグの中身を隅々までチェック。その結果、特に大きなトラブルは起きず、平穏に終わった。もっとも、授賞結果は大荒れ。批評家や観客の間で人気だったドイツの女性監督マーレン・アーデの斬新なコメディ『Toni Erdemann』や、ジム・ジャームッシュの『Patterson』(永瀬正敏がおいしい役を演じている)が無冠に終わる一方で、不評と思われたオリヴィエ・アサイヤス(フランス)がクリテン・スチュワート主演で撮った心霊スリラー『Personal Shopper』が監督賞を受賞。審査員は映画の作り手のため、着眼点が違うのか。審査員団は毎年世界中の映画人から選ばれるが、今年は委員長に『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のジョージ・ミラー(オーストラリア)、審査員にマッツ・ミケルセン(デンマーク)、ヴァネッサ・パラディ(フランス)、キルステン・ダンスト(アメリカ)ら総勢9名。中でも目立っていたのが、御年80歳になるドナルド・サザーランドだった。審査員会見でサザーランドは、いつもアメリカの影に隠れがちな祖国カナダの自虐ジョークを連発。カナダ人記者から自国の映画界についての意見を求められると、「戦争中、フランス、イギリス、カナダの兵士が敵に捕まり、処刑前に最後の望みを聞かれた。イギリス兵士は紅茶を望み、カナダの兵士は15分だけ自国のアイデンティティーについて語らせてほしいと頼んだ。フランス兵士は、カナダ人のスピーチを聞く前に殺してくれ、と頼んだ」と語り、会場は爆笑に包まれた。その飄々とした様子は、ドナルドの出世作『M★A★S★H マッシュ』(1970年のパルムドール受賞作)のまんま。さらに授賞式後には「寒いなあ」とブランケットを被って会見場に現れるなど、もう独壇場だ。そんなマイペースなドナルドになついていたのが、マッツ・ミケルセン。どこに行くにもドナルドの後を追いかけていて、映画で見せるクールな顔と違い、かわいい末っ子キャラだった。ジョージ・クルーニー&アマル夫妻、オーランド・ブルーム&ケイティ・ペリーら華やかなカップルの姿も注目を集めたが、逆の意味で話題だったのがシャーリーズ・セロンとショーン・ペン。2人は昨年はラブラブでカンヌのレッドカーペットを沸かせたのだがその直後に破局。しかし今年はショーンが監督、シャーリーズが主演した『The Last Face』がコンペティションに選ばれたため、2人は再びカンヌに登場したが、会見中もレッドカーペットでも必ず間に共演のハビエル・バルテムやショーンの長男ホッパー・ペンを挟むなど、微妙な距離を保っていた。さらにレッドカーペットを一度昇りきったショーンが、ある若い女性が到着すると階段を駆け下りて迎えに行ったときは一瞬びっくり。若い金髪女性が大好きなショーンの新しい恋人かと思われたが、ショーンの長女ディランだった。上映中も少し離れた席に座っていた2人だったが、上映後にスタンディング・オベーションを受けると、シャーリーズがショーンの頬にキス。映画監督としてのショーンへの敬意のしるしだったのだろう。映画はアフリカの紛争地で活動する”世界の医療団”をモデルにした社会派ドラマだが、題材に対してメロドラマの要素が強すぎたのは、ショーンがシャーリーズへの未練があるせいなのだろうか。ちなみにレッドカーペットでは黒いタキシード風スーツでマニッシュに決めたシャーリーズには、今年のベスト・ドレッサー賞をあげたい。ある視点部門で深田晃司監督の『淵に立つ』が審査員賞を受賞するなど日本勢の活躍もあり、今年のカンヌの12日間も盛りだくさんだった。来年は70回記念大会。どんな趣向が凝らされるか、今から楽しみだ。(text:Ayako Ishizu)
2016年05月30日