紅茶ブランド「リプトン」による紅茶専門店「リプトン ティー スタンド」から新年限定メニュー「Fruit in Teaみかん」と「Milk Tea和パフェ」が登場します。Fruit in Teaみかん日焼けやシミや皮の傷を理由に規格外となってしまった温州みかんを使った「Fruit in Teaみかん」はアイスではすっきりした味わい、ホットでは優しい甘みが楽しめる新年限定の新商品です。【販売期間】2020年1月7日(火)~2月28日(金)【販売価格】カップ:850円/タンブラー(アイス):1,350円/タンブラー(ホット):1,850円(税込)Milk Tea和パフェ「Milk Tea和パフェ」はウーロン茶をベースにしたほろ苦いミルクティーに小豆やホイップ、和素材の黒蜜やきな粉、白玉などをトッピングした和パフェをイメージしたスイーツドリンクです。【販売期間】2020年1月7日(火)~2月28日(金)【販売価格】カップ:850円(税込)※タンブラーの提供なしリプトンティーの新年限定メニューを楽しんで温州のみかんがたっぷりと使われたフルーツティーと和パフェをイメージしたスイーツドリンクをリプトン ティー スタンドで味わってみてはいかがでしょうか。スポット情報スポット名:リプトン ティー スタンド博多マルイ店住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街9番1号1階電話番号:092-577-1665スポット情報スポット名:リプトン ティー スタンド名古屋LACHIC店住所:愛知県名古屋市中区栄3-6-1電話番号:052-211-7955
2020年01月10日紅茶ブランド「リプトン」による紅茶専門店・リプトン ティー スタンド(Lipton TEA STAND)から、新年限定メニュー「Fruits in Teaみかん」と「Milk Tea和パフェ」が登場。2020年1月7日(火)から2月28日(金)までの期間限定、名古屋LACHIC・ 博多マルイの店舗で販売される。「Fruits in Teaみかん」「Fruits in Teaみかん」は、みずみずしくて甘い温州みかんにアールグレイティーを注ぎ、トッピングのレモンとみかんジュレ、ミントで爽やかさと甘酸っぱさをプラスしたフルーツティー。アイスではではみかんのすっきりとした味わい、ホットでは優しい甘みが楽しめる一杯。温州みかんは、日焼けによりシミや皮の傷を理由に規格外となっってしまった豊川産みかん(名古屋LACHIC店)、JA佐賀産みかん(博多マルイ店)を、それぞれの店舗で使用している。「Milk Tea和パフェ」一方の「Milk Tea和パフェ」は、文字通り“和パフェ”をイメージした期間限定のミルクティー。ウーロン茶をベースにしたほろ苦いミルクティーに、たっぷりの小豆、層になったホイップクリーム、トッピングのきな粉や黒蜜、白玉、抹茶ゼリーといった和素材を合わせた、パフェ風の和スイーツドリンクとなっている。商品情報リプトン ティー スタンド新年限定メニュー「Fruits in Teaみかん」と「Milk Tea和パフェ」販売期間:2020年1月7日(火)〜2月28日(金)価格:・Fruits in Teaみかん(ICE/HOT)カップ 850円(税込)/タンブラー (ICE)1,350円(税込)、(HOT)1,850円(税込)・Milk Tea和パフェ(ICEのみ)カップ:850円(税込)※タンブラー提供なし<店舗情報>■リプトン ティー スタンド名古屋LACHIC店場所:LACHIC(愛知県名古屋市中区栄3-6-1)営業時間:11:00〜21:00(名古屋LACHICの定休日に準ずる)■リプトン ティー スタンド博多マルイ店場所:博多マルイ(福岡県福岡市博多区博多駅中央街9番1号1階)営業時間:10:00〜21:00(博多マルイの定休日に準ずる)
2019年12月27日実家から、みかんがたくさん届きました。アリッサもみかんが大好きなのですが、たまに見つける小さなみかんの房、我が家では“赤ちゃんみかん”と呼んでいます。今回はこの“赤ちゃんみかん”の食べ方にまつわるお話なのですが…。アリッサもみかんが大好きで、1人で何個も食べちゃいます。たまに見つける“赤ちゃんみかん”。なんだか可愛くて、見つけると得した気分になりませんか?勝手にみかんに家族構成まで設定しちゃったりして。こんな事言うと、上のお兄ちゃん達は「かわいそうだから」と食べるのを嫌がったものです。しかしアリッサは…ああぁ、無情!アリッサ曰く、「残されるほうが可愛そう」なんだそうな。なるほど、確かにね…。
2019年12月13日焼きたてチーズタルト専門店「ベイク チーズタルト(BAKE CHEESE TART)」の期間限定フレーバー「みかんチーズタルト」が、2019年11月15日(金)から30日(土)までの期間限定で発売される。静岡県産「三ヶ日みかん」の限定チーズタルト「みかんチーズタルト」は、2018年11月に静岡パルシェ店のオープンを記念して販売されていたご当地タルト。今回は冬の限定フレーバーとして、期間限定で全国の店舗でも販売されることとなった。古くからみかんの産地として有名な静岡県で作られた「三ヶ日みかん」のピューレとパウダーを、オリジナルブレンドのチーズムースにブレンド。マイルドで爽やかなチーズムースとみかんの酸味&甘みの絶妙なコンビネーションが楽しめる一品となっている。商品情報「みかんチーズタルト」発売期間:2019年11月15日(金)〜11月30日(土)価格:1個280円(税込)販売店舗:ベイク チーズタルト国内全店舗※ASSE広島店、サンエーPARCO CITY店を除く
2019年11月11日ベネッセの親子向けコンサート『しまじろうコンサート2019夏とびだせ!ワクワクぼうけんランド』が、全国29都市で開催されている。【チケット情報はこちら】「しまじろうコンサート」は、ベネッセの通信教育講座「こどもちゃれんじ」の人気キャラクターであるしまじろうと、その妹のはなちゃん、しまじろうの仲間たちが登場するコンサートで、夏と冬の2回開催されている。ストーリーは毎回新作となっており、2019年夏のコンサートは、「ぼうけんランド」に遊びに来たしまじろう達が、妹のはなちゃんを助けるために活躍するという冒険ストーリーになっている。「元気」、「勇気」、「優しさ」をテーマに、歌や踊り、クイズなどを散りばめた“観客参加型”の演出で、未就学児でも楽しむことができる。コンサートの登場曲は、『おべんとうばこのうた』、『てのひらをたいように』といった定番の歌のほか、大人気のテーマ曲『せかいはパラダイス』など、お馴染みの手あそび歌や歌いやすい曲がそろう。「しまじろうコンサート」公式サイトではコンサートの概要のほか、練習用の歌・ダンス動画も公開されているので、知らない曲があっても事前に聴いたり踊ったりしてコンサートに備えることも可能だ。公演では観客も一緒に歌って踊り、クイズに答え、さらにしまじろうがピンチになると大声で応援したりできるシーンもある。通常のコンサートとは異なり、“受け身”ではなく、コンサートに参加して主人公たちと同じ冒険を体験するような仕掛けになっている。そのため、「毎年参加することで、コンサートを通じて子どもの成長を感じることができる」として、毎回コンサートに通う家族もいるという。また、小さい子ども連れでも参加しやすいよう、会場にはベビーカー置き場やおむつ替えコーナー、授乳スペースを完備しているほか、子どもの対応にも長けたコンサートスタッフがサポートを行う。会場のロビーには、今回のコンサートにちなんだかわいい「フォトスポット」があり、連日、記念撮影をする親子連れでにぎわっている。また、物販ブースでは「CDつきえほん」や「コンサートDVD」、「ワクワクパズル」など、「しまじろうコンサート」限定グッズが販売されている。会場には、親子連れだけでなく祖父母と一緒に三世代で参加する家族も訪れ、子ども達は「初めてのコンサート」体験を楽しんでいた。公演は9月29日(日)まで全国各所で開催される。チケット発売中。取材・文:相川いずみ
2019年07月01日今月の人。Illustration:Hidemi Ito作家・マンガ家小林エリカさん1978年、東京都生まれ。2014年、長編小説『マダム・キュリーと朝食を』(集英社刊)で第27回三島由紀夫賞候補、第151回芥川龍之介賞候補。その他の著書に、アンネ・フランクと実父の日記をモチーフにしたノンフィクション『親愛なるキティーたちへ』(リトルモア刊)、作品集『忘れられないの』(青土社刊)、“放射能”の歴史をめぐるコミック『光の子ども1、2』(リトルモア刊)、短編小説集『彼女は鏡の中を覗きこむ』(集英社刊)など。主な展覧会は個展に『野鳥の森1F』(2019、Yutaka Kikutake Gallery、東京)、グループ展に『更級日記考—女性たちの、想像の部屋』(2019年4月6日~7月15日、市原湖畔美術館、千葉)、『六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声』(2016年、森美術館、東京)など。2019年8月28日~11月11日に東京・国立新美術館にて開催予定の6人のグループ展『話しているのは誰?現代美術に潜む文学』に参加。2019年9月5日よりロンドン、Yamamoto Keiko Rochaixにて個展『父たちの冒険 Adventures of fathers』開催予定。種というミクロな世界が広大な世界につながる感動親子ともに大好きな絵本『わたしたちのたねまき―たねをめぐる いのちたちのおはなし―』作:キャスリン・O・ガルブレイス絵:ウェンディ・アンダスン・ハルパリン訳:梨木香歩¥1600/のら書店強い風はさまざまな植物の種を遠くへ飛ばします。太陽の光は植物のさやを温め、乾かし、種を弾け飛ばします。雨つぶは種を別の場所へと洗い流していきます。太陽、風、雨、川の流れ、鳥、動物、そして人間……私たちはともに広くて大きな庭にたくさんの種をまいてきました。繰り返し、繰り返し、命がつながり、地球という大きな庭が作られていく様子を描いた美しい絵本。翻訳を手がけた作家の梨木香歩さんによるあとがきも必読です。「アスファルトの道路の隅に咲いている花とか、人間が植えたはずのない植物があちこちから生えているのはなぜなのか。本当にさまざまな方法で種まきが繰り返されてきたことに気づいた瞬間、自分の今いる“ここ”と、ずっと遠くにあった植物の生がつながっていることを実感して、とても感動しました。絵もすごく丁寧で繊細で、ちょっとマンガ調にコマ割りされているのも素敵。これからの名作になっていく、読み継がれる絵本だと思います」目の前にある日常の中での気づき抒情と科学のバランスに惹かれるマンガ、小説、アート活動など、ジャンルの枠を軽々と超えて、自由な表現活動を続けている小林エリカさん。小説『マダム・キュリーと朝食を』で放射性物質を研究したキュリー夫人を扱い、コミック作品『光の子ども』では放射能と人類の関わりの歴史を描くなど、科学的なものを大切なテーマのひとつにしている彼女が、今、3歳の娘とともに夢中になっている絵本が『わたしたちのたねまき ‐たねをめぐる いのちたちのおはなし‐』だ。「最初は図書館の新入荷で手に取ったんです。読んでみたら、本当にすばらしい内容だったので、即、買って。あまりにもいいから『みんな読んで!』みたいな感じで、まわりの人にもどんどんプレゼントしています(笑)」したたかに子孫を増やすべく、より遠く、条件のいい場所へ向かうための工夫がギュッとつまっている植物の小さな種。植物も、私たち人間を含む動物も、互いに協力し合いながら、この地球という生命体を作っていることに気づかせてくれる絵本である。「そういえば、子どもの頃、オナモミの果実がいつの間にか服についていたなぁとか、懐かしい記憶もよみがえってきて。娘は2歳のはじめの頃、言葉もあんまり分からないうちから、この絵本が大好きでした。ウサギがピョンと跳んでいく場面を楽しんだり、外でどんぐりを見ると『リスがうめていったのかなぁ』と言ったり。ちょっと年齢が上がると、オウゴンヒワが出てくるページで “ピーチクリー!パーチクリー!” という鳴き声のフレーズを繰り返すようになったりして。ディテールをどんどん読み込んでいける本ですね。Illustration:Kashiwai描かれている植物や動物の絵も、すごく正確なんだけど、単に写実的というわけじゃない。科学的であると同時に、ドラマティックで抒情的でもあるんです。ワクワクするような楽しさと、科学的な正確さの絶妙なバランス。抒情と科学!そういうのが私、好きなんだなぁと、絵本が気づかせてくれました。やっぱり、どこかに分析的な目がないと、日常も流れちゃうから。そのバランスが大事なのかもしれないですね」これが大好き!というピュアな想いこそが胸を打つシャーロック・ホームズ研究家として知られた精神科医、小林司氏を父に、同じくシャーロキアン(シャーロック・ホームズの熱狂的なファン)として、東山あかねという筆名で活動していた母を両親にもつ小林さん。シャーロック・ホームズ関連の共著や翻訳本を数十冊も刊行する両親と4人姉妹が暮らす家の中は、まさに本の山。本棚だけではおさまりきらず、階段やテーブルにまで本がうずたかく積まれていた。「父と母が本好きだったから、家族全員、本がない生活は考えられないというか。本にかこまれて育ちました。もうあらゆるジャンルの本が何の分けへだてもなく、それこそポルノ雑誌も転がっているみたいな状況で(笑)。私は4人姉妹の末っ子で、長女の姉とは18歳、3番目の姉とも12歳離れていたので、姉たちの本もたくさんあって。私が幼い頃から、姉たちそれぞれが好きな本を勧めてくれて、絵本を読んでくれるという環境でした。両親から『こういう本を読みなさい』と言われたことは特になかったですね。二人とも大人なのに、それこそ『ひとまねこざる』シリーズのジョージみたいに、好奇心のおもむくままに生きていて、常に自分たち自身がおもしろいことを学んでいるっていう感じでしたから。あ、でも、シャーロック・ホームズだけは子どもたち全員、強制的に読まされていました。バイブル的に。だから私、“練馬区ヴィクトリア朝育ち” って言っているんです(笑)」「自分はこれが大好き!」という情熱は、純粋でエネルギーが強いぶん、他の人に伝わりやすい。小林さんの両親は、本のおもしろさを教育の一環として子どもに教えるというより、本を通して自分たちが感じる幸せを全身で体現している人たちだった。子どもの頃に読んだ絵本が今の自分を形成してくれた「科学にしても、好奇心や探求心にしても、『世界を知るって、こんなにも楽しくて、エキサイティングなんだ!』っていうことを、子どもの頃に読んだ絵本に教えてもらっていたんだと、最近気づきました。こざるのジョージの『失敗を恐れなくていい』っていう気持ちとか、かこさとしさんの科学的なことをベースにした絵本の楽しさとか、小さい頃に読んだものがいまだに深く根づいていて、今の自分を形作っているんだと思います」小林さんが作家になりたいと思ったのは、もう少し大きくなってから『アンネの日記』を読んだことがきっかけ。子ども時代に出会った本は、ときに後の人生を左右するほどの影響力を持つこともある。「そこまで自分に深い影響を与えてくれていた存在が実際には会ったこともない他人だった。しかも、すでに亡くなっている人だったりするわけで。そういう人たちが私の人生を変えてくれていると思ったら、胸を打たれて、泣けてきました。と同時に、子育てもすごく気が楽になったというか。なにも血縁とか家族だけが子どもに影響を与えるわけじゃない。私にとっては、本から受けた影響も、家族から受けたそれと同じくらいある。親だからって『自分だけががんばらなきゃ!』と気負う必要はないのかなって。世の中には、すばらしい本がいっぱいあるんだと思うと、それだけでなんだか安心します」小林さんの両親が、何より自分たち自身が好きな本に夢中になっていたように、母となった小林さんもまた、今は再び絵本の魅力にとりつかれている。「とにかく自分が読みたい!っていう(笑)。子どもがいなかったときは、読書といえば、自分の好きな本しか選んでこなかったんです。でも、子どもは、どんな絵柄が好きかも、どういう話が好きかも分からないから、はじめの頃は、それこそ図書館に行って、片っぱしから借りるというのをやっていて。最近だと子どもも大きくなったので、本人が持ってくる絵本はそのまま借りますし。ロングセラーだけじゃなく、新しく出版されたおもしろい絵本に出会えることも多いから、自分が楽しくて、絵本をいっぱい買っちゃっています(笑)。自分だけが読むなら選ばなかったような絵本も、読んでみたら、すごくおもしろくて、子どもも大喜びしたりする。思いもよらなかったおもしろさを発見できるのが、すごく新鮮!子育てを機に、新しい絵本をいっぱい読めることが、今、嬉しくてしょうがないです」【小林エリカさん、これもオススメ】「虫が好き!」という愛情が力強い絵と言葉からあふれている『てんてんむし』作・絵:あべ弘士¥1400/童心社体に丸いテンテンのある虫、しましまの虫、ハートやダイヤ、スペードなどのトランプ模様、三角、ひし形、漢字、アルファベット、さらには人の顔に見える模様まで……不思議な虫たちが大集合!虫は体にさまざまな模様を持っています。虫の模様はすなわち “虫の言葉” 。虫はこの言葉を使って、ずっと昔から私たちに話しかけてきたのです。虫好きな子はもちろん、それまで虫に興味がなかった子も、きっと虫が大好きになってしまう一冊。「あべ弘士さんが描く虫の絵は、ラフに見えて、繊細に正確に描かれているところがいいですね。虫を見つめる視線が優しくて、虫へのあふれんばかりの愛情が伝わってきます。うちの子は特に、人の顔に見える模様のページがお気に入り。『かわいいね』とか『こわいね』ってちっちゃく書いてあるところも好き。絵だけでなく、色や図形にこだわって読んだり、虫の名前に注目したり、年齢によって読み方が変わってくる楽しさもあります」素敵な絵とともに詩を味わう絵本を開くたびに優しい気持ちに『くまさん』絵:手島圭三郎文:藤村久和¥1500/絵本塾出版自然に口ずさみたくなる、まど・みちおさんの優しい詩に、ましませつこさんが心をこめて描いた絵。「はるがきてめがさめてくまさんぼんやりかんがえたさいているのはたんぽぽだがええとぼくはだれだっけだれだっけ……」春の暖かさに誘われて、冬ごもりの穴から出てきたこぐま。まだ覚めない頭で「ぼくはだれだっけ」と考えますが……。草木が芽吹く春の喜び、こぐまの生きている嬉しさが伝わってきます。「私が出産したとき、ましませつこさんとお友達のアーティストの山田愛子さんがプレゼントしてくださった絵本です。『くまさん』は小学校の教科書にも載っている有名な詩ですが、こうしてページごとに一語一語、味わいながらじっくり読んでいくと、一語一語に新しい発見がある。詩だけサラッと読むのとは、また全然違う読み方ができるんです。ゆったりしたテンポと、かわいい絵のバランスも絶妙。読み聞かせにもすごくおすすめです」好奇心を恐れない気持ちは幼い頃ジョージに出会ったおかげ『ひとまねこざるびょういんへいく』文:マーガレット・レイ絵:H.A.レイ訳:光吉夏弥大型絵本版¥1400/岩波書店※この本には2種類の判型があり、岩波の子どもの本版は¥800ですパズルのかけらをキャンディと間違えて飲み込んでしまったこざるのジョージは、具合が悪くなり、さあ大変!病院でレントゲン写真を撮ったジョージは、急きょ入院することに。無事、手術でかけらを取り出してもらったら、すっかり元気になって、たくさんいたずらをします。ジョージのいたずらが、ただ騒ぎを巻き起こすだけでなく、入院中の他の子どもたちを元気にしてくれたように、失敗にも力が秘められているのだと教えてくれる名作。「私自身、好奇心が旺盛で、おっちょこちょいだから、まわりに迷惑をかけちゃうことも多いんですが、そこで『おもしろいね』って笑ってくれる人がいるんだと思うと、すごく安心して、勇気がわいて、好きなことを追求して生きられる。そう思えるようになった“原点”がジョージです。また、親にとって子どもの入院は、考えただけで心配で胸がいっぱいになるもの。親も子も不安なとき、この絵本があったら、すごくいいなぁと思います」Illustration:Hidemi Ito/KashiwaiText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年05月31日おうちでできる「おもてなし」。前回は料理家のシャルル律子さんに簡単なテーブルコーディネートのコツを教えて頂きました。⇒ 料理家さんに教えてもらうおもてなし〜簡単テーブルコーディネート 今回も引き続き、おもてなし料理のポイント&揃えて便利なアイテムを教えて頂きました。前菜&乾杯でおもてなしスタートお客さまがいらっしゃったら、まずは前菜をお出しして乾杯を。準備するグラスはお酒の種類にあわせて変わりますが、1種類のワインであればお水とあわせて2つのグラスを。向かって左側がチェイサー。右側がワイングラスになります。お水用のグラスはフランスで購入されたというもの。白ワイン用に使っているのはアンジェの 「Bormioli Roccoワイングラスレゴロ」 。強化ガラスなのでカジュアルなパーティーでも使いやすいのが特徴です。背の高いグラスと複数使いしても、小ぶりであわせやすいサイズ感です。〜アミューズブッシュ〜茄子のペーストのタルティーヌAmuse-bouche : Tartine de beurre dʼaubergineフランスで別名「貧乏人のキャビア」と呼ばれる茄子のディップ。茄子の種の食感がまるでキャビア!?ということで名付けられているそうです。前菜は大皿の上の小皿によそっていただきます。〜冷たい前菜〜サーモンマリネサラダ添えディルを添えてApéritifs : Saumon mariné avec salade et anethお次は冷たい前菜。分厚く食べごたえのあるサーモンマリネは手作りならでは!先程の小皿を下げたら、透明のお皿にのせて大皿の上にサーブします。冷たい前菜にあう美しいコーディネートです。サラダ用には大きなボウルが一つあれば便利。フランスでは大きめのサラダボールの底で、ビネグレット(オリーブオイルのドレッシング)を作り、その上に生で食べられる葉物をいれます。食べる直前に下から上にまんべんなく混ぜていただきます。大皿をベースにすすむ、おうちフルコースお次は季節の野菜を味わう温かいスープ。前菜が終了したら小皿を下げ、大皿の上にスープボウルをのせていただきます。〜温かな前菜〜春キャベツとマッシュルームのポタージュHors dʼœuvre chaud : Potage aux champignons et chou de printemps隠し味はクミンパウダー。マッシュルームを贅沢につかった温かな前菜です。こちらもバゲットと一緒にどうぞ。グリラーで作るメイン料理2種〜主菜〜シーフードグラタンPlat principal : Gratin de fruits de mer付け合わせの温野菜Plat principal : Légumes braisésメイン料理は 「グリラー」 を使った料理2種。シーフードをタップリと使ったグラタンに温野菜は、オーブンでなく直火を使った仕上げたもの。ベースにしていた大皿はメイン料理に使います。取り分けたらバゲットを添えていただきます。生のソースが贅沢な季節のデザート〜デザート〜クリームダンジェ、いちごソースを添えてDessert : Crème dʼange avec sauce aux fraisesしっかり泡立てたメレンゲとヨーグルトを混ぜ合わせたクリームダンジェ。スライスした苺を裏ごししたいちごソースは、香り高い春ならではのスイーツです。使用したデザートカップは 「Bormioli Roccoボデガカップ」 こちらも強化ガラスで、デザートはもちろん、前菜に使える万能ガラス容器です。ホストもゲストも楽しい時間をレシピを教えていただくことはもちろん、出来上がった料理をみんなでゆっくり楽しめるのが律子さんのお料理教室の特徴。お料理教室というよりは、ホームパーティーにお呼ばれしたかのような、楽しい時間を過ごすことができます。慣れないと自宅で再現するのは難しく感じますが、おうちのおもてなしに揃えておくと便利なのが以下のアイテム。・ワイングラス・カトラリー(ディナースプーン、ナイフ、フォーク、ティースプーン)・26センチ程度の大皿・15センチ未満の小皿・スープボウル・デザートカップどれも日常使いできるものばかりなので、何セットか揃えておくと来客時に応用できますね。前菜用のプレートなど、気に入ったものを柄違いで集めるのも楽しそうです。最終回となる次回は、グリラーを使った直火レシピを2種ご紹介します。【料理家さんに教えてもらうおもてなし〜全3回】⇒ 【第1回】簡単テーブルコーディネート ⇒ 【第2回】おうちフルコースの楽しみ方 ⇒ 【第3回】グリラーで作るメイン料理2種【ご紹介したアイテム】 全面強化ガラス製の安心品質。スタッキングして収納できます。⇒ Bormioli Rocco色々使えるワイングラスレゴロ227cc6個セット【送料無料】 ■食のはなし おもてなし料理 大西佳葉アンジェ編集部。フードコーディネーター。夫と娘の3人暮らし。家族が笑顔になるレシピを考案中。今日も美味しく、楽しく過ごせますように。
2019年05月08日気軽に作れる 「フランス風おもてなし料理」 レシピで人気の料理家、シャルル律子さん。アンジェでも 前菜レシピ 、 洋風おせち などたくさんのお料理を教えていただきました。この数年、生活の拠点をフランスに移されていたため、日本でのお料理教室はお休みされていたのですが、先日帰国された際に久々のお料理教室を開催されるとこのこと。しかも生徒さんからの要望で 「グリラー」 を使ったお料理を作られるというので、教室にお邪魔させて頂きました。手軽に作れるグリラーレシピと、おもてなし料理のポイントをレポートします。おもてなしはまずテーブルセッティングから律子さんのお料理教室は、前菜からデザートまでのフルコースを作ります。「身近な材料で気軽に作れること」がモットーですが、人をお招きする場合、テーブルセッティングを完了させておくことがポイントとか。まずは大皿を人数分セッティング。次にカトラリーを。この日使用したのはなんと「クリストフル」のもの。シルバーカトラリーの最高峰!?ですが、こちらはご主人の実家(フランス)から譲り受けたのだとか。こんな立派なクリストフルのカトラリーセットを使えるだけで、私はテンションがあがりました。銀食器のメンテナンスは大変なようですが、こんな素敵なカトラリーなら逆に磨いてみたいと思えるもの。孫の代まで使えるものを大切に受け継ぐのは、とても素敵な文化ですね。テーブルナイフ、フォーク、スプーンをお皿の横に、上にデザートスプーンをセッティングします。飲むお酒の種類によってグラスの数は変わりますが、左側にチェイサー用、右側にワイン用と2つのグラスをセッティングします。大皿の上にセッティングした小皿はフランス「ジアン」のもの。前菜用に使用しますが、お料理、季節によって変化を加えると、お客さまにも喜んで頂けるとか。夏場はガラス皿をあわせるのも美しいですね。お客さまが来る前にここまでセッティングをして、前菜だけ事前に準備しておけばOK!というのが律子さん流。アペリティフを楽しみながら、メインのお料理を仕上げるのがゲストもホストも楽しい時間を過ごす秘訣だとか。次回は簡単に作れるグリラー料理レシピと、おおてなし料理を楽しむ秘訣を引き続きお伝えします。お楽しみに。 ■食のはなし おもてなし料理 大西佳葉アンジェ編集部。フードコーディネーター。夫と娘の3人暮らし。家族が笑顔になるレシピを考案中。今日も美味しく、楽しく過ごせますように。
2019年05月05日今月の人。Illustration:Hidemi Ito漫画家古泉智浩さん1969年生まれ。’93年、ヤングマガジンちばてつや賞大賞を受賞してデビュー。代表作に『ジンバルロック』、『ワイルド・ナイツ』など。そのほか『青春★金属バット』、『ライフ・イズ・デッド』、『死んだ目をした少年』、『チェリーボーイズ』が実写映画化されている。DVD『渚のマーメイド』原作・脚本担当。2015年に刊行した子育てエッセイ『うちの子になりなよある漫画家の里親入門』が話題を呼ぶ。2017年に続編となるコミック・エッセイ『うちの子になりなよ 里子を特別養子縁組しました』を刊行。現在、池袋コミュニティ・カレッジで第2・4月曜日に初心者マンガ教室を開催中。ブログ:古泉智浩の『オレは童貞じゃねえ!!』子どもへの愛が生まれる瞬間里親になろうとしたときにとても勇気づけられた作品『おまえ うまそうだな』作・絵:宮西達也¥1200/ポプラ社大昔、卵からアンキロサウルスの赤ちゃんが生まれました。まわりには誰もいません。赤ちゃんが泣きながら、ひとりぼっちで歩いていると、おそろしいティラノサウルスが現れました。「おまえうまそうだな」と言って、ティラノサウルスがとびかかろうとした時、なんとアンキロサウルスの赤ちゃんは「おとうさーん!」とティラノサウルスにしがみつきました。ティラノサウルスはとまどいながらも、赤ちゃんの父親としてふるまいます。「肉食恐竜のティラノサウルスが、草食恐竜のアンキロサウルスの赤ちゃんと出会うんですね。もちろん最初は赤ちゃんのことを “食べ物” としてしか見ていないんですが、自分になついてくる赤ちゃんに対して、いつしか保護者みたいな気持ちになっちゃうっていう心の変化の描写がすごいなぁと。息子の1歳の誕生日のときには映画版の『おまえうまそうだな』のDVDも買いました。将来ぜひ見せたくて。こちらもすばらしい感動作です」赤ちゃんを前にしたとき、わきあがる熱い感情を描いた里親ストーリー6年間で600万円を費やした不妊治療を経て、里親制度で男の子の赤ちゃんを預かり、その後 “特別養子縁組” をするまでのいきさつについて、正直に、ユーモラスに綴った子育てエッセイ『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』が大反響を呼んだ古泉智浩さん。2017年には新たに女の子の赤ちゃんが加わって、現在は、古泉さん、奥さん、長男、長女、古泉さんのお母さんの5人家族で暮らしている。そんな古泉さんが、まだ里親になる気持ちもなく、不妊治療をしていた頃に運命的に出会った作品が『おまえ うまそうだな』だった。「映画化もされている絵本で、最初は妻と一緒に劇場に映画を観に行ったんです。当時、映画好きが『傑作だ!』と、ものすごく騒いでいたので、気になって。そうしたら、口コミどおりで、本当に感動しました。原田知世さんがお母さん恐竜役で声の出演をしていて、すばらしかった。当時は物語を、まったく自分に引き寄せてはとらえていなかったんですけど、後に里親になろうとするときに、とっても勇気づけられた作品でした」Illustration:Kashiwai原作の絵本を最初に手に取ったのは、生後数ヵ月の長男を里子として引き取り、小児科に通っていたとき。待合室に『おまえ うまそうだな』の絵本と、パペットの恐竜のぬいぐるみが置いてあったのだ。「あ、これが原作かぁ!と思って。“ウマソウ” っていう名前をつけられたアンキロサウルスの赤ちゃんと、その赤ちゃんが “おとうさん” と呼んで慕うティラノサウルスの物語です。もちろん絵本のストーリーだけでも感動的なんですが、映画のほうは時間がさかのぼって、ティラノサウルスが卵のときからの話になっているんですよ。草食恐竜に育てられた肉食恐竜が、後に草食恐竜の親になるという構成。つまり里子が里親になるっていう、すばらしい脚色だったことにビックリしましたね」息子の2歳の誕生日プレゼントにと初めて作ったオリジナルの絵本実は古泉さん、自分の子どものためだけに、完全オリジナルの絵本を手作りしたこともある。長男が2歳の誕生日を迎えたときに作った絵本のタイトルは『バスとねこと2さいのうーちゃん』。絵もストーリーも装丁も、市販の絵本に負けないくらいのクオリティの高さだ。「僕は漫画家のはしくれでありますので、息子の誕生日の記念に何か作りたいなと思いついたんです。将来、子どもがグレたときとかに役に立つかなと(笑)。血のつながりがないですから、こんなにかわいがっていたんだぞ!というアリバイ作りというか(笑)。絵本には、息子が2歳の時点で好きだったものをぜんぶ入れました。乗り物が好きなので、バスやパワーシャベル。あとは猫も出てくる。パソコンで作画したものをプリントして、白紙のボードブックに貼っていきました。たあいもない話ですよ~。でも、息子はふだん、新幹線とか車の図鑑ばっかり読んでいるのに、この絵本はすごく気に入ってくれて。もう暗唱するくらい見てくれたんです」バスが町並みをゆっくり進みながら、海に行くまでの物語。バスの運転手さんはパパで、男の子の他にもママやおばあちゃん、家族みんなが一緒に乗っている。「3歳のときも、また絵本を作ろうと思って、下書きまでは描いたんですが、なんか忙しくなって中断しちゃいました(苦笑)。やっぱり息子が好きな新幹線が出てくる話で、新幹線に乗っているうちに、みんなが眠くなっちゃうっていう、寝かしつけにピッタリのストーリー。今はね、下の娘にも絵本を作ってあげなきゃなぁと思うんですけど、2人目あるあるで、気合がなかなか入らない。2人目の子育てって、ついつい雑になっちゃいますね(笑)」子どもが来てくれたおかげで自分本位の苦しさから解放された長男が3歳のとき、女の子の赤ちゃんを里子として迎え入れた古泉家。長男と一緒に乳児院を訪れていたので、彼には妹ができることは分かっていたはず。とはいえ、やはり、いざ可愛い赤ちゃんが家にやって来て、みんなの注目が赤ちゃんに集中するという状況は、甘えん坊の男の子にはきつかった。「保育園で出会った絵本『ちょっとだけ』は、子ども心にも『これはまさに我がことなり!』って思ったみたいです(笑)。主人公の女の子のような健気さはないんですよ。でも、それまで一人っ子だったのが、下の子ができて注目されなくなるのって、つらいことじゃないですか。赤ちゃん返りもすっごくする。だから、今は息子を最優先にするようにしています。たとえば、息子は保育園では自分で服を着ているくせに、家ではぜったいにひとりで着ないんですよ。妹が来る前は『抱っこ』なんて、そんなに言わなかったのに、僕が帰宅して、妹が寄ってこようとすると、ダーッと妹を追い越して、僕に『抱っこ!』って言う。そこで無下にしちゃいけないなぁと思って、息子を先に抱っこしています(笑)。だから、この前、初めて息子と娘が一緒におもちゃで遊んでいる姿を見て、びっくりしました(笑)」里親には守秘義務があるなど、いろいろ細かい規定も多い。一人を育てるだけでも大変なことなのに、さらにもう一人、赤ちゃんを引き取ろうと決意した理由とは?「それはですね、僕自身が一人っ子で育って、一人っ子の負の側面の塊のような感じだったんですよ。つまり、とことん自分本位で、そのことが苦しかった。だから息子にはきょうだいを作ってあげたかった。僕自身ずっと自分本位で生きてきて、そのことで胸を苦しめていましたが、子どもが来てくれて子どもと日々接して、自分以上に大切にできる存在だって、心から実感することができるようになったんです。前のような自分本位のまま、年寄りになっていたらと思うと、ぞっとしますね。50歳手前になって、やっと一人前の感覚が持てた気がするんですよ。今は子どもたちのおかげで、そういう気持ちを抱けているので、とても幸せです(笑)。」【 古泉智浩さん、これもオススメ 】コントラストの強い配色で展開する楽しい世界に赤ちゃんも大喜び!『いっしょにあそぼしましまぐるぐる』絵:かしわらあきお¥880/学研プラス赤ちゃんが注目する黒、白、赤を中心に、2ヵ月児にも見やすいカラフルな色とくっきりした絵でデザインされたベイビーブック。赤ちゃんが生まれながらに反応する “顔” や、反応がいいとされる “しましま” と “ぐるぐる” の絵がいっぱい。紙が厚く、しっかりしていて、角も丸く処理されているので、赤ちゃんがひとりでページをめくることができます。パパ、ママと赤ちゃんとのコミュニケーションにも最適な、かわいくてキレイな絵本です。「赤ちゃんだった息子が家に来たときに、母の友達のおばさまがプレゼントしてくれたんですよ。今は下の娘が喜んで見ています。やっぱり、色がハッキリしているところが、赤ちゃんも見ていて楽しいのかもしれないですね。うちの子たちはページをめくるのが大好きで、こちらが読んでいる途中でも、どんどんめくっていく(笑)。妻の実家で猫を3匹飼っていることもあって、この絵本でも猫が出てくるページが特にお気に入りみたいです」ぴよちゃんとかくれんぼめくって楽しい、しかけ絵本『NEWぴよちゃんとあそぼ! めくってばあ!』てんとうむしが『ばあ!』作:いりやま さとし¥880/学研プラス©Satoshi Iriyama/Gakkenフェルトでできた四つ葉をめくると、てんとうむしが『ばあ!』、チューリップの花びらをめくると、ありさんが『ばあ!』、レタスの葉っぱをめくると、あおむしが『ばあ!』……めくってワクワク、発見が楽しい、手触りも温かいフェルトめくりしかけ絵本。子どもたちにとって身近な昆虫や動物がたくさん登場するのも嬉しいポイントです。フェルトは破れにくく、扱いやすいので、赤ちゃんが手指を動かすトレーニングにもなります。ありさんが『ばあ!』「子どもたちも『ばあ!』って言いながら、フェルトをめくるのが好きで。『ここにいるのは、かたつむりだよ』って、丸暗記しているくらい。フェルトがすごくしっかり貼られていて、子どもが引っ張っても取れたりしないのがさすがですね。絵本の最後、ぴよちゃんがいなくなって、いろんなものをめくるページが一番盛り上がります。最近、娘が歩くようになったんですけど、ドアをバーンと開けては『ばあ!』って言うんですよ(笑)」上野の森親子ブックフェスタ20195月5日(日・祝)13~14時上野恩寵公園中央噴水池広場周辺学研ブースにてぴよちゃんの新刊にちなんで、ワークショップといりやまさとし先生のミニサイン会を開催します。妹という存在ができた長男が共感!ママが読んでも涙がこぼれる感動作『ちょっとだけ』作:瀧村有子絵:鈴木永子¥900/福音館書店弟が生まれ、なっちゃんはお姉さんになりました。お母さんは赤ちゃんのお世話で忙しいので、なっちゃんはいろんなことを自分ひとりでやってみます。「ちょっとだけ」しかできないけれど、お姉さんだからと、がんばるなっちゃん。でも、眠くなったときだけは、どうしてもお母さんに甘えたくなって……。姉になったことで感じるせつなさ、そして、それを乗り越えることで成長していく子どもの姿を、母親の深い愛情とともに描いた物語。Illustration:Kashiwai「この絵本は、ちょうど下の娘が家に来た頃に、たまたま息子の保育園の先生が読み聞かせの時間に読んでくださったんです。息子は主人公のなっちゃんの気持ちにすごく共感したらしくて、先生に『もう1回読んで!』って、せがんだそうなんですよ。その話を聞いて、うちにも1冊ほしいと思って買いました。息子はなっちゃんみたいに立派じゃ全然ないんですけどね。赤ちゃん返りするところだけ共通している(笑)」里親制度や養子縁組についても学べる古泉さんの作品!『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』著:古泉智浩¥1296(税込み)/イースト・プレス『うちの子になりなよ ある漫画家の里親入門』著:古泉智浩¥1296(税込み)/イースト・プレスIllustration:Hidemi Ito/KashiwaiText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年04月08日赤城乳業は、「ガリガリ君九州みかん」を2019年3月12日(火)から全国で発売する。「ガリガリ君九州みかん」は、九州のみかん果汁を使用したアイスの中に、みかん味のかき氷をいれたフルーティーなアイスキャンディ―。ガリガリっとした食感を楽しみながら、噛むほどにみかんのさっぱりとした味わいを感じることが出来る。またパッケージには、九州にちなんで、熊本県の人気マスコットキャラクター“くまモン”が描かれている。なお商品の発売に先駆けて、3月9日(土)・10日(日)に熊本市民会館で開催される「くまモン誕生祭2019」では、「ガリガリ君九州みかん」が無料配布される。【詳細】「ガリガリ君九州みかん」発売日:2019年3月12日(火)価格:70円+税※売り上げの一部は熊本地震復興支援として寄付される■くまモン誕生祭2019で無料配布開催スケジュール:・3月9日(土)第1部10:00~/第2部16:30~・3月10日(日)第3部10:00~/第4部16:00~場所:熊本市民会館住所:熊本県熊本市中央区桜町1−3【問い合わせ先】赤城乳業株式会社TEL:0120-571-591お客様相談室(9:00~18:00 日曜日を除く)
2019年03月10日紅茶ブランド「リプトン(Lipton)」による紅茶専門店、「リプトン ティー スタンド(Lipton TEA STAND)」名古屋ラシック店・博多マルイ店に、国産みかんを使用した期間・数量限定メニューが登場。発売は2019年1月31日(木)から。限定メニューのベースとなるのは、「リプトンティースタンド」で人気のフルーツやシロップ、スパイスを自分好みでカスタマイズできるアイスティー「フルーツインティー」と、ホットティー「グッドインティー」。「フルーツインティー」は和歌山県産のみかんのフレッシュジュレと組み合わせ、爽やかな風味に。「グッドインティー」では佐賀県産のドライみかんが使用され、凝縮されたみかん本来の味わいを楽しむことが出来る。また、限定メニューと合わせて、リプトンティースタンドのロゴをモチーフにした5種類の缶バッチを限定発売。こちらの缶バッチはドネーション型となっており、売上げの一部はティースタンドと繋がりのある地域に還元される。【詳細】リプトン ティー スタンド 国産みかんスペシャルメニュー発売日:2019年1月31日(木)販売店舗:リプトン ティー スタンド 名古屋ラシック店、博多マルイ店価格:和歌山みかん フルーツインティー/佐賀みかん グッドインティー 各700円(ダブルサイズのみ)、缶バッジ 各100円※価格は全て税込。
2019年02月01日今月の人。Illustration:Hidemi Ito音楽家/文筆家寺尾紗穂さん1981年、東京都生まれ。大学時代に結成したバンド“Thousands Birdies’ Legs”でボーカル、作詞作曲を務める傍ら、弾き語りの活動を始める。2007年、ピアノ弾き語りによるメジャーデビューアルバム『御身』を発表。大林宣彦監督作品『転校生 さよならあなた』、安藤桃子監督作品『0.5ミリ』(安藤サクラ主演)の主題歌を担当したほか、CM、エッセイの分野でも活躍中。2010年よりビッグイシューサポートライブ『りんりんふぇす』を主催。2019年まで10年続けることを目標に取り組んでいる。2017年に最新アルバム『たよりないもののために』を発表。坂口恭平バンドや、あだち麗三郎、伊賀航と組んだトリオバンド“冬にわかれて”でも活動中。著書に『男装のエトランゼ 評伝 川島芳子』(文春新書)、『愛し、日々』(天然文庫)、『原発労働者』(講談社現代新書)、『南洋と私』(リトルモア)、『あのころのパラオをさがして 日本統治下の南洋を生きた人々』(集英社)、『彗星の孤独』(スタンド・ブックス)など。2018年より朝日新聞書評委員。主人公が悪いヤツという設定が好き!さんざん悪いことをしても、最後には受け止めてくれる存在がいる幸せ『あくたれラルフ』作:ジャック・ガントス絵:ニコール・ルーベル訳:いしいももこ¥1500/童話館出版セイラが飼っているネコのラルフは、とてもあくたれ。毎日いろいろな悪さをしては、セイラだけじゃなく、お父さんやお母さんもこまらせています。それでも、セイラはラルフが大好き。そんなある日、家族みんなでサーカスを観に行きました。しかし、そこでも、あくたれのかぎりをつくしたラルフは、とうとうサーカスに置き去りにされることに……。「主人公のラルフがめちゃくちゃ悪さをするところが、おもしろいんですよね。子どもなら、ちょっとやってみたいことを好き放題やっているので、見ていて気持ちいい(笑)。小さい頃に読んだときは、絵のカラフルな感じにすごく惹かれました。特に好きなのは、ゴミ捨て場で一夜を過ごしたラルフが“なまごみねつ”にかかってしまったシーン。“なまごみねつ” っていうネーミングが絶妙で、うちの子どもたちも、ここで必ず笑っていました(笑)「大きな愛を持ちなさい」という温かいメッセージをもらえる絵本ミュージシャンとして、また原発労働者や日本統治時代の南洋諸島を知るために取材し本を書く作家として、ジャンルやテーマを越え、自由に表現活動を続けている寺尾紗穂さん。いわゆる表舞台には出てこない人たち、ひとりひとりの多様な声に耳を傾けてきた彼女のスタンスは、実は子どもの頃から変わっていない。「もともと主役にはあんまり興味がなくて。学芸会でも、幼稚園のときの『オズの魔法使い』では、西の悪い魔女役でしたし、小学2年生のときは山姥の役をやっているんです。どちらも自分から立候補して(笑)」物語でも、どこか社会になじめないような、風変わりなところのあるキャラクターに惹かれてしまう。そんな寺尾さんにとって、子どもの頃から家で読んでいた『あくたれラルフ』は、まさに好みの絵本だった。主人公のネコが、とにかく悪さばかりする悪いヤツなのだ。「世の中には『悪いことをしていたら、悪い結果になって当たり前だよ』という話が多く語られていると思うんですけど、この話は逆なんです。とにかくラルフの飼い主である女の子、セイラの愛が大きいんですよね。いい子だから好きというのではなく、ラルフがどんなに悪さをしても『大好き』と言ってくれる。セイラだけじゃなく、一度はラルフのことを『サーカスに置いていく』と言ったパパも『おまえがいなくてさびしかったよ』と言って、家に迎え入れてくれる。悪いことばっかりしていた人でも、ハッピーエンドになれるんだよ、っていう救いがあるんです。ラルフみたいな感じの子って、今だと、じっとしていられないとか、ちょっと発達障害っぽい子に通ずる部分があると思うんです。でもそれって、当人の問題って距離をとるのではなくて、まわりがどう接するかが大事なんですよね。また、大人になって読めば『社会から一度はずれちゃった人をどうするのか?』という問題ともつながっている話だと感じられる。この絵本からは『すごく大きな愛を持ちなさい』って言われている気がします」絵本に出てくる歌を歌う場面はピアノを弾きながら、実際に歌って現在、小5、小3、小2の三姉妹のお母さんでもある寺尾さん。お子さんたちがもっと小さい頃は、たいてい3人一緒に、絵本の読み聞かせをしていた。最近は絵本を読み聞かせる機会はだいぶ少なくなったものの、一番下のお子さんは、今もたまに「読んで」と言って、寝る前に絵本を持ってくることがある。「絵本って、歌を歌うシーンがけっこうありますよね。たとえば『ぐるんぱのようちえん』だと、幼稚園を開いたぐるんぱが、ピアノを弾いて歌う場面が出てくるんですが、その歌詞の部分は、私も自分で歌にしていました。メロディもなんとなく定まってきて。子どもたちからも『あれ歌って』とリクエストされて、歌っていましたね。Illustration:Kashiwai以前、隠岐諸島の海士町の図書館で開いたライブでは、長い歌詞が出てくる『だれをのせるの、ユニコーン?』という絵本の読み聞かせをしたこともありました。図書館のスタッフの方に朗読をしてもらって、エレクトリックピアノがあったので、歌の部分はピアノでBGMをつけて、私が歌って。もともと娘たちに作って歌ってあげていた作品でした。音楽って記憶に残るので、うちの子どもたちが大人になっても、私が作ったメロディは何となく覚えているんじゃないかなと思いますね」深みのある色調の美しい絵の世界母が読んでくれた時間も良き思い出寺尾さん自身が小さい頃、お母さんに読んでもらった思い出の絵本は『ラ・タ・タ・タム− ちいさな機関車のふしぎな物語 − 』。ヨーロッパの名画をしのばせるような美しい絵は、子どもから大人まで、読むものの心に静かに訴えかける力を秘めている。「この絵本の英語版を母が持っていたんです。それで、物語の流れを私に教えつつ、母なりに訳しながら読んでくれたんですね。文字のない見開きページの場面は、色の感じも、不思議な風景もすごく印象に残っていて。大人になってから、ふと思い出して、母に『あの絵って、なんの絵本だったっけ?』って聞いたくらい。母に『この絵本よ』ってその絵本をもらって、今度は私が子どもたちに読んでいました」母から娘へ、そしてまたその子どもたちへ。三世代にわたって、読み継がれていく大切な絵本は、母と子の絆を自然に結びつけてくれる存在だ。「絵本は親子で読むものですよね。絵本を子どもに贈るっていうのは、ただ物をあげて終わりではない。自分が読んであげる、その一緒に過ごす “時間” を含めて与えることだなと、あるとき気づいたんです。親と子どもで、一緒の時間が生まれるきっかけ。子どもへのプレゼントとして、それはなかなかいいものだなと思っています」【寺尾紗穂さん、これもオススメ】画集のような感覚で味わえる丹念に描きこまれた幻想的な絵『ラ・タ・タ・タム−ちいさな機関車のふしぎな物語−』文:ペーター・ニクル絵:ビネッテ・シュレーダー訳:矢川澄子¥1800/岩波書店機関車が大好きな発明家のチッポケ・マチアスは、ある日、ちいさな白い機関車を完成させました。しかし、ちいさな機関車を気に入った工場長は、自宅の庭園に飾るために、マチアスから機関車を取り上げてしまいます。がっかりして町を出て行ったマチアス。彼の後を追って、ちいさな機関車のふしぎな旅が始まります――。ドイツ人の絵本作家ビネッテ・シュレーダーが絵を、彼女の夫である法律家のペーター・ニクルが物語を書いた絵本。「絵がとてもきれいなので、小さい頃はストーリーよりも、画集みたいな感覚でよく見ていました。ずっと記憶に残るような印象的な風景の絵がいくつもあって、その世界に入り込むという感じですね。色調が美しい幻想的な絵で、ユーモラスなのに、ちょっと怖さも感じられる。ちいさな機関車が工場長の家から逃げ出して、山をぐるぐるとまわりながら越えて走っていくシーンでは、ずっと続く線路を迷路みたいに指で追うのも好きでした」自分を生かせる場所が必ずある!じんわり勇気をもらえる一冊『ぐるんぱのようちえん』作:西内ミナミ絵:堀内誠一¥900/福音館書店ぐるんぱはひとりぼっちの大きなゾウです。ビスケット屋さん、靴屋さん、ピアノ工場、自動車工場……。ぐるんぱは、いろいろな仕事場で一生懸命に働きますが、いつも作るものが大きすぎて失敗ばかり。そんなとき、ぐるんぱは、子どもがたくさんいるお母さんに出会います。子どもたちの世話を頼まれたぐるんぱが開いた幼稚園は、子どもたちを喜ばせ、大成功するのでした。時代を超えて愛され続ける、初版1966年のロングセラー絵本。「ひとりぼっちで、さびしくて、ちょっとのけ者にされていたゾウの主人公が、働きに出て修業をする。自分の体が大きすぎるせいで、行く先々でズレたものを作っちゃうんですが、『それを生かせる場所があるんだよ』というメッセージが伝わってくるお話です。私は食いしん坊だったので、一番好きなページは、ぐるんぱが大きなビスケットを作る場面。ぐるんぱが開いた幼稚園に行って、このビスケットを食べたいなと思っていました(笑)」自分を受け入れて生きていくこと斬新なテーマに取り組んだ意欲作Illustration:Kashiwaiひとりぼっちのおおかみが「け」という、含みのある台詞をつぶやきながら、仲間を探して町をさまよっています。「おれに似た子はいないかな?」。うさぎ、やぎ、ぶた、しか……いろいろな動物たちがいますが、どこへ行っても、おおかみは満足することができません。仲間に入りたいようで、入りたくないのです。とうとう、おばけがたくさんいる墓場までやってきたおおかみですが、はたして仲間を見つけることができるのでしょうか?『やっぱりおおかみ』作・絵:佐々木マキ¥900/福音館書店「これも居場所探しの話ですね。最後におおかみが、自分は乗らないまま、気球をつないでいた綱をはずして、気球を空に放すんです。気球は別世界に連れて行ってくれるかもしれない乗り物ですよね。つまり現実逃避しない、自分はここで生きていくという意思表示であって。究極ですよね、この悟りは。子どもの頃は絵柄に惹かれていましたが、大人になって読み返すと、すごく深いことを描いていると気づかされる。大事な絵本ですね」Illustration:Hidemi Ito/KashiwaiText:Keiko IshizukaConposition:Shiho Kodama
2019年01月31日寒さによる風邪やインフルエンザの猛威が気になる季節になりました。おやつにも積極的にビタミンCを取り入れて、元気にこの冬を乗り越えたいものですね。今回はこれからが旬のみかんと使ったレシピをご紹介しましょう。みかんの皮むきや飴をからめる手順など、子どもと一緒に作れるのもこのレシピの魅力のひとつ。外はパリッ、中はジューシー。りんご飴とはまた違った食感と口当たりが新鮮ですよ。ぜひお試しください。■みかん飴調理時間 10分 1人分 105Kcalレシピ制作:フードコーディネーター 増田 知子<材料 2人分>みかん 2~3個砂糖 大さじ4水 大さじ1<作り方>1、みかんは皮をむき、小房に分ける。薄皮がはがれると飴が溶けやすいので気を付けてください。2、小鍋に砂糖と水を入れて弱火にかけ、薄いキツネ色になるまで煮詰め、一度火からおろす。3、竹串にみかんを刺して(1)をからめ、クッキングシートの上に竹串を取ってのせ、飴が固まったら器に盛る。コツ・ポイント・飴が絡みやすいように作業は手早く行ってください。作ってから時間が経つとみかんの水分で飴が柔らかくなってしまうので出来立てを召し上がってください。・鍋に残った飴に牛乳を入れて少し加熱しホットミルクにすると残った飴もキレイに溶けて有効活用できます。「今回買ったみかんは甘みがイマイチ…」そんなみかんも、このレシピでおいしく生まれ変わりますよ。
2018年11月06日7月21日発売の『住まいの設計9月号』より、家好き芸人、アンガールズ・田中さんが建築家の自邸を突撃取材する新連載がスタートします。アンガールズ・田中さんは広島大学工学部第四類建築学部卒業。大学では建築の構造を研究し、得意分野は日本建築だそうです。今回は東京・渋谷区で築40年、158.8㎡(48.12坪)、鉄骨造3階建ての建物をリノベーションしたPuddleの加藤匡毅さん宅を取材しました。■ 音楽を奏でるキッチン?渋谷の奥= “奥渋” と呼ばれるおしゃれエリアに、建築家・加藤匡毅さんの事務所兼自宅があります。「築40年ほどの鉄骨3階建ての空き家をリノベーションしました。改修前は壁がピンク色だったんですよ」と聞いて、「ピンク!?それはローセンスだわ~」と驚く田中さん。グレーに塗り替えられた外壁に緑が映える、モダンな外観に生まれ変わっています。1階が事務所で2・3階が住居になっており、2階LDKの中心には存在感のあるアイランドキッチンが配されています。キッチンの天板には、妻・奈香さんの要望により銅板を採用。「銅板は病院などでも使われていて、衛生的で用途にも合っています。味噌やレモンなどをこぼすと、すぐシミになりますけど(笑)」と奈香さん。下部は収納で、なんとスピーカーまで内蔵されています。■ 光と風がめぐるオープンなテラス2階への外階段を上がるとテラスがあります。緑いっぱいのテラスは「本当にカフェのテラスみたい。気持ちいいわ~」と田中さん。友人の引っ越しの際にもらってきたというテーブル& ベンチも絶妙にマッチしています。上の写真はキッチンからの眺め。「テラスにいると外を感じられるけど、一歩中に入ると、外からの視線はまったく気にせずにくつろげるところもいいですね」と田中さん。■ まるでリゾート?のようなサニタリー階段で緩やかに仕切られたリビング北側は、長男ソラくんの遊び場。「ここは、以前はキッチンでした。日本の家は北側に水回りを配置して南側で過ごすというのが一般的だったので。トップライトを設けて光を取り込んでいます」と加藤さん。その奥には、トイレ、洗面、バスルームが一体化した水回りを配置。トイレにもトップライトが設けられ、ブルーの壁が爽やかです。■ ガレージだった1階は街に開かれたオープンな設計事務所に「街に開いた設計事務所をつくり。同時にお店の奥で家族がちゃぶ台を囲む昔の商店のような暮らしを実験的にやってみたかった」と加藤さん。オフィスのキッチンスペースにはシアトルのメーカーにセミオーダーしたいとうエスプレッソマシンも。もっと詳しく見たい方は、「住まいの設計2018年9月号」をご覧ください!【取材協力】Puddle代表の加藤匡毅さんが、隈研吾建築都市設計事務所、IDÉE などを経て2012年に設立。「%Arabicaコーヒー」や「DANDELION CHOCOLATE」など、世界各地で話題のショップの設計を手掛ける。巻頭特集は「木の家、自然素材の家は居心地がいいんです。」。第二特集「わんこと暮らすなら、こんな家!」では犬も人も暮らしやすい家をたっぷりとご紹介します。また、家好き芸人、アンガールズ・田中さんが建築家の自邸を突撃取材する新連載「アンガールズ・田中が行く!建築家の自邸探訪」がスタートします。
2018年07月13日日刊Sumaiで「丁寧な暮らしを楽しむ木の家つくり」を好評連載中のaipooow さん。でもお馴染みのほのぼのとしたイラストは、aipooow さん自身によるものです。取材当日の模様や家族の様子も、イラストで紹介してくれました。左は、イラストが得意でお掃除が好きなaipooowさん。すっきり片付いた家で、レモンのシロップ漬けをつくったり、子どもと遊んだり。家族との時間を大切にしているそうです。右は、朝早く出勤して夜遅く帰るため、寝ている子どもを起こさないように気遣いする家族思いの夫。魚釣りが好きで、休みの日は朝4時から近くの川に出かけるそうです。お子さんは、4歳と2歳の姉妹。長女はお絵描きや歌がとっても好きで、妹とも遊んであげるやさしいお姉ちゃん。次女は何でもまねするくらいお姉ちゃんのことが大好きで、家族の中でいちばんの食いしん坊です。まず今回は、依頼先との運命的な出会いや突然始まった土地探しなど、心温まるエピソードをダイジェストでお届けします。■ ステップ1.家づくりの現実味が増した“工務店”との出会い「都会を離れて田舎暮らしを」と考えていたaipooow さん夫妻は、長女の入園を機に群馬へ引っ越しをすることにしました。「いつかは木の家に」と思っていたので、地元の展示場見学をしつつも、その頃はまだ家を持つことに現実味を持てなかったと振り返ります。そんな夫妻を後押ししたのが、偶然目にした小林建設の施工写真でした。「建具なども既製品がほとんどない木の家で、どの家も住む人のことを考えてつくられていることが伝わりました。実際に会って相談すると、営業担当はいないようで、どの人も丁寧で謙虚。そんな人柄にも惹かれて依頼しました」。■ ステップ2.見つけた土地は◯◯のすぐ近く!早速、家づくりを相談したところ、「まずは土地を見つけましょう」と、アドバイスされた夫妻は、その日のうちに土地探しをスタートしました。わずか1、2 か月で候補を4件に絞り、検討の末に購入。決め手は、駅近で日当たりがよく、夫の通勤や子どもの通園・通学がしやすい環境だった点でした。それに、近隣の住人がやさしかったことも大きな魅力になったそうです。「ただ、線路に近かったので電車の通過音が気になって」と、購入を決める前に、時間帯を変えて電車の音などを確認。「許容範囲でひと安心! 逆に、電車を身近に感じる暮らしを楽しもう」と、胸が弾んだと言います。■ ステップ3.やる・やらない?“地鎮祭”をして気づいたことたくさんの夢を詰め込んだ設計プランが完成し、いよいよ地鎮祭の日を迎えます。期待を胸に、敷地に張られた地縄を見ると、「思っていた以上に狭くて、不安を感じるほど驚いた」と苦笑いを浮かべるaipooow さん。でも気を取り直して、夫妻は地鎮祭を粛々と執り行ってもらったそうです。「やっぱり地鎮祭をしてよかったです。ご近所にきちんとご挨拶するきっかけになりましたから」。これを機に近隣とのコミュニケーションはますます深まり、今では互いに挨拶するのはもちろん、庭で収穫した野菜をいただくなど、心温まる交流が続いています。■ ステップ4.何事も体感が大事!楽しいショールーム巡り工事が進む中、水回りの設備機器を決めるためにショールーム巡りも行いました。システムバスでは、スタンダードからゴージャスな仕様まで幅広く見るうちに、「こんなお風呂に入れたら」と贅沢な路線に心が奪われかけたそう。しかし優先したいのは、掃除のしやすさと居心地の良さだと思い直します。「床の程よいやわらかさやヒンヤリしない点が、体験を通してよく分かり、カウンターなどが掃除しやすい点も気に入って」と、TOTO のサザナに決定しました。また、システムキッチンでは、「油性ペンでホーローに落書きしてもサッと拭き取れる実演を見て、タカラスタンダードに決めました」とaipooowさん。浴室もキッチンも、“体感”がひとつの判断材料になったようです。次回は、完成した住まいのこだわりポイントや住み心地などを紹介します。もっと詳しく見たい方は、ぜひ「住まいの設計2018年1・2月号」も参考にしてみてくださいね。山田耕司=撮影「住まいの設計2018年1・2月号」こちらの記事は、「住まいの設計2018年1・2月号」にも掲載しています。豊富な実例ときめ細やかな情報で快適・便利な住スタイルを提案。家作りの夢が広がる!住まいのお役立ちマガジン【巻頭特集】「ハウスメーカーで建てる家」「平屋ハウスで暮らそう」
2018年05月18日カフェコムサより限定メニュー「みかん、きんかん、オレンジのケーキ」が登場。2018年3月22日(木)から4月15日(日)の期間で販売される。「みかん、きんかん、オレンジのケーキ」では、日本各地の柑橘を使用したケーキを多数ラインナップ。温州みかんとトロビタオレンジを交配させて出来た新しいオレンジ「清見オレンジ」や、和歌山県の農家から直送される「はっさく」など、使用される様々な"ブランド柑橘"に注目だ。愛媛県産柑橘「清美オレンジ」と国産いちごのケーキ「清美オレンジ」の柔らかい果肉とたっぷりの果汁が、国産いちごの甘酸っぱさと絶妙にマッチした一品。ベースになっている甘さを控えたコクのあるカスタードも、フルーツの美味しさを引き立てる。宮崎県産柑橘「日向夏」とマンゴーのケーキ円状に配置された「日向夏」と、リボンの様に飾ったマンゴーが美しいこちらのケーキ。ベースのビターチョコレートと「日向夏」の酸味の抜群の相性を楽しんで。愛媛県宇和島産柑橘「ブラッドオレンジ」のケーキクリームチーズのベースに、濃厚な甘味とミステリアスな赤い果汁が特徴的な「ブラッドオレンジ」をトッピング。中には甘酸っぱいカシスムースが隠れた爽やかな味わいのケーキだ。和歌山県観音山フルーツガーデン産柑橘「はっさく」とチョコレートのケーキほろ苦く、サクッとした食感の「はっさく」を、甘さを控えたビターチョコレートのベースに飾り付けた、大人な味わいのケーキ。金箔が振られたゴージャスな見た目は、パーティーやお祝い事にもおすすめの仕上がりになっている。「オレンジの日」限定ケーキもまた、愛媛県の柑橘類生産農家が制定した4月14日「オレンジの日」に合わせ、カフェコムサ33店舗それぞれのパティシエが考案した限定ケーキを、4月13日(金)から4月15日(日)の期間で展開。柑橘が一番おいしい季節に、こちらも併せてチェックしてみて。【詳細】カフェコムサ みかん、きんかん、オレンジのケーキ販売期間:2018年3月22日(木)~4月15日(日)※フルーツの入荷状況や店舗により、展開商品、価格、デザインが異なる場合あり。
2018年03月18日冬と言えば、こたつ。こたつと言えば、みかん。こたつに入って温まりながら食べるみかんは、格別ですよね。つい先日、大好きなテレビをこたつに入りながら見ていて、気づいたら1時間でみかんを7個も食べてしまっていた筆者…。そのときにふと思ったのですが、ただゴミとして捨ててしまうみかんの皮を再利用する方法はないもの?あの電化製品のニオイ取りに!洗濯機や冷蔵庫など、家の中にはたくさんの電化製品があります。トイレやお風呂、床などは頻繁に掃除するけれど、電化製品って忘れてしまいがち。特に、電子レンジは使用頻度が高いわりに、ほとんど掃除しませんよね。様々な食材を温めている電子レンジは、汚れももちろんですが、ニオイも気になるところ。そんな電子レンジのイヤなニオイは、みかんの皮で解消!その方法はとても簡単で、みかんの皮を電子レンジに入れて、1分ほどチンするだけ。効果の実感は人それぞれかもしれませんが、どうせ捨てるなら一度は試してみる価値ありです!電子レンジ以外にも、掃除に活用する人は多いみかんの皮には、リモネン、クエン酸などの成分が含まれていて、汚れ落としに効果的という説もあるようです。そのため、掃除に活用する人は多い様子。特に油汚れに効果が期待できるようで、子どもが油性ペンで落書きをしてしまったときなど、みかんの皮で擦って対処するというママも。また、みかんの皮の煮汁を洗剤代わりにするという意見も散見されました。皮までおいしく食べちゃおう♪この方法は定番かもしれませんが、みかんの皮でマーマレード を作れば、余すところなくみかんを味わうことができます。【材料】・みかんの皮…7~8個分・砂糖…100g・水…適量【作り方】1)みかんの皮の白い部分を取り、2回ゆでる2)ゆで終わったら皮だけを取り出し、10分ほど水にさらす3)水気を切って千切りにする4)鍋に3と砂糖を入れ、皮が浸るくらいまで水を加え、弱火で煮詰めて完成!みかんの皮は、事前に一晩水につけて、あく抜きしておくと◎。一般的なジャムに比べ、水気は少ないかもしれませんが、食感が残るので、トーストに乗せても、ヨーグルトに加えても食べ応えバッチリですよ。ゴミだと思っていたものが、使い方次第で生活の役に立つ。なんだか得した気分になりますよね。みかんの皮のほかにも、じつは有効活用できるというものはまだまだありそう。捨てる前にチャレンジしてみてはいかが?(文・山手チカコ/考務店)
2018年02月25日冬が旬のみかんやオレンジ。この時期、もらいものや箱買いでおうちに大量に余っているという方も少なくないはず!ということで今回は、余ったみかんやオレンジをおいしく消費できるアイデアレシピをご紹介しますよ♪みかんとキャベツのやみつきサラダ♪タイトルを見て「みかんとキャベツ!?」と思った方もいるかもしれません。ダーリンの妻さんのアイデアレシピ「みかんキャベサラダ」はみかんにキャベツ、にんにくと、一見とんでもない組み合わせ。でもこれが病みつきになっちゃうんだそうですよ♪作り方はキャベツをカットして、材料とあえるだけなのでとっても簡単。スタンダードなサラダに飽きてきた方はぜひ試してみてはいかがでしょうか。▼ダーリンの妻さんのアイデアはこちら▼ミカンとキャベツ!冬に美味しい相乗効果でサラダフルーツと煮込む!?手羽元煮みかんはとってもデリケートな果物。箱の底で潰れてしまったり、傷みやすいですよね……。そうなる前にお料理に使っちゃいましょう!こちらの「フルーツ使いの柔らか手羽元煮」は、なんと梨とみかんを使って手羽元を煮込んじゃうアイデアレシピ。フルーツを入れるだけで、ほろほろの手羽元煮が短時間で作れるんですよ。残った煮汁は煮詰めて冷凍すれば、ソースとして他のお料理に使えるのでぜひ一度作ってみてはいかがでしょうか♪▼ダーリンのつまさんのアイデアはこちら▼和風な手羽元煮に飽きた方に「フルーツ使いの柔らか手羽元煮」のおすすめ!簡単おいしい♪フルーツサンド生クリームたっぷりのフルーツサンドはお子さんにもよろこばれること間違いなし♪フルーツサンドはコツさえつかめば、簡単にきれいな仕上がりのものが作れるんだそうですよ。材料は生クリーム、お好みのフルーツ、パンだけなので手軽に作れてお子さんのおやつにもぴったり。フルーツをおしゃれに盛りつければ、ホームパーティーのデザートとしても活躍しそうです♡▼おがわひろこさんのアイデアはこちら▼カラフルなフルーツサンドの作り方♪見た目もおしゃれなオレンジケーキ♡こちらは、オレンジを使ったちょっと本格的な「オレンジの*アップサイドダウンケーキ*」です。オレンジの輪切りをカラメルと一緒に底に敷くと、焼きあがってひっくり返したときにとってもおしゃれな仕上がりに♪簡単に作れるお手軽スイーツもいいですが、たまにはじっくり時間をかけて本格スイーツ作りに挑戦してみるのもいいかもしれません。ぜひお試しあれ♡▼かおチャンさんのアイデアはこちら▼焼けたら返して完成☆めっちゃうま♡オレンジの*アップサイドダウンケーキ*紅茶のおともに♡オランジェショコラ砂糖漬けにした柑橘類をチョコレートで包んだフランス生まれの「オランジェショコラ」。最近ではショコラティエでも見かけるおしゃれなお菓子ですが、家庭料理研究家豊田亜紀子さんのアイデアレシピなら、そんな「オランジェショコラ」がおうちでも作れちゃいますよ。「オランジェショコラ」は紅茶と相性ばつぐん♪休日の朝からじっくり作って、午後においしい紅茶とともにアフタヌーンティーを楽しんでみてはいかがでしょうか。▼家庭料理研究家豊田亜紀子さんのアイデアはこちら▼オランジェショコラ♡ショコラティエのオレンジチョコレート製氷機で簡単に作れる♪白くまアイス夏のイメージが強いアイスですが、冬に食べるアイスは格別ですよね♪再現レシピ研究家稲垣飛鳥さんのアイデアレシピは、製氷機で作る「白くまアイス」。牛乳とヨーグルトで作るのでお子さんのおやつはもちろん、食後のデザートにさっぱりいただけます。作り方も簡単なのでぜひお子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょうか♡▼再現レシピ研究家稲垣飛鳥さんのアイデアはこちら▼おうちで簡単!「白くまアイス」がおうちでできる!しかもキューブ型でかわいい♪まとめ今回は、みかんやオレンジを使ったちょっと変わったアイデアレシピをご紹介しました。「こんな組み合わせがあったんだ」と驚かされるレシピもいくつかありましたね!みなさんもおうちに眠っているみかんやオレンジがあったら試してみてはいかがでしょうか♪
2018年02月18日みかんがおいしい季節ですね! 我が家の子どもたちもみかんが大好きで、箱でみかんを買って食べています。そんなみかん好き兄弟のみかんの食べ方がこちら。先に食べ終わると相手の食べてるみかんが羨ましく見えちゃうから、最後の一個はなかなか食べない…。最終的には「早く食べなお母さんがもらうで!!!( *`皿´)」の一言で、2人とも慌てて食べています。
2018年01月31日株式会社JR東日本ウォータービジネスは、エキナカを中心に展開している「acure」のオリジナル飲料ブランド「acure made」から、果汁飲料「愛媛みかん」を1月9日(火)に発売。あわせてインターネット調査により、いまどきの「みかんの食べ方」に関する実態を明らかにした。「こたつでみかん」より「テーブルでみかん」派が多数!今回は、「みかんを食べることがとても好き」かつ「冬によくみかんを食べる」と回答した20~50代の男女500名にインターネット調査を実施。「みかん」を食べるシチュエーションといえば「こたつでみかん」が定着しているが、「こたつかテーブルか」をきいた質問では、「こたつ」が33%、「テーブル」が64%、「その他」が3%という結果に。いまや6割以上が「テーブルみかん」派であることがわかった。みかんの食べ方「1房派」と「2〜3房派」の割合は拮抗また、「みかんを食べるときの房の数」をきくと、「1房ずつ」(48%)と「2~3房ずつ」(46%)がほぼ同数に。「1房派」と「2~3房派」の“2派”が拮抗していることがわかる。理由をきくと、「1房ずつの方が味わって食べられるから。少しずつ時間をかけてのんびり味わいながら、みかんは食べたい」(1房派・48歳・男性)、「口の中にみかんのジューシーさが広がるから」(2~3房派・22歳・女性)など、「のんびり1房派」、「ジューシーさ重視2~3房派」といった、それぞれのこだわりがうかがえる。話題の「和歌山むき」「らせん状むき」の人気は?続いて「皮のむき方」を調査。最近では、“早むき”ができると話題になった「和歌山むき」(十字に四等分するむき方)や、見た目もきれいな「イモムシみかん」(みかんの房が横一列に並ぶようにするむき方)などが注目を集めているが、やはりスタンダードなむき方をする人が多いのか、「花びらのような形でむく」(81%)人が最多となり、「和歌山むき」の実践者は9%という結果になった。一方で、今のむき方とは違う「行ってみたいむき方」をきくと、1位の「花びらのような形でむく」(28%)に続いて、2位に「らせん状にむく」(24%)がランクイン。りんごの皮むきのように、途切れることなくきれいにむいてみたいという「みかん好き」の傾向もうかがえる。アキュアメイド「愛媛みかん」は”エキナカみかん”を提案エキナカを中心に展開しているアキュアの自販機では、果汁飲料「愛媛みかん」を1月9日から販売中。今回の調査でも「『みかんの生産地』として思い浮かべる県」でダントツ1位に輝いた、愛媛県産温州みかんを100%使用。甘味と酸味のバランスのとれた味わいと、さわやかな香りが特徴だ。果汁飲料「愛媛みかん」なら、「こたつ」や「テーブル」がない時でも、“エキナカ”で手軽にみかんを楽しむことができる。今年は手軽に「エキナカみかん」を楽しんでみてはいかがだろうか。【参考】※JR東日本ウォータービジネス通信販売※果汁飲料「愛媛みかん」
2018年01月30日以前のコラム にも書きましたが、主人の実家はみかん農家です。毎冬たくさんのみかんが送られてきます。みかんを有効活用できるレシピはけっこう試しましたが、その中でとくにヒットだったのが、「自家製ポン酢」。とても簡単で、みかんと醤油と酢があれば作ることができます。一時期手作りポン酢にはまり、ポン酢を食べるためにお鍋料理にしていたことがあるほど気に入っていました。みかんは絞り器がなくても、手で絞れます。みかんを半分に切り、手でギュッとつぶせばOK。みかんの絞り汁:醤油:酢=3:3:2で混ぜれば完成です。■みかんで自家製ポン酢<材料> ※作りやすい分量みかんの絞り汁 60ml醤油 60ml酢 40ml<作り方>1、みかんは2等分にし、手でギュッとつぶして汁を絞る(絞り器を使わないでも手で絞れます)。2、1と醤油、酢を混ぜ合わせる。私は毎食、できれば「酢」を使ったメニューを入れるように努力しています。なぜなら、アンチエイジングにいいから。酢には血糖値の急激な上昇を抑えてくれる働きがあるので、今話題のAGE(終末糖化産物)と呼ばれる老化の原因物質の予防に役立ちます。また、カルシウムの吸収をよくしたり、便秘をやわらげたりと、酢には健康作用がたくさんあります。この冬は、ぜひ自家製ポン酢で、お鍋を召し上がってみてくださいね。
2018年01月10日ものまねタレントのみかん(33)が27日、アメブロにてオフィシャルブログを開設し、事務所退社後に「UsUp(アスアップ)」という会社を設立していたことを報告。また、歌手の安室奈美恵のものまねメイクを披露した。「アメブロ復活!~重大発表~」と題した初投稿で、「こんにちは!『みかん』といいます この度、アメブロさんとご縁がありましてブログをやらせて頂く事になりましたー!!」と約2年ぶりとなるアメブロ復活を報告し、「私の事を初めて知る方もいると思うので、軽く自己紹介します。えっと~。色んなものまねをしてます」と自己紹介。「ものまねを通して沢山の人を笑顔にしたい気持ちはありますし、ものまねってほんま最高ですから」とつづった。そして、2017年を振り返って「やっぱ2017年といったら安室奈美恵さん引退表明ですかね。多くの方が引退を惜しんだと思いますが、私も青春時代からお世話になってたので本当に寂しいです。。。」と安室の引退を惜しみ、「ここにきて紅白出演すごい嬉しいのと楽しみ 大晦日はTVにかぶりつく予定だわよ!」と紅白出演を喜んだ。そして、「みんなが愛する安室奈美恵さんのものまねメイクを恐縮ながらやらせてもらいましたwなんとなく伝わってる?笑」と安室のものまねメイクを公開。「子供寝かしつけた後、ヒソヒソとメイクして自撮りして、あーでもない、こーでもないとやってる私www普段、思いつきでものまねメイク楽しんでたりするんですわw」と裏話を明かし、「まぁ~このブログを通して私の事、知ってくれたら嬉しいし、自分なりの表現でマイペースに頑張ってきます」とブログへの意気込みを記した。最後に、「後、個人的な2017年のニュースですが、わたくし独立をして会社を設立させて頂きました。会社名は(株) UsUp」と会社設立を報告。「新しい体制と新しいスタッフでチーム一丸となり頑張っていきます!2018年は今まで以上のShowの見せ方など様々な事に工夫をし、新しい要素も入れながらどんどんチャレンジをして行きたいと思ってます。まさしく『創意工夫』!!初心の心を忘れずより一層、芸に磨きをかけて精進して参ります。これからも応援よろしくお願い致します」とさらなる飛躍を誓った。
2017年12月27日うちの主人の実家はみかん農家。ということで、毎年大量のみかんを送ってくれます。娘が1歳ぐらいのときは、手で搾ってみかんジュースにしていましたが、手搾りはちょっと面倒。ある日、「皮ごとミキサーにかけたらどうなるんだろう?」 とミキサーにかけてみたところ、皮も粉砕されて、ペースト状になりました。でも、なめてみると苦いのです…。そこで、はちみつとヨーグルトを入れて再度ミキサーにかけたところ、おいしいジュースになりました!作り方のポイントは、ミキサーに材料を入れる順番です。ミキサーで攪拌する際は、水分が多くやわらかい食材順に材料をいれていくと回りやすくなります。ヨーグルト、はちみつ、みかんという順番に入れていきましょう。。今回のレシピはみかん3個分の分量ですが、違う分量で作る場合は、みかん:ヨーグルトの分量は3:1だとおいしく作れますよ。ちなみに、みかんの栄養といえば、風邪予防のビタミンCが多く含まれること。ビタミンCはビタミンPというポリフェノールの一種によって吸収がアップするのですが、みかんのスジにはこのビタミンPが大量に含まれています。栄養のことを考えるなら、みかんの白いスジはきれいにとらずに、食べたほうが断然いいですよ。■ 皮もまるごと! みかんジュースレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 2人分>みかん 250g程度(Mサイズ約3個分) ヨーグルト 80gはちみつ 小さじ2~<作り方>1、ヨーグルトとはちみつをミキサーに入れる。2、ヘタを取り、よく洗ったみかんを皮ごと3-4等分にしてミキサーに入れ、なめらかになるまで攪拌する。みかんの皮には農薬がついていることもあるので、よく洗って水気をふきとってからミキサーにいれてくださいね。
2017年12月25日みかんで美肌をキープしたいなら、1日に1個以上食べるのがおすすめです。ミカンに含まれるビタミンCは水溶性ビタミンで、多くとっても排出されてしまいますので、毎日少しづつとる必要があるのです。毎日一個のみかんで、毎日の美白や美肌をキープして、冬の乾燥や刺激から肌を守りましょう。手軽に実践できる”みかん美容法”で冬の美肌をキープ!冬はカサカサ乾燥しがちで、お肌のふっくら感が失われてしまうことも多いのではないでしょうか?そこで、冬こそ行いたい美容術を実践しましょう。その肝となるところは、みかんです!!冬になると店頭にたくさん並ぶみかん♡小ぶりなものも大ぶりなものも、最近はちょっと特別なブランド物のみかんも出てきましたね。どれもとってもおいしいですが、美容にとっても強い味方です。何より剥くだけで食べることができ、持ち運ぶことも容易ですので、職場でのお弁当につけてもOKです。手軽に実践できる”みかん美容法”で冬の美肌をキープしましょう。「みかん」は冬の美容食♡冬におすすめな理由は”旬”!みかん美容法を行うのは断然冬がおすすめ。理由はみかんの旬が冬だからです。旬の食べ物は、旬でない時よりも栄養価が高く、しかも安いという最大のメリットがあります。旬でない時のみかんは手が出ないくらい高い時もありますが、旬のみかんは、安くて毎日食べてもOKなくらい。さらに、スーパーにも八百屋にもたくさん置かれており、手に入りやすいというメリットもあります。ぜひ、みかん美容法は、冬に行いましょう。みかんの”美容成分”代表3つ!!では、みかんにはどんな美容成分が含まれているのでしょうか?みかんに含まれる美容成分はたくさんありますが、その中でも代表的なものをあげていきます。期待できる効果を確認して、さらにみかんへの期待値をあげましょう。「ビタミンC」で”美白効果”!みかんにたっぷり含まれるビタミンCは紫外線によって発生するメラミンの生成を抑制する力があり、美白効果がきたいできます。これは、日焼け止めに似た効果を発揮できるということですので、美白効果を期待するのであれば、みかんはお出かけ前に食べるとよいでしょう。さらに、ビタミンCには、肌の弾力を保つコラーゲンの生成を助ける作用もありますので、美肌になりたければぜひ、たくさんとるべきビタミンです。ビタミンCは、水溶性ビタミンであり、とりすぎても尿とともに輩出されてしまいます。このため、とりすぎによる問題が起きないことも大きなメリットです。たっぷりとって美肌に活かしましょう。「食物繊維」は”便通改善”に効果アリ! みかんには食物繊維もたっぷりと含まれています。みかんの白い繊維は嫌いな人もいるかもしれませんが、食物繊維の塊でもあるので、嫌でなければ、一緒に食べるとよいでしょう。食物繊維は、便通の改善やダイエット時の満腹感などに役立ってくれるので、積極的に取っていきたいですね。また、みかんには適度に水分も含まれていますので、冬の水分補給にもぴったりです。朝ごはんや間食にもおすすめ!!冬は寒くて運動量が減り、水分の補給量も減ることから、便秘になりやすい時期でもありあんす。みかんで適度に食物繊維と水分をとって、便秘予防に役立てましょう。「クエン酸」で”疲労回復”!みかんに含まれているクエン酸は疲労回復効果があることで有名ですよね。梅干しなどにも多く含まれていますが、単体でちょこちょこ食べるなら、みかんは本当に便利です♡何しろ皮をむいただけで食べることができるので、買っておいておきさえすれば、気が向いたときにいつでもパクパク食べることができます。疲れる前にみかんをひとつ。定番のおやつにしてしまってもいいでしょう。甘味の代わりにもなり、チョコレートなどのおやつよりもはるかに肥りにくいです。では、みかんを常備することから、みかん美容法をスタートさせましょう!!美肌キープには1日1個以上食べるのがおすすめ!みかんで美肌をキープしたいなら、1日に1個以上食べるのがおすすめです。みかんに含まれるビタミンCは水溶性ビタミンで、多くとっても排出されてしまいますので、毎日少しづつとる必要があるのです。毎日一個のみかんで、毎日の美白や美肌をキープして、冬の乾燥や刺激から肌を守りましょう。みかんの力で、内側から綺麗に!!便秘や疲れからも遠ざかって、冬でも活動的に動けるようになりましょう。さっそくみかんを買いに行って、1日1個のみかん美容を始めましょう!!冬でもきれいなみかん美人を目指しましょう。”みかん美容”で冬美人になろう!!みかんをうまく使って冬美人になりましょう。冬の間に美白を達成して春には一段明るい気分をまとっていられると最高ですね!!冬が旬のみかん、安くておいしいうちに食べつくしましょう。最近はブランドみかんも登場して、みかん自体のおいしさや栄養素もアップしていますよ!!美容効果とお値段をおいしさ、どれをとっても、とってもお買い得です♡
2017年12月20日目印はみかん! 本格派なのに親しみやすいお店福岡・天神にお店を構える「藁焼 みかん」は、気軽に立ち寄れる雰囲気がうれしい和食のお店。白いのれんにまるっとかわいらしいみかんのイラストが目印です。玄関横の植木には、みかんの木が植えられており、本格派の和食店でありながら親しみやすい雰囲気が漂います。店内は手塗り風の白壁がナチュラルで居心地のいい空間。カウンター席からはキッチンを望むことができ、職人の技を間近で楽しめます。なかなか見られない本格派! 燃え盛る藁焼きは必見京都、大阪、福岡の名だたる日本料理店で修業を積んだ店長が、独立を機に2014年9月にオープンしました。目の前で燃え盛る炎で焼き上げられる、藁焼き料理は必見。味はもちろんのこと、調理の過程も楽しめるお店です。和食と聞くと敷居が高いと思われがちですが、もっと気楽に立ち寄って、和食に親しんでほしいと語る店長。お店の方と気さくに話せる雰囲気は、和食初心者にも嬉しいポイントです。SNS映え抜群! ここでしか味わえない日本酒カクテル店名にもあるみかんが主役のドリンクメニューが、「みかんの日本酒カクテル」です。濃いみかん色が目にも鮮やかなのは、日本酒ベースのカクテル。みかんの果肉がたっぷり入っています。飲む直前にはフレッシュなみかんを絞り、フルーティーさがさらにアップ。これ目当てに来店する人もいるほど、フォトジェニックでオリジナリティー溢れるカクテルです。これぞ王道! 豪華盛り合わせで藁焼き料理を堪能「鴨のほおば焼と藁焼き盛り合わせ」は、藁焼き料理を贅沢に楽しめる人気メニューです。新鮮な鴨を、七輪の上に朴葉と味噌を敷いて焼き上げる逸品。口に含むと、朴葉の風味をまとった柔らかい鴨肉の香りが広がります。ほおば焼とともに楽しむ、盛り合わせにも注目。店長が厳選した旬の鮮魚と、絶妙な焼き加減に仕上げられた藁焼きをお刺身盛りで楽しめます。ちゃんとした料理を気軽に! こだわり素材にも注目清潔感と格式がありながら、肩ひじ張らず気軽に立ち寄れる雰囲気も兼ね備えるお店。本格的かつフォトジェニックなメニューも話題になり、女性客も多く訪れます。新鮮な野菜や藁は、店長の生家である農場で穫れるものを使用。和食には欠かせない鮮魚も、長年の修行に裏打ちされた店長の確かな目で厳選されたものがお店に並びます。福岡市地下鉄七隈線「渡辺通駅」から歩いて5分ほどのところにあります。目の前で焼き上げられる藁焼き料理は必見。ここでしか味わえない絶品に出会える注目の和食屋さんです。スポット情報スポット名:藁焼 みかん住所:福岡県福岡市中央区春吉2-6-10 小林ビル電話番号:092-712-0388
2017年10月24日谷尻さんの巧みな話術にどんどんと引き込まれていく、沢村さん。連載最後となる今回は、谷尻さんが家をつくるときに大事にしている“愛着”の考えや仕事にまつわる思考法、そして建築家に家を建ててもらうときに押さえておきたいちょっとしたコツまで、幅広いテーマで語ってもらいました。最後に、男性必見のお話も⁉答えを出さないで考えさせることが、大事沢村一樹さん(以下、沢村さん):話を聞いていると、建築家という仕事は引き出しがたくさんないとできませんね。谷尻誠さん(以下、谷尻さん):そうかもしれませんね。とにかく、お施主さんとコミュニケーションをとらないとできない仕事です。変な話、1億円で家を建てたい人は3億円の要望を言ってきますし、3,000万円で建てたい人は5,000万円の要望を言ってきます。要するに、自分の持っているお金より低いオーダーをするお施主さんはいないんですよ。必ず、自分の持っているお金とゴール地点が乖離(かいり)しているので、それをどう調整するかが必要なんです。沢村さん:その妥協点を探りつつ、新たなアイデアを提案していく姿勢はすごいですよね。でも、誰でもできるわけではないと思います。谷尻さんの会社の方々は、皆さん、それができるんですか?谷尻さん:それができるようになる会社にしたいんです(笑)。沢村さん:どうやったらできるようになります?谷尻さん:僕が答えを出さないようにすることですね。沢村さん:なるほど。谷尻さん:どの仕事でも同じだと思いますが、結局、誰か上の人に聞けば答えが用意されているわけです。その答えを取りに来る人は、考えない人ですね。逆にデキる人は「僕はこう思いますが、どうですか?」と聞きに来る。そうすれば、その人が考えたことを軸にアドバイスができますよね。「どうしたらいいですか?」という質問は考えていない人の質問なんですよ。沢村さん:そういった人がいる場合は、どうするんですか?谷尻さん:無視します(笑)。だって、僕が返答する時間がもったいないですよね。沢村さん:メールの場合は?谷尻さん:返事すらしないです。スルーします。返事する価値がないですよね。沢村さん:直接、来られたら?谷尻さん:「考えてから、来て」って言います。沢村さん:なるほど。谷尻さん:“考える会社”にしたいんですよ。やっぱり、人の答えを借りてばかりだと、自分の力にはならないですよね。沢村さん:少し話が変わりますが、最近、谷尻さんがやきもちを焼きたくなるような才能を持った建築家さんはいるんですか?谷尻さん:ときどき、スポットではいますよ。僕を負かすような人材が出てこないと、ダメだと思います。沢村さん:役者は結構いるんですよ、すごい才能の持ち主が。谷尻さん:そういう人材がいると、背筋が伸びますよね。僕も敬意を払った上で、建築の諸先輩方の足元をすくっていきたいです(笑)。(一同爆笑)沢村さんが監督を経験して変わったこと沢村さん:僕らの仕事は、作品に関わる者同士が“ライバル”というよりも、一つの作品をつくるチームメートなんですよ。谷尻さん:なるほど。「自分で0からつくりたい」っていう気持ちにはなりませんか?“演じる”一つ手前の……例えば、脚本をつくりたいとか。沢村さん:「ストーリーをつくるところから作品づくりに関わってみたい」という思いはあります。ただ、活字でストーリーをつくることに才能がないのがわかっているので、そのためのアイデア出しの方が好きですね。谷尻さん:文章力より、構成力があるのかもしれませんね。構成を翻訳してくれる人がいたらいいわけだし。沢村さん:演出などもやってみたいという気持ちもありますね。1回、監督業をやったことがあるんですが、楽しかったなぁ。全部、自分で決めるんですよ。衣装さんとか美術さんもプロなので、やりとりが本当楽しかったですね。こちらの言う要望を全部かなえてくれるので。谷尻さん:でも、それをやることで演じ方も変わりそうですね。頼む側の思いが読めるようになる役者になるわけだから。沢村さん:監督さんから言われたことに対して、ある種、反抗が入ったような「何でですか?」という聞き返しが3分の1くらいに減りましたね。要は、コミュニケーションが増えました。監督業をやる前と、後では。愛着があるものなら、不満や不便さも我慢できる沢村さん:谷尻さんが考える“ちょっと楽しい空間をつくる工夫”ってありますか?例えば、お施主さんが何を考えているかを把握した上で、「これをやれば、もっと良くなるかもしれませんよ」と提案するとか?谷尻さん:僕がお施主さんと話し合うときは、「この人は何に愛着があるのかな?」という部分を見いだすようにしています。結局、家は便利な方がいいに決まっているわけです。みんな、今よりも良くしたい願望があるわけじゃないですか?でも、人間って結局わがままな生き物なので、その便利さを手に入れると、また違う不便さを見つけるんです。携帯電話なんて、その最たる例で。最初「すごいな」というものが出てきたとしても、それより新しいものが出ると、それはもう“古いもの”になる。その過程をどんどん繰り返して、便利なものを追求し続けるんです。これは、あらゆるものに当てはまるんですよね。住まいも同じで、今より良い所に移っても、また不満を見つけるんです。でも、“愛着”って、その考えを超えるんですよね。沢村さん:へぇ~。谷尻さん:究極、使いにくいものでも、自分が気に入ったものであれば、長く使いますよね。沢村さん:「この手間が逆にいい!」とか言っちゃうかも。谷尻さん:古い車に乗っている車好きのおじさんなんて、「故障は自分の名誉だ」みたいに語るじゃないですか。そのダメ自慢をし始める理由って、やはり愛着だと思うんですよ。住まいも、その人の愛着がどこにあるのかを見いだせれば、仮に他の人が使いにくくても、その人からすれば“価値”になるんです。沢村さん:谷尻さんに依頼する人は、どんなところに愛着を持っているんですか?何か傾向とかあります?木目が好きとか。谷尻さん:雰囲気でいえば木や石だと思うんですけど、パーツでいったら、自分なりに使いこなせるものがあるとか自分のアイデアが入っているとか……ですかね。自分のアイデアが入れば、仮に使いにくくなったとしても、自分が出したアイデアだからそれを使いこなそうとしますよね。でも、僕が提案したプランで使いにくかったら、「何だよ、プロなのに」ってなるじゃないですか。プロの意見だけではなく、お施主さんと一緒に切磋琢磨してつくり出したものの方が、愛着は生まれます。僕一人だけの意見でものをつくりたくありません。そう考えると、やっぱり、もどかしい状況が一番いいんです。谷尻流、アイデアの出し方谷尻さん:アイデアについて言うと、アイデアって“閃き”ですよね。金八先生みたいなことを言いますけど、この漢字は“門”の中に“人”がいるんです。人が来て門を開くから、“閃く”。つまり、一人で考えるよりも誰かが来た方がアイデアは閃くわけです。沢村さん:おぉ!谷尻さん:思いがけないことを言ってくれるから、自分の中のアイデアが開くんです。自分一人で悩んでいても、閃きは生まれない。額に拳をあてて悩むポーズがありますけど、あれは“悩んでいるポーズ”が好きなだけです。沢村さん:そう言いますよね。あのポーズをして物事を考えている人は、あまりいない。谷尻さん:考え始めるまでのアイドリングが長いだけなんです。早くゴールするには、いろんな人と話して答えを見つける方が早い。自分以外の人に球を投げれば、思いがけない球が返ってくる。結果、化学反応が起きて、ゴールに早く近づける。沢村さん:だから、人と話したり遊んだりするんですね。谷尻さん:「いつ何時も、君のことを考えているよ」という言葉がありますけど、実際、そんなことないじゃないですか。ただ、「僕が君と違う行動をしていても、その行動の内容を君にいつも伝えたいと思ってる」というニュアンスは、その言葉に含まれていると思います。だから僕の場合、遊んでいても他のことをしていても、いつも建築に全ての矢印が向いているんです。例えば、ライブに行ってみんなが盛り上がっていたとすると、僕は「この曲はこんなテンポだから、みんな踊るんだな」っていう風に考えます。人が「楽しい」って思う瞬間には必ず論理があるから。遊びながら、ロジカルに考えてしまう。沢村さん:谷尻さん、図書館で勉強はしませんよね?谷尻さん:しないですね。沢村さん:図書館で勉強ばかりしてたら、そういった感覚は生まれなそうだもんなぁ。谷尻さん:だって、静かな空間に一人だと、違うことをしたくなっちゃいますよ。沢村さん:僕も台本を読もうとすると、2分くらいで寝ちゃう(笑)。谷尻さん:「読まなければいけない」はつらいじゃないですか。でも、「読みたい」ときに読むと、内容が入ってきますよね。「haveto~」か「wantto~」の違いはあるなぁと。建築家に理想の家をつくってもらうための、コツ沢村さん:もし、LIMIAユーザーの方々が建築家の方に仕事を依頼するとき、どうしたら上手に相談できるんでしょう?どう相談すれば理想の家に近づけるのか、教えていただきたいです。谷尻さん:ほとんどのお施主さんが、今住んでいる家をベースにアップデートしたがるんです。例えば、日当たりが悪かったら日当たりの良い家に住みたいとか。問題解決型の要望が多いんですが、そういう問題はいったん置いといて、「本当に自分が実現したい暮らし方は何なのか?」の答えを見つけることが大事だと思います。沢村さん:それだと、場合によっては、お施主さんも考えたことがないような発想を思いつかなきゃいけないかもしれませんね。谷尻さん:そうですね。僕らはそれを、“施主力”といっています。お施主さんのオーダーがいまいちでもそれなりの家になるんですが、お施主さんのオーダーに切れ味があったら、すごくいい家になるはずなので。沢村さん:さっきの話(前編)にもあった「わがままを全部言ってもらう」のがポイントですね。谷尻さん:僕らは、どちらかというと、カウンセリングみたいな感じなんです。その人の要望を引き出していくというか。ちなみに、わがままは言ってほしいんですが、度が過ぎると「それはわがままです」ってちゃんと言います(笑)。沢村さん:そうですよね~(笑)。谷尻さん:自分が好きなものは何なのか、またなぜそれが好きなのかがわかっていると、一番いいですね。だから、僕は必ずご自宅へ伺ってお話します。家に行けば、その人の愛着がわかるんですよ。好きな理由を何となく探しに行くことが大事ですね、僕の場合。沢村さん:つくっているものは家ですけど、結局、人なんですね。自分に置き換えてみると……人間観察してないなぁ(笑)。谷尻さん:仕事をするときも女性を誘うときも、クリエイティブじゃないと成功しませんよね。「どうやったら相手がうれしいか」の探求は、結果、自分の喜びにつながるじゃないですか。そのためには、想像力もいるし、クリエイティビティもいると思うんです。いろいろなことを考えて「これだ!」と決断ができる人と、特に考えず思い込みで突っ走る人では、絶対にゴールが違うと思うんですよ。沢村さん:やっぱり、コミュニケーションは一番大事ですね。いやぁ~、プレゼンがうまい!谷尻さん:余談ですけど、女性をご飯に誘うとき、「ご飯を食べに行こうよ」と言うと、「僕とご飯を食べる」ということが前面に出るので、相手が自分に興味を持っていないと成功しません。そうではなく、「なかなか取れないレストランの予約が取れて、行く相手がいないから、申し訳ないけど付き合ってくれないかな?」と言うと、オブジェクトが“僕”ではなく“レストランの料理”になるわけです。そうすると、「行ってあげてもいいかな」という気持ちになる可能性が高い。同じ目的でも、プレゼンテーションによって食べに行ける人と行けない人に分かれるんです。沢村さん:それを言うなら、そんなにモテない人でも誘い方のプレゼンテーションによっては……。谷尻さん:結局、お金持ちの人がモテるのはその人の魅力が理由なのではなく、「その人といれば、レストランに行ける機会が得られるから」なんです。別に容姿がいまいちでもモテている人がたくさんいるのは、そういった理由なんですよ(笑)。沢村さん:それに価値を感じる女性も、世の中にはたくさんいますもんね。谷尻さん:女性の誘い方もクリエイティビティなんですよ。沢村さん:深い(笑)!谷尻さん:何事も、どうしたら人が「wantto~」になるかを考えるのが重要なんです。沢村さん:何か、谷尻さんのお話はすごく説得力がありますね。(連載、おわり)【沢村一樹(さわむらいっき)】1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。今年4月からスタートした連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合)では、谷田部実役で出演中。10月スタートの連続ドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京系)では、主演の杉山利史役が決定。また、2018年1月からは大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)に赤山靭負役での出演が決定している。【谷尻誠(たにじりまこと)】1974年、広島県生まれ。2000年、SUPPOSEDESIGNOFFICECo.,Ltdを設立。2014年より、吉田愛と共同主宰。JCDデザインアワード、グッドデザイン賞、INAXデザインコンテストなど多数の賞を受賞。現在、広島と東京を拠点とし、世界で活躍中。●Photographer:KenjiFujimaki●Stylist:MiyokoOnizuka(Ange)●HairandMake-up:INOMATA(&’smanagement)●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Writer:YasuyukiUshijima(NOTECH)●Editor:AyaKanaizumi,TakashiOtsubo(LIMIA)【衣装「CalvinKleinPLATINUM」】トップス:¥29,000(CalvinKleinPLATINUM/税抜き)●Tel:03-5476-5811(株式会社オンワード樫山・お客様相談室)【特集・沢村一樹さん】私のインテリアとDIY——2匹の愛猫との暮らし【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(前編)【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(後編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(前編)
2017年09月08日今回は以前、ある番組で一緒に仕事をしたことがある、建築家・谷尻誠さんと沢村さんの対談をお届け。前編では、お二人の出会いのきっかけをはじめ、お互いの仕事観や住まいにまつわる素朴な疑問について、沢村さんが鋭く切り込みます!建築家・谷尻誠との出会いと、わが家のこだわり沢村一樹さん(以下、沢村さん):お久しぶりです。実は、「初めまして」ではないんですよね。ある番組で3人の建築家に僕の家を建ててもらう企画をやらせていただいたんですが、その建築家のお一人が谷尻さんでした。あのときは、何か少年のような人だなぁ~と思っていましたが、今日はちゃんとして見えます(笑)。谷尻誠さん(以下、谷尻さん):だいぶ、まともになりましたかね?年齢とともに(笑)。沢村さん:まともになったかどうかはわかりませんが(笑)。あのときは、いい加減な人だなぁ……と。谷尻さん:いい加減ではなく、“良い”加減ってことで(笑)。沢村さん:うまい!座布団一枚!(一同爆笑)沢村さん:その番組では、予算と土地の広さが決まっていて、家を設計してもらうという内容でした。谷尻さん:場所も決まっていたので、現地調査にも行きましたね。沢村さん:あの家、本当いい家だったなぁ……。谷尻さん:今は、どのように暮らしているのですか?沢村さん:今はマンションですね。谷尻さん:何だかんだ、マンションが楽ですよね。僕は広島と東京に家があって、広島は買っていて、東京は借りています。沢村さん:雑誌で(ご自宅を)拝見しましたが、東京の方は内装をかなりいじっていましたよね?谷尻さん:実は、東京の物件は内装を自由にしていい賃貸にしたんですよ。普通だと、古い建物は魅力がないからみんな借りたがらないので、ずっと空き部屋になっているんですが、逆にそういった物件を探して、内装をいじりました。これは、不動産屋さんに大家さんと交渉してもらいましたね。僕たちが改修すれば、僕たちのあとにも間違いなく借りたい人が来るので。沢村さん:ちなみに、東京の家は改修するにあたって、どれぐらいのコストがかかりましたか?谷尻さん:600万円くらいかな。沢村さん:それくらいお金をかけても、気に入った場所にいたいですよね。谷尻さん:やっぱりそうですね。変な所にいると、毎日がつまらなくなってしまいます。沢村さん:洗面所やお風呂といった水回りはきれいにしたいんですよ。谷尻さん:僕もそれは一緒ですね。他はラフでもいいですけど、水回りはきれいであってほしいですね。“建築家”という職業のイメージ。そして、その仕事について沢村さん:建築の仕事はゼロからしなくちゃいけないので、大変ですよね。僕ら役者は監督がいて台本があって、その通りに演じればできるわけで……。谷尻さん:そうですね。いわば、“台本を作る側”の仕事ですからね。沢村さん:実際、どういった仕事内容なんですか?そして、何でそんなに売れっ子なんですか(笑)?谷尻さんって、他の建築家とどこが違うんでしょう?谷尻さん:普通、建築家って“いざというとき”にお願いしますよね。一生に一度とか。そして、頼む側も慎重になりますけど、いざ頼むってなっても、誰に頼んだらいいかわからないし、ちょっと敷居も高そうじゃないですか。沢村さん:確かに。谷尻さん:何か、先生って感じもしますよね?先生にお願いする、という感じじゃないですか。他の建築家の方は、先生は先生でも“ドクター”という感じだけど、僕の場合は“町医者”に近い感じ。さっきも言いましたが、建築家は敷居が高くて、堅苦しいイメージが世の中に定着していますよね。だとしたら、もう少し社会性を持つべき職業であって、いざというときではなく、普段からちゃんと関わりが持てるような位置にいたいと思っているんです。だから、僕は町医者のような、普段から気軽に相談できるようなポジションが自分に合っていると思ってますね。沢村さん:家を建ててもらった人も、谷尻さんがどんどん有名になっていくのはうれしいと思います。こんなにメディアに登場して、有名になるなんて。谷尻さん:昔頼んだ人からすれば、“先物買い”みたいな感覚かもしれないですね。ちゃんと頼んだ人が活躍するのは、自分でいうのもなんですが、うれしいことだと思いますよ。沢村さん:ご自身が「他の人と違うな」というところはありますか?谷尻さん:仕切らないということですかね?このカフェ(※)は、オフィスとカフェに仕切りがないんです。僕は、現代は“同居の時代”だと盛んに言っています。例えば、ピアノを習う。英会話を習う。この2つを実現しようと思うと、2つの時間がいるわけですよね。でも、今は英語でピアノを教えてくれる時代だと思うんです。沢村さん:例え話が上手ですね~(笑)。※今回の撮影・対談場所でもある、谷尻さんが代表のSUPPOSEDESIGNOFFICECo.,Ltdの新東京事務所と飲食店が一緒のスペースになった「社食堂」。谷尻さん:昔は家の土間で商いをやっていて、子育てをしながらお店をやっているという風景が日常でしたけど、いつの間にか子育てと商いが独立してしまったんです。でも、一周回って働くことと生活することがすごく近くなっていますよね。沢村さん:ちなみに、谷尻さんに設計を依頼される方は、どういった人たちが多いんですか?谷尻さん:僕がつくったものを見て来られる方もいますし、雑誌のインタビューなどを読んで来られる方もいますね。沢村さん:谷尻さんの考え方に共感した方が来るわけですね。谷尻さん:そうですね。そういう方が多いですね。沢村さん:じゃあ、今までの暮らしと全然別の暮らしをイメージできる人じゃないとつらいですよね。谷尻さん:やっぱり住宅メーカーに頼む人は、今までの暮らしの延長上だと思うんですよ。例えば、3LDKがいいとか。そのセオリーを自分に合わせると、僕らに頼む場合はセオリー自体を一緒につくるやり方なので、ある意味、0(ゼロ)から1なのか、1から10なのかという違いでもあると思います。沢村さん:今までつくってきた家で、「失敗だったなぁ」という家はありますか?谷尻さん:大きな失敗はないんですけど、小さな失敗はたくさんありますね。でも、その失敗は正直にお施主さんに言いますよ。今は、今できる最大の仕事をするけれど、それは成長の過程でもあるので、あとからできものがいいに決まっていますよね。負荷がかかれば、人はそれを乗り越えるために成長する沢村さん:話が変わりますが、やっぱり照明は大事ですか?僕は、インテリアは照明が肝だと思っていますけど。谷尻さん:大事ですね。やっぱり照明は、その場所の雰囲気をつくります。明るいダイニングレストランって、何か雰囲気良くないですよね。人は暗いと声が小さくなりますし、その分、親密な会話ができるんです。明るい場所で親密な会話って、できないですよね。沢村さん:へぇ~、やっぱりそういったことも考えているんですね。よく人のことを観察しているんだなと思います。谷尻さん:すごく、“人”好きですね。沢村さん:そういった思いやりが作品に出ていると思いますね。谷尻さん:ありがとうございます。いくら他の人の家を設計するといっても、自分が住みたくなるような家じゃないとダメなんですよ。変な話、お施主さんのオーダーをかなえることが仕事ですけど、我慢して自分が住みたくない家を設計するのと、自分が住みたいと思う家を設計するのでは、後者の方が誠実な気がして。だから、自分のわがままさとお施主さんの要望が入り混じっていないと、自分の作品じゃない感じがするんです。沢村さん:そこが、谷尻さんの個性にもなっているんでしょうね。谷尻さん:ある種、そうかもしれませんね。言われたことだけをかなえるのであれば、僕に頼まなくてもいいわけじゃないですか。沢村さん:それは、役者も一緒ですね。監督に言われたことを聞いてセリフを言うだけなら、僕じゃなくてもいい。だから、「俺の言う通りに、この台本通りにやってくれ」という監督とは仕事はしない(笑)。谷尻さん:機械的なのは難しいですよね。もどかしい中、何とか出来上がることに意味があるわけで。沢村さん:確かに、“共作”にならないと意味がないですね。谷尻さん:お施主さんとの会話の何気ない一言がアイデアの種になって、「おかげでこれができました」ってなることも多々ありますよ。沢村さん:そういうときに完成したものって、何か楽しいですよね。谷尻さん:全部思い通りになると、つまらないですもんね。沢村さん:何か、妥協して受け入れている自分が好きなときもあるし。谷尻さん:結局、人は負荷がないと成長しないんですよね。お施主さんから「全部好きにやっていいよ」って言われたら、逆に困ります。負荷がないと、限界の力が出せない。わがままとか無理難題を言ってくれるから、負荷がかかって、それを超えるアイデアが生まれると思うんですよ。沢村さん:もし、お施主さんがわがままを言ってくれなかったら、どうするんですか?谷尻さん:負荷がないときは、絶対にないですね。みんな、500円を持ってチャーシュー麺を食べに来るんですよ。本人は500円で食べられると思っているけど、実際は800円なんです。でも、「500円で800円のチャーシュー麺を食べさせてくれ」という人と、「500円しかないけど、一緒に新しいチャーシュー麺を作りましょう」という人だと、前者は“ただのわがまま”なので、そういった人の仕事はなかなかできません。ただ、後者の場合は、もしかすると“チャーシュー”を“鶏”に変えれば、もっとおいしいものができるかもしれないですよね。そういった可能性を一緒に探っていくことが大事なんだと思います。(後編につづく)【沢村一樹(さわむらいっき)】1967年7月10日生まれ、鹿児島県出身。今年4月からスタートした連続テレビ小説『ひよっこ』(NHK総合)では、谷田部実役で出演中。10月スタートの連続ドラマ『ユニバーサル広告社~あなたの人生、売り込みます!~』(テレビ東京系)では、主演の杉山利史役が決定。また、2018年1月からは大河ドラマ『西郷どん』(NHK総合)に赤山靭負役での出演が決定している。【谷尻誠(たにじりまこと)】1974年、広島県生まれ。2000年、SUPPOSEDESIGNOFFICECo.,Ltdを設立。2014年より、吉田愛と共同主宰。JCDデザインアワード、グッドデザイン賞、INAXデザインコンテストなど多数の賞を受賞。現在、広島と東京を拠点とし、世界で活躍中。●Photographer:KenjiFujimaki●Stylist:MiyokoOnizuka(Ange)●HairandMake-up:INOMATA(&’smanagement)●Director:ShunsukeNakagawa(CROSSRING)●Casting:HiroSuzuki(Hybiscus)●Writer:YasuyukiUshijima(NOTECH)●Editor:AyaKanaizumi,TakashiOtsubo(LIMIA)【衣装「CalvinKleinPLATINUM」】トップス:¥29,000(CalvinKleinPLATINUM/税抜き)●Tel:03-5476-5811(株式会社オンワード樫山・お客様相談室)【特集・沢村一樹さん】私のインテリアとDIY——2匹の愛猫との暮らし【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(前編)【特集・沢村一樹さん】高級家具メーカーMinotti・金子直人さんに聞くインテリアの秘訣(後編)【特集・沢村一樹さん】建築家・谷尻誠さんと語る、住まいと暮らしと仕事のこと(後編)
2017年09月07日料理家さんたちのお仕事の裏側にある、ご自宅での暮らし方。料理家であると同時に、ひとりの妻であったり、ひとりの母であったり、ひとりの女性でもある彼女たち。この【私の家仕事】では、そんな料理家さんたちの毎日の暮らしの中にある「家仕事」について教えていただいています。今日は料理家・みないきぬこさんに教わる、みないさん家の「とりあえず」のおつまみレシピ。ご主人がお腹を空かせて帰ってきた時に、ひとまず晩酌を始めたい時に、ちゃちゃっと作ることができるこんなメニューが大活躍します。■むしゃむしゃ食べたい!チキンのアジアンサラダ身体が野菜を欲している時には、こんなおつまみをむしゃむしゃどうぞ!<材料>(2人分)・ささみ2本A(ナンプラー小さじ1こしょう少々)・香菜1束(30g)・細ねぎ20g・きゅうり1/2本・大葉2枚・かいわれ1/2パックB(ナンプラー大さじ1/2、ポン酢大さじ1/2サラダ油小さじ1、レモン汁小さじ1、砂糖小さじ1/2)【1】ささみは所々フォークで刺し、Aをもみ込んで5分ほど置きます。ラップをしたらレンジで1分加熱しましょう。粗熱が取れたら細くさきます。【2】香菜、細ねぎはざく切り、大葉は千切り、きゅうりは縦半分に切ってから斜め切りに。すべてを合わせて冷水に5分ほど放し、水気をきります。【3】ボウルに、1と2とBを加えて和えたら出来上がりです。みないさんのひとことポイント「パクチーが苦手な方は三つ葉や、レタスで代用を。夏にはトマトや、さっとゆでたゴーヤをプラスしてもおすすめです。旬の野菜をひとつ取り入れて、アレンジしてみるのもレパートリーが増えてお料理が楽しくなると思いますよ。」■お酒がすすむ豚バラザーサイ炒めしっかりした味付けのこちらはビールにぴったり。ぐいぐいお酒も進んじゃいそうなおつまみです。<材料>(2人分)・豚ばら肉120g・ザーサイ40g・キャベツ1/4個分(200g)・にんにくみじん切り小さじ1/2・ごま油小さじ1A(オイスターソース大さじ3/4、黒酢(または酢)小さじ1、こしょう少々)【1】豚肉は4cm幅に切る。キャベツは一口大に切る。【2】フライパンにごま油、にんにくを入れて中火にかけ、香りがたったら豚肉、ザーサイ、キャベツを順に加えて炒める。Aで調味する。【3】お好みで、粗びき黒こしょうをかけたら出来上がりです。みないさんのひとことポイント「ザーサイのしっかりとした味付けと豚肉のうまみが合わさって、お酒のおつまみにも、ご飯のお供にもよく合う一品です。にんにくを控えめにすれば、お弁当のおかずにもおすすめですよ。」みないさんに教えてもらった、「とりあえず」のおつまみレシピ。ちゃちゃっと作れるこんなメニューで、とりあえずの食卓にも大満足。今夜は大きな「ごちそうさま」の声が聞こえそうです。=写真・文:宮城=食のはなし 私の家仕事 レシピ <プロフィール>みないきぬこさん料理研究家の枝元なほみさんのアシスタントを務めた後に独立。雑誌やTVなどで活躍するほか、女子栄養大学で非常勤講師として調理実習の講義も行う。家ではひとりの女の子を育てるお母さん。著書に「はじめてのストウブ(池田書店)」「萌え断(河出書房新社)」「大豆で美味しい毎日レシピ(エイ出版社)」など。【料理家・みないきぬこさんの本はこちら】「はじめてのストウブ素材別シンプルおいしいレシピ 」 池田書店「萌え断」 河出書房新社
2017年03月17日料理家さんたちのお仕事の裏側にある、ご自宅での暮らし方。料理家であると同時に、ひとりの妻であったり、ひとりの母であったり、ひとりの女性でもある彼女たち。この【私の家仕事】では、そんな料理家さんたちの毎日の暮らしの中にある「家仕事」について教えていただいています。今日は、料理家・みないきぬこさんの家族のごはんを作る場所であり仕事場でもあるそのキッチンにお邪魔して、キッチン収納についてお話を伺いました。■ 職人さんに作ってもらったオーダーメイドの食器棚みないさんのキッチンにある大きな食器棚は、ふらり立ち寄ったイベントでたまたま出会った職人さんにオーダーメイドで作ってもらったもの。ブナの木で作られた食器棚は、年を重ねるごとに色が変わって味わいが増してきたといいます。大人数になることもある撮影では作った料理をその場でふるまうことも多く、同じうつわも6-8枚ほどは用意するとおっしゃるみないさん。そのたくさんのうつわやカトラリーのすべてを入れられる、収納力抜群な食器棚です。みないさん「もともとあったキッチンの作り付けの棚は高いところにあるから、たくさんのお皿を出したり仕舞ったりするのは大変だったんです。でもこれなら大丈夫。昔ながらのガラス張りの食器棚をイメージして作ってもらったから、中が見えてどこに何が入っているかもすぐ分かります。」<写真:左上から時計回りに>・左上:撮影に備えて、同じうつわを複数揃えるみないさん。その出し入れが楽になるよう設計されています。・右上:引き出しの中はカトラリーや豆皿を並べて。天板が一部ガラスになっているから、豆皿を見せて収納することが可能です。・右下/左下:たくさんのカトラリーたちもこの通り。この収納力はオーダーメイドならではのもの。■ ヴィンテージマンションの趣ある壁面収納は見せる収納使いにヴィンテージマンションの一室にご自宅兼スタジオを構えるみないさん。前の人の住まいをそのまま使用しているという部屋には、どこか趣が漂います。キッチンの壁1面にある壁面収納は「見せる収納」使いに。ストウブのお鍋をそのまま飾ったり、年度違いの手作り梅酒や梅ジュースなどを並べて目でも美味しく楽しみます。下から2段目にある、アルミのツボと竹製のかごは旅先のチェンマイで出会ったという蒸し器。かごにさらしを敷いて、もち米を炊くことも。ホールのスパイスをすって、オリジナルのスパイスを作るのが好きなみないさん。お気に入りのすり鉢は地元の輸入品店で出会ったもの。ガラス製のキャニスターやジャーもまとめて、見せる収納に。タイのチェンマイから持ち帰ってきたという蒸し器をふと覗けば、そこにはたくさんのレストランやお店などのショップカードが。6歳の年長さんになるというみないさんのお嬢さまの可愛らしいイタズラ収納になんだかほっこり。毎日の暮らしをより楽しく彩る家仕事。日常が詰まったキッチン収納からは、まるでそのご家庭の色とりどりの物語が溢れ出てくるかのようです。キッチンに詰められた物語に想いを馳せて、今夜はどんな料理を作りますか?=文・写真:宮城=暮らしのはなし 私の家仕事 <プロフィール>みないきぬこさん料理研究家の枝元なほみさんのアシスタントを務めた後に独立。雑誌やTVなどで活躍するほか、女子栄養大学で非常勤講師として調理実習の講義も行う。家ではひとりの女の子を育てるお母さん。著書に「はじめてのストウブ(池田書店)」「萌え断(河出書房新社)」「大豆で美味しい毎日レシピ(エイ出版社)」など。【料理家・みないきぬこさんの本はこちら】「はじめてのストウブ素材別シンプルおいしいレシピ 」 池田書店「萌え断」 河出書房新社
2017年02月28日若翔は3月1日、「チアシード蒟蒻ゼリー 有田みかん味」(300円)を期間限定で発売する。同商品は、こんにゃくゼリーにチアシードを加えた「チアシード蒟蒻ゼリー」の新商品。2つの食材を合わせることで、食物繊維だけでなく、体内で合成することができない必須脂肪酸「αリノレン酸」も同時に摂取することができるという。こんにゃくは、コレステロール値を下げたり有害物質を排出させたりする働きがある食物繊維の「グルコマンナン」を含んでいる。グルコマンナンは、腸内細菌によって分解されると、腸内環境を整えるオリゴ糖へと変化。オリゴ糖は腸の働きを活発にするため、便通を促す効果もあるとのこと。チアシードは、中南米原産の種子植物。人間の体内では合成することのできない必須脂肪酸「αリノレン酸」を多く含んでいる。「αリノレン酸」は中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させるなど、重要な役割を果たす成分であるとのこと。新商品の有田みかん味には、和歌山県産の有田みかん果汁を使用。みかんのやさしい味が口の中に広がるという。また、2016年の秋期間限定販売した「瀬戸内レモン味」(300円)も、同日より再販を開始する。※価格はすべて税別
2017年02月17日