ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーンらアカデミー賞俳優たちと、『ヴェノム』監督、『デッドプール』脚本家の“超一流”が送る映画『ゾンビランド:ダブルタップ』から、ビル・マーレイも登場する新予告が解禁となった。かれこれ10年もゾンビ社会を生き抜いていたコロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)、タラハシー(ウディ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロック(アビゲイル・ブレスリン)の4人。そして2019年。解禁となった新予告からも分かるように、地球はさらに激しくゾンビ化、ヤツらはパワーもスピードもレベルアップした“新種”として進化を遂げていた!同じく生き残ってきたギャル(ゾーイ・ドゥイッチ)も参戦し、“ルールさえ守れば何でもアリ!”な人たちが、武器を片手に激しく楽しくゾンビをなぎ倒していく。しかし、ところ変わって、とある映画の取材現場。インタビューを受けるのは、『ゴーストバスターズ』シリーズなどでお馴染みの大スター、ビル・マーレイ。確か前作では、彼はゾンビランドで犠牲になってしまったはず…?取材に対し、出演したのは「クスリを買う金が欲しくて」と堂々と言いのけるマーレイ。なぜ彼が再登場しているのか、さらに謎に包まれるゾンビランドから目が離せない。『ゾンビランド:ダブルタップ』は11月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゾンビランド:ダブルタップ 2019年11月22日より全国にて公開
2019年10月08日Netflix映画『Kate』(原題)の製作が決定。メアリー・エリザベス・ウィンステッドが主演するほか、日本からも浅野忠信、國村隼、MIYAVIが参加することが分かった。本作は、致死性の毒薬を盛られた余命24時間の冷酷な女暗殺者が、死までの限られた時間で犯人を探し出そうとし、図らずもかつて自分が殺した標的の娘と絆を深めていくことになる、スリル満載のアクションスリラー。この主人公の女暗殺者を演じるのが、『ファイナル・デッドコースター』『10 クローバーフィールド・レーン』などに出演するメアリー。さらに、『ミッドウェー』(原題)、『モータルコンバット』(原題)とハリウッド公開待機作もある浅野さん、『ブラック・レイン』『キル・ビル vol.1』『哭声/コクソン』と世界を舞台に活躍する國村さん、そしてミュージシャンであり、アンジェリーナ・ジョリー監督作『不屈の男 アンブロークン』や、『マレフィセント2』に出演と、俳優としても活動するMIYAVIさんと、日本からも豪華俳優が出演。そのほか、大人気作「ゲーム・オブ・スローンズ」のミキール・ハースマンや、『グランド・イリュージョン』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のウディ・ハレルソンも参加することが分かった。本作の監督を務めるのは、『スノーホワイト/氷の王国』のセドリック・ニコラス・トロイアン。また脚本は『エクストラクション』のウマイル・アリームが担当。『ジョン・ウィック』シリーズのスタントスタッフらがアクションを担当し、製作総指揮にはデヴィッド・リーチ(『デッドプール2』)が名を連ねている。そして、日本とハリウッドを代表するキャストたちが集結した本作は、日本をはじめとするアジアで撮影がスタートしたという。(cinemacafe.net)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年09月27日映画『ゾンビランド:ダブルタップ』が、2019年11月22日(金)より全国で公開される。ゾンビ社会を明るく生き抜くルール2009年に公開されたホラーコメディ映画『ゾンビランド』。その舞台は、爆発的なウィルス感染により人類がゾンビと化した地球だ。数少ない生存者の1人であるアメリカ・テキサス州のコロンバスは「生き残るための32のルール」を作り、タラハシー、ウィチタ、リトルロックら仲間たちとともに、お互いを支え合ったり、裏切ったり、恋したり、親の気持ちになったりしながら、明るくゾンビ社会を生き抜いていた。その新作となる『ゾンビランド:ダブルタップ』では、地球はさらに激しくゾンビ化。コロンバスら4人の"ファミリー"が、さらにパワーアップした「73のルール」のもとで、"ルールさえ守れば何でもアリ!"と生き抜く姿が描かれる。ウディ・ハレルソンやエマ・ストーンらが出演4人の"ファミリー"は、前作から引き継いでのキャステイング。コロンバスには『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグ、タラハシーには『スリー・ビルボード』で好演したウディ・ハレルソン、ウィチタには『ラ・ラ・ランド』で主演を務めアカデミー主演女優賞に輝いたエマ・ストーン、そしてリトルロックには『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンだ。さらに、『ヴェノム』で監督を、『デッドプール』では脚本を担当したルーベン・フライシャーが、前作に引き続き監督を務める。詳細『ゾンビランド:ダブルタップ』公開日:2019年11月22日(金)<ゾンビ深まる季節に>全国ロードショー配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント監督:ルーベン・フライシャー脚本:レット・リース、ポール・ワーニック、デイヴ・カラハム出演:ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、エマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン
2019年08月23日ウディ・ハレルソン、ジェシー・アイゼンバーグ、アビゲイル・ブレスリン、エマ・ストーンといったアカデミー賞俳優たちと、『ヴェノム』監督&『デッドプール』脚本家、それぞれが“超一流”となって帰ってくる『ゾンビランド:ダブルタップ』(原題:Zombieland: Double Tap)が、11月22日(金)より日本公開決定!さらに日本版予告編とポスターがお披露目された。2009年、地球は爆発的なウィルス感染により人類はゾンビと化し、数少ない生き残りの1人であるアメリカ・テキサス州の生存者、コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)は「生き残るための32のルール」を作り、タラハシー(ウディ・ハレルソン)、ウィチタ(エマ・ストーン)、リトルロック(アビゲイル・ブレスリン)ら仲間と共に、お互いを支え合ったり、裏切ってみたり、恋したり、ときには親の気持ちになったりしながら、明るくゾンビ社会を生き抜いていた――。あれから10年。2019年の地球はさらに激しくゾンビ化し、ヤツらはさらに進化を遂げていた!何だかんだいっても“ファミリー”の4人は、さらにパワーアップさせた73(!?)のルールで、生き残りをかけることに。ダブルタップ…それは二度撃ちして、止めを刺すルール!さらに、この度解禁となった予告編では、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞を受賞したエマをはじめ、『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー、『スリー・ビルボード』のウディ、『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイルといった同ノミネート俳優たちが、“ルールさえ守れば何でもアリ!”と武器を片手に激しく、楽しくゾンビをなぎ倒しながら生き抜く姿が!さらに新たなサバイバーと思われる女子も登場し、なぜかプレスリー化したタラハシーも暴れまくり、予想もつかない展開がゾンビランドに訪れている様子だ。『ゾンビランド:ダブルタップ』は11月22日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゾンビランド 2010年7月24日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開
2019年08月20日アンディ・サーキスが『ヴェノム』続編の監督に決まった。以前からうわさされていたが、ついにアンディ本人が『ヴェノム』のコミックを目の前に掲げた写真をインスタグラムに投稿し、報告。「本当に起こるんだ。感じるよ…シンビオート(主人公のエディに寄生してヴェノムになった地球外の寄生生物)がぼくの中に宿主を見つけたということを。準備万端だ…待ちきれないよ。トムはどう?」と主演のトム・ハーディに呼び掛けた。アンディといえば、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム役や、『猿の惑星』シリーズの猿のシーザー役などの「モーションキャプチャー俳優」として知られるが、近年は監督業にも進出。2017年に『ブレス しあわせの呼吸』で監督デビューを果たし、昨年はNetflix映画『モーグリ:ジャングルの伝説』を監督した。モーションキャプチャー俳優として有名なだけに、アンディのインスタグラムでは「出演するんじゃなくて、監督の方なの?」という声も見られる。『ヴェノム』続編は2020年10月に全米公開を予定しており、主演のトム、脚本家のケリー・マーセルは続投、ヴェノムの宿敵・カーネイジ役にウディ・ハレルソンが出演することが決まっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ヴェノム 2018年11月2日より全国にて公開© &TM 2018 MARVEL
2019年08月06日『ゾンビランド』の続編『Zombieland: Double Tap』(原題)の予告編が公開された。アメリカで2009年、日本で2010年に公開された前作には、『ラ・ラ・ランド』でアカデミー賞主演女優賞を獲る前のエマ・ストーンや、『ソーシャル・ネットワーク』で大ブレイクする前のジェシー・アイゼンバーグが出演。今作は、大スターとなった彼らとウディ・ハレルソン、アビゲイル・ブレスリンのオリジナルキャスト、レット・リース&ポール・ワーニックの脚本家コンビが続投となっている。『ヴェノム』のルーベン・フライシャー監督も再びメガホンを取る。予告編はコメディ映画とは思えないテイストで、“アカデミー賞俳優”、あるいは“アカデミー賞ノミネート俳優”であるメインキャスト4人の仰々しい紹介シーンからスタート。すると、4人それぞれがゾンビに銃をぶっ放す。ちょっとおバカな女子マディソン(ゾーイ・ドゥイッチ)、ヒッピーのバークレー(アヴァン・ジョーギア)、タフなネバダ(ロザリオ・ドーソン)など、予告編からだけでもはっきりと分かる、濃い新キャラクターたちも登場する。『Zombieland: Double Tap』の全米公開は10月18日。(Hiromi Kaku)
2019年07月26日6月16日は「父の日」!幼いころは“パパと結婚する!”と言ってみたり、思春期には反発したり、それでも理想の男性はお父さんだったり…。複雑で難解、それでも強い父と娘の絆。6~7月にかけては、様々な父と娘の愛情を描いた感動作が続々公開される。■大人になったからこそ気づくこと…ブリー・ラーソン主演『ガラスの城の約束』(公開中)まず1作目に紹介するのは、アカデミー賞女優ブリー・ラーソン主演のヒューマンドラマ『ガラスの城の約束』。ニューヨークでコラムニストとして活躍するジャネットは、ある夜、車道に飛び出てきたホームレスに遭遇する。それは彼女の父、レックス(ウディ・ハレルソン)。レックスはいつか家族のために“ガラスの城”を建てる、という夢を持つエンジニアで、定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、子どもたちと自由気ままに暮らしていた。幼いころはカリスマ的な存在の父親が大好きだったジャネットだったが、大学進学を機にニューヨークへ旅立ち、両親との関係も断とうとする――。“本当の幸せ”とは何なのか。ニューヨークでキャリアウーマンとして生活する主人公が、父親との再会をきっかけに再び人生を歩みだしていく物語。父親の不器用ながらも深い愛が心を震わせる1作。■トランスジェンダーの娘を支える…カンヌ席巻『Girl/ガール』(7月5日公開)2作目に紹介するのは、7月5日(金)より公開となる『Girl/ガール』。カンヌ国際映画祭でカメラドール(新人監督賞)ほか3冠を受賞、ゴールデン・グローブ賞でも外国語映画賞にノミネートされた期待の新鋭、ルーカス・ドン監督の長編デビュー作。バレリーナを目指すトランジェンダーの少女ララ(ビクトール・ポルスター)は、夢の実現のための血のにじむような努力を重ねていくが、初めての舞台公演が迫る中、思春期の身体の変化による焦燥感、ライバルから向けられる心ない嫉妬により、彼女の心と体は追い詰められていく。そんなララを支えるのが、父親のマティアス(アリエ・ワルトアルテ)。男性の身体に生まれたがゆえに苦しむ娘に寄り添い、常に彼女にとってベストな解決方法を一緒に模索していく。そこにはトランスジェンダーに対する躊躇や戸惑いは一切なく、何があっても娘の味方でいてくれる父親の力強さと家族の絆が胸を打つ1作。■突然、“父”になる…東京国際映画祭グランプリ『アマンダと僕』(6月22日公開)そして3作目は、6月22日(土)より公開となる『アマンダと僕』。東京国際映画祭で最高賞の東京グランプリを受賞した話題作。恋人レナと共に穏やかで幸せな生活を送っていた24歳の青年ダヴィッド(ヴァンサン・ラコスト)は、突然の悲劇で仲の良かった姉サンドリーヌを亡くし、残された7歳の娘のアマンダ(イゾール・ミュルトリエ)と一緒に暮らすことに。姉を失ったショックに加え、7歳の少女の親代わりはまだ若い彼には荷が重く、戸惑いと不安を隠せないダヴィッド。しかし自分と同じく、母親という大事な人を亡くしたアマンダの悲しみに寄り添い一緒に生活するうちに、ダヴィッドは次第に自分を取り戻していく。2人の関係は“叔父と姪”だが、唯一無二の家族として悲しみを共に乗り越えようとする姿が愛おしくなる1作。『Girl/ガール』は7月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。『ガラスの城の約束』は新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開中。『アマンダと僕』は6月22日(土)よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アマンダと僕 2019年6月22日よりシネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開© 2018 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINÉMAGirl/ガール 2019年7月5日より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開Ⓒ Menuet 2018ガラスの城の約束 2019年6月14日より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開©2019 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2019年06月16日『最高の人生の見つけ方』などで知られるロブ・ライナー監督が、ウディ・ハレルソン、ジェームズ・マースデン、トミー・リー・ジョーンズ、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェシカ・ビールら豪華俳優とともに描いた渾身作『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』。この度、社会派ドラマとしては異例の(!?)、アパートの隣人同士で恋が始まるシーンの本編映像がシネマカフェに到着した。2002年、当時の米・ブッシュ大統領はイラクが核兵器をはじめとする大量破壊兵器を開発および保持していると非難。アメリカ国内でも愛国心が強まり、イラクへの侵攻が始まろうとしていた。地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局で働く記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベルは、政府の発する情報に疑問を持ち、証拠を探り真実を暴こうと取材を続けていくーー。そんな本作から届いたのは、ジェームズ・マースデンとジェシカ・ビールの初デートシーン。ナイト・リッダー社の記者ウォーレン・ストロベル(ジェームズ)がアパートの隣に住むリサ(ジェシカ)をディナーに誘い食事に行く。意を決して彼女の家を訪ねるが、緊張のあまり持っていた花束を放り投げてしまう、おちゃめなところも。また、レストランでは、リサが記者であるストロベルの話題に合わせようと、 用意してきたイラクに関する知識を必死に披露する様子も映し出されている。過去に、語り継がれる名作『恋人たちの予感』などのラブストーリーも生み出してきたロブ・ライナー監督は、今回のような社会派ドラマにも恋愛コメディのようなシーンを取り入れたことについて、「4人の記者たちの物語と青年がイラクに派遣されそこで起きた出来事に加え、ストロベルとリサが出会って恋に落ちる様子も描きたかったんだ」と言う。「映画のなかで登場人物を動かすときは、ユーモアの要素と人間ドラマの要素を両方とも取り込む必要がある。実在の人物の人生について描きたいなら、この2つの要素を両方使わないといけないんだよ」とコメント。監督が描きたかったロマンスのシーンも見どころの1つとなっている。『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』は3月29日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年03月18日映画『ガラスの城の約束』が、2019年6月14日(金)より新宿 シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA 他にて全国公開ブリー・ラーソンと『ショート・ターム』のデスティン・クレットンが再タッグ2016年に『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、その後も華々しい活躍を見せる女優ブリー・ラーソンと、当時まだ無名だった彼女のブレイクするきっかけとなった『ショート・ターム』のデスティン・ダニエル・クレットンが再びタッグを組んだ本作は、ホームレスの両親に育てられた女性の半生を綴った全米ベストセラー小説を映画化した作品。原作の名は、ジャネット・ウォールズの自叙伝「The Glass Castle」。子供たちにとってカリスマ的存在だが、アルコールへ依存から手が付けられなくなくなる父親と、自分の理想を追い求めるあまり、結果的に育児を放棄してしまうアーティストの母親。単に“毒親”とはカテゴライズ出来ない、正邪併せ持つ両親に育てられたジャネットの壮絶な半生を赤裸々に告白した自叙伝だ。あらすじ「ニューヨーク・マガジン」で活躍する人気コラムニストのジャネットは、恋人との婚約も決まり、順風満帆な日々を送っていた。ある日、ジャネットは車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇する。それは、なんと彼女の父・レックスだった――。レックスは、いつか家族のために「ガラスの城」を建てるという夢を持つエンジニア、妻のローズマリーはアーティスト。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。物理学や天文学などを教えてくれる父・レックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在で、聡明なジャネットのことを彼は「チビヤギ」と呼び、愛情を注いでいた。しかし、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけに、ニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが…。主演ブリー・ラーソン、ウディ・ハレルソン&ナオミ・ワッツが両親役に主人公のジャネット役を務めるのは、アカデミー賞女優ブリー・ラーソン。両親への複雑な感情を心の内に秘めながらも、高級ブランドのスーツと隙のないメイクで武装し、幸せを掴み取ろうと邁進する主人公を好演。また、その両親レックス&ローズマリー役を、名優ウディ・ハレルソンとナオミ・ワッツが演じている。原作本がハヤカワ文庫で発売発売以来、全米で350万部を突破した原作本「The Glass Castle」が、映画の公開に先駆け、映画と同名タイトル「ガラスの城の約束」として5月2日(木) にハヤカワ文庫にて発売。原作者であるジャネット・ウォールズ は、「時が過ぎるうちに、両親から得た純粋な愛情の素晴らしさは、どんな家族にも存在 し、全ての家族に物語があるということをより強く思うようになりました。私のことを楽 観的過ぎると非難する人もいるけれど、私たち兄弟は大変な時期を乗り切って、喜 びを探してきたのは事実です。本を執筆して得られた喜びのひとつは、私が伝えたか ったことを読者の方が受け取ってくれるだけでなく、時には語ったこと以上の想いを感 じてくれることです。」とコメントを寄せている。作品情報映画『ガラスの城の約束』公開日:2019年6月14日(金)監督:デスティン・ダニエル・クレットン(『ショート・ターム』)脚本:デスティン・ダニエル・クレットン、アンドリュー・ラナム原作:ジャネット・ウォールズ 「ガラスの城の約束」(ハヤカワ文庫)出演:ブリー・ラーソン(『ルーム』、『キャプテン・マーベル』)、ウディ・ハレルソン、ナオミ・ワッツ原題:The Glass Castle©2019 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2019年03月11日『キャプテン・マーベル』で注目を集めるアカデミー賞女優ブリー・ラーソンが、自身の出世作『ショート・ターム』の監督と再タッグを組んだ『The Glass Castle』。その邦題が『ガラスの城の約束』に決定し、ポスタービジュアルと予告編が到着した。■あらすじ「ニューヨーク・マガジン」で活躍する人気コラムニストのジャネットは、恋人との婚約も決まり、順風満帆な日々を送っていた。ある日、ジャネットは車道に飛び出してきたホームレスの男性に遭遇する。それは、なんと彼女の父・レックスだった――。レックスは、いつか家族のために「ガラスの城」を建てるという夢を持つエンジニア、妻のローズマリーはアーティスト。彼らは定職につかず理想や夢ばかりを追い求め、自由気ままに暮らしていた。物理学や天文学などを教えてくれる父・レックスは、幼い頃のジャネットたち兄弟にとってカリスマ的な存在で、聡明なジャネットのことを彼は「チビヤギ」と呼び、愛情を注いでいた。しかし、仕事が上手くいかないレックスは次第に酒の量が増え、家で暴れるようになっていく。やがて、高校生になったジャネットは大学進学をきっかけに、ニューヨークへと旅立ち、両親との関係を断とうとするが…。■ブリー・ラーソン×ウディ・ハレルソン×ナオミ・ワッツが親子にホームレスの両親に育てられた女性の半生を綴った全米ベストセラー小説を映画化した本作。原作となったジャネット・ウォールズの自叙伝「The Glass Castle」は、華麗なセレブのイメージをかなぐり捨て、過酷な子ども時代の思い出を赤裸々に描いたことが話題を呼び、2006年にはアメリカ図書館協会のヤングアダルト図書館サービス協会(YALSA)が主催するアレックス賞を受賞。発売から10年以上経った現在もなお売れ続けている全米ベストセラー小説。主演は、2016年に『ルーム』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したブリー・ラーソン。最新作となる本作では実在の女性ジャーナリスト、ジャネット・ウォールズ役を演じる。両親への複雑な感情を心の内に秘めながらも、高級ブランドのスーツと隙のないメイクで武装し、幸せをつかみ取ろうと邁進する主人公を好演。日本公開を控える『キャプテン・マーベル』では、マーベル映画史上初の女性ヒーロー単独主役を務めており、世界的にも話題沸騰中だ。また、単純に“毒親”とは言い切れない、正邪併せ持つ両親を演じたのは、『スリー・ビルボード』のウディ・ハレルソンと『インポッシブル』のナオミ・ワッツ。監督には、『ショート・ターム』でブリーと組んだデスティン・ダニエル・クレットンが務める。■いまの幸せがあるのは大嫌いだった父のおかげだった…予告編では、ニューヨークで自立し幸せに暮らす主人公ジャネットが、関係を断ったホームレスの父との再会をきっかけに、いままで隠して生きてきた子ども時代の想い出を呼び起こしていく映像が続く。父との想い出をたどる中で、「自分らしく生きる幸せ」を教えて育ててくれた父の想いに気づき、“本当の幸せ“を掴むために再び人生を歩み出す物語を予感させる。ポスタービジュアルには、青空の下で父に肩車をされている幼いころのジャネットを、大人になった彼女が思い出している姿が描かれ、“「自分らしく生きる幸せ」を教えてくれたのは、大嫌いだった父”というコピーに呼応して、父と娘が築いてきた関係性を想像させられるビジュアルとなっている。過去とともに忘れようとした父の、正しくはないけれど強烈で深い愛が観る者の心を震わし、一歩前へ進む勇気をくれるヒューマンドラマに、引き続き注目していて。『ガラスの城の約束』は6月14日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年03月08日アカデミー賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』や巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督×メリル・ストリープ×トム・ハンクスの『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』、ジェシカ・チャステイン主演により映画ファンの話題をさらった『女神の見えざる手』など、政治とスキャンダルが絡み合った“実話”の映画化には近年、熱い視線が注がれている。情報が操作されフェイクニュースが蔓延、もはや何を信じていいか分からない――。そんな現代に警鐘を鳴らすべく、“いまだからこそ”観てもらうべきと信念ほとばしる作品が2019年も続々公開を控えている。膨大で緻密なリサーチを重ねることで作り上げられたリアリティ、人気実力派俳優たちの渾身の演技は胸に迫ること間違いなし。話題の3本をピックアップした!■『フロントランナー』裏切ったのはマスコミか、国民か、それとも彼自身か――2月1日(金)より全国にて公開1988年、米国大統領選挙。コロラド州選出のゲイリー・ハート(ヒュー・ジャックマン)は46歳の若さで最有力候補=“フロントランナー”に躍り出る。知性とカリスマ性を兼ね備えた彼は、ジョン・F・ケネディの再来として大衆に愛され、当選は確実視されていた。しかし、マイアミ・ヘラルド紙の記者が掴んだ“ある疑惑”が一斉に報じられると、事態は一変。勝利を目前にして、ハートの築き上げた輝ける未来は一気に崩れ去る…。あの日、一体何が起きたのか――。『グレイテスト・ショーマン』の大ヒットも記憶に新しいヒューが、これまで演じたことのない複雑なキャラクターを熱演。選挙キャンペーンスタッフ、報道の信念をもったジャーナリスト、特ダネが欲しい記者、ハートの妻と娘、12人の視点で描かれるドラマは、圧倒的なスピード感と臨場感で観客を当時の現場に引きずり込む。監督は『マイレージ、マイライフ』でアカデミー賞監督賞と脚本賞にノミネートされたジェイソン・ライトマン。前作のシャーリーズ・セロン主演『タリーと私の秘密の時間』から一転、スキャンダル報道の真実に迫るサスペンスドラマを描く。■『記者たち~衝撃と畏怖の真実~』真実は、誰のためにあるのか――3月29日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開2002年、ブッシュ米大統領は、イラクが核兵器をはじめとする大量破壊兵器を開発及び保持していると非難。アメリカ国内でも愛国心が強まり、イラクへの侵攻が始まろうとしていた。地方新聞社を傘下に持つナイト・リッダー社ワシントン支局で働く記者ジョナサン・ランデーとウォーレン・ストロベルは、政府の発する情報に疑問を持ち、証拠を探り真実を暴こうと取材を続けていく。『スリー・ビルボード』でアカデミー賞にノミネートされたウディ・ハレルソン、『X-MEN』「ウエストワールド」のジェームズ・マースデンほか、トミー・リー・ジョーンズ、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ジェシカ・ビールら人気実力派キャストの共演が実現。『スタンド・バイ・ミー』をはじめとする数々の名作を世に送りだしてきたロブ・ライナーが監督を務め、自身もナイト・リッダー社ワシントン支局長として出演。「イラク戦争開戦時から構想していた」というライナー監督渾身の1作となっている。■『バイス』アメリカ史上最強で最凶な副大統領の裏側を描く仰天の実話!4月5日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開クリスチャン・ベイル主演×アダム・マッケイ監督×ブラッド・ピット製作の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』チームが再集結。体重を約20キロ激増したベイルは、ディック・チェイニーの20代から70代までを見事ななりきりぶりで熱演する。チェイニーの妻リン役には『メッセージ』『アメリカン・ハッスル』のエイミー・アダムス、ラムズフェルド国防長官役に『フォックスキャッチャー』『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のスティーブ・カレル、ブッシュ大統領役に『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェルとアカデミー賞常連の実力派キャストが共演。ワイオミングの田舎の電気工から“事実上の大統領”に上り詰め、アメリカを自在に支配し、米史上最も権力を持ったチェイニー副大統領。その前代未聞の裏側を描いた社会派エンターテインメントは、本年度アカデミー賞で作品賞など8部門にノミネートされている。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フロントランナー 2019年2月1日より全国にて公開バイス 2019年4月5日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2018 ANNAPURNA PICTURES, LLC. All rights reserved.
2019年02月02日今年6月の日本公開時には2週連続で映画ランキング第1位を獲得したアクション超大作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。本作のMovieNEX発売を記念して、ボーナス・コンテンツの中から極寒の雪山での撮影の様子を収めたメイキング映像がシネマカフェに到着した。この度解禁されたボーナス映像は、本作の見どころの1つ、雪山で繰り広げられる手に汗握るアクションシーンの撮影メイキング映像の一部。撮影された雪山は、イタリア北東部に位置する標高2400mの山脈。マイナス15~20度の過酷な状況の中、キャスト&スタッフを含めた250名と“ウーキー”1人が登頂し、道路を造ったり、ヘリで人を送迎したりして撮影が行われたという。プロダクション・マネージャーは「この人数だけでも挑戦だった」と、当時をふり返っている。また、ヴァル役のタンディ・ニュートンは、「雪の中は寒いけど楽しかった。キャンプしているみたいでね」と楽しそうに語る。撮影中、雪をぶつけ合うハン・ソロ役オールデン・エアエンライクとチューバッカ役のヨーナス・スオタモの姿を見て、火が付いたスタッフたちも撮影の合間に雪合戦を開始!見かねたハンの“師匠”的存在ベケット役を演じる名優ウディ・ハレルソンが、「子供たち、遊びは終わり。仕事の時間だよ」とジョークを飛ばす場面も。雪山の過酷な撮影の中、束の間の休憩を楽しんだようだ。終始笑いの絶えない、和やかなムードで行われた撮影現場の様子からは、監督やキャストたちの仲の良さも伝わってくる。さらに、惜しくも本編からはカットされたハンとチューバッカの雪合戦を収めた貴重な未公開シーンも到着!前を歩くハンに、おもむろに雪玉を投げつけるチューバッカ。負けじと連続で投げ返すハンだが、チューバッカに押し倒され、特大の雪玉をぶつけられてしまう。前を歩くベケットに注意されるも、ヒートアップした2人の雪合戦は止まらない!?MovieNEXやデジタル配信で本編と見比べてみても面白いシーンとなっている。今回解禁となった映像のほかにも、MovieNEXやデジタル配信(セル)で楽しめるボーナス・コンテンツには製作の舞台裏や未公開シーンまで盛りだくさん。貴重な映像で、ぜひ本作の世界をとことん楽しんでみて。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』MovieNEXは発売中、デジタル配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 2018年6月29日より全国にて公開© 2018 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2018年10月28日今年1月、過去に養父のウディ・アレンから「幼い頃に性的虐待を受けていた」と再び告発したディラン・ファロー。ディランはこの件について2014年にも「ニューヨーク・タイムズ」紙に語っていたが、当時はウディの仕事に大きな影響が出ることはなかった。しかし、「#Me Too」、「Time’s Up」運動が盛んないまは、ウディの監督作に出演した俳優たちが次々と「後悔した」、「もうウディの作品に出演することはない」とウディと距離を取ることを宣言。その影響からか、ここ数十年の間、少なくとも毎年1本は監督&脚本作を世に送り出してきたウディが、事実上の休業状態に陥っているという。「Page Six」によれば、昨年11月にウディはAmazonオリジナル映画『A Rainy Day In New York』(原題)の撮影を終了。ウディとAmazonは、2016年にこの作品のほかに3本の映画を製作する契約を結んでいるというが、「The Hollywood Reporter」は「大きな出費になるとしてもAmazonが契約を続行することは考えられない」と報じている。さらに、世界最大の映画データベース「IMDb」のウディの“これからの予定作品リスト”には2020年製作予定の1作品が掲載されているが、関係者は「資金を確保できていない」と語り、製作に乗り出すことができない状況だ。「ウディは働くことが大好きで、休暇なんて取ったことがありません。でも今年は取らざるを得ないでしょう。(資金を提供してくれる)支持者が現れるまではね」と現状を明らかにした。(Hiromi Kaku)
2018年08月29日世界中が熱狂するサッカー「2018 FIFA ワールドカップ」(W杯)ロシア大会が、ついに開幕。そこで今回は、どんな局面においても圧倒的実力と安定感で期待以上のプレーを見せてくれる世界各国の名脇役=バイプレイヤーたちに注目。彼らがいるからこそ、値千金の“ゴール”が生まれる!いずれも、映画界には欠かせない名優たちばかりがそろった。<イングランド>まずはサッカー発祥の地から『レディ・プレイヤー1』での名アシストぶりも記憶に新しいサイモン・ペッグは、『スター・トレック』シリーズのほか、『ミッション:インポッシブル』シリーズでスーパースター、トム・クルーズ扮するイーサン・ハントの右腕ベンジー役としておなじみ。最新作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』でもその活躍が楽しみだ。今夏はマーゴット・ロビーと共演した『アニー・イン・ザ・ターミナル』も控えている。『ミッション:インポッシブル3』にも出演し、主演作『おみおくりの作法』でも知られるエディ・マーサンは、『デッドプール2』で火の玉少年ラッセルがいたミュータント養護施設の理事長を怪演中。ロバート・ダウニー・Jr×ジュード・ロウによる『シャーロック・ホームズ』シリーズのレストレード警部でもある。女優では、『ハリー・ポッター』シリーズのベラトリックス・レストレンジ役で知られるヘレナ・ボナム=カーターがピカイチ。『アリス・イン・ワンダーランド』など元パートナーのティム・バートン作品の常連でもあり、豪華女優の競演が話題の『オーシャンズ8』では“何かをやらかしそうな”クセ者のファッションデザイナーを演じている。<アイルランド>親子鷹のグリーソン親子ほか技巧派多数残念ながらW杯には出場が叶わなかったが、アイルランドもまた名優の宝庫。『ピーターラビット』でウサギと激闘を繰り広げるドーナル・グリーソンは、『スター・ウォーズ』シリーズのハックス将軍から『アバウト・タイム』の好青年まで役の振り幅はお見事。実父ブレンダン・グリーソンと『ハリー・ポッター』シリーズにも出演している。ブレンダンは『パディントン2』では、強面封印(?)で刑務所のコック担当ナックルズを好演。また、「SHERLOCK/シャーロック」で人気のアンドリュー・スコットは『007 スペクター』、「ゲーム・オブ・スローンズ」のエイダン・ギレンは『メイズ・ランナー』シリーズへの参加でも知られる実力派。ジェシカ・チャステイン主演『モリーズ・ゲーム』のクリス・オダウドは、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』でも演じたようなちょっぴり情けないオジサンがハマり役。<スウェーデン>北欧からはあの“最強一家”のパパ長男アレクサンダーが“現代のターザン”、四男ビルが“世界最恐のピエロ”として一躍有名になった名優ステラン・スカルスガルドは、北欧を代表する最強芸能一家の司令塔。『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズといった娯楽大作から、コメディ、社会派までこなせるキャリア50年超えのベテラン。今年は『マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー』で引き続き“三賢人”の1人を演じるほか、主演を務めた大人のラブストーリー『男と女、モントーク岬で』が現在公開中。<アメリカ>クセが強すぎ!?ハリウッドの名脇役たち『スリー・ビルボード』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされたウディ・ハレルソンは、近年では『ハンガー・ゲーム』シリーズや『猿の惑星:聖戦記』など超大作が続いており、次回作は『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。新星オールデン・エアエンライク演じる若きハン・ソロと師弟関係になるベケットという大役を担っている。また、『スター・ウォーズ』俳優にして、『アベンジャーズ』シリーズから『キングスマン』、タランティーノ監督作品まで、数多くの作品で変幻自在の姿を見せるのがサミュエル・L・ジャクソン。ディズニー/ピクサー『インクレディブル・ファミリー』では前作に引きつづき、Mr.インクレディブルのヒーロー仲間フロゾンの声を務めるなど、声優の仕事も数多くこなす。ディズニー実写版『美女と野獣』で声を務めたスタンリー・トゥッチは、『プラダを着た悪魔』でもお馴染み。『トランスフォーマー』シリーズ、『ハンガー・ゲーム』シリーズなどの大作からアカデミー賞受賞作『スポットライト 世紀のスクープ』などまで幅広く活躍、最近はジェフリー・ラッシュ×アーミー・ハマーの『ジャコメッティ最後の肖像』で監督業も務めた。アカデミー賞といえば、本年度作品賞『シェイプ・オブ・ウォーター』にノミネート作の『君の名前で僕を呼んで』『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』と3作品の重要な局面に登場し、バイプレーヤーとして一躍知られるようになったのがマイケル・スタールバーグ。海外ドラマの「ボードウォーク・エンパイア」やユアン・マクレガー主演「FARGO/ファーゴ」シーズン3で目にした方もいるかもしれない。『ペンタゴン・ペーパーズ』には、“マット・デイモン似”俳優として知られ、「FARGO/ファーゴ」シーズン2で共演したキルスティン・ダンストと結婚したジェシー・プレモンスの姿も。『バトルシップ』『ブラック・スキャンダル』や海外ドラマ「ブレイキング・バッド」など、数々の作品で存在感を発揮している。さらに、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』でアカデミー賞助演女優賞を受賞し、その後、『ドリーム』『シェイプ・オブ・ウォーター』と2年連続で同賞にノミネートされた名バイプレイヤーといえば、オクタヴィア・スペンサー。『gifted/ギフテッド』でも好演を見せており、目的に向かって突き進む主人公へのフォロー力は世界トップレベル。南米からは<メキシコ>弁の立つお調子者&<ブラジル>超絶イケメン両親がメキシコ移民で、米シカゴで生まれ育ったマイケル・ペーニャは、『オデッセイ』や『アントマン』などでの口達者な(?)キャラクターが印象深い。もちろん、この夏の『アントマン&ワスプ』では、アントマンことスコット・ラング(ポール・ラッド)の仲間ルイス役で名コンビぶりを再び発揮してくれるはず。また、『ラブ・アクチュアリー』の草食系同僚男子から『300』シリーズの筋骨隆々な金色の王までこなすのが、ブラジル出身のロドリゴ・サントロ。歴史大作『ベン・ハー』(2016年版)ではイエス・キリスト役を演じたほか、『フォーカス』では詐欺師たちのターゲットになる大富豪、海外ドラマ「ウエストワールド」でも重要な“ホスト”を演じており、カリスマ性あふれる姿で観る者を釘付けにする。<オーストラリア>悪役もハマる実力派ばかりオージーからは“攻守”の切り替えが見事な2人をチョイス。スティーヴン・スピルバーグという“名将”たっての起用だった『レディ・プレイヤー1』、さらに『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』での悪役で知られるベン・メンデルソーン。その一方で、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で吃音症を克服した英国王ジョージ6世を演じた姿は新鮮だった。ジョエル・エドガートンは、『レッド・スパロー』では妖艶なスパイに翻弄されるCIAを演じたかと思えば、Netflixオリジナル映画『ブライト』では“オーク”の警官に、『ラビング 愛という名前のふたり』では平穏な結婚を望む朴訥な夫に扮した。ホラー作品『ザ・ギフト』で監督や脚本家としても実力を発揮、ニコール・キッドマンやラッセル・クロウが出演する新作も待機する。<韓国>層が厚く、名優ぞろい圧倒的な層の厚さを誇る韓国勢では、まず映画『焼肉ドラゴン』のキャスト陣に注目。真木よう子、井上真央、桜庭ななみの父親を演じるキム・サンホは『ビューティー・インサイド』『海にかかる霧』など、母親役のイ・ジョンウンは『母なる証明』『哭声/コクソン』『オクジャ/okja』などで知られる名脇役。また、『新感染 ファイナルエクスプレス』での活躍で大きな注目を集めたのが、マ・ドンソク(国籍はアメリカ)。今年は「SHINee」ミンホと共演した『アンダードッグ 二人の男』、マタニティコメディ『グッバイ・シングル』、アツい刑事役で主演した『犯罪都市』と3作が公開され、人気上昇中だ。そして、名優ソン・ガンホ主演で1980年に実際に起こった光州事件を描いた『タクシー運転手』、ヒョンビンの相棒を務めた『コンフィデンシャル共助』などのユ・ヘジン。昨年は日本映画『鍵泥棒のメソッド』を原案にした主演作『LUCK-KEY ラッキー』が本国で大ヒットした。<日本>新世代のバイプレイヤーたちに注目サッカーを愛した大杉漣をはじめ、遠藤憲一、田口トモロヲ、松重豊らの「バイプレイヤーズ」が人気を博した日本では、今回、その次の世代たちに注目。「モンテ・クリスト伯―華麗なる復讐―」でディーン・フジオカに復讐される“小物男”を演じた新井浩文は、『葛城事件』から『百円の恋』『バクマン。』『銀魂』『斉木楠雄のΨ難』など、その振り幅には定評がある。松田龍平主演『泣き虫しょったんの奇跡』では、ちょっと“うっとうしい”棋士を演じるというから楽しみ。『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』が公開中の安田顕もまた、大泉洋らの「TEAM NACS」のメンバーでありつつ、ドラマ「正義のセ」の検察事務官・相原から『銀魂』の村田鉄矢まで、ジャンルを問わず縦横無尽の変身を見せ、常にインパクトを与えてくれる存在だ。元モデルで、飄々とした独特の存在感が売りの渋川清彦は、コミカルな役柄はもちろん、「モンテ・クリスト伯」でのような悪役もこなせることで知られる。何と今年は、主演作2本に加え、『パンク侍、斬られて候』『ルームロンダリング』『菊とギロチン』『泣き虫しょったんの奇跡』などが続々公開に。『ピンポン』のアクマ役や「西遊記」(’06年版)の老子役が印象深く、これまで様々なキャラクターを演じてきた大倉孝二は、池松壮亮主演『君が君で君だ』でなんと坂本龍馬に扮する。『空飛ぶタイヤ』や『劇場版ポケットモンスターみんなの物語』『検察側の証人』など出演作が目白押しだ。『空飛ぶタイヤ』では、4歳のときから子役として活動し、名バイプレイヤーへと成長した浅利陽介がすべての始まりとなるトレーラー脱輪事故の被害者家族を熱演。この夏の最注目日本映画の1つ『劇場版コード・ブルードクターヘリ緊急救命』でも、さらに成長した姿を見せてくれるはず。ここに挙げた俳優たちは、まだまだほんの一部。あなたのお気に入りのバイプレイヤーは見つかった?(text:Reiko Uehara)■関連作品:空飛ぶタイヤ 2018年6月15日より全国にて公開予定ⓒ 2018「空飛ぶタイヤ」製作委員会パディントン2 2018年1月19日より全国にて公開© 2017 STUDIOCANAL S.A.S All Rights Reserved.マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー 2018年8月24日より全国にて公開ⓒ Universal Picturesハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 2018年6月29日より全国にて公開© 2018 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reservedミッション:インポッシブル/フォールアウト 2018年8月3日より全国にて公開© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.インクレディブル・ファミリー 2018年8月1日より全国にて公開© 2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.焼肉ドラゴン 2018年6月22日より全国にて公開© 2018「焼肉ドラゴン」製作委員会泣き虫しょったんの奇跡 2018年秋より全国にて公開予定©2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会©瀬川晶司/講談社ピーターラビット(2018) 2018年5月18日より公開アントマン&ワスプ 2018年8月31日より全国にて公開©Marvel Studios 2018デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2018年06月19日ウディ・アレン監督の過去作品をスクリーンで上映する特別企画「ウディ・アレン特集上映」が、2018年6月18日(月)から22日(金)まで新宿ピカデリーで開催される。アカデミー賞で作品賞1回、監督賞1回、脚本賞3回を受賞しているウディ・アレン監督による最新作『女と男の観覧車』の公開を記念して、ロマンティックでちょっとビターな人生ドラマの数々がスクリーンに復活する。その上映作品は、映画の公式WEBサイト上で実施されているファン投票で決定。対象作品は、『ミッドナイト・イン・パリ』、『マジック・イン・ムーンライト』、『カフェ・ソサエティ』など計7作となっている。【開催概要】ウディ・アレン特集上映開催期間:2018年6月18日(月)〜22日(金)場所:新宿ピカデリー※劇場HP、公式サイトにて詳細を発表。上映スケジュール発表:6月12日(火)予定チケット販売:・劇場HP 6月15日(金) 18:00〜・劇場窓口 6月16日(土) 劇場オープンから料金:一律 1,100円(税込)<ファン投票>帳票期間:5月14日(月)〜6月7日(木)24:00対象作品:『恋のロンドン狂想曲』『ミッドナイト・イン・パリ』『ローマでアモーレ』『ブルージャスミン』『マジック・イン・ムーンライト』『教授のおかしな妄想殺人』『カフェ・ソサエティ』投票URL:
2018年05月20日ハン・ソロの“知られざる若き日”を描く「スター・ウォーズ」最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が、世界三大映画祭の一つである第71回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門にて特別上映。レッドカーペットに、若きハン・ソロ役のオールデン・エアエンライク、謎の美女キーラ役のエミリア・クラークはもちろん、ハン・ソロの相棒チューバッカもブラックの蝶ネクタイで登場し会場を沸かせた。■カンヌにおける「スター・ウォーズ」の聖地でお披露目!会場となったのは、カンヌにあるパレ・デ・フェスティバル・エ・デ・コングレ。ここは過去に『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』、続く『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』も上映された場所であり、会場前の石畳には様々な映画スターたちの手形がはめられている中に「スター・ウォーズ」に多大な影響を与えた黒澤明監督の手形も残されている。まさにフランスの「スター・ウォーズ」の聖地ともいえる場所で、今回、上映を迎えることとなった。会場に入る大きな階段から約60mのレッドカーペットが敷かれ、世界中の報道陣が集結。いよいよレッドカーペットイベントが始まると、本作でブレイク間違いなしの主演オールデン・エアエンライク、「ゲーム・オブ・スローンズ」で世界的人気を誇るエミリア・クラーク、ラッパー「チャイルディッシュ・ガンビーノ」としても知られるランド・カルリジアン役のドナルド・グローヴァー、『スリー・ビルボード』のウディ・ハレルソン、「ウエストワールド」にも出演するタンディ・ニュートン、そしてメガホンを取ったロン・ハワード監督らが続々登場。特に、ひと際目を引いたのは“正装”したチューバッカの姿。劇中では観られない、ブラックの蝶ネクタイを身に着けて登場し、大きな歓声と拍手を浴びていた。オールデンは栄えあるカンヌ国際映画祭での上映について、「19歳の時にもカンヌ国際映画祭に来たことがあるんだ」と告白(フランシス・F・コッポラ監督『テトロ 過去を殺した男』が監督週間出品)。「でも今回は本作の出演者のみんなやスタッフたちとこんなに素敵な場所に来られて嬉しいよ」と、「スター・ウォーズ」作品で来られたことに感慨深げな様子。また、レッドカーペットイベントの後には豪華スターたちが集まるパーティーも行われ、オールデンやエミリアらキャスト陣は華やかな姿でパーティーも楽しんでいた。■ロン・ハワード監督「反応が素晴らしくてホッとしている」先日、ワールドプレミアで本作が初お披露目されると、世界中からは絶賛の声が相次いだ。オールデンは「この作品には本当にユーモアや楽しさが詰まっていて、とても面白い作品なんだ。僕が演じる若きハン・ソロが数々の教訓を学びながら、あの誰もが知っているハン・ソロに変わっていく姿を見られるよ。とにかく皆さんがこの映画を観て、楽しい時間を過ごし喜んでくれたら嬉しい」とコメント。さらにハワード監督も「作品のリアクションが素晴らしくて、ホッとしているよ。映画に関わった全員が自分たちの持っている全てを出し切ろうとしてきたんだ。本作は他のSW 作品を見ていなくても、とても楽しめる作品になっているんだ。だけど、世界中のファンの皆さんには、この作品がファンをものすごく尊重したものだと分かるはず。細かい知識が尊敬とともに込められているからね。初めての人も昔からのファンも楽しんでもらえると思うよ」と、現在の心境を明かした。まだまだ目が離せない本作。ハリウッドでのワールドプレミアに続き、カンヌ国際映画祭、ロンドンプレミアと世界中を駆け巡るワールドツアーが続き、ツアーの締めくくりにはオールデン、エミリア、ハワード監督らが来日する日本でのジャパンプレミアが予定されている。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は6月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 2018年6月29日より全国にて公開© 2018 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2018年05月16日ルークやレイアと出会う前の、若きハン・ソロを主人公にした「スター・ウォーズ」最新作『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。このたび、ハン・ソロ、チューバッカ、キーラ、ランド、そしてミレニアム・ファルコンといった本作の“主要キャラクター”が一堂に会する、新たな日本版ポスターがお披露目された。銀河一の高速船ミレニアム・ファルコンを操る伝説の運び屋で、“愛すべき悪党”のハン・ソロの若き日と、生涯の相棒となるウーキー族のチューバッカの出会い、悪友ランド・カルリジアンとのエピソードなど、知られざる過去を描く本作。■この顔にピンときたら…!?全員、“悪党”(アウトロー)の新・日本版ポスター今回解禁された新・日本版ポスターは、まるでウエスタン風の指名手配ポスターを思わせる雰囲気で、ハン・ソロのみならず、主要キャラクターたちが集結。さらに今回、謎に包まれていたそれぞれのキャラクターについて、キャスト・スタッフら関係者からの証言も明かされた。■保存版!ロン・ハワード監督らが明かすキャラクター最新情報“愛すべき悪党”ハン・ソロ(演:オールデン・エアエンライク)【証言】・オールデン「彼はあまり良い環境ではないところの出身で、自分でやりたいことをやる資金と、自由を夢見ているんだ」・ロン・ハワード監督「ハン・ソロは女ったらしだ」・キャスリーン・ケネディ(ルーカスフィルム社長)「まだ未熟で経験も浅い。そして出会う人たちは最低の人たち(笑)」“友情に厚い190歳”チューバッカ(演:ヨーナス・スオタモ)【証言】・オールデン 「すごく背が高い。思っていたよりもずっと背が高いんだ」・ヨーナス 「気安く何でも言える2人の関係の始まりを見ることになるよ。あと見たことがないチューイを見れるかも…」・ロン・ハワード監督 「チューバッカとハン・ソロが友情を築き上げて行く部分は、ストーリーの大きな部分になる」“物語の鍵を握る謎の美女”キーラ(演:エミリア・クラーク)【証言】・オールデン 「生活がギリギリの環境で一緒に育った幼馴染だ」・ロン・ハワード監督 「銀河の貧困地帯で育ったハンとキーラ。このふたりの関係は、とても重要なものだ」“優雅な詐欺師”ランド・カルリジアン(演:ドナルド・グローヴァー)【証言】・ドナルド 「この悪党詐欺師は快適な人生を送っている。彼の人生は順調そのものなんだ」“百戦錬磨のギャング”ベケット(演:ウディ・ハレルソン)【証言】・オールデン 「ハン・ソロは犯罪のアンダーワールドを彼から学ぶ。彼はハン・ソロの師匠のような存在なんだ」・ロン・ハワード監督 「彼はパワフルで自由気ままな犯罪者だ。ハンに大きな影響を与えることになるよ」“勝ち気で大胆なドロイド” L3-37(演:フィービー・ウォーラー=ブリッジ)【証言】・ロン・ハワード監督 「ドロイドだけど個性的なんだ。彼女は頭が良くてファニーだよ。みんなL3を好きになると思うよ」・ドナルド 「ランドのパートナーで2人はケンカすることもある。(ハン・ソロとチューバッカのような)仲良し同士の衝突だよ」『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は6月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 2018年6月29日より全国にて公開© 2018 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2018年04月18日ウディ・アレンが1950年代のNY・コニーアイランドを舞台に描いた最新作『女と男の観覧車』。このたび本作から、ジャスティン・ティンバーレイクの一人語りで始まる日本版予告編が解禁となった。■遊園地で働く主人公の前にある日突然、夫の“娘”が現れた!?このたび解禁された予告編は、遊園地のメリーゴーランドを思わせる音楽に乗せ、「コニーアイランド1950年代。砂浜、遊歩道、僕が働くベイ7」という、ビーチで監視員のアルバイトをしているミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)の一人語りから始まっていく。その遊園地で働きながら、密かにミッキーとつき合う主人公ジニー(ケイト・ウィンスレット)の目の前に、ギャングと駆け落ちして以来、音信不通になっていた夫ハンプティ(ジム・ベルーシ)の娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れたとき、4人の運命が狂い始め――。夢のように美しい映像ながら、人生の切なさを描ききる、まさに名匠ウディ・アレン監督の世界観を存分に映し出した予告編。そのナレーションは、ラジオパーソナリティの坂上みきが務めている。■代表作『アニー・ホール』にも登場したウディ・アレン“心の故郷”物語の舞台となるのは、ブルックリンの南端に位置する半島、コニーアイランド。遊園地とビーチで知られ、夏には多くの観光客が集まるリゾート地だ。ニューヨークで生まれ育ったアレン自身が、子ども時代に幾度も訪れたという思い出深い場所で、彼の代表作『アニー・ホール』にも、人気のジェットコースター“サイクロン”の轟音が鳴り響く家が主人公が子どもに時代を過ごした場所として登場する。そんなアレンにとっての“心の故郷”が、集大成といえる本作を飾った。また、時代設定となる1950年代は、ミッキーが紹介するように全盛期を過ぎ、さびれ始めていた。ギャングの抗争が起こるなど、治安が悪くなる一方で観光客が減ったためだ。この背景はまさにドラマティックな物語を描くにふさわしいと、アレンは『ブルージャスミン』を始め30本のアレン作品を支えてきた美術のサント・ロカスと共に、現在のコニーアイランドを50年代のレトロポップな宝石箱のような世界に生まれ変わらせた。名匠ヴィットリオ・ストラーロの撮影による、詩情豊かでカラフルな映像美にも注目だ。『女と男の観覧車』は6月23日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:女と男の観覧車 2018年6月23日より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2017 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
2018年04月13日ケイト・ウィンスレットが主演する、『ミッドナイト・イン・パリ』『カフェ・ソサエティ』のウディ・アレン監督最新作『Wonder Wheel』(原題)が、『女と男の観覧車』の邦題で6月23日(土)に日本公開されることが決定した。時は1950年代、主人公のジニー(ケイト・ウィンスレット)は、元女優で、いまはコニーアイランドの遊園地にあるレストランでウェイトレスとして働いている。再婚同士で結ばれた、回転木馬の操縦係を務める夫のハンプティ(ジム・ベルーシ)、そして自身の連れ子と観覧車の見える部屋で暮らしている。実は彼女は夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをしているミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と付き合っていた。平凡な毎日に失望していたジニーは、脚本家を目指すミッキーとの未来に夢を見ていた。だが、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)が現れたことから、すべてが狂い始める──。『ミッドナイト・イン・パリ』では1920年代黄金時代のパリへ、『カフェ・ソサエティ』では1930年代のハリウッドへと観客をタイムトリップさせたアレン監督。本作は、女と男の恋と欲望、うそと裏切りを乗せて、まわり続ける観覧車。そこから見える景色は、うっとりするほど美しいけれど、同じ場所を回転するだけで、どこにもたどり着けない。夢のように美しい映像で人生の切なさを描ききった、アレン監督の恐るべき野心作だ。安定を願いながら刺激を求め、真実の愛に憧れながら刹那の恋に溺れ、ここではないどこかにもっと素敵な人生が待っているはずだ、という切ない夢にその身を投げ出す主人公ジニーを演じたのは、『タイタニック』『エターナル・サンシャイン』『愛を読むひと』のケイト。今回、アレン監督の「最高峰の演技力を誇る女優でないと成立しない」という要望に見事に応えたケイトだが、「最初はどうすればいいのわからなかった」と告白。だが各方面では「ケイト・ウィンスレットが輝いている。ヴィットリオ・ストラーロにより、美しく照らし出される」(Screen Daily)、「ケイトの大胆で自由な演技から目が離せない」(David Rooney, The Hollywood Reporte)などと圧倒的な演技が絶賛されている。また共演には、女心を無邪気に翻弄するジニーの恋人ミッキーに、『ソーシャル・ネットワーク』への出演も話題となったジャスティン・ティンバーレイク。ジニーにふり回される夫のハンプティを、『K-9/友情に輝く星』『ゴーストライター』のジム・ベルーシ。ハンプティの娘キャロライナを、アレン監督に大抜擢された新鋭、『マレフィセント』のジュノー・テンプルが演じる。なお、遊園地のシンボル的存在の観覧車“ワンダーホイール”を背景に、詩情豊かな映像を捉えた撮影監督は、『地獄の黙示録』などで3度アカデミー賞を受賞した映画界の至宝ヴィットリオ・ストラーロが手掛ける。『女と男の観覧車』は6月23日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年03月07日第90回アカデミー賞授賞式が3月5日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、『スリー・ビルボード』のサム・ロックウェルが「助演男優賞」を初受賞した。■人種差別主義でマザコン、暴力でしか自己表現できない男を好演本作でキャリア最高の演技と称賛されたロックウェルが、放送映画批評家協会賞、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、全米映画俳優組合賞などに続き、アカデミー賞でも大本命として助演男優賞に輝いた。ロックウェルが演じるのは、アメリカの片田舎にある警察に勤務するデョクソン巡査。上司であるウィロビー署長(今回、ロックウェルとともに助演男優賞候補になったウディ・ハレルソン)を父親のように慕う一方で、人種差別主義でマザコン、暴力でしか自己表現できない男が、ある出来事をきっかけに、驚きの変化を遂げる姿を好演した。■『スリー・ビルボード』とは?アメリカ、ミズーリ州の片田舎の町。最愛の娘を殺された主婦のミルドレッドが、「暴行されて死亡」「なぜ? ウィロビー署長」「犯人逮捕はまだ?」という3枚の屋外広告看板を掲げて、遅々として捜査を進めない警察に抗議。そんな彼女の宣戦布告が、名指しされた警察署長や彼の部下たち、さらに町全体や、彼女自身も予想できない事態に巻き込んでいく。メガホンをとるのは、マーティン・マクドナー。2013年に公開した監督作品『セブン・サイコパス』では、ロックウェルがトラブルに巻き込まれる売れない役者を演じている。■受賞コメント初のノミネート、そして初のアカデミー賞となったが、「では時計を初めてください。スキージェットが欲しいです」とユーモアを交えてスピーチしつつ、一緒にノミネートされた俳優たちに「すごく刺激を受けました!ありがとう」と感謝を述べた。また、自身の映画愛を幼少時代の話を交えて語り、「私の映画好きは父や母のおかげです。ありがとう」とコメント。さらに、本作の主演を飾ったフランシス・マクドーマンドに「来ましたね!」と声をかけ、それを受けたフランシスも涙ぐんで応えていた。マーティン・マクドナー監督への思いを伝え「『スリー・ビルボード』に関わった全ての人に感謝です」。そしてレスリー・ビブへも「きみが僕を奮い立たせてくれる。愛しているよ」と日頃の感謝を送った。『スリー・ビルボード』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スリー・ビルボード 2018年2月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox
2018年03月05日2018年1月1日に始まった「Time’s Up!」は、性暴力やセクハラに対する「#MeToo」運動をさらに一歩進め、“女性の権利”を主張する運動だ。こうした動きが巻き起こった昨年、そして今年は女性が主人公となり、“ひとりの人として生きている”ということを証明する映画が数多く公開されている。そこで、本年度アカデミー賞最有力候補や現代の女性像を描き出した快作など、時には聖母のような優しさで、時には般若のような怒りを放つ、愛に満ちた女性たちが主演の映画をピックアップ。いまこの時代に生まれたからこそ強く、優しく、逞しい女性たちに迫った。1.『女は二度決断する』最愛の家族を失った母親の“決断”に魂が突き動かされる本年度ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞のドイツの名匠ファティ・アキン監督によるクライムサスペンス。舞台はドイツ、ハンブルク。人種差別主義者のドイツ人によるテロにより、突如として最愛の家族を失ってしまう主人公・カティヤ。裁判も思うように進まず、憎悪と絶望の中、カティヤはどんな決断を下すのかが注目どころだ。テロや人種差別問題についても描かれ、現代の抱える問題を浮き彫りにしている。主演のダイアン・クルーガー(『イングロリアス・バスターズ』『トロイ』などに出演)はハリウッドで活躍する一方、本作で初めて母国ドイツ語での演技に挑戦し、第70回カンヌ国際映画祭で主演女優賞に輝いた。『女は二度決断する』は4月14日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。2.『スリー・ビルボード』娘を無残に殺された母親による、徹底した復讐劇!フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェルという、いずれも演技派の3人を主要キャストに迎えた、アメリカの田舎町を舞台にしたヒューマンサスペンス。さびれた道路に立ち並ぶ、忘れ去られた3枚の広告看板に、ある日突然メッセージが現れる。それは、7か月前に娘を殺されたミルドレッド・ヘイズが、一向に進展しない捜査に腹を立て、エビング広告社のレッド・ウェルビーと1年間の契約を交わして出した広告だった――。小さな田舎町に現れた衝撃的な広告と、その町に住む人々を巡り、意外な方向へと向かう物語。一見、常軌を逸して見えても「目的のためには手段を選ばない」強い意志、その奥底にある悲しみや怒りがミルドレッドを突き動かす。演じたフランシスは第90回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされている。『スリー・ビルボード』は公開中。3.『女神の見えざる手』政府を影で動かすロビイスト、その戦略に誰もが驚愕!政治を影で動かす天才ロビイストをジェシカ・チャステインが演じる本作。大手ロビー会社に勤めるエリザベス・スローンは天性の才能や抜群のアイデアを持って成功へ導くが、突如彼女のプライベートが赤裸々にされたことで事態は一転。自分だけでなく、周囲をも危険に晒し、予想外の事件が勃発。そんな中、エリザベスが考えた究極の戦略は観る者の度肝を抜く!『ゼロ・ダーク・サーティ』『ユダヤ人を救った動物園 ~アントニーナが愛した命~』など、自らの意思をはっきりと伝える力をもつ女性を演じることの多いジェシカ。第74回ゴールデン・グローブ賞にノミネートされた。『女神の見えざる手』は全国にて順次公開中、4月3日(火)ブルーレイ&DVDリリース。4.『エル ELLE』事件の真相よりも恐ろしい彼女の本性…世界中が衝撃を受けたポール・ヴァーホーヴェン監督×イザベル・ユペールによるエロティックスリラー。ある日、自宅で何者かに襲われた女性企業家のミシェル。動揺も見せず、何事もなかったかのように、自身がCEO 務める会社に出勤するが、徐々に襲われた時の記憶がフラッシュバックするように。ミシェルは自らの手で犯人を捕まえようと、思わぬ行動に出るのだが…。第74回ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞と外国語映画賞を受賞。イザベルはアカデミー賞にも初ノミネートされた。『エル ELLE』は3月2日(金)ブルーレイ&DVDリリース。5.『悪女/AKUJO』ターゲットは最愛の人。殺し屋になった女性の運命は!?カンヌ国際映画祭でも話題となったキム・オクビンの圧巻のアクション・ムービー。犯罪組織の殺し屋として育てられ、最愛の人を殺された女性スクヒ。国家直属の暗殺者として第2の人生を歩み、愛と裏切りに翻弄されながら最強無敵の“悪女”と化していく――。CGは一切使用されていないという、キムによるネクストレベルのアクションは必見。『悪女/AKUJO』は全国にて公開中。6.『シェイプ・オブ・ウォーター』心から愛しい。その思いだけで彼女は“彼”を守るため立ち向かうギレルモ・デル・トロ監督が放つファンタジーロマンス。政府の極秘研修所で働くイライザは、ある日密かに運び込まれた不思議な生きものを目撃する。一目でその“彼”に心を奪われたイライザは、こっそりと会いに行くように。幼少期のトラウマから声を失った彼女は、言葉を発することを必要としないコミュニケーションで“彼”と心を通わせていく。だが、ある日、“彼”が国家の威信をかけた実験の犠牲となることを知ったイライザは、ある決断をするのだが…。言葉だけでは表現しきれない、溢れ出る愛の力が差別や偏見を凌駕する。イライザを体当たりで演じたサリー・ホーキンスは第90回アカデミー賞主演女優賞にノミネート。『シェイプ・オブ・ウォーター』は3月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エルELLE 2017年8月25日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2015 SBS PRODUCTIONS - SBS FILMS - TWENTY TWENTY VISION FILMPRODUKTION - FRANCE 2 CINÉMA - ENTRE CHIEN ET LOUP女神の見えざる手 2017年10月20日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2016 EUROPACORP ー FRANCE 2 CINEMAシェイプ・オブ・ウォーター 2018年3月1日より全国にて公開ⓒ 2017 Twentieth Century Foxスリー・ビルボード 2018年2月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox
2018年02月27日クチコミで大ヒット中の『スリー・ビルボード』が熱い。第75回ゴールデングローブ賞最多4部門を受賞し、第90回アカデミー賞で作品賞、主演女優賞(フランシス・マクドーマンド)、助演男優賞Wノミネート(ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル)、脚本賞、作曲賞、編集賞で6部門7ノミネートとなった。2月1日に公開され、127館という公開規模でありながら初登場で興行ランキング8位にランクインし、なんと公開8日目で早くも動員10万人を突破。アカデミー賞作品賞の呼び声が高い本作だが、まだ受賞結果も発表されていない中、異例の大ヒットとなった。早くも「今年ナンバー1!」という声が飛び交い、SNSで話題沸騰。映画レビューサイト・Filmarksでは初日満足度1位、映画サイトでも4点台を弾き出した。ここまでのアベレージの高さを誇るのは何ゆえか? ただのクライムドラマというカテゴリーに収まり切れない本作の魅力をひも解いてみたい。○■全く感情移入できない狂犬的主人公になぜ心が動かされるのか!?舞台はアメリカ、ミズーリ州の片田舎の町。レイプされた後に殺害された娘の母ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、一向に進展しない捜査に業を煮やす。彼女は警察署長のウィロビー(ウディ・ハレルソン)を名指しで抗議すべく、町外れに巨大な広告看板を設置する。ミルドレッドは娘を殺された被害者で本来なら同情を誘う立場なのに、筋金入りの偏屈で頑固者なため、嫌われ者のポジションに。その一方で、公開処刑された警察署長のウィロビーは人望が厚く、さらに末期がんを患っている。さーて、どっちにつくのか?という流れなので、なかなか主人公ミルドレッドの方に感情移入しにくいのだ。ウィロビーは直接、ミルドレッドに捜査状況を説明しに行くが、彼女は応戦体制で牙をむく。あーあ、なんでそうなるの? 結果、ミルドレッドはウィロビーを心から慕う部下のディクソン巡査(サム・ロックウェル)をはじめ、周りから反感を買うことに。アメリカ映画ではありがちな設定だが、わかりやすい勧善懲悪に落とし込むこともなければ、喧嘩両成敗の物語にもしなかった点がミソ。ミルドレッドは、孤立無援な闘いを強いられていく。ミルドレッドを演じたのは、『ファーゴ』(96)でアカデミー主演女優賞を獲得した演技派女優フランシス・マクドーマンドで、受賞含めて5回目のノミネートとなった。それにしても悲劇的ヒロインにして、恐るべき狂犬ぶり!ミルドレッドのすぐ人に噛みつくデンジャラスなキャラクターには誰もがドン引きしそうだが、特筆すべき点は、その怒りが絶望的な悲しみに裏打ちされたものだというところだ。眉間にシワを寄せ、つり上がった目からは、誰にも届かない慟哭が聞こえてくるよう。まさにオスカーに値する熱演である。彼女のベストワークは間違いなく『ファーゴ』だと思うが、今回の演技はそれに相当する凄みがある。『ファーゴ』の監督で夫でもあるジョエル・コーエン監督が嫉妬してもおかしくない出来栄えなのだ。○■物語を動かしていく脇キャラも強烈狂犬ミルドレッドに怖じ気づくことなく、果敢に向かっていく男たちも実にいい。彼女と同じく直情型であるディクソン巡査役のサム・ロックウェルと、懐の深いウィロビー役のウディ・ハレルソンは、揃って助演男優賞にノミネート。烈火のごとくぶち切れるミルドレッドに対し、ディクソン巡査役は火に油を注いでしまい、さらに熾烈な争いとなる。ウィロビー署長は火消しに回るも、その後意外な行動に出る。この2つの流れが脚本の妙。中盤からは、それぞれのキャラクターの内面があぶり出されていき、観る者の心に波風を立てていく。特に、マザコンのやんちゃ坊主がそのまま大きくなったようなディクソン巡査は、ミルドレッドと同じくらい融通がきかない面倒くさい人間だが、次第に人間としてピュアな部分が表に出ていき、予想外の展開を見せる。○■実は、言葉の力が裏テーマにもなっている本作の物語は、言葉の力で糾弾する3枚の看板からスタートする。言葉は使い方によってナイフよりも切れ味の良い武器となることを痛感させられるが、その一方で、言葉が時には人生に一筋の希望の光をもたらすという例も紹介されていく点がニクイ。近年、ネット上でも心ならぬ暴言や本音が投稿され、炎上を招くケースが多々ある。『スリー・ビルボード』では、文字通り3枚の看板が炎上するシーンがあるが、その流れは現代のネット社会へのメタファーになっているような気さえしてくる。また、本作では、クライムドラマにありがちな予定調和な結末を敢えて封じている。それなのに、いびつでささくれた心をもつ登場人物たちを迎えるのは、魂を震わせる結末なのだ。いやあ、心憎い。オスカーの行方が今から楽しみである。(C)2017 Twentieth Century Fox
2018年02月17日スパイダーマンの宿敵として知られるダークヒーローを『ダンケルク』のトム・ハーディが演じる『ヴェノム』(原題:VENOM)が、12月に日本公開されることが決定。その初映像がお披露目された。マーベル・コミック史上、最も謎に満ちたダークヒーローとして高い人気を誇る凶悪ヴィランを主人公に描く本作。破壊的な守護者という複雑な特性を持つヴェノムの、新たなるユニバースがついに始動する!悩み、苦しむ、俺の中の悪魔が――主人公ヴェノム/エディ・ブロックを演じるのは、『ダンケルク』『マッドマックス怒りのデス・ロード』の大ヒットで知られ、また『レヴェナント:蘇えりし者』でアカデミー賞助演男優賞に初ノミネートされたトム・ハーディ。また、ヒロイン役として、同じくアカデミー賞ノミネート経験もある『グレイテスト・ショーマン』のミシェル・ウィリアムズの出演が決定。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で注目を集めたリズ・アーメッド、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞にノミネートされているウディ・ハレルソンほか、スコット・ヘイズ、リード・スコットらが出演。監督は、長編デビュー作『ゾンビランド』の成功で知られ、『L.A.ギャング・ストーリー』でハードボイルドな世界を描いたルーベン・フライシャー。脚本には『アメイジング・スパイダーマン2』の原案・脚本をつとめたジェフ・ピンクナーをはじめ、現在世界中で大ヒットを巻き起こしている『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』でタッグを組んだスコット・ローゼンバーグらを迎えている。『ヴェノム』は12月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月09日反乱軍の仲間たちの知られざる活躍を描いた『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』に続き、“銀河系で最も愛すべき悪党”ハン・ソロの知られざる過去を描く『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。昨日の初映像の興奮も冷めやらぬ中、このたび、1分30秒に及ぶUS版特報(日本語字幕入り)が到着した。若きハン・ソロ、フライトアカデミー追放の事実発覚映像では、まず「フライトアカデミーを追放されたけど、銀河一のパイロットになる」と誓ったハン・ソロが、宇宙をまたにかけた大冒険へと繰り出す勇姿がスケール感と躍動感たっぷりに描かれている。若きハン・ソロと共に冒険に出るのは、あの愛すべき相棒・チューバッカ!今回の映像でもハン・ソロに「お前も来るか?」と尋ねられ返事をするシーンもあり、誰もが知りたかった彼らの出会いから絆が育まれる過程が、熱くドラマティックに描かれる様子。ファンにはお馴染みのハン・ソロの悪友ランド・カルリジアン(ドナルド・グローヴァー)も登場する。ロマンスを予感させる女性キャラ登場!また、この映像には、様々な新キャラクターの姿があるが、中でも注目は、ロマンチックな展開を予感させる謎の美女“キーラ”と、フライトアカデミーを追放された一匹狼のハン・ソロをクルーへと誘う謎の男“ベケット”だ。特に気になるのは、「私だけよ 本当のあなたを知っているのは」と語りかける“キーラ”。「ワルだった」というハン・ソロに「いいヤツなくせに」と意味ありげに話す彼女はいったい何者なのか?2人のロマンスの行方も含め要注目!また、ベケットも、ハン・ソロとチューバッカのコンビ結成に関わりを持っているらしいが…。そのほかにもこれまで全く語られることのなかったハン・ソロの過去、そして衝撃の秘密が今後明らかとなっていく模様だ。キーラを演じたのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」や『世界一キライなあなたに』などの若手スター女優、エミリア・クラーク。ベケットは、『スリービルボード』で本年度のアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされている個性派俳優ウディ・ハレルソンが演じている。ミレニアム・ファルコンでの胸躍る大冒険にファン感涙!映像では「これぞスター・ウォーズ!」という壮大なバトル―シーンの一端もついに明らかとなっている。中でも、若きハン・ソロがあの“銀河系最速のガラクタ”ミレニアム・ファルコンに乗って宇宙を飛び回り躍動するアクション&バトルシーンは早くも興奮必至。「もう大丈夫」と余裕の軽口を叩きながらも、やっぱりピンチが続くところは昔から変わっていない!?ハン・ソロ役は3,000名のオーディションを勝ち抜いた最注目俳優若き日のハン・ソロ役をめぐり、『キングスマン』タロン・エガートン、『ベイビー・ドライバー』アンセル・エルゴート、『シングストリート 未来へのうた』『ローズの秘密の頁』ジャック・レイナーらも含む、3,000名以上が参加したオーディションの中から、見事にこの大役を射止めたのはオールデン・エアエンライク。彼がどんなハン・ソロを演じるのか、世界中から高い期待を集めている。監督は、『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズを手掛け、『ビューティフル・マインド』でアカデミー賞に輝いた名匠ロン・ハワード。『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』でも監督をオファーされていただけに、SWファンならずとも期待が高まる。アクション、スリル、バトル、ロマンスなどエンターテイメントの全てが詰まった、また新しいSW伝説が、ついに幕を開ける!『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は6月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー 2018年6月29日より全国にて公開© 2018 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2018年02月06日2月4日夜(現地時間)、全米中が見守るアメリカンフットボールリーグ・NFLの優勝決定戦「スーパーボウル」において、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(原題 Solo: A Star Wars Story)の初映像となるTVスポットがオンエアされた。『スター・ウォーズ』シリーズで圧倒的な人気を誇るキャラクター“ハン・ソロ”の、若き日の知られざる物語を描く本作。かつてハリソン・フォードが演じた銀河一の高速船ミレニアム・ファルコンを操る伝説の運び屋ハン・ソロは、相棒のウーキー族チューバッカと共に『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に初登場して以来、アウトローでありながら内に秘めた正義感や茶目っ気あふれるキャラクターで唯一無二の存在に。キャリー・フィッシャー演じるレイア姫とのロマンスも大きな注目を集めた。そしてこのほど、日本では6月29日(金)より公開される本作から初の映像が解禁。描かれるのは、『新たなる希望』でルーク・スカイウォーカーやレイア姫と出会い、反乱軍に加わる以前のハン・ソロだ。まずは、『フォースの覚醒』では“ポンコツ”呼ばわりされていたミレニアム・ファルコン号が、キラキラのピカピカ、“新品同様”で登場していることに注目!しかも、若きハン・ソロがあの悪の帝王ダース・ベイダーが率いる帝国軍のもとで、面接を受けるという驚きのシーンが!誰よりも上から目線で、団体行動にそぐわない性格、旧3部作でもルークやレイアと事あるごとに衝突していた彼が、“就職面接”を受けるとは!?短いシーンではあるが、面接官から配属希望先を聞かれると「パイロット希望だ。銀河一のな」と、 実にハン・ソロらしい自信満々の生意気な態度を見せている。また、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」や『世界一キライなあなたに』で世界的人気を誇るエミリア・クラーク、『スリー・ビルボード』で警察署長役を演じ、第90回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされている実力派ウディ・ハレルソンらの姿がとらえられている。さらに、ラッパー、俳優、作家など多彩な顔を持ち、先日の第60回グラミー賞にて最優秀トラディショナルR&Bパフォーマンスを受賞した「チャイルディッシュ・ガンビーノ」ことドナルド・グローヴァーの姿も。彼は『エピソード5/帝国の逆襲』『エピソード6/ジェダイの帰還』に登場し、ハン・ソロとは少なからぬ因縁がある“自称・実業家”ランド・カルリジアンの若き日を演じている。そして、牢にとらわれているのか、格子の向こうで「名前は?」と問われて顔を上げた人物の、ちらりと見えるその素顔は、確かに若き日のハン・ソロ!コーエン兄弟の『ヘイル・シーザー!』で注目を浴びたオールデン・エアエンライクは、どこかハリソンの面影をたたえ、映像のラストはお馴染みの雄叫びとともにハン・ソロとチューバッカのバックショットで締めくくられている。なお、日本時間2月6日未明(現地時間2月5日朝)には改めて予告編映像が公開されるという。『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は6月29日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年02月05日◼︎第90回アカデミー賞、作品賞ノミネート『スリー・ビルボード』先日、来る3月4日(現地時間)に第90回アカデミー賞が開催されます。その作品賞にノミネートされた9本の作品が、先日発表となりました。本日DRESS読者のみなさまにご紹介したいのは、その中の一本『スリー・ビルボード』です。◼︎『スリー・ビルボード』のストーリーアメリカ、ミズーリ州の田舎町エビング。娘をレイプされ殺された母親ミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、進展しない警察の捜査に腹を立て、さびれた道路に立ち並ぶ3枚の広告看板を買う。「レイプされて死亡」「犯人逮捕はまだ?」「なぜ?ウィロビー署長」警察署長のウィロビー(ウディ・ハレルソン)を名指しで批判したその広告は、たちまち町中の話題になった。だが、実はウィロビー署長は末期ガンを宣告されていた。そのことを知る町の人々の多くは、人情味溢れるウィロビーに同情的だった。警察だけでなく、ひとり息子のロビーや、別れた元夫のチャーリー、町の神父や、診察に行った歯医者からも批判され、捜査を進展させるはずが、町中を敵に回してしまったミルドレッドは、孤立無援となっていく。そんな中、ウィロビー署長を父親のように慕うディクソン巡査(サム・ロックウェル)は、ミルドレッドの出した広告看板を取り扱うエビング広告社で働くレッドに憤慨し、暴行を加えてしまう。一歩も引かずに警察への抗議を続けるミルドレッドだったが、町では不穏な事件が次々と勃発。事態は予想もしなかった方向へと転がり始め……。◼︎オスカー女優、フランシス・マクドーマンド演じるミルドレッド主人公ミルドレッドに扮するのは、アカデミー賞に四度ノミネートされ、『ファーゴ』(96)で主演女優賞を獲得したフランシス・マクドーマンドです。私生活では、コーエン兄弟(※1)の兄である映画監督のジョエル・コーエンの妻としても知られるマクドーマンドが、本作ではジャンプスーツとバンダナという戦闘服に身を包み、毒舌で周囲を巻き込んでいく強い母を演じ切ります。※1:ジョエル・コーエンとイーサン・コーエン。アメリカ合衆国の映画監督、脚本家、映画プロデューサー。娘のために正義を求める母親を、悲しみのエネルギーで演じたというマクドーマンド。ミルドレッドについて「ほとんどの言語で、彼女がいる状態を表す言葉がないの。夫を失えば未亡人。親を失えば孤児。でも、子どもを亡くした親についての言い方はない。なぜなら、生物学的にそういうことは起こってはならないから。そこにミルドレッドは置き去りにされている。だから彼女は一発勝負に賭けるの」と語っています。◼︎ダークなユーモアとシリアスが交差するクライム・サスペンス本作の見どころは、最後まで二転三転し、どこに転ぶかわからないそのストーリー。登場人物たちは、行き場のない怒りや喪失感を抱えながらも、それぞれダークなユーモアも持ち合わせています。そのため、シリアスなクライム・サスペンスでありながら、ところどころ思わず笑ってしまうようなシーンもあり、飽きることがありません。果たして、ミルドレッドは真犯人にたどり着くことができるのか。その結末は、ぜひ映画館で見届けてください!◼︎『スリー・ビルボード』公開情報『スリー・ビルボード』2018年2月1日全国ロードショー監督・脚本・製作:マーティン・マクドナー『セブン・サイコパス』出演:フランシス・マクドーマンド『ファーゴ』、ウディ・ハレルソン『メッセンジャー』、サム・ロックウェル『コンフェッション』配給:20世紀フォックス上映時間:116分公式サイト: 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年01月31日1997年、自分の子どもとして育てた養女のスン=イーと結婚して世間を仰天させたウディ・アレン。ともにスン=イーを育てた元パートナーのミア・ファローの発言などにより、長きに渡ってウディは「小児性愛者である」とささやかれてきたが、監督としてのキャリアにさほどの影響は出なかった。しかし、「Time’s Up」運動が盛んになり「自分もセクハラや性的暴力を受けた」と声を上げる被害者が増えた現在、すでに2014年に「父から性的虐待を受けていた」と告白したウディのもう1人の養女ディラン・ファローが再びウディを告発。これを受けて最新作でアマゾン・スタジオが配給の『A Rainy Day in New York』(原題)に出演したティモシー・シャラメやレベッカ・ホールらがウディ監督作に出演したことを「後悔」したといい、出演料を「Time’s Up」に寄付することを約束。過去にウディ監督作に出演したミラ・ソルヴィーノやコリン・ファースも「選択を誤った」と悔やんだ。「The Playlist」によると、アマゾンは今回の騒動を深刻なものとして捉え、『A Rainy Day in New York』は劇場公開も配信もされずにお蔵入りになってしまう可能性もあるという。ウディは『A Rainy Day in New York』の撮影を終え、次回作に向けてすでに動いているとのことだが、今回の件で今後ウディの作品に出たいと考える俳優が激減するのは必至。しかし、ウディの妹でいままでウディ作品のプロデュースを行ってきたレッティ・アロンソンは「間違いなく、彼は新しい才能の持ち主たちを見つけ出すでしょう」と自信を見せている。(Hiromi Kaku)
2018年01月30日3月4日(現地時間)に開催される第90回アカデミー賞のノミネートが22日(現地時間)に発表。『シェイプ・オブ・ウォーター』が最多13部門で候補に選出された。長編アニメーション部門には日本から5作が候補対象作になっていたが、残念ながら最終候補5作には残れなかった。また、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』で主演のゲイリー・オールドマンの特殊メイクを担当した日本人アーティスト、辻一弘がメイクアップ部門で候補になった。授賞式は3月4日(現地時間)、ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される。主要部門候補は以下の通り作品賞『君の名前で僕を呼んで』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『ダンケルク』『ゲット・アウト』『レディ・バード』『ファントム・スレッド』『ペンタゴン・ペーパー /最高機密文書『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』主演男優賞ティモシー・シャラメ(『君の名前で僕を呼んで』)ダニエル・デイ・ルイス(『ファントム・スレッド』)ダニエル・カルーヤ(『ゲット・アウト』)ゲイリー・オールドマン(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)デンゼル・ワシントン(『Roman J. Israel, Esq.』原題)主演女優賞サリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)フランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)マーゴット・ロビー(『アイ, トーニャ史上最大のスキャンダル』)シアーシャ・ローナン(『レディ・バード』)メリル・ストリープ(『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』助演男優賞ウィレム・デフォー(『The Florida Project』原題)ウディ・ハレルソン(『スリー・ビルボード』)リチャード・ジェンキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)クリストファー・プラマー(『All the Money in the World』原題)サム・ロックウェル(『スリー・ビルボード』)助演女優賞メアリー・J・ブライジ(『マッドバウンド哀しき友情』)アリソン・ジャネイ(『アイ, トーニャ史上最大のスキャンダル』)レスリー・マンヴィル(『ファントム・スレッド』)ローリー・メトカーフ(『レディ・バード』)オクタヴィア・スペンサー(『シェイプ・オブ・ウォーター』)監督賞クリストファー・ノーラン(『ダンケルク』)ジョーダン・ピール(『ゲット・アウト』)グレタ・ガーウィグ(『レディ・バード』)ポール・トーマス・アンダーソン(『ファントム・スレッド』)ギレルモ・デル・トロ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)脚色賞『君の名前で僕を呼んで』ジェームズ・アイヴォリー『The Disaster Artist』(原題)スコット・ニュースタドター、マイケル・H・ウェバー『ローガン』スコット・フランク、ジェームズ・マンゴールド、マイケル・グリーン『モリーズ・ゲーム』アーロン・ソーキン『マッドバウンド哀しき友情』(原題)オリジナル脚本賞『ビッグ・シック』エミリー・V・ゴードン、クマイル・ナンジアーニ『ゲット・アウト』ジョーダン・ピール『レディ・バード』グレタ・ガーウィグ『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー撮影賞『ブレードランナー 2049』ロジャー・ディーキンス『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』ブルーノ・デルボネル『ダンケルク』ホイテ・ヴァン・ホイテマ『マッドバウンド哀しき友情』レイチェル・モリソン『シェイプ・オブ・ウォーター』ダン・ラウス作曲賞『ダンケルク』ハンス・ジマー『ファントム・スレッド』ジョニー・グリーンウッド『シェイプ・オブ・ウォーター』アレクサンドル・デスプラ『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ジョン・ウィリアムズ『スリー・ビルボード』カーター・バーウェル主題歌賞「Mighty River」(『マッド・バウンド哀しき友情』)「Mystery of Love」(『君の名前で僕を呼んで』)「Remember Me」(『リメンバー・ミー』)「Stand Up for Something」(『Marshall』原題)「This Is Me」(『グレイテスト・ショーマン』)長編アニメーション映画賞『ボス・ベイビー』『The Breadwinner』(原題)『リメンバー・ミー』『Ferdinand』(原題)『ゴッホ最期の手紙』外国語映画賞『ナチュラル・ウーマン』(チリ)『The Insult』(原題)(レバノン)『心と体と』(原題)(ハンガリー)『ザ・スクエア思いやりの聖域』(スウェーデン)『ラブレス』(ロシア)(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ダンケルク 2017年9月9日より全国にて公開(C) 2017 Warner Bros. All Rights Reserved.
2018年01月23日第71回英国アカデミー(BAFTA)賞のノミネーションが9日(現地時間)、発表され、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』が最多12部門にノミネートされた。ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門でゲイリー・オールドマンが主演男優賞を受賞した『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』は作品賞、主演男優賞など9部門に。ゴールデン・グローブ賞で最多4部門を受賞した『スリー・ビルボード』は作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演男優賞など8部門9ノミネート、クリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』も作品賞、監督賞ほか8部門で候補になった。英国映画の『パディントン2』、『Film Stars Don’t Die in Liverpool』(原題)は3部門、『The Death of Stalin』(原題)は2部門でノミネート。スティーヴン・スピルバーグ監督の『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』が完全無視される一方、興行面では苦戦した『ブレードランナー2049』は監督賞、作曲賞ほか8部門で候補になるなど、アメリカの映画賞とは異なる姿勢がはっきり表れた。英国アカデミー賞授賞式は2月18日(現地時間)、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催される。主なノミネーションは以下の通り。■最優秀作品賞『君の名前でぼくを呼んで』『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『ダンケルク』『シェイプ・オブ・ウォーター』『スリー・ビルボード』■英国映画賞『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』『The Death of Stalin』『God’s Own Country』『Lady Macbeth』『パディントン2』『スリー・ビルボード』■最優秀男優賞ダニエル・デイ=ルイス(『ファントム・スレッド』)ダニエル・カルーヤ(『ゲットアウト』)ゲイリー・オールドマン(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)ジェイミー・ベル(『Film Stars Don’t Die in Liverpool』原題)ティモシー・シャラメ(『君の名前で僕を呼んで』)■最優秀女優賞アネット・ベニング(『Film Stars Don’t Die in Liverpool』原題)フランシス・マクドーマンド(『スリー・ビルボード』)マーゴット・ロビー(『I, Tonya』原題)サリー・ホーキンス(『シェイプ・オブ・ウォーター』)シアーシャ・ローナン(『レディ・バード』)■助演男優賞クリストファー・プラマー(『All the Money in the World』原題)ヒュー・グラント(『パディントン2』)サム・ロックウェル(『スリー・ビルボード』)ウィレム・デフォー(『The Florida Project』原題)ウディ・ハレルソン(『スリー・ビルボード』)■助演女優賞アリソン・ジャニー(『I, Tonya』原題)クリスティン・スコット・トーマス(『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』)ローリー・メトカーフ(『レディ・バード』)レスリー・マンヴィル(『ファントム・スレッド』)オクタヴィア・スペンサー(『シェイプ・オブ・ウォーター』)■最優秀監督賞ドゥニ・ヴィルヌーヴ(『ブレードランナー2049』)ルカ・グァダニーノ(『君の名前で僕を呼んで』)クリストファー・ノーラン(『ダンケルク』)ギレルモ・デル・トロ(『シェイプ・オブ・ウォーター』)マーティン・マクドナー(『スリー・ビルボード』)■最優秀オリジナル脚本賞『ゲットアウト』ジョーダン・ピール『I, Tonya』(原題)スティーヴン・ロジャース『レディ・バード』グレタ・ガーウィグ『シェイプ・オブ・ウォーター』ギレルモ・デル・トロ、ヴァネッサ・テイラー『スリー・ビルボード』マーティン・マクドナー■最優秀脚色賞『君の名前で僕を呼んで』ジェームズ・アイヴォリー『The Death of Stalin』(原題)アーマンド・イアヌッチ、イアン・マーティン、デヴィッド・シュナイダー『Film Stars Don’t Die in Liverpool』(原題)マット・グリーンハイ『Molly’s Game』(原題)アーロン・ソーキン『パディントン2』サイモン・ファーナビー、ポール・キング■最優秀外国語映画賞『エル ELLE』(フランス/ドイツ/ベルギー)『最初に父が殺された』(カンボジア)『お嬢さん』(韓国)『ラブレス』(ロシア)『セールスマン』(イラン)■最優秀作曲賞『ブレードランナー2049』ハンス・ジマー『ウィンストン・チャーチル』ダリオ・マリアネッリ『ダンケルク』ハンス・ジマー『ファントム・スレッド』ジョニー・グリーンウッド『シェイプ・オブ・ウォーター』アレクサンドル・デスプラ■最優秀アニメ映画賞『リメンバー・ミー』『ゴッホ最期の手紙』『ぼくの名前はズッキーニ』(text:Yuki Tominaga)
2018年01月09日アカデミー賞の前哨戦の1つとして注目されるトロント国際映画祭・観客賞を獲得した『スリー・ビルボード』。このたび、第75回ゴールデン・グローブ賞にも6部門にノミネートされている本作の新予告編が公開された。アメリカの片田舎、大通りに並ぶ3枚の看板にある日突然、現れた真っ赤な広告――。本作は、娘を殺された1人の母親をはじめ、大切なものを守るために予想もしない道へと外れていく大人たちを、ダークなユーモアを潜ませて描き、観る者を途方もない結末へと連れ去る究極のクライム・サスペンス。娘のために全てをかなぐり捨てて孤高の闘いを決意する母・ミルドレットを演じるのは、『ファーゴ』のフランシス・マクドーマンド。彼女と対立する警察官には、『猿の惑星:聖戦記』のウディ・ハレルソン、『バッド・バディ!私と彼の暗殺デート』のサム・ロックウェルが扮し、圧巻の演技を見せている。ヴェネチア国際映画祭ではマーティン・マクドナー監督自ら手がけた脚本が脚本賞に輝き、ゴールデン・グローブ賞では作品賞(ドラマ部門)、監督賞ほか、マクドーマンドが主演女優賞(ドラマ部門)、ロックウェルが助演男優賞、脚本賞、作曲賞の6部門にノミネート。このたびの新予告編映像では、ミズーリ州の片田舎の町を舞台に、最愛の娘が殺されて7か月も経過したにもかかわらず、犯人は逮捕されないことに憤るミルドレッドを映し出す。彼女は、道路沿いの3枚の大型看板を買い、警察署長へ向けた怒りのメッセージを発表する。「逮捕はまだ?」「どうして?ウィロビー署長」。それを快く思わない警察官や住民たちとミルドレッドの間の諍いは、日増しにエスカレートしながらも、事態は思わぬ展開を見せていき…。いち早く本作を鑑賞した竹中直人(俳優・映画監督)からは、「とてつもない映画に出会った。最高のキャスティング!最高の演出!憎しみ 慈しみ 怒り 悲しみ 憤り何度でも観たい映画だ」とコメントが到着。また、映画評論家の町山智浩からも「3つのビルボードと3人の怒りと愛と秘密。この映画の行先は誰にも予測できない!」と、結末が気になるコメントが到着している。『スリー・ビルボード』は2月1日(木)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月05日