蚊による虫刺されが気になる季節がやってきました。実は子どもがいる家庭のベランダには落とし穴がたくさん!梅雨の今、対策を考えるのが大切です。公園で遊んでいるときよりも、なぜか家のベランダや庭にいるときの方が蚊に刺されることが多いと気づいたわが家で、効果を感じた対策方法を紹介します。ベランダや庭の水たまりに要注意蚊が産卵するのは、水がたまっているところ。そして、そこから大量発生してしまうというおそろしい事態に。まずは、ベランダや庭に水をためないようにすることがポイントです。わかっているつもりだったのですが、わが家にはたくさんの落とし穴がありました。・子どものおもちゃ子どもの水遊びや砂遊び用のおもちゃを、ベランダにそのまま置いておくとそこに雨水が入りたまってしまうことも。そこで、おもちゃやジョウロなど、水がたまりそうなものは収納ボックスにしっかりしまうようにしました。・ベランダの排水溝ベランダの排水溝に気がつかないうちに、落ち葉や砂ぼこりがたくさんたまっていることがあります。穴をふさいでしまうと水がたまりやすい環境になってしまいます。こまめに掃除をして、ゴミや水がたまらないようにしましょう。・ベランダの植木鉢の受け皿や庭の雑草植木鉢の下に敷いてあるお皿も水がたまりやすい場所。雨の日は置かないようにする、水がたまったらすぐに流すなどの工夫が必要です。庭の場合は、風通しをよくするために伸びた雑草は切るようにします。植えた木のまわりは、見落としやすい場所なので気をつけましょう。・庭にある凹凸部分庭で子どもが遊んで掘った場所や凹凸がある部分は、水たまりができやすいので平坦になるようにします。ベランダや庭のどの場所に水がたまりやすいのか、雨の日に確認してみると意外な落とし穴が見つかるかもしれませんので、チェックしてみてください。網戸もしっかりチェック窓と網戸に隙間ができないようにするということも大切ですが、網戸に穴があいていたら意味がありません。子どもが網戸に寄りかかってしまい、両端に大きな隙間があいてしまっていることも。また、サッシにゴミが詰まっている、網戸が太陽の熱などなんらかの要因で歪んでいて、きちんと閉まっていないということもあるので、掃除をしながらチェックしてみてください。玄関先の虫除けの使い方を再確認虫除け剤を使っていても、使用方法が間違っていたら意味がありません。商品の特徴を確認して、風上に置いたほうがいいもの、扉や玄関など風が通らない場所においたほうがいいものなど、効果を発揮できるように使用しましょう。これから夏に向けて、本格化してくる蚊との闘い。今からしっかり環境を整えて、蚊を発生させない、そして寄せつけない環境づくりをしてみてはいかがでしょうか。<文・写真:ライターやまさきけいこ>
2019年06月21日こんにちわ。渋谷です。わが家ではわりとテレビに子育てを手伝ってもらってる部分が大きいのですが、さすが民放放送、CMの嵐、嵐、嵐。うまいモンで、子どもがほしがりそうなツボを押さえてくるんですよね。年ごろのみったんも強くてかわいい女児向けアニメに大ハマり。そりゃもう「アレほしい」「コレほしい」の大騒ぎです。■次々に新発売! アニメキャラグッズどれだけ欲しい欲しい言われても金持ちではないのでそうポンポン買ってられません。娘よ、これが現実だ。でもね、あなたが嫌いだから買ってあげないとかそういうわけじゃないのよ。あなたには物を大事にする気持ちをわかって欲しい。お金の大切さを学んで欲しい。いろいろな気持ちがあってお母さんは「買わない」という選択肢を選んでいるの。そして…■本当のことを言うと…ぶっちゃけ自分が欲しいんですよね!!!!!!いかんせんオタクなので1個買うとコンプしたくなってしまう。最近の女児向けグッズってかわいいし安いのにクオリティ高いし見てるだけで心が幼女に戻ってしまうんです。子どもにダメだと言い聞かせつつ自分にも言い聞かせているのです…。どうせ今持ってるおもちゃも新しい番組が始まったら飽きるんだろうな~!! もったいないからお母さんが代わりに遊ぶからね!! グヘヘ
2019年02月10日子どもが大きくなるごとに増えていく、使わないオモチャ。でもいざ捨てようと思うと、思い入れがあったり、もったいないと思ってしまったり…。ミニマリストへの道は簡単ではないと実感するぐっちぃさんでした。「捨てる勇気」が持てる日まで最近家の中のものを整理整頓しています。とりあえずリビングから。こまめとのまめは子ども部屋はあるけどまだ使ってなくて、学校の道具やら遊び道具やら全部リビングに置いてあるの。まずこれが一番場所をとっている(というか、ほぼこれ)なのでオモチャをどうにかしないと(あ、もちろん娘たちの許可はとりました)。むしろフリマ会場入口で無料で配りたい。(1コマ目、線かくのわすれたせいでわたしが2人いるみたいになっちまった)これなんだよな…捨てる勇気。いるものいらないものと分けたところまでは良かったんだけど、いらないものを捨てる勇気がまだ持ててなくて…とりあえずいらないけど捨てられないものは別室に保留しておいて、捨てられる勇気がもてたら捨てようって決めた(ミニマリストになれない最大の原因はこれ)←あれ、フリマは…。こういうのは一気にやるもんじゃなくて少しずつ進めていくものだって言ってたしね。来年1年くらいかけて徐々に減らしていこうと思っていますどうか私のモチベーションが続きますように(笑)。
2018年12月08日こんにちは!現在生後10か月の娘を育てているイラストライターのみさこです。いきなりですがみなさん、子供のオモチャはどのようなものを使っていますか?先日、捨てるものでおもちゃ を作ってみたところ、子どもが予想外に喜んでくれたので、作り方の紹介をしたいと思います!初めての手作りオモチャ生後4か月の頃は、出産祝いにもらったオモチャで満足していた娘。生後7か月を過ぎた頃からオモチャよりもペットボトルやリモコンなど、オモチャ以外のものに興味を持つように なりました。そこでペットボトルでオモチャをつくってみました。ペットボトルが大好きなので大喜びでした。そこで、他の捨てるものでもオモチャを作ることにしました。●卵パックのオモチャ空になった卵パックにペットボトルのフタを入れてテープで止めただけ のオモチャです。卵パックを潰すときのバリバリという音と、振ったときのガラガラの音がお気に入りです。噛んだり潰したりしてすぐボロボロになりますが、卵パックさえあればすぐ新しいものに交換できるのでオススメです!●ペットボトルのフタでマラカスオモチャこれはペットボトルのフタに小さい鈴を入れて、つなげただけ です。ガラガラ振ったりカミカミ噛んだり楽しそうです。入れ物に穴を空けて、フタのオモチャを入れていくと知能遊びにもなるのでオススメです!●おしりふきの入れ物でオモチャおしりふきの入れ物が大好きだった娘。フタがカパカパ開くことが楽しそうでした。だから、そのフタの内側にキャラクターの絵を貼り付ける ことに!フタが開くとキャラクターが出てきて大喜び します!キャラクターを書いてもいいですが、わたしはチラシなどに書いてあるキャラクターを切って貼っていました。●ラップの芯でオモチャラップの芯にマスキングテープを貼っただけ のオモチャです。ラップの芯ってとても頑丈なのです!舐めても振り回してもなかなか壊れません。ラップの中にガーゼを入れて、そのガーゼを引っ張り出す遊びもできます。コロコロ転がすだけでも楽しそうに追いかけています。どれも簡単にできるので、ぜひ作ってみてください!●ライター/みさこ
2018年09月20日「バービー人形」シリーズで知られる、世界的な玩具メーカーのマテル社から、バービーと一緒にペットケアを楽しめる「バービーペットケアセンター」がAmazon限定で発売されます。「バービーペットケアセンター」は、バービーらしいピンクのカラーリングを基調とした、かわいいペットケアセンターのセットです。体重計や聴診器、シャンプー台、診察台などが含まれたセットになっていて、1人でもお友達と一緒にでも、子どもたちが「動物のお医者さんごっこ」を楽しめる作りになっています。セットの中には犬や猫、ハムスターも含まれているので、充実したケア設備と合わせて自由なストーリーや設定を作りながらごっこ遊びを楽しめます。ごっこ遊びを通じて子どもの想像力を刺激する、多くの仕掛けが備わっています。さらにこのセットは折りたたみが可能で、セットの入っている小物をそのまま中にしまうことができます。遊び終わった後のお片付けも簡単。屋根部分の看板が取っ手になっているので持ち運びにも便利です。どこでも気軽に持ち運び、お気に入りのペットケアセンターでお医者さん気分を味わえます。もちろん、プレゼントにも最適な商品となっています。■ピンクを基調とし、バービーの雰囲気たっぷり。■コンパクトに折りたため、お片付けが簡単。屋根の上の看板が取っ手になり、持ち運びにも便利。■診察台やシャンプー台、ハムスターの回し台、体重計、デスクやチェアーなどだけではなく、犬やネコ、ハムスターもセットに含まれています。小物が15個以上含まれ、バービーと一緒に動物のお医者さん気分を味わえます。※ドールは含まれておりません商品概要商品名:バービーペットケアセンターメーカー希望小売価格:7,000円(税抜)発売日:2017年8月上旬順次発売※Amazon限定対象年齢:3才以上サイズ(cm):W45.7×D14.6×H32.4※ドールは含まれておりません発売元/販売元:マテル・インターナショナル株式会社Amazon URLバービー(Barbie™)について「バービー」は世界一有名なファッションドールです。マテルの設立者の一人であるルース・ハンドラーによって発案され、ルースの愛娘の愛称から「Barbie(バービー)」と名付けられました。女の子達がそれまで遊んでいた抱き人形とは異なり、大人っぽく、最新の流行を取り入れた着せ替え人形として、1959年3月9日にニューヨークのトイショーにてデビューをしています。バービーはデビュー以来、その時代のファッションを映し、さらに世代を超えて、女の子の「なりたい」という「可能性」を表現しています。バービーは半世紀以上もの間、遊び相手に、忘れえぬ思い出となり、そして宝物になってきました。バービーはこれからも世界中の女性の憧れの存在、ファッションリーダー、そして女の子の“可能性”の象徴として輝き続けます。オフィシャルFacebookマテル社についてマテル(Mattel)グループは、玩具や家族向け製品のデザイン、製造、マーケティングにおいて世界をリードしています。最も有名なファッションドール・バービー(Barbie®)のほか、きかんしゃトーマス(Thomas&Friends®)、ホットウィール(HotWheels®)、メガブロック(MEGA®BLOKS)、フィッシャープライス(Fisher-Price®)の他、様々な玩具ラインがあります。2015年には『EthisphereMagazine』の「World’sMostEthicalCompanies(世界で最も倫理的な企業)」に選ばれており、2014年には『CorporateResponsibilityMagazine』の「100BestCorporateCitizens」で第5位に選ばれています。カリフォルニア州エルセグンドに本社を置くマテル・グループは、150以上の国で製品を販売しています。公式サイトお問い合わせマテル・インターナショナル株式会社カスタマーサービスセンターTEL:03-5207-3620<受付時間10時~16時月~金(祝除く)>
2017年08月21日3歳からプログラミング脳を育てられる木製玩具「プリモトイズキュベット」が、2017年6月10日土曜日より二子玉川蔦屋家電で販売開始されました。「プリモトイズキュベット」は、試作品の段階で世界各国から非常に高い期待が寄せられている知育玩具で、イギリスの教育機関でもすでに採用されています。子どもの教育とIT技術を融合させたEdTech(エドテック)プロジェクトとして開発された「プリモトイズキュベット」は、2016年にKickstarter(※)にてクラウドファンディング史上最高額となる160万ドルを90ヶ国以上から獲得した全世界注目の玩具。現在では、すでに世界62カ国で販売されています。日本でもオンライン発売が始まっていて、今年2月に世界初の店舗販売が伊勢丹新宿店でスタートしました。プログラミング教育への関心の高まりから、今後は日本では今後も店舗販路を拡大させていく予定です。二子玉川蔦屋家電でその先駆けとして、百貨店以外では初の店舗販売が行われます。※Kickstarter:インターネットで個人などから資金を募り、アイデアを実現するクラウドファンディングサイト。2009年アメリカで設立され、クラウドファンディングサイトでは現在最も注目されている。「プリモトイズキュベット」とはプログラミング脳をデジタル画面を使わずに育てられる英国生まれの知育玩具です。色とりどりのブロックを使ったコーディング言語を使って、3歳の子どもでもはじめてのコンピュータプログラムを書くことができます。言葉を必要としないことで、対象年齢の枠組みを取り去ることに成功しています。グループでも遊ぶことができ、宗教や性別に関係なく、対等な関係で学べるデザインになっているのも大きな特徴です。音と触覚、動作を組み合わせて遊ぶことで、どんな子どもでも論理的な順序や客観的な思考、空間認識能力、そして創造性とコミュニケーションスキルを刺激し、育むことができるます。またデジタル画面を使わないので、視力にも悪影響がありません。商品概要製品名:キュベット(Cubetto)内容:キュベット(木製ロボット)x1、コントロールパネル(木製ボード)x1、ブロックx16、ワールドマップx1、ストーリーブック(日本語版)x1対象年齢:3歳~小学生低学年程度電源:単三電池x6(Cubettox3、コントロールパネルx3)価格:29,600円(税抜)開発:PrimoToysイギリス、ロンドン販売:プリモトイズ日本販売総代理店キャンドルウィック株式会社プリモトイズ(Primo Toys)についてプリモトイズ(PrimoToys)は、子どもたちの潜在的なクリエイティブ能力を発達させ、開花させることを使命としているプログラミング初等教育先進国イギリスの会社です。保護者や教育関係者の信頼を得る会社として、そして子どもたちに愛され、学びの時間を楽しくすることを信条としています。2013年にフィリッポ・ヤコブとマテオ・ログリオによって創設されました。プリモトイズ キュベット公式ウェブサイト
2017年06月13日お菓子売り場やオモチャ売り場で、「買ってー!買ってー!」と泣き叫びながらひっくり返るわが子……育児をしていれば一度や二度は経験するはず。そんなとき、あなたはどうしていますか?根負けして買い与えてしまう人もいれば、何とかして黙らせようとする人もいますよね。家庭によって対応は千差万別です。では、子どもの将来のためにはどのような対策を取るのがベストなのでしょうか。今回は発達心理学を参考にしながら、子どもの“買って買って攻撃”への対処法を学んでいきましょう。●『抱きかかえてでもスグにその場を離れる』……街のママたちの対処法まずは、街のママたちがとっている一般的な対処法を見ていきましょう。『困ったときのジジババ頼み。「今度おじいちゃんにお願いしてみようね〜」と言って受け流しています』(20代女性/3歳女児のママ)『大泣きして床に転がってしまったら、抱きかかえてでもいいからスグにその場を離れます。周囲の目がキツいのもあるけど、場所を変えれば子どもも気が変わるし諦めがつく みたい』(30代女性/2歳男児のママ)『“モノを買うにはお金が必要”と分かったらしく、「ゴメンね、ママお金ないの」と言うと納得してくれるようになりました』(30代女性/4歳男児のママ)確かに、どれもスーパーやデパートなどでよく見る光景ですね。しかし、これらは本当に正しい対処法といえるでしょうか。子どもの要望を丸投げされたおじいちゃん・おばあちゃんは困惑するでしょう。問答無用で抱きかかえて店の外へ連れ出すことができるのも、子どもが小さいうちだけです。「ママお金ないの作戦」に至っては、ウソを見ぬかれるのも時間の問題。バレてしまったらかえって厄介なことになりそうです。なんだかどれも、その場限りのごまかしのように感じられてしまいます。では、発達心理学的にはどのように対応するべきと考えられるのでしょうか。●(1)出発前にすべきこと:事前の約束をし、先の見通しを持たせる子どもが先の見通しを持って行動できるようになってくるのはおおよそ2歳です。“約束”を理解するようになるのもこの頃から 。買い物に行く前に、今日はお菓子や玩具を買う日ではないのだということをしっかり説明しておきましょう。説明する際は、子どもと目線を合わせ、ゆっくり丁寧な言葉を使って話しかけるのがポイント。ただし子どもはすぐに忘れてしまうので、一度言っただけでは効果がありません。“家を出るき”、“お店に入るとき”、“売り場を通りかかる直前”のそれぞれで言い聞かせましょう。●(2)ねだり始めたらすべきこと:共感「そうだね、すてきだね」+約束「でも今日は買わないよ」何度言い聞かせても、売り場に入ると「買ってー!買ってー!」が始まってしまうことはあります。そのとき頭ごなしに叱ったり、すぐ否定したりするのはあまり得策ではありません。というのも、その騒ぎは早めの共感ひとつでおさまることがあるからです。子どもの「買って!」という言葉。実はそれ、ほんとうに欲しいわけではなく「自分が気に入った商品をママにも見てほしい」「いいものだと一緒に認めてほしい 」という願いの表れであることもしばしばなのですね。もしおねだりが始まったら、まず一緒にその商品を見に行ってください。そして「ああ、これが欲しいんだね。これってどんなものなの?」「すごいね、確かにステキだね、これは欲しくなっちゃうよね」共感してみましょう。それだけですんなり静かになるかもしれません。おねだりが静かになったらすかさず、「でも、今日は買わないって言ったよね」と念押しです。低いトーンで、冷静に伝えるよう気をつけてくださいね。●(3)泣きはじめたらすべきこと:泣いてもムダだと学習させる「買って!」がエスカレートして泣き出してしまった場合、ママが心がけるのは一点だけ。「その泣きには絶対に屈しない」ことです。泣いている途中で根負けし、買い与えるのは絶対NG。“泣けば買ってもらえる ”という誤学習が行われてしまいます。そして、いちど誤学習されたものを書き換えるのは至難の業です。重要なのは、泣くという行為では願いを叶えられないのだと学習させること。そのためには心底まで泣かせ、自力で泣きやませるのがベストです。可能であれば周りの迷惑にならないところで、気が済むまで泣かせてやりましょう。●(4)泣き止んだらすべきこと:たっぷりほめて行動を強化させる親が毅然とした態度でいれば、子どもはいずれ泣き止みます。泣き止み、欲しいものをガマンすることができたらたっぷりほめてあげましょう。こうすることで、“買い物に行っても泣かない ”という行動を強化できます。ハグや抱っこをしてあげてもいいですし、自宅に戻ってからささやかなご褒美をあげてもいいでしょう。シールのようにどんどん溜まっていくものなら視覚的にも分かりやすく、小さな子どもでも達成感が味わえます。----------いかがでしたか?発達心理学に基づいた接し方を理解しておけば、イザというときにもぶれずにお子さんに接することができるはずです。子どものダダこねにも決して屈しない、正しい強さを持っていたいものですね。●文/パピマミ編集部
2016年08月22日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。大人だからこそ楽しみたい次世代スマートトイを紹介する本連載、第10回目はスマホの通知を腕元で受け取れる、スイス生まれの格安スマート「トイ」ウォッチをチェック!!○着信の錯覚は妖怪のしわざ?ポケットの中でイタズラする妖怪をご存知だろうか。スマートフォンの通知がブルっとバイブした気がして取り出してみると、そうでもなかったやつ。そう、それ、"スマホあるある"。絶対ブルったはずなのに、何事もなかったかのように佇むスマホ。この事象にはれっきとした名前が付いていて、幻想振動症候群、またはファントム・バイブレーション・シンドロームというらしい。きっと中2病っぽい妖怪が、「喰らえファントム・バイブレーション!!」と技を繰り出しているのだろう。そんな妖怪のイタズラともおさらばできそうなのが、今回紹介するスマートウォッチ「ZeSplash」だ。なんでもスマホとBluetoothで接続し、着信やメールの通知を振動と音で知らせてくれるという。つまりスマホをポケットに入れたままでも、腕元で通知を受け取ることができる。妖怪ファントム泣かせのスマートウォッチだ。画面は防水型のタッチパネルで、マイクとスピーカーを内蔵。タッチスクリーンを使用して電話をかけたり、ボイスコントロールでスマホをハンズフリー操作することも可能。電話をかけてきた相手の情報を表示したり、毎日の歩数やカロリー消費量も測ってくれる。いわゆるスマートウォッチだが、価格は2万円を切るお手頃なウォッチだ。これさえあれば、妖怪ファントムのスマホ鳴らしの攻撃を防げるかもしれない。というわけでさっそくその実力を確かめてみた。○誰からの電話か手元で確認。着信ウォッチさっそく使ってみようとしたが思わぬ落とし穴があった。それはこの「ZeSplash」のiOSアプリがリリースされていないため、機能が一部制限されるのだ。公式サイトには「iOS 4.0以上/Android 2.3以上」となっているものの、iOSは基本動作のみで、全ての機能が使えるのはAndroid端末のみとのこと。これも妖怪のしわざなのだろうか。気を取り直してとりあえずまずはiPhoneとペアリング。「ZeSplash」の電源ボタンを押し、スマホのBluetooth設定画面からあっけなくペアリング。するとiPhoneの連絡先などを自動で同期する。iPhoneに電話がかかってくると、登録名で通知され、スマホをポケットやカバンに入れたままでも誰からの着信か腕元で確認できる。着信ラグは2~3秒ほど。そのまま「ZeSplash」で応対することもできるが、本体のスピーカーから音がダダ漏れになるため注意が必要だ。また着信通知だけでなく、スマホの着信履歴を見ることもできるため、気付かなかった着信を見るのにも便利だ。○画面をスワイプで切り替え。タッチウォッチベルトや本体の一部は防水ラバー製で、画面はタッチパネル式となっている。「ダイヤル」「電話帳」「音声コントロール」「情報」「Music」「歩数計」「通知」「アプリ」などの機能をスワイプで表示。左右でモード切り替え、下にスワイプすると前画面に戻る。○ハンズフリー操作で、近未来ウォッチ腕元の「ZeSplash」からSiriを呼び出し、遠隔操作することもできる。例えばSiriに音声メモをお願いしたり、天気を聞いたりすることも。スマホを腕元でコントロールするちょっとした近未来気分が味わえる。ただし「ZeSplash」の画面上には検索情報は表示されず、音声のみの応対が続くため、こちらも公共の場での使用には注意が必要だ。妖怪ダダ漏れ。○文字盤を簡単チェンジできる、入れ替えウォッチスマートウォッチらしい楽しみ方として、時計文字盤を上下スワイプで切り替えることが出来る。5種類のバリエーションから選べ、いつでもチェンジできる。○スマホ忘れてますよーの、お知らせウォッチ腕時計型の特長をいかした機能として、「紛失防止機能」が便利。スマホと10メートル以上離れるとZeSplashが振動して教えてくれる。これがあればスマホを家に忘れて出かけることや、居酒屋に置き忘れることもなくなるかも。幻想の振動ではなく、リアルに助けるバイブレーション。○結論:スマート・トイウォッチこれはスマートウォッチではなく、スマート「トイ」ウォッチ。「Apple Watch待ち」の人が「雰囲気」を楽しむにはいいかもしれないが、全体的に「トイ」感が強いため、本格的にスマホと連動して「操作」するのは現実的ではない。どちらかというと、スマホと連携する「通知ウォッチ」として捉えたほうが良さそうだ。ただし単なる通知ウォッチと言って侮るなかれ。最近のスマホが大画面化する中、カバンから取り出すのが面倒だったり、本体が大きすぎてうっかり落としてしまう人も多いだろう。個人的にも昨年iPhone 6をポケットから取り出す時に落として画面を割ったこともあった。街中を歩いている時にポケットでブルって来ても腕元でさっと通知だけを確認できれば安全であり、これぞスマートではないか。今年はApple Watchの発売が噂されているが、案外初めはこういった「通知」のためだけに使用されるかもしれない。そういった意味では、似たような一部機能が一足先に使えるスマホ連携時計に、「トイ」以上の価値を見出す人もいるかもしれない。
2015年01月23日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。専用アプリを用いることで今までにはないオモチャの楽しみ方が広がってきている。そんなハイテクオモチャを子供だけに遊ばせるのはもったいない! ということで、大人も楽しめる、いや大人こそ楽しみたい次世代ハイテクトイを紹介する連載、始めます。○これは何? 謎の白い物体これは今年の2月に発売され、この年末年始にかけて口コミで売れ行きを伸ばしているという、とある製品。電池で駆動するコンパクトな物体で、本体上部の口からフイルムのようなものを吐き出すのだとか。一体これは何なのか、この製品を個別に初体験した者たちの証言を以下にまとめてみた。■証言1:「これは写真の美白加工が楽しめるプリンタよ」これはそうね、きっと持ち運べるプリクラみたいなものじゃないかな。PCにつなげて写真を簡単に印刷できる機器みたいな。美肌に加工されてる写真なら、カタチとして残しておきたいもの。女子会ではきっと重宝されるわ。■証言2:「SNS専用プリンタだね、うん」わかるよーわかるよー、でもどっちかつーと、SNSの写真をプリントするものっしょ。俺がFacebookに上げてたパーリーの写真が何枚もプリントされててさー。写真をリアルでシェアできるって、まじやばばっしょ。■証言3:「違うよ。コンパクトコピー機よ」てかまじ意味わかんないー。あたしが見たのは同じ写真が何枚もあったんだけど。多分、記念写真用のコピー機じゃない? そもそもこの本体にカメラとか付いてないし。誰かが撮った写真をコピーして、みんなに配る? 誕生日とか? 結婚式とか?■証言4:「プリントする写真付き手紙だぉ」写真? コピー? それならメールすればいいぉ。これは、きっとメッセージプリントだぉ。贈りたい写真にメッセージ添えて渡すの。手紙的な? アナログな的な? 大事な人との記念日に使うのもいいかもだぉ。使ったモノは明らかに同じなのに、人によって証言が違う。一体どれが真実なのか……。○トイカメラがスマート化?今回の製品は、パリピのバイブスをアゲるスマートトイだ。「パリピ」とは、パリっとしたピーナッツのことではない。そもそもピーナッツを食べる擬音は"カリッ"とかもしれないし、"ポリポリ"かもしれないし、しかも食べ過ぎるとニキビができるかもしれない。そうではなく「パリピ」とはパーティピープルの略で、飲んで騒いでクラブ行くっしょみたいな人たちだ(自分調べ。ちなみに画像検索結果はこちら)。きっとパーティで柿ピーを食べているんだろう。そんなパリピをノリノリにさせる(バイブスをアゲる)アイテムとして、昔から根強い人気を誇るのが、インスタントカメラ「チェキ」シリーズだ。撮った写真がすぐに印刷され、その場ですぐにシェアできるプリント機能付きのインスタントカメラ。SNSやデジタル全盛のこの時代、逆にアナログ的な楽しさが受けている。結婚式や同窓会、そしてパーティなどではチェキで撮った写真をその場で友達と交換したり、メッセージを書いて贈るなど、パーティの雰囲気を盛り上げるツールとして人気が高い。中には「チェキで撮る」という特別感を利用して、好きな人の写真を撮ったり、二人で一緒に映ったりと、恋のワンチャンあるでこれ的な使い方もされている(自分調べ)。しかし今はスマホ全盛の時代。このトイカメラも時代のニーズにあわせて進化した。それがこの「スマホ de チェキ」だ。トイカメラがスマホと連携するスマートトイカメラに進化した、と思ったら違った。チェキカメラ本体にスマホ連携機能を付けるという進化ではなく、スマホと連携するチェキのWi-Fiプリンタ版だ。つまりカメラはスマホのものを使用しつつ、撮った写真をプリンタに転送することで、「その場で楽しめる」チェキならではの味が残されている。○これぞ「チェキ」! スマホ写真がその場でプリント本体の電源を立ちあげ、スマホのWi-Fi設定画面からプリンタのアクセスポイントに接続。あとは専用アプリを立ち上げ、「写真を選択」をタップし、「接続してプリントする」をタップすれば、約16秒で印刷される。○アプリで写真加工、メッセージもスマホで撮影した写真をそのままプリントするだけではなく、アプリを使って写真を加工できるのも便利。テンプレートからフレームを選んだり、写真にフィルターをかけたり、テキストを入れてメッセージを書くこともできる。誕生日や贈り物に添えるメッセージカードとしての役割も果たしてくれる。一発撮りを楽しむチェキのワンチャン感も大事だが、フイルムがもったいない。撮り直しができるスマホ写真で一番のお気に入りをフイルムに印刷したい、過去にSNSにあげたお気に入りの一枚をプリントしたい、そんなスマホ連携をうまく活かした立派なスマートトイだ。使い方によって一眼レフで撮った写真データをスマホに入れてそれをプリントするというテクニックもある。ただし、デジカメで撮ったようなパキッとした画ではなく、あくまでチェキならではのふわっとした味のある発色になる。○結論! 年末年始にヒーローになれる便利グッズ忘年会にクリスマス、新年会に同窓会……確かにパリピならずとも、この季節は人が集まるシーンが待ち構えている。実際にこのスマホ de チェキを持っていくだけで、パーリーのヒーローになれる可能性を秘めている。スマホで撮った写真がその場でプリントされるサプライズ、それは知らない人にはまるでマジックに見えるに違いない。さらにチェキやインスタントカメラを知らない世代にとっては、白いフイルムに画像が浮かび上がってくること自体が驚きの体験になるだろう。これまでのスマートトイストーリーで紹介してきた製品は、どこか使う人を選ぶ、モノ好きな人が最先端感を楽しむものが多かった。しかし今回はパーティピープルに限らず、どんな人にも刺さりそうなスマートトイだ。それがあるだけでみんなが楽しめる、みんなの笑顔がこぼれる、「トイ」の原点を考えさせられるモノ。年末年始に使うだけではなく、クリスマスのプレゼントにもよろこばれるアイテムだ。○オマケ:その後、パリピのバイブス■証言5:「つーか、これスマホの写真をプリントするものだし」とりま(とりあえずまあ)、みんな間違いであり正解ってとこかな。実は君たちが言ってたこと、このスマホ de チェキで全部できるんだよねー。これぜーんぶ、スマホで撮った写真をこのプリンタにWi-Fiで送ってるんだよ。正解はスマホに連携するプリンタ版チェキってところかな。女「えーすごーい! スマホから飛ばしてるの? じゃ写真、一緒に撮ろうよー」男「いいね! (ツーショットゲットー)」女「ねーねー、それならこの写真もプリントしたいんだけど」男「いーよー。じゃ写真をLINEで送ってー。(LINE IDゲットー)」女「あたしもスマホ de チェキ、欲しいんだけど!」男「じゃ今度の日曜日、一緒に買い行こう(デート口実ゲットー)」クリスマス前に恋のワンチャンあるでこれ。
2014年12月22日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。専用アプリを用いることで今までにはないオモチャの楽しみ方が広がってきている。そんなハイテクオモチャを子供だけに遊ばせるのはもったいない! ということで、大人も楽しめる、いや大人こそ楽しみたい次世代ハイテクトイを紹介する連載、始めます。○植物の環境をスマホでモニター「うさぎって寂しいと死んじゃうんだから…」。90年代のドラマ「ひとつ屋根の下」で、とある女優さんが放った名台詞だ。もちろん、うさぎは寂しくても死なない(基本的には単独行動の動物である)。それ以前に、寂しいという感情があるかも微妙だが、ひとつ屋根の下、ベランダで育てている植物は放っておくと確実に枯れてしまう。「お花って水と肥料がないと枯れちゃうんだから」。女性からこう言われたら、美味い酒や料理をおごれ、もしくは高い化粧品を買え、というような意味だろう。うっかり、「切り花でもしばらくはキレイだろ」などと言ってはいけない。ただ植物の場合は、水も肥料もただ与えれば良いわけではなく、適切なタイミングや量が決まっている。彼らは「もうお腹いっぱい」とか言わず、無言で枯れていく。「Parrot Flower Power(以下・フラワーパワー)」は、植物に必要な水分や肥料、温度、光量をセンサーでモニターするデバイスだ。植木鉢やプランターに本体を設置し、Bluetoothでデータを送信し、スマートフォンやタブレットで確認することができる。実際に使ってみて10日ほど経過したので、使用感をレポートしていこう。○スタートは簡単。だが、データが送られるまで1日待つ必要があるフラワーパワーを使用するには、専用アプリ「Parrot Flower Power」をスマートフォンにインストールする。アプリはもちろん無料。データの保存や解析は専用のサーバーを使用するが、月額の使用料なども発生しない。アプリをインストールしたら、アカウントを登録し、フラワーパワーとBluetoothで接続する。接続自体は、あっけないほど簡単だ。次に、植物を登録する。登録した植物の特性に応じて、水やりや温度など、適切なアドバイスが得られる仕組みだ。ちょうどベランダにあった観葉植物の「ポトス」を登録しようとするも、最初データベース(Plant DB)で見つけることができなかった。しかし、ポトスの学名「Epiremnum aureum」で発見。和名は「オウゴンカズラ」とある。説明文を読むと、[かつては「ポトス属」に分類されていた名残で、園芸上はポトスと言われている]と。なるほど!フラワーパワーを登録しても、すぐにはデータは送られてこない。データを分析するのに約1日程度待つ必要がある。○無口な植物に代わって要求を通知してくる翌日。フラワーパワーからポトスのデータがiPhoneに送られてきた。正確には、フラワーパワーからBluetoothで送られたデータはインターネット経由でサーバーに行き、分析された結果がスマホ上に反映される。ちなみに気になる通信距離だが、ベランダに設置した鉢から、いちばん近い部屋、その隣にあるリビングまでは電波を拾ったが、さらに離れた部屋では圏外になった。ま、Bluetoothだからしょうがないね。日数が経つにつれて、各データの折れ線グラフが充実してゆく。グラフの表示単位は、1日、1週、1月、3月、6月、1年。そして、リアルタイムにデータを表示するライブモードがある。温度はこの季節(11月)でも、下は12度から上は35度まで意外と寒暖差があることがわかった。人間なら「暑い」「寒い」とうるさくてかなわないだろう。そして、無口な植物を代弁してフラワーパワーが、水が足りない、肥料が足りないと、たまにアラートを送ってくる。まるで、「植物って寂しいと死んじゃうんだから」と言われているようだ。ポトスは丈夫でかなり育てやすい部類に入ることもあって、それまで放置気味だったが、フラワーパワーの導入でちゃんと世話をするようになった。液体肥料を施してもまだ足りないと言われたので、新しい土に植え直しもした。すると今度は……。「肥料が多すぎ」との表示が! 指示に従って水で洗い流す。「美味いもの食べたい」と言われてレストランに連れて行ったら、「この料理、カロリー高すぎるわ」とクレームを受けた気分だ(笑)。ガーデニングと女心は難しいですね。とまぁ、なかなか厳しいのだが、これで放置して枯らす心配はなくなった。来春になったら、より生育環境を整える必要がある野菜でも使ってみたい。
2014年11月14日スマートフォンやタブレットと連動させて遊ぶ次世代オモチャ、スマートトイ。専用アプリを用いることで今までにはないオモチャの楽しみ方が広がってきている。そんなハイテクオモチャを子供だけに遊ばせるのはもったいない! ということで、大人も楽しめる、いや大人こそ楽しみたい次世代ハイテクトイを紹介する連載、始めます。○世にも奇妙なエイリアン型スマートトイ!年に数度、無性に「ラジコンしてぇ」って時が来る。その二度目が、早くもやってきた。一度目は連載第一回の「Sphero」だ。正直、スマホで操作するラジコンは「Sphero」でもう十分だと思っていた。しかし、今回はあの「AR.Drone」のParrot社から出るというのだからほっとくわけにはいかない。「AR.Drone」といえば、スマホで操縦するカメラ付き飛行ラジコンとして社会現象を巻き起こした元祖スマートトイ。その小型家庭用版「Rolling Spider」がこの夏に発売され話題をよんでいるが、我らがスマートトイストーリー研究室が気になったのが、同時発売されたもうひとつのミニ・ドローン。こいつ、オモチャのくせに、まるでエイリアン。その正体がコレ。シガニー・ウィーバーがあれほど阻止したのにすでに地球にいたのか、お前は。オモチャたるもの、フレンドリーな顔をしなければいけないという常識を覆す、圧倒的エイリアン。「圧倒的」の使い方が間違っているような気がするが、子供を寄せ付けない大人向けの雰囲気は十分だ。さらにこいつは子供も、いや人類を驚かす、ある特殊な能力を備えていた、それがこれ。何も知らない人がこれを見たらきっと驚く。道端で死んでると思ったセミが突然暴れた時ぐらい驚く。ルンバが夜中に突然動き出した時くらい驚く。こいつの名前は「Jumping Sumo」。「AR.Drone」のParrot社がこの夏に送りだした、フランス生まれの憎いやつ。***『ではほかになにかアイデアは?』『はい、飛ぶラジコンではなく、跳ぶラジコンというのはどうでしょう?』『なるほど、"走る"と"飛ぶ"の間をとって、跳ぶ……か。面白い』『よしそれなら鳥のように大空は飛べないけど、少しだけ飛翔できる昆虫のようなものにしよう』***という企画会議があったかは知らないが、いずれにせよこいつは世にも奇妙なジャンプするエイリアン型スマートトイなのだ。○車載カメラで侵略する様子を味わえるうっかり見た目だけでエイリアンのように扱ったが、ある意味それは正しいかもしれない。なぜならこいつはとんでもない頭脳の持ち主。まるで地球を侵略するための機能を数多く備えている。その一つが監視カメラだ。正面の口のような部分にカメラを内蔵し、スマホでカメラの映像を見ながら操縦できる。もちろん静止画と動画を撮影も可能。○アクロバティックな動きで敵を威嚇?ジャイロスコープと加速度計を搭載した慣性中枢性能で安定した走行ができる。速度は時速7km(秒速2m)の俊敏性があり、左右90度ターンや180度ターンのほか、スピンやウェーブ、スローシェークといったアクロバットな技も。きっと窮地に追い込まれた時に威嚇して逃げ出すために付けられたのかもしれない。○変幻自在のジャンプで敵に襲いかかる?「Jumping Sumo」の最大の特長が約80cmの跳躍力。尻尾の部分に強力なスプリングを内蔵し、弾く力でジャンプする。垂直方向の高跳びと、水平方向の横跳びの2種類のジャンプができる。上の跳ねるだけではなく、敵に襲いかかるようなジャンプもできるのだ。機能を紹介するうちにだんだんこいつが本当に「地球を侵略するエイリアン」というコンセプトで生まれたのではないかとという疑惑が強くなってきたので、レビューも兼ねて操作の訓練をしようと思う。それでは7つのジャンピング・チャレンジをご覧あれ。○7つのハードルを越えていけるのか?その1.地上をまっすぐ走れるのか?その2.障害物を越えられるのか?その3.人類の英知であるiMacを越えられるのか?その4.このオレを、いや人類を越えて行け!その5.なくしたリモコンは見つけられるのか?その6.ネコのように仕事を邪魔できるのか?○結論! ジャンプ機能に意外な遊戯性を発見スマホで操作するラジコンはもう珍しくはないが、ラジコン目線の映像を見ながらスマホで操作するのは予想以上にスリリング。こちらがエイリアンになりきって、地球を侵略しているような感覚になる。ただそれ以上にハマったのがジャンプ機能だ。昔ながらのアクションゲームには必ずといっていいほど「ジャンプ」する動作が実装されていたのを思い出して欲しい。障害物を超えるため、敵を避けるため、ステージをクリアするため、ジャンプを使っていたはず。この「Jumping Sumo」を操作するうちに、まるでアクションゲームを楽しんでいるかのような感覚になった。つまりただ走る、飛ぶだけではなく、ジャンプすることでゲームが動的になり、驚くほど遊戯性が高まる。いつの間にかラジコンとして走らせるだけではなく、どんなものが超えられるか、どんなコースがクリアできるか、自分なりの遊び方を探し出すぐらいハマっていた。幼少期の「遊び」って確かにこんな感じだったはずだ。スマホと連動することが既に当たり前になった今、スマートトイはスマートであるだけではなく、「トイ」としての遊戯性も重要になってくるのだと思う。
2014年09月25日