息子が1歳のとき、雨の日でも広いところで遊ばせたいと思い児童館へ行ってみました。初めての場所で息子は大はしゃぎ。しかしそこで職員さんに言われた言葉により私は落ち込んでしまい、その後も児童館へ行くのがつらくなってしまいました。その気持ちをどのように切り替え、乗り越えたのか、私の体験談を紹介します。 初めて行った児童館息子が歩けるようになったばかりのある日、公園へ行こうとしたところ、外はあいにくの雨。息子が外に出たがっていたので、自宅から少し離れた場所にある児童館へ車で行ってみることにしました。そこへ行くのはその日が初めてでしたが、息子は人見知りせず、広い体育館や初めて見るおもちゃに大はしゃぎ。私はその様子を見て、連れてきてよかったと満足していました。 ふと隣の部屋を見ると、絵本やままごとのスペースで輪になって座っている5、6人のお母さんたち。横でお子さんを遊ばせながら、楽しそうに話していました。盛り上がっているなぁと思い見ていたところ、児童館の職員さんに「どんどん輪に入って、お話ししてね」と言われました。 考えすぎて落ち込んでしまい…「輪に入って」と言われ、私は、他のお母さんと話さなきゃだめなのかな……でも今からあの中に入っていく勇気はないな、と落ち込んでしまいました。もちろん職員さんは、初めて来た私に気を使って言ってくれたんだと思います。私が仲間に入りたいように見えたのかもしれません。 私自身、他のお母さんと話して救われることもあるし、同じような人も多いと思います。ただ、そのときはそんな気持ちではなかったし、子どもを広いところで遊ばせたかっただけ。気にせず遊んでいようとも思ったのですが、なんとなくそこにいるのがつらくなってしまい、息子に「お買い物へ行こう」と言って児童館から出ることにしました。 心が軽くなった1歳半健診その後しばらくは、他の児童館や親子が集まる場所へ行くのも気が引けてしまい、家の前やあまり人がいない公園などで遊んでいました。息子に申し訳ないなと思っていたところ、1歳半健診で保健師さんとお話しする機会がありました。そこで児童館や子育てサークルなどは行っているか?という話に。 私は、「子どもは楽しんで遊べるけど、私がそういう場所が苦手になってしまって……。でも、子どものためには行かなきゃだめですよね」と相談。すると保健師さんに、「お母さんがつらいと思うなら、無理に行かなくても全然大丈夫。行かなきゃいけないなんてことはないですよ」と言われました。その言葉を聞いて、私は心がとても軽くなりました。 健診で保健師さんと話したあと、私は変に重く考えすぎていたなと反省しました。無理せず自分のペースで子どもとの時間を楽しもう!と思うようになってから、児童館などにも行けるようになったのです。子どもと笑顔で過ごせるなら、場所はどこでもいいんだと気づいた出来事でした。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:斉藤 ひかり6歳女児、3歳男児の母。転勤族。結婚前に音楽業界で働いていた経験を生かし、主に音楽・エンタメ・子育て関連の記事を執筆中。
2023年02月06日娘と公園に行くと、いつもは空いている公園が男子中学生に占領されていました。男子中学生の中で幼い娘と遊ぶのには抵抗があったのですが、実際に公園で遊んでみると意外な展開が待っていたのです! 夕方、公園に行ったら……私の娘が1歳半になったころのことです。歩くのが大好きな時期だった娘のために、私はほぼ毎日公園に行っていました。普段は午前中に行くのですが、その日は予定があり、私と娘は夕方16時ごろ公園へ行くことに。 着いてみると、8人の男子中学生が遊んでいて、公園を占領していました。ブランコが2つと、すべり台が1つの小さな公園です。少年たちの中にはブランコに乗りながら楽しそうに会話をしている人もいれば、ボールを使ってサッカーをしている人もいました。 この状況の中で、まだ幼い娘が遊ぶのは難しいと思い、私たちは帰ることに。娘に「今日はもう家に帰ろう」と声をかけました。しかし、着いたばかりで遊びたい娘は、私の手を引っ張って公園に向かって歩いていきました。男子中学生から意外なひと言公園の中に入ると、少年たちの視線が私たち親子に向けられているのを感じました。そこで、ひとりの少年から意外なひと言が。「小さい子どもが来たから、気をつけて遊べよ」と、みんなに声をかけてくれたのです。 その言葉通りに、娘が公園の中を歩くと、少年たちは先ほどまでしていたサッカーを止めて、ベンチに座って会話を楽しんでいました。それだけではなく、少年たちのうち数人は娘にボールをコロコロと転がして、一緒に遊んでくれたのです。娘はとても楽しそうで、私も少年たちのやさしさにうれしい気持ちでいっぱいでした。 少年たちに教えてもらったこと公園では30分ほど遊んで、そろそろ帰ろうとしたときに、少年たちに一緒に遊んでくれたお礼と、「せっかく友だち同士で遊んでいたのに邪魔をしてごめんね」と伝えました。すると少年は「公園はみんなで楽しく遊ぶところだから」と言ってくれたのです。 このような言葉を男子中学生から言われると思っていなかったので、とても驚いたのと同時にとても感動しました。娘にも、公園ではみんなでルールとマナーを守って楽しく遊ぶということを、少しずつ教えていきたいと思います。 最初は、公園で遊ぶ男子中学生の集団に対して、普段接する機会がないこともあり、苦手意識を持っていました。しかし、私が出会った彼らは、素敵な考えを持つ少年たちでした。娘にも少年たちのように、ゆずり合い、みんなで楽しく遊べるような、やさしい気持ちが少しずつ芽生えるといいなと思います。 作画/キヨ著者:西谷 実和子2歳の娘と夫と3人で島で暮らしています。
2023年01月27日私の夫には3つ離れた兄がいて、義兄の姪っ子が生まれてちょうど1年後に私たちの息子が生まれました。それぞれ義実家とは別居していますが近くに住んでいて、月に最低2回は義実家に子どもを連れて遊びに行っていました。姪っ子と息子は誕生月が同じため、発達の度合いを1年前の姪っ子と何かと比べる義父に私は毎回モヤモヤ。そして義父の発言に耐えきれずついに爆発……! そのときの義父の対応と、私が学んだことをお伝えします。 ちょうど1歳年上の姪っ子義兄夫婦には、私の息子より丸1年早く生まれた姪っ子がいます。息子は体が少し小さめに見られがちでしたが、発達は標準的。比べて姪っ子は平均よりも早い成長で、私は何となく差を感じていました。しかし成長はそれぞれだし、近所の同学年の子と息子の成長を比べられて私自身が嫌な思いをした経験が何度かあったので、姪っ子だけではなく日ごろから周りの子と比べないようにしていました。 そんな私に義父は「1年前には○○はずいぶんハイハイしてたぞ」「1年前の同じころにはこんなことができていたなぁ」などと言うことが度々あり……。私はそれを聞いてモヤモヤが募っていきました。 義父に怒り爆発姪っ子は歩き出すのが早く、生後10カ月ごろだったことは当時から義両親に聞いていました。しかし私は息子を産む前の話だったことと、出産前で子どもの成長スピードを認識していなかったため、あまり深く気にすることはありませんでした。当時、生後10カ月の息子はつかまり立ちが盛んなころ。 そんな息子に向かって義父は「歩き出すのが○○より遅いなぁ」と言い放ったのです。姪っ子がただ平均より早かっただけなのに、まるで息子の成長が遅いとでも言いたいの?と思ってしまい、義父の発言に我慢できず「お義父さんは何でも姪っ子と比べて、息子の成長だけを見て喜んでくれないんですか?」と爆発してしまったのです。 反省する義父自分の発言でまさか私が爆発すると思わなかったようで、義父は驚いた様子でした。すぐに「そんなつもりで言ったわけじゃなかったんだけど悪かった」と謝ってくれました。もちろん、義父が息子のことをかわいくないと思っているのではないことを私は知っています。 だけどこれから先ずっと、1年前の姪っ子の成長と比べ続けられるなんて私には耐えられませんでした。義父はわかってくれたようで、これを機に姪っ子と比べるような発言はなくなりました。 初めての子育てでわからないことがたくさんあり、息子の成長を他の子と比べて気にした経験のある私。そのため義父から姪っ子と比べられると良い気はしませんでした。今回のことがきっかけで義父に私の気持ちが伝わってくれてよかったという気持ちと同時に、私も言い方が強くならないように、気になったことはその都度伝えるようにしようと気持ちを改めた出来事でした。 作画/キヨ著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2023年01月22日わが家の第1子である息子が生後間もないころの話です。私は初めての育児にてんやわんやの毎日。特に息子は寝つきが悪く、夜の寝かしつけにとても時間がかかりました。また就寝してからも横にいて添い寝や授乳をしないとすぐに起きて泣いてしまうので、夜中もほぼ付きっ切りでした。息子がぐっすり寝てくれているわずかな隙間時間で、私は皿洗いや洗濯などやり残した家事を終わらせるようにしていたのですが……。 育児・家事に追われ、心も体も休めない寝かしつけをする際、疲れてうっかりそのまま息子と一緒に寝てしまうことも多々。その日も私は1時間ほど寝てしまい、目が覚めてリビングに行くと、そこには夕飯の食器がシンクに置きっぱなしの状態。そしてソファに寝転がってゆっくりとテレビを観る夫の姿が……。さらによく見ると、足元には乾いた洗濯物が散乱しています。 この状態を見て私はなんだかとても虚しくなりました。「やっと息子が寝てくれたのに私は全然休めない。夫ばかり休んでズルい……」という気持ちでいっぱいになりました。 仕事は夫で育児・家事は私の担当?夫は一生懸命働いていて、当時私は育休中だったので、育児・家事は私の担当。仕事で疲れて帰宅した夫に私のやり残した家事を強要するのも違う気がしました。しかし、なかなか寝てくれない息子相手に私はいっぱいいっぱいになっていたのです。 それに気付かず、夜はテレビやゲームなど自分の好きなことをしてリラックスする夫。そんな夫を見てイライラする私。そのような日々が積み重なって夫婦間での会話が減り、ギクシャクした関係になってしまいました。 察してくれない夫にはきちんと伝えるさすがに夫も夫婦関係が良くないことには気付いた様子。私もこのままではよくないと思い、私たちは話し合うことにしました。私は「寝かしつけが本当につらい。その後にやり残した家事をするのはもっとつらい」と夫に伝えました。 察してくれない夫には、最初からきちんとSOSを出すべきだったと私も反省。そして、夫に強要することはせずに、手伝ってくれたときには「ありがとう」と感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切だと思いました。 私たち夫婦は試行錯誤の末、「寝かしつけまでに私がすべての家事を終わらせる。その間、息子の世話は夫がする」という方法で落ち着きました。うまくいかない日もありましたが、日々感謝の気持ちを伝えているおかげか、今では夫が家事の面でも助けてくれるように。おかげで夫婦関係も改善し、第2子を授かることができたのでよかったです。 作画/キヨ著者:都 うめこ4歳男児と2歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
2023年01月21日初めての赤ちゃんの誕生でウキウキしていた私は、出産前からベビー用品は何を買おうかと探していました。臨月が近づき義母にベビー用品は何を買おうかと相談すると、「ベビー用品のことはまだ考えなくて大丈夫よ。あなたは考えなくていい」と言われました。私は生まれてくる赤ちゃんのベビー用品を選ぶことが楽しく、考えなくていいと言われたことへのショックと一抹の不安を感じたのです。 ベビー用品がない赤ちゃんとの暮らし赤ちゃんが誕生し、自宅に帰ってもベビー用品はなく、ずっと腕に抱っこする生活が始まりました。赤ちゃんを床に寝かせようとするとすぐに泣いてしまい、夫は「うるさい!」と言い機嫌が悪くなりました。 初めての赤ちゃんの育児のため、手いっぱいで家事をすることもできないので、バウンサーや抱っこひもを購入したいと夫に打ち明けたところ、なぜか夫は電話で義母に報告をしたのです。その後、義母から私に電話がきました。 ベビー用品がなくても子育てはできるそして、義母が赤ちゃんを育てていたころはベビー用品に頼らず育ててきたと電話で話してきたのです。義母曰く、「今の若い人は便利な育児用品に頼っている。そんな育て方ではまともな子は育たない。ぜいたくだ」と言うのです。 家事ができなくて困っていると話すと「赤ちゃんは眠っていることがほとんどだから、その間にやりなさい。そんなこともできないの? まだまだあなたはダメね」と言われ私は大変悲しくなりました。 現代の育児用品にハマる義母子どもが生後3カ月を過ぎたころ、義母と共にベビー服を買いに行きました。義母は何十年ぶりにベビー用品売り場にきたらしく、たくさんのかわいらしい服やおもちゃ、そして便利なベビー用品を見て感激したようで「育児は大変だから、こういう便利な物を頼っていかないとダメね!」と意見を変えたのです。 突然、義母の意見が変わったことで大変驚きましたが、ベビー用品の必要性をわかってくれてうれしかったです。それからというもの、義母はベビー用品売り場に通いつめて、ベビー用品やおもちゃを買ってくるようになりました。 義母が子育てをしていたころ、便利なベビー用品がなく大変苦労したそうです。そのため、今の子育て世代のママがベビー用品を使いじょうずに子育てをしているのをテレビで見てうらやましく思い、そして腹が立ったと後に教えてくれました。当時は嫌な思いもしましたが、義母の本当の気持ちを知ることができてよかったと思っています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2023年01月01日いつも同じだった子どもたちと夫の起床時間。しかし夫が1カ月ほど早く出勤することになり、朝5時には家を出る日が続きました。夫は自分でごはんを食べ、最後に子どもと私たちが寝ている部屋の扉をそろりと開けて、「いってきます」と言ってから出かけます。私は夫のこの行動に対し、非常にイライラしてしまって……。 朝5時の「いってきます」にイライラ朝早くに出勤するとなっても、夫は朝ごはんなど自分で済ませて出ていくので、私と子どもは普段どおりの時間まで寝ることができました。 しかし、もともと生活音が大きい夫は、子どもたちが寝ているそばでバタバタ大きな音を立てて朝の準備をします。毎回それで起きそうになる5歳と1歳の子どもたち。 そんな子どもたちを起こすまいと、私は寝たふりをしたり、子どもたちの体をトントンしたり必死です。そんな状況の中、夫は必ず出かける前に寝室の扉を開けて「いってきます」と小声で言うのです。 起きてしまう子どもたちに辟易…この声が決定打となり、ムニャムニャしていた子どもたちはむくりと起床。けれどまだ眠いので不機嫌だったり、「パパぁ!」と大泣きしたりします。そんな子どもたちを見ながら「あ! ごめん! いってくるね! 顔だけでも見られてよかった!」と行ってしまう夫。起こすだけ起こしていなくなる夫に、私は毎回イライラが止まりませんでした。 とはいえ、夫も意地悪をしようと「いってきます」と言っているのではなく、「何も言わないで出て行って」とは言いにくい私。また、朝のことなので、夫が帰宅する夜には私自身もそのことを忘れていて、「あぁ、今日も伝えるのを忘れた……」ということを繰り返していました。 忘れ物をして帰宅した夫の衝撃ある日、いつものように家を出た夫が、10分後に「忘れ物をした」と急いで帰ってきました。そのときもまだ大泣きを続けていた2人の子どもたち。夫は部屋に入るなり「え!?」と驚き、私に「いつもこうなの?」と聞きます。 「え? そうだけど」と答えると、「うわ、ごめん。俺、すぐ泣き止むのかと思ってた」と言う夫。その夜、夫は子どもたちの泣き姿が衝撃的だったのか、「これからはもっと静かに出るよ。いってきますも言わないでいい?」と言ってきたのです。「やっと伝わった……」と、ホッとした瞬間でした。 夫いわく、私が子どもたちと夫を置いて出ていくという逆の立場のとき、最初は号泣するものの、すぐに泣き止むのだそう。そのため、自分が出ていく場合もそうなのだろうと思っていたということでした。私は、もっと早く言えばよかったと後悔。「帰ってきたら話そう」では忘れてしまうことも多いので、今は思いついたそのときにメッセージを送るなどを心がけています。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年12月21日第1子は秋生まれ。まだ生後3カ月のときに年末がやってきたので、「今年は小さい子どもがいるし、例年みたいに十分な大掃除はできないだろうな」と考えていました。そんな中で張り切って動き出したのが夫。しかし、夫はとんでもないところから掃除を始めて……。 大掃除を張り切る夫と、休みたい私第1子の娘が生後3カ月のときにやってきた年末。まだまだ夜の授乳も多く、夫が多忙な日々だったのでワンオペの真っ最中でした。そのため「夫も忙しいし、今年の大掃除は諦めよう。大掃除をする時間があるなら寝ていたい」と思っていました。しかし年末になって仕事が休みになった夫は、「大掃除をしよう!」と張り切りだしたのです。正直腰の重い私が「今年はいいんじゃない?私はそんな元気ないよ」と伝えると、「じゃあ寝てなよ!俺が勝手にやるからさ!娘のことも見てるから、年末ぐらいゆっくりしな」と言ってくれました。 やさしさに感動したのもつかの間夫も仕事で疲れているだろうに、なんてやさしいのだろう!と私は感動。「好きに休んでていいから」という言葉に甘えて、夫に娘を任せ、別室でのんびりさせてもらうことにしました。夫が娘を見ながら掃除を始めて5分ほど経ってから、私は飲み物を取りにリビングへ。そのついでに夫と娘がいる部屋を覗くと、そこには衝撃の光景が広がっていたのです。なんと、夫は娘がベビーベッドで寝ている上にある棚を、はたきでパタパタとはたいているのです!つまり、夫が棚から落としたホコリがすべて生後3カ月の娘の上へ……。 慌てて娘を避難!夫に注意すると…「わー!!」と悲鳴を上げて慌てて娘を抱き上げると、夫は「なになに!?」と驚いた顔。私は「何じゃないよ! なんでわざわざそこから掃除を始めるの!?」と聞くと、「え? だって最優先は娘のいる部屋でしょ? それに掃除は上から下の順でやるんだよ」と得意げな顔。私はあきれて「今、夫くんが落としたホコリが全部、娘と娘の布団に落ちてきてたの!」と言うと「え? あー本当だ! ごめんごめん」とヘラヘラ笑う夫。 これを見て、夫に娘を任せておけないと怖くなり、結局夫には掃除だけをお願いすることにしました。掃除開始5分で部屋を見に行ってよかったと心から思った瞬間でした。 普段は自分の部屋以外の掃除をしない夫。張り切って始めてくれたのはよかったのですが、掃除のことだけで頭がいっぱいになり、娘がどんな状況になるのかまで気が回らなかったようです。夫のやる気だけで安易に子どもを任せず、具体的な掃除計画まで確認すればよかったと思いました。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年12月15日子どもがまだ赤ちゃんだったときのお話です。一緒に出かけているときに赤ちゃんからある音が……周りからの視線は私に集中。わざわざ説明するわけにもいかず、どうして良いかもわからず、とても恥ずかしい時間を過ごしました。 買い物中の出来事まだ子どもが生後3カ月ぐらいだったときのこと。赤ちゃんがうんちするとき、水っぽいのでブリブリ……と音が鳴るときがあります。家だと「あっ! うんちしたのだな〜」と思って、特に何も考えることなくおむつを替えていました。そんなある日、抱っこひもをして赤ちゃんと一緒に買い物へ行ったときのことです。 品物を選んでいると、抱っこひもの中から「ブ、ブブブ……」と音がしました。私はすぐいつものように「うんちした!」と思いおむつ替えの場所を探そうと周りを見ると、隣でお買い物をしていたおばさまたちがこちらを見て少し驚いた様子で笑っていることに気づいたのです。 私ではありません!赤ちゃんのうんちの音におばさまたちも気がついたのだと思ったのですが、おばさまたちの目線は赤ちゃんに対して向けられているのではなく、私に対して向けられているようでした。今の音は赤ちゃんのうんちの音ではなく、私がおならをしたと思われているように感じました。(実際には赤ちゃんだとわかってくれていたかもしれませんが……。) 私は何事もなかったように平然としていたのですが、おばさまたちはこっちを見てコソコソと話しています。知り合いの人なら説明できるのですが、まったく知らない人たち。わざわざ説明するわけにもいかず赤ちゃんに罪はないし、とても恥ずかしくなりました。 おばさまたちに聞こえるように⋯そのまま私だと思われたままなのも嫌だったので、どうしようかと考えました。ここはいつも家でしているようにしたら良いのだと思い、赤ちゃんに「うんちしたね〜気持ち悪いね。すぐおむつ替えようね〜」といつもより少し大きい声で話しました。 おばさまたちに聞こえるように赤ちゃんに声をかけおむつ替えの場所へ急いで行き、その気まずい場所から立ち去りました。 想像もしなかったとても恥ずかしい経験をしましたが、今となってはこんなこともあるのだ!と良い経験となりました。私自身経験したことを忘れずに、私がおばあちゃんになってもママたちを温かく見守ってあげたいなと思いました。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:中村 望8歳、6歳、3歳、0歳の4人育児中のママ。長年、事務員として勤務していたが出産を機に退職。1人目の育児が少し落ち着いたときに趣味として始めた習い事で、現在では指導者として教室を運営。ママ目線での執筆活動もおこなう。
2022年12月11日Eve(イブ)が、新曲「有頂天猫」を発表。YouTubeで配信されるアニメ『きよねこっ』に書き下ろしたもの。Eve、ゲーム実況者“キヨ”のオリジナルアニメに新曲書き下ろしテレビアニメ『チェンソーマン』のエンディングテーマ曲「ファイトソング」や、映画『ブラックナイトパレード』の主題歌「白雪」など、その勢いがとどまるところを知らない注目のシンガーソングライター・Eve(イブ)。そんなEveの新曲「有頂天猫」は、2022年12月現在、約400万人の登録者数を誇る人気ゲーム配信者・キヨが手掛けるYouTubeで配信されるオリジナルアニメ『きよねこっ』のために書き下ろされた一曲だ。なお、ボーカルはキヨ本人が担当している。【詳細】Eve 新曲「有頂天猫」※配信日・CD発売日等、リリース情報未定。※2022年12月4日(日)~YouTubeにて配信のアニメ『きよねこっ』書き下ろし曲
2022年12月05日私の誕生日が近づいたとき、夫に「プレゼント、何がいい?」と聞かれました。そのとき、娘4歳、息子1歳。息子が生まれてからゆっくり休む時間のない日々だったので、「1日休みたい!」とすかさず答えたのですが……。楽しみにしていた誕生日当日、夫の言動に愕然としてしまいました。 誕生日プレゼントは「1日お休み」夫に頼んだ私の誕生日プレゼントは「子育て&家事の1日お休み」。夫に聞かれてすかさず答えました。誕生日当日は休日だったこともあり、夫には「1日、家事も育児も何もしたくない!」と伝えました。このお願いを夫は快諾してくれ、私はウキウキしながらその日の予定を考え、前日はいつもより少し夜更かしをしてから眠りにつきました。 普段、家族4人で寝ている寝室では、朝5時になると早起きの子どもたちが動き出し、私を起こしに来ます。この日は私が朝ゆっくり寝るために別室で寝て、娘と息子と夫の3人で寝ていました。しかし、5時半になると私の部屋のドアが開いたのです……。 当日の朝、夫は起きず……!?「あれ!?」と起き上がると、「ママ~」と娘の姿が。「パパは?」と聞くと「まだ寝てる」と言うので行ってみると、1歳の息子が起きている横でぐっすり眠っている夫がいました。「ねぇ、子どもたち起きたよ」と揺さぶっても、少しも起きる気配がありません。息子もグズりだし、すっかり目が覚めてしまった私。仕方がなく朝食の準備をし、時々「起きてよ! 朝だよ!」と夫に声をかけながら、いつものように洗濯や掃除を始めました。午前11時を過ぎたころ、夫は大きなあくびをしながら「よぉし! 今日はママが1日お休みの日だから、パパと遊びに行こう! 出かけるから準備して!」と生き生きとした顔で起きてきました。 すでに6時間も家事・育児をしてるわ!朝、夫が起きてこなかった時点で、私にとってはなかなかの衝撃だったのですが、それをなかったことのように振る舞う夫に開いた口がふさがりません。夫は私に向かって「今日は1日ゆっくりしてね」と言うので思わず、「いや! もう6時間も家事・育児してるんだわ!」と強めにツッコミ。「大丈夫、大丈夫」と見当違いの反応をする夫に、「何のために別室で寝たの? 準備してって何? 子どもの準備はあなたがするの! ていうか、何なら子どもたちは朝が早かったから、もうお昼ごはん食べてもいい時間なんだけど!?」とまくしたてる私。「あ! いやいやわかってる! 全部やるから任せて!」と、慌てて動き出す夫にため息がこぼれました……。 結局、午後から子どもたちを連れ出した夫でしたが、初めて2人の子どもたちを同時に相手した夫はぐったりして帰ってきました。その様子を見て、「子どもに何かあってはいけない」と、夫に任せることを不安に感じた私。夫にはこれから少しずつ2人のお世話に慣れてもらうことにしました。そして、もう少し夫が慣れたころ、誕生日プレゼントのやり直しをさせてもらおうと決めたのでした。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年11月25日私は3年前に第1子となる長男を出産しました。そして2年後に第2子の次男を出産。私自身、性別はあまり気にしていませんでした。むしろ同性のほうがおもちゃや洋服などもおさがりができるからいいな、と思っていたのです。夫も私と同じ意見でした。しかし、身内でただひとり、義母だけは違ったのです……。 2人目妊娠中から性別をしつこく聞く私自身は4人姉妹、夫は2人兄弟で育ちました。男の子しか育てたことのない義母は、女の子の孫が欲しかったようです。長男を妊娠中はあまり気にしませんでしたが、2人目の妊娠がわかると義母は「女の子がいいね〜」と私に頻繁に言ってくるようになりました。 私もはじめは「そうですかね〜」と軽く受け流していましたが、会うたびに毎回言われるとだんだんモヤモヤした気持ちになり、返す言葉が面倒に……。どっちでもいいじゃん! そう思うようになりました。 性別が男の子だとわかるとガッカリされるそして妊娠7カ月のときに男の子であることが判明。そのことを義母に伝えると、あからさまにガッカリした態度をとられました。義母が「2人目は女の子がいい」ということはわかっていたので少しばかりはガッカリされるだろうと覚悟はしていましたが、想像を超えた反応だったので正直つらかったです。 私は性別に関係なく愛してほしいと思っていたので、どうしてそこまでして女の子の孫がいいんだろう? 男の子じゃダメなの? と、義母に対してマイナスな気持ちばかり湧いてきました。 かわいい女の子の服を買うのが夢だった義母私は義母に対して不満を抱き続けましたが、ふとした義母の発言から少しだけ気持ちがわかるようになりました。それは「かわいい女の子の服を買って、着てもらいたかったのになー」という発言でした。 きっと買い物先で見かけるかわいい女の子のベビー服を見て、夢を膨らませていたのかもしれません。義母自身が女の子を育てたことがないので、女の子の服や女の子のおもちゃに憧れがあったのでしょう。そう考えると義母の言葉に対してイライラしていた気持ちが少しずつ減っていきました。 その後次男を無事出産しましたが、義母は長男同様可愛がってくれています。「女の子がよかった」という発言は今もしますが、私は前ほどマイナスに捉えることはなくなりました。これからも女の子がよかったと言われるとは思いますが、あまり気にせず2人の息子たちを元気いっぱい育てていきたいと思います。 作画/キヨ著者:森下ミメカ3歳男児と1歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2022年11月25日長男が生後6カ月ごろ、毎晩夜泣きで起こされていた私。でも隣で寝ている夫は一切気付きません。2時間おきに夜泣きがあったのに、朝起きた夫は「今日は良く寝ていたよね?」と、無神経な言葉を掛けてくることもありました。しかし、なぜか深夜に動き出したアレの音ならサッと起きるのです……。 夜中によく泣く長男当時の長男はよく泣く子で、夜中は3時間続けて寝てくれればいいほうでした。長男が泣くと私はすぐに授乳をして、そのまま寝てくれればラッキー。授乳だけで寝なければ、抱っこしながら室内を歩いたり、子守唄を歌ったり……。 授乳しても抱っこしても寝てくれない夜も、数え切れないほどありました。長男と私が寝室で寝るのが午後8時ごろで、夫は午後11時ごろに帰宅。お風呂を済ませて寝室に入ってくるという毎日でした。 夜泣きに気付かずに寝る夫夫はもともと、布団に入るとすぐ眠れるタイプ。そして、長男が泣いても全然気付かずに寝ています。泣いたタイミングで、夫が掛け布団に潜るような動きをすることもありました。「仕事で疲れているから仕方ないか」と思いながらも、私はモヤモヤしていました。 そんななか、家事をラクにしたいとロボット掃除機を買ったわが家。快適に使っていたのですが、ある夜の深夜2時ごろ、ロボット掃除機が誤作動し「ピロ~ロロ~ン♪」と音がしたのです。 ロボット掃除機の誤作動には超敏感爆睡中だった夫はなぜかその音に素早く反応し、寝室の前の廊下に置いてあったロボット掃除機の電源を切り、布団に戻ってすぐ眠りました。俊敏な動きを見て呆気にとられてしまった私。ロボット掃除機の時間設定がずれていたようで、別の夜にも誤作動をすることがあったのですが、そのたびに夫はサッと起きて消すのです。 「自分の子どもの泣き声では起きないのに、なんでロボット掃除機なら起きるんだろう?」と思い、私はそのたびにイライラしてしまいました。夫に聞くと「ロボット掃除機の音は聞こえるけど、泣き声は聞こえない」というのです。 夫は仕事の関係で深夜に携帯電話が鳴ることがあり、その音でも起きていました。電子音だけ聞こえるというのは私には理解できませんが、イライラしていても仕方ないので、夫の休日などは深夜でも起こして、寝かしつけを代わってもらうようにしています。なんとか夜泣きの時期を乗り切りましたが、今でもロボット掃除機を見ると夜泣きの時期を思い出して苦笑してしまいます。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:土田えり子2人の男児の母。元記者で、現在はフリーランスとして企業のリリース記事や、自身の子育て体験談などを執筆中。
2022年11月25日息子が生後3カ月を迎えるころ、地域の子育て広場で出会ったママと親しくなり、一緒に遊んだり、SNSでもやり取りをしたり、仲の良いママ友となりました。ただあるときから、ママ友の度がすぎる行動が気になるようになってしまった体験談を紹介します。 きっかけは何気ない会話から…息子が生後6カ月を過ぎ、その日も待ち合わせ場所でママ友を待っていたときのことでした。集合して思わず驚いてしまったのは、子どもたちの洋服が色も形も同じ物だったこと。仲の良いママ友との“偶然”に「やっぱり気が合うと好みも似ているんだね!」と伝えると、ママ友がひと言、「こないだSNSにこの服着ていた写真載せていたでしょ? だから買っちゃった~」とうれしそうに話し出しました。 その言葉に息子の着ている服をかわいいと思ってくれたんだなと思う反面、SNSで服の情報を書いたわけでもない子どもの日常の写真から、服を特定し購入をしたママ友の行動に少し驚いてしまいました。 エスカレートするママ友の行動その後もママ友は会うたびに息子の持ち物と同じ物を買い揃え始めました。もちろん便利だと思った物のシェアは会話のなかでしていましたが、服を特定したときと同じようにSNSを通じて写真や動画に写る物をまねするように。 最初は「一点物というわけでもないし、気にしすぎかな……」と思っていましたが、次第にママ友のSNSにはまねして買った物を「自分が見つけました」というように、あえておすすめを紹介する内容になることも……。 その行動は物だけに収まらず、子どもの習い事や出かけた場所までにおよび、さすがにインフルエンサーでもない私にとってはその行動が怖くなりました。 救われたのは共通のママ友の存在私はママ友のエスカレートする行動に、自分がSNSに投稿するからだと思い、投稿をやめてみることに。会う約束も先延ばしにし、距離をおこうと試みました。その行動にすぐに気づいたママ友は、今度はLINEを通じて、最近の近況報告や、息子の写真が見たい!などの返事に悩んでしまう連絡をしてくるようになりました。そのとき、同じ子育て広場で知り合った共通のママ友から連絡が……! 共通のママ友はSNSでも共通の友人で、明らかにまねをしている行動に気づき心配になったと連絡をくれたのです。連絡をくれたママ友に話を聞いてもらい、幸いにも子ども同士が今後同じ学校へ進学するなどといった関わりはなかったため、少しずつ距離をとり、まねをするママ友とは時間をかけながら疎遠になりました。 子ども同士も関わるママ友との交友関係は、ときに距離感を間違えてしまうと度がすぎてしまうことを学ぶ経験になりました。便利な物をシェアすることや、お揃いでリンクコーデを楽しむことも楽しいことではありますが、自分自身や子どもの個性も大切に子育てを楽しみたいと思った体験でした。 作画/キヨ 著者:伊藤 美里3歳の男児の母。多忙な夫との3人家族で、ほぼワンオペ育児を楽しんでいる。料理と子どもが好きで、食に関する情報や自身の子育て経験を中心に執筆活動中。
2022年11月24日子育て支援センターで出会い、互いの家を行き来するほど親しくなったママ友Aさん。ある日、話の流れからAさんに私のドレスを貸すことになりました。しかし数日後に返却された紙袋の中を見て、私はあぜんとしてしまったのです……。 ママ友Aさんにドレスを貸すことに私には子育て支援センターで出会い、それから互いの家を行き来して遊ぶようになった親しいママ友Aさんがいます。ある日、Aさんがわが家へ遊びに来たときのこと。私が最近友だちの結婚式に参列した話になり、何気なくそのときの写真を見せました。 するとAさんは私が結婚式で私が着ていたドレスを指差して、「かわいい! 来月私も妹の結婚式に出る予定なんだ。今度貸してくれない?」と言ってきたのです。ドレスを褒められたことに気をよくした私。深く考えずに「いいよー!」と返事をしました。そして次回、遊ぶ際に渡す約束をしてその場は別れました。 万全の状態で貸したブランドドレス私のドレスは独身時代に自分へのご褒美として奮発して買ったブランドのもの。とても思い入れのあるドレスだったので、使うたびにクリーニングに出し、手をかけて管理していました。 Aさんに渡すまで数日の間があったので、Aさんがすぐ着られるようにとクリーニングの袋から出してタグを外し、アイロンをかけて万全の状態で手渡しました。 返ってきたドレスとお礼の品は…?数日後、Aさんの結婚式参列が終わり、わが家にドレスを返しに来てくれることに。Aさんは玄関先で「ありがとうー!」と紙袋を私に手渡すとすぐ帰っていきました。家に入り、改めて紙袋の中を確認するとびっくり! 入っていたのはクリーニングされていないであろう座りじわがついた状態のドレスと、スーパーやコンビニで買えるお菓子1つだったのです! てっきりクリーニング済みの状態で返してくれると思っていた私……。 しかし、せっかく自宅まで返しに来てくれたドレスを突き返す勇気はなく、泣き寝入りすることに。レンタルしたら1万円以上はするであろうドレスを貸したのに、着てそのままのドレスを返却されて、その上でお礼がお菓子1つというところにもモヤモヤしてしまいました。 私の善意や大切なドレスを無下にされたと感じ、しばらくモヤモヤが収まらなかった私。しかし冷静になってみると、Aさんは、私にとって思い入れのあるドレスだということや、メンテナンス済みで貸したことを知らなかっただけで、悪気はなかったのだと考えるようになりました。事前にクリーニングの約束をしなかった自分、見返りを期待していた自分も悪かったのです。結局、この不満は自分の中で収め、Aさんとは今も変わらぬお付き合いを続けています。 作画/キヨ著者:榎本まいこ夫は転勤族で、見知らぬ土地にて甘えん坊な2歳娘を育てています。元幼稚園教諭。育児と保育の経験を活かしながら主に子育て・教育ジャンルで執筆中。趣味は古民家カフェめぐり。
2022年11月14日私の息子は2歳になるタイミングで保育園に通い始めました。2歳といえば、自我が芽生え、イヤイヤ期を迎えるころ。そのため「保育園に慣れにくい」など不安になる噂をたくさん耳にしました。実際、私の息子はどのような様子なのかお伝えしたいと思います。<div class="articleParts"> <p><img alt="「保育園に入れるべきじゃなかった…?」やつれていく息子の姿を見て罪悪感…" src="" style="width: 100%;" /></p> </div> <div style="page-break-after: always"><span style="display: none;"> </span></div> <p><img alt="「保育園に入れるべきじゃなかった…?」やつれていく息子の姿を見て罪悪感…" src="" style="width: 100%;" /></p> <p> </p> <div class="articleParts"> <h2>通い始めたころ</h2> </div> <p><span style="font-size:16px;">息子は通い始めてからの1カ月間は、保育園に行くことを察すると毎日大泣きしていました。朝の着替えを嫌がり、ベビーカーに乗ることも拒否。無理やり連れて行きますが、道中はずっと泣いていましたし、保育園についてからも数時間泣き続けていたようです。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:16px;">保育園から帰ってきてからは私への後追いがひどくなり、トイレに行くのがやっと。息子は食欲もあまりなく、夜泣きも毎日するようになり、みるみるうちにやつれてしまいました。</span></p> <p> </p> <div class="articleParts"> <h2>迎えに行くと息子が爆笑していた</h2> </div> <p><span style="font-size:16px;">毎日たくさん泣かせてしまい、息子への罪悪感が生まれてきました。また、後追いや夜泣きが原因で私も睡眠不足になり、かなり精神的に参ってしまいました。「もう少し頑張って家庭で保育するべきだったのかもしれない」とやつれる息子を見て悩んだものです。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:16px;">ところが、ある日息子を保育園へ迎えに行ったときのこと。なんと、息子はお友だちと追いかけっこをして爆笑していたのです。息子が保育園を楽しんでいる、そのことがわかり本当に安心しました。</span></p> <p> </p> <div style="page-break-after: always"><span style="display: none;"> </span></div> <div class="articleParts"> <h2>現在の息子の様子</h2> </div> <p><span style="font-size:16px;">保育園に通い始めてから2カ月が経った息子。今も朝は泣き、保育園に行きたくないと相変わらず着替えを拒否します。保育園に連れて行くのはひと苦労です。ところが、保育園についた途端、軽快なステップを踏み、にこにこ笑顔!! おもちゃを見ると私そっちのけです。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:16px;">良い刺激をたくさん受けているようで、発する単語も増えてきました。お友だちとも仲良く一緒に遊んでいるようです。朝泣かれても、「行けば楽しいんだよね! 頑張って保育園行こう!」と私も笑顔で息子に言うことができるようになりました。</span></p> <p> </p> <p> </p> <p><span style="font-size:16px;">2歳から保育園に通うということで、確かに最初の1カ月は母子ともにイライラしてしまいました。でも、子どもは本当にたくましいです。2カ月が経ったころから、保育園生活を楽しんでくれるようになりました。私自身も息子と離れることで集中して仕事に取り組めるようになり、以前よりストレスも減少。息子との時間が今まで以上に大切なものになっています。日々笑顔で子どもに接することができて幸せです。</span></p> <p> </p> <p><span style="font-size:14px;">監修/助産師 松田玲子</span></p> <p><span style="font-size:14px;">作画/キヨ</span></p> <hr /> <div class="articleParts"> <div class="articleParts"> <h3><span style="font-size:16px;">著者:岩谷ともこ</span></h3> </div> </div> <p>2歳男児を持つシングルマザー。社会人をしながら博士号取得中。育児・離婚・資産運用について執筆中。</p> <p> </p>
2022年11月10日産前は、やさしくて気づかいのできる義母が大好きで、毎月お互いの家を行き来するほど関係は良好でした。しかし、産後は義母の孫フィーバーが炸裂。初めてのお宮参りが、まさか義母のせいで苦い思い出になるとは……。 相談なくお宮参りを勝手に仕切る義母コロナ禍での出産だったため、夫と義両親を子どもに会わせてあげることができたのは退院日でした。やっと夫にも会えてほっとしたのも束の間、義母の放った言葉に衝撃を受けました。 義母は孫を抱っこしながら唐突に「お宮参りは〇〇日にして、〇〇神社にしようね! 子どもの衣装は何でもいいよね? 私のお友だちに衣装を借りといたから嫁ちゃんは準備しなくていいよ!」と……。義母は私に何の相談もなくすべて決めてしまっていたのです。 初めてのお宮参りを楽しみにしていたこともあり、義母の行動に怒りが湧きました。いろいろと言いたいことはありましたが、そのときは義母の言葉に頷くことしかできなかったのでした。 夫に義母の暴走を止めてもらう義両親が帰宅後、義母の行動に納得がいかず夫へ相談。今後の関係も考え、角が立たないよう夫から義母にお宮参りについて4つのことを伝えてもらいました。 1.夫が仕事で忙しいため、義母が指定した日はお宮参りに行けない。日程はこちらで決める。 2.産院から長距離の移動は避けるように言われているため、義母が指定した神社(車で片道1時間)には行けない。わが家の近くでお宮参りをする。 3.前撮りをする予定の写真館から無料で衣装を借りることができるため、義母の知人から借りなくていい。 4.新型コロナの影響でご祈祷ができるのは実両親と子ども限定のため、お宮参りは家族3人で行く。 夫の話を義母は理解してくれたようでしたが、どうしてもお宮参りには一緒に行きたいと言うのです。結局、私たち3人がご祈祷をしている間、義両親は神社の外で待機してもらうということで話がまとまりました。 お宮参り当日、義母の行動にモヤモヤ夫が義母を説得してくれたおかげで、日程や神社、衣装もこちらで選ぶことができ、無事にお宮参り当日を迎えました。家族3人でご祈祷を済ませ、神社の外で待っていてくれた義両親と合流。義母に子どもを抱っこさせ、みんなで記念撮影というとき、義母が義父にカメラを、私にスマホを渡して「写真撮ってちょうだい」と頼んできたのです。 義母が子どもと夫と3人で撮影するのはいいのですが、おなかを痛めて死に物狂いで産んだのは私なのに、なぜひたすらカメラマンのような扱いをされているんだろうとモヤモヤ……。カメラに向かって決め顔をする義母と、この状況に何も言わない夫に腹が立ちました。しかし、何も言えなかった私は歯を食いしばり3人の写真を撮影したのでした。 今考えると義母は産後で疲れている私に気をつかって、いろいろと準備してくれたのかもしれません。その後、息子の行事に参加してもらう際は、事前に「私が〇〇を準備するのでお義母さんは何も用意しなくて大丈夫ですよ」など具体的に伝えています。そうすることで、今は義母の行き過ぎた気づかいを回避することができ、お互い程よい距離感を保っています。 作画/キヨ著者:米久 熊代0歳男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年11月09日2歳1カ月と生後7カ月の年子姉妹を育てています。まだまだ目を離せない時期の子どもたち。私は、子どもたちばかりに気を取られているわけにはいかず、家事や仕事もしていかなくてはいけない日々のなかで、夫にも育児に参加してほしいのですが……。 休みの日、昼近くまで寝ている夫子どもたちにとっては、夫が休みの日もそうではない日も関係ありません。朝起きた瞬間から全力で遊びたい! と元気いっぱいです。平日は子どもたちが寝たあとに夫は帰宅するので、休みの日ぐらい子どもたちと遊んでほしいのが正直なところです。 ですが朝なかなか起きてこないのです。お昼近くになってようやく起きてきた夫。起きてきたと思えば、ソファーに横になり携帯ゲームをし始めたのです。「ゲームしていないで、子どもと遊んで」と声をかけると、夫は「仕事しているんだけど」と不機嫌そうになるのでした。 娘のごはんのときでさえ、携帯をいじる夫お昼になり、私はお昼ごはんを作り始めました。まずは2歳の娘のごはんを作り終わり、先にごはんを食べさせます。大人用のごはんも私が作らなくてはいけないので、夫に娘のごはんを見ているようにお願いしました。2歳と言えどイヤイヤ期でもあり、じっと椅子に座って最後まで食べられなかったり、スプーンを床に落としたりと見ていないとやりたい放題。 おしゃべりも達者になってきたので、ごはん中もよくしゃべる娘。普段私は娘とおしゃべりを楽しみながら、食事のサポートをしていくのですが、夫はというと携帯をいじり、娘が話しかけても気づいていないのか反応も薄いのです。ついには娘がお茶をこぼしてしまいました。 ムカついた夫、寝室に引きこもる娘がお茶をこぼした瞬間「あ~もう、何してるんだよ」としつけとして叱るのではなく、ただむかついた様子で怒り始めた夫。その瞬間、私のイライラもピークに達したのでした。「何その怒り方。娘は悪くないでしょ。あなたが携帯見ずにちゃんと娘の食事を見てあげていればよかった話でしょ」と言いました。 すると私の言い方にさらにムカついた様子の夫はそのまま「知らん! もうやらない!」と言い、寝室に戻ってしまったのでした。子どもたちがいる手前それ以上後追いせず、とりあえず子どもたちの食事を終わらせたのでした。 少し冷静になった夫と私翌日、お互いがリラックスし冷静な状態のときに私の要望を夫に伝えました。私は、子どもといるときぐらい携帯はいじらないでほしい、ちゃんと子どもが話しかけてきたら答えてあげてほしいということを伝えました。そのときは生返事だった夫。 しかし、2歳の娘はちゃんとそういう夫の言動を見ており、基本何をするにも「ママがいい。パパじゃない」と言うようになりました。その娘の言動に焦ったのか、今では夫の携帯を見る頻度は減ったように思えます。 携帯を見ている時間が長いか、子どもを見ている時間が長いかは、子どもの態度で明らか。今後もちゃんと夫が子どもと向き合えているか様子見していきたいと思います。 作画/キヨ監修/助産師 松田玲子著者:渡邉香澄0歳2歳の年子姉妹のママ。ベビーマッサージセラピスト・幼児食インストラクター・上級幼児食インストラクターの資格を取得。ベビーマッサージ教室を運営中。ベビーマッサージセラピストをしつつライター業も兼業。
2022年11月08日あるとき、息子が絶対にご機嫌になる動画を見つけた私たち夫婦。この発見を境に、夫は息子の相手をするときに動画にばかり頼るようになりました。そんな夫が、後輩宅で得意げに子育てについて語っていたとき、息子が夫のポケットからスマホを引きずり出し……夫の赤っ恥体験談です。 息子をあやすときに動画に頼る夫1歳の息子はママ大好きっ子。パパに預けると大泣きで、私のところへ戻ってこようとします。そんな息子に最初はあの手この手で対応していた夫。お散歩に行ったり、ハイハイで追いかけたり、いろいろと工夫をして頑張ってあやしてくれていました。そんな中、息子がある動画にハマりました。その動画を流すと、他のことをしていても振り向いて満面の笑みで近寄ってきて食い入るように見ています。 最初は「すごい好きなんだね~」とほほえましく見ていたのですが、この動画に味をしめたのが夫でした。この動画を見つけた日から夫は、私が息子を任せているときに、ちょっとあやして泣き止まないと「しょうがないなぁ」とすぐに動画に頼るようになったのです。 後輩宅へ!息子が欲しがったものは…そんな夫の対応にモヤモヤしつつ見守る姿勢でいたある日、夫の後輩に子どもが生まれたので、家族みんなで伺うことになりました。友人宅では夫が「お前も子育て頑張れよ」「こんなに小さいの今だけだからな~お前いつもスマホばっかりいじってるけど、いっぱいかまってやれよ」などと、自分のことを棚に上げてふんぞり返っています。この日ばかりはスマホに頼らず、得意げに息子の相手をする夫。しばらくしてから、私の膝の上にいた息子が、急に夫の元へハイハイし始めました。「珍しい」と思いながら「おいでー」と手を出す夫を見ていると、パシッとその手を払いのけた息子。そして夫のポケットからスマホを引きずり出しました。 赤っ恥!決定的な娘のひと言「こえ(コレ)!あい(見せろ)」とスマホを夫に渡す息子。夫は「ありがとう~」と受け取りポケットに戻しますが、息子は怒ってまたポケットから引きずり出します。そして娘から決定的なひと言が。「パパ! 息子ちゃんいつもの動画見たいって言ってるよ! いつもの! いつもはすぐ見せてあげるでしょ!」と怒る娘に、「たまにね! いつもじゃないよ。これじゃあ俺が動画ばっかり見せているみたいじゃん!」と焦る夫。私は「え? 毎回、動画頼みじゃない」と言ってやりたかったのですが、先輩としてのメンツもあるだろうと笑顔で流すに留めました。後輩夫婦は「アハハ」と笑ってはいたものの、ちょっとだけ気まずそうな雰囲気が漂ったのは私の気のせいではないと思っています。 この日以降、夫はあまり動画に頼らずに息子の相手をするようになりました。言葉にして確認はしていませんが、後輩宅での出来事が夫としても恥ずかしかったようです。息子の行動と娘の言葉は、夫の行動を変えるのに大きな一撃だったなと思った体験談でした。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年10月29日1歳の息子は絶賛人見知り中です。パパもおじいちゃんおばあちゃんも受け付けず、私にべったり。特におじいちゃんが苦手で近づいただけで大泣きです。そんな義父が見つけた孫と仲良くなれるアイテムがアイス! 「ちょっとだけ」と言いながら、アイスを食べさせる手が止まらず……。 ※離乳食期の赤ちゃんにはアイスクリームを与えないようにしましょう。義父になつかない息子義父にとって初めての男の子の孫。住んでいる地域に根強く残る「男の子が家を継ぐ」という意識が強いことも相まって、義父は息子のことが大好きです。そんな思いとは逆に、人見知り中の息子は義父が近づいてきただけで大泣き。あの手この手で義父が息子と遊ぼうとしますが断固拒否です。もし抱っこされようものなら体をよじらせて大泣きし、何とか逃げようとします。そんな孫の姿は今の時期だけだとわかっていながらも、義父は日頃ら寂しい思いをしていました。 アイスをあげたい!義父の目が輝くある日、義実家で食後のアイスを食べることに。1歳の息子にはまだアイスを食べさせていなかったので、息子はみんなが食べるアイスを眺めていました。そんな息子の視線に気づいた義父。「食べるか?」と冗談っぽく息子に言うと、息子がコクコクと首を縦に振ったのです。このときの息子は何にでもコクコクと首を縦に振るのがブームでした。義父は「そうかそうか!」と言い「ちょっとだけならいいかな?」と私に確認してきます。正直、息子にアイスを食べさせるのは抵抗がありましたが、義父のキラキラとした顔に負けた私。原材料などを確認して、「少しなら」と手つかずのアイスをほんの少し息子に食べさせました。ペロッとおいしそうに食べる息子に「そうか!うまいか!」と義父のテンションは爆上がりです。 止まらない義父…さすがに息子を引き離す「あとちょっとだぞ!」を何度も繰り返しながら、うれしそうにアイスをあげる義父。最初は義父もうれしそうだし、ほんの少しならいいかなと思っていた私ですが、止まらない様子に不安を感じ始め「もうその辺でいいですか?」と声をかけました。しかし義父は「これで最後だから」と言いつつ、何度もアイスを息子の口に運びます。 何を言っても止まらない義父に、さすがにまずい!と思った私。「はい!じゃあこの辺で!」と思わず息子を抱き上げ義父から離しました。孫を取り上げられ義父は不満そうでしたが、ずいぶん減ったアイスを見て「もうちょっと早く止めればよかった……」と後悔した私でした。 普段、人見知りで自分のところに来てくれない孫が、自分があげたアイスを食べてくれればうれしい気持ちはとてもわかります。気持ちがわかるからこそすぐに止められず、アイスをたくさん食べてしまう結果に……。その後おなかを壊すなどはなかったのですが、次はきちんと制止しなければと思いました。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年10月24日わが家では平日、夫が使った食器は夫が自分で洗うというルールを定めています。しかしある日、私が代わりに洗ってあげたのをきっかけに、次第に放置することが増えてきて……。怒った私が強硬手段をとったエピソードを紹介します。 始まりは一度の交代から長男に手がかかっていた1歳ごろの話です。当時は夫が帰宅するのが20時前だったため、私と長男は先に夕食を食べ、2人分の食器洗いを済ませていました。夫は帰宅後に夕食を食べるのですが、わが家では平日、夫が使った食器は夫が自分で洗うというルールを定めていました。 しかしその日は23時ごろになっても、テレビやスマホを見ながらくつろいでいる夫。食器はいつ洗うんだろうと私が思っていると、「明日の朝やるわ」と夫は寝てしまいました。まあ仕事で疲れているだろうし洗ってあげるか……と、その日は私が洗っておきました。しかし食器の放置はその日だけでは終わらなかったのです。 翌朝洗ってと言われた夫の態度…夫は夕食後くつろいでいるうちに食器洗いが面倒くさくなり、翌朝まで水にも浸けず放置してしまうようでした。そしておそらく、自分が放置しても私が洗ってくれるだろうと期待していたのでしょう。その思惑通り、私は汚れた食器が放置されたシンクを使うのが嫌なので、結局洗ってあげるハメになるのです。 でも、よちよち歩きの長男の様子をうかがいながら食器を洗うのは大変。せめて翌朝家を出るまでに洗っておいてくれればいいのに。しかし朝になり、私が「昨日の食器洗っておいて」と言うと、夫は時間がないのかイライラした態度をとるのです。自分が昨夜放置した結果なのに! 強硬手段に出た私そんなことが何度もあり、頭にきた私はついに強硬手段に出ました。夫が放置した食器は完全に無視し、自分と長男の食器だけひたすら洗い続けたのです。そうして2日間ほど放置すると夫が使った食器だけがどんどん溜まっていき、水にも浸けていなかったので、汚れがこびりついて落ちにくい状態になっていました。 さすがにそろそろ洗わないとまずいと思ったのか、ようやく洗い始めた夫でしたが、汚れのこびりついた食器と足にまとわりついてくる長男に苦戦しているようでした。 ここまできてやっと夫は私の怒りを察し、「これからは毎日洗う。今まで放置しててごめん」と謝ってくれました。水に浸けていない食器は洗いにくいということ、小さい子の面倒を見ながら食器洗いをするのは大変だということがわかったようです。言ってもわかってもらえない場合は、身をもって体験させることも時には必要だなと感じた出来事でした。 監修/助産師 REIKO作画/キヨ著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年09月28日夫は普段から仕事帰りや友人と遊んだ帰りに、ケーキやアイスなど私が好きな物を買ってきてくれます。妊娠中までは夫のやさしさを素直にうれしいと思っていました。しかし、産後はその気持ちが一変しモヤモヤ、ときにはイライラが止まらなくなってしまったのです……。産後のホルモンバランスが影響しているわけではなく、私がモヤモヤしたのにはしっかり理由がありました。 ひとり時間が取れない産後私はコロナ禍で第1子となる男の子を出産しました。新型コロナの影響で里帰り出産は断念。義実家は車で1時間ほどの距離にありますが、義両親は共働きのため、頼ることがなかなか難しい状況でした。 夫は育児・家事に協力的なほうですが、平日は仕事があるため、私はワンオペでごはんやトイレの時間さえも取れない状態でした。夫が仕事から帰ってきてくれたときは「やっと帰ってきた!」と少し安心するほど、心身ともに少し追い詰められていたのです。 お土産を買ってきてくれる夫にイラッある日、夫の帰宅がいつもより遅い日がありました。夫の帰宅時間に合わせて作ったごはんは冷め、夫に息子をお風呂に入れてもらおうと計画していた時間は過ぎ……。メッセージの返信もなく、何かあったのではないかと思った矢先、夫が帰宅。家に到着するのが遅くなった理由は「嫁ちゃんのためにアイスを探していたから」というのです。 夫の行動にモヤモヤしながらも、ありがとうと私は感謝を伝えると、夫はひとりで先にアイスを食べ始めたのです。「せっかく買ってきたんだから嫁ちゃんも食べなよ~」となんとものんきな夫。 私ももちろん食べたい気持ちはありますが、息子は泣いているし、お風呂に入れて育児用ミルクをあげて寝かしつけてと、やらなければならないことで頭はいっぱい。アイスを食べている暇はないのです。そんなことが何度もありましたが、夫に本音を言えずに月日は流れました。 ついに夫へ本音をぶつける!息子が1歳を過ぎたころです。夫が趣味のジムから帰宅した際、「嫁ちゃんのために買ってきた」と近所のおいしいモンブランをくれました。私は前日の夜泣き対応に加え、早朝に起きた息子の相手をするのに疲れていましたが、モンブランを見て一気にハイテンションに。夫が自分の趣味を満喫したから次は私の番だ、と夫が買ってきてくれたモンブランを食べようとしたとき、息子の甘えん坊が発動。泣いて遊んでほしいと私に言ってくるのです。 夫は気にする様子もなくひとりでゆっくり食べ始めてしまい、ついに私のイライラが爆発。「遠足と一緒で、私に食べさせ終わるまでが『嫁ちゃんのために買ってきた』だからな!」と強い口調で夫に言いました。夫は面食らったようで「そ、そうだよな。ごめん」と謝ってくれ、私が食べ終わるまで息子と遊んでくれました。 不満を溜め込まずにもっと早く夫に本音を伝えられていたら、あそこまで怒るほどのことでもなかったと思います。息子を出産したあとは、夫のやさしさや好意が裏目に出ているなと感じることがありますが、その都度冷静に話し合うことを大切にしようと心に留めた体験でした。 作画/キヨ著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年09月26日ある日、いつものように義実家に遊びに行ったとき、義母から衝撃的な告白をされました。それは到底笑って許せるものではなかったのですが、義母はことの重大さを認識していないような態度。今後の義母との付き合いが非常に不安になった体験談です。 ※生後1年未満の乳幼児は、乳児ボツリヌス症にかかるおそれがあるため、はちみつを与えてはいけません。義母から3年越しの衝撃告白義実家に私と2人の子どもで遊びに行ったとき、「おいしい食パンがあるよ!」と義母がおやつに出してくれました。2人ともいただこうとしましたが、ふと気づいて原材料を確認してみると、そこには「はちみつ」の文字が。4歳の娘はおいしくいただきましたが、そのとき生後9カ月だった息子はその食パンは遠慮しました。 それを見つめていた義母。「そうよねー。昔はそんなこと言わなかったけど、1歳になるまではちみつは食べられないものね」とニコニコ。そこからひと呼吸おいて、「実はね、まだ娘ちゃんが1歳になってないときに、はちみつ食べさせちゃったことがあったの」といきなり話し始めました。 「え?」まさかの事実に固まる私…義母の唐突な告白に理解が追いつかない私。「え? 娘って、この子のことですか? いつですか?」と確認しながら頭の中を必死に整理しようとした私。「そうそう、今さらなんだけどね。あげたお菓子に入ってたことがあって。すぐに気づいたんだけど申し訳なくて言えなくてねぇ」と心苦しそうな表情で私に言いました。 そして「まあでも、何もなかったんだからよかったよねぇ。結果オーライ」と締めくくりました。いきなりの衝撃告白に、私はすぐには言葉が出てきませんでした。 そのときに言ってよ! 夫も義母に激怒やっと状況を飲み込んだところで、「あの、今後もし同じようなことがあったら、ちゃんと伝えていただきたいので、お願いします」と言葉を絞り出しました。すると義母は「うんうん、そうだよねぇ」とわかっているのかいないのか……。 のんびりとした口調で返事をするので、「何かあってからでは遅いので」とくぎを刺すと「りょうかいりょうかーい」と手をひらひらと振り、この話は終わりになりました。帰宅後、夫にもこの事実を伝えると夫は激怒。すぐに義母に電話をかけていましたが、義母は私のときと同じ調子で答えていたそうです。 場合によっては命にかかわる事態だったかもしれません。当時、もし娘が体調を崩して、その原因がわからないままだったとしたら、適切な対処ができなかった可能性もあります。子どもたちのために、言いにくいことでもすぐに報告してほしいと、今後何度も義母に念押ししていかなければと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年09月17日現在、4歳の息子がいます。夫とは子どもの叱り方や子どもへの声かけの仕方について、幾度となく話をしてきました。しかし夫は私の話を聞いて同意はしてくれるものの、理解はできていないことが多々あります。その中でも、私が一番やめてほしいのは「ママに怒られるよ!」と、私に怒られることを理由に息子を叱ることです。 私が考える子どもへの叱り方私は息子を叱るとき、できるだけ理論的に話すよう心がけています。例えば、息子が歯ブラシを口にくわえたまま部屋の中を走り回っていたとき。「歯ブラシで喉をついたら危ないから、歯磨きは座ってやろうね」などと声をかけます。同じことを繰り返すようであれば「危ないからしないで!」と感情的にはなりますが、理由を添えて話します。 そのように意識しているのは、息子が今より大きくなって何か行動をするときに、それが危険なことではないか、人を傷つけることではないか、などを息子自身が考えて判断できるように育てたいからです。決して“母親が怒るか怒らないか”を判断基準にしないでほしいと思っています。 なぜ「ママが怒るから」はダメ?夫の疑問ところが夫は同じ状況でも「こら! 歯ブラシをくわえて走ったらママに怒られるよ!」と「ママに怒られる」ことを理由にして叱るのです。何度も「ママが怒るから、と言わないでほしい」と伝えても改善しません。 ある日、また「ママが怒るから!」と息子に言っているのが聞こえ指摘をすると、夫は自分でそのように言っていたことさえ気づいていませんでした。無意識で口癖になっているようです。さらに夫からは「その声かけの何が悪いの?」と聞かれました。そもそも夫は、私がそのような叱り方をしないでほしい理由も理解できていないのです。 夫へも声のかけ方の工夫が必要だった!私は子どもへの叱り方、声のかけ方はいつも考えていましたが、私から夫への声のかけ方を気にすることはありませんでした。大人だから、親だから、これだけ言えばわかるだろうと思って話していたのです。 私は夫にも子どもへの声かけと同じように「なぜママに怒られるよ!と言わないでほしいのか」という私の考えをしっかりと伝えました。夫は「そんな声かけひとつで息子の成長に影響するかな……」と腑に落ちない様子でしたが、私の気持ちを知ったことでなるべく「ママに怒られるよ」という言葉を使わないように気をつけているようです。 子育てにおいて価値観はさまざまで、必ずしも私が正しく夫が間違っているわけではないと思います。夫がいまだに「ほら、ママが怒るよ?」などと言っている場面もあります。夫は口癖で言っているので、急にやめるのは難しいようです。それでも、これからもしっかり私の思いを伝えて、子どもにとってプラスになるような声かけを“夫婦で”工夫していきたいと思っています。 作画/キヨ著者:海原えめ4歳の男の子を育てるアラフォー母。幼児食インストラクターの資格を保有。育児において食生活を大切にすることを重視している。
2022年08月29日産後間もなく初めての育児が始まり、睡眠時間も自分の時間もとれずに身も心もボロボロな毎日を送っていた私。そんなときに、近所に住む女性からの何気ない言動を重く受け止めてしまい、ナーバスになっていたころのエピソードをお話しします。 ボロボロな私に対して初めての出産を経て、ほぼワンオペでの育児が始まりました。しかし育児ストレスからか食欲もあまりわかず、息子が生後3カ月のころには私の体重は産前に比べ5キロ以上減少。さらに息子は夜泣きがひどく、夜中何度も起きていたため、そのころの私は常に寝不足でボロボロな状態。 そんなある日、息子を連れて近所を散歩していると近所に住む高齢女性に会いました。私があいさつすると、ギョッとして「えっ? 〇〇(私)さんなの!? 何でそんなにやつれてるの?? やだ〜、母乳あげすぎなんじゃない!?」と言われたのです。 できればあまり会いたくない……その場ではアハハと受け流したのですが、家に帰ってから「子どものために頑張っているのに、私だって好きでこんなにやつれているんじゃないのに……」と、ひとりで泣きながら悔しい思いをしたことをよく覚えています。 その後も、その女性と近所で会うたびに、私の姿を上から下まで見ては「うわぁ〜、また痩せたんじゃない?」と引き気味に言われました。正直あまり会いたくなかったのですが、ご近所さんなのでなかなかそうもいかず、バッタリ会ってしまった際には、あまり会話をしないようにやり過ごしていました。 息子の成長とともに変化がやがて息子が1歳半になり、断乳を開始すると夜中起きることも減ってきて、睡眠時間が確保できたことで私の体調もだんだん良くなっていきました。ある日、いつものように息子と近所を散歩していると、例の女性と遭遇。 また何か言われるかなと少し身構えていましたが、「あら〜! 〇〇(息子)くん、あんよがじょうずになったわねぇ〜! ママも元気そうでよかったわ!」と明るく言われ、私は体調が安定してきたこともあり、素直に「ありがとうございます」と言えるようになっていました。 息子が5歳になった今では、あのご近所の方は悪意があって言っていたのではなく、ただ心配して、親切心から言ってくれたのかな? と思えるようになりました。ですがもし今後、私が逆の立場になったら、産後間もない女性に対しては、もっと気持ちに寄り添って接したいな……と思います。 作画/キヨ著者:小野 美穂6歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2022年08月18日私の夫は付き合っている当初から外出があまり好きではありませんでした。休みの日は朝から夕方までテレビを見たりゲームをしたり、ダラダラゴロゴロする日も多々。私がどこかに行こうと言えば連れて行ってはくれましたが、根っからの出不精。結婚して子どもが生まれれば変わってくれるだろうと思っていたのですが……。 休日こそいつもと違う場所で遊ばせたい私夫が出不精だとわかっていての結婚だったので、覚悟はしていました。しかし、やっぱり子どもが動けるようになってからはいろいろなところに連れて行ってあげたいと私は思っていました。 車の運転が苦手な私は平日に息子と2人で遠出をすることもできないので、近所の公園ばかり。私は、夫が休みの土日くらいは徒歩では行けない公園などに息子を連れて行き、特別感を味わってもらいたいという気持ちだったのです。 出不精夫は出かけたくないオーラ全開しかし、夫は私と正反対。平日は仕事がきついのか朝起きるのも遅く、息子が起きても寝ていることが当たり前でした。そんな夫にイライラしつつもずっと我慢していました。私がどこか公園に行こうよと言えば、夫は「うーん」「はいはーい」と、出かけたくないオーラ全開ながらも連れて行ってくれたからです。 しかし、これが毎週のこととなると私も我慢の限界。友人のインスタグラムでいろいろな公園に連れて行ってくれるイクメンパパの写真を見ては比べてしまって落ち込む日々。夫を土日くらい休ませてあげたい気持ちもあったのですか、私だって日中息子の面倒を見ているし、休みたい気持ちは山々でした。 夫の態度にイライラが募る日々…その後も夫のダラダラした態度は続き、イライラは募るばかりでした。しかし私が「今日は◯◯公園に行こう!」と言えば、夫は連れて行ってくれました。そして夫は公園でも息子と一緒に遊んでくれてはいたので、大きな喧嘩にはならず。 ですが、私はやっぱり夫自らが出かけようとする行動をしてほしかったのです。普段行けないような市外の公園などに行きたいとか、友人家族のように連れて行ってくれる旦那さんがよかったな、と私は心の中でイライラ・モヤモヤを抱えていました。 GWに喧嘩勃発! 夫の意外な気持ちとは?そして夫が1週間休みだったゴールデンウィークについに喧嘩が勃発。私は今まで我慢していた気持ちをとにかくぶちまけました。休日は家族で遠くへ出かけて平日にできない体験をさせてあげたいこと、友人が家族でいろいろなところへ出かけているのがうらやましいこと、夫の出かけたくないオーラにイライラすること……などなど。 それを聞いた夫は、申し訳なさそうに謝りました。なんと、今まで私の気持ちを全然知らず、このまま休日は買い物と近くの公園で過ごしても良いと思っていたのです。私は今まで我慢して気持ちを伝えなかったことに後悔をしました。 気持ちを伝えてからというものの、夫は前よりおでかけに対して積極的になってくれました。気持ちを伝えるまでは、夫は私がもっといろいろ外出をしたかったことに気付いていなかったようです。これからはささいなことでもイライラを溜めずに伝えていこうと思いました。 ※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、おでかけの際には感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! 監修/助産師REIKO作画/キヨ著者:森下ミメカ2歳男児と0歳男児の母。長男妊娠を機に専業主婦に。2歳差育児の大変さを痛感中。現在、子育てや暮らしについてのブログや体験談を執筆している。
2022年08月03日出産する前、風邪などで寝込んだりすることは年に1回あるかないかだった私。ところが1人目出産後の1年半は、体調不良で寝込むことが多くなってしまいました。子どものお世話があるのに何度も何度も寝込んでしまう日々を経験し、私なりに学んだことをご紹介します。 体質の変化!? 2カ月に1回寝込む日々私は産後に、あるときは胃腸炎、あるときはインフルエンザ、またあるときは風邪で発熱という具合に、ちょこちょこと単発の病気にかかる頻度が増え、産後の1年半は2カ月に1回は寝込んでいました。どれも数日寝ていれば良くなる症状なのですが、365日休みなしの子育て中に度々自分が体調不良になるというのは家族にとっても結構なダメージがあります。 実家が近くはないため、夫が仕事を休めるときには家事・育児を代わってもらっていましたが、夫の仕事の都合がつかないときには、もうろうとしながら子どものお世話をして1日過ごしたことが何度となくありました。 一番つらかった冬の胃腸炎中でもつらかったのが、冬場に胃腸炎にかかったときのことです。その日は嘔吐と下痢の症状がひどく、真冬で寒いので外に出るのもしんどい状態でした。しかし、家の中の閉塞的な空間でイヤイヤ期に入り始めた1歳半の娘の相手をしているのもしんどく、なんとか薬をもらおうと自宅から歩いて5分ほどの場所にある内科を受診したのです。冬場のクリニックは混み合っていて、座る場所もない状態でした。娘はちょうどお昼寝の時間で眠っていたのでしばらくは静かに待つことができましたが、1時間待っても診察の順番がまわってきませんでした。 受診できず泣きながら帰宅吐くほどではありませんでしたが気持ちが悪く、体調不良の中待つことに限界を感じ始めたころ、娘が眠りから覚め不機嫌に泣き始めました。すると急にどっと疲れてしまい、受診せずに病院をあとにしました。不調の体で娘をあやしながらもうしばらく順番を待ち、受診することにハードルの高さを感じたのです。帰り道、体調不良のつらさと受診できなかったつらさ、いろいろなつらさを感じ、さらに激しく泣く娘と一緒に、大人げなくボロボロ泣きながら帰ってきたのを覚えています。 母の健康は家族にとっても大切1人目出産後は体調が不安定になりやすかったことに加え、初めての子育てに全力投球し過ぎて、心身共に無理をしている部分があったと思います。自分のことはいつも後回しにしていましたが、何度も体調不良に見舞われる中で、母である私が健康を損なうことが、自分にとっても家族にとっても一番大変だと感じるようになりました。 自分が元気でなければ子どものお世話もできません。それから「自分のこともきちんと考え、自分にも休養を与え、きちんと体調管理すること」の大切さを意識するようになりました。 その後、おろそかにしがちだった自分の睡眠、食事をきちんととり、月に1度は整体に行って体をメンテナンスするようにしました。そのおかげか、2人目出産後は以前のように寝込むことはほぼなくなりました。時間的金銭的に厳しいと感じるときもありますが、自分の健康を維持し家庭をスムーズにまわしていくために必要なことだと割り切っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2022年08月02日息子が1歳のとき、夫の海外転勤に同行することになりました。知り合いもおらず、言語もまったくわからない状態で頼れるのは夫だけでしたが、肝心の夫は現地でできた友人と連日飲み会へ。夫に飲み会の回数を減らしてほしいと伝えると、大激怒されてしまったのです……。 夫の海外転勤で“孤育て”に息子は赤ちゃんのころから夜泣きをするほうで、1歳になってからも相変わらず夜泣きは続いていました。環境の変化の影響か、海外に到着してから夜泣きは特にひどくなりました。私が抱っこをしようとしても何かにおびえるように後ずさりしたり、手足をバタつかせたりして甲高い声で泣き叫ぶ日が続いたのです。 毎日の寝不足に加え、初めての海外生活に私はとてつもない孤独を感じていました。周りに知り合いは居ないため頼れるのは夫だけでしたが、激務のため夫も自分のことで精一杯という感じ。「仕事だから仕方ない。私たち家族のために夫は頑張ってくれている」と自分に言い聞かせて、ワンオペ育児を頑張りました。しかし、だんだんと夫の行動に疑問を持つようになったのです。 自分の時間を確保できている夫海外生活がスタートしたころは、仕事が忙しくても夫は時間をつくってくれ、家族みんなで近所のスーパーに行ったり公園で息子と遊んだりしてくれました。しかし、海外に来てから1カ月が過ぎたあたりから、夫は仕事帰りに趣味のジムに行くか、現地の友人たちと深夜遅くまで飲みに行くように。夫はよく「仕事がプレッシャーだ」と私に言っていたので、私も夫にリフレッシュしてほしいと思っていました。 しかし、飲み会で日付が変わってから帰宅する夫と顔を合わせるのは朝ごはんの時間だけ、という日が多くなったのです。夫は泥酔した状態で帰宅したのか、スーツなどがリビングに散乱、お風呂にも入らず、トイレも流さず寝てしまっている状態。私はひとりで夜泣き対応をして早朝覚醒の息子を見ながら、夫が散らかした物を片付ける日々に毎朝うんざりしていました。 連日の飲み会を指摘すると夫が激怒同じ親なのに意識や行動がこうも違うのかと、夫に対してだんだんと怒りと悲しみが込み上げました。意を決して夫に、飲み会に行き過ぎていると思うこと、行くなら自分のことはしっかりやってほしいこと、私も慣れない海外生活と子育てで大変で頼れるのはあなただけだと伝えました。 すると夫は「俺も仕事が大変なんだよ! 何回も言ってるだろ! 理解してくれよ!」となぜかものすごいけんまくで激怒されたのです。私は今まで我慢していたものがプツンと切れてしまい、「もう無理!」と言って家の外に飛び出しました。時刻は金曜日の22時、息子を寝かしつけたあとでした。 夫から鳴り止まない電話とLINE私は夫に対する怒りで感情的になりながらも、「息子は寝かしつけたばかりだからしばらく起きないし、夫は次の日休みだから、少しの間私が外出しても仕事に響かないだろうし大丈夫」と考えていました。でも、万が一何かあってもすぐ対処できるよう、自宅マンションのロビーのソファに座って何をするわけでもなく、ただボーッとひとりの時間を過ごしました。 5分も経たないうちに夫からの電話とLINEが鳴り止まず、家を出てから15分で帰宅。最初こそ言い合いになりましたが、夫はその日を境に飲み会の回数を少し減らしてくれ、息子と私との時間を大切にしてくれるように。自分の身の回りのこともやってくれるようになりました。 今思うとお互いに自分ばかりが大変だと思って、相手を変えようと必死でした。未だに夫と喧嘩をすることはありますが、仕事や育児にかかわらず、経験したことがないことこそ軽く考えずに、相手を思いやる気持ちを大切にしなければと感じた出来事でした。 作画/キヨ著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年07月26日娘が生まれて2カ月経ったころ、私が抱っこすると泣くけれど、私以外が抱っこすると泣きやむことが何度もありました。実母に、ママはおっぱいのにおいがするから、おっぱいがもらえると思って泣くものだと言われ納得したのですが、その話を聞いた夫の反応にショックを受けることに……。 私が抱っこすると泣く娘私の抱っこで泣く娘。「なんでママの抱っこで泣くんだろう……」と最初はかなり落ち込みましたが、実母から「ママだとおっぱいがもらえると思って泣いちゃったりするもんよ」と言われ、ずいぶん心が軽くなりました。 それまでは意地になって、娘が泣いても頑張って抱っこし続けることも。しかし実母の言葉を聞いてからは、誰かに抱っこを代わってもらい、泣いてもあまり気にしないようになりました。 夫「何その言い訳(笑)」産後2カ月で里帰りを終え自宅に戻ったあと、夫は仕事が忙しくしっかり子どもと関わる時間がとれずにいました。そんななか、久々に夫が休日で何もない日があったのですが、その日に限って娘は不機嫌。おっぱいをあげても抱っこしても泣き止みません。仕事で疲れている夫に申し訳ないと思いつつ、山積みの家事を片付けたかったので「抱っこしてくれない?」と頼んでみました。 夫に「泣き止まないの?」と言われ、「ママだとおっぱいがもらえると思って余計泣いたりするんだ」と言いました。すると「何その言い訳(笑)。別に言い訳しなくても抱っこするけど?」と夫。私は真剣に娘のことを伝えたのに、娘を抱っこしてもらうための言い訳ととられてしまいショックでした。 自分で言うと言い訳に聞こえるなら…夫に娘を抱っこしてもらいながら、夫の言葉を振り返る私。冷静になると「確かに、自分で言うと言い訳に聞こえるのかも……それにしてもあの言い方は傷つくなぁ」と思いました。そこで実母に連絡。事情を話すと、実母から夫にそれとなく話をしてくれることに。 すぐに実母とテレビ電話をし、娘の様子を伝えるなかで、実母がふと思い出したように「娘ちゃん、ママだとおっぱい欲しがって泣いちゃうでしょ? 里帰り中も大変だったけど、パパも頑張ってね~」と言ってくれました。夫は「あっはい!」と焦ったように言い、電話後「ごめん、あれは冗談だと思って」とバツの悪そうな顔で謝ってくれました。 夫に私の言葉が言い訳と思われたのはとてもショックでした。けれど夫の立場からすれば、そう捉えてしまってもおかしくないのかな?と冷静に考えられたので、言い返して喧嘩に発展するのを避け、平和な解決方法を見つけられました。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年07月23日私には小学生と保育園児、2人の息子がいます。私はできればもう1人子どもが欲しいと考えているのですが、夫はあまり欲しくないようで……。夫の顔色をうかがいながらも妊活を続けてきました。そして今現在どのような状況かをお伝えします。 「3人目が欲しい」。夫とすれ違う気持ち私は現在7歳と4歳の男の子を育てています。下の子が保育園に通い始めたことで気持ちや時間に余裕ができ、もう1人子どもが欲しいと思うようになりました。そんな気持ちを夫に伝えてみたのですが、反対のようでした。 理由としては、経済的にそんなに余裕がないことや、夫の仕事が激務のため育児の負担が私ひとりにかかってしまうことが心配とのこと。それでも産みたい気持ちを伝えましたが、夫はなかなか頷いてくれませんでした。 あきらめようかと悩んでいたら…その後、夫からいい返事をもらえないまま半年が過ぎました。私はもう30歳を過ぎていることもあり、できるだけ早く産みたいという気持ちで焦っていました。もうあきらめるべきか悩みましたが、友人や母親に相談したところ「それで本当に後悔しないのか」「もう少し話し合うべき」とのアドバイスが。私自身も後悔するのは嫌だったので、もう一度、夫に強く自分の気持ちを伝えることにしました。 いざ妊活! でも夫は非協力的私は夫に「どうしてももう1人産みたい、自分に負担がかかっても大丈夫だから」と伝え、なんとか説得し、ついに了承の返事をもらうことができました。そしてやっと妊活をスタートすることができたのですが、そもそも夫は別に子どもが欲しいわけではないので、やはり協力的にはなってくれず……。 仕事で疲れている夫に「〇日、いいタイミングだからお願いできる?」と、毎月排卵日が近づくごとに夫の顔色を気にしながらお願いするようになりました。 夫の顔色をうかがうことに疲れてしまった夫の顔色を気にしながらも、なんとか妊活を続けてから1年。なかなか妊娠できないことと、夫の顔色を毎月うかがうことに私は疲れてしまっていました。特に夫が仕事で忙しい時期に排卵日が重なってしまうと「疲れてるって言ってるのになんでわからないんだ!」と怒鳴られてしまうことも。 子どもが欲しい気持ちはまだ強く残っているものの、夫の顔色をうかがいながら妊活を続けることに限界を感じ始めました。その後、さらに半年間なんとか妊活を続けていましたが結局妊娠できず……。今ももう1人子どもが欲しいという気持ちはありますが、しばらく妊活はお休みすること決めました。 妊娠はやはり夫の協力がないと難しいもの。妊娠できずつらい思いをしても励ましてもらえるわけではないので、自分だけが子どもを望んでいる状態での妊活はきついものがありました。いつか夫とともに妊活できるタイミングがきたときに頑張れるよう、今は心を休ませておきたいと思っています。 監修/助産師REIKO作画/キヨ著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2022年06月30日わが家は毎週末のように、車で約45分の夫の実家に遊びに行っています。でも助手席に座っている夫が、以前からスマホばかりいじっているのが少し気になっていて……。その道中で起こった、私の怒り&涙の体験談と、そこから得た教訓をご紹介します。 ※コロナ禍前の体験談です。 助手席で動画を見始めた夫夫の実家に遊びに行くときは、往路は基本的に私が運転しています。以前からその道中で、夫がスマホばかりいじっていることに対し、私は少しイライラしていました。でも夫は普段、仕事や家事、育児をとてもよく頑張ってくれているので、そこは大目に見ていました。 ところがその日はなんとイヤホンを取り出して、動画を見始めたのです! 私や子どもたちとのやりとりを遮断して自分の世界に入り込んでいる夫に、私は強い怒りを覚えました。 注意する私に夫が発した驚きのひと言動画を見始めた夫に、私は「動画なんて見ないでよ!」と強く注意しました。私は夫に、景色でも見ながら子どもたちと楽しくお話してほしかったのです……。しかし夫は驚きのひと言を発しました。「お前だってスマホ見てるじゃん」。 「……は?」私は子どもたちといるときはなるべく一緒に遊んだり、会話したりするようにしています。子どもたちの前でスマホを見ているときは、その日の天候、そのあと行く場所までの経路や所要時間を調べるなど、ほとんどが情報収集のためなのに。そんなことも知らずに、自分のことは棚に上げ、私を責めるなんてひどい……。 ショックで涙が止まらない私夫に言われたひと言にショックを受けた私は、一旦車を停め、号泣しながら気持ちを伝えました。私が子どもたちの前でスマホを見るときは、そのほとんどが情報収集のためだということ、自分の娯楽のためにスマホを見るのは子どもたちが寝たあとだということ。 伝えている間も悔しくて悲しくて、涙はあふれてくるばかり。それを見た夫は「ごめん」と謝まることしかできないようでした。それ以来、夫が助手席で動画を見ることはなくなりました。 私は自分が子どもたちのために日々頑張っていることを、夫が見てくれていなかったことがショックでした。でも私のほうからも、道中ではみんなで楽しく話そうよと伝えていればよかったのかもしれません。この件以降、やってほしいことはもちろん、今回のようにしてほしくないことも夫にしっかりと伝えるようにしています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:今岡めい6歳と3歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年06月29日