2年に一度開催されるスポーツクライミングの世界選手権がスタート。見どころをプロクライマーの尾川とも子さんに伺った。IFSC クライミング 世界選手権 2023 ベルン大会様々な技術を使って人工の壁を登っていくスポーツクライミングは、スピード、リード、ボルダーの3種目からなる。ロープをつけ、1対1で15mの高さの壁をどれだけ速く登れるかを競うスピードは「その名の通り速い人が勝ち」。12m以上の壁を制限時間内にどの高さまで登れるか争うリードは「持久力がものをいう競技です」。クライミングジムなどでなじみのある“ボルダリング”は、ボルダーという種目名だ。「4~5mの壁に数種の課題(セッティングされたルート)があり、技を駆使しながらゴールを目指します。リードとボルダーはホールド(突起物)の位置が試合ごとに変わり、ボルダーの決勝では、競技前に登り方を選手同士で話し合う作戦タイムがあるのも特徴的です」成長著しい若手が群雄割拠する日本からは総勢21人が出場。尾川さんが推すのは、16歳の安楽宙斗(あんらく・そらと)選手だ。「今季初参戦したボルダーのワールドカップで年間総合優勝を果たしています。また、東京オリンピック4位・楢崎智亜(ならさき・ともあ)選手の弟・明智(めいち)選手は、海外選手に劣らない高身長で遠い手順もすんなりこなす。今シーズンはかなり体を作り込み、一気にパリ五輪代表候補として名をあげました」女子の筆頭は19歳の森秋彩(もり・あい)選手。「リードが得意で、4月のボルダー&リードジャパンカップを制し早々に世界選手権の内定を決めたパリ五輪代表に最も近い選手。もう一人、松藤藍夢(まつふじ・あのん)選手は次世代の女子ボルダーを担う存在。パワフルで体を大きく動かす動きが得意で、キレとスピード感、しなやかさがあります」今回はパリ五輪の正式種目となる複合(ボルダー&リード)も開催され、スピードとともに上位選手は五輪の内定が出る点でも注目が。観戦はテレビのほか、動画配信でも。「ジャンプしたり、コウモリみたいに逆さにぶら下がったり。テレビ番組の『SASUKE』を見る感じに近いかもしれません。一つ一つの技の凄さ、ダイナミックな動き、選手の身体能力に驚きつつ気軽に見てほしいですね」安楽宙斗選手高校2年生にしてベテラン勢を押しのけ活躍。「スピード感と体の身軽さは特筆すべきものが。また親指が強く、ホールドに指を固定する保持力の強さも凄い」森 秋彩選手「150cm台と身長は低いですが、安楽選手同様、保持の強さが際立っている。指先の強さを感じさせる登りを見てほしいですね」。アップになった時の手元に注目。尾川とも子さん日本人女性初のプロクライマーとして活躍。クライミングの指導を行うほか、スポーツクライミング解説者として今回の世界選手権でも解説を担当する。IFSC クライミング 世界選手権 2023 ベルン大会【日程】開催中~8月12日(土)【会場】スイス・ベルン「ポストファイナンス・アリーナ」で開催。決勝はNHK総合、J SPORTSで放送予定。IFSCのYouTubeチャンネルの中継もあり。※『anan』2023年8月9日号より。写真・YUTAKA/アフロスポーツ(by anan編集部)
2023年08月02日ルイ・ヴィトンから、ボルダリングのクライミングホールドがデザインされた「トリヨン・クライミング」のメンズ新作レザーグッズが登場しました。メンズ アーティスティック・ディレクター ヴァージル・アブローが提案する“Boyhood Ideology®”から少年時代の高揚感が、スポーツを通して表現されています。「トリヨン・クライミング」から展開するレザーグッズには、グラナイトグレーのトリヨン・モノグラム レザーを使用。メゾンを代表するモノグラム・モチーフをエンボス加工で施し、ボルダリングのクライミングホールドをデザインしました。バックパック「エリプス・バックパック」、ショルダーバッグ「ホーボー・クルーザー PM」をはじめ、財布やカードケースのスモールレザーグッズを展開。少年時代の気持ちを思い出させてくれる夏にこそ、スポーティでアクティブなレザーグッズを取り入れてみてはいかがでしょうか。©LOUIS VUITTONホーボー・クルーザー PM42万3,500円(税込価格)17.0 x 8.5 x 24.0 cm ( 幅 x マチ x 高さ )ヴァージル・アブローによる2022秋冬の「トリヨン・クライミング」のテーマに相応しく、エネルギー溢れる雰囲気に仕上げた「ホーボー・クルーザー PM」。グラナイトグレーのトリヨン・モノグラム レザーに、クライミングスポーツを想わせるスタイリッシュなホールドのディテールを散りばめました。快適に持ち運べる調節可能なストラップと、ハンドキャリーを可能にするスナップフックとDリングを備えた、ファッショナブルで機能的なバッグです。©LOUIS VUITTONエリプス・バックパック57万2,000円(税込価格)31.0 x 17.0 x 44.0 cmヴァージル・アブローによる2022秋冬の「トリヨン・クライミング」のテーマに相応しい仕上がりになっています。グラナイトグレーのトリヨン・モノグラム レザーで仕立て、モノグラム・フラワー モチーフを象ったカラフルなクライミングホールドのディテールを散りばめました。2つのファスナー開閉式コンパートメントとレザーハンドルを備えた、日常の必需品を持ち運ぶのにぴったりのアイテムです。©LOUIS VUITTONジッピーウォレット・ヴェルティカル15万8,400円(税込価格)10.0 x 2.0 x 20.0 cm2022秋冬コレクションならではのフレッシュなスタイルでアップデートした「ジッピーウォレット・ヴェルティカル」。少年時代の遊び心と高揚感にオマージュを捧げる、ヴァージル・アブローの「トリヨン・クライミング」のテーマに相応しいアイテムです。チョークホワイトのトリヨンレザーにモノグラム・パターンをエンボス加工で施し、ライニングと同系色のライトブルーのクライミングホールドでアクセントを効かせました。モノグラム・パターンにオリジナルなひねりを加えた、多機能な財布です。©LOUIS VUITTONオーガナイザー・ドゥ ポッシュ8万2,500円(税込価格)8.0 x 1.0 x 11.0 cm子供時代の自由な発想から着想を得た「トリヨン・クライミング」のテーマに相応しい「オーガナイザー・ドゥ ポッシュ」。チョークホワイトのトリヨンレザーにアイコニックなモノグラム・パターンをエンボス加工で施し、ライニングと同様のグリーンのクライミングホールドのディテールをあしらって生き生きと仕上げました。スリムかつ実用的で、モノグラムを愛する方にもおすすめの、遊び心溢れるギフトです。※2022年8月5日時点の価格価格などの詳細は予告なく変更される可能性がございます。【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ、ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトwww.louisvuitton.com をご覧ください。
2022年08月08日抜群のコスパと機能性で人気のワークマン。最近では「ワークマン女子」という言葉が生まれるほどスタイリッシュなアイテムも多いんですよ。そんなワークマンで寒くなる時期に注目したい、こだわりの優秀パンツを4つご紹介します。AERO STRETCH (エアロ ストレッチ)クライミングパンツ出典:ワークマンたくさんのポケットがアクセントになっているエアロストレッチクライミングパンツは、お値段2500円(税込)となっています。約500gという超軽量のパンツで、ストレッチの効いた素材を使っているのでアウトドアやレジャーにもぴったりの予感!中綿が入っていて寒い季節でもぽかぽかしそうなのが嬉しいですね♪レディースストレッチウォームパンツ出典:ワークマンシンプルなデザインでワークマン初心者でも挑戦しやすそうなレディースストレッチウォームパンツは、お値段1900円(税込)となっています。裏起毛ですが、すっきりとしたシルエットで作られているのが魅力的ですね。カジュアルにもきれいめにも着こなせるので1着持っていると冬のコーディネートの幅が広がりそうな予感◎スウェットシェルインサレーションパンツ出典:ワークマン見るからにはき心地がよさそうなスウェットシェルインサレーションパンツは、お値段2500円(税込)となっています。スウェットのようにラクにはけることを目指して作られているそうで、おうちでのリラックスウェアや、ワンマイルウェアとしても活躍してくれるかも。撥水もばっちりとのことなので、雨の日コーデにしてもぴったりです♡耐久撥水ウォームパンツ出典:ワークマンカジュアルですっきりとしたデザインがすてきな耐久撥水ウォームパンツは、お値段2500円(税込)となっています。裏地がフリース生地になっていてしっかり保温してくれそうな上、表生地は汚れが付きにくい機能を持っているようなのでアウトドアやレジャーにぴったり◎ポケットにはファスナーがついていて、物が落ちないようになっているので、ランニングなどの軽い運動にもよさそうです。寒さに負けない優秀パンツはワークマンで♡防寒に撥水、さらにはストレッチ素材と、欲しい機能をギュッと詰め込んだような優秀パンツばかりでしたね。ワークマンに立ち寄った際は忘れずにチェックしてみてくださいね♪※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございますので、ご了承くださいませ。また、店舗ごとに在庫が異なるため、お立ち寄りの店舗へお問い合わせください。"
2021年12月27日ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)からクライミング日本代表のウェアデザインを踏襲した「インターナショナルコレクション(INTERNATIONAL COLLECTION)」が、2021年5月31日(月)から9月末まで全国のザ・ノース・フェイスの一部店舗などで発売される。「インターナショナルコレクション」は、クライミング日本代表ユニフォームと、ザ・ノース・フェイスのブランドアイデンティティから着想したコレクション。展開する各アイテムには、日本代表のナショナルカラーである青色や“日の丸”のデザインが取り入れられている。藍色の半袖Tシャツは、胸にクライミングユニフォームと同様の日本国旗を繊細な編みによって表現した。生地には、軽量で速乾性に優れるポリエステルを使用。「ホールガーメント製法」により、シームレスで立体的なシルエットに仕上げている。スウェットパーカーは、フロントにインパクトのあるザ・ノース・フェイスのロゴを配置。バックには、“日の丸”グラフィックを施した。カラーは、ナチュラルな先染め杢カラーのミックスグレー、アーバンネイビーの2色を展開する。コレクションを象徴する“日の丸”をあしらったレインポンチョもラインナップ。フロントには、便利なポケットを備えた。防水透湿性に優れた「ハイベント(HYVENT)」素材を使用することで、蒸し暑い季節でも快適に着用できる1着に仕上げている。なお、クライミング日本代表は、2021年に開催されるクライミングの国際大会にて、日米のザ・ノース・フェイスがタッグを組み開発したクライミングユニフォームを着用し、大会に挑む。【詳細】インターナショナルコレクション販売期間:2021年5月31日(月)~9月末(予定)販売店舗:全国のザ・ノース・フェイス一部店舗、オフィシャルオンラインストア価格:・S/S イヴォーク エモーション ティー(S~XL) 13,200円(税込)・IC S/S ジャパン チーム クルー (S~XXL) 5,390円(税込)・IC バックロゴ スウェット HD(S~XXL) 11,000円(税込)・IC レインポンチョ(S、L) 22,000円(税込)【問い合わせ先】ゴールドウイン カスタマーサービスセンターTEL:0120-307-560
2021年06月03日ベルシュカ(Bershka)から、クライミングロープをストラップに採用した新作メンズサンダル「テクニカルロープサンダル」が発売。同商品は、優れた耐摩耗性と伸縮性から山登りのシーンで重用されているクライミングロープをストラップに応用した一足。より負荷のかかる甲部分には4本、つま先部分は3本、足首周りは2本と、足の部分毎にストラップの本数を変えることで、程よいホールド感に調整している。また、フットベットには柔らかいスポンジ、ソールには合成ゴムを使用しており、スニーカーを履いているような履き心地を得られるという。カラーはオールブラック、アウトドアテイストを取り入れながら、街履きにもリゾートシーンにも対応するシンプルなデザインに仕上がっている。【商品情報】ベルシュカ「テクニカルロープサンダル」価格:5,990円(税込)取り扱い:ベルシュカ各店、公式オンラインストア
2019年05月17日半袖シーズン到来で、気になるのが二の腕のたるみ。ぼよ〜んとだらしなく垂れ下がった40女の太腕を人前にさらすわけにはいかない……! ということで、腕が引き締まりそうなイメージのあるスポーツ、ボルダリングにチャレンジしてみました。ボルダリングジムに行ってみた40女のライター田代が劣化を阻止すべくさまざまなことに挑む企画、今回はプルプル二の腕を救済するため、ボルダリングに初挑戦です。ボルダリングとは、高さ3~4メートルほどの壁を登るスポーツ。ロープをつけず、手と足だけで壁に埋め込まれた出っ張り(ホールド)を使って登っていくもので、クライミングの一種です。2020年の東京オリンピックに「スポーツクライミング」として新たに採用された注目のスポーツで、最近では専用ジムなどで誰でも手軽に利用できるようになっています。今回私は杉並区にあるフィットネスクライミングジム『ラーゴ』さんでワンコイン体験(初回・平日限定)を受けてみました。どんな服装がベスト?まずはボルダリングに適した服装について。基本的には、動きやすい服装であればOKとのこと。ジャージか短パンにTシャツが最適で、たいていのジムには更衣室もあるので仕事帰りでも立ち寄れそうです。重要なのは、シューズ。ふだん履いているスニーカーはNGで、クライミングシューズが必要になります。慣れてきたら自分専用のものを買ってもいいですが、まずはレンタルシューズを利用してみるといいかもしれません。私もレンタルしました。費用は300円。スタッフの方に選んでもらったシューズをはいてみると、かなりきつい感じです。足指も靴の中で少し丸まっているのですが、実はその状態がベストとのこと。ボルダリングでは足の指でホールドをしっかりとつかんで登っていく必要があり、足指が伸びていると力が入らないため、軽く丸まっている状態がよいそうです。こちらは、ボルダリングに必要な小道具、チョーク。滑り止めとして手に塗って使います。これも、200円でレンタルOK。ボルダリングのルールって?こちらのジムでは、未経験者の場合、スタッフの方が無料で登り方や着地の方法、注意点などを教えてくれます。さっそく私もチーフマネージャーの矢島さんに指導していただきました。まずはボルダリングのルールについて。このスポーツは、スタートからゴールまで決められたホールド(出っ張り)を使って登っていきます。一番簡単なコースは10級。ホールドのそばに貼ってあるテープの色と形、番号でコースを識別できます。Sはスタートの意味なので、まずSのホールドを探してから登りはじめます。10級の場合はS10。同じ色・形のテープが貼ってあるホールドだけを使って登っていくルールなので、初心者の場合、やみくもに登りはじめると途中でどのホールドをつかめばよいのかわからなくなるとのこと。最初に登るルートをイメージしてからスタートするとよいそうです。ちなみに、私はふだん運動をしないため、ほとんど筋力がありません。運動神経もほぼゼロレベル。そんな初心者でもボルダリングは可能なようで、矢島さんのお話では子どもから年配の方まで年齢・性別を問わずさまざまな方がジムに通って楽しんでいるそうです。ダイエットにストレス解消&美ボディも夢じゃない?!ということで、いよいよ運動音痴の40女が実践してみましたが、想像以上にハード。初心者用の垂直壁で10級コースに挑戦しましたが、説明を受けたにもかかわらずルートを考えずに登りはじめたため、壁の途中でホールドに手が届かなくなりパニックに……。いったん床に降りてルートを確認し、再チャレンジでようやくゴールまで登れました。そして、私が一番気になっていた “二の腕プルプル解消” に効果があるのか、矢島さんに直撃してみると、「ありますよ!」とのうれしい回答。さらに「腕だけでなく全身を使う運動なので、続けていけば体全体が引き締まり代謝も上がります」とのこと。代謝が上がるということは、ダイエット効果も期待できそうです。また、ボルダリングは腕を使って登るスポーツだと思っていたのですが、矢島さんによると足が重要とのこと。「初心者の方は腕で登っていこうとしますけど、本当は足から登っていくといいのです。はしごを登るイメージで。どうしても腕が先行しがちですが足を意識すると登りやすくなりますよ」というお話でした。ほかにも、集中して登ることによるストレス解消効果やルートをクリアしたときの達成感など、体だけでなく心の面でもプラス作用が多くあるとのこと。通い続ければ心身ともに健康的な40女になれそうです。ちなみに、こちらはスタッフさんによるデモンストレーション。天井まで軽々と登っていました!ボルダリング体験、終わり!ボルダリングは一見すると楽しそうな遊びのように見えて、実はかなりハード。汗もかいてしっかり運動した気分になりました。今回取材したジムのように、好きなときに通えるタイプの施設もあるので、仕事があっても自分の空いた時間に行けそうです。今から通いはじめれば、夏のノースリーブ姿もこわくない!『ラーゴ』さんは京王線の代田橋駅から徒歩5分ほどの立地で通うのにも便利です。まずはワンコイン体験からはじめてみませんか?Information取材協力:フィットネスクライミングジム『ラーゴ』©vadimguzhva/Gettyimages©luna4/Gettyimages
2018年05月28日2020年の東京五輪の種目にも決定し、注目度急上昇の競技「スポーツ・クライミング」。そんなクライミングの注目選手・楢崎智亜(ともあ)選手の魅力に迫りました。「プロのクライマーとして生きていこうと決めたのは、高校3年の時。大学へ進学することも考えたのですが、自分の中で『逃げ道を作りたくない』という思いがあり、クライミング一本で行くことを決めました。世界一になることだけが、当時から変わらない目標です」凛とした表情で、プロとしての決意を語ってくれた楢崎智亜選手。鍛え抜かれたボディはまるで彫刻のよう。その体で壁を縦横無尽に動き回る姿は、国内外で“ニンジャ”と称される。「いろいろな体の使い方をトレーニングで試して、それをクライミングに馴染ませる作業を実践しています。体格の大きな海外の選手に負けない柔軟さが武器ですね」2016年は世界選手権で日本人初のチャンピオンに。「それまでは、“かっこよく登る” ことが僕のプレーの美学でもあったのですが、昨年は見え方よりも“登りきること”を徹底的に意識していました。ただ、勝つために登りすぎても駄目なんだな、というのは今年新たに思ったこと。熱すぎず、冷静すぎず、中間くらいの感情でいるのがちょうどいいバランスなんだと思います」そんな楢崎選手が感じるクライミングの醍醐味とは?「誰もできない課題を一人だけクリアした時は、めちゃくちゃ気持ちがいいですね。完登して振り向いた時に大きな歓声を受けるのがすごく好きで。その瞬間のために、これからも僕は登り続けます」素顔がわかるQ & AQ.オフの日は何をする?休みの日はだいたい、整体に行って体をメンテナンスします。それか、風呂好きなのでコーチと地元の温泉に行くことも多いかな。Q.試合前に行うジンクスは?特にありません。ただ、他の選手のプレー中は余計なことを考えないよう、観客の声援に一喜一憂しないことを心がけています。Q.好きな女性のタイプは?僕が、けっこう自分の夢や野望を語るのが好きなタイプなので、僕の話を優しく聞いてくれる女性だとありがたいです(笑)。ならさき・ともあ1996年6月22日生まれ。栃木県出身。TEAM au所属。2016年ボルダリングW杯年間優勝。2017年THE NORCE FACE CUP優勝。10月のリードW杯でも2位の好成績を残す。※『anan』2017年11月1日号より。写真・佐藤航嗣(TRON)取材、文・瀬尾麻美
2017年10月28日タベイプランニングは2015年3月13日、東京・昭島駅北側の「MORIPARK Outdoor Village(モリパーク アウトドアヴィレッジ)」内にてクライミングジム&ヨガスタジオ&オーガニックカフェ「PLAY」をオープンする。「モリパーク アウトドアヴィレッジ」は、アウトドアの魅力を体験・体感できる屋外型複合商業施設で、3月13日にオープンする。同社が展開する「PLAY」はその施設内に位置し、ワールド・クラスの大会開催も可能な大型クライミングウォールを備えたクライミングジムを設置。第一線で活躍するインストラクターによる指導が受けられるヨガスタジオも備えている。また、各地の山岳トレッキングや専用コースでのノルディックウォーキング・ランニングプログラムなど、日々体を整えるためのプログラムや特別イベントなども用意している。クライミングジムを眺めながらの「チャージ」「リカバリー」「バックアップ」「ピクニック」をテーマとしたファストフードカフェもオープンする。運動後の栄養補給のほか、お茶だけの利用も可能。他にも、ギアショップも併設しており、同店でしか手に入らない珍しいグッズも取りそろえる。2015年1月17日・2月11日・3月8日には、プレオープンイベント「YOGA×アンプラグドLIVE×たき火BBQ」を開催。「YOGA」「森林ノルディックウォーキング」「スラックライン」「アンプラグドLIVE」「たき火&BBQ」などを体験できるとのこと。詳細は同施設の公式WEBサイトにて。
2014年12月11日2008年のW杯チャンピオンで“クライミング界の若き天才”と称えられる、世界のトップクライマーのデビッド・ラマが、8月末より公開される自身のドキュメンタリー映画『クライマー パタゴニアの彼方へ』を携えて来日。先日、祝日として制定された“山の日”となる8月11日(月)に東京・秋葉原にて、デビッドの友人であり、日本を代表するトップクライマーである平山ユージも参加してのトークショーが行われた。本作の舞台は、有名アウトドア・ブランドもその名を冠した南米“パタゴニア”に聳える、標高3,128mの難攻不落の山、セロ・トーレ。この南東稜に位置する花崗岩からなる尖塔を、フリークライミングで登頂した者は未だかつて誰も存在しないという。その最高難易度の過酷なルートに挑んだのがデビッドと、そのパートナーのペーター・オルトナー。本作では、セロトーレに挑むデビッドの姿を3年間にわたって追ったドキュメンタリー作品だ。この日、「とにかく日本に来る事が出来て、嬉しいです」と挨拶したデビッド。さらに、「強いだけではない、美しいクライミングが魅力的」と平山さんを紹介。一方の平山さんも、デビッドの出会った当初をふり返り「ワルガキですね(笑)。動物のようなしなやかなクライミングが印象的でした」と称えた。クライミング界と一口に言われても、なかなかその詳細を知る機会は少ないが、平山さんの言葉を借りて分かり易く言えば、今回のセロトーレのフリークライミング(※命綱一本で山を登るクライミング方法)で挑戦すること自体、「本当に頭がおかしい(笑)」ことだそう。この無謀なチャレンジに誰しもが疑問を抱くはずだ、「何故」と。デビッドはこう語る。「不可能と言われたのでチャレンジしました。誰もやったことないという事はたくさんの問題があるともいます。当時は、セロトーレは“登頂不可能な山”と呼ばれていましたが、自分には出来ると思っていました」。現在24歳のデビッド。勢いに任せた若気の至りか…と思ってしまいそうだが、そういうワケではない。単純に「出来る」と信じている、ただそれだけなのだ。最後にデビッドは、「自分が何かをしようと思ったときに最初に抱いたビジョンをぶれずに持ち続け、それをやり通すということをこの映画を観てもらえれば感じとってもらえると思います。今回のチャレンジも沢山の障害をクリアして成功させることが出来ました。でも、これは普段の生活でも同じだと思います。何かを難しいと思わずにチャレンジしていって成功することが成長にも繋がりますし、最初のビジョンをぶれずにやることが大事だと思いますし、それはとても価値があることだと思います」と、クライミングと人生を重ね合わせメッセージを送っていた。『クライマー パタゴニアの彼方へ』は8月30日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クライマーパタゴニアの彼方へ 2014年8月30日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2013 Red Bull Media House GmbH
2014年08月12日APEX SOLUTIONSは20日、東京都新宿区に、ボルダリング(ロープを使わないクライミング)設備を備えた「APEX Climbing Gym(エイペックスクライミングジム)」をオープンする。同施設は、東京都新宿区、東京メトロ丸の内線の四谷三丁目駅徒歩1分に位置する、都市型のクライミングジム。約80坪2フロアに別れた、高さ約4m、11面の壁面を設置し、クライミング初心者から上級者まで楽しめる施設とのこと。道具のレンタルもあり、動きやすい服装であればボルダリングが初めての人でも挑戦できる。場所は東京都新宿区四谷3-13-24 ミズキビル6F(受付)-7F。営業時間は平日13時~23時、土日祝日11時~22時。無休。料金は初回登録料1,575円、1日料金が平日1,890円、土日祝日が2,100円。夜間料金は1,575円(18時~)、1,260円(21時~)。詳細は「APEX Climbing Gym」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月07日株式会社ゴールドウインが展開する「ザ・ノース・フェイス」は、視覚障害者のクライミングをサポートするNPO法人「モンキーマジック」を支援するTシャツを今年も4月中旬より発売開始する。この販売企画は2006年からスタートし、今年で7年目となる。NPO法人「モンキーマジック」は、多くの場合でスポーツをあきらめなければならない視覚障害者の人々でも、ロッククライミングをすることは可能とし、視覚障害者の方のクライミングする手助けとしてスクール活動を行っている。クライミング界、クライマーを支援してきた「ザ・ノース・フェイス」は、そのモンキーマジックの活動に共感。支援Tシャツを製作・販売し、売り上げの一部をモンキーマジックに寄付している。支援Tシャツの販売・企画は2006年からスタートし、今年で7年目。4月中旬より発売開始する。デザインは壁を軽快に登るモンキーのイラストで、視覚障害者によるクライミングを表現。今までのデザイン同様、モンキーマジックのテーマ「No sight But on sight!(見えなくても、見えづらくても、オンサイトで登れるぜ!)」のメッセージが背中に点字表記で凹凸プリントされている。吸湿速乾性の高いポリエステル100%素材で、あらゆるスポーツシーンで着用できるとのこと。価格は男性用・女性用とも4,410円(税込)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日