東京国立博物館は、「博物館でお花見を」と題した春の恒例企画を、2023年3月14日(火)~4月9日(日)に実施します。本館の各展示室では、絵画、陶磁器、きものなど、桜をモチーフにした日本美術の優品をお楽しみいただき、本館北側に広がる庭園では、さまざまな種類の本物の桜を堪能いただけます。当館ならではの、特別なお花見をお楽しみください。※昨年まで実施を見合わせていたガイドツアー等のイベントを、一部再開します。10. 「博物館でお花見を」メインビジュアル【本館 桜めぐり】本館の各展示室では、「新吉原櫻之景色」など花見の風景を描いた浮世絵や、うららかな春の風景を描いた「舞楽図屏風」などの絵画、また桜をモチーフにした陶磁器や染織をはじめ、さまざまな工芸作品を展示します。該当作品のキャプションには桜マークが付いていますので、それを探しながら展示室内の桜をご堪能ください。【主な展示作品】 ※作品はすべて東京国立博物館蔵1. 新吉原櫻之景色(しんよしわらさくらのけしき) 歌川豊国(うたがわとよくに)筆 江戸時代・19世紀 3月7日(火)~4月9日(日) 本館10室にて展示吉原では、大門からのびるメインストリート仲の町に、3月3日にあわせて咲くように桜が毎年植え込まれました。花が雲のように広がる大きな樹の下には山吹を添え、青竹の垣根をめぐらし、花魁たちはそこで妍(けん)を競いました。2. 舞楽図屏風(ぶがくずびょうぶ) (右隻) 狩野永岳(かのうえいがく)筆 江戸時代・19世紀 2月21日(火)~4月9日(日) 本館7室にて展示京都御所の障壁画制作も行った狩野永岳による作品。右隻には春景を背景にした華やかな舞を描き出しています。3. 小袖 白綸子地花車模様(こそで しろりんずじはなぐるまもよう) 江戸時代・18世紀 3月7日(火)~4月23日(日) 本館10室にて展示紺と紅の鹿の子絞り(かのこしぼり)と刺繍で、桜・菊・牡丹など四季の花々による花車を表した、元禄期の女性の衣装です。4. 桜松蒔絵書棚(さくらまつまきえしょだな) 江戸時代・18世紀 2月14日(火)~5月7日(日) 本館8室にて展示薄肉高蒔絵(うすにくたかまきえ)を主体にして、切金(きりかね)を置き、桜花は金金貝(きんかながい)で表すなど、大変豪華な表現です。5. 色絵枝垂桜図皿(いろえしだれざくらずさら) 鍋島 江戸時代・18世紀 米田實氏・千惠子氏寄贈 1月17日(火)~4月16日(日) 本館13室にて展示枝垂桜を描いた鍋島焼(なべしまやき)のお皿です。幹と、垂れ下がる枝を染付で、そこに咲くたくさんの桜の花と蕾を赤い上絵具で表しています。6. 袱紗 萌黄繻子地桜樹孔雀模様(ふくさ もえぎしゅすじおうじゅくじゃくもよう) 江戸時代・19世紀 3月7日(火)~4月23日(日) 本館10室にて展示満開の桜の樹のもとに、百鳥の王と称される孔雀を刺繍で表しています。2羽の孔雀は夫婦を表し、結婚の祝いに贈呈されたものかもしれません。7. 色絵桜川文徳利(いろえさくらがわもんとくり) 伊万里 江戸時代・17世紀 広田松繁氏寄贈 1月17日(火)~4月16日(日) 本館13室にて展示茶人に特に人気の高い瓢形(ひさごがた)の徳利で、川を流れる桜の花びらを意匠化しています。8. 桜下馬乗り若衆(おうかうまのりわかしゅ) 奥村政信(おくむらまさのぶ)筆 江戸時代・18世紀 3月7日(火)~4月9日(日) 本館10室にて展示桜の下で馬に乗る若衆と、物見窓から若衆をちらちらと見やる女性たちを描いた作品。奥村政信は初期浮世絵を代表する絵師です。【桜イベント】*すべて事前申込不要、参加無料(ただし、当日の入館料が必要)◆ボランティアによるガイドツアーボランティアによる「樹木ツアー」「たてもの散歩ツアー」「英語ガイド」は、「博物館でお花見を」の期間中、桜のトピックを加えた特別版になります。「樹木ツアー」は構内の桜や桜にまつわるエピソードを、「たてもの散歩ツアー」は構内のたてものの紹介に加えて、付近の桜についてもお話しします。「英語ガイド」は、たてものや展示室についてのお話を中心に、お花見期間中は構内の桜についても触れる予定です。ガイドツアーの日時等、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。*天候等により、内容は変更になることがあります。◆「春らんまん 桜ぬりえ」桜を表した当館所蔵作品のオリジナルぬりえをお楽しみいただけます。展示室にある作品の色づかいにも注目してみてください。日時:3月24日(金)、25日(土)11:00~15:00(受付終了14:30)、3月26日(日)10:00~16:30(受付終了16:00)会場:本館19室 *会場にて随時受付。1名につき1枚配布。なくなり次第終了◆東博句会「花見で一句」「博物館でお花見を」の期間中、桜をテーマにした俳句を募集します。桜咲く庭園や、桜をモチーフにした作品をテーマに、一句詠んでみませんか?応募方法等、詳細は当館ウェブサイトでご確認ください。【庭園散策について】庭園には、ソメイヨシノをはじめ、オオシマザクラ、枝垂れのエドヒガンザクラなど、約10種類もの桜が次々と開花します。池の前にある腰掛石に座って、ゆったりと景色を楽しむお客様もいらっしゃいます。散策のベストシーズンであるこの季節、展示室で見る桜の作品とあわせて、庭園で咲く桜もお楽しみください。9. 庭園風景開放時間:9:30~16:00※天候や整備作業等により、閉鎖もしくは散策エリアを制限する場合があります。※茶室内には入れません。【「博物館でお花見を」 来館案内】会期 : 2023年3月14日(火)~4月9日(日)会場 : 東京国立博物館開館時間 : 9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日 : 月曜日 ※ただし、3月27日(月)は開館観覧料 : 一般1,000円、 大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※有料イベント等は別途料金が必要です。交通 : JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)ウェブサイト: ※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。詳しくは、当館ウェブサイト等でご確認ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月09日静岡市歴史博物館が、静岡市葵区グランドオープンする。静岡市歴史博物館、徳川家康や今川義元など静岡市の歴史を紹介静岡市歴史博物館は、徳川家康や今川氏など静岡所縁の武将をはじめ、静岡市の歴史を一堂に披露する博物館だ。静岡市ならではの歴史的・文化的に重要性のある資源の価値や魅力を発信すると共に、「大御所家康公と駿府」としての都市イメージの確立を目指す。グランドオープン後は、徳川家康や今川氏の歴史に触れることのできる展示物だけでなく、博物館建設前の調査で発見された戦国時代末期の道と石垣の遺構を館内にそのまま取り込んだ展示も魅力。かつてその道を歩いたかもしれない家康や当時の人々・情景を思い浮かべつつ観覧することができる。開館記念企画展を開催グランドオープンを記念し、館内では開館記念企画展「徳川家康と駿府」を2月26日(日)まで開催する。展覧会の注目は、家康の着初めの鎧や、自筆と伝わる肖像など。ほかにも、家康が天下の最高権力者「大御所」として過ごした9年余りの期間に着目し、駿府城下での暮らしや多くの寺社、さらには郊外の集落にまで与えた影響など、ゆかりの資料を通して紹介する。【詳細】静岡市歴史博物館開館日:2023年1月13日(金)住所:静岡県静岡市葵区追手町4-16開館時間:9:00~18:00※展示室入場は閉館30分前まで休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)観覧料:・基本展示+企画展示 一般 1,000円(800円)、大学生・高校生・市内在住70歳以上 700円(550円)、小中学生 250円(200円)・基本展示のみ 一般 600円(480円)、大学生・高校生・市内在住70歳以上 420円(330円)、小中学生 150円(120円)※( )内は20人以上団体料金。※小学生未満は無料。※「市内の小中学生」は「静岡市子どもカード」などを提示で無料。そのほか「一般」以外は学生証など証明書等を持参。※混雑緩和のため、2階・3階の展示室の観覧は日時指定予約制(ウェブ予約)を導入。■展覧会情報開館記念企画展「徳川家康と駿府」会期:2023年1月13日(金)~2月26日(日)場所:静岡市歴史博物館 3階 企画展示室【問い合わせ先】静岡市歴史博物館TEL:054-204-1005
2023年01月19日文化財活用センター〈ぶんかつ〉と東京国立博物館(トーハク)は、2023年1月31日(火)より、東京国立博物館 法隆寺宝物館に、通年で鑑賞できる展示室≪デジタル法隆寺宝物館≫を開室します。デジタル技術が可能にする博物館のあらたな鑑賞体験≪デジタル法隆寺宝物館≫は、常時展示がかなわない法隆寺ゆかりの名宝を、デジタルコンテンツや複製でくわしく鑑賞、体験する展示室です。2023年1月31日からは法隆寺献納宝物である国宝「聖徳太子絵伝」を、8月1日からは「法隆寺金堂壁画」をテーマに、臨場感あふれるグラフィックパネル(複製)と、大型8Kモニターで絵の詳細まで自在に鑑賞できるデジタルコンテンツを展示します。また、仮面や装束の当初の姿を考証した復元模造では、かつて人々を魅了した伎楽(ぎがく)という芸能の色鮮やかな世界観にふれることができるでしょう。≪デジタル法隆寺宝物館≫開室後半年間のみどころ[2023年1月31日~2023年7月30日]●みどころ(1)70インチ8Kモニターでくわしくみる国宝~鑑賞者の操作で絵画の魅力をじっくり鑑賞~およそ千年前に描かれた国宝「聖徳太子絵伝」の高精細画像を、大型8Kモニターで鑑賞するデジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>を体験できます。本デジタルコンテンツでは、原品ではよくみえない聖徳太子の表情までもが8Kモニターに映し出されます。また、聖徳太子の生涯にわたる50以上もの事績から、みたい場面を選んで解説とともに鑑賞するなど、国宝「聖徳太子絵伝」の魅力を8K画質で自在にくわしく楽しめます。●みどころ(2)臨場感あふれる原寸大グラフィックパネル~絵画の大きさや配置された空間そのものを体感~かつて奈良・法隆寺の絵殿という建物の内側を飾っていた国宝「聖徳太子絵伝」は、1面およそ縦1.9m×横1.5mの画面を横に並べた計10面からなる大画面絵画です。その原寸大グラフィックパネル(複製)を、法隆寺の絵殿にあったときと同じコの字型の配置に展示しています。国宝「聖徳太子絵伝」にあらわされた雄大な景観と、聖徳太子の生涯を追体験するかのような空間そのものを体感することができます。●みどころ(3)よみがえる古代芸能の色とかたち~伎楽でもちいられた仮面や装束の本来の姿を再現~飛鳥時代に大陸から伝来した伎楽は、今日では資料より役名を伝えるのみとなった幻の芸能です。現存する伎楽面のほとんどが奈良時代の作であるのに対し、法隆寺献納宝物(東京国立博物館蔵)の伎楽面には、それより古い飛鳥時代の作が含まれています。東京国立博物館と文化財活用センターは、現存する資料から色やかたちについての検討を重ね、本来の姿を再現した伎楽面と伎楽装束を製作しました。*上記は、≪デジタル法隆寺宝物館≫開室から半年間 [2023年1月31日~2023年7月30日] のみどころです。*≪デジタル法隆寺宝物館≫は半年毎に展示替をします。2023年1月31日の開室後半年間は、法隆寺献納宝物(東京国立博物館蔵)である国宝「聖徳太子絵伝」を、同年8月1日からは「法隆寺金堂壁画」(奈良・法隆寺蔵)をテーマに展示します。*≪デジタル法隆寺宝物館≫の会場内は写真、動画の撮影が可能です。■デジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>について*デジタルコンテンツ制作:文化財活用センター、NHKエデュケーショナル/2018~19年*日本語・英語に対応しています国宝「聖徳太子絵伝」は、かつて法隆寺の絵殿を飾っていた大画面の障子絵です。平安時代・延久元年(1069)、絵師・秦致貞によって描かれました。10面からなる横長の大画面に、聖徳太子の生涯にわたる50以上もの事績が散りばめられています。数ある聖徳太子絵伝のなかでもっとも古く、初期やまと絵の代表作にあげられます。しかし、長い年月を経て画面のいたみがひどく、肉眼で細部まで鑑賞することはかないません。デジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>は、本作品の高精細画像を、大型8Kモニターに映し出すアプリケーションです。1面およそ縦1.9m×横1.5mの本作品を、計28区画に分割して撮影し、画像をつなぎ合わせて1面で18億画素の画像データを作成しました。鑑賞者自身の操作により、2面で36億画素という画像データがリアルタイムに処理され、70インチ8Kモニターに表示されます。国宝「聖徳太子絵伝」のみたい部分を大きく拡大すると、聖徳太子の表情までくわしく確認することができます。聖徳太子の生涯のエピソードから場面を選び、その場面の解説もお楽しみいただけます。およそ千年前に描かれた国宝の絵伝と聖徳太子の魅力を、8K画質でじっくりとご堪能ください。●国宝「聖徳太子絵伝」秦致貞 筆/平安時代・延久元年(1069)/綾本着色/10面/東京国立博物館(法隆寺献納宝物)*原品の展示予定は未定ですその他多数のみどころあり。詳細は公式サイトをご覧ください。■開催概要名称:デジタル法隆寺宝物館会場:東京国立博物館 法隆寺宝物館/中2階(東京都台東区上野公園13-9)会期:2023年1月31日(火)開室 以降は通年展示(半年毎に展示替)開館時間:9:30~17:00休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、2023年2月7日(火)は休館※開館時間・休館日は、東京国立博物館総合文化展に準じます観覧料:総合文化展観覧料もしくは開催中の特別展観覧料[観覧当日に限る]が必要です主催:東京国立博物館、文化財活用センター協力:法隆寺、奈良国立博物館、国立情報学研究所高野研究室▼≪デジタル法隆寺宝物館≫WEBサイト▼*総合文化展観覧料、一般1,000円、大学生500円、高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。*大学生の方は、学生証をご提示ください。*高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は、総合文化展について無料です。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、健康保険証、運転免許証など)をご提示ください。*障がい者とその介護者各1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。*東京国立博物館のガイドラインに従い感染防止対策を実施します。*令和4年度日本博イノベーション型プロジェクト 補助対象事業(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年01月18日文化財活用センター〈ぶんかつ〉と東京国立博物館(トーハク)は、2023年1月31日(火)より、東京国立博物館 法隆寺宝物館に、通年で鑑賞できる展示室≪デジタル法隆寺宝物館≫を開室します。メインビジュアル■デジタル技術が可能にする博物館のあらたな鑑賞体験≪デジタル法隆寺宝物館≫は、常時展示がかなわない法隆寺ゆかりの名宝を、デジタルコンテンツや複製でくわしく鑑賞、体験する展示室です。2023年1月31日からは法隆寺献納宝物である国宝「聖徳太子絵伝」を、8月1日からは「法隆寺金堂壁画」をテーマに、臨場感あふれるグラフィックパネル(複製)と、大型8Kモニターで絵の詳細まで自在に鑑賞できるデジタルコンテンツを展示します。また、仮面や装束の当初の姿を考証した復元模造では、かつて人々を魅了した伎楽(ぎがく)という芸能の色鮮やかな世界観にふれることができるでしょう。▼≪デジタル法隆寺宝物館≫WEBサイト▼ ■≪デジタル法隆寺宝物館≫開室後半年間のみどころ[2023年1月31日~2023年7月30日]●みどころ(1) 70インチ8Kモニターでくわしくみる国宝~鑑賞者の操作で絵画の魅力をじっくり鑑賞~11歳、雲のように空に浮かぶ(第1面)/国宝「聖徳太子絵伝」(部分)およそ千年前に描かれた国宝「聖徳太子絵伝」の高精細画像を、大型8Kモニターで鑑賞するデジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>を体験できます。本デジタルコンテンツでは、原品ではよくみえない聖徳太子の表情までもが8Kモニターに映し出されます。また、聖徳太子の生涯にわたる50以上もの事績から、みたい場面を選んで解説とともに鑑賞するなど、国宝「聖徳太子絵伝」の魅力を8K画質で自在にくわしく楽しめます。●みどころ(2) 臨場感あふれる原寸大グラフィックパネル~絵画の大きさや配置された空間そのものを体感~国宝「聖徳太子絵伝」原寸大グラフィックパネル ※2018年撮影かつて奈良・法隆寺の絵殿という建物の内側を飾っていた国宝「聖徳太子絵伝」は、1面およそ縦1.9m×横1.5mの画面を横に並べた計10面からなる大画面絵画です。その原寸大グラフィックパネル(複製)を、法隆寺の絵殿にあったときと同じコの字型の配置に展示しています。国宝「聖徳太子絵伝」にあらわされた雄大な景観と、聖徳太子の生涯を追体験するかのような空間そのものを体感することができます。●みどころ(3) よみがえる古代芸能の色とかたち~伎楽でもちいられた仮面や装束の本来の姿を再現~復元模造 伎楽面・伎楽装束 ※半年毎に展示替、ケース内展示飛鳥時代に大陸から伝来した伎楽は、今日では資料より役名を伝えるのみとなった幻の芸能です。現存する伎楽面のほとんどが奈良時代の作であるのに対し、法隆寺献納宝物(東京国立博物館蔵)の伎楽面には、それより古い飛鳥時代の作が含まれています。東京国立博物館と文化財活用センターは、現存する資料から色やかたちについての検討を重ね、本来の姿を再現した伎楽面と伎楽装束を製作しました。*上記は、≪デジタル法隆寺宝物館≫開室から半年間 [2023年1月31日~2023年7月30日] のみどころです。*≪デジタル法隆寺宝物館≫は半年毎に展示替をします。2023年1月31日の開室後半年間は、法隆寺献納宝物(東京国立博物館蔵)である国宝「聖徳太子絵伝」を、同年8月1日からは「法隆寺金堂壁画」(奈良・法隆寺蔵)をテーマに展示します。*≪デジタル法隆寺宝物館≫の会場内は写真、動画の撮影が可能です。■デジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>について*デジタルコンテンツ制作:文化財活用センター、NHKエデュケーショナル/2018~19年*日本語・英語に対応しています<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>操作画面国宝「聖徳太子絵伝」は、かつて法隆寺の絵殿を飾っていた大画面の障子絵です。平安時代・延久元年(1069)、絵師・秦致貞によって描かれました。10面からなる横長の大画面に、聖徳太子の生涯にわたる50以上もの事績が散りばめられています。数ある聖徳太子絵伝のなかでもっとも古く、初期やまと絵の代表作にあげられます。しかし、長い年月を経て画面のいたみがひどく、肉眼で細部まで鑑賞することはかないません。デジタルコンテンツ<8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」>は、本作品の高精細画像を、大型8Kモニターに映し出すアプリケーションです。1面およそ縦1.9m×横1.5mの本作品を、計28区画に分割して撮影し、画像をつなぎ合わせて1面で18億画素の画像データを作成しました。鑑賞者自身の操作により、2面で36億画素という画像データがリアルタイムに処理され、70インチ8Kモニターに表示されます。国宝「聖徳太子絵伝」のみたい部分を大きく拡大すると、聖徳太子の表情までくわしく確認することができます。聖徳太子の生涯のエピソードから場面を選び、その場面の解説もお楽しみいただけます。およそ千年前に描かれた国宝の絵伝と聖徳太子の魅力を、8K画質でじっくりとご堪能ください。27歳、黒駒に乗って東国にあそび富士山に登る(第3面)/国宝「聖徳太子絵伝」(部分)12歳、百済の賢者、日羅と会う(第10面)/国宝「聖徳太子絵伝」(部分)●国宝「聖徳太子絵伝」秦致貞 筆/平安時代・延久元年(1069)/綾本着色/10面/東京国立博物館(法隆寺献納宝物)*原品の展示予定は未定です聖徳太子(574-622)は用明天皇の第二皇子で、飛鳥時代、推古天皇のもと仏教の興隆や遣隋使の派遣、十七条憲法の制定などに力をつくしました。伝記にあたる『聖徳太子伝暦』が10世紀に成立したのち、その生涯を絵画化した絵伝が数多く作られました。なかでもこの作品は、現存最古のもっとも優れた聖徳太子絵伝であり、11世紀やまと絵の説話画としても貴重です。かつて法隆寺絵殿の内側を囲った全10面の大画面には、法隆寺のある斑鳩の地を中心に、飛鳥や難波(現在の大阪府)、さらに中国・衡山までを見渡す雄大な景観が描かれ、聖徳太子の生涯を追体験するかのような空間を作り出します。国宝「聖徳太子絵伝」展示風景(法隆寺宝物館第6室) ※2019年撮影■デジタルコンテンツ<「法隆寺金堂壁画」写真ガラス原板デジタルビューア>について*デジタルコンテンツ制作:法隆寺、奈良国立博物館、国立情報学研究所高野研究室/2020年*デジタルコンテンツ制作協力:文化財活用センター、便利堂*日本語・英語に対応しています7世紀後半から8世紀はじめに制作されたとみられる「法隆寺金堂壁画」は、かつて法隆寺金堂の内壁(外陣)にあった大画面壁画です。昭和24年(1949)1月26日、火災により焼損しました。「法隆寺金堂壁画」写真ガラス原板は、美術印刷会社便利堂によって昭和10年(1935)に撮影されたもので、焼損前の金堂壁画の姿を今に伝えます。デジタルコンテンツ<「法隆寺金堂壁画」写真ガラス原板デジタルビューア>は、363枚ある写真ガラス原板から、専用の高精細スキャナー(1500dpi)で取得した高精細画像を、大型8Kモニターに映します。この高精細画像は、写真ガラス原板1枚を5分割して読み込み、撮影時のレンズの歪みや現像時に生じた濃淡の差などを補正し、複数の画像データを接合したものです。壁画1枚の画像は、大壁で300億画素、小壁で170億画素を超えます。2020年、<「法隆寺金堂壁画」写真ガラス原板デジタルビューア>はオンライン上で公開され、PCやスマートフォンで閲覧可能です。本会場ではそれを70インチの8Kモニターで鑑賞いただきます。仏教美術の至宝と称えられた法隆寺金堂壁画、その線描の美しさを大画面モニターでお楽しみください。第二号壁 菩薩像/「法隆寺金堂壁画」(部分)第六号壁 阿弥陀浄土図/「法隆寺金堂壁画」(部分)<「法隆寺金堂壁画」写真ガラス原板デジタルビューア>をみる ●重要文化財「法隆寺金堂壁画写真ガラス原板」昭和10年(1935)撮影/ガラス乾板(コロタイプ原板)/363枚/奈良・法隆寺*原品の展示はありません大壁4面の四方四仏と、小壁8面に描かれた菩薩の計12面からなる「法隆寺金堂壁画」は、焼損以前より高く評価されていました。当時古社寺保存会長であり帝国博物館(のちの東京国立博物館)初代総長をつとめた九鬼隆一は、大正9年(1920)刊行の『法隆寺壁画保存方法調査報告書』で、次のように述べています。「法隆寺金堂ノ壁画ハ現今世界ニ知ラレタル東洋各国壁画中最モ優秀ナル者タルコトハ一般ニ認メラル所(以下略)」法隆寺の「法隆寺金堂壁画写真ガラス原板」は、便利堂が所有する写真原板(同時に撮影された四色分解写真、赤外線写真など83枚)とともに平成27年(2015)、重要文化財に指定されました。その翌年から5年をかけてクリーニング等の修理がおこなわれたのち、デジタルデータ化が進められました。<「法隆寺金堂壁画」写真ガラス原板デジタルビューア>操作画面■<復元模造 伎楽面・伎楽装束>について*伎楽面 呉女・迦楼羅 製作:松久宗琳佛所/2019年*伎楽装束 裳・袍 製作:染技連/2021年伎楽は、飛鳥時代に大陸から伝来した、野外で行なう仮面芸能です。国宝「聖徳太子絵伝」(第5面)には、推古天皇20年(612)、百済から帰化した味摩之(みまし)という楽人が、呉(くれ/現在の中国)に学んだ伎楽舞を習得していると聞き、聖徳太子は少年を集めて習わせたという場面が描かれています。伎楽は平安時代には廃れ、今日では資料や仮面の銘などにより役名を伝えるのみです。伎楽面は、法隆寺献納宝物(東京国立博物館蔵)の31面のほか、正倉院や東大寺に伝わります。現存するほとんどが奈良時代の作ですが、法隆寺伝来の伎楽面には、飛鳥時代の作が含まれることが特徴です。東京国立博物館と文化財活用センターは、2019年に伎楽面〈呉女〉と〈迦楼羅〉を、2021年に伎楽装束〈裳(も)〉と〈袍(ほう)〉の復元模造を製作しました。現存する資料から、色やかたちについて検討を重ね、本来の姿を再現しました。41歳、百済国の味摩之、伎楽を伝え、これを童子に習わせる(第5面)/国宝「聖徳太子絵伝」(部分)●重要文化財「伎楽面 呉女・迦楼羅」飛鳥時代・7世紀/木造彩色/東京国立博物館(法隆寺献納宝物)*原品を含む伎楽面は、法隆寺宝物館〈第3室〉にて通年展示。法隆寺宝物館〈第3室〉は毎週金曜・土曜に開室31面のうち、伎楽で唯一の女性面である〈呉女(ごじょ)〉と、インドの霊鳥である〈迦楼羅(かるら)〉の復元模造です。X線CT撮影や赤外線撮影など多角的な調査を行ない、材質や技法、彩色仕上げを原品に忠実に再現しました。伎楽面 呉女(原品)伎楽面 呉女(復元模造)●「伎楽装束 裳残欠・袍残欠」奈良時代・8世紀/「裳」絹製、夾纈、纐纈/「袍」絹製(平絹)/東京国立博物館(法隆寺献納宝物)*原品の展示予定は未定です現在は残欠として伝えられる伎楽装束ですが、原品の解体修理と並行して復元模造を製作しました。修理時の知見を活かし、古代の染織技法を再現したことで、製作当時の華やかな彩りがよみがえりました。伎楽装束 裳(原品)伎楽装束 裳(復元模造)■法隆寺と法隆寺宝物館奈良・法隆寺は、聖徳太子の発願により7世紀初頭に建立された名刹です。その西院伽藍のうち金堂・五重塔・中門・回廊などの建物は、現存する世界最古の木造建造物として知られます。明治11年(1878)、法隆寺に伝来した宝物300件あまりが皇室に献納されました。これらの宝物すべてを収蔵・展示することを目的として、昭和39年(1964)、東京国立博物館に法隆寺宝物館が開館し、平成11年(1999)の建て替えを経て今日に至ります。*谷口吉生設計 平成13(2001)年度 建築学会賞受賞■開催概要名称 :デジタル法隆寺宝物館会場 :東京国立博物館 法隆寺宝物館/中2階(東京都台東区上野公園13-9)会期 :2023年1月31日(火)開室 以降は通年展示(半年毎に展示替)開館時間:9:30~17:00休館日 :月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)、2023年2月7日(火)は休館※開館時間・休館日は、東京国立博物館総合文化展に準じます観覧料 :総合文化展観覧料もしくは開催中の特別展観覧料[観覧当日に限る]が必要です主催 :東京国立博物館、文化財活用センター協力 :法隆寺、奈良国立博物館、国立情報学研究所高野研究室▼≪デジタル法隆寺宝物館≫WEBサイト▼ *総合文化展観覧料、一般1,000円、大学生500円、高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。*大学生の方は、学生証をご提示ください。*高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は、総合文化展について無料です。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、健康保険証、運転免許証など)をご提示ください。*障がい者とその介護者各1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。*東京国立博物館のガイドラインに従い感染防止対策を実施します。*令和4年度日本博イノベーション型プロジェクト 補助対象事業(独立行政法人日本芸術文化振興会/文化庁)■≪デジタル法隆寺宝物館≫今後の展示内容【2023年1月31日(火)~2023年7月30日(日)】(デジタルコンテンツ)8Kで文化財 国宝「聖徳太子絵伝」 2018~19年制作(グラフィックパネル)国宝「聖徳太子絵伝」(原寸) 10面 株式会社サンエムカラー 2022年制作(複製)伎楽面 呉女 1面 松久宗琳佛所 2019年制作(複製)伎楽装束 裳 1領 染技連 2021年制作【2023年8月1日(火)~2024年1月28日(日)】(デジタルコンテンツ)「法隆寺金堂壁画」写真ガラス原板デジタルビューア 2020年制作(グラフィックパネル)「法隆寺金堂壁画」(縮小) 12面 株式会社サンエムカラー 2022年制作(複製)伎楽面 迦楼羅 1面 松久宗琳佛所 2019年制作(複製)伎楽装束 袍 1領 染技連 2021年制作*≪デジタル法隆寺宝物館≫は開室後、半年毎に展示替をします。会場内は写真、動画の撮影が可能です。■ぶんかつ【文化財活用センター】YouTubeチャンネルで関連動画を公開! ・法隆寺 ―よみがえる古代の至宝1・国宝 聖徳太子絵伝 ―よみがえる古代の至宝2・法隆寺金堂壁画 ―よみがえる古代の至宝3・伎楽と法隆寺宝物館 ―よみがえる古代の至宝4(動画公開予定日=2023年1月27日)*音声ナレーション:渡邊あゆみ(NHKアナウンサー)*音声ナレーションを字幕でご覧になりたい方は設定から言語を選択してください*字幕は日本語・英語・中国語・韓国語に対応しています■東京国立博物館明治5年(1872)創立、2022年3月に150周年を迎えた、日本でもっとも長い歴史を持つ博物館です。収蔵する文化財は約12万件。日本から中国、朝鮮半島、西アジア・エジプトまでの地域を網羅し、土器や土偶などの考古遺物から浮世絵や刀剣、甲冑、近代絵画など、日本の美術史をたどることのできるコレクションとなっています。東京国立博物館WEBサイト Twitter @TNM_PR 東京国立博物館(トーハク)広報室 Instagram @TNM_PR 東京国立博物館(トーハク)広報室 ■文化財活用センター2018年に国立文化財機構に設置された、文化財活用のためのナショナルセンターです。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしています。文化財活用センター〈ぶんかつ〉WEBサイト Twitter @cpcp_nich ぶんかつ【文化財活用センター】 Instagram @cpcp_nich ぶんかつ【文化財活用センター】 ◇本展示についてのお問い合わせ◇国立文化財機構 文化財活用センター 企画担当〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館東洋館5階E-mail: cpcp@nich.go.jp TEL : 03-5834-2856(直通)FAX : 03-5834-2857 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月16日シンガポール発のサービスであるEnerScaleは、将来の太陽光パネル大量廃棄に伴い、リユース・リサイクルの事前評価を可能にするプラットフォームです。EnerScaleプラットフォーム開発の一環で使用している太陽光発電システムのパフォーマンスシミュレーションをEnerScale for PV Performance日本語版として公開しました。主に衛星データを活用した日射量推定により、様々な地域・条件でのシミュレーションが可能で、英語・簡体字・繁体字・韓国語・ベトナム語・タイ語・インドネシア語でも提供しています。EnerScale for PV Performance: EnerScale: EnerScale for PV Performance本サービスは以下のような用途でのご利用を想定しています。*新規やリユースの太陽光パネルを使用する前に設置場所のパフォーマンスを確認*グリッドとオフグリッドのパフォーマンスを比較検討*PVテクノロジー、公称最大出力、システムロス、角度、バッテリー容量などの条件を細かく指定してパフォーマンスを確認*日本以外の地域でもパフォーマンスを確認■EnerScale for PV Performanceの利用について・グリッドPVシステムのパフォーマンス計算パフォーマンスを計算するためには、マップ上で太陽光パネルの設置位置(座標)を指定し、「PVテクノロジー」、「公称最大出力」、「システムロス」、「設置位置」、「傾斜角度」、「方位角度」について入力が必要です。この条件を元に、以下の項目がグラフで表示されます。*発電量(1年分)の月次統計*日射量(1年分)の月次統計・オフグリッドPVシステムのパフォーマンス計算パフォーマンスを計算するためには、マップ上で太陽光パネルの設置位置(座標)を指定し、「公称最大出力」、「バッテリー容量」、「放電カットオフ限度」、「1日あたりの消費電力量」、「傾斜角度」、「方位角度」について入力が必要です。この条件を元に、以下の項目がグラフで表示されます。*発電量(1年分)と蓄電されなかった発電量(1年分)の月次統計*バッテリーが100%または0%になった頻度に関する月次統計*バッテリー充電に関するヒストグラム■企業概要創業メンバーである開 悠起氏と小林 さき氏は、2011年に立ち上げたトラベル系mBaaSスタートアップが、シンガポール政府直轄組織National Research FoundationのTechnology Incubation Schemeに日本人創業者として初めて採択され、その後M&AによるEXITの実績を持つシリアルアントレプレナーです。次の事業として、地球環境、気候変動、エネルギー貧困の問題に挑戦するため、再生可能エネルギー分野でAIを活用したO&M関連の研究開発からスタートし、シンガポール・ルワンダ・カンボジア・オランダなどの大学・研究機関や政府機関、民間企業と対話を繰り返してEnerScaleを開発するに至りました。個人の活動では、スタートアップ企業アドバイザーやシンガポール南洋ビジネススクールNTU-SBFアフリカ研究センターのビジネスコンテスト審査員、シンガポール事業連盟(SBF)若手リーダーネットワークのメンバー、国際カンファレンスFUTRモデレーター、東京都主催APT Women Singapore Dispatch Programのメンター・スピーカーなど、外部組織の活動にも積極的に取り組んでいます。企業名: NeXcale Pte. Ltd.代表者: 開 悠起(Yuki Hiraki)、小林 さき(Saki Kobayashi)所在地: 175A Bencoolen Street #08-07 Burlington Square Singapore 189650資本金: S$1,457,462URL : 【本件に関するお問い合わせ先】NeXcale Pte LtdMail: press@enerscale.co (日本語可) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月11日国立文化財機構 文化財活用センター〈ぶんかつ〉は、令和6(2024)年度「国立博物館収蔵品貸与促進事業」実施対象館を募集します。本事業では、東京国立博物館・京都国立博物館・奈良国立博物館・九州国立博物館(いずれも国立文化財機構)が全国の美術館・博物館に対し、地域ゆかりの収蔵品を貸し出し、〈ぶんかつ〉が作品輸送費等を支出します。※令和6(2024)年4月下旬から令和7(2025)年3月末までに開催される展覧会が対象です。募集チラシ本事業によって、立地条件等により、これまで国立博物館の収蔵品に親しむ機会が限られていた地域に対し、文化財が広く公開されること、日本とアジアの歴史・伝統文化の発信、地域文化の創生、次世代への文化財の継承、観光振興につながることをめざします。2017年度からこれまでに、29施設20都府県で「国立博物館収蔵品貸与促進事業」の展覧会が開催過去の事業実績(展覧会)はこちらから ■事業内容<主な展覧会開催費用について>本事業では、次の費用を〈ぶんかつ〉が支出します。(1)国立博物館貸与品の梱包・開梱および展示・撤収作業にかかる費用(2)国立博物館から貸与先へおよび貸与先から国立博物館への本事業の貸与品の輸送にかかる費用(3)国立博物館貸与品の保険にかかる費用※詳細につきましては必ず申請要項をご確認ください。<以下のいずれかのカテゴリーへの申請が可能です。>(1)【大規模貸与】1申請につき21~50件の国立博物館収蔵品を貸与/各年度1~2か所を選定予定(2)【小規模貸与】1申請につき20件以内の国立博物館収蔵品を貸与/各年度4~5か所を選定予定<申請にあたっては、以下のいずれかの方法で借用希望作品リストを作成してください。>※国立博物館の収蔵品検索にあたっては、ColBase(コルベース/国立文化財機構所蔵品統合検索システム )等をご参照ください。(方法1)国立博物館の収蔵品の中から申請館が自ら設定したテーマに沿って作品を自由に選択してリストを作成。(方法2)貸与可能作品が掲載されたリスト(a.【日本考古】およびb.【黒田】)を活用し、必要に応じてその他の国立博物館の収蔵品を加えてリストを作成。a.【日本考古】東京国立博物館所蔵の各時代や地域を代表する日本考古資料の優品30件。(『申請要項』別紙1-(1)参照)貸与可能作品例左:深鉢形土器(縄文時代〔中期〕・前3000~前2000年、長野県伊那市宮ノ前出土)、中央:みみずく土偶(縄文時代〔晩期〕・前1000~前400年、埼玉県鴻巣市滝馬室出土)、右:埴輪 馬(古墳時代・6世紀、群馬県伊勢崎市下触町出土)※いずれも東京国立博物館所蔵b.【黒田】東京国立博物館所蔵の黒田清輝の代表作12件。(『申請要項』別紙1-(2)参照)貸与可能作品例左:読書(明治24年〔1891〕)、中央:重要文化財 舞妓(明治26年〔1893〕)、右:重要文化財 湖畔(明治30年〔1897〕)※いずれも黒田清輝筆、東京国立博物館所蔵■本事業の対象となる美術館・博物館文化庁長官の承認を受けた公開承認施設および博物館法で定められた登録博物館、博物館相当施設であれば、公私立を問わずにご応募いただけます。貸与条件や事業内容の詳細ならびに申請方法につきましては、〈ぶんかつ〉ウェブサイト掲載の「2024(令和6)年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業実施対象館申請要項」を必ずご確認ください。〈ぶんかつ〉ウェブサイト 2024年度 国立博物館収蔵品貸与促進事業 申請要項 全国の美術館・博物館からのご応募をお待ちしております。■文化財活用センター 2018年に設置された、文化財活用のためのナショナルセンターです。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしています。ぶんかつウェブサイト : Twitter @cpcp_nich ぶんかつ : Instagram @cpcp_nich ぶんかつ: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月10日展覧会「ポケモン化石博物館」が大分県立美術館にて、2022年12月10日(土)から2023年1月24日(火)まで開催される。北海道・三笠市立博物館や東京・国立科学博物館などで開催された巡回展だ。「古生物&カセキポケモン」から学ぶ展覧会「古生物とポケモン」がテーマの本展は、『ポケットモンスター』シリーズに登場するカセキから復元されるポケモン=「カセキポケモン」と、私たちの世界で発掘される「化石」「古生物」の違いを比較・観察、それぞれの世界の共通点と相違点を発見し、古生物について楽しく学べるよう企画された展覧会だ。20点以上のカセキポケモン&50点以上の化石・古生物会場では、ポケモンの世界の「カセキ博士」とお手伝いの「発掘ピカチュウ」、私たちの世界の博士たちの案内により、20点以上のカセキポケモン&50点以上の化石・古生物の展示を巡る。また、「カセキポケモン」とよく似た古生物の実物標本・複製標本・模型、描き下ろしアート、「カセキポケモン」の骨格想像図も集結する。「カセキポケモン」の骨格から想像する実物大模型「カセキポケモン」の実物大の骨格想像模型にも注目。古生物の標本と、ポケモンの骨格想像模型を見比べることで新たな発見があるかも。大分会場のみの特設コーナーも、絵本『ポケモンのしま』原画展示大分会場限定で、大分県の大地の成り立ちと併せて、化石や岩石を紹介。さらに、ザ・キャビンカンパニーによる人気絵本『ポケモンのしま』の原画20点を一挙初公開される。【詳細】展覧会「ポケモン化石博物館」会期:2022年12月10日(土)~2023年1月24日(火)会場:大分県立美術館 1階 展示室A住所:大分県大分市寿町2-1時間:10:00~19:00※金曜・土曜日は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)観覧料:大学生・一般 800円(600円)、小・中・高校生 500(300円)※()内は有料入場20名以上の団体料金。※大分県芸術文化友の会びび KOTOBUKI無料(同伴者1名半額)、TAKASAGO無料、UME団体料金。※障がい者手帳等の提示者とその付添者1名は無料。※学生は入場の際、学生証を提示。※日時指定チケットでの販売なし。【問い合わせ先】大分県立美術館TEL:097-533-4500© 2022 Pokémon. © 1995-2022 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
2022年12月16日東京国立博物館は、2023年も1月2日(月・休)より開館し、恒例の正月企画「博物館に初もうで」を開催します。本企画は2023年で20年目を迎え、毎年ご好評をいただいております。干支をテーマにした作品の特集や、長谷川等伯筆 国宝「松林図屏風」(展示期間:1月2日<月・休>~1月15日<日>)をはじめ、本館・東洋館の各展示室で、新年の訪れを祝して吉祥作品や名品の数々をご覧いただけます。また、新春気分を感じられるいけばなの展示など、新春限定の企画も開催。新たな年のスタートは、ぜひ当館でお迎えください。博物館に初もうで メインビジュアル染付水葵に兎図大皿 伊万里 江戸時代・19世紀 平野耕輔氏寄贈 東京国立博物館蔵 1月2日(月・休)~29日(日) 平成館企画展示室【特集「博物館に初もうで 兎(と)にも角(かく)にもうさぎ年(どし)」】2023年の干支は癸卯、うさぎ年に当たります。うさぎと人との関係は古く、愛玩用あるいは狩猟の対象として長い年月をともに過ごしてきました。そうしたうさぎは文学や美術にも表現され、人々の暮らしを豊かに彩りました。本特集では、「兎に角うさぎ」、「月のうさぎ」、「波に乗るうさぎ」、「うさぎはどこだ」、「うさぎと人と」の5つの切り口から、東アジアの造形作品に表されたうさぎの魅力に迫ります。さまざまな姿、しぐさのうさぎ達をご覧いただき、よい1年のスタートを切っていただければ幸いです。【創立150年記念 特集「戦後初のコレクション 国宝『松林図屏風』」】2023年1月2日(月・休)~15日(日) 本館7室戦後、新憲法が公布された昭和22年(1947)5月3日に、東京帝室博物館は皇室から国に移管され、名称が国立博物館となりました。国民の博物館となったこの年に、戦後初めて購入された作品のひとつがこの「松林図屏風」です。近年では毎年お正月に展示されて、多くの方々に親しまれています。さまざまな水墨技法によってあらわされたこの松林には、霧の晴れ間から柔らかな光が差し込んで、遠く雪山がのぞき、冷たく湿った空気が漂って、風の流れや森の清清しい香りまで実感できるでしょう。【吉祥作品紹介】新年の訪れを祝して選んだ作品を展示します。【新春限定!プレゼント等情報】■いけばな 1月2日(月・休)~1月15日(日) 正門池坊 蔵重伸氏■TNM & TOPPANミュージアムシアターよりプレゼント 1月2日(月・休)・3日(火)VR作品「鳥獣戯画 超入門!」を鑑賞された方に、次回以降お使いいただける鑑賞チケット引換券(有効期限:2023年1月4日〈水〉~6月30日〈金〉)をプレゼントします。※鑑賞には別途料金および当日の予約が必要です。■ミュージアムショップよりプレゼント 1月2日(月・休)・3日(火)当館の全ミュージアムショップで合計3,000円(税込)以上お買い上げのお客様に、ミュージアムショップのグッズをプレゼントします(両日ともになくなり次第終了。当館の全ミュージアムショップでのお買い物が対象、引き渡しは本館ミュージアムショップでのみ対応)。■美術図書バーゲンセール 1月2日(月・休)・3日(火)(本館ミュージアムショップのみ対象)■ホテルオークラレストラン ゆりの木で割引 1月2日(月・休)・3日(火)ゆりの木で5,000円(税込)以上ご利用のお客様は、お会計から10%割引します。■寛永寺根本中堂特別参拝 1月2日(月・休)・3日(火) 10:00~15:00根本中堂、四天王像(台東区登録文化財)などを公開します。■1月のキッズデー限定配布! 「博物館に初もうで」ワークシート特集「博物館に初もうで 兎にも角にもうさぎ年」をはじめ、お正月の展示を楽しむためのワークシートを、2023年1月22日(日)のキッズデー限定で、小学生以下のお子様先着300名に配布します(本館地下みどりのライオンにて配布。なくなり次第終了)。ウェブサイトからダウンロードもできます(12月中掲載予定)。※混雑緩和のため、例年1月2日、3日に実施していたカレンダーの配布および先着順の特典はございません。【来館案内】開館時間:9時30分~17時※入館は閉館の30分前まで休館日 :月曜日、1月10日(火)※2023年1月2日(月・休)、1月9日(月・祝)は開館観覧料 :一般1,000円、大学生500円※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。※有料イベント等は別途料金が必要です。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間・入館方法等については、今後の諸事情により変更する場合がありますので、当館ウェブサイトでご確認ください。交通:JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分 東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月30日今年、創立150周年を迎えた東京国立博物館。そんな日本で最も長い歴史を誇る“トーハク”が、所蔵する国宝89件すべてを史上初めて一挙に(※)公開し、大きな話題に!展示の豪華さはもちろんのこと、「シュールかわいい」と大好評なのが、ミュージアムショップで入手できる限定グッズだ。特に注目を集めているのが各種ぬいぐるみで、入荷後に即完売してしまうこともあるそう。なかでも、編集部がとりわけ気になったのがつぎの3点。【銅鐸抱き枕】6380円(約63cm)フカフカ抱き枕になった「銅鐸」。【埴輪 挂甲の武人ぬいぐるみ】3080円(約27.5cm)ちょこんと座る姿が愛くるしい「埴輪 挂甲の武人ぬいぐるみ」。【遮光器土偶ぬいぐるみ】2750円(約30cm)柄が全て刺繡された「遮光器土偶」。ここでしか買えないアイテムに不思議なときめきが。事前予約制の入場枠もすぐに埋まる人気ぶりだが、貴重な展示と“国宝ぬい”たちを目指して、この秋は上野へGO♪
2022年11月24日東京国立博物館は、奈良市・大安寺(読み:だいあんじ)に伝わる仏像のほか、大安寺出土の瓦(当館所蔵)などをあわせて展示し、日本仏教の源流ともいうべき大安寺の歴史を紹介する特別企画「大安寺の仏像」を2023年1月2日(月・休)~3月19日(日)に開催いたします。大安寺は、国家によって造営された日本最初の国立寺院です。前身寺院は、国家の寺院のなかでも最も重要であることを意味する大官大寺という名で、その後、8世紀初めの平城京遷都に伴って現在の地に移され、やがて大安寺と呼ばれるようになりました。中国、インド、ベトナムなどから来日した著名な僧侶たちが住んで教えを伝えるなど、国際色豊かな環境で多くの優秀な僧侶たちを育てた仏教研究の中心拠点として栄え、日本仏教の興隆に重要な役割を果たしました。大安寺には奈良時代につくられた木彫の仏像群が伝わります。奈良時代の木彫像は現存作例が少なく、平安時代以降に仏像の素材として主流となる木でつくられた先駆的な存在として貴重です。いずれも一木造で、優れた身体表現や細やかな彫りに奈良時代の木彫像の特色が表われています。この特別企画は、大安寺に伝わる仏像を東京でまとめてみられる貴重な機会となります。1 「大安寺の仏像」 キービジュアルこの展覧会は、令和4年度日本博を契機とする文化資源コンテンツ創成事業(主催・共催型プロジェクト)です。【主な展示作品】1. 重要文化財 楊柳観音菩薩立像奈良時代・8世紀 奈良・大安寺蔵均整のとれた美しいプロポーションに優れた造形感覚がうかがえます。2 楊柳観音菩薩立像2. 重要文化財 多聞天立像(四天王立像のうち)奈良時代・8世紀 奈良・大安寺蔵体は重厚感に富み、甲や靴には装飾的な文様が刻まれます。3 多聞天立像(四天王立像のうち)3. 重要文化財 不空羂索観音菩薩立像奈良時代・8世紀 奈良・大安寺蔵木の重厚さを生かした量感ゆたかな体つきです。4 不空羂索観音菩薩立像4. 重要文化財 聖観音菩薩立像奈良時代・8世紀 奈良・大安寺蔵胸や腕の華やかな飾りは体と同じ木から彫り出されています。5 聖観音菩薩立像画像提供:奈良国立博物館 撮影・西川 夏永■特別企画「大安寺の仏像」開催概要入館方法についての詳細は、東京国立博物館ウェブサイトをご確認ください。会期 : 2023年1月2日(月・休)~3月19日(日)会場 : 東京国立博物館 本館11室開館時間 : 9時30分~17時 ※入館は閉館の30分前まで休館日 : 月曜日、1月10日(火)、2月7日(火)※1月2日(月・休)、1月9日(月・祝)は開館観覧料 : 一般1,000円、 大学生500円(総合文化展料金)※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。入館の際に年齢のわかるものをご提示ください。※障がい者とその介護者1名は無料。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。交通 : JR上野駅公園口、鶯谷駅南口から徒歩10分東京メトロ上野駅・根津駅、京成電鉄京成上野駅から徒歩15分お問合せ : 050-5541-8600(ハローダイヤル)ウェブサイト: ※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間、開催内容等については、今後の諸事情により変更する場合があります。詳しくは、当館ウェブサイト等でご確認ください。※事前予約なしでご入館いただけます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月16日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!年配の男性から手をつかまれ…博物館で働いています。ある古文書の内容で確認したいことがあり、隣の市の博物館に行きました。目当ての古文書は常設で展示中なので、フロアに行って古文書を見ることに…。古文書を見ていると横から「ご案内しましょうか?」と声をかけられました。声の方向を見ると年配の男性で、ボランティアスタッフの腕章をつけていました。私のことを観光客か歴史ファンかなにかだと思ったのでしょう。「ありがとうございます、大丈夫です」と言いましたが、男性は「その手紙を書いた方はどなたかご存知ですか?」「あちらに肖像画がある人で、きっと見たことありますよ」などいろいろと話しかけてきます。ずっと断っているのに、どんどん話しかけてくる上、距離が近くなってきて…。さらに「向こうにも史料があるので!ご案内しますから!」と強引に腕をつかんできたので、とっさに博物館のネームプレートを突きつけました。「いつもお世話になっております。隣の市の博物館で学芸員をやっています。本日はこの資料の調査に来ました。少し見てもよろしいでしょうか?」そう言うと彼は一瞬固まった後、ばつが悪そうに後ずさりして「では、ごゆっくり」と去っていきました。もちろん、あとで知り合いの職員にクレームを入れました。(女性/学芸員)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月10日民間事業者の有志組織である光と食のアンサンブル実行委員会(代表主幹:株式会社日商社)は、2022年12月10日~25日の16日間、京都国立博物館の庭園を会場に、光と食のコラボレーションイベント「光と食のアンサンブル」を開催します。京都国立博物館 明治古都館プロジェクションマッピングイメージ「光と食のアンサンブル」公式サイト: 本イベントでは、明治30年の開館当初の姿をとどめる明治古都館の壁面にクリエイティブカンパニー『ネイキッド(NAKED, INC.)』が手がける「花」をモチーフにした新作プロジェクションマッピングを上映(15分ごとの入替制)し、明治古都館が見つめてきた京都の歴史を上映します。この度、新たな企画としてクリエイティブカンパニー NAKED, INC.(ネイキッド)と京提灯 小嶋庵の初めてのコラボレーション企画が決定し、会期中の会場を彩ります。会場では京都ゆかりの店のスイーツ出展が実現、周辺ではスイーツを楽しんでいただける店舗が多数タイアップ参加します。昼は京都市内でスイーツ巡りやヌン活を楽しんでいただき、夜は京都国立博物館で幻想的な光の空間を楽しんでいただけます。前売チケットは、11月10日(木)に全国コンビニにて販売開始となります。【ネイキッドと小嶋庵のコラボレーション企画について】今回、ネイキッドとコラボレーションするのは、小嶋庵。江戸寛政年間(1789~1801年)創業の小嶋商店の10代目となる小嶋俊さんが2021年に京丹後市網野町に移住し、2021年10月に新たな工房「小嶋庵」を立ち上げました。その小嶋庵の小嶋俊さんが手掛ける大小さまざまな提灯が、ネイキッドとコラボレーションしたフォトスポットとして京都国立博物館の会場を彩ります。■小嶋庵海辺のちょうちん屋さん小嶋庵は、京丹後の海辺のちょうちん工房です。海と山の自然豊かなこの地で提灯の新しい在り方を模索しております。「暮らす」ということに向き合い、生活の中に暖かな明かりを灯し、みんなの笑顔を作る。そんな提灯作りを目指しています。URL: 小嶋庵小嶋庵 小嶋俊さん■NAKED, INC.1997年に設立されたクリエイティブカンパニー。映画制作をルーツに持った強い物語性・世界観に、その時代ならではのテクノロジーや手法を組み合わせ、新たな体験を生み出している。日本のみならず、パリ、上海、シンガポールなどの国際都市でも活動、作品を発表。代表作に、東京駅プロジェクションマッピング「TOKYO HIKARI VISION」、体験型アート展『NAKED FLOWERS』など。URL : Instagram: @naked_inc光と食のアンサンブル メインビジュアル【会期中の“食”の企画展開について】12月10日からの「光と食のアンサンブル」開催期間中、会場内だけでなく、京都市内の協力店でスイーツを味わえる企画を展開します。クリスマスの時期に特別な空間や時間を京都のスイーツなどで味わっていただき、会場内の幻想的な光の空間で京都を満喫していただきます。■会場出店店舗京都を中心とした洋菓子や和菓子などのスイーツ店やカフェが期間中、会場内に出店いたします。出店日や追加店舗情報については、公式HPで順次紹介していきます。・京菓匠 笹屋伊織(創業306年の老舗和菓子店が手掛ける「京抹茶ケイキ」)・パンダの散歩(可愛いパンダの焼きたて団子「ぱんだんご」)・Faina(ふわふわモチモチのウクライナの家庭料理「ブリンチキ」)・runmon cafe(厳選した豆乳を使ったクレープ、チュロス、ワッフルサンド)■会場周辺のタイアップ店会場周辺では協力店とのチケット割引などのタイアップ企画を展開していきます。ザ・サウザンド京都と京都センチュリーホテル、茶寮和香菜、ROOM CAMPING enen、Crafthouse Kyotoでタイアップ企画が決定しました。今後決定次第ホームページで公開していきます。●ザ・サウザンド京都・SCALAE…ランチ・ディナーのコースを10%OFF・KIZAHASHI…ランチ・ディナーのコースを10%OFF・TEA AND BAR…ご飲食代金から10%OFF(アフタヌーンティー・パフェを除く)●京都センチュリーホテル・All Day Dining La Jyho…ランチビュッフェ・ディナービュッフェを10%OFF・Main Bar Essex…ご飲食代金から10%OFF(キープボトルやフェアドリンク等、一部対象外がございます)●茶寮和香菜…チケット掲示で5%オフ●ROOM CAMPING enen…コース注文の方にチケット掲示でドリンク1杯無料●Crafthouse Kyoto…フード注文の方にチケット提示でクラフトビールSサイズ1杯無料<おススメ店>Noncaron、然花抄院室町本店、DAVADA COFFEE AND RECORDS、てっぱんはうす とんとん、錦一葉&まめものとたい焼き、cafe 奏、京都焼肉enen、GION COFFEE NANAFUKU、レンタル着物和香菜、Hyde&Away、Loose Kyoto、ななころびやおき、舞妓飯、murmur coffee kyoto【「光と食のアンサンブル」開催概要】日時 : 2022年12月10日(土)~25日(日) 18:00~21:30(最終入場21:00)光と食のアンサンブル~花宵の宴 Directed by NAKED~場所 : 京都国立博物館(京都市東山区茶屋町527)京阪電車七条駅下車徒歩7分入場 : 当日券 大人 1,500円/小中学生 1,000円(未就学児無料)日付指定前売券 大人 1,000円/小中学生 800円(未就学児無料)※11月10日(木)全国のコンビニで発売主催 : 光と食のアンサンブル実行委員会(代表主幹:株式会社日商社)公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日安政4年(1857)創業、歴史書専門の出版社、吉川弘文館(所在地:東京都文京区本郷、代表取締役社長:吉川道郎)では、今年で創立150周年を迎えた東京国立博物館(東京都台東区上野公園内)のすべてがこれ1冊で分かる新刊『ミュージアムヒストリー東京国立博物館―150年のあゆみ―』を、10月21日(金)に発売しました。明治5年、湯島聖堂博覧会開催を機に誕生した東京国立博物館。初期収蔵品や明治期の展示風景、関東大震災、第二次世界大戦などの難局をどのように乗り越えたのか、話題を呼んだ展覧会など豊富なトピックと写真で150年のあゆみ、現在の活動の舞台裏や展示施設の特色を紹介。文化財を守り伝えることの大切さを感じながら博物館の魅力に迫ります。本書紹介ページ ミュージアムヒストリー東京国立博物館 書影【主な目次】まえがき/凡例東京国立博物館のあゆみ写真でたどる東京国立博物館の歴史・明治湯島聖堂博覧会/町田久成/山下門内博物館/壬申検査/万国博覧会/模写・模造1/寛永寺境内と博物館/内国勧業博覧会/博物館初期の収蔵品/法隆寺献納宝物/岡倉天心/コンドル設計の本館/模写・模造2/帝国博物館から帝室博物館へ/美術史の編纂/表慶館開館/明治時代の彫刻展示室・大正キリンと天産資料/森鴎外/関東大震災・昭和復興本館の開館/昭和初期の研究員/正倉院御物特別展/収蔵品の交換/戦争と疎開/GHQと博物館/戦後の新たなコレクション/『MUSEUM』と『国立博物館ニュース』/海外展開催/巡回展開催/オリンピックと博物館/東洋館開館/法隆寺裂/モナ・リザ来日・平成海外遺跡の調査/法隆寺宝物館開館/平成館開館/独立行政法人化東京国立博物館のいまコラム独立行政法人化以降の特別展/日本の美術から世界の美術まで/教科書で見たあの作品に出会える!/東京国立博物館の収蔵品東京国立博物館 館内めぐり本館/東洋館/表慶館/法隆寺宝物館/平成館/黒田記念館/構内マップ【書籍概要】編者:東京国立博物館体裁:B5判・並製・カバー装・128頁・オールカラー定価:1,760円(税込)ISBN:978-4-642-08421-5【編集部に聞きました! ――本書のおすすめポイント】◆本書は、創立150年を記念して東京国立博物館が編集したオフィシャルブックです。◆明治5年(1872)から現在にいたる150年の歴史をもつ東京国立博物館の魅力を、〈歴史〉〈いま〉〈館内めぐり〉の3つの柱で伝え、かずかずの収蔵品も楽しめる、まさに「紙上博物館」です。◆オールカラーで掲載された写真は色校正を重ね、作品の色合いの表現にこだわりました。東京国立博物館の最新の解説本として、自信をもってお勧めできます。◆明治時代の展示室やモナ・リザ展に押し寄せた人びと、本館ラウンジの壁面タイルをはじめとする館内の装飾など、博物館の歴史と今を堪能できる、ファンからビギナーまですべての方々にむけた一冊です。◆これまでの展覧会入場者ランキングや、文化財の収集・保存・修復、親子で楽しめる催しの取り組みについてなど、東京国立博物館に関する豆知識も満載です。◆本書に掲載された収蔵品の写真は「国宝」「重要文化財」が一目でわかるようになっています。現在開催中の国宝展の予習・復習にも最適。本書を携えて行けば、東京国立博物館が何倍も楽しめます!(吉川弘文館 編集部)【会社概要】株式会社吉川弘文館所在地 : 〒113-0033 東京都文京区本郷7丁目2番8号代表 : 代表取締役社長 吉川道郎創業 : 安政4年(1857)昭和24年(1949)、株式会社として新発足事業内容: 歴史学を中心とする、人文図書の出版URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月09日昭和22年創業「かりんとう ゆしま花月」(運営:有限会社花月、本社:東京都文京区、代表取締役:溝口 智広)では、上野にある東京国立博物館で2022年10月18日から開催中の、東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」会場内特設ショップにて販売されている、会場限定パッケージの「かりんとう」を手掛けています。会場限定かりんとう2種ゆしま花月「公式サイト」 【ゆしま花月のかりんとう】ゆしま花月のかりんとうは、つやつやと宝石のように美しい姿形が一番の特徴です。一つ一つ手作業にこだわり、違う温度の油で三度揚げした生地に上白糖で煮詰めた飴を絡め、外側はカリッと、内側はサクッとした独特の食感をお楽しみいただけます。甘いものが苦手な方でも、手が止まらなくなるほど美味しいという声を頂くほど、昔から愛され続けているお菓子です。ゆしま花月 かりんとう【特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」会場限定商品】「かりんとう ゆしま花月」では、東京国立博物館で開催されている東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」会場特設ショップ限定で、展示作品をモチーフとしたパッケージのかりんとう2アイテムを手掛けています。ゆしま花月の店舗、オンラインショップではお買い求めいただけない会場限定商品です。◆「見返り美人図」をモチーフとしたパッケージ菱川師宣が17世紀に描いた肉筆の浮世絵で、切手のデザインになったことでも有名。描かれている女性がまとっている鮮やかな紅色の衣装をパッケージに落とし込みました。背面から見ると、まるで美しい女性の後ろ姿のようなデザインです。見返り美人図パッケージ背面見返り美人図パッケージ正面見返り美人図 出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム( )◆国宝「観楓図屏風」をモチーフとしたパッケージ狩野秀頼が16世紀に描いた6曲1隻の屏風。紅葉の名所として名高い京都洛北の高雄、清滝河のほとりで紅葉狩りを楽しむ人々が描かれている。紅葉の美しさや当時の人々の楽し気な様子が伝わってくるパッケージ。国宝 観楓図屏風パッケージ正面国宝 観楓図屏風 出典:国立文化財機構所蔵品統合検索システム( )【商品詳細】商品名 :「かりんとう 振袖」、「かりんとう」 各702円(税込)販売期間:2022年10月18日~12月11日販売場所:東京国立博物館創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」会場特設ショップ※ゆしま花月の店舗、及びオンラインショップでの販売はしていません。東京国立博物館創立150年記念特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」公式サイト: <作品の展示期間>・見返り美人図 10月18日~11月13日・国宝 観楓図屏風 11月29日~12月11日【東京国立博物館について】明治5年(1872年)に湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会から始まる日本一長い歴史をもつ博物館。わが国の総合的な博物館として、日本を中心に広く東洋諸地域の美術品・考古資料などの文化財を「守り伝える」中心的な役割を担っています。2022年10月18日より東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」を開催中。【かりんとう ゆしま花月について】最初の博覧会が開催された湯島聖堂と同じく文京区湯島に位置する昭和22年創業の老舗かりんとう屋です。看板商品であるかりんとうは、その昔、職人が生地に絡める砂糖を煮詰めすぎてしまったことから偶然生まれました。美しい琥珀色に光り輝いた“かりんとう”が評判を呼び、70年を過ぎた今でも、昔と変わらない小さな店で、変わらない味を、下町の人情味溢れる店として守り続けています。 ゆしま花月 店頭【会社概要】会社名:有限会社花月所在地:〒113-0034 東京都文京区湯島3-39-6 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年11月08日シンガポールを拠点に活躍するシンガーソングライターSachiyoが、シンガポールの国民的ソング「Home」(作詞作曲:ディック・リー)の日本語版「Furusato」をデジタル配信リリース。同曲のミュージックビデオも公開し、シンガポールで好評を博しています。なぜ日本人シンガーソングライターが、シンガポールの代表曲の日本語版を制作したのか、原曲の英語歌詞との違いは、なぜ「Furusato」と表現したのか。この度、シンガポールで育った日本人シンガーソングライターとしての視点で制作した日本語詞、シンガポールで撮影したミュージックビデオの制作秘話インタビュー動画「The Making of ‘Furusato’」を公開しました。シンガポールと日本の架け橋となる作品を、ぜひご視聴ください!【The Making of ‘Furusato’《制作秘話インタビュー》】 The Making of ‘Furusato’《制作秘話インタビュー》【「Furusato」ミュージックビデオ】 【各種音楽配信サービスにて配信中】 Furusatoジャケット写真■Sachiyo プロフィールシンガポールで最も活躍する日本人シンガーソングライター・音楽プロデューサー。多民族の国で培われたグローバルな感性を持ち、英・日・中・マレーの4カ国語で歌い、多種多様なジャンルの音楽をつくり、歌う。日本・シンガポールの音楽親善大使として、両国の文化交流事業を多数プロデュースする。Sachiyo公式サイト: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月25日今年で開館150年を迎えた東京・上野の東京国立博物館。この節目を記念し、特別展『国宝東京国立博物館のすべて』が10月18日(火)より開幕した。12月11日(日)までの間に同館が所蔵する国宝89件全てが公開される。いまから150年前の1872年、湯島聖堂で開催された湯島聖堂博覧会をきっかけとして東京国立博物館は誕生、現在までに約12万件の収蔵品を擁するまでに成長した。なかでも、国宝の所蔵件数は89件と膨大で、ひとつの館が所蔵する国宝としては日本一となっている。同展は、この89件の国宝を、展示期間を細かく分けることですべてを展示するという、150年という節目の年だからこそ実現できた史上初の展覧会だ。展覧会は2部構成。第1部「東京国立博物館の国宝」では、「絵画」、「書跡」、「東洋絵画」、「東洋書跡」、「法隆寺献納宝物」、「考古」、「漆工」、「刀剣」の8つの分野で89件の国宝を公開する。会場に入り、まず目にするのが長谷川等伯が靄に包まれて見え隠れする松林を描いた《松林図屏風》。トーハクでは正月に展示することが多い、人気の国宝だ。国宝 長谷川等伯松林図屛風安土桃山時代・16世紀※展示期間:10月18日(火)〜30日(日)さらに足をすすめると、教科書にも登場している作品が次々と登場する。制作時期が最も新しい国宝絵画として知られる渡辺崋山《鷹見泉石像》もその一つ。隣には、これまた人気の国宝、久住守景《納涼図屏風》が配置され、とても豪華な空間だ。左:国宝 渡辺崋山《鷹見泉石像》天保8年(1837) 右:国宝 久住守景《納涼図屏風》江戸時代(17世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)このほか、狩野永徳の《檜図屛風》は11月1日(火)〜11月27日(日)、岩佐又兵衛の《洛中洛外図屛風(舟木本)》や《地獄草紙》、《餓鬼草紙》は11月15日(火)〜12月11日(日)など、国宝の展示スケジュールは細かく区切られている。お目当ての作品がいつ展示するかを確認して、日時予約制のチケットを購入しよう。「書跡」では奈良時代から鎌倉時代までの日本書籍が展示される。《和歌体十種》は、10世紀の末から11世紀初めに成立した歌論書。本書はその現存最古の写本で、藍と紫の飛雲をすき込んだ薄手の鳥の子紙に、和歌を10体に分類して、それぞれに5首の例歌を仮名で添え、漢文で説明を加えている。国宝《和歌体十種》(部分)平安時代(11世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)また、「東洋書跡」、「東洋絵画」では、後世の書家や画家に大きな影響を与えた作品が展示される。李迪の《紅白芙蓉図》は、朝と夕方でその色や姿を変える芙蓉の朝と夕方の姿を描き分けたものだ。国宝李迪《紅白芙蓉図》南宋時代、慶元3年(1197)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)「法隆寺献納宝物」では、1878年に法隆寺から当時の皇室に収められた国宝を展示する。《竜首水瓶》は聖徳太子ゆかりの宝器の伝承を持つ水瓶。竜の姿をかたどった器には、四頭の有翼馬の文様が配されている。国宝《竜首水瓶》飛鳥時代 7世紀※通期展示「考古」では。古墳時代や奈良時代の国宝を展示する。《埴輪 挂甲の武人》は、当時の武人の姿をかたどっていると言われる。奥:国宝《埴輪 挂甲の武人》古墳時代、6世紀手前:国宝《扁平紐式銅鐸》弥生時代 前2〜前1世紀※いずれも通期展示「漆工」の本阿弥光悦《舟橋蒔絵硯箱》は、山のように盛り上がった蓋を持つ硯箱。金地と鉛板の大胆なコントラストが特徴だ。国宝本阿弥光悦《舟橋蒔絵硯箱》江戸時代(17世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)そして、第一部を締めくくるのが、「刀剣」の展示室だ。東京国立博物館で所蔵する国宝の刀剣、19件を一挙に公開する刀剣ファンにはたまらない空間。刃文や地鉄をしっかり鑑賞できるよう、照明や展示ケースにも工夫を凝らしている。展示替はなく、通期で鑑賞できるのも嬉しい。展示風景 「刀剣」展示室国宝三条宗近《太刀 銘 三条(名物 三日月宗近)》平安時代(10〜12世紀)第2章では、東博150年の歩みを紹介つづく第2部「東京国立博物館の150年」では、東博がどのような150年を歩んでいったのかを追っていく。1872年、150年前に湯島聖堂で開催された博覧会では、名古屋城の金の鯱などを展示。20日間の会期で15万人もの観覧者が博覧会を訪れたという。展示風景より。中央は名古屋城金鯱(レプリカ)明治19年(1886)、博物館は宮内庁の所管となり、「帝室博物館」となった。鳳輦(ほうれん)は天皇が行幸する際に利用する輿型の乗り物。明治天皇が東京への行幸に際して用いられたものだ。展示風景より中央は《鳳輦》江戸時代 19世紀帝室美術館時代、東京国立博物館は自然史資料も展示していた。キリンもその一つであったが、関東大震災後に東京博物館(現 国立科学博物館)などに譲渡されている。キリン剝製標本 明治41年(1908) 国立科学博物館蔵戦後、東京国立博物館として再出発後した東博は以前と変わらずコレクションを増加させている。尾形光琳《風神雷神図屏風》も戦後に東博のコレクションとして加わったものだ。尾形光琳《風神雷神図屏風》江戸時代(18世紀)※展示期間:10月18日(火)〜11月13日(日)華やかで力強い第1部が注目されがちな同展ではあるが、現在の東博までの道のりを名品でたどった第2部も好奇心を強く掻き立てられる展示となっている。両者の展示をじっくりと見て、国宝の素晴らしさとともに、東博150年の歴史の重みをしっかりと感じよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『国宝東京国立博物館のすべて』10月18日(火)~12月11日(日)、東京国立博物館にて開催※日時指定予約制。会期中展示替えあり
2022年10月24日東京国立博物館で、特別展『国宝東京国立博物館のすべて』が開催中です。本展は、日本で一番多く国宝を所蔵する東京国立博物館(通称:トーハク)が2022年に「創立150年」を迎えたことを記念して開催。全89件の国宝を公開する“トーハク史上初”の展覧会です。プレス内覧会で取材した見どころや会場風景をご紹介します!トーハクのすべてが見られる!国宝《松林図屏風》長谷川等伯筆安土桃山時代16世紀(展示期間:10月18日~10月30日)【女子的アートナビ】vol. 265特別展『国宝東京国立博物館のすべて』では、約12万件もの文化財を所蔵するトーハクのコレクションから、全国宝89件と重要文化財27件、さらに関連資料をあわせた150件を展示。日本で一番歴史の長い博物館として、これまで多くの文化財を保存・公開してきた東京国立博物館の「すべて」を見ることができます。今回のように全国宝89件をひとつの展覧会で見せるのは、トーハク史上初。でも、なぜ今まで実現できなかったのでしょう?本展を担当した東京国立博物館研究員の佐藤寛介さんは、次のように述べました。佐藤さん文化財は、保存と公開を両立させるため、展示期間に制限を設けて数年間のサイクルで少しずつ公開しています。一度にまとめて出すには、数年前から数年先まで調整する必要があるのですが、今回は150年という節目だから実現できました。ただ、絵画と書跡分野を中心に展示替えがあり、作品によっては展示期間が2週間のものもあります。国宝は、常時60件程度は一定して出しており、「いつ来たら損」というのはないのでご安心ください。奇跡の空間!オール国宝の展示室特別展『国宝東京国立博物館のすべて』展示風景では、展示室の様子をご紹介。第1部の空間にあるのは、すべて国宝です!一般的な展覧会では、多くの作品が並ぶなかで1点でも国宝が見られればラッキーという感じなのですが、本展第1部に展示されているのは全部国宝。絵画や書跡、漆工、考古など8つのジャンルから国宝に指定された作品が並び、展示室によっては360度国宝に囲まれる部屋も。まさに奇跡の空間を体験できます。この展覧会の最初の展示室でトップを飾るのが、長谷川等伯の《松林図屏風》。毎年お正月の時期に短期間公開されている国宝で、トーハク所蔵品のなかで一番人気ともいわれる作品です。湿った空気の中に浮かび上がる松林が美しく描かれた本作品は、日本における水墨画の最高傑作のひとつ。10月30日までの限定公開なので、お好きな方はお急ぎください。絵画のジャンルでは、今後も展示替えで狩野永徳や岩佐又兵衛の有名な屛風が登場します。奇跡の書跡と刀剣も…!国宝《古今和歌集(元永本)上帖》平安時代12世紀また、書跡のコーナーも見逃せません。平安時代の優れた能書家の小野道風や藤原行成の美しい書が展示されています。現存最古の《古今和歌集(元永本)上帖》も必見作。当時の装幀のまま完本として残っているのは本作品のみで、これまで尾張徳川家や加賀前田家などの錚々たる方々が所有し、最後は三井家からトーハクに寄贈されました。本作品は、文字だけでなく紙もすごいです。料紙の表には、雲母摺り(きらずり)と呼ばれる技法で美しい文様が施され、裏面には金や銀の箔が散り、とにかく豪華。平安時代から令和の現代まで、これだけの美しい状態で残っていることも奇跡だと思います。特別展『国宝東京国立博物館のすべて』展示風景さらに、「国宝刀剣の間」も見どころのひとつ。トーハクが所蔵する19件の刀剣が集結するというのも史上初の試み。しかも通期展示なので、本展開催中にいつ訪れても貴重な刀剣を見ることができます。「より美しく見せるために展示ケースや照明にもこだわりました。日本刀の美しさをじっくりと見てください」と佐藤研究員も力説していた刀剣ルーム。こちらも、ぜひ現地で実物をご覧ください。なぜかキリンが…!《キリン剝製標本》明治41年(1908)国宝を楽しんだあとは、第2部でトーハクの歴史を体感できます。こちらの展示室に国宝はありませんが、明治から令和までの150年を3期にわけ、各時代に収蔵された重要文化財指定の作品などが展示されています。皇室にゆかりのある品や写楽の浮世絵版画などいろいろありますが、異色なのがキリンの剥製標本。トーハクは、誕生した当時、博物館だけでなく植物園、動物園、図書館の機能も備えた総合博物館を目指し、美術工芸品だけでなく、動植物の標本や剥製も集めて公開していました。展示されているキリンは、1907年、日本にはじめて生きたままやってきて、上野動物園で飼育されていたオスの「ファンジ」。死後、剥製標本にされてトーハクの自然史資料として展示されていました。このキリンなどの自然史資料は、関東大震災後、今の国立科学博物館に譲渡され、やがてトーハクは歴史と美術工芸品をメインとした博物館となりました。国宝をコンプリート!貴重な美術工芸品と、日本初の博物館150年の歴史を体感できる展覧会は12月11日まで開催しています。ぜひ何度か足を運んで、89件の国宝すべてをコンプリートしてみてください!Information会期:~12月11日(日)休館日:月曜日会場:東京国立博物館平成館開館時間:9時30分~17時00分※金曜・土曜日は20時00分まで開館(総合文化展は17時00分閉館)※最新情報などの詳細は展覧会公式HPをご覧ください観覧料:一般 ¥2,000、大学生 ¥1,200、高校生¥900※日時指定予約制
2022年10月23日東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」の音声ガイドナビゲーターを担当した俳優の吉沢亮が、初日の18日、東京国立博物館を訪れ、取材に応じた。10月18日から12月11日まで開催される同展では、150年の間に積み重ねられた約12万件という膨大な所蔵品の中から、国宝89件すべてを含む名品(会期中展示替えあり)と、明治から令和にいたる150年の歩みを物語る関連資料を通して、東京国立博物館の全貌を紹介する。同展の音声ナビゲーターを務めた吉沢は「本当に僕なんかでいいのかって。ここに来てより、本当に僕で大丈夫ですかっていう感じが強いですが、東博の中に僕がやらせていただいた大河の渋沢栄一さんが深く関わっているものもあって、そういうご縁なのかなと。とりあえず僕の声が邪魔してなければいいなと思います」と恐縮気味。初日に利用している人が多かったと聞くと、「よかったです」と笑顔を見せた。取材会の前に同展を見学。「圧巻でした。教科書だったり、画像として見ていたものを間近で見て、こんな迫力がすごいのだと。一個一個の歴史を聞いても、それが出来上がるまでの経緯だったり、すごく楽しかったです」と述べた。印象に残った作品を聞かれると、「刀のエリアに入った瞬間、鳥肌立って、美しさと危うさに魅了されました」と国宝の刀剣19振りを挙げ、また、松林図屏風について「基本的には黒しか使ってないわけですが、黒の強弱や余白だったり、遠くから見ると奥行のある柔らかい絵に見えますが、近くで見ると荒々しく描いてあったり、すごっ! 欲しい! と思っちゃいました(笑)。家にあったらめっちゃかっこいなと。素晴らしい作品を見させていただきました」と語った。取材会は「風神雷神図屏風」の前で実施。「かっこいいです。黒の使い方に目が行きますよね。存在感も際立つし、濃く塗っているところと薄く塗っているところのグラデーションというか、オシャレだなと思います」とじっくりと眺めていた。また、展示されている埴輪を見て気づいたことがあったという。「埴輪は600年とかの話で、その頃は文字とかもないですが、埴輪を見ると戦国時代と変わらないぐらいの武装をしている。品質的な部分はわからないですけど、見た目的な部分は、刀を持って、弓や槍を持って、この頃から武装をしていたんだなと。すごい面白いですよね」と話した。名品の数々にすっかり魅了されている様子だった吉沢。プライベートで訪れたら説明パネルをじっくり読みたいと言い、「どういう経緯なのか、誰が見つけてとか、時代背景が見えてくるとより深い部分が知れるのかなと思いますし、楽しみ方も変わってくるのかなと思います」と語っていた。
2022年10月18日東京国立博物館創立150年記念 特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」の音声ガイドナビゲーターを担当した俳優の吉沢亮が、初日の18日、東京国立博物館を訪れ、取材に応じた。10月18日から12月11日まで開催される同展では、150年の間に積み重ねられた約12万件という膨大な所蔵品の中から、国宝89件すべてを含む名品(会期中展示替えあり)と、明治から令和にいたる150年の歩みを物語る関連資料を通して、東京国立博物館の全貌を紹介する。同展の音声ナビゲーターを務めた吉沢は、「本当に僕なんかでいいのかって。ここに来てより、本当に僕で大丈夫ですかっていう感じが強いですが、東博の中に僕がやらせていただいた大河の渋沢栄一さんが深く関わっているものもあって、そういうご縁なのかなと。とりあえず僕の声が邪魔してなければいいなと思います」と恐縮気味。初日に利用している人が多かったと聞くと、「よかったです」と笑顔を見せた。収録の際に意識したことを聞かれると、「そんなにテンション低すぎてもあれかなとは思いつつ、ゆっくり見たいと思うし、落ち着いたテンションでやらなきゃなというのは心がけていました」と説明。自身の音声ガイドはまだしっかりは聞いていないということだったが、「ヘアメイクさんが聞いているのが漏れていたくらいですが、そんなに邪魔はしてないのかなという若干の安心感はありました」と安堵していた。“国宝級イケメン”とも称されている吉沢。国宝と並んだ感想を聞かれると「おこがましいです」と笑い、「でも、うれしいです。こんな国宝を見られる機会、しかもそれの声をやらせていただくのは、なかなか経験できないことだと思うし、僕も全然歴史に詳しいわけではないですけど、時代背景を深く知りたいという欲が生まれます」と語った。
2022年10月18日大阪国際大学(大阪府守口市、学長:宮本郁夫)国際交流センターでは、9月19日から23日まで、シンガポール協定校ナンヤンポリテクニック ビジネスマネージメント学部(School of Business Management, Nanyang Polytechnic)と共に、eイマージョンプログラムをオンラインにて実施した。■コロナ禍で2回目の実施となる合同オンラインプログラム本来毎年9月にシンガポール協定校ナンヤンポリテクニック ビジネスマネージメント学部の大阪研修団を守口キャンパスに受け入れて行われていたが、コロナ禍でもあり、実際に来日することができないため、2020年3月以来、2度目となるeイマージョンプログラムがオンラインで実施された。今回は、大阪や関西の紹介・若者文化の紹介、シンガポール文化や生活の紹介のほか、シングリッシュを学ぶワークショップなどの学生交流の他、日本的経営の特徴やアジアの企業コンプライアンス論、英語落語ワークショップ、オンライン調理実習など幅広い内容で行われた。参加者数: シンガポール側37名、日本側57名主催: 大阪国際大学、ナンヤンポリテクニックビジネスマネージメント学部公式サイト: オンライン交流であっても、気兼ねなく英語を使って笑顔で交流が進み、また講義では活発な意見交換や質問がかわされた。最終日の交流ではしんみりした寂しい気持ちまでオンラインを通して共有することができ、大阪国際大学による来年2月予定のシンガポール研修派遣で再会を約束する学生もおり、オンラインプログラムの大きな可能性を感じることができた5日間であった。英語落語英語落語【本件に関するお問い合わせ】大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部 国際交流センター住所: 大阪府守口市藤田町6-21-57TEL: 06-6907-4306FAX: 06-6907-4324 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月14日オルゴール博物館展 in 半田赤レンガ建物 ~古人(いにしえびと)から子供たちへ音色の架橋~京都嵐山オルゴール博物館 実行委員会は、世界最古のオルゴールを初め、オルゴール黎明期に製作された様々なオルゴールの企画展として【オルゴール博物館展 in 半田赤レンガ建物】を10月16日(日)まで、半田赤レンガ建物(愛知県半田市榎下町8)で開催中です。詳細URL : オルゴールのイメージを覆す企画展当展覧会では、会場2フロアを使用し、博物館ブースとして約50点のオルゴールコレクションをご紹介。併設でオルゴールショップも期間限定でOPENします。博物館ブースでは、世界最古のオルゴールを初め、オルゴール黎明期に製作された宝飾、時計、小物、シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、オートマタ(自動人形)、蓄音機、大型自動演奏楽器などのオルゴールの様々な姿を通して自動演奏楽器の歴史をご紹介します。オルゴールの歴史と併せて、世界の歴史も堪能できる企画展です。ピエロエクリヴァン仮面をあやつる道化師レジナフォンスタイル250館内マップ企画展開催の様子歴史ある貴重なコレクションの数々を実演を交えた解説とともに貴重なコレクションの数々は圧巻です名物館員「佐野」による実演・解説も大人気大人も子供も夢中になれるオルガニートのワークショップオルガニートのソフト制作が体験できますご自分でパンチングした曲をその場で演奏たくさんの種類を集めたオルゴールショップどれも聴いてみたくなる色々なデザインのオルゴールスイスの老舗オルゴールメーカー「REUGE」もご用意していますご来場いただいたお客様から、たくさんのお喜びのお声をいただいています!(ほんの一部をご紹介)◆オルゴールの歴史を知ることができてよかった。その時代の人々が娯楽をとても楽しんでいたことが知れてよかった。そしてその技術の高さにとても驚きました。泣きそうです。◆赤レンガの方に興味があり、HPを調べたところ、本当に偶然にもオルゴールの展示かあると知りました。元々オルゴールが凄く好きだったので、素敵な縁と思い、今回来場しました。歴史や数多くのオルゴールだけではなく、オートマターや実演まで!とても貴重で楽しい時間を過ごせました。良い思い出の一つになりました。ありがとうございます。◆ひとつひとつに解説と実演があり、じっくりと見ることができました。オルゴールの歴史も知ることができて楽しめました。イベント概要開催日:2022年10月16日(日)まで開催時間:平日 10:00~19:00 (最終入館18:00)土日祝 9:30~21:00 (最終入館20:00)会場:半田赤レンガ建物 (〒475-0867 愛知県半田市榎下町8)主催:京都嵐山オルゴール博物館実行委員会後援:半田市・半田市教育委員会・在日スイス大使館協力:半田赤レンガ建物・株式会社トヨタエンタプライズURL: アクセスお問合わせ京都嵐山オルゴール博物館実行委員会TEL : 080-3584-6934 (担当 : ふくしま・ひらい)mail : hirai@reuge.co.jp 〈お電話でのお問合わせ対応時間〉会期中(10/16まで) : 平日10:00~19:00 / 土日祝 9:30~21:00 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月13日ベルリン国立ベルクグリューン美術館が所蔵する20世紀美術の名品が紹介される展覧会『ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』が、国立西洋美術館で10月8日(土)に開幕した。ドイツからやってきた97点の作品のうち、76点が日本初公開となる注目の展覧会だ。ドイツ生まれの美術商、ハインツ・ベルクグリューン(1914〜2007)は、パリで画廊を経営する傍ら、自分の気にいった作品を集め、世界有数の個人コレクションを作り上げていた。彼のコレクションを収蔵・展示しているのがベルリン国立ベルクグリューン美術館だ。同展はベルクグリューンが重点的に収集していたピカソ、クレー、マティス、ジャコメッティを中心に、国立美術館所蔵の作品や資料も合わせて展示するものだ。見どころは、なんといっても第一級のピカソコレクションが鑑賞できる点だ。ベルクグリューンは画家本人とも交流を深め、コレクションを拡大させてきた。同展出品作も約半数がピカソの作品で、日本初公開の作品は35点に及ぶ。また、展覧会を構成する全7章のうち、3つの章がピカソを紹介する内容となっている。ベルググリューン画廊展覧会カタログ国立西洋美術館研究資料センター蔵1章「セザンヌ──近代芸術家たちの師」では、ポール・セザンヌに着目する。ベルクグリューンは、1990年代までセザンヌをはじめとするポスト印象派の画家たちの作品をコレクションしていた。晩年、コレクションの対象を20世紀美術に特化するために売却されたものの、20世紀美術の祖となるセザンヌの数点の作品は最後まで留められていたという。《セザンヌ夫人の肖像》もベルクグリューンが手放さなかった作品の一つ。実は、この作品をジャコメッティはかつて模写していた。同展では2つの作品を並べることで、画家同士の個性に着目することができる。セザンヌ夫人の顔立ちは若干面長になっているところにジャコメッティの特長が現れている。左:ポール・セザンヌ《セザンヌ夫人の肖像》1885〜86年頃油彩・キャンヴァスベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託右 アルベルト・ジャコメッティ《左:セザンヌの模写―セザンヌ夫人の肖像、右:レンブラントの模写ー窓辺で描く自画像》1956年国立西洋美術館蔵(皆川清彦氏より寄贈)続く2章から4章まではピカソにスポットを当てた章となる。2章「ピカソとブラック──新しい造形言語の創造」では、青の時代に描いた親友の肖像画《ジャウメ・サバルテスの肖像》や、バラ色の時代に好んで描いたアルルカンを描いた《座るアルルカン》など、ピカソのその当時の特徴がよくわかる作品を揃え、キュビスムに向かうピカソを追っていく。2章「ピカソとブラック──新しい造形言語の創造」展示風景続く3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」では、第一次世界大戦末期から1920年代初頭にかけて古典主義に回帰していったピカソが、シュルレアリストたちの刺激を受け、画風をさらに変化していく過程について、素描を中心にたどっていく。3章「両大戦間のピカソ― 古典主義とその破壊」展示風景4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」では、1936年に描かれた《緑色のマニキュアをつけたドラ・マール》、1939年に作られた《黄色のセーター》、1942年制作の《大きな横たわる裸婦》と、2つの世界大戦の間で激しく変遷を重ねたピカソの女性像について着目していく。4章「両大戦間のピカソ──女性のイメージ」展示風景5章、6章ではクレーとマティスを紹介展覧会の後半は、クレーやマティスの作品を紹介していく。5章「クレーの宇宙」では、ベルクグリューン美術館が所蔵する約70点のパウル・クレーの作品のうち34点を展示する。作品ごとにタッチやモチーフを大きく変えるクレーの作品は、ピカソからも大きく影響を受けているという。5章「クレーの宇宙」展示風景左:パウル・クレー《植物と窓のある静物》1927年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託右:パウル・クレー《ネクロポリス》1929年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵左:パウル・クレー《暗い扉のある部屋の透視図法》1921年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵右:パウル・クレー《夢の都市》1921年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵ベルクグリューンはマティスの蒐集も非常に重要視した。6章「マティス──安息と活力」では躍動感や生命力に満ち溢れたマティスの作品を見ていく。デッサンや油絵、晩年の切り絵など、その展示作品はバラエティ豊かだ。6章「マティス──安息と活力」展示風景左:アンリ・マティス《レースの襟の絵馬》1915年国立西洋美術館蔵右:アンリ・マティス《家に住まう沈黙》1947年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵左:アンリ・マティス《雑誌『ヴェルヴ』第4巻13号の表紙図案》1943年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託中央:アンリ・マティス《植物的要素》1947年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵右:アンリ・マティス《ドラゴン》1943-44年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵、ベルクグリューン家より寄託最終章となる7章「空間の中の人物像―第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ」では、第二次世界大戦後に評価を確立したピカソとマティス、そしてこの時代に円熟期を迎えることとなったジャコメッティの作品で空間を構成する。ベルクグリューンが直接交流を持った3人の作品が一堂に会する空間を体験することで、彼の追求した美がどのようなものかを感じ取れるはずだ。7章「空間の中の人物像 ― 第二次大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ」展示風景より左:アンリ・マティス《ロンドン、テートギャラリ−の展覧会(1953年)のためのポスター図案》1952年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵 右:アンリ・マティス《縄跳びをする青い裸婦》1952年ベルリン国立ベルクグリューン美術館蔵ベルクグリューンの審美眼で選びぬかれた良作ばかりが並ぶ同展は、日本初公開の作品も多く、新しい発見と感動に満ちている。芸術の秋にぜひ訪れてみよう。取材・文:浦島茂世【開催情報】『ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展』2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)、国立西洋美術館にて開催()
2022年10月12日2022年に創立150周年を迎えた東京・上野の東京国立博物館で、10月18日(火)から12月11日(日)まで、所蔵する国宝89件すべてを含む名品と、同館の150年の歴史を物語る関連資料を合わせた大規模な記念展が開催される。美の殿堂・東京国立博物館の全貌にふれるまたとない機会だ。同展の一番の見どころは、やはり国宝89件の展示だろう。現在、国宝に指定されている美術工芸品は全国で902件。そのうちの約1割、89件を所蔵する同館は、日本最大の国宝コレクションを誇る。作品保存の観点から展示替えがあるが、今回は会期中に89点のすべてを展示するという大盤振る舞いで、150年の歴史のなかでも初めての試みだという。考古、絵画、書籍、漆工、法隆寺献納宝物といった多彩な分野から、美術や歴史の教科書によく登場する名高い作品群が一堂に並ぶさまはまさに圧巻だ。なかでも国宝の刀剣全19件は、特別仕様の「国宝刀剣の間」でまとめて紹介される。刃文や地鉄(じがね)の美しさをじっくり鑑賞できるように、特別なデザインや照明の工夫がこらされた空間は、同展ならではのものだ。重要文化財を多く含む名品の数々と関連資料を通じて、明治から令和までの150年の歩みを3期に分けてたどる展示も興味深い。同館の誕生のきっかけとなった150年前の湯島聖堂博覧会や、皇室の宝物を守る美の殿堂として位置づけられた帝室博物館時代を振り返るコーナーでは、当時の展示品による再現展示も行われる。また、帝室博物館時代には、自然史を扱う天産部もあったことから、その資料として展示されていたキリンの剥製標本(現・国立科学博物館蔵)の里帰り展示もあり、同館の歴史の奥深さを実感できることだろう。出品総数は、計150件。2021年度に新たに収蔵された金剛力士立像の初のお披露目もある。充実した展示内容と、最新の展示技術を駆使した会場構成を堪能し、東京国立博物館の多彩な魅力を改めて発見したい。国宝《秋冬山水図》(冬景)雪舟等楊筆室町時代15~16世紀(展示期間 : 10月18日~11月13日)国宝《洛中洛外図屛風》(舟木本)左隻岩佐又兵衛筆 江戸時代17世紀(展示期間 : 11月15日~12月11日)国宝《古今和歌集》(元永本)上帖 平安時代12世紀 三井高大氏寄贈(展示期間 : 10月18日~12月11日、会期中頁替えあり)国宝《竜首水瓶》飛鳥時代7世紀【開催概要】東京国立博物館創立150年記念特別展『国宝東京国立博物館のすべて』会期:2022年10月18日(火)~12月11日(日)会場:東京国立博物館平成館時間:9:30~~17:00、金土は18:00まで(総合文化展は17:00閉館)休館日:月曜料金:一般 2,000円、大学1,200円、高校900円※事前予約制(日時指定)公式サイト:
2022年10月03日福山城博物館は,8月28日(日)のリニューアルオープンから約1か月が経過し,オープン直後の混雑も徐々に解消しつつあるため,多くの皆様にご来館いただきやすなるよう次のとおり入館方法を変更します。入館方法の変更日2022年(令和4年)10月4日(火)から※既に10月4日(火)以降の平日に事前予約をされている方につきましては,既存の予約通りにご来館ください。福山市について福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約46万人の拠点都市です。福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、今年築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。福山市ホームページ トップページ : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月29日文化財活用センター〈ぶんかつ〉と東京国立博物館(トーハク)は、2022年10月18日(火)より、東京国立博物館創立150年記念 特別企画「未来の博物館」を開催します。メインビジュアル「未来の博物館」は、東京国立博物館の所蔵品を元に制作したデジタルコンテンツ、複製などで構成する体験型の展覧会です。(1)〈時空をこえる8K〉(本館/特別5室)、(2)〈四季をめぐる高精細複製屏風〉(本館/特別3室)、(3)〈夢をかなえる8K〉(東洋館/エントランス)という3つの会場で、デジタル技術と日本美術のコラボレーションにより未来へとつながる鑑賞体験を実現します。美術はあまり知らないという方から、東京国立博物館へよくお越しになる方まで、誰もが気軽に日本美術を楽しむことのできる機会となるでしょう。また、「未来の博物館」でとりあげるほとんどの日本美術作品(14件)は、同時期開催の特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」(平成館)や総合文化展に展示されます。「未来の博物館」をみたあとに、ホンモノの日本美術をじっくり鑑賞すると、一味違った見え方になるかもしれません。この秋、「未来の博物館」の3つの会場とトーハク全体で、日本美術の魅力を発見してください。「未来の博物館」特設WEBサイト: ■概要<デジタル技術×日本美術体験>ここはみんなの夢をかなえる「未来の博物館」。大画面に拡大された絵の中を歩いてみたり、屏風に描かれた四季を感じてみたり、光を照らして仏像をじっくりと調べたり。最先端のデジタル技術と高精細複製品を使って、新しい日本美術の鑑賞体験を実現します。できたらいいな、こんなこと。そう思う私たちの想像力が、展示室での不可能を可能にします。*所蔵記載の無い作品は、すべて東京国立博物館所蔵です。*「未来の博物館」の会場内は一部をのぞき、フラッシュ無しで写真、動画撮影が可能です。■「未来の博物館」3つの会場それぞれのみどころ(1) 時空をこえる8K 本館/特別5室 主催:NHK遠く離れた法隆寺・夢殿の空間や、国宝「洛中洛外図屏風(舟木本)」に描かれた400年前の京の都の賑わいを、大画面に映し出された映像を通して、その場にいるように味わう。そんな時空をこえて文化財と出会う鑑賞体験を、最新の8K映像技術や3DCG技術を用いた“8K文化財”でかなえます。<空間をこえ、奈良の法隆寺・救世観音が目の前に>東京からおよそ400キロメートル離れた奈良に位置し、世界最古の木造建築群を擁する法隆寺。その東院伽藍に、聖徳太子を追慕して建てられたお堂、夢殿(ゆめどの)があります。夢殿本尊である国宝「観音菩薩立像 救世観音(くせかんのん)」は、長い間秘仏とされ、法隆寺の僧侶でさえ見ることはありませんでした。このコーナーでは、8Kの3DCG技術でとらえた金色に輝く救世観音のお姿を、幅13メートルにもおよぶ特大3面スクリーンでご覧いただきます。遠く離れた地の仏像が、まさに目の前にあらわれたかのような迫力です。会場イメージ図(8K文化財 国宝「観音菩薩立像 救世観音」法隆寺)<空間をこえた出会い―法隆寺 謎に満ちた金色の秘仏><時間をこえ、400年前の都のにぎわいをそぞろ歩き>国宝「洛中洛外図屏風(舟木本)」は、江戸時代に活躍した絵師・岩佐又兵衛が、約400年前の京都の街並みを俯瞰するかのように描いた大パノラマの絵画です。6曲1双の屏風に、武士や商人のみならず、かぶき者や酔っ払いまで、じつに老若男女2500人を超える人びとが遊び、暮らすさまが生き生きと描きだされています。幅約10メートルもの超高精細大型ディスプレイに映し出される洛中洛外図屏風の世界。「食と享楽」「美と芸能」「歴史と文化」というテーマで、土井善晴さん〔料理研究家〕、伊集院光さん〔タレント〕、IKKOさん〔美容家〕、林家正蔵さん〔落語家〕、磯田道史さん〔歴史学者〕、山崎怜奈さん〔タレント〕ら6人のナビゲーターがご案内します。江戸時代にタイムトリップし、活気あふれる京の都を歩いているかのような体験です。<時間を超えた出会い―洛中洛外 400年前の京都へ><8Kクオリティの3DCG文化財を自在に動かす>縄文時代の土偶、室町時代の甲冑、江戸時代の能面。これらの文化財を回転させたり、色を変えたりすることは、従来の展示ケース越しの鑑賞ではできません。しかし、このコーナーの8Kモニターをのぞいてみてください。展示室では見ることのできなかった文化財の裏側や内側、美しい造形の細部まで、自身の操作でじっくり鑑賞いただけます。<デジタル ハンズオンギャラリー>(2) 四季をめぐる高精細複製屏風 本館/特別3室 協賛:キヤノン株式会社東京国立博物館が誇る4つの国宝、「花下遊楽図屏風」「納涼図屏風」「観楓図屏風」「松林図屏風」は、日本の四季の美しさを私たちに伝えてくれます。屏風の中を歩き、描かれた四季の風景を感じる鑑賞体験を、高精細複製品へのプロジェクションマッピングでかなえます。四季をめぐる高精細複製屏風<日本絵画の世界にはいり、描かれた四季をめぐる>≪春≫ 花下遊楽図屏風 (かかゆうらくずびょうぶ)江戸時代のはじめ頃のお花見の様子を描いた屏風です。映像では、桜と海棠が咲きほこるなか、着飾った女性たちの宴が催されるうららかなシーンが蘇ります。≪夏≫ 納涼図屏風 (のうりょうずびょうぶ)夕顔棚の軒端の下で満月を眺める三人のもとに涼やかな風があたる、普段の人々の暮らしの中の一瞬の風景が描かれています。映像では夜を迎える風景が映し出されます。月の満ち欠けとともに描かれた情景を見てみると、私たちのごく身近にある平穏な暮らしに見えてくるかもしれません。≪秋≫ 観楓図屏風 (かんぷうずびょうぶ)京都洛北の高雄にある清滝川のほとりで、色づいた紅葉を楽しむ人々を描いた屏風です。映像では、紅葉が風にゆれ、雁がはばたき、雪化粧の愛宕山を背に白鷺が舞い降りる、そんな冬への移り変わりの中で、紅葉と宴を楽しむ人々の姿を見ることができます。≪冬≫ 松林図屏風 (しょうりんずびょうぶ)晩冬の松林が描かれた作品で、日本の水墨画の最高傑作とたたえられています。映像では晩冬の松林の一日が映し出されます。朝もやの中から松林が浮かび上がり、陽の光によって松の色が変化し、雪が降り積もり、夜を迎えます。<未来へ受け継いでゆく「文化財」>屏風は、もとは部屋を仕切ったり、人目や風をさえぎるための道具であるとともに、生活空間を彩る調度品として大切にされてきました。過去の生活の中で生まれた道具が、人の手から手へ受け継がれ、今ここにあります。屏風の中に広がる風景や音、空気などを想像しながら、屏風を描き、使い、受け継いできた人々の思いも身近に感じることで、このさきの未来へ受け継いでゆければ幸いです。*「花下遊楽図屏風」「観楓図屏風」の高精細複製品はキヤノン株式会社との共同研究プロジェクトで制作し、「納涼図屏風」「松林図屏風」の高精細複製品は京都文化協会とキヤノンが共同で取り組んでいる綴プロジェクト(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)よりご寄贈いただきました。(3) 夢をかなえる8K 東洋館/エントランス 協賛:シャープ株式会社もしも、鎌倉時代を代表する仏像の細部の表現を、光を照らしてじっくりと調査できたら。名だたる茶人が手にした名碗「大井戸茶碗 有楽井戸」を手に取り、さまざまな角度から眺めることができたら。展示室では不可能な夢の鑑賞体験を、8Kの高精細画像を用いたオリジナルのアプリケーションと操作デバイスでかなえます。■名茶碗を手にとる夢の体験が進化「大井戸茶碗 有楽井戸(うらくいど)」をはじめとする名碗を、8Kモニターでじっくり鑑賞します。かたちも重さもホンモノの文化財そっくりの茶碗型ハンズオンコントローラーは、まるでお茶碗を手にとって眺めているよう。モニター上に映し出された高精細画像が、コントローラーと連動し、360度好きな角度から鑑賞できます。2020年の実証実験で好評いただいた「ふれる・まわせる名茶碗」。今回は内容が一層充実した進化版が体験できます。鑑賞できるお茶碗の数は3碗から6碗に増えました。九州国立博物館所蔵の「油滴天目(ゆてきてんもく)」や愛知県陶磁美術館所蔵「黄瀬戸胴紐茶碗(きせとどうひもちゃわん)」など、さまざまな種類の名碗を比較しながら楽しめます。<8Kで文化財―ふれる・まわせる名茶碗>*本コンテンツは、文化庁「令和3年度 地域ゆかりの文化資産地方展開促進事業(先端技術を活用した文化資産コンテンツ制作プロジェクト)」により制作したものです。(制作協力:九州国立博物館・愛知県陶磁美術館)<大迫力8Kモニターで仏像の調査体験>ガンダーラ、中国、日本を代表する3体の仏像。その高精細3DCG画像を、120インチの大型8Kモニターに映し出します。モニターに近づけば仏像が拡大され、のぞき込めば角度が変わるなど、8Kの3DCG画像があなたの動きに連動し、まるで目の前で仏像と向き合っているかのような臨場感あふれる鑑賞体験が実現します。懐中電灯(ライト)型の操作デバイスでモニター上の仏像に光をあてることで、ホンモノの鑑賞では見えづらい細部の表現が浮かび上がります。また、“みどころポイント”をライトで照らすと、鑑賞の鍵となる情報が現れます。学芸員が文化財を調査するように、仏像の注目ポイントをじっくり見てみましょう。<8Kで文化財―みほとけ調査>■「未来の博物館」でとりあげる日本美術の展示情報~トーハクのなかに展示されているホンモノを見にいこう~日本美術の展示情報本展のメインビジュアルは書籍装画やパッケージなど幅広く活躍するイラストレーター、北澤平祐さんが担当!北澤平祐(きたざわへいすけ) アメリカに16年間在住後、帰国し、イラストレーターとしての活動を開始。多数の書籍装画や、フランセ、アフタヌーンティーなどの商品や広告パッケージ、サンリオとのグリーティングカードシリーズまで幅広い分野でイラストを提供。近著に『ルッコラのちいさなさがしものやさん』(白泉社)、『The Current 北澤平祐作品集』(玄光社)、『ゆらゆら』(講談社)、『ぼくとねこのすれちがい日記』(ホーム社/集英社)。■開催概要名称 :東京国立博物館創立150年記念 特別企画「未来の博物館」会場 :東京国立博物館 (東京都台東区上野公園13-9)第1会場 〈時空をこえる8K〉 本館/特別5室第2会場 〈四季をめぐる高精細複製屏風〉 本館/特別3室第3会場 〈夢をかなえる8K〉 東洋館/エントランス会期 :2022年10月18日(火)~12月11日(日)観覧料:総合文化展観覧料もしくは開催中の特別展観覧料[観覧当日に限る]が必要です主催 :東京国立博物館、文化財活用センター、NHK(第1会場)協賛 :キヤノン株式会社、シャープ株式会社「未来の博物館」特設WEBサイト: *総合文化展観覧料、一般1,000円、大学生500円、高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料。*大学生の方は、学生証をご提示ください。*高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は、総合文化展について無料です。入館の際に年齢のわかるもの(生徒手帳、健康保険証、運転免許証など)をご提示ください。*障がい者とその介護者各1名は無料です。入館の際に障がい者手帳等をご提示ください。*東京国立博物館のガイドラインに従い感染防止対策を実施します。■東京国立博物館明治5年(1872年)創立、今年150周年を迎えた日本でもっとも長い歴史を持つ博物館です。収蔵する文化財は約12万件。日本から中国、朝鮮半島、西アジア・エジプトまでの地域を網羅し、土器や土偶などの考古遺物から浮世絵や刀剣、甲冑、近代絵画など、日本の美術史をたどることのできるコレクションとなっています。東京国立博物館 創立150年記念特設サイト Twitter @TNM_PR 東京国立博物館(トーハク)広報室 Instagram @TNM_PR 東京国立博物館(トーハク)広報室 ■文化財活用センター2018年に国立文化財機構に設置された、文化財活用のためのナショナルセンターです。「文化財を1000年先、2000年先の未来に伝えるために、すべての人びとが、考え、参加する社会をつくる」というビジョンを掲げ、「ひとりでも多くの人が文化財に親しむ機会をつくる」ことをミッションとして、さまざまな活動をしています。文化財活用センター〈ぶんかつ〉WEBサイト Twitter @cpcp_nich ぶんかつ【文化財活用センター】 Instagram @cpcp_nich ぶんかつ【文化財活用センター】 ■展覧会についてのお問い合わせ国立文化財機構 文化財活用センター 企画担当〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9 東京国立博物館東洋館5階E-mail: cpcp@nich.go.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月28日オルゴール博物館展 in 半田赤レンガ建物 ~古人(いにしえびと)から子供たちへ音色の架橋~京都嵐山オルゴール博物館 実行委員会は、世界最古のオルゴールを初め、オルゴール黎明期に製作された様々なオルゴールの企画展として【オルゴール博物館展 in 半田赤レンガ建物】を2022年10月6日(木)~10月16日(日)まで、半田赤レンガ建物(愛知県半田市榎下町8)で開催いたします。詳細URL : 館内マップオルゴールのイメージを覆す企画展当展覧会では、会場2フロアを使用し、博物館ブースとして約50点のオルゴールコレクションをご紹介。併設でオルゴールショップも期間限定でOPENします。博物館ブースでは、世界最古のオルゴールを初め、オルゴール黎明期に製作された宝飾、時計、小物、シリンダーオルゴール、ディスクオルゴール、オートマタ(自動人形)、蓄音機、大型自動演奏楽器などのオルゴールの様々な姿を通して自動演奏楽器の歴史をご紹介します。オルゴールの歴史と併せて、世界の歴史も堪能できる企画展です。本企画展の魅力魅力①貴重な「世界最古のオルゴール」特別展示決定!京都嵐山オルゴール博物館は1994年に開館し、開館後まもなく、世界最高峰と称されるオルゴールメーカー(スイス)リュージュ社の創業家社長ギド・リュージュ氏のコレクションを譲り受けました。そのコレクションは、質、量ともに世界でも有数のもので、世界最古のオルゴールやマリーアントワネットが愛したオートマタ(自動人形)・ナポレオンが将校に贈呈した嗅ぎ煙草入れなどが含まれており、西洋の貴重な文化遺産といっても過言ではありません。プライベートコレクションであったそのオルゴールは自宅内で保管され、来客のお客様にだけ公開されていた特別なものでしたが、ギド氏の願いでもあった、オルゴール文化を後世に継承し、コレクション保全することを使命として、このたびオルゴール博物館展にて「世界最古のオルゴール」など、貴重なコレクションの一部の特別展示が決定いたしました。魅力②100年の時を超えて ”つなぐ” 【アンティークオルゴール修復プロジェクト】今回開催の半田赤レンガ建物を皮切りに、ゼンマイ仕掛けのアナログで素晴らしい文化を多くの方々にご紹介するため、日本全国でのオルゴール博物館展開催を企画しています。しかし、制作から100年、150年と経過したオルゴールは大掛かりな修復が必要なため、修復費用の一部のサポートお願いするクラウドファンディングを立ち上げました。この度、Makuakeさんを通して立ち上げたこのプロジェクトでは、締め切りまで1週間を残し、目標金額の1,000,000円を上回る多くのご支援をいただいております。下記、ご支援による修復予定作品の一部です。ピエロエクリヴァン仮面をあやつる道化師レジナフォンスタイル250魅力③京都嵐山オルゴール博物館より出張にて、名物館員佐野による実演・解説決定!当館博物館員で、名物解説員として活躍しているスタッフ佐野 功(さの いさお)博物館が開館した1994年当時からのスタッフで、今年還暦60歳になりました。オルゴール博物館と共に歩んできた、オルゴール文化の伝承者といっても過言ではありません。独特な雰囲気と解説の面白さから、お客様よりお褒めの言葉やファンレターを頂くこともある名物館員です。また、京都の観光に貢献したとして、京都市より様々な表彰をされています。今回の企画展では、名物館員「佐野」による実演・解説もたっぷりお楽しみいただけます。イベント概要開催日:2022年10月6日(木)~10月16日(日)開催時間:平日 10:00~19:00 (最終入館18:00)土日祝 9:30~21:00 (最終入館20:00)会場:半田赤レンガ建物 (〒475-0867 愛知県半田市榎下町8)主催:京都嵐山オルゴール博物館実行委員会後援:半田市・半田市教育委員会・在日スイス大使館協力:半田赤レンガ建物・株式会社トヨタエンタプライズURL: アクセスお問合わせ京都嵐山オルゴール博物館実行委員会TEL : 080-3584-6934 (担当 : ふくしま・ひらい)mail : hirai@reuge.co.jp 〈お問合わせ対応時間〉会期前(~10/5まで) : 10:00~17:00 (土日祝日を除く)会期中(10/6~10/16) : 平日10:00~19:00 / 土日祝 9:30~21:00オルゴール博物館展チラシ.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月22日株式会社SCRAP(所在地:東京都渋谷区、代表者:加藤隆生)は、東京国立博物館(所在地:東京都台東区、館長:藤原誠)にて開催中のリアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』のプロモーション企画として、上野恩賜公園にて無料で遊べる謎解きイベントを2022年9月17日(土)より開催いたします。イベント特設サイト: 謎解きを通して参加者がまるで“物語の登場人物”になったかのような体験ができる『リアル脱出ゲーム』。『東京国立博物館からの脱出』は日本で最も長い歴史を持つ博物館である東京国立博物館を舞台に、同館の創立150年を記念して、株式会社SCRAPとのコラボレーションにより制作されました。本作は謎解きキットとスマートフォンの専用アプリを使いながら、館内を周遊して謎を解く形式のリアル脱出ゲーム。時間制限がないため、謎解き初心者の方にもオススメです。2022年5月よりスタートした本イベントには、わずか4ヶ月ですでに18,000人以上が参加。作品をじっくりと鑑賞しながら同時に謎解きを楽しめる点に、好評の声が多数寄せられている大人気イベントとなっています。今回新たに、東京国立博物館が位置する「上野恩賜公園」を舞台に、無料で遊ぶことのできる謎解き企画の開催が決定いたしました!参加者は『東京国立博物館からの脱出』本編にも登場する、“作品の声”を聞くことのできるツール「モノチャット」を駆使して、上野恩賜公園の様々な作品に触れながら、謎を解き明かすことを目指します。参加方法は、キャンペーンチラシを上野恩賜公園周辺の設置店舗で手に入れるだけ。チラシを受け取った後すぐに遊べる上に、上野恩賜公園を散策しながら制限時間なくご自分のペースでお楽しみいただけますので、『東京国立博物館からの脱出』参加前の腕試しとして、ぜひ謎解きをお楽しみください。▼『東京国立博物館からの脱出』プレイイメージ『東京国立博物館からの脱出』開催記念 上野公園無料謎解き企画概要■イベント概要専用の「謎解きチラシ」を設置店舗で受け取った後、すぐにご参加いただける謎解きイベントです。『東京国立博物館からの脱出』本編にも登場する、“作品の声”を聞くことのできるツール「モノチャット」を駆使して、上野恩賜公園の様々な作品に触れながら手がかりを集め、チラシに書かれた謎や暗号を解き明かすことができればゲームクリアです。※本編で使用する「『東京国立博物館からの脱出』 専用アプリ」は、本イベントでは使用いたしません。※本イベントでは、コミュニケーションアプリ「LINE」を使用します。スマートフォンやタブレットなど、インターネットに接続できる端末をご持参いただきますようお願いします。■プレイ形式想定プレイ時間 : 60分程度(制限時間はございません)参加人数 : 制限なし料金 : 無料※上野恩賜公園の開園時間は午前5時〜午後11時です。(時間外は立入禁止)■「謎解きチラシ」設置店舗・東京文化会館(東京都台東区上野公園5−45)・池之端ライブスペースQui(京都台東区上野2丁目12−2 パークサイドビル 4F)・その他リアル脱出ゲーム各店舗(東京ミステリーサーカス、吉祥寺店、下北沢店、浅草店、東新宿店、横浜店)※2022年9月17日(土)14時以降に順次設置。配布開始時刻は設置場所により異なりますのでご了承ください。※チラシがなくなり次第終了となります。※設置店舗は順次追加予定。リアル脱出ゲーム『東京国立博物館からの脱出』概要■イベント特設サイト ■イベントCM ■ストーリー2022年に創立150年を迎えた東京国立博物館。あなたはそんな博物館の近くの小さな探偵事務所に入所したばかりの新人。ある日、事務所に一本の電話が鳴り響く。「トーハクの創設の起源となった博覧会関係者の1人が集合写真から消えてしまったんです! そして、不思議なことにその人物のことを誰一人として思い出せないんです! どうか、この奇妙な出来事を解明してくれないでしょうか?」依頼人は博物館の職員。手がかりの少ない依頼内容に頭を抱えていたあなたに探偵事務所の所長がある助言をする。「人に聞くことができないなら、〝作品〟から話を聞けばいいんだ」人々を見守り続けてきた仏像。美しいルビーで彩られた双子のザクロの置物。古代エジプトからやってきた沈黙するミイラ。あなたは調査アプリを駆使し、博物館に展示されている作品たちへ聞き込みに向かう。果たして、博物館で起こった謎の出来事の真実に辿り着くことができるのか?■プレイ形式・制限時間 : なし(プレイ時間の目安は2~3時間です。)・参加人数 : 制限なし・場所 : 東京国立博物館展示館内・敷地内屋外・開始タイミング : 随時スタート(ただし、謎解きキット購入時に指定された時間からの開始となります。)・プレイ方法 : 謎解きキットと専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを使用(東京国立博物館において参加用のスマートフォン、イヤホンの販売/貸し出しはございません。必ずご持参ください。)※プレイ可能時間は東京国立博物館の総合文化展の開館時間に準じます。■開催会場、日程会場:東京国立博物館(〒110-8712東京都台東区上野公園13-9)日程:好評開催中!■販売情報・謎解きキット販売価格2,200円(税込)※前売り、学生一律金額※別途東京国立博物館入館料が必要・販売スケジュール好評販売中!・謎解きキット予約/当日販売場所<事前予約>スクラップチケット(スクチケ) <当日販売>東京国立博物館正門窓口※当日販売も行いますが、売り切れてしまう可能性がありますので、スクラップチケットからの事前予約を推奨いたします。主催:SCRAP/東京国立博物館以下補足情報■リアル脱出ゲームとは?2004年に発表された「クリムゾンルーム」というネットの無料ゲームを発端に、爆発的に盛り上がった「脱出ゲーム」。そのフォーマットをそのままに現実 世界に移し替えた大胆な遊びが「リアル脱出ゲーム」。マンションの1室や廃校、廃病院、そして東京ドームや六本木ヒルズなど、様々な場所で開催されている。07年に初開催して以降、現在までで940万人以上を動員している。日本のみならず上海、台湾、シンガポールやサンフランシスコなど全世界で参加者を興奮の渦に巻き込み、男女問わずあらゆる世代を取り込む、今大注目の体験型エンターテインメントである。※「リアル脱出ゲーム」は株式会社SCRAPの登録商標です。☆公式サイト→ ☆ツイッターアカウント→@realdgame■東京国立博物館とは?東京国立博物館(トーハク)は、明治5年(1872)に湯島聖堂の大成殿で開催された博覧会をはじまりとする、日本で最も長い歴史をもつ博物館です。日本を中心にした東洋のさまざまな国や文化の美術作品、歴史資料、考古遺物などを集めて大切に保管しています。収蔵品は約12万件におよび、総合文化展と呼ばれる常設展示では約3,000件を展示替えをしながら常時公開しています。教科書でみた名品を見られる博物館です。☆公式サイト→ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月16日民間事業者有志組織である「光と食のアンサンブル実行委員会」(代表主幹:株式会社日商社)は、今年12月に京都国立博物館の広場を会場に、光と食のコラボレーションイベントを初めて開催します。本イベントでは、明治30年の開館当初の姿をとどめる明治古都館の壁面にクリエイティブカンパニー『ネイキッド(NAKED, INC.)』が手がける「花」をモチーフにした新作プロジェクションマッピングを上映(15分ごとの入替制)し、明治古都館が見つめてきた京都の歴史を上映します。また、この会場でしかお目にかかることができない京都ゆかりのあるお店が手掛けるスイーツ販売ブースや周辺ホテルとのタイアップ企画などを予定。12月の京都国立博物館を会場に光と食のコラボレーションで京都に花を咲かす初開催のナイトイベントです。また、本イベントは、株式会社ネイキッドが京都市内各所や宇治市、大津市などで展開する「NAKED GARDEN ONE KYOTO supported by 三菱UFJ銀行」(会期:2022年9月15日~12月25日)の関連イベントとして開催します。<イベント詳細> 光と食のアンサンブル ~花宵の宴 Directed by NAKED~■光と食のアンサンブル ~花宵の宴 Directed by NAKED~日時:2022年12月10日(土)~25日(日) 18:00~21:30場所:京都国立博物館(京都市東山区茶屋町527)京阪電車七条駅下車徒歩7分入場:当日券 大人 1,500円/小中学生 1,000円(未就学児無料)前売券 大人 1,000円/小中学生 800円(未就学児無料)※価格は全て税込み全国のコンビニで2022年10月発売開始予定主催:光と食のアンサンブル実行委員会 (代表主幹:株式会社日商社)本イベントは、「京都の文化・観光振興」を目的に民間事業者が企画したもので、冬の京都及び夜の京都で若者が楽しめる新たな文化・観光コンテンツを開発するとともに、メイン会場だけでなく京都市内のホテルやカフェとも連携した取り組みで市内の様々な文化に触れる機会を創出するものです。最新テクノロジーの光の演出と重要文化財である京都国立博物館・明治古都館とのコラボレーションで次世代に繋がる新たな文化への昇華を目指します。また、京都ならではの限定スイーツが手に入る販売ブース出展で[光と食のコラボレーション]を実現します。■光の演出のポイント“花”をテーマに、光や音、プロジェクションマッピングなど京都国立博物館の広場全体を活用した演出を行い、夜の京都の新たな魅力を生み出します。15分おきに行うショータイムでは、120年以上の歴史を持ち重要文化財である明治古都館の壁面へ、大規模なプロジェクションマッピングを実施。明治から令和の時代の流れを見守ってきた明治古都館が、いつの時代も美しい“花”をモチーフに、それぞれの時代をめぐるストーリーを光や音とともに空間全体で上演します。明治古都館プロジェクションマッピング イメージ■食ブースのポイント京都ゆかりの店舗や事業者が会場限定のスイーツや甘味を特別販売いたします。そのほか、京都市内ホテルなどでチケット付き宿泊プランなど、タイアップ企画を予定しています。出店店舗やタイアップ企画については順次公開予定。■NAKED, INC.(ネイキッド)についてNAKED, INC.(株式会社ネイキッド)1997年に村松 亮太郎が設立したクリエイティブカンパニー。アートからエンターテイメント、カルチャー、伝統、教育、都市、食、スポーツなど、LIFE(生活)のあらゆるSCENE(シーン)において、新たな体験や価値を生み出している。物語性をコアに据えながら、最新技術からアナログ的表現まで幅広い手法を融合して作り出すコンテンツや空間演出が特徴。URL : Instagram: @naked_inc 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月14日トヨタ自動車株式会社の文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)では、自動車文化の醸成と継承を目的に、地域に根ざしたイベントとして「第33回 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル」を10月9日(日)、愛・地球博記念公園(愛知県長久手市)で開催します。スタートの様子本年は11月に愛知県内でフォーラムエイト・ラリージャパン2022が開催され、また10月にトヨタ博物館の分館である富士モータースポーツミュージアムが開館するのを記念し「モータースポーツ」をテーマとします。パレードでは長久手市内を拠点にラリーで活躍する勝田照夫さん、勝田範彦さん親子が先導するラリーカーに続き、30年以上前に生産されたクラシックカーが長久手市内を走ります。公道パレードは、多くの方に沿道で応援していただけるよう長久手の市街地を通過するコースとしています。トヨタ博物館から愛・地球博記念公園まで、一般参加車両100台が長久手市内を走行。日米欧の自動車の歴史100年にわたる車列は圧巻です。会場では、パレード参加車両の展示に加えて、勝田さんや関係者のトークショーを開催しWRCの魅力や11月10日から開催される最終戦Rd.13の見どころについて存分に語っていただきます。また、今年は3年ぶりにトヨタ博物館から展示車両も出展いたします。なかでも注目はトヨタ7のエンジンパフォーマンス!イベント展示ゾーンでは、レストア紹介、GRヘリテージパーツ関連の展示、交通安全啓発などを予定しています。イベントの様子は、後日、トヨタ博物館公式YouTubeチャンネルとケーブルテレビ局「ひまわりテレビ(ひまわり11)」にて配信します。なお、新型コロナ感染防止対策として、愛・地球博記念公園会場では入場者数管理を実施します。当日が愛知県への緊急事態宣言発令と重なるなど、感染を取り巻く情勢次第では大幅な入場制限となりますので、必ず最新情報をトヨタ博物館ホームページでご確認ください。 開催概要は、以下のとおりです。(1)日時10月9日(日) 9:30~16:00(入場無料)、雨天決行※雨天の場合、内容を一部変更する可能性がございます。※悪天候など諸事情により中止とさせていただく場合がございます。(2)会場愛・地球博記念公園(モリコロパーク)※パレードは8:45にトヨタ博物館から出発(3)参加車両一般参加車両 約100台、イベント用車両 約10台 他(4)スケジュール[8:45~10:45] クラシックカーパレード[9:30~16:00] 車両展示(5)プログラム詳細:■クラシックカーパレード(8:45~10:45)日米欧の一般参加車両約100台が長久手市内の公道約14kmをパレード[8:30 出発式(トヨタ博物館)、8:45 順次出発 10:40 ゴール]トヨタ博物館~脇交差点~市ケ洞交差点~岩崎竹の山北交差点~消防署北交差点~熊張真行田交差点~長久手温泉ござらっせ~愛・地球博記念公園■車両展示(9:30~16:00)パレードを終えた一般参加車両約100台を一堂展示■イベントゾーン(9:30~16:00)◇モータースポーツゾーン・トヨタ7ターボ(日本/1970)エンジンパフォーマンストヨタ7のエンジンを実際に始動・モータースポーツ車両の展示トヨタ7(日本/1970)、トヨタ セリカ TA64型(日本/1985)、トヨタ MIRAI ラリー(日本/2015)(以上 トヨタ博物館所蔵)GRヤリス ラリー仕様(日本/2021)・富士モータースポーツミュージアム2022年10月7日にオープンする富士スピードウェイ隣接のミュージアムやホテルの最新情報を紹介。・フォーラムエイト・ラリージャパン2022WRCの魅力を紹介協力:ラリージャパン事務局◇レストアゾーン・GRヘリテージパーツ復刻部品の展示 他・クルマよろず相談修復中のクラシックカーや部品の展示など、レストア全般についての紹介・相談ブース協力:新明工業株式会社・KINTO「Vintage Club by KINTO」の告知イベント◇体験イベントゾーン・トヨタ博物館収蔵クラシックカーと記念撮影フォード モデルT ツーリング(アメリカ/1914)ランチア アストゥーラ ティーポ 233C(イタリア/1936)・交通安全反射材製作体験、反射神経診断、死角体験、服装見やすさ診断◇地域情報ゾーン・地域出展者による各種情報提供と体験型イベント日本介助犬協会によるチャリティーグッズ販売愛知県都市整備協会、長久手市観光交流協会・トヨタ博物館ミュージアムショップ出店※内容については、天候等諸事情により変更となる場合があります。(6)後日配信:YouTube(トヨタ博物館公式チャンネル*1)、ひまわりテレビ(ひまわり11*2)でパレード・会場の様子を放送します。*1 トヨタ博物館公式チャンネル( )*2 ひまわり11:豊田市・みよし市・長久手市でケーブルテレビの「ひまわりネットワーク( )」に接続している世帯で視聴可能なチャンネル(7)交通案内(会場の駐車場不足のため下記を実施)・パークアンドライド当館の南側に「臨時駐車場(300台・無料)」をご用意。最寄り(徒歩4分)の芸大通駅からリニモに乗り、愛・地球博記念公園駅まで。※リニモ1DAYフリーきっぷでトヨタ博物館入場無料、ショップ割引 他特典付き(8)後援・協力・後援:愛知県、長久手市、愛知県教育委員会、長久手市教育委員会、公益財団法人 愛知県都市整備協会、一般社団法人長久手市観光交流協会・協力:愛知高速交通株式会社(リニモ)(9)新型コロナウイルス感染防止対策新型コロナウイルス感染防止対策として以下実施します。・37.5度以上の発熱の方の入場をお断りします。・会場内でのマスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保にご協力ください。・キッチンカー等飲食サービスの提供はありません。・新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の事前ダウンロードをお願いします。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月08日福岡県北九州市にある、『北九州市立いのちのたび博物館』では、古い時代の生物の化石や、隕石、リアルに動く恐竜のロボットなどを展示しています。また、そのほかにも、さまざまなテーマに基づいた特別展を開催。2022年3~5月までは、馬の生態や、人との歴史について紹介する『まるごとウマ展-ウマと人のキズナ-』を開催していました。同特別展を訪れた、べろろん(@beroron)さん。展示を楽しんだべろろんさんは、グッズとして販売されていたTシャツを購入しました。部首が『うまへん』の漢字がズラリと並ぶデザインが気に入ったそうです。しかし、実際に購入したTシャツを着てみると、着心地が悪かったといいます。なぜか、Tシャツの内側に馬のイラストが印刷されていたのです。北九州のいのちのたび博物館で春に開催されていたウマ展のグッズTシャツ。表は無地、裏は馬へんの漢字が敷き詰められているデザイン。よく見ると表側の裏地に馬のイラストが上下逆にプリントされていて、当然ながらそのまま着るとプリント部が肌に触れて着心地が悪い。さすがにクレームを入れたわ。 pic.twitter.com/8BWcgATEBh — べろろん (@beroron) September 4, 2022 プリントミスかと思ったべろろんさんは、博物館に「プリントミスではないか」と確認しました。もし、表にプリントされるべきものが、ミスで内側に印刷されていたとしたら、交換してもらいたいもの。しかし、博物館からの回答は…。「ミスではなく、仕様です」Tシャツの内側にプリントされていたのは、ミスではないとのこと!ではなぜ、誰からも見えない部分にイラストがプリントしてあるのでしょうか。ミスかと思われた、正しいTシャツの着用方法がこちら!昨日クレームを入れた博物館からの回答をもらった。俺の人生史上最も想定できなかった「バグでなく仕様です」案件だった。 pic.twitter.com/xZ4yQyJb1Q — べろろん (@beroron) September 4, 2022 Tシャツを着た状態で、裏替えして頭に被ることで、馬になれるTシャツだったのです!「自分の人生史上、最も予想できなかった」と振り返る、べろろんさん。一連の投稿には「笑った」「このTシャツ、欲しい」といった声が寄せられています。・このトラップは見抜けないわ…。めちゃくちゃ欲しい。・なにこれ!考えた人、すごいな。・私もこのTシャツを買いました!なぜ内側にプリントしてあるかが分かった時、爆笑だった!・お笑いトリオ『ロバート』の秋山竜次さんのネタでこういうのありましたよねー!ちなみに、『まるごとウマ展-ウマと人のキズナ-』は、競馬関係の内容も充実しており、ファンとしてかなり楽しめる内容だったそうです。また、『いのちのたび博物館』は、昆虫標本など、常設の展示にも力を入れており、子供の夢が詰まった博物館だったとのこと。福岡県北九州市の近くを訪れた際には、『いのちのたび博物館』へ足を運んでみてはいかがですか。[文・構成/grape編集部]
2022年09月06日