子どもから大人まで。自閉症のある人が、幸せな人生を生きるためのサポートをUpload By 発達ナビ施設インタビュー仙台市の放課後等デイサービス「発達トレーニングジムしゃ〜れ」(以下、しゃ〜れ)は、就労移行支援事業所「Schaleおおまち」、さらにカフェと厨房を併設する施設です。カフェのイートインは現在お休み中ですが、クッキーやお菓子を販売しています。自閉症に特化した支援を行っており、利用者の9割がASD(自閉症スペクトラム)のある人です。現在、放課後等デイサービスに子ども36人が登録、成人は、就労移行支援に8人、自立訓練に11人が登録しています。「しゃ〜れ」を運営する「一般社団法人ぶれいん・ゆに〜くす」の歩みは、代表の伊藤あづささんと自閉症のある息子さん、親子2人の歩みでもありました。自閉症のある人のライフステージごとに必要な支援とは何か、本人と家族が地域で幸せに生きるためには何が必要か。考え抜いてサポートを続けてきた、ぶれいん・ゆに〜くすと「しゃ〜れ」の取り組みをご紹介します。「働く大人」になるために、生きる力をつける実践的な発達支援Upload By 発達ナビ施設インタビューしゃ〜れは、「発達支援トレーニングジム」と冠して、自閉症のあるお子さんが「働く大人」になるための発達支援を目指しています。アメリカ・ノースカロライナ州ではじまった、ASD(自閉症スペクトラム障害)の当事者とその家族を対象とした支援である「TEACCH」の理念を基盤に、プログラムを設計。「一人でできること」を積み上げていくために、一人ひとりの特性を自閉症eサービス開発の評価キットやTTAP(ティータップ)を使用してきめ細やかなアセスメントを行っています。その結果をもとに、その子の強みを活かした個別のプログラムを組んでいるそうです。児童指導員の引地さんに支援内容を案内してもらいました。Upload By 発達ナビ施設インタビュー引地さん「平日は、子どもたちは一人ひとりに合わせた課題に取り組みます。アセスメントを元に設定した生活スキルの課題や、パソコンを使ってのITスキルのトレーニングもやっています」ーー個別トレーニングは大人の利用者さんと子どもが一緒の空間を共有しているんですね。引地さん「子どもたちのスペースは、成人の方々のスペースとタイムシェアしているんです。午前中は自立訓練の成人利用者さん、午後の早いうちは小学生、夕方から中高生、といった感じで上手に棲み分けています。個別のトレーニングスペースはそれぞれ仕切りがあります。余計な情報が入らないためです。それぞれがトレイに順番にセットされた自分の課題に黙々と取り組みます。今来ている小学1年生のYくんは、指先を使ったトレーニングに取り組み中。教材の多くはその子に合わせて手作りしています」ーーYくん、集中していますね。手の込んだ教材がたくさんあって驚きました!伊藤さん「それはどこにも負けません(笑)。提携しているKaienさんのコンテンツも使っていますが、うちで使うために”リメイク”しています」Upload By 発達ナビ施設インタビューUpload By 発達ナビ施設インタビュー引地さん「しゃ〜れでは、ライフスキルトレーニング・プログラムとして調理スキルのトレーニングにも力を入れています。1人1台ずつクッカー(電気調理鍋)を使って調理します」ーーたくさんレシピがありますね。どれも本格的でおいしそう!引地さん「小学生は混ぜるだけのホットケーキで、”できた!”を感じてもらうところからスタートします。スタッフより上手につくる高校生もいますよ。生姜焼きや酢豚などのおかず、クリスマスにはハッシュドビーフ…前につくったものと重ならないようにと考えているうちに、レシピが増えてしまって…80〜90くらいになってしまいました(笑)」視覚からの指示を理解しやすい自閉症のある子どもに合わせ、手順書も工夫しているとのこと。手順のカードは、材料や指示は分かりやすく写真つきでまとめられています。手順ステップがずいぶんと細かいのが目を引きました。引地さん「調理しながら細かく工程を写真に撮り、言葉の説明ではなく目で見て分かり「1人で」完成できることを心がけています。”切ったものどこに入れるの?”と子どもによく聞かれるので、”材料をボウルに入れる”も工程に入っています。道具や調味料のパッケージも、実際に使う物を撮影します。食材もマス目のついたまな板を使って、何センチに切るのか分かるようにします。当日はなるべく子ども本人が1人で調理に挑戦できるようにしています。料理ができたら、お迎えに来たおうちの人にも一緒に食べてもらいます。自分でつくったら苦手な食べ物だったけど意外と食べられちゃった、という偏食のお子さんもいるんですよ」出典 : ーー併設しているカフェの厨房設備を活かした、素敵なプログラムですね!引地さん「本人にとっても親御さんやきょうだいに”美味しいね””つくったの、すごいね”って褒められることが、何にも変えられない贈り物になっています。しゃ~れで使っているのと同じクッカーを買ったり手順書を持ち帰ったりして家庭でも実践している親子もいます。美味しく楽しいトレーニングを通じて、調理スキルをはじめ段取りや買い物、栄養に関する知識など、生きていく力が習得できるといいな、と思っています」Upload By 発達ナビ施設インタビューUpload By 発達ナビ施設インタビュー将来働くことを見据えたプログラムも積極的に取り入れています。ITスキルのトレーニングやパートナーシップを結ぶKaienのツールを使い、カフェの店員役、厨房スタッフ役、お客さん役に分かれてカフェのお仕事体験もしています。指先の巧緻性を高めることと、将来の仕事につながることを見据え、袋詰め作業も取り入れています。この日も高校生がビーズとカードを袋に入れるトレーニングに取り組んでいました。引地さん「実は、近くの漢方薬局からお茶の袋詰めも請け負っているんです」ーーどういった経緯でお茶の袋詰めを?伊藤さん「知り合いの漢方薬局で2000円ぐらいする高級なお茶を売っているのを見たんです。”自分たちでパッケージしている”と聞いて、じゃあ、うちでこの袋詰めやらせてくれませんか!と言って(笑)。まず、うちの支援員でやってみて、1時間で完成できる数から単価を出しました。"この金額で発注してもらえるか、検討してください!"と…」ーー受注の金額を提示して交渉したんですね。伊藤さん「同じ仕事を同じ時間、同じ精度でやるんです。障害者だからといって値段を下げられ、報酬に差があるのはおかしな話でしょ。利用者や利用する子どもの価値を値下げしたくないと思って、強気に交渉しました。もし同じ工賃だったらうちはもっと丁寧にできますよって(笑)」ーー放課後等デイのお子さんも袋詰めをやっているのですか?伊藤さん「最初は就労移行支援の方でやっていたんですよ。でも放課後等デイの中高生が試しにやってみたら、彼らの方が圧倒的に上手だったの(笑)。私は、お金を得るための手段として働いて、誰かの役に立って喜ばれて、お給料をもらって…それで自己実現できる事が仕事と思うんです。お金のつかない仕事はない。中高生のうちにそれを経験しておくのは大事だと思うんです。取り組む際には、これはお客さんに届く商品なんだよ、と伝えます。そうすると、みんな丁寧に取り組みますし、衛生管理もきっちりやっています。実際に取引先の会社も喜んでくれていますね。袋詰めをしたら”タスク・アローワンス”と言う名前で、お手伝い分の対価が得られます。それで日曜日にファミレスで家族にご馳走したりするんですって。本人も嬉しく、励みにもなっているようですね」ーー細かい作業に見えますが、どんな風に取り組むんですか?引地さん「最初は砂や豆を使って感覚をつかみます。袋詰めには、スプーンや秤の扱いも必要になります。マスクをするなどの衛生面の管理も含めて、トレーニングしています。入れる順番、使う順番に実物を並べた見本と手順もつくって、段階を踏んで課題に取り組みます。そうやって、最終的には本人が製品をつくれるようにしています」トレーニングで終わらず、最終的には商品をつくって仕事にしてしまうとは、驚きました。地域社会との関わりを大切に、子ども達の「生きる力」を信じる「しゃ〜れ」らしい取り組みです。Upload By 発達ナビ施設インタビューその人の人生に、サポートのはしごをかけ続ける就労移行支援事業Upload By 発達ナビ施設インタビュー就労移行支援での取り組みについて、担当する李さんに伺いました。李さん「就労移行支援は制度上、最大2年使えますが、「Schaleおおまち」では就職活動まで1年半〜2年たっぷり使います。企業の仕事と利用者をつなぐジョブマッチングではなく、人と人をつなぐマンマッチングだと思ってやっています」ーーマンマッチングとは、具体的にはどういうことでしょうか?李さん「仕事が合っているということだけでなく、一緒に働く人との関係性もとても重要です。実習も2〜3日やってフィードバック、次に1週間やってフィードバック、お互いにやってみたいとなったら2ヶ月くらいやって見るなど、丁寧に時間をかけて積み上げていきます。自閉症の人は言葉のコミュニケーションだけでは難しいこともあるし、困っていても、うまく言えない人もいますよね。だから、就職後も困った時に「Schaleおおまち」を思い出して欲しいんです。その思いから、フォローアップを大切にしています」「しゃ〜れ」では、制度上の職場定着支援を終えてからも、つながりを持ち続けるケースもあります。そうすることで、14人が就職し、12人が今も就労を継続している定着率85%を実現しているとのこと。継続3年目、5年目の人も出てきているそうです。「しゃ〜れ」を卒業した利用者も気にかけ続けたいUpload By 発達ナビ施設インタビュー伊藤さん「卒業した子がどうなっているか気にかけることが必要だと思っています。放課後等デイは18歳まででしょ。特別支援学校に通っている子はB型事業所に行くことが多いから、実は「Schaleおおまち」の就労移行支援に来ることは少ないんです。そうすると支援が途切れてしまう。高校卒業後、専門学校や大学に通う場合なんかも、放課後等デイと大人の支援制度の隙間で利用できなくなってしまう場合もありますね」ーーせっかく「しゃ〜れ」と出会っても、卒業せざるをえないこともあるんですね。伊藤さん「はい、でも中学からうちに通って高校卒業後、専門学校に行きながら、2年間自費で通った利用者さんもいるんですよ。実はそのあと就労移行支援に通って今、パティシエとしてこのカフェで働いているんです!もう3年目になるかな」ーーそれは嬉しいですね!調理スキルのトレーニングがダイレクトに生きたケースですね!一度ここに来た人にかけた支援のはしごは外さない出典 : ーー卒業した利用者さんはどんな風にフォローしているんですか?伊藤さん「折々電話やメールをしたり、お母様たちとお目にかかったり、年に1回みんなで集まったり。『虹の環(にじのわ)パーティー』と呼んでいます。卒業した人や子どもが集まる会です。卒業してもそこで再会できるの。卒業した利用者と保護者の方が遊びに来て、後輩の子がつくった料理を食べるんです」ーーブログで様子を拝見しましたが、美味しそうなお弁当でした。70人分とありましたが、お子さんたちがつくったんですね!パーティーはどんな様子ですか?「卒業生には、近況を教えてもらいます。それはいい報告じゃなくてもいい。意思表示が苦手な人もいるし、ずっと同じ環境にいる子もいます。定型発達の人には分からないこともたくさんあるでしょう。発達障害のある人はエネルギーを貯めるのに精一杯チャージが必要なんです。そんな人たちが疲れた時に帰ってくる、母港の充電ステーションになりたいと思っています」ーー充電して、また外に出ていけるんですね。伊藤さん「子どもだけではなく、就労移行支援についても同じです。制度上の期間が終わったら、支援や関係が切れるんじゃないかという不安が利用者さんにありますね。でも「Schaleおおまち」では企業に確認して、誤解や行き違い、何らかのトラブルの芽があったら担当の李さんが仲立ちしています。いつも誰かが自分を気にしてくれている、と実感できることが大切だから」ーー「しゃ〜れ」「Schaleおおまち」を利用していなくても支援は続く…伊藤さん「うちに通っている間というのは、その人の人生の、切り取った何年かの支援です。でも、一度「しゃ〜れ」や「Schaleおおまち」に来たら、かけた支援のはしごは外さない。利用しなくなったとしてもそのはしごは残っていて、いざとなったら使えるということが重要だと思っています」自閉症のある子と親のために!TEACCHとの出会いが変えた支援Upload By 発達ナビ施設インタビューーーその子が生きるための力を、生涯を通じてサポートし続けるという一貫した支援方針を実感しました。そもそも「Schale」を始めたきっかけは?伊藤さん「私には今年23歳になる息子がいるんですけど、その子が4歳の時に自閉症があることが分かったんです。でも今から17、8年前って、仙台の街では自閉症のわが子に合った療育を受けられる場所がなかったんです」ぶれいん・ゆに〜くす代表の伊藤あづささんは、仙台にある福祉の大学の教員でした。当時、仙台市には母子通園型の施設は、知的・身体・精神の3障害が一緒でした。伊藤さん「例えば7月のある日、施設に行ってみたら突然、七夕さまが飾ってある。そうすると変化が苦手な自閉症の子はびっくりするわけです。息子は騒がしいところや集団がとっても苦手な子だったんです」ーー自閉症の子に特化した支援を始めたのは、それがきっかけだったんですね。伊藤さん「もう一つ、自閉症って、育てる中で障害特性があると分かるでしょ。親御さんがわが子のことを知ったり気づいたりするのにも、他の障害に比べて圧倒的に時間がかかるんです。そして、母親支援の仕組みも整っているとは言えない。お母さんは不安で、ものすごく心がざわざわして、検査して障害が分かって…いまさら障害児と言われる戸惑いもあると思うんです」伊藤さんは当初、息子さんに勉強ができるようになってほしい、学校に行って学習面で困らないようになってほしいと考え、育つ支援、療育の場が欲しかったそうです。しかし、その直後、自閉症について学ぶ中でTEACCH(ティーチ)と出会いました。伊藤さん「なんて私は愚かなお母さんだったんだろう、と痛感したんです。いわゆる学力ではなくて、自閉症のその子として、長い生涯にわたって生き抜くための力…自閉症のその人として社会の中で生きていくための知恵や、体の使い方を教えてあげられる場所が欲しいと気持ちが変わってきた」そこでたどり着いたのが、就学前から育ちの支援ができる児童デイ(児童発達支援・放課後等デイサービスの前身)という制度でした。伊藤さん「じゃあ自分たちでやろうか、と言って「しゃ〜れ」の前にやっていた事業所を始めました。で、自閉症児の療育をやるのであれば、集団じゃなくて個に応じた育ちの支援ができることをやりたいなと思ったんです。TEACCHの理念を取り入れ、「しゃ〜れ」でも一貫してそのスタイルを続けています」TEACCHはアメリカ・ノースカロライナ州で行われているASD(自閉症スペクトラム障害)の当事者とその家族を対象とした生涯支援プログラムです。伊藤さんは2010年にTEACCHの本拠地、ノースカロライナにある強度行動障害の人たちのグループホームを訪ねました。そこでは10年前まで強度行動障害のあった人が、食べたいものを食べ、自分の好みにしつらえた部屋で選択権を持って暮らしていました。そして鼻歌を歌いながら仕事をしている、その姿に伊藤さんは感動しました。伊藤さん「ここではどんなに重い障害の人でも自分の役割が果たせる。すごい!と感動しました。でもその現場を見て、アメリカでできるなら、日本でもできる、日本でできるなら仙台でもできるでしょ!って思っちゃったんです(笑)」子どもの育ちに伴走して育ってきた支援のかたちUpload By 発達ナビ施設インタビューーー放課後等デイサービスの他にも就労移行支援、カフェ…複数の形態の事業を始めたのはどうしてですか?伊藤さん「息子の育ちのステージに沿って事業が広がってきているんです。でもうちの子だけではなくて、どんな子でも、運もチャンスもあるし、力もある。そこを引き出すのが私たちの仕事だと思っています。親御さんはそうした、子どもの持っている力を信じきること。そのための応援として今、放課後等デイと成人期の支援をやっているんです」ーー息子さんは今、どうされているんですか?伊藤さん「息子は、18歳で独り立ちしました。去年の11月からは大阪の特例子会社で働いています」以前、伊藤さんは放課後等デイと就労移行支援事業所をつくったように、将来はグループホームをつくって、息子さんが住み慣れている環境で穏やかに暮らせるようにしようと考えていたそうです。伊藤さん「でも息子が18歳以降どうなるんだろう、って考えた時に、いや、ここにいたらこの子は24時間お母さんと一緒だよね。それは相当まずい!と思えた(笑)」仲間にも後押しされて、息子を手放す決意ができたという伊藤さん。伊藤さん「うちの息子は本当に重たい自閉症の子です。でもその子が今、お給料をもらって働いている。それで"どんな子でも働けるようになる"と確信しました。改めてTEACCHで育ったことの素晴らしさも感じましたね」――伊藤さん親子が特別ではない…?伊藤さん「こういう仕事もしているし、いろんな意味でいろんな人とのつながりも深かったりするので、伊藤さんだからできたんじゃないのと言われるんですが…。私はダメなお母さんだったんです。自宅の構造化も不十分で、おばあちゃんにあれこれ息子の世話を焼いてもらっていました。息子が小さい時にはくどくど叱って"お母さんと仲良しになりたい"って言われ、親子で泣いたこともあります。でもその一言で変われたと思っています。TEACCHの理念に出会い、たくさんの仲間、共感を持って手伝ってくれるスタッフもいてくれて、私を育ててくれた」――だから、どんな親子でもできると信じているんですね。伊藤さん「TEACCHには"自閉症の人は成人期に幸せでなくてはならない。またその家族も幸せでなければならない"という象徴的な言葉があります。息子が働く会社で"あせらない・あきらめない・あなどらない"、という言葉にも出会いました。自閉症のその子として、どんな子でも一人ひとりの子どもが自分自身を"いいね!"と肯定して生きていける、幸せな成人になってほしい。その子の生きる力を信じて、あきらめず、どんな手伝いができるか考え続けたいですね」伊藤さん親子のライフステージはこれからも進みます。そして、ここに集まる子どもにも大人にも、ハシゴをかけ続ける。自閉症のある子どもが幸せな働く大人になる、そんな未来を目指して、これからも「ぶれいん・ゆに〜くす」の支援は形を変え、広がっていくのかもしれません。撮影:小林啓樹(OPEN TOWN)ぶれいん・ゆにーくす
2018年06月12日発達障害があるなしに関係なく、子どもの就学は親にとって大きなイベントですが、障がいのある子を持つ親にとっては、就学先を考えることに加えて、さらにもうひとつ大きな問題があります。それは、放課後の過ごし方。学童に問題なく通える子はいいけれど、障がいの程度によっては、学童利用が制限されることがあります。そこで代わり通うのが放課後等デイサービス(※)です。筆者の息子(自閉症スペクトラム)も、来年は小学生。就学先と並行して、いろいろな施設を見学に行っている最中です。そんな中で知ったのが、パソコンを学んだりサッカーができるという 放課後デイサービス「あいだっく」 。普通の施設とは一風変わったプログラムを実施していることに興味を感じ、取材に行ってきました。代表の上田宏樹さんにお話を伺いました。※放課後等デイサービスとは、障がいのある就学児(小・中高校生)が放課後や長期休暇中に通うことができる施設のこと。対象は、障がいのある子ですが、障がい者手帳がなくても、専門家などから必要が認められれば通うことができます。単に預かるだけでなく、子どもが楽しんだり成長したりできる場所を提供したい―― 御社はもともと福祉系ではなく、様々なサービス業をしていますが、放課後等デイサービス(以下、放課後デイ)事業に参入したきっかけを教えてください。上田宏樹さん(以下、上田さん):私はサービス業が大好きで、世の中に独自の新しいことを作っていきたいという思いがあります。ある時、ふとしたきっかけで、放課後に行き場がなくて困っている子どもたちがいることを知り、「じゃあ、我々で居場所を作ろうよ」と、この事業に参入しました。―― はじめの放課後デイで、絵を描く「アトリエあいだっく」を始めたのはなぜですか?上田さん:それまで放課後デイ事業は、単なるお預かり事業のような側面がありましたが、弊社がやるならば単に預かるのではなく、子どもたちが楽しんだり成長したりできる場所にしたい、と思ったからです。そして、働くスタッフもやりがいを感じられるような働き方をしてほしいと思いました。もともと弊社がデザイン会社からスタートしたというのもあり、「子どもたちが自由に楽しく絵を描ける場所をつくろう!」と。民間独自のアイディアで福祉業界に新しい風を吹き込んでやろう! という意気込みもありましたね。―― 子どもたちは絵を描くことが大好きですものね。上田さん:それが、私たちの予想に反して、最初の頃はみんなぜんぜん絵を描かなかったんですよ(笑)。でも、スタッフの情熱と子どもへの上手な働きかけ、子どもたちの成長で、少しずつ興味を持ってくれる子が増えてくれました。「アトリエあいだっく」で子どもたちが描いた作品。ここでは絵画や工作などの作品作りを通し、時間や決められた流れに沿った集団行動を継続して行えるよう、サポートしている。 「アトリエあいだっく」詳細はこちら >> とはいえ、やっぱり絵には興味を持てず、体を動かす方が好きな子もいます。そこで、そういう子も楽しめるように、歌やダンス、楽器が楽しめる「スタジオあいだっく」を設立しました。「スタジオあいだっく」では、通常活動や年二回の発表会を通し、歌、ダンス、楽器を集団行動で行うことをサポート。仲間たちと協力し合いながら活動することで、他者との関わりや集団で行動することの楽しさ、思いやりの心を養う。 「スタジオあいだっく」詳細はこちら >> その後、パソコンが好きな子もいたので、生徒全員がパソコンに触れられる「パソコンあいだっく」も設立しました。「パソコンあいだっく」では、いろいろなソフトやハードを使用して、子どもたちが自分自身で「やりたいこと」を見つけて、タイピングの技術向上につながるようサポート。長時間課題に取り組める集中力も養える。また、作品発表や質問をすることで、自己主張や表現力の向上にもつながるという。 「パソコンあいだっく」詳細はこちら >> ―― 子どもたちのニーズに応えて、どんどん進化しているのですね! 月曜から金曜日まで、ワンパッケージで子どもたちはさまざまな体験ができますし、「あいだっく」として全体で情報共有して支援体制を考えられるのも、保護者にとっては心強いですね。上田さん:「はじめると決めたら赤字になってもつぶさない!」という覚悟で運営していますよ。飲食業のような他のサービス業と違って、運営が立ちいかないからといって、子どもたちを追い出すようなことは絶対にしたくないですからね。チャンスは、すべての子どもに平等であるべき―― 放課後デイの運営にあたって、「あいだっく」が大切にしていることは何でしょうか上田さん:子どもの表現方法の幅を広げることを大事にしています。障がいがある子たちは、いろんなことが制限されがちですが、そこを広げて、今までできなかった表現方法を見つけられる機会を提供できたらと思っています。例えば、パソコンに関しては、よく保護者から「パソコンの練習するんですか?」と聞かれるのですが、そうではなくてパソコンはあくまでツール。パソコンで小説を書く子もいますし、絵を描く子もいますし、動画を作る子もいますし、話すのは苦手だけどチャットならコミュニケーションがとれる子もいます。パソコンは “自己表現の幅を広げるきっかけ” にしてほしいと思っています。――なるほど。上田さん:他の子どもたちは、放課後は自分で自由に遊びにいけますし、習い事にも行けます。でも、障がいがある子たちは、行動が非常に制限されてしまいます。でも、同じ人として、それは違う。チャンスはすべての子どもに平等にあるべきだと思うのです。―― 本当にそうですね。お友達のお子さん(自閉症スペクトラム)で、水泳教室の入会を断られた方がいました。水泳は命に関わる危険もあるので、受け入れ側も体制が整っていない場合は難しいのかもしれませんが、こうして様々なチャンスが奪われてしまうのは非常に悲しく残念でして…。上田さん:だから、弊社は「サッカーあいだっく」も作ったのです。オリンピック開催が決まってこれからスポーツが盛り上がるという時に、他の子と一緒になって盛り上がれるように、と。また、サッカーをはじめたもうひとつの理由は、保護者のためです。自分の子どもの試合を観戦することは、親の最大の楽しみ。そんな機会がないことも、親にとっても機会損失です。試合をした時に、私が何より感動したのは、お母さんたちの熱狂具合でしたよ(涙)。ルールを守り、集団の中の一員という意識を持ちながら運動活動することを学ぶ「サッカーあいだっく」。サッカーを通して、探求心や協調性、コミュニケーション能力の向上を目指す。 「サッカーあいだっく」詳細はこちら >> いろんな人がいて当たり前な世の中になってほしい――「あいだっく」では、文化祭や卒業式などのイベントもしているそうですね?上田さん:成果がわかる発表の場があるというは、子どもにとってもスタッフにとっても、やりがいのあることだと思います。みんなとても張り切って楽しそうでした。卒業式では、毎年号泣してしまいますね。今、卒業後もみんなが生き生きとしたつながりを持てる場を作れればと、例えば劇団なんかどうだろう? といろいろ考えているところです。――「ただのお預かり施設にはしたくない」という上田さん思いが、ここにも表れているのですね。上田さん:正直、僕はこの事業をはじめるまで、障がいのある方と身近に接する機会がなかったんです。だから、みんなにはもっと外に出て欲しいし、まわりの皆さんにも知ってほしいです。隣にいろんな人がいて当たり前、そんな世の中になってほしいと思います。最近、盲目の方がR-1で優勝しましたけど、あんなふうに、障がいを持った人がどんどんいろんな場に出て、本人も笑いのネタにしちゃうくらいの自信を持って生きてほしい。そのために弊社ができることは何だろう? と、常に自分に問いかけています。取材に同席してくださった、現場責任者である柴岡康大さんからは、「『あいだっく』では障がい者手帳のあるなしにかかわらず、専門の相談支援員がさまざまな相談に電話でお答えしているので、いつでも気軽にお問い合わせくださいね」との心強いお言葉もいただきました。実際、診断が出ていないグレーゾーンの方からのお問い合わせはとても多いそうです。「すべての子どもに平等のチャンスを提供したい」という「あいだっく」の熱い思い、福祉業界の枠を超えて、世の中にどんどん広がっていってほしいと思います。 放課後デイサービス「あいだっく」 >> 相談支援事業所「あいだっく」 >> 取材・文:まちとこ出版社N[PR] 放課後デイサービス あいだっく
2018年05月23日個性を生かすさまざまなプログラムを盛り込んだ “放課後デイサービス” を展開する「あいだっく」(株式会社アイダックデザイン)は、このたび、障がいをもつ就学児にパソコンの楽しみを教える「パソコンあいだっく」の新事業所を、神奈川県川崎市にオープン。同社はこれまでも都内を中心に「パソコンあいだっく」のほか、芸術性(絵画や工作など)を支援する「アトリエあいだっく」、表現活動(ダンスや歌・楽器など)を支援する「スタジオあいだっく」、「サッカーあいだっく」など、各施設ごとに特化したコンセプトを掲げて展開、数多くの子どもたちを支援してきました。障がいを持つ子どもたちも、大人になればいつかは働かなければいけません。いまは、どんな職業に就いたとしても「パソコンの利用」を避けることは難しい時代。だからこそ、少しでもパソコンを楽しいと感じてもらいながら、楽しく学べる場所が必要だと考え、「パソコンあいだっく」をスタートさせたといいます。「パソコンあいだっく」は、2014年4月都内にオープンし、これまで延べ約250人が登録。たくさんの子どもたちの成長をサポートしてきましたが、現在他県にも事業所を拡大しています。「あいだっく」では、芸術(絵画や工作など)、表現活動(ダンスや歌・楽器など)、PCの操作、スポーツといった、さまざまな体験が可能。そのなかで子どもたちが新たなものを吸収し、自らの能力を伸ばしてほしいという想いから、各施設において「活動」という時間を設けている。その時間の中で吸収したことや制作した作品をお披露目するイベントを各施設ごとに毎年実施。今年度は、より多く方に子どもたちの日々の頑張りを見て欲しいという想いから、6施設合同でイベントを開催。高校3年生たちのために「卒業式」も挙行した。<お問い合わせ> 放課後デイサービス「あいだっく」 Tel/FAX: 0120-92-2010(もしくは03-5338-9100)電話受付時間:平日10:00~16:00メールでのお問い合わせ: 放課後デイサービス「パソコンあいだっく」川崎事業所神奈川県川崎市川崎区藤崎4-7-1-2F対象:就学児童(小学生~高校生)時間:月~金曜日 14:00~17:30 定員:10名※「放課後デイサービス」とは放課後等デイサービスとは、2012年4月に児童福祉法に位置づけられた、障害のある就学児向けの学童保育のような福祉サービス。今まで不足していた障害児自立支援施設を増やすことを目的とした大幅な規制緩和も進み、住んでいる地域で、乳幼児から高校卒業まで一貫したサービスを受けられるように。現在は、多くの放課後等デイサービスが誕生し、保護者が複数の施設を選択したり、施設を比べながら選べるようにもなっている。
2018年04月02日発達が気になるお子さんや、障害のあるお子さんがサポートを受けることができる場所である、「放課後等デイサービス」や「児童発達支援事業所」。発達ナビでは「施設情報」のコーナーから、お住まいの地域の教室を簡単に探すことができます。また、各教室の特徴や、利用者の声も合わせて知ることができるので、お子さんにぴったりの教室を探すことができます。今回は、大阪府で情報をアップデートしてくださった教室をピックアップ!気になる施設を見つけたら、「ページを見る」をクリックして、詳しい情報をチェックしてみてくださいね。発達ナビ「施設情報」大阪府 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービス サニーは、五感に働きかけるプログラムを通して、自己効力感を高め将来の可能性を拡げる支援を実施。管理栄養士によるクッキング教室やワークショップ等を毎月実施し、2月からはロボットプログラミング教室も開講しています。Upload By 発達ナビ施設情報運動療育のはじめのいっぽは、40種類以上のプログラムの中から一人ひとりにあった選択のできる運動サポートを行っています。小集団で思いっきり身体を動かし遊ぶことで、子どもたちが本来もっている力を引き出すように努めていきます。Upload By 発達ナビ施設情報めだか千代崎は、知育学習や体験学習などを通して、日常生活における基本的な動作の指導、集団生活への適応訓練を行っています。また中高生へは、就労準備の支援・訓練もあわせて実施しています。Upload By 発達ナビ施設情報歯科のサポートも行なっているアイオライトは、子どもたちの自然な行動を通して、発達を促していく支援を実施。また、目で捉えたものを脳で処理し体を動かすことで身体機能を高めるトレーニングも行っています。Upload By 発達ナビ施設情報ばうむくうへんでは、たのしいこと・やるべきこと・みんなでいっしょにやるべきことなど、日常生活でのメリハリや社会性を養いながら充実した生活を送れるよう支援・指導しています。特に、ソーシャルスキルトレーニングや個々に合わせた学習支援に力を入れている教室です。Upload By 発達ナビ施設情報風・福祉会は、ソーシャルトレーニングに力を入れており、お買い物や図書館での学習支援を通して日常生活に必要なマナーを身につける支援などを行っています。教室内には駄菓子屋が設置されており、楽しくお釣りの計算の練習をすることができます。大阪府の「放課後等デイサービス」を探す!大阪府 児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報ウキウキあーるさやま教室は、個別学習支援のほか、買い物支援や調理実習などを通じて子ども達が将来自立して生活できることを目指しています。一人ひとりに役割を持ってもらい、社会性を身につけられるよう支援を行なっています。大阪府の「児童発達支援事業所」を探す!おわりに出典 : いかがでしたか。気になる施設がありましたら、「~のページを見る」のボタンを押してみてくださいね!教室の先生たちが書いているブログや、利用者の方が投稿した口コミなどを見ることもできます。「空き状況を知りたい!」「教室見学をしたい!」と思ったら、WEB上からもお問い合わせを行うことができますので、ぜひ試してみてください。今後も掲載数がどんどん増えていきますのでお楽しみに!
2018年02月06日発達が気になるお子さんや、障害のあるお子さんがサポートを受けることができる場所である、「放課後等デイサービス」や「児童発達支援事業所」。発達ナビでは「施設情報」のコーナーから、お住まいの地域の教室を簡単に探すことができます。また、各教室の特徴や、利用者の声も合わせて知ることができるので、お子さんにぴったりの教室を探すことができます。今回は、北海道で情報をアップデートしてくださった教室をピックアップ!気になる施設を見つけたら、「ページを見る」をクリックして、詳しい情報をチェックしてみてくださいね。発達ナビ「施設情報」北海道 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービス ひばりんは、学習支援のほか、職場体験や地域交流活動など、ソーシャルスキルを高める指導に力を入れています。教員経験者が多数指導にあたっており、現場での経験を生かし、先を見通した的確な指導を行っています。Upload By 発達ナビ施設情報将来に向け、生活スキルや社会性スキルの向上を目指すぴすと学舎では、曜日毎にテーマの異なる自立プログラムを実施。働く・働き続ける、暮らす・暮らし続けるための専門的なアプローチを通して、自己実現を可能にするサポートを行っていきます。Upload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービス アミティエ平岡では、子どもの個性に合わせた個別学習支援や運動支援を行っています。公共施設見学などの社会見学も行いながら、将来の自立をサポート。子ども達が伸び伸び過ごせる環境の元、より良い福祉を目指しています。北海道の「放課後等デイサービス」を探す!北海道 児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報児童発達支援 きゃんぱすは、人との関わりを大切にしながら子ども達が将来自立した生活が送れるよう、集中力や認知能力、集団生活力を育む支援を行っています。一人ひとりの個性に合わせた支援計画のもと、子ども達が本来の力を発揮できるよう取り組んでいます。児童発達支援・放課後デイサービスこっこ川沿は、楽しみながら自然と相手を思いやれる気持ちや、社会性を育む支援を行なっています。スノーモービル等のアクティビティーのほか、草花療法や箱庭療法など、気持ちを穏やかにする取り組みも行なっています。Upload By 発達ナビ施設情報北海道の「児童発達支援事業所」を探す!おわりに出典 : いかがでしたか。気になる施設がありましたら、「~のページを見る」のボタンを押してみてくださいね!教室の先生たちが書いているブログや、利用者の方が投稿した口コミなどを見ることもできます。「空き状況を知りたい!」「教室見学をしたい!」と思ったら、WEB上からもお問い合わせを行うことができますので、ぜひ試してみてください。今後も掲載数がどんどん増えていきますのでお楽しみに!
2018年01月26日発達が気になるお子さんや、障害のあるお子さんがサポートを受けることができる教室である、「放課後等デイサービス」や「児童発達支援事業所」。発達ナビでは「施設情報」のコーナーから、お住まいの地域の教室を簡単に探すことができます。また、各教室の特徴や、利用者の声も合わせて知ることができるので、お子さんにぴったりの教室を探すことができます。今回は、愛知、岐阜で情報をアップデートしてくださった教室をピックアップ!気になる施設を見つけたら、「ページを見る」をクリックして、詳しい情報をチェックしてみてくださいね。発達ナビ「施設情報」愛知県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報多数の重症心身障害児をサポートするチャイルドケアハースでは、お互いを尊重し合い、安心して楽しい毎日を送れる子どものセカンドハウスを目指しています。個人の特性や年齢に合わせたプログラムや機能訓練を行っており、季節に合わせて遠足やイベントなども実施しています。Upload By 発達ナビ施設情報主に重症心身障害児対象のチャイルドケアハースアカデミーでは、子ども一人ひとりに合わせた学習支援や機能訓練、医療ケアなどを行っています。自宅で入浴が困難な場合は、機械浴設備にて入浴対応も可能。その他、集団レクリエーションで社会性なども身につける支援をしています。Upload By 発達ナビ施設情報チャイルドケアハースラーニングでは、子どもたちが将来自立した生活を過ごせるよう、独自プログラムを軸に、音楽や工作、トイレトレーニングなど、子ども一人ひとりに合う支援を行っています。休日には外出レクやお買い物を通して社会性を養う支援も行っています。Upload By 発達ナビ施設情報デイサービスチャイムでは、感覚統合理論を軸に、作業療法士や音楽療法士などの専門家がサポートを行っています。設定されたプログラムのみではなく、子どもの特性に合わせ、遊びや生活活動を通じて成長を支援していきます。Upload By 発達ナビ施設情報フォーリーフ藤が丘校は、学校授業のフォローやパソコン学習、英会話などを通して将来の可能性を拡げ、社会に出て活躍できるようサポートを行っています。クリスマス会などの月例イベントも開催。また、外部講師を招いての親御さん向けワークショップも毎月1回実施しています。Upload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービスアネラ 森孝は、子どもや親御さんに寄り添いながら、子どもの成長を促す支援を行なっています。プログラミングや英語などの学習支援のほか、創作活動やエクササイズ、野外活動などを療育に取り入れ、得意を見つけ伸ばす環境を提供。LINEでの個別サポートも行っています。愛知県の「放課後等デイサービス」を探す!岐阜県 放課後デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報キッズボンド海津では、遊具などを使った運動療育や学習支援を通じて、自己肯定感を育むサポートを実施。「できた!」「みつけた!」などの楽しい体験を一緒にたくさん作っていくことを目指します。学校が休みの日には、環境を活かしたイベントや保護者会を開催し、人と人との繋がりを大切にしています。Upload By 発達ナビ施設情報キッズボンド羽島は県内有数の広い施設を活かし、遊具を豊富に取り揃えた環境のもと運動療育を中心に支援を行います。また、学習室もあり、集中して学校の宿題ができる環境も。学校休業日には、新しい発見や得意な分野を見つけられるよう、さまざまなイベントも実施しています。岐阜県の「放課後等デイサービス」を探す!おわりに出典 : いかがでしたか。気になる施設がありましたら、「~のページを見る」のボタンを押してみてくださいね!教室の先生たちが書いているブログや、利用者の方が投稿した口コミなどを見ることもできます。「空き状況を知りたい!」「教室見学をしたい!」と思ったら、WEB上からもお問い合わせを行うことができますので、ぜひ試してみてください。今後も掲載数がどんどん増えていきますのでお楽しみに!
2018年01月16日発達が気になるお子さんや、障害のあるお子さんがサポートを受けることができる場所「放課後等デイサービス」や「児童発達支援事業所」。発達ナビでは「施設情報」のコーナーから、お住まいの地域の教室を簡単に探すことができます!また、各教室の特徴や、利用者の声も合わせて知ることができるので、お子さんにぴったりの教室を探すことができます。今回は、大阪府で情報をアップデートしてくださった教室をピックアップ!気になる施設を見つけたら、「ページを見る」をクリックして、詳しい情報をチェックしてみてくださいね。発達ナビ「施設情報」大阪府 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービスまりもでは、子どもの発達段階に応じてSST(ソーシャルスキルトレーニング)や運動療育のほか、多様な療育支援を行っています。お風呂嫌いも克服できるようにと入浴支援も行っており、自己肯定感を育みながら日常スキルを身につける支援を実施しています。Upload By 発達ナビ施設情報オンライン英会話レッスンが受けられる放課後等デイサービス・みらいジュニアは、グローバル社会対応型の自立支援を行っています。保育士同席のもと発達障害児対応の研修を受けた講師がオンライン英会話レッスンを行い、学習を通して自己肯定感を育むことを目指しています。Upload By 発達ナビ施設情報ウィズ石切は、SST(ソーシャルスキルトレーニング)・学習支援・運動療育を3本柱に支援を行っています。特に力を入れているSSTでは、お子さんの自立した生活を目指して、自然体験や料理、お買い物や外出など自立するのに必要な知識やスキルが身につくような支援プログラムを実施しています。Upload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービスそらは、学習支援に力を入れており、基礎学力の向上支援のほか、プログラミング学習などを行っています。ひとりひとりのレベルや特性に応じた支援を行なっています。授業形式での学習の他、マンツーマン体制での個別指導も実施。また月1回程度、遠足などの土日のイベントも実施しています。Upload By 発達ナビ施設情報児童発達支援・放課後等デイサービス ぎゃらりーは、子どもの笑顔が絶えない自立支援を目指しています。学習支援や創作活動などを通して、日常生活力を身につけながら子どもの可能性を広げる支援を実施。親御さんの心配や不安を共有し、少しでも軽減できるようにサポートしていきます。Upload By 発達ナビ施設情報児童発達支援事業・放課後等デイサービス はなかわは、英語などの学習支援やクッキングなどのクラブ活動を通して、子どもの主体性や自己肯定感を育む支援を行っています。ピアノコンサートなどのイベントも多数開催され、子どもたちが「明日も来たいな」と感じられる教室を目指しています。大阪府の「放課後等デイサービス」を探す!大阪府 児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報保育園と学童保育を併設した愛児園では、子どもたちは家族という想いの元、「ただいま」「おかえり」で一日が始まります。お休みのときは外出やイベントなど行い、さまざまな体験ができるように。我が子を育てる感覚で、自己肯定感を育むための個別療育や社会性を育むための支援に力を入れています。Upload By 発達ナビ施設情報つむぎでは、自信を見いだすことを目指し、楽しい遊びの時間を通じて、日々の活動を実施しています。親御さんからお子さまの日常をお聞きした上で子供たち一人ひとりに応じた療育を実施し、毎日笑顔で通える教室を目指しています。大阪府の「児童発達支援事業所」を探す!おわりに出典 : いかがでしたか。気になる施設がありましたら、「~のページを見る」のボタンを押してみてくださいね!教室の先生たちが書いているブログや、利用者の方が投稿した口コミなどを見ることもできます。「空き状況を知りたい!」「教室見学をしたい!」と思ったら、WEB上からもお問い合わせを行うことができますので、ぜひ試してみてください。今後も掲載数がどんどん増えていきますのでお楽しみに!
2017年12月26日放課後等デイサービスの送迎加算、廃止の方向へ出典 : 現在、厚生労働省では、平成30年度の障害福祉サービス等報酬改定に向けて検討チームを設け、議論を進めています。11月27日には、居宅介護に係る報酬・基準について論じられたほか、「横断的事項」の論点のひとつとに”送迎加算”の取扱いが取り上げられ、見直しの方向での提案がされました。なかでも、発達ナビユーザーに大きな影響がありそうなのが、放課後等デイサービスでの送迎に関する提案です。検討チームは「放課後等デイサービスについては、送迎サービスがついて利用料の自己負担が軽いこともあって、連日夕方遅くまで預けられることや、送迎車に自宅まで送られ、生徒の公共交通機関を使う能力が落ちていることなどが指摘されている」と指摘しました。そして「放課後等デイサービスについては、障害児の自立能力の獲得を妨げるような形での利用を防ぐことができるよう、障害の程度や公共交通機関がない等、自主的な通所ができない特段の事情がある場合を除き、送迎加算の対象外としてはどうか」とし、加算見直しの提案がされました。第15回「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」資料現在は、全国で9,153カ所、約87%の事業者で送迎加算が算定出典 : 現在、放課後等デイサービスを行う指定事業者は10,492カ所あり、そのうち障害児については9,153カ所、約87%の事業者で送迎加算が算定されています(重症心身障害児については333カ所、約3%で送迎加算が算定されています)。(2017年4月時点)「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム」では障害の程度や公共交通機関がないなど、自主的な通所ができない特段の事情がある場合を除き送迎加算の対象外とする方針が示されていますが、公共交通機関がないことの基準をどう決めるのかなど、「特段の事情」の範囲が明確でないと、混乱がおこるかもしれません。放課後等デイサービス利用者への影響9,000カ所以上の放課後デイサービスの事業所で実施されている送迎で、加算が算定されなくなると、送迎ができなくなったり、利用者が送迎費用を負担するようになることも考えられ、障害のある子どもを持つ家庭に影響がでる可能性があります。今後、どのように議論が進むのかについて、注視していく必要があります。
2017年12月08日LITALICO発達ナビの「施設情報」をもうご利用いただきましたか?施設情報のコーナーでは発達の気になるお子さんが利用できる、全国の放課後等デイサービス・児童発達支援事業所を検索することができます!今回は、神奈川、埼玉、千葉、栃木で情報をアップデートしてくださった教室をピックアップ!気になる施設を見つけたら、「ページを見る」をクリックして、詳しい情報をチェックしてみてくださいね。発達ナビ「施設情報」神奈川県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報が~まるちょばは、「子どもとの距離(時間)を大切にし、より良いサービスを創出」することを大切にしている放課後等デイサービスです。集団支援だけでなく、毎回15分の個別支援の時間を確保。さらに、就労・社会参加にむけた外出企画のなかには企業が企画したプログラムも取り入れるなどし、子どもの可能性を拡げることを大事にした支援を心掛けています。神奈川県 児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報コペルプラス 相模原教室では、幼児教育コペルで使用している豊富なオリジナル教材、フラッシュカード等を使用したプログラムを準備しています。また、児童指導員、保育士幼稚園教諭を始め、コペルで認定を受けた指導員が在籍。お子さんの特性に合わせた療育を行っています。神奈川県の「放課後等デイサービス」「児童発達支援事業所」を探す!埼玉県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報ワオンスタジオでは、お子さん同士のコミュニケーションを大切にし、対人関係や社会のルールを学ぶためのソーシャルスキルトレーニングなどを実施しています。また、個々に合わせた学習支援や、自立を目標にしたさまざまな支援などを、保護者の方と一緒に考えながら取り組んでいます。Upload By 発達ナビ施設情報ミライエ戸田では、㆒人ひとりの特性や発達状況、年齢などに応じ、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの「療育プログラム」を作成しています。成功体験を積み重ね、社会的スキルを伸ばしていくことで、お子さん一人ひとりが、自分らしく社会生活を送れるようにサポートを行っています。Upload By 発達ナビ施設情報おもちゃ箱みさとでは、リトミックやダンス、そしてアートセラピーなど、さまざまな角度からのアプローチを実施しています。音楽療法士・子どもアート療法士・教師・保育士など、さまざまな専門性を持ったスタッフが在籍。お子さんは集団ゲームを通じて、集団活動のルールや勝負の意味、感情コントロールの方法などを学んでいきます。埼玉県の「放課後等デイサービス」「児童発達支援事業所」を探す!千葉県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報放課後等デイサービスホップでは、お子さん一人ひとりの可能性や個性を発揮できるような取り組みをスタッフ一丸となって考え、支援しています。また、音楽療育としてリトミックを取り入れ、スタッフもお子さんたちも、リズム遊びや楽器遊びで楽しい時間を過ごしています。Upload By 発達ナビ施設情報児童デイサービスなでしこ365では、調理体験、外出体験を積極的に行っています。外出体験は、土手滑り、工場見学、博物館、公園等いろいろなところへ出かけます。他にも不定期で、造形や外食体験も実施しています。スタッフとして保育士・幼稚園教諭、児童指導員、精神保健福祉士も在籍し、お子さんたちへの支援を行っています。千葉県 児童発達支援事業所Upload By 発達ナビ施設情報スターギフトでは、じっくりとした療育を通して、コミュニケーションや社会性の向上を促していきます。保育士・特別支援学校教諭経験者・教職課程修了者・障害課程専門の研修修了者などが在職しており、お子さんの長所をしっかり見極めるプログラムで、早い段階から長所を伸ばしていきます。千葉県の「放課後等デイサービス」「児童発達支援事業所」を探す!栃木県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報エスポワールでは、宿題支援や学校の授業にそった内容の月別学習支援を作成して子ども達一人ひとりに合わせた学習指導を行っています。また、「全国ひらがなかきかたコンクール」に参加し、子どもたちの自己肯定感をはぐくむ取り組みも実施。保育士、幼稚園教諭、児童指導員、特別支援学校教諭などが在籍しており、家族的な雰囲気のなかで支援を行っています。Upload By 発達ナビ施設情報グローバルキッズメソッド宮の内店では、オンライン学習ソフトやマインクラフト・イラストレーターといったツールを使った学習スタイルを用意しています。保育士や教員を中心に、就労支援などの福祉現場で経験を積んだスタッフも在籍しており、子どもさんが無理なく落ち着いて活動できるに配慮しています。栃木県の「放課後等デイサービス」「児童発達支援事業所」を探す!おわりにいかがでしたか。気になる施設がありましたら、「~のページを見る」のボタンを押してみてくださいね!空き状況や教室見学について、ページから直接お問い合わせをすることも可能です。今後も掲載数がどんどん増えてゆきますのでお楽しみに!
2017年11月15日LITALICO発達ナビの「施設情報」では、24時間いつでも施設に直接WEB問い合わせすることが可能です!また、各施設の特徴や、利用者の声も合わせて知ることができるので、お子さんにぴったりの施設を探すことができます。今回は、東京・神奈川・埼玉・千葉・愛知・大阪の、いま空きがある放課後等デイサービスをピックアップ!気になる施設を見つけたら、「ページを見る」をクリックして、詳しい情報をチェックしてみてください。東京都 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報自立した生活や就労を目指し、公文式学習や社会性を身につけるプログラムに力を入れる教室です。時間をかけて自分のペースで行う個別学習によって、自己肯定感を養い、生きるために必要な「見当」がたてられるような支援を実施しています。スタッフには、障害者施設でのサービス管理責任者、保育士、KUMON学習塾講師、大学講師等の経験者が在籍。学習を通じて「やればできる」という実感を持ってもらうことで、「生きる力」を育む支援を行っています。Upload By 発達ナビ施設情報「運動を通して心身の成長をサポートする」をモットーに活動している教室です。屋内ではダンス、屋外では公園遊びを中心として身体を動かし、季節に応じた遊びや体験を通して子ども達の「できた!」を増やしていきます。スタッフには、特別支援学校教諭を10年経験している管理責任者や、療育センター経験6年の児童指導員が在籍しています。学校・ご自宅まで送迎を行っており、日曜日以外ならどの曜日でも対応可能です。東京都の放課後等デイサービスをもっと見る神奈川県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報社会で出来る事を増やす為の活動を多く取り入れている教室です。将来の生活に不可欠な、お金の使い方、料理、集団活動には力を入れており、日々の活動を通じてお子さんの自信に繋がるよう支援を行っています。子育てを経験しているスタッフ、福祉分野での経験者が多く在籍し、研修や話し合いの機会を大切にしています。室内はとても広く、のびのびとお子さんどうしで交流できるようになっています。神奈川県の放課後等デイサービスをもっと見る埼玉県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報個別学習支援、ソーシャルスキルトレーニングを活用した集団療育、TEEACH、運動療法、食育などのプログラムが充実した教室です。スタッフには、英語の教諭、幼稚園教諭、保育士、児童福祉士、介護福祉士、理学療法士などが在籍し、毎月の研修を通じてスキルアップにも力を入れています。教室には、勉強する部屋、活動する部屋、リラックスする部屋、キッチンがあり、多様な活動がしやすい環境を用意しています。また相談支援事業所を同法人内で運営しているため、高校卒業後も継続して支援が可能です。埼玉県の放課後等デイサービスをもっと見る千葉県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報個々のお子さんの特性や集団属性にあわせて、楽しみつつも役に立つ豊富なプログラムを用意して支援を行っている教室です。基礎学力の定着、時節に合わせたイベント、生活安全能力向上、積極的な地域社会のリソース活用を図っています。スタッフは障害者福祉施設や放課後等デイサービスの経験豊富なベテランたちで、定期的な研修や障害福祉の研究を通じて、自己研鑽に取り組んでいます。日当たりがよく、静かな通りに立地する施設で、夏場には広いベランダでプールを出して、水遊びなども実施しています。千葉県の放課後等デイサービスをもっと見る愛知県 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報今年12月オープン予定の教室です。「本物にふれる体験」をテーマに、経験や体験を重視した活動を行うことを予定しています。ダンス、お絵かき、英会話など、専門講師による講座や、クッキング、工作などのクラブ活動、また敷地内の畑での農業体験などを計画中です。スタッフには、児童デイサービスの経験者が在籍し、クラブ活動は専門の資格や経験を持った講師が担当します。あおなみ線南荒子駅から徒歩1分に立地する、140坪のバリアフリーな施設で、車椅子や機能障害、運動発達の遅れのあるお子さんも安心してご利用可能です。防犯カメラやGPSを活用し、安全管理にも力を入れていきます。愛知県の放課後等デイサービスをもっと見る大阪府 放課後等デイサービスUpload By 発達ナビ施設情報広大なお庭を最大限活かしたプログラムが特徴の教室です。自然観察はもとより、バナナ、柿、梅などの収穫を身近に経験できます。教室では「ただいま」「お帰り」の挨拶から始まり、日々の支援は個々のプログラムに添って行います。苦手な教科についての勉強も経験豊かな元教師の支援員が実施。また、地域に根ざした支援教育を目標に、地域の方々の協力のもと、実践的な社会生活訓練を進めています。Upload By 発達ナビ施設情報多様な支援プログラム、お子さん・保護者の方への安心・安全なサービス提供を目指して活動する教室です。支援プログラムとして、創作・造形活動、ソーシャルスキルトレーニング、音楽療法、体操を実施しています。スタッフには、経験豊富な児童指導員、保育士、介護士、看護師が在籍し、幅広いニーズにお応えしています。また、訓練室スペースを広くとり、バリアフリーで安全な空間を提供するとともに、お子さんが1人になりたいときにリラックスできる場所も用意しています。大阪府の放課後等デイサービスをもっと見るおわりにいかがでしたか。気になる施設がありましたら、空き状況や教室見学について、お気軽にお問い合わせしてみてくださいね。
2017年10月26日放課後デイサービスの開設基準が変更されます出典 : 年4月1日より、障害のある児童のための通所施設である「放課後等デイサービス」の開設基準が厳格化される方向性が、1月6日に厚生労働省によって示されました。今回の記事では、2月9日に公布された、規制詳細の決定内容をお伝えします。具体的には、2017年2月9日公布、4月1日施行というスケジュールで、省令により「児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準」が変更になります。児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準放課後等デイサービス、規制変更のポイントと猶予期間は?出典 : 前回の1月6日の発表で、厚生労働省は、「放課後等デイサービス」について事業所における職員配置基準を「置くべき従業者を児童指導員、保育士又は障害福祉サービス経験者とし、そのうちの半数以上を児童指導員又は保育士としなければならない」と厳格化する方向性を示しました。合わせて、事業者への「放課後等デイサービスガイドライン」の順守と、評価結果公表の義務付けを決定する方針も発表しました。こうした、事業所における職員配置基準の厳格化方針は、今回の官報での発表で確定となりました。また、放課後等デイサービスの質の担保のために事業者は、「自ら評価を行うとともに、当該指定放課後等デイサービス事業者を利用する障害児の保護者による評価を受けて、その改善を図らなければならない」こと、「おおむね一年に一回以上、評価及び改善の内容をインターネットの利用その他の方法により公表しなければならない」ことなどが規定されました。加えて「放課後等デイサービス事業者について広告をする場合において、その内容を虚偽のもの又は誇大なものとしてはならない」ことも規定されました。今回の人員、設備及び運営に関する基準は2017年4月1日より施行となりますが、現行の基準で「指定放課後デイサービス事業者」「基準該当放課後等デイサービス事業者」となっている事業者に関しては、2019年3月31日までは本基準の順守は猶予されることとなっています。放課後デイサービスの質の向上に関する皆さんの意見出典 : 前回発達ナビで本報道をお伝えした際には、コメント欄にて、職員配置基準の変更が本当にサービスの質の向上につながるのか疑問視する意見がみられました。資格も大事だと思います。でも、一人一人、違います。教科書には書いてないです。ちゃんと見てくれる。子供の言葉に耳をかたむけてくれる。寄り添ってくれる。そんな職員さん、施設が少しでも増えてくれたら いいなと、切に願います。今回の厳格化は指導員の経歴にハードルを課すものですが、質の向上につながるか疑問です。記事中にもあるように、質の低い放デイというのは「テレビを見せているだけ、ゲーム等を渡して遊ばせているだけ」だったりするのですが、これは指導員の経験が足りないからというより、事業所として子どもたちの発達に寄与するプログラムを作る気がないからです。事業所の運営方針の問題です。またそこから、そもそも放課後等デイサービスが提供する質の高いサービスとは一体どういったものなのかということも議論がなされていました。私のいる東京郊外では、複数の放デイを掛け持ち利用することが普通です(←全国的に当たり前かどうかは不明?です)。こどもたちは心得たもので、月・水曜はA事業所で運動療育だけど、火曜日は家で宿題・・・、木曜はB事業所でSST、金曜はC事業所でのんびりするよっ!などと、きちんとスケジューリングしています。・・・で療育の内容なんですが、C事業所のような『のんびりできる事業所』は不必要ですか?私は、むしろC事業所こそ必要だと思っています。皆さんは今回の放課後等デイサービスの基準変更をどうお考えですか?質の高い事業所とはどういった事業所だとお考えですか?発達ナビでは引き続き本件に注視していきます。
2017年02月15日放課後等デイサービスの開設要件が変更に出典 : 年1月6日、厚生労働省は、障害のある就学児向けの学童保育のようなサービス「放課後等デイサービス」について、事業所における職員配置基準を「置くべき従業者を児童指導員、保育士又は障害福祉サービス経験者とし、そのうちの半数以上を児童指導員又は保育士としなければならない」と厳格化する方向性を示しました。合わせて、事業者への「放課後等デイサービスガイドライン」の順守と、評価結果公表の義務付けを決定する方針も発表しました。こうした放課後等デイサービスの運営基準改正は、2017年4月1日より施行される予定です。そもそも放課後等デイサービスってどんな施設?放課後等デイサービスとは、障害のある就学児童(小学生・中学生・高校生)が学校の授業終了後や長期休暇中に通うことのできる施設です。放課後等デイサービスでは、生活力向上のための様々なプログラムが行われます。トランポリン、楽器の演奏、パソコン教室、社会科見学、造形など習い事に近い活動を行っている施設もあれば、専門的な療育を受けることができる施設もあります。急増した放課後等デイサービス事業者、それに伴って起きた課題出典 : 年の児童福祉法改正によって、放課後等デイサービスが児童福祉施設として制度化された結果、2012年は2,540ヶ所だった放課後等デイサービス事業所の数は、2016年には8,352ヶ所と約3.3倍になりました(各年度4月時点)。また利用児童数も、2012年の53,590人から2015年には112,162人と倍増しました(一月平均)。このように事業所が増えたことで、放課後等デイサービスを利用出来る児童は増えたのですが、急激な事業所数の増加によりサービスの質が低い事業所も少なくないことが問題視されています。具体的には、テレビを見せているだけ、ゲーム等を渡して遊ばせているだけなど、利潤を追求し支援の質が低い事業所や適切ではない支援を行う事業所が増えているとの指摘、発達支援の内容、技術が十分でない事業所も見られるという指摘や、単なる居場所となっている事例、発達支援の技術が十分でない事業所が軽度の障害児を集めている事例があるとの指摘などがあります。また一部の事業者においては架空報酬や職員不足などの不正で行政処分を受けたことが取り沙汰され問題となりました。放課後等デイサービス 障害児預かり20業者処分 不正請求や職員不足厚生労働省は2015年に「放課後等デイサービスガイドライン」を策定・公表するなどといった対策を行い、基本的事項や職員の専門性の確保等を定め、事業所に対し不断に創意工夫を図り、提供する支援の質の向上に努めることや自己評価の実施を求めてはいますが、それだけではサービスの質向上には不十分だったとの指摘・議論が行われました。放課後等デイサービスガイドラインそこで今回、厚生労働省は、放課後等デイサービスの開設要件を厳格化し、2017年4月から新基準で開設の適否を判断することと、放課後等デイサービスガイドラインの順守と評価結果公表の義務付けを決定しました。放課後等デイサービス開設の新基準、押さえておきたいポイント出典 : 今回決定した放課後等デイサービス開設要件の新基準では、職員の配置に関する条件が厳しくなり、職員となるには資格や障害児支援等の経験が必要となります。これまで放課後等デイサービスの指導員となるための要件に資格要件は特にありませんでしたが、新基準では、配置すべき職員は「児童指導員」「保育士」「障害福祉サービス経験者」とし、そのうち、児童指導員又は保育士を半数以上とすることが定められています。そして「児童指導員」となるには、・学校教育法規定の大学または大学院で社会福祉・心理・教育・社会のいずれかに関する学部・研究科・学科・専攻を卒業する・小・中・高いずれかの教員免許(教科は問わない)を取得する・児童福祉施設での実務経験(高卒以上は2年、その他は3年)・地方厚生局長等指定の児童福祉施設職員養成学校を卒業する・社会福祉士や精神保健福祉士の資格を取得するなどといった条件のいずれかを満たす必要があります。児童指導員及び指導員の資格要件等また、放課後等デイサービスに通う児童に対して個別支援計画を作成し、その子どもの支援が適切に行われるよう管理する「児童発達支援管理責任者(児発管)」を各事業所に一人配置することがかねてより義務付けられていたのですが、この児童発達支援管理責任者となるための要件が変更になりました。これまで児童発達支援管理責任者になるためには、定められた研修を受講し、また障害児者の保健・医療・福祉・就労・教育の分野における5~10年の直接支援実務経験があること、もしくは相談支援や対象の国家資格等による仕事に従事しているなどの経験があることでも条件を満たしていました。障害福祉サービスにおけるサービス管理責任者についてしかし今後は、障害児・児童・障害者の直接支援の経験(3年以上)が必須化となります。この変更により、実務経験の必要な期間は短くなりますが、介護領域の職員や相談支援業務の職員、対象だった資格の有資格者は、児童発達支援管理責任者となるための要件を満たさなくなります。職員の配置厳格化に加え、今後は 「放課後等デイサービスガイドライン」の遵守及び自己評価結果公表の義務付けも定められることとなります。また「放課後等デイサービスガイドライン」自体の見直しも検討される予定です。あなたの意見が政策に!厚生労働省がパブリックコメントを募集中(2017年1月23日まで)出典 : 厚生労働省は本改正に関して2月議会で条例改正を行い2017年4月に施行することを目指しています。そしてそれまでに広く国民から意見、情報を募集し、それを考慮しながら最終決定を行うべくパブリックコメントを募集しています。皆さんは放課後等デイサービスにおける職員配置基準の厳格化と放課後等デイサービスガイドラインの順守と評価結果公表の義務付けに関してどう思いますか?郵送、FAX、もしくは下記の電子政府 (e-Gov)の意見提出フォームよりパブリックコメントを提出することが可能です。締切は2017年1月23日まで。児童福祉法に基づく指定通所支援の事業等の人員、設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令(案)の御意見の募集についてまた、本コラムのコメント欄にも、今回の放課後等デイサービス運営基準改正に関して、ユーザーの皆さんからの様々な意見を募集します。今回の改正方針に関しての賛否のご意見だけでなく、障害のある子どもたちが適切な支援を受けるための「サービスの質向上」という目的に向けた、他にも様々な論点からのコメントをお待ちしております。発達ナビ編集部でも、引き続き今後の審議の動向を追っていきたいと思います。
2017年01月17日療育が必要なことはわかったけれど…Upload By にのの次女がADHD(注意欠陥・多動性障害)と3歳で診断された時、医師から療育を受けることを勧められ「児童デイサービス」を探すことになりました。発達障害のある子の支援を考えた時に「どのサービスを利用するか?」悩む方も多いと思います。たとえ診断名が同じであっても子どもの特性はそれぞれ異なりますし、個別の家庭事情、価値観などから、デイ選びはそもそも「個別性が高い」ものだと私は思っています。いくら人に良いと勧められたデイでも自分たち親子には合わないこともあるかもしれません。では、どのような視点で選べばよいのでしょうか?そもそも児童発達支援事業「放課後等デイサービス」とは?出典 : 「放課後等デイサービス」とは、発達に心配のある子どもと家族を支える、児童福祉法に基づいた民間の療育専門事業の名称です。【対象児童】「児童発達支援事業」(いわゆる「児童デイサービス」)~就学前の子ども「放課後等デイサービス」〜小学生から高校生【概要】・手厚い人員配置〜子ども10名に対しスタッフ3名以上・基本通所日数月14日以内(例外規定有り)・日常生活の困り事支援・コミュニケーション支援・小集団遊びの仲介支援私の住む地域の療育施設と言えば、「児童デイサービス」「放課後等デイサービス」が中心で、公的療育機関はあまりありません。そして、現在自治体の検索システムに登録している児童デイサービスは245箇所あります。(h28.6.27現在)厚生労働省放課後等デイサービスガイドラインじゃあどう選ぶ?我が家の基準は…出典 : どこに相談しても「数は多くあれど内容はピンキリ」と言われ、どう選べば良いか最初は困りました。そのため、初めに選択基準を設けることにしました。【1】 病院または児童精神科医、臨床心理士等の専門家と連携がある。~サポート態勢の有無【2】個人経営等ではなく、社会福祉法人、NPO法人等が事業者である。~組織としての信頼性【3】家から近い、または送迎してもらえる。〜送迎負担の軽減【4】(某所)地区児童発達支援連絡協議会に加盟している。〜組織としての信頼性【5】同じ事業体に放課後デイもある。〜継続的な支援上記5点の基準をもとに私は3つの児童デイサービスを選び出し、見学に行きました。見学した結果、決めたポイントは出典 : 見学した3つの児童デイサービスは見事に療育方針や雰囲気が異なりました。上記5点の条件を全て満たすデイはなく、どの利点を優先させるか迷いましたが、最後に決め手としたのはスタッフの人柄・対応などでした。決めたデイのスタッフは・具体的にこちらの知りたいことについて簡潔・丁寧に説明する・スタッフ皆人柄が明るいまたは熱意をもって仕事をしている・責任者が気さくで頼りになる姉御肌(私が部下なら絶対ついていきたいタイプ)という特徴がありました。そのため、こんな雰囲気の良い職場はあまりお目にかかったことがない...とさえ思いました。スタッフそれぞれ伸び伸びと働いていますし、仕事に対する熱意が充分に感じられました。実際の活動の様子はというと、指導の目的が明確であり視覚支援が充実した内容。このため、次女は1度目の見学から抵抗なく活動に参加することができました。子どもに合った選び方ができれば、こんな活用も!Upload By にのの現在、私はデイを療育施設兼生活上の1つのツールとして利用しています。子どもが行くたびに「楽しかった!」と帰って来られるような場所であれば、家庭以外の居場所確保にもなります。デイを療育施設としてだけでなく「習い事」や「遊び場」のような1つのツールとして気軽に活用するのもおススメです。
2016年07月17日日本介護福祉グループは8月、同社が全国でフランチャイズ展開する夜間ケア付小規模デイサービス事業所「茶話本舗(さわほんぽ)」拡充の一環として、大阪プロレスプロデュースによる新規事業所「茶話本舗デイサービス宝塚仁川」を兵庫県宝塚市に開設する。同社では、小規模デイサービス事業を全国に幅広く展開することで、多数の企業が介護事業に参入しやすい環境を提供してきた。大阪プロレスとの連携は、新しいサービス提供の一環として昨年10月頃から協議。すでに3月には、都内の事業所に覆面レスラーが慰問に訪れて、散歩、レクリエーションなどを行うイベントが開催されている。今回開設される新事業所は、大阪プロレス自らのプロデュースによる、介護事業への本格的な参画スタートの舞台と言えるもの。レスラーが定期的に事業所を訪れての室内レクリエーションのほか、外出レクリエーションとしては、生のプロレス観戦などが当初の企画として予定されている。また、今後はレスラーの介護関係の専門資格取得を両社で支援するなど、セカンドキャリア形成の場としての活用も視野に入れながら、共同で運動支援プログラムの開発に取り組んでいくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月30日総額は6500億円超社団法人国民健康保険中央会が、平成22年5月分の「介護給付費の状況」を9月7日に発表した。資料によると、5月の介護保険サービス件数は約958万件となり、前年同月比で5.3%の増加。サービスの延べ日数は約1億578万日で同6.2%増。介護費の総額は6,551億円で、4.9%増となった。居宅サービスと施設サービス総額の内訳を見ると、訪問介護やデイサービスなど居宅サービス費が3,159億円で前年同月比7.3%増。夜間対応型訪問介護や認知症高齢者のグループホームなど、地域密着型サービス費は576億円で8.6%の増加。特養や老健などの施設サービス費は2,816億円(1.7%増)となった。居宅サービスと施設サービスが、利用者の大きな柱となっている現状がうかがえる。受給者の数は全国で4.6%増加の402万人。受給者の1人あたりの介護費用は、平均で16.3万円であった。さらにサービスごとの平均月額介護費でみると、居宅受給者が10.8万円。地域密着型サービスの受給者が22.5万円、施設サービス受給者が33.5万円となった。利用者が多く、かつ比較的症状が軽いとされる居宅受給者は、全体平均よりも受給額が低いが、それ以降段々と増えていく構図だ。また、厚生労働省が公表している、65歳以上が対象となる第1号被保険者数は、3月末で2,892万人(同2.1%増)となった。
2010年09月24日