新たな住まいで生活を始める人、家は変わらなくても周囲が変わった人、様々な人がいるだろう。この休みのうちに、一度住まいの防災を見直してみてはどうだろうか?無印良品を展開する良品計画では、"「いつも」の品で「もしも」の備え"として、普段使いできる品で災害に備えることを提唱している。今回は、担当者である企画デザイン室 高橋さんにお話を伺った。○無印良品の備えとは?――"「いつも」の品で「もしも」の備え"という取り組みについて教えて下さい無印良品の商品を使って災害への備え方を伝えています。弊社が日常のものを扱っていることから、「普段使っている製品だからこそ、いざというときにも安心して使える」という考え方をひとつ大きな柱としています。防災用品って、特殊なジャンルになってしまっているとは思うんですよね。危機感が元にあるので、ネガティブなイメージはどうしても拭えませんが、少しでも前向きに取り組めるような仕掛けができれば……というのが我々の願いです。といっても、無印良品だけではかなわないことなので、他社さんの製品も紹介させてもらっています。我々の役割が、防災というテーマの中ではっきりしてくるのではないかと思っています。――中のセレクトは高橋さんが行っているのですか?そうですね、チームで動いています。最新のリストがこちらですが、自分のなかで4年間やってきて一番腑に落ちています。震災が発生する前から常に持っていてほしいものと、発生後に時間軸で必要になるものを、まとめたリストなんですよ。――担当されるうちにセレクトが変わっていったんですね例えば阪神・淡路大震災のときは早朝でみんな家にほとんどいましたよね。東日本大震災のときは昼間だったので、外出している人が多かった。まさにどこで被災するかがわからないことをつきつけられたわけですが、今までの防災用品は”持ち出し袋”といって、揺れたときに家から持ち出すイメージだったんですね。実際の地震はそうとは限らないことがわかって、しっかりリサーチした結果をまとめました。○場所よりも時間で考えることが大切――オフィス、自宅などでそれぞれのポイントはありますか?結局、オフィスだけ備えても完結しないのではないかと。営業中で外出しているかもしれない。一時避難などはオフィスのイメージですが、場合によってはオフィスで数日ということもありますし、やはり備える際には"場所"よりも"時間"が最初に存在するのではないかと思っています。場所は多種多様なので。――一番いいのは、自宅にもオフィスにも同じセットを……それがベストだと思いますね。自分がよくいる場所に、24時間や72時間を生き抜くセットがあるのが一番いい。本当はいつでも持ち歩ければいいですが、物理的に難しいので(笑)。持ち運び用としては、「スマートフォン用充電式電池(※無印良品での取り扱いあり)」「懐中電灯(※無印良品での取り扱いあり)」「ホイッスル」などをおすすめしています。懐中電灯もペンライトみたいなもので良いですし、充電器があればスマートフォンの明かりを使うこともできます。エマ―—ジェンシーブランケットなどもいまは小さいものがあるので、私はいつも持ち歩いています。――重要ですねスマホ充電機なんかはふつうに持ち歩くと便利ですね。軸足を"普段のちょっとしたアクシデント"において、その延長線上に大災害があると考えるのが、いいのではないかと思います。例えば急な雨に備えて折りたたみ傘を持ち歩くとか、急な来客にそなえてお菓子を多めに買っておこうとか、私たちは「くらしの備え」と呼んでいますが、そうした気持ちの延長線上にあるのがしっくりきます。――そう考えるとわかりやすいです最近では口腔ケアといって、歯磨き用のウェットシートもおすすめです。阪神・淡路大震災のときに、肺炎になってしまった方が多かったらしいのですが、その原因が歯のケアにあったそうです。「歯みがきシート」は、口から菌が入らないよう節水しながら歯みがきをするのに適しているグッズです。こういうのも実は旅の延長線上になるんじゃないかなと思うのは、出張などの際、旅先ですぐに人に会う時のスマ―トなケアとしても成立するから。実際に弊社が空港で展開している店舗でも好評です。そういった、ふだんから備えているものを、もしものときにも使えるのが良いと思いますね。――歯ブラシセットよりも気軽に持ち歩けそうですねノンアルコールなので、体も拭けます。食器拭きにもよくて、万能なんですよ。※次回は5月5日(火)更新予定です
2015年05月04日前回 は防災関連のものを収納する際のポイントを3つ見てきました。「でも、そもそも収納できる場所がないんです…」という場合には、まずは収納場所を作るためのオーガナイズ(片付け)を行いましょう。■防災グッズの収納場所を作るための4ステップオーガナイズの基本は、4ステップです。最初から一気に作ろうとするのではなく、まずはキッチンから、押し入れからなど、場所を区切って行いましょう。・ステップ1.頭の整理まずは、片付けをする目的や、どんな暮らしがしたいのか、自分の片付け方の特徴などについて考え、頭を整理します。防災グッズの収納場所を作るための目的は「備蓄品を収納して、家族と自分の命を守るための『場所を作る』」ことです。その目的をしっかり覚えておきましょう。・ステップ2.減らす「防災グッズをしまえるよう、ここをオーガナイズする!」と決めたら、まずはその場所にしまっているものを全部出しましょう。そして、1つ1つ、自分に(家族に)とって必要かどうか、使用頻度はどのくらいあるかを考えます。そのうえで、減らせる(捨てる、寄付する、あげる)ものは、どんどん家から出しましょう。家に残すものも、使用頻度が少ないのであれば、ちょっと使いにくいと思っている場所や取りにくい場所に移しましょう。今回の目的から考えると、もしものための備えのほうが、普段からよく使う、出しやすい場所に置く意味があるかもしれません。・ステップ3.整理する備蓄品は重要なものですが、普段の使用頻度はとても低いものです。普段まったく目にする機会がないと、整理して見直す機会も減ってしまいます。ですから、一部分は見えているようなしまい方を考えましょう。たとえば、透明なプラスチックケース(引き出し式がおすすめです。ふたを開けるタイプは上にものが重なると取り出しにくい)に入れて、上には日常品を重ねて収納しておくと、整理もしやすいですよ。・ステップ4.維持するオーガナイズ(片付け)は、一度で完成するものではありません。私たちの日々の生活には、どんどん物が入ってきます。その中で、新しく入ってくるものたちと非常への備えをどう共有させていくか、保管期限や状態の確認と共に、定期的に見直しをして、維持していきましょう。災害への備えや見直しをやらなければ…と思いつつ、手が止まっているなら、今がチャンスです。ぜひ取り組んでみてください。もしも、収納を改善するためのまとまった時間が取れないという場合には、プロにオーガナイズを頼んでみるのも1つの手です。それぞれのご家庭に合わせた方法で、収納の仕組み作りを行っていきましょう。
2015年05月03日トムソン・ロイターは4月16日、日本の研究機関ランキングを発表した。同ランキングは、同社のデータベースに収録されている世界の研究機関情報から、後続の研究に大きな影響を与えている論文(高被引用論文)の数を指標としている。総合1位となったのは東京大学で、2位には京都大学、3位に大阪大学がランクインした。理化学研究所などの研究開発法人がトップ10に3機関含まれており、大学共同利用機関法人が2機関含まれた。また、日本の高被引用論文数が世界のトップ6に入っている分野は化学、免疫学、材料科学、生物学・生化学、物理学、分子遺伝学、植物・動物学の7分野となった。主なランキング表は以下の通り。
2015年04月16日イギリスにあるリンカーン大学の主任研究員サラ・エリス教授が、猫に関する研究を発表した。それは、猫がどこをなでられるのが好きか?というものである。この研究結果によると、猫には確実に"なでスポット"があるという。動物たちは、動物本来の行為を人間にも求めているはずだと考えられてきた。では、猫へ愛情表現したい時は、猫がそうするように、猫をペロペロとなめないとけないのか?大丈夫、そんなことはない。だがネコ科の動物たちの友好的な行為には体のある特定の部分が関係している。それは、臭線と呼ばれる臭いを出す器官で、口周り(あご、頬)、目と耳の間、そして尻尾の付け根まわりの3カ所にある。○猫がなでられて喜ぶ場所はアゴ・頬、目と耳の間この研究では生後6カ月から12歳までの34匹の猫を対象に行われた。実験を開始する前に、実験者は猫になれる時間が与えられた。テストの対象は、先ほど述べた3カ所(口まわり・目と耳の間・尻尾の付け根)の臭腺部分と、その他の体の5カ所(頭の頂点、首の後ろ、背中の上部、背中の中部、胸と喉)の計8カ所である。条件を一定にするため、体をなでる順番はランダム、なでるときは二本指で各部分を15秒間だけ、とルールを設定した。また、猫はいつでもその場を去ることができる。実験者の手がしっぽに近づくにつれ、否定的な行動が目立った。つまり、しっぽの近くは人間になでられるのはあまり好きじゃないのだ。第二の実験では、20匹の猫が使われ、飼い主が決められた順番通りに猫をなでた。ひとつは頭から背中を経てしっぽへ、もうひとつは反対の順番だ。この実験に関しては、なで方は特定していない。二本指でも手のひらでも好きなようになでてもらった。そうすると、逃げた猫は3匹のみになった。この実験でも、なでる順番に関わらず、猫はしっぽの近くを触れられるのを嫌がった。これらの実験から、飼い主はしっぽの付け根周辺を触るべきではないということがわかった。その代わりに、顔や顎、目と耳の間をなでると猫はとても喜ぶようだ。カラパイアブログ「カラパイア」では、地球上に存在するもの、地球外に存在するかもしれないものの生態を、「みんなみんな生きているんだともだちなんだ」目線で観察している。この世の森羅万象、全てがネイチャーのなすがままに、運命で定められた自然淘汰のその日まで、毎日どこかで繰り広げられている、人間を含めたいろんな生物の所業、地球上に起きていること、宇宙で起きていることなどを、動画や画像、ニュースやネタを通して紹介している。
2015年04月08日「防災への備え、していますか?」と聞かれたら、何かしら「している」と答えるママが多いはず。でもそれが十分なのか足りないのか、はたまた何をどのくらい買い足す必要があるのかとなると、よくわからないのではないでしょうか。何も起こらないのが一番ですが「もしもの時」に備え、新年度を迎えたこのタイミングで、いま一度確認してみましょう。今回から4回にわたり、「家庭での備蓄品」という視点から2つのことを考えてみます。まずは、自分の家庭では、何をどれくらい用意する必要があるのかということ。そして次に、その備えをどこにどう保管しておくかということを考えます。具体的に必要な量を知ることで曖昧なイメージがハッキリし、優先するものを決められます。さらにそれをどうしまっておくかまで考えると、備蓄に対するモヤモヤも随分スッキリしてくるでしょう。大事な家族と自分のためにぜひ考えてみてください。それではまず、必要量を知ることから考えましょう。■まず頭の中の整理から…「非常用持ち出し品」と「備蓄品」の違いもしもに備えた物…と考えたとき、思い浮かぶものはなんですか? もし、水、ライト、食料、非常用トイレ、ホイッスルといったが思い浮かぶのなら、それはきっと非常用持ち出し袋に入っているもののイメージが近いはずです。しかし、必ずしも避難が必要になるとは限りません。自宅で数日を過ごす必要が出てくることもあります。もしもの時に備えた物=非常時に持ち出すものだけではないのです。私自身、備蓄の見直しをする中で感じたのは、「非常用持ち出し品」と「備蓄品」それぞれがごちゃ混ぜになっていることでした。よく考えてみれば、災害があった直後に避難するときに持っていくものと、その後に使うものとでは、その中身も量も変わってくるという事に気づきます。この点を踏まえた上で、最初に持ち出す袋に入れておくものと、自宅に備蓄しておくものとを分けて考えると、防災への備えがずいぶん考えやすくなってくるものです。■非常用持ち出し品と家庭備蓄品、それぞれのポイントは? 非常時に持ち出すものと、家庭に備蓄しておくもの、それぞれに押さえておくべきポイントをまとめました。<非常用持ち出し品のポイント>・最小限の必需品を揃える・重さの目安は男性で15kg、女性で10kg。・両手が使えるようにリュックタイプのもの・置き場所は「すぐに取り出せるところ」ちなみにリュックについて。整理収納アドバイザーでもあり浦安市防災備蓄を考える会の岡部梨恵子さんによると、「防炎加工」のものがよいとのこと。「火災が起こっているなかで避難する可能性もある。そんな時、背中まで気が回らないかもしれない」だからこそ、燃えにくい加工のされているものがよいそうです。たしかに、持ち出し用のリュックを防炎加工品にするのは、押さえておきたいポイントです。次に、家庭備蓄品を用意する上で押さえておきたいポイントは、以下の通りです。<家庭備蓄品のポイント>・ライフラインが復旧するまでのために準備しておくもの。・最低3日間分、できれば7日間分を用意。・なるべく普段使いの食べ慣れているもので賄う。・普段使いにくい場所を備蓄収納にするのもOK。内閣府の資料によると首都直下型地震が起きた場合、ライフライン復旧に要する時間は、一番早い電気で6日間、上水道は30日間、ガスは55日間と予測されています。 PDF:首都直下地震の国の復興対策に関する検討の視点について(参考資料) 水の配給や食料の支援もあるとは思いますが、いつどのくらい届くかはわかりません。この予測をみると、本当に7日分で足りるのか、もう少し先のことまで考えておく方がいいのではないかと考えさせられます。先述の岡部さんによれば「関東で大きな地震が起こった場合、避難所にどれだけの人が入れるかわかりませんし、自宅が過ごせる状態の人は入れてもらえないかもしれません。」とのこと。その時々の状況によりもちろん変わってくることですが、自宅で復旧を待てるよう備えることは非常に重要です。自宅で備蓄できるスペースとのバランスをとりながらしっかり考えたいところです。非常時の備えについてのポイントを確認したところで、次回は何をどれくらい用意しておけばよいのか、具体的なところをお話しします。
2015年04月02日ちゃんと備えてる? 3.11に見直したい防災対策&オシャレ備蓄食あの東日本大震災から、早くも4年。なかには防災意識が薄れてきている人もいるかもしれません。しかし、災害は忘れたころにやってくるもの。ちゃんと備えをしている人も、していない人も、この節目に防災アイテムを見直してみましょう。今回は、食料を中心にポイントを解説。普段使いもできるオシャレな備蓄食も紹介します。●一人暮らしの人は要注意! 自宅に食料はありますか?働く女性は忙しいもの。なかなか自炊ができない人も多いでしょう。まして一人暮らしだと外食やコンビニ食が多くなり、冷蔵庫を開けても何もない…なんてことも。これでは万が一何かあった場合、その日食べる物にも困ることになります。農林水産省は「最低3日分、できれば1週間分の食料品の備蓄」を各家庭に呼びかけています。大きな災害があっても、自宅がよほど大きな被害に遭わないかぎり、避難所で生活することはありません。つまり、「電気や水道などのライフラインが止まった」「食料が手に入りにくい」という状況で、しばらく自宅で生活することに。その状況を想定して備蓄しておきましょう。必須アイテムは、「水」「食料」「カセットコンロ(ボンベも忘れずに!)」の3つ。「わかってはいるけど、なかなか…」という人は、防災用食品にこだわらず、普段から保存性の高い食品を買い置きすることを意識して。お米、乾麺、カップ麺、シリアル、缶詰、乾物、レトルト食品、インスタント味噌汁などがあるといいですね。日頃から使いつつ買い足していけば期限切れの心配もありませんし、急な体調不良のときにも役立ちます。水は、飲用と調理用で、大人1人あたり1日3リットルが目安。1週間分を買い置きするのはスペース的になかなか難しいかもしれませんが、できるだけ多めに用意しておくと安心です。●オフィスで過ごすことも考えて、デスクにも食料を東日本大震災のとき、東京で発生した帰宅困難者は10万人を超えたと言われています。女性の体力で長距離を歩いて帰宅するのは大変ですし、いつもと治安状況の異なるなか、暗い夜道を歩いて犯罪に巻き込まれるリスクも。特別な理由がないなら無理に帰宅せず、職場で過ごす選択肢も検討しましょう。そのためにも、職場にも多少の食料品をストックしておくこと。近所のお店が品薄になったり、高層ビルのエレベーターが使えなくなったりするので、カップ麺のほか、お湯がなくても食べられる缶詰や日持ちするお菓子などがあるといいですね。また、忘れがちなのが衛生用品。歯磨きセットや生理用品は普段から置いている人もいると思いますが、そのほかにもコンタクト用品、ストッキングの替え、メイク落としシートなどを準備しておくと安心です。東日本大震災以降、企業にも食料や毛布を備蓄することが推進されています。自分の職場がどのような対策をしているか知らない人は、この機会に確認しておきましょう。●沈んだ気分も上がる「TERRA CAFE BAR」のオシャレ保存食備蓄食料は実用性がいちばんですが、大変なときこそ、美味しいものを食べて元気を取り戻すことも大切。世界の保存食を集めたセレクトショップ「TERRA CAFE BAR(テラ カフェ バール)」(東京都品川区・天王洲アイル)には、美味しくてオシャレな商品もそろっています。なかでも、スタッフ一押しという防災用食品はこの2つ!・防災食とは思えない美味しさとバリエーションの「ミリメシ」ミリタリーの「ミリ」と、ご飯の「メシ」で「ミリメシ」。その名のとおり、戦闘糧食の技術を活かしたレスキューフーズです。発熱セット、レンゲ、紙ナプキンまで入っているので、ほかに何もなくてもOK!アツアツの食事は、心まで温めてくれそうですね。メニューは、カレーライス、牛丼、シチュー、中華丼、ハンバーグとバラエティー豊かで、防災食であることを忘れてしまいそうなほど。保存期限は約3年半。価格はいずれも1080円(税込)。・パン好きガールは要チェック!「缶入りソフトパン」缶詰入りのパンはいろいろありますが、こちらは、独自の製法で焼きたての風味を缶に閉じ込めたという自慢の逸品だそう。たしかに缶詰とは思えない、しっとりとした食感には驚き!味はストロベリー、コーヒー、黒糖、ミルク、チョコレート、キャラメルの6種類あります。保存期限は味によって3年半~5年。価格はいずれも420円(税込)。店内にはほかにも燻製、塩漬け、干物、発酵食品、缶詰、フリーズドライなど多様な保存食がそろっていて、アウトドアや忙しい日のお助けアイテムとしても活躍してくれそうです。イートインスペースで人気の保存食をアレンジした週替わりランチは、自宅で保存食を活用するときの参考にも。季節のイベントも開催しているので、気になる人は足を運んでみて。「防災のため!」と肩ひじ張らず、まずは普段の生活に保存食を取り入れることから始めてみませんか?<取材・文/島田彩子取材協力/TERRA CAFE BAR(テラ カフェ バール)>
2015年03月11日NECは3月10日、豊島区において、防災カメラで撮影された群衆映像から混雑状況の把握・異変検知を行う「群衆行動解析技術」を用いたシステムを含む「豊島区総合防災システム構築業務委託」を受注したと発表した。同システムは2015年5月に稼働、6月に本格運用を予定している。「群衆行動解析技術」とは、異変につながる「群衆全体の動きの変化」を、個人を特定することなく解析する同社が開発した技術。混雑度を高精度に推定し、異常混雑や滞留者の流れの異常などを、カメラ映像を用いて検知する。新システムでは、群衆行動解析技術により、防災カメラの映像から、人と人が重なって見えるほどの混雑時も群衆の状況を高精度に解析すること、異常が発生した場所の混雑レベルや群衆の流れを速やかに解析することが可能。異常が発生した場合は自動的に職員に対しアラートを通知する。そのため、異常の発生場所や状況を即座に把握でき、支援要請や情報発信などが迅速に行えるようになるほか、混雑状況の監視に係る職員の業務負荷を軽減することも可能となる。豊島区では、1日約259万人の利用者を有する池袋駅をはじめとする主要駅周辺、幹線道路、救援センター(災害時の避難場所となる学校など)に、51台の防災カメラを設置。これらのカメラ映像を新庁舎災害対策センターにて収集し、災害時には区民による通報情報などとともに一元的に管理する。
2015年03月11日NTTは3月9日、ICTを活用した防災・危機管理ソリューションとして、自治体の災害・危機管理対策本部に向けた「危機管理情報マネジメント支援システム」、Twitterを活用した「防災アプリ」、「災害対策用可搬型バックアップ電源」を開発したと発表した。「危機管理情報マネジメント支援システム」は、自治体の危機管理室(EOC: Emergency Operations Center)の危機対応を支援するため、国際標準に基づく危機管理情報マネジメントフロー(自治体の災害対応ノウハウ)をシステムに組み込み、各種システムと連携・集約した情報を一元管理し、総覧できるようにするもの。Operational Planning "P"によるナビゲーション(Plan画面)、非定型業務の管理(Do画面)、状況認識の統一(See画面)の3つの画面から構成される。「まちアプリ」は、災害時も平時も両方で活用できる機能が盛り込まれており、普段からアプリに触れることで、円滑な住民同士の自助・共助を実現する。例えば、平時から防災を意識してもらうため、公共機関が提供する近隣エリアの浸水シミュレーションやハザードマップが閲覧できるほか、「観光アプリ」として、話題になっているスポットや地域の話題・イベント情報などを閲覧できる。災害時は、Twitterでつぶやかれたツイートから被災状況などに関する情報だけを抽出し、避難時の支援を求めるつぶやきや、内水氾濫の発生を知らせるつぶやきなどの投稿を地図上にマッピングする。「災害対策用可搬端バックアップ電源」は、エネルギーマネジメントの機能を持つ「制御ユニット」(約8kg)と蓄電池の機能を持つ「蓄電ユニット」(約20kg)から構成される。蓄電ユニットの中には、13個の蓄電池(1個当たり1.5kg程度)が収容されています。被災地などへ配備する時には、13の蓄電池を複数人で分担して運搬し、現地で組み立てて運用することが可能。同社が昨年に開発した即時通信回復機能を備えた「アタッシュケース型ICT BOX」とセットで被災地に持ち込むことにより、避難所や災害対策本部などの通信を2~5日間確保するという。
2015年03月10日名古屋大学(名大)はこのほど、同大学工学部・工学研究科および関連研究科が研究室情報を集約したWebコンテンツ「研究室図鑑」を作成し公開したと発表した。同サイトでは名大の工学系領域に所属する多数の研究室情報を集約し、一元的に検索・比較参照できる。工学系への進学を希望する人はもちろん、研究に関心を持っている民間企業や研究機関などに情報発信していくことを目的としている。「研究室図鑑」では2月16日現在、ノーベル賞を受賞した天野浩 教授の研究室を含む102の研究室の情報を公開しており、今後も続々と公開していく予定となっている。
2015年02月20日富士フイルムは2月3日、フランスの公的研究機関であるBIOASTERと、エボラ出血熱の迅速診断システムに関する共同研究契約を締結したと発表した。今回の共同研究では、富士フイルムのウイルス高感度検出技術と、BIOASTERが作製、評価するエボラウイルスの抗体を用いることで、遺伝子検査と同等の診断能力を有し、簡便、迅速、小型で運びやすい診断システムの技術を確立することを目指す。エボラ出血熱を封じ込めるには、治療薬やワクチンの実用化だけでなく、感染者を初期段階で発見し、感染経路を遮断する初動の対策が重要となる。そのため、感染の疑いが報告された場所で、簡便かつ迅速に診断を行うための技術や製品が求められている。
2015年02月03日遺伝子研究への協力者を募集女性の健康情報サイト「ルナルナ」が遺伝子研究を開始する。研究を開始するに伴い、スマートフォンアプリ「ルナルナ」、「ルナルナ ファミリー」の会員を対象に、同研究に協力してくれる人を募集している。「ルナルナ」は、女性専用の健康情報サイトで、株式会社エムティーアイが運営している。この遺伝子研究は、同社の子会社、株式会社エバージーンと医療法人社団薬善会つくば国際臨床薬理クリニックが共同でおこなう。つくば国際臨床薬理クリニックは、20年の伝統を持つ観音台クリニックから引き継ぎ、2010年3月に新たに先進技術を加えて開設された臨床試験受託専門医療機関だ。女性の健康情報サイトを運営する株式会社エムティーアイとは株式会社エムティーアイは、ルナルナシリーズを運営している企業だ。このルナルナシリーズは、「ルナルナ」「ルナルナ ファミリー」があり、女性が携帯で体調管理が簡単にできるサイトになっており、登録者は既に600万人を超えている。サイト登録者は、生理日を毎月入力すれば、具体的にダイエットや美容などの役立つ情報を提供してくれる。同サイトは、妊活・出産・育児までをトータルでサポートをでき、ライフステージにあわせて活用することができる。「ルナルナ」は、今回の遺伝子研究の成果を活かして、女性が今よりも元気でキラキラと輝くことができるように健康情報サイト充実させていくようだ。(画像はルナルナHPより)【参考】・ルナルナ・医療法人社団薬善会つくば国際臨床薬理クリニック
2014年12月29日東芝とIHIは12月25日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「海洋エネルギー技術研究開発 - 海洋エネルギー発電システム実証研究」の共同研究先に採択され、水中浮遊式海流発電システムの実証研究に着手すると発表した。水中浮遊式海流発電システムは、対向回転する双発式のタービンを装備した発電設備を海底から係留して海中に凧のように浮遊させる仕組み。共同研究では、IHIがタービン、浮体などの製造を行い、東芝が発電機や変圧器などの電気機器を製造する。両社は2017年度までに実海域における発電実証に取り組み、近い将来に海洋エネルギー発電技術を実現し、ゆくゆくは海洋エネルギー産業の新規創出と、エネルギーセキュリティの向上に貢献することを目指すとしている。
2014年12月25日NPO法人である日本ユニバーサルデザイン研究機構は11月7日、同日付で組織名を「実利用者研究機構」へ変更すると発表した。同機構は2003年に法人化して以来、通称「ユニ研」として活動を行ってきたが、「活動の中心が『実際の利用者(リアルユーザー)』であることを明確にするため」、組織名の変更を決めたという。8月の社員総会で名称変更を決定しており、10月に所轄官庁へ届け出、2015年2月までに登記も完了する予定としている。新しい略称は、「JITSUKEN(実研)」で、コンセプトコピーは「マジョリティ+マイノリティ。つかう人、ぜんいん。」。なお、組織名の変更にともなって「使いやすさ検証済」の認証マークも変更される。UDコーディネータ資格の認定カードについては、古い認定カードであってもそのまま利用できるとしている。
2014年11月10日日本にはいろいろな研究施設があり、自分が知らないだけで、ある特定の分野を徹底的に研究している人達というのは確かに存在します。睡眠科学もその1つ。今回はこの組織がどのような活動をしているのか紹介したいと思います。日本睡眠科学研究所という組織がある「日本睡眠科学研究所」という組織をご存知ですか?知っている! という方はかなりの睡眠マニアに違いありません。ほとんどの人はまだご存知ないかと思いますが、この研究所を運営する母体であれば知っているという方はたくさんいると思います。その母体とは西川産業株式会社。そうです、あの「ふとんの西川」が1984年に設立したのが日本睡眠科学研究所だったのです。西川産業の「睡眠への質」へのこだわりは当時から凄まじく、「健康は睡眠から、快適な睡眠を提供するのが寝具業界の使命である」という考えのもと徹底的に快適な睡眠を求めていったと言われています。母体は「ふとんの西川」当時、「睡眠を科学する」という発想は非常に前衛的だったそうです。そこで社員だけでなく、大学教授など外部スタッフも招き入れ、業界初の取り組みとしてスタートしました。睡眠の質を上げるためであれば睡眠環境(部屋や寝具)を改良することが頭に浮かびますが、この研究所の凄いところはそこにとどまらず、「寝床内(しんしょうない)」と呼ばれる身体と寝具の間にできる空間をも科学で分析し、研究したというところかもしれません。本当に徹底していますよね。この研究所の結果をもとに西川の寝具は開発され、ユーザーの手元に届けられているのだそうです。4つの研究活動現在、日本睡眠科学研究所の研究活動は下記の4つに定めています。1. 睡眠整理の研究2. 寝室環境の研究3. 寝床内の研究4. 寝具の研究開発1は科学の観点から眠りを解明する研究のこと。どうしたら人はより良い眠りを得ることができるのかを解き明かしているのだそうです。2は快適な寝室環境を解明する研究です。寝室環境といっても、広さや色、照明、湿度など条件はさまざま。それら一つひとつを解析しています。3は身体と寝具の間の温度や湿度などのベストな数値を研究するというもの。4は新しい技術や素材を用いた寝具開発の研究です。今後どのような最新研究が進められていくのか、睡眠に興味のある方は注目してみては?Photo by Nic McPhee
2014年11月09日日立製作所は、独立行政法人防災科学技術研究所の「防災情報システム」を構築し、稼働を開始したと発表した。同研究所はこのシステムを利用して、自然災害に関するさまざまなデータをもとに大規模シミュレーション解析を行い、地震、津波、火山噴火、地すべり、風水害、雪氷災害などの自然災害に関する研究を行うとともに、これらの研究結果などをWebサービスとして随時公開していくという。このシステムは、大規模シミュレーションシステムと公開系クラウドシステムによって構成され、日立のテクニカルサーバ「HA8000-tc/HT210」を中核としており、複数のサーバ間でファイルを共有し、高速なデータ転送による並列処理を可能とする、日立独自開発の分散共有ファイルシステム「Hitachi Striping File System」により、データ処理の高速化を実現しているという。さらに、日立のユニファイドストレージ「Hitachi Unified Storage 100 シリーズ」を採用し、合計約3.3PBの大容量ストレージ環境を実現している。システムのうち、大規模シミュレーションシステムは、従来システムの約21倍となる298.9 TFLOPSの総合理論演算性能を実現。 また、公開系クラウドシステムは、「日立クラウド基盤導入ソリューションPowered by Apache CloudStack」を適用し、研究者が研究結果などを公開する際は、ポータル画面から簡単な操作によってWebサーバやストレージなどの必要なITリソースを準備することができ、オンデマンドで利用できるという。また、災害時などWebサービスにアクセスが集中する際には、Webサーバにリソースを優先的に割り当てることが可能で、さらに、従来設置していた多数の物理サーバを集約し、一元管理できるため、セキュリティレベルが統一され、効率的なシステム運用が可能となる。
2014年11月05日千趣会が運営するベルメゾンでは、地震や台風などの災害時にペットを守るための「防災グッズ」「避難グッズ」を販売している。○もしもの時のペットの移動に便利な「キャリー」避難時など移動時にペットを入れて運べるキャリー・バッグ。「ハウスにもなる"SOSペットバッグ"」は、リュック・手さげ・ショルダーの3WAYで使用できる。付属のスチールパイプを上部に差し込めば簡易ハウスにもなる。価格は1万4,040円。「抗菌仕様のコンパクトクレート」は、簡単な折りたたみ式で屋外&屋内で使える犬・ネコ用ペットハウス。布地には、ニオイのもととなる細菌やカビの繁殖を抑える銀イオンを配合している。サイズはSSからLまであり、価格は8,100~1万4,580円。「メッシュペットキャリー」は、ハードタイプのメッシュキャリー。フタと窓がクリアなので中のペットの様子が見える。持ち運びに便利なショルダーベルト付き。価格は3,899円。○ワンちゃんのためのリードやハーネス避難する際や、避難先で周囲に迷惑をかけないために、ペットのリード・ハーネスは予備にいくつか用意しておくと便利。「シンプルメッシュ胴輪&リード」は、ベーシックな色合いで、どんなウェアにも合わせやすい胴輪&リード。価格は3,132円。「どこでも係留できる"つなげるリング"」は、太さが異なる支柱や、車の座席のヘッドレストなどさまざまな場所で犬を仮つなぎできる専用リング。価格は1,026円。「ペット用"ウルトラパウブーツ"」は、ペット用の全天候型ブーツ。災害時、瓦礫(がれき)やガラスなどが飛散した場所を移動する場合、ペットの足裏の肉球を保護できる。夏のアスファルト対策にも有効。価格は6,480~7,714円。○避難先でもペットが快適に暮らせるように…「サークル」や「マット」避難時の移動に便利なペットのキャリー・バッグや、ペットの体温調節を助けるマットなども用意しておきたいアイテム。「折りたたみソフトサークル」は、組み立てや折りたたみが簡単なソフトサークル。上半分と側面扉はメッシュ素材で通気性も良い。価格は5,122円。「どこでもワンタッチドライブケージ」は、自動車で移動する際に便利に使えるケージ。飛び出しを防止するオートロック・スライダー付き。S・Mサイズには、シートベルト通し付なので、後部座席に簡単に取り付けできる。価格は3,069~5,384円。「ペット用 "あったかスパマット"」は、マット生地に使用している天然ラジウム不織布から発生する「遠赤外線効果」で、電気を使わなくても温かいマット。カバーは洗濯機で丸洗いできる。価格は1,653~2,455円。○ペットのトイレグッズどこでも使えるペットの携帯トイレや簡単処理グッズなども、種類豊富に取り揃えた。「携帯に便利なシリコン製トイレマット」は、市販のペットシーツがピッタリ付けられるシリコン製のトイレマット。価格は2,160~2,700円。「ペット用トイレシーツ"洗えるペットシーツ"」は、不織布にビニール地を裏打ちしているため、モレにくいペットシーツ。洗濯・脱水もできる。価格は1,555~3,024円。「プープバッグ・エコ レフィル4ロール」は、大型犬も余裕で使える22×31cmの大きめサイズのプープバッグ(うんち袋)。ニオイを軽減し、リラックス効果が期待できるラベンダーの香りが付いている。価格は518円。外出時のペットの排泄物は、車内に持ち込むとニオイが気になるが、「車につけられる排泄用ゴミ箱"ドンパック"」を利用すれば、排泄物を処理するまで車のボディの外で保管できる。価格は1,944円。○丈夫で持ち運びしやすい食器類外での水分補給や食事に、食器類も備えておくと便利。「やわらかいシリコン製ペットボウル」は、シリコン素材を使用しているため、丈夫で軽い。イエロー、ピンク、オレンジの3カラーを用意した。価格は1,296円。「お散歩ボトルトップ」は、市販のペットボトルのキャップ部分に取り付けて使えるボトルトップ。先端部のステンレスボールの働きで、犬が舐(な)めると適量の水が出るしくみとなっている。価格は1,111円。○健康管理に役立つフードや水ペットフードや水は、ペットの健康を維持するために備えておきたい防災グッズ。「ペットの天然水Vウォーター」は、愛犬・愛猫の健康を考えたバナジウム豊富な天然水。バナジウムなど天然のミネラルを配合しているが、マグネシウムの含有量は低い。価格は204~487円。「犬のおやつ"ビスカル"」は、ふん尿臭を軽減できる犬用スナック。米胚芽・大豆発酵抽出物、樹木抽出物、ガラクトオリゴ糖、緑茶カテキンを配合した。価格は442~1,944円。「猫のおやつ"ビスカルキャット"」は、猫に必要なタウリン・DHAを配合したスナック&フード。腸内の環境を整える米胚芽・大豆発酵抽出物、樹木抽出物入りで、ふん尿臭を軽減する。価格は288~523円。「猫専用ドリンク"アクティア またたびブレンド"」は、硬度0の純水にまたたび抽出物を加えた猫用の水。尿石の原因になりやすいマグネシウム・カルシウムは除去している。価格は324円。その他にも、ベルメゾンネットの「ペットの防災対策」で、様々な防災グッズを紹介している。※価格はすべて税込み
2014年10月16日ペット用品・ペットグッズ通販のPEPPY(ペピイ)では、ペット用の防災グッズ「防災スターターセット」を販売している。同商品は、万が一の時のために、ペットのために用意しておきたい「防災袋」。中には、軍手やビニール袋、流せるウェットティッシュなど、もしもの時に役立つグッズが入っている。その他、必要に応じて、必要なものを足していけば、それぞれのペットに応じた防災袋を準備できる。入っているものは、非常袋1枚、軍手1組、半透明ビニール袋(65×80cm)10枚、防災用ウェットティッシュ(20枚入)1個、給水バッグ(5L用)1枚、流せるウェットティッシュ(80枚入)1個、ペットシーツ「リフレカーボンシーツ(ワイドサイズ)」3枚、便処理グッズ「便利だワン!」が2枚。価格は1,404円(税込)。ペット用品・ペットグッズ通販のPEPPY(ペピイ)で販売している。
2014年10月09日25の大学・研究機関で構成される「大学研究力強化ネットワーク」は9月3日、参加大学などの研究担当理事などが集う全体会議を開催し、これまで進めてきた研究力向上に向けたタスクフォースの概況などを話し合った。また、併せて、研究大学の課題、ネットワークの意義や役割についての記者向け説明会が行われた。同ネットワークは、日本の大学の研究力の向上によるイノベーションの加速や地域への貢献を実現するためには、一部のトップレベルの大学ではなく、科学技術の基盤を支える30程度の大学の研究群による全体の研究力の強化が不可欠という趣旨のもと、自然科学研究機構が世話役となって設立されたもので、参加研究機関が研究基盤を強固にすることを踏まえ、力を合わせて日本の研究力を高めていくことを責務とし、2014年3月5日に第1回の全体会議が開催されて以降、全体会議の下に運営委員会ならびに複数のテーマごとにタスクフォースを作り、運営を行ってきた。こうしたネットワークが形成された背景には、日本の大学に向けた研究開発資金の投資が諸外国に比べて低いということが挙げられる。特に対GDP比で見た場合の研究予算の伸びは海外に比べて低く、比率としては横ばい、ないしは若干の下降気味だが、その一方でアジア・太平洋地域、特に中国が急速に伸びており、アジア諸国が猛烈な勢いで研究・開発力を強化している。また、もう1つの指標として、論文数のシェアを見ると、直近では日本は以前の3位から5位に落としている一方、中国が2位に入ってきていることがあげられる。特に論文誌の格ともいえるインパクトファクターの値が高い論文誌への掲載数が相対的に低下しているという。こうした状況と、日本における研究資金の各大学や研究機関への配分比率はどうなっているかというと、トップクラスの大学などの比率が高く、トップである東京大学を100%とした場合、10位でその15%、20位になると6%とかなり低い額となる。では諸外国はどうか、というと、米国と英国を例にとると、10位では米国が36%、英国でも35%、20位になっても米国が26%、英国17%と、日本と傾斜配分に差が生じていることがわかる。ちなみに、米国はトップ研究機関が1400億円、英国が180億円、そして日本は220億円という金額であり、米国はともかく、予算規模が似通った英国であっても、英国の方がはるかに中堅層に手厚く配分が行われていることがある。この結果として、各大学の論文数シェアを見ると、トップ4の累計シェアの比率はほぼ英国と同じだが、それに次ぐ1%以上を占める大学の割合は日本が13、英国が27と、明らかに状況が異なっていることがわかる。こうした事実を踏まえ、日本全体として研究力を高めていくためには、ある程度の数の大学や研究機関が相応の支援を受ける必要性があるというのがネットワークとしての基本的な考え方となる。また、こうした提言などを行う組織的なものとして、RU11(学術研究懇談会)やURA(リサーチアドミニストレーター)ネットワークがあるが、同ネットワークでは、そうした既存のネットワークとの連携も今後、積極的に行い、大学・研究機関として、本当にどの程度の資金が何に必要なのか、といったことの情報共有などを図っていくとする。しかし、当然、大学や研究機関への資金の大半は税金であり、それを必要だから言い値で欲しい、というのは無理だということえ、行うべきところは共同して行うなど、相互の連携を強化していき、それでも必要となるところを行政に働きかけを行っていくための組織が同ネットワークということになる。同ネットワークでは、「決して国に予算をくれ、という話をするわけではなく、研究力を強化するために、何をするべきかということを問題として話し合う場。例えば、基盤的な光熱水料や消費税の増税、円高に伴う影響、そうした大学や研究機関で共通した問題などをシェアして、政策課題として掲げていくほか、若手の人材育成をどのように行っていくべきか、研究設備を効率よく整備するためにはどうするべきか、これについては、大型の研究設備を例え作ったとしても、その維持・運用にもランニングコストがかかるといった問題もある。そして個々の大学固有の問題などもあり、それらを具体的に話し合うのがこのネットワークという場の意義」とする。現在、同ネットワークにて動いているタスクフォースは以下の4つだという。国際連携国際情報発信キャリアパスコンプライアンス同ネットワークは、決して決定事項に強制力があるわけではなく、あくまで全体的なスキームなどを話し合う場であり、その内容を各研究機関ごとに持ち帰り、独自の運用に生かしていくというものとなっている。また、決して、現在のメンバーだけで運営を行っていく、というわけではなく、ネットワークが有用である、ということが見えてくれば、参加を表明する大学も増えてくると思っているとのことで、ネットワークとしては、そうした大学が増えることを期待したいとしている。なお、同ネットワークの会合に参加していた日本学術振興会の理事である渡邉淳平氏は、今回のネットワークについて「学術振興会は国側の組織だが、大学を中心とした研究の支援を行っている。日本は頭脳で勝負していく科学技術立国でなければいけない。そうした中で、研究力の中心となる大学という現場を見ていると、このままで大丈夫か、という心配があり、こうしたネットワークができ、それが研究力の強化に少しでもつながることになれば」と歓迎していることを表明。現時点での参加大学が22校にとどまったのは、文部科学省の予算の問題なとの兼ね合いがあったためだろうとし、「RU11はトップの大学たちが先駆けて活動してきた組織。しかし、それらトップの11大学だけで、日本の先進的な科学技術を支えきれるということは難しく、それを支えるための組織として、このネットワークが活動していってもらえれば」とした。また、「将来的には30大学、40大学とどこまで参加大学が増加するかは不明だが、日本の科学技術を支えるという自負を持った大学たちが、新たな取り組みを開始させたことは、科学技術立国を標榜する日本が人材の面を含め、今後のテクノロジー・サイエンスの分野にとってプラスに作用するはずだ。特に現在の日本は、研究費用、人、そして研究設備、すべての問題が山積となっている。しかし、そうしたインプット部分がいかに成果物である論文というものにつながるか、というのを目で見えるようにすることは難しく、そこを根本的に見直しことを世に問うのであれば、今、現状、こういう状況で、これがこのまま進めば、こうなっていく、ということをわかりやすく、広く世間に示す必要があり、それがひいては政策にもつながってくる。同ネットワークはそうした大学の実情というところに突っ込んだエビデンスを実態を示していってもらいたい。このままでは本当に大学が駄目になるという危惧を学術振興会で仕事をしながら思っており、こうした組織で、そういった具体的な活動をしてもらうことには大きな意義があると思っている」とし、今後の活動にエールを送っていた。
2014年09月26日9月1日は防災の日。万が一に備えて、日頃からきちんと備えをしておきたいですよね。災害に備えて家具を固定したり、防災グッズを常備したりしている人も多いと思いますが、意外と見落としがちなポイントがあるんです。■意外と忘れがちな、女子必須の防災グッズいざというときに備えて、懐中電灯やラジオ、備蓄用の水などを防災グッズとして準備している人も多いはず。必要最低限のものをまとめた市販品も多く販売されています。でも、市販品や一般的なグッズリストには入っていない、女子ならではの見落としがちなアイテムが。万が一のときに困らないよう、防災グッズにプラスしておきましょう。・生理用品もしも災害時に生理になってしまったら…可能性は決してゼロではありません。ナプキンなら長時間用の薄めタイプを、タンポンが使えるならあわせて用意しておきましょう。・シンプルな下着着替え用の下着は必ず入れておきましょう。とくにショーツは必須。このとき注意するのが、機能性重視でデザインのシンプルなものにすること。洗濯した下着が人目につくことも考えられます。派手なものやセクシーなタイプは避けるようにしましょう。・ウェットティッシュ飲料用の水は用意していても、災害時には入浴や洗顔のための水はありません。ウェットティッシュがあると、顔や体をふいたり、怪我をしたときに応急処置をしたりと何かと役立ちます。できれば、水をつかわないタイプのシャンプーなども用意しておくと安心です。■万全のつもりが…防災対策の盲点とは!?いくら防災グッズを万全に備えても、いざというときに持ち出せなければ意味がありません。普段使わないからといって、押し入れやクローゼットの中にしまいこんでしまうのはNG。防災グッズは、もっとも取り出しやすい場所に置いておくのが鉄則です。基本は玄関や部屋の出入り口。住まいがマンションなど高層階でなければ、ベランダ近くに置いておくのもよいでしょう。また、防災グッズは、「災害が起こったとき、生きのびるために必要なもの」と、「その後、避難生活を送るために必要なもの」に分けておきます。優先すべきは、懐中電灯や居場所を知らせるためのブザーやホイッスル。水や食料などの重いものは後回しです。全部を一つの袋にまとめている人は、一度中身を見直してみましょう。■防災グッズはオフィスにも仕事中に災害が起こったときのことを想定して、防災グッズはオフィスにも備えておきましょう。徒歩で帰宅しなければいけなくなった場合のために、はきなれたスニーカーは必須。できれば靴下もセットで用意しておきます。懐中電灯や救急医療品などのほか、普段から飴やチョコレート、生理用品、1泊用のスキンケアセットなどをデスクやロッカーに常備しておくと、もし会社で一晩待機、となった場合にも役立ちます。また、いつも使っている通勤バッグにもペンライトや防犯ブザーを。災害時だけでなく女性の防犯対策としてもおすすめです。携帯電話やスマートフォンの充電器も持ち歩いていると安心ですが、家族や知人と連絡をとりたいとき、必ずしも携帯電話が使えるとは限りません。公衆電話を使うときのことを考えて、必ず小銭を用意しておくようにしましょう。いつやってくるかが分からないのが災害です。見落としがないかどうかをチェックして、きちんと備えを心がけておきたいですね。
2014年09月01日みなさんは、そもそも美容室に何を求めますか?「思い描く髪型・似合う髪型になってきれいになる」それだけですか?「綺麗になる時間 = 癒しの時間であって欲しい!」という方も少なくないでしょう。日々育児に追われて、癒しタイムが少ないママなら尚更です。私は東京に来て数年、表参道の美容室にはじまり、癒しを求めて転々としました。そして行きつけになった美容室「myu:ku」は、みんながゆっくりくつろげる、そんなコンセプトの美容室です。今回はママに優しい美容室のポイントをご紹介します。■子連れママに優しい美容室のポイント◆キッズルームあり!子連れOK!託児はないのですが、全員女性スタッフで子供に優しい。子供はガラス越しのキッズルームでDVDを見たり遊んだりできます。子供がママの所に来ても優しい声かけをしてくれる。子供のお迎えの時間を考えるとゆっくりくつろげない、予約も取りづらいというストレスから解放されます。◆ママの横でキッズカットも!子供は、赤い車のキッズ用チェアーに乗って、80種類以上ものDVDから好きなものを選び、機嫌DVDを見ているうちに、かわいく&かっこよくカットしてくれます。優しく且つ丁寧にカットしてくれるのでヘアスタイルも長持ち!◆雑誌がズラリ、飲み物サービスも家では雑誌を読む時間さえないママには、いろいろな雑誌に少し目を通せるだけでも至福の時間。そしてカラーやパーマの合間に、コーヒーや紅茶を出してくれる気の利きよう。されます。◆駅からのアクセスが子連れママに優しい!最寄りの駅にはエレベーターが完備。駅から徒歩3分と子連れのベビーカーでも通いやすいです。■忙しいママにおすすめ!時短になる部分縮毛矯正私は、髪の量が多く・クセもある髪型で、セットに時間をかけないとキマりませんでした。そんな悩みを持っていた時にすすめられたのが「部分縮毛矯正」。髪全体ではなく、前髪&トップの部分だけ施術してもらったら、朝のセットはもちろん、夜のドライも指通りよく早くまとまり大きな時短に! そしてボリュームダウンし過ぎず、ボブスタイルもきれいに見えます。ゆっくり相談できて、自分の悩みにあったアドバイスもくれる、子連れで行っても癒される空間だからこそ! の満足感です。ヘアー&メイクmyu:ku(みゅーく)東京都練馬区石神井町4-6-2Tel.03-5372-2988(予約優先)平日/am10:00~pm8:00日・祝日/am9:00~pm7:00定休日/火曜日・第三水曜日西武池袋線 石神井公園駅北口より徒歩3分※税込価格●カット(シャンプー・ブロー) ¥4,326 (小学生まで¥2,600 中学生¥3,245 高校生¥3,893)●カラー(ブロー) ¥6,026~ 公式サイト
2014年08月31日9月1日は防災の日ですが、東日本大震災以来、防災について考えることは増えたのではないでしょうか。家に防災用品をそろえたり、家の近くの避難場所を確認しておいたり、やるべきことはたくさんありますね。いつくるかわからない災害だからこそ、準備はしっかりしておきたいものです。(C) naka - Fotolia.comキリンビバレッジ株式会社は、東日本大震災を機に水を扱う飲料メーカーとしての使命から、有事の際でも最低限の水分を確保できるよう、日頃から無理なく無駄なく備蓄品をストックする「スマートストック」を推進しているそう。2011年より、小学生の子どもがいる30~49歳の母親800名に対し、「震災時の備えと水分補給に関する調査」を実施し、備蓄や水分補給に対する意識を調べています。2014年7月の調査では、家庭の備蓄の実態を調査するとともに、地震以外にも備蓄が必要となる自然災害に対する意識を調査。その結果を見てみましょう。まず、普段から「自然災害」のことを意識していますか、という問いには、50.2%の人が意識していると答えました。また、普段から地震を含む自然災害を意識している人は、一世帯平均2リットルペットボトル5.22本の水を備蓄しており、そうでない人の約2倍の量の水を備蓄してることがわかりました。ただ、ひとり当たり3日間に必要な備蓄本数が2リットルペットボトル5本であることを考えると、一世帯あたりの備蓄量はまだ足りないよう。普段最も意識している自然災害は67.5%の人が「地震」と回答。地震大国日本らしい回答ですね。その一方で、17.2%が「台風」、6.0%が豪雨など、「地震」以外の自然災害を最も意識している人は全体の3割という結果に。地震以外にも水の備蓄が必要な自然災害は、実は多数発生しているのだとか。災害危機管理アドバイザーの和田隆昌さんによると、地震のほか、台風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、干害、異常低温、異常高温といった日本国内で起きうるほぼすべての自然災害において、水の供給がストップする可能性があるといいます。となると、やはり水の備蓄が大切になってきますね。実際に地震以外の自然災害で水が手に入らなくなった経験があるかを調査したところ、8.4%の人が「ある」と回答。その原因としては台風が最多で4割近く、続いて豪雨(17.9%)、干害(17.9%)と続き、天候による自然災害によって水が手に入らなくなった人が多く見受けられました。自然災害に限らず、何らかの理由で水道が止まった経験がある人は4割近く近くおり、その平均時間は約21.1時間。計画的な断水であっても、長時間水道が止まると、水の備蓄は必要。自分には関係ないと思っていられませんね。現在、2リットルペットボトルの水のストックがあると回答した人は51.6%、ストック本数は一世帯当たり平均3.77本で、昨年より0.23本分減少、震災直後の2011年と比較すると0.37本分と減少していました。備蓄をしない理由としては「消費期限の管理が難しい」 (31.5%)が最多で、続いて「継続するのが面倒」(28.2%)、「備蓄スペースがない」(26.4%)となっています。 また、実際、期限切れしてしまった備蓄品の1位は水で、約1/8の人が期限切れの経験があると回答。水の備蓄量の不足や期限切れの経験者数から、「消費しながら備蓄する」習慣が浸透していないよう。 突然に自然災害に襲われても慌てずに済むよう、「家族のあんしん、ストックしましょ。」という考え方をもとに、災害が起こったときのために必要なものを必要なだけ備蓄し、それを日常的に消費して回転させていくスマートストックの実践がオススメだとか。いざというときのために、水の備蓄はとても大切なこと。そしてそれを日常的に消費して、回転させれば、消費期限も守れますね。9月1日の防災の日を機に、スマートストックを始めてみては?・キリン アルカリイオンの水 公式サイト
2014年08月26日独立行政法人 防災科学技術研究所(NIED)は、同社が公開した「防災コンテスト」の参加者申し込みサイトに、意図しないフィッシングサイトが作成されていたと発表した。現在は同サイトを停止し、原因を究明している。今回判明したフィッシングサイトは、NIEDが外部に委託していた「防災コンテスト」参加者申し込みサイトが置かれているサーバー内に独立して設置されたもの。参加者申し込みサイト自体の改ざんは確認されておらず、従って同ページからのフィッシングサイトへの誘導や、申込者の情報の流出なども、現時点では確認されていない。フィッシングサイトの設置は2014年8月9日12時45分に判明し、NIEDは申し込みサイトの運用を停止した。現在は被害状況や侵入経路などを詳細状況を確認中という。同社はこの事態について謝罪するとともに、引き続き原因究明を行っていくとする。
2014年08月12日(くらしHOW研究所より)美容室に行く回数は?「美容室」に関連した役立つ調査結果!サンケイリビング新聞社グループの「リビングくらしHOW研究所」は、「美容室」に関連したアンケートを行った。調査の対象は女性の方で、調査方法はリビング新聞公式のWebサイト「リビングWeb」でのWebアンケート方式で実施された。またサンプル数は886名である。最初の質問「美容室に行く回数は?」について、最も多いのは「3か月に1回」で、次に多いのは「2か月に1回」だった。次いで「美容室に行く時間帯は?」の質問では「平日の午前」が最多で35.6%、また「平日の午後」は28.4%である。続いての質問「現在、髪の長さはどれくらい?」では、全体の約半数ちょっとの方は「ミディアム」の長さを好むようだ。さらに「カラーリングをしているか?」について、全体の半数以上の方は美容室あるいは自宅でカラーリングをしている。カットにかかる費用は?美容室を変える動機は?さらに「美容室で利用しているメニューは?」に対して、「(ブローやシャンプーを含む)カット」は5000円未満で済ましている方が全体の7割以上になり、またパーマやカラーリングを利用しない方が多い傾向がみられる。そして「どんな時、美容室の変更を希望するか?」の問いには、「安い料金で利用したい時」「利用する美容室のサービスが下がった時」「特典キャンペーンや、他の美容室の割引券がある時」などが上位にランクインしている。また「割引サービス」「無料体験メニュー」「ネットなどでの美容室の紹介」などが、他の美容室に行ってみる動機になるようだ。このようなアンケートの結果を参考にして、自身にあった美容室を見つけてみては。【参考】・サンケイリビング新聞社グループ リビングくらしHOW研究所
2014年07月16日三井住友カードは、先進的な米国決済市場の情報収集などを目的として、IT戦略事業部の部内室として、米国カリフォルニア州シリコンバレーに「米国市場調査室」を、2012年11月1日付で設置した。昨今、スマートフォンの加速的普及、国際的な近距離通信規格であるNFCの登場、ソーシャルネットワークの活況などの技術革新、環境変化を背景に、消費者向けに提供されるサービスにも大きな変革の波が押し寄せてきている。国内外の決済市場においても、これまで存在しなかった新しい決済サービスやデバイスが相次いで出現しており、消費者の決済に対する意識、行動にも、今後、大きな変化が生じる可能性がある。三井住友カードでは、このような国内外の動向をうけ、「米国市場調査室」を米国シリコンバレーに設置。先進的な米国決済市場の情報をいち早く取り入れるとともに、研究活動を行い、時代に即した新たな事業・商品・サービスの企画開発をスピードアップ、強化していくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月07日コクヨは日本防炎協会の認定を得た、防災用のフリース毛布「防災の達人」を11月19日に販売する。価格は7,140円。東京都は2013年4月に「東京都帰宅困難者対策条例」を施行。それに伴い、東京都の企業を中心に帰宅困難者を受け入れる準備として、備蓄用品のさらなる需要拡大が見込まれている。中でも毛布の需要は高く、自治体や企業を中心に備蓄が進むと予想される。このほど発売する同商品は、自治体が災害時に活用する毛布に、安全に配慮した難燃性の高い製品を求めていることから、難燃加工した素材を採用。また、保管時の収納にも配慮し、アルミパック加工を施したパッケージで毛布を圧縮している。限られたスペースでの備蓄に最適とのこと。同商品のサイズは、2,000mm×1,400mm×5mm。重さは0.9kg。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月26日化粧品などの製造・販売を行っているドクターシーラボは、9月1日の「防災の日」にちなみ、「防災とスキンケア」についてアンケート調査を行った。調査対象は同社のWeb会員237名。調査期間は8月21日から8月23日。「防災グッズを用意していますか?」と尋ねたところ、全体の57%が「はい」と回答。およそ2人に1人の女性が防災グッズを用意していることがわかる。防災グッズを備えていると回答した女性に「防災グッズの中にスキンケア・メイク用品は入っていますか?」と質問したところ、「はい」と回答した女性は25%だった。一方で、「防災グッズとして、スキンケア・メイク用品を用意したほうがいいと思いますか?」という質問に対して、「思う」と回答した女性は63%にのぼっている。また、防災グッズとして、スキンケア・メイク用品を用意している女性に対して、「どんなアイテムを用意していますか?」と質問したところ、化粧水や乳液など複数の機能が一つになっている「オールインワン化粧品(79%)」がダントツで1位となった。ついで2位「洗顔料(65%)」、3位「化粧水(41%)」、4位「クレンジング(38%)」、5位「日焼け止めアイテム(38%)」となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月30日ビデオリサーチ社は防災意識の表れとして、防災グッズの所有率について調査。全国主要7地区で実施しているACR調査(※)より、東日本大震災後に実施された最新結果を用いて行い、このほど調査内容を発表した。防災グッズの所有状況は、仙台地区は調査を行った7地区の中で37%とトップだった。東日本大震災の影響は大きいようだ。続いて所有率が高かったのは、関東地区の32%。2011年の東日本震災時に帰宅困難となったり、計画停電に該当したりなど、震災の影響を体感した人が多いからではないかと同社は見ている。続いて所有状況が高かった地域は中京地区で28%。30年以上前から想定されている「東海地震」に備えた、日頃からの防災意識の高さがうかがえる。一方、2011年の東日本大震災から比較的遠かったこともあるせいか、所有状況が低かった地域は札幌・関西・広島・福岡地区。11~16%と2割以下の所有状況だった。関西地方は1995年に阪神・淡路大震災に遭遇しているものの、16年以上が経過している。経験の風化や、震災後新たに転入してきた人が増えている影響があるようだ。※ACR調査は、ひとりの生活者に対して媒体接触状況と、消費・購買状況を同時に調査。そこから消費者の動向の把握、ターゲットのプロフィルの把握、媒体計画の立案など、マーケティング・プランニングの際の基礎データのこと。調査エリア(目標有効標本数)は関東(2,600サンプル)、関西(1,700サンプル)、中京(1,700サンプル)、福岡・札幌・仙台・広島(850サンプル)。調査対象は男女12~69歳【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日昨年起こった東日本大震災により防災への意識が一気に高まりました。でも、少し時間がたった今はちょっとおろそかになっている人もいるかもしれません。今回、9月1日の「防災の日」を前に、あらためて防災に対する意識を問い直すとともに、家族と離れて暮らす一人暮らしだからこそ、もう一度確認しておきたい災害時の連絡手段について紹介します。■避難場所を知っていますか?災害が起こったときの避難場所がどこか知っていますか?「一時避難場所」や「広域避難場所」は火災の延焼などから避難する場所で、多くは公園や広場などの屋外です。一方、「収容避難場所」は学校の体育館などで、被災者が当面の生活をする場所。食糧等の必需品が備えられています。自宅や職場付近の避難場所は自治体のホームページなどで確認できます。ちなみに、各都道府県の「一時避難場所」の情報はこちら。調べたら、その情報を家族や恋人、友人などと共有しておくことが大切です。一人暮らしをしていると、自分の家族のことでも情報不足になりがち。自分から積極的に知ろうとしないと、いざというときに情報を得る手がかりすらない可能性があります。家族の職場や学校、かかりつけの病院など、自宅以外でよく行く場所や連絡先など、情報共有しておくことをおすすめします。■複数の連絡手段を共有しよう!災害時に電話やメールがつながりにくい場合でも、「災害用伝言ダイヤル(171)」や「災害用ブロードバンド伝言板」は優先的に使えます。よく知られていることですが、実際には利用したことがない人も多いでしょう。「災害用伝言ダイヤル」に伝言登録するには被災地域の電話番号が必要です。また、せっかく情報を登録しても、相手が電話をかけ、聞いてくれなければ伝わりません。詳細はNTTのホームページに掲載されていますが、防災の日を含め、体験利用ができる日時が設定されています。一度ご家族と練習をしておくと、いざというときの利用がスムーズです。(※ちなみに、NTT東日本の「災害用伝言ダイヤル」情報はこちら。NTT西日本はこちら。)東日本大震災ではTwitterやFace bookといったSNSを使った連絡も有効でした。普段SNSを利用しない人でも、アカウントを持ち、家族とつながっておけば、連絡手段のひとつとなります。「SNSなんてチンプンカンプン…」というご家族には、家族共通の災害用Twitterアカウントを作り、ユーザー名や暗証番号を共有し、家族全員が書き込めるようにしておくのがおすすめです。帰省などの際にパソコンや携帯電話から利用できるよう設定および練習をしておきましょう。(一人暮らしアドバイザー:河野真希)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月20日昨年起こった東日本大震災により防災への意識が一気に高まりました。でも、少し時間がたった今はちょっとおろそかになっている人もいるかもしれません。今回、9月1日の「防災の日」を前に、あらためて防災に対する意識を問い直すとともに、家族と離れて暮らす一人暮らしだからこそ、もう一度確認しておきたい災害時の連絡手段について紹介します。■避難場所を知っていますか?災害が起こったときの避難場所がどこか知っていますか?「一時避難場所」や「広域避難場所」は火災の延焼などから避難する場所で、多くは公園や広場などの屋外です。一方、「収容避難場所」は学校の体育館などで、被災者が当面の生活をする場所。食糧等の必需品が備えられています。自宅や職場付近の避難場所は自治体のホームページなどで確認できます。ちなみに、各都道府県の「一時避難場所」の情報はこちら。調べたら、その情報を家族や恋人、友人などと共有しておくことが大切です。一人暮らしをしていると、自分の家族のことでも情報不足になりがち。自分から積極的に知ろうとしないと、いざというときに情報を得る手がかりすらない可能性があります。家族の職場や学校、かかりつけの病院など、自宅以外でよく行く場所や連絡先など、情報共有しておくことをおすすめします。■複数の連絡手段を共有しよう!災害時に電話やメールがつながりにくい場合でも、「災害用伝言ダイヤル(171)」や「災害用ブロードバンド伝言板」は優先的に使えます。よく知られていることですが、実際には利用したことがない人も多いでしょう。「災害用伝言ダイヤル」に伝言登録するには被災地域の電話番号が必要です。また、せっかく情報を登録しても、相手が電話をかけ、聞いてくれなければ伝わりません。詳細はNTTのホームページに掲載されていますが、防災の日を含め、体験利用ができる日時が設定されています。一度ご家族と練習をしておくと、いざというときの利用がスムーズです。(※ちなみに、NTT東日本の「災害用伝言ダイヤル」情報はこちら。NTT西日本はこちら。)東日本大震災ではTwitterやFace bookといったSNSを使った連絡も有効でした。普段SNSを利用しない人でも、アカウントを持ち、家族とつながっておけば、連絡手段のひとつとなります。「SNSなんてチンプンカンプン…」というご家族には、家族共通の災害用Twitterアカウントを作り、ユーザー名や暗証番号を共有し、家族全員が書き込めるようにしておくのがおすすめです。帰省などの際にパソコンや携帯電話から利用できるよう設定および練習をしておきましょう。(一人暮らしアドバイザー:河野真希)
2012年08月20日ディノスはこのほど、2012年1月1日~7月26日までのディノスオンラインショップで人気が高かった防災用品を発表。1位となったのは、阪神・淡路大震災の被災者であり防災士の資格を持つ田中廣さんが自身の体験もとに開発した「サバイバルローラーバッグ」だった。上位には避難時に外に持ち出す防災グッズセットがランクイン。1位の「サバイバルローラーバッグ ディノス特別セット」は、家族2~3人が2~3日を過ごすための防災用品34点がセット。ディノス特典として「サバイバルマニュアル」が付属している。価格1万9,800円(税込み)。2位は昨年7月の発売以来好評を得ている「お洒落な防災グッズセット(バックパックタイプ)」。災害時に本当に必要なアイテムを厳選した高品質・高機能な企画商品で、すぐに持ち出せるよう“玄関に出したまま備えられるお洒落なスタイル”が評価を得ている。基本セットは1万9,900円(税込み)、フルセットは2万9,900円(税込み)。また、バッグパックタイプに加え、トートタイプ(基本セット1万8,900円、フルセット2万8,900円。いずれも税込み)も新たに登場。両タイプとも、フルセットには長期保存可能な水や食料や簡易トイレなどをセットしている。人気ランキング3位はトイレの凝固・消臭剤、4位は電動アシスト自転車 スペシャル仕様 パンクレスタイヤが入った。また関連新商品として、「ハウススタイリングセレクト サバイバルセット」を発売している。災害時に役立つ七つ道具と、デザインにこだわったバッグのセットで、デイパック&七つ道具は2万4,800円(税込み)、サバイバル七つ道具は1万3,470円(税込み)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月07日