劇団四季『ライオンキング』『アラジン』『ノートルダムの鐘』の主演ほか、東宝ミュージカル『レ・ミゼラブル』『ジャージー・ボーイズ』と話題作に続々と出演し、今最も勢いのある若手ミュージカル俳優・海宝直人。今年5月には、オペラショー「トライオペラス」のメインキャストとしてロンドンデビューを果たし、人気実力共にトップとなった海宝が、自身初のオーチャードホールでのソロコンサートを開催することが決定した。「海宝直人 IN CONCERT」チケット情報現在公表されている予定楽曲は『アラジン』より「Proud of Your Boy」『ノートルダムの鐘』より「Out There」があり、ほかにも出演作品や自身がセレクトした名曲の数々をお届けする一夜限りのプレミアム・コンサートとなっている。只今チケットぴあにて最速先行を実施中、9月2日(日)まで受付。■海宝直人コメント僕にとってソロシンガーとして初めてとなるオーチャードホールでのコンサート。小さなライブハウスからスタートして、少しずつ活動の場を広げてきたソロコンサートですが、今日まで本当に沢山の方々の応援に支えられて歌い続けてくることができました。そんな皆さんへ感謝の気持ちを歌う事でお伝えできたらと思っています。特に今年はロンドンやポーランドなど海外での経験を通して様々な事を学びました。劇場でお会いした際に少しでも成長を感じていただけるように心を込めて歌います。今回のライブでは僕が出演した作品の中からはもちろんですが、僕が大好きな作曲家の名曲を沢山お届けしたいと思っています。そして12月と言えばクリスマス! クリスマス気分を味わっていただけるような楽曲もお届けします。皆さんと一緒に、心温まるようなコンサートにしたいと思っていますので、是非遊びに来てください!お待ちしております!■「海宝直人 IN CONCERT」日時 : 2018年12月10日(月)19:00開場/19:30開演会場 : Bunkamura オーチャードホール
2018年08月16日劇団四季のミュージカル『ノートルダムの鐘』は、今までのディズニーミュージカルとは一味も二味も違う作品になっている。ディズニー製作のミュージカル。これだけで、作品の質はある程度保証されていると言っていい。一目で作品の世界観に引き込む舞台装置に、耳に残る楽曲。エンタメ性と同時に深いテーマ性もあり、全方位的に楽しめる作品ばかりだ。ただ、ディズニーミュージカルのすべてが華やかでファンタジックな作品だとは限らない。『ライオンキング』や『アラジン』のような気持ちで『ノートルダムの鐘』に足を運べば、きっとポカーンとしてしまうに違いない。舞台の上に広がるのは、陽の差し込む寺院のセット。静謐さの漂う雰囲気だけで、このミュージカルが、これまでの作品とはカラーが違うことがわかる。そしておもむろに、静かで美しく荘厳なコーラスが流れて物語が始まる。主人公は醜い容姿に生まれた青年で、ヒロインは妖艶で美しいけれど貧しいジプシー。そこで繰り広げられるのは、容姿や生まれ育ちによって迫害される人々と、醜い欲望を抱いた聖職者との対立だ。うっとりするラブロマンスも陽気なダンスも、わかりやすいヒーローもプリンセスも、ここには登場しない。主人公もヒロインも人間の弱さと強さの両方を抱え、その矛盾のなかで悩み惑い、時に間違いを犯しながら、自らの頭で考え、必死に自らの生き方を探していく。そのひたむきなドラマに、気づけばのめり込み、彼らの動向から目が離せなくなっている。ラストに、思い描くようなハッピーエンドではないけれど、清々しいエンディングが待っていて、感動がじわりと染み入る。重厚感のある大人なミュージカルなのだ。『ノートルダムの鐘』上演中~8月28日(火)横浜・KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>S席1万1880円~サイドC 席3240円ほか(すべて税込み)劇団四季予約センターTEL:0120・4894449月22日(土)からは名古屋四季劇場で上演。©Disney撮影:上原タカシ※『anan』2018年6月13日号より。文・望月リサ
2018年06月08日海老澤健次と鐘ヶ江洸によるイベント『カネエビ』が今年も開催される。3度目となる今回から新たな取り組みが始まる本イベントについて、鐘ヶ江に話を聞いた。【チケット情報はこちら】これまで毎年行ってきたふたりのバースデーイベント「カネエビ祝賀会 vol.3 ~相変わらずゆるりとやるよ~」に加え、「カネエビ2人芝居 vol.1 ~役者の階段のぼる、おれらただの演劇人さ~『であい』Featuring, 菅野臣太朗&開沼豊」として2人芝居を上演する今回。菅野臣太朗と開沼豊がそれぞれ脚本・演出を務める。そもそも『カネエビ』のはじまりは「ミュージカル『忍たま乱太郎』で共演した海老澤くんと僕で、最初はただ単に仲が良くて、ふたりでイベントをやろうかっていう話になって。じゃあWバースデーイベントを、というのが発端でした」と振り返る。そんな風に始まり、ふたりで企画してきたイベントも今年で3回目。これまではトーク中心のイベント「カネエビ祝賀会」のみだったが、「さて今年はなにをしようってときに、役者としてのイベントがしたいねって話をして。じゃあお芝居をしよう、ふたりでしよう、2人芝居だ!と、こういうカタチになりました。それで、作・演出を、ミュージカル『忍たま乱太郎』の演出でお世話になった菅野さんと、(同作で)共演した豊さんにお願いして。ふたりとも“お前らがやるなら手伝うよ!”と言ってくれて、嬉しかったです」今回のテーマ『であい』。これは鐘ヶ江にとって大切な言葉なのだそう。「僕が東京に出てきて、菅野さんと出会い、ミュージカル『忍たま乱太郎』が決まり、海老澤さんとであい、豊さんとであい…『であい』がどんどんつながっていく。今の現場が次につながって仕事なので『であい』に感謝したいねって話を菅野さんとしたことがあって、それからずっと言い続けている言葉なんです。それでせっかく2人芝居をやるならまずはそこだろうってことで『であい』っていうテーマを決めました」「今までの『カネエビ』は僕らのことを知らないと来にくいイベントだったと思うのですが、2人芝居はぜひ演劇を観に来ていただけたらと思っています。ふたりが2作品同時に挑戦して、脚本や演出によってこんなに変わるんだっていうところも面白いと思いますし、僕らの想いも詰まっているので、ぜひ楽しんでほしい。そして最後は『祝賀会』で。こちらは例年通り、ダルダルのうだうだの会です(笑)。どちらもお待ちしています!」海老澤の印象を「お母さんです」と語った鐘ヶ江。性格も特技も違うというふたりが挑戦する「カネエビ2人芝居」は11月1日(水)から4日(土)、「カネエビ祝賀会」は11月5日(日)に東京・シアター代官山にて上演。取材・文:中川實穗
2017年10月03日ディズニー映画の作曲家として知られるアラン・メンケンが、『ノートルダムの鐘』の実写化の可能性を示唆した。『アラジン』や『美女と野獣』などを手がけたメンケンは、ディズニーがどの名作をリメイクしようとしているのかについては詳細を明かそうとしないながらも、個人的には『ノートルダムの鐘』のリメイク版を見たいとの意向を語った。オリジナルのアニメ版でも音楽を担当したメンケンは、NMEとのインタビューでこう語る。「まだ何も言えないけど、『ノートルダムの鐘』は実写版でも素晴らしい作品になると思う」ヴィクトル・ユゴー著作『ノートル=ダム・ド・パリ』を原作とした同作は、容姿の醜いカジモドがパリのノートルダム大聖堂の鐘楼でいつか普通の生活を送ることを夢見て暮らすが、主人のフロローにより軟禁状態を強いられる。しかしジプシーの美しい少女エスメラルダとの出会いをきっかけに、ジプシーたちを助けるためフロローに立ち向かうことに決める。ディズニーはここ数年に渡って『マレフィセント』『シンデレラ』『ジャングル・ブック』など名作を次々に実写化しており、最近の『美女と野獣』では大ヒットを収めていた。今後には『ライオン・キング』『ムーラン』『ダンボ』『リトル・マーメイド』もリメイクを控えている。(C)BANG Media International
2017年07月29日昨年12月に東京で日本初演を迎えた劇団四季の新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』が、7月23日(日)から9月28日(木)まで、京都劇場にて上演される。劇団四季「ノートルダムの鐘」チケット情報物語の舞台は、15世紀末のパリ。ノートルダム大聖堂に隔離されている鐘突きのカジモド、カジモドを世話する大聖堂大助祭フロロー、警備隊長フィーバス、そしてこの3人が同時に愛するジプシーの娘エスメラルダの4人を中心とした、愛の物語。本作について、カジモド役のひとりである飯田達郎は「この作品ほど心を揺さぶられたことはない」と、しみじみ語る。「人間は、宗教、人種、価値観の違いによって偏見を持つことも多く、その象徴としてカジモドがいると思うんです。そして、カジモドには人間の持つ寂しい思いや恥じらい、エスメラルダは美、フロローは嫉妬…と、それぞれが何かを象徴するようなキャラクターになっているんです。だから、お客様は誰かに共感したり、リンクするものがある。それは世代や性別によっても異なりますし、その時のその人の状況によっても変わってきます。けれど、“愛は宿命を変えられるか”という根本のテーマは共通していて、物語の光と闇につながっている。だから、どんな人も心動かされるのだと思います」。劇団四季の作品の中でも新たな試みが取り入れられている本作。舞台はシンプルに、芝居や動きは俳優に委ねられている部分も多いのが特徴だ。「基本的な動きは決められていますが、自由な交流や自由な動きが認められていて、その日のお客様とその日のキャストで作り上げる感覚があります。美術も大きなセットに頼らずに、木でできた板がベンチになったり、壁になったり、坂道になったりと、マンパワーで動かしていくんです。それがよりお客様の想像をかき立てると思いますし、だからこそ感動も大きいのだと思います。それに、客席から見える位置にクワイアという聖歌隊を配置するのも初めての試み。演じていても毎回新しい発見がありますし、新鮮に感じます。人間力がすごく試される舞台なので、俳優も常に120%の気持ちで臨んでいます」。宿命とどう向き合って生きるのか、他者を認めること、お互いに理解し合うこと…。本作から受け取るメッセージは多い。「時代が変わっても変わらないものがあるという、普遍的なテーマを持った作品なんですよね。本当にいろんな要素が詰まっているので、何度観てもいろんな目線で楽しめると思います」6月25日(日)まで東京・四季劇場[秋]にて上演中。その後、7月23日(日)から9月28日(木)まで京都劇場にて上演。取材・文:黒石悦子
2017年05月01日昨年12月に劇団四季の新作ミュージカルとして東京で開幕し、注目を集めている『ノートルダムの鐘』が、7月23日(日)より京都劇場で上演される。その成功祈願が京都・高台寺で行われ、主人公・カジモド役のひとり飯田達郎と、ヒロイン・エスメラルダ役のひとり岡村美南が参詣した。劇団四季「ノートルダムの鐘」チケット情報『ノートルダムの鐘』は、『レ・ミゼラブル』でも知られる文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作。このミュージカル版は、1996年にディズニーの長編アニメーションとして公開されたものをベースに作られ、2014年にアメリカで開幕した。物語の舞台は15世紀末のパリ。ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形のカジモド、カジモドを世話する大聖堂大助祭フロロー、警備隊長フィーバスという男たちが登場。この3人の男と、彼らに愛されるジプシーの娘エスメラルダが織りなす、切なくも美しい愛の物語だ。成功祈願のご祈祷を受けたのは、壁や天井一面に涅槃図が貼り巡らされた利生堂。思わずスッと背筋が伸びるような空間で、般若心経が唱えられる中、役者やスタッフが公演成功を祈念した。そして、カジモドが劇中で大聖堂の鐘楼に住み、鐘をつくことに絡めて、飯田が高台寺の鐘楼前で劇中ナンバー『陽ざしの中へ』を奉納。さらに岡村と共に高台寺の鐘をつき、美しい音を響かせた。飯田が披露したナンバー『陽ざしの中へ』は、カジモドとして初めて歌う曲。外の世界と隔離され、塔の上から街を眺めて暮らすだけのカジモドが、外界への憧れを歌い上げる。「外の世界に憧れる彼の強い意志を表した曲で、物語の軸になる曲です。“たった一日だけ人と触れ合うことができたら”と、神様にお祈りするような気持ちで歌っています」と、曲への思いを語る。他にも劇中ではスティーヴン・シュワルツ作詞、アラン・メンケン作曲による数々の重厚な楽曲が展開される。また岡村は「時代を選ばない普遍的なテーマがある」と、本作の魅力を語る。「今は不寛容な時代と言われていますが、この作品では他者をいかに受け入れるかということも描かれていると思います。だから、今の時代にこの作品を劇団四季で上演できることに意義を感じています。そして音楽やテーマは重厚ですが、演出はとてもシンプルで、お客様の想像力をかき立てるものになっていますので、関西のお客様にどう受け入れられるか、すごく楽しみにしています」。6月25日(日)まで東京・四季劇場[秋]にて上演中。その後、7月23日(日)から9月28日(木)まで京都劇場にて上演。京都公演のチケットは4月22日(土)10:00より発売開始。一般発売に先駆け、4月21日(金)23:59まで、ぴあスペシャルシートS1席の先行先着プリセールを受付中。取材・文:黒石悦子
2017年04月21日劇団四季の最新ミュージカルにして、「美女と野獣」「ライオンキング」「アイーダ」「リトル・マーメイド」「アラジン」に続く6作目のディズニー作品ミュージカルとなる「ノートルダムの鐘」が、先日12月11日より待望の開幕!初日公演には待ちに待った観客が詰めかけ、大好評のスタートを切った。世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作「Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)」に発想を得た本作。15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、大聖堂大助祭フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘エスメラルダが綾なす愛の物語が描かれる。ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作した今回の演出版では、ユゴーの原作のアプローチを最重視し、人間誰しもが抱える明と暗の様相を繊細に表現。従来のファンタジックなイメージとは一線を画す、ドラマティックでシリアス性が印象的な“大人のための演劇作品”に仕上がっている。2014年に米国カリフォルニア州サンディエゴのラ・ホイヤ劇場で、翌15年には同ニュージャージー州ペーパーミル劇場で上演されており、批評家からは「心に強く訴え、熱烈に感情を揺さぶる。素晴らしいパフォーマンスに促され、観客は喝采する」(「Variety」誌)、「強力で魅力的。愛と報復の物語に新鮮な深みを得る。圧倒的な喜び」(「The San Diego Union-Tribune」)など好意的な評価を獲得。新たな大人の観客層の来場に成功している。そしてこの度、待望の日本公演が11日より東京の四季劇場[秋]にて開幕。初日公演の客席は、待ちに待った日本公演の開幕を見守ろうと集まった観客の皆様で埋め尽くされ、開演前から期待と興奮の熱気で一杯だったという。本編終了後のカーテンコールでは、会場から万雷の拍手が上がり、カーテンコールは実に7回にもおよんだほど。本ミュージカルの東京公演は、2017年6月25日(日)まで上演。なお同公演では、開幕前ながら千秋楽公演分までの9割に迫るチケットが販売済みという大人気ぶり。これに伴い、再来年2018年4月よりKAAT神奈川芸術劇場<ホール>での上演が決定。ぜひチェックしてみて。ミュージカル「ノートルダムの鐘」は、12月11日から2017年6月25日(日)まで四季劇場[秋]にて開幕。2018年4月よりKAAT神奈川芸術劇場<ホール>にて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年12月13日12月11日(日)に開幕する劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』。初日を目前に控えた8日、公開舞台稽古が開催され、その全貌がひと足早く報道陣に披露された。四季『ノートルダムの鐘』チケット情報『ノートルダムの鐘』は15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモド、彼を世話する大聖堂大助祭フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛するジプシーの娘エスメラルダを中心に紡がれる物語。2014年にアメリカで開幕したこのミュージカル版は、1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、アニメで使用された名曲の数々も多数登場する。アニメ版でも印象的だったナンバー『ノートルダムの鐘』から始まり、哀愁溢れるメロディがグッと物語の中へ観客の心を誘うオープニング。だがアニメでは描かれなかったフロローの暗い過去やカジモドとの関係性、フィーバスの心の傷なども描かれ、よりディープな“大人のための演劇作品”となっている。大きなセット変換などはなく、木組みで作られたカジモドの住む鐘楼が、ベンチや柵を効果的に動かすことで、街中やジプシーたちの隠れ家へと変化していく。出演者も、ローブを脱ぎ着することで、どんどん違うキャラクターになっていく。シンプルだが演劇的で、想像力をかきたてられる演出が印象的だ。何よりも、シンプルだからこそ作品の要である音楽の良さも際立ち、役柄の感情を歌にぶつける出演者たちの熱唱が耳に残った。この日のカジモド役は、『キャッツ』のラム・タム・タガーや『リトルマーメイド』のエリックなど、これまでも劇団で主要な役を務めてきている飯田達郎。内にこもっていたカジモドの心が、物語が進むにつれ外に溢れ出していく、その感情の流れが見事だった。その飯田は「この作品では、愛にまつわる4人の関係を描きながら、“人間は、自分と異なる他者に接したときにどうすべきか”というメッセージも提起されています。15世紀末の中世パリでの出来事ですが、まさにこれは現代を映した嘘偽りない人間ドラマです。カジモドという役を通して、その本質的なメッセージをお伝えすることができたらと願っています」とコメントした。『ノートルダムの鐘』は12月11日(日)に東京・四季劇場[秋]にて開幕、東京公演は6月25日(日)まで。チケットは発売中。その後2017年7月には京都劇場でも上演されるが、さらに2018年4月からKAAT神奈川芸術劇場での上演も発表された。
2016年12月09日「美女と野獣」「ライオンキング」「リトル・マーメイド」「アラジン」など、これまでもディズニー作品のミュージカルを多数上演してきた劇団四季の最新ミュージカル「ノートルダムの鐘」。本公演を12月11日(日)に控えた11月24日、メインキャラクターの歌唱シーンなどの稽古模様が公開された。世界的文豪ヴィクトル・ユゴーの代表作「Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)」に発想を得た本ミュージカル「ノートルダムの鐘」。舞台は15世紀末のパリ――ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘エスメラルダが綾なす愛の物語が描かれる。ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作した今回の演出版では、ユゴーの原作のアプローチを最重視し、人間誰しもが抱える明と暗の様相を繊細に表現。まさに“大人のための演劇作品”といえる仕上がりになるという。この日は、四季芸術センターにて稽古を実施。主人公・カジモドが鐘楼の外の世界への憧れを歌うナンバー「陽ざしの中へ」、メインキャラクターが登場する“道化の祭り”冒頭シーン、そしてフロローの葛藤を歌う「地獄の炎」の稽古の様子が公開された。来日した海外スタッフたちの熱気あふれる指導の様子に、取材陣からは大きな拍手が起こる場面も。来週から舞台稽古がスタートする予定だという。公開稽古後の取材では演出を務めるスコット・シュワルツと、カジモド役候補の『ライオンキング』シンバ役、『アラジン』アラジン役を演じる海宝直人、『リトルマーメイド』エリック役ほかで活躍する飯田達郎、『マンマ・ミーア!』スカイ役『ウェストサイド物語』トニー役を務める田中彰孝の3人が登場。スコット氏は本作へのアプローチについて、「ユゴーの原作に立ち返り、1482年のパリに存在した演劇手法を用いて、人間性や人間の本質を描くことにこだわりました」と話し、「観客の皆様の想像力もお借りし、まさに共同作業のように、この『ノートルダムの鐘』という世界観を描いていくことが私の狙いです。完成された演劇作品を観ると同時に、ユゴーの小説をあたかも読み解いているような体験をご提供したい」と思いを語る。また、「稽古を進めていく中で、今回の参加俳優たちのスキルの高さには驚いているところで、皆と一緒に作品を創りあげていることに喜びを感じています。初日に向けて、さらに作品を深めていきたい」と、稽古が順調であることを伺わせた。ミュージカル「ノートルダムの鐘」は、12月11日(日)より四季劇場[秋]にて開幕。(text:cinemacafe.net)
2016年11月25日12月に開幕する劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』。その稽古の様子が11月24日、報道陣に公開された。劇団四季『ノートルダムの鐘』チケット情報『ノートルダムの鐘』は15世紀末のパリ、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモドを中心とした物語。カジモドと、彼を世話する大聖堂聖職者フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛する娘エスメラルダの間で繰り広げられる人間ドラマが描かれていく。ミュージカル版は1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、アニメと同じ楽曲も使用されるが、ストーリーとしてはヴィクトル・ユゴーの原作小説に回帰し、人間それぞれが抱える光と闇に焦点を当てている。この日の稽古場では3つのシーンが披露された。まずはカジモドが鐘楼の外への世界への憧れを歌うナンバー『陽ざしの中へ』を、カジモド役候補の海宝直人が力強い声で歌う。異形の存在であるカジモドは、背を丸め、脚をひきずり、話す声も絞り出すようなもの。しかし歌いだすと一変、彼の内面の美しさが発露されるように、美しい歌声だ。体当たりの演技を見せる海宝の姿に、報道陣も集中して見入る。続けてエスメラルダ、フィーバス、フロローらメインキャラクターが勢ぞろいする“道化の祭り”のシーン。エスメラルダ役候補の岡村美南の健康的な色気、長い手足が映える美しいダンスがひときわ目を引く。さらに聖職者の身でありながらエスメラルダに邪な感情を抱いたフロローの葛藤を歌うナンバー『地獄の炎』へと。ここではベテランの芝清道が、魂をぶつけるかのような大熱唱。このミュージカルの見どころのひとつであるクワイヤ(聖歌隊)とともに、ドラマチックかつ荘厳な世界観を表現していた。またシーン披露の合間には、演出のスコット・シュワルツが俳優たちのそばに行き、1曲の中のキャラクターの心情の変化を丁寧に、身振りを交えてアドバイスをしている姿も印象に残った。稽古場披露後は、カジモド役候補の海宝、飯田達郎、田中彰孝の3人と、シュワルツ氏の合同取材も開催。本作の演出意図をシュワルツ氏は「実際の原作は、非常に残酷で痛々しい作品であり、ディズニー作品ではなかなか取り上げない領域。でもその中核にはやはり希望があり、闇を排除する光が表現されている。劇場版を作るにあたり、ユゴーが描いた闇を忠実に表現しつつ、それでも望みを諦めないといった点を意識した」と説明。カジモド役候補の3人は、「カジモドはピュアで、まっすぐ。それゆえに傷付き傷付けられる。そういう繊細さがありながら肉体的にはパワフル。そこをきちんと表現したい」(海宝)、「僕は作品の中心(主人公)の役どころをするのが、今回が初めて。未知の領域ですが、俳優としても人間としても大きく一歩前に出れる役になると思っています」(飯田)、「楽曲はアニメ版と同じものを使っている部分がありますが、その中で歌われている感情は、より原作に近づいていたり、よりお客さまに対して生の感覚をぶつけるものになったりしています」(田中)と、それぞれ心境や意気込みを語った。『ノートルダムの鐘』は12月11日(日)に東京・四季劇場[秋]にて開幕。
2016年11月25日世界的文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作で、これまで幾度の映画化・舞台化されている「ノートルダムの鐘」が、劇団四季の新作ミュージカルとして12月11日(日)より四季劇場[秋]にて上演されることが決定。6月8日(水)に製作発表会が行われ、早速メインキャスト候補生が劇中ナンバーより3曲を披露した。舞台は15世紀末のパリ。ノートルダム大聖堂の鐘楼に住むカジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛してしまうジプシーの娘エスメラルダが綾なす愛の物語――。世界的文豪ヴィクトル・ユーゴーの原作のアプローチを重要視し、人間誰しもが抱える明と暗の様相を繊細に描き出す本舞台。楽曲は、アカデミー賞にノミネートされたディズニー劇場版長編アニメーション(1996年)に基き、作曲アラン・メンケン(『アラジン』『美女と野獣』)と作詞スティーヴン・シュワルツ(『ウィキッド』)が担当。脚本をピーター・パーネル(『On a Clear Day You Can See Forever』)、演出をスコット・シュワルツ(『Jane Eyre』)が手掛け、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズが製作。2014年には米国カリフォルニア州サンディエゴのラ・ホイヤ劇場で、翌2015年には同ニュージャージー州ペーパーミル劇場で上演。メンケンとシュワルツによる抒情的な楽曲と、演出スコット・シュワルツによるシアトリカルでシンボリックな表現形式が、作品をより魅力的に構成。さらに、音楽を作品の柱の1つに据える狙いから、中世の典礼劇や宗教礼拝よろしくクワイヤ(聖歌隊)を舞台上に置いた点や、世界観を象徴的にまとめた装置と俳優の身体を駆使した所作や歌唱によって、物語を進行させていく点は、特筆すべきものといえる。実際に、批評家からは「心に強く訴え、熱烈に感情を揺さぶる。素晴らしいパフォーマンスに促され、観客は喝采する」(「Variety」誌)、「強力で魅力的。愛と報復の物語に新鮮な深みを得る。圧倒的な喜び」(「San Diego Union-Tribune」)と高い評価を得ている。そして今回、劇団四季の新作ミュージカルとして「ノートルダムの鐘」の製作が決定。製作発表会には、ディズニー・シアトリカル・プロダクションズより国際戦略担当ディレクターのフェリペ・ガンバ、劇団四季 代表取締役社長・吉田智誉樹が登壇。来場した200名を超える報道関係者からは、質問が相次ぎ、公演への期待の大きさを伺わせた。また公開オーディションにより選ばれたメインキャスト5役計11名の出演候補者が発表。出演者代表でフロロー役候補・芝清道は「私自身、この『ノートルダムの鐘』の音楽を初めて聞いたとき、心が震え、鳥肌が立ちました。そして原作を読んだとき、胸がいっぱいになりました。このような素晴らしい作品の開幕に携わることができて、大変光栄です。初日というスタートラインに向かって、スタッフ、キャスト一丸となり、全身全霊で稽古に挑み、この作品の感動を多くの皆さまにお届けできるよう全力を尽くしていきたいと思います」と意気込みを語った。さらに、候補キャスト3名が劇中ナンバーより3曲を披露。カジモド役候補・海宝直人が「Out There」、エスメラルダ役候補・岡村美南が「God Help the Outcasts」、カジモド役候補・飯田達郎が「Made of Stone」を歌唱し、会場からは大きな拍手が起きたという。各キャストの出演タイミングは、稽古の状況、また劇団が同時に展開するほかの作品のキャスティング状況などを総合的に判断して決定されるそうだ。従来のディズニーミュージカルの“ファンタジック”“幸福感”とは違った、“ドラマティック”“シリアス性”が印象的な“大人のための演劇作品”――劇団四季の新作ミュージカル「ノートルダムの鐘」を楽しみに待ちたい。ミュージカル「ノートルダムの鐘」は、12月11日(日)より四季劇場[秋]にて開幕。(text:cinemacafe.net)
2016年06月08日劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』の製作発表が6月8日、都内にて行われた。全キャストを公開オーディションで決定することも発表されていた本作だが、この日、主要5役の出演キャスト候補も発表に。主人公のカジモド役候補は、海宝直人、飯田達郎、田中彰孝。『ノートルダムの鐘』は文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作。15世紀末のパリ、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモド、彼を世話する大聖堂聖職者フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛する娘エスメラルダの間で繰り広げられる、切なくもドラマチックな愛の物語だ。1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、2014年にアメリカで開幕した作品を、今回日本で初めて上演する。複雑な人間心理や葛藤が描かれながらもハッピーエンドを迎えたアニメ版とは異なり、ミュージカル版はユーゴーの小説に回帰。シリアスで、しかし美しい、大人の作品となっている。劇団四季の吉田智誉樹代表取締役社長も、「従来のディズニーミュージカルの印象が“ファンタジックで幸福感に溢れるもの”とすれば、今回は“ドラマチックで宿命感に溢れるもの”になっている。明と暗、登場人物が抱える宿命を描き出すことで、立体的な人間ドラマが立ち上がっている」とその魅力を語り、「非常に大人向けの作品で、今の四季の上演活動を支える新たなレパートリーになりえる」と期待を話した。キャストは劇団内外を問わないオープンオーディションが行われ、その結果にも注目が集まっていたが、主人公のカジモドは、『レ・ミゼラブル』マリウス役などで人気を博す海宝直人が劇団外から参加、ほか『オペラ座の怪人』ラウル役などを演じている飯田達郎、『ライオンキング』シンバ役などを当たり役としている田中彰孝が選ばれた。出演者を代表し、フロロー役の芝清道は「私自身、この『ノートルダムの鐘』の音楽を初めて聴いた時、心が震え、鳥肌がたちました。そして原作を読んだ時、胸がいっぱいになりました。このような素晴らしい作品の開幕に携わることができて、大変光栄です」と挨拶。実力派が揃ったこのキャスト陣の熱演に期待したい。公演は12月11日(日)に東京・四季劇場[秋]にて開幕。チケットは10月15日(土)に一般発売を予定している。●『ノートルダムの鐘』出演候補キャスト【カジモド】海宝直人(※外部キャスト)/飯田達郎/田中彰孝【フロロー】芝 清道/野中万寿夫【エスメラルダ】岡村美南/宮田 愛【フィーバス】佐久間 仁/清水大星【クロパン】阿部よしつぐ/吉賀陶馬ワイス
2016年06月08日劇団四季が今年12月に海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』を上演することを発表した。ミュージカル『ノートルダムの鐘』は世界的文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』を原作に、2014年に米国で開幕した作品。1996年のディズニー劇場版長編アニメーションをもとに、『美女と野獣』『アラジン』等を手がけたアラン・メンケンが音楽を、『ウィキッド』等を手がけたスティーヴン・シュワルツが作詞を担当している。15世紀のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む男カジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛するジプシーの娘エスメラルダを中心に、人間が抱える暗部と、その中に輝く愛の美しさを描き出す。今回上演されるディズニー製作版は、大掛かりで機械的な舞台機構に頼らず、世界観を簡潔にまとめた装置の中で、クワイヤ(聖歌隊)を舞台上に終始存在させるなど、きわめて演劇的な演出が見どころ。なお、劇団四季は1996年の長編アニメーション『ノートルダムの鐘』の日本語吹き替え版を担当しており、ファンにとっては待望の上演と言えそうだ。同時に、この上演に向け、全キャストを公開オーディションで決定することも発表された。応募資格は18歳以上、国籍不問。応募締切はメインキャスト・アンサンブルキャストは3月18日(金)18時、クワイヤ(聖歌隊)は3月29日(火)18時。詳細は劇団四季ホームページにて。公演は2016年12月、東京・四季劇場[秋]にて。チケット発売情報などは後日発表。
2016年02月29日劇団四季が今年12月に海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』を上演することを発表した。ミュージカル『ノートルダムの鐘』は世界的文豪ヴィクトル・ユーゴーの代表作『Notre-Dame de Paris(ノートルダム・ド・パリ)』を原作に、2014年に米国で開幕した作品。1996年のディズニー劇場版長編アニメーションをもとに、『美女と野獣』『アラジン』等を手がけたアラン・メンケンが音楽を、『ウィキッド』等を手がけたスティーヴン・シュワルツが作詞を担当している。15世紀のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む男カジモド、その彼を密かに世話する大聖堂聖職者フロロー、同警備隊長フィーバス、そして3人が愛するジプシーの娘エスメラルダを中心に、人間が抱える暗部と、その中に輝く愛の美しさを描き出す。今回上演されるディズニー製作版は、大掛かりで機械的な舞台機構に頼らず、世界観を簡潔にまとめた装置の中で、クワイヤ(聖歌隊)を舞台上に終始存在させるなど、きわめて演劇的な演出が見どころ。なお、劇団四季は1996年の長編アニメーション『ノートルダムの鐘』の日本語吹き替え版を担当しており、ファンにとっては待望の上演と言えそうだ。同時に、この上演に向け、全キャストを公開オーディションで決定することも発表された。応募資格は18歳以上、国籍不問。応募締切はメインキャスト・アンサンブルキャストは3月18日(金)18時、クワイヤ(聖歌隊)は3月29日(火)18時。詳細は劇団四季ホームページにて。公演は2016年12月、東京・四季劇場[秋]にて。チケット発売情報などは後日発表。
2016年02月29日佐藤隆太が主演を務め、『パコと魔法の絵本』の原作で知られるG2と後藤ひろひとのコンビによる舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」の全キャストが、このほど発表となった。物語は中世。住民皆が異なる症状の病にかかり、奇病に冒された、とある町。鐘つき男の“カビ人間"は、かつて美しい容姿に醜い心を持った男であった。しかしいまは、奇病によって心と容姿が入れ替わり、水晶の泉ような心とカビに包まれた醜い容姿を持つ、町の嫌われ者となっていた。カビ人間は、ある日、思った事と反対の言葉しか話せない病に苦しむ娘・おさえに出会う。二人は惹かれ合うようになるが、周囲を渦巻く思惑や裏切りが、いつしか二人を思わぬ悲劇に巻き込んいく…。既に発表されたキャストとして、主演の佐藤さん、ヒロインに「東京パフォーマンスドール」の上西星来の抜擢が話題の本作。このほど発表となった他のキャストには、ドラマ「She」「恋愛あるある。」の白洲迅や、『ごくせん THE MOVIE』の木戸邑弥といった新星から、『東京難民』の大塚千弘、「牙狼-GARO-」シリーズの小西遼生、映画やドラマ、舞台のほか「PON!」にも出演中の中村昌也などの注目俳優や、明樂哲典、マギー、後藤さん、吉野圭吾、篠井英介、村井國夫といった個性派ベテラン俳優など、バラエティ豊かな俳優陣が名を連ねた。「ダブリンの鐘つきカビ人間」は、1996年に後藤さん主宰の劇団「遊気舎」において初演され、その後、演出・G2×脚本・後藤さんのタッグによるプロデュース公演として、2002年には大倉孝二、2005年には片桐仁を主演に迎え上演。10年ぶりとなる今回の再演では、作者であり、2002年上演版、2005年上演版でも王役を演じた後藤さん以外はすべてのキャストが一新されている。キャスト全員のアンサンブルによって、大きな笑いとドラマが作り上げられるのが大きな魅力である本舞台。映像、ミュージカル、ストレートプレイなど、様々なジャンルを横断し活躍する旬の俳優陣たちのアンサンブルに、大きな期待がかかる。舞台「ダブリンの鐘つきカビ人間」は、10月3日(土)~25日(土)渋谷パルコ劇場を皮切りに、大阪他、各地で上演予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月25日