『ビッグ・リボウスキ』や『トゥルー・グリット』で知られるジェフ・ブリッジス(70)が、悪性リンパ腫を患っていることをSNSで公表した。ジェフは「深刻な病気ではあるけれど、素晴らしい医療チームに恵まれ、予後も良好とのことで幸運だと思う」とつづり、治療を始めていることを伝え、回復までの経過を都度知らせると約束した。家族や友人のサポートと愛、ファンからのお見舞いメッセージや祈りに感謝を述べるとともに、大統領選挙に行き、投票するよう呼びかけた。コメント欄にはファンや俳優仲間から激励メッセージが多数寄せられており、バーブラ・ストライサンドは、「ちょうど先週インタビューで、(過去に共演した)『マンハッタン・ラプソディ』について、あなたの素晴らしさや撮影がとても楽しかったということを話したばかりだった。あなたは生きる喜びにあふれている人。少し立ち止まることになっても、乗り切れる」と励ました。その他、『ドア・イン・ザ・フロア』でジェフの娘役を演じたエル・ファニング、MCU映画繋がりのマーク・ラファロ、ジェレミー・レナー、『ビッグ・リボウスキ』と『セブンス・サン 魔使いの弟子』で共演したジュリアン・ムーア、『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』で共演したミシェル・ファイファー俳優仲間がエールを送っている。(Hiromi Kaku)
2020年10月21日先週のライアン・レイノルズの来日で、さらにその勢いを加速させた『デッドプール2』が、ついに6月1日(金)より日本公開。映画ランキング7週連続1位を記録していた『名探偵コナン ゼロの執行人』を抑え、初登場第1位の座を奪取!これで公開83か国すべての国で初登場1位を記録したことになったが、 R15+指定で下ネタや超過激なシーンもありながら、女性客が数多く訪れているという。■『グレイテスト・ショーマン』も超えて俺ちゃん、ご満悦!全国746スクリーンで公開を迎えた本作。前作同様の R15+指定にもかかわらず、金土日の初日3日間で動員37万1,955人、興行収入5億3671万3,800円となり、50億円以上の興収をあげた“俺ちゃん”のライバル(?)ヒュー・ジャックマン主演『グレイテスト・ショーマン』の初日3日間の105%、前作『デッドプール』の113%となる、ぶっちぎりの大ヒットスタートとなった。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でさえ劇場版コナンには勝てなかったこともあってか、公式Twitterも「強敵・江戸川コナンちゃんを破ってNo.1発進」と喜びをツイートしており、最終成績も前作越えは確実。どこまで数字を伸ばすことができるのか、俺ちゃんの記録更新に注目が集まっている。客層としては、ハイティーンから20代の男女が圧倒的に多く、女性客もたいへん多く来場し、満席となる劇場が続出中。今回、プロモーションのため初来日を果たした主演・脚本・製作のライアンは、スペシャルイベントに集結したコスプレ軍団を「世界で一番、日本のコスプレがクレイジー!」と絶賛したが、各地の映画館にはコスプレ姿の観客も登場。終映後のロビーは即席の撮影会と化し、デップー人気を改めて証明している。また、“爪野郎”ウルヴァリンことヒュー様の渾身作『グレイテスト・ショーマン』はリピーターが続出し、一大ブームとなったが、今度は俺ちゃんが『デッドプール2』大旋風を巻き起こしている様子。ファンからも「あと最低5回は劇場で見たいと思います!」「間違いなく今年イチ劇場で笑った。声 出して笑った。素晴らしいファミリームービーだった。」「笑いすぎて喉痛いし体熱いwwwwwwwww」「クソ面白かった♪」と絶賛ツイートが続々、早くもリピーターが増殖中だ。映画としてのクオリティの高さに触れるコメントも多く、エンターテインメント性と質の高さを両立させた作品として、早くも熱狂的な支持を獲得しているといえる。■豪華でもったいない?まさかのカメオ出演と映画の小ネタ満載まず、本作で注目したいのは、贅沢すぎるというか、もったいないというか、びっくりするほどの大物カメオ出演があること。詳しくは、ぜひ劇場で確認いただくとして、冒頭からヒュー公認の『LOGAN/ローガン』いじりあり、デップーが「X-MEN」の一員であることを改めて認識するシーンもちらり。このシーンでは誰もが「あっ!」と思うのに、デップー本人だけが気づいていないというオチ。また、特殊能力を持ったメンバーを急きょ募集して結成した「Xフォース」には、予告編映像にもあるように、『IT/イット “それ”が見えたら終わり』で世界的にブレイクしたビル・スカルスガルドが強酸を口から吐くツァイトガイストとして参加。そして、“透明人間”バニッシャーとして、あのスター俳優が一瞬だけ登場!最近、私生活はいまひとつだが、プロデュース業が絶好調のあの人、といえば、ヒントになるだろうか。さらに、特殊メイクによってひと目では彼と分からないスター俳優も…。ちなみにその人は、とあるマーベル映画の最新作にもカメオ出演をしている。さらに、ケーブル役のジュシュ・ブローリンが『アベンジャーズ』のサノスであることや、彼のデビュー作『グーニーズ』に引っかけたネタから、『ムカデ人間』などのB映画ネタなど、相変わらず遊び心はたっぷり。バーブラ・ストライサンドが監督と主演を務め、ゴールデン・グローブ賞で女性初の監督賞を受賞したミュージカル『愛のイエントル』への言及もあり(バーブラはジュシュの継母)、『レディ・プレイヤー1』とも重なるような80年代ポップカルチャー愛からくる小ネタも満載で、見ながら「うそぉ~~!」「これ、知ってる!」「えー、そこまで言う!?」といった心のツッコミを入れられるのも、本作の醍醐味の1つだ。■中の人はデップーそのもの!?あのブレイク・ライヴリーが「泣いて感動した」そんな楽しい笑い(?)を随所にまぶしつつ、下ネタや過激発言多め、それでいてアクションはキレキレでかっこいい“俺ちゃん”ことデップーの中の人といえば、先日来日したライアン・レイノルズ。カナダ出身で、現在41歳。『ブレイド3』で注目を集め、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』でもウェイド・ウィルソン/デッドプールを演じ、2010年「ピープル」誌が選ぶ「最もセクシーな男」に選ばれるなど、前作で大ブレイクする以前は肉体美俳優としても知られた。今回の日本でのプレスツアーは、異例ともいえる観光バス貸し切りで渋谷のスクランブル交差点やウルヴァリンがバトルした増上寺へ。日本観光もすっかり楽しんでいた様子だ。空港でのファンサービスの丁寧さも話題となり、『ワンダー君は太陽』で偶然来日していた同じカナダ出身の天才子役ジェイコブ・トレンブレイが“デップー探し”をしていると知るや、2ショットを披露するなど、もしかして、めちゃくちゃいい人!?6月5日(火)放送の朝の情報番組「スッキリ」に登場した際には、ウエンツ瑛士と「黒ひげ危機一髪」をノリノリで初体験。ライアンが負けてしまうと、かつてヒュー様も行ったからか、罰ゲームで“人乗り”腕立て伏せも!ここでも対抗心が丸出しだった。プライベートでは、2008年にすでに人気女優だったスカーレット・ヨハンソンと結婚したが、2010年に離婚。そして、DCのヒーロー映画『グリーン・ランタン』で共演し、やはり「ゴシップガール」の人気者だったブレイク・ライヴリーを射止め、2012年に結婚したライアン。現在は2児に恵まれ、“おしどり夫婦”として知られている。NYプレミアで本作を観たブレイクは「『泣いて感動した』と言ってくれたよ!!」とか。■ファミリー映画であり、やっぱり「X-MEN」映画前作が、実はラブストーリーだったならば、本作はファミリー映画。デップーは特別な力を持つミュータントの少年ラッセルを何とかして守ろうとし、前作では見られなかったケーブルやドミノ、コロッサス、そして忽那汐里演じるユキオら仲間たちと共闘する。さらに、少々真面目なことをいうと、「X-MEN」シリーズがこれまで一環して描いてきた差別や迫害についてのメタファーはもちろんのこと、今回は子どもの虐待や、その負の連鎖などの点にも触れていることだろう。なぜ、デップーや仲間たちは命をかけて、あの少年を守らなければならないか。彼がヒーローを名乗る理由がそこにあり、だからこそ、こんなにハチャメチャでも、最後には泣ける映画となっているのだ。『デッドプール2』は全国にて公開中。(text:Reiko Uehara)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2018年06月06日無責任“俺ちゃんヒーロー”の大暴れを描くシリーズ最新作『デッドプール2』を引っさげ、初来日を果たしたライアン・レイノルズが取材に応じ、見どころや製作の舞台裏、さらに妻で女優のブレイク・ライヴリーとの夫婦関係について語ってくれた。■テーマは「家族」ひょっとしてイイ話?『アベンジャーズ』『スパイダーマン』といったマーベルヒーローの中でも、異彩を放ちまくるウェイド・ウイルソン/デッドプール(ライアン)が本作では、なんと人助け!恋人のため「善良な人間になる」と誓い、未来からやって来た殺人マシーンから、特殊能力を秘めた少年を守ろうと奮闘する。テーマはずばり「家族」…って、ひょっとしてイイ話なの?デッドプールのくせに?「それは見てのお楽しみだけど、確かに疑似家族の姿を通して、僕らなりに伝えたいメッセージはあるよ。もちろん、相変わらず、やりたい放題で、ほかのヒーローなら絶対な無理な言動もOKっていう特権がある。キャプテン・アメリカじゃないからね(笑)。大げさに世界や銀河を救ったりはしない。1人の少年に手を差し伸べるだけだ。もちろん、ファイトシーンは見どころだよ。1作目はザコキャラ相手に銃を使っていたけど、今回はケーブルっていう強敵が現れて、ナイフを使った接近戦が増えた。首の血管が浮き出るような、より危険な肉弾戦なんだ」■失敗作も笑い飛ばす!「自分で自分を笑えることが大切」前作を観ているファンなら、ライアン本人が過去に主演したヒーロー映画『グリーン・ランタン』のことを失敗作だと認めているのは、ご承知のはず。実は本作でも、そんな『グリーン・ランタン』いじりは健在である。「自分で自分を笑えることが大切だし、自虐的にネタにできるのは役得だよね(笑)。こればっかりは、好きでやってるよ!」とライアン。ただし、デッドプールを演じる上でのトレーニングや肉体改造には余念がない。「だって、もう41歳だからね。撮影中にケガなんかしたら、それこそ痛々しくて笑えないよ…。何より、100%デッドプールになりきるには、心身ともパーフェクトな状態でなければいけない。ファンに、ごまかしは通用しないからね」■編集中にディズニーがフォックスを買収!辛辣ジョークもお蔵入りに80年代のポップカルチャーをベースにした“小ネタ”の数々も『デッドプール2』の目が離せないポイント。「今回も脚本家チームと知恵を絞って、まるでイースターエッグのように随所に散りばめているよ。1度や2度見た程度じゃ、すべてをチェックはできないはず」と胸を張る一方で、「法的な理由でNGになったネタも、山ほどあるよ。それに編集のタイミングで、ディズニーがフォックスを買収したせいで、撮影してあったディズニーに対する辛辣なジョークは捨てざるを得なかったんだ」と舞台裏を明かす。ただし、ガッカリする必要はなし!誰もが知るハリウッドの超A級スターが(しかも2人も!)、ぜいたく過ぎるカメオ出演を果たしているので、ぜひ見つけてほしい。これこそ、本当に1度や2度見ただけでは、気づけないかも。■ぶっちゃけ、アベンジャーズ入りに興味ある?ディズニーによる買収劇によって、デッドプールが『アベンジャーズ』に参戦する可能性もゼロではなくなった。ライアン本人は、ぶっちゃけ興味ある?「うーん、個人的にアイディアは浮かばないな。そもそも、デッドプールがアベンジャーズの一員として、うまくやっていけるはずないしね。きっと、仲間入りした5分後には、誰かが僕のこと、殺したくなっちゃうよ(笑)。ただ、アンサンブルは無理でも、誰か1人とペアリングするというのは、アリじゃないかなあ。クールだと思うよ」『デッドプール2』では未来から来た強敵のケーブルを倒すため、特殊能力者をかき集めたスペシャルチーム“Xフォース”が大活躍!そして、その“Xフォース”を軸にした新たな映画の企画も動き出している。「いままさに、才能あふれるドリュー・ゴダード監督と一緒にアイデアを練っている段階。『デッドプール』とは、また全然違うテイストにしようって話をしているところだよ。日本で撮影するのもいいね。『ウルヴァリン:SAMURAI』みたいにさ」■妻と一緒に「メットガラ」に行くのは、勇気が必要?ウェイド・ウイルソン/デッドプールとヒロインのヴァネッサとの恋愛模様も気になるところ。ライアンいわく「お互いを見つけあった、完ぺきなカップル」だといい、さらに「僕と妻のブレイクの関係性が反映されているかもね」とおのろけ発言も。ライアンは脚本にも携わっているので、この言葉にうそはないだろう。「僕ら夫婦は年齢が離れているから、ミレニアム世代の彼女に意見を求めることもあるよ。例えば、『君たちの世代は、バーブラ・ストライサンドって知ってるの?』とかね。ただ、あまりに映画の内容を話し過ぎたりはしない。彼女が完成した映画に、どんなリアクションを示してくれるか楽しみだからね。『デッドプール2』をNYプレミアで観た彼女は、『泣いて感動した』と言ってくれたよ!!」ちなみに「自分自身にとってのヒーロー的行動は?」と聞くと、「妻と一緒にメットガラに行くことだね」とポツリ…。世界中のセレブが集まるファッション界最大のイベントも、デッドプール=ライアン・レイノルズにとっては、勇気が試される時間のようだ。『デッドプール2』は全国にて公開中。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2018年06月04日ビヨンセと長女のブルー・アイヴィー写真:Splash/アフロ 米経済誌Forbesが毎年発表している「音楽業界で最も稼いだ女性(The World’s Highest-Paid Women In Music)」ランキングで、今年はビヨンセが首位を獲得した。その総収入は、驚愕の1億500万ドルだ。集計期間は2016年6月1日からの1年間。 2016年4月に予告なしでリリースした6枚目のアルバム『レモネード』が世界的大ヒット。ワールドツアーも大成功を収めた。9部門にノミネートされた今年2月のグラミー賞受賞式では、双子を宿した身体で圧倒的なパフォーマンスを披露。その後、出産に備えてコーチェラ・フェスティバルのヘッドライナーを辞退するなど活動を控え、6月に双子を出産した。 2位はアデルの6,900万ドル。3枚目のアルバム『25』のリリースと、それに伴うワールドツアーが主な収入減となった。 次いでテイラー・スウィフトが4,400万ドルで3位につけたが、発売したばかりのアルバム『Reputation』が非常に高い評価を得ており、ワールドツアーも決定していることから、来年のランキングではさらに上位に食い込むことが予想される。 10位までの順位は以下のとおり。 4位セリーヌ・ディオン4,200万ドル5位ジェニファー・ロペス3,700万ドル6位ドリー・パートン3,700万ドル7位リアーナ3,600万ドル8位ブリトニー・スピアーズ3,400万ドル9位ケイティ・ペリー3,300万ドル10位バーブラ・ストライサンド3,000万ドル
2017年11月21日ブラッドリー・クーパーが長い間、実現に向けて努力を重ねてきた『スター誕生』に、ついにスタジオのゴーサインが出た。スターとして成長していく女性歌手役は、レディー・ガガが演じる。その他の情報この役には当初、ビヨンセが興味を示していた。ガガは、テレビドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』などで演技を体験済みだが、本格的な映画出演はこれが初めてとなる。この映画のために、オリジナル曲を書き下ろすそうだ。クーパーは、主演を務める上、今作で監督デビューも果たす。撮影は来年、カリフォルニアで始まる。オリジナルの『スター誕生』は1937年の公開。54年にジュディ・ガーランドとジェームズ・メイスンでリメイクされ、16年には、『スター誕生』として、バーブラ・ストライサンド、クリス・クリストファーソンでまたもや製作された。今作は3度目のリメイクとなる。文:猿渡由紀
2016年08月17日1月24日(土)に待望の日本公開となった名作ブロードウェイ・ミュージカルの映画化『ANNIE/アニー』。主演を務めたクワベンジャネ・ウォレスの明るい歌声に心惹かれてか、10代から50代まで幅広い年齢層から支持を集め、順調な滑り出しを迎えている。とりわけ女性人気が高く、劇場客の7割が女性で占められているという。友人同士や若いカップルに混じって、年配層の夫婦連れの姿も目立っており、最近暗いニュースも多い世の中で、明るくたくましく生きる少女・アニーの姿を描く本作が“笑顔と感動を与えてくれる映画”として人気を呼んでいることが伺える。そんな『ANNIE/アニー』から、さらに心温まる特別映像が到着した。直近では『レ・ミゼラブル』のヒットも記憶に新しく、『オペラ座の怪人』『シカゴ』『マンマ・ミーア!』『ドリームガールズ』など、一大ジャンルとして着実にファン層を広げつつある実写ミュージカル映画。実は、これらの作品には2つの共通点がある。歴代の実写ミュージカルの興行成績と日本での公開日を見てみると、1位『レ・ミゼラブル』58.9億円2012/12/21公開2位『オペラ座の怪人』42億円2005/1/29公開3位『シカゴ』36.5億円2003/4/19公開4位『マンマ・ミーア!』 26億円 2009/1/30公開5位『ドリームガールズ』 19.16億円 2007/02/17公開まず、そのほとんどが“冬に公開”されており、ベースとなるのが“ブロードウェイ・ミュージカルである”ということ!この動きは、ブロードウェイ・ミュージカル映画が多く公開された60年代から始まっており、あのオードリー・ヘプバーン主演の『マイ・フェア・レディ』(1964年12月1日公開)、「glee/グリー」のレイチェルも尊敬するバーブラ・ストライサンドがオスカーを獲得した『ファニー・ガール』(1969年2月1日公開)などもそれに当てはまっている。その理由としては、クリスマスシーズンから始まる冬映画は、ハートウォーミングな感動作や、アカデミー賞ノミネート作を始めとした期待を裏切らない映画が多いことが挙げられるだろう。ブロードウェイ・ミュージカルのヒット作なら、その知名度やクオリティは目の肥えた観客たちのお墨付き。さらに、暗くて寒い冬には、心を潤し、温めてくれる歌とダンスと人間ドラマを、人々は無意識に求めているのかもしれない。今回到着した映像は、主人公・アニーの心を温めてくれた、愛犬サンディにクローズアップ。撮影中はもちろん、カメラが回ってないところでも、アニー役のクワベンジャネとサンディ役の名犬・マーティは大の仲良しに。なんと劇中同様に、以前はシェルターに1年半もの長い期間収容されていたこともあるという雑種犬マーティだが、天性の頭の良さであっという間に“芝居”を覚え、アニーの大切な親友役を見事に演じきっている。自宅でも犬を飼っているクワベンジャネも「とても愛らしくて抱きしめたくなるほどかわいい」と、彼にはベタ惚れの様子だ。こんな時期だからこそ、思わず笑顔がこぼれ、元気がもらえるミュージカルに、癒やされてみては?『ANNIE/アニー』はTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ANNIEアニー 2015年1月24日より全国にて公開(C) 『ANNIEアニー』
2015年02月04日ソニー・ピクチャーズ、読売新聞の会員制サイト「読売プレミアム」、映画館オンデマンドサービス「ドリパス」の3社によるコロンビア映画の人気投票で、『アラビアのロレンス』(1963年)が1位に選ばれたことが22日、明らかになった。同調査は、2014年に映画会社・コロンビア映画が誕生から90周年を迎えたことを記念して「何度でも見たくなる思い出の映画」と題して実施。1,500人以上が投票した。2位には第30回アカデミー賞作品賞を受賞した『戦場にかける橋』(1957年)、第3位にはスティーブン・スピルバーグ監督によるSF映画『未知との遭遇』(1977年)、第4位にはリバー・フェニックス主演の青春ドラマ『スタンド・バイ・ミー』(1986年)、第5位にはバーブラ・ストライサンドとロバート・レッドフォードが共演した『追憶』(1974年)が選ばれた。第6位は『クレイマー、クレイマー』(1979年)、第7位は『ナバロンの要塞』(1961年)、第8位は『タクシードライバー』(1976年)、第9位は『ダ・ヴィンチ・コード』(2006年)、第10位は『イージー・ライダー』(1970年)となっている。第1位『アラビアのロレンス』は、抽選で選ばれた500組1,000名を無料招待し、よみうりホール(東京都有楽町)で11月24日に上映。そのほか、第2位~第5位はお台場シネマメディアージュにて、12月6日に有料上映されることが決定している。(C) 1962, renewed 1990, (C) 1988 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.
2014年10月23日米国・ロサンゼルス(LA)の海岸沿いの町マリブで1947年から、結婚式場やアルコール・薬物依存症患者のリハビリ施設、リアリティ番組の撮影スタジオなどとして幅広く施設運営を行っている「カラミゴス牧場(CALAMIGOS RANCH)」を4代目で引き継いだギャレット・ガーソン(Garrett Gerson)が、マリブのライフスタイルをテーマにしたファッションブランド「ショーベック・マリブ(Sjobeck Malibu)」を設立した。“Sjobeck”は、スカンジナビア語で“海の傍”という意味を持っており、コンセプトは“レイドバック(のんびり)・ラグジュアリー”である。6月1日には、同ブランドをメインで扱うショップ「オット・ラブス・カラミゴス(OTTE LOVES CALAMIGOS)」がカラミゴス牧場内にオープン。オープンに至った経緯について、ガーソンは「ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で人と簡単に繋がることは可能だが、こういう牧場の中で食事や買い物をし、直に人と繋がるというバランスを大切にしたいと思った」と説明する。ショップのコンセプトは、“洗練されたクール&フェミニン”。ガーソンが愛用するイタリアのビンテージバイク「ベスパ(Vespa)」のイメージをテーマとした。べスパは、映画『ローマの休日』の中で女優のオードリー・ヘプバーンが乗ったことでも有名だ。「のどかな雰囲気の牧場の中で、食事をし、お酒を飲み、買い物をする。マリブの贅沢なライフスタイルを自宅へ持ち帰って」とガーソンは提案している。また、同ショップはニューヨークのセレクトショップ「オットNY」と事業提携しており、商品カテゴリーを三つに分けている。一つ目はショーベック・マリブの商品、二つ目はオットNYのオリジナル商品と16ブランドのセレクト商品、三つ目はジュエリーや石鹸などの小物と、バイク、自転車、サーフボードだ。ビンテージTシャツなど1点ものから、オリジナル・ブランド「カラミゴス」のサーフボードや自転車など、他のブティックでは手に入らない品ぞろえを目指した。商品の価格帯は、石鹸5ドル(約500円)からバイク9,500ドル(約9万5,000円)。アパレルは50ドルから650ドル(約5,000円から6万5,000円)。買い付けはパリで行い、新商品が毎月入荷する。カラミゴス牧場内にある「マリブ・カフェ (Malibu Cafe)」など、牧場内には1日に1,500人、ショップには平均500人が訪れる。開店直後には女優のジュリア・ロバーツ、歌手のピンクやバーブラ・ストライサンドなど、大物セレブも来店した。ガーソンは今後の展望として「口コミで同ショップの知名度を上げていこうと思っている。更に今年中には、マリブビーチとサンタモニカにあと2店オープンし、メンズ事業も設立する予定だ」と明かした。
2014年07月09日行ってみたい街、訪れてみたい場所、自分の目で確かめたい風景──そんな願望を映画の中で叶えてくれるのが“旅”を感じる映画の良さ。その中でも、フィクションではない実在の人物の半生を辿るドキュメンタリーは、街、場所、風景はもちろん、約2時間でその人が歩んできた道をも追体験できる、凝縮された旅と言えます。『ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ』もその一つです。ダイアナ・ヴリーランドとは、20世紀のファッションを語る上で避けて通ることのできない人物。直接その名前を知らなかったとしても──“ファッション誌「ヴォーグ」の編集長だった女性”という形容詞が付けば、どれだけカリスマ的存在だったのか想像できるのではないでしょうか。オードリー・ヘプバーン主演の映画『パリの恋人』やパリのモード界を舞台にした映画『ポリー・マグーお前は誰だ』で登場する雑誌編集長はダイアナがモデルでしたし、ローレン・バコールやシェール、バーブラ・ストライサンド、イーディー・セジウィック(挙げたらきりがない!)といった歴史に名前を刻むアイコンたちの輝きをいち早く捉え、彼らを表舞台へと誘ったのも彼女でした。時代を先取りする目を持った女性でもあったのです。そして、生前(1903~1989年)、彼女が目にしたもの、体験したもの、経験したものを、自伝出版のために彼女が受けたインタビュー映像を基にまとめたのが、この映画です。映画ファンにとっては、ダイアナ・ヴリーランドよりも映画『プラダを着た悪魔』の鬼編集長のモデルであり、ドキュメンタリー『ファッションが教えてくれること』でファッション誌の裏側を案内したアナ・ウィンターの名前の方が世界的編集者としてピンとくるかもしれませんが、ダイアナが凄いのは、さまざまな流行を仕掛けた人物であること。先に挙げたアイコンたちの発掘もそうですが、とにかく彼女の創造の意欲は年齢を重ねても衰えることはなく、「ヴォーグ」を解雇された後もニューヨークのメトロポリタン美術館で衣裳研究所の顧問になり、眠っていた歴史的衣裳を“魅せる展示”として美術館にも変革をもたらしました。本作のタイトルに“伝説の”とありますが、次々と生み出される創造力はたしかに伝説です。そんなダイアナの半生を追うことは、そのままファッションの歴史を旅することにも繋がります。仏パリで生まれ、米ニューヨークへ移住。その後は、英サウサンプトン、米ワイオミング州、英ロンドン、アメリカ…というように、幼少期から世界を旅していた彼女。編集者として活躍中も「目は旅をするべき」という信念のもと、世界中を背景にした写真をカメラに収めさせ、誌面で紹介してきました。彼女が作り出す雑誌はまさに“旅”の1ページであり、当時の誌面や映像と共に描かれるこのドキュメンタリーには、ファッションを中心にした20世紀がギュッと詰まっています。そして、数々の写真と映像を観ているうちに、ダイアナ・ヴリーランドが生きた街を歩きたくなるはず!「スタイルこそすべて」と言い切った彼女の意志を尊重するなら、とびきりのお洒落をして旅に出たくなるはずです。(text:Rie Shintani)
2012年12月21日歌って踊るグリー部に所属する高校生たちが、山あり谷ありの青春ハイスクールライフを送る大人気ドラマ「glee」。そのシーズン3のDVD発売を記念し、今月は海外ドラマと音楽の素敵な関係に注目!「glee/グリー」における音楽の役割と魅力に迫りつつ、音楽と密接な新作ドラマから音楽をフィーチャーした人気ドラマのエピソードまで、歌って踊れる作品たちを紹介していきます。いまや世界的な人気を誇るドラマとなったものの、シリーズ開始当初はプロデューサー陣もこれほどのヒットは予期していなかったと言う「glee/グリー」。成功を収めたいま、「音楽が人々を強く結びつけているんじゃないかな」と番組クリエイターのライアン・マーフィーは語ります。「番組を始めた頃の僕らは、全くの負け犬だと思われていた。それが今や、番組内で大きく取り上げたマドンナやレディー・ガガに気に入ってもらい、感謝のコメントをもらえるまでになった。大好きなポール・マッカートニーが番組に興味を示してくれたのにも驚いたね」。グリー部の課題として部員たちが取り組む楽曲はもちろん、その時々の心情に合わせて登場人物たちが口ずさむものまで、ドラマを彩る名曲や旬のヒットソングが人気に拍車をかけているのは紛れもない事実。名前の挙がったポール・マッカートニーを始め、アーティスト側から自曲の使用を提案されることも多いとか。「ただし、使用する曲は自然な流れで選んでいることが多く、お気に入りの楽曲やアーティストをあらかじめ想定するようなことはしないんだ。まずはストーリーを分析し、エピソードのテーマと向き合う。それぞれのキャラクターが何を経験しているかを把握した上で、頭にふっと浮かんでくるものを選ぶことが多いね」。「説明しがたいけど、それがとても自然な流れ」とライアン本人も少々戸惑いながら言い表すプロセスを経て、視聴者をぐいぐいと引き込む展開が出来上がっているのはお見事!ミュージカルのプロデューサーとして数々のブロードウェイ作品を手がけた経験を持ち、「glee/グリー」では製作総指揮を務めているダンテ・ディ・ロレートが付け加えます。「ライアンは『glee/グリー』における音楽の天才。彼は頭の中に音楽の百科事典を持っているような人だから、ブロードウェイの曲であれ、レディー・ガガの歌であれ、彼は何でも知っているんだ」。しかも、ライアン・マーフィーの頭の中にある音楽辞典は、あらゆる年代を網羅している様子。「glee」が幅広い年齢層に愛されるドラマとなった理由を、ダンテ・ディ・ロレートはこう分析します。「僕たちプロデューサー陣が気に入っている80年代の曲は、若い世代には知られていない。けれど、親と子が番組を一緒に見た場合、親は80年代の曲を聴いてノスタルジーに浸り、子供は初めて聴いたことで胸を高鳴らせる。1つの曲から2つの反応が生まれるわけだけど、それがみんなを1つに結びつけることになるんだ。例えば、バーブラ・ストライサンドの『ファニー・ガール』(’69)を20代のキャストたちは知らないし、映画を観たこともない。でも、撮影を通して曲を聴いて、すごく好きになったと言っていたんだ。あの曲に込められた感情を感じることができたそうだよ。逆に、レディー・ガガやケイティ・ペリーの曲を聴いたことがない人だって、何百万人といると思う。若い世代から年配の世代へ伝えたり、年配の世代から若い世代へ伝えたり、両方の方向で伝え合っているということだね」。次回も、「glee/グリー」における音楽の役割をクローズアップ。登場キャラクターたちが魅力的なのも、ゲスト出演者が豪華なのも、実は音楽のおかげ!?さらに、音楽にとってダンスは切っても切れない重要なもの!ダンスシーンを手がける振付師のザック・ウッドリーにも話を聞きます。(text:Hikaru Watanabe)「glee/グリーシーズン3」DVD<セル>「glee/グリーシーズン3DVDコレクターズBOX」価格:18,480円(税込)発売中「glee/グリーシーズン3ブルーレイBOX」価格:23,100円(税込)発売中<レンタル>「glee/グリーシーズン3」Vol.1~Vol.6レンタル中「glee/グリーシーズン3」Vol.7~Vol.1111月16日(金)よりレンタル開始発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン公式サイト:© 2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.
2012年11月08日ビヨンセが、クリント・イーストウッド監督でリメイクされる『スター誕生』の主演を降板した。同作品は、ビヨンセの妊娠のため、一度撮影開始を大幅に延期している。『スター誕生』は1937年に映画化され、1954年のジュディ・ガーランドとジェームズ・メイソン主演作で大ヒットした作品。76年にはバーブラ・ストライサンドとクリス・クリストファーソンでもリメイクされている。イーストウッド版では、ビヨンセが主演するはずだったが、妊娠のため撮影は延期に。ビヨンセは今年1月に無事出産したものの、新たな撮影開始日が確定せず、このままでは他の仕事のスケジューリングもできないと、あきらめざるをえなかったようだ。イーストウッドは、次の候補として、ジャズミュージシャンのエスペランザ・スポールディングを考えているという。だが男性の主演が確定しておらず、スポールディングへのオファーは、そちらが決まってからになる様子。男性の主役の候補には、トム・クルーズ、ジョニー・デップ、クリスチャン・ベール、レオナルド・ディカプリオ、ブラッドリー・クーパーらの名前が挙がっている。文:猿渡由紀
2012年10月11日ジョン・トラボルタとオリビア・ニュートン=ジョンが最新クリスマス・アルバム「ディス・クリスマス」をリリースするようだ。1978年の大ヒットミュージカル映画『グリース』で共演したジョンとオリビアは、同アルバム制作で再びコンビを組んだという。ジョンは「僕はリラックスした感じのクリスマス・アルバムを作りたかったんだ。派手でケバケバしい作品じゃなくてね!このCDを家の中やクリスマス休暇のドライブのときなんかに聞いて欲しいのさ。そして聞いてくれるみんなと一緒にクリスマスを祝いたいな」と語り、同アルバムの出来に満足している様子だ。一方、共演以来ジョンと友人として良い関係を築けてきたというオリビアも今回のレコーディングを楽しんだようで、豪ナインMSNに「ジョンと私は長年ずっと仲良しなのよ。これからもずっとね。私たちが一緒いるときはいつも笑いが絶えなくって、お互いに強い絆を感じるの。いままでも一緒にたくさん素晴らしい経験をしてきたのよ!」と話している。また同アルバムには、バーブラ・ストライサンド、トニー・ベネット、ケニー・Gなど豪華なミュージシャンたちも参加している。
2012年10月04日人気海外ドラマ「glee/グリー」のレイチェル役でおなじみのリー・ミシェルが、フランスのコスメブランド「ロレアル」の新しい顔として抜擢された。リーは同ブランドの広告塔として今回起用され、その契約金は100万ドル(約1億2,800円)ともうわさされており、リーの出演する広告は今月末から全米で公開される予定。リーの以前には、エヴァ・ロンゴリア、ビヨンセ・ノウルズ、スカーレット・ヨハンソン、ジェニファー・ロペス、ジェシカ・アルバ、シェリル・コール、ペネロペ・クルスなど錚々たるスターたちが同ブランドの顔に起用されている。今回の広告モデルの起用も含め、その美貌にいつも注目が集まるリーだが以前、整形について「Allure」誌に語っている。「私が15歳だったとき、マネージャーが私に言ったの。『あなたのマネージャーになるなら、その鼻を何とかして』って。でも私の母は『バーブラ・ストライサンドは決して鼻を整形しなかったわ。だからあなたも整形なんてしちゃダメよ』って言ってくれたの」。さらにリーは、「glee/グリー」の共演者で恋人でもあるコリー・モンティスが、仕事場でもプライベートでも「インスパイア」してくれるために自信を保っていられるとも明かしている。「コリーと共演するのは大好きよ。彼って本当に私をインスパイアしてくれて、やる気を与えてくれるの。とにかく才能がある人なのよ!いま、私の人生の中でもとても幸せなときなの。だって自分っていう存在を説明しなくてもいいんだもの。ありのままの自分を誇りに思うわ」。■関連作品:glee/グリー踊る♪合唱部!? [海外TVドラマ]© 2009-2010 Twentieth Century Fox Film Corporation.All Rights Reserved.
2012年09月19日キュートな弁護士・ジェーンが活躍する「私はラブ・リーガル」の主演女優、ブルック・エリオットに直撃インタビュー!前編に続き、後編をお届けします。外見はビッグ体型の敏腕弁護士・ジェーン、中身は陽気なモデル美女・デビー。複雑なパーソナリティを持つヒロインのジェーンですが、そんな彼女が着こなすファッションも注目のポイントです。「シーズンを重ねるにつれ、ジェーンの中にいるデビーの好みがどんどん前に出てくるの。タイトなスカートにカッチリとしたラインのジャケットを合わせるタイプだったジェーンが、フレアなラインが美しいスカートやタイトなシルエットのジャケットを好むようになる。シーズン3以降は特にデビーのキュートなファッションテイストがもっともっと出てくるから、着ている私も楽しいわ。私自身はフリルやレース、リボンが大好きだから(笑)。ハイヒールに小さなリボンがついていたりすると、それだけでウキウキしてしまうの」。美しいものや可愛いものに目がなく、元気いっぱいのオーラで周囲を明るくするデビーの魅力はブルック自身のものでもある様子。そんなブルックだけに、ショウビズ界への目覚めは早かったようです。「元々歌うことが大好きで、歌い出したのは3歳くらいからね。バーブラ・ストライサンドみたいな歌手になりたかったの。さらに高校では演技にも目覚め、大学で本格的に演劇を学んだわ。そのままプロの道を歩むことができたのは本当にラッキーだと思う」。「私はラブ・リーガル」に出演する前は、ミュージカル女優としてブロードウェイの舞台に立っていたことも。「実はジェーンを演じ始めてから、仕事に対する考え方が少し変わったの。バーブラに憧れる気持ちはいまもあるし、ブロードウェイにもまた立ちたいけど、それ以上にもっともっと多くのことを学びたい。歌うことも演技をするのも大好きだけど、演出もしたくなったし、編集も学びたくなったわ」。チャレンジ精神旺盛なブルックは、興味の対象も幅広いようです。「ドラマの撮影中はジョージア州のアトランタから40マイル(約64キロ)ほど南の場所に住んでいるの。撮影中はスケジュールがハードだから、まずはたくさん眠ることが何よりも大事ね。十分睡眠をとった後は、大好きな映画を観に行ったり、本を読んだり。好きなジャンルはコメディや心理スリラーね。いま一番観たい映画は『Ted』(原題)よ。ああいった際どいコメディも大好きなの(笑)。あと、私の日常にズンバ(ラテン音楽とダンスを融合させたダンスエクササイズ)は欠かせない。リズムに合わせて体を動かすのが楽しいし、オススメのエクササイズよ」。まさに人生を楽しんでいる印象のブルック。最後に「私はラブ・リーガル」が放つメッセージについて聞きました。「自分らしさを愛すること、そうするのがどれだけ美しいかを知ること。社会は“あんな風になれ”“こんな風になれ”なんていろいろなことを言ってくるけど、このドラマには“ありのままの自分でいなさい”という肯定的なメッセージがある。私も自分の人生ではそれを実践しているわ。人は誰でも不安を抱えているものだし、変化したい願望もあるだろうけど、まずは自分の価値を知ることが何よりも大切なのよ」。(text:Hikaru Watanabe)「私はラブ・リーガル3」WOWOWプライムにて放送中毎週木曜23:00~[二か国語版]毎週金曜24:15~[字幕版]© 2011 CPT Holdings, Inc. All Rights Reserved.■関連作品:私はラブ・リーガル[海外ドラマ]© 2009 Sony Pictures Television Inc. All Rights Reserved. © Dlife
2012年08月23日“天使の歌声”と称賛され、いま全米で話題の天才少女ジャッキー・エヴァンコが今秋日本デビュー! 「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ジャパン・ツアー2011」にゲスト出演することが決定した。「デイヴィッド・フォスター&フレンズ」公演情報ジャッキー・エヴァンコは、2010年にアメリカの人気オーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」第5シーズンに出場。“天使の歌声”と絶賛される美声を披露し、センセーショナルを巻き起こした天才少女だ。同年のクリスマス・シーズンにアメリカとカナダ限定でミニ・アルバム『O Holly Night』をリリース。ビルボード・チャート初登場第2位、累計セールス100万枚を突破し、この年最高の売り上げを記録した新人アーティストにしてサウンドスキャン史上最年少デビュー(当時10歳)を飾った女性ソロ・アーティストとなった。その才能は、スーパー・プロデューサー、デイヴィッド・フォスターも認めるほどで、2011年6月にリリースされた待望のフル・アルバム『ドリーム・ウィズ・ミー』は、そのフォスターがプロデュース。バーブラ・ストライサンドやスーザン・ボイルとのデュエット曲も収録した意欲作となり、こちらもビルボード初登場第2位、イギリスでも初登場第4位と大ブレークを成し遂げたばかり。10月には日本盤をリリースし、「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ジャパン・ツアー2011」への出演で待望の日本デビューを果たす。話題の天才少女歌姫ジャッキー・エヴァンコも参加する「デイヴィッド・フォスター&フレンズ ジャパン・ツアー2011」は、10月19日(水)・20日(木)に、東京国際フォーラム ホールAにて開催。チケットは発売中。
2011年09月30日みなさん、こんにちは!この数週間、私はWOWOWの番組取材の関係でオスカー予想の取材をしてきたのですが、その裏側にも潜入しましたので、こちらはまた次回のコラムでご紹介しますね。さて、そんな中、先週末グラミー賞の授賞式が行われました。予想外の勝利が多かったと思うのですが、みなさんのお気に入りのアーティストは選ばれていましたか?事前投票やSNSなどの口コミでは、エミネムが最多受賞者になるだろうと予想されていた、本年のグラミー賞。しかし、いざ蓋を開けてみれば、この日の主役となったのは、アルバムのタイトルにもなっているヒット曲「Need You Now」(※邦題「ニード・ユー・ナウ〜いま君を愛してる」)で最多5部門を受賞したカントリーグループ、「レディ・アンテベラム」でした。昨年は、ラジオに、クラブに、車の中…全米中どこに行ってもこの曲を耳にしていたので、彼らの受賞には納得です!しかし私が思うに、グラミー賞で最も栄えある賞、年間最優秀アルバム賞の結果にはきっとみんな驚いたことでしょう。と言うのも、批評家やメディアは、揃ってエミネムの受賞を予想していたわけで、受賞者に「アーケード・ファイア」の名前が呼ばれたとき、見守っていた一同は驚きを隠せずにポカンと口を開けてしまっていました。とは言え、誰よりも驚いていたのは本人たち!彼らは賞を受け取ると、観客を驚かせようと、予定外の演奏を決断。受賞のスピーチでバンドのリードボーカルはもごもごと「お礼を言う代わりに、もう一曲やるよ!」と言って本当に演奏を始めたのです。実は、私はWOWOWで放送される授賞式中継のお手伝いをしていたので、年間最優秀アルバム賞の発表を行うためスタジオにいたのですが、そのため、アーケード・ファイアが受賞直後に演奏を始めたときには何が起こっているのかさっぱり分からず…。それは奇妙な体験でした!しかし、カナダのモントリオールで活躍するこの若手バンドがなぜ賞を勝ち取れたのか?まず第一に、多くの批評家が彼らのアルバム「ザ・サバーブス」を受賞の第一候補として挙げていたのは事実。そして、かなり長い間にわたり、このアルバムは注目を集め、口コミが広がっていたのです。そのため、彼らが候補に挙がったことは、音楽界の専門家たちにとってはさほど驚きではなかったようですよ。ほかに今年のグラミー賞で興味深かったのは、例年になくインディーズのレーベルやバンドがメジャー勢を抜いて台頭してきたこと。実際、ノミネートされた楽曲、アルバム、アーティストの半数以上がインディーズ・レーベルによるものでした(インディーズ勢は、542の候補のうち、273ノミネートを占めました)。そして結果を見ても、インディーズのアーティスト、レーベルは幅広いジャンルにおいて45部門の賞を獲得したわけです。これはまさに音楽業界の世相を表していると言えますね。つまり、メジャー・レーベルに所属し、多額のプロモーション費を注ぎこまれたレディー・ガガやエミネム、ケイティ・ペリーのような“ビッグ・ネーム”を差し置いて、アーケード・ファイアのようなインディーズ・バンドが勝利を収めたことは、いまや昔ながらの方法では通用しないことを証明したというワケ。何億ドルもの大金がなくたって、世界中に認められるアーティストは誕生するのです。個人的に、今年のグラミー賞の結果には興奮しっぱなしでしたが、とりわけ最優秀新人賞にオルタナティブ・ソウルシンガーのエスペランサ・スポルディングが選ばれたことは一番の喜びでした!一方、ステージ上のパフォーマンスでは、私の一番のお気に入りは何といってもシーロー・グリーンとグウィネス・パルトローがセサミ・ストリートのマペットを使ったパフォーマンス!もちろん、ボブ・ディランやバーブラ・ストライサンドといった大ベテランと、レディー・ガガやジャスティン・ビーバーら若手ポップアーティストの共演も素晴らしいものでしたが。そしておそらく最もシンプルであり、音楽的にも最高のパフォーマンスであったのが、ミック・ジャガー。手の込んだパフォーマンスもコスチュームも一切なく、そこにあったのは音楽のみ。実に見事な“音楽”を披露していました。さて、みなさんのお気に入りのパフォーマンスはどれでしたか?(text:Lisle Wilkerson)「第53回グラミー賞授賞式」WOWOWにて3月25日(金)午前6:30より再放送公式サイト:(英語原文)Hi Everyone!wow...it has been a very exciting few weeks...Over the past few weeks, I have been doing some "pre oscar night" reporting for WOWOW television, and have had the chance to get some great inside info, so I will be writing about that in my next article, so stay tuned!Meanwhile, as I am SURE you are aware...the Grammys were just this past weekend. And there were QUITE a few surprise wins on Sunday night!Did any of your favorites win this year???Well, first of all, according to polls and the social media buzz, most people thought that Eminem would be the one walking away with most of the awards on Grammy night. But INSTEAD country group Lady Antebellum walked away with the most Grammy wins, 5 awards, for their big album and song "Need You Now". Even though, I have to say....the past year here in the US really HAS belonged to that single of theirs...EVERYWHERE I went last year, the Lady Antebellum single was playing on the radio, in the clubs, in cars, just absolutely everywhere! So judging by that, I guess it makes sense.However I think everyone was pretty surprised with the winner of Album of the Year, which is the most coveted award in the Grammys. Critics and media were all putting their vote on Eminem as a sure win for that award. So when Arcade Fire was announced as winner of Album of The Year, mouths dropped and people were in complete shock. In fact, it seemed that no one was MORE surprised than the members of Arcade Fire themselves! And then after the band received their award, they decided to surprise the people running the Grammys by taking the stage again and performing a surprise number! At the end of their acceptance speech, the lead singer of the band mumbled something like "to say thank you, we will play another number" and they DID!This year at the Grammys, I was part of the WOWOW live Grammy show, and was actually in the studio for the announcement of the Album of the Year, and even we didn’t know what was going on when Arcade Fire started playing right after winning the award. It was all pretty bizarre!BUT...just to give you a little insight on why and how this young band from MOntreal, Canada won...first of all, they were actually the #1 pick for Best Album of 2010 according to MANY critics list. And have been getting buzz for quite a while now for their album "The Suburbs". So when their name appeared on the nominations, many music experts were not really that surprised.Another interesting tidbit....this year, more than any other year, the Grammys seemed to really represent the indie labels and bands more than the majors. In fact, more than half of the nominated songs, albums, artists came from indie labels. (Indies took 273 nominations over possible 542 spots) In fact, Indie artists/labels ended up taking home 45 awards on Grammy night in a wide variety of categories. Sing of the times for the music industry? Most definitely.So when Arcade Fire beat out the "big names" such as Lady Gaga, Eminem, Katy Perry, etc. (who are all backed by major labels, and getting major promotion dollars), it really just showed the world that things don’t have to be done the traditional way anymore...you can get worldwide recognition, even when you don’t have millions of dollars backing you and your music.Personally I was really excited with the outcome of the Grammys this year, and was extremely happy that alternative soul artist Esperanza Spalding received the Best New Artist award.As for performances, I must say that Cee-lo and Gwyneth Paltrow (performing with the muppets from Sesame Street) was one of my favorites! Even though it was wonderful seeing such seasoned veterans as Bob Dylan and Barbra Streisand perform along the newer generation of pop, like Lady Gaga and Justin Bieber.Probably the simplest (and maybe even best performance musically) on Grammy night was Mick Jagger. No fancy tricks or costumes. It was ALL about the music. And he definitely represented!What performance was your favorite on Grammy night?© ロイター/AFLO© AP/AFLO
2011年02月18日みなさん、こんにちは!そろそろ年末の映画シーズンが近づいてきましたね。今年は私の80年代映画のお気に入りのひとつ、『ミスター・アーサー』(’81)のリメイク作がクリスマスシーズンに全米公開されます!オリジナルではご存知の通り、往年の名俳優にして名コメディアンのダドリー・ムーアが主役を演じていますが、今回のリメイク版では近年人気沸騰中で、人気歌手ケイティ・ペリーの婚約者としても知られるイギリス出身の俳優、ラッセル・ブランドが主役に抜擢されています!そして、クリスマスシーズンに私が楽しみにしているもうひとつの作品は、『ミート・ザ・ペアレンツ』シリーズ最新作、『Little Fockers』(原題)です。本作は12月22日に全米公開され、ベン・スティラー、ロバート・デ・ニーロ、バーブラ・ストライサンド、ブライス・ダナー、オーウェン・ウィルソンらオリジナルキャストが引き続き出演し、今回から新たにローラ・ダーン、ハーヴェイ・カイテル、ジェシカ・アルバらが加わります。先ごろ、ジェシカ・アルバは本作で自身が演じる役柄について、ベン・スティラー演じるグレッグ・フォッカーを追いかける、“ちょっとおかしな”製薬販売のセールスウーマンだと報道陣に語りました。ジェシカ曰く、彼女が登場するシーンのほとんどがベンとの共演だったため、撮影中にまじめな顔をしていることが一番大きな課題だったそう。しかし、撮影については「私の演じたキャラクターはとてもオープンで自由な性格、そして完全にクレイジーだったので楽しく、とても自由に演じることができた」と続けました。今回の『Little Fockers』の脚本には当初、本シリーズでおなじみのダスティン・ホフマン(実は本シリーズで私のいちばんのお気に入り!)は一切登場していませんでした。しかし、いざクランクアップしてみると予定より低コストで撮影を終えることができたため、まだお金の余裕があると判断したプロデューサー陣はこのオスカー俳優の起用を決意したわけです。たった数シーンのダスティンの出演料はなんと1,000万ドルだそう!さて、ここでラッセル・ブランドと婚約者の人気歌手ケイティ・ペリーの話題に戻りましょう。最新のゴシップによると、2人は今週末にインドで結婚式を挙げる予定だそう!結婚パーティは6日間にわたって開催され、結婚披露宴はアーシュラム(ヒンドゥー教の修行所)で行われる予定です。75〜100人のゲストがプライベート・ジェットで招待されており、ケイティの親友であるリアーナ(彼女はラスベガスでケイティの独身最後のパーティも主催します)も結婚式に出席するみたい。そしてゲストは全員、インドで有数のリゾートに宿泊するそうですよ。うわさが事実ならラッセルとケイティは10月19日の夜にインドに向けてヒースロー空港を発つところを目撃されているとのこと。そして公式なウェディング・セレモニーが土曜日にジャイプールにあるランバー・パレスで行われる予定で…。実はこの場所、新年にラッセルがケイティにプロポーズしたのと同じ場所。なんてロマンティックなんでしょう!(text:Lisle Wilkerson)© Fame Pictures/AFLO■関連作品:マチェーテ 2010年11月6日より新宿バルト9ほか全国にて公開■関連記事:リンジー・ローハン、保釈直後に10代のホームレスたちの施設を訪問
2010年10月22日『ハート・ロッカー』が作品賞を始め6部門を制し幕を閉じた第82回アカデミー賞。授賞式前は『ハート・ロッカー』と、同じく9部門ノミネートの『アバター』の一騎打ちを予想する声が多かったが、その『アバター』はスタッフ部門3部門受賞にとどまった。これまでの賞レースの流れをふり返りつつ、主要部門の結果について総括!『ハート・ロッカー』の6部門制覇の中でもやはり特記されるべきは、キャスリン・ビグロー監督の女性として初めての監督賞受賞。今後、“女性”監督ということが何ら珍しいことではなくなっていくであろうが、最初にその壁を破ったという点で、彼女の偉業は今後も語り継がれていくだろう。監督の喜びのスピーチとあわせて、監督賞のプレゼンターを務めた同じく女性で歌手のバーブラ・ストライサンドが発表の際に「時は来ました!」と興奮気味に語ったのが印象的だった。『ハート・ロッカー』はヴェネチア国際映画祭、トロント国際映画祭などでの高評価を背景に賞レースに参戦するも当初は無名。昨年12月に発表されたナショナル・ボード・オブ・レビュー賞で作品賞など主要部門を制し、当初本命視されていたのは『マイレージ、マイライフ』だった。まさに“伏兵”とでも言うべき存在だったがその後、うなぎのぼりに評価を上げ、年明け早々の全米映画批評家協会賞を始め、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルスの各都市の映画批評家協会賞を独占し、一気にオスカー候補として名乗りを上げた。時を同じくして、『アバター』が歴史を塗りかえる興行成績で市場を席巻、賞レースにも参戦し、ゴールデン・グローブ賞の作品・監督賞を制したことで一気に『ハート・ロッカー』と『アバター』の一騎打ちの様相を呈した。オスカー直前の英国アカデミー賞ではお返しとばかり『ハート・ロッカー』が作品・監督賞を獲得。そのままの勢いを駆ってオスカー本番も制した。今年は久々に作品賞と監督賞を分け合う可能性も考えられた(そうなったら第78回の作品賞:『クラッシュ』、監督賞:アン・リー/『ブロークバック・マウンテン』以来)が、アカデミー会員はやはり娯楽大作よりも社会性の強い作品を選んだということか。俳優部門に目を向けてみても、授賞式を盛り上げたのはやはり女性陣!これまでの流れから“鉄板”と目される部門が多かった中で、最後の最後まで予想がもつれたのが主演女優賞。結果的に、ゴールデン・グローブ賞を始め、主要賞レースを引っ張ってきたサンドラ・ブロックが念願かなって初めてオスカー像を自らのものにしたが、実力に関して文句のつけようのないメリル・ストリープ&ヘレン・ミレン、さらに20代の新鋭キャリー・マリガンとガボレイ・シディビーと、作品と併せて高い評価の女優陣が顔を揃え、ハイレベルな争いを繰り広げた。受賞スピーチでサンドラは、候補者ひとりひとりに言葉を掛け、最後のメリルには、1月の放送映画批評家協会賞で共に主演女優賞を獲得した際に、壇上でキスを交わしたことをネタに、「あなたはとってもキスが上手ね」と語りかけ会場を沸かせた。一方で世界中の母親たち、そして自身の母親への感謝を口にしホロリとさせる場面も。授賞式でも千両役者ぶりを見せ付けた。そして、今年の授賞式で最も人々の心を震わせたスピーチと言えば、『プレシャス』で助演女優賞を受賞したモニーク。作品の関係者や偉大なる先人たちへの謝辞と共に、最愛の夫へも素直な感謝の気持ちを口にした。「時に、人気の出ることを取るのではなく、正しいことを選ばなくてはならない、と教えてくれました。(オスカー像を掲げ)その通りでした」と涙ながらに語る場面は今年のハイライトのひとつだった。また、男優部門は獲るべき実力派がきっちりと獲得した、という印象。カンヌ国際映画祭のときから「(主演の)ブラッド・ピットを喰った男」と絶賛されてきた『イングロリアス・バスターズ』のクリストフ・ヴァルツは授賞式の先陣を切ってオスカー像を獲得。昨年の助演女優賞を獲得した、同じく欧州出身のペネロペ・クルスからオスカー像を手渡され顔をほころばせた。結果的に彼の授賞が『イングロリアス・バスターズ』に唯一のオスカー像をもたらした。そして最も“獲るべき”でありながら、これまでなかなか栄冠に手が届かなかったジェフ・ブリッジスが、主演、助演合わせて5度目の挑戦で悲願のオスカー像(主演男優賞)を手にした。最終的に、『ハート・ロッカー』の6部門(作品賞、監督賞、脚本賞、編集賞、音響編集賞、録音賞)、『アバター』の3部門(視覚効果賞、美術賞、撮影賞)以外で複数の部門を制したのは3作品。長編アニメーション映画賞と作曲賞を獲得した『カールじいさんの空飛ぶ家』と主演男優賞(ジェフ・ブリッジス)と歌曲賞を受賞した『クレイジー・ハート』、そして助演女優賞(モニーク)と脚色賞を手にした『プレシャス』といずれも前評判の高かった作品が受賞リストに名を連ねた。第82回アカデミー賞受賞結果一覧作品賞:『ハート・ロッカー』監督賞:キャスリン・ビグロー『ハート・ロッカー』主演男優賞:ジェフ・ブリッジス『クレイジー・ハート』主演女優賞:サンドラ・ブロック『しあわせの隠れ場所』助演男優賞:クリストフ・ヴァルツ『イングロリアス・バスターズ』助演女優賞:モニーク『プレシャス』脚本賞:『ハート・ロッカー』脚色賞:『プレシャス』外国語映画賞:『瞳の奥の秘密』(アルゼンチン)長編アニメ映画賞:『カールじいさんの空飛ぶ家』短編アニメ映画賞:『LOGORAMA』(原題)撮影賞:『アバター』美術賞:『アバター』視覚効果賞:『アバター』編集賞:『ハート・ロッカー』衣裳デザイン賞:『ヴィクトリア女王世紀の愛』メイクアップ賞:『スター・トレック』作曲賞:『カールじいさんの空飛ぶ家』歌曲賞:「The Weary Kind」(『クレイジー・ハート』)音響編集賞:『ハート・ロッカー』録音賞:『ハート・ロッカー』長編ドキュメンタリー賞:『ザ・コーヴ』短編ドキュメンタリー賞:『Music by Prudence』(原題)短編実写映画賞:『The New Tenants』(原題)特集:2010アカデミー賞■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]© Omelette/AMPASアバター 2009年12月23日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2009 Twentieth Century Fox. All rights reservedハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.プレシャス 2010年4月24日よりシネマライズほか全国にて公開© PUSH PICTURES, LLC しあわせの隠れ場所 2010年2月27日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC ALL RIGHTS RESERVEDクレイジー・ハート 2010年公開© 2009 Twentieth Century Fox■関連記事:アカデミー賞授賞式今年の“ベストプレゼンター”部門受賞者はベン・スティラー?オスカー授賞式後はアフター・パーティ。お疲れモードでもセレブはパーティをはしご【アカデミー賞】ファッションチェック!〜レッド&ブラック編〜【アカデミー賞】ファッションチェック!〜ブルー&パープル編〜【アカデミー賞】ファッションチェック!〜シルバー編〜
2010年03月09日6部門制覇の『ハート・ロッカー』圧勝で幕を閉じた第82回アカデミー賞授賞式。受賞者たちはバックステージで各国プレスとの記者会見を終えると、各所で開かれているアフター・パーティに顔を出す。雑誌「Vanity Fair」主催のパーティと並んで人気なのは「The Governors Ball」。授賞式後にスターが真っ先に足を運ぶのはこのパーティだという。オスカー&ラジー主演女優賞同時受賞の快挙を成し遂げたサンドラ・ブロックも会見後すぐにここを訪れた。会見では「とにかく何か食べたい!座って靴もドレスも脱いで、ハンバーガーを食べたいの。ドレスがはちきれることなんて心配せずにね。それに眠い!」と何とも素直に欲望のまま語ったサンドラだが、パーティでハンバーガーにはありつけただろうか?会場には、作品賞、監督賞、脚本賞を始め6冠を達成した『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー監督と脚本家のマーク・ボール、主演男優賞候補のジェレミー・レナー、監督賞のプレゼンターを務めたバーブラ・ストライサンド、ジェラルド・バトラー、ダイアン・クルーガーなど様々な顔ぶれが、あちこちで祝福し合っていた。(text:Yuki Tominaga)特集:2010アカデミー賞 Harbaugh/© A.M.P.A.S.■関連作品:第82回アカデミー賞 [アワード]© Omelette/AMPASハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.■関連記事:アカデミー賞授賞式今年の“ベストプレゼンター”部門受賞者はベン・スティラー?アカデミー賞総括!時代を切り拓く女たちの美しき勝利【アカデミー賞】ファッションチェック!〜レッド&ブラック編〜【アカデミー賞】ファッションチェック!〜ブルー&パープル編〜【アカデミー賞】ファッションチェック!〜シルバー編〜
2010年03月09日