マイケル・ムーア監督の最新作となるドキュメンタリー映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』(5月27日公開)の日本版予告編が24日、公開された。ムーアは、これまで『ボウリング・フォー・コロンバイン』(03)での米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞の受賞をはじめ、国内外問わず高い評価を獲得してきた。過去作では米国内のさまざまな社会問題を取り扱って世間を騒がせてきたが、本作ではこれまで一貫して批判してきたはずの権力の片棒を担いでアメリカの"侵略"政策に参加。作中で、ムーアは世界の"常識"を根こそぎ略奪するというミッションが課せられている。予告編は、ヘリコプターのごう音で始まり、ホワイトハウスとペンタゴンが映し出される。「アメリカ合衆国は、これまでとは違う画期的な侵略作戦を開始する…」とのナレーションが続くと、星条旗を手にしたムーアが「U.S.A.! イエー!」と高らかに叫ぶ。狙われた国は9カ国。小学校の給食がフルコースで振る舞われるのにフレンチフライ(ポテト)を食べないフランスでは、子どもたちからアメリカの給食を「マズそ~」と拒絶反応を示され、ドイツでは、会社の上司が社員の帰宅後や休日に連絡することは違法だと知らされる。他の国も、ろうやが一軒家(ノルウェー)、会社の昼休みが2時間で年間の有給が8週間(イタリア)など、ムーアにとっては驚きの連続。追い打ちをかけるように、アイルランドの女性経営者には、「アメリカ人が非ジョーシキなだけ」と断言される。"侵略"のために世界に飛び出したにも関わらず、衝撃の事実の数々を目の当たりにしたムーアは「これらは世界では当たり前なのか? 理解できないアメリカが変なのか?」と困惑を隠せない様子で、うろたえてしまう。(C)2015, NORTH END PRODUCTIONS
2016年03月25日『ボウリング・フォー・コロンバイン』『華氏911』など、アポなし突撃取材のドキュメンタリーで社会問題を一刀両断してきたマイケル・ムーアが、まさかの米政府の極秘ミッションに参加?そんな『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』から日本版オリジナルポスター・ビジュアルが解禁、公開日も5月27日(金)に決定した。これまでの“侵略戦争”の結果、いっこうに良くならない国・アメリカ合衆国。米国防総省の幹部らは悩んだ挙句、ある人物に相談する。それは、政府の天敵である映画監督のマイケル・ムーア。幹部らの切実な話を聞き、ムーアは国防総省に代わって自らが“侵略者”となり、世界各国へ出撃することを提案。なんと空母ロナルド・レーガンに搭乗し、大西洋を越えて最初の侵略先・ヨーロッパを目指すのだった…。銃規制をテーマにした『ボウリング・フォー・コロンバイン』で米アカデミー賞「長編ドキュメンタリー賞」、対テロ戦争を題材にした『華氏911』でカンヌ国際映画祭「パルムドール」を受賞し、『シッコ』ではアメリカの医療制度に、そして『キャピタリズム~マネーは踊る~』では資本主義に深く切り込んできたムーアが、今回は“敵方”である権力に翻った!?本作では、米政府からの極秘ミッションを受けた“侵略者”となって、“世界のジョーシキ”をターゲットにする!解禁された日本版のポスターは、世界地図の上で両手を広げてポーズを決めるマイケル・ムーアに、「侵略禁止」のマークが重なったユニークなデザイン。ポスターの下部には、イタリア、フランス、ドイツ、ノルウェー、ポルトガル、フィンランドなど、ムーアのターゲットにされた国々の国旗が配置されている。さらに、「フレンチフライを食べないフランス」「休日の部下への連絡が違法なドイツ」「殺人犯がムショでナイフを持つノルウェー」「宿題をしないが秀才だらけのフィンランド」など、各国の強烈なジョーシキの一部も!果たして、これらのジョーシキには、どんな意味が、そしてどんな価値があるのだろうか!?アメリカ人のみならず、世界の人々も驚愕するマイケル・ムーアの集大成ともいえる本作。ムーアが“侵略”する先々で知ることになる事実、ちりばめられた相変わらずのブラック・ユーモア、決して予定調和では終わらない“侵略”行為の行く末を、今後も注目していて。『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』は5月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月17日『ヒート〈1995年〉』『インサイダー』のマイケル・マン監督が、マイケル・マン・ブックスをスタートさせることになった。ほかのライターたちとフィクション、あるいはノンフィクションの小説を本のために執筆しつつ、同時に映画化またはテレビ化の企画も進めるというものだ。その他の情報すでにある企画のひとつに、『ヒート〈1995年〉』のプレクェル(前日譚)もあるという。これまでマンは何度も、すでに存在する原作本を映画化してきたが、これは逆の試みとなる。マンの最新作は、クリス・ヘムズワースが主演した『ブラックハット』。次はフェラーリの創業者の自伝映画『Enzo Ferrari』を手がける予定だ。主演にはクリスチャン・ベールが決まっていたが、ベールは役のために太ることで健康を害することを危惧し、降板した。新しい主演俳優はまだ決まっていない。文:猿渡由紀
2016年03月17日マイケル・ムーア監督の最新作となるドキュメンタリー映画『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』の日本公開日が5月27日に決定し、日本オリジナルのポスタービジュアルが17日、公開された。ムーアは、これまで『ボウリング・フォー・コロンバイン』(03)で米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を、『華氏911』(04)でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞するなど、国内外問わず高い評価を獲得してきた。過去作では米国内のさまざまな社会問題を取り扱って世間を騒がせてきたが、本作ではこれまで一貫して批判してきたはずの権力の片棒を担いでアメリカの"侵略"政策に参加。作中で、ムーアは世界の"常識"を根こそぎ略奪するというミッションが課せられている。公開されたポスターは、世界地図の上で両手を広げてポーズを決めるムーアに「侵略禁止」のマークが重なった特徴的なデザイン。下部には、フランス、ドイツ、ノルウェーなどターゲットにされた国々の国旗が置かれており、「フレンチフライを食べないフランス」「休日の部下への連絡が違法なドイツ」「殺人犯がムショでナイフを持つノルウェー」といった各国の強烈な"常識"の一部も解説されている。映画内で描かれている侵略先の事実や、ブラック・ユーモア、予定調和で終わらない侵略行為は、だれが見ても驚きと笑いと感動を隠せないものになっているという。(C)2015, NORTH END PRODUCTIONS
2016年03月17日『スティーブ・ジョブズ』で本年度アカデミー賞「主演男優賞」にノミネートされたマイケル・ファスベンダーと、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』で第80回アカデミー賞「主演女優賞」を受賞したマリオン・コティヤールにより、W・シェイクスピア最高傑作と呼ばれる悲劇を映画化した『マクベス』。このほど、演技派2人が描く狂気的な夫婦愛が映し出された予告編が解禁、公開日が5月13日(金)に決定した。舞台は中世スコットランド。仁徳が高く慈悲深いダンカン王(デビッド・シューリス)に仕える将軍マクベス(マイケル・ファスベンダー)は、反乱軍との激しい戦闘の末、勝利を収める。その岐路、謎めいた魔女が現れ、“マクベスは領主になり、そして王になるだろう”という不可解な予言を囁く。ともに行動していた将軍バンクォー(パディ・コンシダイン)には、“子孫が王になる”と告げた。謎めいた予言を残し霧のように消えた魔女にとまどうマクベスたちの元に、王の使いが到着する。なんとコーダの領主が死亡し、マクベスが領主となるよう勅命が下ったのだ。魔女の囁きによって、忠誠心とは裏腹に王座への野望という炎を心に灯してしまったマクベスを、言葉巧みにマクベス夫人(マリオン・コティヤール)が夫の良心を消し去ろうと画策する。そんなとき、ダンカン王がマクベスの城に宿泊する日がやってくる。マクベス夫婦の野心は、人間の奥底に潜む魔性のごとき“狂気”をむき出しにさせ…。シェイクスピアの四大悲劇の1つといわれる本作は、世界中、そして日本の数々のクリエイターに多大な影響を与えてきた、言わずと知れた至高の名作。その原作は日本でも毎年約10万部の増刷があるといわれ、これまで黒澤明、手塚治虫、蜷川幸雄らも翻案作品を発表。昨年は佐々木蔵之介が1人舞台で演じ、シェイクスピア没後400年のメモリアルイヤーとなる今年2016年は、本作だけでなく、現在公演中の宝塚宙組公演「Shakespeare ~空に満つるは、尽きせぬ言の葉~」、6月には野村萬斎主演の舞台などが予定されている。今回、本邦初解禁される予告編では、圧倒的な映像美の中で、野心と欲望に苛まれながら次第に狂気に満ちていくマクベス夫婦が描き出されていく。特に、マイケルが「私の心はサソリでいっぱいだ」と語るその姿は、人相がすっかり変貌し、これまでに見たこともないほどの狂気を漂わせている。また、マリオン演じるマクベス夫人の「もう元には戻れない」という決意を秘めたような言葉からも、狂気の果てに堕ちてしまった夫婦の“地獄”へ通じるような愛を予感させている。ハリウッド界屈指の演技派俳優の2人が迫真の演技で、映画史上かつてない狂気と愛に満ちた作品に仕上げた本作。21世紀の『マクベス』を、まずはここから目撃してみて。『マクベス』は5月13日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月10日マイケル・キートンが、ベストセラーのシリーズ小説の映画化作品『American Assassin』に出演することになった。役柄は、主人公のミッチ・ラップではなく、彼の先輩にあたるスタン・ハーレイ。その他の情報シリーズは、ラップがテロリストのせいで婚約者を亡くし、それがきっかけでCIAに入るところから始める。そんな新米のラップを指導するのがハーレイだ。ラップのキャスティングは現在進行中。ハーレイはシリーズのうち14作に登場する。製作側は、映画もシリーズ化することを念頭に入れている。監督はテレビドラマ『HOMELAND/ホームランド』などのマイケル・クエスタ。撮影はこの夏スタートする。キートンは『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で昨年のオスカーにノミネートされた。また今年のオスカーで作品賞に輝いた『スポットライト 世紀のスクープ』にも出演している。文:猿渡由紀
2016年03月10日第88回アカデミー賞授賞式が2月29日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、カトリック教会の一大スキャンダルに立ち向かった「ボストン・グローブ」紙の記者たちを描いた『スポットライト世紀のスクープ』が「作品賞」に輝いた。2002年、アメリカの新聞「ボストン・グローブ」の記者たちが、カトリック教会のスキャンダルを白日の下に晒した。「SPOTLIGHT」と名のついた一面記事に、神父による性的虐待とその事実を看過し続けたカトリック教会の共犯ともいえる関係を取り上げたのだ。彼らの追跡は、教会で長く隠蔽されてきた衝撃的な歴史をつまびらかにし、社会でもっとも権力をふるう人物たちを失脚に追い込むことになる、まさに記者生命を懸けた闘いだった…。同作は作品賞、監督賞、助演男優賞(マーク・ラファロ)、助演女優賞(レイチェル・マクアダムス)、脚本賞、編集賞6部門にノミネートされ、脚本賞、が受賞している。『扉をたたく人』で注目を集め、『靴職人と魔法のミシン』(’10)が日本でもスマッシュヒットを記録したトム・マッカーシーが監督を務める本作。俳優陣には、マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバーらが集結。この日、ステージに立ったマッカーシー監督は感謝の言葉と共に「この映画は被害者に声をもらいました。その声を拡げてくれるのがこのアカデミー賞です」と語り、キャスト陣と喜びを分かち合った。(text:cinemacafe.net)
2016年02月29日1億ドル(約110億円)で売りに出ているマイケル・ジャクソンのネバーランド牧場の販売促進のためのプロモーション映像が作られたようだ。不動産会社コロニー・キャピタルは、カリフォルニア州ロス・オリヴォスにある同物件への興味をひきつけるための5分間の映像を制作したが、関係者の1人がゴシップサイトTMZに指摘したところによれば、コロニー社は無断でマイケルの音楽を映像の中で使っているようだ。映像の中では、物件の中や外をバーチャルツアーで見ることができるようで、そのBGMとして「マン・イン・ザ・ミラー」が流れているのだという。さらにTMZは、長らく市場に出されているネバーランドが売却となれば、マイケルの遺産管理団体も利益を得ることになる可能性があるとも分析。1987年にマイケルが1,950万ドル(約22億円)で購入し、童話『ピーターパン』の中に登場する夢の島の名ネバーランドが名前となったこの物件は、2008年11月にはマイケルによって名を正式にシカモア・ヴァリー・ランチ・カンパニー・LLCと変えており、コロニー社とマイケルの共同ベンチャーとなっていた。昨年には、マイケルの娘パリス(17)が禅をテーマとした庭を造り、庭の中心にはピーターパンに似た少年が月に座っている絵を彫り込んでいた。(C)BANG Media International
2016年02月26日歌手のリアーナが、故マイケル・ジャクソンをしのいで全米チャート1位獲得曲数記録で3位となった。リアーナは最新シングル『ワーク』がビルボード・ホット100のトップを飾った14曲目となったことで、マイケルの保持していた13曲という記録を破った。ビートルズが20曲で史上最高記録を保持しており、マライア・キャリーが18曲で2位につけている。そんなリアーナは、24日に予定されているブリット・アワードでのパフォーマンスのためロンドン入りしたところ。昨年の同式典への出演をキャンセルした過去があるリアーナは先日、グラミー賞への出演と「アンチ・ワールドツアー」の一部日程を中止していたため、今年の出演も疑問視されていた。しかし、式典の司会を務めるアント&デックのアントはザ・サン紙に「リアーナの飛行機が着陸したから、パフォーマンスをしてくれることを僕たちはほぼ確実視しているよ。去年は飛行機にさえ乗らなかったからね。今年は少なくともイギリスにいるってことさ」と話していた。(C)BANG Media International
2016年02月24日超過激なアポなし&突撃取材で銃規制や対テロ戦争、医療など、さまざまな社会問題を独自の視点で一刀両断してきたマイケル・ムーア。その最新作「Where To Invade Next」が、『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』として5月に日本公開されることが決まった。銃規制をテーマにした『ボウリング・フォー・コロンバイン』で米アカデミー賞「長編ドキュメンタリー賞」を、対テロ戦争に斬り込んだ『華氏911』でカンヌ国際映画祭「パルムドール」を受賞するなど、国内外を問わず高い評価を得てきたムーア監督。ほかにも、『シッコ』で医療保障、『キャピタリズム~マネーは踊る~』で資本主義と、アメリカ国内に巣食うタイムリーな問題を取り扱ってきたが、待望の最新作はどこかが、何かが違っている!?本作で彼は、アメリカを飛び出し世界へと旅立つ!しかも、これまで一貫して批判してきたはずの権力側につき、侵略する国に存在する“あるモノ”を根こそぎ略奪し、アメリカに持ち帰るというミッションを課せられることに。なぜ、ムーアは“侵略者”となったのか?いまや昔の、歯に衣着せぬ発言で突撃していくムーアではないのか?“あるモノ”とは何なのか?そして、ムーアの真の目的とは何なのか…?“侵略”する先々で知ることになる驚愕の事実に、ちりばめられたブラック・ユーモア。そして、決して予定調和で終わらない“侵略”行為。アメリカ人のみならず、日本人から見ても驚きと笑いとある種のカタルシスを届ける、マイケル・ムーアがたどり着いた境地とは?これまで彼が取材し、悩み、問いかけ、追い求めてきた集大成となる本作を見届けてみて。『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』は5月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月23日マイケル・ムーア監督の最新作となるドキュメンタリー映画『Where To Invade Next』が、邦題『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』として、5月に日本公開されることが22日、明らかになった。『ボウリング・フォー・コロンバイン』で米アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を、『華氏911』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞するなど、国内外問わず評価されてきたムーア。これまで、銃規制、対テロ戦争、医療保障、資本主義などアメリカ国内のタイムリーな問題を取り扱ってきたが、本作では世界へと旅立ち、これまで一貫して批判してきたはずの権力の片棒を担いでアメリカの"侵略"政策に参加する。ストーリーは、侵略戦争の結果まったくよくならないアメリカで、米国防総省の幹部らが政府の天敵である映画監督のマイケル・ムーアに相談することから動いていく。切実な話を聞いたムーアは、自らが"侵略者"となって世界各国へ出撃することを提案。そして、侵略する先々で"あるモノ"を略奪するために、ムーアは空母ロナルド・レーガンに搭乗し、ヨーロッパを目指す。侵略する先々で知ることになる事実、ちりばめられたブラック・ユーモア、予定調和で終わらない侵略行為は、だれが見ても驚きと笑いと感動を隠せないものになっているという。(C)2015, NORTH END PRODUCTIONS
2016年02月23日カトリック教会が隠し続けてきたスキャンダルを、スクープした記者たちの目線から描き、全米脚本家組合(WGA)賞に続いて英国アカデミー賞(BAFTA)の「脚本賞」を獲得、アカデミー賞においても主要6部門にノミネートされている『スポットライト 世紀のスクープ』。このほど、それぞれ「助演男優賞/女優賞」にノミネートされているマーク・ラファロやレイチェル・マクアダムスをはじめとするキャストたちが、ジャーナリスト生命にかけて教会の大罪に挑む姿をとらえた予告編と本ポスタービジュアルが解禁となった。2002年1月、アメリカ東部の新聞「ボストン・グローブ」の一面に全米を震撼させる記事が掲載された。それは、地元ボストンの数十人もの神父による児童への性的虐待を、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた事実。これまで1,000人以上が被害を受けたとされるその許されざる罪は、なぜ長年にわたって黙殺されてきたのか?その記事を担当していたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄「スポットライト」の4人の記者たち。デスクのウォルター・“ロビー”ロビンソンをリーダーとするチームは、事件の被害者や弁護士らへの地道な取材を積み重ね、大勢の神父が罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。途中、9.11同時多発テロによる一時中断を余儀なくされながらも、チームは一丸となって教会の罪を暴くために闘い続ける……。カトリック教会が長年黙殺してきたスキャンダルを暴き、世界中を驚かせた“世紀のスクープ”の内幕を、取材に当たった新聞記者の目線で克明に描き出した本作。今回、解禁された予告編では、ジャーナリスト生命を懸けて“聖域”に挑むマイケル・キートン、マーク、レイチェルら「スポットライト」チームの姿が描かれている。「神様にノーと言えますか」という被害者の重いセリフが語る通り、古くから地域社会に根ざしたカトリック教会は、秘密主義に閉ざされた巨大権力であり、定期購読者の半数以上をカトリック信者が占めるボストン・グローブ紙にとってもアンタッチャブルな、まさに“聖域”。だが、幾多の困難にも屈せず、粘り強い調査を続けるうち、チームは想像をはるかに超えた驚愕の事実を次々と掘り起こしていく。隠蔽の罪が浮き彫りになるスリルと、被害者たちの希望の光となるべく奮闘するチームの姿。「いまも子どもたちが狙われているんだぞ!」と叫ぶマークの姿も胸を打つ衝撃の実話を、こちらの映像から確かめてみて。『スポットライト 世紀のスクープ』は4月15日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月17日マイケル・コース コレクション(MICHAEL KORS COLLECTION)が、2月17日0時(現地時間17日10時)よりニューヨークファッションウィークで行う16フォールコレクションショーを公式サイト(michaelkors.com)でライブストリーミング配信する。また、今シーズンより、ショー終了後即座に一部アイテムを購入出来るサービス「Ready to Wear, Ready to go」をスタート。導入店舗は、ニューヨークのマディソン・アヴェニューのストア及び、マイケル・コースの公式Eコーマース・サイト(※今回は日本への発送サービスは未対応)で、さらに同日17日の午後にはそれら商品と、ランウェイ映像が店頭ウィンドウを飾る。デザイナーのマイケル・コースは同サービスの導入について、「お客様にとって、シーズン(デリバリーの納期とタイミング)というのは関係の無いことである。 どのアイテムが自分の生活に必要で、好き、欲しいかということを重視する彼女達のワードローブに、発表された直後の新コレクションのキーアイテムを提供することができれば素敵だと思った」とコメントしている。ショーの間、また終了後は、ソーシャル・メディアにてハッシュタグ#AllAccessKors #MichaelKorsを使いデザイナーの視点や、バックステージの模様を楽しめる写真などが公開される予定。
2016年02月16日本年度アカデミー賞「主題歌賞」にノミネートされているマイケル・ケイン、レイチェル・ワイズ、ポール・ダノ、ジェーン・フォンダら共演の『グランドフィナーレ』から、優美なアルプスを舞台に壮大な音楽が奏でる“シネマティックオペラ”の予告編映像が到着した。世界的にその名を知られる、英国人音楽家フレッド。いまでは作曲も指揮も引退し、ハリウッドスターやセレブが宿泊するアルプスの高級ホテルで優雅なバカンスを送っている。長年の親友で映画監督のミックも一緒だが、現役にこだわり続ける彼は若いスタッフたちと新作の構想に没頭中だ。そんな中、英国女王から彼の代表曲「シンプル・ソング」の指揮を依頼されるが、なぜか頑なに断るフレッド。その理由は、妻とのある秘密にあった――。老齢の名指揮者が人生のすべてを賭けて大舞台に挑むまでの愛と葛藤を、“21世紀の映像の魔術師”と称される『グレート・ビューティー/追憶のローマ』のパオロ・ソレンティーノ監督が壮麗な映像美で描き出す本作。映像では、アルプス山脈の広大な風景とともに、高級リゾートホテルに集うセレブたちの豪華な生活が壮大で美しい音楽とともに映し出される。華やかな隠居生活を送っているように見えるフレッド(マイケル・ケイン)。友人の映画監督ミック(ハーヴェイ・カイテル)とスパにいれば、驚くような肢体の若い女性が入ってきたりするのも刺激的ではある。だが、女王陛下からの依頼であるにもかかわらず、自身が作曲した「シンプル・ソング」の指揮を頑なに断る様子が描かれる。家族を顧みず、音楽にすべてを捧げてきたフレッドが娘のレナ(レイチェル・ワイズ)にも話していない、妻との秘密とは何なのか、また、ホテルでのさまざまな出会いを通じ、彼はどのような人生のクライマックスを迎えるのかが、気になる映像となっている。アカデミー賞ノミネートされた主題歌「シンプル・ソング」をはじめ、ストラヴィンスキーやドビュッシーなどの名曲が彩る、“シネマティックオペラ”。ヨーロッパ映画賞で「作品賞」「監督賞」とともに「俳優賞」を受賞し、「名誉賞」を贈られたマイケル・ケインが見せる名演と、自身のような大女優を演じゴールデン・グローブ賞にノミネートされたジェーン・フォンダら豪華キャストによる競演が奏でるフィナーレを楽しみにしていて。『グランドフィナーレ』は4月16日(土)より新宿バルト9、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ、シネ・リーブル池袋ほかで全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月16日名優マイケル・ケインが主演を務める映画『グランドフィナーレ』の予告編映像が公開になった。本作は、オスカー受賞作『グレート・ビューティ/追憶のローマ』のパオロ・ソレンティーノ監督の最新作で、圧倒的な映像美と重厚な人間ドラマの一端を予告編から垣間見ることができる。その他の画像/予告編が公開予告編の冒頭に登場する男が本作の主人公フレッドだ。世界的に有名な音楽家で、作曲も指揮も高く評価されてきたが、現在は引退し、アルプスの高級ホテルで優雅に余生をおくっており、英国女王陛下の演奏依頼も“私事”を理由に拒否する。ホテルには様々な人々が集っており、フレッドもまた“成功者”として振舞っているが、彼のこれまでの人生は決して“栄光”ばかりではなかった。音楽に人生のすべてを捧げてきた彼は、娘に家族を顧みなかったと責められ、これまでの自分の人生に果たして意味があったのかと自問する。苦悩する老音楽家の表情と、穏やかに時間が流れる美しいホテルとアルプスの大自然、そして流麗な音楽のコントラストが印象的だ。映像にはケインだけでなく、主人公の娘を演じたレイチェル・ワイズ、主人公の親友を演じたハーヴェイ・カイテル、ホテルに投宿中に俳優を演じるポール・ダノ、そして大女優ジェーン・フォンダの出演シーンも登場。映像のラストでは、あれだけ復帰を拒んできた主人公が、ステージに立ち、自らの指揮で自作の楽曲『シンプル・ソング』を演奏する場面が描かれる。彼は自分の人生をいかに振り返り、“グランドフィナーレ”を飾るべく再びステージにあがったのか?本作は、名優と重厚なドラマと、美しい映像が揃った“スクリーンでじっくり観たい映画”になっているようだ。『グランドフィナーレ』4月16日(土) 新宿バルト9、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー(C)2015 INDIGO FILM. BARBARY FILMS. PATHE PRODUCTION. FRANCE 2 CINEMA. NUMBER 9 FILMS. C -FILMS. FILM4
2016年02月16日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が、第88回アカデミー賞で「作品賞」「監督賞」など10部門にノミネートされ、日本でも各映画賞を総ナメにしていることから“復活”上映されることになり、再び熱狂を呼んでいる。本作は、石油も水も尽きかけた世界を舞台に、孤高の男マックス(トム・ハーディ)がフュリオサ(シャーリーズ・セロン)率いる美女たちとともに、砂漠の支配者イモータン・ジョーに反逆し、“不屈の精神”で自由のために爆闘する物語。ほかにも、2016年は冒頭から、トム・ハンクスが東西冷戦の影で知られざる活躍をした実在の弁護士に扮した『ブリッジ・オブ・スパイ』、巨大鯨のみならず広大な海との闘いを生き抜いた男たちの『白鯨との闘い』、無謀といわれても自らの夢を追いかけた男の実話『ザ・ウォーク』など、“不屈の精神”を抱き続けた男たちが大活躍。また、現在大ヒット中の日本映画『信長協奏曲』でも、小栗旬が自らの運命を知ってもなお、その信念のため、愛する人のため、仲間のために葛藤しながら、前を向く“信長”を好演している。そんな“不屈の精神”を持つ男たちが、これからもスクリーン上には続々と登場する。まず、アンジェリーナ・ジョリー監督作、文字どおりの『不屈の男アンブロークン』(公開中)では、素行の悪かった移民の少年がオリンピック陸上選手となり、第二次世界大戦中には47日間におよぶ太平洋での漂流を耐え抜き、日本軍の捕虜収容所で渡辺伍長(MIYAVI)から執拗な虐待を受けても、決して希望を捨てなかったルイ・ザンペリーニ(ジャック・オコンネル)が主人公となる。不屈の男の驚愕の半生に目を奪われるとともに、敵も味方も関係ない、“赦し”の物語であることを目の当たりにするはずだ。『オデッセイ』(公開中)でマット・デイモンが熱演する “火星にひとりぼっち”で取り残された男もまた、決してあきらめを知らない男だ。希望を捨てること=死を意味する火星にいながら、彼は持ち前のユーモアとスーパーポジティブな精神、植物学や科学の知識・技術を余すところなく発揮していく。そんな彼の“不屈の精神”を象徴するかのような(?)往年のディスコ・ミュージックも、一歩間違えば絶望的状況に陥る“長き旅”を盛り上げる。絶望的状況といえば、大戦中のアウシュヴィッツ=ビルケナウ収容所を舞台に、ハンガリー系ユダヤ人のサウルが偶然見つけた息子を“弔う”ために奔走する『サウルの息子』(公開中)。同胞の屍体処理に従事する特殊部隊“ゾンダーコマンド”であるサウルは、ユダヤ教の教義に則って、ラビ(聖職者)のもと火葬ではなく埋葬をするべく、収容所内で分業によって淡々と進められる非人道的な行為を背景に、ただ、息子が人間らしくあるために歩みを進めていく。また、2月12日(金)から公開中の、Apple社のカリスマ的創業者を描いた『スティーブ・ジョブズ』では、彼にしか見えないヴィジョンで世界を変えた男が、実娘リサと接するときには戸惑いを隠せず、持て余す様子が描かれる。そんな父親としてのジョブズの姿が、3つの有名なプレゼンテーションから描き出されていく切り口は独特。指1本動かすだけで、いつでもどこでも世界中とつながることができる現代のライフスタイルを生み出した男の、ひとりの人間としての姿をも浮き彫りにさせている。カリスマといえば、クリスチャン・ベイル、スティーブ・カレル、ライアン・ゴズリング、ブラッド・ピットという豪華スター俳優たちが華やかさを封印し、ウォール街を出し抜いたアウトサイダーを演じる『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(3月4日公開)も注目だ。世界中を混乱させたリーマンショック前夜、いち早く経済破綻を予測し、バブリーなウォール街の常識や権威を敵に回した男たちもまた、あきらめることを知らず、自分自身の“嗅覚”と直感を信じていた。直感といえば、あの名推理でおなじみの“不屈の探偵”も忘れてはならない。『Mr.ホームズ名探偵最後の事件』(3月18日公開)では、今年76歳のイアン・マッケランが90歳を過ぎたシャーロック・ホームズを演じ、30年前に自身が引退するきっかけになった事件に再び挑む。その姿は、“不屈の精神”を持ちながらも、ベネディクト・カンバーバッチやロバート・ダウニー・Jr.が演じてきたホームズのイメージとはまるで違う、リアルな人間味を持つ。さらに、岡田准一と阿部寛が共演を果たす日本映画『エヴェレスト 神々の山嶺』(3月12日公開)では、標高8.848m、氷点下50度、最大風速は50m以上という極限の世界に魅せられた不屈のクライマーたちが描かれる。「孤高の天才」と呼ばれる者、その生き様にどうしようもなく惹かれていく者、それとは別の生き方を選ぶ者…。さまざまな思いが、世界最高峰の山嶺を前に交錯する。最高峰といえば、カトリック教会という世界的な“巨大組織”を前に、屈することなくタブーに切り込んだジャーナリストたちを描いた『スポットライト 世紀のスクープ』(4月15日公開)。マーク・ラファロ、マイケル・キートン、リーヴ・シュレイバーらに紅一点レイチェル・マクアダムスという面々が、性的虐待の被害者たちの声なき声を世に知らしめるために奔走する姿には、胸アツになること必至。そして、“今度こそ”悲願のアカデミー賞獲得かといわれているレオナルド・ディカプリオ主演、アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督の『レヴェナント:蘇えりし者』(4月22日)も控えている。レオが「これぞ渾身の演技」で体現するのが、19世紀、熊にのどを裂かれ、瀕死の重傷を負いながらも死の淵から蘇った実在のハンター、ヒュー・グラス。彼の原動力となるのは、怒りと復讐心、何よりこの世にいない息子への愛にほかならない。スクリーンから放たれる彼らの“不屈の精神”は、できるだけ“最短の道”を選び、堅実で欲がなく、高望みをしない、“さとり世代”ともいわれたりする現代人の心にも、何かを灯すことになりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティーブ・ジョブズ 2016年2月12日より全国にて公開(C) Universal PicturesMr.ホームズ名探偵最後の事件 2016年3月18日よりTOHO シネマズシャンテほか全国にて公開(C) Agatha A Nitecka / SLIGHT TRICK PRODUCTIONS
2016年02月13日マイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールを迎え、ウィリアム・シェイクスピアの戯曲を映画化する『マクベス』。吉本興業が初の洋画配給を手がけることでも話題となった本作からこの度、ポスタービジュアルが解禁された。舞台は中世スコットランド。仁徳が高く慈悲深いダンカン王に仕える将軍・マクベスは、反乱軍との激しい戦闘の末、勝利を収める。その岐路、謎めいた魔女が現れ、“マクベスは領主になり、そして王になるだろう”という不可解な予言を囁く。ともに行動していた将軍・バンクォーには、“子孫が王になる”と告げた。謎めいた予言を残し霧のように消えた魔女にとまどうマクベスたちの元に、王の使いが到着。なんとコーダの領主が死亡し、マクベスが領主となるよう勅命が下ったのだ。魔女の囁きによって、忠誠心とは裏腹に王座への野望という炎を心に灯してしまったマクベスを、言葉巧みにマクベス夫人が夫の良心を消し去ろうと画策する。そんなとき、ダンカン王がマクベスの城に宿泊する日がやってきたのだが――。人類史上最も偉大な作家・シェイクスピアが没後400年にあたる2016年初夏公開される本作。何世紀もの時を超えて現代人の心を激しく揺さぶり続け、「ハムレット」「オセロー」「リア王」と並ぶシェイクスピアの四大悲劇の1つで、王座をめぐり野心に取り憑かれた将軍・マクベスと、夫の野心を操る妻の心理をリアルに探究しされ、手を血に染め野心と欲望に苛まれながら次第に狂気に満ちていくマクベス夫婦の姿が、まざまざと描かれている。『スティーブ・ジョブズ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、その卓越した演技力が注目を集めているマイケルと、『エディット・ピアフ~愛の賛歌~』でアカデミー賞主演女優賞に輝いたマリオンが、マクベス夫妻の狂気にも似た愛の形を鮮烈に体現。そして監督には、オーストラリア出身のアーティスティックな映像に定評のある気鋭ジャスティン・カーゼルが務めている。今回解禁されたポスタービジュアルは、マイケル演じるマクベスの前に、マリオン演じるマクベス夫人が跪いて顔に手を添えるポスター。夫婦の“地獄に近い愛”と、濃密な関係性を的確に表現する仕上がりとなっており、また「夫が王になった時、2人の運命が狂い出す。」という強烈なストーリー性を感じさせるコピーが、さらに物語の想像掻き立てる一枚となっている。世界中のクリエーターに多大な影響を与え、黒澤明、手塚治虫、蜷川幸雄らも翻案作品を発表してきた至高の名作を映画化した本作。迫真の演技と破格の映像美に彩られ、まさに誰も観たことのない21世紀の『マクベス』に注目が集まる。『マクベス』は初夏、TOHOシネマズシャンテほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2016年02月12日1月30日(現地時間)、第22回全米映画俳優組合(SAG)賞が発表になり、映画部門の作品賞にあたるキャスト賞を『スポットライト世紀のスクープ』が受賞した。4月に日本公開予定の『スポットライト世紀のスクープ』は、アメリカの「ボストン・グローブ」紙がカトリック教会で起きていた性的虐待の実態を暴いた実話を映画化した社会派ドラマ。「スポットライト」と題された特集記事を担当する記者たちを演じたブライアン・ダーシー・ジェームズ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、マーク・ラファロ、リーヴ・シュレイバー、ジョン・スラッテリー、弁護士を演じたビリー・クラダップとスタンリー・トゥッチが受賞した。主演男優賞はレオナルド・ディカプリオが『レヴェナント:蘇えりし者』で受賞。主演女優賞に輝いた『ルーム』のブリー・ラーソンとともに2月28日(現地時間)発表の第88回アカデミー賞での主演賞受賞に王手をかけた。SAG賞に投票する映画俳優組合員は、アカデミー賞で投票権を持つアカデミー会員と顔ぶれが重なることが多く、アカデミー賞の俳優賞と授賞結果がしばしば一致する。助演男優賞に輝いたのは『ビースト・オブ・ノー・ネーション』のイドリス・エルバ。アカデミー賞候補にはならなかったものの、今回「刑事ジョン・ルーサー」でTV部門のTV映画・ミニシリーズ男優賞も受賞している。助演女優賞は『リリーのすべて』のアリシア・ヴィキャンデルが受賞、彼女もオスカー受賞にまた一歩近づいた。映画スタント・アンサンブル賞は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』が受賞した。今年はアカデミー賞の俳優部門の候補者が全員白人で、多様性に欠けるという批判が寄せられ、ウィル・スミス夫妻やスパイク・リー監督が授賞式のボイコットを表明しているが、SAG賞ではイドリスのほかに、TV映画・ミニシリーズ女優賞をクイーン・ラティファ(「BESSIE/ブルースの女王」)、TV部門ドラマシリーズ女優賞をヴィオラ・デイヴィス(「How to Get Away with Murder」原題)、同コメディシリーズ女優賞をウゾ・アドゥバ(「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」)、と計4人のアフリカ系俳優が受賞した。(text:Yuki Tominaga)
2016年02月01日マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムスら、人気・実力ともにハリウッドを代表するキャストが集い、カトリック教会が長年黙殺してきた性的虐待を暴いた『スポットライト 世紀のスクープ』。先日、アカデミー賞を占う重要な前哨戦の1つといわれる放送映画批評家協会賞(BFCA)で『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『レヴェナント:蘇えりし者』などを抑えて「作品賞」を獲得し、がぜん注目度を増してきた本作の日本公開日が4月15日(金)に決定した。2002年1月、米国の新聞「ボストン・グローブ」が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。それは、数十人もの神父による性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきたという衝撃のスキャンダル。その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。“スポットライト”という名の特集記事を担当する記者たちは、驚愕の事実を次々と明らかにし、被害者たちの声なき声を世に知らしめるため奔走する――。カトリック教会の一大スキャンダルというタブーに切り込み、混迷深まる現代ジャーナリズムに真実と正義の光を照らし出した本作。ピューリッツァー賞に輝いた調査報道チームの軌跡を映画化した。第88回アカデミー賞では「作品賞」「監督賞」(トム・マッカーシー)ほか「助演男優賞」(マーク・ラファロ)、「助演女優賞」(レイチェル・マクアダムス)など主要6部門にノミネートされており、すでに映画賞レースで205もの受賞&ノミネート数を記録(1月25日現在)。CNNの看板キャスターにしてジャーナリストのアンダーソン・クーパー(@andersoncooper)も、Twitter上で「Wow, just watched #SpotlightMovie. Best movie I’ve seen in a long, long time. So powerful!(ワオ!『スポットライト世紀のスクープ』を観たよ。人生最高の1本。パワフルだ!)と絶賛の声をアップするなど、高い評価を受けている。『スポットライト 世紀のスクープ』は4月15日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月29日『I am Sam アイ・アム・サム』のジェシー・ネルソン監督がダイアン・キートン、ジョン・グッドマン、マリサ・トメイほか豪華キャストを迎え、聖夜に集う家族の姿を描く『クーパー家の晩餐会』。このほど、とびっきりハッピーであたたかい予告映像が解禁となった。1年に1度、クリスマスに4世代11人が集まるクーパー家。幸せな休日に、皆が見せる満面の笑み…だが、彼らは笑顔の下にそれぞれの秘密を隠していた。皆には内緒で離婚することを決めている母シャーロット(ダイアン・キートン)と父サム(ジョン・グッドマン)。娘エレノア(オリヴィア・ワイルド)は不倫の恋の真っ最中で、息子ハンク(エド・ヘルムズ)は失業したことを家族に言い出せずにいる。さらにシャーロットの妹エマ(マリサ・トメイ)は姉への嫉妬心から万引きし逮捕されてしまい、祖父バッキー(アラン・アーキン)は行きつけのお店のウェイトレス(アマンダ・セイフライド)が辞めると聞いて頭がいっぱい…。それぞれが抱えるエピソードを聞いただけで、結末が心配になってしまう“晩餐会”だが、今回解禁された予告映像は、クリスマス特有のにぎやかな空気とともに、家族同士がお互いを思うがゆえにぶつかり合う、あたたかな感情に満ちている。中でも娘エレノアが不倫の恋を隠すための“偽彼氏”役として、空港で出会った男性(ジェイク・レイシー)をナンパし、晩餐会に同伴するシーンのコミカルなやり取りは笑いを誘う。それぞれの嘘がほころび始め、混乱が混乱を呼び、ついにはシャーロットが「私たち、家族じゃなかったの!?」と悲痛な叫びを上げたそのとき、突然の停電と、バッキーが倒れるというアクシデントに見舞われた一家が、その夜に迎える結末とは…?「何があろうと我々は家族だ」「最高のね」と言葉をつなぐクーパー夫妻の真意とは…?個性あふれるクーパー家と、色とりどりのごちそうが勢ぞろいした“聖なる夜”の奇跡を描く本作。愛とユーモアに満ちた感動作のとびっきりハッピーな雰囲気を、まずはこちらから味わってみて。『クーパー家の晩餐会』は2月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月29日名優マイケル・ケインが主演を務める映画『グランドフィナーレ』が4月16日(土)に公開になる。本作は海外で高い評価を集めており、すでに世界の映画賞42部門でノミネートされ、13部門を受賞している。その他の画像本作でケインが演じるは世界的に著名な英国人音楽家のフレッド。栄光の道を歩いてきた彼は年齢を重ねたことで作曲も指揮も引退し、アルプスの高級ホテルで優雅に余生をおくっていたが、英国女王から出演依頼が舞い込んだことを機に、自身の人生に改めて向き合い、キャリア最後にして最大の舞台に挑もうとするまでを描く。ケインをはじめ、ハーヴェイ・カイテル、レイチェル・ワイズ、ポール・ダノ、大女優ジェーン・フォンダらが出演し、『グレート・ビューティ/追憶のローマ』のパオロ・ソレンティーノが監督を務める。『グランドフィナーレ』4月16日(土) 新宿バルト9、シネスイッチ銀座、Bunkamuraル・シネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー(C)2015 INDIGO FILM. BARBARY FILMS. PATHE PRODUCTION. FRANCE 2 CINEMA. NUMBER 9 FILMS. C -FILMS. FILM4
2016年01月27日『トランスフォーマー』シリーズや『ミュータント・タートルズ』のマイケル・ベイが製作総指揮を務め、エミー賞2冠を獲得した話題のドラマ「Black Sails/ブラック・セイルズ」。このほど、日本の2大映像配信サービスのHuluとdTVが初タッグを組み、日本初上陸の本ドラマを2社共同で独占配信することが決定した。時は1715年、美しきカリブ海に浮かぶニュー・プロビデンス島。そこは、海賊、売春婦、盗人など、富と力を求めて集まった者たちの欲望渦巻く無法者たちのパラダイス。彼らが何より欲したのは、幻の財宝を積んだ<ウルカ・デ・リマ号>の所在を示す地図だった。キャテン・フリントと彼が率いる海賊たちは、この荒れ果てた海を制するために、宝の船を探す一大計画を立てる。しかし、その宝を追うのは海賊だけではなかった。ある者は新世界の王になることを望み、ある者は安楽の地を求め、ある者は一生遊んで暮らせる富を欲し…さまざまな欲望がむき出しでぶつかり合いながら、誰もが宝の地図を追う――。本作は、米国大手プレミアムチャンネル「STARZ」オリジナルの大人気ドラマ。『トランスフォーマー』をはじめとする数多くの大ヒット作品を手掛けたベイ監督が製作指揮を務め、小説「宝島」の20年前という設定でオリジナルストーリーが展開する。伝説の海賊キャプテン・フリントを演じるのは、『007/ダイ・アナザー・デイ』にも出演するトビー・スティーヴンス。全米では2014年にシーズン1が放送される前に早くもシーズン2の製作が決定し、この1月23日よりシーズン3が放送開始というヒットドラマとなっている。また、Huluといえば、これまでに「HEROS Reborn/ヒーローズ・リボーン」や「アンダー・ザ・ドーム」、「アウトランダー」「ウェントワース女子刑務所」など、良質な人気ドラマシリーズをプレミア配信(日本初配信)してきており、海外ドラマの目利きには定評があるオンライン配信サービス。一方、dTVも、ハリウッド映画でも活躍する真田広之が出演した「HELIX-黒い遺伝子-」シリーズを独占先行配信するなど、これまでも人気海外ドラマを積極的に配信してきている。「Black Sails/ブラック・セイルズ」シーズン1はHuluとdTVにて1月29日(金)よりエピソード1~4を一挙配信、2月12日(金)よりエピソード5~8を一挙配信予定。(text:cinemacafe.net)
2016年01月21日ハリウッドを代表するアカデミー賞受賞の名優、モーガン・フリーマンとダイアン・キートンが夢の初共演を果たし、夫婦役を演じる映画『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』。アメリカの映画賞で「大人のラブストーリー賞」を受賞するなど、2人がまるで本物の夫婦のような掛け合いを見せる本作から、名女優として同業者たちからも尊敬を集めるダイアン・キートンのインタビュー映像が到着した。希望と才能にあふれる画家アレックスが、ブルックリンの街を一望できるアパートメントの最上階に愛妻のルースをお姫様抱っこして入居…してから、早40年。住み心地のよい理想的なこの部屋の、唯一の欠点は“エレベーターがない”こと!5階までの道のりが遠い夫(モーガン・フリーマン)と愛犬ドロシーを心配したルース(ダイアン・キートン)は、乗り気ではない夫を説得し、やり手不動産エージェントの姪リリー(シンシア・ニクソン)のもと、いまの住まいを売ることに…。先日、70歳の誕生日を迎えたばかりのダイアンは、“元祖オシャレ番長”ともいわれ、アメリカを代表するオシャレ・アイコンとして知られる存在だ。1977年のウディ・アレン作品『アニー・ホール』では、メンズのジャケットに白いシャツ、ワイドなバギーパンツに丸眼鏡など、彼女のメンズライクな着こなしは「アニー・ホールルック」として、いまなお伝説的に語り継がれている。女性誌では、たびたび彼女の着こなしがピックアップされるなど、セレブの中でも常に彼女のおしゃれは注目の的。本作では、画家の夫を支える引退した元教師役を演じ、Tシャツに重ね着した清潔なシャツの着こなしや、寒いブルックリンには欠かせないニット帽のかぶり方、首元のマフラーのさりげない巻き方などで、インテリジェンスあふれる熟年女性の魅力を表現しており、ニューヨーカーの着こなしのお手本となっている。またダイアン・キートンといえば、“恋多き女優”としても知られ、『アニー・ホール』で彼女を世界的な女優にしたウディ・アレンや、アル・パチーノ、ジャック・ニコルソン、ウォーレン・ビーテイ、サム・シェパードという才能あふれる超大物たちとの交際でも知られている。ダイアン自身も写真やアートや建築などに造詣が深く、本を出版しているほどの知性派ということもあり、トップクラスの男性たちをも魅了するその知性や、何事もハキハキと語る明るいキャラクターも魅力だ。今回の映像で、ダイアンは本作の役柄について「ルースはアレックスの仕事上のマネージャーでもあって、全力で夫を守ろうとするところがいいわ」と明かし、「“うちの夫をバカにしないで”というようにね」と言う。続けて、「この映画にはすばらしい夫婦が描かれている。結婚とは何かを考えるだけでも価値があると思うわ」と本作のテーマにも触れた。初共演となった“夫”モーガンに対しては、「彼には人を安心させる力がある。『ショーシャンクの空に』などでもそうだったように、今回も彼は私たちが求める“善良な人”だった。“彼がいれば大丈夫”そう思わせる何かがあるの」と語り、絶大な信頼感を言葉にするダイアン。一方、共演したモーガンも、長年共演を夢見てダイアンにラブコールを送っていたという。「最初から ダイアンと僕、2人の相性はバッチリだった。そこから始まっていい関係はずっと続いたよ。僕自身も俳優だからずっと“ダイアンと共演したい、彼女とダンスしたい”と思っていたんだ。今回やっとそれが叶って一緒に仕事してみたら、実際思い描いていた通りだったよ。最高に楽しかった!」。いまやマンハッタンを凌ぐ人気といわれ、『マイ・インターン』など映画の舞台ともなり、ニューヨークの最もホットな場所として注目を浴びているブルックリン。ダイアンとモーガンが演じる夫婦が暮らした家は、そんなブルックリンを一望できる最上階の眺めの良い部屋というだけでなく、夫婦のセンスと歩みを感じさせるシックでオシャレなインテリアも見ものとなっている。ニューヨーカーのエスプリがあふれる彼女の着こなしやインテリアから、モテ続ける女性の秘訣を探ってみては?『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』は1月30日(土)よりシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、109シネマズ二子玉川ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月20日演技部門の候補者20人が2年続けて全員白人であることに批判が高まる中、マイケル・ムーアもオスカーのボイコット運動に参加するつもりであることを表明した。Thewrap.comに対して語ったもの。その他の情報批判は、アメリカ時間先週木曜日のノミネーション発表直後から起こったが、マーティン・ルーサー・キング・Jr.の生誕を祝う祝日である18日、スパイク・リーとジェイダ・ピンケット=スミスが、ボイコットを宣言し、大きなニュースとなった。リーも、声明文で、アカデミーの会長であるシェリル・ブーン・アイザックや、今年のホストに選ばれているクリス・ロック、プロデューサーのレギー・ハドリンに敬意を表しているが、ムーアも「アイザックらは、この状況を直そうと本当に努力している」と認めている。それでも「2年連続で40人の候補者が全員白人というのは狂っている。僕はスパイクやジェイダがやっていることに自分も名前を貸したい」とコメントした。文:猿渡由紀
2016年01月20日故マイケル・ジャクソンによる絵画コレクションが販売されるようだ。ジョセフ・ブラトニー氏が個人的に集めたという100点以上におよぶマイケルの絵画には、ビートルズやダイアナ妃、エイブラハム・リンカーン、チャーリー・チャップリン、バート・シンプソン、ピーター・パン、ミッキー・マウス、スヌーピー、ガーフィールドなどをモデルにした多岐に及ぶ作品が含まれているそうで、マクブラトニー氏はこの絵画による収益を恵まれない子供たちに寄付する意向だそうだ。マクブラトニー氏はニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄で「これは大きな責任を伴うものです。私はこのコレクションを個人的に集めました」「子供たちを助ける非営利組織を立ち上げたいと思っています」「回復する機会や治療のチャンスを得られない子供や大人たちのためにこの素晴らしい癒やしの作品の数々を利用しない手はないと思います」と語っている。マクブラトニー氏はイーベイでマイケルの記念品の一部を購入したことがきっかけでこれらの絵画を集めるに至ったそうで、あるディーラーによってソニーで働いていた当時に数々のスケッチ画を手に入れたというメキシコ人女性を紹介されたことで、マイケルの絵画を手に入れたそうだ。すべての絵画にはマイケルによる署名が入っており、それが本物であるという鑑定も受けたという。マクブラトニー氏の代理人は「マイケル・ジャクソンがポップの王様であるというほかに才能あるアーテイストであったことは多くの人に知られていません。彼のアート界での指南役はジャクソン・ストロング・アライアンスを監修したブレット・リビングストン・ストロングだったのです」と説明している。またマクブラトニー氏は、この絵画の数々のエキシビションも開きたいと考えているようだ。(C)BANG Media International
2016年01月19日『I am Sam アイ・アム・サム』のジェシー・ネルソン監督のもと、ダイアン・キートンやジョン・グッドマン、マリサ・トメイ、オリヴィア・ワイルド、アラン・アーキン、アマンダ・セイフライドら豪華キャストが、ハプニング続出の賑やかな晩餐会を繰り広げる『クーパー家の晩餐会』。このほど、本作のポスタービジュアルが完成し、それぞれのキャラクターに迫った新たな場面写真とともに一挙に解禁となった。聖なるクリスマスの夜。1年に1度、4世代11人のクーパー一族が集まるが、彼らはそろいもそろって、笑顔の下に秘密を隠していた。まず、この日を最後に夫・サム(ジョン・グッドマン)と離婚するつもりのシャーロット(ダイアン・キートン)。そして、不倫の恋を隠すため、空港で出会った男を恋人に見立てて同伴する娘・エレノア(オリヴィア・ワイルド)、失業を言い出せない息子・ハンク(エド・ヘルムズ)、クリスマスプレゼントを万引きし逮捕されてしまう妹・エマ(マリサ・トメイ)。さらに、お気に入りのウェイトレス(アマンダ・セイフライド)が辞めると聞き、彼女のことで頭がいっぱいの父(アラン・アーキン)。しかし、晩餐会は、予期せぬハプニングからみんなの嘘が次々とバレていくことに…!秘伝のレシピによるごちそうが並び、秘密だらけのクーパー一族が繰り広げるクリスマスの晩餐会を、笑いと涙に包まれた“真実”で盛り上げる本作。今回解禁となったポスタービジュアルでは、ダイアン&ジョンが演じる夫婦とその子どもたち、一家のおじいちゃん役アーキンに思いを寄せられるアマンダら豪華キャストたちが、お皿・ナイフ・フォークのディナーセットを囲んでいるデザイン。それぞれが笑顔ではあるものの、中には、何かを思案するような微妙な表情のキャラクターも!併せて解禁となった新場面写真でも、ケーキを囲んだ家族の団らんはあれど、電話を手に困り顔のシャーロットを筆頭に、チキンを持って驚愕の表情を見せるサムや、おまわりさんといい雰囲気のエマ、ロマンティックにデート中(?)のあるカップルが見て取れる。みんなの秘密が次々と明かされる、賑やかな晩餐会の“その後”が気にならずにいられない。『クーパー家の晩餐会』は2月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月19日『クリード チャンプを継ぐ男』が好評のマイケル・B・ジョーダンが、『ファンタスティック・フォー』の続編製作を熱望している。人気コミック本の映画化となる同作で、ヒューマン・トーチことジョニー・ストーム役を演じているマイケルは、前作の評価がイマイチであったにも関わらず、またその役柄を演じたいと感じているそうだ。IGNのインタビューでマイケルは「あのキャラクターは大好きさ。僕はコミック本の大ファンだし、だからこそあの役を引き受けたっていうのもあるからね。どうなるかは今後次第だね。ジョニー・ストームは素晴らしいキャラクターさ。断る理由はないだろ?」と語った。マイケルは『ファンタスティック・フォー』が不評だったことに驚きを隠せない様子で、キャストとクルーはこれ以上ないくらい一生懸命同作に取り組んでいたと明かしている。一方で、シルヴェスター・スタローンと共演した『クリード チャンプを継ぐ男』のアドニス役では絶賛を浴びているマイケルは「自分ではどうしようもないこともあるっていうことに気づく大きな勉強になったと思うよ。やるべきことはすべてやって、毎日110パーセントの力をつぎ込んでも映画が成功しないこともあるってね。でもどうなろうと自分は気にしないでいることが必要だってね」と話している。(C)BANG Media International
2016年01月16日マイケル・ベイが『トランスフォーマー』第5弾も監督を務めることがこのほど、決定した。同人気シリーズの最新作で再度メガホンを取ることになったことを明かしたベイ監督だが、自身にとってこれがシリーズ最後の作品になるようだ。ローリングストーン誌のインタビューに応じたベイ監督は「僕は今『トランスフォーマー』をやっているんだ、第5弾だよね? このシリーズでたくさん仕事をしてきたよ。1億人の人たちが見る映画を作るのって楽しいんだけど、これが最後になるかな。他の誰かに引き継いでもらわなくちゃね」とその心境を語る。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のJ・J・エイブラムス監督は「トランスフォーマー」シリーズの指揮をとることができるのはベイ監督しかいないと話しているものの、ベイ監督自身は同シリーズを去る時が来ていると感じているようだ。「J・Jは僕に『君しかこの作品はできないよ』って言うんだけど、前に進むときが来ているんだよ。この1作品が最後さ」と続ける。とはいうものの、これまでシリーズ4作を手がけてきた監督の座を退くというベイ監督の発言は今回が初めてではなく、過去にも2回同じような発言をしていたことがあった。期待高まる第5弾の公開日はまだ発表されていないものの、2017年公開になると予測されている。そんなベイ監督は、最新作『13 アワーズ : ザ・シークレット・ソルジャーズ・オブ・ベンガジ』のプロモーション活動で現在忙しくしているところだ。(C)BANG Media International
2016年01月07日マイケル・ベイが、『トランスフォーマー5』を監督することを確認した。だが、このシリーズを監督するのはこれが最後で、以後は別の人にバトンタッチすると語っている。その他の情報4作目でシリーズに初登場したマーク・ウォルバーグは、5作目にも出演する予定。脚本は、『ブラック・ホーク・ダウン』のケン・ノーランと、『アイアンマン』のアート・マーカム、マット・ホロウェイが執筆する。ベイの次回監督作は、来週北米公開予定のアクションスリラー『13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi』。出演はジョン・クラシンスキら。ウォルバーグの最新作は、現在北米公開中のコメディ『Daddy’s Home』。共演はウィル・フェレル。文:猿渡由紀
2016年01月06日ボストン・グローブ紙の「スポットライト」チームが、巨大な権力を相手に記者生命を懸けて正義を貫いた衝撃の実話を描く映画『SPOTLIGHT』(原題)。本年度「ゴールデン・グローブ賞」の中で、唯一主要3部門全てにノミネートされ、アカデミー賞レースの最前線を快走する話題作だが、この度、本作の邦題が『スポットライト 世紀のスクープ』に決定し、ティザービジュアルも解禁された。2002年1月、米国の新聞「ボストン・グローブ紙」が、カトリック教会の信じがたい実態を報じた。数十人もの神父による性的虐待を、教会が組織ぐるみで隠蔽してきた衝撃のスキャンダル。その許されざる罪は、なぜ長年黙殺されたのか。「スポットライト」という名の特集記事を担当する記者たちは、いかにして教会というタブーに切り込み、暗闇の中の真実を照らし出したのか――。本作の監督には、『扉をたたく人』、『靴職人と魔法のミシン』のトム・マッカーシーが務め、マーク・ラファロ、マイケル・キートン、レイチェル・マクアダムス、リーヴ・シュレイバーら豪華キャストが集結。巨大な権力に屈することなくジャーナリスト魂を貫いた記者たちの闘いの軌跡を描いている。今回解禁されたティザービジュアルは、記者たちが何やら神妙な面持ちでデスクを囲んでいる一枚だ。驚くべき実話の内幕を映画化して全米大ヒットを飛ばしアカデミー賞レースの最前線を快走する本作は、「最高傑作!今年のベスト・ムービーだ」(Access Hollywood, Scott Mantz)や「主要な賞を総ナメするに違いない!」(Entertainment, Jeff Labrecque)など海外メディアも大絶賛している。そのほか「第72回ベネチア国際映画祭」や「第51回シカゴ国際映画祭」など現在併せて139にも及ぶ受賞&ノミネートもされ、話題が尽きない。事実が次々と明らかになるその取材過程は、スリリング極まりなく被害者たちの声なき声を世に知らしめんと奔走する彼らの姿に熱い感動が込み上げる本作。混迷深まる現代に、ひときわ眩い正義の光を放つ衝撃の実話、今後の続報に期待したい。『スポットライト 世紀のスクープ』は2016年4月、TOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2015年12月24日