クリス・コロンバスが監督する次回作『木曜殺人クラブ』に、ヘレン・ミレン、ピアース・ブロスナン、ベン・キングスレーが出演することになった。イギリスのテレビ番組ホスト、リチャード・オスマンが書いた小説の映画化で、コロンバスは脚色も手がける。未解決事件の調査をして暇を潰す老人たちが、身近に起きた殺人事件の解決に乗り出すことになるというユーモアに満ちた物語。製作はスティーブン・スピルバーグのアンブリン・エンタテインメント。撮影は6月にイギリスで始まる。コロンバスの最近の監督作は、Netflixの『クリスマス・クロニクル PART2』文=猿渡由紀
2024年04月24日モデル・タレントの長谷川理恵(50)が22日、自身のインスタグラムを更新し、人生で二度目というベリーショートを公開した。長谷川は「人生二度目のベリーショート!」と角度違いの2枚の写真を掲載。「変化はいつでも突然ベストタイミングでやってくるめちゃくちゃ気に入ってます松浦さんありがとうございました」とスタイリストに感謝した。この投稿にフォロワーからは「素敵」「ニュースタイルも、とってもお似合いです」「りえさん、美しいですずっと憧れです」「すてき。いつも軽やかに自分らしくの在り方が爽やかで素敵です。ワクワクしてしまいます。ありがとうございます」などのコメントが寄せられている。
2024年04月22日彼の「私、浮気しないよ」発言、真実はどれ?「彼の浮気発覚後、大激怒する私に『もう二度としない』と言ってくれた彼を信じたのですが…二度目の裏切りは私の友人。今後は浮気性な男性とは関わりたくないと思いました」(20歳女性)彼が「浮気は絶対にしない」と断言したら「本当にそうかな?」と彼の真意を探りたくなる気持ちは、自然な反応かもしれません。では、そのように宣言する彼の胸中には、どのような思いが隠されているのでしょうか。これから幾つかのパターンを紹介するので、彼はどれに当てはまるか考えてみてください。過去に浮気された嫌な記憶彼が以前に他の女性から浮気をされてしまった経験がある場合、それによって「二度とそんな思いはしたくない」と考え「俺は絶対に浮気しないから、君もしてほしくない」と願っているのかもしれません。このような男性は、浮気の悲しさを体験しているからこそ、もしそれが起こったら、強い反応を示すかもしれません。恋愛経験少なく浮気未知数恋愛経験があまりない男性は、浮気の実体験がないが故に、正確な自己分析が難しいことでしょう。浮気に対して否定的な見解を持ち、自覚的には「しない」と信じているものの、未来に何が起こるかは誰にも予想できません。浮気は面倒と感じて以前に浮気をした経験があるものの「手間がかかってどうせ面倒」と浮気にネガティブなイメージを持つ男性もいます。そうして彼は、今後の関係をスムーズに保つため「浮気はしない」と伝えるのかもしれません。彼にとって、過去の苦い経験を繰り返したくないという心情もあるでしょう。一途な愛を誓って彼女を他のどんな女性よりも大切に思い、信頼し合う関係を築きたいと願う男性は、彼女を安心させたいがために「浮気なんて絶対にしない」と言うことがあります。浮気が原因で愛する人を失うのは、決して望まないはず。しかし、関係が束縛につながる恐れもあるため、そのバランスは慎重に考えたいものです。真意を見極めるこれらの心理から、彼が「浮気しない」と語る真意を見極めることができるかもしれません。彼がどんな気持ちでその言葉を発しているのか、理解する一助としてください。(Grapps編集部)
2024年04月21日綾辻行人の傑作ミステリーを実写ドラマ化した「十角館の殺人」よりクランクアップ写真とクランクアップコメントが到着した。3月22日の独占配信開始から3週間経った現在もなお、Hulu国内ドラマランキングで常に上位3位内にランクイン(Hulu調べ)し続け、ユーザーから圧倒的な支持を集めている本作。名だたるミステリー作家や著名人から賞賛のメッセージが寄せられ、配信後も、“映像化不可能”に挑んだ本作のクオリティの高さ、そして、原作を語る上で欠かせない“あの1行”の映像化に、多くの絶賛の声が寄せられている。この度、江南孝明役を演じた主演の奥智哉の笑顔溢れるクランクアップ写真とクランクアップコメントが到着。青木崇高演じるミステリー好きな島田潔とバディを組むことになる江南孝明役で初主演を務めた奥さん。クランクアップを迎えると、笑顔で「ありがとうございました!」と挨拶。二回りも年齢が離れ、役者としても大先輩にあたる青木さんとの共演について、「後悔することもたくさんありましたけど、毎日刺激的で楽しくてとても勉強になりました。青木さんの心強いお芝居が僕を支えてくれました」とふり返った。内片輝監督と奥智哉内片輝監督に対しては、「今まで自分に足りなかったところを埋めてくださった監督との出会いは僕の俳優人生でかけがえのないひと時」とコメントし、撮影を通して自身の成長を実感したことを力強く語った。「江南のキャラクターは大学生っぽくて大好きなんです」と言う内片監督は、奥さんが演じた江南について「彼なりの真相に辿りついた時に見せてくれる、屈託のない無責任な笑顔。そこが江南の魅力ですよね。原作以上にストーリーに寄与してるキャラクター」と語る。そして「2人の全身が見えるサイズのショットが好きで、島田と江南の並んだ姿が、原作を読んだ時に出てくる2人そのままなんじゃないかと感じました」と、実写化への手ごたえも明かした。Huluオリジナル「十角館の殺人」はHuluにて独占配信中(全5話)。(シネマカフェ編集部)
2024年04月17日藤井道人が監督・脚本を手掛けた『青春18×2 君へと続く道』。3度目のタッグとなる清原果耶が、シュー・グァンハンとW主演を務める。台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイ「青春18×2 日本慢車流浪記」を原作とする本作。台湾だけでなく国際的なスター俳優シュー・グァンハン演じるジミーと、清原果耶演じるアミの「日本×台湾」「18年前×現在」を舞台に紡がれる切なくも美しいラブストーリーだ。藤井監督初の国際プロジェクトである本作で主演を務めるのは、過去に2度の藤井作品への出演歴を持つの清原果耶。役者デビュー間もない時から藤井監督とともに作品を作り上げる中で、言葉を交わさずとも通じ合う信頼関係を築いている2人。藤井監督はそんな全幅の信頼を置く清原さんの意見を取り入れ、演出方法を変更したという撮影中のエピソードを明かした。清原さんは『デイアンドナイト』で藤井作品に初出演を果たすと、2度目の出演となった『宇宙でいちばんあかるい屋根』では、18歳にして主演に抜擢。そして藤井監督初の〈国際プロジェクト〉となる本作ではW主演の一角を任されることに。藤井監督は主演に迎えた清原さんについて、「清原さんに初めて出会ったのは彼女が15歳の時で、その時から素晴らしい才能の女優さんだなという風に感じています。その後も節目節目で一緒に作品を作っていて、とても信頼している女優さんです」と語り、彼女のデビュー間もない頃から役者としての才能に魅せられていた藤井監督は、3度目のタッグでもその信頼はさらに強くなっている様子。清原さんも撮影をふり返り、「藤井監督は言葉で多く語りませんが、“清原果耶”という俳優を信頼していただけているという感覚を撮影現場の節々で感じました。それがすごく嬉しくて、現場では不安を感じることもありましたが監督のおかげで頑張ろうと思えることも沢山ありました」と3度目のタッグとなる2人の間には、言葉で語らずとも通じ合う信頼関係が構築されていることを告白。そんな清原さんが演じるアミは、藤井監督が清原さんをイメージして当て書きした人物。「自分にとって記念すべき作品である本作のアミという役は清原さんに託したかった」と自身の“監督人生第二章の始まり”と位置付け意欲作で、清原さんとタッグを組むことを熱望したという。さらに「僕には22歳の気持ちが分からないので、僕の演出と清原さんの意見が食い違ったときに彼女の言ったことが正しくて採用させてもらったことが2回ほどありました。清原さんはものづくりをしている人たちを信じて、悩みぬいたことがちゃんと観客に届くことを諦めない女優さんです」と撮影中のエピソードを明かした。清原さんも「藤井監督とは考え方や向いている方向が同じだなと思う部分があったので、数年の時を経てご一緒できたのがすごく嬉しかったです。そして監督初の日台合作という作品を任されたことも光栄です」と監督の期待に応えるように心境を告白。そんな確かな信頼関係で結ばれている2人が満を持して挑んだ〈渾身の一作〉を是非劇場で見届けてほしい。『青春18×2 君へと続く道』は5月3日(金・祝)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:青春18×2 君へと続く道 2024年5月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©️ 2024「青春 18×2」film partners
2024年04月14日TBE系『オールスター感謝祭’24春』が6日夜に生放送され、総合優勝は霜降り明星の粗品となった。22春、23秋に続き、3度目の制覇となった粗品。賞金100万円をゲットした粗品は「紳助さん、怒らないで~」と恐れを知らない一言で優勝を喜んでいた。65回目となった『オールスター感謝祭』は、前回より大幅に参加人数が増え、80人以上が出演。超豪華俳優陣や今注目の人気芸能人、金メダリストやトップアスリートらが集結し、『感謝祭』でしか見られない奇跡の瞬間を5時間半にわたって届けた。■個人成績ランキング1位:粗品(霜降り明星)2位:あの3位:鈴木仁4位:やす子5位:伊沢拓司
2024年04月06日学校イチの人気者オミくんと、彼との妄想を密かにSNSに綴るエリーが織りなす胸キュンラブストーリー、映画『恋わずらいのエリー』。これが3度目の共演の、宮世琉弥さんと原菜乃華さんがW主演を務めます。注目の若手俳優2人が恋のときめきと成長を表現。左・宮世琉弥さん、右・原菜乃華さん。――役について教えてください。宮世琉弥さん(以下、宮世):オミくんは“ウラオモテ”王子で、裏ではかなりのツンデレで。僕にとってはこれが初めての王道のラブストーリーなので、ツンデレの引き出しがなかったんですけど、ツンデレな監督から技を盗みまくりました(笑)。原菜乃華さん(以下、原):エリーはピュアなところが魅力です。人からのアドバイスも素直に受け止めて、彼女なりに実践しながら引きこもりがちな性格を変えていきます。エリーの成長は、完璧に見えて実は努力しているオミくんの姿に、背中を押してもらっていた部分も大きいと思います。宮世:エリーは、徐々に自分の気持ちを伝えられるようになっていくよね。オミくんも成長していくし、そうやって自分の殻を破って変わっていく二人に学ぶところも多かった。そういうところも含めて、年代に関係なく共感していただける部分があるので、学園ラブストーリー作品は観に行きにくいと感じる年代の方も、楽しんでいただけます!原:エリーは勇気を出して「一緒に帰りたいです」とか、想いを一生懸命伝えるんです。年齢を重ねるにつれて気持ちをストレートに伝えられなくなる…という人も、この映画を観たら、キュンキュンする感覚を取り戻していただけると思います。――今作が3度目の共演ですね。宮世:最初の共演から、原さんはすごくお芝居が上手くて!役に入り込んでいる原さんに、何だか吸い込まれるような感覚があるんです。原:嬉しい!私は宮世さんとやっていると、すごく安心できます。お芝居のパターンを変えてもすぐに対応してくださるから、ちゃんと見てくださっているのがわかるんです。宮世:原さんとはもう、いい意味でお仕事という感覚がない!原:私も。初めての方だと「ここまで近づいたほうがお芝居しやすいけど、大丈夫かな…?」って思うけど、宮世さんには気兼ねなくいけました。けど、誰にでもフレンドリーなムードメイカーの宮世さんも、急に静かになっちゃったことがあって。宮世:オミ軍団とのシーンね。さすがの僕も、女の子11人に囲まれたら人見知り発揮します(笑)。原:余裕のある普段の感じとのギャップがかわいらしかったです。宮世:原さんは、話し出すと止まらないところが素敵だなと思った。原:絶対に思ってないですよね!?「わかる~」って言いながら、聞いてなかったの、バレバレですよ(笑)。――エリーは、オミくんが彼氏だったら…とたくさん妄想しますが、お二人は妄想をしますか?宮世:僕は『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公だったら、自分のスタンドになんて名前をつけようかなとか考えてるうちに寝落ちしてますね。原:私は、現実より妄想の世界にいるほうが多い日もあるくらい。ほら、甘いものとしょっぱいものって、交互だったら永遠に食べ続けられるじゃないですか。宮世:これは、原さんの話が止まらなくなる流れだな(笑)。原:それぞれでおいしくて、一緒にしてもおいしい組み合わせって何だと思います?ポテトチップとケーキは違うし…。宮世:はい、チャンチャン!…『anan』とかけました。原:現場でもよく韻踏んでて、上手くいくとドヤ顔してたよね(笑)。『恋わずらいのエリー』さわやか王子・オミくんとの妄想をSNS上でつぶやくのが日課の妄想大好き女子・エリー。しかし、彼には裏の顔があった。共演に西村拓哉、白宮みずほ、藤本洸大、綱啓永、小関裕太ほか。3月15日全国公開。2024「恋わずらいのエリー」製作委員会 ©藤もも/講談社みやせ・りゅうび2004年1月22日生まれ、宮城県出身。’19年の俳優デビュー以降、ドラマ『君の花になる』『パリピ孔明』などに出演。4月10日、Ryubi Miyase名義でデビューアルバム『PLAYLIST』をリリース。ジャケット¥63,800パンツ¥36,300(共にサイト/ヨウジヤマモトプレスルーム TEL:03・5463・1500)その他はスタイリスト私物はら・なのか2003年8月26日生まれ、東京都出身。’22年、映画『すずめの戸締まり』で主人公に選ばれる。’23年、映画『ミステリと言う勿れ』や大河ドラマ『どうする家康』などに出演。公開待機作に『【推しの子】』。ワンピース¥31,900(JILL STUART)シューズ¥14,900(CHARLES&KEITH/CHARLES&KEITH JAPAN)リング¥184,800(e.m./e.m.青山店 TEL:03・6712・6797)※『anan』2024年3月20日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・徳永貴士(SOT/宮世さん)山田安莉沙(原さん)ヘア&メイク・礒野亜加梨(宮世さん)馬場麻子(原さん)インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2024年03月19日実写ドラマ「十角館の殺人」より、連続殺人の始まりを告げる本予告映像が到着。ミステリ研究会のキャストも明らかになった。これまでベールに包まれてきた、十角館での物語も垣間見える今回の映像。K大学のミス研メンバーたちは、合宿のため、孤島・角島にある【十角形の奇妙な館】“十角館”を訪れていた。半年前、この島で起きた通称・青屋敷事件は、未だ解決していない。そんな彼らの前に、殺人予告を思わせるプレートが現れる。本土では、青屋敷事件で焼死したとされる天才建築家・中村青司(仲村トオル)から一通の手紙、“死者からの告発状”が届き、元ミス研メンバーの江南(奥智哉)と、江南と行動を共にする男・島田(青木崇高)が手紙の真相を調べ始める。また、ミステリ研究会のメンバーとして、『ソロモンの偽証』で注目を集めた望月歩、「ウソ婚」「院内警察」「366日」とドラマ出演が続く元「欅坂46」長濱ねる、「3年A組-今から皆さんは、人質ですー」に出演した今井悠貴、雑誌のモデルとしても活動する鈴木康介。「劇団あしからず。」の小林大斗、「星星のベラベラENGLISH」(「ZIP!」)のヒロインを務めた米倉れいあ、俳優・モデルの瑠己也(るきや)、「Woman」『メタモルフォーゼの縁側』の菊池和澄(きくち・あすみ)の出演も決定した。監督の内片輝は「若い役者たちは重圧に追いつめられ、苦しんだと思います。空き時間には台本を手にメンバーでディスカッション。本当のミス研メンバーのようでしたね。みんなで輪になって、意見を交換して。生半可な覚悟ではこの作品には挑めないと、彼らはよくわかっていたのです。そんなプロ意識がクオリティ高く『映像版・十角館の殺人』を生み出したのです!」と撮影の様子を明かしている。ストーリー十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する、角島。1986年、“十角館”を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、K大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明のもとに【死んだはずの中村青司】から1通の手紙が届く。<十角館に滞在するミス研メンバー>と<死者からの手紙>。「偶然とは思えない」。江南は調査を進めるなか、島田潔という男と出会い、行動を共にしていく。一方“十角館”では、ミス研の1人が何者かに殺害される。「犯人は一体誰だ?」疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち…孤島である角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる【想像を超えた衝撃の結末】とは――。Huluオリジナル「十角館の殺人」は3月22日(金)10時よりHuluにて一挙独占配信(全5話)。(シネマカフェ編集部)
2024年03月13日MTV Entertainment Studiosと101 Studiosが、ジョンベネ殺人事件をリミテッドシリーズ化(タイトル未定)することが分かった。製作総指揮・ショーランナーは『P.S. アイラヴユー』の監督・脚本家のリチャード・ラグラヴェネーズ。「Variety」誌が報じた。1996年にアメリカのコロラド州で起こったジョンベネ殺人事件。被害者は当時6歳のジョンベネ・ラムジーで、美少女コンテスト常連の少女だった。ジョンベネはクリスマスの夜に行方不明となり、翌日自宅の地下室で遺体となって発見された。27年経った現在も未解決だが、依然として注目度は高く、この10年間にも『ジョンベネ -誰が少女を殺したのか-』『ジョンベネ殺害事件の謎』『アントールド・ストーリー -ジョンベネ事件 新たな証拠-』など、事件を題材として取り上げた映画やドキュメンタリー作品が誕生している。本作について、公式ログラインには「ジョンベネ・ラムジー殺害事件における謎めいた死と、それを取り巻くマスコミの狂乱ぶりについて詳述する。この事件は全米を虜にし、私たちに答えよりも疑問を多く残した」と記載されている。(賀来比呂美)
2024年03月08日吉沢亮を主演に迎え、「悪人」「怒り」に続き作家・吉田修一と監督・李相日が3度目のタッグを組む映画『国宝』が2025年に公開決定。吉沢さんは激動の時代を生き抜いた、稀代の女方歌舞伎役者に挑む。原作は、2002年「パレード」で山本周五郎賞、「パークライフ」で芥川賞を受賞。2007年「悪人」では毎日出版文化賞など数々の賞に輝いた吉田修一の最高傑作と呼び声の高い「国宝」。2017年から朝日新聞にて連載され、歌舞伎界を舞台にした本作は連載時から大きな話題となり、2018年に単行本化。芸道小説の金字塔にして、吉田さんの最高傑作と言われている。2019年・第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞をダブル受賞し、吉田さん自身が3年の間、歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身の1作。作家生活20周年記念作品として、4年の歳月をかけて書き上げた上下巻800ページを超える大作となり、任侠の一門に生まれながらも歌舞伎の世界に飛び込み、芸の道に青春を捧げ、芝居だけに生きてきた主人公・喜久雄がその命を賭けてなお、見果てぬ夢を追い求めていく壮大な物語。主演、吉沢亮は歌舞伎の稽古を行い全身全霊で挑む芸の道に人生を捧げる主人公・喜久雄に挑むのは、吉沢亮。『キングダム』(2019)で信の親友・漂と、玉座を奪われた秦国の王・嬴政の二役を見事に演じ分け、2020年・第43回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞、第62回ブルーリボン賞助演男優賞を受賞。『東京リベンジャーズ』シリーズでは、圧倒的なカリスマ性を持った「無敵のマイキー」こと佐野万次郎を演じ、2021年の興行収入実写作品ナンバーワンの記録に貢献。2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」に主演し、13歳から91歳までの渋沢栄一を演じ切り、第30回橋田賞新人賞を受賞した。吉田修一原作、李相日監督の前作『怒り』(2016)ではオーディションに参加していた吉沢さんが、今回は成長し進化した姿で主演を務めあげる。物語の舞台は、戦後から高度経済成長期の日本。任侠の家に生まれた喜久雄は、数奇な運命をたどり歌舞伎役者の家に引きとられる。激動の人生の中で、やがて歌舞伎役者としての才能を開花させていくのだが――というストーリー。吉沢さんは、まずはまっすぐに歩くことから始め、すり足、正座の仕方、扇子の持ち方、取り方など、基本動作からの稽古を開始。稽古初日は、まっすぐ歩くことだけで終わったという中、ほかの仕事をセーブし、撮影本番のギリギリまで日々歌舞伎の稽古を行い、不遇の青年が国の宝になるまで、稀代の歌舞伎役者・喜久雄に近づけるよう全身全霊で挑んでいるという。メガホンをとるのは、監督・李相日初めて吉田修一作品に挑んだ『悪人』(2010)は、第34回日本アカデミー賞13部門で15賞受賞、最優秀賞主要5部門を受賞し、第35回報知映画賞作品賞、第84回キネマ旬報日本映画ベストテン第1位、第65回毎日映画コンクール日本映画大賞など国内のあらゆる映画賞を総なめにし、第34回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で最優秀女優賞(深津絵里)を受賞するなど、海外でも高い評価を得た。2013年『許されざる者』ではヴェネチア国際映画祭に招待、再び吉田修一原作に挑んだ『怒り』では第64回サン・セバスティアン国際映画祭コンペティション部門に唯一の邦画作品をして出品され、大きな話題を呼んだ。さらに脚本は、第46回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門招待作品、相米慎二監督の『お引越し』で脚本家デビューし、『八日目の蝉』第35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞、『コーヒーが冷めないうちに』や、細田守監督の『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』で東京アニメアワード個人賞(脚本賞)を3度受賞の奥寺佐渡子が手掛ける。主演&原作&監督よりコメント到着■吉田修一(原作)「夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて」「悪人」「怒り」、そして「国宝」へ。夢が叶う。三たび、信頼する李相日監督に自作を預けられる喜びにあふれている。そしてもう一つ、夢が叶う。「国宝」執筆中も書き終えてからも、ずっとあることを夢見ていた。無理は承知ながら、この稀代の女方・立花喜久雄の舞台を一度でいいからこの目で見てみたいと。その夢が叶う。吉沢亮という稀代の役者を迎えて。■李相日(監督)「機が熟した宿命の出会い」芸に身を捧げ、人生を翻弄される多彩な登場人物たちが織りなす豪華絢爛な歌舞伎の世界観。吉田さん渾身の作品を担う重圧に慄えが止まりません。小説刊行からの構想6年。言い換えれば、“覚悟“に要した年月です。決め手は、吉沢亮の存在。美しさと虚しさを併せ持つ妖艶なその存在感。役者として着実に成長し進化を遂げた今、まさに機が熟した宿命の出会いです。数多ある困難を超えた先に拡がる未知の世界に、関係者一同胸昂る思いです。■吉沢亮「途方もない挑戦」吉田修一先生×李相日監督の3作目。『悪人』ではただただ視聴者として感嘆し、『怒り』ではオーディションの参加者として、何も出来なかった自分への苛立ち、完成を観てのどうしようも無い昂まりと悔しさ。そして『国宝』では当事者としてなにを思うのでしょう。稀代の女方を演じると言う、途方もない挑戦ではございますが、その挑戦の先に見える景色が何よりも美しいものである事を信じて。日々精進です。撮影は3月からスタートしており、6月クランクアップ予定。『国宝』は2025年公開予定。(シネマカフェ編集部)
2024年03月05日■これまでのあらすじ結婚して数年、なかなか気持ちがそろわなかった美咲と拓也だったが、互いの不安や本音を話し合い、妊活をスタートさせる。しかし1年後やっと妊娠したと思ったら、流産してしまうのだった。その後も一度、子どもを授かるが産むことができず、心も体も傷ついてしまった美咲は、ぬいぐるみを自分たちの赤ちゃんとしてお世話する日々。一方の拓也は、どうしたら美咲の心を癒やすことができるのか悩むのだった。そんな中、ついに拓也は美咲に向き合い、亡くなってしまった我が子「花ちゃん」をお空にいかせてあげてほしいと訴える。美咲は現実を受け止め、夢の中で花ちゃんに「また必ず会おうね」と約束して、別れるのだった。■季節はめぐり…■美咲の腕には…花ちゃんがお空に帰っていったその後…。桜が咲き、暑い夏が過ぎ、銀杏の葉が秋を彩り、雪が降って、また春がやってきて…。季節がめぐり、三度目の春が来たとき…。美咲と拓也の目線をたどると、美咲の腕に大事そうに抱きかかえられる赤ちゃんの姿が…!今度こそ、本当に産まれてきてくれました!それは、夫婦ふたりの愛情がにじみでるような光景でした…。次回に続く「僕たちは親になりたい」(全64話)は12時更新!
2024年02月16日「その年、私たちは」のチェ・ウシクと「私の解放日誌」のソン・ソックが共演する、最新Netflixシリーズ「殺人者のパラドックス」の配信日が2月9日(金)に決定。ティザー予告編が公開され、ファンの注目を集めている。同名のウェブ漫画を原作にした本作。ティザー予告編では、無気力に日常をやり過ごしていたコンビニアルバイトの大学生イ・タン(チェ・ウシク)が、ある夜、無差別的な暴力に遭い、思わずハンマーを手に反撃してしまう衝撃的なシーンから幕を開ける。暗闇に“殺される者”という文字が浮かび上がるが、すぐさま“殺す者”へと置き換わり、事件を追う刑事チャン・ナンガム(ソン・ソック)が登場する。偶発的な殺人をきっかけに次第に殺人に魅了されていくかのようなイ・タンと、彼に疑いの目を向けるチャン・ナンガム。緊張が高まるなか、彼の「チューインガムと風船ガムに違いがあるか?」というセリフとともにガムの風船がパチンと割れ、映像は幕を閉じる。『パラサイト 半地下の家族』で一躍人気を集め、「その年、私たちは」では朴訥とした画家の青年役もハマっていたチェ・ウシクの『THE WITCH/魔女』の狂気を彷彿とさせるような殺人犯の姿。そして、「D.P.」シリーズや「私の解放日誌」、「カジノ」、映画『犯罪都市 THE ROUNDUP』などで魅力を発揮してきたソン・ソック。人気俳優同士の共演に、コメント欄やSNSでは「はい神キャスト」「期待しかない!」「楽しみすぎる」「2人の共演はヤバい」など、早くも期待の声が上がっている。Netflixシリーズ「殺人者のパラドックス」2月9日(金)より独占配信開始。(上原礼子)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2024年01月14日狙うは優勝だ。史上最強の呼び声高いSAMURAI BLUEが3大会ぶり5度目のアジア制覇を目指す。日本代表は1月14日(日)に『AFC アジアカップ カタール 2023』初陣を迎える。1月1日・国立競技場での『TOYO TIRES CUP 2024』タイ代表戦で5-0の完勝後、メンバーを発表した山本昌邦ナショナルチームダイレクター(NTD)と森保一監督はターゲットは「優勝」だとキッパリ。山本NTD「5回目のチャンピオンを目指す挑戦になる。アジアをしっかり突き抜けていく上で大事な大会になると考えている。チームをサポートするのが私の仕事なので、カタールで7試合きっちり戦えるようにしっかり準備を進めたい」森保監督「『アジアカップ』優勝を目指して今大会に臨む。多くのサポーターのみなさん、テレビやメディアを通して応援してくださる全国の方々と、日本人の誇りと喜びを分かち合いながら、一戦一戦戦って優勝のタイトルを勝ち取れればと思う」三笘薫(C)スエイシナオヨシSAMURAI BLUEメンバー26名は以下の通り。【GK】1前川黛也(ヴィッセル神戸)1試合0失点23鈴木彩艶(シントトロイデンVV/ベルギー)4試合0失点12野澤大志ブランドン(FC東京)0試合0失点【DF】3谷口彰悟(アルラヤンSC/カタール)24試合1得点4板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)22試合0得点24渡辺剛(KAAヘント/ベルギー)2試合0得点19中山雄太(ハダースフィールド・タウンFC/イングランド)20試合0得点15町田浩樹(ユニオン・サンジロワーズ/ベルギー)6試合0得点16毎熊晟矢(セレッソ大阪)4試合0得点22冨安健洋(アーセナル/イングランド)37試合1得点21伊藤洋輝(VfBシュツットガルト/ドイツ)13試合1得点2菅原由勢(AZアルクマール/オランダ)9試合1得点【MF/FW】6遠藤航(リバプールFC/イングランド)55試合2得点14伊東純也(スタッド・ランス/フランス)51試合13得点18浅野拓磨(VfLボーフム/ドイツ)48試合9得点8南野拓実(ASモナコ/フランス)52試合18得点5守田英正(スポルティングCP/ポルトガル)28試合2得点7三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)18試合7得点25前田大然(セルティック/スコットランド)13試合3得点17旗手怜央(セルティック/スコットランド)5試合0得点10堂安律(SCフライブルク/ドイツ)42試合9得点9上田綺世(フェイエノールト/オランダ)19試合7得点13中村敬斗(スタッド・ランス/フランス)5試合5得点26佐野海舟(鹿島アントラーズ)2試合0得点20久保建英(レアル・ソシエダ/スペイン)29試合3得点11細谷真大(柏レイソル)4試合1得点※各選手の試合数・得点数(失点数)は国際Aマッチでの数字。タイ戦で後半のゴールラッシュの口火となる先制点をマークしたMF田中碧をはじめ、MF鎌田大地やFW古橋亨梧など主力と目されたメンバーが招集外となった理由を問われと、森保監督はこのように返答した。森保「招集できる条件の中でベストということで、このグループを作らせていただいた。詳しくは話せないが、いろいろな状況がある。チーム編成するにあたって、いろいろな条件の中で選んだとご理解していただければと思う。いろいろな条件の中で招集できなかった点もある」『FIFAワールドカップ カタール2022』メンバーは14名にとどまった点を質問されると。「今指摘されるまで、『カタールW杯』からそれだけ多くの選手が入れ替わっていることはまったく気付いていなかった。まず日本のサッカーの全体的なレベルで言うと、より多くの選手が高いレベルでプレーし、し烈な競争の中で非常に高いレベルの選手選考ができているということが言えるかなと思う。たくさんの日本人選手が世界で戦えるだけの力をつけてきていることが、入れ替わりの人数に表れている。これだけのいい選手がさらに出てきていると言えると思う。『アジア杯』が1月から2月10日(土)まで行われるが、これがもし3月に大会がある、それ以降に大会がある場合は『W杯』メンバーが戻ってくるかもしれないし、新たなメンバーが入ってくるかもしれない。固定したメンバーではなくて、より高いレベルのメンバー選考になっている」『W杯』も経験した上での2度目の『アジア杯』となる森保監督にとって、大会へのアプローチ方法は5年前と変わるのか聞かれると、こう答えた。「前回の『アジア杯』、『カタールW杯』での経験が生かせるところもあると思うし、私自身根幹は変わっていないが、チームマネジメントの部分では変わっているところがあると思う。選手に対しての一試合一試合のアプローチ、まずは我々のコンセプトをより発揮できるようにする落とし込みと、対戦相手の傾向と対策の部分、選手へのアプローチは私だけではなくてコーチングスタッフ含めて全体がクオリティは上がっていると思う。ただし簡単に勝てる相手ではないと思うし、簡単に勝てる大会ではないと思うので、前回も今回も変わらず、これまで通り一戦一戦最善の準備をして、我々の持っているものをぶつけるということは変わらずやっていかないといけないと思っている。変わっていかないといけないところは、前回優勝できなかった悔しさが残っている。と同時に悔しさだけではなくて我々が高い目標を掲げている中、世界で勝つために、アジアでは確実に勝っていかないといけない」『W杯』と同様にターンオーバー制で臨むのかという問いには?「ターンオーバーのプランを持って大会に臨みながらも、その都度その都度チーム状況や選手のコンディション等々を判断して決めていきたい。『カタールW杯』の時もプランを持っていたが、事前に用意したプランを状況も考えずに実行したわけではなく、最大11人変えながら戦うというターンオーバーも考えながら人数を絞っていったというところがある。今回もコンディション等々を見ながら決めていきたい」堂安律(C)スエイシナオヨシタイ戦で後半投入されるとすぐさまゴールへの流れを呼び込んだ堂安の評価を求められると。「堂安に関しては自分の良さを出すという部分と、チームのために献身的に戦うという部分を合わせ持っていいプレーをしてくれた。堂安はチームではサイドのポジションでプレーすることが多いが、トップ下に入った。ゴールに向かうプレーと起点になるプレーを前半の流れからいい形で受け取って、自分の良さを出しながら相手に圧力をかけ、チームで連携連動して流れを掴み取れるプレーをしてくれた」指揮官が久保に求めるのはチームを勝たせる役割だ。「ひと言で言えば、チームを勝たせられる存在感を放ってほしいな、結果を出してほしいなと思っている。今彼はレアル・ソシエダで『UEFAチャンピオンズリーグ』の舞台でもプレーしているし、国内のスペインリーグでも攻撃の核としてチームをけん引している存在。普段やっていることを代表チームのために発揮してほしい。思い切ってプレーしてほしいと思う」森保監督は三笘のコンディションについても明かした。「大会の初戦で起用できるかというところはまだわからないが、ケガの回復は順調にきている。大会期間中の早い段階で起用できるということで、代表メディカルがクラブメディカルと連絡を取り、招集させてもらった」初戦はフィリップ・トルシエ監督率いるベトナムである。「トルシエ監督は日本サッカーも熟知しているし、チーム作りを見ていてもこれまでのベトナム代表のコアな選手と若い選手を融合させて非常に強いチームを作っていると思う。日本代表で監督をやられた時とは違った戦術にもトライしていて非常に手強い相手だと思うし、非常に難しい戦いになると思っている。ただ、すべての戦いが難しいものだと思うし、相手の対策を乗り越えて、我々が勝利を収められるようにしっかり準備していきたいと思っている。日本代表監督としては先輩なのでリスペクトもあるし、対戦することを楽しみにしたい」森保一監督(C)スエイシナオヨシ1月9日・カタールでのヨルダンとの非公開の練習試合でも前半と後半選手を総入れ替えをしながら、6-1の大勝を収めるなど好調を維持する日本代表。果たして、日本がアジアの頂点に立つのか。それとも、ホスト国として連覇を目指すカタールや64年ぶりの優勝へ最強メンバーを揃える韓国、4度目の優勝を射程圏内にとらえるサウジアラビアとイラン、2大会ぶりタイトル奪還を狙うオーストラリアなど、ライバルが阻止するのか。日本は『AFC アジアカップ カタール 2023』グループDで1月14日(日)にベトナム、19日(金)にイラク、24日(水)にインドネシアと対戦。3試合ともDAZN、イラク戦のみテレビ朝日系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2024年01月12日『悪なき殺人』ドミニク・モル監督最新作『12日の殺人』より予告映像と場面写真が解禁された。第48回セザール賞最多受賞、第28回リュミエール賞2部門受賞など世界で高い評価を得た本作は、ひとりの女子大生が何者かに殺された事件とその捜査に当たる刑事を描く。10月12日の夜、21歳女子大生・クララが殺され、複数の容疑者が候補に上がり、地道な聞き込みをしていく班長のヨアンと相棒のマルソー、そして捜査班の刑事たち。だが最初の数週間で何も手掛かりが出てこない。生きたまま焼かれた悲惨な殺人事件であるにもかかわらず、時間だけが過ぎ、マスコミは興味を失い、いつしか忘れさられていくことに。当時班長に昇格したばかりのヨアンは、事件を追い続け、やがて闇へと飲み込まれてしまう…。この度解禁された予告映像からは、考えれば考えるほど事件に取り憑かれていく刑事たちの様子が映し出される。そして浮かび上る容疑者らは、全員クララと関係のあった男たちだった。果たして犯人の胸に宿るのは後悔か、それとも快感か?「『ゾディアック』や『殺人の追憶』を彷彿させる重厚で謎めいた犯罪捜査ドラマ」「本作が観客を引き込むことができないのならそれこそ未解決の謎だ」といった絶賛の評も期待感を煽る。併せて解禁された場面写真には、捜査班の刑事たちが、事件解決に向け邁進する様子が映し出されており、緊迫感溢れる場面が切り取られている。『12日の殺人』は3月15日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年01月11日A BATHING APE®は、ドイツのラグジュアリーファッションハウス「MCM(エムシーエム)」と2019年以来となる2度目のコラボレーションを発表しました。金色のドラゴンをまとったAPE HEADをはじめ、BAPE®のSHARKとMCMのシグネチャーであるモチーフ、Visetos(ヴィセトス)を融合した大胆不敵な柄や遊び心溢れるグラフィックで、旧正月を祝福します。A BATHING APE®︎ × MCMカプセルコレクションは、BAPE®のスタイルであるSHARK HOODIE(シャークフーディ)とMCMを象徴するバッグ類からバックパック、ベルトバッグ、クロスボディバッグ、ボストンバッグ、トートバッグ、ポーチがラインアップ。A BATHING APE®︎ × MCMSHARK HOODIEは、MCMのブランドカラーであるコニャックとブラックの2色。Visetosのモノグラムの上にコラボレーションロゴをあしらい、フードにはSHARKと“MCM”の文字をレタリングしました。A BATHING APE®︎ × MCMバッグ類には、APE HEADの象徴的なパッチワークに、今シーズンの新しいCAMO柄であるLIQUID CAMOを曲線で表現。コニャックとブラックというMCMの定番カラーにゴールドのグラフィックや曲線が美しく映えます。A BATHING APE®︎ × MCM両ブランドの上質なクラフツマンシップと妥協なきデザインを反映したこのコレクションは、A BATHING APE®正規取扱い店舗およびBAPE.COM WEB STORE、一部のMCMフラッグシップストアで2023年1月5日より発売中。A BATHING APE®正規取り扱い店舗およびBAPE.COM WEB STOREにて2023年1月5日より発売開始。【展開アイテム】BAPE® X MCM SHARK PULLOVER HOODIECOLOR: BLACK, BROWN 7万8,100円 (税込)BAPE® X MCM STARK LUNAR NEW YEAR VISETOS DAY PACKSCOLOR: BLACK 16万3,900円 (税込)BAPE® X MCM STARK LUNAR NEW YEAR VISETOS DAY PACKCOLOR: BEIGE 15万9,200円 (税込)BAPE® X MCM POTTOMAR LUNAR NEW YEAR VISETOS WEEKENDER MEDCOLOR: BLACK, BEIGE 20万7,900円 (税込)BAPE® X MCM BOSTON MNICOLOR: BEIGE 10万8,900円 (税込)BAPE® X MCM AREN LUNAR NEW YEAR VISETOS POUCHCOLOR: BLACK 10万2,300円 (税込)BAPE® X MCM BELT BAGCOLOR: BEIGE 8万300円 (税込)BAPE® X MCM FLAT POUCHCOLOR: BLACK 7万5,900円 (税込)BAPE® X MCM MINI TOTE BAGCOLOR: BEIGE 9万3,400円 (税込)BAPE.COM 特設ページお問い合わせ :BAPEXCLUSIVE(TM) AOYAMATel : 03-6805-0691
2024年01月06日『悪なき殺人』のドミニク・モル監督最新作『12日の殺人』より特報映像とポスタービジュアルが解禁された。第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門に出品された本作は、21歳の女子大生が生きたまま焼かれるという衝撃の事件にのめり込んでいく刑事を描く、第48回セザール賞最多受賞の話題作。この度解禁となった特報映像では、帰宅途中の21歳の女子大生クララが何者かに火をつけられ、焼死体として発見される衝撃的なシーンから始まる。そしてこの殺人事件を捜査するうちに、訳もなく事件が頭から離れなくなり、いつしか事件にのめり込んでしまう主人公ヨアン。果たしてヨアンは、事件の闇から抜け出すことができるのだろうか…。さらに日本版ポスタービジュアルは、生前の女子大生クララが辺境の小さな町で薄暗い夜道を帰宅している姿を切り取ったもの。果たして犯人は、誰なのか…?「”未解決事件”――それは、人間の欲望を刺激する」というキャッチコピーも意味深だ。深まる謎に期待が高まる特報映像とポスタービジュアルとなっている。『12日の殺人』は2024年3月15日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年12月21日Huluオリジナル「十角館の殺人」が、来年3月22日(金)より配信されることが決定。ティザービジュアル&超特報映像も到着した。1986年、十角形の奇妙な外観を持つ館“十角館”が存在する角島。この館を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げる。半年後、無人島と化していた角島に、大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明のもとに、死んだはずの中村青司から1通の手紙が届く。十角館に滞在するミス研メンバーと死者からの手紙。江南は調査を進める中、島田潔という男と出会い、行動を共にしていく。一方“十角館”では、ミス研のひとりが何者かに殺害され、互いに仲間を疑いはじめる。角島から出ることができるのは、1週間後。2つの物語から起こる想像を超えた衝撃の結末とは――。「十角館の殺人」は、「日本ミステリー文学大賞」や「日本推理作家協会賞」を受賞した作家・綾辻行人のデビュー作。全世界シリーズ累計670万部の大ベストセラー「館」シリーズの記念すべき第1作目だ。1987年のデビューからいま書き続けられている本シリーズは、9つの長編推理小説からなる壮大なストーリーで綴られ、現在、シリーズ10作目となる「双子館の殺人」が連載中。本作は、緻密かつ巧妙な叙述トリックで読者をその世界に引き込みながらも、たった1行で事件の真相を描くという大胆な手法でミステリー界に衝撃を与えた。また、10月に発表されたタイム誌が選ぶ「史上最高のミステリー&スリラー本」オールタイム・ベスト100に選出された。併せて公開されたビジュアルは、天才建築家・中村青司が設計した館で、原作にも登場する十角館の平面図をメインに据えた。さらに映像は、本作に対する綾辻さんのコメントが添えられ、死んだはずの中村青司からの「お前たちが殺した千織は、私の娘だった」という謎に満ちた手紙、十角館の館内、ミス研メンバーの姿が映し出されている。監督を務めるのは、WOWOW連続ドラマW「石の繭」や「相棒」など、ハリウッド仕込みの映像演出で緊張感のある作風を得意とする内片輝。以前から親交のあった綾辻さんへ、映像化を打診し、20年間夢見たという映像化プロジェクトの実現を果たした。脚本は、「半沢直樹」「家政夫のミタゾノ」の八津弘幸が手掛ける。実写化するにあたり、やはり「『“あの1行”』に至るまでをいかにして映像で伝えるか、の部分」を意識したという内片監督は、「鳥肌が立ちます。一気に観たくなります。必ず2回目も観たくなります。楽しみにしていてください!」と自信たっぷりにメッセージ。八津さんは「この作品の映像化がいかに難しいかはファンの皆さんが誰よりもわかっていることと思います。そのチャレンジがうまくいったかどうか、ぜひ皆さんの目で確かめて頂きたい」とコメントしている。Huluオリジナル「十角館の殺人」は2024年3月22日(金)より独占配信。(シネマカフェ編集部)
2023年12月21日創業60有余年、株式会社東峰書房(本社:東京都新宿区/代表取締役:鏡渕 敬)は、2023年12月27日(水)、これまで2度の政権交代を達成し3度目への挑戦に臨む小沢一郎氏を、多くのルポルタージュを刊行してきた著者が取材・執筆した『「政権奪取」小沢一郎、三度目の挑戦』(著:大下英治(定価:1,980円税込))を発売します。書影■書籍ご紹介サイト 岸田政権が支持率低下を続ける一方、対抗勢力となるべき野党の結集もままならない政局の中、本書では、過去2度の政権交代の立役者である小沢一郎の新たな始動をレポートします。「日本を復活させたい。自分はそのためならばなんだってやるつもりだ。」議員当選すること18回、今なお政界の真ん中で活躍する小沢一郎氏。かつて2度に渡って自民党からの政権交代を実現させた小沢一郎氏は、長年の盟友である羽田孜氏の葬儀・告別式で3度目となる政権交代の達成を誓います。国のため、国民のために挑戦し続けてきた小沢一郎氏の、最後の戦いが今始まります!政治経済から裏社会まで幅広いジャンルを手がけ、500冊以上の著作を持つ大下英治氏が取材・執筆。過去2度の政権交代の舞台裏から、選挙戦略、政治問題への見解、次の政権奪取にかける想いまで、小沢一郎の闘いのすべてが描かれた一冊です。■『「政権奪取」小沢一郎、三度目の挑戦』概要判型 :四六判ページ数:494ページ定価 :1,980円(税込) 本体1,800円+税著者 :大下英治■目次第一章 友に誓う。三度目の政権奪取第二章 小沢一郎、一度目の政権奪取第三章 混迷する連立政権第四章 自自連立から自公連立へ第五章 ねじれ国会の時代第六章 二度目の政権奪取への戦い第七章 民主党政権の崩壊・あとがき■著者プロフィール著者画像・著者:大下英治(おおした えいじ)1944年6月7日、広島県に生まれる。1968年3月、広島大学文学部仏文科卒業。1970年、週刊文春の記者となる。記者時代「小説電通」(徳間文庫)を発表し、作家としてデビュー。さらに月刊文藝春秋に発表した「三越の女帝・竹久みちの野望と金脈」が反響を呼び、岡田社長退陣のきっかけとなった。1983年、週刊文春を離れ、作家として独立。以降、政治経済から芸能、犯罪、社会問題まで幅広いジャンルで創作活動を続けている。著書は、「十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊」「美空ひばり・時代を歌う」(以上、新潮社)、「闘争! 角栄学校」「一を以って貫く 人間 小沢一郎」(以上、講談社)、「週刊文春 トップ屋魂」(イースト・プレス)など500冊以上にのぼる。近著に「論語と経営 SBI北尾吉孝(上・下)」「石原慎太郎伝」「内閣総理大臣」(エムディエヌ)、「鳴動! 政権政局の舞台裏」「最後の無頼派作家 梶山季之」「ハマの帝王 横浜をつくった男藤木幸夫」(さくら舎)、「大宏池会の逆襲」「安倍官邸 『権力』の正体」(KADOKAWA)、「安倍晋三・昭恵 35年の春夏秋冬」(飛鳥新社)などがある。■発行:株式会社東峰書房 会社概要(1)商号 :株式会社東峰書房( )英名 :TOHOSHOBO INC.(2)代表者 :代表取締役 鏡渕 敬(3)本店所在地 :東京都新宿区新宿4-2-20(4)主な事業の内容:ビジネス書の出版(5)資本金 :3,500万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月13日映画『12日の殺人』が2024年3月15日(金)より公開される。“未解決事件の闇”へと飲み込まれる刑事を描くフランス警察が捜査する殺人事件は、年間800件以上。しかし約20%は未解決だという。映画『12日の殺人』は、ポリーヌ・グエナが2020年に発表したノンフィクション本『18.3. Une année passée à la PJ』をベースにしたスリラー作品。突然焼死体となって発見された女子大学生の事件と、その事件を追う2人の刑事が“未解決事件の闇”へと飲み込まれてしまう様が描かれる。捜査の中で複数の容疑者が候補に上がり、刑事たちは地道な聞き込みをしていたが、最初の数週間で何も⼿掛かりが出てこない。⽣きたまま焼かれた悲惨な殺⼈事件であるにもかかわらず、時間だけが過ぎていく。考えれば考えるほど事件に取り憑かれていく刑事たちの姿や画面に溢れる緊迫感に注目だ。監督は映画『悪なき殺人』のドミニク・モル監督を務めるのは、2019年の東京国際映画祭で『悪なき殺人』を発表し、観客賞と最優秀女優賞を受賞したドミニク・モル。映画『12日の殺人』は、第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門に出品したほか、第48回セザール賞で10部門にノミネートされ、作品賞/監督賞/助演男優賞/有望若手男優賞/脚色賞/音響賞と6部門に輝いた。キャストは、『悪なき殺人』にも出演しているバスティアン・ブイヨンが主人公の刑事ヨアン役を務め、ブーリ・ランネールがヨアンの相棒マルソー役を演じた。ヨアン…バスティアン・ブイヨン昇進したばかりの刑事。焼死体となって発見された女子大学生クララの事件を担当することになる。マルソー…ブーリ・ランネールベテラン刑事。ヨアンと一緒に、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みを行う。映画『12日の殺人』あらすじ10月12日の夜、小さな町で女子大生・クララが何者かに殺された。彼女は焼死体となって発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事ヨアンとベテラン刑事のマルソー。捜査が進む中、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係していたことがわかる。クララの殺害が明らかに計画的な犯罪であることは判明したが、取り調べに浮上する人物たちを誰一人として容疑者と特定することができない。事件解決への糸口が見えなくなるなか、班長に昇格したばかりのヨアンは、未解決事件の闇へと飲み込まれてしまう……。【作品詳細】映画『12日の殺人』公開日:2024年3月15日(金)監督:ドミニク・モル脚本:ドミニク・モル、ジル・マルシャン原案:ポリーヌ・グエナ作「18.3. Une année passée à la PJ」出演:バスティアン・ブイヨン、ブーリ・ランネール、テオ・チョルビ 、ヨハン・ディオネ 、ティヴー・エヴェラー、ポリーン・セリエ 、ルーラ・コットン・フラピエ配給:STAR CHANNEL MOVIES原題:La Nuit du 12© 2022 - Haut et Court - Versus Production - Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
2023年11月28日三代目 J SOUL BROTHERSにとって約2年ぶり、6度目のドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS “JSB LAND”』が、11月18日(土) にバンテリンドーム ナゴヤで初日を迎えた。個人活動が中心だった2022年から、グループとしての再始動を宣言した2023年。2月より行われたアリーナツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2023 “STARS” ~Land of Promise~』を経て開催される今回のツアー。この“JSB LAND”こそが、7人とMATE(ファンの呼称)で辿り着いた“約束の場所”であり、彼らが示す“新しいライブの形”なのだという。会場の外には「Welcome to JSB LAND」と書かれたゲート。中に入ると異世界へ入り込んだと思わせるステージセットが目に入り、耳をすませば鳥のさえずりのような音が聞こえてくる。センターステージの上部からは神殿の屋根のようなものも覗いており、遊び心満点の会場に開演前から心を躍らせた人も多かったことだろう。開演を告げるカウントダウンの後、植物や動物などの大自然をモチーフにしたオープニング映像が流れ、サポートダンサーによる儀式のようなものが繰り広げられると、センターステージに7人の姿が現れ、黄色い歓声が上がった。ライブは、11月11日(土) にリリースされた新曲「Awakening Light」の初パフォーマンスで幕を開け、レーザーのような照明やファイヤーボールなどの演出も相まって会場の熱が一気に高まっていく。序盤は「J.S.B. DREAM」「J.S.B. LOVE」のJ.S.B.シリーズにはじまるアッパーチューンの連続で、総勢92名のサポートダンサーを交えた迫力あるパフォーマンスに、とにかく息をつく暇がない。前回のドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2021 “THIS IS JSB”』は声出しの制限があったが、もちろん今回は全面解禁。メンバーは積極的に客席を煽り、何度も「JSB」のコール&レスポンスが響きわたった。なかでも印象的だったのは、「CHAIN BREAKER feat. 登坂広臣」(PKCZ®︎/ØMIソロ曲)、「TUXEDO」(今市隆二ソロ曲)、「NEOTOKYO」(ELLYソロ曲)と、メンバーのソロ曲が立て続けに披露されたこと。それも個人でのパフォーマンスではなく、歌唱パートはØMIと今市で分け、パフォーマーも全員参加して盛り上げた。また、ドームはアリーナよりステージと客席の間にどうしても物理的な距離が生まれてしまうが、それを感じさせないようにする彼らの優しさも垣間見えた。「O.R.I.O.N.」「Waking Me Up」「R.Y.U.S.E.I.」ではメンバーがフロートに乗ってフロアを周り、「後ろまでしっかり見えているよ」と伝えるように、アリーナ席からスタンド席後方まで一人ひとりに視線を向けていく。会場の規模なんて関係なく、彼らは私たちが全力で楽しめる空間を作り上げてくれる。中盤では山下健二郎がMCを務める「山フェス」のパートも。楽曲披露はもちろん、スーツ姿の山下がフレディ・マーキュリーさながらのコール&レスポンスで煽ったり、“会場が盛り上がっているかの見回り”と称して今市を後ろに乗せてフロアを電動自転車で走ったりと、終始見どころ満載だ。山下以外のメンバーも、「FIGHTERS」で小林直己がギターを奏で、自身が参加しているHONEST BOYZ®️の楽曲「要!」ではNAOTOがオーディエンスをハンズアップさせ、「Only One For Me」で岩田剛典が甘い歌声を届ける。それぞれの持ち味が発揮されるパートとなっていて、グループとしてだけでなく、個々でも活躍する三代目 J SOUL BROTHERSの強みが活かされていた。「山フェス」後は今市・ØMIによる「Powder Snow ~永遠に終わらない冬~」「東京」の歌唱、ダンサーなしの7人で「Best Friend’s Girl」「花火」披露と、バラード曲をメインにしっとりした雰囲気で届けた。そこから、赤いライトが情熱的に会場を彩った「SCARLET」を機に、再びダンスナンバーで盛り上げていく。7曲を盛り込んだメドレーでは、「Angel」「DIAMOND SUNSET」と、ここでも今市・ØMIのソロ曲を全員でパフォーマンスする一幕も。メドレー後には、今年のアリーナツアーでは序盤に届けられた「STARS」が披露されたのだが、クライマックスに向けたところに配置されているあたりにも、この曲が今の三代目 J SOUL BROTHERSにとって重要な役割を担っていることが窺える。コロナ禍を越えて完成した「Starting over ~one world~」本編が終わった後、観客がパフォーマーとなってダンスに挑戦する「MATE CAM」のコーナーを挟み、終始和やかな時間が流れた。アンコールに入るとNAOTO、小林、ELLY、山下、岩田がそれぞれチームに分かれて力強いダンスパフォーマンスを繰り広げるステージへ。続けて、「アンコール、アゲる準備はできてるか?」というØMIの煽りを合図に、「24karats type JSB」「24karats STAY GOLD」「24karats TRIBE OF GOLD」という今回のために特別なアレンジが施された「24karatsメドレー」で畳みかけていく。サポートダンサーが大きなフラッグを振って盛り上げ、観客もペンライトを振ったり、コール&レスポンスで応戦したりと、会場内が凄まじい熱気に満ちたブロックとなった。静かなピアノ演奏が流れる中で、「楽しいな?」とMCで客席に笑いかけたØMI。続けて、このツアーについて「ファンの皆さんも参加型で、みんなと一緒に遊ぶっていうのがテーマでもある」「これからもいろんなエンタテインメントの仕掛けをしていこうと思っている」と想いを語った。今市も「アリーナツアーで高めた熱をJSB LANDに持ってくることができた」と語り、ラストの曲として「Starting over ~one world~」の曲名を告げると、客席から大きな歓声が上がった。2015年の初のドームツアーを彩った大事な曲であり、2020年のコロナ禍にファンの歌声を加えてリアレンジされた同曲。センターステージの中央で今市とØMIが心のこもった歌声を響かせ、NAOTO、小林、ELLY、山下、岩田が客席に向かって大きく手を振る。「皆さん、一緒に歌いましょう!」という呼びかけを合図に、45,000人のシンガロングが響きわたった瞬間、コロナ禍を越えてようやくこの曲が完成したのだと胸が熱くなった。個々で培ったスキルを存分に発揮し、自分たちにしかできない“新しいライブの形”として、珠玉のエンタテインメント空間を作り上げた三代目 J SOUL BROTHERS。ここからツアーは東京、福岡、大阪と続き、12月26日(火) には『三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS “JSB LAND” 〜AFTER PARTY〜』と題したファンクラブ公演も予定されている。<ツアー情報>三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS "JSB LAND"※終了分は割愛■東京ドーム12月2日(土) 開場15:00 / 開演17:0012月3日(日) 開場14:00 / 開演16:0012月4日(月) 開場16:00 / 開演18:00■福岡PayPayドーム12月9日(土) 開場14:00 / 開演16:0012月10日(日) 開場13:00 / 開演15:00■京セラドーム12月21日(木) 開場16:30 / 開演18:3012月22日(金) 開場16:30 / 開演18:3012月23日(土) 開場14:00 / 開演16:00チケット情報:()<イベント情報>三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS "JSB LAND" 〜AFTER PARTY〜12月26日(火) 京セラドーム大阪開場16:30 / 開演18:30詳細はこちら:
2023年11月20日ゴツプロ合同会社主催、ゴツプロ!presents / 青春の会 第五回公演『熱海殺人事件』が3会場にて上演されます。【東京公演】2024年1月20日(土)~1月28日(日)/新宿シアタートップス(東京都新宿区新宿3-20-8 WaMall TOPS HOUSE ビル4階)【大阪公演】2024年2月2日(金)~4日(日)/扇町ミュージアムキューブ CUBE01(大阪府大阪市北区南扇町 6-26)【福岡公演】2024年2月9日(金)~12日(月・祝)/ぽんプラザホール(福岡県福岡市博多区祇園町8-3)チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて11月18日(土)11:00より一般発売開始です。カンフェティにて11月18日(土)11:00よりチケット一般発売開始 公式ホームページ 公式X(旧Twitter) 2024年1月20日(土)〜1月28日(日)新宿シアタートップスにて上演する、ゴツプロ!presents / 青春の会 第五回公演『熱海殺人事件』の一般発売が間近となりました。本公演は東京公演を皮切りに、2月2日(金)〜2月4日(日)の大阪公演、2月9日(金)〜2月12日(月・祝)の福岡公演と、3都市にて上演を予定しております。青春の会は、ゴツプロ!とブラボーカンパニーに所属する佐藤正和と北区つかこうへい劇団14期生の井上賢嗣が、「演劇をもっと気軽に楽しんでもらいたい!」という思いで2020年に結成したユニットです。これまでに『熱海殺人事件』や『父と暮せば』を上演し、好評を得てきました。今回は、1990年以降数々のつかこうへい作品に出演してきた山本亨が1998年以来26年振りに『熱海殺人事件』に出演し、初の木村伝兵衛役に挑みます。他に、塚原大助、酒井晴江、佐藤正和が出演し、脚色を高橋広大(ナイーブスカンパニー、※「高」ははしご高が正式表記です)が、演出を井上賢嗣が担当いたします。出演者プロフィール・コメント【山本亨】木村伝兵衛役1979年ジャパンアクションクラブ入団。1990年「幕末純情伝」再演で岡田以蔵役に抜擢され、その後もつかこうへい作品、tptを中心に活躍。舞台俳優として多彩な活動を続け、劇団☆新感線やパルコ、新国立劇場、椿組野外劇等で存在感を示す。第1回すみだパークスタジオ演劇賞を受賞。【コメント】初めて部長刑事に挑戦します。阿部寛さんバージョンでは刑事役を、あれから数十年!還暦を過ぎ葛藤がありましたが青春の会、佐藤正和・井上賢嗣、ゴツプロ!塚原大助と出会いモア・パッションを思い起こさせて頂きました!つかさんはもういません。が、共演者たちとシンプルに掘り下げ格闘し、先生の根底に流れている哲学を・愛を体現出来ればと傲慢に考えております。今の年齢の自分と諍いたいと思っています。応援して頂ければ幸いです。【塚原大助】熊田留吉役ゴツプロ!主宰。本公演のプロデュースも務め、新しい取り組みを推進。2023年より新企画「ブロッケン」を始動。2024年放送予定の台湾公共電視ドラマ「聽海湧(邦題:波の音色)」に出演。他に、こまつ座「人間合格」、映画「ソワレ」等。【コメント】山本亨さんが木村伝兵衛役を引き受けてくださることが決まったとき、震えました。興奮して全身に鳥肌が立ちました。青春の会主宰の佐藤正和は歓喜の涙を流していました。長年演劇を続けていると、こんなとんでもない事が起きるのだ。しかし、これは責任重大です。水野役に酒井晴江さんをお迎えし、脚色の髙橋広大と演出の井上賢嗣と共に、老若男女幅広いつかファンの方々にも喜んで頂けるよう全力で挑みます。皆様、何卒宜しくお願い致します。【酒井晴江】水野朋子役劇団KAKUTA所属。17歳の時に青山演劇フェスティバル「転校生」(作・演出/平田オリザ)で舞台デビュー。その後北区つかこうへい劇団に入団し、『銀ちゃんが逝く』『ロマンス』『二等兵物語』等、つかこうへい作・演出作品に出演。【コメント】初めて熱海殺人事件を見たのは紀伊國屋ホールで中学生の時でした。青春時代をつかこうへいさんの作品と共に過ごしてきました。つかさんの作品を演じるのは24年ぶりです。今回、楽しみな気持ちと同時に畏れ多さも感じています。山本亨さんとは高校生以来の共演、塚原さんと佐藤さんとは初めましてですが、このメンバーなら熱く楽しい熱海殺人事件になる予感がしています。真摯にそして大胆に、気合いを入れて挑みたいと思います。【佐藤正和】大山金太郎役ゴツプロ!メンバーでブラボーカンパニー(福田雄一主宰)の創立メンバー。「青春の会」をプロデュースし、「父と暮せば」では東京・広島・大阪・福岡の4都市公演を成功させた。舞台「宇宙の旅、セミが鳴いて」(劇団道学先生)、ハリウッド共同制作オリジナルドラマ「TOKYO VICE」等出演。【コメント】1990年代前半、大学生の私はつかこうへいさんが大好きで劇場へ通った。紀伊国屋ホールや銀座セゾン劇場でギラギラギラギラ生きている山本亨さんに釘付けになった。30年が経ち、昨年、ゴツプロ!『十二人の怒れる男』で共演した時は足が震えた。そしてまさかの『熱海殺人事件』。稽古場で、劇場で、どんな感情が湧くのだろう。酒井晴江さんと塚原大助と4人だけの贅沢な空間。まずは私たちが山本亨初の木村伝兵衛を目撃できる。そして新しい「熱海」を一緒に作る。演劇にしがみついてきてよかった。公演概要ゴツプロ!presents / 青春の会 第五回公演『熱海殺人事件』原作:つかこうへい脚色:高橋広大(ナイーブスカンパニー) ※「高」ははしご高が正式表記です演出:井上賢嗣キャスト:山本亨・塚原大助・酒井晴江(KAKUTA)・佐藤正和【東京公演】日程:2024年1月20日(土)~1月28日(日)全9回会場:新宿シアタートップス(東京都新宿区新宿3-20-8 WaMall TOPS HOUSE ビル4階)【大阪公演】日程:2024年2月2日(金)~4日(日)全3回会場:扇町ミュージアムキューブ CUBE01(大阪府大阪市北区南扇町 6-26)【福岡公演】日程:2024年2月9日(金)~12日(月・祝)全4回会場:ぽんプラザホール(福岡県福岡市博多区祇園町8-3)★終演後にアフタートークを開催※受付開始は開演の45分前、開場は30分前。※未就学児童は入場不可。※上演中に喫煙シーンがございます。アレルギーのある方、苦手な方はご注意くださいますようお願いいたします。■チケット料金一般:5,500円U25:3,500円(25歳以下・枚数限定・一般発売日より販売)※全席指定、消費税込、前売・当日とも◆ハッピーマンデー割引:4,500円(東京公演・1/22(月)対象)リピーター割引:1,000円割引 ※公演期間中劇場にて販売(空席がある場合のみ)【お問い合わせ】 staff@52pro.info 【青春の会公式サイト】 【ゴツプロ!公式サイト】 【宣伝衣装協力】Y-3【制作協力】株式会社ピクニック(福岡公演)【プロデューサー】佐藤正和・塚原大助【企画製作】青春の会【主催】ゴツプロ合同会社 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月16日アビスパ福岡がクラブ史上初となるタイトルを獲得するのか、浦和レッズが7年ぶり3度目の優勝を果たすのか。今週末、国内三大タイトルの最初のチャンピオンが決まる。11月4日(土)・国立競技場で『2023JリーグYBCルヴァンカップ』決勝・福岡×浦和がキックオフを迎えるのだ。決勝までの道のり、とくにグループステージの戦いぶりは対照的だった。福岡は鹿島アントラーズ、柏レイソル、アルビレックス新潟とDグループを戦って1位突破。前半戦を1勝1分1敗で終え、4月19日に行われた第4節・鹿島戦がターニングポイントとなった。1-1で引き分け濃厚と思われた試合終了間際、途中出場の中村駿の左CKを同じく途中出場のウェリントンがドンピシャヘッドをズバリ。D組首位に立った福岡は続く5月24日の新潟戦も2-1の逆転勝ちを収めると、6月18日・最終節・柏戦は12分のウェリントンの先制ゴールを守り切り、「ウノゼロ」で3連勝。D組トップのままプライムステージ進出を手繰り寄せた。山岸祐也(アビスパ福岡)(C)Jリーグ準々決勝では3日前の『明治安田J1リーグ』第26節でも対戦し2-0で完勝したFC東京と9月6日・10日に対戦。初戦は0-1で落としたが、勝負の第2戦では前半の内にシャドーの山岸祐也、左サイドハーフ小田逸稀がゴールを奪い合計スコアで逆転。2年連続4強入りし、次は名古屋グランパスと激突。10月11日・第1戦はハーフタイム直前の2列目の鶴野怜樹のへディンク弾、15日の第2戦は開始早々の1トップのウェエリントンの先制弾を守り抜いて1-0。2試合連続の「ウノゼロ」で初のファイナル進出を決めた。クラブの新たな歴史の扉を開いた長谷部茂利監督は試合後、「個人的にうれしいし、これまでアビスパ福岡に関わってきた選手、スタッフ、現在関わっているみなさまにおめでとうと言いたい。とにかく選手たちに感謝して、よくやってくれた」と選手たちを労った。ホセ・カンテ(浦和レッズ)(C)Jリーグ一方、浦和はグループステージで苦しんだ。川崎フロンターレ、湘南ベルマーレ、清水エスパルスがひしめくBグループ6試合でわずか5ゴールにとどまった。分岐点は4連続ドローで迎えた第5節・川崎F戦。立ち上がりに先制点を献上するも、後半序盤にホセ・カンテが見の覚めるようなミドル弾を決めると、5試合連続引き分けがよぎった89分にカンテのヘディングがオウンゴールを誘って2-1、初勝利を挙げた。第6節・清水戦も1-1に終わって1勝5分・勝点8ながら混戦のBグループを1位突破したのだった。苦しんだグループステージから一転、浦和はプライムステージ準々決勝ではガンバ大阪を相手に1-0、3-0と連勝。これまで出場機会が限られたアタッカー陣アレックス・シャルクとブライアン・リンセンが各2得点をマークし、3年連続でベスト4へ進出した。横浜F・マリノスとの準決勝は珍しい試合展開となった。第1戦はCFアンデルソン・ロペスのPK弾で0-1と横浜FMに先勝され、第2戦はCBアレクサンダー・ショルツが後半に2本のPKに成功して浦和が逆転したのだった。2試合を通してPKのみの得点で決まるという稀有なゲームを終えたマチェイ・スコルジャ監督は「両チームとも力の差があまりなく、レベルの高いゲームをプレーしたので、PKで決まったという側面はあったと思う。この2試合でマリノスもいいプレーを見せていた。そして両チームとも、決勝に向けて全力を出し切って戦った」と振り返った。長谷部茂利監督(アビスパ福岡)(C)Jリーグリーグ戦の戦いはと言うと、両軍ともまずまずの成績を残している。浦和は14勝12分5敗・勝点54の3位で逆転優勝に可能性を残し、福岡は13勝6分12敗・勝点45で8位に位置する。そんな中、福岡のここ最近の試合ぶりが気になる。『ルヴァンカップ』準決勝の3日前に開催された10月8日『天皇杯 JFA 第103回全日本サッカー選手権大会』準決勝・川崎F戦で福岡はインテンシティの高いゲームを繰り広げたが、決定力の差を見せ付けられて2-4で敗退。2週間後に『明治安田J1』第30節で再び川崎Fと顔を合わせるも、2-4の返り討ちに遭った。20分に失点したが、4分後にFWドウグラス・グローリのゴールで追い付くと、66分に山岸がヘディングシュートのこぼれ球に自ら詰めて逆転。しかし、84分から川崎Fに3ゴールを畳み掛けられて、またもや2-4で屈した。10月28日『明治安田J1』第31節・横浜FM戦も入りをよかったものの19分にゴールを決められると、強行軍の横浜FMが前半の内に3得点を叩き込み勝負を決める。相手のシュート8本に対して、福岡は12本のシュートを放つも1点が遠く、0-4の大敗に終わった。サッカー界では「リーグ戦とカップ戦は別物」と言われているが、これだけ大量失点が続くと不安がよぎる。堅守をベースに勝点や勝利を積み上げてきて福岡ならば、なおさらだ。だからこそ長谷部監督はロッカールームで「前年度のチャンピオンの横浜FMに対して、自分たちは何もできなかったわけではない。4点を取るチャンスはあった。フロンターレ戦もそうだが、自分たちの立ち位置を少しずつ上げて、一歩ずつ進んでいる。だから、今日は4点取られて負けてしまって、ファン・サポーターには申し訳ないが、次の試合に向けて心と体をいい状態で挑めるように持っていこう」と選手たちに切り替えの重要性を説いた。マチェイ・スコルジャ監督(浦和レッズ)(C)Jリーグ福岡ほどではないが、浦和も足踏み状態にある。『明治安田J1』第26節・名古屋戦から『ルヴァンカップ』準決勝第1戦に横浜FMに敗れるまで、公式戦11試合負けなしと好調を維持していたが、10月24日『AFCチャンピオンズリーグ2023-24』MD3・浦項に0-2のスコア以上の完敗。国内の戦いでフィジカル、球際で優位に立っていた浦和が完全に力負けをしたのはショッキングだった。『明治安田J1』大逆転優勝に勝点1も失えない崖っぷちで迎えた10月28日・第31節・鹿島戦はスコアレスドロー。球際も激しく、互角の好試合を披露しつつも、浦和も鹿島も決め手に欠いた。浦和はリーグ最少の22失点の堅守を誇りながら、リーグ11位タイの37得点が響き、引き分けは12試合を数えた。スコルジャ監督も「シーズンを通して、今日のような取りこぼしが多かったと思う。とくにホームでの(第20節)FC東京戦、(第22節)横浜FM戦、(第27節)京都(サンガF.C.)戦など、1点を取っていればという試合があった。そういう試合で取りこぼしがなければ、今の時期我々の状況はまた違っていた」と振り返った。10月31日、浦和に朗報が届いた。ニューヒーロー賞に17歳のMF早川隼平が史上最年少で選出されたのだ。7試合に出場し1得点、準決勝第2戦の同点PKとなるファウルを獲得するなど浦和の『ルヴァンカップ』決勝進出に貢献した早川は「可能性はあるかなと少し頭にあったが、言われた時は驚いたというのが一番」と率直な感想を口にした。浦和からのニューヒーロー賞選出は最多となる6人目。2011年のFW原口元気(現シュツットガルト)、2021年のGK鈴木彩艶(現シントトロイデン)に続く、3人目のアカデミー出身となることを告げられると、早川はこう答えた。「原口選手は話す機会がなく、テレビで見ることしかなかったが、『ワールドカップ』で結果を残した。このチームで育って、あそこまでいった選手がいるということはクラブにとってもプラスだと思うし、自分にとっても同じクラブ出身ということで身近に感じる。彩艶くんは昨年、今年と一緒にプレーし、プレー以外のところをよく見習わせてもらった。プレーも準備のところなど見習うことが多かった」ニューヒーロー賞受賞の要因は「自分自身ここが飛び抜けているところはないと思っているので、総合的な判断を評価してもらえたのかな」と自己分析した。さらに早川は「ライン間という話はスタッフからも言われているし、サイドハーフやトップ下でプレーする上では重要なことだと思うので、そこで受けることは意識している。1トップに入る選手はそれぞれ個性が違うので、自分が裏に抜けられる場面も含めて、選手の個性を見ながらプレーすることは考えている」と続けた。『ルヴァンカップ』決勝に向けて、意気込みを問われると、早川は「タイトルは選手でプレーしている以上、栄誉なもの。少しでも増やしていきたい。チームとしても個人としても、絶対に取るしかないという気持ち」とキッパリ。早川隼平(浦和レッズ)(C)Jリーグ両軍の公式戦の対戦成績を振り返ってみると、浦和が15勝6分5敗と圧倒。2004年11月の『天皇杯』4回戦から浦和が10連勝をマークしたが、ここ3試合は引き分けに終わっている。5月20日の第14節では互いに攻守で持ち味を発揮しながら、スコアレスドローで勝点1を分け合った。果たして、福岡が「カップ戦とリーグ戦は別」を実証し、初めて歓喜の瞬間を迎えるのか、それとも浦和がリーグ戦逆転Vへ起爆剤となるタイトルを獲得するのか。『ルヴァンカップ』決勝・福岡×浦和は11月4日(土)・国立競技場にてキックオフ。当日は決勝進出クラブのクラブカラー、マスコットをモチーフにデザインした、ヤマザキビスケット社オリジナル特別パッケージのお菓子(非売品)を来場先着5万名にプレゼント。チケットは予定枚数終了。試合の模様はフジテレビ系列にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2023年11月02日京都アニメーション放火殺人事件で36人の殺人罪などに問われた青葉真司被告(45)。その裁判員裁判の第8回公判が9月20日、京都地裁で開かれた。被害者参加制度を利用した遺族や代理人が初めて被告へ直接質問を行ったのだが、青葉被告が驚くべき“逆ギレ”の反論をしたことにネット上では唖然とする人が続出した。各メディアによると、20日の被告人質問では、亡くなった作画監督の女性の夫からの「放火殺人をする対象者に家族や子どもがいることは知っていたか」という質問に青葉被告は謝罪した上で、「そこまで考えていなかった」と回答。事件当時、入社4ヶ月で死亡した女性の母親からの「(青葉被告が主張する)“盗作”のアニメの制作の後に入った社員がいたことは考えなかったのか」という質問にも、「そこまで考えが及ばなかった」と話した。それまでは淡々と質問に答えてきた青葉被告だが、遺族側の質問に苛立ちを見せる場面も。遺族の代理人弁護士が「犯行前に別の選択肢はなかったのか?」と問うと、青葉被告は「逆に聞きますけど、それはこんなことするなら、さっさと死んでくれということですか」とムッとした声で反論。これには「あなたが質問する立場ではない」と裁判長が制止。さらに、京アニに対して怒りをあらわにし、「京アニが(作品を)パクったときに何か感じたのでしょうか。ただ被害者という立場だけ述べて、良心の呵責はないのですか。自分の立場では罰を受けないといけないと思いますが、京アニが不問なのはどうかと思います」などと話し、今も京アニに対する憤りがあるかと問われると「ございます」と言い放ったという。前日の公判で、事件を振り返った今の心境について「行き過ぎたと思っている。小説一つでそこまでしなきゃならなかったのかというのが、今の正直な思いです」と後悔を口にしていた青葉被告。そのため、公判中に飛び出した“逆ギレ”にネット上では「全く反省してない」「これが本心」などと批判が殺到した。《こうやって生きてきたんだろうな。叱られてもぼくわるくないもんって》《彼の中ではいまだに「自分は悪くない。悪いのは京アニ。」何だろうな…》《青葉の言動、一語一句が息苦しくなる。遺族の方の心情はもちろんそれ以上で言葉が見つからない》《治療中の「変わらざるをえない」という言葉はどうなってしまったのか・・・》《たとえ相手に自らのアイデンティティを否定されたとしても、引き替えに命を奪う事は明らかに釣り合いが取れていないのだと、未だに認識できていない》
2023年09月21日8月4日(金)、紀伊國屋ホールにて『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』が開幕した。三浦洋一、風間杜夫らの名演が記憶される、つかこうへいの代表作『熱海殺人事件』の、誕生50周年を記念する特別公演だ。その初日前日、ゲネプロが公開され、木村伝兵衛部長刑事役の荒井敦史、ヒロイン水野朋子役を演じる元乃木坂46の新内眞衣はじめ、オーディションで役を勝ち取ったフレッシュなメンバーを含む俳優たちが登場、舞台挨拶をした。冒頭では、総合演出を手がけた河毛俊作が挨拶。生前のつかと親しくし、いくつもの作品で一緒に仕事をしたが、舞台での『熱海殺人事件』演出は今回が初めてだという。「やっぱりあの人はすごい芝居を書いたんだなと改めて思いました。台詞の行間に埋まっているものの、時代を感じさせない深さ、広がりを掘り起こす作業をずっとやってきた。多くの人に、特に若い方に、この作品に触れていただきたい」と思いを明かした。50年の間にさまざまなヴァージョン、異版が登場し、プロアマを問わず、日本の演劇史上最も愛されてきたといわれる『熱海』。演劇の聖地、紀伊國屋ホールにおいても、59年の歴史の中で最も上演回数の多い作品だそう。その幕開きは、チャイコフスキーの「白鳥の湖」の音楽が鳴り響くお馴染みの景色。荒井演じる木村伝兵衛が、黒電話片手にエキセントリックにがなりたてると、客席は瞬く間に『熱海』の世界へと巻き込まれていく。舞台挨拶で荒井は、「『熱海殺人事件』と名のつく作品は今回で4度目。毎回進化できるよう精一杯、必死でやっています」と意気込むが、平凡な殺人事件を、容疑者・大山金太郎を取り調べる中で華麗に改ざんしていくその姿は実に力強く、濃厚な演技で舞台を牽引。ダブルキャストの池田純矢は、「この作品独特の熱量を届け、何か心に響くものを持って帰っていただきたい」。そのフレッシュな演技が期待される。この日、木村伝兵衛の愛人である婦人警官水野朋子を演じたのは3年連続で同役を務める新内。そのコケティッシュかつ清潔感あふれるヒロイン像が強い印象を残すが、「二度目の挑戦ですが、一緒に演じさせていただく役者の方々で変わる舞台。セリフは一緒でも、感情が揺さぶられるところが違ったりして、何度演じても楽しいと思う作品です」とコメント。トリプルキャストの佐々木ありさ、小日向ゆかの活躍も興味津々だ。小日向は体調不良でこの日は欠席となったが、佐々木は「初めての挑戦になります。仲間を信じて、この大好きな紀伊國屋ホールで頑張っていきたい」と抱負を述べた。舞台は、このふたりに熊田留吉刑事、犯人の大山金太郎が加わった4人の登場人物の、まさにバトルのようなセリフの応酬で、約2時間、ノンストップで疾走する。熊田留吉役の高橋龍輝は「紀伊國屋ホールに熊田として戻ってくることができ、心から嬉しく思います」、ダブルキャストの三浦海里も「自分ができる精一杯を、舞台上でアクセル全開で一生懸命走りたい」と意欲を見せる。また『熱海』は4度目ながら大山役に初役で挑む多和田任益は、「大山金太郎としての『熱海』が始まるんだ、と身の引き締まる思い」と感慨深げ、ダブルキャストの北野秀気の活躍にも期待が寄せられる。長く上演を重ねながら、ずっと観客に新鮮な衝撃を与え続けてきた『熱海』。今回の上演でも、巷をざわつかせている中古車販売会社の不正事件や「鬼滅の刃」の話題が挿入されるなど、私たちの「いま」を映し出す仕掛けも忘れない。が、この作品が50年の時を経てもいっこうに古びる気配がないのは、この戯曲の底知れぬ力ゆえ、また、俳優たちがその都度この戯曲に真摯に向き合うからこそと実感させられる。公演は8月20日(日)まで。50周年記念イベントとして、スペシャルゲストを迎えてのトークショーなども行われる。取材・文:加藤智子<公演情報>『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホールチケット情報公式サイト
2023年08月09日1973年に文学座に書き下ろされ、翌74年に岸田國士戯曲賞を受賞、86年には映画化もされ、つかこうへいの代表作と言える『熱海殺人事件』が、初演から50周年を迎える。そんなメモリアルイヤーの今年、『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』と銘打った舞台が8月4日(金) から東京・紀伊國屋ホールで上演される。開幕を控えた7月20日(木)、都内で行われている稽古が報道陣に公開された。作品冒頭のおよそ15分のシーンを熱演したほか、出演者らが公演に懸ける思いを話した。荒井敦史部長刑事の木村伝兵衛を演じる荒井敦史は「50周年という節目に紀伊國屋ホールでやらせていただくということで気合が入っています。僕自身、これで4度目の『熱海殺人事件』。今まで周りに助けてもらった分を、僕が引っ張っていけたらと思います」と話す。左から)佐々木ありさ、池田純矢同じく伝兵衛を演じる池田純矢は、今回が初めての『熱海殺人事件』だ。「舞台を志す者であれば、誰もが通る道でもあるし、憧れる道。重みは確かに感じるけれど、それをプレッシャーとせずに、今まで作ってこられなかった木村伝兵衛像を見つけられたら」と語っていた。新内眞衣(中央)3年連続でヒロインの婦人警官・水野朋子を演じる新内眞衣は「歴史ある『熱海殺人事件』に3回も出演するのは光栄なこと。今回はメンバーもチェンジして、今まさに稽古に励んでいるので、ぜひ楽しみにしていただきたいです」とアピール。同じく水野役の佐々木ありさは「私にとっては念願の『熱海殺人事件』。大好きな紀伊國屋ホールで、岡村(俊一)さんの演出でできることをとても嬉しく思います」と話す。また、オーディションで水野役に選出された小日向ゆかは「プレッシャーを感じていますが、稽古を通して自信をつけて、お客様に何かを届けられたら」と意気込む。小日向ゆか高橋龍輝刑事・熊田留吉を演じる高橋龍輝は「2度目の熊田。前回を自分自身で超えられるように、素敵な力強い熊田をみなさんに届けられるように、頑張っていきたい」と話、同じく熊田役の三浦海里は「2年前『新・熱海殺人事件』で大山役を演じて苦労したので、もう2度と呼ばれないだろうと思っていた」と明かしつつ「記念すべきタイミングで熊田として再び参加できることを嬉しく思います」と感慨深げ。三浦海里多和田任益過去に熊田と木村を演じた経験がある多和田任益は、今回、犯人大山金太郎を演じることで、本作の男役を全役制覇することになる。多和田は「役者としてやりがいを感じていますし、ありがたく思っているんですが、(自分は)今までの大山を演じてこられた方のイメージと違って......。劇場で観ていただいたときに『多和田もちゃんと大山だな』と思っていただけるように、残りの稽古も全力で挑みたいです」と全役制覇に向け武者震い。オーディションで大山役に選ばれた北野秀気は「大学の図書館で初めて『熱海殺人事件』の台本を読んで、そこから絶対に出たいと思っていて。それを紀伊國屋でやれるのは本当に幸せで最高です」と改めて喜びの表情。北野秀気取材会で「他のキャストには負けない魅力」を尋ねると「坊主にした気合い」(高橋)、「喉の弱さと若さ」(三浦)、「まっすぐなところ」(佐々木)、「田舎っぽさ」(北野)、「汗の量」(荒井)といった個性的な答えが寄せられた。最後に、カンパニーを代表して荒井は「このタイミングで、この作品を、このメンバーでやらせてもらえることは本当にありがたい。これだけ50年の長きにわたって愛される作品は他にはないので、僕らの世代で終わらせるのではなく、次の世代にもつないでいきたいと思います。紀伊國屋でぶっ倒れる気持ちでやりますので、よろしくお願いします!」と締め括った。公演は8月20日(日) まで。今回はスペシャルゲストも迎えたトークショー(8月15日)、「誰がどの役で出るかお楽しみ」というシャッフル公演(8月16日)、演出家が開演前に『熱海殺人事件』を解説するセミナー(8月8、9、13、18日)も予定されている。詳細は公式ホームページ( )を確認しよう。取材・文=五月女菜穂撮影:天野莉絵<公演情報>50周年記念特別公演『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』作:つかこうへい総合演出:河毛俊作演出:岡村俊一出演:荒井敦史 / 池田純矢新内眞衣(スタンダード公演)佐々木ありさ(エキサイト公演)小日向ゆか(フレッシャーズ公演)高橋龍輝 / 三浦海里多和田任益北野秀気(フレッシャーズ公演)2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホールチケット情報:
2023年08月01日RAVIJOURは7月20日、同ブランドの公式アンバサダーにAKB48・柏木由紀さんの3度目となる就任を発表。同日より、特設ページも公開しました。RAVIJOURは、「セクシーに生きる Just be yourself」をステートメントに、女性の新しいセクシーさを追求し、ワンランク上のスペシャルなアイテムを提案するランジェリーブランドです。アイテムには、脇、背中をすっきり見せるカップデザインによるストラップレスブラ「コリンヌ グラマラスキニー ブラ」(6,699円~)や、ウエストラインをすっきり見せるデザインの「コリンヌ コード ショーツ・Tバック」(3,498円)、「コリンヌ ショーツ・Tバック」(3,498円)など。また、8月13日には新宿にて柏木さんのアンバサダー就任を記念したスペシャルイベントも開催。対象期間中に公式オンラインストア・全国店舗にて1万8,000円以上を購入した人が参加できるお話&直筆サイン会となっています。そのほか、8,000円以上を購入した人には、数量限定でスペシャルBOOKのプレゼントも用意。スペシャルインタビューやWEBでは公開していないカットも掲載されています。(フォルサ)
2023年07月29日A24作品初の三部作構想のホラー映画として公開前から大きな注目を集めていた『Pearl パール』。前作『X エックス』に登場した殺人鬼パールの誕生を描く前日譚となっている。第一次大戦中の1918年、テキサスの郊外。厳格な母のもと、出征中の夫の帰りを待ちながら病気の父の世話と農場の管理に追われるパール(ミア・ゴス)。彼女にはダンサーとして成功しスターになるという夢があった。だが、抑圧的な母ルース(タンディ・ライト)は娘の自由を決して許さない。鬱屈とした日々の中、パールは「自分は特別である」との思いをますます強くしていく。ある日、義理の妹ミッツィー(エマ・ジェンキンス=プーロ)からダンサーのオーディションがあると知らされたパール。農場を出るためにも「絶対にスターになる!」と意気込むが、彼女の夢への渇望は次第に狂気を帯びていき…。古き良きミュージカル映画がサイコホラーに?前作『X エックス』では1979年を舞台に、トビー・フーパーの『悪魔のいけにえ』を彷彿とさせるスラッシャーホラーを作り上げたタイ・ウェスト監督。一躍名を上げた『The House of the Devil』でも時代性を感じさせる小道具や音楽、構図などを用いて、80年代に作られた低予算ホラー映画かと見紛うような作品に仕上げていたが、本作でもその手腕は健在。ファーストカットからエンドロールに至るまで、50年代のミュージカル映画を思わせる作風で、身の毛もよだつサイコホラーとして完成させている。また本作も『X エックス』同様、本編の半分以上をキャラクターの内面や置かれている状況にフォーカスし、終盤でついにタガが外れたかのような急展開を見せる。この手法も監督の得意とするところである。本作の場合、満たされないパールの日常が繰り返し映し出されることによって、観客もパールとともに屈折した感情を抱くことになる。そのため、ところどころに散りばめられた微かな狂気が結実するラストは妙に清々しくもあり、一方で切なく悲しい。愛を求め夢を追ったパールが最後に見つけた幸せとは何だったのか…。是非劇場で戦慄してほしい。母娘を孤立に追いやる戦争とパンデミック劇中、農場に燦燦と降り注ぐ陽光に反して、母娘を取り巻く環境は決して明るくない。パールの母親はドイツ系であるため、アメリカが戦争中の時代においては複雑な立場にある。戦局を伝える新聞にも「ドイツ人の死は聞きたくない」とつっぱねており、パールとの間にルーツを巡る溝があることも示唆されている。また、スペイン風邪が猛威をふるう状況下にあることも2人の生活に暗い影を落とす。母は街へとおつかいに出かけたパールに「家に病気を持ち込まないで」と釘をさす。マスクで顔を覆った人を見て「誰だかわからない」といったシーンもあり、コロナ禍を経験した我々としても、このパンデミックにおける息苦しさには深く共感せざるを得ない。父の病気も重なり母娘の生活は金銭的にも苦しいが、プライドの高さもあって母は誰からの援助も受け付けない。郊外の農場は人との関わりも薄く、一家を孤立させるのに十分な条件がそろっているのだ。そんな中でパールは、母からのまるで八つ当たりのような仕打ちから解放されたいと願う。しかしそれと同時に母から深く愛されることも望んでいる。その救いようのないディスコミュニケーションと母娘を取り巻く不遇な環境、そして2人の間にある深い溝が、パールをさらなる絶望に追いやることになるのだ。無垢と狂気を往復するミア・ゴスが強烈!そして、本作で特筆すべきは何といってもミア・ゴスの怪演だ。『X エックス』では主人公のマキシーンのみならず特殊メイクを施し高齢の殺人鬼パールも演じたミアだが、本作の若き日のパール役でも物語を牽引する。映画の序盤で農場の家畜たちを観客に見立てて踊る姿から、関係を深めることになる映写技師の男に見せる魅惑的な表情、オーデションでの狂気に満ちたダンス…と本作ではパール演じるミアの、無邪気さと狂気を兼ね備えた魅力がこれでもかと詰め込まれている。特に終盤、義理の妹ミッツィーに心情を吐露するシーンでは長回し長セリフで圧倒的な演技を見せつける。さらに、ラストカットで見せる「ある表情」も圧巻。ホラー映画初のオスカーノミネートを噂されたのも納得の名演だ。次作『MaXXXine(原題)』で再びタイトルロールを演じるミア・ゴス。80年代のハリウッドを舞台に、さらに進化して暴れまわるマキシーン=ミアが観られるのかもしれない。三部作のラストを飾る『MaXXXine(原題)』が、いまから待ち遠しい!『Pearl パール』は全国にて公開中。(深山名生)
2023年07月08日つかこうへいの代表作で、彼の没後も紀伊國屋ホールを拠点に上演が続けられている『熱海殺人事件』。その誕生から50周年を記念した特別公演『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』の上演が決定、婦人警官水野朋子を元乃木坂46の新内眞衣が演じる。新内が水野を演じるのは、21年の『熱海殺人事件 ラストレジェンド』、22年の『新・熱海殺人事件 ラストスプリング』に続いて三度目。そこで『熱海殺人事件』という作品に寄せる想い、水野という役どころに感じる魅力など、新内にたっぷりと語ってもらった。『熱海殺人事件』が長年支持され続ける理由は“普遍的な愛”――『熱海殺人事件』の婦人警官水野朋子役への出演は、今回で3年連続、3度目になります。正直、お受けしようかちょっと迷いました。50周年の節目というプレッシャーもありますし、前回の自分を超えないといけないというプレッシャーもありますから。やっぱり一回目は良くも悪くも粗削りでも許されますし、お客さんも微笑ましく観てくれる。でも二回目になると、その目が俄然鋭くなるというか。もともと私のファンだった方の中にも、一回目をきっかけに、『熱海殺人事件』のファンになった方もいて。そうなるとそれに見合う芝居をしなきゃいけない、という緊張感も出てくるんですよね。――最終的に出演への背中を押したものとは?50周年という節目の舞台に立たせていただける感謝と、やっぱり(演出の)岡村俊一さんにお声がけいただいたことが大きかったです。それで「よし、やってみよう!」と決心しました。――50年愛される『熱海殺人事件』という作品の魅力は、どんなところにあると思いますか?『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』ビジュアルやっぱり“普遍的な愛”だと思います。たぶんこんなにも深く愛について考える作品って、ほかにそうないと思うんです。現代人って常に忙しくて、愛を直視できず、なんとなく後回しにしてしまいがち。そういう人たちが、これだけピュアで、粗削りで、等身大な愛を表現する登場人物たちを目の当たりにすることによって、否が応でも愛について考えるようになる。しかもほかのことなんて考える隙もないほど、圧倒的な台詞量が投げかけられるわけで。きっと初めて観た時は、戸惑いもあると思うんです。でもやっぱりまた観たい、またあの台詞を浴びたいと思わせる力があって。それは今までもそうだったし、私たちもそういうものにしていかなければいけないなと。そんな使命感はあります。――そういった意味でつかこうへい作品というのは、演じる上でまた違う筋力が必要になってくるのではないでしょうか?本当にそうですね。私は『熱海殺人事件』の水野朋子しか演じたことはないですが、おなかのところにグッと力を入れないと、負けちゃう気がして。なんかやっている最中も、つかさんから「お前はどう思ってんの?」と言われている感じがするんです。ずっと問いただされている感じというか。もちろん達成感はありますが、いつも「ちゃんとできていたのかな?」と思いながら千秋楽を迎えています(苦笑)。心の距離が離れてきた今、本作が対話をするきっかけになれば――水野朋子という女性を演じる上では、どんなところにやりがいを感じていますか?実質(山口アイコとの)ふた役ではあるので、その演じ分けは大きなやりがいのひとつですね。ふたりの人に真剣に向き合わなければいけない大変さというか、それぞれに愛のかたちがまったく違いますから。そしてそれは同時に、すごく素敵な役である、ということでもあると思います。――水野と木村伝兵衛部長刑事との関係性については、どのように捉えていますか?私はすごく素敵な関係だと思います。というのも、その根底には愛がないと成立しない関係だと思うので。あんなにお世話をして、あんなに好き同士で、でもプラトニックってあり得るんですか!? みたいな(笑)。たとえほかの道を歩んでも……、やっぱり根底には愛があるんだと思います。――今回水野はトリプルキャストで、「スタンダード公演」を新内さんが、「エキサイト公演」を佐々木ありささんが、「フレッシャーズ公演」を小日向ゆかさんが演じられます。忘れていました!そうか、トリプルなんですよね。初参加のおふたりに見せられるような背中ではないですが……、それぐらい水野をやってこられたってことでもあるのかなと。ただ気持ち的には今でもフレッシャーズです!(笑)――改めてこの作品を通して、お客様にどんな時間を届けられたらと思いますか?ここ数年、人と人との心の距離が離れているなぁって感じる瞬間がたくさんあって。特にひとり暮らしなんてしていると、誰ともしゃべらない日があったりしますし。だからこそこの作品を観て、人との対話を増やして欲しいですね。時に傷つけてしまうことがあったとしても、それは対話をした結果。一番良くないのは、対話から逃げることだと思うので。そして『熱海殺人事件』を一度も観たことがない方には、騙されたと思ってぜひ来ていただきたい!(笑)強烈な“愛”をたっぷり浴びてください!取材・文:野上瑠美子<公演情報>50周年記念特別公演『熱海殺人事件 バトルロイヤル50’s』2023年8月4日(金)~8月20日(日)会場:東京・紀伊國屋ホール作:つかこうへい総合演出:河毛俊作演出:岡村俊一【出演】木村伝兵衛部長刑事:荒井敦史・池田純矢婦人警官 水野朋子:新内眞衣(スタンダード公演)佐々木ありさ(エキサイト公演)小日向ゆか(フレッシャーズ公演)熊田留吉刑事:高橋龍輝・三浦海里犯人大山金太郎:多和田任益北野秀気(フレッシャーズ公演)チケット情報公式サイト
2023年07月06日黒澤明監督の傑作『生きる』を世界初のミュージカル化。18年の初演、20年の再演に続き、3度目の上演が決定した。そこで演出を手がける宮本亞門に、これまでの創作の日々を振り返るとともに、再々演にかける想いを語ってもらった。過去二度の公演には、コロナ禍前とその渦中という違いがあるが、宮本にとってはさらに大きな変化が自身を襲っている。「主人公の渡辺勘治は胃がんになったことで必死に生き直すわけですが、初演の時の僕はがんの経験なんてなかったわけです。そんな人にどんな言葉をかけたらいいかもわからないし、難しいなぁと。でもおかげで僕、2019年にがんになったんですよ(笑)。自分では“命の勲章”と言っていますが、がんサバイバーとして再演が出来た。それはなんと言うか貴重な体験でした」その理由を訊ねると、自身ががんになったニュースをテレビで見ながら、こんなことを思ったそう。「僕のこれまでについて、みんなが勝手にしゃべっているわけですよ。俯瞰でそんな自分のことを見る機会、こんな体験なかないですからね!チャップリンの有名な言葉にもあるように、『クローズアップで見ると悲劇だが、ロングショットで見ると喜劇だ』のようでした。つまり渡辺勘治のように自分自身のがんについては、もっと混乱したり、苛立ったり、喜怒哀楽を全部出してもいいんじゃないか。それは再演からの変化ですね」そして再々演。3年前とは世の中がまた変化している。「やっぱりパンデミックを経て、多くの人がいろんなことを考えたと思うんです。これから生きていく上でなにを大切にしていくんですか?とか。そんなことを感じてもらえる作品だと思いますし、タイミング的にも最良の作品ではないかと思っていて。もし出来たらお父さんやご家族など、誰かと一緒に観に来てもらえたら嬉しいですね。普段の会話ではしづらいようなことも、これを観た後で、少しずつ大切なことが話せるように変わっていくと思います」主人公の渡辺勘治を演じるのは、もちろん市村正親と鹿賀丈史。だがそれ以外のメインキャストは、再演からほぼ一新されている。「これはとても楽しみですね。それぞれ掛け合いも変わるでしょうから。また市村さんと鹿賀さんの役作りの方向性がまったく違いますし、毎回おふたりとももっと深く、もっと探りたいと、貪欲なまでの探求心で臨まれている。今回もそれぞれまったく違う渡辺勘治を見せてくださると思いますよ」取材・文:野上瑠美子■公演情報Daiwa House presents ミュージカル『生きる』2023年9月7日(木)~9月24日(日)会場:新国立劇場 中劇場
2023年06月26日大御所演歌歌手で、芸人・友近のお友達としても知られる水谷千重子が、東京・明治座では三度目、福岡・博多座では二度目となる『水谷千重子50周年記念公演』を上演。その幕開けを前に制作発表会を行い、水谷のほか、的場浩司、YOU、ガンバレルーヤのまひる・よしこ、倉たけしが登壇した。まず水谷が「明治座さん、博多座さんはものすごく理解のある小屋で、いつも千重子がやりたいわ、と思うことを実現してくださいます」と切り出し、「今回も素晴らしいキャスト、スタッフの方が集結してくださいました」と周囲に目を向ける。続いては、第1部のお芝居ステージ「大江戸混戦物語 ニンジャーゾーン」に出演する3組が挨拶。「子供のころから憧れていた水谷先生と、初めて同じ板の上に立たせていただけるということで身震いしております」と明かす的場には、すかさず水谷から「馬鹿言ってる!」のツッコミが。三度目の参加で、「千重子先生のことは実の姉のようにお慕い申し上げております」と語るYOUには、「YOUちゃんは本当にしっかり者なので、なんの心配もございません」と絶賛する。初参加のガンバレルーヤからは、50周年を記念した花束の贈呈が。さらにまひるから「『まひるちゃんは身体能力の子だから』という助言のおかげで、仕事の幅が広がりました」と感謝の気持ちが伝えられると、「例えばここで受け身とか…?」との水谷の無茶振りにも即反応。華麗な受け身を披露した。「私も出来ます!」と立ち上がったのは相方のよしこ。受け身のようなものを披露し、「今のはなに?」との水谷の質問に、「バク転です!」と答え爆笑をさらった。第2部の歌謡ステージ「千重子オンステージ」に出演する倉が紹介されると、「ほら俺からも」となにかを差し出しつつ、「金がないからさ、チンゲンサイにしたんだ」と花束型のチンゲンサイを贈呈。さらにガンバレルーヤに刺激されたのか、忍者のような動きも披露し、さらなる爆笑を誘った。と、ここでサプライズ!海外から緊急帰国した御崎進が登場し、「千重子一座の座員のひとりとして参加できることがとても嬉しいです!」とコメント。だが倉と御崎は昔から犬猿の仲で、会見中に何度も衝突、的場やよしこに止められるひと幕も。だが最後は水谷が、「あのふたりは心配だけれども、なんだかんだうまいことやると思いますし(笑)、最高のメンバーで、最高の舞台を作り上げたいと思っています!」としっかり締めくくった。取材・文:野上瑠美子
2023年04月25日