「MONDO GROSSO feat. 満島ひかり」による「ラビリンス」のMVで「MTV VMA2017」Best Dance Video を受賞するなど、数多くのアーティストのMVや、ナショナルブランドの広告を数多く手掛ける丸山健志の初長編映画『スパゲティコード・ラブ』が完成。上海国際映画祭のアジア新人部門・監督賞にノミネートされ、日本国内での公開も決定した。本作は、東京で生きる13人の若者たちの生き方が複雑に連鎖していく(=スパゲティコード:解読困難なほど複雑に絡み合ったプログラミングコードを指す)さまを、常識に縛られないスタイリッシュな映像で綴る青春群像劇。6月に行われる上海国際映画祭のコンペティション部門であるアジア新人部門・監督賞へのノミネートが決定。岩井俊二監督『リリイ・シュシュのすべて』、阪本順治監督『団地』、岡田麿里監督『さよならの朝に約束の花をかざろう』などの名作が受賞してきた国際映画祭が本作を迎え入れ、ワールドプレミア上映が実現する。出演は、NHK連続テレビ小説「おちょやん」や『樹海村』『街の上で』などの映画に出演した倉悠貴、『天気の子』主題歌にボーカリストとして参加、『ドライブ・マイ・カー』などに出演する三浦透子、連続テレビ小説「おかえりモネ」や映画『東京リベンジャーズ』などが待機する清水尋也、「Seventeen」専属モデルで「僕たちがやりました」「チア☆ダン」などに出演してきた八木莉可子ら、注目を集める新進気鋭の若手俳優たち。さらに映画初出演のアーティストやモデル、土村芳、ゆりやんレトリィバァらブレイク中の面々が集結。丸山監督の才能に共鳴し、豪華な出演陣が揃った。彼女たちが演じるのは、フードデリバリー配達員、シンガーソングライター、広告クリエイター、カメラマン、高校生、モデルなど、現在を生きるリアルで多種多様なキャラクター。13人の行動が複雑に絡み合い、思いもつかないエンディングをもたらしていく。13名のキャスト&監督からコメント到着【丸山健志監督 コメント】先日完成したばかりでまだ客観的になれないのですが、ただ思うのは、理想的なキャスト陣と最高のクリエイター達とこのアンサンブルを創ることができたこと、またこの状況下で作品を発表できることに感謝しています。このオリジナル映画が皆様にどう受け止められるのかとハラハラしていますが、どうぞよろしくお願いします。【倉悠貴 コメント】脚本を読ませていただき、どんな映画になるのだろうと、高揚したのを覚えています。“人それぞれの表面的なもの、本質的なもの、理想、現実、執着、幸せ”を誰もが感じたことのある、日常に渦巻く様々なものが交じり合いながら、進んでいく。そんな様子に感情を揺さぶられました。丸山健志監督の繊細かつエモーショナルな演出、脚本に込められた様々な想い。魅力あるキャストの方々との共演。この作品に参加できたことがとても光栄です。公開が楽しみです。是非劇場でご覧ください。【三浦透子 コメント】理想と現実の間でもがくそれぞれの人生が、ほんの一瞬交差する。そんな奇跡的な瞬間を、さりげなく、かつ大 胆に表現できたらと思って作品に臨みました。笑ったり、怒ったり、泣いたり、歌ったり、忙しく過ごした撮影の毎日がとても楽しかったです。沢山の方に観ていただけますように。【清水尋也 コメント】大森慎吾役を演じました清水尋也です。現代の街並みの中、それぞれの人生が複雑に絡まり合っていく。そんなリアルな質感で描かれたストーリーを、大切に作り上げていきたいという思いで演じました。それぞれがどんな思いで何処へ行き着くのか。皆様に早くお届けしたいです。【八木莉可子 コメント】一見規則正しく並んでいるように見えて、実は様々な事がぐちゃぐちゃに絡み合った社会。その絡み合った社会を潔しとせず、多少極端であっても「自分」を貫き通そうとする凛が、私は大好きでした。作品の中で叫ばれる様々な声に、ぜひ耳を傾けて頂けると嬉しいです。【古畑新之 コメント】昨年の夏、撮影を無事にやり遂げることができて関わった方に感謝しております。こうした複数の人物からの視点で描かれる大きなアンサンブル作品に関われて嬉しいです。僕としては一人でも、誰かと見ても良いようなテーマの作品だと思いますし、なにより観た側は何を思うのか気になります。是非ご覧になって下さい。【青木柚 コメント】僕が演じた、純粋でひたむきな圭ちゃんは、もし彼が現実で友達だったならきっと色々な相談をしてしまうくらい、僕自身とても好きな人物です。日頃、何の気なしにすれ違っている他人にも、自分と同じように唯一無二の物語が流れているという事を認識させられる丸山監督の世界。是非、劇場でご覧頂きたい群像劇です。【xiangyu(シャンユー) コメント】初めて脚本を読んだ時、出会った事のない映像が頭の中に浮かんで、すごくワクワクしたのを覚えています。お芝居自体が初挑戦だったので、右も左も分からずでしたが、大家族みたいなあったかいチームのお陰で、最後までのびのびと楽しくいれました。みなさま公開を楽しみにしていて下さい!【香川沙耶 コメント】初めての、お芝居でした。お芝居をしていて、夏美と共感できる部分はあったのですが、演技のスキル的に気持ちの入れ方が大変だなと思いました。というのは、夏美の行動を私は経験したことはないのでわからない部分もありましたが、愛に臆病になる女の子、愛を求めながら自分自身と戦う気持ち、女の子として愛に関して思うことが似ているところがあり、なんとか自然体に演じることができたような気がします。実際、リアルにみんな形は違えども世の中でこんな気持ちになっている女の子は少なくはないと思います。自分の今が作品の誰に近いのか、色々重ねてみて、いい意味で自分を考える素敵な時間になると思います。公開が楽しみです!【上大迫祐希 コメント】脚本を読んで、交錯する人間模様に引き込まれました。現場では丸山監督はじめ、スタッフさんの作り出す暖かい空気の中で等身大の小川花を演じることができたと思います。人間味のある一人一人の登場人物に、どこか共感してもらえる部分があると思うので、この社会を生きる皆さんに観ていただきたいです。【三谷麟太郎 コメント】宍戸一樹は、すごく賢いのですが、他の人とは違う独特な考えを持っている男の子です。自分の想像を超えて物事を考える一樹を演じることは、新鮮そのものでした。ただ、そんな一樹の中に自分と重なる部分が多々あり、宍戸一樹という存在を創造し、彼として生きる時間はとても楽しく、幸せでした。【佐藤睦 コメント】今まであまり演じた事のないような役でしたが、共感を持ってくださる女性の方も絶対にいる! と思ったので、楽しかったです。監督をはじめ、皆さん作品づくりに対して誠実かつとてもあたたかい雰囲気で、安心してお芝居ができました。魅力的な出演者の方々をスクリーンで観るのが楽しみです!是非、劇場でご覧ください。【ゆりやんレトリィバァ コメント】撮影時、偶然にも私は梅子と同じような悩みを抱えていました。撮影を通して、梅子と桃子の関係を体験したらなんか私の悩みなんか人からみたらどうでもいいことだし、そんなどうでもいいことに悩んじゃってる自分ってなんか憎めないなって自分のことを少し好きになれました。きっとご覧くださるあなたもどういう形かどういう気持ちになるかはわかりませんが、素敵な気持ちになる体験をされるのではないでしょうか。それから、ピーナッツバターが思い出の食品になりました。(意外と一気には飲み込めないものだと知りました)【土村芳 コメント】人の数だけ人生があって、一つ一つ絡み合って「世の中」が回っていること、その中で悩んだり苦しんだり、日々戦いながら様々な顔を見せる登場人物達が、だんだん愛おしくなってくる感覚。私自身この作品から受け取るものが沢山ありました。それぞれのエピソードが映画として一つになった時、そこにはどんな世界が広がっているのか、皆さんのもとへ届く日が今からとても楽しみです。STORYフードデリバリー配達員の羽田天(倉悠貴)は、大好きなアイドルへの想いに区切りをつけるため、1,000回配達を目指し走っている。シンガーソングライターの夢を諦めた桜庭心(三浦透子)は苦手な友達とダラダラと過ごしている。大森慎吾(清水尋也)はFacebookの友達が5,000人を超えるが、本当の友達はいない。広告クリエイターの黒須凛(八木莉可子)は天才と称されるプレッシャーと周囲との距離に苦しんでいる。コミュ力だけで渡ってきたカメラマンの日室翼(古畑新之)は、越えられない壁を自覚している。高校生の赤羽圭(青木柚)と彼が片思いをしている千葉桜(xiangyu)は噛み合わない会話を続けている。モデルの綾瀬夏美(香川沙耶)は、実は仕事よりパパ活の方が忙しくなってきた。不登校の高校生・小川花(上大迫祐希)はインスタで嘘のリア充投稿に明け暮れている。中学生の宍戸一樹(三谷麟太郎)は毎日コンビニのイートインで時間をつぶしている。失恋のショックで引きこもりになった渋谷桃子(佐藤睦)は、復縁を願い電話占いにハマっている。桃子の隣人で同じく引きこもりの目黒梅子(ゆりやんレトリィバァ)は、隣から聞こえる桃子の独り言を聞いている。カフェで働く剣持雫(土村芳)は妻子持ちの男との不倫だけが生きがいだ。現在を生きるリアルな登場人物たちが愛を模索し東京を彷徨う。恋人同士、元カレ・元カノ、すれ違った他人…彼女たちの行動が複雑に連鎖し、思いもよらぬエンディングに向かっていく。『スパゲティコード・ラブ』は2021年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパゲティコード・ラブ 2021年全国にて公開予定
2021年06月01日2020年5月29日付で、YouTubeチャンネル『太田上田【公式】』にて三谷幸喜さんをゲストに迎えた動画を配信中です。『太田上田』は、2015年から中京テレビで放送されている爆笑問題の太田光さんと、くりぃむしちゅーの上田晋也さんによるトークバラエティ番組。今回ゲストの三谷幸喜さんは、劇作家、脚本家、演出家、コメディアン、映画監督で、最近は、俳優やテレビタレントとしても活躍中。NHKの大河ドラマの脚本などでもよく知られています。ちなみに、三谷さんは、太田さんと同じ『日本大学藝術学部演劇学科』の卒業生で、3年先輩。太田さんが大学に在籍していた頃から、三谷さんは既にヒーローだったとのことですが…。まずは、動画をご覧ください。番組の後半では、1994年に放送された三谷さんが脚本を手がけた刑事ドラマ『古畑任三郎』についての誕生秘話で盛り上がりました。実は、三谷さんが大の『刑事コロンボ』好きだったことから誕生したそうです。ちなみに、『刑事コロンボ』は、アメリカで制作され、日本でも放映されていた刑事ドラマ。『古畑任三郎』と同じように、医者や俳優などの犯人のアリバイを崩しながらジワリジワリと追い詰めていく一話完結タイプのドラマでした。『刑事コロンボ』の放送当時、日本では「うちのかみさんがね…」「あともう1つだけ」というコロンボの決まり文句と、よれよれのコートが話題に…。太田さんは、『古畑任三郎』が、そんな『刑事コロンボ』を真似していると噛みついていたわけですが、何とかフォローしようとする上田さんを、三谷さんがことごとく交わす姿がとても印象的でしたね。[文/AnyMama(エニママ)・構成/grape編集部]
2021年01月29日「オリエント急行殺人事件」と「黒井戸殺し」に続く“原作・アガサ・クリスティ×脚本・三谷幸喜”コラボシリーズ第3弾「死との約束」の放送が来年に決定した。ミステリー界の女王、アガサ・クリスティが、1938年に発表した長編小説「死との約束」のドラマ化となる今作。『死海殺人事件』として映画化もされているが、日本での映像化は今回が初めてだ。今回、三谷さんが舞台を熊野古道に、時代設定を昭和30年代に置き換えて執筆した。三谷さんは原作について「ポワロ物で、僕がいちばん好きな作品」と話し、「事件が起こるまでのワクワク感。真相が明らかになっていくドキドキ感。そしてラストのあまりに意外な犯人。今回も原作のテイストを損なわないように脚色しました。キャスティングも完璧です。極上のミステリーを堪能あれ!」と自信を見せている。主人公は前2作に続き、野村萬斎演じる名探偵・勝呂武尊。ドラマ出演は「黒井戸殺し」以来となる萬斎さんは、「今回は、トリックが前作とは全く違っていて、ある意味、ご覧の皆さんが、“裏切られる展開”かもしれません」と期待を煽り、「熊野古道という日本有数のパワースポットが舞台になっているところも今回の見どころのひとつです。コロナ禍で、家にいる時間も多い昨今ですが、このドラマで、皆さんご一緒に熊野を旅しながら楽しんでいただければ」とコメント。また、勝呂が旅行先で出会う婦人代議士・上杉穂波を鈴木京香が演じる。旅先で偶然出会った2人だが、どうやら勝呂は穂波の過去を知っている旧知の仲のようで…。萬斎さんと鈴木さんは今作が初共演。「台本が待ち遠しかった」と話す鈴木さんは、「政治家は一度やってみたかった役でもあります。昭和30年代の女性政治家は、きっと当時では珍しく、目立つ存在だったと思うので、その役を演じられるのはとても光栄なことです」と語っている。そして、医師・沙羅絹子を比嘉愛未。税理士・十文字幸太を坪倉由幸(我が家)。穂波に随行する編集者・飛鳥ハナを長野里美。勝呂に捜査を依頼する警察署長・川張大作を阿南健治が演じる。比嘉さんは「三谷さんの作品で、萬斎さんと共演できるのはなかなかないチャンスだと思い、お話をいただいた時は純粋にうれしく思いました。何と言ってもこれまでとはまた違う作品との出会いだと思い、“これは絶対やりたい!”とすぐにお返事させていただきました」とオファー時をふり返り、長野さんも「『オリエント急行殺人事件』の時にちょうど三谷さんと舞台をやっていて、“オファーしようと思ったけれど、この舞台があるからできないですね”と断念されたので、“今回はようやくできる!”と、うれしさ満開でした」とコメント。阿南さんは「台本は、細かい笑いなどがいろいろなところにちりばめられていて、まさに三谷さんの世界だな、という感じで、楽しく読みました」と物語の印象を明かし、坪倉さんは「まさか僕にオファーがくるとは思っていなかったので驚きました。しかも“こんな豪華なキャストの中に僕でいいのかな?”というのが正直な感想です。今回の役は、今まで演じたことのない役柄ですので、芸人・坪倉としてあまり経験のない、ミステリアスで、男の色気みたいなものをちょっと出したいと思っています」と意気込んでいる。<あらすじ>休暇で和歌山の熊野古道を訪れた勝呂武尊(野村萬斎)は、ホテルのラウンジで医学書を読んでいた医師の沙羅絹子(比嘉愛未)に声をかける。沙羅は勝呂のことを新聞で見て知っていたため、すぐに打ち解ける。するとそこに、一風変わった一家がやってくる。本堂家だと沙羅は言う。沙羅は、これから本堂家と本宮神社に行くので、一緒に行かないかと勝呂を誘う。一家と古くからのつきあいがあるという税理士・十文字幸太(坪倉由幸)によると、主である本堂氏が、家族が一生遊んで暮らしていけるほどの十分なお金を残して死んだため、本堂家は家族全員で日本中を旅しているのだという。神社に到着し、散歩をしていた勝呂は背後から声をかけられる。振り返ると、婦人代議士・上杉穂波(鈴木京香)と編集者の飛鳥ハナ(長野里美)だった。翌日、貸し切りバスで古道散策ツアーに向かった本堂一家と勝呂、沙羅、穂波、飛鳥。霊峰と言われる熊野には神秘的な山道が多く、昔から天狗の目撃談も後を絶たない。そして日が陰りはじめた頃、ベンチで本堂夫人の遺体が発見される。地元熊野警察の署長・川張大作(阿南健治)に事件解決を要請された勝呂は早速捜査をはじめる。夫人は普段から心臓が弱かったというのだが、勝呂は、その右手に注射針の後を発見。勝呂は、ホテルに到着した晩、偶然耳にした言葉をふと、思い出す。「分からないのか、こうなったらもう殺すしかないんだっ」。ぎくしゃくしていた家族の誰にも動機があり、しかし全員にアリバイがあった――。スペシャルドラマ「死との約束」は2021年フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年12月15日三谷幸喜が作・演出を手掛け、2018年末に上演されたミュージカル『日本の歴史』が、2021年7月に再演されることが10日、明らかになった。出演は、中井貴一、香取慎吾、新納慎也、シルビア・グラブ、宮澤エマ、秋元才加の初演メンバーに、段田安則が参加。この7人が、60役以上の老若男女の登場人物たちを演じ、歌い、踊り、歴史を駆け抜ける。もともと歴史好きで知られている三谷氏は、近年多くの歴史ドラマや舞台を手がけ、2022年放送予定の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』も執筆。その独自の着眼点とアイデアで、エンターテイメントの姿を通して、改めて歴史の面白さや奥深さを伝えている。その三谷氏が手掛けたオリジナル・ミュージカル『日本の歴史』の再演が決定。長きにわたり、三谷氏の作品の世界観を支えてきた作曲家・荻野清子氏と共に創り上げ、珠玉のキャスト陣が歌い踊った壮大な“大河ミュージカル”が帰ってくる。初演以来高まってきた再演希望の声に大きな力を得て、決定したという。「卑弥呼の時代から太平洋戦争までの約1700年に亘る日本の歴史を凝縮」したこのミュージカルは、60人以上にも及ぶ歴史上の人物たちや市井の人々を、たった7人の俳優たちが演じ、歌い、踊るという大胆な構成。その中で、キャッチーなメロディーと親しみやすい歌詞に乗せて、めまぐるしく移り変わる歴史の場面が目の前で紡がれていく。脈々と次世代につながっていく人間の因果のドラマが語られ、ただの歴史の出来事の羅列ではない骨太な物語が展開される。
2020年12月10日菅田将暉が小栗旬主演、三谷幸喜脚本の2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、悲劇の天才武将・源義経役に決定。先ほど三谷幸喜から発表された。本作は、華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、新都鎌倉を舞台に繰り広げられるパワーゲームを描く。小栗さんが源頼朝にすべてを学び、武士の世を盤石にした鎌倉幕府二代執権・北条義時を演じる。連日、第一次出演者が三谷さん自身の口から発表されていた本作。その最終日となる今回、源氏を語るには外せない頼朝の弟で、次々と奇跡を起こす天才軍略家、源義経を菅田さんが演じることに。「おんな城主 直虎」(2017)以来、2度目の大河ドラマ出演を果たす。出演が決まった菅田さんは「「悲劇の武将」と言われ、ドラマティックに描かれることが多い人物ではあるけれど、意外と創作されているエピソードも多く実体がよくわからないところが演じる上では興味深いと思っています。いつも歴史上の人物や実在の方を演じるときに心がけているのは、“血の通わせ方”“綺麗事では終わらせない”ということ。特に義経は綺麗なイメージがあるので、生々しく、義経は生きていたんだと僕自身も実感しながら演じていきたいです。」とコメントを寄せている。SNSには「菅田将暉キター!!」「菅田さんがまた時代劇で見られるなんて」「期待しかない」という声や、「小栗旬さんのご指名かしら」「ぎ、銀魂…佐藤二朗さんもいるし」とキャストとの交流に触れる声も上がり、まだ明らかになっていない頼朝役にも注目が集まっている。なお、先んじて、義時(小栗さん)の生涯の盟友、三浦義村役に山本耕史、義時の妹の阿波局役に宮澤エマ、義時の父・北条時政役に坂東彌十郎、頼朝の息子で義時の甥となる二代将軍・源頼家役に金子大地らの出演も発表されている。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年1~12月、NHKにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2020年11月20日小栗旬を主演に迎える、鎌倉時代を舞台にした2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」。現在、本作の脚本家・三谷幸喜が5日間連続でキャストを順次発表中だが、新たに中川大志や小泉孝太郎、南沙良らの参加が明らかになった。三谷さん脚本による本作は、華やかな源平合戦、その後の鎌倉幕府誕生を背景に、権力の座を巡る男たち女たちの駆け引きを描く。源頼朝に全てを学び、武士の世を盤石にした二代執権・北条義時(小栗旬)。野心とは無縁だった若者は、いかにして武士の頂点に上り詰めたのか。新都鎌倉を舞台に繰り広げられる、パワーゲーム。義時は、どんなカードを切っていくのか――。本日11月17日に明らかになったのは、中川大志(大河出演4回目)、小泉孝太郎(大河出演4回目)、南沙良(大河初出演)、野添義弘(大河出演5回目)、杉本哲太(大河出演8回目)の5人。16日には義時の姉・北条政子に小池栄子(大河出演2回目)、兄・北条宗時(大河出演3回目)に片岡愛之助、平清盛に松平健(大河出演8回目)、頼朝の側近・比企能員に佐藤二朗(大河出演3回目)が発表されていた。鎌倉幕府が誇る若武者・畠山重忠 役/中川大志畠山重忠と名前を聞いてもあまりピンとこず、なじみのない武将だったので、初めて知ることばかりで、楽しく勉強しています。知勇兼備で武士の鑑とも呼ばれた男ということで、大河ドラマであまり戦に参加したことのない僕は、ようやく戦えるのか!とワクワクしています…。そのあたりの準備もしっかりとしていきたいです。偉大な清盛の後継・平宗盛 役/小泉孝太郎僕が初めて大河ドラマにオファーをいただいた作品が「義経」でした。そのとき平宗盛は鶴見辰吾さんが演じられていました。偉大な清盛の後継者である、宗盛。二代目の苦悩、そして父親として家族への純粋な愛情を持っている宗盛の姿が印象的でした。宗盛は弱々しいイメージがある人物として描かれることが多いですが、今回の「鎌倉殿の13人」では、三谷さんにどのように描かれるのかとても楽しみにしております。源頼朝の愛娘・大姫(おおひめ) 役/南沙良今回、大姫を演じさせていただくこととなりました。錚々たるキャストの皆様とご一緒できることに、とても感謝しています。過酷な運命を辿った大姫ですが、これから演じていく中で私の中に出来上がる大姫が、どのように仕上がるのか、不安よりも期待の方が大きくなっています。歴史はひとつでも、その時代を生き、駆け抜けた大姫の物語に正解はなく、演じる物語は未来の私の一部になると思います。今回の役を通じ、皆様にお届けする大姫を楽しんでもらえるように精いっぱい、演じていければと思います。源頼朝の従者「13人」の1人・安達盛長 役/野添義弘安達盛長は頼朝の流人時代から仕えてきた最古参の御家人なのですが、13人の中でも郎党という異色の存在。頼朝のために奔走し人生を捧げ、頼朝が最も信頼し本音を語れる人物という印象です。三谷さんの作品はどの作品も斬新かつ繊細でそれぞれに違ったおもしろさがあり、出演している俳優さんを羨ましく思い、指をくわえて見ていました。今回、三谷さんが描かれる作品なので、老練で寡黙ながらもおもしろ味のある、安達盛長を演じることができればと思います。野心家といわれた頼朝の叔父・源行家 役/杉本哲太今回、頼朝の叔父である源行家を演じることになりました。この行家という人物は、かなりの野心家だったからか、敵も多かったよう……エネルギッシュにいろいろな欲望を滲ませられたらと思っています。大河ドラマに出演させていただくのは、今作品で8作品目。いつも思うのは、スタジオのセットもさることながらオープンセットの壮大さです。また三谷さんの作品には初参加なのでとても緊張しております。とにかく役を楽しみながら演じられたらと思っています。義時の姉にして源頼朝の妻・北条政子 役/小池栄子北条政子を演じさせていただけるとは、、、。女として、母として、強く、愛に生きた政子は、「一途」という言葉がぴったりな最高にカッコイイ女性だと思います。1年半、政子を誰よりも愛し、政子と心中する気持ちで演じさせていただきたいと思います。「猛女」とよく例えられますが、そうではない、それだけではない魅力的な政子として視聴者の皆様の記憶に残れるよう気合を入れて頑張りたいですね!義時の兄・北条宗時 役/片岡愛之助また三谷幸喜さんの大河ドラマに出演させていただけると伺ったときは素直にとてもうれしかったです。北条宗時は私とは真逆の人間。夢に生き、夢に散った男だったと知りました。打倒平家に燃えたその夢想家の熱意は相当なものだったと想像がつきますし、今回はその熱量をいかに表現できるかに懸かっていると感じています。自分とは正反対の生き方をした武将を演じられることに今からワクワクが止まりません!とはいえ、宗時は歴史文献にもあまり記録が残っていない人物。その宗時が三谷さんの脚本でどう描かれるのか、非常に楽しみです!源氏の宿敵・平清盛 役/松平 健〈平清盛〉は、700年続く武家政権の祖です。地下人から太政大臣まで上り詰めながら、貴族化していく姿は源氏への戒めの姿でもあると思います。源氏の遺児たちの命を奪わなかった情が、自らを窮地へ導く――〈清盛〉の激しい生きざま、抑揚をつけてしっかりと演じたいですね。諸行無常、盛者必衰をもって、時代のバトンを鎌倉へと渡したいと思います。北条家と権力闘争「13人」の1人・比企能員 役/佐藤二朗僕が演じるのは「13人」の一人で、北条と火花散る権力闘争を繰り広げた比企能員(ひき・よしかず)という人物です。一歩間違っていたら、執権は北条でなく比企だったかもしれません。歴史の裏には必ず、涙を飲んだ悲運の敗北者がいます。そうした歴史の表舞台に立てなかった人物を演じるのは、ある意味役者冥利に尽きます。精いっぱい、歴史の裏側、影を輝かせたいと思います。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は2022年1~12月、NHKにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2020年11月17日三谷幸喜が、自らを演劇の道へと導いた“恩師”、喜劇王ニール・サイモンの傑作コメディの演出に再び乗り出した。『ロスト・イン・ヨンカーズ』(2013年)に続く今回は、サイモン自身の下積み時代の体験を描いたとされる、人気コメディアンのオフィスに集う放送作家たちの物語だ。瀬戸康史、松岡茉優、吉原光夫、小手伸也、鈴木浩介、梶原善、青木さやか、山崎一、浅野和之の鉄板のチームワークが立ち上げる、三谷×サイモンの笑いに大注目!王道から外れたものにあえてチャレンジしたくなる——三谷さんが手がける2本目のニール・サイモン作品です。前回の『ロスト・イン・ヨンカーズ』から7年ぶりになりますね。僕自身、翻訳モノの演出の経験は数えるほどしかないんです。どうしてもオリジナルでやりたいものを優先してしまって。たとえば初めて手掛けた翻訳モノの『桜の園』(2012年)では、チェーホフのどこが面白いのか、どこに皆は魅了されるのだろうか、喜劇と言われているけど、本当にそうなんだろうか――と、勉強のようなつもりでやりました。ゴルドーニの『抜目のない未亡人』(2014年)も、コクトーの『声』(2013年)も、自分では絶対に書かないような作品をあえて演出することで、何か自分に得られるものが欲しい――、そんな思いがあるんです。ただ、僕はニール・サイモンに出会えたことで、この演劇の道に進んだとも言えるので、やはりいつかはやりたいと思っていました。でも『おかしな二人』や『サンシャイン・ボーイズ』のような、いわば“ザ・ニール・サイモン”的なものは、今、僕が演出しても、あまりワクワク感がないように思っていて。僕も、お客さんも。だから『ロスト・イン・ヨンカーズ』も今回も、ニール・サイモンの王道から少し外れたものにあえてチャレンジしてみようと思ったんです。——『23階の笑い』は1950年代のアメリカ・テレビ業界が舞台。冠バラエティ番組を持つ人気コメディアンと、彼のオフィスで働く個性的な放送作家たちの物語です。ジョークを潜ませた会話の応酬、そのテンポの良さが圧巻ですね。正直なところ、翻訳台本を読んだ時に、これを立ち上げるのはかなり難しいなと思いました。とくにコレといった事件が起こるわけでもなく、とにかくジョークの応酬で。コメディライターたちの話だから、台詞のすべてがジョークと言ってもいいくらいで、どういうさじ加減でやればいいのか、上演台本を作る時にかなり苦労しました。「あ、ここでアメリカ人は笑うんだろうな〜」なんて想像しながら2時間観ていただくのは申し訳ないので、ちゃんとコメディとして成立するものにしないといけない。かといって日本人がわかるような日本語のダジャレや時事ネタみたいなものは入れるべきではないし……。なかなか難しいチャレンジでした。個性豊かな登場人物たちは「水族館の魚を見るように」楽しんでもらえたらもちろんニール・サイモンの作品をムチャクチャにはしたくないから、きちんと戯曲どおりですよ。でも、ちょっとぶっ飛んでいる登場人物たちばかりで、なかなか感情移入して観るのは難しいだろうなと最初は感じました。ではお客さんは何を観たらよいのか? と考えた時に、僕自身が主人公のルーカスと同じように新人作家として、ベテランの放送作家の人たちに混ざってバラエティ番組とかを作っていた時期があったので、そこにすごく重なる部分があると思ったんです。とにかくここに出てくるマックス・プリンスという人気コメディアンを筆頭に、この不思議な人たちの生態をきちんと描き出そうと。ヘンな例えですけど水族館で魚を見るような感じで、彼らの生き様を2時間飽きずに、お客さんに観てもらおう。あ、この人たちは本当に生きているんだな! といった匂いや空気感を、きちんと作るべきだと思ったんです。配信ドラマを手がけて感じた今のテレビドラマ界の限界僕、このあいだ配信のドラマ(編集部注;「Amazon Prime Video」にて配信中の香取慎吾主演『誰かが、見ている』)をやったんですが、そのときに、常に時間に追われて制作されている地上波のテレビドラマは、もしかしたら、もう限界に近づいているんじゃないかなと感じることがありました。でも僕はテレビが大好きだから、もしいつか終わりが来るのであれば、それをきちんと見届けなければいけないという思いをもったんです。それと同じ空気を、このマックス・プリンスたちの物語に感じるんですね。華やかで勢いのあった50年代のテレビ界の中で、取り残されていった人たちの物語――ならば、その人たちの滅び方というか、踏ん張り方をちゃんと見せることが、今この『23階の笑い』をやる意味だという気がするんです。僕が経験した1980年代の、テレビが元気だった頃の空気感をうまくこの作品の世界観に重ねて、それをお客さんに楽しんでもらうことが一番の見せ方なのかな……と感じて今、作っています。「瀬戸康史さんを“休ませない”のがテーマ」――多彩な面々が揃ったキャスト陣——キャストは、三谷作品におなじみの方もいれば、初参加の方も。この物語の登場人物と同様に個性の強い、華やかな顔ぶれです。そうですね、とても力のある俳優さんたちが集まってくださいました。理想は、「この人たち、覚えた台詞を言っているんじゃなく、今思いついた言葉でやりとりしているのでは?」と見えるくらいにしたいんですよね。今回はそれが出来る俳優さんたちですし、おそらくその域までたどり着くような気がします。ニール・サイモンの舞台を観ると、普通だったらあんなにしゃべる人たちはいないし、あんなに洒落た台詞を言い合う夫婦なんてありえない……と思うことがあります。それをどれだけリアルな空間に落とし込めるか――、この挑戦は面白いですね。——魅力の出演陣から、三谷さんの舞台に初参加となる瀬戸康史さん、吉原光夫さん、鈴木浩介さん、山崎一さんについて、稽古場での印象などをお願いします。瀬戸さんが演じるルーカスは、ほかの人たちが会話している場にいて何もしない時間が長いんです。なので一瞬たりとも気が抜けないように、皆に目配りしてコーヒーを入れたり、何かを片付けたり、相槌を打ったりとか、台詞以上に覚えなきゃいけないことが山ほどあるようにしたい。瀬戸さんを休ませないのがテーマですね。吉原さんは、ちょっと強面で怖いじゃないですか。で、「自分はコメディをやったことがないので」って堂々と仰るので、どうしていいかわからない(笑)。でも(吉原と同じく劇団四季に所属していた)栗原英雄さんとかいろんなところから「吉原をよろしくお願いします」とメールが来て、多くの人に可愛がられているんだな、というのはわかりました。でもまだ怖いです(笑)。鈴木さんは同じ事務所ですが、実は一度も会ったことがなかった。お会いする機会がなかったんですね。すごく何でも器用にこなしちゃう人かな〜と思っていたら、意外にそうではない、ということがなんとなくわかってきた(笑)。ただ、あの品のある佇まいは得難い。僕のオリジナル作品にも出て欲しい人です。山崎さんは、まあ、控えめに言って最高です。あの清潔感と存在感は得難い。面白い役者さんです。ヴァルというロシア移民の役で、ロシア語訛りの英語を話す、と戯曲には書かれているんです。それで、あえて翻訳調の“主語述語をハッキリ、きちんと言う人”にしたんですけど、もう、山崎さん、完璧です。歩く姿が三木のり平さんに似ているんです!面白い台詞とそのやり取りを存分に笑って楽しんでもらいたい——中心人物であるコメディアン、マックス・プリンスを演じる小手伸也さんは『子供の事情』(2017年)に続いての三谷作品への登場ですね。マックス・プリンスという人を誰にやってもらうかで、このお芝居は決まってくるわけです。小手さんはご自分でもホンを書かれたり、演出もされる方で、僕が思っていた以上に知的な人でした。あの体型なので、もっとノホホンとしたのんきな人なのかな? とイメージしていたんですが、ご本人は全然そうじゃない真逆のタイプでした。劇団をやっているだけあってリーダーシップもあって、皆の上に立つカリスマ性を持っている感じもある。それで今回マックスを誰にするかという時に、思い切って「小手さんは?」と提案しました。ご本人はビックリしていると思いますよ。このマックス・プリンスのモデルになっているのはシド・シーザーというコメディアンです。お笑いの人って、人前で演じている時と普段がまったく違って、オンオフの切り替えがものすごくはっきりしている人が多いんだけど、この物語はマックスのオフィスで展開するので、彼が表に立っているところは観客にはいっさいわからないんです。だから、「テレビに出ている時の感じをそのまま引きずっているマックスにしよう」と小手さんと話しました。「いるだけで面白い。一挙手一投足がコメディアンのそれになっているふうに作りたい」とお願いしたら、小手さん、頑張ってくれてます。彼は体の動きがすばらしい。足をぶつけて痛がっている様子とか、それだけでチャーミング。僕のマックス・プリンスがここにいる、という感じです。——いろいろ想像するだけで笑いが込み上げてきます。本番が楽しみです。『23階の笑い』はポピュラーではありませんが、ニール・サイモンの代表作に匹敵するくらい面白いものだと、皆さんに再認識していただけたら嬉しいです。とにかく皆おしゃべりで洒落ていて、ある種のファンタジーとして観ていただけるのではないかと思います。不思議な登場人物たちのやりとりを十分に味わえるよう僕なりに工夫しましたので、たくさん笑って、楽しんでいただけたらと思います。取材・文:上野紀子撮影:源賀津己■公演情報『23階の笑い』作:ニール・サイモン翻訳:徐賀世子演出:三谷幸喜出演:瀬戸康史 / 松岡茉優 / 吉原光夫 / 小手伸也 / 鈴木浩介 / 梶原善 / 青木さやか /山崎一 / 浅野和之2020年12月5日(土)~2020年12月27日(日)会場:世田谷パブリックシアター(東京)チケットは11月22日(日)よりチケットぴあにて一般発売開始! ※11月16日(月)11:00まで先行抽選受付中
2020年11月14日三谷幸喜が脚本・演出を手掛け、香取慎吾が主演するAmazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」。この2人のタッグは20年以上、NHK大河ドラマ「新選組!」や映画、舞台など各方面に及ぶ。本作では“1話30分を長回し”で撮影するこれまでにない手法が取られたが、2人の信頼関係がうかがえるエピソードが明らかになった。撮影現場に観客を入れ、舞台でもテレビドラマでもない、全く新しい形のライブ感が特徴となっている本作。三谷さんと香取さん、2人で築き上げた深い信頼関係があったからこそ、誰も見たことがないエンターテインメントが完成した。“1話30分を長回し”で撮影する手法が取られ、キャストたちは絶対にミスが許されない状況で撮影は進行。しかし、あるとき、三谷さんは香取さんに“アドリブでプリンを食べる”という演出を、本番中に突然お願いしたという。それでも、「プリンがあるのを知らなかったのですが、振り返ったらあったので、きっとこれを食べるんだろうと思いました。『え?』とは絶対に言えないですから」と、驚異のアドリブ力を発揮した香取さん。三谷さんは絶大な信頼を寄せているからこそ、だったそうで「僕が多少無理な注文をしても、決して『どうしてそれをやらなければならないのですか』と聞き返すことがない。なぜそれが必要なのかを彼はすべて分かっている。もっと言うなら、僕がお願いする前から、彼も同じことを考えていた、そんな気さえするのです」と明かしており、2人の信頼関係があったからこそ生まれたシーンとなっている。本作は世界に向けた配信のドラマシリーズ。舞台と映像を融合させた手法など、三谷さんにとっては新たな挑戦作となるが、本作が無事に完成したのも香取さんの存在があったからに違いない。Amazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」は9月18日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2020年09月16日公開が待ち遠しい、脚本、演出・三谷幸喜(59)×主演・香取慎吾(43)のAmazon Original新ドラマシリーズ『誰かが、見ている』(9月18日よりAmazon Prime Videoにて独占配信)。香取扮する主人公・舎人真一のユーモラスな私生活をのぞき見する本作には、佐藤二朗(51)、山本千尋(24)、夏木マリ(68)らレギュラー陣に加え、くっきー!(野性爆弾・44)、西田敏行(72)、大竹しのぶ(63)、小池栄子(39)ら豪華ゲストも。そんな『誰かが、見ている』にちなみ、三谷×香取がお互いを“のぞき見”!香取「僕が私生活をのぞいてみたいのは稲垣吾郎(46)ですね。バスローブにワイングラスのイメージが強すぎて、缶ビール開けただけでも『ビールも飲むんだ』って、全ての行動が面白そう」三谷「僕は香取さんですよ。こんなに長い付き合いなのに、ふだんの姿は全く知らないですから。でも、今回の舎人くんは、自分に似てるっておっしゃってましたね」香取「近いものありますね。部屋で一人で踊ってたり」三谷「現場での香取さんも、結構独特ですよね。台本を読み込んで役を作ってきてリハーサルから出していく方もいますが、香取さんは本番にすべてを捧げている男。『この人は本当に生きているんだろうか?』という感じで現場に入ってきて、リハーサルを重ねていくにつれいい感じになってきて、本番で100%を出す。一度役に入ったら素に戻ったり、つい笑っちゃうみたいなことはありえない。役に生きている。それぐらい本番の集中力が素晴らしいです。それが面白いなと思いますね」香取「僕からすると、こんな作品をいくつも生み出せる三谷さんが面白すぎて信じられません。今回は、自分の作品をこんなに見たことないというくらい見ていて、全8話をすでに2周してます。『面白い』という言葉だけじゃ言い表せなくて、最後の8話を見終わったあとは『やられたー!』って笑顔になる」三谷「今回は香取さんの変貌ぶりに驚きました。リハーサルの本読みに一番にやってくる。しかも、なぜかもう衣装を着ている、みんな私服なのに。本読みの段階から役になりきっている。こんなヤツじゃなかった。むしろ、こんな姿は見たくなかった。……っていうぐらい一生懸命やられていた印象です。なんで衣装着てたの?」香取「現場に着くと、まず衣装部屋に行って『衣装着てください』っていう流れになっていたんですよ。そうしたら三谷さんが『すごい気合が入ってる、いつもと違いますね』って言って。今気づいたんですけど、もしかしたら三谷さん仕組みました?(笑)いつもとは違う“しっかりした香取慎吾”が作られたのかな?」三谷「僕は一切指示しておりません。香取さんは恥ずかしがり屋さんで、一生懸命やっているというのを人に見られたくないからこう言ってますが、たぶん自分の意思で早く来て、衣装を着て……」「女性自身」2020年9月22日 掲載
2020年09月12日三谷幸喜脚本・監督×香取慎吾主演によるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』が18日より配信される(全8話一挙配信)。このたび、本作の撮影裏を映し出した特別映像で構成された“配信直前スペシャル映像”の前編が公開された。本作は、何をやってもドジばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一(香取)と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から、そんな真一の生活をのぞき見するのをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎(佐藤二朗)を中心に巻き起こるドタバタを描いた“シットコム”(シチュエーションコメディの略)。三谷氏の演出による思いがけない仕掛けの数々と、香取のユーモラスな演技により、ライブ感あふれる新感覚エンターテイメントが誕生した。公開された映像には、本作の裏側が映し出されている。注目は本作ならではの三谷のこだわり。全く新たなエンターテイメントを生み出すために、これまでの撮影方法の枠に囚われない、三谷流ともいえる独自の撮影を慣行した。それは、セットの前に客席を用意し、客入れをした状態で撮影するというもの。演者はカメラを向けられながら観客を前に演技をするという、半端ではない緊張感の中、撮影が行われた。さらに本作は、ほぼノーカットの一発撮り。“何があっても撮影を止めない”という三谷の強いこだわりで撮影されたことで、演者の熱量と観客の生の笑いが融合したライブ感のある映像が誕生した。また生バンドの演奏や、三谷自身が撮影前に前説をするなど、本編には映らない、舞台裏にまで細やかな演出が観客を楽しませるために施されていることが明らかとなった。本作の非常にユニークな撮影方法に関して三谷氏は、「撮影とは関係ないところにこんなに力を入れている現場ってまずないんじゃないでしょうか。でもそのおかげで、毎回、お客さんの最高のリアクションを貰うことができました。あ、スタンダップコメディアンだけは用意出来なかったので、進行は僕がやりましたけど」と語っている。さらには、三谷氏による香取へのムチャぶりだらけの一人芝居のシーンも明らかに。20年来、一緒に映画やドラマ、舞台を作り続けている三谷氏と香取。時に三谷氏からの厚い信頼は、香取にとってムチャぶりとも思える高い要求となって現れたよう。三谷氏と二人三脚で作り上げた舎人真一は、慎吾ママをはじめ、これまで数々のキャラクターを演じてきた香取にとっても特別だったようで、「完成した作品を見たら、凄いキュートで舎人真一のファンになりました」と映像の中で語っている。(C)2020 Amazon Content Services LLC
2020年09月11日三谷幸喜と香取慎吾がタッグを組んだAmazon Original ドラマシリーズ「誰かが、見ている」が世界240以上の国や地域で同時配信されることが決定し、本予告とメインビジュアルが解禁。さらに世界配信を記念して、“世界同時”YouTube LIVE試写会が開催されることになった。三谷氏の演出による思いがけない仕掛けの数々と、香取氏のユーモラスな演技が相乗効果となり、舞台でもない、テレビドラマでもない、全く新しい形のライブ感あふれる新感覚エンターテインメントとなる本作。本作が配信される言葉も文化も違う人々の目に、失敗ばかりなのに何故か憎めない舎人真一(香取さん)と、彼のハプニングに巻き込まれてゆく個性あふれる登場人物たちが織りなすユーモアあふれる物語は、いったいどのように映るのか。香取さんは本作の全世界同時配信について、「世界中の人々にこの作品を観てもらえることがとても嬉しいです」と喜びを表しながら、「香取慎吾ではなくて、“舎人真一”と いうキャラクターを愛してくれるファンが世界に溢れたらたらいいなと思います」と語り、自らが産み出した新キャラクター“舎人真一”の世界進出に期待を込める。公開された本予告映像には、「舎人真一は間違いなく人気者になる!」と言い切る、隣人・粕谷次郎(佐藤二朗)の娘あかね(山本千尋)の思い付きによって、勝手に日常を配信されてしまう舎人の姿が。炭酸を吹きこぼし、勝手に配線に絡まり、奇妙なダンスを披露する舎人の姿は、粕谷家の2 人だけでなく、本人の知らぬ間に次第に世界中の人々の心をとらえてゆく。なにをやっても失敗ばかり、でもどこか憎めず、一生懸命な姿に思わず応援すらしたくなってしまう不思議な魅力を放つ舎人。その唯一無二のキャラクターの魅力がふんだんに詰め込まれた、愉快で底抜けに明るい本予告となっている。また、本作の全世界同時配信を記念し、9月12日(土)には全世界同時YouTube Live試写会を開催予定。YouTubeとTwitter Live上にて、出演者と一緒に本編の1話と2話を先行して視聴できる。オンライン試写会に参加する出演者の発表など、詳細は後日「誰かが、見ている」公式 SNS にて発表される。Amazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」は9月18日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2020年09月04日三谷幸喜と香取慎吾がタッグを組んだ、Amazon Original ドラマシリーズ『誰かが、見ている』が、9月18日(金)にAmazon Prime Videoにて独占配信される。この度、脚本と演出を務める三谷が、本作に主演する香取を絶賛するコメントが届いた。『誰かが、見ている』は、Amazon が企画から参加し製作する、日本オリジナルドラマシリーズの第1弾。三谷の演出による思いがけない仕掛けの数々と、香取のユーモラスな演技。舞台でもない、テレビドラマでもない、全く新しい形のライブ感あふれる新感覚エンタテインメントとなる。三谷が手がけた香取主演のシットコムドラマ『HR』から18年、映画や舞台、ドラマなど様々なフィールドで経験を積み、俳優として成長した香取。三谷は香取の成長を見て「喜劇俳優として日本を代表するひとり」と絶賛する。本作で香取は主人公のトンネルマンこと舎人真一をユーモアに溢れた演技で熱演し、俳優として新たな一面を見せている。今回は『HR』のときと比べ、香取のひとり芝居のシーンが多く、俳優としての力量が試される作品であったと三谷は振り返る。三谷は、「香取さん演じる舎人くんが、恋人(宮澤エマさん)に指輪をプレゼントするために、寝ている彼女の指のサイズを測るエピソードがあるんですが、舎人くんなりに考案した奇抜な方法でそれにチャレンジするのを延々5~6分やりました。まさに香取さんのひとり芝居。僕は絶大の信頼を置いているし、彼もそれに応えてくれる」とその成長ぶりを讃える。そんな香取にとっても、やはり『HR』の経験は役者人生において特別だったようで、「どこから見ても、前の話を見ていなくても楽しい。それがシットコムだと三谷さんが教えてくれたのです」と当時を振り返っている。Amazon Original ドラマシリーズ『誰かが、見ている』9月18日(金)Amazon Prime Videoにて独占配信
2020年09月01日三谷幸喜と香取慎吾がタッグを組んだAmazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」。この度、本作に出演をしている佐藤二朗と宮澤エマが、本作ならではの驚きの撮影スタイルを明かした。穴の向こうの隣人、舎人真一(香取さん)の面白さにとらわれてしまった粕谷次郎役を演じた佐藤さんは、「初の経験といいますか...、もちろん舞台はお客様の前で演じるわけだし、テレビドラマはカメラの前で演じるわけですけど、その中間。お客様の前でもあり、カメラの前でもあるという、本当に初めての経験でした」と、本作の撮影が彼の俳優人生の中でも初めて経験となったことを明かす。さらに、真一の友人・曽我そと子役の宮澤エマも「本当に初めてのことだらけの現場で、舞台と映像の融合というのは、分からないことだらけでした」と、やはり当初は困惑していたそう。佐藤さんも宮澤さんも、これまで数々の舞台や、ドラマ、映画に出演している実力派。そんな多くの現場を経験してきた2人でさえ“初めてだった”という本作の撮影は、テレビドラマでもない、舞台でもない、ライブ感あふれる本作独特のもの。1枚の壁を挟み真一の住む301号室と、粕谷家の住む302号室をメインとし、物語はこの隣り合う二部屋での出来事を中心に展開。301と 302で生まれる物語が、それぞれの部屋に作用することで、全く先の読めないストーリーとユーモアを生み出していく。さらには廊下のセットでの撮影もあり、観客を前にしてセット替えも行われるなど、まさに配信だからこそ実現したかつてないユニークな作品に仕上がっている。こんな初めてなことばかりの現場はさぞ大変だったかと思いきや、「やり直しが効かないし、緊張感もありましたが、それを覆い隠して有り余るほどの楽しさがありました」(佐藤さん)、「回を重ねるにつれて、『あーなるほど、こういうことか!』と三谷監督の世界が見えてきましたし、だんだんわかってくると、終わるのがもったいと思ってしまうくらいです」(宮澤さん)とそれぞれに打ち明けている。数々の作品で日本に“笑い”を届けてきた三谷氏だが、新作は配信という新たなステージで実現した。三谷氏は「今までのどんなドラマとも違うし、もちろん舞台とも違う、まったく新しいジャンルの作品になっていると思います。沢山笑って頂いて、最後は気持ちがホッとなる。そんな作品になりました。ぜひ全話通して観ていただきたいと思っています」と語り、本作の出来栄えに自信を見せている。Amazon Original新ドラマシリーズ「誰かが、見ている」は9月18日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信。(text:cinemacafe.net)
2020年08月31日7月1日(水)よりPARCO劇場にて開幕した三谷幸喜三作品三連発の一作、『大地(Social Distancing Version)』(以下『大地』)が8月23日に大阪・サンケイホールブリーゼにて大千穐楽を迎えた。未曾有の危機的状況により消えかけた演劇の灯りをつけるため、コロナ禍の7月1日から演劇界の先陣を切って開幕したPARCO劇場の舞台『大地』。大泉洋をはじめ、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻 萬長と三谷作品には欠かせないメンバーから注目を集める実力派まで、個性豊かなキャストが集結。とある共産主義国家の収容所を舞台に、「演じる」行為を禁じられた俳優たちが、演じるとは何か、笑うとは、生きるとは何かを問いかける本作は、“Social Distancing”を強いられるコロナ禍にも繋がる物語となった。PARCO劇場オープニング・シリーズの第一弾として上演した『ビサロ』の公演中止から3カ月を経て、 PARCO劇場再開への第一歩として、稽古を開始したのは緊急事態宣言が解除されてすぐの6月上旬。換気や手指消毒などの新型コロナウイルス対策を徹底し、風通しの良い劇場を使い、稽古を続けた。開幕を10日遅らせ、座席はソーシャルディスタンスを保つため、キャパシティ50パーセント以下で上演。全席即日完売していたチケットを全て払い戻し、再販することになったが、観劇できなくなってしまった方や、劇場に足を運ぶことに不安を感じている方へのサービスとして、初めてオンラインライブ配信にも挑戦し、多くの観客に物語を届けた。劇場では、スタッフ・キャスト一人一人が意識を高め、体調管理・感染予防を徹底し、2カ月間全60ステージを走り抜けた舞台が無事に大千穐楽を終えた。コメントを寄せた三谷は、最後に「やれば出来る、でもやるのは大変」と締めくくっている。そして『大地』の後、PARCO劇場では、本日朗読劇『ラヴ・レターズ』を上演しており、9月4日(金)からは、栗山民也×長田育恵の初タッグとなる『ゲルニカ』が幕を開ける。演出家・栗山民也が、スベイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いたビカソの絵画 「ゲルニカ」と出会い、以来20年以上温めてきた構想を基に、劇作家・長田育恵がゲルニカに生きる人々にフォーカスして紡ぐ、珠玉の人間ドラマ。ヒロインに大注目の女優・上白石萌歌を迎え、さらに中山優馬、 勝地涼、早霧せいな、キムラ緑子ら豪華キャストが集結した。私たちと変わらない普通の人々の生活が、突然脅かされ、消えてしまった悲劇。それを乗り超えようと生きる人々の物語をご覧いただきたい。その後もPARCO劇場では、コロナ感染予防対策を徹底し、2021年5月まで継続する“PARCO劇場オープニング・シリーズ”を上演。今後のラインナップにも注目だ。<三谷幸喜コメント>一人の感染者を出すことなくこの日を迎えられました。正直、毎日ひやひやでした。役者の皆さん、ご苦労様でした。舞台スタッフ、劇場スタッフ、本当によく頑張ってくれました。なにより数々の不都合を乗り越えて、観劇して下さったお客様に感謝。やれば出来る、でもやるのは大変。<大泉洋コメント>こんなにも、千穐楽を迎えられた事に安堵した舞台はありません。明日には中止になるかもしれない、大阪への遠征は出来ないのではないかと、常に不安を感じながら、一公演、一公演と積み重ねてきました。我々役者陣も決して自分が感染しないように細心の注意を払って生活してきましたし、同じく舞台スタッフ、劇場スタッフも考えうる全ての感染予防対策をとって公演を続けてまいりました。そして検温や消毒、私語の自粛など、その全ての対策に対応していただいたお客様には感謝しかありません。「大地」が無事に千穐楽を迎えられたことは、今後の演劇界の大きな自信と実績になるでしょう。演劇を含むエンタメは「不急」かもしれませんが決して「不要」ではありません。それは半分しか入っていない客席からの、満席の時にも負けない熱い拍手が教えてくれました。今後、多くの舞台が僕らが出来たように、安全に開催されて行くことを信じています。<PARCO劇場オープニング・シリーズ9月以降上演の作品ラインナップ>●『ゲルニカ』2020年9月4日(金)~9月27日(日)作:長田育恵演出:栗山民也出演:上白石萌歌、中山優馬、勝地涼、早霧せいな、キムラ緑子 ほか※京都、新潟、豊橋、北九州公演あり●ねずみの三銃士”第 4 回企画公演『獣道一直線!!!』2020年10月6日(火)~11月1日(日)作:宮藤官九郎演出:河原雅彦出演:生瀬勝久池田成志古田新太山本美月池谷のぶえ宮藤官九郎※長野、北海道、京都、福岡、高知、沖縄公演あり●『迷子の時間』ー「語る室」2020ー2020年11月作・演出:前川知大出演:亀梨和也 ほか※大阪公演あり●『チョコレートドーナツ』2020年12月作:トラビス・ファイン脚本:谷賢一演出:宮本亞門●『志の輔らくご in PARCO 2021』2021年1月出演:立川志の輔●『ラヴ・レターズ』2021年2月上演作:A.R.ガーニー訳:青井陽治演出:藤田俊太郎●『藪原検校』2021年2~3月作:井上ひさし演出:杉原邦生出演:市川猿之助 ほか●『レディ・マクベス(仮題)』2021年3~4月作:ジュード・クリスチャン演出:ウィル・タケット出演:天海祐希 ほか●『月とシネマ』2021年4~5月演出:G2出演:中井貴一 ほか
2020年08月24日コロナ禍での劇場再開第1弾となり、大泉洋、山本耕史、竜星涼らが出演した三谷幸喜作・演出舞台「大地」(Social Distancing Version)が、WOWOWで放送されることが決定した。三谷さんが書き下ろした新作舞台「大地」。2020年のコロナ禍の中、“Social Distancing”という状況で、今回三谷さんがより豊かな演劇表現に昇華させ、タイトルも「大地(Social Distancing Version)」としてアップデートさせた。演じるとは何か?生きるとは何か――?本作のテーマは、俳優への愛を込めた“俳優論”。大泉洋や、舞台「おのれナポレオン」以来7年ぶりの三谷作品となる山本耕史をはじめ、栗原英雄、濱田龍臣、藤井隆、相島一之、浅野和之が集結。さらに、三谷作品初参加の竜星涼、辻萬長、小澤雄太、まりゑが出演、三谷流“俳優論”に挑んだ。なお、放送されるのは、7月11日の東京・パルコ劇場で収録されたものとなる。<ストーリー>舞台はとある架空の国家、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちの収容施設。強制的に集められ、自由を奪われた彼らを何よりも苦しめたのは、“演じる”行為を禁じられたことだった。役者としては三流だが面倒見のいいチャペック(大泉洋)、映画スターのブロツキー(山本耕史)、女形のツベルチェク(竜星涼)、大御所舞台俳優バチェク(辻萬長)、世界的パントマイマーのプルーハ(浅野和之)、大道芸人のピンカス(藤井隆)、演出もする正義漢のツルハ(相島一之)、そして演劇を学ぶ学生ミミンコ(濱田龍臣)ら8人の俳優たちは、政府の監視下で広大な荒野を耕して毎日を過ごしていた。ある日、ミミンコの恋人ズデンガ(まりゑ)が、女性専用の収容所にいることを知った一同。指導員のホデク(栗原英雄)や政府役人のドランスキー(小澤雄太)の目を盗み、恋人たちを会わせようと計略を練るが…。三谷幸喜「大地」(Social Distancing Version)は10月、WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年08月24日三谷幸喜の描き下ろし新作舞台「大地(Social Distancing version)」の大阪公演が上演中。この度、本作がおうちで観られるライブ配信が決定した。本作は、新型コロナウィルス感染予防策のために客席の配席の見直しを行い、さらに演出面でも密閉・密集・密接の三密を避けた「Social Distancing Version」での上演となる。キャストには、大泉洋をはじめ、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長といった個性豊かなキャストが集結している。「PARCO STAGE@ONLINE」の一環として配信された東京公演に続き、大阪公演のライブ配信も決定。配信されるのは、大千穐楽の8月23日(日)公演を含む限定3公演となっている。なお、視聴チケットは「ぴあ」にて8月15(土)12時~、「e+」にて8月17日(月)18時~発売となる。<三谷幸喜コメント>舞台上での俳優の濃厚接触を限りなく避け、俳優同士は常に距離を取って演技。それによる不都合を不都合に終わらせずに、より豊かな演劇表現に昇華させる。それがSocial Distancing Versionです。要は、面白さのポイントがひとつ増えたとお考え下さい。PARCO劇場オープニング・シリーズ「大地(Social Distancing version)」大阪公演は8月23日(日)までサンケイホールブリーゼにて上演。(cinemacafe.net)
2020年08月16日現在、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演中の三谷幸喜脚本・演出の舞台『大地(Social Distancing Version)』。舞台、映画、ドラマでさまざまな俳優へセリフを書き下ろしてきた三谷幸喜が、俳優への愛を込めて書き下ろした新作だ。新型コロナウィルス感染予防策のために客席の配席を見直し、演出面でも密閉・密集・密接の“三密”を避けた「Social Distancing Version」で上演されている。「大地」チケット情報舞台はとある共産主義国家の収容施設。そこには、独裁政権が遂行した文化改革の中、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容されている。強制的に集められた彼らは、政府の監視下のもと、広大な荒野を耕し、農場を作り、家畜の世話をして過ごしている。過酷な生活の中、何より彼らを苦しめたのは「演じる」行為を禁じられたこと。役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇だ。不都合を不都合に終わらせず、より豊かな演劇表現へと三谷幸喜が俳優陣とともに創作した本作。出演は大泉洋をはじめ、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長と三谷作品には欠かせないメンバーから注目を集める実力派まで一筋縄ではいかない個性豊かなキャストが集結。そんな彼らが、激動の時代に生きる俳優を演じ、極限状態の中、演じるとは何か?笑うとは何か?生きるとは何か?を問いかけている。そして現在開催中の大阪公演で、劇場に足を運ぶのが難しい方々はもちろん、すでに観劇した方も新たな視点で作品を楽しめるようにと、ライブ配信が決定した。配信は大千穐楽の8月23日(日)公演を含む限定3公演。演劇を劇場で観たことのある方もそうでない方も、今だからこそ胸に響く「三谷流俳優論」に期待してほしい。『大地(Social Distancing Version)』劇場公演のチケットは販売中。ライブ配信のチケットは8月15日(土)12:00より発売開始。【配信公演】8月22日(土) 13:008月22日(土) 18:008月23日(日) 13:00
2020年08月14日三谷幸喜脚本・監督×香取慎吾主演によるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』の配信開始日が9月18日に決定。香取演じる主人公のユーモアにあふれた愛されキャラの魅力がさく裂する初映像も公開された。Prime Video 5周年記念作品となる本作は、何をやってもドジばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一(香取)と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から、そんな真一の生活をのぞき見するのをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎(佐藤二朗)を中心に巻き起こるドタバタを描いた“シットコム”(シチュエーションコメディの略)。三谷氏の演出による思いがけない仕掛けの数々と、香取のユーモラスな演技により、全く新しい形のライブ感あふれる新感覚エンターテイメントが誕生する。これまで香取と言えば、“おっはー”で流行語大賞を受賞した慎吾ママやテレビドラマ『西遊記』の孫悟空、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の両津勘吉など、個性豊か且つ強烈なキャラクターを演じてきた。そんな彼が本作では、ありえない失敗ばかりをするけれど憎めない愛されキャラの主人公・舎人真一を演じている。公開された初映像でも、ユーモアたっぷりで一風変わった舎人真一の魅力が伝わる。黄色いつなぎがトレードマークの舎人は、何をやっても失敗ばかり。誰も予想のできない失敗を繰り返す舎人に、ハラハラドキドキ、観てるこちらは気をもみつつ、彼の振る舞いには人間味とユーモアがあふれており、なぜか最後はくすっと笑ってしまう。そんな舎人の面白さに気付いた隣人・粕谷次郎は、舎人の日常をこっそりのぞき見することがひそかな楽しみ。そんなある日、娘のあかね(山本千尋)にのぞき見がバレてしまい慌てふためく次郎。しかし、いつの間にかすっかり舎人の虜になってしまったあかねは、次郎が考えもしなかった、あるとんでもないことを思いつく…。舎人の人生を大きく変えてしまうあかねの思いつき、そしてその先の展開とは。一風変わった魅力があふれるキャラクター・舎人真一を生んだ三谷は「舎人真一君は、ただ生きているだけで面白い。そういうキャラにしたかったのですが、そんな役を演じられる俳優は日本に一体何人いるんだろうと思います。喜劇俳優・香取慎吾の本領発揮です」と香取のユーモアたっぷりの演技を大絶賛。そして香取も「三谷さんの作品だと周りに振り回される役が多かったのですが、今回は舎人がトラブルメーカーみたいな役だったので僕にとっても挑戦でした」と明かしている。
2020年07月31日香取慎吾が主演、三谷幸喜が脚本・演出を務めるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』が、9月18日(金)にAmazon Prime Videoにてプライム会員向けに独占配信される。本作は、これまでに『ザ・マジックアワー』『ギャラクシー街道』などでタッグを組んできた香取と三谷のプロジェクトに、Amazonが企画から参加し、製作する日本オリジナルドラマシリーズの記念すべき第一弾。三谷の演出による思いがけない仕掛けの数々と、これまで“おっはーで”で流行語大賞を受賞した慎吾ママや、テレビドラマ『西遊記』の孫悟空など、個性豊かなキャラクターを演じてきた香取のユーモラスな演技による舞台でもない、テレビドラマでもない、全く新しい形のライブ感あふれる新感覚エンタテインメントが誕生する。『誰かが、見ている』は、何をやっても失敗ばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一(香取慎吾)と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から、そんな真一の生活をのぞき見するのをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎(佐藤二朗)を中心に巻き起こるドタバタを描いたシチュエーションコメディ。香取は本作で、ありえない失敗ばかりをするけれど憎めない愛されキャラの舎人を演じ、今回公開された初映像でも、ユーモア溢れる舎人の姿が垣間見れるので、ぜひチェックしてほしい。舎人を生んだ三谷は「舎人真一君は、ただ生きているだけで面白い。そういうキャラにしたかったのですが、そんな役を演じられる俳優は日本に一体何人いるんだろうと思います。喜劇俳優・香取慎吾の本領発揮です」と香取の演技を大絶賛。そして、香取も「三谷さんの作品だと周りに振り回される役が多かったのですが、今回は舎人がトラブルメーカーみたいな役だったので僕にとっても挑戦でした」と明かしており、香取にとっても演技人生初のキャラクターになったようだ。Amazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』9月18日(金)Amazon Prime Video にて独占配信
2020年07月31日7月1日より東京・PARCO劇場にて幕を開けた三谷幸喜脚本・演出の舞台『大地(Social Distancing Version)』が、8月12日(水)より、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演される。本公演を上演するにあたり、感染防止対策を徹底。客席の配席はもとより、舞台上での俳優の濃厚接触を限りなく避け、演技中も俳優同士が常に距離を取るように演出されている。「大地(Social Distancing Version)」チケット情報舞台はとある共産主義国家の収容施設。そこには、独裁政権が遂行した文化改革の中、反政府主義のレッテルを貼られた俳優たちが収容されている。強制的に集められた彼らは、政府の監視下のもと、広大な荒野を耕し、農場を作り、家畜の世話をして過ごしている。過酷な生活の中、何より彼らを苦しめたのは「演じる」行為を禁じられたこと。役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす、歴史と芸術を巡る群像劇。演じるとは何か、笑うとは何か、生きるとは何か…。三谷幸喜が俳優への愛をこめて描く三谷流俳優論だ。出演は、大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、他。個性あふれる魅力的なキャストに三谷が当て書きして描いているという本作。コロナ禍により、演劇のある日常が当たり前ではなくなった今、感じるものは大きいはず。大阪公演は8月12日(水)から23日(日)まで、大阪・サンケイホールブリーゼにて上演。チケットは8月2日(日)一般発売開始。チケットぴあでは、7月30日(木)18:00より先着先行プリセールを受付。
2020年07月30日三谷幸喜作・演出の新作歌舞伎が映画館に。シネマ歌舞伎『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』が、2020年10月2日(金)より東劇・新宿ピカデリーほか全国公開となる。三谷幸喜作・演出の歌舞伎が映画館に!映画『THE有頂天ホテル』『記憶にございません!』などを手掛ける三谷幸喜が、13年ぶりに歌舞伎作品を演出。『決闘!高田馬場』に次ぐ、三谷幸喜2作目となる歌舞伎は、昭和54年の連載開始から現在も続く、歴史ギャグ漫画『風雲児たち』が原作だ。歴史の教科書で習った有名な人物から、歴史の授業ではなかなかスポットを当てられなかったマニアックな人物まで時代を生き抜く英雄たちの姿をユーモラスに表現した作品は、これまでNHKでテレビドラマ化されるなど、時代を超えて愛されてきた。今回は、三谷幸喜が指揮をとり、松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助と豪華キャストを迎えて、コミカルかつドラマティックに、人間らしく生き抜いた男たちの姿を表現する映画館でみる“臨場感あふれる”シネマ歌舞伎ユニークなのは、シネマ歌舞伎という取り組み。歌舞伎の舞台公演を撮影したものを映画館でデジタル上映するこの観劇スタイルは、俳優の息遣いや衣裳の細やかな刺繍までしっかりと捉えており、生の舞台とは異なる雰囲気が楽しめる。2019年6月に歌舞伎座で上映された「三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち」がスクリーンに蘇り、新しい物語を綴る。江戸時代、ロシアで遭難し帰国した実在の人物が主人公作品の舞台は江戸時代後期。鎖国によって外国との交流が厳しく制限されるなか、大海原へ飛び出し、見知らぬ異国の地・ロシアに流れ着いた、神昌丸の乗組員・大黒屋光太夫が主人公だ。再び故郷へ戻ることを試みるも、方角すらわからない。異国の言葉と文化に戸惑いながらも、ロシアの大地を奥へ奥へと進んで行く勇敢な姿に焦点があてられる。松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助、松本白鸚ほか出演主人公大黒屋光太夫を演じるのは、三谷幸喜演出の前作、歌舞伎『決闘!高田馬場』にも出演した松本幸四郎。古典から新作歌舞伎まで意欲的に取り組む松本が、日本へ帰ることを諦めず運命と闘い続けた、大黒屋光太夫を迫力満点に演じきる。また、共に旅する神昌丸の乗組員・庄蔵には市川猿之助。同じく神昌丸の乗組員・新蔵には、大河ドラマなどでも活躍する片岡愛之助が選ばれている。ロシア・サンクトペテルブルグで出会う女帝エカテリーナの最側近・ポチョムキンには、松本白鸚。また、三谷作品でおなじみの八嶋智人は、本作ではじめて歌舞伎に挑戦し、光太夫たちの日本への帰還の手助けをする博物学者キリル・ラックスマンと息子のアダム・ラックスマンの二役を担当する。尾上松也が物語をナビゲート声で物語の世界をナビゲートする“語り”には尾上松也を起用。エンターテインメント性たっぷりなのに、歌舞伎の古典的表現を活かした新感覚の三谷ワールドをぜひ劇場で楽しんでみて。【作品情報】『三谷かぶき 月光露針路日本 風雲児たち』公開日:2020年10月2日(金)より東劇・新宿ピカデリーほか全国公開原作:みなもと太郎作:三谷幸喜演出:三谷幸喜出演:松本幸四郎、市川猿之助、片岡愛之助、八嶋智人、坂東新悟、大谷廣太郎、中村種之助、市川染五郎、市川弘太郎、中村鶴松、片岡松之助、市川寿猿、澤村宗之助、松本錦吾、市川男女蔵、市川高麗蔵、坂東竹三郎、坂東彌十郎、松本白鸚、尾上松也(語り)
2020年07月10日三谷幸喜の新作舞台『大地(Social Distancing Version)』の東京公演が7月1日(水)からPARCO劇場(東京都渋谷区)で開幕した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、当初予定されていた公演スケジュールや劇場の座席配置が見直され、キャスト同志の接触をなるべく避けた演出や舞台構造になっているという。初日を前に1日、報道陣向けのフォトコールが行われ、序盤の約20分間のシーンが公開された。『出口なし!』(1994年)の書き下ろし以降、同劇場をホームグラウンドとして新作を発表し続けている三谷による新作。とある共産主義国家の独裁政権下で、反政府主義のレッテルを貼られ、「演じる」ことを禁じられた俳優たちが収容されている施設が舞台となっている。俳優たちは、政府の監視下で、広大な荒野を耕し、農場をつくり、家畜の世話をするという過酷な生活を送る。役者としてしか生きる術を知らない俳優たちが極限状態の中で織りなす群像劇だ。この日、前説に登場した三谷は「舞台俳優たちは今、なかなか舞台や演劇に携わることができなくて、演劇関係者はすごく苦労しているところでございますけれども、(この舞台は)それとほぼ同じような設定で、『演じることができない』人たちが集まっている。本を考えたのは去年なのですが、我ながらなんという先見の明なのかと…」と話し、笑いを誘っていた。また三谷は、1924年に誕生した築地小劇場では銅羅の音とともに幕が開けたことを引き合いに出し、「(新型コロナウイルスの感染拡大の影響で)なかなか舞台が、芝居が、できない状況にありますけれども、必ずまた芝居ができるいつもの状態に戻りたいと思っております。僕らがその先陣を切ることになりました。ということで、今回の芝居は、銅羅の音から始まります」とも話していた。東京公演は8月8日(土)まで。大阪公演は8月12日(水)から23日(日)、サンケイホールブリーゼ(大阪市北区)で上演される。出演は大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣、小澤雄太、まりゑ、相島一之、浅野和之、辻萬長(※「辻」は一点しんにょう)。なお、PARCO劇場では、本作『大地』に続き、『ショーガール』(2020年7月27日~8月7日)、『其礼成心中』(8月13日~20日)の3作品連続で三谷作品の上演が予定されている。第2クール(公演期間:7月14日(火)~7月26日(日))の一般発売は7月5日(日)より。第3クール(公演期間:7月28日(火)~8月8日(土))は7月11日(土)11:00~7月13日(月)23:59にてプレリザーブを受付、7月19日(日)10時より一般発売予定。取材・文・撮影:五月女菜穂
2020年07月01日三谷幸喜脚本・監督×香取慎吾主演によるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』(今秋配信)の追加キャストが12日に発表され、佐藤二朗、山本千尋、長野里美、宮澤エマの出演が明らかになった。Prime Video 5周年記念作品となる本作は、何をやってもドジばかりで予想もしない失敗を繰り返す主人公・舎人真一(香取)と、書斎の壁に偶然発見した“穴”から、そんな真一の生活をのぞき見するのをひそかな楽しみとしている隣人・粕谷次郎を中心に巻き起こるドタバタを描いた“シットコム”(シチュエーションコメディの略)。ひょんなことから、のぞき穴と父・次郎のひそかな楽しみに気付き、最初は否定しながらも真一のドジな魅力の虜となってしまった娘・あかねも加わって、物語は一気に予想もしない方向に進んでいく。穴の向こうの隣人・真一の面白さにとらわれてのぞき見をやめられない粕谷次郎役を演じるのは佐藤二朗、そんな真一の魅力に可能性を感じ、予想もしない計画を思いつく次郎の娘・粕谷あかね役には山本千尋。また、次郎とあかねの計画にも、周りにおこっている異変にも全く気づかず、奔放に生きる二郎の妻・粕谷佳子役は長野里美、そして真一の友人で、図らずも騒動に巻き込まれてしまう曽我そと子役を宮澤エマが演じる。次郎役の佐藤は「ワンシチュエーションで、ほぼ止めずに撮影しています。実際のお客様の笑い声も入っていますし、演者の息遣いまで感じ取ることのできるいい意味で緊張感のある現場でした」と撮影現場の様子を明かし、佳子役の長野も「ノンカットという部分はやっぱり難しかったです。だからその場の空気やノリのようなものをとても大切にしました」と回顧。さらに、あかね役の山本は「普通の映像のお芝居の感覚とは全く違うものがあって、毎日が楽しくてワクワクしていました」と振り返り、そと子役の宮澤エマは「今回の三谷さんのシットコムは、世界初のスタイルだと思います。何重にも喜びと楽しみがある作品になっています」と本作の魅力を語っている。三谷作品ならではの笑いの応酬と、想像の斜め上をいく展開。1話ほぼノンストップ撮影という緊張感あふれる舞台で巻き起こる、香取と4人のユーモラスな化学反応に注目だ。
2020年06月12日三谷幸喜が描き下ろす新作舞台「大地」「ショーガール」「其礼成心中」の公演日程が決定。また「大地」は、「PARCO STAGE @ONLINE」の一環としてライブ配信されることも決定した。1994年からPARCO劇場をホームグラウンドとして、新作を発表し続けている三谷さんが描き下ろす新作舞台「大地」は、7月1日(水)よりPARCO劇場にて上演。これに続き、7月27日(月)から「ショーガール」、8月13日(木)から「其礼成心中」と、3作品連続上演となる。3作品は、新型コロナウィルス感染予防策のために客席の配席と公演スケジュールの見直しが行われ、今回新たな公演日程が決まった。さらに、大泉洋、山本耕史、竜星涼、栗原英雄、藤井隆、濱田龍臣らが出演する「大地」は、ライブ配信も行う。オンラインで演劇の魅力を考えるプロジェクト「PARCO STAGE @ONLINE」で三谷作品が今回初登場。WOWOWメンバーズオンデマンド、イープラス「Streaming+」にてライブ配信される。なお、イープラス「Streaming+」視聴チケットは6月21日(日)10時より受付が順次開始される。三谷幸喜コメント舞台上での俳優の濃厚接触を限りなく避け、俳優同士は常に距離を取って演技。それによる不都合を不都合に終わらせずに、より豊かな演劇表現に昇華させる。それがSocial Distancing Versionです。要は、面白さのポイントがひとつ増えたとお考え下さい。PARCO劇場オープニング・シリーズ「大地(Social Distancing Version)」ライブ配信は7月11日(土)17時開演回からWOWOWメンバーズオンデマンド、7月12日(日)12時開演回からイープラス「Streaming+」にてライブ配信。(cinemacafe.net)
2020年06月11日横溝正史の「由利麟太郎シリーズ」を、吉川晃司主演でドラマ化する「探偵・由利麟太郎」の追加キャストが決定。田辺誠一らレギュラーキャスト、新川優愛、浅利陽介、高岡早紀ら各話を彩るゲストが発表された。本作は京都を舞台に、冷静沈着な白髪の紳士・由利麟太郎(吉川さん)が、ミステリー作家志望の青年・三津木俊助(志尊淳)と共に数々の奇怪な難事件に挑むホラーミステリー。今回新たに明らかになったレギュラーキャストは、由利の旧友であり、京都府警の等々力警部役の田辺誠一。由利に一方的に好意を持つ骨董品屋のおばちゃん・波田聡美役のどんぐり。出版社の編集者・山岸克平役の木本武宏。由利とは昔なじみで、由利に事件の捜査を依頼する無類の“たい焼き”好きという“ちょっと抜けている”愛され警部を演じる田辺さんは「僕たちの永遠のアニキ・吉川さんの華麗なる由利麟太郎、かわいくクレバーな志尊くん、3人で毎日濃密な芝居ができた日々は、とても貴重で幸せな時間でした」と撮影をふり返り、「見たことのないドラマになっているかと思います。全5話、多くの方に見ていただけるとうれしいです」とコメント。骨董品屋を営む一軒家の一部屋を由利に貸しており、顔を合わせることも多いおばちゃんを演じるどんぐりさんは「自分の人生の中で吉川晃司さんとご一緒させて頂けることがあるとは、夢にも思ってなかったです。私が演じる波田さんは、吉川さん演じる由利先生に恋心を持っている役です。見て頂いている方が、『ミステリーなのに…アレ?なんか変なんがいるぞ?』と思って頂けるような、ドラマの中に、ほっとする感じが出るといいなと思います」と語る。そして、ミステリー作家志望の三津木の編集担当で、三津木を叱咤激励する存在という役柄の木本さんは「吉川晃司さん主演のドラマに末席ながらも出演できることが恐縮すぎます。世代としてはまさしく青春の象徴。実際にこの世にいないのではないかと思えるスターですから。あ、共演したかのように語っていますが共演シーンはありません」と明かし、「感動したのは、志尊淳君が本当にきれいな男だったこと。煩悩のかけらさえも見当たらない凛とした佇まい。そんな本質を持つ、三津木俊助は必見だと思います」と撮影をふり返った。「由利麟太郎シリーズ」から厳選の数本をドラマ化し、登場人物全員が犯人かのようで、誰もがワナを仕掛けているのではと勘ぐってしまうこのドラマ。ほかにも各話を彩るゲストとして、新川優愛、水上京香、村川絵梨、浅利陽介、高岡早紀、大鶴義丹、鈴木一真、吉谷彩子、佐野岳、板尾創路が参加しており、演技派たちの競演が謎をさらに深めていく。なお、5月26日(火)21時からの「素敵な選TAXI 特別編」放送内で本作のスペシャル映像が初解禁される。5週連続特別ドラマ「探偵・由利麟太郎」は6月16日(火)21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送開始。※初回15分拡大(cinemacafe.net)
2020年05月23日6月スタートのカンテレ・フジテレビ系火曜夜9時の新ドラマが、横溝正史の「由利麟太郎」シリーズを初めて連続ドラマ化した「探偵・由利麟太郎」に決定。併せて、主要キャストの吉川晃司、志尊淳、木村弥寿彦プロデューサーからのコメントが解禁となった。金田一耕助シリーズで知られる横溝正史が世に送り出した、戦後初の本格長編小説「蝶々殺人事件」を含む「由利麟太郎」シリーズを初めて連続ドラマ化した本作。横溝作品独特のおどろおどろしい奇怪な世界を現代風に新解釈し、ホラーミステリーとして映像化する。主人公・由利麟太郎を演じるのは、今年デビュー36周年を迎えた希代のロックスターであり、俳優の吉川晃司。今回が地上波連続ドラマ初主演となる彼は、デビュー作の『すかんぴんウォーク』で初主演。その後、『ユー・ガッタ・チャンス』、『テイク・イット・イージー』と、吉川さんを主人公とした3部作が映画化。『必死剣 鳥刺し』では、第34回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞している。映画のほかにも、「天地人」「八重の桜」などNHKの大河ドラマで大役を演じ、「下町ロケット」で演じた財前部長役で強い印象を残し話題を呼んだ。由利はかつて、警視庁にその人あり、と知られた元捜査一課長だった。しかし、ある事件をきっかけに退職し、いまでは殺人者の行動、心理を分析する“犯罪心理学者”として活躍している。その一方で、警察からの依頼を受け、事件の捜査を手伝っている。由利の捜査方法は、「ひたすらに事件現場を観察し続けること―」。学生時代にアメリカのロッキー山脈で出会ったハンターから学んだトレース技術に基づき捜査する。また、由利は、先端恐怖症でありながら、弓で矢を射る武道・弓道の心得もある。静寂の中、弓を構え、的を見据えることで、彼は精神を集中させ、それが難事件解決の一助となっている。見た目は白髪の紳士で、あまり多くを語らない静かな男だが、その洞察力と論理的思考は天才的である。そんな由利を敬愛し、助手としてバディを組むミステリー作家志望の青年・三津木俊助を演じるのは、志尊淳。トランスジェンダーを演じた「女子的生活」では主演を務め、第73回文化庁芸術祭賞テレビ・ドラマ部門放送個人賞も受賞。10月30日(金)公開予定の『さんかく窓の外側は夜』で主演、2020年公開予定の『2分の1の魔法』では主人公の日本語版声優を務めるなど、様々なキャラクターに憑依する演技派の俳優だ。三津木は由利を崇拝するあまり、自分の小説を書くことよりも、由利の活躍を記録するWebサイト「由利麟太郎の事件簿」の運営に力を入れている。事件現場でも助手として由利とともに行動し、次々と起こる怪事件をともに推理していく。物静かな“静”の由利に対し、よくしゃべる“動”の三津木。一見すると、さわやかな青年であるが、ふいに事件の核心に触れたりする。京都を舞台にした本作は、本社を大阪に構えるカンテレにとって“ALL関西”を掲げてドラマ制作に取り組んだ意欲作でもある。カンテレが、ゴールデン・プライム帯の連続ドラマを“ALL関西で制作するという試み”は、1985年に放送された「影の軍団 幕末編」以来、34年ぶりとなる。また今回、「影の軍団幕末編」を共に制作した、歴史ある東映京都撮影所と再タッグを組み、プロデューサー、監督を含め、関西の制作スタッフが集結。スタジオセット撮影から、ロケ撮影など、全て京都をはじめとする関西地区で行った。なお、すでに全撮影は終了している。■出演者・プロデューサーコメント吉川晃司(由利麟太郎役)“由利麟太郎”をやらないか? とお話をいただいたとき、面白い挑戦だなと思いました。そもそも、普通のドラマをやるのなら、僕には声を掛けないでしょう(笑)。変わったこと、攻めたことをやりたいというプロデューサーや監督の想いを感じました。伝統ある東映京都撮影所を拠点として、職人技を持った太秦のスタッフの方々と一緒に、映画のようなスケールとこだわりで撮影できたことに、手応えを感じています。由利は、心の奥底に深い孤独を抱えながら、人生をさすらっている男。セリフよりも、横顔や後ろ姿で、彼の生きざまを醸せればと思いながら演じました。助手の俊助を演じている(志尊)淳はとても勘が良く、頭の回転も速い。由利との関係性もうまく出ているんじゃないでしょうか。セリフの量では淳が主役です(笑)。ちょっと不思議な手触りの作品になっていると思うので、楽しみにしていてください。志尊淳(三津木俊助役)今回お話を頂き、やらせて頂く背景で大きかった要因の一つとして、吉川晃司さんとのバディーというところがありました。ミュージシャンとしてのパフォーマンスはもちろんのこと、一人の人間としても、なんてかっこいいんだろう、ついていきたいと感じていた僕の気持ちと、由利麟太郎先生についていきたいと思う三津木くんの気持ちがリンクしているように感じました。そんな二人の色濃く、コミカルなバディーが、いろんな角度から事件の謎を解決していきます。撮影を経て、僕と吉川さんの距離が縮まったのと同じように、どんどん近くなっていく由利先生と三津木くんのバディー感もお楽しみに。木村弥寿彦(演出・プロデュース)原作を読んですぐに由利麟太郎は、吉川晃司さんだとイメージしました。白髪の紳士という設定もありますが、由利の冷静沈着でクールに事件を解決する姿は、吉川晃司さんという唯一無二の存在でしか表現できないものがあると感じお願いしました。挑戦的で刺激的で怪奇な世界観を味わうことができるエンターテインメントドラマです!5週連続特別ドラマ「探偵・由利麟太郎」は6月16日より、毎週火曜日21時00分~カンテレ・フジテレビ系にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2020年05月14日香取慎吾と三谷幸喜がタッグを組み、Amazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」を配信することが決定。初回収録を終えた2人からコメントも到着した。大河ドラマ「新選組!」や『ギャラクシー街道』、舞台「日本の歴史」などでもタッグを組んできた2人。今回配信されるのは、“シットコム”と呼ばれるシチュエーションコメディの略で、海外で親しまれているドラマジャンル。「フルハウス」などがこれにあたり、同じ舞台と主要キャストで繰り広げるコメディドラマの形式だ。三谷監督ならではの洒落た会話や、思いがけない仕掛けの数々が展開され、香取さんがその高い要求に応えていく。「17年前にやはりシットコムの『HR』をやって、またいつか香取さんとこのジャンルに挑戦したい、と思っていました」と語る三谷監督は、本作の初回収録を終え「『日本の歴史』を終えた時、(香取さんに)『次は何をやるんでしたっけ?』と聞かれ『シットコムです!』と答えた。その時の香取さんの嬉しそうな顔が印象的でした。シットコムは俳優としての柔軟性も含め香取さんにぴったりだなと思います。今まで僕の作品では“周りに振り回される香取慎吾”が多かったですが、今回は香取さんの方がみんなを振り回していくパターン」とコメントしている。一方、香取さんは「『どこから見ても、どこを見ても面白い、それがシットコムだ』と三谷さんが教えてくださったとおりの作品になっていると思います」と自信を見せ、「Amazon Prime Video で配信されるので、誰もが観たい時に観られるのはもちろんのこと、ぜひ皆さんに繰り返し何度でも見ていただき、笑顔になっていただけたら僕もうれしいです」と呼びかけている。Amazon Originalドラマシリーズ「誰かが、見ている」は秋、Amazon Prime Videoにて独占配信予定。(cinemacafe.net)
2020年03月24日三谷幸喜脚本・監督×香取慎吾主演によるAmazon Originalドラマシリーズ『誰かが、見ている』が、2020年秋にAmazon Prime Videoで独占配信されることが決定した。Prime Videoのプライム会員向けサービスが日本で開始して5周年を迎える2020年に配信される本作。三谷氏と香取のプロジェクトにAmazonが企画から参加し、製作する日本オリジナルドラマシリーズの記念すべき第一弾となる。2004年のNHK大河ドラマ『新選組!』をはじめ、2018年に上演された舞台『日本の歴史』など、大きな反響を得た魅力的な作品を創り出してきた2人が今回挑むのは“シットコム”。 “シットコム”とはシチュエーションコメディの略で、海外で親しまれているドラマジャンルであり、同じ舞台と主要キャストで繰り広げるコメディドラマの形式だ。三谷氏ならではの洒落た会話や、思いがけない仕掛けの数々が展開され、香取がその高い要求に応えていく。初回収録を終え、三谷氏は「17年前にやはりシットコムの『HR』をやって、またいつか香取さんとこのジャンルに挑戦したい、と思っていました。『日本の歴史』を終えた時、(香取に)『次は何をやるんでしたっけ?』と聞かれ『シットコムです!』と答えた。その時の香取さんのうれしそうな顔が印象的でした。シットコムは俳優としての柔軟性も含め香取さんにぴったりだなと思います。今まで僕の作品では“周りに振り回される香取慎吾”が多かったですが、今回は香取さんの方がみんなを振り回していくパターン。それもわくわくしています」とコメント。香取は「三谷さんとまたお仕事ができて本当に楽しかったです。難しいことへの挑戦でもありましたが、いつも現場は笑いに包まれていました。『どこから見ても、どこを見ても面白い、それがシットコムだ』と三谷さんが教えてくださったとおりの作品になっていると思います」と手応えを述べ、「Amazon Prime Videoで配信されるので、誰もが観たい時に観られるのはもちろんのこと、ぜひ皆さんに繰り返し何度でも見ていただき、笑顔になっていただけたら僕もうれしいです」とメッセージを寄せた。また、Amazon Prime Videoコンテンツ事業本部長の児玉隆志氏は「脚本家・演出家・映画監督としても幅広く活動されている三谷幸喜氏と、ミュージシャンやアーティスト、そして俳優としても活躍されている香取慎吾氏。そんな才能溢れるお二人と、『フルハウス』や『フレンズ』のような海外で親しまれているシットコムに挑戦できることを心よりうれしく思います」と喜び、「プライム会員の皆様のご愛顧のお陰で、Prime Video のプライム会員向けサービスを日本で開始してから5年を迎えます。2020年という節目の年にプライム会員の皆様に本作品をお届けできることが楽しみでなりません」と語っている。
2020年03月24日映画『未来へのかたち』が、公開を延期。当初は2020年7月3日(金)に公開を予定していた。新たな公開日は決まり次第、公式ウェブサイトなどにて発表される。焼き物で巨大聖火台を!愛媛県にある焼き物の里・砥部町(とべちょう)を舞台に、磁器製の聖火台を制作を目指すお話。それを通してへ家族の再生を描いていく。主人公・竜青(伊藤淳史)『未来へのかたち』の主人公で砥部焼・りゅうせい窯の主人。聖火台デザインコンペを勝ち抜き「磁器製の聖火台」制作へ挑むことになる。ただ、しかしそれには、敵対する父や、陶磁器を窯で焼いて作る窯元(かまもと)たちの技術が必要となるのだが…。兄・竜哉(吉岡秀隆)竜青の兄。突然町に戻る。竜哉のついた嘘により職人気質で不器用な父子の争いが激化。因縁が再燃される。父親・竜見(橋爪功)竜青とは対峙している。不器用で竜青と同様に職人気質。母親(大塚寧々)竜哉、竜青の母親。2人が幼いころに不慮の事故で亡くなる。それが家族がバラバラになるきっかけとなってしまう。あらすじ『未来へのかたち』砥部焼・りゅうせい窯の主人である竜青(伊藤淳史)は、聖火台デザインコンペを勝ち「磁器製の聖火台」制作へ一家で挑むことになった。しかしそれには、敵対していた父などの技術が必要。そこへ突然町に戻る兄・竜哉(吉岡秀隆)。封印していた「母(大塚寧々)の死」にまつわる父子の因縁が再燃する。それでも竜青の妻・幸子(内山理名)、娘・萌(桜田ひより)、、窯元で働くアルバイトの武(飯島寛騎)やその家族らが救いの手を差し伸べる。そして、亡き母の遺したものこそが聖火台の完成へ向けた鍵となっていく。バラバラだった家族はもちろん、町の心もひとつになろうとしていた。そして巨大な聖火台は完成するのか?■作品概要映画『未来へのかたち』※当初2020年7月3日(金)公開を予定していたが、公開延期。新たな公開日は、決まり次第公式ウェブサイト・SNSにて告知される。※購入済み前売券は、延期後の公開時も利用可能。監督・脚本:大森研一出演:伊藤淳史、内山理名、吉岡秀隆、橋爪功、桜田ひより、飯島寛騎、宮川一朗太、川野太郎、六平直政、大塚寧々、三谷麟太郎、山口太幹、小川隆市、剛州【スタッフ】製作:ウサギマル配給:スターキャット
2020年02月28日俳優の大泉洋が15日、東京・渋谷のPARCO劇場で行われた「PARCO劇場お披露目&オープニング・シリーズ記者会見」に出席。6月20日~8月8日に上演される三谷幸喜作品『大地』のキャストとして登壇したが、三谷氏が「(出演は)まだ決まってない」と冗談交じりに告げ、2人で爆笑やりとりを繰り広げた。大泉は「PARCO劇場に出させていただくのは初めて。20歳の頃に演劇を北海道でやっていた頃、憧れて見ていたPARCO劇場についに出るのかと、感慨深いものがあります」としみじみ。「私はこの舞台に立っても、昔と何が違うのかまったくわからない。そういった意味ではあんまり感慨はない」と加えて笑いを誘った。舞台への抱負を聞かれると、「抱負と言われましても、どんな話かも何にも知らない。脚本家の頭の中にはあるらしいですけど、それも教えられてないですし」と返答。また、「先ほど脚本家にお会いしたところ、僕の顔を見てびっくりされまして。『なんでいるんだ!』という顔をされ、『まだ決めてないのに』と言われて」と三谷氏とのやりとりを明かし、「今日が私の最終審査だと。今日の会見で私は出られるか決まる。なんとか出たい」と笑わせた。報道陣から「大泉さんは出演が決定ということで大丈夫ですか?」という質問が飛ぶと、三谷氏は「まだ決まってないです。どういう気持ちで今、彼がここにいるのか僕はよくわからない」と冗談を続け、大泉が「私はあなたの舞台に出るって決まっているから!」と主張するも、「まだ決まってない」と三谷氏。さらに三谷氏は、自身の舞台に出演したいと話していた市川猿之助に「猿之助さん、空いてます?」と声をかけ、大泉は「むちゃくちゃじゃない」とぼやいていた。会見にはそのほか、渡辺謙、宮沢氷魚、森新太郎、石田明、吉田一輔、山本耕史、竜星涼、長田育恵、宮藤官九郎、河原雅彦、生瀬勝久、池田成志、古田新太、前川知大、杉原邦生、天海祐希、G2も出席。司会は藤井隆が務めた。
2020年01月15日