●稲垣吾郎との芝居で湧き出てきた「想像してなかった感情」数々のドラマや映画に引っ張りだこ、現在放送中のTBS系金曜ドラマ『クロサギ』での早瀬かの子役も注目を集めている女優の中村ゆり。映画『窓辺にて』(11月4日公開)では、稲垣吾郎演じる主人公の妻役を演じた。本作参加がどのような経験になったのか、また、女優業への思いや、年齢や経験を重ねて変化していきたという生き方について中村に話を聞いた。『窓辺にて』は、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督によるオリジナル作品で、創作と恋愛を軸に描く大人のラブストーリー。妻の浮気を知るも何も感じない自分に悩むフリーライター・市川茂巳を稲垣が演じ、茂巳の妻・紗衣を中村、高校生作家・久保留亜を玉城ティナが演じた。今泉作品に初参加となった中村。「以前から今泉さんの映画を拝見していて、実は何度かお声がけいただいたこともあったのですがスケジュールが合わなくて。今泉さんの作品は若者の群像劇が多いですが、今回は大人の話で、自分の年齢的にも等身大だったので、この作品に参加できてよかったなと、うれしく思っています」と喜びを語る。そして、今泉作品の魅力を「たくさんの人たちの感情を代弁できるぐらい繊細に物事を見て、繊細に人の気持ちに寄り添っている方だから書ける本だし、撮れる映画」と述べ、中村が演じた紗衣についても「不倫している役でよくないことをしているわけですが、今泉さんは彼女の孤独や寂しさ、弱さにもちゃんと寄り添ってくれている」と言う。演じる際に意識したことを尋ねると、「今泉さんの作品に関してはあまり準備をしたらダメだと思っていて、その場で感じたことやその場で起きた現象をしっかりと受け止められるように、芝居をしないということを意識していました」と説明。「今泉さんはこういう風に演じてほしいということをあまり言わない方で、何も言われなくて不安もありましたが、それも意図してのことだったと思います。自分が想像してなかった感情が湧き出てくるシーンがあり、具体的なお芝居の指導ではない、感情の流れの演出だったのだなと感じました」と振り返った。紗衣との共通点を尋ねると、「彼女もキャリアウーマンで男性に頼らず生きているし、結婚はしていても第一優先は仕事みたいなスタンスはすごく理解できます」と共感。茂巳と紗衣の関係について「もっと紗衣さんも自分の気持ちを話せていたら違う形になっていたのかなと。仕事にアグレッシブで、自分でいろんなことを開拓していく女性なのに、恋愛の面では自分の気持ちを正直に言えない。そういうところもなんとなく共感しました」と話した。主演の稲垣については、「きっととてもシャイな方で、現場でも寡黙でしたが、お芝居で向き合ったときにすべての感情をキャッチして、きちんと感情でお芝居してくださる方だったので、すごく助けられました」と述べ、「だからこそ、こうしようと思っていない感情が生まれる場面がありました。2人で話をするシーンで、自分が泣くと思ってなかったのですが、感情として湧き上がってきたものがあり、それは稲垣さんにいただいた感情でした」と振り返る。そんな稲垣との共演で刺激も受けたという。「稲垣さんもコメディタッチのものなど、もっとわかりやすく演じてほしいと言われたら応えると思いますが、今回のようなエモーショナルなこともきちんとできる方。それは人の気持ちを理解しないとできないと思うので、人間力の積み重ねだと思います。演技って少なからず、その人の背景が説得力になると思っていて、そういうことを雑にしない役者になりたいなと感じました」そして改めて本作出演がどのような経験になったか尋ねると、「今泉さんという才能とご一緒できたことは本当にうれしいです」と答え、「私の気持ちを代弁してくれてありがとうという気持ちが何個もありました。私と同じ気持ちじゃん! ということが今泉さんの作品は多く、今回の映画も私にとってそういうフレーズがいくつもあって、揺さぶられる瞬間がある映画だなと思います」としみじみ。「悩んでいるなら体を動かしたほうが気分転換になると言われてランニングしている間もずっと考え続けて、より自分が悩んでいることに気づくというセリフとか、わかる! って思いました(笑)」と話した。●目の前の仕事に一生懸命「いつも震えるような気持ちで現場に」中村はもともと、1998年にYURIMARIとして歌手としてデビュー。その後、活動休止期間を経て、2003年に映画「最も危険な刑事まつり『続 名探偵刑事』」で女優デビューした。来年で女優生活20年となるが、「こうしてお仕事を続けさせてもらえているのは、自分が頑張った一つの証しでもあるから、そこは認めてあげようという気持ちもありますが、どの年も足りないところだらけで、反省したり勉強し直したりの繰り返しで、やっていることは実は変わっていません。でも、お仕事が絶えずあるということが、一つ一つの作品に一生懸命挑んで、真面目にお仕事と向き合ってきたことではあるのかなと思っています」と語る。最初から女優志望ではなかったわけだが、女優業を初めてから初めて、仕事が「好き」だという気持ちになったという。「私は元アイドルで、それが成功という形ではなかった。ちゃんと仕事もさせていただきましたが、自分の中ではダメだったなという気持ちのほうが大きくて、それは本気で頑張れてなかったからで、自分が本当に好きなことでもなかったのだと思います。女優のお仕事をさせていただくようになってから初めて好きだという気持ちが芽生えました」そして、「好きだという気持ちや、映画の世界に入り込める充実感を感じたときに、これを頑張らないと自分は何もなくなってしまう。これしかない!」と覚悟を決めて向き合うように。「ほかにやりたいことは何も思い浮かばなかったので、本当にムキになったし、必死になりました。そして、自分が揺れ動かされる人たちにたくさん出会えて、周りの方に女優にしていただいたなと。いただいたチャンスに絶対応えたいとムキになってきた20年という感じです」と語った。経験を重ねても「いつも震えるような気持ちで現場に行きます」と明かす中村。「自分にとって勉強になる方と出会える喜びはすごくありますが、お芝居は今でもすごくプレッシャーを感じ、楽しいと思えることは少ないかもしれません」と吐露する。それでも、「私たちの仕事にしかない幸福感も確かにある」と言い、「お客さんが喜んでくださるとか。特に演劇をやるとそういうことを感じますし、自分がお客さんに感動させられることもあり、瞬間瞬間の感動がある特別なお仕事だなと思います」とやりがいを語った。仕事との向き合い方は年々変わっているそうで、「毎年いろんなことを学んで、自分の中で考え方が変わっていきますが、周りも自分も大切にすることが大事だなと。また、その時々の感情に振り回されないというのをすごく意識するようになりました」と、最近意識していることを教えてくれた。現在40歳。年齢と経験を重ねて後輩たちへの思いも変わってきているそうで、「年下の人が増えてきて、自分も若い頃に感じた孤独感や不安感をフォローしてあげる立場の年齢になってきたので、そうしてあげられる人間でありたいなと。若い頃は勝ち取らなきゃという気持ちが強かったですが、年齢が上って変わってきました。そのほうがいい関係が築けますし、作品全体もよくなるので」と語る。続けて、「人とコミュニケーションをとることで自分も救われることがあるなと。年を取って図々しくなって、おしゃべりが好きになってきたというのもあるかもしれません(笑)」と冗談交じりに話した。今後の目標を尋ねると、「若い頃は目標を決めてやっていましたが、理想通りになったことがほぼないので、今は毎日を真面目に誠実に生きて、結果的にお仕事も続けられていたらいいなと思います」と回答。「人生って、こういう風にしようと思ってもならないことが多いし、思いがけないことが突然やってくるので、過度に期待をせず、かといって怠けたらダメなので、目の前のことに一生懸命頑張る。そうやって、たまにうれしいことが起きたら素直に喜べばいいですし」と年齢を重ねてたどり着いた生き方を説明し、「どんなことが起きても対処できるように自分の心を成長させることが大事なのかなと思います」と穏やかな笑顔で話した。■中村ゆり1982年3月15日生まれ、大阪府出身。2003年から女優として活動を始め、『パッチギ! LOVE&PEACE』(07)で全国映連賞女優賞、おおさかシネマフィスティバル新人賞を受賞。主な映画出演作に『そして父になる』(13)、『ディアーディアー』(15)、『海よりもまだ深く』(16)、『破門 ふたりのヤクビョーガミ』(17)、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(17)、『Fukushima50』(20)、『DIVOC-12 海にそらごと』(21)、『愛のまなざし』(21)など。公開待機作に『母性』(11月23日公開)、『嘘八百 なにわ夢の陣』(2023年1月6日公開)、『仕掛人・藤枝梅安 第一作』(2023年2月3日公開)がある。
2022年11月04日猿若町発祥180年記念『平成中村座 十一月大歌舞伎』が、11月3日に平成中村座(浅草寺境内・仮設劇場)で初日を迎えた。「江戸時代の芝居小屋を現代に復活させ、多くの方々に歌舞伎を楽しんでいただきたい」という十八世中村勘三郎の思いから、2000年に誕生した平成中村座。2カ月連続公演のふた月目となる今月の第一部は、『寿曽我対面』『舞妓の花宴』『魚屋宗五郎』の古典作品が並び、江戸の芝居小屋を模した平成中村座でしか味わえない舞台となっている。そして第二部では、先月から引き続き、平成中村座で初となる新作歌舞伎、宮藤官九郎が平成中村座のために書き下ろした『唐茄子屋~不思議国之若旦那』と、華やかな舞踊『乗合船恵方萬歳』が上演される。『平成中村座 十一月大歌舞伎』は11月27日まで。なお新型コロナウイルス感染症の影響により、本日11月4日・5日公演は第一部・第二部ともに中止となっている。■中村勘九郎 コメント10月5日、浅草で4年ぶりとなる平成中村座の幕が開きました。初日の幕が開いたとき、お客様の拍手がすごくて、我々役者やスタッフだけではなく、皆さまも平成中村座を待っていてくださったんだと感じられて、とても幸せな気持ちになりました。連日、大勢のお客様に平成中村座へお越しいただき、小屋も喜んでいるように感じましたし、何より毎日平成中村座で芝居ができて嬉しかったです!そして、おかげさまで無事に千穐楽まで完走できたことに感謝です。稽古を経て、いよいよ、11月公演が始まりました。ふた月連続でご覧いただく『唐茄子屋』は、宮藤官九郎さんが今回の二か月連続公演のために書いてくださった新作、宝物のような作品です。幕が開くまでは、どんな反応なのかドキドキでしたが、大いに笑って楽しんでいただけているようで、本当に嬉しいです!11月にも古典作品が並びます。江戸の芝居小屋を模した平成中村座の空間で、古典の持つ魅力も合わせてご堪能いただきたいと思います。さて、すっかり寒さも増してまいりました。是非、11月は防寒対策をして浅草へ足をお運びください。平成中村座に一歩踏み入れれば、関係者一丸となって、熱い舞台空間をお届けします!皆様のご来場を心よりお待ちしております。<公演情報>猿若町発祥180年記念『平成中村座 十一月大歌舞伎』11月3日(木・祝)~27日(日) 平成中村座猿若町発祥180年記念『平成中村座 十一月大歌舞伎』ビジュアル【演目】■第一部一、寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)出演工藤祐経:中村橋之助曽我五郎:中村福之助曽我十郎:中村歌之助化粧坂少将:中村鶴松小林朝比奈:中村虎之介大磯の虎:坂東新悟鬼王新左衛門:中村勘九郎二、舞妓の花宴(しらびょうしのはなのえん)出演白拍子和歌妙:中村七之助三、新皿屋舗月雨暈 魚屋宗五郎(さかなやそうごろう)出演魚屋宗五郎:中村勘九郎召使おなぎ:坂東新悟磯部主計之助:中村橋之助小奴三吉:中村歌之助菊茶屋娘おしげ:中村鶴松菊茶屋女房おみつ:中村歌女之丞父太兵衛:片岡亀蔵女房おはま:中村扇雀■第二部一、唐茄子屋(とうなすや)不思議国之若旦那作・演出:宮藤官九郎出演若旦那徳三郎:中村勘九郎傾城桜坂/お仲:中村七之助第二太夫/源六倅源助:坂東新悟大工の熊:中村橋之助半公:中村福之助眠 善治郎:中村虎之介若旦那(小):中村勘太郎お仲倅イチ:中村長三郎丹生林/海苔屋のおたね:中村鶴松山崎屋おりき:中村歌女之丞達磨町の八百八/吉原田んぼのあめんぼ:荒川良々番頭小辰/吉原田んぼの蛙ゲゲコ:片岡亀蔵大家源六:坂東彌十郎八百八女房よし/吉原田んぼの蛙ゲコミ:中村扇雀二、乗合船恵方萬歳(のりあいぶねえほうまんざい)出演萬歳:中村扇雀才造:中村勘九郎白酒売:中村七之助大工:中村橋之助若旦那:中村虎之介芸者:中村鶴松角兵衛獅子:中村歌之助角兵衛獅子:中村福之助女船頭:坂東新悟田舎侍:片岡亀蔵通人:坂東彌十郎チケット情報はこちら:※新型コロナウイルス感染症の影響により、11月4日(金)・5日(土) の公演は第一部・第二部ともに中止。最新の情報は公演公式サイトにてご確認ください。
2022年11月04日女優の綾瀬はるかと元サッカー日本代表の中村俊輔が1日、都内で行われた『「コカ・コーラ」 FIFA ワールドカップ 開催国ボトル発売記念イベント』に出席した。先日、現役最後の試合を終え「少し経ったんですけど、みなさんに支えられて今までやってこられたということで、感謝の気持ちでいっぱいです」と現在の心境を吐露した中村。これまでサッカー漬けの毎日だったため、同イベントのような場は初めてで、加えて綾瀬ともこの日初対面となったそうで「なかなかこういう場に出たことがないので緊張していますけど、さらに綾瀬さんに会うことで緊張が増しますが、(お会いできて)光栄ですね」と笑顔を見せ、綾瀬も「サッカー選手生活お疲れ様でした。(中村は)サッカーの大ファンの方からも愛されるような選手という印象を受けていて、お会いできて嬉しいです」と声を弾ませた。また、自身にとってFIFAワールドカップとはどんな戦いかと尋ねられた中村は「世界が熱狂する大会ですし、全世界のサッカーファンも注目しますし、僕も小さいときから見ていて、自分が実際にピッチに立ったときは足も震えましたし、心も震えるくらいいい思い出ですね」としみじみと語り、「国を背負ってというか、誇りを持ってプレイできる場所だと思います」とコメント。そんな中村の言葉を聞いた綾瀬は「そういう思いを持って臨まれていたんだなと思うと、より熱く試合を見られそうです」と目を輝かせた。今年のFIFAワールドカップはどんなスタイルで楽しみたいか聞かれると、綾瀬は「お家に友だちを呼んで、いろいろ食べながらコーラを持って盛り上がりたいです」と答え、中村は「家で家族とコーラを飲みながら、みんなサッカーが好きなので騒ぎながら見たいと思います」とにっこり。中村自身は冷静に試合を見たいそうだが「子どもがうるさいですね(笑)。細かいことを聞いてくるのでサッカーの話もよくします」と頬を緩ませた。さらに、今年のFIFAワールドカップについて中村は「変わらず選手目線と、これから指導者を目指すので、そういう目線でも見てしまうんじゃないかなと思います。各国によって戦術やフォーメーションが違うので、そういうのも興味が湧きますね」と目を輝かせ、今後については「リーグ戦が終わったのでスパイクを脱ぐはずなんですけど、1か月間まだ練習があって今日も練習してきたので、なかなかスパイクが脱げないんですよね(笑)。逆にまだやれて幸せなので、今はそれに全うして、それが終わったら指導者になれるように少しずつ勉強します」とコメント。これに綾瀬は「指導されたいですね」と吐露して笑いを誘い、「中村さんならすぐ上達しそうな気がします。優しく丁寧に特技とかを見抜いてくださいそうです」と語った。イベントでは、サッカーボールを蹴ってパネルを抜くキックターゲットチャレンジが行われたが、挑戦前に自身は願掛けやジンクスはあるか尋ねられると、綾瀬は「ジンクスではないんですけど、気が散りがちなところを深呼吸でもなんでもいいんですけど、集中するために呼吸を置くというか、そういうことをたまにします。(緊張で)体が固まってきちゃうので全身に散らすみたいなイメージでやったり(体を動かしたり)します」と明かし、中村は「僕もジンクスではないんですけど、あまり言ったことがないんですけど、体が硬くなったときは、顔とか体をバシバシ叩きます。でもそれを人には見られたくないので、試合前にトイレに行って気合いを入れてからみんなの前に出ます」と告白した。
2022年11月02日厚い信頼で結ばれた中村倫也(主演)と河原雅彦(上演台本・演出)が7年ぶりにタッグを組み、韓国ミュージカルを日本版として再創造する『ルードヴィヒ』が、11月13日まで東京芸術劇場プレイハウスで上演されている(東京公演千秋楽・大千秋楽ライブ配信あり/その後大阪・金沢・仙台で公演)。ベートーヴェン役の中村、“不滅の恋人”マリー役の木下晴香、もうひとりのベートーヴェンほか複数役を務める福士誠治ら、出演者たった5人で天才音楽家の生涯を綴る濃密な作品だ。開幕を翌日に控えた10月28日、同劇場にてキャスト3人と河原が取材に応じた。左から)河原雅彦、福士誠治、中村倫也、木下晴香河原は、「倫也とやる時は、圧倒的にすごいものを作ると決めている。そういうつもりで今回も臨み、いい稽古が積めた」と手応えを見せた上で、「全員がひと皮ふた皮むけないと千秋楽まで行けない大変な演目」「ハイライトしかない、カロリーの高い芝居」と、本作のハードさを強調。それは全員が感じていることのようで、「ベートーヴェンは音楽に魂を注いでいる人。僕がふだん道を歩いている状態ではとても表現できないエネルギー」「いい意味でも悪い意味でもちょっと異常な人しか出てこない(笑)」(中村)、「こんなにエネルギーを放出する感覚を覚えているのは初めて」(木下)と、実感のこもったコメントが続く。そんな作品であるがゆえに、受け取る側にもある程度のエネルギーが必要なようで、「多少の覚悟をもって観に来てくださるといいかな」と福士。「たまに『何も考えずに来てください』と言うこともあるが、今回は『観るぞ!』という気合で来てくださったら嬉しい」と語ると、中村も「『観るぞ!』と思わないと開幕でアワアワしちゃうかも(笑)」と同意する。「あっという間に終わって、ちょっとぼーっとしながら帰る舞台になるんじゃないか」としつつ、「少しでも何か浴びていただければ」と、観劇を心待ちにするファンにメッセージを送った。取材会のあとに公開されたのは、約120分の舞台のうち100分ほどだったが、それでも本作が観る側にもエネルギーを求める刺激的なミュージカルであること、そして中村倫也が稀有な舞台俳優であることを実感させるには十分。どんなに100パーセントの情熱で演じても押しつけがましさや暑苦しさがなく、また苦悩や激情を吐露するような歌も芝居の延長線上で、かといって芝居を理由に歌声を制御することから逃げることもなく歌ってみせる。持ち前の澄んだ歌声にマリーの感情の色を混ぜて歌う木下、いくつもの役柄の間を瞬時に行き来する福士と共に、本番では「圧倒的にすごい」舞台を届けてくれることだろう。取材・文=町田麻子■MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』【ライブ配信】・11月13日(日) 13:00 開演(東京公演千穐楽)・11月30日(水) 13:00 開演(大千穐楽)【当日券キャンセル待ち参加券】各公演の前日18:00~開演4時間前まで受付チケット情報
2022年10月29日俳優の中村倫也が28日、都内で行われたミュージカル『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano』公開ゲネプロ&開幕直前取材会に、木下晴香、福士誠治、上演台本・演出の河原雅彦氏とともに参加した。本作は2018年末~2019年にかけて韓国で初演されたミュージカル。天才音楽家であり、聴力を失ってなお音楽への情熱を注ぎ込んだベートーベンの生涯を、彼がつづった音楽とオリジナル楽曲で描く。青年期のルードヴィヒを中村が演じ、マリ―役を木下、もう1人のルードヴィヒなどを福士が演じる。中村は、演じる役について「音楽が大好きで、夢を持って、夢に破れかけて、また夢を持って、波乱に満ちた……魂を注いでいる人なんだなということを日々感じながらやっています」と述べ、「そこまでの情熱は普段僕がリアルに道を歩いているような状態ではとても表現できないエネルギーなので、自分を奮い立たせながら、誰もが知るベートーベンが残した思いやものを、少しでも説得力を持ってできるように頑張ろうかなと思っています」と意気込んだ。また、「歌う曲が15曲あるんですけど、どれも本当に素晴らしい」と言い、さらに「いい意味でも悪い意味でも異常な人しか出てこないので、単純にそれを面白がっていただいてもいいですし、いい部分は刺激を受けていただいて、悪い部分はそういうこともあるかもねってちょっとだけ寄り添って見てもらえる舞台。気が付いたら舞台が終わっていて、ぼーっとしながら帰る舞台になるんじゃないかなと思います。見るぞ! と思って、少しでも何かを浴びていただけたらと思います」と語った。座長ぶりについては、「今回座長らしいことあんましてないんですよね。みんな真面目で、放っておいてもやるタイプの役者が多くて。自分の役がやること多いし疲れる役なので、毎日毎日それを一生懸命やっていただけで、まだ誰にも何もおごってないですし」と謙遜気味。福士は「そんなことないですよ。ちゃんと背中を見ていますよ」と言い、木下も「ものすごく視野が広く、いろんな角度から作品のことを見ていらっしゃるんだろうなと感じる。お芝居を見ていてすごいなって思いますが、すごいなで終わらず、引っ張り上げてくださるような、憧れで終わらない感覚がありました」と刺激を受けているようだった。中村とは7年ぶりのタッグとなった河原氏は、中村について「長い付き合いになりますが、いい意味で変わらないです」と言い、「倫也とやる時は圧倒的にすごいものを作ると決めていて、今回もいい稽古が積めました」と自信をのぞかせた。ゲネプロでは、中村が歌を交えてベートーベンの苦悩や情熱を表現。音楽への情熱あふれるベートーベンを熱演した。同舞台は、10月29日~11月13日に東京芸術劇場プレイハウス、11月16日~21日に大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、11月25日・26日に金沢・赤羽ホール、11月29日・30日に仙台・電力ホールにて上演。
2022年10月29日本日10月28日(金)より配信がスタートした「仮面ライダーBLACK SUN」より、主演の西島秀俊と中村倫也の特別ビジュアルが公開された。1987年から放送され人気を博した「仮面ライダーBLACK」が、白石和彌監督のもと新たにリブート。日本ではついに全10話が一挙独占配信され、9時からはそのほか200以上の国と地域で配信が始まる。配信開始を記念して公開された今回のビジュアルは、“変身”をテーマに、西島さん演じる光太郎や仮面ライダーBLACK SUN、中村さん演じる信彦や仮面ライダーSHADOWMOONが描かれ、光太郎と信彦の躍動感ある動きがスタイリッシュに表現された。また、超学生が歌う本作の主題歌「Did you see the sunrise?」も各配信サイトでリリースされた。「仮面ライダーBLACK SUN」はPrime Videoにて配信中。(cinemacafe.net)
2022年10月28日俳優の横浜流星、歌舞伎俳優の中村隼人が26日、舞台『巌流島』のオンライン製作発表会見に演出の堤幸彦氏とともに出席した。同舞台は、剣豪・宮本武蔵と佐々木小次郎の「巌流島の戦い」に焦点をあてたアクション時代劇。脚本・マキノノゾミ氏と演出・堤幸彦氏がタッグを組み、新解釈、新設定をもとに新たに脚本を創り上げ、オリジナル作品(新作)として上演する。横浜が宮本武蔵を演じ、歌舞伎以外の舞台への出演は初めてとなる隼人が武蔵と対峙する佐々木小次郎を演じる。会見は巌流島で実施。横浜は「ここで武蔵と小次郎が世紀の一戦を行って、その場に今、自分が立っていること、そして同じ空気を吸えていることがすごく感慨深いですし、必ず役作りに影響してくると思うので、来ることができて良かったです」と述べ、隼人は「船に乗って巌流島に上陸したんですけど、ただならぬエネルギーを感じて、踏み入れた瞬間に厳かな雰囲気というか、パワーを感じて、役作りに反映させたいなと思いました」と語った。同舞台は2020年7月に上演予定だったが、横浜が新型コロナウイルスに感染し、全公演中止に。横浜は「一度中止になってしまって悔しい思いや責任感をすごく感じていたんですけど、また上演することが決まって非常にうれしく思います」と心境を述べ、「あのときから積み重ねてきたものをすべて注ぎ込んで、深みの増した武蔵を生きられたら」と力を込めた。隼人も「一度中止になってしまった舞台ということで、そのとき僕はこの作品には携わってなかったのですが、初日を見越してやっていた熱量が絶対残っていると思う。出来上がった空間に自分が入っていくことにすごいプレッシャーや緊張はありますが、僕が入って新しい風というか、作品のエネルギーになれればいいなと思います」と意気込んだ。横浜と隼人は今回初共演。初対面となった本作のポスター撮影を振り返り、横浜は「刀を合わせたときに、物腰は柔らかいんですけど、内に秘めた熱いものをすごく感じたので、稽古が楽しみになりました」と隼人の印象を述べ、「舞台に関しては大先輩なので、しっかりと胸を借り、ぶつかっていき、切磋琢磨し合いながら高め合っていけたら」と語った。一方、隼人は「いろんな作品を見させていただいて、本当に繊細な芝居をされる方だなと思っていて、その方が無骨な男くさい武蔵をどういう風に演じられるんだろう、どういう風にスチール撮影で作ってこられるのか楽しみにしていたんですけど、来た瞬間、そのまんま武蔵だったので、僕も自然と入っていけて、メラメラ燃えたんです。引き出してもらったなという印象が強かったです」と語った。舞台『巌流島』は、2月10日に東京・明治座で開幕し、金沢、新潟、秋田、名古屋、神戸、高松、福岡を巡り、全国8カ所で上演する。
2022年10月26日中村倫也のソロインタビューに続き、中村と福士誠治の対談が実現。いよいよ開幕が迫る中、河原雅彦の上演台本・演出によるミュージカル『ルートヴィヒ〜Beethoven The Piano~』は、どんな姿を見せつつあるのか。ベートーベンの生涯を描く物語で、青年ルードヴィヒと、もう一人のルードヴィヒを演じるふたりが、作品の魅力とお互いを語った。河原さんと倫也くんの阿吽の呼吸みたいなものは感じます(福士)──韓国で生まれたミュージカル『ルートヴィヒ〜Beethoven The Piano~』の日本版への出演は、どんなところに心惹かれて決められましたか。中村僕はもう、演出の河原さんに誘われたからというのが一番の理由です。河原さんとは、7年前に最後にご一緒してから、会うたびに「次何やる?」という話をしていて。そんなある日、「こういうのがあるんだけど」と言われたのが、この作品だったんです。これまでも、河原さんから言われたら、どういうものか中身に関係なく、基本的にやりましょうという感じだったので(笑)、お話をいただいた時点でやりますと決めました。福士僕は河原さんも中村倫也くんも初めてご一緒するので、そこにとても魅力を感じました。倫也くんも、交流はあったのですが、芝居をするのは初めて。ちょっとチャレンジになる部分が多い作品ですが、だからこそ僕なりに頑張りたいという気持ちで決めました。──河原さんと中村さんは、舞台では、真心一座身も心も『流れ姉妹 たつことかつこ〜獣たちの夜〜』(2009)を皮切りに、『ぼっちゃま』(2011)、『八犬伝』(2012)、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』(2015)でご一緒されてきました。その関係性から、どんなものでも無条件で受け止める覚悟でおられたんですか。中村その前に、2007年の深夜ドラマ『ハリ系』(日本テレビ系)で、僕が20歳のときに河原さんにはお世話になっていて。 前回のインタビュー() でもお話しましたが、その後、「真心一座」に呼んでくれて、それを観たいろいろな演劇関係者の方が呼んでくれてというふうに広がっていったんです。俳優としてなかなか活躍できない時代に演劇という道を拓いてくれた人であり、僕がもっと活躍できるようになったらやりたいことがやれる……という思いをお互い持っていたんです。だから、そういう歴史がある上で、今の僕に持ってきてくれる作品というのは、河原さんの中でもしっかり目処が立っているものでしょうし、その信頼感はありましたね。でも、今後一生無条件で受けるわけではないです。考えさせてください(笑)。福士(笑)。でも、稽古場でのふたりを見ていると、河原さんと倫也くんの阿吽の呼吸みたいなものは感じます。ものづくりをしていく上で、その関係はうらやましい。だから僕も、すぐにそこにはいけないとしても、河原さんと同じ感覚、共通言語を早く持ちたい、河原さんの熱量とリンクしたい、河原イズムを血肉にしたいと思って、河原さんに言ったんです。「河原さんが思ったことは細かく言ってください」って。そうしたら本当に細かくいろいろなことをいっぱい言ってくださって……大変です(笑)。中村ハハハ。でも、そもそも作品自体がしんどいよね。表現者として熱量を放出しなきゃいけないから。河原さんにも「もっと出せ」「もっと出せ」と言われる稽古場になっています(笑)。ここまでガンガンに出すことはミュージカルでは初めて(中村)──この作品は、ベートーベンの生涯を描いたミュージカルですが、どんな世界観なのか、教えてください。中村ベートーベンの曲ができるまでのもがき苦しみみたいなところも描かれますし。福士そう。誰もが知っている曲の生み出された瞬間の感情の爆発が、ベートーベンにとっては大事で必要だったんだろうなというのは、演じていても感じます。中村僕らふたりとも、ルートヴィヒを演じるんです。福士子どもの頃から始まって、青年、中年、壮年のルードヴィヒが登場するのですが、例えば青年と壮年のルートヴィヒが会話するなど、演劇的な仕掛けもあります。中村あとは、史実では誰なのか明確になっていないですが、彼の“不滅の恋人”にあたる女性が現れたり。ベートーベンがその人生で何を受け取り何を渡していくのか、どう人生を全うしたかが描かれると思います。福士それをどう受け取るかは自由だと思いますが、とてもエネルギッシュな、紆余曲折のある人生を過ごしたベートーベンを、観てもらえたら嬉しいです。中村ベートーベンだけじゃなく、出てくるキャラクターがみんな主張し合うので、エネルギーに満ちあふれているんですよね。こういう作品、なかなかないんじゃないかな。自分としてもここまでガンガンに出すことは、ストレートプレイではいろんなものをやってきたのでありますけど、ミュージカルでは初めてです。歌も、会話のように掛け合うナンバーはあまりなくて、それぞれが自分の葛藤や慟哭を歌い上げる。そういう歌は一本調子になる恐れがあるからテクニックが必要で、頑張らなきゃなと思ってるんですけど。福士僕は今、歌で大苦戦中(笑)。でも、ミュージカル、ストレートプレイとジャンル分けするのはあまり好きじゃないのですが、ミュージカルってすごいなと改めて思います。歌を使って届けるというのは、表現の中でも特殊技能でやっぱり難しい。でも歌だからこそ、感情を爆発させたり、普段言えない言葉を表現できる。河原さんの演出と脚本と僕らが上手く融合できれば、あまり観たことのないミュージカルになるんじゃないかなとは思っています。人見知り具合が同じ? オイルを注さなくても歯車が回る関係──ところで、おふたりはこれまでにも交流があったとのことでしたが、どんな関係を築いておられるのでしょう。中村お互い大人ですし、キャリアも長いので、嫌味も雑味もなくフラットに心を開いて接している気がします。福士わかる、わかる。中村オイルを差さなくても歯車が回っている感じはありますよね。福士うん。でも、交流といっても実は1回くらいしか会っていないんだよね。中村たぶんそうだと思います。舞台を観に行ったときに挨拶したくらい。福士だけどこういう感じになれているのは、たぶん人見知り具合が似ているのかなと思います。中村僕は人見知りしないよ。福士うん。だからそのへんの温度とか匂いが同じなんだと思う。中村探り合うこともなく。福士ズバズバ言うこともなく、いい距離感で。中村相手へのリスペクトが邪魔になっていないというか。萎縮したり気を遣ったり遠慮したりっていうことがない。──これが初共演ですが、稽古場でお互いの芝居の作り方を見て、面白いと思うことがあったりしますか。中村今回、僕以外みんな、まっすぐ真面目なんですよ。僕は、セリフはやっているうちに覚えるだろうとか、とにかくやっちゃえっていうことが多いんですけど、皆さんはもう台本を持ってないし、ちゃんと考えて毎日稽古場に持ち込んでくる。いや、僕も考えてはいるんですけど(笑)、その雰囲気は福士くんが作ってくれている感じがありますね。福士ほんとに?確かにセリフは、今回に関しては歌と芝居があって大変だから、先に覚えられるものは覚えておきたいと思った。でも、一応稽古場に持ち込むものはあるけど変わることもあるし。僕はやっぱり、河原さんと倫也くんがいろいろ試しているのが素敵だなと思います。このふたりが基盤を作ってくれているので、僕はラク。動きのあるルードヴィヒを倫也くんがやってくれて、僕はそこの感情についていく感じがあったりもするので、面白いですね。──最後に、ミュージカルということにちなんで、おふたりに音楽についてお聞きしたいと思います。音楽とはどんな関係を持っておられますか。中村僕は運転したり家事をしているときは、だいたい音楽かラジオを流しています。小学生の頃はお小遣いをもらうとCDを買う子だったので、音楽好きなんだと思います。それも、歌詞をすごく覚えているので、物語や詞世界にフォーカスして音楽に触れていたんだなと、大人になって気づきました。ただ、この作品に入ってからは、いわゆるJ-POP断ちをしていたんです。この舞台の楽曲か、ベートーベンやモーツァルトといったクラシックしか聴いていなかった。でも、昨日の稽古帰りに、頭をリフレッシュさせなきゃと思って、iPhoneに入っている曲をいろいろ流したんですよ。そうしたらまぁ心地よくて(笑)。ただ聴いているだけでいいっていう音楽の効果を、実感しました。福士わかる(笑)。僕も音楽は好きで、車の中で色々なジャンルを流していましたが、最近は、この作品の楽曲とベートーベンですね。そして、ベートーベンほどじゃないかもしれないけど、生み出す苦しみがやっぱりあります。歌詞を覚えて譜面通りに歌ってちゃんと伝わるものにするという作業は、ただ楽しいだけではないので。中村それはそうだよね。福士だから、カラオケに行きたいです。倫也くんとカラオケに行って、好きな歌を無責任に歌って、これだよねって言いたい(笑)。中村本当に!早くそんなときが来るように、必死にやります。取材・文=大内弓子撮影=You Ishiiヘア&メイク=中村:松田陵(Y’sC)/ 福士:mi-co(fake)スタイリスト=中村:戸倉祥仁(holy.)/ 福士:吉田ナオキぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★中村倫也さん×福士誠治さんのサイン入りポラを1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!■MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』【ライブ配信】・11月13日(日) 13:00 開演(東京公演千穐楽)・11月30日(水) 13:00 開演(大千穐楽)【当日券キャンセル待ち参加券】各公演の前日18:00~開演4時間前まで受付チケット情報
2022年10月26日西島秀俊さんと中村倫也さんが『仮面ライダーBLACK SUN』に主演。白石和彌監督のもと、ライダーに挑戦、思いを語ってくれた。――子供のころ、仮面ライダーシリーズは、何に親しんでいましたか?西島秀俊:僕は『仮面ライダーアマゾン』か『~ストロンガー』をオンエアで見ていました。1号~V3も再放送で見てたと思います。中村倫也:僕は『仮面ライダーBLACK』と『~BLACK RX』を見ていた記憶があります。母が仮面ライダー1号のドンピシャ世代で、ビデオ屋で1号からV3まで、『ウルトラマン』も1号からセブンまでをレンタルして兄と家族みんなで見てましたね。西島:それは英才教育だね(笑)。中村:はい。平成ライダーが始まって、若手の登竜門みたいになったころ、僕も役者の仕事をしていたんですが、仮面ライダーのオーディションに行けと事務所に一度も言われたことがない。「こいつは違う」と思われていたんでしょうね(笑)。――それがいまようやく、初ライダーに。西島さんは出演を以前から希望されていたそうですね。西島:近年のライダーを見て、面白いなと思っていました。正義と悪だけではない、世相を盛り込んだ物語になっている。仮面ライダーシリーズが好きなんですというお話を何かのタイミングでしていたら、今回お声をかけていただき驚きました。――仮面ライダーシリーズは50年の歴史があります。伝統あるシリーズのリブート作品への参加は、どんなスタンスで臨んだのですか?西島:みんなが見て育ってきたシリーズですよね。50年の歴史のなかでも金字塔といわれる『~BLACK』をリブートするわけですから、当然リスペクトを持って、良いところはきちんと踏襲する思いでいました。今作は18+にはなりましたけど、のちの子供たちに何かを伝えられたらという思いはありました。中村:僕は以前、『アラジン』の実写映画の日本語吹き替えをやらせていただいたとき、自分も小さいころディズニーのアニメに夢中になったキラキラした記憶があったことを思い出したんです。そんな思いを今の子供たちにも届けようと使命感を持ってやりました。白石監督だし、中身は大人向けだけれど、今回もあのときと似たような感覚でした。ただ、撮影現場では、ほかの作品同様、フラットな気持ちで臨みましたね。――白石監督の演出はいかがでしたか?西島:僕はご一緒するのは初めてでしたが、すごくきちんとした方でした。作品のインパクトが強烈だから、ギャップも(笑)。また、とても正統派な演出をされると思いました。ただ、今回は特撮監督の田口さんもいらっしゃいましたし、普段の撮影とはかなり違うよね?中村:そうですね。僕は『孤狼の血』に参加させていただきましたけど、いつもきっちりと、スタッフ全体の動きを把握した上で判断も速いし、秩序立った現場なんですが、初めての特撮で監督の戸惑うレアな姿が(笑)。でも、すぐに元の風通しのいい白石組に戻っていましたね。――本作は分断や差別など、実社会に通じるテーマが盛り込まれています。脚本を読まれてどんな感想を?西島:世の中の問題を作品内で描くというのは、特撮が歴史的に持っている特徴で素晴らしいところだと思います。今作には厳しい描写もあったので、特撮でこれはどうなのだろう?とご相談したこともありました。そのとき監督は「映画というものはこういう側面も描くべき」と強い信念と覚悟を持っていらっしゃったので、最終的には納得しました。中村:特撮ものやライダーの歴史にリスペクトを置いた上で、ジャンルでいうと圧倒的に「人間ドラマ」。「仮面ライダーがいる世界観」ではなく、’70年代の社会運動もうまく組み込んでいたり、僕たちのいるあくまで「現実世界」を主軸に、「そこに怪人がいる」という世界線なんだなと思いました。西島:その通りだね。中村:でもその世界を成立させるには、怪人の造型やCG、僕らの芝居も説得力がないと根本から崩れるので、気が抜けませんでした。――お二人は、2年前の『サイレント・トーキョー』以来の共演ですね。西島:その間もスタジオが隣で会ったりしていたよね?中村:はい。ちょいちょい(笑)。僕はもう、(西島さんとの共演は)嬉しさしかなかったです。「圧倒的嬉しい俳優」として現場にいました。西島:あははは。中村:ただ、役柄的にはそんなことを微塵も感じさせてはいけない間柄。物語にエッジと波乱を起こす役にしっかり臨みつつ、あとは嬉しいなあって(目尻を下げふにゃふにゃに)。西島:倫也くんとは昔から共演していて、キャリアをどんどん積んで、人としても俳優としても厚みを増しているのを肌で感じていました。僕も共演は嬉しかった。倫也くんは役についてすごく考えていて、毎回何かしら、驚きを提供してくれるんです。信彦(中村さんの役)は純粋さが真ん中にある人物で、それを大切にしたいとは話していたけれど、倫也くん自身の持っている純粋さが表れているんだろうなと思います。シャイだからそういう面を見せないようにするけれど。中村:センパイ、バラさないでください!そういう俳優を目指していたので嬉しいですね。もう辞めてもいいです。西島さんのお言葉を聞いて、いま引退の決意を……(笑)。――それは困ります!信彦は純粋さを軸に。それに対して、西島さんは光太郎役についてどんな思いを?西島:この物語では皆がそれぞれ大義を持って戦います。でも大義によって手段を選ばなくなる瞬間がある。光太郎はそれに嫌気が差して、戦わない決意をした。もっと自分の大切な人など、個人的なもののために戦いを始める。僕もそういう人間でありたいと思うので、シンパシーを覚えました。――視聴者は光太郎のそういう姿勢に寄り添えるのかもしれませんね。西島:でも、どのキャラクターも間違っていないし、どのキャラクターも間違っているんですよ。人間も怪人も誰にも感情移入できる。中村:そうですね。西島:台本を読んで、この物語はこのキャラクターに寄り添っているんだろうなと一見見えるキャラクターも、見終わると、その道もどこか間違っているところがあると感じる。正解がひとつじゃないふうに描かれているところが、白石監督のすごいところだなと思いました。にしじま・ひでとし(写真左)1971年3月29日生まれ、東京都出身。出演作に『きのう何食べた?』シリーズなど。『ドライブ・マイ・カー』で全米批評家協会賞主演男優賞受賞。なかむら・ともや(写真右)1986年12月24日生まれ、東京都出身。最近の出演作に映画『ハケンアニメ!』(’22)など。10月29日よりMUSICAL『ルードヴィヒ~Beethoven The Piano~』に主演。シャツ¥48,400(ラキネス)ニット¥57,200(ボーディ) 共にアルファ PR TEL:03・5413・3546パンツ¥19,800(スティル バイ ハンド/スタイルデパートメント TEL:03・5784・5430)シューズ¥66,000(フット・ザ・コーチャー/ギャラリー・オブ・オーセンティック TEL:03・5808・7515)『仮面ライダーBLACK SUN』人気シリーズ『仮面ライダーBLACK』を、白石和彌監督が新たな視点でリブート。コンセプトビジュアルは『シン・ゴジラ』の樋口真嗣、『ウルトラマン』シリーズの田口清隆が特撮監督。西島秀俊はブラックサンを、中村倫也はシャドームーンを演じる。2022年、怪人が登場して約50年。日本では人間と怪人の対立が激しくなっていた。南光太郎(西島)はそんな世相を無視していたが、あるとき、調和の世界を訴える少女と出会う。10月28日Prime Videoにて世界独占配信。©石森プロ・東映©「仮面ライダーBLACK SUN」PROJECT※『anan』2022年10月26日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・カワサキ タカフミ(西島さん)小林 新(UM/中村さん)ヘア&メイク・亀田 雅(西島さん)Emiy(中村さん)インタビュー、文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2022年10月22日化粧品・医薬部外品・健康食品の企画販売・通信販売を行う株式会社ソーシャルテックは、女優の中村玉緒さんが、シリーズ累計800万本を突破したチャップアップシリーズの女性用頭皮美容液『ふわ姫』の公式アンバサダーに就任したことを発表いたします。チャップアップシリーズについてシリーズ累計売上800万本突破のヘアケアブランド「チャップアップ」は、「コンプレックスのない明るい社会を」の理念のもと、薄毛などのお悩みに着目して商品を開発してまいりました。髪のプロである毛髪診断士(R)の協力のもと、手軽に薄毛対策ができる育毛剤や、頭皮の健康を考えたスカルプシャンプー、内側からサポートするサプリメントなど、豊富なラインナップを取り揃え、幅広い年代の方々からご好評をいただいております。■女性用頭皮美容液『ふわ姫』について女性の頭皮悩みのことを徹底的に考え抜いて作り上げた、女性用頭皮美容液「ふわ姫」は、血行促進による育毛効果や、発毛促進、抗炎症作用により頭皮環境を整えるなどの効果がある5種の有効成分を配合した女性用育毛剤です。他にも、高知県産の赤ショウガから抽出されたソーシャルテックだけが使用できる独自成分「ジンゲルシックス(R)(ショウキョウエキス)」や、女性にうれしい潤い成分をたっぷり配合。また、デリケートなお肌のことを考え、無添加処方にこだわりました。薄毛でお悩みの方はもちろん、薄毛を予防したい方にもお使いいただけます。セットアップ成分も配合されており、ブローによるヘアセットで若々しくふわっとしたヘアスタイルも楽しめます。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2022年10月21日化粧品・医薬部外品・健康食品の企画販売・通信販売を行う株式会社ソーシャルテック(本社:東京都新宿区、代表取締役:望月亨)は、女優の中村玉緒さんが、シリーズ累計800万本を突破※1したチャップアップシリーズの女性用頭皮美容液『ふわ姫』の公式アンバサダーに就任したことを発表いたします。▼YouTube動画中村玉緒さん出演!女性用頭皮美容液「ふわ姫」CM 女性用頭皮美容液『ふわ姫』の公式アンバサダーに就任した中村玉緒さん■チャップアップシリーズについてシリーズ累計売上800万本突破※1のヘアケアブランド「チャップアップ」は、「コンプレックスのない明るい社会を」の理念のもと、薄毛などのお悩みに着目して商品を開発してまいりました。髪のプロである毛髪診断士(R)の協力のもと、手軽に薄毛対策ができる育毛剤や、頭皮の健康を考えたスカルプシャンプー、内側からサポートするサプリメントなど、豊富なラインナップを取り揃え、幅広い年代の方々からご好評をいただいております。チャップアップシリーズ■女性用頭皮美容液『ふわ姫』について女性の頭皮悩みのことを徹底的に考え抜いて作り上げた、女性用頭皮美容液「ふわ姫」は、血行促進による育毛効果や、発毛促進、抗炎症作用により頭皮環境を整えるなどの効果がある5種の有効成分を配合した女性用育毛剤です。他にも、高知県産の赤ショウガから抽出されたソーシャルテックだけが使用できる独自成分「ジンゲルシックス(R)(ショウキョウエキス※2)」や、女性にうれしい潤い成分をたっぷり配合。また、デリケートなお肌のことを考え、無添加※3処方にこだわりました。薄毛でお悩みの方はもちろん、薄毛を予防したい方にもお使いいただけます。セットアップ成分も配合されており、ブローによるヘアセットで若々しくふわっとしたヘアスタイルも楽しめます。※1 2022年9月 ソーシャルテック調べ※2 配合目的:湿潤剤※3 合成香料、着色料、鉱物油、パラベン、紫外線吸収剤、シリコーン無添加女性用頭皮美容液『ふわ姫』■頭皮美容液 ふわ姫商品ページ ■販売元株式会社ソーシャルテックURL : TEL : 03-5338-5661お問い合わせ: ■中村玉緒さん プロフィール中村玉緒さん7月12日生まれ、京都府出身。O型。1953年 映画「景子と雪江」でデビュー。2001年から京都市特別観光大使を務め、2011年「京都名誉観光大使」に就任。持ち前の明るいキャラクターが若者層にも受け、世代を問わず老若男女幅広いファンを持つ。テレビやドラマ、CM、イベント、舞台、映画に出演。近年は、Instagram、YouTube配信などでも活躍中。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月20日シンガーソングライターの三船雅也を中心としたインディーロックバンド・ROTH BART BARONの新曲「月に吠える feat.中村佳穂」が、本日10月19日に配信リリースされた。「月に吠える feat.中村佳穂」は、ROTH BART BARONが11月9日に発売するニューアルバム『HOWL』の1曲目に収録される楽曲で、中村佳穂がフィーチャリングで参加している。併せて、8月に東京・日比谷野外音楽堂で開催されたROTH BART BARON主催のライブイベント『BEAR NIGHT 3』で同曲が初披露された際の映像も公開となった。ROTH BART BARONは、11月から2023年3月にかけてライブツアー「ROTH BART BARON『HOWL』Tour 2022-2023」を開催する。チケットは、ツアーファイナルとなる東京・昭和女子大学 人見記念講堂を含む全国ツアー第2弾公演の先行受付が10月31日まで行われている。ROTH BART BARON「月に吠える feat. 中村佳穂」ライブ映像<配信情報>ROTH BART BARON「月に吠える feat. 中村佳穂」Now On Sale配信リンク: BART BARON「赤と青」Now On SaleROTH BART BARON「赤と青」ジャケット配信リンク:<リリース情報>ROTH BART BARON ニューアルバム『HOWL』11月9日(水) リリースROTH BART BARON『HOWL』ジャケット●初回限定盤(CD+Blu-ray):5,170円(税込)●通常盤(CD):3,300円(税込)●LP:11月下旬発売予定【CD収録内容】1. 月に吠える feat.中村佳穂2. K A Z E3. 糸の惑星4. 赤と青5. HOWL6. O N I7. Ghost Hunt (Tunnel)8. 場所たち9. 陽炎 | HAZE10. MIRAI11. 髑髏と花(дети)【Blu-ray収録内容】■ROTH BART BARON TOUR 2021-2022『無限のHAKU』〜Final〜 Live at International Forum Hall C1. EDEN2. みず/うみ3. iki4. 春の嵐5. ショッピングモールの怪物6. BLUE SOULS7. あくま8. GREAT ESCAPE9. Eternal10. Helpa11. ひかりの螺旋12. 霓と虹13. HAKU14. K i n g15. U b u g o e16. NEVER FORGET17. 月光18. けもののなまえEnc.1 極彩|IGL(S)Enc.2 鳳と凰Enc.3 N e w M o r n i n g<ツアー情報>ROTH BART BARON『HOWL』Tour 2022-2023「ROTH BART BARON『HOWL』Tour 2022-2023」告知画像【第2弾スケジュール】2023年2月12日(日) 愛知・名古屋 THE BOTTOM LINE〜バンド編成・名古屋公演〜OPEN17:15 / START18:002023年2月18日(土) 京都・磔磔〜バンド編成・京都公演〜OPEN17:15 / START18:002023年2月19日(日) 大阪・BIGCAT〜バンド編成・大阪公演〜OPEN17:15 / START18:002023年2月23日(木・祝) 宮城・仙台darwin〜バンド編成・仙台公演〜OPEN17:15 / START18:002023年2月26日(日) 北海道・札幌 PENNYLANE24〜バンド編成・札幌公演〜OPEN16:15 / START17:002023年3月3日(金) 福岡・BEAT STATION〜バンド編成・福岡公演〜OPEN18:15 / START19:002023年3月4日(土) 広島・広島CLUB QUATTRO〜バンド編成・広島公演〜OPEN17:15 / START18:002023年3月10日(金)東京・昭和女子大学 人見記念講堂〜ツアーファイナル・フル編成・東京公演〜OPEN17:30 / START18:30■オフィシャル先行受付受付期間:10月19日(水)~10月31日(月) 23:59受付URL:【第1弾スケジュール】11月11日(金) 大阪・Billboard Live OSAKA〜with Strings〜 Live at Billboard Live OSAKA1st show:OPEN17:00 / START18:002nd show:OPEN20:00 / START21.0011月13日(日) 静岡・space-K〜7人バンド編成・静岡公演〜OPEN16:15 / START17:0011月18日(金) 東京・COTTON CLUB〜with Strings〜 Live at COTTON CLUB1st show:OPEN17:00 / START18:002nd show:OPEN19:45 / START20.3011月26日(土) 石川・メロメロポッチ〜Magical Colors Night・6人バンド編成・金沢公演〜OPEN16:30 / START17:00Guest Act:noidチケット一般発売中公式サイト:
2022年10月19日中村玉緒(83)が自宅付近で深夜に徘徊し警察沙汰になったと、10月13日にNEWSポストセブンが報じた。記事によると今年の7月下旬、玉緒はサンダルを片方しか履いていない状態で住宅街を歩いていたという。おぼつかない足取りで歩いていたところを近隣住民に声をかけられると「家が分からなくなっちゃった」と言い、交番まで案内されたというのだ。さらには8月中旬にも、真夜中に裸足で歩く姿が近隣住民によって目撃されていたという。記事内で玉緒は深夜徘徊について「嘘ですよ!そんなの」と否定。所属事務所は「ひとりで出歩いていたことは事実ですが、裸足ではありませんでした。交番の件も、ひとりで出歩いていたのを見た警官のかたが心配して声をかけてくださったとのことです」と回答している。今年2月の節分には大本山増上寺で行われた豆まきに艶やかな赤紫の羽織はかま姿で参加して、はつらつとした笑顔をのぞかせていた玉緒。一体どうして、今回のような“深夜徘徊による警察沙汰”が起こってしまったのか。実は現在、彼女はひとりで暮らしているのだ。これまでは付き人も務めていた長女・Aさん(58)と部屋こそ違うものの、同じマンションで暮らしていた珠緒。だが本誌は昨年10月、玉緒がその“同居”を解消して別のマンションに一人で引っ越していたことを報じた。1962年、玉緒は勝新太郎さん(享年65)と結婚。夫の倒産劇や大麻事件など多くの騒動にもめげず、Aさんと長男の鴈龍さん(享年55)を育て上げた。だが2019年、鴈龍さんは暮らしていた名古屋の部屋で急性心不全のため「孤独死」してしまう。「玉緒さんにとって、息子・鴈龍さんを一人前の俳優にすることは長年の悲願でした。制作サイドに頭を下げて回り、バラエティ番組や舞台に一緒に出演させるなど、心を砕いてきました。でも、鴈龍さんはなかなか役者として成功をつかめず、晩年は仕事もなく、経済的にも玉緒さんの援助に頼り切りになっていた。2017年ごろに、玉緒さんは援助をやめたのです。悲劇はその後に起こりました。援助の打ち切りについては玉緒さんとAさんに温度差がありました。鴈龍さんがそのまま亡くなってしまったことが、Aさんとの母娘関係に不協和音を生んだのかもしれません。鴈龍さんの死後、母娘の間で意見や感情の食い違いが見られるようになり、言い争いなどが増えるようになったのです。ちょうど春にも、Aさんが住むマンションのローン返済も終えていたところでした。そして2人で話し合い、玉緒さんが家を出るという結論になったと……」(中村家の知人)本誌が昨年10月に直撃した際、Aさんはこう別居を認めていた。「本人(玉緒)が越したがったから、『どうぞ』と……。別に何もないです」母娘の不仲を否定していたが、その口調は淡々としたものだった。さらに本誌は今年2月、Aさんが電撃再婚していたことを報じた。お相手は玉緒の麻雀仲間で元運転手のBさんだった。「Bさんが雇い主の玉緒さんよりもAさんを優先するようになっていったことで、この2人と玉緒さんの間には、少しずつ溝ができるようになっていったんです」(玉緒母娘の知人)そうして83歳にして孤独を深めていった結果、今回の深夜徘徊騒動へと至った玉緒。前出のポストセブンの記事によるとAさんは玉緒のマンションを訪れてはいるが、本人に会うことはないという。母と娘の間にできた溝は、あまりにも深いーー。
2022年10月14日10月11日に都内で行われた映画『窓辺にて』完成報告イベントに、稲垣吾郎、中村ゆり、玉城ティナ、今泉力哉監督が出席した。本作は『愛がなんだ』や『街の上で』などを手掛けてきた今泉力哉監督による完全オリジナル作品。彼の17作目にして、稲垣が今泉組に初参加となる。今泉ワールドの特徴でもある等身大の恋愛模様に加え、これまで以上に「好きという感情そのもの」について深く掘り下げた、美しくも少し可笑しい大人のラブストーリーだ。キャストには、妻についてある悩みを持つ主人公のフリーライター・市川茂巳を稲垣、市川の妻・紗衣役に儚げな存在感で観客を魅了し続け『母性』の公開が控える中村ゆり、高校生作家・久保留亜役に『ホリック xxxHOLiC』など多数の話題作に引っ張りだこの玉城ティナ。さらに市川の友人でプロスポーツ選手の有坂正嗣役に今泉監督作の常連で『街の上で』で主演を務めた若葉竜也、有坂の妻・ゆきの役に幅広い役柄でキャラクターを演じ分ける志田未来、そして紗衣と浮気する売れっ子小説家・荒川円役に今後が期待される若手俳優・佐々木詩音らが集った。今年の「東京国際映画祭(以下、TIFF)」コンペティション部門への出品が決定している本作。実は稲垣主演の『半世界』と今泉監督作品の『愛がなんだ』がともにコンペティション部門に出品された2018年の「TIFF」が稲垣と今泉監督の出会いだったという。完成報告イベントで、まず稲垣は「俳優として初めてレッドカーペットに立ちました。それまでは、メンバーが出演する映画を観たり、取材をする立場での参加だったので、すごく印象に残っています」と当時を回想。稲垣との思い出を聞かれた今泉監督は、雑誌での対談に触れ「リモートでの対談でしたが、きちんとお話しするのはその時が初めて。途中で電波が悪くなってしまい、僕が(電波がよく届く場所を探しながら)公園まで移動したりして(笑)。10分以上お待たせしたのですが、ずっと笑顔で待ってくれました」と明かすと、稲垣が「監督の後ろに公園の噴水や遊ぶ子どもたちの姿が映っていましたよね」と嬉しそうに話していた。対談では稲垣から「僕を主演にするならどんな映画にしますか?」と質問が飛んだそうが、その時には既に今泉監督は本作の準備を進めていたという。それについて今泉監督は「準備中です!とは言えないので、なんかちょっとズレが対談をした気がします」とはにかむ。主人公・市川は喜怒哀楽が明確に出るタイプではなく、理解できない人にはまったく理解されない、さらに恋愛感情が乏しいというキャラクター。今泉監督は説明も演じるのも難しいと思ったが、衣装合わせで稲垣から「『知ってる感情です。わかりますよ』と言っていただき、すごく安心したことを覚えています」と安堵したという。本作の役と稲垣のイメージとのギャップがあまりないという声は確かに多い。この反響に稲垣は「今泉監督がある程度僕をイメージして(脚本を)書かれたと思います。『なぜ、こんなにも僕のことをわかっているんだろう』って思うくらいスピリチュアルな体験でした(笑)。僕のパブリックイメージとは違う、(本当の僕の)心の内側まで分かっている気がしました」と話した。一方で今泉監督は「(本当の稲垣さんのことは)分かっていないと思います」と恐縮しながら、「多分、分かっていないけれど、写真集やこれまでのインタビューなどを拝見して、稲垣さんはこういう人と想像してみました」とキャラクターの誕生秘話を披露。この話を聞いた稲垣は「自分はこういうイメージでしょ?と自分で勝手に決めつけている部分があって。でも役には素の自分って溢れてしまうんだなと思いました。それを上手に今泉監督が汲み取ってくれた気がします。真に迫ったというのかな。多分、今泉監督は僕のことが好きなんだと思います」と分析した。稲垣演じる市川の妻、紗衣を演じた中村は稲垣の印象について「ほとんど話す機会はないままクランクインしたのですが、対峙した時に『こんなにも心でお芝居してくださるんだ』と感じました。妻としても私自身としても同じような感覚になり、いろいろな感情を湧き上がらせていただいた印象があります」とコメント。さらに「本来、自分が台本で気づかなければいけないのですが(笑)、稲垣さんと(芝居を)やってから気づく感情が多かったです。とても新鮮な体験でした」と続けた。これを受けて稲垣は「一緒の撮影は3日間。だけど演じるのは長年連れ添っている夫婦。そういうことをするのが僕たちの仕事の面白いところです」と笑顔。中村が「稲垣さんは(今のように)マイクがあったら喋ってくれるけれど、マイクがないと……」と話す場面では、稲垣が「話さないからね、シャイなので」と返答する。さらに「でも(あまり話さなかったからこその)緊張感があって、シリアスなシーンも多かったけれど、中村さんによって引き出されたものも多かったです」と感謝を伝えた。そしてイベントは今泉監督の「長回し」が何度も話題に。中村はクライマックスのシーンの撮影を振り返り「現場では『長くないですか?できません!』とブーブーでしたが(笑)、出来上がったものを観たら『これが今泉監督の狙いだったのか』と納得しました」と振り返る。長回しにした理由について今泉監督は「(長回しは)芝居が成り立たなければ無理なのですが、稲垣さんと中村さん、ふたりの演技を見て決めました」と説明。この言葉に稲垣は「役者としては最高に嬉しい言葉です」と満面の笑み。ただ、ワンカットで撮る予告がなかったので「いつになったら、カメラの位置が切り替わるんだろう」と考えながら芝居をしていたという。結果、8分のシーンが12分になったことについて今泉監督は「この4分はふたりが生み出した感情です」と自身ありげ。稲垣は、この言葉に感激した様子で「嬉しいですね。でも、いつカメラの位置が切り替わるのか気にしていたのに『ハイカット、撤収!』と言われて、中村さんと『え?終わり?』と目があったのを覚えています」と笑った。稲垣演じる市川との絡みが多い、高校生作家の留亜を演じた玉城は「撮影当時は24歳で。実年齢と離れた高校生役を演じるのは難しいかなと思っていましたが、脚本を読んでいると私自身が10代に感じたことのある、どこか知っている感情が描かれていたので、好き勝手やらせてもらった印象があります。それを稲垣さんが受け止めてくださった」と語る。稲垣は「楽しかったですよね?こちらも長いシーンが多かったけれど……俳優にとっては挑戦」としみじみ。また長回しについて玉城が「緊張感はあるけれど、自分で緩めることもできる。自分で調整できるのが面白い」と話すと、稲垣も「舞台の用な感じだよね?ぶつ切りじゃなく、ずーっとやれるというのは面白いかった」とした。また今泉監督特有の印象に残るセリフや言い回しがたくさん登場する本作。これについて稲垣は「映画や文学で見たことのないセリフが登場します。喜怒哀楽だけでは表せないような心の機微が繊細に描かれています」と丁寧に解説。その中でも特に「理解なんてされない方がいいよ」というセリフが印象に残っているそうで「こういう仕事をしていると理解されることは嬉しいけれど、同時にプレッシャーにもなるから、そういうところは共感できると」と明かした。他にも中村は「悩んでいるくらいなら体を動かしなよ」というセリフを挙げ「(普段)ヨガをしている時に雑念しかないから、ものすごく分かるなと思いました(笑)」と照れながら述べると、稲垣が「無心になるのってなかなか難しいよね」と頷きながら同調する。玉城は「人生には手に入れ、手放すことしかない」という表現を挙げ「17歳の留亜が言っていることも良く分かります」と自身の役柄の説得力についても言及。さらに恋愛観に関しての質問が飛ぶ場面も。稲垣は「自然な成り行きに任せるというのが基本。湧き出る感情を拒まない、迷わないことが大事。意外と本能系なのかもしれません。恋愛については無邪気かも。でも今年49歳になるから無邪気というのもちょっと……」と考える仕草を見せ、「そろそろ最後の恋を。いや、それも違うな」と呟いた。しばらく考えた後、今泉監督のフォローもあり「毎回最後の恋だと思うけれど、また次の恋がやってくることもある、みたいなことかな」とまとめた。「恋愛観って難しい」と口にした中村が「好きって理屈じゃないと思うんです。歯ブラシもタオルも共有できるくらいの……」と語ったところで、稲垣と今泉監督は「歯ブラシはちょっと」と苦笑いのひと幕も。そこに玉城が「分からなくもないけど、共有しなくてもいいかな」と割り込むと、中村は「愛が足りない」と跳ね除け、自身の恋愛観を貫き通して笑いを誘う。最後に稲垣が「色々な登場人物がいて、言葉にできないいろいろな感情が溢れている映画です。自分が共感できる感情を汲み上げ、映画からの思いを受け取ってください」と呼びかけて、イベントを締めくくった。『窓辺にて』11月4日(金)公開
2022年10月12日女優の中村ゆりが11日、都内で行われた映画『窓辺にて』(11月4日公開)の完成報告イベントに、主演の稲垣吾郎、玉城ティナ、今泉力哉監督とともに登壇した。本作は、『愛がなんだ』『街の上で』などの今泉力哉監督による完全オリジナル作品で、創作と恋愛を軸に描く大人のラブストーリー。妻についてある悩みを持つフリーライター・市川茂巳を稲垣が演じ、茂巳の妻・紗衣役を中村ゆり、高校生作家・久保留亜役を玉城ティナが演じた。デコルテや美脚がのぞくシースルードレスで登場した中村は、「稲垣さんとほとんどお話しする機会もなくクランクインしまして、対峙したときにこんなに心でお芝居をしてくださるんだと感じて、いろんな感情を引き出してくださったというか、湧き上がらせてくださったというのが印象的でした。寂しかったんだなとか、こう言ってほしかったんだなとか、やってから気づく感情が多くて、新鮮な体験でした」と稲垣との共演の感想を語った。稲垣が「3日間とかそのくらいで、長年ずっと寄り添っている夫婦を演じるというのが、僕らのお仕事の面白いところなんですけど、確かにあまりお話はね。僕もマイクがあると話すんですけど。本当はしゃべりたかったです」と話すと、中村は「ガンガンしゃべりかければよかった」と笑顔で返し、また、稲垣が「僕も楽しかったですし、中村さんによって引き出していただいたものも多かったです」と言うと、中村は「いやいやいや」と恐縮していた。
2022年10月11日西島秀俊と中村倫也が共演するリブート作品「仮面ライダーBLACK SUN」の「Prime Video」視聴ページがオープン。新ビジュアルと予告映像、追加キャストも一挙に公開された。1987年から放送された「仮面ライダーBLACK」が、白石和彌監督のもと、新たに「仮面ライダーBLACK SUN」としてリブート。映像では、現代と50年前、2つの時代が描かれ、西島さん演じる南光太郎と、中村さん演じる秋月信彦の因縁が垣間見える。また映像には、新たなキャストも登場。ヒロイン・和泉葵を平澤宏々路、重要な鍵を握る怪人のひとり、ノミ怪人を黒田大輔、過去に光太郎と信彦と行動を共にした新城ゆかりを芋生悠、怪人差別を唱える主導者・井垣渉を今野浩喜が演じる。和泉葵/平澤宏々路平澤さんは「私が演じた和泉葵は14歳という若さで怪人たちと関わり、人間と怪人の共存を目指す活動家として活動をしています。その中でたくさんの出来事に巻き込まれていくキャラクターです」と説明し、黒田さんは「物語が進むにつれ、だんだんと癖になる存在感にぜひご注目ください」とアピール。芋生さんは「緊張感とユーモアの絶妙なバランスで出来た現場だった」と撮影をふり返り、今野さんは「井垣が皆様からどのくらい嫌われるかも楽しみです」と視聴者の感想を期待する。ノミ怪人/黒田大輔また、総理大臣・堂波真一をルー大柴、彼の若かりし頃を前田旺志郎、葵の同級生・小松俊介を木村舷碁、ゴルゴムメンバー・アネモネ怪人を筧美和子、官房長官・仁村勲を尾美としのり、過去の光太郎を中村蒼が演じることも発表された。南光太郎(1972年)/中村蒼完成した映像を少し観たという前田さんは「ゾクゾクとするような映像」だったと明かし、木村さんは「人生初めての出演作品で、幼稚園のころからずっと憧れていた仮面ライダーに出られる、しかも役までもらえるということですごく嬉しかったです!」と参加を喜ぶ。筧さんは「アネモネ怪人は、アネモネという花をモチーフにした怪人です。花からは想像もつかないようなとんでもない姿を見せますので配信を楽しみにしていてください!」と呼びかけ、尾美さんは「堂波総理との関係性も楽しみにしていてください」とコメント。アネモネ怪人/筧美和子ルー大柴さんは「総理大臣でありながら、ほしいままに悪事を働く人物なんです。彼が光太郎や信彦とどのように関わるのか、最後までお楽しみください」と話し、中村さんは「自分も変身する人間を演じられることはすごくうれしかったです!」とふり返っている。そして本作の主題歌が、顔を覆うマスクとガナリボイス、圧倒的な歌唱力で人気を集めている超学生が歌う「Did you see the sunrise?」に決定。「仮面ライダーの世界は僕の人生の強い支えになってくれました。今回そんなストーリーの一部になることができ大変光栄に思います」と喜びのコメントも寄せている。「仮面ライダーBLACK SUN」は10月28日(金)0時Prime Videoにて配信(27日24:00)。(cinemacafe.net)
2022年10月09日『平成中村座 十月大歌舞伎』が、10月5日に平成中村座(浅草寺境内・仮設劇場)で初日を迎えた。平成中村座の浅草での公演は4年ぶり。初日には、平成中村座ならではの儀式「一番太鼓」が実施された。「一番太鼓」は、寛永元年(1624年)に初代田中傳左衛門が開場を知らせる太鼓を打ったのが始まりで、元々は11月に行われた顔見世興行の初日未明に打たれていたが、後に興行のある日の夜明け前に打たれるようになっていった。平成中村座では毎回初日に「一番太鼓」が行われており、本年も初日の開演前に実施された。■中村勘九郎 コメント四年ぶりに浅草に帰ってきました。今から180年前、天保十三年十月五日に中村座がここ浅草の地で開幕しました。同じ十月五日に初日を迎えられるという、奇跡的なご縁を感じます。宮藤官九郎さんに書いていただいた新作『唐茄子屋』ももちろんですが、古典の持つ魅力も合わせて、平成中村座でご堪能いただきたいと思います。今日から二ヶ月、皆様のご来場をお待ちしております。平成中村座「一番太鼓」の様子第一部の幕開きは、『双蝶々曲輪日記』より「角力場」。貫禄たっぷりの人気力士・濡髪長五郎と素人角力で名を上げた放駒長吉、対照的なふたりの力士の義理と意地がぶつかり合う名場面だ。続いては、浅草花川戸に生きる江戸随一の俠客・幡随院長兵衛を描いた黙阿弥の傑作『極付幡随長兵衛』。長兵衛と水野が対峙するスリリングな展開、長兵衛の覚悟とその生き様、女房お時と倅長松との別れが描かれる。『双蝶々曲輪日記-角力場』(左より)七之助、新悟『幡随長兵衛』(左より)亀蔵、獅童、勘九郎第二部には、35年ぶりの上演となる有吉佐和子作の舞踊劇『綾の鼓』。恋い慕う華姫に翻弄される三郎次と、彼を見守る秋篠の人間模様がドラマチックに描き出される。そして浅草を舞台にした落語「唐茄子屋政談」をモチーフに、宮藤官九郎が作・演出を手がける新作歌舞伎『唐茄子屋~不思議国之若旦那』がお披露目。吉原遊びが過ぎて勘当された若旦那の徳三郎は、吾妻橋から身を投げようとしたところ…。小粋な人情噺に、なんと「不思議の国のアリス」の要素が散りばめられるという。『綾の鼓』(左より)虎之介、扇雀『唐茄子屋』(左より)七之助、勘九郎『平成中村座 十月大歌舞伎』は10月27日まで上演される。チケットは現在一般発売中。写真提供:松竹<公演情報>猿若町発祥180年記念『平成中村座 十月大歌舞伎』10月5日(水)~27日(木) 平成中村座猿若町発祥180年記念『平成中村座 十月大歌舞伎』チラシ画像【演目】■第一部一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき) 角力場出演濡髪長五郎:中村勘九郎放駒長吉:中村虎之介山崎屋与五郎:坂東新悟藤屋吾妻:中村七之助二、極付幡随長兵衛(きわめつきばんずいちょうべえ)「公平法問諍」出演幡随院長兵衛:中村獅童水野十郎左衛門:中村勘九郎長兵衛女房お時:中村七之助伊予守源頼義:坂東新悟出尻清兵衛:中村虎之介倅長松:小川陽喜御台柏の前:中村鶴松坂田公平/近藤登之助:片岡亀蔵唐犬権兵衛:中村扇雀■第二部一、綾の鼓(あやのつづみ)出演秋篠:中村扇雀華姫:中村鶴松三郎次:中村虎之介二、唐茄子屋(とうなすや)不思議国之若旦那出演若旦那徳三郎:中村勘九郎大工の熊:中村獅童傾城桜坂/お仲:中村七之助第二太夫/源六倅源助:坂東新悟眠善治郎:中村虎之介若旦那(小):中村勘太郎お仲倅イチ:中村長三郎丹生林/海苔屋のおたね:中村鶴松半公:澤村國矢山崎屋おりき:中村歌女之丞達磨町の八百八/吉原田んぼのあめんぼ:荒川良々番頭小辰/吉原田んぼの蛙ゲゲコ:片岡亀蔵大家源六:坂東彌十郎八百八女房よし/吉原田んぼの蛙ゲコミ:中村扇雀チケット情報はこちら:公式サイト:
2022年10月06日中村被服株式会社(本社:山口県防府市、代表取締役:中村 顕)は、幼稚園/保育園向け及び保護者向けサービスKIRINJI-DXを新しく開発し、2022年10月3日より提供を開始いたしました。中村被服では、2015年に保護者向けのECシステムを構築しサービスを提供し展開をしてきました。2022年9月に、本社工場倉庫を新たに建設し、基幹システムの刷新と幼稚園/保育園向け及び保護者向けサービスの大幅な拡張を準備してきました。KIRINJI-DXでは、当社の商品サービスに加えて、幼稚園/保育園がご利用の他社の商品も含めて利用可能にするとともに、ご利用される保護者世代に合わせて、業界日本初のスマホアプリ(iPhone/Android)も提供いたしました。さらに、KIRINJI-DXは従来からのECシステムをご利用の幼稚園、保育園も含めて約1,000施設が既にご利用いただいており、幼稚園、保育園におけるリーディングサービスの実績です。KIRINJI-DXは、2022年11月には、小学校/中学校/高校における制服採寸の予約から注文/決済までの学校支援機能を提供予定です。中村被服は、今後もご利用のお客様からのご要望/ご意見を積極的反映し、幼稚園/保育園におけるDXを推進する機能を順次展開し、3年後には3,000施設へ積極的に拡大する計画です。【KIRINJI-DXの目的】・園の業務の大幅に改善従来、保護者向けの制服/体操服などの販売は、紙での申込/現金での支払いが中心でした。KIRINJI-DXをご利用いただくことで、保護者からはPC/スマホで注文/お支払いまで全て行うことが可能です。これにより、園における新入園などの業務が大幅に改善されます。【KIRINJI-DXの特徴】・園における購買プロセスの改善KIRINJI-DXでは、園からのご注文サービスも合わせてご提供いたします。PC/スマホでいつでも商品をご注文可能です。また、お支払い方法も口座振替を新しくサポートし決済まで一貫したトータルサービスを提供いたします。・豊富な決済方法保護者からのご注文は、クレジットカード、PayPay、Pay-easy(ATM/ネットバンキング)、コンビニ決済、Apple Payでお支払いが可能です。豊富な決済方法の採用により、保護者の利便性を追求いたしました。・PC/スマホ/スマホアプリ(iPhone/Android)で利用可能保護者/園のご利用は、PC、スマホ、スマホアプリ(iPhone/Android)で、いつでもどこでも利用可能です。スマホアプリの提供は、他社にない保護者むけのサービスです。また、LINE/Yahoo!JAPAN/Apple IDなどのSNSとのシングルサインオンが利用できるため、ログインなどのわずらわしさを解消いたしました。セキュリティ強化のためにFace ID/Touch ID/バイオ認証などもサポートされており、安全性も配慮されたております。画像イメージ(1)画像イメージ(2)画像イメージ(3)【中村被服株式会社とは】「子どもたちみんなに正しい、きちんとした服を」1924年に創業し、創業99年を迎える園児服の老舗企業です。中村被服がお届けする「キリン児園児服」は、お父さんお母さんと同じ気持ちで子どもの健やかな成長を見守っていく総合園児服ブランドとして提供しております。2022年に本社および工場・倉庫を新たに建設し、さらなるサービス向上をおこなっていきます。また、高度な縫製技術を活用して保冷バッグ事業や学校向けの事業も展開しております。商号 : 中村被服株式会社所在地 : 〒747-0833 山口県防府市浜方265-1代表者 : 代表取締役 中村 顕創業 : 1924年3月設立 : 1953年2月電話番号: 0835-21-3515URL : 中村被服株式会社社屋外観 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月03日10月4日から歌舞伎座で開幕する「芸術祭十月大歌舞伎」の第二部『祇園恋づくし』(作・小幡欣治、演出・大場正昭)に出演する中村鴈治郎と松本幸四郎が取材に応じた。両名による再演は、7月の大阪松竹座以来、わずか3カ月ぶりという異例の早さ。「まさかこんなに早いとは。歌舞伎座は大きいので、雰囲気の違いに怖さもありますが、やるからには楽しんでもらいたい」(鴈治郎)、「うれしい限りですね。切羽詰まった話ですけど、それが笑えるのが魅力。面白く楽しいお芝居なので、喜んでいただければ」(幸四郎)と意気込みを語った。日本三大祭のひとつ「祇園祭」を背景に、京と江戸の意地と粋が絡み合う恋模様を描く本作。鴈治郎が大津屋次郎八と妻のおつぎ、幸四郎が指物師留五郎と芸妓染香をそれぞれ、二役早替わりで演じる様も見どころになっており、「やっぱり、二役やらないと面白くない。(幸四郎は)気心も知れているし」と鴈治郎。幸四郎は男役の留五郎を演じる際には、白粉を落とす“離れ業”を披露しており、「まさか、落とすとは思わなかった。うそだろって(笑)。あの早変わりはすごいよ」(鴈治郎)、「間に合っちゃったんですよね(笑)」(幸四郎)と丁々発止のやりとりを披露した。『祇園恋づくし』と言えば、次郎八と留五郎が、京と江戸のお国自慢を披露する巧みな台詞のやり取りも見逃せない。鴈治郎は「東男に京女という言葉もあって、このお芝居はその逆ですが、本音がつかみにくくて、裏で何を考えているか分からない京男の“あるある”な部分が描かれている」と語り、「今回はこっちがアウェイで、巨人阪神戦みたいなもの」と歌舞伎座公演に対し、ユーモアあふれる持論を展開。幸四郎も「いわば郷土自慢ですけど、お互いをけなし合う芝居になってしまうと、後味が悪くなってしまうので」と演じる上での意識を明かした。7月松竹座での共演で、すっかり意気投合した様子のふたり。鴈治郎が「僕から逃げようとするシーンがあるんですけど、逃げる前からリードが広いと、捕まえられなくなる。歌舞伎座は広いから」と“注文”を出すと、幸四郎は「僕に対して『何かするんだろ?』って警戒心を感じてらっしゃるみたいで(笑)。逆にこちらも何か思いついたら、躊躇なく投げかけたい。そういう緊張と勇気を与えてくださっている。責任は取らないですけど、上演時間だけは気をつけないと(笑)」と不敵な笑みを浮かべていた。取材・撮影・文=内田涼<公演情報>「芸術祭十月大歌舞伎」2022年10月4日(火)~27日(木) 歌舞伎座【休演】11日(火)、19日(水)第一部:11:00~第二部:14:30~第三部:18:15~
2022年10月01日有効成分L-アスコルビン酸 2-グルコシドを配合中村 里砂プロデューススキンケアブランド「Bism(ビズム)」が、「Bism 薬用美白炭酸パック」の販売を開始したと、Amaris株式会社が9月22日に発表した。「Bism 薬用美白炭酸パック」には、有効成分L-アスコルビン酸 2-グルコシドが配合されており、くすみの元となる乾燥を防ぎ、うるおいのある肌へと導く。プロデューサーである中村里砂自身の肌悩みから誕生。医薬部外品のスペシャルスキンケア炭酸パックとなっている。高濃度の炭酸ガスが深く作用する技術を採用「Bism 薬用美白炭酸パック」では、美容液とパウダーを混ぜ合わせることで、新鮮な高濃度炭酸ガスが発生。その高濃度の炭酸ガスが深く作用する技術を採用した。また、ハリのある肌へと導く「フランスカイガンショウ樹皮エキス」や、肌を引き締め、整える「ユキノシタエキス」、肌荒れを整える「紅茶エキス」などといった美容成分も配合されていることも特徴の1つだ。同パックの内容は「炭酸パック5回分、スパチュラ&カップ1セット」で、販売価格は税込み7,150円となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※Bism 薬用美白炭酸パック
2022年10月01日株式会社膝栗毛(代表取締役社長:米田 大典)が運営する、スマートフォン向け歩き旅アプリ『膝栗毛 | HIZAKURIGE』(以下 本サービス)は、歌舞伎俳優・中村獅童さんとコラボレーションし、膝栗毛プレミアムコンテンツ第一弾として、「二代目 中村獅童 監修 日本の伝統文化を楽しむ歌舞伎のいろは」を2022年9月29日より配信いたします。hizakurige_01本サービスでは、「身近なまちの、何気ない道を、エンターテイメントに」をコンセプトに、日本の再発見を促す歩き旅コンテンツを提供しています。今回のコラボレーションでは、東京・歌舞伎座、京都・南座周辺を巡る歩き旅コンテンツをご用意いたしました。歌舞伎のはじまりや楽しみ方、歌舞伎俳優御用達の周辺のグルメ情報まで、中村獅童さんが音声ガイドとマガジンで「歌舞伎のいろは」を教えてくれます。日本の伝統文化「歌舞伎」に触れてみる入門編として、どなたでも楽しんで頂ける内容です。是非この機会に魅力いっぱいの歌舞伎の世界に一歩踏み出してみてください。■中村獅童さんコメント400年の歴史を持ち、無形文化遺産にもなっている「歌舞伎」。それだけ聞くと、敷居が高く、難しそう…と構えてしまうかもしれませんが、実は「歌舞伎」は本来、大衆娯楽。つまり誰でも楽しめる身近なエンターテインメントです。江戸時代からその時代、時代の観客を飽きさせないよう、エンタメとしての進化を続けてきました。そんな歌舞伎について、わたくし中村獅童が、歌舞伎の魅力についてお話しさせていただきます。・二代目 中村獅童昭和47年9月14日生まれ。祖父は昭和の名女方と謳われた三世中村時蔵、父はその三男・三喜雄。8歳で歌舞伎座にて初舞台を踏み、二代目 中村獅童襲名。古典歌舞伎から絵本を題材にした「あらしのよるに」、バーチャル・シンガーの初音ミクとコラボした超歌舞伎など新たな視点で伝統芸能を発信。また、俳優としても映画「ピンポン」で、日本アカデミー賞、ゴールデンアロー賞、ブルーリボン賞などの新人賞五冠を達成するなど、映画やテレビ、舞台と多方面で活躍し続けている。■「二代目 中村獅童 監修 日本の伝統文化を楽しむ歌舞伎のいろは」について配信期間:2022年9月29日~2023年9月30日(予定)価格 :無料■今後の上演スケジュール平成中村座 十月大歌舞伎 ■歩き旅アプリ「膝栗毛 | HIZAKURIGE」(膝栗毛アプリ)とは本サービスでは、「身近なまちの、何気ない道を、エンターテイメントに」をコンセプトに、固有の歴史や郷土文化などを紹介する「オリジナルマガジン」、歩きながら地域の物語を知ることができるGPS連動型「音声ガイド」など、歩き旅を楽しんで頂けるコンテンツを提供しています。アプリ内で貯めた「文」は、オリジナルグッズやご当地ドリンク、スイーツなどと交換できます。hizakurige_02(1) 歩き旅の寄り道探し「膝栗毛マガジン」歩き旅ルート上にあるスポットの歴史やグルメ・観光情報をまとめたオリジナルマガジンをご用意しました。歩き旅に出かける前に情報を収集して、まだ見ぬ新しい町の魅力に出逢うことができます。(2) 何気ない場所がエンターテイメントに「音声ガイド」マッピングされた場所に行くと聞くことができる音声ナレーション。寺や城・石碑やお店など、各地域ならではの様々な場所に隠された物語を楽しみながら歩き旅ができます。(3) 歩き旅の思い出を残す「チェックイン機能」歩き旅ルート上にある寺や城、石碑やお店、絶景ポイントなどの様々な場所に、アプリ上でチェックインができます。チェックインスポットに近づき、撮影した写真を登録するとチェックインが完了し、膝栗毛ポイントが貯まります。貯めたポイント「文」は、オリジナルアイテムやドリンクなどと交換できます。(4) 地域の人・コミュニティと繋がる「膝栗毛茶屋」各エリアには、品川宿「KAIDO Books & Cafe」や、京都QUESTION内「awabar」など、膝栗毛と連携する"膝栗毛茶屋"をご用意しています。アプリで貯めた「文」を景品と交換できたり、その地域ならではの文化や特産物、人に会うことができます。*「膝栗毛 | HIZAKURIGE」ダウンロードURL(iPhone) (Android) *「膝栗毛 | HIZAKURIGE」動画URL公式YouTubeチャンネル 最新プロモーション動画 公式Facebook : 公式Instagram: ■会社概要会社名 : 株式会社膝栗毛(Hizakurige Ltd.)所在地 : 東京都千代田区有楽町一丁目12番1号設立日 : 2021年11月12日資本金 : 2億円(資本準備金を含む)株主 : 三菱地所株式会社(100%子会社)代表取締役社長: 米田 大典(事業提案者)事業内容 : 歩き旅エンターテイメントコンテンツサービス提供、地方・地域活性化事業ほかURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月29日俳優の中村倫也が主演を務める映画『水曜日が消えた』(20)が、映像配信サービス・dTVで配信開始した。「映像作家100人 2019」に選ばれ、長編作品初監督となる吉野耕平氏がメガホンを取った同作。幼い頃の交通事故をきっかけに、身体の中で“7人の人格”が曜日ごとに入れ替わる主人公を中村が演じている。性格も個性も異なる7人の人格の中で、いちばん地味で退屈な存在の“火曜日”は、ほかの曜日から何かと雑用を押しつけられている。そんな単調な1日を終え、1週間後に備えて眠りについた“火曜日”だったが、目を覚ますと周囲の様子がいつもと違い、今日が水曜日だということに気がつく。水曜日を謳歌する“火曜日”だったが、その日常は徐々に驚きと恐怖に変わっていく。曜日ごとに人格が入れ替わるという複雑なキャラクターを演じた中村に加え、共演には“7人の僕”全員を知る元同級生・一ノ瀬役に石橋菜津美、物語の鍵を握る図書館司書・瑞野役に深川麻衣、少年時代から“7人の僕”を見守る医師・安藤役にきたろう、安藤の教え子で“7人の僕”を見守る新任医師・新木役に中島歩、「月曜日」の友人・高橋にゲスの極み乙女のベーシスト・休日課長など、個性的なキャストが顔を揃えている。
2022年09月29日俳優・中村倫也が、海外のお宅のキッチンとオンラインで繋がり、日本でも作ることのできる簡単&華やかな家庭料理を教えてもらう料理番組「今日、うちでなに食べる?」の放送が決定した。2週にわたって放送される今回。第1回は“世界のオーブン料理”をテーマに、南アフリカ・ケープタウンに暮らす2人が、ミートローフのような見た目の「ボボティー」を紹介。かつては東南アジアから移り住んだマレー系住民が、現地の食材でつくったアジアとアフリカの味が融合した料理となっており、人種隔離や差別の過去を乗り越え、様々な民族が融合しようとしている南アフリカを象徴する料理だという。初めて作るボボティーのおいしさには、中村さんもビックリ。続いて、第2回は“世界のおもしろ鍋料理”がテーマ。台湾に暮らす 2人が、「パイナップルと白ゴーヤーのスープ」を教えてくれる。台湾では子どもの野菜嫌いを克服するためによく作られる、滋味深い味が特徴のこのスープ。子どものころは野菜が嫌いで、いまもシイタケやゴーヤーは苦手という中村さんは、野菜嫌いを克服することはできるのか注目。また番組では、海外の出演者の声は人気声優が生で吹き替えており、見どころのひとつ。第1回は千葉茂と水島裕、第2回は日高のり子と朴璐美も出演する。中村さんは「人生ですれ違うこともないかもしれない、南アフリカや台湾の人たちと同時に料理をして、その国の食文化や風習に触れることができて、本当に楽しかったです。パイナップルの漬物とか砂漠の塩なんて、日本で料理していてもなかなか使うことないじゃないですか?家庭料理を一緒に作ることを通じて、その国の文化も知ることができました」と収録の感想を語っている。「今日、うちでなに食べる?」第1回は10月1日(土)、第2回は10月8日(土)23時30分~総合テレビ にて放送。(cinemacafe.net)
2022年09月26日2022年の日本を舞台に、「King & Prince」平野紫耀主演で新たにドラマ化する「クロサギ」に、井之脇海と中村ゆりが出演することが分かった。さらに、本作のメインビジュアルも公開された。詐欺によって家族を失った主人公・黒崎高志郎(平野さん)が、詐欺師を騙す詐欺師=クロサギとなって本当の敵を探し出し、打倒していく本作。現在放送中の朝ドラ「ちむどんどん」に出演する井之脇さんが演じるのは、黒崎と敵対する警察官・神志名将。自己の出生にまつわる事件から、詐欺師という存在を憎んでおり、詐欺事件の捜査に執念を燃やす神志名。特に詐欺師である黒崎に対しては、攻撃的な振る舞いを見せるが、黒崎を追っていくうちに詐欺師によって人生を狂わされた彼の過去を知ることに。「原作を読んで、一番好きになったキャラクターが神志名でした」という井之脇さんは、「神志名の背負っているものを大切にしつつ、“地に足をつけているけど、一生懸命に背伸びして生きている”姿を全力で演じて、黒崎を追いつめていきたいと思います」と意気込み、「平野さんとは2回目の共演なので、撮影初日から色々な話をしながら撮影できています。役の関係性について話し合いながら、丁寧にシーンを重ねていくので、敵対しつつも何かを感じ合っている黒崎と神志名にも、ぜひ注目して見ていただきたいです」とアピール。また、「パーフェクトワールド」「天国と地獄~サイコな2人~」などに出演する中村さんは、詐欺師界のフィクサー・桂木(三浦友和)の腹心である早瀬かの子を演じる。桂木が店主の甘味処の店員である早瀬は、桂木のために行動し、情報収集や邪魔者の始末も行う。黒崎にも姉のように接して仲良く話すが、黒崎が出すぎたマネをすると釘を刺す場面も。「世の中には人を騙して良い思いをしている人がこんなにいるんだと憤りますが、黒崎さんがコテンパンにしていく様が気持ちの良いドラマになるはずです。是非楽しみにしていてください」とメッセージを寄せている。メインビジュアルは、白の世界の“正義”、黒の世界の“悪”、その間にいるクロサギが、様々な人間との出会いの中で葛藤しながらも、本当の敵を探し出し立ち向かう力強さを表現。クロサギを囲む面々の眼差しは、優しさや鋭さも感じつつも、どこか悲しげに見える。また、本作ならではの闇に光るピンクのネオンがモチーフとなった世界観もこのビジュアルのポイントだ。金曜ドラマ「クロサギ」は10月21日より毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2022年09月17日有村架純&中村倫也W主演「石子と羽男-そんなコトで訴えます?-」が9月16日放送回でフィナーレを迎えた。石子、羽男それぞれが踏み出した新たな道に「良かった」の声が殺到、SNSには早くも続編を希望する声が寄せられている。「MIU404」「着飾る恋には理由があって」「最愛」などを手がけてきたスタッフによる異色リーガル・エンターテインメントとして話題を振りまいてきた本作。司法試験当日に事故を目撃したトラウマから試験を受けられなくなった石田硝子を有村さんが。父親の過剰な期待を苦痛に感じてきた羽根岡佳男を中村さんがそれぞれ演じ、また不動産投資詐欺に巻き込まれた大庭蒼生役で赤楚衛二。石子の父で潮法律事務所の所長の弁護士・潮綿郎役でさだまさしも共演した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。石子と羽男は、綾(山本未來)と高岡(森下能幸)が巻き込まれた不動産投資詐欺と、綿郎が追っていた不動産投資詐欺事件に共通点が多いと気が付き、同一グループの犯行ではないかと考えた石子と羽男は、共同で訴えることを高岡と綾に提案する。そして口頭弁論当日、羽男は裁判所のトイレで裁判官の父・泰助(イッセー尾形)と顔を合わせる。なんと泰助が裁判官をすることになったという。不十分な証拠と泰助を前にした羽男はしどろもどろになってしまう…というのが最終回の展開。その後、大庭が名義貸しした刀根(坪倉由幸)が綾の夫・日向が被ったガソリンに火を放ったことが判明、詐欺事件についても認めたことで裁判に勝利する。裁判が終わったあと、羽男は泰助に“自分は頼りない弁護士。動揺もするし気丈にも振る舞えない。記憶力も1人じゃ使いこなせない”と話す。泰助は「君は優秀ではないね」と答え、1回目の公判は見るに堪えず、事務所も紹介できないと告げるが、羽男は涙を浮かべ「やっと本当の俺を見てくれた。それが嬉しいです」と返答する…。本当の自分の姿を父に認めてもらえた羽男に、SNS上では「羽男が父に自分を見せられたこと。サイコー」「漸くありのままの自分を受け入れて貰えたね」「羽男も一歩踏み出せて本当に良かった」「羽男さんの父との向き合い方、素敵だった」などの声が送られる。そして石子は綿郎に後押しされる形ながら、再び司法試験を受けることを決める。試験当日、事故を目撃した横断歩道で当時の様子を思い出してしまう石子だが、そこに羽男が現れ水色の傘で石子の視界を遮る。「とっとと受かってこい」と笑顔を見せる羽男…石子は横断歩道に歩みを進め、試験会場へと向かう…。このラストシーンにも「最後の石子ちゃんに傘をさしてあげるところ本当によかった」「石子ちゃん,トラウマを克服出来て良かった」「羽男のおかげでいつもの自分を取り戻した石子 大切な相棒だね」「石子さんが、トラウマで立ち止まった時、そっと差し出した傘のシーンが、このドラマの象徴だなぁと思った…」といった声が多数。このラストの前に、羽男が石子に“相棒”として「これからも俺の隣にいてください」と想いを伝え、その言葉を受けた石子が司法試験に再挑戦することを告白するとともに、相棒弁護士として羽男とのコンビを続けていきたいと答えるシーンがあり、2人が弁護士としてコンビを続けることを示唆する終わり方に「司法試験に合格した石子さんが見たいです。これなら続編、必ずありますね」「石子さん、司法試験合格してたらいいなぁ相棒弁護士として石羽コンビ続行して欲しい!」など、早速続編を希望する声も寄せられている。(笠緒)
2022年09月17日東京・明治座で9月20日(火)に開幕する『坂本冬美特別公演 中村雅俊特別出演』。バラエティ番組で共演経験はあるものの、本格的な舞台では初タッグを組む坂本と中村がインタビューに応じた。第一部の芝居『いくじなし』は、脚本を平岩弓枝、演出を石井ふく子が務める下町人情劇。江戸時代、浅草龍泉寺町のとある長屋に暮らすおはな(坂本)と六助(中村)夫婦が、同じ店子の姉弟を助けたことを機に物語が加速していく。これまでの座長公演では芸者に呉服問屋の内儀など、華やかな衣裳に身を包んできた坂本。薄利多売の水売りを生業とする六助の妻は慎ましい役どころだが、「大酒飲みで気が強くいつも六助に文句を垂れているおはなって、意外と素の私に近いんですよ」と笑ってみせる。姉御肌で豪快な一面を覗かせるのかと思いきや、台本を半年前から取り寄せるなど心配性なところも。「不器用なのでパニックにならないよう早めに準備するんです」という坂本の言葉に、中村は「俺は正反対で、追い詰められて本領発揮するタイプ」と苦笑した。慣れたら次第にアドリブ合戦になるのでは、と記者から水を向けられた坂本は「とんでもない!」と謙遜。中村も「ポスター撮影の段階から演出をつけてくださった石井先生のお考えを尊重するなら、稽古でセリフを何度も返し動きも洗練させていくのが本道ですよね」と続く。心あたたまる夫婦の掛け合いが期待できそうだ。第二部は『坂本冬美オンステージ2022 艶歌(うた)の桜道(はなみち)』と題された歌謡ショー。「あばれ太鼓」「夜桜お七」「また君に恋してる」といった坂本の代表曲をはじめ、中村のヒット曲も聴けるそうだ。二人の共通項といえば、坂本の「ブッダのように私は死んだ」(2020年)、中村の「恋人も濡れる街角」(1982年)を作詞・作曲した桑田佳祐の存在だろう。楽曲提供を受けた経緯を懐かしそうに振り返りながら、坂本は桑田作品の魅力を「ストーリー性に富んでいて、老若男女すべての方に広く伝わる普遍性がありますよね」とコメント。中村も「艶っぽい言葉遊びがいまでも楽しく聴ける」と言って、サビに込められた別の解釈をそっと教えてくれた。坂本の後輩である森山愛子も歌声を披露するほか、坂本と中村のデュエットも。すでに行われたリハーサルを振り返って、中村は「歌い出しから世界をつくってしまうのはさすがですよね」と坂本を称えた。『坂本冬美特別公演 中村雅俊特別出演』は、東京・明治座で10月18日(火)まで。ぴあでは座席指定できるチケットを販売中だ。取材・文:岡山朋代
2022年09月16日平成中村座が4年ぶりに浅草に帰ってくる。江戸時代の芝居小屋を復活させたいという十八世中村勘三郎の思いが具現化され、まさに時空を超えたエンターテインメントを体感できるあの小屋で、今回は10月・11月の2ヶ月連続の上演が実現するのである。しかも、宮藤官九郎による新作歌舞伎『唐茄子屋〜不思議国之若旦那〜』が登場する。話題になること間違いなしのこの公演。中村勘九郎と中村七之助が二人揃って自信を見せた。様々なイベントが中止を余儀なくされているこの3年弱。平成中村座も例外ではなく、19年の小倉城勝山公園での上演が最後になっていたが、復活を望む多くの声に応え、まず浅草寺境内での上演が実現する。序幕には、10月は『双蝶々曲輪日記角力場』、11月は『寿曽我対面』と、ともに若手が活躍する演目を用意。勘九郎が言う。「うちの父(勘三郎)は平成中村座で必ず試演会を行って若手が活躍する場を作って、私たちも多くを教わってきました。今度は私たちがその場を作っていければと」。「コロナ禍で演じる場がなくなっていましたからなおさら、必要だと思ったんです」と七之助も答える。宮藤官九郎が作・演出を手掛ける『唐茄子屋〜不思議国之若旦那〜』は、「唐茄子屋政談」を中心とした古典落語に「不思議の国のアリス」の要素を入れた新作歌舞伎。「台本を読んで『これどうやるんだろう』と思ったんですけど(笑)、そんな悩みが出るものほど面白くなるんです」と勘九郎が太鼓判を押せば、七之助も「歌舞伎役者たちがついていけるかなと心配になるほど面白い」と話し、「宮藤さんは、僕たちに好きにやらせてから細かく演出をつけてくださるので、まず自分たちのやるべきことを一生懸命やらないと」と気合いを入れる。他の演目は、10月に『極付幡随長兵衛』11月に『魚屋宗五郎』と、「見取狂言にこだわった父の遺志を継いだ演目を選びました」と勘九郎。通し狂言ではなく見どころの多い幕を選んで上演することで、より気軽に楽しんでもらいたいという思いがそこには込められている。他にも、10月の『綾の鼓』、11月の『舞妓の花宴』『乗合船恵方萬歳』といった舞踊も揃う。「平成中村座は、いい意味で緊張感がない空間。お客様も参加する感じになって、同じ演目でも楽しさが倍増するという不思議な魅力があるんです」と七之助。勘九郎も「ここは何でもできる場所。小屋ならではの演出も楽しんでいただきたい」と胸を張る。芝居を観るという喜びがあふれる空間になりそうだ。公演は10月5日~27日、11月3日~27日まで浅草・平成中村座にて。10月公演のチケットはチケットぴあにて発売中。(取材・文:大内弓子)
2022年09月16日上演台本・演出に鬼才・河原雅彦、主演に中村倫也を迎えて上演されるMUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』日本版がいよいよ始動! 日本でも上演が重ねられ、おなじみとなった韓国発のミュージカル『SMOKE』や『BLUE RAIN』を手掛ける作・演出家チュ・ジョンファの新作として、2018年末~2019年に韓国で上演、話題を呼んだ本作は、天才作曲家・ベートーベンの生涯をドラマチックに描いた創作ミュージカル。「いつか本格ミュージカルをやりたい」という想いを抱いていた河原と、その想いを受け止め青年ルードヴィヒ役として主演を務める中村。7年ぶりのタッグはどんなチャレンジになるのか……?世界を広げてくれた人の新しい挑戦「やるっきゃない」中村によると、河原から本作の話を聞いたのは2019年だという。「過去のメールのやり取りを遡ったところ、2019年の2月には今作のやりとりを河原さんとしておりました。会うたびに次何やる? という会話はしていましたが、まさか7年も経っていたとは。びっくりですね。僕も河原さんも割とふざけたミュージカルをやる事が多かったと思うので(苦笑)。“真面目なミュージカル”という言い方が正しいのかわからないですが、チャレンジしていけたらなと思います」その「真面目なミュージカルをやりたい」という河原の想いを中村は「パンクロック&歌謡曲好きの河原さんにそんな願望があるなんて知りませんでした(上演決定時のコメントより)」と驚きとともに受け止めつつ、「俺を指名してくれるんだ! というのはうれしかった」と感慨深げに語る。「河原さんには2009年[真心一座 身も心も]※の公演に呼んでいただいて、それを観た演劇界の方々が声をかけてくれるようになって一気に世界が広がったんです。俳優として活躍の機会を得られず鬱屈していた若手時代、演劇というのは自分が生きていく支えになりました。河原さんはその道を切り拓いてくれた人。そんな人が新しいことにチャレンジするとき、『一緒にやろうぜ』となったらしんどそうでも何でもやるっきゃないなと」※真心一座 身も心も:座長・村岡希美、座付き作家・千葉雅子(猫のホテル)、座付き演出家・河原雅彦、“にぎやかし”坂田聡による演劇ユニット。中村は2009年上演の『流れ姉妹 たつことかつこ~獣たちの夜』にゲスト出演。ちなみに中村の連ドラ初主演作となった2007年放送の深夜ドラマ『ハリ系』(日本テレビ系)は、河原のテレビドラマ初監督作でもある。転機となった作品を共にしてきた河原の印象を中村は「すべてのものを面白がる人。懐が深く、包容力がある方なんじゃないかと思います」と語る。これまで舞台『ぼっちゃま』(2011)、『八犬伝』(2012)、残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』(2015)と、一筋縄ではいかない作品に起用されてきたが、今回の“真面目なミュージカル”ではどんなことが求められると感じているのだろうか。「『八犬伝』では尾上(寛之)君と阿部(サダヲ)さんがなぜか和太鼓で戦っていたり。“威力”ということを河原さんはよく言っていました。今作について会話した時も“支配力”と言っていて、そういったことが今回自分に求められることなんだろうなと。ただ、稽古に入ったら疲れるだろうなとは思っています(苦笑)」「中村がんばってるな」で終わらないような作品づくりを本作でルードヴィヒの人生に大きな影響を与える女性・マリーを演じる木下晴香とは、2019年公開の実写版『アラジン』で、主人公・アラジン&ヒロイン・ジャスミンの吹替を担当した間柄。ふたりが歌う「ホール・ニュー・ワールド」でその歌声のすばらしさに心を奪われた方も多いはず。「めちゃめちゃ歌うベートーベンをやってもらいます」という、上演決定時の河原のコメントに密かに胸を踊らせてしまうところだが、ミュージカル経験豊富な木下は久々の本格ミュージカル出演となる中村にとっても心強い存在のよう。「歌番組でご一緒するたびに『イヤモニが気持ち悪いけどどうしたらいいの?』とか色々聞いたりしていました。ミュージカルの現場については僕や河原さんよりずっと詳しいと思うので『こういう時どうしてるの?』とか、みんなが晴香に聞きに行くんじゃないかと。なので僕が率先して聞きに行こうかなと思っています」そして、「もう一人のルードヴィヒ」を演じる福士誠治とは同じ作品に出演したことはあるものの、本格的に組むのは今回が初めてとなる。「ご自身で芝居を創られていたり、音楽もやられていて“熱い人”というイメージ。今回主演ですけど、誠治君がきっと兄貴肌でいてくれるから、僕が主演らしいことはしなくていいなと思う(笑)。とはいえ韓国の俳優さん本当にすごいな!と思うくらい、歌も芝居もトップクラスにしんどい、俳優として熱量を放出しなければいけない大変な芝居ですから、『中村がんばってるな』で終わらないような作品づくりをしなければと思っています」昨年の劇団☆新感線41周年興行『狐晴明九尾狩(きつねせいめいきゅうびがり)』では安倍晴明を演じた中村。今回のベートーベンしかり、誰もが知る歴史上の人物を演じることへのプレッシャーはないのだろうか。「全然気にしてないです。だって会ったことないですから。過去の偉人の人物像はだいたいデフォルメして伝えられていると思っているので。映像作品とかで時代物をやるときに、所作指導などを受けているときも『絶対、畳のフチ踏んでたって!』とか思ったりして(笑)。だから、舞台で晴明をやったときも何も考えてなかった。ベートーベンも、顔も生涯も残した作品も知っているけど、あまり気にしていないです。漫画の実写版なんかを演る時もあまり気にしない。有名人をどう演じるか考えるよりも、ここに集まったメンツで良いものを作った方がいいじゃん。という感じですので、やりながら探していけたらと思います」観終わった人の顔をみたい最終回に向けて物語も佳境に入ったドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』、10月に配信を控える『仮面ライダーBLACK SUN』も話題沸騰中と、映画やドラマ、舞台など幅広いフィールドでいまや役者として第一線を走り続ける中村だが、じっくりと役に向き合い、約1か月間の稽古でトライ&エラーを繰り返して本番に臨む「舞台」というものが「自分には一番合っているなと以前から感じている」と言う。「結局のところ好きな場所なんだなと感じます。映像をやっていてさみしいのは、観終わった人の顔をみたいなと思うところ。舞台は本番を迎えて、舞台上でまず観客に向けて一方通行で描いて、それを観た方がどんな感想を抱くのか、どんな拍手をしてくれるのかを受け止める。ものづくりとしても人間としても健全な気がします。ただ、映像と違って一枚絵。すべてがバレてしまうので、細部に至るまで、立ち姿ひとつとっても、よりしっかりと役としてそこに立っていないといけない。その辺の怖さみたいなものはありますけど」10月、中村がどんなベートーベン像を私たちにみせてくれるのか、期待が高まる。取材・文:ぴあ編集部撮影:You Ishiiヘア&メイク/松田陵(Y’sC)スタイリスト/戸倉祥仁(holy.)★中村倫也さんと共演の福士誠治さんの対談インタビューは コチラ()ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント★中村倫也さんのサイン入りポラを抽選で1名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!<公演情報>MUSICAL『ルードヴィヒ ~Beethoven The Piano~』【東京公演】2022年10月29日(土)~11月13日(日)会場:東京芸術劇場プレイハウス【大阪公演】11月16日(水) 〜21日(月)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ【石川公演】11月25日(金)・26日(土)会場:赤羽ホール【宮城公演】11月29日(火)・30日(水)会場:電力ホール公式サイト:
2022年09月16日中村佳穂が、新曲「ÿuni」を2022年9月14日(水)に配信リリース。中村佳穂の新曲「ÿuni」細田守監督の映画『竜とそばかすの姫』主人公すず・Belleの声と歌を担当し、millennium parade(ミレニアムパレード)による主題歌「U」でも注目を集めた中村佳穂。そんな彼女が、新曲「ÿuni」を配信リリースする。地元・奄美大島で収録した弾き語りソング新曲「ÿuni」は、「フジロックフェスティバル 2022」「ライジングサンロックフェスティバル 2022 イン エゾ」で披露された楽曲で、中村佳穂のルーツである奄美大島でレコーディングされたもの。2022年の初夏に、港の近くで収録したピアノの弾き語りとなっている。なお、新曲リリース日の9月14日(水)よりスタートする全国ライブツアーでは、CDとZINEがセットになった「歌拾い 01 ♯奄美」を販売。CDには「ÿuni」のほか、この CD でしか聴けない「Grand mother power! 〜 衣食住」、「Esquisse」の 2 曲の弾き語りを収録。ZINEには、奄美大島で撮影された写真と中村佳穂の日記が収められる。【詳細】中村佳穂 新曲「ÿuni」配信日:2022年9月14日(水)
2022年09月12日イラストレーター・中村佑介の活動20周年を記念した巡回展「中村佑介20周年展」が、2022年11月9日(水)から2023年1月9日(月・祝)までの期間、東京ドームシティのギャラリー アーモにて開催される。「中村佑介20周年展」東京ドームシティ・ギャラリー アーモに巡回ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや、小説『謎解きはディナーのあとで』の書籍カバー、TVアニメ「四畳半神話大系」のキャラクターデザイン、エッセイ執筆など、その唯一無二の世界観で多彩な分野を横断するイラストレーター・中村佑介。20年間の仕事の軌跡を振り返るその活動の軌跡を紹介する展覧会であり、大阪からの巡回展となる本展には、中村がこれまで携わってきた仕事のほぼ全てが集結。様々なテーマのもとに描かれた完成イラストはもちろん、着色前の線画(原画)や、作品が形になる前のアイデアスケッチなど、500点以上の展示作品を通して、20年間にわたる仕事の軌跡を一度に楽しめる。サイン会の実施やオリジナルグッズの販売もまた、会期中にはサイン会や特別イベントを実施するほか、オリジナルグッズも販売。毎年恒例となっている、壁掛けと卓上の2タイプがセットになったカレンダーの2023年版「中村佑介カレンダー2023壁掛け&卓上セット」は、本会場で先行販売される。開催概要「中村佑介20周年展」開催期間:2022年11月9日(水)〜2023年1月9日(月・祝)※月曜休館、但し12月26日、1月2日、9日は開館時間:11:00~19:00※最終入館は閉館の30分前まで。※金曜日のみ11:00~20:00。場所:ギャラリー アーモ(Gallery AaMo)料金:[前売・当日一律]一般1,200円/学生900円[グッズ付きチケット<数量限定>]一般1,500円/学生1,200円※小学生以下は入場無料(単独入場不可)。※再入場不可。※グッズは、展覧会オリジナルグッズを予定。チケット発売:2022年10月12日(水) 10:00~予定【問い合わせ先】東京ドームシティ わくわくダイヤルTEL:03-5800-9999
2022年09月11日