女優の中谷美紀が10月1日、東京スカイツリーで行われた伊藤園「日本茶の日 お~いお茶大茶会」に出席した。伊藤園は、10月1日の「日本茶の日」にあわせて全国各地からお茶の魅力やおいしさ、楽しさを届けるイベントを開催。健康・おいしさ・楽しさ・環境・文化の5つのテーマで、オンラインを通して全国各地の茶畑やお茶にゆかりのある場所やお店などからお茶の魅力を紹介した。そんな同イベントに、特別ゲストとして「一番摘みのお~いお茶」のCMキャラクターを務める中谷美紀が登壇。茶道部の所属する女子学生らとお茶にまつわるトークショーを行った。女子高生から「キレイで眩しすぎて言葉が出ません」とお褒めの言葉をもらった中谷。「そのように言えって誰かに言われたの?」と笑いを誘いながら、お茶の魅力を発信している女子高生たちを「まだお若いのに日本の文化を発信していらっしゃって、私も見習いたいです」とべた褒め。中には人見知りを克服するために茶道を始めたという女子高生もいたが、茶道に親しんでいる中谷は「女優業は人前で恥をかくことが多く、それがお茶に親しむまで怖かったんです。でも私はお茶室で見知らぬ方々の前でお点前を失敗することで先生からご指導を受けるようになり、失敗することが怖くなくなりました。失敗してこそさらに自分が成長できるもの。人見知りも私は克服できましたね」と茶道を通じて人間的に成長したという。続けて「私も大人になって日本文化を学び始めました。若い方々がお茶を広めている活動をしていることに本当に感動しました。私も見習いたいです」と女子学生から刺激を受けた様子だった。この日は「お茶で乾杯チャレンジ」と題し、ギネスワールドレコーズが認定する正式記録名「お茶のオンライン交流会に参加した最多ユーザー数」にチャレンジ。結果、ギネス記録が達成され、イベントに参加した中谷は「素晴らしいですね。この記録は皆さんとご一緒して樹立した記録。たくさんのご応募ありがとうございました」と参加者に感謝の言葉も。中谷は伊藤園のCMキャラクターを27年間続けており、「いずれはギネスに挑戦することは可能でしょうか?」と同社のスタッフに訴え、承諾の言葉を受けた中谷は「生涯のCMをさせていただいた記録をいずれギネスに載せていただけるということで、是非とも一緒に歩んでいけたらと思います」とやる気を見せていた。
2022年10月01日すえのぶけいこ原作の「ライフ2ギバーテイカー」(講談社アフタヌーンKC)が、中谷美紀主演で連続ドラマ化が決定。ティザービジュアルならびにコメントが到着した。原作の「ライフ2ギバーテイカー」は、累計発行部数1000万部超えのメガヒット漫画「ライフ」にて社会現象を巻き起こしたすえのぶけいこの初の青年誌連載作品。娘を殺された刑事・倉澤樹(くらさわ・いつき)と、その娘を殺した猟奇的殺人犯・貴志ルオト(きし・るおと)が繰り広げる死闘を描いた本格クライムサスペンスだ。連載開始前から注目を集め、迫力あるタッチでエネルギッシュに描かれたその強烈なストーリーと独特な心理描写が「ライフ」に次ぐ、“第2の衝撃作”と話題を呼んだ本作。今回、そんな話題作を“連続ドラマW”としてドラマ化するにあたって、原作とキャラクターの魅力を最大限に活かし、作品に刻まれたメッセージを映像化ならではのアプローチでより深く表現するため、原作の設定である“妹が殺された刑事”を、“娘が殺された刑事”へと変更した。主演を務めるのは、来年、女優デビュー30周年を迎える中谷美紀。中谷さんの連続ドラマ主演は2019年の「ハル~総合商社の女~」(TX)以来となり、WOWOWのドラマへの出演は2017年の主演作「連続ドラマW東野圭吾片想い」以来の2度目となる。中谷さんが演じる主人公・倉澤は元小学校教諭の刑事。彼女は可愛がっていた教え子・ルオトに、愛する娘を惨殺された過去を持つ。事件当時12歳という犯人の幼さも相まって、この猟奇的殺人事件は日本中に大きな衝撃をもたらした。倉澤は被害者遺族として絶望を味わい、その経験から生まれた“自分と同じように苦しむ人を一人でも多く救いたい“という想いのもと、刑事になった。その強い信念に突き動かされ、事件解決に奔走する日々を送ること12年。倉澤は娘の命日を目前に、ルオトが医療少年院を退院することを知る。そして、ルオトが「完全に更生した」との話を聞くも、被害者遺族として疑心を抱かずにはいられない彼女のもとに、ある日、不審なメッセージが届く。「あなたの大切なものを、もういちど奪います」それは、再び日本中を震撼させる新たな事件の始まりだった。倉澤は普段は冷静を保っているが、時に自身の危険を顧みずに行動する、“クールな頭脳派”とも一味違った刑事。理不尽な相手と闘い続け、刑事として理性を保とうとしながらも、内在する犯罪者への怒りや憎しみを発露させてしまう難役だ。中谷さんはそんな倉澤を見事に体現し、ルオトとの悲しき追跡劇の根底にある強いメッセージを、説得力のある確かな演技力で表現。今回の解禁に合わせて公開されたティザービジュアル(倉澤ver.)では、添えられたキャッチコピー、そしてその表情、目線から、倉澤の信念を強く感じさせるデザインとなっている。なお監督は、WOWOW開局25周年記念「連続ドラマW沈まぬ太陽」、「WOWOWオリジナルドラマヒル」、「連続ドラマWシャイロックの子供たち」の鈴木浩介、脚本は「連続ドラマW黒鳥の湖」、「ドクターホワイト」などを手掛けた小峯裕之が務めた。◆中谷美紀(倉澤樹役)「もしも自分の娘を自らが教鞭を執る学校の生徒に惨殺されたら?」という、想像もしたくないような事件がこの物語の冒頭で起こります。今回演じた倉澤樹という元教師は、これ以上の被害者を出さないように、同じ苦しみを味わう人を少しでもなくすために、刑事になることを選択しました。以来、警察の縦社会など物ともせず、単独行動で犯人逮捕に血道を上げる一方で、マザーテレサのような質素な暮らしぶりを続けます。しかし、娘を殺した犯人・貴志ルオトが医療少年院を退院したことをきっかけに、快楽のために人を殺める孤独な少年と、倉澤樹の死闘が開始のゴングを響かせます。怒り、憎悪、悲しみ、絶望と、ありとあらゆる感情を抱えて貴志ルオトと向き合う過程で、ハラハラドキドキな緊張感の絶えない、めくるめく展開が待ち受けています。この人物の底なしの悲しみに寄り添いつつも、がむしゃらに事件に立ち向かう倉澤樹を演じる日々は大変苦しく、常に自責の念がつきまとい、死の淵に立たされているかのような感覚で現場におりましたが、素晴らしい監督とスタッフ、キャストの皆様に支えられて、怒濤の撮影を終え、無事に生還することができました。果たして被害者遺族として犯人に復讐をするのか、あるいは刑事として事件を追うのか、究極の選択に迫られる倉澤樹と、周囲の登場人物たちの豊かな心情描写、そして、貴志ルオトというモンスターが仕掛ける数々の罠をお楽しみいただけましたら幸いです。◆鈴木浩介(監督)原作から脚本という形に変わり、色々な変更点など加味されましたが、わたしなりに作品のテーマを「家族」と捉え、主人公の樹が背負わされた生き方にどう寄り添うことができるか、驚愕な行動をしたルオトの家族の描き方も踏まえ、どのように映像にするかを模索する毎日でした。中谷さんとは初めてご一緒させていただきました。とても素敵な時間を共有させていただき、貴重な人生分の2ヶ月を過ごすことができました。そして何より、心地よい緊張感をスタッフ・キャストと共有し、本作と真摯に寄り添うことができました。10年ほど前からWOWOW作品に参加させていただきましたが、日々の撮影が終わった瞬間、もの凄い安堵感に包まれたのは本作がはじめてでした。本作独特の世界観が、そうさせたのかもしれません。◆すえのぶけいこ(原作者)最初にドラマ化のお話をいただいた時は主人公の年齢設定が変わるとのことでどうなるんだろう?と思っていたのですが、倉澤樹を中谷美紀さんに演じてもらえるという予想外の展開に大興奮。喜びとワクワクが込み上げてきました。連載中は未成年の犯罪や遺族となった家族の手記を調べていくうちに暗澹たる気持ちになったり、重いテーマに葛藤を感じながら日々奮闘していたので、豪華なキャストの皆様に演じていただけることになり感激しています。映像でよりリアルに、スリリングになっている部分がたくさんあると思うので私自身も放送が楽しみです。原作を読んでくれている方も、初めて知ったという方も、ぜひ「ギバーテイカー」の世界に浸ってもらえたら嬉しいです!連続ドラマW「ギバーテイカー」は2023年、WOWOWプライムにて放送、WOWOWオンデマンドにて配信予定(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2022年09月15日©AKINORI ITO FOR DIORクリスチャン ディオールが、ファイン ジュエリー&タイムピーシズのジャパンアンバサダーに女優の中谷美紀を起用しました。1998 年、現ファイン ジュエリー アーティスティック ディレクターのヴィクトワール・ドゥ・カステラ―ヌが着任以来、革新的で豊かな創造性と最高峰のクラフツマンシップによる唯一無二の逸品を生みつづけるディオール。類まれな演技力に加え、芸術や音楽への造詣や美意識で人々を魅了する中谷美紀がメゾンのエレガンスを体現し、魅惑的に表現します。アンバサダー就任に際して、中谷美紀は次のようにコメントを寄せました。「歴史に裏付けされたエレガンスと、時代に即した革新性を共存させ、常にファッション史を牽引して来たオートクチュール メゾン ディオールにて、ファイン ジュエリー&タイムピーシズのジャパン アンバサダーを務めさせていただくことになり、大変光栄に思っております。マリア・グラツィア・キウリさんがムッシュ ディオールのクチュリエ精神に敬意を払いつつ、私たち女性のリアルな生き方に寄り添ってデザインなさるお洋服とヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌさんの織りなす遊び心に溢れたジュエリーとタイムピースを身に纏い、ディオールの紡ぐ新たな物語を皆様にお伝えする媒介となれるよう励んで参りたいと存じます」今後、中谷美紀はさまざまな取り組みを通して、ディオール ファイン ジュエリー&タイムピーシズの多面的な魅力を発信します。©AKINORI ITO FOR DIOR©AKINORI ITO FOR DIORクリスチャン ディオール ファイン ジュエリー&タイムピーシズについて1998 年、貴族にルーツを持つヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌがアーティスティック ディレクターとして就任。メゾンの創設者 クリスチャン・ディオール自身やメゾンが紡ぐストーリーに敬意を表し輝きに満ちたアートピースへと再解釈されるジュエリーとタイムピースは、女性美、エレガンスと洗練性が際立つ大胆さと遊び心に溢れるデザインへと昇華されている。オフィシャルタグ : @DIORハッシュタグ : #DiorJoaillerie # DiorHauteHorlogerie【お問合せ先】クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2022年08月22日俳優の竜星涼が、東京・シアター1010にて開催される舞台『スジナシシアターVol.15』の最終日にゲスト出演することが17日に発表された。笑福亭鶴瓶とゲストがその日に知らされるセットのなかで、即興ドラマを繰り広げる「スジナシ」 は、1998年にCBCテレビにて放送を開始。2014年に放送を終了したのち、『スジナシ BLITZ シアター』として 2015年より、赤坂BLITZ にて年2回の公演を行ってきたが、2020年9月に会場の一時休館に伴い、『スジナシ BLITZ シアター』も幕を下ろすことに。その後リニューアルを果たし、第一弾は世田谷パブリックシアター、第二弾は新国立劇場・中劇場にて開催され、今回はシアター1010にて開催されることが決定した。鶴瓶と共に即興芝居に挑むゲストは、松岡茉優(27日)、田中圭(28日)、竜星涼(29日)の3人。そして中井美穂が案内人を務める。事前打合せなし、台本なしでの即興ドラマだけでなく、芝居のあとにプレビューを見ながら自分たちの演技を振り返るトークもこの舞台の魅力のひとつ。さらに舞台の模様は後日テレビでも放送される。チケットはTBSチケットにて22日(10:00〜)より一般発売。なお同公演はオンライン配信も実施され、オンラインチケットの一般発売日は23日(12:00〜)となる。
2022年05月17日お笑いトリオ・ダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが11日に亡くなったことを受け、妻でタレントの広川ひかるが16日、所属事務所を通じてコメントを発表した。広川が所属する太田プロダクションは、公式サイトで「故・上島竜兵の葬儀も無事終えることが出来、皆様には心より深く感謝申し上げます」と報告。「本日、夫人より追悼文が届きましたので掲載させていただきます」とし、広川のコメントを伝えた。全文は以下の通り。■広川ひかるコメントファンの皆様関係各位応援してくださっているファンの皆様、関係各位の皆様にはご心配おかけしましたこと深くお詫び申し上げます。生前は仲間とお酒を飲むのが好きで先輩や後輩、仕事でお世話になりました皆様にはご厚情を賜りたくさんの思い出を作らせていただいたと思います。また、最近ではドラマやCMに出演させていただく機会も増えて本当に喜んでおりました。故人に代わって厚く御礼申し上げます。私達家族も、皆様からの温かい言葉に励まされ葬儀もとどこおりなく相営むことが出来ました。これからもずっと竜ちゃんを忘れないでください。「芸人上島竜兵」は皆様に愛され大変幸せな人生でした。皆様の中に思い出がありましたら、どうぞたくさん笑ってたくさん思い出話をしてほしいです。上島光(広川ひかる)悩んでいる方の相談窓口があります。下記の公式サイトをご覧ください。・電話:よりそいホットライン・SNS:生きづらびっと・いのちと暮らしの相談ナビ(相談窓口検索サイト)
2022年05月16日2022年5月11日に亡くなったことが報じられた、お笑い芸人トリオ『ダチョウ俱楽部』の上島竜兵さん。61歳という早すぎる別れに、多くの芸能関係者やファンが衝撃を受けました。『ダチョウ倶楽部』肥後克広&寺門ジモンがコメント同月14日、上島さんと『ダチョウ俱楽部』を組んでいた、肥後克広さんと寺門ジモンさんが、所属事務所を通してコメントを発表。あまりにも急すぎる別れを受け、2人は上島さんとファンに向けて思いをつづりました。肥後克広さんコメント全国のダチョウ倶楽部ファンの皆様、今回は、このような事になってしまい、申し訳ありませんでした。仕事関係の皆様申し訳ありませんでした。何をやっても笑いを取る天才芸人上島が最後に誰も1ミリも笑えない、しくじりをしました。でも、それが上島の芸風です。皆で突っ込んで下さい。「それ違うだろ!」「ヘタクソ!」「笑えないんだよっ!」と地面も蹴って下さい。上島は天国でジャンプします。皆様もジャンプして下さい。そして、上島の分、3倍笑って下さい。皆にツッコまれる、それが上島の芸風です。ダチョウ倶楽部は解散しません。二人で、純烈のオーディションを受けます。ヤーッ!どんな悲しい事があっても、みんなでクルリンッパ!サンケイスポーツーより引用寺門ジモンさんコメントダチョウ倶楽部上島竜兵を愛してくれた皆様本当に申し訳ありません。こんな形でのお別れです。僕は竜ちゃんと出会って40数年苦しい時も楽しい時もいつもそばにいてくれました!!本当にありがとう!!竜ちゃんがいたから僕はあります!大好きなお酒を今も飲んでいるんじゃないかな?これからもダチョウ2人のそばで見守ってください!ずっと忘れないよ!ずーっと一緒だよ!サンケイスポーツーより引用肥後さんと寺門さんのコメントに対し、ネットからは「お2人らしいコメント」「明るいはずなのに、泣いてしまった」といった声が上がっています。渾身のネタで笑いを届けるのが仕事の、お笑いタレントらしいコメントで上島さんを送り出した、肥後さんと寺門さん。どんなに悲しくても、最期まで笑顔で送り出すのが『ダチョウ俱楽部』らしい対応だと思ったのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2022年05月14日2022年5月11日、お笑いトリオ『ダチョウ俱楽部』のメンバー、上島竜兵さんが亡くなったことが明かされました。61歳でした。突然の訃報に、多くの人が驚き、悲しむ声が上がっています。加藤浩次、上島竜兵さんの訃報に絶句同日、情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、上島さんの逝去について報道。同番組の司会を務める、お笑いコンビ『極楽とんぼ』の加藤浩次さんは、「ちょっと本当に、僕もビックリしている」とショックを隠し切れない様子で、このように語っています。どの現場でも変わらず、後輩の僕たちにも話しかけてくれて。分け隔てなく接してくれる方で、僕も気さくに話させていただいたりしたんですけれど。『めちゃイケ』という番組で、熱湯風呂の形で『ダチョウ倶楽部』さんに教えていただくみたいなことを、初めて芸人になってできたこと、僕はそれが嬉しくて。『ダチョウ倶楽部』さんと一緒に、熱湯風呂の芸を一緒にできたことがすごく嬉しくて。そこからは、仕事で何度も一緒になっているんですけれど…。ちょっとね…考えられないというか…。うーん…。スッキリーより引用加藤さんは、時折言葉を詰まらせながら、「第1報を聞いた時、ウソだと思った」「ショックです」と続けました。上島さんの突然の訃報に、ネットからは悼む声が多く上がっています。・本当につらい。上島さんは、子供の頃から笑わせてくれていた。心よりお悔やみ申し上げます。・上島さんがドラマに出演されているのを見て、「演技がめちゃくちゃうまい!」と感動していました。これから、役者としての活躍を楽しみにしていたんだけどな…。・信じられないし、信じたくないな。あまりにもショックすぎる。上島さんのご冥福を心よりお祈りいたします。また、ニュースを読んでつらい気持ちになった人は、厚生労働省が行っている電話相談を頼ってください。厚生労働省[文・構成/grape編集部]
2022年05月11日2022年5月11日、お笑い芸人トリオ『ダチョウ俱楽部』のメンバー、上島竜兵さんが亡くなったことが明かされました。61歳でした。サンケイスポーツは、以下のように報道しています。人気お笑いトリオ「ダチョウ俱楽部」のメンバーの上島竜兵(うえしま・りゅうへい)さん(61)が死去したことが11日分かった。所属事務所によると、同日未明、自宅で家族が異常を発見し、病院で死亡が確認された。サンケイスポーツーより引用テレビのバラエティー番組を中心に活躍し、「ケンカしてチュー」「絶対押すなよ」など数々のギャグでお茶の間を沸かせた、上島さん。突然の訃報に、「ショックすぎる」「とてもさびしい」など、悲しみの声が上がっています。上島さんのご冥福を心よりお祈りいたします。また、ニュースを読んでつらい気持ちになった人は、厚生労働省が行っている電話相談を頼ってください。厚生労働省[文・構成/grape編集部]
2022年05月11日20代の等身大の恋愛の危うさと歯がゆさを描いた、木竜麻生×藤原季節共演の映画『わたし達はおとな』より、主題歌が入った予告編が公開された。主人公・優実(木竜さん)と恋人の直哉(藤原さん)のリアルで生々しい日常を映し出す本映像。出会いから幸せだった日々、さらに次第にすれ違い、ヒリヒリするほどの切迫感を感じさせる会話から、溢れ出る感情が突き刺さる。映像とともに流れる、京都発のロックバンド「the engy」(ジ・エンギー)による書き下ろしの主題歌「Sugar & Cigarettes」は、時に優しく、時に切なく、2人の感情に寄り添うような、感情のグラデーションを美しいメロディで彩っている。「the engy」山路洸至(Vo,Gt,Prog)は、楽曲について「思春期に差し掛かる頃、節々に痛みを伴って身体が大きくなるように、成長し変わっていくことは痛みを伴います。今回の楽曲はまずそういった『痛み』がテーマになっています」と説明し、「今回主題歌を書き下ろしさせていただいた映画『わたし達はおとな』で藤原季節さん演じる”直哉”にも楽曲のヒントをもらいました。どうしようもない自分に嫌気がさしても、変われない。そんなやり切れない人の気持ちを想像して書かせて頂きました」と明かしている。『わたし達はおとな』は6月10日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:わたし達はおとな 2022年6月10日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開©2022「わたし達はおとな」製作委員会
2022年04月16日2022年4月12日、朝の情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)で、ニュースを伝えていた生田竜聖アナウンサーの安堵のひと言が話題となっています。スターバックスコーヒージャパン(以下、スターバックス)の新作ドリンクが、同月13日に発売されることを伝えていた、生田アナウンサー。その新作名が難しく、無事に読み上げることができた後、安堵の声が出てしまったようです。スターバックスは、明日からバナナをテーマにした『バナナナバナナフラペチーノ』と、『チョコバナナナバナナフラペチーノ』を発売します。期間は、来月31日までで、なくなり次第終了するということです。いえた…。めざましテレビーより引用スターバックスの新作ドリンクの名前は、『バナナナバナナフラペチーノ』!アナウンサー泣かせのドリンク名ですが、生田アナウンサーは詰まったり、かんだりすることなく、読み上げていました。放送前に、何度か声に出して練習していたのかもしれません。心の底からホッとしたように「いえた…」と、心の声がぽろりと出てしまったのでした。生田アナウンサーのひと言に、ネットからは「癒された」などの声が上がっています。・生田アナウンサー、「いえた…」って小さくつぶやいていて、かわいかった。・ぼそっと本音が出ちゃったね!癒されました。・同じ番組の人気コーナー、『きょうのわんこ』に負けないくらいの癒し効果があった!・本気でホッとしてるような声で、笑っちゃった。『バナナナバナナフラペチーノ』という、早口言葉のような新作名。生田アナウンサーのように、かまずにいえるか、試してみたくなりますね![文・構成/grape編集部]
2022年04月12日女優の中谷美紀が出演する、MIKIMOTOの新WEB動画「STORY 01 中谷美紀 ― 人生をともにするパール」編が、15日に公開された。同動画は、「人生の節目に、ミキモトのパールがある。」と題し、中谷の人生とパールの関係に迫った新企画の第1弾で、初めてミキモトのパールを手に取ったときの思い出や、中谷流のパールの楽しみ方を語っている。初めてパールを手にしたのは「たしか24歳ぐらいの時ですかね」と振り返った中谷は、「清水の舞台から飛び降りるような気持ちで、求めにうかがいました」と当時の心境を吐露。また、最近では楽しみ方も変わってきたといい、「若い頃はフォーマルのために求めたりもしていたのですが、より年齢を重ねることによってカジュアル使いをするようになりました」と年齢とともに訪れた意識の変化も明かした。そして、「冠婚葬祭はもとより、普段お食事に行かれる時にもそうですし、街歩きにも携えて行けるもの。自由な発想で日々の暮らしに寄り添ってくれるものだと思っています」とパールの使い勝手の良さにも言及。「わずか半年で忘れ去られてしまうような、あるいはわずか半年で捨てられてしまうようなものではなく、生涯自分の人生を歩んでいくのとともにあるジュエリーになると思いますので、そういった意味では、ずっと世代を超えて大切にできるものだと思います」とその魅力を伝えている。
2022年02月15日清 竜人の新曲「離れられない」を原案としたドラマ『HANARE RARENAI』が公開された。「HANARE RARENAI」は、ソニーミュージックが昨年4月に立ち上げたソーシャルドラマの配信に特化したYouTubeチャンネル「みせたいすがた」の第4弾。シンガーソングライターや俳優活動、そして映像監督としても活動の幅を拡げる清が今作で監督・音楽(劇伴)・主演を務め、ダブル主演となるAKB48元総監督で女優・タレントの横山由依とともに物語を紡いでいく。横山由依脚本は、月刊「根本宗子」主宰の劇作家・演出家である根本宗子が執筆。清と根本は、2019年末に新国立劇場・中劇場にて上演された『今、出来る、精一杯。』(作 / 演出:根本宗子、出演 / 音楽:清 竜人)、TOHO MUSICAL LAB.『Happily Ever After』(作 / 演出:根本宗子、音楽:清竜人)に続き3度目のタッグとなる。根本宗子併せて、原作曲「離れられない」がドラマ最終話公開日の2月18日に配信リリースされるほか、同曲のMusic Videoも同日21時よりYouTubeでプレミア公開されることが決定した。ドラマ『HANARE RARENAI』は、本日2月14日から18日まで毎日20時より公開される(全5話)。■清 竜人 コメントドラマ『HANARE RARENAI』監督、主演、音楽監督を務めています。Art Direction、映像編集、劇伴演奏等も担当しています。フル稼働です。ヒロインは横山由依ちゃん。脚本は根本宗子さんです。今の私に表現できる全てが詰まった作品になったような気がします。原案でもある新曲「離れられない」MVも監督しております。この楽曲は「痛いよ」という楽曲以来、私自身、10数年振りに本格的なバラードを書き下ろしたと自負しています。今の僕に書ける最高のバラードだと思います。是非ご覧ください。■根本宗子 コメント新曲に物語をつけて欲しいと竜人さんからお誘いいただき、自分一人では決して生み出せないロマンティックな台詞を書く機会をいただけて作家としてもありがたい時間でした。言葉を交わすぬくもりを感じてもらえる作品になっていると思います。是非、横山由依ちゃんと竜人さんの素敵な温度を感じていただけたら。竜人さん、監督としても素晴らしいなんて、ため息です。■横山由依 コメント雪の中での撮影でした。晴れの日もあれば雨の日もあったり、まるでこのドラマに出てくる2人の関係のようでした。脚本の根本宗子さんは昨年舞台でご一緒させていただき、今回も様々なことを教えてくださいました。感謝しています。撮影期間中は『離れられない』が頭の中をぐるぐるしていました。清竜人さんの楽曲の世界に入れていただけて嬉しかったです。『HANARE RARENAI』第1話<番組情報>ソーシャルドラマ『HANARE RARENAI』YouTubeチャンネル「みせたいすがた」にて2022年2月14日(月) ~2月18日(金) まで毎日20時に公開(全5話)『HANARE RARENAI』メインビジュアル監督・音楽:清 竜人脚本:根本宗子出演:清 竜人 / 横山由依原作曲:清 竜人「離れられない」配信リンク:「みせたいすがた」Instagramアカウント:「みせたいすがた」TikTokアカウント:「みせたいすがた」ロゴ<リリース情報>清 竜人「離れられない」2022年2月18日(金) 配信リリース※YouTubeソーシャルドラマ『HANARE RARENAI』原作曲■「離れられない」Music Video監督:清 竜人2月18日(金) 21時YouTubeプレミア公開関連リンク清 竜人 オフィシャルサイト清 竜人Twitter清 竜人マネージャーTwitter清 竜人Instagram清 竜人 YouTube Official Channel
2022年02月14日清 竜人が、12月18日21時よりアコースティックライブ『清 竜人 Special Acoustic Live in スナック キズツキ』をYouTube Liveで無料配信することが決定した。清にとって初のYouTubeでの配信ライブとなる今回は、清の新曲「コンサートホール」がオープニングテーマに起用されているドラマ『スナック キズツキ』のロケ地であるスナックからギタリストを迎えて行われる。ライブではドラマのオープニングテーマはもちろん、人気曲「痛いよ」「Morning Sun」など数曲がドラマでおなじみの場所から届けられる予定だ。なお本ドラマは12月25日に最終回が放送される予定で、配信ライブはその放送直前となる12月25日0時までアーカイブが公開される。『清 竜人 Special Acoustic Live in スナック キズツキ』※12月18日(土) 21:00~配信スタート※アーカイブ配信:12月24日(金) 24:00まで<リリース情報>清 竜人「コンサートホール」Now On Sale※テレビ東京系ドラマ24『スナック キズツキ』オープニングテーマ清 竜人「コンサートホール」ジャケット配信リンク:清 竜人「コンサートホール」MV関連リンク清 竜人 オフィシャルサイト:清 竜人 Twitter:清 竜人 マネージャーTwitter:清 竜人 Instagram:清 竜人 YouTube:
2021年12月16日田中圭と中谷美紀がW主演、日本初の女性総理とその夫・ファーストジェントルマンの誕生を描く映画『総理の夫』舞台挨拶イベントが行われ、田中さん、中谷さんに加えて、原作者・原田マハがパリから生中継で参加した。まず、観客席を見て「前回の舞台挨拶は50%の客席でしたが、それでも大変な時に来ていただいて有り難かったのですが、久しぶりに100%の客席を見るとすごいですね、いっぱいいて嬉しい!ってなりますね」と田中さん。そして中谷さんも「感慨深いですね。緊急事態宣言明けに早々に劇場に足を運んで下さいまして、本当にありがとうございます。公開できるかどうかも心配していたので、なおのこと、満場のお客様とお目にかかれるのは幸せです」と挨拶した。映画の公開後の反響に関して、田中さんは「僕は試写会で観て後半ずっと泣きっぱなしだった」と明かし、田中さん演じる主人公・日和について中谷さんは「理想の夫じゃないかなと思います。実際そのようなお声もたくさんいただきました。みなさんいかがですか?」と観客に投げかける。観客は大きな拍手で反応し、それに思わず田中さんは「素が出ちゃいましたね!」と言うと、すかさず中谷さんが「え?聞こえなかった!」とツッコむひと幕もあり、会場は和やかな雰囲気に包まれた。「私の妄想がリアルに?」原田マハ、中谷美紀の“凛子”を大絶賛そこに、原作者である原田マハもパリからリモートで参加、東京とパリ2都市を繋いでの舞台挨拶となった。この物語の原点を原田さんは「10年近く経ち、世の中の状況も変わったと思うのですが、当時は今よりさらに女性の立場が注目されにくかったんですね。日本のリーダーは女性が少ないと懸念していまして、日本のトップである総理大臣が女性だったらどうだろうと思うところから着想しました」と明かす。「そこで、“総理の夫”というタイトルが先に落ちてきまして、その“夫”の立場から書いてみたらどうかと思い、痛快な政治エンタテインメントにできたらいいなというところが始まりでした。その前に『本日は、お日柄もよく』という作品を書いていまして、選挙についても勉強していたので、それを活かして、書きました」と話し、田中さんが演じた日和というキャラクターに関しては「小説自体の設定“女性の総理大臣とそれを支える夫”というところが残念ながら当時はファンタジーだとも感じられたので、思い切ってキャラクターもファンタジーにしようと思い、多少現実離れした人なのだけれども、社会をより良くしようとする凛子を支える心優しい人に仕上げたかったんですよね」と語る。「田中さんの優しいところ、お茶目なところ、巻き込まれてしまっているところが、私の思い描いていた日和に近く、非常に感動深く見ることができました」と絶賛を贈った。そんな原田さんに、田中さんがまた「嬉しいです。素が出たのかな、と思っております」と言う流れに、中谷さんは「えっ?」とツッコみ、会場はまたしても笑いに包まれた。具体的には日和のどんなところに共感するかと尋ねられると、「凛子さんを支えることに対しての疑問が全くないんですよね」と言い、「そう自然にさせてくれる凛子さんは素敵ですね。呼吸をするように、支え合いのバランスが変わっていく夫婦だなと思います。ひとつの理想のパートナーとしての在り方なんだなと思いました」と田中さんは熱弁。また、中谷さんが演じた凛子に関して、原田さんは「自分の理想を全部描いたので、凛子はかっこいい女性ですね。ハンサムな人で、颯爽としていて、凛としていて、どんなことにも屈しない、未来を見据えてリーダーシップを持った人であってほしい。とは言え、独りよがりではなくて、周りを思いやり、周囲に気を配れる、そんな女性がリーダーとして現れてくれたらどんなに素晴らしいだろうと思っていました」と言う。「実は頭の中で完全に中谷さんを妄想していたので、中谷さんにこの役を演じていただけることになって、“私の妄想がリアルになるの!?”と、とても嬉しかったです」と続けると、中谷さんも「大変おこがましいことでして、宣伝用のリップサービスかなとずっと思っていたのです…ありがたいことです。素が出ちゃったかな?(笑)」と、先程の田中さんのボケを受け継ぎつつ、嬉しそうな表情を見せた。「自然と凛子になれて、自然と涙が出てくる」田中圭の夫へも称賛また、本作を通し、“中谷沼にハマった”人たちがいることに関して中谷さんは「やはり、原田マハさんが描かれた凛子の姿が、清々しい女性で、私利私欲ではなく、この国の未来を思っていらっしゃって。凛子はたまたま女性だった、たまたま理想を実現したいと思い、そのために必要なポストが総理大臣であった、というセリフがしっくりきて、女性が生きやすい社会になってくれたら、そして全ての方が幸せになってくれたらいいなという想いで演じました」と感謝の気持ちを表しながら撮影をふり返った。さらに、「ファンの方々はご存知かもしれませんが、田中圭さんが、とても空気の読める方で、コメディパートもとってもお上手なのですが、ただ、この作品はただのコメディではないので、夫婦愛であるとか、国民の命と新しい命を天秤にかけるシーンもありますが、そんな時にそういう雰囲気を自然と作ってくださるので、私が努力をしなくても、自然と凛子になれて、自然と涙が出てくる、とっても楽だったんですね。そういう共演者に恵まれるのはありがたいことですね。いい本があって、いいスタッフがいて、いい共演者がいると無理をしなくても自然と役にさせてくださるんだなということを改めて思いました」と共演した田中さんを絶賛、田中さんも笑顔を見せた。原作と映画の楽しみ方に関して原田さんは、「原作を先に読まれた方は、これが映像になるところを観たくなると思いますし、映画を先に観ていただいた方もキャストの方の熱演に引き込まれて原作も読みたくなると思います。原作と映画はラストが異なりますが、中心に据えているテーマがぶれていなくて、それが今回の映画でもキャッチフレーズで使われている“未来をあきらめない”という言葉に集約されていると思います。これは原作も映画も通底していることだと思いますので、この素晴らしいカップルの結末をこの後是非見ていただければと思います」と改めて語った。最後には、中谷さんが「いまはエンターテイメントに多様性がありますし、映画館に訪れなくても楽しむ方法がある中、貴重なお時間を割いて、劇場にお越しいただきありがとうございます。こうした皆様の支援が、新たな映画を作り続けるための支援となります。今後もこうして映画館で映画を見ていただければ、そして素敵な原作も読んでいただければと思います」と感謝も込めながらコメントした。『総理の夫』は新宿バルト9ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:総理の夫 2021年9月23日より全国にて公開©2021「総理の夫」製作委員会
2021年10月05日映画『総理の夫』(9月23日公開)の公開初日舞台挨拶が23日に都内で行われ、田中圭、中谷美紀、貫地谷しほり、工藤阿須加、松井愛莉、河合勇人監督が登場した。同作は原田マハ氏による『総理の夫 First Gentleman』(実業之日本社文庫)の実写化作。42歳で史上最年少にして史上初の女性総理となった凛子(中谷美紀)の夫で鳥類学者の相馬日和(田中圭)は、史上初のファーストジェントルマンとして担ぎ上げられてしまい、「政界」という未知なる世界で奮闘する。政治を舞台にした作品にかけ「オシャレ大臣」は誰か、というトークテーマでは、貫地谷が中谷演じる凛子を絶賛し「大階段を降りてくるところがもうすさまじく美しくて『写真撮ってください』と言って、写真を撮ってもらいました。家族に速攻で送らせていただいて、すごく喜んでました」と振り返る。中谷は「照明さんが『"神々しく、美しく"って台本に書いてあるからな。しょうがないから照明いっぱい当ててやったよ』って。相当ご苦労されたようです。皆さんのおかげです」と謙遜するも、田中は 「すごかったよね」、貫地谷は「あんなクラシカルな格好似合う人います!?」と興奮する。工藤も同じシーンについて「僕も思わず『うわ、きれい……』って漏れちゃいました。本当に皆言ってたんですよ、『うわ……』って」と明かす。母親が中谷ファンだということで「家に帰って母親にすぐ電話して『あんなきれいな人いる!?』と言っちゃいました。その日は工藤家、盛り上がりました」と様子を表し、松井も「本当にいつ見てもお美しくて、この人について行きたいって思います」と語った。同作で身につけた衣装について、中谷は「やはり日本だとご高齢の方々が票を持ってらっしゃるので、その方々に対して訴求できる清潔感のある衣装で、それでも改革をしていきたいという凛子の思いを込めて、コンサバティブになりすぎないように」心がけたという。「スタイリストさんと監督さんと相談して、大事に大事に丁寧に作っていただきました」と感謝した。
2021年09月23日今年すでに出演映画3作(『哀愁しんでれら』『映画 賭ケグルイ 絶体絶命ロシアンルーレット』『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』)が公開され、ドラマでも映画でも、目にしないときがないほど引っ張りだこの田中圭と、ドラマ『JIN-仁-』、大河ドラマ『軍師官兵衛』、映画『嫌われ松子の一生』など、多くの代表作を持つ中谷美紀がW主演を務める、映画『総理の夫』が9月23日より公開される。原作は、原田マハ氏のベストセラー小説『総理の夫 First Gentleman』。妻が日本初の女性総理大臣となり、いつの間にやら自身もファーストジェントルマンになってしまう鳥類学者・日和を田中が、日本を変えるべくしなやかに立ち上がる政治家・凛子を中谷が演じ、夫婦の愛と絆を試す問題に直面していく。本作で夫婦役を演じ、カメラの外でも会話をする機会が多かったという2人に、互いの印象や、日和と凛子と似た部分があるかどうか、また田中と中谷が、自身の結婚から受けた影響や、日本における女性の社会進出へ思うことを直撃した。○■理解に一瞬間があったタイトルについて——『総理の夫』というタイトルを聞いて、最初に何を思いましたか?田中:僕は全然ピンと来なくて、自分のことだとも思っていなかった。「何役だろう」と思っていました(笑)。脚本を読んでいくうちに、「総理の夫ってそういうことか。あ、僕のこと?」みたいな感じでした。中谷:ははは。田中:脚本を読んでいくと、日和がなにもしない主人公で、そこがすごく好きだと感じました。主人公って、何かを解決したり、人の気持ちを揺さぶったり、何かやらかしたりと、普通はいろいろなことをするんですけど、日和は、まあ、何にもしないんです。そういうキャラクターが中心にいるって、あまりない形なので、すごく面白そうだと思いましたし、凛子はもちろんのこと、他のキャラクターがすごく立っていたことにも惹かれました。実際にお芝居を一緒にさせてもらっても、みなさん面白かったですし、できあがった映像を観たら、現場で感じた以上にみなさんキャラが立って輝いていました。中谷:私は最初、男性の総理大臣の夫が男性なのかなと思いました。それも圭くんにはぴったりの役柄ですけど。田中:(笑)中谷:この1年くらいでだいぶ変わってきてはいますが、私が脚本をいただいた時点では、今ほどジェンダー平等という考えが日本に出てきていなかったので、タイトルの「総理」が女性だと知って、「そんなことがあったらいいよね、でも絶対に無理だよね」とある種のファンタジーとして、少し意地悪な視点で脚本を読み始めました。けれど、理想の社会を作ろうと、自分では絶対にできないことを凛子がやろうとしてくれていたので、凛子の夢に乗って演じたいなと思いました。○■日和と田中圭は全然違う、凛子は中谷美紀にぴったり——久々の共演です。以前の印象と、今回夫婦役を演じてみての印象を教えてください。田中:現場での居方だったり、お芝居に対する取り組み方だったり、すごく真面目というか、ストイックというか、真剣に取り組む方だというイメージは、前作でも、これまでの作品を観させていただいていても持っていました。そのイメージは変わることなく、さすがだと思いました。そこに加えて、今回はカメラが回っていないところでもお話しさせていただく機会が多かったんです。正直僕は、最初、若干ビビっているところがあったんです。中谷:ええ!? そうなの?田中:なんですけど、今までの中谷さんのイメージが壊れることなく、それプラスすごくフレンドリーで気さくで、意外と天然なことを言っている姿を傍で見て、おまけをいっぱい教えてもらえた感じだったので、すごく楽しかったです。中谷:私は、前回共演させていただいたときも、自分が求められていることを的確にキャッチしてお返しするという、エゴで何かを捻じ曲げようとしない方だという印象を持っていました。今回、それがより強く感じられて、楽しいシーンは本当に楽しく演じてくださいますし、心のひだを大切に演じるシーンではそういった雰囲気を作ってくださる。ご一緒していてとても楽でした。なにか、愛を乞う人ではないんですよね。自分の実力を証明しようとしたり、注目を得ようとする人ではない。それはたぶん、ご自身が積み上げてきたものへの確固たる自信があって、証明する必要がないというか。だからフラットでいらっしゃるんだなと感じます。田中:そうなんですかねぇ。照れますね(笑)中谷:すごく柔軟な方だという印象です。監督とも戦ったりしないだろうなと。それは監督の求めているものを的確に見極められることと、最終的に編集するのは監督だということをきちんと分かってらっしゃるからだろうと。田中:そこまで考えてはいないですけど(笑)。そういう風に見えますか? じゃあ、そうなのかな(笑)——日和と似ている部分もあるのでしょうか?中谷:日和とは全然違うと思います。田中:そうですね。日和要素は、僕にはないです。日和には「凛子のために」という思考が第一にありますが、僕にはそういうのはないです。結婚したてのときも、「家庭のために、これからよりお仕事を頑張れますね」みたいに言われたりしてましたが、家族のために頑張る気なんてさらさらないです。中谷:そうなんだ! じゃあ、好きだからやっていることがたまたま上手く行っている感じなの?田中:そうです。自分が自分のために頑張ったことが、結果的に家族のためになればいいなとは思いますが。だから日和が凛子のために引っ越しをするとか、凛子のために自分が大好きな鳥の仕事の出張に行けなくなるとか、自分だったら絶対に文句を言います。「なんでだよ!」って(笑)中谷:あはは! 奥さんが急に田舎暮らしがしたいと言い出したら?田中:「行ってこい、行ってこい。田舎に城を買ってやる!」と言って、自分は行きません(笑)——(笑)。中谷さんと凛子についてはどうでしょうか。田中:僕はぴったり! だと思いました。それこそ映画を観てくださった方たちのほとんどがそう思うと思うのですが、それと同じです。だけど、カメラの外ではふとしたときに「おやおや、ちょっとおかしな発言してる」みたいな抜けたことを言ったりするので。中谷:え~、どんなことだろう。田中:大したことじゃないんですけど。でも中谷さんでもちょっと抜けたところもあるんだなと思って、それが嬉しかったんです。○■自身の結婚は仕事や生き方に影響を与えた?——本作はひと組の夫婦の物語で、結婚が仕事へも影響を与えています。おふたりは、結婚したことで、仕事や生き方に影響があったと感じることはありますか?田中:たくさんあります。僕は自分の父の記憶がないんです。だから理想の父親とか、父とはこうあるべきといったものがもともとない。自分に家族ができて、父親になったときも、どういう風にしていいんだろうというところから始まっています。それを日々少しずつ教えてもらっているし、結婚している人の感覚が分かったり、血縁についても、こういうのがそうなのかと感じたり。なにか不思議で。当たり前に一緒に暮らしていることが。結婚したことによって、考え方とか、視野は広くなったと思います。中谷:私はなにかあるかなぁ。結婚の紙きれ自体にはそんなに重きを置いていないんです。我が家は夫婦別姓ですし、結婚指輪もありませんし、結婚式もしていない。そもそも結婚への憧れも、実感も人よりなかったんです。ただコロナ禍によって、婚姻関係になければ国境をまたげない状況に遭遇したことで、結婚したことには本当に意味があったのだなと感じました。結婚していなければ家に帰れない状態でしたから。視野が広がったかどうかは、結婚してからということではなく、夫と出会えたことが大きいです。人生は楽しむためにあるもので、仕事のために人生が犠牲になってはならないという考え方を教えてもらいました。——夫婦の物語とは別に、女性の社会進出も本作のテーマです。その点はどう感じていますか? 中谷さんは日本を外側から見られる環境にもありますが。田中:僕らが仕事をしている世界って、女性がたくさん働いていて、現場によっては女性のほうが多かったり、プロデューサーが女性だったりすることがあるので。だから女性の社会進出に対して、僕は特別な感情をそんなに持っていないんです。ただ、一般的には、今は古い体制からの変革期というか、変わっている最中なのかなとは思います。芸能の世界においてはそれがちょっと早かったのかなと。中谷:ただ、私たちの仕事場で、俳優はまた別として、スタッフの方々で子どもを育てながらある程度の立場にいる方を考えてみると、正直なところ、映画のカメラマン、照明さんなどは少ないですね。助手さんとして頑張ってきてチーフになったかと思うと、出産でいなくなって、そのまま姿を見なくなってしまう。両立は難しかったのかなと感じるケースが多い印象です。ヨーロッパでは、日本よりはるかに女性がまた同じ職場に復帰することが可能になっています。それから男性が日曜日の公園でベビーカーに赤ちゃんを乗せている姿も多く見ます。日本でも増えてきているのかもしれませんが、日本に住む女性たちの話を聞いていると、やはり違いを感じます。ヨーロッパでは女性が意見を言うことを認める土壌があり、それを認めないと逆にマズイ雰囲気なので。そこは日本とは違うかもしれません。——終盤で、余貴美子さん演じる日和のお母さんが、日和と凛子の夫婦を見て、ある感想を漏らしますが、「まさに!」と日本の問題を突いた言葉です。2人:そうですね。田中:『総理の夫』を観て、確かに今は女性総理というのは、まだまだ先のことかもしれないとも思いますが、僕は、いつかはこうなるだろうなと思うし、男とか女とか、別に考えなくなるときも来るんじゃないかな、女性の社会進出とかって言ってること自体がそのうちなくなるんじゃないかなと。要はやる人はやるわけだから。男でも女でも。楽観的かもしれませんが、僕はそう考えています。■田中圭1984年7月10日生まれ、東京都出身。2000年から活動を開始し、03年のドラマ『WATER BOYS』で注目を集める。08年に映画『凍える鏡』で初主演。翌年の4月には連続ドラマ『子育てプレイ』と単発ドラマ『ホームレス中学生2』でテレビドラマ主演を果たした。16年から放送されたドラマ『おっさんずラブ』シリーズの主演にて絶大な人気を博し、シーズン2と映画版でも主演を務めた。その後もドラマ『あなたの番です』(19年)をはじめ、さまざまな役柄で映画、ドラマに引っ張りだこの人気俳優。公開待機作に『そして、バトンは渡された』(10月29日公開)、『あなたの番です 劇場版』(12月10日公開)がある。スタイリスト:伊里瑞稀、ヘアメイク:花村枝美(MARVEE)/EMI HANAMURA(marvee)■中谷美紀1976年1月12日生まれ、東京都出身。1993年に女優デビュー。98年~99年の映画『リング』シリーズで話題を集め、99年に『ケイゾク』でドラマ初主演を務める。06年『嫌われ松子の一生』にて第30回 日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞に輝く。舞台では11年に『猟銃』で初舞台を踏み、1人3役に挑んで紀伊國屋演劇賞 個人賞を受賞した。ドラマ『JIN-仁-』(09年〜11年)、大河ドラマ『軍師官兵衛』(14年)、映画『自虐の詩』(07年)、『ゼロの焦点』(09年)、『阪急電車〜片道15分の奇跡〜』(11年)ほか代表作多数。1年の約半分をオーストリアで暮らしている。著書『オーストリア滞在記』が幻冬舎文庫より発売中。インスタグラムアカウント@mikinakatanioffiziellスタイリスト:岡部美穂/MIHO OKABE、ヘアメイク:下田英里/ERI SHIMODA、衣装協力=ドレス:バイ マレーネ ビルガー(エスアンドティ)/イヤリング:ヴァンドームブティック(ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店)/ブレスレット:ハム(エスケーパーズオンライン)/パンプス:スタイリスト私物
2021年09月22日田中圭と中谷美紀が夫婦を演じると聞いて、どんな関係の夫婦かとワクワクする人が多いだろう。しかも、その夫婦が「日本初の女性総理大臣(妻)とその夫」と聞けば、いったい何が起こるのか? と想像を膨らませずにはいられない。原田マハによる同名小説を映画化した『総理の夫』が公開を迎える。田中が演じるのは、妻が日本初の女性総理に選出されたことで、思いもよらぬ騒動に巻き込まれていく主人公・相馬日和。中谷は、日和を深く愛し、信頼すると同時に、強い信念で日本を引っ張っていく女性リーダー・相馬凛子を演じている。久々の共演を果たしたふたりに話を聞いた。――タイトルから非常にインパクトが強いですが、最初にこのタイトルを聞いた時、さらに脚本を読んで抱いた印象、感想などを教えてください。田中:『総理の夫』と聞いて全然ピンとこなくて、自分の(演じる役の)ことだとも思っていなく「俺、何役だろう?」って思っていたんです。脚本を読んで「あぁ! “総理の夫”ってそういうことか!ていうか、僕!?」って気づくくらい、最初はピンときていませんでした。脚本を読んで最初に「おぉっ!」と思ったのが、日和が本当に何もしない主人公なんです。僕はそこがすごく好きでした。なかなかないんですよ、そういう主人公って。普通は何かを解決したり、人の気持ちを揺さぶったり、何かやらかしたりするものだけど、(日和は)何もしない(笑)。そういうのが中心にいて、周りでみんなが動くって、あんまりない形で、「面白そう!」って思ったし、凛子をはじめ、周りのみんなのキャラクターがすごく立っていて。実際、お芝居を一緒にさせていただいてもすごく面白かったし、映像で観たら現場にいた時以上にみなさんがすごく立ってて、よかったなぁって思いました。中谷:タイトルは単純に考えたのは「男性の総理大臣の夫が男性」ということなのかな? と。それも圭くんにピッタリだなと思いましたけれど。(脚本を読んで)ある意味、ファンタジーといいますか、この1年くらいで少し機運が変わってきていますが、脚本をいただいた時点では「どう考えても無理だろう」と。ジェンダー平等という意識がそこまで浸透していなかったので、ファンタジーというか「そんなことあったらいいよね?でも絶対に無理だよね」という意識で読んでいましたが、「働く女性が子供を産み、育てやすい社会をつくる」という、自分では絶対にできないことを凛子が実現しようとしてくれるので、凛子の夢に乗って演じたいなと思いました。『総理の夫』――久々の共演ですが以前、共演された際の印象について、また今回、夫婦役で再共演されてみての印象の変化などがあれば教えてください。田中:女優としての中谷さんは、現場での佇まいだったり、お芝居に対する取り組み方だったりに関して、すごく真面目に取り組まれるというのは、以前の現場でも見せていただいていたし、そこは全然変わらず「さすがだな」というのはありました。ただ、今回はカメラが回っていないところでもお話させていただく機会が多かったんです。基本的には、その(前の現場で抱いた印象のままの)中谷さんなんです。上品で、何かしたら怒られるんじゃないかな? と…言葉は難しいけど若干ビビっていたんですが(笑)、思っていた以上に――といっても、これまでの中谷さんのイメージが壊れることなく――フレンドリーで気さくで、意外と天然なことを言っていたりという“おまけ”の中谷さんの姿を教えてもらえたので、すごく楽しかったです。中谷:前回もとても空気を読んで、ご自分が求められていることを的確にキャッチして、求められていることをお返しするという…。何と言うのでしょう? “余計なことをしない”と言うと語弊があるかもしれませんが、エゴで何かを捻じ曲げようとしない方という印象でした。今回もそれはより強く感じられて、シーンによって、ものすごく気持ちの切り替えをしてくださって、楽しいシーンはとても楽しい空気を作ってくださるし、心のひだを大切に演じるシーンではそういった雰囲気を作ってくださって、ご一緒していてとても楽だったんですね。これもまた誤解が生じる表現かもしれませんが(苦笑)、“人畜無害”といいますか、本当の人畜無害ではないのですが、“気配を消せる”というのか、“愛を乞う人ではない”というのか…何かを証明したり、自分の実力を示して注目を得ようとする方ではないんですよね。ご自身の中で確固たる積み上げてきたものがあるので、そんなに証明する必要がないんでしょうね、とてもフラットな方だと思いました。田中:そうなんですか(笑)?中谷:どうなんですか?すごく柔軟な方だなと思いました。無用なケンカもしないんだろうなぁと。田中:しないですね。中谷:監督と戦ったりもしないんだろうなと。それは恐らく、監督が求めていらっしゃるもの、ある意味、各々の監督の器といったものまで的確に見極めていらっしゃるからなんだろうなと。どんなに議論をしても、どんなに捻じ曲げても、監督のキャパシティー以上のものは作れないじゃないですか。最終的に神の視点をもって編集するのは監督なのだということをわかってらっしゃる方だなと。田中:そこまで考えてないです(笑)。でもそういうふうに見えますか?中谷:きっとそうなのだろうなと。田中:じゃあそうなんでしょうね。――それって作品の中の日和と近いのかなと…。中谷:いえ、日和とは全然違います! 全く違いますよね?田中:そうですね。日和要素は全くないです、僕の中に。――田中さんと日和の間の決定的な違いとは…?田中:まず日和は「凛子のために」というのがあるじゃないですか? 僕、そもそもなくて(笑)!中谷:ははは。田中:何て言えばいいんですかね? 結婚したばかりの頃とか「家族のために」とか「お仕事、また頑張れますね?」とよく言われたんですが、そもそも「家族のために頑張る」気なんてさらさらないですという。中谷:あ、そうなんだ?好きだから励んでいたことがたまたまうまくいった感じ?田中:そうですね。自分が自分のために頑張ったことが結果的に家族のためになればいいなとは思っていますし、自分が頑張りたくないから、それで家族が食べていけなくなっても困るじゃないですか? 「家族にご飯を食べさせないといけないから仕事する」何て感覚は一切ないですね。中谷:なるほど。田中:凛子のために引っ越すとか、凛子のために出張に行けないとか、俺だったら絶対に文句を言いますね。「なんでだよ!」って(笑)。中谷:奥さんが急に「田舎暮らしいがいい」と言い出したら…。田中:「行ってこい! 行ってこい!」って言いますね。「田舎に城買ってやるぜ!」って(笑)。中谷:すごい! 城ですって(笑)。スケールが違いますね。田中:そう言って送り出しつつ、自分は行かないという感じですね(笑)。――中谷さんから見て「日和と田中さんは全然違う」というのは…?中谷:「人畜無害」と言いましたが、本当の人畜無害ではないですので。本当に人畜無害だったら、いまのポジションにはいないでしょうし、野心もあるし、やりたいこと、夢もあるのでしょうけど、それをあまりひけらかしたりはしない方ですよね。日和くんは鳥さえ観察していれば幸せなので、恐らく「目標」や「野心」がないと思うんです。――日和のほうは本当の意味で人畜無害だと(笑)?中谷:はい(笑)。だから全く違うんですよね。田中:確かにそうですね。鳥さえ観察していれば幸せですね(笑)。中谷:高級レストランでおいしいものを食べたいなどという思いもなくて、原作では、お弁当は、実家にいた頃は、運動会でも高級料亭の幕の内弁当が出てきて、結婚後も凛子はお弁当を作っことは一度もなくて、(映画の中で)るい(松井愛莉)に作ってもらったのが初めての手作りのお弁当だったと。「久しぶり」ってセリフを言ってるけど、実は言ってみただけで、本当は手作りのお弁当は初めてだったと。――河合勇人監督から、この映画をどういう作品にしたいなどといった話は?田中:コメディ要素を大事にというか「楽しい映画にしたい」というのは衣装合わせで言われましたね。コメディは監督自身が好きだと思いますが、とはいえ過剰なことはしないんですよ、演出も。すごくバランスがいいなというのは思いました。中谷:凛子の総理大臣像については、肩肘張るのではなく、マスキュリンにするのでもなく、柔らかくしましょうと意見が一致していました。基本的には、私たちを自由に泳がせつつ、でも手綱はしっかりと握っていらして、編集でいかようにもできるという自信がおありだったんじゃないかと思います。きっと監督の中で、物語の流れや緩急がある程度計算されていて、その枠にさえハマっていればあとは自由にしていいと。それは器の大きさと自信の表れですよね。田中:監督の演出について、一個だけ思い出しました! 終盤の凛子の会見のシーンで、僕が家を飛び出すじゃないですか。あの道がすごくデコボコで。走ったら、足元を見ないとグキッといくんじゃないかってくらい。それで「監督、これ下を見てもいいですか?」って聞いたら「下は見ないで!」って。「え? 全力?」(田中)「全力!」(監督)って(苦笑)。「下を見ないで全力か……、よっしゃぁ!」って思いました(笑)。――日和と凛子のなんとも“いい感じ”の夫婦の雰囲気は自然と現場で生まれたのでしょうか??中谷:でもその“いい感じ”の雰囲気を作りたいというのは監督のこだわりで、後半、凛子が総理大臣になってから、ふたりの関係にすれ違いやすきま風が生じるので、その前の部分をとても良い雰囲気にしたいというのは大事にされていましたよね。――特にコミュニケーションを意識した部分などは?田中:変に「しゃべらなきゃ!」と意識してしゃべっているというわけでもないですし、自然とですね。いままではガッツリとご一緒させていただいたわけでもなかったですし、今回は夫婦役というこの作品での関係もあったと思いますが、そうやって一緒にお話をさせていただく機会がたくさんあったということですね。中谷:別にずっとしゃべっていたというわけでもないですしね。――カメラが回ってないところでも“夫婦”の空気を出そうと意識するわけでもなく?中谷:「本番」と言われたらそういう空気を出せばいいだけのことですので。仕事ですからね。それなりに長くこの仕事をやってきましたものね(笑)?田中:そうですね(笑)。中谷:ずっと一緒にいなくとも、そういう空気を瞬時に作るように様々な現場で鍛えていただきました(笑)。――田中さんは、中谷さんが凛子を演じるということについてはどのように感じられましたか?田中:僕はやっぱり「ぴったりだな」と。おそらく映画を観てくださる方のほとんどが「中谷さん、ぴったりだな」と思うじゃないですか? そういう感じなんですけど、でもふとした時に「おいおい、この人ちょっと、おかしな発言してるぞ…」みたいな…。中谷:え? 何? どういう発言(笑)?田中:いやいや、たいしたことじゃないですよ(笑)。ただ、たまに抜けたところを見せてくれて、それが嬉しかったり、こんなこと考えたりもしているんだなぁ…というのは楽しかったですね。――中谷さんは、演じられる前から、周囲にそこまで「ぴったりだ」と見られていて、逆にプレッシャーなどはなかったですか?中谷:こういう作品って、それこそファンタジーですよね。もちろん、どうしたら(観客に)信じていただけるか? というすり合わせは監督とさせていただきましたし、例えば「ヒステリックに叫んでもいまの日本では総理大臣になれないのではないか」といった話は丁寧に重ねましたが、一方で、そもそもそう見えるように本も書かれているわけですし、衣装や照明なども含めて、みなさんのおかげでそう見えるように神輿をかついでいただけているので、そこに乗っていれば、無理に変なことしなくてもいいだろうと。威厳や存在感は出そうとすると失われていくものだなと思うので、変に気負ってもしかたがないなと思っていました。あとはバランスですよね。田中圭さんが日和の“何もしない”キャラクター…本当は何もしていないわけではなく、陰ながら凛子を支えてくれているんですけど、そこに徹してくださっていたからこそ、凛子の総理大臣としての存在感が出てくるはずだと信じていたので、ひとりで作るものではなくて、そこはみなさんに委ねていました。――女性総理大臣を演じる上で、スピーチや佇まいなど、どなたかモデルにした人物などはいましたか?中谷:ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相、ドイツのメルケル首相、EUのウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長など女性リーダーは海外にはたくさんいらっしゃいますし、特に参考にさせてもらったのはアンガーマネジメントでしたね。不当な扱いを受けても直情的に反応するのではなく、常に冷静に感情をコントロールしているからこそ周囲の人たちが付いてくるのでしょうし、だからこそ時に本当に(強い気持ちを)見せないといけない時に、その発言が際立つんだと思います。例えばメルケルさんも一度、議会で声を張って、コロナ禍における政策の実現について激しくおっしゃったことがありましたし、ニュージーランドでもテロがあったとき、アーダーンさんが「イスラム教徒に対する迫害は、我々の問題である」とおっしゃったことがありました。凛子もヒステリックに声高に何かを叫ぶのではなく常に柔らかく言うことを心がけていました。――先ほど、田中さんが日和と近いか否かという話がありましたが、田中さんは作品ごとにいつも全く異なるタイプの役柄を演じられていて、同一人物が演じていると思えないような驚きを観る者に与えてくれます。とはいえ、見た目をガラっと変えるという感じではないですが、いつもどのように役作りをされているんでしょうか?田中:おっしゃるように見た目はそんなに変えたことなくて、変えたいんですが、その機会がなかなかないままにやってきたのが正直なところで。そもそも、あんまり役作りをしないというか、「役作りって何?」という感じで。当然、台本は読みますし、頭の中で「これはこうなって…」と組み立てたりはするんですけど、でも“役作り”って何なのかがいまだにわかっていなくて、結局、想像でしかないじゃないか? と思ってるんですよね。見た目の部分で思い切り太ったり、痩せたりとか、実在の人物であればその人について調べて…ということはできるとは思いますが…。それこそ医者をやるといっても、役作りで患者さんを切ることなんてできないし、犯罪者だってそうですよね?そういう意味で、僕ひとりでやれる役作りなんてたかが知れてるなと思っているので、そこまで「これが僕の役作りです!」みたいなことは、一切していないんです。――それで毎回、役ごとに切り替えられるところがすごいですが…。田中:逆に周りのみんながどんな感じでやっているのかわからないし…そういっても、そこまでみんな、してないでしょ(笑)?って。――今回、こうして政治をテーマにした作品に出演されて、改めて感じた「政治に期待すること」などがあればお願いします。田中:コミュニティの規模として「夫婦」のことであれば夫婦で決めればいいし、「クラス」の問題であればクラス内で話し合って決めること。「会社」であれば、社長や取締役が何かを決定したり、そういう小さな規模のコミュニティであれば、物事をガラッと変えることも可能だと思うんです。でもそれが大きくなればなるほど大変になっていくし、それが「国」となると、やはり舵取りをしていくのは政治家の役目ですよね。それは大変なことだと思うけど、「面白い」トップの人たちが政治の世界にも現れてくれたらいいなとは思います。中谷:難しいですよね…。凛子のような政治家がいてくれたらいいなと思いますけれど。田中:それは最高ですよ。中谷:私たちではできないことを凛子がやってくれているのでね。ポピュリズムにはしらずに増税も断行したり、いまの自分の立場を守るためではなく、国民の未来を守るために動いてくれる政治家、リーダーがいてくれたらいいなと思いますけれど…。民間から登用したほうがいいのかな? とも思わなくもないですけれどね…(苦笑)。コスト意識もあって視野も広いイノベーター――「名声やお金のため」ではなく志のために政治を司ってくださる方に任せるほうがいいのかなと。そういう意味では、やはり経済的な基盤も重要かもしれません。田中:難しいところですね(苦笑)。中谷:ただ、経済的ゆとりがあることが良いかというと、原作の中でも日和が日記に「“うらやましい”が“妬み”になってはいけない」という意味のことを書いてましたし…。日本人の感情として“平等”を求める部分も強いので、そのあたりも難しいですよね。ぴあのアプリ(無料)をダウンロードすれば、アプリ読者限定写真が見られます!ダウンロードは こちら(dpia-app://contentAll?contentId=8f965a8e-00e0-4b10-b8dd-1deb8c5597d1&contentTypeId=2) から『総理の夫』9月23日(木・祝)全国ロードショー(C)2021「総理の夫」製作委員会取材・文:黒豆直樹撮影:伊藤彰紀(aosora)、AKINORI ITO(aosora)田中圭スタイリスト:伊里瑞稀ヘアメイク:花村枝美(MARVEE)中谷美紀スタイリスト:岡部美穂ヘアメイク:下田英里衣装協力=ドレス/バイ マレーネ ビルガー(エスアンドティ)イヤリング/ヴァンドームブティック(ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店)ブレスレット/ハム(エスケーパーズオンライン)パンプス/スタイリスト私物エスアンドティ 03-4530-3240ヴァンドームブティック 伊勢丹新宿店 03-3351-3521 エスケーパーズオンライン 03-5464-9945
2021年09月21日細田守監督の最新アニメ映画『竜とそばかすの姫』の公式プレイリストが、30日から音楽ストリーミングサービス・Spotifyで配信を開始した。主人公の少女・すずが歌姫Belleとして仮想世界<U>で人気者になる様子が描かれ、音楽が重要な役割を担っている同作。公式プレイリストでは同日配信開始のオフィシャルサウンドトラックからの楽曲のみならず、ボイスコメンタリーをSpotify限定コンテンツとして収録している。ボイスコメンタリーは、音楽監督の岩崎太整氏、ミュージックスーパーバイザーの千陽崇之氏、音楽を担当した作曲家で音楽家の坂東祐大氏、スウェーデン出身の作曲家・Ludvig Forssell氏の4名に実施。音楽のコンセプトや各曲の紹介、新作の舞台裏や象徴的なシーンで音楽が果たす役割についてなど、ここでしか聞けない秘話を明かす。Spotifyが新進アーティストを年間通じてサポートするプログラム「RADAR:Early Noise」で、2019年に選出された中村佳穂。演じるBelleによるメインテーマ曲「U」は、Spotify急上昇チャートにて7月18日から1週間連続で1位、「歌よ」「心のそばに」も同チャート最高3位を記録している。
2021年07月30日テレビ東京の大人気バラエティ番組「家、ついて行ってイイですか?」が、竜星涼主演でドラマ化されることが決定した。終電を逃した人などに「タクシー代をお支払いするので、家、ついて行ってイイですか?」と番組ディレクターがお願いし、同意を得られた人の住居を訪問してインタビューするバラエティ番組「家、ついて行ってイイですか?」。今回は番組で実際に放送され、話題を呼んだ回がドラマ化される。テレビ東京のドラマは「こえ恋」以来の出演、今回初主演となる竜星涼が演じるのは、番組ディレクターの玉岡直人。志望部署ではないバラエティ班に配属されてしまい、仕事に対する意識が低いというキャラクター。「以前バラエティに出させていただいたこともありましたが、まさかドラマ化するとは思っていなかったので、素直にびっくりしましたし、どういう風になるんだろう?とワクワクしました」とドラマ化決定についてコメントした竜星さんは、「実際にあった話の中から厳選したドラマチックなストーリーを実際にドラマ化させていただいて、ドラマ以上に濃いドラマチックな内容が目白押しです。本家を好きなファンの方も、これから新しく見てくださる方も、是非それを見ながら予定調和じゃない“人の人生”の魅力を感じていただいて、それを自分の人生に置き換えて明日からまた新しい一歩を踏み出していただけたら嬉しいなと思います」とメッセージを寄せた。さらに、初回放送のゲストとして、志田未来が取材対象者・湊久美子役で出演することも決定。「実在する方を演じさせていただくので、いつも以上にプレッシャーと責任を感じながら撮影に取り組みました」と志田さん。「ドキュメンタリーパートでは、カットをかけず一連で撮影していたので、本当にバラエティを撮ってるような感覚の中で撮影をさせて頂きました。その中でも、竜星涼さん演じるディレクターの質問に『普通』に答える事が普段のドラマの撮影と違い、難しく大変な部分でした」と撮影での苦労を明かし、「バラエティの中では描かれていない登場人物の過去の部分がドラマの中ではしっかりと描かれています。それぞれの人生ドラマを楽しんでご覧頂きたいです!OAを楽しみにしていてください」とコメントしている。サタドラ「家、ついて行ってイイですか?」第1話あらすじディレクター・玉岡直人(竜星涼)は、取材させてくれる人を見つけようと夜の繁華街で必死に声をかけていた。だが、ろくに話も聞いて貰えず、「明日辞表出す!」とつい愚痴が…。そんなとき、ひとりカラオケを楽しんでいた湊久美子(志田未来)が、自宅での取材に応じてくれることに。家へ向かうタクシーの中で、久美子は同棲相手・柴田佳則が、1年前から記憶喪失だという衝撃の事実を明かす――。サタドラ「家、ついて行ってイイですか?」は8月14日(土)23時25分~テレビ東京ほかにて放送。(cinemacafe.net)
2021年07月21日俳優の佐藤健が16日、都内で行われた細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』初日舞台挨拶に登壇した。本作は、インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界“U”で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。佐藤が演じた竜は、“U”の世界で大勢から忌み嫌われている、竜の姿をした凶暴な謎の存在。国籍年齢性別その他一切の情報が明かされていない。今月6日に行われた完成報告会見で、竜の声優を務めたのが佐藤だと発表された。佐藤は「別格の映画体験でした」と試写を見て圧倒された様子。「そんな素晴らしい映画が海外でも評価されて、日本でもたくさんの方に見ていただけるのがうれしい。その作品の歯車になれたことを光栄に思います」と喜びを語った。また、自身が演じた竜について試写を見て驚いたことがあったと告白。「竜っぽい声を出すということで、エフェクトをかけるという約束のもと現場は進んでいったんです。エフェクトでなんとかしてくれるということでなんとかやっていけたんですけど、試写を見たらエフェクトが外されていて、え! って。正直、自分のシーンのところは冷静に見れてない」と打ち明けた。そして、「予告編でエフェクトがかかっていたから、試写で見るまで隠蔽いされ続けていたんです」と続けた佐藤。司会者から「うますぎたのでやめた」という監督の説明が伝えられると、「うーん、どうでしょうね。諸説あります」と笑った。舞台挨拶には、主人公すず/ベル役の中村佳穂、すずの同級生役の成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りらも出席。また、カンヌ国際映画祭ワールドプレミアに出席した細田守監督も現地より生中継で参加した。
2021年07月16日俳優の田中圭と中谷美紀がW主演を務める、映画『総理の夫』(9月23日公開)の主題歌と本予告映像が15日、公開された。同作は原田マハ氏による『総理の夫 First Gentleman』(実業之日本社文庫)の実写化作。42歳で史上最年少にして史上初の女性総理となった凛子(中谷美紀)の夫で鳥類学者の相馬日和(田中圭)は、史上初のファーストジェントルマンとして担ぎ上げられてしまい、「政界」という未知なる世界で奮闘する。主題歌を務めるのは、世代を問わず支持を得ているmiwa。本作のために「アイヲトウ」を書き下ろし、力強い楽曲と真っ直ぐなメッセージで映画の世界観を表現した。タイトルは、中谷演じる凛子の「信を問う、をやってみようと思うの」という台詞からインスピレーションを受けており、中谷も「隠喩として曲のタイトルに用いて素敵だなと思います。明日に向けての希望を与えてくれる、女性にとって心強い応援歌」とコメントしている。この度、主題歌「アイヲトウ」が彩る予告編も解禁された。突然、“総理の夫”となった田中圭演じる日和の人生が激変する様子が冒頭で明らかに。マスコミ対策、追っかけ、監視と“巻き込まれた夫”の姿がコミカルに描かれる。さらに総理である凛子が妊娠したことで、状況は一変。「すごいよ〜! 凛子!」と喜ぶ日和だが国民のさらなる大注目を浴び、2人を取り巻くキャラクターたちもクセだらけとなっている。○miwa コメント「初めて日本に誕生する女性総理」。芯の強い女性を描いている作品だと思いましたので、その主題歌を担当させて頂けるのは嬉しく、光栄でした。作品を拝見して、いくつか曲を書いたのですが、「今までのmiwaの楽曲にない、新境地へ挑戦して欲しい」と(プロデューサーから)言って頂いたこともあり、最終的に書いた数曲の中でも力強いタイプの楽曲となりました。「アイヲトウ」というタイトルは、「私、初めて“信を問う”をやってみようと思う」という(中谷美紀演じる)凛子さんの劇中のセリフにインスピレーションを受けました。凛子さんの芯の強さ、真っ直ぐなところは、同じ女性として、勇気をもらうシーンが沢山あります。人としての生き方や生きる道、“選択する勇気”を感じられる作品でありながら、それ以上に夫婦の愛や信頼、絆に重きがある作品だなとも思います。「アイヲトウ」も自分で選択した強い女性をイメージした楽曲ですが、その選択ができるのは、大切な人がいるから、というメッセージも込められているので、そこも感じていただけたらなと思います。○田中圭 コメント(『総理の夫』の)完成作を試写で観させて頂いた時、登場人物みなに感情移入をして後半1時間ずっと泣いていました。それは悲しい涙ではなく、最後は力強い終わり方でした。本編が終わり、感情的にどう落ち着ければよいのかを思っていたところにこの主題歌が流れ、心が落ち着く、浄化されていく、より前向きになれるように気持ちを上げてくれました。○中谷美紀 コメント映画では解散総選挙で「信を問う」という言葉を使っていたのですが、それを汲み取り、隠喩として曲のタイトルに用いてくださったのがすごく素敵だなと思います。今のようなとても厳しい時代でも、明日に向けての希望を与えてくれる曲をmiwaさんが書いて下さり、私たち女性にとって心強い応援歌です。(C)2021「総理の夫」製作委員会
2021年07月15日田中圭と中谷美紀が日本初の女性総理とその夫・ファーストジェントルマンとしてW主演する映画『総理の夫』。この度、本作の主題歌が、劇中の台詞がきっかけになったmiwaの「アイヲトウ」に決定、本予告映像が解禁となった。主題歌を務めるのは、「ヒカリへ」が大ヒットし一躍名を馳せ、さらには自身のイメージを覆す楽曲「リブート」でも話題となり、世代を問わず支持を得ているmiwa。今回は本作のために、力強い楽曲と真っ直ぐなメッセージで映画の世界観を表現した「アイヲトウ」を書き下ろした。主題歌が完成するまでのエピソードを聞いた“総理の夫”鳥類学者・日和役の田中さんは、完成した映画本編を観て「登場人物みなに感情移入をして後半1時間ずっと泣いていました」と言い、さらにエンドロールを締めくくるこの楽曲で、「心が浄化され、前向きになれる」と大絶賛。「アイヲトウ」というタイトルは、中谷さん演じる日本初の女性総理大臣・凛子の「信を問う、をやってみようと思うの」という台詞からインスピレーションを受けており、中谷さんも「隠喩として曲のタイトルに用いて素敵だなと思います」とコメント、「明日に向けての希望を与えてくれる、女性にとって心強い応援歌」と語っている。そして、「芯の強い女性を描いている作品だと思いましたので、その主題歌を担当させて頂けるのは嬉しく、光栄でした」と語るmiwaさん。「作品を拝見して、いくつか曲を書いたのですが、『今までのmiwaの楽曲にない、新境地へ挑戦して欲しい』と(プロデューサーから)言って頂いたこともあり、最終的に書いた数曲の中でも力強いタイプの楽曲となりました」と明かす。さらに「凛子さんの芯の強さ、真っ直ぐなところは、同じ女性として、勇気をもらうシーンが沢山あります」と言い、「自分で選択した強い女性をイメージした楽曲ですが、その選択ができるのは、大切な人がいるから、というメッセージも込められている」と語った。総理の妊娠も発覚!迫る総選挙!予告編映像そんな主題歌「アイヲトウ」が彩る予告編では、突然、“総理の夫”となった田中さん演じる日和の人生が激変する様子が冒頭で明らかに。マスコミ対策、追っかけ、監視と“巻き込まれた夫”の姿がコミカルに描かれる。その上、総理である凛子が妊娠したことで状況は一変!「すごいよ~!凛子!」と喜ぶ日和だが、国民のさらなる大注目を浴びることになり、何やら2人を取り巻くキャラクターたちもひと癖もふと癖もありそうで、さらに期待が高まる映像となっている。『総理の夫』は9月23日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:総理の夫 2021年9月23日より全国にて公開©2021「総理の夫」製作委員会
2021年07月15日6月中旬の東京。恵比寿にある商業施設から出てきたのは、鮮やかなピンクのドレスが目をひく中谷美紀(45)。撮影が終わったあとのようだ。周囲のスタッフと目を合わせて挨拶をする中谷の様子は、遠目に見ても丁寧で感じがいい。現場には、田中圭(36)の姿も。「中谷さんと田中さんは9月公開の映画『総理の夫』でW主演を務めます。昨秋クランクアップしていますから、その日は宣伝のための撮影でしょう」(芸能関係者)秋公開作の宣伝活動が始まっているとはやや早い気もするが……。「中谷さんが日本にいるうちに、ということなのでは。彼女はオーストリアと日本の二重生活中ですからね」(前出・芸能関係者)’18年11月に8歳年上のドイツ人ヴィオラ奏者、ティロ・フェヒナー氏との結婚を発表した中谷。「彼が’16年にコンサートで来日した際に、飲食店でたまたま近くに居合わせたのが、出会いです。一人で食事していた中谷さんの携帯電話が鳴ってしまい、数人で食事していた彼のグループに謝ったことから会話が始まったそうです」(スポーツ紙記者)映画のような出会いから間もなくして交際を開始し、のち結婚。この4年ほど、中谷は1年の半分ほどをオーストリアで過ごして、仕事があるときには日本に帰る、という生活スタイルをとっている。ただ、この国際結婚夫婦もコロナ禍に直撃されてーー。■「夫はツアー中止で失業状態に…」《夫は予定されていたツアーが次々中止となり、失業状態》(『婦人公論』2月24日号)そう中谷自身が話している。「夫のフェヒナー氏は世界三大オーケストラに数えられるウィーンフィルの奏者として世界を飛び回る身。平時は忙しい人です。ただコロナ禍で昨年3月から6月までは公演がすべてストップ。その後も通常どおりには公演できていない状態です」(前出・芸能関係者)そんな状況を受けてか、中谷には心境の変化があったようでーー。「今年5月にインスタグラムを始めたんです」(前出・芸能関係者)公式サイトで中谷は、これまでSNS発信をしなかった理由を次のようにつづっている。《たったひとりの静かな時間を確保するために、お休みの日を誰かに知られてしまうことを何よりも恐れていました》(6月2日付)守ってきた“自分ひとりの時間”を捨てSNSを解禁したことを、前出の芸能関係者はこう見る。「海外生活ということもあり、私生活を見せることに抵抗がなくなっているのかもしれません。2月にはオーストリアでの田舎暮らしをまとめた著作も出版しています。それに夫の仕事が減ったことで、“私が仕事を頑張らなくちゃ”と気を引き締めた部分もあったのでは。中谷家は“夫婦のお財布は別”だそうですが、いざというときは支え合っていくでしょうから」映画『総理の夫』は中谷演じる史上初の女性総理とその夫の物語。凛として“出稼ぎ”に励む、中谷のたくましさにぴったりだーー。
2021年07月09日佐藤健が、細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』に参加していることが明らかに。これまでベールに包まれてきた“竜”の声を担当する。今回の佐藤さんの出演は、映画の完成を記念して行われた完成報告会見で明らかにされた。佐藤さんが演じる竜は、インターネット上の仮想世界<U>で歌姫・ベルの前に現れる謎の存在。乱暴で傲慢な竜により、ベルのコンサートは無茶苦茶にされてしまう…。また本作は、カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション内に新設された「カンヌ・プルミエール部門」に選出された。本部門の中で、日本から選ばれた唯一の作品となる。「カンヌ・プルミエール」には、これまでの作品が高く評価されている監督たちの注目すべき新作が集結。全世界から2000作以上の応募があった中で、「カンヌ・プルミエール」に選出された作品を手掛けた監督は、細田監督のほかに、『プラトーン』や『スノーデン』で知られるオリバー・ストーン監督、『逃げた女』でベルリン映画祭銀熊賞(監督賞)受賞したホン・サンス監督や、女優シャルロット・ゲンズブールの初監督作品、など名だたる世界有数の監督たちが顔を揃えている。また、日本での公開前夜にあたるフランス現地時間7月15日20時、カンヌでのワールドプレミアに細田監督が臨む予定だという。細田監督は今回の選出について「とても光栄に思います。アニメーション映画がカンヌ国際映画祭に選ばれること自体が極めて稀なことであり、今回の選出が、これから変化していく新しい映画の価値を観客に指し示す兆しと思います。コロナ渦の中で一時途絶えていた映画文化が再び復活する姿を、共にカンヌの地で祝い、感じたいと思います」とコメントしている。『竜とそばかすの姫』は7月16日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2021年07月06日細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』の完成報告会見が7月6日、都内で行われ、細田監督をはじめ、主人公すず/ベル役を担当するシンガーソングライターの中村佳穂、共演する成田凌、染谷将太、玉城ティナが出席。また、佐藤健が“竜”を演じることが発表され、佐藤本人も会見に駆けつけた。佐藤が演じる“竜”は、物語の舞台となる超巨大インターネット空間の仮想世界に現れる謎の存在という役どころ。劇場アニメーションの声優を務めるのは、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』以来、2度目となる。現在、劇場では佐藤の声も登場する予告編が上映されており「自分で聞けば、どう聞いても『おれじゃん』ってなるので、バレないかヒヤヒヤしていました(笑)」と情報解禁に安どの表情。“竜”は「仮想空間でみんなから怖がられている存在」だといい、「複雑な心を持った難しい役どころですし、『現実世界では何者なのか?』も謎の要素なので、そこにも注目してもらえれば」とアピールした。細田監督は、佐藤の起用について「製作途中、まだキャスティングの話も出ていない段階から決めていた」と明かし、「映画に必要な存在だと強く感じていた。竜の力強さを表現するなら、健くんにお願いするしかないと思った」とその理由を説明。佐藤がアフレコに参加したのは、わずか1日だったが「第一声からいきなり正解が出て、さすが勘がいいなと思った」(細田監督)。佐藤は「最初は竜の声というものがまったく想像できず、不安でしたが、細田監督が細やかにディレクションしてくださったおかげで、最後までやり切ることができた」と収録を振り返った。母親の死により、歌うことができなくなった女子高生のすずが、“もう一つの現実”と呼ばれるインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で歌姫「ベル」として脚光を浴び、悩み葛藤しながらも、懸命に未来へ歩む姿を描く。過去にも細田監督は『サマーウォーズ』をはじめ、インターネット上を舞台にした冒険物語を手がけており、「インターネットを肯定的に描く映画監督は、世界で僕ひとりだという思いもあるので、頑張って表現した」と自信のコメント。発想の原点は『美女と野獣』だと明かし、「現実と虚構という二重性があるインターネットの世界で、あの物語を表現したらどうなるかと考えた」と話していた。本編は昨日7月5日に完成したばかり。早速鑑賞した佐藤は「細田監督の真骨頂にして、新境地を見せていただいた。すばらしかったです!」と断言し、「映像が美しいだけで、ここまで人の心が震えるんだと…。涙腺が刺激されっぱなしでした、脳に直接“感動光線”を浴びた感覚。間違いなく映画館で見たほうがいい」と興奮しきりだった。取材・文・写真=内田涼『竜とそばかすの姫』7月16日(金)より公開
2021年07月06日俳優の佐藤健が6日、都内で行われた細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』(7月16日公開)の完成報告会見に出席。『竜とそばかすの姫』というタイトルに入っていながらも、ずっとベールに包まれてきた謎の存在、竜の声優を務めたことが発表された。本作は、インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界“U”で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語。佐藤が演じた竜は、“U”の世界で大勢から忌み嫌われている、竜の姿をした凶暴な謎の存在。国籍年齢性別その他一切の情報が明かされていない。佐藤は「自分に務まるのか不安でしたが、細田監督の温かいディレクションのもと、やり切ることができました」と語った。会見には佐藤のほか、細田監督、主人公すず/ベルの2役を演じる中村佳穂、すずの同級生を演じる成田凌、染谷将太、玉城ティナが出席した。
2021年07月06日細田守の新作アニメ『竜とそばかすの姫』の北米公開が決まった。配給会社は『未来のミライ』と同じGKids。英語のタイトルは『Belle』。日本公開は7月16日(金)だが、北米では冬の公開が予定されている。英語版の吹き替えキャスティングは未定。GKidsは、英語吹き替え版と英語字幕入りのふたつのパターンで公開するつもりでいるようだ。『未来のミライ』はアカデミー賞の長編アニメ部門に候補入り。インディーズ長編部門でアニー賞を受賞した。文=猿渡由紀『竜とそばかすの姫』7月16日(金)公開
2021年06月15日常田大希率いる音楽集団millennium paradeが、細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』のメインテーマ「U」を書き下ろしたことが発表された。『竜とそばかすの姫』は、細田監督作品としては、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生がヒロインとなるアニメーション作。母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、“もうひとつの現実”と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界「U」で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語を描く。細田監督が「インターネット仮想世界「U」の巨大な世界観を音楽で表現するために、「どうしても常田さんに音楽を作ってほしかった」と熱烈なオファーを送ったという。細田作品のファンだった常田は、監督の緻密な絵コンテを見て圧倒され、楽曲制作を快諾した。常田が作詞作曲したのは、今作のメインテーマであり、主人公ベル(すず)が巨大インターネット仮想世界「U」で歌うオープニングシーンを飾る楽曲。タイトルもまさに「U」で、これまでクリエイティブファーストに様々なゲストを迎えてきたmillennium paradeに、主人公すず/ベル役を演じる中村佳穂が歌唱で初参戦する。制作にあたって行われた打ち合わせで監督は、「(常田さんは)打ち合わせの最初から音楽が聞こえていた」と、常田の世界観・表現力を絶賛。一方、常田は「僕たちはインターネットの発達とともに成長し、世界中のいろいろな年代・ジャンルの音楽をインターネットを通して触れあい始めた世代。今作の世界観とリンクしたのでは」と今回のコラボレーションを分析した。また、先日行われたレコーディングの感想を聞かれると、常田は「中村さんとの作業は初めてでしたが、いい緊張感を持ちながら和気あいあいと楽しくレコーディングを行うことができた」と振り返り、さらに、中村の歌唱を聞いた時の感想として「さすが!日本語をここまでグルーブさせられるシンガーはなかなかいない。うれしいサプライズだった」と笑顔を見せた。中村は、「常田さんとは同い年ということもあり、楽曲をより良くするためのアプローチが似ており、納得がいくまで粘ったクリエイティブができた」と互いの表現方法を尊敬し合いながらレコーディングを行えたと振り返る。また、本楽曲「U」は、7月16日(金)に公開となる今作に先立ち、7月12日(月)に配信リリースが決定している。■細田守監督原作・脚本・監督millennium paradeとBelleのコラボレーションは、あらゆる制約を軽々と突き抜け、グローバルな高みに達成している。これは、大変なことになるんじゃないかな。■常田大希(millennium parade)メインテーマ「U」制作細田監督から『竜とそばかすの姫』のスケッチを見せていただいた時、その世界で鳴り響く音が自然と湧き出てきたのを覚えています。小さい頃から慣れ親しんだ細田守監督渾身の最新作ということで、全身全霊で挑ませて頂きました。そして主役”ベル”を演じるのが "日本音楽界の宝" 中村佳穂ということで音楽面に於いても最高に刺激的な製作となりました。映画としては勿論、音楽作品としても間違いなく素晴らしい出来になっておりますので、是非劇場で大迫力でご覧ください。■中村佳穂主人公・すず(ベル)役、劇中歌歌唱常田さんとは音楽フェスですれ違う程度でしかお会いしたことがなかったので、今作でご一緒できて嬉しかったです。お互いに楽曲制作の初コラボということで緊張しましたが、『竜とそばかすの姫』の曲でもあるというお題もあったので、お互いバランスをとりながらも、もっと良くなる部分を熱を持って探しながらレコーディングさせていただき、とても楽しい時間でした。私たちはインターネットがまさに始まった時の世代で、ジャンル関係なくカッコいいと思えるものを見たり聴いたりが手に取る事が容易になり始めた世代ですが、人の心を打つものは結局何なのか、この作品を通して改めて考えるきっかけになりました。今作はそれが命題だと感じつつも、頭で考えすぎず、楽しんで波に乗るような気持ちで取り組みました。『竜とそばかすの姫』7月16日(金)公開millennium parade × Belle「U」2021年7月12日(月)配信リリースMusic & Lyrics: 常田大希Vocal: Belle (中村佳穂)Timpani, Drum line snares, Marimba, Gran cassa & Cymbals: 石若駿Horn arrange, Trumpet, A.Sax & Flute: MELRAWPiano & Synthesizer: 江﨑文武Trombone: 川原聖仁Horn: 濱地宗Beat Programming & all other Instruments: 常田大希Recording & Mixing: 佐々木優
2021年06月03日細田守監督最新作『竜とそばかすの姫』の新ビジュアル、そして本作に参加するスタッフ陣が公開された。本作は、『時をかける少女』(2006)、『サマーウォーズ』(2009)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012)、『バケモノの子』(2015)、『未来のミライ』(2018)と過去作すべてが日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞を受賞し、『未来のミライ』ではアニー賞受賞に米国アカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートと、日本のみならず世界中の観客を魅了し続けてきたアニメーション映画監督・細田守の最新作。インターネット世界を舞台に、母親の死により心に大きな傷を抱えた主人公・すずが、“もう一つの現実”と呼ばれるインターネット上の仮想世界<U(ユー)>で大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語だ。すずは、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>に、歌姫「ベル」として参加。母の死をきっかけに歌うことができなくなっていたすずは、<U>では自然と自ら作った歌を披露することができ、その歌声で世界に注目される存在に。そんな矢先、ベルの前に<U>で忌み嫌われる竜の姿をした謎の存在が現れるーー。先日、現実世界で、すずと同じ高知の高校に通う同級生たちの声を成田凌、染谷将太、玉城ティナ、幾田りら、そして相対する、超巨大インターネット世界<U>を彩る個性豊かなキャラクターたちに森川智之、津田健次郎、小山茉美、宮野真守といった豪華声優陣が集結することが発表され、SNSを中心に話題となっている本作。そんな中、この度、歌姫・ベルと竜の姿が描かれた新鮮なビジュアルが公開された。これまで、主人公が少しずつ成長する様子と入道雲の雄大な姿を重ね合わせることで「夏休みに冒険をして、一皮むけ、成長する」というテーマを象徴的に表現してきた細田監督。それを表すように、歴代ポスターにも欠かさず、“入道雲”が描かれてきたが、今回は澄み渡るような満点の星空の下で<U>の歌姫・ベルと竜が見つめ合う姿がロマンティックに描かれている。このビジュアルがポスターとして、6月上旬から映画館に掲示される予定。ぜひ、映画館に行った際にはポスターを見つけてほしい。さらに、『ウルフウォーカー』含め、5本のアカデミー賞ノミネート作品を誕生させてきたアイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンや、ロンドン在住の新進気鋭のイギリス人建築家でデザイナーのエリック・ウォンの参加、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオで『アナと雪の女王』をはじめ数々のキャラクターデザインを生み出したジン・キムが歌姫・ベルのキャラクターデザインを担当することが発表されたが、今作には世界のクリエイターだけではなく、日本屈指のクリエイターたちも集結する。今回、<U>の世界でみんなから恐れられ、忌み嫌われている竜のデザインを手掛けたのは、書籍の装画なども手がけ、緻密で幻想的な世界観で多くのファンを持つ秋屋蜻一。数あるデザイナーの中から、細田監督が「この人が描く竜が良い!」と直々に選んだ新しい才能で、今回、その竜のキャラクターデザインも公開となる。また、東映動画所属時代に細田監督の師匠であり、『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』以降、細田作品のメインスタッフとしてすべての作品に参加している山下高明が、<U>の世界の作画監督を担当するほか、同じく、ほぼすべての細田作品に原画や作画で携わっており、1997年にはエミー賞アニメーション部門の「優れたアニメーション演技賞」も受賞した経歴を持つ青山浩行が、現実世界の作画監督とキャラクターデザインを担当。長年、細田監督と共に良質な作品を世に送り続けてきた二人が、今作でも腕を奮う。さらには、『千年女優』『東京ゴットファーザーズ』『パプリカ』などの代表作をもつ今敏監督の全作品で美術監督を担当し、数多くのイマジネーションと現実が融合した世界を描いてきた池信孝が、美術監督を担当。『ALWAYS 三丁目の夕日』で第29回日本アカデミー賞最優秀美術賞を受賞し、『サマーウォーズ』でインターネット上の仮想世界<OZ>の美術デザインを担当した上條安里が、美術設定(プロダクションデザイン)を担い、およそ10年ぶりとなるインターネット世界を舞台にした今作でも、圧倒的な世界観を描く。加えて、『サマーウォーズ』で、<OZ>の世界とアバターの CG を制作指揮した堀部亮が、今作でもCGディレクターを担当するほか、同じく『サマーウォーズ』でCGを担当した下澤洋平が堀部と共にCGディレクターとして参加。細田監督作品の特徴でもある手書きとデジタルのハイブリッドな表現を支えてきた二人の高いCG技術が、本作でも遺憾なく発揮される。そして、本日5月21日(金)よりムビチケ前売券(オンライン)の販売もスタート。ムビチケ購入者限定で、映画公開前から本作をより深く楽しめるキャンペーンが始まる。映画の制作過程で作られた画像や動画をいち早く閲覧したり、限定 SNS 企画に参加できたりなど、様々な特典が用意されているとのことなので、ぜひ早めの購入を検討してほしい。公式HP: 『竜とそばかすの姫』7月16日(金)より公開
2021年05月21日細田守監督が再びインターネット世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高校生をヒロインにしたアニメーション映画『竜とそばかすの姫』の新ビジュアルが完成した。成田凌、染谷将太、玉城ティナ、森川智之、津田健次郎、宮野真守ら魅力的なキャストたちが発表されている本作。未だ発表されていない主人公・すずとベル、そして竜の声優キャストに注目が集まる中、今回公開されたビジュアルでは、そんな歌姫ベルと竜の姿が描かれている。これまで、主人公が少しずつ成長する様子と、入道雲の雄大な姿を重ね合わせることで、「夏休みに冒険をして、一皮むけ、成長する」というテーマを象徴的に表現してきた細田監督。今回のビジュアルでは、入道雲が浮かぶ青空から一転、満点の星空の元、見つめあうベルと竜がロマンティックに写し出されている。なおこのビジュアルは、ポスターとして6月上旬より映画館に掲示される。さらに、世界のクリエイターだけでなく、日本屈指のクリエイターたちが本作に集結していることも判明。仮想世界<U>の世界でみんなから恐れられている竜のデザインは、書籍の装画なども手掛ける秋屋蜻一が担当。数あるデザイナーの中から、細田監督直々に選んだ新しい才能で、その竜のキャラクターデザインも今回公開された。ほかにも、東映動画所属時代に細田監督の師匠であり、『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』以降、細田作品のメインスタッフとして全ての作品に参加している山下高明が、<U>の世界の作画監督を。同じくほぼ全ての細田作品に原画や作画で携わっている青山浩行が、現実世界の作画監督とキャラクターデザイン。今敏監督の全作品で美術監督を担当した池信孝が美術監督。『サマーウォーズ』で<OZ>の美術デザインを担当した上條安里が美術設定(プロダクションデザイン)。<OZ>の世界とアバターのCGを制作指揮した堀部亮がCGディレクター。同じく『サマーウォーズ』でCGを担当した下澤洋平もCGディレクターとして名を連ねる。『竜とそばかすの姫』は7月16日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:竜とそばかすの姫 2021年7月16日より全国東宝系にて公開©2021 スタジオ地図
2021年05月21日