内村光良が知念侑李(Hey! Say! JUMP)とW主演を務め、脚本・監督まで手がける映画<a href="">『金メダル男』</a>。このほど、構想5年におよぶその原作となる小説を読売新聞夕刊にて連載を開始、6月には全60回分をまとめた文庫本が発売されることになった。1964年、長野県塩尻市生まれの秋田泉一は、小学校の徒競走での一等賞をきっかけに数々の大会で金メダルを獲得、中学に入るころには「塩尻の金メダル男」と呼ばれるようになる。水泳から剣道、陸上、絵画、俳句から“火起こし大会”までを網羅する彼は、“一番を目指し続ける”という波瀾に満ちた人生を送ることに――。本作は、内村さんが2011年7月に行った一人舞台「東京オリンピック生まれの男」をもとにしたエンターテインメント作品。何度失敗しても決してめげず立ち上がり、さまざまな一等賞にとことん全力で向かって、思いがけずチャンスをつかんでいく泉一。その一途な生き方が、高度経済成長からバブル崩壊を経て、平成の今日まで、時代風景と重ね合わせながらユーモアたっぷりに描かれていく。この度の新聞にて連載される小説は、内村さん自らが脚本・監督・主演を務める映画の原作として、新たに全編書き下ろしたもの。芥川賞にも選ばれた又吉直樹を筆頭に、異分野からの文芸作品が社会的な注目を集める中、内村さんは昨年「小説を書いてほしい芸人1位」にも選出(2015年7月「R25」にて掲載)。1964年生まれの内村さん自身が歩んできた道のりの集大成とも言えそうな、ある男の切なくも面白可笑しい半生を、内村さんの筆がどう描きだすのか要注目。なお、新聞連載の挿絵は人気のイラストレーター・五月女ケイ子が担当しており、小説の世界をレトロチック、かつ鮮やかに彩る。<内村さんコメント>この小説執筆のお話をいただいたとき、とても驚きました。日々多くの方々の手に届く新聞に、自分の文章が毎日載るなんて、夢にも思いませんでした。原稿の執筆は2015年夏から半年以上かけ、試行錯誤を繰り返しながらいまなお進めています。執筆時間の確保が一番大変で、セミの声を聞きながら時間が足りなくて気が狂うかと思ったこともありました。本作は、映画の脚本作りや撮影、編集と同時並行して書き進めていくという、通常にはない新しい試みにもなりました。映画のワンシーンをヒントに小説では、少し違った世界を描いたり、その逆もあったりで、相乗効果があったように思います。主人公と同世代の人には懐かしく、若い世代の人には新しいエンタメストーリーとして楽しんでもらえたら嬉しいです。長編小説「金メダル男」は4月4日(月)付の読売新聞夕刊にて連載開始、文庫本は6月25日(土)に中央公論新社より発売。映画『金メダル男』は10月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月30日東京都・渋谷のパルコミュージアム(渋谷パルコPART1・3F)は、イラストレーター・五月女ケイ子の代表作を再構成した展覧会「五月女ケイ子の逆襲 ~ケイ子の裏博覧会~」を開催する。会期は4月7日~4月17日。開場時間は10:00~21:00(4月17日は18:00閉場)。入場料は一般500円、学生400円、小学生以下無料。同展は、五月女ケイ子がこれまでに描きためた代表作を「逆襲」をテーマに再構成したもの。さらに「逆襲」をテーマに描き下ろし作品も加えられて一挙公開される。会場内には原画をはじめ、五月女ケイ子制作のアニメーションや映像作品(フジテレビCOOL TVチャンネル配信「バカ・ミゼラブル」、映画「バカ昔ばなし」など)、いくつかの参加型・体験型の演出も用意されている。会場を巡りながら、人生あるあるに大きく頷き、ときに笑い、ときに涙し、大スペクタクルな新しい五月女ワールドを体感することができる展覧会になっているということだ。なお、入場者には"人生のターニングポイントで大活躍するかもしれない"特製「ケイ子の逆襲語録シール」がプレゼントされる(なくなり次第終了)。同展の開催に際し、五月女氏は次のように語っている。「20代の頃から、上を見たピュアな人を描いてきたけど、だいぶ大人になって、こう思います。上を見ない日があってもいいじゃない。髭生えたって、お金が一番だって、ずるくても不器用でもいいじゃない。崖っぷちを這い上がってでも、前にすすむ、そんな愛おしい全大人たちに、この「逆襲」展覧会を捧げます。そう、ケイ子の逆襲のはじまりです。」なお、五月女ケイ子(そおとめけいこ)はイラストレーター、コラムニスト、脱力劇画家、役者的活動。1974年山口県生まれ。横浜育ち。大学卒業後、独学でイラストレーターに。イラストを担当した「新しい単位」(扶桑社刊)が30万部を超えるベストセラーとなりアジア各国でも発売。2013年リリースされたLINEスタンプもその独特なタッチとシュールさで人気となる。2015年TOKYO DESIGNERS WEEKSの「北斎漫画インスパイア」展のミラノにも出展。ももいろクローバーZ「親子祭り」のグッズデザイン、back numberの「オールナイトニッポン」の番組特製カルタなどグッズデザインも手がけている。
2016年03月09日意外と知らない社会的なテーマについて、ジャーナリストの堀潤さんが解説する連載「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは、「人工知能(AI)」です。***人間の知能的な働き、学習、推測、判断などをコンピューターが行う人工知能。身近なところでは、googleやFacebook、iOSのSiriなどで、次の行動を予測し、興味のありそうな情報をあげて提案するというのは、AIの技術によるものです。コンピューターが大容量を計算できるようになったため、過去のデータを蓄積し、それを瞬時に計算・分析。データ量が多いほど、より正確な予測が可能になります。私たちがGoogleやFBを無料で使えるのも、代わりに、検索結果や写真などの大量の情報をAIに与えて、より賢くなるよう、トレーニングし続けているからなんですね。株取引でも、プロの投資家が儲け続けられるのは、株の値動きをAIが判断して、的確な売り買いをしているからなんですよ。人工知能の発達は予想以上に早く、「人工知能が人を追い抜いて、支配する世界が来るかもしれない」とスティーブン・ホーキング博士は警鐘を鳴らしています。ビル・ゲイツさんも昨年取材した時に「医療、医薬品の開発には極めて有効に働くだろう。でも、労働部門では多くの仕事が失われることになるので、対策をしないと取り返しがつかなくなる」と話していました。オックスフォード大学でAIを研究するマイケル・A・オズボーン准教授は、702の業種について将来どれだけ自動化されるかを調べたんです。すると10~20年の間に、アメリカの総雇用者の47%が自動化されるリスクがあると、衝撃的な発表をしました。今後、電話オペレーターや保険の審査、レジ、ホテルの受付、薬を処方するなどの簡単な医療サービスはとって代わられるでしょう。介護の現場でも、感情に左右される人間よりも、献身的に働くAI搭載のロボットの方がよいという説があります。また、過去の判例を分析すれば弁護士や検事もAI化が可能に。軍事ロボットも開発されていますし、今後はAIを使う側の倫理観が問われますね。将来、機械に仕事を奪われる不安に怯えるのではなく、じゃあ、人にしかできないことは何だろう?と考えることが、新しい価値を生むチャンスになるかもしれません。◇ほり・じゅんジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2016年3月9日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子
2016年03月02日“ユニーク度”の高いイラストでおなじみの五月女ケイ子さん。ビビッドな原色を多用したカラーイラストは、どこかレトロで懐かしく。水墨画のようなモノクロの作品は、そのシュールさに思わずくすっと笑ってしまう。また、お姫様のような夢見がちな女の子の絵も印象的!そんな五月女さん、大学時代は編集者になりたかったそうで。お話をお聞きしました。***――ということは、入社試験を受けたんですか?五月女:いや、受けてない(笑)。私たちのときって超就職難の時代で、こりゃどうせ入れないだろうと思って、書類も出さなかった。でも、それまでまったり映画撮ってたような人たちも、みんなテキパキ就職活動して内定取ってて、「え、私どうするんだ?」って、初めて将来をリアルに考えたんです。そこでようやく、「イラスト描きたいかも…?イラストレーターになりたい…?なろう!」ってなりまして(笑)。それまでちゃんと絵を描いてなかったのに。――自信はありました?五月女:あったんですよね…。私は岐路に立ったときは、心の赴くままに進むほうなんですが、なぜかいつも妙な自信があるんです。自分でも、なんだそれ?って思うんですけど…。いや、思い込みが激しいのかな(笑)。でも、ものを作りたいっていう気持ちが本当に強かったし、こんなにもの作りがしたい人はいないだろうから、気持ちでは負けてない!って思ってた気がする。基本的には自分に全く自信がないので、強い気持ちに必要以上に頼っちゃうのかも…。とはいえ行動せねばと思って、それから毎日イラストを描いて、溜まったものをいろんな出版社に送って、初めてご連絡をいただいたのが、御社の『Hanako』でした。嬉しかったなぁ。――なるほど。その頃から、今みたいなシュールな作風でした?五月女:全然違います。頼まれるがままに、かわいい雰囲気のイラストみたいなのを描いてました。スタイルにはまったくこだわりがなかったので。でも、やっぱりそれって魅力がなかったみたいで、せっかくいただいた連載のイラストがすぐ終わっちゃったり、そんなにうまくいかなかったんです。それであるとき、当時まだ彼氏だった今の夫から、「<徹子の部屋の、他の部屋や屋敷の周囲がどうなってるのか>っていうイラストを描いてほしい」と頼まれたんです。おどろおどろしい、ちょっと怖い感じで描いてほしい、と。例えば、お菓子のルマンドの部屋があったり、地下で誰かが発電してたり、屋敷の外には野犬がいっぱい…みたいな。そのとき私はバイトしかしてなかったから時間もあって、3日くらいかけて描いたんですが、それが本当に楽しくて。――今まで描いていた絵と、何が違ったんですか?五月女:初めて、かわいくない絵を描いたんです(笑)。今まで、“かわいい絵”を求められることが多くて、なんかそれがしっくりきてなくて。それから、絵を通じて人を笑わせるっていうのも初めてだったし、それもすごく楽しかった。たぶん“こういう絵を描きたい”って、絵に対して自我を持ったのも、そこが初めてだったと思う。描き上げたときの満足感とやりきった感は、今でも忘れられません。――その絵は、結局どこかに掲載されたのでしょうか?五月女:二人でその絵を持って、マンガ雑誌の編集部に売り込みに行ったりしたんですけど、まあテーマがテーマなので、お蔵入り。しかし今思うとやってることが若いですねぇ。『バクマン。』とか、『まんが道』みたいだ(笑)。◇そおとめ・けいこ1974年生まれ、山口県出身。大学卒業後にイラストレーターとなり、現在、広告や雑誌、LINEスタンプなど、幅広いジャンルで活躍中。弊誌でも堀潤さんの連載「社会のじかん」の挿絵&一言コメントを担当。夫は放送作家・演出家の細川徹氏。1児の母。◇展覧会に向けての一枚。11/9~14まで、外苑前の<ギャラリーハウス マヤ>にて、「五月女ケイ子乙女の逆襲展」という展覧会を開催。“清く正しく美しく、コノヤローバカヤロー”な、ニュー乙女の決起集会、だそうです。イラストはもちろん、乙女の鉄アレイアクセサリー(?!)も販売。怒れる女子は大集合すべし。※『anan』2015年11月11日号より。写真・小笠原真紀衣装協力・東京ドレス
2015年11月09日仕事はバリバリ、メイクもばっちりで一見完璧な人が、ふとしたときに生活習慣が出てしまう“残念な瞬間”が多数目撃されています。今回はそんな“残念”な女たちをみんなの目撃情報から一斉に紹介!「こういう人いるいる」と頷いたそこのあなた!自分のマナー大丈夫ですか?<電車>■ 動いている電車の中で立ってメイクしていた女の人。かなりのツワモノです。(28歳・教育関連)■ 電車内でファンデーションをはたいて粉をばらまいてることに気づかない女子…。(31歳・営業)■電車で眉毛を切っている人。切った眉毛どうするの…。(21歳・学生)<食事>■気になる男性に高級中華料理店に誘われて行ったら、エビチリソースを手でつまんで食べてた。(25歳・自由業)■すごい可愛い後輩がいたのでごはんに誘ったのですが、お店での姿勢、声のトーン、食べ方がひどく下品…もう誘いたくない。(30歳・事務)<残念な習慣>■一見無口だけど仕事をしっかりこなす同僚。テキパキしていてすごいな~と思っていたのですが、ある時、足癖が悪いことが判明…。どこでも構わずに足で何かをする姿に引いた。(31歳・事務)■手を洗った後、髪の毛を触ったり洋服で拭いてハンカチを持っていないのをごまかしていた。(33歳・事務)※『anan』2015年9月2日号より。イラスト・五月女ケイ子
2015年09月01日いとうせいこうが総合プロデュースを務める「第8回したまちコメディ映画祭in台東」が、9月18日(金)~22日(火・祝)に開催されることがこのほど決定。併せて本映画祭のメインビジュアルを、「ゲゲゲの鬼太郎」でお馴染みの水木しげるが担当していることが明らかになった。「したまちコメディ映画祭in台東」は、文化芸術の街「上野」と喜劇発祥の地「浅草」を舞台に繰り広げられるコメディ映画の祭典。「映画(Cinema)」「したまち(Down town)」「笑い(Comedy)」をキーワードに、東京随一の下町(したまち)の魅力をコメディ映画を通じて味わうことができる住民参加型の映画祭だ。これまで、第1回:しりあがり寿、第2回:五月女ケイ子、第3回:吉田戦車、第4回:リリー・フランキー、第5回目:みうらじゅん 、第6回:辛酸なめ子、第7回:安齋肇と、名だたる漫画家、イラストレーターが担当してきた「したコメ」のメインビジュアル。第8回目を担当する水木氏が「夢に見た楽しげな情景です」と語るビジュアルには、レッドカーペット上で雷門の提灯を大玉運びする妖怪たちの姿や、風神・雷神さまが飛び出してきている様子が、楽しく賑やかな雰囲気で描かれている。カーペットの先頭を歩くカエルは、映画関係者の参拝も多いという本覚寺蟇大明神のカエルを表現。右下の狸は、狸を守護としてまつっている浅草寺鎮護堂の狸をイメージしたものとなっている。そして右下のやかんには、水木しげる氏のサイン“MS”が。今回のビジュアルに関して、総合プロデューサーのいとうせいこうは「送られてきた完成品を目にして、思わず手を合せました。ありがたや!笑いの力であらゆる厄を祓って下さる縁起のいいビジュアルです。どうぞみなさんも笑いと合掌を!」と歓喜のコメントをしている。国内外の新作を始め、旧作・名作・珍作・異色作が上映されるという「したコメ」。「心に元気を!」のキャッチフレーズの通り、元気がもらえる本映画祭をぜひチェックしてみて。「第8回したまちコメディ映画祭in台東」は9月18日(金)~22日(火・祝)まで開催。(text:cinemacafe.net)
2015年06月12日●企業とクリエイターが交錯する「Creative Life展」建築、インテリア、プロダクト、グラフィック、アートなど、優れた生活デザインとアートが世界中から集まる国際的なクリエイティブイベント「TOKYO DESIGNERS WEEK2014」(以下、TDW)。今年で29年目を迎えた同イベントのコンテンツはDESIGN、ART、MUSIC、 FASHIONの4本柱で展開され、その規模は過去最大。「Creative FeS天才万博」というテーマ通り、右にも左にも一切並ぶことのない「天才」たちが肩を並べるという、まさにフェスティバルな10日間となった。会期中はさまざまな企業、ブランド、学校、大使館、デザイナー、アーティスト、ミュージシャンが展示やライブイベントなどでにぎわいをみせたが、屋内外の展示作品だけとってみても、じっくりと鑑賞していたらとても1日では回りきれないスケールだ。今回は会場を歩き回った中から、特に目をひいた作品を何点かピックアップして紹介したい。○Creative Life展TOKYO DESIGNERS WEEKのメインコンテンツである「Creative Life展」。さまざまな企業および商品のプロモーションの場であるこちらの会場では、新たなビジネスパートナーとのマッチングが生まれる「B to B」、流行を生み出す生活者と出会う「B to C」の双方への試みが展開された。隈研吾×すまいみらい研究所による「1.2mmの木」は、木目をプリントした薄い金属板を織りあげるように積層した作品。プリント面の曲げ加工とその積層が、金属の硬質感とリアルな木質感が融合した多様な表情を生み出している。また、CHINTAI ×DESIGN ASSOCIATIONブースでは、ミラノ、ロンドンと世界各地で注目を集めた"和のメリーゴーラウンド"が東京に凱旋。世界中で愛され続けるメリーゴーラウンドをTOKYO(あたらしい和)をテーマに再構築しており、清川あさみを中心にクリエイターたちのアイデアが詰まったものとなっている。●安野モヨコ、ラーメンズら現代のクリエイターが描く"北斎漫画"○北斎漫画インスパイア展数ある展示の中でも、特に興味深かったのが「北斎漫画インスパイア展」。これは2012年から始まったTDWでは特別企画となるインスパイア展で、2012年の伊藤若冲に続き、今年は人物のあらゆる生態をはじめ江戸の風俗文化や全国の名所風景を描いた葛飾北斎がテーマとなった。葛飾北斎による「北斎漫画」にインスピレーションを受けた安野モヨコ、葛西薫、片桐仁(ラーメンズ)、小林賢太郎(ラーメンズ)、菊地敦巳、五月女ケイ子、永井一史、堀江貴文、グエナエル・ニコラなど、53人ものジャンルを横断したクリエイターたちが参加した。○著名建築家による「提案」と「建築模型」「建築模型とその提案書展」は、建築のアイデアが集約された提案書と、そのアイデアを具現化した建築模型を同時に展示する企画展。伊東豊雄、隈研吾ら日本を代表する建築家13組からの「提案」をまじまじと見られる貴重な機会となった。○ASIA AWARDSヤングクリエイター展30歳以下の若手クリエイターが参加する「ヤングクリエイター展」。各部門の審査員には、佐藤可士和、中村勇吾、猪子寿之、名和晃平、渋谷慶一郎ら、各分野の一線で活躍する人物たちが名を連ねた。○着物×きもの×KIMONO Exhibition日本の着物文化の存続と発展を支え、着物の歴史、伝統、そして美に対する正しい理解を未来につなげていくことを目的とした「Dare to Dream Design Awards」も同イベント内で開催された。○プロ展国内外のプロクリエイターによる個展形式の展示。国内外のバイヤーや10万人を超えるデザイン感度の高い来場者へのプレゼンテーションの場としても機能していた。○学校作品展・学生展クリエイティブを学ぶ"天才クリエイター"の卵たちが競う学校作品展。これからを担う若い発想が数多く披露されていた。いかがだっただろうか。今回の展示会を通じて、クリエイティブが国境はもちろんジャンルの広がりまで、どんどんとボーダレス化してきていることを身をもって体感した10日間となった。全体を通して、作り手というよりは受け取る側の感覚や感性が、年々育ってきているように感じた。未来に向かうこれからのデザインやアートの可能性と進化を来年度の東京デザイナーズウィークにも期待したい。
2014年11月04日スキー場のリフトに取り残された男女3人のサバイバルを描いた『フローズン』の試写会が8月4日(水)に開催され、漫画家、イラストレーター、小説家と幅広い分野で活躍し、本作にもコメントを寄せているみうらじゅんと、本作のフライヤーの特徴的なイラストを担当している五月女ケイ子(そおとめ けいこ)による“妄想”トークイベントが行われた。まず映画について、みうらさんが「パニック映画は久しぶり。中学のときに『エアポート』シリーズとか流行りましたね。あれを観て飛行機乗れなくなりましたけど、この映画観るとリフトに乗れなくなりますね。トラウマですよ」と言えば、五月女さんは「私は、リフトに1回だけ乗ったことがあったんですが、もう乗りたくないですね。産後、初めて観た映画が『フローズン』だったんですが、授乳しながら家で観てて、寒くなっておっぱいの出が悪くなりましたね」と明かした。頂上へと向かう途中のリフトが突然停止。全ての客が帰ったと思った係員の勘違いにより、地上15メートルの高さに取り残され、スキー場が営業を再開するのは1週間後…。この状況下でどうすれば助かるか?みうらさんの「おしっこを凍らせて階段を作るというのはすごいですよね」という言葉に五月女さんは「Gacktさんの自宅に滝があって、おしっこが止まらないそうです。Gacktさん向けの助かり方ですね」と返し、さらに「キリンの首のように足が伸びれば良いと思います。時間はかかると思うけど」と妄想は加速…。この日は、Twitter上で募集した、「もし、スキー場のリフトに取り残されたら?」というお題での大喜利の優秀作品9本が発表され、その中からみうらじゅん賞と五月女ケイ子賞の選定も行われた。五月女さんが選んだのは「あったかいものしりとりをする!」というもの。「リラックマ→前田敦子→小嶋陽菜→なべやきうどん…。何も解決していない感じが好きですね。前田敦子さんはAKB48ですし、温かそうですよね。48人考えて、しりとりすると2週間くらい過ぎるかもしれないですね」と語り、みうらさんも「しりとりの最後は“なべやかん”でもよかったですね」とネタに負けないかなり無意味なコメントを残した。みうらじゅん賞は「3人揃って裸になる」。みうらさんは「無意味なところが好きですね。もう、パーッといこうよ!ってことですよね。もう見られることもないわけですから、目の正月ってことですよね」と、くだらなさに称賛を送った。『フローズン』は8月7日(土)より渋谷シネクイントほか全国にて順次公開。■関連作品:フローズン 2010年8月7日より渋谷シネクイントほか全国順次公開© 2009 FROSTBITE FEATURES, INC. All Rights Reserved■関連記事:見てるだけで汗も凍る!?つしまみれ楽曲の入った『フローズン』予告編が到着スペシャルゲストと一緒に極寒体験!『フローズン』試写会に20組40名様ご招待注目ガールズバンド、つしまみれのデビュー曲が映画『フローズン』イメージソングに極寒のスキー場のリフトに取り残されたら?『フローズン』試写会に10組20名様ご招待
2010年08月04日