ドラマ『花子とアン』を始め、数多くの作品で活躍中の俳優・鈴木亮平さんが、3月4日から上演の舞台『ライ王のテラス』で初の主演を務める。今回、上演直前の鈴木さんに、舞台に挑む意気込みをじっくり伺いました。***――先ほど、鈴木さんの初主演舞台となる『ライ王のテラス』の制作発表会見を拝見させていただきましたが、今度の舞台に対する鈴木さんの強い熱意を感じました。やはり主演ということで、向かうスタンスも違いますか?鈴木:主演も助演も同じ姿勢で向かわれるという方も多いですが、僕は結構違うと思います。やはり主演である以上、すべての責任を背負わなければいけないと思っています。自分のキャパがそこに追いつかなくてはいけないんですが。――でもそう思うのは、相当プレッシャーがかかることですよね。そうですね。だからそれをいい方向にスイッチしていくようにはしています。例えば、作品がうまくいかなければ自分のせいですから、準備の段階で思いつくだけのやれることはやっておくということだったり。それは興行的な部分だけではなくて、現場の雰囲気作りに関しても同じです。スタッフさんがどれだけ作品にノッてくれるかとか、共演者がどれだけ作品に懸けてくれるかって、主役の空気感によって違ってくると思うんです。少なくとも僕自身はそうなので、座長としてそこは責任を持ってやりたいなと思っています。――会見でも、会場を盛り上げたり、共演者の方をフォローされたりしていらっしゃって、それも主演の責任感からかなと思いました。鈴木:そこ解説されると、恥ずかしいですね(笑)。――舞台に立つのが3年ぶりということで、会見でも「舞台をやりたかった」とおっしゃっていましたが、その思いをもう少し教えていただけますか。舞台って、本番までに稽古が1か月近くあり、お仕事の効率としては決してよくないと思うのですが…。鈴木:短期的にはそう感じるかもしれません。ただ、長期的に見たらそんなことはないんです。僕の場合、映像の現場では、十分な稽古がないぶん自分の持っている引き出しで勝負しないといけない。じゃあいつその引き出しを増やすのかといったら、舞台なんです。舞台で身についた経験が生きることがあるんですよね。例えば『按針 ANJIN イングリッシュ・サムライ』という舞台で武将を演じた時の所作や殺陣は、毎日繰り返すことで自然と身についていて、それが時代劇の現場で生きてくる。『花子とアン』では自宅で和服で過ごす役でしたが、着物を着慣れている人の振る舞いや雰囲気ってあると思うんですよね。そこが理解できていたのは大きかった。自分が枯れないためにも、僕にとって舞台は必要な場なんです。◇すずき・りょうへい1983年生まれ、兵庫県出身。モデルを経て’06年に俳優デビュー。’14年にドラマ『花子とアン』のヒロインの夫役で注目を集め、昨年のドラマ『天皇の料理番』で演じた主人公の兄役が話題に。出演映画『海賊とよばれた男』の公開も控える。弊誌連載「中学英語で世界一周!」も好評。◇information鈴木さん主演の舞台『ライ王のテラス』は、3/4~17まで赤坂ACTシアターにて上演。アンコール・トムから着想を得た三島由紀夫が、史実にフィクションを交えて書き上げた戯曲を、長きにわたり今作の上演を熱望していた宮本亜門が演出する。ホリプロチケットセンター TEL:03・3490・4949※『anan』2016年3月9日号より。写真・森滝 進(まきうらオフィス)スタイリスト・小林聡一郎インタビュー、文・望月リサ
2016年03月02日三島由紀夫の最後の戯曲『ライ王のテラス』が鈴木亮平主演で蘇る! 1月28日、この製作発表会見が都内にて行われ、鈴木のほか、出演の倉科カナ、中村 中、吉沢亮、大野いと、神保悟志、鳳蘭、演出の宮本亜門らが登壇。大作へかける意気込みを語った。舞台『ライ王のテラス』 チケット情報カンボジア最強の王と呼ばれ、今もなお圧倒的な存在感を誇るアンコール・トム遺跡のバイヨン寺院を建設したジャヤ・ヴァルマン七世王を主人公にした、壮大なロマンの物語。今回は1969年と1974年に北大路欣也が主演して以来の、久々の上演となる。主役を務めるのは、鈴木亮平。開口一番「今回は本気です!…もちろん今までの作品も全部本気ですが、今回は一番本気です!!」と話す。その鈴木はドラマ『天皇の料理番』で20キロ減量するなど、肉体改造をして役に挑む俳優として知られるが、「ジャヤ・ヴァルマン王は、三島さんが「完璧な肉体を持った王である」と書き、美しい、若い、爽やか…と色々な形容詞で肉体を褒めちぎっている。それに見合う肉体を作り上げなければいけない。そして精神と肉体が対立する話ですので、それに見合うよう精神を高めていかなければならない。様々なハードルをクリアしなければいけないので、今回は本気です」とのことなので、今回もぜひ注目を。さらに鈴木は、「肉体と精神を極限に高めて、世界遺産であるアンコール・トムのバイヨン遺跡を作り上げたこの王様の熱量に負けないだけの熱量で臨みたい。アンコール遺跡に負けない、千年残る舞台を作り上げたいと思っています」と意気込みを話していた。そして演出を手がけるのは、国内外で高い評価を得ている宮本亜門。「大学の頃からこの作品が好きで、誰か上演してくれないかな、できたら自分が演出をしたい…と思い続けてきたので、嬉しいです。今回は、日本人とカンボジア人両者による国際プロジェクトチームでの上演で、カンボジアに行ってオーディションもしてきた」と、興奮気味に話す。その言葉どおり、カンボジアの伝統舞踊・音楽が使用されるそうで、この日の会見には、来日メンバーによるカンボジア伝統舞踊のパフォーマンスも披露され、早くもかの地の風を日本に届けていた。なお鈴木は王を演じるのも初めてとのことで、シェイクスピア劇などでよく王を演じている吉田鋼太郎にその心構えを相談したところ「大きい声! あと、いつでも“お前、死刑”と言えるマインドを持っていること」と言われたそう。そのエピソードを聞いた宮本が「それ、全部忘れてください!」と慌て、共演者一同がいっせいに笑い声を上げる一幕も。公演は3月4日(金)から17日(木)まで、東京・赤坂ACTシアターにて。チケットは発売中。
2016年02月01日板尾創路、今野浩喜、カラテカの矢部太郎ら5人のお笑い芸人が、俳優・松山ケンイチの主演で漫☆画太郎氏のギャグ漫画を実写化した映画『珍遊記』(2016年2月27日公開)に出演することが、このほど発表された。原作は、1990年より漫画誌『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載され、シリーズ累計販売部数約400万部を記録した『珍遊記~太郎とゆかいな仲間たち~』。脚本は、お笑いトリオの鬼ヶ島のリーダー・おおかわら、はちゃめちゃなギャグセンスで話題を呼んでいるTVアニメ『おそ松さん』(放送中)などを手掛ける放送作家の松原秀氏が担当する。お笑いコンビ・130Rのボケ担当の板尾や矢部のほか、発表された追加キャストは、キングオブコメディを解散したばかりの今野、鬼ヶ島・大ボケ担当のアイアム野田、おおかわらら。板尾が務めるのは、主人公・山田太郎(松山)に街中で声をかける子連れ紳士役。シルクハットにステッキを携え、娘と手をつなぎながら、謎めいた雰囲気を演出する。そんな板尾は、「くだらない原作、くだらない脚本を豪華キャストで海外ロケまでやって! 一体、いい大人が何を考えてるんだ! 最高にくだらない映画ができたじゃないか!」とナンセンスな作風に合わせて、ひねくれながらも本作の出来をたたえている。矢部が演じるのは、太郎退治にやってきた賞金稼ぎのザコで、「僕の初めてをささげた山口雄大監督にあの『珍遊記』にザコという役で呼んでいただき大変光栄」と歓喜。カンフースーツにヌンチャクを手にしているものの、弱々しい小物の匂いを醸し出す。一方の今野は山田太郎に恨みを持つ龍翔(溝端淳平)の追っ掛け・アキバ。上半身裸でメガネとバンダナを身に着け、完全にオタク風の役柄に成り切っている。原作の単行本をすべてそろえているほどのファンという今野は「今作の脚本家おおかわらくんが所属するトリオ鬼ヶ島を初めて観た時『画太郎みたいだな』って感じていたので当然面白くなると思いました」と太鼓判。「当然の結果を観に来てください」と呼びかけている。このほか、本作脚本も手掛けるおおかわらは龍翔の側近・張明役を、野田は世界最強の武闘家・中村泰造(温水洋一)の一人息子のたけし役を、それぞれ担当する。(C)漫☆画太郎/集英社・「珍遊記」製作委員会
2016年01月04日俳優の鈴木亮平が11月19日(木)、都内で行われた「GQ Men of the Year 2015」授賞式に出席。激しい体重の増減を伴う役作りで映画、ドラマに大活躍だった2015年を「記憶がないくらい駆け抜けた年」と総括し、漢字一文字で“挑”と表現した。晴れの舞台に立った鈴木さんは「正直、とてもとてもうれしいです」と喜びの声。世界19か国で発行されている同誌は「憧れの雑誌」だといい、「今回の受賞をアメリカの友だちに報告したら、『ウソだろ』って言われた。それだけ世界的に認められているアワード(賞)なんだと実感した」と感無量の表情だった。30キロの増量で臨んだ主演作『俺物語!!』をはじめ、6本の出演作が公開され、連続ドラマ「天皇の料理番」では激ヤセした姿も大きな反響を呼んだ。「やはり、(役作りの)準備は孤独なもの。俳優としてさまざまな“挑戦”ができるのは願ったり、叶ったりで本当にありがたいが、もちろん不安やプレッシャーもありました」と胸中を明かした。「GQ Men of the Year 2015」は男性向け情報誌「GQ」が毎年、各分野で圧倒的な活躍を見せた男性に贈る賞で、今年は鈴木さんをはじめ、五郎丸歩選手(ラグビー日本代表)、又吉直樹(芸人、作家)、松岡修造(スポーツコメンテーター、タレント)、葉加瀬太郎(バイオリニスト)、吉田鋼太郎(俳優)が受賞。特別賞には世界的に活躍する女性三人組メタルダンスユニット「BABYMETAL」が選ばれた。初めての小説単行本「火花」が芥川賞を受賞し、230万部を超えるベストセラーとなった又吉さんは「今年だけが特別にならないように、小説やお笑いライブなどいろんな形で大好きなモノづくりを頑張りたい」と決意表明。鈴木さん同様、俳優として幅広く活躍した吉田さんは、「去年、この賞を受賞した小栗旬にさんざん自慢されたので、この後真っ先に自慢し返したい」とニンマリ顔。日めくりカレンダーが大ヒット中の松岡さんは「僕がこの賞をいただくこと自体GQ…、グレート・クエスチョンです」と笑いをさそった。(text:cinemacafe.net)■関連作品:俺物語!! 2015年10月31日より全国東宝系にて公開(C) アルコ・河原和音/集英社 (C) 2015映画「俺物語!!」製作委員会
2015年11月19日『俺物語』など映画の主演作が続く鈴木亮平が、舞台でも主演が決まった。それも、『ライ王のテラス』という三島由紀夫の最後の戯曲を宮本亜門が演出するという大作だ。演じるのはカンボジア最強と語り継がれる偉大な王。病に冒され崩れていく肉体と精神の対比を華麗に描いた三島の世界に、いかに挑むのか。舞台『ライ王のテラス』チケット情報「生半可な気持ちでは立ち向かえない」。鈴木は三島作品をそう語る。「三島さんの作品は、三島さんの哲学を体に入れ、共感できるレベルまでにしておかないと演じられないと思うんです。ただこの戯曲を理解してカンボジアの王様を演じればいいというのではなく。だから、まず外堀から攻めようと、『午後の曳航』という小説や、『アポロの杯』という旅行記を読んでいるところなんですけど。やはり驚きましたね。僕も世界遺産が好きで遺跡などを見ていろいろ夢想するほうですけど、ここまで深く考える人がいるんだと。でも、それに負けちゃいけないと思っています(笑)。宮本亜門さんとともに三島さんの共犯者になって、表現し、伝えなきゃいけないんですから」。ほかにもプレッシャーはある。この戯曲は、発表された1969年に北大路欣也主演で初演されたのに続き74年にも再演された。2度も北大路が演じた役であり、しかも、その役が、美しく強い肉体を持つカンボジア王なのだ。「当時の北大路さんの写真を見ると、本当にたくましくて筋肉量もすごいんです。そこも含め、北大路さんに恥ずかしくない、負けないような芝居をしないと(笑)」。とはいえ、最近の鈴木は、肉体改造を求められる役が続いている。ドラマ『天皇の料理番』で肺結核を患う役を演じて激しく減量したかと思えば、映画『俺物語』のために30kg増量。「確かに、肉体を意識することから受け取ったものは、ほかの人より多い自信はあります。肉体が変わると性格とか精神も変わるという体験もしました。だからこそ、自分が生きた証として残るのは肉体なのか精神なのかという、この作品のテーマにも非常に興味があるので。稽古で突き詰めていきたいですね」。舞台に立つのは3年ぶり。「舞台は、稽古を繰り返すことで新たな引き出しができていって、確実に自分の幅が広がる場所。映像以上に体当たりで、熱く熱く、向かっていくつもりです。主役である以上、誰よりも努力をするのは当たり前だとも思っているので、ぜひその熱量を体感しに来ていただければ」。人気の存在になってもその懸命さは変わらない。公演は2016年3月4日(金)から17日(木)まで東京・赤坂ACTシアターにて。チケットの一般発売は11月21日(土)午前10時より。取材・文:大内弓子
2015年11月12日人気少女マンガを実写化した『俺物語!!』の初日舞台あいさつが10月31日に、都内で行われ、主演の鈴木亮平をはじめ、ヒロイン役の永野芽郁、坂口健太郎、鈴木砂羽、寺脇康文、河合勇人監督が登壇した。舞台あいさつ/その他の写真見た目はイカツイが心優しい15歳の高校生・剛田猛男が、恋や友情に一途に奮闘する姿をコミカルに描く本作。わずか1カ月間で体重を30キロ増やし、役作りに臨んだ鈴木は「妥協せず、やれることはやった。ただ、若くないし、絶世の美男子でもない…。映画を見てくださる方がいるのか不安だった」と葛藤を明かし、「今日は集まってくださりすごくうれしいです。ありがとう!そして好きだあ!」と客席に向けて、猛男ばりの雄叫びを披露した。ハロウィンにちなみ、「どんな仮装がしたいか?」と質問されると、鈴木は「この映画で中学生、高校生を演じたので、次は小学生がいいですね。自分の限界を試したい」と笑いをさそった。舞台あいさつには、鈴木が役作りのために増量した30キロと同じ重さの“猛男かぼちゃ”も登場し、「これだけの重さが、(体に)ついていたなんて」と当の本人も驚いた様子だった。鈴木の役作りに対しては、「とにかく食べて食べて、さらにジムにも通っていて、すごかった」(坂口)、「菓子パンをプロテインで流し込んでいたよね」(寺脇)と称賛のコメント。周囲の心配をよそに、鈴木本人は「先日、人間ドックを受けましたが、すこぶる健康でした」と余裕の表情だった。劇中には、鈴木がラップ越しの坂口を相手に“キスの練習”をするシーンもあり、「本番前に、とりあえず歯は磨こうって話になって(笑)。うがい薬で口をゆすいで、歯を磨く自分になぜかキュンとしました」(坂口)、「ラップがあるとはいえ、やっぱり(歯を磨くのが)マナーかなって」(鈴木)。人気俳優の“胸キュン”トークに、会場は大いに盛り上がった。『俺物語!!』公開中取材・文・写真:内田 涼
2015年10月31日作品ごとに自らを追い込んで役作りしてきた鈴木亮平さん。その同一人物とは思えない衝撃のカラダ遍歴をご覧あれ!■2013年『HK/変態仮面』鈴木さんのターニングポイントとなった初主演映画。“網タイツにパンティ”という衝撃の姿以上に、完璧に鍛え抜かれた肉体美に惚れ惚れ!「お尻はぷりっと丸くする、というのが狙いでした。そのほうが、変態仮面の可愛げが表現できると思ったので(笑)」(鈴木さん)■2014年『TOKYO TRIBE/トーキョー・トライブ』NHKの朝ドラ『花子とアン』に出演中、公開されたのがこの映画。迫力のある筋肉美には「(村岡)英治さんとのギャップがすごすぎる!」と朝ドラファンも驚愕。「同じ裸でも、変態仮面とはアプローチが全然違う。不良のだらしなさを出したくて、食事制限せずにとにかく鍛えました」■2015『天皇の料理番』佐藤健さん演じる主人公の兄役に挑戦した鈴木さんは、なんと体重を20kgも減らすという、過酷なダイエットに挑戦。「体重が減ると、精神的にもマイナス思考になるので、役作りの過程は思い出したくないくらいしんどかった。その分、僕にとって思い入れがある作品です」■2015『俺物語!!』『天皇の料理番』から間もなく、鈴木さんが挑戦したのは高校生に見えない屈強な肉体を持つ、男の中の漢という役。「この作品では40日で30kg増やしました。直前までガリガリだったので、急に食べはじめただけで、8kgくらいリバウンドするのはあっという間でした(笑)」◇すずき・りょうへい’83年3月29日生まれ、兵庫県出身。主演を務める映画『俺物語!!』が10/31(土)より公開スタート。10月クールのTBS系ドラマ『結婚式の前日に』にも出演中。2016年3月に主演舞台『ライ王のテラス』が赤坂ACTシアターで上演予定。※『anan』2015年10月28日号より。写真・蓮井元彦(W)スタイリスト・猪塚慶太ヘア&メイク・橋本孝裕(SHIMA)文・瀬尾麻美
2015年10月21日10~20kgの体重の増減は当たり前となっている俳優・鈴木亮平さん。ゴリゴリのマッチョ役を演じていたかと思えば、別の作品では、病に侵され、死にゆく青年役に徹するなど、何かとその“カメレオンぶり”が話題に!ご本人はどう思っているのでしょう?* **「もともと役者としてのスタートが遅かったこともあって、何かひとつ個性を持ちたいと思っていました。芝居の役作りは“中身に外見が伴ってこそ”だと思っているので、役によって体重はもちろん、筋肉のつき方から動き、姿勢にいたるまで、できるだけイメージに近づくよう努力はしています」例えば、鈴木さんの名前を一躍有名にした映画『HK/変態仮面』(2013年)では、しなやかで完璧なボディを作るために1年をかけて15kg増量し、その後、脂肪だけを削ぎ落とすという大胆な肉体改造を決行した。「役のために体型を変える時は、まず具体的な目標を決めます。『いつまでに何kg落とす/増やす』というのを、クランクインから逆算して。自分の体なので、『どこを鍛えたらどんな見た目になる』というのも、ある程度想像ができるようになりました。体は、24時間の過ごし方で変わってくるので、すべて自分自身で計算しながら体型をコントロールしています」そして10月31日に公開される映画『俺物語!!』では、なんと30kgの増量に成功。“映像化不可能”とまで言われた人気漫画の主人公を見事に熱演している。「僕自身は体重の増減をウリにしているつもりはまったくないのですが…(笑)。ただ、生まれ持った身長や目の大きさを変えることはできないけれど、“体型は努力次第で自由に変えられる”と信じているから、いただいた役に対しては、できる限りのアプローチをしたいと思っているだけ。それは、女性のみなさんにも声を大にして伝えたいメッセージですね。もちろん、一瞬で体が変わるということは難しいので、焦らずに継続していくことが何より大事です。続けるほど、カラダには努力の“年輪”が刻まれていくはず。淡々と、粛々と。僕も頑張ります」◇クルーネックニット¥17,000ジョガーパンツ¥17,000(共にBLUE WORK/エディション 表参道ヒルズ店TEL:03・3403・8086)◇すずき・りょうへい’83年3月29日生まれ、兵庫県出身。主演を務める映画『俺物語!!』が10/31(土)より公開スタート。10月クールのTBS系ドラマ『結婚式の前日に』にも出演中。2016年3月に主演舞台『ライ王のテラス』が赤坂ACTシアターで上演予定。※『anan』2015年10月28日号より。写真・蓮井元彦(W)スタイリスト・猪塚慶太ヘア&メイク・橋本孝裕(SHIMA)文・瀬尾麻美
2015年10月21日出演する作品ごとに、そのストイックなまでの役作りが大きな話題を呼ぶ俳優・鈴木亮平さん。その役作りは、自らの肉体の徹底的な改造からはじまるといいます。パーツごとに“見せるカラダ”の作り方、芝居におけるこだわりを聞きました。■Chest水泳選手並みの厚い胸板は、日々の鍛練のたまもの。「筋トレで体脂肪を5 %台に落としたあと、仕上げに少しだけ脂肪をつける。この厚み次第で、芝居の所作も変わります」(鈴木さん)■Back肉眼でも筋肉の凹凸がくっきりと見て取れる背中。まるで彫刻のような完璧なシルエットにうっとり!「ゴツい役の時は、首と背中の間の僧帽筋を鍛えて輪郭を浮き上がらせます」■Armsその腕に抱かれたら…と、女なら誰もが妄想してしまう、太く逞しい上腕。「腕から肩にかけての見た目で体格の印象も変わるもの。スリムな役の時は、ここの筋肉を削ぎ落とします」■Stomach無駄な贅肉の一切ない、見事な腹筋。その割れ方はもちろんシックスパック!「実は腹筋の量によって声質も変わってきます。腹筋が多いほど野太く、少なければ声量も落ちてきます」◇Tシャツ¥11,000(Acne Studios/Acne Studios AoyamaTEL:03・6418・9923)スウェットパンツ¥24,500(THE RERACS/THE RERACSthereracs.net)◇すずき・りょうへい’83年3月29日生まれ、兵庫県出身。主演を務める映画『俺物語!!』が10/31(土)より公開スタート。10月クールのTBS系ドラマ『結婚式の前日に』にも出演中。2016年3月に主演舞台『ライ王のテラス』が赤坂ACTシアターで上演予定。※『anan』2015年10月28日号より。写真・蓮井元彦(W)スタイリスト・猪塚慶太ヘア&メイク・橋本孝裕(SHIMA)文・瀬尾麻美
2015年10月21日俳優の鈴木亮平が7日に東京・有楽町の日本外国特派員協会で行われた主演作『TOKYO TRIBE』の記者会見に、園子温監督、共演するYOUNG DAIS、清野菜名とともに出席。外国人記者を前に「以前から園監督の大ファン。現場でのひらめきで次々とシーンが加わるエキサイティングな経験だった」と流ちょうな英語であいさつし、拍手喝さいを浴びた。その他の写真鈴木にとって、園監督とのタッグは初めてで「現場ではとても集中しているので、こちらから話しかけられる雰囲気ではなかった。ある意味、無言のバトルといった感覚で、監督の要求にいかに応えられるかというスリルを味わった」と振り返った。井上三太の同名コミックを映画化。近未来の都市“トーキョー”を舞台に、それぞれのトライブ(族)に所属し、暴力で街を支配しようとするストリートギャングたちの壮絶な抗争を描く。「出演者がセリフをラップで奏でる」という手法を用いた“バトル・ラップ・ミュージカル”というジャンルについて、園監督は「最初の台本は普通の青春映画という感じで、ラップの台詞のごく一部だったが、結果的にどんどん(ラップが)増えてミュージカルになっていた」と明かした。また、「ミュージカルであると同時に、アクション映画でもある」といい、「役者はみんなアクションなしで自分のアクションをやっている。特に清野のアクションは素晴らしかった」と絶賛。清野は「オーディションでは怖い方だなと思ったが、現場ではアクションに失敗した私を『大丈夫?』と励ましてくださって、印象がガラリを変わりました」と話していた。北海道を拠点に活動するラッパーのYOUNG DAISは、一般オーディションで抜擢され「演技は初めての経験なので、一生懸命に打ち込む以外なかった」。園監督は「本物の役者とミュージシャンをミックスるするのが面白いと思った」と異色のキャスティングにも自信を示した。『TOKYO TRIBE』8月30日(土)から全国で公開取材・文・写真:内田 涼
2014年08月08日朝ドラ「花子とアン」で人気急上昇中の鈴木亮平が、一般オーディションから選ばれたラッパーのYOUNG DAISとW主演を務める『TOKYO TRIBE』。このほど鬼才・園子温が放つ“バトル・ラップミュージカル”の全貌が明らかとなる予告編が到着した。本作の舞台は、様々なトライブ(族)が街を暴力で支配しながらお互いの縄張りを奪い合う、近未来の“トーキョー”。「ブクロ WU-RONZ」のトップ・メラ(鈴木亮平)と「ムサシノ SARU」に所属する海(YOUNG DAIS)が、“トーキョー”中のトライブを巻き込みながら一大抗争を繰り広げていくという、壮絶なストーリー。累計250万部超、90年代のストリートカルチャーを牽引した井上三太による伝説的コミック「TOKYO TRIBE2」の映画化となる。鈴木亮平、YOUNG DAIS、窪塚洋介、佐藤隆太、染谷将太や叶美香、中川翔子、でんでん、竹内力ら登場人物がほぼ全員、ラップに挑戦している本作は、HIPHOPに乗せてフリースタイルラップを披露しながら闘いまくるという、世界初の“バトル・ラップミュージカル”だ。「誰か音楽かけろ音楽!」というセリフと共に幕を開ける予告編では、上半身裸の鈴木さん扮するメラと、本作でデビューを果たすYOUNG DAIS演じる海の一騎討ちがまさに始まろうとする瞬間を捉えている。刀を持ったメラに対して、金属バットで立ち向かう海がラップで取り巻きたちを挑発。ラップは染谷さん演じるMC SHOWへと引き継がれ、「TOKYO TRIBE NEVER EVER DIE」の掛け声へと広がっていく…。「うるせぇ!」と一喝するメラの叫びと共に、その刀の先にいたのは佐藤さん演じるテラだった。6月に行われた完成披露試写会に参加した園監督は、今年の映画を象徴する1本となったミュージカル『アナと雪の女王』に対して「蹴散らします!」と挑戦状を叩きつけたことでも話題となっている本作。映像のラストには、HIPHOPアーティストのANARCHYとSIMON率いるWARU軍団たちが東京を殲滅しようとする不穏なシーンと共に、鈴木さんの放送ギリギリ(!?)ワードを放ち締めくくるが、この先、どんなドラマが待ち受けているのか?独特な世界観を持つ“園ワールド”にますます期待が膨らむ。『TOKYO TRIBE』は、8月30日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOKYO TRIBE 2014年8月30日より新宿バルト9ほか全国にて公開(C) 2014INOUE SANTA/TOKYO TRIBE FILM PARTNERS
2014年07月16日「花子とアン」『ガッチャマン』などの鈴木亮平と、一般オーディションから選ばれたラッパーのYOUNG DAISをW主演に、90年代を席巻した漫画家・井上三太の代表作を園子温監督が映画化した『TOKYO TRIBE』。このほど、本作の主題歌をアーティストのAIが担当することが明らかとなった。本作の舞台は、様々なトライブ(族)が街を暴力で支配しながらお互いの縄張りを奪い合う、近未来の“トーキョー”。「ブクロ WU-RONZ」のトップ・メラ(鈴木亮平)と「ムサシノ SARU」に所属する海(YOUNG DAIS)が、“トーキョー”中のトライブを巻き込みながら一大抗争を繰り広げていくという、壮絶なストーリーだ。しかも、常にセンセーショナルな作品で日本のみならず世界のファンを驚愕させてきた園監督が、今回、伝説的コミックといわれる原作を超える表現方法として選んだのが、“セリフをラップで奏でる”という大胆不敵な手法。劇中では役者もラッパーも関係なく、鈴木さん、YOUNG DAIS、窪塚洋介、佐藤隆太、染谷将太や叶美香、中川翔子、でんでん、竹内力ら登場人物がほぼ全員、ラップに挑戦。HIPHOPに乗せてフリースタイルラップを披露しながら闘いまくるという、世界初の“バトル・ラップミュージカル”ともいえる新ジャンルを確立させた。そんな本作に、自らメロディラインを作詞して参加したのが、AI。2005年「Story」の大ヒットの後、2009年には「BEST A.I.」でオリコン1位を獲得。「ハピネス」が250万ダウンロードを達成したことも記憶に新しい。90年代後半からファッション誌「boon」に連載され、ストリートカルチャーを牽引していた原作について、AIは「ちょうど私が東京に引っ越してきたころ、自分はもちろん周りの友達がみんな読んでいた凄い漫画。それを園監督が映画化と聞いて、これはヤバイことになるなと!」と期待に胸を膨らませていたことを告白。もともと園監督作品のファンだったそうで、「普段、絶対に見られない光景を見せてくれるから大好きで。今回の作品も、本当にヤバイ!ヤバイという言葉がぴったりな作品」と興奮気味で、「今回のオファーは、“希望(HOPE)”というキーワードを入れてほしいとリクエストを受けて、エンディングのメロディの部分と歌詞を書いて、歌を歌いました。主題歌が流れた瞬間は嬉しかった」とその喜びを語っている。さらに、「この映画でしか集まらない日本のHIPHOP界を支えるラッパーたちがオールスター出演しているので、そこに注目して観てもらいたいです。そして、登場するキャラクターが、みんなカッコいいので、若い人は真似をしたくなるかもしれないですが、メラ(鈴木さん)や『シヴヤWARU』を真似しないように!ラブ&ピースな海くん(YOUNG DAIS)を見習ってください(笑)」と本作の見どころについてコメントした。AIのほか、YOUNG DAIS, SIMON, Y’S も参加した主題歌「HOPE - TOKYO TRIBE ANTHEM」が、攻撃的なHIPHOPサウンドに乗って豪華キャストが暴れまくる本作を、きっちりと締めてくれるに違いない。『TOKYO TRIBE』は、8月30日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。「HOPE - TOKYO TRIBE ANTHEM」は7月23日(水)より配信開始、本楽曲入りサウンドトラックアルバムは8月20日にCD発売&配信予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:TOKYO TRIBE 2014年公開予定(C) 2014INOUE SANTA/TOKYO TRIBE FILM PARTNERS
2014年06月16日日本橋三越本店では、5月11日の母の日を前に全館キャンペーンを展開し、様々なギフトの提案をしている。会期は11日まで。母の日の定番ギフト「花」では、同店本館5階インテリア雑貨コーナーにあるプリザーブドフラワーショップ「ベル・フルール」の大輪のバラをあしらったオールラウンドアレンジ(5,400円)を紹介。同コーナーでは3日と5日、フラワーデザイナー今野亮平によるフラワーアレンジワークショップを開催し、自分で作ったアレンジメントを贈る提案を行った。近年、花に代わるギフトとして注目が集まる「スイーツ」では、ピンクのストロベリークリームで仕上げ、ありがとうの気持ちを込めたマーガレットと苺を飾り付けた紅茶が香る「フォーナム・アンド・メイソン」の母の日限定ロールケーキ(1,200円)、透き通った錦玉羹に羊羹を合わせ、カーネーションを表現した「両口屋是清」の「贈る花」(700円)など、お花をモチーフにした可愛らしいスイーツを取りそろえる。また、母の日を親子でゆったりと過ごせるよう「東京会館」では、お重の中に料理を彩りよく盛り付け、刺身や蕎麦椀、鮑の陶板焼き、芋羊羹がセットになったお弁当「母の日御膳」(各日15食限定/5,400円)を期間中限定で用意。三越伊勢丹グループは、昨年から「母の日は家族写真記念日。」と題して母の日キャンペーンを展開。今年3月にオープンした「はじまりのカフェ(Hajimarino cafe)」では母親を中心とした家族写真を撮影し、オリジナルタブロイド判フォトブックを作成するサービス(1冊6万2,000円、3冊11万2,000円)を提供している。また、「エヌティティドコモ(NTT docomo)」とコラボレーションして「イエ・ラブ・ゾク写真展」も開催している。
2014年05月07日