大人から子どもまで、幅広く人気のあるカレー。調理も簡単なので、よく作る方も多いと思いますが、あれこれ足していくうちにいつのまにかお鍋いっぱいになってしまい、冷凍することってありませんか?今回は、そんなときのために、カレーの冷凍方法や解凍方法・アレンジレシピまで幅広くご紹介します!■カレーの保存期間はどのくらい?カレーの保存は常温・冷蔵・冷凍どれも可能ですが、ほかの料理と比べ保存期間が短いのが特徴です。方法により保存期間が違いますので、作った量や食べる期間に合わせて保存方法を上手に使い分けましょう。・常温保存したカレー常温での保存期間は長くて1日で、できれば作って粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫へ移すのがベストです。「一晩お鍋で寝かせたカレーはおいしい」という言葉もありますが、実はカレーは常温保存にはあまり向かない料理なのです。常温保存の危険性カレーを1日常温保存すると、具材の成分やうまみが溶け出すことでさらに味が深まります。しかし、それと同時に細菌も増殖し食中毒の可能性も高くなるのです。特に気温や湿度の関係で細菌が繁殖しやすい梅雨の時期や、室温が高い夏場に作ったカレーは粗熱が取れたらすぐに冷蔵保存に切り替えましょう。冷蔵庫に保存場所がなく、どうしても常温保存をしたい場合は、1日に2~3回かき混ぜて火を入れ、粗熱を取る作業を繰り返して早めに食べることをおすすめします。・冷蔵保存したカレー冷蔵庫で保存する場合の保存期間は2~3日程度です。ただし、お鍋のまま保存するのはNG。保存容器に小分けにした状態での保存がおすすめです。カレーは冷蔵保存していても傷むのが早いので、食べる前に匂いがないかチェックしてから食べましょう。冷蔵保存は、解凍などの手間もなくあたためるとすぐに食べられる保存方法なので、一度に食べる量が多く数日で消費できる場合はこの方法を活用しましょう。・冷凍保存したカレー冷凍保存は保存期間が約1ヵ月程度です。ほかの方法と比べて保存期間をぐっと延ばすことができ、たくさんつくってしまったカレーを腐らせる心配もありません。いくつか小分けにして保存すると、夜ご飯に困ったときに白米だけ準備すれば、すぐに主食ができあがりますね。■カレーの冷凍方法長期保存が特徴の冷凍保存ですが、長期間カレーを入れることによって保存容器への匂いと色移りが気になる方も多いのでは?一度使った容器が黄色くなってしまい、カレー専用の容器になってしまうのは困りますよね。そんなかたは、次のような方法で冷凍すると不安を払拭できますので、ぜひお試しください。・保存袋で冷凍する匂いを密閉できる食品用保存袋はカレーの保存にピッタリです。方法も簡単で、袋の大きさに合わせてカレーをいれ、空気を抜いて保存するだけです。このとき、なるべく薄くのばすことで場所を取らずに保存することができるのでおすすめです。漏れが怖いようであれば袋を二重にしましょう。保存袋は使い捨てなので、使用後の匂いや色移りを気にしなくて済むのがうれしいですね。新しいものを毎回使用できるので衛生面でも安心です。・タッパーで冷凍するタッパーでの冷凍保存は、液体であるカレーを保存しやすく、とても便利です。ただ、匂いや色を吸収しやすいのが難点です。洗っても匂いがとれない場合、ほかのものを保存するのに使いにくくなってしまいますね。そんな対処法として、タッパーにラップを敷いてからカレーを入れると予防ができます。または、ラップの代わりにビニール袋をしき、ビニール袋の中にカレーをいれ封をしてからタッパーの蓋をしめましょう。・耐熱ガラス容器で冷凍するガラスは匂いや色に影響されにくい素材なので、カレーの冷凍保存を行う保存容器では、1番保存に適しています。解凍するときも別の容器に移さず、そのままレンジで加熱することができますので手間も省けますね。見た目もかわいいガラス容器は、そのまま食卓にだしても違和感なく使うことができます。最近は100円均一ショップでも手に入りますし、雑貨屋さんなどで300円~500円とお手頃に販売されているので、おうちに1つあるととても便利なキッチングッズですよ。■カレーを上手に冷凍するコツカレーを冷凍するときのポイントは、新鮮な状態で冷凍保存することです。そのためには。できあがったカレーを冷ます工程がポイント。冷まし方に気をつけ、細菌を繁殖させないように冷凍することで、解凍したときに安全でおいしいカレーを食べることができるのです。・作ってすぐに粗熱を取るカレーをつくって自然に粗熱がとれるのを待っていると、鍋の中で冷めにくい部分と冷めやすい部分の温度差が出てしまい、冷めやすい部分から細菌が繁殖してしまうのです。そうならないために、カレーができたあとはすぐに粗熱をとりましょう。粗熱の取りかたはいろいろありますので、お鍋の大きさやキッチンの広さにあわせておこないましょう。いくつか方法をご紹介します。・鍋ごと氷水に浸けるカレーの鍋よりも一回り大きいボウル、もしくは鍋を用意します。そこに氷水を張り、カレーなべをつけることで一気にカレーの粗熱を取るやり方です。氷水につけながらおたまでかき混ぜることで、さらに時間が短縮できます。この方法は粗熱が取れる時間が一番短く簡単な方法ですが、カレー鍋が大きいと、それを入れるボウルがなかったり、カレーがこぼれてしまう危険がありますので要注意です。・鍋の中身をよくかき混ぜる鍋の中をかき混ぜることにより、カレー全体の温度を均一に下げることができます。火を消してすぐに鍋をかき混ぜて、カレーの中の空気を入れ替えていきましょう。特に道具も準備も必要なく簡単にできる方法ですが、かき混ぜるだけでは少し時間がかかるのと、腕が疲れてきてしまうので、ほかの方法と組み合わせて行うのがベストです。・冷凍後は日付がわかる様に注意せっかく上手に保存したのに、気付いたらかなり時間が経ってしまい、冷凍庫内で霜がおりていることも。そうならないために、保存するときは冷凍した日付をわかるようにしておきましょう。保存袋であれば直接記入できますが、タッパーやガラス容器であれば、マスキングテープを使うと容器を汚さず一目でわかりますよ。■カレーを電子レンジで解凍するのは危険?カレーは、お肉や冷凍食品を解凍するの違い、解凍するときにはいくつかの危険があるのです。作ったカレーがダメになってしまうだけならまだしも、うっかりしていると火傷やレンジの破損にもつながりますので、扱いには注意が必要です。・解凍ムラができる電子レンジは、場所によって熱の当たり方がちがうため、周りは熱いのに真ん中だけ冷たいなどの解凍ムラがでることがあります。しかし、温度の低い部分を高い部分にあうまで温めてしまうと、カレーだけでなく容器も高温になってしまい、とりだすときに火傷の可能性があります。温度の様子を見て、容器内のカレーをかき混ぜるなどの工夫が必要です。・爆発する危険もあるカレーをレンジで加熱すると、ボンっという音とともにカレーがレンジの中で飛び散ってしまうことも。この爆発の原因は、加熱によって一部分だけ温度が高くなったカレーの急な沸騰です。この沸騰を突沸といい、とろみのあるものを加熱すると起きやすい現象なので、トマトソースなども同様に注意が必要なのです。ちなみに、爆発の防止としてラップをする方もいますが、これは爆発したときに庫内汚れを防ぐだけであり、爆発を防ぐことはできません。電子レンジの「自動あたため機能」を使用すると、あたためられすぎてしまい、爆発の危険が高まりますので、様子を見ながらあたためを追加していく方法が最適と言えます。・耐熱ガラス容器を使って低温設定で解凍する電子レンジで解凍するときには、耐熱性のあるガラス容器を使いましょう。タッパーだと電子レンジに対応していないものもあるのです。そして、対応していないタッパーを使用してしまうと、熱で変形する可能性があります。端的に言えば、容器が溶けてしまうので、非常に危険ですし、中のカレーも食べられなくなってしまうかもしれません。容器が耐熱だとしても、加熱の際に爆発してしまう可能性がありますので、電子レンジの温度を低温に設定し、時間を1分~2分ごとに区切って中身を確認しながら加熱することをおすすめします。また、ガラス容器自体は耐熱でも、容器のフタが電子レンジで加熱不可のものがありますのでそちらもご注意を。フタが使えない場合はラップで代用しましょう。ただ、フタもラップも無しの状態では庫内にカレーが飛び散るので、かならず何かしらのフタをしてから加熱しましょう。■カレーに適した解凍方法カレーを安全においしく解凍するには、できればレンジでなくほかの方法で行いましょう。解凍時間やそのあとの調理方法により適した解凍方法があります。いくつかの解凍方法を組み合わせて時短にすることもできるので、ぜひご参考にしてくださいね。・自然解凍する自然解凍は時間がかかる方法ですが、うまく活用できれば光熱費の節約にもなる方法です。さらに、ゆっくり時間をかけて解凍することで、解凍時に出るドリップが少なくすみます。前の日からキッチンで自然解凍しておくとスムーズに食卓に出すことができます。ただし夏場は衛生面で注意が必要ですので、気温が高い日は冷蔵庫をつかって自然解凍することをおすすめします。・流水解凍する流水解凍は短時間で解凍することができますので、レンジを使わずに早く解凍したい場合はこの方法がおすすめです。ただし、タッパーやガラス容器で冷凍していた場合は容器に水が入るので、流水方法は採用できません。そして、自然解凍や流水解凍は、カレーが常温に近い温度になったらレンジで温めることが可能です。ある程度解凍したものをレンジで解凍すると加熱ムラもすくなく、急激な温度変化もありませんので安全に解凍することができます。・湯煎解凍する冷凍しているカレーを今すぐ食べたい! という場合は、湯煎解凍を行いましょう。保存袋などを使用して冷凍したカレーは、レトルトカレーのように解凍して、そのまま器に出して食べることができます。タッパーなどの保存容器の場合はフライパンに浅く水をはり、一度お湯を沸騰させてからそこにタッパーを入れて解凍しましょう。・鍋に移して加熱する鍋で解凍する方法は、そのままだと時間がかかるため、ほかの解凍方法と組み合わせるのがおすすめです。カレーを半解凍にした状態で、ある程度熱を通りやすくしてから使いましょう。・お弁当に持っていくなら自宅で自然解凍カレーはもともと水分が多く、解凍するとどうしてもドリップがでてしまいます。したがって、解凍せずにお弁当に持っていくとふたをあけたらお弁当箱がびしょびしょになってしまうことも。お弁当としてカレーを持っていく場合は、カレーとご飯を分け、さらに解凍後に密閉できる容器に入れてから持っていきましょう。一度温めてからスープジャーに入れて持っていくのもおすすめです。・解凍後の再冷凍はNGカレーを再冷凍すること自体は可能ですが、冷凍と解凍を繰り返し行うことにより細菌が増殖し、食中毒を起こす危険性があるためおすすめはしません。細菌は死滅せず、ただ活動を停止しているだけなので、解凍すると細菌が再び増殖を始めてしまうのです。解凍したカレーはすぐ加熱をし、早めに食べ切ってしまいましょう。■カレーを湯煎解凍する際の注意点湯煎解凍では、熱湯を使うことによる火傷や調理器具の破損などに気をつけるのがポイントです。慣れれば時間をうまく使いながら解凍できるやり方なので、注意点をふまえて上手に活用しましょう。・解凍温度に気を付ける解凍時に鍋を火にかけたまま保存袋を入れてしまうと、鍋肌に当たった部分の保存袋が溶けてしまう可能性があります。鍋が高温になりすぎないように、鍋が沸騰したら一旦火を止めて余熱で湯煎を行いましょう。一度沸騰したお湯であれば、解余熱で充分に全解凍することができます。・ザルなどに入れて湯煎するのがおすすめ火を止めて調節するのが面倒な方はザルを使う方法もあります。保存袋ごとザルに入れ、そのままお湯の中に入れることでザルが保存袋と鍋を直接当たるのを防ぎます。この方法であれば、カレーが確実に解凍するまで火をつけながら湯煎することができます。■具材による冷凍保存の注意点カレーの具材で代表的なものといえば、たまねぎ・にんじん・じゃがいもなどですが、カレーを冷凍する場合ものによっては、せっかくのカレーが水っぽくなり、解凍するとスープカレーのようになってしまう場合も。具材の特徴を覚えておくと、あらかじめ冷凍する場合やたくさん作って冷凍する場合など、どちらのでもおいしいカレー を食べることができますよ。・にんじん・じゃがいもじゃがいもやにんじんは解凍後に水分が多く発生し、食感もぼそっとしてしまうため、冷凍カレーには向かない食材です。じゃがいもやにんじんを入れたカレーを冷凍するのなら、解凍後は水分が多くても食べられるカレーうどんやカレー鍋のようなレシピに活用しましょう。あらかじめ冷凍することが決まっている場合は、薄切りにして調理することで食感の変化が少なくなるのでおすすめです。・ナス・トマトトマトやナスは冷凍しても変化が少ない食材なので、冷凍カレーにはおすすめの食材です。素揚げしたなすをカレーと一緒に冷凍すると、解凍したときにはカレーを吸ったしみしみのなすが食べられます。トマトはカレーに混ぜ込むと酸味が強くなりますので、大人向けのカレーの具材としてぜひお試しください。・肉・ひき肉お肉も問題なく冷凍カレーに使用できます。お肉は、生のまま冷凍するよりは一度加熱してうまみを閉じ込めてから冷凍するほうがおいしくたべることができるので、冷凍カレーにはもってこいの食材です。・魚介類カレーに魚介類を使う場合で気を付ける点は、臭みが残らないように処理して冷凍することです。よく使われるのはイカ・アサリ・エビなどが多いと思いますが、それぞれの下処理をしっかりと行い、汚れを落としてから使用しましょう。特にアサリは砂だしをおこなわないと、死んだあさりがまぎれこんでしまったり、匂いが残ることがありますので要注意です。・冷凍するならドライカレーがおすすめカレーを冷凍する前提でつくるのであれば、ドライカレーをつくりましょう。水分の少ない材料を使うドライカレーは解凍後の水分の量が少なく、保存場所も場所を取らないのでたくさん作ったあとの冷凍保存にぴったりです。作り方も、材料を細かく切ってフライパンに具材とカレー粉を足していくだけなので簡単でおすすめです。食べるときに目玉焼きを上にのせると、見た目もかわいくおこさまも喜んで食べてくれますよ。■冷凍したカレーのおすすめアレンジレシピ最後は、解凍したカレーのアレンジレシピのご紹介です。そのまま食べてもおいしいカレーですが、冷凍したあとは少し違う味をたのしみましょう!いくつか覚えておくと、たくさんつくっても飽きずに食べることができますよ。・焼きカレー材料(2人分)余りカレー(ドライカレーがおすすめ)ご飯(炊きたて)茶碗2杯分ピザ用チーズ40~50gドライパセリ少々サラダ油大さじ1作り方手順1:耐熱皿にご飯を盛ってカレーをのせ、ピザ用チーズを散らす。トースターでおいしそうな焼き色がつくまで焼き、ドライパセリを散らす・カレーうどん材料(2人分)うどん(ゆで)2玉欧風カレーベース260g油揚げ1枚白ネギ1/2本麺つゆ(3倍濃縮)大さじ3水800ml・片栗粉大さじ2・水大さじ2下準備油揚げは縦半分に切り、さらに短冊切りにする。白ネギは斜め切りにする。<水溶き片栗>の材料を合わせておく。うどんは表示通りにゆでておく。作り方手順1:鍋に欧風カレーベース、水を入れ、溶いてから熱する。沸騰したら、麺つゆ、油揚げ、白ネギ、うどんを加え、約2~3分煮込む手順2:混ぜ合わせた<水溶き片栗>を加え、トロミがついたら器に盛る余ったカレーのアレンジレシピとして代表的なのがカレーうどん。お好みで生姜を入れると風邪対策にもなるカレーうどんになります。うどんに含まれる小麦粉でとろみがつきますので、片栗粉で調整するのは一番最後に行いましょう。煮込んだカレーうどんはとても熱いので、やけどに注意です。・カレーライスコロッケ材料(2人分)ご飯(炊きたて)400gカレープロセスチーズ2個・小麦粉適量・溶き卵適量・パン粉(細かめ)適量揚げ油適量下準備カレーは煮詰めて冷ましておく。プロセスチーズは4等分に切る。作り方手順1:ご飯の1/4量を平らに広げる。カレー、チーズの1/4量ずつをのせて丸く包む手順2:(1)に<衣>の小麦粉、溶き卵、パン粉を順につけ、170℃の揚げ油でキツネ色になるまで揚げる具材にはあらかじめ火が通っているものばかりなので、強めの火加減でさっと揚げるとサクサクのコロッケになるのでおすすめです。カレーコロッケのアレンジは、少し手間がかかりますが、お弁当のおかずにもなり、残りもので作ったとは思えないアレンジレシピですね。カレーを全解凍にせず半解凍にすることで、加熱したじゃがいもの熱とうまく混ざって中身を手で丸めやすくなります。■たくさん作ってももう怖くない!家庭料理の代表格であるカレー。材料を切って煮込むだけなので手間もかからず、おこさまがいるおうちでは月に1度や2度は食卓に登場するのではないでしょうか。ただ、たくさんつくってしまい意外と消費できず捨ててしまったと悲しい思いをすることもあったはず。今回ご紹介した方法を活用すれば、カレーの長期保存も可能になり解凍後もおいしく食べることができますね。アレンジレシピも豊富なおいしいカレーをたくさん作って、おうちカレーを楽しみましょう!
2021年02月18日多くの和食を作るうえで絶対に欠かせないのが、出汁です。スーパーに行けばいろいろな出汁がパックになって売られていますが、やはり自分で作る方が風味も良いですし、料理が完成したときの達成感も違います。ただ、毎日のように一から出汁を取るのは、少し大変ですよね。そこで、出汁を多めに作っておいてそのままに風味で保存できれば、とても便利ではないでしょうか。本記事では、出汁の冷蔵保存や冷凍保存、出汁がらの活用法からおすすめレシピまで余すところなく掘り下げるので、ぜひ参考にしてください!■出汁の作り方とコツ出汁を作り慣れていない人からすると、出汁を取るのは難しく感じてハードルが高いかもしれません。しかし、一度その作り方とコツをつかめば、決して難しくありませんし、出汁は自分で取らないと損、とまで思うようになるかもしれませんよ。自分のやりやすい方法で構わないので、ぜひトライしてみましょう。・煮だしの作り方煮だしに必要なのは、昆布とかつお節、水です。昆布は水洗いせずに布きんで軽く拭いてください。30分間鍋の中で水に浸けた後に火にかけ、沸騰しかけたら弱火にしましょう。そこにゆっくりとかつお節を加えて5分ほど煮たら火を止めて15分ほどおいて旨みを出しきります。粗熱を取ったらザルに布きんかキッチンペーパーをしいて濾したら完成です。水400ccに対して、昆布20g、かつお節70gが目安です。・水だしの作り方水だしは、ピッチャーに水を入れて昆布、かつお節を加えて冷蔵庫で一晩(8~10時間は目安)置きます。昆布、かつお節を取り除けば完成です。水1000ccに対して、昆布5g、かつお節25gを目安にしてください。・おいしい出汁を取るためのコツ出汁の味は、作る個人や家庭の好みの味があるので、自分たちがおいしいと感じる分量を探っていくのが良いでしょう。「これが一番おいしい」と感じる配合にたどり着いたときの喜びや達成感は、思いのほか大きなものがありますよ。特に煮だしの場合は、お湯を沸騰させないのがポイントです。また、レシピ通りに作れば、きれいな黄金色の出汁ができるので、途中でかき混ぜて濁らせないように注意してくださいね。昆布やかつお節以外に、干し椎茸や煮干しを使っても良いでしょう。何を使うにしても素材はできるだけ新鮮なものにしてください。■出汁の保存方法【冷蔵】出汁はとても繊細で、ほかの料理と同じく作ったそばから風味は落ちていきますし、傷みもします。そのため、上手く保存することができれば多めに作っても安心です。その方法としてもっともポピュラーなのは、冷蔵保存です。作ったその場ですぐにできるので、とても簡単。その際の注意点や保存期間について詳しく解説しましょう。・冷蔵保存のメリット冷蔵保存は、作ったその場で簡単にできるのでおすすめです。必要なときに冷蔵庫から出して加熱するだけですから、とても便利でしょう。仕事が終わって時間に余裕がない日などの夕食のおかずにちょいたしすれば、おいしい一品があっという間に作れます。朝の忙しいときでも、手軽に味噌汁が作れるでしょう。出汁を多く作って冷蔵保存しておけば、時短レシピの強い味方になること間違いなしですよ。・冷蔵保存の方法冷蔵保存は作りたてでなければ意味がありません。ただし、完成したときはとても熱いので、粗熱を取ってよく冷ましてくださいね。それからピッチャーやタッパーなどの密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。水だしの場合は、出汁を取り終えて完成したら、昆布やかつお節は必ず取り除きましょう。昆布は放置しているとぬめりがひどくなり、かつお節はエグ味が出るため、出汁の風味が損なわれてしまいます。・保存期間の目安冷蔵保存は、もって最長で1週間までと考えましょう。理想は2日以内に使いきることです。それ以上保存したい場合は、後述するように冷凍保存がおすすめです。■出汁の保存方法【冷凍】出汁は、料理の一部といっても過言ではなく、しかも繊細な生き物のような性質のため、慎重に扱うことが大切です。甘味、酸味、塩味、苦味につづく第5の味覚の「旨味」の象徴となるのが、この出汁ですから、風味を損ねてはせっかくの料理が台無しになってしまいます。上手に保存して無駄なく使いきるように心掛けましょう。・冷凍保存のメリット冷凍保存は、冷蔵保存よりもかなり長持ちするので、大量に作り置きするには、うってつけといえるでしょう。毎日のように出汁を使う場合は、数リットル単位で作っておいても大丈夫です。味噌汁やお吸い物のようなコンパクトなメニューにとどまらず、うどんやそば、おでんなど鍋料理にも惜しみなく使うことができます。・冷凍保存の方法冷凍保存の手順は、冷蔵保存とほとんど変わりません。出汁を取ってから粗熱を取ります。そして保存容器に入れて密閉して冷凍庫に入れてください。・製氷皿で出汁を凍らせると便利出汁の冷凍保存は、保存容器を使わずとも製氷機を活用する方法もあります。製氷機に粗熱を取った出汁を流し入れて冷凍するだけです。量を微調整して小出しで使えるので、大変便利です。ただし、製氷機でむき出しのまま凍らせると、庫内の匂いを出汁が吸収してしまいます。すると時間の経過とともに出汁の風味に変化が生じるため、必ず凍ったら一旦取り出してフリーザバッグに移して空気をしっかり抜いてから再度冷凍保存してください。また、冷凍すると出汁が膨張するので、製氷機の8分目を目安に入れるようにしましょう。ちなみに、通常よりも2~3倍ほどの濃い出汁を作って製氷機で凍らせれば、解凍したときにわずかの水を加えるだけで出汁として使えるのでコスパが良くなります。始めのうちは難しく感じるかもしれませんが、慣れてきたら試してみるのも良いかもしれませんね。・出汁の冷凍は離乳食に便利!出汁は、旨味が利いている割に塩分が少ないため、赤ちゃんの離乳食にもうってつけです。上記のように製氷機で冷凍すれば、わずかの量でも必要なだけ小出しにして使うことができます。ご飯やほかの食材とも混ぜやすいため、離乳食のバリエーションも広がるでしょう。・保存期間の目安 冷凍保存した出汁は、2週間~1ヶ月が保存期間の目安です。たしかに冷凍保存は、冷蔵保存に比べるとかなりの期間長持ちするといえます。しかし、たとえ冷凍保存していても、厳密にいうと出汁は劣化していきます。冷凍だから大丈夫と高をくくらないで、できるだけ早くに消費するように心掛けてください。■冷凍保存した出汁の解凍方法冷凍保存した出汁は、解凍して使います。その方法もいくつかあるので、解説しましょう。・前日に冷蔵庫に移す冷凍保存した出汁は、前日に冷凍庫から冷蔵庫に移しましょう。翌日には、もとの状態に溶けているので、そのまま出汁として使えます。・流水で解凍する前日に冷蔵庫に移し忘れたり、時間がないときは流水で解凍する方法もあります。保存容器やフリーザーバックの上から水道水を垂らすように流せば簡単に溶けて行きます。・電子レンジで解凍する流水よりもさらに簡単な方法は、電子レンジで加熱することです。解凍したい出汁の量によって解凍時間は異なってきます。適度に様子を見ながら少しずつ解凍して、自分なりのパターンをつかむようにしてください。 ■出汁は常温保存するとよくないの?出汁は作ってしまえば、あとはそのまま常温保存しておきたくなることもあるかもしれません。人間ですから、本当は冷蔵保存するつもりが、すっかり忘れて朝まで放置という失態を犯してしまうこともありますよね。果たして、出汁の常温保存は問題ないのでしょうか?詳しく見ていきましょう。・自分で取った出汁は傷みやすい市販の出汁と比べて、自分で取った出汁は明らかに傷みやすいので細心の注意が必要です。自分で取った出汁は、市販品のように保存料などが使われていません。出汁といえども普通のおかずと変わりませんし、それどころか非常に繊細な代物のため、常温保存は絶対におすすめしません。・常温保存すると腐敗や酸化する常温保存した出汁は、腐敗や酸化どんどん進みます。厳密にいうと、たとえ冷蔵保存や冷凍保存をしたとしても、出汁は劣化していきます。ましてや、夏の暑い時期なら常温保存してしまうと、あっという間に風味が損なわれて出汁としての役割を果たせなくなるでしょう。作りたてだから大丈夫と過信せず、たとえ冬であっても常温保存はしないように習慣づけてくださいね。・一晩放置は避ける夕食の用意とともに、出汁も一緒に作ることがありませんか?すると食器などは片付けたものの、出汁はうっかりそのまま朝まで放置してしまうこともあるかもしれません。短く見積もっても一晩放置すれば、8時間前後は常温保存していることになります。この場合、特に暑い季節は非常に危険です。せっかく作った貴重な出汁ですから、作ったあとは粗熱を取ってから、必ず冷蔵か冷凍保存するように心掛けてください。■出汁の種類と保存期間の違い出汁と一言にいっても、その種類は多岐にわたります。出汁が違えば、保存期間にも違いがあるのでしょうか?もしそうなら、より長持ちする素材を使って出汁を作る方が、コスパも良いといえるかもしれませんね。・種類による相違はほぼない出汁を取る素材は、昆布やかつお節、煮干しのような王道もあれば、あご出汁、桜えび、干し椎茸などメインではなくとも人気のあるものも数多く存在します。ところが、どの素材を使っても出汁の保存期間にさほど違わないようです。・塩分濃度が高ければその分長持ちする?原理としては、塩分濃度によって保存期間は異なってきます。もちろん塩気が強い方が、長持ちします。しかしながら、出汁には、腐敗や酸化を大幅に遅らせるほどの塩分は含まれていないため、保存期間にまでは影響しないと思った方がいいでしょう。前述のように、出汁には塩味を感じることはほとんどなく、旨味こそが出汁の出汁たるゆえんですから、出汁を濃くすればコクが強まるだけで、塩味が濃くなるわけではありません。・早めに使い切るのがベストどのような素材で出汁を作ったとしても、あえて塩を加えたり保存料でも入れない限りは、出汁をあまり長期間保存することは難しいことがお分かりいただけたでしょう。出汁は作った直後が一番新鮮でおいしいです。そのため、できるだけ早くに使いきるのがベストといえるでしょう。■出汁がらの活用法出汁を作ると、必ず出汁がらが残ります。実は出汁がらには、多くの栄養素が含まれているので捨てるのは勿体ないです。カリウムやマグネシウムなどの大事なミネラルやたんぱく質、旨味成分のアミノ酸であるグルタミン酸などが、流れ出ずに出汁がらにとどまっているのです。そのため、出汁がらは捨てずに活用することを強くおすすめします。・ふりかけ昆布やかつお節などの出汁がらを乾燥させてからミキサーにかけます。そして、塩や七味唐辛子、山椒などお好みの調味料を混ぜれば、簡単にふりかけが作れます。また、水気のあるふりかけが良い場合は、しょう油、みりん、砂糖を適量まぜて鍋で煮てください。・昆布の佃煮出汁がらの昆布を使えば、簡単に佃煮を作ることもできますよ。出汁がらの昆布を3cm角にカットして、しょう油、みりん、酢を加えてフライパンで炒めます。酢は多すぎると酸味が強くなるので、少なめにしましょう。火からおろしたらかつお節を少し加えて、お好みで山椒や白ごまを添えてみてください。・炊き込みご飯出汁がらを使った炊き込みご飯もおすすめです。使うのは、出汁がらのかつお節のみです。炊く前の洗った米の中に出汁がらのかつお節を入れて炊くだけで、かつお風味の利いたおいしい炊き込みご飯ができます。お好みで、細かく切った人参やタケノコ、椎茸、えのきなどを加えてみてください。■出汁をたっぷり使ったおすすめレシピ出汁を使った和食レシピは、無限に存在するといっても過言ではありません。和食は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されましたが、その陰の立役者として出汁の存在を認めない人はいないでしょう。つまり、出汁を上手く活用すれば、プロ顔負けのメニューを作ることも決して夢ではありません。その代表的なおすすめレシピを紹介しましょう。・茶碗蒸し材料(2人分)卵(L)2個・だし汁350ml・酒小1・みりん小1・塩小1/3・薄口しょうゆ小1/3鶏もも肉4~6切れエビ4尾分・酒大3・砂糖小2・しょうゆ小1/2カマボコ(薄切り)4切れミツバ4本分シメジ1/4パックギンナン(水煮)適量ユズ皮(削いだもの)2片作り方手順1:卵を溶きほぐし、<合わせだし>と混ぜ合わせ、網に通す。そのとき泡立てない様に気をつける。静かに網を通せば、なめらかな卵液になってきれいな仕上がりになります!手順2:鶏もも肉は、身の厚い部分に切り込みを入れ、エビは殻をむいて背わたを取る。ミツバはサッと熱湯に通し、2本づつ結んでおく。シメジは軸を切り落として小房に分け、長いものは半分に折って熱湯にサッと通し、ザルに上げる手順3:小鍋に<下味>の材料を入れて中火にかけ、煮立ってきたら鶏もも肉を入れ、再び煮立てばエビを加え、エビの色が鮮やかになったら火を止める手順4:器に3の鶏もも肉、エビ、薄切りにしたカマボコ、シメジ、銀杏を入れ、卵液を静かに注ぐ。具は他にも季節感のある物を入れてもいですね。(ゆりね、干しシイタケ、さっとゆでた銀杏など)手順5:湯気の上がった蒸し器に4を入れ、乾いたタオルを蒸し器の蓋に巻き付け、蓋をする。(タオルが余分な水分を吸い取るので、水滴が茶わん蒸しに落ちませんよ!)手順6:強火で1分、ごく弱火で12~15分蒸す。竹串で中央を刺して、澄んだ汁が出れば蒸し上がっています。ミツバと削ぎユズ皮をのせる・かぼちゃの煮物材料(2人分)カボチャ1/6個枝豆100g・塩適量だし汁300ml・酒大さじ2・みりん大さじ2・砂糖小さじ2・薄口しょうゆ小さじ2・ショウガ(せん切り)1/2片分作り方手順1:鍋にカボチャ、だし汁、<調味料>の材料を加え、落とし蓋をして強火で熱する。煮たったら少し火を弱め、煮汁が少なくなるまで煮る手順2:器に盛り、枝豆を散らす・揚げだし豆腐材料(2人分)木綿豆腐1丁・片栗粉大さじ4揚げ油適量・だし汁200ml・酒大さじ1・みりん大さじ1・しょうゆ大さじ1・片栗粉小さじ2ユズコショウ少々大根3~4cmネギ(刻み)大さじ1下準備木綿豆腐は4等分にし、室温に出しておく。<あん>の材料は中火にかけ、沸騰後1分加熱する。大根はすりおろす。作り方手順1:木綿豆腐に片栗粉をまぶし、180℃に温めた揚げ油でカリッとするまで3分程揚げる手順2:器に盛り、<あん>をかけ大根おろし、ユズコショウ、刻みネギを盛り付ける揚げだし豆腐は、カリッと揚げるのがポイントです。豆腐の柔らかさと表面の香ばしさのギャップに旨味を感じるので、その点を意識して作ってみましょう。・だし巻き卵材料(2人分)卵3個・だし汁大さじ2・砂糖小さじ1/2・塩少々サラダ油適量貝われ菜適量下準備ボウルに卵を割り入れ、<調味料>の材料を加えて混ぜ合わせる。貝われ菜は根元を切り落とし、長さを半分に切る。作り方手順1:卵焼き器を中火で熱し、サラダ油を薄くひき、卵液の1/3量を流し入れて全体に広げる。周りがかたまってきたら奥側から手前に巻き、巻き終わったら奥側へ寄せる手順2:再びサラダ油をひき、同量の卵液を流し入れ、同様に焼く。残りの卵液も同様に焼く。巻きすで形を整え、食べやすく切って器に盛り、貝われ菜を添える■出汁を上手に保存して賢く活用しよう出汁は、和食にとっては命ともいえる大切なものです。だからこそ味方につければこれほど心強いものはないでしょう。ご紹介した方法でお気に入りの出汁が取れるようにあったら、その風味を損なわないように上手く保存してくださいね。特に暑い時期は、常温保存は禁物です。用途や都合に合わせて冷蔵保存と冷凍保存を使い分け、さまざまなレシピの縁の下の力持ちとして大いに活用しましょう。毎日の食卓が、さらに豊かで楽しいものになるように応援しています!≪参考≫・ にんべん「だしを取ったあとの鰹節はまだまだ使えます!」
2021年02月16日そのまま食べてもすりおろしても、ジュースやスイーツに使ってもおいしいりんご。一年をとおして手に入ることが多く、私たちの食生活にとても身近な果物ですよね。普段、りんごを買ったらどのように保存していますでしょうか。今回は、常温、冷蔵、冷凍それぞれのとっておきの保存方法や保存期間、また、すりおろしたりんごの保存方法から、長持ちするりんごの見分け方まで、分かりやすく掘り下げていきます。ぜひ参考にして、おいしいりんごを堪能してください!■りんごの保存の基本まず最初に、りんごを保存するうえで基本的なことを解説しましょう。リンゴ特有の性質を知っておくことで、より新鮮な状態でおいしく保存することができます。その性質を利用すれば思わぬ得をすることもあるので、ぜひチェックしてくださいね!・水分を逃さないことりんごを保存するうえでもっとも重視するべきポイントの一つは、水分です。水分が豊富でジュージーなりんごがおいしいことは、いうまでもありません。逆に水気がなくなってスカスカになったリンゴは風味を損ない味気なくなります。そのため、りんごを保存するときには水分を逃がさない工夫をすることが大切と覚えておきましょう。・『エチレンガス』に注意りんごからはエチレンガスが豊富に放出されます。リンゴは自らを熟成させるためにエチレンガスを出しますが、近くに一緒においてあるほかの果物や野菜の熟成を早めてしまう効果もあります。一般的には、まだ青いバナナを黄色に変色させるために利用されますが、一般家庭では保存法を間違えるとほかの食材に悪影響を及ぼすので注意が必要です。・『ラフランス』は一気に追熟されてしまうラフランスとりんごを一緒に保存すると、ラフランスの熟成が一気に進んでしまいます。ラフランスの旬は、一般的に10~12月頃で、ちょうどリンゴが新たに収穫される旬の時期と重なります。ゆえに特に秋から冬にかけては、注意が必要でしょう。すぐに食べるのであれば近くで保管しても問題ないですが、しばらく食べないのであれば別々に保存することをおすすめします。ちなみに、ラフランス以外にメロンやブルーン、プラムなども同様に熟成が進み過ぎるので、注意して下さい。・『キウイ』はあえて一緒に保存 キウイフルーツは追熟を促して甘味を増やすためにも、あえて一緒に保存することをおすすめします。エチレンガスは、空気より重いため、キウイの上にりんごをおくのがポイントになります。キウイがりんごの上にあると、あまり効果がないので気をつけてください。■りんごを常温保存する方法りんごを常温で保存する方法を紹介しましょう。りんごは、まとめて数多く購入したり贈り物でもらったりすると、冷蔵庫で保存するのは大変です。常温保存できるのであれば、その方が便利ですよね。どのような条件下であれば常温保存が許されるのか、詳しく解説します。・箱のままなら玄関にりんごは箱ごと購入したり、人から贈られてくることもあります。りんごは高温と乾燥を嫌うため、箱のまま玄関などの冷暗所に保存しておくのがおすすめです。風通しの良いベランダも良いでしょう。箱は段ボールも良いですが、発泡スチロールもおすすめです。発泡スチロールは、約98%が空気で構成されているため、熱伝導性が非常に低く、断熱性に優れているので、りんごを低温のまま保存することができるからです。・新聞紙で覆うのを忘れずにりんごを段ボール箱や発泡スチロールのケースで常温保存する際は、一つずつ新聞紙で包み、箱詰めした上からも、さらに新聞紙で覆うことを忘れないようにしましょう。新聞紙で周囲を覆うことにより、水分を逃がさず乾燥を避けることができます。もし適当な箱がない場合は、りんごを新聞紙で包んでポリ袋に入れて保存しましょう。このとき、酸化を防ぐためにも、袋から空気をしっかり抜いておくことも忘れないでください。・表面に出る油の正体りんごの品種によっては表面がテカテカと光っていることがあります。この正体は油で、りんごが劣化を防ぐために自ら放出する生理現象によるものです。生産業者などが見映え良くするためにあえて塗っているといわれることがありますが、実はそうではありません。不明瞭な油ではなく、りんご自身が出した油ですので、安心して大丈夫です。・常温保存可能な期間常温保存可能な期間は、2週間~1ヶ月です。秋から春にかけて、比較的気温が低い時期は長持ちしますが、暑い夏の時期は、2週間以内に食べ切る方が良いでしょう。先ほど玄関での常温保存をおすすめしましたが、マンションなど気密性の高い家の場合は、風の通りが良くないケースもあり、その場合は傷むのも早まるので注意しましょう。■りんごを冷蔵保存する方法りんごはとてもデリケートな果物のため、おいしく食べるためにはそれなりの配慮や工夫が必要です。冷蔵庫で保存する場合、どんなことに気をつければいいのでしょうか。・キッチンペーパーで包むりんごを冷蔵保存するときは、一つずつキッチンペーパーで包みましょう。新聞紙でも構いませんが、キッチンペーパーの方がかさばらなくて済みます。キッチンペーパーはりんごの水分を逃がさず乾燥からも防いでくれるため、おいしく長持ちさせることが可能ですよ。ちなみに冷蔵保存は、冷蔵室ではなく野菜室を使ってくださいね。冷蔵室の温度は野菜室より低く設定されており、りんごには低すぎて適さないからです。・袋に入れて口を縛るりんごを冷蔵保存するときには、一つずつキッチンペーパーか新聞紙で包んでポリ袋に入れましょう。その際、しっかりと空気を抜いたうえで、袋の口を輪ゴムなどで縛るのがポイントです。空気が残っていると酸化してりんごの傷みが早まるので注意しましょう。・食べる直前に取り出すりんごを冷蔵保存した場合は、食べる直前に冷蔵庫から取り出すようにしてください。りんごは非常にデリケートな果物で、特に高い温度と乾燥には弱いです。冷蔵庫から出した途端に鮮度が悪くなっていくため、早く出しすぎて食べるころに茶色くなってしまっている…ということのないように気をつけましょう。・冷蔵保存可能な期間りんごの冷蔵保存期間は、2ヶ月です。ただし、これは秋から春にかけての気温の低い時期と考えましょう。冷蔵庫の野菜室は普段から頻繁に開閉を行います。厳密にいうとその度に温度が高まるため、特に夏の暑い時期は少しでも早くに食べ切るようにしてください。■りんごを冷凍保存する方法りんごを長期間保存したければ、冷凍保存もおすすめです。冷凍保存することで、りんごの鮮度を長持ちさせることが可能になります。特に暑い夏の時期には、うってつけでしょう。・くし切りにしてラップに包むりんごを冷凍するときは、くし切りにするのがおすすめです。カットして小分けし、一つずつラップでピッタリと包みましょう。・皮は剥く?皮を剥くかどうかはお好みで結構ですが、解凍したときのシャキシャキ感を楽しみたければ、皮は剥かない方が良いでしょう。また、りんごは皮の下に抗酸化作用が強いとされるポリフェノールが一番多く含まれているので、皮付きのままの方が健康にも良いと考えられます。・レモン汁をかけて変色防止りんごは、カットした瞬間からすごいスピードで劣化が進み、あっという間に茶色く変色してしまいます。冷凍保存の際も、くし切りにしたらすぐにレモン汁をかけておくと変色防止に大変効果があります。・フリーザーバッグに入れるりんごを冷凍保存するときは、上記のようにくし切りにしてラップで包みます。さらにジッパー付きのフリーザーバッグに入れて空気をしっかり抜いて口を閉じてから冷凍庫に入れてください。ふた付きの密閉容器に入れても構いません。・金属製バットにのせるりんごを金属製のバットに乗せるとさらに効率よく冷凍ができます。金属製のバットは熱伝導が良いため、より早くに冷凍が完了し、保存期間も長くなります。・丸ごと冷凍もできるくし切りにせずに、丸ごと冷凍することも可能です。その場合はりんごを水でよく洗浄し、キッチンペーパーで水気を拭き取ってからポリ袋やジッパー付きのフリーザーバッグに入れて、空気をしっかり抜いて口を閉じて冷凍庫に入れましょう。丸ごと冷凍すると解凍して食べるのに時間がかかるというデメリットがあります。しかし後述するように、すりおろしてさまざまなアレンジを楽しむことができるので、その点はメリットもあるといえるでしょう。・冷凍保存可能な期間冷凍りんごは、丸ごとの場合は2ヶ月は大丈夫です。カットして冷凍する場合なら1ヶ月と考えてください。■冷凍保存したりんごの解凍方法冷凍したりんごをおいしく食べるためには、解凍方法もとても重要です。そのまま食べても良いですが、アレンジして違った食べ方を楽しむこともできます。・半解凍でりんごシャーベットにりんごを丸ごと冷凍した場合は、前日に冷蔵庫に入れて自然解凍しましょう。水分が多く出るので、皿などに乗せておくことをおすすめします。半解凍した時点で取り出してそのまますりおろせば、シャーベットとして食べられます。休みの日に子どもたちと一緒に冷凍保存から解凍、シャーベット作りまで行うのも楽しくて良いかもしれませんね。キャンプなどのアウトドアに持参してもデザートにピッタリでしょう。・焼きりんご風にアレンジ可能冷凍したりんごは、焼きりんご風にアレンジすることも可能です。くし切りにして冷凍したりんごを、バターかココナッツオイルをしいたフライパンの上で焼きます。最初は水分が多めに出ますが、それを飛ばしたら砂糖やシロップを加え、溶けたら完成です。そのまま食べてもいいですが、ホットケーキにトッピングしたり、生クリームをかけてもおいしく食べられます。■カット済みりんごの保存方法りんごをすべて食べることができなかったときには、カットしたまま保存することになります。その際に注意することを覚えれば、食べ残しを捨てることはなくなりますよ。・ラップでピッタリ包むそもそもカット済みのりんごは長持ちしません。長くて3日で、できるだけ早く食べるに越したことはないでしょう。やむを得ず保存する場合は、ラップで一つずつピッタリ包んでください。そしてふた付きの密閉容器かポリ袋に入れて空気をしっかり抜いたうえで口を閉めて冷蔵保存しましょう。・切り口を下にするカット済みりんごは、切り口にレモン汁か食塩水をつけ、そのまま切り口を下にして保存してください。その方が上にしたときよりも水分が逃げないため、みずみずしさを保てます。りんごは、カットするとすぐに酸化が始まり、あっという間に断面が茶色くなるので、これらの処理はすばやく行いましょう。・水に浸けたままはNGカットりんごは、断面に塩水やレモン汁、オレンジジュースなどをつけると茶色く変色するのを防げます。ただし、この方法はりんごに塩やレモンなどの風味が移ってしまうため、好まないという人もいるでしょう。その場合は、カットしてすぐ普通の水に浸けるだけでも構いません。このとき、水から出したりんごをラップでしっかりと包んでください。水に浸けたままの保存はNGです。理由は、りんごが水を吸ってふやけてしまって味がぼやけるからです。甘味と酸味が絶妙に利いてこそりんごのおいしさが発揮されるので、気をつけてくださいね。■すりおろしたりんごの保存方法スムージーやりんごジュース、また離乳食や料理にも使えるすりおろしりんご。カレーの隠し味に使う人も多いのではないでしょうか。ただ、すりおろすには結構時間がかかるので、時間のあるときにたくさんすって保存しておけば便利です。その方法を解説していきましょう。・レモン汁を混ぜるすりおろしりんごは非常に酸化しやすく、あっという間に茶色く変色してしまいます。カットりんごに比べると空気に触れる面積がとても多いため、劣化が早いのです。そこで、すりおろしたらすぐにレモン汁を数滴かけておきます。レモンの風味がしみ込みますが、グンと長持ちさせることができます。・保存容器やフリーザーバッグへすりおろしたりんごは、ふた付きの保存容器に入れるか、ラップに包んでフリーザーバッグに入れるようにしましょう。製氷機に入れて凍らせるのも、解凍するときに便利なためおすすめです。・密閉して冷凍庫へすりおろしたりんごは、ふた付きの密閉容器やフリーザーバッグに入れて冷凍庫で凍らせます。特にフリーザーバッグを使うときは、酸化を防ぐためにも空気をしっかりと抜いて、口を閉めてから冷凍庫に入れましょう。アルミなどの金属トレーの上におくと、熱伝導が良いため急速冷凍が可能になります。短時間で冷凍する方が、すりおろしりんごがおいしく長持ちするので、ぜひ試してみてください。・すりおろしりんごの保存期間すりおろしたりんごの保存期間は、1ヶ月です。それ以上経過しても食べられないことはありませんが、どうしても風味が損なわれていきます。そのため、長く保存したものはカレーの隠し味など、料理に活用する方が良いでしょう。ちなみに、すりおろすときは金属製のおろし器は使わないでください。金属製だと酸化が早まるので、プラスチック製か、陶器タイプのおろし器が良いでしょう。■長持ちするりんごの特徴同じりんごでも、厳密にいうと保存期間に開きがあります。長持ちするりんごとそうでないものがあるからです。同じ買うなら長持ちするに越したことはありませんよね。そこで、より長く保存が利くりんごの特徴について詳しく解説しましょう。・しっかり赤いものりんごは、ヘタからおしりまで全体に赤い鮮やかなものを選びましょう。太陽の光をしっかりと浴びたりんごは、光合成が活発でソルビトールというデンプンが酵素と反応し、多くの糖を作り出します。これが蜜になるのです。つまり、蜜の多いりんごは、赤い面が多いのが特徴です。良質なりんごは、見た目にツヤもあり、触れると張りがあるのが分かります。色のつき方にムラや片よりがあったり、赤が薄いものや触ったときに柔らかいものは、長持ちしないので避けましょう。・中くらいのサイズりんごは大きすぎても小さすぎても長持ちしません。それより中くらいのサイズがおすすめです。大きすぎると味が薄かったり、小さすぎると甘くなかったりします。中くらいのものの方が、甘味と酸味のバランスが取れていて、丈夫で長く保存できるのです。・ツルが太くきれいな丸みツルが太いりんごも長持ちするのでおすすめです。ツルが太いということは、木から多くの水分と栄養が届けられている証拠です。それだけすくすくと育ち丈夫でおいしくなるのです。また、長持ちするりんごは、良い形をしているのも特徴です。きれいな丸みを帯びていて、ヘタやおしりのくぼみが深く、変形していないものを選んでください。 ■りんごの保存におすすめレシピりんごを使ってアレンジを加えれば、別のかたちで保存することも可能です。いつものりんごとは違った風味や食感が楽しめるおすすめのレシピを紹介します。ぜひ一度挑戦してみてください!・りんごジャム材料(2人分)りんご 2個砂糖 140gレモン汁 大さじ2作り方手順1:りんごジャムを入れておく瓶を煮沸消毒しておく手順2:よく洗ったりんごを6等分のくし切りにして、芯を取って皮を剥く手順3:くし切りしたりんごをすべて1cm幅にカットして食塩水に浸ける手順4:りんごの水を切り、鍋に砂糖とともに投入して中火にかける手順5:アクを取ったら弱火にして木べらで混ぜながら30分ほど煮る手順6:レモン汁を加えて混ぜ合わせ火を止めて完成手順7:冷めないうちに瓶に詰めるこのレシピは、りんごのかたちがある程度残り、噛み応えのある食感を味わえます。ペースト状にしたい場合は、2のあとにフードプロセッサーかミキサーにかけてください。あとは同じ手順で結構です。りんごジャムを使ったスイーツもバリエーション豊かですので、たくさんアレンジしましょう!・アップルパイ材料(4人分)冷凍パイシート1~2枚グラニュー糖小さじ2シナモンパウダー少々卵黄少々・リンゴ1個・砂糖大さじ2・レモン汁小さじ1レーズン大さじ1下準備冷凍パイシートは常温で少し柔らかくし、分量外の小麦粉少々の打ち粉をして、麺棒でのばし、4等分に切る。リンゴは皮ごときれいに水洗いし、縦4つに切って芯を取り、さらに1切れを3~4等分の縦切りにし、分量外の塩水に放つ。<リンゴ煮>を作る。鍋、または小さいフライパンに、水きりしたリンゴ、砂糖、レモン汁を入れて強火にかける。煮立ったら火を弱め、鍋の蓋をしてときどきゆすりながら4~5分蒸し焼きにし、最後に蓋を外して強火にし、水分を飛ばしてレーズンを混ぜる。オーブンを200℃に予熱しておく。作り方手順1:天板にオーブンシートを敷いてパイシートを並べ、分量外の水少々でのばした卵黄を全体にぬる。冷めた<リンゴ煮>を並べ、グラニュー糖を全体に振る手順2:200℃に予熱しておいたオーブンで15分、パイがサクッと焼けるまで焼く。焼き上がったアップルパイにお好みでシナモンパウダーを振り、器に盛る手に取って食べることができるコンパクトなアップルパイのレシピです。オーソドックスなラウンドのタイプも良いですが、この方が手間がかからず初心者でも簡単に作ることができますね。■りんごを上手に保存して美味しく食べようりんごには、数多くの保存方法があることが分かりました。用途や季節などのシチュエーションに合わせて、常温、冷蔵、冷凍と使い分けるのが良いでしょう。丸ごとでなく、カットしたりすりおろして保存することも可能です。りんごは、そのまま食べてもおいしいですが、ジュースやスムージー、ジャムやスイーツにも幅広く活用できます。保存方法をしっかりとマスターして、ぜひ魅力あふれるおいしいりんごを心ゆくまで堪能してください!≪参考≫・ 一般社団法人 青森県りんご対策協議会「りんご豆知識」
2021年02月10日コーヒーは、いつまでも常温保存できるもの、と思っていませんか?コーヒーはもともと、植物の種を焙煎しているもの。そのため、乾物と勘違いされることも多いのですが、実は生鮮食品と同じで鮮度を保つように上手に保存しないと、風味や香りを保つことできないのです。ちょっとした保存ポイントをおさえて、おいしく飲み切るポイントをまとめてみました。■コーヒーのおいしさを保つために知っておきたい4つのポイントコーヒーが嫌うものが4つあります。それが、酸素、紫外線、高温、湿気。これらがダメージを与える理由をまとめてみました。・酸素に触れる量を減らす コーヒー豆は、「コーヒーノキ」という植物の実の種を焙煎して作られます。この種には、私たちがよく知るごま油やなたね油などと同様に油脂が含まれており、この油が新鮮なほど芳醇な香りや味わい深いコクを楽しむことができます。ところが、油は酸素にふれると酸化してしまい、香りも味も落ちてしまいます。とくに挽いた状態の粉は、豆と比べて空気に触れる面積が増え、酸化の速度も増すことに。なるべく空気に触れないように、保存することを心がけましょう。・紫外線や日光を避けるコーヒー豆は、紫外線を嫌います。これは、日光が酸化の進むスピードをアップさせてしまうから。紫外線だけでなく日光にも敏感なので、保存する場合は、光をシャットアウトできる瓶や袋、缶に保存したり、光の当たらない場所に保存したりしましょう。 ・高温を避ける新鮮なコーヒー豆ほど、表面がツヤツヤしています。このツヤは、豆自体が持つ油脂成分が表面に出てきたもので、この油の鮮度を保つには高温は大敵です。たとえば、サラダ油など調理油を温度の高いところに保存しておくとニオイがしてくるのは、酸化が原因です。同様にコーヒーも高温のところに置いておくと、酸化が進み鮮度が落ちてしまいます。ガスコンロの脇やオーブンレンジの横など、高温になるところには保存しないようにしましょう。 ・多湿を避け湿度を一定に保つコーヒー豆は、目に見えない穴がたくさん開いている多孔質の構造になっています。そのため、湿度やニオイを吸収しやすい性質です。湿気に触れると、豆本来の風味が損なわれ雑味が増えることになってしまいます。ひどい場合には、カビが生える原因にもなるので注意しましょう。また、湿度が変わりやすい場所も要注意。温度だけでなく湿度の変化にも敏感に反応する食材なので、一定の湿度が保てる冷蔵庫などがおすすめの保存場所になります。ただし、ニオイを吸収しやすいので、ニンニクやショウガ、キムチなどニオイの強い食材と同じ場所には保存しないでください。■コーヒー粉の保存方法【未開封編】コーヒー粉は、コーヒー豆よりも鮮度の保ち方に注意が必要です。鮮度を保つ具体的な方法をまとめてみました。 ・基本は15度以下の常温保存で苦手な日光、湿気、高温さえ避けられれば、未開封のものは常温保存でも問題ありません。かならず、高温多湿、紫外線は避けられるような冷暗所を選んでください。具体的には15度ぐらいの場所がベストです。夏のキッチンや、暖房器具のそばは温かくなりすぎるので避けるようにして、風通しのいい場所を選びましょう。未開封の状態なら、だいたい製造日から12か月ぐらいはおいしく飲めると考えていいでしょう。・開封後は1週間ぐらいで飲み切ろうコーヒーの粉を開封したら、鮮度が落ちないうちに飲み切ることを心がけましょう。保存期間は、目安として1週間。鮮度の落ちてきたコーヒーの粉は、香りがぬけてきて、コクも感じられません。鮮度の見分けるには、お湯を注ぐときに注視しましょう。ドリップすると、コーヒーの粉は泡が立ちもこもこと膨らんでくるのですが、鮮度が落ちると膨らまない状態になってしまいます。お湯を注いだときに、粉が膨らんで山状になってくるのが新鮮なコーヒー粉の証拠です。また、開封後は温度や湿度の影響をより受けるので、できるだけ冷蔵庫に入れて保存するほうが安心です。・必ず密閉できる容器で保存を開封したあとは、袋のままではなく、空気に触れないようにかならず密閉容器に入れて保存しましょう。このとき、袋の口をしっかりテープや輪ゴムでとめてから密閉容器に入れると、より安心です。常温で保存する場合は、紫外線をさけるため、さらに遮光性のある容器を選ぶようにしましょう。・すぐに飲まない場合は冷蔵か冷凍するどうしても1週間で飲み切れない場合は、冷蔵庫や冷凍庫で保存をしましょう。ほかの生鮮食品と同様に、常温保存より風味を保ちながら保存することが可能です。ただし、温度変化には注意を。冷蔵でも冷凍でも、冷たいものを常温に出し入れすると粉が汗をかいてしまいます。この汗は湿気のもと。使用したらすぐ保存容器ごと元通り冷やすことを心掛けてください。■コーヒー粉の保存期間【開封後編】開封したあとはどれぐらいで飲み切るのがいいのでしょうか。保存状態に合わせて、期間の目安を調べてみました。・常温保存の場合常温保存の場合は、約1週間。袋に記載されている賞味期限にもよりますが、コーヒー豆は焙煎したあと2週間ぐらいで風味や香りが抜けてきます。粉にすると酸化が進むので、2週間よりも早めに飲み切ることがおすすめ。ドリップして不快な酸味や苦みを感じるなら、酸化が進んでいる証拠です。無理して飲み切ることはやめましょう。自宅にミルがある場合は、毎回飲みたい量だけ豆を挽くようにすれば、風味を保つができますよ。 ・冷蔵保存の場合冷蔵保存の場合は、開封後2~3週間で飲み切るようにしましょう。特に保存場所の指定はありませんが、扉部分よりも、開け閉めの影響をあまり受けず温度の変化の少ない、奥の方に保存することがおすすめです。 ・冷凍保存の場合冷凍保存の場合は、約1か月を目安に。温度の影響を冷蔵より受けやすいので、できるだけ小分けにして保存するといいでしょう。このとき役立つのがジッパー付き保存袋。100gぐらいずつ小さなジッパー付き保存袋に入れて保存をすれば、あまり温度の変化をうけず風味を保てます。自然解凍させてから、ドリップして飲むようにしましょう。・コーヒー粉は豆よりも酸化のスピードが速い コーヒーの粉は、コーヒーの豆を砕いたものですよね。粉にすると、豆に比べて酸素に触れる面積が増え、温度や湿気の影響を受けやすくなってしまいます。そのため豆よりも粉のほうが、保存の仕方に注意が必要です。豆のほうが、粉よりも倍ぐらい保存期間が延びるので、可能なら豆を買ってきて保存をすることがおすすめです。ただし、豆も粉と同様に、高温、多湿、紫外線、空気になるべくふれないように保存してください。■コーヒー粉を冷蔵・冷凍保存する際のポイント ・小分けにして保存する最近では、大規模なスーパーで業務用の大容量パックが販売されています。これをおいしく飲み切るには、小分けにして保存することが必須です。ジッパー付き袋にもいろいろな大きさのものがあるので、100gずつぐらい小分けにできる大きさのものを選び、保存するようにしましょう。このとき、空気をできるだけ抜いて、空気に触れないように保存することを忘れずに。・必ず密閉する 粉を買うと、店頭で遮光性のアルミパックなどに入れてくれます。ワイヤーでしっかり密閉できるようになっているものも多いので、空気をぬくようにして口を折り込み、しっかり密閉するようにしましょう。袋の口があまくなってきたら、密閉できるクリップなどを利用して、空気をシャットアウト。ニオイが気になる食材が冷蔵庫に一緒に入っている場合は、アルミパックのままジッパー付き袋などに入れて保存することもおすすめです。 ・冷凍した場合は冷蔵庫で自然解凍する冷凍保存したコーヒーの粉は、少しずつ冷蔵庫で自然解凍してからドリップしましょう。冷凍保存した粉を使ってすぐドリップすることもできるのですが、香りの立ち方や酸味や苦みのまろやかさが、一旦自然解凍してからのほうが引き立ちます。1杯ずつ小分けする必要はありませんが、100gを目安に小分けして冷凍し、一つずつ冷蔵庫で自然解凍する方がおいしく飲み切ることができますよ。■コーヒー粉を保存するときに使える密閉容器密閉容器と一口に言っても、種類はさまざまです。機能性も気になりますが、見た目もインテリアに合わせて考えたいですよね。いくつかまとめてみましたので、ぜひご参考にしてください。・キャニスター【瓶型】 キャニスターとは、密閉性の優れた保存容器のこと。ふたの裏側にシリコンパッキンがついていたり、つまみがついて中の空気を抜けるようになったりしているものもあります。一番多いのが瓶のタイプです。丈夫で、ふたをワイヤーのばねで閉めるタイプのものや、ねじ式のふたのものがあり取り扱いに便利です。ほかの食材を保存するにも向いているので、さまざまな大きさのものがそろっています。口が広く、スプーンで粉を計量しやすいものを選ぶといいでしょう。ガラス製のものは、中味の容量が見えて便利ですが、遮光性はありません。冷蔵庫の中に置くならガラス製でもいいですが、常温保存するのであれば、陶器やホーローのような素材でできたものを選んだほうがいいでしょう。粉がなくなったら、必ず洗って乾かしてから新しい粉を保存するようにしてください。コーヒーの粉の油分が残っていたり、酸化してしまった古い粉が残っていたりすると、新しい粉の風味を損ないます。ジャムやピクルスのように長期保存をするわけでないので、保存容器を熱湯消毒する必要はありませんが、必ず洗うようにしましょう。・キャニスター【缶型】 瓶型よりも比較的軽くて扱いやすいのが缶型のキャニスターです。フタが密着するのに、簡単に開け閉めができる利点があります。コーヒー専門店以外でも最近では100円均一ショップなどでも、さまざまな大きさや色のものがあり、インテリアの一部としても使いやすいでしょう。また、遮光性もあるので、常温保存にはぴったりです。・保存袋【アルミバッグ】 コーヒーショップでコーヒーの粉を買うと、ワイヤーやジップがついたアルミバッグに入れてくれます。アルミでコーティングされたアルミバッグは、遮光性もあり、かさばらず使い勝手がいいのですが、耐久性がなく再利用できないところが残念なところ。お店で買ってきたアルミバッグをそのまま使い、密閉容器に入れるのはおすすめですが、再利用するのはさけましょう。 ・保存袋【ジッパー付き保存袋】ジッパー付き保存袋は、実は汁物にも耐えられる密閉容器。食材の保存に向いており、どこでも簡単に買うことができるので、コーヒーの保存にもぜひ活用してください。大きさもたくさん種類があり小分けにも便利ですから、コーヒーを飲む量に合わせて小分け保存しましょう。ただし、再利用は避けてください。■保存の際に一工夫してコーヒー粉を長持ちさせよう・乾燥剤を使うコーヒーの湿気が気になる場合は、乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れておくこともおすすめ。乾燥剤は、100円均一ショップでも売っているので、新しいものを一緒にいれておくようにしましょう。乾燥剤の使用期限は約6か月。袋の中の粒の色(青やピンク)がなくなると、使用期限が切れたことをしらせてくれるタイプもあります。使用期限に注意しながら、利用してみてください。 ・容器についた水滴はしっかりと拭くコーヒー粉にとって、水気は大敵です。粉を入れ替えるときに、古いコーヒーの粉やコーヒーの油脂成分が残っている密閉容器は、しっかり洗う必要があります。このとき、水気をしっかりふきとり、乾燥させてから使用するようにしましょう。 ・まとめ買いをせずこまめに買う コーヒー豆は、乾物ではなく野菜と同じ生鮮物。腐って飲めなくなる…ということはありませんが、おいしく飲むためには、こまめに買う事がおすすめです。ちなみに、1杯分に必要なコーヒーの粉の量は、約10~12グラム。毎朝1杯飲むなら、10日ぐらいで100g消費するペース。毎日1杯だけ飲むなら10日に1回、2杯飲むなら1週間ぐらい…というペースで、こまめに100gずつ買うほうがいいでしょう。■おいしさは、保存状態の良さで全く違うコーヒーは、意外とデリケートな食品です。おいしいコーヒーを飲む近道は、上手に保存すること。どんなに高級で珍しくおいしいコーヒーでも、保存状態が良くなければ、おいしさは台無しになります。目に見える腐敗や劣化はなくても、日本酒やワインと同様に、保存の仕方を間違えるとまったく違った味になってしまいます。保存の仕方に注意して、おいしく飲み切るようにしましょう。
2020年09月13日さっぱりとした辛みがおいしい生姜。一度に使う量がすこしなので気づいたらカビが生えていたりすることはありませんか?少量ずつ買えればいいのですが、スーパではまとまりで売っていることがほとんどです。そんなときのために今回は、これをみればもう生姜を無駄にしない!生姜の保存方法を徹底解説いたします。■生姜を保存する際の注意点生姜はもともと熱帯地域の植物なので、寒さや乾燥に弱い特徴があります。室温15℃・湿度90%が生姜を保存するのに一番適しており、これを基準に保存すると良いでしょう。スーパーで買ってきた状態のままで生姜を長期保存することができます。方法によれば1年以上の保存も可能になるんだとか。まずは保存する際の注意点をご紹介します。・鮮度の良い物を選ぶ生姜を保存する前に大前提として鮮度のいい生姜を購入しましょう。鮮度のいい生姜を選ぶポイントは、皮にハリがあり、できるだけ大きな固まりのもの表面に変色や傷のないもの生姜の縞模様と色が均一なものまた、生姜の形がいびつだと悪い状態のものにみえますが、生姜は大きな根茎を切り分けて販売されるものですので、形がいびつであっても味に問題はありません。1年中スーパーで見られる生姜ですが、旬は収穫期である秋ごろの9月~10月です。この頃に販売される生姜は大きくみずみずしいのでたくさん買って保存するのにおすすめですよ。・保存する前によく水で洗う根菜である生姜は収穫時の土がついた状態で売られている場合があり、そのままの状態で保存してしまうと傷むのが早くなったりカビが発生する原因となるので、保存する前にまずよく水洗いしましょう。汚れが取れにくい場合は、タワシやふきんでやさしくこすりながら洗うときれいになります。へこんでいる部分に砂がたまっているときはスプーンをつかうと汚れがとれやすいですよ。・カットした場合は水気を切る生姜をカットすると切り口から水分がでます。そのまま保存するとそこから菌が発生し傷みやすいので、保存する前に水分はしっかりとふきりましょう。もしくはカットしたあとすぐに保存するのではなく、10分ほどザルの上で乾燥させると適度に表面が乾いた状態になります。・乾燥を避ける湿度が低い環境が苦手な生姜は、なるべく乾燥しないよう新聞紙やキッチンペーパーで包んで保存することを心掛けましょう。カットして保存する場合は、切り口から水分が蒸発して生姜がカラカラになってしまうので、切り口には必ずラップをすることが大切です。・ぬめり発生・柔らかくなった部分は食べないうまく保存ができず、気付いたら表面がやわらかくなりぬめりやカビが…。そのように変化してしまった部分は間違っても食べないように気をつけましょう。やわらかくなってしまった部分を少し大きめにカットし、残った生姜は再度水あらいしてからよく水気をとって再び保存ができますが、なるべく早めに食べることをおすすめします。・新生姜はそのままで長期保存できない 普段スーパーで見かける茶色い『ひねショウガ』とは違い、先が赤く柔らかい『新生姜』は、そのまま食べられる新鮮さと辛みが特徴です。期間限定のものなのでたくさん買ってしまいそうになりますが、そのままでは鮮度が落ちやすく長期保存には向かないため、『新生姜』を買った場合は1週間以内に食べることをおすすめします。お肉にまいたりそのままサラダ感覚で食べられるので普段と違った食べ方が楽しめますよ。■生姜の常温での保存方法と賞味期限複数ある保存方法の中で、生姜の常温保存は季節が関係するのが特徴です。夏場は室温が高すぎるため保存にむかず、室温が10℃~15℃くらいになる冬場であれば保存することが可能です。温度管理と少しのポイントさえ気をつければ、冷蔵庫の場所をとらずに生姜を保存することができますよ。・風通しの良い冷暗所がおすすめ生姜は直射日光にあたると変色したりぬめりがでるのが早くなりますので、冷暗所での保存を心掛けましょう。通気性のいい場所の方が長く保存することができますので、保存容器などの密閉空間で保存せずに、新聞紙などでおおうだけの保存をおすすめします。・1個ずつ濡らした新聞紙や紙袋で包む1つずつ生姜をつつんで保存することで、生姜どうしがあたって傷がつくのを防げます。さらに包む新聞紙をぬらすことで、適度な湿度と皮表面の水分量を保つことができるのでこちらもあわせてやってみましょう。新聞紙を濡らす場合は、つつむ前に新聞紙に水をつけてもいいのですが、濡らしすぎてしまったり破れたりすることがあります。そんな場合は生姜を新聞紙でつつんでから霧吹きで水をかけると、失敗せずにすみますよ。ぬらした新聞紙は1週間以内にとりかえましょう。・常温で2週間保存可能常温保存は2週間が保存の目安です。ただし、使うたびに新聞紙をまめにかえたり、室温を15℃前後にキープしたり等、保存する環境が良ければ2週間以上持つ場合もあります。■生姜を乾燥保存する方法と賞味期限常温での保存方法は、買ってきたものをそのまま置いておく以外にも『乾燥生姜』をつくる方法があるんです。そのまま保存するよりも長持ちさせることができ、さらに生姜の風味もアップすることができます。・天日干しで乾燥まずは天日干しで乾燥生姜を作る場合です。よく水洗いして水気をきった生姜を薄切りにし、ベランダなど外で3日~5日程度天日干しにして、水気がなくなるくらいまでしっかりと乾燥させましょう。できあがった乾燥生姜は保存容器に入れて保存します。乾燥生姜は天気がよくカラッとした日に作るのがピッタリなので、室温保存に向かない夏場に試してみると常温保存でも生姜を長持ちさせることができます。天日干しは雨に弱いので、よく晴れた日に行いましょう。干すだけで生姜の保存期間がぐっとのびるおすすめの保存方法です。・レンジで乾燥天日干しはすこし手間がかかる、という方にはレンジで簡単に作れる方法もあるんです。同じように水洗い・薄切りにした生姜を平たい耐熱のお皿に重ならないように並べ、ラップをせずに600Wで約9分加熱します。生姜が小さくなり、水分がぬけている状態であればできあがりです。電子レンジにより加熱時間がかわりますので、焦げるのが心配な方は、少しずつ加熱して中身を確認しながら乾燥させましょう。天日干しに比べ、時間をかなり短縮してつくることができますので、忙しい方はこちらで試してみましょう。・乾燥生姜の保存期間乾燥生姜は時間が経つとだんだんと風味や味がおちてきてしまいますので、半年を目途に食べきりましょう。使い切れない乾燥生姜を醤油につけると風味豊かなお醤油になり、お刺身やお寿司にぴったりですよ。■生姜を冷蔵庫で保存する方法と賞味期限冷蔵庫は、常に一定の湿度と温度に保たれているので生姜を保存するには適した方法ですが、間違った保存をしてしまうとすぐにカビが生えたりやわらかくなってしまいます。ですから買ってきたそのままで保存するのではなく、長持ちする簡単な工夫を覚えて保存期間を延ばしましょう。・野菜室がおすすめ生姜は「野菜」というよりも「薬味」としてのイメージが強いからか、野菜室よりも冷蔵室で保存している方が多いのではないでしょうか。しかし冷蔵室の温度は2℃~7℃と、生姜を保存するには少し低めの設定ですので、よりも温度が高めに設定されている野菜室での保存が適しています。また、保存期間はおよそ3週間程度です。・キッチンペーパーで包む常温保存と同様に1つずつキッチンペーパーで包んで保存しましょう。ない場合は新聞紙でも代用できます。こうすることで生姜に傷がつくのを防ぐのはもちろん、生姜の冷え過ぎを防ぐ効果もあります。ちなみに、生姜は周りの野菜の成長にも影響がある『エチレンガス』の発生が比較的少ない野菜ですので、袋で密封する必要はありません。・カビが生えづらい!アルミホイルで包むキッチンペーパーの代用品としてアルミホイルを使うことも可能なのです。アルミホイルの金属イオンは、細菌の繁殖を予防することができるので、ラップの代用だけでなくカビ防止にもなる一石二鳥のアイテムなんですよ。・ラップを巻くカットした生姜を保存する場合は、キッチンペーパーよりもラップがおすすめです。野菜室の中は乾燥しているので、そのままで保存すると切り口から水分が蒸発して干からびてしまいます。切り口にしっかり密着させてラップを巻くことで蒸発をふせぎましょう。・水を貯めた保存容器か瓶に入れる家にラップもキッチンペーパーもない!そんなときは水を使いましょう。きれいに洗った生姜を、水をためた保存容器や瓶にいれておけば乾燥を防ぎながら保存できます。もし唐辛子があれば一緒にいれるとカビの防止にもなり、殺菌効果もあるので水を変える頻度も少なくてすみます。水を溜めて入れるだけなので冷蔵保存では一番手軽にできる方法ですね。・焼酎漬けにすれば半年長持ちさらに水を焼酎に変えて保存すると生姜の風味も長持ちさせることができます。できれば焼酎はアルコール度数35度以上あるものがベストですが、それだと梅酒用のホワイトリカーになってしまうので、生姜の保存のためだけに買うのは少し量が多いです。そのためワンカップの焼酎などで代用しましょう。焼酎・水に漬ける保存方法はどちらも3ヵ月~6ヵ月ほど保存することが可能です。■生姜を冷凍庫で保存する方法と保存期間あまり知られていませんが生姜は冷凍保存するこもできます。ちゃんと保存すれば、6ヵ月ほど風味をおとさず保存することができます。特にむずかしいポイントもないので、覚えておくと普段の料理がとても楽になりますよ。・薄切りにして保存袋か容器に入れる水洗いしてしっかりと水気をふきとった生姜を包丁またはスライサーで皮のまま薄切りにし、保存袋にいれ平らにしてから冷凍します。うすく切ることで、好きな分だけを使うことができるので、炒めものにいれるのにピッタリな保存方法です。・すりおろして製氷皿に冷凍保存で一番おすすめなのが、この方法です。普段は氷をつくるのに使う製氷皿ですが、生姜を小分け保存できる便利グッズにもなるんです。すりおろした生姜を製氷皿にわけていれ、上から少しだけ水を足して冷凍庫で保存します。あとはお味噌汁やうどんなどに好きな分だけ割って入れましょう。そうめんにもピッタリで、つけダレにいれると氷の役割も兼ね、つけダレが水で薄まるのも防げるのでおすすめです。使う製氷皿は大きいものではなく、小さめの氷をつくるものを選びましょう。製氷皿が場所を取るようでしたら、固まったら全部割ってしまって保存袋やタッパーに入れると邪魔にならず保存ができます。・皮のみラップで包む生姜の皮はむいたら捨ててしまっていませんか?生姜は実よりも皮の方が香りが強く辛み成分もあるので、捨ててしまうの勿体無いです。皮が苦手…という方は蒸し物や油の香りづけとして使える方法もあるので、むいた皮はラップに包んで保存しておきましょう。・栄養を逃がさず長期間保存出来る生姜に含まれる栄養素は寒さに強いものが多いので、冷凍保存しても栄養素をにがすことはありません。ただし加熱してから調理する保存食は、栄養素が減少してしまう場合もあるので注意してください。・解凍せずそのまま使える冷凍した生姜は解凍の必要がなく、丸ごと冷凍した場合でもそのまま調理することが可能です。温度差で水分がでる場合もありますが、この水分には栄養素が含まれているので気にせずそのまま使いましょう。■生姜の栄養素とその効果食べる万能薬と言われる生姜は体にいい栄養素をたっぷりと含んでいます。この栄養素は調理方法によって、より効果的にとることができるのをご存知でしょうか?なにも気にせず食べてもいいのですが、ダイエットや風邪のときは、その栄養効果を高める食べ方を知っていると便利ですよね。生姜の栄養素の代表格と言えば『ジンゲロール』『ショウガオール』『ジンゲロン』の3つです。ここではこの栄養素を効果的にとることができる調理方法ををご紹介します。・冷え改善を狙うなら食べる直前に調理生姜にもっとも多く含まれる栄養素である『ジンゲロール』は酸素にふれると効果が減少してしまいます。『ジンゲロール』の効能は冷えの改善と免疫力アップです。風邪のときに作るうどんなどは、栄養素の減少を防げるので直前にすり下ろすのが良いでしょう。また、すってすぐの生姜にお湯とはちみつを入れると、体を温めるホットジンジャーが簡単に作れます。・ダイエット中の方には乾燥生姜体温を上げ基礎代謝をアップさせる効果がある『ショウガオール』と『ジンゲロン』は、加熱すると増えるという性質があります。中でも、一度レンジで加熱してから保存する乾燥生姜は、脂肪の燃焼を促すといわれています。ほかにも煮物やうどんで生姜を使った場合は、栄養素が溶け出している汁もしっかり飲むように意識しましょう。■生姜の万能な保存食レシピ4選最後は生姜の保存食レシピのご紹介です。買ってきた生姜を保存食へ加工することで、長期保存はもちろん、すぐに料理に使える便利食材になるので、忙しいときの時短にもなりますね。一品としてそのまま食べられるものもありますが、トッピングやデザートとして使える保存食もあるんですよ。今回はその中でもおすすめのレシピ4選をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。・紅生姜材料新生姜 250g赤梅酢 約100~150ml塩 大さじ1/2水洗いして水気をしっかりふいた生姜を、2〜3mm幅にスライスする。ボウルに入れて塩を振り、1時間放置する。出てきた水分を捨て、水気をきった生姜を日陰で1日天日干しする。生姜を細切りにしてから消毒した瓶に入れ、梅酢をひたひたになるまで入れれば完成。※天日干しではなく、電子レンジやオーブンを使うことも可能です。※色はつきませんが、梅酢ではなく白梅酢でも作ることができます。※新生姜ではなくひね生姜でも可能です生姜の定番保存食といえば、紅生姜。焼きうどんや牛丼にいれるのはもちろんですが、混ぜご飯にしてもおいしく、お弁当にいろどりがすくないときに漬物代わりに入れることもできますよ。お酒のおつまみにももってこいなので、好きな方は気づいたら瓶が空っぽになっていることも。保存期間は1年以上にもなるので、いい生姜が手に入ったときはたくさん仕込みましょう。紅生姜を使ったレシピもご紹介しますので、ご参考にしてくださいね。・食べる生姜材料生姜 100g醤油 大4酒 大3みりん 大2砂糖 大1鰹節 1パック(小袋)しっかりと水洗いして水気をふいた生姜をみじん切りにする。鍋に鰹節以外の調味料を入れて一煮立ちさせ、そこに生姜をいれて水分がなくなるまで煮込む。生姜に火が通り、水分が飛んだらできあがり。しっかり消毒した瓶にいれて、粗熱がとれたら冷蔵庫で保存しましょう。食べるラー油は有名ですが、食べる生姜もおいしいんです。今回は基本の調味料でご紹介しましたが、お醤油をごま油と塩に変えて中華風にしたり、唐辛子をいれてピリ辛にしたりなどアレンジ無限大の調味料です。長期保存するためには保存料として砂糖は必須ですので、アレンジする場合も砂糖は抜かないようにしましょう。保存期間は冷蔵庫で3ヵ月程です。食べる生姜を白いご飯にのせるだけでなく、炊き込みのアレンジもおすすめです!・生姜シロップ材料新生姜 500g砂糖 500gレモン汁 大さじ3 生姜を水洗いし、しっかりと水気をふいて5分ほど乾燥させてから薄くスライスする。お鍋に砂糖と生姜を入れ、火をかけずに30分放置する。30分後、弱火で火をつけアクをとりながら30~1時間程度コトコト煮込む。火を止めてレモン汁を入れて混ぜる。消毒した瓶に生姜ごと入れ、粗熱がとれたら冷蔵庫へ。辛みを活かした生姜シロップは、夏場はジンジャーエール、冬場はホットジンジャーにするのがおすすめです。ドリンクだけではなく、もちろんお料理にも使えますよ。お砂糖がわりに使って生姜焼きをつくると生姜の風味がしっかりと味わえます。生姜シロップはひねショウガで作ってもおいしいですが、新生姜で作ると火が通りやすく、ピンク色の綺麗なシロップになります。1年を目安にして使い切りましょう。・生姜の佃煮材料・生姜 500g・塩 ひとつまみ・砂糖 200g・醤油 100cc・白ごま 大さじ2・かつおぶし お好みの量水洗いした生姜を細切りにする。そこに塩をまぶして15分ほど放置。15分後水分がでてくるので、水洗いして塩を落とす。鍋に調味料をいれてひと煮立ちさせ、生姜を入れて水分がなくなるまでにつめる。仕上げに白ごまをふれば完成。保存容器にいれて冷蔵庫で保存しましょう。食べるとご飯がとまらなくなる生姜の佃煮。更にお好みで七味や山椒をかけると大人の味に早変わり。そのままでももちろんおいしいですが、冷奴やうどんのトッピングにもおすすめです。こちらは冷凍保存をすることも可能なので、たくさん作って小分けに冷凍しておくとさらに長く保存することができます。冷蔵の場合は1ヵ月程度、冷凍の場合は1年程度保存できます。■ひとつあると便利な生姜を正しく保存!生姜は常温・冷蔵・冷凍とそれぞれ保存できますが、どれをとっても調理方法が限定されず、長持ちしやすい食材です。今回ご紹介した保存方法も、1ヶ月以上もつものがほとんどでしたね。自分にあった保存方法をみつけて、ちょっとあると便利な生姜を保存しておきましょう。《参考》・ 遠藤食品株式会社「生姜の有効成分」
2020年09月12日秋の代表的な果物の一つである柿ですが、正しい保存方法をご存じですか?柿の鮮度を長く保つ保存方法のポイントや、柿の栄養・効能についてご紹介します。さらに、美味しい柿の選び方や旬の時期に加え、食べごろの見分け方も紹介するので、柿を美味しく食べるための参考にしてみて下さいね。■柿を冷蔵保存する柿はそのまま常温で保存しておくと、2~3日で柔らかくなってしまいます。すぐに食べきれない場合や、歯ごたえのある硬めの食感が好きな方は、冷蔵庫での保存をオススメします。そこで柿の鮮度と食感を保つ冷蔵保存の方法を紹介します。・冷蔵庫での保存のやり方キッチンペーパー(ティッシュでもOK)を柿のヘタのサイズに合わせて四角に折り、水で濡らして湿らせます。湿らせたキッチンペーパーを柿のヘタの上にピッタリとかぶせ、そのまま柿をしっかりとラップで包みましょう。ヘタが下になるように置き、冷蔵庫の野菜室で保存します。キッチンペーパーが乾いてきたら再び水で湿らせて、ヘタの部分が乾燥しないように気をつけましょう。・ヘタを湿らせるのがコツ野菜や果物は収穫された後も呼吸を続けていて、どんどん成熟していきます。収穫後の柿も、呼吸をして水分を失わせ、実を柔らかく成熟させるエチレンガスと呼ばれる物質を増加させます。柿の皮には呼吸するための気孔がほとんどないため、ヘタで呼吸をしています。そのため、このヘタの部分が乾燥しないようにしっかりと保湿してあげることが、柿を鮮度を保って冷蔵保存する大切なポイントです。・冷蔵保存可能な期間上記で紹介した、冷蔵保存が可能な期間は2~3週間ほどです。ヘタを湿らさずにそのまま冷蔵保存した場合は1週間~10日ほどなので、ヘタを乾燥から防ぐひと工夫をすることで、より長く鮮度や食感を保って冷蔵保存できることが分かります。■柿は冷凍保存もできる柿は冷凍保存することもでき、すでに柔らかく熟してしまった柿や、たくさんの柿を保存する際には冷凍での保存が適しています。食べやすく使いやすい冷凍保存の方法に加え、上手な解凍の仕方も紹介します。・そのまま丸ごと冷凍保存柿の表面の汚れを洗い落として、水気を拭き取ります。そのまま丸ごとヘタも皮も付いた状態で、空気に触れないようにしっかりとラップで包むか、フリーザーバッグに入れてしっかりと空気を抜いてから冷凍庫で保存しましょう。包丁が入る硬さに解凍してヘタの部分を切り落とすと、手軽にスプーンですくって果肉が食べられる柿のシャーベットが完成しますよ。・カットして冷凍保存柿をカットしてから冷凍する方法は、食べやすくて調理にも便利な冷凍方法です。柿の皮をむいて種も取り除き、使いやすい大きさにカットしてから、フリーザーバッグに入れて空気を抜いて冷凍庫で保存します。カットした後で小分けにしてラップで包んでからフリーザーバッグに入れることで、使う分だけすぐに取り出して解凍できるので、より使いやすくなりますよ。・ピューレにして冷凍保存柿をピューレにしてから冷凍保存する方法もあります。ピューレ状にすることでフルーツソースとして使用したり、ほかにも色々な調理に使用できます。皮をむいて種を取り除き、カットした柿をミキサーやブレンダーでピューレ状につぶします。フリーザーバッグなどに入れてしっかりと密閉し、平らにして冷凍庫で保存しましょう。製氷皿を使って冷凍すると、小分けにして使用することができてとても便利です。・冷凍保存可能な期間冷凍保存した柿の保存期間の目安は1ヶ月~3ヶ月程度です。長期保存が可能ですが、酸化による劣化や変色などの恐れもあるので、なるべく早く食べるようにしましょう。■冷凍保存した柿の食べ方・自然解凍する冷凍保存された柿は冷凍したことにより細胞が壊れているため、解凍する際に水分が流出しやすくなっています。そのため、なるべく水分が出ないように上手に解凍することがおいしく食べるためのポイントです。レンジで解凍すると加熱ムラができたり必要以上に温めてしまったりと加減が難しい場合があるので、冷凍した柿を解凍する際は自然解凍または冷蔵庫で解凍するほうが、よりおいしく食べられるでしょう。ただし自然解凍でも、解凍のしすぎは水分が多く出てしまう原因になりますので気を付けてくださいね。・半解凍状態がおすすめ冷凍した柿を自然解凍する際のポイントは、全解凍せずに半解凍の状態で食べることです。凍った柿を解凍しすぎてしまうと、ドロドロの劣化した状態になってしまい、おいしく食べることが難しくなります。半解凍の目安時間は常温で解凍する場合は30分~1時間ほど、冷蔵庫で解凍する際は1時間~2時間ほどです。これは目安時間であり、室温や柿のサイズ、冷蔵庫の設定温度によっても変わってくるため、解凍しすぎないように気を付けましょう。・冷凍保存した柿の皮の剥き方丸ごと冷凍した柿は、解凍した後で皮をむこうとすると滑りやすくてむきにくいので、解凍前に沸騰したお湯にさっと通してみましょう。すると表面の皮の部分だけが解凍され、皮がむきやすくなるので試してみてくださいね。■冷蔵冷凍以外の柿の保存方法冷蔵保存や冷凍保存の他にも、柿を保存食にする方法もあります。皮をむきカットして、そのまま生で食べることが多い柿ですが、調理や加工をして保存食にしてもおいしく食べることができます。ここでは柿を使用した色々な保存用レシピをお伝えしていきます。・シロップ漬けにして保存柿のシロップ漬けを作るのに必要な材料は柿と水と砂糖だけで、作り方もとても簡単です。材料(2人分)柿 2個砂糖 100g水 100cc作り方手順1:鍋に水と砂糖を1対1の割合で入れて火にかけ、砂糖を煮溶かしてシロップを作ります手順2:沸騰してきたら火を止め、シロップが冷めるまで待ちます手順3:柿は皮をむいてヘタと種を取り除き、食べやすいサイズにカットしておきます手順4:煮沸消毒した保存用の瓶にカットした柿を入れ、柿が浸るまで上からシロップを注ぎ入れます手順5:瓶に蓋をしてしっかりと密閉し、冷蔵庫で保存します手順6:2~3日ほど置いておきシロップにとろみがついきて、柿にシロップの甘さがしみれば出来上がりです甘みが強いのでヨーグルトに混ぜたり、焼き菓子など色々なお菓子作りに使用すると良いでしょう。・ジャムにして保存果物で作る保存食として代表的なジャムですが、柿でジャムを作ると柿の凝縮された甘みが味わえるので、ぜひ作ってみてください。材料(2人分)柿2個グラニュー糖40gハチミツ小さじ2レモン汁小さじ1クラッカー(市販品)適量下準備柿は皮をむき、種がある場合は種を取ってザク切りにし、ミキサー、またはフードプロセッサーにかけ、なめらかにする。作り方手順1:ホーロー、またはステンレスの鍋に柿、グラニュー糖、ハチミツ、レモン汁を入れて中火にかける。フツフツと煮たつ状態の弱火で、10分程トロッとするまで時々混ぜながら煮る。器に盛り、クラッカーを添える・干し柿にして保存柿の保存食といえば、干し柿が有名でよく知られていますね。軒先などにひもで吊るされた柿を見たことはあるけど、作り方は詳しく知らない人が多いのではないでしょうか?お家で簡単に作れる干し柿の作り方を紹介しますので、ぜひ挑戦してみてくださいね!作り方手順1:柿の皮をむき、沸騰したお湯にくぐらせて柿の表面にカビが生えないように殺菌します手順2:柿同士がくっつかないように隙間を開けて干し網の上に並べ、風通しが良く日の当たる場所で干しましょう手順3:数日たって柿の表面が乾いて硬くなってきたら、きれいなビニール袋に入れて手で軽く揉みます手順4:再度日向で干し、また表面が硬くなったら揉みましょう手順5:柿の大きさにもよりますが10日~2週間ほどで完成です干すときはカビが生えないよう湿気に注意して、雨が当たらないようにしましょう。またひもで吊るす場合は、柿に竹串をさしたり、柿のヘタの部分を残しておいてひもを通すと良いでしょう。干し柿をそのまま食べるだけでなく、アレンジ料理もおすすめです。ぜひご参考にしてみてください。■柿とはどんな果物?柿の色々な保存方法や保存用レシピを紹介してきましたが、そもそも柿とはどのような果物なのでしょうか?甘柿や渋柿という名前は聞いたことがあるけれど、何が違うのかよく知らない方もいると思います。ここでは、柿の種類や旬の時期に加え、柿に含まれる栄養成分やその効能も紹介しますのでぜひ参考にしてくださいね。また、柿を食べ過ぎた際の気になる注意点も解説します。・『甘柿』と『渋柿』柿は中国などの東アジアが原産地であるといわれており、日本でも柿の栽培の歴史は長く、その種類は1,000種以上にもなるとされています。たくさんの種類がある柿ですが、大きく『甘柿』と『渋柿』の2種類に分けられます。その名の通り、『甘柿』は熟すと渋みがなく甘くなる柿で、一方の『渋柿』は熟しても渋みが残っているため、そのままでは食べることができない柿のことです。この渋みの正体は柿に含まれている『タンニン』と呼ばれる物質で、水溶性である『タンニン』が柿を食べるときに口の中で唾液に溶けて、私たちが感じる渋みを引き起こします。『甘柿』も『タンニン』を含んでいますが、成熟すると『タンニン』が不溶性に変化するので食べても渋みを感じないのです。柿は、もとはすべての種類が『渋柿』であり、『甘柿』は突然変異によって発見されたので、『甘柿』の方が種類は少ないです。『渋柿』を栽培する際は、品種や産地によって様々な方法で渋抜きをしてから出荷され、甘く美味しく食べられる状態で店頭に並べられています。・柿の産地と旬の時期たくさんの品種がある柿ですが、ここでは代表的な柿の品種と特徴に加え、主な生産地やそれぞれの旬の時期も紹介していきます。次郎柿…甘柿の品種の一つで、四角い形と果汁が少なめな歯ごたえのある果肉が特徴です。旬の時期は10月下旬~11月頃となります。愛知県の豊橋市が日本一の生産量を誇っており、ほかには静岡県や埼玉県でも生産される品種です。富有柿…甘柿の品種の一つで、丸みのある形と甘みが強く柔らかい果肉が特徴です。旬の時期は10月下旬~12月頃となります。発祥の地である岐阜県をはじめ、奈良県や福岡県など西日本を中心に生産されている品種です。平核無柿(ひらたねなしがき)…渋柿の品種の一つで、その名の通り、平たく四角い形と種がない果実が特徴です。果汁が多く甘みもあり、ちょうど良い柔らかさと歯ごたえのある果肉で、種なし柿のため食べやすい品種でもあります。旬の時期は10月下旬~11月頃です。山形県や和歌山県で多く生産されており、渋柿品種のためアルコールや炭酸ガスを使って渋抜き処理をしてから出荷されています。・柿の栄養柿は酸味がほとんどなく甘みが強い果物ですが、ビタミンCを特に多く含有していて、柿を1個食べるだけで一日に必要なビタミンCを摂取できるといわれるほどです。さらに柿にはβカロテンやカリウム、食物繊維も豊富に含まれています。また、先ほど説明した柿の渋みの原因であるタンニンという物質はポリフェノールの一種でもあります。・柿の効能このように、柿には私たちの健康や美容に嬉しいたくさんの栄養素が含まれています。では、柿に含まれる各栄養素にはどのような効能があるのでしょうか?ここでは柿を食べることで摂取できる各栄養素の働きを紹介していきます。柿に含まれる豊富な『ビタミンC』は体の免疫力を高めてくれるだけでなく、体内で『コラーゲン』を合成するために必要なビタミンです。また、『βカロテン』は体内で、視力や皮膚の健康を維持するために必要な『ビタミンA』に変換されます。『食物繊維』は便通を良くしたり、『カリウム』は体内の余分な塩分を体外に排出する働きがあるので、むくみの改善に役立ちます。抗酸化作用を持つポリフェノールの一種である『タンニン』は、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防効果に加え、強い消臭効果もあるので、においが強い食事をした後は柿をデザートに食べると良いでしょう。・柿を食べる際の注意点美味しくて栄養も豊富な柿ですが、食べ過ぎには注意が必要です。柿を食べ過ぎることで食物繊維とタンニンを過剰に摂取すると、胃の中に「柿胃石」と呼ばれる石のような食物繊維の塊ができてしまうことがあります。これは柿に含まれるタンニンが胃酸と混ざり合うことで食物繊維を凝塊させる性質があるからです。柿胃石は胃痛や食不振を引き起こすため異変を感じたら医師に相談し、柿の食べ過ぎには十分気を付けましょう。■保存に適した柿の選び方・柿の食べごろはいつ?柿は人によってシャキシャキと歯ごたえのある柿が好きな人や、甘くてトロトロの果肉をスプーンですくって食べるのが好きな人など、食べごろの好みがそれぞれ違うため、自分好みの食べごろを見極めて食べることが大切です。硬めの柿が好きな方はなるべく早めに、柔らかい柿が好みであれば少し日を置いて、完熟するまで待ってから食べると良いでしょう。柿は熟すのが早く、常温では2~3日で柔らかくなってしまうため、皮をむいてそのまま生の柿を食べたいときは一度にたくさん購入せずに、食べられる分をこまめに買うことをおすすめします。たくさんの柿をもらったときなど一度で食べきれない場合は、一日でも長く自分好みのかたさの状態で柿をおいしく食べられるように、上記で紹介した柿の鮮度を保つ上手な保存方法もぜひ参考にしてみて下さいね。・腐敗した柿の特徴熟成させるときに注意したいのは、柿は完熟するスピードが速いので熟しすぎて腐らせてしまうことです。柿は腐敗し始めると、酸っぱいにおいがしたり、口に入れてしまうと酸味を感じたり舌を刺激するような変な味がします。見た目にもカビが生えてくることもあり、そのような状態になった柿は、残念ですが食べずに破棄するようにしましょう。また、柿を食べる際に果肉が全体的に黒っぽくなっていたり、果肉に黒い斑点がたくさん見られることがありますが、これは柿に含まれるタンニンが酸化したものです。柿の「ゴマ」とも呼ばれていて、これは渋みが抜けて甘くなっているというサインなので、食べても問題ありません。ただし、皮や中心部が黒くなっているときは腐敗していたり柿の病気である可能性があるので、間違って食べてしまわないように気を付けましょう。・柿のヘタに注目柿をスーパーなどで購入する際には、鮮度がよくて美味しい柿を選びたいですよね。新鮮な柿を見分けるポイントは、ヘタに注目することです。柿についているヘタが4枚ともきれいな形で揃っていて、ヘタが果実に隙間なくしっかりとくっついているものを選ぶようにしましょう。ヘタの色は緑色かなるべく緑色に近いほうが、より新鮮な柿であるといえます。ヘタが乾燥して茶色く変色していてヘタと果実との間に隙間ができてしまっている柿や、ヘタが小さかったり、ヘタの部分が大きく欠けてしまっている柿は選ばないようにしましょう。そのようなヘタの状態は、柿の鮮度が落ちていたり発育が悪かったりするサインとなるからです。・柿の色や形をチェックもちろん、ヘタだけでなく柿の色や形も、新鮮でおいしい柿を選ぶ上で大切なポイントです。皮に色むらがあったり形がいびつなものは避け、皮にツヤがありきれいな形の柿を選んで購入しましょう。皮が黄色がかっている柿はまだそれほど熟しておらず、熟して柔らかくなっていく過程で濃いオレンジ色に変化していきます。色は食べるかたさの好みによって選ぶと良いでしょう。また、柿の表面に白い粉が付着していることがありますが、これは『ブルーム』と呼ばれる物質で、新鮮で甘い柿であるサインです。・柿の重さと感触柿は常温ですぐに完熟して柔らかくなる果物なので、触ったときに柔らかすぎる柿は購入しない方が良いでしょう。また、同じサイズの柿を比べる場合は、果汁を多く含んでいる重さのある柿を選ぶと良いでしょう。■柿をより美味しく食べよう柿の保存方法や品種、旬の時期などをお伝えしてきましたが、いかがだったでしょうか?どれが新鮮な柿か見分けたり、柿の鮮度をより長く保って保存するには、柿のヘタにポイントがありましたね!ご紹介した柿に含まれる栄養素や美味しい柿の選び方を、ぜひ日々の食生活に役立ててくださいね。《参考》・ 日本食品標準成分表2015年版(七訂)PDF ・ すぐわかる栄養成分ナビゲーター - 江崎グリコ - Glico
2020年09月11日夏野菜といえば真っ赤なトマト。この季節になると冬場と比べ値段も買いやすく食卓に登場することも増えるので、大袋に入ったものをまとめ買いする方も多いのではないかと思います。ちょっと買いすぎてしまったときのために今回はトマトの保存方法を冷蔵・冷凍・常温と3つにわけてご紹介します!■トマトはどうやって保存する?鮮度が大切なトマト。傷むのが早く、ある日冷蔵庫をのぞくとシワシワに…。なんてこともありますよね。いろいろある保存方法の中でトマトはどうやって保存するといいのでしょうか?・常温・冷蔵・冷凍ができるトマトの保存方法で一番多いのは冷蔵保存だと思いますが、皮も丈夫で水分量が多いトマトは冷凍保存や常温保存をすることも可能なんです。保存方法によっておいしさが増したり保存期間がぐっと伸びたりと、うれしい効果もたくさんあります。保存方法を変えることで作れる料理も変わってきますので、調理方法や保存したい期間で上手に使い分けましょう。 ・ヘタを下に向けると長持ちする それぞれのご説明をする前に、トマトの保存方法で共通するポイントがあります。それは≪ヘタを下に向けて保存≫すること。トマトは非常に水分量が多い野菜ですので、実1つずつにしっかりと重みがあります。そしてヘタのある上の部分よりも、おしりのほうに近い下の部分のほうが実がやわらかくできているのです。そのため身が固い上の部分、つまりヘタを下に向けると身がくずれにくく、長持ちする状態で保存することができるのです。 ■トマトを常温保存する方法とメリットトマトの常温保存は保存期間が一番短い保存方法です。しかし、それ以外のメリットがたくさんあり実が固いトマトもおいしく変化させることができるお得な保存方法なのです。手順も基本的にはカットせずにそのまま保存するだけなので、手間をはぶきたいかたにもおすすめです。 ・リコピンが増える 常温保存のトマトは、追熟をおこない栄養素を高めるはたらきをします。「リコピン」はトマトに豊富に含まれる栄養素のひとつであり、体の老化の防止・肌の活性化を促す効果が期待できるので、常温保存をおこなうだけで栄養たっぷりのトマトに変化するんです。 ・青いトマトは常温で追熟するスーパーで安売りしているトマトを買ってみると、まだ色も青く実が固いものがあります。これはトマトがまだ熟していない状態なので、こんなときは常温保存でトマトを追熟させましょう。室温20度~25度程度がトマトの追熟に適した温度になるので、室内で3日~4日保存しておくだけで色が赤くなり食べごろのやわらかさになります。数日分の食材を買いだめするときにはあえて固いトマトを選び、自宅で追熟させるのもいいかもしれません。 ・新聞紙に包む常温のトマトを新聞紙で包むと、適度に水分を吸収してくれる上に、皮に傷がつくのを防ぐことができます。また、常温保存していると、窓からの直射日光での傷みが気になりますが、すこし厚めに新聞紙でつつむことにより、そちらもカバーできるので安心です。もし新聞紙がない場合はキッチンペーパーでも代用が可能ですよ。・トマトの常温保存は冬場がおすすめトマトの追熟に適温とされるのは20度~25程度ですが、夏場の室内は30度を超える場合も。その状態で常温保存すると追熟よりも先にトマトが傷んでしまう可能性があるので、トマトの常温保存には室温が高すぎない冬場がベストです。・傷のあるトマトの常温保存は要注意トマトを買ったときに傷をつけてしまったり、もともと傷のあるトマトを常温保存する場合は、傷から水分がでてしまい痛むスピードがはやくなるので、3日以内に食べてしまうことがおすすめです。食べきれない場合は冷蔵保存か冷凍保存にきりかえましょう。 ・常温保存期間の目安常温保存の保存期間は3日~5日程度です。この期間であれば生のままでもおいしくたべることができますが、追熟がすすむと実がやわらかくなり包丁で切りにくくなってしまうので、その場合は加熱調理に使いましょう。ある程度追熟してきたなと思ったら、カットしたり下味をつけたりして冷蔵保存や冷凍保存にきりかえるのもいいかもしれません。■トマトを冷蔵保存する方法とメリット冷蔵保存ではトマトの向きはもちろんですが、温度がかわることによるトマトの変化にも注意しましょう。いつもの冷蔵保存よりも少し手間を加えるだけで、トマトの新鮮さを保つことができます。・生のまま食べるなら冷蔵がおすすめ トマトは冷やされることで甘みが増し、トマトスライスやトマトサラダなど生で食べる状態の保存にはもってこいです。冷蔵保存のトマトは歯ごたえもよくなるので、キンキンに冷やしたトマトは暑い季節にたべるのにぴったりです。冷蔵保存をするときは冷蔵室ではなく野菜室での保存をこころがけ、カットしたトマトを保存する場合は断面から菌が繁殖しやすいので1つずつラップにくるむか早目に食べてしまいましょう。 ・キッチンペーパーで包むトマトを冷蔵保存をするときはひとつずつキッチンペーパーでつつんで保存するのがおすすめです。キッチンペーパーに少し水を含ませてつつむことにより、水分の蒸発を防ぎさらに細胞の中にも水分がしみこむので、みずみずしいままの状態で保存することができます。1つずつ包むのはすこし手間と感じる方は、水洗いをしたあと保存容器に入れ、上からしっかりフタ(ラップ)をすることで水分の蒸発を防げます。 ・トマトを冷蔵保存するときの注意点トマトを冷蔵保存するときの注意点は「エチレンガス」に注意することです。エチレンガスは野菜や果物から生成されるもので、成長を促すはたらきをします。したがって、トマトをそのままの状態で冷蔵保存していると、トマトが生成したエチレンガスにより、同じ庫内にある野菜や果物も成長してしまうのです。ほかの食材に影響がでないように、必ず袋やラップでエチレンガスがもれないよう密閉した状態で保存しましょう。 ・トマトの冷蔵保存期間の目安冷蔵保存の保存期間は1週間程度です。日が経つごとに皮の水分がなくなり身もやわらかくなってきますので、生のままたべるようであれば5日以内に食べるのがおすすめです。冬場であれば1週間までは生でもおいしくたべることができます。ただ、トマトをつつむ新聞紙やキッチンペーパーをまめにかえることで少し保存期間が長くなりますよ。 ■トマトを冷凍保存する方法とメリット冷蔵保存や常温保存は耳にされたことがあるかもしれませんが、トマトの冷凍保存はすこしめずらしい方法ですよね。生で食べるのとは一味ちがう食感が楽しめて、さらに長期保存することもできます。おこさまのおやつや、ちょっとアレンジするだけで晩ごはんの1品にもなる保存方法なので、こちらもぜひお試しください。 ・トマトの旨味がアップするトマトは凍らせると細胞壁が破壊され、そこから解凍して調理することでトマトに含まれるうまみ成分の「グルタミン酸」が外にとけだしやすくなるのです。そのため冷凍トマトは生のままたべるよりも、そのうまみを楽しめる煮込み料理や焼き料理など加熱調理するものがおすすめです。・丸ごと冷凍する方法 トマトは冷蔵保存や常温保存と同じように冷凍保存でもまるごと保存することができます。まるごと保存する場合はヘタの部分を包丁でくりぬき、水洗いして水分をしっかりとふきとりましょう。あとは保存袋に入れ空気をしっかりと抜いて冷凍庫で保存するだけです。青いトマトであればそのまま冷凍すると追熟ができないので、常温で追熟してから冷凍しましょう。丸ごと冷凍すると、そのままおでんの具や冷やしトマトに使えてとっても便利なんです。・丸ごと冷凍は皮むきの裏ワザにもトマトの皮むきといえば湯むきが有名ですが、わざわざお湯をわかさなくても冷凍保存すれば簡単に皮をむくことができるのです。ポイントは、トマトをまるごと冷凍するときに、トマトのおしりの部分に十字の切り込みをいれておくこと。あとはそのまま冷凍保存し、解凍するときにトマトを数分水につけておくと切り目から皮がういて、つるんと皮がむけるようになります。湯むきが困難でけんえんされがちなトマトの皮むきですが、薄皮が簡単にむけることでカットしやすくなり味もしみやすい状態になりますので、さらにいろんな料理に使うことができますね。・カットして冷凍する方法 まずトマトをお好みの大きさにカットし保存袋にいれます。そして少し平たくしてから保存します。平たくすることで冷凍庫の場所を最小限に抑え、解凍するときに好きな分だけ使うことができます。ただひとつ注意することはトマトの水分量です。水分が多すぎると解凍するときにトマトどうしがくっついて固まってしまったり霜がおりる原因にとなります。もし熟しているトマトを冷凍するときは、キッチンペーパーで軽く水分をふきとるといいでしょう。ただし、水分が多いトマトの種やゼリー部分には栄養とうまみがたっぷりとつまっていますので、捨てるのはNGです。・トマトの冷凍保存期間の目安トマトの冷凍保存の保存期間は3週間程度です。ほかの野菜であれば1ヵ月程度もつ冷凍保存ですが、トマトは水分が多いため、霜がおりやすいのですこし早めに食べるようにしましょう。 ■保存向き!おいしいトマトの見分け方トマトをおいしいままで保存するのも大事ですが、まずはスーパーで買うときにもいい状態のものを買えるようになりましょう。おいしいトマトを見分けるポイントは≪全体の形≫と≪色つや≫のふたつです。このふたつを意識して、あとは重さがしっかりとある身のつまったトマトを買うことができればお買いものはばっちりです! ・色つやでの見分け方 色つやでトマトを見分けるときは、まず皮の色ムラがないものを選びます。まだ追熟しきっていないものはところどころ緑色の部分があるので、全体の色がまんべんなく赤いものを選びましょう。そしてヘタの色は濃い緑であるほど新鮮な証拠です。あとは皮にしっかりとハリが出ていてツヤがあるかを手に取って見比べながら確認しましょう。 ・全体の形での見分け方 状態のいいトマトは、全体の形がきれいな丸みをもっており、トマトのおしりが大きいものです。トマトを手にとりひっくり返してお尻の形をよく見て選びましょう。形がすこしへこんでいたりするものは、中身が腐っていたり空洞の可能性がありますのでご注意を。 ・尻の中心から白い線が放射状に伸びているトマトの≪スターマーク≫というのはご存じですか?新鮮なトマトは、トマトのお尻の部分から白い線が放射線状にのびており、これをスターマークと呼びます。このマークがでているトマトはみずみずしく皮にもはりがある証拠なので、新鮮なトマトを一目でみわけることができます。色や重さなどで判断しにくいときはまずこのスターマークを見つけてみましょう。 ・お尻にシミがあるものは注意手に取ったトマトのヘタの近くがひび割れているものや、お尻部分に白い斑点が浮き出ているものも注意しましょう。そういった状態のトマトは糖度が落ちていて、味が悪い可能性があります。ほかのトマトよりも痛むのが早いので保存向きではありません。 ■トマトのおすすめ保存食 最後はトマトのおすすめ保存食レシピです。そのままでも充分おいしいトマトですが、少し手を加えて長持ちさせてみましょう。調理方法によっては簡単なのに1年以上保存できるものもあります。基本的な調味料があればできるものばかりですので、ぜひチャレンジしてみてください。 ・トマトの塩漬け材料(作りやすい分量)トマト 2個にんにく 1片たまねぎ 2分の1塩 小さじ1砂糖 ひとつまみ作り方手順1:ヘタを取ったトマト・たまねぎは1センチ角にみじん切りする手順2:調味料をすべて混ぜ、トマトとたまねぎとよく混ぜ合わせる手順3:アルコール消毒した瓶につめて冷蔵庫で保存する薬味好きにはたまらない、トマトの塩漬けのレシピです。基本はトマトにたまねぎやにんにくを加えるのですが、夏場は生姜やミョウガ・大葉をたしても季節感があり、そうめんのつけダレにぴったり。お肉やお魚とも相性がいい万能だれですので、冷蔵庫に常備しておくと使えるお助け調味料です。塩気やにんにくはお好みで調整しましょう。保存期間は1ヶ月程度です。・トマトのオイル漬け材料(作りやすい分量)トマト 1個オリーブオイル 50ml塩 ひとつまみ作り方手順1:トマトを5mmの角切りにして、消毒した瓶にいれる手順2:そこにオリーブオイル・塩をいれれば完成手順3:オリーブオイルにトマトが浸かっていなければつかるまで足しましょう普通の調味料に飽きたとき、ちょっとこのオイルがあれば普段の料理がガラッとかわります。サラダはもちろん、ピザや冷奴とも相性ピッタリです。あつあつのバケットにチーズと一緒にのせたらお店みたいな朝食を作ることも。生のトマトを漬けるのもおいしいですが、ドライトマトにかえてもさらにうまみがアップし、香り高いオイルになります。こちらは1年以上保存可能です。ただし瓶は必ず消毒し、中身を取り出すときは清潔で乾いたスプーンなどで取り出しましょう。・ドライトマト材料(作りやすい分量)トマト 2個塩 ひとつまみ作り方手順1:トマトを半分に切り、種とゼリー部分をとりのぞくいてから5mmの薄切りにする手順2:キッチンペーパーに切り口を下にして置き、10分ほど放置してトマトの水分を抜く手順3:天板にクッキングシートを敷き、切り口を上にしてトマトを並べ塩をふる手順4:140度に余熱したオーブンで1時間ほど加熱し、とりだしたら水分をとって表面が乾くまで乾燥トマトの大きさで加熱時間がかわりますので、様子をみつつ温度や時間を変更してください。ドライトマトはオーブンを使用する方法のほかにも、ベランダで天日干しする方法があります。しかし天日干しは天候に左右されるのと、トマトをひっくり返したりなど少し手間がかかりますので、今回は簡単なオーブンでの方法をご紹介しました。ドライトマトは、ゆっくり低温で加熱するので甘みもうまみもたっぷりになり、ちょっとしたトッピングやお菓子にもつかうことができるんです。加熱することで追熟され栄養価もあがりますので、ダイエット中のおいしいおやつにもおすすめですよ。 ・トマトソース材料(2人分)トマト 4個にんにく 1片たまねぎ 1つ塩こしょう 小さじ1オリーブオイル 適量作り方手順1:オリーブオイルをしいた深鍋に、にんにく・たまねぎを入れ火がとおるまで炒める手順2:そこに角切りにしたトマト・塩こしょうを入れ10分程度中火で煮込む手順3:トマトから水分が出てたまねぎにもしっかりと火が通っていればアルコール消毒した瓶に入れて保存する和洋折衷なんにでもなれるトマトソースです。今回はアレンジが効きやすいようにあまり味をつけないレシピでご紹介しますが、作りたい料理が決まっているのであれば、そこにプラスで下味をつけると解凍してそのまますぐに食べることができます。冷蔵庫にある中途半端な野菜を入れてもおいしいですよ。作ったトマトソースは冷凍も可能ですので、たくさんつくって小分けにして冷凍しておくと便利です。ひき肉と合わせてミートソースにしても○。下記に、トマトソースを有効活用できるレシピをご紹介しておきますね。 ・トマトのピクルス材料(4人分)プチトマト16~20個・作り置き甘酢60ml 作り方 >>・だし汁60ml 作り方 >>・ショウガ(薄切り)1/2片分・粒コショウ小さじ1・クローブ1~2粒下準備プチトマトはヘタを取る。耐熱ボウルに<漬け汁>の材料を入れ、ラップをして電子レンジで1分加熱し、冷ましておく。電子レンジは600Wを使用しています。作り方手順1:プチトマトは熱湯に入れ、皮が破れたら冷水に取り、皮をむく手順2:<漬け汁>に(1)のプチトマトを混ぜ合わせ、食べる直前まで冷蔵庫に入れておき、器に盛るお酒のおつまみやおやつにもってこいのピクルス。今回は冷凍トマトを使っての時短レシピです。ピクルス液、お好みで好きなハーブや調味料に変えてもいいでしょう。1年中たべられる常備菜としておすすめです。食べ頃は漬けてから3日で、保存期間は1ヶ月程度です。■いろんな保存方法を楽しもう!常温・冷蔵・冷凍と3通りの保存方法があり、さらに保存食としてもたくさんのレシピがあるトマト。いろどりも綺麗なので夕食の一品としてはもちろん、お弁当のおかずとしても活躍することができて、やり方しだいで味も食感も変わるたのしい食材ですね。安いときにたくさんまとめ買いしていろんな保存を試しておくと困らずにすみそうです。自分にあった保存方法を見つけて、おいしいトマト料理をぜひ作ってみてくださいね。《参考》・ KAGOME「トマト大学」
2020年09月04日気温が高く、食材が傷みやすい季節。スーパーで買ってきた食材が腐らないよう冷凍保存するかたも多いのではないでしょうか?ピーマンは、冷蔵保存だと保存期間が短くなるのでは…?と思うとやはり、保存に工夫をしてできるだけ長く楽しみたいですよね。そこで今回は冷凍保存しておいしく食べきる方法をご紹介します!■ピーマンを冷凍保存しよう買ってきたピーマンを保存する方法として何が思い浮かびますか?袋入りのまま、ばら売り問わず、ポリ袋に入れて保存することが多いのではないしょうか。しかし、ピーマンの常温保存・冷蔵保存は1週間程度しかもちません。さらに気温が高いこの季節は室温も高く30度以上になることもあり、普段より早い劣化の可能性もあります。せっかく買ってきた野菜は少しでも長持ちさせたいですよね。そんなときは、冷凍保存がおすすめなんです!・生のまま冷凍する方法まずは、ピーマンを買ってきてからそのまま生で冷凍する方法です。冷凍保存の方法で一番簡単にできる方法ですので初めて試される方はこちらの方法をやってみましょう。ピーマンを半分に切り、種を取り水で洗う。(種を食べるかたはそのままでも)水気をよく切り、そのまま半分で保存するか解凍後調理する調理が決まっていればそれに合わせてカットする。保存用袋にいれて平にし、冷蔵庫へ入れて保存。ピーマンを水洗いした後は必ずよく水気をふき取りましょう。水気があるままで冷凍してしまうとピーマンどうしがくっついた状態で冷凍されてしまい、解凍するときに使いにくい状態になってしまいますので要注意です。・加熱してから冷凍する方法次は加熱してから冷凍保存する方法です。生のまま冷凍するよりも少し手間がかかりますが、解凍後すぐに調理することができ、あらかじめ火を通しているので時短になります。冷凍保存になれてくると作りたい料理のイメージや解凍時間も想像しやすいので、お仕事終わりに包丁を使わずさっとごはんをつくりたい!という方にはぴったりの保存方法です。生の保存方法と同様に、ピーマンをカットして種を取ったあとに水洗いをする。フライパンに油をひき、火が通るまで炒める。火が通ったら余熱が取れるまで放置する。ピーマンの余熱が取れたら保存用袋に保存します。保存するときはラップにつつんで小分けにしてから保存用袋に入れると好きな分だけ簡単に解凍することができます。・ピーマン丸ごとは冷凍可能?スーパーで購入してカットしている時間がない!という方は丸ごと冷凍ができれば手間がはぶけていいですよね。丸ごと冷凍することも可能で、まるのまま水洗いしたピーマンを水気をしっかりと拭いてから保存用袋へ入れ冷凍庫で保存するだけ。解凍するときに少し時間がかかるだけで、使い方はカットしたものと変わりません。包丁を使うのがめんどくさいときは丸ごと冷凍してしまいましょう!・アルミトレイを活用するピーマンを冷凍する方法として、通常のように保存用袋に保存しそのまま冷凍庫へ保存してもいいのですが、アルミトレイを活用することにより冷気が伝わりやすくなり冷凍時間が短縮できます。洗ってカットしたピーマンを水気をとって保存用袋に入れ、それをアルミトレイの上へ置き冷凍庫で保存します。急いでいるときはこちらの方法を使うのもおすすめです。・冷凍保存可能期間常温保存や冷蔵室での保存になるとだいたい1週間~2週間程度の保存期間になりますが、冷凍保存にするとこれが1ヵ月程度まで伸びます。暑いこの季節には気付いたら野菜がシワシワに…なんてこともあるかと思いますが、冷凍保存にするとかなり長い期間保存ができますので、安いときに買いだめして保存するのも1つの手ですね。・ピーマンを冷凍するときの必須事項保存期間も延び、時短にもなるピーマンの冷凍ですが、1つだけ注意することは「水分」です。よく、ピーマンを冷凍して食べるときに解凍するとブニョブニョと水っぽくなりおいしくない。という話を聞きますがこれは冷凍するときに野菜の水分が膨張し、野菜の細胞膜を壊してしまうからなのです。細胞膜が壊れた状態で解凍すると野菜の中の水分が外に流れ、ブニョブニョのピーマンができあがってしまいます。そうならないため解凍してもおいしピーマンにするには、冷凍するときに必ずしっかりと水分をふきとりましょう。これさえ守ればおいしいまま冷凍保存することができます!■ピーマンは冷凍向き?保存期間が延びて腐りにくくなるという利点はありますが、そもそもピーマンは冷凍保存に向いている食材なのでしょうか?せっかく保存期間が長くても味が落ちてしまうと料理には使いにくいですよね。では、ピーマンの冷凍保存後の味やその効果についてご説明します。・食感の変化ピーマンは冷凍するとふにゃっとした食感に変化するので、食感を楽しみたいチンジャオロースやサラダ、マリネなどはおすすめしません。逆にやわらかくなり味がしみやすい状態になるので煮込み料理や野菜炒めに使うのに最適です。短時間で味がしみて時短に繋がりますので、冷凍したピーマンをつかうときは用途を考えておいしい料理を作りましょう!・栄養価の変化豊富な栄養素が含まれるピーマン。中でもビタミンや食物繊維、カロチンが豊富で、ビタミンはトマトの約5倍の量がふくまれているのだとか。冷凍するとこの栄養素がなくなってしまっては元も子もない話ですが、ビタミンや食物繊維は脂溶性の栄養素なので、冷凍しても損なわれることはありませんのでご安心を。ただ、水溶性の栄養素であるビタミンCなどは損なわれてしまいます。どうしても栄養素がなくなるのがいや!というかたは常温のままの食べ方をおすすめしますが、全ての栄養素がなくなってしまうわけではありませんので、冷凍してもおいしく食べることができますよ。・冷凍によって苦みが消えるおこさまが嫌いな食べ物にランクインしやすいピーマン。その大きな理由が「苦味」ですね。こどもの舌は特に苦味を感じやすいようにできているため、嫌って食べない子が多くいるのが理由のひとつですが、ピーマンを冷凍することによりこの苦味が和らぐ効果がありますので、普段ピーマンを食べないおこさまでも冷凍ピーマンを使って調理してみると、ご家庭であまり人気のなかったピーマンが人気者に変わるかもしれませんね。■ピーマンの肉詰めも冷凍可能実は調理後のピーマンも保存することができるんです。保存方法や解凍方法に注意点がありますので、今回はピーマン料理の代表格の「ピーマンの肉詰め」でご説明します。・加熱してから冷凍ピーマンの肉詰めに限らず、お肉を冷凍するときのおすすめは≪加熱してから≫冷凍をすること。理由は後程ご説明しますが、全て下ごしらえをしてから一度火をとおし、荒熱がとれてから冷凍保存するのが基本です。すこし手間がかかると思われるかたもいるかもしれませんが、あらかじめ下調理を全て行うので、解凍するときに温めるだけで1品できあがります!冷凍庫にひとつトックがあるだけで夜ごはんの手間が省けるのはうれしいですよね。一度コツを覚えると他にも応用できますので、是非覚えてみてくださいね。・生のままだとおいしさが損なわれるピーマン単体であれば生のまま・加熱をしてからどちらでも冷凍することが可能です。しかしお肉は生の状態で冷凍すると、細胞や繊維が破壊された状態になります。その状態で解凍し、火を通すと壊れた繊維からうまみと水分がぬけてしまい、ぱさっとした触感のおいしくないお肉ができあがるのです。一度火をとおし、うまみをお肉の中に閉じ込めてから冷凍することで解凍してもおいしい状態で食べることができるのです。・生のままでは細菌繁殖のリスクも加熱調理をおすすめするもう一つの理由は菌についてです。ピーマン単体であれば細菌が繁殖する心配は少ないのですが、問題は生肉の取扱いです。お肉は生のままだとドリップが出てしまい、そこから細菌が繁殖してしまう恐れがあるので、一度火を通して細菌を死滅させてから保存することをおすすめします。目には見えない細菌ですが、暑い季節だとスーパーから帰宅するまでのほんの少しの時間だけでも繁殖が進む場合もありますので、食中毒などを防ぐためにも気をつけましょう。・お弁当のおかずにも作って冷凍したおかずをお弁当にいれるときは、解凍せずにそのままいれるのがおすすめです。その日の朝に冷凍のままお弁当箱にいれるとお昼にはちょうどいい状態になり、ほかのおかずをくさらせない保冷剤がわりにもなるので一石二鳥ですね。少し水分がでる可能性がありますので、おかずカップに入れるようにしましょう。たくさん作って冷凍して作り置きしておくと、朝の時短になりますし節約にもなりますね!■冷凍したピーマンの解凍方法・加熱調理に使うなら冷凍したピーマンを加熱調理に使うのであれば、冷凍庫から出してからすぐだと火が通るのに時間がかかりますので、使う前日に冷蔵庫に移し、半解凍にしてから使うのがベストですよ。もし冷蔵庫に戻すのを忘れても大丈夫!レンジで10秒~20秒ほど加熱して半解凍の状態にしましょう。あまり加熱してしまうと水分が出てしまいますので注意してくださいね。・サラダなどに使うなら冷凍したピーマンをサラダや和え物としてそのまま食べるなら、「高速解凍すること」が大きなポイントとなります。高速解凍とは時間をかけずにレンジなどで解凍することです。使う前の日から冷蔵庫にいれて解凍する方法ではピーマンから水分がでてしまい、生のままでは食べにくい状態になってしまいますので、解凍したい分だけお皿にだし、レンジで1分程度加熱するようにしましょう。■冷凍ピーマンの使い方ピーマンは冷凍すると食感が変わりますので、それぞれに適した調理法があるんです。常温ピーマンとの食感の違いを食べ比べして見るのもたのしいかもしれませんね。・冷凍ピーマンおすすめの調理法まず、冷凍ピーマンは細胞膜が破壊された状態ですので水分が出やすく、味がしみやすい状態です。なのでこのしみやすさを利用し、煮込み料理やおひたしにするのがおすすめです。普段よりも短い時間で味をしみこませることができますので短時間でだしの効いたおいしい料理がたのしめますよ。また、水分がでやすい状態なので、スープにいれるときはいつもより水を少な目に入れ、ピーマンから出てくる水分を利用する調理法もおすすめです。・冷凍ピーマンに不向きな調理法逆におすすめしない調理法としては、チンジャオロースや無限ピーマンなど食感を楽しんだり、ピーマンそのもので食べる調理法などです。炒め料理は味をしみこませたいものであれば相性がいいのですが、シャキシャキとした触感と濃い味付けのバランスをたのしむ料理などはバランスがとれなくなってしまうので、別の野菜で代用しましょう。■ピーマンを長持ちさせる冷蔵方法ピーマン冷凍にはメリットがある一方、実は不向きな料理もがあることがわかりました。それならばできれば冷凍せずに使い切りたいと思う方のために、少しの手間でできるだけ長持ちさせる方法もご紹介します。食べる料理で上手に使い分けましょう。・『個包装』で保存するまずは1つずつキッチンぺーパーに包んで保存する方法です。水気をしっかりふいたピーマンを、新聞紙かキッチンペーパーでひとつずつ包んでいきます。これはピーマン同士がぶつかったりして傷をつけないようにするためで、その傷から腐っていくのを抑える効果があります。もしキッチンぺーパーや新聞紙がなければティッシュでも構いませんが、なるべく厚みのあるものでつつむのがおすすめです。・ポリ袋に入れて管理ピーマンを野菜室で保存するときはポリ袋など袋にいれるかたも多いと思いますが、野菜は成長するために「エチレンガス」という成長ホルモンを出すので、そのガスで周りの野菜の成長が促進され鮮度を落としてしまうのです。ピーマンを保存するときはなるべく1つずつ袋に入れるのがいいのですが、正直めんどくさい…という方も多いかと思います。ですので袋に入れた後は、口はしっかり締めた状態で保存しましょう。■冷凍ピーマンのおかずレシピ最後は冷凍ピーマンのおすすめレシピをご紹介します!冷凍ピーマンならではの活用法になりますのでぜひお試しください。組み合わせを変えると味変できるレシピもありますので、自分ならではのレシピを見つけてみましょう!・ピーマンの甘辛煮材料(2人分)ピーマン5個・だし汁100ml 作り方 >>・砂糖大さじ1・しょうゆ大さじ2かつお節5g下準備ピーマンは縦半分に切り、種とヘタを取り除いて縦細切りにする。作り方手順1:鍋にピーマン、<煮汁>の材料を入れ、中火にかける。煮たったら鍋に蓋をして弱火にし、蒸し煮にする手順2:蓋を外して強火にし、かつお節を加えて混ぜ合わせ、器に盛る・ダイエットにも、トマトスープ!入れる野菜によってボリュームたっぷりになり、トマトで煮込むことによりピーマンの苦味も感じないのでダイエットやおこさまのいる家庭にぴったりですね。材料(2人分)ピーマン2個玉ネギ1/4個ベーコン1枚・水400ml・固形スープの素1個・ケチャップ大さじ3・砂糖少々・タバスコ少々コショウ少々粉チーズ大さじ1オリーブ油大さじ1/2下準備ピーマンは縦半分に切って種とワタを取り、5mm角に切る。玉ネギはみじん切りにする。ベーコンは細切りにする。作り方手順1:鍋にオリーブ油を熱して玉ネギとベーコンを炒め、しんなりしたら<スープ>の材料を加え、2~3分煮る手順2:ピーマンとコショウを加え、軽く煮たら器に注ぎ、粉チーズを振る■冷凍と冷蔵をおいしくつかいわけよう!いかがでしたか?ピーマンは冷凍するとおいしくなくなるといわれていたりもしますが、そんなことはなく調理方法によっては時短にもなり、おいしくもなる保存方法なんです!さらに保存期間ものばすことができ、忙しいママさんはぜひ一度やってみてはいかがでしょうか。冷凍保存・冷蔵保存はそれぞれにいいところがありますので、使いたい期間や料理方法・冷蔵庫の空きぐあいなどで使い分けておいしくたべきりましょう!
2020年09月02日ビタミンC、食物繊維、カルシウム、たんぱく質…まだまだ多くの栄養素を含んでいて「野菜の王様」とも呼ばれるブロッコリー。また、色も鮮やかで食卓にはもちろん、お弁当のおかずにも頻繁に使われますよね。そんな料理をする人にとっては欠かせないブロッコリーですが、保存可能期間はそれほど長くありません。しかも正しく保存しないと豊富な栄養が逃げていってしまいます。そこで今回はブロッコリーの正しい保存方法、調理法などを紹介していきます。■ブロッコリーを冷蔵で保存する場合ブロッコリーは鮮度が落ちやすい野菜なので常温で保存するのは避け、冷蔵や冷凍で保存するのがおすすめです。まずは冷蔵する場合の保存方法を紹介していきます。・生のままポリ袋に入れて保存するブロッコリーを生のまま冷蔵で保存する場合は、葉や茎を切り落としてからぬらしたキッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れるのがおすすめです。その際にブロッコリーの上部分の蕾が傷まないように、茎を下にして立たせた状態で保存するとより新鮮さを保つことができます。ブロッコリーは野菜の成熟を促すエチレンガスを発生させて他の野菜の賞味期限を早めてしまうので、むきだしのままで保存するのは避けてポリ袋に入れるようにしましょう。・ブロッコリーの冷蔵保存期間の目安ブロッコリーは生のままポリ袋に入れる冷蔵方法で、3〜4日保存できます。調理時間の短縮のために茹でてから保存する場合は、冷蔵で1〜3日と生の場合よりも短くなるのでご注意ください。・チルド室が長持ちするブロッコリーの新鮮さを保つための適温は0℃と言われています。「野菜だから野菜室へ…」と温度が3~7℃の野菜室でブロッコリーを保存すると劣化が早まってしまうのです。そこでおすすめはチルド室での保存です。チルド室は温度が0℃に保たれていて、ブロッコリーの鮮度を長持ちさせるには最適の場所と言えるでしょう。ただチルド室がない冷蔵庫もあるのでその場合は冷蔵室へ、またはこの後に紹介する冷凍室で保管してくださいね。■ブロッコリーを冷凍で保存する場合ブロッコリーの冷蔵保存は想像以上に短いと感じませんでしたか?買ってきたら近いうちに調理しないと新鮮さやおいしさがどんどんと失われてしまいます。そこでおすすめしたいのが冷凍保存です。冷蔵保存よりもブロッコリーを長い期間保存できます。それではブロッコリーの冷凍法を紹介していきましょう!・生のまま食べやすい大きさに切って保存する生のまま冷凍保存する場合は、一口サイズにカットしてから保存します。解凍したときに水っぽくならないように、ブロッコリーの表面の水分をしっかりと取っておくことがポイントです。そしてカットした小房を3~4つまとめてラップで包み、密閉できる保存袋に入れます。生のまま冷凍するメリットは食感や栄養が残ることです。生のまま冷凍するとブロッコリーのしっかりとした食感は損なわれず、栄養も逃げにくいと言われています。反対にデメリットとしては蕾の集合体である花蕾(からい)が落ちることが挙げられます。加熱せずに冷凍すると花蕾がポロポロと崩れてしまうので、密閉できる保存袋や保存容器に入れるようにしましょう。・塩茹でしてから保存袋に入れる茹でてから冷凍保存する方法もおすすめです。 茹でる際に塩を加えることで、ブロッコリーの鮮やかな緑色を保つことができますよ。塩を加えた熱湯でブロッコリーを30秒ほど茹で、しっかりと水気を切ります。粗熱が取れたら密閉できる保存袋に入れて完了です。メリットとしては、茹でているので調理の際にすぐに使えて便利なことが挙げられます。デメリットは食感と栄養価が生のまま保存するよりも損なわれてしまうことです。ブロッコリーは茹でると水っぽくなったり栄養が逃げてしまったりします。それをできるだけ防ぐために、茹でる際は固めに茹でることや高温で短時間で茹でることを心がけましょう。・ブロッコリーの冷凍保存期間の目安ブロッコリーを冷凍保存した場合の保存期間は、生のままでも塩茹でしてからでも約1ヶ月です。冷蔵での保存期間は3~4日なので、とても長く保存できるように感じますよね。ブロッコリーはさまざまな料理に使えて、お弁当にも大活躍なので、ストックできるととても心強いです。安いときに多めに購入し、冷凍保存しておくのはいかがですか?■冷凍保存したブロッコリーの調理法と注意点ブロッコリーの冷凍保存は多少のデメリットはあるものの、保存期間も長くとても便利なことが分かりましたね。そこでここからは冷凍ブロッコリーのおすすめの調理法を紹介していきます。解凍する際の注意点もお伝えしているのでぜひこれからの参考にしてください。・凍ったまま調理する冷凍ブロッコリーは茹でて冷凍したものはもちろんですが、実は生のまま冷凍したものでも凍ったまま調理することができるので、とても便利です。しかしサッと炒めるような短時間の加熱料理は、生のまま冷凍したブロッコリーだと中まで火が通らない可能性があるのでご注意ください。・自然解凍すると水っぽくなるブロッコリーは自然解凍すると水っぽくなってしまいます。これは冷凍するときに蕾の表面の水分をしっかりと拭き取ることである程度は防げますが、ブロッコリー自体の水分が原因でもあるので100%防ぐことはできません。それを避けるためにも、凍ったまま調理するのがおすすめです。・花蕾は崩れやすいので注意先ほども少しお伝えしましたが、生のままブロッコリーを冷凍保存すると花蕾が崩れやすくなります。保存する際には花蕾同士がぶつかって崩れるのを防ぐため、重ならないよう保存するのがおすすめです。また、解凍するときは花蕾を触らないようにしましょう。・凍ったままお弁当に入れてもOK緑色が鮮やかでお弁当でも大活躍するブロッコリーですが、お弁当に入れる場合は凍ったままいれて大丈夫です。朝に凍ったまま入れると、昼に食べるときには少し冷たい程度に解凍されていておいしく食べることができます。解凍したときに多少の水分が出る可能性があるので、置く場所には注意が必要です。おかずカップなどを利用してほかの食品に水分が移るのを防ぎましょう。おすすめとしてはおかずカップにマヨネーズを入れ、その上にブロッコリーを置く方法です。おいしく食べられますし、マヨネーズが水分を吸い取ってくれるので一石二鳥ですよ。・冷凍ブロッコリーはスープやみそ汁に入れるのがおすすめ冷凍ブロッコリーは解凍したときに水っぽくなってしまうのがデメリットなので、スープや味噌汁などの汁系やシチューなどの煮込み料理に入れのがおすすめです。これらの調理法だとブロッコリーの水っぽさは、さほど気にならないでしょう。また、冷凍ブロッコリーはスムージーなど原型がなくなるものに加えるのにも適しています。保存期間が1ヶ月と長いので、さまざまな料理でブロッコリーを使ってみましょう!■ブロッコリーの葉だけ保存する場合ここからはブロッコリーの葉の部分の保存方法を紹介していきます。「そもそもブロッコリーの葉って食べられるの?」という疑問もあるかもしれませんが、葉の部分にも花蕾や茎の部分と同じように、栄養がたっぷりありおいしく食べることができます。ほんのりと甘みがあり、キャベツのようにしっかりとした食感が特徴です。葉の部分の保存方法もしっかりとおさえ、ブロッコリーを余すことなく楽しみましょう!・ビニール袋に入れて保存するほうれん草や小松菜などの葉野菜と同じように保存します。冷蔵の場合はぬらしたキッチンペーパーで葉を包み、ビニール袋に入れます。冷凍の場合は食べやすい大きさにカットしてから30秒ほど茹で、水気をしっかりと拭き取ります。3~4枚ほど重ねラップで包みビニール袋に入れましょう。・保存期間の目安保存期間はブロッコリーの花蕾の部分と同じです。冷蔵では3~4日、冷凍では約1ヶ月と長く保存できるようになります。・ブロッコリーの葉のおすすめ調理法葉の調理法はたくさんあるので、万能の部分です。特に、葉は水分が少なく加熱したときにかさが減りにくいので、炒めものにおすすめです。また、そのままでも食べられるのでサラダに入れても良いですし、朝にはスムージーに加えて栄養をたっぷり摂取できるのも魅力的です。■傷んでいるブロッコリーの見分け方ブロッコリーは冷蔵ではあまり日持ちしません。冷凍保存していても、うっかり忘れていて1ヶ月を過ぎてしまうと「食べても大丈夫?」という状態になってしまいます。「ブロッコリーは他の野菜よりも傷んでいるかどうかの見分けがつきにくい。」との声も多いので、傷んでしまったブロッコリーの見分け方を紹介していきます。・蕾の部分が茶色に変色しているまずは見た目で判断しましょう。ブロッコリーは劣化が進むと緑色から黄色へ、そして茶色になっていきます。黄色ならば味や栄養は損なわれていますが、まだ加熱して食べることはできます。しかし茶色に変色していたらその部分は完全に取り除きましょう。蕾の部分が茶色に変色しているのは、傷んでいるサインです。・ヌメリが出ているヌメリが出てきているブロッコリーは完全にアウトです。その部分を取り除くだけではなく、他の部分も捨ててしまいましょう。・変な臭いがする具体的な臭いとしては酸っぱい臭い、ツンとした臭いがします。このような臭いがすると腐敗が進んでしまっているので食べないようにしてください。・カビが生えている「カビが生えている」なんて絶対食べてはいけないように思いますが、付着しているものが本当にカビか見分けることが大切です。ブロッコリーの花蕾に白い粉のようなものが付着していることがあり、「白カビ!?」と不安に思ったことはありませんか?しかしそれは「ブルーム」という、植物が水分蒸発を抑えるために分泌する天然物質の可能性があります。ブロッコリーだけでなく、ぶどうやキュウリにも見られる物質です。見た目の違いとしてブルームは白い粉のようなもので、白カビはふわふわとした綿状のものであることが挙げられます。見分けがつかない場合は、お伝えした「色」「ヌメリ」「臭い」を確認してみましょう。■日持ちするブロッコリーのおすすめレシピブロッコリーを買ってきて冷蔵や冷凍で保存するのももちろん良いですが、調理してから保存する方法もおすすめです。調理したものは冷蔵保存はもちろん、冷凍保存もできるので時間があるときに作り置きしておくと便利です。「あと1品ほしい!」という困ったときの救世主になってくれますよ!・ブロッコリーの胡麻和え胡麻和えは甘めの味付けで、子どもから大人まで幅広い世代に人気のブロッコリー料理です。材料(2人分)ブロッコリー6房・砂糖小さじ1/2・しょうゆ小さじ1/2すり白ゴマ小さじ2下準備ブロッコリーは食べやすい大きさに切り、熱湯でゆで、ザルに上げる。ボウルで<調味料>の材料を混ぜ合わせる。作り方手順1:<調味料>のボウルにブロッコリーとすり白ゴマを入れて和え、器に盛るポイントは水気をしっかり切ることです。茹でると色が鮮やかになるのはメリットですが、水気は保存する際の大敵なのでザルできっちり切りましょう。さらにキッチンペーパを敷き蕾を下向きにして2~3分置くと、よりしっかりと水気をなくすことができます。ブロッコリーの胡麻和えは「あともう1品!」というときにももちろん便利ですが、お弁当のおかずとしてもおすすめです。冷凍保存では約1ヶ月もちますので、ブロッコリーを買ったら胡麻和えにしてストックしておくのはいかがですか?・ブロッコリーのナムルほうれん草やもやしのイメージがある「ナムル」。ブロッコリーで作っても、しっかりとした食感とコクのある味付けでおいしくできますよ。材料(2人分)ブロッコリー1/2株刻みのり少々糸唐辛子少々・ゴマ油大さじ1・塩小さじ1/2・ニンニク(すりおろし)小さじ1/2~1・すり白ゴマ大さじ1・旨味調味料少々しょうゆ少々作り方手順1:ブロッコリーは小房に分け、分量外の塩を入れた熱湯でサッとゆで、ザルに上げて水気をよくきる手順2:ボウルで<ナムルのタレ>の材料を混ぜ合わせる手順3:ブロッコリーを(2)のボウルに加えて和え、しょうゆで味を調える。器に盛り、刻みのり、糸唐辛子をのせるしっかりとした味付けでにんにくのパンチもあり、お酒のお供にぴったりです。もちろん白米と相性も抜群なので夕飯のおかずにもどうぞ!水気が心配なかたは蒸し焼きをおすすめします。■おかずに困ったときにはストックしているブロッコリーを「野菜の王様」とも呼ばれる栄養たっぷりで色鮮やかなブロッコリーは、調理するときにあると心強い存在です。冷蔵ではあまり日持ちしませんが、冷凍保存が簡単にできると分かりましたね。安いときにたくさん買ってストックしておけば、調理の時短になってとても楽ですよ!せっかくの豊富な栄養やしっかりとした食感を逃さないように、紹介した保存方法や調理法でブロッコリーを存分に堪能してください!
2020年08月31日卵は、スーパーでは常温で売られていることが多いですよね。とはいえ、卵を購入されてからは、基本的には常温ではなく、冷蔵庫で保存している場合がほとんどではないでしょうか?スーパーでは常温で、買ってからは冷蔵保存という流れが一般的にはなっていますが、果たしてその違いは何なのか、気になりますよね。今回は、卵が常温で売られている理由や、適切な保存方法、そして、常温保存の場合はどのくらいの賞味期限になるのかについてをお伝えしていきます。■卵が常温で売られている理由卵が常温で売られている理由は、結論を先にいうと「結露」を防ぐためです。卵は、できるだけ温度変化をさせないことが重要なんですね。ここでは、卵が常温保存されている詳しい理由や、もし冷蔵で売られていたらどうなるのか?という疑問にもお答えしていきます。・結露による痛みを防ぐためすでにお伝えした通り、卵が常温で売られているのは、結露を防ぐためです。結露とは、たとえば、夏場など暑い時期に冷たいペットボトルを外に出しておくと、その周りに水滴が付きますよね。それが、結露している状態です。つまり、結露によって、卵の表面に水滴がついてしまうわけですね。ではなぜ、卵の表面に水滴が付いてはいけないのでしょうか?実は、卵には、人には見えないような小さい穴がたくさん空いています。そして、結露によって、卵の表面に水滴が付いてしまうと、その小さい穴から雑菌が中に入り込んでしまうのです。そのため、卵の温度変化を極力させないために、常温で売られています。・卵が冷蔵で売られていたら?卵が、常温ではなく、もし冷蔵で売られていた場合はどうなるのか、気になりますよね。実は、卵が冷蔵で売られていた場合は、卵の劣化が早まる可能性があります。というのも、卵が冷蔵庫で売られていた場合、その保存温度が複数回変化してしまうためです。卵は、ニワトリから生まれ、パックに詰められて、スーパーなどに陳列されてから購入されますよね。つまり、卵が常温で売られていた場合は、卵が産まれてから、購入して冷蔵庫に入れられるまで大きな温度変化はないです。しかし、卵が常温ではなく冷蔵で売られていた場合は、一度陳列される時点で温度変化がおき、さらに購入されてから常温に戻されて、また冷蔵庫へ…というように、温度が変化する回数が増えてしまいます。温度が変化する回数が増えれば、結露する可能性が高くなり、劣化する場合があるのです。■卵は常温・冷蔵保存どちらがいい?卵を保存する際は、結露を防ぐため、できるだけ温度変化させないことが大切です。では、自宅での保存は常温か冷蔵か、どちらの保存方法が適しているのでしょうか?ここでは、卵の適切な保存方法や、保存する際の注意点についてお伝えしていきます。・常温でも冷蔵でもOK卵の保存方法は、結論をいうと、常温でも冷蔵でもどちらでもOKです。ただし、卵の表面に結露が生じないように、温度変化には十分に気をつける必要があります。たとえば、スーパーでは冷蔵で売られていた卵を、買ってからは常温で保存したりすると、その分温度変化が大きくなってしまいますよね。そのため、もし卵が冷蔵で売られていた場合は、買ってから迅速に冷蔵で保存することが重要になります。また、それ以外でも、卵を頻繁に冷蔵保存から常温に戻したり、常温から冷蔵保存にしたりなど、大きな温度変化がないようにしましょう。・サルモネラ菌の増殖に注意卵の保存は、常温でも冷蔵でもどちらでも良いとはお伝えしましたが、その上でひとつ注意点があります。それは、サルモネラ菌による食中毒です。サルモネラ菌は、食中毒の原因になる細菌としてよく知られていますよね。サルモネラ菌は卵の殻に付着している可能性があると言われていますが、現在売られている卵はよく洗浄されているため、付着していることはほとんどないです。そうは言っても、サルモネラ菌の心配が100%ないわけではありません。そのため、もし卵にサルモネラ菌が付着していた場合も考えて、細菌が増殖しないための防止策と、食中毒への対策を行うことが大切なんですね。具体的には、10℃以下で卵を保存することや加熱調理をすることが重要になります。・どちらかといえば冷蔵保存がおすすめ卵の保存方法に迷われた場合は、冷蔵保存をするようにしましょう。実際に、厚生労働省のHPでも、購入した後の卵は冷蔵保存をするように推奨しています。卵の冷蔵保存が推奨されている一番の理由は、上記でもお伝えしたとおり、食中毒の危険性があるからです。特に、春、夏、秋の季節だと、常温で10℃以上となる場合が多いですよね。冷蔵庫の中(10℃以下)で卵を保存することで、サルモネラ菌の増殖を防ぐことができます。ただし、常温ではなく冷蔵庫に入れていたとしても、もしサルモネラ菌が付着していた場合は、その細菌が完全に消滅することはありません。そのため、お子さんやお年寄りなど、特に食中毒への危険性が高い方が卵を食べる場合は、ゆでるなど加熱調理をすることが大切です。■卵を常温保存するときの賞味期限目安卵は、常温保存もできることがわかりました。では、実際に常温で保存する場合の賞味期限はどのくらいなのか、気になりますよね。卵を常温で保存するときの賞味期限は、時期により異なります。ここでは、卵を常温保存する場合どのくらいの期間保存できるのか、それぞれの季節別に見ていきましょう。・春・秋春や秋に、卵を常温で保存する場合は、基本的には3週間を賞味期限の目安にしましょう。ちなみに、この3週間という期間は、卵を購入してからではなく、卵が産卵されてからの時間です。春や秋の平均的な気温は、20〜23℃です。そのため、夏に比べれば常温でも比較的長く保存はできます。しかし、サルモネラ菌による食中毒のことを考慮すると、やはり冷蔵庫の中など、10℃以下の環境で保存できると良いでしょう。・夏夏の暑い時期に卵を常温で保存する場合は、長くても2週間以内に食べきるようにしましょう。ここでいう2週間という期間も、卵が産卵されてからの時間です。また、夏の気温は30℃を超えることがほとんどです。そのため、春や秋に常温で保存するときよりも、さらに食中毒には注意する必要があります。もし夏場に常温で保存をする場合は、卵を生で食べるのではなく、ゆでるなど火を通して食べるようにしましょう。・冬冬など、比較的寒い時期に卵を常温で保存する場合は、産卵後から1ヶ月半~2ヶ月間ほどを目安にしましょう。冬場であれば、気温も10℃を下回る日も多いため、常温でも比較的長く保存できるわけですね。また、一般的に、卵の賞味期限は1年を通してパック詰めをした日から2週間とされています。この2週間という賞味期限は、常温で保存した場合を想定されていますが、そうはいっても、夏場など暑い時期は食中毒が心配ですよね。そのため、卵は常温で保存するのではなく、冷蔵庫をうまく活用して、食中毒のリスクを最大限減らしていきましょう。■卵の適切な保存方法購入された後の卵は、冷蔵保存をすることが基本です。卵を常温で保存することになった場合は、上記でもお伝えしたとおり、食中毒の危険性が高くなってしまいます。ここからは、卵の鮮度を長持ちさせるための適切な保存方法についてお伝えしていきます。・購入した卵はすぐに冷蔵庫へ入れる卵を購入したら、できるだけ早く冷蔵庫へ。サルモネラ菌の増殖を防ぐため、どれだけ早く冷蔵庫に入れられるかがポイントになります。卵の鮮度を保つには、できるだけ気温差をなくすことが大切だとお伝えしましたが、今は、卵を冷蔵で売っているスーパーも多いですよね。すると、卵を購入した後、冷蔵保存から常温保存に変化したときの気温差が大きく生じてしまいます。スーパーで買ってから家に着くまでの時間は仕方ないにしろ、素早く冷蔵保存に戻すようにしましょう。また、常温で売られている卵の場合も、安定して10℃以下の環境を作ることができる、冷蔵庫の中で保存をした方が安全ですよ。・期限表示の期間内に消費する卵は、表示されている賞味期限内に食べきることが大切です。上記でもお伝えしましたが、卵の賞味期限は、基本的にパック詰めをされてから2週間に設定されています。また、卵の賞味期限は、生でも食べられる期間として設定されていますが、その保存環境によっては、食中毒などの心配が完全にないわけではありません。そのため、賞味期限以内に卵を使いきるのはもちろん大切ですが、期限が近いものについては、ゆでる・焼くなど、加熱調理をするようにしましょう。・冷蔵庫内の温度が10℃以下になっているか確認する卵を冷蔵保存する際は、冷蔵庫内の温度が10℃以下になっているかを必ず確認しましょう。もし、卵にサルモネラ菌が付いてしまっている場合は、10℃以下で保存をしていないと、爆発的に細菌が増殖する可能性があります。卵を冷蔵庫に入れても、中の温度が10℃以上に設定されていたら、常温で保存する場合と同じような環境になってしまいますよね。食中毒の危険性を減らすためにも、冷蔵庫内の温度が10℃以下になっているか、改めて確認してみてくださいね。■卵を保存するときの注意点【常温・冷蔵】卵は、常温でも冷蔵でも保存はできます。しかし、食中毒のことなどを考慮すると冷蔵保存の方がオススメだとお伝えしました。ですが、実は卵を適切に保存するには、環境だけでなく、そのほかの細かい注意点にも気をつける必要があるのです。ここでは、卵を保存する際の6つの注意点について、詳しくお伝えしていきます。・ドアポケットで保存しない卵を冷蔵保存するときは、冷蔵庫のドアポケットに置くことが多いのではないでしょうか。冷蔵庫の設計自体、ドアポケットに卵フォルダーがあることも多いでしょう。しかし、実は卵をドアポケットに置いて保存するのは、オススメできる保存方法ではありません。というのも、ドアポケットは冷蔵庫の開け閉めによって振動が伝わりやすいですし、温度変化が激しいからです。卵をドアポケットで保存しながら、冷蔵庫の開け閉めを繰り返すことで、その振動で卵にヒビが入る可能性があります。さらに、冷蔵庫の奥と比べると、ドアポケットは温度変化が激しい場所です。上記でもお伝えした通り、卵は温度変化にとても弱い食品なので、できるだけ冷蔵庫の奥で保存するようにしましょう。・卵専用フォルダーは使用しない卵を常温で保存する場合でも、冷蔵庫で保存する場合でも、卵専用のフォルダーに入れ替えるのは、あまりオススメできない方法です。「卵専用なのに、なんでオススメできないの!?」と思われたかもしれませんが、その理由は、卵が丸裸になってしまうからです。通常、卵は、購入時のパックの中に入れられていることで、多少の振動があってもヒビが入りにくくなっています。また、卵のパックには、雑菌が中に入り込む可能性を低くする役割もあります。そのため、卵専用のフォルダーとはいえ、卵をパックから出して保存するのは、適切な保存方法とは言えません。・とがった方を下にする卵を保存する際は、卵のとがった方を下向きにするようにしましょう。大前提として、卵は、産卵から時間が経ち古くなると、卵黄が浮いてきます。そのため、時間が経って、卵の卵黄が浮いてきたときに、殻の内側に卵黄をできるだけ触れないようにすることが、新鮮さを保つ上で大切なのです。そして、卵のとがっていない方には、気質という空気が溜まっている箇所があります。つまり、卵のとがった方を下にして保存をすることで、気質が上にある状態になるため、もし卵黄が浮いても、殻に触れる可能性が低くなるのです。・洗わない卵を洗ってから保存するのはやめましょう。卵の表面が汚れてると、つい卵を洗いたくなりますが、卵を洗ってしまうと雑菌が入り込みやすくなってしまうのです。卵の表面には、中に雑菌が入り込まないようにするクチクラ層と呼ばれる薄い膜があります。卵を洗ってしまうと、その層が流れてしまうのです。そのため、卵は、購入したそのままの状態で保存するようにしましょう。・割ったまま置いておかない「卵をあやまって割ってしまった…」という経験が、一度はあるのではないでしょうか。もしくは、卵を割りすぎてしまった場合、その割った状態のままで保存をしたくなりますよね。しかし、卵を割ったままの状態で保存をすることは控えましょう。というのも、卵を一度割ってしまえば、中身がむき出しの状態になりますよね。中身がむき出しなので、もちろん、雑菌を殻でガードすることができず、入り込みやすくなってしまいます。食中毒の危険性も高くなってしまうため、一度割ってしまった卵はできるだけ早く使い切るようにしましょう。・冷凍保存はNG卵を冷凍保存することは、基本的にできません。もし殻付きの卵を冷凍保存した場合、中身が膨張して割れてしまう可能性があるのです。かといって、卵を一度割った後に冷凍保存をしても、上記でお伝えした通り、雑菌が入り込みやすくなってしまいます。また、卵をうまく冷凍保存して解凍したとしても、卵の黄身が冷凍状態から元に戻ることはありません。卵を冷凍保存できたとしても、扱いにくい状態になってしまいます。卵は常温か、できれば冷蔵で保存するようにしてくださいね。■新鮮な卵の見分け方ここまで、卵の適切な保存方法についてお伝えしました。購入した卵は、基本的には冷蔵保存をすることが大切で、賞味期限はパック後2週間に設定されていることが分かりましたね。ここからは、スーパーで卵を購入する際に、新鮮な卵を選ぶための見分け方をお伝えします。・排卵日付を見る卵を購入する際は、賞味期限だけでなく、排卵日付も見るようにしましょう。排卵日付は、その名前のとおり排卵された日を表しているため、日付が遅い方が新鮮な卵だと分かりますね。排卵日付は、卵のパックの表面に記載されているか、卵ひとつひとつにシールが貼られています。卵を買うときは賞味期限だけでなく、一緒に排卵日付も気にしてみてくださいね。・表面がざらざらしている卵は、表面がツルツルしているよりも、ザラザラしている方が新鮮な証拠です。上記で、卵の表面にはクチクラ層という、雑菌が入り込むのを防いでくれる膜があることをお伝えしました。クチクラ層がしっかりとある場合は、卵の表面がザラザラしていますが、ツルツルの卵には、その膜がほとんどないのです。一見、ツルツルの卵の方が新鮮そうな気もしますが、パックの中の卵を見てみて、ザラザラしているものを選ぶようにしましょう。・水に浮かべたときに沈む新鮮な卵は、水に浮かべたときに沈むのが特徴です。卵の表面には小さい穴が空いていますので、保存して時間が経ち、その穴から卵の水分が抜けてしまうと、水に浮かんでしまいます。どのくらいの期間保存をしていたら、卵から水分が抜けてしまうのか…それは、常温や冷蔵などの保存環境にもよりますし、明確な答えはありません。しかし、常温・冷蔵、どちらの保存方法でも、徐々に水分が抜けてしまうのは防げないので、できるだけ早く食べきりたいところです。この見分け方は、卵をパックから出す必要があるため、購入する際に行うのは難しいですが、一度自宅で試してみてくださいね。■悪くなった卵の見分け方卵の新鮮さを見分ける方法をご紹介しました。では、新鮮さとは逆に、卵が悪くなってしまった場合は、どのような状態になるのかをご存知でしょうか?ここでは、卵が悪くなったときの見分け方についてお伝えしていきます。・割ったときに黄身が崩れる卵を割ったとき、黄身が一緒に崩れてしまう場合は、その卵は悪くなっている可能性があります。卵は、時間が経ち古くなるにつれて、本来の固さを失ってしまうのです。古い卵が悪くなっていないか心配なときは、平たいお皿に割ってみましょう。黄身が崩れたり、白身が広がりすぎてしまう場合は、その卵が古くなっている証拠と言えます。もし、卵を割ったときにこのような状態を確認したら、生で食べるのではなく、オムレツなど加熱調理をして、しっかりと食中毒の防止をしましょう。・水に浸けると浮いてくる新鮮な卵は、水に浸けると沈むとお伝えしたとおり、悪くなった卵は、逆に、水に浮いてしまいます。卵は、保存時間が経つにつれて、中の水分が抜けてしまいますが、その代わりに、空気が入り込むのです。つまり、卵が古くなり、悪くなればなるほど、卵の中に空気がたくさんあるわけですね。そのため、時間が経ち、空気をたくさん含んだ卵は、水に浮いてしまいます。・振ると中で音がする卵を上下に振ってみて、中から音が漏れているときは、その卵の鮮度が落ちていると言えます。悪くなった卵は、中に空気が入り込み、水に浸けると浮いてくるとお伝えしました。それと同様の理由で、卵の内部に空気が入り込むと、その分隙間が大きくなりますよね。隙間が大きいため、卵を振ったときに中身が殻にぶつかってしまい、音がするのです。この見分け方であれば、卵を割らずに鮮度を見極めることができます。もし卵から音がする場合は、ゆでるなど、火を通してから食べるようにしましょう。・殻にヒビが入っている卵を買ってから、「卵にヒビが入っていた…」と気付いたことが、一度はあるのではないでしょうか?そんな状況になってしまったときは、そのヒビが入った卵は悪くなっている可能性があります。殻のヒビから雑菌が入り込みやすくなってしまうのです。また、ヒビが入ってからどのくらいの時間が経ったか分からない場合は、中で雑菌がたくさん繁殖している可能性もあります。そのため、卵のヒビに気がついた場合は、まず常温ではなく冷蔵庫に入れるようにして、十分に加熱をして食べるようにしてくださいね。■卵は常温ではなく冷蔵保存をして美味しく食べましょう!今回は、卵が常温で売られている理由や、卵の適切な保存方法についてお伝えしました。自宅でも卵を常温で保存した場合、その賞味期限はどのくらいなのか?その答えは、季節ごとに違うということもご理解いただけたと思います。購入された卵は、食中毒を防ぐためにも、基本的に冷蔵保存がオススメです。しかし、時間が経ってしまった卵は、たとえ冷蔵保存だったとしても、食中毒の危険性はありますので、ゆでるなどの加熱調理をしてくださいね。卵は適切な保存をして、できるだけ新鮮なまま食べましょう。
2020年08月29日朝食の強い味方の「食パン」。しかしあまり日持ちしないので、1人暮らしだったり家族があまり食べなかったりだと賞味期限を切らしてしまうことはありませんか?そこで今回お届けするのは、おいしく食べられる食パンの冷凍保存方法です。実は食パンの冷凍保存にはメリットがたくさんあります!知らなきゃ損の、冷凍保存方法や冷凍食パンの魅力をまとめてみました。■食パンを冷凍保存するメリット水分を多く含んでいる食パンは常温だとカビが発生しやすかったり、密閉できていないと乾燥してしまったりと保存が難しい食品なんです。そこでおすすめの方法は冷凍保存です!まずは冷凍保存のメリットをまとめてみました。・おいしさをキープできる食パンをおいしく食べる際に大切なのは、食パンに含まれている水分とデンプンです。食パンは湿度と温度に敏感で湿度が高いとカビが発生しますし、0℃~4℃の温度ではデンプンの劣化が早まります。その2つのデメリットを解消できるのが冷凍保存なのです。冷凍庫では湿気の心配はないですし、設定温度が一般的にマイナス18℃の冷凍庫ならデンプンの劣化を抑えられます。おいしく食パンを食べたいかたはぜひ冷凍庫を活用してくださいね。・表面がさくっとした食感になる食パンを冷凍保存すると表面の水分が良い具合に蒸発してさくさくの食感に、けれど中は水分が保たれているのでふっくらする、というメリットがあります。表面がさくさく、中はふっくらなんて食パンの良いところどりですよね。・食べたいときに食べられる先述しましたが食パンはあまり日持ちしないので、買いだめに適さない食品です。「食べたい!」と急に思ったときになかったらテンションが下がってしまいますよね…。そんなときに冷凍食パンはとても便利です!冷凍してストックしておけば「食べたいときにない!」ということが起こらなくなり安心ですよ。・冷蔵保存には向いていない先述したように0℃~4℃の温度で食パンに含まれているデンプンの劣化は早まります。家庭用冷蔵庫の温度は3℃~5℃なのでデンプンの劣化を促進してしまいます。デンプンは劣化すると風味が落ち、食パンのおいしさを半減させてしまうのです。また、冷蔵庫内は乾燥しているので食パンの水分が飛んでしまい固くなってしまうこともデメリットです。食パンを保存する際に冷蔵室を使用するのは避けましょう。■食パンの冷凍方法とポイント食パンを保存するのは冷凍が1番適していることは分かりましたが、食パン1袋をそのまま冷凍庫に入れたり、食パン1枚1枚を裸のままで冷凍するのはNGです。それでは食パンのおいしさを保ったまま保存ができる、正しい冷凍方法お伝えしていきましょう。・サランラップで1枚ずつ密閉する冷凍保存のコツは冷凍の早さと空気の侵入を防ぐことです。素早く冷凍ができるように食パンは必ず1枚ずつ冷凍します。そして密閉するためにサランラップを使用します。冷凍のスピードを早めたいなら、サランラップで包んだ食パンをさらに冷気の伝わりやすいアルミホイルで包むのがおすすめです。それがめんどくさいかたは、サランラップで包んだ食パンを金属トレイの上に置くのも効果的と言われていますよ。・フリーザーバッグに入れる密閉にこだわるならばフリーザーバッグがおすすめです。特におすすめなのは食パンを1枚ずつサランラップで包み、フリーザーバッグに入れる方法です。この際には空気をしっかりと抜いてください。サランラップで包んだものをフリーザーバッグに入れると、ほかの食品の匂い移りをを防げますし、空気の侵入も防ぐことができ、食パンのおいしさを保つことができます。・保存期間の目安食パンは冷凍保存だからといって、長期間の保存は可能ではありません。保存期間の目安は2週間~1ヶ月と言われています。例えばフリーザーバッグに何枚か食パンを保存していて、出し入れを頻繁にしていたら期限は約2週間と考えていいでしょう。食パンを賞味期限内でおいしく食べられるように、サランラップやフリーザーバッグに冷凍開始の日付を書くようにしましょう。・ベーグルやピタパンも冷凍できるパンの冷凍は食パンだけしかできないのでしょうか?答えはNOです。ベーグルやポケット状の形がかわいいピタパンも冷凍保存がおすすめです。冷凍方法はやはり1つずつサランラップで包んでアルミホイルでさらに包むか、フリーザーバッグに入れる方法です。安いときに買いすぎてしまったり、食べきれなかった場合は冷凍保存して後日においしくいただきましょう。・冷凍に向かないパンパンの冷凍はとても便利ですが、冷凍に向かないパンもあります。生野菜がトッピングされているパン(サンドイッチなど)解凍するときに水分が出て、パンがべちゃべちゃになってしまいます。じゃがいもやにんじんなどの根菜類が入ったパン(カレーパンなど)根菜類は解凍すると細胞の組織が破壊されて食感が悪くなってしまいます。カスタードクリームやマヨネーズがたくさん使用されているパン(クリームパンなど)冷凍といえど、油分は時間が経つと劣化が進むのでおいしく食べられないと言われています。冷凍するのがおすすめなパンと、そうでないパンがあるので正しく知っておいしいパンを食べましょう。■冷凍したパンの解凍法と焼き時間せっかく上手に冷凍したのですから、正しい解凍方法でおいしく食パンを食べましょう。正しい解凍方法と言っても工程は至ってシンプルです。ぜひ今後活用してくださいね。・凍ったままトースターに入れる実は食パンは凍ったままトースターに入れるだけでOKです。中まで温まるか不安かもしれませんが、食パンのような厚みのないパンは凍ったままトースターに入れると、表面はカリッと中はふんわりと焼きあがります。解凍すると食パンの水分が逃げてしまい食感が損なわれるので、凍ったままトースターで焼くのがおすすめです。・いつもと同じくらいの焼き時間でOK食パンを凍ったままトーストに入れる際ですが、焼く時間は凍っていない食パンを温めるときと同じ時間で大丈夫です。ただし中までしっかり熱を通すために、トースターはあらかじめ温めておきましょう。・冷凍のままジャムを塗ってもOK食パンにジャムを塗るかたも多いと思いますが、冷凍食パンは焼く前にジャムを塗るのがおすすめなんです!先ほどお伝えしたように表面はサクッと中はふんわりと焼きあがるので、ぜひ試していただきたい方法です。・自然解凍して焼かずに食べる食パンを焼かずにそのまま食べたい場合や、サンドイッチのパンとして使いたい場合もありますよね。そんなときは冷凍した食パンを自然解凍します。方法は簡単で、常温に1~2時間置くだけです。買って間もないようなふんわりとした食感になりますよ。・食パン以外の解凍法パンの種類によっておすすめの解凍法は違います。まとめてみましたのでぜひ参考にしてみてください。ベーグルやバゲット水分の少ないパンはそのままトースターで解凍してしまうと固く焼きあがってしまうので、霧吹きで水をかけてから焼くようにします。カリッとした良い食感と香ばしさが戻りますよ。菓子パンやクロワッサン砂糖やバターが多く使われているパンは焦げやすいので、そのままトースターに入れると失敗してしまう可能性があります。まず解凍したいパンをアルミホイルで包んでトースターで焼き、焼きあがった後に2分ほど置きます。するとバターがなじんでおいしく食べることができます。パンによって解凍法はさまざまです。ぜひそのパンに合った方法で解凍し、おいしさを最大限に引き出してお召しあがりください。■冷凍したパンのおすすめ調理法食パンはそのまま食べたりトーストして食べたりと、シンプルに食べることが多いと思いますが、少し時間があるときのおすすめ調理法をまとめてみました。・ココナッツラスク材料(4人分)食パン(サンドイッチ用)8枚バター40g卵1個砂糖大さじ3薄力粉40gココナッツパウダー30~40g下準備バターは常温にもどしておく。オーブンを170℃に予熱しておく。作り方手順1:ボウルにバターを入れ、柔らかくなったら溶き卵、砂糖を加え、泡立て器で白っぽくなるまでしっかり混ぜ合わせる手順2:薄力粉、ココナッツパウダーを合わせて、網に通して振るいながら2~3回に分けて入れ、こねないようにゴムベラなどでサックリ、粉っぽさがなくなる程度に混ぜる手順3:食パンに(2)をぬり、170℃に予熱しておいたオーブンで約15~17分焼き、ケーキクーラーにのせて冷ます。お好みの大きさに切って器に盛るココナッツだけでなく、砂糖の入ったココアパウダーや抹茶パウダーなどもおすすめです。簡単に作ることができ、子どもにも大人気のラスクは三時のおやつに最高です! ・たまごトースト忙しい朝のごはんにぴったりの『たまごトースト』は、粒マスタードが味のアクセントになります。材料(1人分)ゆで卵1個キュウリ1/4本ハム1枚マヨネーズ大さじ1粒マスタード小さじ1塩コショウ少々食パン1枚・バター適量ドライパセリ適量作り方手順1:ボウルにゆで卵を入れて粗くつぶす。キュウリは薄い輪切りにして分量外の塩でもみ、水で洗って水気を絞る。ハムは半分に切り、さらに幅1cmに切る手順2:(1)にマヨネーズ、粒マスタード、塩コショウを加えて和える手順3:食パンにバターをぬり、(2)をのせる。トースターで食パンにおいしそうな焼き色がつくまで焼き、ドライパセリを振る・パン粉 パン粉は冷凍した食パンをおろし金ですりおろすだけです。コツは素早くおろすこと!カチカチに凍っている方がおろしやすいので、溶けてしまう前に終えてしまいましょう。パン粉はハンバーグや揚げ物の衣などで使用する機会も多いと思います。「パン粉がない!」というピンチのときには、冷凍食パンを使用するのはいかがでしょうか?■食パンの冷凍保存を活用しよう買ってきても短い日数で食べきるのはなかなか難しい食パン。しかし冷凍すれば日持ちはするし、おいしく食べられることも分かりましたね。これからは安いときに食パンを大量に買っても困りません!明日は朝食に、外はカリッと中はふんわりのおいしい食パンを食べませんか?
2020年08月20日日本を代表する調味料といえば醤油ですよね!醤油とは大豆を発酵させて作られており、日本の家庭料理には欠かせない存在です。どこの家庭にも欠かせない醤油だからこそ、いつもおいしく使いたいもの。実は調味料は保存の仕方でおいしさがぜんぜん変わってくるんです。そこで、今回は醤油の正しい保存方法や、その他の調味料の保存の仕方について詳しく紹介したいと思います。■醤油は冷蔵庫で保存しようあなたは醤油をキッチンのどこに保存していますか?実は醤油は冷蔵庫で保存した方がいいといわれています。しかし、どうして冷蔵庫で保存した方がいいのでしょうか?まずは冷蔵庫に保存する理由やポイントについて説明していきたいと思います。 ・冷蔵庫で保存する理由醤油を冷蔵庫で保存した方がいい一番の理由は「醤油の鮮度を保たせる」ためです。醤油は空気が触れると、酸化してしまい劣化がすすんでしまいます。酸化してしまうと、醤油の風味が損なわれ、味にもえぐみが出てきます。また、新鮮な醤油は赤味があって透明感がありますが、時間が経てば経つほど黒くなるので見た目も悪くなってしまうんです。そうならないように、なるべく鮮度を保たせて、酸化の進行を抑えるために冷蔵庫での保存が必要なんですね。 ・冷蔵庫のドアポケットはNG?醤油を冷蔵庫で保存するとき、どの場所に置くのが適切なのでしょうか?特にドアポケットは冷蔵庫を開け閉めするときに温度差が生じやすいので酸化しやすいのでは?と心配になる方もおられるかもしれません。しかし、醤油は基本的に冷蔵庫ならどこでも大丈夫です。もちろんドアポケットもOK!醤油は開封後はなるべく早く使い切る方がいい調味料なので、ドアポケットに収まるサイズすると、使い忘れを防げるのでおすすめですよ! ・開栓前なら醤油も常温保存可スーパーなどの店舗で醤油を購入するとき、一般的に常温のコーナーで売られていることが多いと思います。冷蔵庫で保存した方がいいのに、なぜ常温の棚に陳列されているのでしょうか?その理由は、醤油がまだ開栓されていないからなんです。開栓されていないということは、空気が入らないよう密閉されて酸化する心配がありません。そのため、開栓していない醤油でしたらご家庭でも常温保存は可能です。ただ、温度差があると開栓していなくても傷みやすくなるので、なるべく温度差がない戸棚や冷暗室のような場所に保管しておくことをおすすめします。 ・開栓後は1ヶ月で醤油を使い切ろう醤油には賞味期限があります。パッケージをみてみると、だいたい賞味期限は1~2年間と記載されています。しかし、それはあくまで開栓前の話!開栓後はいくら冷蔵庫で保管していても時間が経てば経つほど劣化は進んでいき、風味や味が落ちていってしまいます。なので、開栓後は賞味期限に関わらずだいたい1ヶ月を目安にして使い切るようにしましょう。家庭によって醤油を使う量は違いますので、1ヶ月で使いきれる容量を見極めて購入してくださいね。 ・冷蔵庫に入らないときはどうする?醤油を大容量サイズで購入した場合、食材が冷蔵庫にたくさん入っていると冷蔵庫に入り切らなくて困ってしまうという家庭も多いはず。そんな方は、醤油を詰め替えると便利ですよ。醤油は料理はもちろん、食卓でも使います。なので、1つは醤油刺しなどの小さなボトルに保管し、もう1つは冷蔵庫に入れやすいサイズの容器に移し替えておきます。そうすることで醤油の鮮度を保ちながら冷蔵庫にも収納しやすくなります。また、詰め替える容器次第では冷蔵庫の中もオシャレに見せる収納ができるので気分もあがりますよ!■常温で保存できる醤油もある醤油は冷蔵庫で保存する方がいいのですが、中には開栓後も常温保存ができる醤油もあります。次は常温保存できる醤油をご紹介していきたいと思います。・キッコーマン いつでも新鮮 しぼりたて生しょうゆキッコーマンいつでも新鮮しぼりたて生しょうゆは開栓後でも常温保存ができるスグレモノ!その秘密は特殊な二重構造ボトルで、醤油を開栓しても空気に触れさせない工夫がされているんです。また、パッケージに書いてある生しょうゆの「生」とは、通常醤油は加熱処理をしているのですが、生しょうゆは加熱していないのも大きな特徴です。キッコーマンだけの特殊なボトルのおかげで鮮やかな色味とさらりとした味わいをいつまでもキープしたまま食べられますよ。・保存期間の目安キッコーマンいつでも新鮮しぼりたて生しょうゆの保存期間の目安は90日間だといわれています。大小2つのサイズもありますので、90日間で使いきれる方を選んでくださいね。 ■冷蔵庫で保存!醤油について日本人にとって親しみのある醤油ですが、意外と醤油について知らないことも多いのではないでしょうか?普段から口にしている調味料だからこそ、正しい知識を身につけておくと、食べるときに意識が変わるかもしれません。そこで、次は醤油についての豆知識をいくつか紹介していきますね。・醤油は大豆から作られているそもそも醤油とは大豆と、塩、小麦でできています。これを微生物によって発酵させることで造られた液体が醤油になります。発酵する時間はだいたい半年くらいで、長いものだと2~3年ほどじっくり時間をかけて造られています。・醤油の種類醤油は地方によって作り方や味が異なります。日本でよく使われている代表的な醤油を4つご紹介しますね。濃口醤油濃口醤油は日本の約84%を占めている一般的な醤油です。食卓でも料理にも使えるまさに万能調味料です。うすくち醤油こちらは主に関西でよく使われる醤油になります。見た目が濃口醤油よりも透明感があり、料理で使うと醤油独特の濃さが少ないのが特徴です。関西のうどん出汁が透き通った色味なのもうすくち醤油を使用しているからなんですね。たまり醤油たまり醤油は主に中部地方でよく使われています。少しとろみがあり甘みがある醤油で、刺身や豆腐など食卓用でよく用いられています。再仕込醤油こちらは山陰から九州地方でよく作られている醤油です。通常、醤油は塩水と麹で仕込みますが、再仕込醤油は生醤油をさらに仕込んで作ります。そのため色、味すべてがとても濃厚なのが特徴です。・醤油は腐る?醤油は塩分が多く、発酵させているため基本的には腐りません。しかし、保存状態が悪かったり、長年放置したりしておくと稀に腐ることもあります。醤油が腐っているかの判断は「味が酸っぱくなる」「黒ずんでくる」「ドロドロになる」といった状態があげられます。どれか1つでも当てはまったら必ず処分してくださいね。・うすくち醤油は塩分が多い一般的によく使われている醤油といえば「うすくち醤油」と「濃口醤油」ですよね。実は濃口醤油よりも、うすくち醤油の方が塩分が多いというのはご存知ですか?なぜかというと醤油を作る工程の中で、うすくち醤油のほうが塩の量が多いからです。見た目はうすくちの方が濃口よりも薄くて透明感があるので、ついヘルシーなのかと勘違いしそうですがそれは間違い。うすくちの方が塩分濃度が高いので、塩分を気にしている方は濃口醤油の方を選びましょう。・容器で賞味期限が異なるあまり知られていませんが、同じ種類の醤油でも容器の材質によって賞味期限に違いがあるんです。瓶や缶の容器の場合は未開封だと2年、ペットボトルやプラスチック製の容器だと1年半くらいが賞味期限の目安とされています。なぜペットボトルなどの容器は賞味期限が短いというと、ごくわずかですがペットボトルやプラスチック製の方が瓶、缶に比べて空気が入りやすいということが理由だといわれています。・出荷量が減少傾向日本人の大好きな醤油ですが、近年は出荷量が減少してきています。約30年ほど前は年間100kl以上出荷されていたのが、今では75klまで減っているのです。その理由は、醤油以外にも海外からいろんな調味料が増えたことが大きな要因だといわれています。日本では減少傾向ですが、海外では日本食が注目を浴びて出荷量が増加しているというデータもあるんですよ。■醤油以外の調味料保存も冷蔵庫がよい?醤油は冷蔵保存する方がいいのはわかりましたが、家にはまだまだいろんな調味料がありますよね。醤油以外の調味料も冷蔵保存がよいのでしょうか?最後に醤油以外の調味料の適切な保存方法についてご紹介していきたいと思います。・冷蔵庫で保存したい調味料味噌味噌は醤油と同じ大豆が原料の発酵された調味料です。そのため、味噌は醤油と同じように空気に触れると酸化してしまいます。酸化すると味噌の味や風味は劣化したり、味噌の表面が乾燥したり、色が変化したりします。空気に触れるのは味噌のおいしさにとても影響しますので、必ず冷蔵庫に保存しましょう。また、よりおいしさを保つために味噌に直接上からラップをすると、乾燥や酸化が抑えられるのでおすすめですよ。ソース類ソース類も開封後は冷蔵庫で保存する方が望ましいです。ソースは温度の変化が激しいと味が劣化してしまい、場合によっては腐る可能性もあります。開封後は賞味期限に関わらず、なるべく早く使い切りましょう。とんかつソースや中濃ソースのように少しとろみがあるものは約30日、ウスターソースなようなさらっとしているものは約90日を目安に使いきるようにしましょう。めんつゆめんつゆは醤油に比べて塩分も少なく腐りやすい調味料なので開栓後は冷蔵保存が必須!主にストレートタイプと濃縮タイプがありますが、ストレートタイプの場合は冷蔵保存していても開栓したら3日以内には使いきるほうがいいといわれています。濃縮タイプは塩分濃度が高いので少しは長持ちしますが、それでも1か月以内には使いきりましょう。・常温保存でよい調味料お酢純粋なお酢には防腐作用がとても高いので常温保存が可能です。日光が当たらない冷暗所やシンク下の引き出しなどに保存しておくのがおすすめです。ただ、気をつけて欲しいのはポン酢や果実酢など純粋なお酢ではないものは酸化してしまう危険性がありますので、必ず冷蔵庫で保存してください。お酢の賞味期限は開栓後1年間が目安です。もし、賞味期限が過ぎたお酢は掃除用として使えるので食べられなくなっても有効活用できますよ!油類ごま油、サラダ油、オリーブオイルなどの油類も常温保存が可能です。ただ、温度が高くなるコンロの近くに置くのは酸化や劣化が進みやすいのでNG。冷暗所やシンク下の引き出しなどに保管しておくようにしましょう。本みりんみりんには2つの種類があります。1つは本みりんといわれるアルコール度数が14%以上あるものです。本みりんの場合は糖分も多く含まれているので、冷やしすぎると糖分が結晶化してしまうので冷蔵保存に適していません。むしろ本みりんは常温保存が好ましく、光が当たらない場所で保管した方が良いのです。2つ目は、みりん風調味料といってアルコール度数が14%以下のもののことです。こちらの場合はアルコール度数が低いため冷蔵庫で保存しましょう。■調味料は適切な方法で保存しよう!いかがだったでしょうか?醤油は日本人のソウルフード!だからこそ、いつでも食卓でおいしく安全に使いたいですよね。調味料も私たちの体の中に取り入れるのですから、きちんと保存することが大切です。醤油だけでなく、調味料にはそれぞれ適切な保存方法がありますのでぜひ実践してみてくださいね。
2020年08月19日いろどり豊かで、シャキシャキとした食感楽しいピーマン。あまり日持ちしないイメージがある野菜ですが、実は保存方法のコツさえつかめば1ヵ月も保存が可能なんです。今回はピーマンの以外な保存方法からその後の調理方法まで、おいしくピーマンを食べれるよう徹底解説いたします!■ピーマンを常温保存するときのポイントまずは一番多い常温で保存するときの方法です。家庭菜園で収穫したものなどは、台所でそのまま保管される方もいますよね。そんなときには正しい方法で長持ちさせましょう。ただしピーマンの保存はどちらかといえば涼しい季節が向いていますので、こちらの方法は秋冬で行うことがおすすめです。・ピーマンの適温そもそも、ピーマンを保存するときにもっとも適切な温度は7~10度といわれています。なるべく日の当たらない冷暗所での保存をすることで長持ちさせることができるのです。・風通しの良い冷暗所に置くピーマンにとって一番よくないのは、湿気のある水分のこもった環境です。そういった場所で保管してしまうと傷みやすくなり、中の種からカビが生えてきてしまいせっかくのおししいピーマンが台無しになってしまいますね。ですので常温保存するときは、保存袋の口を少し開けておくのが最適です。・保存期間の目安常温保存であれば、季節にもよりますが1週間~2週間程度の保存が可能です。夏場は常温で保存するときはなるべくすずしい場所へ保存しましょう。直射日光のあたる環境だと3日~5日程度でだめになってしまいますよ。■ピーマンを冷蔵保存するピーマンの保存には、冷蔵庫の野菜室が一番理想的な環境といわれています。季節を問わず、ピーマンは冷蔵や常温での保存が基本です。冷蔵庫がいっぱいで入るところがない!というような状況では致し方ないですが、可能であればなるべくこの方法で保管することをおすすめします。・ピーマンを洗い、水気を拭くピーマンを水洗いして野菜室に入れます。ピーマンは水気を嫌いますので、しっかりと水気をふきとりましょう。ほかの野菜もそうですが、野菜は水が付着している部分から徐々に傷みますので、これは要注意です。保存するときに一番いい状態にして保存するのが長持ちさせる第一歩ですね。・一つずつペーパータオルでつつむ水気をふいたら新聞紙あるいはキッチンペーパーで、ピーマンをひとつずつ包んでいきます。この作業は、ピーマン同士がぶつかったり傷をつけないようにするための予防です。なければティッシュでも構いませんが、なるべく厚みのあるものでつつみましょう。・ポリ袋に入れて野菜室で保管する包んだピーマンをポリ袋にいれてから野菜室へ保存しますが、ここで注意したいのは袋の口を少し開けること。なぜかというと野菜は成長するために「エチレンガス」という成長ホルモンを放出し、そのガスで周りの野菜の成長が促進され鮮度を落としてしまうのです。ピーマンを保存するときはなるべく1つずつ袋に入れるのがいいのですが、正直めんどくさい…という方も多いかと思います。ですので、袋に入れた後は、口はあけたまま通気性の良い環境で保存しましょう。袋の中だけに高濃度のエチレンガスが充満してしまうのを防ぎます。・保存期間の目安冷蔵保存であれば保存期間は2週間程度です。夏のように暑い季節であれば外より冷蔵保存をおすすめします。2週間を超えてくると身がだんだんとシワシワになってきますので、おいしいうちに食べてしまいましょう。■カットしたピーマンを保存するには?常温保存・冷蔵保存の方法をお話ししましたが、実はほかにも、カットして保存する方法もあるんです。事前に切って保存するので、調理にすばやく使えて時短にもなりますね。カットして保存する場合はなるべく種はとってしまうのがおすすめです。・50℃のお湯につけるカットをすると、断面が多くなり空気に触れる部分が増えます。その結果、そのまま保存するときよりも保存期間は短くなってしまうのです。保存期間を更にのばすためには、50℃のお湯に浸けることで殺菌効果もあがり、ピーマンの水分量も維持できるのでシャキシャキの食感がたのしめますよ!・お水でも代用可能保存の時短方法として、タッパーにお水とピーマンを入れ冷蔵庫で1時間程度冷やすことも可能です。こちらもお湯と同様、5日程度保存ができサラダで食べるのがおいしいシャキシャキのピーマンができあがります。ただしお湯とは違い、殺菌効果がのぞめませんので気になる方はお湯を使うことをおすすめします。そのままたべるよりも保存もできて圧倒的においしくなりますので、水を使った方法はとてもおすすめです。・水気を拭いてタッパーに入れるカットしたピーマンの水気をしっかりときり、タッパーへ保存しましょう。底にキッチンペーパーを敷き、ふたをしめる前にラップをすると通常よりも長持ちします。この方法はカットして保存する中でも一番保存期間が短いので、できれば1~2日で食べてしまいましょう。・湿らせたキッチンペーパーと一緒に野菜室で保管する先程ピーマンをカットすると断面が増えるとお伝えしましたが、湿らせたキッチンペーパーをかぶせることで断面からの水分蒸発を防ぎます。タッパーに入れて保存する方法にプラスする形で使うのがおすすめです。・保存期間の目安カットしたものは通常2〜3日しか持ちませんが、保存方法次第で一週間程度まで期間延長が可能です。料理の時短にもなり食感の変化も楽しめますので、お子さんがいるお家にもおすすめの方法です。■ピーマンを冷凍保存する今回ご紹介する方法の中で、一番長く保存ができるのがこの冷凍保存。ピーマンの色や鮮度をそのまま長く保存することができ、さらにこちらもピーマンを切ってから保存するので料理にそのまま活用することができるので、忙しいママさんやまとめ買いする方にはぴったりの方法ですね。・ピーマンをカットするまず、ピーマンをカットします。大きさはなんでも大丈夫ですが、献立が決まっているようであれば、その形にあらかじめ切っておき、献立ごとに小分けにしても使いやすいですよ。・ペーパータオルで水気を拭く他の保存方法と同様に水気は必ずふき取ってください。冷凍すると、水分はこおりますので霜が発生してしまいそれが原因で腐食が進み、保存期間が短くなってしまいます。また、水分がついたまま冷凍してしまうと、固まって冷凍されてしまうので解凍するときに1つずつ取ることができなくなってしまうので要注意です。・可能であれば一度加熱を下ごしらえが済んだら、密閉袋に入れて冷凍保存しましょう。冷凍する前に下ゆでしておくと色落ちも防げるので、おいしさを保ちたい方はカットする前に下ゆでするのもいいかもしれません。その場合も水気はしっかりふき取っておきましょう。・冷凍用保存袋に入れる冷蔵保存と違い、保存袋に複数個いれても保存期間はかわりません。冷凍することで組織が凍結し、エチレンガスの発生をふせぎますよ。ほかの野菜などにも影響することがありませんので密閉しても保存可能です。冷凍庫に入れるときはなるべく平らに、袋を密閉することで早く冷凍することができますよ。・保存期間の目安長期保存が可能にはなりますが、1ヵ月をめどに使い切るのがいいでしょう。あまり長い間保存していると先程もお伝えしたように霜がおりてしまい、食べれない状態になってしまいます。■冷凍したピーマンの解凍方法冷凍したピーマンは生の状態よりも食感が落ちてしまいます。ですので生で食べたり、チンジャオロースのように食感を楽しむ料理はおすすめしません。どちらかと言えば味がしみやすくなるので、煮込む料理や味を染み込ませる料理を作るのに適しています。・冷凍のまま加熱調理する冷凍したものをそのままフライパンなどに出し、そのまま使う方法です。ピーマンから水分が多く出ますので、味付けには少しご注意を。水を足して作る料理であれば少し少なめに味をみながら入れることをおすすめします。もしピーマンが固まってくっついた状態であれば10秒ほどレンジで温めてつかうとばらして使いやすいですよ。・冷蔵庫に移して冷蔵解凍する使う前日に自然解凍することで、ピーマンから水分が出てきます。調理する前にその水分を拭き取ってから調理する方法です。そのまま使う場合よりも水分をふき取って調理することができるので、思い通りの味付けが実現しやすくなります。■新鮮なピーマンの選び方ピーマンはばら売りや袋詰め、プラスチックの箱詰めなどいろんな方法で販売されますが、新鮮でおいしいものを買えるのが一番ですよね。そこで、スーパーで迷わずおいしい物を買えるように選び方のポイントをお伝えします!・変色していないものまずはピーマンの色を見ましょう。全体で一番最初に変色するのは「ヘタ」です。ヘタが黒ずんだりしていないかをチェックしましょう!あとは全体的に色の濃いものがおししいので、濃い緑のピーマンを選んでみましょう。・ハリツヤがあるもの次に身のハリとツヤをチェックします。鮮度の悪いものはシワがでていたり全体的にしなっとしています。バラ売りの物はぜひ手に取り、弾力があるか、重みがずっしりとしているか確認してみましょう。・色ムラがなく斑点や傷がないもの袋入りのものなどは手に取って判断しにくいので、外見で判断できるようになりましょう。傷んでいるものは緑に赤紫がかった部分が出てくるので注意してください。ピーマン全体に変化が出ていなくても色ムラや小さい斑点がではじめると傷んできた証拠ですよ。■ピーマンが傷んでしまったときの目安ピーマンは傷み方がいろいろあり、保管している環境により変化が異なります。わかりにくい変化もありますので、ピーマンが傷んだときの目安をお伝えいたします。傷む原因もお伝えするので、正しい保管方法で予防していきましょう。・茶色に変色するピーマンは傷んでくると、茶色っぽく一部分が変色してきます。傷んだ部分だけ切り落として使われる方もいますが、気にされる方は残念ですが処分してしまいましょう。変色する傷み方は、主にピーマン自体がほかの野菜にあたってしまって傷がついたりするのが原因だと考えられます。・カビが生えるカビが生える原因は主に2つあります。どちらも原因は水分です。まず1つは、ピーマンの外側の水分がふきとれていない場合です。保存する前のふき取りをせずそのまま保存したりすると側面にカビが生えます。もう1つは、中の種が腐食する場合です。これはエチレンガス発生時や呼吸時に水分が発生し、ピーマン内部の湿度が高くなり、カビが発生してしまうのです。外側のカビはすぐわかりますが、内部のカビは使おうと思ってカットして初めてわかります。カビを発見すると処分しなければならず、作りたいメニューの変更を余儀なくされるとかなりショックですよね。ピーマンだけではなく、野菜の保管には水分をふき取ることは必須と言えるでしょう。・ブヨブヨするこちらは少しわかりにくい変化ですが、日が経ったピーマンはだんだんと水分を蒸発させ、身にハリがなくなってくるのです。手に取るとよくわかりますが、ぶよっとした感触になります。これくらいであればまだ食べることはできますので、早目に調理してしまいましょう。食感がすこし悪くなっているので、生で食べるのではなく火を通して食べるのがおすすめです。・変な臭いがする野菜室からなにか悪臭が…こうなればすぐ処分しましょう!匂いを吸う野菜や食材が近くにあれば、影響されてしまう上に冷蔵庫自体に匂いがついてしまいます。冷蔵庫を開けるとすぐにわかるレベルの腐食ですので、こうなるともう食べることはできません。きつい匂いの場合はマスクをし、袋を何重かにして処分するようにしましょう。■ご家庭にあった保存方法をしてピーマンをおいしく食べよういかがでししょうか?大人から子供まで人気のいろんな料理が楽しめるピーマンは、じつは冷蔵・冷凍・常温とおうちの環境や用意できるもので臨機応変に保存することができる食材なんです。保存方法が変わると、食感や味のしみやすさも変化し作る料理に合わせた保存方法を選ぶのも楽しいですね。さらにあらかじめカットしておけばお仕事終わりや育児の合間のごはんづくりにも役立つこと間違いなしです!気温も高くなり食べ物が腐りやすいこの時期ですが、保存方法をしっかりマスターしていつでもおいしく食べられるようになりましょう!
2020年08月09日冷蔵庫のチルド室には、どのような役割があるかご存知ですか?チルド室の特徴を把握していれば、さまざまな料理に役立てられます。本記事では、チルド室の使い方や活用方法についてまとめました。チルド室を有効活用したい方は、ぜひ参考にしてみてください。■冷蔵庫の『チルド室』とは言葉は知っていても、チルド室とは具体的にどのようなものなのか知らないという場合も多いのではないでしょうか。チルド室には他の冷蔵室とは異なる特徴があります。チルド室を有効活用するために、基本的な知識を身につけていきましょう。・チルド室の温度 0℃前後を保つのが一般的なチルド室です。冷蔵庫全体の平均温度は4℃前後なので、チルド室は低めの温度を維持している場所と言えるでしょう。この温度の低さこそ、チルド室を使って食材を保存するメリットにつながります。どのような点にメリットがあるのか、次の項目を参考にしてみてください。・チルド室に保存するメリット 0℃前後の温度は、食品が凍る手前の状態を作り出します。凍る直前の状態を保つ事で、フレッシュな状態をキープできるのがチルド室のメリットと言えます。なるべく長持ちさせたい食べ物は、チルド室に入れておくことでおいしくいただけるでしょう。ちなみに、「チルド」とは「凍る直前の状態」という意味がある言葉です。だから、チルド室と名付けられているのですね。・チルド室と冷蔵室との違い 一見すると同じように見えるかもしれませんが、両者には違いがあります。違いの1つとして挙げられるのが、温度です。0℃前後の温度を維持しているチルド室に対して、冷蔵室は3℃前後に保たれています。それぞれの温度に適した食品を入れることで、新鮮な状態をキープしやすくなります。また、チルド室は前面に蓋がつき、仕切られた状態になっているのが特徴です。冷蔵室は、冷蔵庫の扉を開いたときに温度が上がりやすくなりますが、蓋がついたチルド室は温度に変化がもたらされることはほとんどありません。食品を一定の温度に保ちたい場合は、チルド室が役立つと言えるでしょう。・チルド室とパーシャル室との違い あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、冷蔵庫の多くにはパーシャル室が備えられています。パーシャル室は、製氷室の隣に設置されていることが多いです。1つの空間に区切られており、引き出すことで内部を確認できます。そんなパーシャル室とチルド室の違いは、温度です。一般的なパーシャル室の温度は-3℃前後。-3℃だと、食品が完全に凍ることはないのがポイントです。一見凍っているように見えても、実は凍っていません。そのため、解凍することなく包丁で食材を切れます。■チルド室の使い方冷蔵庫にチルド室があることは把握していても、「何に使ったら良いの?」と迷うことがありますよね。そんなときは、チルド室の使い方をチェックしておきましょう。具体的な使い方を紹介するので、有効活用できるようにしてみてください。・チルド室保存に適した食品 冷蔵庫の適した空間に入れることで、食品の新鮮な状態を保ちやすくなります。いろいろな食品がある中でチルド室に適しているのが、肉や魚類です。肉や魚は傷みやすいため、低めの温度をキープできるチルド室に入れれば鮮度を維持しやすくなります。また、発酵食品も保存をおすすめしたい食品です。一般的に、発酵食品は発酵が進むことで風味が変わり、本来のおいしさを楽しめなくなる場合があります。チルド室に入れておけば発酵が遅れ、食べるのに最適な状態で食べることが可能です。納豆や漬物を始めとした発酵食品は、チルド室を活用してみましょう。・チルド室保存に適さない食品 適した食品がある一方で、適さない食品もあるので気をつけてください。冷蔵保存をするときに気をつけておきたいのが、マーガリンやビールです。マーガリンはチルド室に入れると凍ってしまい、すぐに使えなくなります。ビールの場合は内部が凍ることで開封時に破裂することがあるので要注意です。・チルド室をパンやお菓子作りに活用! 気温が高い時期だと、パンやお菓子の生地がだれてしまうことがあります。だれた生地は扱いにくく、ストレスを感じる場合もあるのではないでしょうか。そんなときに役立つのがチルド室です。チルド室なら食材を凍らせることなく冷やせるので、生地をベストな状態にしやすくなります。生地がだれてきたな、と感じたらチルド室に2〜30分ほど入れてみましょう。扱いやすい生地に変わっているはずです。タルト生地など、材料が冷えた状態の方がおいしく仕上がる場合もチルド室が活躍します。作業の直前までチルド室に入れておけば凍る直前の状態で生地を作れるので、失敗しにくくなるでしょう。・下ごしらえした食品の保存にもおすすめ 肉や魚、野菜を切ったあとに「調理するまでにまだ時間があるな」と思った場合も、チルド室を使ってみてください。チルド室に入れておけば、食材を新鮮な状態に保ちやすくなります。特に夏場は生物を常温で放置しておくと菌が繁殖しやすくなると言われています。食中毒を防ぐためにも、有効活用してみてください。また、調理済みのお刺身などの生物をチルド室に入れておくのもおすすめです。食べる直前までチルド室で冷やしておけば、ベストな状態で食べられます。・解凍にチルド室を活用 冷凍した肉や魚を解凍するのに、チルド室は活躍してくれます。冷蔵室で解凍をすると肉や魚からドリップが出て、旨味成分が流れ出てしまいます。一方で、凍る直前の温度をキープできるチルド室ならドリップが出にくくなるのがポイント。肉や野菜の旨味を逃さず、最適な状態に解凍できます。また、アイスクリームを食べようとして「カチカチでスプーンが入らない…」という経験をしたことはありませんか?そんな時もチルド室を使ってみましょう。チルド室で2〜30分ほど解凍することで、ちょうど良い状態になります。・賞味期限が近い食品の保存 賞味期限とは、食品をおいしく食べられる期限のことです。賞味期限が近づいた食品は、食べ頃がどんどん過ぎてしまいます。そのような場合にチルド室に入れておけば、凍る直前の状態にしてくれるので、おいしさを逃しにくくなります。「賞味期限が近いな」と思ったら、ぜひチルド室を活用してみてください。■チルド室以外に保存した方が良い食品とは?とても便利なチルド室ですが、チルド室以外で保存した方が良い食品もあります。それぞれのメリットを活かすことで、冷蔵庫を使いこなせるようになるのではないでしょうか。どのような食品がどこに適しているのか、チェックしていきましょう。・冷蔵室に適した食品 冷蔵室は、冷蔵庫の中で最も汎用性が高いスペースです。卵や飲料、調味料といった普段使いすることが多い食品を保存するのに適しています。また、保存容器に入れた作り置きも冷蔵庫に入れるのに適していると言えるでしょう。使い頻度が高い食品は、真ん中や下の段に保存するのがおすすめです。すぐに取り出すことができ、冷蔵庫の扉を開く時間を減らせます。また、あまり使用することがない食品は上の段に保存しましょう。スペースを有効活用すれば、冷蔵室をすっきり整頓できます。・野菜室に適した食品 野菜室は冷蔵室と同じくらいの温度ですが、密閉性と湿度が高いのが特徴です。乾燥を防ぎやすいため、野菜を保存するのに適しています。ただし、全ての野菜を野菜室に入れれば良いと言うものではありません。例えば、じゃがいもや里芋、さつまいもといった亜熱帯地方が原産の野菜は野菜室に入れることで低温障害が起きることがあると言われています。風通しが良い日陰に保存し、鮮度を保つようにしてみてください。・冷凍室に適した食品 冷凍食品や長期保存したい餅、ご飯、パンといった食品を入れるのに適しています。また、下味をつけた肉や魚類を保存袋に入れて冷凍するのもおすすめです。解凍して焼けば良いだけの状態にしておけば、日々の料理が楽になるでしょう。ただし、卵やマヨネーズ、牛乳など、冷凍することで変質してしまう食品もあります。冷凍庫に入れる際には、こうしたことも意識して保存するようにしてください。■チルド室を活用して料理上手にチルド室を上手に使えれば、普段の料理を格上げできます。「もっとおいしい料理を作りたい!」と思ったら、チルド室の活用方法をチェックしていきましょう。おすすめの方法を紹介するので、ぜひ取り入れてみてはどうでしょうか。・揚げ物をサクッと仕上げる 唐揚げや天ぷらなど、揚げ物をしたときに「ベトベトになってしまった…」という経験はありませんか?揚げ物で失敗してしまうのは、食材の温度が問題なのかもしれません。食材の下ごしらえが終わったら、揚げるまでチルド室に入れておきましょう。チルド室で凍る直前まで冷やすことで、揚げたときにサクッとした食感に仕上がります。・サラダの野菜をパリパリに サラダ用の野菜は、常温に置いておくと水分が出てべちゃっとした食感になります。パリパリ感を残したいときは、食べる直前までチルド室に入れておくのがおすすめです。このとき大切なのが、チルド室に入れる前にドレッシングをかけないこと。ドレッシングを事前にかけると、水分が出やすくなります。ドレッシングもチルド室に入れて冷やし、食べる直前に和えれば食感豊かなサラダに仕上がります。・半解凍のご飯でパラパラチャーハンに ご飯が温かい状態で炒めると、デンプン同士がくっついてベトベトした状態のチャーハンになりやすいです。パラパラチャーハンを目指しているときは、冷凍ご飯をチルド室に入れ、半解凍の状態にしましょう。半解凍のご飯はデンプン同士がくっつきにくいのでほぐれやすく、パラパラチャーハンが簡単に作れます。また、チャーハンを作るときはなるべく高温を使い、手早く混ぜるのがポイント。自宅でお店で食べるようなチャーハンを目指してみてはいかがでしょうか。・チルド室に入れるだけで栗が甘く!生の栗は、チルド室で保存することで甘味が引き出されると言われています。栗を新聞紙で包んだら、ビニール袋に入れてください。その状態でチルド室に入れ、3日ほど経過したら食べ頃です。1ヶ月も経てば、かなり甘い栗になるのだそう。栗を長期保存したいときにも、チルド室を活用してみてはどうでしょうか。■チルド室を上手に活用しよう普段は見過ごしてしまいがちなチルド室ですが、上手に活用すればいろいろな方法で役立てられます。食品のおいしさをキープするためにも、チルド室の正しい使い方を意識してみましょう。使い方を少し変えるだけで、いつも以上においしい料理が作れるはずです。
2020年08月09日コスメを保管する専用冷蔵庫美容大国として知られる韓国をはじめ、欧米でも話題のコスメ専用冷蔵庫「スキンケアフリッジ」が日本初上陸。2020年3月3日(火)、AFUストアはクラウドファンディングサイト「Makuake」にて、スキンケアフリッジ「PINKTOP」の販売プロジェクトを開始した。きちんと保管して劣化を防ぐ化粧品を保管するのに最適な温度は、10度前後と言われている。直射日光や暑さにはもちろん、温度が低すぎる冬の室内や食品用冷蔵庫の中でも、製品劣化の一因となり得る。「PINKTOP」は常に庫内を10度前後にキープし、化粧品類をベストな状態で保管できるよう設計されている。”10度モード”の他にも、寝室などで稼働音を抑えられる”ナイトモード”と、10度から15度の間で温度を微調整できる”手動モード”から選択可能だ。コスメ商品だけでなく、香水やネイルポリッシュ、サプリメントなどの保管にも活躍するだろう。デザインと機能の両立「PINKTOP」はその可愛らしい見た目にも注目だ。”ベビーピンク””スノーホワイト””ミントグリーン”の3色を用意。丸みを帯びたコロンとしたフォルムが女性らしい。様々なサイズのコスメを効率良く収納できる5つのスペースや、持ち運びに便利なハンドル、夜間に嬉しい自動ライト点灯機能など、細やかなこだわりも嬉しいポイントだ。価格、スペック等は「Makuake」にて確認できる。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース※「Makuake」プロジェクト
2020年03月05日東芝ライフスタイル株式会社から、冷蔵庫の中心に野菜室をレイアウトした6ドア冷凍冷蔵庫「VEGETA(べジータ)」の新商品が発売されます。チルドルーム、野菜室の鮮度保持性能をさらに向上させた「GR-M600FWX/FW/FD」の3シリーズ、計10機種が9月中旬から順次発売予定です。この度発売される「FWX/FW」シリーズは、野菜の乾燥の一因となっている冷気が直接当たるのを防止し、鮮度を維持するのに必要な水蒸気だけを通過させる「ミストチャージユニット」を採用しています。これによって野菜室にうるおいを閉じ込め、乾燥を抑えて保存環境を向上させたることに成功しています。この新たに搭載された「もっと潤う摘みたて野菜室」により、野菜の水分減少率を約1/3(注1)に抑制することが可能になり、野菜本来の食感も長持ちするようになりました。さらに野菜室ケース底面には「お掃除口」が設けられているので、お手入れやお掃除も簡単に行えます。さらにチルドルームの冷却制御を見直し、「速鮮チルド」モードの冷却スピードが約20%アップ(注2)しています。-4℃前後の冷気と伝熱性能の高いアルミトレイを使った効果ですばやく冷やすことができ、魚や肉などの生鮮食品の鮮度の劣化を抑えることができます。こうした鮮度維持の機能に加えて、断熱性能が約10%向上(注3)した高性能真空断熱材の採用や、送風効率改善などによって、さらなる省エネ化も実現しています。FWX/FWシリーズの新たな特長1:野菜「もっと潤う摘みたて野菜室」を搭載し、野菜の乾燥を抑えて保存環境を向上。「お掃除口」で清掃も簡単2:チルド冷却制御を見直し、「速鮮チルド」モードの冷却スピードを約20%アップ(注2)。肉や魚などの鮮度劣化を抑制3:省エネ冷蔵室庫内の送風効率改善や断熱性能が約10%向上(注3)した真空断熱材の使用でさらなる省エネ化を実現製品概要お問い合わせ東芝生活家電ご相談センター:フリーダイヤル0120‐1048‐76製品サイト注12016年度商品GR-K600FWX「新鮮摘みたて野菜室」と新商品GR-M600FWX「もっと潤う摘みたて野菜室」に保存し7日後の測定値を比較。キャベツの水分減少率GR-K600FWX:94.6%、GR-M600FWX:98.4%。同社試験結果による。保存前の状態や種類、運転状況によって異なります。注2試験用負荷の中心温度が室温(20℃)から2℃に達するまでの時間を2016年度商品GR-K600FWXと新商品GR-M600FWXで比較。同社試験結果による。(FW、FDシリーズも同様の性能を有しています)注32016年度GR-K600FWXと新商品GR-M600FWXとの比較。
2017年08月21日東京急行電鉄と東急ストアは1月12日、東横線綱島駅改札前に冷蔵ロッカーを設置し、「東急ストアネットスーパー」の商品を任意の時間に受け取ることができるサービスを試験的に開始すると発表した。東急ストアネットスーパーは、東急ストア店頭の商品を、東急電鉄のホーム・コンビニエンスサービス「東急ベル」の「ベルキャスト」(配送スタッフ)が商品をご自宅に届けるサービス。ネットスーパーを利用する人の間で「職場や電車の車中で買い物をして、駅前で受け取りたい」「レジ待ちはしたくない」といったニーズがあったという。今回、綱島駅が選ばれた理由は、1月8日に東急ストア綱島駅前店が閉店し、「買い物が不便になる」という声が寄せられたからだという。通常、駅ロッカーの利用料が1回当たり324円必要だが、ロッカーで受け取る商品を2500円以上購入するとロッカー利用料が無料になる。3月31日まではロッカーで受け取る商品1500円以上購入するとロッカー利用料が無料になる(いずれも税込)。
2016年01月13日