■前回のあらすじ夫とは違い、いつも優しい言葉で真由子を励ましてくれる不妊治療の担当医。ドキドキとときめいてしまうことはあっても、先生と患者という関係上、これ以上のことはないと割り切っていた真由子だが…。 >>1話目を見る ツラい気持ちの中、不妊治療の先生に優しい言葉をかけてもらったことでドキドキしてしまった真由子さん。そしてその後…。先生にメッセージを送ったのは衝動的なものだったと真由子さんは言っていました。どうなりたいわけでもない、ただ、誰かと繋がっていたかった。誰かに「自分」を認めてほしかったと…。この「孤独感」が、不倫に走らせてしまったのだと思うと、なんともいえない気持ちになりました…。とはいえ、病院の先生が患者に連絡先って教えるものなの?次回に続く(全11話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2022年09月20日■前回のあらすじ義母に急かされている2人目の妊活のため、食事を工夫したり、夫にアドバイスをしたりする真由子。しかし夫は協力してくれないばかりか、嫌な態度で真由子を責めるのだった。ストレスを溜めていった真由子は…。 >>1話目を見る 不妊治療のつらさに加えて、夫との温度差からくる虚しさといったストレスが溜まっていた真由子さん。話を最後まで聞いてもらったことで、真由子さんは「胸がすっと楽になったの」と言っていました。でもちょっと待ってください…! 不妊治療から来るツラさは多くの女性が経験していて、おそらく多くの患者さんが先生に訴えているはず! もちろん話を聞いてくれない先生もいるかもしれないけれど…。どう考えてもそれは、「多くの不妊治療の先生が当たり前にやっていることだよ!」私は思わず真由子さんに告げたくなりました。心が枯れ切った真由子さんに優しく水をかけてくれた先生。この人が真由子さんを救ってくれるとはとても思えないのですが…。次回に続く(全11話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2022年09月19日■前回のあらすじ知り合いのママ友が、通院中の不妊治療の先生と不倫中だという衝撃の話を聞いてしまった佳純。そのママ友は、誰にも話せずにいた秘密を打ち明けたくなったのか、さらに詳しい経緯を佳純を話し始めて…。 >>1話目を見る 2人目不妊で病院に通っている真由子さん。ある日、浮気の現場を目撃してしまったことから、秘密の共有をしてしまった私に、真由子さんは先生との経緯を嬉しそうに話し始めたのです。真由子さんと旦那さんの関係は沙也加ちゃんが産まれてからほぼレス状態に突入したそうです。元々二人目が欲しいと思っていた真由子さん。でも旦那さんとの冷え切った関係の修復の目途が立ちそうになく、「もうこのままでもいい」と考えていました。しかし旦那さんのお義母さんからの執拗なまでの「2人目」要求に根負けし、妊活を開始。最初は協力してくれていた旦那さんもだんだんと仕事を理由に帰りも遅くなり、再びレス状態に。妊活を意識すればするほど、旦那さんの心は真由子さんから離れていきました。そしてついに業を煮やしたお義母さんが不妊治療を勧めてきて…。もしお義母さんも自分の言葉で嫁が不倫に走ったなんて言われたらショックだろう…と私は少しだけ同情してしまいました。でも「夫婦の間に勝手に他人が口を出してはいけない」という生きた教訓だと、しかと胸に刻み込ませていただきました。そして真由子さんにとって運命の出会いとなった相手とのその後は…。次回に続く(全11話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2022年09月18日■前回のあらすじ仲良しママ友3人組、菜々子、果穂、佳純。彼女たちはたまに集まって自分たちの身の回りで起きた面白い出来事を共有している。今回、佳純が持ち込んだ話は、子どもの習い事が一緒のママ友が「旦那以外とキスしているのを目撃した」という内容で…! >>1話目を見る 真由子さんはまったく悪びれた様子もなく、先生との馴れ初めを話し始めて…。「不倫は隠れてするもの」と思っていた私は、彼女の様子に衝撃を受けました。「いやいや隠してよ…」というか「二人目ほしいんじゃないの?」「不倫してどうするの?」そんな出かかったセリフを全部飲み込みながら、とりあえず話を聞くことに。すると、真由子さんはどうして一目惚れした不妊治療クリニックの先生と不倫関係にまで発展したのかを話し始めて…。次回に続く(全11話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2022年09月17日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。9月のお客様は、年齢を重ねてなお魅力的な、女優の山本陽子さん。第3回目は、歳を取ることに対しての思いに加え、海苔のCMに出演することになったきっかけのお話です。歳を取るということは、視界の霧が晴れること。今80代。長く歳を重ねてきましたが、振り返ると若いときからずっと、歳を取ることに対しては常にポジティブ。不安や恐怖はまったくありませんでした。例えば20代は、“野となれ山となれ”的な気持ちで、とにかく一生懸命いろんなものと戦う時期。30代になると、1つ登るべき山が見えてきて、それを越えると2つ目、3つ目がどんな山なのかも気になってくる。実際私も30代になり、やりたい役を少しずついただけるようになって、やっと女優という仕事が楽しくなった気がします。そして40代になると、行動範囲や視野が広がり、違う景色が目に入るようになる。歳を取るって、“目の前の霧が晴れる”みたいなことと近い気がします。人は誰でも歳を取るし、同じではいられない。だからこそ時の流れの中で、自分が見たいものを、しっかり探し、そして見出していくのが楽しいんです。それこそが、“生きる”ということであり、人生のおもしろさだと思います。ドラマでの姿が、意外な仕事を招き寄せ…。長い女優人生、いろんな役をやらせていただきました。どの役も思い出深く、それぞれやりがいがありましたね。悪女の役は、目線で空気を変えるような芝居ができる喜びがある一方、主婦の役ではそういったテクニックを使わず、“普通”を演じなければいけない難しさがある。役柄ごとにいろんな演技に挑戦できるのが、とても楽しかったです。’65年に放送されたホームドラマ『七人の孫』(続)で、私は着物姿の楚々とした女性を演じました。当時私は女優としての自信が持てず、葛藤していた時期でしたが、私を見た「山本海苔店」の社長さんが、「同じ名字なのでCMに出ませんか?」と声をかけてくださった。私からすると、「女優の仕事って、こんなことが起こるのか!」と驚愕。一生懸命やっていれば、どこかできっと誰かが見ていてくれる。それが実感でき、本当に嬉しかったです。これはどの仕事も一緒。みなさんのことも、どこかで誰かが見ていますよ。やまもと・ようこ女優。1942年3月17日生まれ、東京都出身。’63年に女優デビュー。映画、ドラマ、CM、舞台と幅広く活躍。また山本海苔店のCMに55年間出演しており、2010年にはギネス・ワールド・レコーズに認定された。※『anan』2022年9月21日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・堀ちほ(by anan編集部)
2022年09月17日【佳純の場合】ママ友の真由子さんはいつもおしとやかで、大胆なイメージはありませんでした。だから道端でキスしているのを見た時には驚いて…。「相手は旦那じゃないの」とどこか嬉しそうに言う真由子さんが、まるで別人のようで私は一瞬凍り付きそうになりました。次回に続く(全11話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ 鈴木し乃
2022年09月16日■前回のあらすじおちびさん教室の先生にも娘の診断結果を報告。そしてついに娘の療育園への進路が決まり安心したのも束の間、最後の報告先があって…。■最後に娘の診断結果を伝えなければいけないのは…最後にどんちゃんの診断結果を報告したのは、兄ぽこちゃんの幼稚園の先生でした。けっして障害に関して偏見がある先生というのではありません。ぽこちゃんがずっとお世話になってきた先生なので、話しやすいのですが、長年、多くの定型発達の子を育てて送り出してきた先生に、どんちゃんのことを報告するのは、憂うつでした。でも先生は、「そうだったんですね…」と親身になって話を聞いてくれました。そして私には伝えなければいけないもうひとつのことが…。■「お母さん、それはダメです!」当時のどんちゃんは、発語もほとんどゼロで、家族以外とのコミュニケーションがかなり難しく、園庭開放の活動を妨げてしまうことも少なくはありませんでした。「もうどんちゃんがここでやっていくことは難しい」そう思った私が、先生に「園庭開放へは今後参加しない」と伝えたところ、先生は「それはいけない」と言われて…。「園庭開放の初回よりもきちんと活動に参加できている」「周りの子とも少しずつやりとりができるようになっている」「どんちゃんを見て新しいことができるようになった子も少なくない」と言われたのです…。 ■迷惑をかけてもいいの…?「園庭開放にもう来ないとは言わないでほしい」と、涙ながらにおっしゃってくださいました。「ここにいるお友だちはみんな、どんちゃんが大好き」という先生のお言葉に甘え、私とどんちゃんは園庭開放の最終日まで休むことなく通わせていただきました。そのおかげで、片手で数えられるほどではありましたが、どんちゃんが発する言葉も少しずつ増えて、現在につながっていると私は思っています。あのとき、やめてしまわなくて本当によかった!次回に続く(全21話)毎日10時更新!※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2022年09月16日相手にどんな事情があれ、振るわれた暴力は受け止めがたいもの。心の傷となって、普段の生活に影響が出ることも珍しくありません。小学生の時に、中原るん(nkhrrun)さんは同じ学校の生徒から暴力を受けました。その後の生活で、じわじわと支障が出るようになったのですが…。小学校の時の体験から、首周りの締め付け感を受け付けられなくなった中原さん。制服の第一ボタンが閉められず、何度も校則を破ってしまいます。注意する教師たちは、中原さんが第一ボタンを留められない事情を知りません。それでも、校則や教師に反抗するためでないことは、なんとなく伝わっていたのでしょう。教師によってはるだけで終わらず、中原さんの甘えるような軽口に乗って、ボタンを閉めてくれたのです。厳しさだけでなく、優しさを感じた出来事は、中原さんの思い出となったのでした。学校にはいろいろな事情を抱えた子供がいて、中には理由をうまく言葉にできない人や、伝えないことを選んでいる人もいます。すべてを察することは難しく、子供ごとに対応を変えることも大変ですが、大人には温かさを持っていてほしいもの。その温かさで、笑顔になれる子供たちは多いことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2022年09月15日素敵な先輩女性に4週にわたりお話を聞く「乙女談義」。9月のゲストは、女優の山本陽子さん。第2回目は、女優になったきっかけと、駆け出し時代のターニングポイントについて伺います。芸能界入りのきっかけは、まさかの“知人が応募”。高校卒業後は野村證券に入り営業部で働いていました。おせっかい気質のせいか頼まれてもいない仕事まであれこれやってしまうので、職場の仲間からは「山本さんはがめついから、“がめ子”!」なんて呼ばれて(笑)。でも3年目に、“私は証券会社の営業ではなく秘書として働きたい!”と目標ができ、転職しようと思ったんです。ところがある日突然会社に、〈日活ニューフェイス、一次審査合格〉という通知が!どうやら職場の知人が映画会社のオーディションに勝手に応募したらしく(笑)。とりあえず試験を受けに行ったら、トントン拍子に進み、なんと合格…。それで、芸能界に入ることになりました。いきなりの知らない世界、不安はなかったか?正直私は職場の引き継ぎが大変で、そんな場合じゃなかった(笑)。でも同僚たちの協力のおかげで、無事に1か月で引き継ぎが完了。あのとき良くしてくださった方々とは、約60年経った今までずっと仲良しです。先を思い不安になるのは無駄。まず動きましょう。実は私が合格したオーディションは、14~19歳が対象だったんですが、なぜか21歳の私が合格。でも映画業界に入ると、私より若い女優さんたちが活躍されていて、結局私に来るのは通行人や喫茶店のお客さんみたいな役ばかり。1年後、やっと名前のある役をいただけるようになりましたが、主演はなかなかもらえない。正直、芸能界は向かないわって思い始めていたんです。そんな頃、映画会社に「テレビ部」が誕生し、「テレビに出ないか」とのお声がけが。他のみなさんは出たくないっておっしゃったらしいんですが、私は「やります!」と即答。今思うと、自分はスクリーンには向いていないけれど、テレビの小さなブラウン管の中ならもしかしたら…という気持ちがあったのかも。そこが私のターニングポイントでした。何かを選択するときは、悩むより先に動く。あれこれ心配するより、とりあえず進んで、失敗したらそこで考えればいい。それが私のモットーです。やまもと・ようこ女優。1942年3月17日生まれ、東京都出身。’63年に女優デビュー。映画、ドラマ、CM、舞台と幅広く活躍。また山本海苔店のCMに55年間出演しており、2010年にはギネス・ワールド・レコーズに認定された。※『anan』2022年9月14日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・堀 ちほ(by anan編集部)
2022年09月11日■前回のあらすじ入園希望の幼稚園から、面接日の前に入園を断られてしまった娘。このまま娘は、お友だちの輪に入れないのかと打ちのめされてしまう。■療育の先生が一緒に泣いてくれた…非常事態ということで、まずは「おちびさん教室」のどんちゃんを受け持ってくださっている先生に連絡しました。事の顛末を聞いてくださった先生は、自分のことのように涙を流してくれました。入園を断られたことはもちろんショックだったのですが、私が一番ダメージを受けたのは、幼稚園の園長先生が言った「どんちゃんの発達が追いついたらまた入園を考えましょう」という言葉でした。このとき、療育センターの初診日は少し先で、どんちゃんは未診断の状態。どんちゃんが何を抱えているのかが、はっきりとはわかっていなかった時期でした。だから園長先生の言葉の裏に「どんちゃんは、入園しないでほしい」と言われていると私は受け取ってしまったのです…。でも時は秋口。クヨクヨしているわけにもいかず…。 ■娘にあっている進路とは…?幼稚園に入園を断られた直後に、私がしたことは…。どんちゃんが通っている「おちびさん教室」は、療育園の建物の一室を借りて行われているので、私もどんちゃんも慣れた場所でした。入園できるかは、ギリギリまでわからないのですが、療育園でゆっくりとどんちゃんが成長していけたらと思い、先生と今後について練っていくことにしました。次回に続く(全21話)毎日10時更新!※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。
2022年09月09日年上のお姉さまをお迎えし、お話を伺う「乙女談義」。9月は、女優の山本陽子さんのご登場です。まずは高校生時代の驚きの恋愛エピソードをお届け!おとなしかった私が、好きな男の子の家を直撃!!私は中学生くらいまで、ほとんどしゃべらず自己主張をしない、それはそれはおとなしい子どもでした。でも高校に入ったら男子が多かったせいか心がざわめきまして(笑)、入学早々、隣のクラスに気になる男の子ができちゃったんです。ちなみに当時の学校は厳しくて、男女交際はもちろん並んで歩くのも禁止。登下校は先生が見張ってるんです、違反してないか。でも私はその男の子を朝、駅でさりげなく待ち伏せをし、2mくらい後ろをついて学校に行ってたの。ずっと溜め込んでいた積極性が少しずつ外に出るようになったのか、そのあたりからどんどん積極的になっちゃって。なんと私、好きな男の子の家を探して、直撃しちゃったんですよ!!いま冷静に考えるとちょっと怖いですよね、でもまあ若さゆえということで(苦笑)。彼は不在だったんですが、お母様がおうちに上げてくれ、なぜかラーメンを作ってくださって。それから私、ラーメンが大好きになりました(笑)。大人になり、その彼と対面を果たすことに!?前述のように、当時は高校生同士で交際なんてありえない世の中でしたので、その彼とは特になにがあったわけでもなく、卒業し、私は就職を経て芸能界へ。その後、20代後半くらいでテレビの“ご対面番組”に出演した際、その彼に会いたい、とお願いをしたんです。彼は、校則が厳しい中、学生帽をちょっと斜めにかぶり、ぶら下げて持つのがルールだった学生カバンを抱えて持つような、不良っぽい男の子。でも字が綺麗で勉強ができて、そのギャップが素敵でした。みんなの憧れの存在だったんです。そして番組が始まり、カーテンが開いたらそこに彼が…!!当時の面影がある出で立ちを前に、私、感動してボロボロ泣いちゃったんです(笑)。高校時代のその気持ちは、恋とも言えないものだったかもしれませんが、でも誰かを好きになると、人はウキウキしたり前向きになったりしますよね。そういう気持ちって、いくつになっても大事だと思いますよ。やまもと・ようこ女優。1942年3月17日生まれ、東京都出身。’63年に女優デビュー。映画、ドラマ、CM、舞台と幅広く活躍。また山本海苔店のCMに55年間出演しており、2010年にはギネス・ワールド・レコーズに認定された。※『anan』2022年9月7日号より。写真・中島慶子ヘア&メイク・堀 ちほ(by anan編集部)
2022年09月03日逝去後に「遺体放置」という前代未聞の事態となってしまった島田陽子さん(享年69)。7月25日にがんで逝去するも家族が現れず、遺体は約2週間、渋谷区役所が管理していたという。「葬儀をして荼毘に付したといった報道が死亡直後に出たのですが、これは“虚偽情報”だと言われています。8月上旬にようやく火葬が終わり、遺骨はいま自宅に安置されているようです」(芸能関係者)しかし島田さんの元マネージャー・福島浩一朗氏は、未解決トラブルがまだ残されていると語る。「島田さんの遺作となった主演映画『エヴァーガーデン』の製作費のうちおよそ1千万円がプロデューサーでもある彼女の会社に入金されたのですが、ほかの出演者にギャラが支払われていないんです。だから私としては彼女の葬儀を盛大に執り行って、話題を作ったうえで遺作を世に出し、その収益で出演料を支払えればと考えているのですが……」荼毘に付された後も金銭問題がくすぶっているというより“炎上”している島田さん。なんとギャラとして支払うべきお金を“着服”してしまったという証言が……。彼女を知る映像プロデューサーもこう語る。「島田さんからは『ギャラをもらっていない』と聞きましたが、私が調べたところ製作費として約1千万円渡されていたのです。彼女は女優ですが、さまざまな企画で自ら動き、費用面の交渉まで行っていましたから」また島田さんは生前、キューバの革命家チェ・ゲバラを題材とした作品を撮るための製作費5千万円を集めるためにも奔走していたと同プロデューサーは明かす。「この映画は撮影に向けて動きだしたとスポーツ紙が報じていましたが、いったいどこから資金を調達したのでしょうか……」次々に浮上する島田さんの金銭疑惑。前出・福島氏はさらなる問題についても語った。「彼女は以前住んでいたタワマンの近くの駐車場に愛車を止めていましたが、借金の担保として手放しました。しかし亡くなった後も車は置かれたまま。だから駐車場代が発生し、いま12万円ほどになっているそうです。譲渡された相手が誰かわからず、駐車場を貸している方が困っています」晩節これほど困窮した有名女優がいただろうか。島田さんの友人はこう悔やむ。「島田さんがしみじみ言ってました。『年を取ってからお金がないと、すごくみじめですよ』って。それでもええカッコしいだから友達と食事に行っても全部払う。高級フレンチで35万円ごちそうしたとも言っていました。彼女はがん治療に『光免疫療法』という1クール330万円もかかる方法を選びましたが、その金策に悩み、治療開始が遅れてしまったんです」それでも福島氏はほほ笑んだ。「今ごろ本人は天国から僕らを見て笑っているかもしれませんね」トラブル続出でも愛され続けた女優だった――。
2022年08月23日好奇心おう盛で、何事にも興味を持つ子供たち。子供ならではの自由な視点や、斬新な発想は、時に大人を驚かせたり、楽しませたりしてくれることがありますよね。まさしくそんな場面に遭遇したという、藪の中の地蔵(@TgRn9FiariKGULP)さんのエピソードをご紹介します。小学生「すごい発見をした」小学校で勤務している、投稿者さん。ある日の授業前に、1人の小学生が話しかけてきたといいます。「先生、僕すごい発見をしたんです!」※写真はイメージ投稿者さんが「なになに?」と興味を持って訪ねてみると、真剣な表情でこのように伝えてきました。「実は、僕のクラスのほとんどの人が…なんと同じ干支なんですよ!」児童「…先生、ボクすごいはっけんをしたんです!」ん!?なになに??児童「実はボクのクラスのほとんどの人が…なんと同じ干支なんですよ!!!(真顔)」wwwww #小学校教員はいいぞ — 藪の中の地蔵 (@TgRn9FiariKGULP) August 20, 2022 笑ってしまいつつも、小学生の小さな『気付き』に「これは大切なことだ」と感じた投稿者さん。「すごいね!なぜそうなるんだろう?」と共感し、その後『干支とは何か』や『十干と十二支の話』など、さまざまな話をして子供たちの好奇心を引き出したのでした。Twitterに投稿されたこのエピソードには、小学生に対する「かわいい」の声や、投稿者さんのリアクションに対する「素晴らしい」の声が集まっています。・子供の時の自分を思い出して恥ずかしい…!・全員とはいわず、「ほとんどの人が」っていってるのはさすが!・「そうなんだ!すごいね!」といえる大人は素敵だと思う。その後、「彼らの持つ、日々の中の小さな気付きを大切にしていきたい」と語った投稿者さん。大人からすれば「当たり前」と思うような事柄でも、子供たちにとっては大発見なのです。子供たちには、いつまでも好奇心を大切にして、大きく成長していってほしいものですね。[文・構成/grape編集部]
2022年08月22日7月25日に亡くなった女優の島田陽子さん(享年69)。さみしいことに、亡くなった後も実妹たちが遺体を引き取らなかったと本誌は8月2日発売号で報じたが、その直後、編集部に衝撃的な情報が寄せられた。「島田さんの遺体はまだ火葬されていません。渋谷区の施設に安置されたままなんです」電話の主は、島田さんの元マネージャー・福島浩一朗氏だった。「遺体は毎日ドライアイスを詰め替えて、保管していると区の担当者から聞いています。私が引き取ろうにも、渋谷区の場合は三親等以内の親族に限られているそうです。2人の妹のどちらかが私に委任してくれれば、渋谷区は私に遺体を渡すと。その後は、ハリウッド女優らしくきらびやかな葬儀をして送り出してやれたらと思っています。そんな話をケント・ギルバートさんにしたら『絶対に呼んでください』と言っていましたよ」福島氏は島田さんが生前、埼玉県にある長泉寺に墓地を購入していたと言う。住職にも話を聞いた。「島田さんがここにお墓を建てると決めたのは’20年2月のことです。墓石はまだありませんが、すでにお金はいただいています」本誌が渋谷区役所に確認したところ、福祉部管理課民生係の担当者は困惑しながらも「火葬はまだ行われていません」と認めた。8月5日時点でも2人の妹から福島氏に委任状は届いていない。今後、島田さんの遺体はどうなるのか。終活カウンセラー協会の代表理事・武藤頼胡さんによれば、今回のように遺体の引取り手がいないケースは日本全体でも増えているという。「病院で引取り手が見つからなかった遺体は自治体が管理します。第三者でも引き取れますが、委任状はあったほうがよいでしょう。腐敗等の問題で、火葬までの期間は決して長くはとれません。遺骨はしばらく保管されますが、その後合葬され無縁仏として埋葬されると、同じような遺骨と交ざってしまうので、島田さんの骨だけを返すことは難しくなるかもしれません」実は編集部には、さらに別の人物からも連絡があった。島田さんが出演したボイスドラマ『Romeo,Juliet』を演出・プロデュースした水野哲氏だ。9月から電子チケットサイト「ZAIKO」で販売される同作では、島田さんはジュリエットを演じたという。「『10代の役でも私はできる。ほかの人には決して負けませんよ』なんて言っていました。体調が悪くて録音が何度か中止になることもありましたが、『点滴を一日やれば楽になるから大丈夫』なんて女優魂を見せていましたね。やっぱり声はちょっと出にくかったり、苦しい感じもあったけど、セリフなんかしっかりしてて、今聞くとすごく感動しますね。国際女優の彼女の一面をちゃんと残せたというのは良かったです」晩年も演技で仕事関係者をも魅了し続けた島田さん。しかし、プライベートでは寂しげな姿も見せていたという。「お金があるように振る舞う場所ではめちゃくちゃ使っていました。フランス料理を豪勢に奢って振る舞うこともあれば、そうでない場所では実にお金がないという一面も見せます。ジュース代の小銭を財布から出すのに10円、20円を数えて『あるかな、あるかな』なんて不安そうなときがありました。妹さんと縁が切れて『きょうだいなんてそんなもの。私はもう全く一人になりました』とも言っていました。本当に変わった方でね、一言ではいえないですよ。サービス精神がありすぎて誤解されることもありましたが、優しい方であったことは確かです」(水野氏)そんな大女優の遺体の行き先が宙に浮いてしまっている事実に愕然とせざるをえない。元マネージャーにより供養される日は来るのだろうか。
2022年08月09日女優の島田陽子さんが、がんのため都内の病院で亡くなった(享年69)。彼女と長年親交があったという友人Aさんが悔やむ。「がんの告知は、遺作となってしまった映画『エヴァーガーデン』の撮影中のことでした。本人も悩んでいましたが、髪が抜けたら女優業に差し支えると、治療に踏み切れなかったんです。医師から手術するよう勧められていましたが、人工肛門になることもあってか拒否していました」突然の訃報に、映画プロデューサーも肩を落とした。「4月に一緒に福島へ行き“復興の映画を作りましょう”と話していたばかりでした……」8歳のときに熊本から上京し、中学1年生で「劇団若草」に入団した島田さん。’70年にドラマデビューすると、翌’71年放送のドラマ『続・氷点』(TBS系)で注目され、人気女優へと駆け上がっていく。’80年にはアメリカのテレビドラマ『将軍 SHOGUN』(米NBC)でヒロインを演じ、国際女優と呼ばれるなど幅広い活躍を見せた。その一方で、数々のスキャンダルを巻き起こした“恋多き女”でもあった。当時を知る芸能記者が振り返る。「’88年に故・内田裕也さんとの不倫が発覚。内田さんは妻・樹木希林さんとの離婚届を’81年に役所に提出していましたが、希林さんが離婚無効の訴訟を起こして勝訴。島田さんは内田さんと結婚できなかったと言われています」’96年に照明ディレクターだった夫と結婚するも’19年に離婚。また、仕事が激減し2億5千万円で購入した豪邸のローンを払えなくなったり、ヘアヌード写真集を出版するなど、常に話題を振りまいた女優であった。そんな彼女の訃報は、やはり“想定内”では済まなかった。報道後に突然、所属事務所からマスコミ各社に異例の内容のFAXが送られてきたのだ。《実のところ弊社は知人の報道の方からご一報戴き、亡くなられた事実を知ることとなりました》《闘病期間や入院の時期、大腸癌の発症時期など親族や近しい友人、葬儀におけるスケジュールなどに関する情報は皆無の状況にあります》では、島田さんの弔いはどのように行われたのだろう。前出の友人Aさんからも、決して安らかとは言えない状況が伝えられた。「島田さんは両親が亡くなっており、家族は妹2人だけなのですが、その彼女たちが遺体の引き取りを拒否したと聞き、驚きました。そのため遺体は区役所が管理していて、会えないとも……」親しい友人たちも弔うことのできない混乱の中、なんとか葬儀は行われたという。遺族が姿を見せない中で、その中心となったのは、島田さんが設立した映画製作会社のスタッフだった。窓口となった男性が葬儀の様子をこう話す。「密葬は私も含めて十数人で行いました。病院の方にも女優さんだからと配慮してもらって、ドレスを持ってきてご遺体に着させたんです。ただ、妹さんお2人とは連絡が取れず、葬儀に出席もされていないのは事実です。身元引受人は、生前の島田さんが一筆書いてお願いしていた方となりました。長年、彼女の面倒を見ていた方です。遺骨はいま、島田さんの自宅に祭壇を設けて安置してあります」芸能界で華々しく活躍しながら、その葬儀には家族の姿さえもなかった島田さん。なぜこのような孤独な最期となってしまったのか。前出とは別の、彼女と近しい友人Bさんが、真相を明かしてくれた。「陽子さんは3姉妹の長女。お父さんが亡くなった後は、自分が一家の大黒柱として家族を養うという気持ちが強かったそうです。デビュー以来ずっと順風満帆だった陽子さんですが、うまくいかなくなったのは内田裕也さんとの交際がきっかけで借金を背負うようになってから。そこから自転車操業になって、妹さんたちに無心することもあったそうです」金銭がもとで亀裂が生じていた姉妹関係が破綻したのは、母の病いがきっかけだという。「お母様は脳梗塞になり、車いす生活を余儀なくされていました。3姉妹持ち回りで世話をしようという約束でしたが、陽子さんは芸能活動もあるため、主に費用の面でバックアップするという話になっていました。しかし、借金の返済に追われ、ままならなくなってしまったそうなんです」それでも、2年ほど前に亡くなる最期まで母親の介護をしていたのは、島田さんだった。前出の友人Aさんは後悔まじりに話す。「この数年間はとても苦しかったと思います。妹と疎遠になり母を失い、『これで本当にひとりきりになってしまった』としみじみ言っていたことを思い出します。実は彼女には、ニューヨークのブロードウエーで『将軍 SHOGUN』に主演したリチャード・チェンバレンと二人芝居をするという企画もあったんです。さぞ無念だったでしょう」近年も女優として並々ならぬ意欲を見せていた島田陽子さん。天国でもやり残した夢を追い続けているに違いない。
2022年08月02日ゲスト講演にお茶の水女子大学名誉教授の荻原千鶴先生を迎えて能楽の有名演目を上演YOKOクラブ主催、『第2回 伶以野陽子後援会 能楽公演』が2022年11月5日 (土)に梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野2-6-14)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 古典の研究者である、お茶の水女子大学名誉教授の荻原千鶴先生にご登壇頂き、難解と思われがちな古典の世界をわかりやすく感じて頂きます。そして伊勢物語を典拠としている、世阿弥の最高傑作、「井筒」の世界を身近に感じて頂ければと考えています!梅若桜雪先生(実改メ)の謡は必聴です!!!【主な演目】14:00~〇開会の挨拶YOKOクラブ事務局長井上 方木〇ご挨拶&演目紹介伶以野 陽子*対談伶以野 陽子&荻原 千鶴〇講演「古典文学の世界」荻原 千鶴(お茶の水女子大学名誉教授)休憩〇仕舞「絃上」レイヤー ザッカリー翔〇狂言「文荷」シテ(太郎冠者)中村 修一アド(主)月崎 晴夫、小アド(次郎冠者)岡 聡史15:30~17:20〇能「井筒」シテ伶以野 陽子ワキ森 常好間内藤 連笛竹市 学小鼓曽和 正博大鼓高野 彰後見梅若 長左衛門、松山 隆之地謡梅若 桜雪、松山 隆雄、梅若 紀彰、川口 晃平、内藤 幸雄、小田切 亮磨プロフィール【伶以野 陽子(レイヤー ヨウコ)プロフィール】五十六世梅若六郎師(現 梅若桜雪師)に師事、内弟子入門を経て、シテ方観世流師範免許取得公益財団法人梅若会所属公益社団法人能楽協会正会員東京支部シテ方観世流能「羽衣」「清経」「殺生石」「敦盛」「船弁慶」「養老」「小鍛冶」「鵺」「八島」「葵上梓之出」等緑耀会(ろくようかい)主宰(東京緑耀会・香川緑耀会)2018年 第14回ブルーポラリス賞優秀新人賞受賞2020年9月 YOKOクラブ(伶以野陽子後援会)発足2021年11月 第一回伶以野陽子後援会能楽公演 主催 YOKOクラブ梅若能楽学院会館、世田谷区、香川県などのお稽古場、オンラインにて能楽教室開講中世界に向けた英語による能楽ワークショップ開催や、伝統文化の次世代への継承していく活動に取り組み、レクチャー、イベント開催、動画制作と幅広く活動中。G7香川・高松情報通信大臣会合懇親会レセプションにて舞囃子「八島」国立能楽堂主催外国人のための能楽公演解説、公演事前レクチャー講師志度寺縁起絵図修復記念事業装束付舞囃子「海人」新作能「マリーアントワネット」薔薇の精役(東京・パリ公演)川井郁子音楽舞台&コンサート「月に抱かれた日・序章」など【荻原 千鶴(オギハラ チヅル)プロフィール】お茶の水女子大学卒業、同大学大学院博士課程修了。博士(人文科学)。お茶の水女子大学に教員として31年間在職。停年退職して、現在はお茶の水女子大学名誉教授。専門は日本上代文学(『古事記』『日本書紀』『万葉集』「風土記」等)。主な著書・論文に、『日本古代の神話と文学』『出雲国風土記 全訳注』『兼永本古事記・出雲国風土記抄』「文学のなかの女性、女性による文学」「大伴旅人―<遊於松浦河><龍の馬>と『楚辞』―」など。第5回上代文学会賞、第14回日本古典文学会賞を受賞。社会活動として、上代文学会代表理事・文部科学省文化審議会委員・島根県奥出雲町特別顧問など。お茶の水女子大学停年退職後は、大阪府高齢者大学校、宮崎県県民大学、朝日カルチャーセンター千葉など、各地で講演活動中。公演概要YOKOクラブ『第2回 伶以野陽子後援会 能楽公演』公演日時:2022年11月5日 (土)13:30開場/14:00開演会場:梅若能楽学院会館(東京都中野区東中野2-6-14)■出演者井上方木伶以野陽子荻原千鶴(お茶の水女子大学名誉教授)レイヤーザッカリー翔中村修一月崎晴夫岡聡史森常好内藤連竹市学曽和正博高野彰梅若長左衛門松山隆之梅若桜雪松山隆雄梅若紀彰川口晃平内藤幸雄小田切亮磨■チケット料金指定席:5,000円自由席:4,000円学生料金:3,000円 ※自由席のみ/公演当日、学生証をご持参ください。(価格は全て税込)主催:YOKOクラブ協賛:牟礼の里 郷屋敷 ・高松シティホテル ・名物かまど協力:東京・香川緑耀会 アイシテ香川制作・映像企画宣伝・LIVE配信:PLayer Productions 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月01日7月25日、女優の島田陽子さんが大腸がんによる多臓器不全のため、都内の病院で亡くなった。69歳だった。「サンスポ」によると、島田さんは亡くなる直前に主演映画『Evergarden(エヴァーガーデン)』の撮影を終えていたという。本作は島田さん自ら企画、プロデュースも手がけた作品だが、惜しくも遺作となった。撮影した横山浩之監督(61)は、年内公開の意向を示しているという。’71年にドラマ『続・氷点』のヒロイン役で注目を集め、映画『砂の器』(’74年)『犬神家の一族』(’76)などに出演し人気を博した島田さん。’80年にはアメリカの連続テレビドラマ『将軍 SHOGUN』に出演。主人公と恋に落ちるヒロインを演じ、その演技力が評価されゴールデン・グローブ賞テレビドラマ部門の最優秀女優賞を受賞。これを機に、“国際女優”として脚光を浴びた。輝かしい女優人生を歩むいっぽう、島田さんのプライベートは波乱万丈だった。NHK大河ドラマの急きょ降板騒動や金銭トラブルも何度か報じられている。’80年代には樹木希林さん(享年75)の夫でロック歌手の内田裕也さん(享年79)との不倫が発覚。これによって、内田さんと希林さんは離婚騒動にまで発展し、世間を騒がせることに。その後、内田さんと島田さんは関係に終止符を打っていた。そんな経緯はあったものの、島田さんの内田さんへの敬愛の念はなくなっていなかったようだ。内田さんが亡くなって約9カ月経った’19年12月、島田さんは本誌に登場し在りし日の思い出を語ってくれた。■「私が尊敬していたのはあの人の才能です」2人の出会いは、’88年公開の島田さん主演映画『花園の迷宮』での共演だった。本作にはオールヌードシーンがあり、島田さんは監督との話し合いを続けながらも葛藤していたという。そのような時、宿泊先のホテルのドアに内田さんからのメモが挟んであったといい、励ましの言葉がこう綴られていたという。《今、大変悩んでいらっしゃると思います。自分の意見をひと言言わせてください。裸になることで、あなたの品位は1ミリたりとも傷つきません》内田さんの優しさに背中を押された島田さんは、こう振り返っていた。「世間の内田さんのイメージとは真逆な、繊細で思いやりにあふれた文章でした。ようやく心を決め、私がスタジオに向かうと、雨の中、内田さんは傘もささずに私が来るのをじっと待っていてくれました」世間的にはロックンローラーとして型破りなイメージがあった内田さん。しかし、島田さんが知っている内田さんの性格は、正反対だったという。「内田さんは他人の目があるとロックンローラーを演じてしまいます。人からどう思われているか常に評価を気にして、日常を忘れにハワイに行っても、毎日、日本の新聞と週刊誌を買い込んでチェックしているような人でした」そんなギャップのある内田さんについて、島田さんはこう語った。「私が尊敬していたのはあの人の才能です」島田さんが内田さんと最後に再会したのは、’17年8月。都内のホテルのカフェで偶然会ったといい、その日の夜遅くに内田さんから電話がかかってきたという。「私といた8年間が内田さんが輝いていた人生のピークだったようで、『あの時代が懐かしい』と。『そうね、楽しかったわね』と私が言うと、『あの時期は自分は幸せでした』と。それが最後の言葉になりました」若かりし頃に内田さんと過ごした時間は、島田さんにとってかけがえのない思い出だった――。
2022年07月27日1人の先生が、事故発生時に取った行動に、称賛の声が上がっています。2022年7月20日、静岡県吉田町で、通園途中だった幼稚園児の列に、車が突っ込む事故が発生しました。FNNプライムオンラインによると、この事故によって、園児2人と引率していた先生が軽傷を負ったそうです。車が突っ込んだ時、引率していた先生は次のような行動を取ったといいます。警察によりますと教師が先頭になって道路の端にある路側帯を歩き、園児6人が続いていたということです。また事故の際に教師は身をていして園児を守ろうとしました。FNNプライムオンラインーより引用一連の事故が報道されると、園児たちを守ろうとした先生の行動に、「なかなかできることじゃない」「ありがとうございます」といったコメントが上がりました。・いざ事故が起きても、とっさに子供たちの命を守ろうと身をていするのはなかなかできないことだと思う。・先生の行動に、涙が出てくる…。危ない状況の中、子供たちを守ってくれて、ありがとう!・子供たちを守ってくれた先生や、園児たちのケガが早く治ってほしいね。自分の身に事故といった災難がふりかかった時、ことの突然さに驚き、反応が遅れてしまうことはあるといいます。先生も1人の人間ですから、事故に遭ったことで驚いたはず。しかし、「保護者から、大切な子供たちを預かっている」という使命感のもと、先生は園児を守ろうとしたのでしょう。園児や先生たちのケガが1日でも早く完治することを願うばかりですね。[文・構成/grape編集部]
2022年07月20日空飛ぶペンギン(@dekobokodatteii)さんが、小学3年生の息子さんの漢字テストの写真をTwitterに投稿し、大きな反響を呼んでいます。聴覚過敏や自閉症スペクトラム障害、学習障害などの傾向がある、息子さん。多くの子供が10分程度で終わる漢字ドリルの宿題に、いつも1時間以上かかってしまい、それでもテストで点数が取れないことがあるといいます。空飛ぶペンギンさんは、息子さんが漢字の勉強を嫌いにならないよう、いろいろと苦心をしてきました。そんなある日、学校から持って帰ってきた採点済みの漢字テストの答案を見て、思わず感動してしまったそうです。そこには、息子さんの『努力の跡』と、担任教師の心遣いが感じられました。クリックすると画像を拡大します小3息子の漢字テストが返ってきた。50問中13問正解。よく頑張った。字もキレイに書けてるじゃん️本人自覚ないけど、担任代わってから調子が良い。✔️つけないし、大目に見てくれるし、頑張りを認めてくれる先生。発達障害の傾向があることだけ伝えている。 pic.twitter.com/PeOVGqx94B — 空飛ぶペンギン (@dekobokodatteii) July 13, 2022 答案用紙には、マルがたくさん付いており、大きく『OK』と書かれています。間違ったところや、書けなかったところもありましたが、担任はあえてバツを付けていませんでした。できなかった箇所は後で復習をさせて、正しい字を書けたらマルを追加して付ける方法で採点をしていたのです。担任は息子さんが一生懸命テストに取り組んでいることを理解しており、『できないところ』に注目するのでなく、『できたところ』をしっかりと肯定する対応をしてくれたのでした。投稿を見た人たちからは、さまざまな声が上がっています。・『OK』の文字に涙が出た。やる気を削がない先生が素晴らしい。自信に繋がるといいな。・息子さん、字が上手ですね!きちんと復習した努力が見えるいい答案用紙だと思います。・本人は『できないこと』に悩んできたはず。採点方法一つで、自己肯定感が育つと思う。教育の現場において、子供の特性を理解し、必要な配慮をするのは、発達障害の有無や程度に関わらず大切なことです。子供としっかり向き合い、努力を認めてくれる担任の存在は、心強いですね。[文・構成/grape編集部]
2022年07月19日2021年8月に急逝した作家・魚住陽子が綴る、静謐でありながら、自らの感情に向き合う強さを感じさせる珠玉の短編集。魚住陽子を知っていますか?1951年に埼玉で生まれた魚住陽子さんは書店や出版社に勤務するかたわら同人誌に詩を発表、カルチャースクールで小説を学び、35歳の時に作家デビュー。「水の出会う場所」「菜飯屋春秋」など、その独自の世界観は多くの読者を魅了し、根強い人気を獲得します。1989年には「奇術師の家」で第1回朝日新人文学賞を受賞し、その他芥川賞をはじめとする文学賞へも幾度となくノミネートされました。しかし腎臓の病を患い、残念ながら2021年8月、69歳でその生涯の幕を閉じました。短編集『夢の家』本作は彼女が遺した作品から、6編を収録した短編集です。画家の女性と彼女がかつて共に暮らした男性との愛憎を互いの心情描写で綴る表題作「夢の家」、家族を喪った一人暮らしの中年女性と彼女が関わる整体院を中心に、彼女を取り巻く人間模様を描く「シェード」、往復書簡というかたちでの師弟ふたりのやりとりによってそれぞれの感情や生活の変化を描く「郭公の家」、そして、作者の母校の創立記念の冊子に収録されていた、女子高生たちの日常のやりとりをいきいきと描いた「物置に蝶が来ている」、その他2編を加えた全6編を収録。静謐でありながら、その奥に潜む生々しい感情(後悔、諦め、憎しみ、愛、失望、希望など)をしっかりと見つめ、自らに向き合う強さを感じる作品群は、作者独自の世界観にあふれています。また、病を抱えながら暮らし、創作を続けてきた作者ならではの死と生についての鋭敏な感覚も、そこここに散見され、はっとさせられるものがあります。作者が晩年取り組んでいた俳句のエッセンスやどの作品にも登場するたくさんの草花、そして何気ない生活風景の描写にも魚住ワールドともいうべき美意識が感じられる短編集。ファンの方はもちろん、足を踏み入れたことのない方にもぜひこの世界観に触れていただきたい一冊です。推薦のコメント遠ざかってゆく者と残される者。魚住文学はその間に横たわる暗がりへと読者を誘い込む。他のどこにもない小説が、そこに映し出されている。ーー小川洋子 (帯コメントより)<目次>-----------------------------・物置に蝶が来ている・萌木色のノート・夢の家・シェード・郭公の家・旅装・あとがき(加藤閑)夢の家 | 魚住 陽子 |本 | 通販 | Amazon : 【著者紹介】魚住 陽子(うおずみ・ようこ)1951年、埼玉県生まれ。埼玉県立小川高校札業後、書店や出版社勤務を経て作家に。1989年「静かな家」で第101回芥川賞候補。1990年「奇術師の家」で第1回朝日新人文学賞受賞。1991年「別々の皿」で第105回芥川賞候補など。2000年頃から俳句を作り、『俳壇』などに作品を発表。2004年、腎臓移植後、2006年に個人誌『花眼』を発行。著書に『奇術師の家』(朝日新聞社)、『雪の絵』、『公園』、『動く箱』(新潮社)、『水の出会う場所』『菜飯屋春秋』(ともに小社)がある。2021年8月に腎不全のため死去。書誌情報『夢の家』魚住 陽子著2022年6月29日 発売A5変形判/並製272頁ISBN:978-4-909646-55-2定価:1,980円(税込)発行元:駒草出版(株式会社ダンク 出版事業部) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月28日生徒たちの学力を測定し、成績をつけるために、学校で定期的に行われるテスト。テストに挑む際、生徒たちは自身の記憶を必死にたどり、答えを編み出していかなくてはなりません。しかし、生徒たちがいくら真剣に挑んでも、時には『珍解答』という形で苦戦の跡が残るのです…。テストであまりにも答えが思い浮かばず…?高校生の、えんぴつ(@shonan100_gmdr)さんがTwitterに投稿したのは、友人が生み出してしまった伝説の答案。友人が答えに詰まったのは、こういった内容の問題でした。「我々人間の学名を答えよ」正しい答えは『ホモ・サピエンス』。しかし、この用語はまだ授業で習っていなかったのだとか。それまでは比較的順調だった友人も、これには焦ったことでしょう。「こんなの授業で習ってないよ!」…と。まったく答えが思いつかず、万事休すといった状態になった友人。そこで、答案用紙にこう書いたのです。クラスの友人の伝説の答案 pic.twitter.com/VyKGQq3g9Q — えんぴつ (@shonan100_gmdr) June 7, 2022 友人は困った末、「白って200色あんねん」と書き込み、ボケに走ったのです。ちなみに、このセリフは2021年にタレントのアンミカさんがバラエティ番組でタオルを褒めるために発し、『ポジティブな名言』としてTwitterで流行したひと言。きっと友人は、このまま空欄のまま出すよりも、何かボケて笑いをとったほうが楽しいと思ったのでしょう。その思惑通り、採点をした先生も「アンミカかよ!」とツッコミをしてくれたようです!友人と先生のやり取りは拡散され、答案用紙の上で行われたコントに笑う人が続出しました。・ツッコミに爆笑した。先生もTwitterをやってそうだな…。・ある意味天才。ツボに入って、笑いを堪えるのがつらい。・「分からないからボケに走る」っていう発想が好きだわ。ネットを通してこんなにも笑いを取ることができたのなら、友人がボケに走ったのは100点満点の正解だったのではないでしょうか![文・構成/grape編集部]
2022年06月08日アイドルグループ・NMB48の佐月愛果、坂田心咲が27日、ライブ配信アプリ「17LIVE」の企画 「NMB48の2Sトーク 〜一緒におしゃべりしよ〜」に出演。オーディションを受けて“この子絶対合格するな”と思った同期メンバーを明かした。同企画のコンセプトは「2S(ツーショット)でおしゃべり」。チームや年齢の垣根を越え、普段あまり見ることのない組み合わせの2人が、リスナーからの質問に答えながら“2人だけの”トークを繰り広げる。27日の配信には、佐月愛果、坂田心咲が登場した。“普段あまり見ることのない組み合わせ”というコンセプトに対し、佐月が「あまり見ることないかな?」と問いかけ。坂田は「隣で歌ってますもんね」とうなずきながら、「でも、出かけたりとかはないですもんね」と補足した。そして、ツイッターで事前にリスナーから募集した質問に答えるコーナー「#NMB48とおしゃべり」では、「オーディションを受けて“この子絶対合格するな”と思った同期メンバーは?」というコメントをピックアップ。8期生の坂田は「やっぱり田中雪乃ですね」と即答し、「セレクション期間中から、ダンスももちろん上手い」「愛嬌があるし、私が審査員やったら一番印象に残るなと思うんですよ」と説明した。7期生の佐月は「私は、眞鍋杏樹ちゃん」「同じ高校に通ってたんですけど、その頃からスペックが高かった」「ダンスも上手いし、身体能力も高いし、杏樹が(オーディションを)受けてるって知った時は“この子は受かるやろな”という確信が自分のなかでありました」と明かした。今回の配信について、佐月は「1時間の仕切りに不安はありましたが、たくさんコメントをもらえて、さかたんと楽しく配信ができました!」と回顧。坂田も「緊張しましたが、あいぴさんがサポートしてくださって、視聴者の皆さんからもコメントをたくさんもらえたので、あっという間に1時間が過ぎました!」とコメントを寄せている。
2022年05月31日教師として働く、わかめ(@senseiwakame)さんは、学校で子供たちと多くの時間を過ごしています。わかめさんは、自分が受け持つクラスの子供から『あるもの』を見せてもらいました。折り畳まれた紙を広げてみると…子供が見せてくれたのは、母親からもらったという、紙で作られたお守り。そのお守りは、小さく丁寧に折り畳まれていました。わかめさんがその紙を広げると、次のようなメッセージが書かれていたといいます。分からなくても大丈夫。間違えても大丈夫。叱られても大丈夫。不安になったら何度でも、この手紙を読んでね。おいしいご飯を作って、待ってるね。※写真はイメージ紙には、イラスト付きで、心の温まる励ましの言葉がつづられていました。「学校でうまくいかないことがあった時、子供の支えになるようなお守りを持たせたい」という親心が伝わってきますよね。メッセージを読んだわかめさんは「本当に素敵な支援」と思ったそうです。クラスの子がお母さんからもらった御守りを見せてくれた。丁寧に折り畳められた紙を広げると「わからなくても大丈夫。間違えても大丈夫。叱られても大丈夫。不安になったら何度も読んでね。おいしいごはん作って待ってるね」とイラスト付きで書かれてあった。本当に素敵な支援だと思った。— わかめ (@senseiwakame) April 15, 2022 母親の深い愛情に触れ、感動した多くの人からコメントが寄せられています。・心にしみる、よいメッセージだね。・とても温かくて、最強のお守りだと思う!・母親からのお守りがあるだけで、その子にとっては心強いはず。・私も、小学生になったばかりの娘に作ってあげたい。学校生活において、時には先生に叱られたり、友達とケンカをしてしまったりして、落ち込むこともあるかもしれません。そんな時、子供が「いつだって親は自分の味方!」と思えるのは、どんなに心強いことでしょう。手作りの『お守り』を持たせた母親の想いに、多くの人が心を震わせたようです。[文・構成/grape編集部]
2022年05月12日新しい担任の先生のおかげで、娘の勉強意欲がとても刺激されているようです。先生の言葉って力があるのですね〜!■ほめ言葉の力たるや即スイッチ入った(こういう素直なとこもかわいいんね)。昨年ののまめのノートの件もそうだったけど、先生の言葉ひとつで勉強意欲がこんなにも変わるの?って思ったよ、うまいなぁ。バレーボールの習い事が多くて、塾まではまだ手が回らないんだけど、このヤル気スイッチが入ってるうちに何かしてあげたい。
2022年04月23日新型コロナウイルス感染症の影響で生活様式が変わり、さまざまなものがオンライン上で行われるようになりました。日常の出来事を漫画に描き、Instagramに投稿している、かるめ(karume_life)さんは、とある授業をオンラインで受講したといいます。授業は高齢の男性が講師。輝かしい経歴を持つ人でしたが、どうやらネットには不慣れだったようで…。ネット上で、先生は画面共有を使いながら、授業を進めます。とても分かりやすい授業でしたが、ネットに不慣れなため、説明の途中で突然自分の顔のアップや、間違ってお気に入りの富士山の写真を表示させてしまったりするなど、ちょっとしたハプニングも続出!偉大な経歴を持つ先生のギャップある姿に、かるめさんは怒るどころか「いいよ。もっと見せて…!」とポジティブな感情を抱いたのでした。Instagramに投稿されたこちらの漫画には、「かわいい」「癒された」といった声が多く集まりました。・『おじいちゃん先生』かわいいですね。癒やされます!・最後の富士山で顔がほころんでしまいました…。・この先生の授業の空気感 私も味わってみたい!オンラインならではのかわいらしいハプニングに、多くの人が癒されたようです![文・構成/grape編集部]
2022年04月22日日本を代表するチェリスト長谷川陽子が、デビュー35年を迎えた記念演奏会を開催する(5月19日:東京文化会館小ホール)。この記念すべきコンサートのプログラムに選ばれたのは、ベートーヴェンの「チェロ・ソナタ」(全曲)だ。数あるチェロの名曲の中からこの作品を選んだ理由についての長谷川陽子の言葉がとても素敵だ。「今年は、私にとってデビュー35周年の年となる。この節目にベートーヴェンのソナタ全曲に臨みたいと考えた。ベートーヴェンの音楽の本質とは何だろう。コロナ禍のこの数年、ベートーヴェンが残した作品に触れながら考えを巡らせるのは、幸せな時間だ。この問いの答えはまだ出ていない。けれど、今現在の私が考えるベートーヴェンの本質は潔さ、迷いのない力強さ、誠実さ…この3つの要素を強く感じる。ふと思う。人間として、音楽家として、そのように生きてゆきたい。チェロ・ソナタ全曲に取り組むことでベートーヴェンへの憧れを、みなさまと共有したい。応援して下さるお客様と、支えてくれた周りの人たちへの感謝の気持ちとともに」共演者に、名手松本和将(ピアノ)を迎えたこの公演は、音楽家として1つの節目を迎えた長谷川陽子の決意の表れのようにも感じられる。新たな未来に向けた希望の調べに耳を傾けたい。●公演概要5月19日(木)東京文化会館小ホール「長谷川陽子 チェロ・リサイタル」 ●長谷川陽子Yoko Hasegawa (チェロ, Cello)色彩豊かな音色と音楽性を持ち合わせた、日本を代表するチェロ奏者の一人。2022 年デビュー35周年を迎える。1987年音楽之友社主催「フレッシュ・アーティスト・シリーズ」にてリサイタル・デビュー。1988 年小林研一郎指揮、日本フィ ルとの共演で協奏曲デビューした。その後、フィンランドのシベリウス・アカデミーに留学し、1992年首席で卒業後帰国。これまで、国内外の主要オーケストラとの共演、全国各地でのリサイタル、室内楽、朗読との共演などその活動は多岐に わたる。霧島国際音楽祭賞、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール特別賞、新日鉄フレッシュ・アーティスト賞、第9 回齋藤秀雄メモリアル基金賞等、受賞多数。後進の指導にもあたり、現在、桐朋学園大学音楽学部准教授を務めている。オフィシャルホームページ
2022年04月20日春は始まりの季節。全国の学校では入学式が行われ、新入生はワクワク半分、ドキドキ半分の気持ちで参加をします。キリ(@kiriillust)さんが描いたのは、中学校の入学式に参加した時のエピソード。入学当時、新しい学校生活で人間関係がうまくいくかどうか、不安でいっぱいだったというキリさん。そんな中、登壇した1人の熱血教師のことが、キリさんは今でも忘れられないといいます。(2/2) pic.twitter.com/CzOrihm87i — キリ@月曜に犬のマンガUPする人 (@kiriillust) April 12, 2022 どんな環境下でも、人間関係の悩みは尽きません。思春期の子供が集まる場では、なおさらトラブルが起きやすいといいます。きっとこの熱血教師も、教育現場で働くうちにケンカの仲裁をしたり、いじめの相談を受けたりすることで、よく理解していたのでしょう。彼は、新入生に向かって「クラスメイトのことはキャラクターだと思え!」とアドバイスをしたのです。他者を『漫画のキャラクター』と考えることで、いろんな人の性格や特性を『属性』として理解し、個性を受け入れやすくなるかもしれません。漫画は拡散され、多くの人がキリさんと同様に、教師の言葉に心打たれました。・こういうタイプの熱血教師はかっこいい。大人として、こうなりたい!・素晴らしくて、読んでいて泣いた…。こんな先生に出会いたかったな。・学校に限らず、社会でも通じる話だ。自分も勇気付けられた!熱血教師のアドバイスは、キリさんの漫画を通して、さらに多くの人を勇気付けてくれたようです![文・構成/grape編集部]
2022年04月13日8歳と6歳の娘さんを育てる、ごぼふく(gobohuku)さんがInstagramに投稿したエピソードをご紹介します。出会いと別れの季節である、春。ごぼふくさんの次女は、2022年3月に卒園式を迎えました。次女の担任は明るい性格で、卒園式でも周りの先生が涙流す中、終始笑顔で過ごしていたといいます。自身の子供も、中学校の卒業式を迎えるという先生は、子供たちに送った元気いっぱいな挨拶とは裏腹に、親たちに子育ての尊さを語りました。赤ちゃんを抱っこしていた頃を懐かしむ仕草を見せて、我が子や園児の成長を想い、「過ぎてしまうと一瞬ですね」と切なそうに話す先生。「今を精一杯かわいがって、たくさん褒めてあげて、笑顔でどーんと送り出してあげてください!」そう、涙声で話す先生の言葉に心を打たれたごぼふくさんたち保護者は、感情が込み上げた様子だったといいます。子供は、親が思うよりもあっという間に成長するもの。我が子と過ごす一日いちにちを大切にしたいと、改めて思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2022年04月01日6歳の息子さんと4歳の娘さんを育てる、いかりビーンズ(bochan_musumekko_biyori)さんがInstagramに投稿したエピソードをご紹介します。いかりビーンズさんが、息子さんを幼稚園に送ったある日のこと。正門の前で、息子さんが立ち止まってしまったといいます。「石になりました」といいながら動かない息子さんを『じゃんけん』に例え、ギュッと抱きしめた園長先生。それに対抗するよう、身体全体を使ったじゃんけんを楽しみ始めた息子さんを、そのまま幼稚園内へと誘い込んでくれたのです!「もし自分だったら、『早く行こう!』とか『遅刻しちゃうよ』とかしか、声がけできなかった」とつづる、いかりビーンズさん。園長先生の言葉選びや対応に、感動したといいます。【ネットの声】・神対応。こんな園長先生がいる幼稚園に子供を通わせたい!・子育て中、心に余裕がなくてイライラしてしまうことが多いのですが、園長先生のように優しくありたいと思わされました。・園長先生のスキルの高さ。素晴らしすぎます。幼い子供…特に『イヤイヤ期』を迎えて自我が芽生え始めた頃などは、そう簡単に親のいうことを聞いてくれないものです。しかし、少し接し方を変えれば、すんなりと聞き入れてくれるのかもしれません。園長先生の対応は、子供を持つ親だけでなく、多くの人の心を和ませてくれました。[文・構成/grape編集部]
2022年03月23日2021年に発足したプロジェクト“TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ”第3弾の上映会が3月10日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、坂田敦哉監督作品『宮田バスターズ(株)-大長編-』の舞台挨拶が行われた。“TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ”は、「いま、気になる映画人や映画、もっと注目されるべき作品を邦画・洋画問わずピックアップする」というTOHOシネマズによるオリジナル企画。第3弾として上映されたのは、これまでもさまざまな自主映画を手掛け、監督・脚本から特殊造形まで、ほぼすべてを自身で行うという坂田監督が制作したSFモンスターパニック映画『宮田バスターズ(株)-大長編-』。この日は、坂田監督をはじめ、主演の渡辺直也、特別出演の宮崎美子、劇中で大活躍するタンクくんが登壇。坂田監督は、客席を見渡すと「僕は子供のころ『ドラえもん』のなかの映画を作る話を観て、映画を撮り始めたんです。それがいま隣のスクリーンで『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が上映されているTOHOシネマズで、僕の映画を上映していただけるなんて」と感無量な表情を浮かべる。本作で主演を務める渡辺との出会いは、坂田監督が18歳のときに身内で作った映画を福岡で開催されている映画祭に出品したときだという。坂田監督は「そこで初めて出会った俳優さんが渡辺さんなんです。渡辺さんが中小企業の社長っぽい感じがしたので、そこから発想を広げていってできた映画なんです」とアイデアを説明する。さらに坂田監督は「僕は脚本から映画を作っていくのではなく、一枚絵から想像を広げていく感じなんです」と語ると「中小企業の社長の物語に、SFを混ぜると面白いのかなと思ったので、宇宙生物を駆除する会社にして話を広げていきました」とストーリーラインを述べていた。そんな奇想天外な作品に旅館の女将として出演しいている宮崎。出演の経緯を聞かれると「別の映画で渡辺さんとご一緒していたのですが、その縁でお声がけいただいたんです」と回答。続けて宮崎は「宇宙生物とか中小企業とかSFとか……そのなかで私に何ができるのだろうと思った」とぶっちゃけつつも「私は宇宙生物がどんなものか見たくて現場に行ったんです」とオファーを快諾した理由を話した。実際の現場での坂田監督について、宮崎は「坂田さんは、お芝居を細かく演出するというよりは、映画作りのお仲間のリーダーという感じでした」と感想を述べると「私が『こうしたらどうですかね』というアイデアを出すと、しっかりと汲んでくださる方だったので、モノづくりの現場としてはとても楽しかった。仲間に入れてもらった気分です」と感謝。出来上がった作品いついては「ちょっと荒っぽいところもあるんですけれど、そんなことが気にならないぐらいの熱意が詰まっています」と評価していた。坂田監督は「この作品はDIY映画と言われていて、自主映画としては珍しく、ホームセンターにある材料を使って巨大セットを作ったりしています」と作品をアピールすると「1日限りですが、『ドラえもん』と一緒に上映されて感慨深いです」と改めて“偉業”に感激していた。取材・文・写真=磯部正和■TOHOシネマズ ピックアップ・シネマVol.3『宮田バスターズ(株)-大長編-』(C)映像製作団体友
2022年03月10日