アイドルグループ・NMB48の佐月愛果、坂田心咲が27日、ライブ配信アプリ「17LIVE」の企画 「NMB48の2Sトーク 〜一緒におしゃべりしよ〜」に出演。オーディションを受けて“この子絶対合格するな”と思った同期メンバーを明かした。同企画のコンセプトは「2S(ツーショット)でおしゃべり」。チームや年齢の垣根を越え、普段あまり見ることのない組み合わせの2人が、リスナーからの質問に答えながら“2人だけの”トークを繰り広げる。27日の配信には、佐月愛果、坂田心咲が登場した。“普段あまり見ることのない組み合わせ”というコンセプトに対し、佐月が「あまり見ることないかな?」と問いかけ。坂田は「隣で歌ってますもんね」とうなずきながら、「でも、出かけたりとかはないですもんね」と補足した。そして、ツイッターで事前にリスナーから募集した質問に答えるコーナー「#NMB48とおしゃべり」では、「オーディションを受けて“この子絶対合格するな”と思った同期メンバーは?」というコメントをピックアップ。8期生の坂田は「やっぱり田中雪乃ですね」と即答し、「セレクション期間中から、ダンスももちろん上手い」「愛嬌があるし、私が審査員やったら一番印象に残るなと思うんですよ」と説明した。7期生の佐月は「私は、眞鍋杏樹ちゃん」「同じ高校に通ってたんですけど、その頃からスペックが高かった」「ダンスも上手いし、身体能力も高いし、杏樹が(オーディションを)受けてるって知った時は“この子は受かるやろな”という確信が自分のなかでありました」と明かした。今回の配信について、佐月は「1時間の仕切りに不安はありましたが、たくさんコメントをもらえて、さかたんと楽しく配信ができました!」と回顧。坂田も「緊張しましたが、あいぴさんがサポートしてくださって、視聴者の皆さんからもコメントをたくさんもらえたので、あっという間に1時間が過ぎました!」とコメントを寄せている。
2022年05月31日日本を代表するチェリスト長谷川陽子が、デビュー35年を迎えた記念演奏会を開催する(5月19日:東京文化会館小ホール)。この記念すべきコンサートのプログラムに選ばれたのは、ベートーヴェンの「チェロ・ソナタ」(全曲)だ。数あるチェロの名曲の中からこの作品を選んだ理由についての長谷川陽子の言葉がとても素敵だ。「今年は、私にとってデビュー35周年の年となる。この節目にベートーヴェンのソナタ全曲に臨みたいと考えた。ベートーヴェンの音楽の本質とは何だろう。コロナ禍のこの数年、ベートーヴェンが残した作品に触れながら考えを巡らせるのは、幸せな時間だ。この問いの答えはまだ出ていない。けれど、今現在の私が考えるベートーヴェンの本質は潔さ、迷いのない力強さ、誠実さ…この3つの要素を強く感じる。ふと思う。人間として、音楽家として、そのように生きてゆきたい。チェロ・ソナタ全曲に取り組むことでベートーヴェンへの憧れを、みなさまと共有したい。応援して下さるお客様と、支えてくれた周りの人たちへの感謝の気持ちとともに」共演者に、名手松本和将(ピアノ)を迎えたこの公演は、音楽家として1つの節目を迎えた長谷川陽子の決意の表れのようにも感じられる。新たな未来に向けた希望の調べに耳を傾けたい。●公演概要5月19日(木)東京文化会館小ホール「長谷川陽子 チェロ・リサイタル」 ●長谷川陽子Yoko Hasegawa (チェロ, Cello)色彩豊かな音色と音楽性を持ち合わせた、日本を代表するチェロ奏者の一人。2022 年デビュー35周年を迎える。1987年音楽之友社主催「フレッシュ・アーティスト・シリーズ」にてリサイタル・デビュー。1988 年小林研一郎指揮、日本フィ ルとの共演で協奏曲デビューした。その後、フィンランドのシベリウス・アカデミーに留学し、1992年首席で卒業後帰国。これまで、国内外の主要オーケストラとの共演、全国各地でのリサイタル、室内楽、朗読との共演などその活動は多岐に わたる。霧島国際音楽祭賞、ロストロポーヴィチ国際チェロ・コンクール特別賞、新日鉄フレッシュ・アーティスト賞、第9 回齋藤秀雄メモリアル基金賞等、受賞多数。後進の指導にもあたり、現在、桐朋学園大学音楽学部准教授を務めている。オフィシャルホームページ
2022年04月20日2021年に発足したプロジェクト“TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ”第3弾の上映会が3月10日、東京・TOHOシネマズ日比谷にて行われ、坂田敦哉監督作品『宮田バスターズ(株)-大長編-』の舞台挨拶が行われた。“TOHOシネマズ ピックアップ・シネマ”は、「いま、気になる映画人や映画、もっと注目されるべき作品を邦画・洋画問わずピックアップする」というTOHOシネマズによるオリジナル企画。第3弾として上映されたのは、これまでもさまざまな自主映画を手掛け、監督・脚本から特殊造形まで、ほぼすべてを自身で行うという坂田監督が制作したSFモンスターパニック映画『宮田バスターズ(株)-大長編-』。この日は、坂田監督をはじめ、主演の渡辺直也、特別出演の宮崎美子、劇中で大活躍するタンクくんが登壇。坂田監督は、客席を見渡すと「僕は子供のころ『ドラえもん』のなかの映画を作る話を観て、映画を撮り始めたんです。それがいま隣のスクリーンで『映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争 2021』が上映されているTOHOシネマズで、僕の映画を上映していただけるなんて」と感無量な表情を浮かべる。本作で主演を務める渡辺との出会いは、坂田監督が18歳のときに身内で作った映画を福岡で開催されている映画祭に出品したときだという。坂田監督は「そこで初めて出会った俳優さんが渡辺さんなんです。渡辺さんが中小企業の社長っぽい感じがしたので、そこから発想を広げていってできた映画なんです」とアイデアを説明する。さらに坂田監督は「僕は脚本から映画を作っていくのではなく、一枚絵から想像を広げていく感じなんです」と語ると「中小企業の社長の物語に、SFを混ぜると面白いのかなと思ったので、宇宙生物を駆除する会社にして話を広げていきました」とストーリーラインを述べていた。そんな奇想天外な作品に旅館の女将として出演しいている宮崎。出演の経緯を聞かれると「別の映画で渡辺さんとご一緒していたのですが、その縁でお声がけいただいたんです」と回答。続けて宮崎は「宇宙生物とか中小企業とかSFとか……そのなかで私に何ができるのだろうと思った」とぶっちゃけつつも「私は宇宙生物がどんなものか見たくて現場に行ったんです」とオファーを快諾した理由を話した。実際の現場での坂田監督について、宮崎は「坂田さんは、お芝居を細かく演出するというよりは、映画作りのお仲間のリーダーという感じでした」と感想を述べると「私が『こうしたらどうですかね』というアイデアを出すと、しっかりと汲んでくださる方だったので、モノづくりの現場としてはとても楽しかった。仲間に入れてもらった気分です」と感謝。出来上がった作品いついては「ちょっと荒っぽいところもあるんですけれど、そんなことが気にならないぐらいの熱意が詰まっています」と評価していた。坂田監督は「この作品はDIY映画と言われていて、自主映画としては珍しく、ホームセンターにある材料を使って巨大セットを作ったりしています」と作品をアピールすると「1日限りですが、『ドラえもん』と一緒に上映されて感慨深いです」と改めて“偉業”に感激していた。取材・文・写真=磯部正和■TOHOシネマズ ピックアップ・シネマVol.3『宮田バスターズ(株)-大長編-』(C)映像製作団体友
2022年03月10日今年デビュー35周年を迎えたチェロ奏者・長谷川陽子。記念公演でベートーヴェンのチェロ・ソナタ全5曲を弾く[5月19日(木)東京文化会館 小ホール]。これまでどちらかというと避けてきたというベートーヴェン。「楽譜のあちこちに、暗号のように、いわば〝ベートーヴェン・コード〟が埋め込まれているのですけど、それを読み解く面白さがようやくわかってきました。それを理解したうえで弾くと、やはり作品がものすごく生き生きしてくるんです。いろんな経験を積み重ねて、やっとベートーヴェンを弾く入り口にたどり着いたように感じています」2020年。ベートーヴェンの生誕250周年はコロナ禍と重なり、音楽家は人々の前で演奏する機会さえ奪われた。「チェロ・ケースを開くことさえない時間が続いたのはショックでした。そんな中で、やっぱり自分には音楽しかないのだと再確認させてくれたのがベートーヴェン。彼の意思の強さ、メッセージの深さ、そして人類愛。知識や情報としては知っていたことを、その作品から自発的に感じることができたのです。あの時期、たぶん自分の力だけでは這い上がることができなかった。ベートーヴェンが引っ張り上げてくれました」共演のピアノは松本和将(かずまさ)。新しい扉を開けてくれる、と信頼を寄せる。「音があたたかくてどこにも力が入っていない。飄々としていて、でもどんな球を投げてもうまくキャッチしてくれる。それがすごく魅力的です。音楽性は私と正反対かもしれないのですが、それがかえって互いの長所を引き立てあうのだなあと実感しています」高校1年生で日本音楽コンクール第2位入賞。2年後の1987年にデビュー・リサイタルを開いた。「ずっと手ほどきを受けた井上頼豊先生は、音楽をゼロから作る力を身につけなさいと、レコードで聴くような有名曲はあまり弾かせませんでした。真似をしてしまわないように。ところがデビューしてお仕事で弾かせていただくのは有名な曲ばかり。刺激的でした。憧れだった曲を次々に弾けて、とにかく楽しかったという記憶しかありません」弾くのが楽しい。彼女はそのピュアな感覚をずっと変わらず持ち続けている人だと思う。ナチュラルな音楽家だ。ベートーヴェンはリサイタルに合わせてCDもリリース。充実した録音ができたと手応えを語る。経験を重ねて初めて正面から向き合ったベートーヴェン。ライヴもCDも、名演奏・名盤の予感が漂う。(取材・文:宮本明)
2022年03月02日「TOHOシネマズピックアップ・シネマ」プロジェクトの第3弾として、坂田敦哉監督の作品の特別上映が決定した。本プロジェクトは、TOHOシネマズが、いま、気になる映画人や映画、もっと注目されるべき作品を邦画、洋画問わずピックアップしてTOHOシネマズ 日比谷の大スクリーンで特別上映を行う企画。昨年12月に行われた第1回は、阪元裕吾監督の作品を上映。本年2月実施の第2回では いしづかあつこ監督の作品を上映し、どちらも好評を博した。今回上映される作品は坂田敦哉監督のSFモンスターパニック『宮田バスターズ(株) 大長編』。坂田監督はこれまで様々な自主映画を手掛けたが、この作品は監督・脚本から特殊造形など、ほぼ全てを一人で担って制作した。当日は監督が登壇しての舞台挨拶とともに、TOHOシネマズ 日比谷で特別上映される。「ぴあ」アプリは、同プロジェクトに「オフィシャル・メディアパートナー」として参加。「ぴあ」のアプリおよびWebサイトにて特集企画を展開し、坂田敦哉監督と上映作品をフィーチャーした特集を展開するとともに、チケットぴあにて先行チケットが独占販売される。なお、第1弾、第2弾の模様は、アプリ「ぴあ」にて、阪元裕吾監督、いしづかあつこ監督のインタビューなどが公開されている。■TOHOシネマズ ピックアップ・シネマVol.3『宮田バスターズ(株)大長編』(C)映像製作団体友ゲスト:坂田 敦哉監督※予定上映日時: 3月10日(木)19:00~(上映前舞台挨拶)上映劇場: TOHOシネマズ日比谷料金:TOHO シネマズインターネットチケット販売;1,000円ぴあ販売:1,200円※ぴあ販売は各種手数料が発生します。販売日時:プレリザーブ:2月26日(土)11:00~3月1日(火)23:59URL: (販売開始時間よりアクセスいただけます)TOHOシネマズインターネットチケット販売:3月8日(火)0:00~※シネマイレージ会員:3月7日(月)21:00~■新型コロナウイルス感染予防措置についてTOHOシネマズでは営業に際し、お客様と従業員の安全を確保するため、感染予防に向けた取り組みを徹底し、安心して映画をお楽しみいただける環境づくりに努めてまいります。
2022年02月25日上白石萌歌が主人公を吹き替える映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』。この度、新たに日本語吹き替え版声優として、高山みなみ、朴ロ美、木内秀信、日笠陽子の参加が明らかになった。4名の豪華声優陣が演じるのは、主人公フィービーを取り巻くキャラクターたち。江戸川コナン、鬼太郎、ムーミントロールなどの声でお馴染みの高山さんが、フィービーの唯一の友達となり、共にゴーストたちに立ち向かう仲間ポッドキャスト。舞台「千と千尋の神隠し」の上演を控える朴さんが、フィービーと兄トレヴァーの母親であり、初代ゴーストバスターズの一員イゴン・スペングラー博士の娘・キャリー。フィービーが通う学校の教師グルーバーソンは、『アントマン』や『思いやりのススメ』など数々の作品でポール・ラッドの声を担当してきた木内さん。フィービーとトレヴァー、ポッドキャストと共に<新生ゴーストバスターズ>の一員となるラッキーを、「けいおん!」「はたらく細胞BLACK」の日笠さんが務める。科学オタクのフィービーと意気投合する重要なキャラクターを演じた高山さんは「『彼が出て来ると、ちょっと和む…』音響監督と相談しながら、ポッドキャストくんの雰囲気を作りました。不可思議なことが大好きで好奇心旺盛。背伸びしつつも、フィービーちゃんの良い相棒なのだと思います」とポッドキャストの魅力を語り、『ゴーストバスターズ』2016年版のホルツマン役でも声優を務めた朴さんは「観終わったあと、とても洗われた気持ちになり、気がつくと温かな涙が頬をつたっていました。初代ゴーストバスターズ監督の息子ジェイソン・ライトマンが今回監督したこともあるのか、まさに『家族の物語』だと思いました」と作品の感想を語る。フィービーとポッドキャストに初代ゴーストバスターズの存在を教える物語のキーマンを演じた木内さんは「演出も時代の変化も感じつつ懐かしい部分もあり思わずニヤけてしまいます。もちろん前作品を知らなくてもお楽しみいただける作品になっています」とメッセージ。シリーズファンだったという日笠さんも「まさか自分が子供の頃見ていたゴーストバスターズの世界に関われる日がくるとは思っていなかったので非常に嬉しいです。当時見ていた方は思わずホロッと涙してしまう胸が熱くなるような展開ですし、親から子へ、子からまた子へ...、今に繋がっていて、さらにきっとこれからも繋がっていくのだと思わせてくれる希望の物語です」とコメントしている。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は2月4日(金)より全国にて公開。※朴ロ美の「ロ」は、正しくは「王偏に路」(cinemacafe.net)■関連作品:ゴーストバスターズ/アフターライフ 2022年2月4日より全国にて公開
2022年01月18日南野陽子が、16年ぶりの新曲「空を見上げて」「大切な人」を含むベストアルバム『Four Seasons NANNO Selection』を本日12月8日にリリースした。1980年代にアイドルとして活動し、現在は女優としてドラマや舞台で活躍している南野。今作は四季をテーマに本人が選曲した、季節感に溢れた南野の新たな魅力を引き出した作品で、ジャケットや歌詞ブックレットにも南野のビジュアルが満載となっている。また待望の新曲「空を見上げて」「大切な人」は、南野との信頼関係も強い日本歌謡界の巨匠・萩田光雄がサウンドプロデュースを手がけている。また『Four Seasons NANNO Selection』発売にあたり、南野本人からのコメントが届いている。■南野陽子 コメント詞や音から季節や物語を感じていただけるように、色彩感豊かにお気に入り曲を36曲、集めてみました。当時の私の楽曲を知らなくても楽しんでいただける内容だと思います。皆さまに青春時代のその頃、その刻を懐かしんでいただきたいです。そして、南野陽子ワールドには欠かせない萩田光雄さんに、久々の新曲2曲をプロデュースして頂きました!こちらもぜひ聴いて下さい。<リリース情報>南野陽子 ベストアルバム『Four Seasons NANNO Selection』2021年12月8日(水) リリース価格:3,600円(税込)南野陽子『Four Seasons NANNO Selection』初回仕様(三方背スリーブケース)南野陽子『Four Seasons NANNO Selection』ジャケット※CD2枚組 / 34曲収録 / 高品質Blu-spec CD2規格※初回仕様は、CDケース本体のジャケット写真とは違うビジュアルの三方背スリーブケースに収納※南野陽子セルフライナー付『Four Seasons NANNO Selection』特設サイト:
2021年12月08日8月19日、新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった千葉真一さん(享年82)。本誌に見せていた野際陽子さん(享年81)との日々を本誌秘蔵写真で振り返るーー。60年を超える芸能キャリアでも、常にマスコミをにぎわせてきた千葉さん。その中でも本誌の取材がとりわけ多かったのは、野際さんとの夫婦生活だった。東映アクションドラマ『キイハンター』での共演がきっかけで、’73年に結婚した2人。日の出とともにエーゲ海の船のうえであげたという結婚式の思い出とともに、1カ月余りの旅行から帰国すると、「指輪とヒゲがお土産なのよ!」と報告してくれた。その後、のちに女優となる真瀬樹里(46)が生まれ、おしどり夫婦として知られたが、SONNY CHIBAとしてハリウッドでの活動を本格化したい千葉の思いによって離婚。2人そろって記者会見を行った。野際さんは’17年に死去。千葉と同じく、晩年まで精力的に活動していた。天国で再会し、残した家族や俳優仲間たちをいつまでも見守ってくれるだろう。
2021年08月27日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。社会を見つめるヒントをたくさんくれた、田嶋陽子さんの登場も、今回がラスト。第4回は、これからの未来の日本について、語ります。男も女も、互いにラクになれる方法を見つけよう。高度経済成長期、日本経済は右肩上がりでしたが、それは家庭に専業主婦という“無料で家事をしてくれる人”を抱え込むことで、男性が長時間働けた結果のこと。その一面、男は過剰な残業に苦しみ、女は家事を押し付けられて自活できなかった。現在、日本の経済は残念ながら下降線をたどっており、男だけが働き、男だけがトップにいるという既存の社会構造は、限界が来ています。確かに、出産は女にしかできないことだけれど、あとは男女ではなく人間としての個性の問題。お互いに参画し、お互いの重なり合わない部分を補え合えば、世界は1+1=2ではなく、何層倍も豊かになるはず。女性もフルタイムで働けば、男性の負担も減る。みんなで5時に仕事を切り上げ、家族で食事を作って一緒に食べられる。子育て支援事業を充実させれば、経済も回り、子供を産みたい人が増える。それが本当の意味での豊かな社会だと思います。イヤになっても、投げ出さず向き合うことが大事。イギリスに留学していたとき、毎朝ホストファミリー親子が政治の話をしていたの。当時のサッチャー首相に対して「こんなことをしていた」とか「あれは良くない」とか、意見を交わす。イギリス人にとって、政治はごく身近なものなんです。一方、日本では政治が“自分とは関係ない人がやるもの”になっている。でもコロナ禍でわかったでしょ?政治は自分の命に直結しているものなんです。良い社会にするために若い女性がまず何をするべきか?大事なのは、みんなが自分の責任で、自分の人生をしっかり生きることです。そうしたら、何が自分の邪魔をしているのか、何を変えるとラクになれるか、どんな国になったら生きやすいのか、少しずつわかってくるのでは?古い制度や法律が自分たちの足を引っ張っていたら、異議を唱えて変えていく努力をする。ちゃんと自分と社会と国と向き合って、生きていく。その気持ちがあるだけで、世界は確実に変わります。たじま・ようこ1941年生まれ、岡山県出身。英文学・女性学研究者、元法政大学教授、元参議院議員。‘90 年代、テレビ番組に多数出演し、“フェミニズム”をお茶の間に広めた。著書に『愛という名の支配』(新潮文庫)など多数。※『anan』2021年7月7日号より。写真・小川朋央(by anan編集部)
2021年07月03日人生の先輩的女性をお招きし、お話を聞く「乙女談義」。今月のゲストは、英文学・女性学研究者の田嶋陽子さんです。第2回の今日は、ご自身が最初に“理不尽さ”を感じた経験と、そこから得た教訓を伺います。“世の中は理不尽”、初めてそう思ったのは…。私が生まれた年の12月に太平洋戦争が始まりました。その後私は新潟の母の実家に疎開。当時は人がいっぱい死んであちこちでお葬式があったから、ある日私は従姉妹と“お葬式ごっこ”をして遊んでいたわけ。祖母の腰巻き…って、当時の女の人にとっての下着をお坊さんの袈裟に見立てて肩から斜めに掛けて、お茶碗をチンチン叩きながら村中を練り歩いた。そうしたら祖母にものすごく怒られて!で、文字通り、手にお灸を据えられたの。私は、悪い子として怒られたんだから…と熱くても我慢していたんだけど、なんと従姉妹はモグサを払いのけて逃げたの。びっくり!でも祖母は「(従姉妹は)すばしっこくていい子」と褒め、「それに比べて陽子はのろま」と…。なぜ素直に叱られた私ではなく、それを拒否し、逃げた従姉妹が褒められるのか。それが、私が人生で“理不尽”を感じた一番最初の記憶。それを長年考え咀嚼した結果、一つの結論にたどり着きました。その、幼い頃の経験をしゃぶり尽くした結果出てきた結論、それは、抑圧関係からは逃げていい、ということ。逃げるって、卑怯?それは互いの力関係が同じなら、逃げるのは卑怯かもしれない。でも例えば最初から格差があったり、こちらがきちんと扱われていない、そういった“対等ではない相手”からは、弱い立場の者は逃げていいんです。それは全然悪いことではない。私自身も、小さい頃はそういった理不尽から逃げられなかったけれど、大人になって職を得て、自分の人生を作れるようになり、やっと逃げられた。でも、女の人は逃げないですよね。というか逃げられないんです。それはなぜかというと、逃げた先で生きる術を持っていないから。自活ができなければ、結局は痛めつけられるまま、家庭や職場にいるしかない。だからこそ、自分の食い扶持を自分で稼ぐくらいの力を、女の人も持ってほしいと私は思います。いつでも逃げられるよう、力をつけましょう。たじま・ようこ1941年生まれ、岡山県出身。英文学・女性学研究者、元法政大学教授、元参議院議員。’90年代、テレビ番組に多数出演し、“フェミニズム”をお茶の間に広めた。著書に『愛という名の支配』(新潮文庫)など多数。※『anan』2021年6月23日号より。写真・小川朋央イラスト・菜々子(by anan編集部)
2021年06月19日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは、ジェンダー問題が課題である今の日本で、再び注目が集まっている、田嶋陽子先生。第1回はフェミニズムについてお聞きしました。“女”から解き放たれたら、人生はもっと広がる。大化の改新以降、女性の社会的地位は下がり続け、女の人は、“一人前の人間”として扱われたことはほぼありませんでした。江戸時代までは、極端な言い方ですが、“子産みの道具”。明治になると“良妻賢母”であれと言われたものの、それも妻や母という“役割”であって、“私という人間”の存在が認められたわけではなかった。ずっと役割の中だけで生きさせられてきた女の人たちが、人間として生きる権利を取り戻そうとする動き、それがフェミニズム。女も、男と同じ人間である。たったそれだけ、簡単なことなんです。女だからこうしろ、女だからそんなことするな。私が若かった頃に比べたら、女らしさの呪縛はかなり減りましたが、まだ今の日本の女性も、それを押し付けられている。でもその決めつけから解き放たれ、“人として”物事を考え、決められるような世の中になったら、人生はものすごく広がる。それを若い皆さんに知ってもらいたい。働き稼ぎ、家を持つ。それの何が悪い!(笑)私が通った女子大は、仕事を持ち自己実現をし、人や社会に尽くすことを教えてくれた学校。でも’60年代初頭、私と一緒に卒業した人たちは、ほとんどが就職することなく、あるいは短期間だけ働きお嫁に行きました。ただ、今の女性たちは、学校を出たら働いて、稼いで、そのお金で生きている。私からすると、それだけでも大きな変化。お金を稼ぐことは、おのれの足で立つこと。つまり、自由に好きに、自分の人生を生きる力なんですよ。お給料をもらってまず私は家の頭金を貯め始め、35歳で家を買ったの。誰にもとがめられず、自分らしくいられる場所があるっていい。しかも追い出される心配ないから、恋愛がイヤになったり、結婚に行き詰まったら躊躇なくやめられる(笑)。えっ?!今でも独身女性が家を買うことにウダウダ言う人がいるの?信じられない!カタツムリだって家を持ってるでしょ?働いてるなら、家買っちゃいなさい。あとがラクよ、おすすめ。たじま・ようこ1941年生まれ、岡山県出身。英文学・女性学研究者、元法政大学教授、元参議院議員。’90年代、テレビ番組に多数出演し、“フェミニズム”をお茶の間に広めた。著書に『愛という名の支配』(新潮文庫)など多数。※『anan』2021年6月16日号より。写真・小川朋央(by anan編集部)
2021年06月13日広瀬すず、櫻井翔、江口洋介らが出演する現在放送中のドラマ「ネメシス」に南野陽子の出演が決定した。本作は、広瀬さん演じる天才助手・美神アンナと、櫻井さん演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、探偵事務所ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決していくミステリードラマ。第5話まで放送された本作。アンナの父・美神始(仲村トオル)失踪の謎、20年前の事件の真相に近づいていくネメシスだが、黒幕まであと一歩と迫る中、大きな問題が立ち塞がる。そこで、風真のかつての師匠である怪しげなマジシャンの力を借りることになるのだが、そんな元凄腕詐欺師にして現在はマジシャンという異色な経歴を持つ美しきコンフィデンスマン・緋邑晶を南野さんが演じる。中華街を根城とする緋邑は、人を欺くのはお手のもの。風真をポンコツ扱い、アンナをお嬢とあしらう緋邑がチームネメシスを救う…?南野さんは「マジックを実際にするシーンもあり、カードや角砂糖、花札を使ったものが出てくるんですけど、私はあまり器用な方ではないので、おうちでとりあえず100回は練習しようと気合いを入れましたね」と語り、「7話から見始めてもまだまだ間に合うので『ネメシス』をたくさんの方に楽しんでもらえたら嬉しいです。これからの展開を見逃さないでください!」とメッセージを寄せている。また、緋邑が登場する7話以降には、彼女だけではなくスピード狂の医者・上原黄以子(大島優子)のドライビングテクニックや、道具屋・星(上田竜也)の秘密道具、天才的頭脳を持つアンナの親友・四葉朋美(橋本環奈)のひらめき、AI開発者の姫川烝位(奥平大兼)の捜査力に、アクロバティックな料理人・リュウ楊一(加藤諒)のアクションも大活躍。さらに、7話のラストで驚愕の真実が。これまでの物語の全てが伏線になっており、探偵事務所ネメシスが追う事件の真相が明かされていく。「ネメシス」は毎週日曜日22時30分~日本テレビにて放送中。(cinemacafe.net)
2021年05月10日浦島坂田船が、7月より全国11カ所のアリーナ・ホールをまわる全17公演のライブツアーを開催することが決定した。本日4月26日21時より放送された自身の生配信番組『浦島坂田船のげつようび。』にて詳細が発表された今回のツアー。タイトルは『浦島坂田船 SUMMER TOUR 2021 ~甘い∞密のような♡をしない?キミの放課後はボクのモノ♡無限大の♡STARTぉ☆~』で、「学校」がコンセプトとなっている。チケットは4月27日18時よりイープラスにて先行抽選受付が開始される。<浦島坂田船メンバーよりコメント>■うらたぬきいつも応援してくれている皆さんありがとうございます!うらたぬきです。浦島坂田船初のアリーナツアーを開催できることをとても嬉しく思います。これもたくさんのcrewからの応援、支えてくれるスタッフさんのおかげです。ルールをしっかり守った上でこのご時世だからこそできる楽しい最高の公演を作っていくので、楽しみにしててください!■志麻志麻です。まず、いつも支えてくれてありがとうございます!昨日大団円で閉幕した「花」が楽しくて、もっと沢山のcrewに会いたくてツアーを計画しちゃいました。ライブできることが当たり前じゃないんだと気づいた昨年の夏、置いてきた忘れ物を取りに行きたいと思います。■となりの坂田。坂田です。去年の夏は一瞬で過ぎて「何も無かった」ってバーソロミューくまにやられたゾロみたいになりました。でもみんなの支えでなんとか耐えてこうやって新たなチャンスが再び巡って来た事に感謝です。このチャンス、必ずものにしてみんなと素敵な思い出にしたいです。■センラセンラですー。日々エンジョイしてますか?この度皆さんのおかげで夏ツアーを開催することが決定しました。もっともっと沢山のcrewを幸せにしたいし、勿論僕も楽しみたい!!ので、全力でルールを守って全力で楽しませるつもりなので覚悟していてください!!いつもありがとうね!!<ライブ情報>『浦島坂田船 SUMMER TOUR 2021 ~甘い∞密のような♡をしない?キミの放課後はボクのモノ♡無限大の♡STARTぉ☆~』【ツアースケジュール】7月24日(土) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru[問]WESS:011-614-9999(平日 11:00~15:00)7月28日(水) 東京・東京ガーデンシアター7月29日(木) 東京・東京ガーデンシアター[問]DISK GARAGE:050-5533-0888(11:00~16:00 ※日・祝休み)8月7日(土) 愛知・日本ガイシホール8月8日(日) 愛知・日本ガイシホール[問]サンデーフォークプロモーション:052-320-9100(12:00~16:00)8月14日(土) 福岡・マリンメッセ福岡[問]キョードー西日本:0570-09-2424(11:00~17:00 ※日・祝 休み)8月20日(金) 宮城・ゼビオアリーナ仙台8月21日(土) 宮城・ゼビオアリーナ仙台[問]キョードー東北:022-217-7788(水・木・金13:00~16:00 / 土11:00~12:00 ※月・火・日・祝休み)8月24日(火) 大阪・大阪城ホール8月25日(水) 大阪・大阪城ホール[問]キョードーインフォメーション:0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝休み)8月28日(土) 広島・広島サンプラザホール8月29日(日) 広島・広島サンプラザホール[問]YUMEBANCHI(広島):082-249-3571(平日12:00~18:00※土日祝休み)9月4日(土) 高知・高知県立県民体育館9月5日(日) 高知・高知県立県民体育館[問]デューク高知:088-822-4488(11:00~17:00)9月11日(土) 島根・島根県民会館 大ホール[問]YUMEBANCHI(岡山):086-231-3531(平日12:00~18:00※土日祝休み)9月12日(日) 鳥取・とりぎん文化会館 梨花ホール[問]YUMEBANCHI(岡山):086-231-3531(平日12:00~18:00※土日祝休み)9月20日(月・祝) 千葉・幕張メッセ国際展示場9・10・11ホール[問]DISK GARAGE:050-5533-0888(11:00~16:00 ※日・祝休み)【チケット料金】指定席 6,000円(税込)※3歳以上有料(北海道公演のみ)着席指定席 6,000円(税込)※着席指定席は、必ずお座りになってご鑑賞頂くお席です※3歳以上有料【チケット最速先行】受付期間:4月27日(火) 18:00~5月9日(日) 23:59受付枚数:1公演につき、お一人様2枚まで(申込時、同行者情報入力必須)受付方法:抽選受付URL:関連リンク浦島坂田船 オフィシャルHP浦島坂田船 LIVE&GOODS公式HP浦島坂田船 OfficialTwitterうらたぬき Offiial Twitter志麻 Official Twitterとなりの坂田。Official Twitterセンラ Official Twitter
2021年04月26日そらる、まふまふ、うらたぬき(浦島坂田船)、となりの坂田。(浦島坂田船)によるユニット“そらまふうらさか”のコラボ楽曲の全世界向けサブスク配信が4月7日0時よりスタートした。今回配信されたのは、これまでに投稿された楽曲の中からYouTubeでの再生回数が3,700万再生を超える「ロールプレイングゲーム」をはじめ、「エフピーエス」「必殺のコマンド」「ぼうけんのしょがきえました!」といった人気楽曲のほか、2020年大晦日に投稿された最新曲「能力引継ぎで乙女ゲーの世界に転生した件についてwww」、さらにうらたぬきとまふまふコラボの「リフジンセイロンパ」、となりの坂田。とまふまふによる「夜桜」を加えた、YouTubeでの合計再生数が8,400万を超える全7曲をラインアップ。なお、このうち「ぼうけんのしょがきえました!」の配信ジャケットはイラストレーターの“△○□×”によって今回のサブスク解禁のために描き下ろされたものとなっている。「能力引継ぎで乙女ゲーの世界に転生した件についてwww」ジャケット■そらまふうらさか配信サイト一覧:■うらたぬき×まふまふ配信サイト一覧:■となりの坂田。×まふまふ配信サイト一覧:■公式Twitterそらる (@soraruru) :まふまふ (@uni_mafumafu) :うらたぬき (@uratasama) :となりの坂田。 (@sakatandao):■公式YouTubeそらる:まふまふ:うらたぬき:となりの坂田。:
2021年04月07日浦島坂田船が4月25日(日)、無観客配信ライブ「浦島坂田船 Spring Tour 2021 花(HANA)~桜花再凛~ ONLINE LIVE」を開催することが決定した。3月30日(火)31日(水)の武道館公演2DAYS含む、3月公演が全てソールドアウトしている浦島坂田船の春ツアー「浦島坂田船 Spring Tour 2021 花(HANA)~桜花再凛~」。今回コロナ禍でのツアー開催にあたり、入場者数の制限などでチケット入手が困難だったファンもたくさんいる中、時世を踏まえやむを得ず開催中止となった徳島・愛媛公演、2月13日に発生した福島県沖地震の影響により中止となった福島公演だけでなく、さまざまな理由で会場に来ることが出来なかったファンたちと一緒にツアーファイナルを迎えるため、今回のオンラインライブの開催が決定した。福島公演を予定していた4月25日に行われる本公演は、公演タイトルと“花魁”のテーマはそのままに、配信ライブのためにさらに趣向を凝らした内容となる予定だ。ライブの最新情報は、LIVE&GOODS特設サイトにて随時発表されるのでチェックしてほしい。【公演概要】「浦島坂田船 Spring Tour 2021 花(HANA)~桜花再凛~ ONLINE LIVE」配信日時:4月25日(日) 開場18:00 / 開演19:00(日本時間)※4月26日(月)19:00までアーカイブ視聴可能出演アーティスト:浦島坂田船(うらたぬき・志麻・となりの坂田。・センラ)<視聴チケット情報>料金:3,300円(税込)※視聴チケット料金のほかに別途手数料がかかります。購入枚数制限:お一人さま1枚まで●国内向け(イープラス Streaming+)購入URL: ・コンビニ / ペイジー / ネットバンキング決済販売期間:3月22日(月)~4月22日(木)23:59まで・クレジットカード決済販売期間:3月22日(月)~4月26日(月)15:59まで※お支払方法によって販売期間が異なりますので、ご注意ください。●海外向け(ZAIKO)購入URL: クレジットカード(海外発行含む) / Paypal / WeChat / Alipay決済販売期間:3月22日(月)~4月26日(月)15:59までLIVE&GOODS特設サイト: >
2021年03月22日さりげなく見えて味わい深いメニューの数々に、虜になる人が続出の『洋食 KUCHIBUE』。店主は、笑顔がトレードマークの坂田阿希子さん。オープン間もないお店で、熱い想いを聞きました。お店は、例えるなら体育会の世界。大変だけど私には合っているみたいです。手の込んだフレンチから白いご飯に合う和のお総菜まで。ジャンルを超え、独自の視点でおいしいレシピを提案する坂田阿希子さん。親しみやすい人柄でも知られ、メディア出演に料理教室にと大忙しですが、そのアッコ先生が昨年11月に、自身のレストランをオープン。おいしいものを食べて、口笛を吹くように軽やかな気持ちになってもらえたら…。そんな想いも込めて始めたお店のこと、たくさん語っていただきました。――温かみのある内装もですが、窓からの木々の眺めが素晴らしいですね。都内でこんなロケーションはなかなかありません。坂田:以前はサンドイッチの名店があって、私も大好きだった場所。よもや自分が、そこでレストランをやることになるとは思いもよりませんでした。そもそも、お店を開く予定もなかったですし。――そうなんですか!?坂田:料理教室のためのアトリエを探し続けていたけれどなかなか決まらなかった時、知人にたまたまここを紹介されて、「お店をやってみては」と。最初は「まさか」とスルーしました。私、料理家になろうと決めた20代の初めから約9年飲食店で修業していたんです。その時、お店の素晴らしさと同時に厳しさも目の当たりにして。生半可な気持ちでレストランはできない、とずっと思ってきたんです。――けれど、あえて挑戦を決めたのはなぜでしょう。坂田:ふと「もし私がお店をやるなら」と考えてみたら、やりたいことが鮮明に浮かんできたんです。洋食、それも日替わりでメニューを絞って、内装は誰が来てもくつろげる感じにして。なによりこんな素晴らしい物件に出合えるチャンスは二度とないかもしれない。それで「やろう」と決めました。――瞬発力がすごいですね。坂田さんは、フレンチも和食もエスニックもと、あらゆるジャンルをこなされますが、その中で洋食に絞られたことにも驚きました。坂田:小さい頃から洋食が大好きなんです。新潟県の実家の近くの、家族で通い詰めたおいしい洋食店の料理と、母がよく作ってくれた料理。そうしたものがルーツになっているのだと思います。――今日のメインは、マカロニグラタンとビーフストロガノフですね。ビーフストロガノフ、お肉のうまみと華やかな香りのソースがたまりません。そしてマカロニグラタン!今まで食べたことのないようなこのコクはいったい…。お皿のまわりにこぼれて焦げたチーズも最高においしいです。坂田:噴きこぼれていてこそグラタンなんです!(笑)グラタンに限らないんですけど、どのレシピにも私の中で譲れない材料や手順があって。雑誌やテレビでレシピを紹介する時は難しくても、お店だったらとことん追求できる。――だから品数を絞っての日替わりなんですね。どれも坂田さんならではのスペシャルな味。坂田:普通に見えて、さまざまな手間暇をかけて作られていると感じられる洋食が好きなんです。『KUCHIBUE』の料理もそうありたいな、と思っています。――ちなみに洋食愛は子どもの頃からとのことですが、料理を作るのもお好きだったんですか?坂田:はっきり覚えていないんですけど、小学生の半ばくらいからかな。実はそれ以前は、食べ物に興味がなかったんですよね。――なんと。意外です。坂田:しかもすごい引っ込み思案で、人に話しかけることもできなかった。休み時間のドッジボールでも、逃げ回るタイプでした。――今のパワフルな坂田さんからは想像もつきません…。坂田:ところが小学校3年生くらいから、きっかけは忘れちゃったんですけれど、急に活動的になったんです。ドッジボールもバスン!(ボールを受け止める)ボンボンボン(ドリブル)、バシッ!(当てる)って感じに。――いきなり中心メンバーになったわけですね。坂田:何かを作ることに興味を持ち始めたのもちょうどその頃。もともとお菓子のレシピ本は好きで、よく図書館で借りては眺めて、想像を膨らませていたんですよ。で、ある時、クッキーを焼いて学校に持っていったんです。「先生にはナイショね、ちょっと焦げちゃったんだけどさ~」なんて言いながら、女の子数人で食べていた。そうしたら、それを遠巻きに見ていた男子がひとり、給食で出される銀紙に包まれた四角い8gのバターを持ってきて、「これで俺にもクッキー焼いてくれ」って。――かわいい(笑)。坂田:「これだけじゃ何もできないよ」って言ったら、まわりの男子たちが「俺も」と持ってきて、10個集まったんです。それで、その80gのバターでクッキーを焼いて次の日持っていったら、みんながすごく喜んでくれて。今思えばおおらかな時代ですよね。そんな感じで、しばらくクッキーを焼いていた時期がありました。――そこが料理家としての原点だったのでしょうか!?坂田:どうでしょうね。ただ、自分が作ったもので人が喜んでくれるのは純粋にうれしかったし、自分から働きかければまわりの人との関係が変わることもわかった。「こうすればいいんだ」と、どこかで納得した気がします。料理はそれからいろいろ作るようになって、小学校高学年の頃にはNHKの『きょうの料理』で見た料理を週に1回、姉と一緒に作ったりしてましたね。――やがてその番組にご自身が出演されるようになるとは。坂田:想像もしませんでしたよ。人生、わからないものです。この続きは本誌で!『洋食 KUCHIBUE』のメニューや営業時間はインスタグラムで確認を(@kuchibue.daikanyama)。この日のメインはビーフストロガノフ¥3,500と定番のマカロニグラタン¥2,300 。デザートはクラシックなカスタードプリン¥600など。こちらのカラー写真をanan公式インスタグラム(@anan_mag)にアップするのでぜひチェックして。夜は予約も可。さかた・あきこ新潟県出身。出版社に勤務後、フランス料理店やフランス菓子店で研鑽を重ね、独立。和洋の垣根を越え、食材の食感や香りにこだわりつつおいしさを追求するレシピにファンが多い。本誌連載「Cooking」にも登場中。著書に『ピラフとドリア』(立東舎)ほか多数。店舗での料理教室も不定期で開催している。※『anan』2020年4月8日号より。写真・小川朋央インタビュー、文・新田草子(by anan編集部)
2020年04月02日佐藤二朗主演、4月放送のドラマ「浦安鉄筋家族」より、大沢木一家を演じる水野美紀、岸井ゆきの、本多力、斎藤汰鷹、キノスケ、坂田利夫の出演が明らかになった。シリーズ累計発行部数4400万部、実写化不可能といわれた浦安を舞台にパワフルな一家が大暴れする人気ギャグ漫画シリーズを、テレビ東京が地上波のギリギリに挑戦してドラマ化する本作。今回明らかになったキャストたちが演じるのは、佐藤さん演じる大鉄を取り囲む大沢木一家!料理上手で子煩悩、普段はお淑やかだがスイッチが入ると誰にも暴走が止められない大鉄の妻・順子役には、連続テレビ小説「スカーレット」で主人公のよき友人役を演じている水野さんに決定。「意気込みだけしかありません。それ以外はどうすれば良いのか分かりません」と今回の出演に関して正直な感想を述べた水野さんは、「大鉄役の佐藤二朗さんの印象はクレイジー。とにかくクレイジーな印象です。恐ろしいです。このドラマはコンプライアンスに抵触していそうなところが見どころ。岸井ちゃんの入浴シーンもあるかもしれません。ないかもしれません」とコメントしている。そんな水野さんは本作でアクションシーンもあるのだとか。また、大沢木家で一番まとも(!?)に見えるが、彼氏・花丸木くんのこととなると盲目になり、恋人関係を守るためなら全てを捨てて全力奔走するメルヘンかつ現実的な大沢木家の長女・桜役には、『愛がなんだ』で日本アカデミー賞の新人俳優賞を受賞した岸井さんが演じる。岸井さんは「数多くのファンの方がいるこの作品に関わることはプレッシャーが大きく、漫画を読み返しては悩んだりもしました」と不安を明かすも、「台本が届き、読みはじめた瞬間に文字から飛び出す楽しげな大騒ぎとそのハチャメチャさに、今はただワクワクしています」と撮影が楽しみだと話す。さらに、アニメ・発明オタクで大沢木家の自宅警備員を務める永遠の浪人生、長男・晴郎役に、「ヨーロッパ企画」所属で「俺の話は長い」の出演が話題となり、「知らなくていいコト」にも出演中の本多さん。坊主頭がトレードマークで勉強嫌いな次男・小鉄役に、『人魚の眠る家』で篠原涼子と西島秀俊の息子役を演じた汰鷹(たいよう)くん。趣味はロックを聴くこと、祖父・金鉄役に、アホの坂田こと坂田さん。そして三男・裕太役は、某スタッフの愛息子・キノスケくんが演じる。本多さんは「ほんとにどんなドラマになるか想像出来ないですが、とにかくうるさい、いや、騒がしいドラマになるはずです。脚本が同じヨーロッパ企画の上田くん・諏訪さん・酒井くんなので、3人の内に秘めたる騒がしさも現場に伝えられるように大きい声でのぞみたいです」と意気込み、汰鷹くんは「ママが昔、原作のマンガを読んでいたと聞いて気になって読んでみたら、面白すぎて一気に読んじゃいました!!キャラクターが自分とそっくりだったので絶対やりたいと思ってたから小鉄の役が決まった時は『っしゃぁぁぁ!!』って喜んじゃいました!!」と出演決定時の心境を明かす。「こんなにも自分に似ているキャラクターがいるのかと驚きました」と自身もびっくりだったと語る坂田さんは、「佐藤二朗さんをはじめ、共演させて頂く方たちと楽しく、明るく、にぎやかに撮影ができたらと思っています。大沢木家一丸となって視聴者に喜んでもらえるように頑張ります」と意気込んでいる。ドラマ24「浦安鉄筋家族」は4月、毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送予定。※テレビ大阪のみ翌週月曜深夜0時12分~毎週地上波放送終了後、ひかり TV&Paraviにて配信予定(cinemacafe.net)
2020年02月14日お笑い芸人の坂田利夫が31日、都内で行われた映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の初日舞台挨拶に、中井貴一、佐々木蔵之介、広末涼子、友近、加藤雅也、武正晴監督とともに登壇。「結婚できますように」と今年の願いを発表した。舞台挨拶では、今年の願いを書き入れた絵馬を一人ひとりお披露目。坂田は「結婚できますように」と願いを発表し、「絶対結婚しまっせー! 結婚式来てくださいよ」と観客に呼びかけ。「祝儀をようけくださいよ」と加え、中井から「祝儀をもらうために結婚したいんですか? 寂しさを紛らわせたいんですよね?」とツッコまれると、「そんなことないの。お金」と返して笑いを誘った。また、理想の女性について「心の良い女性。そして素晴らしく良い子供が生まれるように」と説明。中井が「まだこれからお子さんを作る予定?」と驚くと、坂田は「Yes,I do!」と答えた。そんな坂田のために、中井は締めの挨拶で「師匠が結婚したいんです。でもなかなか相手がいません。もし一緒に暮らしてもいい方、お帰りの際、どこかでご住所と名前、電話番号を記入していただければ、坂田利夫からご連絡をさせていただきます」と結婚相手を募集。会場から笑いが起こる中、坂田は「頼んだぞー!」とアピールした。2018年に公開された映画『嘘八百』の続編となる本作。中井貴一演じる空振りばかりの古物商・小池則夫と佐々木蔵之介扮する陶芸家・野田佐輔の骨董コンビが、京都を舞台に騙し騙されの珍騒動を描く。坂田は、前作に引き続き、紙偽造の達人・よっちゃんを演じた。
2020年01月31日造形作家・近代美術史研究者の岡崎乾二郎が監修する『坂田一男捲土重来格納された世界のすべて、風景のすべて』が、東京ステーションギャラリーにて開幕。2020年1月26日(日)まで開催されている。キュビスム以降の抽象絵画の展開を核心で理解し、その可能性を究極まで推しすすめた画家、坂田一男。同展は、これまで大きく紹介されることの少なかった坂田の画業の全貌を提示する初めての展覧会だ。1889年に岡山県に生まれた坂田は、中学卒業後に絵の道を志し、第1次世界大戦終了後の1921年に渡仏。キュビスムの巨匠、フェルナン・レジェに師事して本格的に抽象画を学び、のちに助手を務めるまでになる。フランス滞在中は複数のサロンの会員となり、国際展への参加や大規模なギャラリーでの個展を開催するなど一線で活躍。1933年に帰国すると岡山県にアトリエを構えて抽象絵画の制作に打ち込み、前衛美術集団「アヴァンギャルド岡山(A.G.O)」を主催するなど精力的な活動を続けた。日本の抽象画家の先駆者として高く評価されたのは没後で、これまでブリヂストン美術館や、岡山県立美術館などで回顧展が開催されている。同展は、そんな坂田を再評価する造形作家・近代美術史研究者の岡崎乾二郎氏が監修を務め、坂田の複雑な空間操作を解析すべく、坂田と同世代の画家や意外な作家たちを組み合わせて比較展示を試みる。坂田の作品に加えて、彼が師事したフェルナン・レジェ、坂本繁二郎、ル・コルビュジエ、ジョルジオ・モランディ、ニコラ・ド・スタール、ジャスパー・ジョーンズなど、国内外の作家たちの作品約200点を紹介。20世紀絵画表現の問題群として各作品を読み解いていく。また、坂田のアトリエは二度の大きな水害に見舞われ、多数の作品が破損、または損失の被害を受けたという。会場には、冠水のため剥がれ落ちた画面を修復・加筆を行った作品だけでなく、そうした被害の形跡を模すかのように創作に生かした作品も並ぶ。展覧会のタイトルにもなっている「捲土重来(けんどちょうらい)」とは、一度失敗した者が再び力を盛り返すこと。歴史に埋もれてしまった坂田一男という画家を掘り起こす意味とともに、ひとたび受けた破壊を復活に転化させるような、驚くべき坂田の作品を目撃してほしい。【開催情報】『坂田一男捲土重来格納された世界のすべて、風景のすべて』2020年1月26日(日)まで東京ステーションギャラリーにて開催【関連リンク】 東京ステーションギャラリー()※岡崎乾二郎の「崎」は「たつさき」が正式表記。《コンポジション》1936年個人蔵《アンサン》1954年個人蔵《コンポジションA》1948年個人蔵《コンポジションのエスキース》制作年不詳個人蔵《コンポジション(メカニック・エレメント)》1955年岡山県立美術館《静物I》1934年大原美術館《静物II》1934年大原美術館《コンポジション》制作年不詳個人蔵《構成》1946年宇フォーラム美術館
2019年12月10日日本を代表するチェリスト・長谷川陽子が2020年、精力的に新たな試みにチャレンジする。2月21日(金)に東京オペラシティコンサートホールにて、バンドネオン奏者の三浦一馬、ギタリストの大萩康司とのトリオによる「情熱と哀愁のリベルタンゴ」を開催。それに先立つ1月10日(金)には、同会場のホワイエにて0歳児を育児中の保護者を対象にしたコンサート「0歳児とおでかけ応援プロジェクト」を実施する。【チケット情報はこちら】「情熱と哀愁のリベルタンゴ」は、ピアソラの「リベルタンゴ」、ハチャトゥリアンの「剣の舞」をはじめ「踊りや歌に関する曲を選んだ」と“情熱”を前面に出した曲目になっており「私自身の気質としてもラテンの血わき肉おどるようなノリがあるので(笑)、熱いコンサートになります!」と力強く語る長谷川。三浦、大萩それぞれとの共演経験はあるが、3人が揃うのは初めて。「バンドネオンの特徴は、情感に訴える哀愁を帯びた音色。タンゴのイメージが強いけど、実はオルガンの要素が強いんです。この分厚く奥行きのある音に対し、チェロがどう舞い踊れるのか? 非常にスリリングです」と三浦のバンドネオンとの共演への期待を膨らませる。一方、ギターについては「数年前に福田進一さんとデュオCDを作って以来、ギターに魅了されました。ギターは弓で弾くチェロと違って、弾いた瞬間から音が消えていく儚さと美しさがある」とその魅力を熱く語り「それぞれの楽器によって私もチェロの弾き方、音の立ち上がりを変えていきます。信頼する2人との共演ですが、私にとっても挑戦になると思います!」と未知なるチャレンジへの意気込みを口にする。「0歳児と――」は、授乳やオムツ交換、ベビーカーでの移動などの苦労を懸念し、外出を躊躇してしまいがちな育児中の保護者に本格クラシックを楽しんでもらえるよう、2000円のチケット1枚で“0歳児”と保護者の大人2名が入場できる。託児室に預けるのではなく赤ちゃんと同じ空間でコンサートを楽しめる企画だ。自身も子育て経験があり「子どもが0歳の時はテーブルにマットを敷いて寝かせて練習していた」という長谷川。家族や周囲のサポートを受けながら演奏会も行なっていたと明かし、恩返しの思いも込めて参加を快諾したという。曲目はバッハの無伴奏チェロ組曲、武満徹の「翼」などで、あくまでも大人向けのクラシック演奏会となっており「赤ちゃんを育てていても、時に自分の時間を楽しんでいいし、明日への糧になれば。子育てを“希望”にしたい」と意気込みを口にした。チケットは両公演とも発売中。取材・文・撮影:黒豆直樹
2019年12月06日「南野さんがついに離婚します。周囲にも、その意思を漏らしているそうです」(知人)3月3日、8回目の結婚記念日を迎えた南野陽子(51)。その直前、2月28日発売の『週刊文春』で夫・A氏(47)の金銭トラブルが報じられた。記事によるとA氏が事務長を務める東京・銀座のクリニックで、1億8千万円の使途不明金が発覚。お金の管理はA氏が任されていたが、開業から3カ月で支払い督促の通知が次々と届くように。クリニック側はA氏を業務上横領で刑事告訴し、民事でも損害賠償請求を起こす予定だという。さらに衝撃は、これだけではなかった。A氏の荷物から、南野の実父に宛てた金融会社からの督促状や医療費の支払い督促状などが見つかったというのだ。「南野さんのお父さんは、箱根の有料老人ホームに入所しています。毎月の費用はお父さんの専用口座から引落とされるようになっていて、彼女は入金のため十分なお金も用意していました。しかし口座はカラで、元となるお金も消えていたのです。口座や入金の管理していたのは、夫であるAさん。支払い督促状が来ていることを今回の件で初めて知った南野さんは、施設に問い合わせました。すると実際に半年分も支払いが滞っていたとわかったそうです。彼女はあわてて100万円以上を振り込んだと聞きました」(前出・知人)11年3月3日にA氏と結婚した南野。しかし直後から金銭トラブルの噂が絶えなかった。にもかかわらず夫婦関係を続けてきた南野。理由は、実父(82)との関係があったからだ。「南野さんが仕事で遠くに行かなければならないとき、A氏がお父さんを献身的にサポートしてくれていたそうです。老人ホームに2人でお見舞いに行ったことも、一度や二度ではありません。A氏は、彼女の前ではいつも“よき夫”であり続けたのです」(前出・知人)もともと普通のサラリーマンだった南野の父は、派手なことを嫌う人だった。そのため85年に芸能界デビューした当初は、猛反対。89年に南野の個人事務所社長に就任したが、衝突も多かったという。しかしある出来事をきっかけに、2人の関係に変化が見え始めた。「兵庫県に住む南野さんのお母さんが、11年11月に脳出血と心内膜炎のため急逝したのです。死に目に会うことができなかった彼女はずっと『もっと親孝行していればよかった』と悔やんでいました。以降、お父さんの存在は彼女にとって何よりも大切なものに。『せめてお父さんだけでも幸せにしてあげたい!』と考えるようになったのです」(前出・知人)母の死後、南野は父を兵庫から箱根の老人ホームへと呼び寄せたという。13年には自宅をバリアフリー仕様に改装し、父との同居を決意したと報じられた。しかし予想以上に仕事が忙しくなったため、2年前から再び父を老人ホームへと移すことになった。「南野さんにとっては苦渋の決断でした。だからこそ『せめてホームでの生活はきちんとしてあげたい』と十分なお金を用意していたのです。そんななか、A氏は父の世話や管理を申し出たといいます。南野さんは『彼は病院経営にかかわっているので、安心して任せられる。プロにお願いしたほうが父にとってもいいはず』と言っていました」(前出・知人)だが皮肉にも、そうした“信頼”が事態の発覚を遅らせることとなってしまった。「これまでも周囲は『別れたほうがいい』と説得してきました。しかし南野さんは離れませんでした。すべては『あんなに父のサポートをしてくれる夫が、悪い人のはずがない』と考えがあったからでしょう。しかし、今度は違います。その大切な実父の介護費用が消えていたのですから。彼女のショックは、どれほどのものだったでしょうか」(前出・知人)本誌はA氏の携帯番号やメールに連絡を取ったが、返答はなし。A氏が持っていたという名刺の連絡先にもコンタクトを取ったが、担当者は「うちは関係ありません」と答えた。「南野さんはドラマ撮影のため京都にいましたが、夫と話し合いをするため東京に戻ってきました。すぐにでも離婚についての話し合いを進めるつもりのようです」(前出・知人)
2019年03月05日演歌歌手の山内惠介と女優の南野陽子が、2日に東京・明治座で行われた『山内惠介 東京・明治座初座長公演』公開舞台稽古に出席し、絶妙なコンビネーションを見せた。同公演は5日から15日まで、明治座で行われる。山内は63年にタイムスリップし、母親(南野)と結婚する前の父親と体が入れ替わってしまう役を演じる。作中には2人が抱き合うラブシーンもあるといい、南野は「お母さんの、子どもを抱くような感じ」と明かす。しかし山内が「抱き慣れてらっしゃるのかな」と感想を漏らすと、南野は山内の頭を軽く叩き、ツッコミを入れていた。また、南野が「まだ出会って数日ですが、10何年前から仲良しなくらい距離が近い。(山内の)良いところです。私は逆のタイプで"ツンケン"が得意」と明かすと、山内は「ツンデレですもんね。何かあったら(『スケバン刑事』のように)ヨーヨーを投げられるんじゃないかヒヤヒヤしてます」と話すなど、息の合った掛け合いを見せていた。
2018年08月03日今年6月13日に肺腺がんのためこの世を去った野際陽子さん(享年81)。彼女をしのぶ会が9月29日、都内の中華料理店でひっそりと行われていた。 「会は、人気昼ドラシリーズ『花嫁のれん』(フジテレビ系)で共演した羽田美智子さん(49)、山本圭さん(77)、吉田羊さん、矢田亜希子さん(38)が発起人となって開かれました。当日はドラマスタッフを中心に、70人ほどが参加していました」(テレビ局関係者) 開始時刻の18時を前に、羽田や山本、吉田、矢田らが続々と店内へ入っていく。輪のなかには、野際さんの長女・真瀬樹里(42)の姿もあった。 「『花嫁のれん』は10年11月にスタートし、11年、14年、15年と続きました。野際さんのがんが最初に発覚したのは14年。手術をしましたが、翌15年4月に再発しています。それでも最後まで休むことなく仕事を続けてきた彼女に、みんな感銘を受けていました。出演者やスタッフの絆は固く、真瀬さんも感動していました」(ドラマ関係者) 最初に山本が「またふっと戻ってくるんじゃないかと思う」と語ると、矢田も「途中から『花嫁のれん』のキャストとして加わったのに、優しく抱きしめて迎えてくれました。私の永遠の憧れの女優です」と挨拶。吉田は「初めてお会いしたとき、『吉田羊って変わった名前ね』と話しかけてくれました。ヒール役で悩んでいたときにアドバイスをくれて……」と語り、声を詰まらせる場面も。羽田は「野際さんがレディー・ガガの真似した写真を送ってきてくれた」と、ユーモアを大切にしていたという故人の意外な素顔も明かした。 その後も共演者や関係者の挨拶が続くなか、真瀬は次第に感極まっていたという。そして最後に、彼女はこんな言葉を語っていた。 「真瀬さんは『こんなにたくさんの人に愛されていたんだと実感しました。病気のことを内緒にしていたのは正しい判断だったのか、いまだにわかりません』と吐露。それでも『羽田さんはいっしょに闘病しているみたいに支えてくださって、母だけでなく私自身も励まされました』と感謝していました。そして『これからも母のことを思い出して話してください。皆様の心の中に母は生き続けます。私も生涯かけて母のような人間に近づけるように頑張ります』と締めると、会場から拍手が起きていました」(前出・ドラマ関係者) 会は20時に終了予定だったが、お開きになったのは1時間近く後だった。 「最後には、会場にいる全員で『良き思い出は心の宝』と野際さんの台詞を唱和。そして『野際さん、ありがとう』と言って締めくくりました。出演者の方々は名残り惜しそうに店を後にしていましたが、その後も羽田と真瀬は残って思い出話に花を咲かせていました」(前出・テレビ局関係者) みんなの思いは、きっと天国の野際さんにも届いたことだろう。
2017年09月30日女優で歌手・久我陽子(43)が、シンガー・ソングライターの山崎まさよし(45)書き下ろしによる新曲「月になる」で、約2年ぶりに音楽活動を再開する。10月11日発売のニューシングルには同曲のほか、久我が作詞に加わった「手をつなごう」も収録される。「闘りゃんせ」「春よ来い」「ひとり上手」に次ぐシングル。「月になる」は、10月スタートの真矢ミキ主演ドラマ『さくらの親子丼』(東海テレビ制作・フジテレビ系)の応援ソング、TBS系情報番組『ひるおび』の主題歌として10月から採用されることが決まっている。「山崎まさよしさんの持つ歌の世界観が好きで以前よりファンでした」という久我。「いつか山崎さんの曲を歌ってみたいとお願いしてみたところ、今回、書き下ろしの素敵な曲を提供いただくことが出来ました。実際にお会いし、じっくり私の想いなども伝えさせて頂き、山崎さんから頂いたのが『月になる』でした」と楽曲誕生の経緯を明かし、「切なく儚い…この曲の旋律に強く惹かれ、心を揺さぶられました。曲の持つ世界観を伝えることが出来たらと思いながら、心を込めてレコーディングに挑みました。表現者として、この曲の切なく儚い想いやこの詩の情景を、聴いて下さる皆様に思い描いて頂けるよう、歌い上げました」と同曲に込めた思いを語る。一方の、「手をつなごう」については、「この曲では、今回作詞にも挑戦しました。『月になる』とはまた違った曲調に仕上がっています。素直になれない気持ちは誰にでもあると思いますが、そんな気持ちから一歩前に進む心情を表現しました。20歳の頃に一度作詞にも挑戦させて頂いたのですが、そこから時間が経った40代の今、久しぶりに作詞にも挑戦したことで、歌への思い入れにも変化が生まれた気がしています。わがままな女心を貴方に理解して欲しい…『手をつなごう』はそんな曲です」とこれまでの歩みを振り返りながら作詞のテーマに触れる。「女優として、また歌手として、今はこれと決めつけずに広く興味を持って、作品ひとつひとつと向き合っていきたいと思っています。40代の女性として、また女優・歌手という表現者として、自分のやれることを、自然な流れの中でやっていけるよう、自分を磨いていきたいと思っています」と意欲を見せる久我。栗田秀一プロデューサーは、「山崎さんは、成就しない夢の儚さを、女優・久我陽子に投影した。久我陽子はプリミティブな歌唱の中に想いを重ね、僅か数テイクで録音し、まさに二人のコラボ作品ができた。今回制作に当たり、ウタの力と、曲の力を掛け合わせられた事は大きな達成感です」と語る。
2017年09月22日ものまね歌手の荒牧陽子(36)が26日深夜放送の日本テレビ系「24時間テレビ」内の「今夜限り!生しゃべくりでタレコミ続出!その真相を初告白007」に生出演。5年ぶりのテレビ復帰を果たした。 荒牧は5年間表舞台から姿を消した理由を「のどが潰れてしまったので静養していたのと、あとはショーをやらせていただいた」と説明。MCをつとめた、くりぃむしちゅーの上田晋也(47)から「今は完治した?」と聞かれると「はい!」と笑顔で答えた。 復調ぶりを裏付けるように浜崎あゆみ(38)、坂本冬美(50)、新ネタのchay(26)らものまねをメドレーで披露。上田はこの5年でレベルアップを絶賛した。 「荒牧は11年、くりぃむしちゅーがMCをつとめた日テレの『スター☆ドラフト会議』に彗星のごとく登場。出演するやいなや、倖田來未(34)らのものまねで一躍ブレーク。その後、壮絶な争奪戦の末に大手芸能プロの系列事務所に所属しテレビのオファーが殺到しすっかり売れっ子になっていました」(テレビ局関係者) ところが13年1月、「激務から来る喉・体調・メンタル不調」を理由に芸能活動一時休止を宣言。今回の復帰まで、プライベートは波乱万丈だったというのだ。 「13年5月に仕事で知り合った年上のテレビプロデューサーと結婚。しかし略奪婚だったため結婚前から夫の前妻と揉め、ついには前妻から損害賠償を求めて提訴されてしまったのです。結果は敗訴。このゴタゴタが原因でテレビから消えていたが、14年ごろから仕事復帰。16年秋ごろには晴れて第1子を出産して、ようやく平穏が訪れていました」(芸能記者) 人生の荒波を乗り越え、母になっただけにその芸に磨きがかかったようだ。
2017年08月28日6月13日(火)に肺腺がんで他界した女優・野際陽子さん。「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」では、8月25日(金)放送を「中居正広のキンスマスペシャル」とし、2時間にわたり野際さんの命尽きるまで女優として生きた人生と、最後の3年間の日々に迫っていく。「必殺シリーズ」「浅見光彦シリーズ」「TRICKシリーズ」など数多くの作品に出演し、お茶の間から愛され続け、いまから2か月半前の亡くなる直前までドラマ「やすらぎの郷」に出演していた野際さん。闘病していたという情報が一切なかったため、あまりにも突然の訃報に世の中が大きな衝撃を受けた。そんなほとんど情報が出ていない中、野際さんの最期を知る数少ない人物が、今回番組だけに語った。まず、ドラマで共演以来、41年もの間親交があり、野際さんの芸能界の娘といっても過言ではない女優・浅野ゆう子。そして野際さんの最期を看取った一人娘・真瀬樹里。さらにほかにも伊東四朗、長塚京三、佐野史郎、常盤貴子、坂井真紀らがドラマの裏側や野際さんとの知られざるエピソードを語る。加えて、野際さんが出演した名作ドラマ「キイハンター」を始め、「ずっとあなたが好きだった」「ダブル・キッチン」「誰にも言えない」「スウィート・ホーム」「長男の嫁」の映像と共に、生涯女優として生きた野際さんの人生と最後の3年の日々を辿る。なぜ野際さんはがんであることを最期まで公表しなかったのか?なぜ亡くなる数日前まで現場に立ち続けたのか?その真相が初めて明かされる…。「中居正広のキンスマスペシャル」は8月25日(金)19時56分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月23日野際陽子さん(享年81)の逝去に、芸能界では悲しみが広がっている。新人アナウンサー時代、共に研修の日々を送った押坂忍(82)は、野際さんの在りし日のたくましい姿を覚えている。 「私はテレビ朝日、野際さんはNHKでしたが、当時は民放のアナウンサーもNHKで一緒に研修を受けました。野際さんとは同じ立教大学出身で、彼女はとてもクールでクレバーな女性。彼女が名古屋支局でアナウンサーをしていたときは、その美貌でディレクターやプロデューサーにモテモテでしたね」 NHKで女子アナの先輩後輩として野際さんと仲良く寮生活を過ごしたのは、作家の下重暁子さん(しもじゅうあきこ・81)だ。 「入社してすぐ、私は名古屋に配属。そこに1年先輩の野際さんがいました。名古屋の荒田という場所にNHKの独身寮があり、女性は私と野際さんだけ。木造3階建てで、3階の隅の4畳半が野際さんで、その手前が私。野際さんの部屋には、大学の演劇サークルのときの彼氏という恋人の写真が飾ってありました」 「ノンちゃん」「アッコ」と呼び合う仲になり、一緒に飲み歩いたという。 「よく2人でいろんなお店に行きました。私も野際さんもお酒が強かったんです。神話の大酒飲みの怪物ヤマタノオロチになぞらえて、私たちは“荒田の大蛇(おろち)”と寮のみんなに呼ばれていました(笑)。でも、どんなに深夜まで飲んでも、翌日はきちんと仕事していました。当時はセクハラや女性差別は当たり前ですから、いくら飲んでも仕事は絶対ミスしない。そんな“女の意地”を野際さんから学びました」 芸能レポーター・東海林のり子さん(しょうじのりこ・83)は大学の英語会ESSの先輩だった。 「私が1年先輩で、2人で英語劇やったり、合宿をしたり。学生時代は地味で、すっぴんで白いブラウスに紺のスカートだったノギが、ミニスカートを履くようになったのは、びっくりでしたね(笑)。彼女からグチを聞いたことは一度もないです。病気のことも言わなかった。本当に、強い人でした…」 野際さんは都内にも自宅があるが、仕事が休みに日は、神奈川県逗子市の豪邸で過ごすことが多かった。地元の人も、報道で野際さんの逝去を知った。 「ご病状が悪いなんてまったく知らなかったので、びっくりしました。野際さんはご両親が健在の頃から、こちらに住んでいました。独り身になられてからは、野際さんが海沿いを1人で散歩する姿をよく見かけました。気さくで、地元の私たちとも親しく会話してくださる方でした」(地元の商店主) 逗子の家には弔問客と花が絶えない。その中には、TBSの貴島誠一郎プロデューサー(59)の姿があった。『ずっとあなたが好きだった』で野際さんを起用し、同ドラマは大ヒットした。 「僕を一人前にしてくれた芸能界の母です。去年の夏、野際さんと食事をした際、『悪いんですか?』と聞いても『全然。治っちゃったから大丈夫よ』と。心配させたくないという気配りだったのでしょう」 そう貴島さんは偲ぶ。野際さんの遺族と対面したが、娘の真瀬樹里(まなせじゅり・42)をはじめみんなつとめて気丈に振る舞っていたという。
2017年06月23日6月13日(火)、81歳でこの世を去った女優・野際陽子。この度、テレビ朝日では、6月18日(日)に野際さんを偲んで出演作品を放送することが分かった。ドラマ「必殺仕事人」シリーズでは東山紀之演じる主人公の姑・渡辺こう役や、「浅見光彦シリーズ」で浅見光彦の母役、「TRICKシリーズ」で仲間由紀恵演じる山田の母役などを長年務めるほか数多くの作品に出演し、お茶の間に愛され続けてきた野際さん。今回放送されるのは、野際さんが出演していた「旅の香り 時の遊び」と「DOCTORS3 最強の名医」最終話の2部構成。「旅の香り 時の遊び」は、野際さんがレギュラー出演していた旅番組で、花の都・京都を訪れ春の“旬”を求め歩いた2002年4月の初回放送や、黒柳徹子との旅を始め、数々の名場面をふり返っていく。そして「DOCTORS3 最強の名医」からは、2015年3月5日放送の最終話を放送。「DOCTORS 最強の名医」は、沢村一樹が主演を務める医療ドラマシリーズ。2011年に第1シリーズが放送され、これまでシリーズ3本、スペシャルは2本が放送された人気シリーズ。野際さんは、本シリーズに堂上たまき役として第1シリーズから登場した。放送される最終話は、北海道快栄病院の外科医で大学の先輩でもある青柳順平(升毅)からの要請で、生体ドミノ肝移植のオペを手伝いに北海道へと旅立った相良浩介(沢村一樹)。複数の移植を連続して行い、一度にふたりを助けるという難易度の高い手術だったが、手術の準備に入った矢先、執刀医のひとり・犬丸健也(山崎潤)が手に怪我を負ってしまう。相良はドミノ肝移植を堂上総合病院で引き受けたいと提案。一生に1回できるかわからない貴重なオペである上に、この手術が成功すれば堂上総合病院に患者が戻ってきてくれるのではないかという期待も重なり、佐々井圭(正名僕蔵)や千住義郎(斉藤陽一郎)らは手術を行なうことに賛成する。院長の堂上たまき(野際陽子)も手術の成功を機に、病院の発展をと願う中、ただひとり、森山卓(高嶋政伸)だけは反対。「俺はもう相良の作った舞台で踊らされるのはまっぴらだ」と参加を放棄してしまう。満潤会から50億での買収の打診を受けている森山としては、生体ドミノ肝移植で病院の評判が上がってしまうことは好ましくない。そのため手術の決行に反対していたのだが、手術を行なうといううわさは早くも満堂潤三郎(大和田伸也)の耳に入り、森山の立場はますます追い詰められていく…。病院の中でも孤立しつつある森山は、その心の拠り所を入院患者の淵森拓郎(金井勇太)に求め始める。自分と同じように家族から認められず生きてきた淵森に似た者同士のような感覚を抱いていたのだ。だがそんな森山に淵森はある言葉をぶつけ…?一方の相良は、森山にドミノ肝移植のチームに参加してもらいたいと思い続けていた。刻々と近づく手術の日を前に相良は最後の策略を…。果たして、森山の心を動かすことはできるのか?そして堂上総合病院での生体ドミノ肝移植手術は成功するのか…というストーリーになっている。「日曜ワイド特別編 追悼特別番組 野際陽子さんを偲んで」は6月18日(日)10時~テレビ朝日系列全国ネットにて放送。(cinemacafe.net)
2017年06月16日女優の藤原紀香が16日、「大好きな先輩」というタイトルでブログを更新し、肺腺がんのため81歳で亡くなった女優の野際陽子さんへの思いをつづった。紀香は「またお一人、素晴らしい先輩が旅立ってしまわれました」と書き出し、「野際陽子さん...本当に優しい方で、聡明で、エレガントで、おしゃれで、立ち振る舞い全てが素敵な方でした女性としても 役者としても 尊敬している方でした」と思いを告白。「ご体調がすぐれないとお聞きしたときは、どうぞ早く良くなっていだき、またご共演させていただきたいと願っておりましたがそれは叶わぬ夢となり、残念な知らせに胸がしめつけられました」と胸中を明かした。また、2000年に放送されたTBS系ドラマ『金曜日の恋人たちへ』での共演を振り返り、「撮影現場でも、声の出し方や、立ち振舞いなどいろいろなアドバイスを笑いを交え、教えてくださいましたこと、本当に感謝しております」と感謝。「現場の方々への気遣いを忘れず、凛としたカッコ良さの中に、とても可愛らしいお茶目な一面なあり、ユーモアたっぷりに笑わせてくれた野際さんの笑顔が忘れられません」とつづった。さらに、「近付きがたいイメージなのに、本当は気さくで愛情深い。女性が歳を重ねて老いる事のネガティヴさすら覆すようなパワーを持ち、楽しんで上手な生き方をされている方でした。あんな風に歳を重ねたいという女性の目標でした」と紀香。「大好きだった先輩 野際陽子さん。どうぞ 安らかに...心よりご冥福をお祈り申し上げます」と追悼した。
2017年06月16日俳優の高橋克典が15日、自身のブログを更新。女優の野際陽子さんの訃報を受けて、コメントを発表した。高橋は「野際陽子さん」というタイトルで更新。「ショックすぎて言葉もありません」とつらい心境を吐露し、「ドラマ初主演だった『サラリーマン金太郎』の時、本当に支えていただき、本当にお世話になりました」と感謝の思いを記した。さらに、「最近はお会いすることも、連絡もとる機会もありませんでしたが、本当にタフで、理知的で、若さ溢れる素敵野際さんとは、当然またお会いすることもあるだろうと思っていましたので、信じられない気持ちでもあり、本当にショックで、悲しいです」とつづり、「野際さん、ご冥福をお祈りします」と追悼した。
2017年06月16日