オウチーノ総研はこのほど、「『子どものお小遣い』に関するアンケート調査」の結果を発表した。同調査は10月7日~9日、子どもがいる首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)在住の30~59歳の既婚女性696名を対象に、インターネットによるアンケートを実施したもの。はじめに、「いつ頃から子どもにお小遣いを渡し始めたか」を質問した結果、「小学1年生」が最も多く19.6%、次いで「中学1年生」が8.5%となり、「入学」という節目にお小遣い制度をスタートさせる親が多いことが分かったという。「なぜその年齢でお小遣いを渡し始めたか」聞いたところ、全年齢を通して最も多かった理由は「お金の価値や管理の仕方が分かり始める年齢だから」だった。具体的には「お金の価値が分かり始め、自分で管理できるだろうと思う年齢になったから」(59歳 / パート・アルバイト)や、「まずは小額から、お金を使うことを覚えていってほしかったから」(47歳 / パート・アルバイト)などが挙がったとのこと。一方、「お小遣いを渡していない」と回答した人は39.2%を占めた。その理由としては、「年齢的にまだ早いから」という理由が最多で、他には「必要な時に必要な分だけ渡しているから」が多かった。例えば、「買いたい物をその都度申請してもらい渡していたから」(59歳 / パート・アルバイト)や「必要な時にその都度親が判断しているから」(48歳 / 専業主婦)などの理由があった。調査では、お小遣いを渡している人を対象に質問した「各年代の時に、毎月いくらぐらいを渡したか」の結果を集計し、相場の割り出しも行った。その結果、小学校低学年は500円以内、小学校高学年は1,000円以内、中学生は1,000~3,000円、高校生は3,000~1万円ということがわかった。続いて、「お小遣いはどのように渡しているか 」を聞いたところ、「定期的に定額を渡す」という人が77.8%、「必要な時に必要な分を渡す」が16.3%、「お手伝いの対価として渡す」が10.6%を占めた。「定期的に定額を渡す」という人の理由で最も多かったのは、「自分で管理できるようにするため」で、具体的には「決まった期間内に決まった額をやりくりする方法を学んでほしかったから」(47歳 / 経営者・役員)、「自分で使う額に応じてためたり、残額を管理したりできるようにするため」(55歳 / 公務員)などが挙がったという。「お小遣い制度(渡し方、金額など)はどのようにして決めたか」との質問では、「夫婦で話し合った」(54.1%)と、「子どもと話し合った」(42.1%)が上位。同社は、「意外にも子どもの意見も反映されていることが分かった」とコメントしている。最後に、「お小遣いを渡し始めた目的は何か」という質問を実施。結果は、「金銭感覚を身につけるため」が47.3%、「お金の管理能力を養うため」が46.8%、「お金の使い方を知るため」が31.7%となった。「金銭感覚を身につけるため」と回答した理由では「物の値段を知ってほしいから」という声が最も多く、「お金の管理能力を養うため」と回答した理由では「上手なやりくりを学んでほしかったから」が最も多かった。
2015年10月20日はじまったばかりの子育てに右往左往されているママはいませんか?親なら誰しも、子どもの幸せを願います。でも、どうしたら我が子をうまく導いていけるかは悩みの種。のびのび育てた方がいいのか、厳しく育てた方がいいのか、はたまた、自分の子どもがどの方面に向いているか、などなど、悩みはじめたらキリがありませんよね。『子どもに夢を叶えさせる方法』(廣済堂出版)の著者は、白井勝晃さん。2013年の体操世界選手権の床運動で、若干17歳1ヶ月で金メダルを手にして鮮烈な世界デビューを果たしたあの白井健三くんのお父さんであり、体操クラブの経営者でもあります。受賞後のインタビューに落ち着いて答える健三くんの姿も、記憶に新しいのではないでしょうか。それにしても、いったいどんな育て方をしたら、あんなすごい子どもになるのか、興味が沸いてきますよね。■子どもの夢の決定権は子どもにあるタイトルにもあるように「子どもに」夢を叶えさせるにはどうしたらいいかが、この本には書かれています。この「に」からわかるように、あくまでも主役は子どもなのです。子どもが主体的に自分の夢を実現に近づけていくよう導くのが、本来の親の役目。それにも関わらず、実際には「つぶれていく子どもをみると、親が足を引っ張るケースが少なくない」と勝晃さんは指摘します。どういうことでしょうか。親なら、誰しも子どもはかわいいもの。しかし、「子どもを大切にするあまり、結果的に子どもを縛ってしまう親御さんは多いのでは?」と勝晃さんは続けます。自分たちの子ども以外にも何百人も生徒を抱えたクラブを運営する忙しさから、白井家ではやむを得ず、子どもたちをほったらかしにしてしまっていたそうです。ところがその結果、白井家の男の子たちは、自分たちでルールを作って遊ぶようになったそう。さらに勝晃さんは、多くの子どもたちを見てきて、特に男の子は、「与えられたルールのなかでなにかやってもあまり伸びない」ことがわかってきたというのです。「男の子には自分立ちで決めたがる本能のようなものが備わっていて、人からいわれてやっていると、どこか心が前向きになれないのでしょうね」と勝晃さんは分析します。■親と子どもの絆をつくる4つの約束のびのび遊ばせて育てる反面、白井家では、健三くんが6歳になったときにできた4つの約束の存在があります。一、嘘はつかない一、約束は守る一、姑息なことはしない一、物を大切にするどれも、人として生きる上で大切なことばかりです。勝晃さんは、「体操選手である前に、人としてしっかりと行動できなければ、誰からも認められないという考えを共有してほしかった」と書いています。この約束がベースとなって、親子の揺るぎない絆が結ばれていったことは、その後の健三くんの活躍を見るまでもなく明らかなようです。勝晃さんはまた、親もまたぶれないことが肝要だと説いています。一度決めたら、子どもの背中を押し続ける、中途半端な「大丈夫?」は子どもの方向性を乱すだけ。もちろん、ゴールはすぐにはたどり着けません。それでも、勝晃さんはいいます。「わが子の一番輝いている姿を見たいなら、それだけ時間がかかるということを覚悟して応援してあげてください」と。*最後に、この本は決して天才の育て方についての本ではありません。勝晃さんの場合、健三くんの「個性」が体操の非凡な才能だったため、ある意味、わかりやすかったのかもしれません。ですが、勝晃さんはいいます。「成功体験の価値に大小はない」。それがオリンピックの金メダルであろうと、4年半かけた鉄棒の逆上がりであろうと、子どもの手にする達成感に変わりはない」と。子どもの幸せを願う、すべての親に読んでほしい一冊です。(文/Kinkiii)【参考】※白井勝晃(2015)『子どもに夢を叶えさせる方法』廣済堂出版
2015年10月14日片付けを身につけさせたい時の手助けのポイント の続きです。忘れ物幼稚園に通い出したり、小学校に上がるようになると増えてくるのが忘れ物です。自分の子どもが、提出すべきプリントを忘れていたり、宿題をやるのを忘れたりすることが頻繁に起きるような場合には、子どもを叱りつける前に今までの子育てを振り返ってみてください。忘れ物が多い子どもがどんな子育てをされてきたかを調べてみると、親に過保護に育てられていたり、親が子どものことに干渉しすぎるきらいがあったりすることが分かってきています。親が子どもの世話をまめに見れば見るほど、子ども本人が自分で何かすることを考えたり、判断したりすることができなくなっていきます。親の言うことに従っていれば、自分が何もしなくても物事が片付き、子ども本人は何の判断もせずやり方に悩んだりすることもないからです。あるいは、子どもが何かをしようとする時に、親がきまって脇から口出ししたり、指図したりしては来なかったでしょうか。朝から晩まで「早く~しなさい」「~しちゃいけません」などと言われつけていれば、いくら子どもであっても嫌な気分になります。細かく言われることをいちいち真剣に考えていたら身が持たないので、適当なところで聞き流すという悪い癖を身につけるようになります。そのようなかたちで他人の話を話半分にしか聞かないような習慣が身についてしまうと、学校に上がってからも教師の話を身を入れて聞けなくなってしまい、成績が伸び悩むことにつながってしまいます。また、忘れ物をしやすくなるような悪い癖や習慣が出来上がっていないかチェックする必要もあります。たとえば、子どもがよく忘れ物をする場合、その日に学校に持っていったものをその日中に整理整頓し、次の日に必要なものをあらかじめ準備するということができているかどうかをチェックしてみましょう。帰宅後に、ランドセルをその辺に投げ出したまま遊びに行ってしまうような癖が付いていると、翌日の準備を忘れることも多くなりがちですし、子どもの代わりに親が時間割を揃えてあげていたら、その子どもはいくつになっても忘れ物をする子どもになってしまうでしょう。自分で揃えてランドセルに入れるのでなければ、どこに物が入っているのかも覚えることができません。他にも、机や本棚、部屋の内部がゴチャゴチャになってはいないでしょうか。必要な物がしまわれているはずのところが整頓されていなければ、次の日必要な物を探すのにも時間がかかりますし、見落としや忘れ物も起こりやすくなってしまいます。子どもが小学校に行くようになったら、自分に関することかたちで構いません。最初のうちはできなくてもあまり叱ったりせず、とにかく自分でやるという習慣をつけさせることが大切です。最初から上手にできなくとも、親が手を貸してくれないということさえ理解できれば、子どもは自分で何とかしなければならないということを理解し始めます。少々時間がかかっても焦らずに、少し離れたところから見守ってあげましょう。(子育ての達人)「自立心のある子どもに育てるためのポイントと手助けの仕方」特集をまとめて読む・ その1 ・ その2 ・ その3 ・その4・ その5 ・ その6(最終回)
2015年10月05日子どものために手間暇をかけていろいろと世話を焼くことこそが親の役割で、子どもに愛情を示す方法だ、というような考え方をしている親は結構たくさんいます。しかし、これはある意味では間違った考え方で、そのようにしていると子どもの自立心の芽を摘んでしまうことになりかねません。子どもの自立心を育んでいくためにはどうすればいいのかについて見ていきましょう。自立させたければまずは目標を立てることから大人である親から見ると、子どもは危なっかしい存在に見えるものです。特に小学生以下の子どもの場合、まだ幼いためにいろいろと心配になってしまうものかと思います。そうすると、いきおい「こうしなさい」「そういうことをしてはだめ」といったように、命令口調になってしまうことが多いものです。しかし、親が何かにとなく手を出し口を出して育ててしまうと、何かをする時には誰かに指図されないと動けない子どもであったり、誰かにいろいろと手伝ってもらわないと自分1人では何もできない子どもになってしまいかねません。たとえば、小学校に入り、次の日の時間割に合わせて教科書やノートを準備するのは子どもの毎日の日課ですが、常に親が手伝ってしまったりすると、何かを忘れていった時に子どもがそれを自分のミスだと考えなくなってしまいます。それが「自分のしなければならないことだ」という考え方が育たないため、忘れ物をしても親のせいにしてしまい、次は気をつけて準備するようにしよう、といった考え方に至らないのです。子どもが死ぬまで親が面倒を見られるのであれば良いのかもしれませんが、普通、子どもより長生きできる親はいません。ですから、自分の子どもが親の手を離れて自立することができるようにしつけをすることが必要なのです。一方で、現代は昔のように子どもの数が多かった時代とは違い、ずっと少なくなった子ども1人ひとりを大事に育てるという子育てに変わってきています。家にいる子どもの数が少ない分、親の目が1人ひとりの子どもに行き届きすぎてしまうのです。そうなると、大人よりも何事もうまくできない子どものやることを見ていると、思わず手助けしたくなってしまうというわけです。小学校などでは、教師が次にすべきことを指示してくれるだけでなく、毎日忙しいカリキュラムをこなさねばなりません。このため子どもたちは次に何をするか、何をしたいかという考えを抱くことなく毎日の学校生活を送ることになります。従って、自分で考えられる子どもに育てたいのであれば、家の中でそうした環境を与えてやる必要があるのです。自分の子どもに自立心を持たせたいのであれば、まずは何か目標を立てるように導きましょう。「あることを、この日までに、1人でできるようになる」というような目標にするとよいでしょう。目標を立てさせたら、最初から「1人でできる」わけもないので、まずは子どもと親が一緒になってプランを立てます。どのようにすればその目標を成し遂げられるかを考えるのです。この時、親が主導するのではなくて、子ども自身に考えさせるようにします。親は「どうやったらできるようになるかな?」という具合に子どもの考えを手助けし、横からヒントを出したりして子どもの自主的な思考を促すようにします。その上で、計画がスタートして子どもがだんだん上手になりはじめたなら、それに反比例して親が手を出す部分を減らすように工夫します。「今できないことをできるようにしよう」というわけですから、最初のうちはできないのが当然です。あまり焦らず、目標の期日までにできればいいのだとゆったり構えて見守るようにしましょう。子育てについてはなんでもそうですが、親に必要なのは我慢することです。親は子どもの傍らに控えて、子どもの成長を信じてじっと我慢して見守るということが必要なのです。どんな事柄について目標を立てたら良いのか、それぞれに親ができる手助けにはどんなものがあるのか、次の回からいくつか例示してみたいと思います。(子育ての達人)「自立心のある子どもに育てるためのポイントと手助けの仕方」特集をまとめて読む・その1・ その2 ・ その3 ・ その4 ・ その5 ・ その6(最終回)
2015年10月02日イギリスで、子育て世代の親たちに向けた興味深いアンケート調査が行われました。「もっとも子育てを楽しめたのは、子どもが何歳のときか」というもの。子どもを持つママにとっては気になる調査です。はたして結果は?今回はイギリスのニュースサイト『Mirror』を参考に、子どもと過ごす時間について考えてみます。■子育てがもっとも「楽しい」のは5歳?アンケートは、異なる年齢の子どもがいる合計2,000家族を対象に行われました。それぞれの年齢ごとに、子どもと過ごす時間が楽しいか(楽しかったか)どうかを数値化してもらい、比較したのです。その結果、もっとも数値が高かった、つまり楽しい時間が過ごせたと親たちが回答したのは子どもが5歳のとき。反対にもっとも数値が低く、楽しい時間が過ごせたとはいえないのは、子どもが10~12歳のころでした。10歳ごろから、子どもの自立心が強くなりはじめ、親よりも友だちと過ごしたがったり、親をわざと「嫌い」といったり、親と一緒に歩くのを嫌がったりするようになります。思春期特有のそうした行動が、調査結果にも影響しているのかもしれません。■コミュニケーションが取れる年齢に5歳までに、子どものコミュニケーションスキルはかなり発達します。自分のしてほしいことや気持ちをきちんと伝えることができ、両親のことばもしっかりと理解します。子どもがことばをおぼえはじめる2~3歳ごろには、なんでも自分でやってみたいとがんばる「イヤイヤ期」と呼ばれる発達段階があります。その「イヤイヤ期」も卒業し、会話も楽しめるようになる5歳が、多くの親にとって子育てのゴールデンタイムとなっているようです。実際、38%が、「5歳ごろから、子どもときちんとしたコミュニケーションが取れるようになった」、3分の1は「5歳までに子どもがユーモアのセンスを見せはじめた」と回答しています。子どものコミュニケーション能力の発達は、会話に限ったものではないようです。全体のほぼ4分の1にあたる23%が「5歳までに子どもとスポーツや戸外での活動を楽しめるようになってきた」と回答し、5歳ごろからスポーツも含めた家族団らんが楽しめるようになってくると示しているのです。■家族でスポーツは「平均週3.5時間」この調査を行ったのは、スポーツを通して若者の育成や生活の質向上をめざすイギリスの独立慈善団体「ユース・スポーツ・トラスト」。同団体が展開する、家族のきずなを考えるキャンペーンの一環で行われました。アンケートでは、スポーツと家族団らんの関わりについて興味深いことも判明しました。全体の86%が「スポーツなどの活動を通して家族はより仲よくなれる」と答えていますが、実際に家族でスポーツなどアクティブな活動をして過ごす時間は、週当たりたったの平均3.5時間だったのです。週3.5時間ということは、平日も含めた7日間で考えると一日30分。乳幼児も含めた子どもを持つ親へのアンケート結果としては、やや物足りない数字です。毎日子どもと屋外でスポーツをするのは、たしかにハードルが高いこと。ですが、たとえば一日30分一緒に家の近所で散歩やサイクリングを楽しむのはどうでしょう。休日には家族でお弁当を持って広めの公園やアスレチックに出かけるのも楽しそうです。「ユース・スポーツ・トラスト」を主宰するフィル・チェンバレン氏は、家族で戸外活動を楽しむことが、子どもの成長によい影響を与えると話します。「活動的な子どもたちには、物事をよりよく、早く学ぶ力と、環境にすばやく溶け込む力があります。スポーツを通して子どもたちの活動的な面を育てることは、心身を健康に保ち、勉強もよくでき、自信にあふれ、社会でりっぱに生きていくことのできる子どもの育成につながるのです」■子育てのゴールデンタイムは伸ばせる子育ては楽しいことばかりではありません。ときにはうまくいかなくて悩んだり、思い通りにならなくてイライラしたり。でも、わが子とのちょっとした関わりで悩みやイライラが一気に吹き飛び、幸せを実感する――そんな瞬間もたびたび訪れます。そんな、ポジティブな面とネガティブな面のダイナミズムこそが子育てのだいご味ともいえます。子どもが成長し、独り立ちするまでと考えると、子育ての時間は決して短くはありません。子どもが5歳を過ぎたら子育ての楽しみが減ってしまう、なんて残念すぎます。おしゃべりはもちろんスポーツ、戸外活動もどんどん取り入れて、子どもとのコミュニケーションをしっかり取って、子育てゴールデンタイムをどんどん伸ばしていきたいものです。(文/よりみちこ)【参考】※What age are kids the best – Parents say 5-year-olds are most fun but 10 to 12 worst ages-Mirror
2015年09月26日子どものころ、親に「テレビを見ると頭が悪くなる」といわれませんでしたか?これはあながち間違いでもないようです。なんと、テレビやインターネットを使う子どものほうがテストの点数が悪かったというのです。その影響は評価のBがDに変わるほどだとか。テレビには知られざる影響力があったのです。■1日1時間テレビ見ると9.3点も低下調査は845人の児童を対象に行われました。イギリス全土の、都市部から田舎の子どもまで、さまざまな生活環境の子どものデータが集められ、分析されました。イギリスでは義務教育を終了するときに「GSCE(General Certificate of Secondary Education)」という統一テストを受験することになっており、その結果はA~Gのグレードで評価されます。1日1時間テレビを見たり、インターネットを使ったり、テレビゲームをする子どもは、GSCE テストの点が平均9.3点も低かったということがわかりました。これはA~Gの評価がひとつ変わるほどの差です。テレビ、インターネット、テレビゲームは、いずれも学力に悪影響を与えますが、もっとも影響が強いのはテレビなのだそうです。研究者は、テレビを見る時間が長くなればなるほど、学力は下がるだろうと考えています。ある研究者は、テレビさえ見なければ、他に何をしていても学力は上がるだろうとすら言っています。それほどテレビは子どもに悪影響を与えるようです。■1日4時間以上の勉強は効果ナシ?日常的に本を読んだり宿題をしたりする子どもは、やはりGSCEテストで高得点でした。その効果は大きく、1日1時間宿題をするなどの勉強をした子どもは23.1ポイントも点数が高かったのです。これはA~Gの評価では4つ分の差になります。おもしろいのは、勉強すればするほど点数が上がるわけではなかったこと。1日4時間以上勉強しても、さほど点数の差はありませんでした。また、宿題をきちんとやっている子どもでも、テレビを見る時間が長いと学力は伸びないそうです。■スポーツは学力に悪い影響ナシ!イギリスでは、スポーツをする子どもは学力が低いと考えられていましたが、こちらは根拠がないことがわかりました。体をよく動かすことは、特に学力には影響がないようです。むしろ健康にはいいため、適度な運動をしたほうがいいということです。大人がテレビを見ていると、子どもも一緒に見るもの。子どもの学力を高めたいなら、まずは大人がテレビ断ちをしなければならないのかもしれません。とはいってもストレスをためるのもよくありません。外で運動したり、本を読んだり、子どもと一緒にできる息抜きの方法を見つけられるといいですね。(文/スケルトンワークス)【参考】※Just ONE HOUR of TV or internet use each night can damage a child’s GCSE chances, experts warn-Daily Mail Online
2015年09月23日子どものころの記憶は大人になってからも残るものですが、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究者によれば、幼少時に親からどんな扱いを受けたかが、その人の60~64歳ごろの幸せ度合いに影響を与えるのだそうです。『LATINS POST』の記事から、大規模調査の結果を見てみましょう。■親にコントロールされた人は老後に不幸になる『Medical News Today』は、子どものころに両親から「心理的にコントロール」されて育った人は、極端に精神的に不安定になり、特に60歳から64歳の間で幸せを感じていないことがわかったと発表しています。しかもその不幸度合いは、親戚や近しい友人を亡くしたときと同じくらいなのだとか。一方、ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのメイン・スタッフォード博士によれば、両親がやさしさと責任感を示して子育てをしていた場合には、その子どもは青年期から老後までにわたって精神的に安定し、人生の満足度も高いのだそうです。■調査は70年近く5,362人を生まれてから追跡この調査がイギリス人で始まったのは、なんと1946年。生まれてからの追跡調査が、5,362人に対して行われたのです。13歳から15歳までの調査対象者については3,699人の完全なデータが集まりましたが、60歳から64歳になるころには2,000人ほどに減っていったとか。調査対象者たちは、アンケートで「親が自分を理解してくれているか」「親がどんな行動をとるか」などを問われました。これは、両親が子どもを心理的にコントロールしようとしているか否かを調査するためです。■絶対NGな「親のコントロール」はこんな行為それでは、どんな行為が「コントロール」にあたるのでしょうか。まずは、子ども自身の決断ややり方を妨げることが挙げられます。また、子どものプライバシーを侵害することもある種の「コントロール」です。そして、子どもを自立的に育てるよりも、自分を頼るように仕向ける、依存させようと仕向ける行為もこれにあたります。親として振舞うとき、ついついやってしまいそうな行為ばかりです。■子どもが安定した精神で育つには親が重要!スタッフォード博士は、「この調査は親を責めるためのものではない」としながらも、子どもが社会を生き抜く基盤をつくることができるのは親であるとしています。その上で、博士は過度に「コントロール」することは、子どもの自立を妨げてしまうという点を強調しています。『The Independent』を通しての主張は以下のとおり。「将来を担う世代の精神的安定には、両親の存在は極めて大きいものとなります。両親の金銭的負担などを軽減するような政策は、子どもと親がよりよい関係を結ぶ助けになるでしょう」*ついつい子どもに「こうしなさい」「いうことを聞きなさい」といってしまったり、気軽に持ちものや部屋を見たり、うまくできないときに手を出してしまったりすることは、親だったら誰にでもあることかもしれません。しかし、行きすぎると子どもを「コントロール」していることになってしまう可能性があります。子どもに幸せになってもらうために、温かい親を目指したいですね。(文/スケルトンワークス)【参考】※Are You a Controlling Parent? Your Children Might Grow Unhappy-LATINS POST
2015年09月20日車内に置き去りにされた子どもの事故が毎年のように報道されています。これは日本だけの問題ではないようで、このほどイギリスで「子どもの車内置き去り」に関するアンケート結果が報道されて話題になっています。危険とわかっていることなのに、なくならないのはなぜでしょう?『Daily Mail Online』の報道を参考に、「子どもの車内置き去り」の怖さについて考えてみます。■6分の1は「おしおきのために閉じ込めた」イギリスで、幼い子どもを持つ親たち2,000人にアンケート調査が行われ、その結果にイギリス全土が驚愕しました。全体の4分の1にあたる24%が「用事を済ませるため子どもを車のなかに置き去りにすることがある」と回答したのです。若い夫婦ほど意識は低く、18~34歳の回答者のうち「子どもを車内に置き去りにした経験がある」と答えた人は42%にも上るそう。幼い子どもを持つ両親の多くがこの層と考えれば、この数字は看過できるものではありません。アンケートでは、もっとも多い理由が「用事を早く済ませるため」、次に多かったのは「寝ている子どもを起こしたくなかったから」でした。そして、4分の1は「子どもを車に残していることを忘れていた」、6分の1は「おしおきのために車に閉じ込めた」と答えているのです!子どもを車に置き去りにすることは、季節によっては生命を脅かすことにもなりますし、子どもが手動ブレーキを誤って操作するなど重大な事故にもつながりかねません。■イギリス男性の平均「置き去り」時間は27分アンケートによれば、男性が子どもを車に置いたまま離れている時間は平均27分間。一方、女性は最大でも17分間、全体での平均は22分間でした。男親の方が「子どもの車内置き去り」に関して危機意識がより低いようです。育児の専門家、リチャード・カーチス氏は調査結果にショックを受けたといいます。「子どもたちを車内に残して出掛けることは、いくつもの危険をはらんでいます。きょうだいを一緒に残せば安心と考えるのかもしれませんが、ケンカを始めることもあり、実際にはもっと危険なんです」アンケートを取りまとめた英クウィック・フィット損保のジェイソン・バンウェル氏も「子どもたちを車内に置き去りにするのは危険すぎます。絶対にやめてください」と強調します。イギリスでは昨年、買いものに行くため2歳の娘を5分間車のなかに置き去りにしたとして、男性が有罪判決を受けています。■エアコン停止後15分で「危険」レベルに!日本でも、子どもが車内に置き去りにされ死亡する事故は後を絶ちません。特に日本は夏場の気温が非常に高くなるため、締め切った車内で熱中症になる危険がとても高いのです。JAF(一般社団法人日本自動車連盟)が行った実験では、気温35℃のもとで締め切った車内の温度は30分後に45℃に上昇、1時間後には50℃を超えました。同条件下で3センチの窓開けをしていても、車内の温度は最高45℃まで上がります。さらに、熱中症指標計を用いて危険度を測定した実験では、エアコンを停止してから5分後には「警戒」レベル、15分後には「厳重警戒」を超えて「危険」レベルに達していたのです。JAFでは実験結果について「乳幼児は体温調節機能が未発達で、高温下では短時間で体温が上昇し、死に至ることがある。寝ているからという理由で、車内に子どもを残すのは大変危険である」と指摘しています。■実は日本では28%が「置き去り経験ある」にもかかわらず、JAFが7,000人強を対象に行ったアンケートでは、なんと、全体の28.2%が「子どもを車内に残したまま車を離れたことがある」と答えているのです。「もう気温が30度を超すこともないから、少しくらいなら」という考えは大間違い。子どもの車中置き去りは、さまざまなアクシデントの原因にもなるのです。JAFによると、平成23年の2~3月のロードサービスのうち、幼い子どもが自動車の車内に残されたままの「キー閉じ込み」件数は、全国で433件あったとのこと。「車内にいる子どもがドアをロックしてしまった」というものが多く、JAFでは「子どもを車内に残して車を離れてしまったことが原因のようだ」としています。子どもを車中に残して出掛けることは、とても危険です。「せっかく寝ているところを起こしたくない」という理由でも、絶対にしないようにしましょう。(文/よりみちこ)【参考】※One in four parents leave children alone in the car: Average parent would leave those as young as five unattended in a vehicle for up to 22 minutes―Daily Mail Online※ユーザーテスト・真夏の車内温度―JAF※「子どもを車内に残して車を離れたことがある」は28.2%―JAFニュース
2015年09月13日株式会社キッズスターが、 2015年3月に発表した調査 によると、子どもに習い事をさせている家庭は約3割だそうです。皆さんも、すでに習い事をさせたり、見学に行ったりしているのではないでしょうか。習い事をやるからには、親としては「続けて欲しい」「身につけて欲しい」と願うもの。しかし、そういう思いだからこそ、悩みのタネも尽きないようです。そこで今回は、子どもの習い事に関する親の悩みの上位を紹介しつつ、そうした悩みに親としてどのように対応していくのがよいのかについてまとめました。子どもの習い事に関する親の悩み(1) 今の習い事がわが子に本当に向いているか否かがわからないもっとも多い悩みは「習い事をやらせてみたものの、それが子どもに向いているのかどうかわからない」というもの。たしかに悩みますね。しかし、そもそも、未就学児の子どもは白黒はっきりする世界に生きていません。「好き」「嫌い」の基準があいまいだったり、本人もよくわかっていなかったりする場合がほとんどです。ですから日によって楽しかったり、嫌だったり気分で左右されることも少なくありません。1年やそこらで向き不向き、好き嫌いを判断するのは正直難しいものです。重要なのは、子ども自身がその習い事を「楽しんでやっているか」ということです。特に未就学児の子どもにとっては、習い事も遊びの一部。そこに境界線はありません。大前提として、嫌がらずに通っていれば問題ないでしょう。「楽しい」という気持ちが、時間の経過と共にだんだんと「面白くなる」→「もっとうまくなりたい」→「続ける」につながっていくのです。子どもの習い事に関する親の悩み(2) 本人が「辞めたがっている」先ほども言ったように子ども、特に未就学児の気持ちは日によって変わりますから、「辞めたい」という言葉をどこまで信用していいのか難しいところではあります。また、習い事の中には少なからず、パパやママが子どもにやらせたいと思っているものが入っているはずで、そうしたやらせたい習い事を子どもが「辞めたい」と言いだしたら、なんとか続けなさい!と言いたくなることもあるでしょう。そのため、子どもが習い事を「辞めたい」と言ってもすぐに決断せず、少し様子を見たり、可能であればお休みして少し期間をおいてまた通ってみたり…といった時間が必要かもしれません。無理強いすると、その習い事を本当に嫌いになってしまうこともあるので、少し距離をおいてみましょう。事実、ある程度の年齢(小学生くらい)になると、楽しむようになったり、向上心が生まれてのめり込んだり、ということも、しばしばあるようです。そこから、本当に辞めるかどうかを判断しても遅くないでしょう。子どもの習い事に関する親の悩み(3) とにかく何でもやりたがる「〇〇も習いたい」「●●も習いたい」と何種類もの習い事をやりたがる子どももいます。親としては正直、全部は無理!と思ってしまいますが、まずはそれだけ興味、関心を持ったことを褒めてあげてください。もし、お金と時間に余裕があるご家庭は、子どもが「やりたい」と言った習い事を、一度全部やらせてみるのもひとつの手でしょう。とりあえずやってみれば、子どもも「全部は無理だな」とわかるかもしれませんし、逆に「全部やっていきたい」となるかもしれません。それは、やってみないとわからないことです。とは言え、もちろん「子どもがやりたいと言う習い事を全部やらせるなんて、とても無理」というご家庭も多いはず。その場合は、「どの習い事をやるか」ということを、子どもも交えて話し合ってみてください。子どものやる気を削がないよう注意しながら、優先順位をつけて、納得して選んでいきましょう。親として習い事を決める基準を持とうそもそも大切なのは、「子どもに習い事をさせるかどうか」を決める時点で、ママやパパが「習い事を通じてどんなことを目標にするか」「どんな子どもになって欲しいか?」をきちんと話し合っておくことです。周りがやっているからうちも…といった理由ではなく、きちんと子どもと向き合って、「わが家の習い事のルール」を決めておくこと、それが習い事を続けるために一番大切な軸になるのではないでしょうか。(ライター:遠藤光恵)
2015年08月31日「ママ、これ食べていい?」「これで遊んでいい?」「もう片付けてもいい?」などと、子どものほうから1つ1つ親に確認してくるということに思い当たる節はありませんか?よその子を見ていると、子ども自身で考え、自分のやりたいことを決めているように見えるけれど、うちの子は必ず親の許可を得てからでないと動かない。なぜだろうと疑問を抱いているママもいるはずです。親の許可を求めるかどうかには、子どもの個性や性格が関係していることもありますが、実はほかにも理由が隠れている可能性があるのです。ママが先に言葉をかけていない?まずは、これまでの子どもとの関わり方を思い出してみてください。子どもが遊ぼうとしている時に「これで遊んだら?」と言ったり、今日のおやつは何にしようかなと迷っている時に「このおやつにしたら?」と言ったり、子どもが決断するよりも先にママが声をかけ、決断を促した覚えはありませんか?子どもよりも先にママが言葉をかける状況が続いてしまうと、子どもは自分で考えて物事を進めていく力を失ってしまいます。ママが指示を出してくれることが当たり前だと思ってしまい、自分で物事を決めることができず、必ずママに尋ねてから行動に移すようになるのです。子どもの行動を温かく見守ってあげて子どもに、自分で考え、決断する力をつけさせたいと考えるなら、まずは子どもの気持ちを尊重し、ママは温かく見守ってあげることから始めましょう。子どもが何かをしようとしている時も、いつものように声かけで誘導するのではなく、あえて言葉をかけずにいることが大切です。もし、子どもがいつものように訊ねてきたら、「○○ちゃん(くん)はどう思う?」と言って、決断を促すように質問をするのも有効です。ママの質問に対する答えを見つけようとして、自分で判断する力を養えるでしょう。これを続けていくことで、今までママの考えに従うことがメインだった子どもも、自分なりの解釈や好奇心に従った、個性的な考え方をしてくれるかもしれません。赤ちゃんの頃は、常にママが目を配り、危険のないように配慮していても、月日が流れてくると子どもにも自我が芽生えてくるもの。自我の芽生えは、可能性の芽生えでもあります。その芽をママが摘んでしまわないように、成長に応じた対応をしたいですね。自分で物事を考え、動けるようになれば、自然と視野も広がり、子ども自身が活き活きとしてくるはず。なるべく言葉の先回りは控えて、子どもに考えさせることを大切にしていきましょう。
2015年07月22日子どもたちの成長や変化に、喜びながら戸惑いながらも一生懸命頑張っている親も多いはず。子育ての悩みは尽きないものですが、ふと振り返った時、子育てをする上で本当に大切なことというのは、実はそれほど多くない。そんなことに気づかせてくれた本を、ご紹介します。『 佐藤初女さんの心をかける子育て 子どもと心を通わせるための7つの質問 』(佐藤初女・著/小学館)の著者、佐藤初女(さとう・はつめ)さんは、青森県で、助けを求めて訪れるすべての人を無条件に受け入れ、食事と生活を共にして、再出発させる『森のイスキア』を主宰している94歳の女性です。育児に悩む母親たちの心が軽くなるヒントが散りばめられた本初女さんは、自分自身の子育てを「反省ばかり」と振り返りながらも、あえて失敗談を話すことで、現代の母親たちが同じ轍を踏まないように伝えてきたいと考えているそう。そんな初女さんの言葉には、経験という重みがあり、心に響きます。この本には、子育てを頑張りすぎている母親たちへのエールと共に、育児に悩む母親の心が軽くなるようなヒントがたくさん散りばめられています。親が子どもに対してできる、たったひとつのこと「先回りしないで子どもを受け入れること。これ以上に親のできることはありません。」(質問(1) わが子を幸せにするために、親ができることは何ですか? より)頭でわかってはいても、親だって人間です。つい子どもに、自分たちの欲求や願望を求めてしまうこともあるでしょう。しかし、それを押し付けることは、決して子どもにためになることとは言えません。親である私たちは、「子どもを受け入れる」だけでいいのです。ほかに何もせず、たったひとつ「受け入れる」ことだけをすればよい。この言葉を頭の片隅に置いておくだけで、育児に対する心持ちが変わってくるのではないでしょうか。子育てに行き詰まった時には、自分の子ども時代を思い出してそれでも、時には「子育てがうまくいかない」と悩むこともあるでしょう。そんな時の対処法を著者は、以下のように述べています。「思うように育たないときは、親が自身の子ども時代を振り返るのがいちばん」(質問(1) わが子を幸せにするために、親ができることは何ですか? P.10より)たしかに、自分の子ども時代を振り返り、親に対してどのような思いを抱いていたかを思い出すことで、自然と子どもの気持ちが見えてくるように思えます。育児とは、子どもの持っているものを伸ばすこと著者はこうも言っています。「その子の持っているものを伸ばしてあげる、という心で育てることが大切です」(質問(1) わが子を幸せにするために、親ができることは何ですか? P.14より)「見守って信じる」ことは、簡単に見えてとても難しいことです。わが子をかわいく思うあまり、つい手や口が出てしまうのが、親である私たちの心情です。しかし、子育てにおける親の役割は、あくまでも子どものサポート。子ども自身の力を信じ、見守るのが大切ということなのですね。「親は子どもを受け入れ、見守ること」という考え方を基本軸に置いておけば、子育てでどんな悩みにぶつかっても、子どもに対する態度や接し方に迷いがなくなっていくのではないでしょうか。著者の優しい言葉の言い回しと、子育てへのアドバイスが多数紹介されているので、読んだ後にはスッキリとして、育児疲れが癒された印象を持つ人が多いはず。育児の悩みは「悩んでいるのは自分だけじゃない」と知るだけでも、楽になれるものですよね。ぜひ、手に取ってみてはいかがでしょう。
2015年06月27日P&Gはこのほど、「車酔いする子どもを持つ親へのアンケート」や、「車酔いする子どもと親へのデプスインタビュー」などの調査を通じて分析した「子どもの車酔いの実態と対策」を公開した。同アンケート調査は、4歳から小学校3年生までの車に酔うことがある子を持つ親300名(母親200名・父親100名)を対象に1月15日から19日にかけてインターネットを通じて実施。デプスインタビューは、小学校3年生までの車に酔うことがある子、およびその母親の計12名(2名×6ケース)を対象に、2014年12月21日に実施した。○子どもは大人よりニオイに敏感車酔いをする子どもの91%が、車に乗ってすぐ気分が悪くなる「途端酔い」を経験していることがわかった。一方、「親に子どもが車酔いするシーン」を聞くと、「坂道や曲り道、山道など車の振動が多い時」(67.7%)が最多で、「車に乗るとすぐ酔ってしまう」という「途端酔い」を認める親は17.0%である結果となった。車酔いをする子どもにその原因を聞くと、1対1の面談式インタビューでは、「車のニオイが原因」という声が多く寄せられた。また、車酔いする子どもを持つ親に「車内のニオイが子の車酔いに影響すると思うか」を聞くと、94.3%が「影響する」と認識している結果となった。「車内のニオイケアについて自己評価」を親に聞いた。その結果、「しっかりできている」は11.0%で、74.7%は「ケアしたいがおろそかになりがち」と回答した。「子どもたちがいやがる車のニオイ」を親に聞いた。トップは「エアコンをつけた時のニオイ」(51.0%)となった。以下、「もともとの車内のニオイと芳香剤などが混ざり合ったニオイ」(41.3%)、「芳香剤や香水のニオイ」(31.0%)、「たばこのニオイ」(27.7%)、「カビ臭さ」(22.3%)が続いた。ニオイのもとをしっかり取る消臭剤については、親の9割が「使いたい」と高い利用意向を示した。同調査の結果を受けて、東京西徳洲会病院小児センター顧問の二瓶健次医師は、「車酔い対策は、メンタル面の影響が大きく、酔わないという経験をさせることが効果的」としている。さらに、ニオイが車酔いの原因であれば「ニオイを元から消臭する。車内の空気を入れ換える。たばこや香水などのニオイの出るモノは置かない」を心がけるよう勧めている。
2015年03月10日広場や公園、お子さんが集まる公共の場に行くと、往々にして起こるのが「おもちゃの取り合い」です。親としては、お友だちとのトラブルを避け、できるだけ仲良く遊んで欲しいと思うもの。しかし、2歳を過ぎれば、たとえみんなで遊ぶためのおもちゃでも「これは自分のもの!」と所有を主張したくなったり、お友だちが使っているおもちゃがよく見えたりするのもごく自然なことです。そんな時、親としてはどのように対応することがベストなのでしょうか?■おもちゃを「取り合うこと」は、子どもの成長に必要なこと家でひとり遊びをしていたり、おとなと遊んだりしている時には、おもちゃを取り合うような状況は起こりません。実は、お子さんにとって、この「取り合い」という行為は、非常によい経験となります。独り占めしてはいけないことを知る、譲る、駆け引きするなど、ものを取り合うことで一度にたくさんの思いや学びを得ることができるのです。子育てサロンや児童館で小さい子が遊ぶ姿を見ることがありますが、子どもの年齢が低ければ低いほど、多くのママたちが子どもの後ろにぴったりとくっつき、ちょっとでもお友だちに近づくだけで「お友だちが使っているからダメよ!」と遮ってしまう場面をよく見かけます。実は、これはあまりよくないことなのです。ただ、お友だちに興味を持って近づいているだけかもしれないし、たとえおもちゃを取ろうとしていたとしても、ママが先回りしてお子さんのやることを遮ってしまうことは、子どもが自分自身で「これをやりたい!」と思って行動する気持ちを遮断してしまうことに繋がります。そうなると、お子さんはママの顔色を見て行動するようになったり、持っている好奇心を封じ込めてしまったりすることになるでしょう。■取り合いが起きてしまったら…とはいえ、トラブルはできるだけ避けたいもの。おもちゃの取り合いが起きてしまったら、親としてはどのように対処するのがよいのでしょうか。<まだ物の貸し借りが理解しにくい年齢の場合>なるべくケンカにならないように見守りながら声かけをするとよいでしょう。「●●ちゃんも使いたかったね。でも、○○くんも遊びたいんだって」と状況を説明し、「順番にしようか?」や「こういう時は、『かして』『どうぞ』と言うんだよ」などと教えてあげましょう。それでもダメな場合は、「こっちにこんな楽しいおもちゃあるよ!」と別の物で子どもの気を引く、という方法もおすすめです。<物の貸し借りが理解できるような年齢の場合>「どうやったら仲良く遊べるか、取り合いにならないか一緒に考える」という方法がとても有効です。「じゃあ、順番に遊ぼう」とか、「一緒に遊ぼう」とどちらかが言いだせばOK! 2人で相談して、お互いに譲ったり一緒に遊び始めたり、自分たちで解決策を見つけること自体が、とてもよい経験となります。ただし、自分が遊びたいものを「順番だから」といって、後からきたお友だちに譲るなんて嫌だ!と思うお子さんもいます。そこで言いがちなのは、「もし○○ちゃんが逆の立場だったらどう思う?」という声かけですが、実はこれが通用しないこともあるのです。「順番」という理論を重視して行動する子どもにとっては、相手の気持ちを想像することが難しい場合もあります。そんな時は、子どもの「僕が(私が)教えてあげる!」という気持ちがくすぐることがポイント。「どうやったら仲良く遊べるか教えて~」や「ママにどんな風にすれば楽しく遊べるか見せて~」といった言葉かけをしてみてください。だいたいの子どもが得意気になって、不思議と一緒に仲良く遊べるようになったりしますよ。過干渉のママが増加しているため、トラブルや想定外の状況に弱いお子さんや、好奇心がないお子さんが増えているという意見もあります。良い思いだけでなく、嫌な思いも含めて、なるべくたくさんの経験をお子さんにさせてあげることが健全な成長に繋がることでしょう。ただし、お友だちを叩くといった暴力的な行為に出た時は直ちに抑止して、別の方法を教えてあげることが必要です。
2015年02月19日この春から新一年生というお子さんをお持ちの方も多いはず。小学校に入学すると、宿題などで勉強を見てあげる機会も増えてくるでしょう。中学生ともなれば、親も頭を抱えるような問題に直面することもあるかもしれませんね。子どもの家庭学習に親がどのくらい干渉すべきかは、家庭の方針によってそれぞれだと思いますが、教育パパ・ママにならない程度には親が見てあげるべきとお思いの親御さんが多いのではないでしょうか。そこで今回はお子さんをお持ちの方を対象に「子どもの勉強に対する親の干渉度」についてアンケートを実施しました。■子どもの勉強を見ている親は約3割Q あなたはお子さんの勉強(宿題等の家庭学習)を見てあげていますか?はい……:27.2%いいえ……:72.8%子どもの勉強を見てあげていると回答した人は全体の約3割にとどまる結果に。一見少ないように思われますが、回答者の子どもの中には乳児や未就学児も含まれているので、やや少なめに数字が出ています。子どもの年齢を小学生に限定すると、約6割の人が「はい」と回答。子どもの年齢別で見ると、小学校低学年の割合が最も多く、次いで小学校高学年、中学生と続きました。中学生以上になると、自分一人で勉強する習慣がついていたり、塾での補習があったりするので、親が積極的に子どもの勉強を見る必要がなくなるととらえる人が多いよう。また、内容が難しくなるので「子どもに聞かれた時に、自分がわかることであれば答える」という回答も複数見られました。親が子どもの勉強を見る理由は「(小学校低学年)学校の宿題は答え合わせをしないといけないので必然的に」(36歳/女性/その他)や「(小学校高学年)見るよう学校から言われている」(37歳/男性/商社・卸)など親の介入を必然とするものと、「(小学校低学年)子どもの理解度をきちんと把握するため」(39歳/女性/団体・公益法人・官公庁)のように親が自主的に見るというものの2種類に分かれました。中には「(小学高校学年)自分の勉強にもなるので」(38歳/男性/ホテル・旅行・アミューズメント)という回答も。逆に、見ない理由は「時間がない」や「配偶者が主に見ている」など。「(小学校高学年)親が入るともめるので」(48歳/男性/医療・福祉)のように、子どもは年齢が上がるほど親の干渉を疎ましく思うようになるので、適度な距離を保つことが大切なようです。今回のアンケートで、子どもの勉強を見ている親は全体の約3割程度、ただし小学生の子を持つ親では約6割を占めることがわかりました。ちなみに、教えている教科(内容)は「算数・数学」が最も多く、次に「国語」が続きました。やはり「社会」や「理科」は専門性が高く暗記科目でもあるため、親が教えるにはハードルが高いようです。どの教科を教えるにしても、基本的には干渉しすぎないことが大切。わが子の年齢や性格に応じて、親ならではの接し方ができるといいですね。これから入学という親御さんはぜひ参考にしてください。【アンケート対象】調査時期: 2014年3月7日~11日調査対象: マイナビニュース会員(子ども有り限定)調査対象数: 258人調査方法: 回答者限定ログイン式アンケート
2014年03月14日やる方は軽い気持ちだったとしても、万引きは店舗にとって大きな損失になります。それを防ぐために登場するのが、店内を私服で巡回している保安員、万引きGメンです。とはいえ、店内で「私服警備員巡回中」という張り紙はみたことがあっても、実際に彼らの存在に気づくことはほとんどないですよね。そこで、万引きGメンに突撃取材。万引きしそうな人の見つけ方、万引きをした人への声のかけ方などを訊いてきました。お話をうかがったのは、全国警備保障、万引き防止対策室顧問の伊東ゆうさん。万引きGメン歴12年の伊東さんは、今までおよそ3,500人以上の万引き犯を捕捉されています。――どうやって万引き犯を見つけるのですか?「万引きをしようとしている人は、挙動が不審なのでわかります。また、大抵、何かにとりつかれたようなとても怖い目をしています。そんな人を観察していると、残念ながら万引きすることが多いですね」――万引き行為を目撃したときはどうするのですか?「気付かれないように、目を離さずに追尾して、手に取る商品や隠匿の瞬間を見る努力をします。私たちが追尾していることに気づかれれば、逆に因縁をつけられることもありますから、万引き犯に気づかれないようにすることが大切です。そして、未精算の商品を持ったまま、店の敷地の外に出たら声をかけて捕捉します」――万引きGメンは特殊な職業だと思うのですが、どんな人が向いているのですか?「一人でいられる人、一日中歩けるほどの体力がある人、度胸がある人、人が好きな人。あとは気配を消すのが上手な人でしょうか。一般的には、万引きGメンではなく保安員と呼ばれることが多いです」――女性だと、万引き犯に攻撃されそうで怖いですね。「いえ、攻撃されることはあまりないと思います。どちらかというと、万引き犯は逃げることを考えるのです。また、女性が優しく声をかけた方が、万引き犯はおとなしく従うという考え方もできます」――失礼ですが、間違ったりすることはないのですか?「キャリアの浅い人ならあり得ますが、ベテランが誤認することは、まずありません。あるとすれば、こちらの気配に気づいた万引き犯が、途中で商品を捨てているのに気付かないままに声をかけてしまった場合など、特殊な事例が多いですね」――万引き行為を目撃した瞬間に、店内で声をかけることはしないのですか?「法的に問題があるわけではありませんが、現在の日本では、店内でポケットやバッグに商品を隠匿されても、店の外に出るまでは声をかけません。私たち保安員は、何ら特別な権限を持たないので、言い訳できない状況が訪れるまでは捕捉しないのです」――え!?そうなんですか。極端な話、あきらかに商品を略奪していたらどうなのでしょう?「それでも同じです。これは日本独特の考え方で、ほかの国では店内にいるときでも、商品をバッグなどに入れたらそれを万引きとみなして対処しています。ですから、こうした現在の不自然なルールは改善されるべきだと考えます。もし、万引きをする前に声をかけてあげれば、万引きを未然に防止できますよね。コソコソと犯罪行為を見守って、捕まえて警察に突き出すというのも、捕捉人数が2,000人を超えた頃から、むなしさを感じるようになりました。ずっとイタチごっこを繰り返している今のやり方には疑問を覚えるし、万引き犯を捕捉するというよりも、万引き行為を中止させるという方向での抑止対策が必要だと考えています」2011年から、香川県警と香川大学の共同事業である「子供安全・安心万引き防止対策事業」や「香川県万引き対策協議会」のメンバーにも抜てきされている伊東さんは、「店内声かけ」の普及に努めています。――万引きと間違えられやすい行動はないのでしょうか?「万引きする人の表面的な特徴は、驚いたり、人を探していたり、試食狙いであったり、商品を購入することなくトイレだけを借りようとしている人の挙動に似ています。そのような行動をしていると、瞬間的に勘違いされるかもしれませんね。でも、ある程度のスキルを持っている保安員ならば、それを見分けることができるし、着手から実行まで、犯罪の一部始終を完璧に見るので誤認することはないです」――最後に、読者へのメッセージをお願いします。「万引きは立派な窃盗罪で、捕捉されれば多額の罰金(50万円以下。送検されて有罪になれば、少なくとも20万~30万円は払うことになる)を支払わされることもある割の合わない犯罪です。『後悔先に立たず』といいますが、我々に捕捉されて事務所に連れてこられると、何ともいえない悲しそうな顔で後悔する人ばかりなんですよ。とてもカッコ悪い行為だし、万引きだけは絶対にやらないでほしいですね」万引きの数が減ればいいですよね。「店内声かけ」の普及など、伊東さんの活躍を期待しております。取材協力:全国警備保障株式会社万引き防止対策室顧問伊東ゆう近著に「万引きGメンは見た!」(河出書房新社,2011年)がある。伊東ゆう Official BlogTwitter全国警備保障株式会社(OFFICE-SANGA 臼村さおり)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月03日若いころのことは子どもにも自慢したい「ママの若いころのこと知りたい?」なんて、子どもに教えてあげたくなるような過去を持ちたいと思ったら、いまを充実させるしかないですよね。それは仕事ができる自分だったり、ステキなパートナーにめぐり会えたことだったり。そのためには、何をしたらいいのでしょうか?マイナビ会員の女性550名に聞いてみました。>>男性編も見るQ.自分が親になったとき、子どもに誇れることはどんなことですか?(複数回答)1位ステキな伴侶に出会えたこと28.7%2位趣味があること17.6%3位人として正しいことをして生きていること14.2%4位 自分の生き方12.9%5位学生のころ、成績が良かったこと11.8%■ステキな伴侶に出会えたこと・「そう言えたらステキですね」(36歳/電機/技術職)・「それくらいしか誇れるものがないから」(28歳/金融・証券/専門職)・「だんなさんが好きなことが一番!!」(28歳/ホテル・旅行・アミューズメント/事務系専門職)・「パパに出会えてほんと良かったと伝えたい」(26歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)■趣味があること・「音楽好きが遺伝した」(40歳/情報・IT/事務系専門職)・「自分の趣味がどうあれ、子どもがどんな趣味を選ぶにしろ、生きがい、打ち込めるものがあるのはいいことだと勧めたいから」(31歳/医療・福祉/秘書・アシスタント職)・「オーケストラでコントラバスを弾ける。クラシックの教養をつけてあげられる」(26歳/小売店/販売職・サービス系)■人として正しいことをして生きていること・「他人に迷惑をかけたり、嫌な思いをさせないように生きているつもりです」(29歳/ソフトウェア/事務系専門職)・「人として道を踏み外さなければ、あとは好きなように生きればいいから」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「誇れることは何もないに等しいが、法は犯したことがないのはもちろん、倫理的にも間違ったことはせずに生きてきたので」(28歳/金融・証券/事務系専門職)■自分の生き方・「子どもの一生がかかっている」(22歳/その他)・「まっとうな生き方をしてきたと思うから」(27歳/運輸・倉庫/事務系専門職)・「決して順風満帆ではないが、自分がやりたいと思うことに向かって進んできたから」(25歳/警備・メンテナンス/事務系専門職)■学生のころ、成績が良かったこと・「学校で1番だったりした」(27歳/医療・福祉/専門職)・「自分が頑張ったことは誇りとして話したい」(23歳/金融・証券/専門職)・「特に誇れることはないけど、勉強だけはできたから(今は全然だけど)」(25歳/学校・教育関連/販売職・サービス系)■番外編:誇れるものが思いつかない・「際立ったものはない」(26歳/その他/事務系専門職)・「考えてみれば、子どもに誇れることがないのでこれから作らなければ」(24歳/金融・証券/事務系専門職)・「子どもを産む気はないし、特に思いつかない」(28歳/人材派遣・人材紹介/秘書・アシスタント職)総評1位は「ステキな伴侶に出会えたこと」でした。だんなさまの自慢は子どもにとってもうれしいことですよね。いま彼氏がいる人も、恋活中の人も、将来には夢を持ちたいものです。2位は「趣味があること」。音楽好きの人からの支持を集めました。3位「人として正しいことをして生きていること」のように、正しく生きていれば、子どもに誇れる自分でいられると考えている人も多いようです。また、5位「学生のころ、成績が良かったこと」のように、優秀な人も多いようです。昔のことは自分で言わないと、子どもはわかりませんものね。ぜひ教えてあげてください。もし自分が親になったら……。想像するだけでワクワクしませんか?どのくらい先のことか、いまはわからないかもしれないけれど、その日のことを夢見て、いまはしっかりお仕事に婚活にと頑張りましょう。(文・OFFICE-SANGA渡邉久美子)調査時期:2012年11月9日~2012年11月18日調査対象:マイナビニュース会員調査数:女性550名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】子どものころにあこがれた職業ランキング【女性編】生まれ変わるならこんな家庭ランキング【女性編】父親じゃなくてよかった!?スパルタおやじキャラランキング完全版(画像などあり)を見る
2013年01月07日サラ・ジェシカ・パーカーがノルウェーのオスロで飛行機搭乗直前、取り巻きの1人が万引き容疑で捕まったために飛行機の離陸を1時間遅らせてしまったと報じられている。11日(現地時間)にオスロで開催されたノーベル平和賞記念コンサートに出席したサラ・ジェシカは12日(現地時間)、ニューヨークへの帰国便に乗るため空港にいた。だが、彼女の一行の1人だったメイクアップ・アーティストが空港内の店でブランド品のサングラスを万引きした疑いで警官に呼び止められてしまったのだ。ニューヨーク便への搭乗を止められた一行だが、女性が警察に1,400ドルを支払い、1時間後に離陸を許可されたという。サラ・ジェシカの代理人は「TMZ.com」の取材に、容疑者はサラが雇ったアシスタントではなく、ノーベル平和賞コンサート側が雇った人物だと主張したが、その女性がサラと一緒にいたことは認めた。また、この騒ぎのせいでサラ・ジェシカが飛行機の離陸を遅らせた事実はなく、彼女はその後の便に搭乗せざるを得なかったと語った。だが、ノーベル平和賞側は件の女性と何の関係もなく、外部エージェンシーが雇ったと反論している。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ニューイヤーズ・イブ 2011年12月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2011 NEW LINE PRODUCTIONS, INC.
2012年12月14日サーベイリサーチセンターは10月27日~31日にかけて、全国の18歳以上の男女個人のうち、0~6歳の子どもがいる親を対象に「子ども・子育てに関するアンケート」を実施した。有効回答数は3,000。最初に「認定こども園」に関する認知度について調査した。すると、名前を聞いた程度まで含めると認知度は8割弱と高いが、内容まで知っているのは2割にとどまった。認知度は人口規模の大きい自治体の人ほど高く、特別区・政令市に住む人は8割を超えた。特に関東地方での認知度が8割と最も高かった。次に、児童手当が子育てに関係する経済負担の軽減にどの程度役に立っているか調査した。「とても役立っている・どちらかといえば役立っている」と回答した人が7割弱。居住地区別では、九州・沖縄地方、北海道地方、四国地方で、「役立っている」という回答が7割以上で、北信越地方では6割と少なかった。人口規模別では、大きな差は見られなかった。国や自治体に望む支援について尋ねると、最も高かったのは「保育所や幼稚園などの費用負担の軽減」で7割が回答した。次に「児童手当等の増額などの、子育てのための経済的支援の拡充」が6割弱、「児童館や公園など子どもの遊び場の拡充」が5割だった。放課後児童クラブの利用状況・利用頻度について聞いたところ、小学校1~3年の放課後児童クラブの利用状況は2割、利用希望は3割弱。特に、北海道地方、関東地方、中国地方で、利用状況と利用希望の差が大きいことが分かった。また、年齢の高い親ほど希望割合が高い傾向にあり、年を重ねてから子どもを産んだ層のニーズが大きいようだ。また、小学校4~6年の放課後児童クラブの利用状況は1割、利用希望は1割強だった。特に26~30歳の親の希望割合が3割と高く、若いうちに子どもを産んだ層のニーズが大きいようだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月03日少子化社会といえども、「結婚したら双子が欲しい」、「子どもが9人いたら親を入れてサッカーチームができる」などと考えることはありませんか。理想の子どもの人数について、マイナビニュース会員の皆さんにアンケート調査で聞きました。調査期間:2012/8/14~2012/8/20アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 1,000件(ウェブログイン式)■「2人」で男女1人ずつが理想まずは男性438人に、望む子どもの人数を聞いてみると、「2人」が235人(53.7%)と過半数以上を占め、続いて「3人」が87人(19.9%)、「1人」と答えた人が44人(10.0%)、残りの72人(16.4%)はそれ以外という結果になりました。女性は562人中、「2人」が321人(57.1%)でこちらも1位に。次は99人(17.6%)が挙げた「3人」、「1人」は50人(8.9%)と、男女ともに同じ結果になりました。最も多かった「2人」について、「一人っ子では何だかかわいそうだし、3人は多すぎるから」(36歳/男性)「少子化防止の最低限の人数だから。1人だと子どもが寂しがりそう」(29歳/男性)「兄弟でいろいろ学ぶことも多いから」(28歳/男性)「自分が一人っ子で、兄弟姉妹にあこがれていたから」(30歳/女性)など、自身の経験や少子化という現実も影響しているよう。中でも「男の子と女の子の両方が欲しい」(32歳/男性ほか)という意見が多く、「1人目が長女で2番目に長男が生まれてくるのが理想」(25歳/女性)「それぞれの性別の子がいた方が、場に応じてどちらかの親の味方をしてくれそう」(42歳/男性)など、94人(9.4%)が男女1人ずつの子どもが欲しいと望んでいます。■テニスのダブルス、ベースボールができる人数が欲しい2位の「3人」の理由は、「少子化の世の中、せめて3人は欲しい。女2人、男1人がいいな」(28歳/女性)「経済力があれば、順に成長していく姿が楽しめると思う」(37歳/男性)「3人寄れば文殊の知恵というから、子どもたちで助け合ってほしい」(24歳/女性)「自分が3人兄弟で、互いに比べられることもなく、兄に勉強を教えてもらったりいろいろ買ってもらったり、兄弟のよさを味わえているから」(24歳/女性)など、兄弟で影響し合っての成長に期待するようです。3位の「1人」と答えた人は、「養育費がかかりそうなので」(24歳/男性)「ぜいたくさせてあげたいから」(22歳/男性)「1人いたら十分楽しいし、1人にしっかりお金をかけてあげたいから」(26歳/女性)と経済的な理由が複数寄せられました。それ以外の人数を希望する声として、「4人。自分が4人兄弟で育ったから。家族は多い方が楽しい」(25歳/男性)「男2人と女2人で合わせて4人。自分は同性の姉妹がいなくて寂しかったから」(23歳/女性)「4人。テニスのダブルスができるくらい」(26歳/女性)「9人。ベースボールチームができる」(51歳/男性)「経済的に許すならできるだけたくさん。家族で合奏をやってみたい」(50歳/男性)と、大家族を希望する人から、「0人。結婚する気がないから」(22歳/男性)「今のところほしいとは思わない。自分で育てられる自信がないし余裕もない」(23歳/女性)と、それぞれの事情で子どもを望まないという意見も34人(3.4%)から届いています。人口置換水準(人口を一定の規模で保持する水準)は2.08(人)だとか。それぞれの状況に応じて、家族構成を想像するのも楽しいかもしれません。(岩田なつき/ユンブル)
2012年11月12日妊娠中の女性が強盗罪に問われるアメリカの南カリフォルニア州ロックヒルで、23才の妊婦の万引きを見つけ、捕まえようとした男性店員がヘアスプレーで殴られ顔面血まみれになるという事件が起きた。彼女は現在、単なる万引きではなく、男性にけがをおわせたことから強盗の罪に問われている。事件のいきさつと結果化粧品50ドル相当をカバンにこっそり忍ばせた後、男性店員にみつかりとっさにヘアスプレーで顔をなぐったようだ。彼女はフォードのエクスプローラーで逃走をはかったが、男性にけがを負わせたことで動揺したのだろうか。車に乗り込む前に盗んだ品物や彼女の個人情報が入ったカバンを落としていったというから、なんとも間抜けである。その後警官がチェリーロード沿いで車を停めた際には「男性を殴ったのは自己防衛だった」と弁明したうえ「おなかが痛い」と訴え、妊婦であった彼女は病院に運ばれた。そしてもちろん、処置後にあえなくご用となった。一児の母親となる身であることを自覚し、もう少し責任感をもった行動をとっていただきたいものである。編集部鈴木真美元の記事を読む
2012年01月25日親からの注意で分かる20代男性が気を抜いてしまう瞬間いつまでたっても親は子どもを気にかけるもの。本人は成長したつもりでも、親からするとまだまだ幼いところがあるのでしょうか。顔を合わせる度に同じことを何度も注意されると、ついつい「うるさいなぁ」と聞き流してしまいがち。でも、親だからこそ言ってくれることもありますよね。そこで今回は、大人になった今でも親に注意されることについて20代男性188名に聞いてみました。>>女性編も見るQ.いまだに親から注意されていることを教えてください(複数回答)1位部屋の片づけ12.2%2位夜ふかし11.2%3位食生活9.0%4位寝起きする時間8.5%5位食べ方7.5%■「部屋の片づけ」について注意されてしまった・「洗濯物を棚に入れない状態が続いていたら、『しまわないと掃除ができない』と怒られた」(24歳/金属/研究開発)・「机や床の上に本を積み上げたままにしていたら怒られた」(22歳/金融/金融系専門職)・「何かを出して引き出しがそのままになっており注意された」(29歳/小売/販売)■「夜ふかし」について注意されてしまった・「実家に帰るとよくごろごろしてだらけてしまうから」(27歳/印刷/財務)・「今でもたまに徹夜して翌日寝続けることがあるため」(28歳/官公庁/総務)・「普通に深夜テレビを見ているときに注意される」(26歳/機械/マーケティング)■「食生活」について注意されてしまった・「飲み会の回数が多いため」(26歳/金融/営業)・「一人暮らしなので、親は常に食生活が気になっているみたい」(29歳/運輸/総務)・「学生時代から10kg以上太ったので」(24歳/その他/その他)■「寝起きする時間」について注意されてしまった・「『夜ふかしのし過ぎで朝寝ぼけている』といつも言われる」(20歳/学生/その他)・「実家に帰ったときには、ほぼ必ず言われます」(25歳/機械/研究開発)・「休みの日は昼くらいまで寝ているので布団をはがされる」(26歳/広告/営業)■「食べ方」について注意されてしまった・「箸の持ち方とか基本的なマナーを注意されました」(26歳/金融/金融系専門職)・「野菜を食べないから」(28歳/機械/その他)・「『1種類ずつおかずを食べるのはおかしい』と指摘される」(27歳/食品/営業)総評ランキング結果から、20代ビジネスマンが生活管理に苦労している様子がよく伝わってきます。「仕事に追われて部屋を掃除する時間が取れない」、「職場仲間との飲み会に付き合わなきゃいけない」など、若手ゆえのスケジュール管理の難しさや、「休みの前日ぐらいは夜ふかししたい」、「疲れているからいつまでも寝ていたい」など、“自由な時間を満喫したい”という20代らしい一面が垣間見える結果となりました。(文・小山田太郎)調査時期:2010年6月25日~7月5日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性188名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクコレって自分だけ?気になる他人の価値観を知りたい方はコチラ【男性編】反抗期にしたことランキング【男性編】直したいけど直らない癖ランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年08月07日