お笑いコンビ・よゐこの濱口優が7日、YouTubeチャンネル『濱口優と秘密基地』で、動画「【神回】藤森慎吾と(秘)トーク! チャラ男全開武勇伝!」を公開。妻でタレントの南明奈へのプロポーズ裏話を明かした。2018年5月に、かねてから交際していた南と結婚した濱口。出会いから結婚に至るまでは、紆余曲折あったそうで、「アッキーナとお付き合いするまで、相当断られたもん(笑)」「アッコさんの誕生日会で、出川さんに2人の未来が見えるから電話番号交換しなよって、初めて電話番号を交換して。そこから2人で出かけるようになんねんけど、出かけるまで警戒されてるし」と、交際までの経緯を語った。また、プロポーズの話題になると、「俺、1回断られてるもん。ほんのりプロポーズして、やんわり断られるっていう」と、苦笑しながら告白。濱口によると、旅先のプールで夕日を眺めながら、「そろそろ結婚しよっか?」とプロポーズしたが、「えー! いやいやいや! まだじゃない?」と即答されたそう。そして、「仕事をちゃんとして、周りで支えてくれた人に恩を返したい」「結婚したら色々支えていきたい」という南の意思を尊重し、その3年後に結婚したことを打ち明けていた。
2021年04月13日お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんがパーソナリティを務める、ラジオ番組『JUNK山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)。2021年4月7日の放送では、同年3月26日に情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)を卒業した水卜麻美アナウンサーと、お笑いコンビ『ハリセンボン』の近藤春菜さんに宛てた手紙について明かしました。山里亮太、自身の手紙を振り返り「吐きそう」番組内の『クイズッス』というコーナーで、通称『天の声』を務める山里さん。これまでお世話になったという2人に、贈り物と手紙を用意したといいます。手紙を清書する前に、自身の携帯電話に下書きをしていた山里さんは、そのメモを見返してあることを思ったそうです。あの…めちゃくちゃ感動的な別れをした日の夜に手紙って書いちゃだめだなって思う。俺は今手元にメモ帳あるんだけど、この手紙を渡された人はどんな気持ちになるんだろうって。めちゃくちゃ、暑苦しいというか…。『クイズッスを盛り上げてくれて、ありがとうございました』みたいなことから始まっているんだけど、それぐらいならいいじゃん。『盛り上げたなんかという言葉じゃ足りない、僕は救ってもらっていたんだ』って。これ1行目よ。『水卜ちゃんたちが全力でニュースに向かっている中、ふざけることしかできない愚かな男です』って。JUNK山里亮太の不毛な議論ーより引用感動的な放送を終えた日の夜に、手紙を書いた山里さん。気持ちが高ぶり、手紙にも熱がこもってしまったようです。これさ、どう思う?クソ滑ってるんじゃない?別にさ、「お手紙読みました」みたいなこともないわけよ。だからそれって困っているんじゃないかなって、水卜ちゃん。締めの言葉なんかすごいよ。『共に朝、最高の時間を作りましょう』って。これは…吐きそうです。これを見て。よくいうもんね、ラブレターとかも夜に感情的に書いちゃいけない、朝1回読み直せって。これと似たようなテイストが春菜ちゃんにも行ってるからね。JUNK山里亮太の不毛な議論ーより引用山里さんからの熱い手紙に、水卜さんと近藤さんからは特に反応がなかったのだとか。後から、手紙を見返して山里さんは恥ずかしくなってしまったようです。ネット上では、山里さんの手紙に反響が上がりました。・手紙ってそういうものですよね…。・これは、ちょっと重いかもしれない。・いやいや、最高な言葉だと思いますよ!きっと、2人にも山里さんの熱い思いは伝わっていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年04月08日2019年に結婚を発表し、世間をにぎわせたお笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんと俳優の蒼井優さん夫妻。山里さんが自身のラジオ番組『JUNK山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)などで、夫婦間の会話やエピソードを披露するたびに反響を呼んでいます。山里亮太、蒼井優から痛烈ツッコミ内容に「かっこいい」「好感度上がった」の声私生活がミステリアスだった蒼井さんだけに、山里さんから語られる意外な素顔にファンも興味津々。2021年3月17日放送の同番組で山里さんが明かした、蒼井さんから受けたというアドバイスにもまた、ファンの関心が寄せられています。山里亮太、蒼井優のアドバイスを受け「ドキドキしちゃって」と反省同日の放送で、『南海キャンディーズ』が過去にレギュラー出演していたトーク番組『ちちんぷいぷい』(毎日放送)が、放送を終了したことを報告した山里さん。出演していた当時、ロケのノウハウをはじめさまざまなことを教えてもらったことから、番組への思い入れが深かった山里さんは、放送終了を聞いて挨拶に向かうことにしたといいます。当日、蒼井さんからのLINEに挨拶に向かう途中であると伝えたところ、こんな返答が返ってきたのだとか。「なんか手土産とかって、持っていってたっけ」って。「いや、持ってってない」っていったら、(蒼井さんが)「え?」って。「手土産も持っていかないで行くなんて、『私がお土産の価値がある』みたいな空気になんない?」って。「『そんな偉いの?』って、なんないかな」っていわれて、俺ドキドキしちゃって。JUNK山里亮太の不毛な議論ーより引用蒼井さんからの指摘を受け、すぐさま山里さんは近くのデパートで手土産を買い、そのまま挨拶に向かったのだそう。山里さんが明かしたエピソードは反響呼び、蒼井さんの適格な指摘に「さすが」「これぞ内助の功」といった声も上がっています。・山里さんが蒼井さんとのエピソードをたびたび披露しているけど、そのたびに、2人はいいコンビだなって思う。・気遣いの神だね、蒼井さん。・ナイスアシスト!蒼井さんへの好感度がさらに上がりました。「意外な夫婦」と話題になった山里さんと蒼井さん夫妻。しかし、披露されるエピソードを聞くたびに夫婦仲のよさが伝わってきます。相手の足りない点を補う点は、まさに理想の夫婦像といえるのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2021年03月19日「秋篠宮さまは結婚を認める考えを示されましたが、陛下はどのようにお考えですか」天皇陛下の61歳の誕生日を前に開かれた記者会見。眞子さまの結婚に関する質問が投げかけられると、会場にピンと張り詰めた空気が漂った。柔和な陛下のご表情が引き締まる。そして、陛下はこうお答えになった。「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」陛下が、眞子さまの結婚問題について初めて言及された瞬間だった。この回答に、宮内庁関係者は驚いたという。「秋篠宮さまの言葉を引用されながら、現状では“多くの人が納得し喜んでくれる状況”には程遠いとの認識を示されたといえます。陛下は、現時点でこの結婚には心から賛成しているわけではない、ということを示唆されたのだと感じました。事前に雅子さまにも相談されたうえでのご回答のはずですから、雅子さまも陛下と同じお考えではないでしょうか」歴史学者の河西秀哉・名古屋大学大学院准教授は、陛下の「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております」とのお言葉に注目すべきだと語る。「天皇陛下は、国民のなかに反対論や疑念があることを十分に認識されているということです。象徴天皇制は国民の支持なくしては存立しえないものですから、現状では結婚を認めることはできないと考えているのでしょう。“多くの人が納得して喜んでくれる状況”に近づけるためには、やはり本人たちが国民の前にきちんと出てきて、疑念を生んでいるトラブルについて説明し、自分たちの気持ちを伝える必要があるでしょう。そうすることで、強硬的になっている人々の考えも変わってくるのではないかと考えます」■小室さんが帰国しない場合、単独で会見の可能性も’17年9月の婚約内定会見以来、お二人からは文書での説明こそあったものの、会見は開いていない。皇室担当記者は「今回の陛下の発言で、会見を開催する必要性が高まった」と話す。「陛下が求める“多くの人の納得”を得るためには、単に小室家の金銭トラブルについて説明するだけでは不十分といえます。眞子さまは、事態を打開するために小室さんと二人で会見を行う必要性をお感じになっているのではないでしょうか」だが小室さんは現在、ニューヨークに留学中。しかも、5月にロースクールを修了し、7月にはニューヨーク州の司法試験を受験するとみられている。金銭トラブルへの対応も、代理人弁護士に一任している状態だ。「もし、会見のために帰国するとなれば、出入国のための隔離期間も生じます。弁護士資格取得のために猛勉強を続ける小室さんにとっても大きなロス。しばらく帰国の予定はないようです。これまで秋篠宮さまから説明を求められても十分に応じず、逃げ続けてきた小室さんに、天皇陛下からの発言の“重み”が伝わっているかどうかも疑問です。天皇陛下の“問題解決指令”に焦燥感を抱いていらっしゃる眞子さまとは、深刻な温度差が生じているのではないでしょうか……」(前出・皇室担当記者)小室さんがあくまで帰国しないという選択に固執するならば、それは眞子さまにとって“釈明会見を開くなら独りで”という非情な宣告に等しいものだ。「眞子さまと小室さんは10月には30歳の誕生日を迎えます。コロナ禍もあって断念されましたが、眞子さまは昨年中に入籍する計画を練っていたほど。どうしても20代のうちに結婚したいという願望をお持ちのようです。眞子さまは、小室さんが帰国しないのならば独りでも会見を行うおつもりもあるのではないでしょうか」(前出・宮内庁関係者)ただ、すでに結婚延期決定から3年もの月日がたっている。ここから国民の評価を覆すのは並み大抵のことではないだろう――。「女性自身」2021年3月16日号 掲載
2021年03月03日天皇陛下は2月23日、61歳の誕生日を迎えられた。誕生日に際しての記者会見は2月19日に開かれた。眞子さまの結婚について質問を受けられた陛下は、以下のようにお答えになっている。「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見があることは私も承知しております。このことについては、眞子内親王が、御両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し喜んでくれる状況になることを願っております」ほかの質問に比べて簡潔なお答えではあったが、皇室担当記者は陛下のお考えがにじむご回答だったと語る。「天皇陛下は、たいへん慎重にお言葉を選ばれたのでしょう。眞子さまや小室さんへの批判と受け取られるような文言を使うことは避けられつつも、二人には結婚に向けての”宿題”が残っているとの認識をはっきり示されたご回答だと思います。ただ、ひとつ気になったのは、眞子さまが発表された文書との”温度差”でしょうか……」眞子さまは昨年11月、結婚についての「お気持ち」を表明する文書を発表されている。そのなかには、次のような一節もあった。《この度、私がこの文章を公表するに当たり、天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下にご報告を申し上げました。天皇皇后両陛下と上皇上皇后両陛下が私の気持ちを尊重して静かにお見守りくださっていることに、深く感謝申し上げております》この文書では、両陛下は眞子さまのお気持ちを「尊重」され、「お見守りくださっている」とされている。一見すると、両陛下が眞子さまと小室さんの結婚を応援されているかのような印象も受ける。しかし陛下は今回の会見で、秋篠宮さまの発言に同意する考えを示された一方で、眞子さまが使われた「尊重」や「見守る」といった表現は避けられた。「陛下も秋篠宮さまと同じく、眞子さまの意志を尊重しつつも、現状ではまだ小室さんとの結婚に“賛成”はできないとの認識なのではないでしょうか。ただ、眞子さまに『御両親とよく話し合い』することを求められたように、この問題は秋篠宮家で解決すべきであり、ご自身の発言によって事態が動くのは好ましくないと、陛下はお考えなのでしょう」(前出・皇室担当記者)会見では記者から、多くの人が納得し喜んでくれる状況になるために何が必要かという関連質問もあったが、陛下は「先ほど申し上げたこと以上のことは、今はお答えは差し控えさせていただきたいと思います」と、回答を避けられている。眞子さまと小室さんは、どのようにして陛下も願われている「多くの人が納得し喜んでくれる状況」を実現するのだろうか――。
2021年02月23日プライベートでも仲のいい二人の声優・蒼井翔太と梅原裕一郎が、2月7日に開催される配信イベント「アルバートの扉」に出演する。あにてれpresents「アルバートの扉~蒼井翔太&梅原裕一郎」公演・チケット情報質問に答えていき「あなたはこんな人です!」というような心理テストをやったことがある人はたくさんいるが、仲のいい人気声優二人が次々と出題される50の質問に答えていき、本人たちも知らなかった二人の新たな魅力を見届けようというのが、この「アルバートの扉」という配信イベントだ。イベントタイトルである「アルバートの扉」というのは、「大切なことは質問をやめないことだ。好奇心こそ、我々の存在を示すものなのだ。」という言葉を残した、かの有名な物理学者アルバート・アインシュタインの名前からとった。前回は、プライベートでも定期的に一緒に飲みに行っているという寺島惇太と畠中祐が出演。出身地や好きな映画といったベーシックな質問から、お互いの似顔絵を描いたり、キュンとするプレゼントの渡し方を体現してもらったり、事前に募集した視聴者からの質問に答え、挙句に好きなグラビアポーズをとってもらうなどという大胆な質問にも答えてもらった。二人の答えを見届け、行動心理を分析したのは、プロフェッショナル心理カウンセラーの浮世満理子。弱点や潜在能力という切り口から二人を分析し、その診断結果に対するアドバイスが伝えられた。思いがけない分析とアドバイスに、二人はちょっと照れくさい部分がありながらも、「もっと自分のことを知りたいし、分析してほしい!またチャレンジしてみたい!」という感想を残した。そんな「アルバートの扉」第2弾に登場するのは、人気作での共演も果たしている蒼井翔太と梅原裕一郎。時に励まし、時に突っ込み、イベントを進行していく天の声は、前回に続き、豊永利行が担当。そして、プロフェッショナル心理カウンセラーの浮世満理子も再び二人の行動を分析し未来へのアドバイスをする。蒼井翔太、梅原裕一郎、一体どんな魅力が明かされるのか? ぜひみなさんに見届けていただきたい。■あにてれpresents「アルバートの扉~蒼井翔太&梅原裕一郎~」配信日:2月7日(日)14:30~/18:00~(PIA LIVE STREAMにて配信)出演:蒼井翔太、梅原裕一郎、豊永利行(声のみ)、浮世満理子(声のみ)※アーカイブ配信あり
2021年02月05日2019年6月に結婚し、多くの人から祝福の声が寄せられた、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんと、俳優の蒼井優さん。記者会見では夫婦仲むつまじい姿を見せ、お互いの愛を感じる、のろけ全開のコメントが話題になりました。そんな山里さんと蒼井さん夫婦ですが、結婚してから初めての衝突が起きてしまったようです。山里亮太&蒼井優の『衝突』がほほえましすぎた2021年1月13日放送のラジオ『山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、『Nintendo Switch』や『PlayStation 4』などで発売しているゲーム『天穂(てんすい)のサクナヒメ』にハマっていることを明かした山里さん。同ゲームは戦闘でレベルを上げるのではなく、本格的な稲作をすることでキャラクターが強くなる独特のシステムが人気を博し、ヒットを記録しました。同月27日の放送でも、山里さんは現在ハマっているゲームとして『天穂のサクナヒメ』を紹介。山里さんは普段、蒼井さんと夫婦でゲームをプレイしているといいます。アイテムをコンプリートするために半日かけてプレイし続けるなど、山里さんいわく『オタク気質』の蒼井さん。そのため、同ゲームをプレイするにあたって、山里さんは『オタク気質』の蒼井さんと衝突が起こってしまったのだそうです。ちょっと…結婚して初めて衝突があったの。あの、ニュースになんのかな、こういうのって。1回ちょっとね、私、山里亮太と、ワオンさん(蒼井さんの愛称)の中で、稲の…田んぼに対する考え方の違いでちょっとぶつかるんだよね。俺はレベル上げるためにも、たくさんの米があったほうがいいと思うんですよ。俺は『質より量』派だったのよ。で、ワオンさんは「いや待て」と。アイテムで農書が手に入るのよ。農書に稲を美しく育てる方法とかあって。育て方とか全部ワオンさんは読み込んでるの。全部。で、見た上で「せっかくいい稲が作れるんだったら、ちゃんとその農書に従って、収穫量は減るかもしれないけど、いい米を作らないか?」っていわれて。山里亮太の不毛な議論ーより引用先述したように、同ゲームではレベルを上げるために本格的な稲作をしなければなりません。現実の稲作と同様に試行錯誤し、田植えや施肥をする必要があるのです。しかし、『質より量』という考え方の山里さんと、『量より質』という考えの蒼井さんで意見が衝突してしまったのだとか!話し合いの結果、蒼井さんの「美しい米を追求したい」という信念を尊重し、山里さんがアクションパート担当で、蒼井さんが稲作担当になったのだそうです。平和すぎる夫婦の衝突に、ネットでは癒される人が続出。「こういう幸せなニュースが増えてほしい」という声が上がりました。・その光景を想像したら笑った。誰も傷付かない幸せなニュースだ…。・一緒にゲームをしてるお2人がかわいすぎる!そして衝突の原因が面白すぎてお腹が痛い。・その意見の相違、分かるー!自分もプレイしていますが、考えは蒼井さん派です。『天穂のサクナヒメ』だけでなく、ほかにもいろいろなゲームを夫婦でプレイしているという山里さんと蒼井さん。今後も時には平和な衝突をしながら、楽しくゲームをプレイしてほしいですね![文・構成/grape編集部]
2021年01月30日木村拓哉が主人公の声を務め、蒼井優、浅野忠信など俳優、声優クリエイターなど各界のトップアーティストの奇跡のコラボレーションが実現したアニメーション映画『REDLINE』が、2010年の公開から10周年という節目にロードショー上映されることが決定した。2010年に公開された本作は、当時約60館の劇場で公開され、興行収入1億円という成績を達成。CG全盛の時代に背景までも手描きにこだわったアニメーションは、手描きならではの「誤差」と「歪み」が刺激的な世界観を作り出し、これまで経験したことのない“体感型”映画となった。第62回ロカルノ国際映画祭で1万人のワールドプレミア。日本の最先端のアニメーション作品として紹介され、ヨーロッパ最大の巨大スクリーン「ピアッツァグランデ」で初公開。初監督(小池健)作品がピアッツァグランデで上映されることは過去にほとんどなく、話題を呼んだ。10周年記念上映として全国での劇場公開ほか、台湾でも同時期に約15館での劇場公開が決定。公開に寄せて小池健監督、原作・脚本の石井克人から描き下ろしイラストが到着。プロデューサー兼上映企画者の木村大助からは、「これは、日本のアニメがセルを捨てアナログからデジタルに移行する時代に、失われていくその魂にこだわり疾走した愚か者たちが創った物語です。この強烈なマンガインパクトを大画面大音量でお楽しみください」とコメントを寄せている。『REDLINE』は2月26日(金)よりアップリンク渋谷・吉祥寺・京都ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:REDLINE 2010年10月9日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 石井克人・GASTONIA・マッドハウス/REDLINE委員会
2021年01月29日国内で最も権威と実績の映画賞「毎日映画コンクール」。第75回となる同コンクールの各賞のノミネート作品、ノミネート者が決定した。「毎日映画コンクール」は、1946年、日本の映画産業の振興に寄与し、国民に映画の楽しさを広く伝えることを目的に、毎日新聞社とスポーツニッポン新聞社によって創設された国内最高峰の映画賞。今回の対象作品は、2020年1月1日から12月31日までに国内で14日間以上、有料で劇場公開された作品となっている(アニメーションおよびドキュメンタリー部門は、同期間に完成もしくは上映された作品)。<日本映画大賞・日本映画優秀賞>候補作には、『朝が来る』『アンダードッグ』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』『スパイの妻劇場版』『MOTHERマザー』が決定。特に、黒沢清監督が初めて歴史の闇に挑んだ、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)受賞も話題となった『スパイの妻劇場版』は、劇中で夫婦役を演じた蒼井優と高橋一生の女優・男優主演賞を含む最多10ノミネートとなった。次いで、8ノミネートとなったのは、森山未來、北村匠海、勝地涼がメインキャストで出演する、人生から見放された三匹の負け犬たちがリングの上で巡り合う『アンダードッグ』。森山さんが男優主演賞、勝地さんと北村さんが男優助演賞、ほかスタッフ部門でノミネート。ほかにも、<男優主演賞・女優主演賞>には石橋蓮司、草彅剛、森崎ウィン、芦田愛菜、土村芳、長澤まさみ、水川あさみ。<新人賞>には岡田健史や宮沢氷魚、芋生悠、森七菜ら注目の若手が。<外国映画ベストワン賞>には、シアーシャ・ローナン、ティモシー・シャラメ、エマ・ワトソンらが出演する『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』、クリストファー・ノーラン監督最新作『TENET テネット』、アカデミー賞受賞で大きな賑わいを見せたポン・ジュノ監督の『パラサイト 半地下の家族』ほか。<アニメーション映画賞・大藤信郎賞>には、現在も大ヒット公開中の『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』、市川染五郎と杉咲花が参加する『サイダーのように言葉が湧き上がる』、「おジャ魔女どれみ」20周年を記念して製作した『魔女見習いをさがして』などがノミネートされている。なお、発表は来年1月下旬の毎日新聞、スポーツニッポン新聞紙上で行われ、その後、表彰式も行われる。<主なノミネート作品&ノミネート者>【作品部門】■日本映画大賞・日本映画優秀賞『朝が来る』『アンダードッグ』『海辺の映画館 キネマの玉手箱』『スパイの妻劇場版』『MOTHERマザー』■外国映画ベストワン賞『異端の鳥』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』『TENET テネット』『はちどり』『パラサイト 半地下の家族』『燃ゆる女の肖像』【俳優部門】■男優主演賞石橋蓮司『一度も撃ってません』草彅剛『ミッドナイトスワン』高橋一生『スパイの妻劇場版』森崎ウィン『本気のしるし劇場版』森山未來『アンダードッグ』■女優主演賞蒼井優『スパイの妻劇場版』芦田愛菜『星の子』土村芳『本気のしるし劇場版』長澤まさみ『MOTHERマザー』水川あさみ『喜劇愛妻物語』■男優助演賞阿部サダヲ『MOTHERマザー』宇野祥平『罪の声』勝地涼『アンダードッグ』北村匠海『アンダードッグ』成田凌『窮鼠はチーズの夢を見る』東出昌大『スパイの妻劇場版』■女優助演賞浅田美代子『朝が来る』神野三鈴『37セカンズ』岸井ゆきの『空に住む』ベッキー『初恋』蒔田彩珠『朝が来る』渡辺真起子『37セカンズ』■スポニチグランプリ新人賞(男性)上村侑『許された子どもたち』岡田健史『望み』奥平大兼『MOTHERマザー』下倉幹人『アイヌモシリ』宮沢氷魚『his』寄川歌太『滑走路』■スポニチグランプリ新人賞(女性)芋生悠『ソワレ』佳山明『37セカンズ』工藤遙『のぼる小寺さん』服部樹咲『ミッドナイトスワン』モトーラ世理奈『風の電話』森七菜『ラストレター』【アニメーション部門】■アニメーション映画賞・大藤信郎賞『生きる壁』『いしのしし」『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』『劇場版ごん -GON, THE LITTLE FOX-』『音楽』『かたのあと』『サイダーのように言葉が湧き上がる』『The Balloon Catcher』『ジョゼと虎と魚たち』『DINO!』『どうにかなる日々』『Birth-めぐるいのち-』『附子』『魔女見習いをさがして』『Radio Town』『レベッカ』『わたしたちの家』第75回毎日映画コンクールの表彰式は2021年2月17日(水)めぐろパーシモンホールにて開催予定。(cinemacafe.net)■関連作品:朝が来る 2020年10月23日より全国にて公開©2020『朝が来る』Film PartnersMOTHER マザー 2020年7月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開(C)2020「MOTHER」製作委員会アンダードッグ(2020) 2020年11月27日よりホワイトシネクイントほか全国にて【前編】【後編】同日公開ⓒ2020「アンダードッグ」製作委員会スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年12月23日撮り直しのきかない生放送にはトラブルが付きもの。そして視聴者にとっては、トラブルも生放送での楽しみの1つです。2020年12月22日に放送された情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)で発生した、音声トラブルが話題になっています。生放送中に音声トラブルが発生し、山里亮太は…?毎回、生放送で番組を進行している『スッキリ』。トラブルが発生したのは、おなじみのクイズコーナー『クイズッス』の最中でした。22日の同コーナーでは、年末ということでこれまでの放送を振り返り、アナウンスを務める通称『天の声』がクイズを出題。しかし突然、謎の「ビー」というハウリングのような雑音が入り、数秒間、音声が乱れるトラブルが発生してしまったのです。トラブルを受け、困惑しながらもMCの加藤浩次さんは天の声に向かって、このように声をかけました。天の声さん、ちょっと下界に降りてきてさ!下界に降りてきて、下界のマイクでやろうよ!スッキリーより引用加藤さんやスタッフにフォローされ、天の声は撮影セットの正面でマイクを手に取り、コーナーを進行することに。しかしカメラが切り替わった瞬間、天の声を担当している、お笑いコンビ『南海キャンディーズ』の山里亮太さんの姿が映ってしまったのです!山里さんは顔を白い紙で隠すと「ちょっとすみません!あんまりカメラさん寄らせないでください。みんな天の声に夢見てるから!」といい、自らの正体を隠そうとしました。そして、番組放送後…番組放送後、山里さんはTwitterを更新。「天の声とは長い間親友なので、似てるのだと思う」とボケ倒すことに!天の声として出演している以上、いくらバレバレだとしてもキャラクターを保たなければならないと思ったのでしょう。天の声の私服見られちゃった… #クイズッス — 山里 亮太 (@YAMA414) December 22, 2020 長いこと友達やってると似てくるのかな…天の声とは10年近く親友なので結構似てると思います。 #スッキリ — 山里 亮太 (@YAMA414) December 22, 2020 【ネットの声】・天の声って山ちゃんだったの!?知らなかったー!(棒読み)・放送を見てた息子が爆笑してました。ナイスフォローです!・天の声と山里さんが激似すぎてビックリしました!同一人物みたい!子供の夢を守る着ぐるみの中の人のような山里さんのプロ意識の高さに、ネットでは反響が上がりました。山里さんのフォローによって、きっと視聴者たちの夢は守られたことでしょう…![文・構成/grape編集部]
2020年12月22日仲野太賀主演で「南海キャンディーズ」山里亮太原作の小説をドラマ化した「あのコの夢を見たんです。」。12月18日深夜放送された最終回は橋本愛をゲストヒロインに“妄想の原点”を映像化。ストーリーと映像に多くの反応が寄せられている。2010年10月から月刊テレビ誌「B.L.T.」にて連載され話題となった「南海キャンディーズ」山里さん初の短編小説「山里亮太短編妄想小説集 あのコの夢を見たんです。」をドラマ化した本作。山里さんが喫茶店でイヤなことがあると、実在する人気女優やアイドル、モデルをヒロインにして物語を“妄想”して現実逃避。ノートに書き記したその内容が毎回映像化するという展開で、毎話ごとにゲストヒロインが登場。1話では中条あやみが“フラれたい”ヒロインに、2話では芳根京子が魔王を倒す勇者に、3話では森七菜が悲劇のヒロイン志望の高校生に、4話では飯豊まりえが人生をやりなおしまくる大学生に、5話では大原櫻子が風船ガムを膨らませる姿がキュートな天使に、6話では山本舞香が天才空手少女に、7話では大友花恋が仲間想いのサッカー部マネージャーに、8話では白石聖が“嫉妬してみたい”完璧女子に、滝沢カレン出演の特別回となった9話をはさんで、10話では鞘師里保が舞台女優志望の不思議な少女に、11話では池田エライザが世界を救う“闇食い”にそれぞれ扮した。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は橋本さんがヒロインを演じ、妄想の原点になったというエピソードが描かれる。孤独な学校生活を送る山里は学園の人気者・愛(橋本愛)をヒロインに、自分が愛と文化祭の演劇で共演する妄想をノートに書いていたが、ある日ノートを開くと、そこには自分の知らない物語の続きが書かれていた…という展開。後半で学園の人気者である愛をヒロインに妄想していること自体が山里の妄想で、実は愛も孤独な学校生活を送る少女だったことが明かされる。現実と妄想が入れ子構造になったようなストーリーに「世界が繋がった瞬間の鳥肌、転換点からの展開は涙。特別じゃないひとなんかいない!立ち上がれたら、それだけで特別なんだ。妄想の悲哀と肯定。現実逃避は最高で最強だ」「最終回、良かったな。他者から見たら馬鹿馬鹿しい絵空事がその人の人生を上書きする話は好き」「山里亮太の原風景って感じで面白かったな~」などの声が上がる。また「最終回はあきらかに今までと毛色が違った」「ゆらゆら帝国「美しい」の流れてるシーンが映画チックやった」など映像表現に言及した投稿や「最終回の仲野太賀×橋本愛の組み合わせ、とてもお似合い」と、仲野さんと橋本さんの共演に触れた投稿。「最高のドラマか、、、もう終わりか終わりか終わりかお前、美しい、まぶしい…」と終了を惜しむ声など、多様な感想がSNSに投稿されている。(笠緒)
2020年12月19日ステイホームの影響もありタロットが密かなブーム。タロット好きで、動画配信でリーディングもする人気声優・歌手の蒼井翔太さんと、タロット界の第一人者である鏡リュウジさんが、タロットの魅力について語ります。セーラームーンの影響で、タロットに魅せられて。鏡さんはタロットに関する著書も多い、その世界の第一人者。そんな鏡さんが「この人のタロット占いはすごい」と一目置く蒼井さんがタロットを始めたのは約1年半前。――蒼井さんがタロットに興味を持ったきっかけは?蒼井:小学校低学年のとき『美少女戦士セーラームーン』のアニメで占いの館に行くという回があって。タロットカードがふわっと立ち上がるシーンを見て、タロットって不思議だな、すごいなと思ったんです。でも興味はあるけど少し怖いなというイメージがあって……。関わったらなんか大変なことになるんじゃないかという妄想から、手を出さずにいました。鏡:ミステリアスでダークなところが、タロットの魅力のひとつですよね。実際は怖いことなんて何もないんですが(笑)。蒼井:その後、RPGゲームのキャラクターがタロットで戦う姿に惹かれて。それで秋葉原の『魔術堂』で購入したのが、「インフルエンサー」という綺麗な絵柄のカード。占う前に、まずはどんなカードがあるのか一枚一枚をずっと眺めて、78枚のカードの意味を全部ノートに本から書き写したりしてました。タロットと対峙すると、自然と言葉が浮かぶ。――今はどれくらいの頻度で占っているんですか?蒼井:カードには毎日触ります。夜寝る前、目についたカードを手に取って一枚一枚じっくり眺めたり、もちろん占うときも。声優のオーディションってひとつの作品で4役受けたりすることもあるんですけど「今日受けたオーディションでどの役が受かる可能性が高いか」とか、そういうのを“一枚引き”でお遊びで占ってみたり。鏡:この前、実際に占ってもらったんですけど、蒼井さんは変な話、多くの占い師さんより遥かにすごい。一枚一枚を眺めるっておっしゃいましたけど、カードへの愛情や理解が深い。それと、自分の心の中を常に内観されていると思うんですよ。だからカードを見たときにインスピレーションがすごく湧き上がる。タロット占いで陥りがちなのが、カードの意味を暗記して、それを無理やり繋げるような棒読みリーディング。でも蒼井さんはそれが一切ない。相手の話や状況をよく聞いたあとカードを並べて、ひと呼吸置いてその間に湧いたイメージと、占う相手へのモニタリングをして自然に結びつけた言葉の選び方が、本当に素晴らしいんです。蒼井:語彙力ないんですよ、僕。小学校から不登校だったし。でもタロットと対峙してると、自然と言葉がイメージで浮かんでくる。カードの意味をノートに書いたと言いましたが、実際占ってみると書いた単語は出てこなくて別のところから湧いてくる感じ。僕にとってタロットはコミュニケーション方法のひとつで、僕ひとりが解釈して伝えるより、目の前の相手と一緒にタロットを見ながら答えを探していくやり方。言い切られたほうが、占ってもらう方は気持ちがいいとは思うんですけどね。鏡:でもそれがタロット占いの理想型だと思うな。プロとして鑑定している方は、それができないことが多い。占いはズバッと当てるものだという期待のプレッシャーに負けて「答え」を出したくなっちゃう。例えば相談者が「結婚できますか?」と聞いたときに、「できます」って言ってあげたほうが楽だけど、そこでイエス・ノーと言い切らない胆力をつけることが大事。――タロット初心者が占いを上達させるコツはありますか?蒼井:本でもYouTube動画でもいいからたくさん触れて、その中でいいと思う人がいたら、その人の占いをいろいろと見てみるのがいいんじゃないかな。鏡:体系的な占いの中ではタロットっていちばん新しいんですよ。だから覚えなきゃならないことなんて本当は一切ないので。好きなカードを買って好きなように占えばいいんです。蒼井:あとはやっぱり、一枚一枚カードを見ること。体調が毎日変わるように、カードもその日によって見え方が違う。だから本を読む前に一度カードを眺めて「この絵はこんなふうに見えるな」という自分なりの解釈をしてみる。その上で本と照らし合わせて違っても、カードに対する解釈がひとつ増えたと思えばいい。そうやってカードに対するイメージを増やしていってほしい。あとは解釈を膨らませるためにいろんな漫画やアニメ、映画を見て、知識を蓄える。鏡:昔、チャールズ・ハーヴェイという有名な占星術師の授業で「なるべくたくさんのいい小説と舞台と映画を体験しなさい、そこに面白いことが詰まっているから」と言われたんです。蒼井さんと全く同じ。そうやって自分の中の引き出しを増やすと解釈に柔軟性が出ますよね。――タロットから影響を受けたことって何かありますか?蒼井:タロット一枚の絵でもいろんな解釈があるように、例えば嫌なことがあっても、前に進むための壁なのかもしれない、とひとつの出来事を多面的に見られるようになりました。鏡:それがタロットに限らず、占いの最大の効能かも。状況を「愚者」の立場から見たら、「皇帝」の立場から見たらどうだろう、と様々な角度から見られるようになる。タロットは、物事を見るレンズのひとつなんです。あおい・しょうた8月11日生まれ。中性的な容姿と透明感のある声で人気の声優、歌手。2021年1月8日公開の劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』〈前編〉ではフィッシュ・アイを演じる。ジャケット¥45,000(SHAREEF/Sian PR TEL:03・6662・5525)カットソー¥12,000(ADANS/Sakas PR TEL:03・6447・2762)パンツ¥36,000(CoSTUME NATIONAL/コスチューム ナショナル 青山店 TEL:03・4335・7772)ネックレス¥30,000リング¥30,000(共にJOHAN SILVERMAN/TEENY RANCH TEL:03・6812・9341)靴はスタイリスト私物かがみ・りゅうじ心理占星術研究家、翻訳家。英国占星術協会会員でもあり、占星術のほか、タロット関連書籍も手掛けている。著書に『タロットの秘密』(講談社現代新書)など多数。※『anan』2020年12月16日号より。写真・ティム・ギャロスタイリスト・ヨシダミホヘア&メイク・山本隆太取材、文・さかいもゆる(by anan編集部)
2020年12月15日先日、アンジャッシュの渡部建さん(48)が謝罪会見を開き、多くの話題を呼んでいます。最初のスクープが出てから約6カ月後の謝罪会見。年末に放送される「絶対に笑ってはいけない」シリーズで禊出演との噂が広まり、批判が集まった結果として急きょ行われることになったといわれています。1時間ほどの会見は主に女性記者達の手厳しい言葉に顔をしかめながらの対応となり、完全に“見世物”要素が強かった今回。過剰な批判、炎上、そして謝罪の姿勢には疑問を呈したくなるものの、日本人特有の倫理を重視する空気感が反映された結果といえそうです。謝罪する渡部さんを一言で表現するなら、「非常に見ていて苦しい」というのが筆者の感想でした。「もう、止めて……」と言いたくなるほど言葉はたどたどしく、歯切れが悪い。言えないことも多いからこそだろうなと思うものの、公に出てきたからにはとにかく言えることを誠実に言い切る覚悟が必要です。しかし彼の態度は反省をしつつも、終始一貫してテレビ局側や妻、スポンサー企業など、自分以外への配慮を優先しているようにも見えました。その結果、自分が本当にしたかった真正面からの謝罪がなかなかできていなかったように思います。芸能界における最近の不倫謝罪会見は、そもそもある種のショー要素が求められています。「私が悪かった」という自分の落ち度を述べること、過ちからの気付き、現在の状況を述べるショー……。今回はリポーターのほとんどが女性。執拗に同じような質問を繰り返していた内容を鑑みても、まさに“公開処刑”の要素が強かったように思います。そういったものが受け入れられる状況も良くないのですが、今回の渡部さんの対応は今までの“器用でスマートだった身のこなし”とは相反するような弱々しいものだったのかもしれません。今回の会見は遅すぎる対応が1つ問題だったわけですが、こうしたタイミングを逃した際の謝罪会見である種の“巻き返し”を狙うなら抑えるべきポイントがあるように思います。【1】対応が遅れた理由まずはタイミングを逃した理由について正々堂々と謝罪することで、多くの人に「誠実に反省を今からする」という印象を残すことができます。今回であれば年末特番への出演がきっかけであること、またしれっと出演復帰をしようと一度は考えていたことなど。「復帰報道が話題になってのことではない」といった弁明をしていましたが、多くの人は「白々しい釈明」「まだ嘘をつくのか」といった印象を持ってしまいました。そういう意味でも、全部しっかりと洗いざらい話したほうがよかったでしょう。【2】妻への愛俳優の東出昌大さん(32)の会見でも話題になりましたが、「妻を愛していますか?」といったフォーマットの質問にはきちんと誠実に「愛している」と答えることが大事です。今回の会見では「奥様は改めてどんな方ですか?」という質問に対し、「僕がこんなことをしてしまったせいで、好気の目で見られてしまうのに現場で気丈にふるまっている姿を聞いて、本当に心苦しいですし、深く深く反省しています。これからの人生で少しでも信頼を回復したいなと思っている」と彼は答えていました。ダメではないですが、やはり反省よりもここは愛。「愛しているから頑張ります」という気合押しをすることで、もう周りがとやかく言えない空気を作ることができるのではないでしょうか。【3】今後の見通しこちらはある程度伝えていたかもしれません。やはり謝罪会見をしたからには、きちんと今後の見通しについても話しておいた方が、より誠実さを示すことができるでしょう。今回であれば、年末特番への出演。その点については、明言できるようにしておいた方が良かったかもしれません。こうして書いていると、とにかく謝罪会見で大事にされるのが「誠実さ」です。誠実に対応する、謝る、出来ることをする。ピンチのときほど人間性があらわになるからこそ、テクニックや裏表のない清らかな対応がその身を救うのかもしれない。そんなふうに思います。そもそも不倫一発で退場という芸能界の空気も個人的には好きではないですし、謝罪会見や復帰の仕方によって空気を作ることができるというのもやや疑問はあります。もはや芸能人というのは、存在全てが芸でないといけない時代。それは割に合うのだろうか……と、彼の泣きそうな顔を見ていると疑問も覚えるのでした。(文:おおしまりえ)
2020年12月11日お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(48)が3日、都内で会見を開き、不倫騒動について謝罪。半年間、会見を開かなかったことを後悔した。渡部は6月に『週刊文春』で複数の女性との不倫を報じられ、芸能活動自粛を発表。報道では、多目的トイレで密会していたなどと伝えられていた。渡部は「私がしてしまった大変軽率な行動により多くの関係者の方々に大変ご迷惑をおかけし、多くの視聴者の皆様に大変不快な思いをさせてしまったことを心より深くお詫び申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。「会見が遅くなってしまったこと、大変不適切な場所での不貞行為、これに関しても深く深くお詫び申し上げたいと思います。本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。そして、「概ね報道にあった通りです」と不倫を認め、「最低な行為だった」と反省した。不倫報道直後に会見を開かなかった理由について、「まずは家族と向き合う時間を優先しなくては思いました。そして、『週刊文春』からインタビューのオファーがあり、『文春』でインタビューにすべてお答えして謝罪することで収束するのではないかと、今考えると大変甘い判断、本当に甘く考えていたというか、記者会見をしなくて済むのではないかという思いがありました」と説明。「6月にすぐに謝罪会見をするべきでした。大変後悔していますし、反省しております。『文春』のインタビューに答えて謝罪することで収束するのではないかという甘い考えのもと、会見を開かずに今日まできてしまいました」と猛省し、「逃げずにしっかりやっておけばよかったなと。6月に会見してしっかり謝罪して自粛していれば、ここまでのことにはならなかったのかなと思います」と語った。
2020年12月04日公開中の映画『スパイの妻<劇場版>』における東出昌大(32)の演技が話題だ。太平洋戦争前夜を舞台にした本作。東出が演じるのは蒼井優(35)演じる主人公の福原聡子の幼なじみで憲兵の津森泰治だ。津森は貿易会社を営む福原優作(高橋一生・39)とその妻・聡子夫婦と懇意にしていたが、国家機密を正義のため世に知らしめようとする優作たちを追い詰めていく。東出の冷徹な演技に対し《馴染みの好青年から冷徹な仮面を被った軍人へ変貌する東出さんの演技が素晴らしい》《怖い雰囲気がよく出ている》《東出の不気味さが良い》とネット上では称賛の声が上がっている。本作で第77回ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を獲得した、監督の黒沢清(65)も、東出を評価。『スパイの妻』の舞台あいさつで、東出について「僕は大好きなんです。ご本人嫌がるかもしれないんですけど、“怪しい”んです。妖の“妖しさ”もあって。あらゆる面の“あやしさ”を持っている」と語った。今年1月に唐田えりか(23)との不倫が報じられ、8月には杏(34)との離婚を連名で発表した東出。本作のほかにも、出演作の公開を控えるが、スキャンダル発覚からそれほど時間をおかず多くの作品に出演する姿勢には、まだなお疑問の声も多い。《こんなに出てこられるのは、ちょっとまだ無理》《東出昌大が復帰してるのほんと謎》《渡部は、奥さんが許しているからいいけど、普通に出ている東出は不快極まりない》「元妻の杏さんも、8月の離婚後、来秋のTBS系日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』へ出演が決定するなど徐々に活動を増やしています。しかし、杏さんは3歳の双子の女児、2歳の長男を一人で育てており、育児と芸能活動を両立していくには苦労も多いでしょう」(芸能レポーター)加えて不倫相手であった唐田もメディアには姿を見せていない。今年7月、本誌は唐田の姉に取材。「女優復帰は厳しいのではないか、という声もあります」という記者の問いに、「このまま引退ということはないはずです。それでは本人はもちろん、家族も悔しすぎます」と答えている。しかし、復帰の目途ははまだたっていなさそうだ。これについても《唐田は復帰できないのに東出は仕事がある意味が分からない、不祥事があると女性は干されるのに男性は仕事があるのか》と、当事者二人の露出の差に疑問の声が上がる。二人の女性を裏切った東出に対する世間の目はまだまだ厳しいようだ。
2020年11月27日女優でモデルの新川優愛とものまねタレントの丸山礼が26日、都内で行われた「SAISON ROSE GOLD AMERICAN EXPRESS CARD」発表会に出席した。女性をメインターゲットとした日本初の"サブスク型"(月額費制)クレジットカードの発表会にちなみ、輝く女性であるために意識していることを聞かれると、新川は「趣味だったり、好きなことをして過ごす時間を多く取るようにしていま。女性でも男性でもお仕事だと気を張ったりすることもたくさんあると思うんですけど、お休みの日は、ダラっとしたい日はするし、お出かけしたいときはするし、自分のやりたいことに素直に向かっていっていると思います」と答え、丸山は「今23歳なんですけど、おばあちゃんになったときに後悔しないように、仕事もプライベートも全力で充実させようと思っているので、最近、生き急いじゃって早口なんです。常に不安と戦っているなと思いますね(笑)」と語った。また、同カードを使ってどんなものを買いたいか聞かれると、丸山は「YouTubeのチャンネルもやらせていただいているので、そこで使えるめちゃくちゃ高品質なカメラを手に入れて、もっと素敵な映像にしてお届けできたらなと思いますね」と目を輝かせ、新川は「お家にいる時間がすごく長くなりましたし、犬も飼っていて、一緒にソファーで横になってゴロンとしたりするのが習慣になったので、大きめなソファーを贅沢にお買い物して、お家で過ごしたいなと思います」とニッコリ。新婚の夫には何を買ってあげたいか追求されると「寒くなってきたので、防寒対策のものを購入できたらなと思います」といい、今まで買ってあげたことはあるか追求されると「ないです!」と即答して会場を沸かせた。イベントでは、2020年を漢字1文字で表現する企画も行われ、"発"という字を挙げた丸山は「YouTubeに力を入れて頑張ってきた中で、テレビのお仕事とかほかのお仕事にも繋がって、やっと芸能生活のスタートに立てたかなと思う1年だったので、出発の発にしました」と充実した表情を浮かべ、“繋”と挙げた新川は「今年は人との繋がりとか、久しぶりにお仕事に行って、いろんな人と関わることによって、人と繋がっているってすごく嬉しいって改めて感じたので、繋という文字にさせていただきました」としみじみと語った。さらに、外出自粛期間中にお菓子作りが趣味になったという新川は「クリスマスはお家でお祝いする予定なので、クリスマスケーキをドンと豪華なものを作れたらいいかなと思っています」と幸せそうな表情を浮かべ、結婚してよかったなと感じるのはどんなときか尋ねられると「最近寒くなってきて、お家に帰ると暖かくて電気がついているというのは、よく聞く話でベタですけど、すごく幸せだなと思います」とのろけていた。
2020年11月26日仲野太賀が山里亮太を演じ、豪華女優陣が出演していることで話題のドラマ「あのコの夢を見たんです。」の最終話に橋本愛が出演することが分かった。「南海キャンディーズ」山里亮太が、実在する女優・アイドル・モデルたちのイメージから創作した初の短編小説作品をドラマ化した本作。今回、妄想ドラマのグランドフィナーレを飾るヒロインとして出演が決定した橋本さんは、連続テレビ小説「あまちゃん」や「同期のサクラ」、現在放送中の「35歳の少女」などに出演し、待機作には『私をくいとめて』や大河ドラマ「青天を衝け」があり、いま注目の若手実力派女優。最終話では、学園の人気者・愛として登場。“あのコの夢を見たんです。”の原点が描かれる。ドラマ原作本や同じく山里さんの著書「天才はあきらめた」を愛読しているという橋本さんは「私も出させてもらえるんだ!という喜びでいっぱいでした」と出演決定時をふり返り、「大九監督が脚本を書いてくださり、原作のヒューマンドラマの部分がもっと膨らんで、おふざけするだけでなく、ちゃんと心温まるストーリーとして確立されていて感激しました。山里さんが書いてくれた台詞の良さが、もっと見てる人に届く強度になって、まさか涙を誘うかもしれないような名シーンになったと思ってます」と内容についてコメント。ずっと尊敬している人だという仲野さんについては「久しぶりにがっつりやれて、最高に楽しかったです。お芝居に対しても作品に対してもずっとピュアな気持ちを持ち続けていて、一挙一動から触れてきたカルチャーが滲み出るような、真の文化人だなあと思います」と話し、「たった二日間の撮影でしたが、私にとって忘れられない青春になりました。だからぜひ見て欲しいです」とメッセージを寄せている。■最終話「リアル?」学校でいつも孤独の山里(仲野太賀)は、ノートに妄想物語を書くことで現実から離れ、生きていくことができた。物語の中では、自分が世界の中心。決まってヒロインは学園の人気者・愛(橋本愛)。しかし、ある日ノートを開くと、そこには自分の知らない物語の続きが書かれていて…。そこには橋本愛と山里のある共通点が――。「あのコの夢を見たんです。」は毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送中。(cinemacafe.net)
2020年11月16日仲野太賀が「南海キャンディーズ」山里亮太を演じ、山里さんの“妄想”小説をドラマ化する「あのコの夢を見たんです。」。その第7話が11月13日深夜オンエアされ、ヒロイン役の大友花恋の笑顔に魅了される視聴者が続出。「天使」「女神」など絶賛の声が殺到している。「ドラマ24」枠60作目の記念作となる本作は、山里さんが実在する人気女優やアイドル、モデルたちのイメージから創作した初の短編小説「山里亮太短編妄想小説集 あのコの夢を見たんです。」のドラマ化作となり、山里さん役を仲野さんが、毎回ゲスト出演する若手女優がヒロインを演じる。今回は「あなたの番です」や「35歳の少女」で話題の大友花恋がヒロイン役で登場。本多力、落合モトキ、古舘佑太郎らが仲野さん演じる主人公の友人役で、三宅亮輔、曽田陵介ら注目若手俳優も出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。山迫(仲野さん)、田串(落合さん)、桝居(本多さん)、若森(古舘さん)の男子4人組、通称“闇4”は、集まっては人の悪口を言って盛り上がっている。そんな4人にも分け隔てなく接してくるのがサッカー部のマネージャーをしている大友(大友さん)だった。そんな大友が気に入らない“闇4”は、彼女に一泡吹かせるために様々な作戦を立ててはサッカー部に嫌がらせを行い、結果サッカー部はトラブル続き。だが彼らが裏で嫌がらせしてるとも知らず大友は4人に優しい。次第に4人は大友に惹かれていくが…というのが今回のストーリー。放送後のSNSでは「第7話には天使がいます。」「天使のスマイルにヤられました」「明るくて元気な大友花恋さんは、やはり女神」など、今回のヒロインの大友さんを“天使”“女神”と絶賛する声が続出。「まじで笑顔が良すぎる」「大友花恋さんの笑顔素敵」など、特にその笑顔に惹かれた視聴者からの投稿が多数見受けられた。今回は仲野さん演じる山迫の友人役として落合さん、本多さん、古舘さんもゲスト出演。彼ら演じる“闇4”にも「闇4が面白くて気になってしまう」「闇4愛しいなあ」「やば、闇4おもしろ。笑」など数多くの反応が寄せられており、「闇4、スピンオフ必要だろ!」と“闇4”メイン回の要望まで飛び出すほど大きな注目が集まった模様だ。(笠緒)
2020年11月14日井ノ原快彦が主演を務める、映画『461個のおべんとう』が11月6日より公開される。ヒップホップバンド・TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるエッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス刊)を映画化した同作は、長年連れ添っていた妻と別れることを決意した鈴本一樹(井ノ原)が、息子・虹輝(道枝駿佑)と「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という約束をし、お弁当を作り続けた日々を描いた心温まる作品だ。井ノ原と、後輩である道枝駿佑(なにわ男子/関西ジャニーズJr.)が親子役を務めたことでも注目を集めている同作。今回は井ノ原にインタビューし、作品の思い出や後輩の道枝についても話を聞いた。○■息子役・道枝駿佑17歳の叫びに感銘――原作者の渡辺俊美さんから、直接音楽やお弁当作りの指導をしてもらったり、息子さんのお話を聞いたりといったことはあったんですか?ギターの練習はスタジオで「一緒にやろう」という感じでした。全て俊美さんが作った曲なので、「ここはこうやって弾いた方がいいよ」といったアドバイスをいただき、そこからまた家で練習しました。お弁当作りに関しては、料理のアドバイスと言うよりも、俊美さんがどうやって作っていたのかというお話を聞きました。ちょうど僕がやっていた舞台を観に来てくださって、楽屋で話し込んだら長くなってしまって(笑)。でも、そこで息子さんとの関係についてのお話も聞けました。道枝くんと歌った「Lookin’4」という曲も、一緒にゲームをしていた時のことが元になってるんだ、とか(笑)。――息子役の道枝さんは18歳ですが、ご自身が同じくらいの時と比べたりすると、印象はいかがでしたか?会った時は17歳になったばかりだったんですが、とても礼儀正しかったです。KREVAくんとやついくんとバンド用のポスター撮影をしていたところに来てくれて、「東京に出てきたので……」と言って、「なにわ男子 道枝」と熨斗のついたお菓子をくれたんですよ。去年、舞台をやっていた時も、大阪公演に誘ったら熨斗をつけた差し入れを持ってきてくれて……お菓子屋さんに頼むのかな? ご両親もしっかりした方なんだなと思いました。僕は地元のゆるキャラのサブレしか持っていなかったから、恥ずかしくて(笑)。よく「最近の若いもんは……」と言うけど、いいことしか言えません!――井ノ原さんの青春時代は、けっこう破天荒だったんですか?バブル時代ですからね(笑)。周りに変わった方が多かったから、「そういうものなのかな」と思っていたら、だんだん時代が許さなくなってきて、今の若い子はそういうところで生まれた子たちなんだろうなと思うんです。道枝くんは東日本大震災も経験しているし、阪神大震災の話もずっと聞かされてるだろうし、それでコロナ禍もあり、色々と考えるだろうな、と。この作品についても、「当たり前の日常なのに、今では当たり前じゃないことばかりが詰まってる」と言ってて、本当によく考えてると思うし、その通りだと思います。――道枝さんとのセッションもすごく印象的でした。彼はハモったことがなかったみたいなんです。俊美さんにレコーディングについていただいたんですが、その前に何回か合わせたのに、なかなかうまくつかめなかったので、合間で一緒に練習しました。そうしたら飲み込みが早いから、僕がちょっと歌い出すだけで、彼のハモが途中から入ってくるようになって。ゲームみたいにチョコチョコと練習していました。――親子のシーンでは、どのようなところが心に残っていますか?一樹のいろいろな行動について、虹輝から「なんで?」と聞かれるシーンが多いんです。その度に一樹は「説明しなきゃダメ?」と返すんだけど、本人にとっては大きなことではなくて、単に「好きだから」とか、そういう理由。でもそれが虹輝にとってはすごく大きな問題で、そういう眼差しを受けた時に、一樹の気持ちで「あ、すいません」と思ってしまいました(笑)。「父さんがうまくいくのは、周りに甘えてるからだよ」と言われるシーンも、「ごもっともです」と思うし、息子の虹輝から強い眼差しを受けて、グッとくるところはたくさんありました。あとは、撮影が始まる時に「自分の中で大事にしてるシーンってどこなの?」と聞いたら、道枝くんが「浜辺で叫ぶシーン」と言っていたことが印象に残っています。初々しいのが、「あのシーンが大事だと思ってるんですよね」とかじゃなくて、「あのシーンが難しいと思ってる」「頑張りたいと思ってる」と言っていたところ。だから、「僕も見れたらいいな」と言っていたら、たまたま自分も撮影のあった日だったんです。道枝くんのそのシーンが見れて、「17歳の叫びって、すごいな」と思いました。そんな声はもう出ないと思ったし、感情の揺らぎもあって、彼の人間性が出るんだな、考えていることもいっぱいあるんだろうな……と思って。いいものを見せてもらったような気持ちになりました。最後のお弁当までの流れも、「人がものを食べている瞬間って泣けるな」と思ってグッときました。――KREVAさん、やついさんとは作中のバンド・Ten 4 The Sunsを演じられていましたが、ライブシーンもかっこよかったですし、結成20年という設定で、インタビューシーンなんかもすごくリアルでした。初対面だけど、2人とも最初からすごい話すから、ずっと会話していました。インタビューだと、テレビとまた違うところがあって、ちょっと素が出る感じ。でも20周年を迎えたバンドという設定だったので、ちゃんと話すことは話すという気遣いもあったり。やついさんもKREVAさんも、”お芝居”にならずに普通に話すから、「この人たち、すごいな」と思いました。本業だからこそ、リアルだなと思うところはあるでしょうね。同年代だし、それぞれいろんな形で音楽に携わってきたから、そういう部分が出ていてよかったと思っています。――今までのお話を伺っていても、テレビなどで拝見していても、井ノ原さんの意見や考え方がすごくフラットだなと思うんですが、どう培われてきたんでしょうか?徐々にだと思いますが、グループ活動して来たのは大きいかもしれないです。あとは、俳優というお仕事でも、例えば僕は今回母親役の倍賞千恵子さんのことをすごくリスペクトしていますが、それが演技に表れてしまったら元も子もないので、フラットにならないといけない。演技が終わった時に、きちんと人として尊敬しているという気持ちが出ればいいと思います。僕らの事務所の先輩や、役者としての先輩たちも「カットがかかるまでは関係ないから」と言ってくださっていたから、それが1番良い方法だとわかっていたんでしょうね。そういった先輩方から教わったことが、自分にも生きているんだと思います。■井ノ原快彦1976年5月17日生まれ、東京都出身。1995年にV6としてCDデビュー。以降、グループでの活動の見ならず、ドラマ、映画、舞台で俳優として、TVではMCとしても活躍の幅を広げ、老若男女問わず愛されている。主なドラマ出演作は、カンテレ開局60周年特別ドラマ『僕が笑うと』(19年)や、前シリーズを含めると15年にわたって出演している『特捜9』シリーズ(18〜20年)など。主な映画出演作は『天国は待ってくれる』(07年)、『FLOWERS』(10年)。昨年話題となった劇場版アニメーション『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』ではナレーションを務めた。
2020年11月06日ベストセラーの漫画や小説の映画化作品が人気を博していますが、この秋注目したい1本は、芥川賞と文藝賞をW受賞した小説を映画化した『おらおらでひとりいぐも』。東北弁のタイトルに込められているのは、「私は私らしく一人で生きていく」という意味ですが、本作では75歳でひとり暮らしをすることになった桃子さんが孤独な生活のなかで、“新たな世界”を見つけていくまでが描かれています。そこで、こちらの方々に本作の見どころについて、お話をうかがってきました。写真・北尾渉(沖田修一、若竹千佐子)沖田修一監督&原作者の若竹千佐子さん【映画、ときどき私】 vol. 337今回、斬新な演出で見事に映像化を実現させたのは、『南極料理人』などで知られる沖田修一監督(写真・左)。そして、55歳で夫を亡くしたあと、主婦業をしながら小説講座に通い、63歳で作家デビューを果たしたという異色の経歴でも話題となっているのが原作者の若竹千佐子さん(同・右)です。そんなお二人に、多くの共感を呼んだ本作の魅力や観客へ伝えたい思いなどについて、語っていただきました。―監督は原作を読まれたとき、どういった映画にしたいと思われましたか?監督まずは、主人公の抱える寂しさや自己葛藤みたいなところをうまく映画にできたらいいなということを考えました。―そういった心の声を原作では“柔毛突起”として表現されていますが、映画では“寂しさ”として擬人化されていますよね。監督最初に頭に浮かんだのは、「もしこれを映像にしようとすると、CGのようになってしまうのではないか」ということでした。でも、それをするとこれまでの自分の映画の作り方とは違うものになってしまうと思ったんです。できればいままでのように俳優さんたちにお芝居をしてもらったものを撮りたかったので、擬人化させていただきました。―若竹さんは、柔毛突起が擬人化されると聞いたときは、驚かれたのではないでしょうか?若竹さん驚きましたね。「どうやっておばあさんの脳内を映すんだろう?」と疑問に思っていましたから。それが、まさか3人の俳優さんが演じることになるとは……。でも、濱田岳さん、青木崇高さん、宮藤官九郎さんという私が大好きな俳優さんが出てくださったので、本当にうれしかったです。―3名のバランスも絶妙でしたが、どのようにしてキャラクターを作り上げていったのでしょうか?監督年齢も性別も何もかも自由だったので、最初は悩みましたが、桃子さんとかけ離れた人がやったほうがいいなと。そこで、親衛隊とか白雪姫に出てくる七人のこびとみたいなイメージから男性だけにしました。あとは、ただ僕が好きな俳優を選んだというだけですね(笑)。田中裕子さんだからこそ生まれた瞬間はたくさんあった―画面からもみなさんの楽しんでいる様子が伝わってきましたが、演出はどのように?監督桃子さんの寂しさや孤独を際立たせる存在でもあったので、あまりはしゃぎすぎないようにというのはありましたが、そのなかでも、遊べるところをみなさんが一生懸命見つけて演じてくれた感じです。―では、若竹さんのお気に入りのシーンを教えていただけますか?若竹さん私が好きなのは、桃子さんがマンモスを引き連れて歩いているところ。狭い世界に生きているごく平凡なおばあさんの脳内に、ものすごく長い時間が流れていることが一目瞭然でわかりますよね。あとは、いまお話にもあった寂しさの3人が出てくるシーン。監督の人間に対する優しい目線を感じられて、本当によかったです。―そのほかに、東出昌大さん演じる夫の周造がプロポーズするシーンでは、ご自身の気持ちが蘇ったとか。若竹さんそうなんですよ!若い頃の桃子さんを演じた蒼井優さんと東出さんというあんな美男美女に演じていただいて、申し訳ない気持ちもありつつ、思わず顔を赤らめました。私小説ではないと言いながらも、まさかあんなハンサムな人にやっていただけるなんて……。周造は美男子という設定にしてありましたが、書いてみるもんですね(笑)。―(笑)。あと、やはり主演を務めた田中裕子さんが素晴らしかったですが、キャスティングの決め手となったのは何でしょうか?監督脚本を書いているときは誰にしたいとかは考えずに、ある程度できあがってからプロデューサーと相談しました。そこで名前が挙がったのが、田中裕子さん。これまで映画やドラマで見てきた田中さんの演技は圧倒的だったので、もし田中さんが桃子さんを演じてくださるなら、それ以上はないなと。そして、それが実現したわけですが、実際に田中さんだからこそ生まれた瞬間はたくさんありましたし、桃子さんの一挙手一投足すべてにそれを感じました。自分と似ている、と感じる人は多いはず―今回は、蒼井優さんがセットの隅っこにうずくまりながら、他の方々の演技に合わせて、現在の桃子さんの脳内の声を演じていたそうですね。その姿を見て、宮藤官九郎さんは泣きそうになったそうですが、どのような様子だったのでしょうか?監督蒼井さんは現場で目立たないように毎日黒い服を着て、桃子さんの声を演じることだけに集中してくれました。本当にうれしくて、僕も涙が出そうでした。―ぜひそのあたりも、観客の方々には注目していただきたいですね。ちなみに、劇中では方言を使われていますが、若竹さんからご覧になっていかがでしたか?若竹さん田中さんは、本当にお上手だなと思いました。もちろん、寂しさのみなさんも素晴らしかったです。でも、やっぱり東出さんが「決めっぺ」というプロポーズのひと言を放つシーンは、ハンサムな顔と言葉とのギャップがあって本当によかったですね(笑)。―方言ならではの魅力がありますよね。監督そうですね。僕は埼玉の出身なので、あまり方言のないところで生まれ育ちましたが、母親が山形出身ということもあり、東北弁は自分にとってなじみのあるイントネーションなんです。俳優さんも方言が話せる人は芝居がまたひと味違って見えるので、“方言の魔法”みたいなものはあると思います。―原作とオリジナルのバランスで、意識したところがあれば教えてください。監督僕の母が桃子さんと同じようにひとり暮らしをしているので、原作のほかに自分の母親をモデルにしているところはあったかもしれません。たとえば、図書館で話している内容や警官とのやりとりは母の話ですし、車を買うシーンで「遠くの息子より近くのホンダです」というのも母が実際に営業の人から言われた言葉。良いセリフだなと思ったので、映画のなかに盛り込ませていただきました。実家に帰ってこない息子もまさに僕のことですけど、おそらく自分と似ていると感じる人はたくさんいるんじゃないかなと思います。愛と自由の二択なら、愛を蹴飛ばしても自由を選びたい―若竹さんも、ご自身を桃子さんに投影している部分はありますか?若竹さんありますね。たとえば、夫が亡くなったとき、私はいままで悲しみがどういうことかも、何も知らなかったんだなと実感しましたが、そういった部分は私が体験したことです。ただ、オレオレ詐欺に引っかかったのは空想ですよ!―よかったです。映画のなかで「おらはちゃんと生きたか?」と問いかけるところがありますが、おふたりにとって“ちゃんと生きる”とは何ですか?監督難しいことですけど、きれいなことも汚いこともまるごと含めて生きるというイメージですね。悩みながらということでもありますが、そんな小さな右往左往が宇宙の歴史のひとつに繋がっていくのかなと。若竹さん振り返ってみると、いろんなへまをしていて、顔が赤くなるほど恥ずかしいこともいっぱいしてきました。でも、長い目で自分自身を見てみると、それなりに整合性の取れていた行動だったかなと言えるので、ちゃんと生きてきたんだと思います。結局は、自分の全部を受け入れるということが、ちゃんと生きるということなのかな。ただ、つい筆がすべって書いたことなので、まだ自分でもよくわからないところではありますね(笑)。―ちなみに、若竹さんは「愛か自由かの二択だったら、愛なんか蹴飛ばしても自由を選ぶ人でいたい」とお考えのようですが、その理由を教えてください。若竹さんそれは当然そうですよ。「愛」という言葉でどれだけの女の人たちがだまされてきたことか!と言いながらも、「やっぱり愛は素晴らしい」とも思っている自分もいるんです(笑)。ただ、愛という名のもとに支配や不自由もありますからね。―なるほど。ちなみに、若竹さんはこの小説がきっかけで一躍注目を集めることとなりましたが、心境の変化などを感じていますか?若竹さん芥川賞をいただいてからは、公私ともに激動の2年でした。小説を書いていたときは、「この作品でダメだったら、私は2度と世の中には出られない」くらいの気持ちだったので、そのときはこれ以上のものは書けないと思って出しました。でも、2年間でいろいろなことを経験して、いまは少し別の角度から書いてみようかなとやる気が出てきています。というのも、私は63歳でやっとプロになれたので、私に見えているものはほかの人たちとはまた違うものがあるはずですから。『おらおらでひとりいぐも』のときはコンクールに出すために整えすぎていた部分もあったなといまは思うので、次はもっと自由に、めちゃめちゃに書いて、ぐちゃぐちゃな文体にしたいような気がしているほどです(笑)。監督いやー、すごいですね!自己決定権や自由な時間はかけがえのないもの―次回作が楽しみです。今後ひとりで生きていく女性も増えると思いますが、そういう女性にアドバイスはありますか?若竹さん偉そうなことは言えませんが、「悲しいことがあっても、楽しくやっていきましょう」ということですね。夫のことは大好きでしたが、自分ひとりですべてを決められることへの喜びを私はいま感じています。それくらい何でも自分で決められることや自由な時間というのは、かけがえのないものなんですよ。自己決定権というのは、一生に一度しかない“伝家の宝刀”というわけではなくて、ハンドルを左右に切るのと同じくらいしょっちゅうあること。そんなふうにひとつひとつを自分で決めることの気持ちよさは、生きるうえで大切な喜びだと思います。監督映画にも「周造の死に一点の喜びがあった」という桃子さんのセリフがありますが、いま先生がおっしゃっていたようなところを表しているのかなと。寂しいけどたくましさもある女性のいろいろな感情が渦巻いて出てきたひと言なんだろうなと感じました。―それでは、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。若竹さんこれはおばあさんだから考えていることではなくて、若い人たちにとってもすぐそばにあることなので、若いみなさんにこそ観てほしいと思っています。あと、先ほども少し言いましたが、「愛こそがすべて」とか「愛がなければ……」みたいなことはまやかしですよ、と若い人たちに伝えたいですね(笑)。とはいえ、愛には本当に深いものがありますし、素晴らしい愛に出会ってほしいという矛盾した気持ちもあるので、うまくは言えないんですが、つねにそういったことを考えながら生きていってほしいです。監督桃子さん世代の人でなくても、この作品で描かれていることに思い当たる節がある人はたくさんいると思っています。そういう方々がこの作品を観ることで自分にとっての桃子さんに想いを馳せてくれたうれしいです。ユーモアも感動もつまった人間賛歌!多くの人が「これは“私の物語”だ」と感じて大きな反響を呼ぶであろう本作。誰もが日常生活で寂しさや孤独を味わうことはあるけれど、そんななかでもたくましく生きる桃子さんの姿に、「私も私らしく生きよう」と背中を押されるはず。たとえささやかでも、新しい世界へ踏み出す喜びを感じてみては?ストーリー1964年、故郷を飛び出して上京した20歳の桃子。その後、夫となる周造と出会って恋に落ち、子どもにも恵まれた幸せな日々を送っていた。ところが、上京から55年が経ち、これから夫婦水入らずの平穏な日々を過ごそうと思っていた矢先、周造が突然亡くなってしまう。心にぽっかりと穴が開き、生活に何のおもしろさを見いだせない毎日を送っていた桃子だが、ある日、桃子の“心の声=寂しさたち”が目の前に現れる。そして、自分の本音がどんどんと湧き上がってくることに。桃子が孤独の先で見つけたものとは……。心が温かくなる予告編はこちら!作品情報『おらおらでひとりいぐも』11 月 6 日(金)より全国ロードショー配給:アスミック・エース出演:田中裕子蒼井 優東出昌大/濱田 岳青木崇高宮藤官九郎© 2020 「おらおらでひとりいぐも」製作委員会若竹千佐子さんヘアメイク:大山なをみ
2020年11月05日田中裕子が15年ぶりの映画主演、その“娘の時代”を蒼井優が演じる沖田修一監督『おらおらでひとりいぐも』が11月6日(金)より公開。本作には、2020年だけで8本の映画に出演し、いま熱視線を注がれる若手俳優・岡山天音が、原作にはない映画オリジナルのシーンで登場している。2009年、TVドラマ「中学生日記」でデビューして以来、2017年には連続テレビ小説「ひよっこ」で漫画家志望の青年役を好演。主演映画『ポエトリーエンジェル』で第32回高崎映画祭最優秀新進男優賞を受賞した岡山さん。昨年で俳優デビュー10周年を迎え、TVドラマ「同期のサクラ」「デザイナー 渋井直人の休日」から『新聞記者』など話題作へ相次いで出演してきた。そして今年は、主演作『リトル・サブカル・ウォーズ~ヴィレヴァン!の逆襲~』や『踊ってミタ』を含め、本作や『ワンダーウォール劇場版』『青くて痛くて脆い』『ホテルローヤル』など公開&待機する作品は8タイトルにも及び、いま若き実力派俳優として熱視線を注がれている。映画にとどまらず、ドラマ、舞台、CMにとその活躍は幅広く、デザイナーのアシスタントとして“今どき”といわれるどこか飄々とした姿をみせたかと思うと、サブカルを愛してやまない大学生を演じ、都会に出るも夢破れて故郷に戻りうだつのあがらない青年にもなる。どの作品でも、柔らかな表情を浮かべながらも心の奥底には秘めたる何かがあるような、そんな等身大の青年を演じる岡山さんの存在感は目を見張る。本作『おらおらでひとりいぐも』で演じたのは自動車のセールスマン・堀川。都心に程近い郊外の一軒家でひとり暮らしをする主人公・桃子さん(田中裕子)を訪ね、車の買い替えを勧めにくる堀川。このエピソードは原作にはなく、監督が脚本執筆時に考案した映画オリジナルのシーン。監督自身の母親が経験した話をもとに脚本に盛り込んだという。そんな思い入れのあるシーンに岡山さんを起用した理由について、「キャスティングの時、台本のセリフを、岡山くんが話す姿を想像して、一人、面白がって、笑いました」と沖田監督。「他の出演作などをみていたので、いつかご一緒したい俳優さんだと思っていました。顔が特徴的で、とてもよいです」と明かす。撮影時のことを聞くと「(現場に入る前に)いろいろ考えて準備してきてくれたものがあるのだと思いました。岡山くんは、飄々としていて、僕が面白がっているちょっとした事を、自分なりにくみ取ってくれました。真剣だったと思います。撮影も面白かったです。憎めるようで憎めない変な面白さがありました。この作品は、柔らかいシーンでしたが、もっといろんなシーンで岡山くんを観たいなと思いました」と、岡山さんの演技と纏う雰囲気に太鼓判を押した。田中さんと岡山さんの絶妙な間合いがもたらす緊張感と和やかな時間がない交ぜになり、沖田監督ならではのリアリティとユーモアが掛け合わされた印象的なシーンが生まれている。『おらおらでひとりいぐも』は11月6日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おらおらでひとりいぐも 2020年11月6日より公開© 2020 「おらおらでひとりいぐも」製作委員会
2020年10月28日仲野太賀が“山里亮太”役を演じて、山里さん原作の小説をドラマ化する「あのコの夢を見たんです。」。その第4話が10月23日深夜オンエア。今回は飯豊まりえと佐藤寛太がゲスト出演。飯豊さんがラストで見せた表情を視聴者が高く評価している。本作は「南海キャンディーズ」山里さんが実在する人気女優やアイドル、モデルたちをイメージした“妄想”を短編小説にした「山里亮太短編妄想小説集 あのコの夢を見たんです。」が原作。仲野さんが山里さん役に扮し、毎回注目の若手女優がゲスト出演。これまで中条あやみ、芳根京子、森七菜が登場してきた。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。4話では飯豊さん演じる大学生のまりえが、大好きだった拓海(佐藤さん)に告白するもフラれ、部屋で「死にたい」と泣いていると、そこに謎の男(仲野さん)が現れ、納得した1日を過ごすため、瞬時にあらゆる後悔を消すことができるアイテム「わがままリセットボタン」を渡す。早速ボタンを押すまりえ。すると時が巻き戻り、今度は拓海に告白せず、フラれることもなく“納得いく1日”を過ごすことができる。しかし再び現れた謎の男は“納得いく1日”と引き換えにまりえの命を要求。まりえは1日に納得しなかったと答え、それからリセットボタンを使いまくるように…いろいろなことに挑戦、完璧な人生を歩んで、拓海とも交際するのだが、今度は人生がつまらなく感じるようになってしまう…というおはなし。ラストですべてを再びリセット。拓海に告白しフラれるまりえ…すがすがしいような、でもやはり悲しさをにじませながら、うっすらと涙を浮かべ、立ち去る拓海を見送るその表情に「ラストの、好きですからの飯豊さんの芝居が大変良かった」「最後のまりえさんの表情がとてもよかった」「飯豊まりえちゃんは声とか表情とかで魅せる人だなあ」「飯豊まりえちゃんのドラマ面白くて見入っちゃってた」といった感想も多数寄せられている。(笠緒)
2020年10月24日女優やファッションモデルとして活躍している新川優愛(しんかわ・ゆあ)さん。2019年に結婚を発表し、多くのファンが「相手は誰!?」とショックを受けました。その後、結婚相手がロケバスのドライバーだったことが結婚会見で明らかに。そんな新川優愛さんの夫についてや、馴れ初め、結婚会見で見せたキュートなワンピース姿など、さまざまな情報をご紹介します!新川優愛が結婚相手はロケバスのドライバー新川優愛さんが、2019年8月9日に結婚したことを発表。所属事務所を通じてマスコミ各社に送ったFAXでは「相手は一般男性」とだけ説明しており、年齢や職業などは明かしていませんでした。お仕事関係者のみなさまそして、いつも応援してくださっているファンのみなさま私事で恐縮ではございますが、ご報告させていただきます。私、新川優愛は、このたび、一般のかたと結婚することとなりました。お付き合いをしていく中で、彼の人柄に惹(ひ)かれ、今後の人生を共にしたいと思い、このような運びとなりました。まだまだ未熟な私ですが、これからもいただいたお仕事を一生懸命努めてまいります。今後とも、ご指導ご鞭撻(べんたつ)のほどよろしくお願い申し上げます。新川優愛さんは、同月11日に都内で行われたイベント『めざましサマーライブ DOBERMAN INFINITY×TOKYO GIRLS COLLECTION~ひまわりドリームステージ~』の後に結婚会見を行い、相手の職業を明かしています。ロケバスさんってあの…なんていうんですかね。ロケに連れて行ってくれる人っていうんですか。マイクロバスだったりとかで…。新川優愛さんは、夫について仕事の現場で出会った9歳年上のロケバスの運転手だと紹介。続けて、自身が10代の頃からの顔なじみで、周囲への振る舞い方が素敵だなと思ったところから気になり始めたと話しています。10代から知っている方ではあったので、まぁタイミングもいろいろありまして、私に対する対応よりも私結構、自分以外の人に対するを見ることが多くて、女性も男性もなんですけど、そういうところがいろんな人に対しての接し方が素敵な人だなっというふうに思ったのが(気になり始めた)きっかけですかね。素敵なところはたくさんあるんですけど、やっぱりあったかい人だなっていうふうに気持ちがすごいあったかい方だなって思いましたし、ご実家に行った時も感じたんですけど…というところと、陰のエネルギーじゃなくて陽のエネルギーで生きている、明るいエネルギーで人生を歩まれている方だなというところですかね。誰にでも分け隔てなく接する優しい人柄と、あたたかなエネルギーに惹かれたと笑顔を見せる新川優愛さん。素敵な夫と巡り会えて本当によかったですね。新川優愛が結婚会見で馴れ初めを語る同会見で新川優愛さんは、夫とは2年半交際していたと告白。2016年頃から相手を意識し始めたと話しています。(恋心に変わったのは)2016年くらいとアバウトなんですけどそれくらいだったと思います。今回、私からお声をかけさせていただいてっていう感じですかね。続けて、記者が「女優さんから声をかけられてお相手、びっくりされたんじゃないですか」と尋ねると、その時のエピソードについて次のように語りました。最初に連絡を取らせていただいて、2日目とかその日に「ご結婚されていますか」ということを聞いて、このご時世なので笑…という感じだったので。あんまり職業的には私は気にしなかったですかね。今、ご本人(夫)から話を聞くと、「そんなわけない」と思ったみたいなことはおっしゃているんですけど。だけど、あんまり本気にされてなかったじゃないけどそういう部分はあったんじゃないかなと思いますね。不倫にならないよう、先に既婚者かどうかを確認したという新川優愛さん。当初、相手の男性は、新川優愛さんのアプローチを「そんなわけがない」と本気にしていなかったようです。しかし、新川優愛さんは「職業的には気にしなかった」といい、自分から積極的にアタック!このエピソードを聞いた世の男性は、「そんなことってある?」「うらやましい」と嫉妬の声を上げるとともに、「一般人の俺もチャンスあるかも」と勇気と希望を抱いたようです。そんな中、ネット上では新川優愛さんがロケバスの中に忘れ物をしたと嘘をつき、交際のきっかけを作ったことが噂になっていました。記者からこのことを聞かれると、事実であると認め、その詳細について語っています。「忘れ物をしちゃったんです」と声をかけたんですけど、実際は忘れ物をしていないという。そうですね、嘘つきましたね。何かきっかけが…なんか、どうすることもできなかったんですよね。それ以外の方法が私に思いつかず。その後、嘘をついていたことを夫に謝罪したという新川優愛さん。こんなかわいい嘘をつかれたら誰でも許してしまいますよね。新川優愛の結婚会見ワンピースがかわいすぎ!ドレス姿も紹介新川優愛さんは、結婚会見に総レースのかわいらしいワンピース姿で登場。白色のゴージャスなデザインがウエディングドレスを想起させると話題になりました。そんな新川優愛さんは、作品の中でウエディングドレス姿をたびたび披露しています。2020年3月31日には主演ドラマ『ギルティ ~この恋は罪ですか?~』(日本テレビ系)のインスタグラムで、美しいドレス姿を公開しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 爽(#新川優愛)と一真(#小池徹平)のウェディングフォト撮影時の微笑ましいオフショット☺️ 2人が暮らす家のリビングには結婚から6年経った今でもラブラブな写真が飾られています ぜひドラマ本編の中でも探してみてください #ギルティ #この恋は罪ですか #4月2日木曜よる11時59分スタート ギルティ〜この恋は罪ですか?DVD発売決定‼︎【公式】 (@guilty_drama)がシェアした投稿 - 2020年 3月月30日午後8時06分PDTまた、2015年12月12日には、新川優愛さんのスタッフが運営するツイッターで『ディズニー・フェアリーテイル・ウェディング』の新ドレス姿が公開。ファンからは「本物のプリンセスみたい」「きれいすぎる」といった絶賛の声が寄せられています。本日の「王様のブランチ」にて発表されたディズニー・フェアリーテイル・ウェディングの新ウェディングドレス♪ミッキー&ミニーとも^ ^ #ディズニー #新川優愛 pic.twitter.com/PeVQ1eyYCX — 新川優愛 staff (@yua_staff) December 12, 2015 2019年9月13日には、同ツイッターでファッションイベント『マイナビ presents 第29回 東京ガールズコレクション 2019 AUTUMN/WINTER』で披露したドレスショットを公開。豪華なジュエリーに負けていない輝きで、会場全体を魅了しました。 #TGC ’19A/Wの「 #マイナビウエディング × #エクセルコダイヤモンド STAGE」に登場したのは新婚・新川優愛12年前に国際宝飾窃盗団ピンクパンサーに強奪され復刻した、時価総額12億円のティアラなどダイヤモンドジュエリーを身につけ観客を魅了しました✨ #GINZACOUTURENAOCO pic.twitter.com/HKUXPbSD0m — 東京ガールズコレクション(TGC) (@TGCnews) September 13, 2019 実際の結婚式では、どんなドレス姿を披露したのでしょうか。そんな新川優愛さんには素敵な夫と温かい家庭を築きながら、仕事も充実させていってほしいですね。新川優愛プロフィール生年月日:1993年12月28日出身地:埼玉県血液型:O型身長:166cm所属事務所:劇団東俳2010年に『ミスマガジン2010』でグランプリを受賞。2011年に『ミスセブンティーン2011』に選ばれ、2015年までファッション誌『Seventeen』の専属モデルとして活躍する。現在はファッション誌『non-no』の専属モデルとして活動する一方で、女優としての才能も発揮し、さまざまな映画やドラマに出演。2020年にはドラマ『ギルティ ~この恋は罪ですか?~』(日本テレビ系)で主演を務め、リアルな演技が話題を呼んだ。新川優愛が一般男性との結婚を発表意外なその性格とは?[文・構成/grape編集部]
2020年10月21日俳優として活躍している福士蒼汰(ふくし・そうた)さん。その端正な顔立ちと高い演技力で、多くの人から支持されています。そんな福士蒼汰さんに彼女がいるかどうかについてや、明かした恋愛観、理想のプロポーズなど、さまざまな情報をご紹介します!福士蒼汰に彼女はいる?熱愛が報じられた相手はインスタで人気?福士蒼汰さんについて「彼女はいるの?」と、恋愛事情が気になっている人が多いようです。2018年に、福士蒼汰さんは一部週刊誌で、3歳年上の女性との熱愛が報じられました。報道によると、相手の女性はタレント活動をしており、インスタグラムを更新すると、フォロワーから着用している服装などに問い合わせが殺到するほどの人気ぶりだといいます。ちなみに、その女性は福士蒼汰さんとの熱愛が報じられた当時、インスタグラムのアカウントは削除したようです。2人は、同年に入ってから共通の友人との食事会で知り合い、交際をスタートさせたのだそう。2020年10月現在、2人の関係がどうなっているのかは分かりませんが、福士蒼汰さんが素敵な恋愛をしてくれていたら嬉しいですね。福士蒼汰が明かした恋愛観とは?福士蒼汰さんが、2015年7月15日放送のトークバラエティ番組『TOKIOカケル』(フジテレビ系)に出演。自身の恋愛観を明かしました。 この投稿をInstagramで見る 福士蒼汰(@fukushi_sota_official)がシェアした投稿 - 2018年11月月1日午前2時37分PDTこの日、番組では、福士蒼汰さんにどうしても聞きたいことを10~40代の女性にアンケート。その質問に、福士蒼汰さんが答えていきます。その中で、「理想の女性のタイプを3つ教えてください」と質問された福士蒼汰さんは、まずその1つ目を、次のように語りました。髪が長い人が好きです。で、きれいにしている人が好き。髪をきれいに保ってる人。ウェーブがあっても、とりあえず髪に気を遣ってて、女性らしさを忘れていないというか。(髪の毛の色は)できれば黒がいいです。TOKIOカケルーより引用続けて、2つ目は…。料理ができる人。パパッとありもので、「冷蔵庫これしかないけど…」っていっときながら、すげーいいのが出てくるみたいな。うちの母親が結構そういう感じなんですよね。「なんにもないんだけど」っていってパパパッと作って。TOKIOカケルーより引用これに対し、番組MCを務めるアイドルグループ『TOKIO』の国分太一さんから、「(女性に)何を最初に作ってもらいたいですか?」と聞かれ、「オムライス」と答えた福士蒼汰さん。福士蒼汰さんは、女性が料理しているのを後ろから見ていたいタイプなのだそう。※写真はイメージさらに、国分太一さんから「『あーん』ってやってくる女の子とかどう?」と聞かれると、福士蒼汰さんは恥ずかしそうな表情を浮かべながらも「全然やります」と答え、ほかにも膝枕や耳かきをしてもらうのも好きだといいます。反対に、「されて嫌なことは何?」と質問された福士蒼汰さんは、「束縛とかベタベタされるのはあんまり好きじゃない」と回答。この発言に対し、国分太一さんから「意外と『俺に付いてこい』っていうタイプなのかな?」と話を振られると、「どっちかといえば肉食です」と答え、「告白も絶対自分からしたい」と明かしました。そして、理想の女性のタイプの3つ目について、福士蒼汰さんは次のように語ります。しっかりしているんですけど、でもたまにおっちょこちょいな部分があるっていう(女性)。あれを目的で買いに行ったのに、それだけ買わずにほかの物買ってきたりとかは、「かわいいな」「何してんだよ」って。TOKIOカケルーより引用どうやら、福士蒼汰さんは少し天然なところがある女性が好きなようですね。福士蒼汰が理想のプロポーズを明かすさらに、福士蒼汰さんは同番組で、理想のプロポーズや結婚についても語りました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 福士蒼汰(@fukushi_sota_official)がシェアした投稿 - 2019年11月月15日午前1時55分PST福士蒼汰さんは、「こんなのいいな」と憧れている理想のプロポーズの言葉があるといい、次のように説明します。夜のレストランですね。別に特になんでもない日ですけど、「ちょっといいレストランへ行こう」っていって、普通にご飯食べて、食べ終わったくらいに急に僕が「パチン(と指を鳴らして)」、バンッて電気消えます。そしたらケーキが来るんですよ。(花火が)パチパチパチパチっていうのが来て、「今日はなんでもない日だけど、今日から特別な日になるから。結婚しよう」。(そして指輪を)パカッと。そういうちょっとしたサプライズとかいいなって。TOKIOカケルーより引用これに対し、山口達也さんから「それは記念日とかじゃなくていいの?普通の日でいいの?」と聞かれると、福士蒼汰さんは「あえて普通の日がいい」と回答。また、城島茂さんから「理想は何歳ぐらいでそういうサプライズをしたい?」と質問されると、「30いくつですね」と明かしました。いつか、福士蒼汰さんの幸せな報告が聞ける日が来るかもしれませんね!福士蒼汰さんのこれからの活躍も応援しています!福士蒼汰 プロフィール生年月日:1993年5月30日出身地:東京都血液型:O型身長:183cm所属事務所:研音雑誌に写真が掲載されたことがきっかけでスカウトされ、2010年に芸能事務所『研音』に所属。2011年放送のドラマ『美咲ナンバーワン!!』(日本テレビ系)で俳優デビューする。2013年放送の連続テレビ小説『あまちゃん』(NHK)で種市浩一役を演じて注目を集め、以降も数多くの映画やドラマに出演している。福士蒼汰って中川大志と似すぎじゃない?英語やイタリア語がうまいワケは…福士蒼汰がインスタグラムで披露した筋肉に「これはやばい」石原さとみや横浜流星との写真も![文・構成/grape編集部]
2020年10月21日蒼井優主演、黒沢清監督でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞した『スパイの妻<劇場版>』が全国93館にて公開され、各地で満席が出るヒットスタートを切ったことが分かった。公開2日目10月17日(土)に実施した新宿ピカデリーでの舞台挨拶は、発売と同時に2回とも即完売。翌18日(日)には映画の舞台となった神戸の神戸国際松竹にて監督舞台挨拶を2回実施、こちらも早いタイミングで完売となっていた。他の同日公開作品が200館以上の大規模でスタートする中、本作は100館未満ながら高稼働。3日間(10月16~18日)の累計で動員3万6,251名、興収4737万6,520円(全国93館)を達成した。客層は全国的に中高年男女(5:5)を中心に、夫婦連れや30~50代の映画ファン、キャストファンなど幅広い層が見受けられ、新型コロナウィルスの蔓延以降に外出を控えていたシニア層も久々に映画館を訪れている模様。平日も落ちの少ない客層のため、今後さらなる動員も見込まれている。SNS上には「とんでもない傑作!」「もの凄いものを観た」という声から「必ずもう一度観る」「二度観ても面白い」とリピーターも。映画レビューサイト「coco」にも早速コメントが寄られており、coco映画レビュアーの満足度は100%。「凛とした蒼井優さんの佇まいと台詞回しに、高橋一生さんのスーツの皺の入り方まで昭和の香りが素敵」「蒼井優と高橋一生の演技はかなりの貢献度。昭和の匂い」「俳優の力量に唸る。蒼井優の昭和女優の佇まいと一途な眼差しと決意」など、1940年代という時代に巻き込まれていく、神戸の裕福な知識人夫婦を演じた蒼井さん、高橋さんを絶賛する声が多数。「夫VS妻VS憲兵の三人のキャラで最後までもっていく」「蒼井優×高橋一生×東出昌大のバランスが良かった」と、聡子の幼なじみの憲兵を演じた東出さんのヒール演技も含めて注目を集めているよう。「後半に向けての蒼井優の表情や話し振りの変化にドキドキしてしまった」「敗戦国なりの、控えめだけど、納得できる結末がお見事!」「戦争史、映画史まで盛り込んだ見応えのある愛のドラマであり、今そこにある危機まで繋げた脚本力。見る力の大切さ、信じることと騙されることは紙一重」と、現在の日本とも結びつくストーリー展開について触れる声も上がっている。『スパイの妻<劇場版>』は新宿ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年10月19日『CURE』『トウキョウソナタ』の黒沢清監督が、世界三大映画祭のひとつであるヴェネチア国際映画祭において銀獅子賞(監督賞)を獲得した『スパイの妻(劇場版)』(16日より公開中)。太平洋戦争前夜を背景に、ひと組の夫婦を通して歴史の闇に切り込んだ本作で主演を務めるのが蒼井優だ。スパイの嫌疑をかけられる夫を高橋一生が演じ、『ロマンスドール』に続いての夫婦役となった。映画デビュー作『リリイ・シュシュのすべて』(01)から20年目を迎えている現在、邦画界を背負って立つ存在となった蒼井。本作へ取り組んだ感想や黒沢監督の印象にはじまり、女優として、また大人の女性として抱える、これから先への思いを訪ねると、「眉間にシワを寄せるのではなく、笑いジワでしわくちゃになりたい」と、自然体の笑顔で蒼井らしい答えを返した。○■今に繋がる作品だから出演を決めた――『スパイの妻(劇場版)』は、センシティブな題材も扱っている時代ものです。オファーを受けることに迷いはなかったのでしょうか?歴史としての何かを暴くとか、いいとか悪いとかを扱ったのではないというか、そこで止まっていない作品なんです。そういうことがゴールなら、やりたいと思えませんでした。台本を読んだときに、夫婦の話を通じて、自分たちの今と未来に繋がっていて、生きていくことへの「幸せとは何なのか」を考えさせてくれる作品だと感じたので、出られたのだと思います。――いろいろな方向に感情を揺さぶられました。最初は、どういう作品なのか全く想像がつきませんでした。セリフ回しにしても、私はとても好きなのですが、「今、この感じをやるんだ」と。企画が成立していること自体が奇跡だと思いました。きっと黒沢監督だからだろうなと。ものすごく有難い企画をいただいたと思いましたが、同時に、「(蒼井演じる)聡子はこういうキャラクターなんだ」という確証も、「この映画のここが面白いんだ」という確信もないまま、必死で撮影していました。「こんなに面白い作品だったんだ」と感じたのは、出来上がってからです。もちろん面白くないと思っていたわけじゃないです(笑)。○■印象に残る、現代劇とは違うセリフ回し――全く違う世界観ではありますが、セリフ回しという意味で、山田洋次作品が浮かびました。語尾まで大事に話すというところが、山田作品とリンクしているのかなと思いました。現代劇って語尾を捨てていくんです。言葉の立ち上がりも遅いし。ニュアンスで語ることが多くて「なんか」とか「あの」とかでだいたい表現できる。話している内容が本心ではなくて、本心が出るのはちゃんと台本にあるのかアドリブなのか分からないようなセリフだったりする。けれど、今回のセリフ回しのようなものは、言っていることが大事。――あの感じは黒沢監督と相談して?そうです。監督が少し違和感のある感じにしたいとおっしゃっていました。「とても難しいと思いますけど、頑張ってください」と最初に言われました(笑)。――蒼井さんだから成立しえたのだと、とても感嘆しました。でもやりすぎてしまうときもあって、そうしたときは監督に「違いますよ」と言われてました(笑)。――黒沢監督はどんな方ですか?特徴的だなと思うのは、カメラワークがなんとなく決まっていることです。監督のなかには、役者から生まれるものを撮っていく方が結構いらして、それも私は好きですが、黒沢監督の場合は映像表現がまず先にある。役者に「こう動いてほしい」「こう撮りたい」とリクエストして、その中身を埋めるのは役者の作業だと。そこが特徴的だし、私が黒沢さんの好きなところのひとつです。○■聡子として、浮遊していた――1940年の神戸が舞台でした。あの街並みや家の中に立たれた感覚は?ふわっふわしてました。なんだか実感がないというか。――これまでにも戦争ものには出られていますが、それらはもっとはっきりと戦時下を意識させるものでした。そうですね。モンペを履いてたり。聡子はとても恵まれた生活をしていました。国際情勢も知っているような知らないようなくらいの知識で生きてきて、傍には尊敬できて信頼している旦那さんがいる。後半、聡子が「やっと今生きてる感じがする」と言いますが、特に前半は浮遊しているような感覚で生きていたのだと思います。ふわふわと。――甥っ子の文雄(坂東龍汰)も、優作(高橋一生)が作り上げた「恵まれた環境にいることを叔母さんは知らない」といったことを口にしていました。聡子は後半になって初めて地に足がついた?はい。やっと地に足をつけて物事を考えざるをえなくなった。そして着けたと思ったらそこは沼で、ずぶずぶと落ちていくような、潜っていくような場所だった。撮影中は、街並みも、何かまともに見られませんでした。すごく俯瞰から見ているような感覚と、潜ってみているような感覚とで。――聡子への確証がなかったと最初にお話されましたが、聡子とリンクしてたんですね。そうですね。意外とちゃんとやってたんですね(笑)。○■「何が幸せなのか」、鑑賞後に話し合ってほしい――物語が進むにつれ、聡子は、内部がどんどん激しくなっていきます。共感しましたか?今回は聡子のなかに入って想像しようとすればするほど、しんどかったんです。頭で理解しようとすると、私はそれやらないなみたいなことを結構やる人ですし、何より、背負っているものとか、触れているものとか、突きつけられているものが、あまりにも想像を絶しているので。アイスを食べて幸せだなと思っているような自分には、到底抱えきれないような人生。だから理性で見るのはやめようと思いました。聡子は時に極端な行動に出たりすることもありますが、そこは理解できました。彼女なりの筋を通した結果だなと。――完成した作品をご覧になって感じたことを教えてください。受け取り手によって、捉え方がどうとでもなる作品だと思います。観終わってから、誰かとぜひ話し合ってほしいと思いました。「何が幸せなのか」とか。自分の生活にちょっと置き換えて考えてほしいです。ただ聡子に関しては、どうしても直視できないんですよね。今度映画に出ることがあったら、ああしようこうしようとか反省点が出てきて落ち込むので、半目で見るくらいです。――反省点が出てきてしまう? それはどの作品でもですか?毎回です。○■笑いジワで目じりがしわくちゃになっていきたい――映画デビューから20年目になりました。これから先へ抱えている思いを教えてください。20年目ですか。はあ~(苦笑)。昔より、すごくいろいろと考えるようになりましたね。もっともっと喜びだけに溢れた映画作りができないものかと自分を恥ずかしく思ったり、情けなく思ったりしています。たとえば塚本晋也監督(『斬、』)みたいに映画の現場にいられたらすごく幸せだなと思うんです。――それはどういうところが?すっごく楽しそうなんですよ。どれだけ大変な現場でも。早朝から「今日は内臓が出るシーンを撮りますよ。ここをバッて切ったら、ここにピピピって内臓が出ますから」みたいなことをとても楽しそうに話していて。なんてステキな人なんだと(笑)。どうしても責任や不安といったものにがんじがらめになりがちですが、そうならずに楽しく撮影していけたらと思っています。――大人の女性として目指したいところはありますか?友人たちと、笑い転げながら、そのまま歳を重ねていきたいなと思います。――では公私ともに「笑顔」がテーマでしょうか。そうですね。これまでどこか「一生懸命」を目指しているところがありましたが、でも人生は楽しいほうが絶対いいですよね。眉間にしわを寄せてまでやらなきゃいけないことって、何かあるのかなと思うようになってきて。もちろんちゃらんぽらんに生きるのはダメですけど、眉間にしわを寄せるくらいなら、笑いジワで目じりがしわくちゃになっていったほうがいいなと思っています。(C)2020NHK,NEP,Incline,C&I
2020年10月18日映画『スパイの妻』(10月16日公開)の公開記念舞台挨拶が17日に都内で行われ、蒼井優、高橋一生、東出昌大、坂東龍汰、黒沢清監督が登場した。第77回ヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞(監督賞)を受賞した同作は黒沢清監督の最新映画で、蒼井優が主演を務める。1940年、神戸で貿易商を営む優作(高橋)は、赴いた満州で偶然恐ろしい国家機密を知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子(蒼井)は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを心に誓う。太平洋戦争開戦間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく。観客が入った状態の劇場での本作の舞台挨拶は今回が初めてということで、蒼井は観客が詰めかけた客席を見て「映画館に帰ってきてくださってありがとうございます」と笑顔で語り、高橋も「感慨深いです」としみじみ。蒼井は、黒沢監督作品の魅力について、限られた美術セットの中での撮影でありながらも、完成した作品が大きなスケール感を持っている点に触れ「画の中を撮りながら、画の外も撮られているところがすごい。銀獅子賞監督の前で何をえらそうにって感じですけど(笑)、すごく骨太な映画ができたと思います」と同作への思いを表した。黒沢監督は、これまでも何度も仕事を共にしてきた蒼井を「華がある」と絶賛。「画面に映ると隅にいても、後ろを向いていても絶対に輝くんですね。持って生まれた“何か”があると今回、とりわけ強く感じました」と魅力を明かす。本作で初めて黒沢作品に出演した高橋についても「舌を巻くほどうまい! 『うまい』に尽きます。長ゼリフでも短いものでも、見ている側にセリフが飛び込んできて、喚起させる。たぶん、世界で一番うまいんじゃないかなと思います」と大絶賛。高橋は黒沢監督の言葉に「もう思い残すことはないんじゃないですかね。今日、終わってもいいくらい嬉しい言葉をいただきました」と感激していた。また、近年の黒沢作品の常連となっている東出について、黒沢監督は「大好きです。ご本人はこう言うと嫌がるかもしれませんが、『あやしい』んですね。妖怪の“怪”のあやしさもあるし、“妖”のあやしさもある。出てきた瞬間、何かが起こりそうな感じがするところが大好きです」と褒め称える。さらに坂東は、本作への出演を「緊張が最初はすごくありました。でも、みなさんがいろいろ話をしてくださったり、リラックスして終えられました。試写を見て、作品の一部になれていたのが嬉しくて、鳥肌が立ちました」と述懐する。黒沢監督はそんな坂東について「全然、緊張してらっしゃらなくて、蒼井さんともかなりハードなやりとりがあったけど、楽々やっていて、この人はものすごい大物になるかも」とそのポテンシャルにお墨付きを与えた。イベントでは、ヴェネチア国際映画祭の銀獅子賞のトロフィーも生の観客の前で初めてお披露目され、黒沢監督は「(トロフィーを)目の当たりにすると、ささやかながら映画の歴史にこの『スパイの妻』が名を刻んだんだなと実感がわいてきます」と喜びを口にする。蒼井は「本当におめでとうございます。そして、こうして私たちにも見せてくださりありがとうございます。素晴らしいこと過ぎて、自分の言葉をどう添えたらいいのかわからないくらいですが……こうしてみなさんと共有できてうれしいです」と祝福の言葉と感謝の思いを贈った。最後に蒼井は「いま、劇場のみなさんも大変な状況ですが、映画館にくる喜びを少しでも多くの方が体験してくださったら幸せです」と呼びかける。高橋は本作で描かれる物語について「人間が志や信念を貫いていく中で、のっぴきならない秘密や抱えなくちゃいけないことはたくさんあるのかもしれませんが、そうすればそうするほど、個人というものと、その真逆の大勢というものの対比が見えてくるんじゃないかと思うし、それはいまの世界でも通じると思います。心の中に一人一人の答えが出てくる作品になっていると思います」と語り、温かい拍手の中で舞台挨拶は幕を閉じた。
2020年10月17日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の井頭愛海さんです。「帰省したときは小学生の弟と妹の勉強を見ます!」と語る井頭さんの素顔に迫りました。主演映画では“鬼役”に挑戦!大阪出身の国民的美少女。『鬼ガール!!』で映画初主演。鬼で女子高生の主人公を演じる井頭さん。「慣れ親しんだ地元での撮影で台詞も関西弁だったので、リラックスして演じられました!」。役に共感するところも。「褒められると調子に乗っちゃう単純な性格は似てるかな(笑)。あと、彼女の女優を目指して頑張る姿に初心を思い出しましたね」。性格は、好奇心旺盛。「幼い頃は7つ習い事をしていました。なんでもやりたい性格なんです。国外に出たことがないので海外に行きたくて。今は難しいけど、パスポートは持ってます!」常に持ち歩いている3つの愛用カメラ。ミラーレス、デジタル、フィルムカメラ。写真はインスタに投稿します。家で盛り上がるライブDVD!清水翔太さんの歌が大好き。ライブ映像と一緒に熱唱しちゃいます。最高のくつろぎ場は実家にあるハンモック。座って揺られているとリラックスできるんです。いつでもキャンプ気分!いがしら・まなみ2001年生まれ。第13回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞。映画初主演となる『鬼ガール!!』は、10/9に大阪先行公開、10/16より全国順次公開。※『anan』2020年10月14日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2020年10月13日第77回ヴェネチア国際映画祭にて銀獅子賞を受賞した蒼井優主演映画『スパイの妻<劇場版>』。この度、メイキング映像と現場スチールが到着した。黒沢清監督がメガホンをとり、蒼井さんと高橋一生が夫婦役を演じた本作。メイキング映像では、2人の迫真演技の裏側に迫る。本シーンは、蒼井さん演じる聡子と高橋さん演じる優作が夫婦の絆を確かめ合う、物語において重要な場面。映像冒頭では、合間に和気あいあいと笑みを浮かべて話す2人が映し出される。しかしカメラが回りだすと空気は一変、思わず引き込まれてしまう演技合戦が繰り広げられる。黒沢監督はそのシーンを真剣な眼差しで見守り、蒼井さんの目からは涙が溢れ、テストにも関わらずまるで本番のような緊張感が伝わってくる。さらに映像と同時に到着した現場スチールには、蒼井さんや高橋さんらキャストひとりひとりに黒沢監督が真摯に演出する姿が切り取られている。『スパイの妻<劇場版>』は10月16日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイの妻 2020年10月16日より新宿ピカデリーほか全国にて公開©2020 NHK, NEP, Incline, C&I
2020年10月13日蒼井優主演、黒沢清監督の映画『スパイの妻<劇場版>』が、10月16日(金)より全国公開される。この度、夫婦役を演じた蒼井と高橋一生の、迫真に迫る演技合戦の裏側をとらえたメイキング映像と、現場スチールが公開された。1940年、神戸で貿易会社を営む優作は、赴いた満州で、恐ろしい国家機密を偶然知り、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。満州から連れ帰った謎の女、油紙に包まれたノート、金庫に隠されたフィルム……聡子の知らぬところで、別の顔を持ち始めた夫、優作。それでも、優作への愛が、聡子を突き動かしていく……。この度公開されたメイキング映像のシーンは、蒼井演じる聡子と高橋演じる優作が、夫婦の絆を確かめ合う、物語において重要な一場面。撮影の合間、和気あいあいと笑みを浮かべて語らう蒼井と高橋だったが、カメラが回りだすと空気は一変。迫真迫る演技合戦が繰り広げられる。そして、それを真剣な眼差しで見守る黒沢監督。テストにもかかわらず、蒼井の目からは涙が溢れ、本番さながらの緊張感が伝わってくる。あわせて発表された現場スチールでも、黒沢監督が役者陣一人ひとりに対し真摯に演出する姿がとらえられている。『スパイの妻<劇場版>』10月16日(金)より全国公開
2020年10月13日