2024年4月24日、歌手の小林幸子さんがInstagramを更新。『激変』した自身の写真を公開し、驚く声が寄せられました。小林幸子がギャル雑誌に登場同月23日発売のファッション誌『egg』に、自身の写真が載っていることを告知した、小林さん。撮影では、普段とは異なる意外な姿を披露したようで…。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 小林幸子(@kobayashi_sachiko_5884)がシェアした投稿 なんと小林さんは、自身の『ギャル姿』を披露していました!ギャル姿の自身を『さちぴ』と呼び、「かわいい?」と呼び掛ける小林さん。ギャル風のヘアメイク、そして派手なピンクのファッションが、バッチリ決まっていますね。同月現在70歳とは思えない、かわいらしくもパワフルなギャル姿は、多くの人を驚かせています。・ビックリ!とても似合っています。素敵!・えっ、マジ?めっちゃかわいい。・幸子さん、背も高いしスタイル抜群だし似合っていますね!・さすが!元気をもらえます。年齢に関係なく、さまざまなことに挑戦する姿はとてもかっこよく見えるもの。小林さん…いや『さちぴ』の姿は、多くの人に元気を与えたことでしょう![文・構成/grape編集部]
2024年04月25日歌手・小林幸子(70)が24日、自身のインスタグラムを更新。“超ミニスカ”を着こなすギャル姿を公開した。小林は、28日に行われる『ニコニコ超会議2024』内の「超踊ってみた」ブースに出演。その際、ギャルファッションに身を包んで「さちぴ☆」として、ボカロ楽曲を中心とするDJパフォーマンスや生歌唱を披露することが決定している。この日は「4月23日発売のegg春号に ギャル☆さちぴ が載っちゃいましたー ぜひ、読んでねー」と、“さちぴ☆”としてギャル雑誌に登場していることを報告し、写真をアップ。ビビッドピンクの透けニットに、トレンドの超ミニスカート、厚底ブーツを合わせたコーディネートで、ど派手メイク&金髪ロングとヘアメイクもバッチリ。美脚際立つ攻めたスタイルで「さちぴかわいい??」と問いかけた。衝撃の大変身に、ファンからは「えっマジ?めっちゃ可愛い笑」「スタイル抜群で素敵です」「幸ちゃんスゴ… スタイルいいし、可愛い…」「似合いすぎて元祖ギャル」など、さまざまな反応が寄せられている。
2024年04月25日バレーボール元日本代表の江畑幸子さん(34)が24日、自身のインスタグラムを更新。入院し、気管切開の手術を受けたことを報告した。江畑さんは「【気管切開の手術を受けました】」と伝え「喉の痛みで病院に行った所、扁桃炎と診断されお薬を飲んでもなかなか症状が改善されず痛みで食事も食べれない、水も飲めない状況になりこのままだと脱水症状で倒れると思い再度病院に行った所扁桃炎の他に『急性喉頭蓋炎』と言う病気が見つかりそのまま即入院をしました!」と説明した。続けて「点滴治療をしていましたが入院した翌日の夜、痛みが悪化し痛み止めも効かず、診察してもらった所腫れが入院時よりも悪化していたため窒息を防ぐ為に手術を行ったという次第です!」といい「手術直後は痛みと違和感がありましたが翌朝から落ち着いてゆっくり休めています」と明かした。昨年8月に第1子女児出産を発表している江畑さん。「ちょうど娘と実家に帰省しているタイミングでした!この病気は放置すると窒息死もあり得るそうでこういう時でないと病院も行けなかっただろうし娘と二人っきりの時に入院と言われても難しいのでタイミング的には不幸中の幸いと言えます」伝えた。しかし「まさか即入院になるとは知らず病院に『行ってくるねー』と急いで出てきたその瞬間から娘に会えていません小学生以下の子供は面会に来れないルールで今は我慢です」とつづり「8ヶ月まで完母できた娘がここへ来て急にミルクを飲まなきゃいけない状況になってますが、頑張ってミルクを飲んでくれてると聞いて本当に安心してると共に、娘にも我慢させて頑張ってくれてるので私も頑張ります」と結んだ。
2024年04月24日演歌歌手の小林幸子が17日に自身のアメブロを更新。ウイルス性気管支炎になり沢山届いた品を公開した。7日のブログで、小林は自身について「10日ほど前から、ウイルス性気管支炎になり」と明かし「声が全然出ない状況でした」と告白。「喉は完全復活していませんが。体はとっても元気なんです!!」と述べつつ「60年歌ってきて初めてのこと」だといい「しっかり直してきますので、もうちょっと待っててね!!」(原文ママ)とつづっていた。この日は、ウイルス性気管支炎になったことを公表してすぐにファン達から沢山ののど飴が届いたことを写真とともに報告。「ありがとうね」と感謝を述べ「ずっと毎日舐めてたので、もうかなり少なくなっちゃってる」と明かした。続けて、前日に病院を訪れたことを報告し、医師から「95%治ってます!!」と言われたことを説明。「安心した」と安堵した様子で述べ「これからもケアしながら、過ごします!さあ今日は、DJのレッスン」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年04月18日歌手・小林幸子(70)が、28日に行われる『ニコニコ超会議2024』内の「超踊ってみた」ブースに登場する。その際、ギャルファッションに身を包んで「さちぴ☆」として、ボカロ楽曲を中心とするDJパフォーマンスや生歌唱を披露する。「ラスボス」の愛称で親しまれ、これまでニコニコ超会議でさまざまな豪華衣装と熱いパフォーマンスを披露してきた小林が、今年は「ギャル」に。今回のテーマの「ギャル」は、1990年代から2000年代前半の平成ギャルブームから約20年の時を経て、Z世代を中心に再燃しており、Y2K(=Year2000)と言われる厚底ブーツやルーズソックスなど当時大流行したアイテムを取り入れたファッションのほか、TikTokではパラパラの動画投稿も増加するなど広く盛り上がりを見せている。また、昨今のギャルブームはファッション以外にギャル特有の“マインド”も注目され、「前向きな姿勢」「人に振り回されない」「嫌なことがあってもクヨクヨしない」などポジティブな姿勢が、疫病・天災・不景気など複雑な社会を生きる若年層に共感を呼び、心の面でもギャルへの憧れが生まれている。小林はこれまで、「日本にニコニコを届ける」をコンセプトに、ニコニコの各イベントで巨大衣装での歌唱のみならず、プロレスラー、ヘヴィメタル、サウナの支配人など、さまざまな衣装とパフォーマンスを披露し、日本全国に笑顔と元気を届けてきた。常に明るくポジティブな姿勢のまさに“マインドギャル”な小林が、今回「ギャル界のラスボス・さちぴ☆」として「超踊ってみた」ブース登場し、ボカロ楽曲のDJパフォーマンスや生歌唱をするほか、ゲストとしてギャル雑誌「egg」のモデルや、ギャルファッションに身を包んだ踊り手も登場し、楽曲に合わせてパラパラを披露していく。■小林幸子これまでニコニコ超会議では、いろんなことにチャレンジしてまいりましたが、今年は小林幸子芸能生活60周年でございますので、さらにパワーアップしてみんなと一緒に楽しみたいと思っております。今回のビジュアルどうでしょうか、かわいいでしょ?え、怖い?私も最初できあがってから見てびっくりしましたけれども(笑)、評判いいですよ、かわいいと思います。リアクションちゃんとかわいいって言ってね!それでは当日、生で皆さんに会えるのを楽しみにしております!
2024年04月11日演歌歌手の小林幸子が9日に自身のアメブロを更新。ものまねタレントのコロッケからの差し入れを公開した。7日のブログで、同日に開催されたコロッケ主催の能登半島地震復興チャリティーイベント『コロッケ遊園地 in 熊本!! 笑顔ある未来へ』に出演したことを報告していた小林はこの日、コロッケから差し入れがあったことを明かし「ちくわサラダ?だったかな ちくわの中に、ポテトサラダが入っていて揚げられています」と紹介した。続けて「熊本の皆さんには、当たり前の食べ物で、おべんとうのヒライさんの定番商品だとか」と述べ「ポテサラが入ってることで、子どもが食べやすそう」とコメント。「本当ならビールを頂きたいところだけど、我慢しました」とつづり、差し入れされた品を食べる自身の写真を公開した。また「熊本空港が凄い!!」と述べ、出発するまでの時間を満喫したことを説明。「地震の被害に遭い、昨年新しくなった空港!充実しすぎ」とコメントし「フードコートもお土産屋さんもおしゃれ お寿司屋さん、ラーメン屋さん、クラフトビールの店、馬肉の店などなど、沢山あります」と空港内の様子を明かした。また「今回発見して、美味しかったのが」と述べ、五木屋本舗『手づくり油揚げかりふわ』と「からし蓮根味のポップコーン」を紹介。「両方お土産にも最適」だといい「おいしかった~!!!!熊本空港、ぜひ行ってみてー」と呼びかけ、ブログを締めくくった。
2024年04月10日演歌歌手の小林幸子が7日に自身のアメブロを更新。ウイルス性気管支炎で声が全然出なかったことを明かした。この日、小林は自身について「10日ほど前から、ウイルス性気管支炎になり」と明かし「声が全然出ない状況でした」と告白。「ここ数日で少しずつ復活して」と述べ、同日に開催されたものまねタレントのコロッケ主催の能登半島地震復興チャリティーイベント『コロッケ遊園地 in 熊本!! 笑顔ある未来へ』に出演したことを報告し「約2週間ぶりになんとか歌うことができました」とつづった。続けて「喉は完全復活していませんが。体はとっても元気なんです!!」と述べつつ「明日のクリスタもお休みさせて頂きます。ごめんなさい」と謝罪。「60年歌ってきて初めてのこと」だといい「しっかり直してきますので、もうちょっと待っててね!!」(原文ママ)と呼びかけた。最後に「今日のイベントは、コロッケちゃんの故郷熊本、そして能登を応援するイベントで」と説明し「なんとか2曲だけど、歌えてよかった」と安堵した様子でコメント。「コロッケちゃん、そしてくまモン、ありがとう」と感謝を述べ「今度は、もっと沢山歌いに行きますね」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年04月08日プロ雀士でモデルの岡田紗佳(30)が28日、自身のインスタグラムを更新。真っ赤なロングヘアスタイルを披露した。岡田は「昨日もテレ朝公式チャンネル、『動画はじめて見ました』で変な格好させられてます。笑」とつづり、1枚の写真をアップ。真っ赤なロングヘアスタイルに角を付け、黒の透けレース衣装を着こなす“別人級”ショットとなっている。この投稿に「えぐ可愛い」「すご~い!雰囲気一変するんだね」「需要ありあり」「悪魔?かわいい」「眼福ですな!」「小悪魔紗佳様」「これはすごい…大爆発してる…」などの声が寄せられている。
2024年03月28日WOWOWで放送・配信中の『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』の撮影現場を、原作者の真梨幸子が訪問した。“イヤミスの名手”とも呼ばれる真梨の同名小説をWOWOWが連続ドラマ化。18年前に起きた凄惨な「女子高生両親殺害事件」を小説にしようとする編集者・橋本(桐谷健太)や新人作家・沙奈(倉科カナ)たちが、取材をする中で事件に秘められた真実に近づいていく。真梨が訪問したのは、橋本の自宅での重要シーンの撮影日。自作の映像化を目の当たりにした撮影現場では、主人公の部屋に貼られている事件の資料など細部にまでわたる丁寧な作りこみや瞳の奥に何かを秘めた橋本を演じる桐谷の熱演に終始興奮の様子。また、実際に完成した本編を観て太鼓判を押す熱いコメントも寄せた。3月17日(日) 放送の第3話では、「小説を書く沙奈の正体は“女子高生両親殺害事件の彩也子”」という疑惑が浮上。一方で、「女子高生両親殺害事件」の主犯格として服役中の大渕秀行(橋本良亮)と、その大渕と獄中結婚した法廷画家の礼子(蓮佛美沙子)の物語が進行していく。併せて、最終話までの今後の注目シーンの場面写真も一部初公開された。『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』■原作者:真梨幸子 コメント・撮影現場の様子をご覧になって撮影中、橋本の部屋という設定の現場にお邪魔しました。まず目を引いたのが、壁に貼ってある資料の数々です。週刊誌や新聞の切り抜きだったり、メモだったり。その内容があまりに緻密で、「画面にはほとんど映らないであろう小道具にまでこんなにこだわっているなんて」と驚きつつ、この作品の成功を確信しました。まさに、神は細部に宿る。ディティールにこだわった作品は勝利する……という言葉通りの現場でした。小道具だけではなく、役者さんたちのこだわりにも感嘆いたしました。役に合わせて減量なさった方、そして、増やした方。桐谷さんは、後者でした。桐谷さんといえば細マッチョなイメージだったのですが、現場でお会いした桐谷さんは恰幅がよく、「あ、橋本がいる!」と足がすくむ思いでした。桐谷健太というキラキラなオーラを消し去り、橋本がまとう負のオーラを見事に再現されていました。その数カ月後、完成披露試写会で再びお会いすることになったのですが、そこにいたのは、細マッチョなキラキラな桐谷さん。いやー、つくづく凄い役者さんだな……と、感服いたしました。・今後の見どころなど視聴者の皆様へのメッセージ原作のどんでん返しを、映像でどのように表現されるのかとても楽しみでした。結果は、期待以上のものでした。思わず、1話から再視聴してしまうほど。なるほど、いたるところに伏線がありました。さりげないセリフ、仕草、小道具、すべてに意味がありました。ルビンの壺のごとく、それまでそうだと思っていたものがすべて逆転する快感。視聴者のみなさまにもぜひ、味わってほしいと思います。二度見は必至です!■主演:桐谷健太 コメント真梨先生と初めてお逢いしたのは、僕が演じた橋本が住む部屋の撮影の日でした。真梨先生とお逢いして、お話した時の印象は、『坂の上の赤い屋根』という作品を書かれたとは思えないほど、穏やかで明るい方だなぁと思ったことです。だからこそ作品の登場人物の心の闇がトグロを巻いていることに共感や興味を抱きました。誰にだって光と闇があり、人の数だけ真実がある。改めてそう感じた1日でした。ストーリーが進むほどに登場人物たちの黒い渦が強くうねり、ぶつかり合い、拡がり、観ている人の心にまで浸透するような作品になっています。人の数、それ以上に真実があるので、物語と共に登場人物の印象や共感性も変わっていくはずです。あなたがどの真実を選び獲るのか、楽しみにしています。<番組情報>WOWOW『連続ドラマW 坂の上の赤い屋根』毎週日曜午後10時 【WOWOWプライム】【WOWOW4K】にて放送中【WOWOWオンデマンド】第1話無料配信中出演:桐谷健太倉科カナ橋本良亮床嶋佳子工藤美桜七五三掛龍也西村元貴/宮崎美子渡辺真起子蓮佛美沙子斉藤由貴原作:真梨幸子『坂の上の赤い屋根』(徳間文庫)監督:村上正典(『フジコ』第32回ATP賞テレビグランプリ 特別賞・非放送系コンテンツ部門)脚本:吉川菜美(『連続ドラマW 湊かなえ ポイズンドーター・ホーリーマザー』)音楽:やまだ豊、南方裕里衣プロデューサー:村松亜樹(WOWOW)、橋本芙美(共同テレビ)、関本純一(共同テレビ)制作協力:共同テレビ製作著作:WOWOW公式サイト:真梨幸子・原作「連続ドラマW5人のジュンコ」:
2024年03月16日歌手の小柳ルミ子が24日に自身のアメブロを更新。ライブに来てくれた演歌歌手の小林幸子との2ショットを公開した。この日、小柳は「歌謡界全盛だった昭和の時代を共に歩んで来た仲良しの小林幸っちゃん」と述べ「お忙しい中LIVEに来て下さいました」と小林が自身のライブに来てくれたことを報告。「本番中 私の真正面に座ってた幸っちゃんとまぁ~漫才の様にお喋りして私も楽しかった」とライブ中の様子を振り返り「お客様も爆笑」だったことを明かした。続けて、自身について「今回を含め4回骨折をした」といい「その内3回は幸っちゃんと会ってるのよ」と説明。「1stage幸っちゃんが花束を持って登壇して下さいました」と花束を持ってステージに上がる小林の姿を公開し「幸っちゃんの愛のあるお話に私泣きそうになりました」と感激した様子でコメントした。また「これからもお互いに助け合いながら労わり合いながら頑張りましょうね」と呼びかけ、小林との2ショットを公開。「幸っちゃん大好きだよ」と述べ「本当に有難うございました 又お食事行きましょうね」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「素敵なお仲間ですね」「胸が熱くなりました」「強い絆で結ばれてるんですね」などのコメントが寄せられている。
2024年01月25日【中編】小林幸子圧巻の“ラスボス衣装“のきっかけは「あがり症対策」だったより続く天才少女と呼ばれた10歳での鮮烈デビュー、見る者すべてを圧倒するド派手な衣装で“大晦日の風物詩”となった時代を経て、近年ではインターネットの世界で新境地を切り拓き、いまや親子3世代から幅広く支持される歌手・小林幸子さん(70)。古希を迎え、2024年にはデビュー60周年を控える。長年、出場を続けた『NHK紅白歌合戦』では、ド派手な衣装が話題をさらい、いつしか彼女の歌と大掛かりな豪華衣装は年末の風物詩にもなった。26歳で初出場して以来、33年連続で出場してきたが、’12年の大晦日。NHKホールに小林さんの姿はなかった。その年、小林さんの事務所スタッフ2人が退社すると、小林さんへのバッシング報道が相次いだ。イメージが大きく毀損したなかでの紅白“落選”だった。そのとき抱いた率直な思いを聞きたかった。「悲しかったのか、悔しかったのか、また絶対出てやるなのか、二度と出てやるもんかなのか、どんな感情に?」と記者が問うと、にっこりほほ笑み、こう言った。「それ全部。そのときの気持ちに全部入ってます。それぐらい、一言では表現できない気持ちだった」大きなショックを受けたことは間違いないだろう。そして、打ちひしがれた彼女を支えたのが、前年に結ばれた8歳年下の夫・明男さんだった。だが、バッシング報道のなかには「騒動の元凶は夫」と言わんばかりの記事もあった。「主人は本当に戦友。彼がいなかったら私、ちょっと精神的に参ってたかもしれない。彼ひとりが悪い人みたいな書き方もされていたのに彼、『真実は一つ、時間がたてば必ずわかってもらえる』と、泰然としてるんです。そんな主人がいてくれて、どれほど救われたか」小林さんが「とにかく明るい人」と言う夫・明男さんは再生医療に関わる事業を手掛けている。「若いころ、苦労したからかとても自立していて。夫は料理などの家事を自分がすることをまったくいとわないんです。そして、とても優しいの。先日、歯痛で私の頰が腫れたときは、夜中に湿布を買いに走ってくれたんですよ」なにより、歌手・小林幸子のいちばんの理解者でもある。「私が新しいことを始めようとすると、誰よりも喜んでくれて。『面白いねぇ』って応援してくれます」紅白の連続出場が途絶えた小林さんが見つけた“新境地”はインターネットの世界。踏み込む勇気をくれたのも、明男さんだった。「ニコニコ動画からの出演依頼が来たとき私、躊躇したんです。なにしろ、インターネットといちばん遠い世界で生きてきましたから。そんなとき、主人が教えてくれた言葉に、私はハッとしたんです」このとき、明男さんが伝えたのが「思い込みを捨て、思いつきを拾う」という言葉だった。「主人が手掛ける再生医療は、従来の医療の常識との闘いなんだそうです。柔軟にものごとを捉えないことには前に進めない世界。主人に教えられたその言葉を聞いて、私も思ったんです。つまらない思い込みを捨てられたら、新しい自分が見つかるんじゃないかって」果たして一歩を踏み出した小林さんは「ラスボス」という新しい自分を手に入れた。ボカロ曲を歌い、子どもたちから「サチリン」と呼ばれるようにもなった。最近ではYouTubeで自らのチャンネルを開設し、「YouTuBBA!!(ユーチューババア)」を自称している。窮地を脱し、前を向いて新境地を切り拓いた背景には、愛する夫の支えがあった。そしてーー。「私ね、雑草みたいな生命力があるんです。悔しさをバネにできるんです。悔しさほど、すごいエネルギーを与えてくれるもの、ないです。でもそのエネルギーを『もう一度紅白に』なんてことに使う気はありません。目指してるのは、もうそんなところじゃないから」ちなみに、今年の大晦日、小林さんはどう過ごす予定なのか。「大晦日?ラスベガスです(笑)」23年11月に開催したコンサートのステージでは、観客との間にこんなやりとりがあった。「来年で芸能生活60年。この先、どれぐらい歌っていけるかわかりませんが、せめてあと5年……」ここで客席から「もっと!」と声が上がる。「うれしいじゃございませんか、それじゃ、あと10年ーー」今度は「まだまだ!」の声。「うわ、うれしい。わかりました、私、決めました。あと50年は歌ってまいります!」 デビュー60周年の節目の年も、歌手・小林幸子は進化を続けていく。
2023年12月31日歌手・小林幸子さん(70)のデビューはわずか10歳のとき。デビュー曲は20万枚を売り上げ、「天才少女歌手」ともてはやされるなど、歌手人生は上々の滑り出しだった。しかし、その後は不遇の時代も経験。デビューから『NHK紅白歌合戦』に初出場をはたすまでの奮闘を振り返ってもらった。小林幸子さんは’53年、新潟で精肉店を営む両親のもと、3姉妹の末っ子として生まれた。歌手デビューのきっかけは9歳のとき。父親が娘の名前で勝手に、素人のど自慢番組に応募していたのだ。その番組で見事勝ち抜き、大会の審査員長を務めていた“昭和の大作曲家”古賀政男から声がかかった。これが、小林さんの芸能人生の出発点だった。「もし、9歳の自分にいまの私が声をかけるなら?『ここから、いろいろ大変だよ』かな(苦笑)。でも『けっこう楽しいぞ』って付け加えるかもしれませんね」’64年、10歳になった小林さんは単身上京。同年6月にリリースした古賀作曲のデビュー曲『ウソツキ鴎』は大ヒットを記録。しかし、人気は長く続かなかった。小林さんは「2曲目以降はまったく売れずで」とこぼす。いっぽう、小林さんのデビューと同じ6月、実家が惨事におそわれる。新潟地震が発生したのだ。「幸い家族もお店も被害は少なく無事でした。でも、本当に大変になるのは、そのあと。復興の名のもと、大きなスーパーマーケットがどんどん進出してきたんです。うちみたいな小さな商店のお客さん、みんな持っていかれちゃって」やがて、父母は店をたたみ上京することを決意。東京で改めて家族5人の暮らしがスタートした。しかし、父は新しい仕事をなかなか見つけられず、気付けば末娘が一家の大黒柱に。このとき、小林さんはまだ15歳。「家族の生活費を稼ぐため、私は年齢を18歳と偽って、全国のキャバレーを回り、歌いました」嫌な思いを毎晩のように味わった。舞台で歌っていると「引っ込め」「歌はいいから酌をしろ」と酔客の心ない言葉が飛んだ。ビールを掛けられたこともある。「一生懸命、歌ってたら『うるさい!』と怒鳴られたりね(苦笑)。でも、嫌なことばかりでもないんです。ときにはチップをいただいたり、『レコード100枚買ってやる』なんて気前のいいお客さんも」忘れられない光景がある。「大きなお店になると、託児所が併設されていて。そう、お子さんのいるホステスさんが少なくないの。彼女たち、酔っ払ったお客さんを見送ったあと『ごめんね、遅くなって』と泣いて待つ子どものもとに駆け寄ってーー。これ、思い出すたび、なぜか涙が出てくるの。いつの時代も、生きてくため必死に頑張るお母さん、いるんですよ」目元を拭いながら、小林さんは続ける。「そうやって苦労して、生きる女性たちの人生を垣間見られたことが、もしかしたら私の歌に、深みを与えてくれたかもしれないと思ってるんです。それに、その時代、演歌だけじゃ食べていけなくて。いろんなジャンルの歌を歌いました。そんな経験も、いまの私の中で生きていると思うんです」ヒット曲には恵まれないまま25歳に。そして、’78年の大晦日。彼女の姿は伊豆の温泉街にあった。このとき、小林さんは「これで最後」と思っていたシングルのレコーディングも済ませていた。年が明けて’79年の1月。新春ショーを続ける小林さんのもとに、当時の所属事務所のスタッフから1本の電話が入る。告げられたのは、にわかには信じ難い言葉だった。「さっちゃんの曲が、有線でリクエスト1位になってるらしいよ!」早速、教えられた関西の有線放送の事業所に電話を入れた。「すみません、いま、そちらでリクエスト1位の曲はなんですか?」電話に出た女性は「少しお待ちください」と言うと、何やら紙の資料をめくる音が聞こえてきた。そして、数秒後……。「ああ、『おもいで酒』ですね」小林さんが「これで最後」と覚悟を決めてリリースしたばかりのシングル、そのB面の曲名だった。それでも、まだ信じられない。「あの、歌ってるのは誰ですか?」 「えーっと、小林幸子ですね」小林さんは「思わず、受話器を二度見しましたよ」と振り返った。次第に全国的にリクエストが増えていき、レコードが売れ始めた。すると、今度はテレビ。これまで見るばかりだった人気の歌番組から、出演オファーが届くように。「15年、まったく売れない間は神様っていないって思ってたけど、やっぱりいたんだ、私のことちゃんと見ててくれてたんだ、そう思いました」最終的に『おもいで酒』は200万枚のメガヒットを記録。この年、小林さんは第21回日本レコード大賞で最優秀歌唱賞を受賞し、念願だった紅白歌合戦に初出場を果たす。「このときの紅組司会は水前寺清子さん。水前寺さんと私は同期、デビューが同じ’64年なんです」同期の司会者は、小林さんをこう言って紹介した。「さっちゃんは、紅白はずっと見るものだと思ってきました。でも、違います。今夜、初出場歌手として立派に歌います。頑張り屋のさっちゃんに、どうか拍手を!」頭を深々と下げた小林さん。鳴り響く万雷の拍手が聞こえてくる。「それで顔を上げたら1階席、2階席、3階席……NHKホール全体のお客さんが『おめでとう!』と。あの光景は忘れられません」26歳で初出場して以来、紅白には33年連続で出場。見る者を圧倒する。ド派手な衣装は年末の風物詩ともなった。古希を迎えた今でも、ボーカロイド曲に果敢にチャレンジするなど活動の幅を広げ、「ラスボス」「サチリン」のニックネームで若い世代からも支持を集めている。「まだまだ歌っていないジャンルもあると思っていて。常々思ってるのは『時間が足りないな』ってことなんです」歌手・小林幸子の進化はまだまだ止まらない。【中編】小林幸子圧巻の“ラスボス衣装“のきっかけは「あがり症対策」だったへ続く
2023年12月31日【前編】小林幸子10歳で歌手デビュー、不遇の15年を経てつかんだダブルミリオンから続く天才少女と呼ばれた10歳での鮮烈デビュー、見る者すべてを圧倒するド派手な衣装で“大晦日の風物詩”となった時代を経て、近年ではインターネットの世界で新境地を切り拓き、いまや親子3世代から幅広く支持される歌手に。先日、古希を迎え、2024年には歌手活動60周年の節目を控える今もなお、貪欲に新しいスタイルを模索し、ステージで躍動し続ける小林幸子さん。79年、『おもいで酒』のヒットをきっかけに『NHK紅白歌合戦』初出場をはたすと、以降も『もしかしてPARTII』『雪椿』などヒットを連発。紅白の出場も続いた。「最初の紅白は、白いドレスでした。『二度と出られないかも』、そう思って歌ったワンコーラス目は落ち着いて歌えたのに『また来年もここで歌いたい』、そう思った瞬間、極度に緊張してしまい、自分でもちゃんと歌えてるのかわからなくなった。元来、あがり症なんです」’80年はブルーのドレスで『とまり木』を、緊張したまま歌った。’81年は『迷い鳥』。翼が広がるような衣装を纏っていた。「パーッと羽を広げたら、審査員の方が手をたたいて喜んでくれるのが見えた。その瞬間、スーッと緊張が解けるのがわかったんです。平常心に戻れた。それで『あ、この手があるんだ』と思ったんです」翌年以降、小林さんは「クレオパトラ」や「十二単」など、どんどん衣装に凝るように。そう、最初は自分の緊張を和らげるための豪華衣装だったのだ。「そんなとき、亡くなられた市川猿翁さん(当時は三代目猿之助)のスーパー歌舞伎を拝見して。あまりの素晴らしさに私、ダメもとで猿翁さんを訪ねて『コスチュームデザイナーの方を紹介してください』とお願いしたんです。そうしたら、拍子抜けするぐらい快く『いいですよ』って。そこからです、衣装がどんどん大仕掛けになっていくのは。最初のころはね、それでもまだ歩けたんですよ(笑)。それが、徐々に歩けなくなって、背負うようになって、高いところに登るようになって。NHKホールのステージいっぱいっていうのもあった、あれはおかしかったな(笑)」最近では、このド派手衣装が「ゲームに出てくるボスキャラのよう」であることから「ラスボスとよばれたり、ボーカロイド曲を歌い上げることで小学生から「サチリン」と呼ばれるなど、若い世代からも支持を集めている。デビュー60周年を前に、なお歌へのチャレンジ精神が衰えることはない。「ボカロ曲ってね、そもそもは人間が歌うようにできてないんです。突然3オクターブも音程が上下したり、ノーブレスで何十小節も歌わないといけなかったり。でも、機械が歌えて私が歌えないのは悔しいから、頑張って歌ってますけどね(笑)。でも、60年も歌ってきたのに、まだまだ歌っていないジャンルもあると思っていて。常々思ってるのは『時間が足りないな』ってことなんです」はつらつと語る小林さんだが、ド派手衣装を長年着用してきた“ツケ”に悩まされてもいる。 「頸椎がダメなんです。頭にかぶるパーツが重たいんです。それを装着して、昼夜2回の1カ月公演なんてことを続けてきたので。頸椎の3番目のところが潰れてしまってるんですって」それでも、「私、仕事断らないから」と笑う小林さんのスケジュールは、『おもいで酒』が大ヒットしていたころと同じぐらい、仕事の予定で埋まっている。「これだけは自慢だから書いておいてください。私、自分の体調不良で仕事をキャンセルしたこと、60年間でいっぺんもないんです」歌手・小林幸子は2024年もステージで躍動し続ける。【後編】小林幸子デビュー60周年むかえる“ラスボス“の「大晦日の予定」へ続く
2023年12月31日・情報量が多すぎる!・読む前から面白いって分かる。・最後は『マツケン』と『ラスボス』が直接対決…?・まったく意味が分からないけど読んでみたい。2023年12月18日、株式会社秋田書店が発表した新刊の情報に、そんな声が寄せられています。話題となっているのは、俳優の松平健さんが主人公の漫画『マツケンクエスト~異世界召喚されたマツケン、サンバで魔王を成敗致す~』と、歌手の小林幸子さんが主人公の漫画『異世界小林幸子~ラスボス降臨!~』です。両作品は、2024年4月8日に同時発売するとのこと。芸能界一を競うド派手なパフォーマンスで知られる、松平さんと小林さんが主人公の漫画とは、どんな壮大なストーリーなのでしょうか…。両作品の内容を一部、ご紹介します!マツケンクエスト~異世界召喚されたマツケン、サンバで魔王を成敗致す~『マツケンクエスト~異世界召喚されたマツケン、サンバで魔王を成敗致す~』は、少年向けコミック誌『月刊少年チャンピオン』にて連載されています。本作は、『マツケン』こと、松平さんが金色の勇者となって、平和を取り戻すために、異世界で大バトルを繰り広げるという内容です。舞台の最中、突然光に包まれたマツケンが目を覚ますと、そこは異世界でした…!マツケンを召喚した勇者アルティスとともに、魔王を倒す冒険が始まります。異世界小林幸子〜ラスボス降臨!〜『異世界小林幸子~ラスボス降臨!~』は、魔王として崇められてしまった『ラスボス』こと、歌手の小林さんが、勇者に滅ぼされた世界を豪華衣装と歌で再建するというファンタジーテイストの作品です。同作品は、少女漫画雑誌『月刊ミステリーボニータ』とウェブ配信サイト『マンガクロス』にて好評連載中!勇者に攻め入られた魔王城。魔物たちが全滅の危機に瀕する中で、突然、魔王の封印が解けて、ラスボス小林幸子が降臨したのです!魔王として崇められた、ラスボス小林幸子は、勇者に滅ぼされた世界を豪華衣装と歌で再建しようと奮闘します。松平健さんは2024年にデビュー50周年を迎え、小林幸子さんは同年にデビュー60周年を迎えます。芸能界の大御所でもある2人が、異世界で一体どんな活躍を見せるのか…気になりますね!『マツケンクエスト~異世界召喚されたマツケン、サンバで魔王を成敗致す~』『異世界小林幸子〜ラスボス降臨!〜』発売日:2024年4月8日(月曜日)に両作品同時発売。定価:税込759円全国の書店、コンビニエンスストアにて販売。[文・構成/grape編集部]
2023年12月21日2023年12月5日、歌手の小林幸子さんが、自身のInstagramで70歳の誕生日を迎えたことを報告。デビュー当時の写真を公開し、話題を呼んでいます!小林幸子が、約60年前のデビュー当時の写真を公開自身の誕生日である同日、多くの祝福の声を受けて感謝の想いをつづった、小林さん。「10歳でデビューしたさっちゃんが、本日古希のお誕生日も迎えちゃいました」と、デビュー当時を振り返り、若かりし頃の貴重なショットを公開しています。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 小林幸子(@kobayashi_sachiko_5884)がシェアした投稿 1、2枚目に投稿されたのは、約60年前のデビュー当時と思われる白黒写真。あどけなさが残る表情が、とてもかわいらしいですね。そして、3枚目には70歳を迎えた現在の小林さんが!『奇跡の70歳』と書かれたうちわを手に笑顔を見せており、70歳とは思えない若々しさを感じます。小林さんといえば、年末の歌番組『NHK紅白歌合戦』で見せる、奇抜で派手な衣装が印象的。近年では、その圧倒的なオーラから『ラスボス』と称され、若い世代からも支持されています。2024年には、デビュー60周年を迎える小林さん。「まだまだ、元気に走りまーす」とパワフルに意気込みました。投稿には、多くのファンから祝福の声などが上がっています!・昔の写真、かわいすぎてキュンキュンします!今も変わらず素敵で尊敬です。・まさに、奇跡の70歳!!お誕生日、おめでとうございます!・同世代の幸子さん、頑張って!記念の年になりますように。デビューから60年近く経った今も、さまざまなことに挑戦し世代を問わず愛され続けている、小林さん。古希を迎え、さらにパワーアップした姿を見せてくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年12月06日2023年11月4日、俳優の岡田将生さんがInstagramを更新。プライベート感あふれる写真に、ファンから絶賛の声が上がっています。岡田将生の『オフショット』に反響同年10月4日に、Instagramのアカウントを開設したばかりの、岡田さん。その際、「全然分からないまま始めた」と、Instagramの使い方を知らずに開設した旨を明かしていました。それから1か月が経過した、同年11月4日。岡田さんは「インスタ勉強中」と、Instagramの使い方を誰かから学んでいた時の様子を写真付きで投稿しました。Instagramを教わっていた人物に撮影されたであろう、『オフ感』満載な写真をご覧ください。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 岡田将生/Masaki Okada(@masaki_okada.official)がシェアした投稿 丸い縁のメガネをかけ、スマホの画面を見つめる岡田さん。セットしていないような髪型や、襟付きのシャツとシンプルなパンツを身にまとった飾り気のない姿は、ファンにはたまらないオフショットでしょう!自然体な岡田さんの写真には、8万件以上の『いいね』と絶賛のコメントが寄せられました。・プライベートな写真、最高です!・瞬きするのを忘れた。なんでそんなにかっこいいの…!・『恋人感』がすごい。こういう写真をいっぱい載せてほしい!Instagramアカウントを開設後、フォロワーが急増した岡田さんは、1か月でおよそ36万人にフォローされています。ドラマや映画での活躍はもちろん、Instagramを学んだ岡田さんが今後どのような投稿をしてくれるのかを、楽しみにしているファンは多いでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年11月05日毎年、10月末になると日本でもハロウィンにちなんだイベントが開催されます。本来ハロウィンは、子供が近隣の家を訪ねてお菓子をもらう行事。しかし昨今の日本では、繁華街や会場で仮装をする、お祭りとして定着しています。小林幸子、ハロウィンイベントで『鬼滅の刃』コスプレを披露2023年10月28~29日、東京都豊島区は、区や観光協会が共催した上で『池袋ハロウィンコスプレフェス2023』を開催。池袋東口エリアに、さまざまなコスプレをした『コスプレイヤー』が集い、マナーを守った上でハロウィンを楽しむ国内最大級のコスプレイベントです。2023年のアンバサダーには、歌手の小林幸子さんが就任。なんと、同月28日のイベントに参加し、人気漫画『鬼滅の刃』のコスプレ姿で登場しました!小林さんがふんしたのは、敵キャラクターである鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)。黒い和服に身を包み、ポーズを決める姿からは、凄まじい『強敵のオーラ』が出ています!これまで、年末の歌番組『NHK紅白歌合戦』(NHK)で、どんなに奇抜で派手な衣装も着こなし、圧倒的なオーラから視聴者に『ラスボス』と評されてきた小林さん。このキャラクターのコスプレを選んだ理由について、小林さんはイベントで「自身が『ラスボス』と呼ばれることから、『ラスボス』の鬼舞辻無惨を選んだ」と明かしています。全身から強さがあふれ出る、小林さんのふんする鬼舞辻無惨。そのクオリティとユーモアあふれるキャラクターチョイスを、多くの人が絶賛しています!・いや、本物かな?黒い着物を見事に着こなしていて、さすがは小林さんだわ。・年末だけでなく、コスプレイベントでも『ラスボス』になっちゃったか…。・生で見たけど、本当にかっこよかった。オーラがすごいわ。同月現在、69歳の小林さん。何歳になってもいろいろなことに挑戦し、全力で楽しむ姿に、たくさんの人が笑顔になったようです![文・構成/grape編集部]
2023年10月29日●マダム・レオタ声優は自慢近年“ラスボス”と称され、幅広い世代から愛されている歌手の小林幸子。ディズニーランドの人気アトラクション“ホーンテッドマンション”を実写映画化した『ホーンテッドマンション』(9月1日公開)では、水晶玉の女マダム・レオタの吹替声優を務めた。来年には芸能生活60周年を迎えるが、第一線でパワフルに活躍し続けられる秘訣とは――。マダム・レオタ役の感想や自身のモットーについて話を聞いた。○■「甥っ子と姪っ子の子供に早く言いたくて仕方がない!」東京ディズニーランドとアメリカのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートでアトラクション「ホーンテッドマンション」を体験したことがあるという小林は、マダム・レオタ役のオファーをとても喜んだという。「アトラクションで最初に目につくのがマダム・レオタ。水晶玉の中にいて、『うわ~!』とびっくりさせられたマダム・レオタの吹替えを私がやるなんて、お話をもらったときはすごくうれしかったですし、ぜひやらせてくださいとお受けしました」アフレコでは、マダム・レオタを演じるジェイミー・リー・カーティスの声を参考にしつつ、日本語でどう演じたらいいか模索したそうで、「重みのある声を心がけ、そして霊媒師という特殊な声の出し方を日本語でどんな風に演じたらいいか自分なりに勉強しました」と説明する。小林は、マダム・レオタとして冒頭のナレーションも担当している。「映画の最初のナレーションは初めてだったので緊張しました。最初の声ってすごく印象に残るもので、それを私がやらせてもらうなんて。どうしようと思い、家でたくさん『ようこそ』と練習し、いろんな声を録音して監督に選んでもらおうと思いましたが、『幸子さん、そのままでお願いします』と言われたので、普段の声とは違いますが、自分が思うマダム・レオタでやらせていただきました」また、今回吹替えを務めて声優の凄みを改めて感じたと言い、「私もいろいろな声を使い分けられるようになれたら」と話した。そして、マダム・レオタ役がどんな経験になったか尋ねると、「自慢です!」と満面の笑みを見せる。「うちの甥っ子と姪っ子の子供に早く言いたくて仕方がない! ディズニー映画の声優をやらせてもらったことはありますが、『ホーンテッドマンション』という作品、そしてマダム・レオタという鍵を握っているキャラクターだからこそ、特に自慢したくなります」○■“ラスボス”愛称に喜び「面白がってくれたら」レジェンド感のあるマダム・レオタ役は、“ラスボス”と称されている小林にとても合っているが、そもそも“ラスボス”という愛称は、『紅白歌合戦』のド派手衣装がゲームのラスボスに似ていることからからネット界ではかなり前から呼ばれていたらしい。そして10年前にニコニコ動画の番組に出演した際に「ラスボス」というコメントが相次ぎ、MCに「ラスボスと呼んでいいですか?」と聞かれてOKしたことで公認となり、若い人たちを中心に呼ぶようになったという。「びっくりしました。『ラスボス』って意味がわからないなと思いながら『どうぞ』とOKしたんです。番組が終わってからマネージャーに『ラスボスって何?』と聞いたら、『知らないでOKしたんですか!?』と驚かれて。教えてもらったら悪いヤツだって(笑)。でもOKしちゃったし、ある種のニックネームですから」そこから「ラスボス」という愛称が一気に広がった。「広がるのが早くてびっくりしました。歩いていたら『ラスボスだ!』『ラスボスが歩いている!』と言われたり。そりゃ歩くわよ(笑)。でもみんなが面白がってくれるならそれでいいんです」“ラスボス”イメージから舞い込んでくる仕事もあり、今年4月に行われたディズニーのコンサートでは、『リトル・マーメイド』のヴィラン・アースラの楽曲を歌唱した。「恐る恐る『ラスボスお願いします』とオファーをいただいたのがアースラで、『面白いからやらせてください』とお受けしました。アースラの歌を歌いましたが、自分とは全く違うものに憑依できてすごく楽しかったです。悪役もどこかかわいいところがあって、何か理由があって悪くなってしまったという、ディズニー映画ではそういうところも描くので素敵ですよね」イベントに登場するたびに「ラスボス降臨」と話題を呼んでいるが、みんなから「ラスボス」と面白がって呼ばれることを本人も喜んでいる。「面白がるって一番素敵なことで、それはつまり好奇心なんです。すべてそこから始まると思うので、そうやって楽しんでもらえているのはとてもうれしいです」●演歌歌手の枠を超えて活躍○■ニコニコ動画とボカロ曲との出会いが転機に現在69歳で、来年には芸能生活デビュー60周年を迎える小林。第一線でパワフルに活躍し続ける秘訣を尋ねると、「面白がること」だと回答。生きていく上で大切にしているモットーも「面白がること」だと話した。「子供の頃から面白がっていた気がします」とブレないモットーのようだが、ニコニコ動画に出演するようになってからさらに、何でも面白がる大切さを感じるようになったという。「私は演歌の歌手という形でやってきて、演歌の歌手はこうでなきゃいけないというルールみたいなものが知らないうちにたくさん決まってしまい、ここで生きていていいのかなと思う時期がありましたが、10年ぐらい前にニコニコ動画と出会ってから変わりました。思い込みは捨てようと。思い込みを捨てると、どんなことでも面白くなってくるんです」ニコニコ動画との関わりの中で、特にボカロ曲との出会いが大きかったそうで、枠を取っ払って何でも挑戦しようと思う転機になったと振り返る。「こんな歌があるのだとびっくりしました。ボカロ曲を歌うようになって、『千本桜』をカバーした時すごく話題になり、『紅白』でも『千本桜』を歌わせてもらいました。『千本桜』は初音ミクではなく小林幸子の歌だと思っている人もいるみたいで。もちろん、私の曲ではないですが、私の大切な宝物になりました。私たちは時代の空気を知らないうちに吸っていて、その空気に抗わずに受け入れてやっていくことも大事だなと。そうしないとつまらなくなってしまうと思うんです」新しいことに挑戦する楽しさが「わかっちゃいました!」とほほ笑む小林。今ではどんなオファーも積極的に受けるようにしているそうで、「ディズニーさんからめちゃくちゃ悪役の声優のお話をいただいたらやりますよ!」と悪役にも意欲的だ。そして、「演歌の歌手としてこうでなきゃいけないという囲いが外れたら全然違う視野が見えてきました。同じ歌の世界でも全然違う世界が見られて、今の時代ってこんな風になっているんだなと思うことがたくさんあります」と新しい世界を楽しんでいる。ボカロ曲は自分との戦いにもなっているそうで、「どうにもならないぐらいの早口言葉みたいな歌がたくさんあって、挑戦しているとだんだん自分との戦いになるんです。『機械が歌えてなんで私が歌えないんだ』と(笑)。そんなことで切磋琢磨しているのも面白いなと思っています」と語る。若者たちから「幸子さんって演歌もうまいですね」と言われたこともあるそうで、「『演歌も』って(笑)。『ありがとう』と言いましたが、いろんなコメントがあって面白いですね」と驚きのエピソードも明かしてくれた。○■「小林幸子というジャンルを作っていきたい」常に進化を続けている小林だが、「変えないほうがいいところもたくさんある」と言い、「演歌はもちろん大好きで今も歌っていますし、演歌で小林幸子のファンになってくださった方もいるわけですから、演歌はずっと歌っていきます」と変わらぬ演歌への思いを語る。続けて、「演歌も歌いつつ、ジャズを歌ったり、ボカロ曲を歌ったり、これからもいろんなことをやっていけたら」と幅広い活動に意欲を見せ、「小林幸子というジャンルを作っていきたい」と力を込めた。そして、何事においても「根底にあるのは人間愛」だと言い、『ホーンテッドマンション』も人間愛を感じられる作品だと太鼓判を押す。本作は、壮大だけど少し不気味な館に引っ越してきた母と息子が、不可解なことが続く館の謎を解明するために、幽霊を信じない心霊写真家や調子が良すぎる神父らとともに奮闘する物語。館には999人のゴーストたちが住み、数々のトリックが仕掛けられており、不気味な体験を通して館に隠された悲劇的な真実に気づいていく。小林は「出てくるゴーストたちもみんなそれぞれの人生を選んで生きてきていると感じ、私も先祖を大事にしなくちゃいけないなと思いました。ただ怖いだけではなく、ワクワクして笑った最後は感動します。そして、アトラクションに出てくる伸びる部屋なども表現され、アトラクション感覚で楽しめる作品です」とアピール。「ゴーストがみんな最後はかわいいのよ!」と熱く語っていた。■小林幸子1953年12月5日生まれ、新潟県出身。1964年に10歳でデビュー。1979年、「おもいで酒」が200万枚突破の大ヒットとなり、日本レコード大賞最優秀歌唱賞をはじめ数々の音楽賞に輝く。同年、『NHK紅白歌合戦』に初出場、以来34回出場。近年はYouTubeチャンネル「小林幸子はYouTuBBA!!」にも力を入れ、「ラスボス」と称され若い世代やネットユーザーからも人気を集めている。2006年に紺綬褒章、2013年に新潟県民栄誉賞、2020年に文化庁長官表彰を受賞。2024年に芸能生活60周年を迎える。
2023年08月30日『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ジャングル・クルーズ』のディズニー映画最新作『ホーンテッドマンション』の吹替声優が発表され、小林幸子がマダム・レオタ役を務めることが分かった。“呪われた館”の謎に挑む心霊エキスパート4人の吹替声優に、片岡愛之助、土屋アンナ、八代拓、温水洋一が決定し、先日のジャパンプレミアでも個性的なキャラクターの集結が話題となった本作。この度マダム・レオタ役が発表された小林さんは、「やった!と思いました。私は『ホーンテッドマンション』の大ファンで、もちろんアトラクションも必ず行って、それがまさか自分が実写版のマダム・レオタをやれるようになるとは思わなかったんで、もう飛び跳ねました」と喜びを語り、「トーンが大事だと思うので、一生懸命練習して自分で録って、違うかな?違うかな?って10通りくらい声を変えて練習しました」とアフレコに向けて練習を重ねたことを明かした。マダム・レオタのキャラクターについては、「実はとっても可愛い女性なんだと思います。霊媒師としてのキャリア、それは絶対に負けないというものを持っていながら、でもお母さん的な気持ちで(心霊エキスパートたちを)応援してあげている」と魅力を教えてくれた。マダム・レオタまた、小林さんも大ファンだと言うアトラクション“ホーンテッドマンション”の好きな部分を聞かれると、「(どこまでも続く)廊下!そこから(館の中が)迷路になっていくところ。あれは(映画の中でも)、あのままでしたね!迫力があって、すごい面白かったです」とお気に入りのポイントが、劇中で完全再現されて登場したことを興奮気味に語った。さらに、本作が元ディズニーランドキャストだったジャスティン・シミエン監督の「アトラクションを映画化したい」という夢が叶った作品でもあることにちなみ、自身の叶えたい夢を質問されると、「ウォルト・ディズニーの誕生日と一緒なんです私。12月5日なんです。私は日本で演歌や色んな歌を歌わせてもらってますが、歌を通して、ウォルト・ディズニーのように夢を皆さんに差し上げることができたら、それが最後までの夢ですね」と話した。小林さん演じるマダム・レオタがホーンテッドマンションの謎にどのように関わっているのか、注目必至だ。そしてこの度、小林さんが吹替声優を務めるキャラクター、マダム・レオタ風に変身する特別映像が到着。映像は、メイク室でメイク中の小林さんの様子から始まる。いつもより濃いメイクに戸惑う小林さんに、メイクさんは「大丈夫です」の一点張り。しかし、気がつくと顔色もヘアスタイルも青くなり、まるでマダム・レオタのような風貌に…。驚愕する小林さんに声優決定が告げられる、という、本作さながらのユーモア溢れる映像となっている。併せて、吹替声優たちのイメージ画像に水晶玉の中に入ったマダム・レオタ風の小林さんのイメージ画像も解禁。吹替声優に小林さんが加わり、さらに個性豊かなメンバーになった吹替版に、期待が高まる。『ホーンテッドマンション』は9月1日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月30日歌手の小林幸子が、ディズニー映画最新作『ホーンテッドマンション』(9月1日公開)で、水晶玉の女マダム・レオタ役の吹替声優を務めていることが30日、発表された。創立100周年を迎えるウォルト・ディズニー・カンパニーが、ディズニーランドの人気アトラクション“ホーンテッドマンション”を実写映画化。“恐怖”と“笑い”のハイブリッドを映画館で体験できる。先日、 “呪われた館”の謎に挑む心霊エキスパート4人の吹替声優に、片岡愛之助、土屋アンナ、八代拓、温水洋一が決定したが、このたびアトラクションでも人気のキャラクターで、物語のカギを握る水晶玉の女マダム・レオタ役の吹替声優を小林幸子が務めていることが発表された。マダム・レオタ役について小林は、「やった! と思いました。私は『ホーンテッドマンション』の大ファンで、もちろんアトラクションも必ず行って、それがまさか自分が実写版のマダム・レオタをやれるようになるとは思わなかったんで、もう飛び跳ねました」と喜びを語り、「トーンが大事だと思うので、一生懸命練習して自分で録って、違うかな? 違うかな? って10通りくらい声を変えて練習しました」とアフレコに向けて練習を重ねたことを明かした。マダム・レオタのキャラクターについては、「実はとっても可愛い女性なんだと思います。霊媒師としてのキャリア、それは絶対に負けないというものを持っていながら、でもお母さん的な気持ちで(心霊エキスパートたちを)応援してあげている」と魅力を説明。また、アトラクション“ホーンテッドマンション”の好きな部分を聞かれると、「(どこまでも続く)廊下! そこから(館の中が)迷路になっていくところ。あれは(映画の中でも)、あのままでしたね! 迫力があって、すごい面白かったです」と、お気に入りのポイントが劇中で完全再現されて登場したことを興奮気味に語った。さらに、本作が元ディズニーランドキャストだったジャスティン・シミエン監督の「アトラクションを映画化したい」という夢が叶った作品でもあることにちなみ、自身の叶えたい夢を質問されると、「ウォルト・ディズニーの誕生日と一緒なんです私。12月5日なんです。私は日本で演歌や色んな歌を歌わせてもらってますが、歌を通して、ウォルト・ディズニーのように夢を皆さんに差し上げることができたら、それが最後までの夢ですね」と話した。また、小林がマダム・レオタ風に変身する特別映像も公開された。映像は、メイク室でメイク中の小林の様子から始まる。いつもより濃いメイクに戸惑う小林に、メイクアップアーティストは「大丈夫です」の一点張り。しかし、気が付くと顔色もヘアスタイルも青くなり、まるでマダム・レオタのような風貌に変身しており、驚愕する小林に声優決定が告げられるという、映画『ホーンテッドマンション』さながらのユーモア溢れる映像。あわせて、吹替声優たちのイメージ画像に水晶玉の中に入ったマダム・レオタ風の小林のイメージ画像も公開された。(C)2023 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2023年08月30日歌手の小林幸子が4日、東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催された「第36回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER」に出演した。今年70周年を迎えるファッションセンター「しまむら」のステージに、今年70歳を迎える“同い年”の小林がシークレット登場。ド派手な衣装と髪飾りで観客の前に立つと、驚きとどよめきが会場いっぱいに広がった。小林はNHK紅白歌合戦でも披露したボカロ曲「千本桜」を熱唱すると、「今年で芸能生活59年目を迎えました。みんなのお母さんより上よ? でもとってもうれしいです」と笑顔で語った。また、「しまむらファンなら知っている」というしまむらの社歌をワンフレーズ歌唱して盛り上げた。TGCは、「日本のガールズカルチャーを世界へ」をテーマに2005年から年2回開催している国内最大規模のファッションイベント。人気モデルが出演するファッションショーをはじめ、アーティストによる音楽ライブ、旬なゲストが登場するスペシャルステージなど、多彩なコンテンツを展開している。今回のテーマは、新時代を意味する「NEW EPOCH」。変化を続けながら時代とともに進化を目指し、唯一無二のTGCを創造していきたいという思いが込められている。撮影:蔦野裕
2023年03月05日写真上段左から、岡田さんの次男・孝さん、スタッフ・小林幸恵さん、同・山田みよ子さん、同・保科梨絵さん、岡田さん、入居者・キクエさん、岡田さんの姪・佐々木由希さん、スタッフ・赤荻鉄夫さん、岡田さんの長男・晃さん。下段は全員が入居者。左から、クニオさん、セチコさん、フミちゃん、マルちゃん、ヨウコさん、ノブコさん、カズコさん※撮影のため、マスクを外しています「セチコさーん、ご飯ですよー」ある日のお昼時のこと。岡田美智子さん(69)は高齢女性の耳元に顔を寄せ、しゃがれた声を張り上げるようにして語りかけていた。ここは、茨城県つくば市の介護型サービス付き高齢者向け住宅「ぽらりす」。介護福祉士の岡田さんは、この施設の代表である。岡田さんはスプーンで少量ずつ、昼食を彼女の口に運んでいく。「セチコさんは87歳。でも、年よか若く見えるでしょ。ここに入居した6年半前は、頭もしっかりしてたんだけど、いまは認知症が進んじゃったのね。それに、随分前からのみ込みが悪くなって。ごはんは、こうしてペースト状にしたものを食べてもらってます」半分ほど食べたところで、セチコさんが「いらない」と呟いた。「もう、そんなこと言わずに、もっと食べたらいいじゃないのよ。私、巳年だからしつこいんだぁ。いらないなんて言いながら、口元に持っていったら食べるんじゃないの……、ほうら、口が開いた。あなた、『いらない』って言ったの、もう忘れてるでしょうよ(笑)」セチコさんの食事介助が一段落すると、岡田さんはそのまま、入居者たちが食卓を囲む食堂に。「もう、ごちそうさんでいいの?もう少し食べて。そんな痩せっぽちじゃダメでしょうよ」箸が止まっていた女性入居者・マルちゃん(86)に、早速声をかける岡田さん。次いで現在、唯一の男性入居者であるクニオさん(71)のそばに立ち、顔をのぞき込むようにして話しかけた。「うん、上手だな。今日は上手に食べられてますね」クニオさんは「えへへ」と照れ笑い。そのやりとりに女性入居者・キクエさん(86)が口を挟む。「あんまりいい女見っと、興奮しちゃって、またこぼしちまうぞ」彼女の言葉に岡田さん、相好を崩し、おどけて見せる。「あら、ごめんなさいね〜。見えないように後ろに立つわね〜」開業以来の住人で、ぽらりすの生き字引的存在というキクエさん。岡田さんが笑いながら補足した。「だーから、この人、なにかっつうと、まるでここの看板背負ってるような顔すんだよぉ(笑)」今度は最高齢のフミちゃん(94)が「ごちそうさま」と声を上げた。すぐさま、岡田さんが応じる。「はーい、じゃ、目薬しまーす。でもよ、フミちゃん、目薬したこと忘れんでねえかんな。すぅぐ『まだです』なんて言うんだから(笑)」■“縛り”が不要なのは、岡田さんが24時間365日、ここで入居者を見守っているから2004年に開業した「ぽらりす」。入居した人たち皆が皆、「ここで最期を迎えたい」と話し、地域の医療従事者たちも「理想的なついのすみか」と口をそろえる。その理由は、ルールやマニュアルで入居者を縛り付けない家族的な運営にある。昨今の施設では当たり前のように見受けられる各部屋の扉をロックする電子錠もない。岡田さんが作り上げた、いまどき珍しい“ゆる〜い”施設は海外メディアが取材に訪れるほど、国内外から注目を集めている。ここで記者は、先ほどから気になっていたことについて聞いた。「このベッドは、なんのため?」食堂の中、食卓のすぐ隣にベッドが1つ、置かれているのだ。すると岡田さん、ベッドに腰かけ、マットレスをポンとたたいた。「なんのためって(笑)。ここで私が寝てんだよー。ここならさ、夜中にナースコールがピンポン鳴っても、ヒョイと顔上げれば、廊下が全部見えるじゃん。不穏になった誰かがウロウロし始めたときも、すぐにわかるでしょうよ」そう、ぽらりすに“縛り”が不要なのは、彼女が24時間365日、ここで入居者を見守っているから。「夜中、オムツ交換に回るでしょ。寝てんのか、死んでんのかってドキッとするとき、あっからね」こう言って岡田さんは、また豪快に「ガハハハ」と笑うのだった。「はい、血圧測るからね。気持ちをゆっくりしてよー」取材2日目の朝。岡田さんはヨウコさん(91)に腕帯を巻きながら、リラックスさせようと明るい調子で声をかけ続けている。「あれ?取材の人がいて興奮してるん?ちょっと高いな。もう一回測りましょう。深呼吸してごらん。ここらの空気、み〜んな吸っちゃっていいから(笑)」ヨウコさんが入居したのは5年前。それから間もなくして、彼女は救急車で病院に担ぎ込まれたことがあった。「この人はぜんそく持ちで、そのときは酸素飽和度が70台に落ちちゃったんだよね。慌てて救急車呼んで。私はさ、当然入院するものと思ってたんだけど、午後になったら帰ってきちゃったんだよね」岡田さんは、そのときのことをヨウコさんに質問した。「救急車乗ったの、覚えてる?ヨウコさん、病院の先生に『死ぬんならぽらりすがいい』って言い張って、それで帰ってきたよね?」岡田さんの言葉に「フフフッ」とうれしそうな笑みを浮かべるヨウコさん。岡田さんはふたたび、しゃがれ声を張り上げた。「ここじゃあね、そんなすぐに死なれたら困るの。いま91歳だっけ?あと9年、少なくともあと9年は長生きしてね!」ヨウコさんは「はい!」と力強くうなずいた。入居者の多くは、岡田さんを「社長さん」と呼ぶ。ヨウコさんは言う。「社長さんはいっつも元気。それに優しい。困ったことがあったら、いつでもすぐに来てくれるの」その言葉を岡田さんにそのまま伝えると「元気じゃないと、逆に心配されちゃうんだよ」と笑った。「毎朝、各部屋のカーテン開けながら、皆の顔色を見て回るんだけど。そんときに、気取った調子であいさつなんかしてっと『社長さん、大丈夫かしら』って、おばあちゃんたち言うのよ。だから、疲れてようと、どれだけ声がかれようと、腹の底から大きな声で『おはようございまーす!』って(笑)」■病院に送ったほうが楽かもしれない。でも「ここで死にたい」という人をぶん投げるわけにいかない現在、ぽらりすには岡田さんを含め8人のスタッフが働いている。そのうちの1人、保科梨絵さん(41)は、介護職歴16年、ぽらりすは3カ所目の勤め先だという。「ほかの施設とのいちばんの違いは、社長と入居者さんの関係です。ほかの施設はやっぱり経営者とお客さまという感覚が強い。でも、ここはもっと家族的というか。社長は入居者さんにとって、時にはお母さんでもあるし、また、時には子どもでもあるんです」なるほど、元気がないと見るや、心配して声をかけてくるのは、皆がここをわが家、そして岡田さんを家族と思っているからなのだ。あまたある高齢者施設。だが、利用者や入居者の最期を看取ってくれるところは思いの外、少ない。“いよいよ”となれば病院に送られ、病室で最期を迎える人がほとんどだ。だが、ぽらりすは違う。本人や家族が希望しさえすれば、岡田さんたちは、最期のその瞬間まで付き添う。岡田さんはこれまで、30人近くを看取ってきた。「入居者さんの呼吸が弱くなってきたら、スタッフは最低1人、ずっと付きっきりになる。もしかしたら、病院に送ったほうが、私たちは楽かもしれないよね。でもさ、『ここで死にたい』って言われたらさ、そんなふうに言ってる人をぶん投げるわけにいかないじゃない」そして、その瞬間が近づいてきたら、岡田さんは入居者の家族を呼んで極力、一緒に看取るという。「昔は自宅でじいちゃんやばあちゃんが逝くのを、皆で感謝しながら見送るのが当たり前だったでしょうよ。だから、お子さんやお孫さんたちに、家族の死をなるべく見せてあげんのが、私はいちばんいいことだと思ってるんだよ」【後編】入居者も介護者もひとつの家族“理想的なついのすみか”「ぽらりす」へ続く
2023年03月05日9月16日(金)に公開される岡田准一主演『ヘルドッグス』。このたび、主演の岡田がイメージキャラクターを務める遊園地「ひらかたパーク」とのコラボビジュアルが完成した。本作は、主演の岡田と監督・脚本を務めた原田眞人が『関ヶ原』、『燃えよ剣』に続き3作品目のタッグを組み、監督と俳優という関係を超えた信頼感で作品に魂を注入し作り上げた、究極のノンストップ・クライム・エンタテインメント。本作で岡田が演じるのは、腕っぷし一つでヤクザ組織に潜入し、のし上がる元警官・兼高昭吾。そんな兼高とバディを組む、死刑囚の息子という境遇ゆえに心の奥底に深い闇を抱え、組織内でも誰も手が付けられない室岡秀喜を坂口健太郎が演じている。この度、兼高を演じた岡田が、2013年からイメージキャラクター“超(スーパー)ひらパー兄さん”“園長”を務める遊園地「ひらかたパーク」の恒例となっている主演映画のコラボビジュアルが完成し、公開された。これまでも徹底的にふざけたデザインとコピーで世間の話題をさらい、岡田の主演作が発表されるたびSNS上で「ひらパーとのコラボまだー?」「映画サイドが許可してるのが奇跡」と期待と称賛の声があがるコラボビジュアル。13作目となる今回は『ヘルドッグス』にちなんだ「人間ドックス」。兼高の睨むような目つきの『ヘルドッグス』のポスターはヴァイオレンスな世界感を体現しているが、そのヴァイオレンスさは、実は日々の健康管理あってのもの。そんな園長の心がけが伝わるのが、今回のコラボ。ポスターには超ひらパー兄さんが笑顔で人間ドックに臨む姿が描かれており、測定した肺活量は80%以上で思わず表情がほころんでいる超ひらパー兄さんの姿が可愛らしい。またポスターには映画のキャッチコピー”相性98%の狂犬コンビが組織をのし上がる”にかけ、”肺活量80%以上で健康カンリも坂道で息上がる”というコピーが添えられている。傾斜の多いひらパーは園内を回るだけで毎回、軽く息が上がるのだが、それもまたひらパーの楽しみのひとつ。園長の肺活量もひらパーで鍛えられているのかもしれない、と思わず考えてしまうコラボビジュアルとなっている。ひらかたパークの担当者は今回のコラボについて「今回は『人間ドックス』。健康意識が高い園長の一面をビジュアルにしました。というのも、ひらパーの園内は坂道が多くて、アトラクションからアトラクションへ園内を歩いて回るだけでけっこういい運動になります。園長はそのことをよく知ってるので、やはり、健康に気を使い、定期的な人間ドックは欠かさず、肺活量をキープしています。そんな、園長としてのプロフェッショナルな姿勢をポスターを見た人に感じてもらいつつ、実際ひらパーに来た時に、『これが園長ですら息があがる坂道か』と逆に楽しんでいただければという思いでこのポスターを作りました」と語っている。本ポスターは11月30日(水)までひらかたパーク公式WEBサイト、および園内などにて公開されている。『ヘルドッグス』9月16日(金)公開
2022年09月01日STU48結成当時からのキャプテン・岡田奈々の兼任解除コンサート、『STU48岡田奈々ラストコンサート〜Sailing day from NANA~』が3月18日に、神戸国際会館こくさいホールで開催された。2021年9月12日に広島サンプラザホールで行った『STU48 2021夏ツアー打ち上げ?祭(仮)』内で発表された岡田の兼任解除。「立ち上げから係わってきたSTU48を離れるのは寂しいです。伝えたいことはいっぱいありますがSTU48は私にとってずっとずっと大切な宝物です。7枚目のシングルで最後になりますが、奈々だけに7枚目シングルも全力で頑張ります」と想いを伝えてから約半年、このライブがSTU48のメンバーと大切な時間を過ごしてきた岡田のSTU48としての最後のパフォーマンスだ。岡田奈々の影アナから「Overture」へ。そして岡田のSTU48オーディション審査員時からの5年の歴史を振り返る映像から本日の円陣の様子までをまとめた、5年間と今をリアルに感じさせるVTR。そこからステージが始まる。まずは「暗闇」、「ペダルと車輪と来た道と」、「夢力」と3曲続けて披露。「ペダルと車輪と来た道と」では今日の主役は岡田だ!と言わんばかりに瀧野由美子がセンターを譲るシーンやファンからのコメントがぎっしり詰まったフラッグが。これを受け、岡田は「皆さんたくさんの愛をありがとう。今日は最高の1日にしましょう」と感謝を叫ぶ。そこで今村美月が「STU48岡田奈々ラストコンサートついに始まりました〜!奈々さん、ついに今日が来てしまいましたね。今の気持ちを聞いてもいいですか?」と尋ねると、岡田は「明日からもうSTU48のメンバーじゃなくなるなんて想像つかないし、こうしてSTU48全メンバーでステージに立てることは本当に貴重なので最後の最後まで悔いなく楽しみたいと思います」と応答。そして福田朱里が「奈々さんがSTU48を兼任されて約5年間沢山の出来事がありました。私たちメンバーのスマホの中には奈々さんの写真がいっぱいあるはず!そこで今から『岡田奈々思い出写真館』自慢の1枚を紹介したいと思います」と告げてスクリーンに数々の思い出写真が映し出された。その後は「夢は逃げない」「無謀な夢は覚めることがない」「RIVER」「根も葉もRumor」と続ける。「根も葉もRumor」はAKB48の58枚目のシングルで岡田がセンターを務める楽曲だが、STU48バージョンでの初披露となり、その難易度の高いダンスはメンバーにとって挑戦でもあった。続いて本コンサートを作り上げるまでのストーリーや岡田のSTU48としての5年間の活動と歴史、その時その時の気持を伝えるVTRが。「今回のコンサートのテーマはメンバーとの思い出作」なじみの曲から今までやったことのない難しい楽曲を取り入れたりと思い出ばかりでなく挑戦も入り、自分の願望を思いっきり詰め込んだ内容にしているという。岡田がSTU48と向き合ってきた姿勢、これからのSTU48に向けた思いが込められた映像だ。ユニットブロックでは「てもでもの涙」「Confession」「君だけにChu!Chu!Chu!」「アボガドじゃね〜し」「I’m sure.」「街の灯り」と6曲が披露された。セットリストを考えた岡田は「アボガドじゃね〜し」と「I’m sure.」はどうしてもやりたかったと話す。「もう私の趣味で入れちゃいました。沖舞(沖侑果&中村舞)には大人の階段を登ってもらって」と会場を沸かす場面も。そして「涙の表面張力」、「僕たちはシンドバットだ」。続く「誰かがいつか好きだと言ってくれる日まで」では卒業した磯貝花音と薮下楓が登場した。2018年1月31日に発売された1stシングル「暗闇」のType G挿入曲の歌唱メンバー登場という豪華演出に客席には、どよめきと大きな拍手が起きた。パフォーマンス後、磯貝は「奈々さんにお会いするのも皆さんにお会いするのも卒業以来で舞台で喋るのも久しぶりですごく緊張しているんですが一緒に踊れて嬉しかったです」、薮下は「私の卒業コンサートの時にスケジュールの都合で奈々さんこれなくて、もう一緒にステージに立つことはないと思ってたんですけど一緒にパフォーマンスできて嬉しかったです」とコメント。ファンにとっても嬉しいサプライズとなった。「僕たちは今話し合うべきなんだ」と 「思い出のほとんど」を披露後は甲斐心愛からの手紙が読まれる。甲斐はリハーサル時点で涙を流していたという。そこには「STU48には絶対、なあちゃんがいなきゃダメでした。これからのSTU48は、なあちゃんがʻʼ私じゃなきゃダメだったんだʼʻ と胸を張って言えるグループにしていきます。今までグループを背負ってきてくれてありがとう」と決意と感謝が綴られていた。「まだ辞めないで」と駄々をこねる姿に、岡田も後ろ髪を引かれたのか涙が止まらなくなる場面も。その後は「大好きな人」「ヘタレたちよ」「後悔なんかあるわけない」を披露し本編が終了。「ヘタレたちよ」のイントロでは岡田からのメッセージが映し出され、まさにʼʼヘタレたちʼʼだけど頑張ってるメンバーに向けられたメッセージであり、曲とリンクする。また「後悔なんかあるわけない」は7thシングル「ヘタレたちよ」収録曲であり岡田の兼任解除を受けて、秋元康氏が書き下ろした楽曲で、岡田を含めての全メンバーでのパフォーマンスは最初で最後だ。アンコールが始まる。今村が「奈々さんのSTU48としての最後の姿、皆さん目に焼き付けてください」とMCして「瀬戸内の声」でスタート。そして「奇跡という名のストーリー」の歌唱中には今村が「スタッフさんに無理を言ってこの時間を作っていただきました。私が今、手に持っているのはメンバーみんなから集めた“奈々” にちなんだ7色のレインボーローズです。レインボーローズの花言葉は『奇跡』、『無限の可能性』です」とサプライズ。続けて「奈々さんがSTU48に来てくださった奇跡があったからこそ私達STU48は無限大の可能性を感じられて、すごく素敵な思い出がたくさんできました。また33本の薔薇の花言葉には『生まれ変わってもあなたを愛する』です。STU48は奈々さんがいなくなって生まれ変わってしまうし、奈々さんはSTU48から離れて生まれ変わってしまうけど、これからも私達は奈々さんを愛し続けます」と語った。さらに今村は「奈々さんと過ごした約5年間。何もわからない私たちに寄り添って、本当に沢山の事を教えていただき成長することができました。奈々さんの兼任は今日で終わってしまいますが、STU48は5月には夢であった広島グリーンアリーナでの5周年コンサートもあります。前を向いてこれからも進んでいきたいと思います」とした。岡田は「たくさんの方に支えられて、ここまで来ることができました。最高の仲間達に出会えてすごく幸せです!これからのSTU48は皆に託します。自分を信じて前進し続けてください。ずっとずっと見守ってるよ。最後の曲は元気よくいきましょう」とコメントし「出航」を熱唱。旅立ちにふさわしい曲でラストを飾った。最後のMCで岡田は「みんなと離れてしまうのは本当に本当に寂しいですが、今のみんなならこれからも進化し続けられると思います。でもそこには温かいファンの皆さんの応援が必要です。私も、誰よりもSTU48のファンでいます。ファンの皆さんもSTU48のことを常に常に見続けて、愛を届けてあげてください」と改めて感謝の気持ちを届けた。最後は全員で観客に挨拶。温かい拍手に見送られ公演は幕を下ろした。公演終了後に会場内で展示されていた壁掛け写真も外され、正式に岡田のSTU48兼任最後の仕事が終了。岡田は「STU48兼任の話を頂いた時は、1から作り上げるグループに参加させてもらえることにワクワクとトキメキでいっぱいでした。できるなら一生一緒にいたかったけど、お互い甘えていてはいけない!5周年を迎え新しいスタートをきる為にはお互い離れなければいけないと思い、決意しました。STU48からは出航しますがSTU48はいつまでたっても私にとってかけがえのない宝物です」と、最後までSTU48愛を語る。彼女の背中をずっと見て育ってきたSTU48のメンバーたちは、教わった多くを胸にSTU48は新しい航路「STU48第2章」へと出航する。<岡田奈々・コメント>約5年間STU48として活動してきて本当に楽しいことばかりでした。MVだったり、お仕事にくる度に瀬戸内の美しい景色を見て、瀬戸内の美味しい食べ物を食べて、瀬戸内の可愛いメンバーとお喋りして私は本当に心を浄化しにこのグループにきていたのだと思います。ファンの方々もすごく熱くて、AKB48とはまた違った良さがあり、メンバーがピュアで何事にも一生懸命だし、嫌な時は嫌な顔するし(笑)。わかりやすい子達だったので私も可愛がりやすかったし、私に懐いてくれたので、本当にこの5年間みんなと楽しく活動させていただきました。これからSTU48の皆がどうなっていくのかという不安な部分はほとんどありません。この5年間、皆の成長を感じて近くで見てきたので、皆なら大丈夫だなって思ってます。何かあればいつでもステージに呼んでください。観客として皆のステージをこれからも見ていたいし、皆の成長をずっとずっと見守っていたいと思います。私も子離れして、岡田奈々個人としてSTU48で作った思い出を宝物に心に秘め、なにか辛いときは思い出して頑張り続けていきたいなと思います。だからSTU48のファンの皆様にはこれからも皆のことを思って熱く応援してくれたら嬉しいですし、何かSTU48に対しての不安や思うことがあったら私に言ってください。すぐにSTU48のスタッフさんに連絡するので(笑)。いつでもご意見や感想などお待ちしています。これからもSTU48の応援をよろしくお願い致します。以上!STU48の岡田奈々でした!ありがとうございました!!<今村美月(キャプテン)・コメント>この5年間、奈々さんの背中を見て沢山学んできました。何も分からなかった私達に寄り添って頂き本当に沢山の事を教えてくださいました。奈々さんのおかげで成長することができました。奈々さんからキャプテンを引き継いでもう2年が経ちましたが、私は皆を引っ張っていくタイプでも言葉でうまく伝えれるタイプでもなくて、私は奈々さんのように立派なキャプテンを務められているのかな?と不安になったりする時もありますが、奈々さんがSTU48に沢山の愛をくださったので私もSTU48をいっぱい愛していくことでメンバーもファンもついてきてくれるのではないかと信じてバトンを落とさないようにこれからも頑張っていきます。5月には夢でもあった広島グリーンアリーナでの5周年コンサートも控えています。これからのSTU48は皆さんをお腹いっぱいにできるほど満たしていきたいです!<瀧野由美子・コメント>STU48結成当初からずっとグループの柱として存在してくださった奈々さんは、行動で教えてくださることが多かったです。きちんとした挨拶、レッスンの空気感、活動に対する姿勢、奈々さんと会って一緒にいるだけで、自分ももっと頑張らなくてはと思うことが沢山ありました。まだまだ甘えたいし、頼りたいし、これからのSTU48に岡田奈々がいないという事実が受け入れられませんが、AKB48として活動する奈々さんが、STU48として活動してきた時間を誇りに思ってもらえるように、メンバー一同頑張っていきたいと思います。5周年コンサートを広島グリーンアリーナというずっと目指していた場所で行うことができるので、まずはそこを成功させます。成長を見守ってもらえたらいいなと思います。個人的な心残りは今回のコンサート練習期間中、お家に遊びにきてもらう時間がなかったので、また瀬戸内に遊びにきてもらって、今まで行けなかった瀬戸内のいいところを案内したいです。『STU48 岡田奈々ラストコンサート〜Sailing day from NANA〜』日時:2022年3月18日(金)開場18:00 / 開演19:00会場:兵庫県・神戶国際会館こくさいホール出演メンバー:池田裕楽・石田千穂・石田みなみ・今村美月・岩田陽菜・内海里音・岡田奈々・沖 侑果・尾崎世里花・甲斐心愛・川又あん奈・川又優菜・工藤理子・小島愛子・迫 姫華・信濃宙花・清水紗良・鈴木彩夏・高雄さやか・瀧野由美子・田中美帆・谷口茉妃菜・中村 舞・原田清花・兵頭 葵・福田朱里・峯吉愛梨沙・宗雪里香・森下舞羽・矢野帆夏・吉崎凜子・吉田彩良・立仙百佳・渡辺菜月<公演情報>STU48 5周年コンサート「タイトル未定」5月3日(火・祝) 時間未定場所:広島グリーンアリーナ<リリース情報>STU48 8thシングル『タイトル未定』4月13日(水)発売
2022年03月23日1995年にお笑いコンビますだおかだ・岡田圭右さんと結婚したタレントの岡田祐佳さん。長男は岡田隆之介さん、長女は岡田結実さんで、それぞれ芸能界で活躍中!そんな祐佳さんが先日インスタで息子さんとのツーショットを公開、「美男美女!」と話題になっているんです。 息子さんとのツーショットは「イケメンになっちまって!」 この投稿をInstagramで見る 岡田 祐佳(@yukachin719)がシェアした投稿 「隆之介24歳おめでとう」とのインスタには、雪が降る寒空の下で隆之介さんとのツーショットを投稿。24歳を迎えた隆之介さんは祐佳さんの隣で柔らかい笑顔。元夫の岡田さんのお顔をそのまま受け継いだようなキリリとしたお顔立ちの隆之介さん。妹の結実さんも美しく成長しましたが、兄もどこから見ても美形。祐佳さんはチェック柄のマスクとダウンジャケットを着用し、ハリのある目元は年齢不詳な若々しさ。「旅行に一緒に2人でも行ってくれたり、周りの友達が羨ましいと言ってくれる親子関係に感謝」「隆之介の人生何かと波乱万丈で過去嫌な思いとか沢山したけど腐らず素直に育ってくれてありがとう。」との気持ち綴り、外見だけでなく内面も素晴らしく育ってくれた隆之介さん。母と子の深い絆も感じます。続けて、親子でじゃれ合う動画もアップし、外は寒くとも心はポカポカと心があったかくなるような仲睦まじさを見せてくれていました。この投稿には「ゆかさんが若いからカップルに見える!」「イケメンになっちまって〜!」「お母様が若い!そして、美しい。美男美女のお子さんが産まれるはずですね」との声が寄せられ、イケメン息子くんだけでなく美人な母にもびっくりするショットは必見です。1月末には所属している事務所を退所し、再スタート切った隆之介さん。今後の活躍が楽しみです!
2022年02月14日歌手の小林幸子が26日、都内で行われた「K-1 AWARDS 2021」に出席した。小林は「ベストガールズ賞」のプレゼンターとして登場。同賞に輝いたKrushガールズ・チャナナ沙梨奈を称えた。そして、小林は「みなさんきれい。顔が小さい。スタイルがいい。いいな!」とうっとり。「ラウンドガールは、真剣勝負の試合のところに花が咲く、素晴らしい仕事だと思います」と語った。昨年9月、ミニスカ&ニーハイブーツ姿でラウンドガールに初挑戦した小林。「緊張感ものすごかったです。迫力があって素晴らしいものを見させていただきました。感動しました」と感想を述べ、「出てきた瞬間に『ラスボス!』と言われたんですけど、『ありがとう!』って言ったら、『戦って!』って言われ、『それはできない』と。大変貴重な経験をさせていただきました」と振り返った。5回目の開催となる「K-1 AWARDS」は、K-1 JAPAN GROUP が開催した「K-1 WORLD GP」、「Krush」、「KHAOS」の3つのプロ大会と、K-1甲子園、K-1カレッジを含む「K-1 アマチュア」大会の全ての出場選手、全試合を対象に各賞を制定し、受賞選手を表彰。2021年の栄えある「最優秀選手賞」(MVP)や、最も観るものを魅了した試合に贈られる「最高試合(ベストバウト)賞」など全16部門を設けている。
2022年01月26日2016年から開催されている、岡田浩暉プロデュースのミュージカルコンサート『I Love Musical』。シリーズ第7弾となる今回は、デビュー30周年を迎えた岡田の節目を祝う楽曲にキャストが勢揃いした。初日の約3週間前、発起人である岡田本人に現在の心境を尋ねてみる。1991年にデビューし、To Be Continued名義で発表したシングル「君だけを見ていた」が俳優として初出演したドラマ『もしも願いが叶うなら』(TBS系:1994年)の挿入歌として大ヒットを記録した岡田。コンサートにはこのドラマで共演したミュージシャンの浜崎貴司が初登場し、「彼とのデュエット含め、ブチ抜きで数曲歌うコーナーを設けています」と岡田の門出に華を添えるという。岡田は、浜崎に対する想いを「同い年でアーティストとしての活動時期も近く、親近感があるんですよね」と語る。続いて「過去・現在・未来にわたっていろんなことを話せる人で、ミュージカル俳優“ではない”僕の側面を引き出してくれる存在ではないでしょうか」と期待を寄せた。折しも今年は岡田がTo Be Continuedを再始動させたタイミングでもある。もちろん、本コンサートには「ミュージカルの敷居を下げ、老若男女たくさんの方に楽しんでもらいたい」という岡田の企画意図も根底に横たわっている。その面を担うのは『I Love Musical』シリーズに出演経験のある石井一孝、泉見洋平、今拓哉、戸井勝海、彩乃かなみ、紫吹淳、沼尾みゆき、林愛夏、北翔海莉(男女別五十音順)といったキャストの面々だ。日替わりで出演する彼らとは“即興”でミュージカルナンバーをつくる目玉企画が用意されている。これは「観客の皆さんにミュージカルを身近に感じてもらうためには“目の前で生まれる瞬間”をお見せすればよいのでは」「いま感じたことが歌になる、というミュージカルの原型を体感してもらいたい」という岡田の考えから。お題の提供方法や作詞・作曲術、歌唱順など鋭意検討中だそうだ。ライブ感あふれる取り組みに、普段とは異なるキャストの表情が垣間見られるだろう。ミュージカルや映像の俳優経験は、歌い手としての岡田にどんな影響を与えたか──。最後にそう尋ねると、「発声法や歌詞の解釈がアーティスト時代より豊かになった」と岡田は笑う。「演じて歌う時は自分を殺すのではなく、役との共通点を常に探しています」「いろんなキャラクターを演じたことで、僕自身の在り方が問われるアーティスト活動の引き出しが増えた気がします」と続き、相乗効果のありがたさを語った。「KOHKI OKADA PRESENTS『I Love Musical 2021』~岡田浩暉デビュー30周年記念~」は、12月24日(金)~26日(日)に東京・第一生命ホールにて。ぴあでは座席指定できるチケットを販売(12月20日まで)。12月21日以降は各公演前日23:59まで購入できる当日引換券を販売する。取材・文:岡山朋代
2021年12月15日●岡田准一「V6としていただいた賞」 なにわ男子はデビューへの思い語る俳優の岡田准一、アイドルグループ・なにわ男子が6日、都内で行われた「anan FES 2021」に登場。「anan AWARD 2021」で岡田は大賞、なにわ男子はホープ部門を受賞した。2020年に女性週刊誌『anan』創刊50周年を記念し初開催された「anan FES」は、カルチャーやファッションなど、“すべての女性の、いま好きなこと。”を集結させた都市型イベント。時代のムーブメントをみてきた『anan』が、“時代を象徴するスター”を表彰する「anan AWARD」の授賞式を今年も開催した。大賞に輝いた岡田は「『anan』さんは昔から特集をしていただいたりお世話になっているので、(V6を)代表してここにいると思います。グループの写真などが話題になったということでいただいたと思っているので、V6としていただいた賞だと思います。V6は終わりましたけど、V6としてこういう賞をいただけてうれしく思います」と喜びのコメント。10月20日発売の『anan』の表紙に登場したV6の写真は岡田が撮影した。「趣味で写真を撮っていて、解散が決まってからメンバーを撮り続けて、本にするまでというのを自分の中で決めて作品として撮っていたんですけど、その中で『anan』さんも撮ってみないかと言っていただけてうれしかったですね」と振り返り、撮りためてきた写真について「いつかチャリティーとかで本を出せればいいなという思いがあって撮りためていたので、いつか皆さんの元に“解散までの2年間”という本を出せるかなと思います」と話した。また、映画『燃えよ剣』で共演したHey! Say! JUMPの山田涼介について「事務所の後輩ですけど山田くんはとても信頼する役者さん。メインでこれからの時代を引っ張っていく方なので、あまり後輩という感じもない」と述べ、「後輩としてはなにわ男子にしか目が行ってない」となにわ男子に興味津々の様子。「僕たちは光GENJIの最後のライブを見て、そのときデビューだったんです。なにわ男子は僕たちの最後のライブを見に来てくれて、デビューするという、同じサイクルの中にいてくれるグループで、勝手に大好きです。勝手に応援…愛着があるので応援している子たちですね。V6となにわ男子は何かあるのかなと勝手に思っています」と語った。なにわ男子(藤原丈一郎、西畑大吾、大橋和也、高橋恭平、大西流星、道枝駿佑、長尾謙杜)はホープ部門を受賞。西畑は「このような素敵な賞をいただくことができて光栄です。なにわ男子にとって初めての賞の受賞ということで、ホープ……すごく期待してくださっているんだなとひしひしと感じますし、ホープ賞に恥じないなにわ男子でいたいなと思っています」とあいさつし、道枝は「なにわ男子がデビューする年にホープ賞を……今年の顔という賞をいただけて本当に光栄です。来年もさらなる飛躍を目指して全力で頑張ります」と誓った。11月12日にデビューシングル「初心LOVE(うぶらぶ)」をリリースするなにわ男子。大西は「なにわ男子らしさがギュッと詰まっていて、純粋な初心な恋心が描かれている、僕たちらしい楽曲だなと思っています」と語った。イベントにおいて楽曲の振り付けも披露した。そして、藤原は「僕たちなにわ男子は『初心LOVE』という曲でデビューさせていただきます。日本中、世界中にこの曲を届けて、たくさんの人に笑顔になってもらいたいと思います。精一杯頑張りますので応援よろしくお願いします」と呼びかけ、西畑も「12日まで1週間切っていまして、なにわ男子として1週間切った日にちを一歩一歩ファンの皆さんと一緒に歩んでいきたいと思っています。このかけがえのない時間をともに過ごしていただければ幸いです」とメッセージを送った。●大橋和也、岡田准一のリクエストに応え自己紹介2バージョン披露イベント後に、アクター部門を受賞した黒木華、ミュージック部門のCreepy NutsよりDJ松永、アスリート部門の阿部一二三と阿部詩とともに取材に応じた岡田となにわ男子。岡田は「大変うれしい。キラキラされている皆さんの中に一緒に並べてうれしいですし、個人的には阿部兄妹に会えて心では踊っている。本当に応援してます!」と笑顔を見せ、黒木について「なにわ男子の大橋くんにハマっているって。きょう、『ありがとうございます!』ってすごい頑張っていたのに対して華ちゃんが『えらいね』って絶賛していた」と明かすと、大橋は「マジっすか!?」と喜んだ。長尾は「素晴らしい方たちと登壇できてうれしい。事務所の先輩でもある岡田くんと並べてうれしいですし、金メダリストの阿部兄妹と並べてうれしいです。受賞できたうれしさを力にして、僕たちもアイドルとして金メダルをとれるように頑張りたいと思います」と意気込み、西畑が「素晴らしい! 100点です」とにっこり。大西は「大先輩の岡田くんが目の前にいて、めちゃくちゃ緊張しますし、授賞式に出演させていただくのも初めてなので、また新たな一歩を踏み出したなという感じもするので、前列の皆さんは一流の方たちばかりですけど、僕たちも皆さんに追いつけるように頑張っていきたいと思いました」と気を引き締めた。受賞を誰に報告したいか聞かれると、岡田は「母に」と答えた後、「メンバーに伝えます。一応LINEグループ鳴らしてみます」とコメント。道枝は「家族に伝えたい」と話し、藤原は「僕は関西Jr.に伝えたいなと思います。ほかにもAぇ! group、Lil かんさい、Boys be、そして最近、AmBitiousというグループもできまして、ほかにもたくさんいますけど、頑張ったらこんなにも素晴らしい賞をもらえるんだぞと教えてあげたいです」と話した。岡田は、なにわ男子に「キラキラしていてこれからの希望がたくさんあると思いますけど、それぞれの個性を見つけて自覚して楽しんで進んでいきながら、忙しさに負けずに一歩一歩、歩み続けていくことを願います。いろんなことがあると思いますけど、仲間がいるから乗り越えられることもあると思いますので、そういう関係性になれるように頑張ってもらいたいと思います」とエール。“ひらパー兄さん”でもある岡田。関西弁でのエールを求められると、「本当にたくさんの方が応援してくださるグループになってくれると思います。頑張るでおま!」とエールを送り、「使い方、間違っているので」と苦笑い。なにわ男子は「ありがとうございます!」と喜んでいた。また、岡田が「ジャニーズのルールで『くん』っていうのがあるんですけど、10代、20代の子は、40超えている人のことは『さん』と呼ぼうね。ルールがあることはわかっているんですけど、10代20代の子は……うちのほかのメンバーに、『長野さん』、『井ノ原さん』、『三宅さん』だからね。『三宅くん』って言ったら本当に怒られるよ。ということだけは伝えて。40オーバーの人は気をつけてね」とアドバイスする場面も。なにわ男子は「みんなで気をつけよう」「いいアドバイスをありがとうございます!」と感謝した。ムービー撮影の際に、岡田が「大橋、自己紹介は?」とむちゃぶりする場面も。大橋は「プリン食べすぎてお尻プリンプリン! 大橋和也です!」と元気いっぱいに自己紹介し、会場から拍手が。囲み取材においても、岡田は「自己紹介して」とリクエスト。大橋が同じ“プリン”の自己紹介をすると、岡田は「もう一個のほう」と希望し、大橋が「メロン食べすぎてみんながメロンメロン!」と別バージョンも披露すると、「よければ応援してあげてください」と呼びかけていた。
2021年11月06日「何でも面白がりつつ、本気で取り組むのが仕事のモットー。でも、プロレスをやったときはネットニュースに『小林幸子、断る勇気も必要だ』って書かれました(笑)」そう話すのは今年5月、自身初となるオンラインライブを開催し、これまでにもヘビメタ、ロックバンドとのコラボなど新たなジャンルに挑み続けている小林幸子さん(67)。プライベートでは’11年に、8歳年下で、再生医療会社社長の林明男さん(60)と結婚した。昨年からは、コロナ禍で明男さんの仕事がリモートに。小林さんも地方公演が中止になり、自宅で共に過ごす時間が増えたという。「けんかは全然ないですね。けんかになりそうになると夫がシュッと話題を変える。それで時間がたつと私も忘れるし(笑)」結婚10年目になる2人だが、じつは小林さんに結婚願望はなかったという。10歳で歌手デビューした小林さんだが、デビュー後は鳴かず飛ばずの時期が続いた。「’64年の新潟地震で実家が被災し、復興の波に押され、私が15歳のときに家族みんなで上京してきていたんです。だから私は、一家の大黒柱としてお金を稼がなければいけない。クラブやキャバレーで、年齢を偽って歌を歌っていました。そんなふうに生きていたら、3人姉妹の末っ子で甘えん坊だったはずなのに、いつの間にか、人への頼り方を忘れちゃって」’79年『おもいで酒』が200万枚の大ヒット。一気にスターへの階段を駆け上がる。『NHK紅白歌合戦』には33回連続出場を果たし、個人事務所も立ち上げた。一人たくましく生きてきた小林さんにとって、明男さんとの出会いは新鮮だった。「夫と付き合い始めたころ、一緒に行ったレストランで、会計を私が出そうとしたら『何やってるんですか?』って怒られたんです。それまで、仕事でもプライベートでも、お金を払うのは自分だと思っていました。そしたら『女性が出すもんじゃないです』って」そんな明男さんからのプロポーズの言葉は「小林幸子の人生を背負わせてください」という決意表明に近いものだったという。「『背負わせてくれ』って言われたから『53キロありますけど』って言ったの。そしたら『そうじゃなくて』って怒られました(笑)」背負われてもいいかもしれない、そう感じることができたのは、明男さんの人柄のおかげだった。「夫は、絶対に愚痴を言わない人なんです。なんとなく、夫の仕事が『大変な状況なのかな?』と感じて『大丈夫?』って聞いても『全然!』としか言わない。結婚してからも、私が夫の生活の面倒を見ているとかは一切なくて、ほんとに頼れる人だと思います。それでいて、互いに依存せず、寄り添うことができる、夫はそんなパートナーです」長年一人で闘ってきた小林さん。頼れる夫・明男さんとの生活によって、大人になって初めて“甘える”ことを知ることができたのだ。(取材・文:インタビューマン山下/衣装:ABISTE)
2021年08月13日ある世代には一流の演歌歌手。ある世代にはネットでおなじみの超絶、歌がうまいおばさま。幅広すぎる活躍をする小林幸子さんを支えるのは結婚10年になる夫でしたーー。「何でも面白がりつつ、本気で取り組むのが仕事のモットー。でも、プロレスをやったときはネットニュースに『小林幸子、断る勇気も必要だ』って書かれました(笑)」そう話すのは今年5月、自身初となるオンラインライブを開催し、これまでにもヘビメタ、ロックバンドとのコラボなど新たなジャンルに挑み続けている小林幸子さん(67)。プライベートでは’11年に、8歳年下で、再生医療会社社長の林明男さん(60)と結婚した。しかし2人の結婚は当初、順風満帆とはいかなかった。小林さんの個人事務所の社長の解任報道をきっかけに、壮絶なバッシングにさらされたのだ。多くの関係者が小林さんのもとを離れ、芸能界で孤立。リリース予定だったCDの発売も延期された。「歌手なのにCDが出せないなんて、死亡宣告のようなもの。作曲を頼んでも断られる、スタジオさえ使えないこともありました」しかし、こうした出来事がむしろ分岐点となる。『ネット』という新しい世界に出合ったのだ。「ネットの動画サイト『ニコニコ動画』の仕事の話が来たときは正直、躊躇がありました」そんなときに、日ごろから明男さんが話していたという、「思い込みを捨て、思いつきを拾う」という言葉が背中を押した。「“自分の年齢がいくつだとか、芸能界を何年やってきたとか、人もそう思っていると思ったら大間違いだ”と夫は言うんです。それはそうだなと。それ以来、自分はこうだという囲いに自分を閉じ込めるのはやめようと思えました」 そこからは、挑戦の連続だった。「『それ何?面白いの?』とスタッフに聞いて、スタッフが『面白いです!』と言ったらその意見を信じて、とにかく挑戦しました。すると、その仕事が世間的には“新しい”ことで、注目を集めるきっかけになっていったんです」そしてバーチャルアイドル・初音ミクの代表曲『千本桜』をカバー。4年ぶりに紅白に返り咲いた。(取材・文:インタビューマン山下/衣装:ABISTE)
2021年08月13日