清武英利による著書「トッカイ バブルの怪人を追いつめた男たち」(講談社刊)が、連続ドラマWにて「トッカイ ~不良債権特別回収部~」としてドラマ化が決定。主演は伊藤英明が務める。「トッカイ」ストーリー1996年、あおば銀行の四ツ橋支店融資部の柴崎朗は、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権回収を目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構(住管機構)」への出向を命じられる。そこには、柴崎と同様に銀行からの出向組のほか、経営破綻した住専の元社員たちが集められていた。「不良債権を1円残らず回収する」その至上命題とともに彼らに背負わされた不良債権回収額は、6兆7800億円。バブル経済が崩壊し、経営破綻した住専の不良債権処理のため、政府は6850億円もの税金を投入し、国民の怒りを買った。その失政のツケを負わされるかのごとく集められたのがこのトッカイの面々。回収の最前線に集められた彼らは、バブル経済に踊った怪商、不動産王、暴力団ら悪質債務者と対峙し、国民の税金を守るために命を懸けた熱き闘いを繰り広げることとなる――。「しんがり」「石つぶて」に次ぐ第3弾!本作は、同枠で放送した「しんがり~山一證券最後の聖戦~」「石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」に次ぐ、ノンフィクション作家・清武英利の著書の映像化第3弾。バブル経済崩壊後の1996年、経営破綻した住宅金融専門会社(住専)の不良債権取り立てを目的とした国策会社「住宅金融債 権管理機構(のちの整理回収機構)」が設立。中でも悪質債務者への取り立てを任務とする不良債権特別回収部(通称・トッカイ)の苦闘を描くノンフィクション作品を今回ドラマ化する。主演は伊藤英明「意義のある作品を作り上げられることに感謝」本作の主演を務めるのは、2014年放送の「罪人の嘘」以来のWOWOW作品への出演となる伊藤さん。出向先となった“トッカイ”で、熱い理想と怒りを持って回収の指揮を執る銀行員を演じる。監督は、『空母いぶき』『Fukushima 50』の若松節朗。脚本は「しんがり」「石つぶて」の戸田山雅司が手掛ける。「憧れの若松節朗監督とご一緒させていただけることがとにかく嬉しく、飛びついてお引き受けした」とふり返る伊藤さんだが、本格社会派大作となる本作について「骨太で難易度の高いこのテーマをさてどうしたものか、と頭を悩ませていました」と語る。また一方で「男をカッコよく演出してくださる若松監督のもと、本格的なノンフィクション原作でありながらもしっかりとエンターテインメントになるであろうこの作品に挑めることがすごく光栄です。このチームと共に、大変な時代ではありますが、意義のある作品を作り上げられることに感謝しております」とコメント。「今回、描かれている時代に自分はまだ学生だった為、バブル期の恩恵も崩壊も直接的にはそう感じた事は無いのですが、父親や、その周りの方々から色んな話を伺いながらリアルな日本の過渡期を視聴者の皆さんにお届けできればと思っております」と意気込み、「この作品は決してリラックスして観て頂く様な作品では無いと思います。けれど、複雑に入り組んだ人間同士の葛藤、期待、落胆、裏切り、衝突、などこれを更にノンフィクション原作の作品として最後まで緊張を存分に楽しんで頂きたい」とメッセージを寄せている。連続ドラマW「トッカイ ~不良債権特別回収部~」は2021年初頭、WOWOWプライムにて放送予定。(第1話無料放送/全12話)。(cinemacafe.net)
2020年08月03日「精霊の守り人」シリーズの作家・上橋菜穂子による、2015年本屋大賞受賞小説『鹿の王』がアニメ映画化。『君の名は。』の作画監督を務めた安藤雅司が初監督、「ハイキュー!!」シリーズでも知られる岸本卓が脚本を務め、映画『鹿の王 ユナと約束の旅』が2021年9月10日(金)に全国公開となる。2015年本屋大賞受賞作、ファンタジー小説「鹿の王」がアニメ映画化「小さなノーベル賞」と言われる「国際アンデルセン賞<作家賞>」を2014年に受賞した「精霊の守り人」シリーズをはじめ、数多くの作品を手掛けてきた作家、上橋菜穂子。そんな彼女の新たな代表作であり、2015年の本屋大賞に輝いた作品が、今回映画化される小説「鹿の王」だ。同作は、シリーズ累計190万部を突破した人気作で映像化が望まれていながら、壮大かつ複雑な世界観がゆえに映像化は不可能とも言われていた。「鹿の王」では、強大な帝国が支配する世界を舞台に、謎の病から生き延び、過酷な運命に立ち向かいながら旅を続ける血の繋がらない父と娘、そしてその病から多くの命を救おうとする医術師の“絆”と“出会い”の物語が描かれる。緻密な医療サスペンスと感動のストーリーを組み込んだ、唯一無二の冒険ファンタジーは、これまでも多くの人の心を掴んできた。Production I.G制作、日本を代表する3人のアニメーターが集結この壮大な世界をアニメ映画[『鹿の王 ユナと約束の旅』で実現するため、立ち上がったのは「PSYCHO-PASS サイコパス」や「黒子のバスケ」、「ハイキュー!!」といった人気テレビアニメ、『蒼穹のファフナー THE BEYOND』などの人気アニメ映画を世に送り出してきた制作スタジオ「Production I.G」。原作者である上橋も「Production I.Gさんが制作なさると聞いて安堵しました。I.Gさんなら原作に囚われ過ぎず、アニメとして面白い映画を創ってくださるでしょう。」と期待のコメントを寄せている。また、安藤雅司をはじめ日本を代表する3人のアニメーターが、今回の映画化に向けて動き出した。『もののけ姫』『君の名は。』の作画監督、安藤雅司が初監督監督を務める安藤雅司は、25歳の若さでスタジオジブリ制作の映画『もののけ姫』で作画監督を担当し、その後『千と千尋の神隠し』、新海誠監督作品『君の名は。』でも作画監督を務めた。邦画の歴代興行収入上位4作品のうち3作が、安藤の携わった作品だ。映画『鹿の王 ユナと約束の旅』は、初監督を務めるだけでなく、キャラクターデザイン、作画監督も同時に担当する。「ハイキュー!!」シリーズの岸本卓が脚本共同監督として共に映画を作り上げていくのは、『千と千尋の神隠し』では監督助手を、『伏 鉄砲娘の捕物帳』で映画初監督を務めた宮地昌幸。脚本は「ハイキュー!!」シリーズや「僕だけがいない街」など、話題作を数多く手がける脚本家・岸本卓が担当する。声優キャストに堤真一、竹内涼真、杏また、声優として豪華キャストが集結。物語の主人公・生き残った孤独な戦士ヴァンは、意外にも声優初挑戦となる堤真一が演じる。もう1人の主人公・謎の病の治療法を探す天才医師ホッサルには、竹内涼真。竹内涼真もアニメーションの声優は初となる。さらにヴァンを追う謎の女戦士サエは、杏が声を担当する。〈登場人物〉ヴァン(堤真一):物語の主人公。かつて<独角(どっかく)>の頭として、巨大帝国・東乎瑠(ツオル)を相手に戦ったが敗れ、岩塩鉱で奴隷となっている。山犬が岩塩鉱を襲撃した時に生き残り脱走した。ホッサル(竹内涼真):物語のもう一人の主人公。東乎瑠(ツオル)帝国の支配階層に名を轟かせる天才的な医術師。謎の病・黒狼熱(ミツツァル)の治療法を探す。サエ(杏):<跡追い(あとおい)>と呼ばれる狩人の中でも凄腕の女性。ヴァンの行方を追う。ストーリー飛鹿(ピュイカ)に跨り戦った最強の戦士団<独角(どっかく)>。その最後の頭であったヴァンは、強大な帝国・東乎瑠(ツオル)を相手に戦ったが敗れ、奴隷となり岩塩鉱に囚われていた。ある夜、ひと群れの不思議な山犬たちが岩塩鉱を襲い、死に至る謎の病<黒狼熱(ミツツァル)>が発生する。山犬に噛まれながらも生き残ったヴァンは、一人の幼い少女ユナを拾う。伝染する死に至る病―。東乎瑠(ツオル)の民だけが病にかかると噂が広がる王幡領では、天才医師ホッサルが、懸命にその治療法を探していた。孤高の戦士と抗体を求める天才医師、出会うはずのなかった二人は旅に出る。誰のために生きるのか。何のために生きるのか―。しかし、世界に広がる謎の病の背後には、想像を絶する思惑と、過酷で雄大な自然、そして巨大な陰謀が渦巻いていた―。【詳細】鹿の王 ユナと約束の旅公開日:2021年9月10日(金) 全国公開制作スタジオ:Production I.G監督:安藤雅司、宮地昌幸脚本:岸本卓キャラクターデザイン・作画監督:安藤雅司原作:上橋菜穂子『鹿の王』(角川文庫・角川つばさ文庫/KADOKAWA刊)出演:堤真一、竹内涼真、杏配給:東宝製作:「鹿の王」製作委員会
2019年12月13日2019年1月の「木曜ミステリー」枠では、沢村一樹演じる“異端のヒーロー”が登場する「刑事ゼロ」を放送することが決定。「相棒」「科捜研の女」を手掛けた戸田山雅司が脚本を務め、1話完結形式で全く新しい刑事ミステリーを描く。木曜ミステリー新シリーズとなる本作は、ある事件がきっかけで、刑事になった直後からの“20年間”の一切の記憶を失ってしまった京都府警捜査一課・時矢暦彦が主人公。日常や生活については覚えているものの、“仕事”“刑事”“犯罪”に関することは一切記憶から消えてしまった時矢だったが、“生まれたての五感”と“洞察力”という才能が残されていた。記憶をなくすまでの時矢は、経験に頼った捜査を実践していたが、記憶を失い、刑事にまつわる全ての経験が“ゼロ”になったことで、彼は思いもよらないアプローチで事件を解決へと導いていく!また時矢の記憶喪失は、犯人を追いかける際に負った外傷が直接的な原因だが、実は“ある秘密”を知ってしまったことによる“心理的要因”が大きく影響しているという。そんなかつてない新ヒーローの時矢を演じるのは、「浅見光彦シリーズ」「DOCTORS~最強の名医~」「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」など、シリアスからコメディーまで変幻自在な沢村さん。「“新参者”のようなフレッシュな気持ちで臨めるのではないかと、今、とてもワクワクしています」と現在の心境を語った沢村さんは、「これまで数多くの刑事を演じてきましたが、“時矢暦彦”は今まで演じたことのない刑事です」と新たな挑戦であるとコメント。また「舞台となる京都では、当然ですが、東京では撮れない“画”を撮ることができます。そんな京都ならではの人情味や風情を感じていただけるような、そして幅広い世代の方に楽しんでいただけるような、新しいミステリーをお届けしていきたいと思っています」と見どころを説明し、「時矢刑事が記憶をなくす前と後ではキャラクターがガラリと変わるのですが、記憶をなくした後の時矢の行動は、“誠実さ”がいちばん大きな比重を占めていると思います。“絶対に犯人を捕まえるんだ”ということより、被害者の気持ちを考えて、『この人を助けてあげたい』という思いで事件を解決していく…。そんな感じでベクトルが変わっていく、というのは意識して演じていこうと思っています」と語っており、記憶を失う前と現在の演じ分けに注目だ。そして、“記憶喪失”という秘密を共有することになるパートナー・佐相智佳刑事というキャラクターも登場。「京都府警に時矢刑事あり」とまで言われた、記憶を失う前の“ビフォー時矢”に憧れていた彼女は、時矢が手がけた事件の調書をすべて読み込んでおり、いまの時矢にとっていわば“外付けハードディスク”的役割。記憶喪失が周囲にバレないように奔走する、2人のコミカルなやりとりも大きな見どころのようで、智佳刑事を誰が演じるのか続報が楽しみだ。<第1話あらすじ>京都府警捜査一課刑事・時矢暦彦は優秀な刑事だが、容疑者を追跡中、廃工場の貯水プールに転落。病室で目を覚ましたとき、なんと刑事拝命以来の20年間の記憶を失っていることに気づく。時矢は見舞いにやって来た元相棒・福知市郎のことを暴力団関係者と誤解するばかりか、新たにコンビを組むよう命じられた新人女性刑事・佐相智佳から、深夜に女性府議会議員・椎名蒼が刺殺されたことを聞いてビビりまくり。そして記憶喪失のことを周囲に打ち明ける間もないまま、新たに発生した殺人事件の初動捜査に当たることに…。木曜ミステリー「刑事ゼロ」は2019年1月、毎週木曜日20時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年11月29日俳優・佐藤浩市が、「連続ドラマW しんがり~山一證券 最後の聖戦~」のオールスタッフが再集結し、清武英利の「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」をドラマ化する「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」で主演を務めることが決定。共演には「しんがり」の熱演が話題となった江口洋介を迎えることも分かった。原作は、2001年に発覚し、政官界を揺るがした「外務省機密費詐取事件」を題材に描き、発売前から重版が決定するなど話題沸騰中の「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」(講談社刊)。警視庁捜査二課に属する“石つぶて”たちが、組織に抗いながらも掘り起こしたこの事件の真相とは…。“三悪人”と呼ばれた外務省役人たちが起こした衝撃的な悪事とは――。『沈まぬ太陽』の若松節朗を監督に迎え、そして脚本に「相棒」を執筆した戸田山雅司を起用し、「しんがり」のスタッフが映像化に挑む本作。『64-ロクヨン-前編』で第40回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した佐藤さんが今回演じるのは、前代未聞の外務省事件に臆することなく、捜査に邁進する捜査二課の“名もなき”刑事・木崎睦人。また江口さんは、佐藤さん演じる武骨な刑事と相反しながらも、共に捜査を進める上司・斎見晃明役を演じる。2011年に放送されたドラマ「陽はまた昇る」以来、6年ぶりの連続ドラマ主演となる佐藤さんは、「このような企画に挑んだスタッフの気概に応え、映像としてしっかりお届け出来るようにしたいと思っています。背骨がリアルな物語のため、ヒリヒリとしたリアリズムを大切に、いかに我々が血として、肉として演じられるか、が勝負だと感じています」と意気込み、「日本人は、喉元過ぎるとこのような大きな事件も忘れてしまう。でも、それではいけない。敢えていま、この事件をふり返ることで、こんなことが行われている日本に対し、我々国民がちゃんと自分たちに関係があることとして、声高に意見をぶつけていかなければならないのだとこの脚本を読み、改めて実感しました」と述べている。そして「しんがり」では、梶井達彦役として熱演を見せた江口さんは、「『しんがり』に続きこの作品も実話がベースになっていて、さらにタブーとも言える大きな事件を扱っているため、緊張感と共にやりがいを感じています」と心境を明かし、「僕たち国民が知り得なかった国家の暗部に石を投げ続けた刑事たちの姿を、観てくださる方々に気持ち良く感じ取っていただけるよう、1シーン1シーン積み重ねていきたいと思います」と意気込みも見せた。また、意外にも今回が本格的な初共演となる2人。江口さんは、「俳優として先輩の佐藤さんの上司役を演じるということが面白く、楽しんで演じていきたいです」とコメントしている。「連続ドラマW 石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」は11月より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送(全8話)。※第1話無料放送(cinemacafe.net)
2017年08月23日沢口靖子扮する榊マリコを中心に、京都府警科学捜査研究所(通称:科捜研)の法医研究員が事件の真相解明に挑む姿を描く「科捜研の女」のシーズン17が、10月よりスタートすることが決定。主演の沢口さんは、「いよいよ『科捜研の女』の季節が始まる、という高揚した気分」と心境をコメントしており、2クール編成で極上のミステリーを放送していく。1999年のスタート時から根強い人気を誇っている「科捜研の女」。現行のテレビドラマでは最も長く続いている長寿シリーズとなっており、“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうハイクオリティーなミステリーとして人気を博している。今回の17シーズンでも、櫻井武晴・戸田山雅司という日本トップクラスの脚本家2人がWメインで執筆に当たるほか、実力派の女性脚本家たちが参加。最先端の科学技術はもちろんアクション、銃撃戦などのハードなテーマ、京都の伝統、芸術、文化という叙情的で美しい題材をバランスよく織り交ぜたエピソードでシリーズを展開していく。また、榊マリコと共に歩んできた沢口さんは、前シーズンからもうひとつの見どころとして、これまでにない“マリコの衝撃的なシーン”に挑戦してきた。この「衝撃的なマリコのワンカット」の中でも“お姫様の格好をした金髪マリコ!”“婚約指輪をもらう赤いドレスのマリコ!!”はネット上でも話題を呼んでいたが、そんな「衝撃的なマリコのワンカット」を、今シーズンも継続。“見たことのないマリコの姿”は各話に1回必ず登場するようだ。沢口さんは、「『科捜研の女』は30代半ばで出会い、私を俳優として育ててくれた作品」と特に思い入れのある作品だと話し、「マリコは科学のエキスパートで、難しい専門用語も日常使い慣れている人なので、分からない言葉は調べて理解した上で、何度も声を出して台本を読み、専門用語を含むセリフも滑らかに話せるように心がけています。科学捜査も年を追うごとに進化して、私も『こんな捜査ができるんだ!』と毎回台本を新鮮に受け止めています。ドローンや3Dプリンタなども世間に広まる前に捜査で使用しました。時代の流れよりも半歩前を進む科学捜査をお楽しみください」とコメント。また“衝撃的なマリコのワンカット”については、「私としてはお菓子を作るときに使うバニラエッセンスのような“風味づけ”と捉えています。今回もストーリーに沿っているのであれば、『科捜研の女』の“バニラエッセンスの一滴”として、いろいろなワンカットに挑戦したいと思います。ぜひ楽しみにしていてください」と呼びかけている。そして気になる第1話は、肉を熟成させるための熟成庫で両腕を吊るされた男性銀行員の遺体が発見された。マリコの見立てで生きている間に吊るされたことがわかるが、なぜか抵抗を示す外傷が見当たらなくて…というストーリー。マリコ役の沢口さんのほか、土門薫役の内藤剛志、宇佐見裕也役の風間トオル、日野和正役の斉藤暁らお馴染みのメンバーが今シーズンも集結する。木曜ミステリー「科捜研の女」は10月より毎週木曜日20時~テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年08月22日ノンフィクション作家・清武英利の著書「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」が、11月より連続ドラマWにてドラマ化されることが決定。江口洋介、萩原聖人、林遣都らが出演した連続ドラマW「しんがり~山一證券 最後の聖戦~」のオールスタッフが再集結し製作されることが分かった。「しんがり~山一證券 最後の聖戦~」の原作となった「しんがり 山一證券 最後の12人」では、山一證券倒産の裏で最後まで闘い続けた社員たちの軌跡を、緻密な取材を重ね、著書としてまとめた清武氏。今回彼が題材として選んだのは、2001年に発覚し、政官界を揺るがした「外務省機密費詐取事件」。警視庁捜査二課に属する“石つぶて”たちが、組織に抗いながらも掘り起こしたこの事件の真相とは?“三悪人”と呼ばれた外務省役人たちが起こした衝撃的な悪事とは――。本作を手掛けるのは、「沈まぬ太陽」の若松節朗監督。そして、脚本には「相棒」を執筆した戸田山雅司を起用し、「しんがり」チームが再びタッグを組み、新たな衝撃作を世に送り出す。また原作となる「石つぶて 警視庁 二課刑事の残したもの」(講談社刊)は、7月25日(火)より発売される。清武氏は、「万年巡査のまま終わろうとする友人から、こんなメールをもらったことがあります。<見返りなど微塵も期待しない、歴史上に無名の士としても残らない、『石礫(いしつぶて)』としてあったに過ぎない。僕は奉職しているかぎりひそかにその覚悟だけはいつも持っていようと、思っています> その言葉に重ねて、清廉に、かつ激しく生きた捜査二課刑事たちの人生を残したいと思いました。ですから、原作の『石つぶて』とこのドラマは、外務省機密費詐取事件を題材にしていますが、刑事の捕物帳ではありません。むしろ前作の『しんがり』で描かれたような、組織の餌付けを拒んで己を貫く人間たちのドラマとして見ていただきたいのです」とコメント。一方、若松監督は、「前代未聞の公務員犯罪の摘発に捜査二課の刑事が闘いを挑み暴きます。国民があまり知ることの出来なかった外務省組織の犯罪の驚くべき一端を描きます。皆様の期待を裏切らない様、スタッフ一同強い意志を持って真摯に制作に励みたいと思います」と語っている。連続ドラマW「石つぶて ~外務省機密費を暴いた捜査二課の男たち~」は11月、毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送予定(全8話※第1話無料放送 )。(cinemacafe.net)
2017年07月20日女優・鈴木京香を主演に迎え、直木賞作家・大沢在昌のサスペンス小説「冬芽の人」をドラマ化することが決定。鈴木さんがテレビ東京ドラマで主演するのは、今回が初となる。元刑事の牧しずり(鈴木京香)は、かつての同僚・前田光介の墓前で彼の息子・仲本岬人(瀬戸康史)に出会う。前田は強盗殺人事件の捜査中に、しずりをかばって負った怪我がもとで亡くなった。以来、彼女は罪の意識から心を閉ざしている。父の死の経緯を知ろうと近づいてきた岬人から、事件に関わる意外な情報がもたらされた。しずりの脳裏にはある疑念が浮かぶ――あの事件は、実は仕組まれたものだったのではないか…?原作は、ハードボイルド小説「新宿鮫」などで知られる大沢氏の同名小説。今回ドラマ化にあたり、「永遠の0」や「八日目の蝉」の佐々木章光が監督を務め、大人気ドラマ「相棒」を手掛ける戸田山雅司が脚本を担当する。本作は、殺人事件の捜査中に同僚を死なせてしまい、刑事を辞めた主人公・牧しずりが、その同僚の息子・仲本岬人と出逢い、過去に隠された衝撃的な真実を追う、傷つき打ちのめされたヒロインが、守るべきもののために立ち上がり、人生を取り戻す姿をサスペンスフルに描く至高のエンターテインメントだ。主人公の元刑事・牧しずりを演じるのは、鈴木さん。そして、しずりと一緒に事件の真相を追うことになる仲本岬人役に、ドラマや舞台などでの活躍がめざましい瀬戸康史がキャスティング。今回の役について鈴木さんは「しずりにとって、刑事の仕事は天職だったのだと思います。彼女を演じる間、その一点が常に念頭にありました。その仕事を離れ、過去を隠して生きていくのはどんな思いだったのか。彼女の背負った重い十字架を一緒に担ぐ気持ちで過ごした1か月でした」と撮影をふり返る。また鈴木さんと瀬戸さんは今回が初共演。お互いの印象について鈴木さんは「瀬戸君はお会いする前と後ではだいぶ印象の変わった役者さんです。年齢以上にしっかりとした男らしい方で、事件を追う場面では役柄とは逆にだいぶ助けられました」と語り、「早春のシーンを撮影する日に、都内にも大雪が降ったんです。瀬戸君と2人、歯をカチカチさせながらテストを重ねました。本番では白い息が見えないよう息を止めたり工夫もしました。 いいシーンになっていると思います」と注目ポイントも明かす。一方の瀬戸さんは「しずりさんの哀愁を抱えたイメージとは違い、ものすごくチャーミングで、どちらかというと周りを癒すエネルギーのある方」と言い、「その影響もあり、僕も岬人の様にすぐに距離を縮めることができました」と語っている。原作者の大沢氏は、「この『冬芽の人』は、タフで男勝りの女性主人公が多い私の作品の中では異色です。過去に傷つき、ひっそりと生きる道を選んだ女性が、その過去と向きあうことで再生する姿を描きたいと考えました」と作品について語り、「やさしく涙もろく、しかし決断すれば、命がけで好きな人を守ろうとするヒロイン牧しずりを、鈴木京香さんがどのように演じて下さったのか。完成が楽しみでなりません」と放送が待ち遠しいとコメントした。ドラマ特別企画 大沢在昌サスペンス「冬芽の人」は春、テレビ東京系列にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年01月18日沢口靖子が警察の科学捜査研究所=通称・科捜研の研究員を演じる人気ミステリーシリーズ「科捜研の女」の第16シーズンがいよいよスタート。10月20日(木)その第1話が放送となる。テレビ朝日系「木曜ミステリー」枠で1999年から放送が始まった「科捜研の女」シリーズ。京都府警科学捜査研究所、通称・科捜研の法医研究員・榊マリコ(沢口さん)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を駆使して事件の真相解明に挑む姿が人気となり、これまで15シリーズが制作、現行のテレビドラマでは最も長く続くシリーズとなっている。今夜から始まる第16シーズンでも戸田山雅司、櫻井武晴の2人の脚本家がダブルメインで執筆に当たるほか実力派の脚本家たちも参加。“最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうストーリーを描き出していく。今シーズンでは「マリコがまさかの逮捕、共に犯罪に挑んできた土門刑事(内藤剛志)に取調べを受ける!?」…などこれまでにない衝撃的なシーンも登場するという。主演の沢口さんも「アッと驚くような場面も用意されていますので、皆さまもどうぞご期待ください!」と語る“新展開”に期待だ。“顔を見ればウソがわかる、微表情研究のクセモノ学者”や、“研ぎ澄まされた五感でどんな爆弾も解体する爆弾処理のエキスパート”など、バラエティーに富んだスペシャリストたちとの出会いを経て、さらなる成長を見せるマリコの活躍をお見逃しなく。“微表情”研究のエキスパート・矢萩修武(尾美としのり)が、京都府警本部長・佐伯志信(西田健)の招きで科捜研を訪れ実験を披露。彼は人間の顔にほんのわずかな瞬間だけ浮かぶ微表情から感情を読み解くシステムを開発した専門家だが、なぜか榊マリコ(沢口さん)に興味を抱き「協力が必要なときはいつでも呼んでくれ」と言って去っていく。そんな中、京都市内の造成地で白骨死体が見つかる。マリコや土門刑事(内藤剛志)らがすぐに臨場したものの、なぜか警察が到着するよりも前に野次馬が多数押しかけ現場を荒らしていた。調べると“タルンカッペ”という謎のハッカー集団が京都府警本部のネットワークに侵入し白骨遺体発見の報を動画サイトに投稿していたことが発覚。一方マリコたちの鑑定の結果、遺体は30代~40代前半の男性と判明。22年~18年前に撲殺されたとわかるが、当時の行方不明者と照合したところ該当者は見つからない。そしてタルンカッペが新たな動画をアップ。今度は“英洛大学”にハッキングし学生の成績データを流出させる。奇しくも英洛大学は矢萩が教鞭を取っている大学でマリコは早くも矢萩と再会することに…。だがその直後、矢萩のゼミの学生で神社の宮司の娘である桂井萌衣(岡本玲)が、タルンカッペのメンバーらしき男に拉致される事件が起きる…というのが第1話のストーリー。木曜ミステリー「科捜研の女」第16シーズンは、10月20日(木)20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2016年10月17日テレビ朝日系の「木曜ミステリー」枠にて1999年よりシリーズ放送が始まったミステリードラマ「科捜研の女」が、10月より第16シーズンをスタートすることが明らかになった。京都府警科学捜査研究所(通称・科捜研)の法医研究員・榊マリコ(沢口靖子)を中心とした、ひと癖もふた癖もある研究員たちが、法医、物理、化学、文書鑑定などの専門技術を武器に事件の真相解明に挑む姿を描く本作。1999年にスタートし、現行のテレビドラマでは最も長く続いており、この秋で第16シーズンを迎える。今回も、作品としての新たなチャレンジを取り入れながら “最新の科学捜査テクニック”と“豊饒な人間ドラマ”が絡みあうミステリーを2クール編成で放送していく。今シーズンでの見どころとしては、主人公・マリコにとってこれまでにない衝撃的なシーンが登場するという。「マリコがまさかの逮捕、共に犯罪に挑んできた土門刑事(内藤剛志)に取調べを受ける!?」…など、時に残酷に、時に過激に!?いままで見たことのないマリコの姿に、視聴者は驚愕させられるという。そして今シーズンでも戸田山雅司、櫻井武晴という本作ではおなじみの脚本家がダブルメインで執筆に当たり、ほか実力派の脚本家たちも参加する。17年という歳月を本作とともにしてきた主演の沢口さんは、「はじまった当初は、こんなにシリーズが続くとは思っていませんでした。科学の進歩と共に毎年、作品も進化してきましたが、ここまで長く回を重ねることができたのは、『科捜研の女』を支持してくださっている視聴者の皆さまのおかげです」と感謝を述べると共に、「この『科捜研の女』は、私を俳優として育ててくれた作品。また、マリコは30代半ばで出会って、共に成長してきた存在です。いまは、そんな私にとって大切な作品の撮影が再開するという、ワクワクした気持ちでいます」とコメント。さらに、今シーズンの見どころとしてはやはりマリコの衝撃的なシーンを挙げ、「アッと驚くような場面も用意されていますので、皆さまもどうぞご期待ください!」とアピールした。“顔を見ればウソがわかる、微表情研究のクセモノ学者”や、“研ぎ澄まされた五感でどんな爆弾も解体する爆弾処理のエキスパート”など、バラエティーに富んだスペシャリストたちが、マリコと対峙!彼らとの出会いを経て、さらなる成長を見せるマリコの姿に注目だ。木曜ミステリー「科捜研の女」第16シーズンは、10月より毎週木曜日20時よりテレビ朝日系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年08月23日清武英利原作、2014年度講談社ノンフィクション賞を受賞した話題作「しんがり 山一證券 最後の12人」。このたび、本作のドラマ化が決定し、WOWOWにて放送されることが明らかとなった。1997年11月、四大証券の一角を占める“人の山一”と呼ばれた山一産業が自主廃業を発表した。幹部ですら直前まで、約二千六百億円もの帳簿外の債務があったことを知らされていなかった。簿外債務の法律違反があること、会社が大きすぎて財務体力も銀行の支援もないことから、大蔵省は。事業を継続しながら自主再建する「会社更生法」の適用でなく、「自主廃業」を求めた。二千六百億円の簿外債務は、いつ、どのように生まれ、どのように隠し続けられたのか。役員までもが沈没船から逃げ出す中、最後まで会社に踏みとどまり、真相究明と顧客への清算業務を続けた社員たちがいた。彼らは社内から“場末”と呼ばれ、煙たがられた部署の連中だった。彼らは戦に敗れて退くとき、軍列の最後尾で戦う“後軍(しんがり)”そのものだった――。誰もが予想だにしなかった巨大金融企業の破綻は、日本経済に大きな打撃を与えるだけでなく、日本の終身雇用の終わりを告げる事件ともなった。本ドラマでは、会社の消滅のときまで、仲間と共に闘い続けた熱き社員たちの姿を描く。監督を、平成25年度文化庁芸術祭優秀賞を受賞した「ドラマWチキンレース」、映画『柘榴坂の仇討』の若松節朗、脚本を「相棒」シリーズを手がける戸田山雅司が務める。このたびのドラマ化決定にあたり、原作者・清武氏は「しんがりたちはドラマに向いていないと思っていた。彼らは半沢直樹のようなスーパーマンではなく、何事もなければ他人に知られることもなかった普通のサラリーマンでありOLだから。たまたま、山一證券の破綻のときに後列から押し出され、心の奥底の固い芯が現れたのだろう」と明かす。さらに、「企業敗戦はどこにでもあり得ることで、私たちの隣にある現実だ。もしこのドラマに心を動かされる人がいたとしたら、その人の中にも『しんがり人』と同じような抵抗と希望のちからが潜んでいるからだと思う」とコメントを寄せた。気になるキャスト陣などについては、後日発表予定だという。「しんがり 山一證券 最後の聖戦」は2015年9月、WOWOWにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月22日