NHK連続テレビ小説『わろてんか』ヒロインに抜擢された葵わかなさんに、現場での様子を語っていただきました。初めての“朝ドラ”は戸惑いの連続。ずっと走り続けている感じです(笑)。明治から昭和初期の大阪を舞台に、日本で初めて“笑い”をビジネスにした女性の半生を描くNHK連続テレビ小説『わろてんか』。天真爛漫でいつも笑顔を絶やさないヒロイン・藤岡てんを演じるのは、2378人の応募者の中からオーディションで選ばれた葵わかなさん。「オーディションを受けたときは、手応えを1ミリも感じていなかったんです。発表会見のあと、両親や友達から『よかったね』という連絡が来て初めて合格した実感が湧いたくらいで(笑)。でも、てんちゃんの芯が強い部分は、自分と似たところがあるのかも。もちろん、似ていない部分もありますが、そこはお芝居で寄せていくようにしています」初めての“朝ドラ”の現場は、戸惑いの連続だったそう。「今までの現場とは何もかもが違いすぎて。1週間のスケジュールがきっちり決まっていることにも驚きましたし、1日に撮る分量も多く、ペースも速いので、とにかくずっと走り続けている感じです(笑)。最初はペース配分もわからず、振り回されていたんですけど、4か月たってようやく慣れてきました」そんな慌ただしい現場で葵さんの癒しとなっているのが、子役の存在。「私、このお仕事をしていなかったら保育園の先生になっていたくらいに、子供が大好きなので、もうかわいくてかわいくて…♪そのうち、てんちゃんの子供が生まれるシーンも描かれますが、自分が経験したことのない母親という役を演じるのはとても難しいけれど、そのぶん楽しみでもあるので、良き母を演じられればいいなと思います」来年の3月まで休むことなく続く撮影が終わったら、やってみたいことがたくさんあるそうで…?「まず、車の免許を取る。そして、韓国語の勉強を始めたいです。私、週に1回は食べてるくらい韓国料理が大好きなので。それから、宝塚が好きなこともあり、フランスの革命史に興味があるんです。だからベルサイユ宮殿に行ってみたい!もう行くことは決めているので、あとはタイミングの問題ですね(笑)」あおい・わかな1998年6月30日生まれ、神奈川県出身。女優。2018年公開の映画『ミッドナイト・バス』に出演。映画『サバイバルファミリー』のBlu-ray&DVDが好評発売中。ワンピース¥43,000(Y.M.Walts/MARVIN&SONSTEL:03・6452・3982)いつも周りに笑いを振りまく藤岡てんは、ひょんなことから夫婦で寄席経営を始めることに…。出演/葵わかな、松坂桃李、濱田岳、高橋一生、鈴木保奈美、竹下景子、遠藤憲一ほか。NHK総合、毎週月~土曜8:00~放送中。※『anan』2017年10月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・岡本純子ヘア&メイク・吉田美幸インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年10月04日連続テレビ小説「ひよっこ」が、9月30日(土)に最終回を迎えるのにあわせ、物語の舞台となった茨城県高萩市にて「連続テレビ小説『ひよっこ』ファン感謝祭 最終回を一緒に見よう!!」が開催。イベント終了後に、有村架純をはじめとする出演者がそれぞれコメントをよせた。2017年4月3日から放送がスタートした本作。物語の始まりは東京オリンピックが開催された1964年。茨城県の北西部にある山あいの村・奥茨城村で育った谷田部みね子(17歳/有村さん)が、“金の卵”として東京に集団就職し、自らの殻を破って成長していく波乱万丈の青春記が描かれた。沢村一樹、木村佳乃、峯田和伸、佐久間由衣、竹内涼真、磯村勇斗、竜星涼、島崎遥香ら豪華俳優陣の共演でも度々話題をよんだ。この日、イベントにはヒロイン・谷田部みね子役の有村さんをはじめ、佐久間由衣(助川時子役)、泉澤祐希(角谷三男役)、磯村勇斗(前田秀俊役)が登壇。有村さんは「この最後の時間をみなさんと共有でき、終わりの日にふさわしい時間になったのかなと思います。皆さんにこの作品が届くということを信じてずっと撮影をしてきたので、このように迎えてくださって、心から幸せに思います。茨城を舞台にした作品に出られて嬉しかったです。みなさんたくさんの愛情をありがとうございました」と感動の思いをコメント。また、磯村さんは「たくさんの人に集まっていただき、幸せな最後を迎えることができたと思っております。『ひよっこ』は終わってしまったんですけれど、続きがあることを信じて、皆さん『ひよっこ』のことを忘れずに、ヒデは生き続けていくので、よろしくお願いします」と熱い思いを寄せた。また、みね子の幼なじみを演じた佐久間さんは「1年くらい前にここ(茨城県)に(撮影で)毎日通ってきていたので、懐かしい気持ちになって、第二のふるさとに帰ってきたような気持ちになりました」と話し、泉澤さんも「また(茨城に)帰ってこられて嬉しいです」「幼なじみ三人とヒデの4人で来られたことが、劇中でそんなにヒデと絡むことがなかったので、こうやってヒデと一緒に来られたことがすごく嬉しかったですし、三男として来ることは最後になるんじゃないかなと思うので、こうやって茨城に来られて嬉しかったです」とそれぞれ物語の舞台となった茨城県への愛情を垣間見せた。イベと終了後の囲み取材では、各々、イベントの感想を述べ、「見てくださってた皆さんが、『ひよっこ』という作品を通して、みね子やいろいろな登場人物たちと一緒に、半年間過ごしてくださっていたんだなというのが、実感できる時間でした。一緒に笑ったり泣いたり怒ったりしてくださっていたことに感謝しています」(有村さん)、「こんなにもたくさんの方々と最後を一緒に終えることができたというのは、すごく幸せな時間をいただけたな、と思って。すごく楽しかったですね」(磯村さん)、「本当に愛されていた作品に自分はかかわらせてもらっていたんだなと実感する時間でした。最終回イベントに参加させていただいて、すごく楽しかったです」(佐久間さん)と、幸せな時間を過ごせた様子。さらに、続編などへの期待や希望を聞かれると、有村さんは「いままで何気ない日常を描いていたからこそ、お話の続きがなんとでも、岡田さんの力をお借りして作れるんじゃないかなと思います。チャンスがあれば」と意欲をみせた。(text:cinemacafe.net)
2017年09月30日NHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』小橋鞠子役も記憶に新しい注目の若手女優、相楽樹。2018年は江戸川乱歩と三島由紀夫、ふたりの文豪が手掛けた名作『黒蜥蜴』でスタートを切る。演出は三島作品を敬愛する英国人演出家、デヴィッド・ルヴォー。美貌の女盗賊・黒蜥蜴を中谷美紀、好敵手にして運命の恋人、探偵の明智小五郎を井上芳雄が演じる究極のエンターテインメント作品だ。本作で相楽は、黒蜥蜴の標的となった宝石商・岩瀬の娘、早苗を演じる。「物語の鍵を握る大事な役」と意気込んでいる。「黒蜥蜴」チケット情報出演が決まる直前、偶然にも美輪明宏が手掛けた同戯曲の舞台『黒蜥蜴』を観劇していたという。「不思議な巡り合わせを感じました。早苗はお金持ちで育ちがいい本物のお嬢さん。じつは物語の後半で明かされる、ちょっとした秘密がある役です」。今回の脚本では緑川夫人(黒蜥蜴)と早苗との掛け合いが多く、美輪の舞台よりも早苗の存在が増した印象だと話す。「演出のルヴォーさんがどこまで早苗の役割を私に任せてくれるかによりますが、最後には『早苗って、実はこうだったの!?』となると思います」。また、セット案についてルヴォーは古き良き時代のハリウッドの撮影スタジオを構想しているとか。「今は生バンドの演奏も想定中と仰っていました。そこに中谷美紀さん、井上芳雄さんの芝居が加わったら相当すごい舞台になるんじゃないかなと。美輪さんの舞台ではゴージャスさに目を奪われたので、ルヴォーさんがセットを含めどう演出されるのか楽しみです」主演の中谷美紀の印象は「唯一無二の魅力があり、女性としても憧れの存在です。中谷さんとご一緒するシーンでは圧倒されることなく、負けずに舞台に立っていなくては」と気合い十分。井上芳雄は舞台『陥没』での演技が衝撃的だったという。「コメディ要素もある役柄で、歌だけじゃなくストレートプレイでもこんなに表情豊かで振り幅のある方なんだと知って、なおさら緊張してきました(笑)」。最後に「同世代にも楽しんで欲しい」と、本作の見所について語ってくれた。「緑川夫人と明智小五郎の恋愛は、物凄く情熱がある。誰かを愛することは年齢に関係なく誰にでも共通することですし、男性は中谷美紀さんの妖艶さにクラクラし、女性は井上芳雄さんのカッコよさにメロメロになると思います。ここまで大きな劇場で古典の名作を演じることは、私にとって初めての挑戦なので、みなさんも一緒に作品世界にどっぷりと浸り、早苗がどういう方法で“いなくなった”のか、推理しながら楽しんで頂ければと思います」。『黒蜥蜴』は2018年1月9日(火)から28日(日)まで東京・日生劇場、2月1日(木)から5日(月)まで大阪・梅田芸術劇場メインホールにて上演。一般発売日は9月30日(土)10:00より。一般発売に先駆け、9月28日(木)23:59まで東京公演の2次プリセールを、9月29日(金)9:30まで大阪公演の一般発売直前プリセールを受付中。取材・文:石橋法子
2017年09月28日映画、ドラマ、CMと、2017年はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いの活躍ぶりを見せている高橋一生。演技力はもとより、内面からかもし出される成熟した色気、ダンディな低音ボイスで、女性ファンはメロメロです。そんな高橋さんが10月2日(月)より放映される朝の連続テレビ小説『わろてんか』に出演。葵わかな演じる主人公てんをバックアップする度量の広い役どころだそうで、今からワクワクします。■『わろてんか』では懐の深い青年実業家『わろてんか』の主人公は、京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女・藤岡てん(葵わかな)。「人生には笑いが必要」と、常に周囲に笑いを振りまくてんが、旅芸人一座にいた北村藤吉(松坂桃李)と出会い、駆け落ち同然で藤吉と結婚します。その後、てんは夫婦二人三脚で笑いをビジネスにしようと大奮闘していきます。朝ドラには欠かせない三角関係という要素ですが、なんと今回のてんは3人の男性から愛されます。演じる男は、松坂桃李、濱田岳、高橋一生の3人。筆頭は、てんの夫となる北村藤吉役の松坂桃李。ヒロインの相手役としては『梅ちゃん先生』のノブ以来の一番手となります。人が良すぎてだまされやすい性格の藤吉は、詰めが甘い愛すべきキャラクターとなりそう。続いて、てんの幼なじみで「藤岡屋」の使用人・武井風太役に濱田岳。幼い頃からずっと彼女のことが好きでしたが、てんの結婚後も終生彼女のために働いていくというなんともいじらしい男。けなげな片思い男子を演じさせたらピカイチの濱田くんにはピッタリな役どころです。そして第三の男が、青年実業家・伊能栞(しおり)役の高橋一生。栞は親同士が決めたてんの結婚相手でしたが、てんと藤吉が愛し合っていることを知り、彼女の後押しをするという懐の深い男です。その後、実業家としててんをサポートしていくので、さながら『あさが来た』でディーン・フジオカの五代様的ポジションでしょうか? これはまた、高橋一生旋風が巻き起こること必至です。■下克上まで巻き起こす、高橋一生の魅力とは?誤解を恐れずに言えば、高橋一生は二番手の役柄でこそ絶妙な輝きを発する気がします。記憶に新しいところだと、NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』。自分の心を押し殺し、生涯を直虎に捧げた小野但馬守政次の死は壮絶な切なさで“政次ロス”が起こりました。さらには、菅野よう子による「緊急特盤 鶴のうた」という追悼CDまでリリース。ドラマ『カルテット』では、主演の松たか子、満島ひかり、松田龍平と4人で見事なアンサンブルを見せていた高橋さん。彼が演じた理屈っぽい男・家森諭高は、ふたを空けてみたら「大人の男の魅力の手本」というラベルを張りたくなるほど、セクシーでチャーミングでした。家森はすずめ(満島ひかり)に思いを寄せているのに、最後まで告白せずに終わってしまう。回を追うごとにその切なさは倍々ゲーム化していき、ここでも“家森ロス”がささやかれました。本当に罪作りな俳優です(苦笑)。そういえば、脇役としての下克上も。遠藤憲一と菅田将暉主演のドラマ『民王』で高橋が演じたのは、総理大臣の公設第一秘書・貝原茂平役。クールで毒舌のやり手秘書・貝原役が人気を博し、スペシャルドラマ『民王スピンオフ~恋する総裁選~』を経て、ネット配信の番外編ドラマ『民王番外編 秘書貝原と6人の怪しい客』では主役にまで登りつめ、『民王 スピンオフBOOK【貝原編】』まで発売されました。■高橋一生の華麗すぎる多趣味。あのスターとの交流も!高橋一生の人気をここまで押し上げたのは作品だけではなく、Instagramやバラエティ番組などで見せる素顔にもあると思います。音楽、登山、ボルタリング、バイク、料理などけっこう多趣味で、しかも突き詰めるタイプのようです。もともとミュージシャンになりたかったという高橋さんですが、CMではブルースハープを見事に演奏していました。弟はロックバンド「never young beach」のヴォーカル安部勇磨だし、血は争えない感じですね。ちなみにCMでミスチルの歌を口ずさむ高橋さんも話題に。低音ボイスも彼の最強の武器です!また、登山も本格的にやってます。堀越学園高校の同級生で大の仲良しである岡田准一とも一緒に登山に行っているようで。まさに麗すぎる山男の2ショットです。要するに、高橋一生は、俳優としてもひとりの男性としても深みがあるってことでしょうか。10月からは『わろてんか』と篠原涼子主演ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』がスタートしますので、当分、高橋一生ファンのウハウハ状態は続くようです。
2017年09月28日いよいよ最終回が近づいてきたNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』。個性的なキャラクターたちがむかえるラストがとっても気になるところ。そのうちの1人。記憶を失った状態で家族の前に戻ってきたヒロインの父・谷田部実を演じる沢村一樹(50)は、放送期間中にまわりからいつもこんなことを言われていたそう。 「どこに行っても『どこに行ったの?』『帰ってあげてください』と言われました。それで見つかった後は、案の定、『記憶は戻るんですか?』って(笑)」(沢村・以下同) 故郷の茨城へ戻り、手探りながらも徐々に谷田部家の環境になじんでいく実。温厚で優しく真面目。その役柄と自身との共通点を聞いてみると、意外な返事が。 「実さんは僕よりずっとしっかりしている人ですね。ただ、ちょっと頼りない部分は自分と重なるところがあるかな。僕はマネージャーがいてくれなかったらなんにもできないから(笑)」 沢村にとって、今回が初の朝ドラ出演。キャスト発表時は「さわやかに演じて(エロ男爵という)世間のイメージを払拭したい」とも話していたが……。 「そのイメージがだいぶ邪魔しているな、という自覚はあります。ただ、それを僕も逆手にとって利用しているというか、楽しみながらやっていましたから。払拭できたかどうかは、みなさまにお任せします」 今後は「張られていた伏線が次々と回収されていく」と、沢村は語る。 「最終週は、怒涛のような展開だと思われるかもしれません。(脚本担当の)岡田(惠和)さんは、“人が持っているさまざまな感情のなかで、恋がくれるエネルギーはいろんなものを乗り越えていけるパワーを与えてくれる”と考えているのだと脚本から感じます。それが見ている方たちにも伝わってくれればうれしいです」 気になる実と妻・美代子(木村佳乃)の関係はどうなっていく? 「実と美代子のとっても“ピュアな大人の物語”も展開されるので、そこにもぜひ注目してほしいですね」
2017年09月24日松坂桃李が10月2日(月)よりスタートする朝の連続テレビ小説『わろてんか』に出演。桃李くんが演じるのは、葵わかな演じるヒロイン・てんの夫、藤吉役で、妻と二人三脚でお笑いのビジネスに奮闘していくという役どころです。てんは、京都の老舗薬種問屋「藤岡屋」の長女でしたが、旅芸人一座にいた北村藤吉と出会って駆け落ち同然の状態で結婚。そこから大阪を舞台にした人情喜劇が展開されていきます。藤吉はすごく人間味にあふれた人のいいキャラクターのようですが、近年の桃李くんは、そういういい人キャラから、闇をたたえたダークキャラ、美貌とエロスを武器にしたセクシーキャラまで、役柄の振り幅の大きさに驚かされっぱなしです。■松坂桃李が正統派イケメン俳優に収まりきれないワケ桃李くんといえば、長身で甘いマスクに加え、礼儀正しい謙虚な人柄についてもよく知られるところです。ただ、彼がパーフェクトな正統派イケメン俳優というカテゴリーに収まっていないのは、漫画が大好きで休日は家にこもるインドア派。さらには、一人焼き肉などもよく目撃される“ぼっちキャラ”をいとわないタイプのせいでしょうか?普通の紳士や平凡な男役も彼が演じると味が出ます。実写版『パディントン』では、紳士なクマ・パディントンの吹替えを務めていましたが、予想外にハマっていましたし、『ゆとりですがなにか』のやまじーこと山路一豊役では、“童貞あるある”を絶妙なラインで演じていました。桃李くんにとって朝ドラ出演は、『梅ちゃん先生』で堀北真希が演じた梅子の夫・ノブ役以来ですが、今回演じる藤吉もノブ同様、人にだまされやすそうなスキのある普通の男のようで。意外とこういうフラットな役柄こそ、俳優としての真価が問われる気がします。■目で闇を物語れる松坂桃李の挑戦モデルを経て『侍戦隊シンケンジャー』のシンケンレッド役で華麗な俳優デビューを遂げた松坂桃李。彼のようなイケメン新進俳優の場合、青春学園ものやラブコメディなどの胸キュンキャラを何本かこなしてから、チャレンジングな役柄にトライしていくのが正攻法な気がしますが、桃李くんの場合は少し勝手が違ったようで。イケてるヒーローを演じた戦隊モノの映画が公開された同年、桃季くんは『アントキノイノチ』と『麒麟の翼 ~劇場版・新参者~』という2本の映画で、いきなりダークな役どころに挑戦しました。瞳の奥に焦燥感や孤独感をたたえた闇バージョンの桃李くんがこれまた良くて。決め手は目力ですね。個人的には、アナキン・スカイウォーカーがダークサイドに落ちてダース・ベイダーになったくらいの振り幅を感じました。その後も、舞台『娼年』で体を張ったコールボーイ役や、『ピース オブ ケイク』でのオカマ役、『エイプリルフールズ』のセックス依存症の外科医役など、「攻めすぎでは?」と思えるような大胆な役にトライし続け、いまに至る感じです。■『わろてんか』とは対局にある異色作を連打2017年度も下半期となりましたが、今年も桃季くんは攻め続けていました。端正なマスクなので、超人的なキャラクターとのマッチング度も高いです。『視覚探偵 日暮旅人』では、視覚以外の感覚を無くした代わりに、それらすべての感覚を目に宿す、という探偵を演じ、「何それ??」という謎の設定に説得力を与えました。映画『キセキ -あの日のソビト-』では、エッジのきいた役どころで美声を披露。その姿がセクシーすぎる!と話題沸騰でした。また、この秋も、質の高い重厚な作品が続きます。くしくも同じ沼田まほかる原作のサスペンスを映画化した『ユリゴコロ』(9月23日公開)と『彼女がその名を知らない鳥たち』(10月28日公開)が連続公開。息詰まる展開を見せる2作は、サスペンスでありながら、愛とは何か? を問う、究極のラブストーリーでもあります。さらに2018年は、新感覚サスペンス『不能犯』(2018年2月1日公開)や、極道系バイオレンス『孤狼の血』(2018年5月12日公開)も待機中。笑いがちりばめられた「わろてんか」とは対局にある作品がめじろ押しで、そのコントラストが、俳優・松坂桃李の演技力を際立たせていきます。ずっと攻め続ける桃李くんを今後もウォッチングしていきましょう。
2017年09月20日現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のヒロイン・有村架純と、10月2日(月)より放送がスタートする「わろてんか」のヒロイン・葵わかなによる“ヒロインバトンタッチセレモニー”がNHK大阪放送局で行われ、有村さんが新ヒロインの葵さんに長期にわたる撮影を乗り切る秘訣を語った。セレモニーの会場になったのは、現在撮影が進んでいる「わろてんか」の劇中に登場する寄席“風鳥亭”のセット。新旧のヒロインが舞台に登壇し、まずは葵さんから有村さんへ花束を贈呈。葵さんは「有村さんがみね子さんとして10か月、守ってきたもの、頑張ってきたこと、想い続けてきたことを受け継いで『わろてんか』の世界で、共演者やスタッフの皆さんと笑いながら最後まで走っていけたらなと思います」と語り、有村さんへの労いと新ヒロインとしての決意を言葉にした。続いて「ひよっこ」でヒロインを勤め上げた有村さんが葵さんへ花束を渡し「十分いろんな気持ちを背負っていると思うんで“頑張って”とあまり言いたくないんですけど、体と心を大事にして過ごしてほしいなと思います。自分のペースを崩さずに毎日撮影に励んでください」と話し、ヒロインを演じた先輩として、現在撮影に奮闘中の葵さんへアドバイスした。この日のセレモニーではプレゼントの交換も行われ、有村さんから葵さんへは劇中に登場した「すずふり亭のポークカツサンド」と、向島電機時代に制作した「トランジスタラジオ」が手渡された。葵さんからは「わろてんか」オリジナルグッズの「風鳥亭紋入り扇子」と有村さんの名前が入った特製の手拭いがプレゼントされた。会場に集まった記者から「ひよっこ」ロスを感じないか質問された有村さんは「撮影が終わってNHKに通わない日々が続いていますが少しずつ“終わったんだなぁ”と実感してきています。まだ放送は続いているので、それが終わったらどうなるんだろう?という気持ちですね」と撮影終了後の心境を語った。さらに先輩ヒロインとして長期間の撮影を乗り切る秘訣を問われると「私はタフな方なんですけど、2回ほど“体調がおかしいかも”と思うときがあって。体調が崩れるのを事前に防ぐために、体と心の声を聞くのが大事だなと思います」と明かし、新ヒロインの葵さんにエールを贈った。連続テレビ小説第97作目となる「わろてんか」は2017年10月2日(月)~2018年3月31日(土)全151回放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月15日今をときめくミニチュア作品が勢揃い見慣れた日用品が、樹やビル、はたまた海や宇宙に。一度見たら虜になってしまう世界を作り上げるミニチュア写真家・田中達也氏の、国内初となる大規模展覧会が始まりました。「MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」は2017年9月1日(金)〜12日(火)まで、新宿髙島屋11階特設会場にて開催中。本展覧会ではミニチュア写真作品約100点とジオラマ作品が展示されています。さらにNHK朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のタイトルバックの制作秘話やジオラマなど、貴重な裏側を覗けるコーナーも。クライマックスを迎える本編とあわせて足を運びたい展覧会です。ユーモアたっぷり! スモールワールドに魅了されてブロッコリーを樹に例え、その根本でピクニックを楽しむ様子を表現した《ブロッコリー1本分のサバンナ》や、辞書に貼られた付箋を足がかりにクライミングする《問題の解き方は人それぞれ》。よく知っているアイテムが、思わぬかたちで作り上げるミニチュアの世界に「その発想はなかった」と驚くことでしょう。作品タイトルも茶目っ気たっぷりで、思わずクスッと笑ってしまいそう。ミニチュアの世界に迷い込んだかのような感覚を味わえる、巨大なブロッコリーも会場内に登場。巨大ブロッコリーはもちろんのこと、ミニチュア作品も撮影可能(一部を除く)なので、SNSに投稿してみては。特設ショップでは作品をモチーフにした缶バッチやクリアファイル、ポストカードなどが販売中です。お気に入り作品のアイテムをゲットしちゃいましょう。取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界催行期間:2017年09月01日 〜 2017年09月12日住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目24−2新宿髙島屋 11階特設会場
2017年09月05日「グリコ・森永事件」をモデルにした小説「罪の声」で数々賞を受賞し、いま最も注目される小説家・塩田武士の待望の新刊「騙し絵の牙」が8月31日(木)より発売されることが決定。本作は、俳優・大泉洋を綿密に分析し尽くした作家が描く、完全「あてがき」 による新感覚小説で、カバーも大泉さんが務めている。大手出版社で雑誌編集長を務める速水輝也。誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。ある夜、上司から休刊を匂わされたことをきっかけに、速水は組織に翻弄されていく。すると次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。斜陽の一途を辿る出版界で牙を剥いた男が、業界全体にメスを入れる!出版社は数少ない文芸のヒット作に対して、映画会社などから映像化の声がかかるのを待ち、芸能事務所は俳優に適した映像化作品が生まれるのを待つ。そんな一般的な流れに抗い、塩田作品10作目にあたる本作は出版社と作家に加え、芸能事務所そして俳優までが一体となって、発案当初から映像化をも見据え企画された異色の文芸作品だ。社会派作家・塩田氏の4年間にわたる丁寧な取材と、大泉さんに関する綿密な分析、さらには大泉さん本人からの細部にわたるアドバイスが加わったことで、読者は大泉さん個人を自然に主人公に重ねて読み進めることができる作品に仕上がっている本書。また、話し方や会話の間の取り方など、塩田氏の緻密な分析により初めて実現できた完全「あてがき」を通し、読み手は主人公に扮する大泉さんが、脳内で自ずと動き出すというかつてない感覚を体験できるという。また単行本のカバーも、主人公に扮した大泉さんが飾っており、単行本のカバーを飾るのは実はこれが初。グレーのスーツに身を包み、原稿や書類を脇に抱え編集長・速水に扮した大泉さんの影が、“騙し絵”を写し出している。装丁を担当したのは、星野源らトップアーティストのCDジャケットなどを手掛けるアートディレクター・吉田ユニ。裏表紙の別カットにも注目だ。「騙し絵の牙」の発案出発点は、雑誌「ダ・ヴィンチ」の表紙に出る際、おすすめ本を一冊選ばなければならなかったことからだと明かす大泉さん。「私は表紙撮影がある度に、『大泉エッセイ』を担当してくれていた同編集者に、いつも『お薦め本、ない?』と、聞いていたんです。映像化されて、私が主演をできるような小説をと。それを、毎回訊かれるのが、彼女はめんどくさくなったんでしょうね。『じゃあ、もう大泉さんを主人公としてイメージした本をつくります!』と言ったが始まりなんです」と話す。また中にも自身の写真が入っているそうで、「私の写真集と言っても過言ではございません!」と言い、「でもいま、何より怖れているのが、この小説が映画化されたとき、速水役が私でない、ということです」と不安も明かし、「本書帯キャッチに<最後は“大泉洋”に騙される>ってあるんだけれど、<最後は“大泉洋”が騙される>って。実それが“騙し絵の牙”だったんだと。それだけ避けたいですね」とコメントしている。著者の塩田氏は、「私のイメージを遥かに超えた『小説の核』が出来上がった」と自信を見せ、「速水輝也と大泉洋さんの『完全同期化』を目指し、私は大泉さんの映画やバラエティー番組、舞台を観て、語尾や会話の間、どのような方法で笑いを取っているのかを分析しました。作品中に速水が接待でモノマネをするシーンがありますが、それはほぼ全てが大泉さんのレパートリーです。改めて実感しました。こんな振り幅の大きい俳優はいない、と」と分析していて確信したそう。また、いまはもうできることはない、という清々しさが胸内にあると言う塩田氏は、「『物語の内容が現実とリンクしていく可能性がある』――そう気づいたとき、読者の皆さまはどんな未来予想図を描かれるでしょうか?本を愛する全ての人たちへ。さぁ、新しい扉を開いてください」とこれから本書を手に取る読者へメッセージを残している。「騙し絵の牙」は8月31日(木)より発売。(cinemacafe.net)
2017年08月22日多くの警察小説を手掛けてきた直木賞作家・佐々木譲が初めて挑んだ法廷ミステリーの映像化、連続ドラマW「沈黙法廷」で、永作博美が主演を務めていることが分かった。東京都北区の赤羽で、1人暮らしの老人が絞殺体で発見された。赤羽署の刑事たちは警視庁と組み捜査を開始する。付近住民によると、被害者宅には時折、ある女性が出入りしていたという。個人営業の家事代行業者をしているという、山本美紀という女だ。彼女の自宅マンションの前には、埼玉県警の警察車両も訪れていた。なんと、彼女の仕事先では、ほかにも複数の不審死が発生していたのだ。連続殺人犯としてマスコミの報道は過熱。彼女はいったい何者なのか、果たして何が真実なのか?警察、マスコミ、彼女を信じる者。三者三様の視点から、美紀の人生が徹底的に炙り出されていく。彼女は悪女か、淑女か――。「廃墟に乞う」や「警官の血」「制服捜査」など、数々の警察小説で知られる佐々木氏による“刑事・法廷ドラマ”が融合した傑作ミステリーが、これまで数々の社会派ドラマやミステリー作品の映像化を実現させてきた連続ドラマWとして登場。本作で永作さんが演じるのは、老人の不審死が連続して起こるなか、捜査線上に浮上する家事代行の女性・山本美紀。永作さん演じるキーパーソン・山本美紀に対して、警察、弁護士、マスコミ、そして彼女を信じる者、それぞれの立場からの視点が過熱しながら展開されていく。悪女なのか、淑女なのか、永作さんはその人物を見る者をも翻弄する圧倒的な表現力で体現する。今回併せて解禁された本作のキービジュアルでも、手錠をかけられた永作さんは不敵で曖昧な笑みを浮かべ、妖艶な雰囲気に包まれている。祈っているようにも見える両手は、希望への祈りなのか、それとも贖罪か。悪女にも、淑女にも受けとれる二面性を秘め、じっと見つめていると、こちらの感情が揺れ動いてしまう鮮烈なビジュアルとなっている。永作さんをキャスティングしたプロデューサーは、「前回、『連続ドラマW 私という運命について』でご一緒させていただいた際、永作博美さんの穏やかな表情の奥にある、沸き起こる熱量を目の当たりにし、人間が本能で持っているあらゆるパワーに驚かされるばかりでした」と述懐。今回の主人公は「セリフで感情を語れる人物ではありません」と言い、「このドラマは、彼女のふとした表情やその奥にある感情に登場人物や視聴者が翻弄される作品だと思っています。この難役を演じられるのは、永作博美さんしかいない、そう確信し、オファーさせていただきました」と起用の理由を語った。永作さんはそんな山本美紀という女性に、「ひと言で言うと、とても“地味”な女性です。自分の運命を受け入れ、淡々とした日々を過ごす、そんな緩急のない女性を演じるというのは、実はとても難しいことで…。でも、私自身が歳を重ね、様々な人たちの人生に触れたり、経験を積んできたりしたからこそのいま、やっとこういう役に挑戦できるのかなと思います」と思いを込めながら、「どう演じていくのかはまだ模索中ですが、この難役にやりがいを感じている自分もおりますので、ぜひ皆さん放送を楽しみにお待ちいただければと思います」とアピール。さらに、「美紀は、老人の連続不審死の容疑者として裁判にかけられるのですが、声高々に『私は無実です』と叫ぶわけでもなく押し黙ってしまうことから、彼女が“悪女”なのか、“聖女”なのか、周囲の妄想が勝手に膨らんでいきます。恐らく、美紀がどういう人間なのかということを想像しながらご覧になるという点では、美紀を取り巻く登場人物たちと同じ視線でこの作品を楽しめるのかなと思います」と、最大の見どころに触れている。「連続ドラマW 沈黙法廷」は9月24日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWプライムにて放送(第1話無料放送)。(text:cinemacafe.net)
2017年08月07日ソチ五輪で金メダルを獲得して以降も世界最高得点を連発するなど、活躍しつづけている羽生結弦。これまで3年連続で「24時間テレビ」に出演している彼が、今夏放送される「24時間テレビ40 告白 ~勇気を出して伝えよう~」にも出演することが決定した。2014年、東日本大震災の被災地への思いを胸に華麗なるアイスショーを、2015年は被災地・福島の少女たちの歌声に乗せて舞い、昨年は熊本のスケート少女やくまモンと共に、熊本地震の被災地へエールを贈った羽生選手。そして今年は、羽生選手に憧れてアイススケートを始めたぜんそくの少年にスケートを指導。羽生選手から、病気に負けないで頑張っている全国の子どもたちへ、「一緒にがんばろう!」とエールを送る夢のアイスショーを開催する。実は2歳のとき、小児ぜんそくと診断された羽生選手。病気を言い訳にせず、世界のトップで戦い続ける思いを今回初めてテレビで語る。子どもの頃、同じぜんそくのスピードスケート選手・清水宏保に勇気づけられたという羽生選手。そんな羽生選手と同じ境遇の少年が千葉にいた。彼の名は、池葉宙(いけばそら)くん、12歳。宙くんは幼少の頃から小児ぜんそくで学校も休みがち。そのせいかあまり主張しない、やや内気な男の子に育ったが、羽生選手が活躍する姿をテレビで見て、「僕もやってみたい!」と、羽生選手がキッカケでフィギュアスケートと出会った宙くんは、小学4年生でスケートを始めた。そして現在中学1年生になった宙くんに、今回サプライズ!練習拠点のカナダにいる羽生選手と生電話の機会が。緊張しながらも、「羽生選手のジャンプが好きです」と伝えると、羽生選手から「今度日本に帰ったとき、一緒に練習しようね」との返事が。こうして羽生選手のスペシャルなスケート教室&アイスショー開催決定したのだ。羽生選手は、今回の「24時間テレビ」のテーマ“告白~勇気を出して伝えよう~”にかけて自身の勇気の出し方について、「自分が持っているものを一生懸命やるっていうのが、僕の勇気の出し方かな」と答え、「やっぱり不安とかもあるし、怖さとか恐怖とかそういうのってあると思う、勇気を出さないといけないときって。それって多分全力を出そうとしたりとか、一生懸命何かやろうとしているときにそういうものを感じることだから、それを感じるということは、すでに勇気を出せているから、そのまま頑張れば勇気って出るんじゃないかなって思います」とコメントしている。「24時間テレビ40 告白 ~勇気を出して伝えよう~」は8月26日(土)18時30分~8月27日(日)20時54分まで日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年07月30日6月20日、女優の永野芽郁(17)が18年春から放送されるNHK連続テレビ小説「半分、青い。」のヒロイン役に決定したと明らかになった。 永野は朝ドラオーディション初参加ながら、応募者2,366人の中からヒロインに抜てき。普段から物怖じしない言動と天然っぷりで周囲を和ませており、「さっきメイクさんと話していて『ブロッコリーを食べるといい』と聞いたので。大好きなので、そういうところで気を遣いたい」とコメントし、周囲を笑わせた。 「もともとティーン誌のモデルとして活躍。現在はフッション誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルで同年代の女性のカリスマ的な存在です。15年公開の人気コミックを映画化した『俺物語!!』のヒロインオーディションを勝ち抜き、女優としてブレークしました」(出版業界関係者) 今年公開の主演映画「ひるなかの流星」もヒット、菅田将暉(24)、竹内涼真(24)ら旬のイケメン俳優を集めた「帝一の國」では紅一点のヒロイン役もつとめている。そんな所属事務所の“看板女優”といえる勢いの稼ぎぶりだが、意外に“渋い”素顔も人気の要因のようだ。 「永野さんは家族の影響で幼いころにギターを始めたそうです。そのときに見ていたのが長渕剛さん(60)の動画だったため、今でも尊敬しているそうです。『俺物語!!』の舞台あいさつで『生まれ変わりたいもの』を聞かれた際も、長渕さんの名前を上げていました。ラジオ番組では『長渕剛さんのライブ×告白』をテーマにしたアドリブ一人芝居に挑戦し、ラブコールを送ったほどでした」(レコード会社関係者) また好物は「いか」で、現場ではさきいかをよく食べているのだという。 「もともと塩ラーメンやおつまみなど、塩分たっぷりのものが大好き。それもあって空腹になって大食いするのを防ぐため、最近はさきいかでお腹を満たしているそうです。その体型維持のためのプロ意識の高さに、周囲は驚かされていますよ」(大手映画会社の宣伝担当) 売れっ子になった陰には、それだけ多くの理由があるようだ。
2017年06月21日2017年10月2日(月)より放送が始まるNHK朝の連続テレビ小説「わろてんか」の出演者第2弾の発表会見が行われ、広瀬アリス、大野拓朗、鈴木京香、藤井隆ほかが大阪編からドラマに参加することが発表された。ドラマは5月19日に京都市・東寺でクランクイン。約1か月に渡って京都府内を中心にロケ撮影が行われ、5月末から大阪のスタジオでの撮影がスタートしている。今回の会見には、広瀬さん、大野さん、鈴木さん、藤井さんの4人とヒロイン・藤岡てん役の葵わかな、彼女と二人三脚で寄席の経営へと歩み出す夫・北村藤吉役の松坂桃李が出席。ドラマへの意気込みを語った。連続テレビ小説初出演となる広瀬さんは幼い頃から旅回りの芸人一座に所属し、娘義太夫で人気を博す秦野リリコ役を演じる。藤吉とは幼馴染で、てんの恋のライバルとなる広瀬さんは「てんちゃんを演じる葵さんに実際にお会いして、こんな可愛らしい人をいじめるのかと(笑)」とコメント。ドラマの中では藤吉を巡っててんと火花を散らすが、少しずつ2人の間に友情が芽生えていく役柄とのことで「自分でも“リリコはいい子だな”と思えるようになればいいなと思っています」と語った。いまの漫才に通じる“しゃべくり漫才”を生み出すことになる芸人キースを演じる大野さんは「ずっと“面白い人間になりたい”と思いながらも真面目に生きてきた自分が、キースという頭の回転が良くて行動力のある役柄に抜擢していただけるとは」と驚きの気持ちを明かした。舞台上でまったくウケない芸人で、のちに“夫婦漫才”のパイオニア的存在になる万丈目吉蔵役を演じることになった藤井さんは「“まったくウケない芸人役”と聞きまして、私は何の練習もいらないなと(笑)。このままでいけばいいんだと安心しております!」と語り、共演者の笑いを誘った。藤吉の母として、ヒロインとは嫁姑の関係になる北村啄子を演じる鈴木さんは、平成3年度のNHK連続テレビ小説「君の名は」でヒロインを演じた経験もあり「『君の名は』撮影中に、スタッフの方から“ヒロインの母親役でドラマに帰ってきてな”とよく言っていただきましたが、素敵な息子の母親、素敵なヒロインのイケズなお姑役で、また連続テレビ小説に出させていただきます」と自身のエピソードとともにドラマへの意気込みを語った。新たに出演者を迎えることとなったヒロインの葵さんは「いま撮影中で“これからどんなドラマになるんだろう”と自分でも楽しみなんですけど、大阪編のキャストの方々が発表されて、さらに楽しく賑やかなドラマになりそうなので、いまから撮影がとても楽しみです」とコメント。藤吉役の松坂さんは「みなさんと一緒にお芝居することで、これまでと違った面白さとテンポ感が生まれるのかなと思うとすごく楽しみです」とこれからの撮影についての期待を語った。さらにこの会見には、てんの従兄弟・武井風太を演じる濱田岳が記者として参加。会見の途中で司会者から促された濱田さんは「広瀬さんは濱田岳さんとは『釣りバカ日誌』以来の共演だと思いますが、率直に彼のことが好きかどうか教えてください。あと松坂さん、お住いのご住所を教えてください」と共演者ならではの直球な質問を共演者に浴びせて会見を盛り上げた。またこの日は会見に出席したキャスト以外にも、大阪編の出演者が発表され、大野さん演じるキースの相方となる芸人アサリ役に前野朋哉、吉蔵の妻・万丈目歌子役に枝元萌、興行師・寺ギン役として、漫才コンビ「矢野・兵動」の兵動大樹の出演がアナウンスされた。連続テレビ小説「わろてんか」は明治後期から昭和初期の大阪を舞台に、日本で初めて“笑い”をビジネスにした吉本興業創業者・吉本せいの半生をモチーフに、近代化や戦争など日本が歴史の渦に巻き込まれた過酷な時代を“笑い”で駆け抜けた人々の暮らしを描き出していく。連続テレビ小説第97作目となる「わろてんか」は10月2日(月)~2018年3月31日(土)全151回放送。(text:cinemacafe.net)
2017年06月16日大河ドラマ「毛利元就」や連続テレビ小説「ひらり」など、数々の作品の脚本を手掛けた内館牧子原作によるベストセラー小説「終わった人」が、来年映画化されることが決定。主演には舘ひろし、その妻役には黒木瞳が演じ、20年ぶりの共演を果たすことが分かった。大手銀行の出世コースから子会社に出向、転籍させられ、そのまま定年を迎えた田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れた。美容師の妻・千草は、後ろ向きな発言しかできなくなった壮介に距離を取り始める。このまま老け込むのは不味いと感じた彼は、スポーツジムで体を鍛え直すことにした。しかし、満たされない。「俺はまだ終われない。どんな仕事でもいいから働きたい」と職探しをするが、いくら高学歴とはいえ特技もない定年後の男に職などそうない。だがある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す――。本作のメガホンを取るのは、『リング』『仄暗い水の底から』など日本ホラーの名匠・中田秀夫。そんな監督が今回は初のコメディ映画に挑戦。実はメロドラマが好きだと言う中田監督自らが、原作に惚れ込み企画。本作を「本当に撮りたかった作品」と語り、登場人物の人情・愛情があふれる暖かい空気感と、シニカルな喜劇が絶妙にマッチした作品に仕上げる。原作の舘さんが演じる田代は、エリート街道から転落し、仕事に未練を残したまま定年を迎え、「ジジィ扱いすんな!」 とダサくもがむしゃらにもがく、どこか憎めない男性。一方、黒木さんが演じるその妻・千草は、そんな夫に呆れ相手にすらしないが、実はしっかりその様子を気にかけている頑固でも心優しい女性だ。「あぶない刑事」シリーズの完結編『さらば あぶない刑事』以来の映画主演となる舘さん。「30年間演じた“刑事”を定年退職してから“再就職先”を探していました。今度の“職場”はハーレーに乗ってショットガンを打つシーンとは無縁です。主演として関わる映画は『終わった人』というかなり辛辣なタイトルですが、定年退職した私がコミカルに見えて、笑えて、最後にジーンとくる映画になると思います」と作品について語り、「私自身は、この物語を“再挑戦”と定義して演じます。ですから、実際にもうかなり歳ですが、いやこの歳になったからこその、新しい“舘ひろし”をご覧いただけるのではないでしょうか。とても良い作品になる手応えがあります。撮影が待ち遠しいです」とコメント。「考えてみれば、ああ、これもれっきとした 夫婦のホラー話かもしれないなと興奮して撮影初日を迎えました」と話す黒木さん。舘さんとは「刑事貴族」「新宿鮫 II 屍蘭」「無影燈」に続き4作目20年ぶりの共演となる黒木さんは、「青春朱夏、そして白秋の年代となった夫婦を、舘ひろしさんと共に演じることができるなんて最高に嬉しいです。舘さんとは20代の頃からご一緒しているので、安心感は半端ないです。その懐に飛び込み撮影に臨みたいと思います」と意気込みを語っている。さらに自ら原作に惚れ込み今回企画した中田監督は、「『定年って生前葬だな』の冒頭の一行、花束を持った何か言いたげな主人公の装画に完全にヤラレた。私がそれらに『ピンと来る』年齢に達したからか?だが実は、この主人公は『終わった』後も、社会で必要とされ、仕事で戦うことを熱望し、懸命に足掻く。その姿にも惚れた」と原作に一目ぼれだったと語る。一方の原作者・内館氏は、映画化オファーに「からかわれているのかと思った」と明かすも、「卓越したホラー作品で世界を魅了している中田監督が、まさか『終わった人』を!?本当のことだと知り、これは予測ができない面白さになるとドキドキした」と確信。またキャストの2人については、「主人公は舘ひろしさん、その妻は黒木瞳さんとうかがい、もう早くも横綱相撲で勝ったと思った。私はお2人とは過去に仕事をご一緒しており、原作をさらにふくらませて下さる力量を実感させられている」とコメントを寄せている。『終わった人』は2018年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2017年06月14日NHK朝の連続テレビ小説『ひよっこ』の警官・綿引正義役で人気急上昇の竜星涼。彼がなんとTBSのドラマ『小さな巨人』、サスペンス映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』(6月10日公開)と、3作立て続けに警官役を演じています。しかも三者三様にきちんと演じ分け、それぞれの魅力が炸裂(さくれつ)しています!さわやかな笑顔、小顔、そして高身長という恵まれたルックスの竜星くん。ご存じスーパー戦隊シリーズ『獣電戦隊キョウリュウジャー』の桐生ダイゴことキョウリュウレッド役で人気を博し、『ひよっこ』で一気にブレイクしました。■“ザ・昭和の男”時々おちゃめなギャップ萌え『ひよっこ』竜星くん『ひよっこ』の綿引は、主人公・谷田部みね子(有村架純演)の蒸発した父親・実(沢村一樹)の行方を探す巡査役です。律義そうな“ザ・昭和の男”という感じの七三ヘアが、誠実で清潔感あふれる綿引のキャラに絶妙にマッチ。先日放送された回では、みね子たちと映画『ウエストサイド物語』を観たあとで、余韻に浸っていた綿引が、ひとりこっそり“なりきり”ダンスを披露。しかもそれをうっかりみね子たちに見られ、大慌てする姿がかわいかったです! 生真面目な警官ぶりと素顔のおちゃめさのギャップ萌えがたまりません。みね子親子と同じ茨城出身の綿引は、本来の実務ではなく、非番の日にも実を捜索してくれていました。しかし、実家の都合で巡査を辞め、地元に帰ることになってしまい…。ガガーン! どこかいい感じの雰囲気が漂っていたみね子と綿引だけになんとも残念!ちなみに6月からは、いまをときめく竹内涼真が、みね子の暮らす東京のアパート「あかね荘」の住人・ 島谷純一郎役で登場予定です。彼も『仮面ライダードライブ』出身ということで、みね子を巡る竜星くんとの元ヒーロー対決に、女子は鼻息が荒くなってしまいそうです!■抱きしめたくなる母性本能を刺激! 『小さな巨人』竜星くんつづいて、長谷川博己が敏腕刑事・香坂真一郎役に扮し、『シン・ゴジラ』張りの統率力を発揮している『小さな巨人』での竜星くんは、忠誠心あふれる若手刑事・中村俊哉として奮闘していました。ビジュアル的には、3役の中でいちばんフラットです。同ドラマでは、警視庁本庁と所轄の確執が描かれます。向上心と忠誠心が強いがゆえに、上司の犬となり、裏切り行為に走ってしまった中村。それが香坂たちにバレて、打ちひしがれた子犬状態だった中村・竜星くんは、見ていて思わず抱きしめたくなるほど愛おしかったです。中村の人柄を知り抜いている香坂が、中村を裏切らせた上司・杉本(池田鉄洋)の方に怒りをぶつけ、中村の直属の上司だった渡部(安田顕)も、彼を一切責めませんでした。本当に良かった! 懐の深い上司たちの愛が身にしみたであろう中村のうれしそうな表情を見て、ファンは肩をなでおろしたはずです。竜星くん、舞台が芝署から豊洲署に移ってからはレギュラー組から外れてしまいました。でも、またひと皮向けて成長した中村刑事が再登場し、香坂刑事の援護射撃をしてくれることを期待しています!■ワイルドで熱いガッツある若手刑事!『22年目の告白』竜星くん3つ目の警官役が、藤原竜也と伊藤英明が初共演した映画『22年目の告白―私が殺人犯です―』(6月10日公開)で演じた春日部信司役です。まるで役柄に食らいつくようにギラギラした野犬のような目つきの竜星くんは、かなり新鮮です!ガッツのある若手刑事ですが、直情型すぎるところがたまにキズ。ともに現代劇の刑事役を演じた『小さな巨人』と差別化してか、眉毛を短くそり上げ、ワイルド系が入っているところがビジュアル的な萌えポイントです。本作は、時効となった後で、突如「私が犯人です」と名乗り出た殺人犯に翻弄(ほんろう)される人々を描くサスペンス。春日部刑事は伊藤英明演じる牧村刑事の直属の部下ですが、殺人犯の曾根崎雅人(藤原竜也)が毎回挑発的な態度を取るので、その度に威勢よくブチ切れる瞬間湯沸かし器的な役どころです。伊藤英明と藤原竜也の胸を借りて、若者ならではの熱さや青さを爆発させている竜星くん。まだまだ伸びしろがあるだろうから、きっと現場でも2人から良い刺激をもらい、俳優としてさらにパワーアップできたのではないでしょうか?気づけば3作続けての警官役を見事に演じ切った竜星くん。出世作の『キョウリュウジャー』もそうでしたが、正義を貫こうとする誠実な役どころは、精悍(せいかん)な彼の風貌にはぴったりです。ドラマ2作はもちろん、映画の最新作『22年目の告白―私が殺人犯です―』もチェックしてみてください。『22年目の告白―私が殺人犯です―』6 月10 日(土)全国ロードショー公式サイト: www.22-kokuhaku.jp
2017年06月09日「気が使えて友達想い。そして好きな人には直球なところがある。そこはすごいなと思います」 そう話すのは、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で、主人公・谷田部みね子(有村架純)の幼なじみの助川時子(佐久間由衣)に片思いをしている同級生、角谷三男を演じる泉澤祐希(23)。 高度経済成長期真っただなか、“金の卵”として、奥茨城村から上京するみね子と時子。三男は農家の三男坊で家を継ぐこともなく、幼なじみと上京し、日本橋の米屋で働き始める。だが、そこで騒動が起こる……。泉澤が、上京後の見どころを語ってくれた。 「茨城でもいろいろなことに巻き込まれていましたが、東京では違う困難が待ち受けています。ものすごく米屋に居づらくなるんです。そこでどぎまぎしている三男と、みね子、時子と3人で集まっているときのリラックスした三男がまったく違うので、その落差を楽しんでいただけたらと思います」 上京後は、どんな展開を。 「台本を読んでいても『みね子、かわいそう』と思うときがあります。見てくださっている方が、『みね子頑張れ』って応援したくなるようなシーンに注目していただければと思います。でも、笑えるところもたくさんありますし、登場人物が全員面白いので、演じるほうも見ている人も飽きることがない展開だと思います」 東京へ行っても時子への思いは変わることがない? 「はい、ずっと好きです!」
2017年04月27日20日、女優の葵わかな(18)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「わろてんか」のおもな出演者が発表された。SNSでは検索ワード1位に「葵わかな」が、また「わろてんか」がベスト10入りするなど今から注目の高さが伺われた。 NHKの発表によると、ヒロインてんの夫を松坂桃李(28)、てんの従兄に濱田岳(28)、てんの両親を遠藤憲一(55)、鈴木保奈美(50)が、また、てんの結婚相手になるはずだったという青年実業家役を高橋一生(36)が演じる。追加キャスト第2弾も近日、発表される予定だという。 10月2日よりスタートする「わろてんか」は現在放送中の「ひよっこ」に続き、97作目の作品となる。明治の後半から第二次世界大戦直後の大阪を舞台にしており、吉本興業の創設者である吉本せいがモデル。いつも周りに笑いをふりまくヒロイン・藤岡てんがひょんなことから小さな寄席経営を始め、ついには日本で初めて“笑い”をビジネスにした女性と言われるまでに成長していくさまを描いていく。 SNSでは、《桃李くん朝ドラ久しぶり!最高!》《葵わかなちゃんの旦那さん役が桃李くんとは!》《葵わかなちゃんだから見てみようかな~》などの反応を見せている。
2017年04月20日「お泊りデート」をした日の翌朝は、まだラブラブモードが残っている貴重な時間でもあります。そこで男性をキュンとさせるような行動が取れると、彼からの愛情もグッと増すはず。そこで今回は、男性が「お泊りの朝」に彼女にしてほしいことを紹介します。■1.「ベッドの中」で抱きついてくる「朝起きて、ベッドの中で抱きつかれたりしたら、思わず胸キュンしちゃいますね。そんなに幸せな朝って、なかなかあるもんじゃないので、起きたくなくなるかも」(28歳/男性/イベント制作)ギュッと抱きついてくる女性の姿は、男性にはとても可愛らしく見えます。しかも、ベッドの中で眠そうな顔をしながら抱きつかれたりしたら、たまらない気持ちになるはず。お泊りした翌朝は、「まだ一緒にいたい」という思いを伝えるように、ちょっと甘えるような感じで抱きついてあげると、男性は間違いなくドキドキしちゃいますよ。■2.「朝食」を作ってくれている「朝起きたら、朝食が用意されていたりすると、めちゃくちゃうれしいですね。なんか新婚気分も味わえたりしちゃうので、結婚生活をイメージしたりもしちゃうかも」(26歳/男性/飲食)朝食を作るトントントンという音で目が覚める。これは男性が思う“理想の朝”の景色でもあります。目が覚めたら朝食が用意されていたり、コーヒーのいい匂いが部屋中に漂っていたりすると、幸せを満喫できるはず。「いい奥さんになりそうだな」なんて思いにもなるので、男性が結婚をちょっと意識したりもするかもしれませんよ。■3.部屋の「片づけ」をしてくれている「起きたら部屋がキレイに片づいていると、ちゃんとした子だなって感じますね。先に起きて片づけをしておいてくれるなんて、最高の女性だと言えますよね」(27歳/男性/営業)前の日に散らかしてしまった部屋を、朝起きて片づけておく。男性の部屋に泊まりに行ったときは、やっておいた方がいいことでしょう。散らかしたままで帰ったりすると、「気がつかない子なんだな」と思われてしまいますよ。ただ、勝手に部屋を片づけられるのを嫌う男性もいるので、あくまでも散らかしてしまった部分をキレイにしておくくらいにしておきましょう。■4.「行ってらっしゃいのキス」をしてくれる「会社に行く前に『行ってらっしゃいのキス』をされると、めちゃくちゃ幸せな気分になりますよね。お泊りデートをした朝は、彼女に絶対にやってほしいことかも」(30歳/男性/メーカー)お泊りデートをした翌朝は、男性が仕事に出かける前に、玄関で「行ってらっしゃいのキス」をしてあげるといいかも。お泊りした日にしかできないことなので、特別な朝だと感じてもらえるはずです。新婚気分を味わえちゃったりもするので、男性もあなたへの思いがさらに強くなることでしょう。■おわりにお泊りデートの翌朝の、彼女から尽くされると、まるで奥さんかのような錯覚にも男性は陥るものです。あなたへの愛情がさらに深まる瞬間でもあるでしょうから、かなり大事なポイントになりますよ。(山田周平/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年04月19日平日の朝はグズグズで起きて、慌ただしく家を出るなんて生活、していませんか?トップモデルをはじめ、美しい人は総じて早起き。なぜなら、朝こそ“美”を仕込むのにぴったりな時間帯だということを知っているからなんです。そこで今回は、エステ講師の筆者が「朝活美容」を5つご紹介したいと思います。早起きは美容に不可欠!朝活美容をするためには、もちろん今までよりも早起きをする必要がありますが、それ以外にもメリットがあります。朝起きて、カーテンを開け、朝日をしっかり浴びることで脳が活性化されて、頭もスッキリ。1日のスタートが気持ち良く始められるだけでなく、夜眠たくなるためのホルモン分泌のカウントダウンが始まります。そのため、睡眠サイクルが整って、結果として夜の睡眠にもプラスに。質の良い睡眠がとれることで、寝ている間の細胞の修復・再生もスムーズに行われ美肌づくりにも◎“最高の美容液”とよばれる睡眠の効果を存分に発揮することができます。1.朝のマッサージで1日キレイをキープ朝に余裕があると、スキンケアも丁寧にでき、マッサージをする時間も確保できます。寝ている間、重力の関係でむくみは上半身に集まりやすく、朝起きると顔がパンパンになったり、目が腫れぼったくなったりしていることってありますよね。そんな時も、スキンケアをしながら顔のリンパを流せば、朝いちの顔のむくみがすっきり。スキンケアがきちんとできていると化粧崩れもしにくくなり、今日一日自信を持って過ごせますよ。2.血流UPで冷え知らず“ストレッチ”寝ている間、同じ姿勢でいることが長い体は凝り固まった状態です。朝のストレッチをすることで、体がほぐれ、血行も良くなり冷えにも◎代謝も上がりやすくなり、午前中から活動的に過ごせるようになります。シートマスクをしながら5分のストレッチで、今日一日のスタートが気持ち良く過ごせるはずです。3.“しっかり朝食”で太りにくいカラダに時間がないと抜きがちな朝食も、早起きすればお腹も空いて、ゆっくり食べる時間がとれます。朝食を食べることで午前中の集中力が増し、ランチで食べるものの急激な血糖値の上昇を抑え、太りにくくなるだけでなく、ドカ食いを防ぐ効果もあります。午前中は、ヒトの体は排泄の時間をいわれ、朝食を食べることには賛否両論ありますが、筆者的にはダイエット中も朝食は食べることをおススメします。4.夜より朝がオススメ“一駅歩く”ウィークデーに早起きして1時間ウォーキングは大変だけど、通勤前に一駅なら歩けそうな気がしませんか?タレントのダレノガレ明美さんも、3ヶ月で6kg痩せた秘訣として、毎日の1時間のウォーキングを紹介していましたが、なかなか実行するのは大変ですよね。そこでおススメしたいのが、ちょこちょこ歩く習慣をつけること。なるべく階段を使うなど、積もり積もって1時間分のウォーキングに相当する距離を稼ぐのは可能です。仕事帰りで疲れて、まっすぐ家に帰りたい帰宅時よりも、通勤前に歩いたほうが◎防犯上も、女性の夜の一人歩きはおススメできませんが、午前中、東向きに歩くことで“頭が冴える”とアーユルヴェーダではいわれています。駅に向かう道をちょっと遠回りしても、太陽に向かって歩いてみると、頭が冴えてひらめきがあったり、今日一日の仕事がはかどったりしそうですよ。いかがでしたか?早起きは仕事の能率や思考にプラスになるだけでなく、美容やダイエットにも嬉しいことがたくさんあります。どちらかというと朝は苦手、という人も、なるべく夜は早く寝るようにしてみては。睡眠サイクルが整えば、早起きも苦ではなくなりますよ。朝活美容の参考にしてくださいね。
2017年03月28日「これまで学生役を演じることがけっこう多く、学生役には慣れていたのですが……」 こう語るのは、NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』で君枝の息子・健太郎を演じている古川雄輝。29歳の古川は登場時、15歳の高校生を演じた。 「出演者の方もスタッフさんも健ちゃんと呼んでくださったので、それが演じるうえでもよかったのかなと思います。健太郎と呼ばれていたらまたイメージが違う気がしていたので。さらに学ランを着ることによって、より学生風に見えるので助かりました」 学ラン姿の健ちゃんが、今ではすっかり頼もしい社会人!共演者も実年齢では年下が多く、苦労したこともあるという。 「恋人でその後、妻になるさくらを演じている井頭(愛海)さんが15歳でしたし、僕のお母さん役の土村(芳)さんも26歳と年下なので、ちょっと気になりましたが、土村さんは、話し方も包み込むようなお芝居をされるので、現場にいるときは、常にお母さんとして見ていました。クランクアップした日に『やっと普通に話せるね』と言葉をかけました」 朝ドラ出演は役者として、大きな学びの場となったよう。 「同世代の役者さん、皆さん素晴らしい方たちと一緒にお仕事させていただいたことがいちばんよかったですね」
2017年03月23日野田村は、岩手県北部の太平洋に面した小さな村。人口約4,400人。NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』で一躍有名になった三陸鉄道北リアス線が海沿いを走っている。その陸中野田駅から徒歩5分。どこか懐かしい街並みの一角に、村で唯一の寿司店「藤乃寿司」はある。 藍染めののれんをくぐると、カウンターの奥から小柄なおばあちゃんが、「いらっしゃい。どうぞ」と、招き入れてくれる。店主の斉藤トミエさん(77)だ。チェックのかっぽう着がかわいらしい。身長150センチあるかないかのトミエさんは、女性では珍しい寿司職人。寿司を握り続けて半世紀。77歳にして現役だ。 長女の明美さん(51)は奥のキッチンで煮物、焼き物などの調理を担当。母と娘で切り盛りする寿司店は今年で創業53年になる。 「人生は七転び八起き。昔の人はよくそう言いましたよ」 これがトミエさんの口癖だ。失踪して行方知れずの夫が残した借金を完済し、借地だった土地を購入して、店舗兼自宅を建て替えたのは55歳のとき。そのローンも10年ほどで完済し、寿司を握り続けているさなか、’11年に東日本大震災が発生する。太平洋沿岸の野田村にも最大約18メートルという津波が来襲。死者は37人、建物流出・全壊は311棟と甚大な被害がでた。 3月11日、大きな揺れのあと、近くに住んでいる明美さんはすぐにトミエさんを車で迎えに来て、高台にある自宅に避難させた。だがテレビもラジオもない状況だったため、避難の直後に津波が村を襲ったことは、後で知ったという。 後日、店に戻ってみて2人は驚いた。冷蔵庫は倒れ、畳とテーブルが折り重なって、足の踏み場もない。泥がいたるところに入り込み、店内はめちゃくちゃな状況だった。藤乃寿司のある地区は、家屋の倒壊こそ少なかったが、1〜3メートルの浸水被害に遭っている。いまでも入口のサッシには、1メートル80センチほどの高さのところに津波の跡が残っている。灯油がいたるところに流れ出し、未開封の酒まで灯油臭くて飲めなくなっていた。 「どれほどの水の強さだったのかと思いますね」(トミエさん・以下同) だが、トミエさんには意気消沈している暇はなかった。頭に浮かぶのは、少しでも早く寿司店を再開することだった。野田村の銀行は津波で流されてしまっていたため、久慈市の銀行に相談に行くと、「野田村が復興するかどうかもわからないのに、再開資金なんか融資できませんよ」と言われて泣きたくなったが、トミエさんは再び自分に言い聞かせたという。 「人生は七転び八起き!」 トミエさんのために、なじみの大工さんや家族、親戚も片付けを手伝ってくれて、藤乃寿司は震災発生から49日という驚異的な早さで営業再開を果たした。 「村にある店では(再開)第1号でしたね。村のみんなが集まるところがないと大変じゃないかな、と思って急いだんです」 座敷の畳も間に合わず、代わりにマットを敷くしかなかったが、店に明かりがともると、ぬくもりに引きつけられるように続々と客がやってきた。自宅を失った人も、家族を亡くした人も集まって、お互いの無事を確認し、震災の経験を語り合い、慰め合った。そんな客たちをカウンター越しに眺めながら、トミエさんは寿司を握った。 「皆さん、すごく不安だったと思います。皆で話す場所がほかになかったから。早く再開できて本当によかった」 トミエさんはことあるごとに「お客さんが店を育てた」と、村の人に感謝する。客も「かあちゃんに話を聞いてもらって、ホッとした」と、感謝する。だから藤乃寿司は温かい。常連客の1人は「ここは野田村のオアシスなんですよ」と話した。 「できる限りがんばりたいと思います。動けるうちはなんとかね。寿司を握りながら死にたいと思ってますよ。あれ、かあちゃん、昨日まで稼いでいたっけが?というふうに」 トミエさんはこれからも寿司を握り続ける。野田村を見守りながら。
2017年02月23日女優の有村架純が、2月13日に24歳の誕生日を迎え、現在撮影中の連続テレビ小説「ひよっこ」にて収録の合間にサプライズでお祝いが行われた。連続テレビ小説第96作目となる本作「ひよっこ」は、東京オリンピックが開催された1964年から始まる物語。高度成長期の真っただ中、日本の発展を支えたのは地方から上京し懸命に働いた名もなき人々。この物語のヒロインも、そんなひとり。集団就職で上京した“金の卵”ヒロインが、自らの殻を破って成長していく波乱万丈青春記となっている。有村さんがヒロイン・谷田部みね子役を演じるほか、沢村一樹、木村佳乃、宮本信子、佐々木蔵之介、竜星涼らが出演する。この日は、昼休憩明けの収録開始のタイミングで、有村さんがトランジスタラジオの工場のセット(中庭)に入ると、突然暗転し、女工役の人々が「ハッピーバースデー」の歌いながら登場。最後にクラッカーを鳴らしてお祝いした。有村さんは、「24歳になりました。24歳は『ひよっこ』に全てを捧げたいと思います。今後もよろしくお願いします」と新たに意気込みのコメントをした。連続テレビ小説「ひよっこ」は4月3日(月)8時~NHK総合ほかにて放送開始。(cinemacafe.net)
2017年02月14日柴田よしきの同名小説を原作とした舞台『猫は毒殺に関与しない』が、2月23日(木)に開幕する。主演は、NHK連続テレビ小説「まれ」(矢野陶子役)、ドラマ「99.9」(谷繁美代子役)などに出演する柊子。演出は俳優の嶋尾康史。舞台『猫は毒殺に関与しない』チケット情報主演を務める柊子に話を聞いた。主演の柊子、演出の嶋尾をはじめとする馴染みのメンバーで年1回上演してきた“アトリエ公演”を「Team337」の公演として初めて上演する今作。昨年12月に上演した大阪公演の感想を聞いてみると「Team337としての旗揚げ公演ということで力を入れて臨みました。これまで毎年やってきたけれど、ここで新たにステップアップするつもりで迎えた公演だったので、初日のドキドキは例年以上でした。そんな中、たくさんのお客様が連日観に来てくださって、満員御礼という言葉がピッタリで。『すごく面白かったよ』という言葉をいただけたので、自信を持って東京公演に臨めると思っています」。原作は、1998年から続く柴田よしきの人気推理小説「猫探偵正太郎シリーズ」の最新作。作家の桜川ひとみが愛猫の正太郎とともに事件の解明に挑むシリーズで、柊子はその桜川ひとみを演じる。読書好きの柊子は、だからこそ小説の舞台化にプレッシャーを感じたという。「本って読む人それぞれの世界があるじゃないですか。しかも長い間愛されているシリーズですから、それをいざ自分がってなると…。なんとか世界観を壊さないようにと意識することしかできないなって」。そんな中での役作りは苦しんだそうだが「大阪公演には原作を読んできてくださった方が結構いたんですけど『面白かった』ってすごく言ってくださって。あと、本を買って帰ってくださる方もたくさんいました」。劇場で販売していた原作が完売したという事実が、舞台の面白さを物語っている。東京公演の舞台である赤坂RED/THEATERは柊子にとって憧れの劇場。「空気感がすごく好きなんですよね。温かな感じがするし、距離感も遠すぎず近すぎずというか。なんかほっとする空気感なんです。最近、用もないのに前を通りますよ。『私、ここに出るんだ』と思って(笑)。自分があの舞台に立つ日がこんなに早く来るなんてって…話してるだけで鳥肌立っちゃいます。だから今回の東京公演は特別です」。「原作を読んだことある人にもない人にも楽しんでいただける自信があります!」(柊子)という公演は2月23日(木)から26日(日)まで、東京・赤坂RED/THEATERにて。取材・文:中川實穗
2017年02月01日アーティストの清川あさみによる展覧会「清川あさみ展」が、1月21日から2月14日まで京都の美術館「えき」KYOTOにて開催される。ポートレート写真や愛読した文庫本に刺繍を施すなど、独特の世界観で作品を生み出し続け、NHKの連続テレビ小説「べっぴんさん」のタイトル映像やヒロインポスターなども手掛けている清川。京都で初の個展となる同展では、代表作である「美女採集」や「TOKYO モンスター」の他、清川が特に思い入れのある100冊の本の印象的なページに刺繍でドローイングした「わたしたちのおはなし」や、清川のInstagramにアップされた画像のネガポジを反転して記憶や心理の背景にあるものを複層的に表現した「I:I」などを展示。さらに、「べっぴんさん」に登場した作品群も登場する。また、会場では同展限定のチョコレートも販売される予定だ。【イベント情報】「清川あさみ展」会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区東塩小路町会期:1月21日~2月14日時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)料金:一般800円(600円)、高大生600円(400円)、小中生400円(200円)※()内はエムアイカード、一部除くJR西日本グループ会社カードの保持者、ICOCAでの購入者、前売及び10名以上の団体、障害者手帳を提示した者とその同伴者1名の料金
2017年01月06日昨年、NHK連続テレビ小説『あさが来た』で一躍脚光を浴びた女優・小芝風花(19)。2014年には初主演映画『魔女の宅急便』での演技が評価されて第57回ブルーリボン賞・新人賞を受けるなど順調に女優の道を歩み続けているように見えたが……2度目の映画主演となる『天使のいる図書館』(2月11日奈良県先行/2月18日全国公開)は悩みながらの撮影だったという。昨年12月8日、所属事務所・オスカープロモーション主催の「晴れ着撮影会」に出席した小芝に会い、胸の内と今後の展望を探った。――2016年1月1日のブログで、申年にかけて「見る! 聞く! 言う!」を目標に掲げていましたね。できた! という感じではありませんが(笑)、1年を通してちょっとずつ。このお仕事でとても大切な「見る」「聞く」からはすごく吸収できたのですが、特に今までは「言う」がなかなかできなくて。自分の意見を言うことはすごく勇気がいることですが、言わないと伝わらない。下半期ごろから、「怖がってちゃいけない!」と思うようになりました。少しずつ……です(笑)。――朝ドラ現場での「言う」は?週に1回あるリハーサルに参加させてただいていたのですが、その時は監督に相談に乗っていただいたりしました。一人の女性の人生を演じさせていただいたので、やっぱり少しずつ成長していかないといけない過程で、監督とシーンごとに細かくお話できたのはすごく貴重な経験でした。これまでは、「今を生きている」役がほとんど。一人の女性がいろいろなことを経験していって、どんどん大人になっていく過程を3カ月という短い期間で演じさせていただいたのは、やりがいがあったと同時にすごく勉強にもなりました。――朝ドラに出て、周囲の反応の変化は?祖父母のお散歩仲間の方々とお会いした時に、「観てたよ!」と言っていただいて。よく声を掛けていただけるようになりました。――2月には主演映画『天使のいる図書館』が公開されます。2カ月間、奈良に行ったそうですね。2016年は悩んだ年でもあって、ちゃんと自分に主演が務まるかすごく不安でした。めちゃくちゃ悩んだ作品です。役のイメージが固まってきたかなと思ったら、変えないといけなくなっちゃったり。話し方や動きひとつとっても変わった女の子で、今までやったことがなかったのも難しさを感じる理由だったと思います。心がホッコリする作品になっていると思いますので、ぜひたくさんの方に観に来てほしいです。地元の方が本当に親切で。朝早くからごはんを作りに来てくださったり、住んでいらっしゃるお家を貸していただいたり。奈良の魅力がたくさん詰まっている作品になっていると思います。――10月25日付けのブログでクランクアップを報告されていましたが、「これから編集作業もあると思いますが最後までどうぞよろしくお願いします」というスタッフの方々に向けたメッセージも書き込まれていました。演じる立場として私ができることは、撮影中に「目一杯その役を演じ切る」。撮影を終えてもスタッフの方々の作業はまだまだ続きます。この前、アフレコで監督にお会いしたら朝7時まで編集に追われていたと聞きました……。一般の方々にはそういう情報が届かなかったりするので、少しでも知っていただきたくてブログに書きました。――さて、そろそろお時間です。2016年は「見る! 聞く! 言う!」でしたが、2017年はどのような目標に?2017年は酉年ですよね? ……干支はちょっと置いといて(笑)。20歳になる年でもあります。今までは周りの意見に左右されてフラフラしてしまう時もあったので、1度落ち着いて自分を見つめ直して、しっかりと物事を見据えていきたいと思います。■プロフィール小芝風花(こしば・ふうか)1997年4月16日生まれ。大阪府出身。2011年にイオンとオスカープロモーションが共同で開催した「ガールズオーディション2011」でグランプリを獲得。2012年にドラマ『息もできない夏』(フジテレビ系)で女優デビューを果たした。初主演映画『魔女の宅急便』(2014年)での演技が評価され、第57回ブルーリボン賞・新人賞を受賞。2016年には、NHK連続テレビ小説『あさが来た』やフジテレビ系『早子先生、結婚するって本当ですか?』などのドラマに出演した。2017年1月クールのTBS系ドラマ『下克上受験』(毎週金曜22:00~)にレギュラー出演。
2017年01月03日朝起きるのが苦手…という方も多いのではないでしょうか?朝スッと起きれたらいいですよね。今回は、朝スッと起きることができる方法をご紹介します。朝スッキリと目覚めたい!その日1日を快適に過ごすためにも、朝スッキリと起きれるかが大切ですよね。しかし、朝、どうしても起きるのが苦手…という方もいるのではないでしょうか?そんなときに行って欲しいのが、スッと簡単に起きれる方法です。朝起きれない原因とは?そもそもなぜ、朝起きれないのでしょうか?まずはじめに、その原因をご紹介します。①体内時計の機能が弱まっている人間の睡眠リズムには、体内にある体内時計が大きく関わってきます。この、体内時計の機能が弱まっていることにより、朝起きにくくなるのです。不規則な生活や、睡眠時間が日によってバラバラになると、体内時計が弱まってしまいます。体内時計を整えるためには、毎日同じ時間に睡眠、起床すること。そして、朝日をたっぷり浴びることです。②体の疲れ高齢者の方は、朝起きるのが早くなる…ということを、聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。実は、これには原因があります。寝るという行為は、とても体力(エネルギー)を消費してしまうのです。歳を重ねるごとに、体力が低下してしまいます。よって、長く睡眠するのが辛くなってくるのです。そして、体に疲れが残っている状態だと、だるい、体が重いなどの自覚症状が出てきてしまいます。このことにより、朝起きるのが辛くなるのです。③低血圧「朝が弱い人」の特徴として挙げられるのが、「血圧が低い」ということ。ではなぜ、低血圧だと、朝起きにくいのでしょうか?血圧は、腎臓、内分泌臓器、自律神経、脳の4つの器官が密に関わっています。それらの働きが鈍くなってしまうことにより、心臓から血の巡りが悪くなってしています。これにより、低血圧を引き起こしてしまうのです。副腎という内分泌臓器から分泌されるアドレナリンとノルアドレナリンが朝の目覚めに大きく影響しますので、その働きが弱まることも、朝起きにくくなってしまう原因になります。早速、朝スッと起きることができる方法をご紹介します。スッと起きれる方法①早く寝る1つ目の方法としては、早く寝ることです。夜寝るのが遅くなったり、寝る時間が不規則になってしまうから人は、朝スッキリ起きれないのです。なので、朝スッキリ起きたい人は、夜早めに寝ることをおすすめします。スッと起きれる方法②リラックスした状態で寝るリラックスした状態で眠ることも、次の朝スッキリ起きられるポイントです。夜寝る1時間前は、スマートフォンやパソコン、テレビなどを見ないこと。目を使った作業を行ってしまうと、活発な交感神経が優位になってしまいます。なので、リラックス状態にしてくれる副交感神経を優位にさせるために、アロマオイルを炊いてリラックスしたり、ストレッチをして体のケアをするなど、寝る前はリラックスした状態でいましょう。スッと起きれる方法③自己暗示する夜、眠る前に「○時に起きたい!」と念じるだけです。起きたい数字を具体的に挙げて、何時間後に起きたいのか、あるいは何時何分に目覚めたいのかを決めることです。スッと起きれる方法④朝日を浴びる朝スッキリと起きるためには、朝目覚めたら朝日を浴びましょう!眠たくて目覚めない脳が一気に目を覚ますのです。朝起きたら、朝日を浴びることを習慣にしてみましょう!スッと起きれる方法⑤目覚まし時計は1度だけ「朝起きれないから」という理由で、朝何個も目覚まし時計を設定しているのではないでしょうか?朝何度も鳴ってしまう目覚まし時計が逆にストレスとなり、朝起きれないということもあるのです。大切なのは、1度で起きるようにすること。そのためにも、上記でご紹介したスッキリ起きれる方法を取り入れてみましょう。大切なのは、今回ご紹介した①〜⑤までを継続して行うことです。その日によって起きる時間や寝る時間は異なると思います。そういうときは、自分をリラックスさせた状態で睡眠するなど、今回ご紹介した方法をうまく活用してみましょう。そうすることで、朝起きるのが苦手だという人もスッキリ起きることができるのです。継続して朝スッキリ目覚められる自分で、毎日を楽しく過ごしましょう。いかがでしたか?今回、朝スッと起きることができる方法をご紹介しました。日頃、朝起きることがなかなかできないという方、もっとスッキリ目覚めたいという方は今回ご紹介した方法を、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか?大切なのは、これを継続すること。そうすることで、毎日朝、スッキリ目覚めることができますよ。早速、実践してみてくださいね。
2016年12月09日ドラマ「11人もいる!」などで注目を浴び、今年はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」にも出演した新進女優・野村麻純が、初のWEB写真集「As Is Nomura Masumi」を配信することになった。約1年間にわたる、ヘアメイクもスタイリストもいない、カメラマン・丸谷嘉長と女優・野村麻純、2人だけの撮影により撮られた写真をまとめたWEB写真集。10回以上の打合せと撮影をへて撮られた写真は約1万5,000枚におよび、撮られるたびに変わっていく1人の女性の成長の姿がしっかりと収められている。野村さんの写真撮影に慣れていない当初の姿から、ドキッとするような大人の表情まで、それぞれに時の流れが刻まれ、自分自身の全てを受け入れ、ありのままを表現し、ごまかさずに生きることをテーマとして挑んだことから「As Is」(そのまま)と命名された。TBSドラマ「華和家の四姉妹」(’11)で芸能界デビューした野村さんは、「11人もいる!」「TOKYO エアポート」「プラトニック」など数々のドラマに出演、2016年は「とと姉ちゃん」でヒロイン・高畑充希のタイピスト時代の意地悪な先輩を好演し、鮮烈な印象を残した。今回、初の写真集にも体当たりで挑み、風呂場でシチュエーションでは一糸まとわぬ姿での撮影にも臨んでいる。「野村麻純、雨に濡れた公園に置き忘れたゴムボールのようだと思った。ずっとそこに居るような、そしてそこに居てはいけないような不思議な雰囲気。そんな彼女に視点を向けたとき引き込まれてしまった」と語るのは、未完成な彼女を約1年間カメラに収めつつづけた丸谷氏。これまで、広末涼子、小西真奈美、榮倉奈々など数々の女優の写真集を手がけてきた丸谷氏が、次に選んだ女優は、未完成の若手女優。その未完成な姿にこそ魅力を感じ、野村さんの未来への可能性と自分自身の新たな可能性を試す挑戦の道を、WEB写真集という媒体で選んでいる。<野村麻純コメント>メイクも衣装もシンプルで、何も飾らずカメラの前に立った1年間。全く心を開いていなかった私も、不完全で格好悪い姿も、隠すことなく写っています。「この写真たちがこれからあなたの名刺になるんだよ」と丸谷さんに言われ、ゾッとしましたが、その言葉で自分のするべきことがはっきりとわかった気がして、腹をくくって作品に向き合うことができました。丸谷さんには、写真で撮っていただくということだけでなく、たくさんの言葉をいただき、自分なりに変化が出来た1年になったと思います。写っているのは自分「らしい」姿ではなく、全て紛れもなく「リアル」な自分です。野村麻純は野村麻純のままそこに立っています。そのままの私を見てください。WEB写真集「As Is Nomura Masumi」は11月29日(火)より配信スタート。(text:cinemacafe.net)
2016年11月26日石原さとみ主演、菅田将暉、本田翼らの共演で宮木あや子の小説「校閲ガール」シリーズを連続ドラマ化した「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」の第8話が11月23日(水)今夜オンエアされる。出版物を影で支える“地味”だが“スゴイ”存在「校閲」にスポットをあてた本作。石原さん演じる主人公の河野悦子(こうのえつこ)がファッション誌「Lassy」の編集者を志望して、ついに憧れの景凡社に入社したものの配属先は「Lassy」編集部ではなく校閲部。その地味な仕事ぶりに当初は落ち込む悦子だが、徹底的に「校閲の仕事で認められれば憧れのファッション誌の編集ができるかも」と校閲の仕事に打ち込んでいく。悦子の“全力”さは時に暴走しすぎて、毎度様々な騒動を巻き起こすものの、そんな悦子を周囲も次第に認めていく…という物語。そんな悦子があるきっかけから一目惚れするのが菅田さんが演じている、若くして作家デビューし、今は作家と大学生、そして「Lassy」の男性モデルとしても活躍をはじめた折原幸人。悦子に「大好きだよ」と“告白”した幸人だが、前回の放送では、第1話で悦子が校閲を担当した大物ミステリー作家、本郷大作の息子であることが判明。大作からも「幸人をよろしく」と恋人の“お墨付き”をもらった悦子。2人の今後の進展が気になるところ。一方、本田さん演じる「Lassy」編集者の森尾登代子の部屋に居候していた幸人だが、前回のラストで幸人がついに森尾の部屋を去り、悦子と幸人と森尾の“三角関係”にも一つの区切りが。森尾については青木崇高演じる文芸編集部の編集者、貝塚八郎との関係も注目ポイント。ラストに向けて登場人物たちの恋愛模様にも注目していきたい。そして今夜の第8話で悦子が担当するのは恋愛小説家・桜川葵(伊藤かずえ)の小説の校閲。なんと葵は校閲部の部長、茸原(岸谷五朗)と過去に意外な関係があった。葵は中途半端な仕事を嫌う厳しい作家で、いつも以上に全力で仕事をしてほしいと茸原(岸谷五朗)から言われた悦子は、仕事にも恋愛にも情熱的な葵に負けじと全力で葵の小説を校閲。葵も悦子に指摘されたことを取り入れ、再校で大幅に内容を変える。また最初から校閲し直さなければならなくなる悦子だが、めげずに取り組んだことで次第に2人は意気投合する…というのが今回のストーリー。今回もバラエティに富んだファッションに身を包んで河野悦子が全力で突っ走る。「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」第8話は11月23日(水)今夜22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2016年11月23日●デリケートなテーマも特に反対なし注目を集めるテレビ番組のディレクター、プロデューサー、放送作家、脚本家たちを、プロフェッショナルとしての尊敬の念を込めて"テレビ屋"と呼び、作り手の素顔を通して、番組の面白さを探っていく連載インタビュー「テレビ屋の声」。今回の"テレビ屋"は、NHK朝の情報番組『あさイチ』チーフ・プロデューサーの河瀬大作氏。「セックスレス」「閉経」といった極めてデリケートな特集を組んだり、女性アナウンサーの脇汗・つけまつげ落下といったハプニングをネタにしてしまうなど、従来の朝の情報番組の常識を壊し続け、視聴率は連日トップを独走中だ。民放に比べて"お硬い"イメージのあるNHKで、なぜこのような番組が打ち出されたのか――。――当連載に前回登場した『電波少年』のディレクターだった〆谷浩斗さんが、ある日『あさイチ』を見ていたら「おりもの」をテーマにやっているのを見てびっくりしたと驚いていました。情報番組は、老若男女みんなが共通に興味を持つネタを考えるのが常識だと思っていたのが、少なからず男性という半分を捨てることになるわけで、なぜ規制が多いと言われるNHKでそんなチャレンジができるのか、ということを大変気にされていたんです。実はNHKってあんまり規制はないというか、極端なことを言うと一番自由かもしれないですね。出演者の方もおっしゃるんですけど、NHKはスポンサーという概念が無いじゃないですか。だからスポンサーNGで「これを言わないでほしい」というのがあまりないというのが1つ。それと、平日のあの時間にテレビの前に座っているのは、やっぱり主婦の方。『あさイチ』はターゲットをそこに特化して作っているので、「おりもの」も、わりと必然的に取り上げたテーマなんです。――〆谷さんは「それまでも『あさイチ』のチャレンジ精神は感じていたけど、『おりもの』でとどめを刺された」と言っていました(笑)。このテーマを取り上げたのは「女のホケン室」というシリーズ企画ですが、そもそもこの企画はどのような経緯で立ち上がったんですか?『あさイチ』を立ち上げるときに1つ決めたのは、"40代女性"をターゲットにしようということでした。先ほど半分捨てるという言い方をしていましたが、女性の中からさらに捨てていたわけです。今は少し緩くしているんですけど、当時やっていた「キラキラ40」という企画で、最初に話題になったのが「セックスレス特集」でした。そこから、取材でいろんな人に話を聞いているときに「身体のこともやってほしい」という話があったんです。医者に行くほどではないけど、どこかに書いてあるわけでもない。そこで、「女のホケン室」をやることになって、最初は「閉経」を取り上げました。そこから、「おっぱい」をやったりして、部位ごとにテーマを取り上げるのが定着していき、そうやって進化しているだけなので、われわれとしては「不思議なことをやってる」という自覚は、あまりないんですよね。――とはいえ、朝の時間に「閉経」「おりもの」といったデリケートなテーマを取り上げることに、反対意見はなかったのですか?それが特に無かったんです。ただ、表現の方法をどうするか。男性陣のイノッチ(井ノ原快彦)と柳澤(秀夫解説委員)さんがスタジオにいると話しにくいだろうから、どのタイミングで入ってくればいいのかといった部分は、いろいろ考えています。ただ、それはその場を成立させるためのテクニカルの話ですから、根本的にテーマとして扱うということに対しての問題は、あんまりないです。むしろ「閉経」のときは、最初は生理の悩みをやろうと思ってたのが、40代はそれよりも生理があと何回来るのかが悩みだろう、となって「閉経」になったくらいですからね。――視聴者の反応はいかがですか?それがすごいんですよ! うちは毎日FAXを送ってもらってそれを集計してるんですが、その数が毎回すごいです。やっぱりこういう話題って、他のどこでも触れてないじゃないですか。「おりもの」のシートをみんなで嗅ぎあって「あ、私の匂いと似てる」なんて言ってるシーン、見たことないですよね。でもそうやって井戸端会議をしてると、ウェブや本を読んでも分からないことが伝わってくるようで、顕在化しないニーズを掘り当てたときは「『あさイチ』が私たちの声を聞いてくれた!」という反応がドーッと来ますね。――だいたいどれくらいの数が届くんですか?「女のホケン室」に限らず、そういうテーマを掘り当てたときは、FAXが2,000~3,000通、さらに多いときは8,000通がドーンって来るんです。それが視聴率に跳ね返るときもあるし、直接跳ね返らない日もあるんですけど、FAXを送ってくれるのは、能動的・積極的に見ている人たちですよね。だから絶対に後で効いてくると考えています。――視聴者からのFAXでも、やっぱり賛否の「否」の意見は少ないんですか?「朝からこんなことをやってけしからん!」というのは、ほとんどないです。なぜかというと、デリケートな話題であることは間違いないので、真面目に、真摯に向き合うという線さえズレなければ、わりと大丈夫なんです。だから、柳澤さんとかはたまに暴走しちゃうんで(笑)、イノッチとちょっとスタジオから外れてもらうとか、そういうところはものすごい気をつかっています。一見センセーショナルに見えるんだけど、それをクソ真面目にやるというところが、『あさイチ』の面白さなんですよね。最近よくNHKが面白いといってもらえるのは、そういう部分があると思うんです。●優しさが立つイノッチ、逸脱しちゃう有働アナ――NHKさんが面白いと言われる理由。それはどういう部分でしょうか。何年か前に、日本テレビさんとテレビ放送60年を記念した『NHK×日テレ 60番勝負』という番組を共同制作したんですが、その時に日テレ側の担当だった土屋敏男さん(『電波少年』などのプロデューサー)に、「NHKさんってズルいですよね」と言われたんです。その番組は、NHKと日テレでいろんな対決をしたんですが、過去の映像を出すアーカイブ対決というのをやると、必ず日テレがフリになって、うちがオチになるんです。なぜかというと、日テレは面白いことをしようと思ってつくるから当然面白いんですけど、結局は面白いだけなんですよね。だけど、NHKの人は面白いものを作ろうと思ってるわけじゃなくて、真面目に突き詰めてやって、後から見てみたらすごい変な番組になってしまうということがあるんです。――具体的にどんな番組があったんですか?あれは80年代くらいかな? 「子供の性」についての番組で、お母さんが「子供部屋に行ったら、男の子が自慰行為をしていたので、そういうときはどうやって対応すればいいんでしょうか?」と相談してるんです。普通はそのままドアをバタって閉めちゃえばいいと思いますよね。でも、その番組では、専門家の先生が「ニコッと笑って『元気?』と声をかけてあげることが大事なんです」って言うんですよ(笑)――えっ(笑)でも、当時の時代風俗では正しいことで、真面目にやってるわけなんですよね。――そう言えば最近でも、Eテレで和田アキ子さんと藤岡弘、さんがスマホを学ぶという番組をやってるのを見たんですが、真面目に一生懸命やってるんですけど、どうしても機械音痴っぷりが面白くて笑ってしまいました(笑)そうそう。だからうちの立ち位置というか、面白がり方として、コント番組の『LIFE!』なんかもそうなんですけど、ああいうメタ認知がハマっているのが、わりと多い気がしますね。――ところで、『あさイチ』も番組がスタートして6年半になりました。井ノ原さん・有働さん・柳澤さんの抜群のチームワークも魅力の一つだと思いますが、キャスターそれぞれの魅力はどんなところにあると考えていますか?柳澤さんは、やっぱり安心感ですね。世の中の"いいおじさん"の象徴のような感じでダジャレも言うし、面白くなくてツッコまれることもあるんだけど、解説委員なので、災害のときはこういうことに気をつけた方がいいとか、非常に細かなところまでいろいろ答えてくれたりして、いざという時に頼りになるんです。イノッチと有働さんは、本来はキャラが逆なんですよ。――逆、ですか?NHK的なレギュレーションで言うと、いわば外から来てくれているイノッチが逸脱したり面白いことをしたりして、内部のアナウンサーである有働さんが「まぁまぁ」と言ってそれを止めるのが役割なんですけど、あの2人は逆じゃないですか(笑)。有働さんが暴走して、イノッチが「いやいや、それはそうなんですけどね」ってフォローしてくれる(笑)。逆だから、すごく新鮮なんだと思いますし、だからこそ、イノッチが朝ドラ終わりで泣いてる有働さんに、スッとハンカチを出すとか、優しいキャラが立ってきますよね。有働さんは、普通NHKのアナウンサーってふざけにくい立ち位置のはずなんだけど、どんどん逸脱しちゃう(笑)。でも、それって今のテレビにすごく求められる正直さとか本音とかを、なんとなく2人がやっていくうちに探り当てて、手応えをもってやってるんじゃないかなというふうに見ています。――「朝ドラ受け」(※)なんて、今では当たり前のようにやっていますが、すごく斬新なことでしたよね。朝ドラ受けは、ちゃんとしたタイミングで受けないと、SNSのタイムラインが荒れるんですよ(笑)。災害や大きな事件があると、今日はスルッと流したほうがいいなというときがあるんですけど、実際に受けないと「えっ! 今日受けてくれなかった! 」となるんです。僕は毎日、副調整室でタイムラインを見ているんですけど、「リアタイ(リアルタイム)であさイチは久しぶりでうれしい」という人がすごく多いんです。朝の時間に何かを共有する"お茶の間"みたいな、ある種の安心感があるのかなと思っています。(※)朝ドラ受け…連続テレビ小説(朝ドラ)の放送が終わった直後に始まる『あさイチ』のオープニングトークで、キャスターの井ノ原・有働アナ・柳澤解説委員が、感想を言い合う光景。有働アナが感涙して、井ノ原がハンカチを差し出す場面はもはや名物となり、有働アナのつけまつげが取れるハプニングが発生したことも。――「正直さ」「本音」というテーマに戻りますと、爆笑問題の太田光さんがゲストに来て大騒ぎしていたら、井ノ原さんが「『サンジャポ』じゃないんだから」とツッコんで、太田さんに「NHKで民放の番組の名前言っていいのかよ」と返していた場面が印象的でした。ああいうことを正直に言えるのが『あさイチ』ですよね。それでも、イノッチと有働さんは普段ものすごく気をつかっていて、生放送が終わってスタジオで5分くらい、「今日のあれさ、ちょっと踏み込んじゃったよね」「あー、あそこはそうでしたよねー」っていう会話を、結構してるんですよ。――スタジオにいるスタッフの笑い声が本番中に普通に入るのも、NHKの情報番組では見たことがなかったです。あれも新鮮でした。そうですね。毎日生放送の前にリハーサルするとき、いくつか段取りを確認してるんですが、その時に有働さんはとにかくスタッフを笑わせるんです。自虐的なことも言ったりして(笑)。なんでやるのかを聞いたら「リハって単純にこなすとすごくつまんなくなる。毎日やらなきゃいけないことだから、放送の前だし、面白くしないといけないと思ってやってる」と言ってました。そういう意識が、本番にも通じてるのかもしれないですね。――『紅白歌合戦』のリハを拝見したときも、有働さんのサービス精神をすごく感じました。そうなんですよ。あの人、NHKのアナウンサーとしては、ちょっと特殊ですからね(笑)。それと、「これはやっちゃいけない」という考えをなるべく外しているかもしれないですね。「そういうのは情報番組だからダメなんじゃいか」という空気になったときは「え?なんで? どっちの方が雰囲気が伝わる?」とよく言っています。「こうじゃなきゃダメだ」という固定概念を外していく作業が、『あさイチ』を『あさイチ』たらしめている気がしますね。●ハプニングも手を叩いて喜んじゃう(笑)――『あさイチ』は中継コーナーまで、異例だなと感じます。NHKさんでやる中継って、きちんと段取りを組んでリハーサルして、予定時間に収まるようにしてるイメージがあるのですが、ある日の放送で、ワカメ漁をして、急いで港に戻り、すぐしゃぶしゃぶにして食べるという中継がありましたよね。あれ、絶対間に合わないと思いましたよ(笑)最後までいかなくても、なんとかなるんじゃないかって(笑)。つまり、予定調和にならないようにすることを、すごく考えているんです。もちろん、情報番組だからどこかでせき止めないといけないんですが、予定調和になるとつまらないじゃないですか。だから、誰かが段取りを間違えたりすると、普通は「コラー!」って怒られるけど、僕なんか手を叩いて喜んじゃいますからね(笑)。そういうのを面白がるという空気は、『あさイチ』は特別強いかもしれないです。――『笑っていいとも!』などを担当されたフジテレビの木月洋介さんも、以前この連載に登場された際、「予定不調和」をすごく意識していると言っていました。予定調和というのは先が分かること。先が分かることなんて別に見たくないじゃないですか。私も、え?この先どうなっちゃうの?という番組をずっと考えてきたんで、『あさイチ』の担当になった時に、だからこれだけ支持されるんだなというのを感じましたね。――今後河瀬さんが、こういう番組をつくっていきたいという企画はありますか?「タブーを面白がれるもの」ができたらいいなと思って、いつもやってます。予定調和にならないということは、タブーに触れるということですよね。そういう意味では『あさイチ』も面白いんですけど、やっぱり「これってテレビじゃできないよね」と勝手に思ってるところはあるじゃないですか。でも、できないということはなくて、やる方法はちゃんとあるはずなんですよ。「絶対そんなことできないよ」ということをやらないと、これからは見てもらえないと思うんですよね。――最近テレビの規制が増えてきたということがよく言われますが、それを感じることはありますか?規制はあんまり感じないです。本当は、昔から変わらないんじゃないですかね。日テレの土屋さんが『電波少年』でやってたことって、あの時代だって「えーそんなことするの!?」と言われてたわけじゃないですか。土屋さん本人も「あの当時は自分も"あるゾーン"に入ってた」とか「普通の感覚だったらやらないよね」と自分で言ってたくらい。ただ、今、自分がテレビを作っている身だから、「規制が多くなってきた」とは言いたくないという気持ちもあるかもしれませんね。――そんな河瀬さんにとって、影響を受けたテレビ番組を1本挙げるとすると、何ですか?振り返ってみると『電波少年』ですかね。僕はドキュメンタリーが好きでNHKに入ったんですけど、あのシリーズは面白かったし、ドキュメンタリーですよね。その手があったのかとか、そこで二の足を踏まなくて良いんだとか、日々常識を覆していってましたから、すごく面白かった。土屋さんにはしょっちゅう会うから、口はばったいですけど(笑)――いろいろお話を聞かせていただき、ありがとうございました。最後に、気になっている"テレビ屋"をお伺いしたいのですが…『マツコの知らない世界』(TBS系)って面白いですよね。マツコ・デラックスさんが面白さを担保してるんだけど、過剰な人を見せているわけじゃないですか。あの過剰さがある種のバラエティになっていて、そこに情報が乗っかっている情報番組ですよね。どうやってあの過剰な、変な人たちを毎回見つけてくるんだろう(笑)。それに、どういう企画の端緒であの番組が始まったのか、すごく知りたいです。
2016年10月25日NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」などの出演で脚光を浴びる森岡龍と、auの三太郎シリーズのCMで話題の前野朋哉。今、にわかに注目を浴びるふたりがW主演を務める『エミアビのはじまりとはじまり』が公開を迎える。劇中で彼らが演じたのは人気漫才コンビ“エミアビ”の実道(森岡)と海野(前野)。両者ともに「見ているのとやるのと大違い。笑いをとる以前の問題で、お互いがかみ合わない」(森岡)、「自分がテレビで慣れ親しんだ漫才のようにならない。稽古をしてもしっくりこない。そんな日が何日も続いて。このときはさすがに先が見えなかった(苦笑)」(前野)と、難役だったことを明かす。その他の画像そんなふたりは自然と帰り際、反省会と称する飲み会へ(笑)。結果、このことが漫才コンビとなる近道になったそうだ。「同じ時間を共有して信頼関係がより深まると、自分たちの漫才の問題点がすぐ洗い出せ、改善できるようになった。実は試行錯誤していた期間は、お互いを相方と認めていく時間でもあった気がする」(前野)「互いをより知ることで僕らならではのオリジナルの漫才のスタイルがだんだんと見いだせたんだよね」(森岡)その苦労の甲斐あって、劇中では絶妙なかけあいの漫才を披露。と同時に、突然の死に直面した人間たちの再生を見つめた物語において、森岡は相方を突然失った人間のやるせなさ、虚しさ、そして自分なりの弔いを実道を通して見事に体現し、前野も残された者の記憶に焼き付く愛らしく切ない人物として海野を演じきっている。そんな熱演を見せてくれた彼らだが、実は旧知の仲。ほぼ同年代でお互い俳優で映画監督の顔も持つということで、互いをライバル視してきた。それだけに今回の競演は感慨深いものがあったという。「いつか前野君とはがっつり組んでみたいと思っていた。今回、それが叶ってひとつ夢が実現したところがある」(森岡)「僕も同じで、森岡君と主演でこの舞台に立てたことがうれしい。また、ライバルなので刺激も受けた。今は、この互いの主演作がひとりでも多くの人のもとに届いてくれたらと願うばかり」(前野)そしてもうひとつ報告が。実は、“エミアビ”は役を超えて本物の漫才コンビとして現在、M-1グランプリに挑戦中。先日、1回戦を見事突破した。「とりあえず1回戦を突破できてほっと胸をなでおろしています(笑)。今は新たな戦いに向けて猛練習中です」(前野)「ここまできたら、もう、いけるところまでいきたい」(森岡)作品はもちろん“エミアビ”の活躍にも注目したい!『エミアビのはじまりとはじまり』9月3日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!取材・文:水上賢治撮影:源賀津己
2016年08月31日