新時代を牽引するダンサーが集結する、熊川哲也 Kバレエ カンパニー Spring 2021『白鳥の湖』。昨年1月、同演目にてプリンシパルに昇格したジークフリード役の山本雅也にその魅力を尋ねた。芸術監督の熊川による演出・再振付で2003年に初演され、レパートリーとなった本作。今回は、オデット / オディール役に新プリンシパルとして1月に入団した日髙世菜のほか、小林美奈、成田紗弥、毛利実沙子、ジークフリード役に堀内將平、石橋奨也、髙橋裕哉、ロットバルト役に栗山廉、杉野慧、西口直弥、グレゴワール・ランシエもキャスティングされている。熊川が「Kバレエ カンパニーは世代交代という大きな転換期を迎えました」と述べるように、次世代に託された期待は大きい。初日を約2週間後に控え、稽古に明け暮れる山本自身も「キャストが全員20代なので、熊川ディレクターは僕たちの年齢に合わせた演出を意識している気がします」と自覚がある様子。具体例を聞くと「30代なら大人の風格が醸し出されるポイントで、こう……フレッシュに?」と若さを前面に押し出した上半身の動きを実践しつつ、「初役だった去年から進化した姿をお見せできたら」と意気込む。クラシックバレエの代名詞といえる定番を、熊川は再構成。白鳥オデットと出会って恋に落ちる高揚感、黒鳥オディールに翻弄された挙げ句の絶望など、山本らが演じるジークフリードの心の軌跡を主軸に置いたストーリーテリングが、熊川版の最たる特徴といえるだろう。なお、この熊川版『白鳥の湖』を小説化するアートノベルが開幕に合わせて刊行されるが、王子の感情を丁寧に描くことはどんな劇効果を生み出すのか──。そう問いかけると、山本は「物語の“運び手”であるジークフリードの感情の起伏が伝わるほど、観客の皆さんに緻密かつ説得力ある人間ドラマが届けられると思うんです」と即答。アートノベルの王子像が「初役の時に自分が想像して演じようとしたキャラクターと似ていたんですよね」と続き、役づくりの舞台裏を明かす。昨年、ジークフリードを演じ終えた直後のカーテンコールで熊川からプリンシパル昇格を告げられた山本。客席からも祝福されたサプライズ任命は「3位入賞したローザンヌ国際バレエコンクールで熊川ディレクターと初めてお会いした瞬間(2013年)と重なり、今までのバレエ人生がフラッシュバックしました」と振り返るほどだった。今回はどのようなパフォーマンスで観客を楽しませてくれるのか、本番を見届けたい。公演は、3月24日(水)~28日(日)に東京・Bunkamura オーチャードホールにて。チケット販売中。取材・文:岡山朋代
2021年03月19日三浦透子、戸塚純貴、杉野遥亮らが出演する特集ドラマ「いないかもしれない」の放送が決定した。高校の同窓会の二次会。同級生の明美と涼子、吉岡、小田島は、その場に見ず知らずの女が平然と同席していることに内心ざわついていた。会話を続けながらもSNS上のグループトークで女の正体について会議をするが、謎は深まるばかり。やがて女は、高校時代の明美と涼子の黒歴史を話はじめる。明美と涼子はスクールカーストの下位に位置し、クラスのアイドル“由美ちゃん”を疎んでいた。2人は由美ちゃんの個人アカウントのなりすましを行い、ありもしない誹謗中傷を繰り返す。そして由美ちゃんは心を病み、姿を消した。果たして謎の女の正体は?疑心暗鬼が蔓延する中、親友だったはずの明美と涼子が互いを罵り始める…。カフェバーというリアルな空間で繰り広げられるやりとりと、複数同時に繰り広げられるSNS上の仮想世界でのやりとりを映像化する本作。ワンシチュエーションで、ワンシチュエーションでない新感覚のオリジナルドラマとなっている。物語を執筆した大池容子は、本作について「高校の同窓会に謎の女が現れ、忘れたいと思っていた苦い記憶がデジタルの世界を通して日常に侵食してくるお話」と説明し、「過去に翻弄される登場人物たちの滑稽さが、愛おしく見える瞬間があればいいなと思っています」とコメント。キャストには、同窓会に参加する涼子を歌手・女優の三浦透子、明美を『orange -オレンジ-』『青の帰り道』の清水くるみ、小田島を「親バカ青春白書」への出演も話題となった戸塚純貴、吉岡を『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』『羊とオオカミの恋と殺人』の杉野遥亮、涼子たちには正体が分からない女役をモデル・あやかんぬが演じる。特集ドラマ「いないかもしれない」は3月20日(土)23時30分~総合にて放送。(cinemacafe.net)
2021年02月11日杉野遥亮主演、渡邊圭祐、前原滉、竹原ピストルらの共演で“小学3年生の日常”を描く「直ちゃんは小学三年生」の3話が1月22日深夜放送。杉野さん演じる直ちゃんの“不器用な優しさ”に「染みました」「考えさせられる」など感動の声が集まっている。杉野さんをはじめ出演する俳優たちがリアルな小学三年生役を演じ話題の本作は、見慣れないものを拾って大騒ぎしたり、些細なことで喧嘩したりと「今」を一生懸命生きる小学生たちの日常を描く、少しブラック味のあるヒューマンコメディドラマ。杉野さんが純粋で真っ直ぐな直ちゃんを、渡邊さんがお金持ちで頭のいい少年のきんべを、前原さんが貧乏でガサツな少年のてつちんを、竹原さんが心優しい泣き虫な少年の山ちょを演じ、直ちゃんたちが恐れるクラスのいじめっ子のタケモンに平埜生成、タケモンの子分的存在のジュンヤにやついいちろう(エレキコミック)。男子たちに嫌われているしっかり者で気が強い女子の鎌田に堀田茜、その親友の塩山に水嶋凜といったキャストも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回は掃除中に直ちゃんたちが鎌田とケンカ。花壇に水やりをしていた山ちょは、鎌田が塩山に学級委員長選挙に立候補するよう勧めるのを聞く。その話を聞いた直ちゃんたちは女子に都合のいいルールができることを警戒するが、クラスで男子の人数が多いことから選挙になっても塩山が当選することはないと安心。しかし帰り道、きんべとてつちんは山ちょが鎌田と塩山からお菓子をもらっているのを見かけ、山ちょが買収されたと思い込む。公園でキャッチボールをしていた直ちゃんは塩山が野球チームに入っていることを知り、キャッチボールに誘う。ミットと防具姿で現れた塩山は将来プロ野球選手になるのが夢だと明かす…というのが今回のおはなし。山ちょが女だったら気持ち悪いというてつちんに「山ちょが男だから友達になったわけじゃない」と答えたり、プロ野球選手になりたいと話す塩山に「女なのに?」と返答。「そう思うよね…」と悲し気な表情をみせた塩山に「別に関係ねえか、女でも」と答えたり…。そんな直ちゃんの優しさに「男とか女とか関係なく、きちんと一人の人間と向き合ってる直ちゃんが素敵」「直ちゃんみたいな子と友だちになりたかったなー」「直ちゃんの優しさ染みました」などの反応が。「敢えてデリケートな部分をテーマに、直ちゃん達を通して考えさせられる深い話」「小三という男女で大きく変わってくる微妙な年齢を大人が演じることで、大人が考えなくちゃいけないことが沢山あるというのがよく見える」など本作に“考えさせられた”という視聴者の声も寄せられている。(笠緒)
2021年01月23日杉野遥亮が「AuDee(オーディー)」で配信中のラジオ番組「杉野遥亮の『今度は長ズボン』」に磯村勇斗がゲスト出演。プライベートでのエピソードをたっぷりと語る。「AuDee」は、TOKYO FMとJFNが運営する音声サービス。ラジオ初挑戦の杉野さんが、ここで番組を期間限定配信している。1月21日(木)の配信回では、共演をきっかけにプライベートでも親交の深い磯村さんをゲストに、お互いの第一印象、仲良くなったきっかけ、普段話していることなどを語っていく。さらに番組では、お互いの好きなところを紙に書き、それぞれが何と書いたのかを当て合うクイズも実施。磯村さんをゲストに迎える際、「収録は数回目で慣れてきたのに、今日は過去イチ緊張してる…!友だちにちゃんと仕事しているのを見られている気分」と心境を語る杉野さん。そして、ゲスト出演した磯村さんは「まるで、朝までお酒を飲んで語り合ったような気分」と感想を明かしている。「杉野遥亮の『今度は長ズボン』」は毎週木曜日20時~AuDeeにて配信中。(cinemacafe.net)
2021年01月21日COCOON PRODUCTION 2021 DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』の上演が決定し、大竹しのぶ、大倉忠義、杉野遥亮、池田成志が出演することが18日、明らかになった。同作はノーベル文学賞受賞、ピュリッツァー賞4回受賞などの輝かしい足跡を誇り、“アメリカ近代劇の父”と称される劇作家、ユージン・オニールが凄惨な家族の姿を描いた自伝劇。彼の死後、妻によって発表され、4度目のピュリッツァー賞を獲得し、アメリカ最高の作家とされるオニールの評価を決定付けた。戯曲冒頭に付けられた妻への献辞の中で、オニールは本作を「血と涙で綴られた、古い悲しみの劇」と記す。悲劇的な家族の歴史を人間の真実を突く普遍のドラマに昇華させ、自らの人生に“赦し”を与えたオニールの代表作で、世界中で繰り返し上演されている。シアターコクーンでの舞台作りは5作目となるイギリス演劇界のトップランナー、フィリップ・ブリーンが演出を手掛ける。モルヒネ中毒に冒されて常に精神が不安定な母メアリーに大竹しのぶ、アルコールに溺れ父親の脛をかじって放蕩を繰り返す長男ジェイミーに大倉忠義、結核を患っている次男エドマンドに舞台初挑戦の杉野遥亮、アイルランド系移民で、金銭に対して異常な執着を持つ俳優の父ジェイムズ・タイロンに池田成志と豪華キャストが揃った。6月に東京・Bunkamuraシアターコクーン、7月に京都・京都劇場の上演を予定している。○大竹しのぶ コメントユージン・オニールの作品は『喪服の似合うエレクトラ』(04年上演)以来、二度目の挑戦です。今回も精神を病みそうな作品で(笑)、“頬に手を触れる”とか“肩にかける”といった繊細なト書きの一つ一つに、孤独と愛があふれていると感じます。演出のフィリップがその意味を全部わかるように説明してくれると思うので、とても寂しいお話だけど、すごく幸せな舞台になると思います。フィリップの稽古場は、他の方へのノートを聞くだけでも鳥肌が立つくらい、本当に発見が多くて楽しいです。どんな道を通ってもいつかは到達点に辿り着ける、そう信じて皆で旅をしているような感覚。今回も役者4人とフィリップで、濃密な旅に出かけることになるだろうと楽しみにしています。家族のスリリングな会話劇から、今、その場で起こっている現実、愛や人生を目の当たりにしていただきたい。何か大きなものをズシッと受け止めた…、そんな感触を与えられる舞台を目指したいと思います。○大倉忠義 コメント以前から、大竹しのぶさんに「一緒に舞台をやりたいね」とお声をかけていただいていたんです。今回やっと実現する! と思って、詳しい話を聞く前に「やります!」と即答し、後になって作品の内容や演出の方についての情報を知って、これはものすごいハードルだぞ…と若干ひるみました(笑)。でも映像にはなかなかない、演劇だからこそ出来る内容だと思うし、この作品にどっぷり浸かることで、自身のレベルアップにつなげていかなくてはと。しのぶさんと同じ舞台に立ちたい人は山ほどいると思うので、こんな素敵な場所に誘っていただけて、本当にありがたいなと思います。今、多くの方が辛い状況にいると思います。芝居のテーマは重いかもしれないけれど、始まりから終わりまで、辛い現実をちょっとでも忘れて没入できる…、そんな体験をしていただけたら嬉しいですね。皆さんに豊かな時間を提供できるよう、頑張りたいと思います。○杉野遥亮 コメントいつかは舞台をやりたいと思っていたので、今回の機会に感謝し、すごくワクワクしています。同世代の俳優仲間に初舞台をシアターコクーンで…と話したら「え〜!」、しかも大竹しのぶさんと…「ええ〜!」さらに演出の方がイギリス人で…「えええ〜!」というもっともな反応が(笑)。とにかくコトが大きすぎて、一周回って逆にフラットな気持ちになってきました。何も出来ないんだから怖がることもない、頑張るしかない。わからないことは「わからない」と言って、迷わずに聞いていこうと思っています。作品は難しいけれど、このコロナ禍で僕も家族について見つめ直すところがありました。自分たちが楽しくいられる空間って何だろう、自分らしく生きるには…と考えた時にこのお話を読んで、けっしてかけ離れた物語じゃない、共感できるものは確かにあるなと感じて。今はとにかく、嘘や後悔なく一生懸命生きることをこの作品への準備と考えて、日々を過ごしていこうと思っています。○池田成志 コメント大竹しのぶさんと舞台を…と声をかけていただき、嬉しさと同時に怖いなという気持ちがありました。本当に豹変してしまう、スゴい役者さんですからね。で、どんな作品?と思ったら、これまた非常に深い、それぞれが鬱屈を抱える家族のお話で。コロナ禍の今、こんな重い話を〜と思うかもしれませんが、僕は、演劇は多様であるべきだと思っています。僕自身、昨年末はとっても下品な明るい芝居をしていたけれど(笑)、今度は180度違う舞台に参加できる。その幸せを噛み締めて挑みたいですね。演出のフィリップさんについては、彼の作品に2度出演している三浦春馬君とお仕事でご一緒した時に「どんな人?」と聞いたことがあって。「メチャいい人ですよ!」ってすごく信頼していましたね。きっと舞台に対して誠実な人だろうからとても楽しみです。6月に社会がどうなっているかはわからないけれど、僕らはしっかり準備をしてお客様をお待ちします。劇場にいるあいだだけはコロナのことは忘れていただきたい。そんな時間をお届けできればと思っています。○あらすじ1912年、夏のある日の朝。俳優ジェイムズ・タイロンの別荘の居間で、家族が朝食後の団欒を楽しんでいる。しかしその会話から徐々に明らかになるのは、彼らの実像、家族を覆う暗い陰である。父ジェイムズは異常な吝嗇家であり、母メアリーは麻薬の常習者、長男ジェイミーは酒と女にだらしない放蕩息子で、次男エドマンドは肺を病んでいる。メアリーは昔、幼い息子ユージンを亡くしたことで罪の意識にさいなまれていた。その後にエドマンドを出産し、産後の病気をきっかけにモルヒネ中毒に陥ってしまったのだ。家族の確執が次第にあぶり出されていく中、再びモルヒネに手を出したメアリーが幻覚に襲われ始めて……。
2021年01月18日ドラマ『直ちゃんは小学三年生』のタイトルそのものズバリ、小学3年生の“直ちゃん”を演じる杉野遥亮さん。衣装合わせで自身の小学生姿を見て「かわいかったです」と微笑む。ちなみに写真で手に持つキャップも、衣装のひとつ。純粋だった子供時代を思い出すほんわかヒューマンドラマ。「小学生姿には全然抵抗はなかったです。むしろ着てみたことで、早く台詞を言いたくなりました。台本を初めて読んだ時は、ピュアな心がたくさん詰まっていると感じたんです。もし僕に子供がいたら読み聞かせしたい!そんな温かさのあるお話です。台本の時点では『ここの台詞はこんなふうに肉付けしたらいいかな』とかも考えました。だけど、監督とお話をして、衣装も着てみて、大人が小学生を演じる意味も踏まえ、役を構築するというより、心から台詞を言えるように、自分の心をきれいにしておかなきゃなと思いましたね。秘密基地を作ったり、鬼ごっこしたことも思い出したなあ。“チヨコレイト”って大人になってもやりたいのに、やろうとすると『今さら?』みたいな空気が流れるじゃないですか。絶対に楽しいのに~!」“大人が小学生を演じる意味”を、どんなふうに捉えているのだろう。「たとえば、日常的に見て見ぬふりをしていることってたくさんあると思うんです。僕、そういうことに対して日頃から『なんでだろう?』ってすごく考えるんですよね。このドラマでは、子供らしい『なんでだろう?』が、人や物事の本質に迫る問いとして投げかけられている。そこに、100%大人の見た目の僕らが子供を演じる意味があるんじゃないかと思います」演じる直ちゃんは、純粋で真っすぐな性格。この役にキャスティングされた心境は?「プロデューサーさんに、あて書きしたつもりとおっしゃってもらい、そう思われていることが嬉しかったです。わりとまっとうに生きてきたつもりではありますけど(笑)」ユニークな良作が次々に生まれているテレビ東京の深夜ドラマ枠。「やっぱり視点が尖ってますよね。見る側としても心から『コレ、すっごい好き!』って思える発想の作品が多いし、演じる側としてもワクワクします。『バイプレイヤーズ』の新作にも出演させていただいたことも含めて、学びがちりばめられたテレ東ドラマに出合えて幸せです」実は『直ちゃん~』は6話で完結し、同じ枠で新ドラマが始まる。1クール内2作品連続で主演を務めるのは、杉野さんが初めて。続けて見ると面白さが増すこと間違いなし!ドラマ25『直ちゃんは小学三年生』直ちゃんと、金持ちで賢いきんべ(渡邊圭祐)、貧乏でガサツなてつちん(前原滉)、心優しく泣き虫な山ちょ(竹原ピストル)の4人を、ブラックさを交えて描く。1/8より、テレビ東京ほかで毎週金曜深夜0時52分~放送。©「直ちゃんは小学三年生」製作委員会すぎの・ようすけ1995年9月18日生まれ。千葉県出身。2017年、映画『キセキ-あの日のソビト-』で俳優デビュー。現在、『FINEBOYS』にて「主演・杉野遥亮。」を連載中。公開待機作に『東京リベンジャーズ』。パーカ¥48,000(ファッチーズ)シャツ¥33,000(ダイリク) 共にシック TEL:03・5464・9321ブーツ¥45,000(ニードルズ/ネペンテス TEL:03・3400・7227)その他はスタイリスト私物※『anan』2020年1月13日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・速水昭仁インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2021年01月12日本田翼主演でマッチングアプリから始まる出会いと恋愛を描く新春スペシャルドラマ「アプリで恋する20の条件」が1月10日(日)オンエア。杉野遥亮、山本舞香、鷲見玲奈、濱津隆之、野村周平らが共演し、Huluでは放送後“その後”の物語も配信される。合コンもなければ飲み会もなく、とにかくどこにも出会いがない…そんな現代の男女がリモートでつながる新たな出会いの場である“マッチングアプリ”。もともと何の関係もない男女が出会う“アプリ”の世界にはプロフィールの“盛りテク”や駆け引き、時に驚きの出会いもある。アプリで恋する条件とは?みんなの「知りたい」が詰まった笑って、キュンして、ホロリとくる、6人の男女が織りなすリッチなラブコメディとなる本作。キャストには「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」や「チート~詐欺師の皆さん、ご注意ください~」などの作品で知られるほか、最近ではゲーム配信で新たなファン層を広げている本田さん。また先日放送の「教場II」での鮮烈な印象も冷めやらぬ中、主演作「直ちゃんは小学三年生」の放送も開始された杉野遥亮。昨年は「ハケンの品格」『とんかつDJアゲ太郎』などの作品に出演、その魅力をさらに加速させる山本舞香。テレビ東京アナウンサーからフリーに転身、活躍の場を広げている鷲見玲奈。『カメラを止めるな!』が大きな話題となり今年『ヒノマルソウル~舞台裏の英雄たち~』の公開も控える濱津隆之。『ちはやふる』シリーズなどで人気俳優へと飛躍、昨年放送の「DIVER-特殊潜入班-」では新たな表情もみせた野村周平も共演する。イベント会社に勤める28歳の加瀬妙子(本田さん)が、知り合いのカフェ店員・遥斗(野村さん)の勧めで“マッチングアプリ”を始める。最初はなかなか「いいね」が付かない妙子だが、アプリの達人を自称する遥斗の教えで、遂に好条件の男・長谷川誠(杉野さん)とマッチング。万全の準備で初デートに挑むもイケメンなのに不愛想で、口が悪い誠への印象は最悪。一方、「ヤリモク(=性行為を目的とすること)」を公言する遥斗は、アプリで出会った美しい女性・咲子(鷲見さん)の思わせぶりな態度に振り回され、毎度ギリギリではぐらかされていた。妙子の上司・糸川(濱津さん)も妻に逃げられた寂しさからアプリで女子大生・実日子(山本さん)とマッチングするが、実日子の目的は「メシモク(=食事を奢らせることを目的とすること)」。アプリを通して、それぞれの想いが交錯する中、遂に決戦の日が訪れる。3組の男女の恋の行方は…というストーリー。地上波放送直後からはHuluオリジナルストーリーとして、アプリで“マッチング”した妙子と誠のその後を描く「アプリの向こう側編」も独占配信されるので、こちらもお楽しみに。スペシャルドラマ 「アプリで恋する20の条件」は1月10日(日)22時30分~日本テレビにて放送。(笠緒)
2021年01月10日清野とおるの漫画「東京怪奇酒」が、杉野遥亮主演でドラマ化されることが決定。杉野さんは本人役で出演する。原作は、「その『おこだわり』、俺にもくれよ!!」「東京都北区赤羽」など、奇天烈かつ強烈な体験を漫画にした実話系漫画家・清野さんの漫画。清野さんが知人から心霊話を聞き、そのスポットにわざわざ出向き、飲酒するという実体験を描いている。ドラマでは、ホラーが大の苦手な杉野さんが、原作と同じように、毎話様々なゲストから心霊話を聞き、夜な夜な怪奇酒を体験。回を追うごとに杉野さんの心の動きが変化していく。テレビ東京と清野さんがタッグを組むのは、今回が3度目。本作の連載を開始したころから「自宅内で『何か』が激しく崩れ落ちる音が聞こえるようになった」と明かす清野さんは、「連載終了が近づくにつれ、『崩れる音』が聞こえる頻度は増え、音量も大きくなってきた。『これは死の足音かもしれない。連載終わったと同時に死ぬのかも・・・』そう覚悟したタイミングでの、まさかのドラマ化決定。あの音は、ただの『福音』だったのかもしれませんね♪」と不思議な体験を披露。また、同じく杉野さん主演の「直ちゃんは小学三年生」のオープニングテーマを担当する「OKAMOTO’S」が、本作ではエンディングテーマを担当することも決定。新曲「Complication」を書き下ろし、2月24日配信がスタートする。「OKAMOTO’S」オカモトコウキは「怪しさ、凶悪さ、演奏、全てが今までのOKAMOTO’Sの楽曲の中でも最高到達点を記録したと自負する一曲。ドラマを彩る一要素になることでしょう。どうぞ、お楽しみに」とコメントしている。<あらすじ>俳優・杉野遥亮はホラーが大の苦手だが、海外ホラー映画の主演オファーがきてしまう。そしてある日、自身のラジオ番組「杉野遥亮の今度は長ズボン」にゲスト出演した漫画家・清野とおるから「怪奇酒」の話を聞く。怖がりな人ほど「怪奇酒」は向いていると言われ、勧められるままに杉野は「怪奇酒」を体験することに。ドラマ25「東京怪奇酒」は2月19日より毎週金曜日深夜0時52分~テレビ東京・テレビ大阪ほかにて放送(全6話)。毎週地上波放送に先駆けてひかりTV・Paraviで先行配信(初回配信日:2月12日(金)23時~ ※毎放送1週間前から先行配信)。(cinemacafe.net)
2021年01月08日本田翼が主演、杉野遥亮、山本舞香、鷲見玲奈、濱津隆之、野村周平と “マッチングアプリ”による出会いと新しい恋愛のカタチを描く新春スペシャルドラマ「アプリで恋する20の条件」の放送が決定。地上波放送に先立ち、Huluではドラマを先行配信、さらに地上波放送直後からHuluオリジナルストーリーとして、アプリで“マッチング”した妙子と誠のその後を描く「アプリの向こう側編」を独占配信する。ストーリーイベント会社に勤める28歳の加瀬妙子(本田翼)は、いつも“選ばれない”人生にうんざりしていた。この日も会社でミスをして社長の糸川(濱津隆之)から叱責を受け、家に帰ると彼氏から別れを告げられてしまう。そんな妙子は知り合いのカフェ店員・遥斗(野村周平)の勧めで“マッチングアプリ”を始めることに。なかなか「いいね」が付かずアプリの中でも“選ばれない”妙子だが、アプリの達人を自称する遥斗の教えで、ついに好条件の男・長谷川誠(杉野遥亮)とマッチング。万全の準備で初デートに挑むが、不愛想で口が悪い誠への印象は最悪。この“マッチング”は妙子にとって、吉とでるか、凶と出るか?一方、遥斗はアプリで出会った美しい女性・咲子(鷲見玲奈)の思わせぶりな態度に振り回され、毎度ギリギリではぐらかされてしまう。妙子の上司・糸川も妻に逃げられた寂しさからアプリで女子大生・実日子(山本舞香)とマッチングするが…。アプリを通して、それぞれの想いが交錯する中、遂に決戦の日が訪れる。3組の男女の恋の行方は?監督は、『午前0時、キスしに来てよ』『ひるなかの流星』と恋愛映画を手がけてきた新城毅彦監督。合コンもなければ飲み会もなく、とにかくどこにも出会いがない。そんな現代の男女がリモートでつながる新たな出会いの場“マッチングアプリ”を通して、6人の男女が織りなすリッチなラブコメディを描く。本田翼/加瀬妙子現代的なラブストーリーです脚本を読ませて頂いて最初に感じたことはリアリティ感です。人との出会いは様々だと思いますが、今の時代、職場や友人の紹介だけではなく、マッチングアプリを通して共通の趣味などをきっかけに出会う、このドラマはそうした今の“出会い方”を描いた現代的なラブストーリーです。そして今回、初共演の方も沢山いらっしゃいますが、個性が強い皆さんなので撮影がとても楽しみです。2021年“キュン初め”は、是非この『アプ恋』で!地上波でもHuluでも、何度も見て頂けたら嬉しいです。宜しくお願いします。杉野遥亮/長谷川誠恋愛作品は久しぶり恋愛作品に出演するのが、久しぶりなので緊張します。長谷川誠という人は、ある意味正直でとても不器用な魅力的な人だなと思います。僕には恋愛テクニックがあまりないので、監督と長谷川誠という役について一緒に考えることができたら嬉しいです。初めて共演する方もいらっしゃるので短い期間ですが、コミュニケーションをとれたらいいなと思ってます。「アプリで恋する。」というワードが僕にとってはパワーワードだったのですが、そこにある純粋なストーリーや心の通い方を面白く大切に演じたいです。山本舞香/島田実日子どんな現場になるか楽しみ前回、新城監督の作品に出演した際、楽しくて色々とお話しできたので、また新城監督とご一緒できて嬉しいです!(台本を読んで)それぞれの関係性や展開がリアルで面白そうだなと思いました。私が演じる実日子は、強気だけど実はピュアな所がある子なので考えながら演じたいなと思います。共演者の方とも、どんな現場になるかすごく楽しみです。「マッチングアプリ」をやっている人が周りには居ないので、色々と知れるいい機会だなと思います。しっかりと島田実日子を演じつつ、撮影も楽しめたらと思います!鷲見玲奈/三上咲子ドラマ初出演!初めてのドラマ出演で、こんな豪華なキャストの皆さんと、こんな素敵な役どころで出演させて頂いていいものなのかと、最初は驚きと感激と……、そして“ちゃんと出来るのか”という不安な気持ちが押し寄せてきました。でも、こんな機会なかなか無いので、とにかく撮影現場を楽しみたいと思います。私の演じる「咲子」は、色気と余裕がある女性で、私の憧れの女性像でもあります。アナウンサー役以外を演じるのは初めてですが、自分なりに考えながら、少しでも近づけるように頑張りたいです。新城毅彦監督の恋愛作品は、学生のときから見てきたので、携われることがとても嬉しいです。共演者の皆さんも、ドラマや映画で見てきた皆さんなので、この貴重な経験を大切に頑張りたいと思います。フリーになって色々な経験をさせて頂いてますが、今年の最後にこんな素敵な作品に参加できるということで、残っている力を全部注ぎ込みたいと思います!濱津隆之/糸川弘樹アプリは何度かやったことはあるのですが…アプリは一つでも、そこに集まってくる人達の思惑は色々で、その行き違いの先のぶつかり合いみたいなものは正しく人間だなと思いました。糸川はすぐ泣いたり、実日子に上手に使われたりと、いわゆる社長と言うよりはどこかちょっと軟弱というか、可愛げがあるように感じました。新城監督とは、初めましても初めましてなのでどうなるか分からないですが、そこを楽しんでいけたらいいなと思います。共演する皆さんも初めましてなので、楽しんでやれたらいいなと思います。マッチングアプリは、何度かやったことはあるのですが、全くでした。未だに一人です。見てくれた方が楽しい気持ちになる作品になるように、頑張ります!野村周平/高木遥斗面白いキャラクターになればいいな(台本を読んで)「マッチングアプリ」という今どきの出会い方を題材にしているのが面白いなと思いました。高木遥斗という役が、ドラマ全体として面白いキャラクターになればいいなと思います。本田さんと山本さん以外のみなさんとは初共演なので、一緒にお芝居できるのが楽しみです。自分は自分なりに全力で、みなさんに負けないように頑張ります!!僕自身も僕の周りも「マッチングアプリ」をやっている人はいないのですが、こういう職業をしていなかったら一度やってみたいなとは思います(笑)ドラマを見て頂いてみなさんに笑って頂き、こういう世界を知って頂けるような作品にしっかり作り上げたいと思います。頑張ります!新城毅彦 監督スタッフの体験談がもとになっているマッチングアプリという非常に現代的な題材を扱っていますが、そこで描かれる人間関係や恋愛はどこかリアルで、普遍的だったりします。実際にエピソードのいくつかは、マッチングアプリを使っていたスタッフの体験談をもとにしているんです。本田翼さんはじめ個性豊かな出演者の皆様と一緒に、新春にふさわしい、上質なラブコメディをお届けできれば幸いです。スペシャルドラマ 「アプリで恋する20の条件」は2021年1月10日(日)22時30分~日本テレビにて放送。Huluにて1月7日(木)18時より先行配信。地上波放送終了後から、オリジナルストーリー「アプリの向こう側編」を配信予定。(text:cinemacafe.net)
2020年12月21日作曲家、ピアニストの一柳慧。現代音楽の巨匠の軌跡を辿るプロジェクト「Toshi 伝説」が、2021年1~3月に開催される。12月9日、一柳本人と出演者らが出席してオンライン会見が開かれた。「共鳴空間(レゾナントスペース)」「エクストリームLOVE」の公演情報はこちらプロジェクトは一柳の神奈川芸術文化財団芸術総監督就任20周年を記念するもの。一柳は2月に満88歳になるので、日本流にいえば米寿祝いも重なる格好。タイトルの「Toshi 伝説」は、もちろん「都市伝説」と名前をかけたものだが、一柳の音楽が、時代とともに変遷はしても、東京とニューヨークを軸に、常に「都市=都会」の音楽であることを表している。ローマ字表記には、音楽界の重鎮ながら、まったく権威的でない人柄、自由でポップなありようを込めた。プロジェクトは一柳作品と関連作品を並べた3つのイベントからなる。(1)大山エンリコイサム展「夜光雲」内でのコンサート(1月17日・神奈川県民ホール・ギャラリー)。一柳は60年代から美術や建築とのコラボによる芸術表現の可能性を探ってきた。「音幻」と題するチェンバロと笙の共演。(2)一柳の管弦楽作品を3曲集めた「レゾナントスペース(共鳴空間)」(2月13日・神奈川県民ホール)。一柳は、日本人管弦楽作品の年度最優秀賞にあたる尾高賞を5度も受賞している。演奏曲は《ビトゥイーン・スペース・アンド ・タイム》(2002)、ヴァイオリン協奏曲《循環する風景》(1983・尾高賞)、交響曲第8番《リヴェレーション2011》。演奏は鈴木優人指揮東京フィルと成田達輝のヴァイオリン独奏。鈴木には新作のファンファーレ作曲も委嘱されている。(3)室内楽公演「エクストリームLOVE」(3月20日・神奈川県立音楽堂)は、一柳のさまざまな「顔」が見える3部構成。成田のヴァイオリンを中心に一柳が《クロイツェル・ソナタ》のピアノも弾く「Classical」。三味線の本條秀慈郎らの出演で邦楽作品を集めた「Traditional」。そしてピアニスト河合拓始が、一柳初期の前衛時代の代表作《ピアノ音楽》の全7曲を一挙に弾く「Experimental」。ロビーには卓球台をインターフェイスにして音楽を奏でるシステムも設置。試奏可。一柳は、「作曲家では一番強い」と自負する大の卓球好きだ。会見で「まとめ」を求められて一柳。「むしろまとまらない方向で。芸術音楽からジャズ、ロック、歌謡曲まで、演奏者のみなさんが新しい音楽の片鱗を感じさせてくれる。そういう音楽会になるといいなと思っている」と期待を述べた。一柳慧(いちやなぎ とし)●1933年生まれ。19歳で渡米、ジョン・ケージと出会う。1961年、ケージの音楽を最初に日本に紹介した衝撃は「ケージ・ショック」として伝説。徐々に、伝統的スタイルの西洋音楽や、東洋の音楽との接点を見出し、器楽曲、室内楽曲から交響曲、オペラまで、あらゆるジャンルに作品を書き続けている。(宮本明)
2020年12月15日熊川哲也 Kバレエ カンパニー Winter 2020『くるみ割り人形』が開幕。ひと足早くゲネプロを鑑賞した。芸術監督の熊川による演出・振付で2005年に初演され、レパートリーとなった本作。クリスマスシーズンに世界中の劇場で上演される風物詩にして定番といえる古典を、熊川版では再構成。豪華絢爛な美術がダイナミックに転換されていく効果で、壮大なスケールのファンタジーな冒険譚が立ち上がる。ゲネプロは、人形のマリー姫がねずみに翻弄される紗幕越しのシーンで幕開け。人形の国と領地を争っているねずみ国の王様は魔法で、マリー姫をねずみに・彼女の婚約者である王子をくるみ割り人形に変えてしまう。一方、人形の国王から命を受けたドロッセルマイヤーは呪いを解くための硬いくるみを割れる純粋な人間を探す旅へ。そこで出会った少女クララを待ち受けるものとは──。一幕の見どころは、人間のクララを人形の世界へ連れ出そうとするドロッセルマイヤーの鮮やかな手さばき。サイズの異なる人形と人間の世界を対比させるため、大広間のクリスマスツリーが巨大化する様子に目を奪われた。チーズ砲をはじめ、ツリーの麓で繰り広げられる人形vsねずみの大戦争の描写もユニークだ。一転、クララ・くるみ割り人形・ドロッセルマイヤーのパ・ド・トロワが終わり、青い幕が降りると舞台上は一面の銀世界に。粉雪の中で幻想的に舞い踊る雪の精たちの姿に、思わず息をのんだ。クララに助けられ、本来の姿を取り戻したマリー姫と王子は、祝祭ムードの中でグラン・パ・ド・ドゥを踊る。作品のクライマックスを飾るこのデュエットを取材日に繰り広げていたのは、毛利実沙子と高橋裕哉。クララ役の河合有里子が振りまくピュアな魅力に対して、堂々と成熟したステップで客席を魅了した。ドロッセルマイヤーに扮したのは、杉野慧。不思議な力で物語を動かす、ミステリアスな存在感を見せつけた。なお現在、熊川が本作について語るコメント動画が公開されている。バレエ界の“アイコン”ともいえる『くるみ割り人形』を「絶対に毎年やらなければならない、マストな公演」と語る理由を聞き届けよう。コロナ禍においてこの作品が果たす役割を、改めて見つめ直してみては。公演は12月2日(水)~6日(日)に、東京・Bunkamuraオーチャードホールにて。ぴあでは、座席指定できるチケットを販売中。なお、小林美奈(マリー姫)・栗山廉(くるみ割り人形 / 王子)・吉田このみ(クララ)・宮尾俊太郎(ドロッセルマイヤー)のキャスティングで上演される5日(土)17:00開演回はオンラインでの生配信も。PIA LIVE STREAMから翌日17:00までアーカイブ視聴できる。取材・文:岡山朋代
2020年12月03日中条あやみが主演をつとめる、実話から着想を得た物語『水上のフライト』からメイキング映像が到着。主人公・遥を演じる中条さんと、エンジニアの颯太を演じる杉野遥亮のセリフ合わせの1シーンが収められている。主演の中条さん自身、本作の脚本に感銘し、「どんな人にも前を向くチャンスは平等に与えられている!」と大変な熱量で挑んだという本作。今回解禁となったのは、そんな中条さんと杉野さんが、兼重淳監督の演出のもとセリフ合わせをする一幕で、2人がカヌー教室に到着したシーン。遥が心を閉ざす中、特別扱いせず自然体に接する颯太が遥の車椅子を押そうとするが、遥がそれを拒絶。劇中ではシリアスなシーンだが、リハーサルの中では終始笑顔がこぼれ、ふたりの信頼関係の深さがうかがえる。その後もカヌー教室の子どもたちとの楽し気なやりとりや、カットがかかると瞬時に晴れやかな笑顔に2人の姿など、明るい撮影現場の空気が収められている。カヌーに打ち込む遥を演じるため猛特訓をこなした中条さんだが、そんな苦労を感じさせない爽やかな笑顔や明るい言動は、杉野さんや子どもたちをはじめ、現場スタッフをも明るく盛り上げる太陽的な存在となった。終始和やかな様子の映像は、ポジティブなエネルギーで溢れている。『水上のフライト』は11月13日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:水上のフライト 2020年11月13日より全国にて公開©2020映画『水上のフライト』製作委員会
2020年11月03日映画『水上のフライト』(11月13日公開)の完成報告会見が21日に都内で行われ、中条あやみ、杉野遥亮、小澤征悦、兼重淳監督が登場した。同作は実話から着想を得たオリジナル作。自分の実力に絶対の自信を持つ高慢な遥(中条)は、走高跳で世界を目指し、有望スポーツ選手として活躍していた。だがある日、不慮の事故に合い、命は助かったものの2度と歩くことができなくなってしまう。将来の夢を絶たれた遥は、心を閉ざし自暴自棄になるが、周囲の人々に支えられカヌーという新たな夢を見つける。勝負の話ということで、「験を担ぐ時にしていることは?」という質問に、監督は「髭を整える」と回答する。続く杉野が「早く寝る、とかですかね。お風呂とかもお湯に入ったり……」と答えると、周囲は不思議そうな空気に。MCの笠井信輔アナが「験担ぎの意味は、いいことがあるようにということで、祈るみたいな……」と丁寧に説明すると、杉野は「ああ〜そうなんですね! じゃあ特にないかもしれないです」と答え、耳まで真っ赤に照れると会場は大爆笑。天然を炸裂させる杉野に、小澤は「もうやめてよ、お前の後しゃべりたくないんだよ!」と苦笑していた。また中条は「頑張りたい時はお米を食べるようにしてます。そっちの方がパワー出る気がする」と語り、小澤は「大事な撮影の時は赤パンを履いています」と意外な答え。小澤は「ルーティーンで赤パンを履くんですけど、その中でも特に『このパンツを履いた時はいい芝居ができた』というパンツがあって、今日もそのパンツを履いてます」と告白する。「杉野を超えるにはこれくらいしかないんですよ!」ととっておきのネタを披露した小澤は、「赤パンは20枚以上持ってます。赤いものを体につけると元気が出るらしい。もう10年以上前から赤パン1本です。いろんな赤があるけど。干すと壮観です」と明かした。
2020年10月21日端正なルックスに、常に自然体な雰囲気。周囲を包み込むような、穏やかさを纏う杉野遥亮さんは、自らをよく知る人でした。素直に、真正面から人と向き合ってきた彼が考える、愛される人の秘訣とは…?“いま、愛される男たち”という今号『anan』の特集テーマを伝えると、思わずはにかむような笑顔を浮かべた杉野さん。「僕、愛されているのかな?(笑)自分ではそんなにわからないですが…もしそうだとしたら、僕自身が“人好き”だからかもしれません。男女や年齢の上下も関係なく、好きな人にはすぐ『好き』と言ってしまうから」ほぼ直感的に人を好きになるという杉野さん。では、相手に対して好意のスイッチが入る基準はありますか?「自分に正直に生きている人はすごく好きです。たとえば最近の若手芸人さんでも、自分の意見をはっきり言える方が多いと思うんです。それは相手の考えを否定しているわけじゃなくて、きちんと本音でぶつかっている証拠というか。そんなふうに、自分という軸をしっかり持って発信していける人が、今の時代に愛される人なのかなと思います」かく言う杉野さん自身はというと、「今までは他人に影響を受けやすいタイプでした」と振り返る。「“スポンジ体質”って言うんですかね。よくも悪くも、何でも人の考えを吸収してしまうから、軸がブレやすかったんです。それが変わってきたのは、ごく最近のこと。きっかけは、断捨離です(笑)。自分の中の余計なものをいろいろとそぎ落としていくうちに、いま取り組むべきことや、本当に大切にすべきことが見えてきた気がしました。考え方の転換期かもしれません」モノを手放すことで、気持ちも整理できたという。見つけたのは、“自分は自分”という答え。「みんなどこか自分が“普通”でいたいから、『はみ出さないように』『溢れ出さないように』と思っているけれど、本当ははみ出たっていいし、溢れ出たっていいし、足りなくたっていい。『全部まるっとそれが自分なんだ』と考えられたらいいなと思うんです」言葉で取り繕うのではなく、本質と本質でぶつかりたい。そんな杉野さんが出演する映画『水上のフライト』は、パラリンピックの正式種目でもあるパラカヌーをテーマにした人間ドラマ。事故をきっかけに二度と歩けなくなった主人公の遥(中条あやみ)が、パラカヌーとの出合いを通して希望を取り戻していく姿を描く。「自分自身に嘘がない人って魅力的ですし、そういう人を見ると周りは応援したくなると思うんです。主人公の遥がまさにそう。ただ、事故に遭う前の遥は、人に支えられて生きていることをきちんと理解できていなかった。でも最終的には自分の弱さをすべてさらけ出して、本音でぶつかっていくことができたから、僕が演じた颯太をはじめ、たくさんの人の愛を感じることができたんだと思います」相手の顔色を見て適当な言葉を取り繕うのではなく、この映画の登場人物たちのように、本質と本質でぶつかり合うこと。それが理想のコミュニケーションのあり方だと杉野さんは言う。「自分の個人的な感情を度外視して、相手のことを100%考えられる人の言葉にはやっぱり説得力があると思います。実は僕自身にも最近、僕のことを本気で叱ったり、心配してくれる存在が何人か現れて。そういう人に恩返ししていきたいなと思いました。究極の理想を言うと、余計な気づかいすらせずに、テレパシーみたいに自分の気持ちをそのまま相手に伝えることができればいいのになって思うんですけど(笑)」ストレートな言葉で思いを語ってくれた杉野さん。この飾らない人柄こそが、多くのファンや周りの人に愛されている理由なのかも。「まずは自分のことを徹底的に好きになろうと思います。今の自分を最強に愛することができてからじゃないと、他人を愛することはできないと思うから。自分のダメな部分はどんどん改善して、もっと高めていきたいです」映画『水上のフライト』不慮の事故で脊髄を損傷してしまった走り高跳びの選手・藤堂遥が主人公。杉野さんは遥を陰で支えるエンジニアの加賀颯太を演じる。実在するパラカヌー選手に着想を得た奇跡の物語。11月13日(金)公開予定。©2020 映画「水上のフライト」製作委員会すぎの・ようすけ1995年生まれ、千葉県出身。2015年に第12回FINEBOYS専属モデルオーディションでグランプリを獲得。『キセキ ―あの日のソビト―』で映画デビュー。出演映画『東京リベンジャーズ』が近日公開予定。ジャケット¥196,900ニット¥92,000シャツ¥97,900(以上マルニ/マルニ 表参道 TEL:03・3403・8660)※『anan』2020年10月14日号より。写真・野呂知功(TRIVAL)スタイリスト・櫻井賢之ヘア&メイク・速水昭仁取材、文・瀬尾麻美プロップ協力・AWABEESバックグラウンズファクトリー(by anan編集部)
2020年10月11日仲村トオル、杉野希妃、斎藤工、中村ゆりが共演する映画『愛のまなざしを』が来年公開されることが決定。場面写真も到着した。貴志は、患者の話に耳を傾けてくれると評判の精神科医だが、6年前に亡くした妻・薫のことを想ってはむせび泣き、薬で精神を安定させる日々を過ごしていた。患者としてやってきた女・綾子は、治療関係を超えて貴志と気持ちが通じ合い、やがて貴志に寄り添うようになる。しかし綾子は、貴志の亡き薫への断ち切れない思いや薫との子ども・祐樹の存在を知るや猛烈な嫉妬心にさいなまれ、独占欲がふくらむ。そして、前妻の弟・茂に近づき…。本作は、亡き妻への思いを捨てきれない男と、その男に恋をする女、嫉妬と復讐と救済の劇を描く物語。これまでも強烈な自我を持つ女性を軸に、狂気ともいえる愛を描いてきた万田邦敏監督が、『UNLOVED』『接吻』に続き、共同脚本・万田珠実と3度目のタッグを組んだ。キャストには、『UNLOVED』『接吻』でキーパーソンを演じた仲村さんが、現実と幻想の区別がつかなくなる精神科医・貴志役。貴志からの愛を切望する綾子役は、監督としても活動する杉野さんが演じ、本作の発案・プロデュースも務めている。また、亡くなった姉に恋焦がれる内山茂役を斎藤さん。6年前に亡くなった貴志の妻の亡霊を、中村さんが強く儚く演じる。ほかにも、貴志の息子・祐樹役は、オーディションで選ばれた藤原大祐が演じ、映画デビュー。片桐はいり、ベンガル、森口瑤子らベテランが脇を固める。仲村さんは「『愛のまなざしを』の撮影現場は過去の自分が出演した万田邦敏監督の作品と比べると『答えなど最初からないのです』と言われ、『迷宮を駆け抜けたような』日々でした。過去の万田組の現場の雰囲気と共通していたのは涼しさより少し冷たさに近いような、ひんやりとした緊張感、でしょうか。ただそれも、過去の現場にあった張りつめていたものが、時に歪んだり捻じれたりするような新鮮な瞬間が何度もありました」と今回の撮影をふり返っている。『愛のまなざしを』は2021年公開予定。(cinemacafe.net)
2020年09月19日アイドルグループ・Hey! Say! JUMPの伊野尾慧が、新型コロナウイルスに感染したことが13日、所属するジャニーズ事務所の公式サイトで発表された。サイトでは「8月6日夜より倦怠感を感じたものの、一度も発熱することなく軽微な風邪の症状に留まっていたこと、また、弊社にて所属タレントを対象に順次実施しております抗体検査を伊野尾は8月5日に受け、その結果が陰性であったことから細心の注意を払いながら経過を観察しておりました」と経緯を説明。「その後、念のためPCR検査を実施しましたところ8月12日に陽性であることが確認されましたが夜間でもありましたため、翌日、保健所よりご指導いただいた上で皆様にご報告すべきとの考えから、本日のご報告となりました」と伝えた。伊野尾は現在、保健所の指導により自宅にて療養しながら経過観察しているという。なお、同日、木曜レギュラーを務めるフジテレビ系『めざましテレビ』を体調不良のため欠席していた。他のメンバーと担当マネージャーについては、この日PCR検査を実施した結果、全員陰性であり、かつ濃厚接触者にも該当せず。さらに、保健所の指導に基づき濃厚接触者の特定を行ったところ、所属タレント及び社員に該当者はいなかったという。そして、伊野尾は発症後、社屋及び関連施設への立ち入りもないことから、所属タレントの活動や事業活動については、感染予防対策を講じながら従来通り継続するとしている。
2020年08月13日どこをとっても非の打ちどころのないルックス。それなのに内面は人懐っこく、飾らない言葉で何でもストレートに語ってくれる杉野遥亮さん。SNSとの付き合い方や結婚願望についても伺いました!――杉野さんといえば、ツイッターをほぼ毎日更新されていますよね。ついにフォロワーも50万人を超えましたが、SNSとの付き合い方についてはどう考えていますか?最初は、ぶっちゃけ義務的でしたね。自分にとっても勉強になると思ってはじめたのですが、だんだんフォロワーが増えていくうちに、「ファンの方のためにもちゃんとしなきゃ」と思うようになって。でも、毎日ツイートしていると、どうしても“やっつけ”みたいになってしまう日もあるんですよ。「それでもいいよ」と仰ってくれる方もいるかもしれないですけど、自分がそれは嫌だから、これからもうちょっと真剣に考えないといけないなと思っています。――とはいえ、タイムラプスで自分の寝姿をアップしたり、直筆でリプライを返したりと、見ている側はだいぶ楽しませてもらっていると思いますよ。あれは、自分が楽しんじゃっているので全然いいんです(笑)。もちろん、SNSの情報が僕のすべてを表しているわけではないですが、そこにアップする文字や写真をどう解釈するかは受け手の自由だと思っているので。これからも「これを提供したら面白いんじゃないか」と自分が思うものを発信していきたいです。――お話を聞いていると、杉野さんがファンの方や周りの人に愛される理由がわかる気がします。どうなんでしょう?特別に愛されているという感覚はないですけどね。でも僕自身のことで言えば、すぐに人のことを好きになっちゃうんです。たとえば友達に対しても、「この人好き!」と思ったら、頭で考えるよりも先に「好き」という言葉が出てしまったり。――それは、女性に対しても?そうですね。好きになったら、だだ漏れだと思います(笑)。でも別に相手に同じ熱量を求めているわけではなくて、僕が「好き!」と言ったら、恥ずかしそうに「ありがとう」って言ってくれるだけでもいい。――ちなみに、結婚願望はありますか?ありますあります!30代前半までにしたいし、子どもも3人くらい欲しいなと。それで、「オレの父ちゃん最強だぜ!」って子どもたちに言われるのが密かな夢なんです。――いいパパになる自信がある?う~ん…なってみないとわからないですけど、全身全霊でぶつかるしかないんじゃないかと今のところは思っています(笑)。すぎの・ようすけ1995年生まれ、千葉県出身。2015年に「第12回FINEBOYS専属モデルオーディション」でグランプリを獲得し、芸能界入り。数々の映画やドラマに出演し注目を集めるほか、最近は松坂桃李さんや菅田将暉さんらと共演する洗濯用洗剤のCMでも話題に。出演映画『水上のフライト』『東京リベンジャーズ』が公開待機中。シャツ¥23,000パンツ¥34,000(共にスロウ/ファブフォー TEL:078・327・8285)サンダル¥35,000(セモー TEL:03・6451・0705)杉野さんが出演する『ハケンの品格』は日本テレビ系で毎週水曜22:00~放送中。篠原涼子さん演じる一匹狼の最強ハケン社員・大前春子が13年ぶりに大活躍。大泉洋さんや小泉孝太郎さんなどオリジナルキャストに加え、今回は新たに山本舞香さん、吉谷彩子さんらが仲間入り。スピンオフドラマ『ハケンの珍客』もHuluにて配信中。※『anan』2020年7月22日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・二宮ちえヘア&メイク・松田 陵(Y’s C)インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2020年07月19日放送中のドラマ『ハケンの品格』では、仕事に無気力な新入社員を演じる杉野遥亮さん。今年は出演映画の公開も控え、まさに“2020年の顔”ともいうべき若手俳優の一人だ。そんな彼に会いに行ったのは、緊急事態宣言による自粛期間が明けて少し時間が経った頃。どこか晴れやかな表情で語ってくれたのは、仕事に対する意外な葛藤と、自身に起こった最近の心の変化でした。――いきなりですが、本当に背が高いですね…。身長はどのくらいですか?185cmです。母親が170cmくらいあるので、遺伝なのかな…。小学校を卒業する時にはすでに165cmくらいだったので、昔から順調にデカかったですね(笑)。――手足が長いから、何を着ても本当によく似合いますよね。出演されている『ハケンの品格』でのスーツ姿も素敵です。ありがとうございます。――自粛期間を挟んでの撮影再開とのことですが、現場の様子はいかがですか?やっぱり自粛中は人と会えない期間でもあったので、撮影初日はみんなが誰かとしゃべりたがっている感じでしたね。僕自身も久しぶりに人と会って話せる喜びを感じましたし、「この仕事が好きだな」と改めて思いました。――念のために説明すると、『ハケンの品格』は2007年放送の連続ドラマ。この時の杉野さんは、なんと11歳でした!13年ぶりに復活する人気作の続編に新キャストとして参加するお気持ちは?もともと母がこの作品のファンだったので、僕も小さい頃によくテレビで見ていたんです。なので、「まさか」という気持ちもありますが、プレッシャーは不思議と感じていません。あの頃とは時代も働き方も変わっていますし、今の自分と同世代の社会人が感じていることを、僕なりに伝えられたらなと思っています。――杉野さんの演じる井手裕太郎は、親戚のコネを使って入社してきた新入社員という設定。仕事への意欲や目標があるわけでもなく、上司からの誘いにも後ろ向きな姿はまさに「イマドキの若者」という印象ですが…。いわゆる「ゆとり」とか「さとり」と言われる世代ですよね。確かにこういう新入社員が実際にいたら嫌かもしれませんが、一方で、僕自身は井手の素直な生き方に共感する部分も多いんです。――というと?やっぱり自分の気持ちが追いつかなければいい仕事もできないし、「それは仕方ないよな」って。そういうストレートな本音がつい表に出てしまう人なんでしょうね、井手は。第3話で彼が「はあ、会社ってなんで毎日やるんだろう…」とつぶやくシーンがあるんですけど、僕はもう「愛おしいな、この人」と思って(笑)。――愛おしい、ですか。本当は面白い人ですよ、たぶん。意図せず他人のことを傷つけてしまうこともあるけれど、自分に正直に生きているし、嘘がないし、だからこそ人に愛されるというか。――そういう生き方を羨ましいと思いますか?羨ましいし、似通っている部分もあると思います。僕の場合は、本音を隠そうとしても顔にすぐ出てしまうところがあって。良くも悪くもですけど(笑)。いろんな人がいていいし、みんなが自分の気持ちに正直に生きられたらもっといい世界になるのにな、と思うことも。難しいですけど、この作品を通じてそんなメッセージも伝えられたら嬉しいですね。――そもそも、芸能界に入ろうと思ったきっかけは?変な話、小さい頃にテレビドラマを見ていて、「あ、オレ俳優やるかも」と、漠然と思ったことがあったんですよ(笑)。でもその時は全然本気じゃなくて、建築家とかプロバスケットボール選手になりたいと思ったこともありました。そうしてフラフラしているうちに、大学受験で自分の第一志望の学部に入れなかったことで、何を目標に進めばいいかもわからなくなってしまった。そんな時にふと思い浮かんだのが俳優で。そもそも僕、時間に縛られるのがとにかく苦手なんですけど、この仕事はそういうイメージがあまりなかったので、そこも魅力的だと思いました。――なるほど、働き方に魅力を感じて(笑)。人前に出るのは、昔から好きだったんですか?子どもの頃から目立つのは好きなほうでした。ただ、どこか人目を気にするようになってからは、自分でもよくわからなくなってしまって。正直、芸能界に入ってからも、「なんでこの仕事をやってるんだろう…」と思ってしまった時期がありました。――えっ、それはいつ頃ですか?意外と最近です(笑)。「演技が上手くなりたい」とか「この作品で知名度を上げて…」とか、目の前の目標に向かって進むことは必要だと思うんですけど、僕の場合、“自分自身のために”というよりも“誰かのために”頑張ったほうが、より幸せを感じられると思って。でも、そのことをいつの間にか見失っていたんです。自分が「こうしたい」という思いと裏腹に動いている感じがして、自分自身に腹が立っていたのかもしれません。――“誰かのために”というのは、自分の周りの人だったり、ファンの方だったり?そうですね。自分の「楽しい」の根底にあるのは、誰かが喜んでくれることであり、人に何かを与えること。それに気づけたのは、本当にこの1~2か月の話です。――まさに自粛中の気づきですね。ほとんどの人がそうだったと思うんですけど、この期間は自分自身について考えざるを得なかったというか。おかげで、ようやく整ってきたような気がしています。――他にも気づいたことが?僕、昔から自分のことを“一人が耐えられない寂しがり屋の人間”だと思っていたんですけど、「意外と一人でもいられるかも」と(笑)。今思うと、自分という存在がちゃんと定まっていなかったから、誰かに会って確認したかっただけなのかもしれません。でも今は自分の中に一本の軸が通った気がしているので、これからは僕なりの主観を大事にして、少しわがままに見えても自分自身の気持ちで動くことを優先してみようと思っています。こういう考え方になってまだピヨピヨなので、正解はわからないですけど…でも今、とにかくワクワクしています。すぎの・ようすけ1995年生まれ、千葉県出身。2015年に「第12回FINEBOYS専属モデルオーディション」でグランプリを獲得し、芸能界入り。数々の映画やドラマに出演し注目を集めるほか、最近は松坂桃李さんや菅田将暉さんらと共演する洗濯用洗剤のCMでも話題に。出演映画『水上のフライト』『東京リベンジャーズ』が公開待機中。シャツ¥23,000パンツ¥34,000(共にスロウ/ファブフォー TEL:078・327・8285)サンダル¥35,000(セモー TEL:03・6451・0705)杉野さんが出演する『ハケンの品格』は日本テレビ系で毎週水曜22:00~放送中。篠原涼子さん演じる一匹狼の最強ハケン社員・大前春子が13年ぶりに大活躍。大泉洋さんや小泉孝太郎さんなどオリジナルキャストに加え、今回は新たに山本舞香さん、吉谷彩子さんらが仲間入り。スピンオフドラマ『ハケンの珍客』もHuluにて配信中。※『anan』2020年7月22日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・二宮ちえヘア&メイク・松田 陵(Y’s C)インタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2020年07月18日篠原涼子と小泉孝太郎が前作から続投する、4月期放送のドラマ「ハケンの品格」。この度、今作からの新メンバーとして、杉野遥亮、吉谷彩子、山本舞香、「Travis Japan」中村海人、塚地武雅(ドランクドラゴン)、伊東四朗の出演が明らかになった。杉野遥亮、新入社員に!「高鳴りが止まりません」篠原さん演じる一匹狼の最強ハケン社員・大前春子が13年ぶりに再び大活躍する本作。『キセキ -あの日のソビト-』『覆面系ノイズ』「花にけだもの」などに出演する杉野さんが演じるのは、新入社員・井手裕太郎。親戚の伝手を使ってS&Fにコネ入社した若者だ。コメント井手裕太郎を演じます。杉野遥亮です。『ハケンの品格』は母親が目を輝かせながら観ていたドラマ。その横でちょこんと座っていた僕が、その世界に入る事。憧れの上司、大前春子さんと一緒に働けるかもしれない事に胸の高鳴りが止まりません。と、同時に僕と同世代の社会人の方が考え、今感じている事を「伝えたい」と強く思ってます。このドラマにより心が動いて行動する、ほんの少しのキッカケになれるよう頑張ります。中堅ハケン役で吉谷彩子出演辛い過去体験がトラウマで、契約更新の度に怯える中堅ハケンの福岡亜紀を演じるのは、「グランメゾン東京」や「ビズリーチ」のCMに出演する吉谷さん。コメント高校生の頃に見ていたドラマでしたし、私にとって「強くて」「憧れる」スーパーウーマンとの初めての出会いが大前春子だったので、出演できること、共演できることが、言葉で絶対に伝わらないくらいに嬉しく、光栄な事です。一方で、とても話題な作品だからこそ、視聴者の方々の期待に応えられるか・・・という緊張感もあります。私が演じる亜紀は中々自分の事を上手く口に出せない子で、きっと共感してくれる人も多いと思うので、できる限り精一杯演じさせていただきたいです。山本舞香が新卒の派遣社員「不安や緊張も」『暗殺教室』シリーズや『東京喰種 トーキョーグール【S】』のヒロイン役などを務めた山本さんが演じるのは、新卒の派遣社員・千葉小夏。実は、就活中は大手企業を受けるも全て不合格、そこでハケンの道を選んだ女性だ。コメント13年振りに復活する、期待が高い作品に出演できることはとても光栄です。ドラマのテーマでもあり、私が演じさせていただく小夏の「派遣社員」という仕事、立場はわからない事も多いですが、演じながら学び、理解を深めていけたらと思っています。多くの先輩方との現場で不安や緊張もありますが、視聴者の方に共感してもらえるような目線で、一生懸命演じさせていただきたいです。中村海人、連ドラ初レギュラー趣味はSNSと株式投資。起業家セミナーなどにも通う“意識高い系”新入社員の三田貴士役には、ジャニーズJr.内のユニット「Travis Japan」のメンバー中村さん。今回が連続ドラマ初レギュラーとなる。コメントまさか、こんな大きな作品に出演させていただけるなんて、喜びはもちろんですが何より驚きが大きいです。「ハケンの品格」は知ってはいましたが改めて見させていただきました。とにかく面白いドラマで、どの世代が見ても楽しめるドラマだと思います。ドラマのレギュラー出演が初めてで、わからない事だらけですが、新入社員の三田貴士という役に等身大でぶつかっていきたいです。一回りも二回りも成長できる作品にしたいと思っていますので、応援のほどよろしくお願いします。部長は塚地武雅S&F営業事業部・部長・宇野一平役に、「緊急取調室」「パパがも一度恋をした」など俳優としても活躍する塚地さんが決定。春子とは真逆で、とにかく調子の良い男だ。コメント視聴者として楽しんでいた作品に参加できるのはとても嬉しいですが、その反面プレッシャーもあります・・・。ただ、僕が演じる宇野は「大前春子がスーパーハケンだと知らない」役なので、気負わず新鮮な気持ちで演じたいです。前作を知っている視聴者には、僕の大前さんに対する態度に、「おい、宇野!相手を誰だと思ってる!」と突っ込んでもらいつつ、初めて見る方々にとっては一番視聴者に近い視点の存在でいられればと思ってます。社長は伊東四朗「嫌われたり、時には共感したりしながら」一見、人当たりが良いが、実は社員ファーストでハケン嫌いなS&Fの新社長・宮部蓮三役は伊東さんが演じる。コメント続編もののドラマに出演させていただくのは初めての経験なので、出演が決まった時は嬉しかったですし、純粋に楽しみです。篠原さんや小泉さんなどお久しぶりの方もいれば、はじめましての方もいらっしゃいますが、楽しみながら演じられたらと思っています。私が演じる宮部は大胆な発言が多い社長役なので、視聴者の方々には、嫌われたり、時には共感したりしながら見ていただきたいです。「ハケンの品格」は4月15日(水)22時~日本テレビにて放送開始。(cinemacafe.net)
2020年03月04日俳優の杉野遥亮が、スニーカーを素敵に履きこなしている著名人を表彰する「スニーカーベストドレッサー賞 2020」の俳優部門を受賞し20日、都内で行われた授賞式に出席した。杉野は、HOKA ONE ONE(ホカ オネオネ)の黒のスニーカーをはいて登場し、「このような賞をいただいて本当にありがとうございます。賞をいただいて、再度スニーカーの良さを発見したというか、これからもみなさまに伝えていけたらと思います」と喜びのコメント。この日のスニーカーのお気に入りポイントを聞かれると、「唯一のホカ オネオネさんのスニーカーで、ダッドシューズっぽい、厚底でクッション性があって、すごく歩きやすい。きれいめなものにもカジュアルなものにも合うので、すごくいいなと思っています」と熱弁した。厚底スニーカーでさらにスタイルの良さが際立った杉野。「身長がめちゃめちゃ高くなる。185cmなので、今たぶん190cmくらい」と話し、「最高の一足だと思います」と語った。同賞は、2月22日(スニーカーの日)にちなんで、「スニーカーが似合う」「今後スニーカーを履いて欲しい」「スニーカーの需要喚起に貢献してくれた」人を部門ごとに選出し、表彰するというもの。今年で3回目となる。○「スニーカーベストドレッサー賞 2020」受賞一覧【女優部門】池田エライザ【俳優部門】杉野遥亮【モデル部門】emma【タレント部門】鈴木奈々【芸人部門】アントニー【アーティスト部門】YURINO(E-girls/Happiness)【SNS部門】ミチ、よしあき【特別賞】レイザーラモンRG
2020年02月20日スニーカーを素敵に履きこなしている著名人を表彰する「スニーカーベストドレッサー賞 2020」授賞式が20日、都内で行われ、モデルで女優の池田エライザ、俳優の杉野遥亮、レイザーラモンRGらが出席した。今年で3回目となる同賞は、2月22日(スニーカーの日)にちなんで、「スニーカーが似合う」「今後スニーカーを履いて欲しい」「スニーカーの需要喚起に貢献してくれた」人を部門ごとに選出し、表彰するというもの。今回、女優部門は池田エライザ、俳優部門は杉野遥亮、モデル部門はemma、タレント部門は鈴木奈々、芸人部門はアントニー、アーティスト部門はYURINO(E-girls/Happiness)、SNS部門はミチ&よしあき、特別賞はレイザーラモンRGが受賞。RGは3年連続受賞となり、殿堂入りを果たした。○「スニーカーベストドレッサー賞 2020」受賞一覧【女優部門】池田エライザ【俳優部門】杉野遥亮【モデル部門】emma【タレント部門】鈴木奈々【芸人部門】アントニー【アーティスト部門】YURINO(E-girls/Happiness)【SNS部門】ミチ、よしあき【特別賞】レイザーラモンRG
2020年02月20日中条あやみ主演、事故で歩けなくなり心を閉ざすヒロインの飛躍を描く実話に着想を得た映画『水上のフライト』。この度、追加キャストして杉野遥亮、高月彩良、冨手麻妙、大塚寧々、小澤征悦の出演が明らかになった。有望スポーツ選手として活躍していたが、事故で歩くことができなくなってしまう中条さん演じる主人公・遥。「花にけだもの」「スカム」『羊とオオカミの恋と殺人』などに出演する杉野さんが、彼女を裏方で支える仲間・颯太役で出演。杉野さんは「この作品に携わる中で、想像以上のドラマを僕は見つけました。完成した作品を見終わった時にもジワっと広がる優しさと興奮が入り混じった1つではない感情が沸きました」と映画を改めて観た感想を明かし、「また『キセキ ―あの日のソビト―』以来の兼重監督とのセッションは僕の自慢です」と喜ぶ。そして、心配しながらも温かいまなざしで包み込む母・郁子を大塚さん、父親代わりに厳しく熱く導いていくコーチ・宮本役を小澤さんが演じる。大塚さんは「事故にあい、歩くことが出来なくなった娘をまわりの方が温かく優しい気持ちで見守ってくださいました。そして、つらくても前を向く娘の姿に何度涙が出てきたことでしょう。心動かされる作品だと思います」と印象を語り、小澤さんは「光を浴びてキラキラ光る川面を、水を切って風のように進むカヌーは、まるで大空を自由に飛び回る水鳥のように、孤独で美しく、優雅で力強く、そして命そのもののように、輝いて見えました。人が人を想う優しさ、生きることの大切さを教えてもらえた映画でした」とコメントしている。ほかにも、遥のライバル役として『人狼ゲーム クレイジーフォックス』の高月さん、『闇金ドッグス』『アンチポルノ』の冨手さんら若手女優の参加も決定した。『水上のフライト』は6月12日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:水上のフライト 2020年6月12日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2020映画『水上のフライト』製作委員会
2020年02月06日俳優の杉野遥亮が、ブルボンの「昭和生まれVS平成生まれ ブルボンビスケット総選挙2020」キャンペーンキャラクターに起用されたことが3日、明らかになった。同企画では、「ルマンド」「ホワイトロリータ」「エリーゼ」「バームロール」などの昭和生まれのブルボンビスケットと、「アルフォート」「濃厚チョコブラウニー」などの平成生まれのブルボンビスケットのどちらが好きか、Twitterでの投票を募る。結果発表は2月28日「ビスケットの日」に行われる。キャンペーンキャラクターには、昨年末、日経トレンディが選ぶ「2020年の顔」に選出された杉野を起用。3日より公開された告知WEB CM「ブルボンビスケット総選挙告知」編(25秒)では、杉野が高らかに「ブルボンビスケット総選挙2020」の開幕を宣言する。杉野自身が1番好きな商品も、ブルボン公式Twitterでの発表を予定している。ブルボンビスケットが並ぶ撮影現場では、自身が選んだ好きなビスケットを手に取り、嬉しそうに眺めていた杉野。撮影に入る前は緊張した面持ちだったが、演技にも熱く取り組み、学生時代はブルボンのビスケットを食べながら勉強していたことなど、自身のエピソードも楽しそうに話していた。
2020年02月03日『えんとつ町のプペル』THE STAGEの公開ゲネプロが30日に東京・天王洲銀河劇場で行われ、萩谷慧悟(プペル役)、須賀健太(ルビッチ役)、なだぎ武(ブルーノ役)、児玉明子(演出)が取材に応じた。同作は、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が脚本&監督を手掛けた累計発行部数40万部を超える絵本の舞台化作。絵本で描かれているのは構想のうち5分の1のストーリーで、西野自らが脚本を手掛けた同作では物語の全貌が明らかに。煙突だらけの町で、ハロウィンの夜に"ゴミ"人間のプペルが現れたことで、町の運命が動いていく。プペルを演じる萩谷は、「西野さんとお話しさせていただいた時に『正解がないから大変だよ』と言われて、本当にどうしようかと毎日考えました」と振り返る。「衣装もとてもすばらしい衣装でかわいらしくて、これをどう扱うのか。みなさんに生きてるゴミ人間が映ればいいなと思ってやっています」と心境を表した。少年・ルビッチ役の須賀が「13〜4歳というつもりでいるんですけど、僕自身は25歳になりまして……」と明かすと、なだぎは「大人やな」としみじみ。須賀は「おっさんに片足が入りかけてきているので、若々しい心を忘れずに最後までやりたいなと思います」と意気込む。なだぎは「西野が絵本を書いた時に、いじってやろうかなと思って読んだんですよ。そしたらうかつにも泣いてしまって、いじることができなかった」と出版時の思い出を明かし、「時を経て舞台化になった時に携わらせていただく機会に、縁だなと思って張り切ってやっております」と語った。すでに神戸公演を終えたが、登場シーンでは自転車を押して出てくるなだが「『ディランをやるのかな』みたいな、ざわついた感じはあるみたいですけどね」と、持ちネタを思わせる演出に、「千秋楽くらい、足あげたろうかなと思います」とジョークも飛ばす。共演者の印象について、萩谷は「僕は前から健太くんを拝見していたので、『健太くんとお芝居してるんだ』と思いました。一対一のシーンがとても多いので、目を見たりすることが多く、ステージ上で会話ができています。『今日はこういう感じ』というのを重ねて、たまにセリフがおかしなことになっちゃうんですけど、全部対応してくださって……」と感謝すると、なだぎが「ちゃんとやれよ!」と凄み、須賀が「めちゃくちゃ歌詞間違えてますもん」とつっこむ一幕も。萩谷は改めて「気持ちで会話できる方。一緒にやるので心強いです」と須賀に感謝。さらに「なだぎさんとは絡みがないんですけど、キャラクターが重なるシーンがあるので、なだぎさんの立ち姿を真似してみたりとかしています」と明かすと、なだぎは「何気に口調とか笑い方とかを寄せてきてくれる。この子、人を見て演技してるんだなって感心しました」と称賛した。一方須賀は、「萩ちゃんは、すごくパフォーマンスとかの面について引っ張っていってくれたなって。僕は踊りとかができるわけじゃないので、予想以上に曲で進めていくシーンが多いので、そういうときに先陣を切って作り上げてくれるので、稽古場から頼もしくて、そういう華があるなという印象」と表した。原作者の西野も神戸公演へ足を運び「すごい喜んで、褒めていた」というが、萩谷が「また見にいらす……」と噛んでしまうと、なだぎは「いつ来らす?」とからかう。終演後には西野・萩谷・須賀でごはんに行き、物語に関する深い話も交わしたそうで、須賀は「10歳くらいのときにバラエティでご一緒したことがあって、当時僕が大事にしてたカードをあげたら、西野さんがそのときかぶってた帽子をくれたんですよ。(ルビッチの)トレードマークが帽子なので、ちょっと面白いな。西野さんも覚えててくださって、運命的な物を感じるところがあります」とエピソードを披露した。最後に萩谷は、「この作品には"夢"というものが、キーワードでたくさん出てきまして。小さい頃から持ち続けてるものもあれば、諦めてしまう方もいると思うんです」と語り始める。「僕はいくつになったとしても、夢を持ち続けるのは悪いことではないと思ってまして、夢を追い続ける勇気だったり、新しく夢を持つきっかけだったり、背中を押せるような作品、老若男女みなさんが楽しめるような作品にしていきたいと思います」とメッセージを贈ると、なだぎも「素晴らしい! 言うことあらへんわ」と絶賛した。同作には他、宮下雄也、尾関陸、北乃颯希、谷津翼、皇希、佐久本歩夢、町田マリーが登場。1月21日~1月26日にAiiA 2.5 Theater Kobeで神戸公演を終え、1月30日~2月5日に天王洲 銀河劇場で東京公演を予定している。
2020年01月30日俳優の杉野遥亮が19日、都内でパーソナルブック『スギノート』(発売中 2,200円税抜 学研プラス刊)の発売記念イベントを行った。現在公開中の映画『羊とオオカミの恋と殺人』で初主演を務めるなど、若手俳優の中でも注目株の杉野遥亮。そんな彼が、初めてとなるパーソナルブックを発表。雑誌『TV LIFE』で連載した「スギノート」の対談集をまとめたほか、1万字で幼少期から現在までを写真や文字で振り返るインタビュー、そして初めて書き記したエッセイなどが掲載されている。杉野は「100点満点です。今僕が感じていることがてんこ盛りの1冊になっているので、出来上がりを見て『メチャ良いじゃん!』と思いました」と内容に満足しているようで、「母親からもLINEが来て、普段は絵文字を使わないのに、むちゃくちゃ絵文字が送られてきました」と家族の反応も上々だという。続けて「対談は最初にりゅうちぇるさんから始まって、けみおさんまで、写真を見ると顔つきが変わっているので面白いと思います。初めて書いたエッセイは中々の出来になっていると思いますし、1万字のインタビューは僕の初めてを語り尽くしています。初めて号泣した日や初めて恋した日などが収録されています」と説明し、「今の自分が思っていることをたくさん書いていますので、それが少しでも伝わればと思いますし、考えるきっかけになっていただけたらうれしいです」とアピールした。年末ということで、今年の自分を漢字一文字で表すと、最初は「迷うの迷」と答えた杉野だが、「いや止めようかな。革命の革にしていいですか(笑)」と変更。その理由について「この1年は迷う、というのも入っていますが、下半期に自分の考えがガラっと変わって、ある意味革命的でした。それが多分来年のバネになると思うようになりました。最初に仕事を始めてから3年間とこの1年間は同じぐらい色んなことを考えて、自分がステップアップできたと思います」と話し、「今までは人の目を気にすることが多かったかもしれませんが、もっと自分の内面を見つめ直し、敵は周りじゃなくて自分だと身に沁みました」と自己分析した。来る2020年は「忘れられない1年であればと思います。今回のイベントも挑戦だったんですが、そういうスタイルを続けていこうかと思っています」とさらなる成長を望んでいる様子だった。
2019年12月19日「懐かしい〜」と、“逃げ地図”に目を輝かせたHey! Say! JUMPの伊野尾慧(29)。明治大学理工学部建築学科教授で子ども安全まちづくりパートナーズ代表理事の、恩師・山本俊哉先生との話題は、被災地に通った大学時代の思い出や、逃げ地図についてーー。明治大学出身の高学歴アイドルと恩師が当時のことを語り合った。伊野尾「僕が大学4年生の時、先生と2人で陸前高田へ調査に行きましたよね。あのとき、相談にのってもらったりしたのを覚えていますか?」山本「ご飯食べて帰ろうって一ノ関の駅前の居酒屋に入ったら、話が盛り上がりすぎて、何本も新幹線を逃しちゃったときだね」伊野尾「そうです。新幹線になかなか乗れませんでした(笑)。東日本大震災が起きたのが、僕が大学2年生のとき。とても衝撃的な出来事で、少しでも何か携わることができたらという思いから、早い段階から被災地で活動していた山本先生の研究室に入れていただいたんですよね」山本「僕らの研究室は震災の1カ月後に陸前高田に入っていました。その後、伊野尾くんも、陸前高田の小中学校を中心に、大川小や釜石の中学校へも、現地調査に行くようになったんだよね」伊野尾「それこそ“逃げ地図(※1)”のワークショップに参加して、会場設営の準備をしたり、被災した方々のお話を聞いたりしていました。被災して1年くらいの中学生の子に話を聞かないといけなかったりもしたので、必然的にコミュニケーション能力が育ったような気がします」山本「逃げ地図づくりは、みんなの意見をどんどん採取して、それを地域の人たちで共有することが大事だからね。一生懸命、逃げ地図に色を塗っていくと、なぜかみんな話を始めるんだよね。心理学の人が、指先を使うから、脳が活性化すると言っていたけど。おじいちゃんが『昔、ここは通り抜けられた』とか、小学生が『ここ、崖崩れで危ない』とか発言をしたり。またその意見について議論が始まったりして」伊野尾「逃げ地図という物差しを使うと世代を問わず、子どもから年配の方まで同じテーブルに座って議論ができますよね」山本「地図上の歩行速度の想定を後期高齢者に合わせているので、子どもたちが『おじいちゃんたちってそんなに逃げるのに時間がかかるんだ』と気づくことができたりもするし、そのことを地域で発表すると、今度はおじいちゃんたちが『孫世代のコたちが我々のことをちゃんと考えてくれるんだ』と気づくことになる」伊野尾「そういう気づきが避難計画の改善にもつながりますよね」山本「自分の行動をシミュレーションできるのもいいところ。逃げ地図で避難場所への距離と時間を測っていくと、『自分がここにいたとき、どうなっちゃうのか』って、自分事として考えられる」伊野尾「避難経路を想像するだけでも変わってきますよね。学校とかでやるのがいちばんいいんですかね。色を塗るというゲーム性もあるし、視覚化することでどこが危ない場所なのかがわかりやすい。防災訓練の一環としてやってもらいたいですよね」山本「実際に地図を作るときは、私たちが、無料で公開している『逃げ地図づくりマニュアル』(※2)を使ってもらうといいと思う。これは伊野尾くんも研究したものがベースになっているからね」伊野尾「多くの人が、逃げ地図づくりに参加して、改めて地元の避難経路や防災計画を見直したり、地域の人々と交流してほしいです」山本「伊野尾くんの発言力は大きいから、これからもいろいろ紹介してほしいな」伊野尾「僕は先生のコミュニケーション力が本当にすごいと思います。地域の人たちとご飯を食べたりお酒を飲んだりして、教授という立場を相手にまったく感じさせずに自ら盛り上げ役を買って出る。そこから出た話がまたとてもいいお話ばかり。そんな先生の姿を見て、僕も人見知りを克服できたし、仕事にも生かせています」※1「逃げ地図」は、日建設計ボランティア部が開発した、津波時などの目標避難地点までの時間を色鉛筆で塗り分ける手づくりの地図。山本先生は、全国各地で逃げ地図づくりのワークショップの開催を支援している。※2「逃げ地図づくりマニュアル」は逃げ地図ウェブ()からダウンロード可能。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月13日「懐かしい〜」と、“逃げ地図”に目を輝かせたHey! Say! JUMPの伊野尾慧(29)。明治大学理工学部建築学科教授で子ども安全まちづくりパートナーズ代表理事の、恩師・山本俊哉先生との話題は、被災地に通った大学時代も思い出や、逃げ地図についてーー。明治大学出身の高学歴アイドルと恩師が当時のことを語り合った。伊野尾「最近、先生とは、僕の大学の同期の結婚式などでお会いすることが増えましたね。今年は先生の還暦のお祝いもありました」山本先生(以下敬称略)「伊野尾くんが企画してくれたんだよな。『先生を頭の先からつま先まで赤くしよう』って(笑)」伊野尾「みんなで赤いものをプレゼントしてね。当日、残念ながら仕事が入ってしまって出席できなかったけど、写真を見せてもらったら先生が大魔神みたいになってましたね(笑)。先生、研究室で僕らの世代、面白かったでしょ?」山本「面白かったね。みんなキャラが立っていて」伊野尾「僕も、先生の研究室の居心地が本当によかったです。僕が大学4年生の時、先生と2人で陸前高田へ調査に行きましたよね。あのとき、相談にのってもらったりしたのを覚えていますか?」山本「ご飯食べて帰ろうって一ノ関の駅前の居酒屋に入ったら、話が盛り上がりすぎて、何本も新幹線を逃しちゃったときだね」伊野尾「そうです。新幹線になかなか乗れませんでした(笑)。東日本大震災が起きたのが、僕が大学2年生のとき。とても衝撃的な出来事で、少しでも何か携わることができたらという思いから、早い段階から被災地で活動していた山本先生の研究室に入れていただいたんですよね」山本「僕らの研究室は震災の1カ月後に陸前高田に入っていました。その後、伊野尾くんも、陸前高田の小中学校を中心に、大川小や釜石の中学校へも、現地調査に行くようになったんだよね」伊野尾「それこそ“逃げ地図(※1)”のワークショップに参加して、会場設営の準備をしたり、被災した方々のお話を聞いたりしていました。被災して1年くらいの中学生の子に話を聞かないといけなかったりもしたので、必然的にコミュニケーション能力が育ったような気がします」山本「逃げ地図づくりは、みんなの意見をどんどん採取して、それを地域の人たちで共有することが大事だからね。一生懸命、逃げ地図に色を塗っていくと、なぜかみんな話を始めるんだよね。心理学の人が、指先を使うから、脳が活性化すると言っていたけど。おじいちゃんが『昔、ここは通り抜けられた』とか、小学生が『ここ、崖崩れで危ない』とか発言をしたり。またその意見について議論が始まったりして」伊野尾「『そこは誰々さんの私有地だから、崩れそうなんて指摘しちゃまずい……』みたいな(笑)」山本「犬猿の仲だった人も、逃げ地図づくりは呉越同舟になるから面白い。もともと、地図をつくることより、リスクコミュニケーションをはかるのが大切。おじいちゃん、おばあちゃんや、障害のある人たちがどんなふうに逃げることができるのかを話し合ったりね」伊野尾「逃げ地図という物差しを使うと世代を問わず、子どもから年配の方まで同じテーブルに座って議論ができますよね」山本「地図上の歩行速度の想定を後期高齢者に合わせているので、子どもたちが『おじいちゃんたちってそんなに逃げるのに時間がかかるんだ』と気づくことができたりもするし、そのことを地域で発表すると、今度はおじいちゃんたちが『孫世代のコたちが我々のことをちゃんと考えてくれるんだ』と気づくことになる」伊野尾「そういう気づきが避難計画の改善にもつながりますよね」山本「自分の行動をシミュレーションできるのもいいところ。逃げ地図で避難場所への距離と時間を測っていくと、『自分がここにいたとき、どうなっちゃうのか』って、自分事として考えられる」伊野尾「避難経路を想像するだけでも変わってきますよね。学校とかでやるのがいちばんいいんですかね。色を塗るというゲーム性もあるし、視覚化することでどこが危ない場所なのかがわかりやすい。防災訓練の一環としてやってもらいたいですよね」※1「逃げ地図」は、日建設計ボランティア部が開発した、津波時などの目標避難地点までの時間を色鉛筆で塗り分ける手づくりの地図。山本先生は、全国各地で逃げ地図づくりのワークショップの開催を支援している。「女性自身」2019年12月24日号 掲載
2019年12月13日花王「アタックZERO」のCMで“洗濯王子”としても知名度上昇中の杉野遥亮(24)。雑誌『日経トレンディ』で“来年の顔”に選ばれた。そんな彼が本誌の「大人のデート」撮影で訪れたのはビリヤード場&バー。さっそうと腕まくりをし、キューを握る杉野くんにドキッ。「じつはプライベートでビリヤードはしないので大変でした(笑)。もう少しうまくなるように1人で入念にシミュレーションをしてからデートに持ち込みたいと思います」ほかにも理想のデートコースがあるみたい。「面白い洋画を見て、その映画の話をしつつ川沿いを散歩してお酒を飲む、というのも楽しそうだなと思います」ずばり好きなタイプは?と聞くと、「意外性やギャップに、けっこうぐっときます」とはにかんだ。学生時代、バーでアルバイトをしていた杉野くん。バーでアルバイトを始めた理由は、バーテンダーに憧れていたから。「でも、身長がでかすぎてカウンターに入らなくて。結局、ホールをやることになりました(苦笑)」今回の撮影では、お酒にも詳しくなったよう。偶然にも、現在放送中のドラマ『俺の話は長い』(日本テレビ系・毎週土曜22時〜)ではバーテンダー役で出演中だ。「現場は日々学び。自分の殻に閉じこもっちゃうこともありますけど、こじあけていけば仕事につながっていく気がして。これからもいろんなことに挑戦していきたいです!」飾らない人柄が魅力の彼を、今後も応援していきます!
2019年12月08日映画『羊とオオカミの恋と殺人』(12月9日公開)の公開初日舞台挨拶が29日に都内で行われ、杉野遥亮、福原遥、江野沢愛美、朝倉加葉子監督が登場した。同作は、スプラッター・ラブコメディ漫画『穴殺人』(作:裸村)の実写化作品。大学受験に失敗し予備校もやめ引きこもる黒須(杉野遥亮)は、首吊り自殺を図るも失敗し、弾みで空いてしまった壁の穴から美人で清楚な隣人・宮市さん(福原遥)の生活を覗くことが生き甲斐になる。しかし、ある日彼女が部屋で行っている凄惨な殺人行為を目撃し声をあげてしまい、気づかれた黒須はつい宮市に愛を告白、彼女と付き合うことになる。杉野は福原について「共演するのは2度目。人見知りはしましたけど、2回目なので、信頼がすごいあった」と振り返る。「勝手にさせてもらっていたというか。そういった意味では安心してやっていました」と感謝すると、福原も「今回は結構杉野くんと意見を交換しながら話せたのが嬉しかったですし、本当に私も支えてもらっていたというか。すごい安心感があって、一緒にできてよかったです」と互いに信頼感を見せた。また殺人鬼役を演じた福原について、江野沢は「普段かわいらしい感じなんですけど、お芝居に入ったときに目の鋭い感じが伝わってきて、殺人鬼でした」と称賛し、福原は「嬉しいです。そんな目してました?」と問いかける。杉野も「絶対的な信頼を置いてましたよ。遥ちゃんの目を見て芝居をしていれば正解。自分の中にも確固たる何かが生まれてくると思ってました」と語った。「信じられないでしょうが、私〇〇なんです」というトークテーマに対し、杉野は「こう見えて、がさつなんですよ。世間的なイメージで、清潔感があると思われてるのかなと思って」と発言の意図を明かす。「ズボラなところがけっこうあって、お風呂からあがったらパンツもはかずにうろうろするとか、部屋のなかでコートとかかけずにそこらへんに置いちゃうとか」と明かすと、キャスト陣も会場も驚き、杉野は「ドン引きじゃないですか」と苦笑する。しかし、「洗濯はちゃんとしますよ。洗濯男子なんで」と、花王「アタックZERO」のCMをアピールしていた。
2019年11月29日情報・バラエティ番組「ヒルナンデス!」では、11月22日(金)&29日(金)に杉野遥亮と片寄涼太、イケメン2人の温泉旅の模様を放送する。10月・11月のシーズンレギュラーとして、毎週金曜日にスタジオ生出演中の杉野さん。スタジオのみならず、ロケでも初のバラエティーMCに挑戦したり、料理を学んだりと盛りだくさんの2か月間。そして、スタジオ出演が残り2回となった今回、集大成としてロケMCに再挑戦する。そんな杉野さんの集大成ロケに出演するのは、プライベートでも仲がいいという「GENERATIONS from EXILE TRIBE」のボーカルで、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」『兄に愛されすぎて困ってます』などに出演する片寄さん。共に草津温泉・万座温泉にて温泉ロケを敢行する。だが、今回は1日で4つの温泉に入湯する強行スケジュール。中でも河原自体が露天風呂になっている秘湯「尻焼温泉」では、混浴(水着OK)につき、入浴中のお客さんの視線を浴びながらの温泉リポートに。珍道中の予感漂う2人の旅は、前・後半に分けて放送となる。「ヒルナンデス!」は毎週月曜日-金曜日11時55分~日本テレビにて生放送。(cinemacafe.net)
2019年11月22日