世捨て人たちが密かに暮らす、カナダ・ケベック州の人里離れた深い森を舞台に描くヒューマン・ドラマ『やすらぎの森』(原題:Il Pleuvait des Oiseaux)より、日本版予告編が到着した。カナダ・ケベック州、人里離れた深い森。湖のほとりにたたずむ小屋で年老いた世捨て人たちが密かに暮らしていた。ある日、彼らのもとに思いがけない来訪者が現れる。その80歳の女性ジェルトルードは、少女時代に不当な措置によって精神科療養所に入れられ、60年以上も外界と隔絶した生活を強いられていた。ジェルトルードは、マリー・デネージュという新たな名前で新たな人生を踏み出すが…。カナダ10州の中で最も広大な面積を誇り、フランス語を公用語とするケベック。映画製作も盛んに行われるここから新たに届いた本作は、カナダのアカデミー賞にあたるカナダ・スクリーン・アワードで5部門にノミネート(助演男優賞受賞)された、80代の男女を主人公に迎え、人生の晩年をいかに生きるかというテーマを詩情豊かに綴る愛と再生の物語。ジェルトルード/マリー・デネージュを演じたのは、惜しくも2019年11月に他界したアンドレ・ラシャペル。本作が遺作となった。また、世捨て人のひとり、チャーリーを、本作ではカナダ・アカデミー賞主演男優賞にノミネートされたジルベール・スィコット。親友のトムを『みなさん、さようなら』のレミー・ジラールが演じている。監督は、本作が3本目の長編劇映画となったケベック出身のルイーズ・アルシャンボーが務めた。今回到着した予告編では、神秘的で美しいケベックの森の中で誰とも交わらず、存在を隠して暮らす世捨て人のチャーリーとトムの自由気ままな日常からスタート。そこに突然、身寄りのない女性が現れ、マリー・デネージュとして第二の人生をスタートさせる。新たな共同生活で傷ついた心が癒されていくマリー。微笑ましい彼らの生活や、チャーリーが森で暮らす理由、そして、トムのギター弾き語りも映し出されている。『やすらぎの森』は5月下旬、シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:やすらぎの森 2021年5月よりシネスイッチ銀座ほか全国にて公開© 2019 - les films insiders inc. - une filiale des films OUTSIDERS inc.
2021年03月12日現在、絶賛公演中の博多座2月公演『二月花形歌舞伎』。初日を前に行なわれた公開稽古に松本幸四郎が登場、意気込みを語った。母親が博多出身ということで、博多を「第二の故郷」と呼ぶ幸四郎にとって、博多座は「前回よりも大きくなった姿を見ていただきたい」という思いで挑む特別な舞台。今回は座頭として中村歌昇、中村壱太郎、 大谷廣太郎、中村米吉ら、華も実力も兼ね備える花形俳優たちを率いての登場となる。「平均年齢の低い一座ですが、その分情熱とパワーあふれる熱い舞台を楽しんで頂けると思います。昼の部、夜の部ともにそれぞれお芝居と舞踊がひとつずつという組み合わせ。歌舞伎を観た!という満足度の高い演目ばかりです」。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、客席の前後左右を 1 席ずつ空けるなど様々な対策を実施しての上演。また、名物となっている歌舞伎トークイベントを『歌舞伎ナイト・オンライン in 博多座~年男・幸四郎、仲間と語ってよかろうもん!~』と題し、オンラインで配信することも話題だ。本公演の見どころはもちろん、過去の博多座出演時に印象に残った演目の話や、YouTube でよく見ている動画の話、そして夜の部『元禄花見踊』の大道具の魅力を、幸四郎自らが舞台上で紹介するなど盛りだくさんの 1 時間半(※予定。配信映像は事前収録)。「せっかく博多座に行くのだから、少しでも歌舞伎との距離を縮めてほしいという思いで続けているイベントです。今回も僕の進行でダラダラしゃべりました。面白かったのは僕だけだったのでは?という懸念もありますが(笑)、素のトークを楽しんで欲しいですね」と笑顔。「このような状況の中、歌舞伎の公演をさせていただけることに改めて感謝しております。大変な状況は続きますが、そんな中でも立ち止まるのではなく、少しずつでも進んでいくことが必要。まずはこの公演を全員で完走することが目標です」と締めくくった。「二月花形歌舞伎」は2月24日(水)まで福岡・博多座にて上演中。配信は 2 月 17 日(水) 20:00~チケットぴあ「PIA LIVE STREAM」にて。アーカイブ配信は一週間。チケットはどちらも発売中。
2021年02月15日襲名披露公演以来約3年ぶり11回目の博多座公演。母親が博多出身ということで、博多を「第二の故郷」と呼ぶ松本幸四郎にとって、博多座は「常に、前より成長した自分を見せたい」と挑む特別な舞台だ。そんな彼に『二月花形歌舞伎』の公演に先立ち、舞台への思いと見どころを聞いた。博多座「二月花形歌舞伎」の公演情報はこちら昨年はコロナ禍のなか、歌舞伎史上初のオンライン生配信“図夢(ずーむ)歌舞伎”という新たな試みを行った幸四郎。「舞台が開かなければ役者は何もできないのか、そんなはずはない、とたどり着いたのが“図夢(ずーむ)歌舞伎”でした。今は、自分の生活スタイルに合わせてエンターテインメントを楽しめる時代。今回の配信は、映像としての歌舞伎の可能性を再確認すると同時に、お客様にわざわざ足を運んでもらうための舞台の魅力を改めて考えるいい機会になりました」。そんな経験を積み、今回は待ちに待った“リアル歌舞伎”での登場。松本幸四郎の他、中村歌昇、中村壱太郎、大谷廣太郎、中村米吉ら華と実力を備えた花形俳優たちを率いて魅せる。幸四郎は昼の部、夜の部の合計4演目のうち3演目に出演。「昼の部『正札附根元草摺(しょうふだつきこんげんくさずり)』は、『草摺引(くさずりびき)』と呼ばれる華やかな踊り。曾我五郎という歌舞伎の代表的な立役と、舞鶴という代表的な女形が出てきて、色彩的にも雰囲気的にも「これぞ歌舞伎」といえる作品です。同じく昼の部の『松浦の太鼓(まつうらのたいこ)』は、『秀山十種』と呼ばれる曽祖父が得意とした代表作の1つで、忠臣蔵外伝の名作。見どころは、人間味と愛嬌のある松浦公の繊細な感情の変化です。一生懸命演じるだけでは成り立たない役なので、私としてはどれだけ力を抜いて、感情を自由に表現できるかが重要だと思っています。夜の部『御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)』も忠臣蔵にまつわる人気作。台詞劇ではありますが、真山青果の新歌舞伎は、台詞回しが音楽的で美しいので、その魅力を表現できればと思っています。最後が『元禄花見踊(げんろくはなみおどり)』。今回の一座には、“面白い人”というか“おかしな人”が顔を揃えております(笑)。その演者総出演での踊りなので、おそらく相当面白いものになるのでは(笑)。昔からある長唄の踊りですが、今回は博多座の大きな舞台機構を生かした、とにかくにぎやかで派手な当一座ならではの花見踊を新たに制作中です」。この一座の武器は「歌舞伎が大好きな演者が集まっていること」だと笑顔で語る。リアルな心理劇から、派手な音楽と色彩で歌舞伎らしさを堪能できる演目まで様々なタイプの歌舞伎をコンパクトに堪能できるのも魅力だ。「ぜひ生の舞台を通して、歌舞伎の魅力と、一座の歌舞伎愛を感じてください!」公演は2月11日(木・祝)~24日(水) 福岡・博多座にて上演。チケットは1月23日(土)より発売開始
2021年01月22日歌舞伎俳優の松本幸四郎と市川猿之助がお騒がせコンビ“弥次喜多”を演じる人気歌舞伎シリーズの最新作となる図夢歌舞伎「弥次喜多」が、Amazon Prime Videoで26日より独占レンタル配信。幸四郎と猿之助がこのほど取材に応じ、本作の魅力や制作の裏話を語った。本作は、コロナ禍で誕生したオンライン歌舞伎・図夢歌舞伎(ずぅむかぶき)の第2弾。客席では観ることができない視点から、より近くで歌舞伎に“ズーム”するという意味でこの名前が付けられている。幸四郎と猿之助による“弥次喜多”は2016年に歌舞伎座で誕生し、毎年新作を発表してきた人気作品。今回、2009年にPARCO劇場で上演された猿之助が初めて現代劇に出演した『狭き門より入れ』を原作に新作を制作した。同舞台は謎の疫病の流行にまつわる物語。“現代に通ずる作品”として猿之助が原作に選び、新作歌舞伎へと生まれ変わらせた。幸四郎と猿之助は、図夢歌舞伎第1弾「忠臣蔵」にも出演。劇場が長期休館となった中で生まれた「図夢歌舞伎」について、幸四郎は「やっと見つけたお芝居する唯一の場所でした。これが始まりとなって、舞台が再開した後も、図夢歌舞伎は見ていただく場としても、演じる側の場としても、選択肢として続いていってほしいと思いました」と語った。猿之助も「これからの歌舞伎は舞台と配信と両方進んでいくべきだと思う」と意見。「平和な時代はあんまり発展的なモノは生まれない。そういう意味で、コロナは二度とあってほしくないけど、こういう新しいものが生まれたので、不幸中の幸いだと思います」と前向きに捉えた。そして、2人とも図夢歌舞伎で「弥次喜多」ができたことを喜び、猿之助は「『弥次喜多』は毎年新作を生み出していて、今年は8月に歌舞伎座が再開しましたが『弥次喜多』は上演できませんでした。なんとか続けられる方法を考えている中で、図夢歌舞伎とうまく合わさって、新作が誕生しました」と説明。「非常に苦労しました。今までの新作で一番大変だったんじゃないでしょうか」と苦笑した。猿之助は、監督・脚本・演出も担当。「撮影の1カ月くらい前は何もできていなかった。台本ができたのが1週間くらい前。限られた中でしたが間に合わせは嫌ですから精一杯作りました」と現場のバタバタぶりを明かし、「冒頭はハリウッド映画みたいにしたいなと。そこで予算を使い果たしそうになるくらい幕開けに凝りました。本編の中身は出演者同士の信頼関係が出ている。本当はアドリブなんか言っている余裕なんかないのにアドリブになるとみんな生き生きしてくるんですよね」と魅力を伝えた。本作には、猿之助のいとこである市川中車(香川照之)が参戦するほか、“弥次喜多”シリーズ常連である、幸四郎の長男・市川染五郎、中車の長男・市川團子も出演。猿之助は「中車さんは映像作品ならではの演じ方をしっかり息子に教えていて、親子の会話がありました。『カメラがここだったらこちらを向いて演技をする』とか。歌舞伎の現場で教えているのを初めて見て、それはお父さんじゃないとできないアドバイスだなと思って、微笑ましかったです」と中車・團子親子のエピソードを明かした。そして、幸四郎は「ルールも不可能もない、配信と歌舞伎の無限の可能性を詰め込んだ作品になっています。根拠はありませんが、歌舞伎の配信は今後100年続いていくと信じています! 好きな時に、好きな場所で『弥次喜多』をお楽しみください」とメッセージ。猿之助も「10年前は絵空事だった物語が、私たちの日常とシンクロしている今だからこそ、この作品を歌舞伎にして届けようと思いました。この時代を生きるひとり、ひとりに深く響く作品だと思いますので、これまでの『弥次喜多』を知らない方も、新作映画を観るような気持ちでぜひ、ご覧ください!」と力強くアピールした。本作は国内のみの配信となっているが、世界配信されることも期待している2人。幸四郎は「全世界に共通する物語の歌舞伎というのは初めてだと思います」と話し、猿之助はすでに提案していることを明かし、「世界配信したら絶対ウケると思う。エンドロールのところに世界にも共通する仕掛けをしている」と自信を口にした。(C)松竹
2020年12月26日東京・歌舞伎座にて『壽 初春大歌舞伎』が、来年1月2日(土)から27日(日)まで上演されることになり、本公演に出演する歌舞伎俳優の松本幸四郎と市川猿之助が取材に応じた。8月の再開以降、1演目4部制で公演が行われた歌舞伎座の舞台。そこで試行錯誤を繰り返しながら、躍動を続けた両名が、2演目3部制に切り替わる初春のめでたい舞台に立ち、新たな年の幕開けを彩る。幸四郎は第3部『菅原伝授手習鑑 車引』に梅王丸役として出演し、父・松本白鸚(松王丸役)、息子・市川染五郎(桜丸役)と共演。親子孫三代そろい踏みが実現するのは、平成30(2018)年1、2月歌舞伎座、12月南座での三代同時襲名披露、令和元(2019)年6月歌舞伎の三谷かぶき『月光露針路日本 風雲児たち』以来となる。「芝居に出られること、さらにそれが父と染五郎と一緒なのは、ありがたいことですし、幸せですね」と喜びをかみしめる幸四郎。共演が決まった染五郎の様子については「あまり感情を表に出すタイプじゃないので(笑)、ビックリな気持ちもあったみたいですけど、稽古ではうれしそうな顔をしているので……、純粋にうれしいんじゃないですかね」と目を細めた。松本幸四郎自身が演じる梅王丸の魅力は「力強さ」だといい、「演じる側も、ご覧になる皆さんも『これぞ歌舞伎だよね』ってど真ん中の魅力がありますからね。その分、セリフ、ボリューム、大きさを、身1つで表現しなければならない」と分析。その上で「先代の(中村)又五郎のおじさまからは、『花道を引っ込むときは“くくり猿”のように』と教えていただいた。ただ力を入れれば、力強く見えるのではない。そういうところが、歌舞伎の色合いであり、大らかさだと思います」と先人の教えをヒントに、令和の梅王丸をダイナミックに体現する決意を示した。新型コロナウイルスの感染拡大による公演中断を経て、再び歩みを始めた歌舞伎興行だが、幸四郎自身は「全員で再開したわけではないので、本当の再開とは思っていない」と神妙な面持ち。「例えば、幕間がどうなるのか。次の演目を劇場で待ちながら、売店で記念や情報を手にしてもらうのも、歌舞伎ですから。歌舞伎ならではの一体感が味わえる“大向こう”も今のこの状況では……。終息後の展望ですか?それはないですね。(環境が)元に戻ることはないと思いますが、時代が変わっても、歌舞伎を今なくすわけにはいかないという思いだけです」と静かに闘志をたぎらせる。「悪太郎」でいまこそ笑えるお芝居を届けたい坂田藤十郎を偲んで『夕霧名残の正月』も上演市川猿之助(左)と松本幸四郎(右)一方、猿之助は第1部『悪太郎』に出演。現在の四代目猿之助の曽祖父・二代目猿之助(初代猿翁)が初演し、澤瀉屋のお家芸『猿翁十種』のひとつとなるユーモアあふれる舞踏で、猿之助は悪太郎を演じる。本公演での上演は、平成22(2010)年1月の浅草公会堂以来となる。「こんな世の中だからこそ、笑いたいじゃないですか。稽古が十分にできない状況で、お見せできる演目となると、『悪太郎』はうち(澤瀉屋)しかできないので、めずらしいものをお目にかけようかなと」と演目を選んだ理由を明かす猿之助。初代猿翁の“当たり役”でもある悪太郎について「曽祖父が出演していた映像を見ると、当て書きされた作品だから、もう(初代猿翁が)立っているだけでおかしくって(笑)。それを演じるのは難しいですけど、もうある意味、吹っ切れて、三谷(幸喜)さんに見いだされた自分の面白みで行くしかないですね」と幸四郎同様に、こちらも新たなキャラクター像の創出に意欲を燃やす。市川猿之助本公演を皮切りに、2演目3部制に踏み出す歌舞伎座の“今後”には「吉と出るか凶と出るか。やってみないと分からないですね」と改めて気を引き締める。「世間は第3波って言われているし、8月の『歌舞伎が戻ってきた』というお祭り的な雰囲気は、今続いていないですから。もちろん、命にかかわることですし『今はまだ歌舞伎座に行けない』というお手紙もたくさんいただきます。そんななか、幸いにも11月の五変化(『蜘蛛の絲宿直噺』)では早替りをして、蜘蛛の糸を投げて……。それができたってのは小さな進歩だけど、自分としては大きな進歩で。まあ、元に戻っただけなんですけど(笑)。これからは歌舞伎にとっても転換期。もちろん、途絶えてしまってはいけないと思うので、僕らの世代がちゃんと荷物を運んであげないと。そうしないと、若い世代が荷物を片付けるとき、時代に合った取捨選択ができないですからね」『悪太郎』には猿之助に加えて、中村福之助(修行者智蓮坊役)、中村鷹之資(太郎冠者役)、市川猿弥(伯父安木松之丞役)が出演。また、『菅原伝授手習鑑 車引』には大谷廣太郎(杉王丸役)、松本錦吾(金棒引藤内役)、坂東彌十郎(藤原時平役)が顔をそろえる。なお、第1部では尾上松也らが登場する『壽浅草柱建』、第2部では亡くなった坂田藤十郎を偲んで、中村鴈治郎らが上演する『夕霧名残の正月 由縁の月』、中村吉右衛門と中村梅玉が共演する『仮名手本忠臣蔵 祇園一力茶屋の場』を上演。第3部には作・岡鬼太郎の『らくだ』が名を連ねている。チケットは12月14日(月)より発売。取材・文・撮影:内田涼歌舞伎座『十時月大歌舞伎』2021年1月2日(土)~2021年1月27日(土)第一部午前11時~第二部午後2時45分~第三部午後6時45分~会場:歌舞伎座(東京)
2020年12月07日年齢を問わず楽しめる「休暇のコンシェルジュ」リソル生命の森株式会社が運営する「Sport & Do Resort リソルの森」(千葉県長柄町)が、2020年7月1日より「グランヴォー スパ ヴィレッジ」の営業を再開します。JR外房線「誉田駅」からバスで約20分の場所にある「Sport & Do Resort リソルの森」は、100万坪にも及ぶ広大な敷地を誇る体験型リゾート施設。東京駅からおよそ70分という立地を活かし、近郊で休暇を過ごす「ステイケーション」を楽しめる施設として徹底した感染症防止対策のもと本格オープンします。7月の宿泊に限り、プール利用が無料!今回営業を再開する「グランヴォー スパ ヴィレッジ」は、天然温泉と自然体験を楽しめるグランピング宿泊エリア。天然温泉「紅葉乃湯」は、「グランヴォー スパ ヴィレッジ」と「ホテルトリニティ書斎」の宿泊者専用。可動サッシにより半露天にもなる内湯と、中庭の緑に囲まれた露天風呂では炭酸水素ナトリウムを豊富に含んだお湯につかりながら四季折々の風景を楽しめます。グランピングエリアでは「テントキャビン」「テラスハウス」「グランテラス」という3種類の宿泊施設を完備。多角形の「テントキャビン」は最大71平方メートル。カップルや友達同士、ファミリーでゆったりと宿泊できます。森に張り出すテラスとハーブプランターのある前庭のある「テラスハウス」では、アウトドアリビングのある生活を体験できます。「グランテラス」はリビングルーム・キッチン・ベッドルーム完備で長期滞在に最適です。「グランヴォー スパ ヴィレッジ」では、本格オープン記念として7月中の宿泊限定でデイタイムのプールを無料で利用可能。スイスの国際リゾート・レマン湖をかたどった全長130メートルの大型屋外プールで開放感あふれる時間を過ごせます。(画像はプレスリリースより)【参考】※リソル生命の森株式会社のプレスリリース/PR TIMES※Sport & Do Resort リソルの森
2020年06月26日ファッションデザイナー、森英恵(もりはなえ)が半世紀にわたり手がけてきたオートクチュールなどを紹介する展覧会『森英恵世界にはばたく蝶』が、2月 22日(土)〜5月6日(水)まで、水戸芸術館現代美術ギャラリーにて開催される。戦後の復興期にファッションデザイナーとして走り出し、東西の文化を融合させながら世界にはばたく力強い女性として活躍してきた森英恵。1951年にスタジオを設立し、日本映画全盛期に数多くの衣裳デザインを担当。1965年にはニューヨークで初の海外コレクションを発表し、1977年にはパリにメゾンをオープン。オートクチュール組合に属する唯一の東洋人として国際的な活動を展開した。同展では、そんな森英恵の多岐にわたる手仕事の作品を通し、激動の時代をしなやかに切り拓いてきたその足跡を紹介する。メインとなるのは多彩なオートクチュール作品。代表的なモチーフである「蝶」をあしらった作品をはじめ、「東洋と西洋の出会い」として世界で賞賛されてきたオートクチュールの中から、特徴的な技法や素材、テキスタイルなどに注目して厳選された作品を見ることができる。水戸芸術館現代美術ギャラリー()
2020年02月22日東京・国立劇場の12月歌舞伎公演が12月4日(水)に開幕する。演目は松本白鸚主演で骨太の義太夫狂言『近江源氏先陣館』より『盛綱陣屋』と、松本幸四郎主演の『蝙蝠の安さん』だ。『蝙蝠の安さん』は劇作家の木村錦花がチャップリンの代表作『街の灯』の主人公のキャラクターに、「お富さん」で有名な歌舞伎『与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)』に出てくるごろつき・蝙蝠の安五郎を当てはめて翻案した異色作。今年がチャップリン生誕130年で、12月25日がチャップリンの命日に当たることに因み、1931(昭和6)年の初演以来88年ぶりの上演が決まった。実は日本では、映画『街の灯』の公開より、そのパロディである本作の上演の方が先だったというから、歌舞伎ならではの進取の気性が窺われる。ボクシングは相撲に置き換わるが、トレードマークの山高帽とステッキは残り、遊び心も満載。今回の上演に際し、歌舞伎の台本を一度英語に翻訳してチャップリン家に読んでもらい許諾を得たとういう。毎週金曜日と12月24日(火)・25日(水)の夜は"Chaplin KABUKI NIGHT"と銘打ち、19時より『蝙蝠の安さん』のみを単独で上演。24日と25日の終演後には、チャップリンの命日に因み、記念イベントも開催する。もうひとつの演目『盛綱陣屋』の主人公は、NHK大河ドラマ『真田丸』でも話題になった真田信之・幸村兄弟とその家族たち。大坂の陣で豊臣方・徳川方に分かれて戦うことになった史実を題材にしている。時代背景を鎌倉時代に移し、真田兄弟を、源平合戦で活躍した佐々木盛綱・高綱(たかつな)兄弟に置き換えての物語だ。兄・盛綱の陣屋には、弟・高綱の一子・小四郎が人質として捕えられている。幼い小四郎を案じて高綱の戦意を挫くのが目的だが、盛綱は敵方ながら高綱の思うままに戦わせたいと考えていた。そこに高綱の死の知らせが入り、時政が高綱の首級を持って陣屋に到着。それは確かに弟の首なのか?首実検に臨む盛綱の前で、小四郎が思いもよらぬ行動に出る。敵味方に分かれた一族の悲劇を綴った骨太の義太夫狂言。クライマックスはセリフもなく義太夫の太棹の音と、盛綱らの表情だけで心情の揺らぎが描写される。白鸚が28年ぶりに盛綱を勤める。12月26日(木)まで。文:仲野マリ
2019年12月02日北海道の代表的な珈琲店「森彦」が東京・谷中の文化複合施設「HAGISO」に「カフェ 森彦の時間」として期間限定オープンします。札幌の「森彦」の空気感を感じながら、今回新たに発売されたブレンドコーヒー「森彦の時間」の3銘柄を味わえる特別なカフェとなっています。珈琲店「森彦」とは?1996年に北海道・札幌の閑静な住宅街でひっそりとオープンした「森彦」。創業から23年経った今ではコーヒー好き、カフェ好きが一度は訪れたいと願う名店に。路地裏にひっそりと佇む古い小さな木造の家で温かい深入りコーヒーを楽しむ“森彦体験”を今回、期間限定で東京で楽しむことができます。新登場のブレンドコーヒー「カフェ 森彦の時間」新たに新登場したブレンドコーヒー「森彦の時間」は3種類の展開です。深入りながらもほんのりとした甘みを感じるブレンド。ナッツのような香ばしさと優しい甘みが調和したマイルドブレンド。アフリカ・ウガンダのルウェンゾリ山脈で特別に収穫された完熟豆を使用した、アフリカン・ムーンブレンド。これらは店頭で味わうことができ、北海道フードとのフードペアリングや各ブレンドの飲み比べも可能です。珈琲を染料として使った珈琲染めコーヒーを飲料としてではなく染料として、布や紙、木といった素材を染めたアイテムを展示の一部で使用しています。飲むコーヒーだけでなく、見て感じるコーヒーも楽しめるコンセプトになっています。「カフェ 森彦の時間」実施概要・営業日時:11月14日(木)14:30~19:0011月15日(金)~11月16日(土)12:00~21:0011月17日(日)12:00~18:00・場所:HAGISO東京都台東区谷中3-10-25(JR山手線・日暮里駅北改札・西口より徒歩5分、地下鉄千代田線・千駄木駅・2番出口より徒歩5分)イベント情報イベント名:カフェ 森彦の時間催行期間:2019年11月14日 〜 2019年11月17日住所:HAGISO東京都台東区谷中3-10-25
2019年11月03日“森×ミッフィー”をテーマにしたベーカリー併設ショップ「みっふぃー森のきっちん」が、2019年10月31日(木)、大分・湯布院にオープンする。「みっふぃー森のきっちん」は、自然に囲まれた湯布院の人気観光地である「湯の坪街道」近くに誕生する、“ミッフィーと森とキッチン”をコンセプトとしたベーカリー併設ショップ。京都にオープンした「みっふぃー桜きっちん」に続く「みっふぃーきっちん」第2弾だ。ミッフィーの物語を感じられるようなほのぼのとした空間の中では、「みっふぃー桜きっちん」でも人気の和雑貨やキッチン雑貨など限定グッズを販売するほか、併設されている「みっふぃー森のべーかりー」ではキャラクターパンを並べる。キャラクターパンの中でも、人気のミッフィーあんパンは、たっぷりの小倉あんをしのばせた、ミッフィーの顔のかたちが愛らしい一品。「みっふぃー森のべーかりー」では、その優しい甘みと相性抜群のドリンク、テイクアウト可能なソフトクリームも販売する。さらに、店内2階には買ったパンを食べながら湯布院での思い出作りが出来るフォトジェニックなイートインスペースも設置予定だ。【詳細】湯布院 みっふぃー森のきっちん/みっふぃー森のべーかりーオープン予定日:2019年10月31日(木)住所:大分県由布市湯布院町川上ソノ田1503-8営業時間:9:30~17:30(予定)電話番号:未定定休日:年中無休Illustrations Dick Bruna(C)copyright Mercis bv,1953-2019 www.miffy.com
2019年08月19日岐阜県恵那市「恵那 銀の森」には、かわいらしいリスの料理長・チェスと副料理長・ナッツが作り上げる、森の恵みを使った洋菓子店「PATISSERIE GIN NO MORI(パティスリーギンノモリ)」があります。 森の恵みのおすそわけをいただきに出かけませんか。森の洋菓子店「パティスリーギンノモリ」「PATISSERIE GIN NO MORI」は、森の恵みを感じる素材を使ったクッキーやパイ、ジャムを扱う洋菓子店です。 森の料理人・チェスとナッツが、森の食材をひとつずつ丁寧に美味しいお菓子に仕上げます。森の恵みを使ったお菓子を通じて「森」のカケラを自宅に持ち帰り、忙しい日常をひと休みしませんか。 パティスリーギンノモリは、このような思いから誕生しました。まるで絵本の世界のような店内店内はシルバーを基調とした森をイメージしており、フォトジェニックな雰囲気。 深く静かな風を感じる森を彷彿とさせるようなお店です。「PATISSERIE GIN NO MORI」は、2018年7月10日「恵那 銀の森」のなかにオープンしました。 敷地内にはほかにもレストランやお土産ショップなどが立ち並びます。 園内の遊歩道を散策しながらのんびりとした時間を楽しめますよ。「Gin no Mori Peti Bais」リス料理長の好物?「Gin no Mori Peti Bais(ギンノモリ プティボワ)」は、国産のどんぐり粉を使い、森で採れる食材にこだわり作り上げたクッキーを、オリジナルの缶に詰め合わせた商品です。自分用にはもちろん、お土産やプレゼントとして贈っても喜ばれること間違いなしです。価格150サイズ:3,240円180サイズ:5,940円自慢の味「森の恵みのパイ」レーズン、ブランデーに漬けたドレインチェリー、じっくりと時間をかけたドライフルーツなどを贅沢に使用した、ブランデーが香る大人のパイです。 森の空気を感じるテラスでいただきましょう。「森の恵みのパイ」以外にも、「くるみとキャラメルのパイ」「ラムレーズンのパイ」「松の実のパイ」「赤い果実のパイ」「イチジクのパイ」「栗のパイ」も必見です。「5種のドライフルーツと香辛料」白イチジク、チェリー、白ぶどう、レーズン、アプリコットと、4種類のスパイスを白ワインで炊き上げた濃厚なコンフィチュール。 瓶に書かれた「GIN NO MORI」がおしゃれでかわいらしい一品です。ほかにも、「グリーンルバーブとグリーンレーズン」「グリオットと赤ワイン」「カラメルノア」「木苺とダークチョコレート」「ラベンダーとブルーベリー 赤ワイン」「2種の苺とバルサミコ」など、絶品コンフィチュールが並びます。「パティスリーギンノモリ」で森の恵みをいただこうかわいらしいリスが料理長を務める「PATISSERIE GIN NO MORI」で、森の恵みを感じるちょっと贅沢なおすそわけをいただきませんか。スポット情報スポット名:PATISSERIE GIN NO MORI住所:岐阜県恵那市大井町2711-2電話番号:0800-200-5095
2018年10月20日食欲の秋! スウェーデンには豊かで美しい森があります。私が住んでいる首都ストックホルムも、セントラルから電車で15〜20分ほど離れれば、所々に豊かで美しい森があります。今回は、そんな北欧の森でとれる食べ物をご紹介します。 甘酸っぱくて爽やかなベリーたち。 まずは初夏から盛夏にかけて実をつける、甘酸っぱいラズベリー。夏に森を散歩していると、時たま見かけます。虫が内側に隠れていることも多いのですが、注意しつつ、摘んでその場でパクパク食べています。お次は、リンゴンベリー(和名コケモモ)。そのままではとても食べられない味ですが、ジャムやシロップにすると美味しく食べられます。スウェーデンの定番料理、ミートボールに添えて食べられることが多いです。お肉とベリーの組み合わせは意外ですが、実際食べてみると、相性ぴったり! この他、夏はさくらんぼも実をつけます。 ブルーベリーは私のお気に入りです。夏の終わり頃に実をつけます。今年は異例の猛暑だった為、残念ながら不作でしたが...。低い茂みに実をつけるのですが、専用のカゴのようなスコップで、すくうように収穫します。 食べ方はさまざま。そのまま摘みたてを食べても良いし、ジャムにしたり、タルトにしたり、チーズケーキに入れたり、ヨーグルトに混ぜたり...。意外な食べ方かもしれませんが、牛乳と砂糖をかけて食べるのも一般的のようです。昨年は大量に収穫し、冷凍保存し、少しずつ少しずつ大切に頂きました。 秋になれば、キノコ狩り。 秋になると、そこら中にポコポコとキノコが生えだします。 その中で特に美味しいと言われるのが、Kantarell。和名はアンズタケ。きれいな黄色の高級キノコで、お店で買うと、結構良いお値段するんです。森でとればタダ!キノコ狩りに使う風通しの良いカゴも、シンプルだけどこれまた可愛い。 今年はブルーベリーが不作になってしまいましたが、代わりにりんごが豊作のよう。郊外には、なんと収穫したりんごをジュースにしてくれる施設もあるそうです。 東京で育った私にとって、森でとった食べ物を頂くというのはとても新鮮な体験でした。森を歩いていると、リスやウサギに出会うことも…!今も昔も、スウェーデンの人達にとって身近な、森からの食べ物。世界各国の食べ物をいつでも楽しめるという東京のような贅沢さはありませんが、素朴な豊かさが、森にはありました。 YukaBlog ... ...
2018年10月09日任天堂「どうぶつの森」の最新作『あつまれ どうぶつの森』が、ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)より登場。2020年3月20日(金)より発売される。「どうぶつの森」待望の新作発売だなも!『どうぶつの森』は、2001年より「NINTENDO64」のソフトとして発売をスタートし、その後シリーズ化され、ニンテンドーDS用ソフト、Wii用ソフトを続いて発売されている人気ゲームだ。プレーヤーがどうぶつ達の暮らす住人となり、村の中でどうぶつ達との会話を楽しんだり、自由に村を歩いたりすることができる。一般的なゲームのようにクリアしたり、ゴールがあったりということはなく、ほのぼの楽しめるゲームとして老若男女問わず人気を博している。その最新作となるニンテンドースイッチ版『あつまれ どうぶつの森』。2018年の「Nintendo Direct 2018.9.14」にて発表された情報では、何やら準備を始めているたぬきちの様子が公開された。「たぬきち開発 無人島移住プラン」に参加してゲームスタートその準備が整った2019年6月12日(水)、アメリカで開催されたゲームイベント『E3』にてゲームの詳細が公開となった。物語のスタートは、「たぬき開発 無人島移住プラン」に参加したプレーヤーが、自分のテントを張るところからスタートする模様。また新作の特徴として“DIY”の要素が追加されるようだ。たぬきちから支給されるスマートフォンで楽しみ方無限大!『あつまれ どうぶつの森』では、たぬきちから支給されるスマートフォンが重要な役割を担うようで、そこには“DIY"のレシピが隠されており、自分であらゆるものを製作して無人島生活を充実させていく。公開された映像では、たぬきちに作業台を借りて“DIY”する様子も映し出された。作ったアイテムは、まめきちに売ることもできるようだ。また、同じ島に住んでいる住人を、スマートフォン内のアプリから呼び出すことも可能となる。“たぬきマイレージ”でもっと楽しく新しい要素として、“たぬきマイレージ”も追加。貯めたマイルで、アイテムをもらえたり、ショッピングを楽しめたりと様々なことが可能となる。『どうぶつの森』関連情報『どうぶつの森』の人気キャラ“しずえさん”が「スマブラSP」参戦2018年に公開された『どうぶつの森』新作の発売予告動画の中では、たぬきちが「ついに、しずえさんも参戦かぁ~。みんな村をとびだして活躍してて、仲間として鼻が高いだなも!」と話していた。その後、どうぶつの森の名物キャラクター“しずえさん”が、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』へ新ファイターとして参戦した。そもそも“しずえ”さんは、村長となるプレイヤーの秘書の役割を担うキャラクター。プレイヤーが村を出て戦いに出たら、そこにもついていく“しずえさん”。ゲーム内では、むらびと同様、様々な“村のくらし”のための道具を使って攻撃する。【詳細】Nintendo Switch『あつまれ どうぶつの森』発売日:2020年3月20日(金)※価格未定。
2018年09月17日“あんこ”にフォーカスしたイベント「あんフェス」が松坂屋名古屋店にて、2018年9月12日(水)から25日(火)の期間で開催される。「あんフェス」では、和菓子やパン、ドーナツなどあんこを使ったスイーツが集結。会場では、「ビーンズラボ あん」のおはぎをはじめ、「ZARAME STAND」のパンにつぶあんとバターを挟んだ「あんバター」、「たねや」の栗あんをこしあんで包んだ「栗子みち」など、まさに「あんフェス」に相応しいあんこスイーツをラインナップ。「青柳ういろう」の「カエルまんじゅう おいもあん」といった季節限定の和菓子も登場する。また、松坂屋名古屋店本館地下1階の旬菓彩々コーナーでは9月12日(水)から16日(日)の期間中、日替わりで「亀十」や「森幸四郎」などの人気どら焼きを販売。「あんフェス」と併せて、心ゆくまで“あんこ”を堪能してみてはいかがだろうか。【詳細】あんフェス開催期間:2018年9月12日(水)~25日(火)開催時間:10:00~20:00会場:松坂屋名古屋店 本館地下1階、地下2階住所:名古屋市中区栄3-16-1商品例:ビーンズラボ あん「おはぎ」1個 162円、ZARAME STAND「あんバター」1個 324円、たねや「たねや 栗子みち」5個入り 1,350円、青柳ういろう「カエルまんじゅう おいもあん」3個入り 648円※価格は全て税込み。■日替わりどら焼き開催期間:9月12日(水)~16日(日)会場:松坂屋名古屋店 本館地下1階 旬菓彩々コーナー日替わりどら焼き:9月12日(水) 森幸四郎、13日(木) 小布施堂、14日(金) 亀十、15日(土) ぎんざ空也 空色、16日(日) ZEN KASHOIN【問い合わせ先】松坂屋名古屋店TEL:052-251-1111
2018年09月13日音声メディア「Voicy(ボイシー)」の人気番組『森拓郎の聴くだけでヤセるラジオ』。フィットネストレーナーの森拓郎さんが配信し、視聴者から寄せられたダイエットにまつわる質問に回答してくれます。今回のタイトルは「1日に摂取する栄養素必要量は数値で目安はありますか?」。タイトルにある質問以外にも、興味深かったものをピックアップしてみました。■気になる熱中症対策……スポーツドリンクは?ひとつめの質問は、「熱中症対策にスポーツドリンクを飲むとしたらどれくらいが正解ですか」。熱中症対策として水だけではなく、スポーツドリンクが良いと言われているし、普段は飲まないという人でもこの暑さの中では念のため……と買っているのではないだろうか。でも、ダイエットをしている人からすると、スポーツドリンクの糖分はちょっと……と感じてしまう。そこで糖分を摂るなら食事で摂りたい、と質問者さん。森拓郎さんの回答は、「スポーツドリンクで(糖分を)摂るといいのは体を動かしている人。汗に対して水の補給だと体液が薄まっちゃう。だから汗をかかない人は水で大丈夫」とのこと。糖質の量が気になるという場合は経口補水液でも良いそうだ。あまり運動をしないということなら、水やお茶で問題なし。とはいえ、汗っかきの人はスポーツドリンクのほうが合っている場合もあるだろう。こうしたほうがいいというのは一概には言えないそうだ。熱中症はもはや他人事ではないので、自分の体と向き合って、都度判断したいところ。■ダイエットはシンプルに取り組むのがいいふたつめの質問は、タイトルにもなっている「1日に摂取する栄養素必要量は数値で目安はありますか」。ビタミンやミネラルもきちんと摂らないと!と思うが、日常生活ではなかなか難しいもの。でも「気にする必要はない」と森さん。「まごわやさしい+玄米を食べていれば栄養は摂れちゃうんですね。気になるんだったらサプリをとればいい」※まごわやさしい……ま(豆)ご(ごま)わ(わかめ)や(野菜)さ(魚)し(しいたけ)い(いも)ダイエットをしようとすると、あれもこれも、といろいろ気になるし気をつけようと思うものだが、「こだわりすぎるのはよくない」のだそう。「難しいことを考えてダイエットが進まないのは、ダイエットをする意味がない」とのことで、シンプルにするのが一番いいようだ。そもそも、面倒なことは続かない、というのは多くの人が体感していることではないだろうか。今回はそのほかにも、「夫がアトピーで、触るなと強く言われ、愛情が持てなくなりました」「専業主婦で、使えるお金に限りがあるけど、夫に喜んでもらいたい」などと言った質問が寄せられていた。毎回、森さんのVoicyは話題が幅広く、聴きながら頷くこともたくさんある。自分と重なるような質問がテーマになっていることも。聴くだけで、心までもスッキリさせることができそうだ。
2018年07月30日森がほしいとずっと思っていた。けれど世間では、かなり少数派らしく、「家がほしい」「家探しています」と話題にする人は珍しくないが、「なかなかいい森がなくて」と話す人に今まで一度も会ったことはない。会ったことはないが、僕自身は3年をほど「いい森」を探していた。そこに小屋を建て、週末、時々そこで過ごすための小さな気持ちのいい森をずっとほしいと思っていた。■ 「森」はどこにも売っていない3年かけて見つけた小さな森(山梨県清里)。周囲より少し小高く、風通しがいい。けれど、森はどこにも売っていない。ネットで検索しても、さすがのアマゾンにも森は売っていなかった。地方の森林組合みたいなサイトで時々、販売情報などがあったが、面積が東京ドーム100個分ぐらいの広さ(しかもアプローチの道がない)。とても個人が買えるものではないし、その情報はなぜか西日本に多く、横浜に暮らす僕には現実的ではなかった。結局、出た結論はどこかの別荘地の一角を買う、という至極単純な手法。当たり前だが、アプローチの道(しかもアスファルト)もある。きっと森を買う方法はほかにもあると思うが(例えば個人的なコネがあるなど)、不動産屋が仲介するし、素人にはこれが一番現実的だと思った。■ で、別荘地っていくらするの?PhotoREX 21 / PIXTA(ピクスタ)別荘地であれば、確かにたくさん売っている。ネットでも多くの情報があふれている。あとはエリアを選べばいいだけだ。横浜から車で2~3時間で行けるエリアに絞ると、自然な流れで富士山麓周辺になった。河口湖や山中湖のエリアを探し、実際に何度か現地に足も運んだ。けれど、もともと土地勘もなく、なんだか自分にはしっくりこなかった。そして、次に八ヶ岳南麓周辺のエリアを考えた。NISH / PIXTA(ピクスタ)実は僕は長野県茅野市生まれで、八ヶ岳は超地元。現在も実家があり、年末年始や夏休みなど今も時々帰省するエリア。土地勘もあるし、地図なしでもたいがいどこにでも行ける。将来的に小屋を建てるとしても、実家の軽トラや大工道具なども借りやすく、なにかと便利だと思った。富士山麓と比べれば、若干遠いが、帰省と絡めることもできるし、八ヶ岳エリアに絞ることにした。でも、別荘地っていくらするの?と最初は見当もつかなかったが、決して多くはないが100万円前後の土地もあるということが分かった(ただし多くが傾斜地)。予算はとりあえず100万円と自分で決めて、ネットを中心に探し始め、気なる物件があると現地に何度か見にいった。なるべく平坦地を探した。さらにエリアも絞った。Hiroko / PIXTA(ピクスタ)中央道のICでいうと「小淵沢」「長坂」の2ポイント周辺。ちなみに僕の実家の最寄りのICは小淵沢ICの一つ先の諏訪南IC。ここが重要なのだけど両ICの間には山梨、長野の県境がある。探したエリアは山梨県、でも八ヶ岳山麓であれば土地勘はある、というのが僕には重要だった。なぜなら、実家近く(長野県)は避けたいと思った。もちろん、周辺には蓼科などたくさんの別荘地があるが……(理由については次回以降に)。■ 求む!「森」感のある土地。予算は100万円Moco Lock / PIXTA(ピクスタ)何度か現地に行くうちに、エリアをさらに絞り、清里を中心に探すことにした。子どものころから、一番近い夏のリゾート地として家族で何度か遊びに来た思い出もあったし、学生時代は山登りサークルに所属していたので、周辺はよく歩いた土地。久しぶりに訪ねた清里はバブル期の駅前の原宿を思わせる喧騒はすっかりなくなっていて、品よく落ち着いた雰囲気になっていた。「清里いいなぁ」と実感。条件は、予算100万円で、平坦地。周辺にほかに建物があまりなく、「森」感のある土地。僕自身の中で探す熱意の波があったこともあり、その土地に巡り合うまでに結局3年もかかってしまった。
2018年07月24日6月の博多座は、九代目松本幸四郎改め二代目松本白鸚、七代目市川染五郎改め十代目松本幸四郎の親子襲名披露興行。坂田藤十郎、中村梅玉、片岡仁左衛門ら華やかな面々が色を添え、歌舞伎の歴史に残る貴重な名舞台となりそうだ。開幕を前に、松本白鸚、松本幸四郎が公演に対する思いを語った。【チケット情報はこちら】「1月、2月の東京・歌舞伎座で私と息子と孫の三人で襲名をさせて頂きました。37年前に私が松本幸四郎を襲名させて頂いた時も三代襲名でしたが、今回も本当に奇跡のようなこと。歌舞伎を愛してくださる皆様が起こしてくださった“奇跡”。博多座では私と息子の襲名興行となりますが、その思いをしっかり受け止めて伺いたいです」と、笑顔で抱負を語ってくれた松本白鸚。続いて松本幸四郎は「十代目松本幸四郎を襲名させて頂きました。幸四郎という名前を父から譲られ、許されるということは本当に嬉しいこと。父の背中を追い続けるのは変わりませんが『松本幸四郎は僕だ』という思いで、さらに精進したいと思います。母が博多出身なので、博多は私にとって第2の故郷。その場所で襲名興行ができるのは本当に嬉しいです」と挨拶した。親が子に、子が孫に、それぞれ慣れ親しんだ名前を譲る。襲名とはやはり特別なものだ。父・白鸚は「今回の昼の部でも上演する『伊達の十役』の政岡を、染五郎が演じていた時に見事だと感心しました。そして『染五郎』という器から芸があふれ出ているなと。そこで器を『幸四郎』に変えれば、新たな芸を詰め込めるのではないかと思ったんです」、息子・幸四郎は「前回の襲名とは違い、今回は息子が同時に『市川染五郎』を襲名します。昨日まで自分が名乗っていた名前を別の人物が名乗るというのは、私にとって初めての経験で、自分が『幸四郎』になったという事をより強く実感させてもらってます。息子も子役から大人の役への変化の時期ですし、本当に新たなスタートですね」と、それぞれの思いを語ってくれた。昼の部で幸四郎は、2015年二月花形歌舞伎で好評を博した『伊達の十役』を勤める。市川猿翁(三代目猿之助)が復活させた、立ち回りあり、宙乗りありの大スペクタル劇。40回以上の早替りを幸四郎が魅せる十役の演じ分けや、今回は特別に三浦屋女房を三浦屋亭主に変え、白鸚が演じるというのも見どころだ。夜の部では「毎日踊っていたいと思えるぐらい好き」という舞踊の大曲『春興鏡獅子』を踊る。白鸚は夜の部の『魚屋宗五郎』を演じる。「襲名であることも、高麗屋の芸を披露することも大事だけれど、やはり一番はお客様に喜んでいただける演目であること。世話物の(独特の) “間”が非常に難しく、かつ面白い。他の演目ももちろんですが、『魚屋宗五郎』が一番面白かったと思わせますよ(笑)」。6月2日(土)から26日(火)まで福岡・博多座で上演。チケットは発売中。5月30日(水)には恒例の船乗り込みも行なわれる。
2018年05月22日舞台『アマデウス』の公開舞台稽古が23日、東京・サンシャイン劇場で行われ、松本幸四郎、桐山照史(ジャニーズWEST)、大和田美帆らが登場した。同作は1979年にロンドンで初演を迎え、1981年にはトニー賞で5部門を受賞、1984年に映画化されるとアカデミー賞で8部門を受賞した世界的ヒット作。幸四郎は1982年に日本初演を行って以来438回の上演を重ね、演出も務める。老いた音楽家・サリエーリ(松本)が天才音楽家・モーツァルト(桐山)の才能に揺さぶられていく姿を描き、モーツァルトの死の謎に迫る。約2時間45分の上演中、全場に登場する幸四郎は静かな迫力でサリエーリの苦悩を見せ、時にユーモラスに演じ上げる。憎らしさとキュートさを兼ね備え観客の心をざわめかせる桐山、確かな実力とともに作品の華となった大和田らが舞台を盛り上げた。幸四郎は「幸四郎を襲名して初めての現代劇『アマデウス』が、35年を経て場所も同じサンシャイン劇場で、幸四郎として最後の『アマデウス』の初日を迎えられます事、本当に感無量の思いです」と語る。2代目松本白鸚襲名を控え、「『アマデウス』に足をお運びくださったお客様方、又幸四郎として36年間お世話になった方々に心からの感謝の気持ちを捧げたいと思います。本当に長い間ありがとうございました」と幸四郎の名の下にこれまでの感謝を表した。モーツァルト役の桐山は「無事に幕が上がる事を本当に嬉しく思います」と喜び、「8月半ばから始まった稽古が『あっ』という間と感じるぐらい、充実した時間を過ごさせていただきました」と振り返った。桐山はさらに「稽古開始当初は挫折で始まりましたが、今は桐山照史が演じるモーツァルトを自信を持って皆様に届けたいと思います」と自信を見せる。「『いっぱい笑って、いっぱい泣いて、いっぱい考える』そんな時間を過ごしていただけるように『最高のカンパニー』一丸となって頑張ります」と初日を前に決意を表明した。モーツァルトの妻・コンスタンツェ役の大和田は「人間の欲深さ、だからこそ見えて来る愛おしさ、そこに垣間見える滑稽さ。たくさんの人間らしさが詰まった作品です」と作品について説明。「この作品に関われたことは、今後の役者人生の大きなターニングポイントになると思っています」と重みを語った。東京公演はサンシャイン劇場にて9月24日~10月9日、大阪公演は大阪松竹座にて10月13日~22日、福岡公演は久留米シティプラザにて10月24日~25日。
2017年09月24日舞台『アマデウス』の製作発表記者会見が19日、都内で行われ、松本幸四郎、桐山照史(ジャニーズWEST)、大和田美帆が登場した。同作は1979年にロンドンで初演を迎え、1981年にはトニー賞で5部門を受賞、1984年に映画化されるとアカデミー賞で8部門を受賞した世界的ヒット作。幸四郎は1982年に日本初演を行って以来438回の上演を重ね、演出も務める。老いた音楽家・サリエーリ(松本)が天才音楽家・モーツァルト(桐山)の才能に揺さぶられていく姿を描き、モーツァルトの死の謎に迫る。この日75歳の誕生日を迎えた幸四郎に、サプライズでバースデーケーキが登場。桐山と大和田も花束を贈り、幸四郎の誕生日を祝った。花束を手にした幸四郎が「ジャニーズWESTになった気分です」とジョークを飛ばすと、桐山も「8人目のメンバーです」と応える。2代目松本白鸚襲名を控えた幸四郎は「松本幸四郎としては最後の誕生日。また次は1歳です」と語った。同作では天才・モーツァルトにサリエーリが嫉妬心を抱くが、「嫉妬の話ではない」と幸四郎は語る。「人間は自分の中にちっちゃな神を見つける、そういう人生で、私の中にも皆様の人生の中にも小さな小さな神というものがあるような気がして」と説明し、「神様から信じられるような人間になって、神様を信じようというような」気持ちが表現されていると作品について述べた。さらに幸四郎は「おふたりはどうか知らないですけど、こんなことは日常茶飯事でございまして」と心境を吐露。「『ちくしょう、憎らしいなあ。自分にはしかし、できない』そんな思いが毎日」と振り返り、「これはとてもじゃないけど他人事ではないお芝居」と分析した。また幸四郎は、桐山に「モーツァルトの目を感じる」と表現し、「歌舞伎座の楽屋におせんべい持ってこられた」ときのエピソードを披露。「僕の話を聞く時にちょっと目が正常ではなくなった。普通の人間から外れてるような。あなた普段はそういうことはないんですか」と話しかけた。桐山が驚いて「ないですね」と答えると、幸四郎は「天才は自分で天才と思ってないそうですから」と納得していた。
2017年08月19日ジャングルの動物たちに育てられた人間の少年モーグリを主人公に、あふれ出す“生きる力”を描いた『ジャングル・ブック』。このほど、松本幸四郎、西田敏行、宮沢りえ、そして伊勢谷友介といった日本を代表する俳優が動物たちに命を吹き込んだ、待望の日本語吹き替え予告が解禁となった。ジャングルに取り残された赤ん坊のモーグリ。黒ヒョウのバギーラはこの幼き命を母オオカミのラクシャに託し、モーグリは“ジャングルの子”となった。バギーラからは自然の厳しさと生き抜くための知恵を教わり、ラクシャからは惜しみない愛を注がれて成長したモーグリ。自分がジャングルの「脅威」となりうる存在とは微塵も思っていなかった。だが、たった1人で大自然の脅威や新たな動物たちの中に身を投じることになった彼は、これまで知らなかったさまざまなことに目覚めていき、自分が自分らしく生きることの意味や本当の居場所を少しずつ見出していく。モーグリは、命を懸けて自分を守り愛してくれた者たちにとって、そして自分が愛する者たちにとって「希望」となるのだろうか…?全米では3週連続No.1を獲得し、公開から1か月以上経過した現在でもロングランヒットを続けている本作。全世界興収では9億3,001万8,012ドルに達しており(BOX OFFICE MOJO調べ。6月29日現在)、2016年全世界興行収入ランキング3位を記録している。そんな中、解禁となった日本語吹き替え予告では、主人公の少年モーグリを優しく、そして時に厳しく導く黒ヒョウのバギーラを松本さん、モーグリの一番の友だちで、自由で陽気な歌うことが大好きなクマのバルーを西田さん、人間の少年に深い愛を注ぐ母親オオカミのラクシャを宮沢さん、ジャングルの頂点に君臨し、人間であるモーグリに強い憎しみを抱くトラのシア・カーンを伊勢谷さんが、それぞれ演じ、動物たちに命を吹き込んだ声が初披露目に。本作の吹き替えキャストが発表されるたびに、SNSをはじめオンライン上では「豪華で実力派揃い」「軒並み適任者ばかり」などと盛り上がりを見せた、まさにドリーム・キャストの競演で描かれる映像は改めて必見だ。本作の監督を務める『アイアンマン』シリーズの大ヒット・メーカー、ジョン・ファヴローは、名優たちが“野生の声”で熱演するストーリーを、「オオカミの子として育てられながらも、ジャングルでたった1人の人間であるモーグリは、自分の“個性”と向き合うことになる。そして、“自分らしく”生きていくことを見出していくんだ」と明かす。監督の言葉を裏付けるように、この予告編でも、モーグリが動物たちとの出会いを通じて、初めて自分の信じる道を突き進む力強い姿を目にすることができる。緑深きジャングルに輝く、モーグリと動物たちの生命の讃歌を見事に表現した豪華な名優たちの声を、まずはこちらから確かめてみて。『ジャングル・ブック』は8月11日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月05日8月末より東京を皮切りに、東海、近畿、中四国エリアを巡演する(公社)全国公立文化施設協会主催「松竹大歌舞伎」西コースの制作発表が行われ、出演の松本幸四郎、中村雀右衛門が登壇した。松竹大歌舞伎 チケット情報中村芝雀改め五代目雀右衛門は、今年3月に東京・歌舞伎座の襲名披露興行で父(四世雀右衛門)の名跡を継いだばかり。全国各地に歌舞伎の殿堂である歌舞伎座と同じレベルの舞台を届けたいという思いから、約半世紀前にスタートした巡業公演で襲名披露ができることに感慨もひとしおの雀右衛門。「このたび名前が変わったという大きな節目の時に、父が縁にしておりました(『仮名手本忠臣蔵』の)「七段目」という狂言で、父とたびたび共演している幸四郎のお兄様のお胸を借りて、女方として大役のおかるを勤めさせていただくことは幸せです。父の姿を思い出していただけるよう精一杯勤めたいと思います」。その「七段目」で大星由良之助を演じる幸四郎は四世雀右衛門の思い出として「(前名の)大谷友右衛門時代は映画スターだったんです。それから雀右衛門になられて。古風で本当にいい女方でした。最後の舞台の楽屋で手をとって“また綺麗になりましたね”と声をかけたらニコッと笑ってね。女方としてお相手をしていただいて、いい勉強をさせていただきました」と懐かしそうに振り返った。雀右衛門は、父から教わった言葉として「気持ちを強く持たないとダメ、女方は綺麗じゃなきゃいけない。このふたつは役者として大切にしています」と話し、おかるを演じる上では「遊女であり、女房であり、腰元である複雑な役柄で、しかも色気があって、誠実な人物。女方としていろんなものを表現しなくちゃいけません。お客様に良かったと言っていただけるよう頑張って勤めたい」と意気込みを見せた。巡業公演では、各地の様々な会場で上演するため、大きさや機構が異なるが、そのことについて幸四郎は「劇場が歌舞伎にあっていようがいまいが、そこにいらっしゃったお客様に感動していただくために私たち俳優がどう演じるかが大切。観ていただいたお客様おひとりお一人が心で感じてお楽しみくだされば」と全国で歌舞伎を楽しみに待ちわびる観客へメッセージを送った。公演は8月31日(水)から9月25日(日)まで全国21か所を巡演。演目は『當年祝春駒』、『襲名披露口上』、『仮名手本忠臣蔵』の「七段目」を上演する。
2016年06月01日歌舞伎界、日本の演劇界を代表する名優のひとり松本幸四郎が、8月に公開になる超大作『ジャングル・ブック』の日本語版キャストを務めることが明らかになった。主人公の少年モーグリを育て、導く黒ヒョウのバギーラを演じる。その他の写真本作は、ジャングルで黒ヒョウとオオカミに育てられ、たくましく成長した人間の少年モーグリが、人間への復讐に燃えるトラに出会い、ジャグルの脅威だといわれたことから、自身の運命に向き合い、壮大な冒険に出かける様を描いた超大作。すでに公開されている国と地域では圧倒的な成功をおさめている。「中学校の頃には“黒ヒョウ”という愛称で呼ばれていた」という松本幸四郎は「声で表現することは、非常に難しかったですが、役者にとってこれは必要なことと感じました。中学生の頃ラジオドラマをやっていたのですが、役者としての原点であるその経験が活かされました。これまで、ナレーションはありますが、実写キャラクターの吹替えは73歳にして初の経験。今回、バギーラの声と、作品中のナレーションも務めさせていただき、大変難しかったですが、心に残る素晴らしいいい仕事をさせてもらいました」とコメント。松本幸四郎は、俳優だけでなく、舞台の演出など多岐に渡る活動を行っており、作品を“観る眼”も卓越しているが、『ジャングル・ブック』について「ウォルト・ディズニーの遺作と言われるアニメーションも観ていますが、今回のフルCGで描かれたリアルな映像美には、オープニングのシーンから、総毛立つほど驚きを覚えました。今回の『ジャングル・ブック』は完璧です。僕はこの『ジャングル・ブック』を観て原作や、ディズニーのアニメーションも思い出したんですが、でも今回の『ジャングル・ブック』は、ほぼ完成品じゃないかなと思います」と評価。「お子さん方、学生さん、若い方々、みなさんに観てほしいですが、僕らと同年代、あるいは50代60代のお父様、お母様方にもぜひ、お子さん、ご家族連れで観ていただきたいですね」とメッセージを寄せている。『ジャングル・ブック』8月11日(木・祝) ロードショー(C)2016 Disney Enterprises. Inc. All Rights Reserved..
2016年05月31日歌舞伎俳優の松本幸四郎(73)が、ディズニーの実写映画『ジャングル・ブック』(8月11日公開)で吹き替えに初挑戦することがこのほど、わかった。松本が声を演じるのは、主人公モーグリを見守り導く指南役の黒ヒョウ、バギーラ。歌舞伎界を牽引する一人として活躍しているイメージと、人生の"師"や"指南役"としてモーグリを導くバギーラの役が合致するとして抜てきされたことに、中学生の頃"黒ヒョウ"という愛称で呼ばれていたということもあり、驚きはしたが違和感なく快諾したという。『アナと雪の女王』でエルサを演じた娘の松たか子からも「ディズニー作品の吹き替えは大変よ」と聞いていたという松本だが、初めての吹き替えは「すごかった」とコメント。「声で表現することは、非常に難しかったですが、役者にとってこれは必要なことと感じました」と振り返り、「バギーラの声と、作品中のナレーションも務めさせていただき、大変難しかったですが、心に残る素晴らしいいい仕事をさせてもらいました」と語った。演じるバギーラについて、「モーグリを見つけたというか見つけられたというか、運命的な出会いを果たした、モーグリにとって恩師とか親とか先輩とか教師である存在。バギーラにとっても、モーグリはただの人間の子供ではなく、出会うべくして出会った特別な存在」と説明。「僕も黒ヒョウと呼ばれてはいましたが、僕はバギーラのような立派な黒ヒョウではない」と言い、「映画の中には僕にそっくりなちょっとダメな動物もたくさんいました。ただ、この映画でいろいろな動物たちを見ていると、ダメはダメなりに、生きていることは素晴らしいんだなと思いますね」と話す。さらに、「人間は、幸せな楽しいときだけじゃなくて、つらい時もあれば、苦しいときも悲しいときもあります。人間として生まれた以上は、そういうつらさを勇気に、悲しみを悲しみのまま終わらせるのではなくて、悲しみをなんとか希望に変えていく。それが、人生じゃないかなと思いました」と続け、本作について「我々が息をして、光を浴びて、空気を吸って、風に吹かれている、自分たち人間もひょっとしたらそんな自然界の掟の中に生かされているのかもしれない、と、我々が忘れかけていることをひしひしと感じさせてくれる映画」と魅力をアピールした。(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved..
2016年05月31日世界初演から50年、松本幸四郎主演の日本初演から46年を数えるミュージカル『ラ・マンチャの男』が、3年ぶりに上演される。これほど長く演じ続ける力はどこから湧いてくるのか。上演回数1208回からスタートする今年の公演に向けて、幸四郎が情熱を見せた。ミュージカル『ラ・マンチャの男』 チケット情報『ラ・マンチャの男』は、スペインの作家ミゲール・デ・セルバンテスの「英知あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ」を原作としたミュージカル。投獄された作者セルバンテスが即興劇を始めるという大胆な脚色のもと、とある田舎の老人が、何世紀も前に姿を消した騎士ドン・キホーテとなって、悪を滅ぼすための旅に出るという物語がスタートする。「自分はドン・キホーテであると信じる老人は、どこへ行っても狂人扱いされます。それでもひたすら夢を追い求めていく。その姿がやはり、観る人に希望を与えてきたのだと思います」とこの作品の魅力を語る幸四郎。46年もの間演じ続けてこられたのも、自身が作品から力をもらってきたからだという。「作者のセルバンテスがこんなことを言ってるんです。“いちばん憎むべき狂気とは、あるがままの人生に折り合いをつけて、あるべき姿のために戦わないことだ”と。また、“事実は真実の敵だ”という台詞も劇中に出てくる。僕も本当に、毎日現実という事実と戦い、苦しみのたうち回りながら折り合いをつけて生きていますから。あるべき姿のために戦うドン・キホーテに勇気づけられ助けられて、今日までこられたのだと思います」。1970年にこの作品でブロードウェイの舞台に立つなど、幸四郎は世界への先駆者でもあった。歌舞伎俳優でありながらその枠にとらわれず柔軟でいられるのは、「役者は何でもやる必要はないけれども、求められれば何でもできなくてはいけない」との思いがあるからだ。さらには、『王様と私』で初めてミュージカルに出演したときから、「どうせならブロードウェイまで行ってやろうと、歌舞伎はもちろん、ミュージカルもとことん突き詰めた」という。「46年の間には、両親をはじめ大事な人との別れもありました。でも、その悲しみを感動に変えるのが役者です。苦しみながら悲しみながら歌い踊って、みなさんに明日も頑張ろうと思っていただく。役者はそれしかないと思うんです」。役者としての“あるべき姿”を追求してきた幸四郎が演じるからこそ、ドン・キホーテが伝える人間の真実に、胸打たれずにいられないのだろう。公演は9月2日(水)から21日(月・祝)まで大阪・シアターBRAVA!、10月4日(日)から27日(火)まで東京・帝国劇場にて。チケットは大阪公演は発売中、東京公演は8月1日(土)に一般発売開始。取材・文:大内弓子
2015年07月21日松本幸四郎が1969年から主演をし続けているミュージカル『ラ・マンチャの男』が今年、3年ぶりに上演される。7月2日、本作の製作発表会見が行われ、幸四郎をはじめ、霧矢大夢、駒田一、ラフルアー宮澤エマ、宮川浩、上條恒彦らが登壇し意気込みを語った。ミュージカル『ラ・マンチャの男』チケット情報田舎の老人アロンソ・キハーナが、妄想の果てに自分は遍歴の騎士ドン・キホーテだと思い込み、夢と真実を追い求める旅に出る物語『ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ』。セルバンテスが記したこのスペインの国民的文学を、ミュージカルでは作者のセルバンテスが投獄されていた事実を絡めて描き出す。幸四郎はドン・キホーテ/セルバンテスを26歳の時から演じ続けているが、「今回の公演の時にはなんと73歳。普通ならゴルフやゲートボールを公園でやっている齢ですが、私は今年も稽古を入れて4か月、『ラ・マンチャの男』をやっています」と笑う。そんな長きにわたり演じている本作は、幸四郎のライフワークとも呼べる作品であり、自身も「父が死んだ時も、母が死んだ時も、『見果てぬ夢』(作品を代表するナンバー)を歌っていました。このミュージカルに助けられ、勇気づけられて今日まできた」としみじみ。「この物語では「事実はいつの時代も真実の敵だ」「ありのままの人生に折り合いをつけてしまって、人間としてあるべき姿のためになぜ戦わないんだ」と訴えている。でも現実では、あるべき姿のために戦わなければいけないのだけれど、やっぱり疲れるし、夢は失ってしまう。そういう方が多いからこそ、『ラ・マンチャの男』は上演されるんじゃないか。『見果てぬ夢』をお客さまが聞いて、ああ明日も頑張ろうと思ってくれる、その気持ちのためにやってきた」と、上演し続ける理由を熱く語った。幸四郎扮するキホーテの“憧れの麗しき姫”アルドンザ役は、元宝塚トップスターの霧矢が演じる。初参加となる霧矢は「大変光栄であるとともに、大きなプレッシャーがのしかかっています。このカンパニーの中にアルドンザとして入ることがまだ夢のようですが、しっかりついていきたい」と意気込みを。また1977年公演から出演している牢名主役の上條恒彦は、「38年もお付き合いさせていただき大変光栄です。幸四郎さんより僕は2歳上なので、おそらくこれが最後になるんじゃないか。38年間が無駄にならないように頑張りたい」と話していた。公演は9月2日(水)から21日(月・祝)まで大阪・シアターBRAVA!、10月4日(日)から27日(火)まで東京・帝国劇場にて上演される。チケットは大阪公演は発売中、東京公演は8月1日(土)に一般発売開始。ほか長野公演もあり。なお現在、10月25日(日)のぴあ半館貸切公演(東京)のWEB先行先着販売「プリセール」を受付中。
2015年07月03日9月2日(水)より、大阪・シアターBRAVA!にてミュージカル『ラ・マンチャの男』が幕を開ける。1969年の日本初演以来46年、松本幸四郎が主演を務め、上演回数は1207回を数えるミュージカルの金字塔。日本初演の翌年には、ニューヨーク・ブロードウェイに招かれ、マーチンベック劇場で日本人として初めて英語での単独主演も果たした。ミュージカル「ラ・マンチャの男」 チケット情報大阪では約6年ぶりとなる今作、アルドンザ役を務めるのは元宝塚月組トップスター、今年2月に第22回読売演劇大賞優秀女優賞を受賞した霧矢大夢。圧倒的な歌唱力と演技力が魅力の実力派だ。16世紀末、スペインの作家ミゲール・デ・セルバンテスの小説『ドン・キホーテ』を元にしたミュージカル。教会を侮辱した罪で投獄された作家が、牢獄内で自らが書いた芝居『ドン・キホーテ』を上演、囚人達を巻き込んでゆく。半世紀以上にわたりセルバンテス役を務める幸四郎は「世界最年長のドン・キホーテじゃないかな。“あるがままの人生に折り合いをつけるんじゃなくて、あるべき姿のために戦おう”というのがこのミュージカルのテーマなんですが、40数年間、いろんなことがありました。楽しいこと、嬉しいことばかりじゃなく、苦しいこと、悲しいこともありました。ですが、苦しみを勇気に、悲しみを希望に変えて、苦しくても歌って、悲しくても踊って、お客様にお見せして、そしてお客様に “ああ、勇気が出たなぁ、希望がわいたなぁ、よし明日も一生懸命生きてやろう”と思っていただく、それが我々役者の仕事だと思います。ブロードウェイで初演してから50年だそうですが、この間、そうしてずっと演じてまいりました。このたび、大阪でまた上演できることが本当に嬉しい限りです」と胸の内を切々と語った。我こそが何世紀も前に姿を消した遍歴の騎士“ドン・キホーテ”だと信じて疑わない老人と逢い、やがて勇気と誇りを取り戻してゆく売春婦・アルドンザに初めて挑む霧矢は、「幸四郎さんと初めてお目にかかったとき、『ラ・マンチャの男』に対する溢れんばかりの思いをお伺いしました。“何でもおっしゃってください”“僕を信じてください”と本当に頼もしいお言葉をたくさんいただきました。幸四郎さんにすべてを委ねてついてまいりたいと思います」と初共演ながら早くも絶大な信頼を寄せた。シアターBRAVA!10周年記念シリーズの最大の目玉とも言えるミュージカル『ラ・マンチャの男』。キャストも新たに、2015年にしか見られない見果てぬ夢を追い求める男の“遍歴の旅”を描く。公演は、9月2日(水)から21日(月・祝)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。5月23日(土)のチケット一般発売に先駆け、5月22日(金)23:59まで先行先着「プリセール」実施中。
2015年05月22日松本幸四郎と市川染五郎が10月17日、東京・歌舞伎座の11月公演「吉例顔見世大歌舞伎」の記者会見に登場した。「吉例顔見世大歌舞伎」チケット情報公演は幸四郎の父・初代松本白鸚の三十三回忌追善興行。幸四郎は『熊谷陣屋』熊谷次郎直実、孫の染五郎は『勧進帳』弁慶など、高麗屋縁の演目に出演。染五郎の弁慶は満を持しての初役だ。染五郎の弁慶について、幸四郎は「歌舞伎役者として一人前になるには手に職をつけること、手に芸をつけること。昨今の息子の舞台を見ていると、いい役者っぷり、職人になってきた。大役をやるにはいい時期だと思う」と太鼓判を押しながら「この日が来るのを夢見ていた。息子が夢をかなえてくれた」と感慨深げに話した。一方染五郎は「1歳ぐらいの時に弁慶の飛六方をしている写真があって、その頃からもう憧れを抱いていたんだと思う。夢がかなって、たくさん泣きました。どういう勧進帳をお見せするか。高麗屋の人間なんだと思っていただけるような勧進帳ができたら」と意気込みを話した。公演は11月1日(土)から25日(火)まで。チケット発売中。
2014年10月17日松本幸四郎が主演するミュージカル『ラ・マンチャの男』の製作発表が4月2日、都内にて行われた。この作品は幸四郎が26歳の時から43年にわたって演じ続けている、まさに彼のライフワークと呼べるもの。共演は娘の松たか子、松本紀保ら。『ラ・マンチャの男』チケット情報はこちら『ラ・マンチャの男』はセルバンテスによる有名な小説『ドン・キホーテ』をもとにした作品。この小説は自らが伝説の騎士だという妄想に陥った男の遍歴の旅を描くものだが、ミュージカルではこれに作者・セルバンテスが投獄された史実を絡め多重構造で綴っていく。1965年にブロードウェイで初演された作品で、日本では1969年の初演以降、松本幸四郎(初演当時は市川染五郎)が主演を務めており、1970年には幸四郎はブロードウェイで海外の役者の中で約2か月にわたって主役のドン・キホーテを演じるなど、数々の伝説を残している。さらに今回、8月19日の幸四郎の古希の誕生日には上演回数1200回を達成する。そのことを幸四郎は「ありがたいこと」と話し、「初演の頃は日本では1年に2・3本ミュージカルの上演があるくらいだった。今は毎月、どこかの劇場でミュージカルをやっている」としみじみ。さらに「この作品のテーマは、人間にとって大事なことはあるべき姿のために戦うことだ、というもの。昨今の日本は厳しい状況だが、毎日命がけで努力している方々、あるべき姿のために戦っている皆様に今回の『ラ・マンチャ』を捧げたい。ひとりでも多くの方に安らぎと勇気と希望と夢を届けたい」と熱っぽく語った。またドン・キホーテが姫と慕うアルドンサ役は、次女・松たか子が扮する。この役を演じてちょうど10年目になる松は「毎回課題があり、向き合うことの多い役ですが、今までで一番の緊張感を持って演じたい」とコメント。また久しぶりにアントニア役として戻ってくる長女の松本紀保も「夢を持って生きるということの意味を問いかけてくれる作品」とこのミュージカルの魅力を語った。また、会見後半には、俳優・川原和久との交際が報道された紀保に関する質問も。幸四郎は「紀保は、私が(『ラ・マンチャの男』で)ブロードウェイに行った翌年に生まれたので、ドン・キホーテから名付けたんです。その紀保がいい“相棒”を見つけまして……」と嬉しそうに話す一幕もあった。公演は5月5日(土・祝)から28日(月)まで福岡・博多座、8月3日(金)から25日(土)に東京・帝国劇場にて。チケットは福岡公演が発売中、東京公演が5月26日(土)に一般発売開始。
2012年04月03日今夏に公開されるディズニー/ピクサーの最新作『メリダとおそろしの森』の最新予告編がこのほど公開された。『メリダとおそろしの森』予告編『メリダとおそろしの森』は、自由を求めるあまり、王家の伝統をうとましく思っている赤毛の王女メリダが、太古から続く森の呪いを目覚めさせてしまったことを機に、王国にかけられた呪いを解くために壮大な冒険を繰り広げるアドベンチャー大作。このほど公開された予告編でまず登場するのは、物語の主要な舞台となる“森”だ。ナレーションでは「森と人間たちは共存してきた」と語られるも、王女メリダが“人間は森の魔法を使ってはならない”という掟をやぶったことで、両者の共存関係に大きな問題が生じる。予告編は、森で青く光る鬼火に誘われて掟をやぶってしまうメリダと、そのことによって大混乱に陥る王国の人々、そして国を守るために過酷な試練に立ち向かい、森の謎を解き明かそうとするメリダの姿が描かれる。美しくもおそろしい森には一体、どんな秘密が隠されているのか? 予告編にはメリダの冒険と試練を想像させるカットが多く盛り込まれており、数分間の映像ながら、繰り返し何度も観たくなる内容に仕上がっている。『メリダとおそろしの森』※同時上映『ニセものバズがやって来た』7月21日(土) TOHOシネマズ日劇ほか全国公開
2012年03月05日新橋演舞場の『三月大歌舞伎』夜の部で上演される『佐倉義民伝』で、松本幸四郎が主人公の木内宗吾を4年ぶりに演じる。3月2日(金)の初日に先立ち、3月1日、公演期間中に劇場ロビーで行われる宗吾霊堂の出開帳(でかいちょう)法要と幸四郎の囲み取材が行われた。『三月大歌舞伎』チケット情報木内宗吾は、暴政に苦しむ庶民のために、自らの命を懸けて四代将軍徳川家綱に直訴し、今なお語り継がれる実在の人物。また、今年は木内宗吾が宗吾霊として祀られてから360年という節目の年にあたる。本作では、幸四郎に加え、息子の市川染五郎が徳川家綱、孫の松本金太郎が宗吾長男彦七を演じる。高麗屋3代の出演も話題だ。会見で幸四郎は「木内宗吾は、村民たちのために命をかけて働いた素晴らしい方。心から皆のために尽くした方ですので、心して演じないと嘘になってしまう」と尊敬の念を込めて語り、「こういう役がやれるような役者になるために、今まで俳優の道を歩んできたような気がします。『英雄のいない世の中は悲惨だけれども、英雄を欲する世の中はもっと悲惨だ』とよく言われます。宗吾様は人々のために自分の命を捨てた。英雄というと偉そうに聞こえるかもしれませんが、きっとチャーミングで素敵な方だったいたのでしょう。人間として心が和む素敵なことだと思います」と語った。また、今年で70歳を迎える幸四郎。息子の染五郎、孫の金太郎と3代で同じ舞台に立つ事について「奇跡に近い」と話し、「これはお金では買えることではないし、やろうと思ってできることでもありません。自分がこれまでやってきたことが良かったかな、と思う瞬間です。我々の仕事はそう甘くはなくて、なかなかうまくはいきません。でも間違い、つまずき、失敗があり、つらくても苦しくても悲しくても、それが人生だと思っています」としみじみと語っていた。公演は同劇場にて3月26日(月)まで開催。チケットは発売中。
2012年03月02日