俳優の永山瑛太と歌手の竹原ピストルが出演する、日本マクドナルドの新CM「ビッグマックなんて」編が、6月1日より放送される。新CMでは、初対面となった永山と竹原が会社員役で登場。終わらない仕事や、取引先へ謝罪する日々に対し、「ゆとりはないし……」「さとりもしないけど……」と疑問を抱きながらも「だからどうした!」と荒野を歩きはじめる。そして「俺たちまだまだビッグマックなんて、ペロリだよ」と駆け出す。撮影では、永山が普段のクールな雰囲気からは想像できない豪快な食べっぷりを披露。残ったレタスのかけらをつまんで食べる演出には、「レタスも残さず食べましょう……ってCMになっちゃうね(笑)」と笑いを誘った。竹原がカウンターで同商品を食べるシーンでは、「普段ビッグマック食べるの?」と、隣に並んだ高校生役のキャストと、気さくに言葉を交わす場面も。また、カメラテストを行う際も、竹原は「じゃあ“エア”で食べます」と食べる動作を披露するなど、終始和やかな雰囲気で撮影は進んだ。■永山瑛太&竹原ピストルインタビュー――初出演となるマクドナルドのCM撮影を終えた感想をお聞かせください。竹原:初めてお話をいただいたときは、正直「なぜ、僕なんかにこんな素敵なお話をいただいたんだろう」と信じられない思いだったんですけど、ストーリーや絵コンテを見させていただいた時、「ちょっぴり身に覚えのある思いを持った男を演じればいいのかな』」と思えたんです。永山:僕はもう、幼少期からずっとマックを食べてるんで……(笑)。ずっとマクドナルドで育ったので、本当にこれほど幸せなことはないですね。――竹原さんと永山さんにとってビッグマックはどんな存在ですか? またビッグマックにまつわる思い出はありますか?永山:小学校の時、日曜日の昼間にサッカーの練習が終わった後、マクドナルドに行ってました。僕の育った町のマクドナルドにはプレイランドがあったので、そこで遊ぶこともできて。その頃、まだチーズバーガーとかしか頼んでなかったので……ビッグマックっていうのは「大人になったら食べられる」みたいな。中学生ぐらいになったらやっと買ってもらえる特別な商品でした。今はもう、常にビッグマックを頼んでます。これ、本当ですから(笑)。――初共演されて感じた、お互いの印象を教えてください。竹原:あるCMに瑛太さんが出演されていて、そのテーマソングに僕の曲を使っていただいたんです。それがきっかけになって、すごい大きなチャンスになったので、瑛太さんって俺にとって人生の恩人だったんで…。瑛太さんとご一緒するのかってすごく感慨深かったし、すごく嬉しかったし。きっと優しい方だろうと思っていたらイメージ通りすごい優しい方でホッとしたし、嬉しかったです。永山:僕もその“共演”の以前から曲も聞いてましたし、動画でしかライブを拝見したことがないんですけど、本当に竹原さんの音楽の力ってものすごく大きくて……。僕は俳優という仕事をしていく上で、どこかで擦り減ってしまうような時に竹原さんの曲を聞いて元気を出すっていうか。そういう俳優の人は本当にたくさんいるんですよ。今回共演させてもらって、すごく自然に楽しく演じることもできましたし、生意気に……連絡先も聞けたんで、とても光栄です(笑)。――「ビッグマックなんて、ペロリだよ。」というキーワードのように、何かに挑戦してペロリと簡単に達成したことはありますか?永山:今回のCMでけっこうビッグマックをいただいたんです。何個分食べたかわからないんですけど……あと5個ぐらい食べられますね。思いっきり「ビッグマック・ペロリ大会」やりたいと思います! あ、ぜんぜん質問の答えになってませんね(笑)。――働く大人に向けて挑戦的なメッセージを発信するストーリーですが、いま挑戦したいと思うことはありますか?竹原:早くこのコロナ禍が収まって全国あちこち飛び回っていろんな街で、いろんな人の前で歌を歌う日々を取り戻したいっていう気持ちの方が強いかもしれません。約2~3年のブランクがありますから……体力と気力をまだ持ててるかなっていうのは、自分でも楽しみな挑戦だと思っています。永山:僕は俳優として毎日いろんな役をいただけて、その中で1カット1カット、スタッフの方と一緒に何か新しいものが生まれるんじゃないかっていうことや、どんなことを俳優自身が準備してきたかというところで、カメラの前に立つ人間として数分単位で挑むというか……。カメラの前に立つということで、僕は“挑戦している”という気持ちがあります。
2022年05月26日2022年3月16日放送のバラエティ番組『突然ですが占ってもいいですか?』(フジテレビ系)に、俳優の永山瑛太(以下、瑛太)さんが出演。これまでの瑛太さんのイメージと大きく異なるヘアスタイルに、視聴者から驚きの声が寄せられました。瑛太の金髪ヘアに「誰!?」毎回、人気占い師が一般人や芸能人を占う同番組。16日の放送回では、お笑いタレントのゲッターズ飯田さんが瑛太さんの恋愛観や仕事観、性格などを占いました。占いを通して瑛太さんのプライベートな一面を垣間見ることができ、ファンにとっては貴重な放送回となったものの、それ以上に注目を集めたのは、瑛太さんの髪型。黒髪の印象が強い瑛太さんですが、番組出演時には、片目が隠れるほど長い前髪が印象的な金髪で登場。 この投稿をInstagramで見る フジテレビ『突然ですが占ってもいいですか?』(@totsuzen_uranai)がシェアした投稿 これまでの瑛太さんのイメージとは大きく異なるヘアスタイルに、視聴者からは「誰!?」と困惑する声も寄せられました。・本当に途中まで、誰なのかが分からなかった。・瑛太に似ているな~って思ってはいたけど、まさか本人だとは。印象が全然違う。・名前のテロップが出ないと分からないぐらい別人。テレビドラマ『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ系)に出演中の瑛太さん。ドラマには、犬堂我路役で出演しており、金髪はドラマの役作りのためのものでした。ファンにとっては、占いの結果よりも、新しいヘアスタイルの瑛太さんのほうが興味深かったかもしれませんね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月17日横浜出身のシンガーソングライター・瑛人が、自身がDJを務めるFMヨコハマのラジオ番組『ドルチェ&ガッバーナ ビューティ presents イケてるタランチュラ』にて入籍したことを発表した。毎週土曜21時よりオンエアされている同番組は、独特な考え方を持つ瑛人のこだわり、いま注目しているもの、いま聴いてほしい音楽など紹介するプログラム。1月29日の放送では、ヤバいTシャツ屋さんの「ハッピーウェディング前ソング」の曲紹介に続いて、「地元のFMヨコハマで発表したい」と1月に入籍したことを発表した。瑛人は、3月16日に2ndアルバム『1 OR 8』をリリース予定。アルバムには、2021年に配信リリースされた映画『トムとジェリー』日本語吹替版主題歌「ピース オブ ケーク」や「掃除」、12月末に配信された「大正解」、2022年初めてとなる「はひふへほ」など全11曲が収録される。<番組情報>『ドルチェ&ガッバーナ ビューティ presents イケてるタランチュラ』『ドルチェ&ガッバーナ ビューティ presents イケてるタランチュラ』告知画像放送時間:毎週土曜日 21:00~21:30DJ:瑛人メールアドレス:iketara@fmyokohama.jp
2022年01月30日俳優の塩野瑛久と女優の足立梨花が出演する、ABEMAの恋愛バラエティ番組『私たち結婚しました 2』第9話が28日(23:00~)に配信される。同番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたABEMAオリジナル番組。番組MCを千鳥のノブと三浦翔平が務め、シーズン2では、塩野と足立ペア、俳優の浅香航大とモデルで女優のトリンドル玲奈ペアの疑似結婚生活に密着する。塩野と足立は28日配信の第9話で、紅葉が見頃を迎えた明治神宮外苑いちょう並木での写真撮影デートに出かける。お互いの写真を撮り合ったり、自撮りツーショットを撮ったりと2人の時間を楽しみ、自然な流れで手を繋ぐ。そして秋葉原に移動し、コスプレに挑戦。『進撃の巨人』の調査兵団のコスチュームを身にまとった塩野が足立を待っていると、背後から『ラブライブ!』の矢澤にこのコスプレで足立が登場する。2人のコスプレ姿にスタジオからは「似合いすぎてる!」と絶賛の声が上がった。そして帰宅し、入浴後には塩野が足立の髪を乾かしていると、足立が「私と一緒にいて幸せだと思うこと」を塩野に問いかける。塩野は「些細な会話でめちゃくちゃ笑うくらい盛り上がれること」「ああいうのすっごい幸せだなって感じる」と回答し、それを聞いて満面の笑みを浮かべる足立の頭を優しくなでた。スタジオゲストにはベッキーが登場。「もし塩野が自分の髪をといてくれるとしたら?」の質問に対するベッキーの満点リアクションにも注目だ。
2022年01月28日俳優の塩野瑛久、女優の足立梨花が、ABEMAオリジナル恋愛番組『私たち結婚しました2』(26日23:00〜スタート)に出演することが22日、明らかになった。同番組は、韓国で2008年から約9年間レギュラー放送された国民的大ヒット番組『私たち結婚しました』を日本版にリメイクしたABEMAオリジナル番組。芸能人同士の疑似結婚生活に密着する恋愛モキュメンタリー番組で、7月から配信されたシーズン1では、俳優・野村周平とバンド・ゲスの極み乙女。のドラムで女優・さとうほなみペア、俳優・白洲迅とモデルで女優・堀田茜ペアが、7日間の疑似結婚生活を送った。シーズン2では、1組目のカップルとして俳優・浅香航大とモデルで女優・トリンドル玲奈ペアの出演が発表されていたが、この度、塩野と足立ペアの出演が決定。2人の結婚生活は、塩野のプロポーズからスタートし、その後、結婚式の相談をしにドレスショップへと向かうーー。■塩野瑛久コメントドラマや映画とも違う“結婚したら”を追体験できました。2組とも全く違った雰囲気の結婚生活を送っていますので是非楽しんでください。■足立梨花コメントシーズン1を見て白洲迅に「ニヤニヤしちゃった」と伝えていた時、まさか自分がそちら側になるなんて思ってもいませんでした(笑)。塩野くんとの夫婦生活は、恋人のような友だちのような兄弟のような、色々な顔を持つ夫婦になっているのではないかと思います。とにかく笑顔が絶えないです。全力で楽しんだもん勝ちなので、みなさんも全力で楽しみながら観ていただけると嬉しいです。(C)AbemaTV, Inc.
2021年11月22日漫画家・水野英子さん(81)といえば、女性が描く少女漫画のパイオニアだ。代表作は『白いトロイカ』『ファイヤー!』『星のたてごと』など、どれも当時の先進的なテーマばかり。そんな水野さんは駆け出しのころ、手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごした「トキワ荘」で暮らした。研鑽を積み、その後「赤塚不二夫、石ノ森章太郎と合作で、少女マンガを描きませんか」という依頼を引き受け、迷わず引き受けた。「いまでこそ少女マンガの描き手は女性という認識ですが、当時は男性が描いていたんです」そんな水野さんだが、トキワ荘を出たあと、人気シリーズを数多く手がけつつも思いもよらない逆風にさらされたこともある。『女のくせに生意気だ』という視線は、少なからずあったというのだ。■著作権の勉強会の影響でヒット作は打ち切り。未婚の母になったことに後悔は一度もない7か月過ごしたトキワ荘で十分実力を蓄えた水野さんは、その後、次々に話題作を発表していく。60~62年、『少女クラブ』(講談社)に描いた『星のたてごと』は、少女マンガで初めて、男女の恋愛を描いたと、話題になった。「女性には、タブーだらけの時代です。『女のくせに』『女はこうあるべき』という圧力を常に感じていましたね。なぜ、男性に許されることが、女性は許されないのか、それが不思議で不満でした。少女マンガで恋愛はご法度。男女の手が少しでも触れ合うとか、スカートがめくれる程度でも描き直しを命じられたものです」64~65年には、『週刊マーガレット』(集英社)で、帝政ロシアを描いた少女マンガ初の歴史ロマン『白いトロイカ』を発表。その後に続く歴史マンガの礎となった。衣装も斬新だった。昔の男性作家が描くヒロインは、常に同じ衣装で着たきりだ。しかし、水野さんはキャストによって、ドレスや衣装を絶妙に描き分ける。衣装でもキャラクターを表現した第1号のマンガ家だったのだ。その後の『ブロードウェイの星』では、アメリカを舞台に、人種差別問題やベトナム戦争など、当時の社会的テーマを重層的に描いた。69年、ロックミュージックとカウンターカルチャーをテーマに、『週刊セブンティーン』(集英社)で『ファイヤー!』の連載を開始。当時の洋楽界を席巻したジミ・ヘンドリクスやジャニス・ジョプリンの「現体制をぶっ壊す」という強烈な思想に共感した水野さんは、アメリカやヨーロッパで取材をし、怒濤のように描き続けた。人気投票は常にトップ。70年、小学館漫画賞を受賞する。水野さんは31歳。いつしか少女マンガのパイオニアとして若い世代に慕われる存在になっていた。水野さんはマンガ家を目指す少女やファンが、いきなり自宅に訪ねてきても家にあげ、おおらかに対応する姉御肌。新人からもさまざまな相談ごとを持ちかけられた。マンガ人気の高まりとともに、マンガ家を取り巻く状況が大きく変わり始めた時期でもあった。「雑誌社は当たりそうなテーマとノウハウで、マンガを量産するようになりました。そのために、描ける新人を安価なギャラで囲い込む。ところが『よその雑誌に描いてはダメ』と言いながら、その後の仕事がありません。新人は大勢出ましたが、デビューしても生活できない人が多かったのです」まだ、著作権の考え方が普及していない時代だ。水野さんも、赤塚やちばてつやから著作権の意味を初めて教えられ、驚いたという。「著作権を知ることは、とても大切なことだと思いました」そこで、ごく親しい友人に声をかけ、自宅で著作権勉強会を開くことになった。5~6人の仲間で、赤塚らから話を聞くだけのつもりが、集まったマンガ家は30人を超えていた。「みんな同じ不安を抱えていたんでしょう。家の居間はあふれんばかりの状態でした」ところが後日、この勉強会のことが雑誌社に漏れ伝わり、首謀者は水野さんと決めつけられた。「労働組合を作って、雑誌社に圧力をかけようとしたと捉えられたようです。参加した人は皆、編集に相当絞られ、マンガ家をやめた人もいました。フリーの仕事の私たちに組合なんて作れるわけがなくて。ただの勉強会だったんです」水野さんの『ファイヤー!』も突然、連載が打ち切りになった。「多分、勉強会が影響していたと思います。結局、女がやったから『生意気』ということ。でも、私は悔いていません。男女関係なく権利を主張できる社会になるための先駆けになれた。マンガ界の役に立てたという思いがあります」連載終了後しばらくして妊娠に気づく。「うれしかったです。私にもようやく人間らしいできごとが訪れたという思いが込み上げてきました」72年3月、未婚のまま出産。シングルマザーへの世間の風当たりはいまとは比べものにならないほど冷たく、厳しかったが、水野さんは右手にペン、左手に乳飲み子を抱いて描き続けた。「でも、長男が物心つくまで、長編連載は断念し、短編や短期連載でしのぐしかありませんでした」収入は最盛期の4分の1まで落ち込んだ。「ただ、子どもを持ったことを後悔したことは一度もありません。作風も変わりました。以前は激しく切り捨てるような描写もしていました。ですが子どもと向き合って、全てをゆったりと受け入れるしかないんだなと気づいたのです。日が昇り、日が沈む、ありのままに、自然のままに(笑)」とはいえ、仕事で妥協しない姿勢は微動だにしていない。86年から『別冊婦人公論』で連載を開始した『ルートヴィヒII世』では、ドイツまで3度、自費で取材に赴いた。ライフワークという思い入れもあったが、連載途中で雑誌が休刊。それでも水野さんは屈しない。「自分にしか描けないテーマと筆致がある」そう信じて、00(平成12)年ごろからしだいに自費出版にシフトしていった。10年には、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞した。「いまでもやりたいことは山ほどあります。プロットが入道雲のように頭のなかに湧いてくる。マンガ家とはそういうものです。描いていれば幸せという人にしか、マンガ家は務まりません」■自費出版でのデジタル処理は息子さんが担当。いまでも描きたいテーマは湯水のように湧いてかつての水野さんが暮らし、手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごしたことで、マンガの聖地となった「トキワ荘」が再現されている「トキワ荘マンガミュージアム」(東京都豊島区)。そのミュージアムの前で水野さんの写真撮影をしていたときのこと。「水野先生ですか?会えるなんて夢みたいです!」高揚した声で近づいてきたのは、2人のファンの女性だった。「私は『白いトロイカ』『すてきなコーラ』『ハロー・ドク』が大好きです。昭和30年生まれで、まさにリアルタイムで読んでいました」恐縮しながら話し続ける彼女たちに、水野さんは気さくにうなずき、求められるままサインをした。キュートな文字の「水野英子」はデビュー当時から変わらない。現在、ミュージアム1階で特別企画展「トキワ荘の少女マンガ」を開催中。11月7日には、サイン会とオンラインでのトークショーが開かれる。水野さんの後輩にあたるマンガ家の里中満智子さん(73)は語る。「初めて読んだ水野先生の作品は、男性がとても魅力的に描かれて、それまでの少女マンガにはない画期的なものでした。私たち次世代のマンガ家は、水野先生の作品に憧れて、一生懸命描いたものです」里中さんも少女時代、水野さんにファンレターを送った1人だ。「自分で描いたイラストを同封して、マンガ家になれるか相談したら、きちんとお返事をくださった。『作品ができたら送ってね。見てあげる』とあって、ワーッと感激して、さらに懸命に描きました。私がデビューした後も、先生は常に世の中をリードするテーマを手がけ、そのスケールの大きさには、ただ圧倒されるばかりです。ですから、水野先生は、私たちの道を切り開いてくださった、ずっと大切な憧れの存在なのです」昨年、画業65周年の節目に、デビュー当時からの主な作品を収めた『薔薇の舞踏会水野英子画集』(玄光社)が出版された。原画はすでに紛失していたため、掲載誌から起こして、デジタル処理で修復するという膨大な作業の末に完成した画集だった。その修復を一手に引き受けたのが、一人息子の春暁さんだ。美大出身の春暁さんは、樹木洋二のペンネームで、画家、マンガ家、イラストレーターとして活躍。水野さんの自費出版の作品も、HPなどに掲載する際のデジタル処理は、春暁さんの存在なしにはできないことだ。「私が作業中に張りついて、あれこれ注文をつけるので、ときどき侃々諤々(かんかんがくがく)となって(笑)。でも、根気強く付き合ってくれています。家族だから、できることですね」一瞬、優しい母の顔になった。いまでも描きたいテーマは湯水のように湧いてくる。「クラシック音楽をテーマに据えた作品は描きたかったですね。私には、音楽を感じさせる絵を描く自信がある。読者が、どんな音楽か想像するほうが、音が飛躍して、きっと面白いはずです。私じゃなければ描けません」ひとつとして同じ音楽を作らない吟遊詩人が主人公。同じ気概が水野さんのなかで燃え盛る――。
2021年10月31日「本当によく再現されています」玄関のたたきをあがるとすぐに続く木製の広い階段を、ゆっくりと上りながら、水野英子さん(81)は感慨深げにつぶやいた。一段上るたびにギシギシとたわむ階段、ミシミシ軋む廊下の薄暗さ、ガスコンロやブリキのタライ、木製の洗濯板が雑然と置かれた共同炊事場、男女共同のくみ取り式和式便所……。隅から隅まで昭和30年代当時の面影が残る。ここは「トキワ荘マンガミュージアム」(東京都豊島区)。手塚治虫、赤塚不二夫、石ノ森章太郎、藤子不二雄A、藤子・F・不二雄、寺田ヒロオといった昭和を代表するマンガ家が青春時代を過ごしたことで、マンガの聖地となった「トキワ荘」が再現されている。水野さんは、ここで暮らした紅一点のマンガ家だ。「『ここに女のコが住んでいたの?』と、何度、驚かれたことでしょう。私はずっとジーパンで過ごしていたから、女のコとして見られていなかったのです」老朽化を理由に、1982(昭和57)年11月末、解体されたトキワ荘が、全国のマンガファンの4千筆もの署名や地元商店街の要望で蘇ったのは、昨年7月7日のことだ。元の設計図も何もない状況で、当時を知る水野さんら、かつての住人の記憶を手がかりに、40年ぶりに再現された。2階の中央に広めの廊下、その両側に四畳半の部屋が並んでいる。「私の部屋は石ノ森さんの部屋の真向かいでした。自分の部屋にいても、後ろを振り返ると石ノ森さんが机に向かって描いている姿が見えるという具合でしたよ」「水野英子の部屋」も、もちろんある。机上には、サジペンが置かれていた。「私が使っていたのはこのサジペンです。Gペンは私の次世代の人たちが使ったのですよね」くるりと部屋を見渡すと、開け放されたドアの先には、石ノ森の部屋がたしかに見える。「とにかくみなさん、ドアも開けっ放し。誰でもいつでもウエルカムだった。私も、赤塚さんのお母さんに『寝るときぐらいは鍵をかけなさいね』と言われて、ああ、そうかと思ったくらいでしたね」水野さんは当時18歳。懐かしそうに目を細めた。「本当に贅沢な時間でした」■貸本屋で出合った手塚治虫の『漫画大学』がバイブル。手塚の推薦でマンガ誌デビュー1939(昭和14)年、水野さんは、山口県で生まれた。両親は旧満州で結婚したが、戦況の悪化で、妊娠中の母だけが帰国。故郷の下関市で水野さんを出産している。「満州の高官をしていたという父の写真1葉だけが家に残っていましたが、戦後の混乱で父は帰らず、私には父の記憶はありません」仕事で不在がちな母に代わって育ててくれたのは、祖母と、水野さんより12歳年上の叔父だった。マンガとの出合いは、小学校2年のころ。銭湯の真向かいに貸本屋があり、学校から帰ったらすぐ、カバンを放り出してマンガを借りて帰るのが日課になった。「小学校3年のときに貸本屋で借りた手塚治虫先生の『漫画大学』は衝撃でした。初心者が使いやすい画材など、マンガの描き方が懇切丁寧に説明されていたのです。掲載されていた5~6編の中編マンガもミステリ、西部劇、メルヘン、SFなど、新鮮なテーマのものばかり。悪人も単なる悪人ではなく、その人の背景や人生が深く描かれ、考えさせるものでした」水野さんは、一気にマンガにのめりこむ。小学校5~6年ごろには、『漫画大学』をバイブルに、コマ割りをし、ペンを使って、本格的なマンガを描くようになっていた。「家族みんな絵心があったんです。叔父は美術部でしたし、母も自治会に頼まれて、非常に綿密な紙芝居を作っていた記憶があります」その母も、中学2年生のときに早世してしまい、水野さんはますますマンガに没頭。尊敬する手塚が審査員を務めていた『漫画少年』に投稿を始めた。ほどなく14歳で描いた『赤い子馬』が佳作に選出される。「その作品は雑誌には掲載されませんでしたが、手塚先生が気に入って、家に持ち帰ってくださっていたんです」運命の歯車が回り始めていた。『少女クラブ』(講談社)の編集長・丸山昭氏が、打ち合わせで手塚の仕事場を訪ねたときのこと。 仕事場の天袋に積まれた手塚の漫画原稿のなかに紛れていた『赤い子馬』に目を留めた。「これは誰の作品ですか?」丸山氏が尋ねると、「この子、なかなか描けているから、マルさん、育ててみたら」と、手塚が推してくれたのだ。ほどなく丸山氏から、下関の水野さんに連絡が入った。「もっと、あなたの作品を見てみたいから、送ってほしい」すぐさま送った『赤っ毛子馬』が『少女クラブ』でのデビュー作。16ページの西部劇だ。中学卒業後、水野さんは下関の漁網工場に就職し、魚を取る網を作り、補修する仕事についていた。昼は、40kgもの大網を抱えて階段を上り下りする重労働をこなし、帰宅後、夜半からマンガを描く生活に疲れ果て、マンガ1本に絞ることを決断。57年には初の連載『銀の花びら』が始まり、このころ丸山氏から思いがけない依頼が届く。「赤塚不二夫、石ノ森章太郎と合作で、少女マンガを描きませんか」水野さんは迷わず引き受けた。「いまでこそ少女マンガの描き手は女性という認識ですが、当時は男性が描いていたんです」女性の手による本格的な少女マンガが嘱望されていた。■トキワ荘には赤塚の母など女性も出入りして。24時間マンガ浸りの生活は天国だった水野のM、石ノ森のI、赤塚のA。3人の頭文字をとり、「うまいや」にひっかけた“U・マイア(MIA)”をペンネームに、3人の合作マンガの連載が始まった。すでに、赤塚と石ノ森はトキワ荘の住人だったが、水野さんは下関。メールもFAXもない時代、この遠距離を、郵送と長距離電話のやりとりで埋めつつ、作品に仕上げていたという。「丸山さんと石ノ森さん、赤塚さんが打ち合わせをし、石ノ森さんが構成とネームを担当。コマ割りとアタリ(鉛筆の下描き)を入れ下関に郵送し、私が主人公にペン入れをして送り返すという手順です」まさに離れ業だ。こうして生まれた『赤い火と黒かみ』は、大きな反響を呼び、1作で終わるのは惜しいという声があがる。と同時に、トキワ荘に1室、空きが出た。58年3月、上京を心配する祖母を「3カ月だけ」と説き伏せ、水野さんはバッグ1つで汽車に乗り、トキワ荘の住人となった。おかっぱ頭に丸眼鏡、ジーンズ姿の水野さんを出迎えたのは、色白でほっそりした青年だ。「いらっしゃい。赤塚です」赤塚は、水野さんの部屋を掃除しておいてくれるなど、なかなか気の利く青年だった。石ノ森は顔一面にニキビが満開。手塚治虫にあやかってか、茶色のベレー帽をかぶっていた。「おふたりの作品を『漫画少年』で見ていたためか、初めて会った気がしませんでした」赤塚の母親が何くれと世話をやいてくれ、炊事も担当。時間になると3人分の食事ができている。水野さんはマンガだけに専念できた。「24時間マンガ浸りの生活は天国のようでした。とにかく私は描いてさえいられれば幸せですから」石ノ森の姉、藤子不二雄両氏の母や姉も、付き添っていたという。トキワ荘には思いがけなく多くの女性が出入りしていて、ホッとしつつ、伸び伸びとマンガに没頭できたようだ。「石ノ森さんの部屋はいつも乱雑で、ちゃぶ台もありました。石ノ森さんが机に向かい、私と赤塚さんはちゃぶ台で、顔を突き合わせて描いていました」個室はあったが、四六時中、石ノ森の部屋でマンガを描いて、「そろそろ休んだら?」と、言われて午前2時ごろ部屋に引き揚げる。銭湯へ行くのも3人一緒。いつも先に出た2人が、水野さんを待っていてくれた。気がつくと、トキワ荘の滞在期間は祖母との約束を大幅に過ぎて、7カ月に及んでいた。水野さんは仕方なく一度、故郷に戻ったが、早々に祖母を説き伏せて再上京。しかしトキワ荘に入りたい者は列を作って待っていたため、すでに空室はなく、荘に真っすぐ向かいの目白通りの下宿に住んだ。「トキワ荘で勉強になったことは数えきれません。私たちは、動かない絵で、映画と同じように、物語をいかにドラマチックに表現しようかと日夜考えていました。石ノ森さんは、左右2ページにわたる見開き画面いっぱいに、バーンと見せ場を描いたり、コマを斜めにスパッと切り取ったりと、画面にリズムをもたせる手法を使い始め、目を奪われたものです。あの7カ月で、自分の画力が飛躍的に向上したのが実感できました」トキワ荘で得たものは数知れず。その後続く長い作家人生では『白いトロイカ』『ファイヤー!』などヒット作を連発し、いまなお描きたいテーマは湯水のように湧いてくる。「クラシック音楽をテーマに据えた作品は描きたかったですね。私には、音楽を感じさせる絵を描く自信がある。読者が、どんな音楽か想像するほうが、音が飛躍して、きっと面白いはずです。私じゃなければ描けません」ひとつとして同じ音楽を作らない吟遊詩人が主人公。同じ気概が水野さんのなかで燃え盛る――。
2021年10月31日水野美紀と矢島弘一がタッグを組んで上演する舞台『2つの「ヒ」キゲキ』が10月7日(木)から新国立劇場 小劇場で開幕。初日の舞台に先駆け、ゲネプロ・囲み取材が行われ、水野と矢島に加え、和田雅成、剛力彩芽が公演への意気込みを語った。本作は、水野と矢島が「悲喜劇」をテーマにそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品だ。矢島が手がける1幕は「パンティーアナキズム」と題した女子高生の物語。この時代に馴染めない桜子は、同級生からはイジメられ、家族とはうまくいかない毎日を送っていた。隕石が衝突して燃え尽きるように、周りの人と衝突し、「私は誰からも支配されたくないし、誰のものでもない」という思いの中に生きていたある日、桜子はクラスメイトのパンティーを手にする。その時から、何かが変わり始める。1幕では、閉塞的な学校生活、そして思春期の悩みや戸惑いが、苦しいくらいにじっくりと描かれた。それは、きっと誰しもが感じたことのある息苦しさで、共感を覚える人も多いだろう。ある出来事をきっかけに、そこから抜け出し、“成長”していく桜子の姿に、自らの生き方も改めて考えさせられる。また、笑顔が魅力的な剛力が、1幕では笑顔を封印し、葛藤し続ける主人公をみずみずしく演じる姿も印象的だ。続く2幕は、水野による「テクタイト」が上演される。本作の舞台は、とある舞台公演の千秋楽。謎に包まれた主演俳優の過去が暴かれ、混乱する中、幕が開く。しかし、ある瞬間から、時間の狭間でみんなが劇場に取り残されてしまう。舞台を観に来た謎の「小田島」と呼び合う集団と主演俳優たち、それぞれの過去や想いが交錯していく。1時間強の作品でありながら、タクトだけでなく小田島たちの過去まで丁寧に描かれ、群像劇のような重厚さを感じる2幕。重くどっしりとした物語が中枢にありながらも、小田島たちのもたらす笑いがスパイスを与える。ドタバタな“おばちゃん”たちの母性と愛が光っていた。また、タクトを演じる和田の熱演も見どころのひとつ。難しい役どころを、表情をコロコロ変えて演じきり、観客の目を惹きつける。脚本・演出/小田島愛役/小田島水役:水野美紀コメント「今回は、矢島さんの作品と私の作品という全く違う毛色の2本を並べて上演するという珍しい試みを行っています。読み応えのある短編小説を2編読んだような、そんな読後感を味わっていただけたらと思います。私は、通常は2時間弱の脚本を書きますが、今回は1時間強に凝縮して詰め込むという挑戦をしています。そのスピード感は今の時代にも合っているのかなと思いますし、きっと楽しく観ていただけるのではないかと思います。脚本、演出、出演を担当したので、ずっと鼻血が出そうでしたし、禿げそうで、切り替えが思うようにいかないことがありましたが、キャストの皆さんに助けてもらってここまで楽しく作り上げられました。とても観やすい尺になっています。劇場に来られるのが難しい方は配信でも、ぜひ観ていただけたらと思います」脚本・演出/舞台監督役:矢島弘一コメント「私の書いた1幕は、校内のヒエラルキーに巻き込まれた女子高生が、とある事件に遭遇し、それをきっかけにして成長していく姿を描いた物語です。主演は剛力さんで、桜子という世間でいうと面倒臭いタイプの女性の役です。彼女は、生きにくい世の中で自分自身がどう生きていこうか、ずっと葛藤しています。世の中に対する皮肉を盛り込んだ作品です。今回、どちらもエネルギッシュな作品になっていると思います。お客さまにはこれが応援歌になるかはわかりませんが、この時代にあった『生きるとはなんぞや』という作品2つが1つになっていると思います。総合して、両方セットで楽しんでいただけたらいいなと思っています」内山正晴役/タクト・望役:和田雅成コメント「矢島さんの作品では、主人公・桜子のクラスメートの男子を演じます。中盤では桜子に影響を与える人物です。矢島さんには、自分たちが隠している嫌な部分や人間のリアルな部分を引き出していただき、人間ってこうだよなというのをお芝居で教えていただきました。水野さんの作品では主人公のタクトを演じています。水野さんはパワーがある方なので、演出されている時も、舞台上にいらっしゃる時も引っ張っていってもらいました。今、僕の持っているものすべてで勝負させていただいている作品になっていると思います」中村桜子役/小田島X役:剛力彩芽コメント「私が矢島さんの作品で演じるのは、常に何かに葛藤している女の子です。それは誰しもが持っている感情だと思うので、バランスよく表現できたらいいなと思います。久しぶりの制服なので、大丈夫かなと思いましたが(笑)、衣装合わせで『全然いける』と言っていただいたので安心して女子高生になりきろうと思います。水野さんの作品の役柄は、難しい役ではありますが、根底にあるものは母性です。今回は、真逆なキャラクターを演じさせていただいているのでやりがいがあります。どちらの作品も感情がきちんと伝わったらいいなと思ってお芝居しています」【公演概要】 タイトル:舞台『2つの「ヒ」キゲキ』脚本・演出:1幕「パンティーアナキズム」矢島弘一2幕「テクタイト」水野美紀キャスト:水野美紀和田雅成剛力彩芽富田翔真凛椎名鯛造宮下貴浩福田ユミ水原ゆき南部麻衣竹内真里久保田武人西野優希永松文太猪俣利成中原果南竹若元博(バッファロー吾郎)日程:2021年10月7日(木)~10月14 日(木)劇場:新国立劇場 小劇場東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット料金:S席12000円A席8000円高校生以下5000円※ご来場特典付き※全席指定・税込【ご来場者特典】本公演は、国が新型コロナ対策として効果を認めている光触媒の抗菌コーティングを提供している、株式会社バベル様にご協力を頂いております。みなさまが少しでも安全に過ごせます様、ご自身でお手軽に抗菌出来る本公演限定ルミコートをご来場特典としてプレゼントさせて頂きます。 * チケット好評発売中!Confetti(カンフェティ): 配信決定!!本公演をPCやスマートフォンでお楽しみいただけます! ※WEB予約のみでの受付となります。カンフェティチケットセンターでの電話受付はございません。<10月8日(金)18:30公演>[配信期間]10月8日(金)18:30~10月15日(金)23:59<10月12日(火)18:30公演>[配信期間]10月12日(火)18:30~10月19日(火)23:59[視聴券販売期間]10月7日(木)12:00~各配信終了4時間前まで※※セブンーイレブン決済時の支払締切は各配信終了3時間前です。公式サイト:2-hi-kigeki.com公式Twitter: お問い合わせ: 2hikigeki@gmail.com 宣伝衣装協力:ISSEY MIYAKE INC.企画・プロデュース:宮下貴浩・水野美紀・矢島弘一共同プロデューサー:中道正彦主催:水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月08日女優であり、演劇ユニット<プロペラ犬>の主宰も務める水野美紀と、2016年放送、TBSテッペン!水ドラ!『毒島ゆり子のせきらら日記』(主演:前田敦子)で全話の脚本を手がけ、第35回向田邦子賞を受賞し、その後もドラマ・舞台など多くの脚本を手がける東京マハロの矢島弘一がタッグを組み上演する舞台『2つの「ヒ」キゲキ』。和田雅成、剛力彩芽、富田翔、真凛、椎名鯛造、宮下貴浩ら、注目のキャストが名を連ねる本作のメインビジュアルが公開された。本作は、共通のテーマ「悲喜劇」に応じて、水野美紀と矢島弘一の2人がそれぞれ脚本を書き下ろし、1幕と2幕でひとつの作品として上演。その2つの別々の物語がリンクしていく2作品同時上演作品となる。今回、メインビジュアルとともに、それぞれの作品のタイトルも発表された。1幕は矢島弘一による脚本・演出で、タイトルは「パンティーアナキズム」。そして2幕は水野美紀が脚本・演出を担当する「テクタイト」。キャストはこの2つの物語にそれぞれ異なる役に挑戦する。2つの全く違う脚本が、どのようにリンクしていくのか、注目である。そんな2つの作品の脚本・演出を担当している水野美紀と矢島弘一が、それぞれの作品についてコメントを寄せた。「パンティーアナキズム」脚本・演出矢島弘一コメント「この子は何がしたいのか?この子はどこへ向かうのか?この数ヶ月、この物語の主人公・中村桜子のことばかり考えています。静かに激しい子であり、冷たくて熱い子。流されたいけど泳ぎたくなくて、歌いたいけどマイクは持たない。いつも目には見えない何かと戦っている。向こう側へ行くか、こっち側へ来るか。パンティーを履くか、パンティーを脱ぐか。これは喜劇か、さもなくば悲劇か。」「テクタイト」脚本・演出水野美紀コメント「悲劇と悲劇を重ねてエンタメスパイス放り込んで捏ねて焼き上げたら喜劇になってました。70分に詰め込みまくりました。歌に踊りに殺陣に悲劇、結果喜劇!劇場に集まった複数人の小田島に、カリスマ舞台俳優の隠されていた過去。時が歪んだ劇場で、終演を待つ不気味な影。全員が交じり合い、カーテンコールに向けて再び時が進みはじめた時、皆の抱える心の叫びが溢れ出す。」【公演概要】タイトル:舞台『2つの「ヒ」キゲキ』脚本・演出:1幕「パンティーアナキズム」矢島弘一2幕「テクタイト」水野美紀キャスト:水野美紀和田雅成剛力彩芽富田翔真凛椎名鯛造宮下貴浩福田ユミ水原ゆき南部麻衣竹内真里久保田武人西野優希永松文太猪俣利成中原果南竹若元博(バッファロー吾郎)日程:2021年10月7日(木)~10月14 日(木)【タイムテーブル】10月7日(木)18:3010月8日(金)18:3010月9日(土)12:00/17:0010月10日(日)12:00/17:0010月11日(月)18:3010月12日(火)13:00/18:3010月13日(水)13:00/18:3010月14日(木)11:30/16:00※開場は開演30分前劇場:新国立劇場 小劇場東京都渋谷区本町1丁目1番1号チケット料金:S席12000円A席8000円高校生以下5000円※ご来場特典付き※全席指定・税込【ご来場者特典】本公演は、国が新型コロナ対策として効果を認めている光触媒の抗菌コーティングを提供している、株式会社バベル様にご協力を頂いております。みなさまが少しでも安全に過ごせます様、ご自身でお手軽に抗菌出来る本公演限定ルミコートをご来場特典としてプレゼントさせて頂きます。 * チケット好評発売中!Confetti(カンフェティ): 公式サイト:2-hi-kigeki.com公式Twitter: お問い合わせ: 2hikigeki@gmail.com 宣伝衣装協力:ISSEY MIYAKE INC.企画・プロデュース:宮下貴浩・水野美紀・矢島弘一共同プロデューサー:中道正彦主催:水野美紀×矢島弘一『2つの「ヒ」キゲキ』企画 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年09月18日「アクターズ・ショート・フィルム2」の放送・配信が決定し、青柳翔、玉城ティナ、千葉雄大、永山瑛太、前田敦子が監督として参加することが分かった。WOWOW開局30周年を記念して行ったプロジェクト「アクターズ・ショート・フィルム」は、ルールは<1.尺は25分以内2.予算は全作共通3.原作物はなし4.監督本人が出演すること>と同条件で、5人の俳優たちがショートフィルムを製作。「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」(SSFF & ASIA)のグランプリ:ジョージ・ルーカス アワードを目指すというもの。第1弾では、磯村勇斗、柄本佑、白石隼也、津田健次郎、森山未來がそれぞれ監督を務めた。そんな第1弾の反響を受けて、今回第2弾の始動が決定。今回監督として参加するのは、自宅にいるときは常に映画やドラマを鑑賞しているという「劇団EXILE」の青柳さん。主演を務めた『玉城ティナは夢想する』が「SSFF & ASIA 2018」のナショナルカテゴリーでグランプリに輝いた玉城さん。俳優はもちろん、『ピーターラビット』シリーズでピーターラビットの吹き替えを担当した千葉さん。「アクターズ・ショート・フィルム」の『in-side-out』で主演を務めた永山さん。「AERA」で映画にまつわる連載「前田敦子@試写室」を基にしたエッセイ「前田敦子の映画手帖」を出版している前田さんと、すでに俳優として輝かしい実績を持つ5人が、初監督に挑戦する。千葉さんは「今まで出会った監督からしていただいてうれしかったことをまねっこしつつ、ぼくも自分なりに彩っていけたら」とコメントし、永山さんも「現場で楽しむ事を大切にして立ち向かっていきたい」と意気込んでいる。▼監督コメント青柳翔映画を愛し、作品づくりの苦しみを乗り越えた一握りの経験豊富な人が出来るものだと思っていたので、オファーを受けた時は、僕がやって良いのか?と、正直、ひるみました。前作(第一弾)の全作品を見終わった後、皆さんの作品が素晴らしかったので、自信がなくなりました。でも、ありがたい事に、とても優秀で経験豊富な人達が周りにいるので、その方々に助けて頂きながら、作品を一から作る苦しみや楽しみを味わっております。意固地にならず、人の意見をちゃんと聞き、良い作品を作っていきたいと思っております。必ず最高の作品を作る為にベストを尽くします。玉城ティナ自分で物語の指揮を取るのは早すぎる気もしましたが、このままではいつまで経っても今だ、という時期は来ない、とも思ったので有り難く引き受ける事にしました。この時の私はこういう風に感じていたのだな、と未来の自分が見てクスリと笑えるような作品になれたら、嬉しいです。とにかくのびのび気楽に出来たら一番だと思っています。前回の監督達の作品、メイキングに映る表情を観て、そういう気持ちが大事なんじゃないかと思いました。宜しくお願いします。千葉雄大文章を書くことは昔から好きで、少し前から脚本を書くことに興味を持ち始めたのですが、いざやるとなると大違い。自分とにらめっこの日々です。好きという気持ちを忘れてしまいそうにもなりますが、たのしいです。前回監督されたみなさんの作品それぞれに違った彩りを感じられたので、自由にやっていいんだと背中を押されました。今まで出会った監督からしていただいてうれしかったことをまねっこしつつ、ぼくも自分なりに彩っていけたらと思います。でも、その自由っていうのが意外と鬼門で、ないものねだりですね。みてくださった方に少しでもお土産をお渡しできますよう務めます。永山瑛太前回のアクターズ・ショート・フィルム、森山未來監督作品で出演させて頂き、その後、プロデューサーから、撮りたいですか?とお声掛け頂き、嬉しさのあまり直ぐにやります!と、構想を練り始めました。テーマは、生きる、です。勿論、一筋縄ではいかない事は承知していますが、結果よりプロセス、現場で楽しむ事を大切にして立ち向かっていきたいと思います。前田敦子映画の世界が私は大好きです。私がまさか監督を、、びっくりしました。ですが新しい入り口に手招きしていただけてワクワクせずにはいられませんでした。そこから私が撮るならこの人たちと一緒にやってみたいと頭にパッと浮かんできました。その夢が全て叶ってしまい。。準備は着々と進んでいます。これは撮影を楽しみにせずにはいられません。初めてのことだらけで手探りですが、皆さんに教えていただきながら、やれることは精一杯やります。何よりも楽しい現場にしたいです。今回参加される皆さんが同じタイミングでどんな世界を作品にするのかそれもものすごく楽しみにしています。「アクターズ・ショート・フィルム2」は2022年、WOWOWにて放送・配信予定。「アクターズ・ショート・フィルム」全5作品&「アクターズ・ショート・フィルム・ドキュメンタリー」はWOWOWオンデマンドにて配信中。(cinemacafe.net)
2021年08月18日TBS系で毎週日曜21時から放送する、2021年の秋ドラマ、日曜劇場『日本沈没―希望のひと―』。原作は小松左京さんの名作『日本沈没』です。ドラマでは原作に大きくアレンジを加え、2021年バージョンとして描きます。主演は俳優の小栗旬さん。主人公をはじめとした登場人物をオリジナルキャラクターとし、2023年の東京を舞台に物語は進みます。ウエンツ瑛士、帰国後初のドラマ出演2021年8月11日、厚生労働省代表でメンバー最年少の石塚平良役を演じる、俳優でタレントのウエンツ瑛士さんの出演が発表されました。ウエンツ瑛士さんが演じる石塚は、小栗旬さんが演じる主人公の天海啓示とともに各省庁の代表として召集された、『日本未来推進会議』メンバーの1人です。2018年10月からはイギリスに留学していたウエンツ瑛士さん。帰国後、初のドラマ出演になります。ウエンツ瑛士さんは、出演に際しコメントを発表しました。素晴らしいキャスト、スタッフさんの皆さんとお芝居を出来る喜びに満ち溢れています。歴史のある作品で気の抜けないシーンが続いていきますが、その中で、弱さが剥き出しになった時に起こる人間ドラマを楽しんでいただけるんじゃないかと思います。1つの判断が命を左右する未曾有の危機においてのムードメーカーという役割は、役柄的にも僕自身も常に不安との闘いでした。しかし希望も絶望も全て人の中にある事を改めて学べる素晴らしい作品です。『日本沈没―希望のひと―』には、小栗旬さんとウエンツ瑛士さんのほか、松山ケンイチさん、杏さん、仲村トオルさん、香川照之さんら豪華俳優陣の出演が発表されています。今後のキャスト発表、そしてドラマの放送が待ち遠しいですね。【あらすじ】2023年、東京。東山総理(仲村トオル)は、世界環境会議で「COMS<コムス>」のさらなる推進を高らかに表明した。さらに東山は、“未来の日本”を見据えて各省庁の優秀な若手官僚たちを集めた“日本未来推進会議”を発足する。そのメンバーに環境省の天海啓示(小栗旬)、経産省の常盤紘一(松山ケンイチ)、厚労省の石塚平良(ウエンツ瑛士)も選ばれていた。そんな折、ある週刊誌に関東沈没へ警鐘を鳴らす田所雄介(香川照之)の記事が載る。この記事が原因で、一部の団体がデモを起こし、天海は事態収束のために田所と対面する。しかし、田所は天海の話に一切耳を傾けず、「近い将来、伊豆沖で島が沈没する。その島の沈没は、私が恐れてきた関東沈没の前兆になる」という不気味な予言を放ち、天海は翻弄される。そんな矢先、天海は週刊誌・サンデー毎朝記者の椎名実梨(杏)に「Dプランズ」という環境ビジネスで稼ぐ企業と環境省のあらぬ癒着疑惑を突きつけられる。一抹の不安を抱えつつ、常盤と共に趣味のスキューバダイビングに出かけた天海は、そこで衝撃的な出来事に遭遇する・・・。[文・構成/grape編集部]
2021年08月11日卓球の水谷隼選手や、体操の橋本大輝選手に相次いで寄せられているネット上の誹謗中傷。これまでも、芸能人やアスリートたちの元にはたくさんの誹謗中傷がSNSを介して送られてきていました。多くの人が顔の見えない匿名の人からの言葉に傷付き、止めるよう呼びかけてきましたが大きな改善はされていないのが現状です。ウエンツ瑛士、誹謗中傷のコメントを見る時の注意点2021年8月1日に放送された情報番組『ワイドナショー』(フジテレビ系)では、アスリートへの誹謗中傷の問題を特集。タレントで俳優のウエンツ瑛士さんは「この話題、1年以上しているけど結論は出ていない。もう止める手立てがないんじゃないかなと思う」と、何も変わらない風潮を危惧しました。ウエンツさんの元にも、誹謗中傷のコメントは送られてくるといいます。その際に、ウエンツさんはある方法で心が傷付くのを防いでいると明かしました。僕はこういうメッセージを見る時は1人で見ないようにするっていう方法で防ぐ。誰かと一緒にいる時に、応援メッセージか誹謗中傷か分からないじゃないですか。そういうコメントを見て開いて誹謗中傷があった時に「なんだよこれ、ムカつくな」と、人と共有するとそこでスッと流れるので。ワイドナショー ーより引用使っているアプリやサイトによっては、メッセージを開くまで、誹謗中傷か応援のコメントなのか分からない場合があります。そのため、1人では見ないようにしているというウエンツさんに、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんは「今のいい意見だと思う。1人でやっちゃうと本当そうなのよね」と絶賛しました。【ネットの声】・確かにウエンツくんの方法はいいと思う。・本当にいいこといった!誹謗中傷はもう長い間議論してるのに減らないな。・ウエンツさんのコメント、目からウロコだった。言葉で受けた傷は、1人で抱え込むことで、より深くなってしまうでしょう。誹謗中傷がなくなることが一番の願いですが、現状ではウエンツさんのように、誰かと痛みを共有するという方法でストレスから身を守るのもいいかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2021年08月01日中川大志、新木優子、藤木直人が出演する、殺意と恋が入り混じるスリリング・ラブコメディドラマ「ボクの殺意が恋をした」に、鈴木伸之、田中みな実、中尾明慶、水野美紀が出演することが新たに分かった。鈴木伸之が演じるのは、殺し屋のプロ“デス・プリンス”こと八乙女流星。表の顔は世界をまたにかける人気モデル、裏の顔は芸術的な殺し方に強くこだわる天才肌の殺し屋。本作では、かなりのナルシストである彼の決めポーズ&セリフに注目だ。アナウンサーでありながら、「M 愛すべき人がいて」「生きるとか死ぬとか父親とか」などに出演し女優としても注目を集める田中みな実が演じるのは、ドラマの鍵を握るともいえる“大きな秘密”を抱える漫画家アシスタント・水瀬千景。美月(新木さん)のアシスタントを長年している千景は、絶賛婚活中で、仕事中でもやたらとマッチングアプリを気にして男漁りをしているキャラクター。だが、アシスタントとしては極めて優秀。また中尾明慶は、美月の担当編集者・風岡樹生役を演じる。友好的でお調子者ではあるが、鈍感な一面もあり、事態を思わぬ方向へ持っていってしまうことも。そして、警察官なのに殺し屋組織の責任者という、正反対の二面性のある役どころ、綿谷詩織を水野美紀が演じる。警察組織内に秘密裏に存在している、法では裁けない人間を闇に葬り去る殺し屋組織「Secret Operation Service」(通称:SOS)を束ねている彼女は、柊(中川さん)とは幼い時からの顔馴染みであり、何かと柊の面倒を見てきた。心優しい柊を見て、いまならまだ引き返せると殺し屋から身を引くように何度も諭そうとする人物だ。ほかにも、美月の漫画家アシスタントとして、動画配信マニアの江村隼也役で永田崇人、写経LOVEの皆川真希役で小西はるが出演することも決定した。キャストコメント●鈴木伸之殺し屋界のエース、デスプリンスこと、八乙女流星を演じます。流星の役どころについては、まだ撮影スタートしたばかりなので、なかなか、掴めてないところもあるんですが、スタッフの皆さんと、そしていろんなことで自分の役をつかんでいきたいなと思っています。日曜ドラマということで、気楽に、そして笑えて、スリリングさを味わえるような、週に1回の楽しみになったらいいなと思っています。台本を読んでみて、優雅さと、そして、ちょっと人と毛色が違う感じ。殺し屋のプロという、“プロ感”みたいなものが出せたらすごくいい八乙女流星になるんじゃないかなと思ってます。●田中みな実人気漫画家、鳴宮美月のチーフアシスタントで、ある秘密をもつ、水瀬千景を演じます。千景は明るく、感情表現が豊かであるようで、どこか本心がみえない、謎に包まれた人物だと感じました。そこをうまく表現していきたいです。新木さんとは以前も連ドラでご一緒していて、会うなり「みな実さ~ん!これ知ってます??」とオススメの美容グッズをプレゼントしてくれたりして、あまりの可愛さに日々キュンキュンしています。中川大志さんとお芝居の現場でご一緒するのは初めて。仔犬のようにかわいくてみんなの癒しです。和気あいあいとした楽しい現場でこの夏を過ごせることを嬉しく思います。幾度となく殺人を企てるという話なのに、ポップでコミカルで笑えます。物語の奥に潜む謎や陰謀を一緒に解き明かしてください! 日曜ドラマなので、月曜日に職場や学校で「ねぇ、あれって実はこうなんじゃない?」などと皆さんで話題にしていただけたら嬉しいです。●中尾明慶出世命のマンガ担当編集者、風岡樹生を演じます。風岡は、出世命ですが登場人物の中ではムードメーカーといいますか、風岡が出てくるとちょっと変わった面白いことが起きる、そんないい人なんです。出世は考えているけれど、根本的なところで人思いなところがあり、先生のこともすごく想っています。そして周りの皆さんのことも。出世命と言いつつ、そうでもない一面もあったりして、僕は非常に風岡という人間のことが好きです。台本を読んでみて、すごく大きなスケールで、迫力があって、これが日曜日のドラマで皆さんに見てもらえると思うと嬉しいですね。本に描かれているコミカルな感じとかそういったものを体現しなきゃいけないので、演じる側として、プレッシャーはありますけど、非常に楽しみだなあと思いました。日曜日の週末に、みんなでちょっとクスッと笑えて、楽しんでもらえたらなと思っているので、全力でやっていきたいです。●水野美紀殺し屋組織、シークレットオペレーションサービス、通称“SOS”の責任者、綿谷詩織を演じます。表向きは生活安全課の刑事ですが、その裏では警察の中にある殺し屋組織に属して、法で裁けない悪人を退治する、二面性のある役どころです。中川大志くん演じる柊ちゃんの親代わりのように彼の面倒をみている人間で、柊ちゃんとも藤木直人さん演じる丈ちゃんとも特別深いつながりのある人物です。台本はとても面白く、サスペンスの要素もありながら、恋愛の要素もガッツリあり、コメディーの要素もあるという独特のドラマ。展開も早くて、いろんな伏線が仕掛けられています。ジェットコースターのように飽きさせないで、どんどんグイグイ引き込まれて見られるドラマに仕上がると思います。話が進むにつれ、色んな仕掛けが明らかになっていくので、謎解きも楽しめるかと。あと柊ちゃんが子供の頃から間が悪くてドジを踏んじゃうという面白さもたくさんあるので、彼の右往左往、殺さなきゃいけないターゲットに恋をしてしまう面白さに注目していただけたらと思います。「ボクの殺意が恋をした」は7月4日より毎週日曜日22時30分~日本テレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2021年06月11日2021年5月30日、俳優の水野美紀さんはTwitterを更新。投稿された写真が話題になっています。この日、水野さんは俳優でイラストレーターの夫、唐橋充さんの誕生日を祝ったそうです。水野さんが止めたにも関わらず、唐橋さんは誕生日ケーキに「歳の数だけロウソクを立てたい」と聞かなかったようで…。大変なことになったケーキを写した1枚を、ご覧ください。律儀に歳の数だけ立てなくて良いと言ったんだ私は。大炎上するに決まってるじゃないか唐橋よ。「俺の誕生日なんだから俺の好きにさせてくれ」と言って聞かなかった唐橋よ。 pic.twitter.com/Q9YVI7BBQw — 水野美紀 (@mikimobilephone) May 30, 2021 大炎上…!44歳の誕生日だった、唐橋さん。ホールケーキの上にぎっしりと立てられたロウソクが勢いよく燃えています!水野さんは「大炎上するに決まっているやないか、唐橋よ」とツッコミの言葉をつづっていました。投稿を見た人たちからは「爆笑しました。景気よく燃えていますね」「だ、大胆ですね。お誕生日おめでとうございます」「正気の沙汰じゃないけど、最高」などのコメントが寄せられています。ここまでの火力だと、吹き消すのも大変そうです!夫の大胆すぎる提案に、呆れながらも付き合う水野さんの大らかさが、素敵ですね。夫婦の仲のよさが垣間見れる投稿に、多くの人が和まされたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年05月31日水野良樹(いきものがかり)が、歌詞について、また歌づくりについて14人のクリエイターと語り合った対談本『うた/ことばラボ 「うた」と「ことば」についての14の対話』(小社刊)の発売記念イベントが、5月30日、東京・渋谷のTSUTAYA SHIBUYA8Fイベントスペースにて行われた。テレビのワイドショーの取材カメラも多数居並ぶなか登壇した水野は、書籍発売の感想を問われて、約2年におよんだぴあアプリでの連載が書籍という形でまとめられたことの喜びとともに、コロナ禍という特別な状況のなかで歌がどんなふうに伝わっていくのか、どう伝えていくのかということについてあらためて考えた、ドキュメントのような1冊になったと思う、とその手応えを語った。その後に、「連載が始まったころは僕が太っていたんですけれど、2年の間にだんだん痩せていったという、訳のわからない経過も詰め込むことができて……」と、笑いを誘うエピソードを言い添えるのはいかにも水野流だが、来場者に向けての言葉を求められて「こんなんですみません、以上の言葉が出てこないです(笑)」と話して会場が和んだところで、トークゲストの関取花を迎え入れた。関取は、対談相手のひとりとして連載ならびに書籍に登場しているのに加えて、水野が運営するサイト「HIROBA」でエッセイを連載するなど、水野がその才能を高く評価するシンガーソングライターだが、まさに現役バリバリ、「うた」や「ことば」に日々向き合っているからこそのとまどいや喜びから生まれる質問を、書籍のなかで他のクリエイターたちが語った内容もしっかり踏まえながら投げかけて、まるで書籍で展開された14の対話に連なるボーナストラックのような、中身の濃いトークセッションになった。最初の話題は、書き方の変遷について。以前は、もっぱら自分のために書いていたという関取は、ここ数年の間に「誰かのために」という気持ちが強くなってきたそうだ。結果、出来上がる曲は歌詞もメロディもどんどんシンプルになっているという話に、水野は「カッコいい!」と感心することしきりだったが、関取にしてみると、それもこの本の橋口洋平(wacci)との対話で話されていた「表現をミニマムにしたい気持ちがある」という水野の言葉に共感したからだという。では、何をどう削ぎ落とすのか。そこでものさしになるのは歌ってみての感触、説得力ということだと確認したふたりの話は、他のアーティストへの楽曲提供の際の経験談から、これまたこの本に登場した作詞家、松井五郎の凄さへと続き、さらには「みなさんがそれぞれにもがきながらやっていることを知って勇気づけられた」という関取の一番の感想は「やっぱり、おもしろい人はいい歌詞を書くな」ということだった。もちろん、コロナ禍のなかでの音楽作りについても語られたが、それはコロナ禍ということだけでなく自分が置かれた状況との間合いの取り方という話になり、それがどんなふうに創作に反映されるのかという話へと広がっていった。「これだけいろんな情報がすぐに手に入れられて表現の画素数を上げようと思えばいくらでもできるし、そういう表現がもてはやされがちなのに、どうしてずっと変わらず、みんなが馴染めるメロディで、誰もがわかる言葉を歌うということをいきものがかりはやってくれるんですか」と関取が問うと、水野は「誰もがわかる言葉だと、みなさんがそこに自分の物語を立ち上げることができるから」と答えた。「関取さんが言ってくれたように、『何から何まで全部説明されたものでないと楽しめないよ』という流れがあるのはわかっているけれど、歌がおもしろいのは聴いた人が勝手に自分で解釈できるということだと思うから」。つまり、自分の歌が人のものになっていくことの喜びを水野は語り、関取もまさにそういう喜びが最近ようやくわかってきたと話した。イベントの最後には、来場者からの質問に答えて、「最近のお気に入りは柿ピー」という話やTwitterにおける言葉の作法について語られ、最後は「一緒に曲を作りたいですね」「ぜひ、やらせてください」という話に。ふたりの魅力的なソングライターの、今後の作品にあらためて注目せずにはいられないと思わせる、楽しくも濃密な時間だった。取材・文/兼田達矢『うた/ことばラボ「うた」と「ことば」についての14の対話』
2021年05月31日「クセが強い」「圧が凄い」から、1周回って「可愛い」「キュンとする」といわれている金曜ドラマ「リコカツ」の永山瑛太。北川景子演じるファッション誌編集者の咲と運命的に出会い、交際ゼロ日でスピード結婚したものの、新婚早々に離婚活動=“リコカツ”をスタートさせる夫・緒原紘一を好演している。かつて、情に厚くケンカの強い探偵役を演じた「ハロー張りネズミ」(2017)でも“身体が大きくなった”と感じたが、航空自衛隊航空救難団のエース隊員としての役作りで今回はバリバリに鍛えて“仕上がって”いる永山さん。その上、絵に描いたようにカタブツな紘一のキャラクターの振り切れ具合と、低く野太い声で声高々に叫ぶ時代遅れともいえる夫婦観・家族観は、“イマドキ”な家風で育ってきた咲とあまりにも対照的で、本作のキーポイントとなっている。すべてが噛み合わない2人がなぜ結婚!?リコカツを機に本当の恋愛が始まる、ひと味違った大人のラブストーリーとなる今作。雪山で遭難した咲を航空救難団メディック(救難員)の紘一が救助したことがきっかけで、2人はいわゆる吊り橋効果のドキドキから盛り上がり、“交際ゼロ日婚”。その結婚式は、幸せそうな再現VTRから幕を開ける。だが、翌日。咲は早朝4時に起床ラッパの音で起こされ、紘一から緒原家の家訓、例えば「一、至誠に悖るなかりしか」、つまり誠実さや真心、人の道にそむくことはなかったか…などなどを唱和させられる。紘一はシンプルかつ合理的な質実剛健を好み、朝食はご飯とみそ汁、焼き魚に漬物といったザ・和食派ながら、咲はパン派で料理も得意なほうではない。ファッションやインテリア、何から何まで噛み合わない2人は、売り言葉に買い言葉で離婚を決断する。彼からすれば咲の家族は、父・武史(第4話より平田満)は広告代理店を退職し悠々自適で浮気、母・美土里(三石琴乃)は華やかなインフルエンサーとして人気を集めており、「個人主義でバラバラ」に見えている。頑張り屋で自立している咲だが、幼少の頃から容姿ばかり褒められ、地道な努力や実績をきちんと認めてくれる人は元カレ・青山貴也(高橋光臣)以外にはあまりいなかった様子。だからこそ、成果が目に見えるいまの仕事を大切にしており、28歳から33歳まで5年間交際しながら結婚に興味のなかった貴也が恋しくなってきてしまう。そんな咲にとって、紘一はこれまでに出逢ったことのないタイプだ。紘一の同僚によれば、彼は“後れてきたサムライ”。その結婚観は夫唱婦随で、「古来から男は女を守るもの、女は陰になり日向になり、あうんの呼吸で男を支える」というもの……。なのに、咲が結婚相手の決め手になったのは“外見が超一流だったから”と咲が最も気にしている容姿だったと口を滑らせている。どう考えても「可愛い」要素はないのだが、毎朝4時起きで1時間半かけて茨城の職場まで通うのは、都心の出版社に勤める咲に遠距離通勤はさせられない、もし自分の身に何かあったときのために咲の実家に近い場所を自宅に選んだという。義母・美土里からも「感動しちゃった」と言わせる優しさを、自然に持ち合わせているのが紘一だ。そして、咲が仕事で参ってしまい、大嫌いな雨の中を歩くときにはそっと傘を差し出す。「なんで離婚するのに、そこまでしてくれるの?」「まだ君の夫だ」というやりとりは彼のカタブツさの延長線であるものの、大きな傘のような包容力を感じさせた。暇さえあれば体を鍛えているだけあり、「ラルフローレン(RALPH LAUREN)」のスーツを着てもシルエットがきれいに決まり、そんなギャップもまた紘一の萌え要素となっている。“全員離婚家族”の鍵を握る、価値観のアップデート永山さん主演×離婚ものといえば、坂元裕二脚本の「最高の離婚」(2013)の濱崎光生役が思い出される。潔癖症で理屈っぽく、あまりに四角四面な性格ゆえ、妻(尾野真千子)から離婚させられた役どころだった。弁の立つ皮肉屋は、永山さん(当時は瑛太)が俳優として注目を集めるきっかけとなったドラマ「WATER BOYS」(2003)のころからお手のもの。その後も「オレンジデイズ」や「のだめカンタービレ」から大河ドラマ「西郷どん」まで、数々の話題作に出演してきたが、最新映画『HOKUSAI』では老齢の北斎に感銘を受ける武士・柳亭種彦役に、『友罪』瀬々敬久監督と再び組んだ『護られなかった者たちへ』も控えており、アーティストも、“元・少年犯”も、公務員役も演じ分けられる稀有な存在となった。今作では、「若い頃にCMでご一緒したり、イベントで豆まきをした」ことはあれど「お芝居でガッツリご一緒するのは初めて」と語る北川さんと初共演だが、息はぴったり。第3話、紘一の母・薫(宮崎美子)が働く箱根の温泉旅館のインスタをベッドに並んで覗いている姿などは、とてもリコカツ中の夫婦には見えない。離婚届を置いて家を出た、“緒原さんの奥さん”でも“紘一くんのお母さん”でもない薫の輝きぶりを目の当たりにして、その生き方を“カタブツ”紘一が認められるようになったのは、「価値観を押しつけないで」という咲との歯に衣着せぬ言い合いがあったからこそ。彼に輪をかけた“カタブツ”の父・正(酒向芳)を「夫婦で妻だけが我慢するなんておかしい」と説得しながら、紘一自身も納得していく。この素直で一本気なところは、あの光生とは大きく異なる点だろう。その上、薫を連れ帰らなかったことを正に責められたときには、今度は咲からの「まだあなたの妻だから」との言葉に励まされ、思わずぎこちないバックハグを繰り出した紘一。「まだ君の夫だ」とは逆のパターン!その場面に毎回、米津玄師の「Pale Blue」が重なるのだ。「ずっとずっと…」と切なく繰り返す米津さんの詩は、離婚を決めたはずの2人の相反する気持ちに寄り添ってしまう。効果的に起用され、楽曲とドラマ双方の大ヒットに繋がった「アンナチュラル」や「MIU404」を思い起こさせる粋な演出。これぞ“エモい”という感情が、観る者にも湧き上がる。自分を縛りつけていた価値観から、紘一、そして咲が解放されていく姿は今後も見どころとなるはず。また、それぞれ世界は違っても、仕事への情熱、使命感や達成感は互いに理解できるほどの経験値を2人は重ねている。もっとも、咲が文芸部に異動させられたことで波乱は起きていくだろう。恋愛小説家・水無月連(白洲迅)の登場に、紘一に思いを寄せる同僚の一ノ瀬純(田辺桃子)、咲の後輩・三本木なつみ(大野いと)も関わっていきそう。何より今作は、“全員離婚家族”がキャッチコピー。薫と正、美土里と武史という親世代の熟年離婚に、小学生の娘がいる咲の姉・鹿浜楓(平岩紙)だって離婚寸前っぽい!?ゴールインといわれる結婚が決して幸せになるためのゴールではないことを、そんな彼らが伝えてくれるに違いない。第4話リコカツが着実に進行中…!?紘一の実家の騒動を機に初めて気持ちが通じ合えた紘一と咲。夫婦仲良く帰宅すると、家にはなぜか咲の元カレである貴也がいた!咲の母・美土里が、弁護士である貴也に自分の離婚を相談したのがきっかけだったが、貴也はそこが元カノ・咲の新居であり、その夫がスポーツジムで仲良くなった紘一だと知り、凍り付く。そして、この一件を機に、再び咲と紘一の間に距離ができてしまう。翌日、咲は異動になった文芸部に初めて出勤し、若者に絶大な人気がある“恋愛のカリスマ”と呼ばれる小説家・水無月連の担当を命じられる。しかし、その言動は身勝手極まりないもので、異動して早々に仕事にも暗雲が立ち込めていた。一方、紘一は紘一なりの思いで、咲との離婚を真剣に考え始めていた。そんなとき、美土里が自分の誕生日パーティーを咲たちの新居で開くことを勝手に決め、知り合いに招待状を送る。そのパーティーで再び咲と紘一と貴也が顔を合わせ、さらに紘一に思いを寄せる同僚の隊員・純もやって来て…。金曜ドラマ「リコカツ」は毎週金曜日22時~TBS系にて放送中。(text:Reiko Uehara)
2021年05月07日歌手・瑛人の新曲「ピース オブ ケーク」が、23日からauスマートパスプレミアム会員向けに無料ダウンロードプレゼントをスタートした。ダウンロード期限は4月23日23時59分まで。瑛人は昨年、「香水」がSNSでの多数のカバー動画などで話題を呼び、主要音楽チャートで次々に1位を獲得。年末のNHK紅白歌合戦に初出場し、今年1月1日には1stアルバム『すっからかん』をリリースした。19日公開の映画『トムとジェリー』の日本語吹替版主題歌として書き下ろした「ピース オブ ケーク」。タイトルには「楽勝」の意味があり、「仲間さえいればどんな困難だって乗り越えられる」という思いが込められている。
2021年03月24日いきものがかりの水野良樹が15日、東京・銀座のソニーストア銀座で開催している『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』内コンテンツ、「エンタメのブカツ卒業制作展」にサプライズで登場した。いきものがかりがメジャーデビューして15周年の記念日に当たる3月15日から4月4日の期間に、全国5大都市(札幌・銀座・名古屋・大阪・福岡天神)のソニーストアで開催する『いきものがかり「WHO?」Special Experience in Sony Store』。ソニーが開発中のVolumetric Capture(ボリュメトリックキャプチャ)技術や最新のXperiaスマートフォン等の製品を用いた、ここでしか出来ない体験をいきものがかりの作品とともに展開していく。期間中には、選ばれた中高生がいきものがかりのデビュー曲でもある「SAKURA」を課題曲に卒業制作として制作したミュージックビデオを公開。この日は制作に携わった5人の中高生が来場して自分たちが作り上げたミュージックビデオとその過程に迫ったドキュメンタリー映像を、サプライズとして登場したいきものがかりの水野良樹とともに鑑賞した。鑑賞後に感想を求められた水野は「物語がここに詰まっていると感じましたね。自分も15年前にこの楽曲(『SAKURA』)を書いていきものがかりとしてこの曲の物語をスタートしました。その物語がどこに行くのか全く想像していなかったので、15年後に皆さんが考えている物語をこの曲に詰め込んでくれて皆さんの曲にしてくれたんだと強く感じてうれしかったです」と感謝の言葉。続けて「皆さんは作品ができてこれで終わりと思っていると思いますが、これからがスタート。皆さんがこの作品を作る過程はこれからの人生ですごく大事だと思います。自分で物語を立ち上げるのは難しいですが、皆さんはそれをやり遂げたので、どんどん自分にしかない物語を立ち上げてください」とエールを送った。15年前のこの日は、いきものがかりが「SAKURA」でデビューした日。水野は「普段だったら出会わない世代の人たちと出会うことができて、価値観も違うにも関わらずこんなに素晴らしい作品を繋いでくれて、彼らみたいな人がいてくれることが自分たちの励みになりました。15年とか20年経っても繋いでいけるような作品を頑張って出していかなくてはいけないと今日は気持ちを新たにしました」と中高生に刺激を受けた様子で、「本当に皆さんが一つ一つ悩みながらやっている過程は、背筋が伸びるというか、僕らは悩んでいるのだろうかということを思いました。改めて色んなことを教えてもらった日なので、それを踏まえて頑張っていきたいと思います」と決意を新たにしていた。
2021年03月16日結成25周年の「TEAM NACS」が出演する、衝撃×笑撃の極上エンターテインメント「がんばれ!TEAM NACS」。この度、満島真之介、ヒャダイン、瑛人の3名がゲスト出演していることが明らかになった。「TEAM NACS」の出身地・北海道を盛り上げる応援企画でもある本作。メンバーがあの名作映画をオマージュしたヒーローに扮し、吉田羊が悪役として参加する「バック・トゥ・ザ・戦隊・フューチャーズ」を皮切りに、国民的グループを目指して楽曲制作、新メンバーオーディションを開催と、気になるプロジェクトが満載。先日、episode1の先行無料配信がスタートし、話題沸騰中の本作だが、今回新たにゲストの出演が明らかに。満島さんは、親交のある安田顕の楽屋に居合わせ、安田さんを訪ねてきた森崎博之と初対面。ヒャダインさんは、戸次重幸から何やら怪しい依頼を持ちかけられ、さらに楽曲制作に挑む大泉洋は、瑛人さんを訪ねるという。WOWOWオリジナル「がんばれ!TEAM NACS」は6月20日(日)本放送・配信。(cinemacafe.net)
2021年03月05日俳優の塩野瑛久が22日、所属事務所オスカープロモーションからの退所、並びに男劇団 青山表参道Xの退団を発表した。塩野は1995年1月3日生まれ、東京都出身。2013年には『獣電戦隊キョウリュウジャー』出演で話題を呼んだ。オスカープロモーションによる男劇団 青山表参道Xのメンバーとしても活躍し、近年の主な出演作に映画『PRINCE OF LEGEND』『HiGH&LOW THE WORST』『いのちスケッチ』、W主演ドラマ『Re:フォロワー』、ドラマ『来世ではちゃんとします』、舞台『里見八犬伝』などがある。所属事務所は公式サイトで「この度、塩野瑛久が2021年2月末をもちまして、男劇団 青山表参道Xを退団、並びにオスカープロモーションを退所することとなりました」と発表。「今後とも、男劇団 青山表参道Xと塩野瑛久に変わらぬ応援、何卒よろしくお願い申し上げます」とコメントを寄せている。○塩野瑛久 コメントこの度、塩野瑛久は9年間所属していた株式会社オスカープロモーションとの契約を満了し、円満に退所する運びとなりました。そして同時に「男劇団 青山表参道X」も退団致しますことをご報告申し上げます。この選択を尊重し背中を押してくださり、今日まで支えてくださった事務所関係者の皆様に深く感謝致します。まだ事務所に男性俳優が多くはなかった頃、そっと受け入れ活動させてくださったこと、腐らず挫けずやってこれたことは、自分自身にとって大きな財産になりました。この経験を胸に、改めて俳優というものと向き合い活動は続けていきます。背中を押してもらったそのお心に恥じぬよう、今よりもさらに成長し飛躍した姿をお見せする為、驕らず慢心せず努力していきます。今後の動向やお仕事などは、しばらく塩野のSNSを通じて見守っていただければ幸いです。まだまだ多くの人に認めていただくには青く未熟な部分も多いかもしれませんが、引き続き皆様のお力添えの程よろしくお願い致します。そして最後に、オスカープロモーション所属、そして「男劇団 青山表参道X」副団長として応援していただいた皆様に心から感謝致します。
2021年02月22日清水翔太、Little Glee Monster、 Novelbright、瑛人が出演する次世代体験型音楽フェス「Tomorrow, Together with MUSIC!! 届け! 門出の音!! KADODEフェス2021」が、3月14日に東京国際フォーラムホールAにて開催されることが発表された。チケットは、auスマートパスプレミアムの会員を対象に、9日18時より最速先行販売を開始する。ニューノーマルの時代になっても、ライブには「一体感」「共感」「臨場感」が欠かせない。「Tomorrow, Together with MUSIC!! 届け! 門出の音!! KADODEフェス2021」は、音楽やライブで人々に笑顔や勇気、感動を届けたい、エモーショナルな時間をアーティストと観客で共有してもらいたいという思いから、次世代音楽フェスを目指す。動員については、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」、コンサートプロモーターズ協会(ACPC)が定めた「音楽コンサートにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」等を踏まえてガイドラインを策定。ライブ配信も計画されている。
2021年02月09日インタビュー中に「人生どうなってるの?」と何度も口にした瑛人さん。昨年大ヒットを記録した「香水」によってあっという間に有名人になり、大きく変わった人生に一番驚いているのは、ご本人のようで。――気づいたらすでにTikTokでバズっていて、芸人さんなどがMVのパロディをYouTubeに次々に公開しはじめて…。昨年は、瑛人さんのお名前と「香水」という楽曲名がセットであっという間に広まった感じがします。ありがとうございます。僕インスタをやっているんですが、急に知らない人から僕の名前がメンションされるようになって、そのお知らせが1日に何十件も届きはじめたんですよ。何でだろうと思いながら、ある日、母ちゃんと電器屋さんに買い物に行ってマッサージチェアで寝てたら、母ちゃんが慌てながら「瑛人~っ!LINE MUSIC見て」って言うから見たら、98位にランクインされていた。死ぬほど嬉しかったです。だって今まで聴いてきた、有名アーティストたちが名を連ねる中に“瑛人「香水」”があるって意味がわからない!(笑)――当時はインディーズで活動していたんですよね。はい。自分で作った楽曲を配信販売できる「TuneCore」というサイトに「香水」を登録していたので、主要な配信サイトで聴けるようになっていたんですが、誰かが見つけてマネしてくれたんでしょうね、そのうちTikTokでバズりはじめて、気がついたらApple MusicやSpotify、Billboard JAPANなどで1位になって。ミュージックビデオの総再生回数は1億3000万回を超えて、なんと紅白にも出場できちゃった。「やったー!人生どうなってんの?」って感じです(笑)。――いきなり有名人になった実感はどんなところに感じますか?マネージャーさんがつくようになったとかたくさんあるんですが、中学の卒業式で森山直太朗さんの「さくら」を歌って号泣しながら卒業した僕が、そこから10年も経たないうちに直太朗さんと同じ事務所に入ることになり本人にもお会いできたし、詞を共作された御徒町(凧)さんとは今ではめっちゃ仲良し。ほかにもシンガーとして尊敬している清水翔太さんや平井大さんにお会いできたのも嬉しかったです。忙しすぎて朝早いとか眠いとかが続くと「香水」のせいだよ…と思うこともあるけど(笑)、「香水」ありがとう!――生放送で歌う様子も何度か目にしました。緊張しましたか?『MUSIC STATION』に出ると決まった時は、出演日が刻一刻と迫るのが怖くて、緊張で声が出なくなって歌えなかったらやだよって思ってたんだけど、本番までに緊張し終わっちゃったみたい。ここにいるのはいつもの僕で、隣でギターを弾いているのはよく知ってる同級生のジュンちゃん(小野寺淳之介)で、目の前にタモリさんがいるという状況がいざ本番を迎えたら逆に面白くなったんです。それに「香水」はずっと歌ってきた自分の曲だから間違えないし、って。それよりも『HEY!HEY!NEO!』でダウンタウンさんとトークした方がガクガク。「収録5分前」と言われて、トイレに行くかタバコを吸いに行くかで迷ってタバコを選んじゃったから、ずっとトイレを我慢しながらトークしなければいけなくなって、おふたりに散々いじられました(笑)。えいと1997年6月3日生まれ、神奈川県出身。高校卒業後に1年間アルバイト生活をしたのち音楽学校へ入学。1年で中退するも、その後も歌うことは続けてシンガーソングライターに。TikTokをはじめSNSで、作詞作曲を手がけた「香水」が大ヒットし、主要な配信サイトのランキング1位を独占。昨年末は『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たした。1月31日(日)に渋谷duo MUSIC EXCHANGEで1stアルバム『すっからかん』発売記念ライブ~トゥゲザーすっからかん~を開催予定。地元横浜で“仲間と音楽を奏で続けてきたただのピース野郎”が、すっからかんになるまで自分のすべてを詰め込んだ、オリジナルフルアルバム『すっからかん』(¥2,700/エイベックス)が発売中。「香水」や人気曲「HIPHOPは歌えない」、CMタイアップ曲「ハピネス」「ライナウ」などボーナストラックを含む全14曲入り。※『anan』2021年1月20日号より。写真・倉本ゴリ(Pygmycompany)ヘア&メイク・森本英梨(FIORISTA)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年01月19日ミュージックシーンの枠を飛び越え、MVのパロディや“歌ってみた”動画まで拡散。コロナ禍の私たちを楽しませてくれた「香水」の誕生秘話や、大ヒットの裏の胸中とは? 瑛人さんにお話を伺いました!高校を卒業し、物足りない日々を過ごしていました。――正直に言うと瑛人さんのことをあまり知らないんです。それぐらい突然表舞台に現れた人ということですが。いつから音楽を?小学生の頃から歌が好きで、清水翔太さんの「HOME」をよく歌っていました。でも将来の夢は大工さんとかだったのかな。高校を卒業すると周りはみんな大学に通ったり、夢を追って頑張っていたけど、僕はスニーカー屋でバイトをして家に帰ればファストフードを食べながらテレビドラマを見て…と物足りない日々で。でもダンサーの友達が自分を必死に表現しようとする姿を見ているうちに、僕も歌が好きだし、どうせなら作詞作曲をして歌うアーティストになりたいと思いはじめました。それで音楽の専門学校に行こうと思ったんです。僕、パッと思い立ってすぐに行動するタイプなんで、2月頃にそれを決めて4月にはもうシンガーソングライターコースに入学していました。学費のローンが組めなかったので、母ちゃんに肩代わりしてもらって毎月僕が返すという約束で。でも入学して1週間で、ギターレッスンや音楽理論などのいくつもの講義がある中で、シンガーソングライターゼミにしか行かなくなったんです。クラスメイトは軽音部だったりとか音楽をやってきた人ばかりで、初心者の僕が行くとギターレッスンの授業が遅れたりするし、音楽理論もよくわからなかったから。それで1年で辞めました。ただそこで、シンガーソングライターゼミをみてくれていたシンガーのルンヒャンさんが「瑛人、このまま辞めたらもったいないから」って声をかけてくれて、学校外の個別ゼミに2年通うことになったんです。その間に生まれた曲が「香水」。今から約2年前です。チョコプラさんのMVを電車で見て笑い崩れた。――「香水」の歌詞は、実話だそうですね。はい。当時、女性関係で調子乗っていた時期で付き合っていた彼女を傷つけたり泣かせてしまったこともあって。でも本当は調子に乗れないタイプだから、いつから僕はこんなにクズになっちゃったんだろう、どうして人を傷つけても何も感じなくなってしまったんだろう…って。その気持ちがそのまま歌詞になっています。ある日、ゼミでいつものように誰かがギターを弾いて思いついたままを歌うセッションをやることになったんです。その日も二日酔いのまま行って、ちょうどドルチェ&ガッバーナの香水を持っていたので直前につけて歌いだしたんですが、(「別に~」と、有名なサビを歌いながら!)このサビを歌い終わった瞬間に僕が「ストップ、ストップ!」って止めた。ドルチェ&ガッバーナなんて用意してない言葉だったけど、直前に香水をつけたことが頭にあったんでしょうね。「なんだこれは、メロディにめっちゃハマった!」って。――わ、すごいですね。ヒット曲誕生の瞬間。というか、女性関係で調子乗るほどモテてたんですね。いや全然モテないですよ!(笑)――ちなみに、好きなタイプは?(即答で)2パターンあって、清楚でナチュラルな子が意外と芯が強いパターン、そして尖ってるギャルだけど意外と優しいパターン。真逆なんですが、どっちも好きなタイプで。だから考えてみれば交互に付き合ってきたかも。――あはは(笑)。ギャップに弱いんですね。話を戻しますが、「香水」のMVが生まれた経緯も聞かせてください。曲ができあがるとMVも作ろうってことになり、同じ高校の2つ上の先輩が映像をはじめたことを聞いてお願いしました。ちょうど、友達の紹介で前に一度会ったことがあったダンサーの(釜萢=かまやち)あかりちゃんからLINEで「この曲めっちゃ好き。もう振り付けしちゃったよ」って連絡がきていたので、僕一人で映るの恥ずかしいからあかりちゃんにも来てもらって、スタジオ料金の安い深夜に撮影しました。僕が座っているあの椅子はたまたまスタジオにあったものなんですよ。――そうなんですね。またぴったりくるものがありましたね。はい(笑)。その後チョコレートプラネットさんはじめ、いろんな方がマネしてくれて嬉しかったですね。曲だけだと捉え方は人それぞれで、共感してくれる人もいればクズの歌だなって思う人もいるし、それは全然嫌じゃないんです。ただ、MVカバーによってお笑い芸人さんたちが笑いに変えて広めてくれた。「香水」を通して笑った人の数も増えたんだって考えるとすごい嬉しかったです。ちなみにチョコプラさんのMVを僕が初めて見たのは電車の中で、笑い崩れて周りの人に睨まれました(笑)。――チョコプラさんは新曲の「ライナウ」のMVにも出演されていますね。この曲は1stアルバムにも収められていますが、アルバムはボーナストラック含め全14曲どれも等身大の瑛人さんを感じてピースフルな印象です。自分のスタイルを理解していないんですが、でもどの曲も日常で感じたこと、口にした言葉からサッと生まれるものが多いですね。だから早い時は、メロディはほぼ一発でできあがる曲もあったり。僕は周りから、優しくて朗らかで、なんて言われることもあるけど、じつは家族や友達からは短気だと言われることもあって。でもちょっとムカついたことがあっても怒ってたらごはんがまずくなっちゃうし、エネルギーを変なふうに使っちゃうでしょ。そういう気持ちをそのまんま綴ったのが「好きにすればいいさ」という曲なんですが。日々なるべくハッピーな気分でいたいし、そう思って切り替えちゃえばラクに生きられますから。――ちなみにニューアルバムのタイトル『すっからかん』とは?短いキャリアの集大成がこのアルバムで、じつは曲のストックを全部出し切って発売日の1月1日にゼロになっちゃいました。だから『すっからかん』!(笑)えいと1997年6月3日生まれ、神奈川県出身。高校卒業後に1年間アルバイト生活をしたのち音楽学校へ入学。1年で中退するも、その後も歌うことは続けてシンガーソングライターに。TikTokをはじめSNSで、作詞作曲を手がけた「香水」が大ヒットし、主要な配信サイトのランキング1位を独占。昨年末は『NHK紅白歌合戦』にも出場を果たした。1月31日(日)に渋谷duo MUSIC EXCHANGEで1stアルバム『すっからかん』発売記念ライブ~トゥゲザーすっからかん~を開催予定。地元横浜で“仲間と音楽を奏で続けてきたただのピース野郎”が、すっからかんになるまで自分のすべてを詰め込んだ、オリジナルフルアルバム『すっからかん』(¥2,700/エイベックス)が発売中。「香水」や人気曲「HIPHOPは歌えない」、CMタイアップ曲「ハピネス」「ライナウ」などボーナストラックを含む全14曲入り。※『anan』2021年1月20日号より。写真・倉本ゴリ(Pygmycompany)ヘア&メイク・森本英梨(FIORISTA)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2021年01月13日「情熱がこんなにない人の情熱大陸ってあるんですか?」1月10日放送の「情熱大陸」(TBS系)でこう話していたのは、シンガーソングライターの瑛人(23)。番組では「音楽用語がわからない」と素直に告白。ライブ直前に緊張した表情を見せたかと思えば、別のシーンでは“鼻毛が出てないか”を心配していた。そんな彼の飾らない人柄は放送終了後、ネットで大評判に。Twitterではこんな声が上がっている。《瑛人の情熱大陸。なかなか面白かったなぁ。やっぱり良い兄ちゃんだな。何かほっこりしました》《飾り気のない正直な人柄が印象に残った。瑛人さんの様な自分の弱みを隠さず、弱みを弱みとして受け入れる謙虚さを身に付けたいと感じた》《情熱大陸を見て、瑛人くん応援したくなりました》今、芸能界を席巻している瑛人。周囲がこぞって絶賛するのは、彼の“人間力”だ。彼と同様に昨年の「NHK紅白歌合戦」に初めて出演したmiletは《瑛人さんは会うだけでリラックスできます。穏やかで不思議なパワーを持っています。パワースポットのようです!》とInstagramで表現。また各メディアによると楽曲「僕はバカ」のMVに出演した飯豊まりえ(23)は「撮影ではずっとニコニコされていて、周囲に緊張感を与えない、自然体で、懐かしさすら感じさせてくれるような絶妙な安心感がある」と瑛人について語ったという。さらに瑛人が勤務していたハンバーガー店のオーナー・湯浅直人さんは昨年10月、本誌で彼の人柄をこう讃えていた。「彼は本当に真面目で、純粋なコなんですよ。ブレークしてからも変わらないし、今でも店に食べに来て差し入れをくれたりもします」瑛人は音楽だけでなく、その人柄でも多くの人々を魅了しているようだ。「ここ数ヵ月、瑛人さんをバラエティ番組で見かける機会も増えました。そこで明石家さんまさん(65)やサンドウィッチマン、バナナマンと共演したところ、『瑛人面白い』『ボケボケじゃん』など大物芸人からも可愛がられていました。『一緒にいるとこっちも楽しくなる』と業界でも話題に。その“愛されキャラ”もブレークの原動力となっているようです」(スポーツ紙記者)「情熱大陸」で「ずっと楽しく音楽を続けていれば、別に一発屋と言われても『すごいべ』って言える自信がありますよ」と話していた瑛人。しかし、その息はまだまだ長いかもしれない。
2021年01月12日シンガーソングライターの瑛人が、ディズニー公式動画配信サービス・Disney+(ディズニープラス)で25日17時より独占配信されるディズニー&ピクサー最新作『ソウルフル・ワールド』に、ストリートミュージシャン役でカメオ出演することが17日、明らかになった。今年、シングル「香水」が話題を呼び、さらには年末の『NHK紅白歌合戦』初出場も決定している瑛人。このたび、『ソウルフル・ワールド』へのカメオ出演が決定し、瑛人が担当するストリートミュージシャンが歌う楽曲「愛に満ちた世界」が入った特別映像も公開された。生まれる前に「どんな自分になるか」を決める“魂(ソウル)の世界”で夢を叶えたい音楽教師“ジョー”と人間に生まれたくないソウルの女の子“22番”の“人生のきらめき”をめぐる冒険が描かれる本作。瑛人が担当したのは、主人公のジョーが居合わせたニューヨークの地下鉄のホームで、弾き語りをしているストリートミュージシャン役。瑛人が歌うのは「愛に満ちた世界」という名の楽曲で、ジョーと22番の行く末に影響を与える重要な曲だ。USオーディションを経てこの役を射止めた瑛人だが、アニメーションの吹き替えを担当するのは本作が初。選ばれたときは「飛び跳ねるくらい喜びました。家族も『嘘でしょ!? すごい!!』と驚いていました」と合格したときの心境や、周囲の反応について語った。今回演じた役柄同様、自身もストリートミュージシャンの経験があるという瑛人。当時のことを聞くと、「(演じたキャラクターのように)あんなにゆっくりと座って、堂々と駅の地下のホームで演奏したことはないです。 臆病者なので、友達がいないと出来ないタイプでした(笑)」と振り返る。また、「少し前までは、何かをやり通したことや、何かに夢中になったことがほぼなくて、“やりたいことが見つけられない” 22番に近い人間でした。自分の一番好きな音楽を通して、最近はやりたいことが見えてきたので、ジョーに近くなってきているなと思いました」と22番とジョー、どちらのキャラクターにも共感したことも明かした。今回併せて、瑛人が歌唱を担当したストリートミュージシャンが登場する特別映像がお披露目。プロのジャズ・ピアニストを目指し、音楽こそが自分の“人生のきらめき”だと信じて疑わないジョーのナレーションで始まり、ストリートミュージシャンが歌う「愛に満ちた世界」が流れだし、その優しい歌声を聞き入るジョーの様子が描かれる。「心から夢中になれることに大切な時間を費やせば、きっと世界は“きらめき”始める」というナレーションにもあるように、“人生のきらめき”が大きなテーマとなる本作。瑛人にとっての“人生のきらめき”を聞くと、「歌っている時が”きらめき”です。一番開放されていて、ただ楽しいと感じる時間が流れます。歌っている時が生きる喜びですね」と語った。また、瑛人は「身体から出る優しさを意識して、心から優しく、本当に誰か愛している人を想像しながら歌いました」と歌唱シーンを収録した時の様子を振り返った。(C)2020 Disney/Pixar.
2020年12月18日シンガーソングライターの瑛人がこのほど、都内で行われたLINE NEWS Presents「NEWS AWARDS 2020」の授賞式に出席。アイドル・アーティスト部門を受賞した。芸能・文化・スポーツ・アーティストなど、各分野でNEWSになった話題の人や、新しい切り口や見せ方でLINEユーザーの心を動かした記事、LINEユーザーに支持されたメディアを、LINE NEWSが独自の基準で選出・表彰する同アワード。3回目を迎える今年は、俳優部門に横浜流星、アイドル・アーティスト部門に瑛人、タレント部門にHIKAKIN、文化人部門に鈴木おさむ、アスリート部門に内田篤人がそれぞれ選ばれた。アイドル・アーティスト部門には、ノミネートされたBTS、LiSA、NiziU、SixTONES、Snow Man、YOASOBI、北村匠海、星野源の中から、瑛人が受賞。「LiSAさんや北村匠海さんらすごい方々の中に瑛人という名前があってうれしかったです。(トロフィーを)いただけて今本当に感謝でいっぱいです」と喜び、「香水」がバズった今年を「本当に毎日毎日予想していなかったことが起きて、まだ振り返れていないんです(笑)」とあまりの忙しさで省みる余裕がないという。とは言うものの、「5月ぐらいにTik Tokやインスタで知らない方々がタグ付けで『香水』をカバーしてくれたので、これ来てるのかな? と思いました」と振り返った。その瑛人は大晦日に放送される『第71回NHK紅白歌合戦』に初出場する。「信じられないですね」とまだ実感が湧いていないようだが、「事務所の方は2~3日前に知っていたみたいですが、僕は打ち合わせと聞いて事務所に行ったら紅白が決まったと。洋服を着て髪の毛をセットしてNHKまで行き、そしたらNiziUさんや色んな方がいた感じでしたね」と明かした。本番当日は「まだイメージが湧かないんですけど」と断りを入れつつも、「こうやって選んでいただいた感謝を持ち、紅白という場に出られるワクワクを持って歌いたいと思います」と意気込みを語った。また、大ヒットを記録した「香水」だが、自身は「つけないんですし、あんまり詳しくないんです(笑)」と告白。続けて「とにかく女性らしいいい匂いがしたらうれしい気持ちになりますね」と話していた。
2020年12月16日玉木宏が裏社会から足を洗った専業主夫を演じる「極主夫道」に水野美紀のゲスト出演が決定、コメントが到着した。本作は「くらげバンチ」(新潮社)で連載中のヒットコミックをドラマ化、主演の玉木さんが元極道のスーパー専業主夫・龍、その龍の妻・美久を川口春奈が演じている。毎週、龍ワールド全開で、さらには個性豊かすぎる各キャラクターたちがスパイスを加え、ときに笑いを巻き起こし、ときに涙を誘う、仁義なきヒューマン任侠コメディも残すところ2話。豪華ゲストが“カチコミ”する中、水野さんの出演が決定。数々のドラマで個性的すぎるキャラクターを演じ、話題を起こし続けている水野さんは、滝藤賢一が演じる虎二郎の情報屋・お京として登場するが、その風貌はド派手な花魁姿。龍でさえも「このヤマやばすぎるで!」というお京として登場を果たす。水野さんは「カチコミさせていただきやした。すいません、出オチ感すごいですが、すいません、ワンシーンだけお目汚しお許しください。龍っぁん、虎やん、カッコ良かったです」と、9話に向けコメントを寄せている。「極主夫道」は毎週日曜22時30分~読売テレビ・日本テレビ系にて放送中。(text:cinemacafe.net)
2020年12月06日シンガー・ソングライターの瑛人が、その年に圧倒的な活躍をみせた人を称えるアワード「GQ MEN OF THE YEAR 2020」に選出され23日、都内で行われたフォトコール・表彰式に出席した。瑛人は、「ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞。「うれしいです。かっこいいのをもらえて、信じられないです」と笑顔全開で喜んだ。「香水」が大ヒットした反響を聞かれると、「とにかく今年は信じられないことがいっぱい起きて、まだ反響を振り返れていないというのが現実です。ただこの経験ができているなという実感はあります」と答えた。そして、「今年は『香水』をきっかけに知ってもらえたので、来年はほかの瑛人という一部をもっともっと届けていきたいと思います。1月31日に初めてのワンマンライブをします。そこから全国、地元を含めて、音楽を楽しく届けていきたいです」と来年の抱負も語った。○「GQ MEN OF THE YEAR 2020」受賞一覧EXITベスト・コメディ・デュオ・オブ・ザ・イヤー賞瑛人ブレイクスルー・ソング・オブ・ザ・イヤー賞大坂なおみアクティビスト・オブ・ザ・イヤー賞黒沢清監督フィルム・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞SixTONESポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞Snow Manポップ・アイコン・オブ・ザ・イヤー賞田中みな実ブレイクスルー・ウーマン・オブ・ザ・イヤー賞NIGOファッション・デザイナー・オブ・ザ・イヤー賞福澤克雄TVドラマ・ディレクター・オブ・ザ・イヤー賞星野源インスピレーション・オブ・ザ・イヤー賞本木雅弘アクター・オブ・ザ・イヤー賞
2020年11月24日タレントのウエンツ瑛士が3日、都内で行われたアニメーション映画『トロールズ ミュージック★パワー』(公開中)の公開記念舞台挨拶に、女優の上白石萌音、仲里依紗、声優の木村昴とともに登壇した。本作は、元気いっぱいなポップ族のクイーン・ポピーと仲間たちが、すべての音楽を奪い王国をロックで支配しようとするロック村の女王・バーブに立ち向かい、世界中のハッピーを取り戻すために奮闘する物語。日本語吹き替え版で、主人公のポピーを上白石、ポピーの親友・ブランチをウエンツ、ロック村のバーブ女王役を仲、人気No.1サブキャラのタイニー・ダイヤモンドを木村が演じた。ウエンツが演じたブランチは、実はポピーのことを大好きで、猪突猛進型のポピーに忠告することもある男の子。ウエンツは「自分が好きだと思っている人に『もうちょっとこうしたほうがいいよ』って言うの、めちゃくちゃむずいじゃない。嫌われたくないし、つらいのよ」とアフレコで感じた葛藤を告白。上白石が「なんかあったんですか?」と尋ねると、「やめろよ。なんかあったみたいな書かれ方しちゃうだろ」と返して笑いを誘った。さらに、「相手を思っているからこそ言いたい気持ちと、でもそれによって自分が何か思われたら嫌だっていう狭間の気持ちは、世界中どこにでもある気持ちだし、年齢も問わない。自分の気持ちを伝えるのはすごく難しいし、自分が伝えたいことと同じ思いを相手に受け取ってもらうのは難しいなと思いながら、そういうのも勉強させてもらいました」と語ったウエンツ。アフレコしている際に「もうちょっとオリジナル版だとテンション高いよ」、「ずっと暗いんだけど」などと指摘されたことも明かし、「僕が落ち込みすぎてたんでしょうね。『だって言えないんだもん』って言いながらやっていました」と振り返った。
2020年10月03日●アニメ声優で演技力と歌唱力を発揮舞台の勉強をするためイギリス・ロンドンに1年半留学し、今年3月に帰国したタレントのウエンツ瑛士。ブランクを感じさせないトークで帰国直後からさまざまなテレビ番組で活躍し、9月には帰国後初舞台に挑んだ。アニメ映画『トロールズ ミュージック★パワー』(10月2日公開)では吹き替えに挑戦し、美しい歌声も披露。才能を存分に発揮したウエンツにインタビューし、本作での役作りや留学による変化について話を聞いた。「トロールズ」シリーズの最新作となる本作では、元気いっぱいなポップ族のクイーン・ポピーと仲間たちが、すべての音楽を奪い王国をロックで支配しようとするロック村の女王・バーブに立ち向かい、世界中のハッピーを取り戻すために奮闘する物語。ポピーの幼なじみで、実はポピーのことが大好きなブランチ役を演じたウエンツは、先にレコーディングしていたポピー役の上白石萌音らとの全体のバランスを意識。「ブランチという役柄をうまくつかむのもそうですし、僕は3~4番目くらいにレコーディングをさせていただいたので、周りの方が作られた雰囲気やテンションのレベルにもっていくという作業を丁寧にやりました」と振り返った。ブランチはちょっと内気で気真面目な男の子。「周りのほうがキャラクター的に強く、ブランチは言っていることが真面目で、感情的になることも後半までないので、その中で埋もれないように、わかりやすく感情を表現することを意識しました」と説明。声のみでの演技は、自分が思っている以上に感情を出す必要があるようで、「悲しいセリフだったら、その悲しいという気持ちを膨らませて声をあてました」と明かした。歌唱シーンは、上白石とのハーモニーを大切に。「キャラクターとして歌うというのもそうですし、萌音ちゃんと一緒に歌うということで、相手のことを意識して歌うようにしました。吹き替え版はオリジナル版の直訳でもなく、訳詞であり作詞。その詞を萌音ちゃんと一緒に歌うんだという気持ちを大事にやらせていただきました」と説明し、「歌える喜びをかみしめながらやりました」と語った。9月21日に開催された完成披露イベントでは、上白石、仲里依紗、ミキとともに劇中歌を生披露。「歌う楽しさもそうですし、歌が始まる前のあのドキドキ感は久々だなと思いました。ミュージカルではセリフをしゃべりながら歌に入っていくので緊張せずに歌うことが多いんですけど。この緊張感は久々に味わいました」と振り返った。歌う喜びは歌唱後に実感したという。「こういう状況でなければ、きっと劇場に来てくれた人たちも一緒に歌うということもあったんじゃないかなと想像もしながら。でも今回はリモートでたくさんの方々が歌ってくれたので。一緒に歌うという気持ちを持つと、もっともっと楽しくなるのかなと感じています」と話した。●留学後に生まれた余裕「1個1個の仕事を楽にできるように」本作への参加で学べたことを尋ねると、「いろんな人に会うと勉強になることがいっぱいあるし、たくさんの発見があるので、そういう時間を大切にしていきたいと改めて思いました。また、1つの作品を完成させるというのは本当に大変だと思うんです。オリジナル版から翻訳して、キャストがいて、そして宣伝もあって。その一員になって歯車の一つとして回していく共同作業って楽しいなということも改めて感じました」としみじみ。「コロナ禍において、なんとか完成披露までたどり着いて、そして公開に向けてまた、みんなでテンションを上げていくというチームワークは楽しいです」と語った。留学の経験が生かされたと感じる瞬間もあったのだろうか。ウエンツは「1個1個の仕事を楽に、変に固くならずにという意味で楽にやれるようになったのは、この作品に直結してるかはわかりませんが、生きているかなと思います。また、自分のやれることをしっかりやって、そして周りで何が起きているのか感じることができる、そういった余裕がやっと、少しですが自分に出てきたと感じられるようになったのも、留学の経験がつながっているのかもしれません」と分析した。英語がまったく話せない状態で留学し、語学の習得と舞台の勉強に励んだウエンツ。現地で活動する日本人俳優とともに、脚本家や演出家を自分たちで探し、全編英語の2人芝居の公演も実現させた。留学して大きな挑戦を成し遂げたからこそ、余裕をもてるようになったということだろうと思ったら、「あんまり挑戦をしたという意識はない」とのこと。「ただ、すごく無になれた。僕は4歳から仕事をしているので、仕事をしないというのは人生初めてで。1年半、仕事のことを考えず、自分自身の人生や、家族、友人、大好きな人など、そういうものについて3歳以来に考えることができたというのは、経験したことのない時間でした」と振り返った。そして、「『仕事をいただいているのに断るのは』という思いがあったからそういう時間を今まで取らなかったし、仕事をこなしていけば何かしら自分が変わってくると思っていましたが、停滞する時期も感じていたので」と留学に踏み切った理由に触れつつ、「すべてのことを仕事に直結して考えていましたが、その考え自体を変えるというか、自分の人生は仕事だけではないし、まず自分自身をしっかり保ち、自分自身が何者で、自分が何に幸せを感じていて、自分の人生をどういう風に生きていくんだ、ということを考えるようになりました」と変化を明かした。●留学先でできた友達によって「改めて自分のことを再認識」留学して、タレントとしてのウエンツを知らない、普通の友達ができたことで、新たな気づきもあったという。「日本では自分のことを知らない人がなかなかいない。みなさんいろんなイメージを持たれているし、その中で本当の意味で利害関係のない関係性を作るのがなかなか難しい。向こうに行って、本当に何でもない普通の友達ができて、改めて自分のことを再認識できた部分がたくさんあり、思い直すこともいっぱいありました」そうやって自分と向き合う中でどのような結論にたどり着いたのか尋ねると、「仕事にとらわれすぎないで仕事をすると、何に対しても幸せを感じられるんだなと感じました」と告白。「いろんなジャンルの仕事をやらせてもらっていて、先日舞台に立ってみて本当に舞台やりたかったんだなと思いましたし、役を演じている瞬間がすごく幸せだなと改めて思いましたが、その中で、仕事と、自分がほかに大切にしている家族などとのバランスをちょっと見直すだけで、仕事が大好きに変わったり。依存しているのは自分自身だけで、ほかのものには何も依存してないという自分を今、作れている気がして、それだけですべてに対してもっともっと幸せを感じられるようになりました」と明かした。一度仕事と距離を置いて仕事以外のこともちゃんと考えるようになったことで、いい距離感で仕事と向き合えるようになったという。「仕事に注いでいる力は変わりませんが、一歩引いたところから、俯瞰から仕事に取り組めるように。また、仕事の中でちょっと難しいなと思う部分やストレスを感じる部分を取り除く余裕もできました。そうやって少しずつシフトしていっていることが、逆に仕事にいい影響を与えているなと感じます」と語った。仕事とプライベートを自分でコントロールできるようになり、より幸せを感じられるように。パワーアップしたウエンツの今後の活躍が楽しみだが、「何がしたいというのが出てこない」とのこと。「一個一個の仕事にすごく満足しているし、いただく仕事の中で自分が全力を発揮できて、その中の歯車になれるものであれば、そんなにこだわりがなくて。目指すものがないというのが正直なところです」と打ち明け、「それが良いか悪いか今はわからないので、また半年後か1年後くらいに取材に来てください!」と笑った。■ウエンツ瑛士1985年10月8日生まれ、東京都出身。1989年に4歳でモデルとして芸能活動を始め、劇団四季のミュージカル『美女と野獣』(1994年)で俳優デビュー。1995年から5年間にわたってNHK教育テレビ『天才てれびくん』にレギュラー出演。ドラマや映画、舞台で俳優として活動する一方、トーク力を生かしてテレビ番組でも活躍。小池徹平との音楽ユニット・WaTとしても人気を集めた。2018年10月から1年半、舞台の勉強をするためイギリス・ロンドンに留学。今年3月に帰国し、レギュラー出演している『スッキリ』や『火曜サプライズ』(ともに日本テレビ)をはじめ、多くのテレビ番組で活躍。9月には帰国後初舞台『わたしの耳』に出演した。
2020年10月02日