『ポリス・アカデミー』のラヴァーン・フックスことマリオン・ラムジーが亡くなった。73歳。死因は明らかにされていないが、ずっと病気だったという。亡くなったのはL.A.の自宅だった。ラムジーはフィラデルフィア生まれ。舞台でキャリアを始め、テレビや映画でも活躍するようになった。代表作は1984年の『ポリス・アカデミー』と、その続編。最近ではホラーコメディ映画『ラバンチュラ 全員出動!』に出演している。シンガーソングライターとしても活動した。また、AIDS撲滅のための慈善活動にも情熱を注いでいる。文=猿渡由紀
2021年01月08日ブロードウェイのヒットミュージカル『モンティ・パイソンのSPALAMOT』の映画化を、パラマウントが手がけることになった。この映画化は20世紀フォックスで進められていたが、フォックスがディズニーに買収されて以来、保留になっていたもの。製作準備はかなり進んでおり、監督には舞台劇のコレオグラファー、ケイシー・ニコロウが決まっている。舞台版は、ミュージカル部門と演出家部門でトニー賞を受賞している。舞台劇は1975年のコメディ映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』にもとづくもの。監督はテリー・ギリアムとテリー・ジョーンズ、出演はギリアム、ジョン・クリーズ、グレアム・チャップマンらだった。文=猿渡由紀
2021年01月07日ティファニー・ハディッシュがSF映画に主演することになりそうだ。現在、交渉の最終段階にあるという。タイトルは『Landscape with Invisible Hand』。原作は小説で、ブラッド・ピットのプランBとアンナプルナが共同で映画化権を買った。アメリカではMGMが配給する。監督は『バッド・エデュケーション』のコリー・フィンリー。舞台は、エイリアンが地球を支配した近未来。エイリアンが持つ、人件費を節約できるテクノロジーのおかげで仕事がなくなり、生活に困ったティーンエイジャーは、自分の恋人の熱い様子を放映してエイリアンの人気を得る。しかし、ある時、恋人同士は破局の危機を迎え、どうするべきかと頭を悩ませるという物語らしい。ハディッシュの次回作は、コロナ禍で撮影を終えたポール・シュレーダー監督のスリラー『The Card Counter』と、ニコラス・ケイジと共演するコメディ『The Unbearable Weight of Massive Talent』。文=猿渡由紀
2021年01月06日L.A.でコロナ感染がこれまでにない拡大を見せているのを受けて、俳優組合、プロデューサー組合、共同政策委員会などが、南カリフォルニアにおけるインディーズ映画、テレビ、コマーシャルなどの制作を一時停止するよう提言した。メジャースタジオや大手配信サービスは、すでに今月半ばまで制作を中止している。撮影現場では週に複数回のCPR検査を実施しているが、それでも人が集まる以上、危険は避けられないのと、医療が逼迫する中、スタントで事故が起きた場合などにすぐ手当が受けられるのか不安があるというのが主な理由だ。L.A.では、現在、ICU病床がほぼ100%埋まっている状態。俳優組合は、組合員に対し、これからの5、6週間は、仕事の誘いがあっても受けず、家にいるようにと呼びかけている。文=猿渡由紀
2021年01月05日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のスピンオフ、『Furiosa』の北米公開日が2023年6月23日に決定した。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でシャーリーズ・セロンが演じたフュリオサのオリジンストーリーで、主演はアニヤ・テイラー=ジョイ。ほかにクリス・ヘムズワース、ヤーヤ・アブドゥル=マーティン2世の出演が決まっている。監督、脚本はジョージ・ミラー。撮影はオーストラリアで行われる。テイラー=ジョイの最近作は、Netflixの『クイーンズ・ギャンビッド』。このミニシリーズはアメリカで配信アクセスのトップ10に入るヒットとなっている。文=猿渡由紀
2020年12月25日今年5月にワーナーメディアがデビューさせた配信サービス、HBO Maxが、『SEX AND THE CITY』の復活を企画しているようだ。オリジナルの番組はプレミアムケーブルチャンネルのHBOが6シーズンにわたって放映したが、今回は配信のみで、ケーブルチャンネルの方では扱わないという。HBOに加入している人は、追加料金なしでHBO Maxにアップグレードできるのだが、いまだにそれをしない加入者が非常に多く、それらの人たちを奨励する手段とも考えられる。鍵となるのは、キム・キャトラルが出演に同意するかどうかだろう。テレビシリーズの後、映画が2本作られたが、3本目はキャトラルが出演を拒んだことから撮影間際になってキャンセルされているのだ。サラ・ジェシカ・パーカー、シンシア・ニクソン、クリスティン・デイヴィスは興味を示しているとのことである。HBO Maxは現在アメリカだけのサービス。来年末までにはヨーロッパの一部で開始する予定。文=猿渡由紀
2020年12月24日ジェイソン・ブラムのプロダクション会社ブラムハウスが『New York Times』の記事の映画化権を取得した。ほかにも16社以上が名乗りを上げる中、見事に勝ち取ったという。記事は、メキシコの女性のリベンジ物語。この女性の20歳の娘は麻薬カルテルに誘拐され、女性は言われるままに身代金を払ったにもかかわらず、娘は殺されてしまった。警察がまるで頼りにならない中、女性は、変装するなどしてカルテルに近づき、娘を殺した人間をひとりずつ警察に知らせ、逮捕に導いていくが、最後に彼女は殺されてしまう。ブラムハウスは低予算のホラーやスリラーをスマッシュヒットさせることで有名。この実話をどの監督に任せ、どんな作品に仕上げていくのかが注目される。文=猿渡由紀
2020年12月23日L.A.映画批評家協会賞が発表された。作品部門に輝いたのはスティーブ・マックイーンの『Small Axe』。次点はクロエ・ジャオの『ノマドランド』だった。監督賞はこの逆で、ジャオが受賞、マックイーンが次点。男優賞は『マ・レイニーのブラックボトム』のチャドウィック・ボーズマン、女優賞は『Promising Young Woman』のキャリー・マリガン。ドキュメンタリー賞は『Time』、アニメ賞は『ウルフウォーカー』だった。一足先に賞を発表したニューヨーク映画批評家サークルは、作品賞を『First Cow』、監督賞をジャオ、男優賞を『ザ・ファイブ・ブラッズ』のデルロイ・リンドー、女優賞を『Never Rarely Sometimes Always』のシドニー・フラニガン、アニメ賞を『ウルフウォーカー』に与えている。文=猿渡由紀
2020年12月22日フローレンス・ピューが『The Maid』に主演することになった。原作は2022年に出版予定の小説。ピューが演じる主人公はホテルに勤務するメイドで、客室を掃除する間に、いろいろなゲストの秘密を知っていく。そんな設定の中、アガサ・クリスティ風の「この中の誰がやったのか」という殺人ミステリーが展開するようだ。原作者のニタ・プロウズはカナダの出版社のバイス・プレジデント。ピューはプロデューサーも兼任する。監督は未定。ピューは『ストーリー・オブ・マイ・ライフ / わたしの若草物語』で今年のオスカーにノミネートされている。文=猿渡由紀
2020年12月18日エミール・ハーシュとケイト・ボスワースが『The Immaculate Room』で共演することがわかった。スリラー映画で、監督と脚本を兼任するのはムクンダ・マイケル・デュウィル。真っ白な部屋に50日間とどまることができたら500万ドルの報酬をもらえるという心理実験に参加した夫婦が、思わぬことに直面していくという物語らしい。ほかにアシュレイ・グリーンが出演する。撮影は、コロナ対策ガイドラインを守りつつ、現在進行中。ハーシュとボスワースは、今年配信リリースされた犯罪アクション『Force of Nature』でも共演している。文=猿渡由紀
2020年12月17日ロビン・ライトの長編映画監督デビュー作『Land』が、来年2月12日に北米公開されることになった。コロナの影響で、今年は2月28日までにリリースされた作品がオスカーの対象になる。このタイミングでの公開は、オスカー狙いと位置付けされていると想像される。ライトは主演も兼任。共演はデミアン・ビチル。ライトは、Netflixの『ハウス・オブ・カード 野望の階段』で監督経験がある。アメリカでは、ニューヨーク、L.A.、サンフランシスコなど主要な都市で、まだ映画館がオープンしていない。ワクチン接種がいよいよ始まったものの、まだ一般まで回ってこない2月にこの状況に変化があるかどうかは明らかでない。文=猿渡由紀
2020年12月15日ヨーロッパ映画賞の作品賞に、デンマークの『Another Round』が選ばれた。今作ではさらにトマス・ヴィンターベアが監督賞と脚本賞(共同脚本家と一緒に受賞)、主演のマッツ・ミケルセンが男優賞を受賞している。この映画はロンドン映画祭、サンセバスチャン映画祭でも受賞しており、次のオスカーでも健闘しそうだ。女優賞は『Undine』のパウラ・ベーア、ドキュメンタリー賞はルーマニアの『Collective』が受賞した。文=猿渡由紀
2020年12月14日アイドルグループ・AKB48の柏木由紀が9日、峯岸みなみの公式YouTubeチャンネルにゲスト出演し、指原莉乃から受けた影響を語った。「【15周年】二人でAKBについて語ったらやっぱりゆきりんは凄かった」と題して公開された動画で、峯岸は柏木について「自分にしか興味がないのかなと思っていた」としつつ、「めちゃくちゃ後輩に自分の考えを伝えてあげていて、昔のゆきりんとは人が変わった」と褒めた。柏木によると、変わったきっかけとして「さっしー(指原)が大きい」と述べ、「さっしーがAKBの先陣を切っていた時代があるわけじゃない。さっしーが後輩にずっと言ってくれてたの。それを横で(自分が)付け加えるみたいな」と振り返った。さらに柏木は「さっしーがいよいよいなくなるとわかってから、さっしーにはもちろん及ばないけど『やらなきゃ』というのがあって。なんとなく役目をやるようになったかも」と明かした。峯岸は「すごい納得だわ。私はさっしーがトップの時代にAKBの選抜メンバーとしてあまり関われなかったんだよね。(柏木が)『さっしーがいないならやんなきゃ』ってなったときに、私が卒業発表もあって合流した感じ。気付いた時にゆきりんが先頭だったから、それでびっくりしたんだなって理解できた」と述べ、「この間の『Mステ』のときも、楽屋でゆきりんが『とりあえず元気にやろう!リハの何倍もやろう!』みたいに言ったら、本当に見違えるほどよくなったからすごい感動しちゃった」と回想した。
2020年12月13日コロナのワクチンに大きな期待が寄せられる中、開発競争の舞台裏を描くドキュメンタリーが進行していることがわかった。タイトルは『Race for the Vaccine』。製作するのはCNNフィルムズとBBC。監督は、元ウィルス学者でフィルムメーカーのイギリス人キャサリン・ゲールと、医療ジャーナリストでフィルムメーカーのアメリカ人ケイレブ・ヘラーマンが共同で行う。ナレーションは、CNNの医療コレスポンダントで医師のサンジェイ・グプタが担当する。来年春、アメリカではCNN、イギリスではBBC Twoが放映する予定。文=猿渡由紀
2020年12月11日ジェレミー・アイアンズが、リドリー・スコット監督の『Gucci』に出演することになった。実話にもとづく犯罪ドラマで、主演にはレディ・ガガが決まっている。ガガの役はマウリツィオ・グッチの妻パトリツィア・レジアーニ。マウリツィオはアダム・ドライバーが演じる。アイアンズの役は彼の父ロドルフォ・グッチ。ほかに、ジャレド・レト、アル・パチーノ、ジャック・ヒューストンが出演する。公開は来年11月の予定。アイアンズの最近作はテレビドラマ『ウォッチメン』。文=猿渡由紀
2020年12月08日ジェイソン・ステイサムが『Small Dark Look』への主演を検討しているようだ。ロンドンのロシア系マフィアについての犯罪映画で、監督は『ヒトラーの忘れもの』のマーティン・サントフリート。脚本は『大天使のパスポート』のスティーブン・ナイトが執筆した。製作配給はフォーカス・フィーチャーズ。ステイサムの次回作は、ガイ・リッチー監督の『Wrath of Man』。共演はジョシュ・ハートネット、スコット・イーストウッド。北米公開予定は来年1月だが、コロナ禍でどうなるか不安もある。文=猿渡由紀
2020年12月07日ワーナー・ブラザースが、来年公開の映画17本すべてを、劇場公開と同時に自社の配信サービスHBO Maxでも配信すると発表した。この中には、『Suicide Squad』『Matrix 4』『Dune』などの超大作も含まれる。HBO Maxでの同時配信は31日間だけで、その後も劇場では上映を続ける。ワーナーは、パンデミック中の特別対応と言っているが、一度観客がこのモデルに慣れてしまった後、再び以前のように戻るかどうかは疑問。劇場主に、この件について事前の相談はなかったとのことである。これを受けてHBO Maxの会員は大きく増えることが期待される。いよいよ、配信が中心の時代がやってきそうである。文=猿渡由紀
2020年12月04日娘を裏口入学させた罪で刑務所入りをしたフェリシティ・ハフマンが、テレビドラマで女優に復帰することになった。放映するのはメジャーネットワークのABC。実話にインスピレーションを得たコメディで、ハフマンの役は野球チームのオーナー。野球好きなダウン症の息子役を、「ザ・ピーナッツバター・ファルコン」のザック・ゴッドセイゲンが演じる。タイトルはまだ決まっていない。ハフマンは、長女を名門大学に入れるため、お金を払ってテストの点数を水増ししてもらうよう手配をした。長女本人は、そのことをまるで知らなかったという。ハフマンは14日の実刑判決を受け、11日で出所した。長女はその後、自力でピッツバーグのカーネギーメロン大学に入学を果たしている。文=猿渡由紀
2020年12月01日イギリス人俳優デビッド・プラウズが亡くなった。85歳。オリジナルの『スター・ウォーズ』三部作のダース・ベイダー役で最も知られていた。ただし、声はジェームズ・アール・ジョーンズが担当し、彼のものではない。ブリストル出身。身長198cm、元ボディビルダー。ジョージ・ルーカスは、『時計じかけのオレンジ』に出演していた彼を見て、ダース・ベイダーとチューバッカのオーディションを受けてもらいたいとオファーしている。結果、ダース・ベイダーは彼に、チューバッカは身長220cmのピーター・メイヒューに決まった。メイヒューは、昨年4月に亡くなっている。1963年に結婚した妻との間に3人の子供を持つ2015年には、プラウズについてのドキュメンタリー『I Am Your Father』がスペインで公開された。翌年の東京国際映画祭でも上映されている。文=猿渡由紀
2020年11月30日イタリア人女優で脚本家のダリア・ニコロディが亡くなった。70歳。娘アーシア・アルジェントがインスタグラムで明らかにしたもの。ニコロディは、夫ダリオ・アルジェントと『サスペリア』(1977)の脚本を共同執筆した。出演もする予定だったが、撮影前にケガをして断念している。他に、アルジェントが監督する『インフェルノ』(1980)、『フェノミナ』(1984)、『オペラ座/血の喝采』(1988)などに出演した。最近では2018年のルカ・グァダニーノ監督版『サスペリア』に出演している。1950年フィレンツェ生まれ。60年代にローマに移住し、テレビ出演を経て映画に進出。1973年、彫刻家マリオ・セロリとの間に長女アナを授かるも破局。1974年にアルジェントと出会い、1975年、アーシアを授かった。アルジェントとは1985年に破局。長女アナは1994年に車の事故で亡くなっている。文=猿渡由紀
2020年11月27日ジェシカ・チャスティンがプロデュースする女性のスパイ映画『355』の公開が、1年延期されることになった。新たな公開日は2022年1月14日。当初の予定は2021年1月15日だったが、再びコロナ感染が拡大し、世界中で劇場が閉まっているのを受けてのこと。アメリカで最も重要なロサンゼルスとニューヨークシティでも、当分、映画館が再開する目処は立っていない。出演はチャステインのほか、ルピタ・ニョンゴ、ペネロペ・クルス、ダイアン・クーグラー、ファン・ビンビン。彼女らが演じるスパイはライバルだったが、第三次世界大戦が起こる危機を目前に、お互いと協力し合うことになる。監督はサイモン・キンバーグ。文=猿渡由紀
2020年11月24日アンジェリーナ・ジョリーが、ドン・マッカリンの伝記映画を監督することになった。タイトルは『Unreasonable Behaviour』。マッカリンの自伝の映画化で、マッカリンはエグゼクティブ・プロデューサーも務める。現在、グレゴリー・バークが脚色作業を行なっているところだ。マッカリンはベトナムやカンボジアから戦地の悲惨な状況を世の中に伝えたイギリスの戦争写真家。2012年には彼についてのドキュメンタリーも公開されている。マッカリンは、ジョリーがカンボジアで撮影した映画『最初に父が殺された』を見て、彼女が監督にふさわしいと思ったようだ。今作はジョリーの監督4作目となる。ジョリーの次回出演作は、マーベルの『エターナルズ』。文=猿渡由紀
2020年11月20日ブルース・ウィリスが『American Siege』に主演することになった。アクションスリラーで、ウィリスの役は、オレゴン州の小さな街の保安官になった元ニューヨーク警察の刑事。監督はエドワード・ジョン・ドレイク。ドレイクとウィリスは、最近、『Cosmic Sin』『Apex』でも組んだばかり。この2本はすでに撮影を終えている。『American Siege』はジョージア州とカナダで撮影される。ウィリスの最近作は、8月にアメリカで配信リリースされたアクション映画『Hard Kill』。文=猿渡由紀
2020年11月19日スコット・イーストウッドが『Dangerous』に主演することになった。アクションスリラーで、監督は『ソウ5』のデビッド・ハックル。イーストウッドが演じるのは、人生をやり直すべく離れ島に移り住んだ男性。だが、そこには強力なギャングがおり、自分の身を守るために戦うという物語らしい。共演はメル・ギブソン、タイリース・ギブソン、ファムケ・ヤンセン。撮影は今月、カナダで始まる。イーストウッドの次回作は、ガイ・リッチー監督の『Wrath of Man』。共演はジェイソン・ステイサムとジョシュ・ハートネット。文=猿渡由紀
2020年11月13日ジェニファー・ロペス主演の『Marry Me』の北米公開が、来年のバレンタインデーから3カ月遅い5月14日に延期された。ロマンチックコメディで、お相手役はオーウェン・ウィルソン。ロペスが演じるのは大人気シンガーで、オリジナル曲もある、音楽の要素がたっぷりの映画だという。ウィルソンが演じるのは数学の先生。ほかにジミー・ファロン、サラ・シルバーマンが出演する。原作はグラフィックノベル。監督はキャット・コイロ。ロペスの最近作は、今年2月に日本公開された『ハスラーズ』。文=猿渡由紀
2020年11月11日『クワイエット・プレイス』のスピンオフ映画が作られることになった。監督と脚本を担当するのは、『ミッドナイト・スペシャル』『ラビング 愛という名前のふたり』のジェフ・ニコルズ。内容は明らかになっていないが、1作目ではなぜモンスターがやってきたのかなど説明されていない部分も多く、ストーリーを広げる余地はたっぷりありそうだ。1作目と2作目の監督はジョン・クラシンスキー。2作目は今年3月の北米公開が予定され、プレミアも済ませていたが、コロナがアメリカを直撃し、来4月に延期になっている。文=猿渡由紀
2020年11月10日コリン・ファースが『New York Will Eat You Alive』に主演することになった。デジタルコミック『Zombie Brother』を映画化するもので、監督は『ロマンティックじゃない?』のトッド・ストラウス=シュルソン。原作のデジタルコミックはこれまでに280億以上のアクセスがある人気を誇っている。プロデューサーにはチャニング・テイタムも名を連ねる。ファースの最近作は今年のオスカーに候補入りした『1917 命をかけた伝令』。次回作の2本『Operation Mincemeat』『Mothering Sunday』は、すでに撮り終えている。文=猿渡由紀
2020年11月09日ザック・エフロンが『Gold』に主演することになった。スリラーで、監督は俳優のアンソニー・ヘイズ。ヘイズは脚本の共同執筆もし、出演もする。主人公は見知らぬふたりの男性。彼らは砂漠で偶然、巨大な金塊を発見、それを掘るためにひとりが道具を探しに行き、その間、もうひとりが残って守ることにする。しかし、残ったほうは、思いのほか多くの危険に晒されるという物語らしい。撮影は今月、オーストラリアでスタートの予定。エフロンの最近作は、アニメ映画『Scoob!』。同作品は劇場公開予定だったが、コロナのため、アメリカではHBO Maxで配信リリースされている。文=猿渡由紀
2020年11月06日今月18日から21日にかけて開催されるはずだったチェコのカルロヴィ・ヴァリ映画祭が、新型コロナを受けてキャンセルされた。この日程自体も、本来7月だったものを延期した結果で、規模も縮小していた。しかし第2波がヨーロッパを襲い、イギリスやフランスで再度ロックダウンが実施される中、今年の開催は諦めざるを得なくなった。アメリカでも、毎年アワードシーズンの真っ最中に行われるパーム・スプリングス映画祭がキャンセルになっている。昨年、コロナがアメリカを襲った直後にキャンセルを強いられた3月開催のサウスバイ・サウスウエストは、早くも来年はヴァーチャルで実施すると決めている。文=猿渡由紀
2020年11月05日AKB48の柏木由紀が2日、YouTube公式チャンネル「ゆきりんワールド」で、動画「【緊急】皆様、助けてください。」を公開。体調の異変を訴え、視聴者からは心配の声が寄せられている。柏木は「聞いてほしいことがある!」と切り出し、「めちゃくちゃ困っていることがあって。手のしびれが止まらないの」と報告。半年前、走っている時に手のしびれを感じ、担当医からは「寝てる時に脇を圧迫して、しびれてるんだと思います」と薬を処方され、症状は改善した。ところが最近、携帯ゲームをやっていると左手親指の操作がままならない状態に。柏木は、「これって何科に行けばいいの?」と問いかけ、「もしかしたらお医者さんがいるかもしれない」と視聴者の中に医師がいることを期待して今回の告白に至ったようだ。「病院はもちろん行くんですけど」と前置きしつつ、「私の今の症状は左手がしびれてる。でも、ずっとじゃないの。特に寝る前、横になった時とか、お風呂の時とか。気づいたらなってる。ちょっと(指の)力が入りづらい」「特にこの辺(指先)がしびれてる」と詳しく説明。さらに、「もう1つあるの」と続け、「苦しいの! ここが!」と首元にも違和感がある様子。「1週間ぐらい前に首を寝違えちゃった。その時、上を向けなくなって、サプリを飲む時に上を向けなかったから、そのまま口に入れてそのまま飲んだの。そしたら、めちゃくちゃ苦しくて」「1週間経った今も苦しい。しかも、首絞められるくらい苦しいのが1日に何回かやって来る」と語った。「困ってる! 真剣に! YouTubeの使い方って、こういうのもありなんじゃないか」「何か知っていることがあればコメントに残してほしい。私の予想は『早く病院に行ってください』『YouTube撮ってる場合じゃない』だと思うんだけど、お願い! もし何かあったら。『何科に行った方がいい』とか『私もこういう経験ありました』とか」と切実な思いを伝える柏木。コメント欄には様々な助言のほか、ファンからの心配の声も多数寄せられている。
2020年11月03日