菅原一秀議員が(57)が10月25日、安倍晋三首相(65)に経済産業相を辞任すると伝えた。国会議員秘書給与法や公職選挙法に抵触するような疑惑が報じられている菅原議員。しかし報道について「国会で説明する」と話した直後の辞任表明に、非難する声が後を絶たない。菅原議員は週刊文春10月17日号で自身の秘書に対し「うちの事務所の事情分かるでしょ。寄附してくださいよ。領収書も出すから」などと話し、給与を事務所に上納するよう要求した疑いがあると報じられた。国会議員秘書給与法では「何人も、議員秘書に対して(略)寄附を勧誘し、又は要求してはならない」と定められており、抵触する恐れがあるという。さらに菅原議員が過去にメロンを選挙区内の有権者に贈っていたという疑惑も、お礼状やリストなども掲載された上で同誌10月24日号で報じられた。一連の報道に対し菅原議員は11日の衆院予算委員会で「秘書に対して寄付の勧誘、要求といったことはございません」と返答。さらに15日には「有権者にメロンやカニを配ったのか」という質問に「いま確認している」などと応じていた。そういった報道の続くなか、17日にある町会の元会長の通夜が営まれた。そこに菅原氏の公設秘書が参列し、公職選挙法によって禁じられているにも関わらず香典を持参していたと23日に文春オンラインが報じた。同サイトは公設秘書が香典を手渡す瞬間の写真も掲載している。すると24日、各メディアによると菅原議員は記者団に「明日、国会で説明する」と経産省で表明。そのため立憲民主党・安住淳国対委員長(57)は同日、自民党・森山裕国対委員長(74)と会談。菅原氏に翌日の衆院経産委で説明責任を果たすよう求めていた。しかし25日、菅原氏は突然辞表を提出した。その理由について「私の問題に関して国会が停滞する、法案審議ができないということは私の本意ではありません」などと説明。「任期途中で経済産業大臣の職を辞することは慚愧(ざんき)に堪えない思い出ありますが、この点、おわびを申し上げたいと思います」と陳謝し、「事実関係をよく確認いたしまして説明責任を果たしていきたい」とコメントした。しかし、会見自体は4分弱で終了。秘書が香典を出したことは認めたものの、詳細については語らなかったという。「国会で説明する」としながらも、結局は詳細について語ることなく「国会が停滞するということは私の本意ではない」などと話し辞表を提出した菅原議員。24日には、自身の大臣就任時にブログで「政治の師であり、人生の師」とも表現した菅義偉官房長官(70)が「菅原氏自身が必要な説明をすべきだ」と記者会見で述べていたが――。その説明責任を果たさない姿にネットでは非難の声が上がっている。《大臣辞めて終わりじゃないから この疑惑は、一国会議員としての問題 まず説明責任をして、議員辞職》《説明しないで辞任は絶対やめてほしい。国民が疑問に思ってることの一つだからそれだけは避けてほしい》第2次安倍政権以降、閣僚の辞任は今回で9人目となる。甘利明議員(70)、稲田朋美議員(60)、小渕優子議員(45)といった元大臣らと同じく、菅原議員も大臣を「辞任」したものの議員を「辞職」したわけではない。「菅原議員は16年にも週刊文春で疑惑が報じられています。当時27歳だったある女性に『女は25歳以下がいい。25歳以上は女じゃない』『子どもを産んだら女じゃない』といった女性蔑視の発言をしたというのです。さらにその女性とは衆院議員運営委員会に『政治経済事情視察』と嘘をついてハワイ旅行に出かけていたとも伝えられました。菅原議員は『本人が公衆の前に出てくれば冷静に判明できます』『出てきて下さい。そのA子さん』などと回答していました」(全国紙の記者)問題や疑惑の絶えない菅原議員には、当初から大臣への起用を疑問視する声が上がっていた。各メディアによると25日に安倍首相は菅原議員の辞任について「任命責任は私にあり、こうした事態になってしまったことに対して、国民の皆様に深くおわび申し上げます」と話し、後任に梶山弘志議員(64)を登用すると発表したという。しかし「任命責任」というフレーズに、こんな声が上がっている。《「任命責任は私に」って何度繰り返してるんだ。その責任を一度でも取ったことがあるのか》《「任命責任は私にある(が、責任をとるとは言っていない)」問題。政策や姿勢で示して行く、みたいな「未来志向」な責任の取り方(逃れ方)がよくされる。これ、宿題忘れたけど、明日の宿題はやるつもりです、って小学生が言い訳して通用する?》《菅原一秀さんの任命責任は総理大臣にあるし、当選責任は有権者にある。物をもらった人もいればもらってない人もいるけど、もらった人がいてこそ菅原一秀さんの当選はある。このように有権者のレベルがちゃんと反映されている》
2019年10月25日元NGT48・菅原りこ(18)の所属事務所が「エイベックス・マネジメント」に決定したと7月10日に発表された。ネットではエールが上がっている。日刊スポーツによると菅原は「NGTで学んできたことを、違う世界で生かしていきたいと思いました。さっぱりと一皮むけますという気持ちで、頑張っていこうと決めました」とコメント。目標とする人物に、同じくAKBグループ出身で所属事務所の先輩でもある川栄李奈(24)の名を挙げたという。同日、Twitterで新事務所を発表した菅原は《これから携わってくださる沢山の方々にご指導をいただきながら、歌やダンスを中心に色々な事に挑戦し、多方面でも活躍出来るよう精一杯頑張ります》とコメント。同ツイートは投稿9時間ほどで2.5万件もの“いいね”を記録している。菅原は5月、山口真帆(23)や長谷川玲奈(18)とともに「太陽は何度でも~菅原りこ・長谷川玲奈・山口真帆 卒業公演~」で多くのファンに見送られながら卒業した。山口は同月、天海祐希(51)や唐沢寿明(56)らが所属する事務所「研音」に所属が決定。長谷川も6月、声優を中心とした事務所「クロコダイル」への所属が決まったばかり。これで山口とともに卒業したメンバーすべての「これから」の拠点が決まったことになる。Twitterでは、新たな門出を迎えた3人の健闘を祈る声が上がっている。《それぞれ所属する事務所が決まりましたね。おめでとうございます。どんな困難であっても支え合うことを忘れなかったあなたたちがこれから更に活躍することを心から応援しています》《全員の事務所が決まって、本当に嬉しい。みんなの可能性が潰れなくて、本当に良かった》《沢山の思い出をくれた大切な子たちです 幸せな未来が待っていますように》
2019年07月10日菅原文太『木枯らし紋次郎』シリーズ、『まむしの兄弟』シリーズなど、50年以上に渡り数々の娯楽大作を世に送り出してきた中島貞夫監督の20年ぶりの長編時代劇で、高良健吾が主演を務める『多十郎殉愛記』。この度、本作の本編映像が解禁となった。主人公・多十郎役を務めるのは、『横道世之介』『万引き家族』などに出演、2019年も『カツベン!(仮)』『葬式の名人』など数々の出演を控えており、目覚ましい活躍を見せている高良健吾。本作では、初の本格的な“ちゃんばら”に挑んでいる。相手役のおとよを演じるのは、『ツバキ文具店~鎌倉代書屋物語~』『ピース オブ ケイク』『深夜食堂』で演技が評価され、主演女優賞を受賞した経歴を持つ若手実力派女優の多部未華子だ。そのほか、多十郎の弟・数馬を木村了、“維新の三傑”の一人・桂小五郎を永瀬正敏、多十郎の前に立ち塞がる最強の敵・溝口蔵人を寺島進が演じる。本作では日本映画界のレジェンド・中島貞夫監督が20年ぶりにメガホンをとり、中島監督の一番弟子である熊切和嘉も監督補佐として参加した。今回解禁された本編映像は、高良さん演じる多十郎がすりこぎ一本で悪漢を撃退する男気溢れるシーン。自身が切り盛りする小料理屋で横暴な岡っ引きに絡まれ、店の娘を気丈に守ろうとするのは多部さん演じるおとよ。膳をひっくり返され、連れの下っ端まで乱入してくるなど店内は騒然。そんな中、一人で静かに飲んでいた多十郎が立ち上がり、暴れまわっていた男たちを瞬く間に叩きのめす。歓喜に包まれる中、おとよは多十郎の背中に縋り付き、張り詰めてきたものが堰をきったかのように泣き出す様子が映し出されている。通常であればおとよが初めて見せた泣きの表情をアップで撮るのが定石であるこのシーン。中島監督は「受け芝居が天才的」と多部さんの演技を絶賛し、あえてワンカットで作り上げたという。『多十郎殉愛記』は4月12日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:多十郎殉愛記 2019年4月12日より全国にて公開©『多十郎殉愛記』製作委員会
2019年04月04日映画『多十郎殉愛記』(たじゅうろうじゅんあいき)が、2019年4月12日(金)より全国ロードショー。“伝説の監督”中島貞夫が東映で20年ぶりの復活。高良健吾を主演に迎え、長編時代劇を描き出す。高良健吾が本格的なチャンバラに挑戦、色気のある“サムライ男子“に映画『多十郎殉愛記』は、俳優・高良健吾が初の本格的なチャンバラに挑んだ時代劇。高良健吾は、ひとたび剣を持てば強さと色気を放つ新ヒーロー“サムライ男子”を熱演する。映画『多十郎殉愛記』の舞台は幕末の京都。高良健吾演じる主人公の清川多十郎は、親の残した借金から逃げるように長州藩より脱藩して、京の都へ上洛してきた。大義も夢もなく、すべてを捨て日々を無為に過ごす毎日。多十郎に惚れ込んだ、悲恋のヒロインは多部未華子そんな清川多十郎の周りを取り囲むのは、2人の人物。根無し草のように生きる多十郎に不思議な魅力を感じ、その身を投げうち惚れ込んでしまう悲恋のヒロイン、おとよ。訳ありの小料理屋で女将として働くヒロイン役は、映画『あやしい彼女』『深夜食堂』に出演した多部未華子だ。多十郎の腹違いの弟・数馬役は、木村了が担当。大志を抱き京へ上り、兄の元へとやってくる若き青年役を演じる。その他、後に“維新の三傑”と呼ばれた桂小五郎を永瀬正敏、多十郎に前に立ち塞がる最強の敵・溝口蔵人を寺島進が演じる。“伝説の監督”中島貞夫20年ぶりの復活監督は、菅原文太「木枯らし紋次郎」シリーズ、「まむしの兄弟」シリーズ、「真田幸村の謀略」など、50年以上に渡り娯楽大作を世に送り出してきた中島貞夫。映画『多十郎殉愛記』で20年ぶりの長編時代劇復活となる。あらすじ幕末の京都。長州脱藩浪人・清川多十郎は大義も夢もなく日々を無為に過ごしている。一途に想いを寄せるおとよの想いに気付きながらも、頑なに孤独であろうとする多十郎。京都見廻組に浪人の取り締まりが強まる中、腹違いの弟・数馬が大志を抱いて、兄の元へとやってくる。その頃、町方からの注進で多十郎の存在を知った京都見廻組は、新撰組に先んじて手柄を立てようと多十郎の捕縛に動き出す。三者三様、それぞれの想いを胸に死闘が繰り広げられる。【作品情報】映画『多十郎殉愛記』公開日:2019年4月12日(金)より全国ロードショー出演:高良健吾、多部未華子、木村了、永瀬正敏(特別出演)/寺島進監督:中島貞夫脚本:中島貞夫、谷慶子
2019年01月20日ダンサーの菅原小春が23日、東京・六本木ヒルズアリーナで行われた「BVLGARI AVRORA AWARDS 2017」ゴールデンカーペットセレモニーに出席した。俳優・三浦春馬との破局質問をタンバリンでかわした。比類なき才能と創造性に輝き、多くの人々にインスピレーションを与える女性を表彰する同アワード。これまでの功績や活動を称えて選出された菅原は、「こん素敵な賞をいただけてうれしいです」と喜び、今後の抱負を聞かれると、「人間っぽくいろいろ人生を表現していきたい」と答えた。菅原は、週刊誌『週刊女性』で俳優・三浦春馬との破局を報じられたばかり。去り際に報道陣から「三浦さんとの破局報道が出てますが…」と質問が飛ぶと、笑顔で手に持っていたタンバリンを振って踊り、無言で立ち去った。今年は菅原のほか、大竹しのぶ(女優)、河瀨直美(映画監督)、蜷川実花(写真家・映画監督)、ヤマザキマリ(漫画家)、芦田多恵(ファッションデザイナー)、野尻命子(裏千家名誉教授・ローマ出張所所長)、伊達美和子(森トラスト代表取締役社長)、毛利悠子(現代美術家)が受賞した。
2017年11月23日女優の二階堂ふみ、アーティストや女優としても輝くコムアイ、そして独自のダンススタイルで国内外から注目される菅原小春ら同世代の3人が、「ボクらの時代」に出演。それぞれの恋愛観、結婚観を語りながら、自ら選択した道をふり返る。「ボクらの時代」は、毎回、様々なジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトーク番組。学者、デザイナー、ビジネスマン、アーティスト、教師、映画監督、タレント、そして政治家まで、一つのジャンルにとらわれることなく、旬で話題の人はもちろん、海外で評価を得ている人、大きな発見・発明を成し遂げた人、日本に感動を与えた人など、多彩な顔ぶれが揃い、司会者を置かず、あくまでゲストの、気負わないトークのみで番組が構成され、人気を博す。7月30日(日)放送回では、“二階堂ふみ×コムアイ×菅原小春”という人気女性陣が出演。異なる分野で活躍する若き3人が、トークに花を咲かせる。12歳で芸能界デビューした、二階堂さん。女優として活躍する中で、焦りや恐怖を感じていた苦悩の時期があったことを告白。「一生勝てない」と語る母親への想いを、出産直前の珍エピソードを交えて披露する。10歳の頃からダンスを始めた海外でも活躍するダンサー・菅原さん。彼女が、「ダンスは、踊れない人のダンスの方がかっこいい」と語る、その理由とは…?そして2人とは対照的に、前向きなコムアイさん。農業に魅了されたという学生時代から、音楽の道へ進んだきっかけとは?さらに、同時に複数人と付き合っていた過去を暴露…!?恋も仕事も自由なスタイルの彼女の生き方に注目だ。それぞれが選んだ道、苦悩、恋愛・結婚観に至るまで、異なる感性を持つ3人が織りなす、赤裸々トークは必見だ。「ボクらの時代」は毎週日曜日7時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年07月29日4月4日号の『週刊女性』によって、かねてより交際が噂されていた人気俳優の三浦春馬さんとダンサーの菅原小春さんの“キックボクシング観戦デート”が報じられて話題となりましたね。この二人は以前から「お似合いのカップル」と言われており、ネットでは恋愛を応援する声も少なくありません。また一方では、人気ジャニーズグループ『嵐』の中核的存在である櫻井翔さんも2017年2月にアナウンサーの小川彩佳さんとの熱愛が報じられましたが、これまた「お似合い」という声が多く上がっています。たしかに、両カップルともお似合いですよね〜。このまま結婚までいってほしいと思っている人も少なくないでしょう。そこで今回は、パピマミ読者の皆さんに『三浦春馬&菅原小春と櫻井翔&小川彩佳アナ、結婚してほしいのはどっち?』という質問をぶつけてみました!あなたはどっちのカップルのほうが応援できますか?●三浦春馬&菅原小春vs櫻井翔&小川彩佳アナ! 結婚してほしいカップルはどっち?・櫻井翔&小川彩佳……60%(84人)・三浦春馬&菅原小春……40%(56人)※有効回答者数:140人/集計期間:2017年3月22日〜2017年3月27日(パピマミ調べ)●櫻井翔&小川彩佳を選んだ理由『お相手の女性は青山学院大学で女子アナでしょ?櫻井くんも慶應義塾大学で高学歴だからお似合いだと思う。ジャニーズタレントだからいきなり結婚は難しいと思うけど、この二人なら幸せになれそうな感じがする』(34歳女性/主婦)『小川彩佳ならギリギリいいかな〜。これで変なバラエティタレントとかが相手だったら嫌だけど、真面目同士うまくやれる んじゃないかな』(38歳女性/販売)櫻井さんは慶應義塾大学を卒業している超インテリ。お相手の小川さんは青山学院大学を卒業しているこれまたインテリです。双方とも家柄もよく、櫻井さんのお父さんは官僚のトップである事務次官を務めていたことが知られていますね。小川さんのお父さんもエリートで、医師であり慶応義塾大学医学部の教授も務めています。まさにエリート同士の恋愛といった感じ。普通、ジャニーズタレントの熱愛が発覚したら炎上騒ぎが起こるものですが、櫻井さんと小川さんの場合はネット上でも「お似合い」という声が多く上がっていました。嵐ではまだ結婚したメンバーがいませんが、櫻井さんが第1号となるのでしょうか。●三浦春馬&菅原小春を選んだ理由『このカップルはなんか嫌な感じしないんですよね(笑)。彼女さんが世界で活躍している凄いダンサーでストイックだから、三浦くんと性格合ってるんだと思う。君に届けから三浦くん好きだったけど、この人ならいいかな〜って感じ』(28歳女性/編集)『こんなこと言うと性格悪いですけど、三浦くんが顔で相手を選んでいない感じがして好感が持てる 。前にツーショット写真が流出したときはショックだったけど、今は幸せになってほしいって思ってる』(31歳女性/販売)三浦さんといえば言わずと知れた人気若手俳優ですが、実は4歳のころから児童劇団に所属していて7歳のときにはNHKのドラマ『あぐり』で子役とデビューしています。三浦さんは現在26歳ですから、児童劇団時代を含めれば演技歴は22年ということになります。そんな三浦さんの持ち味といえば、やはり“爽やかな笑顔”。恋空や君に届けなどで爽やかな好青年を演じ、世の女性の多くを虜にしました。その三浦さんの相手が世界的に活躍しているダンサーの菅原さん。菅原さんは10歳のころからダンスを始め、学生時代に数々のコンテストで優勝する実力派です。今ではアメリカに渡って独特なダンス表現を生み出し、世界的シンガーであるリアーナのバックダンサーに抜擢されるなどそのセンスは世界中で認められています。三浦さんも菅原さんも、ストイックで他人を魅了できる人間同士。そこが「お似合い」と言われる所以なのかもしれません。今後の二人の動向に注目したいですね。----------いかがでしたか?どちらかというと櫻井翔さんと小川彩佳アナのカップルのほうが応援する人が多いようです。櫻井さんは35歳ですから、そろそろ結婚も本格的に考えているのかもしれませんね。嵐初の既婚者となるのか、二人の今後の恋愛に要注目ですね。【参考リンク】・【二択アンケート・結果】三浦春馬&菅原小春vs櫻井翔&小川彩佳アナ! 結婚してほしいカップルはどっち?()●文/パピマミ編集部●モデル/ゆみ
2017年03月28日2月13日よりWOWOWでスタートする連続ドラマW『きんぴか』(毎週土曜日 22:00~ 全5話 ※第1話無料放送)の完成披露試写会が27日、都内で行われ、中井貴一、ユースケ・サンタマリア、ピエール瀧が出席した。同ドラマは、人気作家の浅田次郎が1992年から1998年にわたって発表した小説『きんぴか』シリーズをドラマ化したもの。金よりも出世よりも筋を通して生きたゆえ、組織に裏切られた3人の悪党にスポットをあて、その無念を見てきた老刑事の下に悪党3人が集結して彼らなりの方法で筋を通そうと行動を開始する、というストーリーとなっている。同ドラマでヤクザ役を演じた中井は「ヤクザをやると同級生から『お前らしい』と言われます。だからヤクザなんでしょうね(笑)。どこか基本的なところは任侠というか、そういうものがあると思います」と明かし、「先輩の高倉健さんや菅原文太さんがやっていたヤクザ映画がなくなり、世の中がエンタメに対して厳しくなっています。刑事ものやお医者さん、恋愛ものが多い中、今回はそういう意味でも挑戦でした」とドラマの意義を強調。政権に反旗を翻した元自衛官役のピエール瀧も「各々の憤りがそれぞれのエピソードにあり、後半になるにつれて各々の世界が一つになります。娯楽のチャンネルで異質なものをご覧いただけるのは非常に僕らも楽しみであります」と作品の出来には自信を見せた。WOWOWのドラマと言えば、三上博史主演の『下町ロケット』(WOWOWでは2011年放送)が昨年TBS系で放送されて高視聴率をマークしたが、ユースケ・サンタマリアは「今回もそうなりますよ。その時はこのキャストでぜひとも!」と関係者にアピールしながら「本当に2、3、映画化、そしてシーズン5、6とライフワークになればいいですね。それぐらい楽しい現場でした」と続編に期待。そんなユースケ・サンタマリアと対照的だったのが中井で、「この2人と共演したのは僕が熱望したキャスティングだったけど、ちょっと失敗したかな(笑)。地上波では佐藤浩市、照英、そしてココリコ田中直樹くんで『きんぴか』が放送されると思うので、その節はよろしくお願いします」と笑顔を見せていた。
2016年01月28日ジョニー・デップ、ジョエル・エドガートン、ベネディクト・カンバーバッチら至極の豪華実力派スター俳優たちが集結し、アメリカ史上最悪の汚職事件を描くクライム・サスペンス『ブラック・スキャンダル』。ジョニーの極悪ぶりが話題となっている本作だが、この度、日本が誇るヤクザ映画『仁義なき戦い』をパロディ化した動画がネット上にアップされ、いま注目を集めている。1975年、サウスボストンでアメリカの正義の根幹を揺るがす史上最悪の汚職事件が起きた。マフィア浄化に取り組むFBI捜査官のコノリー(ジョエル・エドガートン)は、イタリア系マフィアと抗争を繰り広げるギャングのボス、バルジャー(ジョニー・デップ)に敵の情報を売るよう話を持ちかける。FBIと密約を交わし、情報屋の立場を悪用して敵対する組織を壊滅に追いやるバルジャー。出世欲の強いコノリーと名声を望む政治家のビリー(ベネディクト・カンバーバッチ)もまた、彼と手を組み権力の座を駆け上がっていく。そう彼らは同じ街で育った幼馴染だったのだ。悪の象徴であるバルジャーにより徐々に取り込まれていくFBI、思惑とは別に欲望の歯車が狂い始める――。本作は、実際にアメリカで起こった「ギャング+FBI+政治家」が密約を結んだ、アメリカ史上最悪の汚職事件を描いたストーリー。2011年に逮捕されるまで10年あまりFBIに追われ、ウサマ・ビンラディンに次ぐ最重要指名手配犯と認定され賞金2億4,000万円にまで膨れ上がった犯罪王・バルジャー役を好演するのは『チャーリーとチョコレート工場』『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』『アリス・イン・ワンダーランド』など様々な役柄に挑戦してきたジョニー。その犯罪王の半生という難しい役どころを演じたジョニーに世界中から絶賛の声が上がっている。そしてマフィア浄化に取り組むFBI捜査官のコノリー役には『ゼロ・ダーク・サーティ』のジョエル、コノリーと名声を望む政治家のビリー役には「SHERLOCK」『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のベネディクト。そのほか、ダコタ・ジョンソン、ケビン・ベーコンなど豪華俳優陣が勢ぞろいしている。そして本作の公開目前にして、注目を集めている映像は、ヤクザ同士が裏切りに裏切りを重ね、抗争を繰り返すヤクザ映画シリーズの名作『仁義なき戦い』をパロディした動画。『仁義なき戦い』のテーマ曲が全編に鳴り響く、感涙モノのファン・メイド予告だ。テーマ曲はもちろん、ザラついた映像で70年代当時を完全再現し、ブレた画のまま止める演出や、達筆なテロップでくりだされる昭和的キャッチコピー数々…ファンが思わず唸ってしまうパロディ演出が満載の映像となっている。また「ワシらの3人の利害は同じじゃ、手を組まんか?」「あのバルジャーが裏の実力者になったらしいのう」「殺りゃええんじゃ」と登場人物のセリフが広島弁になってるところにも注目。ここぞとばかりに仁義なき愛が注ぎ込まれている。さらに「人間じゃナインよ、おどりゃ悪魔じゃ」という被害者の絶叫にバルジャーの高笑い、「FBIに敵の情報を流しゃあ、ワシらの天下よ!」とその危険度MAXな姿は、まるでいまは亡き菅原文太の再来を感じさせるかのよう。ファンによる予告編は定番となっており、これまでも『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の『スター・ウォーズ』版、ゴーカート版、チャリンコ版など、ユニークなアイデアで生まれた映像が続々誕生している。『ブラック・スキャンダル』は1月30日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・スキャンダル 2016年1月30日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2016年01月28日アメリカ史上最悪の汚職事件を描くジョニー・デップ主演『ブラック・スキャンダル』(1月30日公開)の公開を前に、本作と同じ実録ヤクザ映画『仁義なき戦い』をパロディした動画がネット上にアップされ、注目を集めている。『仁義なき戦い』は、ヤクザ同士が裏切りに裏切りを重ね、抗争を繰り返すヤクザ映画シリーズとして愛され続けている名作中の名作。ファンが手掛けた今回の映像は、『仁義なき戦い』のテーマ曲が全編に鳴り響き、ハリウッドの実録ギャング映画『ブラック・スキャンダル』と日本が生んだ伝説の実録ヤクザ映画『仁義なき戦い』を見事にオーバーラップさせた出来栄えとなっている。テーマ曲はもちろん、ザラついた映像で70年代当時を完全再現。ブレた画のまま止める演出や、達筆なテロップでくりだされる昭和的キャッチコピー・惹句(じゃっく)の数々、キャストクレジットの流れ方まで、ファンも思わずうなるパロディ演出が満載だ。さらに、「ワシらの3人の利害は同じじゃ、手を組まんか?」「あのバルジャーが裏の実力者になったらしいのう」などとセリフが広島弁。本作では、ギャングのバルジャー、FBI捜査官のコノリー、大物政治家のビリーの3人が結んだ血の盟約が、イタリアンマフィア対アイリッシュギャングの抗争へと発展するのだが、ジョニー・デップ演じるバルジャーが「FBIに敵の情報を流しゃあ、ワシらの天下よ!」と言い放つ姿は、今は亡き菅原文太さんを連想させる。
2016年01月28日映画『起終点駅 ターミナル』が11月7日(土)に公開を迎え、佐藤浩市、本田翼、尾野真千子らが舞台挨拶に登壇。本田さんがサプライズで、劇中にも登場するザンギ(=唐揚げ)を佐藤さんのためにふるまった。直木賞作家・桜木紫乃の人気小説の映画化。ある事件を胸に、自らを罰するかのように北の大地にその身を留め置く男と、彼に大きく運命を変えられてしまう2人の女性のドラマを描く。佐藤さんは、映画を見終えたばかりの観客を前に「セリフうは多くないですが、演者の表情や居ずまい、監督が心象を切り取ったカットの中で、思いを推し量っていただきたい映画です」と呼びかける。映画後半の法廷でのシーンでは、当初は撮影初日に、時系列を無視してまとめて撮影する予定だったが、佐藤さんは本田さんのために、プロデューサーにそのシーンを最後に撮影することを提案ししたという。佐藤さんはこれについて「さすがに初日での撮影はかわいそう。偉そうですが、できれば北海道ロケが終わったからにしてもらえないかと僭越ながら提案しました」と振り返る。本田さんは、この佐藤さんの気遣いについて「優しさを感じました!」と感激しつつ「最終日になったことで逆に、ここでいいお芝居ができないと、佐藤さんに顔向けできない!」とプレッシャーも感じたと述懐。これに佐藤さんが「ということは、いいお芝居したということ(笑)?」とまぜっかえすと、本田さんは困惑しつつも「多分…(苦笑)」と照れながらもうなずいていた。また、尾野さんと佐藤さんは、本格的な共演は本作が初めてとなったが、こちらはこちらで2人でのシーンの初日に、いきなりラブシーンがあったという。尾野さんは「ちょっと気マズイ!」と本音を吐露。佐藤さんは「会って、いきなり『おはようございます。じゃあ…』という感じで…本当に恥ずかしかったです。ラブシーンは何とも言えず苦手でして…」と百戦錬磨の名優らしからぬ一面をのぞかせていた。映画の中で、佐藤さん演じる完治がザンギ(=北海道のから揚げ)を調理するシーンがあり、その時、実際に佐藤さんの手作りザンギを食べた本田さんが、この日はお返しにとサプライズで料理!佐藤さんは当初、本田さんが自分で料理したということ自体を疑っていたようだが、調理中の写真を見せられて納得。さらに、隠し味として肉を塩麹につけて、二度揚げしたというザンギを食べると「おいしい!冷めててこれだけおいしいのは、二度揚げのたまものですね!」と絶賛し本田さんもホッとした様子だった。佐藤さんは“起終点駅”というタイトルに触れつつ、35年前にこの日の会場と同じ映画館(丸の内Toei)でデビュー作『青春の門』の舞台挨拶を行なったことを述懐。「あの時は菅原文太さんや松坂慶子さんがいらっしゃって、自分は末席にチョコンといました」と時の流れにしみじみと思いをはせつつ「まだまだこれからも映画に携わっていきたい」と力強く語り、会場は温かい拍手に包まれた。『起終点駅 ターミナル』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年11月07日ミュージシャンのスティービー・ワンダー(Stevie Wonder)とダンサーの菅原小春が出演するTDKの新テレビCM「なにかと出会う。なにかが生まれる。」篇が、8月17日(一部地域では22日)よりオンエアされている。磁性技術を強みとするTDKが、磁性材料の特徴でもある“引き寄せ合う力”をテーマに制作した同CM。磁性材料のひとつであるカセットテープで、約30年前に同社のCMに出演していたスティービー・ワンダーと、「EXILE」や「SMAP」、安室奈美恵らなど錚々たるアーティストのライブ・ダンサーを務めてきた菅原小春が起用された。CMでは、白い壁のシンプルな空間でスティービー・ワンダーがキーボードを演奏しながら、73年の大ヒット曲「Higher Ground」を歌唱。その演奏と歌声に合わせて、菅原小春がダイナミックなダンスを繰り広げ、ジャンルの異なる2つの才能が“引き寄せ合った”様が収められている。同作について、スティービー・ワンダーは「まるで親戚のような昔からの顔なじみの仲間たちとの再会、そしてそこに加わる新しい家族のような仲間(菅原小春)の発見、この素敵な組み合わせで、最高な気分です」とコメント。また菅原小春も、「お父さんがスティービー・ワンダーさんの音楽をよく聞いていたので、私の体や耳にも自然と染み付いていました。(今回のCMでは)彼(スティービー・ワンダー)の音になれたらいいなと思います。意気込まずに、自然に楽しんでリアルの音を感じられたらいいなと思います」と語っている。
2015年08月21日押井守監督の実写最新作にして、『TOKYO TRIBE』の清野菜名が初主演するソリッドシチュエーション・スリラー『東京無国籍少女』。この期待の取り合わせに、海外の映画祭から続々と招待オファーが届いていることが判明。それを記念して、劇中では一切“笑わない”清野さんの笑顔がまぶしいメイキングショットがシネマカフェに到着した。舞台は女子美術高等専門学校。かつて天才と持てはやされた生徒の藍(清野菜名)は、事故で怪我を負った影響で心に傷を抱えてしまい、いまでは眠ることもできず、授業もドロップアウト、ただ一人で謎のオブジェを作り続けていた…。そんな藍を、再び学校の広告塔として利用するため全てを黙認し、決して学園の外に出そうとしない教頭(本田博太郎)。特別扱いされる藍を苦々しく思う担任教師(金子ノブアキ)と、嫉妬を募らせる同級生たち。降りかかる執拗なイジメと嫌がらせの中、唯一、彼女の身を案じる保健医(りりィ)にも、藍は心を開かない。やがて、心休まらない憂鬱な日々は、藍の中で目覚めた「なにか」によって崩れ始める…。世界が注目する押井監督の新たなる挑戦とも言える本作。最低限のCGIで役者の身体表現を最大限に活かしたラスト15分のクライマックスは、過去の実写作品とも一線を画す壮絶さと迫力で、観る者を圧倒する。まず、ワールドプレミアとして7月7日(現地時間)に上映されるのは、スイス・ヌシャテル湖畔で行われる「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」。ヨーロッパのファンタ系映画ファンから注目を集めており、「New Cinema from Asia」にて上映される。続く、「ニューヨーク・アジア映画祭」では7月10日に北米プレミア上映。幅広いジャンルのアジア映画に特化した映画祭で、今年は若手俳優に贈られる「ライジングスター賞」に染谷将太が、過去には山田孝之や長澤まさみが選ばれている。また、高倉健、菅原文太へのトリビュート上映が組まれるなど、日本映画も毎年数多く上映されている。さらに、カナダ・モントリオールで行われる「ファンタジア国際映画祭」では、7月21日に上映予定。北米最大級で、昨年は約13万人の映画ファンが参加。親日的な映画祭で、2014年には『太秦ライムライト』が「最優秀監督賞」、『ジョバンニの島』が「最優秀長編アニメーション作品賞」、『るろうに剣心 京都大火編』が「観客賞銅賞」を受賞。また、押井監督には「生涯功労賞」が贈られている。また、アジアを代表するジャンル系映画祭の1つ、韓国の「プチョン国際ファンタスティック映画祭」がアジアプレミアとなる。なお、ワールドプレミアとなる「ヌシャテル国際ファンタスティック映画祭」では、押井監督のこれまでの功績を紹介するショートムービーが制作され、上映される予定だという。<清野菜名コメント>初主演映画が、海外映画祭から招待されているのは大変光栄です。カンヌ映画祭のマーケットで、アクションシーンの映像を観た海外の映画祭や配給会社からのオファーや問い合わせが届いていると聞きました。ラスト15分のクライマックスシーンの撮影の時は、集中力が高まっていくなかで、周囲がゆっくりと動いているような感覚を、初めて感じました。吹き替えな無しのアクションに期待して欲しいです。海外の反応も楽しみですが、日本の皆さんにもぜひご期待いただきたいです!!『東京無国籍少女』は7月25日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月07日深作欣二監督・菅原文太主演の名作『仁義なき戦い』のデジタルリマスター版が、5月13日から24日(現地時間)まで開催される第68回カンヌ国際映画祭にて上映されることが決定した。戦後間もない広島・呉。友人の喧嘩相手を射殺した復員兵・広能昌三(菅原文太)は刑務所に服役、そこで出会った土居組若頭・若杉(梅宮辰夫)と義兄弟の契りを結ぶ。出所後広能は山守組の盃を受け組の下で活躍するが、組の勢力が増すにつれて敵対組織との抗争、また組内部にも抗争が勃発。仁義なき戦いの火蓋が切られた――。2014年11月に81歳で逝去した名優・菅原文太を筆頭に、梅宮辰夫、松方弘樹ら昭和を代表する俳優が集結した本作は、クエンティン・タランティーノ監督など多くの監督、役者に影響を与えた作品としても知られている。同作が上映されるのはカンヌ国際映画祭の「カンヌクラシック部門」。過去の名作映画の再発見や、修復された偉大な作品の紹介などを目的として2004年に設立された正式部門のひとつであり、同部門に東映作品が選出されたのは今回が初めてとなる。(text:cinemacafe.net)
2015年04月30日金製品の販売や貴金属の買取り業務を行うSGCは6日、歌舞伎のデザインをモチーフにした「歌舞伎小判」を発売した。本商品は歌舞伎三大名作のひとつ「菅原伝授手習鑑」(すがわらでんじゅてならいかがみ)の「車引」(くるまびき)と呼ばれる一幕に登場する三兄弟のひとり、「梅王丸」(うめおうまる)の隈取と衣裳・小道具をモチーフとした2枚組の小判。銀座三越ゴールドショップで発売しており、その他の兄弟「松王丸」(まつおうまる)「桜丸」(さくらまる)のデザインについても順次発売していく予定だという。菅原伝授手習鑑に登場する梅王丸は腕っ節が強く血気盛んな正義漢。片方の小判ではその激しい気性を荒々しい筋隈(すじぐま)で表現。もう片方には、梅王丸の衣装の格子柄と襦袢の梅、梅王丸が刀を三本さして登場することにちなんだ三本の太刀、また物語中の重要な道具として登場する牛車の車輪があしらわれている。「K24 歌舞伎小判 車引 梅王丸(2枚セット)」は重量約24g(1枚約12g)、高さ約6.3cm、幅約3.5cmで240,000円(税別)。
2015年03月13日●死ぬ役への羨望に「じゃあ、やってみろよ」今年、俳優デビュー10周年を迎えた高良健吾。テレビドラマ『ごくせん』(05年)から役者としての道を歩みはじめ、2012年に『軽蔑』で第35回日本アカデミー賞新人俳優賞、2013年に『苦役列車』で第36回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞するなど、着実にキャリアを積み重ねてきた。演技力の高さが招いたことなのかもしれないが、彼のこれまでを振り返る上で、避けては通れないのが「死ぬ役が多い」ということ。『ノルウェイの森』(10年)では自殺、『潔く柔く』(13年)では事故死、『罪と罰 A Falsified Romance』(12年)では殺人者、現在放送中の大河ドラマ『花燃ゆ』で演じている高杉晋作は病死。『千年の愉楽』(13年)では死ぬシーンの撮影が自身の誕生日ということもあった。そんな「死」と向き合う日々を、「楽しくない毎日」と辟易していたこともあったが、思わぬ形で実を結ぶ。14日から公開される映画『悼む人』で彼が演じるのは、全国各地を巡りながら"悼みの旅"を続ける坂築静人。亡くなった人の生前「誰に愛され、愛したか、どんなことをして人に感謝されていたか」を覚えておくために最期の地に赴き、片膝をつきながら魂を拾い上げるように胸に手をあて、その人物の半生を暗唱する。赤の他人へのその行為は初めのうちは「奇行」と受け取られるが、真摯に平等に「死」と向き合う姿勢は、次第に周囲の人々に影響を与え始める。役を通してさまざまな「死」と向き合ってきた高良は、この静人をどのように演じたのか。そして、多くの死を受け入れてきた彼の職業観はどのように自身の死生観へと繋がるのか。高良の「死」と「生」を探った。――「悼む」という言葉の意味を、もう一度見直すきっかけにもなる映画だと感じました。「悼む」という行為は、きっと誰もがしたことがあると思っていて。ただ、静人のやり方だから、ちょっと特別に見えているところがあると思うんです。でも、静人がやっていることは「命に差別をしない」ということ。例えば、幼児虐待のニュースなんかを見ると「きついな」と思ってしまいます。事件が起こるとだいたいの人は加害者の方に関心がいって、被害者の方はあまり覚えていないと思うんです。でも、静人は亡くなった命に対して悼んでいる。それはすごいことだなと思いました。この役をみんなで共有しようとしたり、この人間を分かってもらおうと思ってやると、外に気持ちが向きそうな気がして。静人の悼むセリフだったり、悼む行為が映画の中では徐々に理解されていく。だから、僕が必要以上に客観性を持ちすぎると、この映画の方向性が間違っていきそうな気がしたんです。「演じる」より、「居方」。僕はただただ主観で、自分が思う静人をやるべきだと思いました。――これまで役柄を通して多くの「死」と向き合ってこられましたが、本作を通じての変化は?同じ死は1つもなくて、いろんな死がありました。殺された人、自分で死んだ人、寿命で死んだ人、事故で死んだ人。でも、なんで「死」を考えないといけないんだろうと思っている時もありました。役のおかげで成長できること、気づくことはたくさんありましたが、役のせいで考えさせられたりもした。人を殺す時の気持ちなんて考えたくないし、自分から死ぬ気持ちも考えたくない。その役をうらやましがられるのがすごく嫌で、「じゃあ、やってみろよ」と思ってしまうこともありました(笑)。この映画でいえば、静人自身の死の向き合い方が2回ほど変わっていると思っているんですよ。母の死と妹の出産。物語はその手前で終わっていますが、それは静人だけが感じることができる死と生。そういう気持ちを現場でも感じていこうと思っていました。●役者にとっての「ご褒美」とは?――ニュースを通して多くの人の「死」が伝えられていますが、その見方は変わりましたか。変わりました。被害者の方が気になるようになりました。ほとんどの人が加害者とその家族に関心がいく。被害者のことは、たぶんほとんど知らないと思うんです。そういう見方をすると、ほとんどのニュースが加害者側のことを中心に伝えられているのが分かります。役によって死の向き合い方も違いますし、生の向き合い方も違います。全部の役で感じ方は違いますけど、すべて「通ってきた」と思っています。どんなにどうしようもない生き方でも、自分がその役をやらせていただいて死に触れると…やっぱり悲しいですよね。――大変な作業ですね。それは「仕事」と思うとできます。そして、大切なことだと思っています。やっぱり、「自分がやりたいことだけ」というのもすごく大切だけど、それは与えられたものの中でもできることだなと。「仕事」と思うことでプロにならなければいけない。それを最近感じることができるので、楽しいですね。――俳優としてデビューしてから10年の節目を迎えました。どの時期からそれを実感したのでしょうか。常に考えていたと思うんです。だけど、自分の場合は「やれるかわからないけど、現場でやってみよう!」という勢いがあった。勢いだけでいく瞬間。でも、それって確かなものではない。自分がずっと目指してたことなんですけれど、今は「呼ぶ」という感じ。責任感なのかもしれませんが、それは仕事で、やらなきゃいけないこと。気持ちを作った上で奇跡を待つこともたくさんありましたが、今は気持ちを作った上で「呼ぶ」という感じです。去年やった仕事は自分の中でそれが見えた気がしました。主演という立場で客観的になって考えると、伝えるということはすごく大切になってくると思うんです。でも、それが「この人間を伝える」というとはちょっと違う。芝居としては意図してやらないといけないので、大事なのはそのバランス。主観になれば自分が正しいと思うことを迷いながらやることができる。それをやったら誰かに伝わる。そして、映画の中に静人がいる。いつもそこを目指しているんですが、特にこの作品は主観を意識してやっています。この作品の僕を「抑え気味」という人もいましたけど、僕の中での静人はこれ以上できません。これ以上、僕が静人を主張するといやらしくなる気がするんです。だから、演じるというより「居方」の方を気にしています。ただ、静人がやっている行為は批判もされるだろうなと。それは自分でも分かっていますし、迷いもあります。誠実に命と向き合いながらやればその生き方は誰も否定できない。僕はそれは最低限しないといけないなと思っています。――自分が死んだ後も出演した作品が形として残り続けることについてどう思いますか?自分が死ぬ役をたくさんやらせてもらったからかもしれませんが、「いつかは死ぬ」ということは自覚しています。それは事故のように突然なのかもしれません。高倉健さんや菅原文太さんの作品を観ると、その当時の年齢でお二人が映画の中で生きていて、僕たちはそれを観て感動したりする。それはすごいことですよね。僕がやっているのは、そういう仕事なんだなと感じます。『M』(07年)を観ると18歳の僕が死なずにずっとそこにいる。何十年経ってもその時の僕はその作品の中で生きている。相当なご褒美だなと思います。それはこの世界に入ってから気づいたこと。好きな役者さんが亡くなった時に作品を見てこう思うんです。「でも、生きてる」と。■プロフィール高良健吾1987年11月12日生まれ。熊本県出身。2006年に『ハリヨの夏』で銀幕デビュー。2007年に『M』で第19回東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門特別賞受賞以降、さまざまな話題作に出演。2011年にNHK連続テレビ小説『おひさま』で第36回エランドール賞新人賞・テレビガイド賞、2014年にブルーリボン賞主演男優賞など、数多くの映画賞を受賞した。今年は他に、主演映画『きみはいい子』が初夏に公開。
2015年02月14日マジシャンのプリンセス天功が10日、都内スタジオで、『引田天功大脱出』シリーズ放送記念のオリジナル番組『プリンセス天功出演特別番組』の収録に参加した。CSチャンネル・ファミリー劇場で3月に放送される『引田天功大脱出』シリーズは、1970年代に放送された初代・引田天功による脱出イリュージョン。大爆破や大流水、油地獄といったイリュージョンが大掛かりなスケールで展開される内容で、テレビ放送は40数年ぶりとなる。また、オリジナル番組として、プリンセス天功が初代について語る『プリンセス天功出演特別番組』も同時放送する。収録を終え、報道陣の取材に応じた天功は、「この"大脱出"は、『こんなことをやっていた人が過去にいたんだ』と楽しんで頂けると思う。テレビの制約がある今ではあり得ない、当時だから出来た貴重映像です」とアピール。また、初代について、「冒険を念頭に置いて、命を懸けてましたね」と振り返った天功は、「初代が好きだった菅原文太さんの『トラック野郎』を一緒に観に行きました。パッと見たらすごい泣いていて(笑)。とにかくお金を使うし、日本全国に彼女がいるような破天荒な方。今の時代にはいない面白い人でした」と懐かしそうに語っていた。そんな破天荒な初代から名前を継ぎ、2代目となった天功だが、「爆破の威力で、鼓膜が4回破れました。水槽で溺れたり、肋骨を折ったり、救急車で運ばれたことも7、8回ある」と命懸けのエピソードを披露しつつ、「引田天功を継いだので、初代を超えなきゃいけないし、私は女性なので負けるわけにはいかない。カルマですね」とキッパリ。神経を使うステージを終えた後は、自身が飼っている犬や猫、フクロウ、ホワイトタイガー、ピューマなどの動物に癒されているそうで、「動物をモフモフすると一瞬でリラックスする。ステージは戦場だけど、家に帰ると頭がフワッと溶けちゃう」と微笑んでいた。
2015年02月11日最新作『バケモノの子』の製作を発表した細田守監督が12月11日(木)、会見の席で先月28日、肝不全のため亡くなった菅原文太さん(享年81)への思いを語った。菅原さんは細田監督の前作『おおかみこどもの雨と雪』に声優として出演した。突然の訃報に触れ「びっくりしました」と細田監督。「思い出すのはアフレコ現場で、『今、映画なんて作って意味ないんじゃないか』とおっしゃったこと。ちょうど震災の後で、文太さんも引退宣言していた時期だったが、僕は『いや、意味はあると思います』という思いをお伝えし、そのまま2~3時間、お話をさせていただいた」のだとか。当時をふり返り、「いかに映画に対し、真摯に考えているかを目の当たりにした。なぜ、映画を作るのは?今考えると、僕らに託された永遠の課題だと思う」と背筋を伸ばす。完成が待たれる『バケモノの子』には、「なぜ、映画を作るのか?」という課題へのひとつの答えが隠されているかもしれない。映画は渋谷に生きるひとりぼっちの少年が、バケモノの世界<渋天街(じゅうてんがい)>に迷い込み、熊徹(くまてつ)と呼ばれるバケモノに弟子入り。九太(きゅうた)という名前を授けられ、想像を超えた修行と冒険に挑む“新冒険活劇”だ。「僕らが子どもの頃は、こういう“修行モノ”はたくさんあった。今の子どもたちが、何を見て育つんだろうと考えたとき、修行と冒険の物語というのは王道であり、新鮮なんじゃないかと思った。あえてテーマをひと言で表せば、“父と子”でしょうか」(細田監督)。前作に続き“ケモノ”がモチーフになった理由を「うちにも2歳の子どもがいて、絵本を読んであげるが、子どもの絵本には人間以上に動物が登場するから」と説明していた。本作で初の単独脚本にも挑み、「今までは優秀な脚本家さん(奥寺佐渡子)におんぶに抱っこだったので(笑)。僕にとっても修行のつもりだった」。脚本づくりで一番大変だったのは「渋谷を舞台にしたこと」だと言い、「今回は物語としても、渋谷区を一歩も出ません!そのこだわりで、いろいろ難しいことも出てきて(笑)。前作、前々作は田舎が舞台だったし、意外と渋谷を舞台にしたアニメ作品ってないんですよ」と話していた。細田守監督の最新作『バケモノの子』は2015年7月11日から全国で公開される。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日河瀬直美監督最新作で、樹木希林主演の『あん』の製作発表会見が12月11日(木)、都内で行われ、「全身がん」を公表している樹木さんだが、本作では元ハンセン病患者であんこ作りの名人の主人公を演じることが発表された。原作は河瀬監督の『朱花の月』にも出演しているドリアン助川の同名小説で、河瀬監督にとっては初の原作の映画化となる。どら焼きやの「どら春」の求人募集の張り紙を見て店で働くことを懇願する老女・徳江。彼女の手による粒あんのどら焼きは瞬く間に人気商品となるが、彼女がかつてハンセン病を患っていたことが噂となり客足が一気に遠のき、事情を察した徳江は店を去るが…。会場には主催者の予想を超える報道陣が詰めかけ、設置されていたイスを撤去してスペースを作るなど大盛況。和菓子職人の衣裳で登場した樹木さんは「(こんな盛況は)トム・クルーズの来日以来らしいですけど(笑)」ととぼけた口調で語る。『朱花の月』に続いての河瀬作品出演となる樹木さんだが『朱花の月』の際の報酬が5万円で交通費は自腹だったことを苦笑交じりに明かしつつも、そんな河瀬監督の演出や人間性に何かを感じたよう。あんの映画ということで、河瀬監督が地方の畑に赴き小豆作りから小豆を干してあんにしていくまでの過程をつぶさに観察し「小豆の声を聴く」と話していたことを明かしつつ、樹木さんは「いまの時代、私はそんなもの聞こえません(笑)!」とピシャリ。それでも「そんな映画作りに参加させていただき、70を過ぎて、50年も役者をやってて“感性”というものを要求されました」とふり返る。改めて河瀬組の撮影をふり返り「結果的にありがたい仕事になりました」と語り「役者であったら一度は河瀬監督の作品をやったらいいんじゃないかとお世辞ではなく思う」とも。「やり残したことは、ありませんか?」というのが本作のキャッチコピーとなっているが樹木さんは「何にもない。元々、期待がないから『もっと…』というのが一切ない」と自らの哲学を語り、撮影が終わると出演作の台本も捨ててしまうとも明かす、その一方で「この(『あん』の)仕事をやらせてもらった後で、もうちょっと心してやらないといけなかったんだなという思いになりました。役者というわが身を映し出す仕事を選んだのには、何かがあったんだと。『やり残したことがあったな』と思いました」としみじみと語った。実際に撮影前に樹木さんは、ひとりで鹿児島にあるハンセン病の患者の施設にも足を運んだという。また撮影でも国立のハンセン病療養施設の多磨全生園にも足を運んだそうだが、それを踏まえて「ハンセン病というものを実感しました。全生園で撮影して、広いけれどここから出られないというあの閉塞感…。あそこに何十年もいる人の思いを実感しました。同時に、(東日本大震災の)仮設住宅はもっと狭い。(避難者は)その仮設住宅に4年もいるんです。原発事故を身近に思いました」と憂いの表情を浮かべていた。映画の公開まで6か月ほどあるが、この段階での記者会見に樹木さんは「河瀬監督は『(樹木さんの)遺作ということで売りたいんじゃないか?』と言ってました」と笑い「遺作になることが望まれているのでなかなか次(の作品のこと)を言い出せないでいますが、いつ何が起こるか分からない。死ぬ死ぬって言ってて詐欺みたいだけど、私が言ってるわけじゃなくてお医者さんに『全身がん』という病名をいただいてる」と冗談めかした口調で続ける。体調については「ヘバる時はヘバりますね」と語るも現在は良好な状態のよう。「薬を一切飲まないのが元気の元」と語った。先日、高倉健、菅原文太という日本映画を背負ってきた大スターが続けてこの世を去ったが、この2人とのエピソードなどを尋ねられると「ありますけど(コメントを)留め置かれてます。せっかくの大スターに余計なこと言って水を差さないようにと夫から。深い深い話があるんですけど」と静かに微笑んでいた。『あん』は2015年6月公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月11日先ごろこの世を去った菅原文太の主演作がニコニコ生放送で12月6日(土)と7日(日)に一挙放映されることが決定した。主演作『仁義なき戦い』『新仁義なき戦い』『トラック野郎 御意見無用』が無料で観賞できる。今回の特集は2日に渡って行われ、6日(土)の22時から『新仁義なき戦い』と『仁義なき戦い』を、7日(日)の22時から『トラック野郎 御意見無用』『仁義なき戦い』を放映。主演作を2日に渡って放映することで、この世を去った菅原文太を追悼する。菅原文太追悼 主演映画 無料一挙上映12月6日(土)22:00『新仁義なき戦い』『仁義なき戦い』12月7日(土)22:00『トラック野郎 御意見無用』『仁義なき戦い』ニコニコ生放送で一挙放映
2014年12月04日『仁義なき戦い』シリーズ、『トラック野郎』シリーズ、『まむしの兄弟』シリーズなどを代表作に持つ菅原文太が、11月28日(金)午前3時に、転移性肝がんによる肝不全のため亡くなっていたことが発表された。先日、名優・高倉健がこの世を去り悲しみに暮れるなか続く訃報。菅原さんは、劇団四季に1期生として入団し、その後モデルをしながら俳優を目指すことを決意。数々の任侠映画に出演するほか、『千と千尋の神隠し』で釜爺の声優を務めたりと老若男女に慕われる存在となったが、2012年に俳優界から引退を発表。それ以降も菅原さんは、声優、ラジオパーソナリティを務めたり、妻・菅原文子さんの勧めから農業を始めるなど様々な分野で精力的に活躍してきた。すでに11月30日(日)、福岡にて家族葬が執り行われたという。喪主を務めた妻の文子さんは、下記のようにコメントを寄せている。「7年前に膀胱がんを発症して以来、以前の人生とは違う学びの時間を持ち『朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり』の心境で日々を過ごしてきたと察しております。『落花は枝に還らず』と申しますが、小さな種を蒔いて去りました。一つは、先進諸国に比べて格段に生産量の少ない無農薬有機農業を広めること。もう一粒の種は、日本が再び戦争をしないという願いが立ち枯れ、荒野に戻ってしまわないよう、共に声を上げることでした。すでに祖霊の一人となった今も、生者とともにあって、これらを願い続けているだろうと思います。恩義ある方々に、何の別れも告げずに旅立ちましたことを、ここにお詫び申し上げます」。また、女優・吉永小百合は「本格的な共演は『映画女優』だけでしたが、密度の濃い日々でした。市川崑監督のもと、溝口監督と田中絹代さんに扮しての芝居でしたが、緊張感の中で胸が躍りました。近年の社会的な御発言も、私の心に強く響いております。御冥福をお祈り申し上げます」とコメント寄せた。さらに俳優陣からもSNSにて追悼するコメントを残している。<俳優・浅野忠信>撮影で一緒に過ごした時間がとても楽しかったですありがとうございました。心からご冥福をお祈りします。<俳優・池松壮介>ありがとうございました。<俳優・八嶋智人>菅原文太さんまで…。合掌。ご冥福をお祈りいたします――。(text:cinemacafe.net)
2014年12月01日『時をかける少女』、『サマーウォーズ』の細田守監督の最新アニメーション『おおかみこどもの雨と雪』が7月21日(土)に公開を迎え、細田監督を始め声優を務めた宮崎あおい、大沢たかお、黒木華、西井幸人、大野百花、加部亜門が上映後の舞台挨拶に登壇した。“おおかみおとこ”との間に2人の子、雨と雪を授かった花が自然に恵まれた田舎で子供たちを育てていく様を13年にわたって綴る。宮崎さんは「たくさんの人に愛してもらえる作品だと心から確信してます。いまは幸せと嬉しさと安心した気持ちを感じてます」と優しい笑みを浮かべて心境を明かす。特にお気に入りのシーンは雪の中で2人の子供たちを抱きしめる場面。「ギュッとハグしたときの息づかいまでも絵で表していて、すごく好きです!」と明かした。少女となった雪の声を担当した黒木さんはアフレコ初挑戦だったが、「大好きで大切な作品になりました。これから多くの人に観ていただけるというのが心から嬉しいです」と喜びを語った。アフレコは一人一人が別々にではなく“一家”で揃って声を録っていくという方法が採られた。少年に成長した雨役の西井さんも、黒木さん同様に初めてアフレコに挑んだが「何も分からない僕をみなさんが優しく支えてくださいました」と改めて感謝の思いを口にした。幼年期の雪と雨を演じた百花ちゃんと亜門くんは、猫耳ならぬ“おおかみ耳”を着用して登場。突然、劇中のセリフをリクエストされると「あのときやりきったので、あの声はもう出ないです」(百花ちゃん)、「あの場所でみんなの力が合わさらないとできない」(亜門くん)と共にしっかりと“プロ意識”を感じさせる受け答えで会場を沸かせていた。おおかみ家族の“父”を演じた大沢さんは元々、細田作品の大ファン。「脚本を読んでどうしても参加したくなりました。実は出番は少ないんですが(苦笑)、誰にも負けないくらい大好き」と本作への思い入れを語った。細田監督はそれぞれが演じたキャラクター造形について「もちろんキャラクターのデザインが先なんですが、不思議なことに配役が決まって声を出してもらったら、みなさんをスケッチしたかのように思えてきた」と告白。特に大沢さん演じるおおかみおとこについて「大沢さんにしか見えなくなりました」と明かし、大沢さんは「自分に似てるとは思いませんがいい男でよかったです」と少し照れくさそうに語っていた。宮崎さん演じる花に農業を教える老人・韮崎を演じた菅原文太は現在、山梨で実際に農業に従事しており、農繁期ということもあって舞台挨拶は欠席。この日は手紙で「この物語を豊かにしているのは、細田さんの故郷への愛が詰まっているからだ」とメッセージを寄せ、細田監督は「感激してます。アフレコ中も文太さんの厳しさの中に温かさを感じました」と語り深々と頭を下げた。『おおかみこどもの雨と雪』は全国にて公開中。■関連作品:おおかみこどもの雨と雪 2012年7月21日より全国にて公開© 2012「おおかみこどもの雨と雪」製作委員会
2012年07月23日『時をかける少女』『サマーウォーズ』の細田守監督の新作『おおかみこどもの雨と雪』で、菅原文太、染谷将太、谷村美月、麻生久美子が声優を務めることが発表された。その他の写真『おおかみこどもの雨と雪』は、“おおかみおとこ”と結婚し、“雨”と“雪”というふたりの子を授かった人間の女性・花が、都会を離れて自然の豊かな土地で懸命に子どもを育てる姿を描いた物語。主要キャストとして“おおかみおとこ”を大沢たかおが、母親・花を宮崎あおいが担当することが決定している。本作で菅原文太は、都会からやってきた花たち家族を助ける、村の長老のような存在の韮崎を演じ、厳しい自然の中で、自給自足の生活をしようと奮闘する花に、農作業の手ほどきをするという。自身も山梨県で農業を行なっている菅原は、「日本の農業は、戦後50年である意味死んでしまったんだ。農業というものはもっと単純で、本当は楽しいもの。風や水や空気に囲まれてコツコツと作っていくものなんだということを、“おおかみこども”たちが今の若い日本人に気付かせてくれるといいね。監督、そういう作品を作りな」と力強く語っている。本作は、海外で定評の高い細田監督作品とあって、既に8月29日(水)からフランスで公開されることが決定している。『おおかみこどもの雨と雪』7月21日(土)より全国東宝系にてロードショー
2012年05月30日