もう、善戦はいらない。欲するのは、タイトルだ。ペトロヴィッチ体制5年目を迎える浦和レッズの『明治安田生命J1リーグ』1stステージ、『ACL』のチケットが今週末発売となる。浦和レッズ チケット情報過去3シーズンの悔しさは忘れてはいない。2015年は無敗で1stステージを制覇し、年間勝点72を稼ぎながら、サンフレッチェ広島が最多記録となる勝点74を叩き出し2位に甘んじた。さらに3位・ガンバ大阪との『明治安田チャンピオンシップ』準決勝に敗れ、3位に後退した。2014年は残り5試合で1勝2分2敗と失速し、G大阪に勝ち点5差を逆転された。2013年も残り3試合で勝点1差の2位につけながら、3連敗を喫した。『明治安田J1』だけではない。『天皇杯』では9年ぶりに決勝に勝ち上がったものの、『明治安田CS』のリベンジはならず、G大阪に返り討ちに遭った。『ACL』はいいところなく、1勝1分4敗でG組最下位に沈んだ。攻撃的なサッカーを貫く心意気はよし。しかも、徹底した戦術理解のもと、美しく連動したパスサッカーを具現化している。安易にカウンターサッカーに走らず、あくまで「浦和のサッカー」にこだわりタイトルを目指す姿勢には、尊敬の念を禁じえない。だが、チーム、サポーターとも、タイトルを渇望しているのも確か。タイトル奪取のために、今季はピンポイント補強を敢行した。スロベニア代表DFのイリッチ、CBとボランチを両立するU-23五輪代表主将の遠藤航、左右を問わずSB、サイドアタッカー、さらにボランチもこなす駒井善成が加入。遠藤は新入団発表の席で「レッズはここ最近悔しさをすごく味わっている。そういう悔しさを感じながら、しっかり戦わなければいけない。自分の特長である守備でよさを出して、このチームにタイトルをもたらせるような活躍をしたい」と意気込みを語った。ミシャが掲げるサッカーは、思い切ったラインの押し上げと阿吽の呼吸が必要不可欠なため、新戦力が連携を深めるまで時間を要する。ゆえに主将・阿部勇樹や背番号10・柏木陽介、日本代表GK・西川周作の手綱さばきも重要になる。そして、最も重要なのが、シーズン終盤の大一番で勝ち切るメンタルの強さとコンディションのピーキングである。2013年6位、2014年2位、2015年3位……。“4度目の正直”となる今季は、もう「失速の浦和」とは言わせない!1stステージ・3月6日(日)・ジュビロ磐田戦、12日(土)・アビスパ福岡戦、4月1日(金)・ヴァンフォーレ甲府戦、16日(土)・べガルタ仙台戦、29日(金・祝)・名古屋グランパス戦、5月14日(土)・アルビレックス新潟戦、『ACL』2月24日(水)・シドニーFC戦、4月5日(火)・広州恒大戦のチケットは2月13日(土)午前10時より一般発売。会場はすべて埼玉スタジアム2002。
2016年02月12日遠藤憲一と渡部篤郎のW主演を務め、蓮佛美沙子、和久井映見など豪華俳優陣出演のドラマ「お義父さんと呼ばせて」。この度、本作の主題歌を担当する「超特急」が、キャスト陣を激励するために撮影現場を訪問した。大道寺保(遠藤さん)、51歳独身。中堅の専門商社の部長。仕事に没頭するあまり、これまで結婚に縁は無かったが、真っ正直に生きてきた。そんなある日、保は28歳も年下の女性・美蘭(蓮佛さん)と運命的に出会い、その笑顔と温かさに触れ、人生で初めて結婚を決意する。花澤紀一郎(渡部さん)、51歳既婚。一流の総合商社に勤め、華々しい実績を重ね、最年少役員を務めるエリートビジネスマン。妻(和久井さん)と3人の子どもに恵まれ、自らの家庭を理想的だと信じている。年齢は同じだが生き方も考え方もまるで正反対という2人が、ある日衝撃的な出会いを遂げる――。今回撮影現場に訪問したのは、本作の主題歌「Yell」を担当する史上初のメインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」。コーイチ、カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、ユースケ、タカシからなるいま人気上昇中の男性7人組ユニットだ。この日行われていたのは、遠藤さん、蓮佛さん、渡部さん、和久井さん、次女・真理乃役の新川優愛、長男・葉理男役の中村倫也、紀一郎の父役の品川徹たちが、リビングに一同会するシーン。撮影が終了したタイミングで、「おはようございます!お忙しい中、すみません。僕たち『超特急』です!」と挨拶してメンバーが登場。それぞれ元気にオリジナルの自己紹介を披露し、キャスト陣は驚きながらも大歓迎していた。そんな「超特急」は、差し入れとして手作りのおしるこを持参。メンバーが「本当に先ほど作らせていただきました!ただ、僕たちほとんど料理経験がゼロでございます…」と明かすと、蓮佛さんは「味見はされたんですか?」と心配顔に。「ちゃんと味見しました!」という言葉を聞き試食することに。心配顔でキャストの反応をうかがっていたメンバーだったが、キャスト陣が口をそろえて「おいしい!」と絶賛。そしてメンバーはキャストにインタビューを敢行。恐る恐るタクヤさんが「一番NGを出す方は?」と尋ねると、蓮佛さんが「リビングでの会話劇が多いのですが、NGはほとんどなくて大体一回で終わりますね」と返答。新川さんも「でも、笑いをこらえるのに必死で大変なんですよ」と意外な苦労を明かしていた。そんな中、遠藤さんが「俺、いつも現場に来る時に主題歌の『Yell』を聴きながら来てるんだけど、今日、その歌をアカペラで歌ってくれるって本当?」と尋ねると、コーイチさんとタカシさんは「歌わしてもらっていいですか!?」のノリノリで快諾し、キャスト陣の手拍子に合わせて歌声を披露。また最後には花澤家のセットをバックに全員が超特急のキメポーズで記念写真の撮影をして訪問は終了した。激励訪問後、メンバーは「緊張したー!」と本音を漏らしながらも、タクヤさんは「僕らも家族になれたみたいですごく嬉しかったです!」と喜び、ユースケさんは「渡部さんの笑顔が見れて嬉しかった。明日から頑張れる~」と感想を明かしていた。「お義父(とう)さんと呼ばせて」は1月19日(火)22時~フジテレビ系にて放送開始(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2016年01月12日注目のイットガールが登場する連載。今回のゲストは、ファッション誌の専属モデルとして活躍中の遠藤新菜さん。来年3月公開の映画『無伴奏』(矢崎仁司監督)に出演するなど、女優としても存在感を強めている。「次に挑戦してみたいのはミュージカル。母親が歌手をやっていたこともあり、歌と音楽が大好き。子供の頃からよく父がギターを弾き、私と母で歌ってました」。趣味は喫茶店通い。「4時間くらい入り浸る日も。マスターと話す時もあるし、ひたすら考えごとをしに行く日も。一人っ子だから単独行動が得意。ひとりカラオケも余裕です(笑)」◇えんどう・にいな1994年生まれ。2014年より『non-no』専属モデル。今年はヒロイン役を務めた映画『やるっきゃ騎士』や『白魔女学園』が公開に。ウテナのCMに出演中。◇実家に住みついた“シンバ”くん。「元々野良猫なんですが、とてもハンサム。弟ができたみたいで嬉しい!」◇ショートヘアにして帽子が増えました。「映画の役に合わせ胸下まであった髪を切って以来、帽子が欠かせません」◇クラッチ集めにハマっています♪「収集癖があるんです(笑)。今はクラッチばかりに目がいっちゃう」※『anan』2015年12月25日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子
2015年12月22日文化放送は、2015年12月31日(木)の午後9時00分より、特別番組『漫画家・渡辺航が語る~ラジオ・ツール・ド・弱虫ペダル~』を放送する。番組は、漫画『弱虫ペダル』の作者である渡辺航氏をメインパーソナリティに迎え、今人気スポーツになりつつあるロードレースの魅力を、最近の自転車事情や、作品『弱虫ペダル』などから紐解いていく。番組プロデューサーは、『弱虫ペダル』の大ファンで、当番組進行役でもある八木菜緒アナウンサー自らが務める。漫画に始まり、TVアニメ化・舞台化・今夏には劇場アニメ映画化と、人気が加速する人気スポーツ漫画『弱虫ペダル』。この作品の影響で、日本ではそれまであまり知られていなかった自転車競技への関心や認知度が、若い層を中心に変化しているという。自転車の知識がなくても、読むと気づいたらハマり、自転車に乗りたくなるという自転車ブームの火付け役となった『弱虫ペダル』とはどんな作品なのか? そしてその生みの親である作者・渡辺航氏とはどんな人物なのか? 自ら自転車に乗り、レースにも多数参加するという本人が、今流行りのロードバイクを語り、『弱虫ペダル』の魅力に迫る1時間番組となる。『漫画家・渡辺航が語る~ラジオ・ツール・ド・弱虫ペダル~』は、2015年12月31日(木)の午後9時00分~10時00分、文化放送AM1134・FM91.6、IBC岩手放送、秋田放送、北日本放送、北陸放送、福井放送、和歌山放送、山陽放送、山口放送、長崎放送にて放送予定。(C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)
2015年12月15日遠藤憲一と渡部篤郎のW主演で贈る来年1月期放送のドラマ「お義父(とう)さんと呼ばせて」。遠藤さんが渡部さんの息子役を好演することで話題の本作だが、いよいよドラマの撮影がスタートしたことが明らかとなった。大道寺保、51歳独身。中堅の専門商社の部長。仕事に没頭するあまり、これまで結婚に縁は無かったが、真っ正直に生きてきた。そんなある日、保は28歳も年下の女性と運命的に出会い、その笑顔と温かさに触れ、人生で初めて結婚を決意する。花澤紀一郎、51歳既婚。一流の総合商社に勤め、華々しい実績を重ね、最年少役員を務めるエリートビジネスマン。妻と3人の子どもに恵まれ、自らの家庭を理想的だと信じている。年齢は同じだが生き方も考え方もまるで正反対という2人が、ある日、衝撃的な出会いを遂げる――。本作で“結婚したい男”大道寺保役を演じるのは、強面な風貌で独特の存在感を放つ遠藤さん。『日本沈没』、「ストロベリーナイト」など数々の作品に出演し、ナレーションにも定評のある遠藤さんだが、今回は「土下座の大道寺」と異名を持ち、28歳も年下の女性と温かな家族を作ることを切望する50代独身男を好演する。また、“結婚させたくない男”花澤紀一郎を演じるのは「ケイゾク」や「銭の戦争」、などに出演し、「黒蜥蜴」の出演も控える渡部さん。本作では、一見“デキる男”の完璧な父親だが時にはちょっと残念なキャラに扮している。ロケ初日、千葉県のホテルにて主演の遠藤さんと渡部さんが揃い踏み。この日は、同じロケ場所ながら別々のシーンでの撮影となったが、遠藤さんは渡部さんの、渡部さんは遠藤さんの演技をお互いにモニターで確認し合ったり、撮影の合間にリラックスムードで談笑したりする場面も見られた。そして、最初にクランクインを迎えた大道寺役の遠藤さんは、「土下座の大道寺」の異名の通りに、いきなりの土下座シーンからスタート。熱血営業部長として、部下を従えて必死の形相で額を床に押し当てた。ほかにも、ホテルの廊下を全力疾走するシーンでは、様々な角度から撮影するためにリハーサルを含めると20回にも及ぶダッシュを苦にもせずに繰り返した。さらに、この日最後の撮影シーンでは、頭からスーツまでびしょびしょに…。そんな様々なシーンを撮りながら、シリアスもコメディーも演じ分ける実力派俳優2人が見せる、一生懸命でありながらもコミカルなオッサンの姿に、思わず笑いがこぼれる撮影初日となった。また、「最初はお父さん役かと思っていた」という遠藤さんは、共演する渡部さんについて「厳しい人なので、ちょっとでもNGを出すと怒られちゃう(笑)。今回演じる保はちょうど紀一郎に怒られる役なので、日常でも怒られながらやっていきたいですね」と語り、今後に控える共演を心待ちにしている様子だった。“結婚したい男”と“結婚させたくない男”、オッサン二人の仁義なき戦いに軽妙な会話劇は必見だ。「お義父(とう)さんと呼ばせて」は2016年1月、毎週火曜日22時~フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2015年12月10日海洋研究開発機構(JAMSTEC)は12月3日、オオミズナギドリの位置情報と内航貨物船の航行記録を利用することによって海流予測の制度が向上することを示したと発表した。同成果は、JAMSTECプリケーションラボの宮澤泰正グループリーダーら、名古屋大学、東京大学大気海洋研究所、海上技術安全研究所の研究グループによるもので、12月3日付けの英科学誌「Scientific Reports」に掲載された。今回の研究では、JAMSTECで開発・運用している海流予測モデル「JCOPE2」を利用。JCOPE2では、海流分布の海洋観測データを主に人工衛星から取得していたが、今回オオミズナギドリのGPSログに記録された海上休息位置の変動データおよび内航貨物船の航行データをこれに同化した。この結果、海洋生物や内航貨物船から取得できるデータと海流モデルを連携することによって、海流分布の海洋観測データが劇的に強化される可能性が示唆されたという。特に内航貨物船から取得するデータによるデータ同化で海流予測の精度が向上することは、その結果が内航貨物船の効率的な運航にフィードバックされるという仕組みが機能するようになるため、持続可能な高密度の海流観測網の出現が期待できる。
2015年12月04日遠藤憲一と渡部篤郎という2人の渋メンがW主演を務める“火10”ドラマ「お義父(とう)さんと呼ばせて」が、2016年1月より関西テレビ・フジテレビ系でスタートすることが決定。渡辺さんが51歳のオシャレパパを演じ、なんと遠藤さんが、その娘の“同じ年”のコワモテ結婚相手を演じることが分かった。大道寺保は、51歳、独身。中堅の専門商社の部長。仕事に没頭するあまり、これまで結婚に縁はなかったが、真っ正直に生きてきた。そんなある日、保は28歳も年下の女性と運命的に出会い、その笑顔と温かさに触れて、人生で初めて結婚を決意する。一方、同じ51歳の花澤紀一郎は、一流の総合商社に勤め、華々しい実績を重ね、最年少役員を務めるエリートビジネスマン。妻と3人の子どもに恵まれ、自らの家庭を理想的だと信じている。年齢は同じだが生き方も考え方もまるで正反対という2人が、ある日、ある女性の“彼氏”と“父親”として衝撃的な出会いを遂げることに!これまで縁のなかった仲の良い一家だんらんに憧れ、花澤家の全員と本当の家族になりたいと思う保。一方で紀一郎は、長女が自分と同い年のオッサンを彼氏として連れてきたことが引き金となり、完璧だと思っていた自分の家族から次々と噴出する問題に父親として、夫として頭を抱え、これまでの生き方に疑問を感じ始める――。同い年だが、まったく相容れない大人の男2人がいつしか心を通わせていき、壊れた家族を再生するために奮闘する物語となる本作。大道寺保役には、地上波ゴールデン・プライム帯連続ドラマとしては初主演となる遠藤さん。そのコワモテな風貌で強烈な存在感を放ち、ドラマや映画に引っ張りだこの遠藤さんが、「土下座の大道寺」と異名をとるほどのお人好しの営業マンで、28歳も年下の女性と温かな家族を作ることを切望する50代独身男性という初めての役柄に挑戦する。そして、大道寺が交際している恋人の父親・花澤紀一郎役として、大人の色香漂う渡部さんがW主演を務める。今年1月クール放送の“火10”「銭の戦争」で、「SMAP」の草なぎ剛演じる主人公が対峙する強烈な悪役が記憶に新しい渡部さんだが、本作ではブランドスーツに身を包み、大手商社のエリート役員として雑誌にも取り上げられるほどの何事もスマートにこなす“完璧な”父親役に。だが、実は育児は妻に任せっきりで、時にはダンディーながらも、時にはちょっと残念なキャラに扮する。紀一郎「お義父さんとは呼ぶな。絶対呼ぶな。君にお義父さんと呼ばれる筋合いは5万パーセント、ない」、保「……。ダディ…」、紀一郎「もっとない。もっとないな、それは」アラフィフのオッサン2人が繰り広げる、そんな軽妙な会話劇は必見!これまで「結婚できない男」「アットホーム・ダッド」という秀作を手掛けてきた関西テレビの安藤和久プロデューサーは、「結婚したいと思う女性の父親が自分と同じ年齢だったら…、娘の結婚したい相手が父親である自分と同じ年齢だったら…、なさそうでありそうな出会いから始まる2人の中年男性の物語にぜひご期待ください!」と期待を込める。“結婚したい男”VS“結婚させたくない男”という、オッサン2人の仁義なき戦いに注目だ。■遠藤憲一(大道寺保役)この年で父親役ではなく、恋愛や結婚で悩む役なんてできると思わなかったので、びっくりしたのと共に、幸せです!面白い脚本だったので、演じるのが楽しみです。渡部さんとはシリアスな作品での共演が多かったので、今回のような作品は楽しみです。コメディーを演じる渡部さんもすごく良いので、「このセリフを渡部さんが言うのか」と思っただけで、笑いながら台本を読んでいます。■渡部篤郎(花澤紀一郎役)小説や漫画原作のドラマが多い近年ですが、台本を読んでオリジナルならではの“パワーがある作品”だと感じました。遠藤さんとは十数年前から共演させていただいています。尊敬する方ですので、何とかついていこうと思っています。視聴者の皆様にこの作品を楽しんでいただけるよう、頑張ります。「お義父(とう)さんと呼ばせて」は2016年1月、毎週火曜22時より関西テレビ・フジテレビ系にて放送(初回拡大の可能性あり)。(text:cinemacafe.net)
2015年11月30日声優、アーティスト、そしてDJに挑戦するなどマルチに活躍する遠藤ゆりか。そんな彼女の待望のニューシングルとなる「はじまりのうた」が2015年11月25日に、きゃにめ.jp&イベント限定シングルとしてリリースされる。シングルとしては前作「ふたりのクロノスタシス」より約1年3カ月ぶりの満を持してのリリース。今回は音楽プロデュースにムラタユーサク(TOKYO LOGIC Ltd.)を迎え、作詞・作曲・編曲は、TVアニメ『VALKYRIE DRIVE-MERMAID-』のED曲である「スーパーウルトラハイパーミラクルロマンティック」を手掛ける烏屋茶房が担当する。そして、2016年1月16日(土)には、今作のリリースを記念したイベント「はぴゆり☆DJないと」の開催も決定。遠藤ゆりかがライブやDJパフォーマンスで盛り上げる、ファン参加マストなイベントとなる。きゃにめ.jpでの購入者から抽選での招待となるので、詳細はきゃにめ.jpの特設サイトをチェックしてほしい。遠藤ゆりかの3rdシングル「はじまりのうた」は2015年11月25日の発売予定。収録曲は「はじまりのうた」とそのInstrumentalの2曲で、価格は1,000円(税別)となる。
2015年11月05日指揮官として臨んだ4度目の浦和レッズ戦。攻守両面で粘り強さを見せながら、湘南ベルマーレは0対1で惜敗を喫した。畏敬の念を抱いてレッズに臨んできたチョウ・キジェ監督は、名門軍団との差を認めながらも「これまでの3戦とは違う」と前を向いた。○時間を空けずに記者会見に臨んだ理由生中継していた「スカパー! 」のフラッシュインタビューを終えてすぐに、ベルマーレのチョウ監督は埼玉スタジアム内の記者会見室に入ってきた。アウェーチームから先に行われる試合後の監督会見。時間を空けずに姿を現すときは、指揮官のなかで終わったばかりの90分間に対する整理がついているときだ。後半13分に奪われた1点を取り返せないまま、ファーストステージの開幕戦に続いて8月16日のセカンドステージ第7節でもレッズに苦杯をなめた。連勝が2で止まっても、しかし、チョウ監督は努めて前を向いた。「浦和さんの技術の高さや戦術眼の熟練度にはまだまだ及ばないと思う一方で、我々が積み重ねてきたことが、彼らを少し慌てさせるところまで出せたという実感もあります」。もちろん満足はしていない。監督に就任して迎えた4度目のレッズ戦。無敗でファーストステージを制し、敬意を込めて「日本で一番力のあるチーム」と呼ぶ赤い悪魔との戦いで、それでも初めて納得できる部分があったことが表情を精悍(せいかん)にさせる。「戦略的にも選手たちの自信という意味でも、一番整理されたなかで戦えた。その結果としての負けは、つまり浦和さんとの差になりますけど、手応えをつかみながら臨んでいる点で、これまでの3試合とは違うのかなと」。○2年前のロッカールームで訴えられた涙の決意振り返ってみれば、ターニングポイントとなる試合の相手はすべてレッズだった。2013年4月14日。場所も同じ埼玉スタジアムで初めて対峙(たいじ)し、0対2で屈した一戦をチョウ監督はいまも忘れていない。「1点を取られたときに、選手が『ダメだな』という表情になってしまった。『やはり差があるんだ』と彼らが感じながら戦ってしまった。内容的には5、6点取られてもおかしくなかったので」。FW興梠慎三に先制点を奪われた前半30分を境に、キャプテンのMF永木亮太の言葉を借りれば「臆(おく)してしまった」となる。試合後のロッカールーム。指揮官は目を真っ赤に腫らしながら訴えた。「オレは絶対に引かない! 」。自分たちのゴール前をガチガチに固めれば、スコアレスドローで勝ち点1を手にできるかもしれない。しかし、必要以上にレッズを畏怖(いふ)して戦うことが、若いチームの成長につながるのか。答えはもちろん「ノー」となる。チョウ監督が発した「引かない! 」には、「就任1年目の2012年シーズンから育んできた『湘南スタイル』は捨てない」という不退転の決意が込められていた。ロッカールームでの光景を見た眞壁潔社長(現会長)が、たとえJ2に降格しても、チョウ監督に引き続き指導を託そうと心に決めた瞬間でもあった。○今シーズンの開幕戦でレッズを望んだ理由5カ月半後の9月28日。ホームにレッズを迎えた再戦で、ベルマーレは見違えるような戦いを演じる。前半18分に先制されながら、前へ、前へと怒涛(どとう)のプレッシャーをかけ続ける。後半30分、36分の連続ゴールで逆転。しかし、直後に退場者を出したことが響き、アディショナルタイムに突入する直前に同点とされた。そのまま試合を終えた直後のロッカールーム。号泣しながら選手たちに頭を下げた理由を、チョウ監督は後にこう明かしている。「選手たちの成長に僕が追いついていない。もっと自分の采配で助けることができたと思うと…」。以来、この一戦の映像を何度も見直してきた。再びJ2での戦いとなった2014年シーズン。発揮された異次元の強さの源には、常に2度目のレッズ戦で味わわされた悔しさがあった。1点を守り切れなかったことに対する「それ」ではない。最後まで攻めの姿勢を貫けなかった悔恨の念が、形を成してきた「湘南スタイル」に新たな1ページを加えた。「90分間を通してリスクを冒す勇気を持ち続けられれば、相手はダメージを受ける」。J1での再挑戦へ。レッズへ畏敬の念を抱いてきたからこそ、チョウ監督は今シーズンの開幕戦で対峙(たいじ)することを望んだ。歩んできた道が正しいか否かが証明されるからだ。○これまでの3度の対戦で学んできたこと果たして、運命に導かれた3月7日の一戦でベルマーレは1対3と苦杯をなめる。DF遠藤航のPKで先制した5分後に同点とされると、後半に入って運動量が激減。立て続けに2ゴールを奪われた。1月のチーム始動時から開幕戦を強く意識してきた軌跡を、チョウ監督は「悪い意味で気持ちが高ぶりすぎてしまった」と自戒の念を込めて振り返っている。入れ込みすぎた分だけ、ミスや思い通りに事が運ばない状況が増えるたびに徒労感が募る悪循環。ともに成長していくと誓う指揮官は、チームマネジメントに非があったと再び頭を下げた。ベルマーレは何度も、何度も荒波に直面してきた。それらを一丸になって乗り越え、時には涙しながら一歩ずつ、愚直に前進してきた。レッズからは「ひるまない闘志」と「リスクを冒し続ける勇気」、そして「平常心」を過去3度の対戦で学んできた。4度目の対戦でそれらをすべてピッチの上で実践できたことが、冒頭の会見での言葉につながっている。ポストを直撃したFW菊地俊介のヘディング弾。日本代表GK西川周作に防がれたFW高山薫の一撃。主導権を握る可能性があったからこそ、試合後に永木は胸を張った。「悔しいけど下を向く必要はない。いままで一番手応えがあった」。○真っ向勝負の末に突きつけられた2つの課題ならば、今回の黒星はベルマーレに何を残したのか。「考え方次第で学ぶことはあるし、負けたら何もないという考え方もできる」。チョウ監督はふた通りの考え方から、迷うことなく前者を選んでいる。「相手のストロングポイントを抑えるよりは、自分たちのよさをどれだけ出せるか、という試合にしたかった。プレーに対する選手の自信、相手を怖がらずに懐へ入ってボールを奪う、懐に入ってボールをもらう回数は、間違いなく2年前より増えた」。プレスをかけてもパス回しでいなされ、すかさず縦パスを入れられる。特にレッズの右MF関根貴大には何度もサイドを突破された。それでも真っ向勝負を挑んだからこそ、現時点でのレッズとの差を肌で感じ、黒星を前向きにとらえられる。「いろいろな経験を積んで、右肩上がりに大きくなっているという思いはある。もちろん、まだまだだし、その意味では監督をやっている限りは、忘れずに僕の頭のなかに残していく試合になる」。負けたとはいえ、セカンドステージで6位タイ、年間総合では10位につけている。「チャンスでゴールをねじ込む力」と「ピンチをはね返す力」。レッズに突きつけられた2つの課題を新たな力に変えながら、ベルマーレは走り続けていく。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2015年08月18日開催中の東アジアカップで右サイドバックとして躍動している遠藤航。初招集された日本代表で、初体験となるポジションで居場所を築きつつある背景には、選手の成長を第一に考える湘南ベルマーレのチョウ・キジェ監督の熱い思いと将来を見すえた慧眼(けいがん)があった。○ほとんど経験がなかった右サイドバック異次元の強さでベルマーレがJ2の首位を独走していた昨シーズンの終盤。3バックの右で1対1において無類の強さを発揮し、7得点3アシストと攻撃面でもまばゆい輝きを放っていた遠藤に、A代表への思いを聞いたことがある。「僕のプレースタイル的には3バックの右や真ん中、4バックのセンターバックやボランチ、あるいはアンカーでもすべて同じクオリティーでできるようにしたいし、そういう準備はしているつもりです」。リオデジャネイロ・オリンピック出場を目指すU‐21日本代表ではボランチを務め、必要なときにはアンカーも任されるなど、マルチな才能を秘めている「湘南の若大将」にこんな質問もぶつけてみた。「右サイドバックはどうなのでしょうか」。遠藤からは極めてポジティブな言葉が返ってきた。「4バックの右はほとんど経験がないですけど、そこもやってみたいという思いはありますね」。守備のオールラウンダーになることを理想像として掲げていた遠藤は、おそらく「チャンスがあれば」と挑戦者のような感覚で右サイドバックをとらえていたのだろう。昨年の時点では、まさか未知のポジションでA代表デビューを果たすとは夢にも思わなかったはずだ。○ハリルホジッチ監督から勝ち取った信頼2015年8月2日。中国・武漢で開催されている東アジアカップの北朝鮮代表戦で、右サイドバックの遠藤はいきなり存在感を見せつける。開始わずか3分。右サイドを攻め上がり、相手のゴールキーパーと最終ラインの間へ低く、速い弾道のアーリークロスを一閃(いっせん)。MF武藤雄樹(浦和レッズ)の代表デビュー戦での初ゴールをアシストした。「顔を上げたら武藤君が見えた。イメージ通りでした」。ディフェンダーとしてもっとも大事にしている、1対1の守備やカバーリングでも奮闘。拙(つたな)いゲーム運びから体力を失い、後半に2ゴールを奪われて無残な逆転負けを喫したなかで、選手個人にスポットをあてれば遠藤のパフォーマンスは数少ない収穫のひとつとなる。ハリルホジッチ監督からは、試合後に「40歳のようなプレーだったな」と声をかけられた。指揮官がこのような言葉を使うときは、期待感が込められていると見ていい。果たして、中2日で迎えた韓国代表戦でも遠藤は右サイドバックとして先発し、北朝鮮戦に続いてフル出場する。右ひざを痛めた内田篤人(シャルケ)が長期離脱を強いられている状況で、ハリルホジッチ監督をして「問題を抱えている」と言わしめてきた右サイドバックへの懸念は解消したといっていい。○ターニングポイントとなった2年前の仙台戦50人が予備登録された段階で、遠藤はMF登録だった。7月23日の代表メンバー発表では一転してDF登録になったことと、招集されたメンバーを見れば、右サイドバックで起用される可能性は高かった。遠藤自身も、ハリルジャパンに合流する前にこう語っている。「湘南でプレーしているときのよさを出すという面では変わらない。1対1の守備やビルドアップの起点になることは、どこでもできると思っています」。もっとも、ポジティブなイメージを抱いていたとはいえ、わずかな準備時間でここまで右サイドバックに順応できるものなのか。その答えは、遠藤の将来を見すえたチョウ監督の指導に求められる。2013年8月31日。ホームにベガルタ仙台を迎えたJ1第24節で、チョウ監督はそれまで3バックの中央で起用していた遠藤を右にシフト。いま現在に至らせた理由を、こう明かす。「(遠藤)航には3バックの真ん中でゲームや最終ラインのコントロール、カバーリングといった仕事を求めてきたんですけど、あるときに『20歳の選手にそういうことばかりをやらせるのは、いくらチーム事情とはいえよくない』と思ったんですね。航がさらに成長するためには、1対1の場面を増やして、もっと攻撃能力をつけていく必要があるんじゃないかと」。○選手の成長を第一に考えたチョウ監督の慧眼チョウ監督のもとで育まれてきた「湘南スタイル」の特徴のひとつに、3バックの左右が積極果敢に攻撃に関わっていくプレーがある。いまでは左から三竿雄斗、右からは遠藤が攻め上がることでチームに前への推進力が生まれている。遠藤を中学3年生のときから見てきたチョウ監督は、その体に搭載されたサッカーセンスをこう振り返る。「当時からボールと相手、そして味方を同時に見ながらパスを出せる選手だった。航を右に回したときのフィーリングが僕のなかですごくよかったし、航自身も相手選手の間をドリブルしてボールを運んでいくプレーなどを覚えていまに至っている。ボランチやあるいはサイドバックでも、同じようなプレーを求められていくと思う」。形のうえでは3バックだが、ボールを奪った後はサイドバックと同じ仕事を求められる。だからこそ、ハリルジャパンでいきなり右サイドバックに配置されても順応できたわけだ。選手の成長を最優先で考える指揮官の慧眼に、遠藤自身も感謝の思いを忘れていない。「自分にとってはいろいろなポジションで使ってくれることは本当にありがたいことですし、プレーの幅を広げるチャンスだと思って取り組んできました」。○ハリルジャパンで戦う遠藤への熱いエールチョウ監督は今年2月に発表した初めての著書『指揮官の流儀 直球リーダー論』(角川学芸出版刊)でも、熱い思いをつづっている。「選手たちが『成長した』という実感をもって、そのシーズンを終えてほしい」。日本代表としてプレーしたベルマーレ所属の日本人選手は、1998年のワールドカップ・フランス大会を戦った中田英寿と呂比須ワグナー以来となる。実に17年ぶりとなる朗報は、2年前に指揮官が下した決断に導かれていたことになる。「当時は航自身の成長とチームの成長が正比例するようにと考えたけど、いまでは航がやれることは明らかに増えているよね。試合の流れを読む、あるいは危険を察知する能力は昔から抜群だし、そういう点がいまのポジションでも活かされていると思う」。韓国戦では攻め上がる回数の少なさで物足りなさが残った。それでも、ベルマーレでの猛練習で培われたタフネスさで宿敵と対峙(たいじ)した。何よりもA代表戦を経験することで、新たな課題や刺激も見つかる。「先頭を切ってA代表にいった僕が結果を残すことが、湘南の成長にもつながる」。キャプテンを務めるU-21日本代表に続いて、ハリルジャパンでも居場所を築きつつあるまな弟子へ。チョウ監督は「自信をもって帰ってきてほしい」と目を細めながらエールを送っている。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2015年08月08日舞台やドラマでの活躍が目覚ましい、大阪府出身の俳優、水田航生が、アンドリュー・ロイド=ウェバーが手掛けたミュージカル『サンセット大通り』に出演する。作品に対する思いを聞いた。ミュージカル『サンセット大通り』チケット情報ミュージカルの歴史に名を残す、アンドリュー・ロイド=ウェバーが作曲した『サンセット大通り』は、1993年にロンドンで初演。その後ブロードウェイで開幕し、1995年にはトニー賞7部門を受賞した。日本では鈴木裕美の演出で2012年に上演され大きな話題を呼んだ。今回再演が決定し、「あのロイド=ウェバーさんの作品に初めて出演できるなんて、本当に光栄で嬉しいです。しかも演出は、よく舞台を拝見していて面白い作品を作られるなぁと尊敬していた鈴木裕美さん。早く鈴木さんと作品について語り合いたいです」と、舞台稽古に入るのが待ちきれないようだ。ビリー・ワイルダー監督の傑作同名映画をベースに、ハリウッドでかつては名を馳せていた大女優ノーマが、過去の栄光を忘れることができず、仕事や男性に執着し、暴走していく姿をサスペンスやホラー仕立てで描く。「日本版の初演の映像を見たら、劇場の温度が5℃下がっていくような怖さでした(笑)。客席にスモークや霧が漏れていくような感覚ですね」。楽曲を聞くだけで、その独特の世界観が今でも甦るという。「一曲の中で調や拍子がドンドンと変化していくのがロイド=ウェバーさんの楽曲の難しさ。リズムを取るのも大変ですし、セリフの掛け合いが多い。曲を聞かせるだけではなく、会話としても成立させなければいけないんです」ノーマは若い脚本家のジョーと恋に落ちる。水田が演じるのは、ジョーの親友で映画助監督のアーティだ。「アーティは明るくてハッピーな人ですが、彼の婚約者ベティもジョーに恋心を持つんです。アーティが魅力的であればあるほど、観客にアーティを選んだほうがいいのにと思ってもらえる。アーティの魅力との対比で、舞台の重くて妖しい世界がより際立つようにしたいですね」。ジョーはダブルキャストで平方元基と柿澤勇人が務める。「元基くんもカッキ―(柿澤)も気心しれた仲で、会ってもくだらない話しかしない(笑)。でも、ふたりとも今やミュージカル界を引っ張る存在なのですごいです。僕も相手によって芝居を変えるのではなく、そのときのリアルな感情を表現できれば」と意気込む。小学生から習うダンスも舞台に映える水田。ミュージカル界を担う若手のひとりになるであろう、彼に注目したい。公演は7月4日(土)から20日(月・祝)まで東京・赤坂ACTシアター、7月25日(土)・26日(日)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール、7月31日(金)から8月2日(日)まで大阪・シアターBRAVA!にて上演。チケットは発売中。取材・文米満ゆうこ
2015年06月04日今シーズンの全日程が発表されたJリーグ。2年ぶりにJ1に復帰する湘南ベルマーレは、3月7日の開幕戦でホームに浦和レッズを迎える。実は昨年末の段階で、チョウ・キジェ監督は強豪レッズとの対戦を望んでいた。その真意はどこにあるのか。○指揮官の希望が具現化した開幕戦声に出した言葉が現実の事象に対して、何らかの影響を与える。古代日本から「言葉に宿っている」と信じられてきた神秘的な力、いわゆる「言霊」の存在を感じずにはいられなかった。1月中旬に全日程が発表された2015年シーズンのJ1リーグ。大きな注目を集める3月7日の開幕戦について、史上最速でのJ1復帰を果たしたベルマーレのチョウ監督が昨年12月上旬の段階でこんな希望を明かしていたからだ。「ホームでやりたいね。最初に浦和とか。開幕戦がウチのホームで相手が浦和だったら最高だし、向こうは嫌がるだろうね」。話しているうちに、4シーズン目の指揮を執ることがすでに決まっていたチョウ監督は「何だか浦和になりそうな気がする」と笑顔を浮かべながら声を弾ませてもいた。果たして、ベルマーレの開幕戦の相手は昨シーズンの最終節で優勝を逃した悔しさを晴らさんと今オフに大量補強を敢行したレッズに、会場はホームのShonan BMWスタジアム平塚に決まった。○34分の1の確率を手繰り寄せた言霊J2およびJ3を含めたJリーグのすべての日程は、『日程くん』という通称がつけられている専用のアプリケーションソフトウェア「Jリーグマッチスケジューラー」に、下記の主な条件を入力して自動的に作成されている。(1)ホーム、アウェーともに3回連続して行わない(2)開幕戦をホームで戦ったチームは、最終節をアウェーで戦う(3)開幕から5節までのうち、必ず2試合以上をホームで戦う(4)ゴールデンウイークや平日のホームゲーム数を均等にする(5)スタジアムの使用可否などクラブからの要望を配慮する今シーズンから2ステージ制を復活させるJ1だが、18チームがホーム&アウェーで対戦する形態は変わらない。開幕戦でレッズと当たる確率は17分の1で、さらにホームかアウェーのどちらかとなる。実に34分の1のカードを手繰り寄せたのだから「言霊」の存在を信じたくなる。○ベルマーレとレッズを結ぶ浅からぬ縁ベルマーレとレッズには浅からぬ縁がある。チョウ監督のもとでJ1を戦った2013年シーズン。埼玉スタジアムに乗り込んだ4月14日の第6節で、0対2の完敗を喫した。ゴール裏が真っ赤に染まった敵地の雰囲気に飲まれ、J1優勝経験をもつ「浦和レッズ」という名前の前に萎縮した揚げ句に自滅してしまった90分間。試合後のロッカールームで、指揮官は体を震わせながらこう訴えている。「オレは絶対に引かないぞ」。チョウ監督のもとで育まれてきた「湘南スタイル」は、「攻守の切り替えの早さで常に相手を圧倒する」「攻撃でも守備でも相手よりも人数をかける」「リスクを冒して縦パスを入れて攻撃のスイッチを入れる」――などを戦術的な特徴としている。いずれも腰が引けて、チーム全体が自陣に下がり気味になっている状態では実践できない。別の戦い方を模索して後戻りすることも許されない。チョウ監督が発した「引かない」の意味を選手全員が共有し、J1の壁へ真っ向から挑み続けることを誓い合った。○「選手たちの成長に追いついていない」と涙した日それから5カ月半後の9月28日。ホームにレッズを迎えた第27節で、ベルマーレは見違えるような戦いを披露した。前半18分に先制されたものの、持ち前の運動量と前への推進力でレッズを終始圧倒。後半30分と36分の連続ゴールで逆転し、1万3000人を超えた観客を熱狂させた。しかし、逆転直後に退場者を出したことで流れが微妙に変わってしまう。アディショナルタイムに突入する直前に同点ゴールを奪われ、試合もそのまま引き分けた。試合後のロッカールーム。チョウ監督は選手たちに頭を下げ、涙を流した。その理由をこう説明する。「選手たちの成長に僕が追いついていない。もっと(自分の采配で)助けることができたと思うと、本当に申し訳ない」。最終的にはJ1に残留することはかなわなかった。それでも、「湘南スタイル」に秘められた可能性を信じて、妥協することなく突き詰めていく姿勢は、2度のレッズ戦を触媒として不退転の覚悟へと昇華していた。○「湘南の暴れん坊」復活を証明する舞台実際、あと一歩までレッズを追い詰めた一戦の映像を、チョウ監督は何度も見直してきた。リードを守り切ることよりも、追加点を奪ってダメを押すサッカーを追い求めていくためだ。その後の約1年半の間に、どれだけ成長することができたのか。レッズに真っ向から挑んだ先に必ず答えがある。開幕戦の相手にレッズを望んだ理由がここにある。そして、以心伝心というべきか。日々の練習からJ1を想定して取り組み、「攻撃は最大の防御なり」を合言葉にJ2最多の86得点、最少の25失点をマークするなど、記録的な独走劇でJ1復帰を勝ち取った選手たちも「開幕戦の相手がレッズになれ」と念じてきた。くだんのレッズ戦で一時は逆転となるゴールを決めた21歳のDF遠藤航も、3月7日の大一番へ向けて武者震いを覚えている一人だ。「自分たちの力を証明するには一番いい相手だと思う」。注目の開幕戦のキックオフは午後7時。NHKのBS1で生中継されることも決まった。チーム名が湘南ベルマーレに改称された2000年シーズン以降、レッズにはリーグ戦で1分け9敗と一度も勝っていない。世紀をまたいだ負の歴史に終止符を打ち、かつてのニックネーム「湘南の暴れん坊」の復活を全国のサッカーファンに告げるための舞台は整った。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2015年01月31日2シーズンぶりにJ1へ挑む湘南ベルマーレ。オフの補強で注目を集めたのが、柏レイソルから加入したFW高山薫だ。ベルマーレがJ2へ降格した2013年オフに移籍してからわずか1年。前例のない復帰劇の主役となった26歳は原点に帰り、大暴れを狙っている。○青天の霹靂となった湘南からのオファー思わず自分の耳を疑った。「冗談を言われているのでは? 」と勘ぐりたくもなった。昨シーズンも残り数試合となった段階で、高山のもとへ届いた移籍のオファー。2013年シーズンまでプレーしたベルマーレから、再び声がかかった。文字通りの青天の霹靂(へきれき)だった。「次のシーズンも普通にレイソルでプレーすると思っていたし、実際に契約も残っていた。最初は『マジっすか』という感じでした。完全移籍でベルマーレを出ていったのに、もう一回誘ってもらえるなんて考えられないじゃないですか。しかも、たった1年で」。2013年シーズンをJ1で戦ったベルマーレは、16位に終わって残留することができなかった。J1の厚い壁の前に開幕から苦戦を強いられ続けた中で、高山は左MFのポジションで攻守両面において群を抜く存在感を発揮。レイソルを率いていたネルシーニョ監督(現ヴィッセル神戸監督)のメガネにかなった。○ベルマーレで成長したいという気持ち昨シーズンに記録的な独走劇でJ2を制したベルマーレは、早い段階からJ1の舞台を見据えて2015年のチーム編成を進めていた。3トップの左で活躍していた武富孝介が、期限付き移籍を終えてレイソルへ戻ることが確実視されていた。オフの移籍市場で誰を獲得すべきか。白羽の矢を立てられたのがFW出身の高山だった。形の上ではレイソルとの交換トレードとなる。しかし、ベルマーレの曺貴裁(チョウ・キジェ)監督は、チーム内の競争の激しいレイソルで32試合に出場した高山をあるときにはファンの立場で応援し、またあるときには親心をもって見守ってきた。そして、レイソルから断られることを覚悟の上で出したオファーが高山の心を打った。「プロになったときもレイソルに移籍したときも、不安のほうがめちゃ大きかった。ベルマーレへの思い入れは確かに強かったけど、それ以上に今回の話をもらったときに、自分の中で不安よりも『楽しみだ』『もう一回挑戦したい』『ベルマーレで成長したい』という気持ちが純粋に膨らんできたんです」。○古巣の快進撃に刺激を受けてきた2014年川崎フロンターレの育成組織で育った高山は、専修大学を経て2011年シーズンにベルマーレへ加入。ルーキーイヤーはFWとして、チーム最多の9ゴールをあげた。2年目からは曺新監督のもと、スピードと運動量をさらに生かすためにMFに転向。若さを前面に押し出すベルマーレの象徴となった。再びJ2を戦う仲間たちに別れを告げて、新天地へと旅立った2014年シーズンも古巣は常に気になる存在だった。「開幕から勝ち続けてすごくうれしかったけど、途中からは勝ち過ぎていたというか……。レイソルのチームメイトからも『お前がいないほうが強いじゃん』とかいじられて、すごく悔しかったですね(笑)。僕にとって刺激になったし、モチベーションを上げてくれました」。かつてともに戦ったMF永木亮太、DF遠藤航がベルマーレに残留するという一報も入ってくる。悩むこと約2週間。高山はレイソルのフロントへ移籍したい意思を伝えた。○「自分が進む道に自信を持っていく」レイソル、ベルマーレ双方の選手やサポーターを驚かせた移籍が発表されたのは昨年のクリスマスイブ。最後はレイソルの吉田達磨新監督が高山の背中を押した。「達磨さんは『お前が思うようにするのがベストだ』と言ってくれた。僕の気持ちを尊重してくれた達磨さんとレイソルのフロントの方々には、本当に感謝しています」。古巣への復帰となると最近では中村俊輔(横浜F・マリノス)が代表的だが、決断したのは32歳のときだった。高山は26歳と心技体のすべてで脂が乗りきった年齢で、新天地で活躍した上、契約を残したまま1年で戻ってきたとなると前例はほとんどない。もちろん、歓迎されるだけではないだろう。J2を戦った2014年シーズンにいなかったことが、もしかすると快く思われないかもしれない。それらをすべて受け入れた上で、高山は再びベルマーレの一員となった。「自分が進む道に自信を持っていくことが、大事だと思っているので」。○背番号『23』に込められた決意今シーズンもキャプテンを務める永木とはフロンターレのジュニアユース時代の同期であり、中学年代の3年間で厳しく指導してくれたのが曺監督だった。サッカーを通じて育まれた絆にも感謝すると同時に、そうした縁に甘えることは許されないと高山は自分自身に言い聞かせている。実際、曺監督は「ポジションを約束することはない」と明言している。「(永木)亮太とはいまも仲がいいですけど、傷をなめ合うようなことは絶対にしない。監督の厳しさはわかっているし、最初にベルマーレにいたときから自分のポジションは確立されていなかった。そういう方針のほうが僕も成長できるし、練習からポジションを奪う気持ちでやっています」。背番号は自らの希望で『23』とした。入団1年目に背負った番号に、高山の決意が込められている。「もう一回、一からやるので」。J1へ再チャレンジするだけではなく、厚い壁に風穴を開けて日本サッカー界に驚きを与えることを目標にすえた2015年。静かに牙を研ぐベルマーレの中心に、原点に返った高山がいる。写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2015年01月24日11月20日(木)のニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」のゲストに声優の遠藤ゆりかが出演する。遠藤ゆりかは2013年、アニメ『ダイヤのA』の吉川春乃役で声優デビュー。シンガーとしての活動も行っており、今年の8月にはセカンドシングル「ふたりのクロノスタシス」をリリースしている。ゲストトークでは、先日ハタチを迎えたばかりの遠藤が、お気に入りの帽子コレクションなど、女子らしいプライベートの一部を公開する一方、100巻以上の『こち亀』など部屋の一角を占める大量のマンガや夜はビールで晩酌など、女子らしからぬ趣味も紹介。また現在、遠藤は演歌歌手・小林幸子とスマホ向け放送局NOTTV内の番組「ボカロ生活(仮)」で共演しており、同番組のこぼれ話も披露されそうだ。番組後半のアニメぴあちゃんねる会員放送「もりもりアニメぴあちゃんねる」では、学生時代、軽音楽部に所属していた遠藤が、当時の貴重なライブ写真の数々を披露。人気のセリフ読みコーナーも、それにちなんで軽音楽部のシチュエーションを用意。ここでしか見られない出演者の芝居にも注目だ。20時45分~21時00分に放送する「もうすぐアニメぴあちゃんねる」では、「みみめめMIMI」の番組先行チケット予約を実施。タカオユキのスキルアップ新コーナー「タカオユキの今日のチャレンジ!」では、無茶ぶりの定番「モノマネ」にチャレンジ。タカオのモノマネは似ているのか、それとも案の定(?)ヤケドしちゃうのか!?独創的な手作り弁当も用意し、生放送で何が起こるか今回も見逃せない。21時55分~22時に放送する「あとがきアニメぴあちゃんねる」では、最近の出来事を写真とイラストで紹介してくれる。また、今回は朝倉ゆりが欠席のため、ピンチヒッターとしてタカオユキがアシスタントとして本編トークにも参加する。ニコニコ生放送「アニメぴあちゃんねる」は11月20日(木)午後8時45分より放送。■アニメぴあちゃんねる日時:11月20日(木)午後8時45分~午後10時00分出演:雨宮天 / 美濃部達宏 / コヒメ(アフィリア・サーガ) / タカオユキゲスト:遠藤ゆりか
2014年11月20日芝浦工業大学は、同学・情報工学科の米村俊一教授と、同学・工業経営学科の卒業生で作家の中村航氏が、小説執筆の支援ソフト「ものがたりソフト」を共同開発したことを発表した。「ものがたりソフト」は、芝浦工大と中村航氏が共同で開発を始めた小説執筆の支援ソフト。2012年から二者による共同研究がスタートし、のちに小説家・中田永一氏も参画した。開発にあたり、米村教授が認知心理学で用いられる「プロトコル解析法」という手法を用い、中村氏の発話内容を書き出して思考の規則性を整理。こうした手順により、小説家の思考をシステム化した。また、このソフトは書き手の頭の中にある断片的な思考をつないで、ひとつのあらすじを作る過程をサポートする機能を持つもので、画面に出る質問項目に沿って答えを入力していくと、小説を全く書いたことのない人でもあらすじを作ることができる仕組みとなっている。ヘルプボタンを使えば、あらかじめソフト中にデータベース化されている文言がランダムで表示され、書き手の発想を広げる役割を果たすという。なお、同ソフトは現在も改良中で、公開予定は未定。今後、インターネットとの連携により、時代背景の調査を補助する機能の追加などを検討しており、最終的には小説本体の執筆までサポート可能なものを目指していくとのことだ。ちなみに、ソフトの公開に先駆け、11月1日、同ソフトで作成したプロット(小説の設計図)をもとに執筆された、中村航氏と中田永一氏の合作青春小説「僕は小説が書けない」が発売される。
2014年10月28日9試合を残して史上最速となるJ1昇格を決めた湘南ベルマーレ。ホームにおける無敗記録を含めた異次元の強さの原点はいまから四半世紀以上も前、早稲田大学の学生だった大倉智社長と曺貴裁(チョウ・キジェ)監督が共有したロマンにさかのぼる。○2人の運命を決定付けた出会い第一印象は強烈だった。時代が平成に移る数カ月前の1988年4月。東京・暁星高校から早稲田大学に入学し、体育会である「ア式蹴球部」の門をたたいた大倉は、保谷市(現西東京市)東伏見にある練習グラウンドや寮で目の当たりにした、1学年先輩の群を抜く存在感に感銘を受けずにはいられなかった。いわゆる「いじられキャラ」で、誰からもかわいがられる。ピッチの上での実力は申し分ないし、頭脳も明晰(めいせき)で、話は常に理路整然としている。何よりもサッカーに対する情熱が半端ない。気がつけば、こちらの懐にスッと入り込んでくる。京都・洛北高校出身の曺と出会ってから実に四半世紀以上の時間がたっても、大倉が曺の人間性に対して抱いた憧憬(しょうけい)の思いは大学時代とまったく変わらない。「まさに学校の先生ですよね。いまどきいないタイプ。僕は思うんですよ。中学校や高校の教師の道を選んでも似合っていたんじゃないかと(笑)」。○「プロ」と「社員」の垣根を越えて交わした激論卒業後も2人は日立製作所で先輩と後輩の間柄になった。後に柏レイソルと名称を変えるチームはしかし、プロ化の波に乗り遅れる。1993年のJリーグ元年に参戦することはおろか、2チームに許されたジャパンフットボールリーグからの昇格すらも逃してしまった。当時のレイソルにはプロ選手と日立製作所の社員選手が混在し、曺は前者、大倉は後者だった。練習を終えた後のファミレスで、2人はひと目をはばかることなく激論を交わした。クラブの体制はもとより、時には日本サッカー界の未来について。忌憚(きたん)なく思いをぶつけ合ううちに、大倉の脳裏にはごく近い将来に訪れるはずの光景が自然と浮かぶようになった。「この人なら、いずれはJクラブの監督を務めるんじゃないかと。僕にはそう思えたんです」。曺は翌1994年に浦和レッズへ移籍する。2人が別々に歩み始めたサッカー人生は10年後の2004年、大阪の地で再び交わることになる。○10年ぶりに動き出した2人の時間現役引退後にスペインでスポーツマネジメントを学んだ大倉は、2001年の途中にセレッソ大阪のチーム統括ディレクターに就任。2004年シーズンに臨むに当たって、川崎フロンターレの育成組織で中学生を指導していた曺をヘッドコーチとして招聘(しょうへい)する。現役引退後にドイツのケルン体育大学へ2年間留学した曺は真っ赤な情熱をそのままに、卓越した理論を身にまとった指導者へ成長していた。ベルマーレのキャプテン・永木亮太は、実はフロンターレ時代のまな弟子だ。同じく中学時代に曺の熱血指導を受け、ベルマーレから柏レイソルへと移籍した高山薫は畏敬の思いを込めて曺をこう呼ぶ。「いまでも僕にとっての金八先生です」。2004年秋。手腕を発揮する場をセレッソから湘南ベルマーレへと移し、強化部長に就任した大倉はほどなくして、社長の眞壁潔(現代表取締役会長)にこんな提案をしている。「曺という人間を連れてきてもいいでしょうか」。○J黎明期に大倉が描いた光景の実現当時のベルマーレは「育成型クラブ」への転換を決めていた。湘南エリアの才能ある子どもたちが、横浜F・マリノスの育成組織入りを希望する流れを食い止めたい。親会社を持たない市民クラブが生き残っていくための決断だった。育成を託すならば曺しかいない。長期的視野に立った大倉のクラブ改革に感銘を受けた曺は、早稲田大学のOBが当時の監督を務めていた、2つのJ1クラブからの入閣要請に断りを入れて2005年にベルマーレのジュニアユース監督に就任。翌年からは育成組織全体を統括する立場となった。いま現在のチームの中心を担う菊池大介、古林将太、U-21日本代表の遠藤航らが曺の指導で頭角を現す一方で、Jリーグの創成期に大倉が思い描いた光景が意外な形で実現する。2011年11月。突如辞意を表明した反町康治監督(現松本山雅監督)の後任として、ヘッド格のコーチを務めていた曺の監督就任が決まった。クラブは当初、曺を育成組織のトップに戻す計画を描いていた。しかし、緊急事態を受けて眞壁と大倉の考えは「後任は曺しかいない」で一致。初めてトップチームを率いた曺は、豊富な走力と運動量をベースにするスタイルを掲げて2012年のJ2で2位に入り、J1昇格を果たした。○26年前から真っすぐに伸びるベクトル予想以上に強烈なJ1の洗礼を浴びた昨年の序盤戦。埼玉スタジアムでレッズに完敗を喫した直後のミーティングで、曺は選手たちに魂を訴えた。「『オレは絶対に引かねえぞ』と叫ぶ曺の背中を見たら、支えてあげなきゃと思ってね」。眞壁の思いはGMへ肩書を変えていた大倉のそれと再び一致する。眞壁もまた、曺の指導に「人をその気にさせる人間性がある」と教師の面影を見ていた。方向性は間違っていない。確かな手応えが、5月の連休明けには眞壁と大倉に曺の続投を決意させる。指揮官に対する揺るぎない信頼感が、史上最速のJ1昇格やホーム無敗記録など、今年に発揮された異次元の強さへの序曲となった。今年4月に取締役社長に就任した大倉は、26年前の出会いを思い出しながら苦笑する。「いずれはこういう時代が来るとわかっていて、監督を見守り続けてきたのかもしれませんね」。ボールを持てば、リスクを冒してでも前へ。ひたすら前へ。J2戦線を制圧した痛快無比な「湘南スタイル」は昭和の時代に共有されたロマンを原点として、21世紀のいま現在へと真っすぐに伸びるベクトルにも後押しされている。継続は力なり。ベルマーレがブレない理由がここにもある。(文中敬称略)写真と本文は関係ありません○筆者プロフィール: 藤江直人(ふじえ なおと)日本代表やJリーグなどのサッカーをメインとして、各種スポーツを鋭意取材中のフリーランスのノンフィクションライター。1964年、東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒。スポーツ新聞記者時代は日本リーグ時代からカバーしたサッカーをはじめ、バルセロナ、アトランタの両夏季五輪、米ニューヨーク駐在員としてMLBを中心とするアメリカスポーツを幅広く取材。スポーツ雑誌編集などを経て2007年に独立し、現在に至る。Twitterのアカウントは「@GammoGooGoo」。
2014年10月04日全日本海員組合(以降JSU)と国際船員労務協会(以降IMMAJ)は、外航日本人船員の人材確保を支援するプロジェクト「J-CREWプロジェクト~やっぱり海が好き~」を実施している。この度、同プロジェクトの2代目応援大使に就任した女優の足立梨花さんは、東京都・六本木の全日本海員組合で行われた応援大使就任発表会に出席。大使としての今後の活動や意気込みを語った。○制服は「背筋がピシっと伸びるよう!」海上輸送は日本経済を支える重要なパイプであるが、国内外航海運企業の船舶に乗組む船員約5万人のうち、日本人はわずか5%に留まる。「J-CREWプロジェクト~やっぱり海が好き~」は、日本の若者に外航船員の魅力を伝え、人材確保を支援する目的で立ち上げられたという。2代目応援大使に就任した足立さんは、NHK連続ドラマ小説「あまちゃん」にも出演した若手女優。外航船員の制服姿で就任式に出席し、「長崎県と三重県という、海を身近に感じられる場所で暮らしてきました。たくさんの方に外航船員という仕事を知ってもらえるように、たくさん応援していきたいと思います」と、意気込みを語った。続いて行われたインタビューでは、制服の着心地についても質問も。足立さん「ちゃんとした制服を着たのが学生以来だったので、久しぶりな感じで楽しいです。またこれを着ると、ピシっと背筋が伸びるようで、かっこいい制服だと思います」外航船については、「大きくて格好いいイメージ」だとのこと。また、船長や航海士、機関士の仕事についても言及した。足立さん「航海士は映画とかで目にする機会もありますね。進路を決めて、格好良く指示する人っていうイメージです。機関士はあまり世の中に知られているわけではないけど、この人がいないと船が動かない、すごく大事な仕事だと思いますし、絶対いなければいけない存在というイメージです」○外航船員を目指す学生にエールまた会場には、制服姿の東京海洋大学の学生たちも登場。外航船員を目指し、海技を学ぶ彼らは、「海という自然を肌で感じ、世界を駆け巡り、様々な国の港町を見ることができる『ロマン』あふれる仕事」と外航船員という仕事の魅力を語った。足立さんは、外航船員を目指す同大学生たちに対して、「すごく素敵で格好いい仕事だと思います。世界を駆け巡って、素敵な海を見て、素敵な外航船員になって欲しいと思います。私も力いっぱい応援していますので、頑張ってください!」とエールを贈った。同プロジェクトでは、今後「"やっぱり海が好き"愛情動画コンテスト」などの活動を行う。コンテストの詳細はホームページより確認できる。
2014年07月04日人気の声優・遠藤綾が8日、自身の公式ブログで結婚したことを発表した。遠藤舞の出演作がわかるプロフィール遠藤は「突然ですがこのブログ、今回で最終回となります」と発表した上で、更新をストップすると発表。自身のアニメや吹き替えなど出演作品情報を告知しつつ「髪染めてません!切ってません!結婚しました」とさらりと結婚の報告をした。ブログのストップや結婚を発表した遠藤だが、ファンに向けて「ブログでの交流は無くなりますが、変わらず、私が演じたキャラクターたちを愛して頂ければ嬉しいです。私も変わらず、精一杯声を吹き込み続けたいと思います」と綴り、「皆さんと手紙のやり取りをしているみたいでとっても楽しかったです!ありがとう!ブログに遊びにきてくれて、コメントをくださって、本当にありがとうございました!!!」と感謝している。遠藤は「マクロスF」のシェリル・ノーム役や「らき☆すた」の高良みゆき役などの声優を務めている。
2013年08月09日自信は輝きに変わる。そして、その輝きがまた自信をもたらす──。映画『桐島、部活やめるってよ』に続き、映画『悪の教典』という話題作に出演、俳優・浅香航大の2012年はまさに自信と輝きを得た年となった。『悪の教典』で浅香さんが演じるのは、 私立晨光学院高校2年4組の夏越雄一郎。伊藤英明さん演じる担任の“ハスミン”こと蓮実聖司に追い詰められていく生徒のひとりだ。戦慄のエンターテインメントでありながらも撮影現場は「いい雰囲気」だったそうで、「特に男子生徒役の俳優は同世代、年齢が近いこともあっていまでも交流があるんです。旅行に行ったり、富士急(ハイランド)に行ったり、仲良くしています。彼らとの出会いは一生の宝物」と笑顔を見せる。けれど、その裏には緊張と不安もあったと胸の内を明かす。「『悪の教典』のおかげで度胸がつきました」「この映画は、三池崇史監督、主演の伊藤英明さんを始め、染谷将太くん、二階堂ふみちゃん、林遣都くんなど、すでにキャリアのある人たちに囲まれた現場で。当然、緊張はありました。でも、初日に三池監督から『自分らしく、自分の芝居をすればいい』という言葉をかけてもらったことで、その場の空気を吸って息をしていたらいいんだと、自分らしさを持って臨めたんです。それだけでなく、『悪の教典』のおかげで度胸がついたというか。僕、基本的に“緊張しい”で(苦笑)。役を演じているとき、例えば、舞台で何千人っていう人を前にしていても役として立っているので緊張はしないけれど、それがトークショーになると何を喋っていいのか…って、緊張しちゃうんですよね。その緊張が軽くなったというか、動じなくなりました」。また、伊藤さんに対しては「現場では先輩後輩関係なくひとりの役者として接してもらえた」と憧れと尊敬の眼差しを向けるが、伊藤さんが徐々に狂気と化していく様は「恐かったですね」と険しい顔に。たしかに、クライマックスに用意されているバイオレンスは、想像以上にショッキング!「完成した映画を観て、台本以上にガツンときたというか、衝撃的でしたね。さらに高揚感と爽快感もあるんです」と見どころを語る。今年、20歳を迎え「俳優を仕事として捉えるようになりました」と新しい一歩を踏み出した浅香さん。『悪の教典』では大人しくて温和な夏越を演じ、役柄について「ちょっとおっとりな性格」と語っているが、浅香さん自身はどんな高校生だった?「高校1年のときは普通科の学校に通ったんですが、仕事の都合もあって2年と3年は通信制を選んだんです。いまとなってはちゃんと通えば良かったなとも思うんですけどね…。でも、1年生の間はバイトもしたし、普通に学生を楽しんでいました。その頃の好きなタイプですか?学生時代に好きだったのは、変わった子、何を考えているのか分からない子、ふわふわした感じの子が好きでしたね。男でも女でも自分を持っている人に惹かれます」。芸能界入りのきっかけは「好奇心」自分の好みをはっきり伝えるあたりがまたカッコいい。181.5センチという長身にキリッとした顔立ちももちろんカッコいい。しかしながら、いわゆる“イケメン”とカテゴライズされるのはあまり嬉しくないと苦笑いしつつ、「少し前はイケメンと一括りにされるのがイヤだったけれど、いまはありがたいと思うし、それをプラスにしていきたいって思います」。そう言えてしまうことを含めて、やはりカッコいいものはカッコいい。16歳のときに事務所のオーディションを受け、その後は舞台を中心に活躍、2011年には「花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011」(フジテレビ)でドラマデビューを飾り、そして今年2本の映画と出会い、俳優・浅香航大は銀幕の世界へ降り立った。「きっかけは、単純に芸能界で生きてみたいという好奇心だった」と少し前の自分を懐かしむ。その好奇心は本気の仕事へと変わりつつある。「いまは徐々に役者としてどうするか考えるようになりました。もともと単館系でかかるような映画が好きで、山﨑努さんのような個性的な雰囲気を持った役者さんが好きなんです。自分自身もいつかそんなふうに評価されるようになりたくて…。それが目標ですね」と語る浅香さんの瞳は初々しく力強く輝いていて、いま以上の輝きを期待させる。(text:Rie Shintani)特集:年下のカレ「悪の教典―序章―」『悪の教典』特集■関連作品:悪の教典 2012年11月10日より全国東宝系にて公開© 2012「悪の教典」製作委員会
2012年11月08日“おでんでダイエット”も流行するかも?女性アイドルグループ「アイドリング!!!」のメンバーで、現リーダーの遠藤舞。バラエティ番組の出演をはじめ、ドラマや映画、舞台、吹き替え、ラジオパーソナリティーに、歌手としても活躍、今年はソロライブも実現させるなど、精力的な活動を展開している。そんな彼女が、2日、公式Twitterで「おでんダイエット」なるものを紹介。自身もふたたび始めるかもしれないとコメントしている。(遠藤舞Twitterより)そういえば工夫次第で低カロリー&高タンパク!おでんでダイエットというと不思議な感じもするが、遠藤の説明によると、おでんは実はよく考えてみると「ほぼノンカロリーの大根や白滝、高たんぱくな卵や厚揚げ」などからできており、食べ方次第でダイエットにとても向いているという。彼女がこれまで試したダイエット方法の中でも、最も効果があったものなのだそうだ。たしかに、ヘルシーな和の煮物スタイルに近く、体も温まる。コンビニなどを利用すれば、ごく手軽に味わえ、食べて満足感があるうえに、低カロリーな具材も多い。野菜類も近年とくに具として増えているから、バランスも取りやすいだろう。この彼女が提唱する「おでんダイエット」に、フォロワーの女性ファンらからは、もっと詳しく知りたい、自分も挑戦してみたいといった声が多数寄せられている。そうした声を受け、遠藤はさらに、筋トレも忘れずにといった運動のアドバイスや、スープは飲まないといった食べ方のポイントも指南している。この冬は「おでんダイエット」も流行するかも?!元の記事を読む
2012年11月05日BS-TBSで9月4日(火)から放送開始となる『戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY-』でダブル主演を務めた林遣都と武田航平が、オリジナルのゲームやアニメーションに囚われずに伊達政宗や真田幸村という戦国武将に新たな血を通わせたことを説明し、ライバル同士を演じる過程で本人たちも友情を培ったと語った。その他の写真シリーズ累計310万本突破の大ヒットゲーム『戦国BASARA』初の実写テレビドラマ化で、甲斐の虎・武田信玄に立ち向かう奥州筆頭・伊達政宗を林が、そのライバル役で武田軍の熱血漢・真田幸村を武田が演じるCGアクション・ドラマ。完成版を観た林は「原作ゲームのようにCGや激しいアクションがバリバリかと思えば、政宗と幸村の行方がめちゃくちゃ気になる展開に驚きました」とストーリーにハマってしまったと言い、武田も「『戦国BASARA』らしい本格アクションが見ものですが、最終的に織田信長(GACKT)にどう立ち向かっていくかというドラマも面白くて。わくわくする作品になっています」と自信を示した。政宗も幸村も実在した人物だが、政宗は異国語を操るなど、史実に囚われない個性的な設定が『戦国BASARA』の世界だ。そこで初めての実写作品を演じる上で軸にしたものが、キャラクターの“感情”だったという。「第2話に幸村が葛藤するシーンがありますが、ゲームのキャラクターにはない感情に満ちていました。その時、これは僕たち人間が演じるわけだから、自分たちの感情を軸にして駆け抜けようと改めて思いました」(林)。この林の想いを初めて聞いた様子の武田は、「それを林君に感じてほしくて、感情をぶつけたシーンです(笑)」と告白。「以前ドラマで共演した時の印象で、林君は全力で作品や役柄に向かってくる人ということが分かっていました。だから僕も全力で主張をしないと、思っていることを理解してもらえないような気がして、それを感じ取ってくれたことはうれしいですね」。そしてライバル武将の関係を築く過程で、お互いの心の中でも“何かが着火したようだった”とも回想する。「政宗と幸村の姿を見て、ライバルは単に負けたくない関係だけではなくて、究極にはお互いに大好きだと思いました。コイツがいるからこそオレがいる、いなければ無意味みたいな関係。だから航平君とも負けたくないという関係だけじゃなく、認め合いながらも自分にないものを持っていれば遠慮なく頼っていました。そういう関係が真のライバルだと思います」(林)、「彼らは、信長は通過点で、その先にあるものこそが自分たちが決着をつけることと言って走り続けますが、僕たちも先を見てお互いに頑張っていこうという想いを共有した現場でした。それは政宗と幸村の関係にシンクロしていった瞬間でしたね」(武田)。ドラマ『戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY-』MBS:毎週木曜深夜1時25分 放送中BS-TBS:9月4日(火)深夜3時よりスタート取材・文・写真:鴇田 崇(C)「戦国BASARA-MOONLIGHT PARTY-」製作委員会
2012年08月28日ストリート・ファッション・ブランド、DEVILOCKのプロデューサーである遠藤憲昭の、2月25日(土)に発売される初の自伝『THE STORY 遠藤憲昭 自伝~ストリートから伝説へ~』の初回限定版の内容が明らかになった。「DEVILOCK NIGHT THE FINAL」公演情報本作はファッション・シーンのカリスマとして確固たる地位を築いた著者による自伝の形をとりつつも、野心と野望に満ちたすべての若者へのエールともなっている。2012年度版『成りあがり』とも言うべき灼熱のメッセージが詰まった1冊だ。昨年11月に40歳という節目を迎え、15年に渡る「DEVILOCK」の歴史に終止符を打った遠藤憲昭。本作では、単身のアメリカ生活、アルバイトから会社社長へ、大切な仲間との出会い・別れ、セレブ生活、結婚から離婚、世間を騒がせたあの事件、そして解散まで今まで語ることのなかった赤裸々な思いを綴っている。そんな本作の初回版では、オリジナル・ケースに本書とトートバッグがパッケージされたスペシャル・セットが限定販売される。デザインは、ファッション・デザイナーであり遠藤氏とは盟友であるJUN WATANABE氏によるもの。こちらは、2月25日(土)・26日(日)の「DEVILOCK NIGHT THE FINAL」の会場での販売と、ぴあBOOK SHOP、ZOZOTOWNにて予約のみの販売となっている。なお、幕張メッセで開催される「DEVILOCK NIGHT THE FINAL」のチケットは現在発売中。オフィシャルホームページで事前販売されたオリジナルグッズは、いずれも完売するなど、開催前から熱い盛り上がりを見せている。また、スカパー!の複数チャンネルでは独占同時生中継も実施され、BSスカパーでは全ステージのライブ、バッグステージの模様やアーティストコメントなども生中継で放送される。■『THE STORY 遠藤憲昭 自伝~DEVILOCK ストリートから伝説へ~』遠藤憲昭:著2月25日(土)発売定価1500円【書籍のみ】 /定価3000円【オリジナルトートバッグ付限定2000セット】四六判224ページぴあ刊
2012年01月31日人気ファッションブランドDEVILOCKのプロデューサー・遠藤憲昭が率いるハードコアパンクバンド、GMFの再結成ライブが、2012年1月に恵比寿LIQUIDROOMで行われることが決定した。「GMF」の公演情報GMFは、DEVILOCK創業前の1990年代前半に遠藤憲昭がボーカルとして活動していたインディーズバンド。主に新宿ANTIKNOCK、高円寺20000V、下北沢SHELTER、下北沢屋根裏などでライブ活動を展開していた。遠藤憲昭が、21歳からの数年間、自分の人生を捧げてやってきたというGMF。「このバンドを通じて仲間になった人は今でも自分の支えになっています。そんな仲間の『もう1度観たい』という多くの声。そして自分がやるべき事を強く感じ、GMFをもう1度だけやる事をここで発表します」と今回の再結成ライブに向けて意気込みを語る。11月11日のDEVILOCK終了後に遠藤憲昭は活動拠点を海外に移す予定で、またドラムのATTOも現在すでに北海道に拠点を移していることなどから、今後GMFが継続的に活動することは極めて困難とのこと。再結成ライブは恐らく一夜限りになるそうだ。GMF再結成ライブ「GMF advance against the wind」は、2012年1月7日(土)に恵比寿LIQUIDROOMで開催。チケットの一般発売は、10月1日(土)10時より開始となる。また一般発売に先駆け、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを9月16日(金)から21日(水)まで受付。■GMF advance against the wind【日時】2012年1月7日(土) 19:00開演【会場】恵比寿LIQUIDROOMGMF(Vo)ENDO(Gu)YASU(B)Shin-Ichi(Dr)ATTO
2011年09月12日