日本を代表する映画俳優・高倉健が逝去して、早くも1年が経った。この度、高倉さんの知られざる姿を描く、高倉健長編ドキュメンタリー映画『健さん』の製作が決定。現在快調に製作が進んでおり、今年春の完成を予定していることが明らかになった。『鉄道員(ぽっぽや)』<a href="">『あなたへ』</a>など邦画史上に残るヒット作に出演し、享年83歳でこの世を去った高倉さん。 いまもなお映画の追悼上映や、旧交を深めた人々による回想が絶えることなく続き、改めて高倉さんが遺したものの偉大さは計り知れない。ニューヨークを拠点とし写真家としての作品は世界各国の著名なコレクションにも収蔵されている日比遊一が監督を務める本作では、高倉さんが遺した言葉や作品を通して、インターナショナルな視点から、映画の美学、日本人の美学、ひいては、アジアの美学を紐解いていくという。日本映画のみならず、外国映画にも積極的に出演し続けた高倉さんの俳優としての在り方に焦点を当てる本作には、『ウォール街』でアカデミー賞主演男優賞を受賞、『カッコーの巣の上で』ではアカデミー賞作品賞を含む主要5部門を受賞し、プロデューサーとしても多くの実績を残すハリウッドの名優マイケル・ダグラスも出演。『ブラック・レイン』で高倉さんと共演した当時の思い出や撮影秘話を、初めて明かすという。さらに、高倉さんが主演した『君よ憤怒の河を渉れ』の西村寿行による同名原作の再映画化である『追捕 MANHUNT』(香港 =中国合作・邦題未定)を監督することが発表された世界的名匠・ジョン・ウーは、かねてより大の高倉健ファンを公言しており、本作への出演も快諾。その思いを存分に語っている。そのほかにも、『ブラック・レイン』の撮影監督を務めたヤン・デ・ボンや、『ザ・ヤクザ』で脚本を担当し、数々の作品の監督でも知られるポール・シュレイダーなど、高倉さんを知る世界の名優・監督陣のインタビューを通じ、新たな「高倉健像」を浮き彫りにする。さらに本作では、40年来の付き人である西村泰治氏が、高倉さんの貴重なプライベートのエピソードの数々を紹介。中でも、西村氏の息子の結婚式に高倉さんが内緒で出席し、祝辞を述べる場面は、高倉さんの人としての優しさが垣間見える本作の見どころのひとつとなるようだ。この度の製作決定にあたり、日比監督は「高倉健さんという一人の人間の在り方は、どんなに時代が変わっても日本人として忘れてはならない矜持そのものだと思います。健さんファンに観ていただきたいのはもちろん、『健さん』を知らない若い世代の人たちにとっても『映画俳優、高倉健』と忘れられない出会いになること、心から願っております」とコメントを寄せた。世界の名優&名匠によって初めて明かされる “健さん”の知られざる姿。 いまもなお多くの人の心に残る高倉さんの偉大さを、本作を通して改めて感じることができそうだ。『健さん』は2016年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:あなたへ 2012年8月25日より全国東宝系にて公開(C) 2012「あなたへ」製作委員会
2016年04月12日映画初主演となった伊藤沙莉と、中川大志が共演する“片想い”がテーマの映画『MY NICKNAME is BUTATCHI』が、7月2日(土)に公開されることが決定。併せて主演の2人からコメントが到着した。ノムラ[杏奈](伊藤沙莉)とサタケ[佐竹](中川大志)は幼馴染。幼い頃にいつもカサブタを作っていたノムラに “ブタっち“というあだ名をつけたのもサタケだった。そんなサタケにノムラは密かに想いを寄せていたのだが…。原作は、日本最大級の小説投稿サイト「E★エブリスタ」の投稿イベントから選出された電子小説「私のあだ名はブタっち。」。また映画化にあたり、「荒川アンダー ザ ブリッジ」、『大人ドロップ』などの映画やドラマを多数手掛けている飯塚健が監督と脚本を兼任した。そして幼馴染に密かな想いを寄せる女子高生・杏奈を演じるのは、昨年秋に連続テレビドラマ史上初めて“ガールズラブ”を取り上げ、話題となったドラマ「トランジットガールズ」で主演を務め、松岡茉優が本人役で出演するドラマ「その『おこだわり』、私にもくれよ!!」にも出演が決定している伊藤さん。また、彼女が片想いする幼馴染の男子高校生・佐竹には、「監獄学園-プリズンスクール-」「南くんの恋人~my little lover」の主演を務め、最近では大河ドラマ「真田丸」の豊臣秀頼役などでいま大注目のイケメン俳優の中川さんが演じている。今回が映画初主演となった伊藤さんは「幼馴染みへの淡い初恋や親友との友情など、どこか懐かしくて温かい気持ちを思い出させてくれるような、そんな物語だと思います」と映画について語り、今回で4度目の飯塚組となった彼女は「杏奈と佐竹だからこその距離感や空気が切なくも可愛らしくもあり、最後には見ている方たちが『ブタっち頑張れ!』と思っていただければ嬉しいです。もちろん飯塚作品ならではのやりとりも沢山あり、全シーン全カット見所だと思います」とアピール。さらに中川さんは「幼馴染に恋をしてしまう。でもその幼馴染は自分の親友と付き合っている。そんな複雑で切ない片思い、学生時代の記憶を辿ると、ふと思い出す方もいるかもしれません。青春時代におきた恋模様のひとコマを、リアルに切り取った作品になっています」と見どころを語った。また、映画の原案となった「私のあだ名はブタっち。」は、現在「E★エブリスタ」上で全編無料で読むことができるという。伊藤さんと中川さんという旬のキャストが、一体どんな淡い“片想い”を繰り広げていくのか、楽しみに待ちたい。『MY NICKNAME is BUTATCHI』は7月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年03月14日個性派俳優・山田孝之が、 映画監督を目指す日本一偉そうなフリーター役で主演を務め、先日TVシリーズで復活することが発表されたドラマ「REPLAY&DESTROY」。このほど、井上和香が夫・飯塚健が監督を務める本作に、結婚&妊娠後初めてゲスト出演することが判明。井上さんからコメントが寄せられた。本シリーズは2011年に「au LISMO Channel」限定で視聴可能な携帯ドラマでありながら、多くのファンを集め、今回TVシリーズとなって復活した注目作。シェアハウスを舞台に、映画監督を目指すフリーター・横山要(山田孝之)とその仲間たちが、周囲で起こる気になる出来事や悩める他人に無理やり関わっていき、「屁理屈と無駄話によって何かが変わる瞬間」に立ち会ってゆく“世直し哲学チープストーリー ”だ。その脚本・監督を手掛けるのが 『大人ドロップ』などで知られる破天荒クリエイター・飯塚健。実は飯塚監督は井上さんの夫。 飯塚ワールド全開の『荒川アンダー ザ ブリッジ』での出演を機に出逢った2人は、2012年5月に結婚、井上さんは結婚後初めて飯塚作品へ参加することになる。今回、第4話で井上さんがゲスト出演する役柄は、妊婦の万引きGメン・中島葉月。引きこもりの息子を抱えてスーパーで万引きを繰り返す中年男と向き合うという斬新な役柄だが、なんと撮影当時、井上さん自身も妊娠中という”リアル”妊婦。 今年7月に出産予定の井上さんは妊娠6カ月の腹の膨らみも役柄に反映しコミカルに演じたというが、「いままでにない役柄を演じさせてもらえて嬉しかったです。その分、悩むこともたくさんありましたが、いい勉強をさせてもらいました」とコメント。飯塚監督も「『イメージの合う役があったのでオファーした』というごく自然な流れでした。個人的には、家族が増える前に、家族と仕事をさせていただけたことをたいへんありがたく思っています。いつか子どもに見せたいなと。この時、君がおなかの中にいたのだよ、と」と恐縮しながら語った。また、井上さんは“夫”・飯塚作品への参加について「緊張感と楽しさのバランスが絶妙で素敵な飯塚組にまた呼んでいただけたことはとても嬉しく思います。緊張が続くシーンで『本番』というスタッフさんの声に反応して、赤ちゃんがお腹の中で動いたんです。まるで赤ちゃんも一緒に頑張ってるような気がしました。その作品の監督が主人。結婚後初めてというより家族3人での忘れられない作品になりました 」と、家族が一丸となった”熱演”に充実感を感じた様子だ。斎藤寛之プロデューサーも「図らずも子を持つ親の家庭でのトラブルに直面した、これから親になる彼女の葛藤。彼女にしか演じきれないリアル感、かなりやばかったです」と、井上さんの演技を絶賛。春の深夜の「極上のカオスドラマ」に、新風を巻き起こしている。ドラマ「REPLAY&DESTROY」(全8回)はTBSにて4月28日(火)深夜~/MBSにて4月26日(日)深夜~スタート。※「auスマートパス」「auビデオパス」でも独占配信予定。(椎名あい)
2015年04月20日佐藤健と神木隆之介を主演に迎え、「デスノート」の大場つぐみ×小畑健コンビの傑作漫画を実写化する映画『バクマン。』。このたび、2015年10月に公開を迎える本作のティザービジュアルが解禁となった。高い絵の才能を持つ、真城最高(サイコー)。巧みな物語を書く、高木秋人(シュージン)。クラスメイトの亜豆美保(アズキ)への恋心をきっかけに、二人はコンビを組み、週刊少年ジャンプの頂きを目指す。編集者・服部に見いだされた最高と秋人。次々と生み出されていく漫画。だがそこに立ちはだかるジャンプ編集部。新進気鋭のライバルたち。そして突如現れ、遥か先を走り始めた若き天才漫画家・新妻エイジ。果たして二人はジャンプの頂点に立つことができるのか――。『モテキ』で日本映画の新たな地平を切り開いた鬼才・大根仁監督がメガホンを握り、週刊少年ジャンプ連載を目指す高校生漫画家(作画担当)・真城最高を佐藤さん、真城とコンビを組む(ストーリー担当)同級生・高木秋人を神木さんが演じる本作。佐藤さん扮する最高が恋心を抱くヒロイン・亜豆役を小松菜奈、最高&秋人と「ジャンプ」連載をめぐり白熱の戦いを繰り広げる最強ライバル、新世代の天才マンガ家・新妻エイジ役に染谷将太が参戦。そのほか最高&秋人コンビの仲間でありライバルとなる漫画家役として、長髪にニット帽がトレードマークの漫画家・福田真太役に桐谷健太、異色系漫画家・平丸一也役に新井浩文、遅咲き漫画家・中井巧朗役に皆川猿時。さらに、最高&秋人の才能を見抜き、2人を支えるジャンプ編集部・服部哲を山田孝之、そんな2人を陰で見守るジャンプ編集部編集長・佐々木役をリリー・フランキー、主人公・最高の叔父で漫画家の川口たろうを宮藤官九郎ら豪華キャストが集結している。メインキャスト陣が発表され、少しずつ全貌が明らかになってきた本作だが、このたび解禁となったのはファン待望のティザービジュアル!主演の2人にフューチャーし、「描く。」、「ジャンプの頂点へ。」と力強いコピーが印象的なビジュアルとなっている。2人が手に持っているイラストはなんと、原作者である小畑氏が今回のために特別に描き下ろしたものだそう。実力派俳優陣が脇を固め、ますます盛り上がりを見せる本作。いったいどのような作品に仕上がるのか?期待は高まるばかりだ。『バクマン。』は10月3日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月13日人気テノール歌手・錦織健がプロデュースし、自らも出演する「錦織健プロデュース・オペラ」の第6弾として、モーツァルト《後宮からの逃走》が、2~3月に全国7都市で上演される(全8公演)。「錦織健プロデュース・オペラ」は、ビギナーも気楽に楽しめるエンタテインメントとしてのオペラ上演を理想に掲げて2002年にスタートした、彼曰く「旅まわりの一座」。抵抗なくオペラに入るためには笑いが一番と、毎回喜劇を題材にした作品を採り上げている。何事も同じだと思うけれど、初体験にはなるべく上質なものを勧めたい。「オペラは初めて」という観客も重視しているからこそ上演クオリティにはこだわっている。日本のトップクラスの歌手たちに「座長」の錦織自身が声をかけて集めるキャストはいつも豪華な顔ぶれ。加えて、稽古の質の高さと内容の濃さは、オペラ歌手たちの間でも評判になっているほどだという。若い頃からテレビのバラエティ番組でロックやポップスを熱唱したりと、オペラを囲む垣根を取り払って広い層のファンを獲得してきた錦織ならではの経験と熱意と本気が結実したプロジェクトと言ってよいだろう。《後宮からの逃走》は「ジングシュピール」と呼ばれ、歌と歌をつなぐたくさんのセリフによって物語が進行してゆくタイプの作品。今回は歌の部分は原語のドイツ語だが(日本語字幕つき)、セリフは日本語で上演するからわかりやすい。わりに単純な物語なので、特別な予習なしでも理解できるはずだ。筋さえわかってしまえばあとは歌芝居。モーツァルトの軽快で美しい音楽と声の魅力を、耳が感じるままに楽しもう。実は歌い手にとってはかなり技巧的で難しい曲も多いのだけれど、観る側としてはそれも大きな楽しみのひとつだ。オペラの筋は、公演タイトルに添えられた錦織発案の「ハーレムから助け出せ!」というキャッチコピーのとおり、スペイン貴族の青年ベルモンテが、誘拐された恋人コンスタンツェを奪還すべく、トルコの後宮(ハーレム)に単身乗り込むという、恋と冒険の物語。最後には大どんでん返しのハッピーエンドが待っている!文:宮本明
2015年02月05日歌手の阿部真央(24)が4日、バンドメンバーでマニピュレーターの飯塚啓介(31)と結婚したことを公式サイトで発表した。<結婚記事まとめ>あの人もこの人も!2014年結婚した芸能人一覧「阿部真央から皆様へのお知らせ」として、「この度 私阿部真央は兼ねてからお付き合いをさせて頂いているマニピュレーターの飯塚啓介さんと本日2015年1月4日に入籍させて頂きました」と直筆メッセージで報告した。「掛け替えのない大切な方を伴侶とし、これからまた新しいスタートを切って目にする物、感じる事を自分なりに表現しながら皆様の元に更にいい作品をお届け出来るように益々精進して参ります」と今後の意欲を語り、「今後とも阿部真央をどうぞ、宜しくお願い致します」とファンに呼びかけている。阿部は09年1月にアルバム『ふりぃ』でデビュー。力強い歌声とパフォーマンスで人気を集め、昨年10月には日本武道館公演を成功させた。お相手の飯塚はバンド・CORE OF SOULで2001年にデビュー。06年に解散後、12年11月には同バンドのソン・ルイとともに神田沙也加が率いるSilent Lilyのメンバーとしてシングルをリリースした。
2015年01月04日池松壮亮、橋本愛ら映画『大人ドロップ』キャスト陣が3月23日(日)、映画の撮影が行われた伊豆に凱旋。伊豆急行の「1日駅長」および「1日ミス伊豆急」に任命され、この日のための臨時の記念列車が運行した。樋口直哉の同名小説を原作に、高校3年生の夏、言い争いをしたまま学校を去ってしまった意中の女子にもう一度会うために旅に出た少年の青春と成長を描く。撮影は伊豆急行と伊豆・河津町の全面協力を得てオール伊豆ロケで行われた。池松さん、橋本さんに加え、小林涼子、前野朋哉、飯塚健監督も伊豆への凱旋を果たし、まずは伊豆高原駅で行われた任命式に出席した。池松さん、橋本さんらは紺色の伊豆急の制服に身を包んで登場。池松さんは「(電車が題材の)こういう映画ではないんですが…(笑)。1日、楽しみたいと思います」と駅長として決意表明。橋本さんは「あまちゃん」のユイ役で「ミス北三陸鉄道」を演じたが、今回は1日とはいえリアルに「ミス伊豆急」を務めることに。客席のあちこちから「かわいい!」と歓声が飛ぶ中、「こんなにたくさんの方が来てくださると思ってなかったので嬉しいです」と笑顔で語った。伊豆での撮影について、池松さんは「人に恵まれ、環境に恵まれ、何より伊豆の景色に助けられました」と述懐。前野さんと相部屋で合宿状態で過ごしていたそうだが、2人でホタルを見に行ったり、「本当にすごいです!こんなに(東京とは)違うんだ!と思った」と絶賛。地元の回転寿司にも行ったそうで、撮影の合間にも伊豆を楽しんだよう。橋本さんは「久しぶりの地方ロケで、来てみたらすごく好みの場所で、外の空気を吸いながらのお仕事の喜びを感じて臨んでいました」とニッコリ。特に「海に近いホテルでの撮影があったんですが、海がキレイで部屋からずっと眺めてて、『住みたいな』と思うくらいでした」と海の美しさにすっかり魅せられたようだった。4人は“業務”として伊豆高原駅での放送アナウンス、映画のアピールなどを行い、その後、臨時で運行される記念列車を乗車。夕方には映画にも登場する「河津バガテル公園」にて行われた舞台挨拶に登壇した。『大人ドロップ』は4月4日(金)より全国公開。なお、4月6日(日)には「映画館のない町に映画館を」との取り組みの下、下田市民文化会館にて、映画の全国公開後には異例となる凱旋イベント上映が行われる。(黒豆直樹(cinema名義))
2014年03月24日満島真之介、佐々木希が出演する映画『風俗行ったら人生変わったwww』が間もなく公開になる。タイトルは刺激的だが、とてもユニークなラブストーリーに仕上がっている。そこで満島と佐々木に本作の観賞ポイントを語ってもらった。その他の画像本作は心優しい風俗嬢に恋した童貞青年の胸中をユーモラスに綴ったラブストーリー。満島が主人公の遼太郎を、佐々木が風俗嬢のかよを演じている。繰り返すが本作のタイトルは刺激的だ。しかし、満島は完成した脚本を読んで「驚きしかなかった」と振り返る。「一般の人が思っている童貞や風俗嬢、吃音を持っている人のイメージを完全に覆していて驚きましたし、男女の成長を描いた脚本になっていたので、読み終わった後にはすごく腑に落ちましたね」。脚本と監督を手がけたのは飯塚健。映像だけでなく演劇も手がけており、キャラクターをしっかりと掘り下げる監督だ。佐々木は「原作には描かれていなかった“かよの過去”が脚本にはちゃんと描かれていたので演じる上でもとても想像しやすかったですし、何よりうれしかった」と笑顔を見せる。現場でも監督と俳優が密に話し合って撮影が進められたようだ。「監督はすごく波長の合う人だから、自分が素直でいられるんですよね。撮影中はキャスト・スタッフのひらめきがカタチになっていったので、“ひらめき”にフタをしないでいることができた現場でした」(満島)。「過去と現在のシーンを一連の流れの中で撮ったり、監督の空間の捉え方はとても独特なんです。だから撮影に行く前も、撮影中もずっとかよのことを考えてましたね。でも最後の方は監督の目を見るだけで『あ、これは違うんだな』ってわかるようになった。本当に大きいものを得たな、という気がします」(佐々木)。本作で遼太郎とかよは“店”を通じて出会うが、多くの恋人たちと同じように一緒に食事をして、お互いを理解しようと試み、不要な想像で気をもみながら、様々な局面を乗り越えて、自身の感情を表に出していく。満島は「遼太郎は吃音に悩んでいてゆっくり喋ることしか出来ないけど、そのことが、かよを安心させる。自分がコンプレックスだと思っていることが相手にとってはプラスかもしれない。そんな瞬間がこの映画にはたくさん描かれています」と言い、佐々木は「タイトルで少し引いてしまう人もいるかもしれないけど、観るときっと考え方も変わると思う」と語る。ふたりが「とても純粋なラブストーリー」だと分析する本作。少し風変わりな出会いをしたふたりの普遍的な恋のドラマを観客はどう楽しむのか? 公開が楽しみだ。『風俗行ったら人生変わったwww』ネット先行配信中11月9日(土)より109シネマズほか全国ロードショー
2013年11月08日インターネット掲示板「2ちゃんねる」で2,000万アクセスを突破したネット小説『風俗行ったら人生変わったwww』。その後単行本化され、新しい純愛ストーリーとして注目されている。すでに映画化が発表されており、監督とキャストが明らかとなった。チャレンジする前に「自分は無理だ」とあきらめてしてしまう自己完結型童貞男・遼太郎。初めて風俗に行くが緊張のあまり過呼吸になってしい、人のために役立ちたい風俗嬢・かよに介抱される。かよに魅了されていく遼太郎は、なぜ彼女がこの仕事をしているのか疑問を持つ。そして多くの男を相手にしているという事実と嫉妬。遼太郎は男としての決心を行動に移そうとする。遼太郎はネットで知り合った仲間の応援により、かよの人生を救出すべく作戦を決行する。人生が変わるくらいの感動を刺激的なタイトルで表現した『風俗行ったら人生変わったwww』、今までのラブストーリーには無い結末が待っている。人は心に不安や闇を持つ。しかし、自分次第でいつでも成長できる。主人公・遼太郎を演じるのは、若手実力派の満島真之介。NHKテレビ小説『梅ちゃん先生』で注目を集め、蜷川幸雄の舞台にも出演する。ワケあり風俗嬢には、雑誌のモデルをはじめ、CM・バラエティなどで活躍する佐々木希が抜擢された。物語を左右するキーマンには、8月に主演最新作『ガッチャマン』の公開を控える松坂桃李。メガホンを取るのは、映画『荒川アンダー ザ ブリッジ』ほか、脚本・監督をこなすことで独自の世界観を持つ飯塚健だ。映画初主演となる満島さんは、オファーを聞いて「とてつもなく驚きました。役柄、タイトル含めて。新しい挑戦の中に、今まで見えなかった自分を見つけられそうなワクワク感でいっぱいです」と語った。佐々木さんは「今まで想像したこともない役柄なのでどうなるか分かりませんが、楽しんで演じたいと思っています。女の子としては口に出しにくいタイトルですが、中身は感動純愛ドラマなので、ぜひ女の子にも観てほしいです」とコメント。飯塚監督は「最初にオファーされたときの、“すげえ熱い想いがある作品!!”と思った自分の直感を信じて引き受けました。“ヤバいタイトル。やるしかないでしょ、そりゃあ”と思った。跳ねた作品をスクリーンに届けたい」と意気込みを語った。映画『風俗行ったら人生変わったwww』は7月にクランクインを迎え、11月9日(土)より109シネマズほか全国ロードショーとなる。(text:cinemacafe.net)
2013年07月11日2月4日(土)より公開される『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』のプレミア上映会が25日に都内で行なわれ、林遣都、桐谷美玲、小栗旬、山田孝之、城田優、片瀬那奈ら主要キャスト総勢13名と飯塚健監督が登場し、川に見立てたブルーカーペットを練り歩いた。その他の写真本作は中村光原作の同名コミックをTVアニメ、ドラマ化に続いて映画化。劇場版では、原作やTVTVドラマでは描かれなかったオリジナルストーリーを加えて、大財閥の御曹司・リク(林)と荒川の河川敷に住む一風変わった人々との交流を描く。林は「いろんなプレッシャーを乗り越えて今このメンバーとこの場に立てて嬉しい」とあいさつするも、主役は相当な重圧だったようで「初日のロケ日に監督の前で泣きました」と告白。桐谷も「橋の下に住んでいるホームレスの金星人ニノ役と聞いて不安だった」と打ち明け、林から「ニノは桐谷さんです!」と励まされて乗り切ったことを話した。「村長を意識して、カッパ色を着てきた」と和装で登場した小栗は、原作コミックの編集部に電話で「実写として映画化したい」と直談判した経緯で出演が決まった。その際「僕が出たあかつきには友だちの山田も星役を演じると言っています」と交渉したそうで、「メチャクチャあり得ない話だけれど映画的で、みんながキズを持っているけれど支えあっている姿があり、コレを映画にしたらきっとおもしろいと思った」と語った。ちなみに山田がミュージシャン“星”役を引き受けた理由は「黄色い肌をしているので」とのこと。山田は「ニンニクを食べてきたので口を慎みたい」と独特のオーラを放ちつつも「ドラマを観てない人でも楽しめるし、同じシーンに見えてもちょっとずつ違うので、そういうところも楽しんでください」と真面目にPRしていた。シスター役の城田が撮影を振り返り「毎日アミューズメント・パークに遊びに行っている感覚。バラエティ豊かな荒川の住人はおもしろくてしようがなかった」と話すように、出演者の仲の良さが感じられる舞台あいさつで、最後に林と桐谷は「出演者とスタッフ、最高のチームワークで作り上げた。今の日本を元気にする映画です」とPRした。『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』2月4日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
2012年01月26日携帯電話などでドラマを無料配信する「LISMOドラマ」の新作「REPLAY & DESTROY」の製作発表会見が10月28日(金)、都内で行われた。メガホンをとるのは、TVドラマ&映画『荒川アンダーザブリッジ』の飯塚健監督。そして出演するのは“荒川コンビ”の山田孝之と林遣都という、ファンならずとも要注目の作品になっている。フリーターの横山(山田さん)、心理学を学ぶ大学院生の真野(林さん)、宅配業者で働く新田(阿部進之介さん)という仲良し3人組が悩める現代人のストレス解消に、あの手この手で奮闘する姿を描いた約5分間のショートドラマ(全4話)。飯塚監督は「なかなか説明するのが難しいが、とにかく役者さんがものすごい速度で会話しています(笑)。きっと会話がない瞬間がないくらい」と昨日撮り終えたばかりの本作を説明。山田さんは「まあ大変でした。5分の話なのに台詞が多くて、みなさんに台本を見せたいくらい。すっかり口が渇きました」。林さんも「特に昨日は一日中しゃべっていたので、いまもまだ放心状態です」と疲れが癒えていない様子だ。山田×林×飯塚監督という『荒川アンダーザブリッジ』が生んだ名タッグは今回も健在で、「いろんな意味で運動神経が良くて、優れた俳優さん。台本には書かれていない部分もしっかり演技で埋めてくれるから、全てを任せられる」(飯塚監督)。林さんは「『荒川』の撮影がとにかく最高だったんですよ。今回、また孝之くんと一緒に(芝居が)できるということで良いことだらけ。もちろん楽しい撮影でした」と大満足だ。山田さんも「相変わらず飯塚監督はすごく面白い。この人に媚びを売っておけば、また仕事がもらえるかなって(笑)」と不敵な笑みを浮かべていた。「REPLAY & DESTROY」は11月4日(金)より毎週金曜、「LISMOドラマ」にて無料配信。■関連作品:荒川アンダー ザ ブリッジ 2012年2月4日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ■関連記事:レトロ調からポップカラーまで!日本女優陣を彩るサマーワンピースに注目林遣都、“カッパ”コスプレの小栗旬の気遣いに「感動しました!」小栗、山田もみんな揃ってゆる〜いダンス『荒川アンダーザブリッジ』特別映像が到着!小栗旬&山田孝之が『荒川アンダー ザ ブリッジ』で驚愕の大変身!『荒川アンダー ザ ブリッジ』キャスト発表!!電波系ヒロインは桐谷美玲
2011年10月28日同名人気漫画の実写版としてTVドラマとして7月26日(火)より放送が開始され、その後の映画化も決まっている「荒川アンダー ザ ブリッジ」の完成会見が都内で行われ、主演の林遣都と桐谷美玲、飯塚健監督が出席した。「聖☆おにいさん」でも知られる人気漫画家・中村光の人気コミックを豪華キャストで実写化。財閥の御曹司でありながらも家を出て、橋の下で暮らすことになったリク(林さん)と、自称“金星人”のニノ(桐谷さん)をはじめとする個性豊かな面々の交流がコミカルに描かれる。林さん、桐谷さんに加え、小栗旬、山田孝之らが被りモノ&特殊メイクで出演するなど製作発表当初より話題を集めていた。「元々、ギャグ漫画が好き」という林さんは最初に原作を読んで「見たことのない笑いを持っている漫画でした。キュンとする瞬間やグッとくるメッセージを持っていた」とその面白さの虜になった。桐谷さんは「どうやって実写化するんだ?って思いました。分からないからドキドキワクワクして、現場に入るのが楽しみでした」とふり返る。撮影中は芸達者な実力派の共演陣が扮した濃いキャラクターが繰り出す芝居に、2人とも「笑いをこらえるのが大変だった」そう。桐谷さんは、“星”とカッパのコスプレの“村長”に扮した山田さんと小栗さんについて「(あの格好の2人を見るのに慣れて)素でいるのを見ると不思議です。普通の格好でTVに出てたりするのを見ると緊張する」と可笑しそうに明かしてくれた。林さんは、初共演となった小栗さんとの思い出が特に印象深かったようで「監督に『主演は座長だ』と言われたんですが、それをみなさんが漏れ聞いて、食事などに行ったときに特に小栗さんに『お前、座長なんだって?』と言われました。それからみんなに現場では“座長”と呼ばれて最初はプレッシャーでしたがだんだん心地よくなりました」と明かした。また、小栗さんからは、数々のイタズラをしかけられたそうだが「終わった後に小栗さんが『(作品では)リクの人間が変わっていくのが描かれるけど、それと同じように遣都自身の表情が柔らかくなっていけばいいなと思ってやった』と仰っていたそうで感動しました」と先輩の心遣いに目を輝かせていた。ドラマ版と映画が一緒に撮影されたが、監督は「俳優のスケジュールを抑えるのが大変でした。リクは映画とドラマで存在の仕方が違うんですが、午前中と午後で映画とドラマを撮影ということもあって、林くんには苦労をかけた」と労った。この日は、小栗さんや山田さん、城田優など共演陣からのビデオメッセージも上映され、小栗さんは作品を「シュール。やみ鍋みたいな感じ」と評し、山田さんも「いい大人が何やってるんだ?と言われそうな作品ですが、勇気づけられる、深い意味のある作品です」とアピール。林さんは、すでに数話分を鑑賞したそうだが「僕はニノが大好きなんですが、実写でどうなっているかと思って見たら見たことのないヒロインがいた!」と桐谷さんを絶賛。笑顔の桐谷さんを見て慌てて言い訳するように「別に、何もないっすよ。ポイント稼ごうとかじゃなくて(笑)」と照れくさそうに語り会場の笑いを誘っていた。ドラマ「荒川アンダー ザ ブリッジ」はTBSにて7月26日(火)より、MBSにて7月30日(土)より放送開始。その1週間前には「エピソード0」としてナビ番組も放送。映画『荒川アンダー ザ ブリッジ』は2012年2月、全国にて公開。■関連作品:荒川アンダー ザ ブリッジ 2012年2月、全国にて公開© 中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ■関連記事:小栗、山田もみんな揃ってゆる〜いダンス『荒川アンダーザブリッジ』特別映像が到着!小栗旬&山田孝之が『荒川アンダー ザ ブリッジ』で驚愕の大変身!『荒川アンダー ザ ブリッジ』キャスト発表!!電波系ヒロインは桐谷美玲「荒川アンダー ザ ブリッジ」ドラマ&映画化決定!キャスト詳細はいまだ不明
2011年07月13日中村光による「ヤングガンガン」(スクウェア・エニックス)にて連載中の人気漫画「荒川アンダー ザ ブリッジ」の連続ドラマ化&映画化が決定した。若い層を中心に人気の漫画がまた新たに映画化されることに。2004年より連載が開始され、単行本はすでに11巻を数える「荒川アンダー ザ ブリッジ」。ひょんなことから荒川河川敷に住む自称金星人の“ニノ”に命を救われた、世界有数のトップ企業の御曹司である市ノ宮行。恩返しとして「恋をさせてほしい」というニノの要求に従って、行も橋の下で暮らすことになり、“リクルート”という名前まで与えられるのだが…。昨年、2シーズンにわたってテレビアニメ化もされた異色のコメディが何と今度は実写化!キャストなど、詳しい情報は現在明かされておらず、川べりの撮影現場の写真と原作者・中村さん、メガホンを握る飯塚健監督のコメントが公開された。中村さんは本作に加え、ブッダとイエスがバカンスと称して立川の安アパートで共同生活を送るという奇想天外な設定の「聖☆おにいさん」も連載中。今回の実写化決定について中村さんは「TVアニメにつづき、テレビドラマ化と映画化が決定しました。アニメだけでも満足でしたのに、ドラマと映画にもして頂けるなんて、感謝の気持ちでいっぱいです。脚本を拝見させて頂きましたが、原作を尊重して頂きながらも遊び心あふれる仕掛けがいっぱいで、とても楽しいです。演じてくださるキャストさんもイメージぴったりで、それにとても豪華です。こんな機会に巡り合えたのも、応援してくださるみなさまのおかげです。ありがとうございます」と喜びを語っている。映画に舞台演出、脚本など幅広く手掛ける飯塚監督は「もう3年ほど前になるでしょうか。ですが、初めてお話を頂いたときの、あのわくわく感はまるで一昨日のように覚えています。ですがその直後、どんな映画脚本にしたらいいだろう、と生まれたての羊のように震えた、あのぶるぶる感もまるで昨日のように覚えています。その後、中村さんの寛大なマゴコロのもとで、村長と並ぶくらいの自由さで、話を書かせて頂きました。本当に、感謝の限りです。きっと明日は元気になる、とそんな作品にしたいと思っています」と意気込みを語る。現場の様子については「下は10代と言わず8歳から上は50代まで、スタッフ&キャスト総勢100人を超える面々で一丸となってわいわいやっております。が、決して『アットホーム』というぬるーい感じではなく、『適切な距離感』ならぬ、『適切な緊張感』を持って向かうべきゴールへひた走っている、とまあそんな感じでしょうか。未曾有の出来事もありましたが、我々にやれることはひとつしかない、とそんな想いで完走したいと思います。ご期待頂ければ、これ以上嬉しいことはございません」と自信をうかがわせる。異色のギャグ漫画はどのような映像に仕上がるのか?行、ニノ、村長ほか、個性的すぎる登場人物を演じるのは誰なのか?今後の発表を期待したい。『荒川アンダー ザ ブリッジ』TVドラマは2011年夏、MBS、TBSの深夜枠にて放送。映画は2012年春、公開。■関連作品:荒川アンダー ザ ブリッジ 2012年春、公開© 中村光/スクウェアエニックス・AUTBパートナーズ
2011年04月04日