カゴヤ・ジャパンは12月8日、自社提供のサーバーブランド「専用サーバーFLEX」のラインアップを全面的に刷新したと発表した。新製品は、1CPUモデルが2機種と2CPUモデルが3機種。今回のリニューアルでは、1CPUで4コア/8スレッドモデルを安価に抑えたモデルや、24コア/48スレッドのスペック重視モデルなど幅広くラインアップしたのが特徴だ。SSD搭載可能モデルも拡充し、SATA接続HDD、SAS接続HDD、SSDを最大8台搭載可能とし、PCIe接続の高速ストレージも提供する。HDD+SSDなどミックス搭載可能で、2種類のRAIDを組める構成となっている。具体的な製品のスペックと価格は以下の通り。1CPUモデルQuad R2は、CPUがE3-1231v3 3.4GHz、メモリーが16GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が5万4,000円、月額費用が1万260円(特割:8,208円)。Octo R2は、CPUがE5-2630v3 2.4GHz、メモリーが16GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が14万400円、月額費用が1万5,120円(特割:1万2,096円)。2CPU モデルHexa x2 R2は、CPUがE5-2620v3 2.4GH、メモリーが32GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が19万4,400円、月額費用が2万1,600円(特割:1万7,280円)Octo x2 R2は、CPUがE5-2630v3 2.4GHz、メモリーが32GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が25万9,200円、月額費用が3万1,320円(特割:2万5,056円)Dodeca x2 R2は、CPUがE5-2670v3 2.3GHz、メモリーが32GB、HDDが1TBx2(RAID1)、初期費用が35万6,400円、月額費用が3万9,960円(特割:3万1,968円)。
2015年12月08日IDC Japanは12月8日、x86サーバを利用する国内ユーザー企業を対象に実施した、サーバで発生した障害の内容や、サーバベンダーの保守サポート体制をどのように評価しているかといった調査の結果を発表した。調査結果によると、サーバの運用、保守、管理の対象となるx86サーバの台数は、やや増加傾向にあり、x86サーバを運用、管理するシステム要員の数も、前回調査と比較して「増加した」と回答する割合が、「減少した」とする回答を上回った。リーマンショック後、情報システム関連要員の数は減少傾向にあったが、仮想化の導入などによる論理サーバ数の増加などに伴い、システム要員の増強も図られているものと同社はみている。また、障害に関する調査では、x86サーバを更新および新規導入後に発生した障害をサーバの「セットアップ時」、「導入1週間以内」、「運用開始後」の3つのフェーズ分け、各フェーズにおける障害発生の要因や障害対応にあたるベンダーの保守サポート体制における不満要因などについても調査された。サーバ導入後1週間以降または、運用開始後に発生した障害に対するベンダー対応を例に取ると、今回の調査では、2014年の調査に対し、満足、ほぼ満足と回答したユーザーは、3.0ポイント上昇し、不満、やや不満と回答したユーザーは、6.0ポイント減少している。一方、障害が発生した際のベンダー対応への不満要因は、2014年の調査では障害の発生頻度が多いことが最も多く挙げられたが、今回の調査では、障害解決にかかる時間や障害の原因究明にかかる時間に対する不満が上位を占めた。ユーザー企業の保守サポートに対する不満要因は、「障害発生そのものよりも、障害が発生した際、いかに早く障害を解決するか、いかに早く障害原因を究明するかに関心事が移ってきている傾向が見られる」と、同社はコメントしている。また、「サーバのハードウェアが標準化され、サーバベンダーによる製造品質の差は以前と比べて少なくなってきている一方、サーバ保守に対するユーザー企業の満足度/不満度はベンダーによって差が見られ、ベンダー選定にも影響している。サーバベンダーはサーバーの機能、性能だけでなく、保守サポートにおける品質向上の取り組みも強化する必要がある」と分析している。
2015年12月08日日本ストラタステクノロジーは12月4日、無停止型サーバシステム「ftServer」の「Red Hat Enterprise Linux」対応モデルの「ftServer 2800」「ftServer 4800」「ftServer 6800」の販売を開始した。Red Hat Enterprise Linux Server 7を搭載する新モデルのftServer 2800/4800/6800は、インテル Xeon E5-2600 v3プロセッサを採用し、通信処理におけるジッタを徹底的に除去しレイテンシを低減することにより、連続可用性と高性能トランザクション処理を実現。ネットワーク処理での高レスポンスを要求されるオンライン処理や金融アプリケーション、VoIPなどの通信分野において高いパフォーマンスを発揮するとしている。ftServer 2800の論理CPU数は1ソケット、コア数が8コア、キャッシュメモリ容量20MB、最大メモリ64GBで、ftServer 4800の論理CPU数は1ソケット、コア数が12コア、キャッシュメモリ容量30MB、最大メモリ256GB。また、fcServer 6800の論理CPU数は2ソケット、コア数が12コア(1CPUに付き)、キャッシュメモリ容量30MB、最大メモリ512GBとなる。いずれの製品もチップセットはDDR4-1866、内蔵ディスクの対応ディスクドライブサイズは300GB(1万5000RPM)2.5インチSAS・HDD、600GB(1万5000RPM)2.5インチSAS・HDD、1.2TB(1万RPM)2.5インチSAS・HDD、400GB SLC 2.5インチSAS・SSD、最大搭載ドライブ数(物理ドライブ)は8(16)。価格はいずれもメモリ、ストレージ、スイッチなどの価格および保守料金は含まれず、ftServer 2800が147万円(税別)~、ftServer 4800は336万3000円(同)~、ftServer 6800が593万4000円(同)~。
2015年12月04日BIGLOBEは11月25日、オービックビジネスコンサルタント(OBC)の会計ソフトである「奉行10シリーズ」に対応した「業務サーバパックfor奉行シリーズS5」の提供を開始した。価格は月額1万2600円(税別)、初期費用は無料。同サーバパックは、「BIGLOBEクラウドホスティング」のサーバでスピーディーに業務システム運用を開始するためのサーバパック。BIGLOBEクラウドホスティング上で業務システムの導入に必要となるマイクロソフトのOfficeやSQL Server、リモートデスクトップ接続(RDS)などのソフトウェアやライセンスをあらかじめインストールした状態で提供するため、短時間でサービスの利用が可能なほか、ライセンス管理の手間も省けるという。BIGLOBEクラウドホスティングは、奉行シリーズの公式対応パブリッククラウドサービスとしてOBCと協力し、顧客のクラウド環境での利用をサポートしてきた。今後もパートナーシップを強化し、顧客のニーズに応えるサービスを展開していく方針だ。スペックは1vCPU(2GHz相当)、2GBメモリ、100GBディスク、Microsoft Windows Server 2012 R2 Standard Edition(64bit)、Microsoft Windows Serverリモートデスクトップ接続(RDS)、Microsoft Office Standard(32bit)、Microsoft SQL Server 2014(SAL)。なお、同日から「BIGLOBEクラウドファイル保管」についても提供を開始し、100GBあたり月額6000円(税別)~、初期費用は無料となる。
2015年11月25日NECは11月18日、中堅・中小企業向けに人事・給与システムのセキュリティを強化する「マイナンバー安心セット」に、「機密ファイル保管サーバセット」を追加し、発売を開始した。新製品は、ファイルサーバとして「iStorage NS100Te」とファイル暗号化ソフトウェア「InfoCage ファイル暗号」、アクセス権管理ソフトウェア「NEC Information Assessment System(NIAS)」、アクセスログ管理ソフトウェア「ALog ConVerter for iStorage NS」をセットで提供するもの。これにより、検討や手配の時間を省き、マイナンバーを含む個人情報の保管先となるセキュリティ強化したファイルサーバの短期間導入を実現するとしている。価格は99万9,280円(税別)。新製品の特長として、ファイルサーバ管理ソフトウェア「NIAS」を導入することで、ファイルサーバのフォルダのアクセス権を一括で確認し、不適切なアクセス権を修正して、情報漏えいのリスクを低減する点が挙げられている。またアクセスログ監視ソフトウェア「ALog ConVerter for iStorage NS」を導入することで、ファイルサーバのアクセスログの監視、取得を可能にし、万が一、情報漏えいした場合でも迅速な原因究明を実現するという。
2015年11月18日アスクは13日、Synology製のNASサーバ「DiskStation DS716+」を発表した。11月18日より発売する。店頭予想価格(税別)は70,000円台前半から。3.5インチ / 2.5インチHDDを2台内蔵できるNASサーバ。AES-NIハードウェア暗号化エンジンと、リアルタイムで4K Ultra HDのビデオコード変換が行えるハードウェアベースのコード変換エンジンを搭載することが特徴だ。RAID 0 / 1 / JBOD / Basicを設定可能で、ファイルシステムには「Btrfs」を採用。データ / メタデータ / チェックサムを使ったデータ整合性チェック機能を搭載する。ネットワークインタフェースとしてGigabit Ethernet対応有線LANポート×2基を装備。フェールオーバーやLink Aggregationに対応し高速なデータ転送が可能。公称転送速度はリード最大223.47MB/s、ライト最大137.19MB/s(Link Aggregation有効時)。OSには直観的な操作が可能な「DiskStation Manage」を採用する。ドライブは、オプションの拡張ユニット「DX513」を1台増設することで最大7台まで拡張可能。ネットワークカメラ用のサーバとしても利用でき、専用アプリケーション「Surveillance Station」を使うことで、リアルタイム監視や記録データのタイムラインビューなどを行える。対応IPカメラ台数は40台までで、対応フレームレートはH.264時で最大2,591×1,944ドット / 250fps、MJPG時で最大2,591×1,944ドット / 72fps。CPUはIntel Celeron N3150(1.60GHz)、メモリはDDR3 2GB。92mmの冷却ファン×1基を内蔵し、USB 3.0×3基とeSATA×1基を装備。最大ユーザーアカウント数は2,048、最大同時接続数は512。本体サイズはW103.5×D232×H157mm、重量は1.75kg。
2015年11月18日デルは11月17日、中小・中堅規模法人向けに第13世代Dell PowerEdgeシリーズサーバの新モデル4製品の出荷を開始した。4製品には、ラック型とタワー型の2種類があり、ラック型の「PowerEdge R330」「PowerEdge R230」、タワー型の「PowerEdge T330」「PowerEdge T130」となる。新製品の旧世代からの強化点として4製品ともに最新のインテル XeonプロセッサーE3-1200 v5製品ファミリー、DDR4メモリ、およびPCI Express Gen 3.0(PCIe 3.0) I/Oにより、将来的な拡張の余地を確保しながらアプリケーションを高速化している。そのほか、メモリパフォーマンスの向上を図り、4つのDIMMスロットとDDR4メモリによって最大64GBのスルー時間を実現し、旧世代のDDR3に比べてデータ転送速度が33%向上したほか、2~4個のPCIe 3.0スロットにより、PCIe 2.0と比較して2倍のデータスループットを実現。そのほか、PowerEdge PERC9 RAIDコントローラにより、PERC8搭載の旧世代のPowerEdge R320と比べて2倍のIOPSパフォーマンスを有する。ラック型サーバのR330はSMBとリモートオフィス/ブランチオフィス向けに拡張性と可用性に優れたエントリーレベルの1ソケットラックサーバで、自社のアプリケーションの高速化を可能とし、最大4台のケーブル接続/ホットプラグ対応の内蔵3.5インチHDD、または最大8台のホットプラグ対応2.5インチHDDにより、データの増大に対応している。同サーバのオプションでサポートされる最大2台の1.8インチSSDドライブにより、ストレージオプションを強化し、システムの起動/再起動時間を短縮した。仮想化はCitrix XenServer、Microsoft Windows ServerのHyper-V、VMware vSphere ESXi、Red Hat Enterprise Virtualizationをサポートしており、参考モデル構成価格は57万9825円(税別)~。また、R230ラックサーバは効率性と汎用性に優れた1ソケット1Uエントリーラックサーバとなり、データ統合とアプリケーションの高速化を実現する。ケーブル接続型またはホットプラグ対応3.5インチHDDを最大4台内蔵する1つのサーバに、複数のノートパソコンやデスクトップのデータを統合し、最新のインテル XeonプロセッサーE3-1200 v5製品ファミリーを搭載し、仮想化はR330と同様のサービスをサポートしており、参考モデル構成価格は43万9676円(税別)~。一方、タワー型サーバのT330は中小規模企業およびリモートオフィス/ブランチオフィスのビジネスアプリケーションを高速化し、データの増加に対応する。1ソケットタワーサーバで、最大8台の内蔵3.5インチホットプラグ対応ハードドライブにより、ユーザーのペースに合わせて拡張可能なデータストレージ。加えて、同サーバは最大64GBの合計メモリ容量をサポートし、成長に合わせてメモリ容量を拡張するほか、8つの外部USBポートにより、簡単かつ柔軟に周辺機器への接続を可能としており、参考モデル構成価格は52万277円(税別)~。さらに、T130は1ソケットのミニタワー型で、スモールオフィス/ホームオフィスや中小規模企業向けにデータの統合やアプリケーションの高速化を目的とした1台目のサーバとして最適という。同サーバは3.5インチハードドライブを最大4台内蔵する1つのサーバに、複数のノートパソコンやデスクトップのデータを統合できるほか、T330と同様に8つの外部USBポートを備える。参考モデル価格は35万6130円(税別)~。
2015年11月17日ICT機器のディストリビューターであるテックウインドは11月10日、Quanta Cloud Technology(QCT)製ストレージサーバの新ラインアップとして、1Uのスペースに最大12本のHDDが搭載可能な「QuantaGrid D51PH-1ULH」と4Uのスペースに最大78本のHDDが搭載可能な「QuantaPlex T21P-4U」の発売をそれぞれ開始した。D51PH-1ULHはデータセンターでニーズが高まっているスケールアウト型オブジェクトストレージ向けに開発された製品。メモリ容量は最大256GBで1Uサイズの筐体に3.5インチ/2.5インチ×12台のHDDとSSD×4台を搭載可能でストレージの物理容量は最大48TB。プロセッサーにはインテル Xeon E5-2600 v3ファミリーを2基搭載し、最大16本のDDR4 RDIMMをサポートしており、データセンターに導入する拡張性を有したオブジェクトストレージとして最適という。また、ホットスワップやRAID機能もサポートしており、オブジェクトストレージ用途のみならず、単一ノードのファイルサーバとしても利用可能だ。参考価格は税別で143万円となる。一方、QuantaPlex T21P-4Uは超高密度のストレージサーバで、エンタープライズやサービスプロバイダーなどの多様なニーズ向けに最適化されており、限られたラックスペースを有効に活用できる。メモリ容量はRDIMMで512GB、LRDIMMで1024GBで4Uサイズの筐体に3.5インチ/2.5インチ×78台のHDDとSSD×2台を搭載可能でストレージの物理容量は最大624TB。また、3.5インチHDDを搭載する場合はHDDトレイはネジが不要な構造になっているためインストールおよびHDD換装作業はツールレスで行うことができる。さらに、ディスクインジケータによりトップカバーを外す必要なく各ディスクのステータスが確認できるため、効率的なメンテナンスを可能としており、参考価格は税別で900万円。プロセッサーにはD51PH-1ULHと同様にインテル Xeon E5-2600 v3ファミリーを搭載し、最大16本のDDR4 RDIMM/LRDIMMをサポートしており、通常は1ノードのストレージサーバとして利用できるが、ノードを追加することにより2ノード(各ノード3.5型×35台のHDD)のストレージサーバとしても利用が可能だ。
2015年11月11日米Intelは9日(現地時間)、高密度マイクロサーバやストレージ、ネットワーク機器向けSoC「Intel Xeon D-1500」ファミリに新モデルを追加した。「Intel Xeon D-1500」ファミリは、Broadwellアーキテクチャをベースとしたサーバ向けプロセッサ。Xeonブランドとして初のSoC製品で、チップセットをCPUに統合している。2015年3月に第一弾モデルとして「Xeon D-1520」「Xeon D-1540」を発表し。今回新たに8モデルを追加した。既存モデルでは対応メモリがDDR4のみのところ、新モデルではDDR4とDDR3の両対応となっている。低消費電力なことに加えて、最大128GBのメモリに対応するなど、高密度環境で運用を必要とするネットワーク機器、クラウド・ストレージ、企業向けストレージ、IoTなどの用途に好適という。Intelによると、いまのところ50を越える製品が「Intel Xeon D-1500」ファミリを用いて開発されているという。また、Intelはイーサネット・マルチホスト・コントローラー「FM10000」ファミリと、イーサネット・コントローラー「X550」ファミリを合わせて発表した。「FM10000」ファミリは最大200Gbpsの広帯域マルチホスト接続と複数の100GbEポートを備え、サーバー間ネットワークのボトルネックを低減するという。一方、「X550」ファミリは10 Gigabitのイーサネット接続ソリューションを提供するとしている。
2015年11月10日はてなは10月27日、ニフティと連携して「Mackerel for ニフティクラウド」を提供開始した。はてなのサーバ監視サービス「Mackerel(マカレル)」をニフティのクラウド・サービス「ニフティクラウド」に対応させ、ユーザーに向けた無料または有料の特別プランを提供するもの。Mackerelは「直感的サーバ監視サービス」といい、今回の連携により、これまでMackerelのサイト経由での申し込みが必要だったニフティクラウドの利用者が、自身のnifty IDで「Mackerel for ニフティクラウド」を無料で利用できる。MackerelのUIとロールの概念による管理、多様な通知、連携機能などを使ったサーバ監視が可能になるとしている。有料プランを申し込んだ場合はnifty IDへ紐付けるため、費用の請求をニフティクラウドと一本化できるという。
2015年10月28日IDC Japanは10月19日、国内企業のITインフラにおける仮想化の実施状況に関する調査結果を発表した。同調査ではサーバ仮想化を実施している企業および組織を対象としたアンケート調査を2015年7月に実施し、516社から有効回答を得た。すでにサーバ仮想化を実施している企業において、社内の全アプリケーション(PCやモバイルのアプリケーションは除く)のうち、仮想サーバ上で稼働しているアプリケーションの割合は平均53.2%で2014年調査の49.2%から4ポイント上昇し、半数を超える結果となった。また、財務/会計管理システムや販売/顧客管理システムなど、基幹業務システムでのサーバ仮想化の導入率が2014年調査よりも上昇しており、仮想環境が拡大。サーバ、ネットワーク、ストレージすべてのITインフラリソースにおいて仮想化を実施している企業は28.3%だった。さらに、サーバとストレージでの実施は16.1%、サーバとネットワークでの実施は10.1%となった。一方、サーバだけ仮想化を実施している企業は45.5%となり、半数以上の企業はサーバのみの仮想化だけではなく、ネットワークあるいはストレージにおいても仮想化を実施している状況にある。2013年調査と比較すると、サーバ以外の領域での仮想化実施率が大きく上昇(参考資料参照)。このことから、同社ではITインフラ全体での仮想化が着実に進んでいると考えており、ネットワーク仮想化による効果が大きかった上位3項目として「ネットワークの設定作業負担の軽減」「ネットワークの冗長性/可用性の向上」「ネットワーク構成の柔軟な変更」が挙げられている。加えて、多くの仮想サーバを運用している企業では「VLANの拡張」が上位のほか、ストレージ仮想化による効果が大きかった上位3項目としては「ストレージ容量の有効活用」「ストレージコストの削減」「ストレージ管理の一元化」が挙げられてる。IDC Japan ソフトウェア&セキュリティ リサーチマネージャー 入谷光浩氏は「仮想化技術がITインフラ全体に適用されることで、コスト削減効果だけではなく、管理の効率化や一元化、柔軟性や拡張性の向上など、その効果がより大きく発揮されるようになる。ユーザー企業は仮想化ソリューションの導入を行っていく際、ITインフラ全体の観点からネットワークとストレージの仮想化についても検討していくことが必要である」と述べている。
2015年10月19日2月に加SophosLabsが行った調査で、同社が新たに発見した悪意あるWebサイト17万8635件のうち、Linuxサーバーが使われている比率が80%に達していた。すべてのWebサイトのうち非Windowsサーバが占める比率は73%なので、これを上回ることになる。なぜLinuxはマルウェアを配信する際に悪用するのか?同社は、攻撃者がLinuxを好む要因として、以下の3つを指摘している。Linuxサーバは低コスト(無料)で柔軟性があることから、予算の厳しいクラウド・ホスティング事業者が好んで利用している。Linux管理者とサーバ運用者はLinuxはマルウェアに感染しないと思い込んでいることもあり、ウイルス対策ソフト、ファイアウォール、侵入検知システム(IPS)などの防御技術を設定せずに利用していることが多い。Linuxは主にデータセンターで利用されており、ネットワーク・リソースの利用を疑われることなく大規模な帯域にアクセスできる。エンタープライズ環境でLinuxは保護されていないという特性により、長期的に悪用することが可能となっているというわけだ。さらに、問題があることを疑っていない場合、その検出は難しい。Linuxベースで構築されたインフラの悪用を阻止するにはどうすれば良いのか? ソフォスは以下の4つの対策を推奨している。Windowsサーバと同時に、Linuxサーバもアップデートするようスケジュールを組む。アマチュアならブログやWebサイトのために自分たちでサーバ運用に責任を持つよりも、クラウドサービスを利用するほうが良い。OSの種類を問わずすべての技術資産に対してアンチ・ウイルスソフト、ファイアウォール、IPSを導入する。2要素認証を導入することで、FTPとSSH証明書と鍵が盗まれた場合の悪用を防止し、パブリッシュシステムを保護する。
2015年10月16日NECは、CPUやメモリなど主要なハードウェアをすべて二重化し、システム停止のリスクを低減した無停止型サーバ「Express 5800/ftサーバ」の新製品2機種を10月13日から販売すると発表した。価格は、236万9,000円~(税別)。販売されるのは、「Express5800/R320e-M4」と「Express5800/R320e-E4」の2機種。新製品は、最大12コアの最新CPUの搭載により、処理性能を従来機比20%向上させたほか、16GbpsのFCや12GbpsのSASの対応により、外部ストレージへの転送速度を従来機比最大2倍に高速化した。また、サーバ1台当たりの運用可能な仮想サーバ数を従来機比1.2倍に拡大し、設置スペースや運用コストを削減している。そのほか、冷却設計の最適化により、動作環境温度を従来モデルより5度緩和し、40度環境での動作保証を実現したほか、バックアップ装置接続用のUSBポートを搭載することで従来のテープ媒体に加え、持ち運び可能なRDXへのバックアップを可能にした。
2015年10月13日本連載では、日本マイクロソフトの「Microsoft System Center」を用いて、サーバ管理にまつわる手間を低減する方法を解説します。初回となる前回はサーバ管理のポイントを紹介しましたが、今回は、System Centerを構成する製品群の特徴について説明しましょう。なお、本連載では、Microsoft System Center 2012 R2 のバージョンを中心に各製品の機能について説明していきます。○多彩な製品群で構成されるSystem Centerなら管理の一元化が可能マイクロソフトのサーバ運用管理製品である「System Center」は、モバイル、クライアント、サーバ、Windows/Linux の混在環境、オンプレミス、サービスプロバイダー、Microsoft Azureを含めた、システム基盤全体を一元的に管理します。本稿執筆時点(2015年9月)で、最新版として「System Center 2012 R2」が提供されており、以下の図に示される8つの製品から構成されています。System Center製品群は1つの製品 (機能) のみで動作させることも可能ですが、各製品を連携させることで、運用管理の自動化および効率化を行い、運用にかかるコストを削減することが可能です。以下が、各製品群の特徴となります。Operations ManagerOperations Managerは、組織内に構成されたサーバ、クライアント、ネットワーク機器およびアプリケーションの稼働監視を行います。また、障害の検出と通知、分析レポートなどにより、運用業務で発生する負荷を軽減します。Configuration ManagerConfiguration Managerは、システム内に存在するサーバ、コンピュータ、モバイルデバイスといったITリソースに対して効率的な構成、資産管理を行うためのソリューションを提供します。ITリソースの構成情報の収集、アプリケーション、セキュリティ更新プログラムの配布、OSのアップグレードおよび展開を行うことが可能です。Endpoint ProtectionEndpoint Protectionは、マルウェア対策行うためのソリューションを提供します。Configuration Managerクライアントとして動作するクライアント、サーバに対して、定義ファイルの自動配信、および検知状態の確認を実施、管理することが可能です。Data Protection ManagerData Protection Managerは、サーバ、クライアント、アプリケーションのデータ保護管理を行うためのソリューションを提供します。保護するデータは、ディスクやテープ、Azure上のストレージへバックアップを行うことが可能、ベアメタル回復といったBCPやディザスタリカバリにも対応。Virtual Machine ManagerVirtual Machine Managerは、仮想化されたサーバ群で構築されたITシステム基盤を管理するためのソリューションを提供します。プライベートクラウド環境として展開するための仮想化ホスト、ストレージ、ネットワークリソースを構成および管理機能に加え、アプリケーション展開にも対応しています。Service ManagerService Managerは、ITILおよびマイクロソフト製品のシステム製品の技術的ガイドであるMOF (Microsoft Operations Framework) をベースとした IT サービス運用、管理ソリューションを提供します。ITサービス運用、管理における構成管理、インシデント管理、問題管理、変更管理、リリース管理をサポートします。OrchestratorOrchestratorは、ITサービス運用の中で発生するユーザー、グループの作成時に必要なアクセス権やフォルダの設定といった定型的な作業の自動化ソリューションを提供します。App ControllerApp Controllerは、プライベートクラウド (Virtual Machine Manager もしくはWindows Azure Pack) と パブリッククラウド (Microsoft Azure) に対して共通のセルフ サービス環境を提供します。なお、次期製品となる「System Center 2016」では新しい機能が追加される一方で、削除される製品および機能の一覧がFeatures Removed from System Center Technical Previewで公開されています。これらは今後変更される可能性がありますが、System Centerによる運用管理基盤の導入を検討中であれば、確認されることをお勧めします。次回は、Operations Managerを使用したサーバの稼働状況の把握、管理について説明する予定です。編集協力:ユニゾン小賀坂 優(こがさか ゆう)インターネットイニシアティブ所属。前職にて技術サポート、インフラ基盤のシステム提案・設計・構築を経験した後、2015年7月より Microsoft Azure、Office 365 を中心としたマイクロソフト製品・サービスの導入、および IIJ GIO と組み合わせたハイブリッド クラウド ソリューション展開や開発を担当。2012年から Microsoft MVP for System Center Cloud and Datacenter Management を連続受賞。個人ブログ「焦げlog」にて、マイクロソフト製品を中心とした情報やTipsを発信中。
2015年10月08日Nginxは10月5日(米国時間)、「10 Tips for 10x Performance - NGINX」において、Webサーバを高速化するためのノウハウを紹介した。高速化は対象となるシステムがどのような特性であるかを加味するとともに、状況に応じて実施する必要がある。予算の関係もあり実施できる高速化にも限界があるが、さまざまな側面から高速化する方法が紹介されており、チューニングのための導入資料として役に立つはずだ。紹介されている主なノウハウは次のとおり。ロードバランシングとリバース・プロキシサーバの導入ダイナミック・キャッシュの導入とスタティック・コンテンツの活用適切なメディアファイルの使用(写真にはJPEG、グラフィックにはPNG、動画にはMPEG-4、音楽にはMP3といったもの)HTMLやテキストデータの圧縮機能の有効化TLS/SSLの最適化HTTP/2やSPDYの活用バッファ、キープアライブ、ワーカープロセス、ソケットシャーディング、スレッドプールなど性能に関連する機能の活用やチューニングNginxの性能に関与するLinuxカーネルのパラメータの変更(net.core.somaxconn、sys.fs.file_max、net.ipv4.ip_local_port_range、net.ipv4.tcp_fin_timeout)関連するソフトウェアを最新版へアップグレードロードバランシングを導入すれば高いスケーラビリティが期待できるが、それだけ予算も必要になる。Nginxの設定やカーネルのパラメータ設定の変更などで実現できる高速化もあることから、Nginxの高速化に興味ある場合には試してみる価値はありそうだ。
2015年10月07日ミラクル・リナックスは10月6日、大規模システム向け統合監視サーバ「MIRACLE ZBX8220」の提供を開始した。価格は1年サポートパックで270万円(税別)~。新製品は、同社の統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」のほか、監視サーバ専用にチューニングしたLinuxサーバOSや監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェアなどをハードウェアにインストールした状態で提供するハードウェア一体型アプライアンスとなり、すぐに監視設定を開始することができる。CPUはIntel Xeon E5-2620 v3 2.4GHz(6C/12t)、メモリは8GB 2133 RDIMM、HDDはSAS 450GB RAID1。また、監視サーバがダウンした場合でも監視を継続可能なHAクラスタ構成による利用が可能。さらに、ハードウェアに富士通製の最新PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M1」を採用したほか、同梱するZabbixのバージョンが2.0から2.2に更新されている。主な機能・特長はHAクラスタリングソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X」を標準実装し、監視サーバのクラスタ化でシステム全体の可用性を向上。さらに、監視ソフトウェアやデータベース、OS、クラスタソフトウェアまでをハードウェアにインストールし、監視に必要なソフトウェアなどを最適化し設定済のため導入・設定工数とコストを削減。加えて、ZabbixやDB、クラスタ、ハードウェアとの障害切り分けが不要なサポート窓口により、迅速な障害対応が可能とし、ワンストップサポートによりシステム管理者の負荷を軽減し、迅速な障害対応を実現している。同梱ソフトウェアとしてOSはAsianux Server 4==MIRACLE LINUX Vで監視ソフトウェアはMIRACLE ZBX 2.2(オープンソース版Zabbix 2.2.9をベースとした独自パッケージ:MySQL 5.5.43、DBパーティショニング(HouseKeeper停止)、SNMP振り分けスクリプト、設定バックアップオプション、監視データ出力オプション、PRIMERGY監視テンプレート、リカバリディスク(MIRACLE System Savior)。そのほか、監視項目数は10万監視項目程度(監視間隔5分、ログ/SNMPトラップ監視を含まない場合)。なお、新製品の1年サポートパックは270万円(税別)、5年サポートパックは620万円(同)、クラスタ1年サポートパックは490万円(同)、クラスタ5年サポートパックは890万円(同)、1年延長サポートは128万円(同)、クラスタ1年延長はサポート160万円(同)となる。
2015年10月06日トーワ電機は5日、同社が運営に参画「G-DEP」より、DeepLearning専用サーバ「DeepLearning Server」を発売した。スタンダードモデルの価格は税別1,288,600円から。縦置きでデスクサイドに設置可能なほか、横置きで19インチラック(4U)にも収納可能な2way対応のワークステーション。OSのUbuntuに加えて、DeepLearning用のツールをまとめた「NVIDIA DIGITS」などのソフトウェアをプリインストールする。長期間の運用を考慮した部品選定や排熱設計を採用。特にグラフィックスカード周りのエアフローを改善することにより、グラフィックスカードを4枚搭載したときのファン回転数を約23%削減しつつ、GPUコアの温度が10度以上低下したという。スタンダードモデルでは、GPUとしてNVIDIA Quadro M6000を標準で搭載。また、オプションして最大4枚のNVIDIA Quadro M6000や、NVIDIA Tesla K40の選択も可能となっている。スタンダードモデルの主な仕様は、Intel Xeon E5-1650 V3(3.5GHz)、チップセットがIntel X99 Express、メモリがDDR4-2133 32GB(8GB×4)、ストレージが480GB SSD + 2TB HDD、GPUがNVIDIA Quadro M6000 12GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が1500W 80PLUS SILVER、OSがUbuntu。3年間の保証が付属する。
2015年10月05日アイ・オー・データ機器は1日、音質にこだわるユーザー向けの新ブランド「fidata(フィダータ)」を立ち上げた。第1弾として、ネットワークオーディオサーバ「HFAS1」を発表。オーディオ専門店や直販サイト「ioPLAZA」などで、同日より販売開始する。ラインナップと価格は、500GB SSD×2基搭載の「HFAS1-S10」が税別370,000円、2TB HDD×2基搭載の「HFAS1-H40」が税別320,000円。「HFAS1」は、ハイレゾ音楽再生用のネットワークオーディオサーバ。きょう体の材質や基板設計、部品を細かく吟味し、試作・視聴を重ね約3年をかけ本体を設計したという。本社が所在する石川県内の工場で生産する。きょう体は高剛性フルメタルで、天板に4.0mm厚のアルミ板、底面に2.3mm厚・2.2kgのベース鋼板を採用し、振動に対する安定性を確保した。内部は、電源・基板部とストレージ部を完全分離した2室構造とし、ストレージからの放射ノイズを低減させ、電源・基板部へのノイズ影響を抑制する。2基のHDDを搭載する「HFAS1-H40」はファンレス設計を採用。本体とマウンターとの間に高減衰特性の樹脂を使った低共振のクアッドダンパーを挿入することで、HDDの振動を低減させた。内蔵HDDはウエスタンデジタル製のカスタム仕様で、低偏心プラッターを採用し振動を抑えている。2基のHDDは左右にレイアウト。ドライブの回転方向やヘッドシーク動作が互いの動きを打ち消し合うよう、1台を反転させて配置する。搭載容量は4TDだが、同じデータを同時に2台のドライブに書き込むRAID1構成により、実質容量は2TBとなる。一方、2基のSSDを搭載する「HFAS1-S10」では、Samsung社の850EVOを採用。こちらもファンレス設計の上、HDDと異なり可動部が無いため、ほぼ無音のリスニング環境が実現できるとする。なお、内蔵SSDは500GB×2基だが、複数ストレージを1台として処理するスパンニングにより実質1TBとして動作する。インタフェースは10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN×2(DLNA 1.5対応)、USB 2.0×1。LANポートを2基搭載し、一方にオーディオプレイヤー、もう一方をルータなどに接続し、ルータにPCを接続することで、「HFAS1」側で音源のダウンロードや管理、再生を行える。楽曲データの管理・送信・配信は、PacketVideo社が提供する「Twonky Server7」を採用する。本体サイズはW350×D350×H64mm。重量はHDDモデルが約7kg、SSDモデルが約6kg。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10、OS X 10.7~10.10。対応OSはInternet Explorer 9 / 10 / 11、Microsoft Edge、Safari 6 / 7 / 8。対応ファイル形式は、wav、mp3、wma、m4a、m4b、ogg、flac、aac、mp2、ac3、mpa、aif、aiff、dff、dsf。製品の開発背景として、ハイレゾ音源がインターネット上で手軽に入手できるようになった一方で、ハイレゾ音源の入手先であるPCは接続や設定の難しさ・煩雑さに加え"ノイズの塊"であるため、その再生に課題があったとする。今回、これを解消するネットワークオーディオを提供。同社は今後、「HFAS1」を中核としてオーディオ関連機器のビジネス拡大を目指す。
2015年10月01日GMOクラウドは10月1日、WADAXブランドの専用サーバーを新規契約した場合に、サーバーおよびオプションの初期費用が実質0円になるキャンペーンを開始した。本キャンペーンは、WADAXブランドの専用サーバー全プランを新規で24カ月契約した場合、サーバーと同時申し込みしたオプションの初期費用の全額を、月額利用料金から割り引くことで実質0円にするもの。これを利用すれば、WADAXフルマネージドプラン(サーバーの運用をすべてGMOクラウドで行なうプラン)も初期費用0円で導入でき、サーバー料金は172,800円のコストダウンができることになるという。なお、キャンペーン期間は2015年10月30日(金)18時まで。
2015年10月01日ラリタン・ジャパンは10月1日、サーバーやルーター、スイッチ、ファイヤーウォールといったネットワーク機器、ラック用電源タップ(PDU:Power Distribution Unit)などシリアルポートを持つ製品を遠隔アクセス・制御するIPベースの次世代シリアルコンソールサーバー「Dominion SX II」の販売を開始した。価格はオープンプライス(市場想定価格は4ポートのエントリーモデルが税別で20万円台~)。新製品はポート数4、8、16、32、48ポートの5種類があり、AC/DC電源、内蔵モデムオプションの違いにより全部で13モデル。各IT機器に接続してどこからでも管理・制御できるためサポートに要するコストやスタッフの移動などの時間を削減し、迅速に各種インシデントや問題を解決することでビジネスのアップタイムの向上が見込める。また、ネットワークの障害発生時にもコマンドラインにより対象機器へのアクセスが可能でトラブルシューティングや再構成、修復/復元、リブート、電源のオン/オフをリモート実行できる。そのため、デバイスがハングアップしても新製品と同社のインテリジェントラックPDUを用いて、各デバイスの電源スイッチを切った直後に入れ直すことを可能としている。さらに、Unix/Linuxサーバーやネットワーク機器、セキュリティアプライアンス、セルラー/モバイル移動通信機器などのリモート管理を必要とするモバイルオペレーターやデータセンター、ならびに、支店、営業所のシステムのリモート管理用に導入実績がある「Dominion SX」の後継モデルでハードウェアおよびソフトウェア設計を一新し、性能、信頼性、セキュリティや操作性を向上させた。新製品は1Uサイズで最大48ポートを収容し、緊急時においても確実なIT機器へのアクセスを確保するため13モデルすべてに二重化AC/DC電源、自動フェイルオーバー機能付き二重化ギガビットLAN接続、ポリシーや運用方法に応じて選択可能な多様なラック前ローカルアクセス、および全モデルに内蔵モデムオプションを有する。CPUは従来の133MHzから1GHz CPUにアップグレードし、RAMを8倍に増強、最大8GBのフラッシュストレージを搭載し、1ポートあたり最大10セッション、合計最大200のシリアルセッションのサポートが可能となった。そのほか、同時接続、接続スピード、シリアル処理を向上させたことで導入に要する時間短縮が図れる。加えて、FIPS 140-2および256ビットAES暗号化に対応してセキュリティレベルを高め、USBメモリーまたはTFTPサーバー経由で自動インストール/構成を可能にするなどの機能を追加。さらに、企業全体にわたる全IT機器の制御・アクセスを実現するため同社のKVM-over-IPスイッチと同様に「CommandCenter Secure Gateway」によるシングルサインオンでの統合管理ができる。なお、現状ではデータセンターや金融機関からの引き合いがあるという。
2015年10月01日○システム内に存在するサーバをどう管理するか?近年、仮想化技術、クラウドに加え、コンテナ技術の発展により、物理的に構成されたサーバは集約され、数は減ったように見えます。しかしながら、論理的なサーバが「どの物理サーバ上で動作しているか」「ネットワークのどのセグメントに接続されているか」、また、業務で使用するアプリケーションやサービスがどのように構成・設定されているかなどを把握することが必要になってきており、システム基盤はより複雑になり、管理するサーバも増えてきているのが実情です。さらに、負荷状況によりサーバ内のメモリやディスク、あるいはサーバ自身といった IT リソースが動的に変化する状況の場合、即座にシステム全体の状況を把握するのは困難となっています。こうした状況の中で、サーバを運用するにあたって管理すべき主な項目を以下の表にまとめてみました。なお、ITサービスマネジメントのデファクトスタンダードとなっている「ITIL (Information Technology Infrastructure Library) 」を用いた運用とサービス管理を実施する企業も増えてきており、エンジニアが運用管理を行う作業量、コストは増加しているようです。○運用管理製品選定のポイントは統合的に一元管理できるかどうかこのように、運用管理業務が複雑化し、負荷が増大しているなか、人の手だけで行うことはすでに困難な状況にあると言えるでしょう。そのため、国内外を問わずベンダー各社から運用管理製品が提供されています。運用管理製品は、ある管理項目に特化したものもあれば、複数の製品を組み合わせた運用管理製品群として提供しているものもあります。運用管理製品を選ぶ際のポイントは統合的に一元管理できるかどうかにあります。特定の管理項目を対象とした製品ではなく、運用管理製品群を利用するメリットとして「各製品間の連携により一元的な運用管理が行えること」「各製品の問い合わせやサポートを受ける際、問い合わせ先を集約することができること」が挙げられます。以下の表に、主なサーバ運用管理製品群および提供ベンダーを示します。本連載では、マイクロソフトが提供する「Microsoft System Center 2012 R2 (以降 System Center) 」に焦点を絞り、各製品 (コンポーネント) に搭載されている機能によって、どのようにサーバを管理していくかを紹介していきます。System Center は非常に高機能であるため、主に大規模エンタープライズ環境、データセンターに導入されることが多く、構成の配置やインストール、設定において他ベンダーが提供している運用管理製品群より手間はかかりますが、以下のようなメリットが挙げられます。管理画面の統一System Centerで提供される製品の管理画面はリボン形式で統一されており、これにより、各製品における操作のばらつきが軽減されています。Windows、SQL Serverなどの最新バージョン/サービスパックの対応自社製品ということもあり、最新バージョンおよびサービスパックが提供された時、他の運用管理製品群よりも早いタイミングで対応した管理パックやテンプレートを提供しています。マイクロソフト製品以外のソフトウェア (Linuxなど) についても、対応した管理パックやテンプレートの提供を行っています。PowerShellコマンドレットの提供GUI上で実施している操作をPowerShellコマンドレットを用いて実行することが可能です。このことにより、繰り返しの多い操作の場合はPowerShellのスクリプトを用いて実行し、操作ミス防止や作業工数を低減することが可能となります。今回は初回として、サーバ管理のポイント、主要なサーバ運用管理管理群について説明しました。次回は、System Centerを構成する製品群の特徴を紹介する予定です。編集協力:ユニゾン小賀坂 優(こがさか ゆう)インターネットイニシアティブ所属。前職にて技術サポート、インフラ基盤のシステム提案・設計・構築を経験した後、2015年7月より Microsoft Azure、Office 365 を中心としたマイクロソフト製品・サービスの導入、および IIJ GIO と組み合わせたハイブリッド クラウド ソリューション展開や開発を担当。2012年から Microsoft MVP for System Center Cloud and Datacenter Management を連続受賞。個人ブログ「焦げlog」にて、マイクロソフト製品を中心とした情報やTipsを発信中。
2015年10月01日インフィニコは9月29日、大規模エンタープライズ向けハイスペックDHCPアプライアンス・サーバ「NetNebulas NSX-Dシリーズ」の受注を開始した。価格はオープンプライス、年間販売目標は300台。新製品は、1万から最大5万個の動的IPアドレスを配布可能であり、固定IPアドレスと合せて2万から10万個のIPアドレスを配布可能という。配布数1万から最大5万IPアドレスへは、ライセンスのアップグレードによる拡張が可能。また、共有ネットワーク(スーパースコープ)やDHCPオプション82にも対応する。DHCPセキュリティ機能を搭載し、登録した安全なMACアドレスのみにIPアドレスを配布するホワイトリストをサブネット単位で設定可能。また、IPアドレスを配布したくないMACアドレスへはブラックリストによるMACフィルタ機能で配布制限できる。さらに、MACアドレス・ベンダー・コードによるMACフィルタリングや、DHCPオプションによる配布有無にも対応したDHCPポリシー機能を搭載する。IPアドレスマネジメント(IPAM)では、IPアドレスの配布履歴やIPアドレスのカレント配布状態、MACアドレス状況をリアルタイムで表示可能。稼働統計とIPアドレス枯渇監視はメールで通知し、一目でIPアドレス配布状況が判るマップ機能も搭載する。冗長構成が可能であり、DDHA(Active/Standby)方式による拠点間または同一拠点での冗長化を標準搭載する。また、仮想IPアドレスによるV-HAでの同一拠点冗長構成にも対応し、冗長構成を組む機器間のDHCP設定情報の同期(レプリケーション)や冗長状態変化のメールおよびSNMPトラップで通知する機能を備える。DNSサーバ機能を搭載し、Windows DNSサーバへの動的更新にも対応する。NTP(時刻同期)サーバ機能も実装する。さらに、IPv4に加えてDHCPのIPv6であるDHCPv6にも対応予定だ。
2015年09月30日トレンドマイクロは、10月1日より総合サーバセキュリティ対策製品の新バージョン「Trend Micro Deep Security(以下、Deep Security)9.6」を提供開始すると発表した。Trend Micro Deep Securityは、ウイルス対策、IPS/IDS(侵入防御)、Webレピュテーション、ファイアウォール、ファイルやレジストリなどの変更監視、セキュリティログ監視を 1つのソリューションとして実装した総合サーバセキュリティ対策製品。新バージョンでは、エージェントレス型セキュリティ対策を提供しているDeep Security Virtual Applianceが、ハイブリッドクラウドの基盤ソフトウェアの最新バージョンであるVMware vSphere 6.0に対応。また、新たに有償オプションとして「Trend Micro Deep Security for SAP Systems」を提供。これにより、サーバに保存されたSAPのデータに対して不正プログラムの検索・駆除を実施する。このオプションの価格は、新規で220万円、更新で110万円(いずれも税別、1年間のスタンダードサポートサービスを含む5~24ライセンス数分の使用許諾料金)。さらに、新しくWindows Server Core、Debian 6 、7、SUSE Linux Enterprise Server(SLES)12、Oracle CloudLinux 7、Oracle Linux 7のプラットフォームに対応する。トレンドマイクロは本製品により今後1年間で売上25億円を目指す。
2015年09月29日日本ストラタステクノロジーは9月17日、無停止型サーバシステムである「ftServer 2800/4800/6800」およびストレージアレイの「ftScalable G3」の提供を開始することを発表した。販売価格はftServer 2800が151万6000円~(税別)、ftScalable G3の最小稼動構成価格が320万円~(同)。ftServer 2800のCPUはインテル Xeon プロセッサ E5-2630v3(8コア、2.4GHz)、搭載可能メモリは8GB~64GB。ftServe 4800のCPUはインテル Xeon E5-2670v3(12コア、2.3GHz)、搭載可能メモリは16GB~256GB、販売価格は税別で340万円~。ftServer 6800のCPUはインテル Xeon E5-2670v3(12コア、2.3GHz)、搭載可能メモリは32GB~512GB、販売価格は税別で597万1000円~。各製品のディスク構成はSASディスクで300GB/600GB/1.2TB、またはSSD400GB。サポートOSはMicrosoft Windows Server 2012 R2 Standard、Datacenter Edition、Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard、Enterprise、Datacenter Editionとなる。12コアプロセッサを搭載することにより最大48スレッドまでをサポートし、大規模処理に対応でき、最大512GBのメモリ搭載が可能で全モデルにDDR4-1866を採用。また、ftScalable G3を組み合わせてシステム構築することにより、顧客のITシステムに連続可用性と拡張性、シンプルな運用管理を可能とした。一方、ftScalableは最大6シャーシ、最大搭載ドライブ数は144ドライブ、最大容量(物理)は172TB(1.2TB SASディスク使用時)、86TB(600GB SASディスク使用時)、サーバーとのインターフェースは16Gb/sファイバーチャネル、10GB iSCSI SFPの混在が可能。暗号化ディスクを採用したことでセキュアにデータを保護し、自動階層化ストレージの機能により自律的な負荷分散処理のパフォーマンスの最適化を実現。さらに、SSDリードキャッシュ機能で読み込み速度を向上し、シンプロビジョニング機能によりビジネスニーズに応じたタイムリーなリソースの確保が可能となっている。
2015年09月18日IDC Japanは9月15日、2015年第2四半期(4月~6月)の国内サーバ市場動向を発表した。これによると、同年同期の国内サーバ市場規模は1204億円で、前年同期から26.4%増となった一方、出荷台数は12万5000台で前年同期から6.5%の増加となった。製品別では、x86サーバの出荷額は前年同期比で22.3%増加し、出荷台数は同6.9%増加。出荷額の増加要因としては、前年同期の消費税増税に伴う需要低迷に対する反動による出荷台数の増加に加え、平均単価の上昇があったという。x86サーバの平均単価は、円安による部材コストの上昇を販売価格へ転嫁したことや、仮想化の導入によるオプションの増加によって上昇し、メインフレームでは大型機の出荷が好調で、前年同期比で大幅に出荷額が増加した。また、RISCサーバではHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング)専用機の大型案件が市場を牽引し、前年同期から大幅に出荷額が増加した。一方、IA64サーバ、ビジネスサーバは大幅に出荷額が減少した。ベンダー別出荷額では、NECが首位となった。同社はメインフレームでは金融向けの大型案件により大幅なプラス成長となり、x86サーバは2ケタのプラス成長だった。第2位は富士通で、ビジネスサーバを除くすべての製品分野で出荷額が大幅なプラス成長だったほか、今期もRISCサーバでHPC専用機の大型案件があったという。第3位はIBMで、メインフレームの新機種の出荷が好調だったほか、RISCサーバも大幅なプラス成長となった。第4位はヒューレットパッカードでx86サーバーが大幅なプラス成長だった。第5位は日立製作所で、x86サーバとメインフレームが2ケタのプラス成長だった。x86サーバ市場は出荷額が775億円、出荷台数は12万3000台となり、出荷台数は前年同期比で5四半期ぶりにプラス成長を確保したという。
2015年09月16日リコーは9月7日、IT サービス総合メニュー「ITKeeper」の新サービスとして、サーバの脆弱性対策と多様化するサーバ環境(物理・仮想化・クラウド)に対応したクラウド型のセキュリティ対策サービス「クラウドサービス for サーバーセキュリティ」を発売すると発表した。新サービスは、ウイルス対策や仮想パッチによる侵入防御などサーバの多層的な防御機能を持つトレンドマイクロのクラウド型総合サーバセキュリティサービス「Trend Micro Deep Security as a Service」(DSaaS)に、リコーのヘルプデスクと運用支援サービスをワンパッケージにして提供するもの。具体的には、仮想パッチによって脆弱性を狙った攻撃からサーバを保護し(IPS/IDS)、不正なURLへのアクセスをブロックすることでWebの脅威から保護し(Webフィルタリング)、IPアドレス/MACアドレス/ポートのフィルタリングをサーバごとに設定できる(ファイアウォール)。また、事前に指定したファイルやレジストリ、ファイル権限、ポートなどを監視し、変更があった場合に管理者に通知するほか、Windowsのイベントログやアプリケーションのログを監視し、あらかじめ指定された閾値を超えた場合に管理者にアラートを通知する。Amazon Data Service Japanの「アマゾン ウェブ サービス 」(AWS)をはじめとするクラウド環境に対応しているため、クラウド上で動的に増えるサーバーを自動的に保護することが可能。DSaaS 管理サーバはクラウド上で提供するため、管理サーバの構築・運用は不要となる。このほか、リモートで画面共有を行いながらの操作支援や、オプションサービスとしてリモートやオンサイト訪問による導入サービスが用意されている。「クラウドサービス for サーバーセキュリティ」の価格は、初期料金が1万3500円、月額料金が1台当たり1万3500円となっている(いずれも税別)。
2015年09月07日富士通と日本工営は9月3日、国内の企業内サーバルームに向けてIoTによる省エネ化事業で協業することに合意し、10月よりサービス提供を開始すると発表した。両社は協業を通じて、建物内のエネルギー使用量の可視化と空調・照明設備の遠隔制御を可能にする富士通のクラウド型EMSサービス「FUJITSU Intelligent Society Solution Enetune-BEMS」と、日本工営が長年培ってきた建物設備の省エネ運用や改修技術を組み合わせ、サーバルームでの電力使用状況の監視から省エネ化コンサルティング、設備の導入工事、政府系補助事業の申請手続までワンストップで提供する。同サービスの提供開始に先立ち、富士通社内のサーバルームで実施した実証実験では、同サーバルーム内の空調搬送動力における消費電力を27%(年間で約200万円の電力料金に相当)削減することに成功した。同サーバルームの延床面積約1000平米、ラック数約200台という環境の下、センサーを活用してサーバルーム内の電力使用状況、温度・湿度情報を継続的にモニタリングし、そのデータをもとに空調搬送動力を遠隔制御で調整するなどの詳細なチューニングを行った。同サービスの販売価格は初期費用500万円からとなっている。
2015年09月03日KDDI ウェブコミュニケーションズは、9月29日、ホスティングブランドCPIの共用サーバ「シェアードプランACE01」において、Webアプリケーションファイアウォール(以下 WAF)機能の標準搭載やウェブサーバのApache2.2系採用などの機能強化を行うと発表した。CPIの共用サーバ「シェアードプランACE01」は、複数サイトの運用を可能にするマルチドメイン機能やウェブの自動バックアップ、豊富なメール機能などが標準で付いたビジネス向けレンタルサーバ。標準搭載するWAFは、ジェイピー・セキュア社が提供するWAF 製品「SiteGuard Lite」。これにより、従来、防御しきれなかったSQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングといった攻撃の対策ができる。そのほか、これまでのIPアドレス制限のあるパスワード認証から、SSHによる鍵認証へ変更。SSHの鍵認証への対応により、場所を問わずSSHでサーバにアクセスできる。また、SFTPへの対応により、SSHプロトコルを利用したファイル転送機能が追加される。
2015年08月28日東京エレクトロン デバイス(TED)は8月25日、米サンディスクの「Fusion ioMemory PX600」を、富士通のPCサーバである「FUJITSU Server PRIMERGY(プライマジー)」向けに2015年7月からOEM供給を開始したと発表した。なお、富士通からの出荷開始は2015年8月から。同製品は、PRIMERGYのPCIeスロットに搭載するタイプのエンタープライズ・フラッシュ・ストレージ。データ転送能力と低レイテンシにより、ストレージI/Oにおけるボトルネックを改善し、アプリケーションのパフォーマンスを向上できるとしている。従来のioDrive2シリーズの後継製品であり、最大で約2倍のリード性能改善を実現するとのこと。データベースや仮想化、Webアプリケーション、ホスティング・サービス、コンテンツ配信サービス、製造業の設計・解析分野などの多様なアプリケーション・業種で利用できるという。リード/ライトの性能を従来のHDD環境の数10倍まで引き上げ、アプリケーションのレスポンス時間を大幅に短縮し、業務効率の改善およびコスト削減に貢献するという。同社は同製品を、富士通の「PCIe SSD PACC EP PX600シリーズ」としてOEM供給する。同シリーズは富士通がPRIMERGYの標準保守パック(Support Desk)と共に提供し、RHEL/Windows/VMwareなどの主要なOSプラットフォームをサポートするという。
2015年08月26日いま、フレーバーウォーターが流行っているのはご存知ですか?暑い夏がやってくるとジュースやアイスコーヒー、アイスティーを飲むかたも多いと思いますが、健康や美容のことを考えると、そういった飲み物よりもお水が一番健康的。そのお水に果物を入れて普通のお水を簡単に美味しくするのがフレーバーウォーター。そこで今回は、フレーバーウォーターにオススメなフルーツとその効用をベジフルビューティセルフアドバイザー の著者が紹介します。作り方はどれも簡単、ミネラルウォーターにお好きなフルーツを入れて冷蔵庫で半日~1日冷やすだけです。■1.レモンオシャレなカフェに行くと普通のお水ではなくレモンが入ったお水が出てきたことはありませんか?フレーバーウォーターの中でもレモンは人気のフルーツです。レモンのオススメポイントは夏に必要なビタミンを豊富に含んでいるところ。紫外線を浴びるとメラニン色素が生成され、しみやくすみが生まれます。このメラニン色素の発生を防いでくれるのがレモンや柑橘類に多く含まれるビタミンC。またビタミンCには美肌効果もあるので、日焼けをしたくない、夏のシミ対策をしたいという女性にはうってつけのフルーツです。水分補給のついでにビタミンも摂れるなんてイイですよね。夏みかんやミント、きゅうりと混ぜて作るのも相性バッチリ!■2.キウイ実は、キウイは果実の中で最もビタミンCの含有量が多く、1日1つ食べれば必要な量が摂取できます。それだけでなく必須脂肪酸を豊富に含んでいるため、紫外線によってダメージを受けた皮膚の細胞を元気にしてくれる効果も期待できます。必須脂肪酸は乾燥肌の予防・対策をおこなってくれるので、日焼けのし過ぎで肌が乾燥してしまった時にもオススメ。■3.ミントお水に浮かべるだけでも清涼感が味わえるミント。ミントは体感温度を4℃下げてくれるとも言われているほか、胃腸の改善効果も期待されているので夏バテしそうな時にぴったり。ミントの香は集中力を高めてくれるので、暑い中仕事をしなければならない時にミントを入れたお水をそばに置いておくのもオススメ。紅茶とも相性が良いので、贅沢したい時にはお水ではなく紅茶で作ってみるのもいいですね。■4.きゅうりきゅうりはフルーツではなく野菜ですが、フレーバーウォーターでは人気です。きゅうりはギネスブックで「世界一栄養が少ない野菜」と言われるほど栄養が少なく、事実主成分の90%が水分でできていますが、暑い夏には女性にとって嬉しい効果をもっている野菜でもあります。オススメポイントは2つ。1つは身体の熱を冷ます効果があるところ。冷たいジュースやアイスを食べなくても涼しくなることができます。2つ目は、むくみ改善効果。利尿作用があるので、水分のとりすぎでむくんだ身体の不要な水分を排出してくれます。老廃物が排出されることでデトックス効果も見込めます。■おわりにこれらを混ぜてつくるのも良いので、いろいろなフルーツを使ってお気に入りのフレーバーウォーターを作ってみてください。冷たいのが苦手、避けたいという方は早めに飲むようにすれば常温でも大丈夫ですよ。(栢原陽子/ライター)
2015年08月15日