ディズニー映画『美女と野獣』の実写版『Beauty and the Beast』(原題)の映像が初公開された。2017年3月に公開予定の本作で美女・ベルを演じるエマ・ワトソンを一瞬だけ見せるという心憎い演出がなされている。雪の中そびえたつ巨大な城。約1分半のティーザーの半分は城の中の様子が映し出され、後半はベルがドアを開けるシーンから始まる。ユアン・マクレガー演じるルミエールが「見て、女の子だよ」と言うと、イアン・マッケラン演じるコグワースが「見りゃわかるよ、バカモノ」と応じる。2人の会話は声のみで語られ、姿は見えない。ルミエールは「もしかしたら彼女が…」と続け、「美女と野獣」のファンならわかるセリフのやり取りに本編への期待が止まらない。「Hello?」というベルの声とともに画面に大きく現れる、あの“魔法のバラ”と見られる一輪の赤いバラ。その“バラにベルが触れる姿”の一瞬しか見ることのできないエマの顔の下半分はバラに隠されて見えないものの、美しいプリンセス像を感じさせる。イギリスの人気番組「ダウントン・アビー」で端正な顔立ちと演技力で多くの女性ファンを獲得したダン・スティーヴンスが野獣を演じ、前述のイアンとユアン以外にも名女優エマ・トンプソン、スタンリー・トゥッチ、ルーク・エヴァンスら豪華キャストが脇を固めていることでも話題の本作。まずはもう少し詳細が明かされるであろう次の予告編を待とう。(Hiromi Kaku)
2016年05月24日6日(現地時間)、先月21日にミネソタ州の自宅で急逝したプリンスの追悼コンサートがロサンゼルスで行なわれ、スティーヴィー・ワンダーらが出演した。「Los Angeles TImes」紙によると、ロサンゼルス市庁舎で行なわれたコンサートにはフェイス・エヴァンスやハル・ベリーの元夫でR&Bシンガーのエリック・ベネイらが出演。約5,000人の観衆を前にプリンスの楽曲を演奏した。プリンスの元妻のマニュエラ・テストリーニと2011年に再婚したエリックは「I Wanna Be Your Lover」をカバー、「彼は本当に特別な人だった」と語った。コンサートは、スティーヴィー・ワンダーがリードヴォーカルを務め、ソウル・シンガーのアロー・ブラックがサポートする「パープル・レイン」で幕を閉じた。プリンスは先月21日(現地時間)、ミネソタ州ミネアポリスの自宅で意識不明状態で発見され、その後に死亡が確認された。死因はまだ不明だが、死の直前に鎮痛薬依存症の専門医と連絡を取っていたことが明らかになっている。(text:Yuki Tominaga)
2016年05月09日『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズで大ブレイクした英国イケメン俳優トム・ヒドルストンを主演に、『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』で新たなブルース・ウェインの執事アルフレッドを好演するジェレミー・アイアンズ、『ホビット』シリーズのルーク・エヴァンスほか、豪華人気俳優たちが勢ぞろいし、SF小説の巨匠J・G・バラードの原作を完全映画化した『ハイ・ライズ』。このほど、ヒドルストンの退廃的な佇まいが想像をかき立てるティザービジュアルが到着した。高名な建築家ロイヤルによって設計された高層マンション群は、ロンドンにほど近い通勤圏内にありながら、喧噪から切り離された別世界。各戸はラグジュアリーな内装と抜群の眺望を誇り、敷地内にはスーパーマーケット、プール、医療施設、小学校など、あらゆる設備が整っている。理想のライフスタイルを求めてこの場所に引っ越して来た医師のロバート・ラングは、毎晩のように隣人たちが開く派手なパーティに招かれて新生活を謳歌していた。しかし、ラングは低層階に住むワイルダーから、この建物にはフロアごとに階級が存在し、互いに牽制しあっている事実を知らされる。そして、ある晩起きた停電を境に、マンションは内部から崩壊を始めるーー。本作の舞台となる、新築タワーマンション(=通称ハイ・ライズ)は、ラグジュアリーな内装や抜群の眺望のみならず、ありとあらゆる設備が整い、人々の生活の夢を具現化したかのような理想の住居空間。上階に行くにつれ住民が富裕層になっていく40階建て高層マンションで巻き起こる、セレブたちの堕落とヒエラルキー(階層構造)の崩壊を、ミステリアスかつアーティスティックな映像美で描いていく。解禁となったビジュアルでは、“ハイ・ライズ”に住み始める主人公の医師ロバート(トム・ヒドルストン)が、漆黒の背景に身をゆだねている姿を大きく捉えている。これは、ロバートら住民たちが上下階を行き来する以上に意味を持つことになる、エレベーターでのワンシーンを基にしたデザインで、「ようこそ、極上のハイ・ライフへ」というキャッチコピーは、“ハイ・ライズ”という高層階級の世界へといざなうフレーズにもなっている。また、本作公開に合わせて、1980年に日本語版が発売され、Amazonでは一時10万円を超えるなど入手困難となっている本作の幻の原作小説が、「ハイ・ライズ」として創元SF文庫より7月8日(金)に復刊されることも決定。さらに、4月29日(金・祝)から特製ポストカード“ハイ・ライズの男達”付き前売鑑賞券も発売開始。ヒドルストン演じるロバート、アイアンズ演じる建築家アンソニー、エヴァンス演じるTVプロデューサーのワイルダーという、“ハイ・ライズ”に住む麗しき男性たち3人をとらえた日本オリジナルデザインのポストカードとなっている。『ハイ・ライズ』は8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月28日『クリムゾン・ピーク』や『マイティ・ソー』シリーズでおなじみの英国俳優界の“王子”トム・ヒドルストンを主演に、巨匠J・G・バラードによるSF小説を映画化した『ハイ・ライズ』が、8月より日本公開されることが決定。“王子”35回目の誕生日にあたる2月9日に解禁となった。そこは、階級別にフロアが分けられ、上階に行くほど富裕層となる新築タワーマンション。医師のロバート(トム・ヒドルストン)は、マンションのコンセプトを考案した建築家・アンソニー(ジェレミー・アイアンズ)の誘いでこの建物に住み始めるが、住民のワイルダー(ルーク・エヴァンス)と出会い、マンション内で起こっている“異常事態”を知ることに。やがて、住民同士の摩擦は徐々に激化していき…。スティーヴン・スピルバーグ監督『太陽の帝国』やデヴィッド・クローネンバーグ監督『クラッシュ』などの原作で知られる巨匠J・G・バラードによる同名小説を、英国内外で注目を集める俊鋭ベン・ウィートリー監督が映画化。主演を務めるのは、マーベル作品『アベンジャーズ』『マイティ・ソー』シリーズのロキ役でブレイクし、いまやベネディクト・カンバーバッジをも凌ぐといわれるほど、世界中の女性たちを虜にするトム・ヒドルストン。加えて、『ホビット』シリーズや『ドラキュラZERO』のルーク・エヴァンス、『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』にも出演するアカデミー賞俳優ジェレミー・アイアンズ、『アメリカン・スナイパー』のシエナ・ミラーなど英国を代表するスター俳優が勢ぞろい。さらに、『ニンフォマニアック』でセンセーショナルなデビューを飾ったステイシー・マーティン、海外ドラマ「MAD MEN マッドメン」のエリザベス・モスと若手も注目株が集結。2015年、英国インディペンデント映画賞にて「男優賞」「助演男優賞」「助演女優賞」などにもノミネートされた。パーティー三昧の贅沢な毎日を過ごしていたセレブたちが堕落し、じわじわと崩壊していく様子をアーティスティックな映像美で描いた本作。豪華な英国俳優たちが繰り広げる、退廃的で官能的、かつミステリアスで不条理に美しいSFドラマを、楽しみにしていて。『ハイ・ライズ』は8月6日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月09日ベイクルーズは22日に、イギリス・ロンドンのデリカフェ「FRANZÈ & EVANS LONDON(フランツ アンド エヴァンス ロンドン)」日本1号店を東京都・表参道にオープンする。○毎日店内で手作りするフレッシュメイド「FRANZÈ & EVANS LONDON」は、クリエイティブディレクターのニコラ、シェフのコニー、パティシエのテレーザによる3人のコラボレーションで展開するデリカフェ。"料理はクリエイティブであること"をキーワードに、食とアートに高い意識を寄せているという。3人が共感したのは、なじみのあるイタリア料理や地中海料理をベースに、新しいモダンブリティッシュとしてアレンジしたヘルシーな料理となる。同店は、毎日行っても飽きない街の食堂"eatery"(イーテリー)でもあり、ショッピングの合間に一息つけるカフェでもあり、ゆっくりとした時間を過ごすレストランでもあるという。旬の野菜を盛り込み、見た目の美しさにまでこだわる。生活の中のさまざまな場面に、食・空間・時間など五感で楽しめるデリミールやスイーツを提供するとしている。本国そのままの味を再現したメニューは、全て毎日店内で手作りする。一例では、アランチーニ(ライスコロッケ)、ラザニア、キッシュなどの「HOTディッシュ」。デリミールの単品は550円(税込)から。スイーツは600円(同)からとなる。オープンを記念して、24日までの3日間、店内での飲食またはテークアウトの利用客を対象に、ホームメイドグラノーラを各日先着30名に進呈する。また、オープンに合わせ、オーナー・クリエイティブディレクターが来日する。席数は60席。定休日は設けず、営業時間は、月曜日から金曜日が9時から21時、土曜日は10時から21時、日曜・祝日は10時から20時までとなる。
2016年01月18日ヘンリー・カビル、ニコラス・ホルト、ルーク・エヴァンスがイラク戦争映画『Sand Castle』で共演することになった。脚本家クリス・ローズナーの体験に基づくドラマで、舞台は2003年のバグダット。カビル、ホルト、エヴァンスはアメリカ兵を演じる。監督は、フェルナンド・コインビア。撮影は11月2日にスタートする。その他の情報ホルトは今年『マッドマックス怒りのデス・ロード』で高い評価を集めた。次回作は来年公開の『X-MEN:アポカリプス(原題)』。カビルの最新作は『コードネーム U.N.C.L.E.』。エヴァンスの最新作は、先月のトロント映画祭で上映された『High Rise』。最近は『Beauty and the Beast』を撮り終えた。文:猿渡由紀
2015年10月13日スマートフォンやタブレットの普及により、いつでもどこでも動画を楽しめるようになりました。みなさんは1日のうちどのくらい、オンラインで動画を視聴していますか?『The Guardian』で紹介されたレポートによると、モバイル端末での動画再生時間は、1人あたり1日1時間に増えるという予測があるのだそうです。■今後ますます深刻化する「テレビ離れ」動画再生時間の半分以上は、いまやモバイル端末で視聴されているとか。英国メディアサービス企業の「ゼニス・オプティメディア」は、来年のテレビ離れについて予測しています。レポートによると、世界中の人々は来年末までには平均およそ1日1時間はオンライン動画を見て過ごし、その半分以上はモバイル端末で視聴されるだろうとのこと。広告代理店「パブリシスの」一部傘下企業も、モバイル端末は1年以内にオンライン動画の主な視聴源になり、テレビ視聴は低下しはじめるだろうと予測しています。広告代理店パブリシスの傘下企業に所属するジョナサン・バーナード氏は、スマートフォンの普及とデータ通信における接続環境の改善が、こうした変化の背景にあると述べています。また、若者がモバイル端末に時間を費やしていることを、広告会社と放送事業者が敏感に察知して対応していることも理由のひとつのようです。さらにバーナード氏は、オンラインで動画を見ている人の増加にくらべ、オンライン広告の規模はなかなか大きくなっていかないことを指摘しています。広告モデルよりも、定額制サービスが主流になりつつあるからです。iPlayer(BBCが開発したオンラインのテレビ、ラジオ視聴サービス)の快進撃は、これを裏づけています。■テレビ視聴者は再来年には0.9%まで減少バーナード氏のまとめたレポートでは、定期的に従来のリニア型テレビ放送を見ている人の数は今年3.1%に上昇するものの、来年には1.9%、再来年には0.9%にまで縮小していくだろうと述べられています。また、オンライン動画の最大広告市場はアメリカであり、2015年現在において世界全体の52.9%、85億ドルの支出を占めるだろうと予測していました。しかし、そのシェア率も2017年には49.9%に低下すると予想されています。■着実に存在感を増しているモバイル端末「エンダーズ・アナリシス」に所属するアナリストのジョセフ・エヴァンス氏は、現在イギリスでは多くの人々がパソコンよりもスマートフォンやタブレットを介してインターネットにアクセスするようになってきていることを指摘しています。いまやモバイル端末は、オンラインに費やすすべての時間の半分以上を占めているということ。したがって、現在注目されているエンターテイメント分野の拡大は、こうしたモバイル端末において苛烈なシェア争いを招いています。グーグルによると現在、YouTube における全動画の需要の半分はモバイル端末からきています。Facebookも動画を埋め込み、オーディエンスのアクセス端末をモバイル端末に転換するという大きな影響をもたらしています。しかし、テレビ放送のなかではテレビセットでの視聴はいまだ全体の大多数を占め、モバイル端末の競合他社よりも優勢を保っています。これは視聴者の多く、特に年配者はリビングで番組を見ることを好むことを意味しています。しかし情報機器に慣れ親しんだ若い世代はより多くの時間をオンライン動画の視聴に費やしているため、ますますモバイル端末が支配的になっています。*どうやらトレンドは、テレビからモバイルへと大きく移行しつつあるようです。これからますます成長していくであろうモバイル上のエンターテイメントからは、今後も目が離せません。(文/スケルトンワークス)【参考】※Time watching videos online will rise to an hour a day – report –The Guardian
2015年08月16日本国にてシリーズ史上、さらにユニバーサル作品史上最高のオ-プニング興行成績を記録している『ワイルド・スピード SKY MISSION』。このほど、本作にちなんだ限定メニューが「肉フェスTOKYO 2015~春~」にて発売されることがわかった。ヨーロッパ全土で暗躍していたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)率いる国際犯罪組織を壊滅させ、レティ(ミシェル・ロドリゲス)を奪還したドミニク(ヴィン・ディーゼル)と仲間たち。ロサンゼルスで安息の日々を過ごす彼らのもとに、東京から1本の電話が入る。「お前たちの仲間を殺した」。――電話の主はイアン・ショウ(ジェイソン・ステイサム)。オーウェン・ショウの兄であり、かつてドミニクたちが対峙したどんな敵よりも恐ろしい男だった―。弟の仇を討つため復讐に燃えるイアン・ショウと、仲間を失い怒りに燃えるドミニクたち。すべてを賭けた最後の戦いの幕が開く――。今回『ワイルド・スピード SKY MISSION』とのコラボレーションが決定した「肉フェスTOKYO 2015~春~」は、第1回目の駒沢オリンピック公園では約29万人、2回目の国営昭和記念公園では約42万人を動員し、国内最大級のフードイベントとなった「Food Nations」の第3弾企画である。「普段なかなか食べに行くことの出来ない有名店/行列店を集める」というコンセプトで開催されているイベントだからこそ、今回の「肉フェス」においても豪華料理を堪能することができそうだ。各国大使館の協力による世界の肉料理、また、日本全国からの地ビールの数々。さらに、肉料理にとどまらない各地物産の販売など、バラエティに富んだラインナップが集結。そんなワイルドな肉食系イベントにて、『ワイルド・スピード』シリーズにてヴィン・ディーゼル演じる主人公・ドミニクにリスペクトを込めた限定メニュー「ドミニク(肉)ソーセージ」が、4月24日(金)~26日(日)のみ、1日600食限定で販売される。映画同様とにかくワイルドで刺激たっぷりの逸品を楽しめる。野外で飲むビールが美味しいこの季節。肉食系女子会や、肉食の彼や友達と一緒に、もしくはお一人でも、週末に野外でワイルドな肉料理を堪能してみては。『ワイルド・スピード SKY MISSION』は2015年4月17日(金)より全国にて公開。『ワイルド・スピード SKY MISSION』×「肉フェスTOKYO 2015~春~」コラボメニュー詳細商品名:ドミニク(肉)ソーセージ※ジャンル:豚販売日:4月24日(金)~26日(日)のみ、1日600食限定販売(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワイルド・スピードSKY MISSION 2015年4月17日より全国にて公開(C) 2014 Universal Pictures
2015年04月16日人気上昇中の英国人俳優ルーク・エヴァンスが“悪”に身を落とした“英雄”ヴラド・ドラキュラを演じた主演最新作『ドラキュラZERO』。4月8日(水)のBD&DVD発売を受け、特典の中からある撮影日のルーク・エヴァンスに1日密着した映像がシネマカフェに到着した。世にあふれるドラキュラ物語のモデルとなった実在の男、ヴラド・ドラキュラ(ルーク・エヴァンス)。15世紀半ばにトランシルヴァニア地方を襲った横暴な大国オスマン帝国の侵略から、家族と国を守るために、自らを犠牲にして“悪の力”を得た彼は、その力と引き換えに耐えがたい代償を払うことになっても、“英雄”であり続け、愛する者を守れるのか――。悪に身を浸しながら高潔な魂を貫くヴラドを演じ、高い評価を得たルークは、オスカー俳優となったエディ・レッドメインをはじめ、ベネディクト・カンバーバッチ、ベン・ウィショーらと同じく、このところ熱い注目を集める“英国男子”のひとり。『ワイルド・スピード EURO MISSION』『ホビット』シリーズなどでも端正なルックスと確かな演技力を披露し、日本でも人気急上昇中だ。そんな彼の主演最新作である本作のブルーレイ&DVD が4月8日(水)にリリースされることを受け、特典の中からある撮影日のルークに1日密着した貴重な映像が到着!映像は、ルークが衣裳に着替えている場面からスタートし、見どころの1つである敵の大軍と戦うシーンの裏側にも密着。戦闘を経てヴラドが徐々に汚れていく様子について熱心に語るヘアメイクの後ろでは、茶目っ気たっぷりにふざけてみせるルークの姿が。主演俳優として真摯に撮影に臨む姿はもちろん、リラックスした素顔も垣間見ることができる、貴重な瞬間をとらえた映像となっている。また、着替えシーンでも披露された美しい肉体を手に入れるため、ルークは自らに厳しいトレーニングを課し、毎日5,000kcalを摂取。ジム通いで徹底的な肉体改造を敢行したとか。あまりの厳しさに「バイオリンを弾く役がよかった…」と、思わず本音をこぼしてぼやくルークの姿も微笑ましい。役柄とはまた違うルークの素顔を、この映像からご覧あれ。『ドラキュラZERO』は4月8日(水)よりBlu-ray&DVDリリース、レンタル同時開始。<『ドラキュラZERO』Blu-ray&DVD/リリース情報>発売日:4月8日(水)価格:3,800円+税(Blu-ray)3,400円+税(DVD)発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント(C) 2015 Universal Studios. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドラキュラZERO 2014年10月31日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年04月07日全世界累計興収2300億円を突破するヒットシリーズ最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(4月17日公開)の新たな場面写真が31日、公開された。今回公開されたのは、ヴィン・ディーゼル演じるドミニクと、ジェイソン・ステイサム演じる最強の敵デッカード・ショウが、お互いの車を正面衝突させ、にらみ合うシーン。さらに、ポール・ウォーカー演じるブライアンとドミニクの2ショット、カート・ラッセル演じる謎の男ミスター・ノーバディの姿や、高級車が勢ぞろいして並ぶショットなど、計8枚となっている。これまで数々のミッションに挑んできた『ワイルド・スピード』メンバーたちが、今度はどのような戦いに挑むのかと、期待が高まるものとなっており、ヴィン・ディーゼルは「ただ、"備えろ!"とだけ警告しておこう。内容に吹き飛ばされるから。踏ん張らないといけないぜ!」と自信満々にコメントしている。ジェームズ・ワン監督がメガホンを取った今回の最新作は、前作でドミニクたちと激しいバトルを繰り広げたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)の兄で、一国の軍隊と変わらないほどの戦闘力を持つシリーズ史上最強の敵、デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が登場。東京でハン(サン・カン)を襲撃し、弟・オーウェンのかたきを打つべく、ドミニクたちの前に立ちふさがる――。(C) 2014 Universal Pictures
2015年03月31日全世界累計興収2,300億円突破のメガヒット・シリーズ最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』から、本作最大の見どころである圧巻のカー・ダイブシーンの本編映像とそのメイキングの模様を映し出した特別映像が解禁された。前作でオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)率いる国際犯罪組織を壊滅させたドミニク(ヴィン・ディーゼル)と仲間たちの元に入った、「お前たちの仲間を殺した」という1本の電話。その相手は、オーウェンの兄で、これまでで最強の相手となるデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)。こうして彼らの新たなミッションが幕を切る…。シリーズ最新作である本作のカーアクションは、これまでよりもさらにパワーアップ、路上のみならずついに“空”をも舞台にした壮大なミッションとなった。届いた映像には、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)、ブライアン(ポール・ウォーカー)、レティ(ミシェル・ロドリゲス)、テズ(クリス・リュダクリス・ブリッジス)が高級車で次々に空にダイブする中、上空の機内には一人だけダイブしていないローマン(タイリース・ギブソン)の姿が…。だが、「俺は残る!」と渋るローマンも、テズによって強制落下。本シリーズにふさわしい、命知らずのミッションに挑む“ファミリー”の様子も臨場感たっぷりに楽しめる。息を飲むような迫力がある空中からのカー・ダイブを始め、常識も重力も超越したスタイリッシュなアクションには注目。空中から後ろ向きで飛び込むカー・ダイブのスピード感は見ているだけでゾワゾワしそうだが、爽快感を感じさせる光景だ。また、本シーンの撮影風景のメイキング映像も解禁。なんと、このシーンは実際に車を落下させるという前代未聞な手法で撮影されていたのだ。地上3,700mから1,500mフィートまでパラシュートを開かず落下させ、その様子を頭にカメラを装着したスタントマン3人が車に続いてダイブし、撮影を決行。スタッフが「まるで車には意思があるようだ」と語るように、時速220kmというハイスピードの中、パラシュートによる速度の変化や空中で落下する先の読めない車の動きを利用し、撮影されたという。スタントマンのカメラ、上空、さらには地上からの撮影を同時進行で行っていたため、車を落下させるタイミングが重要だったという第2班監督スピロ・ラザトスは、「いままでの人生の中で最もエキサイティングな経験だったよ!」と興奮を隠せない様子で語る。空からのカー・ダイブというあり得ないことも実現してしまう本シリーズ最新作。2つの映像から“スカイ・ミッション”の全貌に圧倒されてみて。『ワイルド・スピード SKY MISSION』は4月17日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月26日生まれたばかりの愛娘に、『ワイルド・スピード』シリーズで長らくタッグを組んだ盟友、故ポール・ウォーカーにちなんだ名付けをしたヴィン・ディーゼル。その最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』について、彼から“胸アツ”なコメントが到着した。前作『ワイルド・スピード EURO MISSION』ではヨーロッパを舞台に、ドミニク(ヴィン・ディーゼル)たちと激しいバトルを繰り広げたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)の兄であり、一国の軍隊と変わらないほどの兵力を持つとされるデッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)。まず、デッカードは東京でハン(サン・カン)を襲撃。弟の仇を打つべく、ドミニクたちの前に立ちふさがる。元・特殊部隊の暗殺者であり、格闘でも、ホブス(ドウェイン・ジョンソン)と互角に渡り合うほどの圧倒的強さをもつイアンを打倒するべく、ドミニクら最速メンバーは最後のミッションに挑んでいく――。全世界累計興収2,300億円突破のメガヒット・シリーズ最新作は、東京、アブダビ、ロサンゼルスなど世界中の都市にとどまらず、今度は空中を舞台に、シリーズ史上最強の敵役となるジェイソン・ステイサムに挑んでいく。シリーズの顔ともいえる存在のドミニクを演じたディーゼルは、「すごい走りだぞ。かなりの走りだ」と開口一番にコメント。「この作品について語るなんてリスキーだよ。僕は褒め過ぎてしまう恐れがあるからね(笑)。それに、これがとても特別な体験になるのは明らかだ。何も言う必要がないってことがわかるはず!」と自信満々の様子で本作について語る。さらに、「ただ観るのが楽しみっていうだけの映画ではない。観なくてはならないと心が叫ぶ映画だ。それは特別なことで、滅多にあることじゃない。死ぬほどこの映画を観たいって待ちきれない人々が、世界中にいるなんて最高だよ!」と公開が待ちきれないファンに思いを伝えた。そして、そんなファンに対してメッセージを求められたディーゼルは、伝えたいことはひとつだと笑みを見せる。「ただ、“備えろ”とだけ警告しておこう。俺たちの“ミッション”に吹き飛ばされるから。踏ん張らないといけないぜ!」ディーゼルからの刺激的なメッセージには、ファンの期待度もMAX!さらなる続報も楽しみにしていて。『ワイルド・スピード SKY MISSION』は4月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月25日エマ・ワトソン主演のディズニー映画『美女と野獣』の北米公開日が、2017年3月17日に決まった。ディズニーは、先週末3月13日に実写版『シンデレラ』を、北米だけで7000万ドルのヒットに持ち込んでいる。また、2013年3月に北米公開された『オズ はじまりの戦い』が初週末7900ドル、2010年3月公開の『アリス・イン・ワンダーランド』は1億1600万ドルを売り上げており、フェアリーテールの実写版公開に、3月は幸運な月と判断したようだ。『美女と野獣』の監督は、『ドリームガールズ』のビル・コンドン。野獣役には『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』のダン・スティーヴンス、ガストン役にはルーク・エヴァンス、ベルの父親役にはケヴィン・クラインが決まっている。文:猿渡由紀
2015年03月17日主演作『あと1センチの恋』が日本でも大ヒットしたリリー・コリンズが、『アベンジャーズ』シリーズでキャプテン・アメリカを演じるクリス・エヴァンスと交際中らしい。リリーとクリスは先月22日(現地時間)の第87回アカデミー賞授賞式の後に行なわれた「Vanity Fair」誌主催のアフター・パーティで知り合った。「Us Weekly」誌では関係者がデートし始めたばかりだの2人について、「とても楽しそうにしています」と語っている。33歳のクリスはこれまでにジェシカ・ビールやミンカ・ケリーと交際。2007年に一度別れたミンカとは2012年に仲直りしたが、翌年10月に破局している。昨年6月には17歳上のサンドラ・ブロックと交際のうわさもあった。クリスは十代の頃、サンドラのファンだったというが、何度かデートを重ねたものの、恋には発展しなかった模様。25歳のリリーは、『シャドウハンター』で共演したジェイミー・キャンベル・バウアーやテイラー・ロートナーと交際、ザック・エフロンともごく短い間、恋人同士だったことがある。昨年2月頃からはオーストラリアの俳優、トーマス・コクレルと交際していたが、いつの間にか破局していたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2015年03月16日ポール・ウォーカーの遺作にして、4月17日(金)より日本でも公開となる掟破りのカーアクションシリーズ最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』。この最新作の公開を前に、日本のファンに向けて特別に編集され、本シリーズの歴史と見どころがギュッと濃縮されたダイジェスト映像が解禁となった。前作でドミニク(ヴィン・ディーゼル)たちと激しいバトルを繰り広げたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)の兄であり、一国の軍隊と変わらないほどの兵力を持つシリーズ史上最強の敵、デッカード・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が、東京でハン(サン・カン)を襲撃。弟の仇を打つべくドミニクたちの前に立ちふさがる。元・特殊部隊の暗殺者であり、格闘でもあのホブス(ドウェイン・ジョンソン)と互角に渡り合うほどの圧倒的強さをもつ新たな敵を前に、ドミニクたち“ファミリー”は最後の戦いに挑む――。シリーズの全世界累計興収が2,300億円を突破する大人気シリーズの最新作となる本作。ヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、ドウェイン・ジョンソンといったシリーズ・オールスターメンバーに加え、今回は最強の敵役としてジェイソン・ステイサムが参戦。東京、アブダビ、ロサンゼルス…世界中の都市をまたにかけた壮大なスケールの戦いの火ぶたが切って落とされ、彼らの掟破りのミッションは、もはや地上にすら収まらず、“空”をも舞台に始動する。今回のダイジェスト映像について、ユニバーサル・スタジオでは「本シリーズには日本車が多く登場し、日本を舞台にした作品もあるなど、日本には強い思い入れがあります。このシリーズを14年もの間支えてくれたファンのみなさんへ向けて感謝の気持ちを込めて、そしてこれまで本シリーズを観たことのないという日本の方々にもぜひ『ワイルド・スピード SKY MISSION』を楽しんでいただけるように、この映像を制作しました」と説明。映像には、ただの走り屋であったドミニクたちが出会い、やがて仲間となり、“家族”になっていくまでの軌跡が映し出されていく。これまで世界中で繰り広げられてきた数々の戦いと、チームを脅かしてきた数々のカスタムカーに、ど迫力のカーアクションとともに、若きポールの姿も!そして、『ワイルド・スピード』の歴史に懐かしさを感じる中、最後に映し出されるのは、東京。ここ日本から始まる新たな戦いの幕開けに期待が高まり、シリーズ初心者も一挙におさらいができる映像となっている。『ワイルド・スピード SKY MISSION』は4月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月06日ディズニーが製作準備を進めている実写版『美女と野獣』に、『ドラキュラZERO』のルーク・エヴァンスがガストン役で出演を交渉中らしいとVariety.comが伝えている。主演のベルにはエマ・ワトソンが、野獣(ビースト)役にはダン・スティーヴンスが決まっている。監督は『ドリームガールズ』のビル・コンドン。撮影は、今年後半にスタートの予定。公開予定日はまだ決まっていない。その他の情報エヴァンスの最新作は『ホビット 決戦のゆくえ』。今年はイギリス映画『High-Rise(原題)』の公開が控えている。SFアクションで、共演はトム・ヒドルストン、ジェレミー・アイアンズ、シエナ・ミラー。文:猿渡由紀
2015年03月05日世界各地で掟破りのミッションに挑み、全世界累計興収2,300億円突破のメガヒットを生み出した「ワイルド・スピード」シリーズの最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』。故ポール・ウォーカーの勇姿が収められたインターナショナル予告が先日公開されたが、今回高層ビルからビルへ飛び移るという、前代未聞のカー・ジャンプシーンが公開された。前作『ワイルド・スピード EURO MISSION』でドミニクたちと激しいバトルを繰り広げたオーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)の兄であり、一国の軍隊と変わらないほどの兵力を持つシリーズ史上最強の敵、イアン・ショウ(ジェイソン・ステイサム)が、東京でハン(サン・カン)を襲撃。弟の仇を打つべくドミニク(ヴィン・ディーゼル)たちの前に立ちふさがる。元・特殊部隊の暗殺者であり、格闘でもあのホブス(ドウェイン・ジョンソン)と互角に渡り合うほどの圧倒的強さをもつイアン。そんな強大な敵を前に、ドミニクら最速メンバーは最後の戦いに挑む――。『ソウ』シリーズ、『インシディアス』を手がけるジェームズ・ワンが監督を務め、路上のみならず遂に“空”をも舞台に、常識も重力も超越したスタイリッシュなアクションを描く。キャスト陣には、お馴染みのヴィン・ディーゼル、ポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲス、ドウェイン・ジョンソンといったシリーズ・オールスターメンバーに加え、最強の敵役として『エクスペンダブルズ』シリーズのジェイソン・ステイサムが参戦し本作を盛り上げる。先日、空中からのカー・ダイブが話題となったが、今回解禁された映像の中で一番手に汗握るシーンといえば衝撃のカー・ジャンプシーンだ。高層ビルからビルへ飛び移るという、前代未聞のカー・アクションで使用されている車はWモーターズの「ライカン・ハイパースポーツ」。340万ドル(日本円で約3億4,000万円)もの値段がつけられている超高級なスーパーカーだそう。今回も本物の迫力とスピードを生み出すために、カー・ジャンプシーンに限らずド派手なカー・アクションは実際に車をジャンプさせて撮影しているという本作。まずはこちらの映像から『ワイルド・スピード』シリーズのさらなる“進化”を確かめてみて。『ワイルド・スピード SKY MISSION』は4月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月12日「2002年にガンダルフとお別れしたつもりだった」と話すイアン・マッケラン。イギリスで“ナイト”に叙勲されて“サー”の称号を持つ名優は、いまではすっかり“ガンダルフ”として知られている。映画、テレビ、舞台でおよそ50年のキャリアを持つ彼は、『ロード・オブ・ザ・リング』から『ホビット 決戦のゆくえ』まで全6作に出演。その思い入れは誰よりも深い。「私の人生そのもの」と語るイアンに、シリーズ完結編が公開されたいまの気持ちを聞いてみた。「お別れは言わないよ。ガンダルフとして最後のアフレコが終わって帰ろうとしたときに、『ガンダルフ役はこれで最後ですね』と言われたが、その直後に『ああ、そういえば来週また戻ってきてもらわないと』と言ってた(笑)。だから、どうなるか分からないよ」と、ガンダルフを演じているときと同じようなお茶目な表情で笑う。当初、『ホビット』シリーズは、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロがメガホンを握る予定だったが、スケジュールの都合で降板。『ロード・オブ・ザ・リング』に続き、ピーター・ジャクソンが監督となり、2部作から3部作に変更された。「ニュージーランドには、おそらく10回は行った」と言うイアンは、「毎回戻るたびに、みんながそこにいる。まるで家族と一緒に仕事をしている感覚だった。ニュージーランドでの日々は、私の人生そのものだ」と話す。「本作のおかげでとてもよい友人ができた。私と同じイギリス在住の人もいる。つい先日は、ルーク(・エヴァンス)が私の自宅に来てくれた。マーティン(・フリーマン)の舞台『リチャード3世』や、リチャード(・アーミティッジ)の舞台『The Crucible』も観に行った。私が舞台のためにニューヨークに滞在しているときは、オーランドもブロードウェイに出演していたので、ルームシェアをしてたんだ。だから毎日会っていたよ」と、キャストたちの仲のよさを明かす。ビルボ役のマーティン・フリーマンは、BBCのドラマ「SHERLOCK/シャーロック」で世界的にブレイクし、大スターの仲間入りを果たした。そして、同じくBBCのドラマ「FARGO/ファーゴ」で、ゴールデン・グローブ賞にノミネート。その演技力には、イアンも一目置いているようだ。「マーティンは、演技スタイルをどんどん進化させていく役者だ。映画界にはスペンサー・トレイシー、ハンフリー・ボガート、マーロン・ブランドといった素晴らしい役者たちがいたが、その後、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロなど、さらに演技を進化させた役者が存在し、彼らの演技スタイルが模倣されるようになった。マーティンは、そういう役者の一人だと思う。彼の演技を間近で見ることができて光栄だよ。“マーティン演劇学校”に入学して、演技のアドバイスをしてほしいと言っていたんだ。本気でそう思ったのさ。私たちの世代は、自分で演技のやり方を学ばなければならなかった。いまだにそう感じてるよ。マーティンは素晴らしい」と大絶賛。しかし「彼以外の連中はひどいものだけどね(笑)」とブラックジョークも。具体的にマーティンの素晴らしさを聞いてみると「彼はとてもリラックスしていて、同じくビルボを演じたイアン・ホルムのようなんだ。イアンが“役者としての使命は、自分がキャラクターについて知る限りのすべてを、監督のために提供すること”と言っていたのを思い出すよ。彼は同じシーンであっても、次のテイクでは違う演技を見せるものだと認識していたし、常にキャラクターを探求していた。監督は、それを編集してパフォーマンスとして作り上げる。これが役者と監督の関係であるべきで、舞台でのそれとは違う。驚いたことに、彼は私の声だけを頼りに演技をする場合にも、毎回違う、偶発的な反応をした。まったく頭が下がる思いだよ」と、名優イアンも感服する。そして、エルフを演じたケイト・ブランシェットとは、「お互いのことを愛してるんだ(笑)」と、相思相愛であることを告白。「彼女に結婚してほしいと言われたよ(笑)。そんなことを言われたら、たいていの男は決して忘れないだろうが…、もちろん彼女には旦那さんがいるがね」。「私とケイト、そしてヒューゴ・ウィーヴィングは3人組だったんだ。今回2人と一緒だったのは2週間だけだったが、それでも3人で楽しく仕事ができた。私たち3人はみんな、舞台俳優だからね。ケイトは偉大な映画スターだが、彼女の仕事の中心は、ご主人と一緒にシドニー・シアター・カンパニーを運営することだ。だから、彼女とは分かち合える話題がたくさんある。ピーターは、私たちの互いへの愛情が、キャラクターの関係にもぴったりだと考え、スクリーン上でも化学反応が起こることを可能にした。これは『決戦のゆくえ』で、ご覧いただけるだろう」。そして共演者だけでなく、この大規模なシリーズを成功させたジャクソン監督にも、絶大な信頼を置いているようで、「ニュージーランドがどこかを侵略することがあれば、ピーターが先導するべきだ(笑)」と、やや過激な冗談も飛び出した。「人柄が素晴らしい。彼は問題があったとしても、決してそれを表に出さない。いつも落ち着いていて、集中している。私には分からないほど数多くの仕事をこなし、天気の心配をしながら、現場では台詞の終わりや、抑揚について気を配っている。細かい部分まですべてを把握しているので、俳優の私たちはとても頼もしいと感じるよ。彼が最終的に『これでよし』と言ってくれたら、その決断を信頼できる。時にはそこに到達するまでに、相当な時間がかかることもあるけどね。彼はテイク数か多いことでも悪名高いんだ。クリストファー・リーが撮影初日にうなっていたよ(笑)。『260作の映画を撮った気分だ』と言ってたが、『それは君だけではないよ』と慰めた(笑)」。“世界で最も多くの映画に出演した俳優”としてギネス認定されている、現在92歳のクリストファーにそこまで言わせたとは、ジャクソン監督の尋常じゃないこだわりがうかがえるエピソードだ。「この大規模な作品に出演して、最も印象的だったのは、ピーターの頭の中だ(笑)。ショートパンツをはき、ソックスに靴というニュージーランド人のね(笑)」。最後に、ガンダルフから学んだことを聞いてみた。「さて、どうだろう。ガンダルフを通して。多くの人に影響を与えることができたのは嬉しいことだね。ガンダルフは象徴的な存在だった。原作が出版された当時は、“ガンダルフを大統領に!”というバッジがあったんだよ。彼のマインド、スピリット、7000歳などの要素を、私はスクリーン上で体現することができた。その結果、彼に対する愛情や、尊敬の念を私に向けてもらえたんだ。私自身は台詞を覚えて、ヒゲをつけて、キャラクターを演じるているにすぎないが、そういう意味では、これまで演じてきたどのキャラクターとも異なる」。「観客との間には、エモーショナルな絆があるものだが、この役の場合は、その絆がとても強いんだ。ファンは8歳くらいの子どももいるんだ。映画を観た後に、何度も自宅でビデオを見続ける。『オズの魔法使い』、『カサブランカ』、『ゴッドファーザー』など、人々がクリスマスになると必ず観る名作に出演することはいいことではないか、とよく言われたが、この映画もその仲間入りをした。多くの人々が夢中になり、何度観てもまた観たいと思える作品だ。だからこそ、全6作に出演できてよかったよ」。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホビット 決戦のゆくえ 2014年12月13日より全国にて公開(C) 2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2014年12月31日●現場のラフなスタイルは「学ぶべき」『まほろ駅前多田便利軒』シリーズや『舟を編む』など、数々の映画で活躍する実力派俳優の松田龍平が、ついに海外映画デビューを飾った。作品は、本人も「ファンだった」というインドネシアのバイオレンス・アクション『ザ・レイド』の続編、11月22日に公開を迎えた『ザ・レイド GOKUDO』だ。前作に続きギャレンス・エヴァンス監督がメガホンをとる本作で、松田は、インドネシアの日本ヤクザ・ゴトウ組組長の息子ケイイチ役を熱演。頭のキレるビジネスマンで、常に目を光らせているゴトウ組の2番手として、冷静ながら狂気あふれる迫真の演技を見せる。松田に加え、組長ゴトウ役で、同じく海外映画初出演の遠藤憲一、そして、ゴトウの右腕リュウイチ役として、ギャレス監督が製作総指揮をとった『KILLERS/キラーズ』で主演を務めた北村一輝が出演する。迫力の演技で存在感を放つ日本人キャスト3人に、本作の見どころや、海外作品に出演するおもしろさなどを聞いた。――まず、本作をご覧になっての感想を聞かせてください。松田:前作『ザ・レイド』のファンですが、前作より人間ドラマもより複雑に描かれていて、アクションがちゃんとそれについてきている。アクションだけじゃない映画になっていると感じました。遠藤:アクションには美しいアクションもあるというのと、音楽と効果音をうまくアクションと結び付けていて、すごいリズムが工夫されているなと思いました。また、インドネシアの俳優やスタッフには、才能があふれている人たちが大勢いるんだなと驚きました。世界にはきっと、まだまだ知らない才能が眠っているんだろうなって思ったね。北村:アクションがとにかくすごいなと。僕も出ていますが、出ているというより客観的に見てしまって。カーアクションのシーンがすごく好きで、そこは繰り返し見ましたね。――松田さんと遠藤さんにとっては、本作が初の海外映画デビュー作となりますが、海外作品に出演するおもしろさなど感じましたか?遠藤:勉強になったのは、英語ができないので言葉のやりとりはわからないけど、空気感とか存在感とか、心の中にあるものは人間って一緒なんだなと思いました。優れているものは一瞬ですごいってわかるし、そういう意味では、撮り方の環境は違うけど、心の中の動きだけは共通の言語だと思いましたね。北村:演じる事は同じですが、映画の作り方が日本とは違いますね。日本だと、集中力で1回本番でというのがありますが、(インドネシアでは)いいところを褒め合って、みんながリラックスした中で、結果を出すために楽しんで作ろうという雰囲気で、映画に対する愛情があふれているなと感じました。他国のさまざまなやり方を経験してみたいですね。松田:現場の雰囲気がすごいラフで、力の抜き方というか、ちゃんと休んで本番で集中してやるといういいバランスでやっているんです。日本だと、現場で音楽を大音量でかけて踊るってなかなかできることではありませんが、そういうラフなスタンスで、みんなが余計な緊張感を持たないで、いいアイデアを出しながらいい作品を作ろうというスタイルは、自分も学ぶべきだと思いました。――海外作品ということで、苦労したことは?松田:やっぱり言葉ですかね。僕はしゃべれないので。でも、遠藤さんもしゃべれないのに、バンクン役の彼(ティオ・パクサデウォ)の家に遊びに行っていて、そういうことではないんだなと思いましたけど。遠藤:あはは(笑)(C)2013 PT Merantau Films2014●『ザ・レイド』第3弾は日本刀アクションに挑戦?――本作では、日本人キャストのみなさんはアクションシーンがありませんが、アクションへの関心や意欲はいかがですか?松田:アクションをやるからには時間をかけてちゃんと練習してから演じたいですね。『探偵はBarにいる』でもアクションシーンはありましたが、当日にレクチャーを受けて、本番だったので、しっかり準備をして挑みたいですね。今回、ハンマー・ガール役の女優はアクションは素人だったのに、彼女のアクションはすごくて、そういう意味で映画はフィクションだし、見せ方でうまく撮ってもらいたいなと(笑)。遠藤:やってみたいけど、できるものとできないものがありますからね。おれのアクションなんか、いつもけんか殺法みたいで。おれに限らず、日本人俳優が日本刀で戦うというのができれば、おもしろいかもしれませんね。松田:日本刀で戦ったら、絶対ひどい死に方しにますよ。嫌だなぁ…イコ(主人公ラマ役のイコ・ウワイス)に腕とか切られちゃったりして(笑)。北村:アクションは、時代劇も含め好きですね。日本だと刀を使うと侍とか武士という感じになってしまいますが、それをギャレスが演出するとどういう風に味付けするのかなと興味があります。そして、準備時間が長ければクオリティが変わってくるので、大切だなと思います。もちろん総合芸術なので、それを撮るスタッフの技術も必要ですが、そういう環境でできると最高だなと思います。本作での経験を語ってくれた松田、遠藤、北村だが、本作での日本人起用は、ギャレス・エヴァンス監督の日本への愛から実現した。監督は「日本の映画は子供のころから大ファンだったんです。3人がそろった時は衝撃でした」と振り返る。そして、「3人と一緒に仕事ができたのは大きな経験で、とても光栄に思っています」と語り、3人の演技も「最高だよ!」と大絶賛。主演のイコ・ウワイスも、前作からパワーアップした点として「日本人のスターがそろったこと」を挙げている。先月都内で行われた舞台あいさつでは、ギャレス・エヴァンス監督が「3作目も現在企画を進めている」と明かし、「日本人のキャスティングも考えています。ここに登壇いただいているみなさんにOKしてもらえればですが…」と松田らに公開オファー。次回作への3人の出演、そして、インタビューで3人が話していた日本刀を使ったアクションは実現するのか。早くも第3弾にも期待がかかるが、まずは『ザ・レイド GOKUDO』。キレのある迫真の演技を披露している3人に注目してほしい。■プロフィール松田龍平:1983年5月9日生まれ。東京都出身。1999年『御法度』で映画デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞などを獲得。その後、『青い春』、『悪夢探偵』シリーズなど映画を中心に活躍。『舟を編む』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に輝いた遠藤憲一:1961年6月28日生まれ。東京都出身。1983年のNHKの時代劇『壬生の恋歌』でテレビ初出演を果たし、以降さまざまなドラマに出演。1988年に映画デビュー。代表作は『クローズZERO』シリーズ、『劇場版SPEC~結(クローズ)』シリーズなど北村一輝:1969年7月17日生まれ。大阪府出身。『日本黒社会 LEY LINES』と『皆月(みなづき)』でキネマ旬報新人男優賞を獲得。近年では、『劇場版 猫侍』や『テルマエ・ロマエII』に出演。日本・インドネシア合作『KILLERS/キラーズ』や日米合作『MAN FROM RENO』など海外作品でも活躍(C)2013 PT Merantau Films2014
2014年11月22日『ロード・オブ・ザ・リング』から続く13年間に及ぶサーガの最終章となる、ピーター・ジャクソン監督作『ホビット 決戦のゆくえ』が、いよいよ12月13日(土)に公開となる。このたび、総製作費約800億円ともいわれる史上最高額を投じてきたシリーズの完結編となる本作の本予告編が完成。今週末11月15日(土)より、全国の劇場にて解禁されることになった。ホビット族のビルボ・バキンズ(マーティン・フリーマン)は、魔法使いのガンダルフ(イアン・マッケラン)と13人のドワーフたちの仲間とともに、危険な冒険の旅に出た。レゴラス(オーランド・ブルーム)らエルフたちとも出会い、衝突を繰り返しながらも進む彼らの目的は、1頭で国を滅ぼす恐ろしい竜“スマウグ”から、奪われた王国を取り戻すこと。しかし、その先には、さらなる試練が待ち受けていた――。今回解禁となる、世界中が涙した『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』を彷彿とさせる2分28秒もの映像には、ホビットとドワーフ、エルフ、そして人間たちの種族を超えたエモーショナルなドラマと、映画史に残る圧倒的スケールで繰り広げられるラストバトルが凝縮。トーリン(リチャード・アーミティッジ)やバルド(ルーク・エヴァンス)など『ホビット』シリーズのお馴染みのキャラクターはもちろん、オーリー演じるエルフの王子レゴラスを始め、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズにも登場したケイト・ブランシェット演じる美しいエルフのガラドリエル、ヒューゴ・ウィーヴィング扮する裂け谷の領主エルロンド、そしてクリストファー・リーが扮する白の魔法使いサルマンの姿も見える。そして、仲間同士の対立が深まり、冥王サウロンが大軍を従えて甦ろうとする中、「始まるぞ…」というレゴラスの決戦の幕開けを知らせる言葉、さらに「共に戦うのだ。命尽きるまで」と呼びかける、イアン・マッケラン演じる灰色の魔法使いガンダルフの姿も捉え、興奮と感動のラストへ向けた期待を高めている。だが、映像の最後には、黄金に輝く“あの指輪”を手にするビルボが。彼の運命は?また、世界を二分する壮大な決戦のゆくえは…!?1995年から企画がスタートしたという本シリーズ。のべ20年間にも渡ってシリーズの世界を創り上げてきたジャクソン監督は、撮影が終わったときは「心を揺さぶられる瞬間だった」とふり返り、特に最も感慨深い瞬間として、マッケランのクランクアップをあげている。「イアン・マッケランとの別れが一番辛かった。彼の最後の日がね。彼とすべてのことを経験した後だからね。ガンダルフとして彼が演じた最後のショットでは、『これで本当に終わりだ』と感じた。『もうその格好をすることはない』とね。『あなたの出番は終わった』って言った。『僕らはまた会うことになるけど、ガンダルフはこれで終わりなんだ』と感じたんだ」と、渾身のシリーズへの深い思いを語る監督。いくつもの出会い、そして数え切れない危機を乗り越え、自分でも気づかない勇気を与えてくれた冒険の旅路。やがて、固い友情で結ばれていた旅の仲間たちとの、心引き裂かれる最後の別れ。長らく読み継がれてきた “物語”のピリオドの瞬間を、こちらから確かめてみて。『ホビット 決戦のゆくえ』は12月13日(土)新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて3D/2D/IMAX3D同時公開(一部劇場にてHFR3Dも公開)。(text:cinemacafe.net)
2014年11月12日これまであらゆる常識を覆し、世界各国で爆走を遂げてきた『ワイルド・スピード』シリーズ最新作のタイトルが、『ワイルド・スピード SKY MISSION』に決定し、初の映像素材となるインターナショナル予告と、故ポール・ウォーカーの姿も収められた場面写真が解禁となった。前作『ワイルド・スピード EURO MISSION』で、オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンス)率いる国際犯罪組織を壊滅させ、レティ(ミシェル・ロドリゲス)を奪還したドミニク(ヴィン・ディーゼル)と仲間たち。ロサンゼルスで安息の日々を過ごす彼らのもとに、東京から1本の電話が入る。「お前たちの仲間を殺した」。そう話す電話の主は、イアン・ショウ(ジェイソン・ステイサム)。彼は、弟・オーウェンの仇を討つため復讐に燃える兄で、かつてドミニクたちが対峙したどんな敵よりも恐ろしい男だった――。全世界で累計興収2,300億円突破のメガヒット・シリーズの最新作となる本作。今回は、撮影半ばで急逝したポール・ウォーカーと、ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲス、ドウェイン・ジョンソンといったお馴染みのシリーズ・メンバーに加え、最強の敵役としてジェイソン・ステイサムが参戦。シリーズを重ねるたび、世界各地で掟破りのミッションに挑んできた“ワイスピ”のメンバーは、本作では路上のみならず、ついに“空”までも舞台にした壮大なミッションを始動させている。届いた映像でも、空中からのカー・ダイブを始め、常識も重力も超越したスタイリッシュなアクション、そしてステイサム演じる最強の“スキンヘッド”の登場と、これまで幾度となく限界を超えてきたファミリーが、新たなる戦いに巻き込まれていく様子が描かれている。東京、アブダビ、ロサンゼルス…。今回も世界中の都市をまたぎ、地上ではもはや収まらないスケールで最後の戦いに挑む彼らの勇姿を、まずはこちらの映像から確かめてみて。『ワイルド・スピード SKY MISSION』は2015年4月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月07日ルーク・エヴァンスを主演に、これまで描かれることのなかったドラキュラの英雄伝説に迫るアクション・エンターテイメント『ドラキュラZERO』が、いよいよ10月31日(金)より全国公開となる。世にあふれる、膨大な数のドラキュラ物語。その“起源”といわれる実在した男ヴラド・ドラキュラの、一国の君主として、また夫として、父としての人物像にも迫った本作では、ヴラド(ルーク・エヴァンス)と妻・ミレナ(サラ・ガドン)との夫婦関係も気になるところ。奇しくも、初の外国人ヒロインが好評のNHK朝ドラ「マッサン」では、エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)が夫のマッサン(玉山鉄二)のウイスキーづくりを助けるべく、自身の頭と腕を使い奮闘する姿が描かれている真っ最中。日本には“内助の功”という言葉があるが、夫の成功は妻が影日向になって支えてこそ実現する…という。実は最近の大ヒット作品の共通項ともなっている、“内助の功”に注目した。「マッサン」でスコットランド人のエリーが当初は戸惑っていた、日本ならではの“内助の功”。一方、大河ドラマ「軍師官兵衛」では、黒田官兵衛(岡田准一)の息子・長政(松坂桃季)に対し、糸姫(高畑充希)が戦国の世を生きる妻らしく、時には叱り、時には励まし、自信を与えさせようとする姿が描かれている。また先日、「東京ドラマアウォード2014」でグランプリほか3冠を獲得した「半沢直樹」では、仕事が忙しい半沢(堺雅人)に対し、いつもツンツンしている妻の花(上戸彩)が、バイトのお金で鞄を買ってプレゼントする健気な姿などが人気を博していた。では、15世紀半ばにトランシルヴァニア地方を治め、人々から敬愛されていた君主のドラキュラ夫妻はどうだろうか。エヴァンス演じるヴラドは、横暴なオスマン帝国の侵略から国や家族を守るため、手に入れた強大な力により苦悩することになるが、 “普通”の人間ではなくなってしまった夫を、妻・ミレナは理解し、支えようとする。そんな良妻を演じたサラ・ガドンは、「ミレナはこの映画のモラルの基準となる存在ね。信条にも考えにも揺るぎがないの。彼女の主義が試されるたびに、俎上に乗り、戦うのよ」と語り、役柄の“内助の功”ぶりを分析する。また、監督のゲイリー・ショアは「ヴラドが暗黒面に走ろうとするとき、ミレナは、自身の純粋な美徳と価値観を最後まで押し通し、決して道徳的に退廃はしないんだ」と言う。いかなるピンチであっても、時には自身の意思を貫き、夫を正しい方向に導くことが、支えることへの第一歩といえる。本作で描かれる“ドラキュラ”は、世界中の人がイメージする“クリーチャー”ではなく、家臣や民、そして家族のために命がけで戦う戦士であり、君主であり、闘士で指導者である1人の人間。サラが「戦地に向かう兵士やその妻を考えれば、それは現代の家族にも通じることだということがわかるはず」と語る通り、プレッシャーや責任、葛藤などを抱えた夫とともに妻も苦悩する姿には、リアルな重みを感じずにはいられない。だが、その一方で、「ヴァンパイア映画に出てくる女性は、大抵、禁断の愛や支配欲が絡むことが多いけど、ルークと私の関係はピュアで美しい愛に包まれているの。2人のロマンスはかなり現代的よ!」とも言うように、美男美女の2人の甘いラブロマンスにも期待したいところだ。『ドラキュラZERO』は10月31日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドラキュラZERO 2014年10月31日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2014年10月30日“ドラキュラ”の起源を描くアクション・エンターテイメント超大作『ドラキュラZERO』が今週末、日本公開になる。本作は壮大なスケールで描かれるアクション大作だが、主人公ヴラドは実在の人物をモデルにしている。誰もが知るあの“ドラキュラ”のモデルになったとされるヴラド・ドラキュラだ。その他の写真ヴラド・ドラキュラは1431年にトランシルヴァニア(現在のルーマニアの中部・北西部にあたる)で、キリスト教騎士団の秘密組織であるドラゴン騎士団の一員ヴラド2世の子として生まれた。彼らはイスラム教を信仰するオスマン帝国と敵対しており、ヴラド3世も父の跡を継いで国を守るために戦った。彼は人を串刺しにして数日間、放置する拷問・処刑によってオスマン帝国から恐れられ、“残虐な君主”だと思われてきたが、近年では全力で祖国を守った英雄であるという評価も多い。ちなみに彼は“串刺し公”や“悪魔公”などの異名をもつが、日本では残虐な性格から彼を“西洋の織田信長”と称する人もいるという。映画は、そんなヴラド公をモデルに、彼が祖国と愛する妻子を守るために闇の勢力と契約を交わして“愛する者を守る力”を手に入れて、戦い姿が描かれる。百人力の強さと、獣たちを支配する力を得るが、悪にその身を捧げた彼は果たして“英雄”なのか? それともただの“悪”なのか?ヴラドを演じているのは、『タイタンの戦い』、『ワイルド・スピードEURO MISSION』などで注目を集めるルーク・エヴァンス。精悍なルックスと鍛え上げた身体、そして繊細な演技で“誰もが知らなかったヴラド・ドラキュラ”を演じており、ヴラドの歴史や、ドラキュラ伝説になじみのある人も、新たな解釈として映画を楽しむことができるのではないだろうか。『ドラキュラZERO』10月31日(金) 全国ロードショー
2014年10月28日インドネシア発の大ヒットバイオレンスアクションの続編で、日本人俳優の出演も話題の『ザ・レイド GOKUDO』が開催中の「第27回東京国際映画祭」で10月24日(金)に上映。来日した主演のイコ・ウワイス、松田龍平、遠藤憲一、北村一輝らが揃って舞台挨拶に登壇した。前作よりさらにスケールアップし、潜入捜査官の苦悩、マフィア親子の愛憎と内紛などを濃密に描き出す本作。松田さんらはタイマフィアとの抗争に参戦する日系のヤクザを演じている。主演のウワイスは「この映画が前作と同じように日本のみなさんに受け入れられることを望んでいます」と挨拶。「ひとつだけお願いです」と前置きし、「家に帰って同じことをマネしないようにだけ気を付けて(笑)!」と暴力描写たっぷりの内容を踏まえ“警告”を発し、笑いを誘う。「前作のファンだった」という松田さんは「監督に呼んでいただいて嬉しいです。前作をしのぐアクションで、人間ドラマもより濃密になっていて楽しめると思います」とアピール。インドネシア映画の撮影現場については「撮影自体、すごく賑やかで現場に着くと音楽が爆音でかけられていて、みんな踊っているという日本では考えられない現場でした」と日本との違いに驚いたよう。一方で「集中して撮影に臨むところは勉強になりました」とふり返る。北村さんも日本の撮影現場との違いに言及。「日本では緊張感の中での一発勝負というか、張り詰めた空気での撮影がありますが、インドネシアはそれとは真逆。和気あいあいとしている中でも集中して撮影していき、ストレスなくリラックスして臨めました」と語る。自身、2度目のインドネシア映画への出演となったが、「日本では邦画とハリウッド映画がほとんどですが、ひとつでも多くの国の映画を観てもらえる環境になればいいと思うし、これからもいろんな国の作品に挑戦していきたい」と力強く語った。遠藤さんは劇中の強面そのままに「“初めて”ヤクザを演じました」といきなりのジョークで笑いを誘う。ヤクザはともかく、海外作品は今回が初めて。「インドネシア映画がどういうものかも知らずに参加して、俳優もアクションも、こんな才能が眠っていたのかとびっくりしました。いい刺激になりました」と充実した表情を見せていた。ギャレス・エヴァンス監督は「本当はいけないんだけど(笑)、幼少の頃からヤクザ映画を観てました」と日本のヤクザ映画に多大な影響を受けたことを告白。既にパート3も企画中とのことで「日本人の俳優の出演も考えています!」と語っていた。第27回東京国際映画祭は10月31日(金)まで開催。『ザ・レイド GOKUDO』は11月22日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月25日俳優の北村一輝が24日、都内で行われた第27回東京国際映画祭特別招待作品『ザ・レイド GOKUDO』(11月22日公開)の舞台挨拶に、松田龍平、遠藤憲一、ギャレス・エヴァンス監督らと出席し、海外作品に意欲を示した。本作は、過激なアクションが話題となったインドネシア映画『ザ・レイド』の続編。松田、遠藤、北村は日本人ヤクザを演じている。北村は「『ザ・レイド』の素直なファン」だそうで、出演できて「本当に感動した」と感激。「1をしのぐ勢いで、2はおもしろくなっている」とアピールした。続けて、「僕は『KILLERS/キラーズ』という映画もあり、今回がインドネシア映画は2本目」という北村は、「日本ではほとんどの方が邦画とハリウッド映画を見るという感じですが、いろんな国の映画を見ていただける環境になれば」と期待。「これからもいろんな国の映画に挑戦していきたい」と海外作品への意欲を示した。また、日本とは現場の雰囲気が「あまりに違う」と、日本の映画とインドネシア映画の違いを告白。「日本は映画を撮る時に、ものすごい緊張感の中で一発勝負という感じの、張りつめた中で撮影することがありますが、それとは真逆と言っていいほど」と明かした。そして、「どんどん(カメラを)回すし、いいものはいくらでも撮っていこう、アイデアがあったらいろいろやっていこう」という雰囲気で、「和気あいあいとしている中でも集中力がある」と説明。「いい部分を伸ばしているような感覚で撮影ができるのは、ストレスもない。本当にリラックスして演技に挑むことができた」と振り返った。
2014年10月25日第27回東京国際映画祭の特別招待作品『ザ・レイド GOKUDO』(11月22日公開)の舞台挨拶が24日、都内で行われ、ギャレス・エヴァンス監督、主演のイコ・ウワイス、日本人キャストの松田龍平、遠藤憲一、北村一輝らが登壇した。本作は、過激なアクションが話題となったインドネシア映画『ザ・レイド』の続編。潜入捜査の葛藤、マフィア親子の愛憎と内紛、そして、松田、遠藤、北村ら日本人キャストが演じるヤクザとの国境を越えた抗争の勃発など、壮大な物語の中で、極限のアクションが描かれる。舞台挨拶で松田は「『ザ・レイド』のファンだったので、ギャレス監督に呼んでいただいてうれしい」と出演の喜びを語り、「前作をしのぐアクションと、人間ドラマもより密に描かれていて、楽しめる」とアピール。北村も「『ザ・レイド』の素直なファン」だと言い、出演できて「本当に感動」と感激を示した。また、本作が初の海外作品となる遠藤は「世界にはこんなにも才能がいっぱい眠っているんだなと感じ、いい刺激になった」と語った。そして、「バイオレンスもあり、激しいアクションもあり、見どころ満載です」と本作への自信を語る監督は、「3作目も現在企画を進めている」と明かし、「日本人のキャスティングも考えています。ここに登壇いただいているみなさんにOKしてもらえればですが…」と松田らに公開オファー。松田が「『ザ・レイド』に出てくる役者さんはみんなひどい死に方をしてますから、たぶん僕らも無残に殺されるんでしょう」と返すと、笑いが起こった。さらに、日本人キャストの3人は、日本と異なる現場の雰囲気が新鮮だったようで、松田は「音楽を爆音でかけて踊っているような現場で、ラフな中で撮影の時にすごい集中して取り組むのはいいやり方だと思った」とコメント。遠藤は「何もプレッシャーもなく、のびのび芝居させてもらった」と言い、北村も「日本は張りつめた中で撮影することもあるが、それとは真逆といっていいほど。和気あいあいとしている中でも集中力がある」と語った。
2014年10月24日モデルでタレントのローラが22日、東京・表参道ヒルズで行われた、映画『ドラキュラZERO』の公開直前イベントに出席した。31日から全国公開される本作は、"ドラキュラ"の起源とされるヴラド・ドラキュラとオスマン帝国の戦いを描くスペクタクル作品。「今日はドラキュラになりました~。どうですか?」とドラキュラを模した衣装で登場したローラは、「赤リップに黒ドレスを着たかったからうれしい!」とご満悦。本作のTVCMでクールな表情を見せているローラは、「この格好だから、話し方がいつもと違うけど気にしないで」と大人っぽさをアピールするも、「撮影で本物のコウモリを触ったよ。ハムスターみたいで可愛いの!」といつもの調子に戻っていた。また、本作の感想を、「今までに見たことがないくらい綺麗な映像。見て勇気を貰って欲しい」と語ったローラは、ルーク・エヴァンス演じる主人公のヴラド・ドラキュラに、「本当に格好良かった!守るもののために何かを犠牲にする人はセクシーだね」とすっかり魅了された様子。MCに日本の俳優でドラキュラ役が似合う人を聞かれ、「藤岡弘さん!絶対似合うと思うよ」と笑顔で即答したローラは、自身にとってのヒーローとは?という質問にも、「う~ん、藤岡弘さん、大好き! 優しいし、いつも目が笑っていてセクシーで格好良い。いつも何かを守ろうとしている感じ~」と大絶賛していた。
2014年10月23日『タイタンの戦い』『ホビット』シリーズのルーク・エヴァンスを主演に迎えたアクション・エンターテイメント『ドラキュラZERO』。TVスポットも開始され、公開日に近づき話題を呼んでいる中、本作のイメージキャラクターを務めるローラが出演する新CM映像が到着。普段の明るく元気なイメージを一新し、大人っぽくセクシーなドラキュラとなったコラボCMのWEB限定映像と、撮影メイキング映像が解禁となった。21世紀の今日まで恐怖と共に語られるドラキュラの起源となったヴラド・ドラキュラ(ルーク・エヴァンス)の驚愕の英雄伝説に迫る本作。15世紀、横暴なオスマン帝国の侵略から民衆、愛する妻と息子を守るため、闇の力との契約を交わしたヴラド。彼は、恐るべき悪と化しても、英雄でいられるのか…。「ドラキュラが持つ恐ろしいイメージから一変させる」という本作のテーマに合わせ、新たに発表された映像では、穏やかな表情でコウモリをなでる“カワイイ”ローラさんが一転、「愛だけでは、守りきれない。だから、悪を選んだ。」という言葉を合図に悪に身を染めた“セクシーでスタイリッシュ”なドラキュラ姿に変身。愛する者を苦渋の選択で悪の力で守ろうとするヴラドの姿を、愛らしい姿から一変して悪に染まるローラさんが見事に表現している。メイキング映像では、「CMではやったことがない」という鋭い眼差しを披露、クールなメイクや衣装に身を包んだ新たな一面や、撮影の合間の自然体な姿も伺える。“ローラ節”を存分にかましたインタビューでは、ドラキュラについて「十字架の館にいて、血を吸う怖いイメージ」と語っていたものの、主人公・ヴラドの心情や最新VFXの壮大なスケールで描かれるアクションシーンを体験してそのイメージが変わったと、ドラキュラに扮することも楽しんだそう。ローラさんが初めて見せたセクシードラキュラを、まずはこちらからご覧あれ。『ドラキュラZERO』は10月31日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドラキュラZERO 2014年10月31日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2014年10月23日モデルのローラがイメージキャラクターを務める映画『ドラキュラZERO』で、自身が出演するCMがオンエアされるのを前に10月22日(水)、都内でトークイベントを開催。ローラさんは“ドラキュラ”をイメージした衣裳で登場した。新世代スターと目されるルーク・エヴァンスを主演に迎え、これまでにないドラキュラ映画と注目を集める本作。ドラキュラのモデルとされ、15世紀に実在したヴラド・ドラキュラがオスマン帝国から国と家族を守るために悪魔に身を捧げる哀しきドラマを描き出す。黒い衣裳と真っ赤なルージュでクールに登場したローラさんは、「今日はドラキュラになりました。どうですか?」と問いかける。見物客からの「かわいい!」「カッコいい!」といった声援に「ありがとう!」とニッコリ。ダーク&クールなイメージの衣裳とメイクで、いつものポップで明るい雰囲気の封印を心がけ「ちょっといつもと違う感じで喋ってるけど気にしないでね。声低くしてるから」と語るが、タメ口はそのままで、いまいち“いつもとの違い”が伝わらず…?会場からは笑いが漏れる。CMではローラさんは劇中のヒロインをイメージした白い衣装とドラキュラ風の黒い衣装を着ており、生きたコウモリを手にしている。撮影をふり返り「こういう世界観大好きだから嬉しかった!うわー、変身してみたーい!って思ったの。(撮影で)本物のコウモリ持ったの!ハムスターみたいですっごくかわいかったの!」と興奮気味に語る。映画についても、まずルーク・エヴァンスについて「すっごくカッコよかった!」と絶賛し、「映像もすごくて、ストーリーも、守るもののために自分を犠牲にして強いし、カッコいい。セクシーだね」と語った。ちなみに、日本人の俳優の中でローラさんがドラキュラを演じてほしい人を尋ねると「藤岡弘、さんだね、絶対」と即答。「似合うと思うよ、すごく優しいしセクシーでガタイもいいし、いつも何かを守ろうとしている感じがする」と意外な藤岡さん推し。ローラさんにとってのヒーローは?という問いにも、少し思案の末やはり「藤岡弘、さん」と回答。「大好き!」と熱烈な“愛”を表明し、会場を沸かせた。『ドラキュラ ZERO』は10月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドラキュラZERO 2014年10月31日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2014年10月22日先日ロンドンで開催されたワールド・プレミアに素敵な笑顔で登場し、ファンを沸かせたルーク・エヴァンス主演の最新作『ドラキュラZERO』。全米でも初登場2位と好スタートを切り、日本公開が近づき期待が高まる中、3種類のTVスポット映像が到着した。世にあふれるドラキュラ物語のモデルとなった実在の男、ヴラド・ドラキュラ(ルーク・エヴァンス)。15世紀半ばにトランシルヴァニア地方を襲った横暴な大国オスマン帝国の侵略から、家族と国を守るために、自らを犠牲にして“悪の力”を得た彼は、その力と引き換えに耐えがたい代償を払うことになっても、“英雄”であり続け、愛する者を守れるのか――。ブラム・ストーカーの古典小説「ドラキュラ」のモデルとされたヴラドが、いかにして21世紀の今日に至るまで恐怖と共に語り継がれる存在になったのか、本作ではこれまで描かれることがなかった驚愕の伝説を描き出していく。今回、その本作のTVスポット映像が3種類解禁。まず「アクション編」では、最新VFXで描かれたスタイリッシュで壮大なアクションシーンが存分に映し出され、短い映像でも見る者を引きつける。「ストーリー編」では、いままでのドラキュラのイメージを一新させるようなヴラドが抱える苦悩や葛藤を描き、ひとり戦い続けるドラマ性も本作の見どころだと分かる。そして、30秒の映像の最後で見せるヴラドが流したひと筋の涙が、ドラキュラに対しての大きく変えていく…。「悪は、悪で、倒す」という言葉通り、自らをも犠牲にしたダークヒーローの誕生を感じさせる本作。“悪”となった“英雄”の伝説の原点を描く物語を、まずはこの映像から覗いてみて。『ドラキュラZERO』は10月31日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月17日