京都発の老舗・お香専門店「薫玉堂」が、2022年4月24日(日)京都・寺町二条界隈に路面店をオープンする。日本最古のお香の専門店「薫玉堂」「薫玉堂」は、1594年に京都西本願寺前で創業以来、428年に渡って“香り”を作り続けてきた、日本最古の御香調進所だ。現在は、京都の時間や季節、情景などをテーマに、古都の様々な表情を感じられるような香りなどを提案している。京都イメージの線香や和のフレグランス香りは、代々伝わる調香帳(レシピ)をもとに、天然の原料にこだわりながら制作。コロンとした形が愛らしい「印香」や、和のフレグランスとして楽しめる「塗香」、京都の情景をイメージした「紙箱線香」などのお香に加えて、フレグランスオイルやディフューザー、ハンドクリーム、ソリッドソープなど、コスメや雑貨なども展開している。“香りが選べる”線香セット&限定のお香も新店舗「薫玉堂寺町店」は、“こころを癒やす香りを誂える”がコンセプト。好みの香りを選べて詰め合わせにできる線香セットや、寺町二条界隈の町並みをイメージした限定品の線香「寺町705」などを販売する。香袋ワークショップも体験OKまた、体験型イベントとして、自分だけの香りを調合できる香袋ワークショップも実施。ハーブやお香をブレンドしてオリジナルの香袋が作れる、ユニークなイベントとなる。【詳細】薫玉堂寺町店オープン日:2022年4月24日(日)営業時間:10:00~18:00住所:京都市中京区寺町通二条上ル西側要法寺前町 705–2TEL:075–222–5860<薫玉堂寺町店 限定品>・線香寺町 20g 1,980円■ワークショップ・香袋ワークショップ 2,200円・香木のたき方ワークショップ 3,300円※開催日程と予約方法は都度ホームページにて案内。■ノベルティオープン日より、3,300円(税込)以上購入者に数量限定で、香木の香りを愉しむための道具をモチーフにした限定の栞をプレゼント。
2022年04月14日元モーニング娘。で、現在はタレントの加護亜依さん。2016年に会社経営者と再婚し、9歳の長女、5歳の長男のママとして奮闘しています。そんな加護さんがSNSで公開した写真が、ふたりのママとは思えない美脚で反響を呼んでいます!ミニスカから美脚があらわに この投稿をInstagramで見る AI KAGO(@ai.1988kg)がシェアした投稿 自身のYouTubeチャンネル『加護ちゃんねる』の撮影でしょうか。加護さんが、ドラムセットが設置された音楽スタジオのようなところでリラックスしている写真を公開しました。注目すべきは、「discoooooって感じだ」というファッションとスタイル。シルバーのトップスに黒でタイトめのミニスカートというファッションは、たしかにディスコっぽい!そしてスカートからは細くてキレイな足があらわになっていて、加護さんのスタイルのよさがわかります。独特なデザインのサンダルを履きこなせるのも、美脚ならではですね。また、2枚目の画像について「自分の母親にそっくりでびっくりした」と加護さん。お母さんとのツーショットも見たくなる!この投稿に、「加護ちゃん、ホンマに綺麗になったよね」、「カッコ可愛い」、「セクシーですね。脚細くて綺麗」、「あいぼん素敵すぎる」、「美脚」、「カワカッコイイ」、「脚長いし、綺麗過ぎる」などの声が届き、フォロワーがドキドキしていたことがわかります。モー娘。のころはかわいらしい印象が強かった加護さんですが、すっかり色っぽいオトナな女性になったようです!あわせて読みたい🌈馬場ふみかさん、スケスケ妖艶ショットに「久しぶりのセクシー」「美しい」「刺激が強すぎ」ファン悶絶
2022年04月12日世界的映画スターの隠された本当の姿を描く初の長編ドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』より、特別映像が解禁された。過去のアーカイブ映像をふんだんに盛り込み、近親者や関係者らの証言や貴重な本人の肉声によるインタビューによって、名女優オードリーの真の姿に迫る本作。今回解禁となったのは、劇中で解き明かされるオードリー・ヘプバーンの本当の姿とその生き方について語られた特別映像。オードリー最後の主演作『ニューヨークの恋人たち』を監督した、故ピーター・ボグダノヴィッチや孫娘のエマ、劇中に挿入されるイメージシーンに登場し、映画『キャッツ』で人間に捨てられた臆病な猫ヴィクトリア・ザ・ホワイト・キャットを演じた才能溢れるバレエダンサー、フランチェスカ・ヘイワードなどが、スターとしての表の姿からは想像できないオードリーの苦悩、寂しさ、そして得た幸せと、彼女の本当の人生を紐解いていく。ー突然、スターが生まれたー今でも“気取らない美しさ”の典型ー真のハリウッドスターー時を超えた魅力を持ち、決して色あせないー愛の芸術家という異名がぴったり映像内で語られるこれらの言葉の数々からは、いかに、オードリーが稀有な存在としていまなお多くの人々に影響を与えているかが伺い知れることができる。本作でオードリーの人生をバレエで表現するシーンでは、大英帝国勲章司令官を授与された世界的振付師ウェイン・マクレガーが「何をしたかではなく、彼女という人そのものを描く」と語り、バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワードは「皆オードリーを知っているつもりだけど、もっと奥の深い女性」と感慨深い表情を見せる。監督であるヘレナ・コーンは、オードリーについて「彼女は人生における大きな悲劇やトラウマを抱えていましたが、常にそれをより良いものへ、そしてより美しいものへと変えることができました。彼女は恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けています」と語っている。映画本編では、息子であるショーン・ヘプバーン・ファーラー、晩年の姿を知るユニセフの写真家、ジョン・アイザックや戦場ジャーナリストのエディス・レデラー、スティーヴン・スピルバーグ監督の『オールウェイズ』で共演したリチャード・ドレイファス、さらに、「ジバンシィ(GIVENCHY)」の元アーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーが、オードリーとジバンシィが仮縫いをしたパリにあるアトリエで、2人の出会いと親密な関係について語る場面や、カメラでオードリーを撮り続けたファッションフォトグラファー、リチャード・アヴェドンの孫、マイケル・アヴェドンらが彼女の一人の人間としての姿について語る場面が映し出されている。永遠の妖精と呼ばれ、スターとして名声を得たオードリーがいかにして、愛を与える人生を歩むことになったか…。多くの悲しみと喪失感を抱えながらも、決して恐怖や憎しみにとらわれることなく、「愛すること」を信じて自らの本当の幸せを掴み取ったオードリー。彼女の生き方はきっと、いまの時代を生きる私たちに幸せのヒントをくれるだろう。『オードリー・ヘプバーン』は5月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オードリー・ヘプバーン 2022年5月6日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年04月08日EXILE / GENERATIONSのパフォーマーであり、クリエイティブユニットPKCZ®のメンバーでもある白濱亜嵐が新曲「Facts」で海外ソロデビューを果たし、併せて同曲のMusic Videoを公開した。海外ソロリリース第1弾となる本楽曲は、オランダの新進気鋭音楽プロデューサー / DJ Julian Jordan(ジュリアン・ジョーダン)とのコラボレーション。世界的有名DJマーティン・ギャリックスが主宰するオランダの音楽レーベル「STMPD RCRDS」より日本人としては初めてとなるデジタルリリースが決定した。2人の突然のコラボ発表に「このコラボは激アツすぎる」「初の日本人STMPDデビュー草」「歌って踊れて強い曲作れてってもう勝ち目ない」と、ファン達も驚きと期待のコメントを寄せている。白濱はパフォーマーでありながら、その独自のセンスを活かしたトラックメイクも注目されており、2月にはポケモンのゲーム音源を使用したサンプリング楽曲「on my way to Glory」をポケモン公式サイトで発表するなど、自身が手掛けた楽曲が話題に。一方ジュリアン・ジョーダンは先日行われた『ULTRA MIAMI』や『Tomorrowland』など世界最大級のDJイベント出演が続き、世界を飛び回っている。そんな日本とオランダ“新進気鋭トラックメイカー”2名による新曲「Facts」は、クラブやフェスティバルなど完全ダンスフロア向きの楽曲となっており、重厚感のあるビルドアップから白濱とジュリアンのセンスが混ざり合ったエレクトロハウスになっている。Julian Jordan & ALAN SHIRAHAMA「Facts」MV<リリース情報>Julian Jordan & ALAN SHIRAHAMA「Facts」配信中「Facts」配信ジャケット配信リンク: Jordan(ジュリアン・ジョーダン)Julian Jordan(ジュリアン・ジョーダン)限りなく独創的なプロダクションで独自の道を切り開き、ハイエネルギーなサウンドを生み出すオランダの音楽プロデューサー/DJ。MTV EMAではBest Dutch Actにノミネート、TiëstoやCalvin Harrisと共にラスベガスの名門Omniaで毎月レジデントを務めるなど、人気の高いDJとしての地位を確立している。エネルギッシュで最先端のショーにこだわるJulianは、Tomorrowland、Creamfields、Ultra Miamiといった世界有数のフェスティバルの常連となり、Sziget、Mysteryland、Lollapaloozaなどのステージに立つ夏のクレイジーツアーにも出演を果たしている。Spinnin Records、DOORN records、Revealed Recordingsといったシーンをリードするレーベルから数々のアンセムをリリースし、その名を知らしめた彼は、世界的有名DJ Martin Garrixのレーベル 「STMPD RCRDS」と契約を交わし話題となった。2020年 Beatport Top100 Electro Houseで1位、2022年 DJ MagのTop100では66位を獲得、新曲「Thunder」ではトレンドトラック1位とトップニューカマー1位の両方を獲得している。ダンスミュージック界において、現在Julian Jordanは注目すべき存在からリーダーへと急成長を遂げている。常に驚きと喜びを与えてくれる彼の作品のクオリティーを見れば、それも当然と言えるだろう。世界的な活躍から引き続き目をはなせない。ホームページ::: RCRDS(スタンプ・レコード)STMPD RCRDS(スタンプ・レコード)オランダの音楽プロデューサーであり、世界的なDJでもある Martin Garrix(マーティン・ギャリックス)が2016年に立ち上げたレコードレーベル。Martin Garrixはじめ、BrooksやJulian Jordan, Matisse & Sadko, Dyro, Justin Mylo, Loopers, TV Noise, Bart B More, Todd Helder, EAUXMARなどジャンルや認知度に拘らずあらゆるアーティストの楽曲を積極的にリリースしているほか、TomorrowlandやSziget Festivalといった各国のビッグフェスでも特別ステージをホストしたりと今最も勢いのあるレーベルのひとつ。ホームページ:関連リンク白濱亜嵐 ホームページ白濱亜嵐 Instagram
2022年04月02日名女優の真の姿に迫るドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』より、オードリーが家族と過ごす貴重なオフショット写真7点が解禁された。本作は、名声に隠されたオードリーの本当の姿を描く初の長編ドキュメンタリー。貴重なアーカイブ映像だけでなく、家族や近しい人たちのインタビューもふんだんに盛り込まれており、映画の中だけでは分からない、その真の姿が解き明かされていく。この度解禁となったのは、そんな彼女の知られざる一面が垣間見える貴重な写真7点で、愛する家族とともに写るオードリーの姿を切り取ったもの。まだ幼い息子のショーン・ヘプバーン・ファーラーとの2ショットや、成長したショーン、親友のコニー・ウォルドらと台所で微笑む優しい姿、最後のパートナーであるロバート・ウォルダーズと過ごす安らぎのひとときや、愛犬たちに囲まれて嬉しそうな表情を見せるオードリーの姿が写し出されている。仮装した子どもたちに混じり、中央で堂々と腕を組んでカメラを見据える少女時代のオードリーを写した貴重な1枚もあり、いずれも“銀幕のスター”としてのオードリーとは違う、素朴で穏やかな一面を感じさせる写真となっている。『オードリー・ヘプバーン』は5月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オードリー・ヘプバーン 2022年5月6日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年03月28日一般社団法人次亜塩素酸化学工業会(HCIA、本部:東京都豊島区、代表理事:石田 智洋)は、経済産業省の支援を受けて「一般市販の次亜塩素酸水」について、「科学的に信頼できる次亜塩素酸水商品の規格」制定に取り組んで参りました。このたび「JSA 一般財団法人日本規格協会」のJSA規格開発制度に基づく作成過程を経て、JSA規格として正式に承認され、2022年3月25日付でJSA規格 JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』が発行されました。JSA-S1012表紙一般社団法人 次亜塩素酸化学工業会代表理事 石田 智洋理事・医師 白石 隆吉理事 河村 裕正理事 小林 秀行理事 緒方 康夫監事・工学博士 大原 茂之監事 田部井 裕介※1 2022年3月25日現在、電気分解式次亜塩素酸水製造装置のJIS規格および食品添加物次亜塩素酸水規格を除く■日本規格協会ホームページのJSA-S1012リリース文書(抜粋)日本規格協会規格(JSA規格) JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』を開発発行日本規格協会は、JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』を2022年3月25日に発行いたしました。このJSA規格は、一般社団法人次亜塩素酸化学工業会(HCIA)が主体となり、電気分解以外の化学的調製による製造方法によって生成される次亜塩素酸分子水溶液について規定したものです。このJSA規格によって、有効かつ安全な次亜塩素酸分子水溶液の普及を実現し、市場における品質の確保とともに、消費者の保護を実現することに寄与できるものと期待されます。■JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』について次亜塩素酸水は、その製造方法によらず、新型コロナウイルスに対する消毒に有効であることが判明し、ノロウイルスなどのノンエンベロープウイルスに対しても、有効性を示す多くの試験結果が発表されています。このため、アルコールなどの代替消毒方法として期待が高まっています。次亜塩素酸水には、電気分解による“電解型”と、電気分解以外の製法(次亜塩素酸ナトリウムと酸の二液混合、炭酸ガスの付加、イオン交換樹脂による化学反応、粉末を水に溶かしたもの等)で生成された“非電解型”とがありますが、このJSA規格で規定する“非電解型”の次亜塩素酸水(次亜塩素酸分子水溶液)は、遊離有効塩素のうち次亜塩素酸分子(HOCl)が主たる役割を担い、経時安定性能を有することからボトリング(瓶詰)の形様で流通しています。このため商品の品質・効果と表示とが乖離した商品が出回ることを防ぐため、次亜塩素酸分子水溶液に求められる性能の統一的な要求事項をJSA規格として明確に定めたものです。JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』(Hypochlorous acid molecular aqueous solution)は、日本規格協会のウェブサイトからご購入いただけます。JSA規格の詳細はこちら↓ JSA-S1012 のご購入はこちら↓ ■JSA規格 JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』制定の趣旨1. JSA規格制度とはJSA規格は、数多くのJIS原案作成、国際標準(ISO,IEC)国内審議等、我が国の中心的な標準化団体である一般財団法人日本規格協会(本部:東京都港区、理事長:朝日 弘)が発行する民間規格です。2017年6月の制度創設以来、標準化の専門機関である日本規格協会が、様々なステークホルダー(企業、団体、政府機関、学会など)からの多様な規格開発のニーズの相談・提案を受け、提案者の自主的な規格開発の取組みに対し、効率的なプロジェクトマネジメント支援を提供し、透明性・公平性及び客観性を確保したJSA規格を迅速に開発しています。2. 一般社団法人次亜塩素酸化学工業会(HCIA)とはこのJSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』の開発主体である「一般社団法人次亜塩素酸化学工業会(HCIA)」は、“化学的調製によって生成された、安全性の高い次亜塩素酸水の普及により、環境浄化と微生物感染の防止に寄与し、人類の健康と安全に貢献する”ことを理念に掲げ、次亜塩素酸水の安全、かつ、効果的な利用のために、行政機関と連携して、有効な、製造方法、品質規格、製造条件、保管条件等の技術的要件を定め、一般消費者・各種事業者に対して、次亜塩素酸水に関連する正しい情報を提供・告知し、次亜塩素酸水の安全、かつ、効果的な使用の普及を図ることを目的に活動している非営利団体です。3. 公的に認められた、次亜塩素酸水による感染対策の有効性2020年、新型コロナウイルス対策の一環として、経済産業省の要請を受けて、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の中で“新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会”(事務局:経済産業省及びNITE)が設置され、“新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価”が行われ、2020年6月26日に最終報告が発表されました。その中で、新型コロナウイルスの消毒に、35mg/L以上の有効塩素濃度の次亜塩素酸水が有効であることが認められ、厚生労働省、経済産業省及び消費者庁の3省庁合同の正式見解として発表されました。加えて、最終報告に先立って2020年4月30日に発表された“インフルエンザウイルスを用いた代替消毒候補物資の有効性評価にかかる検証試験の結果について”において、次亜塩素酸水のA型インフルエンザウイルスに対する消毒効果が確認されています。上記の行政機関による公式発表に加え、厚生労働省が、アルコールでは消毒効果が期待できないと正式に発表しているノロウイルスなどのノンエンベロープウイルスに対しても、次亜塩素酸水の有効性を示す多くの試験結果が報告されているほか、次亜塩素酸水に関する多くの安全性試験(皮膚一次刺激性試験、急性経口毒性試験、吸入毒性試験など)結果についても報告されています。これらからも、信頼性の高い次亜塩素酸水の適切な普及は、社会に大きく貢献できる有効な感染予防策であると判断できます。4. 一般に市販されている次亜塩素酸水商品の問題点ウイルス感染及び細菌感染予防に対する次亜塩素酸水の有効性が確認される一方、市販されている次亜塩素酸水の中に、商品の品質・効果と表示とが乖離した商品が多くみられるという問題が発生しています。2020年12月11日に、消費者庁から“次亜塩素酸水の販売事業者6名及びアルコールスプレーの販売事業者1社に対する景品表示法に基づく措置命令について”が発表されました。加えて、2020年12月24日付で、独立行政法人国民生活センターが、市販されている「物のウイルス対策等をうたう次亜塩素酸水」15銘柄を対象として、有効塩素濃度、pH、表示等について調べ、“次亜塩素酸水は、有効塩素濃度が購入時点で表示の濃度と大きく異なる場合がある。購入、使用する際には、有効塩素濃度、pH、使用期限、使用方法などの表示をよく確認するようにすること”との概要が発表されています。5. これまで無かった、国内の中心的標準化団体が関与する「一般市販の次亜塩素酸水」規格これまで、ボトルなどに充填した状態で販売されたり、事業者等に提供される“次亜塩素酸水”の内容物、容器表示などに関して標準となる規格が存在しませんでした。特に、市販の次亜塩素酸水の有効使用期限に関する判断基準、表示規定がないため、現在も、有効成分がほとんど失活して効果が期待できない商品などが一部で流通していることは、非常に危惧すべき問題であると言えます。この問題を解決し、一定の効果及び安全性が担保された次亜塩素酸水の適切な普及を進め、人々のウイルス感染及び細菌感染対策に寄与することを目的として、次亜塩素酸水の製造業者・販売業者による非営利団体である一般社団法人次亜塩素酸化学工業会(HCIA)が主体となって、必要な条件を整備して“JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』”としてJSA規格の開発を行いました。◆「次亜塩素酸水」の公的な規格としては、電気分解式等の次亜塩素酸水製造装置のJIS(経済産業大臣が制定、一般財団法人日本規格協会が発行)、および、その装置から生成される次亜塩素酸水に関する食品添加物規格は存在しましたが、一般市場で流通されているボトル詰め等の次亜塩素酸水に関するJSA規格は存在しませんでした。6. 規格の名称が「次亜塩素酸分子水溶液」となっている理由今回発行のJSA規格は、既に発行されている「次亜塩素酸水」食品添加物規格と異なるものであり、食品衛生法や薬機法に該当しない次亜塩素酸水に関する定義であるため、混乱を避けるため、「次亜塩素酸水」の名称を用いず、「次亜塩素酸分子水溶液」の名称を採用して規格を定義・発行しています。◆JSA規格 JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』の概要JSA規格 JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』では、以下の項目に関して、厳格な条件を定め、次亜塩素酸水(次亜塩素酸分子水溶液)商品の原料の安全性と有効性を担保しています。1) 次亜塩素酸分子水溶液の基本性能(pHの規定、有効塩素濃度の規定、全有効塩素中の次亜塩素酸分子のmol濃度規定)2) 次亜塩素酸分子水溶液の経時安定性能(経時安定性能の評価方法、経時安定性能に基づく有効使用期限の算出および表記方法)3) 原材料(水以外の原料[食品添加物基準ほか]、使用水の規定)4) 試験方法(有効塩素濃度の測定方法、pHの測定方法、経時安定性能の測定方法)5) 経時安定性能の加速度試験方法および試験環境条件(解説)6) 容器(容器の選定基準)7) 表示(必須事項、表示方法)■JSA規格 JSA-S1012:2022『次亜塩素酸分子水溶液』の運用について1. 次亜塩素酸水(次亜塩素酸分子水溶液)商品のJSA-S1012:2022規格検証一般社団法人次亜塩素酸化学工業会は、加入会員からの申請に応じて、会員が製造または販売する次亜塩素酸商品が、JSA-S1012:2022規格を満たすか否かの厳格な検証を行います。規格を満たさない商品に関してはHCIA認定マークを発行せず、改善の助言を行い、是正を促します。2. 規格準拠商品に対するJSA-S1012:2022準拠のHCIA認定マークの発行一般社団法人次亜塩素酸化学工業会(HCIA)は、JSA-S1012:2022規格の開発主体として、JSA規格を満たすことが確認できた商品に対して、JSA-S1012:2022に準拠した商品である旨を証する、次のHCIA認定マークを発行します。JSA-S準拠HCIA認定マーク◆このHCIA認定マークが付いた商品は、使用原料等の安全性が確認されており、使用期限が明記されています。同時に、商品本体に記載の使用期限内における、除菌性能や消臭性能に関する有効性が担保されています。次亜塩素酸水商品を安心してお使いいただくための商品選定の目安として、ぜひ、お役立てください。3. 規格の見直し一般社団法人次亜塩素酸化学工業会(HCIA)は、新たな知見などにより、JSA-S1012:2022規格の見直しが必要であると判断した場合、一般財団法人日本規格協会(JSA)と協力し、規格の見直しを行います。4. 製造者・販売者・使用事業者・一般消費者向けの情報提供一般社団法人次亜塩素酸化学工業会(HCIA)は、すべてのステークホルダーに対して、次亜塩素酸分子水溶液の適切かつ安全な製造・販売・使用に資するため、JSA-S1012:2022規格に関わる商品の、使用方法、保管方法、販売方法、表示方法、関連法規、安全性情報、関連学術論文等の情報を積極的に開示して参ります。■添付資料次亜塩素酸水関連事業者のJSA規格準拠を証するHCIA認定マークの取得方法、および詳細規定 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月25日日本の現代画壇をリードし、2021年度文化勲章を受章した画家・絹谷幸二が名誉館長を務める、大阪の絹谷幸二 天空美術館では、3月31日(木)まで『第1回 絹谷幸二 天空美術館 キッズ絵画コンクール』参加作品を募集している。大人だけでなく子どもにも開かれた美術館であることを目指し、絹谷幸二の代名詞ともいえる、壁画の古典技法「アフレスコ」を体験できるワークショップを定期開催している絹谷幸二 天空美術館。100年後も世界に残る壁画を作るという体験は、子供たちの創造性と未来を拓くデザインであると、2019年度「キッズデザイン賞」を受賞している。今回、ひとりでも多くの子どもたちに美術・芸術の素晴らしさを伝えるとともに、百人百様の個性の中からきらめく才能を見出し、夢と希望を育む機会を作ることを目的とした「第1回 絹谷幸二 天空美術館 キッズ絵画コンクール」を開催することとなった。「あなたの大切な人たち、自然、まち並み」をテーマに、全国から作品を募り、絹谷幸二らが応募作品を審査。絹谷幸二キッズ賞のほか、約20名の受賞・入選者を表彰し、2022年4月29日(金・祝)から6月27日(月)にかけて、絹谷幸二 天空美術館内で展示を行う。応募の締切は3月31日(木)必着。コンクールに参加することで、アートをより身近に感じてほしい。絹谷幸二【応募要項】テーマ:「あなたの大切な人たち、自然、まち並み」※ 「人」、「自然」、「まち並み」のどれかひとつが描かれていれば応募可応募資格:小学生~中学生以下応募条件:ひとり一点、新作に限る出品料:無料部門:1. 小学校低学年の部(小学校1年生~3年生)2. 小学校高学年の部(小学校4年生~6年生)3. 中学校の部(中学校1年生~3年生)画材:八つ切り画用紙(白色、約2cm×39cm)※色えんぴつ、クレヨン、水彩、アクリルなど(画材は問いません)で描いた絵画作品審査員:絹谷幸二(絹谷幸二 天空美術館名誉館長)堀内容介(絹谷幸二 天空美術館館長)南城守(絹谷幸二 天空美術館顧問・キュレーター)賞:絹谷幸二キッズ賞(1名)、部門優秀賞(各1名)、佳作賞(6名)、入選(約20名) ※ 受賞・入選者は2022年4月11日(月)に館公式ホームページにて発表表彰式:2022年4月29日(金・祝)11:00~ 、絹谷幸二 天空美術館にて作品展示:2022年4月29日(金・祝)~6月27日(月)の間、絹谷幸二 天空美術館内で展示(受賞・入選作品に限る)※そのほか詳細は「第一回 絹谷幸二 天空美術館キッズ絵画コンクール開催のお知らせ」( )にてご確認ください【開催中の展覧会】『文化勲章受章・開館5周年記念特別展』会期:6月27日(月)まで会場:絹谷幸二 天空美術館時間:10:00~18:00、金・土・祝前日は10:00~20:00(入館は閉館30分前まで)休館日:火曜(祝日の場合翌平日休)料金:一般1000円、大高中学600円絹谷幸二 天空美術館ホームページ:
2022年03月17日お笑いコンビ・ミキの昴生と亜生が14日、京都水族館で行われた「京都水族館 開業 10周年記念イベント」に出席した。同水族館と同じく結成10周年を迎え、京都出身で京都府文化観光大使を務めるミキ。イルカショーが行われるプールに弟の亜生が一人で手を振りながら登場し、慣れ親しんだ場所ということもあり、「このへんで遊んでたりしていて、水族館も懐かしい感じがしますね!」と笑顔を見せる。大学時代は海洋学部に在籍。「実はイルカのトレーナーさんになりたくて(海洋学部に)行ったので、夢です」と明かし、「お父さんがなんかいうたら、水族館に連れて行ってくれてたんです。休みができたら水族館。連れてっとけば僕らは黙って観てたので(笑)。それで幼心にイルカって素敵やな、トレーナーさんカッコええなって思ってそのまま大学もそっちに」と懐かしんだ。イベントでは、亜生とイルカのテンちゃんが新コンビ「そんなとこイルカおるか」を結成し、漫才を披露。司会者から、イルカのテンちゃんが兄・昴生より相方に相応しいと名乗りを上げていると聞かされると、「なんですって! 10年って言ってますけど、僕ら33年間コンビ組んでるようなもんですよ?」と兄弟愛をのぞかせる場面も。しかし、テンちゃんがジャンプをしながら登場すると、「ちょっともう……うちのお兄ちゃんにはできないですね……もう超えましたね!」と手のひらを返した。漫才は「そんなとこイルカおるか、おるかイルカでやってまーす!」とミキのつかみと同じ形でスタート。テンちゃんへのサインが上手く伝わらない場面もあったが、徐々に息が合ってきた2人はテンポのいい掛け合いで見事な漫才を披露した。漫才の終了直後、「おいおいおいおい! 拍手やないねん」「亜生くん! 兄ちゃんここに“イルカ”ら」と昴生がダジャレを言いながら登場するも大スベリ。昴生も思わず、「なんちゅう空気や……!」と嘆き、「俺が出ていくタイミングになったら急に日が陰ってきてさむなってきたわ!」とボヤいて笑いを誘う。亜生とテンちゃんの漫才の感想を聞かれた昴生は、「正直な話、お客さんが入っていたらウケてたんちゃうかな。後半の怒涛のたたみかけがすごかった」と絶賛するも、「ボケの内容はね、すっごいおもんなかったですけど(笑)。テンポは抜群でしたよ!」と亜生のボケに対しては辛口評価。念願の夢がかなった亜生は、「ほんまに嬉しかったです。大学で勉強していたときより、芸人になってからのほうがイルカに接する機会が多いんです(笑)。めちゃくちゃ芸人になってよかったなと思います」と感慨に浸った。そして、コンビ結成の10年前を振り返った昴生は、「ちょうど(京都水族館と)同じ時期。実は亜生くんが京都水族館で働くか、ミキを組むか悩んでたんですよ」と告白。亜生は「履歴書送ったんですけど、不採用で……。売店の売り子も応募したんですけど断られました(笑)」と浅からぬ関係だったことを明かした。そして同水族館での苦い記憶を「デートで来させてもらいました。フラれましたけど……」と思い出す亜生に、昴生が「あの彼女ね。家が思ったより土壁の彼女ね」と追い打ちをかけると、亜生は「やめてください! 僕の家に遊びに来ると土も一緒に持って帰るので、ちょっとやめてほしいとは思ってましたけど……」と反応。さらに司会者からも「元彼女さんはこの水族館のどういうところが好きだったんですか?」と追撃され、「思い出させんでください!」と言いながらも報道陣のいる座席を指さしながら「ちょうどあのへんでお弁当を食べながらイルカを見てました。(その場所にいる報道陣に)あの方が元カノに見えてきました……元気かなぁ……」と落ち込んだ様子を見せて盛り上げた。今後の目標について聞かれた昴生は、「漫才の中で新しい試みができたらと思っていますし、未来の漫才もいいですが、過去の漫才を踏襲して伝統芸能を受け継ぐといった気持ちでこれからも漫才を精進していきたいと思っています」と熱弁。一方で「真面目か! ボケろや。最初に話してんのやったら! 淡々と真面目に漫才が~とかじゃなく」とツッコんだ亜生は、司会者からボケ回答を要求されると「おいしいパンケーキ屋さんを京都でやりたいなと……」と恐る恐る回答し、会場は再び笑いに包まれていた。
2022年03月15日数々の名作映画で時を超えて世界中の人々に愛されてきた大スター、オードリー・ヘプバーンの名声に隠された姿を描く長編ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』が、STAR CHANNEL MOVIESとして5月6日(金)より劇場公開。「BS10スターチャンネル」ではこれを記念し、「名作特集:麗しのオードリー2022」と題してオードリーの多彩な魅力が光る名作映画を特集放送・配信することになった。放送作品は『ローマの休日』『パリの恋人』『シャレード』『マイ・フェア・レディ』ほか全8作品。4月から5月にかけ「BS10スターチャンネル」で放送、動画配信サービス「スターチャンネルEX」にて配信される。『ローマの休日』*【STAR2字幕版】4月23日(土)21時~『いつも2人で』【STAR1字幕版】4月29日(祝・金)11時~『パリの恋人』【STAR1字幕版】4月24日(日)21時~『昼下りの情事』【STAR2字幕版】4月25日(月)21時~『噂の二人』*【STAR2字幕版】4月26日(火)21時~『シャレード』*【STAR2字幕版】4月27日(水)21時~『マイ・フェア・レディ』【STAR2字幕版】4月28日(木)21時~『おしゃれ泥棒』【STAR1字幕版】4月30日(土)10時45分~*印の作品は動画配信サービス「スターチャンネルEX」でも配信。なお、HIS×スターチャンネル共催企画「ローマ&パリ2都市中継 名作映画のロケ地探訪ツアー」のオンライン開催も決定。代表作でもある『ローマの休日』と『パリの恋人』との舞台となったイタリア・ローマ&フランス・パリの2都市をライブ中継で繫ぐ。「名作特集:麗しのオードリー2022」は【STAR1字幕版】4月29日(祝・金)~4月30日(土)11時ごろ~2日連続放送(全2作品)、【STAR2字幕版】4月23日(土)~4月28日(木)21時~6日連続放送(全6作品)。『オードリー・ヘプバーン』は5月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オードリー・ヘプバーン 2022年5月6日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年03月10日元モーニング娘。の加護亜依が、10日(23:00)に配信されるABEMAのバラエティ番組『迷えるとんぼちゃん』#2に出演する。同番組は、極楽とんぼの加藤浩次と山本圭壱が、毎回登場するゲストと本音でぶつかるお悩み相談バラエティ。10日に配信される#2には、幼い頃から国民的アイドルとして活躍し、現在は34歳で2児の母となった加護が登場。居酒屋でざっくばらんにお悩み相談を展開する。加護と21年ぶりに再会した加藤は「加護ちゃんは不良というイメージだった」と率直な印象を伝え、「喫煙のきっかけは?」「謹慎中はどう過ごしていたの?」など過去の騒動にも直球で質問をぶつけていく。加護は本音とともに、アイドル時代を経て現在抱える悩みを吐露。そして、謹慎中に訪れたロサンゼルスで、偶然出会ったというハリウッド女優のウィノナ・ライダーからかけられた衝撃的な一言も明かした。視聴者から寄せられた質問では、同じく元モー娘。メンバーである辻希美や矢口真里の名前が挙がる場面も。「辻ちゃんとは今も仲が良い?」「矢口さんのことはどう思ってる?」などの質問が飛び、それに対して加護が放った予想外の回答にも注目だ。
2022年03月09日オードリー・ヘプバーンの貴重なアーカイブ映像と近親者によって語られるドキュメンタリー映画『オードリー ・ヘプバーン』。3月9日、オードリーが1989年にユニセフ親善大使に就任した日を記念して、本作の新場面写真とオードリー自身が活動への想いを語った劇中コメントが解禁となった。1989年3月9日、オードリーはユニセフ親善大使に就任。以降、彼女は人生をユニセフの活動に捧げ、アフリカ、南米、アジアなど世界十数カ国をめぐり、子どもたち悲惨な状況を訴えるため、自らの名声を惜しみなく使い、ユニセフの広告塔として力を尽くした。オードリーがPRするたびに100万ドル以上の寄付がよせられ、彼女が活動した5年間で団体の規模は倍になったという。1992年の終わりにはアメリカ合衆国における文民への最高勲章である大統領自由勲章を授与。この大統領自由勲章受勲1か月後の1993年に、スイスの自宅でがんのために63歳で死去した。本作では、オードリーがユニセフ親善大使となったきっかけや親善大使となった後に訪れた各国で感じたこと、活動に対する思いについて本人の映像、息子や孫、家族ぐるみの友人などで語られている。その中でもオードリーは、幼少期の第二次世界大戦の経験が残っていると述べ、本作でユニセフの活動についてこう語っている。「戦争が終わった時、私は重度の栄養失調だった。私の人生は、その頃の記憶で形作られている。あの苦しい時代が教えてくれた一番大切なことは、どんな悲惨な状況でも、人は助け合えるということ、悲惨であればあるほど互いが必要になる。女優という仕事が私に特別なものをくれたとしたら、この“声”を残してくれたこと。今も私に興味を持つ人がいることを子供たちのために利用できる。“人道”とは人を幸福にすること。苦しみから救うこと。あきらめることは許されません。お金と時間をかけて数百万人の子供を救わねばならないのです」。さらに、オードリーの孫エマ・キャサリン・ヘプバーン・ファーラーは、「この映画をご覧くださる日本のオードリーファンのみなさま、私にとってこの映画が持つ意味は、とても言葉では言い尽くせません。(監督の)ヘレナ・コーンは、二次元的にしか残っていないイメージの中だけの彼女を超えて、本当の『オードリー・ヘプバーン』を知る機会を与えてくれました」とコメント。「私は実際に彼女に会うことは叶わなかったので、この贈り物をくれたヘレナに心から感謝しています。オードリーの強さ、弱さ、情熱、痛み、愛し愛されたいという願い…、そのすべてに命が吹き込まれました。この経験をみなさんと共有できることは、かけがえのない喜びです。あなたとともに」と語っている。なお、本作の公開に際し、オードリーの活動をこれからも支援し続けることを目的に本作品の興行収入の一部をユニセフに寄付する予定という。『オードリー ・ヘプバーン』は5月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オードリー・ヘプバーン 2022年5月6日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年03月09日永遠の銀幕スター、オードリー・ヘプバーン最大の秘密と名声に隠された本当の姿を描く、初のドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』より、予告映像が解禁。また、本映像のナレーションを担当した池田昌子からのコメントも到着した。本作は、貴重なアーカイブ映像と近親者の語りによって、名声に隠された名女優の知られざる真実が描かれる、オードリー初の長編ドキュメンタリー。今回解禁された予告映像では、ハリウッド黄金期の伝説的スターとして華々しく登場したオードリーの輝かしい姿が映し出される一方で、父との確執や、愛に餓え苦悩を抱えていた彼女の“秘密”が少しずつ明かされていく。「彼女の最大の秘密は愛に餓えていたこと」「父親が突然去ってしまい、愛してもらえなかった」「世界中から愛されていたのに、そんな思いを抱えていたなんて」と、スターとしての注目を集める彼女の映像とは対照的な、悲痛な言葉が続いていく。そして晩年、生涯を捧げたユニセフ国際親善大使としての活動へと身を投じる姿がとらえられている。葛藤を抱えていたオードリーがなぜ、誰よりも「愛すること」を信じ、「愛を与える道」に進むことができたのか…。数々の名作を含む貴重な映像とともに、これまで明かされてこなかった彼女の、等身大の本当の姿がスクリーンに蘇る。また、本映像のナレーションを、これまで『ローマの休日』、『麗しのサブリナ』、『マイ・フェア・レディ』、『ティファニーで朝食を』など、オードリー・ヘプバーン出演作の多くで日本語吹き替えを担当してきた池田昌子が務めており、往年のオードリーを彷彿とさせる「あの声」で本編へと誘う。さらに池田さんから、オードリーへの想いを明かしたコメントも到着。【池田昌子 コメント】『許されざる者』の吹替スタジオでオードリー・ヘプバーンを大画面で観た時、暫く観とれて台詞が出ませんでした。『ローマの休日』『麗しのサブリナ』『戦争と平和』などなど、いつもドキドキしていました。ユニセフ親善大使になった時のニュース映像のヘプバーンは戦争で破壊されたエチオピアの大地を化粧もせずジーパンで走り回っていました。孤児院で笑みを浮かべて小さい子供を抱きしめるヘプバーン、映画とは全く違う姿に本当のヘプバーンを見た気がしました。『オードリー・ヘプバーン』を是非ご覧ください。愛に餓え、苦悩と葛藤を抱えながらも、晩年には慈善活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらしたオードリー。その激動の人生の知られざる真実が明かされる、映画ファン必見のドキュメンタリーだ。また2月25日(金)からは本作のムビチケが発売。購入特典は本作のポスタービジュアルと、オードリーの写真のポストカード3枚セット(数量限定)となっている。『オードリー・ヘプバーン』は5月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オードリー・ヘプバーン 2022年5月6日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年02月24日モデルでタレントの谷まりあが15日、インスタグラムのフォロワー200万人突破を記念してインスタライブを行なった。ファッション誌『ViVi』の専属モデルを務め、バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』で出川ガールズとしても活躍する谷。今回のライブ配信では、事前にフォロワーからの質問を募集。谷が質問に答えながら、200万人突破の感謝を伝えた。また、谷は配信内で「今年はみんなと直接会えるイベントを企画したい!」とファンとの対面を切望し、イベント開催へ意欲を見せた。コメントは以下の通り。■谷まりあ皆さまのおかげで、フォロワー200万人を超えることができました! インスタを始めてから、まさかこんなにたくさんの方に応援していただけるとは思っていなかったので、本当に嬉しいです。今年は直接皆さんと会える機会を作れたらいいなと思っています。これからも応援宜しくお願いします!
2022年02月16日名女優の隠された本当の姿を描く長編ドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』よりポスタービジュアルが解禁。また、オードリーの息子ショーン・ヘプバーン・ファーラー氏から、映画公開を祝したコメントが到着した。数々の名作を残し、世界中の人々に時を超えて愛される銀幕の大スター、オードリー・ヘプバーン。本作は、貴重なアーカイブ映像と近親者の語りによって、名声に隠されたその真の姿に迫るドキュメンタリー。今回解禁となったポスタービジュアルは、力強い眼差しで前を見つめるオードリーのアップを捉えたもの。真っ白な背景に、真っ赤なオードリーのリップとタイトルが映える目を引くデザインに仕上がった。オードリーと最初の夫、メル・ファーラーの息子であるショーン・ヘプバーン・ファーラー氏は本作の公開を前に、「私が多くの人に紹介したいのは一人の女性としてのオードリーの姿です。みんなと同じように不安や疑心を持っている生身の人間としての姿です。オードリーは自分のことを美しい人や特別な人というふうに見たことはありません。だからこそ彼女は人一倍努力をし、いつでもプロフェッショナルであり、みんなに優しい人でした」とコメントを寄せている。さらに、母オードリーの歩んできた人生を描く本作を「この素晴らしい作品はドキュメンタリー以上にオードリーの真実に迫り、伝記以上にオードリーの生涯を綴る、信念と愛情と思いやりの物語です。彼女が目一杯生きた人生の話なのです」と長文で綴り、その文面からは母への尊敬と愛情を感じることができる。<ショーン・ヘプバーン・ファーラー氏コメント全文>2019年5月に私の母、オードリー・ヘプバーンは90歳の誕生日を迎えるはずでした。このアニバーサリーのタイミングで私は「アイコン」「銀幕のスター」「伝説」という切り口でオードリーの核となる部分を描くプロジェクトを立ち上げました。私が伝えたいのは一人の女性としてのオードリーの姿です。みんなと同じように不安や疑心を持っている生身の人間としての姿です。オードリーは自分のことを美しい人や特別な人という風に思ったことはありませんでした。だからこそ、彼女は常に努力をし、いつでもプロフェッショナルであり、誰に対しても優しい人でした。最初のプロジェクトはオードリーの展覧会「Intimate Audrey」(2019年ヨーロッパで開催)でした。私たちはこの展覧会を彼女の考えや哲学を中心に構成し、オードリーを一人の人間として見せました。さらに展覧会カタログの代わりとなるような本として、オードリーの人生を綴った絵本「リトル・オードリーのデイドリーム(原題:Little Audrey’s Daydream)」を制作しました。この本は現在英語版が世界各国で出版されていて、日本語版はあかし出版から出ています。もう一つのプロジェクトはドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』です。プロデューサーの ニック・タウシグとこの件について話し合ってすぐに、私たちが描きたいオードリーの物語がピタリと一致しました。この作品はオードリーをよく知る人たちが語る、一人の女性の人生の真実です。一人の女性としての彼女の本当の姿を知る人や、彼女の人生の酸いも甘いも両方知る人。ニックが本作の海外セールスに辺り良いパートナーを探していると聞いた時、日本のパートナーとして東北新社に連絡しました。彼らとは50年間、私たちのエージェントとして関係を築いてきました。彼らに本作を託すということは、家族にバトンを渡すような感覚でした。私は様々なところで「なぜ、オードリーは今でも世界中で愛されているのか」という質問を受けます。これについて私もずっと考えていました。そしてたどり着いた答えは、私たちがオードリーを「自分たちと同じ一人の人間」として身近に感じられているから。数多くのハリウッドスターとオードリーが違うのは、彼女は身一つで海を越え、シンプルな黒のドレスだけでこの世界へ飛び出してきたことです。だからこそ、私たちはオードリーを応援したくなるのです。この作品を通して、皆さんが出会い、知っていく女性はこのような人物なのです。この素晴らしい作品はドキュメンタリー以上にオードリーの真実に迫り、伝記以上にオードリーの生涯を綴る、信念と愛情と思いやりの物話です。彼女がめいいっぱい生きた人生の物話なのです。この作品はオードリー・ヘプバーンを語る上で欠かせない新たな「クラシック」になるでしょう。優しさと愛情はなによりも勝るという安心感を求めたい時、人々は雨が降る日曜の午後にふとオードリーの作品を観返すのと同じように、きっとこの作品を何度も観たくなることでしょう。『オードリー・ヘプバーン』は5月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2022年02月11日EXILE / GENERATIONS / PKCZ®の白濱亜嵐がポケモンの公式ゲーム音源を使って制作したサンプリング楽曲「on my way to Glory」が、「Pokémon DP Sound Library」およびポケモン公式YouTubeでサプライズ公開された。「Pokémon DP Sound Library」は、2006年発売のニンテンドーDSソフト『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』のBGMや効果音を無料で試聴・使用できるWebサイト。昨年12月24日に日本国内でサイト立ち上げ後、3日間で13万人以上が来訪し、延べ290万曲を超えるBGMや効果音がダウンロードされた。本日2月3日には日本以外の方々にも楽曲を楽しんでもらうため、新たにアメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、韓国、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、マカオ、香港、台湾の13カ国・地域で英語版サイトがオープンした。それに合わせ、3名のアーティストが『ダイヤモンド・パール』の音源をサンプリングしたインストゥルメンタル楽曲を制作。その第1弾として発表された「on my way to Glory」は、「主人公の日常」をテーマに、白濱らしくマルチジャンルでストーリー性のある自由な楽曲となっている。なお白濱は幼少期よりポケモンに親しみ、『ダイヤモンド・パール』も実際にプレイしていたとのこと。また第2弾は2月10日に、第3弾は2月17日にそれぞれ「Pokémon DP Sound Library」サイト上で随時発表予定だ。■白濱亜嵐 コメント・ポケモンとの関わりについて初めてポケモンと出会ったのは、『ポケットモンスター 緑』でしたね。家族がソフトを持っていて、僕はまだ小さかったのですが、そこからポケモンの世界にはまっていきましたね。『金・銀』『クリスタル』『ルビー・サファイア』、そしてもちろん『ダイヤモンド・パール』とプレイしていきました。通信ケーブルを使いながら、友達とポケモンを交換したり、自分のポケモンを見せたり…本当に生活を共にしていました。・今回制作した楽曲についてまずは、ポケモンのあの楽曲をこのように触らせてもらえるなんて本当に夢のようです。当時の僕に言ったらすごく喜ぶんじゃないかな、と感じています。僕はトラックメイクをするときに「展開」を付けて制作するのが好きなのですが、今回はポケモンセンターの音やトレーナーとの戦いの音など主人公の日常をイメージして制作しました。曲の始めはポケモンセンターでのんびりなところなんですけど、そこからトレーナーとの戦いに入っていき、途中苦しくなって、でもそこから負けないように頑張るみたいな…そういうストーリー性を考えながら制作させていただきました。「Pokémon DP Sound Library」では、貴重な音源がたくさん公開されていますので、ここから色んな音楽や作品が生まれることを僕も楽しみにしています!白濱亜嵐「on my way to Glory」白濱亜嵐 コメント動画■Pokémon DP Sound Library・国内向け:・海外向け:※国内向けサイトは海外の国からはアクセスできません。※海外向けサイトは日本からアクセスできません。また、以下の展開国・地域以外の場所からはアクセスできません。展開国・地域:アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド、韓国、シンガポール、タイ、フィリピン、マレーシア、マカオ、香港、台湾関連リンク■公式YouTubeチャンネル・EXILE:・GENERATIONS:・PKCZ®:■公式Instagram・白濱亜嵐:・GENERATIONS:・PKCZ®:■公式Twitter・EXILE(staff):・GENERATIONS:・PKCZ®:■公式TikTok・GENERATIONS:・PKCZ®:
2022年02月03日お笑いコンビ・オードリーの春日俊彰が出演する、メルカリ・メルカリメガフェスの新CM「メゾンメルカリ・メガフェスジャイアント登場」編が、1日より放送される。新CMでは、地響きと共に「メルカリメガフェスですぞ~」と大きな声を上げながら山からメガフェスジャイアント(春日)が登場。メゾンメルカリに近づいたジャイアントは部屋にいる青年に声をかけ、外に偶然居合わせた大学生(宮下草薙・草薙)、配達員(宮下草薙・宮下)にもお得な情報を伝える。それを聞いた大学生はすぐさまお店に直行し、買い物をして「得した~」と満足げ。最後にはメゾンメルカリに寄り掛かったジャイアントが「メガフェスしなされ!」と締めくくる。撮影は大雪の日に行われ、渋滞により春日は予定より遅れての現場入り。筋肉が際立つ胸の開いたTシャツを着ての撮影だったが、寒がることもなくスムーズに進行し、予定時刻に終了した。春日は「CM制作チームがいいんでしょう」とスタッフを称えつつ、「なにより春日のNGを出さない具合がよかった」「自分で自分を褒めてあげたい」と自画自賛していた。コメントは以下の通り。■オードリー・春日俊彰今回、メルカリ・メガフェスジャイアントを春日がやってあげました。このコマーシャルが好評いただいて、メルカリ・メガフェスジャイアントだけのね、単体のコマーシャルができるように、みんなメルカリに言ってくれよな! うん。いろんな手段で。手紙、メール、なんかSNSでの発信、メガフェスジャイアント単体で見たい! つって。言ってくれよなぁ!
2022年02月01日岸谷香が、2月13日に神奈川・KT Zepp Yokohamaで開催するライブイベント『岸谷香 感謝祭2022』の模様を生配信することが決定した。2019年より行われている『岸谷香 感謝祭』は、岸谷が毎年元気に楽しく音楽をやれている事に感謝し、毎回様々なゲストとセッションをする恒例のコラボイベント。今回は自身のガールズバンド・Unlock the girlsを従え、根本要(スターダスト☆レビュー)と和田唱(TRICERATOPS)といったそれぞれ交友のある実力派のフロントマンふたりと豪華セッションを披露する。視聴チケットは1月23日12時より発売中。なお生配信終了後から2月19日23時59分までアーカイブ配信も予定されている。<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30ゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット情報】・有観客チケット:全席指定9,000円(税込 / ドリンク代別)・配信視聴チケット:4,000円(税込)チケット購入リンク:岸谷香 オフィシャルサイト:
2022年01月31日大阪のランドマーク、梅田スカイビル27階にある「絹谷幸二 天空美術館」。日本の現代画壇をリードし、2021年度文化勲章を受章した画家・絹谷幸二が名誉館長を務める美術館である。絹谷幸二 天空美術館 チケット情報大人だけでなく子どもにも開かれた美術館であることを目指し、絹谷幸二の代名詞ともいえる壁画の古典技法「アフレスコ」を体験できるワークショップを定期開催。100年後も世界に残る壁画を作るという体験は、子どもたちの創造性と未来を拓くデザインであると、2019年度「キッズデザイン賞」を受賞した。一人でも多くの子どもたちに美術・芸術の素晴らしさを伝えるとともに、百人百様の個性の中からきらめく才能を見出し、夢と希望を育む機会を作るべく、「第1回 絹谷幸二 天空美術館 キッズ絵画コンクール」を開催。「あなたの大切な人たち、自然、まち並み」をテーマに、全国の小学生から中学生の応募を募る。絹谷幸二らが応募作品を審査し、絹谷幸二キッズ賞のほか、約20名の受賞・入選者を表彰。4月29日(金・祝)から6月27日(月)にかけて絹谷幸二 天空美術館内で展示を行うほか、カタログにも掲載予定。応募締切は3月31日(木)必着。「第1回 絹谷幸二 天空美術館 キッズ絵画コンクール」■テーマ:あなたの大切な人たち、自然、まち並み■応募資格:小学生~中学生以下(全国より応募可)■出品料:無料■部門:小学生低学年の部(小学校1年生~3年生)/小学生高学年の部(小学校4年生~6年生)/中学校の部(中学校1年生~3年生)■作品出品受付期間:3月31日(木)必着・締切厳守■主催:絹谷幸二 天空美術館※出品規定や申込方法などは、絹谷幸二 天空美術館ホームページをご確認ください。■お問い合わせ先:絹谷幸二 天空美術館「キッズコンクール」事務局TEL:06-6440-3760(10:00~18:00/火曜休館)
2022年01月27日オードリー・ヘプバーンの素顔に迫るドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』が、2022年5月6日(金)より公開される。監督はヘレナ・コーン。オードリー・ヘプバーン“知られざる素顔”に迫るドキュメンタリーオードリー・ヘプバーンは、銀幕で数々の名作を残し、“永遠の妖精”として世界中の人々に時を超えて愛されている女優。映画『ローマの休日』の主演女優に大抜擢されると、初の主演作&24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞。一世代に一人と言われるその圧倒的な美貌でファッションアイコンとしても注目を集め、ハリウッド黄金期の伝説的スターとなった。世界から「愛された」スターは、誰より「愛すること」を信じた映画『オードリー・ヘプバーン』は、大スターでありながら、これまであまり語られてこなかったオードリーの素顔に迫る長編ドキュメンタリーだ。世界中から「愛されていた」オードリー・ヘプバーン。しかし実際には、愛される喜びを知らず、誰より「愛すること」を信じ、貫いたひとりの人間であった...。貴重なアーカイブ映像や本人の肉声によるインタビュー、近親者へのインタビューと共に、名声の裏に隠された彼女の“本当の姿”を探る。作中では、オードリー最後の主演作『ニューヨークの恋人たち』を監督した、今は亡きピーター・ボクダノヴィッチや孫娘のエマ、バレエダンサーのフランチェスカ・ヘイワードなどが、オードリーの苦悩、寂しさ、そして得た幸せなど、オードリーの本当の生き方について紐解いていく。その他にも、息子であるショーン・ヘプバーン・ファーラーや、晩年の姿を知るユニセフの写真家、ジョン・アイザック、戦場ジャーナリストのエディス・レデラー、スティーヴン・スピルバーグ監督の『オールウェイズ』で共演したリチャード・ドレイファス、ジバンシィ(Givenchy)の元アーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラーなどが登場し、オードリーの1人の人間としての姿について語っている。ユニセフ親善大使としての活動にもフィーチャー映画『オードリー・ヘプバーン』は、オードリーのユニセフ親善大使としての活動にもフィーチャー。オードリーがユニセフ親善大使となったきっかけや、親善大使となった後に訪れた各国で感じたこと、活動に対する思いについて、本人の映像を用いながら、息子・孫・家族ぐるみの友人の口から語られている。1989年3月9日にユニセフ親善大使に就任して以降、彼女は人生をユニセフの活動に捧げ、アフリカ、南米、アジアなど世界十数カ国をめぐり、子どもたち悲惨な状況を訴えるため、自らの名声を惜しみなく使った。オードリーがPRするたびに100万ドル以上の寄付がよせられ、彼女が活動した5年間で団体の規模は倍になったという。1992年の終わりには、アメリカ合衆国における文民への最高勲章である大統領自由勲章を授与され、その一カ月後に、スイスの自宅で癌のために63歳で死去したのだった。<映画『オードリー・ヘプバーン』あらすじ>幼少期に経験した父親による裏切り、ナチス占領下のオランダという過酷な環境で育った過去のトラウマ、奪われたバレエダンサーへの夢、幾度の離婚……。劇中では、過去の貴重なアーカイブ映像とともに、近親者によって語られるインタビューによって、これまで隠されてきたオードリーの一人の女性としての姿が描き出されていく。晩年は、ユニセフ国際親善大使として自身の名声を善のために尽くし、慈善活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらした。本作では、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督ら俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人など、プライベートに迫るインタビュー映像、貴重な本人の肉声によるインタビューがふんだんに盛り込まれ、愛情と寛容の力の証として存在する、極めて特別なひとりの女性の姿を、鮮やかにスクリーンによみがえらせている。<劇中に登場する人物たち>・リチャード・ドレイファス『アメリカン・グラフィティ』『ジョーズ』などに出演するアカデミー賞受賞俳優。オードリーが俳優時代を共にした仲間。・ピーター・ボクダノヴィッチ『ラスト・ショー』などで知られる、アカデミー賞ノミネート監督。・ショーン・ヘプバーン・ファーラーオードリーの長男。・エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラーオードリーの孫。・クレア・ワイト・ケラージバンシィの元アーティスティックディレクター。オードリー・ヘプバーンは、ジバンシィ創業者のユベール・ド・ジバンシィのミューズであり、友人であったことも有名。ユベール・ド・ジバンシィは『麗しのサブリナ』『ティファニーで朝食を』『おしゃれ泥棒』などの衣装提供を行った。【詳細】ドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』公開日:2022年5月6日(金)監督:ヘレナ・コーン出演:オードリー・ヘプバーン、ショーン・ヘプバーン・ファーラー、エマ・キャスリーン・ヘプバーン・ファーラー、クレア・ワイト・ケラー、ピーター・ボクダノヴィッチ、リチャード・ドレイファス100分/2020年/イギリス/5.1ch/ビスタ/字幕翻訳:佐藤恵子/原題:“Audrey”配給:STAR CHANNEL MOVIES
2022年01月23日稀代の銀幕スター、オードリー・ヘプバーンのドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』が5月に全国公開されることが決定。併せて彼女の人生に大きな影響を与えた父との貴重なスチール写真が公開された。数々の名作を残し、世界中の人々に時を超えて愛される大スター、オードリー・ヘプバーン。『ローマの休日』で主演女優として大抜擢、初の主演作で24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞し、世界で最も称賛を浴びる偉大なミューズとなった。一世代に一人と言われた圧倒的な美貌、そしてハリウッド黄金期の伝説的スターと称された彼女の独自の流儀やライフスタイルはいまも人々にインスピレーションを与え続けている。しかし彼女は、幼少期に経験した父親による裏切り、そしてナチス占領下のオランダという過酷な環境で育った過去のトラウマから、心に深い傷を負っていた。その経験は彼女のバレエダンサーになるという夢を奪い、私生活にも影を落とすこととなった。また、『ローマの休日』出演から映画女優として輝かしく活躍する一方、幾度の離婚を繰り返し愛に破れていくが、育児のために女優業を休業するなど、子どもたちへ深い愛情を注いでいく。そして後年は、ユニセフ国際親善大使として自身の名声を善のために尽くし、ようやく心穏やかに過ごす方法を見出す。最初は戦争の犠牲者として動き出した人生を、のちには慈善活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらしたことで、オードリーは自分の力で満ち足りた人生を送ることができたのだった。本作では貴重なアーカイブ映像、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督ら俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人など、オードリーのプライベートに迫るインタビュー映像をふんだんに盛り込み、その生涯をもって愛情と寛容の力を証明して見せた、極めて特別なひとりの女性を鮮やかにスクリーンによみがえらせる。監督:ヘレナ・コーンからのコメント私がこの映画を作りたかったのは、オードリーは英雄だと思ったからです。当然のことですが、彼女はその美しさやファッションによって記憶されています。しかしまだ深く堀り下げられていないオードリーの別の一面があります。彼女は人生における大きな悲劇やトラウマを抱えていましたが、常にそれをより良いものへ、そしてより美しいものへと変えることができました。彼女は恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けています。そして自分に何があっても愛することを止めず、寛容な心を持つことができたのです。私にとってそれは、一人の人間が成し得る中で最も英雄的なことなのです。私たちは人生で経験する喪失感や痛みによって作られるのではなく、私たちがそれを許した時、それらによって成長し、活躍することができるのだという生きた証こそがオードリーなのです。『オードリー・ヘプバーン』は5月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オードリー・ヘプバーン 2022年5月6日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年01月20日2022年2月13日に開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に先駆けてのホストとゲストの対談。岸谷香×和田唱(TRICERATOPS)の後編では、『感謝祭』でのコラボレーションのアイデアがたくさん出てきた。岸谷のプライベートスタジオでの取材であり、すぐそばにピアノとギターがあるので、弾きながら会話が進行。対談自体がコラボレーションの一部分みたいでもあった。一緒に演奏する楽しさは、言葉はもちろんふたりが奏でる音からも伝わってきた。バンドについて、当日の演出について、それぞれの性格についてなど、会話の内容も自在。『感謝祭』への期待が広がる対談となった。※前編は こちら()――岸谷さんと和田さんと根本さんに共通するのは音楽・バンド・楽器への情熱なのではないかと感じます。和田一緒に飲んだ時にも楽器トークで熱く盛り上がったんですよ。女子でこういう人あまりいなかいよなぁって新鮮な驚きがありました。香さん、本当に楽器のこだわりがあるよね。岸谷唱くんのこだわり方とはまたちょっと違うんだけどね。唱くんはギター小僧がそのまま大人になったみたいなタイプじゃない?(笑)ちっちゃい頃からギターが大好きで、ずっと弾いていたんだろうと思うんですね。私は踊りや振り付けが嫌で、「楽器を持たないのは嫌だ」「それは自分じゃない」ってところから始まって、長年かけて、本番のステージで弾けるようになってきたタイプだから。「楽器を離さないぞ」という気持ちは強いんですが、唱くんは自然にギターが大好きだよね。唱くんのライブでの演奏を観ると、「ギター、うまいなぁ」っていつも思いますね。岸谷香和田いやいや(笑)。――2016年にはそれぞれのライブにゲストで出演しています(TRICERATOPS『PREMIUM ACOUSTIC LIVE』2016年4月17日SHIBUYA CLUB QUATTROと『KAORI PARADISE 2016ーはじめてのひとり旅ー』2016年7月24日品川プリンスホテルクラブex)。その時の感想を教えてください。和田僕はいまだにクラブexでの「Diamonds」の最後の締めのフレーズが悔しいよ。本番でしくじりまくって、「もう1回!」「ああ、もう1回!」って4回繰り返したんだよね。(ここでギターを手にして、実際にそのしくじったリフを何度も再現する)あのしくじりはいまだに自分の中でもしこりとして残っている(笑)。岸谷じゃあ『感謝祭』で、そこの部分やる?(笑)和田ぜひぜひ、リベンジさせて!(笑)岸谷TRICERATOPSのアコースティックライブに出た時にも「Diamonds」やったじゃない?和田ああ、やったね。岸谷その時、とても新鮮だった。私は男の子と女の子が無理して同じキーでやるのって、好きじゃないのよ。和田「Diamonds」は男にはキーが高いしね。岸谷だからどっちかがすごくよろしくない状態になるのよ。和田あるある。男のキーに合わせたら女子には低すぎるし。どっちかが無理することになるよね。岸谷だから私は唱くんが歌うところは唱くんのキーにしたんですね。「Diamonds」は普段はEなんだけど、Aでやったのね。出だしが唱くんだったから。和田そうか、途中で転調したんだ(ここで再現して、ギターを弾きながら歌う)。岸谷そうそう、それで間奏で知らんぷりして原曲のキーに戻って、2番は私が歌い出すというアレンジだったんですけど、唱くんの「Diamonds」、とても新鮮でした。あの時はギターなしでハンドマイクだけで歌ったもんね。――それはとてもレアではないですか?岸谷そう。私がピアノを弾いていたんですよ。吉田佳史くんもドラムを叩きながら、笑っていました(笑)。和田僕がギターを弾かないで、ハンドマイクで歌うことって、そうはないからね。岸谷そう。Aのキーでやった「Diamonds」もとても新鮮だった。キーっておもしろいなと思って。あと、来てもらった時に、TRICERATOPSの「ポスターフレーム」を一緒にやって、すっごく楽しかった。この曲は分数コードだから、ピアノに任せて!みたいな(笑)。あれでコラボで伴奏する喜びを知りました。和田香さんとの付き合いのブランクが長かっただけに、その後、お互いのライブに参加したり、一緒に曲を作ったり、レコーディングをしたり、いろんなことを一緒にできて、うれしかったですね。岸谷レコーディングでもTRICERATOPSの中に混ぜてもらって、4人で録るのがおもしろかった。バンドっていいなあと実感しました。バンドっていいテイクが出る時って、あっ、出た!って感じになるよね(笑)。和田その場で何か思いついたら、「おっ、これをやってみようよ」ってすぐにできるしね。「My Life」のサビにギターで「こういうフレーズを入れてみない?」って香さんが言って、その場で一緒にやったの覚えてる?(そのサビのギターのフレーズを弾いてみせる)和田唱(TRICERATOPS)岸谷あっ、やったやった。ふたりで同じ部屋に入って、マイク1本で「せーの」でギターを録ったよね。和田そう、このアルペジオ。(ギターで弾いてみせる)岸谷やったね。(ユニゾンでピアノで同じフレーズを弾く)同じフレーズを一緒に録ったね。和田そうそう、「そこ、同じでいいの?」って僕が聞いて、香さんが「同じでいいの」って。こうやって一緒に演奏していると、どんどん思い出すね(笑)。(しばらく当時のレコーディングを再現して、ふたりでギターとピアノを弾きまくる。さらに一緒にハモっていく。音楽の楽しさ、美しさがスタジオ内にも漂っていく。取材中とは思えない、やわらかくて温かな空気だ)岸谷なんか、止まらなくなっちゃうね。後半のここのところもさ、私が「4小節ぶちぬきでGで行こうよ」って言ってやってたら、唱くんが遠慮なく、「いや、ベースは絶対にBに上がりたい」って言うから「わかりました」って(笑)。林幸治くんが途中で「どっちをやればいいの?」って顔をしていたよね(笑)。ふたりとも一番大事にしているのは、音楽としてグッと来るかどうかだっていうところ(岸谷)和田やりとり、楽しかったよね。ふたりでああだこうだ言い合ってて。しかもそのやりとりのテンポが早い。香さんは僕のことを「せっかちだ」って言うけれど、違うんですよ。香さんのほうがせっかちなんです(笑)。岸谷お互いにそう思っている(笑)。林くん、せっかちがふたりもいるから、困ったんじゃないかな(笑)。音符を数音弾くたびに「違う!それじゃない!」「あっ、それそれ!」とか、どんどんふたりの声が入ってくるから。和田多分、あのレコーディングの日、林は相当疲れたと思う。僕と香さんがあまりにも「ああだこうだ」っていうから。しかもふたりともどんどん思いついちゃうし、その思いつきのテンポが異常に早いでしょ?(笑)。岸谷唱くんが「あっ!」って言った瞬間に、「よし!わかった!」って(笑)。説明しなくても、「あっ」っていうだけで、何を言うかが想像がつくんですよ。途中からマネージャーとか、みんな笑っていたよね(笑)。――以心伝心というか、まさに息が合っているんでしょうね。岸谷すごいスピードで物事が決まっていきました。でもふたりとも一番大事にしているのは、音楽としてグッと来るかどうかだっていうところも良かったですね。――最終的にやっぱり音楽的な共通点があるんですね。和田「My Life」で作った三声のコーラスがあって。「この曲を参考にして、コーラスを作ってきてほしいんだけど」って、香さんが聞かせてくれたブライアン・ウィルソンの曲、実は僕がメチャメチャ好きな曲だったんですよ。『Brian Wilson Reimagines Gershwin』というガーシュウィンのカバーアルバムの2曲目の「The Like in I Love You」。みんなが聞いているようなメジャーな作品じゃないだけに、あれはとてもびっくりした。岸谷そういうことも含めてツーカーでした。「ブライアン・ウィルソンみたいなコーラスを作ってきて」って頼んだら、唱くんが水を得た魚みたいに喜んでやってくれました(笑)。で、唱くんが作ってきたものをその場で歌ったら、それで本チャンOK(笑)。――「ミラーボール」と「My Life」は『感謝祭』でも聴きどころになりそうです。岸谷「ミラーボール」はTRICERATOPSのアコースティックライブにお呼ばれした時にやっただけで、エレクトリック編成のバンド演奏ではやってないんですよ。Unlock the girlsでは演奏しているんだけど、その時は同期ものを使ってエレクトロな感じのポップスでやっているので、実はレコーディングしたあの形は生ではやったことがないのよ。和田そうか、まだ1度もやってないんだ。僕が“girls”の演奏で感心したのは大サビのところで、一拍あけたこと。このやり方っていいなって思った。だってクロスしなくて済むでしょ。岸谷そう。レコーディングはクロスしてたから、あけたの。(ここでギターとピアノでの確認作業がしばし続く)――今回は根本さんとも共演することになります。和田要さんとは『クリスマスの約束』で顔合わせはしていますが、実際の共演は意外にないんですよ。同じ番組に出ているけれど、直接的なコラボはほぼしてないんじゃないかな。――『感謝祭』のコラボ、貴重なものになりそうですね。岸谷要さんもギターが大好きで、ギターソロ、ガンガン弾くんですよ。80年代の超絶ギターソロみたいなのをやるので驚きました。和田ギタリストとしての要さんは僕とはタイプが違うんですよ。プレイはかなりテクニカル。しかも要さんってとてもフレンドリーな性格で、普段はいっぱいおしゃべりして場を和ませてくれるけど、ギターソロになると、真顔になって表情をまったく変えないから、びっくりですよ(笑)。――それだけ真剣に集中しているということなんでしょうね。岸谷私の場合はYukoというギタリストが同じバンドの中にいるから、「ここは弾かなくてもいいや」ってこともあるんだけど、唱くんも要さんもギターを弾かないことはほぼないわけじゃない?ボーカル&ギターが3人いるので、いろいろできそう。ギターを持ってきてもらって、それぞれのギターソロを楽しみたいな。和田僕は精いっぱいやりますよ。今、ギターの話ばかりしてますけど、要さんも香さんもまずボーカリストとして素晴らしいので、そこも気合が入りますね。岸谷要さんはすごいよ。夜中までずーっと歌って、次の日は朝早くから歌っているから。和田ライブで疲れたと思ったこと、1回もないらしいよ。「ライブって疲れないじゃない?」って言うから、「いやいや疲れますよ」って(笑)。岸谷一番年上なのにね。和田喉の調子が悪くても、ライブは楽しいって言いますもん。あれはすごいな。僕は調子が悪い時はライブ、つらいですもん(笑)。要さんの境地に一生のうちに到達できるのかな。岸谷でも要さんも若い時は頑張っちゃってたって話を聞いて、少し安心しましたけど。――和田さんはUnlock the girlsの中で演奏するのはどうですか?和田女性バンドに加わるのは未経験ですから、楽しみです。なんかプリンスみたいですよね(笑)。プリンスも一時期、やってたんですよ、プリンス以外は全員女子。岸谷3RDEYEGIRL(サードアイガール)ね。和田どんなふうになるんだろう?Unlock the girlsでのライブも観させていただきました。いい演奏するし、彼女たちいい表情でやってるし、とても楽しみですね。岸谷彼女たちもメッチャ楽しみにしてますね。彼女たちは年齢的にも多分、TRICERATOPSを聴いていた世代だろうし。和田FLiPとは随分前に対バンしたことがあるので、ギターのYukoちゃんとドラムのYuumiちゃんは前から知ってました。Yuumiちゃんは対バンした流れで、何度か僕らのライブも観に来てくれました。ベースのHALNAちゃんとは共演したことがありませんが、楽しみです。最近は女子のバンドが増えて、いいプレイをする子がたくさんいるよね。岸谷うちのバンドのメンバーも、女の子だからってことではなくて、それぞれいちミュージシャンとして、いいグルーヴを出すんですよ。だから歌っていて、とても気持ちいいの。でありつつ、女の子としての良さも持っているので、いいなあと思っています。――バンドとソロの魅力ということについても聞きたいのですが。おふたりともバンド活動もソロ活動もやっているという共通点があります。和田いや、僕はそんなにソロをやった感はなくて。岸谷ええっ?思いっきりソロじゃない?和田ソロなんだけど、ひとりでやってきたからね。これがバックバンドを入れてやっていたら、ソロ活動をやっているという感覚が強くなるのかもしれないけれど、僕の場合はレコーディングもひとりだけでやったし、ライブもひとりだけでしょ。岸谷ああ、そっか。和田だからひとりでやりましたというだけで、ソロ活動をやりましたという認識があまりないの。岸谷でもそうかもしれない。ソロ活動って、バンドと何が違うかというと、1対サポートという関係性があって、他の人がいることが大きな違いになるわけだけど、ひとりでやってると、そこはないもんね。和田そうなんだよね。バンド以外の他の人とやったことがなくて、そこも未経験。僕は未経験が多いですね(笑)。――サポートメンバーとやることはイメージできないんですか?和田今のところはそうですね。自分がソロをやるとなった時に、考えはしたんだけど、まだ今は違うかな、どこまでひとりでできるか確かめたいなという気持ちが強かったんですよね。岸谷バンドを解散したわけではないことも大きいんじゃない?“バンドがあるのに、なんで他の人とやるの?”みたいな感覚もあるでしょ。和田ああ、それはちょっとあるね。岸谷私もプリンセス プリンセスで活動していて、ソロをやった時には、全然違う音楽性でやることを意識しました。オーケストラを入れるとか、これだったら、まったく違うものだから、他の人とやるのもわかるよねって、誰しもが納得する形でやっていた気がします。だって、ソロをやると言いつつ、違うバンドみたいな形でやると、浮気してるみたいになるじゃない?和田そうなるよね。浮気感はどこかで出てくる気がする。サポートメンバーとやるんだったら、バンドでやればいいんじゃない?とか、いろいろ考えますね(笑)。岸谷私はバンドを体験して解散して、その後、サポートのメンバーもひとりぼっちも体験して、またUnlock the girlsをやっているわけじゃない?プリンセス プリンセスが解散した時、「ガールズバンドはもうやらないぜ」って思ったんだけど、今はまたこういう形でやることができて良かったなと思っていますね。和田今言われるまで、プリンセス プリンセスとUnlock the girlsが同じくガールズバンドだってこと、まったく意識してなかった。岸谷私は男性ミュージシャンとやる時には“1対サポート”という関係を感じるのね。だからバンドをやるなら、やっぱり女の子がいいなあって思いました。バンドって、きっと気質だよね。もともとソロで活動している人がバンドをどう捉えているかはわからないけれど、“1対サポート”と“バンド”って、外から見ると、同じ形態に見えるかもしれないけれど、まったく違うものだから。同じように歌っていても、感覚もまったく違うしね。私はやっぱりバンドが好きだな。理由はわからないけれど、されどバンドなんだよね。和田僕は子供のころからバンドへの憧れがあったからね。自分がデビューする時もバンドでデビューしたいと思っていたし。バンドって、実際にやってみるまではどういうものなのかよくわからないのに、その一員になりたいという憧れだけはずっとあって、今もその感覚は続いてますね。岸谷バンドって、その人たちが集まっただけで、音を出さなくてもバンドのたたずまいがあって。どんなに演奏がうまくても、バンドとそうじゃない人たちとでは出てくる音が違うと思うんですよ。精神の違いみたいなものが出るというか。僕は要さんが仕切るんじゃないかと思っていますよ(和田)――『感謝祭』では岸谷さん、和田さん、根本さんで、ギター、キーボード、コーラス、いろいろな組み合わせが考えられますが、今の時点で考えていることはありますか?岸谷とりあえずステージに鍵盤も置くことだけは決めているから、唱くんとピアノとギターでふたりだけというのはやりたいですね。和田それもいいね。――さっきからピアノとギターでふたりでやってる感じ、いいですよね。和田そう、あの感じですよね。「My Life」みたいな曲をふたりでやるのもありだし。岸谷要さんともふたりでやりたいし、唱くんともやりたいですね。あとはそうだな、生まれて初めてのガールズバンドの一員に加わっての演奏も楽しんでいただきたいですね。うちのバンドのメンバー、みんな、コーラスがめっちゃ上手だから。和田あ、それはいいね。そう言われると、「My Life」もコーラスがほしくなっちゃうな。歌えるっていいねぇ。岸谷あとは唱くんとの出会いの曲でもある「Fever」を、許してもらえるなら、私たちでアレンジして、鍵盤を入れたり、コーラスを足したり。和田もちろん。岸谷女子の「Fever」にしたりとか。和田ああ、いいね、だったら僕はギター、弾かないな(笑)。それもいいでしょ、ハンドマイクを持って、ノリノリで踊りながら歌う(笑)。岸谷それはおもしろそう。でも唱君はギターがないと、途中で間が持たなくなるかもよ。和田あり得るけれど、それはそれで楽しもう!(笑)。岸谷ただお呼びして、私たちがバックバンドをやりますっていうだけだともったいないから、せっかくだから、驚かせるくらいこっちでアレンジしちゃいたい。和田ああ、いいね!岸谷「もし嫌なところがあったら言ってね」って。和田OK、OK。じゃあアレンジしておいて。キーだけは現キーで、アレンジはもうおまかせ。岸谷やったー!(笑)岸谷楽しみだなあ。ツインギターをやろうよ。オクターブでハモったり。和田いいよ。楽しみだね。曲、何をやるか考えておいて。岸谷はい!(笑)――岸谷さんと根本さんの対談では、和田さんがリハを仕切るのではないかとの話になっていましたが。和田いやいや、僕は要さんが仕切るんじゃないかと思っていますよ。多分、僕がいちばんおとなしいですよ。――『感謝祭』のトーク、かなりにぎやかになるんじゃないですか。和田要さんとは先日放映された『クリスマスの約束』でもご一緒しましたけど、要さん、転換の時もいろいろ話していたんですよ。放送されないところも、要さんが全部つないでいた。あのパワーはすごいですよ。僕はきっと本番ではそんなにしゃべらないと思いますよ。最近、わかったことなんだけど、まわりがあまりしゃべらないと、結構喋るんですよ。ここは僕がまとめなきゃいけないんだなっていう本能が働くんですね。でもまわりに喋る人がいると、おとなしくなる傾向があります(笑)。――責任感ゆえに話すということですね。和田TRICERATOPSでは、今は林も喋るようになりましたが、以前はほとんどしゃべらなかったので、僕が話すようにしてましたし、うちの家族といる時、母がいて、奥さんがいる時って、僕はまったく喋らないです。要さんがいて、香さんがいるでしょ。きっとそれと同じ現象が起こるような気がする。僕は時と場合によって、すごく変わるんですよ(笑)。岸谷私も実はそうだから、シーンとなる場面があるかも。いや、ないかな(笑)。そこは要さんを頼りましょう。和田要さんは「何も考えてなくても、口を開けば、どんどんトークが勝手に出てくる」って言ってましたからね!「でまかせでいいんだよ」っていうんですが、でまかせにしては気が効いた言葉がたくさん出てくる。やっぱり才能ですよね。――今回の対談でもふたりのかけあいは相当おもしろいですよ。和田香さんはどんどん返してくれますからね。岸谷お互いにせっかちだから、言葉の頭でさんざんかぶっちゃって、聞いてる人はわけがわからないかも(笑)。――セッション的な楽しみもありそうです。岸谷スリーコードのロックンロールで、それぞれのソロで好きにやるとかね。プリンセス プリンセスのロックンロールもあるから、そこから発展させていくとか。和田あっ、それはいいね。お客さんもそれはうれしいんじゃないかな。岸谷お客さんに楽しんでもらうことはもちろんなんですが、バンドのみんなも楽しみにしているし、待ち遠しいですね。和田普段はないシチュエーションだから、意外と女子の中に入って、緊張するかも。僕、どうしょう、カチカチに緊張しちゃったりしたら(笑)。――逆に超ノリノリで、ゴキゲンで演奏するかもしれませんよ。和田味をしめて、ハマって、女子でバンドを結成したりとか(笑)。岸谷唱くんの女子力が発揮されるかもしれませんね(笑)。本番はもちろんですが、まずはリハが楽しみです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■TRICERATOPSオフィシャルサイト:
2022年01月12日2022年2月13日に開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に先駆けてのホストとゲストの対談。前回の岸谷香×根本要(スターダスト☆レビュー)に続いて、岸谷香×和田唱(TRICERATOPS)の対談を前編・後編の2回にわたってお届けする。ふたりは岸谷のアルバム『PIECE of BRIGHT』で2曲を共作し、互いのライブにもそれぞれゲストとして参加している。今回の共演は自然な流れと言えるだろう。対談場所は岸谷のプライベートスタジオ。スタジオなので、ピアノやギターが並んでいる。話の途中で、岸谷がピアノを、和田がギターを弾く場面もたくさんあった。言葉だけではなくて、音での会話も成立。音楽的な対談からは『感謝祭』の準備の楽しさも伝わってきた。――根本さんから和田さんに『感謝祭 』に参加するにあたっての伝言があります。「オレに複雑なことをさせるな。オレに楽をさせろ」とのことです。和田ああ(笑)。3人の中では僕が一番後輩ですからね(笑)。そこは(根本)要さんに従うしかありません。僕自身、後輩という立場の現場が徐々に減ってきているから、たまにはいいことですよね。岸谷そっか。そうだよね。――「TRICERATOPSを聞いてバンドを始めました」という話を、若いバンドからよく聞くようになりました。和田そうなんですよ。そういうケースも少しずつ増えてきました。でも後輩の立場の方が自然というか。以前は自分たちが年下というケースがほとんどでしたし、そういう期間が長かったですから。岸谷私も要さんと一緒にいると、「失礼しま~す」って、後輩のポジションで楽をさせていただいています(笑)。岸谷香――前回の対談で岸谷さんがコラボレーションをやると決めた時に、「和田さんと根本さんの顔が浮かんだ」とのことです。和田さんは岸谷さんから声がかかって、どのように思われましたか?和田香さんと一緒に共作してから数年経っていたので、またこうやって一緒に音楽をできることになり、うれしく思っています。一緒に曲を作ったことがある人って不思議なもので、しばらく会わなくても会えば一瞬で距離が縮まるんですよ。岸谷人間関係のカテゴリーとして、「一緒に曲を作った人」というジャンルが確実にありますね(笑)。――今回の対談では、岸谷さんと和田さんの出会いのところからうかがいたいのですが。和田ずいぶん昔だよね。岸谷きっかけは「FEVER」(TRICERATOPSの1998年11月リリースのシングル曲)を聴いたことですね。この曲のコード進行、私が作る曲とタイプが似ているなあ、気が合いそうだなと思ったら、トリオのバンドでやっていると知って驚いたんですよ。「この曲を3人でやっているの?」「テンションコードが入っているのに、鍵盤はいないんだ」と驚いて興味を持ち、レーベルがエピックで同じだったので、ラジオのゲストに来てもらったのが最初ですね。和田あの時は声をかけていただき、光栄でした。岸谷当時のビジュアルを見ていたから、きっと突っ張った男の子が来るんだろうなと思っていたのね。和田えっ?実際どうだった?岸谷今よりは突っ張っていたのかもしれないけれど、「こんにちは」って言ったら、普通に「こんにちは」って返してくれて、最初から自然に会話できました(笑)。PUFFYの『JET CD』というアルバムが出たばかりだったんですが、私はこのアルバムで1曲作曲しているんですよ。民生くんから「PUFFYのアルバムを作っているんだけど、曲が足りなくてさ。曲あまってない?」と言われて、「じゃあ書くよ」ってことになり、「春の朝」という曲を作曲した経緯があります。で、その「春の朝」について、唱くんが「聴いたよ。あの曲の転調、かっこいいね」って言ったんですよ。和田いやいや、さすがにその時は敬語だったよ(笑)。和田唱(TRICERATOPS)岸谷イメージとしては「かっこいいですね」じゃなくて、「かっこいいね」だったのよ(笑)。――いきなり転調が話題になるなんて、メロディメーカー同士の会話ですよね。和田香さんの作曲した「春の朝」、すごく気に入ってて。さすがだなと。岸谷いえいえ。私も転調のところが気に入っていたので、やっぱりこの人とは音楽的なところで、気が合うなと思いました。和田この時の話をしばらく忘れていて、再会してからこの話になって、あの曲が好きだったなと思って、久しぶりに「春の朝」を聴いたら、僕がその後、見事にあの曲と似た曲を作っていたことが判明しました。「Couple Days」という曲の転調するところ。これは自分でもびっくりした(笑)。岸谷えっ、どこ?ここ?(ここで岸谷がグランドピアノで該当するフレーズを実演)和田そうそう、その次のメロディ!僕は無意識だったんですが、今のメロディの転調が好きで、知らず知らずのうちにパクってました!申し訳ない!(笑)岸谷いえいえ。和田当時、女性バンドのボーカリストがメロディラインを作るケースって、そんなに多くなかったんですよ。作詞する人はたくさんいましたが、作曲する人はそんなにいなかったので、香さん、なんて音楽的な人なんだろうと驚いたことを覚えていますね。岸谷今でこそ、バンドをやっている女の子はたくさんいるけれど、昔はいなかったよね。唱くんが学校のころって、クラスでバンドやっている女の子はいた?和田いや、全然いない。岸谷私は中学のころ、軽音楽部だったんですが、男の子が持っている機材を見て、「あっ、エフェクターだ」って言ったら、「女の子が“エフェクター”って言った!」って珍しがられました(笑)。そういう世代なのかもしれないですね。和田今でこそ、香さんがギターや機材が大好きだということをよく知っていますが、最初にちゃんとお話した時はちょっと新鮮でしたよ(笑)。共作を経たことで、より仲良くなったという感覚はありました(和田)――話が遡りますが、会う前の時点で、和田さんは岸谷さんをどう認識していたんですか?和田TRICERATOPSがデビューしたのがプリンセス プリンセスが解散した翌年で。実家のテレビで、プリンセス プリンセスの武道館での解散ライブを観たのを覚えています。その時、香さんがミニスカ姿でMCをして、「私、こんなカッコしているけど、来年30歳よ」と語った言葉が印象に残っています(笑)。赤い衣装だったかな?岸谷そう、赤。当時、ゴレンジャーみたいにそれぞれのイメージカラーって、決まっていました(笑)。解散したのが29歳の時だから、今から考えるとまだ若いんですが、10代からやっていたバンドなので、解散ライブの時はやりきった感があって、そういう発言になったんだと思います。和田ちょうど僕らがデビューの準備に入っていた時期ですね。岸谷終わりゆくバンドと始まるバンド(笑)。和田ハハハ。だからプリンセス プリンセスが解散して、香さんはソロになっているという認識がある中で、ラジオのゲストとして招かれたということですね。――その後の交流はどんな感じだったのですか?和田香さんがライブに来てくれたんですよ。岸谷渋谷公会堂(1999年2月13日)に観に行きました。ものすごく盛り上がっていて、楽屋もたくさんの関係者であふれかえっていたので、邪魔だろうなと思って、さらっと失礼しました。和田そう、香さん、意外とあっさりと帰っちゃったんですよ(笑)。僕としてはもうちょっとコミュニケーションを取りたかったんですが、香さんは「楽しかったです〜」って感じで去っていった。えっ、もう行っちゃったのってくらい、物足りなかった(笑)。そこからかなり間が空いたんですよ。17年間くらいかな。間が空いたのは香さんがお母さんになったことも大きかったんじゃないかな。岸谷そうね。お母さんになって、音楽活動から隠居状態がしばらく続きましたからね。――再会のきっかけは?岸谷震災のあとにプリンセス プリンセスで復興支援しようということになり、再結成したことが関係しているんですよ。プリンセス プリンセスはツアーをやるようになってから解散まで、同じスタッフでツアーを回っていて、家族みたいな関係だったんですね。でも再結成には復興支援という大きな目標があったので、「あの時は良かったね」的な同窓会のムードにはしたくなかったので、新しいスタッフ、若いスタッフとやることに決めたんですね。和田なるほど。岸谷それで各部署で新しいスタッフと進めていたのですが、私のテック担当が東京ドーム1日目は来られないことになったんですよ。私としては16年ぶりにプリンセス プリンセスで手一杯なのに、テック担当者が違うことになり、テンパっていたんですね。替わりをやってくれたテックがMくんで、「大丈夫かな?」って不安だらけだったんですが、実はすごいテックで、1日だけのローディーなのにノーミスでパーフェクト。その時に仲良くなり、その後もお願いするようになりました。ある時、そのMくんが「すみません明日は他に入っているので、来られません」「えっ?誰」「TRICERATOPSというバンドです」っていう。よくよく聞くと、「TRICERATOPSが大好きで田舎から出てきて、テックをやっています」ということで、そのMくんのつながりで、TRICERATOPSのZepp Tokyoでのライブ(2015年6月5日)を観に行きました。渋谷公会堂から16年ぶりくらいかな?和田それくらいですね。香さんと会うことはもうないのかなと思っていたので、うれしかったですね。岸谷唱くんとMくんと3人で飲んだんだよね。和田そう、その時点でも僕は相変わらず敬語(笑)。でも香さんに「唱くん、もうそれやめない?」と言われて、「そう簡単には無理ですよ」「いや、もうやめて」ってことになり、そこからは僕も切り替えが早かったですね。いきなり「あのさ~」ってタメ口になりました(笑)。岸谷私はライブに行った時点も、TRICERATOPSのニュー・アルバム『SONGS FOR THE STARLIGHT』を聴きこんでいて、どの曲もとても良くて、やっぱりこれは好みが合うなあと思っていたので、「チャンスがあったら、一緒に曲を作りたいね」「いいよ」って、その飲み会でも提案して、実現しました。――「曲を作って」ではなくて、「一緒に作りたい」というのは、やはり似ているところがあると感じたからですか?岸谷そもそもの根底で似ているところがあるし、ピンと来たんですよ。唱くんとだったら、お互いに楽しみながら、いいものができるんじゃないかなって。――それが岸谷さんのアルバム『PIECE of BRIGHT』に収録されている「ミラーボール」と「My Life」の2曲です。岸谷どうやって曲を作ろうかなと考えた時に、ふたりで「せーの」で作るイメージがわかなかったんですね。以前、寺岡呼人くんと共作したことがあって、その時は彼が途中までしかできてない曲を持ってきて、その先を考えるのが楽しかったんですよ。人のエッセンスをもらうのが楽しかったので、交換日記風に作るのが楽しいかなって。――共作することは、お互いの根底の部分でのすり合わせを行うことでもあるでしょうし、メロディと歌詞の共作は深い関わりの中での作業だったのでは?岸谷お互い、大変だったと思いますよ。リスペクトもあるし、お互いを尊重しながら、自分の個性も出すわけだから。和田共作を経たことで、より仲良くなったという感覚はありました。――「ミラーボール」と「My Life」、どちらもとてもいい曲です。岸谷私が最初に「ミラーボール」のウーリッツァのリフからAメロの出だしくらいまでを作って、「じゃあこの後は唱くん、よろしく」ってMTRで録って送ったら、唱くんがギターを弾きながら歌っているボイスメモが速攻で送られてきたんですよ。「なんとかかんとか~?、いや、こうじゃないな、なんとかかんとか~?」って、やり直しもそのまま入っているボイスメモ(笑)。和田ああ、そうだそうだ(笑)。岸谷そうか、ボイスメモでいいのかと思って、次からは私もボイスメモで送りました。――そういうところも会話っぽいですね。岸谷「ミラーボール」を作っている時に、のちに「My Life」の一部分になるメロディを唱くんが送ってきたんだよね。和田えっ、そうだっけ?(そういいながら、和田はギターで、岸谷はピアノを弾きながら、その当時のメロディのやり取りを再現。このやり取りも実に楽しいものだったのだが、残念ながら、文字では伝えられません!)唱くんの書いた歌詞を見て、私は理屈で書いているんだなぁって感じましたね(岸谷)――1曲作っているつもりで、2曲になってしまったのは、お互いがそれだけ刺激しあいながら、創作していたということなのでは?岸谷自分の想像しないところに行くのが共作のおもしろさだから。和田まさにそう。岸谷それで、2曲録ることになりました。和田せっかく作ったんだから、録らなきゃもったいないですからね。歌詞も交換日記風のやりとりをしながら作りました。岸谷「ごめん、私は歌詞が苦手だから、唱くん先に書いて」ってお願いしました。和田女性が歌う歌だから、僕発信でと言われても、よくわからなかったので、「イメージだけ言って」ってお願いしましたね。そしたら「My Life」は“もうすぐ別れる二人が車に乗ってドライブしているイメージ!”と言ってくれて。これは非常にビジュアル化しやすかったので、わりとスムーズにできて、香さんに第一稿を送りました。岸谷第一稿もなにもこれ、ほぼ完成してるじゃない、バッチリじゃないという感じでした。いくつか、変更したところはありましたが、おおよそ第一稿を活かした歌詞になっています。で、「ミラーボール」は唱くんがミラーボールというワードを出したんだよね。とても唱くんらしいタイトルじゃない?和田実は「ミラーボール」というタイトルの曲をかつて作ろうと思ったことがあって。岸谷えっ、そうなの?和田そう。「ミラーボール」という曲を作ろうと思いながら、ずっと実現せずにいて、いつかどこかで使いたいと思っていて、「ああ、ここだ、ここで使えばいいんだ!」って気づいたという(笑)。《あなたはまるでミラーボールの光》《あなたを照らすミラーボールになろう》というフレーズがあって、は“私はあなたにとってのミラーボールの光でありたい”という主人公の気持ちを描いたんですが、香さんからのご指摘があって、いろいろやり取りがありました。岸谷唱くんの書いた歌詞を見て、私は理屈で書いているんだなぁって感じましたね。あの時はいろいろ言ったよね(笑)。「ミラーボールは単体だとキラキラしないんだよね。光を当ててあげようよ」って提案したんだけど、唱くんが「いや、そういうことじゃなくてさ、君は僕のミラーボールくらい、どかんといきたいんだよ」って言ったのをよく覚えてますね。私がガタガタ言ったんだけど、唱くんが「香さん、ミラーボールの構造上の問題は置いておいて、もっと歌詞の内容としてさ」って(笑)。「はい、その通りですね」って最終的に納得しました。和田僕も香さんから言われて、「そっか、ミラーボールって、そういうものか...」って迷っちゃいましたよ(笑)。――それだけ深くお互いにやりとりしたということですね。岸谷「まあいいや」で済ますことはありませんでした。唱くんとお互いに納得するまでやりとりをしました。和田最初は香さん、「唱くんに任せた」って言ってたんだけど途中から火がついてきて、「唱くん、ここさぁ」っていろいろ提案してきて、あれが良かった(笑)。岸谷そうそう、私はツアー中で、どこかのバーラウンジみたいなところに行って、イヤホンをしながら死ぬ気で歌詞を書いて、唱くんに送ったんですが、バッサリ削られて、「あれ?採用されてないんだ」って(笑)。和田僕も失礼なヤツだね(笑)。岸谷いや、私は採用されたくて送ったわけじゃなくて、「へー、こんなことを考えているんだ」って、唱くんが考えないだろう発想を渡したくて、送っていたところがあるのね。唱くんは普段はひとりで書いている人だから、「こういう切り口もあるのか」って感じてくれるかもしれないな、そういう協力をしようと決めて、恥ずかしい気持ちを置いておいてガンガン送ったので、それはそれで良かったかなと思っています。――和田さんは岸谷さんとの共作をどう感じましたか?和田とてもいい経験になりましたし、自分ひとりでは到達できないところに行けたと思います。もともと共作自体をしたことがないし、しかも女性と共作ってなかなかないですよね。誰かがメロディを作ったものに僕が歌詞をつけたことはありますが、連絡をとりながらの共作は桜井(和寿)さんに続いて、女性では香さんが初めてでした。岸谷言いたいことを遠慮せずに言いあいながら作れたのが良かったですよね。「ミラーボール」の最初の《かかとの音が夜道を》というところ、最初は《かかと》が《パンプス》だったんだけど、「ごめん、唱くん、私はパンプスは履かないから」って(笑)。「サンダルはどう?」と提案して、結局、間をとって<かかと>になりました(笑)。会話を重ねることによって、曲ってどんどん自分のものにもなるんだなってことも感じましたね。和田女性でも「僕」って歌う人もいるじゃないですか。それで香さんに「主人公の設定は僕と私、どっちがいい?」って聞いた気がする。岸谷唱くんには悪いかなと思ったけど、唱くんは女子力高そうだし、大丈夫かなと思って、「私で」とお願いしました。和田女子力が高いって、香さんに初めて言われましたね(笑)。これまでの人生でそんなことを考えたことがなかったんですが、香さんに言われてから、なるほど、僕は女子力が高いのかって思うようになりました(笑)。岸谷私の男らしいところと唱くんの女子力の高いところのミックスが今回とても良かったんだと思います。『感謝祭』でも女子バンドの中で、唱くんの女子力がどう発揮されるかが、楽しみです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子※ 後編() に続く<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■TRICERATOPSオフィシャルサイト:
2022年01月11日『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノ監督が、オードリー・ヘプバーンの伝記映画のメガホンを取ることになった。オードリーを演じるのはルーニー・マーラだという。「Deadline」などが報じた。脚本は『エジソンズ・ゲーム』のマイケル・ミトニック。グァダニーノ監督とは、短編映画『The Staggering Girl』(原題)や先月公開されたZARAの広告短編動画「O Night Devine」でもタッグを組んだことがある。主演のルーニーはプロデューサーも務めるという。製作はAppleスタジオ。『ローマの休日』でアカデミー主演女優賞を獲得し、『麗しのサブリナ』『ティファニーで朝食を』などの代表作を遺したオードリー。エンタメ界における主要な4賞のアカデミー賞、エミー賞、トニー賞、グラミー賞をすべて受賞した数少ないEGOTの達成者だ。俳優としてだけでなく、“永遠のファッションアイコン”として、いまもなお愛され続けている。オードリー・ヘプバーン Photo by Hulton Archive/Getty Imagesそんなオードリーをルーニーが演じることに、オードリーの息子のショーン・ファーラーは「ニューヨーク・ポスト」紙に、「そのプロジェクトについては知りませんでした」としつつ、「ルーニーが演じてくれるのは喜ばしいことです。愛があふれる作品になりそうですね」と語っている。(Hiromi Kaku)
2022年01月11日大阪・梅田スカイビルの27階にある「絹谷幸二 天空美術館」。名誉館長である画家・絹谷幸二の2021年度文化勲章受章と開館5周年を記念する『永遠にあたらしい‼ 人類最古の壁画技法 アフレスコ』が好評開催中だ。文化勲章受章・開館5周年記念特別展 チケット情報本展は、絹谷藝術の原点であり、今や代名詞でもある壁画の古典技法「アフレスコ」に焦点を当て、イタリア留学中に制作した7作品を初出品。生乾きの漆喰壁に24時間以内に一気呵成で描き上げるという超絶技法により生み出された作品は、色鮮やかでエネルギッシュ。見る者を元気にさせるパワーに満ち溢れている。12月17日のオープニング・セレモニーでは、同館の設立・運営を行う積水ハウス株式会社の堀内容介館長(代表取締役副会長執行役員)が登壇。見る者に元気を与える絹谷幸二の作品は、「『わが家』を世界一 幸せな場所にする」という同社のグローバルビジョンに合致したことから開館に至った経緯を振り返った。絹谷幸二は文化勲章受章の喜びとともに、「静止している絵画、絵が動く3D映像という、静と動、相反するものを同時に楽しめる美術館」と、同館の独自性について言及。「私の絵がカラフルなのは、明るい色を見れば元気になるから。色彩にあふれた時代は、街も人も元気。そういう思いを発信する美術館であり続けたい」と語った。チケットぴあでは、初出品となる7作品のほか、東京・青山の「こどもの城」に描いた20連作もの大作『アラベスク』などの解説、絹谷幸二とアフレスコの出会い、年譜などを収録した最新の「文化勲章受章・開館5周年記念 図録」と入館チケットがセットになった割引入館引換券を限定発売中。画家としての軌跡をたどる展示、世界初となる絵の中に飛び込む3D映像、制作中のアトリエをバーチャル訪問できるVR体験で、進化をやめない国民的画家の作品世界に触れてみよう。最新図録と入館チケットのおトクな割引入館引換券はチケットぴあにて特別限定発売中■5周年記念図録付入館引換券大人2500円⇒1900円、学生2100円⇒1700円■記念図録(2種)付入館引換券(5周年記念図録・開館記念図録付き)大人3490円⇒2400円、学生3090円⇒2200円■図録のみの販売(チケットぴあ物販サイト)・5周年記念図録1500円・5周年記念図録1500円+開館記念図録990円⇒2000円ご購入はこちら
2022年01月04日恒例となった岸谷香の自主企画イベント『岸谷香 感謝祭』。2022年2月13日(土) にKT Zepp Yokohamaで開催される『岸谷香 感謝祭 2022』に、ゲストとして根本要(スターダスト☆レビュー)と和田唱(TRICERATOPS)が参加することになった。音楽面での交流が深い3人であり、それぞれがボーカリスト・プレイヤー・バンドマンという共通点もあり、音楽的な楽しみの詰まった自由自在なステージになることは間違いないだろう。岸谷のガールズバンド、Unlock the girlsに根本と和田が参加するというスタイルも新鮮だ。ここではイベント開催に先駆けて、岸谷と根本の対談、岸谷と和田の対談をそれぞれ前編後編に分けて4回に渡って掲載しよう。第1回目は岸谷香×根本要の前編。トークを聞いているだけで、ステージの光景が目に浮かんできそうだ。香ちゃんはバンドの気質をよく理解している人(根本)――2015年に愛知県体育館で行われたスターダスト☆レビューの主催イベント『音市音座 2015』に岸谷さんがゲストで参加されたのが最初の共演です。どんな経緯で実現したのですか?根本僕らがいろんなイベントをやり始めている時期で、香ちゃんにゲストとしてぜひ出てほしいと考えて、オファーしました。僕らとしてはゲストの条件がありまして。ミュージシャンとして尊敬できる人間であること、ソロで歌えること、バックもやってくれること、コーラスもやってくれることでした。香ちゃんにOKしていただいてありがたかったですね。単純に僕らがプリンセス プリンセスの曲を一緒に演奏したいという気持ちを持っていたことも大きかったですね。――岸谷さんは根本さんからオファーが来て、どのように思われたのですか?岸谷スターダスト☆レビューとプリンセス プリンセスは集まり方がまったく違うのですが、どこか似ているような気がしていました。「私たちは音楽をやっているけれど、音楽をとっぱらったら、ただの女の子だからさ」みたいな意識があったんですが、要さんたちにも似た意識があるんじゃないかと勝手に感じていました。「俺ら、ただの音楽好きだからさ」みたいな。岸谷香根本ただの音楽好きのオヤジです(笑)。岸谷だからとても自然な気持ちで参加させていただきました。実際にリハーサルに参加してみて、やっぱり似ているなあ、バンドってこういうことだよなあと感じました(笑)。根本リハーサルで最初に会った時点で、香ちゃんはバンドの気質をよく理解している人だとわかったので、すっかり意気投合して、その後も何度もお願いしているという経緯があります。――最初のリハーサルの時の印象は?根本岸谷香という人間のすごさを感じましたね。香ちゃんの音楽的な指摘が実に明解で的確だったんですよ。リハーサルの初日からいきなり、「そこ、音が違わない?」って指摘されて、「これはちょっとまずいぞ」と、メンバーの背筋が伸びました(笑)。初めての現場で、なかなか言えないじゃないですか。雰囲気でなんとなく感想を言うのは簡単なんですが、普通ならば流してしまうようなところを音符で的確に指摘してくる。音楽を聴く耳が良くないとできないことだし、より良いものを作ろうという姿勢を持っているということですよね。僕らとしても、まずはプリンセス プリンセスの名曲を正確に再現して、ある程度出来上がってから、自分たちなりの個性を出したかったので、ありがたい指摘でもありました。あの発言によって、僕らの中での「ミュージシャンとしての岸谷香」のイメージが出来上がりました(笑)。岸谷スターダスト☆レビューのみなさんを見て私が感じたのは、やっぱりバンドっていいなあ、うらやましいなあということでした。自分のバンドがなくなって、ソロ活動を始めて、2011年の震災をきっかけとして期間限定でプリンセス プリンセスを再結成して。その後、またソロでの音楽活動をやり始めたという経緯があったので、バンドで音楽をやっているのがうらやましくなって、バンドに無理矢理入れてもらった感がありました(笑)。「ちょっと失礼します」という(笑)。飲み会にも参加させていただいて、あの時はとても楽しかったです。バンドの雰囲気が似ているという以外にも、曲もどこか似ているという印象も持っていました。根本僕らにはヒット曲はないですけど、似ているという感覚は確かにありますね。プリンセス プリンセスの曲の譜面を見ながら、自分たちなりにカバーしていると、演奏している人の気持ちがムチャクチャわかるんですよ。だからプリンセス プリンセスの曲を演奏するのはとても楽しい時間でした。しかも大ヒット曲だから、一緒にステージに立ってやってると、イントロを演奏した瞬間に、観客がワーッ!って盛り上がるじゃないですか。この感じはうちにはないなぁって(笑)。根本要(スターダスト☆レビュー)びっくりしたのは、要さんがずっと歌っていることでした(岸谷)――プリンセス プリンセスは解散しましたが、メンバーチェンジがないという共通点もありますよね。根本本来はバンドってメンバーの入れ替えが効くものだから、「お前はダメだ」ってことになったら、代えることができるじゃないですか。でも「お前がやるんだよ」「お前しかいないんだよ」ってことでやっていくなら、そいつのポテンシャルを高めていくしかないんですよ。そいつに託して、それぞれの個性を作っていくしかないわけです。僕らとは違う景色を見たバンドだからこその難しさはあったと思いますけど、バンドという点では僕らもプリンセス プリンセスも同じような意識で活動してきたんじゃないかと思うところはありますね。もっと上手いメンバーが入れば、演奏テクニックは上がるかもしれないけれど、このメンバーだからできる音、このメンバーだから生まれるおもしろい音を追求してきたんじゃないかなって。岸谷なんなら誰かが思うようにはできないことも、バンドの個性になっていきますよね。ソロで活動していると、上手な人を呼んでくればいいんだけど、バンドの場合はそうではないですから。「えっ、これができないの?しょうがないなぁ、だったら、もうちょっと違った形にしていきましょうか」ってことの積み重ねがバンドの個性になっていくんだと思います。根本まったくその通りですね。だから逆に、バンドの場合はメンバーの誰かにできないことがあったら、はっきり言うんですよ。できないことができるようになったら、その人間の成長になるだけでなく、みんなで上がっていけるようになりますから。香ちゃんは歌も歌う、曲も作る、ギターも弾く、ピアノも弾く、ベースも弾くとなったら、普通はワンマン的になっちゃうけれど、そうではなくて、バンドとして表現する良さをわかっている人だと思います。僕もそこは一緒ですよね。バンドとしてのおもしろさや楽しさを、いかに伝えていくかが大事なんです。そこを知っている人は意外に少ないんですが、香ちゃんはバンドを良くわかっていると思います。――岸谷さんは実際に共演してみて感じたことはありますか?岸谷私がびっくりしたのは、要さんがずっと歌っていることでした。さいたまスーパーアリーナでのライブ(『STARDUST REVUE 35th Anniversary スタ☆レビ 大宴会~大コラボレーションライブ~大抽選会付き』)に参加させていただいた時も、前日のリハからずっと歌っていたので、「要さん、明日本番なのに、大丈夫?」って聞いても、へっちゃらなんですよ(笑)。次の日の本番の日も朝早くに入って、当日リハでもずっと歌いまくっていました。私も相当リハから歌うほうなんですが、その私が驚くくらい歌うんです。「要さん、すごいですね」って聞いたら、「年を取ってきて、だんだん力まないで楽に歌えるようになるんだよ」っておっしゃっていて。「そうなのか、私もこれからそういう時期が来るのか」と、その時期が来るのを楽しみにしています。要さんって、調子が悪い時ほどたくさん歌うとか、いろいろ驚くことがたくさんあります。本番の前も円陣を組んで、「じゃあみんな!」って言った後に、「せーの!」「ホニャア~」みたいな(笑)。脱力の仕方も独特でした。気合いを抜くのは確かに大切ですが、なかなかできないことだから、目からウロコみたいなことがたくさんあります。根本音楽って点数がつくものじゃないから、自分の中でどれだけ満足できるかってことが大切なんですよ。と言いながら、本番になったら、つい真剣になって力が入ってしまうこともかなりありました。岸谷本番になると、ついめっちゃ力みますよね。根本ねっ(笑)。ボーカリストなんて、特にフロントに立って注目を浴びているところがあるから、「いい歌を聴かしてやろう!」ってつい力が入ってしまいがちになるんですよ。リハではうまくいってたのに、「あれえ?」って思った瞬間に、「おかしいな?おかしいな?」って、テンションがどんどん下がることが過去にはよくありました。で、ある時、リハでしっかり歌えてるんだったら、リハでいいじゃないかって気が付いたんですよ。小田さんの番組(『クリスマスの約束』)に何度か出させてもらった時に、小田さんに毎回のように言われていたんですよ。「要、リハは良かったなぁ」って(笑)。「あれれっ?」という感じもしなくはないんですが、そうか、リハは良かったのか、だったらリハのようにやってやろうと思い始めたのがきっかけですね。だからステージに立っても、自分に言い聞かせています、これはリハなんだと(笑)。リハも本番、本番もリハという気持ちになったら、楽になりました。実際にそのほうが楽しいですし。――力を抜くって、達人的な話ですね。根本ちょっと逆の方向の話になりますが、僕が香ちゃんをすごいなと思ったのはリハーサルで日にちをあけると、スキルを上げてくることですね。つまり練習してくるわけ。たいていの人はいつも同じです。ところが香ちゃんは、「あれ?ここのフレーズ、この間はやってなかったよな」ってことをガンガンやってくるんです。「聴き直していたら、こういうフレーズが浮かんだけど、これやっていい?」「もちろん」というやり取りが何度もありました。探究心が素晴らしいんです。本番に向けて、今なにができるかをリハで追求している。これはメチャかっこいいですね。最初のリハの時もそうだけど、必ず提案してきます。プリンセス プリンセスの曲だけでなく、僕らの曲もそうだし、香ちゃんのソロ曲もそうだし。より良いものにしようって、常に考えていますよね。岸谷勝手にハモったりしましたよね。「要さん、ここハモっていい?」って(笑)。ギターに関しても、せっかく要さんも持っているから、私はそういうことがうれしくなっちゃうので、「じゃあ、私もユニゾンで弾いていい?」って聞いたら、「いいよいいよ」ってことになり、一緒にやらせていただいたりしていました。音楽を追求することと楽しむこと、両方の要素を持っているところが素晴らしい(根本)根本僕らとしてはゲストとして来てもらうんだから、楽をしてもらいたんだけど、香ちゃんは自分でどんどんハードルを上げていくんですよ。だからと言って、変に真面目くさったり、シリアスになったりせずに、楽しみながらやってくれるので、本当にありがたいです。香ちゃんはさっき「バンドの一員」みたいなことを言ってくれましたが、僕らも香ちゃんと一緒にやる時はチームとしてやってる感覚があります。岸谷スターダスト☆レビューのみなさんと一緒にやるのは本当に楽しいですね。アカペラがいっぱいあるじゃないですか。そこがいいなあと思っているんですが、リハからガンガン、ハモっているわけですよ(笑)。最後、全員でアカペラで終わるところもかっこいいなぁと思って、私は女性だから音域が違うので、「私も歌いますね。どこを歌えばいいですか?」って聞くと、「どこでもいいですよ、お好きなところでどうぞ」って言うんですよ。それで聴かせてもらって、誰も歌っていない音で、女性ならではの音域で、と考えてハモっていたら、要さんから「OK!」と言っていただいたこともありました(笑)。根本僕らが確かめる時はいつもそこから始まるの。「どこでもいいよ」って言って、適切な音を見つけられる人とそうではない人がいるから。ボーカリスト同士だから、なんとなく当ててくる人もいるんですが、香ちゃんはしっかり聴いて、ここが足りないというところ、ここに入るといいというところに的確に入ってくるですよ。コーラスに関して、そこまで考えて入ってくれる人はなかなかいませんよね。音楽的にしっかり追求することと楽しむこと、その両方の要素を持っているところが素晴らしいと思います。――岸谷さんはバンドの良さとソロの良さをよく知っているところも独特ですよね。岸谷バンドを知らないと、わからないことってありますよね。バンドって、明らかにサポート・メンバーとは違うものなので、要さんたちとやっていると、本当に心地良くて、勝手に「お邪魔します!」って感じで楽しませていただいています。共演させていただいたステージで印象に残っているのは、参加させてもらった曲で、みんなでギターを弾きながら、手を回すシーン。「この場面は弾くことを考えると、回しにくいんですが、一番大事なのは手を回すことですか?」って聞いたら、「そうそう」って答えが返ってきたことがありました(笑)。そういうやり取りができるのもバンドならではですね。根本僕としては、ただバンドがやりたくてやっているというだけなんですが、香ちゃんがバンド感を持ったまま、参加してくれるのがありがたいですね。岸谷逆に、「やったー!」「ここはそういうことをやっていいところなんだ。それでいいんだ」って感じです。私は楽しくお邪魔させていただいています。「要さんになら、好き勝手なことを言っても平気」という気持ちになってしまって、すみません(笑)。根本いやいや、それは根っこの音楽が共通しているからこそですよね。やっぱり僕らが作っているのは音楽だから、ただ和気あいあいとしているところを見せたいわけではなくて、観に来てくれるお客さんに、香ちゃんの歌を聴かせた上で、普段、見えないようなルーズな部分が見えたらいいなあとか、音楽でいかに楽しんでもらうかいうことは考えていますよね。――『岸谷香 感謝祭』も毎回音楽のたのしさを堪能できるイベントになっています。岸谷要さんに誘っていただいたことが『感謝祭』を始めるきっかけになったところもあるんですよ。バンド時代はコラボに参加することはなかったですし、コラボの楽しさを知ったのはスターダスト☆レビューのチームに入れてもらってからです。人と一緒にやるのって、こんなにおもしろいんだなって。「また呼ばれないかな」っていつも思っています。スターダスト☆レビューのイベントに参加したことがきっかけで、「あの人はコラボにも参加するんだ」ということが広まり、他のアーティストの方にもお呼ばれするようになり、行くとこ行くとこ、カラーが違うのが楽しくて、じゃあ私もそういう場を持ちたいなと思うようになって、『感謝祭』につながりました。プリンセス プリンセスが女の子バンドだったこともあって、若い女の子バンドに紹介されることも多くなり、若い子たちとやってみたいなとか、震災があって、自分にできることをやりたいなとか、いろんな思いが出てきて、ホストとしてやる立場にもなりました。コラボレーションって、自分が書いた曲じゃない曲、歌ったことのない曲を「へえ、こうなっているんだ?」って思いながらコピーするのが楽しいんですよ。これからも『感謝祭』を継続してコラボレーションを楽しんでいけたらと思っています。――ゲストとして根本さんと和田さんをお招きすることになった経緯も教えていただけますか?岸谷私たちは今、女の子4人でUnlock the girlsというバンドをやっていますが、男性のゲストをお招きするとおもしろいんじゃないかなと思ったんですよ。この編成は初めてですし、ハーレム状態じゃないですか。根本そうか(笑)。岸谷女性ミュージシャンに囲まれて、男性ミュージシャンが演奏するって、貴重なんじゃないかなと思います。根本普通は逆だもんね。岸谷そうなんですよ。スターダスト☆レビューのところに行くと、ポツンと私が女子ひとりという状態で入っていくわけですが、その逆も楽しそうだなあって思います。プププッという感じ(笑)。多分、本番では要さんもプラスアルファのうれしさが加わるのではないでしょうか(笑)。Unlock the girlsはみんな、うまいし、かわいいし、そこでは見たことのない要さんの一面が見たいですね(笑)。具体的にはギターを持ってきていただいて、唱くんもいるので、3人で順番にソロを弾いて、「もういいよやめようよう」みたいなことになると、楽しいんじゃないかな。根本それはいいね。セッションは楽しいですから。岸谷要さんがUnlock the girlsの新譜を聴いてくださって、「Wrong Vacation」というロックンロールの曲をほめてくださったので、みんなでロックンロールをやるのもいいかなと考えています。ロックンロールってセッションにもってこいだし、気分的にもゴキゲンな感じだし、Unlock the girlsの3人は逆に90年代の音楽しか通っていないので、彼女たちと一緒にみんなでロックンロールをやるのも楽しいなあと思っています。根本今、香ちゃんの話を聞いていて、そうか、あの女の子たちがバックで演奏してくれるんだと改めて実感しました。Unlock the girlsの作品を聞いても、びっくりするくらい、みんなうまくて、「香ちゃん、攻めてるなあ」って思ったんですよ。あのメンバーを見つけてくるところもすごいですし、香ちゃんの音楽に対する情熱をあちこちから感じますよね。彼女たちと一緒にやるのは楽しみですね。僕は今までそういう中に入っていったことがないので、想像もつきませんけど(笑)。ひとりだけだったら、女子高生の中に入った変なおじさん、みたいになってしまいそうですが、唱もいてくれるので、間をつないでくれるだろうし、楽しみです。――岸谷さんから誘われて、根本さんはどう思われましたか?根本今度は僕が呼んでいただいたということで、ありがたいですね。香ちゃんが僕に何をのぞんでいるんだろうって、今から楽しみです。僕がやるのが難しいことであれば、唱がいるので、「そこは唱、よろしく」って振ることもできるので、気軽に楽しめるかなと思います(笑)。彼も音楽への情熱を持っているし、いてくれて良かったです(笑)。Text:長谷川誠 / Photo:吉田圭子※ 後編() に続く<ライブ情報>『岸谷香 感謝祭2022』2022年2月13日(日) 神奈川・KT Zepp Yokohama開場 16:45 / 開演 17:30出演:Unlock the girlsサポートミュージシャン:sugarbeansゲスト:根本要(スターダスト☆レビュー) / 和田唱(TRICERATOPS)【チケット料金】全席指定:税込9,000円(ドリンク代別)チケット購入リンク:関連リンク■岸谷香オフィシャルサイト: Channel:■Unlock the girlsInstagram::■スターダスト☆レビューオフィシャルサイト:
2021年12月23日ロックバンド・きのこ帝国のボーカル・佐藤千亜妃が11月18日に東京・Zepp Hanedaで開催したライブ「佐藤千亜妃“KOE” Release Tour 2021『かたちないもの』」が、20日からエンターテイメントサイト・uP!!!で配信を開始した。きのこ帝国のボーカル、ギターとして全楽曲の作詞作曲を担当する佐藤は、フジテレビ系ドラマ『レンアイ漫画家』の主題歌「ワタカレ」、『NYLON JAPAN』創刊15周年プロジェクト映画『転がるビー玉』の主題歌「転がるビー玉」などが収録されたセカンドフルアルバム『KOE』を、9月15日にリリース。アルバム収録曲を網羅した同ライブツアーは、豪華なバンド編成で行われたことでも注目を集め、今回はその東京公演の模様を配信する。イベント、フェスの出演を経て、まるで音楽そのものの様に存在感を強める佐藤のパフォーマンスは必見だ。また、視聴チケットは一般2,500円、auスマートパスプレミアム会員限定で2,000円で購入できる。アーカイブ配信は2022年1月16日(11:59)まで。なお、auスマートパスプレミアムはauだけではなく、ドコモやソフトバンクなど、どの携帯キャリアでも入会可能。
2021年12月20日佐藤千亜妃のライブツアー『佐藤千亜妃 “KOE” Release Tour 2021「かたちないもの」』の東京公演が、エンタメサイト「uP!!!」で独占配信をスタートした。セカンドフルアルバム『KOE』のリリースを記念し全国5都市で開催された本ツアー。今回配信されるのは11月18日に行われたZepp Haneda公演の模様で、ドラマ『レンアイ漫画家』の主題歌「カタワレ」や、女性ファッション誌「NYLON JAPAN」の創刊15周年プロジェクトとして製作された映画の主題歌「転がるビー玉」に加え、「橙ラプソディー」「リナリア」といったセカンドアルバムの収録曲などが披露された。なおサポートメンバーとして真壁陽平(Gt)、木下哲(Gt)、種子田健(Ba)、柏倉隆史(Ds)、宗本康兵(Key)が参加したことでも注目を集めた。視聴チケットの販売期間は2022年1月16日10時までとなっており、auスマートパスプレミアム会員はお得な割引料金で購入することができる。<公演情報>佐藤千亜妃『“KOE” Release Tour 2021「かたちないもの」』11月18日(木) 東京・Zepp Hanedaセットリスト01. Who Am I02. rainy rainy rainy blues03. 甘い煙04. Summer Gate05. You Make Me Happy06. リナリア07. Love her...08. 棺09. 声10. 愛が通り過ぎて11. 橙ラプソディー12. 空から落ちる星のように13. 転がるビー玉14. STAR15. ランドマーク16. カタワレEN. Bedtime Eyesセットリストプレイリスト:<配信情報>『佐藤千亜妃 “KOE” Release Tour 2021「かたちないもの」』配信期間:12月18日(土) 12:00〜2022年1月16日(日) 11:59まで【チケット情報】auスマートパスプレミアム会員:2,000円(税込)一般:2,500円(税込)※auスマートパスプレミアム会員はau以外をご利用の方でもご入会いただけます。(月額548円(税込) / 初回30日間無料)※ご購入時システム手数料として別途200円が必要となります。【販売期間】12月18日(土) 12:00〜2022年1月16日(日) 10:00までチケット購入リンク:関連リンク佐藤千亜妃 Official HP佐藤千亜妃 Official Twitter佐藤千亜妃 Official Instagram佐藤千亜妃 Official TikTok
2021年12月18日大阪のランドマーク、梅田スカイビル27階にある「絹谷幸二 天空美術館」。名誉館長である画家・絹谷幸二の2021年度文化勲章受章と開館5周年を記念する特別展『永遠にあたらしい!! 人類最古の壁画技法アフレスコ』が、12月17日(金)よりスタートする。文化勲章受章・開館5周年記念特別展 チケット情報本展は、絹谷幸二の代名詞ともいえる壁画の古典技法「アフレスコ」に着目。生乾きの漆喰壁に24時間以内に描くという超絶技法で制作したイタリア留学時代の作品を中心に、絹谷藝術の原点を振り返る。特別展の開催にあわせて12月17日(金)より、文化勲章受章・開館5周年記念図録を限定発売。絹谷藝術の原点となる初出品のアフレスコ7作品に加え、東京・青山の国立総合児童センター「こどもの城」に描いた壁画を、「ストラッポ」と呼ばれる技法で壁から剝がしとりキャンバスに移し替えた20連作もの大作『アラベスク』を色鮮やかな図版とともに紹介する。さらに、絹谷幸二とアフレスコの出会い、国民的画家としてのあゆみに加え、アフレスコやストラッポの技法についてもビジュアル付きで解説。絹谷ファンのみならず、芸術愛好家必読の1冊だ。文化勲章受章・開館5周年記念特別展『永遠にあたらしい!! 人類最古の壁画技法アフレスコ』図録価格:1500円 サイズ: 240mm×260mm備考:72ページ/フルカラー(作品解説、アフレスコ・ストラッポ解説、年譜等)最新図録と入館チケットのおトクな割引入館引換券はチケットぴあにて特別限定発売中。■5周年記念図録付入館引換券大人2500円⇒1900円、学生2100円⇒1700円■記念図録(2種)付入館引換券(5周年記念図録・開館記念図録付き)大人3490円⇒2400円、学生3090円⇒2200円■図録のみの販売(チケットぴあ物販サイト)・5周年記念図録1500円・5周年記念図録1500円+開館記念図録990円⇒2000円ご購入はこちら※12月17日(金)12:00より発売開始
2021年12月17日中京テレビ放送株式会社(所在地:愛知県名古屋市、代表取締役社長:丸山公夫)はオードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。(通称:オドぜひ)特別編となる「春日さん、やっておいたほうがいい人が束になってやってきたんです。」を12月30日(木)深夜に放送開始いたします。※放送は一部地域を除きます。オドぜひロゴ特別編ロゴ■番組内容来年4月で番組開始から丸10年を迎える「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」(通称オドぜひ)。そんなオドぜひで投稿されるクチコミの1つが「春日と勝負したい!」という“VS春日系クチコミ”。様々な対決を出演者(通称:ぜひらー)から挑まれてきた春日だったが、今まではそんな挑戦をことごとく返り討ちにして「パワー系ボケ芸人」の座を守り続けてきたのだった…。しかし、5月に放送したティモンディ・高岸との勝負の結果は高岸が圧勝という結果に…。そこで今回は雪辱を果たすための「春日vs高岸の再決戦」を「春日軍(オードリー&ぜひらー)VS高岸軍(ティモンディ&スギちゃん・TAIGA)」の形で決行!春日と高岸のタイマン勝負だけでなく、それぞれのチームの助っ人も参戦し、さらにはチーム監督の若林と前田まで巻き込まれる混戦模様!2021年の年末深夜をバカバカしく盛り上げる!オドぜひ特別編にぜひご期待ください!■番組タイトル:春日さん、やっておいたほうがいい人が束になってやってきたんです。■出演:MC :オードリー(若林正恭・春日俊彰)アシスタント:磯貝初奈(中京テレビアナウンサー)ゲスト :スギちゃん・TAIGA・ティモンディ(前田裕太・高岸宏行)■放送日時中京テレビ 12月30日(木)深夜24時54分~日本テレビ 12月30日(木)深夜25時59分~ ほか※放送時間は変更になる可能性があります。※その他、各放送エリアの放送時間に関しては番組ホームページ・番組Twitterで随時発表致します。■配信日時12月30日(木)深夜26時59分よりTVerにて見逃し配信開始、さらにHuluではスペシャル特典映像付きで配信開始!番組ツイッター : 番組ホームページ: 番組公式Youtube : Hulu : TVer : ■見どころ■【豪華?な助っ人が春日VS高岸の対決をサポート!】今回は春日軍に番組おなじみの素人ぜひらーが、さらに高岸軍にはスギちゃん・TAIGAの2人が助っ人として参戦!助っ人芸人&助っ人ぜひらーをどこでどう使うか?監督を務める若林&ティモンディ前田の采配にも注目!春日、息止め黒ひげに立ち向かう!高岸、ポン酢と格闘中!TAIGA、走る!スギちゃん、飲む!【春日はポジションを死守できるか!?オードリーがビショ濡れに!?】今回は春日の「パワー系ボケ芸人」の地位を守るための戦い!忍耐力がカギとなる「息止め黒ひげ危機一発」や持久力が試される「ランニングマシーンから即〇〇」などで勝負を行う!そして最後にはオードリーとティモンディがコンビで協力して対決!?そしてオードリーの2人もビショ濡れに!?果たして対決の行方は!?オードリー!落ちるな!!ティモンディ!コンビの絆!!※内容は一部変更になる可能性があります。ご了承下さい。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年12月02日カウンタースタイルの劇場型レストランが一躍注目を浴び、ジャンルを超えてもてはやされている昨今、また一つ、ラグジュアリーなカウンターチャイニーズが誕生した。この10月4日にオープンしたばかりの【西麻布 香宮】がそれ。あの【シノワ】の篠原裕幸シェフを輩出しした名店といえば、あゝと思い当たるフーディも多いことだろう。以前の星旗通りから、外苑西通りの笄公園そばに移転。それを機に、店内もオープンキッチンのカウンタースタイルとなり、メニューもコースのみと一新。ベテランシェフを新たに招き、全く違う店に生まれ変わった。アフリカンチークの一枚板も見事なカウンターは、席と席の間隔もゆったりとした贅沢な設え。厨房との間に空間があり、ここで有島料理長が出来立ての料理をすぐさまサーブする。扉を開け、エントランスを抜けると、まず目に入るのは、堂々たるオープンキッチンのカウンター席。長さ7mに及ぶ一枚板の、アフリカンチークでできたカウンターが存在感を放つ店内は、いわば空間全体がシェフズテーブル。8席全てから、活気みなぎる厨房を目の当たりにすることができ、臨場感もたっぷりだ。軽快に鍋を振る音、ゴォーと燃え上がる炎と共に立ち込める芳ばしい香り等々、シズル感あふれるシチュエーションもご馳走の一つだろう。そして、厨房を任されたのは経験豊富な有島一郎料理長。京王プラザホテル【南園】を皮切りに、ホテル畑で修業を積み、ザ・ペニンシュラホテル東京【ヘイフンテラス】の副料理長を経て、マンダリン オリエンタル東京【センス】では料理長に就任。ミシュラン一つ星を獲得した実力派だ。「【香宮】は、私の料理人人生40年の集大成ともいうべき店でもあり、(自分が)今まで経験したことのないオープンキッチンスタイルにしてみたんですが、これが楽しい。お客様の反応がダイレクトに伝わってきますから。現在は、お客様の目の前で鍋を振り、出きたての料理を私自身が直接お渡ししています。」と笑顔を見せるのは、有島シェフ。有島浩昭料理長。59歳。ザ・ペニンシュラホテル東京やマンダリン オリエンタル東京など、名だたるホテルのチャイニーズで活躍してきた手練れ。パリで腕を振るった経験もある。そのベテランシェフの脇を、しっかり固める若手スタッフの面々も頼もしい。フレンチで言えばスーシェフに当たる二番鍋は【楽記】出身の榎本和裕さん。一方、前菜と焼き物担当はペニンシュラ時代から有島シェフに師事してきた石井聡さんの両名。加えて、デザートは、銀座の老舗パティスリー【ピエスモンテ】出身のパティシェ露木 昭さんが意匠を凝らすという充実ぷりだ。スタッフの見事なチームワークから生まれる料理は、1コース10皿で構成。“一帆風順”(物事が順調にいく)、“ニ龍騰飛”(龍のように飛躍する)など、中国のお正月に良く用いられる賀詞を引用したメニューのネーミングもユニーク。縁起を担ぎたいお祝いの席や絶対に成功させたい接待の席にはピッタリだろう。『黒鮑・葱 山椒ソース・キャビア』千葉房総産の黒鮑を蒸してぶつ切り。口にした時のむっちりとしたおいしさは、厚みのあるカットなればこそ。たっぷりトッピングしたキャビアも気分を盛り上げる。さて、コースに並ぶは、揚げパイなどの点心から焼味、清蒸魚といった伝統的な広東料理の数々。だが、軸足は広東をべースにしながらも、トリュフやキャビアを所々にあしらい、和洋のエッセンスをプラス。黒鮑や松茸など旬の素材を巧みに取りいれ、季節感を大切にしている。それゆえ、料理内容は、時々で少しづつ変わるそうだが、年間を通して登場するのは『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』と名付けられた一皿。肉厚な青鮫のフカヒレを、【香宮】特製の上湯で仕上げた、有島シェフの自信作だ。曰く「日本では、姿煮でよく見かける吉切鮫のフカヒレがおなじみですが、香港では青鮫の方が高級品。中でも、うちでは数少ない400g前後のものを使っています。」とのこと。だが、フカヒレだけでは片落ちだろう。それに伴うスープー広東でいう極上スープの上湯の出来不出来が、味を大きく左右するからだ。【香宮】では、豚赤身肉に老鶏に加え、金華ハムを通常よりもたっぷりめに用い、8時間じっくり蒸すことで濃厚かつクリアな旨味を抽出している。ご覧の青ザメのフカヒレで約400g。これをニ湯と紹興酒を合わせたスープに入れて一度蒸し、下味をつける。この一手間が、肉厚のフカヒレの芯にまで味が染み渡るのだ。『稀少青ザメ・プレミアム琥珀ソース』は、コースの半ばに登場。琥珀色の上湯は、調味料は隠し味に加えるごく少量のグラニューのみ。金華ハムの塩分と肉の旨味のみから生まれる深みが素晴らしい。一本一本の繊維が太く、黄金色に輝くフカヒレはまさに“金糸”と呼ぶにふさわしい存在感。琥珀色のソースを纏ったそれを口にすれば、ザクリと歯が入る食感も美味。と同時に、その繊維の隙間からじわりと滲み出る旨味のエキスが秀逸。味わうほどに、淡麗でいながら深みある上湯の滋味がじわじわと味蕾を潤していく。思わず無口になり、溜息をつく瞬間だ。『廣東名物・仔鳩のクリスピー丸揚げ』は、焼き物専門の石井シェフの担当。レア気味に仕上げた鳩は、鉄分の旨味豊か。コースは、28000円(税込み・サ別)。一方、廣東名物の仔鳩のクリスピー揚げも【香宮】流にアレンジ。通常は滷水で火を完全に入れるところを、ここでは、煮込まずに沸騰した滷水に入れて火を止め、そのまま余熱で火を通している。フレンチのようにややレア気味に仕上げた仔鳩は、肉本来の風味を感じさせる。他にも、秋トリュフと共にクレープで巻いた北京ダックや和牛サーロインの塩竈焼きetc.次々と繰り出される機知に飛んだ料理の流れも見事。パティシェ特製のデザートまで舌と目を飽きさせない。食後、デザートの後に出される小菓子。手前から『シナモンの香りのフランボワーズのマカロン』、『紫芋のタピオカ蒸し団子』『紹興酒レーズンのバタークリームサンド』。アルコールの方も、もちろん潤沢に揃う。おすすめは、料理に合わせ、シャンパーニュから始まるペアリングを用意。途中、日本酒や紹興酒、古酒を挟みつつ、シチリアのデザートワインまで10種類程度がお目見え。華やかな気分を盛り上げてくれそうだ。坪庭のような植栽を臨む落ち着いたラウンジ。一部目のゲストは、食後のデザートと小菓子はこちらで楽しむ演出も心憎い配慮。「ゆっくりして頂いて、小腹が減ったら炒飯でもなんでもリクエストにお応えしますよ。」とは有島料理長。
2021年12月02日