劇団印象-indian elephant-第29回公演『カレル・チャペック~水の足音~』が、10月7日から10日に東京芸術劇場シアターウエストで上演される。「国家と芸術家」シリーズの最終作となる『カレル・チャペック~水の足音~』は、新しい“国民”のための文学をチェコ語で確立をしようとするカレル・チャペックが、ドイツ語を母語とするドイツ系住民と対立する様子や、そのドイツ系住民がヒトラーの思想に絡め捕られていく様子を、チャペックの代表作『山椒魚戦争』をモチーフに使いながら描く群像劇。カレルのほか、兄で画家・作家・舞台美術家のヨゼフ・チャペック。親友で軍医・作家のフランティシェク・ランゲル。恋人で女優のオルガ・シャインプフルゴヴァー。そして、大統領トマーシュ・マサリクらが活躍。周辺国が軒並み軍事独裁体制に移行する中で、民主主義を貫き通した東欧で唯一の国、チェコスロバキア第一共和国。その時代にもがき苦しみながらも、民主主義と平和を守ろうとした芸術家たちの姿が描かれる。また、10月7日の18時30分公演、10月8日・9日の18時公演終了後にアフタートークが行われることが発表された。チケットは現在一般発売中。■鈴木アツト(作・演出)コメント『ロボット(R.U.R.)』『山椒魚戦争』で知られるチェコの劇作家・小説家カレル・チャペックと、チェコスロバキア共和国内に住む、ドイツ語話者たち(ズデーテン・ドイツ人)との関係を描きたいと思い、この物語を書いている。チェコスロバキア共和国は、第一次世界大戦中の1918年に、ハプスブルク(オーストリア)帝国の解体によって生まれた新しい国だった。しかし、新生の共和国は領域内に、様々な民族を抱え込んでいた。特に、ハプスブルク帝国時代に支配言語であったドイツ語の話者たちは、チェコ時代になって、二級市民扱いされたことによって不満を溜め、軋轢が生まれていった。その鬱屈は、二十年をかけて大きくなっていき、やがて、ドイツ語話者が多く住むズデーテン地方をナチスドイツに割譲するという、ミュンヘン協定に繋がっていく。同じ土地を故郷に持ちながら、母語が違うというだけで、分断されていく国民たち。文化は言語を通して生まれ、育まれる。だからこそ人間は母語に誇りを持つ。しかし、同じ言葉を喋らない人々に対して不寛容になり、時に恐怖心さえ持ってしまう。母語は、個人のアイデンティティーと分かち難く結びつき、“よそ者”を作り出す、人間の原罪の一つだ。チャペック兄弟の人生を借りながら、この母語と国家をめぐる物語を届けたいと思う。<公演情報>劇団印象-indian elephant-第29回公演『カレル・チャペック~水の足音~』10月7日(金)~10日(月・祝) 東京芸術劇場シアターウエスト作・演出:鈴木アツト劇団印象-indian elephant-第29回公演『カレル・チャペック~水の足音~』ビジュアル【キャスト】二條正士:カレル・チャペック根本大介:ヨゼフ・チャペック岡田篤弥:フランティシェク・ランゲル今泉舞:オルガ・シャインプフルゴヴァー山村茉梨乃(※):アレナ・チャプコヴァー岡崎さつき:ヤルミラ・チャプコヴァー柳内佑介:ヤン・マサリク井上一馬:トマーシュ・マサリク勝田智子:ギルベアタ・ゼリガー(※)=劇団印象-indian elephant-所属【アンサンブル】河波哲平、佐藤慶太、佐藤勇輝、星野真央、堀慎太郎、松浦プリシラ亜梨紗【アフタートーク】■10月7日(金) 18:30ゲスト:沈池娟(シム・ヂヨン)(翻訳家、ドラマトゥルク)トークテーマ:「劇作家とドラマトゥルク、その共同作業の先に見える景色とは?」■10月8日(土) 18:00ゲスト:阿部賢一氏(東京大学准教授、『ロボット RUR』(中公文庫)翻訳者)トークテーマ:「カレルとヨゼフチェコが生んだ偉大な兄弟の実像とは?」■10月9日(日) 18:00出演者座談会(出演者が、歴史劇を演じる際の役作り等について語ります。)【チケット情報】(全席指定 / 税込)一般:4,500円U-25:3,000円■初回割(10月7日(金) 14:00の回)一般:4,000円U-25:2,500円※U-25は25歳以下が対象です。当日、年齢のわかる書類をお持ちください。※未就学児童のご入場はご遠慮ください。チケット一般発売中公式サイト:
2022年10月06日『ルーム』『ワンダー君は太陽』のジェイコブ・トレンブレイが、ホラー映画『Queen of Bones』に出演することになった。監督は『ストックホルム・ケース』のロバート・バドロー。舞台は1931年のオレゴン州。人里離れた場所に住む双子のきょうだいが、母が死んだ原因について疑問を持ち、真実を突き止めようとする物語。出演はほかにジュリア・バターズ、マーティン・フリーマン、テイラー・シリング。レオナルド・ディカプリオのプロダクション会社アピアン・ウェイが製作する。トレンブレイの最近作は声の出演をした『あの夏のルカ』。来年公開の実写版『リトル・マーメイド』にも声の出演をする。文=猿渡由紀
2022年08月31日チェコ・アニメーションの巨匠カレル・ゼマンの初期から晩年に渡る代表作を上映する「チェコ・ファンタジー・ゼマン!」が新宿K’s cinemaにて開催が決定した。ゼマン監督は、人形アニメーションや絵本で人気の高いイジー・トゥルンカと並ぶチェコ・アニメーションの創設者のひとり。第二次世界大戦中、チェコ・アニメーションの発祥地ズリーンを拠点にアニメーションの制作を開始し、チェコの伝統でもある人形劇への愛着を強く持つ一方で、切り紙アニメに人形アニメ、実写とアニメの合成など様々なスタイルを駆使した斬新な作品を多く生み出した。また、少年時代にのめり込んだジュール・ヴェルヌの小説のように、潜水艦や飛行船、恐竜や架空の動物など魅惑的な乗り物や動物が次々に登場する、SF冒険小説を思わせる作風が特徴的といえる。これらはスティーヴン・スピルバーグ、宮崎駿、ジョージ・ルーカス、ピーター・ジャクソンなどの監督たちにも多大な影響を与えたという。この度の特集上映では、初期から晩年に至る詩情とロマン溢れる代表作を集めた。ジュール・ヴェルヌ原作の『悪魔の発明』、『盗まれた飛行船』、『彗星に乗って』をはじめ、G.ビュルガーの原作をアニメと実写の合成で作り上げたファンタジー大作『ほら男爵の冒険』。『盗まれた飛行船』ペルシャ細密画のような作風で描いた大人の絵本のような初の長編作『鳥の島の財宝』。恐竜映画史に残るSFトリック・フィルムの傑作『前世紀探検』。戦争の愚かさを描いた『狂気のクロニクル』。『狂気のクロニクル』7つの短編で構成された切り絵アニメーション『シンドバッドの冒険』。ゼマン晩年の傑作『クラバート』。ゼマン最後の長編ファンタジー『ホンジークとマジェンカ』がラインアップ。『シンドバッドの冒険』また、『ホンジークとマジェンカ』と共に、短編『プロコウク氏 映画制作の巻』も同時上映される。「チェコ・ファンタジー・ゼマン!」は4月23日(土)~5月6日(金)新宿K’s cinemaにて開催。(cinemacafe.net)
2022年03月17日ジョン・クラシンスキーとスティーブ・カレルが映画で初めて共演することになった。作品は、クラシンスキーが監督、プロデューサー、脚本、主演を務める『IF』。キャロリナスキーとカレルが共演するのは、コメディ番組『ジ・オフィス』以来のこと。クラシンスキーは無名の駆け出しだった時に、カレルが主演するこの番組でレギュラーの役を獲得し、ブレイクを果たしている。映画にはほかにライアン・レイノルズ、フィービー・ウォーラー=ブリッジ、『ミナリ』の子役アラン・キムも出演。レイノルズはプロデューサーも兼任する。配給はパラマウント。北米公開は来年11月。文=猿渡由紀
2022年01月26日大統領選でトランプに大敗した民主党選挙参謀が田舎の町長選挙で大波乱を巻き起こす、スティーヴ・カレル主演の選挙エンタメコメディ『スイング・ステート』の公開日が9月17日(金)に決定。併せてポスタービジュアルと特報映像が解禁された。この度解禁された特報映像では、民主党逆転のキーマンとして田舎で酪農家をしているジャック(クリス・クーパー)を抜擢したゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)が、町長選に勝つさせるべく裏の手奥の手を駆使してフェイス・ブルースター(ローズ・バーン)と仁義なき戦いを繰り広げる様子の一端が描かれる。「ゲーム開始だ」と息巻くゲイリー、ドヤ顔で銃をぶっ放すジャック、ゲイリーの顔を舐め回すフェイス・ブルースター、コミカルな名演技が笑いを誘う。ポスタービジュアルでは、“選挙は最高!”のキャッチコピーとともに存在感あるアメリカの国旗柄の帽子を被ったスティーヴ・カレルを中心に、ローズ・バーン、クリス・クーパーなどの個性的なキャストが周りを囲む。“この選挙何かおかしい!?”の言葉そのままに舞い散る札束の中には牛も混じっており、大波乱の選挙戦を予感させるビジュアルとなっている。『スイング・ステート』は9月17日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スイング・ステート 2021年9月17日よりTOHOシネマズ日比谷・渋谷シネクイントほか全国にて公開©2021 Focus Features, LLC. All Rights Reserved
2021年07月19日『ルーム』『ワンダー 君は太陽』、そして『ジョン・F・ドノヴァンの死と生』のジェイコブ・トレンブレイが主演する青春コメディ『グッド・ボーイズ』から、“オトナの世界”に好奇心が止まらない少年たちをとらえたPG12指定の場面写真が解禁となった。その圧倒的な演技で天才子役の地位を確立させたジェイコブが、おませなモテ男子マックスをコミカルに演じ、新たな一面を披露、生真面目で曲がったことが許せないルーカス(キース・L・ウィリアムズ)、ワルを気取りつつも天使の歌声を持つソー(ブレイディ・ヌーン)の3人が爆笑必至の大騒動を巻き起こす。この度解禁されたのは、初キスのために少年たちが知恵を絞って奮闘する場面写真の数々。マックス、ルーカス、ソーが真剣な眼差しでラブドールを囲んでキスの練習をしようとする場面や、ドローンを操作して隣人のキスをのぞき見する作戦を決行する場面など、彼ら3人がキスを習得するために奮闘するキュートな姿といったら!さらに、主人公マックスを追い詰める謎の美女2人や、警察官ににらまれるカットもあり、大騒動を予感させる場面写真も。彼らは初キスを達成するために隣町までの小さな大冒険を繰り広げることになるのだがその道中、彼らは一体何をしでかしてしまうのか!?容赦ない下ネタ満載の『ソーセージ・パーティー』を手掛けた俳優セス・ローゲンがプロデューサーを務めた本作は、本国ではR指定作品となり、出演した3人の少年たちは完成作を観ることは叶わなかったという…。『グッド・ボーイズ』は5月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年03月17日『ソーセージ・パーティー』を手掛けたセス・ローゲンがプロデューサーとして参加、ジェイコブ・トレンブレイを主演に迎えたモンスターヒット青春コメディ『グッド・ボーイズ』から、予告編&ポスタービジュアルが解禁された。小学6年生の男子3人が、同級生の女子たちに“初キス・パーティー”に誘われたことから始まる物語。この度解禁された予告編では、キスの仕方を知るために、“オトナの世界”に踏み込んだ少年たちの好奇心が巻き起こす大騒動がコミカルに描かれている。いつも一緒のマックス(ジェイコブ・トレンブレイ)、ルーカス(キース・L・ウィリアムズ)、ソー(ブレイディ・ヌーン)の3人。どうにかしてキスを習得しようと、道端でいちゃつくカップルを凝視したり、ラブドールをキスの練習相手にしてみたり(ちゃんと同意を得て!?)、あの手この手を考え始める。さらには、両親のクローゼットで見つけたオトナのおもちゃをヌンチャクとして使ったり、警官を閉じ込める突っ張り棒に使ったり…“本来の使い方”を知らない子どもたちは大真面目なため、ギリギリ微笑ましい光景となっている。最終的にはパソコンで「アダルト」と検索してみるが…。全ては“初キス・パーティー”のため。彼らの暴走する好奇心は、やがて周囲を巻き込んでいき、オトナへの大冒険へと繰り出すことに。その道中には、どんな困難が待ち受けているのか…。3人の少年が少しずつ成長していく過程も見事に描き、「『スタンド・バイ・ミー』以来の感動!」という評価も得た本作。併せて解禁されたポスタービジュアルは、大人を見上げる3人の構図に「背伸びしたら、オトナになれるの?」とのキャッチコピーがあしらわれ、彼らの心情を見事に表現するデザインとなっている。『グッド・ボーイズ』は5月22日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年03月06日2019年上半期もいよいよ終盤。代わり映えしない日常に退屈さを感じる瞬間はありませんか?そこで、「この夏こそはそんな現状から抜け出したい!」という女子にオススメの映画『さよなら、退屈なレオニー』をご紹介します。今回は、こちらの方に見どころなどについてお話いただきました。主演のカレル・トレンブレイさん!【映画、ときどき私】 vol. 2382018年の東京国際映画祭で輝きを放つ若手俳優に送られる「ジェムストーン賞」を受賞し、カナダでも期待の新星と言われているカレルさん。本作では、自分のやりたいことも居場所も未来も見つけられない少女レオニーを見事に演じています。そこで、自身の青春時代についてや悩める人たちへのアドバイスを教えてもらいました。―まずはこの作品でキャスティングが決まったときの気持ちと、現場での様子を教えてください。カレルさんこれだけ素晴らしい俳優さんたちがいるなかで自分が主役を演じて、しかも出っぱなしというのは、くすぐったいような、うれしいような気持ちでした。ただ、大きな挑戦でもあったので、すべての責任が自分の肩にのしかかっているようで怖くもあったし、「ひょっとしたら、監督は私にがっかりするかも……」という不安もあったことも事実。でも、実際にやってみたら現場ではスタッフのみなさんとも信頼関係が生まれていったので、少しずつ自分でそういうプレッシャーを克服していきながら、うまくいったと感じています。―では、今回の題材をご自身ではどのようにとらえていますか?カレルさん青春映画っぽい側面と、都会暮らしではないティーンエージャーの女の子が少し大人になっていくその道のりを描いている作品だと思いました。原題には「ホタルが消えた」というような意味がありますが、そこには「光があるところでホタルを見ることはできないけれど、暗いところでは見える」というメタファーが込められています。つまり、社会のなかでも光があふれているところでは、少ししか光を出していない人にはなかなか目がいかないということを表しているのです。―ホタルのエピソードは考えさせられますよね。この作品はハリウッドでよくあるような年上の男性と恋をして成長する物語とは異なりますが、ユニークだと感じた点は?カレルさん映画では都会を舞台にしたものが多いですが、この作品では平凡で何もなく、取り立てて美しいわけでもない田舎町が背景にあることはすごく興味深いですよね。そして、未来を見失っている若者を描いているところも大きな特徴だと感じました。あと、おもしろいのは音楽の使い方。観客のみなさんも「この映画にこんな音楽?」と意外に感じるかもしれませんが、そこはユニークな点のひとつとして挙げられると思います。育った家庭によっても変わってしまうもの―いずれも注目のポイントですね。ちなみに、レオニーは人生に目的を持つことや仕事で成功することに反発しているところがありますが、カレルさんから見てどのような人物だと思いましたか?カレルさんレオニーは、普通よりもすごくシニカルな女の子。だから、いろんなプレッシャーがあっても、「未来なんてそんな大事じゃないわ、そのときに考えればいいのよ!」とあえて自分に言い聞かせて説得しているようなところがあると思いました。ただ、それはどういう家庭で育ったのかということが大きいんじゃないかなと感じています。レオニーの両親のように、将来に対するプレッシャーをかけてくる家族だからこそ、反抗的な態度になってしまったと思うので、もう少し自由な家庭にいたら違っていたかもしれないですよね。―そんななか、レオニーは年の離れた男性スティーヴと出会い、微妙な関係へと発展していきますが、この2人についてはどう解釈していますか?カレルさん2人の関係は、なかなか言い当てることができないあいまいなものだと思いました。レオニーはすごくエネルギッシュで好奇心があるけれど、スティーヴはそうではなくて、自分にあるもので満足しているような人。つまり、レオニーとスティーヴは正反対の部分を持っているからこそ、お互いに学び合って、補足し合うような関係として続いたのかもしれません。だから、スティーヴはレオニーの自分にはないものをまぶしいと思っているし、レオニーも穏やかでストレスのないスティーヴに興味を持つことになるんですよね。レオニーは最後にあることをスティーヴにわからせようとしますが、それでも2人の関係は十分に素晴らしいものだと私は思っています。―ちなみに、カレルさんも年上の男性に惹かれる気持ちはわかりますか?カレルさんレオニーとスティーヴの関係は、私の現実を反映していないし、そういう願望は私にはないですね。いまの私は彼氏もいないですし、年上の彼氏もいないですよ(笑)。ティーンエージャーの危機を感じた時期もあった―インスタなどを拝見するとカレルさんは、レオニーとは違うタイプである印象を受けましたが、共感したところはありましたか?カレルさん私は都会育ちですし、「あなたの好きなことをすればいいよ」と言ってくれる自由な家族だったので、何の制約もなかったですね。だから、レオニーのような反抗的でシニカルな性格になることもなかったです。もちろん、ティーンエージャーの反抗期みたいなものはありましたけど、もうそれは終わっていますよ(笑)。―とはいえ、幼い頃から女優であるという特殊な環境のなかで、居場所を見失ったり、孤独を感じたりするような経験はありませんでしたか?カレルさん私が女優になったのは11歳。だから、みんなと同じように定期的に学校へ行くことはできなかったですし、早くから“大人の世界”に入ってしまったことで、大変なこともありました。そういう意味では、いわゆるティーンエージャーの危機というのも私なりにはあったと思います。こういう業界のなかで孤独を感じたこともあるし、息苦しい思いをしたこともありましたけど、それを乗り越えて、「自分はこういう人間なんだ」とわかるようになるといろいろと受け入れられるようになるんですよね。10代のときは自分自身を探している段階だったので、つらいときもありましたが、いまはもう自分自身がわかっているので大丈夫です。―11歳で女優になったのはかなり早いと思いますが、それはご自分の意志ですか?それともご家族の影響でしょうか?カレルさん私は自分自身でこの世界に入ろうと思いました。ほかの子どもたちがアニメ映画とかを見ているときに、私は実写映画ばかり見ていて、好きな映画も『フォレスト・ガンプ/一期一会』だったくらい(笑)。そんなとき、たまたま母の友達の友達がアーティストのエージェントの人だったので、自分からその人に電話をして、いろいろと質問を投げかけて、興味があることを伝えました。最初は両親も学業がおろそかになることが心配で、すぐに賛成してはくれませんでしたが、できるだけ学校にはまじめに行くと約束して受け入れてもらうことができたのです。いまは自分のやりたいことに到達できた―小さいときから自分の人生を積極的に計画し、達成してきているのはすごいことですね。カレルさん10代のころというのは「これからの未来をどうするつもりなの?」とか、「どういう職業に就きたいの?」といったことを質問されて、自分自身で方向性を決めていく時期だと思うんですが、私の場合はそれがありませんでした。なぜなら、すでに自分で道を決めていたので。でも、女優という特別な職業ではなくて、リアリティのある仕事をしてみようと厨房で働いてみたこともありましたよ。―では、女優として悩んだりした時期はありませんでしたか?カレルさんカナダのケベックでは、だいたいテレビから入ることが多いので、すぐに映画に出られない傾向にあります。でも、私は自分の満足したところまで行かないうちに次に進んでしまうスピーディーなテレビの撮影方法があまり好きではなかったんです。だから、そのあとに映画で役をもらえたとき、「これが私のやりたかったことなんだ」とようやくそこに到達できたと思いました。―日本人にはなかなか好き嫌いをはっきり伝えることができない人が多いので、そういったことで苦悩する若い人たちに向けてアドバイスがあればお願いします。カレルさんまず、「将来何をしたいのか?」という問いかけ自体が不健全だと私は思っています。なぜなら、仕事だけが人生じゃないですよね?もちろん、仕事を見つけることで自分の生計を立てていけるので大事ではありますが、そういうプレッシャーを若いうちからかけられるというのがいまの社会だと思います。でも、若いときはすべてにおいて可能性が開かれているし、何だってできるはずです。私の場合は、小さいころから映画をたくさん見ることで感受性が鍛えられていて、いろいろな状況を分析する力があったので、自分の直感を信じていたと思います。もし、そういう直感を信じていなかったら、いまでも何がいいのか悩んでいる若者だったかもしれません。だから、いまがあるのは、自分のなかで状況を見極めて、直感を信じた結果。若い人たちにはプレッシャーもあると思いますが、みなさんもそれは自分で乗り越えていかないといけないことだと感じています。ちょっぴり痛いけど、まぶしさが溢れている!少女から大人へと、誰もが必ず経験する青春時代。キラキラとした思い出だけではなく、ときには退屈で“未来への光”を見失ってしまうこともあるけれど、大人になって振り返ればそれも必要な時間だったと感じるはず。悩めるレオニーが見せる珠玉のラストシーンもお見逃しなく!ストーリーカナダのケベックにある街で暮らす17歳のレオニー。高校卒業を1か月後に控えていたが、自分が何をしたいのかわからず、退屈な毎日にイライラしていた。そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャンであるスティーヴと出会う。スティーヴに興味を持ったレオニーは、彼にギターを習うことになり、いつしか不思議な絆が生まれ始めることに。そして、つまらないことだらけだったレオニーの日常が変わろうとしていた……。青春が詰まった予告編はこちら!作品情報『さよなら、退屈なレオニー』6月15日(土)、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー配給:ブロードメディア・スタジオ©CORPORATION ACPAV INC. 2018
2019年06月12日スティーブ・カレルが主演するロバート・ゼメキス監督最新作『Welcome to Marwen』(原題)が、『マーウェン』の邦題で7月19日(金)より日本公開決定。場面写真も到着した。5人の男に暴行されたマーク・ホーガンキャンプは、瀕死の重傷を負い、9日間の昏睡状態に陥る。目が覚めたときには自分の名前も覚えておらず、歩くことさえままならなかった。脳に障害を抱え、襲撃の後遺症(PTSD)に苦しむ彼はまともなセラピーも受けられず、治療代わりにフィギュアの撮影を始める。自宅に作った空想の世界“マーウェン”では、G.Iジョーのホーギー大佐と5人のバービー人形が迫り来るナチス親衛隊と日々戦いを繰り広げていた。次第にマーウェンの写真は評価され、やがてマークの個展が開かれることに。そして、勇気を与えられたマークは、避けていた暴行事件の裁判で証言しようと決意するが…。ゼキメスワールドが全開!共演にダイアン・クルーガーら本作は、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の被害者で、障害を抱えながらも独自の世界観でカメラマンとして認められた、マーク・ホーガンキャンプのドキュメンタリー『Marwencol』を、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ 一期一会』のゼメキス監督が待望の映画化。主演は、『フォックスキャッチャー』や『バイス』、『ビューティフル・ボーイ』などに出演。「ドキュメンタリーを見てすぐに、どのような形でもいいから関わりたいと思った」と自ら出演を申し出たスティーブ・カレル。今回演じるのは、5人の男からリンチを受け、脳に障害を負った実在の男性マーク・ホーガンキャンプ。命の危機に瀕する程の大怪我を負い、リハビリのためにフィギュアの撮影を始めるマーク。自分や友人たち、そして自分を襲った男たちを模した人形を使い、第2次世界大戦時の村という設定のミニチュアを自宅の庭に築き、現実世界と向き合っていく。キャストにはほかにも、『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』のレスリー・マン、『ナショナル・トレジャー』シリーズのダイアン・クルーガー、歌手としても活躍するジャネール・モネイ、『ベイビー・ドライバー』のエイザ・ゴンザレス、『スター・ウォーズ』シリーズのグウェンドリン・クリスティー、メリット・ウェヴァー、レスリー・ゼメキスが出演している。また、本作の現実と空想が交差する壮大な世界を表現するため、3,900万ドル(およそ44億円)の製作費が注ぎ込まれたという本作。マークが制作したジオラマの中を、ミニチュア人形となった美女たちが動きまわるというファンタジーに溢れた本作は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズファンも喜ぶ“あのマシン”を登場させるなど、ゼメキスワールド全開となっている。『マーウェン』は7月19日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2019年05月24日2018年、第31回東京国際映画祭「ユース」部門にて上映され、輝きを放つ若手俳優に贈られる「東京ジェムストーン賞」に主演のカレル・トレンブレイが選ばれた『蛍はいなくなった』(英題:The Fireflies Are Gone)が、邦題改め『さよなら、退屈なレオニー』として6月15日(土)より公開されることが決定した。ストーリーカナダ・ケベックの海辺の街で暮らす17歳の少女、レオニー。高校卒業を1か月後に控えながら、どこかイライラした毎日を送っていた。退屈な街を飛び出したくて仕方ないけれど、自分が何をしたいか分からない。口うるさい母親も気に入らないが、それ以上に母親の再婚相手のことが大嫌い。レオニーが唯一、頼りにしているのは離れて暮らす実の父親だけだった。そんなある日、レオニーは街のダイナーで年上のミュージシャン、スティーヴと出会う。どこか街になじまない雰囲気を纏うスティーヴに興味を持ったレオニーは、なんとなく彼にギターを習うことに…。夏が過ぎていくなか、あいかわらず、口論が絶えない家庭、どこか浮いている学校生活、黙々とこなす野球場のアルバイト、それから、暇つぶしで始めたギター…毎日はつまらないことだらけだが、レオニーのなかで少しずつ何かが変わり始めていた――。グザヴィエ・ドランに続く新鋭×「ジェムストーン賞」受賞の注目女優2018年カナダでスマッシュヒットを記録した本作は、自分がやりたいことも自分の居場所もみつからない、小さな街に住む17歳の少女レオニーの物語。監督はカナダの新鋭、セバスチャン・ピロット。前作『The Dismantling』(‘13)は、カンヌ国際映画祭「SACD賞」やトロント国際映画祭「国際映画批評家連盟賞」を受賞するなど、同じケベック出身のグザヴィエ・ドランに続くカナダ映画界の新世代として注目を集めている。また、ヒロインのレオニーを演じるカレル・トレンブレイは、2015年のトロント映画祭で「未来を担うひとり」に選ばれ、2018年東京国際映画祭で「東京ジェムストーン賞」を村上虹郎、木竜麻生らとともに受賞するなど、すでに日本の映画ファンも魅了。さらに、ディズニー映画『ダンボ』の字幕版エンドソングを手掛けている「アーケイド・ファイア」やベテランロックバンド「ラッシュ」など、カナダを代表する人気バンドらの曲が劇中を彩り、いまの世の中に居場所が見つけられない若者たち、そして、大人たちにささやかな勇気を与えてくれる青春映画の新たな傑作が誕生した。『さよなら、退屈なレオニー』は6月15日(土)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2019年04月01日全世界で800万部を超えたベストセラー小説「ワンダー」を映画化した『ワンダー君は太陽』。本作で主人公を演じたジェイコブ・トレンブレイと、監督を務めたスティーヴン・チョボスキーの来日が決定した。『ルーム』(2015)で一躍天才子役として有名になったジェイコブ・トレンブレイ。『ワンダー君は太陽』では、生まれつき特別な顔を持つ少年という難しい役柄にもかかわらず、大人顔負けの演技力で高い評価を得ている。前回の来日から2年が経ち、少し大人に成長したジェイコブくんを目にすることができそうだ。また監督は、実写版『美女と野獣』の脚本を務めたスティーヴン・チョボスキー。次回作にはディズニー映画『Prince Charming』(原題)の監督・脚本も決定している売れっ子監督である。彼は、前回の来日では京都や広島を訪れるなど、親日家としても知られ、本作の海外インタビューでも、以前から来日を熱望していたという。『プリティ・ウーマン』のジュリア・ロバーツや『ミッドナイト・イン・パリ』のオーウェン・ウィルソンといった、豪華俳優陣の共演でも注目される本作。ジェイコブくんとチョボスキー監督の来日で、注目度はさらに高まるだろう。『ワンダー君は太陽』は6月15日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ワンダー 君は太陽 2018年6月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media, LLC and Walden Media, LLC. All Rights Reserved.
2018年04月24日リチャード・リンクレイターの次回作に、スティーブ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンらが主演することになった。タイトルは『Last Flag Flying』。その他の情報原作はダリル・ポニックサンが2005年に出版した本で、1970年の『The Last Detail』の続編に当たる。『The Last Detail』は、『さらば冬のかもめ』として、ジャック・ニコルソン主演、ハル・アシュビー監督で、1973年に映画化された。リンクレイターは、『さらば冬のかもめ』の主要キャストを呼び戻すことも考えたらしいが、最終的に、新しいキャスティングにすると決めたようだ。リンクレイターの最新作は、『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』。カレルの最新作は、ウディ・アレンの『カフェ・ソサエティー(原題)』。クランストンは『トランボハリウッドに最も嫌われた男』で今年のオスカー主演男優部門にノミネートされた。文:猿渡由紀
2016年08月31日アカデミー賞を含む、各国の映画レースで台風の目となった<a href="">『ルーム』</a>。閉じ込められた“部屋”から一歩も外に出ずに暮らすママを演じたブリー・ラーソンと、5歳の健気なジャックを演じたジェイコブ・トレンブレイの二人は、映画界の新しいスターとして注目を集めている。日本公開を控えた3月には、二人揃って仲良く来日。撮影の思い出を語ってもらった。さっそく撮影から取材がスタート。二人で、次に一人ずつフォトグラファーの前に立ってもらうと、先に撮影を終えたブリーがジェイコブの様子を、目を細めて見つめている。その姿は、映画の中のママそのもの。とはいえ、記者会見で見せた息の合った掛け合いは、姉と弟といった風情でもある。映画では素晴らしい親子の姿をみせてくれたけれど、いまの関係は?とブリーに訊ねると、「そうね、友達かしら。撮影後も、プロモーションで良く会っているのよ。インディーズ作品だから、たくさんツアーにでて、自分たちが一生懸命PRしなくちゃいけないから(笑)」とブリー。目線の先には、フォトグラファーの求めに応じて、さまざまなポーズを決めるジェイコブ。9歳ながら、すっかり一人前の俳優といった感じだ。「リラックスした感じね。もう取材にも慣れたのかしら」と訊ねると、「そうね、このPRツアーの間でだいぶ変ったわ。成長を間近で見ている感じね」と優しくほほ笑む。そんな話をしている間に、ジェイコブが撮影を終え席に到着。取材がスタートした。ブリーが演じたジョイという女性は、同じ人物でありながら、“部屋”にいたときと、外の世界に出たときとでは、全く違った側面を見せる。演じるに当たり、気をつけたのは何だったのだろう。「この役は、準備に8か月をかけたの。このキャラクターのいろいろな側面を表現しなければなからなったから準備が必要だった。まず私が掴まなければならなかったのは、もともと彼女はどんな人間なのかということ。学生時代は?両親との関係は?将来やりたかったこととは?といったこと。つまり、“部屋”で暮らす前の彼女の生活、人間性を捉えることが大切だったの」。その後、心的外傷を受けた彼女が、どう変化したのかをリサーチしたという。「辛い経験が人にどう影響を与えるのか、様々な要因を足し引きしながら、我々が映画の中で最初に出会うジョイというキャラクターを作っていったの。心的外傷の専門家に話を聞いて、実際にどういう変化が表れるのかを学んだり、栄養学の先生に指導を受けながら、かなり厳しい食事制限をしたり、日光を浴びないようにしたり、あらゆる面から準備をしたわ。いろいろ模索したけれど、結局撮影に入ってからも、彼女が見えているかどうか自分でもはっきりとは分からなかったの。ただ、彼女を形成する核となるものの中で、大きいものは2つだと思った。性的虐待の被害者であるということ、親であるということ。どちらも、人の心理に大きな影響を与え、大きな変化をもたらすものでありながら、私自身が人生で経験していないことだったので、被害者の方々、親である方々が映画を観たときに、誠実に描写されていると感じられるだけの演技をしなければならないということは、常に心にとめていたわ」。一方、ジェイコブにとって大変だったこととは?「難しかったのは、“部屋”からの脱出のシーンだったんだ。長いシーンだったし、どういう風にリアクションをしたらいいのかわからなかったからね」。すると「アクションもあったしね」とブリー。「そうなんだ。もう、ジェームズ・ボンドの気持ちが分かるよ!」とジェイコブはちょっと誇らしげだ。経験したことのない気持ちを表現するのは難しいでしょうと訊ねると、「うーん。そうだね」。ブリーから、「そう、今回の撮影で初めて経験したことがあったでしょ」とヒントを出され、「そうなんだ。今回は、初めてカメラの前で泣いたんだ」とジェイコブ。「ママがストレッチャーで運ばれるシーンで…」。ブリーによれば「とても自然に涙がでてきたのよね。私たちにとっても素晴らしい経験で、終わったとき、よかったねと皆で盛り上がったのよ」とのこと。こうしていても、とても息の合った二人。どのようにして信頼関係を築いていったのだろう。「じゃあ、僕から話すね」とジェイコブが、「僕たちは、セットの外でもよく遊んだんだよ。レゴとかで」と打ち明けてくれる。その言葉を受けてブリーはこんな秘話を語ってくれた。「撮影前に3週間、一緒に過ごしたのよ。リハーサルではあったのだけど、とにかくジェイコブが私と仲良くならなければならないというプレッシャーを感じずに、自然に仲良くなれるようにしたの。一緒に過ごして、遊んで、一緒に食事をして、“部屋”のセットでも実際に過ごしたわ。映画の冒頭で日課が描写されるんだけれど、あれを実際に3週間行っていて、撮影がはじまってもその延長という感じだったわ」。6歳から演技をはじめ、前作<a href="">『ショート・ターム』</a>で注目を浴び、本作でアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞など33の主演女優賞を席巻したブリー。現在26歳で、アカデミー賞を受賞したが、自らの今後をどう見ているのだろう。「映画作りに対して全く気持ちに変わりはないの。アカデミー賞を受賞すると皆さんのイメージは変わるかもしれないけれど、役者としての本質に変わりはないから。愛とか人のもろさについて伝えたいという気持ちは変わらない。ただ、作りたい作品のコントロールがしやすくなるということ。より懸命な選択をして、素晴らしい作品を皆さんと分かち合える機会が増えるという意味では、変化があるかもしれない」。ブリーのオスカー受賞にとても感動したというジェイコブは現在9歳。5歳から演技を始め、本作の演技でナショナル・ボード・オブ・レビューでのブレイクスルー映画賞他10の映画賞を受賞。自らも一気にスターダムにのし上がった彼の夢は?「オスカーは欲しいけれど、一番大きい夢ではないんだ」。「じゃあ、一番の夢は?ジェダイになりたいの?」とブリー。「あ、マーベル映画に出たい!それか、『スター・ウォーズ』に出たい!マーベル映画って、いま、キャラクターがひとつの映画に勢ぞろいしたりするよね。あれがカッコイイから」。(text:June Makiguchi/photo:Nahoko Suzuki)
2016年04月05日ゴア・ヴァービンスキーが監督する心理スリラーに、スティーヴ・カレルが主演することがわかった。映画のタイトルは未定。脚本は『LIFE!』のスティーヴン・コンラッドが執筆する。ストーリーや、カレルの役柄はわかっていない。撮影は来年3月開始予定。その他の情報『40歳の童貞男』『エバン・オールマイティ』『ゲット スマート』などのコメディ映画やTVドラマ『The Office』で人気を集めたカレルは、近年、シリアスな作品で演技力を証明し始めている。カンヌ映画祭でプレミア上映されたブレット・ミラー監督の『フォックスキャッチャー(原題)』では、オスカー候補入りの可能性もささやかれているほどだ。『フォックスキャッチャー』は11月14日北米公開予定。文:猿渡由紀
2014年10月09日