アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんに認知症と思われるような症状が出て、脳ドックを受けさせたのですが、そこまで心配するような結果ではなくホッとしていた矢先……。母ひとりで通院している病院の看護師さんから、通院には付き添いが必要だと言われてしまったのでした。検査結果とは異なり、そこまで楽観視できる状況ではなくなっていました。あーちゃんの通院スケジュールは、3週間おきに検査&診察、それ以外の週は注射のみというシンプルなもの。しかし、ワフウフさんの姉がちゃんと注射に行ったのか確認の電話を入れると「もうあの病院には行くのやめたの!」と言われてビックリ。もう近所にある別のクリニックの予約も入れていて……!? 通院スケジュールもこなせない母 母・あーちゃんの通院スケジュール。3週間おきに検査&診察があり、それ以外の週は注射のみなのですが……。 今度は母が突然、「膀胱炎っぽいのよ」と言いだしました。 自分は何も問題ないと信じているあーちゃん。どうやら認知症の薬が処方されているのが気に入らないようで、勝手に近所の病院に変えようとしていました。 結局、別の日に予約を取り直して注射は受けられました。しかし、今度は「膀胱炎っぽい」と言いだします。そこで尿検査もしてみたのですが、原因はよくわかりませんでした。そして、待ち時間の合間合間で、10年以上通い続けた病院は変えないほうがいいと説得に努めましたが……。 「この病院をやめるなんて、考えたこともないわよ!」と笑顔でひと言。 えぇぇぇ……? 自分がすごい剣幕で病院を変えようとしていたこと、忘れちゃったのですか……? --------------悪気がないというのは理解していても、こんなふうにたったひと言で振り回されてしまうと、家族も気苦労が絶えませんね。ひとりで抱え込まずに家族で協力しながら、辛抱強く寄り添っていきたいものですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月21日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの様子がおかしいと感じ、脳ドックに連れて行ったところ、実は少し前から持病の糖尿病を診てもらっている病院で認知症の薬が処方されていたことが判明。しかし、あーちゃん自身はどんな薬が出ていて、自分が服用しているのかどうかもわからない状態となっていました。姉妹で話し合い、投薬管理を含めて、今まで以上にまめに様子を見ることに。糖尿病の病院で院長先生と話し、処方されている薬について詳しく知ることができました。だいたい状況がわかったので、しばらく様子見……と思っていましたが、看護師さんから「もうひとりでの通院は難しい」と言われてしまい、忙しい時間の合間を縫って付き添いをすることに。 数分前の会話すら覚えていられない状態 当時、私の息子が遠方の学校に通っていた上に、運動部で朝練もあったため、始発で学校に行くことも多々ありました。出発までにお弁当の用意が必要になるので、必然と私も早朝から動き出さなくてはなりませんでした。 山のような「やることリスト」をこなし、あーちゃんの病院に付き添います。駅まで爆走することもしばしば……。そして、頑張ってたどり着いても「わざわざ来てくれなくても大丈夫」とあーちゃんから言われ、そこからは「どこがおかしいの?」の無限ループに突入……というのがいつものパターン。なかなかしんどいです。 そして診察を待っている間に話していても、先週・先々週どころか数分前の会話すら覚えておらず、また同じ話の繰り返しで、同じところで怒ったり悲しんだりしています。薬を服用していてもこんな状態でした。 --------------普段の生活だけでも忙しいのに、そこに通院の付き添いが加わると、本当に分刻みで動くような状態ですよね。何とか時間をやりくりして駆け付けているのに、来なくていいと言われてしまうのはつらいところ。本人には悪気がないこともわかっている分、気持ちのコントロールが難しいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月20日アウターは冬の間ずっと着るものだからこそ、見た目にも機能にもこだわりたいもの。機能性に優れたオシャレアウターをお探しなら【グローバルワーク】の「撥水ダウンコート」はマストでチェックしておきたいところです! 大人っぽさをアピールできる美シルエットに加えて、軽量かつ撥水機能付きといいところが盛りだくさん。今回はそんなダウンコートの魅力を、スタッフのお手本コーデとともに紹介します。着膨れ回避できる優秀なデザインコート出典:.st今回紹介するのはこちら、グローバルワークの「ウツクシルエット撥水ダウンコート」。「ダウンなのにスタイルUP」と公式ページでも謳われているように、とにかくシルエットのバランスがよく綺麗なのが魅力です。イオンモール新潟南店スタッフのバヤコさんは「ダウンの宿命『着膨れ』を回避できる優秀デザイン」と大絶賛。パンツスタイルにサッと羽織れば、大人ムードな冬コーデのできあがりです!フードの取り外しが可能で2WAYで使える出典:.stイオンモール羽生店のairiさんは、ライトグレージュの撥水ダウンをチョイス。上品なプリーツスカートと合わせて、大人女子コーデを作り上げています。コートはフードが取り外し可能なので、その日の気分に合わせて印象を変えて着まわすこともできます。フードを外すとスタンドカラーのようなシンプルコートになります。軽量・撥水対応で長時間のお出かけも安心出典:.st撥水ダウンのいいところは、なんといっても軽量であるところ。ダウン80%・フェザー20%入りで、軽いのにちゃんと暖かさもキープしてくれます。名前の通り表面は撥水加工になっているので、多少の雨や雪にもバッチリ対応。旅行シーンなど、長時間のお出かけにもぴったりな1枚です。ボタンやファスナーなど細部まで上品で高見え出典:.stボタンやファスナーにはゴールドのパーツが使われていて、こちらも高見えポイント。テカテカしすぎない落ち着いたカラーのダウンなので、世代を問わず、そして流行に左右されず長く愛用することができます。4色展開・3サイズ展開で、きっと自分に似合う1枚が見つかるはず。少しでも気になった方は、売り切れてしまう前にぜひお店へ急いでみて。※すべての商品情報・画像は.st出典です。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。Writer:Anchan
2023年12月19日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、自分がどんな薬を処方されているのか、そしてちゃんと服用しているのか、自分では把握できない状態になっているようです。しかし、自分自身では今までと何も変わっていないと思っていて……。脳ドックへ行き、あーちゃんの脳の状態と普段から処方されている薬の詳細が判明。しかし、逆にそれが心配を大きくしたため、数日後に控えた糖尿病でかかっている病院の受診に付き添うことに。そこで、さらに詳しい状況がわかったのでした。 いろいろと詳しい事情が判明 あーちゃんは病院への付き添いを拒否しましたが、心配だからと押し切ってなんとか突破。突然やって来た娘たちに担当の院長先生も驚いた様子でしたが、とても丁寧に対応してくれました。 そこでわかったことは、あーちゃんがインスリン注射を断ったことや、認知症の検査をしたときに家族の連絡先を頑として教えなかったことなど……。知らなかったとはいえ、あーちゃんの失礼をお詫びすると、院長先生は「お上品だけど、頑固ですもんね」と。おっしゃる通りです……! ひと通り状況がわかり、しばらくはこれで様子見かと勝手に思っていたのですが、あーちゃんがひとりでインスリン注射をしに行った日、看護師さんから姉に連絡が入りました。それは、もうひとりでの受診は難しいから付き添いが必要だというものでした……。 --------------これまでは病院に付き添ったり服用する薬を共有する必要はなかったかもしれませんが、あーちゃんの置かれている状況を把握するには良い機会だったのかもしれませんね。特に糖尿病という持病がある以上、投薬管理は必須。一緒に受診できてホッとしたのではないでしょうか。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月19日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんのプライドを傷つけぬよう、娘たちからのプレゼントということで脳ドックに連れ出すことに成功しましたが、当日の待ち合わせ場所に現れたあーちゃんは、何の日かすっかり忘れていました……。想像以上に深刻な状態かと思われましたが、検査の結果は特に大きな異常はなし。しかし念のため血液検査もすることに。脳ドックの結果、特に大きな異常はありませんでした。あーちゃんは、特に困っていることはない、薬は不要だと医師に自ら伝えたのですが、娘たちの本音としては薬は飲んでほしい……。しかし、お薬手帳をよくよく見てみると、なんとすでに認知症の薬が処方されていたのでした……! 「できるだけやさしく」をモットーに 病院から帰ると、あーちゃんは涙目で「私、どこかおかしいの?」と心配そうに聞いてきます。ハッキリ言ってほしいと言われても、本人を傷つけたくないという気持ちもあり、なかなかストレートには伝えられず……。 できるだけ言葉を選び、ふんわりとやさしくあーちゃんをなだめます。しかし、そうすると結局本人も理解できないようで、また「どんなところがおかしいの?」と最初に戻ります。いつまでたってもこの繰り返しで、無限ループに突入してしまうのです。 あーちゃんは、自分の母(つまり私の祖母)が認知症でどんどん壊れていく姿を目の当たりにしているので、自分はそうなりたくないと言う気持ちがとても強いのかもしれません。それはわかるのですが、無限ループは……正直キツイですね。 --------------毎回涙目で聞いてこられると、無下にすることもできないですし、家族としてはつらいですよね。とはいえ、ストレートに伝えて悲観されても困るので難しいところです。何か心が落ち着く「魔法の言葉」を見つけられるといいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月18日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが、自分でお金の動きを把握できなくなったことがきっかけで、認知症なのでは……? という疑念を抱いたワフウフさん。早速姉に相談して母に脳ドックを受けてもらうことに。思えば、ほかにも気になる症状がいくつかあって、不安は大きくなるばかりで……。脳ドックの日、あーちゃんは待ち合わせ場所に現れたものの「今日は皆で何の集まりなの?」と言い、なぜ集まっているのか忘れてしまっていました。さらに病院への道中も、何度も事実と異なる話を繰り返すなど、姉と目くばせを交わしながら事態の深刻さを感じてしまいます。結局、その場では診断は下りず、血液検査をしてからいろいろと話し合うことになったのですが……。 知らぬ間に始まっていた治療 医師から「何か困ったことはないか」と尋ねられたあーちゃんは、オホホと笑いながら「まったくない」と答えました。いや、脳ドックの日に保険証を忘れて、マイナンバーカードにいたっては、作ったのかどうかもわからない状態で、十分困っていたのですが……? さらに、薬を出そうとする医師には自ら「お薬は必要ありません」と断る始末。そこは、姉が飲んでほしいとハッキリあーちゃんに伝えたのですが……。なんと、すでに通院している糖尿病の病院で、認知症の薬が処方されていたのです。これには皆ビックリ。 そしてお薬手帳をよく見てみると、もう1つ気になる点が。持病の糖尿病の治療として、インスリン注射が1カ月分処方されているのが確認できているのに、本人は「3回だけして終わった」と主張しているのです。投薬管理が自分でできているのか、そこから確認する必要がありそうです。 --------------自分では何も体の変化を感じておらず、困ったこともないと思っていても、家族にとっては不安になってしまうことばかり。さらに知らない間に認知症の薬が処方されていたことを考えると、少なくとも糖尿病の治療で通っている病院の医師は、何かしらの変化を確認しているのかもしれませんね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月17日オンラインピル診療サービス「mederi Pill(メデリピル)」を展開するmederiは、23〜35歳のメデリピルのユーザー536名を対象に、性感染症に関する意識調査を実施しました。■性病にかかった経験「ある」が約4割に「性病にかかったことはありますか?」という項目では、「ある(40.3%)」と、性病を経験したことがある人が約4割を占める回答となりました。かかったことのある性病は、1位「カンジダ(48.6%)」、2位「クラミジア(28.8%)」が上位となっています。■性病の検査「定期的に受けている」は1割未満に留まる一方で、「性病の検査を定期的に受けていますか?」という項目では「定期的に受けている(7.8%)」との回答が1割未満に留まりました。■性病を疑った理由、「性器の痛みやかゆみ」「おりもの量や臭い」が上位に自分が性病かもしれないと疑った理由は、「性器に痛み、かゆみがでたから(31.2%)」「おりもの量が増えた・臭いが気になった(30.9%)」など、自身で症状を認識してから検査に行くなどして発覚するケースが多いようです。■梅毒は認知度の高さに比べ、治療法や予防策は広く知られていない近年急増している梅毒については、「症状だけでなく、治療法や予防策まで知っている(7.1%)」「どんな症状が出るか知っている(25.9%)」「病名は知っている/聞いたことがある(55.6%)」との回答が合わせて約90%になるなど、認知度の高さに比べ、治療法や予防策が広く知られていないことが課題だと考えられます。■自宅で梅毒検査ができるキット「知らなかった」が7割近くに一方で、病院に行かなくても自宅で梅毒の検査ができるキットの認知度は、「知らなかった(69.0%)」と回答した人が7割近くを占め、「知っている(12.9%)」「聞いたことはあった(18.1%)」は合わせて約3割となりました。■自宅でできる梅毒のチェックキット「使用したい」が8割近くに「自宅でできる梅毒のチェックキットがあれば、使用したいですか?」という項目では、「使用したい(77.6%)」と回答した人が7割以上を占め、梅毒の危機感が高まっているとともに、手軽に検査できるキットの需要の高さがうかがえました。■気軽に自宅検査できるキットの需要が高まる定期的な性感染症検査はハードルが高いと感じている一方で、病院に行かずに手軽に検査ができるキットの需要は高まっています。今回の調査の結果から、半数近くが性感染症(性病)にかかったことがある一方で、定期的に検査をしている人は1割未満。病院に行かずに手軽に検査ができるキットの需要が高まっていると考えられます。◇性感染症(STD)とは性感染症(STD)は、セックスをはじめとする性行為などによって感染する病気のこと。性交渉の経験がある方は誰でもかかる可能性があります。無症状で経過する人がほとんどですが、放置して悪化してしまうと腹膜炎を起こして入院が必要になることがあります。また、不妊症の原因になることもあるため早期発見、早期治療が大切です。治療方法としては、飲み薬や点滴に抗菌薬を適切に使って治療すれば治癒することがほとんど。再感染することがあるので、コンドームでの避妊やパートナーにも治療を受けてもらうことも大切です。■調査概要調査テーマ:性感染症に関する意識調査対象人数:N=536人調査対象:23〜35歳のメデリピルユーザー調査期間:2023年11月23日〜11月27日調査方法:アンケートフォームを用いたインターネット調査(エボル)
2023年12月16日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ある日、母・あーちゃんから1本の電話がかかってきました。まとまった現金が置いてあるはずの貸金庫に、お金がないと大騒ぎするあーちゃん。しかし、お金を動かしているのはどう考えても本人。もしかして、忘れている……? ほかにも最近は少し様子がおかしいと感じることもあって、姉に相談して脳ドックを受けさせることにしたのですが……。自分がしているはずのお金の出し入れを忘れているのでは……? 1本の電話をきっかけに、あーちゃんの様子を冷静に思い返してみると、気になるところがいくつか出てきました。そこで姉に相談し、姉妹からのプレゼントということで、脳ドックを受けてもらうことになったのでした。 検査が終了。その結果は…? 待ちに待った脳ドックの日。あーちゃんは約束どおり待ち合わせ場所にやって来ました……が、到着するなりうれしそうに「今日は皆で何の集まりなの?」と聞いてきました。 あーちゃんは、脳ドックの日だということを忘れてしまっているようです。その後も、事実と異なる話を繰り返し話してきて、姉と目くばせを交わしながら、どんどん暗い気持ちになっていったのでした。 病院に着くとすぐに呼ばれ、小一時間ほどで検査は終了。医師によると、年齢なりの動脈硬化や萎縮はあるものの、特に大きな問題はないとのこと。しかし、オプションでつけたテストでは、なんとも言えない微妙な結果をたたき出していました。 結局、次に血液検査をしてからこれからのことを判断することに。次回の予約を入れて病院を後にしたのですが、あーちゃんからはどこかおかしいのかと何度も涙目で聞かれ、ひたすらなだめ続けながら帰りました。 --------------病院に来た目的を忘れている様子の母を見て、何となく暗い気持ちになってしまうのは理解できるのではないでしょうか。「長谷川式認知症スケール」とは、日本国内の多くの医療機関でも使用されている認知症の簡易検査。信頼性の高い評価法といわれています。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 監修者:医師 医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長 菊池大和先生 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月16日みなさんは、メンタル強いですか? 弱いですか?私は…激弱です!!特に対人関係ではちょっとしたことですぐに心が折れがち。各所でしつこく自称してきたその弱々メンタルコミュ症ぶりによって、子どもができてからも失敗や苦悩の連続でした。■色々考えすぎて人との距離を縮められない…支援センターも公園も何度も通っているのに、他のお母さんと交流したり、ましてや友達になるなんてことは全くなし!ただ、ぼっち行動自体は私にとってむしろ快適なので、悩んだポイントはここではありません。■夫からの「ママ友できた?」の言葉!悪気のないプレッシャー!!夫は私と違い対人関係においてごく一般的な感覚を持っているので、ただ普通の会話としてママ友が出来たか聞いてきているだけ。でもそれがつらい!ママ友がいないことではなく、ことある毎にこうして聞かれることこそが苦だったんです。しばらくは流していましたがこの気持ちは説明しないと永遠にわかってもらえないだろうと思い、情けないけどある日夫に宣言。実際何を言ったかまでは詳しく覚えていませんが、たぶん大体こんな感じのネガティブ宣言をしたと思います。そしてそれ以降、ママ友できた?と聞かれることはほぼなくなり、今度こそ本当に快適なぼっちママ生活スタート!めでたしめでたし。幼稚園や小学校に入ってからは少しママ友も出来ましたが、根本は変わらず。これからも弱メンタルと付き合いながら生きていきます!
2023年12月15日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。ある日、ワフウフさんの母・あーちゃんから1本の電話がかかってきました。その内容は、貸金庫にお金がないというもの。そんなはずはないと思いつつ、ワフウフさんが詳しく話を聞いていると、なんだか普段と様子が違うように感じたのです。いろいろと事情があり、母・あーちゃんのお金に関しては、ワフウフさんと姉も把握していて、一部は預かっています。そんなあーちゃんから、1本の電話がかかってきました。それが、あーちゃんの認知症を疑うきっかけになったのでした。 もしかしたら、認知症…? 貸金庫に入れるのは本人だけなので、知らないうちにすっからからんになっているなんてことは考えづらく、おかしいと思った私は姉に相談してみました。 実はこの日以外にも、私が母のあーちゃんの行動をおかしいと思ったことがありました。「同じ話を何度もする」「何度も行ったことがある場所なのに、自分の居場所がわからなくなる」など……。 さらに、私たち姉妹が把握していない場所に現金があると言っているのですが、その金額が貸金庫にあった金額とほぼ同額。やっぱり、自分でお金を移したことを忘れているだけのようです。もしかして、認知症なのかもしれない……。そう思ったとき、私を悩ませたのは「どうやって病院へ連れて行くか」でした。 あーちゃんはプライドが高く、そのままストレートに「認知症の検査」というと、断固拒否されてしまいそうです。そこで、姉とじっくりと策を練り、脳ドックをプレゼントするということに。おかげさまで、あーちゃんは喜んで病院に行くと言ってくれて、ひとまず第一関門は突破したのです。 --------------当たり前ですが、自分が年を重ねれば同じように親も老いていきます。自分自身で体の変化を感じるようになったときには、親の言動や行動をいつも以上に慎重に観察するようにして、ちょっとした変化を見逃さずにしておきたいですね。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ワフウフ
2023年12月15日機能性表示食品としてリニューアル健康食品や化粧品の企画・販売事業を展開する株式会社貴栄商事は、ブレンド茶『茶らりオリゴ(さらりオリゴ)』を機能性表示食品としてリニューアル販売を開始した。『茶らりオリゴ』の機能性関与成分は、乳糖果糖オリゴ糖である。同成分は、お腹の中のビフィズス菌を増やして、腸内環境を良好にすることが報告されている。生活習慣や加齢などにより、善玉菌が減ることによって生じる腸内環境の乱れを、お茶を飲むことでサポートする。1日1杯のお茶で手軽にオリゴ糖を『茶らりオリゴ』では、国産ハトムギと国産大麦がベース。1パックあたり、乳糖果糖オリゴ糖1gと厳選された3種(EC-12株・植物性ナノ型乳酸菌・クリスパタス菌KT-11)の乳酸菌1,090億個以上を配合した。さらに、食物繊維として、菊芋の粉末・蒟蒻粉を配合。香ばしさと自然な甘みを感じる風味で、クセもなく、飲みやすい。ティーバッグタイプなので、毎日手軽に飲むことができる。ノンカフェインであり、お腹を刺激する成分は配合していない。国際規格FSSC22000を取得した国内の工場で製造しているので、小さな子どもからお年寄りまで安心して楽しめる。販売価格は、24パック(7g×24)入りが、3,300円(税込み)、10パック(7g×10)入りが、1,400円(税込み)。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリース株式会社貴栄商事※茶らりオリゴ機能性表示食品
2023年12月11日自分が性病かも!?と思った理由は「性器の痛みやかゆみ」23~35歳のメデリピルユーザー536人に行った調査では、性病にかかったことがあるユーザーは40.3%という結果になりました。かかったことのある性病は、1位が「カンジダ」(48.6%)、2位が「クラミジア」(28.8%)、3位が「ヘルペス」(6.2%)となっています。性病の検査を定期的に受けているか尋ねると、52.4%が「受けたことがない」と答えました。「定期的に受けている」は7.8%で、1割未満に留まっています。自分が性病かもしれないと疑った理由について聞くと、最も多い回答は「性器に痛み、かゆみがでたから」(31.2%)で、「おりもの量が増えた・臭いが気になった」(30.9%)が続きました。梅毒についての知識はあるか尋ねたところ、約9割が「症状だけでなく、治療法や予防策まで知っている」(7.1%)、「どんな症状が出るか知っている」(25.9%)、「病名は知っている/聞いたことがある」(55.6%)と答えました。病院に行かなくても自宅で梅毒の検査ができるキットを知って言えるか尋ねると、69.0%が「知らなかった」と回答しました。「知っている」は12.9%、「聞いたことはあった」は18.1%でした。自宅でできる梅毒のチェックキットがあれば、使用したいか尋ねたところ、77.6%が「使用したい」と答えています。調査概要調査テーマ:性感染症に関する意識調査対象人数:536人調査対象:23~35歳のメデリピルユーザー調査期間:2023年11月23日~11月27日調査方法:アンケートフォームを用いたインターネット調査mederi(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅49歳で突然の大量出血、15日周期で生理がきて…「これはおかしい」【更年期体験談】✅【原因は?】リモートワーク女性の約7割が「デリケートゾーンの不調」。20~40代女性300名に調査✅【医師監修】おりもの検査でわかること 治療や対処法は?
2023年12月11日同居をしている姑が認知症になり、おかしな言動が増え始めました。私が耐えきれずに夫に相談すると……。そんな私のお話です。 この言動は病気だから?元々姑とは良い関係性ではなかった私。とはいえ、夫よりも姑といる時間が長いので、姑の言動をよく把握していました。そんなある日、姑の異変に気付いて……。 姑の異変を感じつつも、「この私に向けられた敵意は本気なのか?」「それとも認知症なのか?」というようなことが増え、夫に相談していました。 なかなか認めようとしない夫夫は、「認知症じゃないでしょ?」という気持ちが強く、私が姑から受けたひどい言動を報告しても、「お前が嫌いだからってオーバーに言ってるだけだろ!」と何度も否定されました。 夫に対する腹立たしさが…しかし、認知症らしき症状が進行するにつれ、日時を間違えたりご飯食べたのに食べてないと言われたり、夜中のトイレの失敗も増えたりして……。さすがに夫も認めざるを得ない状態になりました。 いくら認知症になったとはいえ、姑からは本当にひどい言動を受けました。また、それをなかなか認めず、私を疑い続けた夫に本当に腹が立ちました。 まとめ自分の親に対する愚痴や老化の話を子どもの立場としては聞きたくないかもしれませんが、これが紛れもない現実であることを受け入れ、夫にもっと早い段階から理解と協力をしてもらいたかったです。私だって人間なので、正直本当につらくて生きた心地がしませんでした。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 文/山田のあ 介護カレンダー編集部では、自宅介護や老々介護、みとりなど介護に関わる人やシニア世代のお悩みを解決する記事を配信中。介護者やシニア世代の毎日がハッピーになりますように!介護カレンダー編集部
2023年12月09日夫の母が認知症になりました。1人暮らしをしていたのでわが家で引き取ることになったのですが、ガラリと生活環境が変わってしまいました。慣れるまではとても大変で、私自身がうつ病になってしまう寸前に。そんな私のお話です。まさか義母が…夫の母親は1人暮らしをしていて、とても元気な人でした。畑仕事をしながら週に2日、スーパーのお総菜屋さんでパートをしていたのです。ひとりでも幸せに暮らしていたので、まさかそんな人が認知症になるとは思ってもいませんでした。義母が近所を徘徊(はいかい)していることを近所の人が教えてくれたとき、すでに認知症は進行していたことを知りました。いつの間にかパートも辞めており、畑も荒れ放題になっていたのです。定期的に訪問していなかった私たちも悪かったと思います。ひとりで生活させることは難しいと判断し、すぐにわが家で預かることになりました。認知症とはいえ、おばあちゃんがわが家にやって来たことを私の子どもたちは喜んでいたものです。正常なときには、子どもたちにとてもやさしいおばあちゃんだったからです。周りの助けが必要最初は気が張っていたからなのか、義母は正常な状態が続き何も問題がありませんでした。徘徊されるのは困るので、出掛けるときは必ず家族の誰かと一緒に出掛けることにしていました。子どもたちと近所を散歩することもあったのです。ところが、数カ月たったころ、義母の言動がおかしくなってきました。ごはんを食べたのに「まだ食べていない」と言ったり、ひとりでフラフラと外へ出て帰り道がわからなくなったりしてしまったのです。次第に家族だけでのお世話は難しい状態になっていきました。精神的に追い込まれる日々精神的に苦痛になったのは私でした。うつ病になってしまうのではないかという状態で、周りからも心配されたので、親戚や友人などに相談することにしたのです。自治体にも相談しました。今の時代、手助けしてもらえるさまざまな機関があります。教えてもらったところには片っ端から相談して、いろいろな支援を受けるようにしたところ、ずいぶんとラクになりました。私自身の心と体を休ませることができるようになり、うつ病にならずに済みました。まとめ家族の誰であっても、介護をすることになったら環境も大きく変わって大変です。ひとりで全部を抱えることはできないと痛感しました。家族はもちろん、身近な親戚や友人、知人なども巻き込んで助けてもらわないと、自分自身が倒れてしまうと感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。文/みんみんるんるんウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ウーマンカレンダー編集室40歳を過ぎて心と体の変化に戸惑い、悩むオトナ女子を応援するメディア「ウーマンカレンダー」の編集室です。オトナ女子がおこなっているコスパ良し!時短!ズボラでもできる!リアルなアンチエイジング情報をお届け。医師解説の記事も満載!
2023年12月08日新型コロナウイルスの大流行が終焉を迎え、一安心…と思いきや、インフルエンザ流行の早期化、帯状疱疹罹患者の急増、秋口のアデノウイルス流行と、従来とは異なる感染症傾向が見られた2023年。大正製薬株式会社(東京都豊島区/代表取締役社長 上原 茂)は、2023年11月に、日本全国の20代~60代の男女1000人を対象に「昨年末と比較して、2023年末は自身の免疫対策(マスク着用・手洗いやうがい・栄養や休養等、感染症対策)をどれくらい意識しているか?」に関するアンケート調査を実施、2023年12月5日に結果を公開しました。調査の結果、全体では「昨年よりも意識が高い人(※)」が訳4割弱(37.9%)を占めましたが、「昨年よりも意識が低い人(※)」も約3割(全体の28.8%)を占め、「昨年と同程度の人(※)」がちょうど3割(33.3%)と、免疫対策への意識は全年代を総合的にみると維持、ないしは向上している方が7割いることがわかりました。※アンケート調査では、2022年末の免疫対策への意識を「5」とした場合に、2023年末の免疫対策への意識が「0~10」(5=昨年と本年が同程度)のうちどの数値かを選択。0~4を選択=「昨年よりも意識が低い人」、5を選択「昨年と同程度の人」、6~10を選択=「昨年よりも意識が高い人」とします。年代別に見ると、「昨年よりも意識が低かった人」の比率が突出して高かったのが20代(36.0%)、対し、50代(22.0%)と30代(25.0%)においては他年代よりも「昨年よりも意識が低かった人」の比率が下がっており、全体的に免疫対策への意識が昨年よりも顕著に向上している傾向がうかがえます。【調査概要】調査名称:自身の免疫対策(マスク着用・手洗いやうがい・栄養や休養等、感染症対策)への意識に関するアンケート調査機関:Freeasy調査対象:全国の20代~60 代の男女1000人(年齢・性別均等割付)調査方法: Webアンケート調査日:2023年11月29日〜2023年11月30日インフルエンザウイルスが猛威を振るう中、宴会シーズンも控え、復習しておきたい免疫対策。多忙で体力も消耗する年末。感染症予防のために心がけている免疫対策を、感染症に詳しい医師の久住英二先生に聞きます。内科医・血液専門医久住英二先生【監修】内科医・血液専門医久住英二先生1999年新潟大学医学部卒業。内科医、とくに血液内科と旅行医学が専門。虎の門病院で初期研修ののち、白血病など血液のがんを治療する専門医を取得。血液の病気をはじめ、感染症やワクチン、海外での病気にも詳しい。免疫対策のポイント1)腸内環境を整える2)血流やリンパの流れをよくする3)自律神経を整える免疫対策として有効な、注目栄養素●腸内細菌叢を育てるβ-グルカン●免疫細胞を活性化させるタウリン●免疫細胞自体を作るタンパク質●骨(骨髄)づくりにかかわる栄養素1)腸内環境を整える人間には1.8兆個もの免疫細胞があり、病原体から身を守るために働いています。好中球やNK細胞は、病原体と認識したら即座に攻撃する“自然免疫”を司ります。ワクチン接種が有効なのは、病原体を記憶するメカニズムがあるから。樹状細胞とリンパ球のT細胞が司令塔となって、B細胞が抗体というタンパク質を作って感染を防ぎ、感染した細胞をT細胞が攻撃して殺します。これを“適応免疫”と呼びます。免疫細胞はほぼすべて骨髄で作られ、リンパ節や脾臓といったリンパ組織や、胸腺で教育を受け、さまざまな担当部署に配属されます。消化管は口から食道、胃、十二指腸、小腸、大腸、そして肛門と1本の管であり、口と肛門は開いていることから、消化管の中はある意味体外ともいえます。食べ物にはウイルスや細菌、真菌(カビ)などの病原体が付着しています。栄養素と一緒に病原体を取り込んでしまうと病気になるので、消化管には表面を覆う粘液、そして様々な免疫細胞や抗体が存在し、防衛しています。これを「腸管免疫」と呼びます。小腸にはパイエル板と呼ばれる免疫器官があり、そこにはT細胞やB細胞、NK細胞など多くの免疫細胞が集結して、病原体やウイルスと戦っています。大腸には膨大な腸内細菌叢(フローラ)があり、病原体が増殖するのを妨げ、消化を助けるほか、人体に必須の栄養素を作り出すなど、人体に有益な働きをしています。フローラは免疫にも大きく関係しており、そのバランスが良いと免疫が適正に働き、フローラが乱れると自己免疫疾患が引き起こされ、体に良くない反応が起きます。腸内環境を整えることは健康を維持する上でとても大切です。2)血流やリンパの流れをよくする血液やリンパの流れが良くなると、リンパ球などの免疫細胞が体内を移動しやすくなります。結果として病原体を発見し、働きかける反応が向上します。そのためにおすすめなのが、軽い運動を行うこと。運動による体温上昇も免疫細胞の活性化に役立ちます。毎日なるべく湯船に浸かって血行を促し、身体を温めてから就寝するのもおすすめです。身体の細胞を酸化させてしまうおそれがあるタバコは、免疫細胞の働きを抑制し、血管が収縮して血流が悪くなり、血管壁を傷つけることで血管を老化させます。さらに、煙に含まれる一酸化炭素は、体内で酸素を運搬する役割のヘモグロビンと強く結合して酸素運搬能力を奪い、体内を酸欠状態にしてしまいます。“3)自律神経を整える自律神経は免疫細胞にも働きかけ、その機能を制御しています。よって自律神経を整えることは免疫を健やかに保つ上で重要です。睡眠不足や体内時計の攪乱は自律神経の機能を低下させます。毎晩、なるべく決まった時間に寝て起きる。そして成人では7時間ほどの睡眠時間を確保し、良質な睡眠をとることが望ましいです。運動習慣は自律神経の働きを正常化する上で役立ちます。運動というと、マラソンやジムでの激しいトレーニングが必要では?と考えがちです。健康に良い運動は、例えばジョギングであれば、一緒に走る人と会話が出来るくらいのスピードで、また時間も30分以内が良いとされています。筋トレも自分の体重を使った自重トレーニングで十分です。また、運動は睡眠の質を向上させる効果もあります。飲酒も自律神経を整える上で要注意です。お酒を飲むとよく眠れると思っている方は少なくありませんが実は逆で、アルコールは睡眠の質を低下させます。過度な飲酒では睡眠時間が短くなる可能性もあり、疲労や自律神経の乱れにつながる可能性もあります。アルコールの分解では、免疫細胞にとって重要なアミノ酸であるタウリンが消費されます。タウリンを奪ってしまうという点においても、過度な飲酒は免疫対策として推奨できません。精神的なストレスも免疫機能を低下させる非常に大きな要因になります。ストレスによって交感神経が優位になり、血管が収縮させ、血流が悪化します。さらに、交感神経が優位な状態が続くと、リンパ球など免疫のキーとなる細胞の働きが低下します。逆に、リラックスした精神状態で副交感神経が優位になると血管が弛緩し、血行もスムーズに。心身ともに無理をしすぎず、リラックスできる時間を意図的に作るようにしましょう。免疫対策として有効な、注目栄養素●腸内細菌叢を育てるβ-グルカン大麦やキノコなどに含まれる水溶性食物繊維のβ-グルカンは、腸内細菌による発酵を介して短鎖脂肪酸の産生を促します。短鎖脂肪酸が免疫系を刺激することで、腸管免疫を強化するといわれています。短鎖脂肪酸は、酢酸、酪酸、プロピオン酸などの総称で、大腸のぜん動運動のエネルギー源になり、腸内環境を弱酸性化し、腐敗物質をだす悪玉菌の繁殖を抑える作用があります。さらに、短鎖脂肪酸には制御性T細胞の増殖が促進する作用があります。このリンパ球は、免疫が暴走して自らの体を傷害するサイトカインストームを抑制します。サイトカインストームは、新型コロナウイルス感染症が重症化するメカニズムの一つであり、コロナウイルスに限らず様々な感染症に合併します。β-グルカンを積極的に摂るために、食事の際の白米を大麦ごはんにするのがおすすめです。●ビタミンB群食べ物をエネルギーとして代謝し、細胞の活動エネルギーを作る栄養素。ビタミンB群は病原体から体を守るタンパク質である抗体産生にも必要です。ビタミンB1が不足するとパイエル板(免疫細胞が多く集まる器官)は小さくなり、感染症にかかりやすくなる可能性が示唆されています。ビタミンというと野菜や果物に多い印象ですが、実はB群のビタミンは豚肉、魚介類に多く含まれています。お肉を食べてB群のビタミンを常に補充しましょう。●免疫細胞自体を作るタンパク質すべての細胞は、タンパク質が主成分。ウイルスと戦う免疫細胞や抗体もタンパク質からできているので、タンパク質は必須。タンパク質はドカ食いが効かないため、食事で常にとり続ける必要があります。朝昼晩の食事には、かならず卵、肉、魚、大豆などタンパク質を多く含む食材を取り入れましょう。●骨(骨髄)づくりにかかわる栄養素造血細胞を持つ骨髄では、好中球、マクロファージ、リンパ球〈B細胞とT細胞〉、NK細胞、形質(けいしつ)細胞などほぼすべての免疫に関わる細胞が生まれます。骨を丈夫にするカルシウムに加え、骨を強化することに関わるビタミンDなども免疫に関与していると言えます。ビタミンDはきくらげ、鮭などに含まれますが、日光浴をして手のひらに紫外線を浴びると自分の体内で生成することもできます。大正製薬修正レター★久住先生解説【免疫のために意識すべきこと】.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月05日「びわこんどーむプロジェクト(びわこんPJ)」教材『びわこんどーむ』のパッケージ滋賀県立高校の元教員が、日本の高校生たちに自主練習用のコンドームと取扱説明書がセットになった教材「びわこんどーむ」を通じて "自分を守る方法" と"性について考えるきっかけ"を届けるためにはじめた「滋賀発!全国1万人の中高生に『びわこんどーむ』を届ける学校プロジェクト」(以下、びわこんPJ)。びわこんPJは、中学校や高校の保健体育科や養護教諭をはじめ、思春期保健に関わる専門家たちの協力で全国に広がりました。講演会や授業では性感染症予防や避妊のためにコンドームを使用する際の失敗率や心理的障壁を減少させるだけでなく、パートナーとの関係性や性的自己決定権などについて学び合える機会も提供しています。今回はびわこんPJを通じて、性交、性感染症予防、避妊、人間関係やコミュニケーション、性的同意などについて学んだ中学1年生~高校3年生の計2,551名に実施したアンケート調査結果を報告します。コンドームの存在は知っているが、86%が「初めて触った」と回答「びわこんどーむ」を使用した性教育の講演会を受けた中学1年生~高校3年生に、コンドームの「存在を知る」のは、今回が初めてであるか尋ねたところ、89.6%が「いいえ」と回答しました。Q1:コンドームの『存在を知る』のは今回が初めてですか?学年別にみると、中学1年生の場合、約半分(51%)がコンドームの存在をまだ知らないと回答しています。保健の教科書にコンドームが初めて掲載される中学3年生で認知度は77%に高まり、高校1年生の段階になると、95%が知っていると回答しました。認知度の向上には教科書に複数回にわたって掲載されることが効果的であることがわかりました。コンドームの存在を初めて知った生徒の声を一部紹介します。「第一印象は気持ち悪いと思った」(中1男)「今の社会では性的暴力をする大人がいるということを知りました」(中1男)「性感染症とかエイズとか今回で色々なことを知った」(中1女)「自分のために何ができるか考えさせられた」(中1女)『びわこんどーむ』が登場する講演会や授業の終盤には、中高生がペアで一斉に手指にコンドームの装着練習をします。同性の2人組でコンドームに触る体験学習も実施。復習後の2回目の装着はスムーズになり、最後には膨らませて爪で破るなどして伸縮性や耐久性などの構造や役割を理解します。今回の授業で、コンドームの『実物を見る』のは初めてであるか尋ねたところ、72.3%が「はい」と答えました。Q2:コンドームの『実物を見る』のは今回が初めてですか?「コンドームはそんな大事じゃなくていつもの悪ふざけで言ってたりしてたけど、ほんとはとても大事で大切なものだとわかりました」(中1女)「コンドームのことは少し知っていましたが、実物で見るとやはり思っていたのと違いました。大人になるのに大事なことだと思うのでしっかり覚えておこうと思います!!」(中3女)「周りと比べず、この先のパートナーとは素直な関係性でありたいと思いました。コンドームは初めて見たし知らないことも多かったのでこれからも正しい知識を身に付けたいと思います。ひとりの命の責任を負うことも覚悟して選択していければと思います」(中3男)コンドームの『実物に触る』のは今回が初めてであるか聞くと、86.4%が「はい」と回答しました。高校3年生になると「初めて触った」は減り、76%になっています。Q3:コンドームの『実物に触る』のは今回が初めてですか?性感染症予防や避妊に効果的で、コンビニや薬局などでも入手しやすいコンドームですが、学校で学習機会がない場合には、セックスの際に自ら(または相手)がコンドームを使用すると決める時まで見る機会は訪れないことが予測できました。実際にコンドームを見た生徒はどのような感想を持ったのでしょうか。「これがもし実際にする時に初めて見るものだったら知識がないまま始めるのは怖かったからとてもいい機会でした」(高3女)「いい印象は受けなかった。正直に言うと気持ち悪かった。だが社会人になる前に一度、経験できて良かったと思う」(高1女)「コンドームを初めて触ってみてこんなに濡れているのだと思いました。学校で体験できてよかった」(高2女)学校でコンドームで装着方法を学習したことを肯定的に捉えているか尋ねたところ、92.2%が「はい」と回答しました。7.8%は肯定的ではないと回答しましたが、そのうち8割以上が高校卒業までには学校で学習するのが適当と回答しており、学習の必要性については理解していることが明らかになっています。Q4:学校でコンドームで装着方法を学習したことを肯定的に捉えていますか?「実際に触ってみたり、友達と指を使って付け方の練習をすることで、新たな発見ができた」(高1女)「HIVのこと性行為のことは対策が大切だが、人の心情、相手との関係といった気持ちの部分がコントロールできるかがさらに大切であるとわかった」(高1男)「友達やネットの情報で、コンドームやその他のあらゆることは知っているが、まったく実感がわかず、想像でしかない部分が多かったので、実践させたり、現実感をもたせるのはとても大事だと思った」(高2男)授業では、教材として性や人権に関する基礎知識や、自主練習用コンドーム2個(イチゴの香り付/本番使用可能)と取扱説明書が同封された『びわこんどーむ』が配布されます。学校でコンドームが配付されたことを肯定的に捉えているか聞いてみると、全体の88.4%が「肯定的」と回答しました。「女子にも必要」という回答は、「不要」を上回る結果になっています。一方、「いいえ」と回答した人にその理由を聞くと、"家族"を気にする声が散見しています。「気まずい」「見つかると困る」「持ち帰りたくない」の声が多く挙がりました。Q5:学校でコンドームが配付されたことを肯定的に捉えていますか?「学校で配られるほど大事なものだとわかった」(高1女)「びわこんどーむをもらったことを親に伝えるときに、今日習ったことについても話をしました。初めてここまで性行為についての話をしましたが、その時間も有意義だったと思います」(高1女)「正直貰っても困る。家に持って帰ってどうしたらいいか分からないし、もし持っているのを他の人に見られて疑われるのも嫌だ」(高1女)教材『びわこんどーむ』のパッケージで印象に残った項目について聞きました。最も多い回答は「性的同意」で、「避妊失敗率の高さやピルとの併用効果」も多くなっています。男性の1位は「習うより 触って慣れよう コンドームのコンセプト」でした。Q6:教材『びわこんどーむ』のパッケージで印象に残った項目はどれですか?「セックスをするのに性的同意が一番必要なものだと思っているから」(高2女)「自分の気持ちだけで行動せず、相手の気持を尊重して、同意したりしなかったりが大切だと思った」(中1男)「"性的同意"と"私のカラダは私が決める"という言葉が一番印象に残りました」(高1女)コンドームの装着方法を学習するのに適当な学年はいつだと思うか尋ねたところ、97.1%が「学校教育で必要」と答えました。中学1年生の74%が「義務教育で必要」と回答しています。回答者が低学年ほど「義務教育で必要」の回答が多い傾向にありました。Q7:コンドームの装着方法を学習するのに適当な学年はいつだと思いますか?調査概要調査対象:『びわこんどーむ』で装着方法を学んだ生徒 計2,551名(中学生602名、高校生1,949名)調査場所:各中学校、各高校調査場面:性教育講演会、保健の授業など調査期間:2021/07/14~2023/07/10調査方法:googleフォーム出典:「びわこんレポート2023」(びわこんどーむ(マイナビ子育て編集部)
2023年12月04日避妊や性感染症の予防に利用する方も多いコンドーム。しかし、使用方法を間違えるとトラブルの元になってしまうことも……。そこで今回のMOREDOORでは、「コンドームの使用で混乱したエピソード」をご紹介します。監修:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Kさんの場合……私は、コンドームが膣中で外れてしまい、取り出せず焦った経験があります。パートナーとのコミュニケーションを取り、一緒に対処しました。その後、病院に行き医師の助けを借り、安全を確保しました。この出来事から、適切なコンドームの使用方法と、失敗時の対処法を、より一層重視するようになりました。性的な安全性とコミュニケーションの大切さを再確認しました。そのときの心情は?そのときの彼氏は、必死に取り出そうとしてくれたのですが、恥ずかしかったです。今後の性教育にどんなことを期待しますか?性に関するオープンな対話を奨励し、質問に対して非難せずに答える環境を作ることが大切だと思います。また、コンドームの正しい使用法を実際に練習する場を設け、誤解を減らし、適切な使い方を習得させた方が心配がなくなると思います。(27歳/会社員)正しい性教育を……コンドームが膣内で外れてしまい、取り出せずに焦ってしまったというエピソード。Kさんは、焦ったもののパートナーと一緒に対処した後、病院で適切な対応をしてもらったようですね。もし緊急的に妊娠を防ぐ方法としてアフターピルを服用するという方法があります。緊急避妊にかかわる対面診療が可能な産婦人科医療機関等の一覧は、厚生労働省HPに紹介されています。また、オンラインクリニックでも対応可能な場合も。土日祝日などは特に心強いですよね。万が一の時に備えて自宅近くの頼れる婦人科医も調べておきましょう。皆さんも、コンドームの使用で混乱した経験はありませんか?※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年12月02日コンドームは、日本で一番多く用いられている避妊方法。性感染症を予防するためにも大切なアイテムです。一般的に使用されるのは、男性が着用するものですが、正しく使用することができれば約98%の避妊効果が得られると言われています。ただし、正しい使用方法を知らずに使用していると、避妊効果は約85%程度まで下がってしまうことも。避妊に失敗したときに、妊娠してしまうのは女性側です。今回は望まない妊娠を避けるために、女性も知っておくべきコンドームの基礎知識について、産婦人科専門医の筆者が解説します。コンドームの正しい取り扱いコンドームの使用期限とは?コンドームはゴム製品なので、取り扱う際に破れてしまったり、時間とともに劣化してしまうことがあります。JISマークのついた品質の保証されているものを使用し、使用期限を守ることが大切です。通常は製造から5年程度となっていることが多く、外箱に期限が記載されているので、しっかり確認するようにしましょう。コンドームが劣化して破れる!? 正しい取り扱い方法意外と知られていないのが、軟膏やハンドクリームなどがコンドームに付着すると、劣化して破れることがあるということです。もし性行為の際に潤いが必要な場合は、安全に使用できる潤滑剤を使うようにしましょう。また、コンドームを保管する際には、直射日光が当たらず、涼しくて湿気のない場所に保管するようにしましょう。財布などに入れて携帯すると、包装が破れたり穴が開く恐れがあるので、ハードケースなどに入れて携帯するのが安全です。素材やアレルギーに注意コンドームの素材にはラテックスやポリウレタンなど、いくつか種類があります。潤滑剤としてのゼリーが付着していることもあるのですが、これらにアレルギーがあると、かぶれやかゆみの原因になることもあります。もしコンドームを使用して異常を感じた場合は、ゴムの素材やゼリーを他の種類のものに換えましょう。ラテックスの手袋を使用する機会が多い方は、ラテックスアレルギーを発症することがあります。また、バナナやキウイ、栗などのアレルギーがある方はラテックスアレルギーのリスクが高いため注意が必要です。コンドームの正しい使い方装着のしかた続いて、コンドームの使用法についてです。正しい装着方法でないと、避妊率が下がってしまうことを知っていますか?男性側がリードして付けることが多いと思いますが、望まない妊娠を避けるためにも、女性側もコンドームの付け方について知っておくのがいいですね。まずは、コンドームには裏表があります。そのため、表面が外側になるようにして装着する必要があります。表裏を誤って装着してしまった場合、すぐに気付いて装着し直したとしても、表面の部分にはすでに微量の精液が付着している可能性があります。それが原因で妊娠する可能性もゼロではありませんので、注意が必要ですね。通常は、コンドームの先に精液だまりと呼ばれる部分がついているので、そこを軽くおさえて空気を抜いた状態で装着する必要があります。空気が入ったままで装着すると使用中に破れてしまう恐れがあるため、注意が必要です。また、コンドームは男性器が勃起した状態で装着する必要があるのですが、しっかりと根本まで下げて装着するのが大切です。きちんと根本まで下げておかないと、使用中にまくれ上がって、外れたり破れたりする可能性があります。使用後の注意射精したあとは、すみやかにコンドームの根本を抑えながら抜く必要があります。これは男性器が勃起状態から元に戻っていく際にコンドームとの間に隙間ができてしまって、精液が漏れてしまったり、コンドームから抜けてしまったりするリスクが高くなるからです。おわりにコンドームは男性主体の避妊方法ですが、他にも女性主体の避妊方法として、低用量ピルや子宮内避妊具という選択肢もあることを知っておきましょう。ただしこれらは、避妊効果は高いものの、性感染症の予防効果は残念ながらありません。そのため、性感染症予防のためにはコンドームを併用しましょう。©Monet/Adobe Stock ©Africa Studio/Adobe Stock筆者情報ママ女医ちえこ(産婦人科医)産婦人科専門医であり、プライベートでは3人の子どもを育てる母。2020年からはYouTuberとしても活躍し、性教育としての医学情報や健康情報を中心に、女性が自分の体について考えるきっかけになる専門性を生かした情報を発信。現在のチャンネル登録者数は15万人を超える。著書に『子宮にいいこと大全 産婦人科医が教える、オトナ女子のセルフケア』(KADOKAWA)、『医師がすすめる エビデンスベースの「体にいい」食習慣』(クロスメディア・パブリッシング(インプレス))がある。YouTube:女医ちえこ産婦人科専門医/ママ女医ちえこ
2023年11月29日皆さんは、子どもの学校の行事に参加したことはありますか?今回は、子どもの学校の行事で驚いたエピソードを紹介します。イラスト:いのくち感染症対策でやっと娘の出番[nextpage title="}Bv0k]0Wc0K0c0_"]突然の大声!?注意されても止まらない子どもの学校の行事で、大声で騒いでいた保護者。周囲への気遣いを忘れず、マナーを守った行動を心がけたいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(愛カツ編集部)
2023年11月29日子どもの爪噛み、爪を噛む癖、原因は?子どもの爪を噛む癖を止めさせたいと思っている保護者の方は、たくさんいます。爪噛みをするようになるのは、6〜12歳が最も多く、男児よりも女児にやや多いといわれています。大半は、子どものうちに治りますが、大人になっても治らない人もいます。どうして爪噛みをするのでしょう?爪噛みには、さまざまな原因が考えられます。1つ目は、ストレスや緊張、不安があること。子どもは成長過程で、さまざまな変化に気持ちを対応させる必要があります。入園や入学など、環境が変わって寂しい思いをしたり、つまらないと感じていたりするかもしれません。先生や友だちとの人間関係が思いどおりにいかず、イライラしたり、悩んだりしていることもあります。家族や保護者との関係が、関わっていることもあります。家庭内での頻繁なケンカ、保護者からの愛情不足や過保護・過干渉などがストレスとなり、爪噛みなどの身体的サインとして表れることがあるといわれています。しかし、爪噛みの原因はストレスによるものばかりとは限りません。2つ目は、本人が几帳面だったり、デリケートな気質であること。爪の長さが気になったら、噛んででも短くしないと気が済まなかったり、指のささくれが気になって、噛んで取っているうちに、爪も噛んでしまっていたりすることもあります。3つ目は、手持ち無沙汰のときに刺激を得る行為のひとつであること。何もすることがなく暇なときに、爪を噛んで得る刺激によって、脳を覚醒させたり、情緒を保ったりしています。これを自己刺激といいますが、刺激への欲求が強くなると行為が過剰になり、指から出血することもあるので注意が必要です。ここにあげた原因はごく一部で、爪噛みがある人すべてにストレスがあったり、几帳面な気質だったりするわけではありません。まったく原因がないのに、爪噛みをする人も多くいます。爪噛みを続けていると、爪や指から出血して雑菌などが入ったり、爪の雑菌が口から体内に侵入したりして、感染症にかかるリスクがあります。また、爪や指の変形や、歯並びが悪くなる、あごの骨が変形するなどのリスクも考えられます。参考:新家庭教育手帳・家庭教育ビデオ 家庭教育手帳<ドキドキ子育て>3.しつけ 正しいしつけは子どもへの大切な贈り物。|文部科学省参考:一般小児科医のための子どもの心の診療テキスト|厚生労働省雇用均等・児童家庭局子どもの爪噛み、爪を噛む癖は治るの?対処法などはある?爪噛みがひどく困っている場合は、かかりつけ医に相談するのもひとつの方法です。爪噛み癖のことを「咬爪症」といい、爪と歯の形状で診断します。形状を調べることで、症状のレベルが分かるのです。爪や指から出血している場合は、塗り薬を塗布します。また、かかりつけ医から心療内科を紹介されることもあり、そこでは、より専門的な検査を行います。爪噛みは、大半が幼少期の一時的なもので、大人になると自然と治ることがほとんどです。「爪の形が変形してしまう」「痛みや炎症につながる」などの理由から心配する保護者の方も多くいると思いますが、本人は、爪を噛むことで心のバランスを保っていることがあるので、無理やりやめさせるのは、逆効果になる可能性があり、おすすめしません。子どもが爪を噛んでいるのを見たとき「やめなさい!」と叱ったり、逆に「爪を噛まなかったら〇〇していいよ」と、ご褒美でやめさせようとしている場合も注意が必要です。爪噛みや注意や叱咤、我慢の強要では治るとはかぎりません。家庭でできることのポイントは、次の4つです。1.刺激している部分をブロックするつねに爪を短く切り、物理的に噛めないようにします。それでも指先を噛んだりする場合は、手袋をしてもいいでしょう。爪噛み防止のための専用マニキュアも販売されています。安全性は高いですが、治療中の病気がある、常用している薬があるという場合は、主治医と相談してください。2.別の行動に促す手持ち無沙汰にしていて、爪噛みをしそうなタイミングが分かるときは、「〇〇ちゃん、お片付けのお手伝いしてほしいな」「△△くん、これ、運んでくれる?」などと声がけし、別の行動をするように促してみましょう。3.代わりの刺激に置きかえる勉強をしているときに爪噛みをするという子どももいます。そんなときは、トゲトゲのついたゴムボールを持たせたり、グミやガム、スルメイカを与えたりして、別の刺激に置きかえてみましょう。効果のある方法は一人ひとり異なるので、子どもにあった代替刺激を探してみるといいでしょう。4.リラックスできる環境をつくる不安や緊張感が爪噛みに表れていることがあります。笑える動画を見たり、思う存分好きなマンガを読んだりするのも、ひとつの方法です。ホッとできるぬいぐるみと一緒に寝たり、触り心地のいいタオルケットを使ったりすることで、心が安らぐこともあります。爪噛みは、ストレスや手持ち無沙汰が原因のことも。やめさせるのに、きつく叱ると逆効果爪噛みは、不安やストレスが原因のこともあれば、単に手持ち無沙汰で癖になっていることもあります。障害がある子どもの場合は、自己刺激行動のひとつのこともあります。どの場合も、きつく叱ったり、注意したりして、無理にやめさせることは控えましょう。さらにストレスがたまり、爪噛みがよりひどくなる場合も考えられます。本人が安心できる環境づくりを意識したり、ガムやスルメイカを噛むなど別の行動に置き換えたりして、爪噛み癖と上手に付き合っていくことが大切です。子どもの爪噛み、爪を噛む癖は発達障害と関係ある?爪噛みがやめられないのは、なにか障害が関係しているのでは?と考えることがあるかもしれません。発達障害などがある人にみられる、自己刺激行動の一つに爪噛みがあります。自己刺激行動とは、自ら刺激を求めにいく行動のことで、五感から受け取る刺激を過剰に感じてしまう「感覚過敏」や、反対に刺激を受け取りにくい「感覚鈍麻」があると、出ることがあります。また爪噛みは、チック症や強迫症の関連疾患である身体集中反復行動症がある場合も表れるといわれています。しかし、爪を噛むからといって、必ずしも障害や疾患があるわけではありません。単なる癖の場合も多く見られます。爪が変形するほど噛み続けたり、爪噛みがやめられなくて外出できない、など、日常生活に影響を及ぼしたりする場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年11月29日今の時期いくつでも欲しくなるアイテムのニット。今回は【グローバルワーク】で販売中の、着心地や機能性にこだわられたニットを紹介します。もちろんデザインもトレンド感たっぷりでこれはあらゆる面で「最強ニット」と呼んでも過言ではないアイテムです! 早速チェックしていきましょう。毛玉になりにくいアゼプルオーバー出典:.stこちらがグローバルワークの最強ニット「毛玉になりにくいアゼプルオーバー」。ゆるっと大きめに開いたネックラインに脇スリットのゆったりしたシルエット。ゆとりがありながらも女性らしさも感じられるキレイめシルエットが特徴です。めいさんのようにグレーのスラックスと合わせ、クリーンにまとめると素敵ですね。敏感肌でも安心!出典:.stこのアイテムの注目すべきところは、デザインのよさだけではなく何と言っても機能性や着心地。ズボラさんにも嬉しいマシンウォッシャブル対応で、こすれても毛玉になりにくい素材が使用されています。肌ざわりもストレスフリーのようで、kazuyoさんは「チクチクとした肌ストレスがなく敏感肌な私も安心して着る事ができました」とコメントしていますよ。ボーダータイプの色展開も出典:.stベーシックカラーからビビッドカラーまで色展開も素敵なこのアイテムですがボーダータイプもあるんです! アイボリーのベースに細いブラックボーダーが表現されており、ラフなシルエットによく合う大人なボーダーです。キレイめなパンツと合わせるとオンからオフまで幅広く活躍してくれそうです。ミリタリーテイストでまとめて出典:.st同じボーダー柄タイプをChiakiさんはオリーブのカーゴパンツとスタイリング。キレイめコーデにも合わせやすいボーダーニットでしたがミリタリーテイストに寄せてもとても素敵。カジュアルすぎないスタイリングに仕上がるので大人女子には嬉しいアイテムです。冬はバスクシャツの代わりに取り入れてキレイめカジュアルを実現させてみてくださいね。※すべての商品情報・画像は.st出典です。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:yuka
2023年11月29日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症が進行していく中、数年疎遠になっていたあーちゃんの妹が突然亡くなってしまいました。しかし、それを聞いてもあーちゃんは「あらそう」だけ。あまりにも薄い反応に驚いていたところ、後日「妹が亡くなった」と泣きながら電話をしてきたのでした。だいぶ会話が成り立たないことも増えてきています。完璧に自己管理していた母はもういない…どこにいても、あーちゃんはすぐに周りの人と打ち解けて親しげに話し始めます。しかし、あとで何を話していたのか聞いても「さぁ?」だそうで……。ただ、最近はとんちんかんな返事をすることも多くなってきて、ごまかしが利かないと思うことも増えてきました。あーちゃんの妹で、私たち姉妹の叔母のお葬式中、謎の行動をすることもあったあーちゃん。最近は険しい表情をすることが増えてきました……。医師に相談すると、薬の追加を提案されました。あーちゃんは、きょうだい全員が糖尿病……!昔から惣菜や外食という選択肢は排除し、徹底的に自己管理していたあーちゃん。自炊していると思っていたけれど、このガス代はおかしいのでは???あーちゃんの言うことを鵜呑みにしていました……。とんちんかんな返事をするようになったり、以前よりもすこし不安そうな表情をするようになったりと、あーちゃんの気になる変化が増えてきたため、かかりつけの医師に相談してたところ、新しい薬が追加されることになりました。インターネットで調べると、中期以降の認知症に処方されることがある薬のようでした。つまり、もうあーちゃんの症状はそこまで進んでいるということ……。まだ認知症の診断を受けてから半年もたっていないのに、進行が早いように感じてしまいます。実はあーちゃん……というか、あーちゃんのきょうだい全員、糖尿病です。そのため、あーちゃんはずっと食事にはとても気を付けていました。しかし、通帳を見ていて気付いてしまったのです。ガス代のあまりの安さに。ガスが安いということは、今では自炊はしていないということ。あんなに完璧に食事管理をしていたのに、もう自分でごはんも作れなくなっていたなんて……。--------------あーちゃん自身も、自身の変化に気付いていて、何が起きているのか自分でもわからないもどかしさもあるのかもしれません。新しいお薬が処方されたことで、進行しつつある症状が少しでも緩和されるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月29日株式会社ニコリオは、腸内環境の改善・便通の改善・高めのBMI低下をサポートする機能性表示食品『Lakubi premium(ラクビ プレミアム)』にて、蛯原英里さんを起用して、2023年11月10日(金)より広告を展開してまいります。便秘気味の方の腸内環境を改善する機能と高めのBMIが低下するのをサポートする機能蛯原さんはベビーマッサージ講師として、そして2児の母としても幅広く活躍しています。そんな忙しい毎日でも健康へのこだわりは妥協しない蛯原さんに、手軽に腸活ができる『Lakubi premium(ラクビ プレミアム)』を活用いただきます。■蛯原さんコメント日々の生活の中で腸活は頑張るようにしています。腸にいいものはなるべく食べるようにしていますが、それで食べるものが偏ってしまうのは気になりますよね。だから、もっと手間なく気軽に続けられる対策をしたいと思っていました。実際にラクビ プレミアムを使ってみて、これはすごくいいなと思ったんです。これからも飲み続けたいですね。■Lakubi premium(ラクビ プレミアム) について日本初※1の機能性関与成分「酪酸菌CB80(R)※2」と「HMPA」のニコリオオリジナル配合で、便秘気味の方の腸内環境を改善する機能・便秘気味の方の便通(量・回数)を改善する機能・BMIが高め(23以上30未満)の方の高めのBMIが低下するのをサポートする機能がある機能性表示食品です。ラクビシリーズにおいて4年連続売上No.1※3を獲得しています。※1:ラクビシリーズにおいて(2022年8月時点 消費者庁データベースより)※2:酪酸菌CB80(R)は、機能性関与成分「酪酸菌」に関するニコリオの登録商標です※3:富士経済H・Bフーズマーケティング便覧2020-2023機能志向食品編機能志向食品 ダイエット・その他ブランドシェア(2018年-2020年実績)機能志向食品 その他ダイエットブランドシェア(2021年実績)■商品概要商品名:Lakubi premium A(ラクビプレミアムA)販売開始日:2023年10月30日(月)販売料金:3,480円(税込)販売店:ニコリオ公式サイト(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年11月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症がだいぶ進行していることから、少しでも記憶が残るうちに喜寿(きじゅ)のお祝いをやっておこうという話になりました。当日は、孫に囲まれて楽しそうに過ごしていたのですが、通帳を返してほしいという主張を忘れることはなく……。楽しそうならそれでいい?!ちょっとした行き違いがきっかけで数年疎遠になっていたあーちゃんの妹が、突然亡くなってしまいました。あーちゃんに訃報を知らせたところ「あらそう!」と、ひと言。実の妹を亡くしたわりには、かなり軽い反応で驚いていると、後日「妹が亡くなった」と泣きながら報告してきたのでした……。どこにいても、周りの人たちと楽しく話しているあーちゃん。一体、何の話で盛り上がっていたのかを聞いてみると……。今日は叔母のお葬式。あーちゃんは、トイレがかなり近くなっています。お葬式の話をあれこれしていると……。ん???あーちゃんは病院でもどこでも、すぐに周りのおばちゃんたちと親しげにおしゃべりを始めます。それはそれは楽しそうにしているのですが、あとで何を話していたのかを聞いたら「さあ?」といった具合で、よくわかっていないことも……。私自身、しばらくあーちゃんの理解力のなさに気付けなかったこともあり、何事もなかったように周囲に溶け込むこのスキルは結構すごいのではないかと思っています。ただ、最近はさすがにごまかせないことも増えてきて、とんちんかんな返事をすることも多くなってきています。先日亡くなった叔母のお葬式に行ったときもこのスキルは発動されていたのですが、ふとした会話の中で、あーちゃんが自分のお母さんのお葬式だと思っていたことが発覚。これはもう、疲れとかで言い訳できないレベルになってきたようです……。--------------表情も相づちも会話の流れに合っていれば、当然こちらは話が通じていると思ってしまうもの。明るく談笑している姿が見られるなら、家族としてはうれしい気持ちもありつつ、いざというときは介入しなくてはいけない場面も出てきそうですね。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月28日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。認知症の母・あーちゃんは、自分でも予定を管理できるように、スケジュール帳を持ち歩くようになりました。しかし、書いていても忘れてしまうことが多々……。それでも、忘れてしまっているという事実は覚えているため、自分の中では「全然問題ない」と思っている様子。生活にも支障は出ているのですが……。叔母が突然亡くなってしまった…認知症がどんどん進行しているあーちゃん。少しでも記憶が残るうちに、早めに77歳の喜寿(きじゅ)のお祝いをすることに。当日は孫にも囲まれて楽しそうにしていたのですが、実は道中で姉に向かって通帳を返してほしいと言い続けていたことが発覚……。何度説明しても、通帳は自分で管理したいという主張を続けるのです。その理由に、振込をしなくてはいけないと言っていたのですが、一体何の振込かわからないため、次の通院のときに明細を見せてほしいとお願いしていたのですが……!?持ってきて、とお願いしていたはずの振込の内訳が見つからず。再発行手続きが済んで不要になった古い通帳を捨てようと言うと、攻撃モードに。お金とか、何かを捨てるとか、そういう話には攻撃モードになってしまう模様。そして結局、「なーちゃん(姉)に通帳を返してもらわないと!」という最初の主張に戻る……と。通帳を返してほしい理由だけは、不思議と忘れないようです。口座には十分にお金が入っているので、引き落としができないことはないはず……。夫のたんたんにこう言われたら、全部お金を取られてしまうので、内緒で動きます。結局、私たちが残高不足分を補填。あーちゃんが納得してくれたなら、それでOK。実はあーちゃん、5人きょうだいです。妹である叔母とは、幼稚な喧嘩をして以来、数年疎遠に……。そんな叔母が最近亡くなりました。叔母の訃報を伝えなくてはと思っていたら、あーちゃんのほうから連絡が。え??? それだけ???と思ったら、これまでのやりとりを忘れていたのか、泣きながらあーちゃんが妹の訃報を知らせてきました。あーちゃんは通帳を返してほしい理由に、21万円の振込をしなくてはいけないと言っていたのですが、一体何の振込かわからないため、次の通院のときに明細を見せてほしとお願いしていました。しかし、いざその日がやって来ると、案の定何も持って来ていない……。さらに、なくしたと思った通帳の再発行手続きを自分でおこなっていて、通帳が2つある銀行もあり、ややこしいから古いほうを捨てようというと、怒りだす始末。お金の話や何かを捨てるという話になると、攻撃的になって顔つきも変わるように感じました。結局、お金の流れはよくわからないままでしたが、なんとか落としどころを見つけて、あーちゃんも納得してくれました。そんな通帳問題が勃発していた裏で、あーちゃんの妹(つまり私の叔母)が突然亡くなってしまいました。私はいとこから危篤という連絡をもらって、急いでお見舞いに行ったのですが、その夜に帰らぬ人となったのでした。姉が訃報をあーちゃんに知らせようと思っていたところ、ちょうどいいタイミングで電話がありました。開口一番、すでに解決しているはずの残高不足問題について話し始めたあーちゃん。姉は、それは解決済みだと説明して、そのあとに叔母の訃報を知らせました。すると「あらそう!」のひと言。妹が亡くなったのに?! ……と姉は驚いたようですが、このやりとり自体を忘れていたようで、後日泣きながら訃報を知らせてきたのでした。--------------大事な話をしても、本人にどこまで伝わっているのかわからないのは大変ですよね。同じような質問を繰り返されるとついイライラして自分を責めてしまうこともあるかもしれませんが、自分を責め過ぎず、本人がなぜ気にしているのかを考えながら再び歩み寄る機会を増やしていけるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月27日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、娘たちが通帳を預かっているということをすっかり忘れてしまい、自ら通帳の再発行手続きをしていました。おまけに、趣味のダンスにもお金がかかるので、自分で通帳は持っていたいと言いだします。さすがに今の状態で通帳を管理するのは無理だと説得しますが、納得しては忘れ……の無限ループに突入してしまいます。少し早い喜寿のお祝い自分でも予定を管理できるように、スケジュール帳を持ち歩くようになったあーちゃん。しかし、書いていても忘れるものは忘れてしまう……。でも、忘れてしまっているという事実は覚えているようで、本人は「全然問題ない」と、なぜか前向き。しかし、ずっと見守っている家族から見れば、確実に症状は進行していて……。病院でアンケートが配られたものの、手がまったく動かず……。理由は、「日付がわからなかったから」のよう。ついに、自分の誕生日も忘れてしまったみたいです。そして……年齢も忘れてしまったみたいです。そんなわけで、少しでもあーちゃんの記憶があるうちに、姉のあーにゃんの家族を含め喜寿(きじゅ)のお祝いをすることに。そのときの実際の写真がコレ。あーちゃん、うれしそう!お祝いの食事を作るにも、料理すら忘れてしまっているようです。ハイヒールでかっこよく歩くあーちゃんを見るのは、最後かもしれない……。食事会の道中、通帳を返せと迫り、姉を困らせていたらしいです。食事会が終わっても、怒りは収まらず……。と思いきや、翌日は穏やかモードに変わっていて……。いつものように病院で注射の順番待ちをしていると、高齢者の運転免許に関するアンケートが配られました。受け取ったあーちゃんは手を動かそうとせず……。理由を聞いてみると、今日の日付も自分の年齢もわからなくなっていたのでした……。そんな状態だったので、少しでも記憶が残るうちにあーちゃんの77歳の喜寿(きじゅ)をお祝いすることにしました。孫も参加してくれて、とってもうれしそう。しかし、ずいぶんと足元がおぼつかなくなっていて、そろそろこだわりのハイヒールも卒業してもらう時期が来たのかもしれないと思っていました。心配なことはあったけれど、喜寿のお祝いが無事に終わってよかった……と思ったのもつかの間。まったく無事に終わっていなかったのです。実は、会場に向かう道中で、あーちゃんは姉に通帳を返してほしいと言い続け、食事会のあとも電話で同じ話をループ。それも、すごい喧嘩腰で。病気とはわかっていても、姉はつらくて思わず泣いてしまったらしく、私も話を聞いて悲しくなりました。しかし、翌日には穏やかモードのあーちゃんに変わっていて、喧嘩腰で電話をしてきたことも謝ってくれたようです。モードの切り替わるスイッチはどこにあるのか、誰か教えてほしい……。--------------お孫さんに囲まれて喜寿のお祝いができて、あーちゃんも幸せだったのではないでしょうか。忘れることのほうが多くなってきている中でも、通帳の話をし続けるということは、思い入れや心配事があるのかもしれません。暴言を聞き続けるのも大変なストレスだと思いますが、姉妹で感情を共有しながら乗り越えてほしいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月26日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんが見つけられなかった通帳や証書を探すため、久しぶりに実家を訪れてビックリ。きれい好きだったあーちゃんがきちんと整理整頓していた実家の姿はそこにはなく、洋服が山積みで薬もバラバラ……。嫌でも、認知症が進行していることを認めざるを得ない状態でした。記憶がなくなる記憶はある?!定期預金を普通預金にするために、通帳は預かっていると話していたのですが、すっかり忘れてしまったあーちゃん。病院に付き添っているときに、通帳がないと言い始めました。何度も説明しますが、結局バッグから「再発行」の判が押された通帳が出てきて「自分で持っていたいの」と言われてしまいます。スケジュール帳を持ち歩き、メモを取るようになったあーちゃん。記憶力の低下を認めようとはしません。記憶が曖昧になると、電話で確認してくるように……。昔はオシャレだったあーちゃん。しかし、最近は無頓着になってきました。季節と合っていないブラウスを繰り返し着ていることも……。でも、若く見られるのは自慢のようで。あーちゃんは、自分でも予定を忘れてしまわないように、スケジュール帳を持ち歩いてメモを取るようになりました。しかし、予定が書き込んであっても、実際にそれをちゃんと終えたのかどうかの記憶がなくなってしまうのです。忘れてしまうのはたいてい病院の用事で、他のことは問題ないと本人は言い張ります。どうやら記憶がなくなる記憶はあるようですが、記憶力が低下していることは認めません。このころ、私たち姉妹は通院に付き添うたびにあーちゃんの小さな違和感に気付き始めました。季節とマッチしていない洋服を頻繁に着るようになって、メイクもおろそかになってきたのです。オシャレだったあーちゃんでも、徐々に自分の外見にも興味が薄れていくのでしょうか。--------------記憶がなくなる記憶はある、というのは不思議な感覚ですが、その分、記憶がなくなっていることに気づいたときの喪失感は大きいものかもしれません。本人が記憶力の低下を認めていないとなると、言葉選びや声をかけるタイミングなどにも気を付ける必要がありそうですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月25日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんは、日常生活に支障が出るほど物を失くしやすくなっています。そこで、姉妹で相談してまずは預金の整理から始めようということに。早速、一緒に銀行を回って手続きをしようとしたのですが、当日になって通帳や証書が探せなかったと言われてしまい、なかなかスムーズには進まず……。通帳は預かっていると言ったのに…あーちゃんが探せなかった通帳や証書を探すため、久しぶりに実家に足を踏み入れると……。そこには、山積みの洋服や散らばった薬など、きれい好きなあーちゃんによって整理整頓されていた実家からはかけ離れた世界が広がっていました。あまりの状況に、姉妹でショックを受けながらも、なんとか通帳や証書の整理をしていきます。忘れてしまいそうなので、姉のなーちゃんはメモに残しておくことに。相変わらず週1回の注射の記憶は定着しておらず……。注射のことも通帳のことも、覚えていない様子です。何度説明しても、やっぱり忘れてしまうようで……。そんなとき、あーちゃんのバッグから再発行の判が押された通帳を発見。あーちゃんが失くしたと思って再発行したようです……。通帳は預かると言っても、なかなか納得してくれません。実家で通帳の大捜索を終えた私たちは、あーちゃんが忘れてしまうことを見越して、銀行の通帳を一時的に預かっていることをメモに書いて渡しておきました。しかし、次の通院に付き添っていると、通帳がないと言われてしまいました……。メモの存在も覚えていないようです。通帳は姉が持っていて、定期預金から普通預金に変えるためだということを繰り返し説明しましたが……理解しているのかも覚えていられるのかも不安に思っていました。すると、やっぱり翌日「通帳がなくなった!」と、電話がかかってきたのです。それからしばらくして……。あーちゃんのバッグから「再発行」という判が押された銀行の通帳が出てきました。私たちの説明は記憶に残らず、通帳がないから再発行しなくちゃ! と思ってしまったようです。同時に、通帳は自分で持っていたいと言い始め、通院の付き添いのときに持って来るように言われました。「もう通帳の管理は無理だよ」と姉は断りますが、あーちゃんは食い下がってきます……。--------------通帳を預かってもらっているということを忘れてしまったら、自分のお金を持って行かれたという感覚なのかもしれませんね。趣味を楽しむお金がなくなったら? 何かあったときにまとまったお金が必要になったら? などと考えていて、あーちゃんも不安なのかもしれません。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月24日ビルケンシュトック(BIRKENSTOCK)から23年秋冬新作スニーカー「ベンド ディップ(BEND DIP)」が登場。機能性を“落とし込んだ”高デザイン性スニーカービルケンシュトックの新作「ベンド ディップ」は、機能を“デザインに落とし込んだ”という斬新なコンセプトが魅力の一足。たとえばバイカラーのラバーに“ディップ”した(浸した)マットガードは、汚れや水から足元を保護すると同時に、ビルケンシュトックが誇るウール素材にかっちりとした印象をプラスしてくれる。柔らかな履き心地をナチュラルなウールでさらに機能性とデザインの融合は、「ベンド ディップ」の履き心地にも表れている。定番の「ベンド」スニーカーと同様、コルク素材使用のフットベッドや撥水性のある軽量で快適なフェルトアッパーを使用して快適な履き心地を叶えると同時に、ウールのナチュラルな質感が柔らかい印象を与えている。ニュアンスのある3色展開これまでのスニーカーには見られなかった“モダンな”表情が魅力の「ベンド ディップ」は、ローカットどミドルカットの2型を用意。それぞれスモーキーで絶妙な色合いが特徴のペブルグレー、モードなトロピックグリーン、ブラックの3色展開となる。【詳細】ビルケンシュトック新作スニーカー「ベンド ディップ」販売価格:・BEND LOW DIP 27,500円・BEND MID DIP 29,700円カラー:ぺブルグレー、ブラック、トロピックグリーンサイズ:23cm, 24cm, 24.5cm, 25cm, 26cm, 26.5cm, 27cm, 28cm, 28.5cm, 29cm, 30cm【問い合わせ先】ビルケンシュトック・ジャパン カスタマーサービスTEL:0476-50-2626
2023年11月23日アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。母・あーちゃんの認知症は、どんどん進行しています。本人は病院の付き添いも不要だと言い張りますが、とてもそんな状態ではなく……。しかし、毎回通院の前日に、予定を忘れていないか確認をする連絡を入れると、電話口で時には1時間も「付き添いは必要ない」と説得され、さすがにストレスがたまってプチ切れすることも……。久しぶりに帰った実家はひどい状態に…すでに日常生活にも支障が出るほど、物を失くしやすくなっているあーちゃん。姉妹で話し合い、証券や定期預金もすべて普通預金にして管理することにしました。しかし、肝心の通帳や証書が探せなくなっていて、銀行回りをする前からつまづいてしまいます。ようやくあーちゃんの通帳などを探せる日がやって来ましたが、整理整頓されていた実家の面影は、そこにはなく……。とにかく見えるところから片付け始めていたら……。衝撃的な発言です……。今日の目的、忘れちゃったみたい……。当たり前のように聞かれ、姉妹でビックリ。前回は絶縁状態の父・たんたんが在宅していたため、一緒に通帳や証書を探せませんでしたが、今度こそたんたんが不在のタイミングで実家に行くことに。何年ぶりかの実家ですが、足を踏み入れた瞬間、言葉を失ってしまいました。いつもきちんと整理整頓されていた実家が、ひどく雑然としていました……。季節外れの洋服が出ていたり、枕元には飲みかけや手をつけていないような薬も散らばっています。この状況を見て、やはりあーちゃんは認知症なんだなぁと、改めて思いました。とりあえず、見えるところからどんどん片付けを始めた私たち。それを見て「何を探しているの?」と涼しい顔で聞いてくるあーちゃん。……娘たちがなぜ実家に来たのか、忘れてしまったようです。簡単に説明をしつつ、3時間ほど片付けをして、存在を知らなった銀行の通帳や現金など、いろいろと出てきたのでした。ひとまず、その日はそれで退散。荒れ放題の実家の状態に、姉妹でショックを隠せませんでした。--------------大人になって別の家で暮らすようになると、親との関係性にかかわらず、実家の状況を把握しにくくなりますよね。まだあーちゃんが元気だったときの記憶のままで止まっていた2人にとって、今の状況はとてもショックだったよう。でも、現実を受け入れて前に進むには必要なことだったのかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。ウーマンカレンダー/介護カレンダー編集室著者/ワフウフ昭和を引きずる夫、成人した息子娘を持つ50代主婦。実母のアルツハイマー型認知症発覚をきっかけに備忘録としてAmebaでブログを始める。2019年一般の部にてAmebaブログオブザイヤー受賞。2023年4月、書籍「アルツフルデイズ笑いと涙の認知症介護」発売。
2023年11月23日