リーディングアクト『メモランダムNo.136』が、12月16日(土) に東京・紀伊國屋ホールにて開幕し、ゲネプロ写真が公開された。本公演は、フランスの脚本家・ジャン=クロード・カリエールの「L’ AIDE MEMOIRE」を原作に、2022年「第30回読売演劇大賞」にて最優秀演出家賞を受賞した文学座の五戸真理枝が演出を担当。綾凰華、宇佐卓真、小山内花凜、佐奈宏紀、汐谷友希、瀧澤翼(円神)、野本ほたる、別府由来という個性豊かなキャスト陣のなかから2人が回替わりで出演することでも注目を集めている。〈リーディングアクト〉とは、朗読劇と同じく手元に台本を持ちながら、ストレートプレイのように演技や演出を行うというもの。今回の『メモランダムNo.136』は、舞台となるパリのアパートの一室にスザンヌという女性が訪ねてくるところからスタートする。フェランという人物を探してこの部屋にたどり着いたという彼女から「ここで休ませてほしい」と告げられた家主のジャン=ジャックは、スザンヌを出ていかせようと説得。するとスザンヌは彼の話をするりと変えていき、部屋に居座り続ける。過去に多くの女性と関係を重ねながらも心惹かれることのなかったジャン=ジャックが、スザンヌとの対話や衝突を通して、自身の考えや相手に望むもの、言葉の受け取り方が変化していく──。4日間という短い期間中に繰り広げるウィットに富んだ会話、徐々に打ち解けていくなかで見える感情の変化や恋愛心理を描く。<公演情報>リーディングアクト『メモランダム No.136』12月16日(土)〜24日(日)会場:東京・紀伊國屋ホール原作:ジャン=クロード・カリエール「L’ AIDE MEMOIRE」翻訳:北則昭演出:五戸真理枝(文学座)出演:綾凰華、宇佐卓真、小山内花凜、佐奈宏紀、汐谷友希、瀧澤翼(円神)、野本ほたる、別府由来(50音順)■チケット料金全席指定:7,500円学割チケット:1,500円(指定 / 税込)※未就学児入場不可チケットはこちら:()公式HP:
2023年12月18日トランスレーション・マターズの上演プロジェクト第2弾『エミリア・ガロッティ/折薔薇』が10月14日に開幕。翻案・演出の木内宏昌の開幕コメントとゲネプロ写真が到着した。本公演は、レッシングにより18世紀に書かれたドイツ古典にして最初の市民悲劇と言われる『エミリア・ガロッティ』を、約130年前の森鴎外による翻訳『折薔薇』と現代語翻訳を融合させた実験的とも言える台本で上演。演出は第1弾公演に続き翻訳家・演出家の木内宏昌が担当。そして、ムーブメントディレクターにダンサー・振付家の平原慎太郎を迎える。トランスレーション・マターズとは戯曲翻訳者が集い、2021年に設立した一般社団法人。そのディレクター(理事)として、小川絵梨子、小田島創志、木内宏昌、小山ゆうな、髙田曜子、常田景子、広田敦郎が活動に参加している。また、上演活動以外に戯曲翻訳者が企画するトークセッション、戯曲翻訳を読む会、ワークショップなどを行っている。■木内宏昌(翻案・演出)開幕コメント4月からの熱いオーディション・ワークショップから始まった上演プロジェクトがついに開幕しました。さらに熱かった夏を越えて、今回舞台初挑戦となる俳優の上原実矩さん(エミリア役)をはじめ、若手とベテランによる最高のチームができました。この作品は18世紀のドイツ人作家が昔のイタリア(ガスタッラ)を舞台として描き、上演台本には明治時代の文豪森鴎外が訳した江戸時代の言葉を織り交ぜています。その美しい言葉に現代の俳優が音を与え、平原慎太郎さんのディレクションのもとで12名の身体が何層もの時代の産物で構成された劇世界を貫くものになりました。また、環境負荷軽減への取り組みから、古材にこだわった舞台美術(大島広子)の使い方にもどうぞご注目ください。<公演情報>トランスレーション・マターズ上演プロジェクト 2023『エミリア・ガロッティ/折薔薇』作: ゴットホルム・エフライム・レッシング翻訳:森鴎外+トランスレーション・マターズ翻案・演出:木内宏昌ムーブメント・ディレクター:平原慎太郎出演:上原実矩 / 菊池夏野 / 大沼百合子 / 関根麻帆 / 森島美玖 / 高畑こと美 / 斎藤直樹 / 村岡哲至 / 古河耕史 / 荒井正樹 / 近藤隼 / 片岡正二郎2023年10月14日(土)〜10月26日(木)会場:東京・すみだパーク シアター倉チケット情報:公式サイト:
2023年10月15日10月14日(土)~22日(日) 新国立劇場 小劇場にて上演される舞台『アカシアの雨が降る時』の初日前会見と公開ゲネプロが実施された。本作は、「家族」という普遍的なテーマを軸に、若者たちの熱気が溢れていた70年代〈若者たち抗議活動に参加した「戦車闘争」や、若者のバイブルだった高野悦子著『二十歳の原点』、当時流行した歌やギャグなど〉を青年と中年の世代がリアルな現代の悩みを抱えながら体験することで、徐々に変化し、違いを理解し合おうとする姿を描いた作品。作・演出は鴻上尚史、キャストは竹下景子、鈴木福、松村武が顔を揃える。物語は、桜庭香寿美(竹下景子)が倒れた所から始まる。孫の陸(鈴木福)、息子の俊也(松村武)が見守る中、目覚めた香寿美は陸を自分の夫・つまり陸の祖父の名前で呼び、自分は20歳の大学生で陸は自分の恋人、俊也を恋人の父親だと思いこみ挨拶した。俊也と陸は医者のアドバイスに従い香寿美の思い込みを否定しないよう、演技を続けることを決意する。こうして3人の香寿美の青春時代(70年代)を共にすごす旅が始まった──。『アカシアの雨が降る時』ゲネプロより撮影:田中亜紀■竹下景子 コメントこの話は家族の話ですが、今生きている状況と青春時代のお話がクロスオーバーして刺激的で魅力的な作品です。 3人なので慌ただしくもありますが、やりがいのある作品です。鴻上さんご自身のエピソードも織り込まれている、家族が愛おしくなるような心に沁みる芝居ですので、皆さま楽しみにしてください。■鈴木福 コメント僕が演じる陸の目線だったり、陸のお父さん、おばあちゃんそれぞれの視点で見ることで感じ方が違う作品だと思います。僕自身この作品に出逢えたことを嬉しく思います。今、これからどう生きていくか、悩みや不安抱えている方いらっしゃるかと思いますが、そんな皆さんに見ていただいて何か感じていただけたらと思っています。是非劇場に来ていただきたいです。■松村武 コメント初演も出演しておりましたので、余裕を持っていましたが、台本とは違う台詞をしゃべっています(笑)。3人芝居で、出入りも忙しく台詞も多いので間違えないように頑張ります!3人芝居で3世帯の話は珍しいと思います。全国どこで上演しても心に響く作品になるかと思いますので、お待ちいただけばと思っております。■鴻上尚史(作・演出)コメントどのお客様にご覧いただいても、感情移入できる、笑って泣ける芝居になっていると思います。3人の大変なセリフの量と舞台上に出たり入ったりを楽しんで頂けたら嬉しいです。 福さんはこの役のために生まれて初めて髪の毛を染めました!染めた割にはあんまり分からなくて……(笑)。国民の息子が大学生になり、二十歳の設定で山ほどセリフをしゃべりますので、お楽しみください!<公演情報>『アカシアの雨が降る時』作・演出:鴻上尚史出演:竹下景子、鈴木福、松村武■東京公演10月14日(土)~10月22日(日) 新国立劇場 小劇場■地方公演兵庫公演:11月3日(金・祝) 神戸朝日ホール石川公演:11月11日(土) 北國新聞赤羽ホール岩手・盛岡公演:11月17日(金) 盛岡劇場メインホール岩手・久慈公演:11月19日(日) アンバーホール 小ホール愛媛公演:11月28日(火)・29日(水) あかがねミュージアム大阪公演:12月3日(日) 大阪・富田林市すばるホール 2Fホールチケットはこちら:公式HP:<配信情報>『アカシアの雨が降る時』配信配信日時:10月19日(木) 19時公演配信チケット:3300円(税込)チケットはこちら:
2023年10月14日9月2日に開幕した舞台『最高のオバハン 中島ハルコ~ナイルの涙』の初日前会見とゲネプロが行われた。本作は、“令和の水戸黄門” 美のスーパードクター・中島ハルコが、世に蔓延る不正や悩みを斬りまくる痛快なストーリーとぶっ飛んだ展開が話題を呼んだ同名TVドラマの舞台化作品。今回は豪華客船を舞台に物語が展開するノンストップ痛快エンターテインメントとなっている。舞台版でも主人公・中島ハルコを演じるのは、今年芸能生活50周年を迎えた大地真央。そして、ハルコを慕う老舗ういろう屋の四代目店主・三島昭宏を田山涼成、ハルコが経営するハルコクリニックの事務長でハルコの右腕の大谷将を合田雅吏、ハルコの秘書で大谷と共にハルコを支える若杉慎之介を蕨野友也がそれぞれドラマ版に引き続き出演。さらに、本作の舞台となるクルーズ船・レインボーローズ号を所有している船会社の創業家の三友陽子を浅田美代子が演じる。会見に出席した大地真央、田山涼成、浅田美代子のコメントは以下のとおり。<中島ハルコ役:大地真央 コメント>いよいよ明日が初日ということで、ワクワクドキドキしながら、早くお客様とお会いしたいと思っています。今年、私は初舞台から50年ということで、50周年記念公演と銘打っていただきまして、本当に光栄なことだと思っています。お客様に少しでも笑顔をお届けすることができたらと思っています。私はテレビで中島ハルコ役を演じさせていただいて、それが今回舞台化となりました。私も長く舞台をやらせていただいていますけれども、テレビの作品が舞台になるというのは今回が初めてなので、テレビとはまた違う舞台ならではの中島ハルコをお届けしたいと思っています。舞台の良さは、ここで皆が息づいていて、お客様と同じ時間と空間を共有できるところだと思っています。今の時代、こんなにズバズバ忖度なく物を言う人はいないのですが、でもそこに真実があるので、みんなハルコさんのことが好きになるんですよね。お客様がスカッとして笑顔になって、「また明日からがんばろう!」と思っていただける作品になっていますので、明日から始まります、舞台『最高のオバハン 中島ハルコ』をどうぞよろしくお願いいたします。■Q. 50周年ということでご自身で振り返って最初は他人事みたいだったのですが、色々な方々から「50年ってすごいよ」とか「素晴らしいね」って言っていただいて。これまで出会った方々のおかげで、今の私があると実感しています。■Q. 稽古期間中の印象的なエピソードマジックのシーンがあるんですけれども、タネが裏から見てもわからなくて。でもそれは知らない方が良いのかなと思って、稽古場でも「わぁ」って純粋に楽しんでいました。<三島昭宏役:田山涼成 コメント>今お聞きになったように、大地さんは50歳になられたんですよ!(笑) その記念の公演ですから、まず第一発目の50歳の大地さんをご覧くださいませ。『最高のオバハン』はむちゃくちゃおもしろい!でもね、チケットが売れているようで、なんとか皆さん工夫してきてちょーだゃあ!テレビだけで終わらず、舞台でも大地さんとご一緒できる喜びを感じています。テレビからさらにぐっと凝縮した『最高のオバハン』という舞台ができることの幸せをかみしめています。またまた稽古場が楽しい!充実した舞台づくりに励んでまいりましたので、ぜったいに面白い作品になっていると思っています。大地さんはハルコさんみたいに強くはおっしゃいませんが、ハルコさんと共通する部分は、稽古を自分の中で俯瞰して見ていらっしゃるところですね。これがご一緒していても「あぁハルコさんだ!」とすごく嬉しい。台詞ではきついことをおっしゃるんですが、この時代に迷いなくスッとおっしゃるこのお顔が、なかなかよろしいんじゃないでしょうか。やっぱり稽古を積み重ねることで、僕の中ではハルコさんと大地さんが入り混じって見えてしまいますね。■Q. 稽古期間中の印象的なエピソード大きなマジックのお稽古はものすごくワクワクするんですけれども、そこから火がついて稽古場で皆さんがちょいちょいと「私もマジックやりますよ!」とか言っちゃって。皆さん持っているんですね、という印象が強く残っています。<三友陽子役:浅田美代子 コメント>私はほとんど舞台に出演していないので慣れなくて、皆さんにご迷惑をおかけしてばかりで。明日から初日と思うと、もうここでマジックで消していただきたいと思うぐらいです(笑)。稽古場はとにかく楽しくて、お客様としても観たい舞台です。大地さんは美しいし、おもしろいし、すごく楽しい舞台になっていると思います。中島ハルコという人は大地さんそのものだと思います。原作も読みましたけど、ぴったし!って感じです。■Q. 稽古期間中の印象的なエピソード田山さんが毎日愛妻弁当を持って来ていらして素晴らしいな、と思っていました。とても素敵な奥様ですよね。お稽古の席が隣だったので、良い香りがただよってくるんですよ。真央さんの差し入れもいつもおいしくて。お稽古は本当に楽しかったですが、私は余裕がありませんでした(笑)。<公演情報>舞台『最高のオバハン 中島ハルコ~ナイルの涙』舞台『最高のオバハン 中島ハルコ~ナイルの涙』ビジュアル【東京公演】2023年9月2日(土)~10日(日) シアター1010【愛知公演】2023年9月13日(水)~20日(水) 御園座【福岡公演】2023年9月27日(水)~10月3日(火) 博多座【香川公演】2023年10月7日(土)~8日(日) レクザムホール【大阪公演】2023年10月12日(木)~15日(日) 新歌舞伎座【長野公演】2023年10月19日(木)~20日(金) 長野市芸術館【岩手公演】2023年10月25日(水)~26日(木) トーサイクラシックホール岩手(岩手県民会館)大ホール【山形公演】2023年10月28日(土)~29日(日) やまぎん県民ホール【キャスト】中島ハルコ役:大地真央藤原茂役:モロ師岡城ケ崎大悟役:石井一孝藤原明菜役:樹里咲穂辻 悦子役:木村花代大谷将役:合田雅吏若杉慎之介役:蕨野友也坂本未来役:杉江大志千秋晴海役:未沙のえる城ケ崎鈴々花役:敷村珠夕久坂心那役:小倉優佳海野岳史役:山﨑感音YUTAKA役:風間トオル(高松・大阪・長野・盛岡・山形)WキャストYUTAKA役:渡辺大輔(東京・名古屋・福岡・山形)Wキャスト三島昭宏役:田山涼成三友陽子役:浅田美代子加藤葉子、柴田実奈、千歳ふみ、趙京來、角田萌夏、馬場亮成【スタッフ】原作:東海テレビ・フジテレビ系全国ネット『最高のオバハン 中島ハルコ』ドラマ原作:林真理子『最高のオバハン 中島ハルコの恋愛相談室』『最高のオバハン 中島ハルコはまだ凝りてない!』(文春文庫刊)脚本:西荻弓絵演出:高橋正徳(文学座)関連リンク公式サイト:公式Twitter:
2023年09月06日Summer Paradise 2023『Make 侍 Noise』でグループとして有観客では初めてのサマパラ公演が実現した7 MEN 侍。7月23日(日)~8月8日(火)までTOKYO DOME CITY HALLでの本公演に先駆け、7月22日(土)に行われたゲネプロの模様を囲み取材のコメントを交えながらレポートします。7 MEN 侍が目指すのは変幻自在に進化していくグループ!真夏のこの時期、TOKYO DOME CITY HALLで行われるジャニーズの恒例ライブイベントとしてすっかりおなじみの『Summer Paradise』(通称サマパラ)。2020年に配信公演で初めてグループで出演した7 MEN 侍が今年、有観客でステージを開催。昨年秋には単独ツアーをZeppで行うなど、バンド演奏ができるグループとして活躍中の彼ら。今年のサマパラのタイトルは、『Make 侍 Noise』。6人がどんな歌声を届けてくれるのか期待が高まる。今回のセットリストの大枠や全体の構成は、佐々木大光さんが主に担当。7 MEN侍と観客の皆の声で世界にひとつしかない楽譜を作り上げるステージだ。それにはファンの歓声が必要不可欠。始まる前からスクリーンには、サムライコールでひとつになる仕掛けが用意される中、ライブがスタート。1曲目は彼らのオリジナル曲「サイレン」。ゴールドを基調とした煌びやかな衣装に身を包んだ6人がムービングステージに乗って登場。絵を描くことが得意で知られる中村嶺亜さんがデザインを手掛けた拡声器を持って歌う場面も。ステージの端に中村さんが腰かけるなど、それぞれが思い思いの見せ方をしながら、胸の高鳴りを歌声で伝える。続いて菅田琳寧さんが振付を担当したSnow Manの「Grandeur」を。6人がズラリ横一列にステージに並んでオリジナルのアグレッシブなダンスを披露。菅田さんは夏のライブで1曲振付の構成を考案するのは定番なのだそう。通常は1か月かけてじっくり作る振付を1週間もないスパンで考えたとは思えないほどの仕上がり。指先のしなやかなダンスまで息ぴったりだ。グループ初のクランプスタイルの振付に挑戦したのは、SixTONESの「Outrageous」。この曲は佐々木さんが中心となってダンスをリードしていく。佐々木さんが「この曲を踊った動画を井ノ原快彦さんに送ったら、7 MEN侍の新しい色が出て来たね」と褒められたというエピソードを明かしていた通り、下半身のウェーブが特徴でダンスが新鮮。もともとクランプを習っていた佐々木さんがリードしてたった2日の特訓でメンバーが振りを修得したのだとか。体力には自信ある菅田さんでさえ「筋トレしているような感じで大変」、本髙克樹さんが「今までやった楽曲の中でも、1番運動量が多い曲」と断言していたので、ハードなダンスもみどころ。この日集まったマスコミに向けてのトークが繰り広げられたMC。中村さんが「きっとこれから来てくれるファンの皆さんも、久々の声出しなので、なかなか慣れない方もいると思うんですけど。それをぶち壊していけるように僕たちを盛り上げていきたいなと思っています。こんぴーはどう?」と今野大輝さんにライブへの想いを尋ねると「TDCっていう昔から先輩のバックでつかせてもらっていた俺らがさ、メインでやれるっていう…感慨深いよね」と、しみじみ。『Summer Paradise』というイベントタイトルになる以前の『SUMMARY』のHey! Say! JUMPの他、Sexy Zone、A.B.C-Zの『Summer Paradise』のバック時代から、夏のこの時期、TDCのステージに立ってきて、単独でライブができることは感慨深いというメンバーたち。中村さんは「過去のステージと比較されても負けないように、頑張りたい」と意気込みつつ、「この後、このステージで何やると思っていますか?何を期待されていますか?もしかして、水着Jr.を期待されていますか(笑)」とマスコミ勢を見渡し、笑わせる。佐々木さんは「こんなにゲネプロで皆さんが笑ってくれたことって今までなかったよね?」と喜び、7 MEN 侍のトークの腕が上がったと湧く6人。これからライブ参戦する方にとって見逃せないのが6人6様の個性が光るソロ曲。随処に彼らが会場を所狭しと縦横無尽に駆け抜け、ファンのすぐ目の前に登場する場面もいっぱい。矢花黎さんはコミカルな楽曲を選曲。歌唱の途中、「2番もやると思ってました?」など、絶妙なアドリブで会場に呼びかける場面が多々あり、コメディセンスが光りまくり!恋人にしたいJr.ランキングで1位に輝く中村さんは、甘いラブソングでのパフォーマンスもさすが。ハートマークを指で描くなど、可愛らしさ全開だ。キーボード担当の本髙さんは、得意のピアノソロ演奏でしっとり聴かせるコーナーとまたそれとはギャップを感じられるエレクトリックな曲の2曲の見せ場がある。今野さんはスタンドマイクを前にセクシーにギターをかき鳴らす楽曲、菅田さんはコール&レスポンスが楽しい可愛らしい曲をチョイス。まるで最終兵器のようにラストスパートでようやく披露するのがバンド演奏だ。やはり7 MEN侍のライブで外せないのはバンド。佐々木さんは今回のライブを作るにあたって、井ノ原さんに「僕ら7 MEN 侍らしさってどんなところですかね?」と電話で相談したという。井ノ原さんからは「自分たちらしさは10年、20年かけて見えてくるもの。ジャニーズJr.の今はそれをずっと探す道のりだ」という有難い言葉を頂いたそう。「それで今回、ラストスパートまでバンドをやらないというちょっと新しいことをしてみました。井ノ原くんの言葉あって、こういうライブが作れました」とゲネプロ後、佐々木さんがセトリ作りの裏側を語っていた。目玉のひとつは、終盤に披露した7 MEN 侍の新曲「Hot Night」。この曲をプロデュースしたのがSexy Zoneの菊池風磨さん。スポーティなユニフォーム風の赤色のセットアップ新衣装も菊池さんのアイディアで新しい彼らの魅力を引き出している。どこか挑発するようなダンスにセクシーさが感じられる楽曲で菊池さん案ならではの新曲に。ゲネプロ後にステージ上で行われた囲み取材では、ライブへの意気込みを語ってくれた6人。トップバッターで語った中村さんは「先輩たちのバックで育ってきたこのステージ。久々に声出しができるライブということで、本当に心から楽しみにしてますし、 皆さんの声が聞けるのも楽しみ。僕たちのオリジナル曲に掛け声のパートがあって、実際に皆さんの声で、ということはやったことがないですからね。今回は、僕だったらデザイン、大光は構成と振り付けなど、それぞれ責任を持って作った作品。皆さんと最高の夏の思い出を作りたいです」と、最年長らしく頼もしいコメントを。「Grandeur」の振付を担当した菅田さんは「TDCホールで、有観客でやらせてもらうっていうのは初めて。3年、4年ぶりの声出しライブなので、皆様の温かい歓声、皆さんの声がないとライブが完成しないっていうくらい(笑)。やっぱり久しぶりにね、声を出して、コール&レスポンスやコミュニケーションが取れるのは本当に楽しみ。公演数はとても長いですけど、1人1人、楽しんで帰ってもらえるようなライブにできるように頑張りたいです」。今野さんは「僕ら、昨年Zeppツアーをやらせて頂いたんですが、それぶりの単独ライブということで、僕らも、お客さんもかなり気持ちの上がったライブになるかなと思いますので、熱を上げてやっていきたいです。今回、グッズでジャンボうちわを初めて出させていただくので、その辺もぜひチェックして頂ければと思います」とグッズにも注目してほしいと柔らかな笑顔でアピール。構成を担当した佐々木さんは「今回、『Make 侍 Noise』というタイトルがついていますので、 その通りお客さんに叫んでもらいたいっていう気持ちと……声を出して、僕たちがライブを作り上げて、1枚の空白の楽譜を作っていくというコンセプトになっているので、本当に一体感のあるライブを作れたらなと思っています」と最年少とは思えないほどグループとライブを引っ張る存在と判明。今回の『Make 侍 Noise』というタイトルを考案した本髙さん。「おそらくここにいるほとんどのメンバーが、『SUMMARY』などでJr.マンションの一室で踊っていて。こうしてメインでやらせて頂けるっていうことが、何よりも感慨深いです。今回のライブタイトルだけ聞くと、いっぱいバンドやるのかなと思いきや、蓋を開けてみたら、1番今まででバンドが少ないんじゃないかっていう位にね、結構最後の最後まで溜めています。とはいえ、タイトルにある通り、皆さんに声を出して頂きたいという思いで、ライブ全体を作っていますので、 やっぱり皆さんの声をね、僕らは1番聞きたい。この声がより大きくなっていって、いつかはこの隣にある、東京ドームに7 MEN侍でも立てるようになれたら嬉しいです」。矢花さんは「僕が自信を持って言えることが1つ。間違いなく、ジャニーズJr.で1番『Summer Paradise』に出ている自信があります。『SUMMARY』から『Summer Paradise』になった2015年、2016年もほぼ全部出ていましたし、17年、18年も…。1番出てきた人間として、遂にメインを張れるのは非常に感慨深いです。僕らの1番最初のオリジナル曲が『サムダマ』という曲で、コール&レスポンスが入っている曲。それを初披露したのもこのTDCホールでの配信ライブ。やっと声を出して、皆さんとオリジナル曲を楽しむことができるっていうことも非常に感慨深いです」と、これまでのTDCのステージを振り返る口調が熱い。本公演にて初披露曲もあり、参戦したファンにとって特別な夏の思い出になりそうな7 MEN侍のサマパラ公演。今回はゲネプロだったが、このステージはファンがいてこそ完成するもの。全体的に一緒にクラップしたり、コール&レスポンスが求められる曲もふんだんに盛り込まれ、一体感と彼らとのコミュニケーションを存分に味わえる魅力的なライブになっている。この日、中村さんが語っていたのは、グループの展望。「僕たちってバンドのイメージがありますけど、バンドもやるし、ダンスもやるし、変幻自在に動ける柔軟さを武器にしたい。バンドだけで攻めなきゃと考えず、『7 MEN侍ってすごい変化があって面白いよね』って言って頂けるようにその時その時の変化を恐れずに変わってくのが強みにしていきたい。そういう意味では、今回のライブは勝負できたかな」と、笑顔を覗かせていた。今後も変幻自在に魅せる7 MEN侍ワールドに期待大!写真・くさかべまき 取材、文・福田恵子
2023年07月25日『池袋ウエストゲートパーク』や『TRICK』シリーズなど、数多くの大ヒット作を生み出し、革新的な作風で話題を呼んでいる堤幸彦監督。劇場公開最新作『ゲネプロ7』では、演劇界とタッグを組んで新たな意欲作を完成させています。そこで、本作で映画初主演となったこちらの方にお話をうかがってきました。三浦海里さん【映画、ときどき私】 vol. 571本作は、新作舞台に挑むことになった7人の役者たちを中心に、「ゲネプロ」と呼ばれる最終リハーサルを行うまでの様子を描いたミステリー。そのなかで、劇団の新メンバーとなる山井を演じたのは、「主役の椅子はオレの椅子」というオーディション番組で勝ち抜いて本作に抜擢された三浦さん。和田雅成さんや荒牧慶彦さん、黒羽麻璃央さんをはじめとする舞台で人気の実力派キャストに囲まれながら主演という大役を務めています。そこで、堤監督の現場で驚いたことや共演者との思い出、そして自身の素顔について語っていただきました。―まずは、堤幸彦監督が撮影に参加することが決まったとき、最初のリアクションはどんな感じでしたか?三浦さんこのメンバーの真ん中に立つだけでなく、堤さんともご一緒できると聞いたときは正直に言うと「マジか!」と本当に驚きました(笑)。僕は堤さんの『SPEC』シリーズが大好きだったのでワクワクしましたが、それ以上にドキドキや不安も大きかったです。―実際、「早く始まってほしいけど、始まってほしくない」みたいなお気持ちになったとか。初日を迎えたときの様子を教えてください。三浦さんその日のうちにキャストのみなさんともお会いしましたが、最初は独特な空気感もありました。でも、それが劇中の山井が新メンバーとして加入する様子とリンクしていたので、むしろよかったかなと。しかもみなさんがとても優しく受け入れてくださったので、すごく楽しくてあっという間に撮影が終わってしまった感じでした。あえてキャラを確立しすぎないことを意識した―今回は、どのような準備をして役作りをしていきましたか?三浦さん僕が演じた山井は、個性の強いほかのキャラクターに比べて、あまり特徴のない人だと思いました。だからこそ、逆にあまり作り込まずに、フラットでいたほうが一番いい形で目立てるのかなと。そういう理由から、あえてキャラを確立しすぎないことを意識しました。―山井の少しオドオドした雰囲気と、劇中劇で演じた妖精パックの狂気的な感じを見事に演じ分けられていたのもすごかったです。三浦さんまず山井は素の僕に近いタイプですし、パックに関してはずっと演じてみたいと思う役どころでした。なので、僕にとってこの2つのキャラクターは自分の枠から大きく外れていない感覚だったので、本当にいい役に巡り合えたと感じています。パックに関しては、本読みのときに堤さんからニュアンスを教えていただいたのと、その場でメイクもしていただいたので、そこからインスピレーションをもらって演じました。―普段は舞台を中心に活動されているので、映画の現場では戸惑うこともあったのではないかなと。三浦さん初めのほうにみんなの後ろに立って、ボソッと話すシーンがあるんですが、自分としてはかなり抑えて声を出しているつもりでした。でも、「もっと小さく」と言われて、「蚊の鳴くような声になっちゃうけど大丈夫かな?」と思ったんです。そのときに、自分がいかに舞台の発声になっているかに気づかされました。声量やカラダの動かし方など、映像と舞台では表現の仕方が違いますからね。そのギャップが難しくて、苦労しました。堤さんの細かいこだわりが散りばめられている―堤監督の演出で驚いたことがあれば、お聞かせください。三浦さんたとえば「ここでまばたきを大きくしてみて」とか「何歩で歩いて」といった感じで言われることが多かったので、細かい部分でのこだわりを散りばめられているイメージが強かったです。個人的に楽しかったのは、エンディングで僕が舞台上でセリフを言ったあとにドローンが劇場のなかをグルグル回り、最後に僕が2階にいるという流れをワンカットで撮ったときのこと。実は、裏で1階から2階まで猛ダッシュしているんです(笑)。特に2階の廊下にはモニターを見ながら僕に「行け行け!」と手を振る堤さんの後ろを走っていくのがおもしろかったなと。しかも、ドローンの操作が難しかったようで、6回くらいやりましたから。毎回全力疾走だったので、かなり息は上がっていましたが、映っているときはそれがわかってはいけないので肩を揺らさないようにするのが大変でした。―裏でそんなことがあったとはまったく感じさせないシーンですが、ぜひ注目してほしいですね。監督からは「集団のなかで存在を出すことが天才的にうまい」と言われているそうですが、自分で意識していることは?三浦さん自分としては、まったくないですね。ただ、以前ほかの舞台のときに「人によって普通は違うから、普通って難しいよね」という話になったことがあり、そこで「周りが個性的であればあるほど、そのままでいることで普通になれる」と教えてもらったことがありました。今回はそういうところを意識したおかげで浮いて見えたのかなと思うので、堤さんにはそのあたりを見ていただけたのかもしれません。みんなでオンオフをしっかり分けられたのがよかった―その個性豊かな共演者の方々がそろった現場で、印象に残っているエピソードなどがあれば教えてください。三浦さん休憩時間は一緒にご飯を食べながら、みんなが大好きな『ONE PIECE』のマニアックなクイズを出し合うということを永遠とやっていました(笑)。でも、そのおかげで輪ができた気がしますし、オンとオフをしっかりと分けられたのはよかったなと。あとは、みなさんが僕のことを主演だからといって立ててくれると同時に引っ張ってもくださったので、ありがたかったです。―そこで生まれたチームワークのおかげで殺陣のシーンも息がぴったりだったと思いますが、これまでは殺陣をほぼしたことなかったとか。そうとは思えないほど素晴らしい殺陣でしたが、実際に挑戦してみてどうでしたか?三浦さん僕以外は刀の扱いに慣れている方ばかりだったので、死に物狂いでした。しかも、今回は練習の時間がほとんどなかったので、動画を見ながらキャスト同士で休憩時間に合わせたり、毎日ホテルで自主練したりという感じだったので、本番の前からすでに汗をかいていたほどです(笑)。本当に必死でした。そのなかでも、繰り返し練習に付き合ってくれたのは、1対1のシーンがあった(和田)雅成くん。蹴りを入れるところも「本当に当てても大丈夫だよ」と言ってくれたり、アドバイスをくれたりしてすごく助けてもらいました。何も持っていないけど、努力の量では負けたくない―堤監督からは、「オーディションを勝ち抜いてきた理由が分かった」というコメントもありましたが、ご自身の強みはどんなところだと思っていますか?三浦さん堤さんは僕を買いかぶりすぎですね。おそらくコメント用で5割増しに言ってくださった気がします(笑)。ただ、僕は役に入ったら何も怖がることなく、物おじせずにいけるところはあるので、もしかしたらそういうところを感じていただけたのかなと。僕自身は何かを持っているほうではないですが、持っていないからこそ気持ちで負けたくないというか、努力の量で負けたくないという思いは強いです。―ということは、素顔は意外と怖がりだったりするのでしょうか。三浦さん小さいときから、人のことをよく見るところがあって、ものすごく周りの空気を読むほうではあると思います。ただ、役になったら関係なく行けてしまうので、普段の反動がそっちに出ているのかもしれないですね(笑)。―では、ストレスが溜まってしまうときの発散方法は?三浦さん実は、僕はストレスが溜まったことが本当にないんです。気がついていないだけかもしれませんが…。寝るのが大好きなので、寝たら全部忘れてしまうタイプです。あとは音楽が好きなので、その日の気分に合わせて聴いています。僕はどちらかというと聴き流したいので、日本語の曲より歌詞がわからない洋楽を聴くことが多いです。雨の日ならタイトルに「ウォーター」が入っているものを選んだり、テンションを上げたいときはクラブミュージックを聴いてみたり。こういう時間ってすごく大事だなと思います。役者を続けていくうえで“武器”になるものを見つけたい―これから挑戦してみたいことがあれば、教えてください。三浦さんこの作品が1つ大きなポイントにはなったので、今後映像もたくさんやっていきたいなと考えています。いまはまだ慣れていないところもあるので難しさはありますが、経験を積んでいけばもっと映像の楽しさに気づけるんだろうなと思うので。特に自分がテレビっ子だったこともあり、小さい頃に見ていた世界に行けたらいいなという気持ちもあります。ただ、舞台もすごく好きなので、いいバランスでどちらもやっていきたいです。あとは、特技を見つけたいですね。技術的なことでもメンタル的なことでもいいので、役者を続けていくうえで「これは誰にも負けないぞ」と思える自分にとっての“武器”を持てたらいいなと思っています。―それでは最後に、ananwebの女性読者に向けてメッセージをお願いします。三浦さんまずは、いつもお疲れさまです!みなさんも毎日大変だと思いますが、つらくなったときに下を見てもらったらヒーヒー言いながらがんばっている僕がいますから(笑)。それを見て元気になってもらえたらうれしいです。今回の作品は、舞台と映像のいいところをギュッと集めた作品になっていますので、舞台を見たことがない方もこの映画をきっかけに興味を持っていただけると思います。特に事前の知識もいらないので、お友達と気軽に観に来てください。インタビューを終えてみて…。とても気さくで、とにかく明るい三浦さん。楽しく話をしている様子を見ていて、現場でもみなさんから愛されていただろうなというのが想像できました。本作では、いろんな表情の三浦さんを堪能できるので、見事な殺陣のシーンも含めて必見です。予測不可能なストーリーから目が離せない!映画ならではの映像を楽しめると同時に、まるで舞台を見ているよう感覚も味わえる本作。ミステリアスな展開と臨場感あふれる迫力満点の殺陣シーンに、どんどん引き込まれていくこと間違いなしの1本です。写真・幸喜ひかり(三浦海里)取材、文・志村昌美スタイリスト・堂園礼子ヘアメイク・Roops見良津ストーリー若者から絶大な人気を誇っている7人組ユニット〈劇団SEVEN〉。新たなメンバー山井を加えた新作舞台「シェイクスピア・レジェンズ」の準備を進めている最中、カリスマ的リーダーの蘇我が急死する。蘇我を失ったことで何かが崩れ始めてしまう劇団員たち。お互いのミスを責め合うようになり、稽古には身が入らず、信頼関係に亀裂が走る。さらに、“ある秘密”が彼らに告げられたことで、運命の歯車が容赦なく狂い出すのだった。はたして、7人の絆を打ち砕こうとする黒幕の正体とは?続きが気になる予告編はこちら!作品情報『ゲネプロ7』4月21日(金)より、全国ロードショー配給:ギャガ(C) 映画「ゲネプロ7」製作委員会写真・幸喜ひかり(三浦海里)
2023年04月19日ミュージカル『マリー・キュリー』が3月13日に天王洲 銀河劇場で開幕し、ゲネプロ写真とキャストコメントが公開された。本作は、2018年に韓国で初演、2021年の韓国ミュージカルアワードで大賞をはじめ5冠に輝いた創作ミュージカル。まだ科学が男性のものだった19世紀のヨーロッパを舞台に、元素ラジウムの発見をするなど女性研究者の道を切り拓き、2度のノーベル賞に輝いたマリー・キュリーの情熱と苦悩、そして研究者としての強い信念を、Fact(歴史的事実)とFiction(虚構)を織り交ぜ「ありえたかもしれない」もうひとりのマリー・キュリーの物語として描く。日本初演となる今回は、宝塚歌劇団を退団後、ミュージカル『エリザベート』『泥人魚』『マタ・ハリ』といった舞台作品や、大河ドラマ『青天を衝け』に出演した愛希れいかが主演を担当。共演には『レ・ミゼラブル』『エリザベート』などの大型ミュージカル作品への出演が続いている上山竜治、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』での鮮烈なデビューを経て、数々の舞台・映像作品に出演している清水くるみ、俳優のみならず、振付やライブプロデュースなど多方面で活躍をする屋良朝幸が名を連ねている。<キャストコメント>■マリー・キュリー役:愛希れいか本日はお集まりいただきありがとうございます。今日まで無我夢中で稽古をしてまいりましたので、稽古期間があっという間だったなと感じます。今日のゲネで何かを掴めたらなと思います。マリーという役はとにかく科学に対する愛がすごいので、演じていて自分自身も力が入ります。お気に入りのシーンは選びきれないんですが、ルーベンさん(屋良朝幸)のダンスパートが特に見どころかなと!(笑)。ポスターからは想像出来ないようなポップなシーンになっているのでそこが見どころかなと思います。この作品は韓国では女性解放運動がきっかけで出来たものだと伺っています。今から道を切り開こうとしている現代女性に送るというメッセージが込められていますが、女性だけではなく性別や年齢や国を問わず全ての人に響く作品となっていると思います。皆を信じて、鈴木裕美さんを信じて、皆様にメッセージを届けられるように精一杯やっていけたらなと思うのでどうぞよろしくお願いいたします!■ルーベン役:屋良朝幸今までヒール役を演じることはあまり無かったので新鮮な役を楽しみながら、皆さんをめちゃくちゃにしようという気持ちです(笑)。今回、アニメーションという聖司朗君と一緒にやっているダンスナンバーがあり、恐らく日本初という感じのダンスナンバーを踊らせてもらっていて、そこを自分がやらせてもらっているのはすごく楽しいです。力を入れたところとしては自分の武器でもあるダンスの部分なので、そこがこの作品の面白さにハマってたらいいなと思います。お稽古をやる度色々な発見があるので、本番中でも新たな発見ができるかもしれないので本番を楽しみにしていますし、舞台と言えど“ライブ“なのでその瞬間に起こることも楽しんで、チームワークを発揮していきたいなと思います。今回の作品は観に来てくれる人が共感できる部分がたくさんあるような作品です。その中でも何か一つを突き進む強さというのは、生きていく上ですごく大事なことだと思うのでそこはすごく感じ取ってほしいし、マリー・キュリーという作品の世界観が難しそうと思う人も今回ミュージカル作品ということで、歌とダンスで楽しんでいただけたらなと思います。■ピエール・キュリー役:上山竜治愛希さん演じるマリーと一緒に共同研究をしながら、献身的に支えるピエール役を演じさせていただきます上山竜治です。韓国で本当に愛された作品なので、日本のお客様にどうやって受け入れられるのか、反応がすごく楽しみです。この作品は、すごく役割分担がとてもはっきりしていて、個性がすごく立っています。女性が輝いている作品に、助演として出演させていただきすごく嬉しいですし、屋良さんにも、もう絶大なるスパイスを作品に入れていただいています。僕は癒し担当と言いますか、献身的にマリーを支える癒しの夫という役どころで、私史上、1番優しい役どころとなりますので、とても挑戦となります。(愛希さんとの)デュエット曲もずっと聴いていたいと思うような素敵な曲なので、皆様に早く届けたいです。マリーの生命力だったり、反骨精神、その輝いている姿に、自分もすごく勇気をもらいます。お客様にも元気や勇気、希望を、すごいシンプルな言葉になりますが、お客様に届けられたらいいなと思っています。ぜひ、劇場に足をお運びください。よろしくお願いします。■アンヌ役:清水くるみアンヌ役を演じさせていただく清水くるみです。2カ月みっちり稽古してきて、たくさん通し稽古をやってきましたが、やっぱり初日は緊張するものだなと思っています。私が思うみどころとしては、愛希さんと上山さんのデュエット曲が大好きで、お稽古場でも泣いちゃうぐらい、本当に大好きです。愛のデュエットでもありながら、2人が好きな科学に対しての愛のデュエットでもあり、とても素敵な歌詞とメロディです。2人が歌われているのが、お稽古場の時から「ありがとうございます」と思いながら観てきましたので、ぜひ、そのシーンを観てほしいです。また、個人的には、ある動物になるシーンがあるのですが、見た目はキュートだけど残酷というか、観ていただければわかると思いますので、観て感じてほしいな、と思います。この作品は(鈴木)裕美さんの演出により、ミュージカルでありながらもとても演劇的な作品になっていると思います。ミュージカルが好きな方も、ミュージカルを初めて観るという方も、演劇としても楽しめると思うので、本当にいろいろな方に観ていただきたいなと思っています。よろしくお願いします。■演出:鈴木裕美本日はお集まりくださりありがとうございます。みんなで意見を出し合い、話し合って有機的な稽古が出来たなと思っています。キャスト全員がものすごく役に合っていて、みんな生き生きとしています。このミュージカルは、韓国版と違って非常にシンプルですが、人間関係が見えやすいように俳優たちと話し合って作り上げましたので、ひとりひとりの人間が浮き上がってくるように見えていることを祈っています。今作は楽曲がすごく良いですし、ダンスナンバーもあり、俳優たちも魅力的なのでお楽しみいただけるんじゃないかなと思っております。マリー・キュリーは科学の話なのでハードルが高いと思われるかもしれませんが、全く難しくはなく、でも深い内容になっていますので是非会場に足を運んでいただきたいです。お待ちしております。<公演情報>ミュージカル『マリー・キュリー』脚本:チョン・セウン作曲:チェ・ジョンユン演出:鈴木裕美翻訳・訳詞:高橋亜子出演:愛希れいか上山竜治清水くるみ能條愛未宇月颯清水彩花石川新太坂元宏旬聖司朗高原紳輔石井咲大泰司桃子/屋良朝幸【東京公演】日程:2023年3月13日(月) ~3月26日(日)会場:天王洲 銀河劇場お問い合わせ:チケットスペースTEL:03-3234-9999(平日10:00~12:00/13:00~15:00 ※変更になる場合がございます。)【大阪公演】日程:2023年4月20日(木) ~4月23日(日)会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティお問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~18:00日祝休)チケットはこちら:公式サイト:
2023年03月14日音楽劇『まほろばかなた』の初日公演前に実施されたオフィシャル会見でのコメントとゲネプロ写真が到着した。本作は、西田大輔が描く『まほろば』を目指した志士たちの熱き群像・音楽劇で、主演の阪本奨悟をはじめとする“芝居”と“音楽”に熱意を持った俳優陣が集い、数多くの話題作を手掛けるYOSHIZUMIが音楽を担当し、舞台でしか味わえない迫力の音色で物語を奏でる。天王洲 銀河劇場にて11月6日(日) まで上演される。■作・演出 西田大輔 コメント――2014年上演版から生まれ変わった本作について、稽古を経ての印象は?俳優が変われば物語が変わると常々思いながら演出をしてきましたが、今回は想像を上回るほど、2014年の初演版とは全く違う新しい音楽劇が出来上がりました。このメンバーと作って、大地が見えるような作品になったと改めて感じ、とてもわくわくしています。――この時代には活躍した人物がたくさんいる中、今作でこの5人を主要人物に選んだ理由は?高杉晋作を中心にした中で、長州という地に生きる人々の群像劇を描きたいなと思ってそこから自然に本作の物語が生まれていきました。この作品は、実は男性陣以上に女性の登場人物が格好良くて、「彼らはどう生きていたのか」を、いろんな女性の視点から描いています。その真ん中に生きている晋作はあんまり言葉として口には出さないけれども、まっすぐはるか先の意思を持っていて、彼のそういったところに惹かれた人々の物語になっています。――本作に掛ける意気込みと、観に来て下さる方へのメッセージ稽古では俳優のみんなにはお芝居をしてほしいとか、シーンの解釈についてなどをもちろんお話してきましたが、それよりも一人の人間として胸が震える気持ちを大事にしてほしいと伝えてきました。それを、ここにいる5人をはじめとする俳優たちが繊細に作り上げてくれて、とても尊い時間だったと思います。さらにYOSHIZUMIさんの音楽がみんなの演じる物語と同時に心情や歴史を美しく彩ってくれています。0から1をみんなで一緒に作り上げてきたので、ある意味、全員が原作者だなと思っています。本作がたくさんの人に届くことを心から願っておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。■高杉晋作 役:阪本奨悟 コメント――今回演じる役どころの印象は?今作の高杉晋作は飄々としていて、一見掴みどころがないような雰囲気を持っているのですが、内心では熱く「まほろば」を目指す気持ちにあふれています。その気持ちが長州の面々に影響を与えていて、興味深く面白い役どころだと思っています。――本作に掛ける意気込みと、観に来て下さる方へのメッセージ激動の時代を描いた作品となっていて歴史に名を遺す人物が多数登場しますが、長州と幕府の考えの対立だったり、それを客観的に見ている女性陣の思いだったり、様々な角度から楽しめる群像劇になっていると稽古場から思ってきました。2022年の現代に生きる僕でも、100年以上前に生きた人々の命を惜しまず思想を貫くために戦っている姿に胸を打たれるようなところがあります。長州の方々の思いを演じるということで、重要なバトンをいただいたという思いで、お客様にお届けできたらと思っています。そして「まほろば」とはどんなものなのか。観る方によって考え方が変わると思いますが、ぜひ注目してご観劇頂けたらと思います。■山縣狂介 役:糸川耀士郎 コメント――今回演じる役どころの印象は?山縣狂介はまっすぐで猪突猛進な印象があります。彼の成長する姿や、物語に気持ちでぶつかっていくような役なので、お客様にも感情移入して観ていただけるんじゃないかと思います。――本作に掛ける意気込みと、観に来て下さる方へのメッセージ泣ける作品や笑顔になれる作品はたくさんありますが、この作品は笑いながら泣ける作品になっていると思っています。ご観劇頂けたらきっとわかっていただけると思いますので、ぜひ多くの方に観て頂いて、泣きながら笑っていただけたらと思っております。■大村蔵六 役:和合真一 コメント――今回演じる役どころの印象は?大村蔵六は非常に落ち着いていて、みんなの保護者的な役割を担っています。また、山縣狂介と2人で行動するシーンも描かれています。今回の物語では、医者としての姿と、陸軍の父と言われた軍師としての姿が描かれるということで、その二面性もお楽しみいただけるんじゃないかなと思います。非常に真面目な役ですので、“和合真一“を抑えて演じていきたいと思います。――本作に掛ける意気込みと、観に来て下さる方へのメッセージ物語の中に人間ドラマがあったり、それぞれの葛藤があったり、一人ひとりラブロマンスがあったりします。みんなにはラブロマンスがありますが、描かれた時代的に僕にだけ無いということなので、それ以外の部分で頑張っていきたいと思います。音楽劇なので、西田さんの書き起こした歌詞にもぜひ注目して頂けると時代が見えて楽しんでいただけると思います。それぞれの登場人物に感情移入していただけたらと思います。■伊藤春輔 役:廣野凌大 コメント――今回演じる役どころの印象は?伊藤春輔という役は、登場人物の中でも一番自分の欲に忠実ですが、地頭の良さと持ち前の対応力でいろんな場面をくぐり抜けていって、のちに初代総理大臣になります。自分の中の似ているところをリンクさせて役を作り上げたので、自分の中に春輔が元々いたような、作り上げたような、どちらの感覚もあります。愛すべきキャラクターになっていると思います。――本作に掛ける意気込みと、観に来て下さる方へのメッセージ僕らの中にも受け継がれている、“大和魂”のような、日本人特有の魂がこれでもかというくらい詰まっている作品だと思っていて、それを音楽が助長して照明が彩って、そこに俳優陣のお芝居が重なって一つの作品になっています。演じていて改めて、こうして国が作られてきて僕らは今を生きているんだなと、先人へのリスペクトの思いがあります。生きていることへの感謝が出てくるような作品だと思いますので、ぜひご観劇ください。■桂小五郎 役:松田凌 コメント――今回演じる役どころの印象は?自分が演じる桂小五郎という人は、幕末を生きた志士たちの中でも、こういう生き方をした人は、なかなかいないのではないかと本作の脚本を読んでいても思いました。彼の人生の中でも、すごく濃密な時期が本作で描かれているので、彼の葛藤や苦悩などにも注目して頂けたらと思います。桂は「まほろば」とは何なのかという問いかけの下、本作に登場するみんなのことを思って生きている人物なので、彼のように自分もみんなを思って板の上に立てたらなと思っています。――本作に掛ける意気込みと、観に来て下さる方へのメッセージ僕たちが演じる人物たちは、歴史の中でも偉人と呼ばれるような人たちですが、なぜどのようにして偉人と呼ばれるようになったのか。そして、それを支える女性たちがとても格好良く美しく描かれていますが、どのように生きていたのかということに注目して観て頂けたら、きっと男女問わずどんな方でも、胸を打つ作品だと信じております。以前、山口県の萩にある桂小五郎の生家を訪問しました。彼は「死而後已(ししてのちやむ)」という言葉を家に書き残しているのですが、「死ぬまで努力を続ける」など、様々な意味が込められていますが、その言葉に泥を塗りたくないという一心で演じさせていただきますので、皆様ご声援の程よろしくお願いいたします。<公演情報>音楽劇『まほろばかなた』2022年10月28日(金)~11月6日(日) 天王洲 銀河劇場音楽劇『まほろばかなた』ビジュアル【キャスト】高杉晋作 役:阪本奨悟山縣狂介 役:糸川耀士郎大村蔵六 役:和合真一伊藤春輔 役:廣野凌大勝海舟 役:根本正勝お雅 役:富田麻帆文 役:田上真里奈おうの 役:本西彩希帆すみ子 役:平井琴望幾松 役:律吉田松陰 役:中村亀鶴桂小五郎 役:松田凌アンサンブル:書川勇輝 / 本間健大 / 田嶋悠理 / 田上健太 / 中土井俊允 / 大塚晋也 / 木村つかさ / 平山ひかる / 樽谷笑里奈 / 福田結希【チケット料金】S席(1階席)※非売品特典付き:11,000円(税込 / 全席指定)A席(2階席 / 3階席):9,000円(税込 / 全席指定)見切れ席:9,000円(税込 / 全席指定)立見券:9,000円(税込 / 全席指定)※S席は特典として、劇場にて「A5クリアファイル(非売品)」をプレゼントします。詳細はこちら::03-5769-0011(平日10:00~18:00)公演に関する問合せ:マーベラス ユーザーサポート【ライブ配信】■対象公演11月6日(日) 14:00 千秋楽公演■ライブ配信価格:2,960円(税込)※イベント割対象価格(通常価格3,700円から20%OFF)販売期間:2022年10月30日(日) 12:00~11月13日(日) 21:00配信期間:ライブ配信 2022年11月6日(日) 13:30~上演終了までディレイ配信 2022年11月7日(月) 18:00~11月13日(日) 23:59■アーカイブ配信価格:3,700円(税込)販売期間:2022年11月19日(土) 12:00~12月2日(金) 23:59視聴期間:購入から7日間■特典映像配信限定 初日公演 舞台裏潜入映像配信期間:ライブ配信 11月6日(日) 16:00~11月13日(日) 23:59アーカイブ配信 購入から7日間■購入特典抽選で3名様に、全キャストの直筆サイン入りパンフレットプレゼント。※ライブ配信については、上演開始30分前からライブ配信ページに入場可能となります。※ディレイ配信とは、該当のライブ配信公演の映像を後日期間限定で視聴出来るサービスです。※アーカイブ配信は、販売開始と同時に配信を開始いたします。※ライブ配信とアーカイブ配信は、同様の特典映像(初日公演 舞台裏潜入映像)付きとなります。※購入特典はライブ配信、アーカイブ配信どちらも対象となります。※詳しい視聴デバイスに関してはサービスサイトをご覧ください。■配信に関する問い合わせDMMサポートセンター(24時間・365日受付)TEL:03-6670-3911配信特設ページ:【終演後トークイベント】■対象公演11月3日(木・祝) 17:00公演登壇者:阪本奨悟 / 廣野凌大 / 根本正勝 / 本西彩希帆 / 松田凌※対象公演のチケットをお持ちのお客様のみご参加いただけます。終演後にそのままご着席の上、お待ちください。※登壇者は予告なく変更となる場合がございます。【特別カーテンコール】■対象公演11月1日(火) 13:00 / 18:0011月2日(水) 18:0011月4日(金) 18:00※対象公演のチケットをお持ちのお客様のみご参加いただけます。※アナウンスがあってから携帯・スマートフォンをご用意ください。※携帯・スマートフォンでのみ撮影可能となります。一眼レフカメラ、三脚、外付け望遠レンズなどの機材はお持ち込みいただけません。※フラッシュでの写真撮影、パノラマ撮影、動画撮影、録音は禁止とさせていただきます。※開演前・撮影OKパート以外での撮影は一切禁止となります。公式サイト:公式Twitter:
2022年10月31日9月5日18時より開幕するパルコ・プロデュース 2022 舞台『桜文』(読み:さくらふみ)の公開ゲネプロおよび取材会が、9月4日に開催された。『桜文』は、古き良き日本を舞台に、幽玄でエロティック、情感あふれる物語をユニークな感性で美しく描きだす秋之桜子による書き下ろし作品で、俳優の心の奥に眠っている感覚を炙り出し、作品世界を多様化させることに定評のある寺十吾が演出を担当。明治期、吉原随一の花魁をめぐる耽美な悲恋の物語が、機微に触れた情感たっぷりの演出で描かれる。吉原随一の花魁、桜雅(読み:おうが)役は、花魁を演じるのは今回が初となる乃木坂46の久保史緒里。そして桜雅が一人前の遊女になる前の少女時代に心から想い合っていた相手・仙太役と、仙太と他人の空似ながら瓜二つの容貌だったために、桜雅と深くかかわっていく小説家志望の青年・霧野一郎の二役に、若手個性派俳優のゆうたろう、禿上がりの若い遊女である振袖新造の葵役に、女優そしてアーティストとしてマルチに才能を発揮する松本妃代、桜雅の髪を結い続け、吉原随一の花魁となっても心許し信頼した髪結い・与平役は石倉三郎が務める。さらに当代きっての大店・紙問屋の旦那で、物語が大きく動くきっかけとなる桜雅の豪華絢爛な花魁道中を開く西条宋次郎役として榎木孝明が出演する。併せて、寺十吾、久保史緒里、ゆうたろう、石倉三郎、榎木孝明からのコメントが到着した。なお本作は東京公演上演後、大阪・愛知・長野でも上演される予定だ。撮影:御堂義乗■寺十吾 コメント久保さん・ゆうたろうさんは稽古に取り組む中で、自分がやるべきことにまっすぐに向き合っていて、眩しいくらいに雑念がなく、未熟であるということは希望や可能性に満ち溢れていて、マイナスなことではないんだと2人を見ていて感じました。初めてパルコ劇場さんでお世話になります、どうぞお手柔らかに。■久保史緒里 コメント初めての花魁という役柄への挑戦で触れたことのない世界で、何も知らないところからのスタートだったので、緊張や不安はありましたが、出演者の皆様やスタッフの方々に支えられて明日、初日を迎えることができます。感情の波や表現の仕方が今の時代とは違いますが、素直な感情の交じり合いを、桜雅(おうが)として時代を超えてお届けしたいと思います。健康第一で、舞台に立てるということを嚙みしめながら駆け抜けたいと思います。■ゆうたろう コメントこんなに大きな劇場で、豪華なキャスト・スタッフの方達と一緒に1つの作品を作れることは嬉しいことですし、とても感慨深いです。毎日和服を着ながらお稽古をしていて、最初は立ったり座ったりすることも大変でしたが、榎木さんや石倉さんに着付けの練習をしていただいたり、江戸時代のイントネーションを教えていただいたりして、皆様に支えられながら、やっと明日初日を迎えることができます。全力で霧野として生きて、舞台に立ちたいと思います。■石倉三郎 コメント久保さんとゆうたろうさんの若さのパワーがとても凄くて、2人に引っ張られながら、ここまできました。ベテランというのはおこがましいですが、少し長いこと俳優をしている私が、第一線で活躍している子たちはすごいもんだと勉強になりました。大したもんです。コロナに気を付けながら、完走したいと思います。宜しくお願いします。■榎木孝明 コメント最初台本を読んだとき、プレッシャーとさえ感じるくらいに、とても素晴らしくて感動しました。脚本・演出・舞台セット・音楽、全てが素晴らしいことずくめで、素敵な作品です。物語を引っ張ってくれるような2人のパワーに支えられながら、頑張りたいと思います。皆様も必ず感動できる作品ですので、どうぞ期待して観にきてください。<公演情報>パルコ・プロデュース 2022 舞台『桜文』パルコ・プロデュース 2022 舞台『桜文』チラシ画像(表)脚本:秋之桜子演出:寺十吾【出演】久保史緒里(乃木坂46)ゆうたろう松本妃代 石田圭祐 阿知波悟美 加納幸和 木村靖司 有川マコト 塾一久 中山朋文 永澤洋 福永マリカ こぴ 白浜そら 石倉三郎 榎木孝明■東京公演日時:9月5日(月)~25日(日)会場:PARCO劇場(渋谷PARCO8F)【チケット料金】11,000円 / U-25チケット:5,500円※全席指定・税込※未就学児入場不可U-25チケット:観劇時25歳以下対象、要身分証明書(コピー・画像不可、原本のみ有効)、当日指定席券引換 / 「パルステ!」、チケットぴあにて前売販売のみの取扱い、指定席との連席購入不可(連席ご希望の場合は指定席をご購入ください)【お問い合わせ】パルコステージTEL:03-3477-5858(時間短縮営業中)■大阪公演日時:10月1日(土)・2日(日) 開演12:00 / 開演17:00会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール【チケット料金】S席:11,500円 / A席:9,800円※全席指定・税込※未就学児入場不可【お問い合わせ】キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~16:00 ※日祝は休業)■愛知公演日時:10月5日(水) 開演17:00会場:名古屋文理大学文化フォーラム(稲沢市民会館)【チケット料金】11,000円 / 車いす席:11,000円 / U-25チケット:5,500円※全席指定・税込※未就学児入場不可※車いす席、U-25はメ~チケ(車いす席は電話のみ)で一般発売より取り扱い※U-25は、観劇時25歳以下対象(当日指定席券引換・座席数限定・要本人確認書類)【お問い合わせ】メ~テレ事業TEL:052-331-9966(祝日を除く月~金10:00~18:00)■長野公演日時:10月8日(土) 開演14:00会場:サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)大ホール【チケット料金】S 席:11,000円(U-25:5,500円) / Sペア席:20,000円 ※S席2枚 / A席:8,000円(U-25:4,000円)※全席指定・税込※未就学児入場不可※U-25はサントミューゼ窓口・オンラインチケットのみ【お問い合わせ】・サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)TEL:0268-27-2000(休館日を除く9:00~19:00)・NBS長野放送事業部TEL:026-227-3000(平日10:00~17:00)チケット購入リンク:公式サイト:
2022年09月05日ブロードウェイミュージカル「ジャニス」の日本公演が本日8月23日(火)より、東京国際フォーラムにて上演。昨日22日にはゲネプロが行われ、伝説のロックシンガー“ジャニス・ジョプリン”の人生をテーマにした舞台が披露された。本作は、“亡くなる1週間前の、一夜のコンサート”をコンセプトに、伝説のロックシンガー、ジャニス・ジョプリンの音楽人生を描く物語。ジャニスが自身の人生を語りながら、「Summertime」「Piece of My Heart ~心のカケラ~」「Kozmic Blues」といった代表曲や、彼女の音楽に影響を与えたアレサ・フランクリンをはじめとする60年代のブルースを織り交ぜながら展開。60年代を代表するシンガーの座を手に入れるも、1970年に27歳で逝去。半世紀以上が経った現在も世界中の音楽ファンを魅了している彼女の人生を追体験することができる。ジャニスが音楽やアートに魅了された幼少期からはじまり、シンガーを志したきっかけ、スターダムを駆け上がった経緯なども盛り込まれ、彼女に詳しくなくても十分に楽しめる。今回ジャニスを演じるのは、本作がミュージカル初主演となるアイナ・ジ・エンド(BiSH)。アレサ・フランクリン役はUA、ニーナ・シモン役は浦嶋りんこ、オデッタ&ベッシー・スミス役は藤原さくら、エタ・ジェイムス役は長屋晴子(緑黄色社会)と、現代の音楽シーンを代表するキャストが集結した。全身全霊でジャニスを熱演し、特に「Cry Baby」の歌唱に注目のアイナさんは、ジャニスと自分との共通点について「人に言葉で伝えるのでなく、そのエネルギーを歌に持っていくみたいなところは(ジャニスとの)ちょっと共通点なのかなって思ったりしていますね。生きがいが歌、みたいな」とコメント。そして、総合プロデューサー・亀田誠治を中心とした凄腕ミュージシャンたちによる生演奏も必聴だ。ブロードウェイミュージカル「ジャニス」は8月23日(火)、25日(木)、26日(金)東京国際フォーラムホールAにて上演。(cinemacafe.net)
2022年08月23日俳優の荒牧慶彦が主演を務める舞台『ゲゲゲの鬼太郎』の公開ゲネプロが28日、東京・明治座にて行われた。1965年の『週刊少年マガジン』の連載にはじまり、漫画、アニメ、映画、小説、ドラマ、ゲームなど、半世紀以上にわたり多くの人に愛され続けている『ゲゲゲの鬼太郎』。水木しげる生誕100周年となる今夏、7月29日~8月15日に東京・明治座にて、8月19日~8月28日に大阪・梅田芸術劇場メインホールにて舞台『ゲゲゲの鬼太郎』が上演される。主人公であるゲゲゲの鬼太郎役には明治座初座長となる荒牧慶彦。ねこ娘役には、舞台初出演の上坂すみれ、ねずみ男役は藤井隆、そして、天邪鬼-リン役は七海ひろき、砂かけばばあ役は浅野ゆう子が務める。また、アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』で目玉おやじの声を務める野沢雅子が同役で声の出演をし、さらに、タケルとタケルの祖父役の立花裕大、子泣きじじい役の矢部太郎(カラテカ)、水木役の君沢ユウキ、シーサー役の伊藤修子ら個性豊かな出演者が集結する。困ったことがあったら人間がゲゲゲの鬼太郎(荒牧)に手紙を投函できる妖怪ポストをきっかけに物語がスタート。最近依頼がなく不審に思ったねこ娘(上坂)が妖怪ポストを張り込んでいると、ねずみ男(藤井)が勝手に依頼を受けていた。とある村で、天邪鬼のリン(七海)が現れ人間の邪魔をすると聞いたねずみ男は、「これで天邪鬼を退治できる」と、村人たちに妖怪に効く薬を売りつける。鬼太郎と目玉おやじ(声:野沢)は、人間が直接、天邪鬼と対峙するのは危険だと村へ駆けつけ、村人のタケル(立花)と出会う。タケルは「石垣を壊すのは危険だ!」と村人に訴えるが、皆、聞く耳を持たない。騒動の最中、仲裁に入ろうとした目玉おやじは瀕死の重傷を負ってしまう。瀕死となった目玉おやじは砂かけばばあ(浅野)が待つゲゲゲの盛に帰り、看病されることに。人間からは「妖怪」だと恐れられ、妖怪からは「人間の味方」と敵視されるリンに、鬼太郎は親近感を覚えるが……。公開ゲネプロでは、さまざまな演出やセットで妖怪の世界を表現。荒牧は、人間と妖怪が共存できる世界にしたいという思いで奮闘する鬼太郎を熱演し、藤井はお調子者のねずみ男をユーモアたっぷりに表現、上坂は元気いっぱいにねこ娘を演じ、砂かけばばあ役の浅野も存在感を放っていた。荒牧は「『ゲゲゲの鬼太郎』という、誰もが知る作品の舞台化ということで大変なプレッシャーもありますが時代毎に様々な変化を遂げている『ゲゲゲの鬼太郎』だからこそ、舞台での表現も自由なところにあるなと思っています。既存の鬼太郎のイメージをリスペクトしながら今表現できるゲゲゲの鬼太郎を演じたいと思います!」とコメントしている。(C)水木プロ・フジテレビ・東映アニメーション(C)舞台「ゲゲゲの鬼太郎」製作委員会
2022年07月28日2022年2月17日(木)~20日(日)に渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて上演される、舞台「政見放送」のゲネプロ・取材会が行われ、馬場良馬と藤田朋子、ダンカン、そして演出の谷健二が初日への意気込みを語った。本作は、地方テレビで放送される町長選の「政見放送」を舞台に、候補者たちの虚像と実像を、番組ディレクター神崎の目を通して描く作品。討論番組をある思惑を持って製作する番組ディレクターの神崎を馬場が、泡沫候補のシングルマザー役を4年ぶりの舞台出演となる島崎遥香が演じる。演出は、映画「U-31」「一人の息子」「元メンに呼び出されたら、そこは異次元空間だった」で監督、近年は舞台にも取り組んでいる谷健二。脚本は、小泉今日子出演で話題になった舞台「向こうの果て」で脚本を手掛けた竹田新が担当する。物語は、テレビ番組の収録前に、ディレクターの神崎と初めて企画が通ったというADが会話をするシーンからスタート。番組前から、神崎は隠しカメラを設置するなど、何らかの思惑があることがうかがえる。討論会が始まると、候補者たちが自身の主張を胸を張って述べていく。しかし、次第に、候補者然とした顔が次々と崩れていき…。政治家然とした候補者たちの裏の顔が暴かれ、大騒動となるさまは痛快。候補者たちのおかしな発言や毒舌が飛び交い、ブラックな笑いを生み出していた。また、個性豊かなキャラクターがそれぞれの立場から「ダム建築」や政治についての意見を交わすため、誰にとっても共感しやすい作品に仕上がっている。ゲネプロ後に行われた取材会では、馬場は「毎日が楽しかったです。稽古は2週間くらいでしたが、より良き高みに持っていくために、みんなで話し合ってきました。やっぱり芝居って楽しいな、演劇って楽しいなと思いながら、がむしゃらに作り上げてきましたので、早くお客さまに観ていただきたいです」と初日に向けての思いを語った。そして、「『政見放送』というタイトルなので、堅苦しいイメージがあるかもしれませんが、実際に描かれているのは、政治家として生きている人間の表の顔と素顔です。誰しも人に見せる面と隠したい面という2面性を持っていると思うので、老若男女みんなが誰かに感情移入できる作品になったと思います」と胸を張った。一方、藤田は、「とっても仲良しの座組みで、先輩後輩なく、みんなで和気あいあいと稽古できる空気感があり、それが毎日楽しみでした」と稽古を振り返り、「みんなが意見を言える現場は実は少ないと思いますが、今回は、若い人もきちんと意見をし、話し合えたことは素晴らしかったなと思います。どんな作品に仕上がったのか、ぜひ、来ていただいて、観ていただけたらと思います」とアピールしました。また、 ゲネプロを終えた感想を聞かれた谷が、ダンカンから囁かれた「人生の中で最高の演出ができました」という言葉をそのまま話すという、劇中のあるシーンを再現したかのような一幕も。さらに、政治家役について聞かれたダンカンが「もし(自分が)政治家として立候補するとしたら、スローガンは『一夫多妻』です。だから、(今回のオファーを受けて)私なんかが政治家役でいいんですかって驚きましたよ」と話すと、会場に大きな笑い声が響いた。最後に馬場は「このご時世、生の演劇をお届けできるのはすごく幸せなことだと思います。ダンカンさんが『自分の好きなことをお金をもらってできるなんて、こんな幸せなことはない』とおっしゃっていましたが、それを改めて感じる座組みでした。その感謝の気持ちを伝えるとともに、来てくださった皆さんに楽しんでいただけるように、毎公演毎公演積み上げてお届けしたいと思います」と力を込め、会見を締めくくった。■あらすじ■とある地方市で、『町長選挙討論企画』という候補者が討論を行う番組が制作される事になった。収録前、「面白い番組になるぞ!」とディレクターは楽しそうに話している。討論番組に参加する候補者たちは、町の名士で傲慢と噂される者、大物議員の後継者、泡沫候補のシングルマザーに売れない役者と個性豊かな者たちが揃った。収録前の控室では、候補者たちの裏側が見え始め、いざ番組が始まるとディレクターを含めそれぞれの思惑がぶつかり合う。これはフィクションなのか、ノンフィクションなのか、伝説の討論番組が今始まるー■公演概要■舞台「政見放送」【日程】2022年2月17日(木)~2月20日(日)※全7回公演2月17日(木)19:002月18日(金)14:002月18日(金)19:002月19日(土)12:002月19日(土)18:002月20日(日)11:002月20日(日)15:00※ロビー開場は開演の45分前、客席開場は開演の30分前となります。【会場】渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール住所:〒150-0031東京都渋谷区桜丘町23-21【チケット】当日券有り8000円(税込・全席指定席) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月18日ミュージカル『October Sky─遠い空の向こうに─』が、10月6日に東京・Bunkamura シアターコクーンで開幕。これに先立ち、初日前会見とゲネプロが行われた。元NASAの技術者ホーマー・H・ヒッカム・Jr.の自伝小説『ロケットボーイズ』を原作に、ジョー・ジョンストン監督がメガホンを握った青春映画(1999年公開)をミュージカル化した本作。米シカゴとサンディエゴにおける2度のトライアウト公演を経て、日本初上演となる今回の演出には板垣恭一が起用された。劇中では、米ウェストバージニア州の炭鉱町コールウッドを舞台に、厳しい現実に直面しながらもロケットに夢を賭ける高校生の奮闘や彼らを取り巻く人間模様が展開。人工衛星スプートニクを見上げて「いつかロケットを打ち上げたい」と夢見る主人公ホーマーを甲斐翔真が演じ、ロケット制作を決心する「星を見上げて」のラストでは昂った気持ちを伸びやかな高音に乗せ、客席を魅了した。その悪友で義父の暴力に苦しむロイには、阿部顕嵐。明るく抜群のユーモアセンスを発揮するオデルには井澤巧麻、いじめられっ子ながら優れた科学の知識で研究に貢献するクエンティンには福崎那由他が扮し、4人でロケットづくりに励むように。打ち上げカウントダウンが楽しい「うまくいけば」や、彼らを応援する科学の教師ミス・ライリー(夢咲ねね)と繰り広げる「言われた通りに」で制作に邁進する様子をコミカルに立ち上げる。高校卒業後、多くが炭鉱夫になる中で無謀な目標を立てた“ロケットボーイズ”に対する周囲の反応は冷ややかだ。特に炭鉱を束ねるホーマーの父ジョン(栗原英雄)は、自分と異なる人生を歩もうとする息子の理解に苦しむ。サイエンスフェア全国大会の優勝を経て進学するか、既定路線の炭鉱夫になるか──。揺れ動くホーマーの前に立ちはだかる現実のやるせなさ、行き場のない悲しみや虚しさを、甲斐は歌声や表情ににじませた。ボーイズの夢はいつしか、寂れた炭鉱町の希望となっていく。家族を愛し、ホーマーの夢を守ろうとする母エルシー(朴璐美)は「地に足つけて」で息子の背中を押す一方で、ミス・ライリーやホーマーの恋人ドロシー(中村麗乃)と歌う2幕冒頭の「最後のキス」で息子と離れがたい気持ちも覗かせ、観客に時代を超えても共通する親心を届けた。ゲネプロ前に行われた初日前会見で、稽古を経てどういうカンパニーになったか問われた座長の甲斐は、演出を手がけた板垣の「僕の演出する舞台には主役・脇役・アンサンブルという隔たりはなく、全員が主役で見せ場を持っている」という言葉を紹介。その上で「まさにおっしゃる通り、主役の集まりみたいなカンパニーになりました」「誰に感情移入しても感動できるようになっています」と手応えを語る。開幕を控えた想いを「ロケットを打ち上げる前と同じような気持ち」と形容した阿部。好きなシーンを聞かれると、すかさず「スプートニクを見上げる場面でしょうか」と即答する。「炭鉱町のみんなで同じものを見上げていると、ステージ上の時が止まったような感覚になるんですよね。観に来てくださるお客さんともその時間を共有できればと思っています」と笑顔を見せた。同じ質問に対して、井澤はオープニングを飾るM1「炭鉱へ」を挙げる。「幕が上がり、後ろのセットが開いて炭鉱夫たちが登場する一瞬の迫力で1950年代のアメリカにタイムスリップできます」と胸を張る。福崎も「ボーイズが打ち上げを成功させようと決意を固めるシーンですね」と続き、「いじめられっ子のクエンティンがもらう勇気を、皆さんにお裾分けできたら」と意気込む。中村は「顔合わせから今日まですごく濃い毎日を過ごしました。稽古場で学んだことを活かして精一杯がんばっていきたい」とコメント。夢咲は「原作映画のように、ロケットボーイズの“光”になれるような存在になりたいと思っていたのですが……4人はすでにまぶしく輝いていました」と笑い、「エネルギッシュでパワフルな彼らに負けないよう突き進んでいきたい」と抱負を述べる。作品の魅力を聞かれた栗原は「コールウッドの街には現代と通じる閉塞感が漂っており、そこを打破しようという想いはお客様と共有できるのではないか」とまっすぐ答える。朴も「夢物語でなく“実話”であることが魅力」と続き、「個があって、家族があって、街があって、国があって、星がある。誰にも当てはまる普遍的な物語です。必死に生きた先人たちがいるから、いまの私たちがいる。そういったことを強く感じられる作品ではないでしょうか」と問いかけ、会見を結んだ。上演時間は約160分(休憩含む2幕)。東京公演は10月24日(日)まで。その後、11月11日(木)~14日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールへ巡演する。チケット販売中。取材・文:岡山朋代撮影:NAITO
2021年10月07日俳優の稲垣吾郎が主演を務める舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』の公開ゲネプロが22日、東京建物Brillia HALLにて行われた。本作は、フランス革命期に実在した死刑執行人シャルル-アンリ・サンソンを稲垣が演じる新作舞台。マリー・アントワネット、ロベスピエール、ルイ16世らの首を刎ねたサンソンは、現役の医師であり、死刑廃止論者でもありながら、死刑執行人だった。激動のフランス革命期、運命に立ち向かった人物を稲垣が全身全霊で演じる。また、革命の中心とも言うべき国王ルイ16世を中村橋之助、シャルルの父親を榎木孝明が演じ、橋本淳、牧島輝、落合モトキ、藤原季節、清水葉月、田山涼成らも出演する。演出は白井晃氏、脚本は中島かずき氏(劇団☆新感線)、音楽は三宅純氏。この3人のクリエィティブチームは、舞台『ジャンヌ・ダルク』(2010年初演)、稲垣がベートーヴェンを演じた『No.9-不滅の旋律-』(2015年初演)に続き、3度目のタッグとなる。公開ゲネプロでは、群衆をかき分け登場し、マントを翻したサンソン(稲垣)。死刑執行人という生まれた時から決められた運命を受け入れ、悩みながらもその仕事に誇りを持って向き合う。罪や身分によって決められた刑を執行し、処刑台の上に立って大剣を振り下ろす場面も。「死刑制度はなくさなければならない」と自問自答しつつ自らの職務をまっとうするサンソンを稲垣が熱演した。開幕を前に、稲垣と白井氏がコメントを寄せた。■稲垣吾郎久しぶりの新作舞台になり、良い緊張感で稽古を続けることができました。フランス革命期に実在した死刑執行人“サンソン”は、僕がぜひ演じてみたいと思っていた人物でもあります。思い時代の中でも、社会を良くするために職務に忠実に生きた、サンソンという人物を精一杯演じたいと思います。■白井晃当初、このような時世の中で、これほどエネルギーを必要とする作品を作ることが本当にできるのか、大きな不安を持ちながら創作は始まりました。民主政治の源流となったフランス革命の熱と、その時期に実在したサンソンという死刑執行人の苦悩の物語を語るには、余りにも状況が不向きのような気がしたからです。ムッシュー・ド・パリと呼ばれたひとりの男がたどった人生は、今の私たちからはおよそ想像できないほど過酷なものだったはずです。しかし、その人生に迫ろうとキャスト、スタッフが懸命にリハーサルを積み重ねるうちに、人が集まり創造するという演劇の持つエネルギーが、私たちをどんどん前へと引っ張ってくれ、不安は少しずつ消えていきました。そして、今、死神のように恐れられたシャルル-アンリ・サンソンの、心の奥底に流れる優しさに触れることができた気がします。フィクションの中にあるリアルを作り出すために、献身的に惜しみなく力を発揮してくれた、キャスト、スタッフの結束力がもうすぐ実を結びます、きっと。舞台『サンソン-ルイ16世の首を刎ねた男-』は、4月23日~5月9日に東京建物Brillia HALLにて東京公演、5月21日~24日にオリックス劇場にて大阪公演、6月11日~13日に久留米シティプラザにて福岡公演を上演。さらにこのたび、横浜公演が決定し、6月25日~27日にKAAT 神奈川芸術劇場にて上演される。※緊急事態宣言の発出により4月28日~5月9日の公演は中止
2021年04月22日PARCO劇場オープニング・シリーズ“ねずみの三銃士”第4回企画公演「獣道一直線!!!」の上演に先駆け、10月5日に第一幕の公開ゲネプロが行われ、その舞台写真が到着した。本舞台は、生瀬勝久、池田成志、古田新太が“いま、一番やりたい芝居を、自分たちの企画で上演したい!”という思いで結成した演劇界の最強ユニット“ねずみの三銃士”による企画公演。2004年「鈍獣」、2009年「印獣」、2014年「万獣こわい」に続く今回第4弾だ。物語は、ねずみの三銃士発案のネタをベースに、宮藤官九郎が新作を書き下ろし、河原雅彦が演出。そして、お楽しみのゲスト俳優を迎え毎回PARCO劇場で上演を企てて来た大人気シリーズが、新生PARCO劇場のオープニング・シリーズとして6年ぶりに帰ってくる。初日を控え、生瀬さんは「ようやく初日を迎えられそうです。出演者、スタッフ一同、お客様に『ああ、やっぱり生の舞台が良いね!』と言っていただけるよう、精一杯創りました。劇場でお待ちしております」とメッセージを寄せ、池田さんも「PARCO劇場はじめ各地でやります劇場の感染対策等は、しっかりやっておりますゆえ、ご心配は重々承知ごもっともでございますが、2、3時間の間、やな事忘れに来ませんか?………でもどうしよう、もっとやな気持ちにさせちゃったら?ヨロシクです」とコメント。そして古田さんは「開幕直前を迎えて、鋭意努力中でございます。宮藤くんのホンは、表は愉快だけれど裏は忙しく、ずっと着替えてます。短いコントの目白押しです。全体的には少し怖いお話になると思うのですが、それまでにはお客様には下品なお笑いを楽しんでいただくべく、工夫しております」と語った。また今回ゲストには、山本美月、池谷のぶえ、そして脚本の宮藤さんが参加する。「何事もなく皆で無事に初日を迎えられそうで安心しています」と心境を明かした山本さんは、「たくさん笑えて面白いけど、ちょっとこわい素敵な舞台を是非多くの方に楽しんでいただけたらと思います。劇場でお待ちしてます」と話し、池谷さんは「実際のとある事件が元になっているのでそうした見方もできますが、全く違う見方もできると思います。個人的にはなぜだか泣けてきます。ぜひ皆さまの楽しみ方でご覧ください」と観客に委ね、宮藤さんは「関という、ドキュメンタリー作家の役で出演しています。自分で書いたストーリーを、全く知らないテイで取材するという演技が、こんなに難しいとは」と役柄について語っている。あらすじ一面識もない独身男性3人が殺害された。殺害方法も三者三様。無関係と思われた3つの事件。被害者の共通点は、大金を持っていて、婚活サイトに登録。そして同じメーカーのED治療薬を飲んでいた。事件に関心を持ったドキュメンタリー作家が取材を続ける中で浮かび上がってきた1人の女性の存在。「苗田松子」。3人の被害者は、苗田松子と名乗る女と、関係を持っていた。なぜこんな女に騙されるのか。男たちは耄碌していたとしか思えない。しかし、苗田松子を取材するうちに自身も事件の闇に取り込まれ…。PARCO劇場オープニング・シリーズ“ねずみの三銃士”第4回企画公演「獣道一直線!!!」は10月6日(火)~11月1日(日)PARCO劇場にて上演、ほか地方公演あり。(cinemacafe.net)
2020年10月06日8月19日(水)から23日(日)まで、東京芸術劇場シアターウエストにて上演される舞台『知恵と希望と極悪キノコ』のゲネプロが初日直前に行われた。人情喜劇を得意とする大浜直樹が、自ら主宰する劇団LIVESで2度上演されたものを、キャストを一新して今回上演される事となった本作。俳優生活最後の映画の撮影に臨もう、売れない俳優が“戦闘員A”という端役を誠心誠意演じ切ろうとするも、現場には全員バイト生活の売れない俳優に、かつてアイドルとして一世を風靡したものの今は冴えない中年俳優など、いずれも曲者ぞろい。それぞれの夢が交錯し、撮影現場は騒動に発展していく。ゲネプロでは、主演の江田剛(宇宙Six/ジャニーズJr.)をはじめとするキャスト陣が本番さながらの舞台を披露。映画製作の裏側を描く作品ということで“芝居あるある”がふんだんに盛り込まれているので、笑い声が劇場に響く。そんな中、戦闘員A役の江田は宇宙Sixのメンバーである松本幸大と山本亮太の来場で緊張していたようで、終了後に「メンバーが視界に入るので、めっちゃ緊張しましたが芝居を観ながら笑っていたのでホッとしました」と語っていた。公演は8月23日(日)まで当日券も若干数用意されているが、事前に公式サイト、もしくは公式ツイッターで要チェックしてほしい。さらに、千秋楽ではPIA LIVE STREAMにてライブ配信も行われるが、こちらは配信チケットが予定枚数終了次第、発売終了となるので、早めに確認しよう。●江田剛(宇宙Six/ジャニーズJr.):しば秀輝役今日のゲネプロでは宇宙Sixのメンバー、松本幸大と山本亮太が観に来てくれましたが、まさか最前列のど真ん中を陣取っているなんて(笑)!舞台に出ていった瞬間気が付きました。メンバーが視界に入るので、めっちゃ緊張しましたが芝居を観ながら笑っていたのでホッとしました。今回は特に大人数の現場で、いつもなら宇宙Sixのメンバーもいて、皆で分担して座組みを支えていくんです。山本(亮太)ならガンガンテンションを挙げて皆を引っ張っていき、原(嘉孝)は真面目なので真面目に「こうしようよ」と語り掛ける、松本(広大)は何も言わず背中で語る、そして俺は全体のバランスをとる役。でも今回は一人なのでこの20人という大所帯を束ねていくというのは、例えるなら(堂本)光一くんがやるような事。だからこそ誰にも頼れないという点では不安を感じました。でもこの作品をよくしよう、というベクトルが皆合えば自然に同じ方向をむく、と思うので、座長としては皆に自分の熱量や頑張ろうという想いを伝えるようにしました。光一くんのように背中で語る事は出来ないので、皆手を取り合って一緒に進んでいこうというスタイルです!こんな時期だからこそ俺たちにできる事は何か、という熱いメッセージ的なものを強く持った作品なので、お客様一人ひとりに元気と勇気を届けられたら、と思います。●須藤茉麻(Berryz工房):白井由樹役映画製作をMV製作に置き換えると、本作で描かれている事と同じ経験がありますね。ハプニングが起きて進行が押してしまったこととか。なのでそんな場面になると「懐かしいなあ(笑)」と感じていたりもしました。今回結婚している役ですが、しかも自分のほうが強くて旦那を尻に敷いている役柄。実年齢が離れているのもあって、旦那役の方といろいろ話し合って役作りしていました。本当に嫌いなら離婚しているはず。でもお互いどこかに「好き」がまだあるから、ぎくしゃくしても別れない。なのでどこかに「好き」という気持ちを残しておきたい、とか。座長の江田さんは作品に対してすごく真面目で、「ここはこうしたらいいと思うんだけどどう思う?」などといろんな役者さんと話し合ったり、ダンスのシーンについては振付師の方がいないときに全体を見てくれて「揃ってる、揃ってない」「こうすると揃って見えて綺麗ですよ」などとアイディアを出してくださったりしてくれた頼れる座長でした。●藤江れいな:広瀬愛役コメディという事もあって今のご時世、元気を感じる機会が少なくなっていますが、だからこそこの舞台で皆さんに少しでも楽しんでいただけたら、と思います。稽古の時と違って「ここで笑いが起きるんだ!」と予想していなかった場面での笑いが多く、本番でもそんな発見をしながら演じていきたいです。「芝居あるある」が多い舞台ですが、私も実際の仕事で噛みまくってNGを何度も出したことがあるので、緊張する人の気持ちがわかりますね。いつもは演じる側の私ですが、今回メイキングビデオ監督として撮影する側を演じていますが、私たちだけでは作品は作れないんだなって事をスタッフ役をやる事で改めて感じました。この物語自体、製作現場の裏側を描く物語なので広瀬役として演じながらどんどん成長していきたいです。●野村宏伸:隼駿太郎役以前僕も「ものづくり計画」さんの作品に出演させていただいた事もあって、今回の作品の内容や、僕が演じる役など楽しみにしていました。50歳を過ぎた俳優が若い頃アイドルだったけれど、いろんな悩みや葛藤を経て、22年ぶりに出演するこの作品に賭けている……どこか僕が演じる役は僕自身とオーバーラップしますね。50歳ってターニングポイント。若い時は二枚目の役が多いですが、50歳になるとそうはいかない、演技力や芝居の幅がないと長くはできないって感じます。今回の新型コロナウイルスはどんなに気を付けていてもかかってしまう事があり、一度感染すると芝居そのものが中止になってしまう。映画なら少し撮影を遅らせて、という事もできますが舞台はそうはいかない。連日緊張感をもって稽古をやっていましたね。座長の江田さんも、そんな中でいろいろなストレスを抱えているんでしょうが一切それを見せずに頑張っていました。一人でも多くの方に観ていただきたい作品なので、まずは生の舞台を、そして最終日の配信で、或いは来年以降、コロナが落ち着いてから地方公演などもしていければいいですね。『知恵と希望と極悪キノコ』開催日時:8月19日(水)~8月23日(日)劇場:東京芸術劇場シアターウエスト●上演スケジュール8月19日(水)19:008月20日(木)13:00/19:008月21日(金)13:00/19:008月22日(土)13:00/18:008月23日(日)11:30/16:00●チケット(全席指定・税込)前売り券・当日券共通S席:9500円A席:8900円B席:6900円●千秋楽ライブ配信について配信公演:8月23日(日)16:00(千秋楽)配信内容:生配信(48時間アーカイブ視聴可)配信プラットフォーム:PIA LIVE STREAM配信チケット:4000円※予定枚数終了しだい、発売終了となります。予めご了承ください。舞台『知恵と希望と極悪キノコ』公式サイト:
2020年08月21日GENERATIONSの小森隼が6日、東京・恵比寿ガーデンホールで行われたBOOK ACT『芸人交換日記』の公開ゲネプロに登場し、塙宣之(ナイツ)、森田想、鈴木おさむ(脚本・演出)とともに取材に応じた。同作は放送作家・鈴木おさむによる小説の朗読劇作品で、原作はこれまでに何度も舞台化、映画化されている。売れない芸人コンビ・イエローハーツの甲本(塙)と田中(小森)が交換日記を始め、芸人としての葛藤や夢への思いが描かれる。公演は6日〜8日に行われ、甲本役を相田周二(三四郎)平子祐希(アルコ&ピース)、みやぞん(ANZEN漫才)、りんたろー。(EXIT)が回替わりで務める。初の舞台、初のゲネプロを経験した小森は「作品は小説で読ませていただいたり舞台を見させていただいたので、まさか田中の役をやるなんてイメージもしてなかった。経験もなかったし、不安もありましたし、おさむさんに相談もさせていただきました」と振り返る。「今までたくさんいろんなステージに立たせてもらって、1回も動かないということが初めてなので、緊張感の中でやらせてもらいます。立ってるだけでも足踏みしたい自分なんですけど、じっと堪えながら」と心境を明かした。5人の芸人の中では、「おさむさん、俺のために書きましたよね」と言う人もいた、という小森だが、塙からさっそく「りんたろー。だろ」とつっこまれ、「りんたろー。さんもおっしゃるくらい。稽古から涙」と暴露。さらに「僕は100%全てを理解した中でできることはないんですけど、いろいろな稽古をやらせていただくことで、自分の中で新しい引き出しになりましたし、経験にもなりましたし、やりがいを感じています」と笑顔を見せる。また同作のために黒髪にし、「デビューしてから初の黒髪。7年ぶりくらいの……恥ずかしくてしょうがないですから。高校生ぶりなので」とはにかむ。「田中のためだけに、今日染めました、楽屋で。本当に恥ずかしいです。スタッフさんと会う時に、服を着ていない気持ちになります。金髪をなくすと、自分がいなくなった気持ちになります」と黒髪を撫でる。昨年末には、GENERATIONSとして初の紅白歌合戦にも参加したが、小森「なにより、家族からおめでとうと言われました。母親から『泣きました』というLINEが届いたりとか。お正月で会う人全員が、どこにいっても『紅白見ました』と言ってくださって、皆さんに応援していただいてるんだなと言うんのを物凄く感じています」と反響を語る。「紅白以来、初めてファンの皆さんに立たせてもらうので、今日見ていただくファンの方が、どういう感想をもってくださるのか、興味深いです」と期待した。今後は、LDH「BOOK ACT」の第3弾公演も予定。LDH所属のアーティストや俳優、モデルなど総勢36名が出演する。
2020年01月06日ジャニーズJr.内ユニット・HiHi Jetsと東京B少年が出演するイベント公演『夏祭り!裸の少年』(20日開幕)の公開ゲネプロ(通し稽古)が20日、東京・EXシアター六本木で行われ、メンバーが取材に応じた。『夏祭り!裸の少年』は20日から8月26日まで、EXシアター六本木で全59公演を開催。動員数は約11万人を予定しており、チケットは即完売となっている。ゲネプロを終えた感想を問われると、HiHi Jetsの高橋優斗は「とうとう今年は僕たちメインで立てるということで、すごくうれしいですね」と感慨深げに話した。ただ、プレッシャーもあるようで、HiHi Jetsの橋本涼は「すごいプレッシャーもありますが、やってみると楽しく、全力でやります」と語る。また先日、東京・六本木ヒルズで行われた『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION』開幕直前アリーナライブイベントに登場し、集まったファン1,000人を前に楽曲を披露したHiHi Jetsと東京B少年。HiHi Jetsの作間龍斗は「最初であんなに盛り上がってくれて、僕たちの緊張もちょっと和らいで、今日のゲネプロも安心した気持ちで取り組めました」とファンに感謝の気持ちを述べていた。お互いのグループについて問われると、東京B少年の岩崎大昇は「僕たちがHiHi Jetsに負けられないのは、やっぱり躍動感。そして飲み込み、吸収力。例えるなら"乾いた砂漠"のように」と発言するも、会場はややウケ。東京B少年の那須雄登に「大昇はギャグウケないと、楽屋で傷ついてる」と暴露され、高橋からも「砂漠とか訳分からないこと言ってるんですけど、本当は人見知りではないんですか」とツッコまれていた。また高橋は、「ぜひ暑い夏を感じに来てください!」と公演を楽しみにしているファンへメッセージを送った。そして会見では、公演に出演するジャニーズJr.のグループ名として、「少年忍者」(ショウネンニンジャ)、「ジャニーズJr.SP」(ジャニーズジュニアスペシャル)も発表された。
2018年07月20日俳優の鈴木拡樹が24日、主演舞台『煉獄に笑う』の公開ゲネプロに登場し、崎山つばさ、前島亜美、中村誠治郎、浅田舞、吉野圭吾とともに取材に応じた。同作は唐々煙による人気作『曇天に笑う』の300年前を描いたコミックを舞台化。羽柴秀吉の命を受けて、300年に一度琵琶湖に蘇ると言われている大蛇につながる髑髏鬼灯の謎に挑む小姓・石田佐吉(鈴木)と、その謎の鍵を握る曇神社の当主である双子・曇芭恋(崎山)、曇阿国(前島)が戦いに巻き込まれていく。殺陣に次ぐ殺陣という激しい構成に「1日10時間くらい稽古をしていた」と振り返る鈴木。「10時間汗をかき続けていると(ストーリー上の)旅の原点を忘れたりするんですけど」と苦笑しつつ、公開ゲネプロにより「髑髏鬼灯を探して、殿に任されて旅に出たんだなと実感しつつやってるので、新鮮な気持ちで」と心境を表した。双子役の崎山と前島は鈴木にちょっかいを出すシーンも多いが、前島は「稽古中はすごく集中していたので、たわいもない会話くらいしかしていない」と稽古の大変さをうかがわせた。「芭恋と阿国で”絵しりとり”をして、佐吉に当ててもらうというゲーム」をしたところ、前島が”画伯”だったため「双子の勝利でした」と明かし、崎山も「多分見せられない絵だと思います」と苦笑した。鈴木は「舞台上では、本当に双子にしか見えないけど、裏では本当に真面目に打ち合わせしますからね」と裏側の様子を明かし、「自然な双子感が出ていてすごいなと思う。プロフェッショナルのよう」と称賛。また崎山は「拡樹くんを見ていると、ちょっかいを出したくなるような佐吉なので、隙があればやりたいなと思う」と笑い、「まだまだ果敢に佐吉にいたずらを仕掛けていきたいなと思います」と意気込んだ。同作には他、小野健斗、納谷健、碕理人、林田航平、釣本南、山下聖菜、村田洋二郎、平塚真介、東慶介、角川裕明(吉野とWキャスト)が出演。東京公演はサンシャイン劇場にて8月24日~9月3日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて9月8日~9月10日に行われる。
2017年08月24日