日本初、オランダのファン・ゴッホ美術館との国際共同プロジェクト「ゴッホ展巡りゆく日本の夢」が開催される。北海道立近代美術館では2017年8月26日(土)から、 東京都美術館では10月24日(火)から、 そして京都国立近代美術館では2018年1月20日(土)から順次開催される。日本を夢想したファン・ゴッホ。そして、ファン・ゴッホに憧憬した日本人。その交差の軌跡をたどる本展は、「ファン・ゴッホのジャポニスム」と「日本人のファン・ゴッホ巡礼」の2部構成に分け、関係性を両方向から検証する。第1部 日本に魅了されたファン・ゴッホファン・ゴッホは、パリの画商店で大量の浮世絵と出会い、鮮やかな色彩や質の高さにひどく感銘し、魅了された。その大きな衝撃は幾度となく彼自身の作品に投影され、肖像画の背景に描き込むほどだった。第1部では、国内外のコレクションより厳選した《タラスコンの乗合馬車》、《雪景色》など4つの作品を日本初公開。さらに、彼が描いた浮世絵の模写や構図や色彩の表現様式、理想郷として夢見ていた日本のイメージを反映した作品など約40点を展示する。また、浮世絵をはじめとする約60点の日本美術作品もあわせて公開。さまざまな角度から日本の影響を紐解いていく。第2部 日本人のファン・ゴッホ巡礼1890年、この世を去ったファン・ゴッホ。彼の最期を看取った医師・ポール=フェルディナン・ガシェ一家は、残されたファン・ゴッホの作品の多くを大切に所蔵していた。それら作品を一目見ようと、彼の生涯や作品に強い憧れを抱いた日本の小説家や学者、美術家たちは、ファン・ゴッホ終焉の地オーヴェールにあるガシェ家を訪れた。その記録として「芳名録」に、240人あまりの来訪者が名前を残したのだった。第2部では、フランスのギメ東洋美術館に所蔵されている3冊の「芳名録」を日本初公開。さらに、近代日本の知識人たちが訪れたオーヴェール巡礼の実相を、約80点の豊富な資料からたどる。加えて、ここでは洋画家・佐伯祐三の《オーヴェールの教会》、前田寛治の《ゴッホの墓》といった、巡礼によって描かれた日本近代絵画の名作も展観できる。さらには当時の写真や手紙などの資料、日本画家・橋本関雪がガシェ家訪問時に撮影した貴重な映像もあわせて紹介する。ゴッホの自画像が12年ぶりに来日さらに、ゴッホの自画像が12年ぶりに来日し、全会場で公開されることが決定した。本作は、パリ滞在中の最後期に描かれたもので、彼の自画像の中でも高さ60cmを超えるひときわ大きいもの。近くに寄って眺めると、実に細かなタッチが入念に重ねられている。画面全体は静謐としていながらも、青やオレンジなど様々な色彩の連なりに、ゴッホのエネルギーを感じさせる1枚だ。ウェスティン都ホテル京都では開催記念メニューもまた、ウェスティン都ホテル京都のレストラン「グランドビュー」では、出展作品やゴッホにちなんだシェフの感性溢れる料理の数々を、期間限定ランチで販売。南仏アルルの風景に見たてたノルウェーサーモンのマリネや、『種まく人』をイメージした彩りで盛り付けられた、牛肉の赤ワイン煮込みの京都産野菜添えなど。さらに、ティールーム「メイフェア」では、 南仏の風景をイメージしたレモン・ライム・ラズベリーのムースを使用したケーキも登場する。開催概要展覧会「ゴッホ展巡りゆく日本の夢」■札幌展会期:2017年8月26日(土)~10月15日(日)会場:北海道立近代美術館住所:北海道札幌市中央区北1条西17丁目開館時間:9:30~17:00※会期中の金曜日は19:30まで(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(9/18、10/9を除く)、9月19日(火)、10月10日(火)問い合わせ:011-644-6882観覧料:一般 1,500円(1,300円)、高大生800円(600円)、中学生600円(400円)、小学生以下無料(要保護者同伴)※()内は前売りと10人以上の団体料金■東京展会期:2017年10月24日(火)~2018年1月8日(月・祝)※11月15日(水)、12月20日(水)はシルバーデーにより65歳以上の方は無料(要証明)会場:東京都美術館住所:東京都台東区上野公園8-36開室時間:9:30~17:30※会期中の金曜日、11月1日(水)、2日(木)、4日(土)は20:00まで(入館は閉館の30分前まで)休室日:月曜日(1/8を除く)、年末年始休館 12月31日(日)、1月1日(月・祝)問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイヤル)観覧料:一般 1,600円(1,300円)、大学生・専門学校生 1,300円(1,100円)、高校生800円(600円)、65歳以上1,000円(800円)※()内は前売りと20人以上の団体料金※中学生以下は無料■京都展会期:2018年1月20日(土)~3月4日(日)会場:京都国立近代美術館住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町 京都国立近代美術館開館時間:9:30~17:00 ※金・土曜日は20:00まで開館(入館は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(2/12を除く)、2月13日(火)問い合わせ:075-761-4111観覧料:一般 1,500円(1,300円)、 大学生 1,100円(900円)、高校生600円(400円)※()内は前売りと20人以上の団体料金※中学生以下は無料「ゴッホ展巡りゆく日本の夢」開催記念メニュー■「巡りゆく日本の夢」ランチコース開催場所:ウェスティン都ホテル京都 3階レストラン「グランドビュー」時間:11:30~14:30料金:1人 3,300円/チケット付 4,500円特典:「ゴッホ展」チケット半券を提示で開催記念メニュー料金を10%割引 ※他の特典・割引との併用不可メニュー内容:・ノルウェーサーモンのオレンジマリネ アルルの風景に見立てて・ムール貝入りピストースープ サフラン風味・牛肉の赤ワイン煮込み 京都産野菜添え『種まく人』 をイメージして・マンゴーのアイスクリーム クロカンブッシュ『ひまわり』をイメージして・コーヒーまたは紅茶■プロヴァンス開催場所:ウェスティン都ホテル京都 1階ティールーム「メイフェア」時間:10:30~21:00料金:・単品 (テイクアウト)600円、(イートイン)660円・ドリンクセット 1,650円特典:「ゴッホ展」チケット半券を提示で開催記念メニュー料金を10%割引 ※他の特典・割引との併用不可
2017年03月17日東京都新宿区にある民音音楽博物館・2F企画展示室にて、特別展「セノオ楽譜~竹久夢二画の表紙絵展」が開催されます。期間は2017年3月25日(土)から7月9日(日)まで。大正から昭和にかけて出版された「セノオ楽譜」のうち、大正ロマンを代表する画家の竹久夢二が手掛けた表紙絵の楽譜約110点が一挙公開されます。ロマンの香り漂う!セノオ楽譜とは?大正・昭和期の楽譜出版業者、音楽評論家、訳詞家である妹尾幸陽(せのお・こうよう)が、日本や外国の数々の名歌と名曲を紹介するために、大正4(1915)年に設立したセノオ音楽出版社。その出版社から大正から昭和初期にかけて出版されたピース物と呼ばれる楽譜が「セノオ楽譜」です。その内容は、独唱曲がもっとも多く、ヴァイオリン曲、ピアノ曲、合唱曲、演奏会用名曲、さらには軍歌や鉄道唱歌、地理唱歌まで、誰もが購入できる20銭から30銭程度で販売されていました。また、楽譜の表紙は、竹久夢二、杉浦非水、岡田九郎などの当時の著名な画家たちによって描かれており、そのモダニズムとロマンチシズムで評判を博しました。さらに、斬新な訳詩も広く受け入れられ、人々に愛されました。大正ロマンを代表する画家・竹久夢二の表紙絵の楽譜約110点を一挙公開!2017年3月25日(土)からスタートする「セノオ楽譜~竹久夢二画の表紙絵展」では、民音音楽博物館が所蔵するセノオ楽譜の中から、大正ロマンを代表する画家・竹久夢二が手掛けた表紙絵の楽譜110点余りが展示されます。竹久夢二は数多くの美人画を描いたことで知られます。その抒情的な作品は「夢二式美人」と呼ばれ、現在でも高い人気を誇っています。今回の展示では、夢二自らが作詞し、大衆歌として全国的な愛唱曲となった「宵待草」をはじめ、ロマンチシズムの香り漂う貴重な表紙絵を多数鑑賞できますよ。西洋音楽の大衆化に大きく貢献しただけでなく、当時の流行の先端を行く音楽文化の花を大きく開いたセノオ楽譜。ロマンの香り漂うセノオ楽譜の世界に触れる絶好の機会ですよ。音楽好きにもぴったりの展覧会です。●民音楽博物館とは?民音音楽博物館は、2003年12月に、東京都より登録博物館として認可された、世界でも貴重な音楽の博物館です。 貴重な楽器展示のみならず、専門スタッフによる演奏など、「生の音楽」を届けていることで知られています。なお、入場は無料。誰でも気軽に楽めると評判を博しています。2016年には、展示室を一部リニューアル。オルゴールや蓄音機などの自動演奏楽器の展示・演奏を拡充しました。展覧会詳細名称:民音音楽博物館コレクション「セノオ楽譜~竹久夢二画の表紙絵~展」会場:民音音楽博物館・2F企画展示室(M3)住所:東京都新宿区信濃町8番地会期:2017年3月25日(土)~2017年7月9日(日)開館時間:11:00~16:00(平日・土曜)、10:00~17:00(日曜・祝日)休館日:毎週月曜※月曜日が祝日の場合は翌日が休館日料金:無料公式サイト:
2017年03月04日竹久夢二の展覧会「セノオ楽譜~竹久夢二画の表紙絵展」が2017年3月25日(土)から7月9日(日)まで、民音音楽博物館・2F企画展示室にて開催される。大正・昭和期の楽譜出版業者、音楽評論家、訳詞家である妹尾幸陽(せのお・こうよう)が、日本や外国の数々の名歌と名曲を紹介するために、大正4(1915)年に設立したセノオ音楽出版社。その出版社から大正から昭和初期にかけて出版されたピース物と呼ばれる楽譜が「セノオ楽譜」だ。内容は、独唱曲がもっとも多く、ヴァイオリン曲、ピアノ曲、合唱曲、演奏会用名曲、また軍歌や鉄道唱歌、地理唱歌などで、誰もが購入できる20銭から30銭程度で販売されていた。その表紙は、当時の著名な画家たちによって描かれていたのが特徴で、竹久もその中の一人だった。表紙の絵は、モダニズムとロマンチシズムで評判になり、また斬新な訳詩も広く受け入れられ、人々に愛された。「セノオ楽譜~竹久夢二画の表紙絵展」は、民音音楽博物館所蔵のセノオ楽譜のうちから、大正ロマンを代表する画家・竹久夢二(たけひさ・ゆめじ)が手掛けた表紙絵の楽譜110点余りが展示される。竹久夢二は数多くの美人画を描いており、その抒情的な作品は「夢二式美人」と呼ばれ現在でも高い人気を誇る。会場では、夢二自らが作詞し、大衆歌として全国的な愛唱曲となった「宵待草」をはじめ、ロマンチシズムの香り漂う貴重な表紙絵を多数鑑賞することができる。■民音楽博物館とは「民音音楽博物館」は、2003年12月に、東京都より登録博物館として認可。貴重な楽器展示のみならず、専門スタッフによる演奏など、「生の音楽」を届けている世界でも貴重な音楽の博物館。 入場は無料で、誰でも気軽に楽める。2016年より展示室を一部リニューアル、オルゴールや蓄音機など自動演奏楽器の展示・演奏を拡充した。【詳細】民音音楽博物館コレクション「セノオ楽譜~竹久夢二画の表紙絵~展」会期:2017年3月25日(土)~2017年7月9日(日)会場:民音音楽博物館・2F企画展示室(M3)住所:東京都新宿区信濃町8番地開館時間:11:00~16:00(平日・土曜)、10:00~17:00(日曜・祝日)休館日:毎週月曜(月曜日が祝日の場合は翌日が休館日)料金:無料【問い合わせ先】民音音楽博物館TEL:03-5362-3555
2017年02月27日”夢占い”を知っていますか?「空を飛ぶ夢」や「歯が抜けてしまう夢」など、眠っているときに見た夢の内容で、自分自身の心や体の状態がわかるというものなんです。どんな夢が、どんなことを現しているのでしょうか? 今回は、恋愛や美容について代表的なものを紹介します。「夢占い」って何?夢は、その人の心の状態をよく現すといわれています。ふだん起きているときには、潜在意識の底に押し込めているような欲望や、爆発しそうな感情が、眠って無防備になることで、意識上に登ってきて、夢に現れるのです。ただし、夢の中では形を変えてことが多いため、どんな欲望や感情が隠れているのかは、夢の内容を読み解かなければなりません。読み解いた結果を知ることで、自分の本心や押さえ込んでいる欲望がわかるのです。これを”夢占い”と呼んでいます。今回は、恋愛や美容に関係している代表的なものをお伝えします。恋愛に関する事象の夢キスする夢キスは強い感情の象徴です。夢の中で誰とキスをしたかによって、結果が変わります。・素敵だと思っている相手とのキス性的衝動や、日々感じる「物足りなさ」がピークに達していることを表します。積極的に、パートナーと出会えそうな場に参加したり、ストレス発散できることを探したりしてみてはいかがでしょうか。・自分が嫌だと思っている相手とのキス体調不良の現れです。どこかで「体調が悪い」と感じているのを、自分にも嘘をついて隠そうとしているのかもしれません。まずは休養をとることが必要です。さらに、マッサージを受けたり、丁寧にお肌の手入れをしたりして、自分の体と向き合うと、なおいいでしょう。・実際の恋人とのキス恋人への不安感・不信感を表しています。浮気を疑っていたり、相手の心がわからなくなっているのかもしれません。心を開いて話し合える状況を作ってみてはどうでしょうか。結婚式の夢結婚は自尊心の象徴です。やはり、相手によって現れる心理が変わります。・芸能人・有名人やモテる人が相手の場合「頑張らなければ」と、あなたが強いプレッシャーを感じていることを表します。ここが実際頑張りどころかもしれませんが、プレッシャーに押しつぶされないよう、肩の力を抜く必要があります。・相手が登場しない結婚の場合昇進や転職などの可能性を意味します。自分の中でスキルアップしたい、転職をしたいという欲求が強くなっていたり、そうなりそうな予感を感じていたりする可能性があります。実在しない人と恋人になる夢自分をまわりに理解してもらいたい、まわりの共感を得たいという気持ちの現れです。だれかとじっくり話すことが必要かもしれません。しばらく会っていない友だちに連絡したり、飲み会・女子会に参加したりするといいかもしれません。出産する夢・妊婦さんが出てくる夢出産はそのものズバリ、誕生を象徴します。アイディア勝負の仕事を抱えているときによく見る夢で「産みの苦しみと喜び」の現れであることが多くあります。この夢を見たら、絵を描く、小説を書くなど、クリエイティブな活動をするのにいいタイミングだともいえます。恋愛や美容に関することを象徴している夢空を飛ぶ夢空を飛ぶ夢は、心理学的に「欲求不満の現れ」だという説があり、実際その可能性も高いようです。そのほかに「解放されたい」という気持ちの現れであることも多いようで、もしかしたら職場や人間関係によるストレスが溜まっているのかもしれません。ストレス解消できることを探しましょう。歯が抜ける夢歯が抜ける夢は「容姿の不安」の象徴です。美容面で自分に何か強い不安を感じつつ、見て見ぬ振りをしてるのかもしれません。お肌や髪のコンディション、体重、各サイズなどを、自ら抜かりなくチェックしてみましょう。美容院に行く・髪を切る夢ヘアカットは「思い切った行動」を象徴します。この夢を見るときは、決断を先送りにしていて、実は自分自身で焦りを感じていることが多くあります。一度自分の状況を冷静に確認してみて、先送りにしていることがないか確認してみてください。高いところから落ちる夢追い詰められた状態を象徴しています。肉体的や精神的に「もう限界!」と感じているときに見ることが多い夢です。思い当たることがあれば、一刻も早く解決することが大切です。特に思い当たることがないという人は、気がつかないうちに肉体的に疲れをためているのかもしれません。しっかり眠ったり、のんびりお風呂に入ったりしてみるといいでしょう。殺意を向けられる夢・死を予感する夢死は再生の象徴です。何かをやり直したいという欲求を抱えている可能性があります。思い当たることがあれば、しっかり向き合うことが大切です。特に思い当たることがない、という人は髪型やファッションのイメチェンをしてみると気持ちがすっきりする可能性大です。夢の意味を知って、毎日に生かそう!思い当たる夢がありましたか? このように夢によって、自分の心と体の状態を知ることができるんですね。あなたの恋愛・美容のために、朝起きたら夢の内容を振り返って、今日一日に生かしてみてはいかがでしょうか。それでは、今日も心身ともに健康に美しく。素晴らしい1日をお過ごし下さいね。
2017年02月23日ロエベ(LOEWE)の世界観を堪能できるポッアップストア「ロエベ展」が、2月15日より日本橋三越本店にオープンする。同ストアのコンセプトは“Flower”。今回最も見どころとなるのは、クリエイティブ ディレクター、ジョナサン・アンダーソンのディレクションのもと2016年秋、スペインへオープンした旗艦店「カサ ロエベ マドリード」に隣接するフラワーショップを、世界に先駆けて再現した空間。その空間のなかで、新作となる2017年春夏コレクションよりローズプリントシリーズのアイテムが先行発売される。日本橋三越本店先行発売アイテムには、フェミニンなローズプリントをブラックとのカラーコントラストでモダンな印象にグレードアップしたバッグ「バルセロナ ローズ スモール バッグ」(24万5,160円)と、ファスナー部分とボディのバイカラーが美しいスモールレザーグッズを用意。他にも、パステルトーンのマルチカラーの「パズル バッグ スモール」(28万6,200円)や、プリーツレザーを使用した「フラメンコ ノット バッグ」(32万760円)などの新作もラインアップする。その他、空間には写真家のスティーヴン・マイゼルが、イギリスのフローリスト、コンスタンス・スプライにインスパイアされ撮影した、ロエベ2017年春夏シーズンの広告キャンペーンヴィジュアル「Flowers」の展示、同ヴィジュアルを用いたカレンダーの販売、またスペイン本社から熟練の職人が来日し、人気のアニマルコレクションの「エレファント ミニ バッグ」と、ロエベのアイコンバッグ「ハンモック バッグ」製作のデモンストレーションも行われる。
2017年02月15日特別展『歌磨大作「深川の雪」と「吉原の花」ー138年ぶりの夢の再会ー 』を神奈川・岡田美術館にて開催。会期は2017年7月28日(金)から10月29日(日)まで。江戸の浮世絵師、喜多川歌麿。彼の晩年の肉筆画の「雪月花」三部作は、画家人生の集大成と呼べる大作だ。江戸最大の遊郭「吉原」の大通りを舞台に、美しく着飾った52人の遊女たちを描いた「吉原の花」や、雪が降り積もる冬の日に、深川の料亭で働く侍女や芸者たちの姿を描いた「深川の雪」。そして、海を臨む眺めのよい遊里の様子を描いた「品川の月」の3点から「雪月花」は成る。明治12年に3点揃って展示されたのを最後に、「吉原の花」と「品川の月」はアメリカに、「深川の雪」は昭和23年と27年に公開されてのち、長らく行方知らずではあったが日本の岡田美術館に収蔵され、現代に至るまで3点はバラバラに保管されていた。本展では、「深川の雪」と「吉原の花」が138年ぶりに日本で同時に公開される貴重な機会だ。さらに、「品川の月」も原寸大の高精細複製画で同時展示される。咲き乱れる桜や、この時代でもひときわ華やかで美しい着物を身にまとう大勢の遊女たち、そして画面全体を彩る金。「吉原の花」は、溢れる色彩と煌びやかな装飾で溢れている。一方で、渋い色彩の着物を着た侍女たちや、真っ白に雪化粧をした松が描かれ、静かでキリッとした冬の空気が伝わってきそうな「深川の雪」。どちらも2メートルに及ぶ大作であり、その2つを同時に並べることで、それぞれが放つ異なる趣きをありありと感じることができる。また、作品にはたくさん描かれた人の着物の柄など、細部まで緻密に描きこまれているので、目の前で眺めればついため息が出るほど見応えがあるだろう。【詳細】歌磨大作「深川の雪」と「吉原の花」 - 138年ぶりの夢の再会 - 会期:2017年7月28日(金)〜10月29日(日) ※会期中休館日なし会場:岡田美術館住所:神奈川県足柄下郡箱根町小涌谷493-1開館時間:9:00〜17:00 (入館は16:30まで)入場料:一般・大学生 2,800円、小中学生 1,800円
2017年02月11日夢を見ることを止めずに、人生のビジョンを変え「幸せ」になっていくための方法を見てみましょう。いつも良い状況を探して、本当にしたいことをすることは、「幸せ」につながります。「夢はしょせん夢?」いえ、気持ち次第で「夢を現実」にすることは可能なのです。私の将来の夢は…子供の頃よく言っていた「私の将来の夢は…」というセリフ。大人になってみるとそんな話題さえ懐かしく感じます。でも、夢を見ることをやめてはいけません。それどころか、夢を見ている事は私たちの考えの中心に持ってくるべきです。もっとたくさんしたいことや夢を作って、前向きな気持ちになり、自分自身と意思疎通してみよう!自分が欲しがっているものは何なのか確かめてみましょう。どのように不安、障害、難問を乗り越えて、夢を「本当なもの」へと変えていくことができるのでしょうか。今回は夢を見ることをもう一度取り戻し、現実にしていくためのアドバイスを見てみましょう。夢の起源を探る夢を持っていたら、その考えはどこから出てきたものなのか問いかけてみましょう。その憧れの気持ちは、心の中の深いところから生まれ、いろいろな経験から出てきたものです。夢をしっかりと持ち直す事は「自分のことを知る」「行動を知る」ことを意味します。こうすることで、自分が何をすればいいのかわかるようになります。持っている夢の起源を知ると、その理由を把握することが出来、夢が目的・目標へと変わり、しっかりとしたものになります。大人になってから持っている夢は、長い時間を過ごしてきた中での経験や考え事が重なり、「本当になりたい」という自分が幸せになることに直結していることが多いです。心の中にある夢を整理することで、幸せへの道がはっきりと見えてくることがあります。その、心の中に抱いている「夢」をしっかりと口に出して言えることは、夢を現実にする上でとても大切な一歩になります。「恐怖心」から解放されよう!夢を現実にすることへの障害は「恐怖心」です。怒ったり、羨ましがったり、責めたり、無気力になったりする「恐怖心」は、すべてのネガティブな気持ちの元へとなります。夢を叶えるために邪魔をする「恐怖心」は、人から判断されることが怖い誰かから見捨てられることが怖い今の状況を変える事に対する不安これらが邪魔をし、自分が夢と向かっていく気持ちにブレーキをかけ、「夢は、しょせん夢だ」といい聞かせてしまいます。私たちの心の中では「これはダメ」「このままではいけない」ということをしっかりとわかっています。でもその気持ちを隠しながら、一定の快適さがあると、その状況で我慢しながら「満足しよう」と自分の気持ちを現実に適応させようとします。このように夢は夢のままで終わってしまうのです。出来事に対しての対応を変えてみよう毎日過ごしているといろいろな出来事に遭遇します。これに対しての行動や対応を変えてみましょう。毎日の中で起こる事はどんなことも必ず乗り越えることができます。怒りやネガティブな気持ちは不本意な出来事を乗り越えるのを妨げます。その状況に対してどのような気持ちを持てば良いのか、誰の近くにいると心が落ちつくのかを知るようにしましょう。自分を思い詰める方向にもっていくのではなく、悲しい出来事があったらプラスになることをしてみましょう。心がすっとする第一歩となります。現実は鏡よく夢を叶えられないことを自分のせいにせず、仕事が止められないからとか、お金がない、〇〇さんのせい、時間がないからなど、周りの責任にしようとしてしまいます。でも、仕事辞めていないのも自分の選択、お金がないのも自分の行動から来ています。言い訳をする前に行動をしてみましょう。自分の限界を周りのせいにするのはもうおしまい!すべてが自分がしてきたことが鏡となり、今の現実を映し出しています。このような考え方をしていると、自分のしていること全てに不満を感じ、一緒にいる人に責任を押し付けたりしてしまいます。これでは、あなたの心の中のイライラを周りの人にまで与えてしまいます。もし、このように考えているのならすぐに考え方を直さないといけません 。共有し合う事は再発見につながる夢をしっかり見直すために置き去りにしてはいけないことがあります。それは、いろいろなものに「喜びを感じる」ことです。自分らしくいれることのエネルギーとなります。周りの人に笑顔で接し、時間を与えれるようになること。友達からアドバイスがもらえたり、その人の経験からヒントを得ることができます。このように他人と接する機会を持つといろいろな感情を共有できるようになり、自由な発想を持てるようになります。ついつい今の生活のまま変えることに不安を抱き、大人になると「夢を求める」事よりも。たとえ、夢とは大きく離れていたとしても、「安定」を求めがちになってしまいます。何かを我慢しながら過ごすことに慣れてしまっているばかりに本当の幸せを諦めていないか、もう一度見直してみませんか?夢を叶えるのには、「勇気」「時間」が必要です。少し無謀のように見えても、信念さえあれば不思議と形になるものです。もしダメだったとしてもやり直すことなんていくらでもできます。少し殻を破り、行動に移すことで新しい世界が待っているかもしれません。
2017年02月09日安曇野ちひろ美術館の開館20周年を記念して3月1日から5月9日まで「奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人」が開催される。茂田井は戦後の混乱期の子どもの本におびただしい数の絵を描きながら、日本の絵本の隆盛期を待たずして早逝してしまったが、その画業は多くの画家に影響を与えるものだった。奈良もそんな茂田井に影響を受け、心ひかれるうちの一人である。同展では奈良が今も「新しい」と感じる茂田井の作品を選び、展覧会を構成するもので「人に見せるための絵よりも、自分との対話のなかで生まれる絵にひかれる」という奈良らしく、茂田井の内面が色濃く表れた作品が選ばれており、奈良の視点から新たな茂田井武の魅力を感じることができる展覧会となっている。【イベント情報】「奈良美智がつくる 茂田井武展 夢の旅人」会場:安曇野ちひろ美術館 展示室4住所:長野県北安曇郡松川村西原3358-24会期:3月1日~5月9日時間:9:00~17:00(4月29日~5月7日は18:00まで)休館日:3月22日、4月12日、26日料金:大人800円、高校生以下無料※作品画像の転載及び、コピー禁止
2017年02月04日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、『ゴッホの椅子』。愛知・名古屋の支店・ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)によるご紹介です。■『ゴッホの椅子―人間国宝・黒田辰秋が愛した椅子。その魅力や歴史、作り方に迫る』久津輪雅本書は、1920年代から起こった民芸運動の指導者たちによって日本に紹介されたことから始まり、いつしか日本で「ゴッホの椅子」と呼ばれるようになった椅子にまつわる1冊。この「ゴッホの椅子」に出会い魅せられた工芸家・黒田辰秋を中心とした相関関係やスペインでの現地取材、ゴッホの椅子に魅せられた人々へのインタビューといった多様な角度から、ゴッホの絵画にも描かれたスペイン製の椅子のルーツを紐解いていく。当時はかなりの数が輸入され日本各地の百貨店で販売されたそうだが、日本に現存するオリジナルの椅子は日本各地の民芸館に数脚ずつ残るのみという。身近にある材料と僅かな道具で作られ、日用品として必要な最低限の要素だけを備えたこの椅子は、スペインでも日本でも機械での製材が一般的となった現代では、全ての工程を手で製作したものを製品として流通させているメーカーは無いのが現状である。そこで、有志によるゴッホの椅子復刻プロジェクトが発足、河井寛次郎記念館に保存されている椅子を実測するなどして再現する活動が起こり、生木を使ったワークショップ「ゴッホの椅子づくり」が開催され、本書にも実際の椅子の作り方と共に掲載されている。現在、日本初の2人展「ゴッホとゴーギャン」展が愛知県美術館へ巡回中。これに合わせてナディッフ愛知では、本書にも製作指導で登場する加藤慎輔氏の協力のもと、復刻版「ゴッホの椅子」の注文を3月20日まで受け付けている。(受注製作商品/大人椅子 3万5,000、子ども椅子 1万5,000円)【書籍情報】『ゴッホの椅子―人間国宝・黒田辰秋が愛した椅子。その魅力や歴史、作り方に迫る』著者:久津輪雅発行元:誠文堂新光社言語:日本語ソフトカバー/160ページ/247×185mm発売:2016年6月価格:2,300円【展覧会情報】「ゴッホとゴーギャン」展会場:愛知県美術館住所:知県名古屋市東区東桜1-13-2会期:2017年1月3日~3月20日料金:一般 1,500円、高校・大学生 1,200円、中学生以下無料
2017年02月02日東京・目黒の日本民藝館にて3月26日まで、創設80周年特別展「柳宗悦と民藝運動の作家たち」が開催されている。それまで顧みられることのなかった、民衆が用いる日常品の美しさに着目した柳宗悦により創設された同館。創設80周年を記念して今回の展覧会では、柳とともに民藝運動を牽引した河井寛次郎や濱田庄司を始め、バーナード・リーチ(Bernard Leach)、芹沢けい介、棟方志功などの作品を展示する。さらに、彼らに続く片野元彦、舩木道忠、黒田辰秋、柳悦孝、金城次郎、鈴木繁男、岡村吉右衛門、島岡達三、武内晴二郎、柚木沙弥郎、舩木研兒などの作品も紹介する他、柳の著書や原稿、関係書籍なども展示し、民藝美に触発された作家たちの仕事を全館にわたって紹介する。1階の第1室では「柳宗悦の仕事」と題し、柳による自著の装幀や関連書籍、自らの心境を記した短句などを中心に紹介。第2室では「バーナード・リーチの仕事」と題し、幼少期を日本で過ごし、再来日した際に柳らとの親交をきっかけに作陶をはじめたイギリス人・リーチによる詩情溢れる版画や素描などを、第3室では「柚木沙弥郎の仕事」と題し、柳の思想と芹沢作品に啓発され染色家となった柚木の多彩な作品群を紹介する。また、2階の第1室では「芹沢けい介の仕事」と題して、柳の『工藝の道』を読んで深い感銘を受けた芹沢による作品を紹介。第2室では「河井寛次郎の仕事」と題し、柳との親交を契機に技巧を凝らした作品から実用を意識した制作へと作風を一変させた河井による色鮮やかな釉薬の仕事などを紹介する。第3室では「棟方志功の仕事」と題し、日本民藝館が作品を買い上げたことを機に柳らと親交を深めた棟方による柳との交流期の代表作を、第4室では「濱田圧司の仕事」と題し、リーチを介して柳と出会った濱田の碗や鉢、土瓶など食器類を中心に紹介する。※芹沢けい介の「けい」は金偏に土二つが正式表記【展覧会情報】「柳宗悦と民藝運動の作家たち」会場:日本民藝館住所:東京都目黒区駒場4-3-33会期:17年1月8日~3月26日時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)料金:一般1,100円、高大生600円、小中生200円休館日:月曜日(ただし祝日の場合は開館し、翌日振替休館)
2017年01月10日竹久夢二の展覧会「竹久夢二の春・夏・秋・冬― 四季の抒情 夢二絵ごよみ ―」が、2017年1月3日(火)から3月26日(日)まで、東京・文京区の竹久夢二美術館で開催される。竹久夢二(1884-1934)の人気を決定的なものとした、彼の最初の著書のタイトルは『夢二 画集 春の巻』。その後も『夏の巻』『秋の巻』『冬の巻』と季節を冠した画集を発表している夢二にとって、四季への深い愛着は、創作に多彩な影響を与えている重要な要素だ。本展では、季節の風物が描かれた日本画や挿絵、四季の詩情をうたった詩や短歌など、春夏秋冬それぞれの情趣が表現された作品を紹介。夢二本人の著作による最後の単行本『春のおくりもの』の函に描かれた作品や、恋人・笠井彦乃をモデルに、市松模様の涼しげな浴衣姿を描いた美人画「夏姿」、秋のセンチメンタルな感情を思い起こさせる、物憂げな少女の画「あきつ」など、夢二がくり返し描いた季節にまつわる作品約200点が展示される。季節の変化を楽しみ、過ぎ行く季節を惜しむ日本の美的感性。移ろう季節を愛おしんだ夢二の抒情溢れる絵や詩は、季節感の薄れつつある現代に生きる人々にとっては、より一層心に響くものとなりそうだ。【開催概要】「竹久夢二の春・夏・秋・冬― 四季の抒情 夢二絵ごよみ ―」会期:2017年1月3日(火)〜3月26日(日)会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2TEL:03-5689-0462休館日:月曜日※ただし1月9日(月・祝)開館、翌10日(火)休館。3月20日(月・祝)開館、翌21日(火)休館。開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)入館料:一般 900円/大・高生 800円/中・小生 400円※弥生美術館と二館併せて観覧可能。※20名以上の団体は100円割引。
2017年01月08日一年の運勢を表す「初夢」とは、1月2日の夜に見る夢のこと。古くからある「一富士、二鷹、三なすび」の言い伝えをご存知の方も多いでしょう。吉夢はこれだけではなく、恋愛的に縁起の良い夢もたくさんあるようです。そこで、癒し系占い師として人気のマドモアゼル・ミータンさんに、今年こそステキな恋がしたい!と思っているみなさんに向け、「出会い」や「結婚」を告げる吉夢を教えていただきました。■出会いのチャンス到来!まだ見ぬ人との出会いに期待する人は、こちらの夢を見たらハッピーなことが起こるかも!◎心臓心臓がドキドキする夢や心臓を食べる夢は、心躍るようなうれしい出来事、劇的な恋愛が始まる予感。◎ピアノピアノは女性や女性らしさ、女性器を表し、美しい音色の夢は女性的な魅力が高まっている“しるし”。ピアノを調律する夢も、思いがけない人からの告白を期待でき、ハッピーな出来事がありそう。◎アクセサリー美しいアクセサリーの夢は人気運上昇の兆し。アクセサリーをもらったり、あげたりする夢を見たら、モテモテの一年となりそう!魅力が高まり、たくさんのアプローチを受ける可能性アリ。◎風風は生命力や精神力のシンボルです。理想的な人との出会いが期待できる一年に。■恋が進展するチャンス「気になる人との関係を進めたい」「恋人との関係をさらに深めたい」と思っている人は、こちらの夢を見たら願いが叶いそう。◎リンゴ好きな人とリンゴを分け合って食べる夢は、充実した関係を築けることを暗示しています。◎ひげひげの濃い男性が夢に現れたら、思いきって行動的な一年にしましょう。積極性が功を奏します。勇気を出して告白するのもいいでしょう。◎花きれいに咲く花の夢を見たら、長年の片思いが実を結んで恋人へと進展する、彼氏ありの人はプロポーズをされる、といったことが期待できます。◎パンパンを焼く夢は、恋人と充実した日々を過ごせることを表しています。おいしそうなパンの夢は、生活全般にまつわる吉夢!エネルギーに満ちあふれ、仕事運も絶好調!◎走る夢一緒に走っている人と恋愛に進展しそうです。◎喧嘩で恋人に殴られる喧嘩して相手に殴られる夢を見たら、ギクシャクしていた仲が修復され、関係をリフレッシュできるでしょう。■結婚間近の夢はこちら!そろそろ結婚?と思っている人が見たら、望み通りの幸せが手に入りそう。恋人との関係も、絶好調に!◎雪幸運を表し、静かに降る夢は恋愛運上昇の“しるし”。恋人との結婚も期待できそうです。ただし、粉雪は浮気心を表すので一時の気の迷いで後悔しないように注意して。◎指輪愛情や約束のシンボル。指輪をプレゼントされたり、贈ったりする夢は、恋愛成就やまさに結婚の意味を表します。◎ツバメツバメの夢は吉報が入ることを暗示。ツバメが巣作りしている夢なら、恋人との関係の進展を期待できます。結婚へと向かう可能性大!好きな異性がいる人も、二人の仲が進展することを暗示しています。■復活のチャンスを暗示する夢◎鳩鳩は平和のシンボル。つがいの鳩の夢を見たら、無理だと諦めていた恋愛にもチャンスが到来!今年は思いきって自分の気持ちを伝えてみて。恋人やパートナーがいる人は二人の関係が深まり堅い絆で結ばれるでしょう。◎歌う上手に歌う夢なら恋愛運は絶好調!好きな人の前で上手に歌う夢を見たら、関係が大きく進展しそう。努力が報われるときなので、諦めていた人も勇気を出して積極的にアピールを。◎鳥を捕まえる夢諦めかけていた恋に復活のチャンスが到来!良いイメージやポジティブな雰囲気の夢は、吉夢の場合が多いんですよ。みなさんが縁起の良い夢を見て、気持ちよく一年をスタートできますように!
2017年01月02日日本初上陸の作品15点を含んだ選りすぐりの作品たち1885年に創立されたデトロイト美術館はアメリカの公共美術館として初めてゴッホ、マティスの作品を取り入れた美術館で、コレクションは約6万5千点、年間の70万人以上の来訪客を誇る、アメリカを代表する美術館の1つです。今回はその中から選び抜かれた52点が展示されています。また、今回の展覧会の大きな特徴がカメラ撮影OKということ(月曜火曜のみ。フラッシュは禁止、一部SNS投稿禁止作品もあります)。美術展は撮影禁止のことが多いので、この機会に巨匠の名作をカメラに収めちゃいましょう!目玉作品のゴッホの「自画像」は一生に一度は見ておきたい!麦わら帽子をかぶり明るい色彩で描かれたゴッホの自画像は一番人気の作品だけあって撮影可能日と週末は特に混雑するそう。それもそのはず、この「自画像」はなんと100億円の価値があると言われている作品! 並んででも間近で写真をおきたくなります。他にも息子をモデルにしたルノワールの「白い服の道化師」やモネが妻カミーユを描いた「グラジオラス」など、有名作品が目白押しです。ヨーロッパ近代絵画の顔とも言える珠玉の作品を間近で見られて、カメラ撮影までできちゃう今回の展覧会。年末年始も開館しているのでお休み中にぜひ立ち寄って「奇跡のコレクション」に触れてみては?取材・文/藤井ちひろ店舗情報店名:デトロイト美術館展~大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち~TEL・予約:03-5777-8600(ハローダイヤル)住所:東京都台東区上野公園1-2上野の森美術館アクセス:JR上野駅公園口より徒歩3分営業時間:9:30~16:30(但し、毎週金曜日9:30-20:00)※入館は閉館の30分前まで)2016年10月7日(金)~1月21日(土)
2016年12月29日世界的ファッションデザイナーであり、写真家としても活躍するカール・ラガーフェルドの写真展「VERSAILLES A L'OMBRE DU SOLEIL太陽の宮殿 ヴェルサイユの光と影」が、東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールにて開催される。1987年、シャネルの広告キャンペーンを制作するためにカメラのレンズを覗く側に自らが立つことを決意したラガーフェルド。直感と第一印象による被写体への愛情が込められた作品の数々は権威あるファッション誌に掲載され、世界中で披露された。今回の展覧会では、08年に開催された写真展「VERSAILLES A L'OMBRE DU SOLEIL太陽の宮殿 ヴェルサイユの光と影」より選りすぐった作品を日本初公開。ヴェルサイユ宮殿の型破りで私的な光景を、映画のような世界観で表した作品の数々が展示される。羊皮紙を模した紙を用いてスクリーンプリントによって制作されており、鑑賞者が紙の質感や画像の細部まで堪能できるよう、ガラスやフレームなどで額装せずに直接壁に取り付けるというシンプルな方法で展示される。この展示方法により、ラガーフェルドが重きを置いたコントラストの表現を際立たせる。【展覧会情報】「VERSAILLES A L'OMBRE DU SOLEIL太陽の宮殿 ヴェルサイユの光と影」会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階会期:17年1月18日~2月26日時間:12:00~20:00入場無料会期中無休
2016年12月19日「おとろえぬ情熱、走る筆。ピエール・アレシンスキー展」が2017年1月28日(土)から4月9日(日)までの期間、国立国際美術館にて開催される。日本からの影響を強く受けた前衛画家 アレシンスキーピエール・アレシンスキーは今年で90歳を迎えるベルギーの前衛画家。日本の書道に影響されたダイナミックな筆致が特徴的だ。ショートフィルム「日本の書」を撮影したり、書家としての活動も行ったりするなど日本との関わりの非常に深いアレシンスキーは、今なおヨーロッパ現代絵画に大きな影響を与えている。日本初の本回顧展は1940年代から最新作までを網羅した80点もの作品が展示予定だ。アレシンスキー初期の大作、『夜』『夜』はアレシンスキーが絵と文字の相違点と共通点を意識する過程で創り出した作品。表象とも文字ともつかないものが全面を覆い尽くしている。このころの興味がのちに彼が書に共感するきっかけとなった。円熟期の傑作、『写真に対抗して』・『肝心な森』『写真に対抗して』・『肝心な森』はアレシンスキーが彼のスタイルを確立した時期の傑作といえる。即興的な制作スタイルに向いたアクリル絵具との出会い、マンガのように枠で囲まれた独特のスタイルは彼の強烈なエネルギーを深みのある絵として落とし込むのにぴったりであった。【イベント詳細】おとろえぬ情熱、走る筆。ピエール・アレシンスキー展会期:2017年1月28日(土)〜4月9日(日)料金:一般900(600)円 大学生500(250)円※高校生以下・18歳未満無料※かっこ内は20名以上の団体料金会場:国立国際美術館 地下2階展示室住所:大阪市北区中之島4-2-55開館時間 10:00〜17:00 (入場は閉館の30分前まで)※金曜日は19:00まで開館休館日 月曜日(ただし、3月20日(月・祝)は開館し翌日休館)【問い合わせ先】国立国際美術館TEL: 06-6447-4680
2016年12月09日展覧会「ランス美術館展」が、東京・新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催される。会期は2017年4月22日(土)から6月25日(日)まで。本展は、16世紀のルネサンスから21世紀の現代アートまで幅広い所蔵品を有し、フランス絵画の宝庫として知られるランス美術館のコレクションを紹介する展覧会。時代ごとに4つの章に分けられ、本展を鑑賞すればフランス絵画の歴史を一望して知ることができる。第1章国王たちの時代イタリアやフランドルの影響を受けていたフランス美術が、しだいに独自の様式を確立するようになった時代を紹介。17世紀のルイ14世治で築かれた豪華絢爛なバロック様式と、18世紀のルイ15世治下で発展した優美なロココ様式から、貴族の肖像画などの絵画が展示される。第2章近代の幕開けを告げる革命の中から1789年のフランス革命で没落した貴族の芸術の代わりに、知的な新古典主義が登場する。その後、新古典主義に対抗する形で、自由な表現を求めたロマン主義が出現。ここでは、新古典主義の巨匠ジャック=ルイ・ダヴィッドの作品や、写実主義の画家ギュスターヴ・クールベの作品などが展示される。第3章モデルニテをめぐって―印象派からポスト印象派―鮮やかな色彩と自由なタッチで近代的な主題を新しい技法で表現した、シスレーやピサロなど印象派画家たちのの作品を紹介。さらに、印象派の影響を受けながらより新しい絵画を探究したゴーギャンら、ポスト印象派の作品も並べて鑑賞することができる。第4章フジタ、ランスの特別コレクション晩年にフランスに帰化したレオナール・フジタ(藤田嗣治)は、ランスのノートル=ダム大聖堂で洗礼を受け、自らが眠る礼拝堂をこの地に建立するなど、ランスと縁が深いことで知られている。2013年と2014年にはフジタの遺族が作品をランス美術館に寄贈し、ヨーロッパで最もフジタの作品を有する美術館となった。本展では、フジタを象徴するモチーフである猫を描いた作品や、館外初貸出となるフジタ礼拝堂のフレスコ画やステンドグラスのための素描が出展される。【詳細】「ランス美術館展」期間:2017年4月22日(土)~6月25日(日)※月曜休館会場:東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館住所:東京都新宿区西新宿1-26-1 損保ジャパン日本興亜本社ビル42階開館時間:10:00〜18:00(入館は閉館の30分前まで)観覧料:一般 1,300(1,100)円、大学・高校生 800(650)円、シルバー(65歳以上) 1,100円※中学生以下無料※括弧内は前売り及び20名以上の団体料金※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその付添いの 方1名は無料。被爆者健康手帳をお持ちの方はご本人のみ無料。アクセス:新宿西口より徒歩5分【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:03-5777-8600
2016年12月09日夢や叶えたい目標はあるのに、いつも「口だけ」になっていませんか?やっぱり夢や目標があるのに、叶えることができないのは嫌ですよね。今回は、夢を叶えることができる人が持つ、思考法をご紹介します。やりたいことはあるのだけれども・・・叶えたい夢や目標はあるのだけれども、どうしても「あれやりたい、これしたい!」という“口だけ”になっていませんか?せっかく想いがあるのに、口だけで何も行動できないのは悲しいですよね。これからは“口だけ”ではなく“本当に叶えられる人”になりませんか?今回は本当に夢を叶えられる人が持つ思考術についてご紹介していこうと思います。“口だけ”になる人の共通点まずはじめに、“口だけ”になる人が持つ共通点についてご紹介します。①いつ叶えるのか決めていない夢や目標を達成するときに大切なのが、「その目標を“いつまでに”叶えるのか」ということです。夢や目標を持ったら、「いつ叶える?」ということを自分に問いかけてみましょう!そうすることで、具体的にそれまでに何をしなければいけないのか、どういう知識が必要なのか…ということが分かってくるのです。②周りに言うだけで満足している周りに自分の夢や目標を伝えるだけで満足していませんか?そうなのであれば、周りに言うのをできるだけ控えた方がいいでしょう。というのも、周りに言うだけで「もう夢は叶った」と思ってしまうのです。大切なのは、夢を叶えるための「行動」を積み重ねることです。③叶え方が分からない夢や目標はあるものの「叶え方が分からない」という方もいるのではないでしょうか?そういうときは、自分が夢や目標となっていることを実際にやっている人を調べてみましょう。そこから、その人がその夢や目標を叶えるために今まで何をしてきたのか調べてみること。こうすることで、少し叶え方が分かってくるのです。では早速、夢や目標を叶えている人が持つ、思考術についてご紹介します。思考術①苦しいときこそ変化できると信じている人は「苦しい」と感じたときに「逃げたい!」と思ってしまうこともあります。やっぱり苦しいと心が感じてしまったときは、耐えたいけれども辛いですよね。しかし、夢や目標を叶えている人が持つ思考法は、苦しいときこそ「自分は変われるのだ!」と信じているのです。確かに、苦しい現状が続いているときはどうしたらいいのか分からないという感情になるもの。しかし、ここを踏ん張って「どうしたらできるのか?」と考えて行動し続けるのです。思考術②夢を叶えている人と一緒に過ごす夢や目標を叶えている人は、実際に自分が目標とする夢を叶えている人と一緒に過ごすように心がけています。自分がまだまだちっぽけでも、実際に夢や目標を叶えている人と一緒に過ごすことで、その人が持つ思考や習慣などを真似できるので、グンッと自分の夢や目標に近づくことができるのです。そして自分が迷ったときにも相談に乗ってもらえる環境もあります。夢や目標を叶えるためには「誰と過ごすのか」というのが大切なのかもしれませんね。思考術③自分の夢や目標を書き出す自分の夢や目標を口にする人もいると思うのですが、夢や目標はノートに書き出して「見える化」させてみましょう。こうすることで、数ヶ月後、そのノートを見て「自分はこんなことを考えていたんだな」とか、「数ヶ月前にこんなことを考えていたのに。まだ実現できていないな」と、自分の考えや、夢や目標への距離などが明確になるのです。自分の好みのノートを手に入れたら、早速夢や目標を書き出してみましょう!思考術④ご縁が夢や目標に近づけてくれる夢や目標を叶えるためには「コネが必要」だなんて思っていませんか?もちろん、運や巡り合わせというのが大切なときもあると思いますが、最も大切なのは「ご縁」なのです。人とのご縁、出来事に出会えたことのご縁、何なら夢や目標が自分にできたのも何かの「ご縁」があったからなのではないでしょうか。夢や目標を叶えることができる人は、すべてが「ご縁」でできていることを知っています。「私にはコネもないし、出会いもないし…」だなんて嘆くのはやめましょう!大事なのは、自分がどれだけ「ご縁」を作れたかです。思考術⑤思考は現実化する夢や目標を叶える人は、思考が現実化してしまうことを知っています。ポジティブな思考ならいいのですが、ネガティブな思考を抱いていたら、どんどんそれが現実に起きてしまいます。「もしかしたら、こうなってしまうかもしれない」という気持ちを抱いてしまうのも分かりますが、大事なのは「絶対私は夢(目標)を叶える!」という前向きな気持ちを抱き続けることです。そうやって、諦めない気持ちを胸に持ち、前に突き進める人が、夢や目標を叶えられるのです。いかがでしたか?自分の夢や目標を叶えるためには、まずは「思考の習慣」を見直してみませんか?毎日考えていること、そして行動していることを改めて考えてみると、少し変えるだけで夢や目標を叶えることができる自分になれるかもしれませんよ。早速、今回ご紹介した思考術を試してみてくださいね。
2016年12月07日2015年、第68回カンヌ国際映画祭においてエマニュエル・ベルコが女優賞を獲得し、日本でも「フランス映画祭」で絶賛を浴びた『Mon Roi』が、『モン・ロワ愛を巡るそれぞれの理由』として2017年3月25日(土)より日本公開されることが決まった。弁護士として活躍するトニー(エマニュエル・ベルコ)はスキー事故で大けがを負い、リハビリセンターに入院する。リハビリを続ける中、ジョルジオ(ヴァンサン・カッセル)との波乱に満ちた関係を振り返る。これほどまでに深く愛した男はいったい何者だったのか。なぜ、ふたりは愛し合うことになったのか。10年前、トニーはかつて憧れていたレストラン経営者のジョルジオとクラブで再会し、激しい恋に落ちる。瞬く間に意気投合したふたりは、電撃的に結婚を決め、トニーは妊娠するが…。『ベティ・ブルー愛と激情の日々』『ポンヌフの恋人』をはじめ、女性たちの心をグッと掴んできた数々のフランスの恋愛映画に、新たに大人の恋の傑作が誕生。運命的な再会を果たした男と女の恋愛と結婚、別れようとしても離れることができない情熱的な深い愛。愛し合っているのに、なぜ男と女はすれ違うのか、普遍的な男と女の愛の問題を官能的に描き出す。監督を務めたのは、リュック・ベッソンの『レオン』『フィフィス・エレメント』などに出演し、自らが監督と出演を務めた『パリ警視庁:未成年保護部隊』でカンヌ国際映画祭審査員賞を受賞、その美貌のみならず、現在のフランス映画界をリードする若き才能として注目が高まっている多彩な才能の持ち主、マイウェン。本作は、第41回セザール賞でも主要8部門にノミネートされた。主人公のトニーには、第68回カンヌ国際映画祭にて、カトリーヌ・ドヌーヴ主演『太陽のめざめ』で女性監督として史上2度目のオープニングフィルムを飾ったことも話題となったエマニュエル・ベルコ。本作では女優として、情熱的な愛の喜びと激しい愛ゆえにつきまとう不安に揺れながら、ケガによる痛みからも立ち直っていく主人公を体当たりで熱演する。また、『ブラック・スワン』をはじめ『ジェイソン・ボーン』『五日物語-3つの王国と3人の女』など、幅広く活躍するヴァンサン・カッセルが、セクシーで魅力たっぷりなジョルジオに扮している。さらに、フィリップ・ガレル監督の愛息子であるルイ・ガレルや、マイウェン監督の実の妹、『ふたりのヌーヴェルヴァーグ』のイジルド・ル・ベスコなど、注目の若手キャストが脇を固める。お手本にしたくなるような、シンプルなパリジェンヌスタイルを堪能できることにも注目だ。『モン・ロワ愛を巡るそれぞれの理由』は2017年3月25日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月02日ニューヨークが生んだ伝説の写真家、ソール・ライターの想像の秘密に迫る日本初の回顧展「写真家ソール・ライター展」が17年4月29日から6月25日まで、東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムにて開催される。1950年代からニューヨークで第一線のファッション・カメラマンとして活躍しながら58歳の年にスタジオを閉鎖、商業写真から退き世間から姿を消したソール・ライターはドイツのシュタイデル社から出版された作品集で再び脚光を浴びるとことなり、12年に公開されたドキュメンタリー映画「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」でその名と作品がさらに多くの人々の知るところとなった。今回開催予定の回顧展は、ニューヨークのソール・ライター財団の全面的な協力を得て、同財団所蔵のモノクロ、カラーの写真作品、絵画作品の他200点あまりの貴重な資料を一同に集めた日本初の回顧展となっている。【イベント情報】「写真家ソール・ライター展」会場:Bunkamuraザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1会期:17年4月29日~6月25日予定
2016年11月25日「鼻ぺちゃ展」の巡回展と柴犬「巻きしっぽ展」が大阪なんばパークスで開催される。開催日は12月17日(土)、18日(日)と23日(金・祝)から25日(日)まで。フレンチブルドッグやボストンテリア、シーズーなど鼻の短い犬種“鼻ぺちゃ犬”に特化した合同写真&物販展「鼻ぺちゃ展」。2015年秋には東京・浅草橋、2016年夏には千葉・柏で開催され、累計10,000人以上を動員している。初の大阪巡回となる本展では、インスタグラムで不動の人気を誇る、たらちゃん&ふねちゃん、パグのはちべえ、そして本格写真家として活躍するtetsu ishiharaらが参加。人気作品はもちろん、冬の季節感あふれる作品や、クリスマスをイメージした作品も展示予定だ。生の写真だから伝わる濃密な“ぶひ可愛さ”を心行くまで楽しめる。また、特設コーナーで同時開催となる柴犬をメインとした「巻きしっぽ展」は、大阪初の企画。ふわふわの巻きしっぽをもつ柴犬たちの愛らしい姿は、訪れるひと皆を癒しのひと時へ誘う。なお、会場内には人気犬の素顔に迫る動画コーナーも併設。SNS未公開動画などが多数用意される。【開催概要】「鼻ぺちゃ展」in 大阪なんばパークス「巻きしっぽ展」開催日時:2016年12月17日(土)、18日(日)、23日(金・祝)~25日(日)開館時間:11:00~19:00休館日:なし会場:大阪なんばパークス 7階 パークスホール住所:大阪府大阪市浪速区難波中2-10-70入場料:300円
2016年11月14日肌寒さもグッと増してきた今日この頃、休日にはゆったりと美術館巡りをしながらカフェでほっこり、なんて過ごし方もいいですよね。注目度の高い展覧会が目白押しの今シーズンですが、その中でも特におすすめなのが才能溢れる二人の芸術家に焦点を当てた展覧会「ゴッホとゴーギャン展」。作風もルーツも異なる二人の画家が、実は一時期一緒に暮らすほどに深い親交を持っていたのをご存知でしたか?ちょっとした知識を備えてから行くだけでも、展覧会の楽しみは大きく違ってくるもの。今回はこの「ゴッホとゴーギャン展」をより深く楽しむための情報を、アート好きが高じて学芸員の資格まで取得した私がお届けします!孤高の天才「フィンセント・ファン・ゴッホ」フィンセント・ファン・ゴッホ《パイプと麦わら帽子の自画像》Image by ゴッホとゴーギャン展(東京都美術館)(C)Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)まずはその強烈な色彩や力強い筆触で「炎の画家」とも評される、フィンセント・ファン・ゴッホについて。19世紀を代表する画家の一人であり、現在においてはその名を知らない人はいないほどの存在であるゴッホですが、その37年間という短い人生の中で彼の才能が日の目を見ることはありませんでした。1853年、オランダの牧師の家庭に生まれ育ったゴッホは職を転々としながら様々な挫折を味わい、27歳でついに画家の道を歩み始めます。その後、1890年に自ら命を絶つまでのたった10年の間に、現在では数十億円といった価格で取引される数々の作品を生み出しました。しかし残念なことに、当時それらの作品が評価を得ることは決してなかったのです。フィンセント・ファン・ゴッホ《収穫》Image by ゴッホとゴーギャン展(東京都美術館)(C)Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)ゴッホはその作品において農民や労働者などの人々、風景、数多く制作した自画像など、現実の世界を独特の表現方法で描き出しましたが、画家であった10年の間には故郷のオランダから大都会パリ、南仏アルルなどへと拠点を移し続け、それぞれの地でその絵画表現も変化していきました。特にアルルの強い日差しを受けた色鮮やかな景観に強く魅了され、パリで親交のあったゴーギャンを呼び寄せたことで、二人はこの地で共同生活を送ることとなったのです。冒険の画家「ポール・ゴーギャン」ポール・ゴーギャン《自画像》Image by ゴッホとゴーギャン展(東京都美術館)(C)Kimbell Art Museum, Fort Worth, Texas一方、装飾的な線と色面を用いた作風が特徴的なゴーギャンは、1848年のパリに生まれました。幼少期をペルーのリマで過ごし、青年期には商船や海軍に勤務しながら世界各地を渡航。23歳の時にパリで株式仲買人として働き始めた頃から徐々に絵画への関心を高めていきます。1883年、35歳の時に仕事を辞めて画家の道へ。ブルターニュ地方のポン=タヴェンやカリブ海のマルティニーク島での滞在を通して、野性的でプリミティブ(原始的)な美しさを描く独特の表現方法を磨いていきます。その後1887年にゴッホに出会い、翌年には彼の誘いに応じてアルルへ赴いたのでした。ポール・ゴーギャン《タヒチの3人》Image by ゴッホとゴーギャン展(東京都美術館)(C)Scottish National Galleryアルルではともに絵を描き、芸術について議論を交わすなど充実した日々を送っていた二人。しかし意見の不一致などから徐々に軋轢が生じ、たった2ヶ月でゴーギャンはアルルを去ることに……。ひどく錯乱したゴッホは、自分の耳たぶを切り落とす「耳切り事件」を起こします。パリへと戻ったゴーギャンは、翌年のパリ万国博覧会で絵画史上最初の象徴主義(目には見えない人の心理や内面を象徴的に表現した芸術)の展覧会を開催。1891年には楽園を求めてタヒチへと渡り、この地でゴーギャンの象徴主義絵画はさらなる発展を遂げることとなりました。作品から紐解く二人の友情と芸術性「ゴッホとゴーギャン展」フィンセント・ファン・ゴッホ《ゴーギャンの椅子》Image by ゴッホとゴーギャン展(東京都美術館)(C)Van Gogh Museum, Amsterdam(Vincent van Gogh Foundation)今回の「ゴッホとゴーギャン展」では、偉大な画家二人の初期から晩年までの油彩画約50点を含む合計約60点を展示。それぞれの絵画表現の変化を辿りながら、彼らの芸術性にじっくりと触れられる贅沢な展覧会となっています。一番の見どころは、二人の人生と芸術が交差した「アルルでの2ヶ月間」が垣間見える作品の数々。ゴッホが共同生活の中で描いた《ゴーギャンの椅子》は、ゴーギャン自身の姿は描かれていなくとも、彼の椅子を描くことでその存在感が感じられる貴重な「象徴的肖像画」であると言えます。ポール・ゴーギャン《肘掛け椅子のひまわり》Image by ゴッホとゴーギャン展(東京都美術館)(C)Foundation E. G. Buhrle Collection, Zurichゴッホが亡くなった11年後にゴーギャンがタヒチで描いた《肘掛け椅子のひまわり》は、ゴーギャンが亡き友を想いながら描いた作品と言われています。共同生活の破綻後、再会の叶わなかった二人ですが、そこにはしっかりと友情が存在していたことがこの作品から伝わってきます。忙しい毎日の中でも、時にはゆっくり芸術に触れて感性を磨きたいもの。特に慌ただしい師走を控えた今月は、知的好奇心を満たしながらリラックスした時間を過ごすことも大切ですよ。この週末は、二人の芸術家の秘密を探る「ゴッホとゴーギャン展」に足を運んでみてはいかがですか?【ゴッホとゴーギャン展】会期:2016年10月8日(土)~2016年12月18日(日)会場:東京都美術館公式HP:
2016年11月03日毎晩みる夢。目覚めたときに覚えてはいなくても、一度の睡眠で映画一本分の夢をみているとも言われます。そんな夢を自由自在に操ることができたら、ベッドに入るのが楽しくなりそうですね。トレーニング次第では、誰でも好きな夢をみることができるのだとか。内容によっては、ストレス解消になることもある夢。夢の秘密について探っていきましょう。なぜ夢をみるの?そもそも、私たちはなぜ夢を見るのでしょうか?諸説ありますが、ストレス解消のためや潜在意識からのメッセージという説などが有力とされています。まったく夢を見ないという人も、実は必ず夢を見ているのだとか。実際には、覚えているかいないかの差だけなんですって。睡眠中は脳もお休みしていて、記憶する機能が低下しているので、夢を覚えていられないそう。逆に浅い睡眠(レム睡眠)の時や起床前に脳が目覚めようとしている時の夢は、覚えている可能性があります。つまり、あまり夢を覚えていないということは、それだけ眠りが深いということ。一方、夢をいつも覚えているなら、浅い眠りが続いているのかもしれません。特に悪夢が続く時は、ストレスが大きくなっている可能性もあります。夢を自在にコントロールできる?明晰夢とは…明晰夢とは、夢を自分の思い通りにコントロールしながらみる夢のことです。情景がぼんやりしていたり、場面が急に展開する通常の夢とは異なり、明晰夢はまるで現実世界と同じような感覚を味わうことができます。視覚や聴覚はもちろん、味や臭いまでリアルに体感できるそう!一見、現実逃避の方法のようですが、実際にはそれ以上のメリットがあるらしいのです。無意識からのメッセージに気づいたり、創造力アップにつながったり、時には現実で起きている問題の対処に役立つことも。そんな夢ならちょっと体験してみたくなりますよね。明晰夢はどんな時に見やすいのか?明晰夢を見るための大前提になるのが、夢を夢だと認識しながらみること。そのためには、脳が覚醒していることが必要です。眠りに落ちたばかりで意識が続いている時や浅い眠りの時に、「これは夢なんだ」と認識することで誰でも明晰夢を見られる可能性があります。一説では、一生のうちにほとんどの人が明晰夢を経験するそうです。偶然経験したという人もいるかもしれませんね。ただ繰り返し見るためには、ある程度のトレーニングが必要になります。次はそんな明晰夢を見る方法をご紹介します。明晰夢をみる確率を上げる方法明晰夢をみるためには、さまざまなトレーニング方法がありますが、今回はすぐに取り入れられそうなテクニックを3つ紹介します。夢日記を書く夢を記録することは、夢を覚えているための訓練になります。せっかく明晰夢をみたのに忘れてしまっては意味がありません。まずは夢を記憶するトレーニングから始めましょう。夢から覚めても、夢の続きを意識してまた眠る鮮明な夢から、いったん覚めてしまった時に、夢の続きを見ようと意識して眠りに入ると、明晰夢を見やすくなるそうです。現実確認をするクセをつけるここは現実なのか夢なのか確認するクセをつけて、夢の最中にも現実確認をするようにしてください。いずれは夢の中で、夢だと認識できる可能性があります。明晰夢を見るときの注意しかし、浅い睡眠ばかりでは、しっかり体と脳が休息できずに、体調不調を起こしてしまいます。夢はあくまでも夢。生活を充実させるための要素にはなっても、現実をのっとられてはいけません。夢と上手に付き合いながら、心も体も快適に過ごしたいものですね。
2016年10月17日スープ専門店スープストックトーキョーは、2016年10月24日(月)より、新商品「“ゴッホ”の麦畑のスープ(サフランと野菜のプロヴァンス風)」「“ゴーギャン”の麦畑のスープ(豚肉の煮込みプロヴァンス風)」の提供を開始する。ゴッホとゴーギャン、表現の異なるふたりの名画家の魅力に迫る「ゴッホとゴーギャン展」の開催を記念してスープストックトーキョーが考案したのは、二人の作品から着想を得たフレンチテイストのスープだ。「“ゴッホ”の麦畑のスープ」は、スペルト小麦のぷちぷちとした食感とサフランの風味でプロヴァンスの麦畑をイメージしたスープ。細かく刻んだ野菜で、ゴッホの鮮やかな色彩と力強い筆のタッチを表現した。一方の「“ゴーギャン”の麦畑のスープ」は、低温で煮込んだ豚肉に、ひよこ豆のペーストや大麦を合わせ、仕上げに紫玉ねぎのソテーをトッピングした一杯。記憶や想像から絵を描くゴーギャンの幻想的な作風をイメージしている。東京都美術館で開催中の展覧会を鑑賞した後は、ふたりの天才の作品に思いを馳せながら、味わい深い南仏風のスープで舌鼓を打ってみてはいかがだろう。【商品情報】「“ゴッホ”の麦畑のスープ(サフランと野菜のプロヴァンス風)」「“ゴーギャン”の麦畑のスープ(豚肉の煮込みプロヴァンス風)」販売期間:2016年10月24日(月)〜11月25日(金)※一週間ずつ交互に販売。※11月21日からの最終週は2商品ともに販売予定。販売価格:Rサイズ単品 630円(税込)販売店舗:Soup Stock Tokyo 全店(also Soup Stock Tokyo、おおきなスープストックトーキョー、家で食べるスープストックトーキョー各店を除く)
2016年10月15日「ゴッホとゴーギャン展」が10月8日により東京都美術館にて開催されている。本美術展はファン・ゴッホとゴーギャンという19世紀末に活躍した2人の偉大な画家をその交流からアルルでの共同生活を中心に、作風の変遷を初期から晩年まで辿ることができる、アジアで初めての美術展だ。展示は第1章「近代絵画のパイオニア」、第2章「新しい絵画、新たな刺激と仲間との出会い」では2人が影響を受けた画家の作品や、同時代に刺激しあった画家とのエピソードにまつわる作品があるが、一転して第3章以降の共同生活後はすべて2人の作品のみで構成。10月23日にアルルに到着し、12月25日にゴーギャンが去るまでの2ヶ月に与えあった影響の大きさを感じることができる。時代ごとに展示室の壁面の色が変えられているが、アルルの黄色い家で過ごした当時の作品が並ぶ展示室の壁は鮮やかな黄色だ。また、作品の近くには画商として活躍していたファン・ゴッホの弟テオや画家のピサロやベルナールなどへの書簡から引用したその当時の2人の感情を配し、当時の絵画に対する思いや、お互いへの印象などが来場者にもわかるようになっている。ファン・ゴッホが使用した絵具のなかには耐久性の低いものもあり、近年の研究によって年月の経過や光の影響で変色したり、色が薄れてしまうものがあることも判明。そのため、ファン・ゴッホ美術館では1885年後半以降のファン・ゴッホの絵画に当てる照明を75ルクスに制限している。これは国際博物館協会が油彩画に推奨する照度の150ルクスから180ルクスよりの半分以下だ。そのため、所蔵がファン・ゴッホ美術館以外の作品も含め、本展覧会では低い照度を設定している。会期は12月18日まで。東京都美術館での展示終了後は、2017年1月3日より愛知県立美術館にて巡回展示される。【展覧会情報】「ゴッホとゴーギャン展」■東京会場会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:2016年10月8日~12月18日時間:9:30~17:30金曜日、11月2日、11月3日、11月5日は20:00まで※入室は閉室30分前まで料金:一般1,600円、大学生・専門学校生1,300円、高校生800円 、65歳以上1,000円休室日:月曜日、10月11日 ※ただし、10月10日は開室■愛知会場会場:愛知県美術館住所:名古屋市東区東桜1-13-2会期:2017年1月3日~3月20日時間:10:00~18:00金曜日は20:00まで※入館は閉館30分前まで休館日:毎週月曜日(ただし1月9日、3月20日は開館)、1月10日
2016年10月12日東京・表参道のファッション複合施設GYRE内にあるアートギャラリー「EYE OF GYRE」にて、DAVID LYNCH meets HOSOO「螺旋状の夢_ 夢見るように目覚める」展が10月7日(金)からスタート。デヴィッド・リンチといえば、奇才映画監督であり画家としても評価の高いことでも知られているが、新 「ツイン・ピークス」が2017年公開予定であることから、いま最も話題の映画監督のひとり。本展では、デヴィッド・リンチと禄元年(1688年)創業の西陣織十二代目の細尾真孝の二人がコラボレーションして、創出された未だかつて見たこともない新たなクリエーションが見もの。デヴィッド・リンチの描写する心理的重層世界_The Multistory Worldが、細尾真孝の9,000本の糸によって紡ぎ出す重層的 世界_The Multilayered Worldと出会う。奇才映画監督のクリエイションと日本の伝統が融合したまったく新しい世界観が披露される。展覧会構成は、デヴィッド・リンチの一点の絵画作品「SPIRAL」がインスピレーションの核となっており、これは[GYRE=渦巻き]の建築構造と重ね合わせられ、新たな[渦巻き=環流]として創り出される。リンチの絵画作品のイメージと世界観を細尾真孝がデジタルテクノロジーを介在させた西陣織の技術を駆使することによって解析し、重層的世界と多層的世界が融合した[渦巻き=環流]へと昇華してみせる。デヴィッド・リンチは、EYE OF GYREへ次のようにメッセージを寄せている。「螺旋は上昇・下降を繰り返す円環である。この螺旋は、私にとって進化を表象する円環なのである」 デヴィッド・リンチ会期は、11月13日(日)まで。(text:cinemacafe.net)
2016年10月08日世界的な画家、フィンセント・ファン・ゴッホとポール・ゴーギャンに焦点を当てた日本初となる展覧会「ゴッホとゴーギャン展」が10月8日(土)から東京都美術館にて開催。この度、音声ガイドナレーターを務める声優の小野大輔と杉田智和の収録が行われ、コメントが到着した。19世紀末に活躍し、いまなお世界中の人々に愛されてやまないフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)とポール・ゴーギャン(1848-1903)。生い立ちや性格だけではなく、絵画表現も大きく異なる2人の画家。ファン・ゴッホは現実の世界から着想を得て、力強い筆触と鮮やかな色彩による作品を生み出し、ゴーギャンは、装飾的な線と色面を用いて、目には見えない世界をも絵画に表現しようとした。1888年、彼らは南仏アルルで約2か月の共同生活を送り、ともに制作し、時には激しい議論を重ねながら刺激を与え合ったという。本展では、この共同生活の記事を中心に、2人が影響を受けた画家との関係にも触れながら、共同生活後のそれぞれの歩みを展観。代表作を含む油彩画約60点を展示し、2人の画家の関係性や芸術性に光を当てる。本展の音声ガイドナレーターを務めるのは、実力派人気声優たち。ゴッホ役を務めるのは、アニメ「黒執事」「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」「進撃の巨人」など話題作でメインキャストを多数演じる小野さん。ゴーギャン役には、同じく「銀魂」「暗殺教室」ほか多くの人気作品に出演する杉田さん。「涼宮ハルヒの憂鬱」ほか数々の作品で共演を重ねる2人が、ゴッホとゴーギャンの関係性を身近に伝える“手紙”を紹介しながら、展覧会をナビゲートする。小野さんは、「僕自身も、展覧会に行くと必ず音声ガイドを聴いています。皆さんの絵を見る時間がより有意義になればと思い気合が入りました」と、初の音声ガイトに意欲十分。ゴッホを演じるにあたっては「ゴッホとゴーギャンは性格も作風も真逆の2人。杉田君の声と良い意味で対照的になるように意識して演じました」と明かした。一方、杉田さんは「展覧会は高尚なもの、という先入観や厳かな空気に萎縮しないように意識しました」と収録をふり返る。杉田さんもこれが初の音声ガイドだそうで、収録にあたりゴーギャンの人生を個人的に学んだという。その上で、「画家本人たちは後の世でこのように語られるとは思わなかっただろうなと思いました」と感想を寄せた。2人の起用について主催者は「手紙に垣間見える2人の心情を伝えるには、“聴かせる”声優さんにお願いしたい、可能であれば、『先輩後輩』『同士』『兄弟』のような関係を共演されたり、演じられる方がいればと…。今回、小野さんと杉田さんにお願いしたのは、なによりもナレーションの技術があることが最大の理由ですが、過去に共演歴もあり、ゴッホとゴーギャンの名画を前に、二人の関係性を身近に感じて頂けるのではないかと思ったからです。是非会場で、ゴッホとゴーギャンの残した『言葉』を堪能してください」と明かした。「ゴッホとゴーギャン展」は10月8日(土)から12月18日(日)まで東京都美術館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年10月05日「竹久夢二 本からはじまるメッセージ 展」が、竹久夢二美術館にて開催される。期間は2016年9月30日(金)から12月25日(日)まで。竹久夢二は、大正から昭和初期にかけて活躍した画家で、作家の書籍を数多く装幀すると同時に、自身も著書を出版して個性溢れる意匠で本を彩り、ブックデザイナーとして才能を発揮した人物。また、詩人としても魅力溢れる存在であり、絵画作品と同様にロマンチックな情趣に満ちた夢二の詩歌は、著書で編んだ詩集や少女向けの雑誌などでも親しまれた。ブックデザイナーとして、そして詩人として、2つの顔をもつ竹久夢二。本展では、その双方に注目し、彼の美の世界とメッセージに迫る。夢二は、画家の仕事と並行しブックデザイナーとして『夜の露台』など自身の著書をはじめ、『お伽パラダイス』や『地獄』など300冊以上の書物装幀を手掛けた。表紙・函・見返し・扉……数々の意匠を手掛け、本の美しさを追求した彼の作品から100点を紹介する。一方、詩人としての夢二の作品からは80点を展示。乙女向けに書かれた『見知らぬ人へ』は、詩と挿絵のどちらもが雑誌『少女世界』に寄稿された作品だ。“詩人画家” として詩と絵を融合した彼の独自の世界が感じられるだろう。そのほか、流行歌として広く知られたセノオ楽譜「宵待草」、雑誌『婦人グラフ』に掲載された『山・山・山』なども並ぶ。【開催概要】竹久夢二 本からはじまるメッセージ 展~ブックデザイナー&詩人の顔に迫る ~会場:竹久夢二美術館住所:東京都文京区弥生2-4-2TEL:03-5689-0462会期:2016年9月30日(金)~12月25日(日)休館日:月曜日※ただし10/10(祝・月)開館、翌11日(火)休館開館時間:10:00~17:00※入館は16:30まで。 入館料 一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円※弥生美術館と併せて観覧可能。※20名様以上で100円割引。
2016年09月25日日本ならではの美と技が織りなす伝統工芸の世界。伝統工芸の保存と後継者の育成を目的とし、公益社団法人・日本工芸会が開催する国内最大の公募展「日本伝統工芸展」が日本橋三越本店で始まった。陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸という7部門の重要無形文化財保持者の最新作を始め、一般公募作品より厳正な審査を経て選ばれた入選作品約600点が展示されている。昭和29年3月に始まり、今年で63回目を迎える「日本伝統工芸展」。日本工芸会の副理事長であり、漆芸の重要無形文化財保持者である室瀬和美さんは「普段使いの道具から美の極致の芸術品まで、幅広い層の作品があることが工芸の魅力です。その魅力を国内はもちろんですが、海外にもっと発信していきたい。工芸を“craft”と訳したこともありましたが、日本独自の文化“kogei”として海外へ伝えていきます」と語った。今年の「日本伝統工芸展」では、7部門すべてに受賞作品が存在している。これはなかなか珍しいことだそう。まずは大賞ともいえる日本工芸会総裁賞の丸山浩明作「蝋引楓造象嵌飾箱」(ろうびきかえでつくりぞうがんかざりばこ)が展示されている木竹工エリアへ。柔らかな曲線や水紋のような木目が印象的な作品は「木目の美しさを出すために、漆ではなく蝋引きで仕上げました。内側の箱は黒漆で仕上げ江戸小紋のフランス縞を線象嵌であしらっています」と丸山浩明さん。普段は、木工職人として木の椅子などを手掛ける丸山さん。同作品は8ヶ月かけて完成させたそうだ。「曲線を出すのが難しかった」と日本工芸会総裁賞を受賞した丸山浩明さん。英語でJapanと称される漆。日本美を代表する工芸である漆芸部門では、山岸一男作・沈黒象嵌合子「能登残照」(ちんこくぞうがんごうず・のとざんしょう)と寺西松太作・蒔絵箱「夜景」に注目。山岸さんの作品からは能登の海に沈んでいく夕日が、寺西さんの蒔絵箱からは日本海の漁火の光景が浮かんでくる。昔から変わらぬ日本の風景美がどちらの作品にも描かれている。漆芸の重要無形文化財保持者の室瀬和美さんが手掛けた蒔絵螺鈿飾箱「春映」。桜が川面に映しだされる様を描いている。出品数が群を抜く陶芸部門。九谷焼ベテランの田島正仁作・「彩釉器」(さいゆうき)、京都で作品を手掛ける加藤清和作・藍三彩「1670」(らんさいさい「いちろくぜろなな」)、若手女性作家の高橋奈己作・「白磁水指」(はくじみずさし)の3作品が受賞している。なかでも日本工芸会新人賞を受賞した「白磁水指」は、ほとんどの作家が大きな作品を出品するなか、両手におさまるほどの小さな作品。しかしフォルムのおもしろさ、プリーツのような造形など小さな水指に込められた美の技巧は、観るものに強い印象を与えるはずだ。着ることで完成する“芸術”、着物が飾られた染織部門へ。受賞作の海老ケ瀬順子作・穀織着物「海に聞く」(こめおりきもの「うみにきく」)、穀織(こめおり)とは米粒を並べたような文様の絹織物。植物染料で染めた透明感あふれる水色、穀織の間に施された絣が海の波を感じさせて、まさに“海に聞く”というイメージを想起させる。重要無形文化財保持者の鈴田滋人さん作・木版摺更紗着物「舞花」。白粉花(おしろいばな)が着物一面に咲き誇っている。そしてガラス、七宝、硯、玉、屏風など幅広い分野をカバーする諸工芸ゾーンへ。高松宮記念賞を受賞した松本三千子作・省胎七宝鉢「蒼海」(しょうたいしっぽうはち「そうかい」)。金属製の下地(胎)を用いた通常の技法に比べて、下地を酸で腐食させて表面の七宝部分だけにする省胎七宝焼きには高い技術が要される。青々とした海に果てしなく続く波の動きも、その技あっての表現なのだ。審査・鑑査委員の白幡明さんの「剥貫蓮弁の蓋物」。木を削るようにガラスを削り出し、ガラスの柔らかさを表現。最高峰の工芸を手に取るように近くで鑑賞でき、受賞作品についてはイヤホンガイドで解説を聞くことができるので、この機会に伝統工芸の美と技を体感してほしい。そして万が一、手に入れたくなった場合もご安心を。展示されている工芸品は、ほぼすべてが販売品(非売品もあり)なのだ。芸術の秋、日本橋で伝統工芸に触れてみませんか?【展覧会情報】第63回日本伝統工芸展会場:日本橋三越本店 本館・新館7階ギャラリー住所:東京都中央区日本橋室町1-4-1会期:9月21日~10月3日時間:10:30~19:30(最終日は18:00まで)入場無料
2016年09月23日「ピエール・アレシンスキー展」が、10月19日から12月8日まで、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。筆で描くことによる表現の究極に辿り着いた、ベルギー現代美術を代表する画家ピエール・アレシンスキーは、90歳近い今も精力的に活動を続けている。1948年に結成の前衛美術家集団コブラの活動を通じ、戦後アートシーンに躍り出たアレシンスキーは、洒脱な禅画で知られる仙がいを師と仰ぎ、前衛書道家の森田子龍と交流。日本を訪問した1955年には、「日本の書」という短編映画を撮影している。また、アレシンスキーはコミック本に刺激を受け、枠を設けて描く独特のスタイルを生み出した。さらに、第一級の文筆家であり、1965年以降、随筆を中心とした多くの著書が大手出版社から出されているアレシンスキーの絵画作品には、文字や言葉に対するこだわりが随所に見受けられる。コブラの目指したものの中に「専門外への挑戦」があったが、アレシンスキーは、左手による絵と右手による文の両方でこれを実践し、独自の境地に達した。日本・ベルギー友好150周年を記念して開催される日本初の回顧展となる本展では、1940年代から最新作までを網羅した約80点を展示。会場では、表象とも文字ともつかないものが全面を覆い尽くしている《夜》をはじめ、コミック本のような枠を作った中に墨で絵を描いた和紙の短冊を、横150cmほどの絵の周りにめぐらせ、何かの物語が展開しているような予感を観る者に与えている《肝心な森》、不要になった紙類を、パリや南仏の蚤の市、古物商、古本屋などで見つけ出して再利用し、独特の効果を生み出している《あなたの従僕》などが公開される。具象と抽象を織り交ぜ、日本の書に影響を受けた書法で絵画を制作してきたアレシンスキーの画業を辿る絶好の機会となっている。なお、本展は、2017年1月28日から4月9日まで大阪・中之島の国立国際美術館に巡回する。【イベント情報】「ピエール・アレシンスキー展」会場:Bunkamura ザ・ミュージアム住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1会期:10月19日~12月8日時間:10:00~19:00(入館は18:30まで)、毎週金・土は10:00~21:00(入館は20:30まで)料金:一般1,400円、大学・高校生1000円、中学・小学生700円休館日:10月24日のみ休館
2016年09月21日オランダ人写真家のシャルロット・デュマによる写真展「Stay」が、10月7日から12月25日まで東京・港区のギャラリー916(Gallery 916)にて開催される。現代社会における動物と人間との関わりをテーマにした作品を発表しているシャルロット・デュマ。今回開催される写真展では、全国に8品種現存する“日本在来馬”を撮影するプロジェクト「Stay」の集大成として、北海道・長野・宮崎・与那国島など8カ所を巡って撮影した約50点の大判プリントとポラロイド作品を展示する。また、併設スペースのGallery 916 smallでは、映像作品の特別上映も実施。その他、同展を記念した写真集の発売や、会期中10月8日(土)にはシャルロット、上田義彦、twelvebooks・濱中敦史によるトークセッション&ブックサイニングも行われる。【イベント情報】「Stay」会場:ギャラリー916住所:東京都港区海岸1-14-24 鈴江第3ビル6階会期:10月7日~12月25日時間:11:00~20:00(土日祝日は11:30まで)料金:一般800円、大学生/シニア500円、高校生300円、中学生以下無料休廊日:月曜日(祝日を除く)
2016年09月19日