昨今、物を所有するのではなく、必要な時に借りたり複数の人と共有したりするシェアリングエコノミーが急速に発達しています。車や家電、家具についても“持たない暮らし”を選択している人も少なくないでしょう。そんな中、株式会社ディノス・セシールが運営する通販ブランド「ディノス」が購入検討型家具レンタルサービス「flect(フレクト)」をスタートさせました。どんなサービスなのか、3月に代官山T-SITE GARDENGALLERYで行われた「『自由な家具、持たない暮らし』展~“家具を借りる”7つのスタイル提案~」に行ってきました。■ 通販における家具購入のデメリットを解消!「flect」で展開している家具やインテリアは、すべてディノスにラインナップされているもの。すべてが新品の商品になります。そして「flect(フレクト)」最大の特徴は、すぐに買うのではなく、借りながら購入検討ができること。通販での家具購入は、実物を見たり使い勝手を確認したりすることができず、少なからず不安感がありますよね。しかし「flect(フレクト)」では、24か月のレンタルサービス期間を通して実際に使いながら、本当に買おうか、それとも返却しようかじっくり考えることができます。もちろん、利用途中期間での中途解約も可能。気に入った家具を見つけたら、申し込みから購入、返却まですべてWebで完結するので、気軽に利用することができます。さらに、こうしたレンタルサービスで気になるのは、傷をつけたり壊してしまったりした時の補償。「flect(フレクト)」では、日常生活内における傷や汚れなら返却時の商品補修費用がかかりません。安心してレンタルができます!■ 買い取りとなった場合は料金が1%お得に!初期費用は申込金のみで、すべて通常販売価格の15%に設定。また毎月の支払いは、通常販売価格の3.5%のみで金利もなし。トータルの支払いが、通常販売価格よりも高くならないように設定されています。例えば、この118,000円(税込)の「Licol ソファベッド」を2年間レンタルした場合、申込金は17,700円、毎月4,120円(税込)の支払いを24か月で98,880円となり、トータルは116,580円に。通常購入価格よりも総レンタル金額の方が安くなるんです。そして買い取りとなった場合、それまで支払った申込金や月額利用料はすべて購入代金に充てられます。さらに、通常購入よりも1%お得に!すでに買おうと思っている家具も、「flect(フレクト)」を使った方がお得に購入ができるんです!有料レンタル期間は24か月で、25か月目以降最大で12か月までは無料になります。最大で36か月もの間、レンタルして使い続けることができます。実際に購入するまでに時間をかけて検討したい場合だけでなく、すでに2年後に引っ越しが決まっている時や単身赴任の時など、あらゆるシーンで便利になりますね。■ ディノスならではのハイセンスな家具がズラリ気になる商品は、ソファ、チェア、テーブル、棚、収納家具、子供用家具、寝具と、ディノスならではの品ぞろえ。背もたれとフット部分が好みの角度に調整できる、新素材「レザーテックス」を使用したヴィンテージ風の高級ソファ「Basso 電動リクライニングソファ」(販売価格:155,520円)も、月々5,443円でレンタルができちゃいます。また、牛革使用の本革総張りソファ「LXコレクションコーナーソファセット」(販売価格:347,647円)も、月々12,133円でレンタル可能。購入するとなると躊躇しがちな商品も、まずレンタルで試せるのは嬉しい!2019年3月現在、サービスエリアは25都道府県。新生活のためにまだ家具が揃っていないという人は、まずは「flect(フレクト)」でレンタルしてみてはいかがですか?【参考】※家具レンタルサービスflect(フレクト)
2019年04月11日家の中で物を増やしすぎず、なるべく物を持たずシンプルに暮らしたいと考えている人は少なくないでしょう。株式会社ピーステックラボでは、昨年10月からスマートフォンのアプリを使って個人が簡単に商品を貸し借りできるレンタルプラットフォーム「Alice.style」を開始しました。「Alice.style」は、貸主の「使用頻度の低いものを貸してお金にしたい」というニーズと、借主の「物を簡単に借りて試したい、ちょっと使ってみたい」というニーズを叶える、新しいシェアリングサービス。今回は、その「Alice.style」発表会の模様をお伝えします。■ 「物を持たない自由」が叶うシェアリングサービス発表会は、デヴィ夫人とROLANDさんをゲストに迎えて1月30日に行われました。まず、株式会社ピーステックラボの村本理恵子代表取締役社長が「Alice.style」の概要について説明。不動産や自動車など、大きな資産のシェアリングエコノミーが私たちの生活に馴染みつつある昨今。またオンラインフリマが飛躍し、不要になった洋服やこまごまとした日用品を簡単に売り買いするライフスタイルも根付いてきています。一方で、家具や家電といった「たまにしか使っていないけど、売って完全に手放すのはもったいない物」についてのシェアリングサービスは、これまでほとんどありませんでした。「Alice.style」は、こうした耐久消費財を個人間で貸し借りする新たなプラットフォームを構築したものだそうです。実際に買う前に試しに使ってみたい、必要な時だけ使いたいといった物を「Alice.style」で安価で借りることにより、物を持たないミニマムな暮らしが実現できます。サービス内では、個人による中古品だけでなく企業による自社製品も貸し出されているということです。■ 「Alice.style」では物を貸してお金にすることもできる!デヴィ夫人は「Alice.style」について、「とても素晴らしいサービス。私の家には物がありすぎるので、どんどんお貸ししたい」と語りました。そして「ケルヒャーの高圧洗浄機を借りたい。あんな大きなものを家に置いておくのは嫌だけど、使うのは1年に数回ですよね。借りて、お手伝いさんに掃除をしてもらいたい」と具体的に借りたい物まで発表。以前までホテル暮らしで物を持たない暮らしをしていたROLANDさんは、「もったいないとよく言われるんですけど、加湿器を毎年冬に買ってはシーズンが終われば捨てている。でも冬の間だけ借りるということができるなら良い。物を持たないという贅沢はとても気楽なので、ぜひ多くの人に体験してほしい」と話します。一方で、貸す側にとってもメリットがあるのが「Alice.style」の特徴。新しいものを買ったけれども捨てるにはもったいない家電、二人目の子どもができたら使おうと思っているベビーベッドやバウンサー、最近使っていないダイエット用品や美容器具、年末しか使用しないのに収納場所に困る大きな掃除用具などを貸すことによって、マネタイズができるようになります。不用品を“売る”のではなく、“貸す”ことでお金にできるので、「なかなか物が捨てられない」という人にもピッタリ。なお、レンタル商品には物損や盗難の保険が適用されるとのことなので、他人に自分の物を貸すのが不安という人も安心です。■ 出品や決済などはアプリ内ですべて完結weedezign / PIXTA(ピクスタ)アプリ内で出品、商品検索、予約・決済、ユーザー同士のコミュニケーションといった、発送以外のすべてのアクションを行うことが可能な「Alice.style」。なお、出品方法はセルフ型(出品登録や発送まですべて自分で行う)と、代行委託型(出品や発送を代行)の2種類があり、セルフ型の場合は売上の85%、代行委託型の場合は売上の50%が、貸主の利益となります。今後は東京都23区内なら一律600円(予定)での集荷と配送を行う専用配送車、レンタル終了後に商品を箱に詰め直す手間が省ける専用配送ボックスなど、さまざまなサービスも展開が予定されています。皆さんも「Alice.style」で、物を持たない暮らしを目指してみてはいかがでしょうか?
2019年02月10日「シェアリングネイチャー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。日本でも徐々に広まりつつある思想ですが、初耳だという人もいるでしょう。そこで、「自然体験が子どもの発達に及ぼす影響」を研究テーマにする心理学者であり、日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員という顔も持つ石﨑一記先生に、シェアリングネイチャーとはどんなものかを教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)アメリカ生まれの自然から学ぶ思想シェアリングネイチャーという考え方が生まれたのは1979年。アメリカのナチュラリスト、ジョセフ・コーネル氏が『Sharing Nature with Children』という著書で提唱したものです。これは画期的なものでした。それまでは、子どもを自然に触れさせるにも、「教えましょう」「体験させましょう」という考え方が中心でした。でも、そうではなくて、自然のなかで見たり聞いたり感じたりしたことを、「すごいね」「綺麗だね」と共有するだけでいいじゃないか、と。それで十分に子どもたちは自然の楽しさを味わい、自然の恩恵を享受できると提唱したのです。日本では1990年頃から広まりはじめました。すると、林業関係者や自然環境保全団体、幼児教育や学校教育従事者、福祉関係者、カウンセラーなど、多くの人がその考え方に賛同した。それからは、日本でも着々と浸透しています。国内における活動は、ジョセフ・コーネル氏とライセンス契約を結んでいる日本シェアリングネイチャー協会が中心となっておこなっています。ジョセフ・コーネル氏自身がネイチャーガイドとして活動するなかで発案した「ネイチャーゲーム」をはじめとした自然体験プログラムを通じて、自然を楽しみ、自然と遊び、自然から学ぶよろこびに満たされた生活を送る人々を増やす活動を続けています。おすすめネイチャーゲーム5選ここで、わたしがおすすめするネイチャーゲームをいくつか紹介しておきましょう。1:大地の窓これは、木の葉っぱが落ちる秋から冬の時期にできるもの。全身を落ち葉のなかにすっぽり埋めて、顔だけを出します。すると、自分がどんどん地面の一部になっていく感覚になる。「大地の窓」から森を見ると、普段とはまったくちがった森に見えてきますよ。(画像提供:日本シェアリングネイチャー協会)2:落ち葉キャッチ同じ落ち葉の季節なら、これもおすすめ。落ちてきた落ち葉をキャッチする。それだけの遊びです(笑)。でも、これがなかなか面白い。落ち葉って地面に落ちているところは見ても、落ちる瞬間はなかなか見ないものですよね。なんとか捕まえようと、じーっと木を見上げていると、不思議なことに風の通り道も見えてきます。3:木のシルエットこれは、葉が落ちて木の幹や枝のかたちがよくわかる冬にいいですね。全身を使って木のかたちを真似して、どの木を真似したのかをまわりの人に当ててもらうというもの。木の樹形を観察することにもなるし、親子でやればその絆を深めることにもなります。(画像提供:日本シェアリングネイチャー協会)4:ミクロハイクこれは年間を通じてできるものです。ところで、みなさんは虫眼鏡って見るものを大きくするものだと思っていませんか?じつは……虫眼鏡は「自分を小さくする」ものなのです(笑)。虫眼鏡を使って自分が小人になった気分で探索をするのですが、これにはコツがあります。上からのぞくのは巨人の視点です。そうではなくて、地面に横になって見る。そうすれば、自分が小人になって、巨大なアリに遭遇したり、コケの大森林を歩いたりできますよ。(画像提供:日本シェアリングネイチャー協会)5:フィールドビンゴこれも年間を通じて楽しめますね。日本シェアリングネイチャー協会でつくっているカードもありますが、家庭ではビンゴカードのような3×3マスか4×4マスのカードを用意すればOK。そのカードに、グループで「近くにありそうな自然のもの」を書き込み、見つけた項目に丸をつけていくというゲームです。自分のカードのどのマスに書き込むかも重要ですよ。誰かが「白い花」という項目を言ったとして、すでに白い花を見つけているのなら、ビンゴを出すために重要な真ん中のマスに書いちゃうとかね。さらに面白いのは、グループ全員が納得しないと丸をつけられないところ。たとえば「いいにおい」という項目があって、ママが「いいにおいがする」、子どもが「ほんとだ!」と言っても、パパが「ええ?いいにおいじゃないよ」と言ったらそれはNG。だから、親子のコミュニケーションを育むことにもなる。ちなみに、普通のビンゴでは1列が埋まれば終わりですが、これはたくさん見つけてビンゴをいくつもつくります。(画像提供:日本シェアリングネイチャー協会)ネイチャーゲームがなくなることが理想!?真面目な親御さんなら、これらのネイチャーゲームが子どもになにをもたらしてくれるかといったところも気になることでしょう。日本シェアリングネイチャー協会でも、「自然や他者への共感や思いやりが生まれる」「自然や環境への理解が深まる」「自然の美しさや面白さ、不思議さなどを発見できる」「いのちを大切にする心が育まれる」といったことを、その効果として挙げています。たしかにそのとおりでしょう。でも、わたし個人としては、「なにかのためにやる」ものではないと思っています。そうではなく、親子が「共通の体験をする」こと自体に意味があるからです。だからこそ、子どもにやらせるのではなく親自身が楽しむことが大事になる。親子向けのネイチャーゲーム体験イベントでは、最初はだいたい親御さんは子どもにやらせて自分は後ろで腕組みをしている。でも、そのうち親御さんが子どもを押しのけてやるようになる(笑)。こういうイベントは大成功だということです。そして、もっと言えばこういうイベント自体がなくなってもいいのかもしれません。以前、ある地域のネイチャーゲームに欠かさず参加してくれていた家族がいたのですが、しばらくすると来なくなってしまった。でも、あるとき、ネイチャーゲームをおこなっていたところでその家族に偶然出会った。当然、わたしは「よかったら参加しますか?」と声を掛けました。そうすると、お母さんがこう答えたのです。「うちの近くにこんなにすてきな自然があることを知って、日曜日には家族で散歩をしたり食事をしたりしているので、もうネイチャーゲームはいらないんです」と。子どもと一緒に自然を楽しむことをライフスタイルに組み込むことができて、ネイチャーゲームを卒業したというわけですね。誰かがシェアリングネイチャーの普及を推進せずとも、誰もが自然に寄り添って暮らしている――。それが、わたしたちが目指すものなのかもしれません。『人と自然をつなぐ研究 ネイチャーゲーム大学講義録』石﨑一記 他 著/日本シェアリングネイチャー協会(2016)■ 心理学者・石﨑一記先生 インタビュー一覧第1回:「外遊び」は有能感や自己肯定感を伸ばす――でも、効果のほどは「親次第」第2回:「公園遊び」に道具は必要ない――外遊びは「なにもないところ」から始めよ第3回:意外すぎる自然遊びで一番大事なこと――“外遊び”の専門家が語る「シェアリングネイチャー」入門【プロフィール】石﨑一記(いしざき・かずき)1958年7月18日生まれ、埼玉県出身。東京成徳大学応用心理学部教授。専門領域は発達心理学、カウンセリング、環境教育、キャリアコンサルティング。動機づけ、自然体験が子どもの発達に及ぼす影響、キャリア発達を研究テーマとする。日本シェアリングネイチャー協会指導者養成委員でもあり、目指す指導は「体験した人が活動を振り返ったとき、そこの自然や参加者同士の表情は覚えているのに、指導者の印象はない」というもの。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月27日ちょっとした買い物や子どもの送り迎えなど、マイカーがなくても15分から利用できる「カーシェアリング」。レンタカーとどこが違うの?利用方法は?など、いまさら聞けないカーシェアについてのあれこれ……。黄色い看板でおなじみのタイムズ駐車場を運営する〔タイムズ24〕が展開するカーシェアリングサービス〔タイムズカープラス〕の広報担当・林幸枝さんにお聞きしました!15分206円から使える!お財布にも環境にもやさしいカーシェアリング——カーシェアリングサービス〔タイムズカープラス〕とはどんなサービスなのか教えてください。林幸枝さん(以下、林さん):カーシェアリングは1970年代にスイスで始まったと言われている、車を複数人で共有するサービスです。車1台を共有するため、お財布にも環境にもやさしいと徐々に広がっていったとされています。当社では2009年にサービスを開始しました。現在、47都道府県に約22,000台の車両を配備し、会員数は100万人にのぼります。——車を共有するというサービスでは「レンタカー」という選択肢もありますが、その違いやカーシェリアリングならではの特徴とは?林さん:レンタカーとの大きな違いは、365日、24時間、短時間から利用できるという点です。一般的なレンタカーの場合、貸出時間の単位が6時間からであるのに対し、〔タイムズカープラス〕は15分からのご利用が可能です。また、窓口での受付や書類の提出など対面でのやり取りがなく予約から返却まで無人で完結します。——15分からというのは、ちょっとした買い物や子どもの送迎などにとっても便利ですね!複雑な手続きが不要かつ、予約から利用まで最短3分というのはまさにマイカー感覚で利用することができそう!では、実際の利用方法を教えていただけますか?予約はスマホで簡単♪林さん:まずは免許証書とクレジットカードをお手元にご用意いただき、WEBや無人入会機などで〔タイムズカープラス〕にご入会いただきます。あとは、パソコンやスマホアプリで最寄りのステーションを検索いただき、空いている車を予約。会員カードをリアウィンドウ等に貼付されている「TOUCH」にかざしてドアロックを解錠し、グローブボックスから車のキーを取り出してご利用ください。こちらが会員カード。——返却時にガソリンは満タンにしておかないといけないでしょうか?それがちょっと面倒で……。林さん:レンタカーはガソリンを満タンにした状態での返却が一般的ですが、〔タイムズカープラス〕では満タン返しの必要はありません。カーシェアの場合はガソリン残量が少なくなったときに、会員様に給油いただくことをお願いしています。給油・洗車は車内の専用カードでお支払いいただくため、会員様の費用負担はありません。また、20L以上給油された場合は15分の利用料金を優待させていただきます(※ショート料金利用時のみ)。——車を返すのは同じ場所へ、ですよね?カーシェアリングサービス〔タイムズカープラス〕のステーション林さん:はい。ご利用後は出発したステーションにご返却いただきます。レンタカーとは異なり、乗り捨てはできません。どんな人がどんなときに使っているの?シーン別に料金をシミュレーションしてみた!近くで空いている車もスマホでさっと探せます。——会員登録から利用、さらに返却までWEBや会員カードで行えるというわけですね!365日24時間利用可能なのも納得です。そこで気になるのが具体的な料金システムですが……。林さん:固定費用は利用料金に充当される月額基本料金1,030円のみで、利用料金は「使った分だけ」となります。ガソリン代や保険料も利用料金に含まれています。例えば15分単位でのご利用の場合、お支払いは「予約した時間分」ではなく、予約した開始時刻から返却までの「実際に使った分」の利用料金のみとなります。つまり、予定よりも余裕をもった予約をしてもムダがなくご利用いただけます(※ショート料金利用時)。また、予約した開始時刻前のキャンセルならキャンセル料は不要です。●具体的なシミュレーション※2時間のご利用を月に5回使用した場合・月額基本料金1,030円・利用料金2時間×5回=8,240円・無料利用分△1,030円・カード発行料(初回のみ)1,550円——合計で9,790円程度ですね!林さん:当社の試算だと、マイカーを所有している場合、駐車場代やガソリン代、税金や保険などを含めると月間費用で約25,210円、年間にすると302,530円になるため、週末だけの利用や、短時間でのご利用には〔タイムズカープラス〕がオトクと言えるのではないでしょうか。——はい、ガソリン代や保険料がすべて利用料金に含まれているというのはかなり高ポイントです!実際にはどんな人がどんなシーンで利用されているのでしょう?ベーシックなプランで利用できる《デミオ》こちらもベーシックプランで利用できる《ノート》林さん:週末の買い出しや、月1回の通院、お子さんの塾のお迎え、急な雨に降られたときなどの普段使いで多く利用されています。その他、急に思い立って夜に星空を見に行く、憧れの外車に乗ってみたいという方もおられ、会員様の数だけさまざまな使い方をされています。——主婦としては「日中にちょっとだけ使いたい」というシーンがあるのでありがたいですね。林さん:そうなんです。マイカーはご主人が使っているため、セカンドカーとして利用するという方もいらっしゃいます。また、ご主人のマイカーは車体が大きくて運転が不安という女性がカーシェアリングのコンパクトカーを普段使いに利用するというケースもありますね。プレミアムプランでは《BMW MINI One CROSSOVER》など人気の外車に乗ることできる!——サービス提供側として驚いた「意外な使い方」ってありますか?林さん:「個室で1人になりたかったから」と走行距離がゼロというケースがあって、それには驚きました(笑)。そのほかにも、赤ちゃんが夜泣きしたときの避難場所やコインロッカー代わりなど、車内を“スペース”として利用されるケースがあります。利用される方がご自身に合った使い方を考えられ、私たちも「なるほど!そういう使い方もあるのか」と気づかされることも多く、利用者の方と一緒にサービスを育てている感覚です。——「1人になりたい」ってちょっとわかります(笑)。使いたいときにすぐに使える!を可能としているのは、全国約17,000カ所で展開する時間貸駐車場〔タイムズ〕があるからこそですね。6時間パックや24時間パックなど、利用時間やシーンに応じて使いわけできるのもポイントではないでしょうか。林さん:そうですね。例えば、普段使いで短時間利用するのであれば、15分単位のショート料金で、日帰り旅行などで長時間確実に利用するのであれば、パック料金で借りるなど、シーンに応じて使い分けることができるので、よりオトクに活用いただけます。——お財布とも相談しながら使い分けられるのはとってもありがたいです。林さん:〔タイムズカープラス〕のコンセプトは、「ミヂカ」「オトク」「ベンリ」。予約時にWEBであらかじめ目的地を設定しておけば、エンジンをかけるだけでナビが開始されたり、カーナビ上で予約延長をしたりすることができます。普段あまり車は運転しないという女性にも、ぜひ一度カーシェアリングを体験していただきたいです。きっと手軽さやオトクさを感じていただけると思います。〔タイムズカープラス〕では新幹線の停車駅や在来線の駅、空港にもステーションを展開しているので、旅先でちょこっとドライブ、という利用も可能に。考えれば考えるほど、さまざまな使い方が浮かんできそうですね。持ち物をできるだけ減らし、必要最低限のモノだけで暮らすミニマムなライフスタイル。それは、車にも言えることかもしれません。暮らしの新しい選択「カーシェアリング」で、スマートなカーライフを始めてみませんか?カーシェアリングのタイムズカープラス
2018年10月16日ジャパンネット銀行では、このたび、ミレニアル世代を対象とした「シェアリング・エコノミー」に関する意識・実態調査を実施。ミレニアル世代のシェアサービスに対する関心度や、親世代との隔たりが明らかとなった。ミレニアル世代とはミレニアル世代とは元々、2000年以降に成人・あるいは社会人になる世代を表した言葉。現在日本では主に高校生・大学生・新社会人といった18~25歳の若年層をさして用いられているようだ。アメリカではこのミレニアル世代が、社会や消費のあり方に大きな影響を与えるジェネレーションとして注目を集めている。ミレニアル世代のシェアサービスに対する興味・関心を調査今回調査した対象は、日本国内のいわゆる「ミレニアル世代」である、18~25歳の男女500名。まず、シェアハウスをはじめとした【場所】のシェアサービスについての利用実態・利用意向を調査したところ、ミレニアル世代の利用意向は65%という高い数値に。続いて、ファッションレンタルをはじめとした【モノ】のシェアサービスについても、ミレニアル世代の利用意向は61%、カーシェアなどをはじめとした【交通手段】のシェアサービスでは65%と、軒並み6割を超える結果となった。アメリカ同様、日本のミレニアル世代についても「シェアリング・エコノミー」への関心は高いと言えそうだ。親世代との格差は約3倍に一方で、彼らの親世代にあたる、子どもを持つ40~50代の既婚男女603名に、シェアサービスの利用について質問した調査では、利用に抵抗が「ある」人が79%と約8割に。利用に抵抗が「ない」と回答した人はわずか21%にとどまる結果となった。対して、ミレニアル世代に同じ質問をすると、「利用に抵抗がない」人の割合は62%に。ミレニアル世代のシェアサービス受容度は、親世代のおよそ3倍にのぼるということになる。ミレニアル世代は、消費そのものに対して「モノをあまり持ちたくない」「合理性を重視する」「体験・つながりを大事にしたい」といった考え方を持っている。こうした特徴がシェアサービスの特性とリンクする部分が多く、利用意向の高さにつながっているようだ。シェアサービスがミレニアル世代の中でどれだけ普及していくのか、今後の展開に注目したい。【参考】※ジャパンネット銀行
2018年02月26日美容家電の定額レンタルサービス「nareco」2018年2月21日、ダイエット美容家の本島彩帆里が、新サービス「nareco(ナレコ)」をスタート始めることを発表。本島は、「皆さんにより喜んでいただけるサービスにしていきたい」と、自身のInstagramで綴っている。「nareco」は、美容家電を定額で、好きなだけレンタルできるサービスだ。高額な美容家電を買わずにレンタルすることによって、失敗することなく、自分にぴったりのアイテムを見つけることができる。気に入ったアイテムは、購入することも可能。新着情報やお得なキャンペーン情報、美容家電の効果的な使い方などは、「nareco LINE@」にて配信される。narecoのサービス開始に向けて、2月21日から、LINEの事前登録も始まった。LINEを通じて、試してみたい美容家電をリクエストすることもできる。「nareco」の使い方「nareco」を利用して美容家電をレンタルすると、他のアイテムに変更するまで、そのまま使い続けることができる。気になっていたアイテムの比較をしたり、1つのアイテムを自分のものとして使い続けたりするなど、多様な使い方ができそうだ。(画像はnareco ウェブサイトより)【参考】※nareco ウェブサイト※nareco Instagram※本島彩帆里 Instagram
2018年02月25日仕事にプライベートにと毎日忙しくしている女性は、仕事が忙しくて家事をする時間がない、休みの日は疲れて掃除や洗濯をする気力がないということもあると思います。そんなときは今注目が高まっている、家事のシェアリングサービスを利用してみてはいかがでしょうか。家事シェアリングについて、家事代行サービスとの違いやおすすめのサービスをご紹介します。家事のシェアリングって?カーシェアリング、自転車や日用品のシェアリングなど、最近さまざなサービスが登場しているシェアリングサービス。中でも最近注目を集めているのが、自宅の掃除や料理などを頼める家事のシェアリングサービスです。掃除や洗濯を頼むサービスというと家事の代行サービスをイメージされると思います。家事代行サービスと家事シェアリングの違いは、サービスを頼む人を自分で選べるかどうかということ。家事の代行サービスではどんな人が代行してくれるのかわかりませんでした。その点、家事シェアリングでは、サービスをしてくれる人のプロフィールを確認できるので、どんな経験やバックグラウンドを持っているか、どんな仕事ぶりなのかを事前に確認することができます。家事代行のマッチングサービスと言えますね。代行業者が間に入らない直接取引なので、代行サービスよりも比較的安価なサービスが可能なようです。海外でも様々なサービスが急増中!シェアリングサービスが進んでいるアメリカでは、様々な家事のシェアリングサービスが数年前から登場しています。TaskRabbitでは、「こんな家事をお願いしたい」と依頼者が投稿すると、1,000円でする、1,200円でするなど代行者からオファーが来るので、その中から自分が頼みたい人に仕事を頼むことができるというオークションのような仕組みになっています。その他にも、家事サービスのUberと呼ばれているhandyやAirbnbがホームクリーニングのサービスを拡大していたりと、家事のシェアリングサービスや利用者が増えているようです。家事シェアリングサービスを利用してみよう実際に日本ではどんなサービスが利用できるんでしょうか。タスカジは、自分の要望にぴったりのハウスキーパーさんを見つけることができるというサービス。サービス内容は、掃除、洗濯、料理、作り置き、チャイルドケアなどの家事全般。自宅の最寄駅を入力すると、訪問可能なタスカジさん(サービスをしてくれる人)の一覧が表示されます。年齢や性別、国籍などの基本情報に加えて、これまでにそのタスカジさんのサービスを受けた人のレビューが写真付きで詳しく記載されているので、仕事ぶりなどを確認しながらお願いしたい人を選ぶことができます。現在は東京を中心とした首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)の一部と大阪を中心とした関西(大阪府・兵庫県・京都府・和歌山県・奈良県・滋賀県)の一部でサービスを展開中。1時間あたりの料金は定期依頼で1,500円、スポットの依頼で1,850円からで3時間固定での依頼となります。Any+times(エニタイムズ)は、家事に限らず幅広いサービス内容でマッチングができるシェアリングサービスです。「得意」を売ったり買ったりできるマーケットプレイスとのこと。サービス内容は家事だけでなく、ペットの世話やお散歩、DIYのサポートや相談、パソコンの組み立てなど多岐にわたっています。中には旅行プランの相談受付やインテリアコーディネートといったサービスも。価格はサービス内容や人によって様々。「いくらで〇〇をお願いします」というお願いチケットをつくるか、「いくらで〇〇やります」というやりますチケットからサービスをお願いしたい人を選びます。双方でサービス内容と金額の合意が取れれば、メッセージで日時や詳細を調整します。これからは家事をする労働力や時間もシェアする時代。時間がない、家事が嫌い、誰かに手伝って欲しい、という方は家事のシェアリングサービスを考えてみては?参考:シェアリングエコノミーラボ
2017年02月02日オプトは、LIDDELLおよびトライフォートと業務提携し、SNS情報発信型シェアリングエコノミーサービス「SPIRIT(スピリット)」を提供すると発表した。現在、SNSで発信する機会が増加し、個人がインフルエンサーとして影響力を持つことも多く、生活者の消費行動に与える影響も大きくなってきている。そうした背景から3社は、企業と個人の価値をシェアリングし、シェアリングエコノミー(共有型経済)の創出を実現するため、WEBサービス「SPIRIT」の提供を開始する。「SPIRIT」は、インスタグラマー・ファッショニスタ・ママ・学生・スタイリストなど、多種多様なソーシャルタレント(SNSインフルエンサー)を1万2,000人保有しており、企業側は、趣味嗜好や興味関心、生活エリア、フォロワー数など様々な条件からソーシャルタレントを探し、自社商品やサービスにマッチしたオファーを出すことが可能になるという。本サービスでは、ソーシャルタレントと企業に、それぞれ専用の管理画面を用意し、双方向でのコミュニケーションを可能にし、企業側はソーシャルタレントに提供したい情報を、ソーシャルタレント側は趣味嗜好や興味関心内容を、専用の管理画面から入力することで、互いに情報のマッチングが可能となる。
2016年02月03日NTTドコモとドコモ・バイクシェアは、東京都および千代田区、中央区、港区、江東区と協力し、提供している自転車のシェアリング事業において、2016年2月1日より4区をまたいだ相互利用の実証実験を開始する。実証実験では、4区の自転車サイクルポートを共用(相互利用)することで、1,100台以上の自転車を利用することができる。すでに千代田区、中央区、港区、江東区で提供中のサービスに会員登録をしているユーザーであれば、特別な手続きなく4区すべてのサイクルポートで借り出し・返却が可能となる。料金プラン(税別)は、1回30分まで利用できる「1回会員」が150円、1回30分までだが、何回でも利用できる「月額会員」が月額2,000円、1回あたりの利用時間制限がない「1日パス」が日額1,500円となっている。実証実験の実施期間は、2016年2月1日から4月30日まで。
2015年12月15日シェアリングエコノミー事業を推進する団体「シェアリングエコノミー協会」が2016年1月に発足する。ガイアックスらが14日、加盟企業の募集を開始したと発表した。設立団体を通じて、認知度拡大など業界の共通課題の解消に向かうが、スタート時はわずか6社のスモールスタートとなり、存在感を示すには関連企業をどう取り込めるかが、鍵となりそうだ。○シェアリングエコノミーとはシェアリングエコノミーは、インターネット上のプラットフォームを介して、"個人間"での貸借や売買、交換によりシェアしていく新しい経済のこと。個人間でシェアするのは、モノだけではなく、場所、乗り物、人なども該当する。具体的なサービスとしては、いらなくなったモノの売買をスマホを使って手軽に行う「メルカリ」、家事、旅行中のペットの世話など、誰かに手伝って欲しいこと、自分が得意なことを提供しあう「ANYTIMES」、空き駐車場を融通する「akippa」などがある。プラットフォーム運営会社は、サービス成立に伴う手数料でビジネスを成立させているところが多く、利用者の拡大が収益増大につながる仕組みだ。こうした事業は今、"シェアリングエコノミー"という言葉でくくられ、足元、拡大局面にある。矢野経済研究所の調査結果によると、2014年度の市場規模(サービス提供事業者の売上ベース)は、前年度比134.7%増の約232億と推計。2015年度見込みで290億円、2018年度には2014年度比で倍増の462億円に拡大すると見込まれている。○業界が抱える問題成長傾向にある市場だが、足元では、"認知度の拡大"をはじめとして、"信頼性の確保""法制面の整備"といった課題が残されている。こうした業界共通の課題を解消しようというのがシェアリングエコノミー協会の役割だ。"認知度の拡大"では、シェアリングエコノミーという言葉がまだ新しく、一般に浸透していない状況だ。"信頼性の確保"については、やりとりが個人間となり、事故やトラブル時の対応をどう整備するかが重要になってくる。また、ライドシェアの「Uber」、民泊の「Airbnb」をはじめとして、現行法が追いついておらず、法整備が待たれている。こうした環境のもとで、同協会では、「プラットフォームの事業者の健全なるビジネス環境と利用者保護体制の整備」「新しい経済行為を活性化させ、日本経済全体の発展に寄与すること」などを理念に挙げ、健全なビジネス環境の整備を進めていきたい考えだ。○事業者の取り込みが重要に業界の発展を目指すシェアリングエコノミー協会が存在感を示すには、今後、いかに関連事業者を取り込めるかが重要となりそうだ。協会設立時の参加企業は、ガイアックス、スペースマーケット、クラウドワークス、ココナラ、AsMama、エニタイムズのわずか6社。そもそも、11月に行われたイベント「Share! Share! Share!」に参加した企業を中心とした構成となっており、グローバルに事業を展開するUberやAirbnbは名を連ねていない。参加社は、2016年内には100社から200社を目指すとするが、存在感を示すにはUberやAirbnbの取り込みも望まれるところだ。また、加盟基準について「審査はあるものの、基本的には来るものは拒まず。シェアリングビジネスの文化をつくり上げようとするところは歓迎したい」とするものの、いわゆる"グレーゾーン"で事業を展開する企業の参加の可否について、どう考えていくかも求められそうだ。加盟募集は始まったばかりだが、今後、どのような企業が名を連ねていくのか、どう舵取りをしていくのかが注目される。
2015年12月15日●ハコベル安さの秘密日本に新たなシェアリングエコノミーが誕生した。ラクスルは3日、クローズドβ版として提供してきた運送サービス「ハコベル」の正式運用を開始した。運送トラックの非稼働時間をネットを通じて活用するサービスで、運送業界に波紋を呼ぶビジネスになるかもしれない。ハコベルは、パソコンやスマホアプリを通じて、手軽に利用できるチャーター便形式の運送サービス。一言で言えば、「ライドシェアサービス『Uber』の物流版」(ラクスルの松本恭攝代表)だ。Uberは移動希望者とドライバーをマッチングするが、ハコベルは物の移送希望者と運送会社をマッチングする。ハコベルでは、依頼者が集荷・場所などの必要な情報を入力・予約すると、ハコベルに登録したドライバーとマッチングを行う。マッチしたドライバーのもとにスマートフォンで連絡がいき、運送可能なドライバーは、電話で依頼者に予約を確認。注文が確定すれば、ドライバーが依頼者のもとに駆けつけ、荷物を運送する。利用後は、依頼者がドライバーを評価することができ、優良なドライバーのみのサービス提供も可能となるという。届け先は日本全国可能。集荷対応エリアは東京、神奈川、埼玉、千葉、福岡に限られるが、順次拡大していく予定だ。荷物は、軽トラック、軽ワゴンに積載できる大きさ。12月中には2トントラックでの運送を開始する。料金は、チャーター便のため、4,500円~(10km圏内)と割高となるが、それでも、一般のチャーター便よりも安いという。○安さの秘密安さの秘密。それは、運送会社の"非稼働時間"を有効活用したことにある。担当するのは、ハコベル専属ではなく、複数の荷主の仕事を請け負う運送会社。運送会社は従来からの仕事をこなしつつ、仕事がないスキマ時間で、ハコベルからの仕事を請け負うこともできる。仕事を請けてもいいし、断ってもよい。運送会社にとって、プラスアルファの収益源としてみてもらうことで、納得した会社が仕事を請ける仕組みだ。この考え方のもとに、利用者は安く利用でき、ハコベルはマッチングによる手数料を得る、運送会社は無駄な時間をなくせるという、三方がメリットを感じられるビジネスモデルとなっている。●ハコベルは運送業界に波紋呼べるか○ハコベルの登録ドライバーの声実際、利用する事業者の現状はどうなのか。12月3日開催の発表会で、ハコベルの登録ドライバーである所沢ヤナイ運送の矢内武代表が登壇、同社の現状を話した。同氏によると、朝夕に決まった仕事があり、昼に空き時間が生じていたという。同氏はその空き時間を利用し、ハコベルからの仕事を1日に1、2件請け負った結果、売上はサービス利用以前に比べて25%ほど増えたと話す。さらには、ハコベルの仕事だけでもやっていける可能性もあるとの見通しを示した。○トラック物流に大きな波紋?この事例は個別の事情かもしれない。多くの運送会社に合致するとは限らないが、トラック物流の現状からすると、面白い取り組みになりそうだ。社団法人全日本トラック協会が2011年に公表した「トラック輸送の実態に関する調査 調査報告書」によると、運送原価を無視した受注の有無について、「頻繁にある」「時々ある」とした事業者は5割弱となっている。その理由として「取引先との関係維持を図るためやむを得ないから」との回答が最も多く約8割に上っている。そのように回答する運送会社の規模について、「中小規模のところが多い」(同協会の広報担当者)とし、運送会社の懐事情の苦しさが伝わってくる。ハコベルがそうした事業者を救う手立てになるかはわからないが、彼らにとっての新たな選択肢となる可能性にはなりそうだ。サービスが本格スタートして間もないハコベル。運送業界にどれだけ大きな波紋を呼べるか。それはハコベル自体の成長が示していくことになりそうだ。
2015年12月07日●coconalaのビジネスモデルモノをシェアする「mercari」、スペースをシェアする「airbnb」。近年、シェアリングエコノミーという言葉が広まりつつあるが、こうした形あるものをシェアするだけではなく、無形のものをシェアするビジネスもスタートしている。ココナラは、知識・スキルに着目し、これまでにないニーズを取り込んだサービスを展開している。ココナラが運営するのは、個人間のスキル売買サイト「coconala」。占い、心の悩み、似顔絵、画像、文章など、各分野でスキル・知識を持った人がこのプラットフォーム上で出品し、サービスを提供する。たとえば、占い師による占いサービスのほか、「ロゴデザインを引き受けます」「売れるキャッチコピーを作ります」など。利用者がサービスを買い、売買が成立すると、出品料に応じて手数料を取るのが同社のビジネスモデルだ。2012年にスタートした同サービスは、登録ユーザー数、出品数、売上ともに増大傾向にある。登録ユーザー数は11月現在約20万人、出品数は同約5万件にのぼり、様々な分野のスキル・知識が買える。売上も右肩上がりを続け、11月の月次では約5,000万円、サービス開始3年で70倍に膨れ上がったという。8月決算で黒字化のメドもついたようだ。coconalaが急成長できたのは、手軽に利用できることが一因。多くのサービスが、500円(税別)で提供されており、利用者にとって使いやすいものとなっているからだ。手軽さゆえに、5人に1人はコアユーザーとなり、サービスを継続利用、かつ、複数のカテゴリーでサービスを利用しているという。コアユーザーは購入するだけではなく、出品側に回る人も多く、こうした好循環を生み出し、一人当たりの月額利用料は約6,000円に到達しているという。1サービス500円というと、多くの出品者のモチベーションを保てなくなりそうだが、販売実績に応じて、出品者のランクがあがり、1,000円、5,000円といったように、単価をアップすることができる。今では月間65万円稼ぐ人もいるとのことだ。●coconalaの新しさ○coconalaのターゲット同社のサービスは一見すると、従来からある業務の外注のようにも見えてしまう。しかし、それでは本質を見誤ることになるようだ。本質を読み解くには、同社が狙うターゲットを見定める必要がある。coconalaのターゲットは、個人やスモールビジネスを展開する人たち。「外注は、誰にどんなものを発注したらいいのか、やるべき要件、予算などが明確に決まっているが、個人やスモールビジネスの運営者は、仮に、ホームページに掲載予定の記事の執筆を依頼したいと、coconalaを利用しても、『○のような記事が欲しいんですけど、どうしたらよいですか』という相談になってしまう」(南章行代表)という。この相談が手軽にできるのが、coconalaの強みだ。確かに、「500円であれば、とりあえず、専門家に助言をもらおう」という気になるだろう。"とりあえず相談したい"というニーズをうまく汲み取っているのだ。○"相談"が生み出す戦略この"相談"というニーズは、coconalaの今後の戦略とも強く結びつく。たとえば、占いサービスに利用においても、本質は「離婚したい、もしくは結婚したい」といった気持ちが見えてくるという。利用者の願望に一歩踏み込むことで、新たなビジネス展開ができると見込む。"離婚"を例にあげれば、サイト内に法律相談への導線をつくることで、利用者を送客が可能だ。結婚であれば、結婚式場への導線がつくれる。送客可能な分野は、翻訳サービス、不動産売買、学習塾、結婚式場、生命保険など多岐に渡る。この導線に目を付け、同社サイト内へ楽天のような出店形式、もしくは、広告掲載などで大きく収益を上げる狙いだ。現段階において、最も有望なのが、先ほど挙げた法律相談。法律相談に関するニーズが高い一方で、顧客獲得に苦しんでいるという弁護士との架け橋になることを目指す。来年初頭をメドに法律相談カテゴリーの運営も開始するという。○大きな成長へ同社は構想中の戦略を実現するために、ジャフコらが運営管理する投資事業組合、VOYAGE VENTURESより、総額5億4000万円の資金調達も完了したと24日に発表した。これまで口コミで拡大してきたcoconalaの認知度拡大のために、オンライン広告などのマーケティング投資などを本格化させるという。目指すは、2018年8月期での売上30億、登録ユーザー数100万人、そして、同年における株式の上場だ。目下、登録ユーザー数が20万人、11月の月次売上をベースに計算しても年商は6億ほど。目標と現実には大きな隔たりがある。しかし、裏を返せば、"相談"を軸にした無形のシェアリングサービスへの期待のあらわれにほかならない。同社が大きな成長を遂げれば、近年広まるシェアリングビジネスのなかでも、無形のサービスが大きく注目されることになるだろう。
2015年11月24日ディー・エヌ・エーは9月9日、同社が将来の中核事業と位置づけるオートモーティブ領域の新事業として、個人間カーシェアサービス「Anyca(エニカ)」の提供を開始した。このサービスは、スマートフォンやタブレット端末(iPhone、Android端末)に専用アプリ「Anyca」をインストールして利用する。Anycaは、自動車を使わない間は使いたい人にシェアしたい「オーナー」と、必要な時に好みの自動車を使いたい「ドライバー」をマッチングする新しいカーシェアサービス。スマートフォンからカーシェアの手継きできるのが特徴で、アプリダウンロード料、会員登録は無料だ。個人認証や決済システム、カスタマーサポートなどのシステムやルールを備えている。 また、安心して利用できるように、万一の事故に備えた1日単位の自動車保険への加入がワンストップで行える。ドライバーを登録する際には、まず運転免許証、電話番号、クレジットカードで個人認証を行う。 決済は登録したクレジットカードで行われるため、直接の現金受け渡しはせずに利用可能。オーナーの場合には、「Anyca」からオーナーの銀行口座へと料金が振り込まれる。また、ドライバーやオーナーとして、本サービスにて1回以上カーシェアを利用すると、過去の評価とレビューが記録として残る。これは、利用する車両を検討する際や、車両をシェアするか判断する場合に参考にできる。 カスタマーサポートの窓口も設けており、メールや電話にて、365日無休の相談が可能だという。なお電話での相談受付は10:00~17:00となる。「Anyca」では、万一の事故に備え、1日単位の自動車保険への加入が原則となる。手続きはワンストップで行える。ドライバーは、この保険に加入して自動車を利用する為、万一事故が起きた場合にも、保険のプロによる24時間365日のサポートが受けられるという。現時点で、このサービスには東京都を中心に200台以上が登録されている。利用可能な車両には、国内外の乗用車をはじめ、旧車やスポーツカー、痛車と呼ばれる個性的な車まで様々なものがあり、気分やシチュエーションに合わせて選択できる。なお、同社では、リピート時等の車両の引き渡しをより便利にするために、スマートフォンでドアの解錠・施錠ができる「スマートキー」デバイスを開発中。こちらは2015年10月頃から利用者へのトライアルとして無料レンタルを実施する予定だ。これを利用すると、ドライバーは、「Anyca」アプリを用いて、この「スマートキー」デバイスを取付けたと車両と通信し、車両のドアの解錠・施錠を行うことが可能になる。ただし、取り付けできないメーカーや車種も出てくるという。
2015年09月09日iOS 8.4にアップグレードすることで利用不可となる音楽のホームシェアリング機能がiOS 9で復活しそうだ。AppleのシニアバイスプレジデントのEddy Cue氏がTwitter上でホームシェアリング機能について言及した。ホームシェアリング機能は、Wi-Fiを使って、パソコン、iOSデバイス、Apple TVとストリーミング形式でiTunesライブラリのコンテンツを共有できる機能。Apple Musicの機能が実装されたiOS 8.4では、iOSデバイス上でミュージックのホームシェアリング機能が利用不可(ビデオについては依然として利用可能)となり、ユーザーから不満の声があがっていた。機能の復活については、Twitter上でそのやりとりを見ることができる。あるTwitterユーザーがAppleのシニアバイスプレジデントのEddy Cue氏に、ホームシェアリング機能の修正について問いかける形でツイートし、同氏は「We are working to have Home Sharing in iOS 9(iOS 9でホームシェアリング機能を実装するように取り組んでいる)」とTwitterで回答した。これにより、iOS 9では音楽のホームシェアリング機能が再び利用可能となりそうだ。
2015年07月08日Conjenikは6月1日、モノ・サービスに関するアイデアや要望を投稿することができるWebサービス「ReQ!」を開始したと発表した。同サービスは、「生活者は既存のSNSやWebサービス、および企業へのコンタクト経路では、アイデアや要望の発信や伝達をしにくいと感じている」という同社の調査結果から生まれたもので、「この製品、ここをこうしてくれたらもっと良いかも」「この部分がイマイチだから、改善してほしい」などといったモノ・サービスに関するアイデアや要望を、スマホやPCで気軽に投稿することができるWebサービス。互いの投稿に「そう思う!」ボタンで共感したり、コメントを書き込んだりすることも可能。同社は、企業と身近にインタラクティブにつながることができる架け橋のようなサービスを目指していくという。
2015年06月01日着られなくなった子ども服をウェブ上で簡単に交換出来るシェアリングサービス「マイクル(mycle)」が5月末より本格的にサービスを開始。現在ユーザーの事前登録を受け付けている。「マイクル」は登録者同士が、サイズアウトした子ども服とジャストサイズの子ども服をウェブ上で簡単に交換出来るサービス。新しい服を買ってもすぐに着られなくなってしまう、成長期の子どもを持つ家庭が抱える負担を減らすことを目的に企画された。同サービスでは、税込1,200円で月額会員登録することで、子ども服が詰まった箱と交換出来るウェブチケットがもらえる。チケットは毎月の付与の他、自身の家庭にある小さくなってしまった子ども服をサービス側に送ることでも取得可能。服の提供は、同サイズの服をまとめて紙袋やダンボールに入れ、マイクルに任意の日時で集荷依頼するだけ。送り状を記入する手間もない。子ども服の箱は原則としてチケット1枚で交換出来るが、より内容量の多い箱やハイブランドアイテムが含まれている箱との交換には複数枚のチケットが必要となる。なお、事前登録は無料で、LINEアプリで公式アカウントを友達に追加するだけで完了する。
2015年05月10日NTTドコモ、NTT都市開発、NTTデータ、NTTファシリティーズの4社は2日、サイクルシェアリング事業を展開する合弁会社「株式会社ドコモ・バイクシェア」を設立した。新会社の資本金は7.5億円、出資比率は、NTTドコモが85%、NTT都市開発が6.7%、NTTデータが6.3%、NTTファシリティーズが2%。サイクルシェアリングは、自転車を活用した観光振興や地域の活性化を目的とした事業。ドコモは神奈川県横浜市、東京都江東区、宮城県仙台市、東京都千代田区、東京都港区において同事業を展開し、実証実験を実施しており、2月22日からは広島県広島市でもサービスを提供する予定。現在提供中のシステムでは、自転車本体に通信機能、GPS機能、遠隔制御機能(自転車の貸出・返却制御や電動アシスト機能のバッテリー残量の把握等)を備え、限られたスペースで導入が可能。また、会員情報サイトから貸し出し可能な自転車を確認・予約し、ICカードや携帯電話/スマートフォンを自転車のカードリーダーにかざすことで、その場で貸出/返却が行える。新会社では、これまでドコモが取り組んできた自治体のサイクルシェアリング事業の運営に加え、マンション等の民間施設でサービスを提供する。また、他のサイクルシェアリング運営事業者へのシステム提供やコンサルティング業務を推進していくという。
2015年02月02日大日本印刷とトゥ・ディファクトは27日、ハイブリッド書店サービス「honto」にて会員向けの中古買取サービスを開始した。同サービスでは、honto会員は自宅にいながら中古本、CD、DVD、ゲームを売ることができる。hontoサイトで買取サービスを申込むと、箱詰め作業をした中古品を運送会社が無料で集荷し、査定を経て買取が成立する。「査定結果を確認してから承認コース」と「おまかせ承認コース(スピード査定)」の2コースを用意。このうち「査定結果を確認してから承認コース」では、査定結果のメールを確認した後で、買取の承認またはキャンセルを選択できる。支払いは、現金とhontoポイントのいずれかを選ぶことが可能。現金選択時は、現金が振り込まれるとともに買取価格の1%分に相当するhontoポイントが付与される。hontoポイント選択時は、買取価格相当のポイントに加えて買取額の10%に相当するhontoポイントが付与される。申込みや買取などの履歴は、hontoマイメニューで確認が行える。なお同サービスは、ブックオフオンラインが展開している宅配買取サービス「宅本便」と連携しており、集荷、買取作業はブックオフオンラインが行う。
2015年01月27日シェアハウス、カーシェアリング、レンタルオフィスなど、モノを所有せずに「シェア」する人が増えています。株式会社RJCリサーチの調査によれば、「購入・所有」の今後の伸び率がマイナス31.8ポイントに対し、「レンタルサービス利用」はプラス27.6ポイントであることが分かりました。今後ますます成長が予想される「シェアリング・エコノミー」の市場。今回は「こんなものまでシェアしちゃうの?!」というおもしろいサービスをご紹介します。1.渋谷でかりれる無料のレンタル傘「SHIBUKASA」SHIBUKASAとは、企業や個人から寄付されたまだ使えるビニール傘をデザインして、無料で貸し出すサービス。渋谷のカフェやアパレル店で借りることが可能。しかも、返却すると「50円相当のアースデイマネー(ボランティアや寄付など、社会貢献をした人にプレゼントされる地域通貨)」がもらえるそうです。雨を凌ぎながら、リサイクルにも貢献できるなんて、ステキなビジネスですね。▽SHIBUKASAホームページ2.500円であこがれブランドの洋服が借り放題「Licie(リシェ)」洋服やバッグ、アクセサリー、靴などのアイテムを月額定額料金で借り放題できる女性向けサービス。選んだ洋服は最大1週間レンタル可能。これを利用すれば、パーティ用に新しい洋服を購入しなくて済むし、毎回違うドレスを着ていくこともできちゃいます。また、自分で買うには勇気がいるジャンルの服だって、お試しにコーディネートできるというメリットも。サービス開始は2015年2月に東京で出店予定。2015年6月には自宅から手軽にレンタルできるアプリも登場するようです。おしゃれ女子必見のサービス。▽Licieホームページ3.あらゆるものを個人間でレンタルする「monosea(モノシー)」「家に眠っている使わないモノを貸す」という、誰もが提供者になれるシステム。取り扱っているのは、服や乗り物といった身近なものからロボットや空間まで幅広い品揃え。そして、なんとモノだけでなく、登山ガイドや通訳さんといった人的サービスまでレンタルすることができるそうです。▽monoseaホームページ 要らなくなったものを再利用したり、使わないモノを誰かに提供するなど、モノを最大限に活用してあげるサービスが続々と出現しています。これからは所有ではなく、共有の時代。高くて購入できないけれど、お試しで使ってみたい商品がある方は、レンタルサービスを上手に利用してみてはいかがでしょうか。
2015年01月25日【前編】 では、ライフシェアリングを始める時の環境作りに関するコツをご紹介しました。【中編】では、メンタリティの保ち方についてのコツをお伝えしていきます。■3)ギブアンドテイクのルールを厳守するカップルでシェアハウスの1室に住み、できるだけ生活費用を節約して結婚に備える…というパターンが珍しくないここイタリア。何年かパートナーと一緒に住み、結婚前提だと誰もが思っていたとあるイタリア人の友人が突然「別れた」と激白。訳を聞くと、「一緒に住んでいたとき、食事を用意する以外に生活への参加をしてくれなかった。部屋を決めた時も、シェアメイトとの顔合わせに出なかったし、生活費用も私持ち。何度も頼んだけれど、聞いてくれないのにこれ以上耐えられなくて…」とのことでした。イタリアでは男性も家事や共同生活に参加するのが当たり前。生活に関することを同居人の誰かに丸投げ、というタイプの男性はまず、彼女を作るどころかライフシェアリング自体も難しめです。一緒に住む以上は楽しい時間と生活、その両方を共有するのが前提です。どちらかに偏った負担が出てくると、必ず不満が出てくるもの。しかし「費用から何から、きっちり半分づつシェア」というのはあまり現実的ではないので、代わりに「ギブアンドテイクの生活を送る」ルールをお互いに守るよう心がけてください。「何をどれくらい、相手がしてくれているのか」、マメに相手の様子を見ることがコツです。「××してくれてたんだね、ありがとう。私は××できるから、やっておくね」と声がけを忘れなければ、彼も「他に、自分にもできることがあるかな」と進んで生活を共有しようという気持ちを持ってくれるでしょう。■4)「気が利く」人にならないローマの友達の家で流れていた、ラジオの「リスナーの恋愛お悩み相談」コーナーを聞いていたときのことです。「彼が、3週間前に知り合ったばかりの女性とどこかに逃げた。10年以上一緒に住んで彼につくしたのに、なぜうまくいかなかったのか。すぐにでも復縁して、結婚してもらいたい」という相談が流れました。恋愛アドバイザー? の方が「無理無理。『ママみたいな女性と結婚したい』という男がいるはずがないもの。逃げるような相手を追うより、もっといい女になるために努力すべきよ」とバッサリ。たまたま早く帰ってきた同居人のMさんがそれを聞いていて、「僕が女性だったら絶対、相手に家事全部やらせる」とさらに厳しくツッコンでいたのが印象に残っています。一緒に生活していくにつれて、お互いの存在に慣れてきます。それにつられて、時間が経てば経つほどにいろんな部分が「なあなあ」になる可能性も否定できません。「彼が××しないなら、自分でやってしまおう」「これなら自分一人でやったほうが早いから、やっておこう」と気を利かせるのは逆効果。単なるママ代わりになってしまったら、「なんで一緒に住んでるんだろう…」とお互いの愛情を疑ってしまうことも。「彼の為=ひいては私の為」と理由づけせずに、「二人の生活は二人でやっていく」スタンスを守ってみてください。彼が苦手そうな分野は、手伝いながら教えることが理想的です。さらに二人の気持ちを深めてくれる効果も期待できるでしょう。
2014年11月23日一気に寒さが厳しくなる、ヨーロッパの冬シーズン到来ともなると、おうちライフを少しでも楽しむために、雑貨屋さんがいつも以上ににぎわいます。一緒に住み始めたばかりらしい、20代後半くらいのカップルがキャンドルを選んでいる所に出会ったことがありますが、「ベッドルームなんだから絶対グリーン系だ」とつぶやきながら彼女より真剣にキャンドルを探す彼の姿は、なんだか可愛らしく見えました。このようにイタリアでは、付き合っている期間の長短にこだわらずライフシェアリングをするカップルが一般的です。同じ家で生活を共にすることで相手のいろいろな面が見えてくるものですが、それもまた二人の関係を育てるためのステップ。二人でハッピーに暮らすための、イタリア流ライフシェアリングのコツをご紹介します。■1)一人になれる場所作り彼とライフシェアを始めて4年ほどになるイタリア人の女友達の家は、1DKのそれほど広くはない部屋です。しかし、寝室とダイニングを隔てる作り付けのスライドドアを上手に活用して、資格試験の勉強をするためにスペース作りをしていました。「ケンカで気まずくなったときもここで頭を冷やしたりするわよ」と彼女は笑っていましたが、これは私も真似したいなぁと思えるくらい、ほどよい距離感のスペースでした。仕事のため、あるいはケンカできまずくなった時…等、意外と「自分一人でいられるスペース」を必要とするシチュエーションがあるものです。その都度カフェやマックのお世話になるのは、時間も費用も無駄になりがち。リビングでも寝室でもかまわないので、割けそうな場所があれば「お一人様スペース」を作ってみてください。つい立て等を利用するのも良いアイデアです。「一人の時間を満喫した後はすぐに、二人で過ごす時間を作る」「私物を置きっぱなしにしない」等、ある程度のルールを作っておくことを忘れなければ、メリハリのあるライフシェアリングを送ることができるでしょう。■2)パートナーの友人・知人と知り合いになるチャンスを作るイタリアではお互いの友人をパートナーに紹介することが一般的です。筆者の彼も、親友とその奥様両方と深い付き合いがあるのですが、ある週末の深夜2時頃、突然その人から彼に電話がありました。「何かあったみたいだからちょっと行ってくる」と言い残して、着替えもそこそこに彼がすっとんでいったのをよく覚えています。後日、彼の親友が「夫婦ゲンカで家から追い出されたんだけど、彼が妻にとりなしてくれたおかげで家に戻ることができたんだ」と、恥ずかしそうに打ち明けてくれました。二人での生活とは言え、何かあった時に相談できる相手は多い方が安心です。すべての友人を把握する必要は無いので、お互いに信頼できる友人を紹介する機会を作ってみてください。自分の知らない、パートナーの違う一面を友人から教えてもらうこともできますし、相手とのコミュニケーション作りで困った時は相談に乗ってもらうことも可能です。お互いの友人を通して人の輪を広げていくことができれば、彼とのより強い絆を結べる効果も期待できるでしょう。
2014年11月22日住友生命保険は17日、「スミセイ・セカンドオピニオン・サービス」のサービス利用対象を25日より拡大すると発表した。スミセイ・セカンドオピニオン・サービスは、がん保障特約『がんPLUS』発売(3月25日)にあわせ、商品魅力の更なる向上の観点から『がんPLUS』を付加する主力商品「Wステージ」および「ライブワン」加入の顧客を対象として導入。スミセイ・セカンドオピニオン・サービスの利用対象となる「Wステージ」および「ライブワン」の今年度上半期(4~9月)販売実績は21.3万件と前年同期比12.3%増加するなど、同サービスを付帯することによる付加価値向上の効果が現れているという。こうしたことを踏まえ25日より、利用対象商品を顧客からの要望が強かった医療保障商品「ドクターGO(KING・OK)」および「Qパック」へ拡大するという。既に加入の顧客にも遡って適用するという。約5万件のサービス利用対象契約の顧客に対し、ダイレクトメールにて案内するとともに、担当営業職員による案内を積極的に行っていくとしている。同社は、同サービスの利用対象拡大により、より多くの加入者(被保険者)が最適な医療を選択できるようサポートし、一層の安心を提供することを通じて、顧客の「未来を強くする」ブランドビジョンの実現に取り組んでいくとしている。
2013年12月18日株式会社ジェイティップスは、自社運営であるカーシェアリングの比較情報サイト「カーシェアリング比較360°」のデータベースを元に、同サイト掲載のカーシェアリング主要8社の市場動向報告を公開した。概要は以下の通り。2013年第二四半期(4月~6月)のステーション数は第一四半期末時点に比べ9.5%増加、ステーション車両台数は11.9%増加していることがわかりました。第一四半期の増加率(対第一四半期 ステーション数:7.5%増、同車両台数:8.4%増)に比べ、堅調に伸長。サービス提供会社間でばらつきはあるものの、今後も引き続きインフラ拡大基調はつづくものと思われる。前期同様に当該期間においても、ステーション数の伸び率に比べると車両台数の伸び率が大きく、これは稼働率の高いステーショへの設置車両の増車によるものであり、1ステーション当たりの利用者数・利用頻度が着実に増えているともいえる。業界第1位「タイムズ カー プラス」は5月に会員数20万人を突破し、ステーション数伸び率も11.5%と依然ハイペースで推移している。第2位「オリックスカーシェア」は48箇所の増加(伸び率4.3%)と第一四半期の0.4%より大きく増加。東急電鉄との提携により「トランクルームへの出店」、東京メトロ「To Me CARD」との連携、メルセデスベンツと協業し「スマートEV」の導入など、新たな顧客ニーズの開拓に余念がない。第3位の「カレコ」も、38箇所の増加(伸び率7.6%)と第一四半期の3.8%より増加している。4位以降では、6月から新料金改定したカリテコが、アース・カーとともに22箇所の増加で二桁の伸び率を見せている。記事引用元: PRTIMES
2013年08月21日駐車場事業等を手掛けるタイムズ24はこのほど、カーシェアリングサービス「タイムズプラス」を、岐阜県内5カ所のステーションで提供開始した。同サービスは、会員登録を行った利用者が、カーシェアリング車両を”好きなとき”に”15分単位”で利用できるというもの。携帯電話やパソコンからの予約後、車両を保管している駐車場でカード読み取り機に会員カードをかざすと、ドアロックが解除されクルマが利用できる。11月現在、全国3,302カ所のステーションで展開しているが、このほど岐阜県にも5カ所のステーションが新規開設された。ステーションの場所は、「タイムズ岐阜長住町ステーション」(岐阜市長住町5-5)、「タイムズ岐阜真砂町第2ステーション」(岐阜市真砂町12-7)、「タイムズ岐阜神田町ステーション」(岐阜市神田町6-22)、「タイムズ新岐阜第4ステーション」(岐阜市玉森町1)、「タイムズ住ノ江町第2ステーション」(岐阜市高砂町2-8)。利用には会員登録が必要。法人プランと個人プランがあり、利用料金はカード発行料1,500円(法人、個人共通)。月額基本料金は個人1,000円(1,000円分の無料利用分含む)・法人無料。15分単位の利用料金はベーシックが200円、プレミアムが400円。6時間、12時間、24時間のパック料金や、夜間利用向けの各種ナイトパックを用意する。その他、学生プラン、家族プランも設定されている。ステーションの位置情報、利用の詳細等は「タイムズプラス公式ページ」で確認できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日レンタカー事業を行っている智頭石油と岡田商店は、「全国初!県全域・産官学連携で行う鳥取式EVシェアリング」を2社共同で提案。経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「石油製品 販売業 構造改善 対策事業費 補助金(給油所 次世代化 対応 支援事業)」の募集に対し、同提案が採択されたとのこと。今回の給油所 次世代化 対応支援事業の実証実験(平成24~28年の4年間)では、電気自動車10台のレンタル事業を、鳥取市で6店舗、米子市岡田商店の4店舗で開始する。さらに、EVの全車種の貸出料金を、格安レンタカーと同価格まで引き下げるという。また、今では52カ所に増えた県内のEV充電施設を案内するナビを搭載することで、電池切れの不安も解消。これにより利用者にとってはEVを安心して利用でき、ガソリンの給油が不要な分、経済的なメリットも高くなる。一方、事業の協力機関である鳥取市では、市営の片原駐車場をレンタカー事業の拠点として提供するなどの事業推進支援を行い、鳥取大学では大学院工学研究科の石井晃教授の「ヒット現象の数理モデル(大ヒットの方程式)」を用いて、事業の宣伝広告調査・分析などマーケティング戦略のサポートを行っていく。同事業は、鳥取県全域、産学官連携で行う新しい鳥取式のEVレンタカー事業として発展することが期待される。事業開始は10月。10月3日にはセレモニーを予定しているとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月21日タイムズ24はカーシェアリングサービス「タイムズプラス」の会員5,616名を対象に、「カーシェアリングに関するアンケート」を実施。アンケートは6月29日~7月2日にかけて行われた。最初にカーシェアリングの満足している点について調査。利用者のうち81%がサービスに満足していると回答した。具体的な点については、「必要な時だけ使えて無駄が無い」が79%と一番多かった。続いて、駐車場代や燃料費など「維持費がかからない」が66%、「24時間いつでも使える」が52%と結果になった。携帯電話や音楽配信同様に、使った分だけの支払いなど、気軽な利用が支持されているようだ。続いて、カーシェアリングを利用するようになってからの行動変化について質問。すると、「行動範囲が広がった」が47%、「外出頻度が高まった」が24%と、行動意欲の高まりが見受けられた。さらに、「彼女・彼ができた」0.5%、友達、家族などと「会う機会が増えた」5%、「生活が豊かになった」14%など、絆の強化や幸福度の向上といった好循環が生まれている。車の購入意欲についての質問では、カーシェアリング利用後では、10代から50代までの全ての年代で「購入意欲あり」がアップするという結果が出た。特に「若者の車離れ」と言われる該当世代の10代~20代において、「購入意欲あり」が49.9%(利用前)から86.2%(利用後)に大幅にアップするという、興味深い結果となった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月29日ビー・エム・ダブリューとタイムズ24はこのほど、電気自動車「BMW ActiveE(アクティブイー)」を使用したカーシェアリングの合同実験を行うことで同意した。タイムズ24が展開するカーシェアリングサービス「TimesPLUS」の車両として導入する。「BMW ActiveE」は1シリーズクーペをベースにEV化したモデルで、170PSという強力なモーターを搭載。最大トルクは250Nmで、電動モーターの特性によりこの大トルクを発進直後から発揮する。0~100km/h加速はわずか9秒と、電気自動車としてはきわめて高性能だ。航続距離は日常的な使用では160km。BMWとタイムズ24は持続可能なモビリティの実現という共通の企業目標を掲げ、今回の合同実験を行うことになった。タイムズ24のカーシェアリングサービス「TimesPLUS」はタイムズ駐車場を活用したもので、電気自動車として「iMiEV」をすでに採用しているのをはじめ、プリウス、ミライース、アクアといったエコカーを多数ラインアップしている。同社はタイムズ駐車場「パーク&チャージ」を展開し、EVの普及促進にも取り組む。今回、「TimesPLUS」に導入されるのは4台で、タイムズステーション有楽町イトシアに2台、タイムズステーション池袋およびタイムズステーション横浜山下町に1台ずつ配備される。BMWではこの協力体制を、「持続可能なモビリティの実現」に向けたBMWの革新的ソリューションの提案のひとつとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月23日カーシェアリングの比較情報サイト「カーシェアリング比較360°」を運営するジェイティップスは、カーシェアリング主要8社の市場動向報告の2012年第2四半期版を公開した。この市場動向報告は、「カーシェアリング比較360°」のデータベースをもとに調査したもの。ステーション数は第1四半期より7.1%増加、車両台数も6.4%増加していることがわかった。第1四半期は前年の第4四半期との比較でステーション数17%増、車両台数22%増と大幅な伸びだったが、それに比べると今回の増加率は少ない。とはいえ、カーシェアリング市場は順調に成長していることが明らかとなった。今期の伸びがやや鈍化した要因としては、昭和シェル石油が運営する「まちのりくん」が事業撤退した影響がある。しかし、そうしたマイナス要因をカバーしてなお成長が続いていることはカーシェアリングの市場拡大が確かなものである証拠ともいえる。2012年はカーシェアリング会員20万人突破が確実と見られており、「カーシェアリング普及元年」とされている。ステーション数も500カ所突破が目前に迫り、今後の成長が期待されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月22日アイブリッジが運営する、国内最大級となる約180万人の登録会員を擁する「フルーツメール」は、サービス内のコンテンツ「フルーツメールランキング」にて、全国フルーツメール会員で自動車免許を所有する20歳以上の男女、合計1,000名を対象に「車の運転」に関するアンケートを実施した。「カーシェアリングを利用してみたいと思いますか?」という質問には、30%以上が「利用したことがある」「利用してみたい」と回答した。カーシェアリングについては、「車の維持・管理のことを考えると、とても便利なサービス」(40代女性)、「排気ガスなど、環境にも優しいのであればよいのでは」(30代女性)など、好意的な意見が寄せられた一方で、「自動車産業の衰退になりかねない」(50代男性)と、負の側面を指摘する意見も見られた。「運転中の眠気覚まし方法」としては、「車を止めて休憩する」(21.3%)、「ミント系のガムを噛む」(19.4%)、「コーヒーを飲む」(11.8%)が上位となった。また、「運転中にイラっとすること」を尋ねたところ、1位が「無理な割り込み」(57.6%)、2位「後ろの車があおってくる」(43.1%)、3位「渋滞」(43.0%)という結果となった。同サイトでは、「渋滞中、歯を磨いている人がいた」(50代男性)、「見知らぬ人が急に車の前に来て、乗せてほしいといわれた」(50代女性)、「高速で対向車線の車が1回転した」(50代女性)など、車の運転中のびっくりエピソードを紹介している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月22日リレーションズ(株)は9日、横浜国立大学で世界初の自転車シェアリングシステム「COGOO(コグー)」の実験導入を開始した。学内の駐輪場2カ所に自転車10台が設置され、Android対応のスマートフォンで専用アプリがダウンロードできる。順次iPhoneやiPad、フィーチャーフォンにも対応させ、2012年6月までに9カ所100台に設置規模を拡大する予定。COGOOは、数人で1台の自転車を共有し、利用者が好きな駐輪場で借りて好きな駐輪場に返せるシステム。往来の方法では(1)駐輪ラック、(2)電源、(3)通信端末、(4)精算機、(5)電子錠などが必要だったが、COGOOは電子錠を自転車に装着するだけで無人サイクルシェアリングが実現できる。電子錠に通信端末を搭載しないタイプとしては、世界で初めてのシステム。利用者は端末に専用アプリをダウンロードし、駐輪場の近くでアプリから自転車を選択して開錠、レンタルを開始できる。乗り終えたら駐輪場に自転車を止めて電子錠を装着し、アプリで施錠して返却処理を行う。これら一連の流れで、自転車の利用時間が自動的にカウントされる。自転車の鍵の開閉には、スマートフォンやタブレットなどの端末のBluetooth機能を利用する。システムは同社とイデアシステム(株) 、NCデザイン&コンサルティング(株)の3社で共同開発された。同社によると、導入コストが往来のものに比べ約1/4に抑えられ、1台から導入できるため駐車場のスペース確保も容易にするという。将来的には、放置自転車問題の解消や、環境負荷の少ない交通インフラの構築の手段にしたい考えだ。環境省の平成24年度地球温暖化対策技術開発・実証研究事業(競争的資金)にも採択されている。さらに、「COGOO(コグー)」には、「みんなと一緒に(cooperate)未来へ進もう(go)」という意思が込められており、自転車の“漕(こ)ぐ”にちなんで「コグー」と名づけられた。あらゆる人が仲間になってシェアして使ってもらいたい、明日の地球環境へ貢献していきたいという思いから、ロゴデザインは自転車で前進する3匹のシロクマがモチーフとなっている。今後は、首都圏の大学のほか、駐輪場不足や放置自転車の問題を抱えているマンション、レンタサイクル需要が高い観光地のホテル・コンビニ、既存の自転車シェアリングシステムの導入が進んでいない自治体への導入も検討されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月17日