公益社団法人東京都不動産鑑定士協会では、11月1日(月)13時より、東京弁護士会共催シンポジウム「マンションの管理適正化・再生の円滑化のために期待される専門家の役割」をインターネットライブ配信(YouTubeLive)で開催いたします。■開催について本シンポジウムは、公益社団法人東京都不動産鑑定士協会と東京弁護士会が、初めて共催で開催するイベントです。事前申込みは必要なく、どなたでも無料でご視聴いただけます。近年、築年数が相当経過するマンションが急速に増加することが見込まれ、管理の適正化を計画的に進めていく仕組みとして、管理計画の認定制度や地方公共団体が関与する制度が創設されます。また、マンションを円滑に建て替えるための法改正がなされ、容積率の特例や敷地売却制度における要除却認定の対象が今後拡大するとともに、団地の敷地分割制度も創設されました。本シンポジウムでは、基調講演として法改正に携わる国土交通省より講師をお招きするとともに、東京弁護士会ならびに当会から専門家として法改正に伴う重要論点について報告し、さらに、旭化成不動産レジデンス株式会社 旭化成マンション建替え研究所副所長を交えたパネルディスカッションも実施いたします。今後、大きな社会テーマとなることが予想される老朽化マンション問題であり、ぜひ多くの方にご視聴いただけると幸いです。■開催概要日時 : 令和3年11月1日(月) 13時00分~16時00分開催形式: インターネットライブ配信(YouTubeLive)視聴方法: 上記の時間になりましたら、当会ホームページよりご視聴ください。 ※事前のお申込みは不要です。どなたでもご視聴いただけます。参加費 : 無料■プログラム第1部:基調講演「改正マンション管理適正化法・マンション建替え円滑化法について」国土交通省住宅局参事官(マンション・賃貸住宅担当) 矢吹 周平 氏第2部:「マンション管理適正化の推進に向けた自治体の取り組みについて」東京弁護士会 弁護士業務改革委員会委員 奥島 健二 氏第3部:「マンション敷地売却制度における鑑定評価上の留意点」公益社団法人東京都不動産鑑定士協会理事 服部 毅 氏第4部:パネルディスカッション「マンション建替え・敷地売却制度の概要と期待される専門家の役割」登壇者国土交通省住宅局参事官(マンション・賃貸住宅担当) 矢吹 周平 氏旭化成不動産レジデンス株式会社 旭化成マンション建替え研究所 副所長 大木 祐悟 氏東京弁護士会 弁護士業務改革委員会委員 土屋 賢司 氏公益社団法人東京都不動産鑑定士協会理事 服部 毅 氏シンポジウムチラシ<主催>公益社団法人東京都不動産鑑定士協会・東京弁護士会<後援>国土交通省【お問い合わせ】公益社団法人東京都不動産鑑定士協会 事務局TEL:03-5472-1120【協会概要】名称 : 公益社団法人東京都不動産鑑定士協会会長 : 佐藤 麗司朗設立許可: 2011年9月1日会員数 : 1,809名(2021年10月現在)所在地 : 〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-12-1 ニッセイ虎ノ門ビル6階URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年10月21日ラジ・リ監督作『レ・ミゼラブル』の公開記念として、シンポジウム付特別試写会が2月11日に開催。森千香子(同志社大学社会学部・教授)、望月優大(ライター、ニッポン複雑紀行編集長)、安田菜津紀(フォトジャーナリスト)が登壇し意見交換を行った。移民や低所得者が多く住む危険な犯罪地域と化す、小説「レ・ミゼラブル」にも登場するモンフェルメイユを舞台に、世界中で起きている移民、貧困、分断、格差などを描く本作。近年では『家族を想うとき』、『ジョーカー』、『パラサイト 半地下の家族』など、世界中の映画監督たちがその現状を描き、警鐘を鳴らしている。今回行われたシンポジウムでは、まず森さんが「フランスでは“郊外映画″というジャンルがあるくらい郊外で映画はよく作られていますが、それらと大きく違うのがこのタイトル」と言い、「ユゴーが描いた19世紀と2世紀後の現在がどう変化したのか、していないのかを描いています。本作は単に移民を描いた作品ではなく、『レ・ミゼラブル』とは哀れな人々、貧しい人々という意味ですが、移民社会を描きながら、フランスの19世紀から脈々と続いている伝統を映し出した素晴らしい映画だと思います」と感想を述べる。望月さんは「監督がこの街で暮らしているということが、一つの特徴」と話し、「フランス以外から来た人達が、本質的に危険で、劣っていて、ずっと貧しくあってしかるべき、という描き方をしていない。子供や女性たちの明るい日常、生活の生き生きしたシーンがある。そして、最後のシーン、ある種の爆発が起きるまでの経過をしっかりと描いている。なんで、そうなってしまうのか。ムスリム同胞団のボス、サラが語った『怒りは避けられない』という言葉があった。なぜ、避けられないのか。警察的な暴力的に扱いが背景にあるわけですが、なぜあのような結末になってしまうのか。なぜ、他の落とし前がつけられなくなったのか。そこがきちんと描かれていたのが良かったです」と評価。また、中東のシリアやイラク、紛争の続いている地域で取材を行う安田さんは「そこからヨーロッパ、フランスに向けて難民として渡った人達がいる。その一方で、フランスからイスラム国に参加した女性たちに取材したことがあります。なぜ、そういう行き来があるのかを、私はつかめずにいました。この映画が全てとは言いませんが、何にせめぎ合い、どんな葛藤があって彼女たち、彼らがそうしたのか。抱えていた何か、その一端をこの映画で観られたような気がしました」と話した。フランスの郊外だけではなく、世界中で起きている移民問題と貧困から生まれる分断と格差。これについて望月さんは「理由と歴史と経緯があってそこにいる、ということを考えるべき」と強調し、「移民という言葉は、貧しい国から裕福な国に稼ぎに来た、自由意思で来ているからきつくても仕方ないという目線がある。ただ、受け入れ国側が在留資格などを開けたり、閉めたりして呼んできてもいる。そこに住み、働くかにも政策的な意図があり、こういう結果がある。映画の中で(少年が)ケガをした理由を(警官が)『転んだからと言え』という全部自分が悪かったと言えというシーンがあります。『お前のせいだ』と移民に押し付けていく社会のまなざしを、この映画は描いています。ここからどう離れられるかが、移民を語る上で重要なテーマです」と示す。そして「この映画をみて、さすがに日本では、ここまでの熾烈な暴力や衝突せめぎ合いは起きないと思われたのではないでしょうか」と呼びかけた安田さん。「私は果たしてそうだろうかと思っています」と言い、「例えば、いま新型のコロナウィルスのニュースが駆け巡っています。感染症など人が怖いというものに対して、必ず外国人が悪いことをしているという陰謀論がおきます。特定の国籍や民族を名指しして犯罪をしている噂が回ってしますことがある。自然災害でも。まさか、自分たちのコミュニティの人間がやらないはずだという想いが裏側にある。これは放っておくと、いずれは身体的な暴力に発展するものだと思います」と日本でも起きうる可能性もあると指摘した。一方、来場者から“現実をどれだけ反映しているのか”という疑問が投げかけられると、森さんは「最後に警察との対立から暴動が起きますが、それは実際に起きています。1990年代には340件以上の対立、暴動が警察によって記録されています。それが日常的に起きているかというと、そうではありません」とコメント。「この映画でよく描かれていることのひとつは、内部の人々の結束の強さ」と言う森さん。以前、別の団地で自身の携帯を落とした経験をふり返り、「知っている人の連絡先がたくさん入っているということから、色々な繋がりによって、携帯が出てきたのです。その繋がりはよい意味での結束でもありますが、少年のイッサがいじめられた時は、仕返しに行くという形で非行に繋がることもあるわけです。監督が経験した現実を反映していることは確かですが、365日の全てではない。ただ言えることは、映画の中に出てくる警察の身体検査のシーンがありました。私自身も身体検査を受けたことがありますが、日本人の私からしますと、こんなことを秩序を守る警官がするのかという屈辱的な扱いを受けました。そういう小さな屈辱や嫌がらせの積み重なり。それがこの映画で描かれた事実だと思います」と語った。そんな様々な問題を映し出す本作で、果たして解決への希望はあるのだろうか?望月さんは「イエローベストの運動ともつながりを感じています。『レ・ミゼラブル』いわゆる惨めな人々という言葉を、他者ととらえるのか、自分たちと捉えるのか。この映画を他者の物語とみるのか、自分の物語と見られるのか。それが、その後に変化を起こしていく主体となれるかの需要な契機であると思うのです。イエローベスト運動に普通のフランス人が路上で声を上げていることとのつながりを少し感じています。あの運動が成功しているかどうかは疑問ではありますが、そこに希望があるように思えます」と話し、安田さんは「こういう映画を観た時に、こういう暴動が起きるのではないかと聞かれることがあります。そういう時に『本当に?』と一度エクスキューズを持つことが大切です」「テロや暴動など、今の恐怖にとらわれると視野は狭まっていきがちです。そういう時ほど、過去を振り返ってみると、もうそこにヒントがあり、答えの一つがあったりする。希望と考えると、もうそこにあるよということでしょうか」と一度立ち止まることが大切だという。森さんは「この映画のラストシーンをどう考えていいのかわかりません。まだ考えは定まっていませんが、ある種の希望であると思っています。怒りです。不当な扱い受けたことに対して、まだ怒りをはく奪されていない若者が声をあげる。それはすごく大きいことだと思っています」「自分にも同じ権利があるのだという怒りを忘れないこと。それがこの映画の強烈なメッセージではないのかと、私自身は見ています」と話していた。『レ・ミゼラブル』は2月28日(金)より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:レ・ミゼラブル(2020) 2020年2月28日より新宿武蔵野館、Bunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© SRAB FILMS LYLY FILMS RECTANGLE PRODUCTIONS
2020年02月13日発達障害支援研究・実践の最前線を学ぶシンポジウム出典 : 発達障害の原因や治療法、支援方法に関する研究は、様々な分野の専門家が取り組んでいる領域です。発達障害のある子どもを育てている保護者や、その周辺の支援者にとって、最新の研究成果は今と未来の生活にどのような影響をおよぼすのでしょうか?誰もが多様で豊かな人生を送ることのできる社会を形成していくためにできることとはなんでしょうか?そんな疑問に応えるシンポジウムのお知らせです。11月26日(日)、「うちの子、少し違うかも...II~エビデンスに基づく発達障害支援をみんなで考える~」と題されたシンポジウムが、東京・お台場のテレコムセンターで開催されます。(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST) 社会技術研究開発センター(RISTEX))家庭・学校・地域・行政等における支援のしくみや最新の取り組みを紹介しながら、様々な支援の場面に横たわる障壁を乗り越え、改善していくための具体的方法について、分野・領域を超えて考えるシンポジウムです。サイエンスアゴラ2017 公開シンポジウム11月26日(日)「うちの子、少し違うかも...II~エビデンスに基づく発達障害支援をみんなで考える~」シンポジウム概要出典 : 日時2017年11月26日(日)10:15~12:30 (開場 10:00)場所テレコムセンタービル 8階 会議室B※新交通ゆりかもめ「テレコムセンター駅」直結参加費無料対象発達障害療育・子育て支援等に携わる方(医療・福祉関係等)学校・教育機関関係者の方行政(国・地方自治体)関係者の方発達障害児支援に関心をお持ちの一般の方、保護者・ご家族の方プログラム:10:00受付開始10:15開始10:20講演■神尾 陽子 氏(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 児童・思春期精神保健研究部 部長)■船曳 康子 氏(京都大学大学院人間・環境学研究科/総合人間学部 准教授)■山野 則子 氏(大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科 教授/スクールソーシャルワーク評価支援研究所 所長)11:15パネルディスカッション■モデレーター:熊 仁美 氏 (特定非営利活動法人ADDS 共同代表)■パネリスト :上記講演者3名、外岡 資朗 氏(鹿児島県こども総合療育センター 所長)12:20フロアとの対話(質疑応答)、まとめ12:30終了出典 : 京都大学医学部卒業、ロンドン大学付属精神医学研究所児童青年精神医学課程終了。京都大学医学部精神神経科助手の後、米国コネティカット大学(フルブライト研究員)で自閉症研究に従事した後、九州大学大学院人間環境学研究院助教授を経て、2006年より国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・思春期精神保健研究部部長、2010年より山梨大学客員教授、2017年よりお茶の水女子大学客員教授を併任。出典 : 年京都大学医学部卒業。京都大学医学部付属病院、京都市立病院にて研修後、京都大学大学院医学研究科に入学し、認知症の臨床研究を行った。2000年からは、カリフォルニア工科大学行動生物学教室に留学し、小鳥の歌を用いた音声発達の臨界期の研究に従事。2003年に帰国し、こころの発達、発達障害の分野の臨床と研究に従事。日本学術振興会特別研究員、京都大学医学部付属精神科助教を経て、2015年より現職。出典 : 関西学院大学社会学研究科後期博士課程修了、博士(人間福祉)。内閣府:子どもの貧困対策検討委員会委員・有識者会議委員、文部科学省:中央教育審議会生涯学習分科会委員、企画調整部会委員、家庭教育支援の推進方策に関する検討委員会座長、教育相談等に関する調査研究会議委員、厚生労働省:社会保障審議会臨時委員、ほか国の委員多数。大阪府子ども施策審議会会長、子どもの貧困部会部会長、大阪府スクールソーシャルワーク配置事業スーパーバイザー、ほか多数。出典 : 年、慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。2011年、自閉症児に効果的な早期療育が届くことを目指し、NPO法人ADDS設立。2013年、同大大学院後期博士課程を単位取得退学、同大先導研究センター研究員。自閉症児のコミュニケーション研究や、早期療育の実践研究に携わる。NPO法人では、保護者が家庭療育に取り組むためのペアレントトレーニング、セラピスト認定制度等を実施し、現在までにセラピストを約100名養成、ペアレントトレーニングを約200家庭に提供してきた。出典 : 小児科医師。1988年、熊本大学医学部卒業、熊本大学大学院医学研究科へ入学後、同大医学部附属病院発達小児科にて勤務し、1996年、熊本大学大学院単位取得終了。1999年より鹿児島市立病院小児科(小児神経科)で医師、医長、科長を歴任後、2007年より鹿児島県児童総合相談センター療育指導部長、2010年より現職。鹿児島県こどもの虐待問題研究会副会長を併任。主催者からのメッセージ「国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の社会技術研究開発センター(RISTEX)では、「社会のなかの科学・社会のための科学」の理念のもと、社会の具体的な問題の解決を目指す研究開発を推進しています。今回のシンポジウム(入場無料)では、RISTEXにおける関連プロジェクトの成果も踏まえながら、家庭・学校・地域といった場面での発達障害支援における課題を改善し、のりこえていくための具体的なとりくみ等についての情報提供・共有や議論を行うことを目的としています。」昨年度も実施し、好評を博したシンポジウムの第2弾。様々なプロジェクトの成果の紹介や、必要とされる支援についての議論が行われます。本人や保護者はもちろん、教育や支援に関わる方に幅広く、足を運んでいただきたいシンポジウムです。イベント申し込みはこちら以下のリンクから申し込みが可能です。定員200名(予定)、氏名の登録は必須ではありません。お問い合わせは、下記のページの「主催・お問い合わせ」に情報が記載されておりますので、そちらからお願いいたします。サイエンスアゴラ2017 公開シンポジウム開催(入場無料) - 社会技術研究開発センター
2017年11月11日MoLive(モリーヴ)は11月23日、講演およびシンポジウム「知っててほしい妊娠適齢期! (不妊の現状から)~男女で考えよう 後悔しないライフプラン~」を、港区立男女平等参画センター リーブラ1階「リーブラホール」(東京都港区)で開催する。現在の日本では、6組に1組が不妊治療を経験しているという。社会で活躍する女性が増える一方、晩産化が進んでいるが「いくつになっても自分が望んだときに子どもはできる」「高齢になっても妊娠出産できる」などと思い込んでいる人もいるとのこと。しかし、妊活を始めてもなかなか妊娠できず、治療期間が長くなり「治療がやめられない」「あきらめられない」といった負のスパイラルに陥るほか、経済的・精神的な負担、子どもがいない人生を考えられないことなどから、人生の再構築に苦悩する人が増加している現状もあるという。同イベントは、少しでも早く、若いうちに「妊娠・出産について正しい知識をもってもらいたい」という主旨のもと行う講演・シンポジウム。NPO法人日本不妊予防協会理事長の久保春海医師、生殖心理カウンセラーの平山史朗先生、さらには不妊治療を経験して出産した元プロテニスプレーヤー・杉山愛さんを迎えて実施する。内容は、久保医師の「生殖医療の現状と医師から伝えたいこと」、平山先生の「男性たちよ、知識を持とう! 」、MoLive(モリーヴ)代表・永森咲希氏の「考えてみて あなたの人生の季節」といった講演のほか、杉山愛さんと永森氏によるトークセッション、久保医師・平山先生・永森氏・杉山さんによるシンポジウムを予定している。なお、シンポジウムでは事前に申し込みフォームから受け付けた参加者からの質問に、登壇者が回答するコーナーも予定している。参加費は無料。定員は190名で、モリーヴ申し込みフォームより先着順で受け付けている。
2017年10月27日東京・原宿のVACANTにて、出版社やゲスト自らが写真集について語るプレゼンテーション形式のイベント「フォトブック・シンポジウム」の第3弾が開催される。今回のイベントは「フォトブック・シンポジウム vol.3:金子隆一」と題し、写真評論家、写真史家、写真集コレクターとして活動する金子隆一をメインゲストに迎え、3日間にわたって、3人のゲストとともに、3つの写真集についてトーク&ディスカッションを展開する。9月9日に行われる「MAGNUM ANALOG RECOVERY - これまでのマグナムとこれからのマグナム」では、世界最高の写真家集団と言われるマグナム・フォト(Magnum Photos)が創立70周年を記念してパリで開催したアーカイブ展覧会「Magnum Analog Recovery」の図録を取り上げる。ゲストにはマグナム・フォト東京支社ディレクターの小川潤子を招き、同正会員フォトグラファーであるモイセス・サマン(Moises Saman)のコメントを交えながら、金子とディスカッションを行う。9月10日は、今春約30年振りにイギリスの出版社「MACK」より復刻版が刊行された深瀬昌久の代表作「RAVENS / カラス」にスポットを当て、「RAVENS / カラス ‐ カラスの秘密、アーカイブスの謎」をテーマに「深瀬昌久アーカイブス」のディレクターを務めるトモ・コスガがプレゼンテーションを展開。さらに、金子と深瀬作品の魅力や謎について意見を交わしていく。会場では、日本未公開となるプリントのミニ展示や、来場者全員に未収録イメージのポストカードの配布も行われる。最終回は9月24日に開催。ゲストには、50年以上にわたり鋭敏な眼差しで写真表現の本質を探究し、金子とともに写真同人誌「CAMARA WORKS」の制作に携わった写真家の築地仁を迎え、築地が1989年にアメリカの写真家ルイス・ボルツ(Lewis Baltz)と取り組んだプロジェクト「TOSHIBA / 東芝」の見解を徹底的に語り尽くす。一般的な写真集市場では出回ることがなく、“幻”となっているこの貴重な一冊の現物を展示し、その全ページのスライドショーを公開する。【イベント情報】第1回「MAGNUM ANALOG RECOVERY - これまでのマグナムとこれからのマグナム」ゲスト:金子隆一(写真評論家、写真史家、写真集コレクター)、小川潤子(マグナム・フォト東京支社ディレクター)会期:9月9日会場:VACANT住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13 2F時間:17:00~19:00(開場16:30)料金:1,500円(1ドリンク付)定員:120名※写真集「MAGNUM ANALOG RECOVERY」(1万2,000円)購入の先着50名に特製トートバッグをプレゼント第2回「RAVENS / カラス ‐ カラスの秘密、アーカイブスの謎」ゲスト:金子隆一(写真評論家、写真史家、写真集コレクター)、トモ・コスガ(深瀬昌久アーカイブス ディレクター)会期:9月10日会場:VACANT住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13 2F料金:1,500円(「RAVENS / カラス」未収録イメージによるポストカード付 / 1ドリンク付)定員:120名第3回「TOSHIBA / 東芝 - 築地仁とLEWIS BALTZ」ゲスト:金子隆一(写真評論家、写真史家、写真集コレクター)、築地仁(写真家)会期:9月24日会場:VACANT住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13 2F時間:19:00~20:30(開場18:30)料金:1,500円(1ドリンク付)定員:80名前売りチケット予約先()
2017年09月06日twelvebooks主催、写真集について出版社自らが語るプレゼンテーション形式のイベント「フォトブック・シンポジウム」が8月27日、東京・原宿のヴァカント(VACANT)で開催される。今回のイベントではフランスを拠点として大胆で自由なデザインと編集センスが注目されているインディペンデント出版社「CHOSE COMMUNE」の設立者、セシル・パンブフ・コイズミとヴァサンタ・ヨガナンタンの両名の来日に合わせて開催。シンポジウム第1部では同社が新しく刊行したばかりの2つの写真集について、両名がそれぞれ映像やスライドショーを使ってプレゼンテーション形式で進められ、プレゼンテーション後はヴァサンタ・ヨガナンタンによるブックサイニングも開催される。さらにシンポジウム第2部では、昨年同社より出版され世界中で話題となった植田正治の写真集「SHOJI UEDA」を参考にして、「植田正治の空(くう)」を島根県立美術館主席学芸員の蔦谷典子がレクチャーを行う。なお、レクチャー終了後は「CHOSE COMMUNE」の両名を交えたトークセッションも行なわれ、国内で発行されている植田正治の写真集と同社出版の写真集の違いなどについての意見交換が行われる予定だ。【イベント情報】「フォトブック・シンポジウム:CHOSE COMMUNE」会期:8月27日時間:17時~20時(開場は16時30分)開場:VACANT住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13 2階料金:前売り1,500円(オリジナルトートバック付で先着30名)、当日1,000円
2016年08月14日バイエル薬品は8月24日、「バイエル カラダのミカタ 高校生シンポジウム」を、昭和女子大学(東京都世田谷区)で開催する。同社では、2015年から女性の健康と活躍を支援する環境づくりに寄与することを目的に「かがやきスクール」を開催している。同シンポジウムは、「かがやきスクール」を受講した高校生実行委員(一部大学生を含む)51名が運営・進行・広報・美術装飾などを行うイベント。早期から女性の身体・健康について正しく理解することの大切さについて、同世代を含む周囲の人々に発信し、ともに考えるきっかけになることを目的としている。シンポジウム第一部は、女性クリニックWe! TOYAMA院長の種部恭子先生が、女性の健康に対する理解の大切さ、ライフステージの変化に伴う女性の体の変化・ライフプランへの影響、女性特有の疾患などついて講義する。第二部では、ゲストにバルセロナオリンピックの金メダリストで、現在はスイミングアドバイザーとして活躍する岩崎恭子さんを迎え、実行委員の高校生とともにパネルディスカッションを行う。シンポジウムの最後には、高校生が考えたメッセージを広めるためのセッションも行うとのこと。開催時間は13:00~15:00(開場12:30~)。入場無料。現在、同シンポジウムの一般参加者を募集している。募集人数は60名。申し込み締め切りは8月10日まで。詳細はバイエル公式サイトで案内している。
2016年07月20日(前編はコチラ)○プロセスの微細化で回路パターン倒壊が続出今回の半導体洗浄技術国際シンポジウムで最も注目されたのは「ウェハ乾燥」のセッションである。先端の超微細プロセスを採用した半導体デバイス製造では、ウェハ洗浄に使用する薬液や純水の表面張力によりアスペクト比の高い超微細構造が倒壊する問題が、世界中の半導体製造現場で顕在化しているためである。その一例を図1に示す。図1(a)はFEOL(Front End of Line:トランジスタ形成)工程におけるSTI(Shallow Trench Isolation:極浅トレンチによる素子分離)エッチング後のパターン倒壊、(b)は20段以上積み上げた3次元NAND型フラッシュメモリのパターン倒壊、(c)は、BEOL(多層配線)工程におけるlow-k層間絶縁膜構造の倒壊、(d)はDRAMの円柱状キャパシタ構造の倒壊を示している。このほか、IntelなどのロジックLSIメーカーや先端ファウンドリでは3次元Finトランジスタなども問題が山積である。例えばIntelではTri-gateの高アスペクト比のFin構造が癒着し、その対策が迫られている。EUVリソグラフィのレジストパターン、直接自己組織化による超微細構造形成後の洗浄でも容易に癒着が発生するし、洗浄・純粋リンス後のウェハ乾燥の際に水の表面張力による毛管力で脆弱な超微細パターンが倒壊するからである(図2)。乾燥時のパターン倒壊に関して米国Applied Materials(AMAT)と東芝が発表した。AMATは、2次元NANDフラッシュメモリのSTI構造(アスペクト比20)を用いて、表面張力が水よりも弱い有機溶剤を用いたマランゴニ洗浄や、自己組織化モノレイヤを用いた表面張力制御、フリーズドドライ(昇華法)などいろいろな乾燥法を試したが、いずれもかなりな確率でパターン倒壊が生じたという。原理的に表面張力が生じない超臨界流体(二酸化炭素)を用いた乾燥法では、パターン倒壊は生じなかった。AMATが使用した300mmウェハ超臨界乾燥装置の概略と実験結果を図3、図4に示す。超臨界流体洗浄後の金属汚染やパーティクル汚染についても調べたが、許容できるレベルだったと言う。AMATは、近い将来、超臨界流体乾燥法こそが超微細パターン倒壊の究極的な解決策になることが期待されると結論付けたが、実用化の時期などについては言及を避けた。東芝からは「ナノ構造の癒着への表面エネルギー低減の効果」と題する報告が行われた。まず、AMATと同様に、高アスペクト比の超微細構造が乾燥時に倒壊する現象を紹介した後、癒着してしまったナノ構造に表面張力を減じる溶液処理を施して表面エネルギーを減少させて元にもどす手法について、計算シュミレーションと実験で比較しながら論じた。AMATおよび東芝の講演より、超微細化競争の先端を走るNAND型フラッシュメモリの開発・製造の現場で、パターン倒壊の根本的対策が急がれていることがうかがわれる。○次回の洗浄国際会議はNational Harborにて開催予定なお、次回の会議は、2017年10月に米国の首都Washington DC近郊のNational Harbor(メリーランド州)で開催される。直近の洗浄国際会議は、2016年9月にベルギーでInternational Symposium on Ulrta Cleasn Processing of Semiconductor Surfaces(UCPSS 2016)が開催される予定だ。
2015年10月28日海洋研究開発機構(JAMSTEC)は8月8日土曜日に、「南海トラフ広域地震防災研究プロジェクトシンポジウム ~南海トラフ地震被害軽減のための研究戦略と課題~」と題したイベントを開催する。同シンポジウムは、将来発生が危惧される南海トラフ巨大地震へ備える研究を理学・工学・社会科学の連携で実施し、防災・減災対策へ繋げることを目指すもの。基調講演には、国土交通省国土地理院の越智繁雄院長が「災害に負けない国づくり~幅を持った社会システムの構築を~」と題した講演を行う予定のほか、名古屋大学減災連携研究センター 特任教授で海洋研究開発機構 招聘上席技術研究員でもある金田義行氏を進行役としたパネルディスカッションなども開催される予定。会場は東京都千代田区神田錦町の学士会館。開催時間は14時~17時30分(開場13時)で、定員は250名となっている。入場はJAMSTECのWebサイトからの事前登録が必要だが、当日、定員に満たない場合は、当日席も用意されるということで、8月6日の時点でJAMSTECによると、まだ席はあるということであったので、将来発生が予測される南海トラフ巨大地震に向けて、どういった防災対策を検討しておくべきか、といったことに興味がある人は参加してみると良いだろう。○開催概要開催日時:2015年8月8日(土) 14:00~17:30(開場13:00)会場:学士会館 210号室住所:東京都千代田区神田錦町3-28定員:250名(入場無料)参加方法:JAMSTECのWebサイトにて事前登録が必要(登録なしでも当日参加は可能)申し込みWebサイト:
2015年08月07日企業広報戦略研究所(電通パブリックリレーションズ内)は、7月29日に東京都・大手町で、慶應義塾大教授 竹中平蔵氏を招いて、シンポジウム「成長戦略が切り開く―アベノミクスで進むコーポレートガバナンス改革・国家戦略特区」を開催する。参加費は無料。「日本再興戦略・改訂2015」(成長戦略)、「骨太の方針」を受けた民間主導の経済成長とはどうあるべきか、ゲストを招いて議論するという。基調講演では、「経済再生・財政健全化の取り組み」をテーマに西村内閣府副大臣が講演を行う予定。さらにパネル討議では、「コーポレートガバナンス改革」や「国家戦略特区」について、日本取引所グループ取締役兼代表執行役グループCEOに就任した清田氏や、コーポレートガバナンス・コードの策定に関する有識者会議メンバーである冨山氏、国家戦略特別区域諮問会議有識者議員の秋池氏に話をしてもらう予定。○シンポジウム概要タイトル:「成長戦略が切り開く~アベノミクスで進むコーポレートガバナンス改革・国家戦略特区~」日時:2015年7月29日(水)16:00-17:30(15:30より開場・受付開始)会場:大手町フィナンシャルシティ・カンファレンスセンター東京都千代田区大手町1-9-7 大手町フィナンシャルシティサウスタワー 3F参加費:無料(事前申込制、定員180 名)詳細・申込み:こちらを参照(申し込みは企業・団体の人限定)
2015年07月24日技術研究組合次世代3D積層造形技術総合開発機構(TRAFAM)主催のシンポジウム「ひらめきを形に!設計が変わる新しいモノづくり」が6月30日に開催される。TRAFAMは少量多品種で高付加価値の製品・部品の製造に適した三次元積層造形技術や、金属などの粉体材料の多様化および高機能複合化技術などの開発を通じて、次世代のものづくり産業を支える三次元積層技術システムを核とした新しい日本のものづくり産業の創出を目指して昨年4月に設立された技術研究組合。組合員には産学から32法人が名を連ね、近畿大学にレーザ方式、東北大学に電子ビーム方式の金属積層用の要素技術研究機を製作し、設置するなど、2018年度末までに世界最高水準の装置を完成させることを目標に研究を進めている。今回のシンポジウムは3Dプリンタの将来性および開発の必要性について理解を深めることを目的としており、TRAFAMの研究成果報告のほか、産業技術総合研究所の金山敏彦 副理事長をはじめとする有識者による3Dプリンタに関する講演や、パネルディスカッションを行う予定となっている。参加費は無料で、現在TRAFAMのホームページにて参加申し込みを受付けている。「ひらめきを形に!設計が変わる新しいモノづくり」シンポジウムの開催概要開催日時:6月30日(火) 10:00~17:25会場: TKPガーデンシティ竹橋(2階)大ホール/東京都千代田区一ツ橋1-2-2参加費: 無料参加者数: 200名 (予定)申し込み方法: TRAFAMのホームページより事前登録 (先着順)
2015年06月11日自然科学研究機構(NINS)は3月22日に、東京・千代田区一ツ橋にある学術総合センター(一橋講堂)にて、「第18回 自然科学研究機構シンポジウム」を開催する。今回のシンポジウムのテーマは「生き物たちの驚きの能力に迫る」となっており、生物が備えている驚くべき能力について、研究機関のみならず、その能力をビジネスに活用している企業の研究員などが、それぞれの視点から講演を行う。また、ジャポニカ学習帳の表紙を30年にわたって撮り続けてきた昆虫写真家の山口進氏も、独自の視点で講演を行う予定となっており、生き物の驚きの能力とそれに迫る研究者の姿と、さまざまな立ち位置から生き物に関わる人たちの姿の2つの側面からの話を聞くことができる。同シンポジウムで講演される各タイトルと講演者/所属研究機関は以下のとおり。「環境によって性が決まる! ミジンコの不思議」:井口泰泉 基礎生物学研究所 教授「サンゴと褐虫藻の切ってもきれない関係」:高橋俊一 基礎生物学研究所 准教授「干からびても蘇る! ネムリユスリカの極限乾燥耐性」:黄川田隆洋 農業生物資源研究所 主任研究員「不死の生殖細胞の不思議に迫る」:小林悟 基礎生物学研究所 教授「不思議な蝶の翅をまねた物作り~発展するバイオミメティクスの世界」:広瀬治子 帝人 構造解析センター 形態解析グループリーダー「花と昆虫の共進化を求めて」:山口進 写真家・自然ジャーナリスト「小さな生きものたちの紡ぐ大きな物語 - 普遍と多様をつなぐ」:中村桂子 JT生命誌研究館 館長また、各講演のあとには、モデレータに立花隆氏を迎え、講演者たちを交えたパネルディスカッションも開催される予定。開演時間は朝10時から夕方17時を予定。参加料は無料で、申し込みは、自然科学研究機構のWebサイトにある専用の申込みフォームにて、必要事項を記入する形で行われる。また、興味はあるが、当日の参加が難しい人のために、Ustreamならびにニコニコ生放送によるライブ配信も行われる予定。こちらも自然科学研究機構のWebサイトより見ることができるという。○高校生だけの特典 - 生きているイソギンチャクをその場で観察!?さらに、今回のシンポジウムでは、前回同様の特別企画「高校生記者の募集」も自然科学研究機構のシンポジウムの紹介を行っているWebサイト上にて行われている(3月9日応募締切予定)。前回は講演後に、講演者に個別質問を行えるというものであったが、今回は昼休みを利用して、当日の講演者の1人で、サンゴの白化現象の研究などに取り組んでいる高橋俊一准教授との交流、ならびに高橋准教授の解説付きで、「セイタカイソギンチャク」と「イソギンチャク内に共生する褐虫藻」の顕微鏡観察を体験するというものとなっている。ちなみに観察結果は画像や動画として持ち帰ることも可能だという(4GB程度のUSBメモリを持参する必要有)。なお、同シンポジウムの企画を担当した基礎生物学研究所の山本正幸所長にコメントを求めたところ、「遺伝子解析技術などの革新により、いままで十分に解析出来ずにいた生き物のさまざまな能力について、近年、注目すべき成果が出てきています。不思議な生き物たちの謎解きに挑む研究者の姿を是非見て頂けたら」と、今回のシンポジウムに向けた熱い想いがこもったメッセージをいただいた。生物の驚くべき能力を活用する製品なども登場してくるようになった昨今、そうした生物の持つ特殊能力はどのようにして調べられているのか、興味を持った人は参加してみると良いだろう。
2015年03月05日行政書士ADRセンター東京では2月27日、地域猫問題の解決方法を共に考えるための「地域猫シンポジウム2015」を開催する。「地域猫」とは、特定の飼い主が存在せず、有志の地域住民たちの協力によって世話や管理をされている猫のこと。有志の地域住民たちによって地域内の猫の世話や管理を行い、猫の数を統制することによって、地域住民とのトラブル抑制を目指すことを「地域猫活動」という。しかし、「地域猫活動」については、野良猫にただ餌やりをするだけの活動と誤解されるなど、地域猫団体と住民との間でのトラブルも増えている。また、野良猫の虐待や不審死事件など、猫に関するトラブルは地域住民にとっても大きな問題となっている。今回、同センターでは地域猫団体が抱える問題や課題を共に考え、調停(ADR)による解決を提案するためのシンポジウムを開催する。前半には、「渋谷区動物愛護推進ネットワーク」や「東京キャットガーディアン」などが、実際に地域猫団体が抱えているトラブルや解決に至った事例の発表を行う。後半には、同センター東京による模擬調停を実施する。模擬調停では、地域猫に関する架空の事件を題材に、当事者が調停人のサポートを受けながらトラブル解決を図っていく一連の流れを公開する。同シンポジウムの会場は、行政書士会館(東京都目黒区)。参加費は無料。参加申込みは、同センター東京ホームページの専用フォームで受け付ける。
2015年01月20日東京都内のトラブル解決をサポートする「行政書士ADRセンター東京」は2015年2月27日、「地域猫シンポジウム2015」を開催する。○地域猫トラブルの解決に「調停(ADR)」の活用を同イベントは、地域猫問題の解決方法を共に考えるためのシンポジウム。今回が第2回目の開催となる。第1部では、実際に地域猫団体が抱えているトラブルや解決に至った事例の発表を、第2部では行政書士ADRセンター東京による模擬調停を実施する。特に後半の模擬調停では、地域猫に関する架空の事件を題材に、当事者が調停人のサポートを受けながらトラブル解決を図っていく一連の流れを見ることができる。地域猫をめぐっては、住民同士のほか、地域猫にただ餌やりをするだけの活動と誤解されるなど地域猫団体と住民との間でのトラブルも増えている。また、地域猫の虐待や不審死事件など、猫に関するトラブルは地域住民にとっても大きな問題となっているという。そこで、同センターでは、地域猫団体が抱える問題や課題を共に考え、「調停(ADR)」による解決を提案するための同シンポジウムを開催。同シンポジウムを通して、地域猫トラブルの解決には調停による話し合いという方法があることや、実際の調停がどのように行われているのかなどを多くの人々に知って欲しい、としている。開催日時は、2015年2月27日8時~20時(受付:17時30分~)。会場は、東京都行政書士会「行政書士会館」地下1階(東京都目黒区青葉台3-1-6)。参加費は無料。申し込み方法など詳細は、同センターWebページにて確認のこと。
2014年12月25日日本ナレッジ・マネジメント学会は12月3日、早稲田大学において「ナレッジ・マネジメントの新たな展開」と題した国際シンポジウムを開催。シンポジウムでは、急速な進化を見せてきたITとナレッジマネジメントとの関わりを背景に、ヘルスケアとITに焦点をあてたセッションも行われた。オムロン ヘルスケア デザインコミュニケーション部デザイナーの荻原剛氏、ビートコミュニケーション代表取締役社長 村井亮氏が参加したセッションでは、ヘルスケアとウェアラブル・デバイスとソーシャルの未来についてがテーマとなり、オムロン ヘルスケアのサービス「ウェルネスリンク」(WellnessLINK)の取り組みが紹介。ウェルネスリンクでは、血圧計、体組成計、歩数計などスマートフォンや対応機器で取得した健康データを詳細に分析し、数多くの充実した健康指標を提供してくれる。医師が診断支援を行ってくれる「メディカルリンク」サービスも立ち上がり、健康活動をポイントとして提供する活動や、住民で競い合うランキング機能の提供など、自治体とともに健康維持促進を地域活動が進められている。福島県会津美里町での「あいづじげん健康ポイント倶楽部」では、"血圧測って、大根を買おう"をスローガンに、血圧を計測した回数に応じて商品券を配布し、モチベーションの維持と商店街活性化を図るなど、本格的なヘルスケアとITの連携が日本においても着実に広がりを見せていることが紹介された。ビートコミュニケーションの村井氏からは、米国ではいわゆる"オバマケア"の影響もあり、企業がグループ保険にウェアラブルデバイスを導入する事例の増加、ビッグデータで計測された健康運動参加によるポイントの付与や保険料割引などが紹介された。ほかにも、配偶者や退職社員にも機器を無償配布し、大幅な経費削減に成功したというBP(British Petroleum)アメリカやカナダの例、日本では三井不動産が取り組み、街全体が自家発電、テクノロジーと医療の両サイドから健康管理を促進する「柏の葉スマートシティプロジェクト」などを引き合いに出し、ITとヘルスケアという分野が企業や自治体、医療と連携しながら進んでいることを紹介した。エンタープライズSNSを展開する村井氏は、特に企業のグループ保険の場合、社内SNSによる社員間の動機づけが重要であることを述べ、今後積極的にヘルスケアビジネス分野への参入を目指していく。
2014年12月24日リビング・デザインセンターは、11月3日、新宿パークタワーにおいて大人世代向けの暮らしを考えるシンポジウム「大人世代のコンパクトライフを考える GOOD OVER 50’s の住まいと暮らし」を開催する。暮らし研究家の土谷貞雄氏、デザイナーの小泉誠氏、インテリアデザイナーの小野由記子氏、ソーシャルクリエーターの嵯峨生馬氏、建築家の末光弘和氏、リフォームプランナーの西田恭子氏を迎え、「コンパクトライフ」をキーワードに住宅、デザイン、エネルギー、都市生活、コンパクトライフへのアプローチ方法などを探っていく。第二部のパネルディスカッションでファシリテーターを担当する土谷貞雄氏は、「無印良品の家」を企画・販売する住宅事業を立ち上げ、現在は独立し株式会社貞雄の代表を務めている。土谷氏は「コンパクトという言葉には「小さくする」「重ねる」「組み合わせる」などのいくつかの意味がある。そこには小さくすることでだけでなく、もとの状態よりもっと大きな価値を生みだす期待も含まれている」などコンパクトライフの未来像を提示する。参加費用は2,000円(税込み・交流会費込)で事前申込制の先着順となるため、興味のある方は早めに申し込んでみてはいかがだろうか。尚、パネリストの末光弘和氏らが設計提案した50平米リアルサイズの住宅実寸モデルが展示されている別イベント「Good Over 50’s都市型コンパクトライフのススメ展」も同新宿パークタワーで開催中。こちらは11月11日まで。
2014年10月17日4月6日、「CHANGEMAKERS OF THE YEAR 2012(チェンジメーカーオブザイヤー2012)」シンポジウムが開催された。「CHANGEMAKERS OF THE YEAR」は、日経BP社(本社:東京都港区、社長:長田公平氏)が運営するビジネスパーソンのためのWebサイト「日経ビジネスオンライン」が、新しい時代のリーダーとしてふさわしい人物を選出するプロジェクトで、今年で3年目を迎える。プロジェクトのコピーは「今だからこそ求める、時代を変える新しい力」。未来を切り開くべく、リーダーとして、開拓者として、よりよい社会を創(つく)るための努力を続けている「チェンジメーカー」たちが、毎年、選出されている。設定されている部門は、経営・マネジメント部門、クリエイター部門、研究者部門の3部門。日経BPの専門媒体読者による投票の結果、選定された候補者から、毎年各部門の受賞者1名を決定している。シンポジウム冒頭では、特別協賛しているリシュモン ジャパン株式会社 代表取締役社長・カルティエチーフ エグゼクティブ オフィサー・クリストフ マソーニ氏がこう語った。「昨年の震災後、日本が速やかに復興する姿を目の当たりにした。今後もこの国がすばらしい国でありつづけるためには、変革、起業家精神がキーとなってくるはず。若いチェンジメーカーが日本を明るい未来へと導いていくことに期待して、それを応援していきたいと思っている」授賞式は6月14日に六本木アカデミーヒルズ49タワーホールにて開催予定。同シンポジウムではこれに先駆けて、2010年「経営・ビジネス部門」で受賞した、ライフネット生命保険 代表取締役副社長・岩瀬大輔氏と、2011年「経営・マネジメント部門」受賞者である、オイシックス株式会社 代表取締役社長・高島宏平氏によるトークセッションが行われた。セッション半ば、「チェンジメーカーになるために必要なことは何ですか?」との司会者の問いかけに、「まずは、あれこれ考えるのをやめてとにかく動くこと。そして、疑問に思ったことを追究すること。もうひとつは、健康管理をしっかり行うこと。そのためには食生活を正すことが大切ですね」と高島氏。同社が提供する安全でおいしい食品をアピールした。岩瀬氏のほうを向き、「健康を保ちながら保険にも入ればなおいいですよね」とコメントするや、会場が笑いに包まれる一幕も。一方、岩瀬氏は「行動にうつすことと、信じること。ひとりひとりの行動で世界は変わると信じ、自分にできることを全力でやる」と回答。「経験がなくても、アイデアと行動力さえあればなんでもできる」という、保険業界未経験でありながら同賞を受賞するまでに至った岩瀬氏ならではの言葉に、参加者全員が真摯(しんし)に聞き入る。また、「事業に大きな変革を起こしたいと思ったときに、もっとも大切なもの・必要なものは何ですか?」との問いかけに対しては、高島氏は「クレイジーな情熱」、岩瀬氏は「すばらしい仲間」と回答した。参加者から「起業してからこれまでに、もうだめだと思ったことはありますか?もしあれば、その危機をどうやって乗り越えたか教えてください」という質問が挙がる。それに対し、「危機に直面するたびに、社員と一緒に“非常に危うい現状”を歌詞にしたテーマソングを創(つく)って歌ってきた」と高島氏が予想外の答えを披露すると、岩瀬氏も司会者も興味津津といった様子。ワンフレーズ歌唱をリクエストして会場を沸かせた。セッション終了後には、日経ビジネス発行人・浅見直樹氏が、「チェンジメーカーオブザイヤー2012」の詳細と候補者を発表。2012年は、経営・マネジメント部門=16名、クリエイター部門=17名、研究者部門=16名の最終候補者が選定済みで、現在、最終投票を実施中。投票期間は5月9日まで、投票は公式ホームページから行うことができる。【CHANGEMAKERS OF THE YEAR 2012候補者一覧】1.経営・マネジメント部門有吉昌康(PTP代表取締役社長)石川康晴(クロスカンパニー代表取締役社長)石田宏樹(フリービット代表取締役社長 CEO)太田克史(星海社代表取締役副社長COO)川上量生(ドワンゴ代表取締役会長、スタジオジブリ所属)川添高志(ケアプロ代表取締役)川邊健太郎(ヤフージャパン最高執行責任者(COO)執行役員 兼 メディア事業統括本部長)小松真実(ミュージックセキュリティーズ代表取締役)佐野陽光(クックパッド代表執行役社長)谷田千里(タニタ代表取締役社長)寺田親弘(三三代表取締役社長)馬場正尊(Open A代表)前澤友作(スタートトゥデイ代表取締役)三島邦弘(ミシマ社代表)村上太一(リブセンス代表取締役社長)山田淳(フィールド&マウンテン代表)2.クリエイター部門会田誠(現代美術家)石上純也(建築家)伊勢谷友介(映画監督、俳優)猪子寿之(チームラボ代表取締役)大根仁(映画・ドラマディレクター)菊地成孔(ジャズミュージシャン、文筆家、音楽講師)工藤啓(NPO法人 育て上げネット理事長)剣持秀紀(ヤマハ 研究開発センター)児玉裕一(映像ディレクター)駒崎弘樹(NPO法人 フローレンス代表)平了(ボランティア団体 スコップ団団長)中田ヤスタカ(ミュージシャン、音楽プロデューサー)西沢立衛(建築家)野口聡一(JAXA宇宙飛行士)平鍋健児(チェンジビジョン代表取締役社長、永和システムマネジメント副社長)藤本壮介(建築家)山口晃(画家)3.研究者部門審良静男(大阪大学免疫学フロンティア研究センター拠点長)天野篤(順天堂大学医学部心臓血管外科 教授)石黒浩(大阪大学大学院基礎工学研究科システム創成専攻 教授)出雲充(ユーグレナ 代表取締役)岩田健太郎(神戸大学医学部感染症内科 教授)大木隆生(東京慈恵会医科大学外科学講座統括責任者)城戸淳二(山形大学大学院理工学研究科有機デバイス工学専攻 教授)児玉龍彦(東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長)高井研(海洋研究開発機構 深海・地殻内生物圏研究プログラム プログラムディレクター)中川恵一(東京大学医学部附属病院放射線科 准教授)中村祐輔(東京大学医科学研究所ヒトゲノム解析センター ゲノムシークエンス解析分野 教授)早野龍五(東京大学大学院理学系研究科物理学専攻 教授)間野博行(自治医科大学 分子病態治療研究センター 教授)武藤真佑(祐ホームクリニック院長)村山斉(東京大学 数物連携宇宙研究機構(IPMU)機構長、特任教授)山中伸弥(京都大学 iPS細胞研究所長)
2012年04月10日愛知ターゲットの実現を目指し三井住友海上が、第4回目となる『生物多様性シンポジウム』を2月23日に開催する。東京都千代田区の、中央大学駿河台記念館で開かれる今回のテーマは、『企業が語るいきものがたりPart4~ 愛知ターゲット実現に向け企業が果たすべき役割~』。同シンポは昨年のCOP10において採択された「愛知ターゲット」を主要項目として、特に企業の側が達成のために何をしていくべきかということに着目して行われる。※画像はイメージ当日は3部構成3部構成となっているプログラムでは、第1部で『COP10の成果、課題及び企業への期待』を題材に、環境省生物多様性地球戦略企画室長の鳥居敏男氏や、バードライフ・アジア副代表の鈴江恵子氏など合計4名が講演をする。第2部は『企業の具体的な取組みに関する分科会』として、3会場に分かれ、個別のテーマごとに分科会が開かれる。最後は『愛知ターゲット実現に向け、企業の果たすべき役割』をテーマとしたパネルディスカッションで、レスポンスアビリティ・JBIB事務局長の足立直樹氏をコーディネーターに、環境省の高橋一彰氏、味の素の杉本信幸氏、そして前述の鈴江恵子氏がパネリストとして登壇し、活発な議論を行う。なお当日の参加費は無料。出席を希望する人は、所定の事項を記入の上、メールでの申込が必要となる。詳しくは主催者まで。問い合わせ・連絡先三井住友海上火災保険株式会社総務部地球環境・社会貢献室「生物多様性シンポジウム」事務局(担当:堀内、藤野)行E-mail:kankyokoken@ms-ins.net (tel:03-3297-4004)
2011年01月16日