エリザベス アンド ジェームス(Elizabeth and James)2017年秋冬コレクションは、日常に不可欠な定番ウェアに焦点を当て、ひねりを効かせることでアップデートした。Pコートやトレンチコートといった冬の定番アウターは、オーバーサイズに仕上げられ、リラックス感のあるスタイルに。また、ボリュームのあるカーリーシャリングベストなどもラインナップし、肩肘張らないリュクスなコレクションに仕上がっている。働く女性に欠かせないスーツスタイルは、ひねりを効かせた様々なバリエーションで展開。中でもウールを使用したパンツは、ハイウェストのワイドレッグタイプから、スキニー、クロップド、裾にジップをつけたデザインまで多種多様だ。オーソドックスなジャケットだけでなく、クルーネックやタートルネックのニットを組み合わせている。そんなスタイルに打って変わり、イブニング用の優美なドレスも豊作。フラワーモチーフを腰周りにあしらったシフォンのマキシドレスに始まり、バルーンスリーブを組み合わせたドレス、ボディラインが露わになるマキシドレス、Aラインのワンピースと、どれもロマンチックなシルエットやデザイン。しかし、カラーをオールブラックやモノトーンで統一することでエリザベス アンド ジェームスらしいシックな雰囲気に仕上がっている。カラーパレットはニュートラルカラーをベースに、レッドやバーガンディを挿した。これらのカラーを取り入れることで、見慣れたベーシックなニットやトートバッグが着こなしのアクセントとなる。これもまた、定番にスパイスを加えた今季らしさのひとつと言える。
2017年08月22日ジェームス パース(JAMES PERSE)から、フットウェアコレクションが登場。2016年5月下旬から全国6店舗のジェームス パースストアで発売予定だ。ブランド初のフットウェア・コレクションからは、スリッポンやレースアップスニーカー、ビーチサンダルがラインナップする。スニーカーはブランドオリジナルのソールを使用し、ミニマルな仕上がり。アッパーの素材がネオプレーン、ナイロン、そしてレザーの3種類で展開する。さらにウィメンズ限定で、上質なヌバックを採用したエスパドリーユも発売。これからのリゾートスタイルに合わせたい一足だ。【概要】フットウェアコレクション発売予定時期:2016年5月下旬価格帯:18,000円〜69,000円+税取り扱い店舗:ジェームス パース青山店をはじめ全国6店舗のジェームス パースストア【問い合わせ先】ジェームス パース 青山店TEL:03-6418-0928
2016年05月26日ジェームス パース(JAMES PERSE)の限定ストアがトゥモローランド渋谷本店にオープンする。期間は2016年5月20日(金)から6月12日(日)まで。ストアでは、ブランドの定番アイテムとなるTシャツやスウェットなどのカジュアルアイテムに加え、リネンセットアップスーツやドレスシャツ、リゾートな雰囲気のドレスなど新しいスタイルを提案する。また、5月21日(土)・22日(日)にはカルフォルニア発のコーヒーショップ「ヴァーヴ コーヒー ロースターズ(VERVE COFFEE ROASTERS)」が期間限定でオープン。コーヒー豆の栽培から焙煎方法、抽出、コーヒーを飲む空間作りまでこだわり抜いたロースターだ。コーヒーとショッピングを楽しみに、是非立ち寄ってみてはいかがだろうか。【店舗詳細】ジェームス パース リミテッドストア開催期間:2016年5月20日(金)〜6月12日(日)場所:トゥモローランド渋谷本店住所:東京都渋谷区渋谷1-23-16 1F・B1F営業時間:11:30〜21:00TEL:03-5774-1711
2016年05月21日エリザベス アンド ジェームス(Elizabeth and James)の期間限定ストアが、西武渋谷店にオープン。期間は2016年4月12日(火)から18日(月)まで。デザイナーのアシュリー・オルセンとメアリー=ケイト・オルセンによって 2007年に立ち上げられた当ブランド。スタイリッシュでありながら、毎日のワードローブに取り入れやすいスタイルを提案。相反する要素を絶妙なバランスでデザインしているのが特徴だ。期間限定ストアでは、2016年春夏コレクションのアイテムを展開する。その中でも、特に人気アイテムのバッグ・コレクションを多数ラインナップ。ワードローブをアップデートしてくれる旬なバッグをぜひチェックしてみて。【開催概要】ELIZABETH AND JAMES 期間限定ストア期間:2016年4月12日(火)〜18日(月)時間:平日 10:00〜21:00 / 日曜・祝日 10:00〜20:00場所:西武渋谷店B館 3F コンポラックス内住所:東京都渋谷区宇田川町 21-1TEL:03-3462-3771
2016年04月10日巨匠・松本清張の同名傑作短篇を原作に、連続テレビ小説「澪つくし」など大ヒット作を生み出し続けるジェームス三木が脚本を務める「一年半待て」が、フジテレビにて「松本清張スペシャル」として放送することが決定。主演に菊川怜が抜擢されたことも明らかになった。本原作は、これまでに小柳ルミ子、多岐川裕美、浅野ゆう子、夏川結衣などと10回以上ドラマ化された大人気サスペンス。過去には主要キャストに樹木希林、淡島千景、三國連太郎など、錚々たる面々が顔を揃えるが、今回の2016年版は歴代作の多くが“容疑者・さと子目線”で描かれてきたが、それまでの作品とひと味違い、その容疑者・さと子を守ろうと奮闘する、“弁護士・滝子目線”でストーリーが展開していく。これまでと全く視点を変えて描かれる本作の脚本を手掛けるのは、連続テレビ小説「澪つくし」や大河ドラマ「独眼竜政宗」をはじめ、大ヒット作を数多く生み出してきたジェームスさん。いまでも語り継がれる名作、1982年の名取裕子主演「けものみち」、1983年の佐久間良子主演「波の塔」を生んだ“松本清張×ジェームス三木”の最強タッグが再び本作で実現した。主演を務めるのは、女優のみならずキャスターなどマルチに活躍する菊川さん。今作では、才色兼備と呼ぶにふさわしい菊川さんの“はまり役”とも言える女性弁護士・滝子役を熱演している。一方、夫殺しの容疑者・さと子を演じるのは、約3年ぶりのフジテレビ系ドラマ出演となる石田ひかり。夫によるDVの被害者としての顔と、加害者としての顔の両面を併せ持つ、物語のカギを握る役どころに挑んでいる。 松本清張作品5作目となる菊川さんは「いままではどちらかと言うと、精いっぱいひたむきに犯人を追っていくというタイプだったんですけど、今回はちょっと大人のいろいろな善悪を織り込まれているような部分が、いままでとは違って非常に難しいですが、すごく自分にとってやりがいのある役だと思い、ぜひ挑戦させていただきたいと率直に思いました」とコメント。さらに弁護士ということで、法定シーンについては「ある意味、法廷は “ 舞台” のように感じました。演説ではなく弁論なんですけど、誰に向かって、何を聞かせ、どう訴えるのが効果的なのかを、監督と意見を交わしながら演じました。どうやって色を付けていくのがいいのか非常に難しかったです。また難しい言葉がたくさんあったので、滑舌には苦労しました」と秀才の菊川さんでも難しかったと語っている。意外にも今回が初共演となるそんな2人。菊川さんは石田さんについて「私が演じる高森滝子と、石田さん演じる須村さとこの2人だけのシーンがいくつかあったのですが、石田さんとお互いに意見を交わしながら撮影に臨みました。滝子とさとこの関係性がストーリーが進むにつれて少しずつ変化していく部分を2人でうまく表現できたと思っています」と初共演ながらも息ぴったりの様子。そのほか雛形あきこ、戸次重幸、前川泰之、渋川清彦、寺田農、ジュディ・オングら実力派で脇を固めている。菊川さんと石田さんの2人を中心に、次々と現れる女たちの欲望が渦巻くヒューマンサスペンスドラマ。“家庭”という密室で起こる一つの殺人事件を契機にすべてが動き出す…。前週8日(金)放送の米倉涼子主演ドラマ「かげろう絵図」と併せ、2週連続で“松本清張スペシャルドラマ”に期待したい。「一年半待て」は4月15日(金)21時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月15日ポストNYパンクのカリスマと称される、サクソフォン奏者で歌手のジェームス・チャンス率いるジェームス・チャンス&ザ・コントーションズが、1月22日から24日にかけて東京・南青山のブルーノート東京にて5年ぶりの来日公演を行う。ジェームス・チャンスは、アメリカ・ウィスコンシン州出身のサクソフォン奏者で作曲家で歌手。ジャズ風の即興演奏や、パンクロックを組み合わせた演奏を行い、1970年代の“ノー・ウェーブ”カルチャーにおける主要な人物として知られている。ニューヨークに移住後、1977年にコントーションズを結成すると、ブライアン・イーノのプロデュース作品『NO NEW YORK』に参加し音楽シーンを揺るがした。10年リリースのコンピレーションアルバム『Twist Your Soul -The Definitive Collection』もロングセラーを記録している。期間中、ブルーノート東京地下1階フロアにあるBar BACKYARDでは、今回の来日を祝し、当時“ノー・ウェーブ”の渦中にいたミュージシャン、アーティスト、デザイナーをゲストに招く記念DJパーティーを開催。1月22日には、ヒステリックグラマーの北村信彦、アンダーカバーの高橋盾が、23日にはミュージシャン兼音楽プロデューサーの中西俊夫、ミュージシャン兼作家の中原昌也が、24日にはイラストレーターでアートディレクターの伊藤桂司、現代美術家の松蔭浩之が登場する予定だ。また、1月13日から24日までは、ジェームス・チャンスの恋人でマネージャーだったアーニャ・フィリップスが残したポートレート展「PORTRAITS OF JAMES CHANCEBY ANYA PHILLIPS」も同時開催される。さらに、展示作品を含む約30点の写真を収めた写真集『BLACK & WHITE』の販売も行う。
2016年01月10日『ソラニン』『くちびるに歌を』を手がけた三木孝浩監督を特集する上映イベント「三木孝浩 filmo day ~音楽と映画~」が、11月8日(日)に開催されることがこのほど決定した。『僕等がいた』『ホットロード』『アオハライド』など、恋愛青春映画の名手として大ヒット作の多くを手がける三木監督。映画監督デビュー5周年を記念して実施される本イベントでは、ミュージックビデオ監督出身の三木監督にとって長編映画デビューとなった『ソラニン』をはじめ、山崎賢人が初映画出演にして主演を務めた『管制塔』、初めて“ラブストーリー”ではない本格的な“人間ドラマ”に挑んだ『くちびるに歌を』の、どれも音楽をモチーフにした3作品が上映される。中でも『管制塔』は、2011年の公開当時、ロケ地である稚内での先行上映と東京・大阪にてわずか2週間しか上映されず、ニューヨーク・ロンドン・ノルウェー・シカゴでの国際映画祭で高い評価を受けた作品であり、今回の劇場での上映は貴重な機会となる。『ヒロイン失格』『orange』と公開作が続く山崎さんが披露する初々しい演技と歌声も見どころだ。三木監督は今回のイベント開催に際して「昨年、『くちびるに歌を』を撮り終えて、ふとこれまでの自分を振り返った時に、あぁやっぱり自分の作品は音楽によって背中を押されてるんだなぁと実感する瞬間がありました。音楽が翼になって、見たかった風景(シーン)を求めて旅をする。それは MVディレクター時代から変わらない自分の創作の源でもあります。そうして創ってきた映画たちを、今回あらためて皆さんに観ていただける機会ができたことをとても嬉しく思います」とコメントしている。また、イベントでは三木作品出演者からの映像コメントをスクリーンで上映するほか、ゲストを招いての舞台挨拶、三木監督作品のパッケージ販売、さらに三木監督のサイン会も開催される。作品ごとに出入りは自由となっており、音楽ライブフェスのような映画上映ベントとして、ぜひチェックしてみて。「三木孝浩 filmo day ~音楽と映画~」は11月8日(日)、渋谷ユーロライブにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年10月13日ASIAN KANG-FU GENERATIONやORANGE RANGE、いきものがかりなど、数多くのアーティストのミュージックビデオを手掛ける三木孝浩監督。映画監督デビューを飾った『ソラニン』以来、能年玲奈主演の『ホットロード』、本田翼&東出昌大主演の『アオハライド』など、青春映画の新たな名手として着実にフィルモグラフィーを更新し続けている。15歳だったすべての人へ――。そんな印象的なキャッチがつけられた三木監督の最新作『くちびるに歌を』は、今15歳という年齢を迎える子どもたちや、かつて15歳だった私たち大人の心を、確かな感動で包み込むような素晴らしい作品に仕上がっている。乙一の変名として知られる中田永一による原作小説は、アンジェラ・アキ「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を物語の主軸に、アンジェラさんが長崎県・五島の中学校を訪ねたテレビドキュメンタリーがもとになっている。原作を読んだ三木監督は、映画化への強い思いを抱いたそうだ。「ああそんなことに悩んでいたなあというような、自分が15歳だったときの気分を思い出させてくれた作品だったんです。だから自分の実体験も重ねやすかったですし、すごく自分で映画化したいなと思いました」。撮影に入る前に、ひとりでロケハンを行ったという三木監督。舞台となった長崎県・五島の透き通るような海の青と、生き生きとした緑が視界に飛び込む美しいショットの数々が映し出されている本作は、三木監督が「手紙」からイメージされる風景を自らの足で探し、イマジネーションを膨らましていったそうだ。本作の何よりの魅力は、合唱に夢中になって挑む子どもたちの真摯な姿だろう。仲村ナズナ役の恒松祐里や桑原サトル役の下田翔太をはじめ、今後この作品が機転となり活躍していくであろう子役たちが、演じる役とともに成長する姿を生き生きと感じることができる。映画制作において子役の演出は難しいと言われることがしばしばあるが、三木監督はその行程が楽しかったと語る。「むしろ大人に芝居をつけるよりも楽しいですね。すごく変化や成長しやすい時期ですし、“1”言ったら“5”も“10”も自分の中で考えてくれていたりするので。これだけ人数がいると、それぞれの相互作用があって、ひとりの子がいい芝居をすると、それに引っ張られるように周りもいい芝居をしたりとか、その影響し合う姿を観ても面白かったですね」。『ソラニン』『管制塔』と同様、ひとつの楽曲が物語の主軸となり、“未熟”な登場人物たちが、音楽を通して成長していく様を描く本作。だからこそ、クライマックスにおける演奏シーンが観るものの心に感動をもたらすのだが、過去作品を振り返りながら、合唱がテーマとなった本作の演出の裏側について三木監督は明かす。「みんなほぼ合唱に関してははじめてだったので、一から練習して本番に向けて頑張りました。そこが実は撮影の狙いでもあって、子どもたちが役者として成長していく姿と、この子たちが物語の中で成長していく姿というのが、撮りながらリンクしていくといいなと思ったんです。役者として合唱を練習していくその成長過程をちゃんとこの子たちが体感することで、物語の中でそれが投影されれば、すごくリアルにできるんじゃないかと。それは過去の作品にも言えるのですが、音楽単体で聞くよりも、物語のキャラクターをそれぞれ知った上で歌を聞くと、よりその歌が深く聞こえるというのはどの作品にも共通する部分だと思います。この作品も、最後に合唱する姿を観て、それぞれのキャラクターのいままでのことを思いながら、歌詞にその子たちの気持ちが乗って歌ってるんだということを、観たひとが想像してくれたらいいなと思っています。合唱っていうのは、たぶんそれぞれの悩みはあるけれど、一緒に歌うことでその子たちの救いになっているというのが、言葉での説明ではなく、観てるひとの体感として感じてもらえる効果があるんじゃないかなと思いましたね」。子役のキャスト陣に対して、大人側のキャストには木村文乃や桐谷健太といった魅力的な配役はもちろんだが、本作のもうひとつの大きな見どころとしてあげられるのは、やはり主演を務めた新垣結衣のキャスティングだろう。印象的な彼女の笑顔が封印され、まったく笑わないクールな柏木ユリ役を新垣さんが演じる本作は、観るものに新鮮な意外性と、新垣さんの新たな魅力を感じさせる。三木監督はそんなキャスティングへの“戦略”を語った。「毎回キャスティングするときに、特に女優さんは、いままでにない表情を切り取りたいなと思っていて、パブリックイメージと逆のキャスティングをしています。それが観ているひとの予想を裏切ったり、逆にギャップを感じさせることで、共感度が増すと思うんです。今回も、パブリックイメージ的には明るくて元気なイメージがある新垣さんにあえて笑っている姿を封印してもらうことで、どこかでドキッとするというか、“あれ、いつも笑っているひとが笑っていない”という負荷がかかっている状態で観てもらうことで、なぜそうなんだろうと能動的に想像してもらう。もしかしたら、普段は明るく見えている新垣結衣本人にもそういう一面があるんじゃないかと思ってもらえたら“勝ち”かなと思っているんですね。それが柏木ユリを演じてもらう上で実は大事なポイントだった気がしますね。特にあんまり自分の気持ちを吐露するキャラクターではないので、柏木は子どもたちを今観てどう思ったんだろうとかどう感じたんだろうと想像しながら柏木ユリが再生していく様を観てもらえればと思いました」。錆びてぼろぼろの車や折りたたみ式のガラケーなど、ユリの人物造形における細部に至るまでの設定が、柏木ユリという人物をなんとも実在感のあるキャラクターに仕上げることに成功しているのだが、実は柏木ユリ人物造詣の多くは映画オリジナルのもの。そこには、三木監督の並々ならぬ思いが注がれていた。「実は、原作はほとんど中学生それぞれの話なので、柏木ユリ自体のキャラクター造形や、柏木先生の視点は深く掘り下げられてないんです。ですが、物語のベースになっているアンジェラ・アキさんの『手紙』が、歌の一番が十五歳の自分が大人の自分に宛てて書いた手紙、二番が大人の自分が十五歳に向けて書いた手紙という構成になっているので、映画自体も十五歳の視点と大人の視点というのを相互に作用させられるような構成にしたいなと思いました。なので、柏木先生については、折りたたみケータイに執着してるところとか、映画オリジナルですごく膨らませた部分があります」。本作の人間ドラマとしての魅力は、三木監督が柏木ユキという主人公に仮託した大人の目線に他ならない。これまでの作品では、どちらかといえば物語の中で成長していく“子ども”の主人公たちに目線に寄り添ったかたちが多かった三木監督だが、本作における「手紙」の構成になぞらえて描かれた二つの視線は、本作をさらに感動的に演出している。そしてそんな柏木ユキの人物造形への思い入れは、三木監督自身が親になったことが大きいようだ。「今回視点の変化っていう部分では、自分が親になったっていうのがすごくありますね。今回の映画の中で中学生だけの視点だけじゃなくて、柏木先生というのを強く入れたかったというのはその部分で。撮影前の取材やオーディションをしたり準備をする中で、子どもたちの成長をみて自分がハッとさせられる瞬間っていうのが多かったんですね。子どもたち視点っていうのはもちろん大事なんですけど、子どもたちが成長する姿を観る大人がどう感じるかっていう方が、この作品を描く上では逆に一番重要なんじゃないかなと思ったんです。だからこそ、柏木先生が大人の代表として子どもたちの姿をみることで変化していくっていうのは、一番共感してもらえるんじゃないかなと思いました」。現在5歳と2歳の二人のお子さんがいるという三木監督。演出の際にも、自分の娘が十五歳ぐらいになったらどんな悩みを持つのか想像しながら作ったのだそう。本作に溢れる暖かい目線は、父親としての三木監督のひととなりが現れているからこそなのかもしれない。「今後残っていく作品にしたい」と思い制作したという本作を経たいま、今後の展望について語ってもらった。「映画の中で成長だったり再生だったりを描くのが、毎回自分の中でテーマになっていて、ジャンルは変わっても今後もそれがモチーフになるのは変わらない気はしますね。そこが愛おしいというか、未熟だったり未完成な人間が、それでももがきながら自分のあるべき姿を求めて頑張っている姿というのが、観る方としても感動しますし、作り手としてもそこを描きたいなと常々思っています」。人間ドラマの描き手として、今後の三木監督に期待したい。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くちびるに歌を 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015 『くちびるに歌を』製作委員会(C) 2011 中田永一/小学館
2015年09月08日SF映画の金字塔シリーズの最新作として公開を控える『ターミネーター:新起動/ジェニシス』。このほど、『ターミネーター』シリーズ生みの親であるジェームス・キャメロンが、本作を絶賛する特別映像が解禁となった。1984年に公開されたシリーズ第一作目となる『ターミネーター』は、当時弱冠30歳だったジェームズ・キャメロンが監督・脚本を手がけ、ボディビルダーから俳優に転向していたアーノルド・シュワルツェネッガーを一躍スターダムにのし上げた作品。低予算ながら革新的な映像とストーリーで大ヒットを記録し、続く『ターミネーター2』は全世界で5億6,000万ドル(約672億円)、日本でも95億円の大ヒットを記録した。今回公開となった特別映像では、シリーズ最新作をジェームス・キャメロンが「本作は私にとっては『ターミネーター』の3作目だ」と惜しげもない賛辞を送っている。映像の冒頭、「今回私は製作には関わっていないが観るのか楽しみだった」と語るキャメロン監督。ひとりのファンとして、劇場でいち早く本作を鑑賞したようだ。その後続くのは、1作目でおなじみのシュワルツネッガー演じるT-800ターミネーターの全裸登場シーン。「1作目、2作目をリスペクトしたつくりだ」とキャメロン監督が語るとおり、この登場シーンは構図やカット割りまで完全一致!しかし、その後予想外の展開から、新旧ターミネーターの対決シーンが繰り広げられる。最新作の一番の見所である本シーンは、1作目公開時のシュワルツェネッガーのボディーをもとに作られた精巧なシリコン製レプリカとCGの組み合わせにより、まるで若きシュワツェネッガーが存在しているかのようにスクリーンで完全復活!シーンを観たシュワルツェネッガーは「すごいことだよ、昔の自分を見るなんて夢みたいだ!大いに気に入った」と大興奮したいう。続いて、「私が創造し愛されたキャラクターが帰ってきた」と喜びを語るキャメロン監督。T-800や、シリーズを通して強い女性の象徴となったサラ・コナー、本作では一転して悪役となったジョン・コナーなど、おなじみのキャラクターたちが登場。「期待を遥かに超える展開と予想外のどんでん返しだ!」とキャメロン監督が言うように、その設定とストーリーはいまだ謎の部分が多く残されている。「新たな命が吹き込まれたシリーズの“ルネッサンス”だ」と話すキャメロン監督は、本作の鑑賞後、シュワルツェネッガーに電話で直接賛辞を送ったようだ。「彼は先週本編を観た後にすぐに私に電話をくれたんだ。そしてこう言った。『アーノルド、これはファンタスティックだ!100点満点だ!』と。ジェームズ・キャメロンからこんな風に言ってもらえるなんて本当に素晴らしい。彼は私の友人だから、けしてうそはつかない。彼は自分の意見については常に正直なんだ」と、シュワルツェネッガーが喜びを語っている。シリーズ生みの親から太鼓判を押された本作。この映像から、さらなる公開への期待を膨らませよう。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は、7月11日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ターミネーター:新起動/ジェニシス 2015年7月11日より全国にて公開(C) 2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2015年06月11日東京都・葛飾のHHH galleryは、UKのイラストレーター ジェームス・ジャービスの個展「No More Negative Space」を開催する。開催期間は4月25日~5月31日まで(土日祝のみオープン)、開場時間は12:00~20:00、入場は無料。同展は、UKのイラストレーター ジェームス・ジャービスの日本では15年ぶりとなる個展で、2013~15年までのドローイング作品50点以上を一挙に展示。そのほか、本展のために制作した300部限定のzine(約60ページ)やオリジナルTシャツを販売する。そのほか、4月26日には、誰でも参加できるオープニングレセプションを開催(14:00~19:00すぎ)。15年ぶりの個展を記念して、エアブラシによる大判作品のライブペイントを行う予定になっている。ジェームス・ジャービスは、1970年ロンドン生まれのイラストレーター。コカコーラ、MTV、ナイキ、ソニーといった各国のクライアントと仕事をしながら、1998年にカルト的ブランド「SILAS」のアイコン的キャラクター「Martin」を誕生させ、世界的に知られるようになる。日本では、スポーツ振興くじ「toto」のマスコットキャラクター、MTVのID映像「Bro Down」(2012年)などを手がけている。また、「HHH gallery」は、2014年3月21日にオープンしたギャラリー。HAROSHIとUSUGROWという国内外で活動するアーティスト2人と、ドイツの美術出版社「ゲシュタルテン」の日本支部を務める半澤順子、ポストロックバンド「toe」のギタリスト・デザイナーの山嵜廣和、映像作家のMINORxU、写真家の松島幹など、さまざまな分野で国内外のアートシーンに携わるメンバーによって、世界中からセレクトしたアーティストやカルチャーを紹介。4月12日まで開催されていたプレオープン特別展「HAROSHI wait what」では、運営メンバーであり、使い古されたスケートボードを素材に彫刻作品をつくりだすアーティストでもあるHAROSHIが、高さ約1.5メートル、重さ約100キロという大作「middle finger」を披露した。
2015年04月24日ヴイエムウェアは3月3日、副社長を務めていたジョン T. ロバートソン氏が代表取締役社長に、2005年10月から代表取締役社長を務めていた三木泰雄氏が代表取締役会長に就任すると発表した。三木氏は、「ジョンは2007年に入社したのだが、当時の従業員は30名弱。当時から、2人でヴイエムウェアを成長させるべく、奮闘してきた。社内でも『次の社長はジョン』と見られており、ようやくその時が来たことになる」と、今回の社長交代が規定路線だったことを明らかにした。三木氏の会長就任後のミッションは、「新規事業の開拓とパートナーとのリレーションシップの強化」となる。「パートナーの数はますます増えている一方、リレーションシップの強化が重要になってきている。こうした業務と社長としての任務を一人でこなすことは難しい」と、会長職への就任理由を説明した。ロバートソン氏は、2007年に入社後、5年にわたりエリア バイスプレジデントを務める。その後、2012年にVMware ASEANのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャに就任し、シンガポールを拠点にアジア地域のビジネスを開拓してきた。2014年にヴイエムウェアの副社長に就き、今回、社長に就任する運びとなった。ロバートソン氏は20年以上、日本で生活しているとのことで、日本語が堪能。発表も流暢な日本語で行われた。同氏は、2015年度の事業戦略について、「モバイルとクラウドへの対応が迫られる顧客の成功に向け、"One Cloud, Any application, Any Device”を実現する」と説明した。同社が目指すOne Cloud, Any application, Any Deviceとは、あらゆるデバイスからあらゆるアプリを企業のプライベートクラウドとパブリッククラウドから構成されるハイブリッドクラウドで利用することを可能にすることを意味する。また、ロバートソン氏はヴイエムウェア自身が「Japanese Heart」と「外資系mind」を兼ね備える「ハイブリッド企業」だと語った。「Japanese Heartは、例えば、チームワークのよさや顧客のための奉仕をいとわないところに表れており、また、外資系mindはグローバルのベストプラクティスを利用できるところにある」と同氏。今後は、社長として、「三木氏とのコンビネーションを続けていく」「vCloud AirやAirWatchといった新規事業への投資を積極的に行っていく」「これまで以上に離職率を抑えるため、女性活用を進め、ワークライフバランスを強化していく」といった3つの点に注力していくという。マイクロソフトも前日に社長交代を発表したが、現社長が会長に就任し、社長がカバーしきれない業務をサポートしていくという同様の内容の社長交代劇となった。ヴイエムウェアは、昨年、国内でパブリッククラウド「vCloud Air」を提供開始したが、それ以来、サービスプロバイダーとの付き合い方も変わってきているという。これまではサービスプロバイダーに対しソフトウェアを提供するのみだったのが、一緒になってクラウドサービスを開発する方向に向かっているとのことだ。ヴイエムウェアのほかにも、日本IBMやマイクロソフトも企業のハイブリッドクラウド活用の推進に力を入れており、競争はますます激化している。各社の社長交代が、今後どのような形でビジネスに影響を及ぼすのか、興味深い。
2015年03月04日エリザベス アンド ジェームス(ELIZABETH AND JAMES)が3月11日から17日まで、横浜高島屋3階にポップアップショップをオープンする。ブランドにとって横浜高島屋に初の出店となる同ショップ。展開される15SSコレクションでは、サーフとストリートの2面性を合わせ持つアイテムが集まった。ブラックとアイボリーを基調とした装いはスポーティーな仕上がりに。他にも、ネオンピーチや瑠璃色、イエロー、パームプリントなどをデザインに取り入れている。ラインアップはトップス(2万円から6万円)、ワンピース(3万円から8万円)、バッグ(3万円から9万円)など。その他、人気のバッグや、重ね付けが楽しめるリングなどのアクセサリーも展開される。エリザベス アンド ジェームスは、デザイナーのアシュリー・オルセン(Ashley Olsen) とメアリー=ケイト・オルセン(Mary=Kate Olsen)によって07 年に立ち上げられたブランド。先進的なコンテンポラリーブランドとして、スタイリッシュでありながら日常の装いに着こなせるスタイルを提案している。
2015年03月03日伝説のアーティスト、ジェームス・ブラウンの生涯を描いた映画『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』の予告編映像が公開になった。『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』予告編映像ジェームス・ブラウンは1933年にアメリカで生まれ、貧しい暮らしを送りながら幼少期を過ごし、犯罪をおかして教護院での服役するなどの回り道をしながら、やがて天才的な歌唱力、リズム感、身体能力を武器にメキメキと頭角を現していき、大成功をおさめた伝説的なソウルシンガーで、映画はブラウンが貧しい子ども時代を経て、最高のミュージシャンにして最高のパフォーマーにのぼりつめる過程を描く。このほど公開された予告編では、『42~世界を変えた男~』で注目を集めたチャドウィック・ボーズマンが演じるジェームズ・ブラウンが登場し、集まった観客を熱狂のステージに誘い込む。ブラウンは圧倒的な歌唱、ダンス、パフォーマンスで観客を魅了してきたが、ボーズマンはそれらを再現し、JB独特の少し甲高い声でまくし立てるような喋り方すらも再現している。また、映画ではJBの魂(ソウル)の根底にあるドラマや、彼の激動のキャリアの中で起こった様々な事件や、友情、愛、裏切りなどが描かれる。本作は、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイト・テイラーが監督を、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが製作を務めており、JBの偉業を知らない観客もじっくりと楽しめる作品になっているようだ。『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』5月30日(土) シネクイントほか全国公開
2015年02月24日伝説のアーティスト、ジェームス・ブラウンの生涯を描いた映画『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』が来年5月に日本公開されることが決定した。ジェームス・ブラウンは1933年にアメリカで生まれ、貧しい暮らしを送りながら幼少期を過ごし、犯罪をおかして教護院での服役するなどの回り道をしながら、やがて天才的な歌唱力、リズム感、身体能力を武器にメキメキと頭角を現していき、大成功をおさめた伝説的なソウルシンガーだ。『Papa’s Got a Brand New Bag』『It’s a Man’s Man’s Man’s World』『Get Up (I Feel Like Being Like A) Sex Machine』など大ヒットを記録するクラシック曲を数多くリリースし、“ミスター・ダイナマイト”、“ソウル・ブラザー・ナンバー・ワン”、“ゴッド・ファーザー・オブ・ソウル”、“セックス・マシーン”、“ファンクの帝王”、“ファンキー大統領(ファンキー・プレジデント)”など数多くの愛称で親しまれた。本作はブラウンが貧しい子ども時代を経て、最高のミュージシャンにして最高のパフォーマーにのぼりつめる過程を描く作品で、『42~世界を変えた男~』のチャドウィック・ボーズマンがブラウンを演じ、『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイト・テイラーが監督を、ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーが製作を務める。本日25日はジェームス・ブラウンの命日(2006年に他界)だが、彼の残した楽曲、パフォーマンス、ソウルは今も音楽界に大きな影響を与えており、この映画の公開を機に日本でもこれまで以上に“JB熱”が高まることになりそうだ。『ジェームス・ブラウン~最高の魂(ソウル)を持つ男~』2015年5月、シネクイントほか全国公開
2014年12月25日カー用品店の「ジェームス」はこのほど、ベーカリー「アンティーク」とコラボレーションしたタイヤ型のスイーツ『JMSタイヤチョコリング』を開発した。同スイーツは、北海道・東北・北陸地方にて、同店でタイヤを購入し、交換する際の待ち時間に提供していたもの。ベーカリー「アンティーク」とコラボレーションし、雪の中のスタッドレスタイヤをモチーフに開発した。サクッと焼き上げたブラックココアのパイ生地の中に、濃厚なガーナチョコクリームが入っている。仕上げには、ホワイトチョコをかけて雪を表現。形状はよりリアルなタイヤに近づけるべく、「溝」「黒さ」「ジャリジャリとした氷雪」も再現している。これまでは、北海道・東北・北陸地方で先行実施したキャンペーンで提供していたが、好評だったことから、このほど関東以西でのキャンペーンでも提供する。静岡県内の全5店舗では、12月6日・7日の2日間限定でコーヒーとセットで無料提供。各日先着200個で、無くなり次第終了となる。タイヤ4本セット購入者には、平日限定で同商品を提供。茨城・栃木(小山神山店)・埼玉・千葉・神奈川・東京・愛知・静岡・三重・大阪・京都・奈良では12月8日まで、岡山・徳島・香川・福岡・熊本・鹿児島・大分では12月31日まで実施する。
2014年12月05日ニューヨークブランド「エリザベス アンド ジェームス(ELIZABETH AND JAMES)」が、玉川高島屋のインターナショナルクローゼットにコーナーショップをオープンした。同ブランドは、アシュリー・オルセン(Ashley Olsen)とメアリーケイト・オルセン(Mary-Kate Olsen)が07年にスタートしたファッションブランド。その特徴はアップタウンの洗練されたフェミニンさと、ダウンタウンのカジュアルなエッジさを巧みに融合させたバランス感覚。トレンド感のある洋服やシューズ、アクセサリーなどをフルラインアップしており、デイリーユースに取り入れやすいスタイルを提案している。「エリザベス アンド ジェームス」高島屋玉川店では、ショップの限定アイテムとなるシャツとワンピースを販売。その他、秋冬のウィメンズウエアやバッグ、アクセサリーを豊富にラインアップする。
2014年09月26日ウエディングプロデュース・レストラン運営のノバレーゼは、三洋電機創業者の自邸だった「旧ジェームス邸」(兵庫県神戸市垂水区塩屋町6-28-1)を、婚礼施設を兼ねたフレンチレストランとして再生し、12月8日に開業した。今年2月に「神戸市指定有形文化財」となった同邸宅は、英国人貿易商だったアーネスト・ウィリアム・ジェームス氏が1934年に建設した。戦後に、三洋電機の創業者である故井植歳男(いうえとしお)氏が自邸として購入した後、迎賓館としてさまざまな賓客をもてなしてきたという。クリーム色のスペイン風洋館は、「寄せ棟造り(よせむねづくり)」(4方向に傾斜する面を持つ屋根)の地上2階、地下1階建てで、瀬戸内海を見下ろす丘の上の約1.3ヘクタールの敷地に立地。館内には大理石の暖炉や高い板張りの壁など、英国風の意匠が凝らされているという。同レストランは、こうした外観や内観を生かしながら、地上階をレストランや婚礼の待合室として利用し、地下にある「レンガ積みのバー」もそのまま活用。また、建物の東側には、着席で最大120人を収容する披露宴会場を、西側には80席のチャペルを新設するという。なお、同施設は土曜、日曜、祝日を、昼夜各1組限定の「婚礼施設」として展開し、平日は「フレンチレストラン」(12月10日グランドオープン)として運営するとのこと。料理は、瀬戸内海の魚や地野菜を使った地産地消型のフランス料理で、ランチは3,500円、5,500円、6,500円の3コース、ディナーは7,000円、10,000円、12,000円の3コースが用意されている。さらに、クリスマス期間(12月22日、12月24日、12月25日)は、7品で12,000円の特別コースも提供される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月10日ミック・ジャガーが、ジェームス・ブラウンの伝記映画でプロデューサーを務めるようだ。タイトル未定の本作で、ミックは『ビューティフル・マインド』などを手掛けたプロデューサーのブライアン・グレイザーと共にプロデューサーを担当する模様で、監督は『ヘルプ~心がつなぐストーリー~』のテイト・テイラーが交渉中だという。また本作の脚本は、2010年公開のクライム・サスペンス映画『フェア・ゲーム』の脚本を執筆した ジェズ・バターワースとジョン=ヘンリー・バターワースが手掛けるものの、ジェームスの配役は現時点では決定していないが、「Deadline.com」の報道によると、エディ・マーフィーや2010年のオスカー受賞作『ハート・ロッカー』でお馴染みのアンソニー・マッキーがジェームス役の候補に挙がっているという。グレイザーは2006年にジェームスが亡くなる前から、ジェームス本人と共に本作の企画を進行させていたという。エンタメ業界において60年にも渡って活躍し、その功績は揺るぎないものとして音楽史上に刻まれているジェームスだが、元々は貧困家庭に生まれ育っており、そんなジェームスがいかにして「ソウルの帝王」と呼ばれるまでに登り詰めたかを描く作品となるようだ。ミックは「Deadline.com」に「ジェームス・ブラウンのような伝説的シンガーの伝記映画の製作に参加することができて非常に光栄です。ジェームスは大変興味深い人生を送った、非常に魅力的なパフォーマーでした」と声明を発表している。また、ジェームスの家族も本作に協力的な様子で、トミー・レイ・ブラウン夫人は声明で「ミック・ジャガーとブライアン・グレイザーという主人が大好きだった2人が、主人の感動的な人生を映画化してくれるなんて非常に誇らしい思いでいっぱいです」と映画化の喜びを述べている。■関連作品:ヘルプ~心がつなぐストーリー~ 2012年3月31日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2011 DreamWorks II Distribution Co., LLC. All Rights Reserved.フェア・ゲーム 2011年10月29日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2010 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ハート・ロッカー 2010年3月6日よりTOHOシネマズ みゆき座、TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国にて公開© 2008 Hurt Locker, LLC. All Rights Reserved.
2012年10月25日1998年にソロ・デビュー・アルバム『Let It Come Down』をリリースし、日本でもシンガー・ソングライターとして不動の人気を築いたジェームス・イハ。そんなイハが、前作より14年ぶりにリリースする2ndアルバムのタイトルが『Look To The Sky』(3月14日(水)発売)であることを発表した。ジェームス・イハその他の情報タイトルには、アルバム全体のドラマティックな雰囲気を表した古い映画や小説に出てくるような響きを大切にしながら、“何かがやって来る空を見上げよ”のような意が込められているという。なお、アルバムにはカレンO/ニック・ジナー(ヤー・ヤー・ヤーズ)や、ニーナ・パーション(カーディガンズ)ら、イハの親しい友人らも参加しているとのこと。また、イハは、アルバムのリリースに先駆けて、2月19日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催される「EMI ROCKS 2012」にも初の海外アーティストとして出演。当日はアコースティック・セットでライブを披露する。ライブ会場では、ジェームス・イハ・オフィシャルTシャツも限定販売されるので、ファンならば要チェックだ。さらに、1998年にリリースされ、“不朽の名作”と名高いソロ・デビュー・アルバム『Let It Come Down』が、新たにリマスタリングされ、当時の国内盤(ボーナス・トラック1曲)に、2曲のボーナストラックを追加収録した形で2月15日(水)にリリースされる。■ジェームス・イハからのメッセージ「こんにちは。日本のみんなが大好きだよ。君たち全員にギターを1本ずつ差し上げたい気持ちでいっぱいだ。でも、残念ながらそんな数のギターは持ってない……。ぜひ「EMI ROCKS」でのライブを観に来てほしい。そしてぜひ新譜をじっくり聴いてほしいな。この新譜は愛でできているから。このアルバムを作るために沢山タクシーに乗ったよ。ニューヨークで」■ジェームス・イハ/『Look To The Sky』3月14日(水)発売2500円
2012年02月10日若い世代を中心に絶大なる人気を誇る漫画家・浅野いにおの作品「ソラニン」の実写映画化を手がけた三木孝浩監督の動画インタビューが到着!宮崎あおいを始めとする若手人気キャストを迎え、主題歌はASIAN KUNG-FU GENERATION(以下、アジカン)が担当するなど、公開前から大きな話題を呼んでいる本作。これまで、多くのミュージックビデオの演出を行ってきた監督とあって、映画化に際してもライヴシーンを重視。原作について「音のない表現で音を感じさせて素晴らしい」と絶賛しつつ「映画ではそれとは違う形で音楽が持っている力を表現したかった」と思い入れを明かす。さらに、宮崎さんとのクランクイン前の会話、バンドのシーンにまつわるエピソード、主題歌をアジカンに決定した経緯、自らの青春時代についてまで、落ち着いた口調ながらも熱い思いが感じられるコメントが並ぶ。監督の視点、思いを知ることで、作品の見え方、受け止め方がまた違ってくること請け合い。映画を観る前に、ぜひご覧あれ!『ソラニン』は4月3日(土)より全国にて公開。※こちらのインタビュー映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERYシネマカフェSweet「『ソラニン』 素晴らしきマンガワールド特集」■関連作品:ソラニン 2010年4月3日より全国にて公開© 2010浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会写真:太田好治■関連記事:芽衣子は理想の恋人?あなたの青春恋愛ソングは?『ソラニン』アンケート結果発表映画公開直前!『ソラニン』原作者・浅野いにおから動画メッセージが到着超豪華!宮崎あおい、高良健吾らキャストサイン入り『ソラニン』プレスを1名様にプレゼント桐谷健太×近藤洋一インタビュー「そっくりなベーシストが出てくるマンガがあるよ」宮崎あおいの言葉にアジカンのゴッチ感激!「録音して着ボイスにしたかった…」
2010年04月02日映画『ソラニン』の試写会が3月15日(月)、若い世代に人気の書店『ヴィレッジヴァンガード」(以下V.V.)主催で開催され、本作の三木孝浩監督とV.V.のオンラインショップの“中の人”こと中本恵二氏によるトークイベントが行われた。トークイベントは作品上映後ということで、中本さんは映画を観たばかり。早速、感想を尋ねると「いまもウルウルしていて、感動冷めやらぬ感じです。印象に残ったのは、最後のライヴシーン。宮崎あおいさんのギターを弾いているときの真剣な表情は、演技を超えてかなり(役に)入っているな、と。ひと言で言えば、観てよかったな、と」と絶賛。三木監督はこの言葉にホッとした様子。その三木監督は、ミュージックビデオの分野で活躍しており、本作で初めて映画監督に挑戦した。以前から(原作の)浅野いにおさんの作品は好きだったものの、「ソラニン」だけは読んでいなかったとか。「読んでみたらまさしく自分がやってきた音楽というフィールドに近い、バンドをやる若者たちの話で、ぜひやりたいと思って(監督の話を)引き受けました。音楽をテーマにしつつ、『夢を持ってるんだけど、まっすぐに進めないモヤモヤした感じ、冷めている感じ、想いと戦っている感じ』に共感できたし面白いと思った」と語った。中本さんは、原作漫画の連載当時、および漫画の発売当時について「よく『浅野いにおの新刊読んだ?』と話してました。読んでみて『なかなかない物語だな。売ってやろう!』という気持ちになって、当時かなり押しましたし、お客さんの反応も良かったですね」とふり返った。さらに話は世代論に。「浅野さんよりも少し上の世代」と言う三木監督は、90年代後半を引き合いに「あの頃は、斜に構える感じでも、根本は明るいというか、少しのん気さがあった。『ソラニン』のシビアな感じ…例えば貯金残高がなくなったり、タイムリミットが差し迫ってるという感覚はこの世代ならではかも。(劇中の)種田(高良健吾)や芽衣子(宮崎あおい)の悩み方ってきっと僕らの世代以降の悩み方だと思うんです。自分の幅が見えてしまい、設定が出来てしまう」とも。これに中本さんも「劇中の、ギターを初めて弾いた少年の『世界が開けたような』感覚を得る機会が少なくなっている。ネットで検索すれば何でも見える時代で、自分の発見に感動することがなくなった」と頷く。監督はさらに、自らの経験を挙げ「僕は徳島の田舎育ちで、高校時代に『映画監督を目指す』と周りに話して、何となくビデオ回して作った作品を『これは傑作なんじゃないか!』って幻想したりして(笑)、それがモチベーションになってた。いまは、例えば曲を作ればすぐにマイスペースに上げられて世間にも評価されてしまう。そこで自分のレベルにある程度、想定がついてしまう」と現代の“手軽さ”が、皮肉なことに若者たちの“熱”を奪っている現状を語った。若い世代を中心とした観客は、真剣な眼差しで監督の言葉に耳を傾けていた。また、トークイベントの最後には三木監督は、『ソラニン』以後について「浅野先生の別作品もやってみたいですね。『世界の終りと夜明け前』(小学館刊)が大好きなのでぜひ映像化したいです」と意欲を語った。『ソラニン』は4月3日(土)より全国にて公開。■関連作品:ソラニン 2010年4月3日より全国にて公開© 2010浅野いにお・小学館/「ソラニン」製作委員会/写真:太田好治■関連記事:『ソラニン』Twitterが熱い!フォロワーが3,000人突破宮崎あおい、夢はガソリンスタンドのバイト?『ソラニン』イベントで幻の楽曲も公開アジカン後藤バンドブレイク前をふり返り「僕らはちょっとおかしい」ふたりの想いをつなぐ歌!『ソラニン』劇場鑑賞券を5組10名様にプレゼント高良健吾率いる劇中バンド熱唱のデモCD付き!『ソラニン』特別前売鑑賞券予約開始
2010年03月16日『亀は意外と速く泳ぐ』や『転々』など、ゆるりとしたギャグと徹底的に作り上げられた独特の世界観で数々のファンを魅了する、日本映画界きっての奇才・三木聡。またもや摩訶不思議なタイトル『インスタント沼』と名づけた、監督の集大成とも言うべき最新作がDVDリリースされた。作品の随所から見られる監督の「映画」へのこだわり、そしてその原風景について、話を聞いた。実は、「〜沈丁花ハナメの冒険〜」という副題を考えていたと話す監督が、今回主軸に置いたのは、30歳前後の岐路を迎えたヒロイン・沈丁花ハナメ(麻生久美子)の“成長譚”。これまでにも増して、この作品では、主人公が前向きに人生と向き合っていくさまがストレートに描かれている。「ただギャグをやる以外の、別の楽しみ方を映画の中で見つけたいという気持ちはあった」と監督は話す。「人生の中で、成長しなきゃいけないとか、利益を上げなきゃいけないとか、いろんなことの目標値を周りに設定されるじゃないですか。でも、目標のない人生がむなしいというのは単なる植えつけで、別に意味なく一生を過ごしてもその人が良ければそれでいいわけじゃないですか。頑張らなきゃいけない理由なんて何にもないんですよね。そういう柵からちょっとフリーになってもいいんじゃないかという気持ちはあったと思います、2008年の夏は。それはそのときの気分だったんだろうし、それを観た人がまた別の気分を見出してくれると、ちっちゃい思想しかない映画が勝手な広がりになっていく。観た人がそれぞれ自由に思ってくれることが一番ですよね」。そんな三木監督の作品に欠かせない要素というのが、ナンセンスなジンクスや“未確認”生物の存在。今回も、物語のゆくえを司る“沼”しかり、河童や空飛ぶ龍しかり、期待を裏切らない、ナンセンスがそこかしこに転がっている。「やっぱり目の前にあるものだけを認めなくてもいいんじゃないかというのは、映画の基本構造としてあります。僕自身も、底なし沼があったらいいなと思ってた世代なわけですよ。小さい頃は、アマゾンに人が落ちたらピラニアに喰われて骨だけが浮いてくるということにドキドキした世代だから。デヴィッド・リンチとかも大好きな監督なんだけど、ある種の“まがまがしさ”というのを映像にしていくことに惹かれるんです」。続けて、監督は楽しそうにこう語る。「僕の映画の原始的な体験って小さい頃大好きだった西部劇ごっこなんです。おもちゃの兵隊を目の高さに持ってきて、別の世界をミニチュアサイズの中に作っていくという構築の仕方はいまも影響されてるのかなと思います。小学校6年生くらいのときって男子より女子の方が成長してる感じがあるじゃないですか?その関係っていまもあると思うけど、女性の監督さんはその辺がすごくドラスティックで、俺が作っている映画の方が随分単純でくだらないなと思うことはありますね(笑)」。では今回、なんでまた“沼”を題材に選んだのか?それも日本の社会が急成長した70年代、幼い頃の日常にあった、沼が埋め立てられ団地にされていくという景色と深く結びついていた。「沼とかがブルドーザーで埋められてるのを見て、何で埋め立てちゃうんだろうと。社会が成長していく上で排除されているものに対して、あってもいいんじゃないという気持ちはありますね。雑多なものやイメージが街の中にあるからこそ街なんだという気もするし、そういうことへのアンチテーゼも池や沼に結びつき、骨董屋にも結びついていったんだと思います。電球商会(劇中の骨董屋)というのはまさにカオスで、昔は古着の山の中にすごく高いものが埋まってるんじゃないかという幻想みたいなのがあったと思うんだけど、そういうのが無くなることへの懸念もあったり。『転々』のときも、無くなってしまうだろう空き地とか、開発中の変な建物だとか、ぽつんと駐車場に取り囲まれたアパートとかを背景にしているんですよ」。脱力系ワールドとは裏腹に、既成の価値観やルールをぶち壊すスピリットを強く感じさせる三木監督。改めて、監督にとっての“映画”とは何かを聞いてみた。「こうでなきゃいけないというのがない、懐の深さが映画の最大の特徴だと思います。特に2000年以降は、映画界以外の分野からいろんな人が参入したり、いろんなトライ&エラーがなされてきた。(不景気の煽りを受け)いまはちょっとみんなへこんでますけど、それが終わったときに映画がどんなトライ&エラーをしていくのか楽しみですし、自分も目撃者としてそこにいたいという気はありますね」。早くも次回作が待たれるが、では監督、次はどんな映画を撮ってみたいですか?「ロックな映画をやってみたいですね。僕も一時期バンドをやっていたことがあるんですけど、大きな声でバカバカしく歌うっていう。昔の『ロッキー・ホラー・ショー』でおっさんが編みタイツ履いてたり、ああいうロックそのものの破天荒でバカバカしいイメージを再現したいなと思いますね(笑)」。三木聡監督プロフィール1961年神奈川県生まれ。テレビの構成作家やシティボーイズのライブの作・演出などを務めた後、最近では、高視聴率のドラマ「時効警察」の脚本・演出でも話題になる。監督作に『イン・ザ・プール』(’05)、『転々』(’07)など。「インスタント沼ミラクル・エディション」発売元:角川映画/販売元:ポニーキャニオン価格:4,935円(税込)発売中© 2009「インスタント沼」フィルムパートナーズ■関連作品:インスタント沼 2009年5月23日よりテアトル新宿、渋谷HUMAXシネマほか全国にて公開© 2009「インスタント沼」フィルムパートナーズ■関連記事:『蒲田行進曲』と麻生久美子の浅からぬ因縁とは?風間杜夫は必死の自毛アピール【どちらを観る?】加瀬亮の“染まり”を検証『重力ピエロ』&『インスタント沼』幸運!?の“ジリ貧”『インスタント沼』特製マグカップを2名様にプレゼント「出たとこ勝負(笑)!」麻生久美子が30歳を前に迎えた岐路と出会いとは?引越し大好きの麻生久美子、“ジリ貧”脱出法を伝授「おかげで運気が上がった」
2009年12月08日