最新主演映画『アリス・イン・ワンダーランド』のプロモーションで3月22日(月・祝)、来日したジョニー・デップが記者会見に続き、同日夕方、恵比寿ガーデンプレイスで行われたファンイベントにティム・バートン監督と出席。ファン約3,800人を熱狂させた。同所内に約5,000万円、約1か月かけて建設された劇中の“赤の城”セットを、約40分かけて歩いてファンサービスに勤しみ、テレビ局各局のインタビューに回答。ハードスケジュールを押して来日した心境について「いつもサポートしてくれるファンにお礼を言いたくて来たんだ」と誠実な言葉。個性的で知られるファッションについてポイントを聞かれると「娘(10歳の長女リリーちゃん)がよくビーズでブレスレットを作ってくれるんだ」と微笑みながらスーツの袖をたくし上げ、右手首に付けた愛娘からのプレゼントをお披露目し、「おみやげ?もちろん買っていくよ」とパパの顔をのぞかせた。ファンサービスを終えバルコニー風ステージに上がると、大声援を送るファンを見渡しつつ「いつもサポートしてくれてありがとう」と手を振った。バートン監督は「日本に来るのは毎回素晴らしい体験です」と呼びかけた。同作はイギリスの作家ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」をモチーフに、19歳になったアリスが新たな冒険を通じ自分探しの旅をする姿を描いたバートン監督発案のオリジナルストーリー。同イベントにはほかに、亀田三兄弟の二男と三男ことプロボクサーの亀田大毅&和毅、19歳のアリスに因み、今年19歳になる女優の福田沙紀、谷村美月らがゲストで来場。福田さんは「デップさんは1人の人間なのに、作品ごとに全然違う顔を見せてくれる。役者としてとても尊敬できます」とウットリ。直接会話できたら?と聞かれ「パニックですよ。私、結構ビビりなので…」と恥じらっていた。一方、日本滞在最大15時間の予定だったジョニーは予定を変更し1泊することになった。プライベートジェット機で同日、午前9時10分頃、成田空港に到着したが、配給元のデイズニーによると、「1フライトを終えたパイロットは次のフライトまで一定時間を空けないといけない規定があるため、デップ側から到着してすぐに1泊したい旨の申し入れがあった」と説明。「新作の撮影スケジュールとの調整がついたようです」と付け足した。ジョニーは現在、アンジェリーナ・ジョリーとの初共演作『The Tourist』(原題)をイタリアで撮影中で、その合間を縫って来日した。23日中に離日し、同作の撮影に戻る予定。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ歴代個性派名優に熱いリスペクト 『アリス』日帰り来日会見ジョニーよりひと足早く来日のティム・バートン監督がサプライズで舞台挨拶!ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念
2010年03月22日ジョニー・デップが3月22日(月・祝)、最新主演映画『アリス・イン・ワンダーランド』のPRのため約3か月半ぶり7度目の来日を果たし、東京・新宿パークタワーでティム・バートン監督と共に記者会見に出席した。現在、アンジェリーナ・ジョリーと初共演する新作『The Tourist』(原題)の撮影中で多忙のジョニーは、パリから自家用ジェットで同日の午前9時10分、成田空港に到着し、会見場に登場。成田では徹夜組を含むファン約1,000人に出迎えられ、「温かい歓迎を受け、感動しました。日本のみなさんにはいつも大きなサポートをいただいています。日本に来ることはとても素敵な経験で、僕にとっては特別な国です」と感謝の弁。先に挨拶したバートン監督は、18日(木)から日本滞在中のためもあってか「コンニチワ、ティム・バートンです」と日本語を披露。ジョニーはビックリした表情でバートン監督を見つめながら拍手した。本作はイギリスの作家ルイス・キャロルの名作「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の後日談で、19歳になったアリスの新たな冒険を描いた、バートン監督によるオリジナルストーリー。ジョニーは、アリスの冒険を助ける帽子屋、マッド・ハッター役。バートン監督との初コラボ作『シザーハンズ』を彷彿させる強烈メークで登場する。作品ごとに大変身する役作りの秘訣を聞かれ「変装やメークをすることでより自分が出せて、役に入り込むことができる。子供の頃、観ていた映画の中の尊敬する俳優はみんなキャラクターアクターだった。ロン・チェイニー、ポール・ムニ、マーロン・ブランド。崇拝しているよ」と歴代の個性派名優たちへのリスペクトを吐露。「僕は、観客を飽きさせないように毎回違うものを提供し、楽しませないといけない、という責任を感じている。いまのところ同じ役をやったことはないと思う。それは僕が人を観察するのが好きで、周囲にいる興味深い人の行動パターンを見て引き出しにしまっておくことが役立っていると思う」と真摯に話した。一方、本作を観たという、私生活のパートナーであり、フランス人歌手で女優のヴァネッサ・パラディとの間の10歳の長女リリーちゃん、7歳の長男ジャックくんの反応について「作品自体は大好きで気に入ってくれたけど、僕の役・マッドハッターに関してはクレイジーという印象を持ったよう」と苦笑い。バートン監督も、私生活のパートナーで女優のヘレナ・ボナム=カーターとの間の2人の子供の反応を「2歳の娘の反応が心配だったけど、イカれている作品として気に入ったみたい。彼女自身も、モンスターや怪獣が大好きでイカれているから」と自身の趣味をしっかり受け継がせた様子でニヤリ。取材陣を笑わせていた。バートン監督の来日は約2年ぶり。会見には記者&ライター280人、テレビなどカメラ70台、スチールカメラマン80人が集まった。ジョニーの強行スケジュールの絡みか、会見は約30分押しでスタート。会見予定時間60分のところ、約40分で終了した。本作は、全米では今月5日から公開中。20日現在で興行収入2億6,580万ドルに達しているという。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。(text:Yoko Saito)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:『アリス』で来日のデップ日帰りから1泊に予定変更ジョニーよりひと足早く来日のティム・バートン監督がサプライズで舞台挨拶!ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念
2010年03月22日3月18日(木)に映画『アリス・イン・ワンダーランド』の完成披露試写会がユナイテッドシネマ豊洲にて開催された。当初の予定では、この日は上映のみということだったが、22日(月・祝)に開催されるジャパン・プレミアを前に、主演のジョニー・デップよりもひと足早く来日したティム・バートン監督がサプライズで来場し挨拶に立った。当初の予定になかった上映前の舞台挨拶、しかも製作当初から大きな話題を呼んできた本作とあって、バートン監督が登場すると会場にはどよめきが。ごく短い時間での舞台挨拶となったが、バートン監督は、これから映画を観る観客に向けて「ディズニーから、3Dで『アリス・イン・ワンダーランド』が撮れると聞いて、素晴らしいと思った。(原案となっている)『不思議の国のアリス』は、マッド・ハッター、白うさぎ、チェシャ猫など、キャラクターたちがたくさん出てくる素晴らしい作品です。女の子のバーチャルなファンタジー、というだけでなく、生きるための考え方が反映されている作品になっているんです」と解説。アリスの成長物語という要素も入っているのでは?という言葉に「そのような要素も含まれている。ルイス・キャロルの原作は、様々なキャラクターが出来てクレイジーだが、ストーリーは単純。でも女の子が自分を見出していく話。映画は、アリスの内側の強さを表す作品となったと思う」と語った。親日家として知られるバートン監督。ジャパン・プレミア以外にも会見や個別取材など様々な取材が入っているようだが、プライベートで日本を楽しむ時間はあるのか?あるとしたら一体どこへ行くのか?22日(月・祝)にはジョニーも来日し、ハリウッドきっての最強コンビが揃ってお目見えとなる。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ついにジョニー&アンジーがツーショットで登場!ヴェネチアでの新作撮影は順調ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念ティム・バートン×ジョニー・デップ最新作『アリス・イン・ワンダーランド』ファンイベントに25組50名様をご招待ゲスト舞台挨拶付き『アリス・イン・ワンダーランド』ジャパン・プレミアに1組2名様をご招待
2010年03月20日イタリアのヴェネチアで順調に撮影が進んでいる、ジョニー・デップ&アンジェリーナ・ジョリー主演の『The Tourist』(原題)。これまで、それぞれ単独の撮影現場の様子ばかりが伝えられてきたが、16日、ついにツーショットでの撮影風景が目撃された。撮影が行われたのはサン・マルコ広場すぐ脇にある超高級ホテルのダニエリの前。そこから水上タクシーに乗り込み、運河をクルーズしながらの撮影で、船上に並んで立つジョニーとアンジーの姿が見て取れる。『The Tourist』は、ジョニー扮するアメリカ人旅行者がアンジー扮するインターポールの捜査官におとり捜査のために利用され、危険と直面するスリラー。『善き人のためのソナタ』のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督がメガホンを取る。アンジーは撮影の合間にはセットに連れてきている4人の子供(マドックス、パックス、ザハラ、シャイロ)の相手をして、気分転換をはかっているという。一方、超過密スケジュールの来日を控えたジョニーは家族サービスよりもいまは仕事に集中、という状態のようだ。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:ソルト 2010年7月31日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念ティム・バートン×ジョニー・デップ最新作『アリス・イン・ワンダーランド』ファンイベントに25組50名様をご招待ゲスト舞台挨拶付き『アリス・イン・ワンダーランド』ジャパン・プレミアに1組2名様をご招待完売必至!『アリス』全7種類のキャラクターストラップ付き鑑賞券いよいよ発売
2010年03月18日映画『アリス・イン・ワンダーランド』に出演するジョニー・デップが、本作のプロモーションのため、3月22日(月・祝)に緊急来日することが発表されたが、ジョニーの日本滞在時間は最大15時間!ハードスケジュールの中で、記者会見やファンイベント、本作のジャパン・プレミアなどに出席することになる。全米で歴代6位となる、オープニング3日間で1億1,630万ドルという、『アバター』の7,702万ドルを凌ぐ好成績を記録している『アリス・イン・ワンダーランド』。日本でも4月の公開に向け、大きな盛り上がりを見せているが、やはりファンの注目の的となっているのは、マッドハッター(帽子屋)に扮するジョニー!現在、イタリアのヴェネチアで、アンジェリーナ・ジョリーとの共演作となる『The Tourist』(原題)の撮影に臨んでいるが、日本からの熱烈なラブコールに応える形で、昨年12月の『パブリック・エネミーズ』のプロモーションに続いて来日することが正式に決定した。多忙を極めるジョニーとあって、滞在時間はあくまで“最大で”15時間。その間に都内某所で、本作でアリスが立ち向かう“赤の女王の城”をイメージした空間で開催されるファン・イベント、報道陣向けの記者会見、さらにジャパン・プレミアイベントの舞台挨拶に参加とまさに強行日程!常にファンを大切にするジョニーだが、少々心配になるくらいハードなスケジュールを分刻みで動くことになりそう。常に独特のファッションが話題を呼ぶジョニーだが、イタリアから駆けつける今回は、どんな装いでファンの前に現れるのか?ジョニーがこれだけ力を入れるだけあって、国内5大都市での劇場鑑賞券がすでに12,000枚を超える累計販売数を記録するなど、日本でも大ヒット間違いなしと目される『アリス・イン・ワンダーランド』。公開は4月17日(土)より全国にて。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ、計画していた友人のバンド・ツアーへの飛び入り参加を断念ティム・バートン×ジョニー・デップ最新作『アリス・イン・ワンダーランド』ファンイベントに25組50名様をご招待ゲスト舞台挨拶付き『アリス・イン・ワンダーランド』ジャパン・プレミアに1組2名様をご招待完売必至!『アリス』全7種類のキャラクターストラップ付き鑑賞券いよいよ発売『アリス』ワールド・プレミアになぜか亀田兄弟登場!デップは来日に意欲
2010年03月16日ついに全米公開になった『アリス・イン・ワンダーランド』が興収1位に躍り出たジョニー・デップ。イタリアのヴェネチアでアンジェリーナ・ジョリーと共演の『The Tourist』(原題)撮影の合間を縫って計画していた、友人が率いるバンドの英国ツアーへの飛び入り参加を警備上の問題から断念した。ジョニーが飛び入り参加を計画していたのは英国のインディーズ・バンド、BABY BIRDの今週から始まる英国ツアー。フロントマンのスティーヴン・ジョーンズとジョニーは親友で、昨年レコーディングされた彼らの楽曲「Unloveable」にジョニーがギターで参加し、PVの監督も務めている。スティーヴンは、昨年発売されたBABY BIRDの最新アルバムはジョニーからの資金援助を受けて完成したことを明かし、ジョニーについて「BABY BIRDにとってのライフセーバー。限りなく優しい人」と語り、感謝の意を表している。だが、会場が大混乱で危険な状態になるのを避けるため、ジョニーの飛び入り計画は白紙に戻された。「ジョニー・デップはただツアー会場に来て、一緒に演奏したいだけなんだ。でも、論理的に考えてもそれはあり得ないことだった」とスティーヴンは無念の気持ちを語った。なお、ジョニーが監督を務めた「Unloveable」のPVはBABY BIRDのMy Spaceのサイト()で視聴できる。(text:Yuki Tominaga)ヴェネチアで『The Tourist』撮影中のジョニー。© AFLO■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ来日決定も、与えられた時間は最大15時間で超ハードスケジュールティム・バートン×ジョニー・デップ最新作『アリス・イン・ワンダーランド』ファンイベントに25組50名様をご招待ゲスト舞台挨拶付き『アリス・イン・ワンダーランド』ジャパン・プレミアに1組2名様をご招待完売必至!『アリス』全7種類のキャラクターストラップ付き鑑賞券いよいよ発売『アリス』ワールド・プレミアになぜか亀田兄弟登場!デップは来日に意欲
2010年03月16日新作映画『噂のモーガン夫妻』を携えて来日した“ラブコメの帝王”、ヒュー・グラント。たっての希望でプロモーション来日を果たしたというだけに、彼ならではの楽しみ方で日本を堪能しているようで…?恋人とは家より旅先の方が上手くいく『噂のモーガン夫妻』では、夫の浮気が原因で離婚危機を迎えた夫婦が、不運にも殺人事件を目撃!ふたりは事件の犯人に命を狙われる状況に陥ってしまい、地元ニューヨークを離れ、ワイオミング州の田舎町に揃って身を隠す。撮影はニューメキシコ州のロイで行われたというが、ヒューとアメリカ南西部はミスマッチのような…。「でも、心の底から撮影を楽しんだよ。本当に、子供の頃から西部に憧れがあったんだ。西部劇の映画もたくさん観ていたしね。カウボーイの服をいろいろ持っていたくらいで、ニューメキシコは期待していた通りの場所だった。例えば、どんな映画を観たか?うーん、それは忘れちゃったな…ごめんね」。田舎での生活にカルチャーショックを隠せないモーガン夫妻とは違い、ヒュー自身は「知らない土地に行くのが大好き」だと言う。「映画を撮るときは様々な場所を訪れるものだけど、ロンドンやニューヨークのような慣れ親しんだ場所ではなく、知らない土地での撮影ほど興奮させられるものはないよ。その土地ならではの食事を楽しむのも好きだね」。ヒューがこんなにも冒険心あふれる人物だったとは…、何だか意外。ならば、今後アメリカへの移住の予定は?と尋ねると、「それは“ノー”だね」ときっぱり言い切った。「僕はやっぱりヨーロッパ気質の人間なんだ。そういう意味では、ヨーロッパとアメリカは文化的に全然違う。ニューヨークや今回の撮影で訪れたニューメキシコなど、アメリカにも好きな場所はたくさんあるけど、住むとなると、何だか落ち着かないものがあるんだ」。離婚危機にあったモーガン夫妻は田舎での生活を通し、徐々に関係を改善させていく。もしヒューがパートナーとの関係を改善させるなら、どこへ行く?「難しいな…。どこへ行くかは思いつかないけど、家にいないで、どこか離れた場所に行った方がいいだろうね。そもそもカップルとはそういうものだと思う。僕の経験では、普段家にいるときよりも、休暇でどこかを訪れたときの方が恋人と上手くいくことが多かった。だから、何百回も休暇旅行へ出掛けるようにしていたよ(笑)」。ヒューのために書かれた役、ポール・モーガンちなみに、自分自身を見つめ直す場合は「日本が大好きだから、日本かな…」と嬉しいお言葉。「あとはフランスだね。日本と同じくらい、フランスも大好きなんだ」。「日本が大好き」とは言うものの、本日のヒューは少々ぐったり気味の様子。人気者の彼だけに、分刻みのプロモーション・スケジュールに参っているのか…、それとも?「本当に申し訳ない…。日本での滞在は十分楽しんでいるよ。楽しみ過ぎて、こうなっちゃったんだ…。どんなことをして楽しんでいるか?それは内緒。絶対にね」。スタッフの情報によると、昨晩は「ディナーで天婦羅屋さんに行きましたが、その後は分かりません」とのこと。その後いったい何が…?さておき、常に役柄をナチュラルに演じ、『噂のモーガン夫妻』でも彼自身を彷彿とさせるキャラクターに扮しているヒュー。とは言え、“彼自身”は他者が彼に対して抱くイメージに過ぎず、本当の意味での彼自身は実のところ分からない。そこで、本当のあなたはどんな人?とストレートに聞いてみると、「何て難しい質問なんだ…」と絶句した。「リチャード・カーティス(『フォー・ウェディング』、『ノッティングヒルの恋人』、『ブリジット・ジョーンズの日記』、『ラブ・アクチュアリー』の脚本家)もそうだし、マーク・ローレンス(『噂のモーガン夫妻』の監督&脚本担当。『ラブソングができるまで』、『トゥー・ウィークス・ノーティス』も監督)も同じなんだけど、彼らは僕に好感度の高い役を与えてくれる。本当の僕はそうじゃないと知っているのにね。今回の作品で言えば、マークは僕のことをよく知っているし、ポール・モーガンという役を僕のために書いたと言っていた。だから、僕自身の要素がポールにかなり入っているのは確かだね。でも、マークの方が僕よりもずっと善良なんだ。だから、いい人である彼の要素もキャラクターの中に入っていると思うよ」。ティム・バートン&ジョニー・デップのように、7度のコラボレーションを果たす仲になりそうかと尋ねると、「かもね。僕はマークのことを本当に愛しているから」と苦笑しながら一言。もちろん、他にも組んでみたい監督は大勢いるそうだ。前日の記者会見ではクリストファー・ゲストとマイク・リーの名前が挙がっていた。「アメリカの新鋭監督で…、“ブロマンス映画”の…誰だっけ?今日は本当に固有名詞が出てこないな…。ああ、そうだ。ジャド・アパトーだ。彼の映画はすごくいいね。一緒に仕事をしてみたいと思う」。“ブロマンス(Bromance)映画”とはブラザー(Brother)+ロマンス(Romance)の意で、男同士の親愛の情や絆を描いた映画のこと。ぜひとも実現させ、男心の体現者となっていただきたいところだ。一方、『噂のモーガン夫妻』の共演者サラ・ジェシカ・パーカーの代表作である「SEX AND THE CITY」も「もちろん観ているよ。大好きな番組だ」と言い、女心の探究にも余念がない様子。もうすぐ50歳にして、“ラブコメの帝王”に君臨するヒュー様の魅力の秘密はこんなところにもあった!?(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:噂のモーガン夫妻 2010年3月12日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開■関連記事:“ラブコメの帝王”ヒュー・グラント、日本の女性ファンの恋愛観に冷や汗?ヒュー・グラント、ご機嫌記者会見!“浮気は文化”に英国流の反論【シネマモード】現役ハーバード教授に聞く、ハリウッドのアンチエイジング事情セレブカップルをあの2人が名演!『噂のモーガン夫妻』鑑賞券を5組10名様プレゼントサラ・ジェシカ・パーカー&ヒュー・グラントが最新作プレミア出席ヒューの元カノも
2010年03月10日20代女性は、キャスト萌えするシリーズ映画を支持!好きな映画の続編が作られるのは嬉しいことですが、一方でクオリティが落ちないかという心配もつきもの。ただ、3作以上作られているシリーズに関しては、安心して続編に手を出すことができますよね。そんな名作シリーズがひしめく洋画作品の中で、20代女性が支持したのはどれか?男性編とは打って変わって、近年のヒット作が多く挙がりました!>>男性編も見るQ:洋画の大作シリーズ(3作以上続いている作品)で、あなたが好きなものを一つだけ選んでください。(単一回答)1位『ハリー・ポッター』シリーズ19%2位『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ18%3位『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ9%4位『スパイダーマン』シリーズ7%5位『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ6%■とにかく内容が好き!派・『007』シリーズ:「ボンドの仕事ができそうなのにちょっとおっちょこちょいなところがたまらない」(23歳/マスコミ/その他)・『TAXi』シリーズ:「落ち込んでいるときに観たら楽しい気持ちになれる」(28歳/精密機器/総務)・『インディ・ジョーンズ』シリーズ:「親から薦められて観た最初の映画で、今でも好き。とてもハラハラして、子供のころは探検家になりたいくらいだった」(26歳/官公庁/法務)・『スター・ウォーズ』シリーズ:「20年以上も前に作られたとは思えないくらいの出来栄えで、今観てもハマる!」(27歳/金融/金融系専門職)・『スパイダーマン』シリーズ:「弱気な主人公が、女性を助けるために強くなっていくところが面白い。ハラハラさせる場面も見もの」(27歳/精密機器/秘書・アシスタント)・『ターミネーター』シリーズ:「『2』の映像のすごさにはとにかくびっくりした。今でもそのアイデアには驚く」(29歳/アパレル/クリエイティブ)・『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ:「ジョニー・デップがかっこいいし、話も面白い。映画館に観に行ったとき、観客が声をあげて笑っていた」(25歳/金融/営業)・『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ:「未来と過去を行き来する話だが、バカバカしくなくて好き。家族一緒に楽しめた」(28歳/自動車関連/営業)・『ハリー・ポッター』シリーズ:「原作がとても好きだから。あと、原作と同じように俳優たちが実際に成長していくのが楽しい」(25歳/マスコミ/その他[アシスタント])・『ミッション:インポッシブル』シリーズ:「アクションが本格的で、ストーリーもハラハラドキドキさせられ、ついつい惹き込まれる」(29歳/化学/秘書・アシスタント)・『ラッシュアワー』シリーズ:「もともとジャッキー・チェンが好きだというのもあるけれど、主人公二人の息の合った掛け合いとアクションが面白い」(24歳/広告/営業)・『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ:「友人や恋人への愛、醜い欲望、勇気など細かな心情が描かれていて、とても感動的。また、壮大なスケールの映像もすばらしい!」(27歳/教育関連/営業)■印象的な体験とあわせて好きになった!派・『ジュラシック・パーク』シリーズ:「背後に恐竜が迫っているハラハラ感がいい。実際にハワイでロケ地を訪れたことも印象に残っている理由かも」(26歳/建築/その他[一般事務])・『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズ:「小学生のとき、時間の流れが理解できなくて、お姉ちゃんに図を描いてもらった。タイムマシンで過去・未来に行けるという設定にワクワクした」(28歳/広告/秘書・アシスタント)・『ハリー・ポッター』シリーズ:「高校の仮装行列でハリポタをやろうという案が出て、みんなで観た。結局やらなかったけど、ハリポタ=文化祭というイメージがあるので、あのときのワクワク感がよみがえる」(23歳/マスコミ/企画開発)総評2000年以降に発表された比較的新しいシリーズが5位以内に4本ランクイン。1位に関しては、原作人気および成長する姿を追うことができる固定キャストが投票を後押しした模様でした。一方、2位の口コミで目立ったのが、ジョニー・デップをはじめとするイケメン出演者に対する賛辞。これこそが、男性編4位から女性編2位に躍進した大きな理由と思われます。(文・大城健太郎)調査時期:2010年2月9日~2月15日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性568名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【女性編】「2」の方が面白い映画ランキング【女性編】3月公開の観たい映画ランキング「一度ハマると抜け出せない!」中毒性の高い海外ドラマランキング完全版(画像などあり)を見る
2010年03月08日映画『アリス・イン・ワンダーランド』の“第3弾”限定プレミアム特典付き前売鑑賞券が3月6日(土)より全国の劇場にて発売開始となる。今回の特典は、個性的なキャラクターたちをかたどった“不思議の国のストラップ”。数量限定の全7種類のストラップをめぐって週末、全国劇場で行列が――?ジョニー・デップがサプライズで登場し、本編の3D上映も行われたL.A.でのファンイベントに続き、つい先日はロンドンでワールド・プレミアが開催されるなど、公開に向け盛り上がりを増している本作。日本では公開の半年以上前の昨年9月に、本作のジャパン・プレミアに参加するための応募券付き特製ポストカードを特典とする“第1弾”限定プレミアム特典付き前売鑑賞券が発売され、大きな話題を呼んだ。12月には、本作のカレンダーを特典とした“第2弾”も発売をスタート、第1弾、第2弾合わせて、全国5大都市の20の劇場で累計12,537枚を売り上げた。ちなみにこの数字は、興行成績100億円を記録した『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』と比較して、225%に当たる売り上げとなっており、本作への並々ならぬ期待の高さがうかがえる。そしてこのたびの“第3弾”では、キャラクターをかたどったグッズが登場!何と完成に10か月も要したというこちらのストラップは、ティム・バートン監督と出演陣の承認をとった上で製作され、バートン監督にいたっては「完成したらぜひ送ってほしい」と熱望していたとか。全7種類の内訳は、新星ミア・ワシコウスカ扮するアリスに、ジョニーのビジュアルに注目が集まる帽子屋(マッドハッター)、アリスを地上からワンダーランドに導く白うさぎ、そしてヘレナ・ボナム・カーターの“怪演”が話題の赤の女王に、その妹でアン・ハサウェイ演じる白の女王、まるまると太ったシュールな双子のトウィードルダム&トウィードルディー、そして自由に消えたり現れたりできる不思議なチェシャ猫という面々となっている。数量限定とあって即日完売の可能性も!超レアグッズとなること必至のこちらのストラップは、前売鑑賞券1枚につき1個付いてくる。全7種類制覇する者は現れるのか?全国の劇場にて3月6日(土)より発売開始。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。限定プレミアム特典付き前売鑑賞券価格:1,300円(一般)/800円(小人)※一部劇場では取り扱いはございません。また料金が異なる劇場があります。※特典がなくなり次第終了となります。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:『アリス』ワールド・プレミアになぜか亀田兄弟登場!デップは来日に意欲不思議の国がお好き?デップ&バートンも惚れ込んだミア・ワシコウスカ インタビュージョニー・デップ、犯罪検証番組で服役中の殺人犯3人の冤罪を訴えるジョニー・デップ『アリス』L.A.イベントにサプライズで登場3,000人超熱狂!ジョニー・デップがキース・リチャーズのドキュメンタリー映画『HAPPY』を監督
2010年03月03日「ファンタジー映画における当代一のゴールデン・コンビ」――そう称しても異論はないだろう。ティム・バートンとジョニー・デップのことである。不思議な世界を作らせたら右に出る者のいない彼らが、タイトルからしてすでに“ワンダーランド”という言葉を含んだ作品を作ったのだから面白くないはずがない!バートン監督にとって長年温め続けてきた企画であり、ルイス・キャロルの「不思議な国のアリス」をベースに、“その後”の物語として作り上げた『アリス・イン・ワンダーランド』。本作で、美しさと強さを兼ね備えた、これまでにない全く新しいアリス像を体現したのは銀幕デビューからまだ5年に満たないオーストラリア出身の女優ミア・ワシコウスカである。20歳の新米女優と見くびるなかれ!ジョニーに負けぬ存在感を放つこの“超新星”に話を聞いた。自身が演じた19歳のアリスについて、ミアは「自分の内面にある強さを引き出して、自分なりの生き方を模索している最中なんです。戦士として実際に戦うという部分はもちろん、精神的な意味でも戦っていると思います」と分析する。ミア自身、突如としてバートン×デップが待つ“ウサギの穴”に放り込まれたアリスそのもののようにも見えるが…。このワンダーランドに“新参者”として踏み込んでいくという体験はどのようなものだったのだろうか?「2人ともとても素晴らしい人たちなんです。私が“新参者”と感じないように、緊張しなくていいようにと気を遣い、歓迎してくれました。私にとっては何より、彼ら2人が一緒に仕事をしているところに居合わせることができたというだけで幸せなことでした」。ずばり、ミアが感じたバートン×デップのコンビが最強たる所以は?「ご存知のように彼らは長い付き合いがあり、互いへの深い理解があります。そして、傍から見ていて本当に“ツーカー”なんです。同じような映画やキャラクターが好きで、2人だけが分かる独特の言語があるかのようで…パーフェクトな関係なんです」。では続いて、ミア本人の話を。決して出演作は多くないものの、本作を含めその演技力、観る者を惹きつけてやまないその存在感に世界中が注目し、現在、彼女を取り巻く環境は急激な変化を遂げている。自らが置かれたこの状況をミア自身はどのように捉えているのだろうか?「確かに、ロスにいるときはプレッシャーや周囲の期待の高さを感じることはあります。でも幸いなことに、いったんオーストラリアの家族の元に戻れば、普通の生活を送ることができるので、そこで自分を取り戻すことができます。やはり、ハリウッドで仕事をするということにはとてつもないものを感じます。とはいえ、1日、1日そこに対応していけばいいかなとも思っています。突き詰めて言うと、自分が楽しいと感じる限り続けてみようという気持ちです。もし、これ以上エンジョイできなくなったら、また違う何かを探したいというのが本当のところの気持ちですね」。ちなみに彼女の両親はビジュアル・アーティストで写真家でもある。この両親によってもたらされた、彼女にとって生涯初めての「アリス」体験はチェコ・アニメーションの巨匠ヤン・シュヴァンクマイエルによる「不思議の国のアリス」だったとか…。「はい、そうなんです。すごいストップモーションの奇抜な作品でした(笑)。それを兄弟全員が見せられて…びっくりして目が離せない、というのが最初の感想でしたね。両親は、普段なかなか目にしない外国映画などを、私が小さい頃から見せてくれる人たちでした」。とはいえ、今回のバートン版・ワンダーランドも奇抜さでは負けていない。実際に不思議の国に身を投じてみて一番ワクワクしたのはどんな部分?「何と言ってもクレイジーなキャラクターたちですね。なぜって、実は、現実の世界にもああいう人たちって多いと思うんです(笑)。こういったキャラクターは、表面と本質が違う気がして、接していてどこか疑心暗鬼になってしまうんだけど、それでも憎めない!疑ってかかっていながらも、それでいて一緒にいて安心できる…私にとっては居心地がいいんです。特に好きなのはトゥイードルダムとトゥイードルディーの双子。チェシャ猫の不可思議な部分、それからもちろんマッドハッター(=ジョニー)も大好きです」。劇中の長い髪も印象的だが「2か月前に切ったの(笑)」というショートカットがとってもキュートなミア。本作出演後も日本から加瀬亮も参加しているガス・ヴァン・サントの新作への出演を始め、引っ張りだこ!次は一体どのような表情を見せてくれるのか?楽しみに待ちたい。(table coordinate/stylist:Maya Imano)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップ、犯罪検証番組で服役中の殺人犯3人の冤罪を訴えるジョニー・デップ『アリス』L.A.イベントにサプライズで登場3,000人超熱狂!ジョニー・デップがキース・リチャーズのドキュメンタリー映画『HAPPY』を監督2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦
2010年02月24日ジョニー・デップが27日放映予定の米・CBSの犯罪検証番組「48 Hours Mystery」に出演、1994年に起きた3人の男児殺害事件で有罪判決を受けた3人の男性の無実と再審請求を訴えていることが明らかになった。「ウエスト・メンフィス3事件」の名で知られる8歳の男児3人の惨殺事件の犯人として逮捕された3人の男性はいずれも事件当時未成年。首謀者とされる1人は死刑、あとの2人は終身刑で服役中だ。彼らは地域社会やメディアの報道で生じた偏見から犯人に仕立て上げられたという冤罪説も根強く、少年の1人がその詞を所持していたというバンド、メタリカやエディ・ヴェダー、ジョニーの元婚約者のウィノナ・ライダーらも彼らの再審請求活動を支援している。20日に公開された「48 Hours Mystery」の予告編に登場したジョニーは3人の実名を挙げながら、「僕は彼らの無実を固く信じている」と断言。3人のうち1人が「薬物注射で殺されてしまう死刑囚」であることから、一刻も早く裁判を再開してほしいと訴えている。番組は27日午後10時(現地時間)にCBSで放映を予定している。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:不思議の国がお好き?デップ&バートンも惚れ込んだミア・ワシコウスカ インタビュージョニー・デップ『アリス』L.A.イベントにサプライズで登場3,000人超熱狂!ジョニー・デップがキース・リチャーズのドキュメンタリー映画『HAPPY』を監督2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦
2010年02月24日デンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマンの共演で話題を呼んでいるアクション大作『ザ・ウォーカー』の予告編が到着!あわせて、本作の監督であり、先頃「ニューヨーク・マガジン」WEB版で大友克洋の人気コミック「AKIRA/アキラ」の実写映画化の監督就任の交渉に入っていると報じられたアレン&アルバート・ヒューズ兄弟のインタビューのコメントも届いたが、ここでアルバートは「AKIRA/アキラ」への強い思いに言及。図らずも実写版『AKIRA/アキラ』について交渉中という噂の信憑性を高めることに…。本作は荒廃した近未来の世界を舞台に、世界にたった1冊残された本を“ある目的”のためにひたすら西へと運ぶ男(デンゼル・ワシントン)の旅路が描かれる。その本を探し求める独裁者をゲイリー・オールドマンが演じ、物語とともに本に書かれた秘密やなぜ男は“西”に向かうのか?などといった謎が明らかにされていく。双子のヒューズ兄弟は弱冠20歳にして『ポケットいっぱいの涙』の原作者兼監督としてセンセーショナルなデビューを飾り、その後も彼らの才能にほれ込んだジョニー・デップと組んだ『フロム・ヘル』など話題作を世に送り出してきた。先日行われた本作に関するインタビューの中で、アルバートは「影響を受けた日本のコンテンツは『AKIRA/アキラ』だね。ずっと昔からファンだったし、いまもこの手に持っているよ!」と語っていたことが、このたび明らかに。先述の既報の真実性がより高くなったと言えるだろう。偶然にも本作も「AKIRA/アキラ」も舞台は荒廃した近未来。報道と今回のコメント、そしてこの類似点とあわせて想像と期待が膨らむが…。『AKIRA/アキラ』に関しては正式発表を待つとして、まずは『ザ・ウォーカー』をチェック!なぜ男は西に向かうのか?その本には何が書かれているのか?壮絶な戦いの末に訪れる衝撃のラストとは――?『ザ・ウォーカー』は6月19日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。※こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ザ・ウォーカー 2010年6月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 ALCON FILM FUND, LLC■関連記事:デンゼル&G・オールドマン新作プレミアに揃い踏み!16分連続アクションに自信
2010年02月23日ティム・バートン×ジョニーデップの話題作『アリス・イン・ワンダーランド』のファンイベントがロサンゼルスにて2月19日(現地時間)に開催され、事前の告知にはなかったジョニーのサプライズでの登場に、3,000人を超えるファンから熱狂的な声援が送られた。会場に設置されたスクリーンにキャスト陣のインタビュー映像が次々と流され、最後にジョニー・デップとティム・バートン監督が映し出されると大歓声が沸き起こった。このインタビューでジョニーは「僕は、アリスをイラストレーションや音楽を通じて知ったところがあるから、アリスが多くのアーティストたちの想像をかきたてるキャラクターだということを素晴らしく思うよ。(自身が演じた)マッドハッターは、もちろんキャロルの話に登場する素晴らしいキャラクターが元になっているのだけど、今回目指したのは、ものすごく大きな、極端な感情を持ったキャラクター。怒りも、悲しみも、自由も、とても激しく表現する。人間版の“ムードリング”とでも言うべき存在なんだ」と語った。その後、ティム・バートン監督がステージに登場。「今日は、みんな来てくれてありがとう。映画を楽しみにしてください」とコメントし、ヒロインのミア・ワシコウスカ、ヘレナ・ボナム・カーター、アン・ハサウェイらキャスト陣をステージ上に呼び込んだが、最後にジョニーが登場。事前にジョニー来場を知らされていなかった観客は大興奮、会場は熱気に包まれた。さらにサプライズがもう一つ。観客にはこの日の上映は15分の未公開フッテージ映像と告知されていたが、実際に行われたのは完成版の3D上映だった。鑑賞後の観客からは、「観たことのない“アリス”と“マッドハッター”だった」、「素晴らしい!」など絶賛の声が相次ぎ、3月5日に迫った全米公開に向けさらに期待を高めるイベントとなった。『アリス・イン・ワンダーランド』は4月17日(土)より全国にて公開。■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ジョニー・デップがキース・リチャーズのドキュメンタリー映画『HAPPY』を監督2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦初日は約2,200人集客、100分待ちの大盛況J・デップ着用の衣裳も!『アリス』世界展巨大J・デップが「おかえり」『アリス・イン・ワンダーランド』予告編&ポスター解禁
2010年02月21日先月、英国の「ニューズ・オブ・ザ・ワールド」紙の報道に端を発した破局説を一蹴、同紙を訴えたアンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット。現在は3月15日クランクイン予定のアンジーの新作『The Tourist』(原題)の撮影地となるイタリアのヴェネチアに滞在中だ。まだまだ冬の寒さが続く毎日だが、16日には6人の子供たち全員を連れて街をお散歩。ジェラートのお店に入って、まだ乳児の双子ノックスとヴィヴィアンヌを除く4人の子供たちにおやつを与え、ヴェネチア観光を楽しんだ。ジェラート店に入るときはザハラの手を引いていたアンジーだが、その後、一家で水上タクシーに乗るときは双子を両腕でしっかり抱きしめていた。双子の被っている温かそうなニット帽も可愛いが、3歳になるシャイロの帽子は耳当てがサルの耳の形をしている。いつもドレッシーなザハラに対して、ボーイッシュでユーモラスな格好が得意のシャイロ。2人とも就学前の年齢ながら、自分のスタイルを持っているようで、将来はヤング・セレブのファッション・リーダーになること間違いなしでは?『The Tourist』(原題)はジョニー・デップとの共演作。ジョニー&ヴァネッサ・パラディのカップルもブランジェリーナ家同様、都合がつけば撮影に家族を同伴する。この作品が縁で家族ぐるみの付き合いに発展するかも?そんなスクープ写真を狙って、撮影現場周辺はいつにも増してパパラッチが大挙して押しかけることになりそうだ。(text:Yuki Tominaga)© AFLO■関連作品:ソルト 2010年7月31日より丸の内ピカデリー1ほか全国にて公開■関連記事:アンジーが討論番組に出演、ハイチ訪問は新しい養子探しの旅ではないと明言アンジー、ハイチ大震災被災者と面会。破局報道の英国紙をブラピと共に告訴やっぱり2人の仲は安泰?ブランジェリーナ、マドックスを連れてスーパーボウル観戦ハリウッド・セレブに広がる、ハイチ大地震被災者救済の輪ブランジェリーナ、ハイチの大地震被災者の救済に携わると宣言
2010年02月19日レオナルド・ディカプリオの最新主演作『シャッター アイランド』のニューヨーク・プレミアが16日(現地時間)、ジーグフェルド・シアターで開催されたが、それに先駆けて五番街にあるジョルジョ・アルマーニのレストラン「Armani/Ristorante」でカクテル・パーティが開かれ、マーティン・スコセッシ監督、共演のベン・キングズレー、パトリシア・クラークソンらと共にレオも恋人のモデル、バー・ラファエリを伴って出席した。2005年11月から交際している2人だが、これまで数え切れないほど破局を迎えてはヨリを戻すことを繰り返していて、昨年6月にも破局が報じられたばかり。だが、今年に入ってからはロサンゼルスでバスケットボールの試合観戦やイタリアのポンペイ遺跡旅行などに一緒に出かけていて、どうやら何度目かの復縁を果たしたようだ。前日の15日、『シャッター アイランド』の特別上映も行われたベルリン映画祭期間中に開催されたチャリティ・ガラ「シネマ・フォー・ピース2010」でもレオとバーは一緒。レオの母親でドイツ出身のイルメリンさんも出席。レオは恋人と母親で“両手に花”状態でディナーを楽しんだ。このとき、バーが左手薬指にシンプルなゴールドの指輪がはめていたことから、前日のバレンタインデーにプロポーズしたのでは?という憶測も流れたが、レオの友人は「Us」の取材に「それはない」と否定している。(text:Yuki Tominaga)写真では人差し指の指輪がひと際目立つが、薬指の指輪も目撃された。© REUTERS/AFLO■関連作品:シャッター アイランド 2010年4月9日より全国にて公開© 2009 BY PARAMOUNT PICTURES■関連記事:レオナルド・ディカプリオ、ベルリンでのワールド・プレミアで「ダンケシェーン!」お待たせ!レオナルド・ディカプリオ『シャッター アイランド』携え3月に来日決定お騒がせのリンジー・ローハン、土曜の夜にレオナルド・ディカプリオ邸へジョニー・デップ、キース・リチャーズに「ロック不滅賞」を授賞レオに新恋人が出現!23歳のロシア人モデルがバカンスにも同行
2010年02月18日ペドロ・アルモドバル監督と組んだ『抱擁のかけら』が現在公開中のペネロペ・クルスが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作『Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides』(原題)のヒロインを演じるかもしれない。アメリカの業界誌「The Hollywood Reporter」によれば、現在出演に向けて交渉中で、出演が実現すれば、ペネロペはジョニー・デップ扮するジャック・スパロウの相手役になると思われる。ストーリーなど詳細は謎に包まれたままだが、その水を飲めば若返る“若返りの泉”にまつわるものになるらしい。シリーズ前作までのヒロインを演じたキーラ・ナイトレイ、彼女の相手役のウィル・ターナーを演じたオーランド・ブルームは降板が決定している。撮影開始は今夏を予定しているが、監督はペネロペが本年度アカデミー賞助演女優賞候補になった『NINEナイン』のロブ・マーシャル、ジョニーとは『ブロウ』でも共演していて、それぞれとの相性の良さは立証済み。ぜひ実現してほしい組み合わせだ。(text:Yuki Tominaga)先月末、L.A.でのカルバン・クラインのコレクションに出席した際のペネロペ。© Newscom/AFLO■関連作品:パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 2007年5月25日より全国にて公開©Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl DeseoNINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.■関連記事:ペネロペ・クルスインタビュー アルモドバルが公私で(?)認めたスペインの至宝ジョニー・デップがキース・リチャーズのドキュメンタリー映画『HAPPY』を監督ペネロペ魅せる“究極の愛”『抱擁のかけら』プレス&ポストカードを5名様プレゼントファーギーVSテイラー女優としても大活躍の歌姫がグラミー賞でガチンコ対決!オーランド・ブルーム、『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作出演をきっぱり否定
2010年02月12日俳優の堺雅人が2月11日(木・祝)、東京・渋東シネタワーで主演映画『ゴールデンスランバー』の大ヒット御礼舞台挨拶を行い、海外の映画祭へ初参加となるベルリン国際映画祭での上映を控えた心境を語った。同映画祭はドイツで11日から21日までドイツ・ベルリンで開催。同作が正式招待されたパノラマ部門は幅色いジャンルから良質な作品にフォーカスを当てた選出で、観客賞、国際批評家連盟賞、ザルツゲーバー賞の対象。19日の公式上映に合わせて現地入りする予定で、世界三大映画祭での海外映画祭デビューとなるが「まったく実感が沸いてなくて、すっごく寒いと聞いているので上着を探しているところです。ティーチインや舞台挨拶とかやると思いますが、何を話すとかまったく考えていません。寒さ対策と何を食べようか、ばかりで」とマイペース。と、言いつつも「(ドイツの)みなさんと一緒にこの作品を観るのが楽しみ。どこでどんな反応があったかをメモして中村義洋監督に伝えないといけませんから」と話し「ほかの日本映画も出品されるので、あちらでいろいろ話したり、他の国の人とも話せたらいいなと思います」と胸を高鳴らせていた。一方、この日は事前にとったファンの質問に答えるファンサービスも。地球滅亡を控えた最後の日に何をして、何を食べる?の問いに、「掃除かな?部屋を片付けます。最後の晩餐は冷蔵庫の余りもので一品作らないと。きれいにして死なないと」とやはりマイペース。バレンタインデーが近いとあって、チョコにまつわる思い出について聞かれると、「僕にとって2月14日はただ冬の寒い一日でした、こういう仕事を始めるまでは。元々チョコは好きですが、年のせいか食べると吹き出物が出るようになったので25を過ぎた頃から食べないようにしています。とても好きなのに残念なのですが…」と寂しげな表情。満場の女性ファンをホッとさせて(?)いた。『ゴールデンスランバー』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:一緒にこたつでミカンを食べたい俳優第1位は…この冬こたつを買ったばかりの堺雅人!堺雅人、絶叫エピソード告白「スキー場の奥に消えた」『ゴールデンスランバー』濱田岳×中村義洋監督次回はコメディでまさかの共演?【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!
2010年02月11日アカデミー賞4部門を受賞した『ディパーテッド』のマーティン・スコセッシ監督とレオナルド・ディカプリオが新作『シャッター アイランド』を携えて3月に来日することが決定した。スコセッシ×ディカプリオのコンビ作としては『ギャング・オブ・ニューヨーク』、『アビエーター』、そして『ディパーデッド』に続く4作目となる本作。『ミスティック・リバー』の原作者としても知られるデニス・ルヘインの小説を映画化したもので、ボストン沖の孤島にある、犯罪者のための精神病院から忽然と姿を消した女性の行方を追う捜査官にレオが扮している。本作に加え、渡辺謙との共演作『インセプション』など話題作への出演が続くレオ。この『インセプション』の撮影のために昨年の初夏に極秘で来日していたことが報じられたが、スコッセッシと揃っての来日は2007年の1月以来、3年ぶりとなる。『シャッター アイランド』は当初、全米では昨年の10月の初旬に、日本でも同月末に公開される予定だったが、公開予定日から2か月を切った段階で、今年の2月(全米)に公開が延期され、その理由などについて様々な憶測を呼んでいた。今年のアカデミー賞の有力候補とも目されていたが、公開が延期されたことで、賞レースに関しては来年に持ち越しとなった。日本でも、その人気が衰えることを知らぬレオ。昨年はブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー、トム・クルーズにジョニー・デップなど近年に増して大物スターの来日が相次いだが、今年も、つい先日『シャーロック・ホームズ』のジュード・ロウの来日決定が発表され、続いて今回のレオと日本でも人気の高いスターの来日が続々と決定!映画の公開を前に注目を集めそうだ。『シャッター アイランド』は4月9日(金)より全国にて公開。■関連作品:シャッター アイランド 2010年4月9日より全国にて公開© 2009 BY PARAMOUNT PICTURESインセプション 2010年7月、全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:お騒がせのリンジー・ローハン、土曜の夜にレオナルド・ディカプリオ邸へジョニー・デップ、キース・リチャーズに「ロック不滅賞」を授賞渡辺謙×ディカプリオ共演『Inception』予告編が到着!東京で極秘撮影もレオ、渡辺謙にエレン・ペイジがL.A.に勢揃いし、新作撮影中!レオに新恋人が出現!23歳のロシア人モデルがバカンスにも同行
2010年02月11日2006年よりディズニー・チャンネルで放送されて以来、全米を熱狂させているTV番組「シークレット・アイドルハンナ・モンタナ」で一躍脚光を浴び、ティーンたちを夢中にさせているスーパー・アイドル、マイリー・サイラス。この人気シリーズの待望映画化にして初主演映画『ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー』がまもなく日本で公開される。これに先駆けて、マイリーのカリスマ的な魅力が伝わるミュージック・クリップ「climb」が到着した!“普通の女の子”と“超人気アイドル”という2つの顔を持つヒロインの冒険を笑いや感動と共に描く本シリーズ。映画では、加熱する人気の傍らで、普通の女の子の生活が脅かされているのを心配した父と共に、主人公マイリー(ハンナ・モンタナ)は父の故郷に旅立つのだが、パパラッチの追跡によりハンナの秘密がついに暴かれそうに…。放送開始から2年を待たずに、まるで劇中のハンナ・モンタナの映し鏡のように、歌手・ソングライターとしてスターダムへと上り詰め、そのツアーチケットはたちまち売り切れになるほどの人気を集めているマイリー。本作のために12曲もの新曲を披露している。女優としても昨年、ディズニー・アニメーション『ボルト』で声の出演、さらに6月公開の『セックス・アンド・ザ・シティ2』にも出演を果たすなど、その勢いはとどまるところを知らず!なぜ、これほどまでに人々が彼女の虜になるのか?ハスキーボイスで熱唱するこのミュージック映像を見れば、納得がいくはず!『ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー』は2月13日(土)より全国にて公開。また、全米100万人を動員し、ティーンが絶叫した、「ハンナ・モンタナ&マイリー・サイラス」の魅力を同時に楽しめる伝説のライヴがDVDとなって2月17日(水)に発売。気になる方はこちらもチェック!※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY「ハンナ・モンタナ&マイリー・サイラスザ・コンサート・ライブ!」DVD価格:2,940円(税込)発売元:ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント発売日:2010年2月17日(水)公式サイト:■関連作品:ハンナ・モンタナ/ザ・ムービー 2010年2月13日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.■関連記事:ピープルズ・チョイス賞がジョニー・デップに、ゼロ年代のお気に入り俳優のお墨付き
2010年02月10日監督と俳優の関係…例えばファンタジー映画における最強のコンビがティム・バートンとジョニー・デップだとしたら、“愛”の映画における現代の映画界最強のコンビ、それはペドロ・アルモドバル×ペネロペ・クルスをおいてほかにはないのではないか?『ライブ・フレッシュ』以来、ペネロペを世界へと羽ばたかせるきっかけとなった『オール・アバウト・マイ・マザー』、そして全世界の絶賛を浴びた『ボルベール<帰郷>』と数々の名作を生み出してきた、まさに黄金のコンビ。この2人が新たに送り出す『抱擁のかけら』でも当然のごとく、愛に生き、愛にとらわれる男と女が余すところなく描かれている。ペネロペにとってアルモドバルとは?その逆は?ペネロペが、そしてアルモドバルがこれまでについて、新作について、互いについて思いを明かしてくれた。『ライブ・フレッシュ』から『抱擁のかけら』までおよそ12年。アルモドバルとの関係の変化をペネロペはこう語る。「お互いのことをもっとよく知り合うようになったわ。互いに考えていることが分かるの。仕事の関係もそれに似ているわ。でも、撮影が始まると、彼は私の監督で、私は彼の女優。友情はあるけれど、私たちはそれを乱用したりはしない。仕事関係を守るために、少し変化するの。それほど一緒に過ごすこともないし、自分たちの生活を語り合うこともないわ。でも映画が終わると、すぐに私たちの関係も変わるの。普通の友達に戻るのよ」。『ボルベール〈帰郷〉』ではスペイン女優として初めてアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた。その後、ウディ・アレンの手による『それでも恋するバルセロナ』で彼女は見事、アカデミー賞助演女優賞を受賞する。共に“鬼才”“異才”などと形容される2人だが、ペネロペから見た2人は?「ウディとペドロは2人とも、とても才能があって、特別で、ユニークな人たちだと思うわ。ペドロは作品全てを自分で書くの。ウディも同じよね」。アルモドバル監督に自身のこれまでの作品17本の中での最もお気に入りのキャラクターを尋ねると、こんな答えが返ってきた。「『オール・アバウト・マイ・マザー』のキャラクター全員が大好きだ。でも、ひとりを選ぶなら、『ボルベール<帰郷>』でペネロペが演じたライムンダだろうね」。監督がいかにペネロペを愛しく思っているかがうかがえるが、一方で、彼女が活躍の場としているハリウッドの、女優に対する考え方には厳しい口調でこう語る。「ハリウッドには女優に対する明確な見方がある。つまりリスクを負わないシステムなんだ。30代後半から40代前半の女優は旬が過ぎたと見なされる…メリル・ストリープ以外はね。ハリウッドは女優のキャリアを活かさないことで、大きな価値を無駄にしているんだ」。ペネロペは現在35歳。まさに監督はペネロペの美しさ、魅力を最大限に引き出すことで、そうしたハリウッドの潮流に抗しているようにも見える。では、続いて本作『抱擁のかけら』について。ペネロペはどのように作品に入り込み、レナという役をどのように作り上げていったのか?「ペドロは、役柄についてはいつも何か月も前から話してくれるの。1年前のこともあるわ。この映画のことを話してくれたとき、彼がとても撮りたがっていて、私に演じさせたいと思っていることが分かったわ。私は何もかも忘れて飛び込むだけ。だから自由でいられるの。(実際の役作りは)ペドロのオフィスで3か月半リハーサルしたわ。彼とはいつもそんな風に作業するし、そういう時間が私は好きなの。何かを見つけるための時間。間違ってたって構わないし、いろんなやり方でひとつのシーンにトライできるわ」。そんな彼女でも、アルモドバルを前に演技するときに感じるのは“恐怖”であるという。「撮影現場ではいつも恐怖を感じる。最初の週は自分が降ろされてしまうのではないかと感じるわ。いつだってそう感じるけど、誰よりもそう思わせるのがペドロなの。彼のことをとても大切に思っていて、失望させたくないから…。友情があり、何度もチャンスを与え続けてくれる人だからこそ、失望させたくないのよ」。そんな風に思わせるのも、ひょっとしたらアルモドバルの戦略の一つ?そう勘ぐってしまうくらい、女性の心を深く理解し、ガッチリと掴んで離さない。彼がそのようにできるのは、彼が同性愛者であるからだと考える人もいるようだが…。そんな問いを監督自身にぶつけてみると…。「(そういう人がいることは)知ってるよ!でも、女性を理解するには彼女たちに注意を払えばいいだけだ。そんなに難しいことじゃない!」とバッサリ。そう言えば、アルモドバル監督はペネロペを「子供を持ちたいと思える唯一の女性」と言っているとか…?すばり、それについてペネロペの感想は?「多分、彼のジョークね。それ、報道の場で言ったの?それなら…でも多分ジョークよ(笑)。分からないけど、(彼に)聞いてみるわ!でもジョークよ、彼ってそういう人だもの!」スペインが誇る巨匠と彼が公私にわたって(?)認めたミューズ。あと10年、20年と成熟と共にまだまだ傑作を届けてくれそうだ。■関連作品:抱擁のかけら 2010年2月6日より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© Juan GattiEl Deseoそれでも恋するバルセロナ 2009年6月27日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.ボルベール<帰郷> 2007年6月30日よりTOHOシネマズ六本木ほか全国にて公開■関連記事:ペネロペ魅せる“究極の愛”『抱擁のかけら』プレス&ポストカードを5名様プレゼント徐々にオスカー候補が見えてきた?英国アカデミー賞候補が発表に【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?ペネロペ・クルスが抱いて抱かれて身悶える!『抱擁のかけら』の抱擁21連発映像到着ペネロペ・クルス×アルモドバル最新作『抱擁のかけら』試写会に10組20名様ご招待
2010年02月08日最新作『アリス・イン・ワンダーランド』の公開を4月に控えるジョニー・デップが、ザ・ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズのドキュメンタリー映画『HAPPY』(原題)の監督を務めることになり、ロサンゼルスでキースを撮影している現場が目撃された。アメリカの「The Playlist」の報道によると、1月に盟友エミール・クストリッツァ監督がセルビアで主催した映画祭にゲストとして呼ばれたジョニーが地元紙の取材に答えて、ドキュメンタリーの製作予定を明かしたという。以前からキースの大ファンを公言していたジョニーは『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのジャック・スパロウを演じる際にキースを役作りの参考にしたことは有名。シリーズ3作目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』では親子の役で共演もしている。ジョニーは1997年に『ブレイブ』で監督デビューしたが、カンヌ国際映画祭の上映時に酷評され、フランスや日本では公開されたものの、アメリカでは公開に到らずじまいだった。ジョニーは「僕も賢くなったし、充分な時間も経ったいまなら、また監督ができる」と当時をふり返り、「来週からキース・リチャーズのドキュメンタリーにとりかかる予定なんだ。僕がドルヴェングラードにいる間、編集者がキースの過去映像、コンサート映像の山をチェックしているところだ。キースが僕のカメラの前に立つことを承諾してくれたことに、とても感動している」と語った。1月30日、ロサンゼルスのダウンタウンで行われた撮影には、パティ・スミスやノラ・ジョーンズがゲスト出演。ジョニーのパートナー、ヴァネッサ・パラディも2人の子供を連れて撮影を見学していた。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 2007年5月25日より全国にて公開©Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.■関連記事:オーランド・ブルーム、『パイレーツ・オブ・カリビアン』最新作出演をきっぱり否定『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作、今夏ハワイで撮影決定!2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦初日は約2,200人集客、100分待ちの大盛況J・デップ着用の衣裳も!『アリス』世界展
2010年02月05日映画『ゴールデンスランバー』の初日舞台挨拶が1月30日(土)、東京・TOHOシネマズ日劇2で行われ、主演の堺雅人、共演の竹内結子、中村義洋監督らが出席した。人気作家・伊坂幸太郎の同名小説を原作に、首相暗殺犯に仕立て上げられた男の2日間にわたる逃亡をめぐる人間ドラマ。堺さんは鑑賞後の観客の大きな拍手に「温かい熱気に迎えられ、興奮し安心しています」と繊細な笑顔。「この作品は客観的に観ることができない、初めてのこと。出来上がった初めて観たとき、ああ、この日は暑かったな、とか、アルバムをめくるような気持ちになった。ジャンル分けしづらく、こういう物語として観るしかない」と思い入れタップリに語った。劇中の展開にちなみ司会者が、信頼があだになったエピソードを質問。堺は「スキーが全然できないんですが上手な役をやることになり、滑る場面で受け止めてくれるスタッフを信頼して滑ったら、受け止めてくれなくて、『あーっ』って叫びながらスキー場の奥に消えていきました」と苦い経験を披露。竹内さんは「今回、監督に役作りはいらない、素のままでいいと言われましたが、現場に入り、監督が『晴子(竹内さん)は上昇志向の強い女』と言ったのを聞いて、それって私? 人間的によろしくない? って」と中村監督に“詰問”。「覚えていませんが、真逆だと思う。もっと上昇志向を持った方がいいというか…」と釈明を受け、楽しげに笑っていた。一方で、共演の劇団ひとりは「私事ですが、おととい、アバなんとかという映画(ジェームズ・キャメロン監督の3D映画『アバター』)を観ようとしてうっかり2Dの劇場に行ってしまい、何も飛び出てこなかった。この映画(『ゴールデンスランバー』)は劇場を選ばず、どこでみても面白い」と珍PRを展開。共演陣と観客を笑わせていた。『ゴールデンスランバー』は全国東宝系にて公開中。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:『ゴールデンスランバー』濱田岳×中村義洋監督次回はコメディでまさかの共演?【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!堺雅人があったかコタツに思いを馳せる一方、竹内結子は脚露出の薄着に震える!誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント
2010年01月30日これだけの力があるのだから、もっと目立ってもいいのでは?そんなふうに感じてしまうほど、中村義洋監督は謙虚な人だ。映像化不可能と言われた伊坂幸太郎の原作を映画化した『アヒルと鴨のコインロッカー』で注目を浴び、『チーム・バチスタの栄光』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』など話題の原作の映画化をヒットに導いてきた実力の持ち主だが、本人はあまり自分を出したがらない。いつも口にするのは、「求められたことに応えているだけ」「観客が映画を楽しんでくれればそれでいい」。その言葉どおり、面白い原作を、原作の良さを残したまま映画らしくパッケージし観客を満足させてくれる。中村義洋監督とはそういう監督だ。そして、新作の『ゴールデンスランバー』は『アヒルと鴨のコインロッカー』、『フィッシュストーリー』に続く伊坂幸太郎の原作の映画化である。今回は中村監督が手掛ける伊坂作品に必ずキャスティングされる若手俳優・濱田岳と共に話を聞いた。本作は、主人公・青柳(堺雅人)が首相暗殺の罪を着せられ逃亡するミステリー。映画化するにあたって「キャスティングにはじっくり時間をかけました」と、監督は言う。けれど、濱田岳の演じる“黒いパーカーの男”というキャラクターに関しては、なんと原作の段階からすでに決まっていたというから驚きだ。「そうなんです。伊坂さんはもともと“黒いパーカーの男”を太った男として考えていたらしんですけど、『アヒルと鴨…』を観て書き替えた。小柄でおでこが広くて…という濱田岳ふうにね。ただ、僕が原作を読んでいるとき、伊坂さんが“黒いパーカーの男”のモデルを濱田岳にしていることを知らなくて。でも、読みながら、もしかしたら濱田岳なんじゃないかな、と思いましたね」。原作の段階からラブコールを受けていた濱田さんが演じるのは、指名手配中の殺人鬼“黒いパーカーの男”。これまでの俳優・濱田岳からは想像の付かない役柄だ。「『アヒルと鴨…』で伊坂さんと対談をしたときに、伊坂さんから今後やりたい役はどんな役?と聞かれて──人がやりたがらないような役、たとえば殺人鬼とかやってみたいですねって言っていたんです。それが直接関係あったのかは分からないですけど、伊坂さんが僕をイメージしてくれたというのは役者冥利に尽きます。物語を進めていくポジションも初めてでした」と、真面目に質問に応える濱田さんの隣で「原作で当て書きされているけれど、映画では濱田岳を使わないっていうのも面白いかなと思ったんですけどね(笑)」と、茶々を入れる中村監督。この2人、かなり仲がいいようだ。3度目のタッグだからというだけではない“同じ空気感”を持っているような……。実際、何かにつけて笑いのツボが一緒で、些細なネタで話が盛り上がるのだとか。笑いのツボが同じなら2人でコメディをやってみては?と、投げかけると「コメディやるなら僕出ますね。監督は別の誰かにやってもらってね」とノリノリ。濱田さんもキャッキャッと笑っている。この2人、本当に相性がいいうえ、仕事に対するスタンスも似ている。「濱田くんは基本的に将来を考えていない、戦略がない、受けたものに対してその時その時の最大の力を出す人なんです。僕はそれはもの凄くいいことだと思っていて。だから、現場では本当は目立ちたがり屋のギラギラした俳優なんだという設定でからかうんですよ(笑)」。監督のお気に入りであり、完璧にいじられキャラの濱田さんだが、映画の中では堺雅人の演じる青柳をぐいぐい引っ張っていく役どころ。もちろん、演技派俳優のひとりとして引っ張りだこの堺雅人との共演は、濱田さんにとって刺激的な現場となった。「堺さんはイメージ通りではあったんですけど、ロックな感じというか、格好いいと思いましたね。自信満々に“僕は愛想笑いには自信があるんだ”と言ったり、“運動オンチで運動ができないんだよ”って言っていたのに、舞台ではもの凄い殺陣をやっていたり、なんかもの凄く格好いいなと」。中村監督×濱田岳と同様に、中村監督×堺雅人のタッグも『ジャージの二人』、『ジェネラル・ルージュの凱旋』に続く3度目。これまでに築き上げられてきたそれぞれの信頼関係が『ゴールデンスランバー』で融合したとも言える。また、堺さんと濱田さんは意外なところで繋がっていると中村監督。「普通の市民の宅配ドライバーが巻き込まれるという設定だけれど、実は青柳のような人間はなかなかいないんです。僕はそんな彼の純粋さが大好きなんですけど、撮影の途中で“おや?”っと思ったことがあって。『アヒルと鴨…』で濱田くんが演じた椎名という青年の十数年後が青柳なんだなと。あの役(椎名)は僕がとても尊敬している役。純粋さとか、人から自分がどう見られるか考えないところとかね。だから『ゴールデンスランバー』のもうひとつの見方として、もしも主人公・青柳と同じ立場になったときに“あなたは、あれほど人に助けてもらえますか?”と問いかけたい。でも、僕だったらたぶん助けてもらえないと思うんだよなぁ(笑)」。そう自信なさそうに笑う姿がなんとも監督らしい。ハリウッド的スケールを持った原作をどう映画化したのかも確かに見どころだが、「純粋さ」「信頼関係」「生きること、生き延びること」を核に据え、温かな感情を抱かせてくれる『ゴールデンスランバー』は、まさに現代人の心の隙間を埋めてくれる作品。濱田岳の言葉を借りるなら「ラストシーンは妙にほっとする」──その感動をぜひスクリーンで味わってほしい。(text:Rie Shintani)■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:【どちらを観る?】ベストセラー映画化、何点?『ゴールデンスランバー』『パレード』2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!堺雅人があったかコタツに思いを馳せる一方、竹内結子は脚露出の薄着に震える!誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」
2010年01月29日現在ユタ州パークシティで開催中のサンダンス国際映画祭に参加しているオーランド・ブルームが、過去3作でウィル・ターナー役を演じた『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの最新作『Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides』(原題)に出演しないことを明言した。オーランドはMTV Newsの取材に「僕は(第4作には)戻らないよ。ウィルは海の底でサカナと一緒に泳いでいるんじゃないかな」と冗談まじりに語った。過去3作への出演について「素晴らしい時間が過ごせた」とふり返りながらも、「何か違うものに挑戦したくなったんだ」とシリーズ卒業を決意した理由を明かした。『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』出演後は慎重に出演作を吟味していた彼の最新作はオムニバス映画『ニューヨーク,アイラブユー』。岩井俊二監督の下、クリスティナ・リッチと共演している。『NINEナイン』のロブ・マーシャル監督がメガホンをとり、ジョニー・デップがジャック・スパロウ役を続投する『Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides』については「ジョニーがやるなら、素晴らしい作品になるだろう。彼(マーシャル)はすごい監督だし、ジョニーと組んでどうなるか、興味深い。ジョニーもミュージカルが好きだし、きっととても美しい作品になるんじゃないかな」と、一観客の視点で大きな期待を寄せた。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 2007年5月25日より全国にて公開©Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.ニューヨーク,アイ ラブ ユー 2010年2月27日よりTOHOシネマズ シャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© NY5,LLC-All Rights Reserved.NINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.■関連記事:『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作、今夏ハワイで撮影決定!【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦街角から生まれる愛のドラマ『ニューヨーク,アイ ラブ ユー』ブックカバーを5名様プレゼント
2010年01月29日映画を宣伝するにあたって「ベストセラー小説の映画化」という言葉のならびは少なからず注目される要素だろう。けれど原作が面白ければ面白いほど映画化のハードルは当然高くなり、観客にとってがっかりな結果を招くことも多い。まもなく公開される『ゴールデンスランバー』と『パレード』もベストセラーを映画化した話題作。この2作はどうなのか?中村義洋監督、行定勲監督という日本映画界をリードするヒットメイカーの2人が挑んだ作品を比べてみたい。まずは『ゴールデンスランバー』。伊坂幸太郎作品はとにかく映像化の対象になることが多く、中村監督にとっては『アヒルと鴨のコインロッカー』、『フィッシュストーリー』に続く3度目の伊坂作品の映画化。物語は堺雅人演じる宅配ドライバーの青柳が身に覚えのない首相暗殺の犯人にされ、ひたすら逃亡するというサスペンス。原作者が「ハリウッド的なエンターテイメントを目指した」というだけあって、爆破シーンあり逃走劇ありの大作に仕上がっている。けれど、アメリカ映画であれば激しい逃走シーンが見どころとなるところを、なぜ青柳は追われているのか?ではなく、なぜ青柳は逃げられるのか?という人間の純粋さや生きることに焦点をあてているのがこの作品の面白さ。肉体的な強さゆえに生き延びたのではなく、人として純粋だから生き延びた──この描き方は中村監督ならではと言えるだろう。行定勲監督が映画化を望んだのは吉田修一の小説「パレード」。伊坂幸太郎ほどではないが、大沢たかお&中谷美紀主演の『7月24日通りのクリスマス』など映像化は多く、今年は本作のほかに妻夫木聡の主演で『悪人』も公開予定の人気作家だ。本作『パレード』の舞台は、何の接点もない若者たちがルームシェアする2LDKのマンション。先輩の彼女の恋をしてしまった大学生、人気俳優と付き合っているフリーター、酒癖の悪いイラストレーター、映画会社に勤めるジョギングを欠かさない男、謎の金髪の美少年…といった輩がひとつ屋根の下で暮らしている設定とくれば、男女のお気楽な恋愛事情のドラマか?と思われがち。しかし、この映画で描かれるのは人間の本質、人間の孤独、理解と矛盾、そして犯罪──意外にもダークなテーマが潜み、派手な仕掛けはないが、要所要所でドキッ、ゾクッとさせられる。また、行定監督が「キャスティングそのものが演出かもしれない」と言うように、主役級の若手俳優5人の共演も見どころだ。この2本のベストセラー小説の映画化は、あなたを満足させる?それとも落胆させる?(text:Rie Shintani)■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会パレード 2010年2月20日より渋谷シネクイント、新宿バルト9ほか全国にて公開© 2010 映画『パレード』製作委員会■関連記事:現代の若者の内に宿る“モラトリアム”『パレード』試写会に10組20名様ご招待2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!堺雅人があったかコタツに思いを馳せる一方、竹内結子は脚露出の薄着に震える!誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」
2010年01月28日映画には恋の格言や女性心理の読み方、相手を振り向かせる行動パターンなどのお手本がいっぱい。恋をしているときも、恋にあこがれているときも、そっと背中を押してくれる映画に出会えれば勇気100倍というもの。この映画を見ると、恋愛のすばらしさを実感させると思わせる映画を、20代ビジネスマン263人に聞いてみました。 >>女性編も見るQ 見ると恋愛っていいな、恋をしたいなと思う映画を一つだけ選んでください(単一回答)。1位電車男27%2位ハチミツとクローバー12%3位シザーハンズ8%4位アメリ5%4位美女と野獣(アニメ映画)5%■「電車男」を見れば恋をしたくなる理由は……・「冴えない主人公が、周りの人々との触れ合いによって成長していく姿がほほえましく楽しかったから」(25歳/情報/調査)・「好きな女性にどう接してよいかわからないという経験が結構あるので、そのもどかしさに共感した」(23歳/教育関連/総務)・「自分は草食系男子だが、映画を見た後、勇気を出してみようという気になれたから」(26歳/自動車関連/設計)・「人は外見だけじゃない。人の本質を理解する恋愛はすばらしいと思わせるから」(26歳/ホテル/営業)■「ハチミツとクローバー」を見れば恋をしたくなる理由は……・「大学生の青春という感じの映画。1番恋愛が楽しかった大学時代を思い出すから」(27歳/小売/総務)・「好きな人に対して自分に何ができるのか、何をしてあげられるのか考えさせられた。恋はよいものだと感じることができた」(25歳/学校/事務)・「切なく締め付けられる感覚、思いが伝わる瞬間の喜びが繊細に伝わってくる作品だから」(25歳/通信/マーケティング)・「等身大の若者たちが描かれているので身近に感じる」(23歳/機械/設計)■「シザーハンズ」を見れば恋をしたくなる理由は……・「切ないダークファンタジーだと思うから」(23歳/精密機器/設計)・「悲しいけれど、一途な恋というのがよい」(29歳/精密機器/営業)■「アメリ」を見れば恋をしたくなる理由は……・「おかしな恋の話でおもしろかった」(25歳/機械/マーケティング)・「風変わりな少女が妄想を繰り広げているシーンが好き。自分も変わり者と言われてきたので同調しつつ、不器用な恋愛にも好感を持てた」(29歳/情報/企画開発)■「美女と野獣」(アニメ映画)を見れば恋をしたくなる理由は……・「ベルの心のまっすぐさが魅力的だったから」(22歳/学生/その他)・「恋愛は心が大事なんだと感じたから」(26歳/自動車関連/研究開発)■その他、この映画を見れば恋をしたくなる!・ノッティングヒルの恋人「ありえない恋だからこそよい。また、エルビス・コステロの『SHE』がとてもよい」(23歳/マスコミ/営業)・メリーに首ったけ「観ていると恋が楽しく思える」(22歳/ソフトウェア/プログラマー)・人のセックスを笑うな「永作博美が魅力的だから。好きなものは好き、という主張がよい」(26歳/鉄鋼/マーケティング)・天使のくれた時間「別れた昔の恋人と歩むはずだったもう一つの未来を描いた映画だが、自分の次の恋はどんなだろうかと期待が湧いてくる」(24歳/自動車関連/財務)・クローズド・ノート「海外旅行に行く途中の飛行機の中で見て、不覚にも泣いてしまった。すごく感動した」(28歳/自動車関連/エンジニア)・初恋のきた道「映画館で観て、初めてDVDも買ってしまった。何度観ても主人公の一途な愛に心を打たれる」(26歳/アパレル/人事)総評男性のアンケート結果の特徴とも言えるのが、1位に輝いた「電車男」です。2004年から翌年にかけて一大ブームを巻き起こした、2ちゃんねる発のネット書き込みラブストーリー。彼女いない歴22年の秋葉系オタク青年が、ネット住民たちのアドバイスを受けながら美女のハートを射止めるというストーリーが、恋愛に一歩踏み出せない男性諸氏に勇気を与えるようです。3位のジョニー・デップ主演の「シザーハンズ」や4位の「美女と野獣」(アニメ映画)も、恋は外見ではない、心の美しさだと思わせるというようなコメントが目立ちました。2位は女性と同じ映画がランクイン。「ハチミツとクローバー」は20代ビジネスマンにとっては、まだ思い出としても色あせていない大学時代が舞台となっていることから、恋に悩む彼らの青春群像が共感を集めたようです。「美女と野獣」(アニメ映画)と同率4位の「アメリ」は、アメリの不思議なかわいらしさが男性にもほのぼのとした幸福感を与えたのでしょうか。以上の結果から、20代ビジネスマンがあこがれる恋愛映画は、恋に臆病な男性とかわいい女性が繰り広げるハートフルな物語が指示される傾向にありました。今年こそ素敵な出会いをしたいと思っている人、良質の恋愛映画をサポーターにして恋の成就を目指してみませんか。(文・藤原のん)調査時期:2009年12月8日~12月14日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:男性263名調査方法:インターネットログイン式アンケート>>映画情報満載の『コブタメ』をチェック■関連リンク>>【男性編】1月公開の観たい映画ランキング>>2010年の狙い目男女は、誠実さや優しさよりも「○○力」があるタイプ!>>どうしても「好き」と言ってくれない恋人に好きって言わせる方法完全版(画像などあり)を見る
2010年01月22日『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』ではアカデミー賞監督賞にも輝いたピーター・ジャクソンと、『未来世紀ブラジル』から『ブラザーズ・グリム』まで数々の注目作を放ち、熱狂的なファンを増やし続けているテリー・ギリアム。ふたりの奇才が手掛けたファンタジーが続けて公開される。アリス・シーボルトのベストセラー小説を映画化した『ラブリーボーン』は、14歳の少女・スージーの死というショッキングな展開から始まる。変質的な隣人に殺されたスージーは、無念を抱えたまま天国へ。天国と現世の間に留まり、残された家族や初恋の男の子を見守っていく。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで驚異の映像世界を作り上げたピーター・ジャクソンだけに、スージーが身を置く世界のビジュアルも思い入れたっぷりのもの。美しくもおどろおどろしく、どこか不安を駆り立てる映像を、スージー自身の内面にリンクさせている。そんな映像世界に囲まれ、永遠に14歳の姿のまま、心だけ月日を重ねていくスージーの矛盾がやるせない。家族の再生ドラマや殺害犯を巡るサスペンスにも2時間強の尺の中で言及しているため、初恋の男の子の日常が自分の存在なしに過ぎていく切なさを知り、幼かった妹に年齢を追い越されていくスージーの複雑な心の変遷がやや粗雑に描かれている感もあるが、そこは天才女優シアーシャ・ローナンの熱演がフォローしている。一方、『Dr.パルナサスの鏡』は、映像至上主義を嬉々として潔く貫いた趣き。砂糖菓子のようにラブリーなギリアム監督入魂の色彩世界で語られるのは、不死の魂と引き換えに、自分の娘を悪魔に差し出す契約を結んでしまった男・パルナサス博士のドタバタ劇。抜き差しならない状況に陥った博士の物語に、やはり抜き差しならない事情を抱えた謎の男・トニーの物語が絡んでくる。トニー役のヒース・レジャーが撮影中に急死し、同役をジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルの3人が引き継いだのはいまや周知の事実だが、それを成立させているのがギリアム流映像至上主義の極みとも言うべき必殺アイテム、魔法の鏡。通り抜けることで自らの欲望の世界を体験できる魔法の鏡“イマジナリウム”が物語の中心にどんと据えられ、一連の騒動を一層ダイナミックに、さらにはドラマティックに色づかせるのと同時に、ヒースがジョニーに、はたまたジュードやコリンに変化するマジックに説得力を持たせながら映画の力を見せつけている。ショッキングなストーリーが生んだファンタジー映像を楽しむか、めくるめくファンタジー映像が生んだドラマティックなストーリーを楽しむか。観るならどちら?(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ラブリーボーン 2010年1月29日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開©2009 DW STUDIOS L.L.C. All Rights Reserved.Dr.パルナサスの鏡 2010年1月23日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2009 Imaginarium Films, © 2009 Parnassus Productions Inc.■関連記事:理想の世界へとあなたを誘う!『Dr.パルナサスの鏡』女優鏡を3名様にプレゼント鬼才ギリアムを虜にしたミューズ、リリー・コール 彼女が見る“鏡”の中の世界は…メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦T・ギリアム、故ヒースを「最高の俳優」監督志望の爆笑太田には「現場そうじから」
2010年01月21日19日、アメリカ・ハワイ州知事のリンダ・リングルさんが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作の『Pirates of the Caribbean: On Stranger Tides』(原題)の撮影が今夏、ハワイのカウアイ島とオアフ島で行われる予定であることを発表した。同作を製作するウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOと知事が先週金曜に決定したもので、アイガー氏は「ウォルト・ディズニー・カンパニーとハワイは非常にいい関係にあり、キャプテン・ジャック・スパロウと仲間たちの最新の冒険をこの地で作ることを楽しみにしています」とコメント。前作『パイレーツ・オブ・カリビアンワールド・エンド』も一部マウイやモロカイで撮影されている。今回新たな撮影にまつわる現地の雇用も大幅に見込まれ、経済効果が期待されている。『Pirates of The Caribbean: On Stranger Tides』はオーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイは降板を表明しているが、ジョニー・デップはもちろんジャック・スパロウ役を続投。バルボッサ船長役のジェフリー・ラッシュの出演も決まっている。過去3作のゴア・ヴァービンスキー監督から今回は『NINEナイン』のロブ・マーシャル監督にバトンタッチされ、新しく生まれ変わるシリーズへの期待は高まるばかりだ。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 2007年5月25日より全国にて公開©Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.NINEナイン 2010年3月19日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2008 The Weinstein Company. All rights reserved.パブリック・エネミーズ 2009年12月12日よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:【シネマモード】ゴールデン・グローブに見る、2010年注目の俳優&女優は?C・イーストウッド奮戦!そして映画ファンが選ぶ2009年ベストムービーは…?メリルとサンドラ、主演女優賞受賞の2人がキス!第15回放送映画批評家協会賞今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦ピープルズ・チョイス賞がジョニー・デップに、ゼロ年代のお気に入り俳優のお墨付き
2010年01月21日毎年、国内外で数多くの若手俳優が進出したかと思えば、ベテラン実力派・大御所勢も負けじと新境地に挑戦したりと、ファンは好きな俳優からは片時も目が離せないもの。昨年は、俳優・歌手活動に大忙しだった大人気グループ・嵐の大躍進や、ここ数年来のお笑い人気、さらに国民的な人気を博した子役・加藤清史郎くんの人気沸騰など様々に話題となったが、さて2010年は?シネマカフェでは、読者に向けて国内外を問わず「2010年、最も活躍すると思う俳優は?」というアンケートを実施。その結果やいかに…?堂々の1位に輝いたのは、年齢を重ねるごとに男の色気を増している、不動のトップ俳優ジョニー・デップ。先日発表された「ピープルズ・チョイス・アワード」でも全米No.1の人気を証明したが、日本での人気も健在!特に今年はティム・バートン監督とのタッグ作『アリス・イン・ワンダーランド』に期待を寄せるコメントが多く届いており、「どんな役柄でも変幻自在、素晴らしい演技を見せてくれる」(57歳・女性)という声はもちろん、男性からも「(『アリス…』の)帽子屋は楽しみすぎます!」(18歳・男性)との声も。2位につけたのは、抜群の演技力で邦画の若手俳優陣の中でもピカイチの評価を受ける、松山ケンイチ。昨年は『カムイ外伝』、『ウルトラミラクルラブストーリー』など毛色の全く違う作品で新境地を開いた彼だが、今年は何と言っても村上春樹原作の『ノルウェイの森』への主演が広い世代でかなり注目を集めている様子。ジョニー同様すでに十分な人気を得ているが「『ノルウェイの森』でさらにブレイクしそうです!」(31歳・女性)とさらなる活躍を期待する声も。3位には、こちらも『告白』、『雷桜』など待機作が多く控える、岡田将生。その美貌だけでなく演技力にも定評があり、「少年から青年へ変わる彼に注目します」(43歳・女性)といった応援の声が寄せられた。続いて4位には、大河ドラマ「龍馬伝」に絶賛主演中の福山雅治。TVドラマへの出演は「ガリレオ」以来となるだけに期待値は引き続き高い様子。そして、5位には同じく大河ドラマにて一躍脚光を浴び、全国区に人気が飛び火した堺雅人。まもなく公開される『ゴールデンスランバー』を始め、各方面での活躍が期待されるひとりだ。大河ドラマと言えば、先述の加藤清史郎も例にもれず、「話題性以上の実力があると思う」(31歳・女性)、「こども店長の快進撃は2010年も続くと思う」(23歳・女性)との太鼓判を押す声も。さて、2010年あなたが注目する俳優は?「2010年、最も活躍すると思う俳優は?」1位:ジョニー・デップ2位:松山ケンイチ3位:岡田将生4位:福山雅治5位:堺雅人シネマカフェ厳選2010年心動かす映画50本■関連作品:アリス・イン・ワンダーランド 2010年4月17日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.ノルウェイの森 2010年秋、全国東宝系にて公開告白 2010年6月5日より全国東宝系にて公開© 映画「告白」フィルムパートナーズ雷桜 2010年秋、全国東宝系にて公開ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:堺雅人があったかコタツに思いを馳せる一方、竹内結子は脚露出の薄着に震える!今年は洋画復権?『アバター』に続け!大物監督話題作が続々公開2010年前半戦誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」初日は約2,200人集客、100分待ちの大盛況J・デップ着用の衣裳も!『アリス』世界展
2010年01月19日2008年の本屋大賞に輝いた、伊坂幸太郎の人気小説を映画化した『ゴールデンスランバー』の完成披露試写会が1月18日(月)に開催され、主演の堺雅人を始め、共演の竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、貫地谷しほり、濱田岳、渋川清彦、そして監督の中村義洋という豪華メンバーが集結した。舞台挨拶では、逃亡劇である映画の内容や、タイトルが意味する“黄金のまどろみ”に引っ掛けて「逃げ出したくなる状況」「思わずまどろむ瞬間とそのときのイメージカラーは?」といった質問が投げかけられ、個性的な俳優陣からユニークな答えが返ってきて会場は盛り上がりを見せた。イベント開始直後、“仙台運送”と書かれたトラックが会場に横付けされた。運転しているのは、劇中でも宅配ドライバーの役を演じている渋川さん。制服姿の渋川さんが運転席から降り立ち、荷台を開けると“ゴールデンスランバー”と書かれたダンボールが。次の瞬間、このダンボールの壁を突き破ってスモークと共に堺さんらが登場し、会場は歓声に包まれた。壇上に上がった堺さんはオール仙台ロケで撮影された本作を「仙台の人々と一緒に作り上げた映画です」とアピール。ちなみに、堺さんの“まどろみの瞬間と色”はと言うと「冬になるたびに悩んでいたのですが、今年ついにコタツを買ってしまいました。心地良くまどろんでます(笑)。だからコタツの遠赤外線の赤ですね」とのこと。貫地谷さんもこれに「私も今年、コタツを買いました!オレンジ色ですね」と同調。これにさらに横から口を挟んだのは香川さん。「床暖房ヤバイよ!これ点けたらおれは5分でまどろむね。色は赤やオレンジを超えてピンク」と寒い夕刻のイベントとあって“暖房トーク”で盛り上がった。厚着の登壇陣の中で、竹内さんは一人だけ薄着で寒そう!「一人だけスカスカの格好で…。堺さんは手袋して、香川さんは毛皮巻いて、吉岡さんはフリース着てるのに…」と周りを見渡して苦笑していた。そんな竹内さんのまどろみの瞬間は「美容院でシャンプーしてもらってるとき」だそう。もうひとつのお題「逃げ出したくなること」について、携帯電話のメールにまつわる恥ずかしい過去の体験を披露してくれたのは、吉岡さんと中村監督。吉岡さんは「当時、好きだった女性に愛のメールを送ろうとして、男友達に送ってしまいまして…。その後、一週間ほど口をきいてもらえませんでしたね。逃げ出したいと言うより、消えてしまいたくなりました」と告白。すると中村監督も「全く同じ!(幼い口調で)『ちょっと遅くなります。でもちゃんと帰りますよ〜』みたいなラブラブなメールを間違って、竹内さんのマネージャーさんに送ってしまいました。すぐに『このことは忘れてください』とメールしたら、次にお会いしたとき、一言もそのことに触れずにいてくださいました」と感謝(?)していたが、竹内さんは初めて知る事実にびっくりした様子だった。自身の役柄について「ロックな男を演じました」とビシッと決めた渋川さんだが、逃げ出したくなることについては「僕はお腹が弱いので、大事な場面でお腹痛くなったら逃げ出したくなります」とやや弱気なコメント。これに香川さんが「いまは大丈夫なの?」と繰り返し、会場の笑いを誘った。劇団ひとりさんは映画の出来映えについて「最近は何でも3Dにすればいいだろうという風潮がありますが、本当に面白い作品は2Dでも飛び出すんです!」と熱弁。さらに舞台挨拶では「僕は自分の評判を気にして、時々、自分の名前をインターネットで検索するんです。今日も検索してきたんですが、あるブログで、この舞台挨拶に来るという人が『堺さんや竹内さん来るかな?劇団ひとりだけだったらサイアク〜』って書いてました!この中に犯人がいるはずです!!」と怒りを露わにし、これには客席のみならず共演者も笑い転げていた。濱田さんは、“まどろみ”の質問に悩んだ挙句、「僕はトイレに行きたいとなかなか言い出せなくて…。我慢してオシッコした瞬間はまどろみますね」と少し恥ずかしそうにコメント。すかさず周囲、というか香川さんが「色は?」と畳み掛けると濱田さんは「その前に飲んだ飲み物によりますね」と珍妙なコメント。堺さんや香川さんから「飲んだものがそのまま出るのか!」とツッコミが入り、会場は笑いに包まれた。貫地谷さんは撮影について聞かれ「私は1日だけだったんですが楽しかったです。みなさんと“ウニ祭り”をして、すごくおいしかったです!」と笑顔を見せたが、ここでも香川さんが横から滑り込み、「おれ知らないよ…」とブツブツ。堺さん曰く「愉快な仲間たちとワイワイ作りました」という撮影現場そのままのにぎやかな舞台挨拶となった。『ゴールデンスランバー』は1月30日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会■関連記事:2010年、最も活躍すると思う俳優は?1位は不動のジョニー・デップ!誰と一緒にこたつでみかん食べたい?「MTV」オリジナルステッカー&「ウサビッチ」グッズを10名様プレゼント堺雅人が語る太宰、そして『人間失格』――。「近代文学と“再会”できました」堺雅人主演『ゴールデンスランバー』試写会(東京)に25組50名様をご招待堺雅人主演『ゴールデンスランバー』試写会(北海道)に10組20名様をご招待
2010年01月19日