大島優子が『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督の新作『ロマンス』で主演を務めることが発表され、場面写真が解禁された。映画は、箱根の景勝地を舞台に繰り広げられるロードムービーで、大島はロマンスカーで車内販売を行うアテンダント北條鉢子を演じる。その他の写真本作は、タナダユキ監督が7年ぶりにオリジナル脚本に挑戦した意欲作で、『紙の月』など女優としての活動にも注目が集まる大島にとって6年ぶりの実写主演映画となる。大島の役どころは、仕事の成績は常にトップのロマンスカーのアテンダント北條(26歳)。小田急電鉄新宿駅を起点に箱根へと向かい、今日もつつがなく業務をこなし戻ってくるハズだったが、ひょんなことから大倉孝二扮する“怪しい映画プロデューサー”との箱根珍道中へと巻き込まれてしまう。映画には大倉のほか、野嵜好美、窪田正孝が出演する。撮影は、ロマンスカーの回送電車を借り切って行われ、小田急電鉄株式会社による全面的な協力体制のもと昨年11月13日に無事クランクアップを迎えた。現在は最終的な仕上げ段階に入っており、秋に公開される。『ロマンス』秋 全国ロードショー
2015年01月15日累計35万部突破の伊吹有喜の同名小説を、『八日目の蝉』(’11)で映画賞を総ナメにした永作博美を主演に映画化した『四十九日のレシピ』が、4月16日(水)にBD&DVDで発売決定。豪華な特製ブックレットや初回限定版にはレシピカードも収録することが判明した。同作は日本を代表する実力派女優・永作博美の『八日目の蝉』(‘11)以来となる主演最新作で、母が遺したレシピに導かれ、母の人生を旅するの娘の百合子(永作)や父の良平(石橋蓮司)の49日間を描いた感動のヒューマンドラマ。永作、石橋をはじめ、岡田将生、二階堂ふみという実力派俳優が集い、『百万円と苦虫女』(‘08)『ふがいない僕は空を見た』(‘12)など独自の視点で話題作を放ち続けるタナダユキ監督がメガホンを取った話題作だ。このほど解禁になった情報によれば、2枚組の特典DVDディスクに豪華映像特典を収録。「WOWOW放送ナビ番組「辛口篇」&「甘口篇」」、「監督×脚本家のコーヒータイム」、「まかないのレシピ「ごはん編」&「おやつ編」」、「メイキング」、「舞台挨拶集」などを予定するほか、封入特典として豪華な特製ブックレット、初回生産限定版には映画の世界観そのままのレシピカード(3枚組)を封入。映画の本編を補完するような特典の数々は見逃せない。また奇しくも同作は、先日惜しまれながらも食道がんで逝去された女優、故・淡路恵子さんの遺作に。良平の口うるさい姉・珠子役を、人間味たっぷりに演じ上げた淡路さん。日本映画界に貢献した偉大なる女優の最後の勇姿を、じっくりと見届けてはいかがだろう。<『四十九日のレシピ』DVD&Blu-rayリリース情報>DVD【本編DVD+特典DVD/2枚組】¥4,500(税抜)+税Blu-ray【本編Blu-ray+特典DVD】2枚組¥5,500(税込)+税発売日:4月16日(水)※レンタル版同時リリース販売元:ポニーキャニオン(C) 2013 映画『四十九日のレシピ』製作委員会(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2014年01月23日作家・伊吹有喜の人気小説を原作に、永作博美を主演に迎え、繊細な描写に定評のあるタナダユキ監督が温かく描いた『四十九日のレシピ』。亡くなった母が遺した「幸せに生きるためのレシピ」を通じて、それぞれ心の傷を抱えながらも再生に向かっていくヒロイン・百合子と父・良平の傍らで存在感を発揮していたのが二階堂ふみと岡田将生演じるイモ&ハルだ。本作をカラフルに染め上げた個性豊かな彼らに注目!本作は、突然亡くなった母の遺言に従い、残された父・良平(石橋蓮司)と娘・百合子(永作さん)が“四十九日の法要”ならぬ、“四十九日の大宴会”を開こうと決意し、この49日を通して自らの人生と向き合っていく姿を描いている。四十九日の大宴会を開くことにした百合子と良平を傍らで支えて続ける、イモとハル。イモは乙美が亡くなる前までボランティアをしていた更生施設の生徒で、乙美から自分が死んだら良平と百合子の手助けをし、“四十九日の大宴会”を行うよう頼まれて熱田家に乗り込むハイテンションな少女。このイモ役に抜擢された二階堂さんは、本読みのときから相当に役を作り込んでいたそう。実は原作では“自信のなさを化粧や衣装で武装している”という意味でガングロ少女という設定だったのだが、今回の映画化で時代性を考え、ロリータファッションに変更されたという逸話を持つキャラクターでもある。これはロリータが大好きな二階堂さんだったからこその変更でもあり、本人が自ら率先してスタイリングのアイディアも出し、二階堂さんにしかできないイモを作り上げていった。そして、大宴会のお手伝いにきた日系ブラジル人・ハル役には岡田将生。この難役のオファーがきたとき、岡田さんは「自分がそういう風に見られているんだなって(笑)」と完成披露試写会でポツリ。それでもポルトガル語の指導を受けながら、カタコトの日本語とポルトガル語を交えて健やかで優しいハルを見事に好演した。タナダ監督は「初めてお会いしたときにすごく素直でピュアな印象を受けたので、そのイメージをそのまま活かせば素晴らしいハルになると思った」と当時の確信を語っている。レシピだけではなく、深く大きな愛も遺した母・乙美。彼女に優しさを注がれながら過ごしてきたイモとハル。そんな彼らが起こすケミストリーは、百合子や良平だけでなく私たちにも一歩前へ進む勇気を与えるはずだ。『四十九日のレシピ』は11月9日(土)より新宿バルト9、有楽町スバル座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2013年11月01日『百万円と苦虫女』で知られる気鋭・タナダユキ監督の4年ぶりの新作『ふがいない僕は空を見た』が11月17日(土)、全国で封切られ、東京・テアトル新宿でタナダ監督を始め、ダブル主演の永山絢斗と田畑智子、窪田正孝、小篠恵奈、原田美枝子が初日舞台挨拶に立った。濃密な性描写でR-18指定を受けた本作で主演の2人は、コスプレに興じての大胆な濡れ場を体当たりで熱演した。クランクイン当日にいきなりベッドシーンが撮影されたそうで、永山さんは「初日にいきなりバスローブで(笑)。ちょっと複雑でありつつ、でも刺激的な現場でした」とふり返っていた。赤裸々に“性”と“生”を描き出し、女性読者を中心に高い人気を集め、2011年本屋大賞2位、第24回山本周五郎賞を受賞した窪美澄の同名小説を映画化。母子家庭で育った高校生・卓巳(永山さん)とアニメ好きの主婦・あんず(田畑さん)が偶然の出会いから体を重ね合わせる姿を通して、孤独を埋め合う2人と周囲の人々の苦しみ、葛藤を映し出す。田畑さんは「とても思い入れのある作品」だと言い、「セリフが少ない分、彼女の気持ちや感情を最優先に考えながら演じました。複雑なシーンも多かったですが、それが画面から伝われば」と客席に呼びかけた。ちなみに初共演となった互いの感想は「ずっと気になっていた女優さんですし、共演はとても嬉しかった。演じてみて?卓巳と同じ気持ちで、年上の女性の魅力を感じました」(永山さん)、「すごく優しいオーラを持った方」(田畑さん)なのだとか…。卓巳の母親を演じた原田さんは「とても短い撮影で厳しい現場だったが、面白く熱く演じることができた」。職業は助産師という設定で、「撮影を前に、実際に助産師さんからお話を伺った。助産院で出産するのは、とても人間的で産む側にもとっていいと思った」と語った。また、窪田さんと小篠さんは、卓巳と同じ高校に通う生徒役で「いま24歳ですが、まあ絢斗と同い年だし、気にしなくていいかなって」(窪田さん)。一方の小篠さんは「現場ですごくはしゃいでいたので、ごめんなさい。ご迷惑をおかけしました…」といきなりの謝罪。窪田さんから「ゲームに詳しくて、いろいろ教えてもらった。とてもキラキラ、フワフワしていて10代のパワーをもらいました」と現場での“素顔”を暴露されると、「そういうの、やめてもらえます?」と恥ずかしそうな表情を浮かべた。タナダ監督は4年ぶりの新作に「最初は『監督ってどうやるんだっけ?』って感覚だったが、素晴らしい原作、そしてスタッフとキャストのみなさんのおかげで乗り切ることができた」と待望の公開初日に感謝しきりだった。『ふがいない僕は空を見た』はテアトル新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:ふがいない僕は空を見た 2012年11月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2012「ふがいない僕は空を見た」製作委員会
2012年11月18日第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞した「風待ちのひと」でデビューし、女性を中心に高い人気を誇る作家・伊吹有喜の人気小説「四十九日のレシピ」が映画化されることが決定し、このほど永作博美、岡田将生ら豪華キャスト陣の出演が明らかとなった。ある日、熱田家の母・乙美(おとみ)が突然亡くなった。2週間後、生きる気力を失っていた夫・良平の元に、派手な格好のイマドキ女子・イモが訪れる。イモは乙美から頼まれていた四十九日までの細々とした家事などを引き受けに来たと言い、乙美が残したという「レシピ」の存在を伝える。そこへ夫との関係に終止符を打ったという、東京で生活を送っていた娘の百合子が帰ってくる。良平と百合子、それぞれ心に傷を負った親子が、最愛の妻、そして母であった乙美の人生をふり返りながら、立ち直っていくまでの四十九日を温かく描く感動作だ。本作は、2011年にNHKでドラマとして放送された人気作品。監督は永山絢斗主演の『ふがいない僕は空を見た』がトロント国際映画祭に正式出品されるなど世界でも注目を浴びる、新進気鋭の女流監督・タナダユキ。今回発表されたキャスト陣には、主人公・百合子に『八日目の蝉』で2011年度日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を始め、数多の賞を総ナメにした実力派女優・永作博美。原作を読んだという永作さんは、「泣いて、笑って、とても優しく朗らかな読後感でした。作中で描かれている四十九日を成功させたいと思いました」と早くもやる気満々の様子。また、そのほかの主要キャストには、百合子の父・良平役に石橋蓮司、日系ブラジル人のハルというこれまでにない役柄に挑む岡田将生、そして『ヒミズ』でヴェネチア国際映画祭最優秀新人俳優賞を獲得した二階堂ふみが、熱田家に突然現れる派手な不思議少女・イモ役を演じる。さらに、岡田さんとは『アントキノイノチ』からの再共演となる原田泰造が、百合子との関係が冷めてしまった夫・浩之を演じるなど豪華俳優陣が名を連ねることとなった。昨今、NHKドラマから映画化される作品が続いているが、昨年大ヒットとなった『八日目の蝉』もその1本。40代を迎えた永作さんの好演に、再び日本中が涙させられそうだ。『四十九日のレシピ』は2013年全国公開を予定。(text:cinemacafe.net)■関連作品:四十九日のレシピ 2013年11月9日より新宿バルト9・有楽町スバル座ほか全国にて公開(C) 2013映画「四十九日のレシピ」製作委員会
2012年10月31日『百万円と苦虫女』で知られる気鋭、タナダユキ監督が10月23日(火)、4年ぶりとなる新作『ふがいない僕は空を見た』の女子限定試写会に出席し、原作者の窪美澄、タレントでエッセイストの小島慶子と共に“女子会トーク”に花を咲かせた。第37回トロント国際映画祭にも出品された注目作。赤裸々に“性”と“生”を描き出し、女性読者を中心に高い人気を集め、2011年本屋大賞2位、第24回山本周五郎賞を受賞した同名小説を映画化した。主演を務めるのは若手注目俳優の永山絢斗と、実力派女優の田畑智子。母子家庭で育った高校生・卓巳(永山さん)とアニメ好きの主婦・あんず(田畑さん)が偶然の出会いから体を重ね合わせる姿を通して、孤独を埋め合う2人と周囲の人々の苦しみ、葛藤を映し出す。R-18指定を受けた本作で主演の2人は、コスプレに興じての大胆な濡れ場を演じており、タナダ監督は「永山くんは感情を表に出すタイプではないので、逆に何のケアもなく撮影を始めた。田畑さんは本当に男前でした。何か迷いや悩みがあるか聞いても『何もありません』って…。肩の力が抜けて、こっちが安心できた」とふり返る。窪さんは原作者の立場から「観終わってしばらくは感想が出てこなかった。小説という自分の頭の中の妄想がリアルに再現されるドキドキ感を味わった」とコメント。理屈だけでは説明できない登場人物たちの行動について「不可解な要素こそが、人物像に奥行きを与えてくれる」と説明すると、タナダ監督も「たとえ周りが理解できなくても、人それぞれ“正しい”と思って行動しているもの。そんな原作の視点は大切にしたかった」と頷いた。小島さんは「コスプレしているあんずは一見、不思議ちゃんに思えるが、特に女性は社会に出たり、家庭に入ったりするたび精神的なコスプレをしているもの」と分析。「人はみんな生き延びるために、物の見方を歪めて、時には過ちも犯す。それが正しいことか、神聖なことか分からないが、生きていることは“いいこと”だと思う」と語っていた。『ふがいない僕は空を見た』は11月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。■関連作品:ふがいない僕は空を見た 2012年11月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2012「ふがいない僕は空を見た」製作委員会
2012年10月24日9月6日(現地時間)から開催となる第37回トロント国際映画祭からさらなる吉報!日本映画界を牽引する奇才、内田けんじ監督最新作『鍵泥棒のメソッド』がこのほど同映画祭の「コンテンポラリー・ワールド・シネマ」部門に正式出品されることが決定した。劇場デビュー作『運命じゃない人』が第58回カンヌ映画祭で喝采を浴び、世界にその名を知らしめた内田監督。騙し騙される仕掛けたっぷりのオリジナル・ストーリーと軽妙な人情劇を生み出す、類まれなる才能は国内はもとより世界各国で知られるところ。今回出品されるのは「世界的な視野と注目すべきストーリー性を持つ作品」を選出する部門であり、本年度のアカデミー賞外国語映画賞を受賞した『別離』が出品された部門でもある。昨日発表されたタナダユキ監督の最新作『ふがいない僕は空を見た』と同部門での出品となる。既に上海映画祭で最優秀脚本賞を受賞している本作は、トロント国際映画祭以外にもマレーシア日本映画祭のオープニング上映を始め、香港国際映画祭、バンクーバー国際映画祭、ハワイ国際映画祭、シドニー・メルボルン日本映画祭、フランス・パリのKINOTAYO映画祭など12を超える世界中の映画祭からオファーが殺到している注目作。「考え抜かれ、完璧に練られた構成の素晴らしい脚本」というジョバンナ・フルヴィ氏(トロント映画祭プログラマー)の太鼓判に加えて、映画評論家であり、数々の映画祭のプログラマーを務め、三池崇史や北野武など日本の監督を広く世界へ紹介したことで知られるトニー・レインズ氏からも「自分が作り出した登場人物たちをここまで愛せる監督は内田けんじ以外にいないし、それはとても素晴らしいこと。彼は複雑なプロットと鋭さの中に、登場人物たちをユーモアたっぷりに融合させ、エンターテインメント性の高い映画を作り出す。内田さんは、現代で最も先端を行く監督のうちの1人。いま一番、注目しています」と監督冥利に尽きる最大の賛辞が寄せられている。『鍵泥棒のメソッド』は9月15日(土)よりシネクイントほか全国にて公開。■関連作品:第37回トロント国際映画祭 [映画祭] 2012年9月6日から2012年9月16日までカナダ・トロントにて開催鍵泥棒のメソッド 2012年9月15日よりシネクイントほか全国にて公開© 2012「鍵泥棒のメソッド」製作委員会
2012年08月15日第24回山本周五郎賞を受賞した窪美澄の同名小説を原作に、「性」と「生」を真摯に描いたタナダユキ監督の4年ぶりの長編最新作『ふがいない僕は空を見た』がこのほど、9月6日(現地時間)より開幕する第37回トロント国際映画祭「コンテンポラリー・ワールド・シネマ」部門に正式出品されることが決定した。心に闇を抱え、情事に耽るようになる高校生の卓巳とアニメ好きの主婦・あんずを中心に、彼らを取り巻く人々の苦悩と葛藤、そして再生をたどる物語。揺れ動く思春期を過ごす卓巳を永山絢斗(『ハードロマンチッカー』)、家庭に居場所のないあんずを田畑智子(『血と骨』)が等身大に演じる。国内では性描写の話題が先行し、過激とも捉えられる本作だが、その骨太な作風が同映画祭のプログラマーの目に留まり、今回正式出品される運びとなった。トロント映画祭で審査員となるのは観客。観客賞が最高賞となり、受賞すれば日本映画としては北野武監督作『座頭市』以来、史上2度目の快挙となる。本年度は、本作以外にも西川美和監督作『夢売るふたり』や大ヒット作『テルマエ・ロマエ』の上映もあり、日本映画勢の活躍が期待されるが、果たして本作はどのように受け止められるのか?国内でR−18指定を受けた作品としては一昨年の園子温監督作『冷たい熱帯魚』に続く出品となり、物議を醸すこと必至!前作『百万円と苦虫女』のモントリオール世界映画祭出品に続き、3度目の海外映画祭への出品を果たすタナダ監督は、「良い反応もそうでない反応も全てしっかりと受け止め、大いに刺激を受けてきたいと思います」と決意の一言。さらに、W主演を務める2人からも「僕が田畑さんと一緒に主演を務めた作品が、海外の映画祭で上映されると聞き、外国のみなさんがどう作品を受け止めてくれるか、不安で緊張しますが、何よりも反応が楽しみです。作品に込められた、日本人らしい繊細さを感じながら、楽しんでもらえたら嬉しいです」(永山さん)、「より多くの方の目に触れ、そして心に刻まれ、脳裏に残る、深く儚い愛と命と絆の作品だと思います。今日を、大事に生き明日からの糧に生きるということ、愛し愛されるということ、たくさんの人に見て感じてもらえれば幸せです」(田畑さん)と期待のこもるコメントが寄せられた。世界の舞台で初お披露目となる9月9日の上映には、タナダ監督も登壇し、舞台挨拶及びティーチインを行う予定。第37回トロント国際映画祭は9月6日(現地時間)より開幕。『ふがいない僕は空を見た』は11月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。■関連作品:ふがいない僕は空を見た 2012年11月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2012「ふがいない僕は空を見た」製作委員会第37回トロント国際映画祭 [映画祭] 2012年9月6日から2012年9月16日までカナダ・トロントにて開催
2012年08月14日蒼井優主演で一人の女性の旅路を描いた『百万円と苦虫女』で日本映画監督協会新人賞を受賞した女流監督・タナダユキの4年ぶりとなる長編作品『ふがいない僕は空を見た』が、今冬より公開される。W主演を務める永山絢斗と田畑智子の濃密かつ衝撃的なラブシーンも見どころの一つである本作の最新予告編とポスター・ビジュアルが解禁となった。赤裸々に“性”と“生”を描き出し、女性読者を中心に高い人気を集め、2011年本屋大賞2位、第24回山本周五郎賞を受賞した窪美澄の同名小説を原作とする本作。やり場のない思いと現実から逃げるようにコスプレをして体を重ね合う高校生の卓巳とアニメオタクの主婦・あんずを主人公に、彼らの苦悩や葛藤、一筋の光を見つけて再生するまでの軌跡を描く。高校生・卓巳を演じるのは、『悪人』や『ハードロマンチッカー』、『ぱいかじ南海作戦』など次々と話題作へ出演する人気急上昇中の俳優・永山絢斗。もう一人の主人公、主婦のあんずを『血と骨』や『鈴木先生』など、映画、TV、舞台と幅広い活躍を見せる田畑智子が演じる。爽やかなイメージを放つ永山さんと田畑さんだが、本作ではそのイメージを覆すベッドシーンを体当たりで披露しており、ポスターにも裸で抱き合う2人の姿が写し出されている。さらに、予告編映像では銀髪のカツラを被った永山さんとロリータ風のコスチュームに身を包んだ田畑さんの姿が!手書きの台本を読みながらコスプレに興じる、完全に“イタい”2人の姿が映し出される。だが、お互いの穴を埋め合うようにして抱き合う2人は、それぞれに噛み合わない思いを抱えている様子。家庭をもつあんずは「旦那が帰ってくるから…」と言いながらお金を差し出し、ただの高校生でしかない卓巳は何も言えないままにそれを受け取る。そして、この特殊な関係に終止符を打つ出来事が起こる――。2人のほかにも、『僕たちは世界を変えることができない。』や『るろうに剣心』などに出演する若手人気俳優、窪田正孝や三浦貴大、原田美枝子など脇を固めるキャストにも注目。タナダユキ監督自らが監修を務めたこの予告編で、痛みを抱えたまま必死にもがいて生きる人々の姿を切なく綴る世界観を覗いてみて。『ふがいない僕は空を見た』は11月17日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:ふがいない僕は空を見た 2012年11月17日よりテアトル新宿ほか全国にて公開© 2012「ふがいない僕は空を見た」製作委員会
2012年08月07日