「不思議の国のアリス」のその後を映画化し、世界的な大ブームを巻き起こした『アリス・イン・ワンダーランド』から6年。ティム・バートンが製作を務め、ジョニー・デップら豪華キャストが魅惑の再共演を果たす最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』のUSプレミアが、5月23日(現地時間)に米国・ロサンゼルスにて盛大に開催。ジョニーたちがそれぞれ、日本のファンに向けてメッセージを贈った。会場となったロサンゼルス、エル・キャピタン・シアターでは、「不思議の国のアリス」生誕の地・イギリスを思い起こすような気品ある深紅のレッドカーペットが敷かれ、ジョニー、ミア・ワシコウスカ、さらに3月24日に男児を出産したばかりのアン・ハサウェイ、本作で鍵を握るタイム役のサシャ・バロン・コーエンら豪華キャスト陣が一堂に集結。それを取り囲む5,000人の熱狂的なファン、世界各国から詰めかけた120超のメディアが、6年ぶりの『アリス』の帰還を祝福した。会場内は、本作のキーワードである“時間”をイメージし、たくさんの時計が描かれた大きなゲートが立てられ、プレミアを歓迎。また、至るところに桜の木が飾られ、劇中のティーパーティーを連想する可愛らしい華やかな演出も見られるなど、先日の英国で行われたワールドプレミアの熱をそのままに、映画の街ロサンゼルスにも“ワンダーランド”が出現した。夕刻17時半。多くの歓声とともに“ワンダーランド”の扉が開かれ、まずレッドカーペットに登場したのは、どこか天然でマイペースな仲間思いの白の女王を演じたアン・ハサウェイ。産後から2ヶ月という早さで公の場に復帰した彼女は、ストライプに色とりどりの大きなバラが描かれたタイトな「クリストファーケイン(Christopher Kane)」のドレスに、「クリスチャンルブタン(Christian Louboutin)」のブラックヒールを合わせて登場。ハリウッド女優としての品格に加え、母となった喜びも感じさせる笑顔で、レッドカーペットを囲む多くの人たちから復帰第一弾となる本作への期待と、出産への祝福を受けていた。続いて登場したのは、<時間>を司る万人タイムを演じるサシャ。ハイテンションのままカメラの前に登場したサシャは、ジョニーへの愛をひたすらに語り、共演できた喜びを話してくれた。続いて、主演のアリス役で、さらなる成長を遂げたミアも登場。この日は「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」のシースルーブラックに煌びやかなスワロフスキーをあしらったロングドレスに身を包み、本編のアリスさながら強く自立した女性としての一面をみせ、レッドカーペットを笑顔で進んでいく。そして、ひと際大きな歓声を浴びて、待ちに待ったジョニーが登場。ハマリ役と称された奇天烈な“帽子屋”として、6年ぶりに帰ってきたジョニー。ファンたちの熱気はさらにヒートアップし、インタビュー中も「ジョニー!」「ジョニー!」の大歓声が響いていた。最後に登場したのは、本作で新たな才能を魅せた期待の監督、ジェームズ・ボビン。『ザ・マペッツ』『ザ・マペッツ2/ワールド・ツアー』を監督した後に本作に抜擢され、見事、世界観を引き継いだ傑作を作り出したボビン監督は、ここLAの地でも誇らしげな笑顔をみせた。また、賑わうレッドカーペットをさらに盛り上げる演出が!主題歌「ジャスト・ライク・ファイア」を唄うP!NKが会場内の特別ステージに登場し、生バンド演奏のもと圧巻のパフォーマンスを披露。グラミー賞3冠、全世界アルバム・セールス6,000万枚を誇る彼女の歌声は、目の前の困難に果敢に立ち向かう本作のアリスの心を奮い立たせるような力強い1曲となって、USプレミアを包み込んでいた。<以下、キャスト&監督コメント>■ジョニー・デップ(マッドハッター役)今作でも家族の絆が描かれているけど、やはり子どもがいると、それ以上に強いものはないよ。もちろん、身内の母親、父親、兄弟ももちろん重要だけど、子どもは自分の人生にとって切り離すことのできない存在だからね。いつも日本に行くときは、残念ながらマスコミのためだけというのが多かったから、あまり色んなものを見れなかったんだけど、もう少し田舎の方や、京都とかいろんな場所に行ってみたいな。日本のお友達のみなさん。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を気に入ってくるとうれしいよ。■アン・ハサウェイ(白の女王役)今回は親子の絆が描かれているけど、私は家族の絆を常に感じているわ。特に家族の存在が大事と感じる瞬間は、物事がうまくいっていないときね。最後に頼ったりするのは、自分の家族だと思うわ。日本のみなさん、『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』を見てもらえるのがとても楽しみです。前作と同様素晴らしい映像ですし、1作目同様、心に残る作品になっていると思います。応援してもらえるとうれしいです。■ミア・ワシコウスカ(アリス役)またアリスを演じられて本当にうれしかったわ。すごく素敵なキャラクターだし、彼女とマッドハッターとの関係も好きだし、本当に興奮したのよ。彼女は怖いもの知らずで、何にも臆することない姿がすごく素敵なキャラターだと思うわ。もし日本に行けたら、お寿司とか、いろんな和食が食べたいけど、ほかにいい案あれば教えて。日本のみなさんにも、この映画を楽しんでもらえればと思います!■サシャ・バロン・コーエン(タイム役)ジョニー・デップ、ベリー・セクシー・マン。ジョニー・デップ、オーー。ジョニー・デップ、大好きです。日本のみなさん、この映画を楽しんでもらえればと思います。とても良い作品なんできっと楽しめるよ。あとジョニー・デップも出演してるしね!オー、ジョニー・デップ。セクシー・ジョニー・オー・ベリー・ナイス。ありがとう。■ジェームズ・ボビン(監督)この場に居られて、いま興奮と恐怖と色んな気持ちが入り混じっているよ。アリス・ファンの日本のみなさん、こんにちは。映画を観てもらえるのが楽しみでしょうがないです。ありがとう。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月25日先日のロンドンプレミアに、ジョニー・デップやミア・ワシコウスカ、製作のティム・バートンらが集結した『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。このほど、アリスやマッドハッターなどおなじみの人気キャラクターたちが、美しいワンダーランドの世界に現れるビジュアルが解禁となった。悲しい過去に心を奪われたマッドハッターを救うため、時間をさかのぼるアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャーとなる本作。アリスと仲間たちを待ち受けるのは、秘められた真実と、“時間の番人”との戦いだった――。想像を超えた映像美で「不思議の国のアリス」のその後を映画化し、日本をはじめ世界的ブームを巻き起こした『アリス・イン・ワンダーランド』。その待望のシリーズ最新作となる本作では、『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”を描いた物語が展開され、チェシャ猫や、赤と白の女王といった人気キャラクターたちの謎に満ちた幼年期の驚くべき“秘密”も初めて語られる。このたび解禁となったビジュアルでは、季節を感じさせる色彩豊かなアンダーワールドが広がり、ミア演じるアリスを中心に、マッドハッターのジョニー、白の女王のアン・ハサウェイ、赤の女王のヘレナ・ボナム=カーター、“タイム”のサシャ・バロン・コーエンと、チェシャ猫、白うさぎ、双子のトウィードルダムとトウィードルディーら個性的な人気キャラクターが集結。さらに、ユニークな形の建物や植物がより一層、不思議な世界観を際立たせ壮大な物語を想像させるビジュアルとなっている。今回監督を務めたジェームズ・ボビンは、もともとアリスの世界のファン。「地理に関して、僕らはこれまでアンダーランドを十分には探検していない。だから、僕がやりたいと思うようにデザインを選ぶことができ、それをどのようにあの世界に持ち込むかを選べたんだ」と明かす一方で、「ティムの美しくクリエイトされた世界観はかなり引き継いだよ」と語る。ティム・バートン独特の世界観に、映画『マペッツ』などを手掛けてきたボビン監督が得意とするポップな要素の融合には、期待が高まるばかり。また、アカデミー賞受賞をしてきた衣装デザイナーやメイクアップ&ヘアーデザイナーなど、一流の製作スタッフ陣が集結した煌びやかなキャラクターたちの姿も楽しみだ。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月13日ティム・バートン×ジョニー・デップが贈る最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。5月10日(現地時間)にイギリス・ロンドンにあるレスター・スクウェアにてヨーロピアンプレミアが盛大に行われ、ジョニーを始め、ミア・ワシコウスカ、サシャ・バロン・コーエンら俳優陣が登場した。物語は前作『アリス・イン・ワンダーランド』から3年後。亡き父の後を継ぎ、船長として大海原で活躍していたアリス。だが厳しい現実に直面し、再びワンダーランドへと誘われる。そこにいたのは、悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッター。大切な友を救うため、アリスは時間をさかのぼる。待ち受けるのは、秘められた真実と、時間の番人<タイム>との戦い。赤の女王の脅威も迫る中、果たしてアリスは、運命に逆らい、過去を変えることはできるのか――。この日は、朝から降っていた雨もまるで俳優陣を待っていたかのようにピタッと止みプレミアが開始。劇場まで敷かれたブルーカーペットに最初に登場したのはタイム役のサシャ・バロン・コーエン。妻であり女優のアイラ・フィッシャーと仲良く登場し笑顔を見せた。コメディアンでもあるサシャは「作品の中でアドリブはたくさんやったんだ。ヘレナやジョニーとの掛け合いでね。特にジョニーとはいくらでもアドリブが続けられた。彼は素晴らしい俳優だよ」とジョニーを大絶賛した。続いて登場したのは主演のジョニー・デップ。リムジンから降りる姿が見えた瞬間、会場のボルテージはMAXに!サインや写真を撮ったりとファンサービスしながら報道陣のところにも顔を出し、「長いことやってきたからやっとハッターを終えられてホッとしているよ」と語り、マッド・ハッターの役作りについても「子どもと遊びながらハッターというキャラクターを作っていったんだ。ハッターは精神分裂症なんじゃないかな」とコメント。さらにミアをはじめ前作の仲間との再会についても「ティムがファミリーとも言えるべき人たちを周りに置いているので、彼らと再び演じられて楽しかったよ」と語った。その後もジェームズ・ボビン監督、製作プロデューサーのティム・バートン、さらに本作に登場するアンドリュー・スコットやエドワード・スペリーアス、レオ・ビル、ヤマネ役の声を務めるデミ・バーバラ・ウィンザーらが登場。ステージに上がったティムは、再びタッグを組んでいるジョニーについて、「彼はショービジネスでも最高な俳優と組めて自分はラッキーだと思ってるよ」と喜びのコメント。そして最後にアリス役のミア・ワシコウスカが緑のセクシーなロングドレスで登場し会場を沸かせた。日本にいるファンに向けても「ハーイ、ジャパン!」と笑顔で挨拶をした。会場には、今回の物語のカギとなる“時計<タイム>”や鏡などが様々な場所に置かれたほか、マッドハッターやアリス、赤の女王などキャラクターのコスチュームを着て参加するファンの姿もあり、華やかなプレミアとなった。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年05月11日製作ティム・バートン&主演ジョニー・デップが贈る、世界的ブームを巻き起こした待望のシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。5月8日(現地時間)にイギリス・ロンドンにて会見が行われ、ジョニーを始め、ミア・ワシコウスカら豪華キャスト陣が集結した。『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語を描く本作。悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間を遡るアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャーだ。彼女を待ち受けるのは、秘められた真実と“時間の番人”タイムとの戦い。はたして、マッドハッターを救うことはできるのか? そして、運命に逆らい過去を変えることはできるのか――。この日、会見に登場したのは、アリス役のミア、マッドハッター役のジョニー、そして本作で物語の鍵を握るタイム役のサシャ・バロン・コーエンと監督のジェームズ・ボビン、製作プロデューサーのティム・バートンら。多くの謎に包まれている新キャラクターと幻想的な“時間の世界”。今回、公の場で初めてとなる会見に挑むジョニーたちは撮影後、共演者と久しぶりの再会ともあって終始和やかなムード。アリスの世界を描いた会場では、アフタヌーンティーでふざけたりとお茶目なジョニーの一面もあった。「いろんなマッドハッターを演じることが出来て楽しかった」と語るジョニーは「(続編となる)本作ではマッドハッターとしてアリスとの関係をさらに掘り下げて役作りをしたよ。過去に心を奪われたマッドハッターは、必衰していたから“マッド”な人がより“マッド”になったときどうなるのか、常に自分に問いかけながら演じたんだ」と話した。6年ぶりのアリスを演じたミアは「ボビン監督がキャストを励ましたり、すごく楽しい空間を作ってくれたわ。お蔭で自分もすんなりとキャラクターに入りこめた。本作にユーモアな要素がたくさん入っているのも監督の態度だったりキャストの盛り込み方にあると思う」とコメント。また本作でタイム役として登場したサシャは「とにかく楽しいキャラクターであることが重要だったんだ。今回の撮影でつらかったのはジョニーのイタズラかな。彼のセキュリティーチームに襲われたり、輪ゴムを投げられたりしたんだ」と和気あいあいとした撮影現場だったことを語った。最後にジョニーは「一つだけ謝りたいことがあるんだ…」と深刻な顔で「今回犬を連れてこれなくてごめんね」と、昨年5月のオーストラリア訪問時に愛犬2匹を申告せずに持ち込んだことに触れ、会場の笑いを誘った。10日(現地時間)にはロンドンにてヨーロピアンプレミアが予定されている。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。協力:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン(text:cinemacafe.net)
2016年05月09日製作ティム・バートン&主演ジョニー・デップが贈る、空前のブームを巻き起こした待望のシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。7月1日の日本公開が待ち焦がれる中、本作の日本版予告編がこのほど解禁された。豪華スタッフ・キャストが集結した、『アリス・イン・ワンダーランド』の“はじまり”の物語を描く本作。悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うため、時間を遡るアリスの冒険を描くファンタジー・アドベンチャーだ。彼女を待ち受けるのは、秘められた真実と“時間の番人”タイムとの戦い。はたして、マッドハッターを救うことはできるのか? そして、運命に逆らい過去を変えることはできるのか――。想像を超えた映像美でルイス・キャロルの児童文学小説「不思議の国のアリス」のその後を映画化し、社会現象を巻き起こした『アリス・イン・ワンダーランド』。映画の大ヒットのみならず、ファッションや音楽といった様々な分野に並みならぬ影響を与え続けており、未だ熱狂的なファンも多く抱えている。キャストには、好奇心旺盛な主人公・アリス役にミア・ワシコウスカ、マッドハッターのジョニー・デップ、白の女王のアン・ハサウェイ、赤の女王のヘレナ・ボナム=カーターら豪華キャスト陣が再集結し、個性豊かなキャラクターを熱演。また、チェシャ猫、白うさぎ、などのおなじみ人気キャラクターたちも登場し、ティムが創り上げた奇妙で美しい“ワンダーランド”世界が色鮮やかに蘇る。さらに、物語の重要なキーとなる<時間>を司るタイム役には、『ポラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のサシャ・バロン・コーエンが好演している。そして今回解禁されたのは、「興奮しやすく感情的で夢見がちな娘よ…」というナレーションから始まる日本版予告編。1匹の美しい青い蝶(アブソレム)に誘われ、不思議な鏡を通り抜けるとそこに広がるのは、かつて訪れた美しくも奇妙な “ワンダーランド”の世界。そんな再び呼び戻されたアリスに待ち受けていたのは、大切な友達マッドハッターの命の危機だった。未だ見たことのない“強い意志を持つ大人の女性”へと成長したアリスが、自らの力を信じマッドハッターのために強敵“タイム”に立ち向かっていく姿が描かれている。今回の映画の見どころの一つは、多くの謎に包まれている新キャラクターと幻想的な“時間の世界”。巨大な振り子や空から吊るされている沢山の懐中時計や押し寄せる時空の波、そして歯車で出来た不気味なロボットに加え、タイム自身までもが歯車で出来ているという、見たことがないワンダーランドの摩訶不思議な映像世界が映し出されている。そのほかにも、四季を感じさせる、溜息が出るほどの煌びやかなシーンやアリスを後押ししてくれるマッドハッター、白の女王、チェシャ猫、白うさぎ、双子のトウィードルダムとトウィードルディー、あの一度聞いたら忘れないドスのきいた高笑いをする赤の女王など、人気キャラクターも相変わらずの多彩な“狂気”を帯びて登場している。個性的なキャラクターと、息をのむほど美しい映像が凝縮された今回の予告編。アリスの新たな戦いを、まずはここから不思議な世界へと繰り出してみて。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月22日ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の大ヒット映画『アリス・イン・ワンダーランド』(10年)の"はじまり"の物語を描く『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(7月1日公開)の予告編が22日、公開された。映像では、1匹の青いチョウ(アブソレム)に誘われ、不思議な鏡を通り抜けたアリスの前に、かつて訪れた美しくも奇妙な"ワンダーランド"の世界が広がる。再び呼び戻されたアリスに待ち受けていたのは、大切な友達・マッドハッターの命の危機。"強い意志を持つ大人の女性"へと成長したアリスは、自らの力を信じ、マッドハッターのために強敵・タイムに立ち向かう。今回は、謎に包まれている新キャラクターや幻想的な"時間の世界"などが大きな見どころ。巨大な振り子や空からつるされている懐中時計、歯車で動く不気味なロボットといったように、前作の"ワンダーランド"の景色ともまた一風異なる。アリスが「タイムって"人"なの?」と率直に疑問を投げかけている場面もあり、タイム自身もが歯車でできているように、摩訶不思議な妖しい世界の一端を垣間見ることができる。このほか、四季を感じさせるような色鮮やかな草花にあふれたカラフルなシーンも。さらに、お茶会の時間を奪われて困惑するうさぎや、アリスを後押しする白の女王、チェシャ猫、双子のトウィードルダムとトウィードルディー、そしてドスのきいた高笑いを響かせる赤の女王など、前作からの人気キャラクターたちも新たな一面を見せながら、多彩な"狂気"を帯びて再びその姿を見せている。主人公アリスを演じるミア・ワシコウスカをはじめ、マッドハッタ―のジョニー・デップ、白の女王のアン・ハサウェイ、赤の女王のヘレナ・ボナム=カーターら豪華キャスト陣が再集結。物語の重要な鍵をとなる"時間"をつかさどるタイム役には、『ポラット/栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のサシャ・バロン・コーエンが抜てきされた。(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved./ Disney.jp/Alice-Time
2016年04月22日ケンコー・トキナーは26日、スリックブランドの三脚として、アルミ・マグネシウム・チタンからなるAMT合金製脚パイプを採用した小型三脚「アル・ティム」シリーズ(4モデル)を発表した。3月25日から販売を開始している。店頭予想価格は26,000円(以下すべて税別)から。○「アル・ティム 330 E」「アル・ティム 340 E」「アル・ティム 330 E」は、アルミ(AL)、チタン(TI)、マグネシウム(M)の頭文字をとったAMT合金パイプ採用の小型三脚。店頭予想価格は26,000円。脚部のパイプ径は最大23.4mmの3段で、パイプの厚みを0.8mmと薄くしながらも十分な強度が保ち、軽量化を実現した。パイプには溝が入っており、空転することなくスムーズな伸縮が可能。伸縮の固定はワンタッチのレバー式だ。2ハンドル3Way式の雲台を装備し、カメラの取付はクイックシュー式(DIN規格サイズ)を採用。脚パイプにはウレタングリップ、クイックシュー手前の位置には一軸の丸型水準器も装備する。脚取付部にある開脚ストッパーを引き出すことで、通常、ミドル、ローのポジション固定が可能。ローポジションにする場合は分割式エレベーターの下半分を取り外す必要がある。そのほか主な仕様は、縮長が596mm、エレベーター下げ全高1,257mm、地上最低高が309mm、最大搭載荷重が3kg、全高が1,607mm、重量が1,830g。三脚ケースが付属する。「アル・ティム 340 E」は、脚部の段数が4段のモデル。店頭予想価格は27,500円。主な仕様は、縮長が555mm、エレベーター下げ全高1,320mm、地上最低高が290mm、最大搭載荷重が3kg、全高が1,610mm、重量が1,830g。そのほかの仕様は「アル・ティム 330 E」とほぼ共通。○「アル・ティム 330 HD」「アル・ティム 340 HD」「アル・ティム 330 HD」は、「アル・ティム 330 E」の雲台を動画対応タイプに変更したモデル。店頭予想価格は29,000円前後。付属の雲台は2ハンドル3Way式の「SH-737 HD」で、フリクションコントロールによって雲台の動き(固さ)を調整可能。動画撮影時にはフリクションを強めに、写真撮影時はフリクションを弱めるといったように、使い分けられる。重量は1,890gで、そのほかの仕様は「アル・ティム 330 E」とほぼ共通。「アル・ティム 340 HD」は、「アル・ティム 340 E」の雲台を動画対応タイプに変更したモデル。店頭予想価格は30,500円前後。付属の雲台は「アル・ティム 330 HD」と同じ「SH-737 HD」。重量は1,890gで、そのほかの仕様は「アル・ティム 340 E」とほぼ共通。
2016年03月28日鬼才ティム・バートンが製作を手掛け、ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーターら豪華共演で贈る待望のシリーズ最新作『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』。7月1日(金)より日本公開されることが決まった本作から、初の映像となる特報が解禁!1月14日に死去したアラン・リックマンの最後の声も収められていることが明らかとなった。「不思議の国のアリス」の“その後”を想像を超えた映像美で映画化し、世界的ブームを巻き起こした『アリス・イン・ワンダーランド』から6年。あの美しくもクレイジーなワンダーランドにアリスが帰ってきた。アリス不在の間に事件は起こり、マッドハッターの悲しい過去が彼を窮地へと追いやることに。アリスは大切な友だちを救うべく、時間の番人“タイム”と戦い、過去へと旅立つが…。本作は、アリス(ミア・ワシコウスカ)が個性的な仲間たちの幼年時代へと時を遡る、ワンダーランドの“はじまり”の物語。このたび解禁となった特報映像は、先月急逝したアラン・リックマンが声を務める芋虫から青い蝶になったアブソレムが、「久しぶりだな、アリス」と語りかけ、アリスを鏡の中へと誘う場面から幕を開ける。そして、焼野原に悲しげな表情で立ち尽くすマッドハッター(ジョニー・デップ)をはじめ、赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)、白の女王(アン・ハサウェイ)など、おなじみの人気キャラクター陣も登場。それぞれが魅惑的な衣装に身を包み、ティム・バートンが創り上げた奇妙で美しい“ワンダーランド”の世界が次々と展開する。さらに、本作の重要なKEYとなる時間を司るタイム役として、ハリウッドでもジョニーと並ぶ強烈な個性を放つサシャ・バロン・コーエンが、ついにその姿をお披露目!昼が夜になったり、空が海になったり…扉を開けると、いきなり雲の上だったり!?鏡に飛び込んだアリスに待ち受ける、想像を越える新たな冒険とは…!?まずはこちらの映像から、この不思議な世界に飛び込んでみて。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は7月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月03日ティム・バートン監督、ジョニー・デップ主演の大ヒット映画『アリス・イン・ワンダーランド』の"はじまり"の物語を描く『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(7月1日公開)の特報が3日、公開された。『不思議の国のアリス』のその後を映画化し、世界的ブームを巻き起こした『アリス・イン・ワンダーランド』から6年。ワンダーランドに帰って来たアリスは、不在の間に悲しい過去によって窮地に陥ったマッドハッターを救うべく、時間の番人・タイムと戦い、過去へと旅立つ。同作は、ワンダーランドの"はじまり"の物語。アリスは、個性的な仲間たちの幼年時代へと時をさかのぼり、彼らの秘密が明らかになる。このたび公開された特報では、マッドハッター(ジョニー・デップ)をはじめ、赤の女王(ヘレナ・ボナム=カーター)、白の女王(アン・ハサウェイ)など、おなじみのキャラクターが勢ぞろい。豪華な俳優陣が魅惑的な衣装に身を包み、個性的なキャラクターを熱演している。また、物語の鍵となる時間をつかさどるタイム役には、サシャ・バロン・コーエンが抜擢され、前作以上に破天荒な展開に。焼け野原で炎の中に悲しげな表情で立ち尽くすマッドハッターの姿や、昼が夜になり空が海になる怖そうで不思議な世界など、新たな冒険が特報から見て取れる。(C)2016 Disney. All Rights Reserved.
2016年02月03日映画監督で、アーティストのティム・バートンがレストランの紙ナプキンに描いたスケッチを集めた画集『ナプキンアート オブ ティム・バートン』が本日から発売になったのを記念して、バートンが日本のファンに向けたメッセージが公開になった。その他の画像ティム・バートンは映画監督として知られながら、アーティストとしても活動しており、先ごろ日本で開催された美術展は東京と大阪で約39万人を動員した。このほど発売になる画集は、バートンが映画撮影やキャンペーン、自身の美術展のために世界各国を旅する中で、その場で受けたインスピレーションを残すべくレストランのナプキンにスケッチした作品を収録。書籍には彼のスケッチが紙ナプキンの原寸サイズで掲載され、美術展で展示された作品だけでなく、初公開のスケッチも収録される。バートンは日本のファンに向け「いつも日本に行くのを楽しみにしています。日本以上にインスピレーションを与えてくれる場所は、そうありません。私にとって、この画集『ナプキンアート オブ ティム・バートン』の各ページは、パスポートのスタンプのようなもので、どこに行き、何を感じたかという記憶でもあります。多くは大好きな東京に滞在した時に描いたものです。ぜひ、私の頭の中を覗いてみてください」とメッセージを寄せている。画集は、ヴィレッジ・ヴァンガード オンラインストアと全国の取り扱い店で独占販売中。『ナプキンアート オブ ティム・バートン』発売中3000円(税込)
2015年12月04日奇才ティム・バートンが紙ナプキンに描きとめたイラストの数々を収録した「ナプキンアート・オブ・ティム・バートン」の発売が、このほど決定した。『シザーハンズ』や『アリス・イン・ワンダーランド』など、常に独創性溢れる映像で多くの人々を魅了してきたティム・バートン。昨年開催された美術展「ティム・バートンの世界」では、東京と大阪で約39万人を動員数を記録している。このほど発売が決定した「ナプキンアート・オブ・ティム・バートン」は、昨年の展覧会にて発売され、のちに一般発売となった画集「ティム・バートンの世界」の姉妹編として発売される。本書では、バートンが映画撮影や宣伝ツアー、自身の美術展など世界中を飛び回る日々の中で、彼のインスピレーションをバーやレストランにある紙ナプキンに描きとめた“ナプキンアート”の数々が、ナプキン原寸大で収録されている。常にペンを持ち歩き、旅を通して得た経験や感情をスケッチとして記録しているというバートン監督。彼がすぐにでもスケッチを始めるために手近なカンバスとして使用されるているのが、どこにでもある紙ナプキンだそうだ。バートンは現在、ランサム・リグズによるファンタジー小説「ハヤブサが守る家」の映画化『Miss Peregrine’s Home for Peculiar Children』(原題)を製作中とのこと。彼の脳内が覗ける”ナプキンアート”の数々で、新作への期待を膨らまそう。「ナプキンアート・オブ・ティム・バートン」は、12月4日(金)よりヴィレッジ・ヴァンガードにて発売。(text:cinemacafe.net)
2015年10月30日映画監督で、アーティストのティム・バートンがレストランの紙ナプキンに描いたスケッチを集めた画集『ナプキンアート・オブ・ティム・バートン』が12月4日(金)に発売されることが決定した。その他の写真ティム・バートンは映画監督として知られながら、アーティストとしても活動しており、先ごろ日本で開催された美術展は東京と大阪で約39万人を動員した。このほど発売になる画集は、バートンが映画撮影やキャンペーン、自身の美術展のために世界各国を旅する中で、その場で受けたインスピレーションを残すべくレストランのナプキンにスケッチした作品を収録。書籍には彼のスケッチが紙ナプキンの原寸サイズで掲載され、美術展で展示された作品だけでなく、初公開のスケッチも収録される。画集は、12月4日(金)より、ヴィレッジ・ヴァンガードで独占販売され、本日からオンラインサイトと一部店舗で予約を受け付ける。『ナプキンアート・オブ・ティム・バートン』12月4日(金)発売3000円(税込)
2015年10月30日●iOSとMac OS Xの統合はナンセンス? - Apple CEO ティム・クックがBoxイベントで語ったコトBoxのイベント「BoxWorks 2015」にてBoxのCEO、Aaron Levie氏と対談したApple CEOのTim Cook氏、前編ではCook氏のエンタープライズに対する考え方をお伝えした。後編では、Appleの将来について、Microsoftとの競合について、そして社会問題に対して語る、Cook氏らしい見解をお伝えしよう。○マイクロソフトの"One Windows"は誤り?エンタープライズでのモバイルの普及率は「衝撃的に低い」と話すCook氏だが、コンシューマーのスマートフォン市場におけるiPhoneの強さは際立っている。ちょうど直前に世界で発売したiPhone 6s/6s Plusは、過去最高の販売台数を記録した。「1300万台だっけ?」とLevie氏が聞くと、軽くうなずきながら「それ以上」とCook氏、会場からは拍手が起こる。iOS端末の人気はMac人気にもつながっている。OSとして見た時、Macは「Mac OS X」、iPhoneとiPadは「iOS」となるが、Microsoftは最新の「Windows 10」で”One Windows(1つのWindows)”戦略を進めている。PCとモバイルで単一の体験という考えに対し、Cook氏は異論を唱える。「デスクトップとモバイルの両方向けの1つのOSという考えは信じない。両方からの引き算となり、最高の体験が得られない」とCook氏。AppleはiOSとMac OS Xの2つにフォーカスしており、PCからモバイル端末、さらにはウェアラブルのApple Watchまでシームレスに動くことが必要で、そのために「Handoff」などの機能を開発しているという。「(ユーザーは)ある程度の類似性は望んでいると思うが、混ぜ合わせるつもりはない」と付け加えた。Cook氏の言葉に対し、観客の一部は拍手を送った。また、Apple WatchについてはAppleは台数などを公開しておらず、それほど順調ではないのではという見方もされている。Apple Watchに話が及ぶと「まだまだ早期段階」とし、「フィードバックはすばらしい。フィットネス、健康という分野で、『人々の生活を変えている』と直接知ることが出来て喜んでいる」と、自身もフィットネス好きといわれるCook氏はコメントした。また、Apple TVについては、「われわれはTVについてのビジョンがある。来月末に出荷する」と述べるにとどまった。ほかにも、Appleが車を作るという憶測があるが、Levie氏は車とは聞かずに「他に新しい製品の計画はないの? 飛行機(Airplane)とか?」と尋ねる。これに対してCook氏は、(Airplaneのplaneをとって)「”iPlane”の計画はない。必要だと思う人もいるかもしれないけど、考えたこともないね」と笑って答えた。Apple Musicについては、「本当にすごくいいんだよ。音楽を発見できる」とCook氏は述べ、「つかってみて。3ヶ月無料だから」とすかさず来場者に売り込んだ。Levie氏が、ラジオチャンネルに「エンタープライズチャンネルなんてどう?」と冗談をとばすと、iPlaneには反応しなかったCook氏だが「なるほど、面白いアイディアだね」と笑った。30分のセッション中、Levie氏は用意したiPadの暖炉(暖炉を模したiPadアプリ)に始まり、iPhoneのアップグレードプログラムをTV、Mac、iPadとすべての製品に拡大し「月65ドルですべて最新のApple製品にアップグレードできるっていうのはどう?」と持ちかけたり、「(アーティストの)Taylor Swiftか(物言う投資家のCarl)Icahnか、どちらがネゴシエーションするのが難しい?」と聞くなど、終始会場を楽しませた。だが、重要なトピックも忘れずに取り上げた。●MSとの関係性は「変わっている」1つが、長年のライバルであるMicrosoftだ。iPhone 6sなどを発表した9月のAppleイベントにMicrosoftの幹部が登場したことに触れ、「関係はどうかわった?」とたずねる。「大きく変わっている」とCook氏は答える。現在でもライバルであることを認めつつも、「AppleとMicrosoftは、競合する部分よりも、提携できる部分の方が大きい。これを顧客も望んでいる。Mac上でOfficeが使えるというのは、重要なことだ」とCook氏は話す。「Microsoftとの提携は顧客にとって良いことであり、だからやっているんだ」とした上で、「ずっと恨んだり憎んだりすることは好きじゃない。人生は短くて、いつか終わる。できるだけたくさん友達がいたほうがよい」。そして、今後も顧客にメリットのある部分でさまざまな提携を進めるとした。会場からは大きな拍手が起こった。○社会問題に対する考え方は企業の責任の一つもう1つが、社会問題だ。Cook氏は自らが同性愛者であることを正式に明かすなど社会問題についての発言を積極的に行っている。Levie氏が「あなたは社会問題を公の場で語っている。この国を変えようとしている意思を感じるが、企業や技術は社会の変化に対してどんなインパクトを与えられるだろうか?」と問うと、「企業は社会に対して重要な責任がある。ここ数十年、政府の取り組みがなかなか進展しない中で、この責任はさらに大きくなっていると思う」とCook氏は切り出し、主として教育と気候変動について見解を語った。「われわれは品質にフォーカスしているが、品質というのは変わっていて、コストがない。人々に基本的な人権と尊厳を与えることもフリー(コストがない)だ。なのに、すべての人間は平等といわれた後、200年もの間、いまだ実現していない。Appleの従業員は深くこの問題を気にしているーー米国でも、それ以外の国でも。われわれは継続して伝えていくが、2015年の現在でもこの問題について話しているということ事態が自分にはショックだ」(Cook氏)こうした問題があるからこそ、公教育が重要な鍵を握る、と強調した。「私自身は公教育の産物だが、米国の公立学校では多くの子供たちが十分なレベルではない。基本的に、生まれた時から難しい状況であり、不平等だ」と問題を指摘する。Appleでは、教育への問題に取り組んでいるという。気候問題については、「この問題は現実のものになっている」として、話をするのではなく行動を起こすべきだとした。「Appleの米国のオペレーションは100%再生可能エネルギーを利用している。残りの国でもほぼ90%に達しており、われわれはフォーカスをサプライチェーンにも拡大している」とCook氏。そして、これは「複製してよい」と笑った(AppleはSamsungらと特許訴訟を展開している)。「だれだってできることだ。企業は立ち上がって、率先して取り組むべきだ」とCook氏は述べる。Appleはどこに向かうのか。直近の決算では年間の売り上げ高が1827億9500万ドル、時価総額でも世界最大の企業だ。だが、Cook氏によると、「まだ始まってもない」という。「私たちの目標は、最大の企業になることではない。われわれがやろうとしてきたことは、最高の製品を作ること。そして、最高の製品を作ると、最高の製品を使いたいという人が何人かいて使ってくれるだろうと信じてきた。継続して投資して、さらによくできる、とね」とCook氏。「(最高の製品を作ろうという)このエネルギーは1997年後半にSteve(Jobs氏)が戻ったときからで、われわれのDNAの一部だ」――提携戦略など、Jobs氏とは違う新しいAppleをあちこちに感じられることができたが、この部分についてはJobs氏の思想を引き継いでいるようだ。
2015年10月07日●Boxイベントに登場したCook氏死から4年を迎えようとしている今でも、テクノロジー業界に限定されず、世界のどこかでその名が語られているSteve Jobs氏。その後を継ぐのは並大抵のプレッシャーではないはずだが、AppleのCEO、Tim Cook氏はJobs氏とは違ったアプローチでその名声を築いている。最新のiPhone 6sとiPhone 6s Plusの販売台数が過去最高の1300万台を記録した週末が明けた9月29日、Cook氏は米サンフランシスコで開催されたBoxのイベントに登場。Box CEOのAaron Levie氏と、エンタープライズ市場から飛行機まで、さまざまな議題のトークを交わしていた。前編では、エンタープライズの話を中心にお伝えする。○エンプラでは提携に注力するAppleCook氏はこの日、黒のジーンズ、濃紺のセーター、黒いナイキシューズ姿で登場し、親子ほどの年の差のあるLevie氏が冗談交じりに早口で発する質問に穏やかに答えた。Cook氏が他社のイベントに出席することは珍しい。BoxとAppleは正式に提携を発表しているわけではないが、クラウドファイル同期・共有、コンテンツ管理サービスという観点でいえば、BoxとAppleが目指す先は同じで、これによって「エンタープライズを変える」ことだ。BoxはiOSのみに向けたサービスも発表している。Appleとエンタープライズというキーワードで忘れてはならないのは、2014年に業界を驚かせたIBMとの提携だ。またAppleは、1カ月前にCisco Systemsとも提携を発表したばかりだ。Levie氏がエンタープライズ市場への見解を聞くと、Cook氏は、「私たちにしか作れない、これまでできなかった新しいことができるツールを作ること――これをこれまでずっとやってきた」と語る。その上で、「これまでエンタープライズとコンシューマーの境界がしっかりしており、そこではわれわれはコンシューマーにフォーカスした。だが現在、(その境は曖昧になっており)エンタープライズカー(車)を買おうという人はおらず、端末も同じだ」と続ける。以前から、家でも職場でも同じ端末を使いたいというニーズがあり、両社を繋げる存在を確実なものにしたのがiPadだという。エンタープライズ市場にどうアプローチするのか――答えは「提携」のようだ。「コンシューマーでやったのと同じように、エコシステムを構築する。(エンタープライズユーザーが)やりたいと思っていることが実現できるように」(Cook氏)IBMとの提携は、エンタープライズが求めるアプリなど、市場固有のニーズを満たすためだという。CiscoやBoxも同じだ、とCook氏は続ける。「Appleは素晴らしいプラットフォームを構築できるし、素晴らしい製品を構築できる。だが、財務サービス、ヘルスケアの細かいところ、といった業界固有の知識はないし、得意ではない。ここではIBM、Cisco、Boxなどとの協業を通じて、顧客に完全なソリューションを提供する。自社一社でやるような見解は持っていない。多くの場合で、Boxは私たちよりも早く、ニーズをキャッチするだろうし、IBMもやCiscoも同じだ」(Cook氏)●モバイルとクラウドの相性、そこから生まれる"最高のカンパニー"Appleは継続して、自分たちが得意な分野にフォーカスし、それ以外は他と協業する、これがエンタープライズへのアプローチのようだ。Appleが得意とするところは、プラットフォームとハードウェアだろう。iOSについては(Androidのように)「分断されたシステムではない」とCook氏、最新のiOSの比率はすでに50%に達していると胸を張る。Levie氏がさらに突っ込んでAndroidとエンタープライズでの競合を問うと、「最高の製品を選ぶだろう?」と会場に問いかけて、笑わせた。すでにエンタープライズ分野の売り上げについては、6月に終了した決算で、それまでの1年間で250億ドルに達しているという。Cook氏は「ホビー(趣味)じゃない」と笑わせた後、「比率としては小さいかもしれないが」と言いながら「私の直感では、よくやっていると思う」と続けた。Cook氏は、エンタープライズにフレッシュな意見も吹き込んだ。エンタープライズにおけるモバイルの使い方だ。「エンタープライズのモバイルは、電子メール、ブラウジングなどの基本的なことにとどまっている」とCook氏。この状態を「まだまだ早期段階であり、コンシューマーよりも遅れている」と述べる。「私たちはすでに時間的に精一杯働いている。これ以上労働時間を延ばすことで生産性を得ることはできない。必要なのは、ビジネスを変革することだ」とCook氏が述べると、Levie氏も同意し、「デスクトップからモバイルの移行が進んでおり、そうなるとクラウドのパワーを最大活用できる」と今後の発展に期待を寄せた。ビジネスの変革のためには、「再考案」が必要だ、とCook氏はいう。例えば小売では、モバイルを利用すれば、顧客はレジに並ぶことなく支払いできる。「Apple Storeでは、顧客が製品を購入するとなると、フロアで製品購入を一緒に考えたスタッフがiPhoneかiPadでその場で決済できる」とCook氏。モバイルは単なる簡素化にとどまらず、考え直すことでさらなる潜在能力を引き出せるというのだ。「将来、最高のカンパニーになるのは、もっともモバイルなカンパニーだろう」とCook氏は述べた。
2015年10月06日様々なジャンルとコラボ一心堂本舗株式会社は9月25日、デザインフェイスパックシリーズの第15弾の商品として、ティム・バートン監督による人気アニメーション映画「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」の「ジャック」と「サリー」をデザインに採用した『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス フェイスパック』を10月2日から発売すると発表した。デザインフェイスパックシリーズはこれまで累計約120万個以上を売り上げた人気の商品で、「日本を代表する顔」を世界に紹介するというコンセプトの元、「歌舞伎フェイスパック」や「KISS フェイスパック」など、様々なジャンルとコラボした商品を発売している。ハロウィンタウンの住人に今回採用された「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」のキャラクターは、主人公でハロウィンタウンの人気者である「ジャック」と、ヒロインの「サリー」。同作品はファンタジーとホラーが融合した独特の世界観で人気のディズニー作品で、世界中から愛されている。フェイスパックとしてもシートに使用されている美容液にヒアルロン酸・コラーゲン・ビタミンC誘導体の3つの美容成分を配合し、肌に潤いとハリ・ツヤを与えてくれる。価格は各900円(税込)で2枚入り。羽田空港でも販売されており、土産としても重宝しそうだ。【参考】・一心堂本舗株式会社ニュースリリース・一心堂本舗株式会社のプレスリリース(PRTIMES)
2015年09月29日映画監督で、アーティストのティム・バートンの画集『ティム・バートンの世界』が本日から発売される。彼の40年の創作の歴史が1冊にまとまったファン垂涎の書籍だ。その他の写真ティム・バートンは映画監督として『フランケン・ウィニー』『マーズ・アタック』『ビッグ・アイズ』など様々な作品を発表しながら、絵画やオブジェの制作も手がけている。本日発売になった画集は、2009年にニューヨーク近代美術館で開催された彼の初の美術展に合わせて刊行されたものの邦訳で、同美術展が東京と大阪で開催された際に会場で販売された。その後、この画集を求める声が多かったことから、本日から一般発売が決定。ヴィレッジヴァンガードのオンラインストア、全国の取り扱い店舗で販売される。画集『ティム・バートンの世界』9400円(税込)
2015年07月16日伝説的大ヒットTVシリーズ「HEROES/ヒーローズ」の製作総指揮を務めたティム・クリングが、再び取り組む新シリーズ「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」。まさに“生まれ変わった(Reborn)”本作から、「ヤッター!」という決めセリフでもおなじみの「HEROES/ヒーローズ」レギュラーキャスト、マシ・オカと、期待の新星・祐真キキが共演する日本版予告編が解禁となった。いまから1年前、テキサス州オデッサの街がテロリストによって攻撃を受け、街の人々が惨殺されてしまう事件が起きる。この悲劇の責任を問われた超能力者(ヒーローズ)たちは、世間の目からひたすら隠れ逃げ生きることを余儀なくされてしまう。そんな超能力者のふたり、ルーク(ザカリー・リーヴァイ)とジョアンヌ(ジュディス・シェコーニ)は、この悲劇への復習計画を着実に進めていた。Mr.ベネット(ジャック・コールマン)もまた世間から姿を消していたが、新たなる陰謀を企む人物クエンティン・フレイディ(ヘンリー・ジェブロフスキー)に居場所を突き止められ、オデッサ壊滅の悲劇の裏側にある真相を知らされ驚愕とする。また、自分の新たなる能力に戸惑う者たちもいた。イケてない10代の青年トミー(ロビー・ケイ)は、ごくごく平凡な自分に戻って、好きな女の子エミリー(ガトリン・グリーン)に告白することを願っていたが、彼自身も恐れるほどの能力がそれを困難にさせていた。また、勇敢で風変わりな温室育ちのお嬢様マリナ(ダニカ・ヤロシュ)は、将来何か偉大なことを成し遂げるという予言をされ、戸惑う。東京では、物静かで風変わりな若い女性ミコ(祐真キキ)が、失踪中の父親を探しながら、ひとたび世間に知られれば巨大な力として恐れられるような、桁外れの秘密を隠し持っていた…。スーパーヒーローのような特殊能力を突然授かった、ごく平凡な一般の人たちが、地球を救うために活躍する大人気シリーズの新章となる本作。映像内では、まず、至るところに「WHERE ARE THE HEROES?(ヒーローはどこ?)」の文字が描かれており、世界中が超能力者(ヒーローズ)たちの登場を待ち望んでいる様子が映し出されている。そして、次々に登場する新たに自分の特異な能力に目覚めた者たちと、マシ・オカ演じるヒロ・ナカムラを始めとする過去の偉大なるヒーローたち。祐真キキ演じるミコが、刀を振りかざすアクションを披露するシーンにも注目だ。果たして、新旧のヒーローたちの闘いの行方は…。彼らは力を合わせて、地球と人類を救うことができるのか?本シリーズならではの壮大な世界観と、壮絶アクションの片鱗が感じられる予告編を、こちらから確かめてみて。「HEROES Reborn/ヒーローズ・リボーン」は今秋、Huluで配信。(text:cinemacafe.net)
2015年07月15日オールナイトの野外映画フェス「夜空と交差する森の映画祭 2015」が10月3日に、山梨県の白州・尾白の森名水公園「べるが」にて開催される。このほど、上映作品の第1弾ラインナップ、ステージ情報が発表された。初開催となった昨年は、1,000人以上を動員した「夜空と交差する森の映画祭」。前回は地形や環境にテイストを合わせたステージ演出だったが、今年は“映画鑑賞から映画体験へ。”をコンセプトに、それぞれのステージ特有の世界観で映画を楽しむことができる非日常空間を目指す。各ステージの情報も公開。長編映画の上映やステージ企画を行うメインステージ「MIDNIGHT GARDEN / ミッドナイトガーデン」を始め、短編映画を上映するサブステージには、ホラーやファンタジーなどを中心とした「MYSTERY FOREST / ミステリーフォレスト」、ラブコメやヒューマンドラマを中心とした「ROMANTIC VALLEY / ロマンチックバレー」、アクションやSFなどを中心とした「BURNING SQUARE / バーニングスクエア」など、森のいたる場所で映画が上映される不思議な1日となるはずだ。また、今年の第一弾ラインナップとして発表されたのは、メインステージで上映される長編映画のひとつ、ティム・バートン監督によるファンタジー映画『ビッグ・フィッシュ』(03年)。ダニエル・ウォレスのベストセラー小説を原作に、主演にユアン・マクレガー、さらにバートン監督の妻のヘレナ・ボヘム=カーターら豪華キャストを迎え、ファンタジーと現実を織り交ぜて描いた父と息子の感動物語。「第76回アカデミー賞」作曲賞にノミネートされた劇中歌にも注目したい。また、同映画祭の公式キャラクターがモチーフとなったワークショップを中心とした「MORIS MARKET / モリスマーケット」や、公式キャラクターのポップコーンベアーがモチーフとなったフードコート「POPCORN BEAR’S KITCHEN / ポップコーンベアーズキッチン」なども展開する予定。チケットは、6月29日から「Peatix」にて販売開始となる。
2015年06月22日世界的ポップグループABBAが音楽を手がけ、『ライオンキング』などのティム・ライスが原案・作詞。1986年にロンドンで開幕して以来、世界中で上演されてきた伝説のミュージカル『CHESS THE MUSICAL』がついに日本初演される。ヒロインのフローレンスを演じる安蘭けいが作品の魅力と意気込みを語った。「CHESS THE MUSICAL」チケット情報『CHESS THE MUSICAL』は、その楽曲のすばらしさから、コンサートとしても世界で何度も上演されてきた作品だ。日本でも2012年にコンサート版を上演。リピーターが続出し、再演が熱望され、翌年にセカンドバージョンが開催された。その熱狂の渦の真ん中にいたのが、この人、安蘭けいである。「海外でもミュージカル版よりコンサート版の上演のほうが多いと聞いていたのですが、日本でもすごく好評をいただきました。楽曲は本当に魅力的で、すべてシングルカットしてもいいぐらい。しかも、人物の個性とかストーリーを見事に曲で表現しているんです」。だからこそ、ついに上演が決まったミュージカル版にも思いは募る。舞台となっているのは、1980年代、米ソ冷戦の時代。チェスの世界チャンピオンである米国のフレディ(中川晃教)のセコンドでありながら、対戦相手のソ連のアナトリー(石井一孝)と恋に落ちるヒロインを安蘭が演じ、国家の思惑と3人の人生が交錯しながら、緊迫の物語が展開していく。「当時の国際情勢など、一見難しい内容だと思われるかもしれないですが、そこは、演出の荻田浩一さんが日本人にもわかりやすく作ってくださるはずですし。時代に翻弄されて生きなければならないからこそのしなやかな強さが、フローレンスにはあると思うので、観てくださる方にも、何かエネルギーみたいなものをお届けできるのではないかと思っています」。フローレンスに扮する安蘭の心を揺さぶることになる石井一孝と中川晃教は、コンサート版でも共演したふたりだ。「かずさん(石井)と一緒に歌うときは、安心して合わせられるんですね。そしてアッキー(中川)は、一緒に歌っててワクワクしてくる。そんなおふたりの個性が、役にすごく合っているので。違う魅力を持つふたりに惹かれていくフローレンスも演じやすいと思います。音楽で悲しみとか喜びを表現できるのがミュージカルの素敵なところ。その魅力を存分に感じていただける作品になると思います」。音楽の力で描かれる人間ドラマ。その迫力に身を委ねたい。公演は9月27日(日)から10月12日(月・祝)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、10月19日(月)から10月25日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて上演。6月27日(土)のチケット一般発売に先駆け、5月24日(日)11:00まで最速抽選「いち早プレリザーブ」受付中。5月23日(土)11:00からは先行抽選「プレリザーブ」の受付が開始。取材・文:大内弓子
2015年05月22日阪神やサンフランシスコ・ジャイアンツなどで活躍した藪恵壹投手がメジャーリーグ時代を振り返ったインタビューで、最も印象に残った投手として、SFジャイアンツのティム・リンスカムを挙げていた。リンスカムは公称5’ 11"(約180センチ)と、メジャーリーグ投手の中では小柄だが、2009年当時はメジャーで最もハードなボールを投げ込んでいた。日本人プロ投手と変わらない体格で、技巧派ではなく、速球派として三振の山を築くリンスカムのピッチングは、まるで野球漫画の主人公のようで、剛球が生み出されるメカニクスを不思議に思ったものだ。でも、今ならその謎がゲーム中継の解説で明らかになる。MLBが、今年から「Statcast」をレギュラーシーズンの実況・解説にも導入し始めた。Statcastは、高解像度の光学カメラとレーダーを用いて、すべての選手とボールの動きをトラッキングし、収集したデータを実況・解説に適した形ですぐに利用できるようにしたものだ。データをもとに選手のパワーやスピード、技術、チームの戦略などがリアルタイムで分析され、これまではわからなかったメジャーリーグのスゴさや工夫をテレビの視聴者が発見できる。例えば、背の低いリンスカムがなぜ剛球を投げられるのか? 答えは「全身をしならせ、強く踏み込んで投げているから」なのだが、これまで解説者にそう言われても、どの投手も身体をしならせて投げているから、そのスゴさにピンとこなかった。しかし、Statcastなら「身体をしならせる」違いがはっきりとわかる。Statcastを使って、MLB.comがフィラデルフィア・フィリーズの巨漢投手アーロン・ハラングとリンスカムを比べている。ハラングは身長6’7"だが、リリースした瞬間のボールとプレートの距離は5’8"しかない。身長の86%の長さだ。その結果、ストレートの速度は88マイル止まりで、しかも伸びがない。ハラングの名誉のために付け加えておくと、86%はメジャーリーグ投手の中では悪くない数値だ。リンスカムの数値はレベルが違う。身長5’ 11"に対してプレートからボールの距離は6’9"。なんと身長の114%に達するダイナミックなフォームから投げられるボールはよく伸び、ハラングと同じぐらいの球速でもホームベース上でのスピードでは上回るから、バッターには剛速球に見える。ちなみに、現在メジャー最高のハードボーラーであるアロルディス・チャップマンは身長6’4"の恵まれた体格で、しかもプレートからボールの距離は7’3"(身長の115%)というリンスカム並みに伸びのあるフォームで投げ込む。その結果102マイル(164キロ)を超える剛速球が生まれるのだ。納得である。Statcastは昨年のオールスターでデビューし、ワールドシリーズにも用いられた。昨年のオールスターでは、カリフォルニア・エンゼルスのマイク・トラウトが2塁打と3塁打を1本ずつ放ってMVPを獲得した。3塁打は外野から三塁にボールが届く前にベースに到達していた"余裕"の3塁打だったが、それには理由がある。Statcastで2塁走者だったデレク・ジーターとトラウトの走塁を比べてみると、トラウトは快足なだけではなく、3つのベースを効率的に回れる走路を確実に走っていた。これまでならボールよりもずっと早く2塁や3塁にすべり込んだプレーは、実況の「楽々セーフ」の一言で終わっていた。今は余裕のプレーの背後にあるスゴさをStatcastで理解できる。データ収集を重視するチームはかなり前からプレーの詳細なデータを収集し、戦術の組み立て、トレーニング、スカウティングなどに役立てていた。Statcastが用いているようなデータは以前から存在していたが、解説・実況の場合、ただ数字を並べても視聴者は興ざめである。「どのキャッチャーが最も素早く二塁へ送球するか?」「外野手のレーザービーム送球のスピードは?」「極端なシフトの効果は?」など、ファンが興味を持つトピックに合わせて、うまく数字を料理し、ファンを納得させてこそデータが生きる。その点、Statcastは見せ方や解説・実況との合わせ方が練られていて、Statcastによって試合中継やMLBニュース番組がグッと面白くなっている。ステロイド時代が終わってホームラン数が激減している。地道に走者を進めて1点をしぶとく奪いにいくチームの強さが目立つようになった。そういう意味で、ベースボールは地味な時代に突入した。一昔前だと、そんなチームが勝ち抜いたシーズンにベースボール人気は下がっていた。ところが、ここ数年のメジャーリーグの観客動員数に大きな落ち込みはなく、好調を維持している。Statcastのような分析は特大ホームランや剛速球のメカニズムも解明するが、以前は普通の一打や普通の走塁と見なされたプレーからもプロの技やスゴさを浮き彫りにする。そうした雑学的な面白さの方が、ネットで話題やニュースが伝わる時代には広まりやすい。これが早くからMLB.comに力を注いでいたMLBのネット戦略の狙いだったのか、それともネット戦略がうまくはまった結果なのかは分からないが、数人の人気選手に頼るのではなく、ベースボールそのものの面白さを引き出すのにMLBは成功している。○著作権問題に直面するPeriscope、MLBの対応は?ネットをうまく活用するMLBの"らしさ"は、ライブ動画配信サービス「Periscope」への対応にも現れた。iPhoneで撮影した動画をリアルタイムで複数にストリーミング配信できるPeriscopeに対して、プロアイスホッケーのNHLは試合会場からの放送を禁止した。私的な試合中継を懸念したのだ。実際、有料ケーブルチャンネルで放送されている番組のテレビ画面をPeriscopeで配信するユーザーが現れており、Periscopeの著作権侵害の問題が日に日に深刻になっている。そのため、MLBも禁止するという報道があったが、MLBは特に制限せず、しばらく様子を見る考えを明らかにした(チーム単位でスタジアムでの使用を禁止する可能性はあり)。私的試合中継のリスクはあるが、おそらく観客席からiPhoneで撮影した試合の様子は受け取った人が数時間も楽しめるような映像にはならないだろう。一方で、Periscopeにはメリットも多い。例えば、球場に来ないと体験できないイベントなどを観客がPeriscopeで配信したら観戦の面白さが広まり、球場に行きたいと思う人が増えるはずだ。Twitterで瞬く間に拡散するようなビッグプレーが起きた時に、球場の盛り上がりや球場でのリプレイ映像をPeriscopeユーザーが配信したら、テキストのツイートだけよりももっと豊かに話題が広がるかもしれない。エンターテインメントがあふれる時代に、昔のようにコンテンツを出し惜しみして飢餓感をあおっていては他のエンターテインメントに奪われてしまう。むしろ「ベースボールは面白い」ことに気づかせ、誰でも簡単にベースボールに関われるようにしてこそファン層が拡大する。ベースボール自体はテレビの時代と何も変わっていない。だが、ビッグデータとネットを通じて話題が広まる時代になって、MLBというエンターテインメントは話題性やゲーム性を増して面白くなっている。
2015年04月27日インターコンチネンタルホテル大阪は、府内で開催中の展覧会「ティム・バートンの世界」とのコラボメニューを展開する。期間は2月27日から4月19日まで。パティスリー「ストレス(STRESSED)」では、「チョコレートとベリーのコーヒーロール」(680円)を提供する。これは、バートンの代表作『ブルーガールとワイン』をモチーフとしたケーキで、チョコレート生地に甘酸っぱいラズベリーピュレを注入。コーヒー風味の生クリームをロールすることで、ほろ苦くも甘酸っぱい魅惑の世界を表現した。一方、バー「アディ(adee)」では2種類のカクテルが提供される。『ブルーガールとワイン』や『絶滅寸前』に登場する、バートンのアイコニックなマークにインスピレーションを得たのが「ティム・バートン グルグル(Tim Burton Guru Guru)」(1,800円)。アップルブランデーを使用したフローズンカクテルで、チョコレートソースを混ぜながらデザート感覚で楽しめる。また、「バルーンボーイ(Balloon Boy)」では同名の映画のイメージを、柑橘系のすっきりとした甘さ、レモンスカッシュのように爽やかなフレーバーで表現した。
2015年03月02日『マーズ・アタック!』『フランケンウィニー』のティム・バートン監督の新作『ビッグ・アイズ』の本編映像が公開になった。全米で圧倒的な人気を博した絵画“ビッグ・アイズ”シリーズの生誕の秘密について、ウォルター・キーンという男が語っている。しかし、彼のいうことは真実なのだろうか?本編映像の一部本作の主人公マーガレット・キーンは、大きな瞳が特徴的な“ビッグ・アイズ”シリーズで圧倒的な人気を博し、ポップ・アート史にその名を残している画家だが、60年代のアメリカではこの絵はマーガレットではなく、夫のウォルターの描いた絵として発表された。映画は、夫婦が“ビッグ・アイズ”シリーズを生み出し、世に送り出すまでと、夫婦の葛藤、そして得られたはずの富と名誉を捨て、真実を公表しようと闘うマーガレットの姿を描いている。このほど公開されたのは、シリーズの“作者”として注目を集めた夫のウォルターがテレビ番組に出演している場面。「戦災にあった子供たちの姿を見て衝撃を受け、私の画家としての人生がはじまりました」と語るウォルターは、自分ではまったく絵を描いていないにも関わらず、スラスラと嘘のエピソードを披露し、番組出演者たちを感動させる。劇中でウォルターは次々に嘘をつき、話を大きくし、妻の描いた作品を“自分の作品”として売り込んでは富を手にしていく。しかし、同時に彼は単なる嘘つきではなく、アートを広め、売り、マーケットを拡大していく才能に恵まれていた。本作の脚本を手がけたラリー・カラゼウスキーは「彼は一般の人たちが購入できるように絵画を低価格で製作する方法を見つけ、アート界に革命を起こした。ピーター・マックスやトーマス・キンケードは彼の手法を真似たし、アンディ・ウォーホルでさえも彼の哲学の一部を借用したことを認めている。絵の本当の作者はマーガレットだったけれど、それでもウォルターという男は、ある意味天才だったんだ」と分析する。絵を描く才能はないが、絵を売る才能に恵まれ、アートの世界に革命を起こしたウォルターを“ペテン師”と片付けていいのか? 本作では名優クリストフ・ヴァルツがウォルターを演じており、映像でも彼のテンションの高い演技を見ることができる。『ビッグ・アイズ』公開中
2015年01月30日1989年に公開された、ティム・バートン監督の映画『バットマン』に登場するバットモービルをモチーフにしたiPhone6向けケース『CRAZY CASE BATMOBILE(クレイジーケース バットモービル)』の予約受付が、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にてスタートした。2015年5月発送予定で、価格は5,940円(税込)。バットモービルのiPhoneケースといえば、昨年3月に発売された『CRAZY CASE BATMOBILE TUMBLER(クレイジーケース バットモービル タンブラー)』が、iPhoneケースらしからぬ造形と発光ギミックで大きな話題に。同商品がクリストファー・ノーラン三部作の『バットマン』に登場する車「バットモービル タンブラー」だったことに対し、今回は所謂ティム・バートン版『バットマン』の「バットモービル」がiPhoneケース化されることになる。バンダイの展開する「CRAZY CASE(クレイジーケース)シリーズ」は、「遊び心を持ち歩く」をコンセプトに「楽しさ」「かっこよさ」をミックスしたケースで、前述のバットモービルのほか、現在予約受付中の『スター・ウォーズ』シリーズに登場する宇宙船「ミレニアム・ファルコン」をICカードケース化した『CRAZY CASE TOUCH MILLENNIUM FALCON』など、規格外の造形とギミックを取り入れながら、まさに"クレイジー"な商品化を続けている。今回の『CRAZY CASE BATMOBILE』は、ファンからも人気の高い、ティム・バートン版「バットモービル」の流線的なフォルムを、実車さながらのブラックカラーで表現。ホイールのディテールまで精巧に造形されている。バットモービルとしての造形はもちろん、同時にスマートフォンケースとしての持ちやすさも追求しており、iPhone本来の操作性を確保。バットマンをイメージしたバックルも付属し、このバックルがホームボタンを守るデザインとなっている。おなじみの「バットシグナル」も搭載しており、スイッチでバットマンのロゴが点灯する。暗闇で壁を照らすとバットシグナルが浮き上がる粋なギミックは今回も健在。さらに、着信時にはiPhoneのフラッシュライトでヘッドライトが発光するギミックも搭載しているという。商品価格は価格は5,940円(税込)で、「プレミアムバンダイ」の予約締切は、2015年3月31日の23:00予定。商品の発送は、2015年5月を予定している。なお、現在YouTubeでは本商品のPVも公開中。TM & (C)DC Comics.
2015年01月30日最新作『ビッグ・アイズ』が日本でも封切られたティム・バートン監督。自身初となる本格的な展覧会「ティム・バートンの世界展」も大盛況で、アーティストとしても注目される奇才が実在の“ゴースト騒動”を描いた本作で、アートと評価の関係を問いかけている。1960年代を舞台に、自身が描いた少女の絵が、夫の作品として大ブレイクした実在の米女性画家マーガレット・キーンが、富と名声を捨ててでも、真実を公表しようと立ち上がる。タイトルの“ビッグ・アイズ”とは、悲しげな大きな瞳の子どもをモチーフにし、当時の米ポップアート界に影響を与えたシリーズ作品のこと。バートン監督による実話の映画化は、ジョニー・デップが“史上最低の映画監督”を演じた『エド・ウッド』以来20年ぶりだ。“ゴースト騒動”といえば昨年、日本でも大きな注目を集めたトピックだけに、本作が描いた「表舞台で脚光を浴びる側」「ゴーストとして影で支える側」の関係性や心理状態など、当人たち以外には理解しがたい実態は興味深い。アート界に限らず、社会全体が男性優位だった時代に、大きな代償を払っても「自分が作者」だと名乗り出るヒロインの戦いの物語として見応え十分。ウソから生まれた奇妙な現実という視点は、いかにもバートン監督らしい。根底にあるのは「芸術はいかに評価されるべきか」という永遠のテーマ。映画は大きな目をした少女の絵画が、評論家に酷評されながらも、夫のアイデアで複製画を大量に売りさばくことで国民的な人気を得た過程を描いている。芸術家としてのこだわりの追求と、多くの人々を魅了することで勝ち取る商業的成功というデリケートな葛藤に対し、自身も絶妙なバランス感覚で乗り越えてきたバートン監督が強い共感を示したのは、想像に難くない。ネットやSNSの普及で、誰もが評論家になれる時代になった。情報があふれ、週末に観る映画一本選ぶのも“口コミ”頼りの現代だからこそ、“ビッグ・アイズ”のように大きく目を見開き、本質を見抜く自分だけの審美眼を磨くことが求められているのかもしれない。『ビッグ・アイズ』はTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて順次公開中。(text:Ryo Uchida)■関連作品:ビッグ・アイズ 2015年1月23日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開される(C) Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.
2015年01月23日60年代のポップカルチャーを語るうえで、欠かすことのできない大物アーティストと言えばアンディ・ウォーホル。多くの流行、新しいアートの概念を生み出した時代のアイコンですが、そんなウォーホルをも魅了し、世界で大きなブームを巻き起こした画家がいました。彼の名はウォルター・キーン。アートシーンに彗星のごとく現れ、大きすぎる瞳を持つ子どもたちが特徴の絵画“ビッグ・アイズ”シリーズで話題をさらいました。ところが、ブームから10年。派手で目立ちたがり屋のウォルターの影に隠れていた妻のマーガレットが、驚くべき秘密を告白。ウォルター名義で発表された絵のすべては、マーガレットが描いた作品だというのです。ウォルターは全面否定。そこで、この闘いは単なる夫婦げんかに留まらず、アート界、そしてアート収集家たちをも巻き込んだ前代未聞の裁判へ――。これって、どこかの国の音楽界を騒がせたあの事件をヒントにしたのではないかとお思いの方もいらっしゃるでしょうが、これはれっきとした実話。ゴーストライターならぬ、ゴーストペインター事件としてアート史に刻まれている出来事なのです。他者の作品を自分のものだと堂々と言い張る人物や、自分の作品を他者の作品として公表されてしまう人物って、けっこういるものなのでしょうか。表に出てこないケースもありそうです。それにしても、どういうきっかけで事は始まり、どのような関係性ならこんなことが成立するのか気になるところ。それは、ハリウッドの大物監督だって同じことだったようで、ティム・バートンはこの奇妙な事件を丁寧に掘り下げて、事件が起きた経緯と理由を彼なりに解き明かしてくれました。いつもは、ちょっと奇妙なキャラクターやアートワークを用いたダークファンタジーを通して人間の本質を描き出すバートンですが、今回は正攻法で物語を追っていきます。きっとそれは、題材自体が十分奇妙だったから。もともと、“ビッグ・アイズ”シリーズが大好きだという監督は、悪事を働いた張本人であるウォルターを、妻の人権やアーティストの個性・創造性を蹂躙し、ものづくりの精神に反し、うそで神聖なるアートワークを汚したクリエイターの風上にも置けない人物として描いています。ひとりの人間として、ひとりのクリエイターとして、怒りを隠せないのかもしれませんね。一方、マーガレットは、利用され続けた単なる弱者として描くのではなく、あくまでものっぴきならない理由からそうなってしまった当事者(もしくは、モラハラの被害者)として、敬意を払いつつ描写しているところにも、バートンの心情が伺えます。画が売れるようになってから、口が上手く派手好きなウォルターは外交(パーティや会食、取材などなど)にいそしみ、その間マーガレットは人にも会わず、一日16時間もひたすらアトリエで画を描き続けていたそうですが、夫に言われたからそうしているのではなく、生粋の“描かずにはいられない”タイプの創作者として、また、美しきひとりの女性、母としての側面もきちんと描ききったところに、マーガレットという画家への愛情を感じるのです。例えば、バートンの愛情は、彼女のファッションにも感じられます。舞台は60年代。プレタポルテの台頭により、おしゃれがぐっと身近になり、女性たちがいっそう輝きを増し始めた時代。映画制作者たちはそんな時代の空気だけでなく、キャラクターの個性をも衣装に物語らせています。マーガレットは、内気な女性で心のすべてを画で表現してきました。でも、決して主張がない女性ではありません。むしろそれを言葉では発するのが苦手でも、別の手段で表出させてきたわけです。サブリナパンツとシャツ、フラットシューズという派手ではないけれど、流行を取り入れたクリーンなファッションを好み、いつも、唇には赤いルージュをひき、いざというときには、ちゃんとキメることができる人。来客があるときには真っ赤なフレアスカートのワンピース、ナイトクラブではマリリン・モンローのような身体にぴたりと沿い適度に露出のあるラメドレスで自分の魅力を打ち出せる。そんな彼女だからこそ、重大な告白も効果的に行うことを自分で決め、裁判でも堂々と意見を主張できたのだと言えるでしょう。彼女のファッションを観察するだけでも、マーガレットの芯の強さが伺えるのです。今年88歳になるマーガレットはいまも元気に、毎日のように画を描いているのだとか。「この子どもたちは、私が絵という方法以外で表せない私自身の深い感情そのもの」と語っているといいます。バートン作品を、ほぼ事実と語っているという彼女ですから、映画『ビッグ・アイズ』が大きな瞳に宿る思いを知る大いなる手がかりとなるのは確か。マーガレットの作品が気になった方は、彼女のサイトを訪ねてみるのもいいですね。(text:June Makiguchi)■関連作品:ビッグ・アイズ 2015年1月23日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開される(C) Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.
2015年01月22日第72回ゴールデン・グローブ賞において、ティム・バートン監督作『ビッグ・アイズ』でコメディ/ミュージカル部門「主演女優賞」に輝いたエイミー・アダムス。今週1月23日(金)より日本公開となる本作から、本編映像の一部がシネマカフェに到着。エイミーが演じた、本作のモデルとなった画家のマーガレット・キーン本人がカメオ出演を果たしていることが分かった。鬼才バートン監督自身も幼いころから影響を受け、アンディ・ウォーホルですらその魅力を認め、60年代に一大ブームを巻き起こした絵画“ビッグ・アイズ”シリーズ。バートン監督が贈る待望の最新作は、監督自身も耳を疑ったという実在の“ゴースト・ペインター”の物語だ。60年代のアメリカ。“ビッグ・アイズ”作家のウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)は一躍、時の人となった。富と名声を手に入れた彼はセレブたちとハデに遊び歩く一方、その妻マーガレット(エイミー・アダムス)は1日16時間、アトリエにこもり、ひとり絵を描き続けた。そう、ビッグ・アイズは1枚残らず、口下手で内気な彼女が描いたものだったのだ。やがて10年の月日がたち、心の内のすべてを絵で表現してきたマーガレットは、「このままでは自分を失ってしまう!」と“告白”を決意。だが、“天才的”なウソつきのウォルターは「妻は狂っている」と反撃、事態は法廷へともつれ込む…。今回解禁されたのは、サンフランシスコのノースビーチで出逢ったマーガレットと、パリの美術学校に通っていたというウォルター・キーンのデートシーン。マーガレットは、社交的で自信家のウォルターに惹かれ、ふたりはまもなく一緒に出かける仲に。公園でキャンパスを広げ、お互い画家らしく絵を描きながらデートを楽しむふたり。ふと、マーガレットの描く少女の瞳の大きさに疑問を感じたウォルターが「なぜこんなに目がバカでかい?」と問いかけると、マーガレットは「瞳は心の窓なの」とひと言。そして、このシーンの後、ふたりは愛を誓い合い結婚するのだが…。また、このシーンには、映画のモデルとなったマーガレット・キーン本人もカメオ出演。いまでも現役、とてもチャーミングな87歳のマーガレットがどこにいるか、ぜひ映像からチェックしてみて。『ビッグ・アイズ』は1月23日(金)TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビッグ・アイズ 2015年1月23日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開される(C) Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.
2015年01月21日ティム・バートン監督最新作『ビッグ・アイズ』の公開を前に1月21日(水)、“ゴースト”ペインターの存在を描いた物語にちなんで、ものまね(=ゴースト)で活躍するタレントのキンタロー。とモノマネされる側である板野友美がトークイベントに出席した。60年代のアメリカで大きな反響を呼んだ絵画“ビッグ・アイズ”シリーズ。作家のウォルター・キーンは一躍、時の人となるが、実はその絵は全て内気な彼の妻が描いたものだった!10年を経て妻は真実を世に告白しようとするが、ウォルターは天才的な嘘つきであり、やがて舞台は法廷へと移るが…。板野さんは、作品をイメージし「60年代を意識した」というファッションで登場したが「いま着てもすごくかわいい!」とご満悦。一方、キンタロー。さんは劇中の絵の少女“ビッグ・アイズ”になりきって青いワンピースで登場した。作品について板野さんは「実話ということに衝撃を受けました」と語る。キンタロー。さんは「フライングゲットで見ました!」とハイテンションで語り「(妻の)マーガレットに感情移入しました。アーティストとして自分の絵を子どものように思ってるけど、ダメ男に引っ掛かって…好き過ぎるあまりに口車に乗せられてしまって…」と熱く語る。“ゴースト”といえば、モノマネを生業とするキンタロー。さんも、ある種のゴースト的存在と言える。この日も得意の前田敦子のモノマネを随所に差し込んでくるが、板野さんからは「もう(前田さんが)卒業して結構経つので、そのネタは卒業しては…?」と鋭い一撃!キンタロー。さんは「痛い!」と顔をしかめつつ「まだやらせて!まだすがらせて!」と懇願する。「新ネタが見てみたい」という板野さんのリクエストに応えて、キンタロー。さんはタレントの鈴木奈々のモノマネを披露。その完成度に報道陣からも笑いが起き、板野さんも「似てます!」と絶賛した。映画についてのキンタロー。さんの「言いたいことが言えない女性に観てほしい」というメッセージ、そして板野さんの「(マーガレットは)自分の口で言って、認めてもらおうとする。悩んでる方に勇気をくれる」というコメントに端を発し、報道陣の質問は、板野さんの交際に関する問題に集中。以前より「EXILE」のTAKAHIROとの交際がウワサされ、「結婚間近」という報道もあったが先日、互いの名前は出さずに両者の事務所が正式に交際自体を否定した。板野さんは「私が言ったわけではないですから…」と“自分の口”ではなくあくまで事務所の発表と前置きしつつ、交際否定の内容が真実か?という問いに「そうですね」とうなずき、「真実はそれなので、ちゃんと伝えられたと思います」と語った。『ビッグ・アイズ』は1月23日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ビッグ・アイズ 2015年1月23日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開される(C) Big Eyes SPV, LLC. All Rights Reserved.
2015年01月21日ティム・バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』で名優クリストフ・ヴァルツが強烈な演技を披露し、本年度の映画賞レースでも大きな注目を集めている。本作でヴァルツが演じたのはモダンアート界に大きな影響を与えた画家ウォルター・キーン。しかし、ウォルターは実際には絵をまったく描けない男だった。その他の画像ヴァルツはオーストリアのウィーンで生まれ育った俳優。クエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』でランダ大佐役を演じて注目を集め、アカデミー助演男優賞を受賞。その後も『ジャンゴ 繋がれざる者」で再びオスカーを手にし、“007”シリーズの最新作『SPECTRE』に出演することも決定している。そんなヴァルツは『ビッグ・アイズ』で実在の人物ウォルター・キーンを演じた。ウォルターは妻のマーガレットが描く絵画“ビッグ・アイズ”シリーズを「自分が描いた」とウソをつき、巧みな話術で人々をダマしてはのしあがっていく。常にハイテンションで自説をまくしたて、都合が悪くなると言い訳してその場を切り抜け、妻のマーガレットを言葉巧みにコントロールする。どこからどう見てもロクでもない男だが、どこか憎めない側面がある不思議な男だ。バートン監督は本作の製作にあたってまずヴァルツをキャスティングしたそうで「ウォルターについて読んでみると、彼は様々な側面を持った人で、チャーミングだったし、非常に目立つ人で、だけどダークだし、場合によっては、暴力的ですらあった。すごく複雑な人物だったんだ。クリストフはそれをしっかりと表現してくれる俳優だった」と語る。一方のヴァルツは「あらゆる事実から距離を置いた。僕は芝居をしているのであって、ドキュメンタリーを作っているのではなかった」という信念から脚本だけを頼りに、バートン監督に全幅の信頼をおいてウォルター像を築いていったという。軽薄で、調子よく、強欲だが、何かを売り出すことにかけては圧倒的な才能をもつウォルターは本当に“悪人”なのか? ヴァルツのハイテンションだが繊細さを失わない演技によって映画のウォルターは魅力的な人物として描かれているそうで、ヴァルツは早くも本年度のゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされている。最低最悪だが魅力的なウォルターとは一体、どんな人物なのか? 公開が楽しみだ。『ビッグ・アイズ』2015年1月23日(金) TOHOシネマズ 有楽座ほか全国順次ロードショー
2014年12月26日唯一無二の世界観でファンを魅了してきた鬼才ティム・バートン監督が実在のゴースト・ベインターを基にした最新作『ビッグ・アイズ』。このたび、主人公のマーガレット演じるエイミー・アダムスのウェディング姿とともに、バートン監督自らがプロデュースした超絶キュートな画家夫婦の“ウエディング”の模様がお披露目された。1960年代。ウォルター・キーン(クリストフ・ヴァルツ)が発表した“ビッグ・アイズ”シリーズは、アメリカで一大ブームを巻き起こし、彼は一躍、時の人に。しかし、実際に“ビッグ・アイズ”を描いていたのは、彼の妻であるマーガレット(エイミー・アダムス)だった。10年間、真実を隠し続け心の内を絵で表現してきた彼女は「このままでは自分を失ってしまう」と告白を決意するが…。本作の冒頭、ひとり娘と暮らすため、仕事を探していた内向的なマーガレットは、社交的で自信家のウォルターに知り合ってすぐ惹かれ、間もなく結婚。その挙式のシーンが、バートン監督直々のプロデュースによる、ピンクを基調にした超絶可愛いウエディングなのだ。挙式の場所は、ハワイのワイキキにある高級ホテル“THE ROYAL HAWAIIAN”。別名“太平洋のピンク・パレス”とも呼ばれるホテルは、あのマリリン・モンローなど著名人が宿泊してきたことで知られるカップルに大人気のスポット。ピンクの外観が可愛らしい伝統あるホテルで、ベージュの爽やかなスーツ姿の夫・ウォルターと純白のドレスに身をまとったマーガレットが、ピンクのドレスを着た娘と共に幸せそうな姿は、まるで絵に描いたようなキュートな風景だ。だが、劇中では、この幸せ絶頂なふたりの関係はそう長く続かない。“ビッグ・アイズ”の作者と名乗り、公の場で熱弁を振るい、アート界の寵児としてもてはやされるウォルターとは対照的に、ゴースト・ペインターとなり、友人や愛する娘までもを騙し続けることに苦しむマーガレット。その後、ふたりの争いは法廷までもつれ込み、前代未聞なアートバトルが幕を開けることになる…。本作は、第72回ゴールデン・グローブ賞にてミュージカル/コメディ部門「主演女優賞」「主演男優賞」を含む3部門にノミネート。本作で見事、自身5度目のノミネートとなったエイミーは、当初、どう役に入り込むか悩んだというが、「母親になったことで、彼女の気持ちが理解できるようになったの」と語る。繊細で傷つきやすい少女のような心を抱えたマーガレットが、自分のため、そして愛娘のために真実を明かそうと立ち上がる姿を情感豊かに演じたエイミーには、早くも絶賛の声が続出中だ。バートン監督の感性が細部までに生かされたウエディングシーンを堪能しながら、その後に待ち受ける夫婦の“アートバトル”の行方を見守っていて。『ビッグ・アイズ』は2015年1月23日(金)よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月25日ティム・バートン監督が長年パートナーだったヘレナ・ボナム・カーターと破局していたことが明らかになった。「People」誌にヘレナの代理人が、2人は今年に入ってから13年間続いた関係に終止符を打ったと語っている。2001年、『PLANET OF THE APES 猿の惑星』の撮影で監督と出演女優として出会い、2児(11歳の息子と7歳の娘)をもうけた2人の別れは円満なもので、今後も共に子育てをしていくという。2人は『PLANET OF THE APES 猿の惑星』以降も、『ビッグ・フィッシュ』、『チャーリーとチョコレート工場』、『ティム・バートンのコープスブライド』、『スウィニー・トッドフリート街の悪魔の理髪師』、『アリス・イン・ワンダーランド』、『ダーク・シャドウ』を一緒に撮っているが、バートン監督の最新作『ビッグ・アイズ』にヘレナは出演していない。2人は以前から1軒の家に同居せず、それぞれの家が共同で使用する部屋でつながれるという特殊な環境に暮らしていた。また、昨年9月にバートン監督とアシスタント女性の浮気疑惑が報じられたことも。当時ヘレナは、監督と女性がキスしている写真が撮られたのは家族や友人も一緒のときだったとして、一笑に付したこともあったが、少しずつ両者間には距離が生じていったようだ。(text:Yuki Tominaga)
2014年12月25日