7月13日(現地時間)、全米公開に先駆け映画『インセプション』のL.A.プレミアが開催され、主演のレオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、トム・ベレンジャー、クリストファー・ノーラン監督らがレッドカーペット・イベントに登場した。天候もよく、まだ明るいチャイニーズシアター前には多くのファンが集合。レオやジョゼフへの呼びかけボードを持つ若いファンたちの中には、「ワタナベさんが好きです」と書かれたボードを持つ女性も。レオが姿を現すと、観客からひと際大きな歓声があがった。女優で妻の南果歩さんを伴って出席した渡辺さんは「大きいプロジェクトに呼んでもらって光栄。これが7、8年がんばった成果」と自身のキャリアをふり返り、納得の様子。作品についてもその出来映えに自信を持っているようで「とても素晴らしいので、(アカデミー賞)作品賞でクリス(監督)は呼ばれるんじゃないかな」とオスカーにも言及。報道陣からのどんどん階段を上っているという感じ?という質問には「僕的には、良い感じの窓が開いたという感じ。お客さんにどう受け取ってもらえるのか…。今後も、主演とかにこだわらずやっていきたい」と答え、さらなる活躍を誓った。また、そんな渡辺さんについて、南さんは「3Dじゃないけど、何回観てもその都度楽しめる作品だと思います。長い付き合いになる映画というか…そんな作品に参加できたというのは、彼にとってもすごいことだと思う。彼は、仕事とプライベートのメリハリがとてもうまくできている人ですね。海外作品をメインにしていくというより、国際試合に出ているような感覚のようです」とコメント。共演陣からも渡辺さんに対するコメントが続々。レオは「彼は日本で国宝になるべきだよ。信じられないほど素晴らしい役者で、エモーショナルにとても深いものを持っているだけでなく、キャラクターの具体的なところをものすごく一生懸命演じ、仕事に対して、かなり深くいろいろと考える人なんだ。それだけでなく彼は、僕が人生で一緒に仕事をした人たちの中でも、最もナイスな人だ」と賛辞を惜しまない。共演のマリオンは「謙とは少しだけ共演シーンがあった。私が震えていたら、謙が心配してくれて、『ちょっと寒いの』と答えたんだけど、実はちょっと緊張して震えていたの。そのくらい緊張感のある俳優さんだったわ」と、渡辺さんの持つ存在感に圧倒されていたことを告白。また、本作の日本語吹き替え版に声優として出演しており、TBSの番組企画で本プレミアに参加していたにしおかすみこは「すごいです!車降りたら大歓声で、それはもちろん謙さんへの歓声なんだけど、私までスターになった気分。今日はスターでいます!」と渡辺さんの人気に便乗し(?)、スター気分を堪能している様子だった。『インセプション』は7月23日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。7月17日(土)、18日(日)、19日(月・祝)には先行上映を実施。特集「新時代の男たち」■関連作品:インセプション 2010年7月23日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2010 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved■関連記事:レオ&渡辺謙の緊急声明に列島騒然!『インセプション』が全国のビジョンをジャックレオナルド・ディカプリオ、パリス・ヒルトンと一緒に南ア入りしてW杯観戦レッドカーペット中継あり『インセプション』プレミア試写会に25組50名様ご招待レオ、渡辺謙来場!『インセプション』レッドカーペットに75組150名様ご招待レオ、渡辺謙ら超豪華キャスト共演『インセプション』試写会に30組60名様ご招待
2010年07月15日トム・クルーズが信奉しているサイエントロジーで受けていたカウンセリング・セッションがビデオで隠し撮りされていたことを、同団体を脱会した人物がブログ上で暴露したとアメリカの芸能サイト「RadarOnline.com」が報じている。この告発は、かつてサイエントロジーの主要人物の1人でいまは脱会しているマーティ・ラスバン氏が自身のブログで7日に記した内容によるもの。サイエントロジーではオーディティングと呼ばれるカウンセリングがあり、氏はトムを担当していたという。同団体のセレブリティ・センター・インターナショナルのVIPオーディティングルームに設置された隠しカメラとマイクによるビデオ撮影はサイエントロジーのリーダーで、トムとケイティ・ホームズの結婚式で新郎付き添い役を務めたデヴィッド・ミスキャヴィッジ氏の命令により、2001年から2002年にかけて、トムがニコール・キッドマンと破局から離婚へ向かう苦しい時期に撮影された。ラスバン氏は「ミスキャヴィッジから毎回のセッションの内容を報告書にまとめて提出するよう言われ、いつも直接ミスキャヴィッジに送っていた」と告白しているが、2002年2月、隠し撮りを続けることに正当な理由もなく「不道徳」と感じ、撮影を止めたという。そして最近になり、信頼できる筋から、ミスキャヴィッジ氏がトムのセッションの内容を友人同士のパーティで話のネタにしていたことを知らされたそうだ。「ミスキャヴィッジはウィスキーを傾けながら、私が提出したリポートの中でトムが赤裸々に語った秘密を読んで聞かせて、ジョークのネタにしては笑っていたという」と氏は記し、「目を覚ませ、トム!」と呼びかけて結んでいる。2年ほど前にトムがサイエントロジー関係者のみに向けたビデオ・コメントの映像がインターネット上に流出したことがあったが、それは言うなれば公式コメント。今回の告発が事実とすれば、トムの心中も穏やかではないはずだが、現時点では全くの無反応を貫いている。(text:Yuki Tominaga)写真はキャメロン・ディアスとの共演作『ナイト&デイ』撮影現場でのトム。© Splash/AFLO■関連作品:ナイト&デイ 2010年秋、全国にて公開© 2010 TWENTIETH CENTURY FOX
2010年05月10日6月に東京でクランクインした後、パリやロンドンでもロケが敢行されたクリストファー・ノーラン監督(『ダークナイト』)の最新作『Inception』(原題)。現在ロサンゼルスで撮影中の現場の様子が届いた。写真が撮られた12日に現場にいたのは、主演のレオナルド・ディカプリオと敵役らしい渡辺謙、そして『JUNO/ジュノ』のエレン・ペイジ。ストーリーの詳細は極秘扱いで、心の中の構造をも描くSFアクションとしか発表されていないが、8月のパリ撮影時にインターネット上に流出したコール・シート(撮影現場の俳優のスケジュール表)に主要キャストの役名が書かれてる。それによれば、レオが演じるコッブはCEOのような立場の人間で、渡辺は彼を脅迫するサイトウ、エレン・ペイジはコッブの助手になる大学院生役らしい。キャストは他に、ジョゼフ・ゴードン・レヴィット、マリオン・コティヤール、トム・ハーディ、トム・ベレンジャー、ノーラン版の『バットマン』シリーズ常連のキリアン・マーフィとマイケル・ケイン、レオの親友としても知られるルーカス・ハースなど多彩な顔ぶれ。監督自ら脚本も手がけ、独特のノーラン・ワールドの展開が楽しみな本作は、2010年公開を予定している。(text:Yuki Tominaga)© Photo by Splash/AFLO■関連作品:Inception (原題)
2009年09月15日