“スパイダーマン”の新シリーズ第1弾として、2017年大ヒットを遂げたヒーローアクション超大作『スパイダーマン:ホームカミング』。そのブルーレイ&DVDのリリースに合わせ、新生スパイダーマンを演じるトム・ホランドの貴重なオーディション映像や、“アイアンマン”ロバート・ダウニー・Jrらのインタビュー映像の一部をシネマカフェが独占入手した。性別や世代を越えて、世界中の人々に愛されるスーパーヒーロー“スパイダーマン”。本作では、ヒーローとして強大な力を持つ一方で、15歳の高校生らしい一面も併せ持つ“等身大ヒーロー”による新たな戦いが話題を呼び、共感を集めた。今回、そんな本作のブルーレイ&DVDに収録されている映像特典の中から、スパイダーマン役に抜擢された新鋭トム・ホランドの貴重なオーディション時の様子や、共演したキャストがトムについて語るインタビュー映像を一部公開。スタッフはスパイダーマンのキャスティングについて、「キャスティングチームは7,500 人のテープを見た」と応募総数の多さを明かす。トムは自ら撮影した映像でオーディションに応募していたそうで、当時のことを「何度も自分で撮影して長い道のりだった」とふり返っている。■アイアンマンもスタン・リーも太鼓判!また、本作でスパイダーマンにとって師匠のような存在となるトニー・スターク/アイアンマンを演じるロバート・ダウニー・Jr は「トムは本当にハマリ役だ」と絶賛。演技だけではなく、華麗な宙返りやダンスもできる多才さを評価し、スパイダーマンに抜擢されたことに触れる。続いて、劇中でピーターの親友ネッド役を演じたジャイコブ・バタロンは「(トムと)撮影前に数日一緒に過ごした。徐々に仲良くなり、いまでは大親友さ」と語り、私生活でもトムと相性がぴったりであることを明かす。今回、トム演じるスパイダーマンと対立するエイドリアン・トゥームス/バルチャー役のマイケル・キートンも「楽しくていい子だよ。それによく考えて演技してる」と演技に対する姿勢を評価し、同級生のミシェル役を演じるゼンデイヤも「本物のスパイダーマンがいるならトムがいい」とべた褒め。さらに“生みの親”原作者のスタン・リーも、「私が描いたスパイダーマンのイメージにぴったりだ」という最高の賛辞を送っており、共演者やスタッフから愛されているトムの存在がインタビューから見てとれる。本作のブルーレイ&DVDには、今回公開された映像のほか、スパイダーマンのスタントについてのメイキング映像やNGシーンなど、ファン必見の映像特典が収録されているので、ぜひチェックしてみて。『スパイダーマン:ホームカミング』はブルーレイ&DVD発売、同時レンタル中。※デジタル先行配信中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年12月20日検索サイト「Google」が2017年、最も検索されたもののランキングを発表、すべての地域を対象にした俳優部門では昨年に続いて、英王室ヘンリー王子と婚約したメーガン・マークルが1位になった。昨年、ヘンリー王子との交際が発覚したことから1位になったメーガンは、11月に婚約を発表したことで、さらに世間の関心度がアップしたようだ。3位には『ワンダーウーマン』のガル・ガドット、5位には『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のビル・スカルスガルドと、出演映画の大ヒットとともにブレイクした2人がトップ5入りを果たした。ちなみに2位のケヴィン・スペイシー、4位のルイス・C・Kはともに今年後半のハリウッドを震撼させたセクハラ騒動で、被害者たちから告発された2人。6位にはNetflixのドラマ「ストレンジャー・シングス未知の世界」のイレブン役のミリー・ボビー・ブラウン、7位は『スパイダーマンホームカミング』のトム・ホランド、8位はドラマ「ビッグバンセオリー/ギークなボクらの恋愛法則」のケイリー・クオコ、9位は最新作『Lady Bird』(原題)が各映画賞で絶賛され、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)候補にもなっているシアーシャ・ローナン、10位は「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズや『ジャスティス・リーグ』で活躍を見せたジェイソン・モモア。映画部門で1位になったのは『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』。『ワンダーウーマン』が続き、3位は『美女と野獣』。4位にヒュー・ジャックマン主演の『LOGAN/ローガン』、5位に『ジャスティス・リーグ』が入った。ちなみにアメリカ合衆国のランキングでは2位と3位の順位が入れ替わり、4位にはジョーダン・ピール監督の『ゲット・アウト』が入っている。ドラマ部門の1位は「ストレンジャー・シングス未知の世界」、2位は「13の理由」とNetflixのドラマが独占。アメリカ合衆国のランキングでは、女子高生の自殺に隠された理由を描いた後者が1位になっている。3位はブラジルのリアリティ番組「Big Brother Brasil」で、シーズン7が放送された「ゲーム・オブ・スローンズ」は4位。5位もNetflixのドラマ「アイアン・フィスト」だった。ミュージシャン&バンド部門では、5月に英マンチェスターの公演中に爆破テロが発生、その後にチャリティ・ライブを行ったアリアナ・グランデが1位になった。2位はボーカルのチェスター・ベニントンが自ら命を絶つという衝撃のニュースが飛び込んだリンキン・パーク、3位は線維筋痛症であることを公表し、活動を休止したレディー・ガガ、手術で大幅減量したマライア・キャリーが4位、自転車事故で右腕骨折してしまったエド・シーランが5位、と心配なニュースを気にしたファンたちの検索結果が如実に表れた。ちなみにメーガン・マークルは俳優部門に限らず、「最も検索された人物」リストでは2位にランクインしたが、こちらにリストアップされたのは、1位の米NBCの看板キャスター、マット・ロウアーをはじめ、ハーヴェイ・ワインスタインや前述のスペイシーといった積年のセクハラ行為で告発された面々が名を連ねた。(text:Yuki Tominaga)
2017年12月15日ブラッド・ピット率いる映画製作会社「PLAN B」が手がけ、チャーリー・ハナム、ロバート・パティンソン、シエナ・ミラー、トム・ホランドら豪華キャストで、あのインディ・ジョーンズのモデルとなった人物を描く『ロスト・シティZ失われた黄金都市』(原題:THE LOST CITY OF Z)の日本公開が2018年1月27日(土)に決定、日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。20世紀初頭、イギリス。探検家パーシー・フォーセットは、周囲から馬鹿にされながらも、アマゾン奥地にあるという黄金で覆われた古代都市エル・ドラードの存在を信じていた。過酷なジャングル、ピラニア、人食いナマズ、原住民からの攻撃…度重なる命の危機にもひるむことなく、資金とクルーを集めてはアマゾンの秘境に何度も足を踏み入れるフォーセット。だが、旅を共にした仲間たちや、最初は協力的だったフォーセットの妻や息子たちさえも、次第に彼に愛想を尽かしていく。家族を犠牲にしてまでアマゾンに執着し、そこに夢を追い求め続けたフォーセット。彼はいったい、そこで何を見たのか――?本作は、『それでも夜は明ける』『ムーンライト』などアカデミー賞受賞作を生み出した「PLAN B」の製作。同社の共同創設者であり、本作の製作総指揮の1人でもあるブラッド・ピッドが原作の2009年全米ベストセラーに輝いたノンフィクション小説を気に入り、すぐにその映画化権を獲得。自ら監督のジェームズ・グレイにアプローチしたという入魂の作品だ。パーシー・フォーセットとは、アマゾンの秘境に眠ると伝えられる黄金都市の存在を確信し、その探求に生涯を捧げたという実在の探検家。スティーヴン・スピルバーグ監督が描いたインディ・ジョーンズのモデルとなった人物として知られ、数年間に及ぶジャングルへの過酷な旅を幾度も繰り返した彼は、1925年、家族にあてた手紙を最後にジャングルの密林で消息を絶ったとされている。2017年4月に全米公開され、Rotten Tomatoesでは87%フレッシュの高評価を得ている本作。主人公の伝説の探検家パーシー・フォーセットを『キング・アーサー』『パシフィック・リム』のチャーリー・ハナムが務めるほか、『グッド・タイム』のロバート・パティンソン、『アメリカン・スナイパー』のシエナ・ミラー、さらに『スパイダーマン:ホームカミング』のトム・ホランドがフォーセットの息子役を演じている。『ロスト・シティZ失われた黄金都市』は2018年1月27日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷「未体験ゾーンの映画たち2018」にて上映。(text:cinemacafe.net)
2017年12月13日スパイダーマンの新たなアニメーション映画『スパイダーマン:スパイダーバース』(原題:Spider-Man: Into The Spider-Verse)が、2019年、日本に上陸することが決まった。革新的なビジュアルのアニメーションとともに、フレッシュなスパイダーマン・ユニバースが、ここに誕生!本作の主人公は、ニューヨークのクイーンズ出身のピーター・パーカー…ではなく、ブルックリンの黒人少年マイルス・モラレス。彼が暮らす世界では、スパイダーマンのマスクをかぶることができるのは1人だけではなく、無限の可能性が秘められた<スパイダーバース>が存在していた――。到着した映像からも分かるように、まるで実写と見間違うような今回のアニメーション映画は、トム・ホランドが主演を務め、マーベル・シネマティック・ユニバースの一角を担う実写版とは完全に独立した別シリーズ。『LEGO(R)ムービー』『くもりときどきミートボール』などで知られるフィル・ロード&クリストファー・ミラーのコンビが製作を手がけ、本国版ではマイルスの声をNetflixドラマ「ゲットダウン」のシャメイク・ムーアが務めるほか、『ムーンライト』『ドリーム』のマハーシャラ・アリ、「アトランタ」のブライアン・タイリー・ヘンリー、『スポットライト 世紀のスクープ』「レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー」のリーヴ・シュレイバーが登場。日本語版では誰が吹き替えを務めるのかも、注目を集めそうだ。『スパイダーマン:スパイダーバース』は2019年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年12月11日3代目スパイダーマンのトム・ホランドが「People」誌主催のビデオチャットに出演し、スパイダーマンへの愛があふれる一人トークを行った。自身のマンションがスパイダーマングッズだらけで、スパイダーマンを祀っている「聖堂」状態になっていることを明かし、バスルームにも『スパイダーマン』に登場するキャラのフィギュアを3体飾っていると告白。「ちょっと恥ずかしいよね。だって、『ぼくを見て、ぼくを見て』って感じでしょ?」と“スパイダーマン=自分”であるゆえの恥ずかしさも語った。ファンからの質問に答えるというコーナーでは、「スパイダーマンのマーベルのほかのスーパーヒーローたちと違う魅力は?」という問いに、トムは「子どもたちが身近に感じられる存在ってことかな。トニー・スタークは身近ではないよね。彼みたいな億万長者はめったにいないもん。ピーター・パーカーが抱える問題は、バスに乗るお金がないとかそういうことなんだ」と答えた。また、最後にトムから『スパイダーマン:ホームカミング』で着用したスパイダーマンスーツが、オンライン・オークションに出品中であることが発表された。最低入札価格は20,000ドル(約230万円)で、収益金は金銭的余裕がない家庭の子どもたちにクリスマスプレゼントを贈るチャリティー団体「Toys for Tots」に寄付される。(Hiromi Kaku)
2017年12月06日12月1日(金)から3日(日)まで、幕張メッセで開催される「東京コミックコンベンション2017」のゲストで来日したマッツ・ミケルセン。海外ドラマ「ハンニバル」をはじめ、日本でも絶大な人気を誇る「北欧の至宝」の魅力に迫る。いまや“世界的至宝”マッツ・ミケルセン、華麗なアクションの秘密は子ども時代に…いまや“北欧”に留まらない世界的至宝というべきマッツ。1965年11月22日、デンマークのコペンハーゲン生まれで、先日52歳の誕生日を迎えたばかり。ちなみに1歳上の兄・ラース・ミケルセンも人気シリーズ「ハウス・オブ・カード野望の階段」のロシア大統領役で知られる俳優だ。銀行員の父と看護師の母の間に生まれたマッツは、小さな頃から体を動かすのが大好きで、体操選手やバレエダンサーを経験。アクション演技で見せる動きの美しさはダンスの素養に寄るところ大だ。バレエダンサーとして活躍しながら、次第に身体のみの表現ではなく、台詞も駆使する演技への興味が湧き、国立演劇学校へ入学する。そのときすでに30歳。かなり遅いスタートだが、そこからは早かった。1996年にコペンハーゲンの麻薬密売人が主役の犯罪映画『プッシャー』で映画デビュー。これは『ドライヴ』のニコラス・ウィンディング・レフン監督のデビュー作。それまでのデンマーク映画になかった新しいスタイルを築き、2人はその後も『プッシャー2』や『ヴァルハラ・ライジング』などで組んだ。ハリウッドへ進出!破竹の勢いをプレイバックシリアスなドラマからコメディ、アクションと幅広いジャンルで活躍した後、2004年には『キング・アーサー』でハリウッドに進出。その2年後、ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じた第1作『007カジノ・ロワイヤル』のル・シッフルに抜擢され、悪役ながらその冷酷さがセクシー、と注目を浴びてブレイクした。その後も『タイタンの戦い』『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』などハリウッド映画に出演しつつ、スサンネ・ビア監督の『アフター・ウェディング』に主演、フランス映画『シャネル&ストラヴィンスキー』のストラヴィンスキー役、アリシア・ヴィキャンデルと共演した『ロイヤル・アフェア愛と欲望の王宮』などヨーロッパ映画にも精力的に出演し続けたマッツは2012年、母国でトマス・ヴィンターベア監督の『偽りなき者』に主演。身に覚えのない疑いをかけられ、小さなコミュニティで孤立した普通の男性を演じ、カンヌ国際映画祭男優賞を受賞した。国際的な名優という地位を確立したマッツだが、さらに世界中で大ブレイクしたのは2013年から始まったTVシリーズ「ハンニバル」で主演を務めたのがきっかけ。猟奇殺人と美食を結びつける殺人鬼ハンニバル・レクターを退廃的に演じ、瞬く間に人気に火がついた。同時に映画も、マーベル・シネマティック・ユニバースの『ドクター・ストレンジ』や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』といった超大作に起用されるように。2019年公開でトム・ホランドとデイジー・リドリー主演作『Chaos Walking』(原題)の撮影も終わったばかりだ。人を惹きつけて止まないマッツ・ミケルセン…その魅力は?40代後半から突然アイドルのような人気爆発となったが、変に浮かれることもなく、かといって冷めすぎることもなく、ファンサービスなどもすべて自然体で対応している。以前来日した際、「さりげなさ(Effortless)」が自身にとって大切なキーワードだと語ったことがあるマッツ。映像ではクールに決めながら、普段はカジュアルなジャージ姿というギャップもファンには堪えられないチャームポイントのようだ。大スターになっても、取り巻きも連れず、身軽に世界を飛び回る。しなやかなプロフェッショナリズムが魅力的だ。(text:Yuki Tominaga)
2017年11月30日映画史に残る破格のメガ・ヒットを続ける「アベンジャーズ」シリーズ。その最新作となる『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』から、待望の初映像となる予告編が公開。ついに姿を現した史上最凶の敵サノスの前に、アベンジャーズのメンバーに加えてドクター・ストレンジ、ブラックパンサーらが集結した。2018年に10周年を迎えるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の集大成ともなる本作。最凶の敵サノスによって窮地に陥った世界を救うため、前代未聞となる数多くの豪華オールスター・ヒーローが集結!“最強たち”の究極の戦いがドラマチックに描かれていく。今回、解禁された初映像では、サノスの侵攻に気づいたアイアンマンやソー、ハルク、ブラック・ウィドウらに、ドクター・ストレンジ、ブラックパンサーが参戦。ヴィジョンとスカーレット・ウィッチの関係も気にかかる中、ニューヨークのスクールバスに乗っていたスパイダーマンことピーター・パーカーも、この異変に気づき、真新しいスパイダースーツで動き出す。さらに、満を持して現れたのは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後、長らく姿を消していたキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャース。ひげを蓄え、見違えたような姿で参戦するが、圧倒的パワーのサノスにはアイアンマンも、あのヴィジョンでさえも、太刀打ちできない様子…。映像のラスト、「何だ、おまえら」とばかりに戸惑いを見せるソーの前に現れたのは…あのガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々!もしや彼らが救世主となるのか!?追い詰められていくアベンジャーズ、そして新たに参戦した強力なメンバーと、マーベル史上最凶の敵サノスとの “究極の戦い”が、ついに幕を開ける。本作についてマーベル・スタジオトップのケヴィン・ファイギは、「生い立ちから住む世界まで、全くといっていいほど異なるキャラクターたちが、そうした違いを乗り越えチームとして一致団結できるか?というのが、今作に限らずこれまでも『アベンジャーズ』シリーズの核となるテーマだった」と語りつつ、「今回はサノスという強大な敵を前に、これまで以上に多くのキャラクターが力を合わせなきゃならなくなるんだ」と明かしている。過去最多のヒーローが力を合わせなければ太刀打ちできないほどの史上最凶の敵に、アベンジャーズはかつてない絶体絶命の危機に陥ることが示唆されている。また、本作の魅力は「なんと言ってもキャラクターじゃないかな」と即答。「キャスト陣の中には、最近MCUに加わった人もいれば、10年近く我々と一緒にやってきたベテランもいるけど、その誰もが観客の期待をはるかに超える見事な演技で、それぞれのキャラクターを完璧に体現しているというだけでなく、キャラクター同士の絡みや掛け合いも、観客を魅了して止まない要素の1つだと思うよ」とコメントする。それぞれのキャラクターとしても人気を博しているアベンジャーズのヒーローたち。ロバート・ダウニーJr.、クリス・エヴァンス、ベネディクト・カンバーバッチ、トム・ホランドなど、人気実力派俳優が演じる新旧のキャラクターの共演にも大いに期待が高まる。『アベンジャーズ:インフィニティー・ウォー』は2018年4月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月30日日本で2018年4月27日、アメリカでは5月4日に公開を予定している『アベンジャーズ』シリーズ最新作の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。スパイダーマンとして出演しているトム・ホランドが、ハルクを演じているマーク・ラファロから同作のポスターをもらってインスタグラムのライブ配信で見せてくれたのだが、これがハプニングを巻き起こすことに…。ライブ動画はトムがカメラに向かって初公開となるポスターを見せるところから始まった。その後、トムは同封されていたマークからの手紙を声に出して読み始めるが、カメラに向けられている手紙の裏面には「マーベル・スタジオ」のロゴと、「極秘」「シェア禁止」の注意がデカデカと掲載されていた。手紙を読み終え裏面を確認したトムは、やっとこのポスターが公開してはならないものだと気付き「うわっ、ヤバい!」と言って撮影をストップさせるという流れだ。『アベンジャーズ』の公式ツイッターアカウントは、トムが“うっかり”世界に向けてポスターを見せてしまったからなのか、動画配信から数時間後に正式にポスターを発表。「ヤラセ疑惑」の声も上がっているが、真相はどうであれファンは大喜び。同アカウントは現地時間の明日、同作の予告編を公開することも発表した。(Hiromi Kaku)
2017年11月29日主演にエイミー・アダムス、ジェイク・ギレンホールという実力派2人を迎えた、トム・フォードの監督2作目『ノクターナル・アニマルズ』。このたび、トム・フォードが「シャネル(CHANEL)」のデザイナーにして“モードの帝王”、カール・ラガーフェルドに「僕の映画のためにオートクチュールを作って欲しい」と直電話していたことが分かった。マスコミ向け試写会や先行上映会でも評判はうなぎ上りで、「こんなにも上質な作品に出会えるなんて幸せ!」「俳優陣の演技が最高!」「ファッションデザイナーという冠がなくてもトム・フォードは監督としてとにかく素晴らしい!」など、多くの絶賛の声がSNSに上がっている本作。そんなトム・フォードの約7年ぶりの新作は、脚本/製作も彼自身が手がけており、前作『シングルマン』同様に、映像の構図や音響の1つ1つにセンスが光るのは言うまでもなく、随所にこだわりが見られる。特に、前作よりも増して、登場人物の衣装から観る視覚的造形の深さは必見だ。■こだわり抜いた衣装は登場人物を作り出す主人公スーザン(エイミー・アダムス)は現代アートギャラリーのオーナーで、元夫(ジェイク・ギレンホール)から送られた小説を読むシーンばかりで、劇中多くを語らない。言葉を発しない代わりに、画面から受け取る情報は彼女の表情や、着ている衣装によって仔細に伝わってくる。その衣装は前作『シングルマン』に引き続き、アリアンヌ・フィリップスが担当する。アリアンヌはトムと再びタッグを組むにあたり、「衣装によってそれぞれのストーリーがもつ異なるトーンを出すことが大変でした。衣装とは、単に服を着ることではなく、登場人物を作り出すこと、物語を動かすものなのだ、という監督の考えを汲み取り製作をしました」と語っている。■スーザンの衣装はほとんど手作り!アリアンヌのこだわりは、「トム・フォード(TOMFORD)」ブランドはもちろんのこと、既存のものをできるだけ使わないという点から、劇中のほぼ全てを手作りしたという。冒頭で登場する、スーザンの胸元が大きく開いた黒いドレスは、彼女が身を置いている環境の“荒涼としている様”を表現しており、白壁のアートギャラリーとのコントラストが、まるでスーザンその人さえも建築の一部のように見せつける無機質な美しさを放つ。存在感のある上質なファーコートは、「トム・フォード」のアトリエのファー職人の手製。さらに深緑のドレスに至っては、場面に合う色がなく、染色作業から行ったという。アリアンヌは「映画にぴったりの色を作るために、色のカメラテストもしました」と明かしている。■カール・ラガーフェルドにお願い! 1シーンのためだけにシャネルの1点ものを特注スーザンの衣装のみならず、そのほかの登場人物についても同様だ。小説の中に登場するボビー・アンディーズ警部補(マイケル・シャノン)の衣装は、無骨なカウボーイ的性格を表現するために、クラシカルなウエスタンヨークジャケットとブーツカットのスラックスをベースに、シャツ、コーデュロイのジャケット、カウボーイハットはオリジナルで作られたそう。そして、なんと言っても1シーンしか登場しないスーザンの母、アン・サットン(ローラ・リニー)の衣装は必見!ステータスや世間体、富をひと目で印象づけ、ブルジョワ志向だと分かる衣装は、本作のための「シャネル」オートクチュール。しかも、この衣装を手に入れるため、トム・フォード監督は自らカール・ラガーフェルドに直電話して、このシーンのためだけに1点ものの製作を依頼。現在のデザインではなく、劇中で描かれる当時のデザインを再現している。1シーンだけのためにも努力を一切惜しまない、監督のこだわりには脱帽だ。■映画祭はトム・フォード一色!『シングルマン』コリン・ファースの姿も審査員グランプリを受賞したヴェネツィア国際映画祭を筆頭に、アカデミー賞、LA プレミア、ロンドンフィルムフェスティバルなど、世界各地で監督とキャストが登壇するイベントが行われた。その中で、劇中ではほとんど使われなかった監督自身のブランド「トム・フォード」を“これでもか!”というほど登壇者全員が着用している。主演のエイミーはワンショルダーのシルバードレスや、鎖骨ラインが見える大人のブラックドレスなど、シックで上品なドレスを身に纏った。さらにモデルとして「シャネル」のコレクションにも登場する、小説の主人公トニーの娘役を演じるエリー・バンバーも目を引く真っ赤なロングドレスや、くびれにワンポイントのあるブラックドレスなど、ハイティーンの年齢からは想像つかないほど大人っぽい色気を感じるドレスを披露していた。もちろん女性陣だけではない。「トム・フォード」と言えばスーツだが、監督自身はもちろん、ジェイクやアーロン・テイラー=ジョンソンらが、“もしかしたらレッドカーペットに登場する直前まで、監督自らの手によって手直しがされているのではないか”というほどシワひとつないスーツ姿で色気を放っていた。さらに、プレミアには前作『シングルマン』に主演したコリン・ファースの姿も。太い黒フレームのメガネとスーツの出で立ちは、『シングルマン』の主人公ジョージを思い起こさせファンが狂喜したとか!これぞトム・フォードにしかできない、映画と現実の最高のトータルコーディネートだ。映画監督としての実力が、世界に認められているトム・フォード。しかし、彼のセンスや才能を培ってきたのは、「グッチ(GUCCI)」や「イヴ・サンローラン(Yves Saint-Laurent)」などのデザイナーとしての経験があったからにほかならない。ファッションデザイナーとして、映画監督として、底なしのこだわりを見せた本作に期待が高まる。『ノクターナル・アニマルズ』は11月3日(金・祝)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月31日“スパイダーマン”の新シリーズ第1弾にして、アイアンマンやキャプテン・アメリカらの“マーベル・シネマティック・ユニバース”(MCU)に加わった『スパイダーマン:ホームカミング』のブルーレイ&DVDが、早くも12月20日(水)にリリースされることが決定した。本作は、性別や世代を越えて、世界中の人々に愛される「親愛なる隣人」のスーパーヒーロー、“スパイダーマン”の最新作。ヒーローとして強大な力を持つ一方で、初恋や学業との両立に悩む15歳の高校生らしい一面も併せ持つ、“等身大ヒーロー”の新たな戦いが描かれる。さらに、トニー・スターク/アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ハッピー・ホーガンなどお馴染みのキャラクターたちとも共演。ついにMCUに本格参戦したスパイダーマンが、軽快なノリでド派手なアクションに挑み、特製スーツとハイテク装備を駆使して活躍する。主演は、史上最も若いピーター・パーカー/スパイダーマンと話題を呼んだ、新鋭の実力派トム・ホランド。アイアンマンを演じるロバート・ダウニー・Jr、キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、ハッピー・ホーガン役のジョン・ファヴローなどお馴染みキャストに加え、『バットマン』シリーズ、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のマイケル・キートンが圧倒的存在感で悪役“バルチャー”を熱演。また、日本語吹き替え版には、ピーター・パーカー/スパイダーマン役に「カードファイト!! ヴァンガードG」「刀剣乱舞」の榎木淳弥、トニー・スターク/アイアンマン役にもちろん、復帰後第1作目となった藤原啓治。ほかにも大川透(バルチャー役)、中村悠一(キャプテン・アメリカ役)、美山加恋(リズ役)など、名実ともにトップクラスの豪華吹替キャスト陣が集結!なお、今回、ブルーレイ・3D・UHDの3種類の本編ディスクをオリジナルスチールブックにセットし、限定コミックブックやフィギュアなど超豪華特典も封入したプレミアムBOXを3,000セット限定で同時発売。このプレミアムBOXは、このためだけに描き下ろされたマーベル監修のコミックブックや、スパイダー・マグネット、日本限定スタンディメッセージカードに加え、スパイダーマンとバルチャーの戦いをモデル化した大迫力のコレクタブル・フィギュアを同梱。さらに、漫画界きってのアメコミ好きとして名高い「アイシールド21」「ワンパンマン」などの村田雄介によって描き下ろされた、ここでしか手に入らない日本限定B3ポスターが封入される超豪華な限定ボックスとなっている。『スパイダーマン:ホームカミング』は12月20日(水)ブルーレイ&DVD発売、同日レンタル開始。11月15日(水)より順次デジタル先行配信。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年10月22日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)が10月18日より順次、ホリデーシーズンに向けたラグジュアリーなフレグランスを限定発売する。‟香りの実験室”をコンセプトに自由な発想で創り出される「トム フォード プライベート ブレンド コレクション」から登場するのは、「ウード ミネラル オード パルファム スプレィ」(50ml/2万8,000円)。ウード(沈香)の多面的な魅力にインスパイアされた爽快で力強い香りは、波しぶきのリズミカルなきらめきを感じるピンクペッパーやソルティシーウィード、大地の匂いを運んでくるバルサムモミ、ミステリアスで野性的なウードブレンド、スタイラックス、アンバー グリス アコードをキーノートに、海と大地のパワーを同時に感じるダイナミックなブレンドが特徴。同アイテムは10月18日より伊勢丹新宿店で開催される「イセタン サロン ド パルファン」にて限定発売される。11月17日に登場する「ネロリ・ポルトフィーノ コレクション トラベル アトマイザー セット」(2万7,500円)は、3種類のフレグランススプレー(各10ml)とアトマイザーがセットになったスペシャルキット。同ブランドの中でも高い人気を誇るフレッシュで弾けるような香りの「ネロリ・ポルトフィーノ」に加え、柑橘とハーブが香り立つ「マンダリーノ ディ アマルフィ」、潮風に吹かれる草木を思わせる「コスタ アジューラ」といった地中海のリゾート地からインスピレーションを得たオードパルファムがイン。アトマイザーとギフトボックスは、海の色を想起させるエメラルドグリーンにリッチなゴールドがアクセント。同じく11月17日発売の「トム フォード ブラック オーキッド コレクション」(1万4,000円)は、ブランド誕生と同時に登場したシグネチャー フレグランス「トム フォード ブラック オーキッド」の現品(50ml)と、同じ香りのボディーエマルジョン(70g)をセット。稀少な花として知られるブラックオーキッドに、ブラックカラントやブラックトリュフ、イランイラン、さらにお香などを効かせたオリエンタルなシプレー調のノート。単品ではもちろん、双方を重ねづけすれば、深く魅惑的な香りを一日中楽しむことができる。ラグジュアリーな雰囲気が引き立つリブデザインのゴールドボックスが付く。
2017年10月16日米国ロック・グループ、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのトム・ペティが66歳で死去したことをトムのマネージャーが正式に発表した。10月1日(日)夜、トムは心拍停止の状態で病院に急遽搬送されたが、マネージャーのトニー・ディミトリアディスが2日(月)午後8時40分、脳活動が見られないとして家族の同意のもと、トムの生命維持装置が取り外されたことを伝えた。TMZが報じたところによると、トムは米国カリフォルニア、サンタモニカにあるUCLAメディカル・センターにて友人、家族、バンドメンバーに囲まれ逝去したという。意識不明で病院に搬送され脳活動が見られないというニュースの後、ミュージシャンやファンからトムに宛てたメッセージが殺到し、キングス・オブ・レオンのネイサン・フォロウィルはこう綴っていた。「トム・ペティは僕にとって最も影響を与えてくれたミュージシャンの1人だ。この悲しみを長い間抱えることになるだろうね。トムは本当に心優しい人間の1人だった。安らかに眠ってくれ。心が重くて、今夜ステージに立つのはちょっと大変だな。幸いにも僕にとって音楽はいつもこういった人生の困難な時期を乗り越えさせてくれるものだけどね」この悲報はトムが今年4月に始まったツアーのファイナルをハリウッド・ボウルで迎えた矢先のものだった。また以前トムは今回のツアーが最後になるだろうと明かしていて、残りの人生は孫娘に時間を捧げたいとしていた。「僕らは皆60も後半を迎えているんだ。孫娘がいて、できるだけ長く会うことができたらって思っているんだ。もう移動生活はしたくなくてね。今回のツアーは4カ月も家を空けることになる。小さな子供にとっては長い時間だよ」トムは1976年に自身のバンド、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズによるヒット曲「ドント・ドゥ・ミー・ライク・ザット」「ヒア・カムズ・マイ・ガール」で脚光を浴び、1988年にはボブ・ディラン、ロイ・オービソン、ジョージ・ハリスン、ジェフ・リンらと覆面スーパーバンド、トラヴェリング・ウィルベリーズで活動をしていた。長い間ソロ活動も精力的に行い、2002年にはロックの殿堂入りも果たしていた。トムの死後、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ジョン・メイヤー、シェリル・クロウ、キッド・ロック、ジョン・ボン・ジョヴィ、ジョシュ・グローバンといった大物ミュージシャンからも続々と追悼の言葉が寄せられている。
2017年10月12日俳優のトム・クルーズが主演を務める映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』(10月21日公開)で、トムが"半ケツ"を披露している本編映像が6日、公開された。1970年代、大手航空会社の天才パイロットとして活躍し、その後CIAからスカウトされ、さらに麻薬の密輸で莫大な財産を築き、全米中に衝撃を与えた実在の人物=バリー・シール。本作では、"アメリカ史上最もぶっ飛んだ男"の嘘のような激動の人生を、スリル、アクション、コメディ満載で描き出す。バリーを演じるのは、自らが本作の制作を熱望したトム・クルーズ。監督は『ボーン・アイデンティティー』、『Mr.&Mrs.スミス』などで知られるダグ・リーマン。『オール・ユー・ニード・イズ・キル』以来となる最強タッグが再び実現した。10と6で「トム」と読めることから"トムの日"として日本で公式に認められているきょう10月6日に、新たな本編映像が公開に。トム演じるバリー・シールが、CIAと麻薬王を股に掛け、鳴りやまない公衆電話やポケットベルから次々に舞い込んでくる仕事を遂行し、巨額の富を荒稼ぎしていく姿が描かれている。密輸王としてのカリスマ的才能を発揮する一方、クリスマスにはホームビデオで家族サービスを行い、さらに大量の麻薬や銃器を運ぶため飛行機に乗り込む際は、ズボンを半分下ろしてお尻を披露。バリー・シール本人が誰にでも親しまれる魅力的なキャラクターを持っていたことがよくわかる映像となっている。トムは演じたバリー・シールという男について「バリーは家族を愛している優れたパイロットだが、向こう見ずなアンチヒーローでもある。バリーの悪事は許されることではないが、自らの願望を成しとげた彼にやはり興味を覚えてしまうよ。彼は既成概念にとらわれない自由な男で、当時の航空業界では非常にユニークな人物だった」とコメント。「今の社会ではすべてがコントロールされているし、空域も制御されている。バリーや仲間のパイロットが当時できていたことは、今考えるとあり得ないことなんだ」と話している。(C)Universal Pictures
2017年10月06日トム・クルーズ主演最新作にして、現在、全米でも大ヒット中の “実話に基づいた”クライム・アクション・エンターテインメント『バリー・シール/アメリカをはめた男』。本日10月6日は、10(ト)と6(ム)で「トムの日」として日本で公式に認められている記念すべき日。本作から、トム演じる実在の天才パイロット、バリー・シールがCIAと麻薬王を股に掛け、ときには半ケツまでも披露しながら(?)巨額の富を築いていく、ぶっ飛んだ本編映像が到着した。世界的スターのトムが、CIAからスカウトされ、麻薬の密輸で莫大な財産を築き上げた“アメリカ史上最もぶっ飛んだ男”バリー・シールを熱演する本作。今回の「トムの日」に合わせて到着したのは、CIAのエージェントとして、また天才的な麻薬の運び屋として活躍するバリーが、鳴りやまない公衆電話やポケットベルから次々に舞い込んでくる仕事をこなし、ダミー会社を立ち上げて資金洗浄を繰り返しながら、巨額の富を荒稼ぎしていく姿が描かれた本編映像。密輸王としてのカリスマ的才能を発揮する一方、クリスマスにはホームビデオで家族サービスを行い、さらに大量の麻薬や銃器を運ぶため飛行機に乗り込む際には、ズボンを半分下ろしてお尻まで披露!バリー・シール本人が“人たらし”ともいえる魅力的なキャラクターを持っていたことがよくわかると同時に、バリーを熱演するあまり、まさかの半ケツ姿まで披露するトムのぶっ飛んだ演技に衝撃を受けること間違いなし!トムは自身が演じた実在の男について、「バリーは家族を愛している優れたパイロットだが、向こう見ずなアンチヒーローでもある。バリーの悪事は許されることではないが、自らの願望を成しとげた彼にやはり興味を覚えてしまうよ。彼は既成概念にとらわれない自由な男で、当時の航空業界では非常にユニークな人物だった」と、その人物像に惹かれたことを明かす。「いまの社会ではすべてがコントロールされているし、空域も制御されている。バリーや仲間のパイロットが当時できていたことは、いま考えるとあり得ないことなんだ」と語り、同じパイロットとしてバリーにある種のリスペクトの気持ちを向けるトム。製作も兼ねた本作で、御年55歳ながらも、汗でベタベタな姿はおろか、躊躇うことなく半ケツまで披露するトムがバリーをどのように演じるのか、ますます期待が高まる。『バリー・シール/アメリカをはめた男』は10月21日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年10月06日米国のロックミュージシャン、トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズのリーダー、トム・ペティがロサンゼルスの病院で息を引き取った。66歳だった。トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズは絶大な人気を誇るロックバンドだ。どれくらいスゴイかというと、アメリカでは、ブルース・スプリングスティーンに肩を並べると言えばわかってもらえるだろうか? ロックの殿堂入りを果たし、ローリングストーン誌が選ぶ「最も偉大なアーティスト100」でも91位にランクインする偉大なロッカーだ。しかし、不幸なことに日本での人気は今ひとつで、来日も2回しか果たされなかった。僕はボブ・ディランと一緒に来日した1986年の武道館を見た。かっこよかった。月並みな言葉だけれどそれ以外なかった。まだ僕も若く感受性もあった頃で、聞きながら震えた。アメリカン・ロッカーのくせにちっともマッチョじゃなく、繊細なヴォーカルや曲調がとても耳に心地よかった。「逃亡者」が流れたとき、鳥肌が立った。きっと武道館にいる全員がそうだったと思う。1979年の大ヒット「逃亡者」。80年初来日の際、『夜のヒットスタジオ』にも出演してたよ。88年に入るとジョージ・ハリスン、ジェフ・リン、ボブ・ディラン、ロイ・オービソンとともに史上最強のゴージャスな覆面バンド、トラヴェリング・ウィルベリーズの活動に入った。またそれが、とてもトム・ペティ的な音楽でしみじみとよかった。たまたま、9月の末にBSのミュージックエアで2006年のライブを見たばかりだったので、まだとても信じられない気持ちで一杯だ。アメリカン・ロックの頂点の一角のご冥福をお祈りします。
2017年10月03日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)のミニサイズ リップスティック「ボーイズ アンド ガールズ コレクション」が、2017年9月29日(金)に数量限定で発売される。2015年に発売され人気色は即完売となったミニサイズ リップスティック「トム フォード リップス アンド ボーイズ」が、メンバーチェンジして復活。2017年は、25色の選りすぐりの”ボーイズ”に加えて、50色の”ガールズ”が初登場。個性豊かな75色のバリエーションで展開される。リチャードやマイケル、キャサリン、マリコなど、トム フォードゆかりの人の名前が一色ずつに付けられているのもポイントだ。「ボーイズ」は、新色6色を含めた25色。「ヒロ」「ジェイク」など、人気のメタリック系の既存色に加えて、「クリスチアーノ」「トーマス」などのインパクトあるラインナップも揃う。また色だけでなく、リッチでクリーミィなタッチの「リップ カラー」と、サテンのように上品に輝く「リップ カラー マット」の2つのテクスチャーで登場する。新登場の「ガールズ」は、唇に艶やかな輝きとうるおいを与える高保湿リップ。見たままのカラーがグロッシーな質感で表現される「ウルトラ リッチ リップ カラー」からは、ナオミ、バイオレットなどの25色が、透明感のある仕上がりの「リップ カラー シアー」からは、モーヴ系からヌード系、ローズ系、レッド系まで幅広い色幅の25色が揃う。単色はもちろん、重ねてつけてもリップ メークが美しく仕上がるので、メークアップの幅を広げてくれそう。どのリップスティックも、通常より少し小さなサイズ感なので、スマートに持ち歩けるのも嬉しい。数本揃えて、その日の気分に合わせた唇をコーディネートしたい。【詳細】トム フォード ボーイズ アンド ガールズ発売日:2017年9月29日(金) ※数量限定価格:・ボーイズリップ カラー 全21色 各3,700円+税リップ カラー マット 全4色 各3,700円+税・ガールズウルトラ リッチ リップ カラー 全25色 各3,700円+税リップ カラー シアー 全25色 各3,700円+税【問い合せ先】トム フォード ビューティ コミュニケーションズ部TEL:03-5251-3541
2017年09月03日©YUMIMOROTO■映画『スパイダーマン ホームかミング』あらすじ――NYに住む普通の高校生が真のヒーローを目指す青春アクション超大作!ベルリンでのアドベンチャーズの戦いに参戦し、キャプテン・アメリカからシールドを奪って大興奮しているスパイダーマンであるピーター・パーカー。昼間は、15歳の普通の高校生としてスクールライフをエンジョイし、放課後は憧れのトニー・スターク(アイアンマン)からもらったスパイダーマンの特製スーツに身を包み、ニューヨークの街を救うべく近隣をパトロールの日々。アイアンマンことトニー・スタークは、ピーターの能力を見出し、真のヒーローとしての“道”へと導く父親のような存在です。劇中では詳細に語られませんが、ピーターは原作や旧映画シリーズと同様、特殊なクモに噛まれたことからスーパーパワーや吸着能力、超感覚を得ることとなったのです。そんなピーターの目標は、世界平和のためアドベンチャーズの仲間入りをし、一人前のヒーローになり活躍すること!ある日、スタークに恨みを抱く宿敵バルチャーが巨大な翼を装着しニューヨークを危機に陥れます。アドベンチャーズに任せておけというスタークの忠告も聞かずに、ピーターはたったひとり、戦いに挑むのですが……その結末は!?副題の「ホームカミング」は「帰郷」などを意味する言葉ですが、同時にアメリカの高校で卒業生を招いて開催されるパーティーイベントの名称。等身大の15歳の少年が、一人前のヒーローを夢見て時に暴走しつつ失敗を繰り返しながらもがんばる姿に思わず応援したくなるでしょう。愛すべきスパイダーマン!迫力満点の青春アクションヒーロームービーとして気楽に楽しめます。■世代を超えて大人気のスパイダーマン映画!ところで皆さんは、スーパーヒーローと聞いてどんなキャラクターを想像しますか?今回のスパイダーマンをはじめスーパーマン、バットマン、アイアンマンなどを代表とする人気のアメコミ・キャラクター、仮面ライダー、ウルトラマンを代表とする日本でもおなじみの特撮ヒーローなどそれぞれの世代の人たちが、それぞれのスーパーヒーローを想像すると思います。私も弟がいるので仮面ライダー、ウルトラマンなどのスーパーヒーローを一緒に観て育ちました。スパイダーマンについて説明すると、もともとスパイダーマンは、作家のスタン・リーとアーティストのスティーブ・ディッコにより発足したマーベル・コミックが出版するアメリカンコミック「スパイダーマン」に登場する、架空のスーパーヒーローなんですね。Amazing Fantasy#15(1962年8月)で初登場しました。「Spidey(スパイディ)」、「Friendly Neighborhood(親愛なる隣人)」、「Web head(ウェブヘッド)」、「Web slinger(ウェブスリンガー)」などのニックネームを持ち、キャッチフレーズは「Your Friendly Neighborhood Spider-Man(あなたの親愛なる隣人スパイダーマン)」。幼い頃に両親を失った孤児のキャラクターで、思春期の悩みを抱える普通のティーンエイジャーが、正義のためスパイダーマンのコスチュームを着て犯罪と戦うところが、共感を呼び注目されました。スパイダーマンを主人公とした実写映画化(タイトルにスパイダーマンを用いているもの)されたのは、2002年の映画『スパイダーマン』をはじまりに『スパイダーマンシリーズ』は3作、『アメイジング・スパイダーマンシリーズ』2作、そして遂に2017年に新作映画『スパイダーマンホームカミング』が現在公開中の世界中で人気のシリーズです!今回、監督はジョン・ワッツ、主演は期待の若手俳優のトム・ホランドを迎え「マーベル・コミック」原作の『スパイダーマン』の実写映画化作品としては第6作目となり、再始動した新シリーズの第1作目となります。ぜひ映画館でスカッと楽しめる青春アクションヒーロームービーの世界をご堪能ください!■映画『スパイダーマンホームカミング』作品紹介2017年8月11日(金)より新宿ピカデリー、TOHOシネマズ渋谷ほか全国ロードショー公式ホームページ©Marvel Studios 2017.©2017 CTMG.All Right Reserved原題:Spaider-Man Homecoming原作:スタン・リー、スティーブ・ディッコ監督:ジョン・ワッツ製作:ケビン・ファイギ、エイミー・パスカル製作総指揮:ルイス・デスポジート、ビクトリア・アロンソ、パトリシア・ウィッチャー、ジェイミー・レイチャム、アビ・アラド、マット・トルマック、スタン・リー脚本:ジョナサン・ゴールドスタイン、ジョン・フランシス・デイリー、ジョン・ワッツ、クリストファー・フオード、クリス・マッケーナ、エリック・ソマーズ撮影:サルバトーレ・トチノ編集:ダン・レーベンタール、デビー・パーマン衣装:ルイーズ・フログリー音楽:マイケル・ジアッキノ視覚効果監修:ジャネク・サーズ製作国:アメリカ製作年:2017年映倫区分:G配給:ソニー・ピクチャーズエンタテイメント上映時間:133分■映画『スパイダーマンホームカミング』キャストトム・ホランド=ピーター・パーカー/スパイダーマンマイケル・キートン=エイドリアン・トゥームス/バルチャージョン・ファブロー=ハッピー・ホーガンゼンテイヤ=ミシェルマリサ・トメイ=メイおばさんロバート・ダウニー・Jr=トニー・スターク/アイアンマンドナルド・グローバー=アーロン・デイビスタイン・デイリー=アン・マリー・ホーグトニー・レボロリ=フラッシュローラ・ハリアー=リズジェイコブ・バタロン=ネッドアンガーリー・ライス=ペティ
2017年09月01日ノルウェー発トムウッド(TOMWOOD)のデニムライン「コア バイ トムウッド(Core by TOMWOOD)」が日本に本格上陸。2017年8月25日(金)より、ナノ・ユニバースのみで発売される。天然石を使用したユニセックスジュエリーで人気のトムウッド。今回はそんなブランドによるユニセックス仕様のデニムが、国内で本格展開される。シルエットはスキニータイプの「スリム」、一直線になったシルエットが特徴の「ストレート」、裾がフレアになった「ルーズ」の3種類で登場。カラーはアイスブルー・ブルー・ダークブルー・ブラックといった4色だ。少し広めのウェストバンドは腰回りに隙間を作らず、完璧なフィット感を実現。またポケット位置は、履いた時にバックポケットがより直線的に見える様に工夫して配置されている。シンプルながら、飽きのこないオーセンティックなデザインが特徴だ。また、パーツや素材は全てイタリア製のものを使用した。モードからストリートまで、様々シーンにフィットするデニムをぜひチェックしてみて。【詳細】コア バイ トムウッド発売日:2017年8月25日(金)価格:すべて21,000円+税取り扱い:ナノ・ユニバース 東京、ラシック、広島、札幌、大阪グランフロント、横浜ルミネ、難波、有楽町、福岡パルコ、新宿フラッグス、大宮、ラゾーナ川崎、ナノ・ユニバース公式通販サイト※型、サイズによっては全ての店舗に入荷しない場合あり【問い合わせ先】ナノ・ユニバース カスタマーサービスTEL:0800-800-9921(フリーダイヤル)※受付時間:9:00〜18:00
2017年08月28日8月11日に公開され週末興行収入1位を記録した『スパイダーマン:ホームカミング』(公開中)において、アクションは大きな見どころだ。予告編映像にもスパイダーマンならではのさまざまなアクションシーンが収められているが、特に目を引くのは、フェリーが真っ二つになるシーン。実はそのシーンでは、リアルな"巨大フェリー"のセットを作製し、実際に真っ二つにして撮影されたという驚きの秘話があった。このシーンは、ピーターがスパイダーマンとしてワシントンD.C.で起きた爆発事故から同級生を救出したことがきっかけで、スパイダーマンがヒーローだと騒がれ始め、今こそ「スパイダーマンとして認められ、アベンジャーズに入れるチャンス」と意気込んでいる場面。一刻も早くバルチャーにたどり着こうとするピーターは、彼らがフェリーで取り引きするところを突き止めるが、船上でのバルチャーとの戦いはフェリーを真っ二つに分断する絶対的危機を招く事態に。そして、最終的にアイアンマンに助けられてしまう…というシーンだ。当初、この緊迫したシーンは「特殊効果で映像化するしかない」と考えていたプロデューサー陣。しかし美術チームや建設チーム、そして特撮チームと、多岐にわたるスペシャリストたちが一丸となり、この方針は崩された。フェリー前方部分を実際に建設し、地面から約2m持ち上げられたところで、油圧によって半分に割られる仕組みが考案された結果、実際にフェリーが真っ二つに裂かれる様子が撮影できたという。その流れとしてはまず、木製の短尺模型を作り、実際のフェリー「スピリット・オブ・アメリカ号」のサイズを測って、3Dモデルから設計図へと展開。最終的に完成したセットは、横幅20m、高さ14m、長さ30mと巨大なもの。これを使ってフェリーが真っ二つに裂け、大量の水が押し寄せるシーンが撮影された。プロダクション・デザイナーであるオリヴァー・ショールは「セットとそれを支えるジンバルの重さは約10トン。撮影機材が12トン。そこに15万トンの水が流れ込むことになる。建設からリハーサルまでは5カ月くらいを要したが、すばらしいセットが完成した」と振り返る。トム・ホランドもこのシーンの撮影に関して「僕にとって最高の1日になった」と語りつつ、さらに「フェリーが真っ二つに裂け、車やらタンクやらがそこらじゅうに放り込まれていく。そこにスパイダーマンが飛んできて、戦う彼をカメラが一周するように追いかける。これを全部ワンショットで撮影したんだ」と撮影秘話も告白。「リハーサルにも長い時間がかかったが、僕が今まで見た過去の映像を含め、スパイダーマンの中で最もカッコイイシーンになったと思う」というトムの自信たっぷりな言葉通り、「スパイダーマン」シリーズの中でも最大級の見応えになっている。(C)Marvel Studios 2017. (C)2017 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月19日笑福亭鶴瓶と「ViVi」モデルのemmaが司会を務め、友人や関係者への徹底取材によってゲストの素顔に迫っていくバラエティー「A-Studio」。8月18日(金)今夜の放送ではゲストに「関ジャニ∞」の丸山隆平、大倉忠義、村上信五、横山裕、渋谷すばる、錦戸亮、安田章大の7人が登場、鶴瓶さんと「関ジャニ」メンバーのトークバトルが繰り広げられる。メンバー7人とも関西出身という構成の「関ジャニ∞」は2004年8月に「浪花いろは節」でデビュー。「関風ファイティング」「ズッコケ男道」などの楽曲で独自のカラーを打ち出し、唯一無二の存在感を放つグループへと成長を遂げた。またバンド形態でも楽曲を披露してきており、バンド曲として発表された曲だけでなくシングル曲もその多くが後にバンドアレンジされるなど、多彩なスタイルでの活動を繰り広げている。これまで同番組には錦戸さん、大倉さん、安田さん、丸山さん、横山さんが単独で出演したことはあるものの、メンバー全員では今回が初出演。渋谷さんと村上さんは写真での取材のみだったため初のスタジオ来訪となる。鶴瓶さんから「雑な奴ら」「危険を感じてる」と言われた7人だが、果たして鶴瓶さんとどんなトークバトルを繰り広げるのか。さらに今回は最新アルバム『ジャム』に収録されている水野良樹作詞・作曲による「青春のすべて」を編曲を担当した本間昭光が本番組限定の「特別Ver.」にアレンジ、一夜限りのスペシャルライブもお楽しみに。そんな「関ジャニ∞」がジャパンアンバサダーを務めている映画『スパイダーマン:ホームカミング』は現在公開中。アベンジャーズに憧れる15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)が友情や青春、甘酸っぱい初恋に全力投球しながら成長していくというストーリーで、ピーターを真のヒーローに導く“師匠”としてアイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)も登場する。今回「関ジャニ∞」は本作の日本語版主題歌「Never Say Never」を担当している。鶴瓶さんと「関ジャニ∞」メンバーのトークバトルとSPライブが楽しめる「A-Studio」は8月18日(金) 23時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年08月18日俳優のトム・クルーズの負傷により『ミッション:インポッシブル6』の撮影が休止された。先日トムがロンドンの高層ビル間をジャンプするスタント中に足首を骨折したことが報じられていたが、製作を務めるパラマウント社が正式なコメントを出した。「『ミッション:インポッシブル』最新作の撮影中、トム・クルーズがスタント中に足首を骨折しました」「トムが完治するまで製作は休止となりますが、公開日は2018年7月27日であることに変更はありません」「トムはみなさんからのお気遣いと応援に感謝しておりますし、来年夏にこの映画を見ていただくことを楽しみにしています」ネット上には事故当時の様子を収めた動画が公開されているほか、トムが足を引きずりながらロンドンの街を歩いている姿も目撃されている。同人気シリーズでIMFのエージェント、イーサン・ハント役を演じているトムの全治には数カ月かかると先日報じられていた。その際、関係者の1人は「怪我は最初に思ったよりもひどいものでした。トムは重傷を負ったので、完治まで数か月間を必要とするでしょう」「トムはこの映画の大スターですから、全てに関与しているんです。重役たちは撮影を延期する以外選択肢がありません」と話していた。(C)BANG Media International
2017年08月18日俳優のトム・クルーズが、『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作となる第6弾の撮影中にスタントで怪我をしたようだ。同シリーズでイーサン・ハント役を演じているトムは、先週末にかけて行われた撮影で怪我を負ったという。TMZが入手した映像では、トムがビルからビルへ飛び移ろうとして着地に失敗し、体の片側を打ち付ける様子が見てとれる。命綱を着用していたトムはなんとかビルの屋上に上ることができたものの足を引きずっており、撮影スタッフに救助を求めていた。その後トムはもともとジャンプをした足場に戻り、スタッフと共に歩き去る姿が収められている。以前、同作でプロデュースを担当するデヴィッド・エリソンは、トムが同作のために1年もかけてトレーニングしていると明かしていた。「今回の作品でトムがやっていることは、これまでのものを超えることになると思う。信じられないくらいだよ。トムは1年ほどトレーニングしているんだ」(C)BANG Media International
2017年08月15日8月11日より公開され、早くも話題沸騰中の『スパイダーマン:ホームカミング』。10代にしてヒーローになったピーター・パーカーの成長物語という側面は、2002年に始まった『スパイダーマン』シリーズから受け継がれている。突然得たスーパーパワーに舞い上がりながら、次第に責任感も身につけていく。そんな歩みを演じた歴代2人の主演俳優のその後の活躍を見れば、『スパイダーマン』シリーズ主演=名優への登竜門という公式が見えてくる。トビー・マグワイア/『スパイダーマン』2002年の『スパイダーマン』でピーターを演じたのはトビー・マグワイア。大作への主演が続く親友レオナルド・ディカプリオに対して、『サイダーハウス・ルール』(’99)やアン・リー監督作(『アイス・ストーム』『楽園をください』)など、インディーズ系の作品で活躍する演技派という印象だった。それだけに、アクション演技もほとんど経験のなかった彼が鍛え上げて変身した姿のインパクトは大きく、北米公開1周目に興収1億ドルという史上初の快挙を達成。高まった期待に応えてみせた。ピーターは高校生だが、2002年の時点でトビーはすでに27歳。かなりの年齢ギャップだが、もともと童顔でもあり、演技力と合わせ技でこれも難なくクリア。さらに彼はシリーズ主演を続けながら、ジョージ・クルーニー監督作『さらば、ベルリン』(’06)などドラマ作品にも出演、主演作『シービスケット』(’03)では製作総指揮も兼任した。『スパイダーマン3』(’07)を以ってシリーズを卒業後、09年の主演作『マイ・ブラザー』でゴールデングローブ賞ドラマ部門主演男優賞候補に。2014年の主演作『完全なるチェックメイト』然り、スーパーヒーロー役を経験した上で、自らの本分はキャラクターの内面を深く掘り下げる心理描写だと確信したようだ。最近では『スパイダーマン』出演時から始めた映画製作業の方に熱心で、出演作を厳選しすぎなのがファンとしては少々寂しいところ。アンドリュー・ガーフィールド/『アメイジング・スパイダーマン』『アメイジング・スパイダーマン』(’12)『アメイジング・スパイダーマン2』(’14)で後継者となったアンドリュー・ガーフィールドがピーター役に挑戦したのは、トビーよりさらに年上の29歳のとき。彼もまた『大いなる陰謀』(’07)やゴールデングローブ賞助演男優賞候補になった『ソーシャル・ネットワーク』(’10)、『わたしを離さないで』(’10)などドラマ作で注目された若手だった。スパイダーマンを演じた2年間、映画出演は同シリーズに集中したが、ブロードウェイで舞台「セールスマンの死」に出演、俳優として幅広いチャレンジに貪欲な姿勢を見せた。演じる役に対する桁外れの献身でも定評がある。スパイダーマン卒業後の主演作2本『沈黙-サイレンス-』(’16)『ハクソー・リッジ』(’16)はともに重厚なテーマの大作。前者では長期にわたる撮影で役にのめり込みすぎてしまったのか、婚約のうわさもあったエマ・ストーンと破局してしまった…。太平洋戦争の沖縄戦で銃を持たず人命救助に徹した衛生兵を演じた後者では、第89回アカデミー主演男優賞候補に選ばれた。トム・ホランド/『スパイダーマン:ホームカミング』そして三代目となるトムは21歳。彼が演じるピーターは、過去2シリーズの悩める少年像に比べると格段にポップ。作品が「マーベル・シネマティック・ユニバース」シリーズの1作であることからも、いままでとは違うキャラクターが要求されるが、それに応えるのに必須なのは何をおいても演技力。実年齢が近いことに加えて、先輩2人に勝るとも劣らないキャリアがトムの強みだ。12歳でミュージカル「ビリー・エリオット」主演に抜擢され、映画『インポッシブル』(’12)などに出演。『借りぐらしのアリエッティ』(’11)イギリス版の翔役や、トム・ハーディ主演の『オン・ザ・ハイウェイその夜、86分』など、10代にして声だけの演技でも実績あり。今後も『アベンジャーズ』シリーズのみならず、ベネディクト・カンバーバッチと共演の『The Current War』(原題)など多彩な出演作が待機している。ところで、トビーもアンドリューも、ピーターのガールフレンドを演じた女優たち(キルステン・ダンスト、エマ・ストーン)と交際に発展した過去がある。トムもミシェル役のゼンデイヤと休暇を一緒に過ごしたなどと一部で報じられたが、ゼンデイヤは「もう何年も休暇なんて取ってない」とツイートし、トムが「プレス・ツアーもカウントしてるのかな?」と舌を出した絵文字付きでリプライ。ミレニアル世代のピーター・パーカー役者は、どうやら先輩たちと違って公私はきっちり分ける派らしい。すでにキャラクター像が成立しているアイコニックなヒーローを演じるプレッシャーは計り知れないが、強烈なアンチへの対応も含めて、スパイダーマンという役との出会いは、いい演技を見せるだけでは許してもらえない映画スターとしての覚悟を学ぶ機会にもなるだろう。実力派の若手俳優に大作主演を経験させ、押しも押されぬスターに育て上げるばかりか、スーパーヒーローのイメージに縛りつけず、さらに飛躍させる。そんな役割が“ピーター・パーカー/スパイダーマン”という役にはあるのだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年08月15日トム・ホランドが“15歳の高校生”スパイダーマンことピーター・パーカー役を務めた『スパイダーマン:ホームカミング』。8月11日(金・祝)に日本公開を迎えた本作が、週末土日2日間で動員28万9,898人、興行収入4億4841万600円となり、日本でも週末興行収入No.1ヒットスタートを達成。これにより、オープニングNo.1は世界54か国となったことが分かった。アベンジャーズに憧れる15歳の高校生ピーター・パーカー(トム・ホランド)が友情や青春、甘酸っぱい初恋に全力投球しながら成長していく姿は、かつてティーンエイジャーだった誰もが共感できるキャラクターとして評価を受けており、そんなピーターを真のヒーローに導く“師匠”として、アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)が登場することも話題の本作。公開初日から3日間の累計成績では、動員50万6,929人、興行収入7億7532万5,400円の大ヒットスタートを切った本作。日本でのNo.1オープニング達成により、オープニングNo.1は世界54か国となり、全世界累計興行収入は今週末で7億ドル(約763億円、1ドル=109円、8月14日現在)を突破した。3連休の劇場には、中高生の姿から若年層のカップルや大人まで、男女問わず幅広い年齢層の観客が集結。本作の興行収入は、『アメイジング・スパイダーマン2』の公開週末3日間累計興行収入対比で148%と、大きく上回るオープニング成績となっている。TwitterなどSNS上でも、「間違いなく最高の映画だった!これぞ我らが親愛なる隣人…!おかえり #スパイダーマン!」「期待通りいや、期待以上でそして成長していくピーターパーカーに母性を擽られ、泣きそうになったシーンあったww」「見てない人、、早く見て、、早くこの興奮をみんなで共有しよ、、!!」「ホムカミ2回戦が確実に視野に入ってきた」といった興奮の感想が続々とアップ。「初めて観るスパイダーマンがトムホ演じるスパイダーマンで本当に良かった!ありがとうトムホ!!」「スパイダーマンホームカミング、トムホ版ピーターがかわいくてかわいくてずっと泣きながら観てた。がんばりやで素直で結構野心家でほんのちょびっとだけ生意気で、若さゆえに失敗もするけど心根はもう立派なヒーローでかわいいよ~!!!」と、トムホことトム・ホランド演じる新スパイダーマンにも魅了される人が続出。初めてスパイダーマンを観た人からアメコミファンまで新スパイダーマンのとりこになっている熱い声が聞こえている。『スパイダーマン:ホームカミング』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月14日日曜日(現地時間)、ロンドンで『ミッション・インポッシブル6』(原題)を撮影中のトム・クルーズが負傷した。「TMZ.com」が撮影した動画によると、トムは命綱をつけてビルからビルへ飛び移るシーンを撮影していたようだが、着地がうまく決まらずビルの壁に激突。身体を思い切り打ち付けてしまった。その後、なんとか壁をよじ登り、屋上の撮影スタッフに近寄って行くトムの身体はふらついており、足を引きずっている…。動画を見る限り、腹部を強打しているように見られるが、ケガの程度はまだ明らかになっておらず、トムの広報担当者や配給会社のパラマウントからも何も発表されていない。『ミッション・インポッシブル』シリーズに限らず、いままでも自ら危険なアクションに果敢に取り組んできたトム。6月にはツイッターに『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』で共演したラッセル・クロウとのファイティングシーンのメイキングムービーを投稿。ラッセルに投げ飛ばされたり、頭を壁に打ち付けられたりというシーンを嬉々として演じていた。(Hiromi Kaku)
2017年08月14日『スパイダーマン:ホームカミング』(8月11日公開)で15歳の初々しい高校生スパイダーマンを演じたトム・ホランドが初来日。"トムホ"という愛称ですでに世界的ブレイクを果たした彼にインタビューし、笑顔がチャーミングな21歳の素顔に迫った。トムホはすでに『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)で、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に参戦しているが、今回は自身がタイトルロールを務める新シリーズ第1弾ということで気合十分。本作では高校生ピーターの恋や葛藤、成長を軸に、彼の前に現れる強大な敵との戦いが描かれる。細マッチョな肢体と、側転やバック転も軽々とやれる飛び抜けた身体能力から「史上最高のスパイダーマン」という呼び声も高いトムホ。頭の回転が速い彼が、本作への思いを饒舌に語ってくれた。――『スパイダーマン ホームカミング』はすでに世界中で大ヒットし、日本公開が待ち遠しいです。今のご感想はいかがですか?素晴らしい気持ちだよ。世界中で素晴らしいレビューがいっぱい出ているし、興行収入的にも良い結果が残せた。本当にみなさんが映画を観てサポートしてくれたから、感謝の気持ちでいっぱいだ。自分たちが一生懸命作った映画がこういった反響をもらえたことはとてもうれしいし、自分でもすごく誇りに思っている。――タイトルにある「ホームカミング」には、どういう意味が込められていますか?ダンスパーティに行くという意味だけではなく、ピーター・パーカーというキャラクターを故郷に戻す、MCUの世界観に戻すという意味合いも含まれている。彼は唯一『アベンジャーズ』の中でスーパーヒーローっぽくなかったから、そこに戻ってくるという2つの意味が込められていると思う。――ずっとスパイダーマンが大好きで憧れていたそうですが、どういう点が好きなのですか?スパイダーマンはすごく共感できるヒーローだから、小さい頃からお気に入りのキャラクターだったし、尊敬もしていたんだ。なぜなら彼は子どもなのにヒーローだったから。やっぱり『アイアンマン』のトニー・スタークに共感することはすごく難しいと思う。トニー・スタークの黄色いランボルギーニはガス欠にならないけど、ピーター・パーカーはバス代がなかったりして、まさに地に足がついているヒーローだ。そういう点がすごくいいんじゃないかな。――そんなスパイダーマン役に大抜擢されました。夢を叶えるための秘訣があれば教えてください。やっぱり一生懸命頑張ること。それに尽きるね。僕は自分のキャリアを振り返るとすごくラッキーなことが続いてきたと思うけど、自分でも毎回ものすごく頑張ってきたとも思う。その頑張った成果が認められて本当にうれしいよ。――ユーモアのセンスが抜群ですが、それはコメディアンで作家でもあるお父さん(ドミニク・ホランド)の影響が大きいのでしょうか?そうだね。ぼくの家は静かだったためしがないよ。父は本当に面白くて愉快な人で話もすごく楽しいし、家族みんなが自分の話をいつも自信たっぷりにしてきたんだ。僕たち家族は父のスタンダップコメディを観て育ってきたおかげで、コメディのタイミングみたいなものを学んでこられたわけだからすごくありがたかったよ。実は僕自身、今までコメディをやったことがなかったけど、本作はアクション、ドラマ、コメディが入ったすごくバランスのいい作品だったので本当に良かったと思う。――ロバート・ダウニー・Jr.演じるトニー・スタークからヒーローとしての責任感を学んでいくピーター。あなた自身がロバートから学んだこととは?ロバートは本当に最高のスターだ。彼からは、どんなに有名になっても、どんなにお金を稼いでも、自分自身であり続けることが大事だということを学んだよ。彼は必ず撮影の10分前には現場に入っているし、全員に「こんにちは」と挨拶をしてくれるし、ものすごく一生懸命仕事をする人だ。クレイジーな業界のなかで、クレイジーでないままでいられる人を見られたことは非常に新鮮だった。彼と一緒に仕事ができてとても楽しかったし、これからもまたご一緒できることが非常にうれしいよ。――世界的に脚光を浴びたいま、以前と変わらない自分を保つためにどんなことをしていますか?なるべく友達と会ったり、一緒に行動したりすることかな。僕がちょっと嫌なヤツになってくると、友達が一番最初に「なんだよ、お前」と注意してくれると思うから。また、親からもいつも自分らしくいるようにとしつけられてきたよ。僕は自分自身について悪いヤツだとは思っていないから、なるべくフレンドリーでいるように心がけているし、今のこういう経験を楽しむことも大事だと思っている。今ここにいられること自体、とても恵まれていることだから。――今回、大好きなスパイダーマンを演じて、どんなメッセージを伝えたいと思いましたか?僕は今回、特に若い人たちに向けて、学校生活に関してのすごく大切なメッセージを伝えなければいけないという責任感を感じていた。僕が学校へ行っていた頃は、宿題をやったり一生懸命勉強したりすることはカッコ悪くてクールじゃないことだと感じていた。だからこそ、今回その反対の価値観を伝えたいと思った。学校でがむしゃらにやることはすごくクールでカッコイイことなんだと、僕には若い人たちを触発する役目があると感じたんだ。ピーターはすごく共感できる子どもで、そういう彼がすごいことをする。また、自分が自分でいることの大切さみたいなことも伝えなければいけないと思っていたよ。■プロフィールトム・ホランド1996年6月1日、イギリス・ロンドン生まれの俳優。父親はコメディアンで作家のドミニク・ホランド。2008年、ミュージカル「ビリー・エリオット」で舞台デビュー。『借りぐらしのアリエッティ』(10)のイギリス上映版で翔の声を演じる。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)でスパイダーマンの姿を初披露し、次回作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年4月27日公開)にもスパイダーマンとして参加予定。(C)Marvel Studios 2017. (C)2017 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月11日その昔、『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない 第一章』が話題の三池崇史監督による『忍たま乱太郎』(11)を観た時に、これほどまで成長しない主人公がいたものかと、主人公の成長神話を真っ向から否定しにかかる痛快作に、なるほど確かにたかだか2時間で人間など成長しないものだと再認識した記憶がある。是枝裕和監督の『そして父になる』を観た時も、なかなか成長しない主演の福山雅治を観ながら、映画に成長神話など要らない、とまでは思っていないが、映画の前半でちょっと苦労したくらいで、その後半、突然スーパーヒーローになってしまうのはうそもうそ、と言ってもいいはずだ。その点、今回紹介する『スパイダーマン:ホームカミング』(8月11日公開)の主人公も、そう簡単に成長などしない。そう、ヒーローへの道のりは、超遠いのだ。日本でもすっかり市民権を得たマーベル・シネマティック・ユニバース(=MCU)に本格参戦するということで、15歳の高校生スパイダーマンとアイアンマンの豪華競演で、2017年最大の話題作と言っていいスパイダーマン新シリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』。海外ではスパイダーマン映画として最高のオープニング成績を記録しており、我らが日本市場にも期待がかかるというもの。カンタンに言うと過去のスパイダーマンは一旦置いておいて、15歳の少年=ピーター・パーカーがスパイダーマンを目指して奮闘する物語だ。スパイダーマンの生みの親であるスタン・リーも「(主演の)トム・ホランドはスパイダーマンの役をやるために生まれてきた」などと激賞され、これまでのことがなかったことになっている感も否めないが、MCU的に考えると、とても重要な作品にもなっているのだ。15歳の少年が主人公なので、新聞社に勤めて、みたいなくだりもなく、主人公のピーター・パーカーは、普通の高校生としてハイスクールライフをエンジョイ中だ。スパイダーマンであるという自分の正体を隠してはいるものの、部活のノリでご近所パトロールの日々を送っている若者で、仲がいいダチにあっさり正体を見られてしまうほど、物語は牧歌的にスタートする。そのピーターの目標は、アベンジャーズの仲間入りをして、一人前の"ヒーロー"として認められることにある。放課後はあこがれのトニー・スターク=アイアンマンにもらった特製スーツに身を包み、街を跋扈するチンピラたちを成敗する日々を送るが、ある日、トニー・スタークに恨みを抱いているバルチャー(マイケル・キートン)が立ちはだかる。彼は普通の人間だが、自分で開発した巨大な翼を装着してニューヨークを飛び回り、街の犯罪を助長している。トニーに認められる絶好のチャンスを逃したくないピーターはトニーの制止を聞かず、無謀にもバルチャーに立ち向かってしまうのだが……。今作では、ヒーローにあこがれるもいまだなりきれてはいない最年少の"ヒーロー"がしゃにむに頑張る姿を描いていて、観る者すべてが感情移入してしまう共感要素が高い作品だ。その上、アクション満載のヒーロー作品の枠にとどまらず、15歳の少年が繰り広げる恋愛、友情など、誰もが味わったことがある甘ずっぱい高校生活をも描く青春ムービーの側面も強く、過去のマーベル・シネマティック・ユニバースの世界観を描いた作品の中でも、ダントツに"それ以前"を描いている。それゆえ人並み外れたパワーを持っていたとしても、なかなか成長しないことは当たり前で、主人公の奮闘物語に大いに感情を持っていかれる。そのために、主人公ピーター・パーカーの人間性も大きく掘り下げているのだ。その人間スパイディを描いた監督が、弱冠36歳のジョン・ワッツ監督だ。転機となった作品が、すぐ裸になってしまうケヴィン・ベーコンを主演に迎えた監督2作目『COP CAR/コップ・カー』(15)で、この作品で名もない少年俳優の演技力を引き出したことが評価され、今作への大抜てきにつながったという経緯がある。その手腕は今作でも遺憾なく発揮され、よくある青春映画よりも主人公の青春を描き上げ、過去のどのスパイダーマン映画よりもリアリティーがある葛藤ドラマを生み出した。そこに上手いことマーベル・シネマティック・ユニバースの世界観までも絡め、もはや非の打ちどころがない作品になっている。また、悪役が実にいい。トニー・スタークに激しく恨みを持っているバルチャー=エイドリアン・トゥームス役を、マイケル・キートンが演じている。彼は公開中の映画『ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ』でもマクドナルドを乗っ取る実在のビジネスマンを気持ちよく怪演しているが、己の正義を強く主張しまくるキャラクターは、今作でもパワーアップ!"やっていることは間違っているが、言っていることがわからなくもない"という観客を翻弄する役柄を演じたら、最近では右に出る者はいない。その昔、バットマンとして街の悪を成敗していた彼が、反対側に行ってしまったという見方も実に興味深い。トニー・スターク=アイアンマンに恨みを持っているという背景も、MCU的に本当に最高だ。ちなみに今作の主人公ピーター・パーカー=スパイダーマン、彼を日本に紹介するにあたっては、実にさまざまな媒体でオタク、ギーク、中二病、サエない男子との表現が踊っていて、それはそれで否定するつもりはないが、筆者の印象ではここまで真っ直ぐなピーター・パーカー=スパイダーマンはかつて観たことがない。彼はトニー・スターク=アイアンマンに認められたい一心で不器用ながらも日々頑張っている好青年で、それをトム・ホランドが時にコミカルに、時に実直に演じ上げている。いずれヒーローとして活躍してほしいキラキラの原石とも評したい主人公の青春をこの夏、スクリーンで見届けてくれ!(C)Marvel Studios 2017. (C)2017 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月10日映画初出演を果たし、たちまち注目を集めた5年前、「ヒーローを演じるとしたら、誰がいい?」と訊かれ、「スパイダーマン」と答えた少年がスパイダーマンになった。しかも、正確には「10年後にアンドリュー・ガーフィールドの後を継いでスパイダーマンになりたい」と答えたというから、予定よりも随分と早く夢を叶えたことになる。「わかってる。ラッキーなことに、僕の夢は叶ったんだ。でも、自分でつかみ取ったというよりは、夢が舞い込んできた感じかな」と語るトム・ホランド、現在21歳。『スパイダーマン:ホームカミング』は、彼の存在なくして語れない作品となった。トムの演じるスパイダーマンことピーター・パーカーは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に初登場。アベンジャーズと対面して以来、チームへの加入を望んでいる。しかし、ピーターはスパイダーマンであると同時に、15歳の高校生。「大人に認められたい気持ちが空回りしているところなんだ」とトムは語る。「それが『スパイダーマン:ホームカミング』の面白さでもあるのだけど、子どもなら誰もが共感できるし、かつて子どもだった大人にも共感できる。もちろん、僕自身もね。僕はラッキーなキャリアを歩んでいて、素晴らしい共演者たちに恵まれてきた。だからこそ、彼らに認められたい気持ちは常にある。そういった意味では、ピーターは僕に多くのアドバイスをくれる存在なんだ。彼はスポーツマンでもなければ、大してカッコよくもない。でも、スパイダーマンとしてパワーを持ち、学校一クールな生徒になるチャンスを与えられる。僕も素晴らしいチャンスを与えられてきた子どもであり、目の前で人生が変わっていく幸運を体験した。そんな中、自分自身でありたいと思う気持ちは、僕もピーターも同じだから」。冷静で、謙虚だが、どこか自信も感じさせる。この頼もしいまでのバランス感覚を、トムはいつ培ったのだろうか?劇中のピーターはまさに自信と謙虚さのバランスを取ることに四苦八苦しているのだが、「僕の場合は自分で心掛けなくても、家族や友達が僕を戒めてくれるからね」。インタビュー部屋の隅にちょこんと座る2人に目を向けながら、「日本にも親友のハリソンや弟のハリーと一緒に来たのだけど、僕が調子に乗ろうものなら彼らが叱ってくれるはず。家族や友達との絆が強いんだ。と言っても、いまのところは叱られていないよ!大事なのは、これ以上のことをしたら叱られるだろうなって、その空気を感じることだよね」と笑う。続けて、「いまはクレイジーな毎日を送っているけど、だからこそいい人間でありたいと思う」とも。スパイダーマンを演じる身として、世の子どもたちのロールモデルでありたいそうだ。「幼い頃の僕にもロールモデルがいたようにね。その責任はすごく感じている。でも、僕がロールモデルであろうとするのは、実は意外と簡単なことなんだ。だって、そもそもスパイダーマンというキャラクターが絶好のロールモデルだから。僕は役を全うするだけでいい。そうすれば、スパイダーマンが僕自身を引き上げてくれる」。ちなみに、トム自身のロールモデルは「モハメド・アリ」とのこと。「彼は自分自身を磨き上げながら、同時に世界を変えた。周りの意見に流されず、自分の信条を貫いた姿勢も尊敬しているんだ」。また、ロールモデルは同性に限らないようで、「ミシェル・オバマをすごく尊敬している」とも明かす。「立場ではなく、彼女自身がパワフル。アメリカの人たちに対して上から目線でなく、彼らのために、同じ立場で話しかけているのが素晴らしいよね。大ファンなんだ。いつか共演したいくらい。ミシェル・オバマがピーターの学校へ講演に来るとか、いいアイデアだと思わない?メモっておこうかな(笑)」。もちろん、すでに数々の名優たちと共に作品を作り上げてきたトムには、同業のロールモデルも大勢いる。「でも、1人だけ名前を挙げるとしたらやっぱり彼だよね」と言いながら、『スパイダーマン:ホームカミング』の偉大なる共演者ロバート・ダウニーJr.について語り始める。「ロバートはあれほどビッグな俳優なのに、すごく親切で、優しくて、いい意味で普通なんだ。どれだけ有名になっても、どれだけお金持ちになっても自分のままでいる。撮影現場でも、それ以外でも、彼を見て学ぶことは多いよ」。今後共演してみたい俳優はジェイク・ギレンホール、出演してみたいのはマーティン・スコセッシの監督作。ジェイクの名前は主演予定の新作『アンチャーテッド』(原題)での共演希望者を訊かれた際にも挙げており、スコセッシに関しては「『ディパーテッド』が大好きなんだ。『カジノ』も、『グッドフェローズ』も、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』も。『沈黙-サイレンス-』はまだ観ていないけど、絶対に観るつもり!」と目を輝かせる。有言実行とばかりに夢を叶えていくトム・ホランドのこと、それぞれとタッグを組む姿を目にする日も近いのかもしれない。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月10日新スパイダーマンのトムホこと、トム・ホランドが初来日し、雨の中、“神対応”のファンサービスを見せたことも話題となっている『スパイダーマン:ホームカミング』。間近に迫った日本公開を前に、アイアンマンことトニー・スタークが作った新スパイダーマンスーツに、トムホも大興奮する特別映像が公開された。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に本格参戦したスパイダーマンが、アイアンマンと競演する本作。登場するスパイダーマン/ピーター・パーカー(トム・ホランド)は、ただのヒーローではなく、アベンジャーズに憧れる「15歳の高校生」。友情や青春、甘酸っぱい恋愛に全力投球しながら成長していく姿は、かつてティーンエイジャーだった誰もが共感できるキャラクターとなっている。そんなピーターを真のヒーローに導く“師匠”として登場するのが、アイアンマンことトニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)。トニーはピーターのために開発した特製スパイダー・スーツを授けるが、そこには自身のパワードスーツをしのぐほどの強力オプションが満載だった!今回解禁された特別映像では、トムも「最高にクールだった」と語るスーツの機能にフォーカス。スパイダーマンの代名詞ともいえる自由自在に糸を飛ばす「ウェブ・シューター」は、今回なんと576パターンも登場。羽を広げてムササビのように空を舞う「ウェブ・ウィングス」や強力な電撃が走る「テーザー・ウェブ」など、バリエーションの豊富さは見応え抜群だ。胸元のクモのマークは「偵察ドローン」としても機能し、劇中でも大活躍。スパイダーマンの能力をフォローし、活動領域を格段にアップさせている。さらに、今回のスパイダー・スーツで最も特徴的な機能が、アイアンマンと同じ人工知能の搭載だ。アイアンマンのパワードスーツにも、戦闘をはじめ、あらゆるアシストを行う人工知能“JARVIS”や“FRIDAY”が搭載されていたが、スパイダーマンを手助けするのは女性の声を持つ人工知能。戦闘中だけでなく、恋のアドバイスまでしてしまう “彼女”=“スーツ・レディ”との軽妙なやりとりも見どころの1つとなっている。これまでのスパイダーマンとは一線を画す、アイアンマン・プロデュースのガジェット満載スーツは、親心(?)と遊び心にもあふれており必見!それぞれどんなシーンで活躍するのかは、スクリーンで確かめてみて。『スパイダーマン:ホームカミング』は8月11日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月09日英俳優のトム・ホランドが主演作『スパイダーマン:ホームカミング』を引っさげ、初来日を果たし、8月7日(月)に東京・新宿歌舞伎町のシネシティ広場で開催されたジャパンプレミアに出席した。スパイダーマンを担いだ神輿(みこし)の登場で、賑やかにスタートしたこの日のプレミアだったが、途中で雨が降り出し、時折どしゃ降りとなる最悪のコンディション。それでも、トムは「ハジメマシテ、トム・ホランドです。僕も一緒に濡れるよ」と挨拶すると、壇上からレッドカーペットに駆け下り、精力的にファンサービスを実施!運よく会場入りできたファン700人が熱狂的に迎え入れた。いったんステージに戻ると、カタカナで自身の名前が入った半被を着こなし、太鼓のパフォーマンスも披露するなど日本の夏を満喫。「プロモーションで世界各国をまわったけど、一番クールでカッコいいプレミアだよ」とご機嫌だ。また、雨が弱まったタイミングを見計らい、中断したファンサービスを再開する“神対応”も見せていた。トムと言えば、日本では“トムホ”の愛称で親しまれているが、“ブラピ”“ジョニデ”といった略称をもつ=日本で人気を博すと聞かされると、「そうなの?」と驚きと喜びの表情。同席したジョン・ワッツ監督が「史上最高のスパイダーマンだよ」と太鼓判を押すと、「子どもの頃から、スパイダーマンになりたかったからね。夢が叶った気分だよ」と感無量の表情だった。スパイダーマンに変身し“部活ノリ”でNYの街を救う、ヒーロー気取りの高校生ピーター・パーカーが、宿敵バルチャーの悪事を前に、真のヒーローとして覚醒する。マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に本格参戦し、スパイダーマンとアイアンマンとの競演で話題となっている。『スパイダーマン:ホームカミング』は8月11日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開(C) Marvel Studios 2016. (C) 2016 CTMG. All Rights Reserved.
2017年08月07日